【秘】 　 ライヒアルト → 刺繍工 ゲルダ

…夜明け…
…ふふ、それなら、ゲルダは僕にとっての満月だ

[水を最も美しく照らす、美しい満月に抱かれ、自らも、逃がさぬように抱きしめる。

コツンと額と額を重ね、笑みを浮かべる。つながった身体は彼女と同化していくような気がして。]

…それも、悪くない…

[思わず口に出る。すぐに可愛らしい彼女の唇を奪い、口を塞いで。柔らかな感触を感じ、水音を奏で、まだ衰えない怒張を、ほんの少しだけ動かして。]

…あい、してる…

[唇を合わせたまま、つぶやくように]

(-31) LavaNa 2015/01/23(Fri) 00時半頃

【秘】 刺繍工 ゲルダ → 　 ライヒアルト

[こつんと額が触れ合えば、覗き込むように彼の瞳を見つめて]

　満月……此処では見たことのないものですけれど。
　月の光ならば、水を焦がすことは、ありませんね。

[謎かけのような言葉。
口を突いて出たならば、子供のような笑みが口元に浮かんで。

未だ繋がったままの身体。
境を失ったようなその感覚は、水面に映る月を思わせて]

　―――？

[溢れた声。意味を問おうと唇を開けば、それはすぐに塞がれて
瞬く間に、水の流れに絡め取られ溺れる。]

　――――ん。あ。

[波が押し寄せる感覚を体の中に感じながら。
その言葉に応えようと]

　あいして…ます。

[溺れないように必死に腕を伸ばして]

(-41) pearlkun 2015/01/23(Fri) 01時頃

【秘】 　 ライヒアルト → 刺繍工 ゲルダ

そうだね…

[笑みを浮かべ、頬を撫ぜる。ゲルダになら、いっそ焦がされても。そう思ってしまう自分はすでに彼女に溺れきっているのだと思い知る。]

あいしてる…

[そう呟くたびに溶け合ってゆく。怒張はゲルダの奥へと潜り込んではまた入口まで引き返してを繰り返し、断続的な快楽を誘う。]

あぁ…っ…ゲルダ…

[名を呼び、もっと、もっと、彼女を求める*]

(-54) LavaNa 2015/01/23(Fri) 07時半頃

【秘】 刺繍工 ゲルダ → 　 ライヒアルト

[寄せては返す波のような快感。
呑まれて溺れて、そしてまた浮かび上がって]

　……ん、あ。
　アルビ―――……。

[うわ言のように彼の名を洩らして
初めて、敬称なく呼んだことに気がつく。

宮殿に住まう同胞たちと、時折辿り着く旅人達。
違う存在として区別するためのそれは、今や意味もなく。

一つ、小さな願いが心に芽生えた**]

(-56) pearlkun 2015/01/23(Fri) 09時半頃

【秘】 　 ライヒアルト → 刺繍工 ゲルダ

[初めて敬称がなくなり、彼女に認められたような気がした。怒張はより膨れ上がり、花の内を掻き回す。そこから響く音は噴水の音に飲まれることなく耳を犯して。]

ゲルダ……ああ、愛しい人……

[蜜と蜜は互いに絡み合い、汗と汗とが混じり合う。
唇が重なれば唾液と唾液が絡まり糸を引く。

やがて下腹部に集まる熱の塊。]

ああ……！ゲルダ……！

[それが放たれる予兆を必死に伝えようと**]

(-62) LavaNa 2015/01/23(Fri) 13時頃

【秘】 刺繍工 ゲルダ → 　 ライヒアルト

[『愛しい』とその言葉の持つ響きが胸を占める。
水音と共に色濃く香るのは、睡蓮と酒そして]

　――――っ――！？

[再び呼ばれた名。声色と切迫した様子。
なによりも、混ざり合った箇所の熱さから、その意味を察して。

白く靄のかかる意識。
先ほどのように手放してしまわぬように、彼の体を抱きしめて。
傷つけることのないように、という配慮さえ忘れて。
ただ、ただ必死にしがみつく。

自らを解放するように心を開いて。
彼から離れないように体を閉じて。

応えようと動いた唇は、ただ虚しく動くだけ。
音を紡ぐことはできなかった]

(-75) pearlkun 2015/01/23(Fri) 15時頃

【秘】 　 ライヒアルト → 刺繍工 ゲルダ

[何かが湧き上がる感覚。ゲルダの指が背に食い込むが、痛みを感じられるほどの余裕はない。腰が自らの意思とは無関係に動き、蜜を書き出して。

やがて、迫り来る悦楽の波にのまれ、怒張したそこから、白濁を吐き出す。]

――――ッ

[音にならぬ声が喉を震わせ、痛いほどにゲルダを抱きしめる。
ドクドクと脈打ち、種子を送り込んでゆく。

抱きしめていた腕はやがて緩み、ゲルダの白い背を優しく摩った。]

(-114) LavaNa 2015/01/23(Fri) 19時頃

【秘】 少女？ ベアトリーチェ → 宮殿の主 ヘルムート

　それなら問題あるまい
　俺には主は既にこの身の虜に見える

[くすりと笑みを浮かべれば濡れた舌先で唇を潤した。
触れる程に近い主の唇、それに淡い赤の果実を優しく押し当てる。
その時間はとても短い。
温もりも、柔らかさも感じる前に引きあげてしまえば淡い赤は弧を描く]

　俺を虜にしたいなら、言葉ではなく身体に訴えてみるといい
　ああ、今はまだ俺のターンだったな？

[濡れた唇が触れた主の唇には痺れるような感覚が襲おうとしただろうか。
焦らすように主の頬へと舌を這わせて頬へと口づけを落とす。

そうしながら細い指先は主の頬から首筋へと伝い降り、
胸元のボタンを一つ、また一つと緩めていった]

(-120) rusyi 2015/01/23(Fri) 20時頃

【秘】 刺繍工 ゲルダ → 　 ライヒアルト

[激しい動き。
指が食い込むほどにしがみついて縋り付いて。

熱さはやがて灼けるほどになり
自身の最期を。今際の際に感じた熱さを思い起こさせる。]

　―――――っひぁ！？

[きつく抱かれる。
その痛みが真っ白になった意識を彼の元へと引き戻して。

躰の一番奥深く。熱い迸りを確かに感じて。]

(-122) pearlkun 2015/01/23(Fri) 20時頃

【秘】 刺繍工 ゲルダ → 　 ライヒアルト

[緩んだ腕の中。
優しく背を撫でさすられれば、自らも崩れるように体の力を抜いて]

　ずっと一緒に
　――――いてくださいますか？

[子供のように笑った。]

(-123) pearlkun 2015/01/23(Fri) 20時頃

【秘】 　 ライヒアルト → 刺繍工 ゲルダ

…ああ、もちろん…
ずっと、一緒だよ……。

[子供のような笑みに、こちらも笑い返して。

クラ、と少しだけ、眠気がやって来る。きっと、いまならば、幸せな夢が見られる。…とても、幸せな…。]

(-126) LavaNa 2015/01/23(Fri) 20時頃

【秘】 宮殿の主 ヘルムート → 少女？ ベアトリーチェ

　確かに、その身に惹かれているのは認めるけれど
　虜と呼ぶには、足りないな？
　まだ味を知らぬものを、美酒と呼べるはずもない

[だから、と、続けようと思った言葉は。
短く触れた唇に遮られて。
感触を確かめるより早く。
離れていった唇に、恨めしそうな視線を投げた。]

　身体に刻むのは、得意なんだ
　そうしてやりたいのはやまやまなんだが

[でも今は。
もう少し欲しいと、視線を投げて。
頬に触れる感触に、多少の焦れったさを感じつつも。

緩められるボタンを助ける為だったのか。
首筋を伝った指先のせいだったのか。
小さく、身をよじる。]

　意地悪だね、君は

[そう漏らしてはいるものの。
されるばかりというのも、癪である。
手を伸ばして、彼女の背くらい。
指先で、なぞってみようかと思う。]

(-128) rhino 2015/01/23(Fri) 20時頃

【秘】 刺繍工 ゲルダ → 　 ライヒアルト

　よかった―――……。

[深い安堵と、その裏に罪悪感。

彼の未来を、生を奪ってしまったことが哀しくて。]

　私の骸はね、砂漠にあるのです。

[眠そうな瞳に目を細め、そう独り言。

小さくあくびを洩らして、寄り添うように瞼を閉じる。]

(-133) pearlkun 2015/01/23(Fri) 20時半頃

【秘】 少女？ ベアトリーチェ → 宮殿の主 ヘルムート

　なんだ、一滴の雫で美酒だと分かったか？
　主は舌が肥えているな――

[さて、その表情はどこからどう見ても眉を顰めているように見えただろう。
大盗賊の魂は主の性分も理解できるが身体は違う反応をしめしていた。
主が小さく身をよじれば軽い身体はふれりと揺れる。
揺れに合わせて程良い膨らみも揺れたが主の視線には入っただろうか]

　俺は意地悪だぞ？
　それにこの器も、
　その得意とやらが他の女に向くのが嫌なようだ

[投げられた視線に目を細めて見せ――]

　――――ァ、…………ッ

[背筋を触れる指先の感触に、小さく声が漏れ
それを隠すように、主の唇を塞いだのだった]

(-142) rusyi 2015/01/23(Fri) 21時頃

【秘】 宮殿の主 ヘルムート → 少女？ ベアトリーチェ

　終わらぬ夜に生きていればこそ
　様々な色を目にして来たのでね

[見て取れる、不快そうな表情に。
主は何故か、満足感を得た。
己にのみ、独占欲があったのでは。
どこか、寂しくもあったからだが。

視界に捉えた、胸元の小さな揺れに。
男の性として、視線は下るが。
彼女の言葉に、一度瞼を降ろして。
もう一度、彼女の瞳を覗き込む事にした。]

　なら、他の女に向かぬよう
　君でいつも、満たしておいてくれるかい

　君で満たされていればこそ
　他の酒を浴びる事はなくなるというものだろう

[耳に届いた、小さな声を。
それを隠すように、重なった唇を。
主は満足そうに、受け入れて。

薄く開いた唇から。
小さく出した、舌先で。
彼女の紅色の果実の味を、確かめようと。
君の味を忘れぬように。

背中をなぞった指先は。
君の肌の感触を、覚えようとでもするかのように。
その動きは、とまらぬままで。]

(-145) rhino 2015/01/23(Fri) 21時半頃

【秘】 少女？ ベアトリーチェ → 宮殿の主 ヘルムート

[重ねた唇から主の温もりを得れば器は喜びを感じていた。
言葉を隠したくて塞いだはずがいつしか味わうために重ね合わせていた。

主の舌先が淡い赤の上を這えば、薄らと唇を開き舌を差し出した。
ちょん、ちょんと主の舌を突けばすぐにそれは元の場所へと戻っていき、唇を離して主の瞳を覗きこむ]

　主が望むならばこの器は満たしてあげようとするぞ
　しかし、だ
　この器が「君」と呼ばれると俺はとてもむず痒い――

　だから、主――呼べぬように唇を開けておくれ

[主が薄らと唇を開けば赤い舌先を伸ばして主の唇を這わせていった。

背中の感触に小さく身体を震わせながら、その行為は止まることはない]

(-159) rusyi 2015/01/23(Fri) 22時半頃

【秘】 宮殿の主 ヘルムート → 少女？ ベアトリーチェ

[互いの舌先が、触れ合った。
ただそれだけの事であるし。
始めてと言うわけでも、ないというのに。]

　……っ

[ぴりりと走る、この感覚はなんだろう。
他のものでは得られた事のない。
何か、であるとは認識出来るけれど。
それがなんであるかは、わからずに。

ただ、離れていく唇を。
無意識に、目で追って。
紡がれる言葉すら、その目で眺めていた。]

　私は君を望んでいるし
　君なればこそ、満たされるものがあると
　私はよく知っている

[けれど、むず痒いと言う言葉には小さく笑い。]

　ふふ
　私としては、器も中身も
　等しく、この手に抱きたいのだがね

[それでも、開けてくれとの言葉に唇を開き。
彼女の舌先を、受け入れる。
触れる度に、絡む度に。
走る感覚に、耐え切れずに。

もっと欲しいと、湧いてくるこれは。
一体、なんであるのだろう。

ただ、心が語るとおりに。
体を動かせば良いような気がして。
背中を這っていた指先は。
膨らみの方へと、進んでいく。]

(-160) rhino 2015/01/23(Fri) 23時頃

【秘】 少女？ ベアトリーチェ → 宮殿の主 ヘルムート

　主よ、そなたゲイだったのか……

[器はそちらの方はどうでも良いようであったので、小さく呟き再び唇を塞いでしまう。
むしろどちらも欲しいとの言葉に身体の奥底が熱くなるのを感じていた。

主がこの器を求めるほどに、主がこの魂を求めるほどに。
交わる感覚に瞳は蕩けて落ちそうになっていた。
ただただ求めては舌を絡め、蜜のように甘い毒を主に注いでいった]

　ん……ふ、ぁ――――

[唇を離せば銀の糸が二人の舌の間を走り、ぷつりと途切れた。
主の服はその頃には上着は肌蹴られていたことだろう。
上体を起こし、少し仰け反るように膨らみを差し出せば触りやすくなるだろうか。
主の胸板へと手をついて、指を見えるように咥えて唾液に浸せば指先を主の頂へと伸ばしていき円を描くように擽り始めた]

(-174) rusyi 2015/01/24(Sat) 00時頃

【秘】 宮殿の主 ヘルムート → 少女？ ベアトリーチェ

　失礼な……―――

[答えは、紡がれるより先に。
再び塞がれる唇。

絡む舌から、響く水音が。
やけに耳の奥に響いている。
息をするのも忘れて、求めた唇。
甘い蜜を、もっと。
注がれる度に、飲み干して。

離れた唇から引く、銀色を眺めながら。
差し出された膨らみを、指先でなぞる。]

　っ……

[咥えられた指先が、やけに輝いて見えて。
それが触れると、一つ、息を飲んだ。]

　焦らさないで

[膨らみをなでていた、指を離して。
彼女の腰を支えるよう伸ばしてから、体を起こして。
彼女の胸元に、唇を寄せ。
舌を這わせ、君を甘い香りごと。
自分の舌へと、塗りこんでいき。]

(-177) rhino 2015/01/24(Sat) 00時半頃

【秘】 少女？ ベアトリーチェ → 宮殿の主 ヘルムート

　ぁ――……っ

[主の指先が膨らみをなぞれば指の動きに合わせて膨らみは形を変え緩やかに揺れた。
下着の上から触れられる感触は柔らかく、少しばかりの切なさを感じてしまう。
か細い声を漏らしながら主の胸元を弄っていれば腰を支えられ軽々と身体を起こされてしまった]

　……主は我慢が足りぬな
　虜にされたいんじゃなかったのか？

[少しばかりじと目で見つめながらも淡い赤は優しい弧を描いていた。
胸元に唇を寄せられれば瞼を閉じ、唇が触れる感触に酔い知れる。
触れられたところが熱を持ったように熱くなり身体が少しずつ火照りを帯びていく]

　んっ……や、ぁ――

[蜜を舐め取られるかのように舌を這わせられれば背中を仰け反らせてしまう。
主の舌は蜜に群がる蟲のように肌の上を這っていて、器が生み出す甘い媚薬を啜り取られていった]

　主……直接、触らぬのか？

[手を下へと伸ばし、主の股間にあるモノへズボンの上から触れれば小さく首を傾げて問うた]

(-181) rusyi 2015/01/24(Sat) 01時頃

【秘】 宮殿の主 ヘルムート → 少女？ ベアトリーチェ

　我慢出来る相手なら、そうもしようが
　君が相手では、そうもいかない
　私は君とこうなる時を、ずっと待っていたんだから

[虜には、これからしてもらうよと。
這わせる舌は、君に刺激を与えるためであったのに。
気がつけば、主の方が昂っている気がしてしまうから。
本当に、不思議なものだ。

君が生み出す甘い毒が。
主を昂らせているだけなのか。
そんなものより、もっと。
主を昂らせるものがあるのか。

答えは、わかっている。]

　素直に、触って欲しいと言えばいいのに
　一言、君が望んだのなら
　どんな事だって、してあげるのに

[布越しに、触れられる感触だけで。
これほど、熱を持つと言うのに。
我慢比べでは、勝てそうにない。
彼女の胸元を覆う下着を、ずらして。
膨らみの周りを、舌でなぞる。]

　望むように、してあげるから
　私の事も、よくしてくれるかい？

[了承を得られるのなら。
彼女の望む通りに、直接触れようか。]

(-182) rhino 2015/01/24(Sat) 01時半頃

【秘】 少女？ ベアトリーチェ → 宮殿の主 ヘルムート

　素直に言ったら主が悦んでしまうだろう？
　なるべく悦ばぬように悦ばせようとしておるのだ

[言葉をそのまま返せば膨らみを露わにされてしまう。
主の片手に片方が丁度おさまるサイズであり、
白い肌に浮かぶ小さな実りは主を誘うように揺れていた。
理想的というのは正にこの事だろう、主にとっての、だが]

　ぁ、ッ……主、も焦らす、な
　主のしたいように、して――

[耳まで赤に染めながら告げる。
触れて欲しいと器が願うところに触れてくれぬことで小さな実りはその存在を誇張し始めていた。

主のモノに布越しに触れていた手は慣れた手つきでズボンを緩め触れていた熱を表に曝け出してしまう。
指をそれから離せば主の首へと両の腕を回した]

　上手に、主の得意なことしてくれたら――
　多分、主がしてほしいこと、してあげるよ？

[腰を動かし下着越しに秘所で熱の棒に触れる。
ゆるりゆるりと腰を動かせば適度な刺激が伝わるだろうか]

(-185) rusyi 2015/01/24(Sat) 02時頃

【秘】 宮殿の主 ヘルムート → 少女？ ベアトリーチェ

　なんだい、悦ばせてくれてもいいじゃないか？
　君の可愛い所、見てみたかったのに

[自分にとっての理想の器。
魂に刻んだ記憶が、すり減って。
誓った想いが、消え去る程の時が過ぎても。
主の求める姿は、これ一つ。]

　ふふ、したいように？

[主張を始めた、小さな実。
欲望の赴くまま、貪ることは簡単だけれど。
何故だろう、今の主の望む事は。

自分の欲を満たす事でも。
快楽で君を歪める事でもなく。
ただ、君に求められたいと願っている。

顕にされた熱が、外気を感じて。
布越しに与えられていた刺激で、十分に熱くなったそれは。
触れて欲しいと、跳ねていたけれど。
その願いは、届かずに。
ゆっくりと動く君の背を、何度も叩いていたけれど。
足りない刺激に、切ない想いは表情にも現れて。

それでも、君の言葉が届いたなら。
嬉しそうに、細くなる目。]

　それじゃぁ、してあげる
　私の得意なこと、いっぱい

[周りをなぞっていた舌先は、一度離れて。
小さな実に、唇を落とす。
愛おしむように、何度も何度も。
わざわざ、音を響かせながら。

揺れる君の背を、主の熱が叩いて。
じくりと、何かが染み出してくるのを感じながら。

主の手は、君を支えたままで。
赤い実の頂を、撫でる舌先。]

(-189) rhino 2015/01/24(Sat) 03時頃

【秘】 少女？ ベアトリーチェ → 宮殿の主 ヘルムート

　ぁ……

[温もりが離れていけば咽喉の奥からそれを惜しむような声が漏れてしまう。
魂ではどうすることもできない器の熱と欲求は、ゆっくりと魂も犯していっていたかもしれない]

　ッ――ぁア、っ――――

[そこにして欲しいと器は望んでいた。
魂はそこにすれば良いだろうと思っていた。
二つが積極的に、消極的に望んでいたものが与えられれば背筋を大きく仰け反らせこれまでにない甲高い声が淡い赤の合間から漏れた]

　んッ、や――あ、るじ……がっつ―――ふ、ッ……

[優しい口づけが何度も落とされればその度に痺れが脳へと至り、脚がぴくりぴくりと震えてしまう。
耳に届く水音は器に羞恥を呼び、魂にもそれは伝播する。
小さく首を横に振りながらも主の熱に酔い知れてゆく]

　……ん、ぅっ

[それでも約束だからと魂は動き、下唇を噛みながらゆるりと腰を動かして主の熱を擦り上げる。
跳ねるモノを抑え込むように秘所で触れ、そこで触れれば器にも熱が伝わりそれは身体の奥底を熱くしていく。
熱くなった其処は汗として、男を誘う蜜を滴らせそれが溢れでれば白の下着に染み込んでいき穢していく。
主の熱は少しずつ湿り気を帯びていく様子を感じ取ることはできただろうか、少なくとも、熱が増していくのは感じれただろう]

(-202) rusyi 2015/01/24(Sat) 17時頃

【秘】 宮殿の主 ヘルムート → 少女？ ベアトリーチェ

[耳に届く、甲高い声。
ぴくりと震える、君の四肢。
香る甘い匂いに混じって。
君の香りを、感じる事が出来る。

君が一番、跳ねる場所を探して。
決して痛みを与えぬように。
水音を響かせながら、掬い取る舌先も。

君の熱を、主の熱が感じ取るようになってからは。
思考と切り離された、本能の部分で。
勝手に、刺激を強めていった。]

　……――――

[荒くなり始めた息を抑えて。
視線を、少し上にあげ。
君の瞳を覗き込も。
可愛い、と思ったけれど。
口に出す余裕は、どうもありそうにない。]

　っ……はぁ……―――

[胸の奥から、深くて熱い息が漏れる。
君の湿り気が、間接的に伝わってくる。
心は今すぐ、欲しているのに。
それでは勿体無いような気がするのは。
どうしてなのか、わからないけれど。]

　こうなってからでは、何か滑稽だけれど
　愛しているといったら、笑うかい

(-205) rhino 2015/01/24(Sat) 17時半頃

【秘】 少女？ ベアトリーチェ → 宮殿の主 ヘルムート

　――――ッ

[主の言葉が耳を擽る。
時は正にその瞬間、これまでにない心地好さに包まれて身体が小さく跳ねてしまう。
抱かれているのだ、味わわれているのだ。
それは隠すこともできずに主に伝わってしまうだろう。

淡い赤の隙間から、熱く甘い吐息が長く漏れる。
身体の奥底にある熱を逃そうと吐かれた吐息は主の鼻腔を擽ったか]

　……主は、ずるい
　主に告げられた言葉だけで、この器は悦んでしまう
　これはフェアではない、ぞ？

[主の首へと回していた手を頬へと伸ばす。
瞳を覗きこんでいる顔を包み込み、瞳も優しく弧を描いた。
主の熱い息を吸い込めばまた身体の奥が疼いてしまう。
そのまま唇を重ね合わせ器の熱を伝えてしまおうか――]

　――笑いはしないよ
　だからもっと言ってくれ

　……約束も、果たそう

[主の身体を再び横へと倒そうとすれば拒まれただろうか。
拒まれなければ主の身体を横たえて、約束を果たすために腹の上で背を向けただろう]

(-207) rusyi 2015/01/24(Sat) 19時半頃

【秘】 宮殿の主 ヘルムート → 少女？ ベアトリーチェ

[今ならば、指先一つの動きまで。
感じ取れてしまいそうなほど。
君だけに集中した、意識の中にあって。

一際大きく跳ねる君に。
鳴らぬ心臓が、跳ねるのを感じた。
鼻腔を擽る君の息が、やけに熱い。]

　ふふ、そうかい？
　君と繋がるより先に、言っておきたかったんだ
　欲に流されたのだと、思いたくなかったからね

[ゆっくりと、重なる唇から。
伝わる互いの、この熱さは。
いったい、どこから来るのだろう。

魂の奥底に広がる、永遠の砂。
草木の生えぬ死の世界に。
ひとつだけ、溢れ落ちた月の雫。
月下に咲く一輪の華が。
今こうして、目の前にあり。
熱い蜜を滴らせているのだ。

だから、何度でも語ろう。
叶えて欲しい、願い事を。]

　愛しているよ、君の事
　愛していたよ、君の事

　忘れてしまうほど、昔から
　想像も出来ぬほど、未来まで
　ただ一人、君だけを

[君が主を倒そうと、力を込めるから。
それにまかせて、ゆっくりと横になり。
向けられる背を、眺めながら。]

(-236) rhino 2015/01/24(Sat) 23時半頃

【秘】 少女？ ベアトリーチェ → 宮殿の主 ヘルムート

[横になった主の身体。
その上に跨りて背を向ければ触れれば絹のような手触りの白が脱衣所の仄暗い灯りに照らされる。
金の髪を揺らして振り向けば、その眼は今度は少しジト目であった]

　主は矢張りずるい
　もっと早くに告げてくれておれば良かったのに
　そうすればこの器は寂しい想いをしなかった

　阿呆でも分かるぞ、主よ
　この器は主に愛されたいのだ

[口元に薄く弧が描く。
それは悪戯子が描くそれと同じもの。

主の熱に冷たく細い手を伸ばせば、堅いところに指を絡めゆるりゆるりと上下に擦りあげていく]

　まぁ、でも魂は俺なのだ
　だからこういうのも合わせて、己だと受け入れよ

[ぺろりと主に見えるように指を舐める。
熱の先少し膨らんだところに触れればまずは全体をゆっくりと擽るように指を這わせていった。
そうして鈴口に達せば割れ目を突き、主の熱がだらしなく液を溢れさせれば手のひらに塗り込み先を覆いて擦り合わせていった]

(-256) rusyi 2015/01/25(Sun) 00時頃

【秘】 宮殿の主 ヘルムート → 少女？ ベアトリーチェ

[ずるいと、こちらを振り向く白絹に。
向ける視線は、柔らかく。
告げられる言葉に、満足そうに笑った。]

　寂しい想いをさせていたなら、悪かったよ
　でも、わかるだろう？

　男が本気の愛を囁くには、勇気がいるんだよ
　君の気持ちを察するには、私は恋に疎すぎる

[本物の愛を語るには。
主はそれを知らなすぎる。
欲の形は知っていても。
愛の形は、一つとして知らぬ。
知らぬ形を、不器用にでも口にするには。
羞恥という言葉が邪魔をした。]

　受け入れているさ、君ごとね
　器も魂も、両方合わせて
　私の愛しい、君なのだから

[冷たい君の手が触れて。
ほうと深い息を吐けば。
君の舌先に、視線は惹きつけられて。
自然と、それを追っている。

触れられる度、擦られる度。
浮きそうになる腰を、抑えるのに必死で。
だんだんと、早くなる呼吸に。
熱の塊が、痛みを覚えるくらいには。
強く、固く、染まっていく。]

(-277) rhino 2015/01/25(Sun) 01時半頃

【秘】 少女？ ベアトリーチェ → 宮殿の主 ヘルムート

　疎いのならば己が教えてやろう
　主が受け入れるというのだ
　それに――

[主は気付いているであろうか。
「俺」から「己（おれ）」へと変わったことに。
口にすれば同じ発音ではあるが、それは器と魂の言葉である]

　己も主を愛してみたい
　不思議なものだがな

[するりと身体を滑らせて、主の腹の上へと双丘を押しつけた。
そのまま唇で堅くなった熱の先端に口づければ、広がる主の味にじわりと奥底から蜜が溢れていってしまう。
それは主の目にも入るだろう。

鈴口に舌先を這わせ、ゆるりと先端の膨らみに舌を這わせていった]

(-289) rusyi 2015/01/25(Sun) 02時半頃

【秘】 宮殿の主 ヘルムート → 少女？ ベアトリーチェ

　君が教えてくれるなら
　なんだって覚えようと言う気になるのだから

[発音の変わらぬそれが、変化した事には気がつかねど。
彼女の心の鈴の音が、少しだけ変化した事になら。
主でも、気がつく事ができようか。]

　君が愛してくれるなら
　私はなんだって、出来る気がする

[何故なら、あれほど男を拒んでいた君が。
主を愛したいと言ってくれているのだから。

何かが、主の先端に触れる感触がある。
指とも、掌とも違う。
もっと暖かい、何か。
それが何かは、感触でわかっているからこそ。
目の前に広がる、華の蜜を。
掬い取ろうと、指を伸ばした。]

(-294) rhino 2015/01/25(Sun) 03時頃

【秘】 少女？ ベアトリーチェ → 宮殿の主 ヘルムート

　ン――ッ、ふ、ぁ……

[主の伸ばした指がそこへ触れただけでピクリと身体が震えてしまう。
触れれば触れる程に身体の奥にある熱いところから、主を誘う蜜が溢れ出す。
その蜜は特に甘い香りであり同時に男を狂わす毒でもあった]

　あ、るじ――

[震えるのは柔らかな刺激が来ているから。
直接触られればどうなるかは分からない。
だから瞼を閉じて身を襲う悦びを我慢しながら主の熱の先端に口づけた。
そうされると心地好いことを知っているからで。
主に心地好くなってほしいという器の願いを魂は叶えた。

唇で先端を食みながら、舌先で鈴口をちろりちろりと這わせていく。
時折音を立てて吸い上げて、熱い棒は片手で擦るままに]

(-297) rusyi 2015/01/25(Sun) 03時半頃

【秘】 宮殿の主 ヘルムート → 少女？ ベアトリーチェ

[例えばそれが、致死の猛毒であったとしても。
君からもたらされるのなら、構わぬと。
一度離した指先を、主はちろりと舐めた。

心と身体を、共に溶かす。
甘い甘い、君の毒の味がする。]

　っく……―――

[もっと欲しいと、もう一度伸ばした指先は。
君の与える刺激に、一度動きを止めて。
耳に響く、施される音と共に。
数度、息を飲み込んで。
大きく吐いてから、もう一度。

伸ばした指先で、既に役割をなさぬ白い布をずらし。
そっと、奥の華に触れた。
壊さぬように、傷つけぬように。
その甘い蜜を、掻き出す為に。]

　君がしてくれる分
　私も君に、尽くさないとね

(-301) rhino 2015/01/25(Sun) 04時頃

【秘】 少女？ ベアトリーチェ → 宮殿の主 ヘルムート

　ふ――ぁ、ふ、っ……

[己の身体がどうなっているかなぞ己が一番良く知っている。
白い布をずらされて外気に触れれば感じる寒さに背筋が震える。
それと同時に訪れるは主の指先。
優しく触れられただけで強い悦びが寒さの代わりに背筋を駆け登ってくる。
蜜を求め華が広げられれば淫らな華は蜜を止め処なく滴らせた。

それが分かるからこそ主の熱から唇を離すことはなく、
奥から漏れる熱い吐息は主の熱を燻らせたか。
離してしまえば己がはしたなく声を漏らしてしまうから。
大きな熱を出来る限り咥えこみ主を心地好くしようと舌を這わせていった。

それでも主の指が止まらねば、腰が動いてしまうかもしれないが]

(-304) rusyi 2015/01/25(Sun) 04時頃

【秘】 宮殿の主 ヘルムート → 少女？ ベアトリーチェ

[包み込まれる、熱と。
別の意思を持ったかのように、動く舌が。
擽る度に、与えられる度に。
痛いほど誇張するそれが、ぴくりと跳ねて。

ここで吐き出してしまわぬように。
耐えるというのに、随分と苦労が必要だった。

自分だけ高まっていくのが、癪に触って。
君も共にと、広げた花びらを。
男にしては、細い指が。
ゆっくりと撫でて、少しずつ深くへわけ行っていく。]

　……―――

[君の奥から香る、メスの香り。
君の中から香る、毒の香り。
指に絡む、蜜と花弁。
肌に感じる、君の熱。
ゆっくりと動く、君の腰つき。
全てが、主を誘っているように思えた。]

(-308) rhino 2015/01/25(Sun) 04時半頃

【秘】 少女？ ベアトリーチェ → 宮殿の主 ヘルムート

　や、ァ……――っ

[主の指が入ってくる。
愛でられるだけで伝わってきていた悦びの波は津波となって押し寄せて、堪らず熱から口を離してしまった]

　あ、るじ……ダ、め……ンッ――

[主に見られてしまっているのだろう。
いやらしくも濡れそぼる華を
主を求めて蠢くその中心を
主の指を蜜は穢し、もっともっとと吸いついて――]

　ま、まっ――って……ぇ

[またピクリを身体を震わせて、小さく首を横に振りながら
主の指から逃れるように腰を引いて身体を起こした。
主を跨いだままに振り返れば蕩けた瞳と上気した頬がそこにはあった]

　あるじ、ずるいぞ――
　己だけ心地好くなっている

[実際はそうではないだろうが自分だけ軽く達し続けてしまっているのが不満で少し頬を膨らませ――]

　我慢するのは己のここで達したいからか？
　主は、奪うのと、捧げられるのどちらが好みだ？

[腰を少し浮かし下着を抜いで花弁を開けば主の腹の上に蜜が滴ったか]

(-310) rusyi 2015/01/25(Sun) 05時頃

【秘】 宮殿の主 ヘルムート → 少女？ ベアトリーチェ

[君の口から、熱が離れて。
耳に響く、甘美な卑鳴。

指に絡みつく、銀色に。
色が付き始めているのを。
主は、好ましく思っていたのに。

まってと響いた声に、顔をあげて。
引かれてしまう腰から、離れる指先。
ここは、直ぐ傍に湯殿があるのだから。
他よりも、暖かい場所であるはずなのに。
妙に指先が、冷たく感じて。
妖艶に光る指先を、主は一つ、舐めた。]

　ずるいかい？
　愛する人を満足させたいと思うのは
　おかしなことではない気がするけれど

[それでも、君の顔を見てみれば。
その願いは、十分に果たせたようだと。
心に湧いてくる、充足感。
膨らませた頬も、可愛らしく思えて。]

　ふふ、二人の始めての夜だからね
　どうせなら、君の唇よりも
　君とつながって、果てたいじゃないか

[腹部に滴り落ちる蜜を、掌ですくって。
絡ませたそれを、主の熱へと塗り。
物欲しそうな目をしながらも。
君の問いに、答えようか。]

　他の女なら、奪いもしようが
　君から奪うのは、嫌かな

(-312) rhino 2015/01/25(Sun) 05時頃

【秘】 少女？ ベアトリーチェ → 宮殿の主 ヘルムート

[蕩けた視線を主へと向けたまま、淡い赤へと指を沿わせゆるりと撫でる]

　主の、ここに欲しかった

[素直にそう告げるが主の言にも理解はできてしまうわけであり、
腰を下げれば距離は少し離れてしまう]

　己は奪われても良いと思ったけれど
　主はそう想ってくれるなら
　主のを己が奪うとしよう――

[ゆるりと膝立ちになれば金の髪が揺れて動く。
主の熱の棒へと、今度は直接花弁を擦りつければ腰を前後に動かして蜜をたっぷりと塗りこんでいった]

　主、我慢しておくれ

[蕩けるように熱い花弁と毒の蜜で熱を犯していけば主が耐える表情を見て満足気に淡い赤が弧を描いたことだろう。
蜜が十分に染みわたれば腰を上げ、主に見えるように花弁を開く]

　主――ちゃんと見ているといい
　いいや、ちゃんと見ていてほしい
　己の初めての相手が主であることを

[主の熱の先端に花弁を宛がえばそれだけで精を吸い上げるように吸いついた。
ゆるりと腰を降ろしていけばそれは更に強まっていっただろう]

　――――ッ、ンッ

[そこは主の為に在るようなものだった。
主が最も心地好くなるために形作られ、
主が求めたくなるような最上質の美酒のようだったろう。
奥から溢れ出る蜜が熱に纏わり、滑りを良くすれば最後の抵抗に熱が当たり]

　あぁァッ――っツ……ゥ――

[赤の軌跡が白い太ももを伝い落ちるのが見えたことだろう]

(-315) rusyi 2015/01/25(Sun) 05時半頃

【秘】 宮殿の主 ヘルムート → 少女？ ベアトリーチェ

　私だって、君が欲しかったさ

[ずっと前から、君だけを。
素直に告げられた言葉に、跳ねそうになる胸を。
どうにか抑えて、微笑めば。
少し開いた距離に、名残惜しさと。
そして、期待が湧いてくる。]

　君に奪われるのかい
　それもいいね？

[揺れる金色が、ふわりと浮かんで。
熱に触れる、熱。
塗りこまれていく、君の蜜。
我慢しろと、言われるまでもなく。
これだけで達してしまうことは、主の矜持が許さずに。
詰まる息を、飲み込んで。
何度も、震える息を吐く。

顰められた眉の下で、君の顔を双眼が覗けば。
満足そうに、弧を描く三日月が見えた。

そうして、離れて行く熱と。
目の前に、開かれる華。]

　目を離そうにも
　私には、君しか見えないからね
　見せておくれ、君が、私だけの君になるところを

[ゆるり、落ちる腰を目が追って。
押し開かれて、形を変える君が。
やけに、美しく見えた。

主の作った肉体だ。
主の為に誂え、主の為に存在した。
必然としてそれは、主が望むものであり。
また、逆も然り。

吸い付く華が、主を縛り。
押し開く度、強く吸い付く。
肉体を縛るだけのそれは。
もう遠の昔に擦り切れた心をすら。
強く、熱く、縛って離さずに。
中程で、何かにそれが触れた。]

　っ……―――

[一際強い抵抗を抜けると。
一筋の赤が、伝い。
奥の空間への、扉が開く。
主はそっと指を伸ばして。
その赤を一つ、すくい上げれば。
己の口へと、運んだ。]

　これで君は、私になった
　これで私は、君になった

[君に見えるように、出した舌に。
赤を乗せて、口をとじ。
必要のない、喉の音を鳴らした。
こくりと、やけに耳につく。]

　もう誰にも、触れさせやしない

[最奥に、ぴったりと嵌るパズルの欠片が。
隙間を完全になくした頃に。
主は、彼女へ手を伸ばし。
頬に触れれば、口付けをせがんだ。]

(-318) rhino 2015/01/25(Sun) 07時頃

【秘】 少女？ ベアトリーチェ → 宮殿の主 ヘルムート

　――ッ……は、あぁ……ぁ

[主が赤を飲み込むことで己が主のものとなったことを知る。

最奥へと納めた主の熱は猛々しく
身を二つに裂かれるような痛みと己の身体が主と一つになった悦びにまた小さく身体が震えた]

　……主は我儘であるな

[蕩けた瞳の端には雫が溜まっていたかもしれない。
まだ痛む華、主に貫かれ動き難い身だった。
それでも頬へと伸ばされた手にすりと頬を擦り寄せれば身を前に倒す。
主の胸板に手を添えて、それでも少し足りぬ距離]

　主、主――届かぬぞ？

[主に身体を少し起こすようにせがむ。
主が身体を起こしてくれれば啄むように唇を重ね合わせた]

　ん……ふぁ――ある、じ…………
　もう我慢しなくて、いいから――
　あるじの、ちょうだい

[それで初めて主が己のものになるのだから、と口づけながら強請る。
腰はまだ動かせそうにはないが主の熱を包む中は蠢き初めており、どうすれば主が悦ぶか分かっているように吸いつき、搾り取ろうとしていた]