人狼物語ぐたるてぃめっと


760 ― 大都会の手紙 ―

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視点:


ドウェインは突然死した。


時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ショーが無残な姿で発見された。


噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。

非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。


現在の生存者は、パーシー、クェン、ハーキュリーズ、リーリ、ズィー、キース、オーガスト、アイヴィ、シャオシンの9名


【人】 郵便屋 パーシー

[キース[[who]]アイヴィ[[who]]の手紙に、この町の風景を載せた切手が貼られる。]

(0) 2015/10/13(Tue) 09時頃

【人】 郵便屋 パーシー


おはようございま~す…
今日もあたしたちは誠心誠意、
紙の上に乗せられた皆様の想いが
ちゃんと届くように致しましょう~…

[この日のパーシーは、ぼんやりした頭で仕事に取り掛かった。
 昨夜の帰宅後、一人部屋に籠って、親しい女性に手紙を書き
 夜も更けた頃に駆け足でポストに放り込んできた。
 その結果就寝が遅れ、寝不足になったという顛末である。]

(1) 2015/10/13(Tue) 09時頃

【人】 郵便屋 パーシー

[そんな頭で、いつも通りに絵入り切手を貼り付けていき、
 いつも通りに、集められた郵便物を地域ごとに仕分けていった。
 だが、ぼんやりとした頭で仕分け作業を行う腕は、
 先日口にしたばかりの「不祥事」を、自然と為してしまっていた。

 つまりそれは、異なる地域宛の手紙の混入。
 これで、配達の為に町中を奔走する郵便屋も
 気づかない等のことがあれば、即ち、誤配である。
 パーシーがその可能性に気づいたのは、一通りの仕事が終わってから。]

あのさ、あたし、ちょっとヤバいかも……。
何か全然違う宛先の封筒とか小包まで
あちらとか向こうの方面に仕分けちゃった気がするのよ……。
ま、まあ、アイツが気づいてくれればちゃんとこっちに返ってくるわよね……。

(2) 2015/10/13(Tue) 09時頃

【人】 郵便屋 パーシー


ってか、宛名書いてない手紙もあったわよね?
何だか昨日もそういえばあった気がするけど、
アレもまさか……って、いや、考えすぎね。うん。

[パーシーはふるふると首を横に振った。
 それから、長い長い溜息を一つ吐いたのだった。]

うん、ちょっと自分で思い当たるフシがある訳でして。
今日はお上の方を責められないわ……。

とりあえず、うん。
想いがちゃんと届くように祈りましょ……。

[――或いは、間違いから新たな縁と想いが生まれますように。
 そこまでの言葉は、不祥事をやらかした(かもしれない)当事者の身として、紡ぐ気にはなれなかった。]

(3) 2015/10/13(Tue) 09時頃

【独】 音楽家 ハーキュリーズ

/*
わー…
手紙やり取りした人が軒並みいなくなる…
ドウェインどうしたんだろ。

(-0) 2015/10/13(Tue) 09時頃

妖精の呻き(村建て人)は、メモを貼った。

2015/10/13(Tue) 09時頃


郵便屋 パーシーは、メモを貼った。

2015/10/13(Tue) 09時半頃


【人】 煙草屋 キース

[今日は棚卸しの日だ。
在庫の確認をしていき、同時に賞味期限も確認する。

町の中で誰かが吸っていたのを見たといわれ、カートンをバラして売った外国製の煙草。
それ以降売れなかった分を自分で吸っていたが、どうも好みではなかった。余っていたのを一箱送ったが、足りるだろうか。ヤニ切れの生活なんてまっぴらごめんだ。
好みの煙草の手に入らない生活も困る。次の煙草に慣れるまでの違和感は極力ない方がいい。口に入れる嗜好品とはそういうものだ。
サービスしたのは同じ愛煙家だから……だけではない。間違えて送られてきたのが友人の店宛の注文書だったからだ。不慮の事故とはいえ、顧客の秘密を盗み見てしまった。

メモ用紙に赤紫のインクでぐりぐりとハートのマークを書く。
出会いってなんだ。ぼーっと生活していて、嫁に捕まえてもらった俺にはわからない。

ふと、変わらずに恋人がいないという友人の顔が浮かんだ]

(4) 2015/10/13(Tue) 16時頃

【人】 煙草屋 キース

あいつもぜってー俺より性格いいのになぁ。

[広告の裏に友人の似顔絵を描く。しばらく会わないうちに、外見は変わっているのだろうか。会うのが楽しみだ。
サボってないでさっさと終わらせなさいと注意され、真面目にやってるからと嘘を吐いて描きあげる。上手いとは断言出来ないが、特徴をよく捉えた似顔絵だ。

レジ横のノートに挟んでおこうと広げる。ノートにはなにやら香りがついているようだ。輸入煙草の匂いだろうか。あまり深く気にせずに挟んで棚卸しに戻る]


――やっと終わった。

[全てチェックし終わると、一服しながら郵便受けに郵便物を取りに行った。
届いた封筒を開封していき、そのまま胸元に差していたペンで手紙を書いていく]

(5) 2015/10/13(Tue) 16時頃

【秘】 煙草屋 キース → ショップ店員 アイヴィ

[代引きの郵便物が届いた。小さな固いダンボールに、サンシャイントロピカルイエローのウルトラクールが3カートンが入っている]

アイヴィ・オーネスト様

この度はお買い上げありがとうございます。
ご不明な点等がございましたら、
お気軽にお問い合わせください。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。

[赤紫のインクで書かれた手書きの送付状の下に、煙草店の判子が押されている。送付書からは、仄かに煙草店に似つかわしくない花のような香りがしている]

(-1) 2015/10/13(Tue) 16時頃

【人】 煙草屋 キース

はぁー?何考えてんだアイツは。

[知り合いからの手紙。ボヤきながら歪な蜜蝋を指で弾く。
筆跡は本人のものだと思う。こんな感じの字を書いていた気がするが定かでない。もっとシンプルな文字だったような気もしてきた。
しかし、本人以外からこんな手紙がくるわけがない。確かに試供品だと書いて煙草を数本送った。
その時、バレても宛先を間違えた誤送だと言えるようにしてあるから、もう煙草を買おうとするなと直接本人に伝えたのに、馬鹿正直に格好つけた返事を寄越してきた。代金は親父にツケる気なのだろうか。
頭を掻いて少し考えると、またしても他の人に見られても問題のない簡素な文章を書いた。効果はあるかわからないが、茶封筒に親展の文字を入れる。

手紙をポストに投函すると、友人の家に出かけていた祖母が帰ってきた]

(6) 2015/10/13(Tue) 16時頃

【秘】 煙草屋 キース → 女中 リーリ

[茶封筒の宛名には"アレックス・ブラックウッド"。親展の文字が入っている。
普通切手と並んで、町を上空から撮った風景写真の切手。
裏書には煙草屋の判子と、その下に"キース"というサインが深い赤紫のインクで書かれている]


アレックスへ

お前の家には贔屓になってるからこそ、直接は売れないって言っただろう。
大人になるまでもう少しだけいい子で待てよ。

誕生日を覚えてたら1カートン持ってく。   キース


[封筒を開封するとほんのすこしだけ花のような香りがした]

(-2) 2015/10/13(Tue) 16時頃

煙草屋 キースは、メモを貼った。

2015/10/13(Tue) 16時頃


【独】 煙草屋 キース

/*
突然死はどんまーい。

旧友に文通しようぜ☆っていった矢先に死亡フラグがたった。

ハキュ様へのお返事はもうちょい煮詰めて返す!
文通出来なくなる原因は「嫁の悋気」を予定してたけど、旧友やピアニストと手紙のやり取りはじめたから「ばーちゃん倒れる」にしよっと。倒れるだけなんだ。まだまだ元気。

(-3) 2015/10/13(Tue) 16時半頃

【独】 煙草屋 キース

/*
通常、秘話、独り言 ここの上の発言まで合わせて327ptか。ふむふむ。

(-4) 2015/10/13(Tue) 16時半頃

【独】 飯屋のバイト シャオシン

/*
そういえばこちらでは、個人発言抽出では、自分宛に来た秘話は見えないのか。忘れてたのでおぼえる!

(-5) 2015/10/13(Tue) 17時頃

【人】 音楽家 ハーキュリーズ

[さくさく。紅茶をおともに、先ほど届いたばかりのクッキーを食べている。
おまけとしてついてきたそれは、素材の味が上手くいかされていておいしい。]

……うーん…そういうもの、なのかなー…
[空いている手で、手紙を読む。
10年前に一度手紙を出しただけの顧客のことを覚えているマダムの記憶力に、脱帽した。]

あ、こんにちは。
[そうしていると、玄関の戸が開き、いつもの男が入ってきた。
今日も、封筒を一通、手に持っている。]

これですか?ほら、マダムバタフライって、通販でクッキー売ってるお店あるじゃないですか。
[思い出そうとしている様子と、数秒後、そこの噂を思い出したのだろう。
何してんだとあきれた視線を向けられた。]

案外、この街の方かもしれないですね。
一枚どうですか?
[この後、袋半分ほどクッキーを食べ、封筒を残して去っていった。]

(7) 2015/10/13(Tue) 19時頃

【人】 音楽家 ハーキュリーズ

……わあ、子どもだ。
[可愛らしいファンレターにほっこりしながら内容に目を通す。]

………はあああ…
[とてつもない罪悪感を抱いて、両腕を伸ばして、その間に顔を伏せるようにして額を机に付けた。
「そういうものなのかなー」とか納得している場合じゃなかった。
これならば、あの紙片に書かれた、容赦のない言葉の方が寧ろ、胸に痛くなかったかもしれない。そんなことを思いながら、3日連続で、ペンを執った。]

(8) 2015/10/13(Tue) 19時頃

【秘】 音楽家 ハーキュリーズ → パティシエ クェン

[昨日届いたものと同じ封筒、同じ便せん。貼ってあるシールも全く同じものであるが、便せんに書かれた文字は、少し走って、乱れている。
そこに貼ってある切手は、この街の風景が描かれたものである。]

(-6) 2015/10/13(Tue) 19時半頃

【秘】 音楽家 ハーキュリーズ → パティシエ クェン

お返事ありがとうございます。
マダムが私のことを覚えていてくれて、とてもうれしいです!
クッキーも、とってもおいしかったです。かぼちゃ味の物も、優しくて、とても甘くて、大事に食べようと思っていたのに、半分も食べられちゃいました。

マダムも、20歳の頃は恋とかしていなかったのですね。意外です。
マダムは、いつからそんなに大人になったのですか?

 マダム。私は、人に恋を伝えるお仕事をしています。
でも、私自身は恋を知りません。
そんな私の演奏を聞いて、恋を感じてくれる人たちがいます。私は、その人たちを騙してしまっています。

 恋は勝手に落ちる物。とマダムは言ってくれたのですが、どうにかして、恋に落ちる方法ってないでしょうか。
とても焦っています。

 全然頭の中でまとまらなくて、ごちゃごちゃした文章でごめんなさい。

マダムの恋は、どうでしたか?くださったクッキーのように、優しくて甘い物でしたか?マダムの恋について、聞きたいです。
小さなリーザより

(-7) 2015/10/13(Tue) 19時半頃

【秘】 音楽家 ハーキュリーズ → 劇子役 オーガスト

[白い封筒。糊付けされたその口には、八分音符のシールが貼られており、隅にはこの町の風景が描かれた切手が貼られている。
中には、うっすらと青い便箋が1枚入っていて、そこには几帳面な文字が並んでいる。]

(-8) 2015/10/13(Tue) 19時半頃

【秘】 音楽家 ハーキュリーズ → 劇子役 オーガスト

小さな歌姫様

 お手紙ありがとう。
絵も、とてもかわいらしくて、上手ですね。

ぼくのえんそうが、あなたの心にひびいたことを、とてもうれしく思います。
あなたはどんな声をしているのでしょうか。
あなたはきっと将来、とてもたくさんの人をその歌声で感動させるのですね。

もし、そのとなりで演奏できたら、すばらしいことだと思います。

将来を夢見て。

                       あなたの伴奏家 ハーキュリーズ

(-9) 2015/10/13(Tue) 19時半頃

音楽家 ハーキュリーズは、メモを貼った。

2015/10/13(Tue) 19時半頃


【人】 飯屋のバイト シャオシン

[目が覚める。光。時計を見る。遅い朝。
 ぎりぎり朝食と呼べる丸パンを食った後、何時ものように郵便受けを確認した。

 今日は広告チラシに混じって、ダイレクトメールの類が挟まっていた。
 その中の一枚の葉書。
 微かに匂う。柔かい。甘い。バニラ。
 謎の麗人が突然寄越した文に残り香?いやいやまさか――。]

“って何だ、普通に広告かよ。”

[妄想からの期待は覚めた。正直、ばつが悪い。
 今一度目を通す。差出人である店の名は――。
 一先ず広告を全て持ち帰る形で部屋に戻り、じっくり注文書を眺めてみた。]

(9) 2015/10/13(Tue) 20時半頃

【人】 飯屋のバイト シャオシン

[甘いものはさして好物ではない。
 ただ、この店に纏わる都市伝説が、脳裏にあるアイデアを閃かせていた。
 「マダム」たるお方も商売人が本業であるなら、此方が何も注文せず一方的に助言を求めるのは無礼というものだろう。
 ハート型クッキーに微妙に気恥ずかしさを覚えながらも、俺はまず注文書へ一通りの記入をした。
 それから、恋愛相談ではない――筈の申し出を、辞書片手に便箋に書き綴った。

 書いてから、ふっと疑問も過った。
 こんなことは他人に聞くものではない。自分の言葉で書け――。
 国文科のあの先生だったらそうドヤしそうだ。
 だが俺はあくまで語学の問題だと思い直し、文章を直さずに封筒に畳み入れた。]

“ユラッカ先生だったら、どんな表現使うんだろうな。”

[その人へ昨日出した手紙への返事は当然、今日は来ないと思っていた。
 俺は実に気長に悠長に、その人へと想いを馳せていた。]

(10) 2015/10/13(Tue) 20時半頃

【秘】 飯屋のバイト シャオシン → パティシエ クェン

[真白な封筒の中には、注文書と便箋。
 注文書には、ハート形のクッキーを一袋購入する内容が記入されている。
 便箋には、淡い紅色の芍薬の花を模した文様が薄らと描かれている。
 絵入り切手に描かれているのは、影になったビルと、その隙間から覗く薄明の空。]

拝啓マダム・バタフライ

初めまして。
私はこの町の言葉を勉強しています。
そこで、恋愛に詳しいマダムから、好きな相手に愛情を伝える為の素敵な甘いの表現を教えて欲しいです。
短いの言い回しでも良いです。

私が好きになったこの町の人に、この町の言葉で私の気持ちを伝えられるように。
マダムの力を借りられるととても嬉しいです。

                   敬具
                   シャオシン

[ペンで手書きされた言葉は全て、この町でごく標準的に使われている言語で書かれている。文法的に不自然な表現も残ったまま。]

(-10) 2015/10/13(Tue) 20時半頃

【人】 飯屋のバイト シャオシン

[それから、とりあえず他の広告も一通り確認してみる。
 その中にまた、目を惹かれた広告が一つ。
 風景画の切手。ダイレクトメール。見覚えのあるブランド名。間違いなく俺宛。
 そういえば半年くらい前、この町で暮らし始めたばかりの春、華やかな都会派に惹かれて思わず入った店。
 担当になった店員がイケてる姐さんだったのを覚えている。コーデ効果かもしれないが。]

“……あー。”

[思い出す。あの時もまともに喋れなかった。
 だが、あれ以来店に行ってないのは別にその時の恥故ではない。
 単に服に使う金が無いからだ。俺はそう自分に言い聞かせた。]

(11) 2015/10/13(Tue) 20時半頃

【人】 飯屋のバイト シャオシン

[実際、服に使う金が無いというのは正しい。
 生活費以外の金の使い道で優先していたのは夢を掴む為のこと。
 その夢の中に「撮られる側になる」ことは無かった。]

 ……すがたをかえる“、か。”

[そのフレーズをごちながら、俺は再び便箋を取り出して机に広げた。
 相手の電話番号は判るが、今の俺に口頭で話す勇気は無かった。
 そして家にファックスは無い。使えるのは手紙だけだ。

 一通りの文面を書き終えてから、最後の一文に、我ながら若干の違和感を覚えた。
 ああいうイケてるのをこう表していいものなのか。
 手持ちの辞書にはスラングの類は乏しく、真に適切な表現は思い浮かばない。
 だが少なくとも褒め言葉は使っている。
 そう俺は結論付けて、封筒に便箋を収めた。]

(12) 2015/10/13(Tue) 20時半頃

【秘】 飯屋のバイト シャオシン → ショップ店員 アイヴィ

[真白な封筒に、幾重もの花弁もつ青い花の文様が薄ら描かれた便箋。
 絵入り切手には、一件の巨大なビルと、その地面に咲く一輪の小さな白い花。]

拝啓アイヴィー・アーネスト様

こんにちは。私は春にあなたの店で買い物をしました。
私の言葉が下手で、身振り手振りになっても、あなたが親切に対応して下さって、ありがとうございました。
あなたが私に似合うと言って選んだスプリングコートを、今も私は気に入っています。

秋物・冬物の新作のお知らせも送って下さって、ありがとうございます。
後の日に、また店にお伺いしたいと思っています。
あなたと会った時に、あなたの麗しいの姿を見るのも楽しみにしています。

                   敬具
                   シャオシン

[ペンで手書きされた言葉は全て、この町でごく標準的に使われている言語で書かれている。文法的に不自然な表現も残ったまま。]

(-11) 2015/10/13(Tue) 20時半頃

飯屋のバイト シャオシンは、メモを貼った。

2015/10/13(Tue) 20時半頃


飯屋のバイト シャオシンは、メモを貼った。

2015/10/13(Tue) 20時半頃


【人】 劇子役 オーガスト

 "――今日は、お終い!"

[ぴしゃん、厳しい口調で告げられた時、
きっと自分は、困惑の表情を浮かべていたと思う。

今日は、楽しいか楽しくないかで言うならば。
楽しくない日、だった。
調子が悪い日、とも、言うのかもしれない。

舞台の練習。
輝くべきステージの上で、汗を垂らして、
ただ、ただ、叱る声を聞いていた。

だって、いつも通り。高らかに歌を届けたつもりだというのに、
役になりきって、踊ったつもりだというのに、
シンディ先生は、それじゃ駄目よと首を横に振るばかり。]

(13) 2015/10/13(Tue) 21時頃

【人】 飯屋のバイト シャオシン

[……というより、俺は何故あんな一文をわざわざ書き添えた?
 そう我に返ったのは、ポストに二通の手紙を投函した後になってからだ。
 いや、確かにそう思ったのは嘘ではないが。]


  “あのバニラの所為だ……”

[自分でも乱暴な結論だということは判っている。
 あーだこうだ唸る不審者の態を晒しながら、俺は出勤前にアパートに戻って頭を冷やした。
 だがそんな思いをしても、件の二通の広告をチラシ入れに廃棄する気にはまだならなかった。
 貼られていた切手に描かれていた景色の所為もある。
 俺とは異なる形で、この景色に惹かれた――と、思う――人間の描いたものを、取っておきたかったのだ。
 こうして切手を切り取るのは、仕事から帰ってきてからのこと。]

(14) 2015/10/13(Tue) 21時頃

【人】 劇子役 オーガスト

 "あなたの演じるその子はね、今。
  夢と現実との間で板挟みになっているのよ"

[…きっと、その言葉で躓いてしまったのだろう。
あれだけ読み返した台詞も、噛むわ飛ぶわの結果で。

共演者にも迷惑をかけるという、
最悪の形で、その日を終えることになったのだ。]

(15) 2015/10/13(Tue) 21時頃

【人】 劇子役 オーガスト

[舞台で輝くべき子役に、今度求められたものは、
今まで演じてきた様な、
悲しみに暮れて泣くだけの演技じゃなくて。

葛藤し、苦悩する――そんな、複雑な心を抱える姿だった。

そして幸か、不幸か。
今まで仕事の少ない時はあれど、
それ以上に楽しさを感じていた――、つまり。

大きな挫折が、あまり無かった自分には。
表現の仕方が、とても、とても、拙かったのだ。]

(16) 2015/10/13(Tue) 21時頃

【人】 ショップ店員 アイヴィ

……ふぁ、ぁ。

[いつもどおりの朝。寝ぼけまなこで郵便受けをチェックして。
コーヒーを沸かしながら、何通か届いていた手紙を確かめていく]

えっと、クッキーの店からと煙草屋さんと……、って、んん?

[代引きの荷物が、寝ているあいだに郵便受けに入っているはずがない。

それに、どちらも注文した商品に比較して、かなり小さいもので]

……、?

[封を切れば、甘いバニラの匂い。もう片方からは、葉の香り。
どちらも楽しみながら、それぞれの文面を目にして]

あっちゃあ……やらかしたぁ……。

[クッキーの小袋と1箱の煙草を前に、頭を抱える。
これは、どうも、お礼とお詫びをしなければならないだろう]

(17) 2015/10/13(Tue) 21時頃

【人】 ショップ店員 アイヴィ

でも、ま、折角だし。湿気らないうちに……、

[小袋を開け、橙色のハートを摘みあげて]

……あ、美味し。

[サクッとした歯応えと、南瓜の甘みが広がって。バターと小麦粉の芳しい香りが鼻腔に抜ける]

へえ、恋とか云々おいといても、フツーに美味しいじゃない。

[コーヒーで洗い流すのが、少し勿体無い。これは、店の仲間に教えてあげよう。
それに、もちろん、ちゃんと注文もしておこう。そう思った。
好意で送ってもらった二つのハートを食べ終えて、もっと食べたいなと感じたので]

(18) 2015/10/13(Tue) 21時半頃

【人】 ショップ店員 アイヴィ

[コーヒーと2枚のクッキーで軽い朝食を終えて、早速、煙草の封を切る。

こちらもまた、送ってもらったのは完全に先方の好意だ。
金欠がどうのというより、煙草が切れると、大変とても困ったことになる]

助かります! ありがとうございます!!

[手紙に向かって拝んで、火を点ける。慣れた香りが、肺を満たす。
念のためで再注文はしてあるので、一箱あれば、なんとか保つだろう]


……と、あれ、ラベンダーのレターセット切れちゃったか。
新しいの……、あれ、買い置きなかったっけ。
えー、嘘、こんなのだけしかないの? ううん、ダッサ……、

[ないものは、しかし、仕方がない。咥え煙草のまま、ペンを走らせる]

(19) 2015/10/13(Tue) 21時半頃

【秘】 ショップ店員 アイヴィ → パティシエ クェン

[シンプルというよりも実用一点の茶封筒に、これまたシンプルな白い便箋。
ただ、珍しい輸入煙草の匂いがわずかに染みているかもしれない]

Madama Butterfly

先日は大変失礼いたしました。
そちらへの注文と煙草店への注文を取り違えて送ってしまった、アイヴィです。

送っていただいた南瓜のクッキー、とても美味しかったです。
実は噂を耳にして、良い出会いに恵まれる効果とかもあるかなあ、なんて感じだったんですけれど。
噂みたいな恋愛のご利益なんてなくたって、また食べたいなと思いました。

改めまして、同封の注文書のとおり、注文させていただければと思います。

Ivy・Honest

[注文書に書かれた数字は、元々あった1が訂正されて、3袋になっていた]

(-12) 2015/10/13(Tue) 21時半頃

【秘】 ショップ店員 アイヴィ → 煙草屋 キース

[シンプルというよりも実用一点の茶封筒に、これまたシンプルな白い便箋。
ただ、珍しい輸入煙草の匂いがわずかに染みているかもしれない]

大変申し訳ありませんでした。
別店舗への注文と、封筒を間違えてしまいました。
注文の内容は、先日、再送させていただいたとおりです。

同封いただいた一箱は、本当にありがとうございます。
ご好意のおかげで、どうにか、注文が届くまで心安らいで過ごせそうです。

せめてもの御礼とご迷惑をお掛けしたお詫びを兼ねまして、ご趣味に合うかは判りませんが、私の勤める店舗の商品券を同封させていただきます。
ご不要なようであれば、お知り合いに譲っていただいたり、あるいは金券ショップにでもどうぞ。

アイヴィ・オーネスト

[同封されていたのは、煙草一カートンくらいの額面の商品券。
商品券には、"The Two Faces of Tomorrow"という店名と電話番号、住所と最寄駅からの簡単な地図が記されている]

(-13) 2015/10/13(Tue) 21時半頃

【人】 ショップ店員 アイヴィ

あとは……ん、何これ?

[手を止める。音楽関係の会社から手紙なんて、身に覚えがない]

……あ、やっば。そろそろ時間……、えい、あとで読もう!!

[手紙を鞄に突っ込んで、家を出る。先程書いた二通の手紙も持って出て、出勤途中で投函して]

(20) 2015/10/13(Tue) 21時半頃

【人】 劇子役 オーガスト

[抱えた事の無い様な、重い気持ちを抱きながら、
今日は父に手を引かれ、自宅へ戻っていく。
自宅の郵便受け。
オーガスト宛に来ているよ、と差し出されたのは、二通の手紙。

自室に戻って、それらを並べて、封を開いた。

ひとつめを見て、目を丸くする。
先日自分が出した、"おともだち"の住所からだったから。

きちんと、手紙と、自分の願いと言葉が届いて、
そうして、返ってきたことがわかれば。
ようやくここで、目を細め、気持ちが軽くなった気がした。

花の舞う便箋、其処に並んだ、柔らかい文字。
可愛いシールに、瞳を細めて。

ありがとう。と。
零れた言葉は届かないから、
小さな文字に、気持ちを書きとめていく。]

(21) 2015/10/13(Tue) 21時半頃

【独】 飯屋のバイト シャオシン

/*
アーネストじゃない、オーネスト。ごめんねアイヴィー!
素で間違えたのだけれど、手紙だし、言葉苦手設定だし、なんとかRPに活かせないかな……。

(-14) 2015/10/13(Tue) 21時半頃

【人】 大学生 ズィー

[大学から帰ってきて玄関のドアを開けると、ごそりと音がした。どうやら郵便受けの荷物が音を立てたらしい。
見遣ると郵便受けいっぱいに荷物が入っていた。珍しい、と思いよくよく見て合点がいく。注文したクッキーが届いたのだ。
数枚の手紙とともに回収して部屋の中に入る。

クッキーが届いたのも嬉しいが、手紙が届くのも嬉しい。
この小さな部屋でも外の世界と繋がっていることが再認識できる。それにこの街の様々な風景画の切手を見ることができるから。]

(22) 2015/10/13(Tue) 22時頃

【人】 大学生 ズィー

[数枚の手紙は脇に置き、まずはクッキーの包みから開封する。
以前購入したものと同じ袋に加えて、小袋が一つ。そこにはオレンジ色のクッキーが2枚包まれていた。ハートが二つ寄り添っているようでとても可愛らしい。
そして桃色の封筒。なんだろう、と思い開封すればふわりと甘い香りが漂った。]

…お返事…来るんだ…

[自分で書いておきながらある意味で失礼な感想を零すが、正直半信半疑なところはあった。
赤いペンで書かれた丸みを帯びた字を読みながら、これを書いた人はどんな人なのだろうと想像する。"マダム"というくらいだから、自分よりずっと年上の恋愛経験の豊富な女性だろうか。]

………

[手紙を読み終えてため息をひとつ。
"彼女"はすごい。クッキーでだけでなく、言葉でも人を元気づけられるのだから。]

(23) 2015/10/13(Tue) 22時頃

【秘】 大学生 ズィー → パティシエ クェン

マダム バタフライ様

クッキーのご送付と、おまけにかぼちゃのクッキーまでいただきまして、ありがとうございました。
かぼちゃのクッキーは、普通のクッキーよりも甘い味がしてとても美味しかったです。

マダムバタフライ様の言葉、何度も何度も読ませてもらいました。
優しくて深い言葉の数々、きっとマダムバタフライ様は
お優しく、いろいろと経験されてきた方なのでしょうね。
そんなマダムバタフライ様にもわからないなんて、
きっと「恋」は理解するには難しいものなのですね。
気がついたら落ちている…のならば、
私はこのまま私らしく行こうかな、なんて思いました。

私が恋に落ちることが出来たならば、一番にマダムバタフライ様にお知らせします。
落ちなくても、クッキーはまた注文させていただきますね。
今回はお礼のみのお手紙で失礼しました。

  Zee.

(-15) 2015/10/13(Tue) 22時頃

【秘】 大学生 ズィー → パティシエ クェン

[淡い緑の地に四つ葉のクローバーが四隅に描かれた便箋。文字は黒で、少し丸みを帯びている。
便箋と同じ柄の封筒には、この街にある公園の噴水とその周囲の花壇が描かれた切手が貼られていた。]

(-16) 2015/10/13(Tue) 22時頃

【人】 大学生 ズィー

[次に開封したのは八分音符のシールが貼られた白い封筒。差出人はかつてのクラスメイトだ。
何の前触れも無く突然手紙を送ったにも関わらずちゃんと返事をくれることも、淡い青の便箋に並べられた文字からも、彼の几帳面さが感じられた。]

3ヶ月後、かぁ…

[思わずカレンダーを眺める。
大丈夫。多分大丈夫。…今回みたいなことがない限り。

少し前に届いた招待状を取り出し、そこに並べられた曲名の一つをパソコンで検索してみた。
出てきた動画サイトにアクセスし、再生ボタンを押す。パソコンに差し込まれたままのイヤホンを外せば、透明感のあるピアノ音がスピーカーから流れ始めた。
その音をBGMに便箋に文字を落としていく。]

(24) 2015/10/13(Tue) 22時頃

【人】 ショップ店員 アイヴィ

―とあるアパレルショップ―

っぷ――はぁ。

[昼休憩。どっと、休憩室のパイプ椅子にもたれかかる]

――そいやさ、噂のクッキー、知ってる?
恋が叶うとかって噂だけどさ、フツーに美味くてびっくりしてさ。

え、恋?
いや、してないしてない。
してないけど、恋が叶うってなら、まず始まるんじゃないかってね。

[バイト仲間と笑いあって。自分の担当した客からの手紙の束を、テーブルにぶちまける。
この業界は、ある意味、属人的な人気商売だ。きちんと目を通して、返事をしないといけない。
カリスマ店員とか呼ばれるような部類になると、店を移ると顧客の多くを持っていくとかいうこともあるらしい]

(25) 2015/10/13(Tue) 22時頃

【人】 ショップ店員 アイヴィ

はいはい、はいっと……。

……って、えっ。
わ、なに、ホントにあの子の妹?
うっわ、マジだ、超懐かし……え、あのおチビちゃんがもう大学生?

[何度か遊びに行った友人の家。そこで見たことのある、年少の女の子を記憶の奥から掘り起こす]

はー……や、それだけ歳食ったわけだ、私も。

[色々な感情が混じった溜息を吐いて、返事をさらさらと記す]

(26) 2015/10/13(Tue) 22時頃

【秘】 大学生 ズィー → 音楽家 ハーキュリーズ

ハーキュリーズ様

お返事ありがとうございました。
子ども向けの演奏会なんていうものがあるんですね。
きっと、ハーキュリーズさんの演奏で、ピアノに興味を持つ子どももいるのでしょうね。
子どもに夢を与えられるお仕事って、素敵ですね。

3ヶ月後のコンサートは、必ず行かせていただきます。
今からとても楽しみです。

恥ずかしながら、ハーキュリーズさんのお手紙で初めて、風景や情景を描いた曲があることを知りました。
お手紙をきっかけに幾つかの曲を聞いてみましたが、「Clair de lune」という曲が素人ながらに素敵な曲だと思いました。

お体にはお気をつけてくださいね。
コンサートを楽しみにしています。

  Zee.

[淡いピンクの地に白い小さな花がちりばめられた便箋。文字は青みがかった黒のインクで書かれており、少し丸みを帯びている。
封筒は便箋の地と柄の色を反転させたかのように、白地に淡いピンクの花が散っている。貼り付けられた切手は、この街のランドマークタワーの後ろに夕日が描かれたもの。]

(-17) 2015/10/13(Tue) 22時頃

【人】 大学生 ズィー

[次に手に取った淡い紫の封筒。同じような色で彩られた切手が貼ってあるのは偶然か、はたまた。
封筒と同じ色の便箋を開くまで、クラスメイトの彼と同じ日に手紙を送った友人からの返事だと、勝手に思い込んでいたけれど。]

げ。

[読み進めるうち、思わず口から言葉が漏れた。
便箋からはらりと膝に落ちた小さなパン屑に注意を払う余裕なんてない。

恥ずかしいとごめんなさいをブレンドして、そこに「それでも相手が怒っていないようなのは良かった」と安堵の色を足したような心情。相手がわざわざ知らせてくれたことへの感謝の気持ちを抱くには、もうしばらく落ち着く必要がある。
普段は持ち合わせないような気持ちのせいだからだろうか。つい最近、別の紙で見かけた名前と同じものが書かれていることには気づけない。]

(27) 2015/10/13(Tue) 22時頃

【秘】 大学生 ズィー → ショップ店員 アイヴィ

アイヴィ様

はじめまして。
わざわざご連絡ありがとうございました。大変失礼しました。

応援ありがとうございます。そう言っていただけますと頑張れます。
夢を追いかけて田舎から…なんて私と同じですね。
私は××地方からこの街に来ました。
××地方は何もないところなので、この街の生活に馴染むまでは少し大変でした。
私には何もできませんが、アイヴィさんの夢が叶いますよう、
無力ながらもアイヴィさんを応援させていただきますね。

ベルにも伝えておきます。
今回はご迷惑をおかけしました。ありがとうございました。

  Zee.

[真っ白な地に淡いピンクで罫線が引かれたシンプルな便箋に、黒い文字で書かれている。
封筒も真っ白の物。その隅には、この街の観光地の一つである教会の絵柄が入った切手が貼られている。]

(-18) 2015/10/13(Tue) 22時頃

【人】 大学生 ズィー

[動揺したまま、シンプルな白地の封筒を持ち上げる。
落ち着いていないせいか、まともに宛先の確認もせずにハサミを入れてしまった。逆光により影絵のようになったビルの姿が表された切手は目に留めたのに。
淡紅色が薄らと彩る便箋の文頭に書かれた数文字を目に入れて、はたと動きを止める。
慌てて封筒を確認するも時すでに遅し。そこに記載された宛名は自分のものではなかった。]

き、きゃ────!

[悲鳴を上げたところで開けてしまった封筒が元に戻ることはない。]

ど、どうしよう、開けちゃった…!

[とりあえず汚さぬよう折らぬよう便箋は元の封筒に戻して。
数回深呼吸。落ち着いたところで、やるべきことを考える。まずは…本来の受取主と差出人に謝罪の手紙を書こうか。]

(28) 2015/10/13(Tue) 22時頃

【秘】 大学生 ズィー → 飯屋のバイト シャオシン

シャオシン様

はじめまして。ズィーと申します。
このたびは突然のお手紙失礼いたします。

実は、シャオシン様がユラッカ様宛てに出されたお手紙が
誤配のためか、私の家に紛れ込んでおりました。
そして、私はそれに気付くことができないまま、シャオシン様のお手紙を開封してしまいました。
シャオシン様のお手紙は出来るだけそのままの形で、封筒ごと別の封筒に入れ、
開封したお詫びの言葉とともに私からユラッカ様にお送りさせていただきました。
今回は私の不注意で、本当にごめんなさい。

何かありましたら、XXX-XXXX-XXXXまでご連絡ください。

  Zee.

[真っ白な地に淡いピンクで罫線が引かれたシンプルな便箋に、丸みを帯びた黒い文字が並ぶ。
誤送だと気付いたときにその続きは読まないようにしたせいで、手紙にあった不自然な表現には気付けないまま。
そのため、ズィーが送った手紙の表現に何らかの配慮などはなされていない。
便箋が入った封筒も真っ白の物。貼られた切手には、街を流れる川越しにビル群を眺めた風景が描かれていた。]

(-19) 2015/10/13(Tue) 22時頃

【秘】 大学生 ズィー → 飯屋のバイト シャオシン

追伸
 ユラッカ様というのは、この街の大学を出られた、語学の権威の方でしょうか。
 実はユラッカ様の書籍には何度かお世話になっています。
 近々、その言葉を学ぶために、○○○という国で語学研修させてもらう予定です。


[追伸に書かれた「○○○」は、ズィーの知る「ユラッカ」なる人の出身国。
…であるはずだが、もしかしたら人違いかもしれないし、ズィーの知識が間違っているのかもしれない。]

(-20) 2015/10/13(Tue) 22時頃

【人】 大学生 ズィー

──小さな玩具屋──

[今日ですでに手紙に関連して幾つかの失敗をしているため、仕事はいつも以上に気を引き締める。仕事で同じような失敗をすれば、目も当てられない。
届いた茶封筒がこの店宛てであることを何度も見て、ようやく封を切る。注文書に入ったチェックと、同封された白い便箋に書かれた内容を確認して、奥にいる店主に声を掛けた。]

ルドルフさーん。カタログありますー?

『店長と呼びなさい、店長と。』

[どうやら店主は「店長」と呼ばれるのが夢のようだが、いつものように名前を呼んで。店主は苦言を呈しながらも、カタログを持ってきてくれた。
分厚いそれをぱらぱらとめくり、相手のリクエストがあることを確認すれば、必要な情報を書きとめていく。]

ルドルフさん、カタログコピーして写真送ってもいいですか?

[便箋に文字を落としながら、店主に問う。
てっきりYESと答えてもらえると思っていたのに、それに対する答えは予想していなかったもので]

……はーい。

[少し不服の色を混ぜて、店主に返事を返した。]

(29) 2015/10/13(Tue) 22時頃

【秘】 大学生 ズィー → 煙草屋 キース

キース 様

ご返信ありがとうございます。
リクエストいただきました商品について、詳細を以下に記載いたします。

XX社製 オオカミぬいぐるみ
 色:茶 ・ 灰
 サイズ:S 約15cm  M 約25cm

他にも何かございましたら、お気軽にお尋ねください。
ご注文をお待ちしております。

      ##区$$町 玩具店 ***

[玩具店の名の入った薄茶の便箋に文字が並ぶ。
空いた右脇のスペースにはあまり上手ではないオオカミのイラストが描かれており、「こんなぬいぐるみです」と小さく書かれている。
「こんな」が相手にどう受け止められるかは、書いた本人でさえ定かではない。]

(-21) 2015/10/13(Tue) 22時頃

【秘】 ショップ店員 アイヴィ → 大学生 ズィー

[店名の記された封筒。そして、下部に店名と電話番号の印字された便箋]

ズィーちゃんへ。

アンケートへのお返事ありがとう!

すっごい奇遇だね! うん、だと思うよ!
あなたが小さいころ、家にも何度か遊びに行ったはず!
覚えててもらって嬉しいな、これも何かの縁かなっ?

お店に来たら、絶対、私の名前を出してね!
休憩中でも飛んでいって、あなたをとっても可愛くしてあげる!!
もし私が休みでも、がっつりサービスするよう言っておくからから!!

アイヴィ

[便箋からは、甘い輸入煙草の匂いが僅かに漂ったかもしれない]

(-22) 2015/10/13(Tue) 22時頃

【人】 大学生 ズィー

[アルバイトの帰り、家にまっすぐ帰らずに少し寄り道をする。
最初に寄るのはアパレルショップ"The Two Faces of Tomorrow"。
目的の一つは、長期の旅行に行くのに足りない服を調達するため。そしてもう一つは、メッセージをくれた彼女に会うため。

手近な店員に尋ねてみると、どうやら目的の人物は不在らしかった。残念ながら目的の一つは達成できないようだ。
とりあえずもう一方の目的は果たすべく、声をかけた店員に頼み、服の助言をもらっていく。

店を出るときには、大きな紙袋を一つ手に提げていた。]

(30) 2015/10/13(Tue) 22時頃

【人】 大学生 ズィー

[もう一つの寄り道。少々うるさいくらいに音楽が流れるCDショップに足を運ぶ。
目的はピアノ曲のアルバム。聞いた幾つかの曲の中で、これは、と思ったものがあったので、それが収録されたものを探す。
作曲者と曲名は分かっているので、クラシックのピアノ曲が置いてあるスペースに辿り着けさえすれば、見つけるのは早かった。]

本当は、あの子の好きな曲も聞いてみたかったんだけどな。

[知っているのは名前だけ。姿も年齢も知らぬ相手。
恋の歌が好きだと言っていたけれど、どの曲が好きなのだろう。具体的には知らないままだ。
ついこの間返事を出したばかりだから、まだ返事が返ってくるのにはしばらくかかってしまうだろう。

とりあえず、手に持ったCDだけを購入し、ようやく帰路に着く。]

(31) 2015/10/13(Tue) 22時頃

【秘】 劇子役 オーガスト → 大学生 ズィー

 ズィーさんへ。

 こんにちは。お手紙が届いたようで、とってもうれしいです。
 よろしく、お願いします。
 歌うことが好きでうれしい!おそろいで、すてきですね。

 私が好きな恋の歌は、
 "せんち"に向かう恋人に、女の人が歌で気持ちを届かせる。
 …という、ストーリーじたてのものです。
 
 せんそうがテーマだから、悲しい曲だと思われやすいけれど。
 恋人が帰ってくることを信じ続ける、まっすぐな曲です。

 ただ、舞台できいた、オリジナルの曲だから、
 曲名は、なかったように思います。

 私も、ズィーさんが良く歌う曲を、聞いてみたいです。


                    August

(-23) 2015/10/13(Tue) 22時頃

【人】 大学生 ズィー

──出発の日──

[玄関を半分程埋めてしまうような荷物を前に、溜め息一つ。
荷物の中には、先日購入した服と、ハートの形をしたクッキーも詰まっている。
購入したCDの曲はデジタルオーディオプレイヤーに読み込ませてあり、ポケットの中に入っている。
1ヶ月家を空けるには心残りもいくつかあるけれど、今更どうすることも出来ないので仕方ない。]

いってきます。

[呟いた声は、誰もいない小さな部屋に落ちた。]

(32) 2015/10/13(Tue) 22時頃

【秘】 劇子役 オーガスト → 大学生 ズィー

 P.S.
 ズィーさんからもらったお手紙で、元気がでました。
 ありがとう。


[薄い水色の封筒と便箋。
空がモチーフとなっているそれには、
あちこちに雲のイラストが描かれている。

並ぶのは、やっぱり小さな、こどもの文字。

紹介したのは、ストーリー仕立ての、劇中歌。
舞台の仕事で聴いた歌だということは、ぼかした。
だって、"おともだち"に送る、手紙だから。]

(-24) 2015/10/13(Tue) 22時頃

【人】 パティシエ クェン

[いつもの分のクッキーを焼いて。
そして焼きあがって冷ましている間に、再び生地を作り始めた]

 さーて、と。
 どのくらいの割合で混ぜたら、美味しく綺麗に見えるかな。

[チョコチップを少し混ぜては丸型に模り、そしてまた分量を増やして型をとるの繰り返し。焼き加減を何度も変えて焼いていく]

 うん。この割合が一番美味しいかな。
 もう一度、試しに焼いてみようか。

[丁度いい割合と焼き加減を見つけ、今度はハート型に型抜きをして試し焼きをしてみる]

(33) 2015/10/13(Tue) 22時頃

【秘】 パティシエ クェン → 劇子役 オーガスト

オーガストちゃんへ。

ごきげんよう。素敵なお嬢さん。
私のクッキーを美味しいって言ってくれて、ありがとね。

残念ながら今はチョコチップのクッキーは置いてなかったわ。
でも、お嬢さんのお手紙を見たら、食べたくなったので
思わず焼いてみちゃった。どうかしら?

折角だから、ラインナップに置こうとおもっているわ。
オーガストちゃんのお蔭ね。ありがとう。
お礼に試作品を送るので食べて頂戴ね。

         アナタにキスを Madama Butterfly

(-25) 2015/10/13(Tue) 22時頃

【秘】 パティシエ クェン → 劇子役 オーガスト

[バニラの匂いがほのかに香るピンクの手紙と共に,、
ハートのチョコチップクッキーが梱包された小包が届く]

(-26) 2015/10/13(Tue) 22時頃

【人】 パティシエ クェン

[焼けたクッキーを口の中に放りこんで味見]

 ん。これなら売っても大丈夫だな。
 うまいうまい。

[もぐもぐしながら、焼けたハートの試作品を丁寧に梱包したり、
小さな袋に詰めたりと作業をすすめていると気づいた。
――辺りには試し焼きした丸いチョコチップクッキーが大量に出来上がってしまったことに]

 あ…。どうしようかな、これ。
 こんなに食べれないし、売り物にならないし。

[しまったという顔をして、焼いたクッキーを皿にのせ机の隅に置き、見なかったことにした]

 さてと、発送、発送。

[注文票にしたがって、クッキーを梱包して。
バニラの甘い香水を吹きかけた便箋に言葉を綴る、いつもの仕事が始まった]

(34) 2015/10/13(Tue) 22時頃

【秘】 パティシエ クェン → 女中 リーリ

[バニラクッキーとオレンジ色のカボチャクッキー(ハート形)と、
チョコチップクッキーが入った小袋とともに。
バニラの匂いがする手紙が届くだろう]

(-27) 2015/10/13(Tue) 22時頃

【秘】 パティシエ クェン → 女中 リーリ

親愛なるリーリちゃんへ。

ごきげんよう。クッキーを注文してくれてありがとう。
お勧めは期間限定のカボチャクッキーね。
試作品のチョコチップクッキーも一緒に送るわ。
味の感想を送ってくれたら嬉しいわ。

クッキーは何枚でも大丈夫よ。
色んな味を贈るもよし、一枚に心を込めるもよし。

でも、クッキーを贈っただけで、誰でも恋が簡単に上手くいくなんて、
そんな美味しい話はあるわけないわ。
リーリちゃんがその恋が上手くいくように、努力して
頑張っているのを一押しするのをお手伝いすることなら、
できると言っておきましょう。

         アナタにキスを Madama Butterfly

(-28) 2015/10/13(Tue) 22時頃

【独】 劇子役 オーガスト

/*
あっこれ最後

表に書くべきことだったかもしれない…

(-29) 2015/10/13(Tue) 22時頃

大学生 ズィーは、メモを貼った。

2015/10/13(Tue) 22時頃


【独】 大学生 ズィー

/*
残り…54pt…!
表と秘話で暴れすぎですズィーさん。ごめんなさい(土下座)
みんなこの時間に来られるんだなー。連投タイミング悪かったね。。。

ポイントぎりぎりだけど、書きたいこと書き切れてよかったな。
楽しかったな手紙村。たくさんご迷惑かけたと思うし、たくさん「こうしたらよかったな」なんて反省するところもあるけど。
楽しかった!よ!

それでは皆様、またエピで ノシ

(-30) 2015/10/13(Tue) 22時頃

【人】 パティシエ クェン

[全部の仕事が終わって、自分の時間となり。
自分宛に来た白い手紙に目を通し、返事を書く。
封を閉じようとして、その手を止めた]

 ――あ。そういえば。

[慌てて書いたもう一枚の手紙を追加で封筒に入れて、封をした]

(35) 2015/10/13(Tue) 22時半頃

【秘】 パティシエ クェン → 煙草屋 キース

キースへ。

筆跡見ただけで、宛名をみなくてもお前からだとわかった。
相変わらず一攫千金夢見ているところとか、
学生時代とかわってなくて、なんか安心した。

残念ながら結婚の予定は全然ない。
「いい男」って人生で今初めて言われた(書かれた)し。

本当にお前と飲みたいよ。
しかし、仕事が順調なのはいいけど、注文がひっきりなしでなかなか休めなくてな。お前の家族にも久しぶりに会いたいのだが、まだ先の事になりそうだ。残念。

じゃあ、またその日まで、手紙を送るよ。

あ、そうそう。
他の人に俺が「マダムバタフライ」だってバラすなよ。
こんなおっさんがクッキー焼いているだなんて、
流石に人の夢を壊したくない。
                    クェン

(-31) 2015/10/13(Tue) 22時半頃

【秘】 パティシエ クェン → 煙草屋 キース

[この前と同じ白い便箋に白い封筒。
さらにもう一枚手紙が入っている]

(-32) 2015/10/13(Tue) 22時半頃

【秘】 パティシエ クェン → 煙草屋 キース

あ、そうそう。
間違ってお前のところの注文がこっちに来てたみたい。
アイヴィ・オーネストって人が、サンシャイントロピカルイエローのウルトラクール3カートンほしいみたい。代引き希望らしいぞ。

間違いに気づいてたらいいけど、気づいてないようなら送ってやれ。

(-33) 2015/10/13(Tue) 22時半頃

【人】 劇子役 オーガスト

[封をして、そうして――もうひとつ。
それは、自分が出した様な、出された様な手紙では無くて。
くしゃくしゃな、ノートの一ページ。

誰からだろう、と、首を傾げるも。
受け取ったのが、父と自分で良かったとは、思う。
母なら間違いなく、渡してくれなかっただろうから。

手紙、というより。
メモに近いかもしれないそれを、瞬きしながら、読み進める。
今日指摘された、苦悩のものとは違う。
きらきら、輝く表情を浮かべて撮影したポスターを、
頭に思い浮かべながら。]

(36) 2015/10/13(Tue) 22時半頃

【人】 劇子役 オーガスト

 ………

[万年筆を、ゆるり、紙の上に滑らせた。
思うがままに、文字を書いてはみているけれど。

これは果たして、返事なのだろうか。

ともだちでない、きっと、ファンというものでもない、
誰かからの、自分に向けられた言葉に、
勝手に反応しているだけとも、言う。

ともだちづくりとも、感想とも、感謝ともまた違う。
小さな自分のそれとはちがう文字を眺め、
色んなことを知って、感じている。
そんなおとなの言葉なのだろう、と推測して。

――このひとに聞いてみたいことが、あった。]

(37) 2015/10/13(Tue) 22時半頃

【秘】 劇子役 オーガスト → ショップ店員 アイヴィ

 アイヴィさんへ
  
 ポスターを見てくれて、ありがとうございます。
 みんなのために、きらきらかがやくことが、
 私のお仕事だと思っています…いました。


[薄い水色の封筒と、揃いの便箋。
晴れ渡る空がモチーフになっているのだろう。
ちらほら、雲のイラストも描かれている。

並ぶのは、こどもの小さな、細かい文字。
"思っています"の文字だけ、ほんの少し揺れていて。
そうして二枚目へと、続き。]

(-34) 2015/10/13(Tue) 22時半頃

【秘】 劇子役 オーガスト → ショップ店員 アイヴィ


 でも、かがやくだけじゃ、だめみたいです。

 くのう、とか。かっとう。とか。
 夢とげんじつの間でゆれる人の気持ちも、
 知らなきゃだめだと知りました。

 もし、こんな気持ちになった時。
 アイヴィさんならどんなことを考えるのか、
 おしえてください。

               
                     August

[最後に記された名は、まるで色紙に書かれたサインの様。]

(-35) 2015/10/13(Tue) 23時頃

【独】 パティシエ クェン

/*
(>>2:7 ハーキュリーズ)
時々注文してくれていると思っていたが、10年ぶりだったのか!
さて、なんでその手紙の主をこいつ覚えていたんだろうか。まさか、ロリ(口を閉じた

母の死後に手紙を整理してたまたまリーザの見たとかそんな路線にしておこう(適当

(-36) 2015/10/13(Tue) 23時頃

【独】 劇子役 オーガスト

/*

んんん もうひとりに送りたいのだけど
両親絡みで送るか な

(-37) 2015/10/13(Tue) 23時半頃

【人】 ショップ店員 アイヴィ

で、こっちは……、……ブラックウッド家!? え、マジ!?

[差出人の住所は――うん、正しい。元は貴族の、ブラックウッド家のもの。

販路開拓? 大量受注? うきうきしながら、封を切って]

カタログね、カタログ。
そりゃもう、一冊でも二冊でも……、……んん?

[宛先についての注釈に、整えた眉がぴくりと動く]

ふうん……訳アリって感じかな?
厳しい家の娘が、使用人の名を借りて……ってとこ?

[なんとなく、ドラマを感じさせる手紙だ。うん、燃えるじゃない]

(38) 2015/10/13(Tue) 23時半頃

【秘】 ショップ店員 アイヴィ → 女中 リーリ

ブラックウッド家 家中 リーリ様

ご注文のとおり、秋物冬物の新作のカタログ、同封しました。
小物とかは季節で変動があまりないので、レギュラー製品のカタログも一緒に送りますね。

もしかすると、あなたの主様は、あまり出歩けないのかな。有名な家だものね。
あなた宛ということだから、親御さんにも内緒で、あなたに頼んだとかなのかな。

カタログには色々、付箋を貼って、どういう組み合わせが流行とかを書いておきました。

でも、やっぱり、どんな服が似合うかは、最終的には来店いただかないと判りません。
是非、お忍びでも、ご来店いただけるように、主様にお伝えください。
どうしても無理なようなら、そう、主様の写真の一枚でもご送付いただけると、より的確なアドバイスが出来るかと思います。

アイヴィ・オーネスト

(-38) 2015/10/13(Tue) 23時半頃

【秘】 ショップ店員 アイヴィ → 女中 リーリ

[追伸部分への返答は、二枚目の別紙に記されていた]

リーリちゃん

こんにちは。Two Faceの意味だよね。
うちの店の名前、"The Two Faces of Tomorrow"って――明日の二つの顔、という意味なんだって。

ひとつは、私たちの店に訪れなかったあなた。今までのまま、そのままで。
ひとつは、私たちの店に訪れて。キレイに、カワイく、カッコよく、生まれ変わったあなた。
さあ、あなたの望む未来はどっちだ! みたいな、そんな意味みたい。

オーナーの受け売りだけど、でも、そうできたらいいなって思ってる。
だから、あなたの主様だけじゃなく、リーリちゃんも、いつかお店に来てちょうだいね。
そうしたら、元・貴族のお嬢様にも負けないほどに、可愛く生まれ変わらせてあげちゃうから。

P.S.
良かったら、そのときに使ってね。
通販でも使えるけど、直接来てくれたらもっとオマケできるから。

[仕立てのいいインナー1枚くらいは買えるくらいの商品券が同封されている]

(-39) 2015/10/14(Wed) 00時頃

【人】 ショップ店員 アイヴィ

あとは……ああ、そだ。出掛けに……、

[鞄に突っ込んだのがあった。音楽関係からの、覚えのない手紙]

……えー、と?

[その分野では有名な、若手音楽家を数多く輩出している会社の名称と住所、連絡先の入った白い封筒]

(39) 2015/10/14(Wed) 00時頃

【人】 ショップ店員 アイヴィ

何これ……チケット代??

演奏……、ん、ああ。
確か、あー、あのときのが確か……、

[ちょっと前に、客に誘われていったコンサート。
悪くはなかったけど、いまひとつ、演奏者自体がノッていなかったような。
そんな感想をさらっと書いた記憶がないでもない。そのときの演奏者が、確か、こんな名だったかもしれない]

でも……返金って、なんだろ?

[はて、と首を傾げつつ、その文面を読んで]

……、は? 何これ、バカにしてんの??

[血圧が上がったのを自覚しながら、ペンをとる]

(40) 2015/10/14(Wed) 00時頃

【人】 劇子役 オーガスト

[封をして、さて。ポストに投函しようか。
重い気持ちは、手紙を書けばいくらか紛れた気もした。

隣の父の部屋からは。
連日の仕事と、自分の付き添いとで休んでいるのだろう。
いびきが聞こえてきて、苦笑を浮かべる。

自分の歳と仕事の内容ゆえ、
なかなか家族も、思う様に時間が取れないことがあった。
親戚づきあいも、最後にしたのは何時だったか。

そして、せっかくだから、と。
再びレターセットを見てしまうのは、
こうして手紙をやりとりすることに、楽しさを見出したからか。

父の妹、つまりは叔母さん。
彼女宛にさらさらと、もう、使い慣れてきた万年筆を走らせた。]

(41) 2015/10/14(Wed) 00時頃

【秘】 劇子役 オーガスト → 飯屋のバイト シャオシン

 フィオナおばさまへ。
 
 お元気ですか?
 私はお仕事とレッスン…大変だけれど、がんばっています。
 この前、12才になったのよ。

 今手紙を書いている万年筆も、
 お父さんからのたんじょう日プレゼントです。

 お父さんが、最近元気か、とそわそわしていました。
 お父さんのお仕事であったり、
 私の舞台のお仕事につきそってもらったりで、
 なかなか会うことができないけれど。

 良ければ、きんきょうを、聞かせてください。

         
                    August

(-40) 2015/10/14(Wed) 00時頃

【秘】 劇子役 オーガスト → 飯屋のバイト シャオシン

[薄い水色の、封筒と便箋。
どこまでも広がる空がモチーフなのだろう、
ちらほら、雲のイラストも描かれていて。

最後に記された"August"のサインは、
色紙に書かれた様に、慣れたものだった。]

(-41) 2015/10/14(Wed) 00時頃

【人】 劇子役 オーガスト

[きっと、書いたところまでは、良かった。

ただ、子どもの知恵では詰めが甘かったらしく。
書き間違えた住所によって、
まるで別のところへ手紙は送られていくのだけど。

そんなことは、露知らず。
輝くための歌を、少し沈んだ気持ちで口ずさみながら、
今日も、ポストへ向かった。]

(42) 2015/10/14(Wed) 00時頃

劇子役 オーガストは、メモを貼った。

2015/10/14(Wed) 00時頃


【人】 煙草屋 キース

ばーちゃん、手紙きてんぞ。ほら、この前ファンレター書いたピアニストから。ばーちゃんなのに無理して若い女みたいな恋文送ってよかったな。

[無理してない、それに爺さん一筋だと叩かれる。弱々しい一撃は全く痛くない]

ほら、読んでやるよ。

[祖母の隣に寄り添い読み上げると、よほど嬉しかったのか、ハンカチを目にあてはじめた]

……これはお礼の手紙送らないとな。

[カレンダーの3か月先に大きな花丸をつける。
祖母の好きな赤紫のインクを使って忘れないように]

(43) 2015/10/14(Wed) 00時頃

【人】 煙草屋 キース

げっ、ばーちゃんこのインクなんか入れてる?
匂いがしてんだけど。

[ニブの先に鼻を近づけると、微かに甘い匂いがする。普段、煙草をよく吸っているせいか今まで気づかなかった。好きな色のインクに、昔よくつけていた香水を入れているらしい]

変なもん混ぜるのやめろし!軸が痛んだらどんすんだクソババア!

[さっき似顔絵を書いた時に感じた匂いも、ノートではなくインクの方だったのか。
すでに送ってしまった手紙も、この匂いがするのかと思うと気恥ずかしい。
頭を掻いて大きくため息をつくと、拗ねてそっぽを向いてしまった祖母に向き合う]

あーもう、俺が悪かったよ。使いきったらすぐ洗浄するから大丈夫だって。
ほらほら返事を書きましょうか、可愛い可愛いお祖母様。なんだったら郵便局で花の切手でも買ってくっか?
お友達のババ……お姉様にも電話してやんなよ。

(44) 2015/10/14(Wed) 00時頃

【人】 煙草屋 キース

[機嫌を直してもらって郵便局までひとっ走りした後は、ありがとうはひらがなで柔らかく書いて欲しいだのと、細かい注文を受けながら2人で手紙を作っていった]

そこはとってもとってもって繰り返した方がいくね?

えっ、マジでそんなことも書くのかよ。確かに美味いけどさ。

はいはい、わかったわかったって心配なのな。

……また読んでもらえるといいな。

[今回は自分でポストに手紙を入れたいと言うので、付き添って投函するまで見届けた]

(45) 2015/10/14(Wed) 00時頃

【秘】 煙草屋 キース → 音楽家 ハーキュリーズ

[先日と同じ桃色の花の便箋と封筒に、深い赤紫色の文字。開封すると仄かに甘い花の香りが広がった。
秋桜の切手と、その隣には夕暮れの記念切手が貼ってある]

ハーキュリーズ様へ

チケットありがとうございます。
手に取り読んで返事を頂けるだけでなく、このような素晴らしいサプライズを頂けるだなんて大変喜ばしい限りです。すべてを企画するだなんてすごいわ。

貴方様のピアノを聞いた時のこと、夜眠る前に思い出します。
聞いたことのある有名な曲でも、あの時聞いた演奏はどこか違っていて、懐かしくて胸の奥が暖かくなるんです。
素人の私めには、なんて表現したらいいのか上手い言葉が見つかりません。貴方様のピアノの音が、とってもとっても好きです。

今から三ヶ月後が楽しみです。
絶対に風邪をひいたりしないようにしなくてはね。寒い日は、ココアに唐辛子を入れて作ると体が温まるんですよ。

それでは、コンサートの日には、お友達と一緒にお花を持って行きますね。

貴方様の大ファン ミュリエルより

(-42) 2015/10/14(Wed) 00時頃

【秘】 ショップ店員 アイヴィ → 音楽家 ハーキュリーズ

アイヴィ・オーネストと申します。
確かに以前、あなたの演奏を拝聴したことはありますが、チケット代の返金とは、何の話でしょうか。
そのようなことを要求した記憶はございませんし、知人からの招待であり、私がチケットを購入した事実はありません。

また、いただいた文面からは、期待に添えなかったから返金するというように読めますが……ああ、面倒くさい。

(-43) 2015/10/14(Wed) 00時頃

【秘】 ショップ店員 アイヴィ → 音楽家 ハーキュリーズ

ふ ざ け ん な バ カ。

[筆致も変わって、二枚目に続く]

返金なんて、あんたの演奏に金を払って、そして満足した人たちへの侮辱でしょ。
そのとき演奏したあんたを、あんた自身が貶める裏切りでしかない。

自分の演奏に、プライドを持っていないの?
あんたは、演奏の対価に金銭を得ている、プロフェッショナルじゃないの?

私も昔バンドをやってたけど、どんなひどいミスをしたって、返金なんてしなかった。
もちろん、私たちは、お金をもらって対価に演るなんてほど、上手じゃなかったから。
自分たちが演りたい音楽、伝えたい音楽、歌いたい唄。それを、わざわざ聴きにきてもらってる。
聴いてもらえるなら、タダでもいい。そういう気分でやってたから、また別だろうけどさ。

(-44) 2015/10/14(Wed) 00時頃

【秘】 ショップ店員 アイヴィ → 音楽家 ハーキュリーズ

――でも、どれだけブーイングを浴びたって、次はもっと上手くやるから期待してねって、そう言ってた。
だってそれは、そのとき自分たちに出来るだけの最大のパフォーマンスを出したんだから、恥じることなんてなかった。

あのさ、なにかを諦めた人間の書きようだよ、あんたの。
本当に魂込めて演奏してたなら、こんなこと、書けないでしょ。
あんたがベストを尽くしたなら、音符を通じて伝えたいものを表現し切ってたなら。
ふざけたこと言うなって怒るか、まだ努力が足りないかって発奮するか、そういうものでしょ。


――だから、素人以下の子から、お金はもらえません。最初から、私のお金でもないしね。

アイヴィ・オーネスト

[数枚の便箋に綴られた手紙。輸入煙草の甘い匂いが、その便箋には染みていたかもしれない]

(-45) 2015/10/14(Wed) 00時頃

【人】 ショップ店員 アイヴィ

……はぁ、まったく。
ガラにもないことを……、あ、指名?

ん、オッケ、出る出る。ごめん、このDM出しといて!

[同僚に告げて]

いらっしゃいませーぇ!!
あ、お久しぶりです、はぁい! アイヴィです!! .......

(46) 2015/10/14(Wed) 00時半頃

ショップ店員 アイヴィは、メモを貼った。

2015/10/14(Wed) 00時半頃


【人】 女中 リーリ

[昨日のあたしは幸運だった。
じゃあ今日は……なんだろう?
酷く怒られたこともあったし、
よく、わからないけれど。
びっくりするくらい、嬉しいこともあった]

 遊びに行ってもいいんですか? 外に??

[いつになるかはわからないけれど数日後。
ブラックウッド家の下の娘さん(といってもあたしより二つくらい下名だけだった気がする)の付き添いとして、一緒に外に出ることが許された。
思わず、飛び上がりそうになったけど、ぐっと堪えて

堪えた、ところに。はい、って封筒を幾束か渡された。
一番上、メイド様、って書かれた宛名に、なんだろう、って首を傾げたけれど。女中頭さん曰く、それはあたし宛らしい。
他にも、数枚。
ちゃんと、渡してくれた。
見覚えのある文字。見覚えのない文字。
よくわからないけれど心躍る匂い。
たぶん、今日も、良い日だったと、思う]

(47) 2015/10/14(Wed) 01時頃

【秘】 女中 リーリ → 大学生 ズィー

  Zeeさん、はじめまして!

 大学生って どんな暮らしですか?
 繰り返しだって貴方は言うけれど

 あたしは 大学を知らないし
 アルバイトっていうのもよくわからない


 でも 不満じゃないけどもっと知りたい!はわかる気がします
 

(-46) 2015/10/14(Wed) 01時頃

【秘】 女中 リーリ → 大学生 ズィー

 あたしの生活は なんだろう ……必死です
 目立たないように言われたことをこなして
 綺麗にして 綺麗を保って

 他の誰かが不自由のないようにずっと ずーっと動いているの

 暇なんてないのに なんでか 退屈なんです



 ないものねだりなのかなぁ

 Zeeさんは 欲しいもの 具体的にありますか?
 あたしは 多分  なにかが欲しい

(-47) 2015/10/14(Wed) 01時頃

【秘】 女中 リーリ → 大学生 ズィー


 変なこといってごめんなさい


 手紙をありがとう



                 リーリ

(-48) 2015/10/14(Wed) 01時頃

【秘】 女中 リーリ → 大学生 ズィー

[クリーム色の便箋、封筒。
少し丸みのある、大きさの整った文字。

絵入りの便箋は、どこかの、夕暮れ]

(-49) 2015/10/14(Wed) 01時頃

【人】 女中 リーリ

[全然知らない人から来た手紙。
返すのはきっと、あたしじゃなくて良かったんだと思う。
でも、あたしじゃなくてもいいなら
あたしだって、いいじゃない?

誰が返したってわからないもの。
この家に、もっと沢山、あたしより世界を知っている人はいる。
いるけど、あたしの世界は、あたししか知らないもの]

(48) 2015/10/14(Wed) 01時半頃

【秘】 女中 リーリ → 飯屋のバイト シャオシン

   遠くから来たシャオシンさんへ

 はじめまして
 多分 ブラックウッドの方が話したのはあたしじゃないと思います
 ……が一等最初に読んだのはあたしでした

 ただの 女中のリーリです
 あんまり多くの言葉は知らないし
 世界も知らないけれど

 それでよければ      とっても 嬉しいです

(-50) 2015/10/14(Wed) 01時半頃

【秘】 女中 リーリ → 飯屋のバイト シャオシン

 今日あったこと

 たくさん 手紙が来ました!
 そのうちあたし宛もいくつか

 もうひとつ
 たくさん 手紙を書きました!
 もしかしたらペンのインクが切れちゃうかも って思うくらい

 あとは きれいな夕焼けを見ました
 お茶をいれるのが上手になったと褒められました

 あと 友達が出来ました

 ……そんなことでよければ 話を聞いてください
 応援しています   お元気で

                  リーリ

(-51) 2015/10/14(Wed) 01時半頃

【秘】 女中 リーリ → 飯屋のバイト シャオシン

[クリーム色の上質紙。
封をするのは、デフォルメされた船のシール。

絵入り切手は川をいくゴンドラ。
細い文字は、まあるく柔らかく。
紙以外の匂いはしないだろう]

(-52) 2015/10/14(Wed) 01時半頃

【人】 女中 リーリ

[でもね、今日は
しっかり、きっちり、あたし宛のものもあった。
それを読んで、二通とも――どうにも、顔を赤らめることしか出来なかったんだけれど。勿論、意味は違うけれど。

何送ってんだ!数日前のあたし、とか。
ありがとう、とか。そんな気持ち。

――うん、すっごく、嬉しかった!]

(49) 2015/10/14(Wed) 01時半頃

【秘】 女中 リーリ → 音楽家 ハーキュリーズ

  ハーキュリーズ 様

 お返事 ありがとうございます

 子供みたいな質問に 答えてくれてありがとう
 (実際きっとあたしはまだ子供だけれど)

 恋を知らないのに恋を奏でる貴方の音を聞いてみたいです
 もしかしたらそれで 恋を知るかもしれないし……

 
 返事に返事を書いている時点で
 これはもしかしたら文通が成立しているのでしょうか

 つまり お友達    でしょうか

(-53) 2015/10/14(Wed) 01時半頃

【秘】 女中 リーリ → 音楽家 ハーキュリーズ

 友達ってなんでしょう
 嬉しいことや悲しいと思うことを知っているものかな?
 そう 想像してみました


 あたしは 返事が来て嬉しかったから
 きっと貴方も嬉しいに違いない! そう 考えてみました

 (勿論あたしの願望です
  なに言ってるんだろう って笑ってください)


 貴方が呆れてしまわないことを祈ります
 きっと 初めての友達に浮かれてしまいました

  ええと お元気で            リーリ

(-54) 2015/10/14(Wed) 01時半頃

【秘】 女中 リーリ → 音楽家 ハーキュリーズ

[ぺたんと貼られたシールは
デフォルメされた歌っているような子供の顔。

切手は川にかかる、小さな橋を描く。

クリーム色の上質な便箋。
彩る文字は以前よりも伸びやかに。
丸っこさは変わらずに]

(-55) 2015/10/14(Wed) 01時半頃

【人】 女中 リーリ

[思ったよりも、切手を沢山消費している気がする。
きっと、気づかれると思う……どうだろう。大丈夫かな?


この家の旦那様はたくさん手紙を書くから
郵便屋さんが直接取りにくることもある。

今までも偶然行き逢うことがあったけど
今日は待ち伏せして、一緒にお願いした。
郵便屋さんはふつーの顔して、切手が貼られていることだけ確認すると受け取ってくれた。
たぶん、シールにちょっと笑ってくれた。

受け取ってくれる人も、少し、笑ってくれるといい。
顔も知らない相手のそんな様子を想像するのは
なんだかとっても、楽しい気分だった]

(50) 2015/10/14(Wed) 01時半頃

【人】 女中 リーリ

[それで、最後の、手紙。
待ち望んでいた手紙!

あたしが送ったのはきっとすごく待たせてしまったのに
あっという間に届いた返事。

そのはやさににまにましていまう。
貼られた切手を指でなぞって、その音色を思い出そうとして
――上手くいかなかったから、早速封を切った]

(51) 2015/10/14(Wed) 02時頃

【秘】 女中 リーリ → 劇子役 オーガスト

 返事をありがとう!オーガスト

 ちょっぴりだけ もうあたしのことなんて忘れちゃって…なんて
 考えたこと ごめんなさい

 返事もらえてほっとした すごく嬉しかった


 オーガストはいつだって頑張り屋さんで
 それがすごくまぶしくて
 きっと その光は 沢山の人に届くと思う!

(-56) 2015/10/14(Wed) 02時頃

【秘】 女中 リーリ → 劇子役 オーガスト

 切手がね 協会の絵で
 鐘の音どんなだっけ ってのはすぐ思い出せなかったのに

 こうやってオーガストの可愛い文字を見たら
 歌ってくれた きれいな声を思い出したよ


 届いているよ

 ずっと 応援しているよ


    愛をこめて               りーり

(-57) 2015/10/14(Wed) 02時頃

【秘】 女中 リーリ → 劇子役 オーガスト

[封をするシールはぴかぴか太陽。
切手は、川に映る教会。

それは正しく、返事のように。
いつもと変わらぬ丸っこい文字の署名が添えられている]

(-59) 2015/10/14(Wed) 02時頃

【独】 女中 リーリ

/*
のど無限とかでやることがおおかったけど
きがつけばこんなにしゃべっていたのだなぁ・・・

(-58) 2015/10/14(Wed) 02時頃

【人】 飯屋のバイト シャオシン

[今夜の業務も平穏に終わった。
 そこまでは、ごくごく平穏な仕事上がりだった。
 バイト仲間の「現地人」に声を掛けられるまでは。]

 「シャオシンさー、文通で勉強始めたんだって?
  何で俺らをハブするんだよ。水臭いなー、なんて」

[その話が出てきたのはたった2日前のこと。
 しかもその遣り取りは他の同僚には聞き取れない筈の言語。
 どうして広まった。いや、おばさんがわざわざ広めたのか?]

 ……恥ずかしい、から。

(52) 2015/10/14(Wed) 09時頃

【人】 飯屋のバイト シャオシン

[明日は店の定休日。
 それをいいことに、客の居なくなった店内で酒盛りが始まった。
 肴となる噺のタネは当然のように俺の文通の件だった。]

「えっ、良家のメイドさんが最初の文通相手?」

 「そうなのよ。おばさんが勧めてみたの」

「お目当ての娘にちゃんと届くかな~?」

 おめあて?……?違う。

[別にナンパする心算じゃない。馬鹿。
 ……とまでの言葉は、咄嗟には判らず言えなかった。]

(53) 2015/10/14(Wed) 09時頃

【人】 飯屋のバイト シャオシン


「じゃあじゃあ私もお手紙書くー!
 あのねー、煙草屋さんでお得な煙草買ったから、
 お礼をお手紙で書くって洒落込んじゃう」

「えっお前煙草吸っていいの?」

「失礼ねー。私とっくに成人してまーす」

 煙草。吸ってない。
 スーツァイが、止められた。地元友達。

[飲み交わすうちに、若いバイト仲間たちはぐだぐだの態になり始めた。
 いや、俺もそうだった。]

「へ~。じゃあシャオシン、スーツァイに文通するのだ」

 うん。久しぶり。元気してる、わからない。

[地元って言ってるだろそれ現地人じゃねぇから、というツッコミも思いつかない程度には。]

(54) 2015/10/14(Wed) 09時頃

【人】 飯屋のバイト シャオシン


 「あっ。
  おばさん、ちょっと電話に出てくるね。
  みんな、飲み過ぎちゃダメだよ」

 はい。
「はいはい」
「は~い」

[こうして俺らは、酔った勢いのまま、手紙を書き始めた。
 そして、酔った勢いで、封筒の中身を入れ違えた。
 煙草屋の主人宛の封筒には郷土の友人への便箋を。
 その友人宛の封筒には煙草屋への便箋を。
 残念ながら、その時の俺たちにはまるで自覚が無く、おそらくそれを見落としたのだろうおばさんから制止が入ることも無かったのだ。

 こうして俺たちは宴の跡もそのままに、千鳥足でポストまで向かっていた。
 そのままぐだぐだの解散をした。何の疑問も抱かずに。]

(55) 2015/10/14(Wed) 09時頃

【秘】 飯屋のバイト シャオシン → 煙草屋 キース

[真白な封筒に、水に泳ぐ二匹の金魚の文様が薄らと描かれた便箋。
 封筒にも便箋にも、ウィスキーと山椒の香りがほのかに纏われている。
 絵入り切手には、ビルのかたちが川の水面に映り揺らめくほの暗い絵。ビルの窓に相当する部分だけ、灯りを示す明るく暖かい色。

 封筒に書かれた差出人の名は、以前一番安い煙草をひと箱買いに来た若い女性客からのものだったのだが]

(-60) 2015/10/14(Wed) 09時頃

【秘】 飯屋のバイト シャオシン → 煙草屋 キース

“スーツァイ

 元気だろうか。君の顔が恋しくなって筆を執った。
 俺は此方では苦労もあるが楽しくやっている。
 夢にはまだほど遠いが、一人でも頑張ると決めた以上、
 この異郷の地で諦めずにまだやっていく心算だ。

 君のそちらでの活躍、応援している。
 ただし身体に無理はさせない程度に。
 それから、君の優しいおばあ様にも、宜しくと伝えてくれ。

           シャオシン”

[ここまでは、シャオシンの故郷の言語で書かれている。
 語学の知識がないならまるで意味不明な文字の羅列。
 辛うじての知識があるなら、途切れ途切れに意味は解るかもしれないが……]

(-61) 2015/10/14(Wed) 09時頃

【秘】 飯屋のバイト シャオシン → 煙草屋 キース

[その後に付け加えられた言葉は、この町でごく標準的に使われている言語で書かれている。文法的な正しさは兎も角として。]

おばあさんがいてうらやましいあなたはだから。
おばあさんとしあわせの日々をどうか。

[以上の内容が、封筒に書かれた宛先と差出人の筆跡とは異なる文字で、ペンで走り書きされていた。]

(-62) 2015/10/14(Wed) 09時頃

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