
476 【完全RP村】トワイライト・リトルライト【飛入歓迎】
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きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が8人、黙狼が2人いるようだ。
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……まさか。 ほんとうに?
(0) 2013/10/20(Sun) 01時頃
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シュテファンは、メモを貼った。
2013/10/20(Sun) 01時頃
ロランは、メモを貼った。
2013/10/20(Sun) 01時頃
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お、おう。 黙狼だい。 サクッとフラグたてに行くか。
(-0) 2013/10/20(Sun) 08時半頃
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[歩き続けて、どれほどの時間がたっただろうか。もう何度も歩いた道を、何度も見た景色を、変わることのない現実を、何度も何度も見た。 ―ああ、泣かないでください。 祈っても、願っても、届くことはなかった。ただ悲しみにくれる人々を見ているだけ。 こんな時、神父である自分は喚く人の話に耳を傾けていた。 聞いているだけだった。余計なことは言わない。時折相槌を打ち、言葉が必要ならば伝える。 それだけでも、人々はどこか救われたような顔をしていた。]
・・・僕、は・・・
[今は、今となっては聞くことすらできない。祈る言葉も、誰にも届かない。 それでも、と十字架を握り締める。教会のあった場所、ランタンに照らされたステンドグラスの光る場所で口を開く。
焼け野原に響いたのは、主旋律のみの鎮魂歌。]
(1) 2013/10/20(Sun) 10時半頃
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メーフィエは、メモを貼った。
2013/10/20(Sun) 10時半頃
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― *** ―
[無機の花が窓辺に咲いて居た。 増加の花束を貰い受けにやってきた老婦人と共に、 手足の伸びて来た少年が部屋を見回す。 滲む十色があでやかに満たす空間に植物の匂いは無い。
部屋の主と、祖母の目が離れた隙に 無造作な動きが造花の一輪を捕らえた。 くしゃ、くしゃ、くしゃ。 間近に取った茎を模した緑の柄を手折り、 綺麗に拡がる花弁を握り潰すように。
それが何なのか分からなかったのだ。]
(2) 2013/10/20(Sun) 12時頃
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[ただ、色は綺麗だったので、 噛んでみた。
じくりと広がる布の感触、染料の苦い味。 口の中が痛いほど。]
…………ゥゥ、
ウアぁーッ!
[噛んだ造花を落とし泣き叫ぶ。
今日は祖父の命日だった。
生花だと少年が食べてしまうので、 つくりものの花を求めたのだ。]
(3) 2013/10/20(Sun) 12時頃
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[ "あれはおかしい。役立たずだ。"
それでも遺された老婦人の、そして少年の身の哀れに、 誰も二人を追いやるようなことは無かった。
つましい暮らしの端。 息を殺すような優しさと平和。 祖父母はランタンの硝子を加工する職人の一人だった。 老いてなお久しくその仕事を続けて居た。
少年はついに炉の前に立つことすら無かった。]
(4) 2013/10/20(Sun) 12時頃
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― 廃墟 ―
[口遊みながら歩み出る。]
[表の通りに面した家々はことごとく焼け落ちて、面影を兆す印も無い。]
[ふうっと風。誰かが通り抜けた。 優しい炉の匂い。]
[ぼやけた視界を抜けて走っていく。走る、走る。]
[首の周りに糸巻かれた人形のように、綱に引かれる犬のように。
駆け出した。]
(5) 2013/10/20(Sun) 12時頃
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[両手を前に、走る影を掴もうというかの如く。視界が晴れる。明るい午後、明瞭な子供達の笑い声。]
うー うー
アゥー [待って、待って。]
[遅れて駆ける棒切れのような足。]
[年嵩の僅かに違う彼らに手を引かれた。手を引かれた。]
[「…僕は休んでるから。」]
[聞こえた声を振り返る。]
[縺れた。]
(6) 2013/10/20(Sun) 12時頃
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― *** ―
[実年齢を鑑みても随分と体の小さな子供だった。
遠くの街へ出て行った男が 数十年ぶりに妻と共に郷へ連れて帰って来た。
男の孫であるのは確かだが、両親についての詳しい話は 終に誰にも知らされることはなかった。
小さく、おろかで、 それでも10を過ぎるまでは元気な子供だった。 近所のお姉さんやお兄さん達に連れられて、 転んでよく泣いていた。
青年になった少年は、細い木の杖で 足元を確かめながらでないと、出歩くことも出来なくなった。]
(7) 2013/10/20(Sun) 12時頃
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― 廃墟 ―
[縺れ転んで見上げた空は鈍く輝く黄金色。]
[長い影を落としたのは燃え残った家屋の柱。]
[半身を起こして見回すが、見えるのは遠くの影がゆらゆら、いくつか。それだけ。]
どこ。
[拙い声が何処かへ消えた。**]
(8) 2013/10/20(Sun) 12時頃
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ロランは、メモを貼った。
2013/10/20(Sun) 12時頃
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あなたは黙狼です。 毎夜、人狼全員で一人だけ、村人を殺害します。 人狼の襲撃対象となることはありませんが、人狼(と囁き狂人、擬狼妖精)同士にしか聞こえない会話は、あなたには聞こえません。
(-1) 2013/10/20(Sun) 12時頃
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―いつかの記憶―
[幼い頃は、母と一人の姉がいた。 母は今の自分と同じ、ランタンのデザインをして。姉が家事を請け負うような、そんな家だった。 父のことは知らない。 顔も、どんな人だったかも記憶にはないのだ。 物心ついた時、既に父はいなかったから。]
[反抗期の姉と生計を立てるのに手一杯の母。 村の人たちは助けてくれたけど、会話が少ない家庭というのは変わらないまま。
体が弱く、伏せがちだったクレストとよく会話をした。 画用紙に何かを描きこんでは、彼に見せる。 そんな穏やかな時間が、大好きだった。]
(9) 2013/10/20(Sun) 12時半頃
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[10の時、村の外に出ていた母と姉が事故で亡くなった。 皆慰めてくれた。ちゃんと生活が出来るようになるまで、うちで暮らせばいいという提案をしてくれたのはサンドラだった。
けど、私はそのまま一人で暮らすことを選んだ。 捨てられていた白い猫を拾って、母と同じランタンのデザインをした。 …難しいと言われることは多かったけど。 少しでも作りやすいようにと考えることも、時々シュテファンに苦笑される日々も。
ユーリーと過ごす、幸せな時間も。
笑い声は断末魔に変わって、幸せな時は孤独で苦しい時に変わった。
全て、――緋色が連れ去った*]
(10) 2013/10/20(Sun) 12時半頃
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[いつまで時間がたっても、空の色は変わらない。 黄昏色のまま、そこを動こうとしないのだ。]
……?
[―何かが、おかしいと気付いた。
不意に頭をよぎるのは、見かけた人たちの姿。 皆平然としていたように思える。 泣いていても、傷を負っているようには見えなかった。 一人くらい無傷に見えたなら、疑問など持たない。
だが、全員そう見えるのは――?]
(11) 2013/10/20(Sun) 13時頃
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[まさか。
みんな、死んでいる――――?]
……そんな、こと…。
[ざわり、胸騒ぎ。 嘘だ。きっと、皆生きている。
本当に?]
(12) 2013/10/20(Sun) 13時頃
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[数秒後、勢いよく走り出す。 何処でもよかった。誰かが、生きているという証明が欲しくて**]
(13) 2013/10/20(Sun) 13時頃
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オリガは、メモを貼った。
2013/10/20(Sun) 13時頃
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/*参加するのは初めてだけど、いろんな流れの交差を見てニコニコする (´艸`)日本語がまとまらなくて難儀する不具合。がんばる。
(-2) 2013/10/20(Sun) 13時頃
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/* >>0:#5
しまった。
ごめんなさい。
(-3) 2013/10/20(Sun) 13時半頃
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/* >>7
帰ってきとるやんけ。 ダメやん。
(-4) 2013/10/20(Sun) 13時半頃
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[道の端に座り込み。 曇り空の色をした瞳が、静かに、道行く足を眺めていた。]
……寂しそう。
[ぽつ、とひとつ呟く。 そして、頭を振った。 服についた砂を叩き、立ち上がる。
空はいつまで待っても、黄昏色。 ゆるゆると時は流れている筈なのに、昼と夜の境目を、永遠に繰り返すように。]
(14) 2013/10/20(Sun) 15時頃
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ゼノビアは、メモを貼った。
2013/10/20(Sun) 15時頃
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そういえば非常に申し訳ないことに、黄昏時なのに月の光とかやっちゃいました…巻き戻し巻き戻し
(-5) 2013/10/20(Sun) 16時頃
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黄昏月ということにしてしまうか
(-6) 2013/10/20(Sun) 16時頃
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―藍と緋の狭間に迷い込んだ日の出来事―
[口の中でトローチがカリッと割れる。 噛まずに舐めろと言われているが、飴でも何でも口に入れた物をつい噛んでしまう悪い癖。 村とは規模の違う喧騒。駅馬車を乗り継いで片道4時間の所にある街。
子供の頃と比べれば幾らか体は丈夫になった。 体調をある程度自分で調えられるようになった。それでも、月に一度はこうして医者へ足を運ばなければならないのだけど。
村の子はその殆どが、伝統であるランタン造りに携わる道に就く。 研鑽と練磨を重ねるその道が、人並みの生活がやっとの僕には難しい事も。 僕には、オリガの様な才能は無い事も。
皆と一緒に、皆と同じ事ができれば――。そんな無い物ねだりばかりを繰り返して。 “お荷物”では居たくなかった。]
晴れてるなぁ…。
[ぼんやりと。“あんな事”が起こるなんて露も思わず。]
(15) 2013/10/20(Sun) 16時頃
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―藍と緋の狭間に迷い込んだ日の出来事― [村には駅馬車の停車場が無いので、最寄の駅から村までは丘ひとつ歩く。 少し遅くなってしまったが、日が暮れてしまう前には帰り着けるだろう。 陽は傾き、空に藍色が被さりかけた頃。丘を登り切って村が見えた。]
――?!
[怒号や悲鳴がかすかに風に乗り届く。眼に飛び込んだのは、夕焼けの朱とも違う、緋の色。――火の色。]
なっ………何が…。
[駆け出した。 思い出すのは“異国の兵隊が、国境を超えて迫っているらしい”という噂。]
…ハッ……ハァ…………ッ…
[追い付かない息の苦しさも、耐容を超えて痛む心臓も抑え込んで。 近付く程にはっきりと見えた村は火の海だった。]
皆…皆は…っ……兄さんは…。
(16) 2013/10/20(Sun) 16時頃
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クレストは、メモを貼った。
2013/10/20(Sun) 16時頃
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緋色は火色であり、悲の色に変わるんだ。 藍(哀)と緋(悲)の色の狭間に取り残されて。
(-7) 2013/10/20(Sun) 16時頃
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[在りし日に、駆け行く皆の背を見送った表通り。 その面影も、炎の残した黒と夕日の色の下に塗り潰されてしまった。 ふらりふらりと、おぼつかない足取りの彼を見つける。]
ロラン…。
[何処を見ているのかいまいち分からない視線。細い棒で足下を探りながら、独特の歩調で歩く。]
…?
[奥深い所で、何かがゴソリと動く感覚。もたげたのは曖昧な違和感。
呆然とするオリガを見た。 悲しみに暮れるサンドラを見た。
村の有様に“何か”があったのは間違いないのに。
そういえば―――怪我人も死体も一つも見ていない。]
(17) 2013/10/20(Sun) 17時頃
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[黄昏月を目指すように、走って、走って、見つけた。 家に植わっていた、秋にいい香りのする花を咲かせる、木。 黒く焦げて途中で折れていたけれど、燃え尽きる前に雨でも降りだしたのだろうか、そこにまだ根をおろしていた。
崩れた壁。かろうじて、家が建っていたことはわかるくらいに半壊した我が家。 中に、飛び込んだ。]
……!
[いた。 泣きじゃくる妹。 割れた写真立てを前に、座り込んで、服の裾を泥だらけにして。 ここは地獄だと、地獄に落ちたのだと。 神様ごめんなさい、と。
そして、その妹から、離れたところで、虚ろな目をして、たちすくむ弟。]
(18) 2013/10/20(Sun) 17時頃
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っ……う……
[膝から崩れ落ちた。 ふたりとも、あの日はずっと家にいたはずだ。 まだ拙いながら、何か仕事をしたいの、と服の刺繍をしていた妹。 メーフィエにもらった本を教科書代わりに文字の勉強をしていた弟。
あのとき、もう少し早く工房を出ていれば。 土についた手が地面を抉る。 視界が、歪んだ。]
(19) 2013/10/20(Sun) 17時頃
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イヴァンは、メモを貼った。
2013/10/20(Sun) 17時頃
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/*メーフィエさんの、秘めてる部分が、見えない。ミエナイ…。
(-8) 2013/10/20(Sun) 17時頃
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/*少し言い回しとか、セリフの言葉遣いがふわふわするのだけど、きっと本ばっか読んでた子だったので、ちょっと芝居臭い、ちょっと子供臭い、そんな言葉選びをするんじゃないかなって、想像。
(-9) 2013/10/20(Sun) 17時頃
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[何処へでもなく、歩く。 歩きなれた筈の、景色の異なる道を。
――以前には、暖かな包みを手にここを歩いた。
お菓子作りが趣味だった。 街のお菓子屋さんに並ぶようなものには及ばなかったかもしれないけれど、レパートリーは多くて。
イヴァンに、メーフィエに、村の皆に喜んでもらえた菓子も]
もう、作れないのかな。
[己の予想が正しければ。 苦い表情を、隠せない。]
(20) 2013/10/20(Sun) 17時半頃
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ロラン、ねぇ…。
[声をかけた。―――やはり気付かない。
肩に触れようと手を伸ばし――
手は、水を掻くより軽く、その体をすり抜けた]
…………ッ。
[僕は、世界に弾き出されたのだろうか。
それとも僕だけが取り残されたのだろうか。]
(21) 2013/10/20(Sun) 17時半頃
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―記憶の断片― [短い夏の某日。 容赦の無い陽射しから逃れた木陰の下で。二人でへばっていた。]
…暑いね……。
[返事は不明瞭に呻くような、うー、という声。]
皆何処まで行ったのかな。
[涼を求めて遊びにきた川辺。 ―川上に探検に行こう。―初めにそう言ったのはイヴァンだったか、ユーリーだったか。やんちゃな彼らは、思いついたまま、好奇心のままに駆けだした。 ついて行けない僕とロランは置いてけぼりのまま。
―あー、あ、あー? ロランが声を上げる。きっと僕に話しかけてる。
僕は“知って”いる。彼の世界の音はきっと酷く歪んでいる。]
(22) 2013/10/20(Sun) 18時半頃
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―記憶の断片― [――はい。 頬に触れた冷たい感触に見上げると、兄さんが笑ってた。 差し出す手にはよく冷えたジュースの瓶。あれ、皆は?と首を傾げている。]
ありがと。
[二つ受け取り、ロランに差し出す。 彼はペタリペタリと瓶を撫でる。
僕は“知って”いる。彼の見ている世界はきっと酷く曖昧だ。
誰かに聞いた訳じゃない。本に書いてあった訳じゃない。 これは、子供の目線の、妄信にも似た確信。
こどもだけの共感覚。
僕も彼も何かが欠けていて。
“欠け”を持つ彼と僕は似ている気がした。]
(23) 2013/10/20(Sun) 18時半頃
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こどもの直感。
(-10) 2013/10/20(Sun) 18時半頃
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クレストは、メモを貼った。
2013/10/20(Sun) 19時頃
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/*喋りすぎのような気がする。少し推敲と書き溜める。
(-11) 2013/10/20(Sun) 19時頃
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オリガは、メモを貼った。
2013/10/20(Sun) 19時頃
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[通りかかる教会の傍。 キラキラと多くの光に色を付けていたステンドグラスが、砕けているのが見えた。
あれは、いつだったか。
メーフィエに頼まれた花束。 自分の花は、ランタンの装飾の為にと作っていた。 それを装飾品ではなく花として欲してくれたのが嬉しくて、一輪一輪丁寧に仕上げたのを覚えている。
その少し後に、その花束を目にとめたらしいロランの祖母から、周忌に飾る花を頼まれた。 ロランが食べないように、と理由を知れば断わる筈などなく。 けれど誤まって口にされた造花を見、次は砂糖菓子の花をプレゼントするね、と。
――その約束も、ついに果たせないまま。]
(24) 2013/10/20(Sun) 19時半頃
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[崩れた教会を覗く。 荒廃した其処に、この教会の神父の背があった。
酷く切ない響きの鎮魂歌。 心優しい彼は、どれ程の悲しみを歌に代えているのか]
――……
[声をかけようとして、止める。
何を言えば良いのかわからず。 歌を邪魔したくなくて。 サンドラの時のように、反応が無いような気がして。
―― だって、きっと自分は ――
予測の先から目を逸らし。 教会をそっと、後にした]
(25) 2013/10/20(Sun) 19時半頃
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[ふらふらと立ち上がり、隣にある幼なじみの家にも行った。 二人で背くらべをした柱が倒れていて、たまに夕飯をご馳走になった食卓を押しつぶしている。 そこには誰もいなかった。
誰もいないことに、少しだけ安堵した。]
(26) 2013/10/20(Sun) 20時頃
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[家に戻ると、泣き疲れて、土の上で眠ってしまった妹の隣で、背を合わせるようにして、弟も眠りに落ちていた。 その傍に腰をおろし、くしゃくしゃになった髪に手を伸ばして、引っ込めて、また伸ばした。 その輪郭に合わせて、梳くように撫でてやる。 まるで触れているかのように。]
……ごめんな
[目が潤む。仕事を始めてから、加工が上手くいかなかったときだって、泣いたことはなかった。 遠い昔に亡くなった両親の代わりに、自分がしっかりせねばと気を張って。]
父さん、母さん、ごめん。 俺はこいつらを……守れなかった
[ぽつりと呟く。 その言葉で、せき止められていた感情が溢れだした。]
(27) 2013/10/20(Sun) 20時頃
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[愛しい。悲しい。悔しい。
なぜ。
胸中で荒れ狂う叫びは、記憶を呼び起こす。]
(28) 2013/10/20(Sun) 20時頃
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イベント追加ぺたぺたしよう
(-12) 2013/10/20(Sun) 20時頃
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ユーリーは、メモを貼った。
2013/10/20(Sun) 20時半頃
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「……ユーリーは、きっと――」
[生きてるわよね、と続けられた言葉に。]
ごめん、オリガ…僕は…僕は、もう…
[俯くオリガを、見ていられない。 あぁ…そんな辛そうな顔をしないで…。
柔らかな君の髪が、はらりと揺れて、]
(29) 2013/10/20(Sun) 20時半頃
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「…生きていた時と、……」 [――…『生きていた、時』と?]
「それでも私は、もう」 […もう?]
「…死んでしまっているんだわ。」
…嘘だ。
…だって、そんな、君は、
(30) 2013/10/20(Sun) 20時半頃
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[嘘だ。嘘だ 嘘だ。 何かの間違いだ。 君は、無事、助かって、――怪我もないまま元気、で…
………。
…そう、燃え盛る家の中、煙に巻かれて立ち竦んでいた君は、]
…あ。 う…あ、あぁぁ……。
[目の前の君は、静かに瞳を閉じた。 黄昏の薄明かりに浮かぶその顔は、とても綺麗で、
――その美しさが、皮肉にも僕に現実を突き付ける。
…君の『死』という、現実を。]
(31) 2013/10/20(Sun) 20時半頃
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[ふらふらと数歩、後ずさる。
世界が、壊れていく。 目の前の景色は、何ら変わりない。 何かが音を立てるでもない。 …ただそれでも。何かが壊れたという確信はあった。]
「……ねぇ、ユーリー。 ―会いたいわ……。」
[無意識に紡がれた、オリガの言葉。
…もしかしたらそれは、彼女の声が紡ぐこの名を、僕が聞くことのできる、最後の機会だったかもしれないけれど。]
(32) 2013/10/20(Sun) 20時半頃
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オリガ!僕は! 僕は、ここにいる!
…オリガ! オリガっ!!
[空を仰ぐオリガの目の前で、叫ぶ。
叫ぶ。 叫び続ける。
こんなに近くにいるのに。 …どうして、どうして。
君も僕も死んでいて、それでも、 触れることはおろか、見つめ合うことさえできないなんて――]
(33) 2013/10/20(Sun) 20時半頃
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|
[――あぁ、神様、どうして。
…神なんて、いるのだろうか。 もし本当にいるのだとしたら。
どうして、こんなにも残酷な仕打ちをするのだろう…?]
(34) 2013/10/20(Sun) 20時半頃
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[神様、と。物想いに沈むオリガと同じように空を仰いでみる。
…不意に、怪訝そうな顔をした君は。
数瞬ののち、僅か瞠目すると、 立ち竦む僕を突き抜けて、思い切り走り出した。
――僕を、置いて。 何処かへ。
君は、いってしまった。]
(35) 2013/10/20(Sun) 20時半頃
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[意識を取り戻してから、 君がこの場を立ち去ってから、
どれほどの時間が経っただろう。
ちろちろと燃え続ける木片、変わることのない夕闇。 決して見通しの悪くない焼け野原を、怪我もなく歩き、或いは座りこむ村人達。
僕も、気付き始めていた。 ――否、今までは気付こうと、しなかっただけかもしれない。
……何か、おかしい。一体これは、どういうことだ?]*
(36) 2013/10/20(Sun) 21時頃
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|
[どれくらい走っただろうか。 やがて、ゼノビアらしき後姿を見つけた。声をかけたって届かないのは分かっていたけれど。
『もしかしたら』の、小さな小さな祈りを込めた]
ゼノビア……
[そんな祈りが砕かれることも、分かっていたはずなのに。]
(37) 2013/10/20(Sun) 21時半頃
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|
ねぇ……ゼノビア。
[動きを止めようと、彼女の肩に伸ばした腕は。
まるでそこに彼女がいないかのように、すり抜けた。]
………ぁ…
[彼女を止めることは出来ず、その場で立ち止まった。 ひどく、寂しい。 ――以前なら、こんな時は彼がいた。仕事中でも、その姿を見ているだけで寂しさなんてどこかに消えて。
今は、彼がいない。一人ぼっちだ。]
(38) 2013/10/20(Sun) 21時半頃
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[孤独や寂しさが相まって、胸が苦しい。 自分の姿さえ見つけて貰えない。ここにいるのに、私はここにいるのに。
世界が色褪せていく。
どうして、自分たちだったのだろう。]
……誰か…だれか、……お願いよ……気付いて…。
[押し潰されて、しまいそうだ。 こんなにも自分は弱かっただろうか?]
………助けて、ユーリー……。
[一人がこんなに怖くなったのは、一体いつから――?*]
(39) 2013/10/20(Sun) 22時頃
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――秋の記憶――
[秋には祭りがある。
子供達は期待に胸を高鳴らせ走り回り、大人たちは忙しく、それ以上に楽しく祭事の準備をする。 祭りの間中、家で仕事をさせるよ!と言えば、どんな悪ガキでも大人しくなり、年中喧嘩ばかりしている夫婦もこの時期だけは決して諍いを起こさない。 山の色が深くなり、彩りにあふれる季節。
穏やかで、大きな変化は少ないこの村で、豊かな恵みを神に感謝する豊穣祭りは、とても大事な祭事だ。]
(40) 2013/10/20(Sun) 22時頃
|
|
[いつものように、妹と弟を連れて教会を訪れた日。]
メーフィエ、準備の方はどうだ?
豊穣祭りの主役は村の全員だが、その中でも、メーフィエは特別だった。祭りは3日続くが、祭事を取り仕切り、締めくくり、最後に神への感謝を村を代表して伝える重要な役割だ。 彼はもう数年同じ役を務めていて、いつも堂々たる姿を見せるのに、準備のときはちょっと気弱だ。準備しても準備しても、何か漏れがあるのじゃないかと思ってしまうらしい。 それがちょっと面白くて、いつもこう声をかける。]
(41) 2013/10/20(Sun) 22時頃
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|
[ちょうど一人で練習をしていたらしく、少し低くなった陽の光が差し込むステンドグラスの前に立ったメーフィエは、慌ててこちらを向いて、恥ずかしそうに挨拶を返す。]
「ねえねえ、メーフィお兄ちゃん、この服どう?」
[妹のエリーナがくるりと回る。スカートがふわりと広がり、家族の贔屓目にも、可愛い。 最近、エリーナはサンドラに仕立てを習っている。仕事の邪魔はしないように言い含めてはいるが、サンドラはいつでもおいで、と歓迎してくれているようで、彼女の娘と一緒に裁縫を学んでいるようだ。家でも縫い物をしている姿をよく見るようになった。 ただ、細かい刺繍が苦手のようで、「もー!うまくいかない!」と投げ出すこともしばしば。代わりに手先が器用な弟のミロンが、仕上げたりしている。]
(42) 2013/10/20(Sun) 22時頃
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[そんな彼女は、いつからか、メーフィエに好意を抱いていた。それが恋愛と呼べるものなのか、憧憬なのかはわからないが。 ランタンと同じように、自分の初仕事で仕上げた作品は、大事な人に贈る、そういう習慣のようなものがある。妹は、母親と父親にケープとハンカチを「初作品」として渡したが、実際は「四作目」としてメーフィエにあげていたひざ掛けが、彼女の最初のお手製品だ。
今日彼女が教会へ行こうとせがんだのも、これを見せたかったからに違いない。]
「こんにちは、クレストお兄さん」
[礼拝席の一番前に、クレストが座っていた。ミロンはクレストによくなついている。医者にかかるためではあるが、街によくおりる彼の話を聞くのが好きらしい。それに彼ら兄弟は、教会の子に生まれたからか、そこで育ったからか、ふたりとも、つい聞き入ってしまう、深みのあるいい声をしている。]
(43) 2013/10/20(Sun) 22時半頃
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[片手をあげて挨拶をし、その横に座った。]
そうだクレスト、次に街に行ったら、これを買って来てくれないか?
[いくつか世間話をし、街にしかない材料を頼む。ミロンが隣で、ついていきたいとごねている。
幼い頃は、体が弱くうまく遊べない彼に苛立ったこともあった。そのうち、なんとも思わなくなった。 少し成長して、気遣うことを覚えた。特別扱いをすることもあった。 今は、普通に接している。常に彼の体に気は配るが、それを表に出すこと自体、クレストの重荷になっていると感じたからだ。 最近では、彼が街へ出るときは、重くなく、あちこちを探しまわらないで済むようなものを依頼することが多い。]
(44) 2013/10/20(Sun) 22時半頃
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イヴァンは、メモを貼った。
2013/10/20(Sun) 22時半頃
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/* エリーナちゃんとミロンちゃんがものっそかわいい。
(-13) 2013/10/20(Sun) 22時半頃
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妹の描写が長いのは贔屓です
(-14) 2013/10/20(Sun) 22時半頃
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一人で連投していいだろうか 続き打ってこよう
(-15) 2013/10/20(Sun) 23時頃
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[自宅の焼け跡に、転がっている一つのランタン。 先程オリガが見つめていたそれを、そっと拾い上げる。
――そうだ。おかしいじゃないか。
彼女の家に落ちていた、小さな金の鈴。 …今も、右ポケットに入ったままだ。
実態のない幽霊が、こうして物に干渉できるはずがないのに。]
(45) 2013/10/20(Sun) 23時半頃
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[ここは、とても不思議な世界だ。
生まれ育った村によく似た土地―無残に焼け落ちてはいるけれど―に、 嘆き悲しむ、幼い頃から見知った人々。
変わることのない宵闇。 すっかり止まってしまった時間。それでも進む悲しみの感情。
僕もオリガも、恐らくみんな死んでいて、 どんなに呼びかけても、その声が相手に届くことは、ない。]
(46) 2013/10/20(Sun) 23時半頃
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[クレストが呼び掛けても、オリガは何も聞こえていないようだった。 少し離れてはいたけれど、僕が気付いたのに彼女が気付かないわけがない。
クレストは、僕を見ていなかった。と、思う。 彼は、僕に気付いていたんだろうか?
…わからない。
でも、何かに、 ――この世界の不思議に、気付いたような。気が、する。]
(47) 2013/10/20(Sun) 23時半頃
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[地面から拾い上げたランタンは、あちこち煤けて酷い有様だ。 服の袖で曇ったガラスを擦る。
黄昏の中、僅かに残った光がホヤに反射して、 ステンドグラスのような、特殊なデザインのそれに一瞬、命を吹き込む。
鮮やかな色彩を持つ円筒は、 昔どこかで耳にした異国の伝統品、走馬灯を彷彿とさせて。
少ない光で万華鏡のように表情を変えるランタンを見つめながら、
思い返すのは、村の皆のこと――]**
(48) 2013/10/21(Mon) 00時頃
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ユーリーは、メモを貼った。
2013/10/21(Mon) 00時頃
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/* オリガが走り出して、ようやくストーキングを止めた僕です、ごめんなさい( 姿を現さない酷い恋人だ…w
ここから回想しつつ、他の皆さんと絡んでいけたらいいな、と思いつつ。 あちこちで縁故やらエピソード貰ってるので返していきたい!
…あ、年齢なのですが、この年齢になるとあまり気にならない差も、 さすがに子ども時代一人飛び抜けて歳上だと違和感かなと思ってギリギリまで下げましたw
ロラン17歳・オリガ達21歳頃・僕28歳とかだと、ロラン7歳オリガ達11歳の時に僕18歳だからね…たぶんみんなと走り回るより、もう工房にいた予感。 …下げても15歳だよとか突っ込まないであげて(震
(-16) 2013/10/21(Mon) 00時頃
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―回想―
[イヴァンの妹エリーナがあまりにも熱心で、だから鈍感と名高い自分でもぴんときた。 彼女は恋をしている。
俺には相手が誰かまではわからなかったが、サンドラは知っているようだった。 サンドラと一緒に微笑ましいと笑っていた。
最初は。]
……娘が恋人連れてきたらどうしたらいいんだ。
[自分の身に置き換えた。置き換えてしまった。 そのとたん悩みに苛まれる日々が到来した。]
なぁ、メーフィエ、どうしたらいいんだ……。 お、お父さんゆるしませんからね……!!
[大の男がうっすらと涙目になりながら教会でわめいている。 自分の半分ほどの歳の神父相手に。]
(49) 2013/10/21(Mon) 00時頃
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[神父になだめられ、サンドラに呆れられ、 娘の(将来できるであろう)恋人に告げる啖呵を胸に秘め、 今ここに家族みんなで過ごせる穏やかなときをかみ締めた。]
もうここで式は挙げられないんだろうな……。
[ガラスが割れ、焼け焦げた教会を望む。
娘の花嫁姿を見たいという気持ちと 娘を奪っていく男を殴り飛ばしてやりたいという矛盾した思いを抱えたあの日々が、 今は懐かしさを帯びて遥か彼方を漂っている。]
(50) 2013/10/21(Mon) 00時半頃
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シュテファンは、メモを貼った。
2013/10/21(Mon) 00時半頃
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/*シュテファンさんwwwwwwwwwwこういうの大好きwwwwwwwww
(-17) 2013/10/21(Mon) 00時半頃
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[教会の中へ足を踏み入れると 煤で黒く汚れたガラスの破片のがパキリと音を立てた。]
メーフィエ。無事だったのか。
[メーフィエを見つけて安堵のため息をつく。 名前を読んでも彼は振り向かない。 自分の声は届かない。
あたりをメーフィエの紡ぐ旋律が満たしていた。]
……なんで教会に来ちまったのかねぇ。 俺は許されたいのか?……許されるのか?
…………許されるわけ、ないよな。
(51) 2013/10/21(Mon) 00時半頃
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なんで逃げちまったのかねぇ…………。
[後悔ばかりが募る。 どうせ死んでしまうのなら家族を守って死にたかった。
黄昏が照らす世界。 きっとこれは罰だ。不誠実な自分への。 誰にも触れられず、一人彷徨えと。]
………………ん?
[崩れ落ち、煤けた教会の中。 どうしようもない違和感があった。 目の前にいる神父は怪我一つないどころか、汚れてすらいない。 無意識に一歩下がった。 ガラス片が音を立てる。]
……おい待て、なんでクレストにゃ触れなかったのに、ガラスは割れるんだ……?
[ガラス片と崩れたレンガが派手な音を立てて砕けても、神父は振り向かなかった。]
(52) 2013/10/21(Mon) 00時半頃
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シュテファンは、メモを貼った。
2013/10/21(Mon) 00時半頃
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/*皆が異変に気付き始めた感じか…。うぅん、まとまらない。
(-18) 2013/10/21(Mon) 00時半頃
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/*一生懸命メモ帳と格闘してたけど、R15程度の暴力表現とかは、大丈夫…だよな? 少年漫画程度、って思ってやってるけど。
(-19) 2013/10/21(Mon) 03時半頃
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/*普段絵の人だから、文字の規制ラインがヨクワカラナイ。R15は具体語はダメと聞いたので、R15Gも、具体語を言い換えて、ぼやんぼやん。にする感じ? 発作の症状描写とか…。
(-20) 2013/10/21(Mon) 04時頃
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/*わからないよぉ! ぼやんぼやーじゅ!ねむいよぉ!
(-21) 2013/10/21(Mon) 04時頃
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[ロランの背を見送って、深く息を吐く。
仰ぐように空を見上げた。 藍の空に夕日の射す朱が尾を引いた空は、そういえば明るさが変わらない。 村を彷徨い始めてどれくらい時間が経ったのか見当もつかないが。]
あぁ…なんだこれ…。
[くしゃくしゃと片手で髪を掻く。 僕は確かに、村が焼け落ちるのを見たんだ。それから―――。
それから、僕は―――?]
僕はどうしてあそこに居たんだ……。
[僕は村の外れに居た。 どうして?
僕は そうだ、今日は月に1度の街に出かける日で―――]
(53) 2013/10/21(Mon) 05時頃
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[思い出さないといけない気がした。
だけど
思い出してはいけない気がした。]
僕は……街から…帰って……。
[カップの縁を指でなぞるように。記憶の形を言葉がなぞっていく。]
…………村が見えて。
[手足が酷く冷たい気がした。 まるで、思い出してはいけないと抑え付ける様に不安が大きさを増す。
地面に膝を着いた。寒くもないのに体が震える。 震える手を口元に当てる。呼吸は浅く、早い。 口を押える指の隙間から、フー、フーッ、と息が漏れる。]
………………………あ。
(54) 2013/10/21(Mon) 05時頃
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―藍と緋の狭間に迷い込んだ日の出来事―
兄さん…兄さん!! ………どこ…っ
[走った。 緋の色が狂ったように踊っていた。 怒号が、悲鳴が、泣声が、絶叫が、怨嗟が、絶望が。火の粉と一緒に舞い上がる。 逃げ惑う者。泣き叫ぶ者。既に動かなくなった者。異国の兵―――。]
兄さ……っ…………うっ…
[風が煽り、熱した空気を吸い込む。 喉の焼かれる痛みに咽込むと、発作も誘発されて――。]
ゴホッ……ゲホッゴホゴホッ…コフッ あ゛…。ゲホ…。
[体力の限界はとうに超えていた。体を折り曲げ蹲る。 しきりに喉を突く咳に、息を吸う事もままならない。]
(55) 2013/10/21(Mon) 05時頃
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―藍と緋の狭間に迷い込んだ日の出来事―
ゴホ………あ゛………っう…
[ヒュウ、ヒュウと喉の奥を鳴らし、ようやく空気を得る。
空気の足りない肺が痛い。 咳に締め付けられた肋骨が痛い。 動く事を強いられる心臓が痛い。
痛くない場所なんてないくらい。全身が悲鳴を上げていても。]
…ん……い…さん…兄さん…。
[焼けた喉で譫言の様に兄を呼ぶ。 苦痛に涙を浮かべ、砂利に爪を立て、重い体を起こそうともがく。
漸く立てた。 引き摺る様に重い足を一歩踏み出す。]
―――タンッ。
(56) 2013/10/21(Mon) 05時頃
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―藍と緋の狭間に迷い込んだ日の出来事―
[気付いた時には、また地面に伏していた。]
―――…? あ…ぅぐ…っ
[あれ?、と、声を上げたつもりだった。 代わりに漏れたのは、呻きと、咽返りそうな生臭い鉄の味。
手が、脚が、体が重い。 起き上がれる気がしない。 少しして、腹の辺りが酷く熱を持って痛む事に気付いた。
身じろぎ一つできず、呻く。 胃から這い上がってくる物を吐き出せば、地面に紅が広がった。 吐血に咽込めば、尋常じゃない痛みが走る。]
…?!………?…
[何が起きたのか理解できる筈が無かった。 撃たれた経験など無いのだから。]
(57) 2013/10/21(Mon) 05時頃
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―藍と緋の狭間に迷い込んだ日の出来事―
[暗くなっていく視界の端に、空が見えた。
被さる藍色と、天を突き踊る緋色。]
…にい…さ…ん……。
[薄れていく意識も掠れた言葉も―――――緋の色が呑み込んだ。]
(58) 2013/10/21(Mon) 05時頃
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………あ……あぁ……………僕は…………。
[両腕で自分の体を抱きしめる様に、服の裾を強く握りしめ、蹲る。]
僕は…………? ……嘘だ。嘘だ嘘だ嘘だ!!!!!
[――ほらやっぱり、世界から弾き出されたのは僕の方。
真っ白な頭の中で“僕”が言った。]
……。兄さんは…。 兄さんはどこに行ったの…?…まさか……。
[独り震えながら泣く僕の耳に、微かに風に乗って声が届いた。]
―――兄さん…。
[涙を拭い、ふらつく足取りで歩き出す。――――教会の方へ。**]
(59) 2013/10/21(Mon) 05時頃
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/*ぬあああああ!!! 喋りすぎな気もするけど、ウーム…ウーーーム…。 レーティングは大丈夫だと思いたい。 ソロールだから、自分の情報を、出して、いい…ん…だよね? もっとうまい方法は無いものか考えつつもうタイプアップです。ぬぁぁぁぁ!!!
(-22) 2013/10/21(Mon) 05時頃
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クレストは、メモを貼った。
2013/10/21(Mon) 05時頃
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/*クレストいじめるの楽しいです! あ、クレストが一番好きなんですけど!ね!!
(-23) 2013/10/21(Mon) 05時頃
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――秋の記憶――
[断ってくれても構わない、と毎回伝えているが、クレストは首を横に振ったことはない。 妹と弟を置いて村を離れられないので、とても助かっている。彼は助祭として兄を支える立場にあるのでランタンの製作に直接の携わりはないが、いろいろなアイデアも出してくれるし、つい、職人仲間として接してしまう。]
ありがとな、よろしくクレスト。祭りのとき、一緒に酒飲もうぜ。 メーフィエ、あんまり気負うなよ。
[そんなことを言わずとも、彼なら大丈夫だろうが。 撫でてもらって嬉しさのあまり飛び跳ねているエリーナと、矢継ぎ早に話をせがんでいるミロンを連れて、長閑やかで居心地の良い空間を後にした。]
(60) 2013/10/21(Mon) 11時頃
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[その後ゼノビアの家に寄った。 いつも季節ごとに、少しだけ花を分けてもらっていた。 何も問われなかったし、説明もしなかったが、多分鋭い彼女のことだから、気づいていただろう。
ゼノビアの家は、いつも芳しい匂いに満ちているようだった。いや、彼女自身も、さらっとした甘い匂いをいつも身にまとっていた。自分が泥と汗にまみれて駆けずり回っていた頃から、彼女は、桃色の砂糖菓子みたいに、荒く触れたらぼろぼろと崩れそうで、どう接すればいいのかためらってしまう女の子だったのだ。
だから大きくなっても、彼女に接する時はまだほんのちょっと、緊張する。]
(61) 2013/10/21(Mon) 11時頃
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ゼノビア、また少し、分けてくれるか。
[いつもの礼にと、余りガラスで作った、小さな蝶のついたマドラーを二本渡す。 花に蝶だなんて単純すぎただろうか。発想力がない自分にはため息が出る。マドラーという品自体、ゼノビアとよくお茶をするオリガに頼んだアイデアだった。 幸い彼女は受け取ってくれた。にこりと微笑まれたので、つられて口角があがる。
神父兄弟が耳に心地よいのと似たように、彼女の周りの空気は、天気の日に干したキルトにすっぽりと包まれているかのように、温かく優しかった。]
(62) 2013/10/21(Mon) 11時頃
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[色鮮やかな布をかけた石の前で、妹と弟がしゃがむ。 両親の、墓石だ。 可愛いリボンでまとめられた小さな花束を供え、二人はこの季節に起こった出来事を石に向かって大盛り上がりで語る。
近所の少年たちの中で一番背が高くなったとか、最速と呼ばれた親友にこの間初めて走りで勝ったとか、ミロンは積み上げた戦績を得意気に語る。一方で、今年作ったジャムは去年のより甘く美味しかったとか、最近刺繍のときに指をつく回数が減ったとか、その話題全てにメーフィエが絡んでいるエリーナには少し心配を覚えるが。
目を輝かせている二人に悲しみの色はない。]
(63) 2013/10/21(Mon) 11時頃
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[といっても、両親が亡くなったときには職人見習いをやっていた自分と違い、二人は幼かったので両親の顔もよく覚えていない。最初に連れてきたときこそ、静謐で重い雰囲気に黙りこんでいたが、そのうちこうやって、何もかも伝えようという報告会のようになった。
色づいた木々の葉のような赤や黄が、目に入る。 初めて両親に手渡しに ここに来た日以降、ひと月に一度は妹が持ち帰って洗濯をしているので、かけられたケープとハンカチはどちらも、雨風にさらされてるわりには綺麗だ。 その華やかな色合いがあるおかげで、ここにきても、昔ほど気持ちが沈み込んでしまうことはない。 墓石に酒をかけることも、長く話をすることもなくなった。]
こいつらも元気にやってるよ。俺も、変わりない。
[軽く、それだけ声をかける。 高い空の下、騒がしくも穏やかな時間が流れていた。**]
(64) 2013/10/21(Mon) 11時頃
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イヴァンは、メモを貼った。
2013/10/21(Mon) 11時頃
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/*アェァァァ。メーフィエとの回想に助祭云々入れようと準備はしていたけど #遅すぎる。 うん。思ったよりこちらがメーフィエを認識できるのに時間がかかりそうで、これ以上連投してもウワァ…。ってなりそうで、急遽メモに突っ込んだけど。たぶん、正解? イヴァン君と小さいころの話とかもう少し盛り上げたいなァって。
(-24) 2013/10/21(Mon) 14時半頃
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/* メモ 張り替え忘れてたよね。
すみません
(-25) 2013/10/21(Mon) 14時半頃
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/* なん イヴァンがかわいいことを
なん
(-26) 2013/10/21(Mon) 14時半頃
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― 仕立て屋跡地 ―
[なくしたの。 いったい、何を?]
わからない。
……分からないのよ。
[何度首を振っても、思い出せないものは思い出せない。 けれど、私はきっと、何かをなくした。 とてもとても、大事な、なにか。]
(65) 2013/10/21(Mon) 14時半頃
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[おぼろげな記憶を霞がどんどん隠していく。 痛みも、苦しみも、あたたかさも、幸せも。 なくしてしまった" "の笑い声も、穏やかな寝顔も、 隠れて、なにもかもが分からなくなっていくの]
分からない………
……助けて。
助けて、どこに、……どこに。
[私はわけも分からず立ち上がる。 おとぎ話の中でもそうでしょう? 正体をなくした亡霊は、あてもなく、歩き回ることしかできないんだ]
(66) 2013/10/21(Mon) 15時頃
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サンドラは、メモを貼った。
2013/10/21(Mon) 15時頃
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/* うーん。うーん。メーフィエと早く接触したい。ような。 するとあとは何喋っていいかわからなくなるような。 でも、みなさんの回想見てて、ああ過去の話で一杯思い出語ろう。って思う。 ロルの中に役職含ませたりしてくるのかな。サンドラさん狼だろうか。
(-27) 2013/10/21(Mon) 15時半頃
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/* クレスト氏がアルティメットブラコンに成り果てていることを今頃認識した俺氏です。 やべ。
(-28) 2013/10/21(Mon) 16時頃
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[教会を出て、ふらりと足を動かした。 ゆったりとした歩みは、無意識に自宅への道を辿り始める。
オリガの、大切な友人の声に気付けなかった。 気付いていたならば、不安げな彼女の頭を優しく撫でてあげられたのに。 それが、ただひと時の慰めにしかならなくても、少しでもオリガが安心できるように。
華奢で可憐でふわふわとした、女の子らしい女の子の、オリガ。 一つ年下の己でも守りたくなるような、可愛い女の子。
自宅への道の途中、彼女の家の前を通りかかる。 無事ユーリーと出会えただろうか、そんなことを考えた]
(67) 2013/10/21(Mon) 17時頃
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[己の両親は、街にいる。
数年前、親の仕事の都合でと引越しする際に、この村に一人残ることを選択した。 一人暮らしにしては広い家。 殆どが焼け、殆どが黒い煤に覆われたそこに戻り、大きく息を吐いた]
……死んだんだよね、ウチ。
[黄昏色の空の下、夢と現実の境のような、曖昧な感覚に包まれて。
言葉にしてみれば、単純で。 空虚だ]
(68) 2013/10/21(Mon) 17時半頃
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[きっと、体調を悪くし寝込んでいた己は、煙に巻かれ。 何にも気付けないうちに、全てが終わったのだろう。
村に何が起きたのか、それに薄ら気付きながら、しかしそれは言葉に出来ずに]
(69) 2013/10/21(Mon) 17時半頃
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[家に入れば、手にした作り物の花以外、殆どのものが煤の色をしている。
そんな中に微かに光る、硝子の蝶が、二匹。 分けた小さな花束の礼にとイヴァンのくれたそれに、そっと指先を伸ばした。
くすぐったさに似た嬉しさは、今もこうして、ゆるい口元の笑みに現れる]
こんなに可愛いの、ウチには勿体無いよ?
[けれど微かな問いが、あの時受け取った後に沸いてきて、誰にも言えずに居た。 今になってぽつりと落としたそれは、独り言のように、静かな廃墟に*飲まれていく*]
(70) 2013/10/21(Mon) 17時半頃
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ゼノビアは、メモを貼った。
2013/10/21(Mon) 17時半頃
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/* 一人称ウチ。 わたし、では可愛すぎると思っての、ウチ。 外見は大人びてて、可愛いモノは自分には似合わないと思っている。 女の子女の子しているオリガは憧れ。
黒に近い色の髪に錫色(灰色)の瞳。やや長身。 可愛いものすき。でも似合わない。
(-29) 2013/10/21(Mon) 18時頃
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――秋の記憶――
[落葉がさくさくと足下で音をたてる。 何もなければゆっくりと歩き、その味わいを楽しむのだろうが、いつもこの時期は忙しなく、そんな余裕もない。 村の裏道を急ぐ。 薄く雲のかかった空に、鳥が飛んでいる。
シュテファンの工房についたときには、既に皆集まっていた。]
悪い、遅くなった。
[上着を脱ぎつつ中央の大きな作業テーブルへ近づく。]
(71) 2013/10/21(Mon) 18時半頃
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[真剣に机上を睨む職人たちの幾人かは顔をあげ、またすぐに視線を戻した。 おっそいよイヴァン、と言いながらシュテファンが笑う。 空いてる隙におさまって、覗きこむ。 いつもにも増して、気合の入った図面が並んでいた。
豊穣祭りでは、普段とは比べられないほどの量のランタンが灯る。
その光景は、一度目にしたら忘れられないくらいに素晴らしい。]
(72) 2013/10/21(Mon) 18時半頃
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[そのために、どこの家庭でも、手持ちのランタンは総動員。加えて、祭りのために新しく、かなりの量の製作を行う。
勿論、一番の役目は祭りの雰囲気を盛り上げるためだが、それだけではない。 祭りに立ち寄る行商人への売り込みも兼ねているし、3日が終われば村で使わない分は全て、本格的な冬を迎える前の街へおろされるのだ。売れ行きもいい。]
(73) 2013/10/21(Mon) 18時半頃
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[また、製作者側も全力で楽しむために、普段と同じ型だけではなく、祭りの日が初披露となる新作デザインのランタンを何種類か作ることになっている。
なっている、のだが。]
これは……また難しいな。綺麗なんだが。
[周りでもそれぞれの部品を担当している職人が腕を組んで、頭をかいて、天を仰いで、それぞれ唸っていた。 これが子供のいたずら書きのようなデザインなら、鼻で笑って破り捨てて終わるのだが、オリガのデザインはデザイン図面だけでも売り物になりそうだと感じるくらいに美しいし、これまた絶妙に、できるかできないかギリギリのラインのところを引いてくるので、皆「なんとかしてこの図面のまま形に」と考えてしまう。 そして壁にぶつかって、唸るのだ。**]
(74) 2013/10/21(Mon) 18時半頃
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pt使いきれるか?
(-30) 2013/10/21(Mon) 18時半頃
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―いつかの記憶。
[頭の中に、まるでその景色が目前にあるかのようにはっきりと、鮮明に映る景色。 そうだ、秋の祭りの記憶。 何か漏れはないか、何か忘れていることはないか。もう何度も確認した、神への捧げ物と進行などに必要な道具を見直していた。 時折クレストに苦笑いされながらも、彼は何かと手伝ってくれた。 病弱で、部屋にこもりきりだった彼は自分よりも賢い男だった。だから、何がどれだけ必要か、祭りの際に歩く道の整備の為に、どのくらいの費用がかかるか等。そんな計算ではとても助けられた。]
・・・そうか、大通りには―・・・クレスト、ありがとう。本当に助かったよ。
[そうやって、弟にたすけられながら準備を進めていった。 しかし、やはり不安なものは不安で。当日は問題ないのだが、神父らしからぬ姿を見せてしまうこともあった。 一人で練習している時に声をかけてきた、イヴァンとその弟妹に]
(75) 2013/10/21(Mon) 20時頃
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[準備、と聞かれて苦笑を浮かべた。準備は万端、何度も確認して完璧と言える状態であったが、どうしても不安は残っていた]
こんにちは、イヴァン。エリーナ、ミロンも来たんだね、いらっしゃい。 ・・・はは、何度も確認しているけどもどうしても不安だね。
[頬をかきつつ、やや砕けた口調で返した。彼はよく教会を訪れてくれるために、弟妹も共に会話する、いわば友人関係だった。 その妹、エリーナが自分に愛らしく問いかけた。花びらのように広がるスカートは、よくにあっていた]
よくにあっているよ。
[そんな彼女がくれたひざ掛けは、ずっと愛用していた。 プレゼントのお返しに、と彼女の誕生日に渡したマフラーを編む時にも、膝の上にのせていた。 クレストとミロンが会話している時にも。その時、喜んでくれていたのは今でも覚えている]
(76) 2013/10/21(Mon) 20時頃
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[そういえば、教会でちょっとした騒動になったこともあった。 シュテファンが、なぜかわからないけども涙目で教会を訪れた。やや混乱しながらも彼の話を聞くと、それは娘のこと。彼は娘の話をするときは、とても穏やかな笑みを浮かべていた。 その愛娘の話とあらば、ほうっておくわけにもいかない。・・・とはいえ、教会に訪れた人を放っておくようなことはできないが。]
お、落ち着いてくださいシュテファンさん・・・!
[自分よりもずっと年上の男の背中をあやすように撫でて、ソファーに座らせる。落ち着くようにと茶を出して、話を聞いた。 漸く落ち着いてきたらしい頃には、呆れ顔のサンドラが隣に座っていた。なかなか帰らぬ夫を心配してきたらしい。 サンドラにつれられて帰っていく背中は、どこか哀愁が漂っていた。しかし、どこか幸せそうでもあった]
(77) 2013/10/21(Mon) 20時頃
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[今日も街の病院に向かう弟を見送り、帰りを待っていた。今日は彼の好きなものを作ってあげようか。ゼノビアからお菓子をもらったから、それは食後に。 オリガとユーリーが仲睦まじく歩いていた。そんなお話もしようと、教会で待っていた。
―そんな穏やかで幸せな日常も、炎が全て包み込んでしまった**]
(78) 2013/10/21(Mon) 20時頃
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/* アッ、回想モードに入ってる助かった…! もしかして:待ってくれてる。 アウアウアー。がんばります。なんかね、現状兄ちゃん兄ちゃんうるせえだけだからもっと、厚みのあることもなにか、何か…!!#曖昧
(-31) 2013/10/21(Mon) 21時頃
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/* プロで、メーフィエに「かえってきてよ」と言われていたのを思い出した。 …帰れなかったんだね。彼は。
(-32) 2013/10/21(Mon) 21時半頃
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――秋の記憶――
「ここをさきにやっちまって、で、逆にこっちを後にすればなんとかなんない?」
[皆が目の前に広げられた個々の課題に頭を悩ませているときも、シュテファンは決まっていつも、先に全体の工程を頭の中で組み立てていて、軽い調子で、しかしきっちりと詰められた案を出した。 その案に従って、細かい流れを微調整し、あとは持ち帰っての宿題だ。
次に集まるのは試作段階の部品の持ち寄り。一度全ての図面をできる限り形にしてみて、組み合わせつつ議論を重ね、その中から実現できる数種類を選ぶ。残りの図面は、冬以降にじっくり取り組むために、一度しまい込まれる。]
(79) 2013/10/21(Mon) 23時頃
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[座り込んで考え込んでいた者も、上を向いて動かなかった者も、やがてはらばらに、別れを告げて去っていった。これから、眠れない日々が続く。
最後まで図面を見つめていたユーリーを見送れば、残ったのはシュテファンと二人だけ。
顔を見合わせ、]
「こっからが本番、だよなあ?」
[にやり、と笑うシュテファンに、同じ悪戯小僧のような笑みを返す。
シュテファンの発案で、祭りのためとは別にもう一つ、新しいのを作ることになっていた。
ユーリーとオリガ、二人をモチーフにしたランタンだ。]
(80) 2013/10/21(Mon) 23時頃
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[祭りで神に感謝し祈るのは、永遠に続く豊かな実りだ。 それにあやかって、愛し合う2人の仲が永久に実るように。
なんて、酒場で強い酒を水のようにあおりながら詩人のように言うものだから、これはシュテファンではなくよく似た別人なんじゃないかと目を剥いたものだ。 驚いていると、へらっと気のいい笑みを浮かべて、実は俺とサンドラももらったのよ、と少し照れくさそうに漏らした。 なるほど惚気か、と軽口を叩きつつ頷く。ぺしっと頭をはたかれる。
シュテファンは二回りも年が離れているが、職人仲間ということもあり、気軽に接している。それを許す気安さと度量の広さが彼にはあった。 共に飲むようになった初めこそ、酒を酌み交わすことなく離別した父親のように考えていたが、今では完全に気のおけない友人だ。 ちなみに、サンドラはきちんとサンドラおばさん、と呼んでいるし、母親のように今も思っている。というのを酔ったときにシュテファンに話したら、俺とあいつの差はなによ、と拳でぐりぐりやられた。
痛かったけど、声をあげて笑った。]
(81) 2013/10/21(Mon) 23時頃
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/* イヴァンええこやな……
(-33) 2013/10/21(Mon) 23時半頃
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一人発言量が違った…
(-34) 2013/10/21(Mon) 23時半頃
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/* なんかイヴァンに思いっきり振ってもらってる……!
(-35) 2013/10/21(Mon) 23時半頃
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/* イヴァンにはモデルにしたキャラがばれてる気がしている。
(-36) 2013/10/21(Mon) 23時半頃
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[砕ける瓦礫の音を残して走り出した。 途中クレストとすれ違ったが、やはりこちらのことは見えていないようだった。]
……ちくしょう!!!
[何故気付かなかったのだろう、ここは戦場ではない。 死体がどこにもないではないか。
表通りを抜け、村の中心にある広場で弾んだ呼吸を整える。]
……くそっ……ここにいる連中はみんな死んでるってことか……!?
[沈まない夕日、触れ合えぬ人々。 自分ひとりの罰ではなく、皆彷徨う幽鬼と成り果てたとでも言うのか。]
(82) 2013/10/22(Tue) 00時半頃
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―回想・33年前―
[それがどこだったのかはもう分からない。 とにかくシュテファンはそこにいて、手の中に重い銃があったことだけは確かだった。 護身用と言うには大きく、また、その引き金を引いたのは一度や二度ではなかった。
長い戦争があり、手っ取り早く食べるために銃を手に取った。 養父と出会ったのは戦争が終わり途方にくれていたときだった。]
「でかくて指が長い。良い手だな。うちにくるか。」
[彼はランタンの職人で、シュテファンを故郷へ連れ帰り技術を一から叩き込んだ。 二つ返事で付いてきてしまったのは間違いだったかと思うほどに養父は厳しかった。]
「仕方ねぇだろ、本当はもっと小さい頃に始めるもんだ」
[作業を一通り覚え仕事を任せてもらえるようになった頃、 酒の入った養父がそう漏らしていた。]
(83) 2013/10/22(Tue) 00時半頃
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――秋の記憶――
[首をひねり、互いにいろいろなアイデアを出す。も、男二人では想像力に欠ける。なかなかオリガのような美しい形には仕上がらない。 背の低いのと、高い火、二つが中で燃えるように。ガラスの色は花のように二つの色をやわらかく混ぜて。そんなところまでは決まったのだが。]
だめだわかんね。
[ほぼ同時に投げ出す。 普段散々オリガの図面と睨み合ってるのだから、余裕だろうなんて思っていたのが間違いだった。二人して頭をかく。 これも持ち帰り課題に加わった。]
(84) 2013/10/22(Tue) 00時半頃
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[慣れないぶれた線で描いた中途の図面を持って、帰る前に、幼なじみの家に寄った。 何かアイデアをもらおうというつもりだったが、それは言い訳でただ会いたかっただけなのかもしれない。だがその気持ちと向き合うのは避けた。 まだ、決定的に何かを変えてしまうのは怖かった。 まだ、温かいキルトに包まれたような、眠りの中にいたかった。]
「イヴァン、どうしたの?」
[ちょうど夕飯を作っていたらしく、手を拭きながら顔を見せた彼女はいつも明るい。 図面を渡して、どんなのがいいか、と相談をしてみる。事情は軽く話してあるから、彼女もあの話ね、と言いつつ眺めている。]
(85) 2013/10/22(Tue) 00時半頃
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[すぐにぷっと吹き出すものだから、なんだよ、と問うと、線が震えてるよ、とけらけらと、花咲くように笑う。 それが可愛くて、照れを紛らわすように、]
お前、笑いすぎ。
[くしゃくしゃ、と髪を乱してやる。 やめてよ、と逃げながら笑い続ける姿を見ていたら、ふとデザインのイメージが浮かんだ。 それは二人に贈るランタンのイメージではなかったけれど。]
何か思いついたら教えてくれよ。 作れそうなやつで頼むな。
[わかったわかった、でも今でも十分難しそうだね。とちょっと首をかしげて微笑む彼女に目を細めた。]
(86) 2013/10/22(Tue) 00時半頃
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無理。pt無理。というか明日と明後日でたどり着けるだろうか…!
(-37) 2013/10/22(Tue) 00時半頃
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――もしかしたら。
もしかしたら、兄さんももう死んでしまったのだろうか。
もしかしたら、僕の探している人はもう何処にも居ないのだろうか。
[募る不安から逃げる様に、足を進める。 オリガやサンドラ、ロランに感じた違和感を不審がる余裕は今はない。]
――大丈夫。 大丈夫だから……兄さんは。
僕を置いて居なくなったり―――。
[声の聞こえる方へ歩く。ふらふらと重たい体がもどかしい。]
可笑しいな、こんなの…。
[まるで生きてた時と同じじゃないか。 不安、焦燥、苛立ち。気持ちばかりが急いて。僕は途中でゼノビアとすれ違った事にも気付かずに――。]
(87) 2013/10/22(Tue) 01時頃
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[この村には自分の初作品を大切な人へ贈る習慣がある。 村で暮らし始めてから3年。 初めてすべて自分で作ったランタンを近所に住む少女に贈った。
本来は分業制で作られるため、すべてを行うことは珍しい。 勉強のためと他の工房へと頼んで作らせて貰ったのだ。
いささか不恰好なそれを、彼女は受け取ってくれた。]
……それ、俺が初めて作ったランタンなんだけど。
[目を、合わせられなかった。 『じゃあ返す』などと言われたらもう生きていけない。
恐る恐る見た彼女の顔を、一生忘れる事はないだろうと思った。]
(88) 2013/10/22(Tue) 01時頃
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[表通りを抜けて、緩やかな上り坂。 小さい頃。体力の無い頃。帰り道のこの坂が本当に嫌いだった。
一息に登り切れず、何度も何度も立ち止まってしまい。 その度に、兄も一緒に立ち止まり、大丈夫?と僕を覗き込む。]
……はぁ。
[手を引かれ、村外れの雑木林の中へ探検に行った事もあった。
――秘密基地。
大人しい兄が、悪戯っぽく笑って口元に指を立てて。内緒、のポーズ。 大人には知られちゃいけない。子供だけの秘密。
部屋にこもりがちな僕は、その秘密の共有に悪戯をするような緊張感と、期待を膨らませる。
その日の晩、僕は熱を出して。兄さんは父母に叱られていた。
――僕の為に。 僕のせいで。]
(89) 2013/10/22(Tue) 01時頃
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/* アッ、リアタイで別の人と動いてる。感動。
(-38) 2013/10/22(Tue) 01時頃
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/* すてぱんさんがかわいくて顔がにやけるのですが。あのその。( ´◜ᾥ◝` )
(-39) 2013/10/22(Tue) 01時頃
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――秋の記憶 祭りの中――
[作って、議論して、作って、作って、組み合わせて、頭を悩ませた新作も出来上がって。 息をつく暇もなく、祭りの日はやってきた。 職人達もこの3日は仕事を休む。3日どころか、10日は何もしなくてもいいくらい根を詰めて製作にとりかかっていたから、1日目は倒れこむように眠り過ごす者も多い。 ガラスの加工は熱にあたるだけでなく、神経も張るので、相当体力を消耗してしまっていたようだった。3日とも全力で楽しむつもりでいたのに、気がついたら2日目になっていた。 弟と妹は、全日友達と祭りを回ると告げていた。何やらすでに計画も立てているようで、それぞれ朝がくるなり飛び出していった。 手を引いてやっていた頃が少し懐かしく感じる。]
どうすっかな。
[工房にこもっていたので、誰かと約束をしているわけでもなかった。 今日は飾られたランタンの状態を見まわる仕事もあるし、一人でのんびり楽しむのもいいかと、家を出た。**]
(90) 2013/10/22(Tue) 01時頃
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シュテファンかわいい クレストとかぷにぷにしたい
(-40) 2013/10/22(Tue) 01時頃
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情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
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