【見】 純血吸血鬼 ショコラ

―館：扉の前―

[扉が開けば、そこに赤いカーペットと、青い薔薇のアーチが目に入るだろうか？
空気中にはちらちらと白いものが見えるだろう。

祝福の時間だ。
綺麗なドレスも、綺麗なブーケも無いけれど。
ケーキとシャンパン>>@4:25>>@4:26ぐらいは準備した。
銀色の吸血鬼が飾りつけた赤と青もある。
他にも、吸血鬼達の祝いは届いているだろうか？

出てきた少女の姿に目を瞠る。
艶やかな姿は、見た資料とは違うけれど。
積もるほどではない風花の中。
ヴェールの代わりのように、雪が髪に舞い降りるだろう。

ショコラは先ほどまでの思案は全て綺麗に隠して。
にっこりと、笑って手にした花びらを出てきた二人へと投げつけた。]

おめでとー！

[笑って、手を叩いた。**]

(@0) Elie 2014/12/16(Tue) 01時頃

【見】 使い魔 クマガイ

[それから口を開いたと思ったが、相手のとりとめのない独り言に似たつぶやきの意味が理解できず、頭の上に疑問符を浮かべて跪いたままの背をまた縮こめる。]

自分を省みる…？
あの…仰る意味がよく…。

俺には難しいことはよくわからないですけど…。
俺は誰かが悲しむとこは見たくないんです。

[もしベルントの姿に獣の耳がついていたなら、その耳をぺたりと付け根にくっつけていただろう。
見つめていた瞳がまた潤んで、大きな雫は睫毛の上下とともに一筋また頬を濡らす。]

…っ！

[自虐のように、吐き捨てて、修道服の裾で筋を拭って、雫を拭いて。
覆われていない表情が薄く笑んで、まるで仮面のようだと思った。繊細で壊れてしまいそうなアンティーク細工の仮面。]

(@1) miduno 2014/12/16(Tue) 01時頃

【見】 使い魔 クマガイ

[顔を覆う手にその手を重ねて、仮面の方でない、カンザキの素顔に触れてみたくて。]

貴方は…、抱えすぎているんじゃないですか？
俺や…イルさんにわけてください…。
悩みとか、えっとその…いろいろ。

[こういう時含蓄のある言葉を掛けられたらいいのに。自分の稚拙さが恨めしいけれど、せめて心配に思う気持ちが伝わればいいと、ひんやりとした手に武骨な手を添えて、黄金の濡れた瞳を見つめた。]

(@2) miduno 2014/12/16(Tue) 01時頃

【見】 使い魔 クマガイ

「なにー？」

[その声>>5:@28に黄金の瞳から視線が逸れて、一瞬だけ、ショコラと目があった。
一瞬というのは、そのままショコラがそっぽを向いてしまったから。]

？！
チョ…チョコ？

[こういう時、二人で慰めるものだと思っていた。
楽しいことは二人分、悲しいことは半分。

今までずっとそうしてきたから。
そうでなかったことが今まであっただろうか…。

目の前のカンザキと同じくらい立ち去ったショコラの事が気がかりでひとりキョロキョロと不審な挙動を取っていた。]

(@3) miduno 2014/12/16(Tue) 01時半頃

【見】 使い魔 クマガイ

カッ…カンザキさん…！！
今の貴方にこんなことを言うの…

すごく申し訳ないと思ってはいるんですけど…――。

[苦虫をかみつぶしたような顔をしながら視線を泳がせて、相手に告げる。相手がその睫毛を持ち上げて視線を上にやれば窮屈そうに背を縮こめたベルントの情けない顔を見ることができただろうか。]

相談…、乗ってもらえません…か？

[と、今しがた何も言わず立ち去ってしまったショコラのことを話始めただろう。]

(@4) miduno 2014/12/16(Tue) 01時半頃

【見】 使い魔 クマガイ

[男の話は支離滅裂で、傍から聞いていたら繋がりが感じられず、要領を得ないものだっただろう。

ショコラの気を損ねたのかもしれないという話をし終えると、少し間を置いて、カンザキから目を反らしてそのごつごつした手を口元に当てて、ぼそぼそと口ごもる。]

俺…、実は…、カ…カンザキさんの事が…。
その…、好きかもしれなくて…。

でも、わかんないんです。カンザキさんも好きだけど、チョコも好きだ。
『好き』ってイマイチわからないけれど、館でしているように一人しか選んではいけないんだったら、カンザキさんを選んでチョコと離れるなんて絶対嫌だし…。
そう思うのならこれは『好き』じゃないんですか…？

でも、俺…、イルさんとカンザキさんが話してるとこ見るの、あんまり面白くなくて…。

ずっと考えてたんです！
この気持ちは何なんだろうって！カンザキさん物知りだから、わかるかなって…思ってたんですけど…。

[でもカンザキさんに聞くのは恥ずかしくてずっと聞けなかった。
それだけ言うとカンザキの両手を握って]

カンザキさん！助けてください！！
…俺、ショコラから首輪にでも繋がれたかった。
いや、いっそのこと一人の吸血鬼になれたら…。

[ショコラがバケモノだ、と己を嘆くこともなかったかもしれない。
ショコラの悲しみがもっと深く理解できたかもしれない。
ショコラを悲しませるようなことをしなかったかもしれない。]

(@5) miduno 2014/12/16(Tue) 02時頃

【見】 イル

[夫婦のやり取り>>5:+60>>0に関心の無い振りをしながらも、内心はソワソワと落ち着かなかった。

苛立っていた言葉が次第に凪いで空気と溶け込めば、此方の肩の力まで抜けていた。

何も言わずとも表情に出ているサガネを棘の無い見守るような眼で見下ろした。
知らないことの方が多いという、曖昧で確証のない言葉でも、二人を見ていれば何もなくても十分に思えた。

そんな時に、エイジの言葉>>5:+61を聞いてしまったものだから]

　えっ、バレてた？どこから……あ。
　あー…気付いたなら、もっと早く言って。恥ずかしい…

[男は嘘が下手なのだ。]

(@6) tyu-gakusei 2014/12/16(Tue) 02時頃

【見】 イル

　……人は苦手。見てて、すげー眩しいから。
　でも、エイジさんが、エイジさんらしく出来る人間なら……
　その結果、人らしくなってもいいんじゃないか。

　そんなに……変わらない、かも。人間でも吸血鬼でも、死んでも生きても。たぶん。

[何処かの誰かが悪戯に消した電灯の中で、一瞬だけ口角が上がった。
暗い中で青い色だけがよく見える。]

　おめでとう、エイジさん………サガネさ…サガネ。

[自ら、その家の扉を開く。
其処にはショコラからの招待状と橙色の線が伸びていただろう。
振り返ると同時に見えた肩を寄せ合う二人に眼を細めた。]

(@7) tyu-gakusei 2014/12/16(Tue) 02時頃

【見】 イル

[家の淵を踵で叩く。
今まで引きずって来た茨の道が盛り上がり、数秒蠢く。
動きが止まったそれは、サガネの瞳の色とエイジの髪の色を映した花が咲くアーチ。

橙と藍色の光が伸びる道だけが明るい。]

　この道真っ直ぐ行けばパーティ会場らしいよ。行く？

[御者は二人の後からついて行くつもりだ。
血がなみなみ入った、注射器を持って。]

(@8) tyu-gakusei 2014/12/16(Tue) 02時頃

【見】 吸血鬼 カンザキ

─ 噴水広場・回想 ─

［取り止めの無い自戒>>@5:21を拾い上げたベルントが、困惑を示してくる。敢えて応じることもしなかったが、おろおろと不安げなのは迷子の仔犬じみて。
心配してくれているのが、有り有りと分かるその様に却って慰められる。

節の強い大きな手が、そうと重なる。>>@2
抱え過ぎだ、と掛かる言葉に、そうかもしれないと素直に思った。
独りが好きな訳じゃ無い。けれど、誰とも分かり合える気なんてしなくて、進んで独りで居ようとしてきた。

続いて添えられた名前には、ほんの少しだけ、眉根を寄せたけれど。
何も、言葉にはしなかった。

やさしい体温。
全ての吸血鬼にこの温度を取り戻させたかった。その為にこの百余年を生きてきた。
甚だ滑稽だとは、自分自身が一番分かっている事ではあるけれど。］

無茶をしたら諌めてくれる相手も、とっくに居なくなってしまってね。
……有難う、ベルント。

［柔く笑って礼を言った頃だろうか。
近付いた誰かの気配が、弾かれたように遠ざかっていったのは。>>@5:28］

(@9) roki 2014/12/16(Tue) 22時頃

【見】 イル

[身体の奥底に落ちた何かが一際大きく波を立てる。
エイジの言葉>>4を受けて波紋を広げる不可解な波は、男の表情を顰めさせる。

残り少ない水鉄砲みたいに、途切れに声が掠れる。]

　難しい事を、言ってくれる。

["君を君たらしめるものは何だ"

背中に刺さったままの声が脳を揺らす。
本当はわかっていた。
一人で考えて分かる事では無いのだと、扉の向こうから自分が望む「都合が良い人」も現れないのだと。

それでも冷たすぎて熱い氷の言葉に押される>>5背中は、少しだけ熱を貰っていたけれど。

喜色の滲む声音>>-6と温かそうな手と手の触れ合いを黙って見ていた。
この世と闇世では違い過ぎる事もあるだろうに、その表情は恐らく、きっと、生きたままの彼の表情にちがいない。]

(@10) tyu-gakusei 2014/12/16(Tue) 23時頃

【見】 イル

[落ち着いてきた心象の波を感じながら、二人の後ろを歩いていると薔薇と同じ眼>>7が此方を向いた。

「じゅーぶん眩しくて、すげぇっスよ」
いとも容易く口から出た言葉は酷く男を戸惑わせて。
一瞬、顔が歪む。]

　　(ああ、なるほど。
　あの人はこんな気持ちで。)

[泣いて、しまうかもしれない。]

　　…………イル。イルって、言うんだ。

[曖昧な言い方はしない。
ツンとする鼻を隠しながらも、名を教えた。

此方をチラと見て、したり顔>>11>>12してくるオッサンに全て自分の中に落ち込んでいったのはその数秒後。]

　余計なお世話だ、若作り。
　見せつけてないでさっさと愛の逃避行しなよ。過度の糖分で嫁さん死ぬんじゃない？

[軽口ながらの去り際、硬直するサガネのポケットにこっそり忍ばせた指。
布の形が二つの小さな輪っかを象っている。]

(@11) tyu-gakusei 2014/12/16(Tue) 23時頃

【見】 イル

[その後合流した二人>>8>>16は見覚えがある。
吸血鬼のほうはエイジの趣味を誤認していそうだ。]

　このオッサン、意外と乙女だよね。

[挨拶の隙間>>9に意味深な言葉をわざわざ挟んで、後ろ手に回した指を軽く叩いた。
青と灰の花の中に、黒と桃の薔薇が芽吹く。

吸血鬼の方が性癖を暴露した所を忘れる訳がない。
人間の方は黒ずくめであった事を覚えていた。

これからは何色の服を着るのだろう。]

　　それじゃあ、先に行っちゃうね。
　主役より後に登場したらパーティの主催者に溺死させられそう。

　また「後で」。

[いつ別れが来るか分からなくなってしまった人達に、口先だけの約束を。]

(@12) tyu-gakusei 2014/12/16(Tue) 23時頃

【見】 イル

[歩くたびに手に持った注射器がぶつかり合う。

この注射器を、どうしても届けに行かなければならない。
だって、そうだろう？
これは彼の物なんだから。
届けなければ"いけない"のだ。

そう、これは義務だ。
言い訳のような男の気持ちは、宙ぶらりんのままだというのに、
会場へと向かう足は加速する。]

(@13) tyu-gakusei 2014/12/16(Tue) 23時頃

【見】 吸血鬼 カンザキ

─ 噴水広場・回想 ─>>@9

［ベルントも気配に気付いていたのだろう。
一通り戸惑った後、相談が、と申し訳なさそうな顔で。>>@4

既に落ち着きを取り戻したカンザキは、鷹揚と頷く。
主の機嫌を損ねたかもしれない、と聞くも、理由の部分が見当たらず、首を捻るに終始する。が。］

『俺…、実は…、カ…カンザキさんの事が…。
その…、好きかもしれなくて…。』

［ごにょごにょと、大きな体躯に似合わず、背を丸めた男が落ち着き無く話し出した言葉に、一瞬、思考が停止する。思わず瞠目した。

けれど、懸命に、言葉を絞り出して、如何にか複雑な心中を形にしようとする姿を見ていれば。自然、眦は下がり唇はやさしい弧を引く。

助けてください、そう言って両手を取られる。>>@5
互いに向かい合って、胸の前で組んだ両の手。其れは祈りを捧げる姿勢にどこか似ていて。
頭の隅で、遠い日に見た、修道服の妹の姿がちらついた。］

(……私は今、おまえのように優しく在ることが出来ているかな。)

［主と同じ存在で在りたい。主の悲しみを知りたい。主を悲しませたくない。

懺悔のように続く、其れはきっと何時も楽しげに振る舞う彼の本心。
告げる相手に自分を選んでくれた気持ちに、報いたい。と思う。

男の言葉が途切れた頃に、静かに口を開いた。］

(@14) roki 2014/12/17(Wed) 01時頃

【見】 吸血鬼 カンザキ

ベルント。
…私の事を好きと言ってくれるのは嬉しいよ。
大切なものを並べた時に迷う気持ちも良く分かる。

自分の感情に線引きをする事は、思うよりも酷く難しいものだ。
恋だの愛だのなんてものは、特に。

［くす、と笑って。何時かのように顎下を擽る。彼が自分を慰めてくれたように、せめて気が紛れてくれたらいい。］

その“好き”がどんな意味か、分からないなら分からないままでもいいんじゃないかと、私は思うよ。
温めた卵が孵るみたいに、自然と腑に落ちる事もある。──それまでは、

［手を解いて身体を離し、立ち上がる。
噴き上げられ、優美なカーブで落ちる水の向こうにショコラの気配は無い。けれど大丈夫だ。彼の使い魔が主を見付けられない筈が無いから。］

今、何より心配している人の事を、大切にしておあげ。
…そもそも、使い魔というのは主の分身では無いだろう？
私の鳩や花達は何処までも私の意思で動くけれど。
きみがそうだとは思えないな、パピィ。

［しゃがんだままの男の頭を、二度ほど撫でる。
彼は未だ迷子の仔犬みたいな表情をしていただろうか。腕を取って立つように促すと、背中を少しだけ強く叩いてやった。］

言いたい事は、あの子に直接伝えたらいい。
私に言えたのだから、それくらい易いだろう？

それがたとえあの子の意に沿わなくとも、ね。

［叩いた手で、そのままついと背中を押した。
主を余り一人にするものではないよ、冗談めかして言い添えて。>>@5:33
それから、離れた背中に声を掛ける。ベルント。大柄な男は、振り返っただろうか。］

────好いてくれて、ありがとう。

［言って向けた顔を、カンザキ自身が見ることは無いけれど。
それは多分、彼が愛した同じ顔の“彼女”と、よく似た笑顔だった。］*

(@15) roki 2014/12/17(Wed) 01時頃

【見】 イル

[寄り道をすると食べられる>>18、なんて。
御伽噺でも夢でもない癖に。

　そう、これはれっきとした現実だ。

後ろから聞こえる感嘆>>18>>19には歩きながらも何処か満足そうな表情を浮かべる。
こっそりと伝えられた礼>>20には、しらを切るようにその場を離れたのだったか。]

　(どうするかはアンタ次第だし。)

[最初から無かった事にするならそれでも良いのだ。ただの自己満足なのだから。

此方に向かって真っ直ぐ飛ぶ「次」という言葉に、目を丸くする。

横顔だけを相手に見せて、手短に「手料理」と返事をしてみたのだった。*]

(@16) tyu-gakusei 2014/12/17(Wed) 01時半頃

【見】 イル

―館の前へ向かう道―

[木々の隙間を潜り抜けて、ひたすらに歩いていた。

闇夜には場所と時間の概念が無いと誰かが言っていた気がする。
それが本当かどうかは分からないけれど、実際に男が作った茨の道はパーティ会場に繋がっていないかもしれない。

現に、元来た道を辿っていた筈なのにえらく遠回りをしている気分だ。

男が方向音痴なだけか、はたまたパーティ会場に行きたくなかったかは分からない。
ただ茨の道を辿る者によっては、途中で道が二股に分かれている可能性も、会場ではない別の場所に繋がっている可能性もあるということ。]

　(後で、いろんな方面から怒られるかもしれない。
　迷ったとしても、出来るだけカップル向けの場所に出てくれたらいいけど。)

[そういえば、ブギーと云う吸血鬼が去り際に何か言いたそうな顔>>30をしていた。
甘い物について何か物申したかったのだろうか。
少し、急いで離れた事を後悔する。]

(@17) tyu-gakusei 2014/12/17(Wed) 20時半頃

【見】 イル

[思いながらも、シンシンと舞う雪の結晶>>@0が頬に当たれば、影が表情を曇らせた。

遠くの方で、噴水の音が聞こえる。

無表情ではなくて、それでいて憂鬱でもない。
そんな顔を貼り付けた。

鼻先を掠めた賑やかな料理の香り>>@4:25>>@4:26に、木の陰から顔を覗かせれば、其処にはショコラ>>@4:31>>@4:32が居ただろうか。

居ても居なくても、いずれは其処に姿を現すだあろう吸血鬼が開催するパーティに力添えを。
彼が落とした雪の欠片が溶けて広がった所から、真っ白な看板がポツリ
ポツリと起き上がるだろう。

書いてある文字は見る者毎に異なるだろうが"ショコラとリリナの料理食べ放題"と見える筈。

居場所がバレる前に、犯人は静かにその場を去るだろう。*]

(@18) tyu-gakusei 2014/12/17(Wed) 20時半頃

【見】 イル

―噴水広場―

["その、好きかもしれなくて…"

ぼそぼそと口ごもる聞き覚えのある声>>@4はそう言っていた筈だ。
その場から離れる気もしなかったから、木の陰に背中を預けて僭越ながら使い魔サンと誰かが話し終えるまで待たせて貰う事にする。

二人の声量は大きくないが、どうやら好意に戸惑いを抱いている悩みを誰かに相談しているらしい。
若干の気まずさを覚えながらも、地面に目を伏せた。

『カンザキさん！助けてください！』

カンザキが、同じ場所に居た事に瞠目する。]

　(もしかして、ずっと泣いていた？)

[　自分の言葉が原因で流れたそれを、拭えなかったのは二回目だ。
一度は、生前腕が動かない傍で妹が泣いていた時。
二度目は……
チリとした物が胸を掠めた。

ベルントの話>>@6の顛末は汲み取り損ねた。
しかし彼が主を想う気持ちだけは、ひしひしと伝わって。]