
571 愛しい貴方を失したくないから。
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高雄【たかお】は投票を委任しようとしましたが、解決不能でした。
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カイル! 今日がお前の命日だ!
2014/04/17(Thu) 00時半頃
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佐取【さとり】! 今日がお前の命日だ!
2014/04/17(Thu) 00時半頃
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カイトは学生 高雄【たかお】に投票した。
澪【みお】は学生 高雄【たかお】に投票した。
佐取【さとり】は学生 高雄【たかお】に投票した。
春文【はるふみ】は学生 高雄【たかお】に投票した。
狩りたてる恐怖は学生 高雄【たかお】に投票した。
高雄【たかお】は寡夫 織部【おりべ】に投票した。(ランダム投票)
カイルは学生 高雄【たかお】に投票した。
織部【おりべ】は学生 高雄【たかお】に投票した。
遥【はるか】は学生 高雄【たかお】に投票した。
鈴城【すずしろ】は学生 高雄【たかお】に投票した。
サリュートは学生 高雄【たかお】に投票した。
佐倉【さくら】は学生 高雄【たかお】に投票した。
リーリエは学生 高雄【たかお】に投票した。
高雄【たかお】は村人の手により処刑された。
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春文【はるふみ】! 今日がお前の命日だ!
2014/04/17(Thu) 00時半頃
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遥【はるか】! 今日がお前の命日だ!
2014/04/17(Thu) 00時半頃
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
佐取【さとり】が無残な姿で発見された。
春文【はるふみ】が無残な姿で発見された。
カイルが無残な姿で発見された。
遥【はるか】が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、カイト、澪【みお】、狩りたてる恐怖、織部【おりべ】、鈴城【すずしろ】、サリュート、佐倉【さくら】、リーリエの8名。
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― 翌朝 ―
[新聞屋が、朝刊を配る時刻。 診療所の裏口へ届いた牛乳瓶を一本拝借する。
そうして、十分後。 紙蓋の目から針を通し、元と同じに丁寧にビニルをかけ直した。
牛乳の中に、注射器針を用いて強い睡眠薬を混入してある。 それこそ、何をされても目覚めないほどに、強力な。*]
(-2) 2014/04/17(Thu) 00時半頃
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春文【はるふみ】! 今日がお前の命日だ!(ぺろぺろぺろ)
(-0) 2014/04/17(Thu) 00時半頃
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/* 二万ポイントしかなかったことに、 ビクッとした私は、一体何に怯えたのか。 期待しすぎである。
(-1) 2014/04/17(Thu) 00時半頃
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/* 兄弟の『命日だ!!』合戦がはずかしいです!!!!
しかも名前呼び捨てて…(*ノノ)はじゅかし
(-3) 2014/04/17(Thu) 00時半頃
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― 真夜中 ―
[篭はずっと前から手に入れてある。 そしてとうとう求めていた鳥も手に入れた。
愛しい両翼、もう何十年探し続けてきたことだろう。
女は自分の不足を埋めてくれなかった。 名品は少しの慰みにしかならなかった。
恵まれた地位に生れ落ち、才に愛され、男は不足だけを腹に抱えて生きてきた。 何故こんなにも満たされないのかと、あらゆるものに手を伸ばした。
面倒は切って捨て、快楽は己の興を惹けなかった。 そんな不足の男が、漸く満ちる。]
(+0) 2014/04/17(Thu) 00時半頃
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[足早に。 握る手の力が強い気もする。
……気のせいかも知れないけれど。]
この街の男性が皆、オリベさんみたいなら良いのに……。
[それなら良くない男なんて、居ないだろうから。
星宮の家は、夜中にも関わらず何やら騒がしく。 ボヤが、どうのとか。]
(0) 2014/04/17(Thu) 00時半頃
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/* 花火だなぁ………<5人落ち
🎆
(-4) 2014/04/17(Thu) 00時半頃
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[赤い鳥の見世蔵の裏、狭くない庭が広がっている。 手入れされた松に、蒸されし苔。 幼い頃の彼らの遊び場の一つだった場所。
そこに建つのは白壁の土蔵である。 古い見世蔵には大体、本当の蔵として対で建てられる。
出入り口は重い扉が一つ、それ以外は明り取りの窓しかない。 そこから見える月の満ち欠けでしか月日を計れない。
二人がどれ程、頼み込んでも、立ち入りを許さなかった。 かくれんぼに使えば、楽しかろうと言いたげな幼い瞳にも折れず。 重厚な南京錠が開放されることは、“今まで”唯の一度もなかった。
―――当然だろう。 その土蔵にしまうべき宝は、もうずっと昔に決まっていたのだから。
収集家の男が誂えた本当の鳥篭。秘密の眠る場所。]
(+1) 2014/04/17(Thu) 00時半頃
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[二人が話明かして眠った後で、そっと部屋に足を踏み入れた。 二人とも、瞼を下ろし、すやすやと安らかな寝息を立てている。
幼い頃から何も変わらない。 ただ、漸く成鳥になっただけ。
ずっと待ち続けてきた。 二人の羽がピンと伸ばされ、美しく拡がるこの時を。
二人の寝顔を覗き込むと、先ほどチラと聞こえた声が耳元で蘇る。 恋か、と己に似合わぬ言葉を小さく呟いた。>>2:348]
―――…私はそれがどんなものかは知らないけれど。 女は次々と狂ってゆくね。
……いや、狂った熱こそを、恋と呼ぶのかもしれない。 だとしたら、我が両翼よ。 ―――私はお前達に、恋うているのだよ。
[眠りの中にまで落とす深い声。 翼広げた赤い鳥。自身の幸い司る鳥。
男は、初めて、意識をせずに、甘苦しい息を漏らした。*]
(+2) 2014/04/17(Thu) 00時半頃
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― 星野屋敷:夜 ―
[夜を通して血文字を消す男衆。 漆喰の壁に書かれた文字はただの罵詈雑言ではない。 男たちが陰で囁いた言葉。 それらが赤裸々に曝されている。
それが心地よい筈も無く、男衆は必死に手を動かし続ける*]
(1) 2014/04/17(Thu) 00時半頃
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― 昨夜 ―
[顔も合わせず、視線も合わせず。 食器を水につけてそれから。 逃げるように部屋に戻った。
えふ、えふと咳き込む。 半分はわざとだ。 涙が出るのを熱と咳で誤魔化すため。 誰も見ていやしないのに、隠すため。
その日はそのまま、疲れて眠ってしまった。 翌朝なにが待っているかも知らないで*]
(+3) 2014/04/17(Thu) 00時半頃
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[桜が見たかったのだと告げる相手に舌打ちしたい気になる。 出歩くな。 他の男に触れさせるな。
それでも、苛立っても。 手は解かれない。
手離せない。]
夜に出歩く女は、軽く思われるぞ。 あー…look bitch
それが嫌なら遅くに一人で歩くな。 男相手にくっつくな。
[もうとっくに男だと分かっている相手に。 くだくだと重ねて告げるのは、独占欲以外になんと呼べばいいのか。
>>0冗談ではない。 悪質なつまみ食いを繰り返すどこぞの医者よりも、 もっと女を泣かせているというのに。]
(2) 2014/04/17(Thu) 00時半頃
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― 翌朝 ―
[二眼レフの手入れをしながら、写真の束を荷物へ入れる。 マッチの箱、それと一通の封筒をも一緒に入れた。
支度を整えた所で、オペラグラスで診療所の裏口を見守る。 牛乳が消えた後に、薬局を出るだろう。
扉には「本日定休日」の札をつけて。 織部が何時訪ねて来てくれるかは分からないが、 流石にここまで早い時間帯、という事はあるまい。]
(3) 2014/04/17(Thu) 01時頃
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/* 赤窓ちらっと見てきた。 ご、ごめんなさい、俺のせいで二人ペア迷わせて!
いや、NL無理というか、ただチキンすぎて女の子攻めれないだけっす。 だから目の前でされるのはハンカチぎりぎりしながらみていられるよ。
佐倉さんいたらめっさぎりぎりしてた。 俺の親父なのにってぎりぎりしてた。多分。
(-5) 2014/04/17(Thu) 01時頃
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[覗きは診療所の壁沿いの窓へと移る事になる。 牛乳を飲むのを見届けた所で、侵入せんと、―――動く。*]
(-6) 2014/04/17(Thu) 01時頃
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/* しかしこれって寝てる所を普通に運ばれるのか? ぱぱんってば力持ち&起きない子供組鈍感やな…。
薬とか盛られるかな?とちょっと思ってたりしました。
NG…NG…うーん、元々書いてるのとは別では特にないかな…? いきなり殺されない限り。
(-7) 2014/04/17(Thu) 01時頃
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[眠る。ねむる 夢は幸せな、あたたかなもの
夜が少し過ぎた頃、熱の所為か疲れて寝入ってしまって だから、気づかない、気づけない
じぶんに、今 なにが
おこっているかなんて*]
(+4) 2014/04/17(Thu) 01時頃
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[己の一言で簡単に萎縮する兄。 それでも良い気分になれなかったのは、 やはりあの女のことばかり考えてると思い知ったから]
そうだね、さっさと治して勝手に見に行けばいいよ。 俺は春さんと一緒になんて行きたくもないけどね。
[行けるものなら、この手から逃れようとして 無事に、など、させないのだけど。 己の言葉でずたずたになればいいのに。
食べ終えた食器をまとめて流し台へ、 兄へは背を向けてさっさと洗い物をしてしまう。 煮物は明日また食べるとして、 問題は味噌汁だったけれど捨ててしまおう]
(+5) 2014/04/17(Thu) 01時頃
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大学生 カイルは、メモを貼った。
2014/04/17(Thu) 01時頃
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[手を引いて、連れてきた星宮邸はボヤがあったとかで大騒ぎになっていた。 先ほど自分が通りがかった時には何も騒ぎはなかったはずだが、と訝しみながら。
離れを担当している使用人にサリュートを任せた。
娘が何をこんな遅くまで、といささか険のこもった視線に口を開く。]
道に迷って、おまけに酔っ払いに絡まれてたらしい。 大目に見てやってくれ。
[わざわざ手を引いて戻ったのもそのためか、と 僅かに和らいだ隙に、サリュートに別れを告げた。]
(4) 2014/04/17(Thu) 01時頃
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― 赤い鳥篭(土蔵)/翌朝 ―
[次に彼らが目覚めるのは、柔らかい布団の上でもなく。 抱えるのは蕎麦殻の枕でもなかった。
薄い絹が掛けられた天井を持つ寝台。 西洋で生まれ、この地では滅多に見られぬ巨大な褥。 柔らかい手触りのシーツは眩しいほどに白く、二羽を収めてもまだ余る。
違和感に瞼を起こせば、白い壁が見えるだろう。 彼らが幼い頃に、強請りに強請った土蔵の中。
手入れされ、改装された蔵内は、天窓から一条の光のみが差し込む。 小春の陽気でも不快指数を上げぬ窓のない土蔵の中、 天井には空気を掻きまわす天井扇が設けられていた。]
(+6) 2014/04/17(Thu) 01時頃
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[先に眠った幼馴染に、風邪を悪化させてはいけないと、きちんと布団を掛けて、窓にはきちんと戸締りを。 ふぁ、と一つ欠伸をして電気を消したら自らも布団の中へと入る。
明日になったら幼馴染と一緒に学校へ行くのもいいかもしれないと、そんな事を考えて。 そんな明日なんて来ないなんて知らずに目を瞑る。
そのまま深く、深く夢の中へ*]
(+7) 2014/04/17(Thu) 01時頃
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[―――ギィ、と揺れる音を立てるのは安楽椅子。
寝台を見守る位置に据えられたそれは、男の気に入りの家具だった。 足を組み、微笑む男が、おはよう。と事も無げに挨拶を吐き出す。 片手には三級品の愛煙、細く紫煙を繋げ、いつもと変わらぬ調子。
変わったのは、違和感をもたらすのは。 ――――ジャラン、と鳴る、鎖の音。]
(+8) 2014/04/17(Thu) 01時頃
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[写真の背景に写っていた太い柱。 見る人が見れば、それだけで場所を特定できたはずだ。
どんな、場所かも。
俺はオリベの手を強く握り、嫌だと首を振る。 そんな、bitchだなんて。]
(5) 2014/04/17(Thu) 01時頃
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[海琉の右足と、悠斗の左足に掛けられた黒い足枷。 細いが強固な鎖を辿れば、天蓋を支える柱に繋がれている。 海琉の右足は右の柱に、悠斗の左足は左の柱に。 対照的に添えられたその様は、ある種の美意識の上に成り立っていた。]
……いや、こう云うときは、 お帰りという方がしっくりと来るのかもしれないね。 直ぐ傍に在ったなどという在り来たりな結末は面白味が足りないが。
私はお前達を、お前達が生まれる前から待っていたのだよ。
[明らかな違和感と異常な空気。 揺らめく煙がゆるゆると朝日に照らされ、蛇行する。 空にはもう、陽が上っているのに、この鳥篭の中は薄暗い。
その中で茫、と赤く輝くのは、焼けた炭の収まる炭箱。 そこに差し入れられた、二本の焼き鏝。
静かに炭が弾ける音に耳を傾け、紙巻を弾いて炭箱の中に灰を落とす。 きっと、驚愕に彩られるだろう二人の表情を鑑賞するように、男は心底嬉しそうに笑っていた。**]
(+9) 2014/04/17(Thu) 01時頃
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Bye.good night. See you in your dream.
[頭を撫でるように手を乗せ、そのまま額に唇を触れさせた。 誰にも見とがめられないほどの、瞬く間の触れ合い。
抱きつくよりもあっさりと終わる挨拶を、拒む相手でないとわかっていたから。
もっと欲しがる気持ちを抑えて、それだけに留めた。]
(-8) 2014/04/17(Thu) 01時頃
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千里先生、 ―――――遊びは終わりですよ
[悪質な悪戯も、男にとってはおふざけ以下に等しい 貯めていた想いと、願望と、執着心の行き着く果ては
脳髄のようにどろりとした、紅い**]
(*0) 2014/04/17(Thu) 01時頃
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[兄が居なくなった台所、 洗い物を終えて息を吐いた。 同僚が使っていた煙草は、こういう時に欲しくなるようだ]
あーあ。
[洗い物を終えて自室に戻る、 風呂が面倒になって着替だけ済ませると 脱いだ服を洗濯かごへ放り込む……と。 先客の姿に気がついた。
自室に戻り、静かに夜を過ごしてから 決行は明日と決めた*]
(+10) 2014/04/17(Thu) 01時頃
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―翌朝、診療所にて―
……今日はいないか。とうとうくたばったか?
[途中から記憶を無くした割りに、次の日の二日酔いは然程でもなかった。 寝台の上、いったいどうやって帰ってきたのかと思いながら、牛乳を回収すべく、裏手に回って。
ふと、いつもいる図々しいことこの上ない猫の姿がないことに気が付く。 毎朝、牛乳を寄越せとうるさく鳴き喚くものだから、ここ数日黙らせるために残飯を分け与えていたのだが。 どこか他に餌場でも見つけたか、はたまた事故にでもあったのか。それともたまたま今日は来なかったのか。
牛乳瓶の紙蓋を指で外し、飲みながら姿の見えない害獣を少し探していたが まあどうでもいいかと、すぐに室内へ引っ込んだ]
(6) 2014/04/17(Thu) 01時頃
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[空になった牛乳瓶を机に置いて、服を着替える。 昨日は着替えないまま寝てしまったから、少しベタついて気持ちが悪い。 手拭いでも濡らすかと思いながら、シャツを脱いだとき]
あれ、
[覚えのない小さな鬱血の痕を見つけて、目をしばたかせた。 口付けの痕のようにも見える。 鏡で見てみるかと、はだけたシャツはそのままに踵を返して。
まだ頭が起きていないのか、先程から妙に眠気がして、目を擦った。 それでも、今日は休診日でないのだから眠るわけにはいかない。 うとり、と閉じかけた目蓋を無理矢理開けて、首を振って眠気を追い払おうとして]
(7) 2014/04/17(Thu) 01時頃
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……そう、ですね。気を付けます……。
[明日。1日だけ待ってみよう。 春文から何かあるかも、知れないから。
くっつくとは随分な物言いじゃないか。 好きでくっついた――事もある、が、 仕方ないだろ。サリュートが美人だから。]
………あ、オリベさんの所に、何か……届きました?
―――いえ、別に何でも……
[結局俺は、写真の事を切り出せなかった。 同じ嫌がらせを受けているんじゃないか――だなんて。
でもオリベが俺に言わないなら、届けられてはいないんだろう。 言いにくいだけかも……うぅ。
星宮の家に着けば手も離れる。 そりゃ当然か。
母とは違う手。さようならと見送る。]
(8) 2014/04/17(Thu) 01時頃
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…ん…あれ…?
[うっすらと目を開いて見る景色。 見慣れない部屋に意識が一気に覚醒し、勢いよくガバッっと上半身をあげる。
真っ白いシーツの上、目の前には左足に枷の付いた幼馴染の姿。
伺うようにキョロキョロと周りとみれば、すぐに椅子に座る自分の父親の姿が目に入る>>+8]
え? なんだよこれ…。
[呆然と呟く言葉。 よく意味が分からないと、そんな気持ちを込めた瞳で見るが、父から出てくるのはいつもの調子の様な言葉。
おはよう?おかえり?
いやいや、なんだよこれ?
よく確認すれば幼馴染と同じように自らの右足にも枷が付いていて。]
親父?なにこれ…。
[揺れる瞳、震える声音。 状況に全く頭が付いていかない。]
(+11) 2014/04/17(Thu) 01時頃
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/* 佐倉の零士君への好感度が無関心から多少の関心に…!(ぶわっ)
(-9) 2014/04/17(Thu) 01時頃
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-星宮家:朝-
[昨晩の騒ぎはボヤだったらしい そんなことより外に出れるのが嬉しくて 朝餉を食べ着替え なにもなければ早速神社へと向かっただろうか**]
(9) 2014/04/17(Thu) 01時頃
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[がくんと、立っていられないほどの眠気が襲い、膝を折った]
あ…、…なんだ、これ……?
[ぐらぐらと霞む視界に、さすがに異変を感じて声を漏らす。 唐突すぎてどうしていいか分からないまま、原因を靄のかかる頭で考えて。
机の上の牛乳瓶を見て、あ、と声を漏らした。 というか、それ以外に原因が見当たらない]
ざ、けんな……くそ……
[なけなしの意識をかき集めて、吐いてしまおうと指を口に運んで、
抵抗むなしく、手は床に落ちた。 深い寝息をたてて、夢も見ない昏睡に意識は呑み込まれる]
(10) 2014/04/17(Thu) 01時頃
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[離れた手は俺の頭に触れる。]
… I'll see you in my dreams.
[違和感などまるでない。 寝る前に誰にでもすることだ。
背を伸ばし、オリベの頬にキスを送ろうとして―― 使用人の咳払いに、中断。*]
(11) 2014/04/17(Thu) 01時半頃
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[兄の脱いだ夜着、思わず手にして部屋に戻る。 じとりと重いのは汗を吸っているだろうか 宝箱を開けるように布団の上にそれを広げる。
途端、漂うのは汗の匂いなんかでは無くて]
…………?
[下着から香るのは間違いなく雄の精、 熱で寝込んでいるのに自慰でもしたのだろうか。
まさか、あの女で?
布に絡む体液は乾きかけていたけれど 指先で救い上げて迷わず口内へ迎えた。 兄が溢れさせた欲望の一部だ、 初めての味にずくんと自分の欲も燃え上がる]
(-10) 2014/04/17(Thu) 01時半頃
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[少し年の離れた兄はいつも笑っていて、 それだけで大人に見えたから負けないようにと背伸びをして。
これを、兄に突き立てて犯して欲を注ぎ込みたいと 思い始めたのはまだ、十にもならない頃だった。 男は性器を挿入して相手を孕ませると知ったとき、 その対象は異性でもなく実兄ただ一人。
そのことに疑問を感じれど相談など誰にもできず、 成長して兄を見るたびにやましい想いに襲われて 襲って犯す前にと、家を出た。
事故で怪我を負った時、治療の副作用で 性欲は減退するかもしれないと言われたから 家ではなく兄と暮らすことを選んだが。 今のところまるきりそんな様子は無かったから、 もうそろそろ我慢の限界だ]
(-11) 2014/04/17(Thu) 01時半頃
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兄さんの、精液。 今度は直に飲みたいな。
[女の子とが好きな兄でも、勃起させることはできるだろうか。 若干の不安が残る為旧友に依頼もした、 品物はうまくすれば明日届くだろう。 それまでに熱が下がれば良い、下がらなくてもするけれど]
殴るのは拙いか、弱そうだしな。
[精液の染み付いた下着を舐めながら考える、 興奮しきった雄は指で扱いて、 暫く後唾液まみれの下着の中に吐き出した。 これでもう、兄の精液と混ざってどちらのものか、わからない。 思いついてそのまま夜着とともに洗濯かごへと戻した。 明日きっと兄は洗うつもりなのだろう、 その時に手にするのは俺の欲だと知らないまま]
(-12) 2014/04/17(Thu) 01時半頃
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[働かい頭、無意識に空いている手で幼馴染の手を掴む。 相手を安心されるように、それ以上に自分が安心できるように。
その握る手は混乱からか僅かに震えていて、幼馴染にも伝わってしまったかもしれないけれど。**]
(+12) 2014/04/17(Thu) 01時半頃
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[何か届いたか、と言うサリュートの言葉には小さく首を傾げる。]
さー。 普通に仕事関係の連絡やら、案内やら届くから。 秘書に仕分けさせるまでは何が何だか。
[首を竦めてなんでもないように告げる。 ちら、と伺うような視線>>8に手離したくない気持ちだけ募る。
けれど、人目のある場所でそのまま手を繋いでいるわけにもいかない。
ゆっくりと離して、サリュートには別れの言葉を。 星宮の使用人たちには労いの言葉をかけた。
男にくっつくなと言われたばかりにも関わらず、 頬に口づけようとしたらしいサリュートに小さく笑いがこぼれた。**]
(12) 2014/04/17(Thu) 01時半頃
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ナチュラルきめえ系弟 兄さんのぱんつおいしいです^q^
(-13) 2014/04/17(Thu) 01時半頃
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[手離したくない。
旅券を返さなければ、帰りたくとも帰れないのだと気がついたのは、 家についてから。
なんて簡単で、単純な仕組みだ、と。 胸が躍る。
けれど、それだけでは足りない。 もっと、傍に。
絶対に失わないように。]
(-14) 2014/04/17(Thu) 01時半頃
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ー翌朝ー
んー…むにゃむにゃ…もう食べられない…
[寝言を呟き眠っていたが、どこか切羽詰まった声>>+11がする でも、いつも起きる時は一人なのだ これは、きっと夢だろう――ゆめ…ゆめ?]
…ぁ…え?
[ぼんやり、目を擦りつつ。まだ暗いのにどうしてこんなに騒がしいのだろう]
くら、い? …ってわっ!?何これっ!!
[覚醒すれば、自分の左足に嵌る漆黒の枷]
ちょ、まって何これどういう…あっおじさん! どうしよ、何か変なのはまってる!
[疑うことも無く、目の前の大人に助けを求めた されど、気づいてしまった
同じ状況下におかれた――握りしめられた幼馴染手>>+12、震えている手 それは、まさか、 この状況を作り出した犯人は]
……おじ、さん?
(+13) 2014/04/17(Thu) 01時半頃
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[気づけば、鳥籠の中**]
(+14) 2014/04/17(Thu) 01時半頃
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大学生 カイルは、メモを貼った。
2014/04/17(Thu) 01時半頃
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―翌朝―
[普段ならだらだらと過ごす時間も、早めに目を醒ました。 >>2:365兄が動く前にと張り紙をし、手紙を回収し、 収まったふりをしていた苛立ちはもう当分落ち着かないだろう 朝から最悪の気分で郵便受けを覗いた。 小包と大きめの封筒が並んでいる、 ひとつは自分宛てに友人から、ひとつは兄宛て]
これがお見合い写真ね。 次から次へ、春さんは引っ張りだこだ。
[兄には見つからないようにすぐに自室に持ち込んで とりあえず机の引き出しに隠しておいた。 小包は開けると、外国土産の菓子があれこれ。 今も軍に所属している友人が選んでくれたものらしい この辺りでは見ないような包み紙も入っていた]
(+15) 2014/04/17(Thu) 01時半頃
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/* はるうううううう!!!
表で、はるううううう(´;ω;`) ってなって 秘話で、はるううううう(*ノωノ) ってなる
なんだこの飴と鞭はしぬぞ!!!
(-15) 2014/04/17(Thu) 01時半頃
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/* なんか赤でとても心配されていたけど!!!
僕はあれですよ、これでも佐取さんにちょこっとモーションかけたんだからねっ!もうっ! 2セットは、先生と俺とがはるにもらわれるのかなーって思ってたけど どうもお薬やさんが狙ってるベクトルが見えたから。 たぶんないだろなーって、ガンガン矢印向けました。
はるはおれのもの。(やんでれじゃないよ善良な市民だよ)
(-16) 2014/04/17(Thu) 01時半頃
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―翌朝>>2:*61―
[根城にして居た社殿には、昨晩より女が住み着いていた。織部を案内したのは星野の家の裏口。
何も事情を聞かされていない、実家を失っている絹と腕の弱い男衆等が集められていた。
初めて持つ重い財布。 一年ではなく半年分の食い扶持を退職金とすれば、半分は手元に残る。]
――ごれ、あなたの蝶の。
[確かに『朔』の縁があると系図の写しを差し出す。
星野は朔の子供を知らなかったのだろう。 だから、家を譲る相手を間違えた。]
(*1) 2014/04/17(Thu) 01時半頃
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― 翌朝・自宅 ―
[泣き疲れて眠るなんて、子供のような夜を過ごした。 子供ほど素直に泣き喚いた訳ではないが。 瞼は確実に腫れていた。 風に晒されてぴりぴりと、痛い。]
あんな……嫌われてる、なんて、な。
[>>+5『春さんとなんて行きたくもない』 嫌われてるんじゃないかと、思ってはいたけれど。 粥を作ってくれて、店番をしてくれて。 “二度も”帰ってきてくれて。 少し、期待してしまった。
いつもより布団から起き上がるのは、遅い。 動作も鈍く、吐き出す息が重かった。]
(+16) 2014/04/17(Thu) 01時半頃
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織部の旦那さん。
……星野は縁を、結びたがってるとしたら? 妻に――と、なっだら?
[冗談を口にするのは、機嫌が良いから。**]
(*2) 2014/04/17(Thu) 01時半頃
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―1週間前―
――軍人さん。
[正確には元軍人さん。 一人になる頃を見計らい、本屋に出向いている。]
なにか、売ってください。
[軍人だった頃のものを。 制服でも鉛弾でも何でも。
そう、何でも――**]
(*3) 2014/04/17(Thu) 02時頃
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[逃げるように郵便受けを覗いたが、まだ俺宛の封筒は届いていない。 サリュートからの手紙も、あるはずがない。 またのそのそと動き、今度は洗濯かごをつかんで庭にまわった。]
…………。
[ぎこぎこ。 井戸水を引き上げて、桶に張る。 ぎざぎざの洗濯板に衣服を擦りながら。 問題の下衣を手に取った。
洋物の衣服が出回り始めて、それはまだそこまで普及しているわけでもない。 ぱんつ、と呼ばれる下衣。 白を汚すように張り付いた、薄く濁った粘液。
はあ。 深いため息をついて、洗い落としていく。 弟の淫らな姿を夢に射精してしまったと。 そう思い込んでいる、それを。]
(+17) 2014/04/17(Thu) 02時頃
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―数年前―
鈴城さん、こんにちわ。 初めま゛して。
[前任者から引き継がれて出逢った時には、普通の人のように見えた。]
精力減退、扱ってます?
[望む客が多いのは精力増加だろうが、 男が望んだのはその逆だった。*]
(*4) 2014/04/17(Thu) 02時頃
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[兄の具合が軽ければ、洗濯をするだろう。 なので朝食の支度とリベンジすることにした。
卓には友人からの外国菓子、 カラフルな包装紙に包まれた小さいチョコが数個。 一人では食べきれそうにないので、兄へのおすそ分け]
豆腐が無駄になるから、冷奴でいいや。
[味噌汁は断念した、煮物と豆腐とご飯で 手抜きだがそれなりな朝食の姿が出来上がる]
(+18) 2014/04/17(Thu) 02時頃
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そりゃ、嫌われるよな。
[気持ちが悪い。 血の繋がった、それも同性に、何を間違ったら欲情できる。 自己嫌悪と、昨日の弟の言葉がくるくると回って。]
……、けほ。
[咳が溢れた。 ああ、咳をしても今は。 ひとりだ。]
(+19) 2014/04/17(Thu) 02時頃
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―一週間前―
ん、本なら春さんのほうが詳しいよ。
[>>*3突然の来訪者、 兄は不在だと告げたら思わぬ言葉を聞いた]
なんでも。
[すぐに思いついたのは、記念にと持たされた軍帽。 何の記念だ、軍に戻れないのに必要もないものだと あっけなく手放したそれ。
――見返りは?*]
(+20) 2014/04/17(Thu) 02時頃
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医師 カイトは、メモを貼った。
2014/04/17(Thu) 02時頃
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―翌朝― [まだ日の低い時刻。 昨日鈴城から借り受けた上着を手に、家を出る。 淡く麝香の匂いが残ったまま。]
(13) 2014/04/17(Thu) 02時頃
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― 台所 ―
[いつもなら、そろそろ弟が起き出す時間だ。 先に朝御飯をつくって、食べてしまおう。 それから店を開けて、親友を待とう。 来なければ午後に顔を出して。 きっと佐取さんなら話を聞いてくれる。 キネマに現れる艶やかな紳士のように、笑ってくれる。 そうしようと、台所へ向かえば。]
っ、はる……。
[珍しく先に起きて、何かしている姿と鉢合わせてしまった。 すぐに顔を逸らして。 けれど出ていくことも出来ず。 言葉もなく、立ち尽くす。]
(+21) 2014/04/17(Thu) 02時半頃
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―星野家・裏口― [子取りに案内されるまま、築地塀に沿って裏へと周る。 格式ばった旧家の綻びを目にした。]
ああ、上等な仕上がりだ。
[絹とその他の材料に、にこりと笑い、 あらかじめ手配しておいた貨物用の車両に絹とその他の荷物を乗せる。>>*1
けれど欲しかったのは、そんな塵芥ではなく。 『蝶』の血統を記した文書にそっと昏い笑みを浮かべた。 ぱらりとその場で開けば、証文に示された朔の名前と年齢。 その系譜を確認し、くつりと喉を鳴らす。]
売りとばした挙句、異人の血が混じった跡取りか。 旧家の扱いも知らぬ文化人かぶれの小娘か。 星野の家も難儀なことだ。
[労りの混じらぬ声で笑い、内緒にしておけ、と子取りに言った。]
(*5) 2014/04/17(Thu) 02時半頃
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―台所―
ああなに、熱下がったの。
[薬が利いたのだろうか、悪化していなくて良かった。 本当に具合が悪ければ計画も延期かもしれないと考えただけに 素直に安心して、そっけない声が出た]
仕度できてるから、食えば?
[うんの返事も聞く前に皿に盛り付ける、 粥がいいと言えば作るつもりだが。 確認するように視線を流すけれど >>+21兄はこちらを見ようとはしない]
(+22) 2014/04/17(Thu) 02時半頃
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断ることを想定しての問いは悪趣味だろうに。
[いつもより機嫌のよさげな男の様子に肩を竦める。>>*2]
星野の家に感謝すべきは、俺と「 」をめぐり合わせてくれたことだけだよ。
織部の家にとっても、星野の名は悪くない。 名ばかりの妻なら申し出を受けてもみるが…。
それでも、『俺の』邪魔になるなら要らない。
[売られた女の子どもが、売った家をありがたがるとでも? 皮肉気に返せば、仮面の下は何を思うか。]
血が絶えるだとか、家がどうだとか。 俺の邪魔になるなら、いくらでも滅べばいい。
[織部も星野もいらない。]
(*6) 2014/04/17(Thu) 02時半頃
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[欲しいのは、『蝶々』だけ。*]
(*7) 2014/04/17(Thu) 02時半頃
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[卓の上の小さな銀包みの正体は、よくある媚薬入り。 まだこの国には出回っていない類のそれは 友人が女を使うときによく利用していたもの。 退役後の人生にと面白がって送ってきたから、 これ幸いと利用させてもらうことにした。
一つで数時間、二つで半日ぐらいは効果が続く、 三つ以上で処女でも情婦に早変わり。 抑えきれない欲が溢れて止まらなくなるだろう。 それはまるで、元からあった願望のように]
(-17) 2014/04/17(Thu) 02時半頃
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え、あぁ…たぶん。
[>>+22熱は下がったのかと聞かれて、言葉だけが頷いた。 咳も鼻も、たぶん熱も。 落ち込んでいる思考が、単純に感じようとしていないだけ。 腫れた瞼は俯いたまま。]
……、…うん。
[どうやら食事の支度をしてくれていたらしい。 そっけない声に、いつものようだと 昨日のあれは嘘だったんじゃないかと思いかけて。 もう期待してはダメだと、自分でブレーキを掛けた。
椅子に腰かけて、並ぶものに目を落とす。 >>+18見たことない色彩が転がっている。 会話が、言葉が俺からは出てこなくて。 代わりに銀の包みに包まれたそれを、指でつついた。]
(+23) 2014/04/17(Thu) 02時半頃
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ついでにひとっ走り頼む。
[駄賃程度に受け取っておけ。
そう言って子取りの手に紙幣の束を投げる。
行先は星宮の離れ。預けたのはただの封筒。]
(*8) 2014/04/17(Thu) 02時半頃
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[封筒の中身は二枚の紙。
サリュートの旅券の内容を写したものと。ただ一言書かれた便箋。
「春文は、この偽りを知っているのか。」
男であるお前が、彼を弄んだのか、と嘲笑うように。突きつけて。]
(-18) 2014/04/17(Thu) 02時半頃
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―午前・すずしろ薬局― [とん、と控え目に戸を叩く。 主の姿が見えれば、昨日の上着を返しながらふわりと笑った。]
鈴城さん。遊ぼうか。
[児戯めいた誘いで。 同じ暗がりの人を誘う。**]
(14) 2014/04/17(Thu) 02時半頃
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粥じゃないけどいいの?
[>>+23昨日のはしゃぎっぷりが嘘のように大人しい、 まだ落ち込んだままのようだが それぐらいで丁度良いのだ、女に浮かれる兄など見たくない]
それ、友人の土産だって。 外国の菓子らしい、食べていいよ。
[朝食前に勧めるのも変な話だが、 そうでもしないと間が持たない]
(+24) 2014/04/17(Thu) 02時半頃
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―翌朝―
[当主が家を開けて朝を迎えてしまった。 戻ってきたと思えばそれは仮面を着けた怪しげな男。
星野家を譲り受けた。
確かにくぐもった声で男は言った。 証拠は前当主の証文、署名、拇印。]
(15) 2014/04/17(Thu) 02時半頃
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[警察を――…。
電話口へと走っていこうとした若い男の 頭がパクリと割れた。]
(16) 2014/04/17(Thu) 02時半頃
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[星野佐倉―――いや、佐倉という女がどれ程の実力をつけたとしても、
戻る家は、以前とは変わり果てて居ることになるだろう。**]
(17) 2014/04/17(Thu) 03時頃
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え、……ああ。 何でも、食う、よ。
[>>+24手を煩わせたくない。 今は何を出されても、食べ物なんてと。 萎れたまま、ただ了承に頷いて返し。]
御菓子? そうか…、じゃあひとつ…。
[つついていた銀のそれを剥ぎ取る。 現れるのは艶やかな茶色の塊で、見たことはなかった。 包みに書いてある外国語を何となく目で追いながら。 はくりと口の中に放り込んだ。]
(+25) 2014/04/17(Thu) 03時頃
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[茶色の塊は、砂糖菓子のように甘く。 けれど繊細な味で口のなかで蕩けていった。 中にはトロリとした液体。 酒のような香りと、ほんの少しの酩酊感。
海の向こうにはこんな美味しいものがあるのか。
もごもごと無言で口を動かした。 甘いもので、落ち込んでいた気分が微かに慰められている。
弟の食事準備が終わるまで。 口に運んだのは、2個に及ぶ。]
(+26) 2014/04/17(Thu) 03時頃
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―軍帽と―
[これは好事家が欲しがりそうだと男は頭を下げる。 金子と、紙切れを引き換えに差し出した。]
ごれは……
[紙切れは曰く、祈祷師によるもので、赤い某かが描かれていた。 念じて千切り、水と共に飲み込めば、どんな病でも治るという。
……そんな霊験あらたかな紙切れを。**]
(*9) 2014/04/17(Thu) 03時頃
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5個も喰ったらやばいwwwwwwwwwwwwwww
(-19) 2014/04/17(Thu) 03時頃
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[見えない鎖が兄の手足を、首を、意思を絡めてゆく。 その下準備は完了した。 あとは味付けをして、食べるだけ]
じゃあ、これ。
[>>+25菓子を食べたのを横目で確認しつつ、 朝食の皿を兄の前へと並べてゆく。 極普通に、自分の席につくと手を合わせていただきます]
沢山貰ったから、ここにあるだけ春さんにあげるよ。 小粒だし食べやすいんじゃないかな。
[さも味見したかのように振る舞えば、 兄はもっと食べてくれるだろうか]
――おいし?
(+27) 2014/04/17(Thu) 03時頃
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/* 二個も食べちゃった…(*ノノ)半日!! でも三つ食べるのがうまいよな、おいしいよな。 あとでちゃんと三つ食べますえへえへ(*´ω`*)
びやくぷれい!はじめて!!
(-20) 2014/04/17(Thu) 03時頃
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ガラナ!!!って思いながら書いたらチョコボンボンになってたあざすあざす
(-21) 2014/04/17(Thu) 03時頃
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―先週のこと―
[こんなものでも売れるのならと、 思い入れも少なく手放した軍帽は思ったよりも金になった。 とは言え金策に困っているわけではないのだけど]
これは?
[>>*9効果を聞いて胡散臭いにもほどがると眉を寄せた。 自分の身体にも効果は、あるのだろうか。 なにもなければそれでもよし、 たかだか紙切れを飲み込むだけの話だ。
思い切って、言われたとおりに飲んでしまったのは、 多分悪化しかしない傷への焦燥感から*]
(+28) 2014/04/17(Thu) 03時頃
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[>>+27二つめが口の中で蕩けてしまって。 三つ目の包み紙を開けた時だ。 朝食が目の前にならんで。 食後にでもと、開けた包みの上に乗せた。]
はる、は?
[食べたような口振りだけれど。 こんなに美味しいもの、全部もらってしまっていいのだろうか。 本当はもう、怒ってないんじゃないだろうか。 いや違う、嫌われてる、怒ってる。
だって。 黒髪が乱れ、艶やかな嬌声を上げる、姿。 くらりと頭が夢を、寝てもいないのに見せた。 こんなことを妄想してしまうのだから。 嫌われるに、決まってる。]
おいし、…… ……あ…れ…、……?
[息が上がっている。 突然熱でも高くなったのか?]
(+29) 2014/04/17(Thu) 03時頃
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ん…
[とくん、とくん。 心臓が妙に脈を打つ。 吐き出す呼気は鼻にかかり、今食べた菓子のように甘さを帯びる。]
なん…か、…変……っ
[ふわふわと身体が浮くような。 さわさわと躯を触られるような。 座ったまま腰が一度ひくついて、かたりと椅子が鳴る。 隠すように、前屈みになってしまった。]
は、る……。
[助けを求めるように、漸く向けた瞳には。 弟には見せたことのない劣情が、灯る**]
(+30) 2014/04/17(Thu) 03時半頃
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兄さんペロペロペロペロペロペロペロペロ。
(-22) 2014/04/17(Thu) 03時半頃
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/* - Over the Horizon -ルート確定かな。
(-23) 2014/04/17(Thu) 07時頃
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[牛乳を飲む姿を拡大鏡越しに捉える。>>6 自然に口端が上がるのが分かった。
きぃ、と椅子から腰を上げて。 薬局を出て、診療所の窓付近で息を潜める。 効果の程は相当に期待できる筈だ。
象が踏んでも起きない―― かどうかはやってみないと分からないが、 市販化されている眠剤よりも余程強力。
床へと倒れこむ姿を確認してから2分後。>>10 裏口から診療所へと消えた。
織部が訪ねてくる前には、 何食わぬ顔で薬局に戻っている筈**]
(18) 2014/04/17(Thu) 07時半頃
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鈴城【すずしろ】は、診療所のドアには鍵がかかっている**
2014/04/17(Thu) 07時半頃
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[倒れた千里に近づき、瞼を捲ったりして寝ている事を確かめて。
手近な所にあった鋏を手に取る。 シャツに、それにスラックスに刃を入れ、衣を引き裂いてしまう。 ぼろぼろになった衣服は既に用を為していない。]
……綺麗ですよ、先生。
[スラックスのチャックを下げて、半開きに開いた唇の近くへ 興奮に熱を帯び始めた怒張を寄せ、強引に先端を押し込む。 前歯に親指をかけて大きく開かせて、一気に奥まで進める。
前後に軽く肉欲の権化をゆすり、喉奥までを満たせば前髪を握り、 亀頭で喉の粘膜を何度も何度も突いて蹂躙する。
時折苦しげな呻きも沸いただろうか。 それでも睡眠剤の効果は強く、男の行為を前にしてされるが侭だろう 水音をバックミュージックにして、己の性器をしゃぶる光景を見て、 ぞくぞくと背中にも胸にもこみ上げるものがあった。
彼の眉が寄って苦しさを息で伝える程に、嗜虐心は増してしまう]
(-24) 2014/04/17(Thu) 08時頃
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- 神社本殿:早朝 -
……っ。
[春とはいえ、社殿の中は肌寒い。 朝闇の中で、身を震わせ覚醒する。
硬い床板で寝た事で身体の節々が痛む。 淡々と柔軟体操を行えば、身体に纏わり付く埃を払った。]
(19) 2014/04/17(Thu) 08時半頃
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- 神社手水舎 -
[井戸から水桶を掬いあげて顔を洗う。 冷水で寝乱れた薄化粧を流せば、一層意思の強さの滲む瞳が現れた。
冷気と闇がアサガオを咲かせる。 人もまた同じだ。
そんな言葉が頭を過る。 自分はどのような花を咲かせるのか。 井戸水で喉を潤す僅かな間に思考を巡らせる。]
(20) 2014/04/17(Thu) 08時半頃
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- 神社拝殿 ―
……。
[神は縋るものではない。 己の覚悟を聞き届けてもらうものだ。 神社は祈る場所では無い、宣誓を行う場だ。
境内に響く柏手の音。
父の教えの通り、女は祭神である武御雷に向け言葉を紡ぐ。]
私は――強く生きます 時流などと言うものに流されない強さを得るために邁進します。 何処までも強く前を向いて生きます。
[何時もと変わらず朝日は昇る。 見上げれば、瑠璃色の空を征く隼の姿がそこにはあった**]
(21) 2014/04/17(Thu) 08時半頃
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[上口蓋の細かな凹凸に高ぶる先端を擦り付けて。 十分に育った幹を引き抜けば、ぬめる唾液でてらてらと濡れている。 ほう、と零れた吐息は甘く、切なさを含んだもの。]
……は、………はぁ。
[膝を落とし、両足を割らせる。 片足のみ膝を立てさせて、ぐらぐら揺れるそれを掌で固定した。]
先生……せん、せ
[耳元で愉悦を含んだ甘言を零しながら、男を知らない尾孔へと濡れた熱を擦り付ける。 親切に広げてやる、という事はしなかった。
杭を撃ち込むように腰を進め、みちみちと筋が悲鳴を上げる音を聞く。]
(-25) 2014/04/17(Thu) 08時半頃
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…! あ……っは、ゥ、うん
[遠慮もなにもない訪問を迎える穴は狭く、きつく。熱い。 一度押し込んでから奥を短い間隔で突き、それから腰を大きく退けば。 ぬる、と血液が肉茎へと纏わり付く。 あの写真の――潔白を失った乙女を思い過ぎらせて。 くす、濡れた口許に自然と笑みが浮く。]
先生、初めて……なんですね? ふふ……、こんなに私を求めて締め付けてくれるなんて。
本当に貴方は可愛い人だ。
[届かない言葉を耳元で告げて、尻奥を満たすと共に狭い耳穴の中で水音を響かせる。 ぐ、と壁筒を欲望で擦りあげ、傷付けた粘膜へ更に痛みを与えた。 調剤は確かだから起きはしないだろうが、苦しげな聲が聞こえる度にスリルを覚えて背中を汗が通る――…。]
(-26) 2014/04/17(Thu) 08時半頃
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[一方的な欲望のはけ口に使い始めてから一時間半後。]
ふう…
[どろりと白い欲。 狭窩逆から流して床を濡らすは、白と赤のコントラスト。 満足感を覚えながら己の身支度を整える。]
先生、私の可愛い先生。 ……愛してますよ。
[口端に唇を押し付けるのを合図にして。 先日ポストに投函した写真と、それとは別の写真――…
喫茶店で勤めるウェイトレスとの情事。 桶屋の娘を寝台へ押し倒しているワンシーン。 それらは全て数枚ずつ床に散らばっている。
写真があるという事は、ネガも存在するのだ。 それを誇張するかのように写真は無音のまま語る。 処分しようが、ネガが残ってない訳ではないと、医師に教える。]
(-27) 2014/04/17(Thu) 08時半頃
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[デスクの上には、それらとは趣向の違う一枚の写真。 どろりとした赤黒く生臭い血液の凝固。 人間の胎盤に塗れたその写真は、診療所前で遥と話している姿を撮影したものだ。
マッチで燃やした写真のカスが、その傍らに。 一片のみ残った部分。 花時堂の看板が写っているのを、目を凝らせば見れるだろう。 火事を暗示したその写真。脅しとして上手く機能するかは解らないが、手を伸ばす事を躊躇させる程度の力は持つか。
写真の隣に置かれた封筒には、「も」と書かれた便箋。**]
(-28) 2014/04/17(Thu) 09時頃
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― 診療所付近・案内板 ― [男の手により蹂躙を受けた医師の写真。 現像したばかりのそれの、首から上を鋏で切り落とす。
案内板に封筒と共に画鋲で留めて、サングラスをかけた長いコートの男はその場を去ってゆく。
医師が目覚める頃には、この奇妙な写真を見る人だかりもあろうか。
案内板に打ち付けられた封筒の中に入る手紙は、「み」。**]
(-29) 2014/04/17(Thu) 09時頃
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/* お疲れ様……って変じゃない? この村墓下に行ってからが本番(修羅場)だよ……。
(-30) 2014/04/17(Thu) 09時半頃
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- 神社参道:朝 ―
[>>9 蛇のようにうねる参道を歩む。 木々の合間に澪の姿が見えただろうか。**]
(22) 2014/04/17(Thu) 11時頃
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俺はもう食べてみたし。 美味かったけどこんな沢山食えないだろ?
[>>+29嘘。 以前試しに食べた時に数時間性欲が高まり続け 大変な目に合ったから二度と食べるつもりは無い。
これが、ひとつめの鎖]
なに、冷奴なら失敗してないよ。
[流石に切るだけだ、問題ないだろうと兄を見る。 >>+30体温で溶けて体内に広がる効果は早いようで もう異変が現れ始めていた]
変?熱でも上がったかな。 布団行こうか。
(+31) 2014/04/17(Thu) 12時頃
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[食べかけの茶碗を卓へ戻して、兄の方へ回る。 溶けた菓子の甘い匂いだろうか、 それとも兄はもともとこんな匂いだったろうか。
初めてみる、艶を帯びた顔はこの場で押し倒したいくらい だけどもう少しだけ、我慢しよう]
立てる?いいや掴まれ。
[二つも食べていたから、腰が砕けてしまったのではないだろうか。 その効果を思い描きながら、移動を促して兄の身体へ触れた**]
(+32) 2014/04/17(Thu) 12時頃
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(俺以外では射精出来ない身体に、作り変えようね)
(これから、じっくりと、丁寧に時間をかけて)
(愛して、いるよ、兄さん)
(俺の名前しか呼べないように、なってしまえばいい)
(-31) 2014/04/17(Thu) 12時頃
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―夢うつつの話―
[倒れた医師が、初めてひくりと反応を示したのは、唇に熱いものが当たったときのこと。 人肌よりもやや高い温度に、状況も分からぬままに顔を逸らそうとする、その前に唇を割られた]
ぅ……ぐ
[口の中にねじ込まれた汗の味と苦しさに、反射的にえずく。 強引に咥えさせられたせいで口の端が切れ、血が滲んだ。 口の中で大きさを増す物質に、眉を寄せる。
だが髪を引かれる痛みでも、咽喉を突かれる苦しさでも、覚醒には至らずに。 抜き差しされるたびに微かに血の混じった唾液が顎を伝い、床に落ちた]
ぇ゛、げほ、 ぁ、
[やがて、限界まで口を開かせていたものが引き抜かれ、弱弱しい咳をする。 喉の奥はいまだ痛むのに、意識はないまま。なにをされているのかも知らぬままに足を開かされた。
当然、抵抗はなかった]
2014/04/17(Thu) 12時頃
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[穿たれた瞬間、声は出なかった。
ただ、ひゅ、と呼吸の漏れる音が鳴っただけで、手足を強張らせたまま、暴れることもなく硬直して。 その間も遠慮なく揺さぶられ、あまりの痛みに息が詰まる]
か、はっ、
[やっと息が吐けたのは、痛みを与えるものがぎりぎりまで引き抜かれ、その後再び衝撃が来てから。 内臓が圧迫されたような息の吐き方だったが、ともあれそれがきっかけで呼吸が再開する。 擦りあげられるたびに走る激痛に、悲鳴の出来損ないのような声が漏れて、意識のないままに手が宙を泳ぐ。
耳に流し込まれる甘い声も届かぬままに、苦痛の声と共に生理的な涙が床を濡らす。 不器用につっかえながら、呼吸の仕方を忘れたように必死に酸素を取り込もうとしていた医師の耳に、ぴちゃりと水音が響いて。
――それだけが、妙に明瞭に聞こえた]
2014/04/17(Thu) 12時頃
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― 午前中・薬局 ―
[シャツにノータイの何時もの装い。 朝から風呂に入った為か、男から花の薫りはしない。 何時もと変わらずカウンターで朝刊を読み、自分で容れた茶を啜りながら。
ノック>>14に気付けば、カウンターから出て、ドアを開く。]
お待ちしておりました。
[返された上着を羽織り、穏やかな笑みを浮かべて頭を下げる。 映画の券は上着の内ボケットに入ったままだ。 誘い文句に乗った幼い響きに、まるで虫取りにでも出掛ける気分ですね、と苦笑を返して表に出る。]
(23) 2014/04/17(Thu) 12時半頃
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[織部と並んで並木道を歩いて居るだけで、流氷が溶けだしていくような気分を覚えるのは。 なにも、外が暖かいというだけの話ではない。]
なんだか無理にお付き合いをさせてしまって、すみません。 織部さんと薬局以外で共に過ごすのは、何だが不思議な……
[尊い時間を愛でるように、瞳に浮かぶは喜色**]
(24) 2014/04/17(Thu) 12時半頃
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― 数年前>>*4 ―
こんにちは。 先日は綺麗な髪飾りを安くして下さってありがとうございます。 彼女がとても喜んでくれました。
[その頃、男はまだ学生をしていた。 研究に明け暮れる合間、今は潰れた古い薬局で研修をしている所。]
今、先生はお出かけ中ですが 私でも出せるものならお売りできますよ
[予想外の商品に瞳を丸くして。]
生憎扱っておりませんね。 ですが個人的に大陸から取り寄せる事はできます。 来週までお待ち頂けるなら、そちら様までお持ちしますよ。
それにしても、貴方の入り用ですか?
[まだ青さの残る新緑は、ゆるりと首を傾げさせた*]
(*10) 2014/04/17(Thu) 13時頃
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― 鳥篭 ―
[紙巻煙草を指股に挟んで、唇の裏を舐めるように紫煙を弄る。 細身の白筒を携える指先にしみこんだ煙の香、男の香。 彼らに触れるように先んじて忍び寄った副流煙は、 弾むように身を起こした動作に乱された。>>+11]
本当は寝ている間に済ませてしまっても良かったのだがね。 けれど、それは余りに風情がない。 折角、掌中に収めたのだ。 お前達にも確りと覚えておいて欲しい。
[状況を把握しきらぬ息子に答えにならぬ返答を返す。 短くなってしまった煙草は取っ手の付いた炭斗に放り込んだ。 一度、焦げ付く音がして、小さな火を上げて滓と変わる。]
(+33) 2014/04/17(Thu) 13時頃
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私の名は、佐(たすく)、と言うのだが。 海琉は知っているね、悠斗は知っていたかな。 是非、この機会に覚えてくれると在り難い。
[父と呼ばれ、小父さんと呼ばれた男が徐に声を放つ。>>+13 炭斗に手を伸ばし、それを持って安楽椅子から腰を持ち上げた。 自重の消えた椅子は揺ら揺らと心許なく、余韻を抱く。
一歩足を踏み出し、寝台に向かって距離を詰めれば、 柄の短い焼き鏝同士がぶつかり、小さな音を立てる。
混乱の中に在っても、本能が騒ぎ立てるのだろう。 男の慧眼は二人の瞳の中に、確かな恐怖を見出した。
決して、目を逸らすことの出来ない光景。 彼らの意思に関わらず、好悪に関わらず、 逸らすことを許さぬ未知への恐怖。]
人を手により、支えると書くのだがね。 覚えが多少悪いのは愛嬌の内だが、やはり哀しいものがある。
[つらつらと奏でる声、きっと聞きたいのはそんなことではあるまい。 だが、自身はこれを聞かせたかった。
―――何故、彼らを愛しているかと言う話は、とても長い話になるから。 寝物語にしてやれば良い。 どうせ、何度夜が来ても、彼らは此処から出られない。]
(+34) 2014/04/17(Thu) 13時頃
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元々、佐取と言う姓は妻のものでね。 何度呼ばれても、一瞬誰のことだか迷う時がある。 もうこの姓になり、二十年は経とうと言うのにね。 旧姓に馴染みが深すぎるのだろう、私の頭も固いものだ。
ああ、年の所為にはしてくれないと在り難いな。 殺しても死にそうにないとは良く言われるのだよ。
[軽い笑気は場違いなほどに、何時も通りだった。 ガラン、と焼けた炭の熱が移った焼き鏝が鳴る。 赤く染まった先端部は、空気を揺らすほどの熱量を有す。
炭斗を寝台の足元に置いて、片膝をシーツの上に乗せると、 まずは先に起きた海琉へと片手を差し伸べた。 慰めるように頬を撫で、明るい髪をよしよしと梳いてあやしてやる。] ―――最も私の耳に馴染むのは、この姓ではないのだよ。
[笑気交じりの語尾が震える。 彼らの言葉に混じると真逆の感情、悪辣の笑み。]
(+35) 2014/04/17(Thu) 13時頃
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[海琉を撫でやる指先が、その身を抱くようにして背に回る。 右腕に抱いて、指先で上衣の裾を引っ掛けた。 父が息子を愛する抱擁に似た一瞬。
相手を油断させるには十分すぎるほどの一拍。 次の瞬間――――、]
(+36) 2014/04/17(Thu) 13時頃
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[じゅぅ、
と、海琉の背に、熱い鉄が押し付けられた。 肉を焦がし、細胞を焼き、皮膚に捺す刻印。 右の肩甲骨の真上に印される、広げた右翼の文様。
痛みに疎い息子は、さぞかし悲痛な叫びを上げるだろう。 それが、幕開けのようで嬉しかった。 自身の不足を半分満たしてくれるようで、とても嬉しかった。
暴れぬように抱いて抑えた体躯は、己が抱え込めてしまう体格。 長時間、炭で炙った焼き鏝の熱を全て肌に移した後、 熱の失せた焼き鏝を寝台の外に放る。
ついでに海琉の身体を解放してやったが、すぐさまに痛みにのたうつ以外の行動には移れないだろう。
烙印は肌に馴染むまでが一等激しい痛苦を伴う。 布が擦れればじくじくと膿み、雨が降れば引き攣れる。]
(+37) 2014/04/17(Thu) 13時頃
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―――やはり、この印は少し大きいね。 お前達が育つまで待っていて良かった。
[罪悪感など欠片も感じさせぬ声で、あっさりとした感想を口にした。 父親が愛する息子の肌を直に焼くと言う光景を、悠斗はどんな気持ちで見ていただろうか。
―――海琉の背中に捺されたのは、赤い右翼の熱傷。 炭斗に残る焼き鏝は、もう一本。
豊かな想像力が、悠斗の神経を駆け抜けていく。 緩やかに微笑みながら振り返る男に、悠斗はどんな感情を抱くだろうか。 孤独以外を知らぬ溌剌とした精神を汚染するこの瞬間を楽しむように、少しばかり、長めの間を置いた。]
(+38) 2014/04/17(Thu) 13時頃
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[もしも、悠斗がじり、と引き下がろうとも、既に此処は篭の中。 挙句、悠斗は病み上がり。若さと言う利点を置いても、 彼の肩に手を掛け、うつ伏せに組み敷くことなど造作もなかった。
清潔なシーツに彼の胸を埋めさせ、背中を愛しむように撫で上げて着衣を捲る。 馴染み深い絹の手触りよりも、指に吸いついて自身を喜ばせた。 目の前で幼馴染が強いられる光景を、海琉に見せつけ。 友の父に強いられるという背徳を、悠斗に覚えさせる。
倒錯は何より自身の心を満たしてくれた。 半分ではなく、全ての心を満たしてくれた。] やはり、髪色以外は母親に似ていないね。 お前の方が余程、
[意味ありげに呟いて悠斗に聞かせる独り言。 それを深く考える間を与えずに、取り上げたもう一本の焼き鏝。
赤く焼けた左翼の文様が刻まれているそれは、 先ほど見た光景を悠斗の脳裏に再生させるには十分だったろう。 肌に近づけるだけでひりひりと産毛を焦がす凶器。
うっすらと笑った男は、組み敷いた悠斗の後頭部に向かい、 大丈夫だよ。と的の外れた優しくも甘い声を響かせる。]
これで、お前は孤独より救われる。 悠斗、お前も海琉とお揃いだよ。
[悠斗をはじめて呼び捨てにしながら、孤独を埋め尽くす痛みをその左肩甲骨の真上に押し付けた。]
(+39) 2014/04/17(Thu) 13時頃
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[二人が二度聞いた人肉の焦げる音。 きっと生涯忘れられないだろう皮膚の焼ける匂い。
その記憶に絡める、己の本当の名前。]
教えてあげよう。 私の本当の名は、『赤羽佐』と言うのだ。
―――覚えたまえ、“私の両翼。”
[羽のない赤い鳥が笑う。 ずっと、不足たる翼を求め続けてきた男。
真っ赤な烙印を、彼らの左右の背中に刻んで、恍惚に瞳を細めた。*]
(+40) 2014/04/17(Thu) 13時頃
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―午前、診療所―
[薬の効果が時間と共に薄れたのか、寒さとあちこちの痛みにゆるりと目が開いた。 睫毛は、生理的な涙で揺れて重そうに数度瞬きして。
まだ薬の抜けきっていない瞳は、虚ろに天井に視線を彷徨わせてから、現実を拒否するように再び閉じる。
床に散らばる写真と、引き裂かれた衣類の真ん中。 血の臭いの香る室内で、まるで胎児のように小さく丸まっていた]
(25) 2014/04/17(Thu) 13時半頃
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[床の上での覚醒。まず感じたのは、足の間に何かがこびりついた不快感と冷たさ]
あ゛……?
[声を出せば、喉が妙に痛んだ。 状況が分からず身を起こそうとしたときに、肛門から激痛が走り、衝撃で再び床に倒れる。
気が付けば、自分の衣類はどこかに行っていて。 激痛と共に、覚えのある、生臭い精の臭いが鼻をついた。
おい、
おい。
なにが起こった?]
(26) 2014/04/17(Thu) 13時半頃
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[乾き始めた精液と、おそらく自分のものであろう血が股の間にこびりついてるのを視認した時、ざあっと血の気が引く音が聞こえた。
痛みと混乱でがくがくと震える腕で自分の身体を起こし、床に座り込む。 体勢を変えたとき、腸内に残っていた精液が零れ、太腿にまとわりついた]
なん、だこれ。 おい、なんだよ、これ……。
[寝起きのせいで酷く掠れた声が、震えながら言葉を紡ぐ。 ばらばらと周りに散らばる写真にやっと気が付いて、恐る恐る数枚手に取った。
写っていたのは、昨日の封筒に入っていたのと同じように、自分の悪行。 ある写真には女給が写り、ある写真には桶屋の娘が写り。
処分しようが、幾らでも焼き増しできるのだと言いたげに、同じ写真が何枚もあった]
(27) 2014/04/17(Thu) 13時半頃
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[どうしたらいいのか、考える事さえできずにただ茫然として座り込んでいたが、ふとそれが覚めたのはデスクに置いてあった封筒と一枚の写真を見つけて。 その写真だけは、赤黒い塊に塗れ汚れている。 写真を汚すそれは、小さいが胎盤、だろうか。
痛みをこらえ、のろのろと立ち上がりその異質な写真を見てみれば]
遥……?
[血塗れて写っていたのは、床に散らばる写真のような情事の光景ではなく、診療所前で自分と話す友人の姿。 もう一つ置かれたものには、近づいて初めて気が付いた。 血塗れた写真の横にある燃えカスのようなもの。よく見てみれば、それも写真が燃えたもので。 かろうじて判別できたのは、花時堂――遥の本屋の看板が写っていることだけだった]
っ、う……。
[その二枚で、十分すぎるほど言いたいことは伝わった。 ずるずると崩れるように、その場に再び座り込む]
(28) 2014/04/17(Thu) 13時半頃
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[なんで遥のことまで知ってんだよ。言ったら写真だけじゃ済まねえってか。誰だよお前。目的くらい教えろよ]
ああ、くそ……いってぇ……。
[怯えたように震える声で、小さく悪態をついて、デスクを頭でたたく。 揺れた衝撃でか、ひらひらとデスクに置いてあった封筒が床に落ちてきた。
薄々とは察していたが、改めて。 昨日からの嫌がらせの犯人と、同一人物だと自己紹介するような、無個性な白い封筒。 引きつった顔で、衝動的にそれを引き裂けば、ひらひらと真っ二つになった中の便箋が宙を舞う。
便箋に書かれてあった文字はやはり、たった一文字。「も」とだけ]
(29) 2014/04/17(Thu) 13時半頃
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ぅ…、…んっ
[>>+31遥はもう食べたと謂っていた。 なら、このおかしな反応は茶色の塊のせいではないのだろう。 風邪の悪化、なのか。 録に食事に手もつけられないまま。 切りわけられた白い豆腐も、そのままに。]
ふ、とん……いく…
[>>+32席を立とうとして。 足に力が入りにくいと知る。 近くに来る遥の声だけがやけに鮮明に脳に響いて。 『掴まれ』と、命令口調。 それだけなのにどくどくと、心臓が血を送る。]
(+41) 2014/04/17(Thu) 14時頃
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……、んっ。
[こくり、弱々しく頷いて。 甘えたような気持ちの悪い声が落ちる。 触れられた場所から、ぴりと小さな電流が走るようで。]
ごめ…、 …はる…早く
[布団に潜ってしまわないと。 おかしな反応は徐々に強くなっていく。 甘ったるい靄がかかって。 意識もしないうちに、腕を絡めてしまった。 近い距離、遥の、弟の匂いが鼻孔を擽って。
はあ、と吐息が弟の耳許へ溢れた。]
(+42) 2014/04/17(Thu) 14時頃
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―並木道― [仕事に関係なく、純粋に娯楽目的で出かけるのは久々だ。 いつも真面目そうな顔で翳を纏う鈴城の、 どこか機嫌の良さげな珍しい様子につられて>>24足取りも軽いものになる。]
いや、偶には気晴らしもいいもんだ。
[己が薬局にたどり着く前に診療所で何があったか、当然知るはずもなく。 長閑な春の光と同じようにゆったりと笑みをこぼす。]
(30) 2014/04/17(Thu) 15時頃
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[医師の身に何があったか。 知ったところで歯牙にもかけぬだろうが。]
(*11) 2014/04/17(Thu) 15時頃
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/* 映画館デートなんて、羨まし過ぎる……ぐぐぐ。 暗いところでなにする気!なにされる気!
(-32) 2014/04/17(Thu) 15時頃
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[湯を沸かす時間さえ待てず、蛇口から水を被った。 冷え切った井戸水が、混乱を少し沈めた。
それから盥に水を張って、こびりついた精液を流す。 意識すると頭がどうにかなってしまいそうで、出来るだけ感情を殺して済ませてしまいたいのに、 水に沁みる肛門の裂傷が、心を乱した]
……ああ、なか……。
[気持ちが悪くて、吐き出されたものをすべて洗い流したかったのだけど。 肛門姦の処理の仕方など当然分からないから、中の白濁はただ自然に流れ出るに任せる以外なく。 小刻みに震える身体を、寒さのせいだと思い込もうとしながら、顔に水をかける。
いつの間に切れたのか、口の端に小さな傷が出来ていて、それも沁みた]
(31) 2014/04/17(Thu) 15時頃
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[行水を済ませると、服を着て、シャツの釦を一番上まで閉めて。 鋏で切り裂かれたらしき服と写真たちをまとめて紙袋に詰める。 早くその非日常の塊たちを目の前から消したくて、燃やしてしまおうと、裏口から外に出ようとしたとき]
……え、
[裏口の扉に鍵がかかっていて、一瞬きょとんとしてから。 じわじわと、胸を満たすものがあった。
ああ、くそ。 これはきっと、恐怖だ]
……もう、やめろよ。頼む から、
[診療所という薬品を扱う施設な以上、そこらの家屋よりも作りのしっかりとした鍵が扉には設置されている。 だから、この家の鍵を閉めるならば、中から閉めるか外から鍵を使って閉めるかの二択だ。 それなのに今朝開けたはずの裏口が、中から操作もしてないのに閉まってるなんてことは、つまりは。
自分以外の誰かが、この家の鍵を持っているということで]
なんで……畜生、
[机の上に置いてあった合鍵を握ってから。 昨日から見当たらない鍵の行方が分かってしまって、絶望的な声が漏れた*]
(32) 2014/04/17(Thu) 15時頃
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[とてもじゃないが、落ち着いて仕事など出来そうになく。 火の中に事件の証拠品すべてをくべてしまった後、診療所に休診の札をかけて、息を吐く。 ぴりりと口の端が痛んだ。
相変わらず身じろぎするたびに裂傷が痛んだが、それよりも家でじっとしていることの方が恐ろしく思えて。 あてどなく彷徨う前、ふと遥の写る不穏な写真が脳裏をよぎる。
暴漢に襲われたくらいで殺されるやつじゃないが、あの家は紙が多い分燃えやすそうだ。 思えば、遠くからでもいいから様子が見たくなって、足を運び]
……? おはようございます。
[さほど歩かないうちに、突然近所の住民から呼び止められた。 ちょっと見ろよ、なんてこちらの気も知らないで声をかけてくる相手に逆らうのも面倒で。 手招きされ、案内板の前へと足を進める。
どうしたのか、案内板の前にはちょっとした人だかりが出来ていた。
なにがあったのかと、どこか虚ろなままに案内板を見てから――]
ぁ、
[そこに貼られていたものを見て、目の前が真っ白になった]
(33) 2014/04/17(Thu) 15時頃
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[悠斗、と呼ぶ声は、何時も己が操る分を弁えたものではない。 つい昨日まで「悠斗君」と他人行儀に線を引いていた筈なのに、 今は既に幼馴染の父と言う枠組みから外れたもの。
それまで、不遜な男は明確に区分をつけていた。 自身の直接の知り合いでなければ、一歩退くのも当然のことだろう。
自身の立ち位置を一度も間違えたことのない男が、 息子を呼ぶに似た形で彼を呼ぶ。
こんな風に囁く男だっただろうかと思わせる。 彼に恐怖を与えると共に、長い年月を掛けて抉り続けた傷口へ、 どろりと甘い眼差しを流し込む。 近づく痛みと恐怖と妄執。
気味が悪いほどの執着は、可哀相に。 彼の孤独を罪の色で埋めていく。*]
(-33) 2014/04/17(Thu) 15時頃
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[鋏で切り裂かれた衣類、見覚えのある床を汚す液体。画面の隅に写った、寝台とデスク。 顔が写った部分は切り落とされているため、なにも知らない者から見れば誰かの判別は困難であろう、凌辱された男の写真と、隣に貼られた封筒。
あまりのことに、ぶつんと目の前の光景が現実感をなくした]
えっと、
[たちの悪い悪戯ですね、とか。こちらで処分しておきますから、とか。 なんとか、そんなことを機械的に、周りの人だかりに言った気がする。
震えと吐き気を必死にこらえて、己の写る写真を人だかりの目の前で剥がす。 封筒と写真をポケットに入れて、極度の混乱で歪む視界のままに、なんとかその場を離れて。
そこから、どこをどう歩いて診療所に戻って来たのか、よく覚えていない。 ただ、気が付いたときには扉を背に座り込んでいた*]
(34) 2014/04/17(Thu) 15時頃
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医師 カイトは、メモを貼った。
2014/04/17(Thu) 15時頃
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[父はあまり、自分の話と言うのをしない。 出張帰りの土産話はそれなりに撒いたが、過去のことともなると、 問いかけられても甘く笑うだけで、明言したことがない。 母のことすら―――興味がなく、よく覚えていなかったと言うのもあるが――曖昧にしか教えなかった。
けれども、長く家を空けた折は、必ず幼い彼を抱き上げ、 ただいま、と柔らかい四字を唇から漏らした。
その度、彼の耳には、「父は息子を愛していない」と言う誹謗が蘇り、 目の前に在る親愛とを天秤に掛けてきたはずだ。
満たされて、不足を知らぬ息子の心に、一欠けらの孤独を植えつける。 傷付いて、弁え、自ら目を逸らし、曖昧に口を閉ざしてしまうかつてより。
恐怖と未知に塗れ、混乱のままに、現実を突きつけられる彼は。 ―――今まで見た、どの息子の顔よりも、美しかった。*]
(-34) 2014/04/17(Thu) 15時頃
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/* うーむ、もうちょっといい怯え反応できた気がする(真剣
(-35) 2014/04/17(Thu) 15時半頃
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/* 先生方は相性抜群だな!!!!!
(-36) 2014/04/17(Thu) 15時半頃
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/* うち燃やされるのかな、そわそわ。 本燃やされるのかな、そわそわ。
は、はるかは、俺の、なんだからな…!!(やんでれではない)
(-37) 2014/04/17(Thu) 15時半頃
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そうそう、昨日の空き巣が出たっていう話。 夜に星宮の家で小火騒ぎがあったって。 何か関連でもあったりしてな。
[星野の家は、更に大事になっているのだが。 それは口に出さない。
そういえば、と。先ほど神社で子取りの交わした言葉を思い返す。
星野の家から妻など要らぬが、 星野に連なる朔の子を偽りの身分のままに寄越せといえば どうなっただろうか、と下らぬ妄想を浮かべた。]
(35) 2014/04/17(Thu) 15時半頃
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[思わず忍び笑いの声が漏れて、 鈴城に聞きとがめられたならば、 何でもないように答えた。]
いや、意外な相手から結婚しないのかと言われたものだから。 相手も冗談で言ったことだし、本気などかけらもなかったはずだが。
[唇を手で覆って、笑いを抑える仕草が鈴城の目にどう映ったものか。]
せっかく誘ってもらったんだ。 飯くらいは奢らせてくれ。
[笑いを誤魔化すよう、鈴城の腕を掴む。 白い花の代わりに、麝香の香りが揺れた。*]
(36) 2014/04/17(Thu) 15時半頃
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[いつの時間か定かではない。 警察の屯所では少々騒ぎが起こっていた。
文が、投げこまれていたのだ。]
「星宮家滞在の異人、 身分に偽りあり。 旅券改められよ。」
[タイプライターで打ち込まれ、筆跡の判断はしようもない。 悪戯か、あるいは密告か。
頭を悩ませた警察が、動き出そうとしたのには 時間が必要だったかもしれない。]
(-38) 2014/04/17(Thu) 16時頃
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―夢―
[あぁ、これは夢だ。 芝居の様に場面と登場人物だけがコロコロと変わっていくから。]
(37) 2014/04/17(Thu) 16時半頃
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[鐘の音が開幕を告げる。 石段を上がる背の高い男は妖精のような少女の手を引いていた。隠れて顔は見えない。
扉が開かれる。 東西の品に囲まれた店の中。 蓄音機が柔らかな音を立てている。 少女は女に変わっていた。 倒れ重なる男女。
絨毯の上に広がるのは、淡い色の髪。 力無く投げ出された白い腕。 花の香と安い煙草の香り。
細い指先が動き、男の背を強く掴んだ。]
(38) 2014/04/17(Thu) 16時半頃
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[舞台中央に石の棺。 下手より裸足の女が出てきて、棺に腰掛けた。隠れて顔は見えない。
白い足を揺らし空を見上げる。
上手より男が現れた。手に持つのは女の靴。傅き、膝に女の足を乗せると靴を履かせていく。 男の手は脚へと上がり、スカートの中へ消えた。
木々の葉が二人の姿を隠していく。 風もないのに、その場の葉だけが揺れていた。]
(39) 2014/04/17(Thu) 16時半頃
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[満開の桜の木の下、佇む女が居た。 花吹雪に隠れて顔は見えない。
緑のエプロンを着けた男が背後に立ち、 桜花から女を守るように和傘を傾けていく。
女は振り向き、踵を上げる。 男の手から落ちる数冊の本。 代わりに女の腰を抱き、木の幹へと身を押し付けた。白のワンピースが揺れる。 下がる男女の姿を、地面に落ちた和傘が隠した。]
(40) 2014/04/17(Thu) 16時半頃
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[鈴の音が響き、暗がりを残したまま舞台が明るくなる。 太い柱は俺の知らない赤の色。
裾の長い着物の柄は大柄。 煙管から上る煙。赤い口から吐き出される煙。
半裸の男達に囲まれ、忽ち姿が見えなくなる。輪の中から女の腕が上がり、そしてゆっくりと下がっていった。]
(41) 2014/04/17(Thu) 16時半頃
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………アキツ・オリベ。
[良くある表現だ。 『夢の中で逢いましょう』だなんて。
なのに。―――あの写真のせいだ。 煙を吐く女の顔は、確かにオリベの顔をしていた。]
……It is unpleasant.
[夢見の悪さに吐き気がした。**]
(42) 2014/04/17(Thu) 16時半頃
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―星宮家・朝餉―
…………
[広いひろい和室に膳が一人分。 味噌を乗せた煮大根。 焼いた鯵の干物。 炊きたての白米。 白菜と茸の味噌汁。 梅干しと沢庵の漬物。
箸の代わりに置かれた匙。]
―――…
[一人で食べる朝食はやけに静かで。 やけに寂しかった。*]
(43) 2014/04/17(Thu) 16時半頃
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―午前・星宮家―
[澪は一人で出掛けたという。 俺は掃除の手伝いを願い出た。世話になった星宮家に少しでも礼が出来ればと、汗をかく。
俺が掃除にかこつけて盗みを働くとでも思ったのだろう。監視されたままの掃除は昼まで続く。*]
(44) 2014/04/17(Thu) 16時半頃
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―昼・星宮家―
[トランクの取手は壊れたままだったが、金具にハンカチーフを通して堅く縛り代用とした。
あぁ、荷物の整理をしなければならない。白花の香水瓶を傾け、首筋を僅かに濡らす。 もしかしたら、最後に春文に逢えるかも……知れないから。
諦めたはずなのに、諦められないサリュートの願い。]
(45) 2014/04/17(Thu) 16時半頃
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[部屋を出ると何かを踏んだ。]
………What?
[また。 宛名も何もない封筒が――…。 足先でぐりと踏んでから、俺は開封した。日本の警察に届けてやろうと思ったからだ。零れ落ちた2枚の紙を追い掛けてしゃがみこむ。
広がるスカートの裾。 収まるよりも先に、俺の顔から――血の気が引いた。*]
(46) 2014/04/17(Thu) 16時半頃
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―昼・星宮家を出て―
短い間でしたがお世話になりました。 アメリカに帰ることにしました。
[主人へと別れの挨拶を済ませ、俺は星宮家を出た。 澪が帰ってきているのなら、約束が守られているのかを確かめ。]
………
[街を訪れた時と同じ格好で、この街を去ろうとしていた。 その前に――行く場所がある。本屋と薬局と、警察の屯所だ。 場所が分からなくても、誰か通行人に聞けば分かるだろう。
旅券が偽物と入れ替わっていた――なんて。
2通の封筒の事を考えても犯人は絶対に星宮の屋敷に居る。]
(47) 2014/04/17(Thu) 16時半頃
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―本屋と薬局と診療所と―
………はぁ。
[貼り紙の漢字には見覚えがあった。 閉ざされた扉は昨日のまま。
休み―――だ。
花時堂の戸を叩いたが、返事はない。 意を決して玄関の方へと回る。
春文は――春文は、知ってしまったのよだろうか。偽り……を。
サリュートが男だとでも。 それとも、サリュートが別人とまで……。]
(48) 2014/04/17(Thu) 17時頃
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[―――俺は泣いていた。 違う、サリュートが泣いているんだ。
スズシロに返そうと思っていた、借りっぱなしのハンカチーフ。 握り、薬局に向かおうとすると診療所の扉が開いた。]
ドクターセンリ。顔色が
[悪い。 そう続けようとした俺の肩を誰かが叩く。振り返ると警察の制服。
良かった。そちらから出向いてくれた。 用がある――…]
『星宮の家にいらした方ですね? 異国………アメリカ、とか。
申し訳ないのだが、旅券を改めさせてくれませんかね?』
[俺は、顔を青くさせて動けずに居た。**]
(49) 2014/04/17(Thu) 17時頃
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/* カメラ、電話、録音媒体はストーカー三種の神器ですよね。 文明が下がるほどにストーカー分を下げ、 ヤンデレ分を上げる方向性で動いてますが、 変態行為と判別つかないと言う…。
(-39) 2014/04/17(Thu) 17時頃
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【自宅】
ええ。はい。そうです、よ。いいですよ。
[電波の向こうの雇い主へと告げる。 許可の旨が伝えられれば照れたようにわらう。
誰にも知られることはないのだが。
仕事のためにと送られてきたテープに一瞥しながら夜もふけるほど話し、受話器を置いた頃には夜も更けて慌てて眠りにつく。
―目が覚めたのは昼近い時間。]
(50) 2014/04/17(Thu) 17時頃
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[音の世界は鋭い感覚を壊れた水晶の代わりに与えた。 普通の人ではないらしい。
満足することはない。音は自分を知る道しるべ。
いつしか
音が僕 ヲ
支配する世界は 全て
(*12) 2014/04/17(Thu) 17時頃
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その思いが
狂っているなど
オモワナイ]
(*13) 2014/04/17(Thu) 17時頃
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は....。
[朧の夢から目覚めたは日が高く昇る時間。 差し込む光は肌に暖を緩やかに伝えていって、でも起きろ起きろと催促しているようで跳ね起きた。
ガツン、と右足を壁にぶつけてうめき声を漏らせば。 ぐぅ。と腹の音が鳴る。]
ご飯食べないと。
[作る自身は皆無。とりあえず外で食べようかと足らぬ視界でもテキパキと外への準備を済ませた。]
(51) 2014/04/17(Thu) 17時頃
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―回想・朝の赤い鳥― [「休業」の文字は>>2:334見世蔵の主の喜色をありありと伝えるものか。
あの甘い視線に囚われた獲物が何を思うのかは知らねど、 一時愛でられて手離される舶来物よりは、よほど大事にされるだろう。
それが幸か不幸かは、わからないにせよ。]
麻の処分をしたばかりだ。 精々長く、愛でてくださいよ。
[捕らわれたのが、蝶でなければそれでいい。 似通った身勝手さを隠さずに、呟く。*]
(*14) 2014/04/17(Thu) 17時半頃
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[偽りの旅券の存在は容易く握りつぶされる。 慌ただしい時代の狭間に、ひっそりと人が消えても たちまち忘却に飲み込まれていく。
サリュートの拘束が不自然な流れで行われることさえ 誰にも、気付かれないまま。*]
(52) 2014/04/17(Thu) 18時頃
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[偽りの旅券は、『織部』の裏の持ち物。 時折姿を消す女の痕跡を必要以上に追われぬのは、 糸の繋がる先が、貿易商以外にも存在しているから。
それは、仕事嫌さに紡績工場から逃げ出したとされる女工や、 凋落していったと噂されるだけの身持ちの悪い女。
糸の先は。 そのお零れに預かる警察署の長であったり、 時に、見目良い若い男の斡旋を依頼してくる中央の議員であったり。
皮肉なことに、表で得た織部の名が、 小紅の仕事を飛躍的にやりやすくさせた。]
(*15) 2014/04/17(Thu) 18時頃
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/* 今回の中身透けはあれですよね、村前からゲスやりてえゲスやりてえ騒いでたせいですよね。はい。
(-40) 2014/04/17(Thu) 18時半頃
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/* 取り置き本が遠すぎる。 西村京太郎ばりに考えても、回想ラインで取りに行くのは不可能だ。 出来れば、此方の取り置きも届けたいのだけれど、 明日の夜にしよう。そうしよう。
(-41) 2014/04/17(Thu) 19時頃
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ー鳥籠― [年上の幼馴染と共に目の前の男に恐怖を抱き、震える 優しかった筈の幼馴染の父親。今の彼はまるで見知らぬ男の様だ 自分を呼ぶ声>>+34も悠斗、とまるで
まるで父親みたいに
笑いながら自分の紹介をする佐取に、がちがちと鳴る歯を抑えきれそうになく 本能が、この男は危険だと全力で警報を鳴らしていた]
『掌中に収めた』…か。 何で、カイ兄ちゃんや俺を……
[柄の短い焼き鏝同士がぶつかり奏でる音色にこれから起こる事に対して嫌な予感がする 赤橙色の先端が、やけに目に付いた
人を手にとり、支える。それどころか人を『手折り』閉じ込めるの方が正解ではないか? そんな皮肉すら今は言う余裕もなかった
震える幼馴染、実の父からこの様な扱い、受けるいわれは無い筈 一体俺たちが何をした、と臍を噛む
最も思い当たることは何もないのだが
でも、男が『いつもと変わらぬ様子で』年上の幼馴染を抱擁する様子に一瞬、毒気が抜かれた これは悪い夢だったのではないかと、油断した
そして、押された烙印は]
(+43) 2014/04/17(Thu) 19時頃
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― 桜並木 ―
…おや。 あちらで何かあったんでしょうか
[人だかりの出来た案内板の付近。>>34 何故人が集っているかなど知れた事。 向かってみるよりも早く、千里が回収したようだが。 くつり、と深い笑みが口許を彩る。
可哀相に、 可哀相に。
小さくなってゆく背を見送りながら。 千里が去った後は、自然と人も霧散してゆく。]
(53) 2014/04/17(Thu) 19時頃
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星宮さんの家で……? それはまた。夕刻に訪問した際は、石が投げ込まれたんですよ。
あちらの旦那様は気だての良い方ですが、 お母様は神経質なので恨みも買いそうですねぇ
[空き巣の話>>35と結び付けるのは難しい。 なにせあれは男がついた嘘なのだから。 しかしボヤ騒ぎの話は初耳なので目を丸めて。]
……なにか愉快なものでも見つけられましたか?
[すぐ隣から聞こえて来た、小さな笑い聲。>>36 不思議そうに首を傾げるも何ともないと返されてしまえば、それ以上の追求をする訳でもなく。]
そういえば、星宮さんのお宅に… ほら、薬局でお伝えした異国からの。
あのお嬢さんがいらっしゃいました。
[お話はされましたか?と尋ねる男は、旅行券の一件も知らなければ彼とサリュートの関係も解らない。]
(54) 2014/04/17(Thu) 19時頃
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[先程笑っていた理由を耳に入れ、一瞬表情を強張らせた。 そうだ、この織部は地主の家を預かる男。 結婚、という響きは暫く男の頭を揺らした。
幾らなんでも嫁を迎える事こそあれど、婿に行く事は無かろうと理解しているのに。 彼が何処か遠くに行ってしまうような不安に焦燥を覚え、腕を取られるまで呆けて居た。 笑いを堪えて居るのだと悟れないまま]
(55) 2014/04/17(Thu) 19時頃
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………お 、
[弛んだ袖元を、無意識に掴む。
嗚、知らない薫りがする。 知らない所へ行ってしまうような、そんな、切なさがあった。 寄った眉間の下で、瞳が揺れる]
(-42) 2014/04/17(Thu) 19時頃
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[―――――――寂、しい、]
(*16) 2014/04/17(Thu) 19時頃
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[>>+41命令には従順な兄を半ば抱きかかえるようにして部屋へ運ぶ。 火照る身体が熱いし、感度も上がっているようだ。 きちんと効果を発揮した菓子に内心感謝しつつ、 普段なら出すことのないような声に、煽られてゆく。
>>+42耳を掠める吐息に、絡まる腕に、 いつもより近い距離に興奮してしまうのは仕方ないこと。 だけどまだ、兄には嫌われていると思われたほうが都合が良い]
布団入る前に、着替えよう。 汗かいてるだろ?
[箪笥から替えを取り出して兄の前に置いた、 こんなものは口実だけど服を脱ぐ理由はあったほうがいい]
(+44) 2014/04/17(Thu) 19時頃
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汗を拭くよな、手拭持ってくるから 脱いで待ってろ。
[否とは言わせない口調で伝えてから、 軽く背中を撫で上げて、部屋を後にした。
兄がこの手にある感触、ぐと拳を作って堪えた。 今の関係を壊してしまうにはまだ早い。
もう少し、もう少しだ、兄さん……]
脱いだ?
[水でぬらして絞った手拭をいくつかもって部屋に戻る**]
(+45) 2014/04/17(Thu) 19時頃
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――…あ、あぁ。 食事ですか? そういえば朝食も未だでした……。
どうやら日に三回しか上映してないそうで。 映画の後に、是非ご一緒させて下さい。
[この近くなら喫茶店か小料理屋か。 行き先は織部に任せながら。瞳を細め、慌てて苦笑を貼り付けた
視線は、腕に触れる手へと落ちる。*]
(56) 2014/04/17(Thu) 19時頃
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か、カイ兄っ!!!!!
[肉の焦げる音、絶叫、焼け爛れる幼馴染の背>>+37 いやだ、こわい、悪い夢だ そう念じるも焼け焦げる肉の臭いがそれを許さない のたうつ幼馴染を介助しようと声をかけ手を触れるも、果たしてそれは聞こえたかどうか
こわい、怖い恐い 一番恐いのは、目の前の男から発せられる>>+38罪悪感など欠片も感じさせぬ声 緩やかに、穏やかに、『常日頃と変わらぬ自然な笑み』を見せるかんばせ]
…ぁ…
[残る焼き鏝もう1本 それを押しつける先は――自分? がたがたがたと身体が震える。歯が噛みあわない。顔が青ざめる 逃げたい逃げなきゃでもカイ兄ちゃんが 混乱する思考、恐怖に染まる胸
ああ、恐いこの男が怖い 無意識に後ろに下がろうとするも、男に押し倒され組み敷かれる]
は、離せ!離しておじちゃん!!
[抵抗も、何もかもが無駄なあがきなのだろうか。びくともしない 背を撫でられればひっ、と小さな悲鳴をあげて喉のけぞらせる
恐怖も、次の瞬間告げられた言葉に―― 一瞬真白に漂白される]
(+46) 2014/04/17(Thu) 19時頃
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…ぇ?
[何故、おじさんが、母の事を ふわり、鼻孔を擽る香り 覚えがある 母の着物の残り香、竜胆に僅かに香っていた、それは
まさか そんな]
(+47) 2014/04/17(Thu) 19時頃
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[ああ、でも――何故か、その一言>>+39に、動きが鈍った "孤独より、救われる"と]
―――っ!!!!!!
[喉を震わせ、蔵の中に焼け焦げた臭いと悲鳴が響き渡る 痛みに涙が零れる。絶叫しながらのたうちたくなる ああでも、それでも
涙で歪む視界、倒れ苦しむ幼馴染を見れば唯絶叫しているわけにもいかないと
伸ばされた手は、幼馴染に振れたかどうか]
……ぃ、兄……
[左肩が焼けるように痛む 肉の焦げる臭いが鼻を突く 赤い羽のような烙印痕 まるで楔の様に刻まれて
にげられない そんな絶望をひたりひたりと心に埋め尽くしたか]
(+48) 2014/04/17(Thu) 19時頃
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/* 帰ってログ読んでるけど、二人とも素敵すぎて、それに見合う動きが出来る自信がないわけですが…(震え声
が、頑張る。 いや、まじ素敵すぎる。
(-43) 2014/04/17(Thu) 19時半頃
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[男は非常に狡猾であった。 叩けば埃が出るはずなのに、悪い噂も大して聞かぬ。 玩ばれた女は姦しく醜聞を流さず泣き寝入り、 間接的に処分した滓は男まで届かない。
老獪とはこの男のためにあるような言葉だった。>>+43]
私はずっと、この胸の茫漠を埋めてくれる存在を探していたのだよ。 赤き烙印、―――お前達は私のもの。
[皮膚を痺れさせるような甘い陶酔。 彼等の悲鳴は、かつて飲み干したどんな美酒よりも美味だった。
彼等にしてみれば不当な扱いだろうが、 己にしてみれば、欲しいものを求めているだけ。 魚が水を求めるように、鳥が空を望むように、鳥篭が満ちて何の問題があろうか。
全ては、―――――捕まった方が、悪いのに。]
(+49) 2014/04/17(Thu) 19時半頃
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[己の押さえつける腕に伝わる彼の怯懦。>>+46 歯の音が立てば、口角が自然と吊りあがる。]
佐と呼んでくれて構わないよ。 覚えられぬなら、幾度も教えようね。
佐だ、悠斗。
[悪辣の声が人を焼く匂いと音に混じり、痛みは左翼の身体を侵食し、 裏切りにも似た蹂躙は心へと流れ込んでいく。 傷を得ていく身体が愛しく、悲鳴をあげる心が恋しい。
末に海琉を按ずる叫び声は、眩暈うほどに己を満たした。 恐らく彼らにとって、自らが傷付くよりも 、対の翼が負傷することの方が、辛く、苦しいのだろう。
―――聞き惚れる男が、充足の息を漏らした。]
(+50) 2014/04/17(Thu) 19時半頃
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―――あの女性(ひと)なら、お前を捨てたよ。
子を生み、母となっても所詮は弱い女だ。 ―――お前は、彼女の特別に成りえなかった。 [囁くは鳥の涼やかなる囀りではなく、彼の心を黒く塗り潰す呪いの語。 その全ては事実ではなかったが、己の舌は元より二枚。
彼等の良く知る気さくな青年が、彼等の知らぬ女衒と化して、 女を泣かせて売ってしまうとは知らぬだろう。 誰しも人が知らぬ側面を持つ。 綺羅綺羅輝き、穢れえぬのは両翼ばかり。>>+47]
だから、悠斗、お前を捨てた。 確かめてみるかね? 誰も帰らぬ家戸を叩き、幾日も過ごして母を待つかね。 そうすれば、日に日に、自覚も得ようかね。
―――捨てられたという、事実を。
[眦に彼が溜めた涙は、心身どちらの痛みからくるものだろうか。 役目を果たした焼き鏝を捨てれば、先の一本とぶつかり高い音を立てた。]
(+51) 2014/04/17(Thu) 20時頃
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[彼の母は、女であったが決して不出来の母ではなかった。 だが、彼女にもこうした毒を垂らしこみ、取り入った。 年月経つほどに余所余所しくなってしまった母と、深い竜胆の香り。
寂しい小鳥が何を最も恐れるかなど、 慧眼を備える男に、見えぬはずもなかった。*]
(-44) 2014/04/17(Thu) 20時頃
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[そっと、組み敷いた悠斗の首裏に口付ける。 整えた髭が盆の窪を擦り、人の気配を感じたこともないだろう間近に迫る。
悠斗の腰を抱くようにして回した指先が、 臍から下肢に向かって、ざらりと撫で降りる。
伸ばした左翼の指先の果て、 我が息子に見せ付けるように、甘い瞳が情欲に染まっていた。*]
(+52) 2014/04/17(Thu) 20時頃
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[いや、だから意味が分らない。 それは自分の問い掛けへの答えではないだろ。>>+33
此処は何処で、なんでこんな状況なのかが知りたいのに、父が話すのは全く別の言葉。
父の名前は知っている。 当り前だ、親子なのだから。 しかしそれが今なんだというのだ。
いつもと違う場所なのに、父の声音はあくまでいつも通りで、いや、いつもよりも機嫌が良さそうにも聞こえて。 まるでこの状況を楽しんでいるような。
カチリという音に>>+34顔をそちらに向ければ目に入るのは二本の鏝で。 嫌な予感に心の臓はバクバクと大きな音をたて、冷や汗がこめかみを伝う。
父が怖い。 そんな感情抱くなんて、父が怒った時だけなのに。 いや、その時の恐怖とはまた違った恐怖だ。 得体の知れないものにあった時のようなそんな恐怖。]
(+53) 2014/04/17(Thu) 20時頃
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[佐取の性が母の物だというのも聞いた事がある。 しかし父の旧姓は知らない。 父のことも母のことも、この父親は自分にあまり話そうとしなかったから。 子供の自分がどんなに尋ねても、甘い声で、笑顔でいつも誤魔化していた。]
おや、じ…
[伸ばされる手が頬に触れれば>>+35ビクリと体が反応する。 その手を振り払う事なんて出来ないのは、恐怖からなのか、それとも―
笑う父の手が背へと回される。 己を抱くように、あやすように。
どうしたんだよ? そう尋ねようと意を決したその時]
(+54) 2014/04/17(Thu) 20時頃
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い゛あ゛ぁっ――!?
[最初に感じたのは熱さよりも先に痛みだ。 自分を呼ぶ幼馴染の声>>+46も頭に入って来ない。
痛い痛い痛い
目を見開いて、その痛みを逃がそうと暴れようとしても自分を抱く父の手が>>+37それを許さない。
痛い熱い痛い痛い熱い
初めて味わうそれに瞳はからは涙が溢れる。 そんな自分を見ても父は決して笑みを消す事はない。
なんでこんな、俺が何をしたんだ。 そう父に問い詰めたいのに、口から漏れるのは痛みを堪える絶叫と荒い息だけ。]
(+55) 2014/04/17(Thu) 20時頃
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[父が己を解放しても、体がいう事を聞かない。 ただ、この熱を逃がそうとシーツの上でのたうちまわるのみ。
だけど、父はすぐに残りの一本を手にして幼馴染に近寄る。>>+38
駄目だ。悠斗を守らないと。 そう思っても、痛みのせいか体は動かない。]
や、め…
[必死の思いで出す声は掠れていて届かない。
やめてくれ。 大好きな父が、大切な幼馴染を傷つけるなんてみたくないのだ。
二人がどんな会話をしてるかだなんて、声が遠くて聞こえない。 ただ、幼馴染の絶叫と>>+48肉が焦げる嫌な臭いだけが届いた。
あぁ、止められなかった。]
(+56) 2014/04/17(Thu) 20時頃
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ゆ、ぅと…
[必死にこちらへ手を伸ばす幼馴染。 その手を取って、笑って大丈夫だと言ってやりたいのに。
ごめん、ごめんな。 守れなくて。
痛みとはまた別の涙が頬を伝う。]
(+57) 2014/04/17(Thu) 20時頃
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大学生 カイルは、メモを貼った。
2014/04/17(Thu) 20時頃
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/* 言葉にならない萌えのタイフーンスパイラル。
この小鳥たちは何度頭を机にガンガンさせれば気が済むのですか。
(-45) 2014/04/17(Thu) 20時頃
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[海琉は酷く傷付いていた。 父親の暴挙に、強いられる友人に。
元より心優しい子だ、こんな暴力の中に置いたこともない。 耐え難い空気と光景だろう。 日常だと思い込んでいたものに罅を入れて打ち壊される。 ―――他でもない、血を分けた父親の手に因って。>>+53>>+54]
やはり、お前は良い子だ。 悠斗が傷付くのが恐いかね。
―――そうだね、お前が彼に関わらなければ。 友情と言う架け橋を渡さねば、私は満ちぬまま、 悠斗も平穏無事に生きていたかもしれない。
[回りくどい言葉の裏側は、相手にも知れるだろう。 暗に、息子がこの事態を招いたのだと。
決して全責が息子に在るわけでは無いが、 男の甘い言葉は人を惑わし、毒に犯す。
海琉の悲鳴が欲望を加速させ、喉仏が静かに上下する。 身体の内に熱いものが伝う、喉の渇きと欲の飢餓。 鼓膜を幾度も震わせる悲鳴に、我慢など出来る筈もなかった。>>+55]
(+58) 2014/04/17(Thu) 20時頃
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[悠斗の身体を弄る指先の意味を、性に疎い海琉は知らぬだろう。 右手が悠斗の下腹部に侵食し、するりと下衣を脱がせたところで、 新たな違和感を覚えたかもしれないが。]
ほら、海琉。 よく見ていたまえ。
――――お前の所為だよ。
[笑った悪徳の男が、伸ばした息子の手を取り上げる。>>+56>>+57 きっと、捕まえたかったのは、欲に塗れるこの手では無いだろう。 だが、恭しく指先を引き寄せて、罪を詰りながら、指先に接吻を落とした。
海琉の心を、一層軋ませる為に。]
(+59) 2014/04/17(Thu) 20時頃
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[お前の所為だと囁く唇。 彼の自責すら賞味しようとするかの男。
彼は何時も自分に問うていたはずだ。 父の足手纏いでは無いか、自分は立派であれるのか。と。
父はそんな息子の綻びも、ずっと見ていた。 眼を逸らさず、満ち足りた相手が抉られるこの時を求めて。
天真爛漫な息子の、複雑などろりとした感情。 誰にも見せたことのない、この絶望は。
――――私だけのものだ。とでも、囁くように。*]
(-46) 2014/04/17(Thu) 20時頃
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[無抵抗な医師を蹂躙したのはそう遠くない記憶。 残骸も、名残も。>>26>>27 すべて、あの場所へ置いてきた。
自尊心の高いあの医師が。 強姦された事を乙女の如く警官に訴える姿は 正直なところ、想像できない。
また、念の為手は打った>>28が 他人に相談する事も無かろう。
医師は暴漢が鍵を持って帰った事も悟るだろうか。 態と施錠をしてやったのだから気づいてくれると良いが。
武装して立て篭るようになるか。 それとも己を頼る程に心を摩耗するか。 後者であれば良いが、前者ならば。]
(57) 2014/04/17(Thu) 20時半頃
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[手伝いを借りる必要性がある。 警戒心を植え付けた彼に、同じ手が二度通じるとは思えない。
一度覚えてしまった甘露は、飢えを育てる。]
(*17) 2014/04/17(Thu) 20時半頃
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/* うーん? 罅→ひび、でいいのかな?
(-47) 2014/04/17(Thu) 20時半頃
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―神社参道:朝―
……あら?
[参道を歩いていれば見知った姿>>22 首を傾げて迷っていればどうなっただろうか*]
(58) 2014/04/17(Thu) 20時半頃
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―昼:帰れたのなら―
そうですか……お気を付けてサリュートさん
[>>47約束は守ってると微笑んで見送っただろう …どうなったのかわかるのだろうか*]
(59) 2014/04/17(Thu) 20時半頃
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―並木道を歩きながら― [鈴城の声に、花見には時期外れの人だかりに目をうつす。>>53
並木道はすでに花弁よりも葉が目立つ。 盛りに愛でられ、その他は捨て置かれるばかりの花の下。 診療所の医師の姿が遠目に見える。
もっと近づけばいつも穏やかな仮面を備え付けている男が、 血の気を引かせて狼狽しているのを感じ取れたかもしれない。
そそくさと去っていくその後ろ姿に、よからぬ噂もあることを思い出した。]
鈴城さんは聞いたことある? 千里先生が裏で女遊びが派手だって噂。
[女遊びは男の甲斐性などとも言い訳されるが。]
それも、玄人相手じゃなくて素人相手だっていうから、 本当なら、始末に悪い。
[隣家の彼ならば、何かそれらしいことも聞いたことがあるかと。 淡々とした声音は医師を責める響きもなく、ただの好奇心に過ぎぬようにしか聞こえない。]
遊び場所ややり方は色々あるだろうに。
[ちらりと漏れた本音も、その延長のように素っ気ない。]
(60) 2014/04/17(Thu) 20時半頃
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[星宮の家に、夕刻、石が投げ込まれたのは知らなかったが。>>54]
星宮のように大きな家なら、知らぬうちに身に覚えのない恨みを買っていてもおかしくないか。
[ただ清らかでいる。 それだけで疎ましく思う者もいるのだろう。織部自身のように。 あからさまに険のある視線を向ける奥方も面倒だが、 人を疑うことを知らぬ無邪気さもまた、疎ましい。]
異国の…サリュート嬢なら、俺が星宮に送って。
[書店に泊まらせるわけにはいかず、星宮の令嬢に預けた経緯を掻い摘んで説明した。
疑うことも知らないような顔をして、サリュートもまた、偽りを抱え込んでいる。 男の身と、名を、女の名前と姿に隠して。
旅券に挟みこまれていた記事の内容を、わざわざ春文に打ち明ける気はなかった。]
(61) 2014/04/17(Thu) 20時半頃
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[誰にも教えない。 自分一人知っていればいい。 執着を孕んだ瞳が揺れて笑む。
翳りを、毒を抱え込む。]
(*18) 2014/04/17(Thu) 20時半頃
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[自分の名を刻みこむように告げる男>>+50、その表情は今まで見知った男のものではなかった 幼馴染の優しい父親の顔とは似ても似つかぬと 同じ顔なのに。どうしてこうも、恐いのだろう
そう、恐さで心も身体も震えていれば――告げられたのは>>+51]
……え?
[捨てた?母が?自分を? 冷蔵庫に残る、母の分のケエキ、3日前から帰らぬ彼女を独り待つ暗い家 萎れた竜胆の花、微かに着物に残る、今自分を押さえつける彼から香るのと、同じ香り]
嘘だ。母さんが、俺を捨てるわけが……
[震える声は、怯えに満ちる 暗い家、帰りを独り待つ 想像するだけで心が冷える それは何よりも恐ろしい
一人は、嫌だ
涙は身体だけではなく、冷えて傷ついた心からも流れ カラリ音をたてた焼き鏝の音が、空虚に響いた]
(+60) 2014/04/17(Thu) 20時半頃
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[首筋に感じる柔らかく生温かい感触、そしてくすぐったいもの>>+52 わけが分からず激痛に潤んだ目を丸くする 手が下腹部まで降りるのを、混乱した思考はどうしてそんな事をするのか唯分からず、 困惑しながら男と――傷つき苦しむ幼馴染を見つめたか]
(+61) 2014/04/17(Thu) 20時半頃
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[幼馴染の悲鳴が、苦しい>>+55 助けたいのに、恐怖に縛られ動かぬ身体が恨めしい
手を伸ばされるのを見れば>>+57こちらもそれを手に取ろうと、必死に――
でも、幼馴染の手、絡め取るのは彼の父親 彼を、傷つけた存在で
大丈夫だよと言いたいけれど、声を出せば居た見に呻くしかなさそうで 必死に瞳で訴えるが……]
(+62) 2014/04/17(Thu) 20時半頃
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[>>+44抱きかかえられるような体勢。 肌に触れる面積が増えれば増えるほど、電流が走る。 身を捩ろうにも出来なくて、溢れる吐息が増えるだけ。
早く離れなくては。 早く、布団に潜らなくては。 これ以上嫌われたくなんて。
口許を手で塞いで、何とか歩を進める。]
うん…、着替え…。
[>>+45大人しく頷いて。 出ていっている間に着替えてしまおうと思っていれば。 撫で上げられる、背中。]
っ、ぁ…!
[変な声が出そうになって。 唇をきゅうと噛む。]
ん、ん!
[『待ってろ』とまた重なる命令。 そわりと胸の中まで撫でられたようで。 頷くのが精一杯だ。 離れていく姿を見送ることさえ出来なくて。]
(+63) 2014/04/17(Thu) 20時半頃
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―神社参道:朝―
……。
こんな所で何を?
[>>58 参道の落ち葉を踏みしめる音。 視線の先には、星宮の女が居る。 朝の冷気を裂くように向けられる問い。]
(62) 2014/04/17(Thu) 20時半頃
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― 並木道 ―
ええ、存じ上げております。
千里先生とは学部が同じでして。 その頃はあまり隠していらっしゃいませんでしたが。 ………困った方ですね。
[噂に関しては、知っていると首を縦に。>>60 隣に居を置けばまったく知らない訳も無い。 確信どころか現場を覗いた事すらあるがそこまでは言わず]
どうやら。 金策が難しい女性の立場を利用して お代替りに身体を開かせていると。
中絶薬を求める娘の相談も受けました。
[だから、薬が必要なのだ。]
(63) 2014/04/17(Thu) 20時半頃
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[毒には毒を以て制す。 大義を借りるなら、今朝の一件はそんな所なのだろうが。
毒とは、己の欲望そのものだ。 懲りた所で、二度としないというのは難しい。]
(*19) 2014/04/17(Thu) 20時半頃
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[釦に指をかける。 手紙や詩を書くのにぺんだこのできた 細くもなく、荒れてもいない指。 ふるふると震えている。]
……っふ 、
[前を肌蹴させるのに、自分の指が肌に触れる。 それだけでおかしくなってしまいそうだ。 中途半端に肩を出したところで、遥が部屋に帰ってきた。]
…ごめん……ま、だ。 うまく…脱げ…ん……っ…
[熱に浮かされて潤んだ瞳を向ける。]
(+64) 2014/04/17(Thu) 20時半頃
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|
[幼馴染が傷つくのが怖いかと、そう父に問い掛けられれば顔を父へと向ける。 あたり前だ。 とても大切な、弟のような幼馴染なのだ。
そう告げるように、コクりと頷く。 もうやめてくれと、彼にはこれ以上なにもしないでと懇願するように父を見つめて。
だけれど父の口から出るのは、終を告げる言の葉ではなく。]
俺の…せい…?
[父の言葉に>>+58声が震える。 俺のせいなのだろうか。 俺がいたから幼馴染は今傷つき叫んでいるのだろうか。
自分を責めるような父の台詞を聞きたくなんてない。 両の手で己の耳を塞いでしまいたい衝動さえ湧きあがる。]
(+65) 2014/04/17(Thu) 20時半頃
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ぁ、ごめ…俺…
[やはり父は自分の事を邪魔だと思っていたのだろうか。 幼い頃に物陰で聞いた言葉が頭に蘇る。
子供なんて不要だと
揺れる瞳で、父と幼馴染を交互にみるが、その視線も責められているように感じて。]
何を…
[見ていろと、父が己の視線を誘導するように言葉を発する>>+59 見たくなんてないのに。 自分のせいで幼馴染が傷つく様なんて。
だけど、自分の手を掴みそこに唇を落す父の行動が、己が目を逸らす事を許さないとでも言っている気がして。]
(+66) 2014/04/17(Thu) 20時半頃
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[一瞬、表情を強張らせたように見えた鈴城に>>55 軽い調子でひらりと手を振って否定する。]
鈴城さーん。相手も冗談だって。
[相手の想いなど知らぬまま。 一言だけ、本心を溢す。]
…もう、嫁はいらないし。
[それは言葉通りのこと。 どこか遠くを見るような目は、すぐにいつもの顔へと変わる。]
(64) 2014/04/17(Thu) 21時頃
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飯がまだって…じゃあ、映画の後は小料理屋にでも行こうか。
[>>56朝食分を取り返すくらい食ってくれ、と軽い声をかけて。 映画館へと歩いていく。
鈴城から感じる翳を心地よいものだと思うその手は、 相手の腕を掴んで解かれないまま。*]
(65) 2014/04/17(Thu) 21時頃
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[それはちがうと、言いたいのに>>+65 カイ兄ちゃんの所為じゃない、そう言いたいのに ことばが、でない
背が痛くて、いたくて]
……―――
[だから、泣きながら、口角を必死に上げる 大丈夫だからと、だいじょうぶだからと
それは幼馴染にどんな風に映っただろうか 幼馴染を苛む、彼の父親にも]
(+67) 2014/04/17(Thu) 21時頃
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そうでしたか、サリュートさんは宿を確保されて無かったんですね。 織部さんの計らいだったとは思いませんでしたが。
[>>61 その話を聞いても、善意からの奨めと信じて疑わない。 恨みを受けやすいという話には同意を示す。 貧富の格差はこの小さな商店並びの中でも色濃く存在する。 一日の給料が富豪の一食で終わる働きの者だって数多だ。
貧しさを知らない彼らが、貧困の中に陥る事があるなら。 それに気分をすかせる人間が居たとて、当たり前の話だった。]
あぁ、すみません。つい本気にしてしまいました。 織部さんほどの美男であれば、縁談には困らなそうですが。
[寧ろ、それは喜ばしいことであるはずなのだが。>>64 倖せな家庭の中に居る彼を想像して、遠いものを感じてしまった。
絡む腕に元気つけられながら>>65、それは高い貰い物ですねと 普段敷居を跨げない、高値で食事を提供する一店を思い出した*]
(66) 2014/04/17(Thu) 21時頃
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― 小さな映画館 ―
[上映時間に間に合った。 丁度昼過ぎの映画館は静謐を保っている。
一番後方の一席に腰を落とすと、明かりは消えてゆく。 ブラウン管に比べれば巨大にも思えるスクリーンは、 映写機を通してモノクロの世界を展開する。
無音の中、言葉は紡がずに映像を追っていた。 西洋風の建物、若い男女の出会い。
かたかたと歯車の回る音に耳を傾けながら、 ドレスを着た淑女と燕尾に身を包んだ長身が踊るのを見守る。
暗さは男の顔を隠す。 当然、手元も隠してくれる。]
(67) 2014/04/17(Thu) 21時頃
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[やがて、平穏な気配を保っていた異国の映像は。 戦火の街へと色合いを変えてゆく。
燕尾服の男は軍服を纏って。 姫君の住む隣国に攻め込まねばならない。
スクリーンの中でゆらゆらと揺れる炎を見ながら、ふと。]
………。
[膝上の手が、動いた。]
(68) 2014/04/17(Thu) 21時頃
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………。
[狭めの館内に並べられた座椅子は近い幅で並んでいる。 偶然を装って、織部の手の上へ指を置いた。
当然、接触を孕めば誰の手かは気づくだろう。
彼だけに聞こえる小声は、半ば押し殺した息を抱く。]
すみません、少しだけこうしていても良いですか。
[滑らかな手甲を指で辿り、静かな息を吐いた。 体温を身近で感じ、指で感触を確かめて。
悲哀に染まっていく風景と字幕を追いながら、 心の中では物語ではなく、織部の事を考えていた。]
(-48) 2014/04/17(Thu) 21時頃
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[悠斗の帰る場所を一つずつ丁寧に潰した。>>+60 小鳥が飛び去ることを良しとせず、鳥篭以外で囀るを厭った。 悠斗の心を慰めてくれるのは、最早生まれ育った高雄の家ではない。
誰より悠斗の身を按じてくれるだろう我が息子の眼差し。 この優しさを引き剥がし、帰らぬと告げる家に戻るとも思えない。 悠斗は孤独が恐いのだ、それを癒す術を知らないから。]
―――…嘘だと良いね、偽りであると良いね。 確かめる勇気など、お前にはあるまいだろうがね。
ほら、そんな不安げな顔を見せると海琉が気にするよ。
[五指が下衣の内に潜り込む。>>+61 男親の居ない家庭と、悠斗の性格を考えれば、何も知らぬ身体だろう。 この二人が揃って、猥談に花を咲かせたとしても、 所詮、憧れと淡く微かな想いを身に抱く程度と知れる。
それがとても、嬉しかった。]
(+68) 2014/04/17(Thu) 21時頃
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眼を逸らしてはならぬよ。海琉。 こんなに傷付いている悠斗から眼を離すなど、友のすることではない。
―――…お前の所為なのだから。 この苦しみと痛みを、お前も忘れてはいけない。
[永遠に覚えておかなければならない。 そう、親が子を諭すように柔らかく囁く。>>+65 息子の視線を縫いとめると、男は布擦れの音に伴わせ、 白い悠斗の足を寝台の上で露に変えた。>>+62
男の息は微かに上がり、常に平静を装う態度から遠い。 女相手にもこれほどの熱情を抱いた事はなく。
これはやはり、半世紀患った恋と言う名の病なのだろうと思った。]
(+69) 2014/04/17(Thu) 21時頃
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[身体につけた熱傷以上に、熱い心の傷口。 溢れ出るのはきっと鮮血ではなく、涙だろう。 落涙が己の心を満たし、まるで若きの熱を覚えた。
取り上げた海琉の指先を引き、捕らえる悠斗の腰を持ち上げる。 互いを気遣う友情に、熱い滾りは狂おしく猛る。]
―――…愛しい私の両翼。 もっと、私を満たしておくれ。
[小さく息を零して、悠斗の臀部の合間の窄まりに硬いものがぶつかった。 既に欲望の雄は兆しており、悠斗の肉体的痛苦を加速させる。
ズグリ、と何の準備もせずに無慈悲に進めた腰と灼熱。 未熟な肉壁を割り、孤独を奪うように埋め尽くす。
友人の父に、父の代わりとなるかもしれなかった男に陵辱される瞬間、自身は息子の腕を引き、愛しむ心を込めて唇を奪った。 ぬるりと這う舌は、きっと安煙草の味がする。
契機のように合わせた粘膜は、どちらも酷く、甘かった。]
(+70) 2014/04/17(Thu) 21時頃
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今日は使用人が付き添わなくても出かけていいとお父様に言われたのです それで鈴の薬師さんが神社がいいとおっしゃるから……此処に ……佐倉さんはどうかしたのですか?
[問いかけには>>62ただ純粋に答える 相手はどう思ったのだろうか]
(69) 2014/04/17(Thu) 21時頃
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そう。 此処は静かで邪魔者も居ないしね。
私は人生ってものを学んでる最中。 で、「星宮のお父様」に神社に行くなと言われたら行くのを止めていた?
[>> 69言葉に飾り気は無く冷淡と言える程に語調には感情が見えない。]
2014/04/17(Thu) 21時半頃
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そう。 此処は静かで邪魔者も居ないしね。
私は人生ってものを学んでる最中。 で、「星宮のお父様」に神社に行くなと言われたら行くのを止めていた?
[>>69 言葉に飾り気は無く冷淡と言える程に語調には感情が見えない。]
(70) 2014/04/17(Thu) 21時半頃
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や…いや、だ…。
[父が幼馴染の体を暴く光景に顔が青ざめる。 そんな物見たくない、そんな事聞きたくないと首をゆるく横に振るが、父はそれを許してくれない。>>+69
目を逸らす事が、耳を塞ぐ事が、悠斗への裏切りなのだというように。]
ごめんなさ… も、やめ…
[俺のせいで幼馴染が傷付くというのなら、俺を痛めつければいいと。 だから、お願いだから幼馴染には手を出さないでくれと。 そんな願いが聞き入れられる事なんてなく、潤む瞳に映るのは父が幼馴染を犯す光景で。>>+70]
…っ!?
[手を引かれ唇を奪われれば驚愕に目を見開く。 突然の事に抵抗なんて出来なくて。 出来たとしても、する気力すらもうなくて。
その拍子にジャラリと音をたてる鎖が、もう逃げられないとでも言っているように感じた。]
(+71) 2014/04/17(Thu) 21時半頃
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……たしかに静かですね
え、まさか 何故それで止めなければならないのですか?
[意外そうに目を瞬かせ首を傾げた 彼女の様子も気にしているのだろうか>>70]
(71) 2014/04/17(Thu) 22時頃
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/* うわー、ホントもう自分拙くてごめんなさい! ぱぱんヤバイ。
ってか、こんなに精神的に弱くて大丈夫だろうか? だって大好きだった人からの裏切り?なわけですし…。 ここまで弱くする予定じゃなかったんだけどな。 悠斗がいるっていうのがまた余計に…。
うん、ぶっちゃけヤバイ(いい意味で)
(-49) 2014/04/17(Thu) 22時頃
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[ひとつ、ひとつ、追い込まれて まるでリバーシの様にどんどん心が裏返る 此方を見る幼馴染、彼を残して独り、あの孤独の部屋へ帰ることなど ――そんな選択肢、選べなかった
自分が帰ってしまえば、幼馴染に彼の父親がどんなひどい事をするのか分からないから そんな、言い訳をして>>+68]
…嘘に、きまってる 嘘だ、嘘だよだって。母さんは俺の事、大好きだって……
[それでも、男の言葉は真綿に沁み込む墨汁の様に心を昏く満たしていく 阿片の効能すらこれと比べれば生温い、言葉の毒 男の言うとおり、確かめる勇気などありはしなかった]
……?おじ、ちゃ…
[するり、下衣に入り込む佐取の指 わけがわからない。まさか内腿にも同じように烙印を刻むつもりか あの肉の焼ける痛みを思い出し、硬直する
実際は違うと知るのは、すぐなのだが]
(+72) 2014/04/17(Thu) 22時頃
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[違う、ちがう。カイ兄の所為じゃない。>>+69 言葉を、言いたいのに。痛みが邪魔をする
下肢を露わにされ、焼き鏝を押されるのかと 幼馴染を安心させるために無理に浮かべた笑顔は引き攣る
腰を持ちあげられ、双丘の間に当てられるのは焼き鏝よりは熱くない でも、何故か濡れて硬く、脈打つかのような、熱]
え?な、何これ…か、カイ兄ちゃ……
[助けて、と思わず言いかけて口を噤む 蒼白な顔の幼馴染にこれ以上負担をかけたくない
でも、そんな気遣いも次の瞬間、無散する]
(+73) 2014/04/17(Thu) 22時頃
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ぁ…あ"あ"あ"ああ!!!
[肉壁を貫き、粘膜を割り熱い塊が侵入してくる 痛い。いたいいたいいたい 結合部からまるで破瓜の様に溢れる鮮血は、内股をしとどに濡らす
生理的に涙が零れ、未知の痛みと腹に埋められた圧迫感 悶え、苦しみながら見た光景は、親子で接吻をしている様子だった]
(+74) 2014/04/17(Thu) 22時頃
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―診療所にて、昼―
[織部や鈴城に、自分の狼狽した姿を見られていたとも知らずに。 己の城である診療所内で、ほとんど茫然と座り込んでいた。
自分の写った写真を握り締め、無意識に手が髪の毛を一本ずつ抜き始める。 随分小さい頃に治したはずの癖が再発していることに暫く気が付かず、ふつり、ふつり、と抜いては床に落として。
何かの病気のような量の髪の毛が床に散らばって、はたと我に返る。 泣き出す寸前のように、小さく震える息を吐いて。 少し散歩でもして落ち着こうと、どこか冷めた思考に従い、くしゃりと写真をポケットへ押し込む。
外に行くのは怖かった。 だが、診療所にいるのは、もっと恐怖を煽られた。 小さな物音ひとつひとつに精神を削られる。 遥のところに行きたかったが、それをしたら次は何をされるか分かったものじゃなく。
それでも少しでもましな方へ逃げたくて、あてのない散歩を開始する。 >>49家を出たとき、声をかけられそちらを向けば、昨日きた異人の姿。 言葉を返すよりも早く、彼女が警察官に呼び止められた。
なにか問題でもあったのか、西洋人形が狼狽している様子が見える。 こんなとき、いつもならなんのかんの理由をつけて助けてやるのだが。 今日はそんな気分ではなく、お疲れ様ですと警官に軽い挨拶をするだけで通り過ぎる。
悪い、今は勃たないから、助ける気分じゃねーわ]
(72) 2014/04/17(Thu) 22時頃
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[鈴城の返答は、意外なものでもなんでもない。>>66 ああ、そうか、と。
すとん、と小石が落ちるような呆気なさで納得した。
本当に悪辣な者は、分かりやすい表情では決して近づいてこない。
優しく、甘く、誠実な振る舞いで。 近づいてくるのだから。]
官憲の世話になるのも近いかもしれませんね。
[あっさりと口をついたのは。 己が標的に取った手段。*]
(73) 2014/04/17(Thu) 22時頃
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医師 カイトは、メモを貼った。
2014/04/17(Thu) 22時頃
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/* ↑ この辺の灰に、「ももてんさんが楽しそう」って埋まってる予感。 はい、凄く楽しいです。(すなお) ↓
(-50) 2014/04/17(Thu) 22時頃
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―映画館― [小さな映画館に人工の暗闇が落ちる。 夜に慣れた己には、少々物足りない薄闇は それでも意識をいくらか現実世界から切り離して。
無音の映像とかすかに聞こえる映写機の音が、非日常を演出する。 引き離される男と女を、炎が彩った。
銀幕に注がれる視線の外で、手の甲に何かが触れる。]
……。
[小さな吐息が隣で落ちた。]
(74) 2014/04/17(Thu) 22時頃
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[自分の名を紡ぐ幼馴染の声が>>+73、父と共に己を責めているように聞こえる。 それに続くように蔵に響く絶叫>>+74に父の胸を力の入らない腕で押して、唇を離す。]
ゆうと…!
[己のせいで泣き叫ぶ幼馴染の姿を視界に入れれば、胸がぎゅっと締め付けられて]
親父…お願い、お願いだから…!
[悠斗を離してと、解放してと。]
ごめ…ごめん悠斗…ごめんなさい…。
(+75) 2014/04/17(Thu) 22時頃
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……。
[何故と、言葉が返れば独り納得するように頷き返す。]
それで、星宮の娘が独り朝の神社を散歩中。 「野良犬」に噛まれるとは思わなかった?
[腕を組み、仁王立ちになる女。 真っ直ぐに澪を見据える瞳の色は何故か冷えてゆく。]
(75) 2014/04/17(Thu) 22時頃
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[くるしい、いたい 初めて暴力的に拓かれる身体は苦痛を訴えて、ぼろぼろと涙が頬を伝う 圧迫感に息ができず、陸で溺れる魚のようにぱくぱくと口を開け閉めして
ああでも、苦しいけれど言わなければいけないことがある ごめんなさいと言う言葉>>+75、貴方のせいではないと 苦しまないでほしいと。
悲鳴を耐えて、漏れ出そうになる泣き声を出さないようにして
ただ、ひとことだけ]
カイ、兄ちゃん。大丈夫、だから
[安心してとばかりに口角上げたつもりだったが、できたかどうか できたとしても滂沱の涙が頬を伝い、蒼白になっている顔では意味がないかもしれない
じくじくと左肩と腹の中が疼痛を訴える]
(+76) 2014/04/17(Thu) 22時頃
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/* 何が大変ってあれだ。 ウチ受け側初めてだ。そういえば。
(-51) 2014/04/17(Thu) 22時頃
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>>まさかの先にパイルダーオンだったよ!<<
カイ兄ちゃんにトラウマができるよ!し、しっかりカイ兄ちゃんー!
(-52) 2014/04/17(Thu) 22時頃
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[微かな囁きに、頷くでも抵抗するでもなく。 ただ、鈴城の指が、手の温もりを求めるように動くのを感じていた。
どこか恐る恐る伺うような動きと、声を、 小さな驚きと奇妙な納得で受け入れる。]
あんたも、寂しかったんだ。
[時折、一瞬だけ見せる苦しそうな視線を思い出す。 サリュートへの感情とは全く別種の、 憐憫めいた同族意識。
妻を失った織部と、妻の姿が見えなくなった鈴城と。
同じような陰を抱えた相手の手を、振り払うことはなかった。*]
(76) 2014/04/17(Thu) 22時頃
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/* このまま悠斗にキスしたいとか思ったり…だ、ダメかな?
(-53) 2014/04/17(Thu) 22時半頃
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[なんで仁王立ちに>>75とかずれたことを思いながら 少し考える]
…此処野良犬なんて出たかしら? まぁ昔とは違うのでしょうね ……出たら出たで、確かにどうしましょうね
[慌てていないようでどこかズレた答えだったか]
(77) 2014/04/17(Thu) 22時半頃
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[拒み、阻み、拒絶しても。 海琉は眼を逸らせない。>>+71
海琉に押し付ける現実は、彼の心を抉り、背中の右翼を疼かせる代物。 謝ろうと、媚ようと、許してやる心算も逃してやる心算もなかった。
海琉の言葉にならぬ悲鳴を聞いて、喜びに息が揺れる。 息子の大事な友情と言う親愛を、自らの手で穢す悦。 孤独の彼を抱いて、満たされる欲望。
堪らない、と喉の奥で男が呼気を喘がせ、 悠斗の身体を貫いた凶暴な欲が、高く脈を打つ。
驚愕を飲み込んで、軟体で口腔を割る。 濡れた舌を絡め取れば、息子は吸った事もないだろう煙草の味を移す。 味蕾に余韻を擦り付け、覚えさせる男としての父の味わい。 ささやかに立つ接吻すらも、彼は知らないかもしれない。]
(+77) 2014/04/17(Thu) 22時半頃
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[孤独が帰る場所など、何処にもない。>>+72 この鳥篭以外に左翼が生きていける場所など、何処にもないのだ。
孤独を埋める痛いほどの熱量、 心配げな声を漏らして泣いてくれる友。
―――それを、どうしたって、悠斗は捨てられない。>>+73]
……そうかい? あの女性(ひと)は今のお前と同じようにして、酷く喜んでいたよ。 強請るように足を絡めて、接吻を強請って。
[言葉で追い詰めながら、腰を揺らす。 悠斗の心を穢しながら、悲鳴が心地良く己の心音を上げていく。 酷使される粘膜は、限界を迎えて血の雫を伝わせ、シーツを塗らした。 肉壁を捏ねる音は、血と交じり合って、ぐちゅ、と音が立つ。 周囲に漂う鉄錆と姦淫と暴力の香り。>>+74
腰を引けば内壁が追従し、結合部が浅く捲くれて緋色の肉を覗かせた。 眼を逸らしてはならぬと告げた息子は、淫靡にして生々しい光景を目の当たりにするだろう。]
悠斗、お前にもあの血と同じものが流れている。 だから、そう泣かずとも、直ぐに悦くなるよ。
[あの淫乱の血が流れているのだから。と、言外に不義密通を教える。 母を抱いた男に犯される息子とは、どんな気分だろうか。 それを考えるだけで、海琉と合わせた口付けに、じわ、と熱が広がった。]
(+78) 2014/04/17(Thu) 22時半頃
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……。
[>>77 澪が紡ぐ言葉に表情を変える事は無い。 その手を掴み強引に引こうとする。 目指す先は、橋――あの物語の舞台となった場所だ。]
(78) 2014/04/17(Thu) 22時半頃
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/* >>72そんな理由があるのかと、笑うしかなかっwwww
くっ
(-54) 2014/04/17(Thu) 22時半頃
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[別れ、現実の厳しさ、悲恋。 音の無い世界で繰り広げられる一幕を前にして、 目を伏せ、体温を求める。>>74]
………はい。
[大陸から遠く離れた異国の地で暮らし、 愛した一人の女を失った。
こうして体温を感じることも、少なくなってしまった。 何処か悟ったような口ぶりに>>76、短い頷きを返す
心に、根に、暗闇を飼っている。 傍に居ても、最早口を聞かぬ女房からは、温度を感じない。
薄ら寒い夜と、秘密を抱える苦痛ばかりが、身を焦がす。 たった一時間程度の闇の中で、織部の指を握っていた*]
(79) 2014/04/17(Thu) 22時半頃
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海琉、よく見ていていたまえ。 お前は色からも遠いから、知らぬばかりだろう。 ほら、悠斗はこんなに甲斐甲斐しい。
[腕で押しやられる肉体は、案外すんなりと離れた。>>+75 変わりに、海琉の背に腕を回し、抱き寄せる。 父の身体は性交に体温を上げ、濃厚な淫気を移していく。
傷付く王子様の涙は、神経が焼けるほど、心を魅了した。]
―――仕方がないね、初心なお前が心底頼むなら、 折れてやっても構わないよ。
[するすると下がる指先が息子の尾てい骨を探り、 物言いたげに臀部の形を五指が辿る。 友人を助けるという事は、陵辱の生贄になるということ。 この光景を目の当たりにした海琉にも、よく知れているだろう。
甘い瞳が、促すように撓み。 海琉の友情を計るよう、実父に抱かれるを望ませる。]
―――服を脱いで、強請りたまえ、海琉。
[悪辣が楽しげに、あまりにもあっさりと。 息子の恥辱と痴態を所望した。]
(+79) 2014/04/17(Thu) 22時半頃
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/* 鈴城さんの織部さんに対する清らかさと、俺に対するエグさがとても同一人物とは思えない(誉めてる
(-55) 2014/04/17(Thu) 22時半頃
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[手を掴まれ引かれる>>78]
ぇ、あの…佐倉さん?
[振りほどくこともせずただ引かれていくだろうか]
(80) 2014/04/17(Thu) 22時半頃
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/* おっ
俺の親友がこんなにえぐいはずがないいいぃぃぃ!!! (ほめことば)
(-56) 2014/04/17(Thu) 22時半頃
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…、織部さん。 …………
[この抱えている闇を、彼が知ったら。 もう、こうして顔を会わせてはくれなくなるだろう。
それでも、独りでは生きていけないのだと地下室が訴える。 声なき声が、男を責め立てる。]
私の…… 妻は。 失踪しては、居ません。
[受ける温度に絆されて、 大陸出身を明かした時のように、小声が溢れていった]
居るんです、ずっと……。
[ただ、じっと視ているあの女を。 愛情を返してくれなかった、あの女が。ずっと“い”る。 真実を打ち明けるのは、ひどく恐ろしい。
知らず、握る手に力が篭る。]
(*20) 2014/04/17(Thu) 22時半頃
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― 神社境内 橋の上 ―
護衛を付けずに歩く事がどういう事か。 ……痛い目にあってみなよ。
[水の流れる音。 朱い紅い橋の上。
言葉と共に澪を欄干に押し付ける。 動きに躊躇は見られない。 明確に女を川へ落とそうする。]
(81) 2014/04/17(Thu) 22時半頃
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[映画が終わり、電氣が灯る。 額に浮いた汗が、前髪を張り付かせていた。
握ったままだった手を解いて、席を立ち上がる。
顔に浮く翳は、一層深いものになっていた*]
(82) 2014/04/17(Thu) 22時半頃
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[息子に陵辱を強請らせれば、自身の腕は悠斗に向いた。 海琉が急かねば、一層の蹂躙を受ける。 ―――そんな事実を見せ付ける意味も込めて。>>+76]
良い子だ、海琉がきちんと強請れるまで頑張りたまえ。 息を吐いて、吸って。 ――…そう、お前は直ぐに身体の拓き方を覚えるよ。
悠斗、お前は可愛い良い子だからね。
[囁く声は酷く甘く、毒が耳孔へドロドロと淀み、流れ込んでいく。 一度、勢いづけて腰を打ち付けると、内壁に波を打たせた。 狭隘を抉る先端の鰓は肉を押し分け、性腺を抉るように蠢動を呼ぶ。 先走りの液体が鮮血と混じって、腹の中で卑猥な音を響かせていく。
幾度か角度を変えて、前に触れず秘所の摩擦を愉しむ。 片翼を強いるに傾倒し、甘い瞳には熱が浮く。 不意に、戯れめいて伸ばした指先で、悠斗を慰める『父』のようにゆるく黒髪を梳いた。]
(+80) 2014/04/17(Thu) 22時半頃
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/* 「母を抱いた男に犯される息子」 これ、悠斗だけじゃなくて俺にも当てはまるよね。
(-57) 2014/04/17(Thu) 22時半頃
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【食堂】
[石造りの家から大通りを行き食堂へ行けば
とつ。
扉を確認して恐る恐る開ける。場所を確認しながら扉の近くの席に座ればまたいつもの、と。 運ばれてくる料理に気づけばそのまま手をつける。 ]
赤い鳥、空いてるかな。
[まさか友人達が鳥籠に閉じ込められているなど知る由もよらないところ。]
(83) 2014/04/17(Thu) 23時頃
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[銀幕の中、悲劇へ向けて一歩一歩、男と女が踏み出していく。 悲劇に、ゆっくりと何かを失いながら。
失ったものから、温度を感じることはない。
互いの失くしたものを思って、 無音劇の終焉まで、ただ、鈴城の手の温度を感じていた。]
……。
[打ち明けられた秘密に、わずかに瞬いた目は暗闇の帳に遮られ、 鈴城が見ることはかなわなかったかもしれない。*]
(84) 2014/04/17(Thu) 23時頃
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/* 本来はトップランカーではないのだけれど、 つい楽しすぎて喋りすぎてしまう…! お二人も愉しんでくださっているといいなぁ!
(-58) 2014/04/17(Thu) 23時頃
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[耳を済ませば聞こえる音。
とある屋敷の事件。
開かない店。
噂はとある旧家への悪戯にも触れてー]
(85) 2014/04/17(Thu) 23時頃
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[腹の中で脈打つ存在>>+77それがとても、恐くて熱い 圧迫感が増して、一層敏感にその質量を感じて]
う…ぅ……
[鳥籠で風切り羽根を捥がれ、悲痛な声を囀るしかない自分が恨めしい でも、それでも捨てられない逃げられない 目の前の泣き濡れる幼馴染を、置いてなど
と
自分に凶器を突きたてる男の洩らした真実>>+78に目を見開く]
…ぁ…え…か、かぁさ……?
[それは、自分の母が――
薄々は感づいていた。竜胆と、残り香 でも改めてその事実を突きつけられれば絶望が這いあがってくるかのような錯覚を齎して]
…ひ、ぃ…うっ…
[容赦のない抽挿に、内臓を引きずり出されるかのような錯覚を覚える 律動に、腰は跳ねて シーツを濡らす血は、まるで朱の花の様にぱたり ぱたり 水音響く蔵は、退廃的な空気で満ちていた]
(+81) 2014/04/17(Thu) 23時頃
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[ただ、その恐怖は男の言葉>>+79で凍りつく 心臓に氷塊が入れられるような、投げ込まれるような
自分の代わりに、カイ兄が? いやだ、駄目だ。そう、言いたいのに 揺さぶられ苦しくてそんな余裕すらない
男のアドバイスに従うのは嫌だったが、そうでもしない限りこの痛みから逃れられそうになくて 言われたとおりに息を吸い、吐く ほんの少しだけ楽になった]
っ…う…ぅ
[どうしてだろう 苦しいのに辛いのに悲しいのに痛いのに 可愛い良い子と言われ、父親の様に髪を梳かれる それが どうして 嬉しいと感じるの?
律動は容赦なく身体を苛む 敏感な部分を男の先端が掠めれば、今までとは違う高い声を奏で 水音は更に響き、いつしか啜り泣く声も加わるようになって ああ、こわい、こわい――こわい]
(+82) 2014/04/17(Thu) 23時頃
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………………
[ただ叫びもせずに相手を見つめる>>81 すぐに川へと目を向けたがどうなるのだろうか 落ちるのも問題なのだろうか]
(86) 2014/04/17(Thu) 23時頃
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/*うーん、手つまり。 外に出かけたときのストーカー方法が思いつかないというか...無関心のときの接触がわからないというか...朝の仕事が早くで頭が回らないです申し訳ない
(-59) 2014/04/17(Thu) 23時頃
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/*友人を助けに行きたくなってきました [違う]
(-60) 2014/04/17(Thu) 23時頃
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[あぁ、知らない。 こんな物は今まで一度も経験した事なかったし、知りたくもなかった。 それは性に関することだけでなく、父のこんな姿も。 そして、ようやく父が己の頼みを聞くという、その言葉に少しだけホッとする。>>+79 これで幼馴染を助けられると。
しかしそれは自分が代わりをするということ。 自然と体が震える。 さっき自分でそう思ったではないか。 傷つくのは自分でいいと。
父の言葉に耐えるように唇を噛み締める。 そんなおりに聞こえてくる幼馴染の声>>+76。
大丈夫だと、全く大丈夫には見えない様子で、笑みを浮かべようとする。 俺のせいでこんな辛い思いをしているのに。 それでも俺の事を気遣ってくれて、その事実に救われる。
何を躊躇ってるんだよ。 こいつを助ける為だったら―]
悠斗…ごめん、ありがと…。
[幼馴染へと手を伸ばして、彼の頬へと触れ、ニコリと泣きそうな顔で、それでも笑顔を浮かべて。]
(+83) 2014/04/17(Thu) 23時頃
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|
[父の方へ振り返れば、言われた通りに服へと手を掛ける。 ボタンを外す手は震えて、通常よりも時間がかかるけれど、それでも確かに自らの意思で。 羞恥で顔を赤く染めあげ、それを隠すように俯きながらも身に付けている全ての服を脱いでいき。]
おやじ…悠斗じゃなくて、俺を…
[発する声はどうしても震えてしまう。 怖い、けれどそれが幼馴染の為なら。
こんな時に、どう言えばいいのかなんて経験のない己には全く分らないく、手を伸ばせば父の服の裾をぎゅっと握り]
(+84) 2014/04/17(Thu) 23時頃
|
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tr...trr...。
[星野の家にかかる一本の電話。
何度も呼び出す音はやがて聞こえて家人がとるだろうか。だが空気の音だけが響くスピーカーから音声が聞こえることはない。
そして受話器を置けばまた鳴る音。 取っても要件の伝えることのない受話器。
意図のない音は鳴り続けー]
(-61) 2014/04/17(Thu) 23時頃
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―落ちろ―
[絡み合う視線。 感情に無い瞳から滲むのは単純かつ機械的な意思のみ。 足を払えば、澪は頭から川へ落ちていくだろう。]
(87) 2014/04/17(Thu) 23時頃
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/* [ビッタンビッタンビッタンビッタン]
(-62) 2014/04/17(Thu) 23時頃
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[屋敷に響くは鳴り響く無意味な音と。
もしかしたら家人は怒り狂っているだろうか。]
ちがう、こんなノイズじゃない。
[受話器を置いてそっと呟いてまた数字を辿る*]
(-64) 2014/04/17(Thu) 23時頃
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/* これはもえしぬ。これはもえしぬ…!
(-63) 2014/04/17(Thu) 23時頃
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[駄目だ、だめだよカイ兄ちゃん 泣きそうな顔>>+83なんて、見たくなかった――だからやめて、と声無き声で叫ぶ
でも律動に押し流されて、痛みと混乱で支配された体は言う事を聞かなくて 頬に触れられれば涙が彼の手を濡らしたか]
……
[目の前で服を脱ぐ幼馴染 実の父に懇願するその様子 それをさせているのは 自分?
ぽたり、と涙がシーツにまた、滴った]
(+85) 2014/04/17(Thu) 23時頃
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[受け取った秘密は、苦く甘い味がした。 それは薬に似ている。
どんな意味かと聞き返すことはあえてせず、 込められた力が強くなった鈴城の手を、黙って握り返してやった。]
暗闇を抱えるのは、あんただけじゃない。
[夜に生まれて、飛び立てないまま。 受け入れてくれた腕を失って、いまだに全身を夜の闇に浸している。
失くしてしまったもの、手に入らなかったもの。 埋めるように、満たされるように。 がむしゃらに蝶々に手を伸ばして。 欲しい、と。欲しい、と。
本質は違うのかもしれない。 けれど。
完全に失くしたものから与えられぬものと。 そこに「在」るものから与えられぬものと。 思いを馳せて、浮かんだのは嫌悪でなく憐み。]
(*21) 2014/04/17(Thu) 23時頃
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― 星野邸 ―
[当主は暴君となりかわった。 慌ただしく動き回る家人の波の中 外部との連絡を妨害するような執拗な悪戯電話が響く。 家人の怒声が溢れる家。
家内に前当主の声は無い*]
(88) 2014/04/17(Thu) 23時頃
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………ありがとう、ございます
[握り返す指から温度と確かな生命を感じ取る。>>*21 ……握っても反応を浮かせないあの指とは違う。 それが嬉しくて、優しくて、心が満たされていく。
抱いても抱き返してくれない医師の寝顔を思い出して。 あの手もこうして圧を返してくれたらいいのに、と淡い息を吐いた。]
私は、貴方に助けられているんです。 こうして共に居れるだけで、落ち着きます。
気持ちの悪い事を言って、すみません、………でも。
[失くしたものを埋めるように。 失くしたものを補うように。 何も聞かず傍に居てくれる存在に、闇に包まれた心が、 ほんの少し救われたような気がした。*]
(*22) 2014/04/17(Thu) 23時頃
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落ちて貴女はどうするの?
[落ちる時にそう声をかけてみたか>>87 その時頭を庇えば少しは大丈夫だろうか こんなこと、どうしてするのか知らないけれども]
(89) 2014/04/17(Thu) 23時頃
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カイ兄ちゃああんぶえええええええ
(-65) 2014/04/17(Thu) 23時頃
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…と、高雄君ならなってると思います!(キリッ
(-66) 2014/04/17(Thu) 23時頃
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[ゆっくりと暗闇が明けていく。 どうせならこの身に降る闇も明けてくれればいいものを。 無為な願いを自身で嘲笑って、解けていく温度を>>82見送る。]
出ようか。 約束通り飯を奢ろう。
[片目を瞑って見せて、翳を増した鈴城にそっと笑みを浮かべた。]
おいで、鈴城さん。
[拒まれないと分かっている、いざない。*]
(90) 2014/04/17(Thu) 23時頃
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[悲痛な、小さな叫びに>>*22 思い出したのは宛名も差出人もない手紙。
結局探し出せなかった相手が、鈴城であればいい、と茫洋と考えた。]
多分俺は…きっとあんたが思うより暗い場所で生きている。
[それで引くのは、鈴城の身を守ること。 それで進むのは――落ちるのは。
見世蔵の主同様。『こちら』側の人間が一人、増えること。
翳るその深さを見極めるように、そっと視線を落とした。]
(*23) 2014/04/17(Thu) 23時半頃
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箱庭から独りで出てきたなら、学べ。 この街の現実を。
あの家以外に味方は居ない。
[一方的に言葉を叩きつける。 落ちていく澪を一瞥すれば、興味を失ったように歩み始める。]
(91) 2014/04/17(Thu) 23時半頃
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中々上手にできた作品でしたね。……
[映画なんて、録に観てなかった気がする。 それでも申し訳程度に言葉を添えて。
なにかを言おうと口を動かしていたが、 誘う声に釣られ、苦笑と共に腹を摩る。>>90]
はい。すっかり腹も空いてしまいました。
[向けられる笑みに安堵の息を吐いた。 打ち明けた闇を知られれば、距離も空いてしまうと思っていた。 夢現の世界が晴れてしまうと思っていた。
偽りではない穏やかなその表情を見て、 確かな安堵と安らぎを感じながら、足を進める*]
(92) 2014/04/17(Thu) 23時半頃
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― 小料理屋 ―
[天麩羅に刺身と、普段口に出来ないものが運ばれてくる。 食事卓をこうも彩る贅はいつぶりの話か。 つい先程までモノクロの世界に居たのだから尚の事色彩が眩しい。]
本当にご馳走になって良いのでしょうか。 こんな豪勢な昼食をしたのはいつぶりですかね。
なんだか蝦蛄で鯛を釣ってしまった気分ですよ。
[食べるよりも酒を飲む方が性に合っている。 箸で赤身の刺を掬い、醤油に軽く浸して口へと運ぶ。
あの人は、昼食を取れたのだろうか。 天麩羅を見て、土産に包めないかと尋ねてみる。]
(93) 2014/04/17(Thu) 23時半頃
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/* 最近、年下誑かしてる記憶しかない件について
(-67) 2014/04/17(Thu) 23時半頃
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[>>+63予想通り敏感すぎる反応、 素肌を撫でまわしたらもっといい声をしてくれるだろう。 その楽しみは後にまわしておいて……
命令には逆らわない事も発見できたし 素直な兄は舐め回したいほど愛らしい]
ああ、いいよ脱がすから動くな。 脱げないほど具合が悪いんなら、俺がしてやろう。
[>>+64こちらを見る顔はまるで初夜を迎えた初な女。 残りの釦を外して少しだけ乱暴に上を脱がせる。 あらわになる肌へ濡らした手拭いをあてて、 首筋から肩、背中の方へと機械的に拭ってゆく、素振り]
店も休みますって、表に書いてきたから。 今日は部屋から出るなよ。
[重ねがけする命令、見られたくないものもあるから余計に入念に]
(+86) 2014/04/17(Thu) 23時半頃
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/* 遥こないなぁ。 いじめてくれないかなぁ。 命令してくれないかなぁ。 兄ちゃん、ころころしちゃうぞー。
ころころ ヾ(⌒(_*'ω'*)_
(-68) 2014/04/17(Thu) 23時半頃
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織部さんが?
……貴方はこうも明るく私を照らして下さるのに。 人間とは不思議なものですね。
[そう口では言いながら。>>*23 小紅、と彼が呼ばれた或る日の事を思い出した。 彼を包む闇は、どんなものなのか。
其処に触れたい、もっと知りたい。 こうして心の臟へと図らずに触れてくる男の、 柔らかい場所を触ってみたいと思った。]
…もしかしたら、お力を借りる事もあるかも知れません。 私も、なにかあれば手を尽くさせて頂きます。
[――貴方を他人とは思えない
その一言は、気恥ずかしさと躊躇に因って殺された。 血の縁もなにも無ければ出会ってからの期間すらも短いが。 こうして心を預けられるのは、きっと。長く生きたとしてもそうは居まい]
(*24) 2014/04/17(Thu) 23時半頃
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/* おい、こら、びっくりした!!!!
(-69) 2014/04/17(Thu) 23時半頃
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All the world's a stage And all the men and women merely players.
筋書は珍しくないが、演出の妙だな。
[久方ぶりに仕事以外の遠出した、と笑って。]
今の季節なら、筍か。 煮物も旨いが、素焼きの旨いのはなかなかなくて。
[逃れていった温もりを追わぬまま、笑った。*]
(94) 2014/04/17(Thu) 23時半頃
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[>>91 あの家以外に?まさか 私の味方など……自分自身だけですよ
落ちゆく中思ったことはそんなこと**]
(95) 2014/04/17(Thu) 23時半頃
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あ、あれ澪こんな子だっけ?[冷や汗]
(-70) 2014/04/17(Thu) 23時半頃
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[悠斗の献身を見透かし、弱みに付け込む。>>+81 そうして、何人もの女を利用してきたが、―――同性に欲したのは、両翼が初めてのことであった。 それなのに、酷く肌に馴染む。
悦は快楽だけなく、彼等の痛苦を取り込んで己の熱を掻き回す。 砲身が肥えたのと、彼の悲鳴交じりのか細い声が聞こえたのは同時。 明らかに、相手に欲情していると言う証。 女のように強いられる姿を、友人に見られ、辱められて、そんな様が殊更熱を上げる。 純潔を散らした証が、シーツを斑に穢す。
その光景も、声も、絶望も。何もかもが己の情感を煽った。]
ほら、悠斗。 お前が励めば、少しは海琉の荷が軽くなるやもしれないよ。
―――お前なら、海琉を少し、助けてやれる。
[指先が梳いた黒髪を散らし、左翼の存在理由に灯を当てる。 そうした言い訳を並べ立てて、悠斗が身を捩らせるように。 太い棹が、性器裏の緩やかな隆起を転がし、一度深く穿貫いた。]
(+87) 2014/04/17(Thu) 23時半頃
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……。
[大きな水音を気の止めることもない。
どうする? そんな問い。
想う答えは――まずは轢く。
邪魔な連中を1人1人、真っ直ぐに轢いていく。
あの鬱陶しい人間を見つけださないといけない。 虚仮にされたのなら、真っ直ぐに轢いて力を誇示する。
――若い女だからといって舐めているのだろうが理解させないといけない**]
(96) 2014/04/17(Thu) 23時半頃
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[男の狂気は感染する。>>+83 まるで病魔のように人に巣食い、内側から心を貪る。 今までどれだけの心を齧っても満たされることはなかったが。
―――だが、それも昨日までの話。
海琉が困惑するほど、躊躇うほどに友人は追い上げられていく。 身体を玩具のように揺さぶり、窄まりを一々拡張しながら出入る熱欲。 鮮血まで散ったそのさまは、海琉には刺激が強すぎるものだろう。 ありありと見せ付ける情交、その身代わりになると言う意味。 それら全てを弁えても尚、見せる痛々しいまでの微笑みは、自身の胸が強く掴まれるようだった。]
(+88) 2014/04/17(Thu) 23時半頃
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[海琉の脱衣は、静々と行われた。>>+84 白い肌を薄暗い中に晒していく行為。 本来ならば、羞恥や戸惑いなどないはずの些細なこと。
海琉は見ても明らかなほど、行為を意識していた。 密やかに笑気を漏らした後、そっと、悠斗へ、「見たまえ」と囁く。 四対の眼差しで、女も男も恋も知らぬ息子の肌を愛でた。 視姦に焼ける身が、絶え絶えと吐き出す声を聞く。]
―――…俺を?
[男は曖昧を許さず続きを促す。 握られた黒衣の裾に気を惹かれ、その指先に五指を絡めて引き寄せた。]
海琉、――…如何して欲しいかね。 言ってみたまえ、可愛いお前の駄々だ。 ―――…この私が、叶えてあげようね。
[答えは一つしか許さない癖、甘い甘い声で囁いた。]
(+89) 2014/04/17(Thu) 23時半頃
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/* あっ、また佐倉ちゃんに会い損ねたぜ! そ、ソロール回すか……眠くないし……(今日ソロールしか回してない
(-71) 2014/04/17(Thu) 23時半頃
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泣かなくても良いよ、悠斗。 こんな風に海琉が男を強請るなど、想像した事もないだろう。
――…けれども全て、お前の為だ。 喜びたまえ、悠斗。 私は嬉しいよ、今、この全てが。
[悪辣を身に持つ男が鳥を泣かせる。>>+85 責を負わせ、熱を喉に持ち、静かに落涙する悠斗の表情に―――、酷く興奮した。
グ、と腰に力を溜めて、熱源を引きずり出す。 鰓の甘い段差を窄まりに引っ掛け、肉筒を酷使する。 熱源が一際膨らみ、一等深い場所まで辿り着いた瞬間、彼の中で精胤が爆ぜる。
濃密な飛沫は、初めて体内を陵辱で満たし、数度に渡り男根が跳ねる。 残滓までも植えつけて、孤独の中を真っ白に埋め尽くした。
熱く、暴力的な、だが、確かに。 孤独を満たしてくれる、人の体温を覚えさせながら。]
(+90) 2014/04/17(Thu) 23時半頃
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/* あ、恥ずかしいのきた…。 分かってるくせに全部言えとか恥ずい…。 あー、あー。
うへー、なんて続けよう…。 恥ずかしい…。
(-72) 2014/04/18(Fri) 00時頃
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[先程織部が零した筍の素焼きも低卓の上に置かれた。 筍…。
これも味は良いが、ふと神社で山菜を摘む仮面の男を思い出した。 彼ならば、出来の良いものを繕ってくれるだろうか。
舌堤を打ちながら和やかな食事の時間を送る。 普段少食なせいか、満腹を覚えるのはやはり早く。
余らせた分は持ち帰っても良いですか、と百姓の倅らしい一言を*]
(97) 2014/04/18(Fri) 00時頃
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[悠斗の内より、熱を一度解き放った長大を引き抜いた。 蹂躙された窄まりは白濁に穢され、拡張された分だけ収縮を伴い元の形へと戻っていく。
赤と白に塗れた秘所を意識させながら、息子の掌を引く。 強姦された友を目の前に置き、無音で促す瞳が、僥倖に笑む。]
………海琉。 お前の望みを、聞かせておくれ。
(+91) 2014/04/18(Fri) 00時頃
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えっ、いや自分で出来…っ
[>>+86自分で出来ると謂おうとして。 言葉が止まるのは命令口調に。 『動くな』の言葉は簡単に俺を動けなくする。
『大人しく寝てろ』『気持ち悪い顔を晒すな』『家にいろ』 どれひとつ、逆らおうとさえ思いも出来ない。]
……、っ!
[乱暴に上を脱がされた衣服の下。 鍛えられてもいない躯は、筋肉的にも色的にも薄い。 手拭いが当てられて、息を小さく飲み込んだ。]
っ 、……ん
[首筋、肩、背中。 渡っていく濡れた感覚が肌を小刻みに震えさせる。 唇を両手で、きゅうと押さえた。
『部屋から出るなよ』 重なる命令を理解するより前に頷いた。 早く離してくれ、早く終わってくれないと。
おかしなことを、口走りそうで。
(+92) 2014/04/18(Fri) 00時頃
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― 仮面の男と ―
筍を幾らか買いたいのですが、ありますか。 [織部との食事を終わらせて別れ、商店街へ戻った後。 久方ぶりにその店を訪れた。 星野の屋敷との往々に偶偶巡り会えたのならば。]
八百屋で出しているものは痩せてますからね。 いいものがあれば、値は少し弾ませて頂きますよ。
[大陸からの輸入薬を此方にも預けている。 そちらの売上は如何ですか、なんて話もしたが 返って来るのはあの日のように饒舌な口ぶりでは無かったか*]
(*25) 2014/04/18(Fri) 00時頃
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― 織部邸 ―
[先日の空き巣のくだりから顔を覚えた老婆に、 笊の中で三本、瑞々しい筍を手渡す。 誰からか伝えますが、と問われたが返答は返さず。]
「また、一緒に出かけましょう」
[笊の中には筍と共に、封筒に入った一通の手紙が*]
(-73) 2014/04/18(Fri) 00時頃
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[熱がかき乱す、心も身体も>>+87 そんな中、男から囁かれたのは毒の様な、提案
自分ならば、少しだけでもカイ兄を助けられる その言葉は麻薬だった
幼馴染が少しでも、泣き濡れないなら 少しでも、無事ならばと――その、誘いに乗った それは、蜘蛛の糸に獲物が絡め取られた瞬間の様だった]
…ぁ、ひぁ…ぁ
[前立腺を貫き、穿ち深く突き刺す その動きは嬌声を響かせるには十分で 苦痛の中に色が混じった声を囀り啼く姿は、ほの暗い蔵の中で壊れたラヂオの様に響いた
幼馴染を視姦しろと囁く声 見たくないのに、見ねばいけないと思ってしまうのはどうしてだろうか 実の父親が実の息子の腰を引き寄せ囁く光景 それはとても――信じられない、もの]
(+93) 2014/04/18(Fri) 00時頃
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―小料理屋― [季節の山菜と、刺身と。
並べられた器に恐縮する鈴城よりもいくらか慣れた風情で箸を手に取る。]
接待や仕事の話をしながら食うよりも何百倍とマシ。
[眉を顰めれば、その嫌悪は多少伝わったか。
天麩羅を包めないかという鈴城の要望に合わせて>>93、 煮物と天麩羅、それに炊き込み飯が用意されたか。
浅利の出汁の味噌汁はさすがに持って帰ることはできなかったが。 筍の木の芽和えもついでに包ませて、鈴城に持たせる。]
飯はね、作りもそうだが結局誰とどう食うか、ってことだと思ったよ。 くどくどと議員先生のお偉い決意表明を聞きながら食う飯と、 疲れて帰って、出される温かい茶漬けのどっちが旨いと思う?
ああ、ここの炊き込み飯も旨いけど。 寿司も評判いいから。食ってみて。
[笑いながら、鈴城が遠慮しないように、適当に仲居に指図する。 荷物が多少増えるが、それは気にしない。*]
(98) 2014/04/18(Fri) 00時頃
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[全てお前の為>>+90なんて、聞きたくない信じたくない 囀りは艶を増す。罪の証のように色を鮮やかにする
酷使される内部は、血と先走りで潤み腫れあがっているだろうか 甘い囀り響かせながら貪られ、嬲られ犯されて まるで籠の鳥が1枚1枚羽を毟られているかのような、錯覚
やがて自分の奥底に熱い熱が爆ぜ、流しこまれれば身体を弓の様にしならせ、びくりと震え くたりと汗と涙と鮮血が沁み込んだシーツに倒れ伏した
信じたくない、信じられない 啼き濡れながらも――…た、なんて]
(+94) 2014/04/18(Fri) 00時頃
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天麩羅、持って帰ってやりたい相手は嫁とは別?
[小さなやり取りを拾って、にぃっと笑う。]
捕まえたい相手がいるなら、躊躇しない方がいい。
[二度、失うことはごめんだと。 笑った。]
俺は、嫁はいらない。 でも、欲しい相手はいる。
[湯呑の茶を飲み干して。鈴城に笑った。 それは暗く、翳りを帯び――夜の小紅の顔。]
あんたも、欲しい相手がいるなら、引くな。
[それは手を尽くす、といった鈴城への了承でもあり。 手を貸す、共犯の笑みでもあった。]
(*26) 2014/04/18(Fri) 00時頃
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[こぷりと秘所から溢れる、先決と混じり合い薄桃色になった残滓 虚ろな目で実の父親に手を引かれる幼馴染を見つめる>>+91
その選択肢を止める気力も
いまは、ない]
(+95) 2014/04/18(Fri) 00時頃
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[耳元に響く甘い甘い父の声。>>+89 誤魔化すことを許さず、自らしっかりと明言するようにと。
その行為を望むのは自分自身なのだと、そうとでもいいたいかのように。]
…っ、俺を…
[唇を噛み締める。 言ってはいけない言葉を、しかし言わなければ幼馴染を助けられないのだ。
父に手を取られる。 きっと自分の震えが直に伝わってしまうかもしれない。]
俺を…抱いて、ください…
[語尾は弱く、今にも消えてしまいそうだっただろう。 それでも自らの口から父を望む言葉を発する。]
(+96) 2014/04/18(Fri) 00時頃
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[なぁ、言ったよ。 ちゃんと、親父に言われたように。 だから、 だから早く、悠斗を離してくれと、そう父の目を見て不安気な様子で訴える。]
(+97) 2014/04/18(Fri) 00時頃
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/* なにこれたのしい。
(-74) 2014/04/18(Fri) 00時頃
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私の顔は食事が不味くなると評判ですよ。
[織部の言葉を受け、苦笑を貼り付ける。>>98 どうしてもほの暗さは「同族」に伝わってしまうらしい。 それでも、男と二人で食う食事よりも仕事の話が厭だと言う。]
しかし、織部さんは慣れていらっしゃいますね。 この煮物も、色合いが豊かですしよく染みてます。
[炊き込み飯。麦を使っていない米を食べる事自体珍しい。 政治家に成り上がった父親は、日常にこんな贅をしていたのだろうか 味噌汁を啜りながら、説教を伴う食事と茶漬けの例を聞いて、 それは後者ですね、と自然に笑って頷いた。]
寿司ですか。 最後に食べたのは1年は前ですが。 手で掴んで良いか箸で掴むべきか、忘れてしまいました。
[緩む口許は、見事な料理以上に織部と過ごす時間が与えてくれるもの 白身魚を預かるしっとりとした酢飯を噛み締めながら、 歳の近い彼との時間をも、刻み込むように噛み締めて*]
(99) 2014/04/18(Fri) 00時頃
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/* >>97 言おうか言うまいか悩んだが、やはり言っておこう。 もちさんが筍とか言うと、嫌な予感がする(まがお
(-75) 2014/04/18(Fri) 00時頃
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………困りましたね。 織部さんは勘が鋭いから、怖い。
[ぴたりと言い当てる男に、一度だけ顔をこわばらせて、 それから、やわりと笑みを見せた。>>*26]
ええ、失うのは若さだけで十分ですよ。 欲しい相手…ですか。
[味噌汁を成るべく音を立てないで啜りながら、 彼の求める人物とはどんな、と想像を張り巡らせた。 女を娶るわけで無ければ、こうして二人で過ごせる時間を持てる。 眼前の、織部によく似た小紅をじっと見詰めて。]
心得ました。 これ以上なにかを奪われるだけの人生は、御免ですから。
[小料理屋における密室の中で、秘められたやり取り。 向けられた笑みに、鋭さを持つ瞳を細めさせた*]
(*27) 2014/04/18(Fri) 00時頃
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― 商店街 ―
[煮物と天麩羅、炊飯と筍の和物>>98を土産に包んでもらい。 薬局へ向けて商店街を歩く。 医師の姿を雑踏の中に見かけ、>>72声をかけた。]
千里先生、お出かけですか。 [朝の一件など関せぬの顔を決め込んで、距離を詰める。 つい数時間前に味わった心地を思い出すと、 頬が緩みそうになるから、いけない。]
食事に招かれたのですが、生憎食べきれなくて。 お昼はもう済まされましたか?
[猫に餌をくれてやる位なら、この男の食を満たしたい**]
(100) 2014/04/18(Fri) 00時半頃
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出来てないからこうしてるんだ。 ほら、いいから。
[>>+92確信した、命令には本当に逆らわない。 薄っぺらい身体を手拭いで擦る度に反応が上がる。 ――これを、望んでいたんだ]
下も脱げるだろ?
[言いながら手拭いは胸を滑る。 意識すらしたこと無いだろう突起の上も、 指で軽く引っ掻くように弾いて]
(+98) 2014/04/18(Fri) 00時半頃
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美味しそうな、胸。 本当に日焼けもなにもしてない。
[鍛えた身体を持つ自分とは大違いだ、 あとでここに所有の印も残さねば]
(-76) 2014/04/18(Fri) 00時半頃
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な、鈴城さん。
恋情ではないが、俺はあんたが好きだよ。
[それは、憐憫。 同情。 相憐れむ、無様な心根。
けれど、寄り添う温度を失った互いには、手離せないもの。
己を見返す鈴城の視線に>>*27微笑んだ。 共犯者として。 僅かに打算を欠いた笑みは、小紅が浮かべるものにしては珍しいもの。
小料理屋の個室の中、ひそかに笑った。]
だから、互いに。
(*28) 2014/04/18(Fri) 00時半頃
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今度は、――失くさないように。
[珍しく鈴城の瞳が細められたのに、
ゆるり、 笑う*]
(*29) 2014/04/18(Fri) 00時半頃
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/* 鈴城さん、かわいい。 サリュートも可愛い。
なにこの俺得空間。[ごろごろ]
(-77) 2014/04/18(Fri) 00時半頃
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/* しかしストーカー側といい、いつもの皆様には頭があがらず…。 拾い方上手いわ。
(-78) 2014/04/18(Fri) 00時半頃
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っ、ん、
[>>+98手拭いの動きに翻弄されているのか。 それとも言葉に翻弄されているのか、わからない。
続く言葉は、―――命令?]
はる……下は… んっ、く ぁ!
[>>+98指先が胸に触れて。 躯はぴくんと跳ねて、押さえていたはずの口から声が漏れた。 聞いたことのない、胃もたれしそうな甘さ。
囁く弟の声が頭に響く。 美味しそう? なにが?
おいしそうなら、はやく… ちがう、何を考えてる!]
(+99) 2014/04/18(Fri) 00時半頃
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[小柄な身を使い、男を喜ばせても、本当は重荷など減りはしないのに。 健気な反応に喉が揺れ、笑気を禁じえなかった。>>+93
彼等の背には対称の羽がある。 赤い烙印、己の寵愛を示す両翼。 どちらも、自身のものだと言う、違わぬ証。
濡れ始めた声に耳を傾け、男に犯され啼く様を海琉に見せた。 男に抱かれて、同性の友が愉悦を拾う情景。 その、欲に濡れた瞳が、他ならぬ海琉を見ていた。]
(+100) 2014/04/18(Fri) 00時半頃
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|
[左翼の帰る場所を奪った男は、心までも追い詰めていく。>>+94 己の欲で穢し、淡い恋に心弾ませるばかりの青年を大人に変えた。 父が居ない為に馴染みが薄いだろう、同性の大人の男に因って。
媚肉の鮮やかな色に塗れた紅白に、視線を注げば瞳が蕩ける。 己の種を受けた秘所に手を伸ばして、名品を検分する器用な指先で精を拭った。>>+95
ついでに窄まりの浅い場所も抉ってやれば、新たな囀りが上がっただろうか。 指腹でネチ、と白濁を潰し、糸を引くそれから息子へと視線を移す。]
(+101) 2014/04/18(Fri) 00時半頃
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は、はる…っ もう、も、いいから……
[ぐす、鼻を鳴らして懇願する。 ふるふると首を振って。 下なんて脱げない、だって。 反応してしまっているそれなんて、晒せない。]
(+102) 2014/04/18(Fri) 00時半頃
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……良い子だ、海琉。 お前はやはり、聡い自慢の息子。
―――お前の望みを、叶えてやろうね。
[笑気に口髭が揺れて、笑みが深まる。>>+96 大学で良点が取れた時に褒める口ぶりに似せるのは態とのこと。 海琉の発した一声は、今まで誰の口より聞いたものよりも淫靡に響く。
苦しげに、切なげに。 友人を救うという大義名分を以って発されし、懇願。 不安に揺れる瞳を捕らえ、一度悠斗の顎を掬って唇にキスを落として、漸く身を起こした。]
(+103) 2014/04/18(Fri) 00時半頃
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[もう男は、息子を妻に似ているとは評さなかった。>>+97
亡くしてしまった―――見殺しにした妻より、ずっと麗しい片翼。 己を満たしてくれる掛け替えなき翼の一方。
溜息のような呼び声を挟み、彼の股座に濡れた指を差し入れた。 慣らす為ではなく、悠斗の流した血を塗りこむための行為。 窄まりの襞で指を拭うに留め、海琉を寝台にうつ伏せへ変えると、尻朶に五指を埋め、緩やかに拓く。
後孔を父の前に晒させ、数秒の間を露骨に置いて、辱めてから、欲の収まりきらぬ熱をヒタと宛がう。]
可愛い海琉、同じ胤を受けたまえ。 ―――…嬉しいだろう、御揃いだ。
[声に合わせ、先まで友人を貫いていた熱源が。 父と呼んできた男の情欲が、彼の身体を穿った。]
(+104) 2014/04/18(Fri) 00時半頃
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うん?全部着替えないと寝れないだろ? だから脱げって言ってる。
春さんがしないなら俺がするけど。 何を照れる事があるんだ。男同士なのに。
[>>+99興奮していないはずがないのを知った上で 追い打ちをかけるように言葉を続けた。 もう一度声が聞きたくて、胸の上で指は行き来しつつ]
良くない、半端にして悪化していい? 春さんがそんな無責任を許すヒトだとは思わなかった。
[>>+102責めるように叱れば兄はまた萎縮するだろう。 布を押し上げている欲をそれでも隠すのなら、 お仕置きするのも良いかもしれない]
(+105) 2014/04/18(Fri) 01時頃
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ふ、っく、ぁっ
[>>+105胸を滑る手が、飾りの上を爪弾く。 その度に甘い声が漏れて、脳を痺れさせていく。 そんな場所、どうこうしたことなどないのに。
追い打ちのように続く言葉。 男同士、兄弟で、何を照れるのか。 やはり俺はそんな目で弟をみているのか。 だから素直に脱げないのか。]
っ、ぅ。 は……は、る…っ!
[だめだ、怒らせてしまう。 嫌われてしまう、それは、嫌だ。 冷たい視線も言葉も。 向けてほしくない、から。]
ふぁ…、み……ないで… はる、お願い、だから、ぁっ
[震える指先が下衣と一緒に衣服をずり下ろす。 完全に上を向いて、ひくひくと震える雄が空気に触れて。 媚薬に犯された半端な自尊心が、ほろりと涙を溢させた。 頬も耳も真っ赤に染まる。]
(+106) 2014/04/18(Fri) 01時頃
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―商店街― [鈴城に荷物を持たせて帰した後、 家へ向かおうとした矢先に警察の制服を着た男が走り寄ってくる。]
どうしました?
[気さくな笑顔を形作って、問えば。 星宮までサリュートを送っていった事情を聞きたいと言われた。 おどおどと年若い警官がこちらの返答を待つのに、くすりと笑みを浮かべる。 影響力だけは大きい地方の素封家に居丈高に出るような振る舞いはしないらしい。]
ご苦労様です。
[織部本人の謀だと知らない警官に案内されるまま、サリュートが拘束されている場所へと向かう。]
(101) 2014/04/18(Fri) 01時頃
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/* ●REC >時枝家
(-79) 2014/04/18(Fri) 01時頃
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/* はるにいじめられている。 立派に調教されている。 命令には従ってしまう性癖のようです(*ノノ)
はるってばいじわる…!!
(-80) 2014/04/18(Fri) 01時頃
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―散歩中―
[驚くべきことに、遥のところに行けないのなら、行く場所が大衆食堂くらいしかなかった。 思わず真顔になる狭さの交遊関係であった。
とはいえ、大衆食堂に行くにしても。 今は昼時のはずで、朝飯も食べていなかったが、食欲はなく。 ため息をつく気力もなく、その辺の石に腰かける]
……帰って、またなんかあったら、
[どうしようか。 泡のような呟きは、暴力的なほど健全な日の光に溶けて消えた。
少しずつ落ち着いてきた頭で、一連の悪意の理由を考える。 写真といい、机の上に置かれていた胎盤といい、理由は自分のお遊びに対する報復であろうか。 だが、報復相手に勃つものなのか、と思考を巡らせたとき。 苛立ちよりも先に吐きそうになったので、少し思考を停止させた]
(102) 2014/04/18(Fri) 01時頃
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[深呼吸して、また歩き始める。 案内板に貼られていた写真について、もし、誰かが被写体について察してしまったらと思えば、周りの視線も恐ろしかったが 診療所に戻る気には到底なれずに。
そんなとき>>100声を不意にかけられ、びくりと体が強張った]
ああ…なんだ、鈴城さん、か。
[だがそれが善良な隣人だと分かれば、一年間近所付き合いをしてきた隣人と、得体の知れないなにかが結び付くはずなどなく。 咄嗟の緊張で肩に力が入っていたが、安堵したようにその力が抜ける。
それでも、必要以上に接近されれば、少し距離を取ろうとした。 いつもよりも他人との接触を避けるような仕草は、どう見えたか]
ああ……すみません。折角なんだけど少し、食欲がなくて。 風邪でも引いたかな。はは…。
[かり、と頬を掻いて、出来損ないの笑いを返す**]
(103) 2014/04/18(Fri) 01時半頃
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医師 カイトは、メモを貼った。
2014/04/18(Fri) 01時半頃
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[>>+106あくまでもしているのは、兄の体を拭くこと。 濡れた手拭いは胸だけでなく脇は腰まで満遍なく身体を擦る]
見ないで、って。 見なきゃ拭けないのに。
[隠したいのだろう、そんな顔をするから余計に暴きたくなる 弟の変態性を知らない哀れな兄はもう罠の中]
……春さん、なんでこんな風になってるの? 俺と居ると興奮しちゃう変態だったなんて。
[知らなかったなあ、なんて言いながら 確認しようと頭を下げて股間を見つめる。 触れてすら居ないのに完全に勃起しているそれ、 口で味わうか指で最初はするか迷って――
べろりと、伸ばした舌で先端を舐めあげた。 これが直に舐める兄の味、他の誰とも違う唯一の甘露]
(+107) 2014/04/18(Fri) 01時半頃
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[書店の主へと接触させないよう。 帰路へと旅立てないよう。
他の誰の手にも落ちないように、檻へと閉じ込める。
すぐにでも浚ってしまいたい気持ちを抑えたのは、 目立つ「彼」の痕跡を誰にも触れられないため。]
(-82) 2014/04/18(Fri) 01時半頃
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/* 時間ー。
仮面 早朝:俺が新しい主だ、どーん! 星野の使用人たちをドナドナ。 朝:澪さんー、居ないだと? 昼:桜の木の下で、鈴城さんと。 織部から頼まれた封筒をサリュートへ。
サリュート 早朝:寝てる。 朝:一人でごはん 昼:帰らせて頂きます!&警察d
(-83) 2014/04/18(Fri) 01時半頃
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[似ていないと周囲は言い、男も自覚があるが、息子とは血を分ける間柄。 子が怯える父の狂気の半分は、海琉にも流れている。 半分同じもので出来ているのに、こうも違う。
彼が友人と出会わなければ、共に遊ぼうと手を差し出さなければ。 こんな未来はきっと在り得なかっただろう。
だが、時は満ちた。 不足は解消されて、我が子は求め続けた片翼となる。
強靭な楔が肉を分け、粘膜の抵抗を無視して突き進む。 身に走る激痛に、背中の翼が揺らめくのを眺め。 激しい衝動を彼の頭頂まで走らせた。
太い棹を飲み込ませていく身体。 父に犯されるという心の嗜虐。
竦まぬように前に回した指先が、蜜を孕んだ嚢を捕まえた。]
(+108) 2014/04/18(Fri) 01時半頃
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―警察署―
サリュート嬢は、どこへ?
[一通りの説明を終えて、案内を乞う。 書店の主との関係は伏せておいた。
少しでも、残す足跡は少なく。 己だけの秘め事に。
昏い愉悦を覚えながら、責任者へと釘をさす。]
拘束中の容疑者へ、無用な手出しはしないでください。 “万が一”思い違いや手違いであれば……被害はより大きい。
[従えば餌程度はくれてやる。 従わねば―――。]
(104) 2014/04/18(Fri) 01時半頃
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[痕跡すら残さぬよう、消す。 それだけのこと。]
(*30) 2014/04/18(Fri) 01時半頃
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―――海琉、良いことを教えてやろうね。 御覧、悠斗の眼を。
[緩やかに屹立を飲み込ませながら、海琉の耳元で囁く。 顎に指を添えて、顎を持ち上げさせると視線を悠斗に固定した。]
思い出してみると良い。 悠斗の先の声を。
あれが嫌がっている男の声だったかね。 あれが助けを求める声に聞こえたかね。
[うっそりと笑いながら、喉を鳴らし、息子へと毒を注ぐ。 犯された孔より精を溢れさせ、半ば放心している悠斗を捉える親子の瞳。 強いられた後孔は、まだ蠕動して、くちくちと精を食んでいる。]
(+109) 2014/04/18(Fri) 01時半頃
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[柔らかく海琉の嚢を指で転がし、雄の性を煽れば、具合を確かめる意味と、促す意味を込めて緩やかに腰を前後させる。 残滓が潤滑剤となり、粘膜に拡張を強いても血は帯びず。
特別に優しく扱ったわけではない。 ただ、もっと穢してみたくなっただけだ。
友を想い合う二人の美しい性根。 お互いの苦痛を和らげようとする献身。]
―――悠斗は、まだ。 物足りなさそうに、見えるだろう?
[男は掌に鳥を納めて、玩ぶ。 耳裏に吐きかけた声は、熱く、甘く、爛れる毒に満ちていた。**]
(+110) 2014/04/18(Fri) 01時半頃
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こん、な っぁ ……みちゃ…、っ
[>>+107懸命に頭を振る。 短く柔らかい毛先が、ふわふわと綿毛のように揺れた。 胸も脇も腰も、濡れた手拭いに肌はぞくぞくと粟立つばかり。 体を拭かれているだなんて、頭がもう思おうとしていない。]
はる…っ、俺…ぇ……
[興奮しているのは間違いない。 否定の使用がないほど、固くそそりたってしまっている。 そこに視線が向くのが分かれば、ぷるりと視線の先が揺れた。]
ひあ! っあ!!
[熱い粘液の感覚に、堪えきれず高い声が溢れ出る。 初めての口淫に腰は跳ねて。 ぱたぱたと涙は、上にも下にも溢れ始めた。
同時に少しずつ、強制的に剥がれていくのは ちっぽけな、自尊心。]
(+111) 2014/04/18(Fri) 01時半頃
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―朝・星野家>>*5>>*6―
[その車両が発車する音は、とてもとても静かであった。道の向こうへと消えていくを見れば、男の中からも消えていった。]
断る? 妻というものに、飽きましたか?
[その異国の娘が星野の家の娘になれば、織部さんの妻には最良で、しょうに。
今聞こえた名前は誰だろう。 仮面の男は触れずに流す。]
(*31) 2014/04/18(Fri) 01時半頃
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ほぅ。 母を売った非を詫びて手厚くもてなせば、許すかも知れない。 親を悪く言われては、子どもは嫌に思うもの。
[家の名を背負うのは初めてなのでと恐縮してみせる。]
……佐倉お嬢さんと、一緒ですね。
[いらない、なんて。 あなたは何と引き換えに、『織部』を棄てるのか――。
孔の向こうで赤く充血した瞳が織部を見ていた。内緒にしますと、守るか分からぬ約束を舌に乗せて。**]
(*32) 2014/04/18(Fri) 01時半頃
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[捕らわれの姫君の顔色はどうだったのか。 もしかしたら、泣いていたかもしれない。
鉄格子で隔てられたその隙間から手を伸ばす。]
サリュート。
[安心させるように笑って、もう少しだけ我慢していてくれと告げる。]
無法な真似はさせない。 だから、少し辛抱していてくれ。
[もう、面影を探して横顔を求めたりはしない。]
(105) 2014/04/18(Fri) 01時半頃
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[欲しいのは、横顔だけではないから。]
(*33) 2014/04/18(Fri) 01時半頃
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―朝:星野家―
[若い者の減った家。 電話を知らぬ男は、自ら受話器を取り、耳に宛てた。
悪戯電話だと家人は言う。]
―――もぅし、もぅし。
[くぐもった声で返してみた。**]
(106) 2014/04/18(Fri) 01時半頃
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/* 秋津の悪い男オーラが堪らなく良いですな。 多分、この村で一番悪い人なのでないでしょうか。 一言で言うと悪のカリスマ的な。
(-84) 2014/04/18(Fri) 01時半頃
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もぅし、もぅし。
[独特の言い回し。 音。声。
電話の先に、届くか否か。*]
(*34) 2014/04/18(Fri) 01時半頃
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春さんは、どうしてこんなにしてるのかな。 本当はやらしいのずっと隠してたなんて。
佐取のおっさんにもこんな顔見せてた?
[>>+111早く俺にだけだって、言ってくれよ。 そうでないと俺は――]
なにその声、やらしすぎるから他では出すなよ。 俺の前でならいいけど。
[ぴちゃりと水音を立てたのは溢れる唾液か先走りか、 唇で挟み込んで頭を沈めれば、喉まで感じる兄の味。 もう身体を拭いていた手は止まっているけれど、 構わず胸の突起を摘む]
(+112) 2014/04/18(Fri) 01時半頃
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[弟の指先で、舌で、こんな風にされて。 気持ちの悪い声を上げている。 弟が艶やかに乱れる夢を見て。 興奮して、射精までしてしまう。 命令されれば抗えない。 むしろ、ぞくぞくするばかり。
遥の謂う通り、変態なんだ、俺は。
はらり、剥がれ落ちていく。 口を押さえていた手が、下衣を自ら下ろした手が、ゆるり。 遥に触れようと、顔へと弱く伸びて。]
(+113) 2014/04/18(Fri) 01時半頃
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―回想・朝の星野家にて― [その異国の娘が>>*31娘でないならどうするつもりだ。 そう可笑しく思ったが。
それさえも、他人に言うよりも己だけの秘め事にしたくて。]
(*35) 2014/04/18(Fri) 02時頃
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[子取りの声に思うのは、星野の娘。 薬局で見た時には、星野の家と結びつかなかったその存在を、 名で改めて確認したのは遠い昔ではない。]
便利であるうちは、名も容易くは捨てないさ。 名が邪魔になればそうでない。 それだけだ。
[守るか分からぬ口約束を信じるのは、それが「口約束」だから。 裏切れば、すぐに信用を失う。 書面で記すよりもよほど感情的で冷酷な約定の重みを知ればこそ。*]
(*36) 2014/04/18(Fri) 02時頃
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―朝―
[仮面の男は星野の家から出て星宮の家へと至る。 塀の向こうにある姿を想像し。
耳を峙てる。
可笑しい。箏の音が聞こえない。 あぁ、毎週の稽古の時間が変わったせいか。]
(107) 2014/04/18(Fri) 02時頃
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[花の先生も、箏の先生も。 急な用で稽古が出来ぬと連絡を寄越していた。
手先が震え、咳の収まらぬ病。 その身を蝕む、某。*]
(-85) 2014/04/18(Fri) 02時頃
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[星宮の家にかかってきた電話の全てを、 男が知る術はない。
屋敷の中に潜り込むのは昼の頃が良い。 今は用があると、男の足は赤い鳥へ。*]
(108) 2014/04/18(Fri) 02時頃
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[赤く塗られた小鳥の死骸がサリュートの小部屋に置かれていたのは 夕刻前。 細い紐で縊り殺された小鳥の死を突きつけられて何を思うのか。
もう、あの鳥籠は閉ざされているのだから。 渡さない。
赤の小鳥の命は尽きてしまったから。
鳥籠には渡さない。]
(-86) 2014/04/18(Fri) 02時頃
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[>>+112どうして、なんて。 やらしいなんて、隠してなんて。 言葉の中に出てくる名前は、親友と呼べる相手のもの。 なぜ、その名前が?]
んんっ、…
[甘い、甘い声。 親友にも、異国の少女にも、誰にも聞かせたことのない声が呼ぶ。 けれど、『はるにだけだ』とは答えることなく。]
出さな、い…、出さないから…っあ あんっ、はる …ぅ
[ねだるような声には艶がこもり始める。 自尊心が少しずつ剥がれていけば。 現れるのは、性欲に素直な薬に犯された姿。]
はっ、ぁ ゃ、んぅっ!
[摘まれた胸の突起はもう、ぷくりと固く膨れている。 奥まで咥えられたら、口の中に先走りが広がるだろう。 伸ばした手は、夢にみた艶やかな黒髪に絡んで。 腰はひくひくと無意識に揺れ始める。]
(+114) 2014/04/18(Fri) 02時頃
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―回想:朝>>*35>>*36―
[あの髪を―――短く刈って手の内に収め。 開いた唇の、奥にある歯を抉り取り。
異国の帽子や服、靴下と靴を身包み剥がし。
あぁ、そうしたら。 何れ程のものになるのだろう。
男が遠くよりサリュートを見て抱いた感想は 胸の内にしまったまま。]
織部さん。偉大な名を継ぐ方の、言葉。 覚えておきます。
[邪魔になる時が未だ想像付かないが。 蝋で固めた翼を背負う程、雲より高くを目指す程。
すぐに約を破る程。
男は「勇気」を友にはしていなかった。*]
(*37) 2014/04/18(Fri) 02時頃
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―朝方:赤い鳥―
もぅし。もぅし…
[商店街の幾ばくかの店が、静かになったように思えた。 ここもそうかと、男は背を向ける。
まとまった金が出来た。 見世の中にあった『箏』をもし買えたら――と考えていたのだが。
仕方がない。贈り物は如何様にも出来る。*]
(109) 2014/04/18(Fri) 02時頃
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/* [怪しげな仮面の男。 ろくに言葉も喋れぬ男。
>>2:55 あれ、饒舌ですよ……
(-87) 2014/04/18(Fri) 02時頃
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/* 良いんだ、表向き、言葉喋れないだけなんだから!
(-88) 2014/04/18(Fri) 02時頃
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[外界から隔てたサリュートの食事に、混ぜ物を指示する。 女郎部屋で培った知識と経験を、いらぬ方面に使うことに躊躇いはない。
ひとり持て余すほどには強く。 他者を求めることを耐えるほどには弱く。
決して自分以外の手には触れぬよう、落ちぬよう、注意を払って。 口にするものに、媚薬を混入する。
効果のほどは微弱に、それでいて長く。 緩やかに熱がこもっていくように。]
(-89) 2014/04/18(Fri) 02時頃
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[>>+113兄から伸びてくる手はそのまま避けることもなく 望む返事が無かったので、胸をきつめに抓る]
出さないから、何? 言わないとわからないよ。
[じゅぷと派手に音を立てて茎を半分まで飲み込む、 けれどそれ以上は動くこともなく 言葉で意思を見せないと何もしないのだと 兄が理解するまでは、揺れる腰が見えても焦らす]
(+115) 2014/04/18(Fri) 02時頃
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[伸ばした手を、拒まぬように。]
(-90) 2014/04/18(Fri) 02時頃
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/* 「帝の容態芳しからず」(by.大河「平清盛」)
が、使いたかったとか。
澪さん、赤窓見てらっしゃるかなぁ? 手記とか、こぅ、星宮家で発見出来るようにしたのだけれど。
後は、何かしら覗き見たり出来るように?
でも、少女なのになかなか出歩けないのだよなぁ。 スパイ? 何か放ってる?
(-91) 2014/04/18(Fri) 02時半頃
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―『鶏』―
『私は一羽の鶏の首を絞めていた。 ぎゅうぎゅうと力を籠めて絞めていた。
朝に五月蝿いこの鳥を、始末するのは私の正義であった。
鶏の羽を縄で縛っておけば良かったと思い到る頃には 既に私の手は細かな傷が付いていた。
虚ろな黒い眼がじっと私を視ていた。』
(110) 2014/04/18(Fri) 02時半頃
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『私は一人の女の首を絞めていた。 ぎゅうぎゅうと力を籠めて絞めていた。
夜に五月蝿いこの女を、不義を働くこの悪妻を 始末するのは私の正義であった。
女に羽はないが、腕を縄で縛っておいた。 お陰で私の手は女の鋭い爪で傷を負わずに済んだ。』
[―――斑帝貞久・作**]
(111) 2014/04/18(Fri) 02時半頃
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―ある年の>>*10―
[仮面の男は匣の中に鳥を容れ。 西から東へ、東から西へ。北から南へ、南から北へ。 流していた。
鈴城に安く譲った髪飾り。どういった品だったか思い出す。 あぁ、あれは海岸に漂っていた女の遺髪から抜いたもの。 波と共に岸壁に打ち付けられ、顔も着物も酷い有様だったが、髪飾りだけは不思議と綺麗なままだったのだ。]
どう、いたしまして。
[拾い物だ。喜んでくれるのなら、何でも拾う。 金になるのなら、何でも拾う。 品の価値は、買ったものが決めるのだ。]
来週、また来るよ。鈴城さん。 ……勃たない方が、喜ばれる。
[名前を覚えていることを強調するかのように、名を呼ぶ。 持ってくる必要はない。 店構えといっても御座一枚。明日にあるかも分からぬ店。
恥ずかしいことを言ったと、男は俯き薬局を後にした。*]
(*38) 2014/04/18(Fri) 02時半頃
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―ある冬のこと―
[雪が降っていた。 雪片は水を含み、重く。作務衣の上に落ちると溶けて消えた。 まるで涙のように、濡れた跡だけを残して消えた。]
……
[男は木の枝に吊るしていた鶏の、腹に手を当てた。 柔らかな腹肉はまだ温かく。 息をするたびにプクリと膨らんでいた。]
(*39) 2014/04/18(Fri) 02時半頃
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|
[薬局勤めの男が神社を訪れた時、手水の井戸の方から何やら唸る音がした。 ぐるるる――と。
首を切り落とし、羽を毟り取った鶏が。 鳴いていたのだ。
毒になりやすい血を地面に流し、男は顔を上げる。]
……おはようございます。鈴城さん。
[あれ程居場所が悟られるを避けていたのに。 見つかってしまったと肩を落とした。 襟巻きにした布が拍子に落ちる。
赤黒い指の痕が、くっきりと男の首に残っていた。*]
(*40) 2014/04/18(Fri) 02時半頃
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―ある冬のこと―
[今日は良い品が手に入った。 ――と、調理番は鶏の内臓を串に差し、火に炙る。
男の精が混ざった水を飲み。 男の精が塗られた菜を食い。 そうして鶏は首を絞められ死んでいった。
鶏の串焼きは、どんな味がしたことだろう。]
(-92) 2014/04/18(Fri) 02時半頃
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……、っ!
[>>+115水音に混じる弟の声。 謂えというような、弱い命令に背中が震える。 痛むほど抓られた胸元さえ。]
………、……て
[きゅうと、絡む髪を、頭を掴んで。 それでもなくなりきらない羞恥が、顔を真っ赤にさせる。]
……し、て はる……もっ、と ぉ
[ぐず、と泣きながら。 命令に逆らえないまま、ねだる言葉が溢れ落ちる。]
(+116) 2014/04/18(Fri) 02時半頃
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|
[現在。
男は唇に触れ、昨夜を憶う。
男の精に濡れた指先で、お嬢さんの唇に触れた。 男の精に濡れた唇で、お嬢さんの肌に触れた。
朝起きた時。お嬢さんの唇は、どんな味がしたことだろう。**]
(-93) 2014/04/18(Fri) 02時半頃
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―昼の頃:桜の大木の下―
[冬に食べた鶏の味を、すっかり忘れてしまった。 筍の節と鶏の足が脳裏に過る。>>*25
あれは良い、黄色。]
鈴城さん。運の良い人ですね。 日頃の行いが、いいのがな……。
[星野の台所にあった野菜等を、箱の中に収めていたのだ。 埋めた人肉を栄養に、良い筍が見つかるはずだから。 薬の売れ行きは上々。
流す薬は右から左へ。左から右へ。]
あぁ。附子が良く売れています。
[星野の家人も喜ぶであろう。 砂糖は美味しい故に。*]
(*41) 2014/04/18(Fri) 02時半頃
|
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―『赤鬼』―
[人魚の肉を食らうと永遠の命と若さが手に入る―――。 そんな伝説がある。
貞久は、人魚の肉ではなく、赤鬼の肉とした。
皮膚病によって身体が赤くなった人間を赤鬼として忌み嫌う風習を題材として。
主人公の翁は権力者であったが、永遠を欲した。 網籠の中に捕えた赤鬼の、腕に噛み付き肉を千切り、 脇腹に噛み付き肋骨を削った。
果たして。 翁は永遠の命と若さを手に入れた。 老いる事もなく、変わることもない永遠を。
やがて翁は永遠の時に飽き、首を括った。 けれど、永遠の命が彼を生き永らえさせる。
死ぬ事に恐怖した翁は、 死ねぬ事に恐怖を抱いたまま、物語は彼を語るを止めた。**]
(112) 2014/04/18(Fri) 02時半頃
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―赤鬼の紙―
[紙切れに描かれていた赤い鬼。 念じて胃に納めれば、万病に効く。
効果があるのか、少なくとも仮面の男には現れなかった。 遥はどうか。診療所へと向かう様を遠くから見て、容と知れる。>>+28
では、貞久翁はどうであったか―――**]
(*42) 2014/04/18(Fri) 02時半頃
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やらしい春さんのおねだりなら、仕方ないね。 次からはもう少し上手に出来るともっといい。
[>>+116最初なので今日は甘めにしておこう、 我ながら兄にだけはどうしたって、甘い]
じゃあ、俺がどうしているかちゃんと見てて。
[視線だけ上げたまま兄を見つめながら、 雄を咥え直すとそのまま深くまで飲み込む。 唇で茎を挟みつつ擦ると大きさも熱も、味も感じて。 舌は先端の割れ目から溢れる汁を舐め取り 唾液と絡めて塗りつけてゆく。
まるで印し付けるように、丹念に**]
(+117) 2014/04/18(Fri) 03時頃
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[男は―――貞久の腕に抱かれ、恍惚の笑みを浮かべていた。
細胞の1つ1つが若返ったかのように、 老体とは思えぬ程精力に満ちていた。]
あ あ”
[貞久は実体験を元にせねば、文を世界を書けぬ男だった。 彼の描く世界を愛した男は、
―――愛を捧げる。]
(-94) 2014/04/18(Fri) 03時頃
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[愛しい貴方を 失くしたくないから。]
(-95) 2014/04/18(Fri) 03時頃
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[さぁ、もっと。もっと―――魅せて。 あなたの筆で、私を酔わせて下さい。**]
(-96) 2014/04/18(Fri) 03時頃
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―午前:星宮家―
[織部からの使い。渡された「駄賃」の額に届け物の重要度を知る。 口止め料は幾ばくか。>>*8]
………
[使用人から聞いた離れの場所。 部屋の中から音が聞こえる。 好機。中身を知らぬ封筒を、襖の前に置いた。*]
(*43) 2014/04/18(Fri) 03時頃
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/* あ。
あと1つ作品のネタがあるんだ。 軍帽を貰ったので、その話。
(-97) 2014/04/18(Fri) 03時頃
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―昼の頃の岸部―
[用事があって星宮の家を訪れていた。 中まで入っても、澪お嬢様の姿は見えない。
異国の娘は出て行ったという。 織部に一報しようか。 考え、近道をしようと道を外れる。
背の高い葦の、川面に近い場所。 道とは到底言えぬ場所を、汚れも気にせず男は進む。
運が良いのは、この男の方だろう。]
(113) 2014/04/18(Fri) 03時頃
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―自宅― [そのまま手折るより、悪趣味な趣向を思いつく。 外の檻に預けたままにはしない、とひっそり笑った。
唯一の住み込み使用人が持ってきた筍の笊の中、添えられた手紙を拾い上げた。
ひらく紙片に綴られた文字は、墓に置かれていた手紙と同じ。]
また、一緒に、か。
[そうであればいいと思った相手。 笑んで手紙を捨てることなくしまっておく。
恋などではなく、ただ。 近しく好ましい思いを、何と呼べばいいのかわからない。
それは、 執着よりも淡く。 友愛よりも醜い。**]
(114) 2014/04/18(Fri) 03時頃
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おじょ、うさっ!!!!
[橋の上から落とされた澪お嬢さんが>>95
倒れているを見つけたのは――幸運以外の何者でもない。 或いは、運命か。]
……っ
[水に顔を付けて居ないのを確かめ、 息をしていることを確かめ、引き上げる。 水を吸った着物は重く、苦労した。
べったりと顔や首筋に張り付いた黒髪を 震える手で払いのけてやる。
春とはいえ川の水は冷たい。 温かいとは言えぬ身を抱きしめながら、男は生きた心地がしなかった。]
……どうか、したのですか、お嬢さん…。
[問いかける。 あぁ、早く何処かへ匿わねば。
温かな、火のある―――…**]
(115) 2014/04/18(Fri) 03時頃
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/* こんばんわ。 こそり、秘話を使いましてのご機嫌伺い。
反応し難いわー。遣りにくいわー。 というのがありましたら、どうぞおっしゃって下さいな。
改善致しますので。*
(-98) 2014/04/18(Fri) 03時頃
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んっ、次…は。
[>>+117もっとうまくやるから。 だからはやく、もう。 こくと小さく頷いて。]
見、てる から… っあ!
[視線が甘く絡み付く。 親友の目に感じた甘さと、比較にならない。 茶色い外国菓子のような。 そして俺の目も、もう蕩けた色をしているに違いない。]
はぅ、 ……んんッ!
[口の中で愛撫されるものは、ぴくぴくと動く。 大きさは他人と比べたこともないから、大きいのやら小さいのやら。 けれど確実に他人よりも敏感に、舌の動きを感じ取っている。 先端から溢れる蜜と唾液が絡んで、塗りつけられてしまえば それだけでもう達してしまいそうに内腿が震え。
『ちゃんと見てて』の言葉に従順に従い 濡れた瞳は逸らすことなく、羞恥に染まったまま 咥えられている雄と、遥を見詰めている。 唇は堪えるように引き結んで**]
(+118) 2014/04/18(Fri) 03時半頃
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―未完の作品『福寿草』―
[これは清との戦いの折。 海軍の真白な制服を身にまとい、故郷へと一時帰宅をした青年の話。
戦地へと赴く青年へ、密かに想いを寄せていた人達が 胸の内を告白するのだ。
部屋の四方からの声に、青年は困惑する。 自分だけではなかったと、青年を囲んだ者達は嫉妬に狂う。
貞久の描いたとされる、赤い花の挿絵。 結末は語られぬまま、引き出しの奥に今も原稿は眠っている。**]
(116) 2014/04/18(Fri) 03時半頃
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[昔、海軍従事の男より制服を譲り受けた。 少年だった男にとっては大きく、通す袖が余る程。
遥より譲られたのは軍帽。 これで完成するのだと、大人を過ぎた男は満足げに笑う。
売れずに残った制服。 火のついた炭を入れたアイロンで、丁寧に皺を伸ばしていく。 黄色線の入った袖。長さはちょうど良い。**]
(*44) 2014/04/18(Fri) 03時半頃
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[これで、物語は完成しますでしょう?
『銀蓮花』という続編が書けますでしょう?**]
(*45) 2014/04/18(Fri) 03時半頃
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/* 佐倉さんが落としたのは、「死ぬのを願って」のところを汲んだのかなぁ、と。
(-100) 2014/04/18(Fri) 04時頃
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/* 或いは、「死ぬのを惜しまれて」。
両方かー
(-101) 2014/04/18(Fri) 04時頃
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/* メモ Adonis(アドニス)は、 ギリシャ神話に登場する、 イノシシの牙に突かれて 死んでしまった青年の名前に由来。 傷から出た、 血のように赤い花にたとえた。 (欧州産の本属のものは、 黄色い花ではなく 赤い花らしい)。
(-102) 2014/04/18(Fri) 04時頃
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/* お待たせしてごめんね、ごめんね、織部さん。 時間軸夕方っぽいよなぁとか、後回しにしてしまって…。
ヽ(´Д`;)ノアゥ...
(-104) 2014/04/18(Fri) 04時頃
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―昼:もしもの話―
お世話になりました。どうか、元気で…澪さん。
[彼女の身を抱きしめ、耳元で声を落とす。>>59 微笑みの意味に気付き、礼を述べるものの。]
――ありがとう。 でも、澪さん。気をつけて。
この家に居る人たちは、信用出来ない……
ごめんなさい。こんな失礼なことを言って。 でも……。
[でも。**]
(117) 2014/04/18(Fri) 04時頃
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/* うわー。 寝てた。 ももてんさん寝落ちごめんなさい!!
(-105) 2014/04/18(Fri) 04時頃
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―診療所前―
ドクター!
[馬鹿野郎、「お疲れ様です」じゃねーっ!>>72
藁を縋る思いというのはこのことか。 けれど伸ばした腕は警官に阻まれる。]
『――旅券を。』
失くした…のです。何処かに落としたのです。
[大使館に行けば再発行してくれる。 だから、だから―――…
この街には、もう居たくない、のに。*]
(118) 2014/04/18(Fri) 04時半頃
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―警察署・檻の中―
私の身元を証明するものは、トランクの中にあります! 母の形見、なんです。
Hilt… 柄の紋を、見て!
[俺のトランクは没収された。 旅券も何もかも、だ。 春文からの手紙も……。
檻の中から手を伸ばしても、何にも届かない。 冷たい鉄の格子は船の窓枠を連想させた。
海より他に、逃げ場がないと。 だが、此処に海はない。 あるのは、海にも似た薄暗がり。 聞こえるのは波が寄せ、砕ける音ではなく。 拘留者の啜り泣く声、怒声。]
(119) 2014/04/18(Fri) 04時半頃
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Take it out from here…
……ここから、出して。 お願い、だから…。
[旅券の偽を見破っただろうに。 俺は檻の中に閉じ込められたままだった。
服を脱いで性別を確かめられても、良いものを…。
サリュートだと名乗った事が偽りだと、 誰が裁く事ができよう。
男が女の格好をすることを、誰が裁く事ができよう。
俺にある落ち度は1つ。 旅券が偽物だと分かった時点で、燃やすなり何なりすれば良かったのだ。 後から悔いても現状は変わらぬ。]
……
[疲れた。 格子に掴まり、額に冷たい感触を押し付け目を瞑った。]
(120) 2014/04/18(Fri) 04時半頃
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[良い子だと、そう自分を褒める父の声音>>+103に日常を思い出す。 褒められることは好きだった。 頑張れば自分がそこにいていいのだと思えたから。 父がちゃんと自分を認めてくれているのだと思えたから。 父に褒められることは幼い自分にとっては喜びだったのだ。
今は違う。 喜びを感じる部分ではないのに、それでも幼い頃からずっとそうだったら心は、そんな父の声音にほんの少しの喜びを感じてしまった。 そんなのいけないのに。]
―…んっ…
[父の指が、幼馴染の血で濡れたその指が自分の中へと侵入する。
怖い― 初めての行為に、これから自分がどうなるのかなど分からなくて。 自然と体が震え、治まることを知らない。]
(+119) 2014/04/18(Fri) 04時半頃
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[初めて異物を受け入れるそこは快感ではなく、ただただ不快なだけだ。 それに耐えるように息を詰め、ぎゅっと目を瞑りシーツを握り締め皺を作る。]
や…ヤダ…
[抵抗してはいけないのに、頭ではそう分かっていても、体はいうことを聞かない。 父の手が離れ、それと変わるように自らの秘部に宛てがわれる熱に>>+104口からは否定の言葉が出る。
嫌だ、怖い、ヤダヤダヤダ―…
幼い子供が駄々を捏ねるように首を左右に振り涙を流すけれど、父が今更その要望を聞くはずはない。 その熱はすぐに自分の中へと侵入し―]
(+120) 2014/04/18(Fri) 04時半頃
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…い゛っ―!!?
[自分の中へと容赦なく侵入してくる熱いそれ。 息を詰め目を見開く。
痛い痛い熱い痛い
目の前がチカチカする。 あぁ、でも耐えなければ。 だってこの痛みは自分のせいで幼馴染が味わったのだから。 だから俺はこの痛みを耐えなければならないんだ。
唇を噛み締めれば、口の中に鉄の味が広がる。]
(+121) 2014/04/18(Fri) 04時半頃
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……
[疲れた。 格子に掴まり、額に冷たい感触を押し付け目を瞑った。]
……
[暫く眠っていたようだ。 額は格子の棒の凹みが残り、独房の奥へと場所を変えた。 毛布の上に膝を抱えて座り直す。
どうする? どうすればいい?
視線と涙粒が手の甲に落ちる。 怪我でもすれば―――外に出して貰えるか。
治療を受けた足の痛みを思い出し、実行に移そうとした瞬間。]
(121) 2014/04/18(Fri) 04時半頃
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[靴音が近付く。>>105]
……オリ、ベさん……?
[どうして。信じられないと緩く首を振る。 伸ばされた手を俺は見ることしか出来なかった。
警察と酔っぱらいの客は、違う。
強ばった表情の俺に、織部は変わらぬ優しさを向けてくれる。 だから、俺は格子に近寄った。
織部の指が、俺の髪に触れる程僅かに近く。 触れられる程僅かに遠く。]
……私、違う。私は何も―― これは罠なんです。卑劣で卑怯な罠…
私は被害者なの、訴える側なの――よ。
[偽っては居ない。偽ってなど、居ない……。 俺がサリュートでもあるのだから。
もう少しだけ。少しだけ。
俺はこくこくと頷いた。 この檻の中で。頼れるのは織部しか居なかった。**]
(122) 2014/04/18(Fri) 04時半頃
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[その痛みに、熱に必死で耐えようとしていれば、父の手が顎へと当てられる。 ビクリと体が反応するが、そのまま捉えられ視線はシーツの上で横たわる幼馴染へと固定され>>+109]
…ぅと…っ
[名を呼ぶ、大切な大切な幼馴染の名。 ごめん、と。 自分のせいでこんな事になってしまって。
だけれど耳元から聞こえる父の甘い声はまた別の事を聞かせる。
思い出す― 先ほどの光景、幼馴染が父に組み敷かれるその光景を―
嫌だと首を横に振ろうとするが、顎を支える父の手がそれを許すことなく、耳元ではなお続きが。
違う、幼馴染は泣いていた。 苦しそうに、辛そうに。 だから、違う、違う…はずだ。
本当に―?]
(+122) 2014/04/18(Fri) 04時半頃
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/* 独房入り……。 訪問者。
……ということで、ジョジョ3部のシーンを想像したとか。
俺は出ないぞ!(閉じこもる)
そして早く夕刻へ時間軸移動した、い…(ソワワ
(-106) 2014/04/18(Fri) 05時頃
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ひっ…や…ぁう…っ―
[律動が開始されれば、その動きに合わせるように口からは声が漏れる。 父の熱が押し入ってくるたびに、出したくもない声が、唇の隙間から僅かに溢れる。
物足りなさそう? 目の前の幼馴染の姿はそうなのだろうか。 知らない、分らない。
思考能力が薄れる脳では、父の言葉を>>+110、そうなのかもしれないと受け入れてしまう。 耳元で囁かれるその甘い声に、耳から脳を犯されている気分。
熱に濡れる瞳で幼馴染の姿を見つめる。]
ゆ、と…ゆぅとっ…ぅあ…
[なぁ、そうなのか? 父の言葉は正しいの? そう幼馴染に問うように彼の名前を呼ぶ。 しかしその声は幼馴染にはどの様に聞こえただろう。]
(+123) 2014/04/18(Fri) 05時頃
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大学生 カイルは、メモを貼った。
2014/04/18(Fri) 05時頃
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/* 何かサリュートってボダっぽい。
(-107) 2014/04/18(Fri) 05時半頃
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/* 廃村してしまった所で遥が言っていた 「サリュートって相当病んでる~」に同意。
(-108) 2014/04/18(Fri) 05時半頃
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/* サリュートって、性同一性障害ではないんだよね? このあたりはエピで聞いてみようかな。
(-109) 2014/04/18(Fri) 05時半頃
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/* >>120 1930~年あたりだと 風紀紊乱を名目にひっぱられそうなイメージ。
(-110) 2014/04/18(Fri) 06時頃
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/* おはようございます。戻るのは時間がかかりそうですがお返事だけ 反応しにくいのはありませんね[無茶ぶりは慣れてますし]
一応ですが神話の話はアドニス 福寿草とアネモネがその花と言われています、と ちなみに私も澪もアネモネが好きです
(-112) 2014/04/18(Fri) 06時頃
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/* うーん。 とりあえず、人の事いってないで「私はどうするか」だけれど。 「真っ直ぐ生きます」と言いながら相当病んでる子になってしまった。
(-111) 2014/04/18(Fri) 06時頃
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/* サリュートにどう絡むかで、国内で根腐れするか海外へ飛んで行くか大きく人生がかわりそう。 でも、タスクがうまくこなせてない。(日に日にやる事が増えて後回しになる)
(-113) 2014/04/18(Fri) 06時頃
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/* 見返すと凄くアレっぽくなってる……。 「他人をクソだと罵る人間は助けてと叫んでいる」
(-114) 2014/04/18(Fri) 06時頃
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/* (>>91このあたりとか)
疲れてるな、私。
(-115) 2014/04/18(Fri) 06時頃
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― 郊外:駅 ―
おひいさまにも困ったものだ。 まさか、野良犬風情に当主の座を移譲するとは。
[切り出した岩を思わせる風貌の男。 猛々と煙を吐き進発する陸蒸気を見送り独りごちる。
容姿に違わぬ豪腕で星野を集中に治める男は状況を制圧すべく歩みだす。 然し――男はあまりに怨みを買い過ぎた。
回転式拳銃を手に間合いを詰める復讐者達に剣の達人は抗う術は無く 複数回の乾いた銃声と共に一代の野望は徒花として散った**]
(123) 2014/04/18(Fri) 07時頃
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― 商店街 ―
ええ、どうなさいました。 随分と考え込んでいる体でしたが。
[>>102>>103 それは思い悩みもするだろう。 自分が同じ目に遭ったとしてら誰にも打ち明けられない それに、「手紙」は完成してないのだから。 あと三文字、あと三文字、ある。
緊張でこわばっていた顔や姿勢が、 次第に膨らんだ風船からガスが抜けるように ゆるりと張り詰めたものが去っていくように
気の抜けた彼に一歩歩もうとすれば、 後退する足を見て、不思議そうに首を傾げさせた]
(124) 2014/04/18(Fri) 07時半頃
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――食欲が? それはいけませんね。
見る限り、顔色もよろしくないですし。
[それ以上の距離は詰めずに見たままの感想のみを告げる。]
風邪なら、外を出歩くよりも、安静になさった方が良い。 暖かいものでも飲んで…… こういう時はご自身の好きな飲み物の方が良いかと思いますが。
薬が必要ならば、薬局にお立ち寄り頂ければと。 口端に血がついておりますが、消毒もされますか?
[滲んだ血の正体はよく知っている。 どうですか?と視線で確かめてから
男は手荷物と共に、薬局へと向かって歩む。 唇が描く奇っ怪な笑みは、背を向けた医師には悟れないこと**]
(125) 2014/04/18(Fri) 08時頃
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[デスクの上には紅茶缶は二つ。 全く同じ缶が二つ。
片方を見れば一杯分足りない程度しか残っていなかった セロファンテープで外蓋を固めただけの簡易な封だ。 細やかな媚薬の粉を流し込んでから診療所を後にしたのだが。
変化を異物のせいと知れようが、購入元は何処か。 赤い鳥だ。 つい昨日店を閉めたという。 問い質すにも、あの甘い眼を持つ男は居ない。 否、問い質す機があったとて、知らないのだから知らないが返るに違いない、が。
―――都合が良い。 すべて、すべて。 あの憎い男に嫌疑を被せてしまえば。 男は変わらず隣人としての立場を保ち、何食わぬ顔で彼の懐に入ってゆける]
(126) 2014/04/18(Fri) 08時半頃
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やべ、秘話するつもりが…
(-116) 2014/04/18(Fri) 08時半頃
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― 小料理屋の一幕>>*28>>*29 ―
…私も、織部さんが好きですよ。 浅い付き合いでこんな事を言うと 飯を食わせた事を後悔されかねませんが、
……天麩羅を持ち帰る人とは別で、 掛け替えのない繋がりだと思っています。
[繋がるものは断ち切れてはならない。 この安息を、失いたくはない。
―――…そうして叶うのならば。 互いに苦痛の中に身を投じ続けるよりも 暖かい春の中で過ごせたら良い。
失せ物をせぬように、と笑う彼の手に、指先だけを触れた。**]
ええ、愛しいものを失くさぬように。
(*46) 2014/04/18(Fri) 08時半頃
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―鶏の―
[遠く、鶏の聲が聞こえる。>>*40 その音を頼りに足を馳せ、仮面の男に相対する。 本日も良いお天気で、と笑みを深く。 血生臭さを前にしても、顔色は変わらない。 だが、布が首から落ち去れば。流石に目を開いたが。]
ありがとうございます。 昔から、運だけは良かったような。
…そうですか。 不足があればおっしゃって下さい。
来週、洋酒を入れるので、 遠い地の商品も寄せられるでしょう。
[筍の銭を払い、去り際。 地を濡らす朱を観ていた*]
(*47) 2014/04/18(Fri) 09時頃
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/* おはようございます。 やりにくさ、の方は如何でしょう?
福寿草とアネモネは、4時頃にようやく調べがついた次第でありまして、 後で灰をご覧下さいw
(-117) 2014/04/18(Fri) 09時半頃
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/* うむ、大丈夫。冬に食べた鶏の味、と書いてある。
(-118) 2014/04/18(Fri) 09時半頃
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/* 星野さん家の、誰が来るかと思えば…… えらくビックリした!
(-119) 2014/04/18(Fri) 09時半頃
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/* やりにくいのは自分の設定で縛ったところくらいですかね 電話の一件がなければ本当に夜の散歩設定が入っていたかも? むしろ優柔不断なので、引っ張ってくれて嬉しいなと思います ……惚れそうなくらい[頬染め]
楽しみにしてますね[ニコリ] 花言葉も関係していますが……あぁもう少しでゆるオンになれそうです まず私は大丈夫ですよ
(-120) 2014/04/18(Fri) 10時頃
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―檻の中―
[格子の向こうから伸びたオリベの腕を、嫌だと思ってしまったのは。 格子の向こうへと腕を伸ばすことを嫌だと思ってしまったのは。
他にも理由があった。
どうしても連想してしまうから。]
(127) 2014/04/18(Fri) 10時半頃
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『オニーサーン。 ワッチヲカッテ、クナサンシ。』
「馬っ鹿野郎!」
[日本の売春婦は、格子の向こうから客に向かって腕を伸ばすのだ。 アメリカとは違って色っぽいと、 阿呆な友人が真似ていたのを殴り倒した事があったが。
写真と――夢と。今と。
……ほら。]
(128) 2014/04/18(Fri) 10時半頃
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[鉄格子から腕が離れていくのを見て、]
…… …… …… .
[俺はアキツの方の名を呼んでいた。音にはならず、唇だけが名を紡ぐ。
蝶々は、甘い蜜を未だ知らない―――…**]
(129) 2014/04/18(Fri) 10時半頃
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―まどろみの中―
[水音の中目を閉じて 聞こえるものはなにもなく ただただ流されるままに、これもまた定めと
……ただ一つ覚えている温もり それは変な味がした気がするけれどもその味の正体を少女は知らない ただ――が欲しいと、流れる中思ったのはそんなこと*]
(130) 2014/04/18(Fri) 10時半頃
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―昼過ぎの事―
[冷たさと重さを感じていた時に感じた温かさ>>115]
………………
[虚ろな目を開き相手を見る そうしてから青く重い唇をうっすらと開き]
………仮面の人?
[冷たさでか震え弱々しい声で彼を呼んだか*]
(131) 2014/04/18(Fri) 10時半頃
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オナニー鑑賞したいんだけど、どう運ぼうかという悩みがロールに浮いてやがる…
(-121) 2014/04/18(Fri) 12時頃
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[命令に従う兄の股間に顔を埋めながら、 ふと思い出したのは軍の中での出来事。
若い男たちの集まりだ、 上官たちには言えない出来事も多い。 大半は戻れば女性へ恋するタイプでもあったが、 一部では真性の仲間も少なくなく。 うまく人の目を掻い潜り行う行為が楽しかった]
春さん、こっちまで垂れてきてる。 いやらしいな、漏らしたようだ。
[舐めとりきれなかった唾液と先走りが腿の間を垂れる、 それを指で掬って窄まりへ塗り付ける。 性器以上に意識したこともないだろうその場所へ これから俺専用の身体へと作り替える為に 茎の蜜をすすり上げながら指先を押し込んだ**]
(+124) 2014/04/18(Fri) 12時頃
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というか方向性に割と悩んでるんだよねー
普通に私がストーカーですって明かして監禁してまうつもりだったんだが
織部との連携取れたから謎の危険人物に拉致されて~解放というののパターンね。
前者だとこの後WW2に突入してしまうから、一生監禁って難しい気がするの。 折角お医者さんなんだし、うまく設定活かせないかなぁ。
(-122) 2014/04/18(Fri) 12時頃
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/* 分かりました。ありがとうございます。
おや、夜の散歩をしたかったのではなかったのですか? どうぞ惚れて下さいね。
では、中身会話な秘話はこれにて。**
(-123) 2014/04/18(Fri) 12時半頃
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先生がどっちでやりたいかなんだよね… お医者さん続けたいかな…?
(-124) 2014/04/18(Fri) 12時半頃
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/* どういたしまして?
……ヤダ恥ずかしいですわ[トゥンク]
それでは、また**
(-125) 2014/04/18(Fri) 12時半頃
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ヒントは与えつつ感触を取ってくかな… 出方次第で臨機応変にいこう
(-126) 2014/04/18(Fri) 13時頃
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食えるもんならなんでもって書いたから、猫は調理せなあかんな
(-127) 2014/04/18(Fri) 13時頃
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―岸辺―
[澪お嬢さんの長い睫毛が微かに揺れる。 けれど、瞼は開かない。]
…………。
(132) 2014/04/18(Fri) 14時頃
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…………お嬢さん。
死んではなりません。
私を置いて、逝ってはいけません。
篠川を往くには早い。……早いのです。
(-128) 2014/04/18(Fri) 14時頃
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「………さん、お嬢さん!
大丈夫ですか、澪お嬢さん!」
[篠川に落ち、流された澪の身を抱き締め、震える声を聞いたのは、若い少年であった。>>131 星野の門下生の中で、一番の美丈夫と噂の少年だ。
年の頃は18。 名を、斎藤恭という。]
(133) 2014/04/18(Fri) 14時半頃
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……おひいさんかと思いましたが…… いえ。
こんなに冷えて
[濡れた頬を拭う少年の手は、木刀を握り続けた手。 澪の身体を抱き上げて川辺から離れていく。]
ここからですと、星野の家が近いですから……。 おひいさんの所へお連れします。
(134) 2014/04/18(Fri) 14時半頃
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気をしっかりなさって下さい。
…………お嬢さん。
死んではなりません。
私を置いて、逝ってはいけません。
(135) 2014/04/18(Fri) 14時半頃
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……恭さん……
[なぜ見間違えたのだろうと目をこする>>133 誰かと間違えた気がするが頭がぼんやりとしてわからなくなる]
……ご迷惑を……おかけします
[まだ寒いのかふるりと身を震わせ 彼に大人しく抱き上げられると>>134離れる川辺に目を向けていた]
(136) 2014/04/18(Fri) 14時半頃
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………大丈夫ですよ
[無理に微笑みながら答える その言葉は>>135どこかで聞いたことがある気がした]
(137) 2014/04/18(Fri) 14時半頃
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―午後:星野の家―
[星野の家に運ばれた澪は 老女の使用人に世話をされ、 手厚い看病を受ける。
寝巻きに宛がわれるのは佐倉のもの。
傍らにあるは恭の姿。 心配げに手を握り、離さない。
恋を――している男の眼を、向けていた。*]
(138) 2014/04/18(Fri) 15時頃
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―午後:星野の家―
…………………
[ずっと手を離さない彼に首を傾げるが>>138 頭が思うように動かない]
……恭さん…その、ありがとう、ございます
[微笑めば、すっと眠りにつくだろう 誰かが起こすのが早いか自ら起きるのが早いのか*]
(139) 2014/04/18(Fri) 15時半頃
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/* 織部さんに家を捨てさせたい気もするけれど、さて。さて――
(-130) 2014/04/18(Fri) 16時頃
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/*
サリュートに会いたいけれど、機を逸した……かも。 むしろ避けてるとか思われてそう。
(-131) 2014/04/18(Fri) 16時頃
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―夕刻前:檻の中―
[郊外の方で騒ぎがあり、警官が駆り出されていた――とは知らず。
俺はただ時間を過ごしていた。 願いは何も叶えられない。
祖国に手紙を書かせてくれと言っても。 大使館に電報を打ってくれと言っても。
悉く、無視をされた。]
………
[ほろほろと涙を溢し、 ひりひりと喉が痛み。
けれど、何も変わらなかった。]
(140) 2014/04/18(Fri) 16時頃
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― 昼過ぎ:商店街 ―
「異人が捕まったらしい」
[囁く住人達。 聞こえ届く言葉は外国人への偏見に満ちた言葉ばかり]
……。
[胸がざわめく あの愚昧な連中を黙らせたい。 そんな衝動を抑えながら身を歩む。]
(141) 2014/04/18(Fri) 16時頃
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|
[遅い昼飯だと握り飯と汁物が差し出されたが、今が何時なのか見当が付かなかった。
食欲など失せていた。けれど、喉が渇いて痛くて。俺は椀に手を伸ばし、冷えた汁を啜る。薄い味噌の味がした。]
(142) 2014/04/18(Fri) 16時頃
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…………
[靴音に眼を開ける。 食器を下げにきた警官の姿に、俺は再び眼を瞑り――視界の隅に赤いものを見付けた。]
待って!! 行かなっ あれも持っていって!!
[鉄格子を掴んで揺らす。握った拳を叩き付ける。 骨が当たる痛みよりも、今は恐怖に支配されていた。
嫌だ嫌だ、あんなもの、俺に見せるな!
――…赤い小鳥が1羽**]
(143) 2014/04/18(Fri) 16時頃
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[>>124不思議そうな顔をされ、初めて自分が後退したことに気が付いた。 何でもないような顔を取り繕って、ひきつる頬を意思の力で抑え込む。 駄目だな、思った以上に、追い詰められている。
心配の言葉を投げてくる相手に、微妙な笑いを返す。 家で安静にしたくない理由がある、だとか、間違っても口にできるわけがなかったが。 距離を保ったままの相手の提案は、このままあてもなくさまようよりは余程マシな提案に思えた。
指摘された口端の傷は、いつできたものか自分には分からないのに、相手が知っているとは知らぬまま]
おねがい、できるかな。
[彼の歪む笑みも知らぬままに、頷きを返した**]
(144) 2014/04/18(Fri) 16時頃
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(恭。
君の役目は分かっているね?
でないと、君の大事な大事なおひいさまが どうなっても……知らないよ。**)
(-132) 2014/04/18(Fri) 16時半頃
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― 郊外:駅/午後 ―
このまま、行こうかな……。
[何処までも続くような線路を見つめて独りごちる。 黙々と線路沿いを歩み続ければやがて駅へと辿り着く。]
……?
[駅には異状な程の警官が集結しているのがわかる。 警官の合間から見える駅舎を染める紅。
先で断たれた拳銃を握りしめる手。 異様に鮮やかな断面までもが視界にはいる。]
「ほら、星野の……」 「撃たれて死んだそうよ」 「何人か道連れにしたらしいけどやっぱり拳銃相手じゃあねぇ……」
[聞こえ届く声に、歪む口角に滲むの喜色だったかもしれない**]
2014/04/18(Fri) 16時半頃
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― 郊外:駅/午後 ―
このまま、行こうかな……。
[何処までも続くような線路を見つめて独りごちる。 黙々と線路沿いを歩み続ければやがて駅へと辿り着く。]
……?
[駅には異状な程の警官が集結しているのがわかる。 警官の合間から見える駅舎を染める紅。
先で断たれた拳銃を握りしめる手。 異様に鮮やかな断面までもが視界にはいる。]
「ほら、星野の……」 「撃たれて死んだそうよ」 「何人か道連れにしたらしいけどやっぱり拳銃相手じゃあねぇ……」
[聞こえ届く声。 歪む口角に滲むの喜色だったかもしれない**]
(145) 2014/04/18(Fri) 16時半頃
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んっ、ぅ ……!
[何度も達してしまいそうな瞬間を懸命に堪え 唇を噛み締めていれば。 >>48遠くから微か、扉を叩く音。 気のせいか、それとも客か、親友か。 サリュートかも、知れない。 淡い思いを抱いていた人かも、知れない。 その事実が、媚薬に犯されている躯も脳もぞくりと煽っていく。 口の中では汚いものが、一層と膨れ上がった。
>>+124遥は、俺を見ているのに。 どこか違うところを見ているようで。 もし音に気付けば、俺をおいて行ってしまうかもしれない。 また怒って、出ていくかもしれない。 そしたらもう、帰ってきてくれないかもしれない。 だから、俺は。]
はる、……ンッ、はるぅっ
[髪を掴んでいた手で、そっと遥の耳を塞いだ。 外の音なんて届かなくていい、俺の声さえ聞こえればいい。 甘えるような声で、溢れる涙もそのままに。]
や、あっ 『見てて』って… っあ!
[『見てて』と謂われたから、ちゃんと見ているのに。 余所見なんてしないでくれと、謂うように。]
(+125) 2014/04/18(Fri) 16時半頃
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だって、っ…ふぁ きもち、ぃっ!
[いやらしく、はしたなく溢れるものが伝い落ちる。 薬のせいで快楽だけを強く感じて、それだけしかわからない。 兄弟で行うそれがどれだけおかしいことなのか。 男同士で何を使いどこをどうするのか。 そんな下らないことよりも。 遥がきもちいいことをしてくれている。 遥が悦んでくれている。 それが嬉しい、だから、もっと。]
ひゃんっ、あぁっ、だめ…ッあ…!!!
[人に触られたこともない場所に、指先が押し込められた瞬間。 目の前は瞬き、ぶるりと腰が震えた。 我慢していたものは塞き止められず。 汚く濁った欲が弟の口の中へと容赦なく放たれる。 外に誰かいるかもしれない、聞こえるかもしれない。 それさえ、全てが快感に変わる。]
ふ、ぁっ あ ……んんっ
[普段ならそれで萎れてしまうのに まだまだ固く勃ち上がったまま、口の中で震えていて。 後ろに侵入してくる指も、痛みこそ伴うけれど 変態の俺には才能でもあるのか、それさえきもちよく思えて。 拒否どころか、もっと、もっとと。 ねだるように、腰が揺れる。]
(+126) 2014/04/18(Fri) 17時頃
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兄さんがえろ天使すぎてトゥライ
(-133) 2014/04/18(Fri) 17時頃
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[アルコールとは違いこの媚薬は抜けたあとも記憶が残る。 つまり兄は自ら俺を受け入れたと思い込むだろう]
なに、聞こえないよ春さん。
[>>+125耳を塞がれたら外のおとはもう聞こえないから、 例え誰がやって来ても気づくことは無い。 なにより、目の前の兄が乱れるから 今はこの部屋から出る選択肢もあり得ない]
(+127) 2014/04/18(Fri) 17時頃
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[>>+126押し込んだ指を括約筋は締め付ける。 とたんに口内へと青臭い熱が広がった。 直ぐには飲み込まず茎に残るものまで啜ってから 自身の唾液と混ぜて飲み干した。 昨日は下着に残る残滓しか味わえなかったそれ、 やっと味わうことができた]
春さん、尻に指入ってるのに萎えないね。 こっちも使ったことあるの? それとも天性の淫乱なのかな。
[素質があったのだろうか?なんて、 媚薬のことは言うつもりは当然無い。
押し込んだ指を軽く引き抜いてまた、 内側を擦りながら根本まで埋め込む。 多少引きつれても今なら痛みは少ないだろうと 早急な動きになってしまうのははやく、 今すぐにでもこの欲望を兄へと突き立てたいから]
(+128) 2014/04/18(Fri) 17時半頃
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―回想・警察署― [檻の中のサリュートと、外にいる織部の姿。 格子に隔てられたその光景が、何に似ているか。
あまりに見慣れ過ぎたものに、一瞬時が巻き戻る。
朱塗りの柱、
絵襖 衣擦れ
媚びる目線
甲高い声
白昼夢のように過去が浮かび上がり、一気に遠ざかる。]
(146) 2014/04/18(Fri) 17時半頃
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[髪に触れる。 ただそれだけしか届かぬ手は、>>122近いようで、遠い。
冤罪だと訴える声に頷いて。 怯えるようなサリュートに微笑んだ。
慣れぬ異国で、突然拘束されて。 それは男であっても恐ろしいことに違いはあるまい。 どれほどの恐怖か、寂しさか、不安か。
味方のいない彼を、安心させるように。微笑みながら。
思い描くのは、助けを求める手が他へと向けられないように、と。]
(147) 2014/04/18(Fri) 17時半頃
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[そう、サリュートは何も法を犯してはいない。
暗闇に慣れ過ぎた己は、それに躊躇いがなかっただけ。
暗闇から抜け出した新月の、落とした光を見つけて。 それを欲しがった。**]
(148) 2014/04/18(Fri) 17時半頃
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さてどう動きましょうか
(-134) 2014/04/18(Fri) 18時頃
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聞こえ なく、て い…いっ はる……、はる、俺だけ 『見てて』 …!
[>>+127見るものも、聞こえるものも。 俺だけでいい。 せめて今だけは。
違う、これから、ずっと――――…
おかしな感覚が身体中を包んで。 脳も躯も、芯から痺れていく。 変なことを口走っている。 これが俺の、本心?]
(+129) 2014/04/18(Fri) 18時半頃
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[>>+128熱い遥の口の中に広がる、ぬるぬるとしたもの。 欲望を象徴するそれは、残ったものまで啜られて。 びくりと肩は跳ねるばかり。]
ゆ、ゆび…? ちがっ、あ…いんら、 んっぅ!!
[淫乱と言葉で詰られれば、反応するように指をきゅうと締め付ける。 素質があったのだろうか、なんて謂われたらまた まるで肯定するように、躯を捩った。 一度放っておきながらも、絶えず溢れるよだれが竿を伝い 指が行き来する所まで落ちて、水音をたてる。]
っく、…んぁっ…は はぁっ、やっ!
[とろとろに蕩けた声が、指を引き抜かれる度に落ち。 内側を擦られれば、中は指を締め付けて。 根本まで埋め込まれれば、躯は跳ねる。 感じる痛みにも眉を寄せて、それさえ快楽に変えてしまう程。 内襞が捲れ擦れる度に、上げたことのない嬌声を抑えられない。 耳を塞いでいた手は、すがりつくように彷徨って。 俺よりも鍛えられた弟の体に、その背中にまわる。]
(+130) 2014/04/18(Fri) 18時半頃
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―まどろみの中―
[何か聞こえた気がする 何が聞こえた?誰かが危ない? 身体が重いの、どうしたらいい?
まだ彼女はまどろみの中*]
(149) 2014/04/18(Fri) 18時半頃
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[>>+129兄は自分が何を口走っているのか 理解しているのだろうか。 是と頷いて、もとより見えるのは兄だけだから これからも一筋にこの想いを注ぎ込むことにする。
だって本人がそう望むんだ、叶えない理由は無い]
淫乱だろ? 弟に舐められて達するだけで足りず まだこんなに興奮してる。 こんな顔、誰にも見せられないな?
[声が響いて隣家に聞こえてしまっても、 淫乱な兄はそれで興奮してしまいそうだ]
(+131) 2014/04/18(Fri) 19時頃
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[>>+130浅く深く行き来する指にあわせて 甘ったるい嬌声が響くから指を増やす。 溢れる先走りが尻の合間にまで伝い、 常なら潤滑油になにか用いるのにそれすら不要。 媚薬の効果以上に何かが兄に作用しているようだ]
尻穴に俺の指を咥えて気持ちいいなら。
じゃあ、俺の竿でも悦ぶだろう?
[確認するまでもないけれど、 兄には自覚させる必要がある。
誰に愛されてるいるのか、 誰がこれから犯すのかを。
誰に一生繋がれるのか、を]
2014/04/18(Fri) 19時頃
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[>>+130浅く深く行き来する指にあわせて 甘ったるい嬌声が響くから指を増やす。 溢れる先走りが尻の合間にまで伝い、 常なら潤滑油になにか用いるのにそれすら不要。 媚薬の効果以上に何かが兄に作用しているようだ]
尻穴に俺の指を咥えて気持ちいいなら。
俺の竿でも悦ぶだろう?
[確認するまでもないけれど、 兄には自覚させる必要がある。
誰に愛されてるいるのか、 誰がこれから犯すのかを。
誰に一生繋がれるのか、を]
(+132) 2014/04/18(Fri) 19時頃
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というかこれ織部―サリュート組は殆ど監禁まで到達してるくさい? 澪ちゃんも監禁ではないけど滞在入ってるよね。
(-135) 2014/04/18(Fri) 19時半頃
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ぶっさんすまない、これ多分最後じゃねーかなと思…う!
(-136) 2014/04/18(Fri) 19時半頃
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[>>+131建前も理性もなく吐き出す言葉。 深い意味を理解しないまま、それは喘ぎ声に変わる。 俺だけを見て、俺だけを感じて、もっときもちよく。 遥も、もっと。
二度も淫乱と謂われて、ぱたぱた涙が溢れて落ち。 違う、違うんだと首を振るけれど。]
いんらん、っぁ はる…、はるぅ…っ!
[すがるように抱きついた。 弟の口でされて、それでもまだ興奮していて。 そんな兄は嫌われてしまうだろうか。 淫乱な兄は、見限られてしまうだろうか。 怖くて、離さないように夢中で抱き締める。]
んく…ッ、ぁ
[>>+132指が増えれば、その分圧迫感も増える。 息を吐き出せば甘い声も同時に溢れて、別の場所が濡れる。 “普通なら”必要とするものの存在も知識もないままに。]
ふ、ぇ… はる……、の…?
[言葉の意味がうまく理解できなくて。 抱きついたまま、疑問符が浮かぶ。 ただ、『悦ぶ』という言葉に期待して。 変態で淫乱な躯は、きゅぅと増えた指を締め付けた。
少し不安げな、けれど欲に濡れた瞳が弟を見詰める。]
(+133) 2014/04/18(Fri) 20時頃
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― 星野邸:午後 ―
知るか。 勝手にしていろ。
私はもう当主じゃない。
[家へ舞い戻る女。 漂う血臭から何が起きてたかはある程度推測できる。 次々と惨状を訴える者達に向けられる敵意に満ちた瞳。 傲然とした物言いで家人を遠ざける。]
(150) 2014/04/18(Fri) 20時頃
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/* くっそなんだ、何でこんな恥ずかしいんだ…!!
えろえろの実を食べた兄なので、えろえろですが。 普段はたぶんそこまで……た、ぶん… その、えろくは、ないと…(思いたい)
が、後々はるに調教されてくなら別だろうなぁ。 とても従順。ですのでね。
(*ノノ)
(-137) 2014/04/18(Fri) 20時頃
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/* あ、懐中時計取りに行ってくれるのかな。 それはな、それはな、はるに渡したいものでな。 ちゃんと理由もあってな。
へっへっへ。 (とてもあにばかだった)
(-138) 2014/04/18(Fri) 20時半頃
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― 星野邸:蔵 ―
もう、こんな街に……。
[続く言葉は喧騒に掻き消える。
一括管理されている鍵を手に取り迷いなく蔵へ歩みを向ける。 箱を開封すれば、高額紙幣の束を漁り始めた**]
(151) 2014/04/18(Fri) 20時半頃
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/* ぶっちゃけると「このまま海外高飛びした方がいいんじゃない?」 とか思われてる予感。
(-139) 2014/04/18(Fri) 20時半頃
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[与えられる熱と苦しみと快楽に抗う事を止めたのなら後は転がり落ちるだけだった>>+100 この光景、見てほしくないのに――見せたくないのに そんな事を思う余裕すら奪われて
普通の人生送るならば一生知らなかったであろう事。拓かれ暴かれ知ってしまった。変わってしまったものが、確実にある 秘所から溢れるものを掬いとられ浅く抉られれば、未だ情欲に濡れた囀りを小さく零し 上気した肌に浮かんでいた汗が一滴背から伝った
指で潰された残滓の音が、耳に響く]
…ふ……
[顎を掬われ落とされる口付け。抵抗する気力も既になく 享受するその顔は虚ろだが仄かに情交の後を漂わせていた]
(+134) 2014/04/18(Fri) 21時頃
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[とめなければ たすけなければ 幼馴染を貫くその父>>+110、泣き濡れる幼馴染>>+122 ああでもその気力もない
だからわからない、知らない 幼馴染が自分の名を辛そうに呼んでいたなんて ――佐取がどんな事を、海琉に吹きこんでいたかなんて
その言葉が、やがて……だなんて 虚ろな瞳から一筋、涙が伝った]
(+135) 2014/04/18(Fri) 21時頃
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[だから、幼馴染の呼ぶ声に>>+123 応える声は、今は無く]
(+136) 2014/04/18(Fri) 21時頃
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医師 カイトは、メモを貼った。
2014/04/18(Fri) 21時半頃
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[束の間の面会時間の後、手間をかけさせたと 責任者が頭を下げにきた。
無骨な役所に煌びやかな装飾など期待もしないが、 応接室も責任者の部屋もどうにも殺風景に過ぎる。 卑屈な顔で頭を下げる責任者の声など、 長く聞いていたいものでもない。 近く遊興の座でも案内すれば事足りる相手だと、 適当に彼の話を遮り。
サリュートから取り上げられた荷物を見せてもらう。
着替えや財布など、ごく普通の荷物の中混じる 日本語の手紙を手に取った。
四季の美しさを伝える言葉。 見せたい、と。会ってみたい、と。
綴られた文字を見た瞬間、無表情に手紙を握り潰す。]
(-140) 2014/04/18(Fri) 21時半頃
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[ 「 時 枝 春 文 」
封筒に、手紙の最後に、記された名前へと苛立ちを覚える。 同時にすっと胸の内側も頭の奥も冷えていく。
嫉妬も怒りも、過ぎればかえって凪ぐように凍りつくのだと初めて知った。]
(-141) 2014/04/18(Fri) 21時半頃
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[何か機嫌を損ねたか、と冷や汗をかく責任者に告げる。]
…星宮に、偽造旅券を持った異人が滞在していた、となれば外聞がよくない。 そこに案内した私も含めて。 騒ぎが大きくなれば、当局の上の評価もガタ落ち。
[そうでしょう?と。 尋ねる形をとりながら、望むのは。]
最初から居なかった。それだけです。 あなた方は、
『織部』からの『預かりもの』を一時保管していただけ。
[公式の記録には残さない。暗に告げる。
見返りの計算だけは早い相手が頷くのに、たいして時間はかからなかった。]
(-142) 2014/04/18(Fri) 21時半頃
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[眼差しは彼らから外れることなく、色と欲を浮かせていた。 男がこれほど熱心に何かを双眸に映したことは無い。 まさか、彼らがその眼差しを受けるとは、夢にも思わなかっただろうが。
背徳を煽るように、意図した甘い声が海琉の首裏を伝う。 息は近く、熱を呼び起こし、微かに漏れ出た彼の嬌声をもっと。と、強請るように襟足に口付けた。>>+119]
そう怯えずとも、半分は同じもので出来てるのだよ。 ――…お前が怖いのは、行為ではない。 ……本当の、お前を知るのが、恐いのではないかね。
[惑わす声は低く毒を撒き、 海琉の体内でゆったりと旋回を熱が掻く。>>+120 くち、と粘膜との間で淫液の糸を引く音を体内に響かせ、 拒絶する海琉には殊更柔い心地で他者の体温を教える。 怒張の圧迫、息苦しいほどの質量が、ヒク、と戦慄く内壁を均し、浅く突き上げた。>>+121]
(+137) 2014/04/18(Fri) 21時半頃
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[緩慢な律動でさえ、痛みと性交の罪悪感が海琉を襲い、 自己の判断力を丁寧に摘み取っていく。 まるで、海琉と同じことを、悠斗もされたがっていると、身体に覚えさせるように。]
自信がないかね、私が手取り足取り教えてやろうよ。 ―――…海琉、悠斗はあんなに、孤独なのだから。
[だから、友として、お前が満たしてやれねばならぬ。と言外に告げると、ク、と鰓が前立腺を挫いた。 背後から身体を拓き、陰嚢を玩んでいた指が海琉の屹立に掛かる。 萎えているかもしれないそれを、根元から輪を作った指で扱き出す。 名品を丁寧に扱い、息子の頭を幾度も撫でてきた武骨な指が、今は熱く彼等の若い身を玩ぶ。]
(+138) 2014/04/18(Fri) 21時半頃
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もっと、満ちる。ずっと、満ちる。 海琉、私がお前に―――嘘を付いた事が、あるかね?
[笑気に語尾が震えて唆し、ジリ、と海琉の体躯を脱力する悠斗に向かい進ませた。>>+122>>+123 悠斗の秘所は、己の精と、彼の血で穢れ、微かに喘いでいる。]
悠斗、お前も欲しいだろう。 抱えてきた孤独を埋め尽くす熱が。 満ちたり得る瞬間が。
―――…お前の孤独を癒すのは、この籠の中だけだ。
[正義感か、責任感に背中を押される悠斗を笑う。 弱く寂しく―――、とても愛しい孤独を笑った。>>+134
海琉の前を弄っていた指先が、彼の濡れし窄まりに伸び。 人差し指を引っ掛けるようにして、秘所の皺を伸ばす。 拡げられた粘膜を、ツゥ、と重い白濁が下がり、彼の体内をまた焼いた。]
(+139) 2014/04/18(Fri) 21時半頃
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[涙を流しながら、絶望を覗き込む悠斗を見やり。 海琉の耳元で、御覧。と悪夢が嘯く。 あんなにも、泣いているのは、満ち足りぬ所為。 熱で焦がれぬ所為だと、惑わしを注ぎ、 海琉の熱の先端を、友人の窪みに押し付けた。>>+135>>136
ゆるゆると漏らす吐息は、恍惚を伴い。 悪辣が、幸せそうに、珍しく飾らぬ本音を吐き出す。]
―――愛しているよ、私の可愛い両翼。
[それは、きっと。 彼らを深く傷つける、半世紀を経た愛の告白だった。*]
(+140) 2014/04/18(Fri) 21時半頃
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無論です。 具合が悪い所を見捨てたりなどしませんよ。
本屋は今日もおやすみのようですし、 薬局が休みといえど、高雄君も見かけないですから 風邪が悪化しているのかも知れません。
先生まで体調をこじらせて寝込まれたら困りますよ。
[風邪を理由にして誤魔化そうなどと、可愛い真似を。>>144 しかし、信じたふりをしておく以外の術などはない。 背を見せて先を歩けば、ひとつの大きな邸宅の前を通りかかった。]
……星野?
[表札を見て、一人の女学生を頭へ過ぎらせる。 そうか、何処かで聞き覚えがあると思えば星野家は此処だったか。]
(152) 2014/04/18(Fri) 21時半頃
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【大通り】
[食堂から出れば大通りへ。
いつもの食事を腹に入れれば歩き出す、赤い鳥へと行く足は特に急いでるわけでもないので歩く歩数はゆったりとしている。
とつ。 とつ。
傘の先の音は周りの人間の視界を集めたかもしれないがしる由はない。様々な噂が飛び交っていて自分が街に溶け込んでいるようで
――実際は畏怖と気味悪さを出しているだけなのだが]
(153) 2014/04/18(Fri) 21時半頃
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[微かな血の臭いと異様な空気。 音は自分に確かにここに起きた変貌を伝える。
あわよくば、あわよくば目的は達成されるのかと。]
(154) 2014/04/18(Fri) 21時半頃
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ああ彼女。いるのかな?
(*48) 2014/04/18(Fri) 21時半頃
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【赤い鳥】
[背に光を浴びて歩き出す先。
とつ、とつ。 こつり。
頭で思い描いた地図から割り出した赤い鳥の店。 赤い鳥というものは見たことがないがてっぺんにあるらしい。こつり。扉を軽くたたくが人の気配はない。友人か店主か。常にいるものだが。
――まさか鳥かごで泣いているとは知ることはなく。
じ、っと耳を澄ませて少ない視界を遮るようにまぶたを下ろしても何も聞こえない、人気がない。]
んー、どうしよう。
[思案するように唸る、親子は愚か佐倉もいないのだろうか。 閉店か開店かも分からない自分の水晶はやはり使えない物なのか。
そっと身を翻す。さてどうしようか。とりあえず星野邸へ行けば事足りるかもしれないとおぼろげな記憶を引き出して歩き出す。]
(155) 2014/04/18(Fri) 22時頃
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ああ、つい先日知り合ったお嬢さんと同じ苗字だったものですから。
[立ち止まった事に対し、医師に問われたのならば。 そう答えて薬局へ向け、再び歩を進めることに。 途中、眼帯の青年とすれ違えば>>155おや、と首を傾げ]
梨々江君ではないですか。 日も暮れ始めましたから、道に気をつけて。
[そう一言だけ告げ、商店街の端にある薬局へ戻る。 鍵を開けている間に、一旦彼は診療所へ戻っただろうか。]
(156) 2014/04/18(Fri) 22時頃
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―少し前・商店街― [サリュートの荷物から持ち帰ったのは、 余人の目に触れさせるつもりのない写真と用済みの偽旅券。 それに、星野の紋の入った小柄。
サリュートが星野の出だと知ったところで、案内する気も帰す気もない。 あの後、春文の名前が書かれた手紙も全て焼き捨てた。
時枝春文。 サリュートが大事に荷物の中に持っていた手紙の送り主。
手紙と同じように焼いて消し去ってしまえたら、気は晴れるだろうか。
昏い眼差しで書店を見る。 花時堂の戸は閉ざされたまま、休業を知らせる張り紙だけが存在を主張していた。*]
(157) 2014/04/18(Fri) 22時頃
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― 星野邸/庭 ―
[帆布で作られたショルダーバッグに詰め込まれる高額紙幣。 星野邸での生活水準を維持したまま3年は無就労で暮らせる大金を確保。
足早に蔵を出て庭を横切る途中、僅かに空いた襖から覗き見える顔。]
澪? ……何故?
[誰が拾ったのか――そもそも何故この家に居るのか。]
(158) 2014/04/18(Fri) 22時頃
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/* 鈴城&カイトメモ 結婚式には呼んでください。 ご祝儀は奮発する
(-143) 2014/04/18(Fri) 22時頃
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/* 織部さん、稼ぎからのスライドなのだよね。
……織部は、サリュートを、私を覚えていて…。
(-144) 2014/04/18(Fri) 22時頃
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/* おれまるこげにされる…!!!!
人はこうして、知らないところで 人の恨みをかうんだな…(´・ω・`)
いいの、俺にははるがいればそれで(あにばか)
(-145) 2014/04/18(Fri) 22時頃
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佐倉【さくら】は、澪【みお】へ意識を向けたのも数秒の事。直ぐに歩みを再開する。
2014/04/18(Fri) 22時半頃
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―檻の中―
[汗ばむ首肌に張り付いた髪を乱暴に払った。 自分の首が絞められる錯覚に、浅い呼吸を繰り返す。
その小鳥は1度だけ啼いた。
死んでいるはずなのに、1度だけ……啼いた。]
……あ、あぁ………
[部屋の隅で踞り、手扇で風を送る。]
(159) 2014/04/18(Fri) 22時半頃
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/* しかしやんでれの皆さんは手紙を焼きたがりますな!
俺なら拘束した目の前で朗読してやるのに。 やだって云っても泣きわめいても知らんぷりで。 どんな返事かいたの? 嬉しかった? って聞きながら朗読しながら犯してやるのになぁ。 全部大事にとっといてやるのになぁ。 その手紙見て表情変えようものなら、その分体に言い聞かせてやるのになぁ。 犯しながら返事書かせて、精液べったべたのお返事を相手に送ってやるのになぁ。
お手紙ってすばらしい!
(俺は善良な市民です)
(-146) 2014/04/18(Fri) 22時半頃
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[武骨な役所の味気ない応接間で。 取り交わされる言葉。
利益しか生じない、謀。
何もない、何も―――…*]
(160) 2014/04/18(Fri) 22時半頃
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……眠い……
(-147) 2014/04/18(Fri) 22時半頃
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……ぬすっと。
[佐倉の行く手を遮るように。 男が淡々とした声を上げた。]
(161) 2014/04/18(Fri) 22時半頃
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早速好き放題やっているようじゃないか。 ……当主を譲った正当な対価だと言わせてもらう。
[行く手を遮る声。 此処までは予想の範疇。
真っ直ぐに向けられる視線は一歩も退かぬ意思。]
(162) 2014/04/18(Fri) 22時半頃
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/* 佐倉ちゃんタゲッてたら、絶対殺しあってた。 楽しそうに殺しあってた。
……なぜかそんな気がする師であった。
(-148) 2014/04/18(Fri) 22時半頃
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[眠る澪の傍らに在る少年は、愛を囁いていた。]
『誰よりも、何時よりも、 あなたをお慕い申し上げております……』
[廊下でおひいさまの声がし、 恭少年の顔が澪から室外へと。]
(163) 2014/04/18(Fri) 22時半頃
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―ある女の半生― [美しい女ではなかった。 控え目で貞淑。褒め言葉を探せば、そんなものに落ち着く。 不器量、陰気で、鬱屈として、可愛げの無い。心無い言葉は洪水のように溢れてくるのに。
いくつもいくつも纏まらぬ縁談に両親は根を上げて、妹が婿を取った。 下の妹の縁談が纏まり、あからさまに侮蔑と嘲笑の視線が向けられた。 妹も、妹の婿も。下働きや庭師まで。
そのまま、首へと向けた匕首の切っ先は、女を死まで案内はしてくれなかった。
代わりに、女の境遇を嘆いた母と父が男を連れてきた。 五つも年下の整った顔の男が、女の婿だと紹介された。
女郎の息子、と妹たちはやはり嘲笑を浮かべたが。女にはもうどうでもよかった。 不器量な妻でいいのか、と問う。]
見ればわかる。 最初っから聞かされて受けた話に今更文句をつけるわけねえだろ。
[顔とは裏腹な口の悪さに笑っていた。 両親と懇意の地主の養子になった男の元に、女は嫁いだ。]
(*49) 2014/04/18(Fri) 22時半頃
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……嬉しい、でしょう?
[男は首を傾げてみせた]
不法侵入者に、対価も何も、ないよ。
[電話を。 屋敷の内に声をかける。
ざわりとする家人。
―――電話を。]
(164) 2014/04/18(Fri) 22時半頃
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[嫁いでもなお、生来の鬱々とした性格が改まるでもない女を、男は黙って受け入れた。
時折、女は自身の器量が無性に悲しくなって悔しくなって、 その度に何枚も何枚も美しいものを引き裂いた。
それは絹であったり、雑誌の美麗な表紙であったり、流行の画家の絵画であったり。
心根までも醜い己がみっともないと、泣きながら。 それでも美しいものが憎くて泣きながら引き裂いた。 引き裂いた紙片を、火にくべて、やはり泣いた。
不器量な女の醜さを、夫は咎めなかった。]
もっと醜いものをさんざん見た。
[受け入れてくれるのが、夫だけだと思って。]
(*50) 2014/04/18(Fri) 22時半頃
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[全部あげようと思った。
一年目。妹の子がある日行方知れずになった。 二年目。跡取りを失った妹夫婦の仲が険悪になり、妹は気鬱で遠方へ療養に出された。 婿は放蕩が過ぎ、そのうち離縁した。 騒動の最中、義父は死去。 三年目。気鬱の妹が療養先で縊れ、母が倒れた。 四年目。下の妹が事故に巻き込まれ帰らぬ人に。 母の病状は篤く、娘の後を追うように儚くなった。 五年目。義母が病で亡くなる。時期を同じくして、父もまた亡くなった。]
(*51) 2014/04/18(Fri) 22時半頃
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[六年目。 女自身が、寝付いて起き上がれない。 おそらく、もう、長くはない。 せめて、最期に。 女を受け入れてくれた夫へと伝えたかった。]
死ぬまで、あなたの妻でいられて嬉しかった。 だから、旦那様。 どうか次は貴方が望む人を得て、幸せになってください。
[愛されているわけでない。それは知っていた。
それでも、受け入れて、手を引いて、買い物をして――傍にいた。
夫が失うそれらを、どうか埋められる日がきますように。 そう願って。
―――――女は目を閉ざす。*]
(*52) 2014/04/18(Fri) 22時半頃
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[家人と門弟の中でも発言力の強い者の、
或者は金子に靡き、
或者は色に靡き、
或者は権力に靡き、
或者は貴品に靡き。
膝を付かぬ者には、神経性の毒を。 或いは――――…]
(165) 2014/04/18(Fri) 23時頃
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嬉しい? ああ、嬉しいかもね。
[武術の心得は無い。 正面から格闘術や武器を持って挑まれれば抗う術は無い。
武器は鍛造された心と父からの贈り物。]
なら、お前を追い出して返り咲こうか。
[攻撃的な言葉で牽制を行いながらも視線は退路を探す。
星野邸と外を隔てる壁。 3mに及ぶそれは一気に登り切らなければ確実に捕縛される。 不適当と判断して除外。思考は巡り続ける。]
(166) 2014/04/18(Fri) 23時頃
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電話――……。
[その言葉は何を意味するのか。 時間をかける程に事態が悪化する事だけは理解できる。
この家中に、味方などいないのだから。]
(167) 2014/04/18(Fri) 23時頃
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【赤い鳥→大通り】
[悠々とあるく通行人とは似ても似つかぬ自分の足音。 右足と左足と、傘の音。
雨も降っていないのに持ち歩く姿は酷く滑稽。
杖として使っている。漆黒の傘は闇に紛れて音を鳴らす。それは自身の拾いすぎる耳を使って歩きたくはなかったから。人と違うことが怖くて、差が広がることが怖くて
――自分だけ違う世界に行ってしまうことを知ってしまうことが怖かった。
今は、違う。
こつ――]
(168) 2014/04/18(Fri) 23時頃
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[懐かしさに家に戻ったとは思えない。 後ろめたさの感じられぬ視線。
蔵の方へと僅かに顔を向け]
……それは、『星野のもの』じゃあないか。
[あなたが捨てた星野のものに、頼るのか。]
(169) 2014/04/18(Fri) 23時頃
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/*!?!? 今、今どうなっているのですか!? [狂乱]
(-149) 2014/04/18(Fri) 23時頃
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[傘の先はやがて地を這うことをやめる。
今までになく高揚した感覚は研ぎ澄まされて鋭利な武器へ。 音はすべてをクリアに磨き上げて脳内に映し出す。
傘をしまって堂々歩く先は星野邸―]
(170) 2014/04/18(Fri) 23時頃
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[>>+133兄に抱きつかれて頬を摺り寄せる、 こんなに密着できるなんて思わなかったから嬉しい。 愛しい、――嗚呼]
そう。 俺のものを此処に押し込んで、 ぐちゃぐちゃに春さんを融かすんだ。
[これからすることを解らせるために増やした指を左右に開く、 締め付ける動きに欲を突き立てたとき、 どれほどの快楽が二人に広がるだろう]
そしたら一つになれる。 さ、足を開いて。
[これがふたつめの鎖]
(+141) 2014/04/18(Fri) 23時頃
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寄付の心も無いとは、当主として不適当だな。
おい。 ぐだぐだ理屈を言うだけなら出ていっていいぞ。 お代はコレで良いか? 出口は把握しているな? 臨時当主。
ひろえ、駄犬。
[明確な嘲りが言葉に乗る。 バッグから札束を取り出せば、無造作に足元に放った。]
2014/04/18(Fri) 23時頃
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寄付の心も無いとは、当主として不適当だな。
ぐだぐだ理屈を言うだけなら出ていっていいぞ。
お代はコレで良いか? 出口は把握しているな? さあ、拾って出て行け。 駄犬。
[明確な嘲りが言葉に乗る。 バッグから札束を取り出せば、無造作に足元に放った。]
(171) 2014/04/18(Fri) 23時頃
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やりにくくはないしむしろ美味しいけれど…どのタイミングではいろうかな…[じゅるり]
(-150) 2014/04/18(Fri) 23時頃
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そうか、本屋は…相変わらず、か。
[>>152演技とも知らずに、完全に風邪と信じた様子を見て微かな安堵を覚える。 それに、彼の口振りでは本屋になにか異変があった様子もないようだ。 ああ、そういえば遥のやつ、兄貴の熱が下がらなかったら来るとかなんとか言ってたな。いきなり休診にしたから困ったかもしれない。
彼の背に付いていきながら、思考はやっと今朝のこと以外のことを考えられるようになって。 現実逃避じみているとは思ったが、それでもさっきよりはずっとマシな気分だった。 ポケットの中でくしゃくしゃになった未開封の封筒と写真は、相変わらずずしりと重たかったが]
(172) 2014/04/18(Fri) 23時頃
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―檻の中―
誰か、誰か――…居ません、か?
[暗い、通路の奥に呼び掛ける。 鉄格子を握る指の力は強く。]
……きもち、わる…
(173) 2014/04/18(Fri) 23時頃
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/* 織部妻ー!(と、こっちで叫んでおこう)
(-151) 2014/04/18(Fri) 23時頃
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…返り咲ける筈がない。
未熟な女性に、星野の家は窮屈ではなかったのです?
[『寄付』の言葉に、仮面の下から笑みが零れた。]
星野の施しが、要るのなら素直に仰って下さい。 隣の席は空けておきましょう、か?
[紙幣が撒かれる。 あの蔵には、まだ宝が眠っていそうだと、 古紙に似た香りの中に悠然と立っていた。]
(174) 2014/04/18(Fri) 23時頃
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星野さんのお宅が、なにか?
[不意に立ち止まった薬剤師の呟きに、疑問符をひとつ投げて。 理由を説明されれば、へえと返す]
もしかすると、星野のお嬢さんかも知れないね。 最近、帰ってきたとかそんな話を噂に
[聞いたような、聞かなかったような。 噂なんて本来そんなものだ。
途中、梨々江に会っても、声はかけずに小さく会釈をするにとどまる。 弱視の彼には見えなかったかも知れないが、まあ。 そんなことどうでもいいだろ。 優しくするのなんて、余裕のある人間のやることだと思う]
……そういえば。
[薬局にたどり着く直前、ふと思い付いたように鈴城の背中に声をかける]
最近、…睡眠薬を購入した人とか、知らないかな。
[なかったことにしてしまいたいが、そうもいかないのだ。
あれほどに強力な睡眠薬を、一般人がおいそれと手に入れられるものとは思えない。 あり得るとすれば、なにか理由をつけて購入するか、法を犯して手にいれるか、それとも、薬剤師本人か。 最後の可能性は、目の前の男を見てしまえば酷く薄く思える。
悪魔は善人の顔をして近付くと、自分でしていたのだからよく分かるはずなのに]
(175) 2014/04/18(Fri) 23時頃
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―自室― [ゆるりと畳に身を横たえて、牢の中の蝶の姿を夢想する。 酔漢に絡まれた夜、そのままつれ去ってしまいたかった。
けれど。
それだけでは逃げられてしまうから。]
(176) 2014/04/18(Fri) 23時頃
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……少し、荷物を置いてくるよ。
[鈴城が鍵を開けている間、世間話なんぞしつつ待っていたがふと無言になって。 全力で取り繕った声で、鈴城の返事も待たずにすぐ近くの診療所へと足を向ける。
扉を閉めた後、室内になにか異変はないか見回してから。 なにもないと確認すると、ほとんど泣きそうな顔で、ずるずると座り込む]
マジでふざけんな……くそ……。
[乱暴にスラックスを脱げば、今朝の行水で出しきれてなかったのだろう 血液混じりの精液が、足を伝っていた]
(177) 2014/04/18(Fri) 23時頃
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/* あれ、そういやりりえさんは薬屋の先生にこえかけられてなかったか? >>156 だ、よね?
プロロだかで俺もスルーされちゃったので。 スルーはされると悲しいよーって謂っときますね。 とはいえ俺も目が滑ることは多々あるのだけれど。
気を付けねば…(´・ω・`)
(-152) 2014/04/18(Fri) 23時頃
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【星野邸】
[ゆっくりと、しかし確かに歩き出す。 傘は腕にかけて空気を鼓膜で感じ取ろうと歩く。
足音、 話し声 噂 物音
頭で思い描いた地図を広げて物音を聞く作業は骨が折れ、疲れが出るがそれでも気に止めることはない。 こつん、と腕が壁に当たればここが星野邸のはず。
さて誰かいるかと耳を澄ませた。]
(178) 2014/04/18(Fri) 23時頃
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[隣に座るのは、澪お嬢さんしか居ないのだけれど。]
(-153) 2014/04/18(Fri) 23時頃
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医師 カイトは、メモを貼った。
2014/04/18(Fri) 23時頃
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[伸ばした手を拒まないよう。 受け入れるしかないように。
夜に歩きながら引いた手。 砂で汚れた無頓着な指先。
その縋る先が、己しかなければいい。]
(-155) 2014/04/18(Fri) 23時頃
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/*あれ?僕行っていいんですよね...? そうですよね...?
(-154) 2014/04/18(Fri) 23時頃
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美麗な音を持つ彼女は来るだろうか?
[耳をすませば響く声、嗚呼。ここからでも十分聞こえるよ?
ねえ、僕にもっと音を奏でてくれる? ねえ、僕の知らない世界って何? ねえ、僕が欲しい世界は作ってくれる?
そっと星野邸へと近づいて目を閉じる。]
(-156) 2014/04/18(Fri) 23時半頃
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[足早に廊下を走り去る音は、電話を求めてのもの。]
警察に捕まりたくなければ、 助けてあげましょうか?
星野の者らしく、慈悲の心をもって?
[掴まえて、外へ連れ出せとも家人達に告げる。]
………佐倉さん。 良くお似合いの、その服は何処で?
(179) 2014/04/18(Fri) 23時半頃
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風貌は古流と反するような方でしたが、 あの堂に入った態度は、案外そうなのかも知れません
[>>174 恐らくもなにも、道場と関与している節があったから この家の娘なのだろうと思いつつ、薬局の前まで歩み出て。 後ろから掛かった声に、その言葉の意味に。 一拍呼吸を置いてから普段通りの表情を貼り付けて振り返る]
睡眠薬をお求めになる方はそれなりに。 物売りさんにも、入用で流していますが。
ああ、そういえば……。 つい最近三日眠れてないと相談を受けました。 見慣れない顔の方で、どこかの下働きにも見えましたが。
それがなにか?
[首を傾げ、医師の挙動を見守る。 荷を、と告げて離れていく医師を見送り、薬局へと入る。>>177]
(180) 2014/04/18(Fri) 23時半頃
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―???―
[物音、声 騒がしいのに、起きたいのに 濡れて重くなった身体がだるくて なぜかわからない愛の言葉を聞きながら
彼女はまだまどろみの中、夢の中…闇の中*]
(181) 2014/04/18(Fri) 23時半頃
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/* 何をワライアッテ、いるwww サリュートのものが消されるぅぅ!
(-157) 2014/04/18(Fri) 23時半頃
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それでも今のお前よりはマシだと思うがね。 自分の器にそこまで自信が持てるのか?
[言い合う声は外にも届くだろう。]
駄犬――狂犬にこの大役が務まるとでも? 私を側に置けるとでも? 臨時当主としてこの世界が見れただけ満足しろ。 元の世界へ帰れ。
[言葉を叩きつけながらも視線は男の方から後方――正門へ向く。 これもまた不適当な選択肢と除外される。]
(182) 2014/04/18(Fri) 23時半頃
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――どうだ? 力を振るう感覚は。
心地いいだろう? 自分より弱いと見做す者その力で嬲るのは楽しだろう?
[くつり。不敵に笑う。 警察と言う言葉に怯む気配もない。]
(183) 2014/04/18(Fri) 23時半頃
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[星野の家の、警備に当たるはずの者は任を解かれていた。
傘突く男の足を止めるを、咎める者は居ない。 咎める声もない。
きぃきぃと。風に揺られて気味の悪い音が男を招くようだ。]
(184) 2014/04/18(Fri) 23時半頃
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[薬局の台所へ、食事の包みを置く。 茶を淹れるなら水を汲みにゆかねばと裏口から薬局の井戸へ向かい、 手桶を用いて水を汲み上げた。 ヤカン半杯分の量を用意し、ゴムホースのついたコンロで湯を沸かす 二つあるコンロのうち、ひとつには片手鍋が乗っていた。
肉と野菜のスープだ。 思ったよりも肉が取れなかったが、骨もきちんと出汁に使った。 ……大陸の習慣を継いでいる男は、生き物を無駄にはしない。]
(185) 2014/04/18(Fri) 23時半頃
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[>>+141頬を擦り寄せられて。 ぎゅうとどこかが軋む、痛くなる。 頭に過った行為は、出来るはずなんてなくて。 かわりに抱き締める手に、一層力を込めた。]
はるの、を… どこにっ、ぁ
[答えは左右に開かれた指が、容易に教えてくれた。 そんな場所に、いれるの、か。 驚きと、疑問と、不安と、期待。]
…っ、 はる…
[鎖が少しずつがんじがらめにしていく。 罠に堕ちていく。 それは、弟の思い通りに。 『足開いて』という命令でもない言葉に 素直に足を、ゆっくりと恥ずかしげに開くほど。]
はるか…ぁ…
[もう、逃げられない。]
(+142) 2014/04/18(Fri) 23時半頃
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自信を持たないものは、天上を見上げて欲しがるだけです、よ。
いつか頭上に垂れるであろう糸を、待つだけですよ。
[駄犬、狂犬。]
おひいさまは、口が悪い。それで私を憤らせようと? あなたの御気分は如何ですか?
[自分より劣ると見做す者を、犬と口にして。]
(186) 2014/04/18(Fri) 23時半頃
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[星野の使用人、警察。 どれにも興味のないまま。
星野の紋の入った小柄をじっと見る。 要らぬもの。 しかし、紋入りとあっては下手な処分が出来ない。
どうしたものかと考えて、早朝、星野の使用人の処分を依頼してきた子取りを思い出す。
彼に手渡せば、値段よりもよほど愉快なことになるかもしれない。]
(187) 2014/04/18(Fri) 23時半頃
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[医師が厠へ寄ることがあれば。 床には丸い物体がころり、と扉に沿って転がっている。
切り落とされた猫の首だった。
首の所で切られた写真。 その断片が、猫の口へ押し込まれている。 ころん、と首が動けば下に敷いた封筒。して、便箋に書かれた字は。
「 て 」 *]
(-158) 2014/04/18(Fri) 23時半頃
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[名を呼んでも、それに幼馴染は答えてくれない。>>+136 それではまるで父の言葉を肯定しているように感じて。 一言違うと言ってくれればそれで良かった。 声が出せないのなら首を振るでもいいのに、それさえなくて。]
…おれが…? ―ひぁ…ぅあっ…!
[父の言葉を頭の中で繰り返す。 俺が悠斗を満たす?>>+138
ぼんやりとした虚ろな瞳で横たわる幼馴染の姿を見つめる。 その時に熱源が前立腺を付けば口からは甘い囀りが漏れ出て。 同時に前の己自身を弄られればビクリと背がしなる。]
(+143) 2014/04/18(Fri) 23時半頃
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[嘘?>>+139 どうだろう、分らない。 いつもいつも自分に甘かった父だけれど、その本心を自分は全く分らないのだ。]
ゆ…と…
[なぁ、そうなのか? 俺ならお前を満たしてやれるの? 幼い頃からずっと一緒にいたけれど、それでは足りなかったのか。
ねぇ、分らないよ―
父の動きに抵抗する力も気力ももう既にない。 体にめぐる熱い欲望。 その感覚がなんという名前すら理解出来ない。]
(+144) 2014/04/18(Fri) 23時半頃
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[猫がミルク代わりに得た餌は。 苦痛に顔を歪めながら眠る、医師の生首だった*]
(-159) 2014/04/18(Fri) 23時半頃
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やぁ…ゆぅと…あっ…
[己の肉棒が父の手により、横たわる幼馴染の中へと埋められていく。 俺でいいの? 本当に?
頭のどこかで抵抗しろと警報が鳴っているのに、それが正しいのか、分らない。 だって幼馴染はなんにも抵抗しないから。 何が正しいのかなんて理解出来ない。]
…はっ…とうさ、ん…
[子供の頃に使っていた呼び名が自然と出る。
愛してる― 本当に? 幼い頃から望んだ言葉。 どんなに言われても安心出来なくて、何度も聞いて安心したかった言の葉。 望んでいたのは父子のそれだけれど、今耳に届くその言葉は―
まるで呪いの言葉の様に甘く自分の心を堕としていくようだ。]
(+145) 2014/04/18(Fri) 23時半頃
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[……ただ、一箇所を除いて*]
(*53) 2014/04/18(Fri) 23時半頃
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大学生 カイルは、メモを貼った。
2014/04/18(Fri) 23時半頃
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それでお前は糸を掴んだ、と――……。
[挑発は効かない。 理解すれば、思考は次へ移る。]
気分か? 自分の力量がわかっていない身の程知らずが何を相手にしているのか 理解させるために適切な言葉を探している最中だ。
何が良いかな?
[不敵に笑う女は何処か楽しげにも見えるだろう。]
2014/04/18(Fri) 23時半頃
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―回想:星野家―
きみ、が良い。
[仮面の男は恭少年の肩を叩いた。 見目麗しい少年を、贄に選んだ。
慕う者の名を問う。 手伝ってあげようと、優しく声をかけた。
おひいさま。
ただ、お慕いしているだけだと、少年は頭を振る。同じ門弟として尊敬をしていると。]
(*54) 2014/04/18(Fri) 23時半頃
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それでお前は糸を掴んだ、と――……。
[挑発は効かない。 理解すれば、思考は次へ移る。]
気分か? 逆境になると燃える性質だ。
自分の力量がわかっていない身の程知らずが何を相手にしているのか 理解させるために適切な言葉を探している最中だ。
何が良いかな?
[不敵に笑う女は何処か楽しげにも見えるだろう。]
(188) 2014/04/18(Fri) 23時半頃
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[少年は忘れ得ぬ夢を見た。
叶うはずのない欲を満たされ、 少年は、澪お嬢さんへと偽りの愛を囁き続ける。**]
(*55) 2014/04/18(Fri) 23時半頃
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お前は私に屈しろと言う。 ……私が大人しく屈するとでも?
[男に背を向ければ、裏口へ向け無造作に歩み始める。]
(189) 2014/04/18(Fri) 23時半頃
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/* はるかってよんじゃった…(*ノノ)
(-160) 2014/04/19(Sat) 00時頃
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[そう、気持ち悪い。
人の目がないのを良いことに、スカートの裾を捲り…… 風を送っては下ろすを繰り返す。
晒した脚の、肌は白く。 尻と腰骨の形が女でない事を示している。]
………んっ
[はふり、熱の籠る息を吐いた。 空調が悪いのだ、此処は。]
(190) 2014/04/19(Sat) 00時頃
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――オリベさんを、呼んで。ねぇ………
[濁り始めた黒眸の。 赤の小鳥に恐る恐る手を伸ばす。
細紐を人差し指と親指で掴み、持ち上げると。 格子の向こうに放り投げた。
檻の外へ。自由なはずの、檻の外へ。]
(191) 2014/04/19(Sat) 00時頃
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[>>+142二本しか指を入れてない場所はまだ、 繋がるには早過ぎるだろう、けれども。 もう、何年も我慢してきた]
そう、上手。 そのまま、息を吐いて力も抜ける?
[まだ壊したい訳ではないから、最初くらいは優しく。 既に堅くいきり立った熱を下衣から取り出して 指を引き抜いた所へと押し当てる。 名を呼ばれ嬉しくて僅かに口角を上げた]
だめって言っても、もう待てないし。
[そのまま雄を窄まりへと押し込んでゆく、 肉を割り開いて強引に言葉通りもう止められない]
(+146) 2014/04/19(Sat) 00時頃
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私は、あなたから太い紐を奪った。
いや、拾いました。
[あんなに脆い糸ではない。 強欲に断ち切られる糸ではない。]
(192) 2014/04/19(Sat) 00時頃
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猫鍋かー。
猫……食べるところ少なそう。
(-161) 2014/04/19(Sat) 00時頃
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不用心、ですね。
[背中に向かって投げ掛けるのは、呆れの色。 翻る白の見て、あの服も星野の金で買ったものなら 引き剥がすべきなのにと返答のないのを思う。]
(193) 2014/04/19(Sat) 00時頃
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所詮拾いものは拾いもの。 その紐に振り回されてじきに破滅するさ。
その紐の周囲には相応のモノが纏わり付いているからな。
[不用心と言う言葉には肩を竦めるのみ。 無造作とも見える歩みは止まらない。]
(194) 2014/04/19(Sat) 00時頃
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[性を知らず、女を知らず、穢れを知らぬ両翼を欲に染めるは、鳥篭の主。 声に合わせた体内の収縮は、熱源を大きく震わせた。 ジトリと、真新しい淫液で腸壁が濡れる感触を教え、 淫らな本来の海琉と言う人間を教えていく。>>+143
色に染まり、熱を上げる父と、体温が重なり交じり合っていく。 好色に堕ちれば、すこし、この父と似るかもしれないと毒を混ぜて。]
(+147) 2014/04/19(Sat) 00時頃
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[彼が少年の頃から、耳だこが出来るほど、父とは似ていないと聞いていた。 代わりに母と似ていると周囲の大人は姦しく。 それが物心つき始めた彼の此処とに澱と溜まったかもしれない。
―――父と似ず、母と良く似たあの子は。
―――いいや、あの佐取の旦那が人の子を育てる筈があるまい。
―――そうだろうか、本当にそうだろうか。
―――海琉と名を持つあの子は、本当にあの父の子だろうか。
人の口に戸は立てられず、幼い息子の耳にも巡りて聞こえた。 似ない親子、それは思春期の子供にとってどれだけの攻撃性を持つ事実だっただろうか。]
(-162) 2014/04/19(Sat) 00時頃
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お前は良く出来た子だ。 意識を集中させてみると良い、――甘い心地が広がるだろう?
[促すようにして、腰を臀部に打ち付けると、 息子の身も跳ねて、友人の孤独を貫く。 父が犯した純潔に、子もまた色を見る。
じゅぷ、と音を立てて白い泡が立つ。>>+144 前後を、両性の悦楽を、身受ける息子の下腹部を愛しそうに撫でやった。
喘ぐ声が心地良く、悠斗に視線を寄越すと、 親に子に、犯され蹂躙される様を鑑賞する。 親子の慰みものになりながら、彼は身体で理解するだろうか。
この親と子の熱は、良く似ていると。]
(+148) 2014/04/19(Sat) 00時頃
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おめでとうございます?
いえ、お見逸れしました。 己自身を追い詰めて、楽しまれるとは。
卑しい私には、決じて持ち合わせない趣味趣向で、す。
[足先に触れた紙幣を拾うこともなく。 簡単な声を漏らし。楽しげなおひいさまを奇特な目で見ていたのだ。
2つの丸孔から。]
何者にかに、屈するおひいさまでは、ありませんでしょう?
[そんな事を言ったかと言葉を忘れ。]
品のない言葉は嫌われますよ。
(195) 2014/04/19(Sat) 00時頃
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愛しているとも。 こんなに、愛しい気持ちは初めてだ。
―――こんなに満ちるのも。
[腹を探っていた指が海琉の腰に掛かり、悠斗ごと穿つように、 生々しく肉がぶつかる音を聞かせた。>>+145 最早零れる淫音は、何処より、誰より、零れているかも分からない。
それは、まるで。 魂ごと、繋がってしまうような幸福だった。*]
(+149) 2014/04/19(Sat) 00時頃
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[とつ、と壁にもたれかかる。 壁の小刻みの振動と鼓膜に伝える音に暫し聞き入る。
すり減らした神経はいつまでもつか。]
(196) 2014/04/19(Sat) 00時頃
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/* チップの作者さんに顔向け出来ない引用方法である。
(-163) 2014/04/19(Sat) 00時頃
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[夕餉に並んだのは、誰かの親切で届けられた筍。 小料理屋よりも少し味付けの濃い煮物をかじりながら、 添えられた手紙を思い出して小さく笑う。
亡き妻の闇を愛したように、誰かの翳りを愛しく思う。 失ったものを埋めるように。 己の手の届かなかったものを求めるように。
ゆら、と。糸を伸ばす。]
(197) 2014/04/19(Sat) 00時頃
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/*ど。どどうやって入っていけばいいのでしょう...? あわわ、どうしようどうしよう
(-164) 2014/04/19(Sat) 00時頃
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/*は、話しかけてくれないと監禁できないです 設定が[プルプル]
(-165) 2014/04/19(Sat) 00時頃
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精神的な余裕の話だ。 ……窮すれば鈍する。 余裕を持ったお前は楽しそうだな。
己をぬるま湯にひたしておけばいつか錆びてゆく。 適切な場所で鍛えあげなければいけない。
忠告に感謝する。 だが、お前に好かれる必要も無いだろう?
[>>195それだけの事だと簡素に言葉を紡ぐ]
(198) 2014/04/19(Sat) 00時頃
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どうぞ、私の破滅を願って下ざい。
そうして。 再びこの家に戻られる―――
飴色の夢の、 どうぞご覧ください。
[『篠川』の一節を引用し、彼女を見送る言葉とした。*]
(199) 2014/04/19(Sat) 00時頃
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――己の可能性が見えないのは楽しくて仕方がない。 自分の器を測り続けるのは楽しい。 どこまでも昇れる……そんな自信を持てる素地を持つ。
[自信の手に視線を落とし、笑う。]
(200) 2014/04/19(Sat) 00時頃
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[家のものが、聞いているとも知れぬのに。>>198
恭少年は、眠り姫の手を握り 壊れたラジヲの様に睦言を繰り返した。*]
(201) 2014/04/19(Sat) 00時半頃
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ああ――願っているよ。 破滅の崖へ向け踊り続けろ。
[>>196 裏口を抜ければ、壁に身を預ける姿が視線に入る。 一瞥をしたのみで興味の色は見えない。 他にやるべこ事が多すぎる。]
(202) 2014/04/19(Sat) 00時半頃
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[>>+146赤い顔は隠せもしない。 自分で開いた足、どこに何をどうされるかまでわからされて それでも受け入れる体勢を、自らとった。]
息…、ふ………は っ!
[謂われる通りに、息を吐いて力を抜く。 けれど、指が引き抜かれた場所に熱を感じれば。 吐いていた息が止まり、途端に力が躯にこもった。 見上げる顔は、微かだけど、笑ってるように見えて。]
だ、め……はる。 俺が…も ……待てな、い
[へにょりと頬をゆるめた。 押しやる熱の痛みは、初めての行為に引き裂くような圧迫感を与えて。]
痛ッ、う、あ!!
[濡れて解されたとはいえ、力を抜けなかったから。 プツリと切れて、赤が溢れる。 堪らずに涙がぱたぱたと流れて。]
(+150) 2014/04/19(Sat) 00時半頃
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/* このまま汽車に乗って逃げていい?(真顔
(-166) 2014/04/19(Sat) 00時半頃
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[這いずるように服を着替えてから、少しでも落ち着きたくて、いつも通りに紅茶を用意する。 一人分の湯を沸かして、茶葉を入れて。 透き通った赤色を見下ろしたが、やはり一人では積極的に飲む気分にはなれなかった。
一旦紅茶を机に置き、ため息を吐く。
身じろげばまだびりびりと痛みが走り、否応なしに吐き気を伴う想像が頭を満たす。 まだ腸内に何かが巣くっている気がして、気持ちが悪くて、厠へと足を運んだ]
(203) 2014/04/19(Sat) 00時半頃
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[眠る澪を前にして、唇だけに留めたのは 「婚姻前だから」という理由に過ぎない。
男は自身の脇腹に残る傷を服の上から撫でた。 刀傷。肋骨を削り作らせた琴の爪。
目が醒めたら、あの箏の調べを聴かせてくれるだろうか。]
(-167) 2014/04/19(Sat) 00時半頃
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/*えっ
(-168) 2014/04/19(Sat) 00時半頃
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[ころん。
そんな可愛らしい擬音でも聞こえそうな調子で、厠の扉を開けたとき、何か丸いものが扉に押されて転がった。
ころころと転がったそれは、こつんとこちらの足にぶつかって止まる。
ふわりと、柔らかな感触が、足に伝わった]
(204) 2014/04/19(Sat) 00時半頃
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/*監禁し難すぎてどうしよう
(-169) 2014/04/19(Sat) 00時半頃
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なん…?
[何気なく見下ろしたときは、まさか それが非日常 のひとつだなんて、
思わなかったもの だか ら]
ぅ、
(205) 2014/04/19(Sat) 00時半頃
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『お慕い、しております。
なが、らく……あなた、だけを。
ですから、どうか、どうか……目を開けて下さい。 そうして私を、見てください。』
(-170) 2014/04/19(Sat) 00時半頃
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/* そう言えば、ストーカー時間少なくて、 血染め鳥の羽を二人の寝床に放り込めなかったので此処で呟いて供養しておきます。 二人は本当に、ストーカー部が手緩くてごめんよぉ…。
(-171) 2014/04/19(Sat) 00時半頃
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/*接触したほうがいいですよねこれ
(-172) 2014/04/19(Sat) 00時半頃
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『お気付きになって、下さい。
あなたの胸に刺さっているのは、恋矢でしょうに。』
(-173) 2014/04/19(Sat) 00時半頃
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[薬は、彼の身を毒したろうか。 格子の中、一人震える恐怖はどれほどだ。 赤い鳥の亡骸に何を感じたのか。
追い詰められて、追い詰められて。
――手を伸ばして、縋ればいい。]
(-174) 2014/04/19(Sat) 00時半頃
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わ、あ、ぁッあ゛っ!!!
[限界だった]
(206) 2014/04/19(Sat) 00時半頃
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/* にゃんこだろぉぉぉぉお!!!!
きっとにゃんこだ!!!! あのにゃんこだ!!!! スープにされたにゃんこののこりだ!!!!!
うわぁぁあにゃんこぉぉぉおおおおお!!!!
(-175) 2014/04/19(Sat) 00時半頃
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[可愛らしい瞳で虚ろに見上げてくるそれは、いつも餌をねだっていた猫の、胴体を無くして随分とコンパクトになってしまった、それで。
赤い水が、床に置かれていた封筒を、じわじわと汚していった。
恐怖から反射的に出た叫びは、世界を変えることなどなく、ただ獲物の位置を教えるだけの役割しか果たさない。
非日常の世界を形成する診療所の中、違和感を感じるほどに 机の上の紅茶は、いつも通りの顔をしてすましていた]
(207) 2014/04/19(Sat) 00時半頃
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[>>+150兄弟で交わる禁忌、同姓で繋がる禁忌。 両方の罪を重ねても欲しかったのはこの兄だけで。 従順なのは媚薬が効いている間だけかもしれないから 今だけは、どうか……]
痛い? でもそれも、気持ちいいんだろ。 萎えてないのが証拠。
[訴えられても中断はしない、 況してや優しくするなんて、この肉の熱さを知った今 抑えられるものでは、無かった。 動くよとも宣言せぬままに残り全てを兄の体内へと埋め込んだ。
一息吐き出してから、涙を零す顔を見下ろす。 痛みを忘れさせるように言葉で上書きを施す]
(+151) 2014/04/19(Sat) 00時半頃
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[父の言葉に>>+148意識は下腹部へと集中する。 体を巡る甘い疼きにブルリと身が震えるのはきっと恐怖からではなく父から犯される背徳と、友を犯す罪悪感と、そして確かな快楽からだろう。]
ゃ…だめ…はぁ、っあ…
[駄目だ。 可笑しくなる。 こんな事駄目なのに、可笑しな事なのに、後ろも前も犯されて、脳が熱く蕩ける。]
あ、ダメ…やだぁ…っ!
[このままでは、快楽に飲まれてしまう。 前後から感じる心地良い熱に身を任せたくなる衝動。 あぁ、このままだと、悠斗に入れたままの状態でイってしまう。]
おねが…まっ、
[それは嫌だと鳴きながら首を振る。 幼馴染の中にまだ残る、父の熱の篭った白濁とした欲の象徴さえも自信の肉棒に心地よく絡み付くような気がして。]
(+152) 2014/04/19(Sat) 00時半頃
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ひぁあ―っ!!
[一際高い声で鳴けば、それは耐えられなかった合図で。 自信の欲を幼馴染へと注ぎ込む。 ドクリドクリと脈打ちながら精が溢れる。
あぁ、守れないだけではなくて、自分が汚してしまった。 それともこれは、父がいうように幼馴染が望んでいる事なのだろうか? 精を吐き出し力が抜けた体を後ろの父に預けながらそんな事を考え。]
(+153) 2014/04/19(Sat) 00時半頃
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/* 喘ぎ声なんて分かんないよ…。
(-176) 2014/04/19(Sat) 00時半頃
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猫さんなむなむ。
(-177) 2014/04/19(Sat) 00時半頃
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...。
[足音が聞こえてふと顔を向ける。>>202 一瞥したのだろうか。真意は欠けた水晶にはわからない。]
どこか、いくの? 頼みがあってきたんだけど。
[ふと、唐突に言を紡ぐ。 嫌悪?面倒?どの色が現れたのだろう。 わかるはずもないが]
(208) 2014/04/19(Sat) 00時半頃
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/*監禁しやすいように動いて欲しいなぁ 墓下希望ならば...
(-178) 2014/04/19(Sat) 00時半頃
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[甘い夢――。 あの男は、私が甘い夢に浸っているように見えるらしい。 所詮、小物は小物なりの視線でしか人を見れない。
何日天下で終わるのやら――……。]
(209) 2014/04/19(Sat) 00時半頃
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[声に応じる声はない。音はない。]
………は。ハッ
[じんと身体の奥を灯す火種に喘ぐ、吐声だけ。]
(210) 2014/04/19(Sat) 00時半頃
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