人狼物語ぐたるてぃめっと


476 【完全RP村】トワイライト・リトルライト【飛入歓迎】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
アナスタシアが無残な姿で発見された。


噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。

非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。


現在の生存者は、ゼノビア、イヴァン、メーフィエ、ユーリー、オリガ、シュテファン、クレスト、ロラン、サンドラの9名


【独】 イヴァン

ロランかあああいいなあ最高の配役だ
イヴァンが真っ先に死んでロランが最後まで生き残るシナリオを最後のシーンの描写まで妄想できた。
むしろ昨日から妄想してた。

(-0) 2013/10/22(Tue) 01時頃

【人】 シュテファン

―秋のこと―

こっからが本番、だよなあ?

[他の職人達が帰った後、イヴァンと二人隠していた図面を広げて向き合う。
先ほどまで見つめていた洗練された図面とは違い、素人が引いた拙い図面だった。]

あー……デザインセンス、どっかにおちてないかねー。

[持っていたペンを机に置き、思いっきり伸びをする。
その日はそれで解散となった。]

(0) 2013/10/22(Tue) 01時頃

【人】 シュテファン

工房にひっそりと飾られた古い二つのランタンをぼんやりと眺める。
ひとつは自分がサンドラに贈った“初作品”。
もうひとつは結婚祝いにと職人達から贈られたものだ。

この村にきてから33年。
気付けばいつも傍にランタンがあった。]

サンドラー、なんかアイデアちょーだいよー!

[こういったことは女性のほうが得意だろう。
半ば祈るように叫んだ言葉は、しかしあっさりと拒否された。
曰く、“あなたが言い出したことでしょう”と。
しかしそこに含み笑うような雰囲気を感じ取って、自然とこちらの口元も緩む。]

(1) 2013/10/22(Tue) 01時頃

【人】 シュテファン

[イヴァンがサンプルとして持ってきた色ガラスで作られたグローブを手の中で回してみる。
天井の照明がガラスを透かして、机に鮮やかな影を落とした。]

あいっかわらず綺麗よねー。

[イヴァンはまだ若い職人だが、その技術は誰もが認めるところだった。
彼の両親が亡くなった後も幼い弟妹の面倒を見ながら彼は腕を上げていった。]

(2) 2013/10/22(Tue) 01時半頃

【人】 クレスト

[いつも誰かに気を遣わせている事に気付いたのは、いつ頃だろうか。
一番の“被害者”はもちろん、兄。

その次はきっと一番歳の多いユーリー。

外に行けない時は、オリガやゼノビアがよく相手をしてくれた。

やんちゃなイヴァンは、遊びのペースを乱す僕を小突いた事がある。
あの時は、兄さんとイヴァンが喧嘩を始めて―――シュテファンさんに叱られたっけ。

ロランと遊ぶ様になって彼の事になんとなく気づいた時は、彼を気遣える事に優越感にも似たものを感じていた様な気がする。

勉強して助祭になって、兄さんの手伝いができるようになって少し成長したつもりになった。
それでも、体調を崩して世話をかける事もあって。

きっと僕は、誰かの庇護の下でないと生きていけないのだろうなと諦めにも似た納得を覚えた。]

[坂を上りきる。見慣れた筈の教会は焼け跡に塗り潰されて、なんだか知らない場所の様にも感じた。

声のする方へ。―――――――――教会の中へ踏み込んだ。]

(3) 2013/10/22(Tue) 01時半頃

【独】 クレスト

/*
すてぱんさんの、明るい調子にすごく癒されるのに、根暗野郎でごめんなさい…。ってなる(´・ω・`)

(-1) 2013/10/22(Tue) 01時半頃

【人】 シュテファン

あー、ダメ。もーダメ。ダーーメーー!
……ちょっと出てくるー。

[夕飯まではまだ時間がある。
暮れ始めた秋空の下、ふらふらと村の中を歩く。
家々にはすでにランタンの火が灯り、夜の訪れを待っていた。

本格的に祭りの準備が始まれば、何日も工房に篭る事になる。
こうしてぶらぶらしていられるのは今のうちだけだ。]

お、ゼノビアじゃないの。お散歩?

[ランタンの包装に使う素材を制作している彼女もこれから忙しくなるだろう。
ふと、彼女が持つ造花に目が留まった。
“ガラスの色は花のように二つの色をやわらかく混ぜて”
おまえさんもなかなか詩人じゃないのと笑ったのはついさっきのこと。
では、それに合わせてグローブガードに花の透かし模様を彫るのはどうだろうか。
ユーリーのように上手くは行かないだろうが、やってみる価値はありそうだ。

ゼノビアに別れを告げて、村の広場をぐるりと回ってから家に戻った**]

(4) 2013/10/22(Tue) 01時半頃

【人】 クレスト

―――…。

[在りし日に見上げた鮮やかなステンドグラスは、煤に汚れ、歪みながらもその面影をわずかに遺していた。
ランタンの灯りと、夕日の色に照らされたその場所で。]

 …兄さん。

[漏れた呟きは、果たして声と成っていただろうか。

焼け落ちた瓦礫の鈍色の中に、ステンドグラスが夕日を透かし彩の光環を刻む。

その光の中に立つ黒衣の神父は祈りのような鎮魂歌を紡ぐ。

停まった空気の中で、ゆらりと舞った埃が光を反射し瞬いて見える。]



[気付いたら僕は、その場にへたり込んでしまっていた。]

(5) 2013/10/22(Tue) 02時頃

【独】 クレスト

/*
シリアスでなんか本当にごめんなさい。面白みがなくてごめんなさい。
せめて、なんかきれいだなーって感じてもらえたら、僥倖。
おもしろみのある、温かみのあるもの、かきたいです。なきそう。

(-2) 2013/10/22(Tue) 02時頃

【人】 クレスト

―記憶の断片―
僕も神学校、行きたい。

[僕の言葉はきっと、聴いた皆を戸惑わせただろう。]

昔より体調も落ち着いてきたじゃないか。
それに僕には…

[皆と同じ事はきっとできない。出稼ぎに行けるような体でもない。
才能も丈夫な体も、無い物はねだっても手に入らない。
勉強する他に僕にできる事なんて思いつかなかった。

それでも、学ぶ進度は兄さんよりずっと時間がかかった。
漸く助祭になれた時には、1歳違う兄さんは司祭になって、“神父様”って呼ばれていて。

それでも、兄さんの手伝いができる事だけは、本当に嬉しかった。]

(6) 2013/10/22(Tue) 02時頃

【独】 クレスト

/*
アエァァァ。最初に浮かんで書き溜めたものが出尽くしました。もうない。もうでない。
暖かい話を!しま!しょう!!アェァアアア。

(-3) 2013/10/22(Tue) 02時頃

【人】 クレスト

[兄は僕に気付かない。

声をかけても、きっと無駄だろう。]

――――――……。

[口ずさむ。

届かぬ声の代わりに。

見えぬ姿の代わりに。

手の温もりの代わりに。

旋律を重ねる。

その歌声が途切れるまで。**]

(7) 2013/10/22(Tue) 02時頃

クレストは、メモを貼った。

2013/10/22(Tue) 02時頃


【独】 クレスト

/*
ウオォォォォォェェァァァアア!!
兄さんに会えて、一緒にお歌歌えたので!なんかキラキラした感じの情景っぽくできたので!満足です!ウオォォォォオオ三三三三┗( ’ω’)┛
皆の回想ロルに混ざりたい…!考えます!おやしみ!

(-4) 2013/10/22(Tue) 02時半頃

【独】 クレスト

/*
エァァァァアアアアッ
またシュテファン氏と入れ違ったァァァァァァアアアアアアアアアアア!!!!!!!
シュテファン氏を目撃できない俺!!!!!

(-5) 2013/10/22(Tue) 02時半頃

【人】 イヴァン

――秋の記憶 祭りの中――

[吊るされたランタンの具合をひとつひとつ確かめながら、喧騒の中を歩く。
火が入る前に、入念に見ておかなくてはいけない。耐熱のしっかりした作りにはしてあるが、温度差には弱いし、マントルなど他の部品とのズレや状態によっては割れることもある。過去にも何度か例があったらしい。
脇を走り抜ける子供達を見れば、点検にも熱が入った。
村の子供は皆兄弟だ。年長者が年下を見守り育てるのは当たり前だった。]

(8) 2013/10/22(Tue) 12時半頃

【人】 イヴァン


[駆け過ぎた集団に遅れてついて行った女の子が手に握った、小さな袋が目に入る。
飴玉の袋だ。]


 お、あれは買わないとな。


[口に放り込むとふわりと広がる優しい甘さが絶品で、果物の香りがする、親指の先ほどの大きさの菓子。
祭りの名物のひとつである袋入りの飴玉は、ロランの祖母の手作りだ。]

(9) 2013/10/22(Tue) 12時半頃

【人】 イヴァン

[ロランの祖父母は、両親と同じガラス職人だった。
扱う品こそ同じだったが、その作業性質は異なり、両親が速度の早い大量生産に向いている職人だったのに対し、ロランの祖父母は美術性の高い加工を得意とする職人だった。

けれど別に住み分けていたわけではなく、よく家を行き来するくらいに親交が深かった。両親が亡くなったあとは彼らの元でしばらく見習いをやらせてもらったし、それぞれ向きの違う技術を学んだことは、今の自分の強みのひとつだと思っている。

二人とも、老齢にも関わらず、ずっと仕事を続けていた。その作業速度はだんだんと落ちてはいたが、ガラスの仕上がりはむしろ年々美しさを増していた。]

(10) 2013/10/22(Tue) 12時半頃

【人】 イヴァン

[まだ見習いになりたてだった頃、その美を生み出す秘訣を尋ねたことがある。
積み重ねてきた技術の上に成り立つものに、秘訣もなにもなかったのかもしれないが、二人は微笑んで答えた。


この世で何よりも大事なのは、ロランと、村のみんな。二番目に大事なのは、道を照らすランタン。

大切なものを想って、大事なものを作るのに、美しくないものは生まれない、と。


そのロランの祖父がなくなってもなお、彼女はガラスの加工を続けている。]

(11) 2013/10/22(Tue) 12時半頃

イヴァンは、メモを貼った。

2013/10/22(Tue) 12時半頃


【独】 イヴァン

ユーリーとオリガがラブラブすぎて、触れるのを躊躇う件。
ロラン可愛いもぐもぐ

(-6) 2013/10/22(Tue) 12時半頃

【人】 ロラン

― *** ―

[「――ン。――…――」

 「――、……、―――。」

 「――ラ――――ね。

  …―――は、砂糖菓子…花を作っ―――る。

  ―――、――いよ、…―――」]


        アーゥ…


[ぼんやりと、浮かぶ錫色。*]

(12) 2013/10/22(Tue) 15時頃

【人】 ロラン

― 廃墟 ―

[消えたランタンの下に細い杖。]

[拾い上げてそこらを突いた。
崩れ落ち、玄関先から奥側が消失した家屋。割れた硝子。]

(13) 2013/10/22(Tue) 15時頃

【人】 ロラン


[かっつん。 かっつん。 かっつん。
            かっつん。 かっつん。 かっつん。]

[慣れた足取りで歩き出す。ふらり。]

[目は、黄昏の空を映していたけれど。
薄闇の中、いつものように、ぼやけては、移り、時折よく見えては、また霞む。]

[遠く揺らぐ人々の姿にも、気付かずに。]


 どこ。


[扉を失った家の中。色とりどりの花束も、約束をくれた女性も居ない。]

(14) 2013/10/22(Tue) 15時頃

【人】 クレスト

―記憶の断片―

――今年はこんなの考えてるの。

[控えめだが自信に満ちた笑顔をほころばせて、オリガはスケッチブックを差し出した。
秋祭りの準備が慌ただしくなるより少し前。

少し冷え込んできて、僕は熱を出し数日寝込んでいた。
僕の様子を見に来てくれた彼女は、暇を持て余す僕に今年の秋祭りを飾るランタンのデザイン案の一部を見せてくれた。]

見ていいの?ありがとう。

[毛布にくるまったまま半身を起こすと、受け取り、パラリとめくる。
―――少し喉と鼻の奥がムズムズする。
めくるうちに見つける。ページの間に挟まっている白い毛。]

あー…オリガ…その………ちょっと……ックシュン。

[つい耐え切れずくしゃみひとつ。]

(15) 2013/10/22(Tue) 16時頃

【独】 クレスト

/*
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(-7) 2013/10/22(Tue) 16時頃

【人】 クレスト

―記憶の断片―

――あっ。ごめんなさい。リリの毛が…。

[オリガはスケッチブックを受け取ると、慌てて一度部屋から出て、挟まった猫の毛と自分の服をはたく。

季節の変わり目には必ず風邪をひく。油断しなくても拗れて肺炎を起こす。
喘息持ちで鎮咳の薬は中々手放せない。重度ではないけれど猫アレルギー。ついでに花粉症も持っている。

“天は二物を人に与えず”とは、よくうそぶいたものだ。いらないものばかり。

気を遣って来てくれた友人に、さらに気を遣わせている。
叶うのならば聖書の角で自分を殴り倒したくなる心境だ。]

―――ごめんね。

僕の方こそ、ごめん。

[お互いに苦笑して、改めてスケッチブックを手に取る。]

(16) 2013/10/22(Tue) 16時頃

【人】 クレスト

―記憶の断片―

…あぁ、凄い。でもまたイヴァン達が困りそうだ。

[図案を眺めて、毎年の恒例になっている職人達が唸りながら顔を突き合わせ相談する様を思い浮かべる。]

そうだ。この前街に行った時に見つけたんだけど。

[ふと思い出して、小灯台に積んである本の山を手探る。
探り当てたのは、鮮やかな風景の写真の載った旅記。]

アイデアの材料になりそうなら、持って行っていいよ。

[本を受け取りページをめくる彼女の眼は輝いていた。

子供の頃から、彼女のほころぶ様に笑う顔は愛らしいと思っていた。
それが恋だったのかは、大人になった今でもよくわからないが。

彼女の幸せはユーリーが約束している。リリも僕にはちょっとした障害だ。
なにより僕は、自分自身の事でいつでも手一杯なのだから。]

(17) 2013/10/22(Tue) 16時頃

【独】 クレスト

/*
片思いのような、よくわからないもの。
よくわからないので、よくわからないまま流していいのです。
なんかもやっとさせたら申し訳ない。

(-8) 2013/10/22(Tue) 16時頃

ロランは、メモを貼った。

2013/10/22(Tue) 16時頃


【独】 ロラン

/*
エリーナとミロンをついついカチュとラビで脳内変換してしまう。

(-9) 2013/10/22(Tue) 16時半頃

【人】 ロラン

― *** ―

[じわじわと、大地に根付くものを苛むような
猛暑の夏だった。
職人らも、工房の余りの暑苦しさに
仕事の時間を短く取らねばならなかった。

ぼんやりとした影。
さらさら河川の音と、流れる汗の雫。
引っ張って連れて来てくれたお兄さん達の
元気な声は、騒ぎ立てる虫の声に紛れた。
林の中、草葉の裏、僅かな季節を謳歌せんと震える羽音。

眩しい太陽が木陰の隙間から、網膜の内側を焼いた。
明るい場所に目を向けると、紫色の影がついてくるので、
よくわからずに何度も何度も瞬きをした。]

(18) 2013/10/22(Tue) 16時半頃

【人】 ロラン

[「―――ね…」と傍らの呟き。]

       うー。        [うん。]

[「み――で 行っ―――…な」。]

       ぃー。

       うあー、あー、あ?

       あーあ。

(19) 2013/10/22(Tue) 16時半頃

【人】 ロラン

[距離感が分からず、その裾を引っ張った。
とても温度の低い腕。]


       あうーぁ。あーぅ。  [待ってね。待ってね。]


[手に触れたのは、もっと冷たいもの。
硝子の面を伝うお水の手触り。
「…れ、みんな――?」と頭の上から声。

飲み口を示してくれた指先の白。
近くで見た顔は覚えがあった。
祖母と同じような顔。
笑った顔。
ジュースは甘酸っぱかった。*]

(20) 2013/10/22(Tue) 16時半頃

【人】 ゼノビア

[優しい明かりを灯すランタンを眺めるのが好きだった。

この村の殆どの家にランタンがあるように、花に囲まれた己の家も例外ではない。

玄関にあったのは、緩やかな曲線を持つシンプルなもの。
装飾に少し凝った、シュテファンの作ったグローブガードに花模様の透かしが入っているものは、作業用の部屋のテーブルに。

いつだったか、アイディアの助けになったと部品を見せてもらった瞬間、試作品でも構わないから欲しくなってしまい、己にも作って貰えないかと頼んだもの。

――ヒビの入った硝子、煤けた黒。
優しい明かりは二度と灯らない]

(21) 2013/10/22(Tue) 16時半頃

【独】 クレスト

/*
にゃんこが僕の邪魔をする。

(-10) 2013/10/22(Tue) 16時半頃

【独】 クレスト

/*
エァァァァァアアロランさんがかわいい。

(-11) 2013/10/22(Tue) 16時半頃

【人】 ゼノビア

[郷愁を振り切るように、家を出る]

 ――ロラン?

[己の家に入っていく人影。
特徴的な足音。

名を呼んでも、届かない]

 ごめん、約束は守れなさそうなの。
 ……ごめんね。

[届かないと気付いていても、声を背に向けた。

甘く口で解ける砂糖菓子の花。
約束した今度、は永遠に来ない]

(22) 2013/10/22(Tue) 16時半頃

【人】 イヴァン

――秋の記憶 祭りの中――


[少し進んで、右に曲がって、細い路地を抜けて、垣根の間の柵を乗り越えたらこっそり庭を横切って、村長の家ととなりの家の間を横歩きして、それがいつもの、ロランの家へ向かう近道だ。

いい年になっても、時々この道を通る。ユーリーはそんなことはしない、と言っていたが、シュテファンなどは強く理解してくれて、二人でああだこうだと盛り上がると、サンドラは、男はいつまでたっても子供だねぇ、と溜息をつくのだった。ちなみに彼女の贔屓は断然大人な魅力のあるユーリーらしい。ということを聞かされて、拗ねたシュテファンは飲んでたいそうユーリーに絡んでいた。酒にはめっぽう強いくせに酔いが回ったふりをして。

そんなところが可愛いんだよ、とサンドラが笑っていたことを彼は知っていただろうか。]

(23) 2013/10/22(Tue) 17時頃

【人】 イヴァン

[ロランの家の前は、ひときわ人が多かった。
飴玉を買った人は、すぐに立ち去らずその場で舐めながら、話に花を咲かせる。大人もまるで子供に戻ったかのように明るく談笑する。そんな姿で賑わうのは、恒例のことだった。

一人ひとりに声をかけながら飴袋を売るロランの祖母と、その後ろでゼノビアが詰めてリボンでラッピングする手伝いをしていた。その流れるような動きは手馴れていて、さすがだと感心する。]


 こんにちは。三つ、よろしく。


[ゼノビアには軽く手をふって挨拶し、腰はゆるく曲がっていても変わらず矍鑠とした姿に声をかける。彼女はこちらを見上げて眦にしわを寄せて笑うと、ロランはあっちにいるよ、と示した。]

(24) 2013/10/22(Tue) 17時頃

【人】 イヴァン

[家の屋根の高さをゆうに超える、大樹。
その涼やかな根本に、木でできた細い杖を抱えたロランはいた。]


 よ。ここ、ちょっと寒くないか。

 
[声を投げて、彼の横に腰をおろす。

二、三度鼻をひくりとさせて、ロランはこちらを向いた。やわらかい、知っている人間に対するときの表情をしている。あう、あえ、と袋を差し出されたので、ありがとう、と言いながらひとつもらい、代わりに自分の袋からひとつ、丸くて甘い幸せを返した。]

(25) 2013/10/22(Tue) 17時頃

【人】 イヴァン

[ロランは目と耳が不自由、なのだそうだ。

働き始めて、大人の世界に飛び込むまで、それを知らなかった。

というのも、ロランはずっと一緒にいた遊び仲間であり、ふらふらと歩いたり呼んでも振り向かないことなど、彼自身の個性だと思っていたからだ。

よく転ぶのは、クレストと同じように体が弱いのだと思っていたし、オリガが一度怒るとしつこいとか、ユーリーがときどき真面目すぎて融通がきかないとか、メーフィエはよくおどおど迷うとか、ゼノビアは泣き虫だとか。ずっと一緒にいれば、そういう個性と同じだった。

だから一度も、周りの大人にロランのことを聞いたことはなかった。大人たちも余計なことを言うことはなかった。


むしろ、彼の澄んだ嗅覚は天才的だと、子供心にあこがれていた。
雨が降り出しそうなのに真っ先に気づいたし、たくさんある中で美味しく熟した実を絶対に選べるし、虫を見つけるのも一番速かったのだ。]

(26) 2013/10/22(Tue) 17時頃

【人】 イヴァン

[体の問題だったのだ、と知った今でも、ずっと同じ認識でいる。]


 ほんとおばあさんの飴は美味いな。


[ころころ、ころころ。
横に並んで、おなじように飴玉を転がす。

彼と過ごす時間は、工房や教会で過ごす時とはまた違った心地よさがあった。]

(27) 2013/10/22(Tue) 17時頃

イヴァンは、メモを貼った。

2013/10/22(Tue) 17時頃


【独】 イヴァン

座りこんで長々長々と思い出を描く少年は好きですか
ずっと動いてない……

(-12) 2013/10/22(Tue) 17時半頃

【独】 クレスト

/*
ウォェェェァァァア
クレスト氏の取り柄ってなんだろうなあって。
観る彼は、観る力に、察する力に長けているのだろうか?
いえなんも考えてないですけど(´゜ω゜`)

(-13) 2013/10/22(Tue) 17時半頃

【人】 ゼノビア

[ふ、と。
教会へ続く道を見詰める。

お菓子を定期的に届けてしまっていて良いのかと悩んだこともあったけれど、メーフィエに優しく許されれば甘えてしまっていて。

それほど快活な子供ではなかった己は、クレストと話すことも多かった。
過ごす時間がいくらかあれば、クレストはオリガを少しだけ特別扱いしている気がしたこともあった。

オリガは同性の己から見ても、友人の贔屓目無しでも可愛い女の子だ。
こっそりと、ライバルは多いだろうな、と予想していた。

いつだったかに誰かから、オリガの好みを真剣に聞かれた事もあったが、それが誰だったのかは、オリガ本人にさえ秘密にしてある]

(28) 2013/10/22(Tue) 17時半頃

【独】 イヴァン

ちなみにイヴァンは、すぐ喧嘩するやんちゃ坊主。

あれ。でもこの村、他に喧嘩っぱやそうなのがいない。
多分ユーリーあたりにつっかかって、闘牛のようにいなされてるんだろうなあ。

(-14) 2013/10/22(Tue) 17時半頃

【独】 クレスト

/*
ギェェェェェェェェェエ
ゼノビアちゃんだってカワイイジャネェカァァァァァ
ヾ(:3ノシ)ノシ三ヾ(ヾε:)ノシ
文章力が足りなくてあばばばばばばば。

(-15) 2013/10/22(Tue) 18時頃

【人】 ゼノビア

[広すぎない村の通り。
黄昏の隙間に揺らぐ、秋祭りの記憶。

ここ数年はロランの家の手伝いを主にしていた。
派手すぎず、ささやかに、けれど見目良く飴玉を包んでいく。

休憩がてら遊んできても良いのだと言ってくれたロランの祖母に、ゆるゆると首を横に振った。
若者が遠慮して、と苦笑いされたのを覚えている]

(29) 2013/10/22(Tue) 18時頃

【人】 クレスト

―記憶の断片―

――お、落ち着いてください。シュテファンさん…!

[談話室の窓から兄の声が聞こえる。
深刻そうな顔をして訪れたシュテファンさんを見かけたのはつい数十分前。]

………。

[立ち聞くつもりはないのだが、嘆く様に、否定するように、あるいは乞う様な話声は窓の外まで届いて。]

聴こえるものは―――。

[しかたないよね。と、箒を壁に立てかけながら。

穏やかな陽射しの午後。今日は調子がいい。]

(30) 2013/10/22(Tue) 18時半頃

【人】 ゼノビア

[最後の秋祭りの少し前、サンドラに呼ばれて仕立て屋に行った。
今度の祭りに着てみないかと、オリガに似合いそうなレースをあしらった可愛らしい余所行きの服を己用にと手渡された。

オリガにはユーリーがいる、次はゼノビアにそういう話が来るんじゃないかと思って。

そんな風に話すサンドラの前で、その服に袖を通した。
折角作ってくれたのだから。
そう思ったけれど、己には可愛すぎると、着た途端に恥ずかしくなった。

すぐに脱いでしまった一張羅は、大切に自室のクローゼットにしまわれたまま**]

(31) 2013/10/22(Tue) 18時半頃

ゼノビアは、メモを貼った。

2013/10/22(Tue) 18時半頃


【人】 オリガ

―いつかの記憶―

[自分より少し年上のユーリーに、幼い頃からよく懐いていた。
当初から恋をしていたのか、それとも単なる親愛だったのかまでは判断がつかないけれど。
彼が遊びに行くと聞けばついていくと駄々をこねたことだって何度もあった。

それがだんだんとなくなっていったのは、10歳の時が境目だったはずだ。
恋心を自覚した日。
家族が死んだその時に、この思いも殺そうと決めた。

その時、一度クレストに相談したこともあったか。
彼は決まって苦笑で、自分の話を聞いてくれた。終わるたびにごめんねと謝れば、「気にしないで」と微笑むあの笑顔が大好きだったのだ。]

(32) 2013/10/22(Tue) 18時半頃

【人】 オリガ

[時は流れて、少女はやがて女性へと成長した。
人見知りが少し強くなった。口数が少ないのも、大人しいのもそのままで。]

 ……そういえば、もうすぐお祭りだったかしら。

[となれば、新しくデザインを考える必要が出てくる。
毎回やれ難しいだの何だのと評価を受けるのだが、そのデザインが具現化されたランタンを見るのは堪らなく好きで好きで、だから敢えて簡単なものにはしなかった。

成長しても、彼への思いは消えるどころか会わないだけ大きくなる気がした。
リリ相手に独り言のように相談すれば、早く告白しろと言わんばかりに尻尾でぺちぺち叩かれるのもお決まり。

結局言い出せないまま、彼から好きだと告げられた時に泣いてしまったのも良い思い出だろう。]

(33) 2013/10/22(Tue) 18時半頃

【人】 クレスト

―記憶の断片―

……娘か…。

[イヴァンに連れられて教会を訪れるエリーナとミロンが思い浮かぶ。
―――子どもと言うよりは、年下の兄弟の様な感覚。

いまひとつピンとはこない。
これから先も、きっと自分にはあまり縁のない話なのではないだろうか。]

よっ…と。

[バケツに水を汲み傍らに置く。
積み上がった枯葉の山に火を入れようとしてふと、エリーナとミロンと言えば…]

林檎とかあったかな…

[掃除が済めば散歩に村を歩くつもりだった。手土産を幼いあの二人は喜んでくれるだろうか。枯葉の山の前にしゃがみ込んで、何を一緒に燃すか首を傾げる。
――シュテファンさんを捜すサンドラさんの姿を視線の先に認めながら。]

(34) 2013/10/22(Tue) 18時半頃

【人】 オリガ

[優しく灯るランタンの火も。
淡く、柔らかに日々を包み込む思い出も。笑顔も。

――もう、そこに幸せはない。

目の前にあるのは、崩れた世界。]

 ――どうして…

[何度目か分からない問いかけ。
決して答えが返ってくることもない呟きを、零した。]

 ………――――。

[風に言葉が掻き消える。
全く色を変えない空。まるで時間が止まったようだ。
あの向こうに、リリはいるだろうか。自分を待っていて、くれるだろうか**]

(35) 2013/10/22(Tue) 18時半頃

オリガは、メモを貼った。

2013/10/22(Tue) 18時半頃


クレストは、メモを貼った。

2013/10/22(Tue) 19時頃


【独】 クレスト

/*
フォォォォッ
皆との個々のエピソードを考えてて、そういえばメーフィエ兄ちゃんとのエピソード…ってなってる。
なんか今のところ全部、主観の話しかしてないな?
小噺として何か、何か…。

(-16) 2013/10/22(Tue) 19時頃

【人】 クレスト

―記憶の断片―

[燻り煙を上げる灰の山を火掻き棒でいじる。掘り当てたのは幾つかの果物と野菜。]

…熱っ。

[右手に左手にと持て余しながら、紙袋に包む。
ふと視線を上げると、サンドラさんと連れ立って帰るシュテファンさんと、二人を見送る兄さんが視界に入る。

――シャキッとしなさいよ。
と、背を叩かれながらも、連れ添う背中を眺めた。
兄が振り返り、目が合うと――笑った。]

はい、兄さんの分。
…僕は少し歩いてくるよ。

[温かい包みを一つ手渡しながら伝える。――いってらっしゃい、と言葉を受け取りながら村の方へ。]

(36) 2013/10/22(Tue) 21時頃

【独】 クレスト

/*
オゥェェェェエエ?!!
1000切ると急に焦ってきた( ゙’ω゙` ;)
えと、だ、大丈夫よな?

(-17) 2013/10/22(Tue) 21時頃

【独】 クレスト

/*
いっぱい喋ってる人他にもいるから大丈夫、大丈夫…?って思って皆と発言数比べてみたら僕も相当喋ってます。オボロロロロロロ

(-18) 2013/10/22(Tue) 21時頃

【独】 クレスト

/*
?!!??!
キリのいいところまでは出してしまおうと思ったら10文字くらい多いよ!って怒られて、行だけじゃなくてそっちの制限もあるんですか?!!って顔してる。

(-19) 2013/10/22(Tue) 21時半頃

【人】 クレスト

―記憶の断片―
[やわらかい午後の日差しと陽気。ゆっくりとした歩調。

ユーリーがオリガに気持ちを伝えた話を聞いた時。
ああ、やっぱり。とすぐに“納得”した。

昔何度かオリガにユーリーについて相談された記憶がある。
相談でなくても、僕の話相手になってくれる彼女の口から彼の名前が出る事ももちろんあって。

ゼノビアもよく僕の相手をしてくれた。
ゼノビアもオリガと同じように大人しい。そして人の事をよく見て、気遣うタイプだと思ってる。
蜂蜜やハーブが喉にいいと聞くと、それらを使ったお菓子を作ってくれたりしていた。
あまり他人の話をしない彼女が、可愛い硝子のマドラーを貰ったと零した時、普段見ない様なはにかむような表情をしてた事が印象に残ってる。

教会――人の想いを祝福する場所で育ったせいか、そんな友人達を観ていると自然と見守る様な、祝福したくなるような気持ちなる。

支えたいとか、守りたいだとか。自分に置き換えるとそういう風な気持ちはいまひとつわからないけど。
兄さんの役に立ちたい―――きっとこの気持ちが一番近いのだろうか。

雲一つない、どこまでも高い蒼を見上げた平和な一日。]

(37) 2013/10/22(Tue) 21時半頃

サンドラは、メモを貼った。

2013/10/22(Tue) 21時半頃


【人】 サンドラ

― 村道 ―

[家を去ろうとする道すがら、一度だけ振り返った。

私の母が、祖母が、育ててきた仕立て屋。その変わり果てた姿が見えて、もう生きてなどいないのに、また涙がこぼれる。

生まれた時から父はランタンを作り、母は服を作っていた。
子どもの頃から、いずれはこの村のランタン職人の誰かと結婚して仕立て屋を継ぐのだと、当たり前のように思っていた。

疑うことなんて一度もなかった。
そして、時の流れは "    " にも受け継がれ、 ――――、]

(38) 2013/10/22(Tue) 22時頃

【独】 クレスト

/*
そういえば。ガールズトークに自然に交ざってるクレスト氏状態。フォォォオオ。

(-20) 2013/10/22(Tue) 22時頃

【人】 サンドラ

[―――ああ、違う。

私は、忘れていたんだ。
当たり前だと思っていたことは、いとも簡単に「そうではない」と思い知らされるものだということを。

忘れていたのは、新たな事実がそのうちに「当たり前」になってしまっていたから。

思えば、あなたははじめて私の「当たり前」を壊した人だったわね。]

(39) 2013/10/22(Tue) 22時頃

【独】 クレスト

/*
投票と墓落ちと墓下の情報読んで、うんうん唸る俺氏。
ウンウンウィーンウィンウンヌン( ˘ω˘)

(-21) 2013/10/22(Tue) 22時半頃

【人】 イヴァン

――秋の記憶 祭りの中――


[2日目の夜は工房の作業机で眠りこけていた。気づけば日は登っていて明るく、体を起こすと、枕にしていた腕の下でかさりと何枚かの図面がしわを寄せた。
肩からかけられていたキルトが床に滑り落ちる。拾い上げて埃を払う。
いつの間に、とは思うが、誰が、とは思わない。あいつだろう、とわかるからだ。
ここに泊まりこむことがある自分に、いつも差し入れを持ってきたり、妹と弟を気にかけたり、何かと世話をやいてくれる幼なじみ。

自作の図面をかき集める。見られていないだろうか。
昨日も結局うまくいかなかったが、試作品をちゃんと処分しといてよかった、と思う。彼女には秘密にしておきたい。]

(40) 2013/10/22(Tue) 23時半頃

【人】 イヴァン

[ある程度片付けて家に戻り、軽くあぶったパンを食べながら着替えていたら、まさに幼なじみがやってきた。]


 「一緒に回ろ」


[小首をかしげて見上げてくるので、一瞬息がとまる。
ああ、と曖昧に頷くと、じゃ決まりね、と彼女はいつものようににっこり、花開くように微笑んだ。見とれていると、続いて何か言いたそうに口を開いて、すぐに閉じた。
見すぎていたかと顔をそむける。]


 ちょっと待っててくれ。


[日が暮れてきたときのために、手持ち用のランタンを二人分、用意する。彼女のは小ぶりで丸みを帯びたデザインのもの。自分は直線的な少し長いもの。
この二つは並んで使うと、なんともいえない趣がある。特に気に入った組み合わせだった。]

(41) 2013/10/22(Tue) 23時半頃

【人】 ロラン

― *** ―

[ずっと以前。
糸車の形がまだ見えていた頃。

その年一番の寒い、寒い冬の夜。
流行り風邪で寝込んでしまって
起き上がれなくなった孫の毛布の上に、
祖父がかけた毛糸の上着。

数日経てば、薬が効き、体の調子もすっかり良くなっていて。
ひとつだけ変わったことは、
祖父の上着を手放さなくなっていた事。]

(42) 2013/10/22(Tue) 23時半頃

【人】 ロラン

[――すっかり気に入られてしまったんだ。

困った顔で、仕立て屋のおかあさんにぼやいた祖父の後ろで
長すぎる上着を頭から羽織って、ぐっと握り締めていた。

仕立て屋の家はいいにおいがした。
織物や、染料や、木や、家族のにおい。

「気に入ったのか。良かったなぁ、ロラン。」

しゃがんで語りかけてきたおとうさんからは、
少しお酒と、紙と金物の匂いがした。

今も眼鏡の形を覚えている。*]

(43) 2013/10/22(Tue) 23時半頃

【人】 ロラン

― *** ―

[「ねぇ、――…して――――ばない――?」

 「―――よ、ミロン。」

 「――…――も――――…―。」

 「――、――…しが遅―――。
  ――…ついてける訳…――。」

 「えぇ――…? なぁに?―――」]




[   "Я рад. "   ]

.

(44) 2013/10/22(Tue) 23時半頃

【人】 ロラン

[夜は、浮かぶランタンの灯りが
闇の中で揺らいで流れているのが分かった。
朝は、ぼんやりとした白の中に滲む色がいくつか
浮かんでいるばかりだった。

その頃には、もう一人で外に出なかった。
何度も何度も繰り返し、祖父が教え込んだ単語の文字を
漸く少しずつ使うようになっていった。

祖母が掌に一番よく書いていたのは
飴。と、どう?と、ごはん。と、いってきます。

青年の方は
ありがとう。と、おいしい。*]

(45) 2013/10/22(Tue) 23時半頃

【人】 ロラン

― *秋* ―

[孫は数年後完全に失明すると、医者から知らされた祖母が
少しだけ泣いた日の夜。

明瞭足らない声をかけられて、その影を見上げた。

   「―――。」

         「―――。」

その頬に触れると、古い日の夏
硝子と共に触れた流れる水のような感触があった。]

(46) 2013/10/22(Tue) 23時半頃

【人】 ロラン

[

「…。――。―――寒―――…」

ひんやりとした空気を伝う、炉の匂い。
何となく居そうな方を向いて、肩にかけた上着を引っ張る。

歳を重ねてすえた肌のにおいを纏わせているのがじいちゃん。
甘い香りがするのがばあちゃん。
そうでないのがおにいさん。]

(47) 2013/10/22(Tue) 23時半頃

【人】 ロラン

     あーぃ。うー。

            えぅ。   [あげる。]

[「―――とう。」]

              うぃ。


[祭りの喧騒は木霊のように、
ゆぁん、ゆぁん、としか聞こえない。
おにいさんが飴の袋にかさかさ手を入れて
代わり口の中に甘い丸玉を貰えば、
耳の中はころころ、うわんうわんとしか聞こえなくなる。]

[「ほ―――…――飴――…――。」]

[おにいさんの音は、幾年も前から変わらない。
いちばん大きなカブトムシをあげた時や、
貰ったりんごをおすそ分けした時も、同じ声をしていた。]

(48) 2013/10/22(Tue) 23時半頃

【独】 イヴァン

そっか文字使えんのね
識字率低いかと思ってたなあ

とりあえずptで負けてるクレストを仮セット。
自分より多弁は許せん(

(-22) 2013/10/22(Tue) 23時半頃

【人】 ロラン


              うぇ。あえ。

[「ん?―――…」]


["Mekhe"
    "Krest"
         "+"

腕を取って記して、木の幹を支えに立つ。
杖を手に、かつん。かつん。

かっつん。かっつん。かっつん。

せがんで音を立てた。]

(49) 2013/10/22(Tue) 23時半頃

【人】 サンドラ

― 回想:33年前 ―

[ねぇ、覚えてる?
正直なところ、私、子供心にあなたのこと苦手だったのよ。

その頃は、よそからやってきてこの村に住み着く人なんて今よりももっと珍しかったじゃない? それが私とそう年の変わらない、小さな子どもとなれば、ね。

それにあなたは戦争なんて知らずにのんきに育った私とは違う。
怖かったのよ。私の日常を壊す人が。]

(50) 2013/10/22(Tue) 23時半頃

【人】 サンドラ

[ねぇ、覚えてる?
あの雨の日、あなたが私を助けてくれたあの日、私ははじめてあなたに笑顔を向けたのよ。

それからは私、あなたに懐いたわよね。
あなたの仕事を見に行ったり、あなたの破れた服を少しだけ繕ったり。
おじさんにも母さんにも、微笑ましい顔を向けられてたのね。きっと。

けれど幼い私にとって恋というものははるかに遠い話。
ランタンを贈り合う習慣なんて、お兄さんやお姉さんたちがするものだと思っていたのに。

あなたはもう一度、私の常識を壊したの。]

(51) 2013/10/22(Tue) 23時半頃

【人】 サンドラ

[ねぇ、覚えてる?
あの時のお互いの表情。
私はあなたの顔、覚えていないわよ。だって、目の前に差し出されたランタンに、夢中になっていたんだもの。]

 ………ランタン? わたしに?

[私が持っていたのは祖母の代から受け継がれた古い古いランタンだから、目の前に差し出された新しいランタンを見て、嬉しくなっちゃったのね。
ちょっと不格好だなんて、子どもに気づけるはずも無かったわ。]

 とっても、とってもきれいよ。
 シュテファンにぃちゃん、ありがとぉ!

[きっとあなたに向けた笑顔は満面の笑みだった。
間抜けにも、その特別な意味に気づいたのは、そのランタンを見た父さんが血相を変えてあなたの家に潜り込んだときだったのよ。]

(52) 2013/10/22(Tue) 23時半頃

【独】 イヴァン

>>49が解読できない残念さ

(-23) 2013/10/22(Tue) 23時半頃

【人】 サンドラ

[ねぇ、覚えてる?
そんな父さんも、母さんと一緒に街の市に出て行く途中、事故に遭って―――。

幼かったころには恋なんてちっとも分からなかったけれど、少しだけ大人になって、一人ぼっちになった私が真っ先に頼ったのもあなただったわ]

『あの日からずっと、あなたは私のランタンだったのかもしれないわね』

[ねぇ、覚えてる?
はじめて二人で迎えた夜、あなたがくれた不格好なランタンの光に照らされながら、私が小さく呟いた言葉。
あの時の私は世界一可愛い花嫁だった。そうじゃない?]

(53) 2013/10/22(Tue) 23時半頃

【独】 シュテファン

/*
ちょ……サンドラやめてください。
なんでこの人を残してにげちゃったのシュテファン……!!!
ばかぁっ!

(-24) 2013/10/23(Wed) 00時頃

【人】 サンドラ

[服を仕立てるのはね、幸せな仕事よ。
幸せを思い一針一針縫っていくの。

もちろん人間ですもの、ほんの少し、願う幸せに濃淡はあるの。

私は女の子の服を縫うのが好きだったの。
オリガには昔の私を重ねて、随分世話を焼こうとしたわよね。あの子は強くて聡い子だから、しっかりと自分の道を見つけようとしていたけれど。
その教訓をもとに――じゃないけれど、ゼノビアに「大きなお世話」をするときは、Noとは言えないように内緒で服を作っちゃったりしたのよ。


それもこれもみんな、あなたがくれた幸せのおかげ。
私ね、あなたと出会えて幸せだったから、
だから、みんなの幸せを願ったのよ。]

(54) 2013/10/23(Wed) 00時頃

【人】 サンドラ

[私、"     "にも幸せになって欲しかったのよ。

"     "が私たちの元を離れるなんて、あなたは真っ平御免のようだったけれど。

あなたにも"     "にも分からないように、こっそりこっそり作っていたウェディングドレス。
白い布に一針一針縫いこんだ刺繍は、あの日あなたがくれたランタンのモチーフと一緒だったけれど、

ああ、それすらももう ――――思い出せないわ**]

(55) 2013/10/23(Wed) 00時頃

【独】 ロラン

Камень звучится. Дождь. Собака.
Звук leg. Грязь. Рука. Этоворовалось.
Это смотрело на курящий город.
Высокая башня. Колесо и игла.
Язык. Это гниение. Механизм. Кровь вращается.
Город который наверняка изменяется ничего не.
Это становится грязное. Ветер. Цвет.
Это становится грязное.
Все окончание. Поэт который поет.
Он хочет это. Это ид все же дождь.
Это удаляет. Звук был всосан.
Я поворачиваю. Колесо и игла.
Язык. Это гниение. Механизм. Кровь вращается.
Город который наверняка изменяется ничего не.
Это становится грязное. Ветер.Цвет.

(-25) 2013/10/23(Wed) 00時頃

【独】 ロラン

Это становится грязное. Я поворачиваю.
Колесо и игла. Язык. Это гниение. Механизм. Кровь вращается. Этот мир не завершается.
Я ничего не говорю.
Это вытекает из города.

(-26) 2013/10/23(Wed) 00時頃

サンドラは、メモを貼った。

2013/10/23(Wed) 00時半頃


【人】 ロラン

[人影の途絶えた礼拝堂。
入り口のすぐ傍の長椅子に腰掛けて、両手を組み、額につける。

誰にも秘密で教会を訪れたのはこれで数回目。
周りの人から教わった格好で黙る。
そうして、お願い事をするのだ。]

(56) 2013/10/23(Wed) 00時半頃

【人】 ロラン

[祖父が亡くなってから、
静かになった家の窓辺でほんの時々ものを考えるようになった。

大きいおにいさんと、おにいさんが、
駆けて行った水のきらめき。
笑い声。分けてくれた草の穂。

小おにいさんと、座っていた木陰。時々、咳。

上の小おにいさんが、歌っていた賛美歌。

おねえさんが、髪を撫でてくれた指。赤い染料と緑。

猫のおねえさんの、困った声。
紙の匂い、お喋りしてくる猫。

おとうさんがくれた、香りの強い水。
おかあさんが、被せてくれた帽子。]

(57) 2013/10/23(Wed) 00時半頃

【人】 ロラン

[眩しい昼の窓越しに

今も、皆、そこにいる。*]

(58) 2013/10/23(Wed) 00時半頃

【人】 ロラン

― 廃墟 ―

[かっつん。 かっつん。 かっつん。
            かっつん。 かっつん。 かっつん。

かっつん。 かっつん。 かっつん。
            かっつん。 かっつん。 かっつん。

かっつん。 かっつん。 かっつん。
            かっつん。 かっつん。 かっつん。

かっつん。 かっつん。 かっつん。
            かっつん。 かっつん。 かっつん。**]

(59) 2013/10/23(Wed) 00時半頃

ロランは、メモを貼った。

2013/10/23(Wed) 00時半頃


【独】 ロラン

/*
あちゃぁ…
いつもの癖でまたホラー表現()を…

(-27) 2013/10/23(Wed) 00時半頃

【独】 ロラン

/*
足音とか単体で身動きする音は無いのに、
棒で突っつく音はすごいするというマジック。

生前は目の方が悪かった。
耳は一定時期からずっと同じ様態。
ヘレンケラーにランダマイザとテンタラフーをかけたらこうなるって感じ。
ともかく頭は良ろしくない。

(-28) 2013/10/23(Wed) 00時半頃

【独】 ロラン

/*
イヴァンに連れてきてもらったと明言するの忘れてるしな。
だめだめだな。

(-29) 2013/10/23(Wed) 00時半頃

【人】 イヴァン

――秋の記憶 祭りの中――

[最後の日は行商人の数もひときわ多く、方々で品物と会話と、とびきりの笑顔が交わされていた。
普段は手に入れるのに街まで足を伸ばさないといけない品々に、遠い異国で作られた物までが出店に並び、村人はいつもと違う買い物を楽しむ。
幼なじみも、あちらへふらふら、こちらへふらふら、普段ならしないような動きで並べられた品物を眺めて、ときには手にとって、目を輝かせた。
品々を見ているより、彼女の喜ぶ姿を見る方が嬉しかった。

途中で、ガラス細工を扱う商人がいた。
思わず立ち止まって品物を見る。
見たことのない細工方法が使われているかもしれないと、競争心があおられる。]


 「兄ちゃん、職人さんかい?」


[眠そうな目をした商人が声をかけてきた。そうだと返すと、「やっぱりねえ、それもガラス扱ってんでしょ」と笑う。品物を見る目が鋭かったらしい。
彼は続けて、「じゃあ、こんなのはどうかな」と言って一つの髪飾りを指し示した。]

(60) 2013/10/23(Wed) 01時頃

【人】 イヴァン

[それは息が震えるほど美しい細工品だった。
形も、色も、今の自分の腕では作り出せないくらい、それに悔しさすら感じられないほどの完成度で。
迷わず、買った。

並んで歩きながら、様々な角度から観察していると、ひょい、と幼なじみの手が伸びてきて髪飾りをとりあげた。
自身の髪につけて、似合うか、と聞く。
似合うと答えると、彼女はその髪飾りをまた外し、手渡してきた。
そしてあらたまって、真剣な瞳で、言う。]


 「これよりもっと綺麗なの、作ってね」


[何回か瞬き、意味がわかって強く頷く。]


 できたら、お前にやるよ。


[彼女はまた、綺麗に笑った。]

(61) 2013/10/23(Wed) 01時頃

【人】 クレスト

―記憶の断片―

[まだ幼い頃の秋祭りの事。日が暮れた薄闇にランタンの灯りと彩りが一層引き立ち始める頃。

――こっちこっち。

僕の手を引くのは、ユーリー。
大人たちの間をすり抜けて、賑わう表通りを突っ切っていく。]

(どこ行くの…?)

[息を切らせて、引かれる手追いつくのがやっとで問いかけは言葉に成らず。
そういえば昼頃から兄の姿が見えない。
人ごみの中を抜けると、ユーリーは歩調を緩め振り返る。

――大丈夫か?

頷くとまた手を引かれ歩き出す。今度は少しゆっくり。]

(62) 2013/10/23(Wed) 01時頃

【人】 クレスト

―記憶の断片―

[ユーリーは僕の手を引いてどんどん進む。表通りの喧騒が少し遠くなった。
家と家の間。路地――とも呼べない子供の抜け道を通り。
誰かの家の庭の隅をそっと横切る。繋がれた犬に吠えられて涙目になって立ち竦むと強く手を引っ張られた。

――泣くなって。もう少しだから。

わしわしと頭を撫でられる。
おとなしめなメーフィエとは少し違い、繋いだ手も撫でられるのも兄より力強い気がする。―――――登るぞ。]

…え。

[大人の背丈程の壁。ユーリーは積まれた箱に足をかけ軽く登る。]

無理だよ…。

[――引っ張ってやるから。と促され、ユーリーの真似をして箱に足をかける。
それからどうしよう、と迷う間に襟を掴まれぐいと引き上げられていた。]

(63) 2013/10/23(Wed) 01時頃

【人】 クレスト

―記憶の断片―

[たどり着いたのはどこかの家の屋根の上。少し冷えた夕方の風が、冒険の後には心地好かった。

ユーリーに促されて見れば、イヴァンとオリガ、ゼノビアが手招きをし、ロランに兄さんも居た。
イヴァンが指さす方を見れば、遮るものは何もなくランタンに彩られた表通りが見下ろせる。

おぼろげなやわらかい灯りが、色とりどりのガラスを透かし、七色の光が道に沿って点々と揺れる。

ぽかんと口を開け、その光景に見入った。]

…光の川だ。

[名前を呼ばれ振り返ると、皆は持ち寄った菓子や飲み物を広げていた。

――大人だってお酒飲んで騒ぐんだから。子供だって飲み会やるぞ。

そう言ったのは誰だったか。]

(64) 2013/10/23(Wed) 01時頃

【独】 イヴァン

光の川!それ!いい!素晴らしい!

(-30) 2013/10/23(Wed) 01時頃

【人】 クレスト

―記憶の断片―

[この日の為にどれだけ計画を練ったかをイヴァンが雄弁に語り始める。

真面目なユーリーを焚き付け、僕を連れ出す事を渋っていた兄さんを説得し。

僕とロランでも此処までたどり着けるルートは何処か。オリガが地図を写し、皆で家々の間を駆け回ったそうだ。

こんな事バレたら父母は怒るだろうか。
兄と目が合うと、同じ事を思っていたのか迷う様な、後悔する様な、僕の様子を窺う様な。複雑な顔をして。]

すごく、楽しい。

[言葉を探す。どういえばこの気持ちを正しく伝えられるか。
たとえ怒られたとしても後悔はないくらい、今日の“冒険”とこの光景は僕の心を打った。だから。]

……怒られたらごめんね。

[兄にだけそっと聞こえる様に。**]

(65) 2013/10/23(Wed) 01時頃

【独】 クレスト

/*
アイエェェェ。
なるほどなるほど。仕様がわかってきた。
サンドラさん、ロランちゃんかわいいです。
イヴァン君青春してるぅ。
大人時代の秋の話すればいいのに反抗期マン。

(-31) 2013/10/23(Wed) 01時頃

クレストは、メモを貼った。

2013/10/23(Wed) 01時頃


【独】 イヴァン

「へへっ、すげーだろ。このルート探すの苦労したんだぜ!」とか言いそうです。絶対語る。

(-32) 2013/10/23(Wed) 01時頃

【独】 クレスト

/*
ユーリーさんと遊ぶ話がしたかったんです。
結果子供ズオールスター感が!
イェェェェェェエエエイ
子供の感じる特有の、どきどき感、伝わるといいな!

(-33) 2013/10/23(Wed) 01時半頃

【独】 クレスト

/*
子供時代のイメージ
ユーリーが一番兄ちゃんだから!って思ってそう。根も真面目そう。
イヴァンが積極的なやんちゃ小僧位置。悪戯発案も多そう。
オリガはおとなしいけど、感情でもの言ってくれそう。華やか。
ゼノビアはオリガに輪をかけておとなしくて、じっと観察してそう。
ロランはロラン(断言)スゲーかわいい。こういう子ハブらない皆いい子やで。
メーフィエ兄ちゃんは、クレストの事で一杯我慢してるんじゃないかな、って僕視点。
クレストはのび太。

(-34) 2013/10/23(Wed) 01時半頃

【独】 クレスト

/*
このクレスト性格ワリーな、って演りながらひそかに思ってる。

(-35) 2013/10/23(Wed) 01時半頃

【独】 クレスト

/*
ゼノビアとのエピソードが浮かんでるけど、メーフィエ兄ちゃんと、二人だけの、ホワッとするような記憶のエピソードを考えたい。フオオォォォオオ。おやしみなさい。

(-36) 2013/10/23(Wed) 01時半頃

【人】 イヴァン

――秋の記憶 祭りの中――


[行きつけの酒場に着いたら、シュテファンにゼノビアがいた。
ゼノビアの姿をここで見るのは珍しい。前に誘ったときも、酒には強くないようなことを零していたはずだ。その手元にあるのは山羊の乳だった。

幼なじみが珍しく強く一緒に行くと言うものだから、本当は一人で訪れるつもりだったが一緒に来ていた。
あっららぁ、と下世話ににやにやと笑みを浮かべるシュテファンを無視して、隣のテーブルへ座る。

彼はいつもの、子どもがひと舐めしたらひっくり返りそうなくらい強い酒を片手に、ゼノビア相手に恋と愛とは何かについて得意そうに語っていた。
あれだけ熱かったユーリーとオリガの仲に気づくのは誰より一番遅かったくせに、とからかうと、イヴァンがいじめるぅと泣き真似を始めた。ゼノビアが笑う。]

(66) 2013/10/23(Wed) 11時頃

【人】 イヴァン

[彼はこれっぽっちも酔っていないというのに、酔ったような雰囲気をつくるのがやたらと上手い。それは陽気な空気を生み、ちらほらとやってきた職人仲間達も混ざって、盛り上がる。

楽しそうだね、とテーブルの向かいに座った幼なじみがつぶやく。
放ったらかしにしていたことを謝ると、首をふって、イヴァンが楽しそうにしてるの、見てるのも楽しいよと言った。


こういうとき、なんと返せばいいのかわからなくなる。頭のいいユーリーなら、うまい言葉も見つかるのだろうか。]

(67) 2013/10/23(Wed) 11時半頃

【人】 イヴァン

[何とも返せず、ごまかすようにぐいと大きく酒をあおった。]


 「――、な、お姉さんもそう思うだろ?」


[シュテファンが、奥のテーブルにいる女性に声をかけていた。
果実酒を珍しげに飲んでいる様子は、どうやら商人の連れのようだ。二、三言葉を交わしてどうやら意気投合したようで、ゼノビアの隣に移動して話の輪に加わった。

話題は大きくなって、人生とは、なんて立ち上がり演説を始めるシュテファン。

変な踊りを踊るやつもいれば、すでに呑まれてくだをまく奴や、調子っぱずれた牧歌を歌う奴、肩を小突きあい飲み交わすやつらも、笑い続ける奴もいた。

混沌とした場を、ランタンのぼんやりとした明かりが照らす。]

(68) 2013/10/23(Wed) 11時半頃

【人】 イヴァン

[扉が開いて、恰幅のよさそうな男が入ってきた。上物のコートを羽織っている。
腹と同じく、色々肥えてそうだ。

夫なのだろうか。女性が立ち上がる。
連れが失礼しました。日が暮れないうちに発つので、と頭をさげる男。
また来いよ、と周りから声がかかる。

にこやかに挨拶をしていた女性は、ふと、表情を曇らせた。]

(69) 2013/10/23(Wed) 11時半頃

【人】 イヴァン

[こんな噂があるんです、と。
開いたままだった扉から吹いた秋風に、長い黒髪を靡かせて。

物憂げな顔をして彼女は言った。]

(70) 2013/10/23(Wed) 11時半頃

【人】 イヴァン

「異国の兵隊が、国境を超えて迫っているらしい」


[と。]

(71) 2013/10/23(Wed) 11時半頃

【独】 イヴァン

やああああっと折り返しいいい

(-37) 2013/10/23(Wed) 11時半頃

イヴァンは、メモを貼った。

2013/10/23(Wed) 11時半頃


【人】 イヴァン

[その不穏な言葉に、聞こえる範囲にいた幾人かは眉を寄せたが、すぐに歓声がおこって微妙な空気はかき消えた。
ユーリーとオリガが揃ってやってきたからだ。

はやしたてる声に押されこちらにやってくる彼らとすれ違うようにして、女性は連れと去っていく。


その背を、幼なじみが固い表情で見送っていた。
不安になったのだろうと声をかける前に、いつもの笑顔に戻った彼女は、そんなことないよね。大丈夫だよ、きっと。と自分に言い聞かせるように口にした。]

(72) 2013/10/23(Wed) 13時半頃

【人】 イヴァン

[ユーリーとオリガだけ立たせて、他の人間は腰をおろす。
何事かと不安げにユーリーの腕をつかむオリガの前に、ゼノビアが歩み寄って、彼女の腕におさまるくらいの包みを差し出した。

ゼノビアとオリガは親友だ。普段はあまり主張の強くないゼノビアが、このときは是非自分が渡したい、と強く言ったのだった。勿論、誰にも異論はなかった。

オリガが不思議そうに包みを開く。ユーリーがそれを覗き込む。


現れたのは、二人をイメージしたランタンだ。]

(73) 2013/10/23(Wed) 13時半頃

【人】 イヴァン

[色鮮やかな花で飾られた、いつものランタンより少しだけ大きい作り。
持ち手は蔦のようなカーブを描き、二人が共に持つことができるよう広く太めにとってある。グローブガードにはシュテファンの案でゼノビアの使う花を模した透かしが入っていて、中で背の高さが違う二つの火が灯ると、桃と紫の色が薄く混ざるように入ったガラスを通って光が漏れ、美しく咲くようになっていた。

渾身の作品だ。今まで作ってきた中でも一番の出来だと思う。


オリガが感極まったように涙を浮かべて、ゼノビアに抱きついた。ユーリーがその肩をぽんぽんと叩いて抱く。
拍手喝采が巻き起こった。
シュテファンがまた受け売りの、祭りの趣旨に結びつけた例の文句を言っている。どっと沸く歓声。

横に立った幼なじみが小さく、いいな、と呟く。同じものは無理だが、新しいの作ってやるよと言ったら、馬鹿、と腕を叩かれた。]

(74) 2013/10/23(Wed) 13時半頃

【人】 イヴァン

[その頃にはもう、黒い髪の女性が落としていった言葉など、忘れ去っていた。**]

(75) 2013/10/23(Wed) 13時半頃

【独】 クレスト

/*
ェェェェアアァァァア!!寒い!雨だ寒い!
ロラン君が気になるマン。

(-38) 2013/10/23(Wed) 16時頃

【人】 イヴァン

[その後、ランタンを持った皆が広場に集まって、メーフィエの準備のときとはうってかわった落ち着いた声の話を静かに聞き、思い思いの祈りをささげ、無事に祭りは終わった。

ゆら、ゆらと揺れるランタンの明かりが道を満たす。

家路につく人々の顔は穏やかで、満ち足りていて。]

(76) 2013/10/23(Wed) 17時半頃

【人】 イヴァン

[祭りが終われば冬支度。
慌ただしく過ぎる日々に暗い影を落としたのは、ひっきりなしに届くうわさだった。


どこかの国と、戦争をするらしい。

境界線は既に、火の海らしい。

異国の兵がものすごい速度で、侵略しているらしい。

その途上の村や街は、全て焼き払われてしまうらしい。


旅人や商人、街へ行って戻ってきた村人が伝えるそんなうわさに、村人は皆不安を覚えた。]

(77) 2013/10/23(Wed) 17時半頃

【人】 イヴァン

[けれどそれは結局は伝聞止まりで、誰か見た人がいたわけではなかったし、村を捨ててどこかに逃げるにしろ、どこも行く当てはなく、またどこへ行っても同じだという結論にしかならなかった。

それになにより、村人は皆村を愛していたのだ。離れることを考える者すら、とても少なかった。

変わったことといえば、妹と弟が少し甘えてくることが多くなったことと、幼なじみが前よりよく工房に遊びにくること。

それも日毎に寒くなるうち、村を訪れる者も少なくなり、うわさも減り。
いつもの日常に、ゆるやかに、戻っていくようだった。]

(78) 2013/10/23(Wed) 17時半頃

【人】 イヴァン

[そして、あの日が。
あの火がやってきた。]

(79) 2013/10/23(Wed) 17時半頃

【人】 イヴァン


――冬の入口 その日の記憶――

[家に残る弟と妹を置いて、工房に入っていた。
炉の火が赤々と燃える。この火はいまや、自分の片腕のようだ。
だいぶくしゃくしゃになった図面を作業台の上に広げ、その拙い線を見ながら、材料を広げて。
試行錯誤していたら、あっという間に時は過ぎた。
暑くなりすぎないように開け放たれた窓からは、黄昏の空が見える。]


 今日はあいつ、来ないな。
 ……そうか、父親が戻ってくる日だったか。

[彼女の父親は運び人だった。街におりて製作された品物を売る役目だ。
職人のランタンも、サンドラの仕立てた服も、彼がお金や食料にかえてきてくれるおかげで皆の生計が成り立っている。少し気の弱そうな、人のいい男だ。]

(80) 2013/10/23(Wed) 17時半頃

【人】 イヴァン

[その父親が帰って来る日には、彼女と母親はご馳走を作る。呼ばれたことが何度かあるが、どれもとても美味しかった。

それを思い出し、今日はうちも贅沢をするか、と立ち上がり。


悲鳴と、怒声と、罵声と、下卑た笑声。]

(81) 2013/10/23(Wed) 17時半頃

【人】 イヴァン

 なんだ!?


[勢い良く飛び出して、




道が燃えていた。]


 な……にが……


[木も家も道も、何もかも。
紅蓮の炎が全てを壊している。]

(82) 2013/10/23(Wed) 17時半頃

【人】 イヴァン


[駆け出すことはできなかった。目の前も、後ろも、炎が迫っていて、
その先に見える、異装の軍兵士。

うわさが最大の悪意を連れて、やってきたのだ。]


 ちがう……違う。


[この火は違う。この村の火じゃない。
弟や妹や友人達や職人仲間や、幼なじみの顔より先に。
真っ先に脳裏をよぎるのは、ランタンの温かく、包み込むような灯火。

どこかでだれかが言った、命と同じ火。

違う。違う違う違う。]

(83) 2013/10/23(Wed) 17時半頃

【人】 イヴァン

[そして、叫ぶことも駆けることもできぬまま。]

(84) 2013/10/23(Wed) 17時半頃

【独】 イヴァン

連投しすぎ(白目

よし、回想終わり!

思ったよりpt消費したなあ
あと一日分しかない

(-39) 2013/10/23(Wed) 17時半頃

【人】 メーフィエ

[記憶の中で、村の中で。
すべてが、全部が炭と化していく。
紡ぐ旋律は消え行き、やがて嗚咽だけが歌の変わりに小さく聞こえ出す。]

・・・う・・・あぁぁぁああああああ!!

[気づいていた事を、受け止めようとしなかった。受け止めそうになっていた現実を突き放していた。
魂を鎮めんと歌う最中、また思い出してしまった。
―涙後悔背中別れ残骸懺悔

―傷のない、皆の姿]

[何度突き放しても忘れることもできるはずがない。渦巻く矛盾と自責、うつむいて大音に張る声はどこまで届いたのだろうか。

―祈る他に、何ができようか**]

(85) 2013/10/23(Wed) 17時半頃

【独】 クレスト

/*
アッこれは…。

(-40) 2013/10/23(Wed) 17時半頃

【独】 クレスト

僕が貴方を見て無力を感じるように。

貴方は僕を見て無力を感じていたのかもしれない。

/*
なぁんて。

(-41) 2013/10/23(Wed) 18時頃

【人】 イヴァン

――変わらない黄昏の時――


[動かない空を見上げた。
炎がなにもかもを喰らい尽くしたあの時のまま、変わらない色。]


 ああ。ここは。


[時を止めた場所。]

(86) 2013/10/23(Wed) 18時半頃

【人】 イヴァン

[村を歩く。
こんな苦しい感情は全て放り投げてしまいたかった。何も考えないまま、歩く。

幽鬼のように、ふらふらと歩くサンドラとすれ違った。
一輪の花を持って、遠い目をしたゼノビアがいた。
村の外れで佇んだまま、地を見つめるシュテファンの横を通り過ぎた。
オリガといないユーリーを見た。ユーリーといないオリガを見た。

誰もかもがたった一人だった。
愛する人と共にいる影はない。

皆体に傷はないのに、その心には深い傷を抱えているようで。

悲しみ。嘆き。叫び。慟哭。



どうしてここにいるのだろうか。]

(87) 2013/10/23(Wed) 18時半頃

【人】 イヴァン

[膝をついた。今すぐ消えてしまいたかった。]

(88) 2013/10/23(Wed) 18時半頃

【人】 イヴァン

[ふと、賛美歌が聞こえた。

いつの間にか、教会の近くにたどり着いていた。
誘われるように、中へ入る。

そして、見た。


教会の中で、割れたステンドグラスの前で、十字架を握って、祈るように歌うメーフィエ。
そのすぐ側に立って、寄り添うように旋律を重ねるクレスト。

低いかすれた音と、それより少し高い優しい音が重なって、


それはまるで二人が声を合わせているように。



温かい何かが、心を満たして。
あの言葉が、記憶が、鮮やかに蘇る。]

(89) 2013/10/23(Wed) 18時半頃

【人】 イヴァン

[祭りの最後の時。
ランタンを持って集まった村人の前で神への祈りをささげるときに、メーフィエが語った言葉。]




 「ランタンは、私達の心です。

繊細だけれど、熱にも負けないガラスに包まれて、揺らめきながらも温かく燃える燈火は、心に灯った火そのものです。

私達の作る数々のランタンは、豊かな実りと同じように、その光を受けた人の心を温めるでしょう。」




[熱い涙が浮かんだ。
そうだ。俺は。

きっとそのためにここにいるのだ、と。**]

(90) 2013/10/23(Wed) 18時半頃

【独】 イヴァン

死に急いでいる現在

(-42) 2013/10/23(Wed) 18時半頃

【独】 クレスト

/*
言葉を失う。っていうんだ。
ウオォォォォオオオオオ三三三三\('ω')/
イヴァンさん…!

(-43) 2013/10/23(Wed) 19時頃

【独】 イヴァン

村の出口から出る描写とかいるのかな

(-44) 2013/10/23(Wed) 19時頃

【人】 ゼノビア

[顔を上げ、黄昏色の空を錫色の瞳に映せば、思い出す幼い記憶。

無理にクレストを連れて子供たちだけで屋根へと登ったあの日。
村の中の天の川を見下ろして。
笑顔の中にあるお菓子を自分の手でも作れたらいいな、と思ったのが趣味の始まり。]

(91) 2013/10/23(Wed) 20時半頃

【人】 ゼノビア

[再び村を見やる。

遠く見える酒場、オリガとユーリーを祝福した秋祭りのあの日。
見事な細工の施されたランタンを手に、幸福に包まれた二人の姿は、今も鮮明に記憶に残っている。

不穏を滲ませた黒髪の女性の言葉を、己は酒場の喧騒にすぐに打ち消していた。]

(92) 2013/10/23(Wed) 20時半頃

【人】 イヴァン

[ヒビの入ったもの。壊れたもの。砕けたもの。
脇目もふらずに拾い歩いた。誰かとすれ違ったかもしれない。それも一切目に入らなかった。

抱える量には限界があった。
工房に戻って、制作物を運ぶときの荷車を引っ張り出した。車輪が傾き木の部分は割れが入っていたが、近くの家から燃え残った布の切れ端をかき集めて載せた。
表通りに引き出す。途中で止めて、その近辺を駆け探した。


そういえば昔、同じように駆け回ったことがあった。
遊び回って見つけた絶景を、大事な仲間達に見せたくて。けれど体が弱い奴がいるから、自分と同じようにはそこに向かえないから、馬鹿な自分は頭のいい奴に相談した。
少し年上のユーリー。張り合って対抗心を燃やして、ときにぶつかったりもしたけれど、その分お互いを強く認め合う親友だった。

危ない、と最初は渋っていた彼も、しつこいくらいに熱弁したら、最後には折れてくれた。計画を立て始めたら、ユーリーも見事にのめり込んだ。
メーフィエにゼノビア、オリガ、皆も巻き込んで、宝物にたどり着く道を探して駆け抜けた、少し涼し気な風が吹き始めた季節。


あのときと同じ道を走る。]

(93) 2013/10/23(Wed) 21時頃

イヴァンは、メモを貼った。

2013/10/23(Wed) 21時頃


【人】 ゼノビア

[思い出す。
思い出しても、何も出来ない]

 でも……
 本当に、あの女の人の言った通りなのだったら。

[非情な現状を理解して、息苦しさに胸を押さえて。

ゆっくりと、村の入り口へ、己は歩む。

何か目的があって、ではなく。
ふらりとただ、何かに誘われるように。

ゆらゆらと揺れるランタンの灯りに導かれるように。]

(94) 2013/10/23(Wed) 21時頃

ゼノビアは、メモを貼った。

2013/10/23(Wed) 21時頃


【人】 ユーリー

[自宅の焼け跡に転がった、一つのランタン。
奇跡的にも殆ど損傷のないそれを、ゆっくりと拾い上げる。

服の袖で、ぐいと汚れを擦り落としたガラス面、
暮れ行く夕陽を反射させ、ゆらり浮かび上がるは在りし日の想い出――]

(95) 2013/10/23(Wed) 21時頃

【人】 ユーリー

― 秋 ―

[――そう。このランタンは。
先日の祭りで、村の皆からプレゼントされたもの。

祭りの準備で忙しい中、イヴァンとシュテファンが中心となってデザインから手掛けてくれた一級品。
他に類を見ない、村で一番美しい、真心の籠ったランタンだ。

通常のランタンより少し大きなそれは、僕とオリガが二人で手にすることができるよう、持ち手に配慮がなされている。
二人で夜の散歩に繰り出す時は、決まってこれを持って出る。]

(96) 2013/10/23(Wed) 21時頃

【人】 ユーリー

[祭りの中日――まったく、あの日は驚くどころの話ではなかった。


祭りの前日まで根を詰めて作業していたから、祭りの初日は疲れて寝入ってしまい。
この日はその埋め合わせにと、一日中オリガと祭りを堪能したのだった。


忙しい作業から解放され、久々にゆったりと二人で過ごすことのできる時間。
花の綻ぶような君の笑顔、鈴を転がすような声、ひらり蝶の舞うような仕草――そのどれもが愛おしい。

数日会わなかっただけだというのに、こんなにも寂しかったのかと。
…あぁ。オリガのいない日々など、もう考えられない。


春には挙式、そして一つ屋根の下に…と計画しているけれど、それまで待てる気がしなかった。]

(97) 2013/10/23(Wed) 21時頃

【人】 ユーリー

[柔らかな秋の日差し、華やかな祭りの空気。
幻想的に灯る数々のランタンと、穏やかに過ぎる君との時間。

そんな幸せな日の最後、あとで酒場に来て欲しいとイヴァンに声をかけられ。
二人して顔を見合わせる。

――まだ祭りの最中だ。打ち上げには、少し早い。
    改まって、一体何だというのだろう?]

(98) 2013/10/23(Wed) 21時半頃

【人】 ユーリー

[酒場に入れば、わっと上がる歓声に面食らう。
ほらこっちに、との言葉に背を押され、あれよあれよと言う間に酒場の中心へ。

よくもまぁこんなに人が入ったものだ、という程、店内は人で溢れかえっていて。
その全ての視線が、こちらに集中しているのがわかる。
引っ込み思案なところのあるオリガが、驚いて僕の腕をぎゅっと掴んでいたっけ。

立っているのは、僕らだけ。
先程までの喧騒が嘘のように、瞬間、店内はしんと静まり返る。]

(99) 2013/10/23(Wed) 21時半頃

【人】 ユーリー

[期待に輝くたくさんの瞳に見つめられ、すっと立ち上がったのは――ゼノビア。

彼女の腕にすっぽりと収まった包みは、綺麗に装飾されていて。
まるで贈り物みたいだな、と他人事のように考えていれば、それはオリガへと手渡された。]

 「…これは?」

[尋ねながら、きょとん、としたオリガの表情が可愛らしい。
――きっと君へのプレゼントに違いない。

ゆっくりと開かれる包みを、隣から覗き込んで、]

 ―――…っ

[思わず息が止まってしまいそうなくらい、美しいランタンが、そこに。]

(100) 2013/10/23(Wed) 21時半頃

【人】 ユーリー

[芯に火を点け――数秒の後、嘆息する。

ちらりとイヴァンを見遣れば、「どうだ?」と言わんばかりの表情を返される。
――あぁ、悔しいが完敗だ!


2つの灯が燈ると、桃と藤のマーブルが淡く揺れて。

驚きと嬉しさと、言葉にできない色々な感情が一気に溢れてきて、
それを誤魔化すように、涙を浮かべるオリガの肩を抱いてみたり。]

(101) 2013/10/23(Wed) 21時半頃

【人】 ユーリー

[店内に響く喝采、囃し立てるような口笛。
シュテファンが滔々と述べる口上に、
あぁもう、よしてくれよと、思わず笑いながらその背を叩いてしまう。


君は笑顔だった。僕も笑顔だった。
店内にいる誰もが、皆笑っていた。

村中、みんなに祝われて。
贈られたランタンを二人で手にし、僕たちは幸せいっぱいだった――]*

(102) 2013/10/23(Wed) 21時半頃

【独】 クレスト

/*
ウワァァァァアアアリア充!!!!
ニヨニヨ警報発令!リア充!!!!ニヨニヨニヨニヨ(´艸`)

(-45) 2013/10/23(Wed) 21時半頃

【人】 ゼノビア

[暖かな灯りに見送られ、歩く。

人の中心にいるような性格ではなかった己は、ランタンの村にあっても、ランタン自体に関わる仕事を選ぶつもりはなかった。

己は、誰かの笑顔の、ほんの少しの手伝いが出来れば、それで良かった]

 みんなが幸せに、なれれば。

(103) 2013/10/23(Wed) 21時半頃

【人】 ゼノビア

[これまでの平穏が、明日も続くと信じていた。

途切れた祈りは、
空しい呟きとなって、唇から滑り落ちる*]

(104) 2013/10/23(Wed) 21時半頃

【独】 イヴァン

ちょ、ゼノビアあああああっちょっと待ってえええ
プレイバッ!プレイバッ!

(-46) 2013/10/23(Wed) 22時頃

【人】 ロラン

[                かっつん。]



[音の隙間を遠い唱が抜ける。]

[凪が揺らす波音。]

[うっすらと、足音。]


[微かに香る、糸紡いだ布を干したような。]

[微かに香る、砂糖の花を溶かしたような。]


[足音と共に。]

[去っていく。去っていく。此処ではない場所。遠いところへ。]

(105) 2013/10/23(Wed) 22時頃

【人】 ロラン

[伸ばした両腕は、]

[誰かと

     誰かの

          背中を


             そっと押すように。]



.

(106) 2013/10/23(Wed) 22時頃

【人】 ロラン




[焼け落ちた大樹の影に一人立っている。]

[黄昏の空に星がひとつ、ふたつ。]

[光の殆どを失った見えない筈の、村の出入り口を見つめて。]

[立っている。*]

(107) 2013/10/23(Wed) 22時頃

【独】 ロラン

サンドラとゼノビア。

(-47) 2013/10/23(Wed) 22時頃

【独】 イヴァン

ロランまでwww私を死なせないとでもwwww言うのかwwww
だがやるぞwww

(-48) 2013/10/23(Wed) 22時頃

【人】 オリガ

[――いつまでも、こうしているわけにはいかない]

[過去に縋って、そこから何が変わる?
いつまでもいつまでも、この底のない無間地獄で彷徨うだけだろう。

―――ぱきん。

硝子が割れる。

まるでそれは、誰かの思い出を踏みにじった音のよう。


―――――ぱきん。

それはまるで、自分の未来が壊れる音。]

(108) 2013/10/23(Wed) 22時頃

【独】 ロラン

襲う:ゼノビア

委任:イヴァン

(-49) 2013/10/23(Wed) 22時頃

【人】 オリガ

[村の入口。

そこを出れば、なにか、変わってくれるだろうか?]


[変わらないのだとしても、動かないよりはだいぶいい。]


[踏みつけた硝子は粉々だ。
ああもう、全てが愛おしいけれど憎たらしい。


最後に、ユーリーに会いたかったのにと、こっそり神様に文句を言ってみて。]

(109) 2013/10/23(Wed) 22時頃

【人】 オリガ




[さようならも、何も言えず、ただただ入口を目指して歩くのみ*]

(110) 2013/10/23(Wed) 22時頃

ロランは、メモを貼った。

2013/10/23(Wed) 22時頃


【独】 イヴァン

どうしようw打ってる間にみんながwみんながw
これ今日無理かもぉ

(-50) 2013/10/23(Wed) 22時頃

【独】 ロラン

/*
オリガも。
死亡フラグ乱立で誰を襲えばいいかわかんない。

いや、ガチで本当にわからないよ。

(-51) 2013/10/23(Wed) 22時頃

【人】 イヴァン

[何度も往復した。
ヒビの入ったもの。壊れたもの。砕けたもの。
見覚えのある装飾。デザイン画まで思い起こせる苦労作。鼻歌まじりに作れた馴染みの作。

教会に行って、ステンドグラスの破片もかき集めた。最初は手で掻き抱こうとしたが、思い直してポケットにつっこんでいた厚い手袋をつけた。血などつけたくなかった。

工房に全て、集めた。]

(111) 2013/10/23(Wed) 22時頃

【独】 ロラン

/*
襲撃ランダムかかったらあらぬ人が襲われてしまう。
委任先襲撃になると落ちが一人になってダレる。
そしてコアズレ凄すぎてみんな空気も読まないと。

どうして黙狼2名にしたのだろう。
せめて襲撃セットの相談が出来れば…

(-52) 2013/10/23(Wed) 22時頃

【人】 イヴァン

[炉に火を入れるのはだいぶ苦労した。地に埋めた壺に残ったわずかな燃料は残りすくなだった。

煌々と燃える炉の明かりを受けて、ヒビ割れたガラスが、きらりきらりと光る。
それは夏の記憶。

川辺で仲間と遊んだ日差しのきつい日。
やっぱり何も考えずに、跳んで、回って、笑って。
陽の光を受けてきらきらと輝く水面を右手に、上流目指して走った。

思い出はいつも、いつかどこかの日を駆けている。]

(112) 2013/10/23(Wed) 22時頃

【独】 ロラン

/*
もういい。
表で聞いちゃう。

(-53) 2013/10/23(Wed) 22時頃

【人】 ロラン

[鳴声。]

                [にぃぁ。]


[去りゆく足音。もうひとつ。]

(113) 2013/10/23(Wed) 22時頃

【人】 ロラン

         ど
           こ
             ?



        [おかあさん?

             おはなさん?

                 おねえさん?]

[去りゆくのは ]

(114) 2013/10/23(Wed) 22時頃

【独】 ロラン

/*
投票死と襲撃死の境目も、この発言がルール抵触しているかどうかも曖昧だ…

明らかな死亡フラグを素ロル中のイヴァンが把握しているかどうかが分からない。
ここから見てもう最低みっつ立っているよ。

いっそ、絆撃ちして一気に落としたいレベル。

(-54) 2013/10/23(Wed) 22時半頃

【独】 ロラン

/*
幸いなるかな男性陣は死亡フラグを立てていないんだな。

襲撃はサンドラにしとこ。

(-55) 2013/10/23(Wed) 22時半頃

【人】 イヴァン

[一からの加工をする余裕はなかった。
欠片をあわせて、継ぎ目を溶かしたガラスで埋めていく。

こうやって、修繕の作業をすることもよくあった。
最初から作るより、こういう手直しや手入れの工程が好きだった。
ひとつのものを、大事に、大事に、繰り返し繰り返し直して使う。それはたまらないくらいに愛しさのこもった品になり、なんともいえない優しさを纏う。

ひとつ、ひとつ、出来上がったものを並べていく。]

(115) 2013/10/23(Wed) 22時半頃

【人】 イヴァン

[ひとつ、ひとつ、ひとつ。]

(116) 2013/10/23(Wed) 22時半頃

【人】 イヴァン

[最後のひとつ、だけは特別。
残った色とりどりのステンドグラスの欠片を全て合わせた、一番たくさんの色を使ったホヤ。

あのとき、幼なじみの顔を見て、思い浮かんだデザイン。
様々な色は、記憶の中にちりばめられた大切な思い出たち。

光が入ると、その思い出たちが溢れだす。]

(117) 2013/10/23(Wed) 22時半頃

【人】 イヴァン

[机の上に、最後のひとつを、置いた。

並べられたランタンは、まだ基礎部分が壊れていたり、取っ手が歪んでいたりするけれど。
目を閉じてまた開けば、そこに灯が灯るような気がして。


目を閉じた。]

(118) 2013/10/23(Wed) 22時半頃

【人】 イヴァン

[目を開けたら、そこは




村の入口。]

(119) 2013/10/23(Wed) 22時半頃

【独】 イヴァン

よし、ビッグウェーブに乗ったずww

(-56) 2013/10/23(Wed) 22時半頃

【人】 ロラン

[そうっと、響く声が、告げる。]


[もう ――――思い出せない   と。]


[遠ざかっていく足音が]

[思い出が]

[解けて行く。]



[ぼんやりとした遠い影が、見える方へ、腕を押し出した。]

(120) 2013/10/23(Wed) 22時半頃

【人】 ロラン







[落ちる夕日の名残も受けずに木陰の隅。両手を降ろして立ち尽くす。]

[鼻先を掠めたのは、暖かな家族と糸車の匂い。]

(121) 2013/10/23(Wed) 22時半頃

【人】 イヴァン

[旅人を迎え入れ、外に出る村人を見送る場所。小道に踏み出せば、そこは外の世界だと、子供の頃は憧れた。
そこに立っている。
村を背に、小道を前に。]


 ああ、そうか。


[これは終わり。
村にいる意味がなくなった人を、送り出す終わり。

何も後悔はなかった。]

(122) 2013/10/23(Wed) 22時半頃

【人】 イヴァン

[足を踏み出す前に、一度だけ、村を振り返る。



光の道が、見えた。

それはあの頃、力いっぱい走り回っていた頃に、皆で見た光景。
屋根の上で、お菓子を広げて、見下ろした村。

ランタンからこぼれる温かな光が連なる、最高の、]

(123) 2013/10/23(Wed) 22時半頃

イヴァンは、メモを貼った。

2013/10/23(Wed) 22時半頃


【人】 イヴァン

[命の、灯火。**]

(124) 2013/10/23(Wed) 22時半頃

【独】 イヴァン

ごめんなさいイヴァンはもうこれ以上続けられない……全力で死に急ぎ過ぎた……もうだめ……

(-57) 2013/10/23(Wed) 22時半頃

【人】 ロラン


  アーァ、ア    アー
  [Камень звучится. Дождь. ]

    アーァ、アーアー  アー
    [Собака. Звук l. Грязь. Рука. ]

      アーアー アー     ア、ァ  アーア
 [Этоворовалось.
 Это смотрело на курящий город.]

          アーア  アー
   [Высокая башня. Колесо и игла. ]

*

(125) 2013/10/23(Wed) 22時半頃

【独】 イヴァン

そういえば、読み返してみてロランの>>49わかりました。
メーフィエ、クレスト、+は会いたい、かな?と。

(-58) 2013/10/23(Wed) 22時半頃

シュテファンは、メモを貼った。

2013/10/23(Wed) 23時半頃


【人】 ロラン

― *** ―

[その日、街場に住んでいた夫の親類に
曾孫が生まれたという知らせを受けた老婦人は、
近所に青年を預け、日が高い内に駅馬車に乗って、
お祝いを言いに出かけていった。

相席となったクレストとの世話話の合間、その事を告げて、
うちの村のユーリーとオリガは、さぁ何時になるかしらと
冗談めかして、笑って言った。

生まれたばかりの赤子を囲んで微笑みあう人々。
いずれ青年にも会わせてやりたいと老婦人が呟くと、
幾人からか、少しだけ複雑そうな顔を向けられる。]

(126) 2013/10/23(Wed) 23時半頃

【人】 ロラン

[「―――どうせ、
 赤子のことなど分からないのではないか?
 あの 足りない青年には。」

まぁ、失礼しちゃう。そんなことはないわ。
老婦人は明朗に笑う。

夕刻になり、家に帰ろうと腰を上げた老婦人を留める声。
いくら元気とはいえ、年を考えた方が良い。


今晩は泊まっていきなさい。]

(127) 2013/10/23(Wed) 23時半頃

【人】 ロラン

[

 村を焼く火の報せが届いたのは宵のうちの頃だった。


 夜半を過ぎ、丘の方に雲がかかり、霧雨となって


 朝方には雨が降った。

                        *]

(128) 2013/10/23(Wed) 23時半頃

【人】 シュテファン

―回想・村に来てから一年経った雨の日―

[忘れるわけがない。

この村に来て、人と知り合い、最初に考えるのはいつも“敵か味方か”ということ。
それが最重要事項で、個性だとかは二の次だ。
それを初めて壊したのはサンドラだった。

酷い長雨で、村の中を流れる川はかなり増水していた。
子供達は家から出ないようきつく言われていたため、
自分も工房で作業をしていた。
窓の外を見れば、雨脚がさらに強まったようだった。
雨で霞む景色に、小さなが影が見えた。]

……あれ。

[子供。たぶん近所のサンドラ。
養父は組み立ての職人のところへ出来た部品を持っていっているため留守。
雨合羽を羽織って影を追った。]

(129) 2013/10/24(Thu) 00時頃

【人】 シュテファン

おーい。サンドラー?

[叫んでも叫んでも、声は雨音にかき消されていった。
叩きつける雨が冷たい。
何も見なかったことにして帰ってしまおうと思った。

その時、小さな声が微かに届いた。

辺りを見回せば増水した川の縁に少女が見えた。
川べりを這うように生える柳にかろうじて掴まっているようだった。]

馬鹿か、お前!!

[慌てて腕をつかんで引き寄せる。
震える少女を抱きかかえて自宅へ連れ帰った。
濡れた体に何枚もタオルを掛けて拭いてやると、
ランタンに照らされた顔が、安心したように笑った。

敵でも味方でもない。
けれどこの子を守ろうと、思った。]

(130) 2013/10/24(Thu) 00時頃

【人】 シュテファン

―回想―

[サンドラと誓いを立ててから幾度も季節は巡ったが、子供は授からなかった。]

……ったく、何喧嘩してんだお前さん達は。

[サンドラと市へ行く途中、何やら幼い暴言を投げ合うメーフィエとイヴァンを見かた。
二人を軽く小突く。
納得はいかないようだったが、その場はそれで収まった。

可愛いものだ、と思う。
小さい身体で良く動く。そして心も。
傍らのサンドラの手を握る。]

養子でも、って、考えてんだけど。

[血が繋がらなくても家族にはなれる。
自分と養父がそうであったように。
自分とサンドラがそうであるように。]

(131) 2013/10/24(Thu) 00時半頃

【独】 クレスト

/*
アッ、すてぱんさんに兄ちゃんとイヴァン君が小突かれてるwwwwwwwww

(-59) 2013/10/24(Thu) 00時半頃

【人】 クレスト

[声はやがてか細くなり、震え―――いつしか嗚咽に変わった。

――ぅ……ああぁぁぁ……ぁぁ……!!

俯くその背中が、とても小さく見えた。]

  優しすぎるんだ。

[いつだって、そう。
兄さんは誰にでも手を差し伸べる。
いつも誰かの為に祈る。

誰かの為に在ろうとする性格に神父という職は転職なのだろうと思った。]


  だけど。
        どうして。


[こんなにも祈る兄さんに、神は救いを与えてはくれないのだろう。]

(132) 2013/10/24(Thu) 00時半頃

【独】 クレスト

/*
メーフィエ兄さんを、ぎゅっぎゅってしてよしよしってしたいのにできなくて、この企画のかなしみの真骨頂を味わってるなう。_(:3」∠)_

(-60) 2013/10/24(Thu) 00時半頃

【独】 クレスト

/*
皆がきっと、墓落ちに備えてるのだと思うのだけど、ウオォォォェェェェァアアア!!!僕はどうしよう…どうしよう…。

(-61) 2013/10/24(Thu) 00時半頃

【人】 クレスト

    僕が。

[手を重ねる様に握り組んだ。

眼を閉じ、組んだ手を額に当てる様に、俯く。]

  僕が    祈ろう。


   兄さんの為に。


  兄さんが 救われる様に。


[ああでも、本当は。     もしかしたら。



―――神様なんて、居ないのかもしれないけれど。]

(133) 2013/10/24(Thu) 00時半頃

【人】 シュテファン

―秋の日―

[若い二人を祝福するのに、この日を逃す手があるだろうか。
村中で結託して準備を整えた。
テーブルの向かいに座ったゼノビアに目配せする。
今日一番の大役を担うのは彼女だった。
主役の登場まではもう少しある。]

――つまり、大事なのはお互いを尊重しあう心ってわーけ。
俺とサンドラみたいに。

「ユーリーとオリガの仲に気づくのは誰より一番遅かったくせに」

[隣のテーブルについたイヴァンがいたずらっぽく笑う。]

(134) 2013/10/24(Thu) 01時頃

【人】 シュテファン

えー、何よそれー!
ちょっとゼノビアなんか言ってやってよ、イヴァンがいじめるぅ!

[ゼノビアが笑う。
その顔を見て、彼らがまだ幼かった日を思う。
野を駆けていたあの子供達が、今でも酒を飲み交わす相手になった。
そして家族を作り、次の世代へ受け継がれていく。

職人仲間達が続々とやってきて、さほど広くない酒場は満員御礼である。]

シュテファンっ!うたいまーす!

[挙手をして勢い良く立ち上がる。
サンドラが呆れたように苦笑いした。]

(135) 2013/10/24(Thu) 01時頃

【人】 シュテファン

だから、大事なのはお互いに尊重しあう心なの!
な、おねぇさんもそう思うだろ?ね、ね。

[何度目か分からない言葉を、行商人だという黒髪の女性へ掛ける。]

そうすれば夫婦円満でいられるってわけ。
……俺とサンドラみたいに。
つまり人生ってのは一人で築くもんじゃなくってなー……

[管を巻く。巻けるだけ巻く。
どれだけ強い酒を煽っても酔えなかったけれど、
せめて酔ったふりをしておこうと騒ぐようになったのはいつからだったか。]

(136) 2013/10/24(Thu) 01時頃

【人】 シュテファン

[女性の連れだという男が入ってきた。
もう発つのだと言う。]

んもー、美人ちゃんはいつでも歓迎!
またきてねちょーだい!

[思いっきり手を振って別れを告げる。
しかしそれまで笑顔だった彼女が表情を曇らせた。]

『異国の兵隊が、国境を超えて迫っているらしい』

[身体がこわばるのを自覚できた。
兵隊、国境。――――戦争がくる。

周囲は相変わらず盛り上がっていて、
細工師のいつもの武勇伝に歓声が沸くと先ほどの女性の言葉は喧騒に紛れていった。]

(137) 2013/10/24(Thu) 01時頃

【人】 クレスト

[絵本と聖書を読んで育った。


本が好きだった。


   違う


ベッドの上で毛布に閉じ込められていた。不自由な体は鎖。



窓の外。四角い空を羨望しながら、本をめくって過ごす。

毛布の中で咳と熱と悪夢に苛まれる日も多かったが、本を読む事が“習性”になるには十分な時間。

幼い頃から何度も、祈れば救われると聞いた。]

 神様は本当に居るの?

(138) 2013/10/24(Thu) 01時頃

【人】 ロラン

― *夜* ―

[祖母が出かけてから、青年は昼頃まで
おにいさんの妹のエリーナ、弟のミロンと
お話をしながら過ごしていた。

二人が用事を済ませに去ってから暫く。
預けられた家のベンチに腰掛けたまま青年は動けなかった。
白猫が膝の上に乗っていたから。

普段はご主人様にくっついてばかり、
禄に懐いてくれやしない、日差しの匂いのする生き物の
じんわりとした暖かさ。
喉を鳴らす時の振動と、早い鼓動。
顎の下を撫でながら、青年は随分と長いこと
白猫に夢中になっていた。]

(139) 2013/10/24(Thu) 01時頃

【人】 クレスト

[声も出せないほど、息が苦しい時。
頭が痛くて眼も開けられない時。
耳鳴りがして誰の声も聞こえない、うるさい静寂の中で。

心の中で何度も祈った。 なんども助けてと願った。

    だけど。

―――神様なんてきっと居ない。

頭の中で冷めた“僕”が悲しそうにそう言った。

うん。僕もそう思う。]

[手に触れたひんやりした感触。

眼を開けなくても“わかる”兄さんの手。

僕にとっては、神様なんかより、こっちの方が、ずっとずっと“救い”だった。]

(140) 2013/10/24(Thu) 01時頃

【人】 ロラン


      あ。

[ひょいと飛び降りた毛並み。]

     アウ。

[追って立ち上がる。
杖を取って、かつん、かつん、足元を確かめながら。]

(141) 2013/10/24(Thu) 01時頃

【人】 ロラン

[おばあちゃんに内緒で教会に連れて行ってもらう時は、
おにいさんの腕を借りた。

高いところに登ってお菓子を食べた時は、
上の小おにいさんに抱っこされて行った。

誰の手も借りず、何の導も無しに小道を歩き出したのは
暖かな生き物を探す為。
他人の邪魔になることではない。
うろつくだけなら誰も咎めない。
いちいち気をつけなさいというおばあちゃんも居ない。
日差しは白いし、日向に腰掛けていたお陰で体も軽い。]

 アーゥ。   アーァ。

[呼びかけて、気付けば夕方。


橙の明かりが沢山灯っていた。*]

(142) 2013/10/24(Thu) 01時頃

【人】 ロラン

― 廃墟 ―








  ―――ねこ。

(143) 2013/10/24(Thu) 01時頃

【人】 クレスト

深く、深く――――

             ――――ただ祈る。

(144) 2013/10/24(Thu) 01時頃

【人】 シュテファン

―たそがれの中―
[村の中央広場で、夕日に照らされていた。
地面にはくっきりと長い自分の影が映っている。]

幽霊でも、影はできるのな。

[村唯一の入り口へ向かうゼノビアが見えた。]

ゼノビア……。

[あの秋の日、ユーリーとオリガを祝福する彼女にも幸福は訪れるだろうと信じていた。
若い職人から遠まわしに相談を受けたこともあった。
ゼノビアは何を喜ぶだろうか、と。
俺に相談するのは間違いだろうと笑いながら、彼女が自分の作ったランタンを欲しがったことを教えた。
きっと遠くない日、彼女が祝福される番がくるはず。
その“はず”は無常にも奪われてしまった。]

ちくしょう…………!

[絞るように吐き出した。]

(145) 2013/10/24(Thu) 01時頃

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フィルタ

生存者
(1人 2促)

ロラン
15回

犠牲者 (5人)

アナスタシア
0回 (2d)
サンドラ
0回 (3d)
ゼノビア
10回 (4d)
クレスト
4回 (5d)
ユーリー
0回 (6d)

処刑者 (4人)

イヴァン
5回 (3d)
オリガ
4回 (4d)
メーフィエ
2回 (5d)
シュテファン
4回 (6d)

突然死 (0人)

舞台に (0人)

村を出た人達

種別

通常
内緒
仲間
死者
舞台
背景

一括

全示
全断
反転

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