
571 愛しい貴方を失したくないから。
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
班帝貞久【ぱんてい さだひさ】が無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、カイト、澪【みお】、佐取【さとり】、春文【はるふみ】、狩りたてる恐怖、高雄【たかお】、カイル、織部【おりべ】、遥【はるか】、鈴城【すずしろ】、サリュート、佐倉【さくら】、リーリエの13名。
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/* 鈴城→高雄、佐倉とかある?
(-0) 2014/04/15(Tue) 00時半頃
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/* デフォ狙うがぱぱんだ! ちなみに昨日は佐倉さん。
赤の鳥関係ですねー。
(-1) 2014/04/15(Tue) 00時半頃
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― 星宮家・玄関 ―
おじゃましまーすっ!せんせの所で働いてる、高雄ですっ! ……?せんせ、どしたの?
[鈴城の隣>>1:315で、元気に挨拶をする 首を傾げる上司の仕草に不思議そうな顔をした]
落とす予定だった間に合わなかったぶえぇ
(-2) 2014/04/15(Tue) 00時半頃
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医師 カイトは、メモを貼った。
2014/04/15(Tue) 00時半頃
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― 昼過ぎ・本屋『花時堂』 ―
おう、ただいま。
[>>1:312『行ってくる』と『行ってらっしゃい』。 『おかえり』と『ただいま』のやり取り。 気持ち悪いと謂われる顔は、ますくが隠してくれたはず。]
ちょっと、立ち話をな? 嬉しいことも、聞けた。
と、それ。 室温の高くないところに保存しろって。 疲れ目に効くのをって、頂いた。 本とか読む時、お前たまに辛そうにしてるから。 あ、使ってみて変に感じたら使うのやめとけな?
[一晩握りしめていたもの。 鈴城先生は大丈夫だといったけれど、目に何かあってはいけないから。]
はる、ちょっとごめん。
[むう、と少し眉をしかめて。 不意に遥の額へと手を伸ばす。]
(0) 2014/04/15(Tue) 00時半頃
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/* 秘話予定
・海琉に母親に纏わる話。 ・悠斗君に父親に纏わる話。
(-3) 2014/04/15(Tue) 01時頃
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―赤い鳥・red eyes, red tail, red ……―
[一番見られたくないのは、勿論春文だ。 手紙にあった蓄音機。 友人。
この指が何に触れて来たのか知らない。 この腕が何を掴んで来たのか知らない。
不足しているのかも、満たされないのも、 何を求めているのかも――。]
……な、に
[そんな愉しげに笑むのは何故?>>0:294]
(1) 2014/04/15(Tue) 01時頃
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………
[俺が落ち着けたのは、男が離れてくれてから暫く経ってのこと。
素直に出来ている?
つまり、サリュートは―………いやいや、何か違うだろ!
一番問題にしなけりゃならないのは、 バレたかどうか。
気付いたかどうか。
襟元を押さえ謝罪に頷く。]
手を付けるなど、そんな。
……Sorry, ごめんなさいと謝るのは、 私のほう、ですね……
[まぁ、うん。そーだよな。 そーなるよな。]
……春文、さんにも。
[どうか、内密に。*]
(2) 2014/04/15(Tue) 01時頃
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大学生 カイルは、メモを貼った。
2014/04/15(Tue) 01時頃
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[遥の額にかかる前髪を手で避けて。 こつ、と俺の額を遥の額へ。]
んー。
[矢張熱が出てきているらしい。 遥の方が格段に冷たくて気持ちよかった。 目を瞑り、額で熱を測らせてもらえば。 離れたのはすぐ、とも謂えず。 だからといって暫く、とも謂えぬ刹那。]
……午後は店閉めて、寝とくかなぁ。
[困ったように笑う表情は、いつもとなんら変わらない。]
(3) 2014/04/15(Tue) 01時頃
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[心と記憶に刻んだ名前は何時までも消えないものだと。
その言葉が、俺から離れなかった。*]
(4) 2014/04/15(Tue) 01時頃
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―大通り―
[『赤い鳥』という見世と紹介された場所から外に出る。
思いがけぬ再会は、俺に緊張を残した。 簪に、髪に、男の指の感触が残って居るようで。
だからか、早くはやく、春文に逢いたくなった。*]
(5) 2014/04/15(Tue) 01時頃
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-星宮家:夕刻-
[また無防備に門の近くに近づき使用人と話しているであろう人を見る 今回は鈴のお医者様と…同じ年くらいの男性だろうか>>1:315 彼らに見つかっても微笑み挨拶するだろう ……縁談の話題がまた出されるかもしれないが**]
(6) 2014/04/15(Tue) 01時頃
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立ち話って。 いいけどそんな顔して?
[>>0マスクで覆われただけでも妙なのに、 いつもよりもなお、緩んでいる気がする。
自分用らしい目薬、確かに本を読まないのは 目が酷使されることに耐えられないからでもある]
やっぱ、春さん……熱いね。
[伸ばされた手を躱すように掴む、 それだけでも平熱とは言えないような熱を感じる。 本格的に風邪のようだ、だから布団で寝ろっていったのに]
歩けるんなら部屋上がって。 店、閉めるよ?
2014/04/15(Tue) 01時頃
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若い弟子がいたって…、一人息子を可愛がるのに理由はないだろ。
[外からはくみ取れない機微があるのか、 少しだけ表情を曇らせた海琉の額を指でつつく。>>1:313]
せっかく身近に父親がいるんだから、 自分はこうしたいんだ、こう思ってるんだって言ってこい。 誰がどう見たって、あのご主人は息子に甘くてしょうがないんだし。
[からかいまじりに慰めるように、笑ってみせた。]
(7) 2014/04/15(Tue) 01時頃
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立ち話って。 いいけどそんな顔して?
[>>0マスクで覆われただけでも妙なのに、 いつもよりもなお、緩んでいる気がする。
自分用らしい目薬、確かに本を読まないのは 目が酷使されることに耐えられないからでもある]
やっぱ、春さん……熱いね。
[伸ばされた手を躱そうとしたのに、されるがまま。 押し当てられただけでも平熱とは言えないような熱を感じる。 本格的に風邪のようだ、だから布団で寝ろっていったのに]
歩けるんなら部屋上がって布団入る。 店閉めておくから。
昼食は……粥を煮ればいいね?
(8) 2014/04/15(Tue) 01時頃
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― 星宮家・玄関 ―
おじゃましまーすっ!せんせの所で働いてる、高雄ですっ! ……?せんせ、どしたの?
[鈴城の隣>>1:315で、元気に挨拶をする 首を傾げる上司の仕草に不思議そうな顔をした*]
(9) 2014/04/15(Tue) 01時頃
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― 夕刻・星宮家 ―
――少しだけ熱い…かな。 無理はしないように。
高雄君のお宅はお母さんだけなのでしょう。 [触れた温度は、冷えた男の掌より暖かい。>>1:314 それでも、平熱を多少上回るかそうでないか程度の熱。
そっと手を退いてからまた先を歩く。 母独り、子独り。 今この道を歩む男は、どちらも既に存在しない。
使用人に案内されて行き着く先は、星宮家の母屋。]
(10) 2014/04/15(Tue) 01時頃
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[額をつつかれれば、別に痛みはなかったけれど、その部分をさすってみせ。]
…そう、ですかね? 確かに親父が俺に甘いのは分かってるんですけど。
[子供の頃はその甘さが嬉しくて心地良かった。 しかし今はどちらかといえば、頼りにされたいだなんて思ったりして。]
まぁ、そうですね。 折を見ながらちゃんと話しはしますよ。 ありがとうございます。
[慰めるようにされれば>>7微笑を浮かべながら礼をのべる。]
(11) 2014/04/15(Tue) 01時頃
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――こつん。
――――コツン。
[小石を投げる。 これが波紋を生むように。]
(-4) 2014/04/15(Tue) 01時頃
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/* 誰が自分に来るかドキドキしながらとりあえずお風呂に行ってみよう。 お風呂出たら寝落ちそうだけど…。
(-5) 2014/04/15(Tue) 01時頃
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―診療所にて、午後―
[こういうときにもう一人自分が欲しくなる。
昼休みが終わり、幾人かの人を診察した後、往診の準備をしながら誰に聞かせるでもなくそうぼやいた。 人の家に上がりこむのは嫌いではないが、くせのある患者に捕まると面倒くさいのも往診だ]
まあ、仕事は仕事だ。
[仕事に関してはきっちりやる。ヤブ医者の噂でも流れたら損だからという、至って利己的な理由でだが。
がしがしと髪を掻いて、鞄片手に立ち上がり。 ついでに先日の孝行娘をつまみ食いでもしてこようかと、下卑たことを考える。
さて、どこから往診に伺うのが、一番効率がいいか**]
(12) 2014/04/15(Tue) 01時頃
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えっ、あー…。 ごめん。
[>>8『そんな顔で』と謂われて。 ばれてしまっているらしい顔を、しょんぼりとさせる。 また、出ていってしまうだろうか。 そしてまた俺は、追いかけられないんだろうか。]
熱、かなぁ。 困った。
[けふ、ずび。 認めざるを得ない。風邪だ。]
ごめんな、世話かける…。 お粥なんて作れるのか? 期待せずに、待ってる。
[味噌汁を温めたりは手伝ってもらうけれど。 料理自体はあまりさせないようにしているから。 だって手を滑らせて指を切ったりなんかしたら、痛いだろう? お粥は包丁も使わないだろうし、いいかと。
任せてからへろへろした足取りで。 奥の部屋の中へと入っていった。]
(13) 2014/04/15(Tue) 01時頃
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/* 兄の過保護が炸裂している。
だって、目が見えにくい弟に包丁は! 危ないもの、切るだけじゃすまんかもしらんもの!!
(-6) 2014/04/15(Tue) 01時頃
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/* は。 成る程、こいつはロビンか!ロビンだな!! (By、レディ・ベス)
(-7) 2014/04/15(Tue) 01時頃
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[>>9不思議そうに首を傾げる青年に、 子供のいたずらでしょう、と苦笑を示して。
玄関から中へと通されれば靴を脱ぐ。 腰を落として揃える程度には、礼節も備わっている。
たとえ、使用人が傍らに居ようとも 男と青年は、客ではなく商売人だ。]
お邪魔いたします。 こちらは私の手伝いをしている高雄君と申します。 手習いほどの働きもこなせませんが、是非ご挨拶をと。
…当主様のお部屋まで案内を頼みます。
[改めて使用人に頭を下げ、長い廊下を進む。 途中、男の方を向いて内緒話をする使用人の声が聞こえた。 彼らの話が男に纏わる悪評とて、姿勢はそのまま。]
(14) 2014/04/15(Tue) 01時半頃
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[鈍い動きで布団を敷く。 ますくは息苦しくて、口から剥がす。 着替えるのも面倒で、そのまま。 もそもそと布団に入った。
昨日使ってないからか、布団はとても冷たかった。 小さく唸りつつ、体を丸くする。
少ししたら眠り始めてしまって。 お粥が出来て起こされても、多少のことでは起きれないだろう*]
(15) 2014/04/15(Tue) 01時半頃
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そうそう。 俺みたいに、実の父親の顔も知らないんじゃないんだし。
[養子だとあらかじめ伝えてある相手へ、特に隠し立ての必要も感じないまま、言葉で背中を押す。]
どうせなら、お前さんが父親を超える目利きになって 故郷に錦を飾ってくれるのが、俺としては一番歓迎する展開なんだが。
[くつくつ喉を鳴らして笑って見せる。 話しながら、ゆっくりと向かう先は赤い鳥の見世蔵か。]
(16) 2014/04/15(Tue) 01時半頃
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[手提げの中の握り飯は、時間が経って堅くなってしまっただろう。 通りを歩くを急ぐ。]
………はる、ふみさ…。
[道を迷う事はないけれど。 歩き難いな、本当に。]
(17) 2014/04/15(Tue) 01時半頃
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やっぱり恐怖の秘話の顔好きだ!
(-8) 2014/04/15(Tue) 01時半頃
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医師 カイトは、メモを貼った。
2014/04/15(Tue) 01時半頃
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どうしようか…どう動こうか……
(-9) 2014/04/15(Tue) 01時半頃
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ああ、お嬢様。 ごきげんよう、薬の配達に参りました。
[部屋から丁度用足しに出た後か、向かう所だろうか。 長い艶やかな髪を持つ令嬢と顔を合わせれば>>6 穏やかな薄笑みを保ち、丁寧なお辞儀を向ける。]
こちらは私の薬局で手伝いをしてくれている高雄君です。 近所の大学に通っておりまして…お嬢様と歳はそう変わりませんか
今からお父様の所へ伺う所でして… 粗相をせねば良いのですが。
[自分がではなく、手伝いの青年が…とは言わずにおく。 と、ここからは少し小声で。]
お母様は、ご不在ですか?
[親切に教えてくれた娘に、一応確認をしておこう**]
(18) 2014/04/15(Tue) 01時半頃
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熱でしょう、風邪っていうんだよ其れは。
[>>13作れるか、だと? 作るに決まっている。
部屋に入ったのを見送ってから、 店の看板を閉店へと切り替える。 この分では明日も開店はさせないほうが良さそうだ。
それから台所に立つ、鍋へ今朝の残り飯と水を入れて炊く、 薬味は必要だろうか、と探して見つけた梅干し。 種を取って軽く包丁でたたく ついでに見つけた煮干しも砕いて入れた。 ちょっといい香りになったと、我ながら自信作。 本当は削り節でもあればもっと美味しいんだけど]
(19) 2014/04/15(Tue) 01時半頃
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[鍋でふつふつと米が粥になるのを眺める、 ふと思い立って包丁で指先を軽く傷つけると 溢れる血を薬味のたたき梅に混ぜ込んだ。 味が強いから鉄の風味には気づかないだろう。
指を舐めて適当に止血、 これくらいなら調理中にやったと言えばおかしくもない]
(-10) 2014/04/15(Tue) 01時半頃
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[米が粥になったら、椀によそって薬味は別の小皿へ。 水かほうじ茶か、水分は多いほうがいいはずだからと 湯のみは2つにしてみた、変だけどまあいいか]
兄さん、ちゃんと寝てる? 一応粥は出来たよ。
[夕食も何か考えなければ、自分の分は出来合いで済ますとして]
(20) 2014/04/15(Tue) 01時半頃
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[大通り、商店街。 話しながら歩を進める先にいたのは―――。]
(21) 2014/04/15(Tue) 01時半頃
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/* 佐取氏のサリュート接触に そこ代われはよ(机バンバン) なことは秘めておく。
(-11) 2014/04/15(Tue) 01時半頃
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秘話ってびっくりした、すごいツンデレチップだった遥。
(-12) 2014/04/15(Tue) 01時半頃
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― 赤い鳥 ―
[怯えた声は心地良かった。 人のこんな声は、僅かながら無聊を慰めてくれる。
それも所詮、刹那の慰みに過ぎなかったが。>>1]
―――…いいや、思い出して。
[二人の子供、幼く駆け回る姿。 響く笑い声、自身を無自覚に満たす光景。
思い出し笑い等と言う悪趣味を隠さずに晒し、渡り鳥を解放すれば、躾が良いのか、親の礼節が高いのか。 無粋やらかした身にも、謝辞を述べる。 どうやら、素直なのは己の手と口だけでは無いらしい。と、心の中で嘯いて。>>2]
(22) 2014/04/15(Tue) 01時半頃
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/* はるが!!! わらっている!!!!
わあいわあい(*´ω`*)
じゃなくて。 梅のなかに、はるのちが、まざtt やんでれだ、やんでれだあ!!こわい!!
わあわあ(*≧∀≦*)
(-13) 2014/04/15(Tue) 01時半頃
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[鼓膜を震わせる一人の男の名前。 親友と呼んだ、友の名。
悪辣な男が、首を傾け、双眸を撓めた。 相手に慧眼の才があるのであれば、直感的に偽りの色を見ただろう。]
―――…春文に? ああ、良かろうね。
君が名を口にする、大切な人なのだろう。 安心したまえ、サリュート。
決して、言わぬよ。
[嘘吐きの瞳だ。*]
(23) 2014/04/15(Tue) 01時半頃
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[男の香りは移り易い。>>5 三級品の煙草を愛飲しているからだろうと思い当たるが、それで苦労したことは無い。 苦労するのは大体何時も女の方、世知辛い世の中だ。
まるで逃げるようにして去っていった渡り鳥の背中。 見送る鳥篭の主は、機嫌を良くしていた。
それは、辿った先の記憶が光り輝いていたから。 二羽の小鳥が舞い遊ぶ鳥篭。]
(24) 2014/04/15(Tue) 01時半頃
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[日が傾き、暮れ行く世界。 鳥篭を淡く橙色に染め上げて、耳元で小さく。
二羽の小鳥が囀る音を、記憶の底で聞いていた。**]
(25) 2014/04/15(Tue) 01時半頃
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[不出来な仕上がりの商品は、その手足を折って、歯を引き抜いて。 遊ぶのに都合の良い人形にすればいい。
諦めた商品は、美しい絹を纏わせて売ればいい。
上等なのは、支配に甘んじることを覚えた人形。 もっと上等なのは、自らが支配することを覚えた人形。
何人も、何人も。女の泣くのを見て、啼かせて。
満たぬものを、失くしたものを。 塞ぐために手を伸ばす。
どうせならば、求めるならば。
なにもかも、自分しかしらないものが欲しい。]
(*0) 2014/04/15(Tue) 01時半頃
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― 今朝・大学の帰り道 ―
[大学へ向かった後、寺へ続く道を歩く男。 黎い上着に木箱。そして逆側には花束。 晩玉香を二本、それとかすみ草。簡易で色の少ない花束。
寺が見えてきた。 鋭い双眸にサングラスをかけてしまえば、特徴は消える。
人の少ない時間帯のお陰か、そう目立たずに来れたが。 もしかしたら、誰かに見られていたかも知れない]
(-14) 2014/04/15(Tue) 01時半頃
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/*遅れました! ええと、僕はさくらさんでいいのでしょうか?
(*1) 2014/04/15(Tue) 01時半頃
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/* ああー…、今、メモに気付いたぁー…。 (どんくさいおっさん)
(-15) 2014/04/15(Tue) 01時半頃
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―自室―
[>>19良い匂いがする、気がする。 寝る前はあれだけ寒かったのが、今は熱い。 まだ目は開かず、布団に丸まったまま。]
んん、…。
[>>20頭まで被った布団の真ん中がこんもりとしている。]
(26) 2014/04/15(Tue) 01時半頃
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/* 秘話が来て、悶えて転がる。
(-16) 2014/04/15(Tue) 01時半頃
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あ、えっと…なんだかすみません。
[父親の顔も知らない、そう述べる相手に>>16少し申し訳なさそうに眉をたらす。 この男だけではなく、他にも父親がいない人物など多いだろう。 自分の幼馴染みがそうであるように。 そんな人達からみたら自分の悩みなんて贅沢かもしれない。]
目利きで親父に…秋津さん、それちょっと無茶ぶりじゃないですか? でも、何かしらで親父を越えてみせますよ。
[父親の目利きは鋭い。 それは自他共に認める所だろう。 それを越えろと言われれば出てくるのは苦笑いで。]
あれ?秋津さん、うちに用でも?
[話していた相手が進む先は自分の家でもある赤い鳥。 何か用があるのかと、首を傾げつつ問い掛けて]
(27) 2014/04/15(Tue) 01時半頃
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/* はっ、ということははるにお買い上げされたってことで良いのかな…?
わあいわあい! 付け狙っちゃうぞ(*´ω`*)へへ。
(-17) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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/* 一応先生か佐倉さんのどっちかの選択肢は残してます。
カイル・高雄は佐取さんがロックされるとのことですが 佐倉さんで問題なさそうでしょうか。 どちらにせよ稼ぎさんへの秘話は日中以降に送るつもりでした
(*2) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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[あの渡り鳥の髪に触れた感触がまだ指に残る。 女の髪を扱い、梳くのは手馴れたものだ。 器用であるのは自覚している。
指の腹を擦り合わせ、馴染んだ感触楽しんで。 指先の香りを確かめた。
相手の纏う夜の香りに、金色蝙蝠の移り香。 聞香の覚えでもなければ、気付かぬ変化。
さて、この街にどれだけ鼻の利く男が居ただろうか。
苦労は何時も女が負うもの、
――――苦労は何時も、相手が負うもの。*]
(28) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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/* 佐取→カイル・高雄 鈴城→カイト・織部 遥→春文 織部→サリュート リリエ→佐倉 恐怖→澪
という認識でOK?
(*3) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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/*佐倉ロックさせていただきます。 希望変わって申し訳ない..!
(*4) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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[――刻まれている苗字を、見つけた。
つい先日参られた後だから墓石は綺麗だが。 一応水をかけて、簡単にだが磨いておく。]
………。
[細い花束を、墓石の手前の筒にさして 宛名も差し出し人も書かれていない封筒。
収めた手紙は半紙一通、ただ一文のみ。]
(-18) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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「 いつも、ありがとうございます。 」
(-20) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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オフになったと書いた故に書きづらい……明日どうなるかな……
(-19) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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/* 確認完了。 色々と手間を取らせて申し訳ないね。 何かと多方面に礼を。**
(*5) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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/* 金色蝙蝠=おうごんばっどまん?
(-21) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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―花時堂前―
[誰とすれ違ったか、確めては居ない。 ただ前を向いていた。
診療所の、薬局の。 その近くにある本屋は。]
……Why?
[はぁ? やってない? 何で板が。不在だとかでもなく?
振り返れば診療所は暗く。薬局も本屋と同様。]
スズシロさ…、ドクターセンリ?
[3人とも揃って出掛けたって? こうも居ないとは。]
(29) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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/*僕も深々と例を
(*6) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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あの親父さんの息子で、俺と会う前から宝の山を見て過ごしてたろうが。 目利きになる一番の方法は本物を見ることだってよ。
[お前以上に当てはまる人間がいるか、と軽やかに告げて。 笑おうとして
――歩く姿が目に留まった。>>17]
……赤い鳥には今朝、顔を見せたばっかりだから、 なんとなく、足が向くままに歩いてみただけだよ。
[特に目的はないのだ、と>>27誤魔化して、 けれど、異国の蝶の向かう先を追う視線は――暗い。]
(30) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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[丁寧な字体は女性とも男性とも取れる筆記。
誰に、向けたものなのか。 誰へ、宛てたものなのか。
何も明かさぬ足跡は、花と共に添えられて。 申し訳程度で石を封筒の上へ置くが、 墓石に置く手紙など、妙な悪戯として破棄されてしまうかも知れない
それでも、良かった。
ほんの少しでも、彼の為になにかをしたかった。 日光の下で暮らしても、同じ寂しさを、似た陰に包まれた彼に 自分だけができることを、ずっと、ずっと。探している。*]
(-22) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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この髪型でグラサンかけたらウルフウッドやでトンガリ。
(-23) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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/* 秘話にごろんごろんする。 ごろんごろんする。 (大事なことなのでry
(-24) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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/* では、千里先生にこのままロックかけます。 皆さん、良いストーカーライフを**
(*7) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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[ ――カシャ。 ]
(-25) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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/* これでOKなら俺もはっちゃけてきます。
(*8) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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【少し前 大通り】
そう。
[ぼうっと立ちながら立ち去るであろう方向を見やる。>>265会って、逃げて、会って立ち去って。
さよならと、言わなかったことは気づくのだろうか。
山椒の臭いは遠ざかって、足音が聞こえなくなってもずっと立ちっぱなしで。]
(31) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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/* ありがとう、佐取パパwww 膨らむ膨らむ。 これは鈴城さんにも会わねばならない(キリ
サリュートせんは、星宮家の離れでも借りる予定です。
何故本屋が閉まってるんだ、春文に会わせろ、 サリュートの願いをー! 願いをー!
(-26) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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―兄の部屋―
[>>26そっと室内に入ると芋虫が転がっていた]
春さん寝てるなら後にしようか。
[枕元に盆を置いて声をかける。 寝ているのならそれでも良いし、空腹なら食べれば良い。 店も休みにしてしまったしゆっくり過ごそう]
(32) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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[とつ。
不意に逃げるように去る足音を追尾するようにゆっくりと歩き出した。**]
(33) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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しれっと兄さんって呼んじゃってて/(^o^)\/(^o^)\/(^o^)\
これ解禁まだしてないいいいいいやあああああああああああああ
あああ。春さんの気のせいだからね。ね(念押し)
(-27) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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[診療所の少し高めの窓は、空調管理で少し空いている。 数日前の情事も、この二眼レフで盗撮をした。
実験用の撮影器具である、大学からくすねた品は、 このコンパクトさという機能性で家を一戸買えてしまう。
質に入れず取っておいたのは。 こうして彼の悪行を証拠品として認める為だ。
女房の琉球にある実家は写真屋を営んでいたことも、 彼女が写真を好きだった事もあり、第二調剤室は暗室も兼ねている]
(-28) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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[その音
あの音
何何何何?聴いたことがないや。]
(*9) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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アハハ、なんだか今日は秋津さんに慰めてもらってばっかですね。 でも、ありがとうございます。 親父が弟子取ってからちょっと自信なかったので…。
[秋津の慰めの言葉に>>30ずっと心の何処かに溜まっていたものが取れたような、そんな気がして、自然と笑みが浮かぶ。
何処かを見て一時動作を止める相手を不思議に思い、その目線を辿れば>>17]
あれ? あの人は鈴城先生の…
[言いかけて止める。 それは勘違いだと昨日の夜に鈴城に言われたのを思い出したからだ。]
どうかしたんですか?
[いつもと違う、どこか暗いような印象を与える目の前の人物に不思議そうに首を傾げ、心配そうに彼を見つめながら問い掛けて]
(34) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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綺麗だろう、明美。 私はね、ずっとこのひとを見てたんだよ。
この、色狂いな男をね。
[情欲に震える様は、一枚の写真として。 調剤室にはつい先程彼が使用した食器と煉華が在った。 米粒は、ちゃんとピンセットで掴んで半紙に挟み保管してある。]
(-29) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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(兄さん)
(寝顔見せて)
(苦しそうな顔も)
(全部、俺のものだから)
(――だから)
(もう、此処から出なくていいよ)
[布団に埋まっている兄を見下ろして、ふ、と微笑んだ]
(-30) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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― 我が妻、綾乃の話 ―
[――ねぇ、佐さん。ねぇ、佐さん。
そうして、鈴を転がすような、退屈な音色が記憶の最初。 所詮、出入りの貿易商でしかない自身を呼ぶ声。 些細なことに嬉しそうに微笑んで、自身が見せる異国の品に一々驚いて。
柔らかに微笑む妻の顔は、今から思えば、実はあまり息子に似ていない。 似ているのはそう、日本人にしては淡い髪の色合いだけ。 しかし、それも実際男の興は惹かなかった。
女に乾いたことの無い男は、異性を見る眼も厳しい。 何時か息子に言われたように、どんな女を見ても、符丁を下げて、値踏みする。 人として、道徳や謙虚を美徳に見るなら佐取佐と言う男は非道人であった。]
(-31) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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[そんな男が物知らずの令嬢と結婚したのは、実のところ深い理由など無かった。 ただ、己の商才を見込み、古くから仕える家令が額を畳みに擦り付けて、己に頼み込んできたからだ。
どうか、この家をお救いください。建て直してください。と。
佐取家と言う名家はその頃既に、張子に似て傾いていた。 明治維新を超えて数十年、寧ろ良く持った方であった。]
(-32) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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[当然だが、若き日の己は即座に断りを入れた。 一人の女に縛られて生きたとしても、自身の不足を満たせるとは到底思えなかったからだ。 子供も別段欲しいと思って居なかった。 子が居れば、行動に制限が掛かる。 貿易商として、身が重くなるのは避けたかった。
だが、それでも結婚した理由。 それは、単に――――佐取家が大切に保管していた家宝に価値を見出したからだった。]
(-33) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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[子は父を甘いと言うが、甘く向けられる相手と言うのは実のところ数少ない。 女に甘いと言われたのなら、それは詰る言葉であり。 男に甘いと言われれば、それは抜け目無い慧眼を警戒する言葉であった。
だから、本当に甘いのは、極限られた相手に向ける眼差しのみ。]
(-34) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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[じくじくと、焦げるような体。 何かわからなくてグッと自分の服を掴む。]
ッは...っ。
[痛み?これは?凛としたはっきりと特徴的なその声は思い出す度にー
明瞭じゃない己の水晶、白黒つけることのない視界でじっと見続ける
ねえ、今度は僕の番?]
(-35) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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[退屈な女が産み落とした、己の瞳よりもずっと甘い髪色を持つ息子。 生まれた時から、育ち行きて、その髪色は己の瞳を更に甘く変えさせる。
彼は知らない。 父が彼に向かって母に似ていると言う折、続きを飲み込んでいたことを。
彼の耳元に時折、蘇るだろう父の低音。
海琉、お前は本当によくあの女性(ひと)に似ている。
何時もそこで終わる言葉。 続きは腹に年月を掛けて溜まり行く。
―――お前はあの女性(ひと)よりも、ずっと、美しいけれどね。
女に告げるよりも甘い声で、甘い瞳で、彼の成長を見守ってきた。 狂おしいほどに輝かしい小鳥、我が片欲。
――――王子を囲うのは、赤い鳥篭。**]
(-36) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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こんな周期で飽きずに他人とセックスして、 私を煽って居るんでしょう?
…… 可愛いひとだ。
[まるで子供の悪戯のようで。 可愛らしい。
下唇を舌で湿らせ、想像を働かせる。
この手で暴き、写真の中で悶絶している処女の娘。 こんな顔をさせてやりたい、
あの悪戯好きで、嘘つきな、――――狼少年に。]
(-37) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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― 高雄家の父についての小話 ―
[佐取の家が没落したのは、彼が生まれるよりも前。 だから、彼が生まれた頃にはもう、赤い鳥は商店街に留まっていた。
ガラクタと宝物が詰め込まれた城。 その時既に、鳥篭の主人は強欲な蒐集家であった。]
(-38) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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[まだ、古い時代。 大正に年号を改め、幾らも経っていない頃。 近所に子が出来れば、祝いの品を提げて挨拶に赴く。 そんな文化が庶民の間に浸透していた時代である。
当然、彼が生まれたときにも、既に妻を亡くしていた男は付合いだと割り切って高雄家に足を運んだ。
裏の顔を知らねば、己は一見善良な商売人である。 高雄家の家人に出迎えられ、まだ眼も開かぬ彼の寝顔を覗きこんだのが、全ての始まり。 そう、自身は彼が生まれた時から知っている。
自分にも子が居たが、そちらはあまりに自身に似ていなかった。 それを不満に思った事は一度も無い。
しかし、黒曜石の瞳と、濡れ羽色の髪見て、極自然とある感情がわきあがった。]
(-39) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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んー………。
[>>32熱い布団からもぞもぞと顔を出す。 霞んだ目をぱたぱたと、数度瞬き。 枕ものと盆と、遥を交互にゆっくりみた。]
く、う。
[折角作ってくれたんだ。 俺のためにだぞ。 もう一度謂う、俺のためにだぞ。
鈍い動作で上半身を起こすと、えふえふと軽く咳き込んだ。 >>29外に、サリュートが来ていることも知らず。
じ、と遥を見詰めて。 熱いから椀に分けてくれたりしないかと訴えてみる。]
2014/04/15(Tue) 02時頃
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[ 羨ましい。 ]
(-40) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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[ 診療所から表へ出た医師。>>12 ポストには一通の手紙。
女とも男ともつかぬ、丁寧な字体。 ]
(-41) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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[あふ、と息継ぐ幼い命。 撫でる手に力を込めれば、容易く息を引き取ってしまうだろう新鮮な魂。
可愛いでしょう、と親莫迦宜しく、眦を下げて漏らした高雄の主人―――彼の父親に、ゆっくりと微笑み返し。
本当に、愛らしいね。と、元来子供を苦手とする男が手放しで褒めた。 それはとても珍しいことだったが、誰も知らないことでもあった。
同時に、この子の父親と言う地位を生涯手に入れたばかりの男に対する悪感情が芽吹いた。]
(-42) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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[まさか引き寄せているなんて知らないんだろうな。懐に入れたものを握りしめる。
とつ。
足音を見分けて歩くなんてこと、水晶を持つ者は分かるまい**]
(-43) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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[ 羨ましい。 ]
(-44) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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[この赤子の、由緒正しき父親と言う符丁。 生れ落ちてしまった後では、誰にも譲れないもの。
欲しいと思ったものは、何をしてでも欲しかった。 この身体に収まりきらぬほどの強欲、幼子に向けるにはあまりに強すぎる感情。
―――その時、男の頭に一つの名案が浮かび上がった。
それがどのように実行に移されたのかは幼い、幼すぎる彼には知りようも無かっただろう。 だが、彼は遠からず父が居ないことが当たり前の子供になる。]
(-45) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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[鳥篭の扉は遥かなる昔より開かれていた。
綺羅綺羅と光る宝の山。 幼い彼を導くように。
何時か辿り着いて、自身を満たしてくれる輝きになるように。
彼に贈ったのは、祝いの品と、心に植え付けた孤独。 狂おしいほどに寂しい小鳥、我が片欲。
――――孤独を呼ぶのは、赤い鳥篭。**]
(-46) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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/* ストーカーではない恐さがあるんだが。
と、とりあえず土台は敷かないといけないですからね!
(-47) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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んー………。
[>>32熱い布団からもぞもぞと顔を出す。 霞んだ目をぱたぱたと、数度瞬き。 枕ものと盆と、遥を交互にゆっくりみた。
気のせいだろうか、微笑んでいるように見える。 もしかしたら夢でも見てるのかもしれない。]
く、う。
[折角作ってくれたんだ。 俺のためにだぞ。 もう一度謂う、俺のためにだぞ。
鈍い動作で上半身を起こすと、えふえふと軽く咳き込んだ。 >>29外に、サリュートが来ていることも知らず。
優しいのも、夢なんだろうか。 なら少しくらい甘えたって、きっと。 じ、と遥を見詰めて。 熱いから椀に分けてくれたりしないかと訴えてみる。]
(35) 2014/04/15(Tue) 02時頃
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「 い 」
[宛名の無い封筒には、たった一文字のみ便箋に綴られている。
ヴァージンの少女を犬のように床へ座らせて。 盛った猫のようにペニスを押し込み、裸体の背中に手を置く医師。
狂った日常の一枚をお供に、 ――彼の平穏を壊す序章が、カーテンを開けた*]
(-48) 2014/04/15(Tue) 02時半頃
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しまった、どんぶりしか持ってきてない。
(-49) 2014/04/15(Tue) 02時半頃
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/* 削除間に合ったかつる!!!
はるがー、はるがー!! みんなみて!!! はるが!でれて!くれて!いるんです!!
可愛いでしょう、すごく可愛いでしょう? 僕の弟なんですよ(*´ω`*)えへえへ。
(-50) 2014/04/15(Tue) 02時半頃
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|
……春文さん、何処かに出掛けてしまったの?
[袖を抑えながら戸を叩く。 少々荒っぽいのは急いているから。
何がメーテルリンクだ、 何が赤い鳥だ、 何が安心してくれ、だ。
全く何を思い出して笑ってたのか。 アメリカでの昔の事だったら、俺は覚えてないぞ。
安心できる訳がない。]
(36) 2014/04/15(Tue) 02時半頃
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|
/*
しかし秘話の破壊力よ…(*ノノ) 恥ずか嬉しい照れる可愛い。
(-51) 2014/04/15(Tue) 02時半頃
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いや、慣れない着物で躓いたりしないかと…。
[海琉が知っている相手なのか、と問いただす余裕さえなく>>34 ぼんやりといってもいいほど曖昧な返答しか浮かばない。
茫洋としていた己に気がつけば、すぐに意識を切り替え、海琉の背を押す。
ここからならば赤い鳥の見世蔵はほど近い。]
仲の良い親子を見てたら、ちょっと顔を出したい相手を思い出した。 ちゃんと親父さんに話せよ?
[くしゃりと髪を撫でて、別れを告げる。]
(37) 2014/04/15(Tue) 02時半頃
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[兄が布団から顔を出す頃にはいつもどおりの顔を作る、 多少甘さが滲んでしまうのは諦めた。 結局のところ、兄には甘いんだ]
あーそ。無理すんなよ。
[食える気力があるならひどくは無さそうだ。 >>35何やら訴えるような視線、 まさかあーんしろなんて言わないだろうなこの兄は。 警戒しつつ冷まし皿に粥をよそうと、 匙を突っ込んで兄へと差し出した]
梅とにぼしの叩いたの、薬味。 ごまとか削り節があれば探してくる。
[味噌味の粥も美味しいかもしれないが、 さて兄の好みはどんなものだろう**]
(38) 2014/04/15(Tue) 02時半頃
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|
/* そういえばこの時期って大人の玩具なんてないよねぇ。 そしたら玩具突っ込んだまま店先に出さされて お客さんが会計の時にわざと震動を上げるとか そういうベタなプレイはできないんだな…(´・ω・`)
春文たぶん、すげぇどえむなので。ね。
(-52) 2014/04/15(Tue) 02時半頃
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[袖をたなびかせて、 髪を結いあげて、
慣れぬ装いで急いで。
――――それは誰のためだ?
誰の―――――
面影の重なる横顔、
違う、見たいのは―――――――もっと。]
(*10) 2014/04/15(Tue) 02時半頃
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/* うぎゃー/// ぱぱんだよ! うわーうわー!
は、恥ずかしっ 秘話みた瞬間蹲ったよ。
ってか、ぱぱん色んな所にフラグ建ててたから違う人いくと思ってた…。 から、「助けて親父」的な台詞言って相手煽ろうとか考えてたわけですけども…。
というかぱぱん相手ってデレる気しかしないのですけど。 いや、表めっさ父親大好きだよ。
とりあえずあれだな、「俺は母さんじゃない!母さんの代わりになんてならないよ」的に否定すればいいのか? そうなんですか?
中身バレてる状態でなお恥ずかしい。 ももてんさん私が恥ずかしがり屋なの知ってる、よね? 初同村ギュルで色々恥ずかしい恥ずかしい言ってたからなー。 懐かしい…。
うわー、でも色々フラグあったのに選んでもらえて嬉しい。 すっごく嬉しい。 でも恥ずかしい。
(-53) 2014/04/15(Tue) 02時半頃
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いままでずっとあなたをみていた
15通か…たっぷり遊べますね
(-54) 2014/04/15(Tue) 02時半頃
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[眇めた眼差しで、本屋へと向かう娘の姿を追う。 慣れぬはずの着物姿。
今ならばきっと、容易く浚える。
そんな不埒な考えを抱えて――**]
(39) 2014/04/15(Tue) 02時半頃
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[春文に聞こえるような声で、独り言とか言うんだろ? これは知り合いの話だが、とか前置きしておいて話すんだろ?
……あの時、俺がサリュートを見掛けて引き剥がしてなければ……
う、ダメだ。想像しちゃいけない。]
……っ
[声は、届かないのか。 音は、届かないのか。
次第に手は力無く……。]
(40) 2014/04/15(Tue) 02時半頃
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[やはりどこか普段と違うような気がするけれど、それでも曖昧に誤魔化す彼に>>37詮索はいれない。 下手に詮索を入れて嫌われたくもないのだ。]
う…はい、ちゃんと話しますよ。
[少し言葉に詰まりながらもそう告げる。 髪を撫でられれば気持ち良さそうに目を細め。]
秋津さん、今日はありがとうございました。
[彼の言葉に幾分軽くなった心。 そのお礼をもう一度いいながら、去りゆく彼に手を振って別れを告げる*]
(41) 2014/04/15(Tue) 02時半頃
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|
/*
色々予想と違うなー。
佐取→カイル リーリエ→佐倉 織部→サリュート
は確定な感じで大丈夫かな? 全く合ってない。
あ、でも 遥→春文は安定ですよね?
(-55) 2014/04/15(Tue) 02時半頃
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|
―赤い鳥―
[そういえば先ほどすれ違った女性は自分の家の方から歩いてきたけれど、もしかしたら見世の方へと寄ったのだろうか。 まだ話したことはないけれど、少し珍しい容貌に気になったりもする。]
ただいまー。
[そんな事を考えながら、まだ灯りが付いた見世の方へと声を掛けながら顔を出す。 秋津は父としっかりと話せと言っていたけれど、やはり就職の事はまだ本決定ではなく、振りにくい。 言ってダメだったら格好がつかないではないか。]
…あー、親父、何か手伝うか?
[結局切り出せずに、いつもと同じように何か手伝うことはないかと父に近寄り問いかけて。]
(42) 2014/04/15(Tue) 02時半頃
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|
/* 浚われる!>>39 お母様からのー、どうなるのかが楽しみで!
そういや、片想い系が多いな、自分。 違うんだ。サリュートが恋をしてるんだ!
(でも姉貴に恋(ぐしゃ))
(-56) 2014/04/15(Tue) 02時半頃
|
大学生 カイルは、メモを貼った。
2014/04/15(Tue) 02時半頃
|
おぅ……、っふ、けふ
[>>38遥の表情は、矢張いつもと変わらなくて。 けれど、いつもよりは優しい、気がする。 『無理すんな』と謂われて、弱く頷いた。
目で訴えたことは伝わったらしく。 そして余計な邪念まで伝えたらしい。 ふー、とか。 あーんとか。 そうか、だめか、そうか。]
包丁、使わなくて、い…のに。 けど…有り難う。
[ごまも削り節も大丈夫だと伝えて。 これでいい、…いや、これがいい。 兄馬鹿を炸裂させながら ひとり、ふーと息をかけて一口を冷ます。 鈍い動作はさらに、鈍く。 匙は口許に吸い寄せられる。]
ん、うまい。
[時折鼻を啜ったり、咳を溢しながら。 煮干しが散りばめられた梅干しの赤。 艶やかなそれ。
なにも知らず嬉しげに、頬を緩ませて**]
(43) 2014/04/15(Tue) 03時頃
|
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[表がダメなら裏に回れ。
裏? 何処だ?]
……ya!?
[作戦を変えようとした俺の足を止めたのは、視線。 いや、俺は単に心配なだけで、 怪しいことを、するわけでは……。
頬が熱くなる。 何か、ナニカ、残しておかないと。]
(44) 2014/04/15(Tue) 03時頃
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|
[手提げの中から取り出した握り飯を、ハンカチーフで包む。 白地に水色の刺繍糸でステッチが施されている。 水色のサリュートの名を表に出して見易くすると、店先に置いた。
しゃがみこんだまま、指で地面に文字を描く。]
『また来ます。サリュート』
[多少でこぼこしていて書きにくいが、そのお陰でサリュートと筆跡が違うと――まぁ、気付かないで欲しい。]
(45) 2014/04/15(Tue) 03時頃
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/*【まさかの:カイ兄ちゃんと一緒ルートの気がする!!】 やったねたかおくんおにいちゃんといっしょだよ!(いまおきた)
(-57) 2014/04/15(Tue) 03時半頃
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[立ち上がり、本屋の前を離れると――… 人が立っているのが見えた。
小さく会釈して、俺は横を小走りに通り過ぎようとする。
まさか見られてた? 恥ずかしい……というか、裏に回らなくて良かった! ポリスを呼ばれたら厄介だ。
旅券の類は星宮の家に置きっぱなしだから。
………ん? あれ?]
oh…… オリベ、さん? 今日は洋服なんですね。わからなくて、私、そのまま…
[普通に通り過ぎるところだった。 流石に失礼過ぎる。]
(46) 2014/04/15(Tue) 03時半頃
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あの、昨日はありがとうございました。
星宮さんの家を紹介して頂いて。 良く眠れましたから。
[頭を下げた。そうして花時堂の方を振り返る。]
春文さん、いらっしゃらないみたいで。 ハルカさんも、居ないのかしら。
[昨日、掌に移った煙草葉の香りは消えた。 今は別の紙巻の香りを髪に移していた。**]
(47) 2014/04/15(Tue) 03時半頃
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―夕刻・星宮家―
[星宮の家に戻ってきたのは夕刻。 着崩れたし、腹がきつくて気持ち悪くなってきた。
客かと思いきや、来訪していたのはスズシロともう一人。
挨拶ぐらいは交わそうか。 陽が落ちる前に。**]
(48) 2014/04/15(Tue) 03時半頃
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[足音を聞き分ける術を持つはずも無く、尾行に気付くこともない。 もっとも気付いたとして、女にとってリーリエは路端の蟻に過ぎない。 蟻が目に入ったとして何を気にする事があるだろうか。
愛の対極にあるのは憎しみでは無く無関心。 女は感情を滲ませる事無く、淡々と屋敷への道を歩み続ける]
(-58) 2014/04/15(Tue) 07時頃
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[少しの酸味と、煮干しの旨味。 淡い白の中に溶かしこみながら、はふりと食べる。 何度繰り返した頃か。 >>36微かな物音を耳が拾った。]
はる。 誰か、きたか、も。
[閉店の札を提げてくれているとは思うけれど。 それでも戸を叩くのなら、何か急な入り用か。 >>1:280もしくは嘘つき狼少年が嘘を吐きにやってきたのか。 戸を叩いて『お隣が家事です』と。 あの時は別れ際、『僕はそれでも狼少年を信じてあげたいです』と答えた。 寂しがり屋なら、きっと効くのは拳骨ではなくて温もりだ。]
俺、表見て…っほ、こほ!
[動こうとして、咳が溢れた。 無理をするなと謂われているし、そもそも遥は布団から出してくれそうもない。]
(49) 2014/04/15(Tue) 07時半頃
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[関わる価値が無いと断じた人間への共感性は低い。 一度諦めてしまうとそれは習慣になる。 そのような人間に関われば自然と引き摺られ自身の意思も萎えてしまう。 女は歩き続ける。どこまでも何処までも前へと。]
(-60) 2014/04/15(Tue) 07時半頃
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/* >>49 お隣が家事です。
そうかそろそろ夕食時かな(*´ω`*)?
(-59) 2014/04/15(Tue) 07時半頃
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ごめん、はる。 ちょっとだけ表、見てきてくれるか?
[そうだ、もしかしたらサリュートかもしれない。 花見をしようと約束した。 ほったらかして赤毛のお嬢さんを追いかけてしまったことも ちゃんと改めて謝らなくちゃ。 眉を下げて、遥へと頼む。
斜陽が窓に切り取られている。 そろそろ夕刻かと、咳をした。
咳をしても、ひとりじゃない。 今一休先生は寂しかっただろうなと、苦笑が溢れて**]
(50) 2014/04/15(Tue) 08時頃
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/*えっえっ 秘話、秘話もどってきた!!
(-61) 2014/04/15(Tue) 08時頃
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/* はるに頼んでみたけど、大丈夫かな…? やだーってなってないかな、大丈夫かな?
そわそわ。
(-62) 2014/04/15(Tue) 08時半頃
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/*蟻w ありってw
(-63) 2014/04/15(Tue) 08時半頃
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― 星野邸近辺 ―
[此処まで歩み続ければ自然と人気はなくなる。 それでもついてくる気配があれば一度だけ振り返っただろう**]
(-64) 2014/04/15(Tue) 08時半頃
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― 星宮家 ―
……おや?
[澪お嬢様、お客様がお帰りに。 屋敷に住む従僕がサリュートの戻りを知らせたのは>>48、星宮のお嬢へ挨拶をしたその直後。
この住まいがどれほどの実権者かと分かっていれば、音も埃も立てるのを極力殺すだろう足音がぱたぱたと響いたので、振り返る。 何処か怠そうな苦しそうな表情を色として乗せた、着物姿の…。]
………サリュートさん? どうして貴女が此処にいらっしゃるんです?
[瞳を開いて驚く。 本屋の主人が計らうにしても、宿として借りるには敷居が高いし。 この富豪の家庭と親交でもあったのだろうかと、驚きは残したまま興味を浮かせたが。 彼女が薬局を訪れる時があれば、と伝え損ねていた事を思い出し、口を開いた。]
そういえば、花時堂の御主人とお会いするなら、 私も同行できればと思っていたのですけど…
サリュートさんは、写真、お嫌いではないですか? 折角此処まで会いにいらしたんですから 春文さんと一緒に一枚、どうでしょうと
…でも、……今は止めた方が。お加減悪そうですね、大丈夫ですか?
[顔色の悪い娘に、失礼、と前置いてから、赦されるなら高雄青年へそうした様に額に手を宛てさせて貰おうか。**]
(51) 2014/04/15(Tue) 08時半頃
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|
[>>43粥を食べる兄を見つめないようにしつつ、 ちらりと部屋の中を見回した。 普段は長居をしないから改めて見るのはいつぶりか。
この何処かに手紙があるのだろう、 そう思うと気持ち悪くて仕方ない] 食べたら寝ること。 長引かせたらそれだけ店に影響出る。
……音?
[>>49俺にはなにも聞こえないのは、 なにも聴力の差だけでは無いようだ。 仕方無しに立ち上がり、店頭へ向かう]
(52) 2014/04/15(Tue) 09時頃
|
|
[閉店の札なのにやって来たのがさっきの二人なら良かった、 >>45そうでないことを置き土産が物語る。
読みにくい文字に顔を寄せるとサリュートの名。 舌打ちした。 どこまでも迷惑な女だ、押し掛けてほんとに住み着きそうなほど。 一度直接言わないとそれも通じないのだろう、 兄はお前となんか何も起こらないし邪魔なだけだ。
顔さえ見たくないから金輪際兄には近づかないように、と。 勿論手紙も迷惑だから二度と送らないで、 うちはそんなに裕福でもないんでね]
……チッ。
[ハンカチに包まれたナニカを拾い上げる。 これも家には持ち込みたくないから、 中を確認、最悪な事に食べ物だ。 こんなもん地面に置くなと言いたい、 食べさせるつもりもないけれど。 ハンカチだけ回収して中味は棄てた*]
(53) 2014/04/15(Tue) 09時頃
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遥【はるか】は、店の外に誰もいないのを確認して、扉を固く閉じた**
2014/04/15(Tue) 09時頃
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サリュートこれじゃまるでストーカーだね。
(-65) 2014/04/15(Tue) 09時頃
|
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/* >>53 こういうの大好き。
…‥…はじめての独り言がコレかという突っ込みは受けつけます。
(-66) 2014/04/15(Tue) 09時半頃
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/* やんでる、やんでれ!!!
かわいいな、くそう。 はるかわいい、阿寒湖のまりもくらいかわいい!! 山中湖のまりもは丸くなかった…(´・ω・`) 丸いふわふわのまりもがすき!
おににり…もったいない…(´・ω・`) でもハンカチ拾うだけ優しい気がする。な。 しかしこれ、される方は辛かろうなさりゅ大丈夫かな。 けれどもそれ含めて、やんでれ村だもんな。
やんでれ初心者だから!!わからないよ!!
(-67) 2014/04/15(Tue) 09時半頃
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/* ハンカチーフも捨てられるかとばかり思ってた! あれか、目の前で破り裂くとか、か。
(-68) 2014/04/15(Tue) 10時半頃
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[無理をするな>>10という忠告が、嬉しい 母はいるものの、寂しさはふとした瞬間訪れる
父の顔、覚える前にすでになく 鈴城がもう両方いないとは知るよしもなく 先歩く上司の後をついていった]
…なんだよ、あいつら。 [>>14ひそひそ交わされる内緒話に不快感を露にする。 鈴城に紹介され、主のもとに通されるまでの道すがら、聞こえたのは]
せんせのこと、なんも知らない癖に。
[なんだかんだいって、尊敬する上司。悪口を言われたくない 絶対失敗しないようにしなければと心のなかで決心した
途中、星宮の娘に逢えば>>6、ぺこりと会釈をして]
わ、せんせ、あの人綺麗だね。って失敗しないから!多分!
[なんの根拠もなく言い切る。不安の種は尽きないか]
(54) 2014/04/15(Tue) 10時半頃
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[怪しげな仮面の男。 ろくに言葉も喋れぬ男。
素性の知れぬ男。 竹製の蓋がきっちりと閉じる食器用のはこ――笥を背負い、街を渡る男。
代変わりしたのは18年前。**]
(55) 2014/04/15(Tue) 11時頃
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[―――星宮澪の生まれた日。]
(-69) 2014/04/15(Tue) 11時頃
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ー星宮家ー
…あ、あの人確か。昨日せんせといた。
[鈴城が声をかけた>>51人物には見覚えがある。サリュート…異国の人だろうか。 女性にしては遠目で背が高く見えたから男性?と思ったが、近くで見ると綺麗な人で]
(…よかった、面と向かってお兄さん?とか言わないで)
[どこからどうみても女性である。セーフセーフと内心で思っていると、具合が悪いのか顔色が悪い 鈴城の後ろで心配そうに見つめたか]
(56) 2014/04/15(Tue) 11時頃
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/*秘話汚し失礼します。 秘話が秘話で返ってきた場合言った方がいいですかね...?
(-70) 2014/04/15(Tue) 11時頃
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―星宮家―
ご機嫌よう鈴の薬師さんと……高雄さん、でよろしかったかしら?
[首を軽く傾げながら微笑んだ 同じ年頃の男性というのはこのようなものかと少し見ていただろうか 他の人は自分より少し上だったりするからとても嬉しい]
へぇ大学へ…凄いですわね
……粗相なんてとんでもない お父様は此処に人が来られるのがお好きなんですの
[相手が言わずにおいたことはわからなかっただろうか 小さな声に合わせるように小さい声を出す]
お母様は今日は何処かにお泊りになられるようなのです ですから大丈夫だと思いますわ?
[きっと帰るのは異国の人がいなくなるまで]
(57) 2014/04/15(Tue) 11時半頃
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……サリュートさん?
[そんなことを考えていると帰ってきた異国の人>>48 具合が悪そうだが大丈夫だろうか きっと鈴の薬師さんが見てくれる>>51から大丈夫だろうと 心配そうに見つめていただろう]
(58) 2014/04/15(Tue) 11時半頃
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……―――聞こえますよ。
此処は星宮の土地で、私達は余所者です。 郷に従っていなさい。
[ちら、と若草のように青い手伝いへと目を向けて。>>54 庇い立てとも、憤りとも取れる感情は、彼らに届けば口の利き方も悪評の一つとして含まれるだろうから。 しかし、下らぬ噂に顔を顰る青年の言動自体は、小売商としてのカテゴリーさえ取り払えば、褒めてやらねばならないだろう。
利口にしてたら、帰りはデパートに連れて行きますと小声で告げ、眉を下げて控えめな笑みを向けた。
…ケエキでも買ってやろうか、青年とその母親の分も。 青年に払う一日分の賃金より、ずっと高く付きそうな。]
そうですね。 一輪の花のような方です。 調子に乗ってお嬢様の裾をめくるなんて真似、やめて下さいよ 私がお父上にげんこつを喰らいます。
[スカートめくりをするような歳でもないし、敬語は苦手な様だが、礼儀が無いわけでもない。
からかいの色を含んだ目を手伝いと、目の前の令嬢に向けて、騒々しくてすみませんと肩を揺らした]
(59) 2014/04/15(Tue) 12時半頃
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あっはい!高雄悠斗ですっ!
[首かしげながら微笑まれ>>57、緊張でカチコチになる。]
す、すごくないよ。カイ兄やせんせのほうが凄いんだよ。
[それから年上の幼馴染と上司の素敵だと思うところを話しただろうか]
(60) 2014/04/15(Tue) 12時半頃
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それは安心しました。 寛大な当主様に感謝も尽きません。
本日も、値の張る薬をお買い上げ下さると。 本当に、ありがたい事です。
当主様の勧めで、取り置きのみにはなりますが、 来月から洋酒の扱いも始める事になりました
併せて運ばせて頂きますが、 どうか肝臓はお大事にとお嬢様からも念を推してくださいませ。
私のような者が案じるよりも、 目に容れても痛くないお嬢様の苦言の方が余程薬にもなりましょう。
[母親は居ない>>57、という話を聞けば、それは何よりですと小声で告げて。
サリュート>>58の着物の色合いを見ながら、額の温度が測れたのならば熱はなさそうですがと伝える心算だが。]
それよりも、驚きました。 この着物はお嬢様の見立てでしょうか? 先日お会いした時は西洋人形のように華やかでしたが、中々どうして着物もお似合いですね。
[陶器のように白い色素の肌に、明るい着物の色も柄も映えている。 男の纏うチューべローズの香は、昨日よりも不思議と瑞々しく……、まるで生花でも扱った後のように**]
(61) 2014/04/15(Tue) 13時頃
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/* 秘話での返答は「ナシ」ですので、 その旨お伝え下さいませ。
(-71) 2014/04/15(Tue) 13時頃
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/* 村建てメモでも、残しておきますね。
(-72) 2014/04/15(Tue) 13時半頃
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― 夕刻・自室 ―
[>>52>>53遥が表へと向かう。 その間、なるべく残さないようにと匙を進めた。 陽が落ちるにつれて少しずつ、熱が上がってきているらしく。 半分食べたところで遥が帰ってくる、音。]
誰かいた、か?
[>>45そこにあったサリュートの置き土産も。 棄てられてしまっては、気付けるはずもなく。 白いハンケチも、見せてもらえるかどうか。]
…っ…、こほ。 ごめん…残りは起きたら、食うから。
[そのままにしておいて。 告げてまた布団に潜る。 今度はちゃんと、顔だけは出した。]
(62) 2014/04/15(Tue) 14時頃
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[鼻が半端に詰まって、息がしにくい。 こぼれる咳の数は多くなる。 苦しさに必然と眉根が寄って、低く唸るような声。 短く浅く繰り返す呼吸。]
……、…。
[小さく寝言を溢したけれど。 何を告げたかは、耳の少し聞こえにくい弟には聞き取れないだろう。 暫くはそのまま、部屋で眠ることになる**]
(63) 2014/04/15(Tue) 14時頃
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―ある使用人の手記―
『奥方様御懐妊也。 星詠みと祈祷師が召され、 生まれの日の卜行われる。
星告げるは「女」。 旦那様は祈祷進め、「男」であるよう変えんとす。』
(*11) 2014/04/15(Tue) 14時半頃
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『奥方様の体調芳しからず。 行商の者より猪の生肝を買い付けん。』
(*12) 2014/04/15(Tue) 14時半頃
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『奥方様の体調、良好。 今日は御子様の服を手ずから繕っていらっしゃる。』
(*13) 2014/04/15(Tue) 14時半頃
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『奥方様の体調芳しからず。 また生肝を買い付ける。 精をつけて元気な跡継ぎを生んで下さるよう、一堂祈願す。
雇用したばかりの女、無断欠勤が続く。』
(*14) 2014/04/15(Tue) 14時半頃
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『奥方様の体調芳しからず。
庭師に電報あり。 実母の死去により帰省。解雇。 新しい庭師を雇う必要あり。』
(*15) 2014/04/15(Tue) 14時半頃
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『懇意の行商人の息子、庭師見習いにどうかと旦那様と相談。』
(*16) 2014/04/15(Tue) 14時半頃
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『奥方様の体調芳しからず。』
(*17) 2014/04/15(Tue) 14時半頃
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―商店街― [書店の前でサリュートがしゃがみこんでいた。 何をしているのかと思えば>>46、小さな包みを置くのが見える。>>45
きっと、春文に会いに来たのだろう。]
(64) 2014/04/15(Tue) 14時半頃
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[会えなかったことに、安堵を覚えて。 ゆっくりと距離を詰める。]
(-73) 2014/04/15(Tue) 14時半頃
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[小走りに駆けぬけようとした娘が、こちらに気づいたのかぱっと顔をあげた。]
慌てると、転ぶぞ。
[ぱたぱたと走るのが、まるっきり小さな子どものようにも見えて、 海琉と話していた名残に砕けた口調になる。]
(65) 2014/04/15(Tue) 14時半頃
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商用で出ていたんでね。 昨日とは逆だな。
[着物を着ているサリュートと、洋装の織部と。 昨日手を引いた時とは真逆の姿だった。]
着物は、星宮のお嬢さんから借りたものかな。 よく似合ってる。
[鳥の図柄の着物を褒めて、砂で汚れた手に気がつく。>>45 先ほどしゃがみこんでいた時のものだろうか。 手巾を持っていないのか、乾いた砂を纏わせたままの手を取った。
自分の手巾で砂を拭いとる。 近づいた距離の分、着崩れた襟の奥から白い首筋が覗いた。]
あまり遅い時間まで、女が一人で出歩くなよ。
[今しがた、浚えそうだと考えていたことなど感じさせない声音で、砂を払い終わった手を解放した。*]
(66) 2014/04/15(Tue) 14時半頃
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ふふっ…よろしくお願いしますね高雄さん 私は星宮澪、と申します
[緊張で固まる彼が>>60微笑ましくて笑いを漏らしてしまったが彼は気にするだろうか]
……そうなのですか?…へぇ
[話に合わせて驚いたり相槌を売ったり 作ることのない純粋な気持ちで接した]
(67) 2014/04/15(Tue) 15時半頃
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……ふふっお父様に必ず伝えておきますね
[伝えられた内容を>>61全て覚えきってから頷く 母がいないのはやはりいいものなのでしょうと内心で思って]
はい、私が見立てました やはり着物もいいと思うのですよ ……それにその柄は私よりも彼女に合うと思いまして
[なんとなくだが彼にはあの柄がいいと思った …やはりこの二人も彼の性別をわかっていないらしい 心の奥底に潜めながらそれでも作り物でなく微笑んだ]
(68) 2014/04/15(Tue) 15時半頃
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[淡い着物に赤い鳥が舞っている。 美しい、と褒めたところで赤い鳥はどうしても甘い視線の誰かを思い出し、 心穏やかではいられない。
鳥は鳥籠へ。
けれど。
欲しいのが、横顔の面影だけでないと気付いてしまえば。 他者の鳥籠へ渡す気などあるはずもなく。]
(*18) 2014/04/15(Tue) 15時半頃
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―夕刻・商店街― [懇意の星宮の使用人を呼び止める。 小遣い稼ぎに細々とした頼みを引き受ける便利な相手だ。 報酬のためによく働き、保身のために口は堅い。]
異国の娘の旅券を抜き取れるか? あるいは――身元が分かり、旅券と同じくらい重要なもの。
[盗むのではなく、必要な確認が終わり次第また返してやる、と約束する。 いずれ返すものならば、と気安く引き受けたことだろう。
今夜からご機嫌斜めな奥方が外泊するため、 身の周りの世話をする使用人たちも何人か付き従う。 手薄になった屋敷の中は、人の目も少なく。 少々手癖の悪い真似をするには、お誂え向き。]
(-74) 2014/04/15(Tue) 16時頃
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―時は遡り、昼間・斑帝邸―
[貞久は昼飯の後、いつものように粉薬を服用した。そうして叫ぶ。]
『花京院はまだか!?』
[編集者の名前を。 軍部に入り、大陸へと発った元担当の名を。]
(69) 2014/04/15(Tue) 16時頃
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― 回想/昼:大通り ―
[足音を聞き分ける術を持つはずも無く、尾行に気付くこともない。 もっとも気付いたとして、女にとって其れは路端の蟻に過ぎない。 蟻が目に入ったとして何を気にする事があるだろうか。
愛の対極にあるのは憎しみでは無く無関心。 女は感情を滲ませる事無く、淡々と屋敷への道を歩み続ける]
(70) 2014/04/15(Tue) 16時頃
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[訪問着に着替えて庭に出ると、 真っ先に鳥小屋の中の白兎に餌と水を遣る。
幸と福。
作家として売れぬ時代、借金のせいで手放してしまった娘達の名が付けられた二羽の白兎。]
(71) 2014/04/15(Tue) 16時頃
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[関わる価値が無いと断じた人間への共感性は低い。 一度諦めてしまうとそれは習慣になる。 そのような人間に関われば自然と引き摺られ自身の意思も萎えてしまう。 女は歩き続ける。どこまでも何処までも前へと。]
(72) 2014/04/15(Tue) 16時頃
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― 星野邸近辺 ―
[此処まで歩み続ければ自然と人気はなくなる。 それでもついてくる気配があれば一度だけ振り返っただろう*]
(73) 2014/04/15(Tue) 16時頃
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[小屋の奥で、骸になっているのに。
干し草にたっぷりと付着した血液は 黒ずんで異臭を放っていた。]
(*19) 2014/04/15(Tue) 16時頃
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[夕刻。 貞久の姿を見たものは居ない。 唯一人を除いては――――**]
(74) 2014/04/15(Tue) 16時頃
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―星宮邸・外―
――こつん。
[投げた小石の中に、1つだけ碁石のように表面がスベスベとした白石が混じっていた。 屋敷内に投げ込まれ、散り積もる小石は数多い。 14年間、年に四度の数日間。]
(-75) 2014/04/15(Tue) 16時頃
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(気付いて下さい、澪お嬢様。
あなたは不自由だ。 供が居なければ外にも出れない。
あなたは不自由だ。 どうしてこんな匣の中に仕舞われているのか、 あなた自身もご存知ないのでしょう。
ご両親よりも家庭教師よりも。 私が教えて差し上げましょう。
あなたの知らぬ世界があることを。 世界は広くてもっと自由なのだと。)
(-76) 2014/04/15(Tue) 16時頃
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――こつん。
[放り込まれた最後の小石は紙に包まれていた。 何処で手に入れたのか、婚約者の写真。 炎で炙られた後の残る、1枚。
何とも不吉だと。 ほら、使用人が騒ぎだした。**]
(-77) 2014/04/15(Tue) 16時頃
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―廊下:???―
……?
[使用人が、廊下が騒がしい気がする どうしたのだろうかと首を傾げた 鈴の薬師さんと高雄さん、異国の人はその場にいたかはわからない]
……不吉?
[よくわからないがただ不安で 水辺に石を投げ込んだように彼女の心に波紋を描いた*]
(75) 2014/04/15(Tue) 16時半頃
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―診療所前、午後―
おや、
[いかにも育ちと人柄の良さを思わせるような顔をした医者が、診療所を出ようとしたとき。 郵便受けから覗くものを見て、足を止める。
女学生特有の甘い夢見たような手紙ではなく、茶色の事務封筒でもなく。 簡素で無個性な白い封筒を郵便受けの隙間から取り出して、裏返し氏名を確認しようとしてみたが その封筒には宛先も、差出人も切手もなく。
小首を傾いで、糊付けされたそれを何気ない調子でその場で開いてみる。
同封されていたのは一枚の便箋と、それから、滑らかだが少しべたつく手触りのもの。 引き出してから、それが写真だったと認識するよりも早く、
呆気にとられて、顔が空間に凍りついたようになった]
(76) 2014/04/15(Tue) 17時頃
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―――ッ!?
[なにか思うよりも早く、隠蔽しようというかのようにそのモノクロを握りつぶした。 悪戯がばれた子供のように、心臓が激しく脈打つ音が耳に響く。 詰まった息を喘ぐように吐いて、その写真を封筒ごと荒々しく白衣のポケットへ突っ込んだ。
そうして、今出てきたばかりの真白の城へ、踵を返す]
……なんでだ?
[唐突すぎて事態を呑み込めないままに呟いた声は、呆然と道端に転がって]
(77) 2014/04/15(Tue) 17時頃
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[診療所の扉を閉めて、外からの接触を遮断する。 そうしてから、封筒と写真を取り出して、改めてそれを確認した]
……。
[写っていたのは、まぎれもない自分の姿と、すすり泣く少女の姿。 表す光景は、先日彼女の女性としての尊厳を踏みにじったときの、それ。 眩しいまでに白くやっと大人になったばかりの裸体と、床に零れた鮮血混じりの白濁が写る写真が、己の目にだけフルカラーに見えた。
言い逃れしようもない悪行の証拠品に、焦燥感と、それからいくつもの疑問符が浮かんで溜まっていく。
誰が、何故、何の目的で――?
予兆などなにもなく、非日常が己を食いつぶそうと、口を開いた*]
(78) 2014/04/15(Tue) 17時頃
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【大通り→??】
[とつ。 とつ。 歩き続ければふと曲がり角で曲がる。 人気の戻る通りを歩いて悠々と戻る先は自宅―― ではない。
いつものスタジオではない、旧スタジオ。 今はもう使われないスタジオの扉へこつん、と傘の先を突いて開く壁を当てれば鍵を取り出して開ける。
『もう使わないから親から隠れているために。』
そう使うことを許可されたいわゆる廃墟。]
(79) 2014/04/15(Tue) 17時半頃
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『いらない。いらない。』 『いらないいらないいらないいらないいらないいらない。』
[声が木霊するように蘇る。]
(*20) 2014/04/15(Tue) 17時半頃
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[そこでふぅ、と息をついて腰を下ろした。
神経を尖らせないと生きていることも困難な外の世界は恐ろしいものだ、と。
椅子に座って音楽を聴こうかと自宅のように使っているここ。 ふと電話をかければ仕事についての打ち合わせを簡単に済ませた。]
(80) 2014/04/15(Tue) 17時半頃
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[今まで輪郭のある世界を知ったことはない。 家の手伝いも、家を継ぐことも、国のためにも、 何もできない汚れた水晶を持つ自分に待っていたのは
――廃棄。
自分のこの世界は誰が理解できようか? 音がすべてを支配知る世界。
君がさえずる世界。ねえ。]
(*21) 2014/04/15(Tue) 17時半頃
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君も僕を棄てるんだね
(-78) 2014/04/15(Tue) 17時半頃
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[そのまま彼女と道を分かつ時。 そのまま何事もなかったかのように曲がる時。 そして、僕は気づかない、君は振り返ったかもしれないけれど。
水晶は君を捉えたように淡を放つ光。
濁った世界の見えない人には分からない音の世界を歩く自分はかなり遠くから後を追ったから、見えないかもしれないけれど。気配ぐらいはは気づかれただろうか?
自分に分かる術はなくそのまま傘の音は人ごみに紛れ、もう今は使われないスタジオへと足を運んだ。]
(-79) 2014/04/15(Tue) 17時半頃
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でも、せんせ!
[嗜める言葉>>59に唇を尖らせ抗議する 自分でもわかってはいるのだ。ここで今怒る事は鈴城のためにもよくないことだと それでも面と向かっては言わないが、尊敬しいている上司の悪口は看過できなかった。と
大人しくしていたら帰りにデパートへ寄る、と告げられキラキラと瞳は輝く 嬉しい知らせはそれを送ってきた本人の控え目な笑みとは対照的に、満面のものになる …ただ、心の底では、その悪口を制止できないという悲しさはあったけれど
星宮のお嬢様の話になれば]
ちょ、せんせ俺の事なんだと思ってるの!? そんなことしないから!!!スカートめくりは初等部の時に卒業したから!
[それは暗にその頃までやっていたと暴露している様なものだが からかいを含んだ声音、何処か楽しそうな鈴城の様子にちぇっとぶーたれつつも、 自分の顔にも笑顔が浮かんでいた]
(81) 2014/04/15(Tue) 17時半頃
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星宮、澪さん…ふわぁ
[流れる黒髪、優しげな面立ちにどきどきする これがヤマトナデシコってやつなのだなぁと、ぼんやりと思いながら 鈴鳴る笑い声>>67にさらに緊張してしまうのも仕方のない事
此方の話に相槌うつ様子も可憐で、こんな綺麗な人が居たんだぁと内心驚いていた]
(82) 2014/04/15(Tue) 17時半頃
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―夕刻・帰り道― [桜の大木の下、昨日見た簡素な店に人の姿はなかった。 街中で商売でもしているのだろう、と思いながら、 ここまで歩いたついでに、墓へと足を向けた。
供えものを犬が荒らしていくことも多々あり、 暇な時にはこうしてよく墓を見回りにいく。 養父たちの時はともかく、妻が墓の下に入ってから、 他人任せにしたことはあまりない。]
(83) 2014/04/15(Tue) 18時頃
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[勝手に足が向くほどに通いなれた通路を、墓石目指して歩くうち、 見覚えのない花が飾られていることに気がつく。
簡素な色味の花は慎ましやかに墓石に寄り添っている。 ゆらりと、白い花から香りが立ちのぼった。 夜に、一層香り立つ花に手を伸ばす。]
誰、だ…?
[こんな風に花を飾る相手を思いつかず、白い花弁に触れた。
悪戯と断じてしまうには躊躇われるほど丁寧に飾られた花。 そのすぐ側に何も書かれていない封筒が置いてあった。 風にさらわれてしまわぬよう、石を乗せてある。]
(84) 2014/04/15(Tue) 18時頃
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[宛名も差出人もないそれを手に取って、 中から出てきたのは一枚の紙。]
いつも…、
「 いつも、ありがとうございます。 」
[丁寧な筆跡でただ一言。 名乗らぬまま告げられた礼を、訝しみながらも捨てる気にはなれず。 家に持ち帰ることにした。
いつも、と書いてある。 もしかしたら、家に同じような字体の手紙があるかもしれない、と思って。
胸ポケットに差し込んだ手紙には、うっすらと、白い花の香が移っていた。**]
(85) 2014/04/15(Tue) 18時頃
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さえずる小鳥はやがて―― 綺麗な声だなあ。
[弄り続けるのは録音テープ。ずっと、ずっと。 音を漏らすまいと遮る箱のなかでずっと。 佐倉の声を聞いていた。
何度も何度も巻戻して、懐に入れていたし最新ではないから声はノイズが混じっているがそれでも十分だった。歌は苦手だがまるでメロディに乗せたように口ずさむ。]
リーリエ りーりえ、リーリエ。 こんばんは? こんばんは? そう、悔しいとか 見返したいとか ......昨日は ごめんなさい。
[テープは回り、自身の舌もつられて回る。 まるで画面の中で動く、会うことのない役者のように。 電波を隔てて見ることのないリスナーに話すように。
ふとある言葉が聞こえてきて声は止まる。 できた写真を握る手は震えていてくしゃりと音を立てて その言葉は―――]
――さよなら。
(-80) 2014/04/15(Tue) 18時頃
|
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―街中にて、夕刻―
[写真は、刻んでガス台で燃やした。
何事もなかったことにしたくて、予定通りに往診には行ったが。 行く先々で、何だか今日は元気がないと言われたので、だいぶ頬が引きつった。
焦燥と苛立ちが心を乱して、何でもいいから蹴っ飛ばしたいような気分を宥め。 家路を歩みながら、ポケットへ手を入れれば、突っ込んだままだった便箋がかさりと音を立てた。
そういえば見ていなかったと、まだ荒れる心のままに引きずり出し。 その白い紙に乗った、手本のような筆跡を初めて見る。 そこに書かれていたのは、脅しでも恐喝でも恨み言でも呪いでもなく――]
……い?
[ただ一音の、平仮名であった。
意味のわからなさに広がる不快感で、眉が機嫌悪そうに寄った]
(86) 2014/04/15(Tue) 18時頃
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医師 カイトは、メモを貼った。
2014/04/15(Tue) 18時頃
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僕は、また....? いや、そんなことはさせないもん。
[くしゃり 音を立てた写真に写るは黒白の、 遠目から見ても紛れもなく佐倉の後ろ姿だろう。
ぺろ、ちゅく...。
無音となった空間に響くは水音。 湿った写真と編集の終えたテープを無造作にそばにあった古い布へ丸め込む。小脇に抱えるほどの少ししたお届けものみたいになってしまったがこれでいい。]
その音、聞かせてくれる? 僕、聞いてみたいんだ。
[再生用に編集された録音機に示された言葉は明らかにつなげ合わされたもの。]
「佐倉 は 弱いの」
(-82) 2014/04/15(Tue) 18時頃
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/* ヤンデレストーカー村って、久しぶりにやったらすごい贅沢な村なんだなって思う。
特定の一人に全日程構ってもらえるなんて……! 普段なら拘束申し訳ないとか遠慮しちゃうから、嬉しい。
(-81) 2014/04/15(Tue) 18時頃
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あら、どうかいたしましたか? 緊張などどうかなさらずに
[緊張しているようだったので>>82微笑みながら彼へと答える]
……貴方はいつの季節に産まれました? 私は福寿草が咲き始める頃に産まれたんですの
[同い年となるととても興味がある 誕生日を聞くのは失礼だと思ったが季節くらいは聞いてもいいだろうと]
(87) 2014/04/15(Tue) 18時頃
|
|
[赤い鳥へ行く前に、頭の中で思い浮かべは地図で彼女の家に行く。あくまで堂々としている。周りを見たってわからないから。
だけど分かることは音。濁った水晶は僕に音を与えた。 音は遠く、視覚よりも人の気配を感じやすい。 音がないことを確認すれば傘であたりを確認して。
――届け物を家へ投げ込んだ。
感度を最大に設定した録音機も薄暗い、おそらく死角であろうところへ置いておくことも忘れない。**]
(-84) 2014/04/15(Tue) 18時頃
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/*秘話気持ち悪いですね! 本当に犯罪者です!ここですおまわりさん!
チップも...
(-83) 2014/04/15(Tue) 18時頃
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え、あ…
[かちんこちんと身体固まらせて。だってこんなに綺麗な人なんて生まれて初めて見たのだ 緊張するなと言われてもますますしてしまう、が
生まれた季節の話になれば>>87]
福寿草かぁ…冬の花だっけ。冬生まれだからそんなに綺麗な白い肌なんだろうね。
…え、俺? んーとね、桜の季節。俺こないだ18になったばかりなんだ。
[桜の季節に生まれ――葉桜の季節には既に親一人子一人になっていた それは内緒にして]
そういや澪さんは普段何をしてるの? 俺は同級生と海に行ったり、山に登ったり。結構楽しいよ。
(88) 2014/04/15(Tue) 18時半頃
|
|
ふふっ…外にあまり出ないせいでもあると思うのですが 綺麗と言われて嬉しいですわ
[肌を褒められて>>88嬉しそうに微笑む 少しだけれも彼と打ち解けただろうか]
そうですの…ふふっ春に産まれたなんて少し羨ましいです 私…桜好きですの
[内緒にしたことは気づくこともなく]
私ですか?お花とお琴と……時々お散歩に行くくらいでしょうか?
[彼はこのことをどう感じるのだろうか]
(89) 2014/04/15(Tue) 18時半頃
|
|
ふ、まだ空いていてよかった。 懐かしいなあ。
そうだ、今何時だろう。 佐取さんのところいいてるかなあ。
[ふと、窓からの光をみようとしたがここもともとは暗いことを思い出して残念に思えば傘を持って立ち上がる。
嗚呼、時間がわからないことは不便だ。
とつ。先は床をついて入ってきた扉へと導いた。
光を箱に差し込めばそのまま大通りへと向かう**]
(90) 2014/04/15(Tue) 18時半頃
|
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/*本当におぞましいほど気持ち悪いですね。
(-85) 2014/04/15(Tue) 18時半頃
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[嬉しそうに微笑む姿は清廉な白百合の様 和やかな雰囲気。大分緊張はほぐれてきて 其れはひとえに彼女>>89の歩み寄りのおかげだろう]
そっかな?まぁ確かに春は天気もいいしぽかぽかしてるよね。 桜が好きなんだ…澪さんに似合いそう。
わぁ、凄いや習い事2つも!? 花ってどうやって生けるの?適当…じゃあんな綺麗に出来ないよね。
琴かぁ…謹賀新年にラヂオで流れる春の海とか弾ける? どんな曲を弾いてるのかな。
散策に出かけるなら、もしかしたら何処かですれ違っていたかもしれないね。
[彼女の話を聞けば、聞きたいことはたくさん、出てきて 時を忘れて質問責め。傍に鈴城がいれば雷が落ちたかもしれない]
(91) 2014/04/15(Tue) 18時半頃
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―星宮家に向かう前―
[あの医師は鍵をあまりかけない。 それを知っていても無用心だと窘めないのは。 この当時、鍵をかける方が珍しい、という程近所に対して隙を作っているというのもあるが。
つい昨刻白衣のポケットから抜き取った鍵の事も気付かれていない様子。 魔都と呼ばれる上海で、養父から教わったのは悪い事ばかり。 例えば――米粒を取る方へ意識を向けさせて、スリの一つも働くような手際。]
………くす。
[まだ女房が女房であった頃、赤い鳥で購入した物品。 名目は、「野鳥観察」。
換気の為に開けた窓からオペラグラスで診療所の方を見ていた>>76>>77>>78 手紙は確認したかどうか解らないが、今は意味を計れなくても構わないのだ>>86]
(-86) 2014/04/15(Tue) 19時頃
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― 星野邸:昼過過ぎ ―
柳のごとくたおやかに。
[道を知っていることと実際に歩くことは違う。 今、実際にその道を歩いた。 この経験は血肉となる。
呟き漏れる言葉は、皮肉にも流派の極意だった。]
……何故、こんな所に。
[自室から歩み出れば縁側を歩み行く。 途中、庭木の緑に交じる布の色。 庭師らしくない雑な仕事が目に入れば小首を傾げる。
庭を歩み布を抱えあげる。 感触から、布に包まれているのがレコードだと理解できる。]
(92) 2014/04/15(Tue) 19時頃
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レコード?
[何故だろう。 好奇心が首を擡げる。 再生しようにも邸内のものは故障している。]
……赤い鳥か。 しょうがない。
[自宅以外で確実に聞ける場所と言えば其処しか浮かばない。 先ほどの出来事を既に消化し終えている。 漏れる言葉にも表情にも揺らぎはなかった。]
(93) 2014/04/15(Tue) 19時頃
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……ふふ、
あんな怯えた顔を見ると…… もっと「愛して」あげたくなる。
[彼が往診へ出掛けたのを確かめ、再び奥へと薬剤師は消える。 第二調剤室で、ケースの中で蠢く生物を手に取った。 大陸の蛆虫は、妻の一部から湧いてしまったものを培養したのだ。]
さて、ご不在の内に。
[黒いコートにサングラス、鍔付き帽子。 一応目がある時間だからこそのカモフラージュだが、幸いな事に人目は無かった。
診察室へと入り、デスクの一番上の引き出しへと蛆を放り込む。 細かなそれらはにちゃにちゃと奇っ怪な躍動を見せる。]
本当は、もっと近くで脅えるあの人を見たいのですが。
[残念そうな響きを聞く者は居ない。 デスクの下に、飾り気の無い同じ封筒が一枚。]
―――――― 「 ま 」
[ただ一文字を白い便箋に綴る。*]
(-87) 2014/04/15(Tue) 19時頃
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/* 蟲って字が似合いそうな絵面が俺のデスクに。
(-88) 2014/04/15(Tue) 19時頃
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いまもあなたをみている
こっちしよ
(-89) 2014/04/15(Tue) 19時頃
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― 佐倉外出後:星野邸 ―
[その女の在り方は側にいるものに多大な影響を与える。 女の居ない邸内では家人の遠慮の無い陰口が溢れだす。
蔑視、畏怖、性欲、憧憬。 様々な視点で語られる女。
ただ、様々に語られる女に対し味方という視点で語る家人は皆無だった。 女は家内で孤立しており、味方など居ない――。 無数の人の中で、ただ独りでそこに居る*]
(94) 2014/04/15(Tue) 19時頃
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[春に生まれたという彼は優しそう>>91]
えぇ、とても好きな季節ですの 似合いますかね?ありがとうございます
季節にもよります 季節の花を使って、全体的な雰囲気を…とは言え私はまだまだなのですが
曲は詳しくは知らないんですの でも習ったものでしたら弾くことができます
そうかもしれませんわね ここであえて嬉しいです。きっとすれ違っていたりしたかもしれませんから
[嫌な顔せず微笑みながら質問に答えていく]
(95) 2014/04/15(Tue) 19時半頃
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― 赤い鳥 ―
[世界が夕闇に染まる頃、鳥篭で男は万年筆を玩んでいた。 飴色に染まるカウンターで、流麗なる文字列を認める葉書の群れ。 出入りの屋敷に時間を見つけては、時候の挨拶を送る男である。 その姿は、何時もの光景だった。
幾つかには花の香りを移し、香りが移り合わぬように封筒に纏め収める。 女は花の香りを好むが、小鳥は如何だろう。
不意に過ぎった思考を整えたところで、聞きなれた声が鼓膜を揺らした。>>42]
(96) 2014/04/15(Tue) 19時半頃
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おや、お帰り。海琉。 凱旋にしては妙に元気が無いね。 私の気の所為かい?
[安楽椅子を揺らして立ち上がり、息子の気配に目敏い男が世間話如く切り替えした。 封筒は懐へしまい込み、カウンターを回る。
顔も中身も似ていないが、身長も似ていない。 隣へ並べば、自然と己は顎を引く。
視線を合わせるよう掛けるその一手間を掛ける真似する相手は、女を除けば幾らも居なかった。]
丁度、今から出かける所だよ。 店番をお前に任せても良いが、春の宵だ。 折角だから、お前も共に行くかい?
[濁した言葉は、いつかの親友と同じ気配がした。 だから、幼かった頃から良くそうしたように、彼に向かい、掌を差し出した。
大きく、力強く、彼の傍に在り続け、結び続けた掌を。*]
(97) 2014/04/15(Tue) 19時半頃
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[この時代、女手一つで子を彼の年まで学業に専念させることの出来る稼ぎとは、如何ほどのものだろうか。 彼が徐々に感じ始めた過程の逼迫は何も昨日今日に始まったことではない。
当然だ、彼の家には大黒柱が欠けている。 15円で月を楽に暮らせる時代、毎月、10円近く掛かる学校に、一体何故、母が通わせ続けるのか。
美しい小鳥の囀りを、本当に飼っているのは、誰なのか。
――――彼は、まだ、何も知らない。*]
(-90) 2014/04/15(Tue) 19時半頃
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―星宮邸に出掛ける前―
このオペラグラス、中々便利だな。 割らなくて良かった。
[握り潰された写真。 くつり、楽しそうに微笑んで。 半分開けた窓から監視する目は、二つのレンズのお陰で、焦る医師を見詰めて。 オペラグラスの購入元は、一年近く前の赤い鳥。
今度の定休日に妻を連れてハイキングに行く、と話をしたら野鳥観察にと店主に勧められた。
草木野原よりも。 碧く、懐かしい故郷。琉球の海を愛した女は、 本物の鳥を見るよりも、赤い鳥と共に海外へ出掛けたのだけれども*]
(*22) 2014/04/15(Tue) 19時半頃
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― 赤い鳥:昼過ぎ ―
[夕方も近い時。 空の色は淡く変化を見せ始める。 レコードを片手に赤い鳥を再訪する女 道すがら「蟻」が視界にはいったかもしれないが態度に変化はない。
躊躇なく店内へ踏み込めば店主の存在を視界の端に置き言葉を紡ぐ。]
……。 再生機、使います。
[挨拶も無く簡素な言葉を向ける。]
(98) 2014/04/15(Tue) 20時頃
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[息子を気まぐれに散歩へと誘う頃、赤い髪を揺らす弟子が訪れただろうか。>>93 彼女を傍に置いて以来、息子はさぞかし気にしたように、距離を図り始めた。 立身に努める姿に触発されたのか、それとも、別の心変わりか。
そんな、思考を食みながら、佐倉へと視線を投げた。]
最近は良く顔を見せるではないかね。佐倉。 向上心があるのは良い傾向だ。
[良く、と響かせた声には、まるで数刻前の到来を知っているかの色があった。 抜け目がない癖、直接は抉らずに、腫瘍の傍を触れる言の葉。 彼女の苛立ちを煽るめいた言動は、息子の目には年下の弟子を愛でるに映ったかもしれない。]
(99) 2014/04/15(Tue) 20時頃
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[彼女が手にしていたのは、黒い円盤。>>98 購入品かと思い馳せるが、ほんの少し眼を細めただけで、快諾を流す。]
お前が録音媒体にまで手を伸ばすとは思わなかったが、音と香には気をつけたまえよ。 身内に潜り込み、いつしか身体の方が覚えてしまう。 ソレなくしては、眠れぬほどに。
[唇を撓めて笑う男。 何時も口調は芝居がかる。 彼女にとっては常調子の師であり、息子にとっては常調子の父であろう。]
(100) 2014/04/15(Tue) 20時頃
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[そう、音と香は心に染みて、身体まで犯す。 息子にと、贈ったラジオは何時も勉強の背景音となった。
当たり前の、日常の音となった。
―――それが、気に喰わなかった。]
(-91) 2014/04/15(Tue) 20時頃
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[友人が紡ぐラジオを聴く。 唯それだけの行為であるのに、父から離れ、音に寄り添う。 それは、血を分けた親が、強欲な男が、鳥篭の主が珍しくも憤る事象であった。
だから、そっと鋏を入れた。 風切羽を切り落とし、息子の心が何処にも行かぬように。
彼のラジオは、あの転寝の後以来、ウンともスンとも、鳴かなくなっている。
断たれたのは、結線だけか、
今まで歯車を戒めていた、細く脆い鎖か。
鳥篭は、彼を囲うための一城であった。*]
(-92) 2014/04/15(Tue) 20時頃
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……。
挑戦をあきらめてしまうこと以外に、敗北はない。 自己の内部以外に敗北はない。自分自身が持つ目的意欲の弱さ以外に乗り越えられない障害はない。
[抉るようなそれに応じるように、鼻で笑う女。 滔々と紡がれる言葉は、師に教わった米国の思想家のものだ。 其れは星野佐倉の生き様として、心に刻み込まれた。]
ありがとうございます。
[返される謝意は淡々としており、温もりを感じるものではなかっただろう。 彼では無く側に居るであろう息子へ冷めた視線が向いた。]
(101) 2014/04/15(Tue) 20時頃
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/*
顎引くって俺の方が大きいの?小さいの? 顎引くと…目線下がるから俺の方が小さい、んだよね?多分? うん。
(-93) 2014/04/15(Tue) 20時頃
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それは心配ですか? 私は漁色家としてのあなたのが心配です。 悪癖に過ぎる……。 本当に手が早い。 刺されますよ?
[表面上は心配するような言葉。 然し、彼の息子はこのやりとりをどう取れるだろうか。]
(102) 2014/04/15(Tue) 20時半頃
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元気はあるよ。きっと親父の気のせい。
[元気がないかとその問いに、苦笑を浮かべながらもそう答える。 別に元気がないわけではない。 ただ少しだけ色々考えていただけ。 それに来る前に秋津からだって慰めの言葉を貰ったのだし。 しかし、自分の僅かな変化も気づくとは、流石というべきか、それとも自分がわかり易いのか。]
あ、元気って言えば風邪でも流行ってるのかな? 今日悠斗の診療所に付き合ったんだ。 それに春文さんも風邪っぽいって…。
[今日の出来事を父に告げる。 特に本屋の店主は父の数少ない気心知れた相手だったはずだ。 教えておいた方がいいと思った。]
今から? そうだな、じゃあ一緒に行く。
[父に誘われ手を差し出されれば>>97当然の様にその手を握る。 幼い頃から変わらぬだろう親子のやりとり。 もう親に手を差し出される歳でもないけれど、その行動に慣れているのか、疑問も恥も特には思わずに。]
(103) 2014/04/15(Tue) 20時半頃
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[送った手紙にあるのは一文。 筆跡には癖は無く、完全なる日の丸の国に擬態している。
年始に送った賀正の葉書は 「いつもお世話になっております」から始まる。
内容はごくありふれた文章。 何時も薬局をご利用頂き、と当たり障りない内容。 地主としてここで生を置く織部にとっては 数多いうちの一枚に違いない。
忘れ去られるに足りるものだ、と男は信じて疑わない。]
(-94) 2014/04/15(Tue) 20時半頃
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[悪い男と言うものは、元々女の気を惹くに長ける。
彼も息子も色事に疎い。 しかし、彼の母は女であった。 恋を失くし、夫を亡くし、早二十年近く。
彼の母の瞳は時折、遠くを見ただろう。
甘い瞳と寄り添うような優しい言葉。 再婚もせず、彼の父親の座が埋まりえなかった理由。 ソレが強い情ではなかったとしても、彼の母は鳥に―――赤い鳥に物思うところを持つだろう。
その瞳は、もしかすれば、彼が上司と仰ぐ男の妻が時折見せた、遠い瞳と良く似ていたかもしれない。*]
(-95) 2014/04/15(Tue) 20時半頃
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………。
[会いたい、傍に居て欲しい。 既に灰となった血を分ける家族を思い返して、 非常識な願いを打ち明けられずに拳を握る。
実直な愛の間に生まれなかった男と、……きっと彼も。
あの、中性的にも感じる穏やかな視線を持つ男と この自分では全く似ても似つかないのに関わらず。 これではまるで、双子かなにかではないかとも思ってしまう。
蜘蛛の糸より細い偽りの縁で繋がる境遇、愛した女を失った傷。 手を伸ばして、指を絡めたい。 そんな事をしたら、あのひとは二度と刻み煙草を買いに来るまい。]
織部さん……。
[家を訪ねるには理由がいる。 彼の家の周りには、いつも人が居る。
この薬局を訪れてくれる時だけが、安らぎを与えてくれる。 けれども、見合うなにかを返す術が思いつけない。]
(-96) 2014/04/15(Tue) 20時半頃
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[そんなやりとりをしている時に見世へと訪れる父の弟子の姿。>>98 簡単な言葉だけを発する彼女を特に何も言わずに見て。
この父は弟子も誘うのだろうか。 あまり他人に見世を任せる事はない父だけれど。]
えっと…佐倉さん来たし、俺店番してようか?
[二人のやりとりに>>99ポツリと口からでる言葉。 やはり、父とその弟子と、三人での空間は苦手だ。 自分が邪魔者のように感じてしまう。]
(104) 2014/04/15(Tue) 20時半頃
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大学生 カイルは、メモを貼った。
2014/04/15(Tue) 20時半頃
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/*
ラヂオ壊されたー。 後で回収しよう。
それにしても今日ずっと思い出しニヤニヤで仕事やばかった。 あれか、ぱぱんってばそうやって俺の職場での株を下げようと!?
(-97) 2014/04/15(Tue) 20時半頃
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良き若さ哉、佐倉。 思想と言うのは重要なものだよ。 ―――…思い込み、と言う常識を支えてくれる。
[教養確かな女へ、本から食み出た言葉を添える。 彼女の琴線を弾く悪趣味すらも何時ものこと。>>101
冷ややかな眼差しが向けられたのは、甘い瞳ではなく、息子の双眸。 肩を竦める振りをして見せる癖、眼差しは当然のように息子の反応を伺った。]
(105) 2014/04/15(Tue) 20時半頃
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おや、私の心配かね。佐倉。 月輝の無い夜に辻斬りとは、流石に電燈灯る今の自分では逸らないのではないだろうか。
[取り繕う言葉も、胡散臭いほどの狐を腹に飼う。 それにね、と撓めた瞳が笑う。
赤と淡い色合いを双眸に映しいれて。>>102]
―――私が刺されたら、鳥篭は二度とあかぬよ。
[朗らかな笑みは、完全な形の、計算高い笑顔であった。]
(106) 2014/04/15(Tue) 20時半頃
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[手の中にある二枚のチケットを見下ろして、大きく息を吐く。、 デパートよりも少し遠い場所に、明治から建っている 小さな映画館があった。
……映画に誘うなんて、ただの迷惑ではないだろうか。 男と二人で観る映画など、味気も無かろうに。
不安を抱えながら、暫し考える。 それならば仲のいい誰かと行って貰えばいいのだ。 考えた挙句、そんな結論をつけてから星宮の屋敷へと向かう
帰りに、偶然を装って家の前を通ってみようか。*]
(-98) 2014/04/15(Tue) 20時半頃
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[弟子の冷たい目線>>101とそれに続く彼女の言葉>>102
やはりそういう関係なのかと。 自分はやはり邪魔者ではないのかと。
握った父の手をするりと離し]
ほら、折角お弟子さんがいるんだしさ、もしあれなら佐倉さんと一緒に行ったらどう?
[自分の気持ちを悟られないように、笑顔を浮かべ、出来るだけ明るい声音を努める。 そう、自分だって父離れをしなければならない歳だ。 その為にこの見世とは別の場所に就職しようともしているのだから。]
(107) 2014/04/15(Tue) 20時半頃
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二人のやりとりにむしろ俺がヤンデレそうですがどうしましょう。 いや、ヤンデレないよ…。うん。 ただ嫉妬はする。 親を取られた子供の嫉妬。 だけど大人だから我慢。
(-99) 2014/04/15(Tue) 20時半頃
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では、私の耄碌か。 弟子の前だと言うのに情けのないことだ。
[分かり難い父と、分かり易い息子。 それを指摘された事は何度もあるが、何時も笑みで流した。]
ほう、元気を絵に描き、額縁に入れて飾ったような彼が珍しい。 後で見舞いでも行くかね? ―――…甘い菓子でも携えて。好きだっただろう。
[この父は決して、同性の好みなど覚える性質ではなかったが、彼が気に留めない程度に平然と嗜好を語る。 己が親友も、と聞けば、微かに眉を揺らしたものの、間に合うのだろうかね。と、独りごちるに留め。
拡げた五指は、二十歳を過ぎて尚、素直に輝く息子の手を取った。 何時も何時でも、掌中に収めてきたように。>>103]
(108) 2014/04/15(Tue) 20時半頃
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――……。
[思い込み。 それは琴線を弾く言うには強く、木の根に酸をさすようなもの。 それでも――煩悶が表出する事がない。
そう、見えた。 レコードをセットしながらふと、呼気を漏らす。 自分を落ち着かせる時に行う無意識の癖。]
熱情に侵された人間に道理は通じませんよ。 それに、刃の向く先はあなたとはかぎらない。 あなたのたいせつな人かもしれない。
[もっとも、自身が其れを行う程に後先考えぬ阿呆では無い。 女の視座はそのような低い位置にない。]
(109) 2014/04/15(Tue) 20時半頃
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そうなんだ…うん、ぴったりだよ。 柔らかな雰囲気とか、綺麗な姿、とか…
[最後の方は言っていて照れる。趣味の話>>95になれば]
へぇ。じゃあもう少ししたら菖蒲や水芭蕉とか使うのかな? 全体的な雰囲気かぁ。難しそうだね。
習ったものが弾けるの?凄いね! 俺楽器苦手だから、ハモニカすら吹けないや。 今はどんなものを習ってるのかな。
うん、俺も俺も。出会えて、嬉しい!
[年が近いからか、それとも彼女の優しさに惹かれてか 楽しい時間は続く]
(110) 2014/04/15(Tue) 20時半頃
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[話に花を咲かせる同世代の二人。 サリュートも年の頃は近しいように見えるが。
それならば咳払いで水を差すのも悪い話だ。 ならば今の内、と足を進め星宮当主の私室へ向かわんと。 一度立ち止まり。]
…… 何やら騒がしいですね。
[騒がしさに気づき>>75、男は肩を竦めさせた。]
そういえば、塀の外から石が投げ込まれましたよ。 つい先程。
子供の悪戯でしょうなあ。 星宮家に石投げで喧嘩を売るような大人も居りますまい。
[その石投げにどんな意味が込められていたかすらも、 男には測れるはずも無かった。
男はそのまま、若い彼らの談笑から遠のいてゆく。 懐の中にある二枚の紙の存在が、心を震わせる。]
(111) 2014/04/15(Tue) 20時半頃
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[そういえば、彼女の家には両親が揃っているのだなとふと思う
自分の家は早くに父を亡くし、女手1つで自分は育てられた そんな母の為にもきっちりした職に就きたいとは思う、が
如何して母は再婚しなかったのだろう 自分が生まれてすぐに寡婦になった。まだ若かったのだから引き手数多だったろうに
どこか遠くを見る視線は、今目の前で相対する彼女には、見られず 何故かその事を、安堵した]
(112) 2014/04/15(Tue) 20時半頃
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なんで、こんな奴が――。
[>>107やはり雀か。 師は一代の傑物にすぎないのか。 逃れるような、彼を見れば。 瞳からが蔑みの色が滲みはじめる。 思考が幽かな呟きとして表出すれば、口角が歪んだ。]
……。
[さぞかし、今の自分は醜い顔をしているだろう。 この手の感情の表出は綺麗なものでは無い。]
(113) 2014/04/15(Tue) 20時半頃
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【大通り】
[用事を終えて軽くなった身は時折桜散る景色をぼんやりと移しながら歩いていく。暫し立ち止まり音楽を聞いたりと好きに歩いていく。
向かう先は赤の印の鳥。 音があればわかるものも音がなければ人を判別する事は困難である。
それ故に自分と関わる人間は少ないし、綺麗な世界の見えない自分は排除されるのだ。]
(114) 2014/04/15(Tue) 21時頃
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―――…、
[明らかに一歩退いた気配がした。 物理的な距離ではなく、心の。>>104]
(115) 2014/04/15(Tue) 21時頃
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[それが、―――酷く心を満たした。
彼が今まで与えられたことのない孤独。 与えたことのない疎外感、見えぬ心の裏側に、浅く爪を立てて引くようであった。
心震わせるほどの充足。 彼がこの瞬間、覚えただろう負い目は、きっと我が身に起因している。]
(-101) 2014/04/15(Tue) 21時頃
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/* んー、出来れば佐倉さん捕まえたかったけど、赤い鳥行くのも多角多角であれだなあ。 帰ろう!むしむしぱにっくしてこよう!
(-100) 2014/04/15(Tue) 21時頃
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[零れかけた指先を手繰り、大きな掌が捕まえる。>>107 逃げられるはずないのに。 欲しい欲しいと飢えて、早半世紀。
もう直ぐ、この鳥篭は満たされるのに。 父の目は、息子を見るには甘すぎるほどに蕩けていた。*]
(-102) 2014/04/15(Tue) 21時頃
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[逃れそうになる指先を緩く掬い上げ、何も知らぬ振りして首を捻る。]
繋がりが判然としないが、日が落ちてからの店番は任せたことがあるまい。 ――…お前が一人でも平気だと言うのであれば、無論任せるが。
[彼の心に落としたことのない、孤独の闇。 薄暗い無機物ばかりの宝箱で唯一人生きている、そんな夜がやってくる。 満ち足りた鳥篭は、逢魔時に別の色合いを見せて、彼を知らぬ縁へと追いやるやも知れぬのに。]
(116) 2014/04/15(Tue) 21時頃
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ふふっ褒めても何も出ませんよ?
[と言いつつ彼の言葉>>110に微笑む 少しだけ頬が染まっていたかもしれない]
そうなりますね 私はあまり派手にならない程度にするだけなのですが…それでもまた難しいのです
まだお琴だけですけれども…… それでも弾けるだけで上手なのかはわからないのですが……少し難しめのものも弾けるようになりました
ふふっ、楽しいですわね
[同じ年頃との楽しい時間はいつまで続くのか]
(117) 2014/04/15(Tue) 21時頃
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人は思いつかぬ事は、言葉に出来ず、 自らに可能性がない事は思いつきもしない。
佐倉、幾度か言ったがお前は私のこの言葉が好きらしいね。 ―――…まだ、お前の眼で、人を視てはいけないよ。
お前の瞳に、私という人間が量れるかね?
[彼女が瞳で語る矜持を、あっさりと踏み躙る。 女に向かい、顎を引く男が、笑気を訥々と漏らした。>>109]
(118) 2014/04/15(Tue) 21時頃
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[話の途中聞こえたこと>>111に顔を曇らせる]
……また、なのですか
[小さく呟いた声は誰にも届かなかったことだろう 今はただ鈴の薬師を見送り知り合った男性との会話を楽しもうかと*]
(119) 2014/04/15(Tue) 21時頃
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[ゆっくりと伸ばす指先。 闇より這い出る夜に似た五指。 一握りの我侭者の、名品愛でる掌。>>113]
女性がそんな顔をしてはいけないよ。佐倉。 お前は般若に成り得るかね、―――お前も女に堕ちるかね。
[掌は一時、彼女の視界を覆い。 上体を折って、静かな吐息で彼女の鼻先を撫でた。
―――もしかすれば重なるかもしれない。 先ほど、此処で彼女が見た光景と。
あの時の、異国の女と重なる自分自身の姿を。]
(120) 2014/04/15(Tue) 21時頃
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確かに…そうだけど。
[再び手を取られ、父の言葉を聞けば>>116確かにと言葉が詰まる。 店を任されるのは、父が少し席を外すくらいの僅かな時間がほとんどで。 父の大切な店を、無責任に大見得張って任せろとは自分には言えない。
僅かに落とした目線では、父がどんな目で自分を見ているかだなんて気がつかない。]
[あぁ、でも子供の居る前でそんな事>>120わざわざしなくったてもいいと思う。 早く時間が過ぎればいいと、今はただ思う。]
(121) 2014/04/15(Tue) 21時頃
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[父親との面会を経て、その後。 高雄青年へ声をかけてデパートに連れてゆこうかと思っていたが。 この時間のデパートは混雑する、と当主からの忠告を受けた。 代わりに、使用人を歩かせて洋菓子を用意するから 是非このまま暫く滞在をと奨められたが、男は断る事にした。]
手伝いの者だけ、御厚意に甘えさせて頂いても良いでしょうか。 母親一人の家で不遇をしております。 薬代は少々安くさせて頂くので、土産をどうか持たせてやって下さい
ところで旦那様。 …失礼ながら、お嬢様は退屈遊ばせているように思えます。 あれも話達者ではありませんが、歳も近い分あって 時間を忘れさせる相手にはなりましょう。
たまには、子供同士だけでお外に出歩かせるのも如何でしょうか。 花も水と土だけ与えていれば、いずれは枯れてしまいます。
日光を浴びて、伸び伸びと一日を過ごさせるのも悪くありませんよ。
(122) 2014/04/15(Tue) 21時頃
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私は色々と大学で学んで参りましたが。 心患いになってしまう要因は、閉じこもりとも聞きます。
将来ある大事な娘様なら、この多感な時期は余計かと。
[母親不在の時間を男にそっと耳打ちした娘への恩返しに成りうるか。 医師にも近い口ぶりで、説得を試みてはみたが――…。
父上の機嫌がよければ、娘へひとつの許しが出るだろう。
明日は使用人無しで出歩いても良い、と*]
(123) 2014/04/15(Tue) 21時頃
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そんな阿呆な真似を私がするとでも?
[>>118 踏みにじろうとするそれを強打するよに牽制する。 瞳に滲む色は強い攻撃性。]
「まだ」はかれませんよ。 ……まだ、です。
……この手の感情が制御できない人間はゴミですからね。 気をつけます。
[>>120 この男に懸想し、熱情のまま手に掛け自らの一生を炉にくべる価値は無い。 あくまで、目利きの師であり、師は男としては最低の部類に入る。 般若と言われれば、砂絵を掌で撫ぜるように表情から色が消える。]
「佐倉 は 弱いの」
[レコードに針を落とす。 ゆらりと再生機の上で舞う円盤。 明らかに編集されているが溢れる声は自身のモノ。
録音されているものは女にも予想外だったらしく 浮かぶ表情は驚愕に近いものだった。]
2014/04/15(Tue) 21時半頃
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そんな阿呆な真似を私がするとでも?
[>>118 踏みにじろうとするそれを強打するよに牽制する。 瞳に滲む色は強い攻撃性。]
「まだ」はかれませんよ。 ……まだ、です。
……この手の感情が制御できなくなれば、私の価値は塵芥と等しくなる。 気をつけます。
[>>120 この男に懸想し、熱情のまま手に掛け自らの一生を炉にくべる価値は無い。 あくまで、目利きの師であり、師は男としては最低の部類に入る。 般若と言われれば、砂絵を掌で撫ぜるように表情から色が消える。]
「佐倉 は 弱いの」
[レコードに針を落とす。 ゆらりと再生機の上で舞う円盤。 明らかに編集されているが溢れる声は自身のモノ。
録音されているものは女にも予想外だったらしく 浮かぶ表情は驚愕に近いものだった。]
(124) 2014/04/15(Tue) 21時半頃
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「佐倉 は 弱いの」 「佐倉 は 弱いの」 「佐倉 は 弱いの」 「佐倉 は 弱いの」 「佐倉 は 弱いの」 「佐倉 は 弱いの」 「佐倉 は 弱いの」 「佐倉 は 弱いの」 「佐倉 は 弱いの」 「佐倉 は 弱いの」 「佐倉 は 弱いの」 「佐倉 は 弱いの」 「佐倉 は 弱いの」 「佐倉 は 弱いの」 「佐倉 は 弱いの」 「佐倉 は 弱いの」 「佐倉 は 弱いの」 「佐倉 は 弱いの」 「佐倉 は 弱いの」
(125) 2014/04/15(Tue) 21時半頃
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[延々と再生機から漏れ続ける自身の声。 理解の範囲を越えたそれに怖気づくように後退する。
これも師の悪癖の一つか。 極めて珍しい事に、師に向く瞳には恐怖に近い色が滲んでいた。]
(126) 2014/04/15(Tue) 21時半頃
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―自宅― [広い家を一人で維持していくことは困難である。
通いの使用人の他は、結婚した際に 妻の身の回りの世話をするためについてきた老女が、 未だに離れに住み込みでいるだけ。 目も耳も遠い老人を今更追い出すつもりもなく、 庭の手入れや家の整理をさせている。
妻が生まれた時に子守りに雇われてから、ずっと仕えていた忠節は 死後も変わらず捧げられているらしい。
亡き主の夫の邪魔にならない分別を持っていることに感謝しながら、 書斎に一人こもる。
書斎の机の一番上の引き出しの鍵を開け、中から取り出した封筒は、 普段は決して人目に触れないように厳重にしまいこんであるもの。]
ああ、あった。これか。
[封筒の中から取り出された分厚い革表紙の手帳には、 そのものにも鍵がかかっている。 小さな鍵をあけると、中からぱらぱらと幾葉かの写真が出てきた。]
(127) 2014/04/15(Tue) 21時半頃
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[目当てのものを探し出し、それ以外を 開けたときとは逆にまた鍵をかけていく。
二重、三重に閉じ込めた秘密から、 過去を映した一葉を手元へと残して。]
(128) 2014/04/15(Tue) 21時半頃
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【赤い鳥】
[とつ。
とつ。 傘の音を鳴らしながら扉を先でとん、と叩いて扉であることを確認する。
もといあるものが欲しくて立ち寄った。他の店に行くという手段はない。粗悪品を持たされても自分ではわからないどころかもっとひどいことになりかねない。 ー実際なかったとはいえない。
だから信頼できる店でと立ち寄った。]
あの、失礼します。 御時間いただけますか?
[ちょうど、会話が途切れた所だから何人いるか、店主がいるかも定かではない。人に似た色の骨董品なんて沢山あるから。
とりあえず店主がいるのか恐る恐る声をかけてみた。]
(129) 2014/04/15(Tue) 21時半頃
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[何故会話が途切れていたのか。 悠に察して合成された佐倉の音声が何度も何度も流れ続けてビクりと震えた。]
(130) 2014/04/15(Tue) 21時半頃
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[嗚呼、なんて良い声なのだろう。 恐怖?否、そんなわけがない。 震えるものは快楽にもに緊張からで。
じく、じく。
何度も何度も何度も何度も 壊れた囀りは止まらない。そう、これは、]
(*23) 2014/04/15(Tue) 21時半頃
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では大人しくしていなさい。 佐倉の用も―――…直ぐに済む。
[窘めるように語尾を変え、彼に繋いだ鎖が鳴る。 こんな場面はきっと見て居たくない筈だ。 父がどれ程の悪徳を持とうと、この王子様は鳥篭のからくりしら知らぬ。
どれだけの女が泣いて啼いたかなど、知らぬ。>>121]
(131) 2014/04/15(Tue) 21時半頃
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ボクガ ツクッタ ウタ 。
(*24) 2014/04/15(Tue) 21時半頃
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[そんな中で聞こえてくるのは、女の声。 良く知る声が鳥篭を満たす。 機械を通した声色に、小さく息を吸い込んで。]
―――…やはり、カーブが精細を削ぐのだろうね。 少し、音が揺れている。
[男は内容ではなく音を聞いた。 録音媒体を経由し、発明品としての蓄音機から零れる音色。 黒に塗れた円盤に気が傾いた弟子を笑うように。>>124]
(132) 2014/04/15(Tue) 21時半頃
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―――…生歌の方が、余程美しかろうにね。
[ポツリと落とした声は、きっと傍の零士にしか聞こえない。 声を評する利き師の独り言。]
(*25) 2014/04/15(Tue) 21時半頃
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[かがんだ拍子に、胸元へと仕舞い込んだ手紙から 甘い香りが躍った。
思いもよらない言葉を、どうにも捨て難く。
どこかで見たはずの文字だと、仕舞い込んでいた葉書や封書の束を取り出すが。 家の名ゆえに膨大な量の紙束に、少々やる気が失せてくるのも事実。]
仕事の手紙か、それとも親しい相手か…。
[一番見つかる可能性の高いのは年賀状の葉書束であろうが。 量を見るだけでため息が出てくる。]
(133) 2014/04/15(Tue) 21時半頃
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[星宮の家を離れ、診療所の前を通る。 きっと、この時間はあの中に居るだろう
そろそろ診療時間も終わる頃合だろうか。 口端を上げて、中の気配を探らんとしかけたが。]
………まだ、…… 二文字。
[きっと意味を理解できるようになる頃には。 彼の居場所をすべて、奪い尽くしているだろうから
あの薄っぺらい仮面を被って得意になっている子供のような男が、 いままで形成してきたすべてを、奪ってしまえば…]
(134) 2014/04/15(Tue) 21時半頃
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もっと、最近に見た気がしたんだが…。
[通りがかった際、目にした不在を知らせる張り紙であるとか。 取り寄せ品を受け取るための走り書きであるとか。
それは、近すぎて気がつけないもの。]
(135) 2014/04/15(Tue) 21時半頃
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―――― …… 。
[音もなく、笑って。 診療所を通り過ぎてゆく*]
(136) 2014/04/15(Tue) 21時半頃
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ちょ、俺はホントに思ったことしか言ってないのに!
[彼女が好きな桜の様に薄く色づく頬>>117はなんとも清廉で 澪の名の通り自分の心に照れくささという航跡をつけた]
やっぱり適当、に刺すだけじゃダメなんだな… 地味なものほど、センスが要るらしいって聞いたことあるや。 澪さん凄いね。
琴だけ、でも十分凄いさ。 難易度の高いものに挑戦するのは、勇気も努力も必要だもの。 尊敬しちゃうよ。
[とても楽しい時間は、過ぎるのが早い でももう少しだけ、と会話を楽しみ
その裏で起こった騒ぎ>>111など、気づかぬままに]
(137) 2014/04/15(Tue) 21時半頃
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―――― ……もう失敗しない。
[悪意と愛情の篭った、笑い。 診療所を視る視線は粘質の*]
(*26) 2014/04/15(Tue) 21時半頃
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[きっとこの場で驚いてくれるのは、素直に出来た息子だけだろう。 鳥篭で鳥が歌うのは当然と、何かが欠落している店主は、音より気配に気を取られた。>>129
そうして、収めた息子の友人。 ラジオの中に住む夜の慰み。
こんばんは、と何時も通りに挨拶を向けた。]
(138) 2014/04/15(Tue) 21時半頃
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[壊してしまった息子のラジオのことなど、 罪悪感の一つも抱かぬ顔で。]
(-103) 2014/04/15(Tue) 21時半頃
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[彼の家には時折、リンドウが飾られた。
彼の母が活ける美しい青い花。 どうしたの、と彼が問えば、決して出所を吐かずに微笑む横顔があっただろうか。 冴え冴えとした青の色は、彼の孤独の夜を思わせる。
青は寂しい色、悲しみの色。 彼を決して満たせぬ色合い。
――――彼を満たしてくれる、本当の色を、月日かけて教えるように。]
(-104) 2014/04/15(Tue) 21時半頃
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[驚愕、笑み、恐怖。
その情報がない今、表情の見えない景色で音だけが響き渡り常人よりも聞こえすぎる耳は一拍置いて何かを察する。
が店主の重みあるバス音が聞こえればはっとして>>138ぺこりと頭を下げた。]
今、大丈夫なのでしようか...? 故障ですか?
[買う物の話を後におきまして心配する声は生来のもので。]
(139) 2014/04/15(Tue) 21時半頃
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なんだ…これ…?
[店に響く繰り返す音>>125に眉をひそめる。 何度も何度も繰り返すそれ。 正直言って気持ちが悪いとさえ思う。
そんな時に店の扉が開く>>129 目線をそちらへやればよく見知った親友の顔。]
あ、零士…。
[場の空気のせいか、ポツリと漏れる声は力なく。 父に言われたからか、>>131握る手を離す事も出来ずに困ったような顔で入ってきた親友の顔を見る。]
(140) 2014/04/15(Tue) 21時半頃
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[ 診療所のお医者さん、悪い噂。 ]
(-105) 2014/04/15(Tue) 21時半頃
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「 ――さんの所のお嬢さんを嬲ったんですって 」
「 私は、花屋の娘さんに手を出したって聞いたけど 」
「 じゃあもしかして、こないだ生まれた子供って千里先生の? 」
「 やあねえ、そんな危ない人だったなんて。 」
「 親切なお医者さんだと思ってたのに。 」
「 言われてみれば、あの先生ってイヤラシイ目で見てくるわ 」
(-106) 2014/04/15(Tue) 21時半頃
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[ピクリと首を緩く首をもたげれば。 普段張ることのない薄い笑み。]
僕ではこれが限界ですよ。佐取さん。 もう少し音がきれいに採れるようになればいいの に。
[悔恨を滲ませて笑えば嗚呼と、そういえばカイトは独り立ちの内定が決まったそうで。
小さく応えた。]
(*27) 2014/04/15(Tue) 22時頃
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/* 恐怖って秘話チップだと仮面外れるんだ!?(繋魂チップみてきた人) ってか、秘話だと皆表情違うんだね。 ぱぱんが、なんか秘話の方だとダンディだと思ったんだ。 色合いのせいかな?って思ったら口元が違ったっていう。
(-107) 2014/04/15(Tue) 22時頃
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[診療所に訪ねて来る若い女性が減ってゆく。 それどころか、遠くの病院に鞍替えする住人も出て来るかも知れない
一歩一歩、確実に居場所を払ってゆく。 悪い遊びに現を抜かせぬように、すこうしすこうし……
ところで。]
「 この話、だれから聞いたんだっけ? 」
[噂は噂。根はどこにあるのかなんて、だぁれも知らない*]
(-108) 2014/04/15(Tue) 22時頃
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― 織部邸前 ―
………。
[診療所を通り過ぎ、桜並木の先。 広い邸居の前で、足を止める。
主屋はどの辺りだろうか、
偶然通りすがったように見せるはいいが、 当の本人の目に留まって貰う方法はなにかないだろうか。]
(141) 2014/04/15(Tue) 22時頃
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ふふっ、そうですの?
[染まってしまった頬を誤魔化すように>>137言ってみせた]
適当にしてしまったら酷い事になると思いますわ? ……そんなことはないと思うのですが、ありがとうございます
ふふっ、そうかしら 難しくても向上していくのがとても楽しくて
[会話はいつまで続くだろうか 楽しい時間は短く感じてしまうのだろう]
(142) 2014/04/15(Tue) 22時頃
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揺れている……? 何を……。 そもそも、いつの間に録音を……。 赤い鳥で……。
[>>132思考――困惑が言葉となる。 >>140今回ばかりは海流と感想を共有する。
あまりにも悪趣味な品。 口元に手を重ね後退し続ければ壁に背があたる。 壁に掛かる尉系の能面が床に落ちる乾いた音が響く。]
……。
[>>129泰然とも取れる師の言葉。 変わりない挨拶に来客の存在をしる。 不安定に揺れる瞳は様々な感情を滲ませるが それは、瞳を持つものにしか読み取れない。]
(143) 2014/04/15(Tue) 22時頃
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[門前から主屋の方を見上げる。 少し考えて、家の者に声をかけた
先程、二軒先の家に空き巣が入ったそうです、と。 主にも届けば良い、と世間話。
狼少年が欲するのは拳骨では無い、と。 本屋の主人に言われた事を頭に過ぎらせたが いい嘘が見つからない。
主人がその話を聞くまで、邸宅付近を一周 もし家から出て来るようであれば、やはり偶然を、装って*]
(-109) 2014/04/15(Tue) 22時頃
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[緩やかに肩を上下させれば、回転する女の声から針を浮かせた。 黒い盤が緩やかに失速していく。 零れる音に怯える息子に、視線を流し、取り上げたレコードを弟子の手元へと差し出した。]
お前は相変わらず、私の話を聞かないね。 つい先ほど言っただろう? 『音と香には気をつけたまえよ』と。
[まるで生娘に忠告するが如く。 彼女に返すレコード。声は本来の場所へと回帰する。]
さて、それも宿題としようかね。 命題と言う方が、お前は励むかね。
――――…回答が出揃えば、採点くらいはしてやろうよ。
[漏らした呼気が、静寂に凪いだ店内に響いた。]
(144) 2014/04/15(Tue) 22時頃
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/*おきましてって何ですか... 置いて、ですよ...
(-110) 2014/04/15(Tue) 22時頃
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―――零士君、悪いがこの不肖の弟子を送ってくれはしないかね。 客として訪れた君に頼むことでは無いが、私は少々用がある。 しかして、この――――“お嬢さん”を一人で帰すには心許無い。
[つい、と視線を持ち上げれば、来客を息子の友人として使う。 ついでに弟子を侮ったのは、何時もの癖のうち。]
(145) 2014/04/15(Tue) 22時頃
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[表情が見えない自分が初めて危機を知る。 震えの混じる親友の声に>>140慰めの一つもかけて手をおいてあげたいのに、わからないことがもどかしい。]
先ほ、ど、ど石が投げられていたようで、 ここも用事、用心するべきですね。
[声は三人、ようやく困惑の声を聞き取れ>>143店内の人数を把握する。
乾いた音が響けばまたピクリと肩が跳ねて震える。自分の薄い声は微かに震えていることがわかる。]
(146) 2014/04/15(Tue) 22時頃
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[一葉の写真の中。 化粧気のない数人の女がくつろいだ様子で、けれど醜態をさらさぬように 計算された状態で微笑んでいる。
二十年以上前の写真は粗く、歳月の移ろいに従って褪せ始めているものの そこの写された女たちの面差しは、まだはっきりと分かるだろう。
中央でしどけなく着崩した着物の上に、殊更に艶やかな柄の着物を羽織っているのが小紅。 誰が教えずとも、秋津と名付けられた男の容貌はこの女に似たのだと一目でわかる。
その背後に世話をする童女が控え、左右には別の女たちが座っている。
朔と呼ばれた女は、無防備に横顔からその白い首筋をさらして笑っていた。]
(*28) 2014/04/15(Tue) 22時頃
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[小紅の名を継いで、小紅の容貌を継いで。 お前ならば客をとっても充分稼げる。と言われ。
自身が男に買われる以上の稼ぎを得て。
母の出自か、父の出自か。名家の名を得て。
それでも埋まらない。埋まらない。
美しくもない、愛してもいない、 女が埋めてくれた空しさを埋めるものがもうない。]
(*29) 2014/04/15(Tue) 22時頃
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香は冷浸法が一等だと聞くが音は如何かね。
[彼に眼を向けずに、一つ言葉を吐いた。 見上げるは鳥篭の天井、この見世蔵を見れば、男が如何にはぐらかそうと、最も美しい囀りを聞く方法など知れるもの。
―――鳥は鳥篭へ。 耳傍で囀る声に勝るものなど、男は聞いたことがなった。*]
(*30) 2014/04/15(Tue) 22時頃
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[だから、飛べないはずの蝶々が残した欠片を見つけた時。 手を伸ばす以外、考えられなかった。
失くしてしまった分を、繋ぐ手の温もりを。 空虚を埋めてくれ。
そのためなら、小鳥の羽を毟り取ることも厭わないから。 憐れな蝶が死ぬ前に、標本のように留めておくことも躊躇わないから。]
(*31) 2014/04/15(Tue) 22時頃
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怯えきった彼女を送る? なら対価、くれますか?
[興奮しきって高揚しているであろう表情は濁る水晶を半にして挑戦的に尋ねる。]
彼女が無事か連絡したいので 電話番号あります?
[彼女に断られようと否と、理由は成り立つ。 老獪な鷲はどう出たか。]
(*32) 2014/04/15(Tue) 22時頃
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/* 誤字った。 赤のドヤ顔で誤字った。うぉぉう…。
(-111) 2014/04/15(Tue) 22時頃
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/* 鈴城さんが可愛い。 映画デート行こうぜー♪
(-112) 2014/04/15(Tue) 22時頃
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う、うん、そうだよっ!!
[こちらも桜色に頬を染めて、彼女との会話>>142を楽しむ]
そうかなぁ…話に聞く密林みたいにならないかな。 俺、花とか好きだよ。向日葵、茴香、朝鮮朝顔…ああでも。 あの花は嫌い。真っ青な竜胆
[時々玄関に飾られていた一輪のそれは、何処か孤独を思い起こすから]
あ、わかる!上達してるのが分かると嬉しいよね!!
[話もたけなわになった頃、夕日が沈む時刻となる 手土産に美味しいケエキを持たされて、満面の笑みで星宮家を辞す
帰り道は、何時も寒いけれど 今日はどこか温かい夕暮れだった**]
(147) 2014/04/15(Tue) 22時頃
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……かえる。
[>>144 >>145唾棄すべき男と偉大な師。 両面を躊躇なく使いこなし奔放に生きる姿。
上目気味の力の無い視線。 揺らぐ水面を打着す言葉。
>>143返るのは屈辱と恐怖が滲む酷く簡素で幼性を感じさせる声。 送ってほしいと頼まれれば、自然と震える肩に視線が行く。]
(148) 2014/04/15(Tue) 22時頃
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「旦那様ぁ、旦那様ぁ」
[老女の声に、めくっていた葉書を机に置く。 写真だけ、忘れぬように手帳にはさんで隠した。]
どうした?
[ゆっくりと扉を開け、近所で空き巣が出たのだと狼狽える姿を見て、ひとまず落ち着けと呟く。]
まだ完全に暗くはなっていないし、家の周りを一回りしてくる。 お前は先に戸締りをしておけ。
[鍵を懐にして、用心のため施錠してから門の外へと出る。 黄昏時の色合いを濃く夜空が塗り替えるその空の色が、 花の白を思い出させた。]
(149) 2014/04/15(Tue) 22時半頃
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―診療所―
……あれ。
[苛立ちを隠したままに、診療所へ戻ってきたとき。 家の中にでも忘れたか、鍵がないことに気が付く。 まあ、薬棚は鍵をかけているし、と大して気にすることもなく。
扉を開けたとき、ふとなにか出ていく前とは差異があるように感じたが、神経が過敏になっているだけであろうと結論付けた。 仕事用の椅子に座り、息を吐く]
ほんと、なんだってんだよ。
[呟き、訳の分からない手紙を意味もなくまた眺めようと、ポケットから例の封筒を取り出そうとしたとき。 足が、何かを踏んだことに気が付く]
……あ゛?
[なにかと身をかがめ、――ぎくりと固まった。 デスクの下、無個性で飾り気のない、午後に開いた手紙とまったく同じものが目の前に現れれば、無理もない]
(150) 2014/04/15(Tue) 22時半頃
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[鍵をかけていないことを後悔したのは、始めてだ。 中腰で固まったまま、小さく音を立てて唾を飲む。
誰がだしているのか、意図さえ分からない手紙を拾い上げて 剃刀なんか入っていないことを手触りで確認してから、封を切る。 また写真が入っているかと思ったが、今度は便箋が一つだけ。
相変わらず、定規で測ったように綺麗に並んでいる文字が、ひとつだけ]
……ま? い、ま?
[首を傾いで、不可解を顔に表して。 他に異変はないか、盗られたものはないかと見回したが、それ以上のことは見当たらなかった。
ため息をつき、見なかったことにしてしまおうと、デスクの引き出しの一番上を開けて手紙を奥に押し込]
(151) 2014/04/15(Tue) 22時半頃
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[ ざわ ]
[冷たい感触と共に、視界に入った白い塊]
(152) 2014/04/15(Tue) 22時半頃
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零士君は良い子だね。 お嬢さんの夜歩きは勧められない。
――――男と密通するでもないのに。
[笑う唇が細い三日月のように撓る。 空の片手が、彼の指先掬い、そこに少ない文字を書いた。 かつて名家だった家に通る電話線。 人の集まる場所には、設置され始めた頃合。
ああ、とふと思い出す一つ。]
零士君、――…何時も、息子の孤独を癒してくれて、ありがとう。
[礼と裏腹に、よく冷えた、花さえ閉ざす声色だった。]
(*33) 2014/04/15(Tue) 22時半頃
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っ、な、あ !?
[思わず椅子を蹴り、手紙を握りつぶして後ずさる。ぷちぷちと指の間で何かを潰した音がした。 デスクの中、蠢く白い細かなものがなにかを視認して、ざあっと総毛立つ。
丸々と太った蛆虫が、デスクの中を我が物顔で占拠していた。 先ほど、手紙を入れようとしたときの冷たい感触となにか潰れた感触の正体がわかりたくもないのにわかってしまって、生理的な嫌悪感に呼吸が浅くなる。 白衣の裾に付いた虫を、振り払った。
デスクから離れて、手拭いで手を清める間。 動揺の下から覗いたのは、ふつふつとした怒りであった]
なんだってんだよ、くそっ、
[驚きで荒い息のまま、衝動のままに壁を蹴る。 踵の形に、僅かに壁がへこんだ。
開けられた窓から吹き込む夕風が、澱んだ空気を入れ替え、汗を冷やした]
2014/04/15(Tue) 22時半頃
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っ、な、あ !?
[思わず椅子を蹴り、手紙を握りつぶして後ずさる。ぷちぷちと指の間で何かを潰した音がした。 デスクの中、蠢く白い細かなものがなにかを視認して、ざあっと総毛立つ。
丸々と太った蛆虫が、デスクの中を我が物顔で占拠していた。 先ほど、手紙を入れようとしたときの冷たい感触となにか潰れた感触の正体がわかりたくもないのにわかってしまって、生理的な嫌悪感に呼吸が浅くなる。 白衣の裾に付いた虫を、振り払った。
デスクから離れて、手拭いで手を清める間。 動揺の下から覗いたのは、ふつふつとした怒りであった]
なんだってんだよ、くそっ、
[驚きで荒い息のまま、衝動のままに壁を蹴る。 踵の形に、僅かに壁がへこんだ。
開けられた窓から吹き込む夕風が、澱んだ空気を入れ替え、汗を冷やした]
(153) 2014/04/15(Tue) 22時半頃
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|
ー夕刻:大通りー [ケエキを家に持って帰った後、少しだけ時間があるので街を散策しようとぶらりと歩く 幼馴染に見つかれば、朝熱があったのだから無理はするなと怒られるだろうか
逢魔が時、空の濃い青さが気になって、何だか家の窓から見て居たくなかった]
何処に行こうかな。…そうだ、久々にカイ兄んちに行こう! 今の時間ならカイ兄いるかな?
[いい事思いついたと言わんばかりに、赤い鳥へと足を伸ばした]
(154) 2014/04/15(Tue) 22時半頃
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|
[きっと、潰された写真と一緒にあの可愛い蟲たちも。 捨てられてしまうのだろうけれども。]
大丈夫、全部与えてあげますから。
[棄てられても、棄てられても。棄てられないようにする為に*]
(*34) 2014/04/15(Tue) 22時半頃
|
|
[諭すように声をかけられれば輪郭を見ることのない瞳が揺れて大きく見開いた。>>145]
そんな...僕でいいのですか? 彼女がいいならば任を受けますが。
[ちらり、とみれば一言漏らす声が聞こえて>>148伺うように震える鈴の方へ顔を向けた。
嫌悪か恐怖か、何が見えているのかはわからないが。どちらにしろ店を出る気配があれば着いていけるようにと身構えた。]
(155) 2014/04/15(Tue) 22時半頃
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気をつけたまえよ。 石を投げられる家柄では無いだろうがね。
―――お前のその、ブルネットはよく目立つから。
[夜にも目立つ赤の色合い。>>148 息子の友人だ、と簡単に説明を乗せ、彼女の警戒を解す。 もしかすれば、警戒させて居るのは誰より自分かもしれないが。]
(156) 2014/04/15(Tue) 22時半頃
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……失礼します。
[>>155 リーリエに対し明確に嫌悪感や拒否を示すことはない。 紡がれる言葉は相変わらず不安に揺れるが取り繕う意思が見える程には即座に回復した様子。
レコードをそのままに、赤い鳥を後にする。
ふと、視界に入る青紫。 軒先で逞しく可憐に咲いていた野の花は踏み躙られていた。 それが自身の姿とかさなり、目を逸らす事になる。]
(157) 2014/04/15(Tue) 22時半頃
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[父の頼まれ事を嫌な顔をせずに受ける親友>>155に少し申し訳なくなる。 彼だって用があってこの店に来ただろうに。]
零士、今日は悪いな…。 用事あったんだろ?また来いよ?
[まだ顔には戸惑いの色が残っているが、父の弟子と親友が帰るのだ。 いつまでも情けないまま突っ立ってはいられないと、帰る姿にそう声を掛けて]
(158) 2014/04/15(Tue) 22時半頃
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....っ。
[くすぐったい感覚を我慢して数字を覚える。 台本や打ち合わせを口頭の記憶のみで知らせてきた身には気安い暗記で。]
...いえ。 お世話になってる身は僕なので。 微力ながら協力いた、しますよ。
[ぞっとするような声は鼓膜に届き、別の震えを感じた。空の灯が消えたのはこの音のせいだろうか。
そう疑うぐらいに*]
(*35) 2014/04/15(Tue) 22時半頃
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/*ライターとコンボ買う予定でしたが なんとかなりそうだからいいですかね。
(-113) 2014/04/15(Tue) 22時半頃
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ええ――。
[>>156目立つ。 それだけで、悪感情を惹き寄せる事もある。 師の言葉に振り返り、あまりにも複雑な感情を内包した故に 色が消えてしまった言葉を返した。]
(159) 2014/04/15(Tue) 22時半頃
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おや、織部さん。 今日も涼しいですが、そのような薄着でお出かけですか?
[男のついた嘘が出歩いて出てきたのだろうというのは解る。>>149 さも、今此処を通ったのだといわんばかりの顔つきで正視する。
そう、偶然此処を通ったのだ。 懐に二枚の存在を隠しながら、距離を少し、詰めた。]
そうだ。サイレント映画は興味ありますか?
券を頂いたのですが、高雄君にあげるには少々大人向けなので。 どなたかとデパートにでも行く際に寄られては、と。
[不要な産物なのだ、と言わんばかりに苦笑を浮かべて 二枚ともを握り、彼の手へ預けようと。]
(160) 2014/04/15(Tue) 22時半頃
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ええ、わかりました。
[淡々とした今の感情の抑えられた声は夕陽に吸い込まれたように感じた。親友が申し訳なさげに声をかければ安心させるように笑う。]
大丈夫、今日は音が悪かったみたいだから。 最近はあまりよくないものが流行っているらしい から、カイルも気をつけて。ああ、
[そういって次来るときはスピーカーがほしいな、緊張を解すようにそう言って店を出た。]
(161) 2014/04/15(Tue) 22時半頃
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/* 佐取:カイル 恐怖:ぱんてぃ 織部:サリュート 遥:春文&カイト? 鈴城:澪&高雄? リーリエ:佐倉
うーん? でもカイトの部分ってストーカーの被害だよね? 遥ずっと春文についてるから鈴城が澪&カイト? そしたら高雄誰だよ?
わからん…。
(-114) 2014/04/15(Tue) 22時半頃
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―縁側―
[二人を見送る>>134>>147と部屋へと戻り 縁側で空を見る]
……明日からお外、一人で行っていいんだ
[子供のように笑う 鈴の薬師さんが何かしてくれたのだろう>>123 純粋に微笑み暗くなる空を見つめていた*]
(162) 2014/04/15(Tue) 22時半頃
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【赤い鳥→大通り】
[抑えられた声と店主の会話は酷く面白いもので駆け引きされた音は魅力を感じる。出て行く旨の言葉が聞こえれば>>157こちらも軽く頭を下げて。
後を追いかけるようにせわしなく音を聞き取り、判別しながら通りを歩いていく。
任されたことだ、歩調に合わせるように勤めて彼女の音が聞こえないならば通りの人並みに注意を払う。]
(163) 2014/04/15(Tue) 22時半頃
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――気味が悪いと思わないの?
[>>161師と近い感想を漏らす女。 それを耳にすれば自然と問いが口に出る。]
2014/04/15(Tue) 22時半頃
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[白黒フィルムで描かれるその洋画は、新聞広告で概要を拝んだ。 シネマ作品は、戦争で離れ離れになる男女を描いたもの。
内容も重めで、全体的に昏さがあるが異国の風景は 写真よりも雰囲気があり、旅行気分も味わえると編集者の一筆があった]
(*36) 2014/04/15(Tue) 22時半頃
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[引き出しごと熱湯をかけたら、地獄絵図が広がった。 米を食う気を当分無くした。
無表情に惨状を片付けながら、苛立ちを隠そうともせず爪を噛む。
なんの恨みがあるっていうんだ。そりゃ、心当たりは無限にあるが。 吐き気を堪えながら、苛々と髪を掻いた。 無限にある。が、嬲る側は俺であって、それ以外の他人じゃあない。
嗚呼、腹が立つ。 不機嫌に眉を寄せたままに、家の外へ密閉した袋をどさりと捨てた]
……ああ、こんにちは。
[ふと、視線を感じて顔を上げれば、隣近所の娘たちがこちらを見ていて。 取り繕った笑みを向けたが、どこか怯えた様子で逃げられてしまった。
そこまで酷い顔をしていたか、と思えば。 また、苛立ちが増して、落ち着こうと目を揉んだ]
(164) 2014/04/15(Tue) 23時頃
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赤い鳥 → 大通り
――気味が悪いと思わないの?
[>>161 >>163 師と近い感想。。 歩調を合わせて離れないそれに対し疑問が口に出た。]
(165) 2014/04/15(Tue) 23時頃
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[押さえつけられたら感情が跳ねる暫しの瞬間。 まるでしなる木の枝を押さえつけた彼女が、]
僕が、僕の。
[僕の手で力からが解放された枝は、感情は。 押さえつけられた感情に傷を付けられて。漏れ出、傷の開く音は酷く甘美だ。]
この音を聞いていいのは、僕だけだよね?
(*37) 2014/04/15(Tue) 23時頃
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無論、君も忙しかろうがすまないね。 ―――…佐倉、短慮を起こして走り出さぬように。 女と言う生き物に生まれたのだ。 稀には異性の傍でしおらしくしておいで。
[零士の声に頷くと>>155、あっさりと放置されたレコードをカウンターに戻して釘を刺す。>>157 彼女の感情に左右されぬ飄々とした男は、居心地の悪さを満喫する息子の隣で暢気を気取る。>>158 彼の希望には、答えられるが、取り置きが増えると一つの微笑を付け足して。>>161]
(166) 2014/04/15(Tue) 23時頃
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[颯爽と地を踏み、鳥篭を後にした弟子に、それを追う少年の背を見送り。 改めて息子と掌を合わせて握り返す。待たせたね、と囁く声が、小さく。
緩やかにその身を引き寄せ、間口を潜れば、鍵を掛ける。 もう、このまま今夜は見世を閉めても良いかもしれない。 既にそんな空色だった。]
(167) 2014/04/15(Tue) 23時頃
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―兄の部屋―
[サリュートのハンカチはポケットに忍ばせたまま部屋に戻る。 >>62兄は漸く半分の粥を食べたところだった]
お客さん、申し訳ないけど今日は閉店って伝えといた。 具合悪くなってるね?いいから寝てろ。
[茶碗を回収して布団にその方を押し込んだ。 まるで子供のようだ、――可愛いなあ]
ん、なに。
[>>62兄が何か言っているけれど聞こえない。 顔を寄せてみるけれど耳に届くのはもう寝息だった]
(168) 2014/04/15(Tue) 23時頃
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なあに、兄さん。 店のことなら心配しなくていいよ。 あの女が来ても、追い返すから。
だから。 全部俺が、世話してあげるね。
[眠ってしまった兄の額を撫でると、 少し熱い額に低い体温の唇をそっと押し当てた]
(-115) 2014/04/15(Tue) 23時頃
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― 赤い鳥→ ―
[そうして、世間に足を踏み出せば、世界全てが黄昏時の色。 昏い世界は孤独に満ちる。 歳月を掛けて教えた小鳥は何処を目指すのだろうか。
視線を空に這わせて、一息漏らしたところで、風邪気味だと聞いた少年の姿が視界に入った。>>154 ひらりと空の掌で橙色の空を掻き、悠斗君。と呼び止めようか。]
良い時間にまだ仕事かい? 先生の世話役も大変なことだね。 何処まで行くかは知れぬが、方向が同じであれば、君も共にどうだね?
(169) 2014/04/15(Tue) 23時頃
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[不意に君が悪いくないのかと、そう聞かれる。>>165ふと顔を上げて紅を見た。ぐっと傘の柄を握る。]
...見えない悪意、僕に降りかかる分には慣れて るよ。
[ぽつり、と諦めたように零す。だがその音は跳ね上がり感情を含み、でも、と続けられる。]
僕がもしここで弱みを見せれば 僕の世界は壊されてしまうから。
[壊されるは否、ここだけは他人には関わらせまいという遺志をちらつかせる。つい稀に見ぬ強い意志がこもり、はっとしてまた笑みを貼る。]
また、何か困ったら送るから。
[家に着いたと言われればそう言っただろう。]
(170) 2014/04/15(Tue) 23時頃
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/* 的確にコールド・リーディングとホット・リーディングを使う人……。
(-116) 2014/04/15(Tue) 23時頃
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ああ、鈴城さん。
[自分以外の人影に一瞬抱いた警戒も、 顔見知り相手にはたちまち霧散する。>>160
胸ポケットから手紙を抜き取った際、上着を脱いだ 襯衣姿のままでは薄着と言われても仕方ない。]
少々物騒な話を聞いたんで。 一応見まわりをね。
[軽く肩を竦めて、どうやらその必要もなかった、と笑う。]
サイレント映画?
[興味があるかと問われて、聞き返すうちに近づく鈴城の手に握られた券の存在に気がついた。]
(171) 2014/04/15(Tue) 23時頃
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医師 カイトは、メモを貼った。
2014/04/15(Tue) 23時頃
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あ、大丈夫…別に待ってはないから。
[脳裏に占めるのは今だに先ほどのレコードの事。 持ってきた佐倉もあの様子では中身など知らなかっただろう。 壊れた様に繰り返す彼女自身の声。 そんな不気味な出来事が起こった後だから、父の手を握る力は何時もよりも強かっただろう。>>167]
そういえば、どこ行くんだよ。
[外はもう日が落ちる時間。 こんな時間に行く場所とは。 仕事関係ならばきっと自分を連れて行くことはないだろうしと、今更ながらに疑問が浮かび首を傾げる]
(172) 2014/04/15(Tue) 23時頃
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……。
女という生き物。 男に縋るものか。
[>>166あえて癇に障る物言いをしているのか 気遣いなのか、普段の言動故に判別は至難の業。 側にいるリーリエにもそれは届くだろう。]
……。
[蟻と見下した彼からは以外にも強い意思が滲み出る。]
……なぜ?
[また困ったら送る。 善意とも取れる言葉に返る疑問。 そういったたぐいの言葉を受けることになれていない故の事。]
(173) 2014/04/15(Tue) 23時頃
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高雄にはまだ不向きな映画って。 まあ若いもんにゃ、小難しい映画は不向きでしょうけど。 一緒に行く相手も限られますって。
[くつくつと笑い声を抑えながら、そうだ、と薬局の主を見る。]
二枚あるんでしょう? なら一緒に行きます?
[二枚とも手渡される寸前にそう提案する。]
女はね…誘うと厄介な噂になりかねんので。
[ため息まじりにそう説明する。
妻が死んでから幾度となく、行儀見習いの女でも家に入れろと 口やかましい親族たちの声を思ってうんざりした。 行儀見習いに、親族の息のかかった女を寄越すことなど容易に想像が出来て、 通いの使用人しかいないことを理由に断り続けている。
人目の多い場所で、親族でない女を連れ歩くこともまた問題であった。 それならばまだ同世代の友人同士連れ立つ方が気楽であり問題にはならない。]
(174) 2014/04/15(Tue) 23時頃
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[大きな淡い赤は、一面に空を塗りつぶす。 まるで興奮に身を任せて筆を何度も滑らせたようで。そびえる建物すら染め上げる。
佐倉の空とはまた少し違う赤の背と足音を見送れば自分も部屋に戻るべく道を戻るだろう。**]
(175) 2014/04/15(Tue) 23時頃
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虫飼いとして入手しやすいのはくりむしだな、とリアルに考えてしまう。など。 釣りの餌とかになるやつだよ、ブドウ虫にも似てる。白くてぷにぷに。。 そのブドウ虫もハニーワームだったりするから最近の虫事情は難しいねえ。
(-117) 2014/04/15(Tue) 23時頃
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[疑問が返ればさも不思議そうに首を傾げる。]
何故と言われれば。
[一拍置いて出た言葉は]
君の声は、素敵だから。
[悪くない、曖昧にぼかすことこなくなった返事を**]
(176) 2014/04/15(Tue) 23時頃
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/* 悠斗君寝てますじゃんね! (本当にどんくさいおっさん)
(-118) 2014/04/15(Tue) 23時半頃
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[帰り際。そっと足音が途切れ、消えたことを確認すれば傘の柄で暗闇を突けばこつり、音が鳴る。
そばに置いてあった録音機が拾った音は。
負の感情、悪意、軽蔑。 拾い上げてしまい込めば代わりに封に包まれた物を入れた。
中身は白と黒の写真。 少し濡れた後のあるそれは数枚入ってあり、どれもブレているが明らかに彼女の後ろ姿。
写真に共通するもう一つは]
(-119) 2014/04/15(Tue) 23時半頃
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[怯える風に握力を増す息子の掌。 真綿で包むように大事に育て上げた子の、こんな一面は珍しい。 自ら災より遠ざけていただけに、他の名家の令息を笑えぬ成長を果たした。>>172]
ああ、時の挨拶をね。 桜が散ってしまわぬ内に、星宮以外にも入れておきたいのだよ。
[息子の問いにはあっさりと答えた。 父が鷹揚に見えて存外几帳面なのは、存外几帳面に見えて鷹揚な息子と微かに重なる一面だった。]
(177) 2014/04/15(Tue) 23時半頃
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[異様についた白い斑点と首の切れ目か**]
(-120) 2014/04/15(Tue) 23時半頃
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[―――サクマドロップス。
色取り取りの宝石めいた飴を詰め込んだ缶詰。 彼がそれを良く手にし、気に入っているのも知っている。
彼の母が寝物語に聞かせてくれた。 好きなものは何だろうね、と問うたは自分だが、女は姦しい生き物で、我が子自慢ともなれば饒舌だ。
彼の母は少しばかり、片翼に似ていたが、己が利己以上の情を傾けれぬのは致命的に似てない場所があったからだ。
それは、男に抱かれ、充足してしまう心。 彼女には孤独が足りず、似た色の黒髪は己に一層の焦燥を齎したほど。
彼の家にはドロップ缶が何時も備えられている。 娯楽として、甘味として、彼の寂しさを癒すものとして。]
(-121) 2014/04/15(Tue) 23時半頃
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[彼が今持つ缶も最近、開けたものだろう。 甘い甘い香料の中に混じる違和感には気付かないはず。
気付くとなれば、嵩が減りきたそろそろか。
―――カラリと乾いた赤い飴玉に、白く乾いた濁りが纏わり付く。 一つだけでなく、三つ、四つ、缶の底に敷かれた白の塊。 最早固まり、水気を失うそれは飴の欠片めいていた。
しかし、色と性から遠い少年は気付くだろうか。 彼に父が居なくとも、身体は成長を見せて精通を迎える。 その乾いた濁りが、初めて身体の中から出た、子を成す為の種と、同じものだと。
彼は気付くだろうか、 甘い甘い飴玉は、既に強欲に穢されていると。*]
(-122) 2014/04/15(Tue) 23時半頃
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[そうして兄が寝ているのを確認してから、 静かに行動を開始した。 先ずは机周りの捜索]
こんなに手紙があるんだ。
[いくつか引き抜いて中身を確認した、 綺麗な日本語が並んでいるが 内容は読んでいて楽しいものではなかった。 書きかけのものはないだろうか? 切手を求めていたからまだ出していなければあるだろう]
(-123) 2014/04/15(Tue) 23時半頃
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[探して見つけたのは、写真入りの封筒。 迷わずそれを抜き取ってポケットにまた忍ばせた。 あとでハンカチと一緒に焼こう]
他には……?
[仕事の書類だろうか、その他に家からの手紙も。 何か書かれていないかと広げて目に入る 『お見合い』の文字。
背筋に嫌な汗が滑り落ちた。 兄がまさか、お見合いするのだろうか]
[厭だ、厭だ、厭だ、厭だ、厭だ、厭だ、厭だ、厭だ、厭だ、厭だ、
兄が知らない女と結婚するなんて赦さない。 俺のものなのに、その笑顔も身体も他の人になんて
絶対に渡さない]
2014/04/15(Tue) 23時半頃
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物騒な話…? なにか穏やかではない事でもありましたか?
私も注意することにしましょう。 春は妙なことをする輩も多いですからね。
[映画の券を握ったまま、>>171その手元を見て静止する。 手が差し出され無かったからだ。>>174 手放しに喜んで貰えるとは思っていなかったが、 抱いているものを返すには軽い紙を、掴んだまま、行き場なく揺らし]
………私と、ですか? ええ、映画はあまり観ませんが、宜しければ。
[厄介な話が沸くと聞いて、少しばかり気まずげに眉が寄ったが、 ほの昏い空は、それを隠してくれただろうか。 抱いていた不安が形になっていないかと、冷えが風と共に通る。
それでも、共に居れる時間を作れるのならと表情は和らいだ。 ああ、また。与えられるだけで終わってしまうのに。嬉しい。]
(178) 2014/04/15(Tue) 23時半頃
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[探して見つけたのは、写真入りの封筒。 迷わずそれを抜き取ってポケットにまた忍ばせた。 あとでハンカチと一緒に焼こう]
他には……?
[仕事の書類だろうか、その他に家からの手紙も。 何か書かれていないかと広げて目に入る 『お見合い』の文字。
背筋に嫌な汗が滑り落ちた。 兄がまさか、お見合いするのだろうか]
(-124) 2014/04/15(Tue) 23時半頃
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挨拶回り…って、もしかして秋津さんの家とかも…?
[父の目的が分かれば>>177思わず出てくる問いかけ。 確かにこの季節、毎年挨拶回りをしていたかもしれない。 確か記憶では、地主である織部の家にもしていたはずだ。
家に帰る前に話した出来事を思い出す。 今だに父には話していない内容。 知られて不味いということではないけれど、誰かから話される内容でもない。 秋津が話すとも思えないけれど、ちょっとだけ心配になってしまったりもする。]
(179) 2014/04/15(Tue) 23時半頃
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[厭だ、厭だ、厭だ、厭だ、厭だ、厭だ、厭だ、厭だ、厭だ、厭だ、
兄が知らない女と結婚するなんて赦さない。 俺のものなのに、その笑顔も身体も他の人になんて
絶対に渡さない]
隠し事はしちゃだめでしょう? 二人だけの兄弟なんだから。
ね、兄さん。
[寝ている姿に振り向いて小声を落とす。 後で本人に確認しておくとしよう]
(-125) 2014/04/15(Tue) 23時半頃
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……ありがとうございます。
[風に紛れた礼は、耳に届くか届かないか程度の。]
(-126) 2014/04/15(Tue) 23時半頃
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……――――――――。
[静かに紡がれた声は、聞こえてしまっただろうか。]
(180) 2014/04/15(Tue) 23時半頃
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―赤い鳥→―
[父親の幼馴染を呼びかける声に>>169視線をやれば、自分もその姿を認め。]
って、悠斗!? お前風邪は?これから冷えるっていうのに!
[何処か咎めるような口調で幼馴染へと詰め寄る。 今日診療所へ行ってきたばかりだというのに、これで明日また体調が悪くなったらどうするんだと。]
(181) 2014/04/15(Tue) 23時半頃
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おや、お前は私が男に文を送るよう見えるかね。 それとも、秋津が女に見えるかね。
[どちらも遠いと笑気を漏らし、葉書を投函するだけだよ。と、言葉を添えた。 故に急ぐ道すがらではない。ただ、一つ。 息子が口にした言葉に引っかかった。>>179]
数多居る中から秋津が出てくるとは、意外だね。 ―――…彼と何かあったのかい、海琉。
[微笑みながら問う声が、他の色を滲ませることは無い。 隠蔽は得手で、偽りは性分で、舌は二枚であった。]
(182) 2014/04/15(Tue) 23時半頃
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[ほんの少し、彼と繋ぐ掌に圧が篭る。 完璧なまでに偽る男が零した違和感。
まるで、この手で、彼を捕まえ続けるように。]
(-127) 2014/04/15(Tue) 23時半頃
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[声をかけても眠ったままの兄を見て、ふと思いつく。 今ならきっと気づかれないだろうから、 ズボンの前を寛げてまだしなりと寝ている雄を取り出す。 寝顔を見ながら出来るなんて、絶好の機会だ]
…………ッ、ふ。は。
[指でゆるゆると扱くと徐々に質量を増して起き上がる。 二人の吐息だけが部屋に響くようだ]
兄さ、…… ん……
[常なら決して呼ばないような声で呼びながら 扱く指は速度も圧力も増してゆく。 兄にされていると思えば興奮も強く、 溢れる先走りの力を借りてぬるぬると擦る。
夢中で自慰に耽っていると訪れる絶頂感、 そのまま顔にぶちまけてしまいたいが今は我慢して ちり紙を探すが見当たらない。 思いついたのは回収したはんかちだった]
(-128) 2014/04/15(Tue) 23時半頃
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[白いその布で先端を覆い隠してから、 息を詰めて達すると彼女の想いを多い潰すように その白を自分の白濁で塗りつぶした。
残滓をひとすくい、指に乗せると食べかけの粥に混ぜ込む。 白に白が混じってゆくのを長め、 兄の口にこれが飲み込まれるのを想像すると もう一度興奮がせり上がってくる]
兄さん、今度は舐めてね。
[今は寝顔だけで我慢しておこう、 だけどお見合い写真が来る前に、 文通相手が来る前に、 年かさの親友が来る前に、 兄の全てを俺のものにしてしまうと決めてしまった。
――何故ならばその為にこの家に戻ってきたのだから この目と耳が兄を感じなくなる前に]
(-129) 2014/04/15(Tue) 23時半頃
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[兄がぐっすり寝ているのを確認してから部屋を出る、 夕食も粥だけでは身体に良くないと思うし 自分の分の食べるものも確保しておきたいところ。 洗面台で手を洗ってから、汚物は丸めて紙袋へ隠した。 一刻も早くこれは家の外で捨ててしまいたい]
春さん、ちょっと買い物に出かけてくるよ?
[返事は無いだろうが、起きる前には戻ってこれる筈だ。 声だけかけて、裏口から商店街へ]
(183) 2014/04/15(Tue) 23時半頃
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…見えません…。
[笑いを漏らす父に>>182、少し気恥ずかしく珍しく敬語になりながら答える。 しかもそこから怪しまれれば墓穴を掘ったようなものではないか。 そんな自分に内心で呆れてしまう。]
いや、ちょっと今日の夕方会って話しただけだよ。 何か会ったってほどでもない…。
[掌へと感じる父の握る力がなんだか責められているようにも感じてしまい、気まずそうに目線を逸らす。 きっとそんな動作も自分が怪しくなるだけなのだが、父の瞳で探られたら、色んな事が全て知られてしまいそうで。]
(184) 2014/04/16(Wed) 00時頃
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うちの年寄りが、空き巣が出たとか聞いたそうで。 たしかそんな話だったかと…。
[物取りならば、気を付けておくに越したことはない、と鈴城にも告げて。>>178
目も耳も遠い老人が、空き巣が出たと教えたのが「誰だったのか」などと。 憶えているはずもない]
そういえば俺も最近映画なんて観てないや。 美女の連れでなくて申し訳ないが、偶には男二人で気楽に遠出も悪くはない。
何なら明日かその次にでも、出かけますか。
[ゆったりと笑う。 手紙から映った白い花の香りは、己でも気がつかないほどにかすかで。 相手に届いたともしれないが。
夕闇にかき消されたような声を聴いた気がした。 聞き返すのは無粋に思われて。
ただ、白い紙片につづられた、丁寧な文字は不意に頭を過る。]
(185) 2014/04/16(Wed) 00時頃
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―商店街―
そうなんです、春さんもちょっと熱が出てて。 俺だけじゃ本屋もままならないんで、 数日お休みさせていただくことにしました。 急ぎの本があれば、となり町のほうが早いかも。
――ええ、ご贔屓に。
[八百屋のおじさんに、他の人にも聞こえるように 店を閉めていることを話した]
なんで、俺にも作りやすそうな野菜と 果物は、ええと。今何がおいしいです?
あ、たけのこ。菜の花?湯がいて?醤油、はい。
[おばちゃんが色々とおせっかいを掛けてくれたので 今日の夕食はなんとかなる、だろう、な?多分。 衣をつけて揚げても美味しいといわれたが、 ころもってなんだ]
(186) 2014/04/16(Wed) 00時頃
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―星宮家・客室―
[『織部』の口添えがあっても星宮の奥方は異人の俺をあからさまに嫌っていた。
サムライが刀を手離しザンギリ頭になってから、何年経つ?
『客』として用意された部屋は母屋から離れた別棟にあった。 こっちの方が移動には楽。 人気も少ないのも俺には気が楽だった。
庭園に面し、小さな坪庭にも近い。 あの建物は、確か『茶室』。 何処から入れば良いのか分からない。]
………疲れた。
[畳に座り込んで簪を引き抜く。 広がる髪と、広がる香と。
それは容易く、直近の記憶を呼び起こす。*]
(187) 2014/04/16(Wed) 00時頃
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―回想・花時堂前にて― [昨日と異なるのは服装だけではなかった。俺の口調は変わらない。>>64>>65]
転びません、よ。
[慌てなくても転びかけた後だ。 その注意は耳に痛い。 手を――取られた事に気付いたのは 布の触りがしてから。]
! Wh……
[大丈夫。俺の指が土で汚れてたから……それで。他に意味などない。オリベは親切な――人だから。]
(188) 2014/04/16(Wed) 00時頃
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あの、自分で――
[拭けると訴えはしたが。 ほらもう終わる。]
ありがとう。 オリベさんは私にも優しい。 [俺にも。きっと誰にでも。 夜になったらまた春文を訪ねようと思っている事は口に出さず。]
治安が良いと、リリエさんから聞きましたけど……そうですね。気を付けます。
[遅くならないうちに。**]
(189) 2014/04/16(Wed) 00時頃
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―回想・星宮家にて―
戻りました……あら?
[星宮の家に戻ってくるとスズシロが居た。 若い男を連れている。>>56 やけに驚いていたが、俺だって驚いたんだ。肝心な時に店に居なかったじゃないか。 こんな所で油を――いや、薬を売りに来たのか。]
写真……。それは名案です、ね。 春文さんは今日、お店を閉めていて。 逢えなかったから……
(190) 2014/04/16(Wed) 00時頃
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[あぁ、良いかも知れない。 春文の傍に在るサリュートの姿が残るのならば。>>51
花見をするだけなのに、何故容易にいかない? サリュートの願いを果たし、別れを告げて―――それだけなのに。]
(191) 2014/04/16(Wed) 00時頃
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織部さんのご都合が合うなら、 明日の日中でも如何でしょうか?
定休日ですから、時間は合わせますよ。 お忙しくない時間帯にでも、ご一緒させて下さい。
[>>185そのまま去ろうとは思うのだが、足が去るのを嫌う。 踏ん切りをつけるように、上着を脱いだ。 襯衣には余りに不釣り合いな、黒いスーツ地の上着。]
空き巣ですか……怖いですね。
ああ、見回りをされるなら、寒いでしょうからこれを 私はどうせ店に戻るだけですし。
風邪が流行っているようなので、気をつけて。
[ふわり、手紙よりも強く花の馨纏う上着を預けて。 男の手は、薄い衣を爪で引っ掻いて名残を遺す。
袖下で覗く手甲と指が綺麗なことに気づき、 その体温を想像しながら、来た道を少し早足で戻ってゆく*]
(192) 2014/04/16(Wed) 00時頃
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[スズシロの手が俺の方へと伸びてくる。 身を強張らせたのは仕方がないことだろう? 赤い鳥であんな事があったばかりなのだから。手は額に触れて動かない。 見世主ともオリベとも違う――手。
『熱はなさそうですが』>>61
その言葉に、漸く手の動きの意味を知る。離れていく手、指先。俺の良く知る香。女ものかと思っていたが……。
―――もしや。]
(193) 2014/04/16(Wed) 00時頃
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………慣れぬ服のせいでしょう。 折角澪さんが見繕ってくれたのに。 似合ってますか? 嬉しい。 憧れて居たんです。
[心配そうな澪も見えるように帯を撫で。>>58 オリベにも言われたことを思い出し>>66 俺は鷹揚と頷く。
そうだろう、そうだろう。 サリュートは美人だから何を着ても似合うけれどな。ここまで似合いとは思ってなかった。]
(194) 2014/04/16(Wed) 00時頃
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[何か気持ちの悪さに効くものはないか、スズシロに尋ねてから、部屋に戻ると3人に場を辞す許しを願った。]
スズシロさん。 お仕事中、でしょう?
内緒にしておきますから。
[スズシロにだけ言葉を向ける。 俺はちゃんと秘密を守るぞ?**]
(195) 2014/04/16(Wed) 00時頃
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――――…、
お前は本当に嘘が下手だね、海琉。 私に言いたくないことであれば、無理には聞かぬが、後々此方に巡ってはこないかね。
[口篭る彼に、雄弁な眼差しと口振りが刺さる。>>184 己が利きし眼を持つ事は、彼も重々承知のはず。 それを踏まえた上で、秘匿の匂いを嗅ぎ取った。
隠そうとすればするほど、彼の一挙一動から違和感が溢れ。 促すようにもう一度囁く。
繋いだ手は幾度夜気に撫でられても、温もりを失わぬまま。 海琉、と、少しばかりの甘さを混ぜて、弁明の時を設けてやった。]
(196) 2014/04/16(Wed) 00時頃
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―街中―
[そうだ、酒を呑みに行こう。
汚れた白衣を水に浸けた後、そう思った。 酒にそう強いたちではないが、苛立ちを誤魔化す麻酔としてはなかなかにアルコールは有能だ。 独りで飲むのは嫌いなので、人がいる場所にいたくて、靴を突っ掛けて]
お、遥。
[>>186見覚えのある姿に、思わず声をかけてから]
…くん。こんにちは。
[少しだけ間を開けて、敬称を何食わぬ顔でつけてから、いつも通りの取り繕った笑顔を向けた]
お兄さん、風邪ひどいのかい? 今日、少し具合が悪そうだったから気になっていたんだけど。
[などと話している間、さわさわと違和感を覚えて。 違和感を感じた方向を見れば、八百屋の婦人が店主に何やら耳打ちしていた。
――さんの所のお嬢さんを嬲ったんですって。
漏れ聞こえた、医師に付きまとう悪い噂のひとつ。 どいつもこいつも、と思わず眉を寄せた。 前々から悪い噂は流れていたが、最近は特に酷い気がする
――嗚呼、いつからだったっけ? そんなこと分からないほど、気がつかないうちに]
(197) 2014/04/16(Wed) 00時頃
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[その時に、彼が素直に漏らせば、まだ鎖を踏んでやっていたかも知れない。
初めて聞いたのは、風の噂。次は彼の友より。 聡い男は、既に当たりを付けていた。 彼が己の傍を離れる計画を秘密裏に進めている事に。
ここ数日で増え始めた違和感の一番始まり。 それは、彼に纏わる秘め事の芯。
微笑む裏で、劫火に焼ける。
私には言えないか、海琉。 私を避けるか、海琉。
私に、お前が、心を隠すのか。海琉。
もし、鳥篭の王子が、唯一言、慣れぬ偽りで心を隠せば、 ――――踏み続けていた獣の鎖より、そっと足を上げて、 半世紀の不足を、癒す狂宴の幕が開く。
彼は、自身の片翼。 二対の翼、どちらが欠けても空は飛べぬ。
そのどちらもを、己は逃してやる心算など、到底なかった。*]
(-130) 2014/04/16(Wed) 00時頃
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― 夕刻・診療所前 ―
[そろそろ空は彩度を失い、夜に近い時間帯にもなって来た頃合。 去ってゆく娘達>>164とは丁度入れ違う形となったか。 診療所の戸を叩き、家主へ声をかける。
完全なる何食わない面は、薄い仮面と比較にならない。 纏う翳ばかりはどうにもならないが。]
千里先生、いらっしゃいますか?
[扉が空くなら念の為伺いに来ました、と眉を下げて。]
ついそこで、ご近所で空き巣が出たと聞きました。 今しがた星宮さんの所から帰った所ですが、 薬店は大丈夫でした
没。
(-131) 2014/04/16(Wed) 00時頃
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― 診療所前 ―
……。
[診療所をノックしてみたが、不在の様子。 物取り紛いの行動をする気はないが、裏口にあるものを見つけた。 空の牛乳瓶だ。
持ち帰ってしまおうか、と一瞬考えたが。 回収に来る小僧が哀れで、それはやめておく事にする。
――それよりも。]
(198) 2014/04/16(Wed) 00時頃
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―現在・星宮家の客室―
[手桶に張った湯を掬い髪を洗う。 花の香も煙草の香も、消す。 頬から耳裏の撫でられた感触も、消す。
帯を外した解放感。やはり洋服の方が楽だ。 ひらひらしたスカートでも許してやろう。 内臓を圧迫される、あの感覚は窮屈過ぎる。
澪には悪いが、もう着ないだろう。 春文に見せたかったが――…まぁ仕方ない。]
あー、トランク。 新しいのは何処で売ってるという話だったっけ。
(199) 2014/04/16(Wed) 00時半頃
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[物陰で少し待っていると、想定通り牛乳屋の倅がやって来た。 何食わぬ面を貼り付け、ご苦労様です、と声をかけて。]
毎朝毎夕大変ですね お疲れ様です。
……そういえば、配達はいつも、何時頃にしているんですか? うちも牛乳を取ろうかと考えているんですよね。
[ああ、 都合が良い。瓶ならば混入もできる*]
(200) 2014/04/16(Wed) 00時半頃
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定番な精子をいれるとでも思ったか? もっと斜め上のなにかを狙ってるのぜ
(-132) 2014/04/16(Wed) 00時半頃
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俺は終日暇、となれば予定は決まりで。 では、明日お迎えに伺うとしますか。
[軽口めいて笑った矢先、花冷えの風に思わず肩を竦めた。 それを見たのか脱いだ上着を掛けられる。>>192
まだ温もりの残るそれが不快ではなく、小さく笑んだ。]
ありがとうございます。 明日、お返ししますよ。
[手紙と同じなら気付いたはずの馨は、 温もりと相まって強く強く体を包み。
覚えのある心地の答えを導き出せないまま、去る背中を見送った。]
(201) 2014/04/16(Wed) 00時半頃
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[母親によく似た容貌。 その先行きに力仕事など期待されぬまま。
ある意味では大事に囲われた手指は労働を知らない。*]
(202) 2014/04/16(Wed) 00時半頃
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別に嘘をついてる訳じゃ…
[父の言葉に>>196ばつが悪そうに空いている片方の手で頭をかく。 嘘をついてる訳ではないのだ。 ただ話していないだけ。
隠している訳でもない。 だからこそ誰かに口止めするわけでもないのだから。
ただ言うタイミングが測れなかっただけだ。 だから、就職先がきちんと決まったら話そうと。 そう思って父には言えなかった。]
あー、んーと…。
[しかし父に聞かれているのなら、今此処で話すべきか。 秋津にもきちんと話せと言われたではないか。]
親父、あのさ…俺…えっと、大学卒業したらさ──
[何処か歯切れ悪く話始める。 大学を卒業したら家を出ようと思っていること、今日大学で、まだ本決定ではないがもしかしたらあの有名な会社に就職出来るかもしれないこと。]
(203) 2014/04/16(Wed) 00時半頃
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[中を改める。 本当に本当に無くしてはならないのは旅券。
サリュートではない名前と、性別が記載されているし。
旅券の間に挟んだままの新聞記事の切り抜き。 姉が巻き込まれた交通事故。
サリュート・コスモスの名は涙で滲んだ跡が残っていた。*]
(204) 2014/04/16(Wed) 00時半頃
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― 薬局 ―
[日中、顔を合わせたサリュートの反応を思い出しながら、>>193>>195 閉店札をかけた後の薬局で、二眼レフの手入れをしつつ。]
むぅ……秘密ってなんの事だったんでしょう。 お会いできた時に聞いてみようか。
[なにかの勘違いをされてしまったような気もするが、 仕事中に立ち話をしていた事への秘密?と首を傾げさせた。
滑らかな布でレンズも拭いて、万全の状態を保っておく。 サリュートにも名案>>190だと同意を受けたから 支度をしておくというのもあるが、明朝使う事になるからだ。]
(205) 2014/04/16(Wed) 00時半頃
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[袋に野菜やら魚やらを突っ込まれての帰還、 やたら多めにくれたのはなぜだろう]
や、せんせ。 春さんね、熱あがったみたいで寝てる。 果物食わせとけばいいかなって。
[>>197一人でこんな時間に、飯でも食べに行くのだろうか 出会った医者は外面を装備していたが、 少しだけじっと顔を見て]
下がんなかったら明日また俺が診療所行くよ。
[さっきの声の大きいおばちゃんが何か囁いていた、 聞くのは初めてじゃないし大体タチ悪いのはこいつだ 一応知らん顔はしているけれども]
(206) 2014/04/16(Wed) 00時半頃
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―織部家― [星宮の使用人が偶然通りがかっただけ。 そこに偶然織部の主が居合わせただけ。
傍からはそんな程度の短い会話でしかない。]
これを、他の人間の目につかないようにあの娘の元まで。
[短く告げて手渡す封筒の中身は一葉の写真。
時を経てもそうと分かる、若き日の――朔と呼ばれた女と。 一目であってもはっきりと血の繋がりが見て取れるほど、 秋津に面差しの似た小紅の。
写真。
封筒の中に入っているのは、それのみ。]
(-134) 2014/04/16(Wed) 00時半頃
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/* プロの灰に落とした名前の案。 くそぅ、全く!!
は、澪さん!! 夜遊びで赤ログ見るのだと思うと色々仕込みの方を考えてしまってだね……。
(-133) 2014/04/16(Wed) 00時半頃
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― 星宮邸へ電話 ―
もしもし、鈴城です。 お嬢様にお伝え損ねたことがあるので、よろしいでしょうか。
[渋る使用人。 9分は待たされて、受話器越しに令嬢の声を聞く。]
…お父様に進言をしてみましたが、如何でしたか?
[使用人を伴わない外出許可の話を受ければ、その先を。]
商店街の奥にある神社は、一度参られた方がよろしいかと。 この季節、野花も綺麗に咲いております。
花屋で見るものとは、一風趣も違いましょう。
[そんな小話と共に、電話を切る*]
(207) 2014/04/16(Wed) 00時半頃
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[第一調剤室で、かなり強めの睡眠導入剤を調合する。 誰かからの頼まれものか。それとも――男が使うのか。
それを終えた所で、夕飯の時分を迎えた。]
………今日は、来るかな。
[会えるといい、期待を描いて。 大衆酒場へ向けて歩き出す。
途中、巻いた噂>>197が歩いているのを聞けば、 くすり、と陰湿な笑いが溢れてしまうのもやむなし。]
(208) 2014/04/16(Wed) 01時頃
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― 大衆酒場 ―
[ラヂヲの謳う声音を耳は拾い、 それを肴に電氣ブランのロックを舐める]
………。
[扉の方を何度も見てしまうのは、空気に馴染めないからでは無い。 からん、グラスの中で氷が鳴く**]
(209) 2014/04/16(Wed) 01時頃
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[繋いだ手が、一際熱くなるのは、隠し切れぬ憤怒に因る。 困った顔をして、申し訳無さそうな顔をして。 歯切れ悪くも伝え来る、―――己の居ない新しき生活。
しかし、ふと、指先から力が抜けた。]
(-135) 2014/04/16(Wed) 01時頃
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[一欠けらずつ、零れ落ちる言葉は、己の内に降り積もる。 後へ後へと押しやられた顛末は、問い質して漸く彼の口より発されて。>>203
巡り巡って耳に届いていた噂と差異はあるが、結論は変わらない。 息子が、雛が鳥篭を自ら飛び立とうとしている事実。
大学に行き、見聞を広めよと促したのは自分。 何れ来るこの時を、己はどこかで待っていたのかもしれない。 子の成長を喜ばぬ親が何処に居るだろうか。
浅く顎を引き、空を覗いた。 藍と朱を掻き混ぜたカンバスに、巣へと戻る鳥が二羽。
浅く息を吐くと、軽く頷いて見せる。]
―――…そうか。 お前も大きくなったものだね。 昔は悠斗君と見世を駆け回っているばかりだったというのに。
しかし、そうすると。 この街に居られるのもあと僅かと言うわけか。 ……ふむ、そうだね。祝福しよう。
海琉、お前は私の自慢の息子だ。
(210) 2014/04/16(Wed) 01時頃
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[ 喝采をしよう。 ]
(-136) 2014/04/16(Wed) 01時頃
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[己はきっと、待っていた。
生温いまどろみにも似た安寧と言う円環から、 二羽の鳥を掬い上げるこの時を。 停滞を見せてしまった鳥篭が再び機能する時を。 緩い留め具が外れ落ち、不足満たされる時を。
息子よりも、ずっと偽り深い男。 人の親と言う皮を被った強欲。
憤怒は慶びと変わり、終わり行く当たり前の日々に響く祝砲めいて、腰に下げた鍵束がシャンと鳴った。*]
(-137) 2014/04/16(Wed) 01時頃
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[じっと顔を見られ、ぱちりと瞬く。 無意識に髪を引っ張りながら、小首を傾いで。 連れていく、ではないのだなと、微かな違和を覚えた]
嗚呼、そうだね。熱冷ましくらいなら出せるけども……。
[診療所には点滴や一般薬しかないため、鈴城のところへ行った方が早い気もするが。 兄の看病にどうせ付きっきりになるのだろう彼に、友人としては少しくらい遊んでほしいので口にはせずに。
お大事にと伝えておいてねと、穏やかに笑う。 いつもよりも苛立って、メッキの下が見えそうな顔で。 無意識に髪を弄っていた手が、今度はポケットに突っ込まれた。 ちゃり、と予備の鍵が手に触れて鳴る。
結局、家の中でもいつもの鍵は見付からなかった。 嗚呼、鍵はどこにやったのだろうか。 なんて、アホみたいな愛想笑いをしながら、頭の隅で思った]
(211) 2014/04/16(Wed) 01時頃
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[異常に物分り良い風を見せる男に、息子は何かを感じ取っただろうか。 それとも覚えるのは一抹の寂しさか。
だが、男は偽りで出来ていた。 目的を果たすために、どんな顔も作れる悪徳。
息子に向かって、笑みを向け。 丁度、息子の友達と合流したのは、そんな折。>>154>>169
何かの分岐点めいて設けられた赤いポストの前。 先に断り投函してしまった文。 この行為も何時ものこと。
―――己の道を決める時、何時も赤色がそこにある。**]
(212) 2014/04/16(Wed) 01時頃
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― 眠る前 ―
おう…、そうか。 ごめんな。
[>>168誰がいたのかも、そこに残された手土産もわからないまま。 布団に押し込まれて、鼻から上がちょこんと覗いているかたちになる。 まるで子供のようだ、――情けない。]
ん。 ――――…、すぅ。
[声は掠れて届かず。 近付く顔には弱い寝息が掛かるだけ。 寝る前に呟いたのは――…]
(213) 2014/04/16(Wed) 01時頃
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[二羽の赤い鳥。 それをずっと求めていた。
篭を用意し、手塩に掛けて。 自身の求める、充足と不足の交わるその時を。*]
(*38) 2014/04/16(Wed) 01時頃
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うん、助かる。 そんな快斗にみかんをやろう。
[紙袋をごそごそと探すと冬の名残の橙色を手に取る、 また寒くなるまで会えなくなるそれを差し出した。 >>211外面用の笑顔、穏やかすぎて違和感を感じる]
お前どーした? 恋わずらいなら相談に乗るぞ。
[外でもいじって来るのに、今日はそれをしない。 まさか風邪か、医者なのに?それとも?]
(214) 2014/04/16(Wed) 01時半頃
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― 夢の中 ―
[熱の上がった体は火照り。 何とも甘い夢を呼び寄せてくる。]
『心配しなくていいよ』 『全部--が、----してあげるね』
[優しい声が耳に落ちて。 柔らかいものが、どこかに触れる。 心地よくて、嬉しくて。 俺はふよりと、夢の中で微笑んでいた。 優しげな声の裏に潜む感情にも、気付かないで。 暢気に、平和に、幸せに、眠っている。]
(215) 2014/04/16(Wed) 01時半頃
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―夕食の頃に―
[細君不在の夕食の場に呼ばれた。 専属シェフが1つ1つ料理の品を説明してくれたのだが、 すまない、わかるものの方が少ない。
取り敢えず、食べられるものなら何でも良いんだ、俺は。 しかし、美味いな。 春文が勧めるのもわかる。]
そうですね。アメリカでは――
[アメリカでの暮らし。この街の印象。他にも、色々。 人の良さそうな主人だ。 話すのは苦ではないから、色々と話したし、俺も色々教えて貰った。]
澪さん、外に出るにも付き添いが必要なの? まるでprincess……お姫様みたい。
[おっと、主人の表情が僅かに変わったような。 これ以上は黙っておこうか。*]
(216) 2014/04/16(Wed) 01時半頃
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[大切な封筒、綴る文字、書かれた言葉、海を渡った写真。 それらが抜き取られたことも、きっとすぐには気付かない。
親友だけに話した、ことも。 秘密にしておいてくれと、佐取さんに頼んだことも。
まさか。 寝ている間に、覗かれているなんて。 母さんからの手紙を、覗かれているなんて。
優しい声が囁きかけている。 この声は天使なのだろうか、それとも悪魔なのだろうか。
甘い声が、響く。]
(217) 2014/04/16(Wed) 01時半頃
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[やがて、優しかった声は色を帯びる。 妖艶な吐息が絡み付いて、躯を撫で上げていく。 久しく聞いていない、何なら聞いた経験の少ない声は 布団の中、躯の芯に、容易に熱を集め始めた。]
―――……、っ…
[甘く蕩けてしまいそうな、声。 映像はまるで出来の悪い油彩のよう。 輪郭もなければ、白黒の色彩で。 ああ、黒い髪が揺れて――…]
『兄さ、…… ん……』
[確かに、そう謂った。 とたんに色彩ははちゃめちゃなものに変わる。 電気浴槽に浸かったら、こんな風になるだろうか。 目の前が滲んで、艶やかな淫夢が弾けて、 弾けて、飛んで――――……]
(218) 2014/04/16(Wed) 01時半頃
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ぁ、 はる、―――…ッ!!
(219) 2014/04/16(Wed) 01時半頃
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10ぐらいなげたら600ぐらいになって兄さんのラブが帰ってくるこの感じ(すき)
(-138) 2014/04/16(Wed) 01時半頃
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[こうして、手紙を投函するのも何時ものこと。
だが、先日投函した折には、一通だけ、極個人的な葉書を書いた。 表に、彼の名のみが書かれたていたとしても、間違わず辿り着くのは小さい商店街の利点。 ―――或いは、近しいところから投函されたというヒントだろうか。
流れる宛名は、崩された『高雄悠斗』と辛うじて日本語で書かれているのに、裏を見れば、そこには難解な一文が踊る。]
(-139) 2014/04/16(Wed) 01時半頃
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[>>214渡された冬の名残は、爽やかな香りがした。 受け取り、投げられた疑問符に乾いた笑いを溢す]
俺が恋なんて可愛いこと、すると思うかい?
[いまだに結婚していないのも、奴隷は一人だと飽きてしまうから頻繁に変えたいだとか、そんな下卑た思考の持ち主が?
皆まで口にはしないが、そんな意味を込めて。 それから、遥に指摘されるほど心が乱れていたかと少し眉を寄せかけて、やめた]
いや、なに。たちの悪い嫌がらせをされてね。 少し困っているんだよ。
[この前、遥に嬉々として語った完全犯罪の方法三選を犯人に試したくなるくらいには。
ミカンを潰さないように片手に持ったまま、舌打ちしたそうな瞳で笑っておいた]
(220) 2014/04/16(Wed) 01時半頃
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『 J'ai trouvé l'oiseau rouge. 』
(-140) 2014/04/16(Wed) 01時半頃
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[語学に疎い彼どころか、大学に通う息子にも知れないだろう仏語。 小さな商店街、余程の知識人でなければ読み解けぬ文。
しかし、彼がその文を見て、眉根を寄せるとしたら、内容ではなく、書かれた文字そのものに不快感を覚えるかもしれない。
その一文は、明らかに血で書かれていた。]
(-141) 2014/04/16(Wed) 01時半頃
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[書いた当初は鮮やかだった色合いも、時を置いて変色している。 口腔を自ら噛み切り、指で鮮血を拭い、認めた文字列。
招待状にも、赤紙にも似た、不気味な代物。 葉書に移されているのは、季節外れの竜胆の香。 四季を問わずに彼を想う丈の綴られた一通。
今朝には届いたはずだが、彼はそれを見ていただろうか。 未だ、郵便受けを改めていなければ、残ったままだろうが。
咽るような竜胆の香の中、仄かに、ほんの微かに紛れて香るのは。 金色蝙蝠が羽ばたく、三級品の紙巻煙草の薫煙。*]
(-142) 2014/04/16(Wed) 01時半頃
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/* もっと上手く動きたいうごごごご。 他のストーカーさん方、上手いなぁ。
もっと、もっと、愛を伝えたい。(病んでる)
(-143) 2014/04/16(Wed) 01時半頃
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― 自室 ―
っは、あ! はぁっ…、はぁっ……。
[びくりと陸で跳ねた魚のように、躯が震えて目が覚めた。 とてもとてもとても、それはとても、嫌な予感がする。 上がった息を整えながら、恐る恐る視線を布団の中 更には指で服を押し上げて見れば、だ。 思った通り、下衣にべったりとしたものが見える。]
………、…。
[32歳にもなって、夢ごときで射精するとは。 しかもよくよく思い返せば、夢の中で乱れていたのは。 異国のお嬢さんではなく。 血の繋がった、たったひとりの弟。]
…………、…あほか…気持ち悪い。
[嫌悪感、罪悪感、盛大な溜め息。 ずず、と鼻を啜って。 布団を引っ張り再び頭まで被った。 弟が部屋にいなくて、本当によかった。]
(221) 2014/04/16(Wed) 01時半頃
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だから面白いことになったのかと思ってな。
[>>220実際にこいつが色恋に振り回されてしまうのなら、 それほど面白いものはないと思う。 なんて言ったら往来で殴られるかもしれない、 取っ替え引っ替えなんて比較にならないくらい ひどい思考であることは知っているが故]
へー、嫌がらせな。 診療所閉めるようなことには、ならないで欲しいが。
……逃げ場所ぐらいにはなってやるよ。
[本気で困ったら、来いと。 犯罪者になるよりは藪医者のほうがましだろう。
悪友を心配する気持ちは嘘ではないから、 というよりは焦燥してる姿ももっと見たいし]
(222) 2014/04/16(Wed) 01時半頃
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>>221 兄さん(ガン見
(-144) 2014/04/16(Wed) 01時半頃
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/* 春文頑張れ! なんか色々バラしたいけど、タイミングが無さそうなので、灰から応援しますよ! 意外と繁盛して吃驚の見世蔵だよ!
(-145) 2014/04/16(Wed) 01時半頃
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/* 夢精RPってはじめてしたかも!!!!!
ダメ兄すぎる。 ほんと、ダメ兄すぎる。。。
(-146) 2014/04/16(Wed) 02時頃
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[春告げ時に。 寒さに耐え氷を突き破り咲く福寿草。
夏告げ時に。 太陽の動きに合わせて首巡らせる向日葵。
秋告げ時に。 咲く間に花型の変わる江戸菊。
冬告げ時に。 香り強い飴色の花を持つ蝋梅。]
(-148) 2014/04/16(Wed) 02時頃
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兄さんは、ノンケだよね?(念押し)
(-147) 2014/04/16(Wed) 02時頃
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[開いた窓枠に、毎年一輪。]
(-149) 2014/04/16(Wed) 02時頃
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/* そういえば、お兄さん、どこいった?
(-150) 2014/04/16(Wed) 02時頃
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……っ…。
[ぐす。 風邪の鼻水だけでない音が、一人の部屋に響いた。 情けない、何とも情けない。 それに酷い自己嫌悪が重なる。
大切な弟を、そんな目で見ていたんだろうか。 俺は男色家だったんだろうか。 ならば、大切な親友もそんな目で見てしまうんだろうか。 海の向こうに、思いを馳せていたんじゃなかったのか。
何度繰り返してみても答えなんて出るわけもなくて。 滲む涙をごしごしと掛け布団に擦り付けた。]
………着替え…よ…。
[弟が帰ってくる前に、なかったことにしてしまわなくては。 俺一人が口を噤めばばれないことだ。 夢だとしても、絶対に、ばれてはいけない。 今度は怒るどころか縁まで切られてしまう。]
(223) 2014/04/16(Wed) 02時頃
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[また夏に――捧げる花のあるはずが。 八重桜の枝が、在った。
神籤の様に白紙が括りつけてある。]
『御成婚、おめでとうございます』
[手を伸ばしても、伸ばしても。 届きはしなかった――桜枝がそこに。]
(-151) 2014/04/16(Wed) 02時頃
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[>>222往来で殴りはしないが、ちょっとあっちの裏路地でお話し合い(物理)しようか?と引きずり込んでいたであろうから、言わなかったことは正しい判断であった。 眉を下げて、困った笑いを返すだけで済む]
今のところ、そこまで深刻な話じゃないんだけどね…。 外出の時は鍵を用心のためにかけることに決めたくらいだよ、変化といえば。はは。
[などと、詳細なことを話さないのはここが外だからだ。 もし診療所内ならあらいざらい話して、八つ当たりのひとつでもしてやったのだけど。
それから、最後にかけられた頼もしい言葉に、少し目を大きく開いて]
ありがたいな。もっとドライな関係かと思ってた。
……ありがと。
[なんて言うかよバカ。 と、付け加えたのは、彼にだけ聞こえる声で]
じゃあ、そろそろ行くよ。お兄さんによろしくな。
[だが、別れを告げるときには少しはましな顔に戻っていて。 身長のさほど変わらない彼の頭を、ぽんぽんと軽く叩いておくなんて珍しいことをした]
(224) 2014/04/16(Wed) 02時頃
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―夜― [鈴城と別れてのち、織部の家に寄せられた車がどこかへと向かう。 地主の家に車が寄るのは、珍しくもなく。
聞くたびに遊説の議員の接待やら、大店との商談であるとか。 そんな話ばかりだと知る住人が、不審に思うはずもない。
向かう先は、古巣。 “小紅”が君臨する、夜の街。
人口の灯りが発明されてから、この街の夜は長くなり。 女たちの涙の量はぐっと増えた。]
(*39) 2014/04/16(Wed) 02時頃
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[快斗がどんな顔を見せても友人であることには変わりないが、 話し合い(物理)は仮にも軍人として負ける気がしないので しなかったのは快斗にとっても懸命だったろう。 自分で自分を治療なんて、難しいだろうし]
ふーん、まあ愚痴があるなら聞くし。
[そしておろおろしている顔を堪能もするし]
お前が居ないと困るんだよ。
[なんてな、嘘じゃないけど。医者としても、友人としても。
>>224落とされる小声もきちんと聞こえる音量だ、 だから乱暴に撫でられても許してやる事にした。 実際に頼って来るのなら本当に手を貸す積もりで]
じゃーな、イロオトコ。
[軽口も叩けるなら、大丈夫だろうか。 その姿を見送ってから自宅へと足を急がせた*]
(225) 2014/04/16(Wed) 02時頃
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―自宅―
[店の前を一度通る、誰かが来た形跡は無いようだ。 念のため地面に書いてあった文字も念入りに消しておく]
ただいま、春さん起きてる?
[荷物を抱えたまま玄関を上がる、 物音がしたからもう目を醒ましたのかと 兄の部屋へと一直線に]
(226) 2014/04/16(Wed) 02時頃
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で、どれが躾のなってないのだって?
[煙管を燻らせ、媚びる視線と、投げやりな態度と、憎悪の声を一身に浴びて嗤う。
笑いながら、抗う女の腕を踏みにじり、腹を蹴り上げて躾ける。 出荷間近の人形どもには痣が残るような振る舞いはしない。
まだ、反抗心などという人形にあるまじき感情を持っている商品の、 自尊心の残り滓を、ゆっくりと
踏み潰して、消していくのだ。
女の柔肌を組み敷き、引き裂いて。 失せ物には程遠いと、落胆を吐き出す*]
(*40) 2014/04/16(Wed) 02時頃
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―夜・織部家― [日の沈んだ頃に玄関に寄せられた車は、 主が乗り込むと程なくして去って行った。
乗り込んだ車内。 人知れずうっすらと、花の移り香を纏ったまま。**]
(227) 2014/04/16(Wed) 02時半頃
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えっ、あ…! ねね、ねてる、まだ寝てる!
[射精して更に気だるくなった身体を、やっとの思いで動かしかけた時。 部屋へとやって来る声に、身体が強ばった。 布団に逆戻りで、鼻先まで被る。 涙に少し腫れた目が、ちらと扉を窺って。]
お、おかえ、り。
[それでも『ただいま』に『おかえり』は返しておいた。]
(228) 2014/04/16(Wed) 02時半頃
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[新居の用意は済んだ。
婚儀衣装の支度も済んだ。 鶴亀に松竹梅。 打掛は淡く優しい色合い。まるで月にかかる雲の如く。
振袖は黒地に松に鶴の柄が大きくあしらわれているものを選んだ。
手書きの絵柄の上に、細い糸で細かい刺繍。 高価なものだったが、それぐらいの方が彼女には相応しい。]
(-152) 2014/04/16(Wed) 02時半頃
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[花嫁行列はしてあげられないけれど。
2人きりの行列というのも、悪くはないはずだ。]
(-153) 2014/04/16(Wed) 02時半頃
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……起きてるね。
[>>228何故か慌てた声の兄、 別に起きてても怒らないのにどうしたのだろう。 悪戯が見つかった子供のようだ]
夕食作ろうと思って、食材買ってきたから。 春さんはまだ寝てていい。
[何を隠したのやら、追求する気は無いから じろりと見るだけにしておいた。
お粥は続きを食べてもらうとして、 問題はおかずの方だった。
それから暫くは、台所で格闘する音が聞こえるだろう**]
(229) 2014/04/16(Wed) 02時半頃
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[澪さん。澪お嬢さん。]
……おめでとう。
[祝いの声は微か。*]
(-154) 2014/04/16(Wed) 02時半頃
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―夜―
[使用人の少なくなった屋敷。 自然と警備の者も減る。
篝火を焚かなくなったのは、いつ頃からだったか。
薪の置かれた場所で火の手が上がったのは夜中。 俄かに騒がしくなる邸内。
事の次第を説明に来た使用人も、消火活動にと駆り出されて慌てて出て行く。]
(-155) 2014/04/16(Wed) 03時頃
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う。
[>>229はい、起きてました。 じろりと見られて、まるで責められたように感じてしまう。 ばつの悪そうに眉を下げると、弟が出ていくまで布団に潜って顔を隠した。 青臭いにおいが鼻につく。 布団の中だけで収まってくれていると、信じたい。]
あ、っと。 包丁使うなら、気を付けろよ?
[手を切ってしまわないようにと、子供にするような注意をして。 さあ、弟が台所で戦闘を繰り広げているうちに。 俺はさっさと新しい下衣に履き替えて、ついでに寝巻きにも着替えてしまう。 なにも考えず、洗濯かごにそのまま放り込んで。 明日の朝、洗濯しよう。
とりあえず、まだ少し落ち着かない自室に 籠らせてもらうことにしよう**]
(230) 2014/04/16(Wed) 03時頃
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…… ………
[誰も居ないはずの室内。 畳上を歩く足音は静かに、静かに。]
(-156) 2014/04/16(Wed) 03時頃
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[黒髪をそうと撫でるのは風ではない。
路に流れる水の様にまっすぐな黒髪を。
直に触れるだなんて、烏滸がましい。 けれど。こんなに間近にあるのなら、 触れずにはいられない。
手を伸ばさずにはいられない。]
(-157) 2014/04/16(Wed) 03時頃
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[この髪に似合うものは何だろう。
生まれた日のような、黄色い花? それとも今日買っていたような髪帯の赤?]
(-158) 2014/04/16(Wed) 03時半頃
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さみしい……
こわい……
(-159) 2014/04/16(Wed) 03時半頃
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[腕を広げて、抱きしめてしまおうか。
腕を広げて、閉じ込めてしまおうか。
腕を広げて―――――…]
(-160) 2014/04/16(Wed) 03時半頃
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………
[腕を落とす。 掌から滑り落ちる黒。
夜の闇。 庭先で灯る炎の赤。
浮かぶ月。]
(-161) 2014/04/16(Wed) 03時半頃
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[お嬢さんの様子を窺う。
終いに――
立ち去る間際に残すのは、贈りの品。
鰹節。昆布。扇子。 そして。
福寿草の花に似た金色の帯。]
(-162) 2014/04/16(Wed) 04時頃
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/* 残り59000を切るまで頑張ろうと思ったけれど、 59350だよ……。
後は赤分ということで!
(-163) 2014/04/16(Wed) 04時頃
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[生まれた時からずっと幸せを願っていた。
否、生まれる前から、ずっと。
庭に落ちた小石。白い石。 土に埋もれ、草に覆われ、水路に沈み、想いは積もる。**]
(-164) 2014/04/16(Wed) 04時頃
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―夜―
[夜空に輝く白石のような星を、繋いでは形を描いていた。 襖を開けて庭から見上げる。
俺の知る星座の位置がまるで違う。
本当に、遠い場所に来たのだと息を吐いた。
澪には家を継ぐべき兄が居ると聞いたが、夕飯の席では姿を見なかった。 何処に居るかなんて、わざわざ聞くべきことでもない。
どうにも面倒なことが起きそうだと、俺の口は重くなる。]
(231) 2014/04/16(Wed) 04時頃
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……はぁ。
[重いといえば。 これは何だ……。
部屋に戻ったらトランクの上に置いてあった。 一通の封筒。 切手も宛名や差し出し人の記載のない、ただの封筒。
屋敷の中の使用人を掴まえて訪ね回ったが、誰も知らないと首を振る。 何なんだ、金でも握らされたのか?]
(232) 2014/04/16(Wed) 04時頃
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[固形物ではなさそうだ。
もしやこれは、花見が出来なかった春文からの詫びの何かか?
何もない封筒だなんて、らしくない。 期待を込めて開いたものの、中に入っていたのは写真が一枚。]
(233) 2014/04/16(Wed) 04時半頃
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[おい、誰か聞いてくれ! これは凄い事実だ。
あのオリベが女――――ッ]
………はぁ。
[馬鹿野郎。良く見てみろ。]
(234) 2014/04/16(Wed) 04時半頃
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[溜息は重く、重く。]
……こんな夜でも、桜は綺麗だな。
[風に乗って舞い散る桜の花弁が、 写真に映った2人を一時隠す。]
……そと。
[ゆるゆると立ち上がり、俺は上着にと羽織に手を伸ばした。**]
(235) 2014/04/16(Wed) 04時半頃
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/* メモ。 Salute.
疎遠になった『星宮』とか書いてあったのを見つけた…(フルフル
スズシロのハンカチ、どうしたっけ? パパママ言う。
靴は菜の花色。絹の靴下。
(-165) 2014/04/16(Wed) 04時半頃
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―夜・商店街―
[夜の闇に薄ぼんやりと白が浮かび上がる。 桜。夜の桜は昼と違ってどこか――恐ろしい。]
ママ……
[返事をしてくれ、ママ。 パパと同じように鳥になったのなら。 俺の元に降りてきて、答えてくれよ。]
……
[嘘だと、言ってくれ。**]
(236) 2014/04/16(Wed) 04時半頃
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/* 貞久さんのは、明日…だな。
さて、どうしよう、ご老人に……wwwwwwwwwwww
(-166) 2014/04/16(Wed) 04時半頃
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[―――仮面の男。
澪の髪に触れて。広げた腕を1度は下ろしたものの。
お嬢様の反応次第では、逃さないと腕を掴んで引き倒すのも已む無し。 叫ぶならば、唇は何で塞ごうか。**]
(-167) 2014/04/16(Wed) 05時頃
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/* この村の伝統はストーカー側が中々埋まらないのかな。
私は、旧家縁故を生かして澪のストーカーになる事を期待されていたような気がする……。
スライドしなかった理由
1:他人との(依存的/執着的な)関係を基軸に動くPCのRPが苦手だから。
2:ストーカーに必要な相手に執着する起因となる「感情の機微」を描く事を苦手にしているから。
3:モチベーションコントロールが苦手なPLだから尻すぼみして残念な終末になる可能性がある。
(-168) 2014/04/16(Wed) 07時半頃
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/*ところで 無関心と書いてしまうと絡みにくいのでは 僕のキャラが問題な訳ですが;
(-169) 2014/04/16(Wed) 08時頃
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― 少し前・診療所 ―
[牛乳瓶の確認をしたタイミング。
にゃあ、
牛乳の匂いに釣られたか、痩せぎすの野良猫が男の足元へ。]
……他を当たった方が良いですよ?
[猫に人語で忠告して、話が通じるのだろうか。 困ったように笑いながら、薬局に帰ってゆく。 図々しい猫は、そのまま薬局の裏口までついて来た**]
(237) 2014/04/16(Wed) 08時頃
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/* ちょっと理解してきましたが、 『各自で目標を決めてそこへ行き着く』村である以上、 初参加者には遊び方が良く分からないのかもしれませんね。
(-170) 2014/04/16(Wed) 08時頃
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/* この村の伝統的に、か。
(-171) 2014/04/16(Wed) 08時頃
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[父から向けられる祝福の言葉と、いつものような自慢という言葉に>>210心に浮かぶのは気恥かしさと、それに勝るなによりも嬉しいという感情だ。 だってその言葉は、自分を少しでも大人だと認めてくれたように感じたから。]
あ、でもまだ本決定って訳じゃないし、教授にもまだ頑張れって…。 だから、頑張るよ!
[笑顔でそう告げる。 父の思いなど気づかずに。
ただ、親離れしたとしても父が自慢だと言える息子であれるようにと。 いつだって自分の行動は父を考えているのだ。 父の自慢でいようと頑張り、父の邪魔だと思い彼から離れようと。
結局弟子との仲までは勇気がなくて聞けないのだけれど。*]
(238) 2014/04/16(Wed) 08時半頃
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大学生 カイルは、メモを貼った。
2014/04/16(Wed) 08時半頃
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―大衆酒場―
[酒の匂いとラヂヲからこぼれるノイズ混じりの声。 赤い灯りがどこか異国情緒溢れる大衆酒場は、昼間とは違う場所に見える。 蜜柑片手に扉を押せば、張りのある声がいらっしゃいと声をかけた]
おや、鈴城さんこんばんは。
[敷居を跨いだちょうどその時、たまたまだろうか。こちらに視線をやっていた彼と目が合う。
バカしか騙されないような金メッキで穏やかに笑んでおくのは、癖のようなもの]
(239) 2014/04/16(Wed) 08時半頃
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医師 カイトは、メモを貼った。
2014/04/16(Wed) 08時半頃
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/* あ。今気付いたけど最初の段階で写真も同封されてる。
(-172) 2014/04/16(Wed) 09時頃
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/* (頭を抱えた)
(-173) 2014/04/16(Wed) 09時頃
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― 星野邸:夕方 ―
君の声は、素敵だから、か。 まるで口説き文句だな。
[溜息混じりの言葉。 星野に寄り付く事は少ない。 物好きだと評価しながら庭に面した廊下を歩む。]
(240) 2014/04/16(Wed) 09時頃
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|
ー夕刻・大通りー あ、おじちゃん……に、カイ兄。
[呼び止められ>>169>>181、親子で歩く二人の姿を見れば少しだけ驚いた顔をする
赤い鳥にでも立ち寄ろうと思っていたが、今はもうそんな気持ちも失せた
親子の仲睦まじい様子は、宝箱の宝石のようにキラキラ輝いている
無意識に触れたポケットの中のサクマドロップスの缶がからり、と鳴った] あー、ちょっとバイトの帰り!
[とっさに出た嘘。孤独感を押し込めたもの いつもの笑顔浮かべながら、二人は何処へ?と問いかけたか]
(241) 2014/04/16(Wed) 09時頃
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|
――はぁ。
[ため息混じりに、頭を切り替えながら今日の出来事を思い出す。 ふと、脳裏を過るのは「ギスジ」という言葉。 自分の知識網にかからない言葉を師に尋ねようと考えていた事を思い出し、気分が沈む。
レコードの件もある。 精神的な余裕が無い間は赤い鳥には寄り突きたくない。]
(242) 2014/04/16(Wed) 09時頃
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|
……。
[あの男の言動はホット・リーディング、コールド・リーディング、ショットガンニングといった話術が混じり込んでい事が多々ある。 理解しているが、師事を受ければ嫌でも心を指先で弄ばれる事が多い。 精神的な防壁を築く事も修練の一部として受け入れてはいる。 然し、あの男を親に持ち、子として側で言葉を浴び続けてきた人間がどのように成長するものか。]
あの無邪気さも誘導の結果、か?
確信を持つ訳では無いが 狭い鉢で矯正を受けながら主好みに育つ盆栽を連想する。 教育にはそういった要素が多々ありはする。 ――あの親子関係はどうだろうか。 本能的な嫌悪感が溢れ出る。]
(243) 2014/04/16(Wed) 09時頃
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|
――うるさい。
[家人の陰口が溢れる家。 何時もながら流せる言葉が耳につく。
家人の中に、金を掴まされて男に加担している者が居るのではないか。 そのような疑念も渦巻き始める。]
――ああ、もう。 煩い、五月蝿い、ウルサイ。
[苛立たしげに言葉を吐きながら自室に戻る。 星野の家紋の刻まれた桐箪笥の前にたてば、引き出しを抜き其処に隠れた螺鈿細工の秘密箱を引き出す。
迷いなく九の手順を踏んで、箱を開けば其処に置かれた牛革のシースに収まる和式ナイフを握りしめる。 刃渡り10センチ、全長20センチ程のそれは技術が無い者が持てば凶器になりはすれど護身具にはなりえない。]
(244) 2014/04/16(Wed) 09時半頃
|
|
[一時の感情に乱されている。
冷たい芯金から発せられる警句。
それを押し付けはできるが 「今はこの家には居たくない」と言う気持ちは押さえ込めない。 星野家の家紋が焼き印として入る牛革のシースを握りしめる。 躊躇の無い歩みで門を出た。 ]
(245) 2014/04/16(Wed) 09時半頃
|
|
― 星野邸前:夕方 ―
……。
[銅に染まる漆喰の壁。 影絵のように女のシルエットが行く。
ふと、目に留まるのは正面から歩み来る何かを抱える清掃夫。]
……なにそれ。
[淡々とした問いを向けるなか、奇妙な音と共にそれの蓋が開く。 頬を撫でる柔らかな夕風に乗り胸元に飛び込んできたのは自身の後ろ姿。
異様についた白い斑点と首の切れ目が刻まれた白黒写真。 夕空に舞う複数の写真を見上げれば、それもまた同じようなものだった。]
(246) 2014/04/16(Wed) 09時半頃
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――クソッ。
[写真が家人の目に入れば確実に保護を名目として軟禁状態に置かれる。 そんな状態におかれた数年後の自分を想像すれば悪態が自然と漏れる。 猫を思わせる身のこなしで空を舞う写真を掴み取り、全力で駆け始める。]
(247) 2014/04/16(Wed) 09時半頃
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[手の中で乱雑に写真丸めて握りしめる。 コレを何処で始末するべきか――思考は巡り続ける**]
(248) 2014/04/16(Wed) 09時半頃
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「鈴城先生、助けてください。」
[酒場で飲んで居ると、桶屋の娘が通り掛かり、早足で店内に進んで来た。 耳打ちで受けた話を聞き、明後日訪ねるようにと小声で告げて見送った。
この当時、子供を堕ろすのは手間が掛かった。
堕胎業者、保養所での手術。 それも、世間体を気にする家や金が無い者達は選べない。 腹を蹴ったり素人手法で子宮口に傷をつけたりと荒々しいやり口になる。
子供を産み落としてから殺すよりも、彼女達の精神負担は軽いのだろう。 とある男の質悪な悪戯の果ても含めて、相談を受ける事もたまにあった。 月経薬の大量摂取、劇薬の投下。 やはり方法は荒々しいものしか選べないが。]
ああ、千里先生。 お疲れ様です。
[娘が店を出てから、少し後に待ち人の姿。>>239 外套置きに使っていた隣の席を空け、もし宜しければとごく自然に隣を譲る。
金に困る娘達。 男が薬代替わりに求めたのは――…**]
(249) 2014/04/16(Wed) 10時頃
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|
[男が薬代替わりに求めたのは。 堕胎で負担が掛かった身体の影響を計る為、流れ出る胎盤の提供。
大陸では古くから身体に良いとされ、重宝されている。
男の振る舞うは、白粥ではなく少し色味が付いた粥。色の問題も、卵も混ぜてしまえば、そう気になるものでも無いだろうが。
……幸い、医師に分けた粥には凝固部分が混じった事はない。 丹念にこして入れてやっているのだから。
自分の蒔いた種を自分で食べている男の横顔を思い出す。 旨い、と言って喜んでくれた顔を想像して。笑った。
食べれるものは、なんでも食す。 大陸の歴史と文化は、この国には受け入れがたいものがある
餌を求めに来た野良猫は、何処に行ったのやら**]
(-174) 2014/04/16(Wed) 10時頃
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私は赤い鳥を見つけたよ。…か 赤い鳥って俺ってかカイ兄…?
(-175) 2014/04/16(Wed) 10時半頃
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―『篠川』―
[何十年も昔から、『神社境内の橋の上に立つとお化けの声が聞こえる』という噂があった。
ある年の夕方頃、見物人の賑わう中で地獄の底から這い上がってくるような歪な声が響き、見物人は一斉に顔を青ざめて蜘蛛の子散らすように逃げ出したという。
斑帝貞久はこの噂話を題材に、 『篠川』を執筆する。
――死の川。 生と愛に疲弊した青年が入水を繰り返す話だ。共に落ちた女だけが死に、呪いの声を上げる。すまないすまないと青年は詫び、苛まれて逃げ出すも声は耳傍を離れず。
苦しむ青年を助ける女たち。 死を恐れ、恐れているからこそ『自殺』から逃れられなかった青年の話。
新聞に連載されると忽ち反響を呼んだ。*]
(250) 2014/04/16(Wed) 10時半頃
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―神社境内―
(……ほら、あの頃のように。 私に『死の恐怖』を教えて下さい。
――ほら。)
[少年を拘束した腕は、今は柳のよう。 川面へと押し付けんと少年の髪を掴んだ指は、今は枯れ木のよう。
大きく口を開かずとも容易く口腔に収まった其れ。]
(*41) 2014/04/16(Wed) 10時半頃
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[耳をすませば。
ほら、お化けの声が聞こえる――…**]
(*42) 2014/04/16(Wed) 10時半頃
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/* 狼1騎士2 囁狂3少女1稼ぎ6
人数計算していないと、危ないな……。そんな気がする。
(-176) 2014/04/16(Wed) 11時頃
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/* 芥川……?
(-177) 2014/04/16(Wed) 11時頃
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|
嗚呼、どうも。
[>>249隣の席を譲られ、拒絶する理由もなく軽い礼と共に椅子を引く。 これが佐取ならばなにか理由をつけて店から逃げ出していたし、遥ならここよりも家に来いタダ酒あるぞとじゃれついていたが。 隣人としての領域を超えず礼儀を損ねない程度の付き合いを保ち、席に着いた]
昼間、近いうちにまたと言っていたけど、思った以上に近いうちだったね。 そうそう、昼間はありがとう。
[なんて、粥の礼と昼間の話を交えた世間話をしながら、お湯割りを一杯頼んで]
(251) 2014/04/16(Wed) 11時半頃
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|
― 神社境内 橋の上:夕方 ―
[鎮守の森に沈む夕日。 元より紅緋に染まる橋は、何時もと変わらず其処にある。
流れる水音を乱す異音が響く。 石を包んだ女の写真が川底へ沈みこんで行った。]
……篠川?
[額の汗を拭いふと、思い出す。 作家斑帝貞久の代表作。
―共に落ちた女だけが死に、呪いの声を上げる―。]
冗談じゃない。
[毒づきながら欄干に背を預けて呼吸を整える。
橋の先に広がるのは木々の合間を波打つように伸びる参道。 その先には生活関わる様々な神が祀られた社殿がある。]
……あそこで一晩を過ごすのも良いかな。
[闇や草木の音そして迷信に化物を想像する程弱くは無い。 この世で一番恐ろしいものは人だと女は理解している。]
(252) 2014/04/16(Wed) 12時頃
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|
流行り風邪の患者さんは他にもいらっしゃいました? あの後、高雄君と一緒に、星宮さんの所へ出掛けていたものですから。
[昼から夕刻まで薬局には居なかったアリバイ。>>251 実際は夕方から出掛けたが、高雄青年はこの医師に用が無い限り近寄らないのを知っている。 この嘘は突かれない限り綻びも出ないだろう。
彼が不快を覚えた一件とは全く無関係なふりをして。往診外出も知らないふりをして。]
そういえば……、 つい今しがた織部さんから聞きましたが ご近所さんで空き巣が出たそうです。 物騒な話ですよね。
[隣に座った医師が注文したのを見計らい、そんな話を告げた。 外套と共に少ない割にやや重い荷物を己の膝上へと移して。 近いタイミングで会えた、と告げる医師の元に湯割が届けば、ロックグラスを寄せて挨拶としての乾杯を] ええ、私もさっきの今日でお会いできるとは。 少々嫌な事があったので、飲みたい気分でした。
千里先生がいらしてくれて、一人酒よりも楽しく飲めそうです。
[朗らかな笑いと、少しばかり酒気に帯びた緩い表情。 虫をデスクに容れるような陰湿さとは、ほど遠く。]
(253) 2014/04/16(Wed) 12時半頃
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―先日の診療所―
「カシャ、」
[物陰から、本屋の弟と共に居る所を撮影した。 本屋の主人の所へ、栞を届けるべく出掛けたあの日だ。
その日の帰りに本屋の表構えも撮影。 往来無きタイミングを謀って撮影したので、目撃者は無し。
彼らが友人関係である事は、なんとなしに知っている。
医師を孤立へ追い込む為には、頼る存在は不要。 ……まあ、この写真の使い道は、先の話になりそうだが。*]
(-178) 2014/04/16(Wed) 12時半頃
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― 夜・本屋『花時堂』(閉店) ―
[暫くは遥が台所で格闘する音を聞きながら 布団の中でころころと翻筋斗をうっていたのだが。 さっきの夢を思い出して仕方ない。 もぞりと起き上がると、机に向かって一筆箋を取り出した。 淡い桜色、散りゆく春の花が描かれた便箋。]
……、こほっ!
[咳を溢しながら、文字を認めていく。]
『見合いのこと以外で相談したいことがあります。 貴方くらいにしか、話せないから。 春文』
[一筆箋を手にのろのろと閉店した店の方へと。 昨日の今日で取り寄せの本は届かないから、取りに来ることはないかもしれない。 それにあの赤い鳥は、あの鳥籠からあまり外には出ないところがある。 明日以降取りに来たときでいい、一筆箋に気付いてくれた時でいい。 幻滅されるかもしれないけれど。 さっき見た夢のことを、相談してみようと思う。]
(254) 2014/04/16(Wed) 13時頃
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[本当に恐ろしく、悍ましいのは 得体知れぬ謎の存在の脅威ではない。
ごく身近に潜む狂気に、気づけない事。]
(*43) 2014/04/16(Wed) 13時頃
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[近すぎて、解らない掴めない気づけない、恐怖。 日常に棲む非日常という魔物の存在。
その魔物は、大陸の馨を身に纏う癖して 花の薫りで覆い隠れ、草木であろうとする。
路傍に存在する、何気ない茂み
或る時は墓石の近くに、 或る時は診療所の裏口に。
それから、土の下で秘密の根を生やしている**]
(*44) 2014/04/16(Wed) 13時頃
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|
[>>230ごそごそと活動する気配がする、 寝汗でもかいて着替えたのだろう。 それよりもこの食材たちとの戦いをどうにかせねば。
粥ほどではない柔らかめに炊けるよう米を磨いで、 煮物ならできそうかと根菜をざく切りにする。 鶏肉も適当に切って炒めてから水と野菜を鍋へ、 塩と砂糖と出汁昆布を落として蓋をした]
問題はこれだ。
[なんとなく味噌汁をつくるのは苦手で、 これまで兄に任せきりだった、から。 悩んだ末失敗しそうにない豆腐とわかめでつくることに。 出汁をいれるのを忘れてぼんやりした味になるか、 戻しすぎたわかめが多くて一面真っ黒か、 煮立ててしまって豆腐に鬆がはいってしまうか、 どれかの失敗はしてしまうだろう**]
(255) 2014/04/16(Wed) 13時頃
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|
幸いなことに、緊急を要する方はいなかったみたいだよ。 昼休憩の後は往診に行っていたから、もしかすると待ちきれないで帰ってしまった患者さんもいるかもしれないけど……。 ああ、でも春文さんがあまりよくないようでね。さっき遥から……遥君から、聞いたんだけど。
[>>253蜜柑を手元で遊びながら、答え。
外出時は受付で待てるように鍵は開けているし、もし緊急ならば、そう広くない町だ。少し使いの者が走ればすぐに捕まる。 だがどちらもなかったということは、今日どうしてもという患者はいなかったということであろう。
――いつからだったか、診療所に余裕ある時間が増えたのは]
……空き巣、か。 鍵を閉める家庭の方が珍しいからねえ。近所にそういう人がいるとは、なかなか物騒な話だ。
[乾杯をする動作に、それを受けてこちらからもグラスを寄せる。 澄んだ音が小さく鳴った。
緻密に、わざとらしくないように計算しつくされて置かれた情報たちを前にしてしまっては、まさかなどという思考さえ浮かばせることも出来ずに。 緩んだ笑みに、こちらも外出用の微笑を返す]
(256) 2014/04/16(Wed) 13時頃
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[決して表に出さぬはずだった「小紅」の顔。 母がどのような身の上だったか、想像できてしまうであろう写真を普段は仕舞い込んである。
それを、不用心すぎるほどあっさりと、サリュートの手に渡るようにした。 あれが朔の血筋である保証などないというのに。
どうせ写真の持ち主が分かったところで 異国から来たばかりのサリュートには、それをべらべらと話すような相手もいない。
面差しを重ねる女が写っているのは、サリュートも同じ。
星宮の家であの写真を見せたところで、 異国の娘がなぜそんなものを持っているのか不審に思われるだけのこと。 悪くすれば、異人嫌いの奥方と阿る使用人たちに適当な理由をつけて追い出されかねない。
サリュートは、あの写真のことを他人に話すことは出来ない。]
(-179) 2014/04/16(Wed) 13時頃
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[旅券とすり替えさせたのは、よく似た手帳。 一見しただけでは容易く区別はつかない。 中を開いて、初めてそれが旅券でないことに気づくような精巧な代物。
表沙汰にできない異人の客や、商売相手への便宜をはかるため。 本物の旅券によく似せた手帳をいくつか用意してある。
食事や、風呂や、散策。 そんな僅かな時間に入れ替えてしまえば、 本物を返すまでか、 あるいは偽の旅券を開いて気がつくまでか。 時間稼ぎは出来るだろう。]
(-180) 2014/04/16(Wed) 13時頃
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[女郎宿の古い帳簿や証文を漁って、目当てのものを手に入れる。
朔の売られた時の証文、買い取った男の名前。
これでもし、サリュートが朔の子でなくても。 一向に構わない。
どんな結果であっても。
自分だけが知っていればいい。
書店の主も知らぬこと。 預けた星宮の娘も知らぬこと。
自分だけが知ればいい。]
(*45) 2014/04/16(Wed) 13時頃
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/* パスポートが手帳型(国際基準)になったのは大正時代、と。 写真貼付必須はそれよりも古い。 [メモメモ]
(-181) 2014/04/16(Wed) 13時頃
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[キネマ雑誌に悲劇の本、そしてもうひとつ。 著者の書かれていない手書きの和綴じ本。 中には詩が綴られていて。 それが俺の字だと謂うことに、目利きの友は気付いてくれるたろう。 毎朝、早くに起きて手紙と共に綴っていたもの。 その本の間に、一筆箋を挟んで。 取り置きの袋の中に入れておいた。]
(257) 2014/04/16(Wed) 13時頃
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─大通り─
[己と父の姿を認めて何処か様子の可笑しい幼馴染みにきょとりと首を傾げる。 どうしたのだろうかと思った時に彼の言葉に>>241]
おまっ、バイト行ったのかよ! 風邪がきちんと治るまで行かないって言ったよな…?
[するりと父の手をほどき少し怒気を含んだ声音で幼馴染みへと近付けばその額へと手を当て、そのまま頬を両手で包み]
うーん、ちょっと熱いか? ほら、身体だって冷えてる!
[昼間は暖かくなってきたとはいえ、日が落ちればまだまだ肌寒い。 昼間と変わらぬ格好に心配気に眉をひそめながら、こっちは親父の所用だと、相手の質問には簡単に答えて]
(258) 2014/04/16(Wed) 13時半頃
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― 台所 ―
はるー…、どうだ…?
[一度部屋に戻り、半分残った粥を手に台所へとやって来る。 最後まで残さず食べたい、が。 さすがに冷えたままは悲しいものがあるので温め直しに。 ついでにどうしても、台所に立つ弟が気になって仕方なかったので。 ふらりふらりと背後から声をかけた。 着替えになにかつっこまれれば、汗をかいたからと適当な理由でも告げるとして。 >>255どうやら遥は、味噌汁と格闘しているところのようだ。]
火傷するなよ?
[鍋の中は 3 になっている。 (1出汁入れ忘れ、2わかめだらけ、3ぐつぐつぐつ)]
(259) 2014/04/16(Wed) 13時半頃
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/* あれ? 鈴城先生は澪とカイト?
てか親父が二人相手か? いや、小鳥が二羽とか言ってるし? やべー、分かんない。
(-182) 2014/04/16(Wed) 13時半頃
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[あれは味噌汁じゃなくて味噌煮込みなんとかだ。 きっとそうだ。
俺は燐寸を吸って火を起こし、粥を温め直し始める。 くつくつと再び米が踊り始めたら確認のために一口匙を運んだ。]
……ん?
[昼に食べたときと少し風味が違うような。 風邪で味覚までやられてるのだろうかと。 隣で味噌煮込みを作っている遥に、視線だけを向けておいた。 少し腫れた目と、遥の目が合えば ふよりと困ったように笑うだろう。]
晩御飯、今日は一緒に食えるな。
[嬉しいという感情を隠しもせず。 遥が夕飯を作り終えるまで、鼻をすすりながら。 近くで出来上がりを楽しみにしている**]
(260) 2014/04/16(Wed) 13時半頃
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/* 唐突に粥が食べたくなって、作ってる途中にあっ、ってなった。 まあ……食べるんだけどさ。
(-183) 2014/04/16(Wed) 14時頃
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/* 私は、とろやんの時に死んだ恋人のことを想い続けた男をやったことを思い出した………
秘話にどきどきしますね。 く、オリベさん!
春文さんは、サリュートには直接ないのかなぁ?
(-184) 2014/04/16(Wed) 14時頃
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ぶえっ!?
[海琉の怒気を孕んだ声>>258に、己の失言を悟りあわあわとする ただ、幼馴染は知らないのだろう、貧困を 1日休めばその分家計は逼迫する。余程の事がない限り、家計に余裕のないわが家は――
額に手をあてられ、両手で頬を包み込まれれば そんな事を考えてしまった自分に自己嫌悪する]
んー。でもあの医者の薬で大分良くなったから。 それにさ、寒くないし。
[発熱期だからか、それともまだ初期だからか 薄闇に包まれた大通り、寒さはあまり感じず 心配げに尋ねられた事には申し訳なさそうに眉を下げ、2人並んで歩いていたのは佐取の所用だと聞けば納得した それと同時に、羨ましいな、と思った
自分は母とこうやって共に歩く機会は、ほぼない 何時も自分の為に夜遅くまで働き、たまの休みになるとぶらり何処かへ出かける母との触れ合いは、実はあまり多くない
夕闇は濃紺へと姿を変える その色が、たまらなく嫌いだった]
カイ兄がついていくなんて珍しいね。 カイ兄こそさ、寒さとか大丈夫?
(261) 2014/04/16(Wed) 14時半頃
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―花時堂前―
[俺は花時堂に来ていた。 表は暗い。閉ざされた戸。 だから、店の裏手に明かりが灯るのが良く見えた。
味噌汁――とかいう、香りは星宮の家でもあった。 春文か、ハルカか。それとも別の人なのか。 確かめる気も失せた。]
………そんなものか。
[落胆の息は重い。 しゃがみこんで地面を探る。店前に置いたものも、文字も、消えていた。]
(262) 2014/04/16(Wed) 14時半頃
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………そんな、ものか。
[これがサリュートへの仕打ちか。 俺が何処に居るのか知っているはずだ。 連絡ひとつ寄越さず。
姉の事故が過ったが、葬式の類は無さそうだ。]
………馬鹿だな、サリュート。 いや、良かったのか……
[知らずに済んだのだから。 完全な片想い。約束を違える男とは思っていなかった。 そんな男には見えなかったのに。]
(263) 2014/04/16(Wed) 14時半頃
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[手提げに視線を落とす。 この中に偽りが在るとは、見抜けないでいた。
無造作に入れた写真。 風に飛ばされてきたとは思えない。
何処で……本当に何処で手に入れたのか分からぬ母の――写真。 今の俺よりも若い頃の母。
首筋と両肩と胸元と。 煙管を手に横を向き、笑んでいた。 紅差していただろう唇は、まるで男を誘うような―――…蝶々の。]
(264) 2014/04/16(Wed) 14時半頃
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/* >>262ごめんね来てたこと知らなくて!!!! げほげほ、風邪引き。
サリュート(弟)はサリュート(姉)になってるけど 気持ちはどうなんだろう? サリュート(姉)→←春文 だったっぽいけど 弟も俺のこと、そういう目で好いてくれてるんだろうか?
とするとNTR系になりますが、大丈夫かなー? や、俺はなんの問題もないんだけどね!
(-185) 2014/04/16(Wed) 14時半頃
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[一気に人というものが信じられなくなった。
特に男の手が。
目の端に熱いものがこみあげてきた。 俺は、悔しがっている。
サリュートを蔑ろにされたようで。]
(265) 2014/04/16(Wed) 14時半頃
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医師 カイトは、メモを貼った。
2014/04/16(Wed) 14時半頃
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………
[街を出る時に渡そうと思っていた、春文への封筒を戸の隙間に挟み込む。 切手の上に消印が押されていない封筒。
サリュートからの最後の手紙。]
(266) 2014/04/16(Wed) 15時頃
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『時枝春文さま
春が近付いてきました。 この頃の私はやけにそわそわしているのです。
空を見上げては日本の空を思い出し、 水平線を見つめては櫻のピンク色を想像して―――…
』
(267) 2014/04/16(Wed) 15時頃
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………ばか、やろう。
[顔を両手で覆い、涙を隠した。
通りの向こう。診療所にも薬局にも灯りはなく。 俺は当てもなく、夜の桜の下を歩く。**]
(268) 2014/04/16(Wed) 15時頃
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―夜・大通り― [家を出た時同様、車に揺られる。
仕方ないとはいえ、ベタベタと纏わりついた匂いが 車内に充満するのにはうんざりして、 商店街の近くで車から降りた。
家に帰りつくまでの短い距離ではあるものの、夜風に当たって気晴らしするのも悪くない。
かすかに漂っていた白い花の香りは、麝香にかき消されて 名残さえも残っていなかった。*]
(269) 2014/04/16(Wed) 15時頃
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―回想:夕方と夜の狭間―
[黄昏時の頃、仮面の男は神社の境内に居た。 塵取りを地面に起き、箒で桜花弁を集めていた。
掃き進めていくうち、橋に近付く。>>252 誰かが居た。 お化けなんて出ないと知っている。 寧ろお化けに間違えられる方だ。]
…………………も゛
(270) 2014/04/16(Wed) 16時頃
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[箒を手放し、男は駆け寄る。 折角集めた花弁が倒れた箒に散らされる。
佐倉の腕を掴んで欄干から引き剥がした。]
………早まっては、いけない……
[ボソボソとした声が仮面の孔から漏れ出た。**]
(271) 2014/04/16(Wed) 16時半頃
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/* 貞久翁への歪んだ愛を囁いて。
澪さんの反応伺って。
佐倉さんを身投げと勘違いして。
あぁ、赤窓持ちの皆さんのところへ、買い付けにいかないとな。
(-186) 2014/04/16(Wed) 16時半頃
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/* 当初の予定は、大学講師で「単位ほしけりゃ股開きな」って教授やる予定だったが、この時代おにゃのこが大学進学とかレアすぎた。
(-187) 2014/04/16(Wed) 16時半頃
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【大通り】
[自宅に戻ろうか。
そう思ったけれどふと立ち止まって石造りのアパートを見上げる。 すでに沈みかけた灯りは暗い黒に吸い寄せられるようになくなっていく。それをろくに景色を受け取らない水晶を細めて地に目を落とせば傘の先をつく。
とつ。
ふう。ため息を吐き出して部屋には入らずに人気のない石畳へと腰を下ろし、傘を置く。こそりと懐から取り出した機械を耳に当てて。]
(272) 2014/04/16(Wed) 17時頃
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[暫し身体と耳を休めればまた歩き出す。]
(273) 2014/04/16(Wed) 17時頃
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ふぇぇ……ログが伸びてるよぉ[涙目]
(-188) 2014/04/16(Wed) 17時頃
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[ふと耳に当てた声を聞いた。 最小まで下げられた音量は自分以外に聞き取れるものはいない上そもそも周りに人の音はない。 録音機から聞こえた音は彼女の声ではなく――
――彼女に向けられた軽蔑、嫌悪。負の感情。
傘を持って緩慢な動作で立ち上がれば音を立てずに傘を極力頼ることなく目的地へと足を運ぶ。さて、僕の見えない世界を見た彼女はどうするのか。紙に押し込められた世界はどんな音を彼女に奏でさせるのか。
星野邸へ、最近覚え始めた場所へと歩き出す。]
...。
[星野邸の、影の茂る壁へと寄る。 一層濃くなる闇に紛れ込む”虫ケラ”に気づくものはいないだろう。
(-189) 2014/04/16(Wed) 17時頃
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【星野邸 ??】
[壁に付き、閑散とした。だが家の中から発せられる音に耳を澄ます。ちょうどボソボソとしたノイズが放つ彼女への批判の声に>>244の感情の篭る音が聞こえて――
じく。じく。
鼓膜と.....下肢が震える。眉を顰めればさらに耳を澄ます。 常人、綺麗な水晶の世界を見る人たちには分からない音まで。鼓膜は拾う。]
ハぁ...っ。ぅ...、ぁ。
[誰が見ているのか――さすがに物音で周りに人がいないことはわかるが背徳心が鎌首をもたげて理性の糸を焦がす。彼女にまとわりつくノイズでさえ嫉妬しそうだ。
幻想の音に浸れば彼女の発する物音と間近に迫る声。>>256>>247下肢に感じる欲に少し戸惑いながらも抗う術を知らない。
この街、この屋敷は些細な虫に気がつくことはないだろう。]
(-190) 2014/04/16(Wed) 17時半頃
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[逃げてにげてニゲテ。
水晶を失って。親を失って。人からの好意を失って。 ここに逃げてきた。
一緒、一緒なんだよ?
だからねえ。何故]
(*46) 2014/04/16(Wed) 17時半頃
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……?
[箒が倒れる乾いた音。 視線を向ければ、仮面の男がこちらへと駆けて来る。 このような場所では、それを見れば自ずと浮かび上がる者は狭まる。
師の手のものか――?
女は緊急事態に備え鍛錬を重ねた武人や軍人とは違う。 思考は巡るが身体は動かない。 懐に収まる和式ナイフを意識した段階で彼我の距離は零になり既に腕を掴まれていた。]
何を――。 ああ、篠川。
[>>270物語に影響を受け自殺を図ろうとしたと思われでもしたのか。 向けられる意外な言葉に溜息が漏れる。
仮面の男も、よくみれば街内では名の知れた便利屋だ。]
違う……。 私は、そんな愛で生き死にする類の女ではないよ。
[>>271女は苦笑か微苦笑か判別し辛い表情を浮かべた。]
(274) 2014/04/16(Wed) 17時半頃
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...ぅ、はっ...。
[手を下肢へ滑り込ませて上下に扱う。 彼女が鳴らす音でさえ、音がすべての世界である自分には至高であり耽美なものである。]
は...ぁっ。
[吐き出した白濁と妙な体の疲れがあるが笑みを浮かべる。 ちょうど彼女が外に出た頃だろう。 そのまま白濁を壁に塗る。
―君の音は、僕をこんなにした。―
心地よさに浸れば襲いかかるは嫌悪。 行為に対しては欠片も罪悪感はない。有るのはノイズに対しての嫉妬、敵対心。
....地で削れた傘の柄を肌色に思い切り突き刺す。 あふれる赤と、興奮とは別のズキズキした痛みにぎゅっと目を閉じた。
溢れ出る赤で染めたものは――]
(-191) 2014/04/16(Wed) 17時半頃
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[――彼女の家人が語っていた、 彼女への負の感情――。
録音機から聞いた内容を一字一句、緩やかな腕の動きで、大きく壁についてしまうぐらい寄せられた額にある半分濁った水晶は記憶を頼りに言葉を、喉からではなく文字で紡ぐ。
彼女に向けられていた目を覆うような言葉の数々は血で描かれていく。一種の儀式のよう。
仕事を終えれば何事もなかったかのように傘の音を小さく鳴らし、大通りから自室へと戻った。]
(-192) 2014/04/16(Wed) 17時半頃
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/* うわあああ!!気持ち悪いですね!これは! 女の子にこんなことして完全に犯罪ですよ。 *スオーカーは犯罪です。
(-193) 2014/04/16(Wed) 17時半頃
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/*完全に僕のストーカーはハズレなので。 佐取さんのストーカーじゃなくて残念な佐倉さんに手を合わせておきますね...。
(-194) 2014/04/16(Wed) 17時半頃
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―鈴城からの電話―
[酷い顔をした使用人から渋々といったように電話が来たことを伝えられ>>207答える]
もしもし……はい、鈴の薬師さんのおかげでしょうか
[神社のことを聞けば目を瞬かせ]
神社というと…あぁ…あそこでしょうか? ……ありがとうございます。それでは、また
[幼い時以来の一人で行く外出、その楽しみが増えた*]
(275) 2014/04/16(Wed) 18時頃
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―???―
[毎年季節を告げる花 窓枠にいつも間にか置かれているその花は 少女にとって鳥籠の中楽しみなことでありました
使用人か知り合いが置いているのだろうとわかっていても
しかし今回の花は八重桜 手を伸ばしても届かなかったあの花と括り付けられた紙 そこに書かれているものに 彼女はただ目を閉じ大事そうに桜をいけました 何処かから、祝いの言葉が聞こえた気がしたそうな*]
(276) 2014/04/16(Wed) 18時頃
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―夜―
……ん……
[屋敷が少し騒がしくて月が光る夜 誰かに触れられた気がして細く目を開ける]
……――?………
[自分の髪に触れる誰かに 名を聞いたのかそれとも誰かと思ったのかその記憶は朧げに その後どうなったのか覚えてはいない]
(277) 2014/04/16(Wed) 18時頃
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/* 花盗人は狩りたてる恐怖さん、かな? 澪ー狩と見た!違ってたらゴメ…
(-195) 2014/04/16(Wed) 18時頃
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[次に起きた時に置いてあったのは 鰹節に昆布に扇子、自分が生まれた頃に咲く花の色の帯 使用人から騒ぎの話。まだ眠かったからかそのまま、また寝てしまった*]
(278) 2014/04/16(Wed) 18時頃
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― 星野邸 夕刻 ―
[漆喰の壁に紅で書き込まれた罵詈雑言。 当代に対する陰惨な言葉の数々。 雄の獣性までも感じさせる言葉までが紅――血で書き込まれている。 漂う栗花の香りは当主へ害虫が付いた事を容易に想像させる。
慌ただしく動き始める家人。 退路が断たれた事を女はまだしらない*]
(279) 2014/04/16(Wed) 19時頃
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大丈夫ならいいけど、体調万全じゃないだろ? せめて今日だけでもゆっくりしろよ…。
[やはりこの幼馴染は無茶をする。 もっとあの時に釘を刺しておけば良かった。 薬の効果で大丈夫とはいっても>>261無理して風邪が長引いたら元も子もないじゃないか。]
寒くないからって、あんま無茶するなよ? 今日はちゃんと温かくして寝ること。 窓ちゃんと閉めろよ?
[なんだかいう事が母親みたいだと自分で思って苦笑を漏らす。 自分には母親がいないから、実際の母親がどうかなんてものは知らないけれど。 それだけこの幼馴染が心配なのだ。]
バイトの帰りって事はこのまま帰るんだろ? 送ってくか?
[風邪を引いてる相手を一人にするのはやはり心配で出た言葉。 日も沈み暗くなっているけれど。 別に送っても構わないだろうと、一応許可を取ろうと父の方を振り返り]
(280) 2014/04/16(Wed) 19時頃
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大学生 カイルは、メモを貼った。
2014/04/16(Wed) 19時頃
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そうでしたか。 今日も平和で、………ああ、往診に行かれてたんですね。 足の悪い方もいらっしゃいますし。 千里先生もお忙しいですね。
[琥珀は喉へ熱を与えて流れ込んで来る。>>256 喉を鳴らし、蜜柑に視線を向けている隙に表情を観察する。 視線が向くようならば、瞳を細めて笑い、蜜柑お好きなんです?と不思議そうに首を傾げてみせたか。]
花時堂の御主人が…。 あぁ、やはり風邪だったんですね、日中の内に診察を受けて行かれれば良かったのに。 そちら様に往診されたんです?
[悪い噂が広まってゆけば、客足も自然と遠くなる。 金策に困っても、今の売上ならば頼る綱にはなれそうだ。 地下で暮らす女房は生活費を浪費しないのだし。 診療所の内情など知らぬふりで。]
千里先生も、あまり働き詰めないようなさって下さい。 ミイラ取りがミイラに成り兼ねませんよ。 隣町の病院に通うのは、流石に手間でしょうし。
[ごく普通の気遣いを告げる顔は、苦笑も浮いている。 空き巣への見解には、首肯で同意を示した。 ワクと言っても過言ではない男に対し、千里は酒にそこまで強くない事は知っている。 ペースを早めさせる事はせぬまま、人目こそあれど、傍に居れる一時を堪能する事にした。]
(281) 2014/04/16(Wed) 19時半頃
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/*なんかストーカー盛りすぎですよね... これ監禁までいけるのだろうか...
明らかに拾いにくそうだなあ
(-196) 2014/04/16(Wed) 20時頃
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― 大通り ―
良く励みたまえよ。 これからが大事な時期と言う訳だ。 ――――…お前が殻を破り、成鳥に成る為の。
[彼は自らを覆い護っていた殻を打ち破ろうとしている。 その先に広がる未来を見て、己の存在しない空の下へ。 屈託無く笑う息子の顔に、笑みを返す父親は、ただ微笑んでいた。 傍目には、孵化する子を喜ぶ男親の振りをして。>>238
そんな折だったろう。 ドロップ缶の中で飴玉ぶつかる音を伴い影が近づいてきたのは。 夜を迎え、闇と境界線を曖昧にする二つの影に、もう一つが交じり合う。>>241]
(282) 2014/04/16(Wed) 20時頃
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[何処へ。と高雄に問われ。 つい今し方、投函と言う所用を終えた身は、説明を息子に任せた。 年頃同じくする明暗の二人が囀り合う様は、昔から聞き入る程に好んでいた。>>258
するりと解けてしまった息子の掌。 それを咎める気はなぜか起きなかった。
視線で追いかけ、高雄に触れる光景に、無意識の吐息が零れる。
―――美しい光景だった。 見世にあるどんな代物よりも、完成された美。
宵闇に眩しくさえ映る。 世界でそこだけ陽が当たり、夜の中で輝く両翼。
本来ならば、一言二言、口を開けるはずの男は、 この時ばかり、対の翼に、確かに見惚れていた。]
(283) 2014/04/16(Wed) 20時頃
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―――海琉の言う通り、患っているなら無理は勧められない。 拗らせでもしたら―――、
[取り繕うように、大分遅れて彼らに声を掛ける。 刹那、羨望めいた眼差しを肌で感じ取り、高揚が身体の中に滴るのを感じた。>>261
それは、喜怒哀楽の薄い男が感じ取った久々の喜悦であった。
考えるより先に、自身の両掌を見せて、左右二本の腕を差し出す。 言葉は後から勝手に付いてくる。 二枚の舌は、淀みなく、閃いて声を操った。]
大変だ。 しかし、確か、悠斗君の御母堂は暫く帰らないはずだったね。
……夜中に調子が崩れても宜しからぬ。 良ければ、今宵は我が家に招待しよう。
――――共に、帰ろうかね。 暖かい、あの、場所へ。
[それは甘い誘い。 家へ、帰る場所へ、暖かな鳥篭へ。
眼差しを二人に向けた男は、宵闇に滲ませる笑みで誘った。]
(284) 2014/04/16(Wed) 20時頃
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― ある閨の話 ―
「最近はすっかりと、先生に懐いてしまって。」
[薬局に雇われる少年の母はそう言って科を作った。 旦那の居ない生活と、それでも子を愛する女の本能と、未亡人が侮蔑的な意味を持つ時代―――その何もかもに疲労した女。
生んだ子供に似た髪だけは、愛しげに梳いて慰めた。 節くれだった指先に撫ぜられれば、女は少し安堵したように息を零す。
子の時間を独占できぬよう、施す金子は最低限のもの。 だが、それでも、生活と心を支えてくれる男に女は傾倒した。 まるで、甘えるように、唇が緩くなる。 失言とは、女の性癖なのかもしれない。]
「年の離れた兄か、年の近い『父』に懐くみたいよ。佐さん。」
[それは己が欲して、占有していた先客を辞退までさせた立場。 それを有しかねない男が居ると聞けば、小さく指先が揺れる。 男にしては珍しい一拍の間を置いて、再び女の黒髪を梳かし始めた。*]
(*47) 2014/04/16(Wed) 20時頃
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[彼の母は、三日ほど前に家を開けると声掛けて以来、家に帰っていない。 それは、寂しい彼にとってはいつものことだろう。 母が家に居たのなら、風邪気味の息子を何の衒いも無く送り出すはずもあるまい。
孤独を―――、毎日、毎夜、彼が孤独で満ちていくように、己は彼から沢山の大事なものを奪い続けている。 ぽっかりと空いてしまった空隙を埋めるのは、差し出したこの腕で良い。*]
(-197) 2014/04/16(Wed) 20時頃
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|
[甲斐甲斐しい息子の声に、密やかに喉を揺らした。 まるで、兄弟雛の毛繕いを懸命にする様に似ている。 寄り添えば、寄り添うほどに、我が身を焼く不足が空腹に吼える。
彼と共に居る息子は、何処にも飛んでいかないような気がした。 何処にも飛んでいけぬような気がした。
―――永遠の輝きを、失くさずに居られる気がした。
彼の父は、今まで見たことも無いほど、甘く瞳を蕩かしていた。*]
(-198) 2014/04/16(Wed) 20時頃
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―――…おいで。
[甘い声が囁く。 降りてきた闇が男の目下を隠し、差し出した掌が浮かび上がる。
強欲の凶手が、赤い鳥の両翼に、伸びるように。*]
(285) 2014/04/16(Wed) 20時頃
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― ある悪辣の会談 ―
―――麻の処分を頼むよ。
[男は時折にして、小紅の名で夜の世界を支配する女衒に個人的な頼み事をした。
女を切らしたことのない男は、色の切れ目にも揉めた事がない。 飽いたからと言う些細にして、ありがちな理由で打ち切られる関係。 その理不尽を受けても、女を悲劇の女優として陶酔させてきた。
無論、一事が万事順風満帆とは行かぬ。 時折、こうして、彼に女の処分を頼んだ。
そんな時、見世蔵で出されるのは決まって真っ黒の珈琲。 苦いものを飲め、と言う店主なりの冗句であるが、受けるほうは溜まったものではあるまい。
何せ、麻とは絹の似合わぬ年頃か、この悪徳の男に惑う淫乱だ。 数年に一度のことと言っても、得意先の我侭と断じられる面倒事だろう。]
(*48) 2014/04/16(Wed) 20時頃
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んー…そうだね。
[忠告>>280を、少し曖昧に濁しながら笑みを浮かべる まるで母の様に甲斐甲斐しく心配する幼馴染 優しい、優しい幼馴染]
わかってるって、カイ兄 心配しなくても大丈夫だって!
[あっけらかんと、いつものように笑う、わらう その心配が心地よくて、嬉しくて]
んー、そこまで迷惑かけられないし…
[そう、言って辞退しようとすると…温かい、誘いが>>284]
……いいの?
[普通、遠慮しなければいけない場面。それくらいは弁えていた。でも 寂しかった。今日だけは、一人暗い部屋で母の帰りを待つのが怖くて だから、ぽろりと言葉が、零れた]
あっご、ごめんなさい。 迷惑、じゃないです?
[慌てて言い募るも、視線が注がれるのは男の差し出した、掌 幼馴染と、幼馴染の父親。その温かい空間に、自分なんかが割り込んでいいのか?と 無言で問いかけていた]
(286) 2014/04/16(Wed) 20時頃
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[処分の方法は何時も問わない。
ある日、ふらりと女が消えても、忙しい時代は気にも留めない。 切れぬ女はこうして、彼に任せてきた。
―――無論、特に手を下さずとも、勝手に行方知れずになってしまう女がいないでもなかったが。
久々に彼に告げたのは、数日ほど前。 その時も珈琲が出されていた。
苦い珈琲と共に、処分を頼まれた麻は。 高雄の姓を持つ黒髪が美しい母と言う名の女だった。*]
(*49) 2014/04/16(Wed) 20時頃
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[――それでも。やがて
差し出された掌に、躊躇いがちではあるが―――
自身の手を、*乗せた*]
(287) 2014/04/16(Wed) 20時頃
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[ふらりと歩くうちに、高い塀が見えてくる。 星宮の屋敷の周りなど、歩いてみたところで人知れず中に入れるわけでもなかろうに。
――否、出来ないわけではない。
浮ついた女一人、取り込めば事足りる。 使用人や行儀見習い相手の醜聞の一つ二つは、露見したところで 男の甲斐性と称して揉み消せる程度のことに過ぎない。
しかし、それが本来の目的でもない。 思案したものの、持ち帰った荷物よりも有効な手だとは思えず。
塀の外から建物を見るにとどめた。]
(-199) 2014/04/16(Wed) 20時頃
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「 」
[呼んだ名は―――。]
(-201) 2014/04/16(Wed) 20時頃
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/* あんまり、気持ち悪いストーカーしてなくてごめんよ…! 病んではいるんだ、病んでは…。 でも如何しても二人との3Pに心惹かれてしまうんだ。(アウト)
(-200) 2014/04/16(Wed) 20時頃
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[夜道に手を引いて書店まで歩いた。 砂で汚れた手を拭った。
失っていたもの、ひとつ、ひとつ。 埋めていくような心地に、ひとたび気がつけば。
もう、躊躇いなどなく。
純粋な欲と、澱んだ情が堰を切って溢れ出す。*]
(*50) 2014/04/16(Wed) 20時頃
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[>>281首を傾げる姿に、友人に貰ったんですよと返して。 何気ない調子で進む、ごく普通の会話に微笑みを絶やさずに]
いえ、今日は春文さんのところには。熱が上がったのを知ったのが、つい先程だったものだから……。 もっと早く知れてれば、行けたのだけどね。
[常の笑顔で、流れるように]
はは、ありがとう。 だけど最近はそ う…?
[続いていた会話が、ふと途切れた。
連呼される忙しさへの気遣い。 それに対する現状の仕事量は、どう考えても釣り合ってなくて]
(288) 2014/04/16(Wed) 20時半頃
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……あれ、
[ごく小さい呟きが、思わず漏れた。
昼休みが終わっても、外来の列ができなくなったのは。 朝早くに叩き起こされることがなくなったのは。 夜、折角の酒を飲まずに店を後にするような慌ただしさがなくなったのは。
…いつからだった、っけ?]
……嗚呼。 そうだね。気を付けるよ。
[笑顔を作った。 あまりきれいにできた自信はなかったから、舐めるように酒を飲んで、誤魔化した]
(289) 2014/04/16(Wed) 20時半頃
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男所帯の詰まらぬ場所だがね。 お前達が居れば、退屈も凌げよう。
[気よさげに微笑む彼の手を、撫でるようにして取った。>>286>>287 遠慮を差し挟ませる隙を与えず、孤独を払いのける腕を教えるように。
高雄の言葉に浅く首肯すれば、残る片手を、息子へと一層差し出して見せる。]
海琉も良かろうね。 ―――…鳥篭を、お前達で、満たしておくれ。
[この、果て無き不足を。 何かが欠けていた、違和感を。
男の右と、左、鳥篭に納まる鳥は、両翼でなくてはならぬ。]
(290) 2014/04/16(Wed) 20時半頃
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[八重の桜の枝は室内に招かれ飾られた。>>276
文を開封した時の、彼女の表情。 自分と同じく喜んで居るのだ。
吉日は今日ではない。 もう少し。もう少し……。**]
(-202) 2014/04/16(Wed) 20時半頃
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[半開きの戸口をすり抜け、仮面の男は星宮の家から遠ざかる。
僅かにずらした面の下へ、指先を滑り込ませた。唇をなぞる。 温もり残る唇を。**]
(-203) 2014/04/16(Wed) 20時半頃
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―悪辣と強欲と― [苦い珈琲と、互いの腹のどちらがはたして黒いものやらと。 考えながら液体を嚥下する。 喉の奥、闇を飲むように黒が滑り落ちた。]
麻ね…。
[絹人形ほど買い手はないが、儲けはそれなり。 面倒事は絹よりも手間がかかりすぎるということか。
仕込み作業を省略出来るのはありがたいが、差し引いたところでやはり面倒なことに変わりはない。
ふう、と大仰に息を吐いてみせて、]
貸し一つ、ですよ。
[それが返答。]
(*51) 2014/04/16(Wed) 20時半頃
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[得意先の我儘であっても、付き合いを思えば 受けぬという選択肢は端からない。
ため息も、所詮、互いの手の内を知った遊びの延長。]
夢に溺れて、帰ってこられない。 息子の声も、顔も忘れてしまって。
[それで如何、と 嫣然と笑う。]
(*52) 2014/04/16(Wed) 20時半頃
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[美しい黒髪の麻は、
男に裏切られたことに気がつくよりも、 息子と引き離されたことに気がつくよりも、先に。
阿芙蓉の夢に溺れて、もう二度と現世に戻ることはない。
飲み干した黒よりも、もっと深い場所まで落ちて。*]
(*53) 2014/04/16(Wed) 20時半頃
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そうでしたか、花粉患いの漢方が無駄になりましたね あれもよく効くものなんですが。
体調、戻られると良いんですがね。 遥君もさぞ心配されているでしょうに
[代わりを、と店員に頼む。>>288 アジフライでも頼みますか?と夕食を済ましているのか どうかの伺いを立てて、医師の様子を伺うが。 歯切れ悪い響きを残してなにかを考え込む様に。 口は挟むこと無く、眉を下げて]
千里先生?なにか心配事でもおありですか? [向けられた笑みも、メッキが4割剥げている]
(291) 2014/04/16(Wed) 20時半頃
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……お困りの事があれば、私で良ければ力になりますよ。
[ごく自然に。
軽く肩を撫でた。どこか接触を避けているような。 米粒を取った時の反応を思い出して、些細な接触に留める。]
診療所のお陰で薬局も成り立っているのです。 …隣付き合いですし、お気兼ねなく。
[善人の面を無理に被ってはいない。 だからこそ、綻びは見えにくい男の仮面。
何も変わらず、何も変化なく。嵐の前の草原のように穏やかな。]
(292) 2014/04/16(Wed) 21時頃
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そうだよな、家に一人だとやっぱり不安だし…。
[幼馴染みを家に誘う父の提案に>>284確かにと頷く。 それに風邪の時は一人は心細いというし、うちにくれば自分も父もいるから安心だ。
何処か遠慮がちな幼馴染みの姿に>>286その背に回り彼の背中を押す。]
何遠慮してんだよ? 親父もあぁ言ってるし折角だから久々に来いよ。
[彼が家に来るのは久々だ。 病人だからそこまで騒げないけれど、それでも何処か懐かしく嬉しくなる。
幼馴染みが父の手を取ればその様子にニコリと笑み。]
(293) 2014/04/16(Wed) 21時頃
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/* 分かり易い言葉を選んでいたら、フォローしてくれていた。 ありがとう!>落ち手順
恋天使なら勝手に爆発が起きるんだが、 稼ぎだと手順違いで連鎖が止まりかねないのだよね。
(-204) 2014/04/16(Wed) 21時頃
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大学生 カイルは、メモを貼った。
2014/04/16(Wed) 21時頃
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/* わぁい、明日から鳥篭でいちゃいちゃ(主観)しましょうね!
(-205) 2014/04/16(Wed) 21時頃
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いまもそばに か いまからいきます
こっちの方がいいのかなあ。 日数的に消費できるのか怪しい
(-206) 2014/04/16(Wed) 21時頃
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/* やっべー、凄く嬉しい。 ヤバい。 リアルで一度死んだ。 天国がある。 ぱぱんと悠斗に挟まれるとかもうそこ天国だよ。 監獄なにそれ美味しいの?天国だよね?
うわー、今凄く顔熱い。 もう死んでもいいくらい。ヤバい嬉しい。
(-207) 2014/04/16(Wed) 21時頃
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おじちゃん…カイ兄。 ありがと、じゃあ……お邪魔します。
[とん、と背を押され>>293、小さく首肯され>>290、はにかみながらも嬉しそうに頷く
嬉しかった。とても 宵闇の濃紺の空を忘れる位に
にこりと笑む幼馴染に、こちらも嬉しそうに笑顔を返して]
(294) 2014/04/16(Wed) 21時頃
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/* 狩りちゃん、落ち着こう。 指針はしっかり出した方がいいと思うよー?
なるようになりはするけど。ね。
(-208) 2014/04/16(Wed) 21時半頃
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[息子の快諾さえも聞けば、やはり素直に育ったようで。>>293 己の教育の賜物などとは言わぬ。 彼が本来自分自身で持つ、善心がその言葉を吐かせたのだろう。]
おや、お前も賑やかしいが好きかね。 それは喜ばしいことだ。
―――お前も、寂しがりやであるからね。
[仕事で家を空ける時、彼は何時も良い子で居たのに、やはり帰宅を何時も喜んでいた。 そんな記憶が、己の中のふつりとした欲を沸かせる。
この息子が心より作る笑みと、己が顔面に貼り付ける微笑は、やはり―――欠片も似ていない。
きっと、この善良な息子の友人も疑わないだろう。>>294 鳥篭で飼われる赤い鳥の片翼ずつが、彼らの背に生えていることなど。
空いた片手で、共に歩き出す息子の手を取った。
―――捕まえた、とうとう。]
(295) 2014/04/16(Wed) 21時半頃
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/* お、余計な心配だった! 頑張れ狩りちゃん!! 今日の献立たのしみにしている。
サリュートのもあとでちゃんと拾っとくからね!!
(-209) 2014/04/16(Wed) 21時半頃
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……いや、
[>>291かけられた心配の言葉に、すぐに答えは返らなかった。 この医師の本来の性格を少しでも深く知るものならば、それが遠慮などの綺麗な理由ではないと、容易く察することはできるであろう。 見え隠れするのは、プライドの高さ。
それでも、酒のせいもあったか。 二度三度と重ねられた労りの言葉につい、口が緩む。
その少し前に向けられた、どこか質の違う笑顔に、ふとうそ寒いものを感じたが。 肩に触れられたときには、気のせいかと打ち消してしまう程度には、彼の笑顔は完璧だった]
ただ、少し。 最近、謂れのない中傷が向けられているようで。 ……単なる噂とは分かっているのだけどね、積み重なるとやっぱり。
[なんて。 周囲に被害者がいれば刺し殺されでもしそうなほどに、自分に非があるとは思っていないような口振りをして。
先程注文したフライをツマミに、一杯のお湯割りを少しずつ消費する]
(296) 2014/04/16(Wed) 21時半頃
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/* あー、でもこのままだと壊れたラジオに気付けない…。 折角ぱぱんが壊してくれたのにー。
(-210) 2014/04/16(Wed) 21時半頃
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/* すごく個人的には 春文さんをサリュートから取り上げたいので5人落ちでもいいよ、という
(-211) 2014/04/16(Wed) 21時半頃
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―回想:夕刻の神社―
(…――勿体無い。)
[命が、ではない。
水に汚れては洋装の価値が下がる。 ブルネットの価値が下がる。
腐敗ガスを発生させた組織が水を吹い、 白くぶよぶよと蛆虫の様に変えてしまう。
橋の上で女の腕を掴んだ理由は 単純明快。*]
(*54) 2014/04/16(Wed) 21時半頃
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―回想:夕刻の神社―
(…――勿体無い。)
[仮面の男は女の腕を掴み、思う。>>274 溜息混じりの声に頷き返す。
入水への否定。 女の類の否定。2つを重ねて違うと言う。
力を緩めて腕を解放すると、男は女の顔を指差し、それを水面に向ける。]
星野のお嬢さん。
あなだが何に殉じるのか…… 殉じられるのか、
興味……あります。
星野の最後の、お嬢…さん。
[終止符を打つ権利は当主にのみ許されたもの。**]
(297) 2014/04/16(Wed) 21時半頃
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[やはりあの程度の揺さぶりでは崩れまいか。>>296 雀の涙ほどに価値の無い自尊心は、と心の中で呟く。 同じ学部で過ごしたのはたった一年の話だ。
……始めは、妻の親友の話。
録でもない男だ、というのが第一印象で。 それから、この男を同じ目に遭わせてみたいという願望が生まれた。
長かった。 漸く女房を吹っ切るまでが、とても長い道のりだった。 気がついたのはつい最近だ。 この願望が一種の執着だと気付き、独占欲だと理解したのは。
重い口が開けば、自然と眉を寄せる。 莫迦なことを、すべて真実ではないかと心の中で嗤う。]
(298) 2014/04/16(Wed) 21時半頃
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[星野の星宮は、違う故。]
…………あぁ。 澪お嬢さん。あなたなら、何に殉じます、か?
(-212) 2014/04/16(Wed) 21時半頃
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中傷……ですか。 難儀されていらっしゃったのですね。
もし聞くような事があれば、虚言ですと正しましょう。 所詮は噂ですよ、先生。
私も女房の事で根も葉も無い事を言われておりますが なるべく気にしないよう、過ごしております。
[噂の出処は完璧に形成された仮面を被ったままで、 揚げたてのフライを齧ってから箸を置く。]
今夜は飲んで忘れる事をお勧めします。 一人で帰れなくなるようでしたら、送ってゆきますから。 お付き合いしますよ。
[明日は薬局も休みですし、と言いおいて。 たまになら肝臓に無理をさせても罰は当たらないでしょう、と 冗句を絡めてから、とんとん、と軽く医師の背を叩いて励ます。]
(299) 2014/04/16(Wed) 21時半頃
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― 妻の死に際 ―
[自分の母親は、風邪を拗らせ死んだらしい。 そう、一度だけ、息子の海琉に短く答えてやったことがある。
彼はその言葉も覚えていないかもしれないが、 実際の死に目には、実は彼も立ち会っている。
正しくは、まだ言葉も喋れぬ幼子だったから、自分の意思で立ち会ったわけでは無いが。]
(-213) 2014/04/16(Wed) 22時頃
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[冬が鳴りを潜め、漸く春を迎えた頃に、あまり身体が丈夫ではなかった妻が病魔に捕まった。 咳き込んで、病に伏し、寝所で幾度も己の名と息子の名を繰り返し呼んだ。
佐さん、佐さん。 海琉、海琉。と。
幼い息子を腕に抱いて、妻が病気だと言うのにあやすに忙しい男は、女に対するにしては珍しく、生返事を漏らす。
彼女の咳で、海琉が怯えてしまうのだ。 今にも咳を続け、息の根すら止めてしまいそうな妻よりも、息子の額を浅い接吻で癒すに従じる。]
綾乃、海琉が泣いてしまう。 静かにしなさい。
[声ばかりは柔らかいが、ぴしゃりと妻を理不尽に叱る。
女の瞳は赤く腫れ、眦に涙を湛えていた。 何故、と問うように濡れていた。]
(-214) 2014/04/16(Wed) 22時頃
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[医者には咳が酷くなったら必ず呼べと言われていたことも、弱い女の命の灯火が潰えそうなことも、男にとっては酷く些細なことだった。]
―――…海琉、賑やかにしてすまないね。 もう少しで静かになる。
今宵は同じ夢を見よう。 お前はいつか、私を満たしてくれる。
[もう少しで、静かになる。
その意味を、幼い息子は理解し得ないだろう。 ただ、朧気な記憶に絡まるのは、咳き込み泣く女の悲痛な顔と。
甘く、優しく、息子を愛する、父の声。
―――それが、男が妻を、彼が母を亡くす、前日のこと。*]
(-215) 2014/04/16(Wed) 22時頃
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―少し前・女郎部屋― [記録を広げ、サリュートの荷物から抜き取った旅券を開いた。 けれど、そこに記された名は
サリュートではない。
証明のために貼付された写真は、間違いなく本人の顔だというのに。]
…は、
[軽く目を見開いて、写真と、名前と、
――性別を何度も確かめる。]
(-216) 2014/04/16(Wed) 22時頃
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…ッく、…はは!
[耐えかねて、口元を押さえるが。 肩が揺れるのも声も抑えきれずに、一頻り笑う。]
(-217) 2014/04/16(Wed) 22時頃
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[証文と帳簿には、朔の記録。 旅券には、サリュートの記録。
二つを照らし合わせる。
「コスモス」
それはサリュートを名乗る「彼」の姓。 朔の手を取った、異人の姓。]
(-218) 2014/04/16(Wed) 22時頃
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――見つけた。
[それは、他の誰も知らない。 自分だけのもの。]
(-219) 2014/04/16(Wed) 22時頃
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/* 赤窓いま、わやくちゃだったりするのかなぁ。 そわそわそわ。 あと2時間程度で更新だけど大丈夫かな決まるかな。 こわいなそわそわ。
(-220) 2014/04/16(Wed) 22時頃
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[>>298先程気が付かされてしまった、診療所へ向かう足の減りようは口にしない辺り、まだ薄っぺらいプライドは大事に守られている。 お湯割りを机に置いてから、仮面に仮面を向けて笑った]
鈴城さんは昔から優しいな。
[たった一年だけ同じ大学にいたというだけで、特に親しかった覚えもなく。 故に、彼から同じ大学だったと告げられるまでは存在すら忘れていたのに、まるで昔からよく知っているように世辞を言う。 誉めておけば、とりあえず大抵の相手との会話が続くから。
彼の周りの交遊関係すら、知りもしないくせに]
はは、ありがとう。 でも鈴城さんに迷惑かけるわけにはいかないからなあ。適度にしておくよ。
[また心にもない言葉を積み重ねる。 酔って前後不覚になった状態を見せるのが嫌なだけだ。
それでも、そこまでは行かずともはなっから今日は少し多目に飲もうと思ってきたから、お湯割りを干してしまうともう一杯同じものを頼んでおいた]
(300) 2014/04/16(Wed) 22時頃
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/* しかしあれだね! もっとこう……二十代後半とか三十丁度とかのほうがよかったんでないかねこの医者! 言動がいちいち若々し過ぎるだろ……
(-221) 2014/04/16(Wed) 22時頃
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最後……。
[本家より枝分かれし二度の世紀を越えた家。 この地に根付いた星野男系子孫は先代を最後に既に途絶えている。 本家から人を迎えるか婿養子を娶らねば星野は途絶えたも同義。]
私は――……‥黴の生えた思想に興味はない。 星野が欲しければくれてやって良い。 私は佐倉として生きたい。 私は……私の思う所に殉じたい。
[女は年月と血の重みに縛られる事もなく、其れを無価値と断じる。 >>297ただ、己の心のままに生きる事を望む。]
(301) 2014/04/16(Wed) 22時半頃
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/* 酔ったら実際どうなるのか決めてなかったよ! 中の人は酔ったら立てなくなって床に横たわってなにされても認識できないで言葉にもならない言葉をうにゃうにゃ言いつつぼーっとしてるんだけど、それでいいかな!
(-222) 2014/04/16(Wed) 22時半頃
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/* あっ、どんなに深酒しても記憶はあります。
(-223) 2014/04/16(Wed) 22時半頃
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―過去―
[何時の頃だったか正確には覚えて居ないが、小麦を始めとした物の値段が急騰し、生活苦に皆が喘いで居た頃。
母は俺と姉の両手を引いて父の実家を頼った。コスモス家は海軍出仕者が多く、父のジョニーも例外なかったという。
幸せな『蝶々婦人』。
けれど、異国の女に向ける視線は冷たく。歓迎されていないのがすぐに分かった。 コスモスの姓を捨てろ――と、離婚を迫られ、首を縦に振る母ではなかった。]
(302) 2014/04/16(Wed) 22時半頃
|
|
いえ、先生を尊敬しているだけですよ。 誰彼構わず、こうは気を尽くしません。
先生の腕の良さは、教授からも聞いておりましたし。
[>>300 同時、手付き――素行の悪さも話は入っていたが。 飲み込みが良いから腕だけはいい、と評判で。
彼の医師としての立場を食い尽くすのも悪くないが、 共にこうしてやっていけるのも理想像のひとつであった。 酒気残る下唇を舐めて。]
失礼、厠に行ってまいります。
[告げて、席を離れる。
厠から戻る途中でこちらの席に届けると思わしき 焼酎の湯割を運ぶ飯盛女と鉢合わせ。 持っていきますよ、と声をかけて取っ手付きのグラスを預かった。]
戻りました。 今夜も此処は賑わっておりますね。
(303) 2014/04/16(Wed) 22時半頃
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|
[夜。月のない夜。 母は珍しく酒を飲んでいた。 眠れないと起き出した俺に手招きする。]
『……アキツ。 駄賃をあげるから、こっちへおいで。
そう、いいこ。 お前は本当にイイコだよ。』
[俺の名は『アキツ』ではないのに。]
(304) 2014/04/16(Wed) 22時半頃
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|
[赤い母の顔を傍で見上げ、服を引く。]
――…ママ。
[虚ろにさ迷う黒の瞳。 乱雑に黒髪を掻き上げる仕草。]
『……シーズ? あぁ、まだ起きてたの。
こっちへおいで。』
[母は酔夢から戻ったようだ。 俺を抱き締めてくれる両腕は、 何も変わらなかった。**]
(305) 2014/04/16(Wed) 22時半頃
|
|
……っと。
[初対面の人物の問いにこんな重い話を素直に話してしまう。 疲れているのだなと、改めて自覚する。]
……ありがとう。
[簡素な謝意は何に対してのものか。 乾いた自身の唇に人差し指を重ねる女。 井戸のある手水舎へ向けて参道を歩み始める*]
(306) 2014/04/16(Wed) 22時半頃
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|
[席に着くその前に。
粉薬を少しだけ酒へ混入した。 カラムスというショウブの花の根を煎じたもの。
こうしてアルコールと共に摂取しても副作用は無いが、 興奮と気分の高揚感を得て、次第に幻覚症状を覚えるようになる。
酔が早く回ったと思わせる程度の麻薬紛いを選んだのは 男に甘える医師の姿を見たくなったから。*]
(-224) 2014/04/16(Wed) 22時半頃
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|
―夜・大通り―
[男の手は――――信用ならない。
俺の首裏に回された腕。肩を掴む五指は太く、小汚なかった。 酒気混じりの呼気が顔にかかるものだから、俺は思いきり眉を顰めて見せた。]
……お酒、飲めないから付き合えません……
[酔っ払いというのは、この国でも厄介だった。 虚ろな黒の瞳に俺が映っている。
俺が。サリュートが。]
(307) 2014/04/16(Wed) 22時半頃
|
|
ああ、そこで渡されました。 先生は湯割をよく飲まれますね。
[中に沈めた粉はさっと溶けてしまって跡形も無い。 彼の前へと置き、電氣ブランの入ったロックグラスを傾け、 ゆっくり、ゆっくりと。中の酒で熱を得る。]
(308) 2014/04/16(Wed) 22時半頃
|
|
―神社― [高い塀を通り過ぎ、夜更けの道を歩く。 赤い鳥居のその向こうに、願掛けのように踏み込んで。
そこに神の姿はなくとも――。 誰かの影はあっただろうか。*]
(309) 2014/04/16(Wed) 22時半頃
|
|
[全く。 センリといいスズシロといいサトリといい、 女に手の早い男が多いんじゃないか?
もっと清く、こう、女はもっと大事に……]
―――はな、して。 オリベさんに、言います、よ……?
[酔っ払いの顔色が変わる。]
(310) 2014/04/16(Wed) 22時半頃
|
|
―境内― [子取り、と噂される影にそっと呼びかける。]
星野の家から落ちた新月の情報と、その系譜は手に入るか?
[朔を売り払った証文には、星野の名が刻まれていた。 方々に出入りするこの男なら、 何がしか近いもの、あるいはこちらの欲するものを持ってくるだろうと。 あるいは、すでに持っているのかもしれない。
蛇の道は蛇。 自分と似通う薄暗い影を背負う相手を 鋭敏に嗅ぎ分けて、微笑みかけた。*]
(*55) 2014/04/16(Wed) 22時半頃
|
|
【自宅】
[家に着けば軽く食事を済ませる。 普段良いとはいえない生活を送っているからか細身であることに気づくことはない。
ヘッドホン、録音機、化粧水ー それらをしまえば目を閉じて流れる音を聞く。
目覚めるのは朝になるだろうか**]
(311) 2014/04/16(Wed) 22時半頃
|
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[流れる音は
何度も何度も繰り返す。
輪廻のように巡る音は、彼女の声。 鼓膜が揺れるに比例して心を揺らす。離すには惜しい囀り。]
(*56) 2014/04/16(Wed) 22時半頃
|
|
>>310 何故俺もwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(-225) 2014/04/16(Wed) 22時半頃
|
|
【少し前】
[家に向かう途中。
とある、よく噂を聞く息を鳴らす音が彼女と話している様を聞いた。普通では散して聞こえるはずのない些細な音でも拾う。
彼女が離れればとつり、逃げられなければ近寄って。]
睡眠薬と、媚薬。買いたいんだけど。
[見えない表情、どんな顔で応えるのだろうか。 否とすれば大人しく帰り、良しとすれば相応を支払い帰るつもり**]
(*57) 2014/04/16(Wed) 23時頃
|
|
―回想:夕刻の神社―
[男の手が再び佐倉の腕を掴む。 先程よりも、強く―――強く。]
――――――欲しい。
[星野の家が。]
(312) 2014/04/16(Wed) 23時頃
|
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あれ、そっちだったの!?>佐倉と子取り
えーじゃあ澪さん誰とだ…?
(-226) 2014/04/16(Wed) 23時頃
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[淡く明るい髪と、濃く暗い髪を眼下に見て、腕を引いて連れ去り行くは鳥篭。 空にはぽっかりとした白い月。 月光が照らす一本道に、攫う二つの影。
きっと、明日から悠斗君は無断欠勤扱いだろうな。と、独りごちる。 それに対する連絡を入れても良いが、薮を突いて蛇を出すようなもの。 仮に高雄家に赴いたとして、出迎える者など誰も居ない。
大学の教師は、励むようにと告げた少年が欠席していても、見る眼誤ったと落胆はするだろうが、一々詮索もしないだろう。 敷かれたレールから逃げるのは、いつの時代の学生も同じこと。
何十年かぶり、或いは、生まれて初めてもかもしれない。 こんなにも一歩一歩に、気持ちが逸るのは。
私はようやく、満たされる。 永劫の不足を忘れ、赤い鳥の囀りに酔う。]
(313) 2014/04/16(Wed) 23時頃
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[年月と黴臭い思想と血の重みに縛られた旧家が。
あの桜の枝の様に、手を伸ばしても消して届かぬ家柄が――欲しい。]
………
[懐から紙の束を取りだし、1枚を佐倉へと渡す。 他には携帯用の筆入れとナイフ。
捨てたい女と、欲する男と。]
……これであなたは、自由、だ。
(314) 2014/04/16(Wed) 23時頃
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―或る話―
[或る神話を知っているだろうか? 愛された青年や少女が…死ぬのを惜しまれて、あるいは願って花になるのだという 福寿草と銀蓮花、この二つには共通の話がある 美しい少年と取り合い、嫉妬 流れる血と生まれた儚い赤い花。そんなお話が
この話を聞いた時少女は羨ましいと思った もう遠い遠い記憶なんでそう思ったのかもわからない…… 誰に聞いたかもわからないそんなお話*]
(315) 2014/04/16(Wed) 23時頃
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[ 愛しい小鳥を失いたくないから。 ]
(316) 2014/04/16(Wed) 23時頃
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ちょっと笑ってしまっ…
(-227) 2014/04/16(Wed) 23時頃
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はは、それは嬉しいな。 でも教授からなら、悪い話もたんと聞いただろう?嫌われてたからなあ。
[>>303素行の悪さを指摘されるより、賛辞の言葉だけを耳にいれたいというのは人ならば誰でもそうであろう。 いつも通りの言葉を投げてくる相手に、にっこりと、僅かに子供じみた顔をする。
厠に行く彼を見送った後、一人で残された時間。 今日一日のことを思い返せば、苛立つ回数があまりにも多く、きり、と爪を噛んだ]
(317) 2014/04/16(Wed) 23時頃
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/* 多分、澪ちゃんがしたいのは旧家とか古い血とか差別とか。 そう言うのかと当たりをつけていました。 ので、佐取じゃ障害が低すぎる…と思っていましたが、二人のお話は物語のようで素敵ですなぁ。 (佐取じゃロリコンくらいしか生涯が無い)
(-228) 2014/04/16(Wed) 23時頃
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[月を背に歩む影3つ それが仮初のものでも、この場限りのものでも嬉しかった 嬉しかったのだ
たとえ行きつく先が――だとしても
青年は知らない この先に起こる事を 何も知らない
カラリ、缶の中で白と赤のマーブル模様のドロップスが乾いた音を鳴らした]
(318) 2014/04/16(Wed) 23時頃
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欲しい……? 私の夫になるとでも言うの?
[参道に入る手前で腕を引かれる。]
あんな家――。
[否定の言葉を紡ごうとする。 雨露を凌ぐ家すらもたない者にはまさに雲上の世界だろう。 望めば手に入るのなら、手を伸ばしたくなるのが人の性。]
……わかった。 これで自由になれるんだ。
[ありがとうとは言わない。 二人の利害が一致しただけの事。 彼の望むまま筆を取った。]
(319) 2014/04/16(Wed) 23時頃
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[翌朝、一つの手紙が高雄家の郵便受けに差し入れられた 差出人はわからないし、書いてある内容も学のあるものでないと分からないだろう
乾いた茶色のインクで記されたその手紙を読む主はもういない
読む主は、鳥籠の中へ]
(320) 2014/04/16(Wed) 23時頃
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―回想・夕刻の商店街― [声を潜めても気持ちの昂ぶりに釣られてそれは徐々に甲高くなっていく。 知った名を聞いて、耳を澄ませたのは似たような話を聞いたからか。
人の良い医師の手癖の悪さ。>>197
織部が聞かされたのはカフェーの女給からだ。
気が強く親に反発することも多かった小娘が、気を許した医師の毒牙にかかる。 そんな呆気ないだけの話。 娘の訴えよりも医師の評判を信じた世間から逃げるように、 今では男に侍る生活だと自嘲気味に笑っていた。]
「あたしはね、いいんですよ。 この生活が性に合わないわけじゃない。 でもね、中には言えずにそのまま思いつめて…って子もいるんですよ」
[穢されて、許嫁との婚儀を断った娘や、 不義の子を孕んでそのまま行方のしれない人妻の話を、 貶すでも誇張するでもなく、ただ淡々と話していた。]
(321) 2014/04/16(Wed) 23時頃
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[織部の目に映る医師は、所詮素人でしかない。 ただ欲望にまかせて女を貪る。 それが客なら放っておく話だが。
目立つほどに浮き上がるような面倒な事態になれば、別の話だ。]
鈴城さんは、何か聞いているのかな。
[医師の隣家である薬局の主を思い出し、顔を合わせた時にでも聞いてみようと思った。 映画の約束は、そのすぐ後のこと。*]
(322) 2014/04/16(Wed) 23時頃
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―台所―
[味噌汁のような何かが煮えている。 否、煮えたぎっている、鍋の中で豆腐は踊る。 更に先に味噌を投入したものだから、味も飛ぶだろう。 大失敗にはまだ気づかず]
あれ、起きて大丈夫? 部屋に持って行こうと思ったのに。
[>>259兄が活動を再開したようだ、 自分で動くのなら無理に布団に押し込む事もできず 味噌汁(もどき)と根菜煮が出来上がるまで しばし突っ立っている]
もうすぐ出来るよ。
[煮物の方はもう大丈夫そうだ、 皿に盛り付けると見た目はそこそこ、食べれそうなもの。 ただし味見はしていないのでどうなっているやら]
(323) 2014/04/16(Wed) 23時頃
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粥増やす? 米は足りると思うが。
[>>260先ほどの残りを温める兄に声をかける、 先ほどと腹が違うのはやはり寝汗だろうか。 着替を洗わないとなあとさらなる家事に気づく 今迄どれだけ兄に任せきりだったのかも。 そんなことを考えて居たら知らず兄を見つめてしまっていた]
…………。
[昨日のことを指しているのだろう、 けれど俺は謝らなかった。 風邪を引かせた原因でもあるのに、だ]
(324) 2014/04/16(Wed) 23時頃
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ああ、すみません。どうも。
[戻ってきた鈴城からグラスを受け取って、軽い礼を言う。 さらりと溶けた粉末のことなど、知るきっかけなどなく。 疑う些細な理由さえなく、グラスに口をつける]
祖父がね、湯割りをよく飲んでいたものだから。
[他愛もない話をしながら、少しずつグラスの中身は減っていく。 そう一気に飲む方ではないから、少しずつ]
(325) 2014/04/16(Wed) 23時頃
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……ん、
[くら、と不意の酩酊感を感じたのは、グラスの中身を半分ほど飲んでしまってから。 思ったより疲れていたのかと思いながら、また一口飲んで。
グラスの底が見えたころには、空を飛ぶような奇妙な感覚が、脳を浸していた]
ああ、少し……悪酔いした、かな。
[酔いと薬の作用とに侵されながらも、紡いだ言葉はまだ理性的。
それでも、それも放っておけば、目元を押さえたまま静かになってしまう]
(326) 2014/04/16(Wed) 23時頃
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[幼馴染の背を押している手が父へと取られても>>295、別段抵抗することはしない。 する必要を感じる事さえないのだから。
嬉しそうに笑みを返す幼馴染の姿に>>294、久々に家の中が賑やかになるな、なんて暢気な事を考えて。]
そりゃ、まぁ賑やかなのは好きだよ。 悠斗とだったら特にな。
[幼い時からよく共にいて気心の知れた相手。 風邪だから無理はさせられないと心では分かっているけれど、夜遅くまで話したいなだなんて気持ちすらあって。
握る手の主がなんだかいつにも増して機嫌が良さそうだと思うが>>313、その本当の理由に気がつく事はない。]
(327) 2014/04/16(Wed) 23時頃
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大学生 カイルは、メモを貼った。
2014/04/16(Wed) 23時半頃
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妻に、なれるの ですか?
[形だけの夫婦でも良しとするのならば。
証文と拇印と。 当主たる品でもあればそれも譲り受け。
先程の礼の言葉を思い出し、 男は社殿に向かう女の背を見送る。]
………ぁ。
[あの社殿の下には――まぁ、良い。**]
(328) 2014/04/16(Wed) 23時半頃
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/* 今、ハッとして、議事まとめを見に行ったけれど、 稼稼稼少囁囁首狼でも終わらないとは流石。 物語システムだと終わりますよね。
(-229) 2014/04/16(Wed) 23時半頃
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―星宮家―
[異国の娘が夕餉の席に招かれた頃。 若君は体調不良で臥せって居た。
毒味の者が変わっても、 毒膳を服する者は変わりはしない。
18年前よりも以前より。
積もった毒は体を蝕み、生殖機能を損なわせる。 子を望めぬ体と―――知る者は極僅か。*]
(-231) 2014/04/16(Wed) 23時半頃
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/* >少人数になると勝敗が確定する状況もあります、ですがこの場合も自動で終了することはありません。
書いてありましたね、灯台デモクラシー。
(-230) 2014/04/16(Wed) 23時半頃
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―境内―
[夕刻のやり取りを、織部が見ているはずがない。 『星野』の名前に、仮面の下で眉が上がる。]
……ぞれは、難しい話ですね。
でも織部さんの頼みなら、頑張ります。
[1度は渋って見せる。 朝に会う約束を笑みと共に。]
(*58) 2014/04/16(Wed) 23時半頃
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おじい様が。 そうでしたか…そういえば千里先生は此方が地元ですか? ご家族の話を聞いたことはありませんでしたね。
[彼の祖父の話を受ければ、興味は極力押し殺し、 話のついでとばかりの軽い調子で尋ねて。>>325]
おや、もう酔われましたか? 身を起こしているのが辛いなら、帰りますか?
[姿勢の揺らぎを見かね、その背を支える。 そう長い時間もかからず、酒では無い酔いが回ってゆくだろう。
会計はしておきますよ、と目許に手を預けたままの医師へ声をかけ、 肩を貸し、店を出ようと促すことに。]
(329) 2014/04/16(Wed) 23時半頃
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はるー…、けほっ。 まあ、いいか。
[>>323煮立ててしまったらだめだとか、味がとか。 そういう注意は今は無粋な気がして。 作ってくれてる気持ちが嬉しいのだからと。 結局何も指摘しないまま。 煮物もできたらしい、これはちゃんと、煮物だ。たぶん。]
よし、頂きますしよう? 粥は増やさなくて、いいよ。 有り難う、はる。
[>>324気遣いに瞳を細める。 洗濯物をなんて思っているとわかりもしない。 篭に入れてしまったから、弟はもう触らないものだと勝手に思っていて。 並ぶ食卓、その漏れる明かりを外でサリュートが見ていたとも知らず。
俺は何も、知らず。]
(330) 2014/04/16(Wed) 23時半頃
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織部さん。
……小鳥、買って下さい。
[小鳥。ことり。子取り。 星野の家には使用人が多すぎる。**]
(*59) 2014/04/16(Wed) 23時半頃
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[男が吹聴した医師の悪い噂は真実ばかり。>>321>>322 その噂が織部の耳にまで届いているとは知らず。
彼の協力さえあれば、医師を完全なる村八分にするのも難しくない。 それを躊躇っているのは、己の私情へ巻き込む事の罪深さ。
それでも、明日。 問われてしまえば話してしまうのだろう。
「千里先生は、少々お遊びが過ぎるようです」――と*]
(331) 2014/04/16(Wed) 23時半頃
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―幼き頃の記憶―
[幼い頃に、父が仕事で数日家を空けるときは別に家庭へと預けられていた。 父のお得意様の家だったり、同じ商売仲間の家だったり。
当然、周りは知らない人だらけだ。 今でこそ明るく誰とでも仲良く接する性格だけれど、幼き子供はよく泣いていた。 父がいなく一人は寂しいと。
そんな風に泣く子供が面倒なのか、とある家で使用人たちが集まって陰口を。 そばで子供が聞いてるとも知らずに―
―佐取の旦那様、本当は好いてもいない相手と籍を入れて、子供の面倒まで ―可哀想に、さぞ大変でしょうに ―元々子供だって面倒だからと欲しくないと言っていませんでした?
陰に隠れるようにしながら聞いてしまったそんなやり取り。 嘘だと、そう思った。 だって、父が自分を見る目はいつも優しく、常に自分を母さんと似ていると言っていたから。 だから父は母を愛しているとそう思っていたし、自分の事も大切な息子だと思っていると。
その夜は声を上げずにわんわん泣いた。 嘘だと思っても、心無い陰口は幼い子供の心を傷つけた。
その後からだっただろうか、仕事に行く父に我侭も何も言わずに、泣きもしなくなったのは。 笑って見送り笑って迎えた。 父に認められるように、勉学も人付き合いも、誰から見ても文句言われないように。
きっとそれは己以外誰も知らない、そんな記憶*]
(332) 2014/04/16(Wed) 23時半頃
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― →赤い鳥 ―
[比翼を連れて、男は鳥篭へ。 鳥篭の主は強欲で、枕元で囀り、身近な幸を諭す青い鳥には興味がない。
歩みはカラカラと鳴るドロップ缶の音に彩られ、喜色を隠せぬ男。 鳥は篭に閉じ込め、手ずから羽を切るが最上。
――――幸せの赤い鳥。 それが誰の幸せであるかなど、考えずともやがて知れる。
見世蔵に下がる屋号を一瞥してから、そのまま居住区の二階へ。 同床異夢、きっと今宵二人が見るのは、己と違う優しい夢。
沢山の無駄葉を落として、芽を摘み、漸く手に入れる。]
(333) 2014/04/16(Wed) 23時半頃
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[家に上げた二人は、当然息子の部屋へ。 己はもう少し、用があるからと断って、自室に下がる。
さらりと紙に描くは休業の流れる文字。 赤い鳥は満たされぬ内は、来訪者を受け入れるが、最早鳥篭の鍵が開くことは無い。
見る人が見れば、また海を渡り仕事かと思うだろうか。 見る人が見れば、ああ、漸く。と、息を吐くかもしれない。*]
(334) 2014/04/16(Wed) 23時半頃
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/* 過去回すの苦手だったり…。 なんか過去って必要か不要かそこら辺分らない。 でも考えてはいる。
今回壊れたラジオ回収できるか分らない…むしろできなそうだからその分過去ロルでちょい秘話部分の回収を…。
動き悪くてごめんね、ぱぱん。
(-232) 2014/04/16(Wed) 23時半頃
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/* あ、自室戻れた! これはラジオ回収出来る!
ありがとうぱぱん!
(-233) 2014/04/16(Wed) 23時半頃
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うん?
[>>330兄が何か言いかけているような、 作り方が間違えていたのだろうか、或いは?]
汁は、もういいか。
[ぐつぐつ煮えたから食べても良いだろう、 豆腐は煮込んではいけないのだと知らなかったので 気泡が入ったまだら模様を椀に掬う。 普段と違うなんて、頓着無いから食べるまで気づかない]
いただきます。 春さんは食べたら薬飲んで寝ろよ。
[熱の具合にもよるけれど、今日は風呂にも入れないつもりで つまり一人分を沸かすのは少々面倒だったりもする。 さてどうしようかなと内心であれこれ考えつつ 見た目だけはそれっぽい夕食に箸を伸ばす]
(335) 2014/04/16(Wed) 23時半頃
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いただきます。
[ぺち、と手を合わせて。 作られた食事に箸をのばす。 赤と白が溶けた粥を掬って口へ運び。 何一つ知らないまま、うまいよと告げて。
ふと、黒髪に目がいってしまい。 一人気まずそうに、視線を食卓に落とす。
そわそわとしている。 春の桜が薄闇色の夜風にそわそわとしている。
そうだ、桜。 花見に行こうと約束したのに。 サリュートは、来なかった。
そんなものだ。 彼女にとって俺なんて。 そんなものだと、わかっていたじゃないか。]
2014/04/16(Wed) 23時半頃
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―境内・夕刻―
[男は眼帯の青年に手を差し出した。 先程まで佐倉を掴んでいた手を。]
また杖を、買ってください。
[人の骨を使った傘を売った事があった。 今は違う傘を持っているようだが、さて。]
睡眠薬と、媚薬。
どうぞ、どうぞ。粉と錠と液体と。選んでくだざい。
[大陸の良品の仲買を鈴城から紹介して貰ったばかりだった。**]
(*60) 2014/04/16(Wed) 23時半頃
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なれるはずが無いじゃない。 其れ以前に何処の馬の骨ともしれないあなたが 政治的に……いや、其れ以前に物理的に排除されないか心配。
[>>328手元に残るのは個人的に贈られた和式ナイフのみ。 彼が受け取るのは、代々受け当主が引き継がれる各種の証文が収まる、秘密箱の位置と解錠方法。
失敗すれば開け手を道連れにする自壊機能を持つ其れを託す。]
ねぇ……私のための時間稼ぎにしかならないかもしれない。 その自覚はあるのは?
[>>328 参道を行く途中、振り返り問う。 脳裏を過るのは、蝋の翼で天を昇った者の末路*]
2014/04/16(Wed) 23時半頃
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小鳥か…。
[買え、と言われたそれにゆったりと笑みを浮かべて。]
絹になるものと、捨てるものは引き受けよう。 金で、どうにかなるものは…ほら。
[ぽん、と財布ごと手渡せば、 ずっしりと重いそれは一家が丸々一年食っていけるほどの額。
言外にそれで星野の使用人を瓦解させろ、と。]
足りなければ、追加はいくらでも。 ああ、それと。星宮に預けた…異国の蝶は、俺のだよ。 星野と縁続きらしいが、出来るだけ傷めずに置いておいてくれないか。
[傷つける権利さえ。 他の誰にも、渡さない。]
(*61) 2014/04/16(Wed) 23時半頃
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いただきます。
[ぺち、と手を合わせて。 作られた食事に箸をのばす。 赤と白が溶けた粥を掬って口へ運び。 何一つ知らないまま、うまいよと告げて。
ふと、黒髪に目がいってしまい。 一人気まずそうに、視線を食卓に落とす。
そわそわとしている。 春の桜が薄闇色の夜風にそわそわとしている。 そうだ、桜。 花見に行こうと約束したのに。 サリュートは、来なかった。
そんなものだ。 彼女にとって俺なんて。 そんなものだと、わかっていたじゃないか。]
はる…、薬は飲むから。 夜一緒に、出掛けないか?
[>>335寝ろと謂われた後だったから、かなりのダメもとだ。 桜をみたい、見上げたら少し落ち着ける気がして。 本当は親友に話して軽くあしらわれたら、きっと楽になれるのだけれど。 夜も遅くなってから訪ねるのは迷惑だろうと思ったから。]
(336) 2014/04/16(Wed) 23時半頃
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―自宅―
[父は用があるからと>>334幼馴染と二人、自分の部屋へと入る。 二人で寝るからと、箪笥にしまっていた客人用の布団を引っ張り出せば簡単にひき。]
あ、悠斗そういえばラヂオ聞くの好きだったよな。 折角だし流すか。
[もしかしたら共通の友人の声も聞けるかもしれないと、ラヂオを用意しそのダイヤルを回す、が―]
あれ? 可笑しいな…昨日までは…
[ダイヤルを回してもそこから音が流れる事はない。 電池が切れたかと首を捻り、新しいものを出して変えてもう一度ダイヤルを回してみてもそこから音が鳴ることはない。]
うーん…故障か? でも昨日まで全然平気だったのに…。
[そこまで古い物でもないのに。 突然音を出さなくなったラヂオに気を落とし。]
あー、悠斗ごめん。なんかラヂオ壊れてる?かも…。
[眉を垂らしながら、少し申し訳なさそうに幼馴染へとそう告げて。]
(337) 2014/04/17(Thu) 00時頃
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ー赤い鳥ー
[赤い鳥の二階、海琉の部屋で話は弾む
何の話をしようか
今日出会ったソメイヨシノの様に美しい星宮の令嬢の話をしようか それとも土産にもらったケエキの話をしようか それとも鈴城と並んで歩いて、熱を測ってもらって心配してもらって、とても嬉しかったという話をしようか
色んな話をしよう たくさん、たくさん 明日になれば、また孤独がはじまる だからせめて、今日だけは微睡の幸福に揺蕩っていたい
楽しい話は尽きることなく
青い竜胆、その色は今日は無く 唯温かいまほろばがあった*]
2014/04/17(Thu) 00時頃
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/* 金蓮花さん、という作家さんはいたなぁ、と。
は。こっちでも、忘れずに……
(-234) 2014/04/17(Thu) 00時頃
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ー赤い鳥ー
[赤い鳥の二階、海琉の部屋で話は弾む
何の話をしようか
今日出会ったソメイヨシノの様に美しい星宮の令嬢の話をしようか それとも土産にもらったケエキの話をしようか それとも鈴城と並んで歩いて、熱を測ってもらって心配してもらって、とても嬉しかったという話をしようか
色んな話をしよう たくさん、たくさん 明日になれば、また孤独がはじまる だからせめて、今日だけは微睡の幸福に揺蕩っていたい
楽しい話は尽きることなく
青い竜胆、その色は今日は無く 唯温かいまほろばがあった*]
灰に落としといて後で活用活用
(-235) 2014/04/17(Thu) 00時頃
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…――本当はサリュートと、行く約束だったんだけど。
[余計な一言は、いつも自分では気付かないもの。]
(338) 2014/04/17(Thu) 00時頃
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/* 店を閉じてたのに! 玄関どこだ!<来なかった
(-236) 2014/04/17(Thu) 00時頃
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(ねぇ、先生。 あんたの脳まで、壊してしまったら)
(*62) 2014/04/17(Thu) 00時頃
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なれるはずが無いじゃない。 其れ以前に何処の馬の骨ともしれないあなたが 政治的に……いや、其れ以前に物理的に排除されないか心配。
[>>328 彼がこの場で受け取るのは、拇印と最低限の証文だけ。
彼が得た最大の宝は代々の当主に引き継がれる家宝。 最重要証文が収まる秘密箱の位置と解除方。 手順を間違えば開け手を道連れにする中身ごと自壊する其れを託す。
手元に残るのは父より個人的に贈られた和式ナイフのみとなった。]
ねぇ……私のための時間稼ぎにしかならないかもしれない。 その自覚はあるのは?
[>>328 参道を行く途中、振り返り問う。 脳裏を過るのは、蝋の翼で天を昇った者の末路*]
2014/04/17(Thu) 00時頃
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-或る日の話-
お兄様は…また体調を崩したんですの?
[不安げに使用人を見つめる幼い少女 この頃からでも彼女の兄の身体は弱く 少女は心配し兄に出来ることをしようと頑張った]
……お兄様……
[彼女が本当に外に出れなくなったのはこれからのこと*]
(339) 2014/04/17(Thu) 00時頃
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/* ちなみに海琉君、村が始まってから食べたものはお団子のみです(`・ω・´) いやー、食事ロルって回すのって気分というかなんというか…。
エイジのときはめっさ食べてたのにね。 きっと見えない部分で食べてるよ。多分。
(-237) 2014/04/17(Thu) 00時頃
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なれるはずが無いじゃない。 其れ以前に何処の馬の骨ともしれないあなたが 政治的に……いや、其れ以前に物理的に排除されないか心配。
[>>328 彼がこの場で受け取るのは、拇印と最低限の証文だけ。
彼が得た最大の宝は代々の当主に引き継がれる家宝。 最重要証文が収まる秘密箱の位置と解除方。 手順を間違えば開け手を道連れにする中身ごと自壊する其れを託す。
手元に残るのは父より個人的に贈られた和式ナイフのみとなった。]
ねぇ……私のための時間稼ぎにしかならないかもしれない。 その自覚はあるのは?
[参道を行く途中、振り返り問う。 脳裏を過るのは、蝋の翼で天を昇った者の末路*
2014/04/17(Thu) 00時頃
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なれるはずが無いじゃない。 其れ以前に何処の馬の骨ともしれないあなたが 政治的に……いや、其れ以前に物理的に排除されないか心配。
[>>328 彼がこの場で受け取るのは、拇印と最低限の証文だけ。
彼が得た最大の宝は代々の当主に引き継がれる家宝。 最重要証文が収まる秘密箱の位置と解除方。 手順を間違えば開け手を道連れにする中身ごと自壊する其れを託す。
手元に残るのは父より個人的に贈られた和式ナイフのみとなった。]
ねぇ……私のための時間稼ぎにしかならないかもしれない。 その自覚はあるのは?
[>>328 参道を行く途中、振り返り問う。 脳裏を過るのは、蝋の翼で天を昇った者の末路*]
2014/04/17(Thu) 00時頃
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ー赤い鳥ー
[二階に通され>>334、海琉の部屋で歓談に耽る>>337]
あれ?壊れちゃったの? 残念…だけどま、いいや。 ねぇカイ兄お話ししようよ。あのさ、今日俺せんせと一緒に星宮って豪邸にお邪魔したんだよ 御挨拶だってさ。それでね……
[突然音をたてなくなったラヂオ それは少しだけ気になるけれど、隣に誰かが居て、一緒に喋って そんな晩は、とてもとても久しぶりで
だから、嬉しくて ラヂオが壊れていようが、いまいが ただ、嬉しかった]
(340) 2014/04/17(Thu) 00時頃
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なれるはずが無いじゃない。 其れ以前に何処の馬の骨ともしれないあなたが 政治的に……いや、其れ以前に物理的に排除されないか心配。
[>>328 彼がこの場で受け取るのは、拇印と最低限の証文だけ。
彼が得た最大の宝は代々の当主に引き継がれる家宝。 最重要証文が収まる秘密箱の位置と解除方。 手順を間違えば開け手を道連れにする中身ごと自壊する其れを託す。
手元に残るのは父より個人的に贈られた和式ナイフのみとなった。]
ねぇ……私のための時間稼ぎにしかならないかもしれない。 その自覚はあるのは?
[参道を行く途中、振り返り問う。 脳裏を過るのは、蝋の翼で天を昇った者の末路*]
(341) 2014/04/17(Thu) 00時頃
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―大通り―
[嘘をつけ、と。 酔客は俺の髪を引く。]
本当の、ことです!
[連れが咎める。 星宮の家に連れて行くのを確かに見た――と。
赤から青へ、青から赤へ、そしてまた青へ。白へ。
疑うなよ。適当に口に出せる名前じゃないだろ?] ]
(342) 2014/04/17(Thu) 00時頃
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[話をしようと、とても嬉しそうに誘い話し出す幼馴染に笑みを浮かべながら了承する。 ただし、あまり遅くまではダメだからと自分に言い聞かせる役目も掛けて、一言告げて。]
へぇ、星宮さんの家に? あそこはちょっと変わってただろう?
あ、でも星宮のお嬢さんの澪さんは確か悠斗と同じ歳だったか?
[話す言葉に頷きながら。 星宮の家はなんだかんだ色んな意味で騒がしい。 どちらかと言えば悪い意味だろうか。 特にあそこの奥様は気難しい性格だったはずだ。
嬉しそうに話す様子から、何もなかったかもしれないが。]
(343) 2014/04/17(Thu) 00時頃
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いや、地元は西の方で。 離れているものだから、最近はすっかり疎遠だがね。 はは、厳格な父だったから、放蕩息子とはあまり仲がよくないんだよ。
[>>329なんて、冗談めかした会話がまともに交わした最後だったか。
暫く後、酩酊感に揺らぐ背中を支えられて、ああとかうむとか小さく答える。 酒を追加してもないのに回る酔いに違和感を感じるだけの思考の余裕はないままに、肩を貸されて情けないとつい苦笑して。 ああ、そういやこいつ誰だっけ。 ばかになった脳みそと、ちかちかと幻覚ちかつく視界が伝える情報はなく]
……はるか……運べ……
[他に、こんなに油断した姿を見せられる相手はいないはずだから。 奇妙な心地よさにふわついた声で、唯一自分の領域に足を踏み入れることを許した友人の名を呼んだのは、無意識]
(344) 2014/04/17(Thu) 00時頃
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[味噌汁だと思ったものが、なんか不味い]
おかしいな、春さんのしてるようにしたつもりなのに。
[どうしてだろう、煮て味噌をといて出来る筈なのに >>336妙にそわそわしている兄を前に 怪訝そうな表情を作ってしまった]
夜?これから? 熱があるなら寝ろ。
……そうでないなら、
[兄の最後の外出になるかもしれない、 それならばと了承しようとしたのに]
(345) 2014/04/17(Thu) 00時頃
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ああ、そういう。
[>>338女と行けなかったから、代用品。 兄にとっては自分はその程度の存在らしい]
風邪を悪化させるかもしれない、 そうしたら店も長く閉めっぱなしになる。
それでも行きたかったんだ?
[あの女と。
そんなの許す訳、無いじゃないか]
来ない女とした約束がそんなに大切?
――気持ち悪い顔街中に見せて回るんなら 家の中に居たらどうかな。
恥ずかしい。
[病人だと思って接した俺が馬鹿を見た]
(346) 2014/04/17(Thu) 00時頃
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>>344 ぐうかわ
なんだろうこの当て馬感www
(-238) 2014/04/17(Thu) 00時頃
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[噂をすれば、なんとやら。
通りを歩いてくる彼の姿に、 大の男が二人して頭を下げる。]
(347) 2014/04/17(Thu) 00時頃
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そうそう!何かねすっごいでかい!後働いてる奴がせんせの悪口言ってた。 酷いと思わない?
うん、澪さんは俺と同じ年。福寿草の季節に生まれたんだって。 琴と、お花ができて…凄く綺麗で優しい人でね。
[あまり遅くまでは駄目だとくぎを刺されても>>343、話は弾む そういえばカイルは初恋はした事があるのだろうか
自分の中にあるこの淡い思いは恋なのか それとも両親揃って愛された女性に対する憧景なのか]
(348) 2014/04/17(Thu) 00時頃
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[神社の鳥居を抜けて。 誰一人通る者のない夜道。
そっと一冊の旅券に唇を落とす。
サリュートの名で現れた、サリュートでない「彼」の持ち物。
書店の主も、誰も知らない。 秘密。
「彼」がサリュートでないことも。 サリュートと呼ばれた「彼女」が、もういないことも。
誰も知らない。
自分だけの。]
(-239) 2014/04/17(Thu) 00時頃
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[>>321夢うつつ、少しだけ眠くてとろとろしたとき、跳ねっ返りの小娘の夢を見た。
あのときのことは、うすらと覚えているだけのせいか、記憶はモノクロだ。 涙を流しながら、言いふらしてやると宣言する彼女をちらと見下ろして。 無表情のままに、痣がつかないように、あまり力を込めずに鳩尾を蹴り飛ばした。 それだけで踞る女に、今度はいたずらっ子のようにけらけら笑って]
誰がそんな話信じるっていうんだ? なあ?近所でも評判の素行の悪い小娘と、善良なお医者様。どっちを世間が信じるかなんて、明白だろ?
[嗚呼、そうあのときは間違いなくそうだったのに。 いつから、それが逆転したのか。もう覚えていない*]
(349) 2014/04/17(Thu) 00時頃
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/* そういえば、相手の人を煽ろうと思って表で父親大好きな感じにしたし、幼馴染ともすごく仲良くしてたけど、全然煽れないね。
まさかのラジオに対してだけでしたね。 もっと、こう煽って嫉妬させたかったぜ。
あー、でも本当、天国な気がする。
(-240) 2014/04/17(Thu) 00時頃
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/* 友人縁故大好きです。 べたべたに甘えまくるけど、恋じゃない。
(-241) 2014/04/17(Thu) 00時頃
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しかし、カイトのはだいたい自業自得なんだよね。マゾいなあ。
(-242) 2014/04/17(Thu) 00時頃
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……おや。
[西の住まいでは確かに遠かろう。
受け答えをするより前に、告げられた名前。>>344 医師の腕を己の肩へかける形で支えながら夜道を歩く。]
先生、遥君ではありませんよ、残念ながら。
[さて―ーこれは、早々に手を打つべきだ。
もう少し先に、と考えていたが お誂え向きの道具も明朝には揃い踏む。
心を預けられないように、逃げられないように。
医師の自尊心と、居場所を削る為の一手。 目を伏せた医師には、男の目に浮かぶ狂気は悟れまい。>>349
己以外の誰すらも頼れなくさせる方法を、頭に描きながら。]
(350) 2014/04/17(Thu) 00時頃
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― 社殿:夜 ―
[月明かりが照らす杜。 人造の灯りの無い世界。 枝葉の擦れる音だけが響き渡る。
自分に敵意を持つ者が排された世界は心地よい。 硬い床板の上で身を丸めて眠りについた**]
(351) 2014/04/17(Thu) 00時頃
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―大通り― [酔漢の声がやたらと響くと顔を顰めたその矢先、 昼間に分かれた人物の姿を見て、慌てて駆け寄る。>>342>>347]
こんな時間に一人で出歩くな。
[襲われても文句は言えない。
頭を下げる酔っ払いに>>347ちらりと視線を走らせる。 途端にびくりと震える男二人に、 預けた星宮の家にも泥を塗るつもりか、と冷たく言い捨てた。 顔色はこれ以上ないほど愉快なことになっていたはずだけれど、 確認する気は微塵もないまま。
無言でサリュートの手を取って、引きずるように歩いた。]
(352) 2014/04/17(Thu) 00時頃
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[あぁ、やはりあそこではそういう話をしているか。 幼馴染の口から出る悪口という言葉>>348に少しだけ顔を顰める。]
あんまりいい気はしないよな。 特に根も葉もない噂話なんて…。
あぁ、確かに澪さんは美人さんか…。 悠斗はああいう人が良いのか?
[昨日店に来た、年下の女性は確かに一般的に美人と言われる部類だろう。 しかし、自分の口から出るのはそんな言葉だけ。 美人ではあるけれど興味があるわけではない。 父の客という印象が強い女性だ。]
(353) 2014/04/17(Thu) 00時頃
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― 診療所 ―
先生、分からないので寝台まで運ばせて貰いますよ。
[くすねた鍵を使って玄関のドアを開ける。 診察室へと足を進め、シーツを張った寝台へと下ろす。
電氣は点けていない、 何も言わない。
そろそろ脳も、まともに働いてない頃合だろうか。]
(354) 2014/04/17(Thu) 00時頃
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/* タイプって打って思わず消した。 どのくらい英語って出てるんだろう? 全くないわけではないと思うんだけど。 地味に大変だったりするよね。
別に大学で勉強してるから使ってもおかしくはないけど、一般的に使用してるかどうかという問題。
繰り返すレコードの時も、ホラー映画みたいと入れようとして、なんて言っていいか分からず削除した。 怖がってた理由はどちらかというと、そっち方面だったり。 お化け怖い。
(-243) 2014/04/17(Thu) 00時頃
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[>>345それはぐつぐつ煮込んだからだよ、とか。 そう謂って二人で笑おうと、思ったのに。 >>346続く言葉は明らかに刺がある。
『気持ち悪い顔』『恥ずかしい』
夢の中の声はもっと、優しかったのに。 ついさっきまで、優しくいてくれたのに。]
………、…ごめん。
[肩を落とす、眉が下がる。 何を謝っているのかわからないけれど。 ただ、謝るしかできなくて。]
(355) 2014/04/17(Thu) 00時頃
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[握った手は、女と呼ぶには少々大きく骨ばっている。 細く、どちらかといえば繊細なサリュートの体つきであるから、 人種の差、程度で済まされるだけのことだ。]
(手だけでなく、首だけでなく。 衣服すべて取り払ってしまえば――)
[ふとそんなことを考える。 強引に握った手に、かすかに力がこもる。]
(-244) 2014/04/17(Thu) 00時半頃
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―何処かで―
[素行の悪い医者の話は、八百屋の前以外でも耳にした。 実際に確かめた訳ではないけれど 快斗がしていることに関しては本当に酷いとは思う。
だがそれも所詮他人ごと、 自覚してしているのなら友としていうことは無かったし、 職を追われるようならそれこそ家に引き込むか なんて、気のおけない友人を見捨てることはしない。
こんな歪んだ自分の友なんて、 数えるにしても片手に足りる人数しかいないのだから]
(もう少し頼ってくれても、いいんだが)
[直接言ったらそれこそ、もう死ぬのかなんて笑われるのがオチ*]
(356) 2014/04/17(Thu) 00時半頃
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[顔を顰める様子>>353に苦笑する 優しい幼馴染に、心配をかけてしまったかな、と でも、あれはとうてい見過ごせる事ではなかったのだ]
だよね!あいつらせんせのこと知らないからそんな事言うんだよ! せんせは誰よりもまじめで、頑張り屋さんなのにさ!
[澪の話になれば動揺し]
えっなっそっ…んー…なんていうか。綺麗。 ふわふわして、凛として。桜の様な人。
[恋かどうかは、分からないけど それはとても鮮やかな出会いで とても大切な、記憶となるだろうなと、思うもの]
(357) 2014/04/17(Thu) 00時半頃
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[赤い鳥の二階、海琉の部屋で話は弾む
何の話をしようか
今日出会ったソメイヨシノの様に美しい星宮の令嬢の話をしようか それとも土産にもらったケエキの話をしようか それとも鈴城と並んで歩いて、熱を測ってもらって心配してもらって、とても嬉しかったという話をしようか
色んな話をしよう たくさん、たくさん 明日になれば、また孤独がはじまる だからせめて、今日だけは微睡の幸福に揺蕩っていたい
楽しい話は尽きることなく
青い竜胆、その色は今日は無く 唯温かいまほろばがあった*]
(358) 2014/04/17(Thu) 00時半頃
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[耳に唇を寄せて、そっと息を吹き込む。 生暖かく、アルコールで湿った温度が耳孔を擽る。
シャツの上だけを肌蹴させ、自然と熱に帯びた唇を這わせた。 酒を飲んで、或いは粉のせいで汗をかいているのだろう。 塩辛さを舌は掬い、肌へ小さな鬱血の跡を遺す。]
………。
[優しい愛撫は酔っている今だけ。 己の欲望を止められなくなる前に、身を退いた。
明日の朝、医師が届いた牛乳を飲んだ後。 少しずつ変わり始めた彼の日常は、一気に鉛色へ染まる事になる*]
(-245) 2014/04/17(Thu) 00時半頃
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[そのまま音を立てずに診療所を後にした*]
(359) 2014/04/17(Thu) 00時半頃
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[さっさと夕食を食べてしまう、 もう味噌汁が不味いのも気にならなかった]
病人なら浮ついたこと考えてないで早く寝たら。
でなければ勝手に出かけたらいい。
[>>355一転してしおらしくなった姿にも 浮かぶのは苛立ちばかり。
本当に出ていこうとするのなら、 兄弟の縁もそこまでかもしれない]
(360) 2014/04/17(Thu) 00時半頃
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良くない男もいるから。気をつけろ。
[呆れたように呟く声がぶっきらぼうなのは、 すでにサリュートの性別を知ってしまっているから。 それを今明かさないのは、 ひとえに警戒心を抱かせないためだけのもの。
逃げられないように、その手を強く握ったまま、 星宮邸目指して歩く。]
(361) 2014/04/17(Thu) 00時半頃
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[このまま連れ去ってしまえたら、と。
願う心は隠せないままに。]
(362) 2014/04/17(Thu) 00時半頃
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[>>350横暴な命令口調を投げた相手から、遥ではないと否定が返ってきてゆるく首を傾ぐ。 ふらつく足取りで歩こうとしていた足は、さほど経たないうちに止まってしまって。 幻覚なのか夢なのか、数分意識が飛んだ。
再び目を開けたのは、鍵の開く音に。 それでも、起きるのを渋る子供のようにきつく目蓋を閉じていれば、軽い衝撃と共に背中に布のさらりとした感触があった]
んぅ……?
[ぼうと目を開いたが、映ったのは暗闇だけだった。 その暗闇も、歪んで見える。
なにかを考えることすらないままに、ただ心地よいふわつきに身を任せて、どこを見るでもなく視線をやっていた]
(363) 2014/04/17(Thu) 00時半頃
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だって、桜が――
[見たかったんだ。一人ででも。
引いてくれる手に安堵する。>>352 この手は信用しても良い。
酔夢からの目覚めは悪かろうが、知ったことじゃない。]
(364) 2014/04/17(Thu) 00時半頃
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―翌朝の本屋『花時堂』―
[扉の前に『店主風邪の為お休み中です』の張り紙、 叩いても反応は無いままだろう。 住んでいる家の方の扉、裏口に直接来る者があれば それでも兄は顔を出さず対応は全て自分がするつもりで]
……?
[>>266挟まれていた封筒を発見する、 兄宛のそれを裏返し差出人の名前を見て眉を寄せる。 勝手に開くとまたあの女が懲りずに来たらしい内容、 せっかくの二人だけの時間をぶち壊されたようで 苛立ちが募るばかり、これも兄さんがいけないんだよね。 あんな女にいい顔をしてみせてしまったのだから]
[――さ、お仕置きの時間だ*]
(365) 2014/04/17(Thu) 00時半頃
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……、…。
[>>360ぐ、と体の奥が痛くなる。 矢張、嫌われている。 他の人の言葉に、優しかった態度に勘違いしそうになっていた。 俺は遥に、嫌われているんだ。
締め付けられたようで、じわり視界が滲む気がした。 顔を俯けて、視線は合わせない。 情けなくて気持ち悪くて恥ずかしい顔は、これ以上見せられない。]
寝て、おく。 ごちそうさま。 晩御飯、……有り難うな。
[粥は全部食べた、味噌汁も煮物も、途中までは美味しかった。 不味くしたのは煮立ててしまったせいでも 味見をしなかったからでもない。
全部俺のせいだ。]
(366) 2014/04/17(Thu) 00時半頃
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ま、そんなに気にするな。 ああいう人達なんだろうさ。
[怒り顕にする幼馴染の様子>>357に苦笑をしながら、動揺する様には可笑しそうに笑みをこぼして。 確かにこうやって長い時間、ゆっくりと話をするのは久々か。 公園で話していた時も、彼のバイト先の先生に注意されてすぐに別れたのだし。
彼から溢れる沢山の話題に>>358一つ一つ相槌を打ち。 楽しそうな幼馴染の姿を見るのは好きだ。 自分まで楽しい気分になれるから*]
(367) 2014/04/17(Thu) 00時半頃
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