人狼物語ぐたるてぃめっと


91 Ogres in ourselves

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視点:


きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。


どうやらこの中には、村人が3人、占い師が2人、霊能者が2人、人犬が2人、悪鬼が2人、半端者が1人いるようだ。


【人】 アナスタシア

……まさか。 ほんとうに?

(0) 2011/12/06(Tue) 00時半頃

アナスタシアは時が進むよう祈った。


妖精の呻き(村建て人)

― 村外れの宿/2階、アナスタシアの自室 ―

[外の明るさも遂に失せ、冷たい夜が訪れる頃。宿の主はその時、自室に居た。
 ぼんやりと眺めるのは、ガラス棚の奥の古びた小箱。
 きっとこの時彼女の瞳は、人を惑わす月灯りを映しているかのように輝いていた。

 女はふと思い立ったようにガラス棚の鍵を開け、小箱につ、と手を伸ばす。
 手に取ったまま、暫し箱を眺めて、そして―――。]


 ほんとうに、呪いが出てくるの、かしら?

[アナスタシアによって、小箱を縛る紅白の紐は解かれた。]

(#0) 2011/12/06(Tue) 00時半頃


【独】 彫金師 アリョール

/*

占い師頂きました!
がんばります!!!!!

(-0) 2011/12/06(Tue) 00時半頃

【独】 神父 モロゾフ

/*ちょwwwwwwwwまっwwwwww赤いwwwwwww
えええええええええええwwwwwwwwwwww!!!!

Σ!!思わず芝生えた……予想外過ぎる恩恵……

(-1) 2011/12/06(Tue) 00時半頃

妖精の呻き(村建て人)

[固い紐が解ければ、小箱の蓋が外れるのも容易かった。
 かたり。封が解けるや否や、箱から溢れ出してくるは多量の白煙。
 白煙は女の自室を覆い尽す。そして瞬く間に、廊下に、宿内の他の全ての部屋に。]

(#1) 2011/12/06(Tue) 00時半頃


妖精の呻き(村建て人)

[数分してから、宿の内側全てを覆い尽していた白煙は、すっと消え失せたのだったが]

 なに、今の煙。
 えーっと、ひょっとして、あの白い煙が鬼の呪い? ……なんて、ね。

 ……、……。

[ふと窓に目を遣れば、見える景色は、異様なまでに濃い宵の霧ばかり。
 佇む美しい木々も山々も、何の風景も見渡すことはできない。
 妖しくも輝く月の光さえ、届くことはなく。
 冷たく舞う雪さえも、霧の中では降ることはない。

 もし宿の外に出る者が居たとしても、宿以外の何の建物も見つけることは叶わない。
 宿に居た人間以外に、生きた人間の姿を見ることもない。
 外を歩き続けたとしても、いつの間にか元居た宿の玄関に戻ってきてしまうのだ。

 呪われた霧の内側では、霧の外に向けて声を届けることも、適わない。]

(#2) 2011/12/06(Tue) 00時半頃


妖精の呻き(村建て人)

[むかしの鬼の呪詛は、いま霧の中のこの宿に居る者たちに向けて災いを為す。
 たとえこの村に生まれた者でなかったとしても、呪いの矛先は向けられ得るだろう。

 まず呪詛は手始めに、宿の内に居た幾人かに死を齎していた。
 白煙が消えると共に、忽然と姿を消した人々が居ることに気づくものは居るだろうか。
 姿を消されたかれらは姿を消してから程無く、呪詛によって命奪われて。
 そしてその屍は、いつの間にか宿の外の霧の中に放り出されていた。

 その屍には、鋭い爪で裂かれたような無数の傷跡。
 その惨状は、まるで「伝承の鬼に襲われ殺された」ことを思わせる姿。]

(#3) 2011/12/06(Tue) 00時半頃


妖精の呻き(村建て人)

[そして、同じく白煙が消えた頃。
 今度は、宿の内に生き残っている者たちの誰かに呪詛が降りかかる。

 人の身でありながら、纏うは鬼の気。生ずるは鬼の力。
 そして、湧くのはある種の衝動――人を襲う類の、それ。
 そう、「鬼の如き者が生ずる」という言葉の通りに、呪詛が降りかかる。
 半ばしか呪詛を被らなかった者も居るようだが、その者にも呪詛の影響は確かにあることだろう。

 今霧の中にある屍は、呪い被り呪われし異能を得た者たちが手を下したものではなく、
 呪詛そのものによって死を与えられた事によるものだ。
 しかし、その呪われし者たちによって後に、同様に引き裂かれた遺体が作られることとなる。]

(#4) 2011/12/06(Tue) 00時半頃


妖精の呻き(村建て人)

[己がその「襲われた」遺体になることも予期できぬまま。
 アナスタシアはただ、乾いた笑みをかんばせに浮かべていた。]


 ふふ、………ねえ、やっぱり、もしかして。

[呪詛が解放されたと。鬼の如き者が出てきたと。
 それらのことを、会う人には隠すことも無く伝えていくことだろう。]


 * わたし た ち の なか に、 おに が ? *

(#5) 2011/12/06(Tue) 00時半頃


【人】 乱人 ニキータ

― 雑貨屋→宿 ―

[雑貨屋に戻ってから、男は日常通りに店の番をし、何人かの客を相手にした。それからやがて、また外へ出ていく事になった。今日は宿で夕食をとろうかと考えて。薄手の白いロングコートを羽織り、男は宿へと歩いていった。さくり、さくり、雪を踏みしめつつ]

……やあ。賑やかだね。

[そのうちに宿に到着し。扉を開けて中の様子を一望し、男はそう誰にともなく挨拶した。封じられた小箱が開かれたのは、丁度それとほとんど同じ時だったか――]

(1) 2011/12/06(Tue) 00時半頃

【独】 乱人 ニキータ

/*
村人だ!!!

そして恩恵もない!!!


平和過ぎてわろた これはすすっとしねるよかん!

(-2) 2011/12/06(Tue) 00時半頃

妖精の呻き(村建て人)は、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 00時半頃


【人】 画家 ユーリー

― 宿一階 食堂 ―

 面白いこというね、アンタ。
 俺がイライダをナンパしようとしてるって
 言いたい訳?

[満面の笑みをくれる相手に、ケタケタと腹を抱えて青年は笑う。]

 まぁ、一晩だけの相手って意味なら……―――
 おぉっと、神父様とお子様の前で
 いうべき言葉でなかったかな?

[姿の見えた2人にウィンクをして見せれば、
青年が本当に言葉通りに思っているかは……さて。

イライダが注文を確認するなら、横柄に一つ頷くのみ。
と、その仕草の後だろうか、白い煙が立ち籠めたのは。]

(2) 2011/12/06(Tue) 00時半頃

乱人 ニキータは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 00時半頃


【独】 神父 モロゾフ

/*
おまけに天声に割り込んだ…シニタイ

予想外過ぎてどうしていいかわからないです!
相方は誰だろう。

(-3) 2011/12/06(Tue) 01時頃

【人】 少女 リディヤ

―宿屋・食堂―

……ありがと、イライダさん。
うん、しっかり食べる。そのために来たんだもん。大丈夫。

[礼の言葉を述べ、テーブルの上につっぷした。
ふと顔を上げれば、何だか変なウィンク。む、と顔をしかめて]

……あたしもう18だし。お子様じゃないし。
でも、皆の前でどーどーとナンパするって、凄いね。おにーさん。

[半眼になって青年の態度をじいっと見つめていた。
――が。白い煙に、すぐ視界をおおわれてしまったのだけど]

(3) 2011/12/06(Tue) 01時頃

少女 リディヤは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 01時頃


【人】 給仕 イライダ

― 白煙が出る前:宿1階食堂 ―

 なーにがよろしいよろしいだ、ジジイ……。

[とりあえず、モロゾフ(>>0:78)に対してはそれだけは口答えしておいた。
いつもの冗談の応酬の一環と言えばそうとも言えるもので、他愛ない口答えではあったけれど。
ユーリー(>>0:79)に対するささやかな抗議の色も、やはりそんな他愛ないものではあった。]

 どーしてそーやってナンパだ何だすぐ連想するんだか、この色男めが。

[だから彼と、指輪をくれたかつての聴衆との遣り取りを聞きながら尖らせたくちびるも、冗談めかした調子でだった。]

(4) 2011/12/06(Tue) 01時頃

彫金師 アリョールは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 01時頃


孤児 ラビは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 01時頃


作家 フィグネリアは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 01時頃


【人】 給仕 イライダ

― 白煙が出る前:宿1階食堂 ―

[けれども、再開した客(>>0:81)に顔を向けるときには、元通りの嬉しそうな顔色で]

 まー、ね?まー、そーなんだよねー……。
 あたし、まだまだ貧乏で、スターでもなくってだったし、ね……。

[そして微妙に、苦笑い気味の表情になった。

気を取り直して、今度はリディヤ(>>3)に向き直る。
大丈夫という言葉には、ただ確りと笑顔で頷いた。心配しすぎても良いものではない、という思考があったから。

そして、おそらくはそんな頃に。
ニキータ(>>1)が来た事に気付くか否かのところで、異様な白煙が視界を覆い尽くしてきて――]

(5) 2011/12/06(Tue) 01時頃

【独】 作家 フィグネリア

*/あらためましてよろしくお願い致します
鬼さんたちは語っているのかしら。/*

(-4) 2011/12/06(Tue) 01時頃

【人】 神父 モロゾフ

--宿・食堂--

[よく通るイライダの声が注文を伝えるのに、楽しげに笑む。
けれどその耳はナンパ云々の会話に向いていた。

ユーリーがウインクと共に言った言葉には、
聞こえなーいと耳を覆ってにやりと笑う。
神父は本日営業終了だ]

(6) 2011/12/06(Tue) 01時頃

【独】 作家 フィグネリア

―宿では丁度煙が周っていたころ― ―夢・森の中―
[まだ森の中は明るい。春の風が吹いていてほがらかだ]

「ねえ――――」

「どう――フィ――」

「ちが――――このみち――――くらい」

「だい――ぶよ」

[だが、しだいに森は段々と暗く、妖しさを帯びてくる]

「――――いや――バカ!」

「ま――おね――――ゃん!」

[少女の悲鳴が森を劈いた]

(-5) 2011/12/06(Tue) 01時頃

ユーリーは、白い煙に、火事とかじゃねぇよな?と怪訝な顔*

2011/12/06(Tue) 01時頃


給仕 イライダは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 01時頃


リディヤは、白煙のなか、目を瞬かせて。**

2011/12/06(Tue) 01時頃


【独】 給仕 イライダ

/*
赤窓見た瞬間に吹き出した。



これあたし自演乙すぎるだろうwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
何故引いたwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


ランダム割り振り村だと大抵赤当たらない中の人なんだけど、まさか自分村たての村で当たってしまうとは。
ごめん よろしくだよ!!!!

(-6) 2011/12/06(Tue) 01時頃

少女 リディヤは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 01時頃


画家 ユーリーは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 01時頃


【人】 神父 モロゾフ

はっはっは。
イライダみたいな美人さんにならジジイと言われても光栄なもんだ。

で、そのジジイにも温かいものを頼むよ。
ああ…ボルシチなんかいいなあ。あるかい?

[イライダにジジイ呼びされても怒るどころか楽しげににやりと笑う]

それからいつもの。

[言いながら手でグラスを傾ける仕草をする。
寒さにはウォッカもいいが、
やはり口に馴染んでいるのは葡萄酒―赤ワインだった]

おや?これは…?

[どこからか満ちていく白煙にきょとりとして、まさか火事かと厨房の方を見た]

(7) 2011/12/06(Tue) 01時頃

【赤】 給仕 イライダ



   ……… ……


 まるで、真っ白な雪みたいで。
 何故かどこか泣きたくなるような白い世界。

[歌うような、内心での独り言。
否、歌そのものであると思わせる響きをもった、言葉の羅列だった。]

(*0) 2011/12/06(Tue) 01時頃

【人】 彫金師 アリョール

一晩、かい?
彼女の一晩分の「声」は高そうだよ?

[ケタケタと笑う相手に笑み壊さずとぼけた答えを返してから、ふと眸中だけ僅かに笑みを消した。
イライダの声もあったから視線を貰っただろう。つい今扉が開いた音もして、またひとも増えたよう、丁度良いとばかりに立ち上がり。]


見て貰ったら判るかもしれないけれど、彫金師をやっているんだ。
名はアリョ…


[彫金師の営業を邪魔したのは、白い煙。
不意に視界を遮る其れに、言葉は止まるしかなくて]

な、何、だい、コレは…?

[声は上擦った]

(8) 2011/12/06(Tue) 01時頃

神父 モロゾフは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 01時頃


【赤】 給仕 イライダ

[その歌>>*0は白煙が消え失せた頃に、紡がれるもの。
まさかこの詞が、誰かに聴こえているかもしれないと思うこともなく]

(*1) 2011/12/06(Tue) 01時頃

彫金師 アリョールは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 01時半頃


アリョールは、白煙の中、またひとつ くしゃみをした**

2011/12/06(Tue) 01時半頃


【人】 作家 フィグネリア

―書斎・白煙の出る前―
[彼女は机に突っ伏していつの間にか眠っていた]

[時折呻き声が唇の隙間から洩れている。眉を寄せて苦しそうな表情をしている。体調が良くないのだろうか、それとも悪い夢を見ているのだろうか]

[だから――彼女は自らの身体が白煙に包まれたことすら気付かなかった**]

(9) 2011/12/06(Tue) 01時半頃

【人】 乱人 ニキータ

……え?

[間の抜けた声が、短く漏れた。突然、視線の先に白い物が現れた。何か――煙か何かが、何処かで生じ流れてきたかのような。その白い煙は周囲を満たしながら此方に近付いてきて――]

え。? ……
なに、これ。……ジャンナ? 大丈夫?
煙……くは、ないけれど……

[真っ白に染まる視界。己の周りを探るように手を動かしつつ、疑問符を重ねて口に出した。入ってすぐの場所、片手で扉を開き放したまま]

どうかしたの? 皆。大丈夫?

[姿が見えない宿の中の面々に対しても、声をかけ]

(10) 2011/12/06(Tue) 01時半頃

作家 フィグネリアは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 01時半頃


【人】 神父 モロゾフ

おおい、大丈夫かい?
まさか腹を空かせたまま帰ることにはならないだろうね?

[飄々とした声で白く埋めつくされた視界の向こう―厨房へ問いかける。
しかし、戻る声は―]

……。

[真っ白な視界では迂闊に動けず、困惑した面持ちでカウンターに肘を*ついている*]

(11) 2011/12/06(Tue) 01時半頃

【人】 孤児 ラビ

[夜も深くなるまで、宿屋には戻れない。それまでに雪をしのげる場所を探したけれど。ゴォン、と鳴り響く鐘の音が足を竦ませた。民家の裏でぽつん、と立ち尽くし]

 さ む

[睫毛に雪がつもっていく。一度目を閉じれば、もう二度と開けないかもしれない。
見開いた瞳は何も映さず、虚ろなまま――…]

(12) 2011/12/06(Tue) 01時半頃

【人】 孤児 ラビ




  ――――…え



[ぎょろり、と視線を流したのは、見知った男に声をかけられて
泊まっていくか、との声に空を仰いだ]

 …ううん、今日は宿屋に行くから

[応えは聞かずにそのまま駆け出した。気がつけば髪に雪がつもっていて、弾む息もほとんど白さを失っていた]

(13) 2011/12/06(Tue) 01時半頃

【赤】 神父 モロゾフ


  ――――。

          ――――。


[周囲から白が失せたとき、ふと届くは歌…のような言葉の羅列>>*0
目を閉じるとまだそこに広がる白い世界の中でそれはすっと染込むようで]

――。

[その"歌"を聞きながら、己が口の端が緩く上がったことは、
まだ男自身気付いてはいなかった**]

(*2) 2011/12/06(Tue) 01時半頃

神父 モロゾフは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 01時半頃


【削除】 給仕 イライダ

― 白煙の後:宿1階食堂 ―

[白煙に覆われていた間、イライダはただ、立ち竦んでいた。]

 ……げふん。えーっと?

[微妙にとぼけた様子は、突然の白煙の出現のせいであるように見えただろうか。
それとも、一晩の相手だ何だという言葉を聞いたせいに見えただろうか。
答えはおそらく、その両方があってのことだった。]

 とりま、ジジイはボルシチと、いつものアレ、ね。
 はいはいはいっ、用意おねがー……

 ってどころじゃないよ、ね……。
 えーっと、あたし大丈夫だけ、ど!……ど、

[ニキータ(>>10)に咄嗟に反応し――あの男の小枝、と思って微妙に声色を低くし]

2011/12/06(Tue) 01時半頃

【人】 給仕 イライダ

― 白煙の後:宿1階食堂 ―

[白煙に覆われていた間、イライダはただ、立ち竦んでいた。]

 ……げふん。えーっと?

[微妙にとぼけた様子は、突然の白煙の出現のせいであるように見えただろうか。
それとも、一晩の相手だ何だという言葉を聞いたせいに見えただろうか。
答えはおそらく、その両方があってのことだった。]

 とりま、ジジイはボルシチと、いつものアレ、ね。
 はいはいはいっ、用意おねがー……

 ってどころじゃないよ、ね……。
 えーっと、あたし大丈夫だけ、ど!……ど、

[ニキータ(>>10)に咄嗟に反応し――あの男の声だ、と思えば微妙に声色は低くなって]

(14) 2011/12/06(Tue) 01時半頃

【人】 孤児 ラビ

[駆け込んだ宿屋の裏口]

 あ、あの

[休憩中だったのか、視線があった従業員に店主に許可をもらったことを告げようとした瞬間――視界が白にそまった。

今日はちゃんと腹も満たしたはずなのに、そう思ったがいつもと違うことにすぐに気がつく。いつも同時に襲われる耳鳴りも、地面がぐにゃりと柔らかくなるあれもなくて]

 ……なんだろ

[遅まきながら頭を振って雪を落としていればすぐに白煙は晴れ]

(15) 2011/12/06(Tue) 01時半頃

【人】 給仕 イライダ

― →1階キッチン ―

[けれどやはり、直ぐに気を取り直した。]

 キッチンー!そっちやばくないー!?

[丁度イライダも、火の心配をふっと思考したのだった。
またもやその場から、キッチンに向けて大声で連絡を飛ばしたのだったが]

 ―――……おーい、返事なし!?

[そして咄嗟に駆けて、キッチンに踏み込めば――同僚たちは誰一人として其処にはなく。
点いたままの火と、作りかけの料理ばかりがあるだけ。
目を丸くしつつも、火はとりあえず止めて――その後は立ち竦むばかり、で**]

(16) 2011/12/06(Tue) 01時半頃

【独】 神父 モロゾフ

/*
こうやって見ると、ジジイの赤グラ渋いな…。

(-7) 2011/12/06(Tue) 01時半頃

【人】 孤児 ラビ

[目の前には、誰もいなくなっていた]

(17) 2011/12/06(Tue) 02時頃

【独】 孤児 ラビ

/*
完全に一文落とすの忘れてたうわああん


悪鬼ならなかった。残念なような。更新立会い的によかったような。


殺されたい。
ラビの墓グラ伏せ目好き。

(-8) 2011/12/06(Tue) 02時頃

給仕 イライダは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 02時頃


【人】 孤児 ラビ

 え?えっと顔も見たくないとかそういう――

[扉の音は聞こえたか?――否、足音すら、聞こえなかった]

 誰、か

[キッチンへと通じる扉を開ける。人の姿を探して…コンロの傍にイライダが立っていた]

 ね、ねえ イライダ
 今の 何??

[熱の篭るキッチン。睫毛から雪解け水が滴り落ちた。
人が消えた、そう口にはできず。声が聞こえれば誰かいるのか、とイライダに問うて食堂へと足を向ける]

(18) 2011/12/06(Tue) 02時頃

【人】 乱人 ニキータ

― 宿→霧中 ―

[返事が聞こえれば、聞こえた数だけ頷き、うん、と声を返し]

……おさまった……?

[そのうちに煙が消え、視界が開けた。呟き、宿の中に視線を巡らせる。その光景は何かが変わっているようにも、何も変わらないようにも見えた。よく確認はしないままに、男は後ろを振り向いた。ひとまず、開いたままにしていた扉を閉めようとして]

……あれ?

[また、きょとりとした声を漏らした。男の視線の先は、真っ白に染まっていた。今し方の煙によるそれとも似たように]

……霧? 煙の次は、霧?
さっきまで、霧なんて見えなかったのに。
雪ならわかるけれど……ねえ? ジャンナ。

[ぽつりと、推測と疑問とを零す。男は霧を見つめて少し佇んでから、その中に、外に向けて歩き出した]

何か、妙だよね。色々。
ちょっと、様子見てくる。

(19) 2011/12/06(Tue) 02時頃

【独】 孤児 ラビ

/*
んー今起きてるのニキータだけか。
しかしそろそろねm
…どしよ

(-9) 2011/12/06(Tue) 02時頃

【人】 給仕 イライダ

― 1階キッチン ―

 あ……―――

[聞こえてきたラビ(>>18)の声にはふっと安堵を覚えつつも。
それでも呆然とした様相には変わりないままで]

 今の、煙……は、なんかよくわかんない。
 とりま、火事じゃない、はず。
 ごはんも、無事……みたいね。うん。

 でもここ、今、いきなり皆居なくなってて。

[今、といえる程すぐに気付いた訳ではなかったが、居るはずの人間が突然居なくなったことには変わりなく。
まさか少年も目の前で人の消失に出くわしたなんて今の女には思いもよらなくて。]

 食堂の方は、さっきまで、皆と居て……――。

[「今も誰か居る筈」と続けようとした言葉は結局声にならないまま。
やがて食堂へと向かっていったラビの足音を耳にしながら、女は未だ立ち竦むばかりだった**]

(20) 2011/12/06(Tue) 02時半頃

【赤】 給仕 イライダ


 また誰か居なくなるんじゃと不安になる気持ちと。
 そう判ってても何故か胸が高鳴って嬉しくて仕方ない気持ち。
 判ってる。変なんだって。判ってるのに――。

[再び、良く響き良く通る「声」で紡がれるアカペラ。
丁度、モロゾフ(>>*2)が形作っていたような口端の形が、誰の目にも留まることないまま、イライダのくちびるに一瞬だけ存在した**]

(*3) 2011/12/06(Tue) 02時半頃

給仕 イライダは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 02時半頃


【独】 孤児 ラビ

/*
いらいだありがと!!!

(-10) 2011/12/06(Tue) 02時半頃

【独】 給仕 イライダ

/*
各方面にいっぱいごめんなさいはあるのだけれ、ど。



じじいはほんとごめんね……wwwwwwwwww
実質無能力者なわんこでごめんね!!!!

(-11) 2011/12/06(Tue) 02時半頃

【人】 乱人 ニキータ

― 霧中 ―

[宿の外は、霧で覆われていた。ついぞ見た事がない程の、あまりにも深い濃霧だった。温いような空気を肌に感じつつ、男は真っ直ぐに歩いていった。宿の位置を確認するように時折振り向きつつ――といっても、少し歩いたところで既に宿は見えなくなっていたが]

……流石に、おかしいよね。これ。
霧。そういえば、こんな話を聞いた事があるよ。
東洋の、仙人だか何だかが出てくる物語の一節でさ。
桃源郷、と呼ばれる場所を目指すんだけれど……

其処に続く辺りが、とても、霧が深くてね。
案内役について歩いていくんだけれど……
到着してから振り向いたら、今まで歩いてきた道が見えてね。
細いんだよ。とても。綱渡りの綱みたいな道で。

左右が断崖になっていて……
案内役を無視したら、よそ見したら、落ちていたって。
ああ、そうだ。歩く途中には……
色々な幻影が見えていたんだよ。踏み外すのを誘うようにね。

(21) 2011/12/06(Tue) 02時半頃

【人】 孤児 ラビ

― 食堂 ―

[全体的に湿っている少年が入った時には、幾人が食堂に残っていたか。髪や衣服から滴った水が床を濡らしていく。壁際を縮こまりながらそのまま開け放された正面玄関に近づいて、けれどくぐることはしなかった。この扉を通ったことはない。今は中にいるけれど、それでも。通ることはできなかった]

 誰か、いる?

[外に向けた言葉は男の耳へ届いただろうか**]

(22) 2011/12/06(Tue) 02時半頃

孤児 ラビは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 02時半頃


【人】 乱人 ニキータ

嫌だよね、落ちたら。
落ちたら、ねえ。

[ジャンナと話しつつ更に歩いていく、と、ふと足先に何かがあたった。立ち止まって足元を見下ろしたが、霧で何も見えなかった。長身を屈め、手を伸ばしてみる。ぐにゃり、と柔らかい感触がした。それは何かで濡れているようで、ぬるりと滑りもした]

……? ……なに、これ。

[もう一度、今度は別の場所に触れてみる。その指先は、ずぶりとそれにめり込んだ。穴のような、裂け目のような、何か、開かれた場所に。濡れた生暖かさが指を包んだ]

っ、

[流石に気持ち悪く感じられて、咄嗟に指を抜き取った。その時ふと、声が聞こえた。何処か聞き覚えはあるが、すぐに誰のものだとわかりはしない、その程度に知る声。少年の声。
 そこそこに宿から離れていた男には、玄関からのその声は聞こえない筈だったが、はっきりと聞こえた。――実際には、男は宿からそれ程離れていない位置にいたために。
 男自身はその事には気が付かないまま、相手も霧の中を歩いてきたものかと思いながら]

いるよ。こっち。何か、あるみたい。

(23) 2011/12/06(Tue) 03時頃

【人】 乱人 ニキータ

― 霧中→宿 ―

[叫びはせずも幾らか張り上げた声で返事をする。宿を出て少し歩けば着くだろう位置。とはいえ、不可思議な力を持つ霧の中、見当違いな場所へ導かれる可能性も、ないではなかっただろうが]

何だろう、これ。生暖かくて、何か……
なにか、

[少年は此方まで来たか否か。何かで濡れた己の手を顔の傍まで持ち上げ、霧に紛れながらも見えたその様に、刹那、息を止めた。男の手は赤く染まっていた。相違ない、血の色に。
 声はあげないままに、屈み込む。其処に転がっていたのは――人間だった。村民の一人。血に塗れた、全身を無残に切り裂かれた、一目で死んでいるとわかるような有り様だった。濁った目がじろりと此方を見上げてきたかのように思った。
 その様を認識すると、突然に、血の臭いが感じられてもきた。頭の中に幾つもの光景が浮かび流れ溢れていって――]

……っ、……あ、
あああぁぁああぁあ!!!

[男は叫び声をあげた。その大きな声は、あるいは宿の中にまでも聞こえたかもしれない。少年が傍にいても、其方を見やる余裕もないままに。男はそのままあらぬ方向に走り出し――]

(24) 2011/12/06(Tue) 03時頃

【人】 乱人 ニキータ

― 宿 ―

[――気が付けば、宿の玄関まで戻ってきていた。乱暴に扉を開け――その際、扉にも血が付いたかもしれなかった――宿の中に入り込んだ。そして勢いのままに躓いて転び、けれど立ち上がろうとはせず、その場に胡坐を崩したように座り込んだ。
 床に手をつく、その手は赤く。座って広がったコートの裾も、ところどころ、僅かに赤くなっていた]

……ゆ、かに。地面。そう、地面に……外。
外だ。ジャンナ。ジャンナは……ジャンナ?
うん、大丈夫。いる。良かった。けれど。落ちちゃってさ。

何だっけ、ほら、アレ……
――どうするんだよ!! ふざけるな!
俺は悪くない。雪が降ってきたからさ。それで霧だもの。
仕方ないよ。でもさあ。でも……どうするの?

[一応はその場にいる面々に向けたように、言葉を紡ぐ。支離滅裂に。途中、いきなり怒鳴るように声を荒げもしつつ]

(25) 2011/12/06(Tue) 03時半頃

【人】 乱人 ニキータ

あはは。はは。は……っふ、……
……こ、……怖い。怖いよ。たすけて。
見えたんだよ。他にさ。なんとかしなきゃ…… 嫌だよぉ……

[笑ってから、今度は怯えたような声を零した。膝を立てて抱えるようにし、膝の辺りに顔を埋めるように深く俯く。それから当面は男は震えながら、何やらぶつぶつと呟いていただろう。
 その錯乱は、時折起こす「発作」と、然程は変わらず――だが手とコートに付いた赤から、何かがあったらしき事は察せられた*だろう*]

(26) 2011/12/06(Tue) 03時半頃

【独】 乱人 ニキータ

/*
まーたフラッシュバックか!
常識的に考えて一人喋り過ぎ乙である。
ちなみに>>21の話は わかった人は是非仲良く

(-12) 2011/12/06(Tue) 03時半頃

乱人 ニキータは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 03時半頃


乱人 ニキータは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 03時半頃


乱人 ニキータは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 03時半頃


【独】 乱人 ニキータ

/*
ジェットストリームメモアタックは基本

(-13) 2011/12/06(Tue) 03時半頃

【独】 孤児 ラビ

/*
やっぱり……好きだなあ
(お風呂あがりなう



明日ははやおきしてロルかく!

(-14) 2011/12/06(Tue) 04時頃

【独】 孤児 ラビ

/*
どうでもいいメモ
シュテファンで入ってたら宿屋の食堂でバーテンみたいなことしたかった。アナスタシアと強縁故

ショタやったことないし苦手(しょたあんま好きじゃない)だからやろうと思ったが、じゅうはちってしょたじゃないよな。

ラビは大好き。ちょうかわいい。

ねゆ

(-15) 2011/12/06(Tue) 04時頃

【独】 孤児 ラビ

/* ニキータ好きだああああああああ!


悪鬼だといいなあ。
色んな意味で。ニキータの赤グラやばい。
そして殺されたい


ニキータにどんな感情向けるかで実はまだ迷っていたり。
箱、かくほ

(-16) 2011/12/06(Tue) 11時頃

【人】 孤児 ラビ

 何か、って なに

[足は動かない。
生暖かい何か、気持ち悪い人肌、伸ばされる手、侮蔑の眼差し、期待のこめられた。怖い怖い怖い。何も見えない白い闇が、病んで いて

けれど、確かに外には人がいるから
迷ったように、少しずつ扉を閉めていた その時]

    ひっ

[思考を途切れさせたのは男の悲鳴だった。瞳を限界まで開いた少年の前に突然現れた男は扉ごと少年を押しやり、目の前に倒れこんだ]

(27) 2011/12/06(Tue) 11時頃

【人】 孤児 ラビ

[黒い上着では目立たなかった。けれど匂いはごまかすこともできず。何よりも真っ白な頬にも付着した、真っ赤なそれ]

 何、これ 気持ち悪い

[長い袖で頬を擦れば顔全体に広がり鉄錆の匂いを辺りにふりまいた]

 なんだよこれ
 あんた何してんだよ!

[声を荒げてぶつぶつと繰り返す男の肩を掴んだ。視線が合わなければ前髪を掴もうと更に手を伸ばして]

(28) 2011/12/06(Tue) 11時半頃

【人】 孤児 ラビ

[人が、消えた
いつも明るいイライダの、見たこともない表情
白い闇
そして今の――]

 なんなんだ、よ

[膝から力が抜けていく。ぺたん、とその場に座り込み、初めて男の顔に気づいた。雑貨屋の男。今よりも幼かった少年に何くれと声をかけてくれたかつての気持ち悪い男は、今はいない。

偽善には敵意と少しばかりの追従を。敵意には敵意を、無関心には――…]

 俺  此処にいちゃ、いけないから

[努めて普段どおりのことを自身に言い聞かせるように呟いて、立ち上がろうと]

(29) 2011/12/06(Tue) 11時半頃

孤児 ラビは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 11時半頃


【人】 彫金師 アリョール

[白い煙で目の前が見えなくなった時、彫金師がまずしたのは足元の自分の荷へと手を伸ばす事だった。商売道具を手触りで存在を確認し、小さく息を吐く。]


 …なんだい、この宿の趣向か何かかい?
 だとしたら、晴れた時には何か無いと、意味が無いなァ。

[軽い口調とは裏腹にざわめく胸元、分厚いポンチョの上で軽く握った拳を当てる。ぼんやりと晴れてきた煙の向こう 視界がはっきりしてくると人影がちらほら。息をついてひとつ唾を飲み込んだ時、入って来た扉の方から男の悲鳴が聞こえた。
反射的に身を、竦める。]

(30) 2011/12/06(Tue) 11時半頃

【独】 孤児 ラビ

/*
ニキータに愛をそういっ


…んーラビのキャラがかたまらんのう。
一人称は俺

………あるぇ?

(-17) 2011/12/06(Tue) 11時半頃

【独】 孤児 ラビ

/*
ありょーるだっ  様子見っ

(-18) 2011/12/06(Tue) 11時半頃

【人】 彫金師 アリョール


なんだ…?

[振り返るのは、丁度青年と少年の境目のような歳の彼が扉に向かったのと同時。その細い身を押しのけるように、赤い髪の男が転がり込んできた。
その様子に、大きな目を見開く。匂いが、色が、すぐに日常からの転落を脳へと伝えた。眩暈はほんの一瞬。]


何やってるのさ、彼、怪我してるんじゃないのかい?

[前髪で表情見えぬ男に掴みかかり、座り込んだラビの背に歩み寄り、低い声を落とす。
見た所痛がっていたりするわけではなさそうだから、そうではないのだろうとは何処かで思いはしているけれども。]

(31) 2011/12/06(Tue) 11時半頃

彫金師 アリョールは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 12時頃


彫金師 アリョールは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 12時頃


彫金師 アリョールは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 12時頃


【独】 彫金師 アリョール

/*

うう
メモ乱舞すみません………

(-19) 2011/12/06(Tue) 12時頃

【人】 孤児 ラビ

 怪我?

[まさか、とでも言いたげな顔で振り返る。初めて見る顔がそこにはあり]

 あんた、誰

[立ち上がってから睨むように見上げる。右頬には血がついたまま]

(32) 2011/12/06(Tue) 12時半頃

【人】 彫金師 アリョール

そう、怪我。だって血だろう?それ。
…とはいえ、まぁ…

[ぶつぶつと呟き漏らす赤い髪を見下ろして肩を竦め。
続くラビの言葉に、尖った顎を前へ押し出して視線だけ向けた]

あんたとはまた、口の利き方を知らない子だね?
よそ者に見えるなら観光客として村の印象落とすような事、しない方が賢いと思うけれど。
損得で動くような歳でもない、って所…かな。

[睨む視線に向ける言葉は底意地悪く、
更に添える、決して暖かく無い満面の笑顔。]


人に名前を聞くときは自分から名乗るものさ?

(33) 2011/12/06(Tue) 13時頃

【人】 孤児 ラビ

 ――…ラビ

[そっけなくそれだけ返して視線をそらした。観光客が来るような村でもない。本当のよそ者ならば、皮肉を言うこともないだろう。不幸があっての里帰りか、と興味をなくす。老人も子供も…時には青年も。山奥にあるせいか、この村は人口のわりに死が多かった。少年が他と比較してその事実を知っているかどうかは別として]

 外も、変
 人は消えるし

[もしかしたら、神父なら何かわかるだろうか、と自分が見た現象を口にする。ユーリーの方は見なかった。誰もいないはずの別荘で暖をとろうと忍び込んだ時に見つかったことがある。彼が覚えているかどうかはわからないが]

(34) 2011/12/06(Tue) 13時半頃

作家 フィグネリアは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 13時半頃


【人】 作家 フィグネリア

―書斎―

[目を開けると、そこは書斎だった]

いけない、いつの間にか眠ってた。……そろそろ食堂に行かないと食べそこねちゃう。

[もともと食事には無頓着でものごとに集中する性格のため、今回のように眠りこけてしまうことも珍しくなかった。ふと、給仕から怒られたことを思い出す。台詞までは思い出せないが、食事をとらないのはよくない、というような内容だった気がする。なんとなくそれ以降、毎日3食が習慣化されていた]

[ふ、と外を見上げるとそこは白かった。だがそれは雪の純白さでも月の青白さでもない。薄い灰色を纏った霧の白。見るものから何もかもを覆い隠す色だった。
足早に窓に駆け寄り、外に押し開ける。窓枠に積もっていた雪が音を立てて霧の中へ崩れ落ちた。だが外に雪の降っているはない。ただ霧があるだけ。まるで小屋だけが霧の中へそのまま運ばれて来たかのような不思議な感覚が彼女を包んだ]

どういうことなの。……この地域では突然雪が止んで濃霧が発生したりするのかしら。

[誰かに出会ったら聞いてみましょう、と考え、彼女は書斎の外に出た]

(35) 2011/12/06(Tue) 13時半頃

【人】 作家 フィグネリア

―書斎→廊下―
[扉を開けると廊下は寒々としていた。人気がない。たぶん、今は夕食の時間。宿に泊まっている客はこぞって食堂に向かうはずだ。それにもかかわらず、廊下は人っ子一人いない]

――――眠りすぎてしまったのかしら。

[あいにく時計は持ち合わせておらず、書斎にも時間がわかるものは置いていなかった。日や月の位置で判断しようにも、外は霧で覆われているばかり]

――――お腹もすいたし、とりあえず食堂に行ってみましょう。もしかしたら閉まっちゃっているかもしれないけど。

[そして彼女は食堂へ向けて歩みを進めた]

(36) 2011/12/06(Tue) 13時半頃

孤児 ラビは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 13時半頃


【人】 彫金師 アリョール


――意外と、素直な子なのだね。少し驚いたよ。
彫金師のアリョール、だよ。


[ラビの様子に片方の眉だけを上げて肩を竦め、名乗った。煽った手前少し罰が悪い。
それから彼が口にする現象を聞きながら、視線は赤い髪のうずくまる男の上で止まる。

――自分が村を出たのは20年前、8歳の時。
微かな記憶の向こうに、何か思い出す気がするけれど、未だ、形にならず]


で、当の君、怪我では無さそうだね?

[自分が座って目線を合わせる事をせずに、声だけを投げた]

(37) 2011/12/06(Tue) 14時頃

【人】 作家 フィグネリア

―廊下―
[歩みをはじめるとすぐ、宿の女主人に後ろから呼び止められた]

あら、アナスタシアさん。こんばんは。突然で申し訳ないのだけれど、今何時なのかご存知?

[だが、女主人はその質問には答えず、ただ二つだけを言い放った

呪詛が解放されたと。鬼の如き者が出てきたと]

[いくら伝承に傾倒している彼女でも、さすがに事態を呑み込めなかった。彼女の頭の中に疑問符が霧のように浮かび続ける]

――呪詛、鬼……? ――――あの聖者と鬼の伝承のこと?

[妖しい笑顔を浮かべて、ゆっくりとアナスタシアが頷いた。まるで魔女の微笑のように。その姿に彼女は鬼の影を重ねた。まさか、この宿の女主人が……? いや、そんなことあるわけない、と思いつつ、彼女は口を開く]

(38) 2011/12/06(Tue) 14時頃

【人】 作家 フィグネリア

ねえ、それってどういう――

[顔を強張らせて彼女が詳細を尋ねようとしたその時、悲鳴が聞こえた。寝ぼけてなおかつ混乱している頭でもそれが男のものだと理解するのに時間はかからない。]

[とっさに駆け出していた。悲鳴のした方――食堂の方へ。それは襲われた「村民」の断末魔か、それとも「鬼」の雄叫びの類なのか。はたまた全く関係のないもっと別のものなのか。それでも好奇心が彼女の心を震わせた]

(39) 2011/12/06(Tue) 14時頃

【人】 作家 フィグネリア

―食堂―
[食堂に向かうと、そこは異様な雰囲気に包まれていた。ポンチョを纏った男と顔に血のついた少年が話している。その傍には、赤い髪の男が血塗れで倒れている。その部分だけを切り取ってしまえば、床の色をキャンバスとして、髪と血の赤の濃淡が混ざり合い、儚げで幻想的でどことなく背徳的な絵画のようにも思えた]

――あ。

[小さく、声を漏らす。その声には恐怖よりも驚きが多く含まれており、女性というよりは、少女の爛漫な声色のようにすずやかに響いた]

――彼は「人」? それとも……「おに」?

[そこまで言って、彼女は近くの椅子を引き寄せ、力なく腰掛ける。アナスタシアの言葉が頭の中を蹂躙する。彼女は考え耽っていた。これは本当に鬼の仕業? それとも人の戯れ? 普段だったら考えつく間もなく後者なのだが、アナスタシアの蟲惑的な笑みがちらちらとよぎった。
その場にいた人に先ほどの言葉の意味を尋ねられたとしたら、きっとアナスタシアの言葉をそのまま伝えていただろう。だが、それ以上に彼女は何も話せなくなってしまった。現実と幻想が今、同じくなったのだから**]

(40) 2011/12/06(Tue) 14時頃

作家 フィグネリアは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 14時頃


作家 フィグネリアは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 14時頃


作家 フィグネリアは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 14時頃


【人】 孤児 ラビ

 ちょうきんし…

[名前、だろうか。装飾品に縁のない少年はその単語を知らず、けれど聞くこともできず、誰からも少し離れた椅子に座り、赤髪の男がアリョールにどう答えるのか窺うように見た]

 さむ

[雪で冷えた身体は温まっても衣服は濡れたままで、ふるりと震えたことに誰か気づいたか。階下からの足音に視線を向ける。また初めて見る顔だった]

 おに、て 何

[物を知らない子供のようにそのまま繰り返す。実際、子供なのかもしれないけれど]

(41) 2011/12/06(Tue) 14時半頃

【人】 少女 リディヤ

―食堂―

――――ー!!

[言葉にならない悪寒が背中を走り抜けた。
耳元を手で覆って、指先の冷たさにようやく我に返る。

しばらくの間、テーブルの上に突っ伏していたらしい]

え…………っと。
――つまり、どしたの?

[ただ単に状況を把握しようとしたかのように。
むしろ間抜けに、少女は声を出した]

(42) 2011/12/06(Tue) 14時半頃

少女 リディヤは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 14時半頃


【削除】 孤児 ラビ

 つまり?

 頭のおかしい男が、いるだけ

[袖で頬を拭いならが答え、立ち上がる。宿全体を包んだ煙、外を覆う霧。「おに」が何かはアナスタシアが言ったという言葉だけではわからなかった。ただ彼女が生きている、それだけは確かだ。今日のように宿を借りた日、荷物持ちなど些細なことで部屋に入ったことがあるから、彼女の自室は知っていた。何処へ、とも言わずに階段を上ろうと]

2011/12/06(Tue) 16時頃

【人】 孤児 ラビ

 つまり?

 頭のおかしい男が、いるだけ

[袖で頬を拭いながら答え、立ち上がる。宿全体を包んだ煙、外を覆う霧。「おに」が何かはアナスタシアが言ったという言葉だけではわからなかった。ただ彼女が生きている、それだけは確かだ。今日のように宿を借りた日、荷物持ちなど些細なことで部屋に入ったことがあるから、彼女の自室は知っていた。何処へ、とも言わずに階段を上ろうと]

(43) 2011/12/06(Tue) 16時頃

【人】 少女 リディヤ

頭のおかしい男……?
……っ。

[うずくまる男に目を向け、小さく息を飲んだ]

それだけ……?

[それだけじゃないと直感が告げている。
ざわざわ、ざわざわ。
ともすれば頭が痛み出しそうで、顔を歪めた]

ね。
ラビ、今夜は――泊まってくんでしょ?

[中途半端にテーブルから腰を上げ、階段を登ろうとした背中に問うて]

(44) 2011/12/06(Tue) 16時半頃

給仕 イライダは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 16時半頃


【独】 孤児 ラビ

/*
………え、リディヤちゃん、それ


誘い文句、だよね?

(-20) 2011/12/06(Tue) 17時頃

【人】 孤児 ラビ

 ………。

[リディヤに返事はしなかった。それは肯定を意味することに少女は気づいたか。嘘はつかない。答えたくないことには、沈黙を返すのが少年の常だった。

そのまま2階へ進み、店主の部屋をノックした。此処まで着いてくる者はいただろうか。返事があればそのまま入り、問うただろう。「おに」と「じゅそ」について。満足な、少年が理解できる回答は得られなかっただろうが]

(45) 2011/12/06(Tue) 17時頃

【人】 乱人 ニキータ

っひ、

[少年に肩を掴まれれば、びくりと体を揺らして]

……な、なに…… 何?
何って……何だよ……
そうだよ、何か……僕は、えっと……僕は……

[怯える気配を滲ませたまま、要領を得ない返事をした。
 前髪に手を伸ばされれば、触れられた髪は乱れ流れて。隙間から覗いた切れ長の双眸が、座り込んだ相手に向けられた。男の顔立ちは昔と変わらない。だがその紅茶色の瞳は今では暗く淀み、一目でわかるような深い狂気を湛えていた。焦点も何処となく合わず]

僕は……何なんだよ……
わからないよ、……わからないのに……

[俯き、がりがりと床を爪で引っ掻いた。それから新たに声をかけられると、少しの間があってから、緩慢に顔を上げて]

(46) 2011/12/06(Tue) 17時頃

【独】 孤児 ラビ

/*
退席記号打ったロル落とそうとしたらにきーたきたっ

かわいいっ

(-21) 2011/12/06(Tue) 17時頃

【独】 孤児 ラビ

/*
ああああもう愛があふれるうわああああ

あと15分か。先にしたくしてこよう

(-22) 2011/12/06(Tue) 17時頃

【人】 孤児 ラビ

[アナスタシアの部屋を辞せば、扉の並ぶ廊下を見回した。普段は従業員の部屋か、倉庫に寝床を貰っていた。もしくは、客に呼ばれれば頷いて

けれど、人が消えた今は、血の匂いが染み付いたこのままでは]

 おふろ、はいろ

[いくつか扉をあけてみて、無人の部屋があれば滑り込む。壁に囲まれた室内に入ると糸が切れたようにくずれおち、けれど意識は保ったまま。膝を抱えて頬を擦った。もう、血は乾いていて手につくことはない。あの男はもしや本当に怪我でもしていたのだろうか。それとも、誰かに血を流させたのだろうか。そんなことを考えて**]

(47) 2011/12/06(Tue) 17時半頃

孤児 ラビは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 17時半頃


孤児 ラビは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 17時半頃


【独】 孤児 ラビ

/*
不在動かしって負縁故先だと難しいよねえ…

でもいっとく。


そしてニキータだいすき。

(-23) 2011/12/06(Tue) 17時半頃

【人】 乱人 ニキータ

あ……え、……ケガ? ……怪我……
そう。怪我なんてしていないから。大丈夫なんだよ。
いや、違う、そうじゃなくて……
大丈夫じゃないんだ。怪我していないから。

じゃなくて。そう、大丈夫だったから、大丈夫じゃないんだよ。
ジャンナが大丈夫で、そうじゃなかったから。
だから、血……そうだった。血がさ。
雪にあるんだよ。真っ赤で。だからさ。

[座り込んだまま、声の主である中性的な姿に淀んだ目を向け、ぽつりぽつりと言葉を返した。内容はやはり支離滅裂なものだったが、一たび背後を、玄関の方を振り向いて]

死んで……死んでいた? 誰が?
誰が死んでいたんだろう。
わからないけれど、わかったよ。わかった。
誰かが死んでいてさ……何処だったかな……さっき?

(48) 2011/12/06(Tue) 18時頃

【人】 乱人 ニキータ

って、何処だろうね。……
……何処かで会ったかな。いつか。何処かで……
どうだった? ジャンナ、わかる?

[説明になり切らない説明をした後。ふいに、目の前の相手に対して、疑問らしきものを投げかけた。錯乱した脳髄の片隅、消え得ない記憶に、何か引っかかるものを覚えて。続く問いは横の空間を向いて発せられ]

……おに? 鬼。……駄目だよ、鬼は。
わからないもの。だから殺されちゃう。
殺されちゃ駄目だもの。鬼はわかっちゃいけないんだよ。
今日は月だよね? それで霧なのかな。そういえば?

[階段を降りてきた女には、一瞥を向けて。未だ整合性は戻り切らずも、幾らか落ち着いた体で、そんな事を*呟いた*]

(49) 2011/12/06(Tue) 18時頃

乱人 ニキータは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 18時頃


【独】 乱人 ニキータ

/*
頭のおかしい男呼ばわりとか
すごくときめくよね(←)

(-24) 2011/12/06(Tue) 18時頃

【人】 画家 ユーリー

― 宿 食堂 ―

[18だという少女めいた女の言葉に、
男を知らないなら子どもと一緒だという返し。
色男だというイライダに、
にやりと肯定めいて向ける予定だった笑み。
名を名乗ろうとした彫金師の発言に、
『声』と言われて思い浮かぶのは、唄声でないと、
イライダに向ける予定だった笑みを更に悪めいたもの。
青年の言葉を聴こえない振りをする神父に、
そういうのは嫌いでないという感想。

――……それらは、全て白煙に呑まれた。]

 ――……火事、って訳じゃないか。

[白煙が充満して少し後、ポツリと零す声。
火事独特の物が燃える香りも、黒煙でもない。
例えるなら、ドライアイスのそれに似ている。
ぞわりと背を這う冷気に、青年は顔に笑みを刻む。]

(50) 2011/12/06(Tue) 18時半頃

【人】 画家 ユーリー

[やがて宿内の霧は晴れだし、悲鳴やら血の香りやら、
騒がしくなる中で、少年めいた彼の姿を見つけ、
ユーリーはと或る日を思い出し、眼を三日月に細めた。

あれは、画家の青年がこの村に住みついて直ぐ後の冬。
迷いこんだ仔猫に、青年は暖をとるなら代償をと告げた。
身体を差し出せと暗に告げる言葉に、仔猫が応えたかは……さて。

応えたならば、それはヌードモデルであったか。
それとも、春を鬻ぐものであったのか。
前者ならば、アトリエに残っているだろう。
身を縛られ鬼に身を蹂躙される彼の絵が。
後者ならば……
なんにしても彼にとってはあまり良い思い出ではないか。
交わらぬ視線が、ユーリーにそう思わせる。]

(51) 2011/12/06(Tue) 18時半頃

【人】 彫金師 アリョール

[たとえ怪我じゃなくとも、まともな状態には見えない彼をじっと見下ろし、彼の言葉に耳を傾ける。支離滅裂、という言葉が一番合う、言葉の羅列。細い眉を寄せて、屈む事せず、見下ろすまま]


怪我じゃないのか。…というか、君は何を言ってるんだい…?
酷く錯乱している様子だけれど、…死んでいた、だって?
それでその、血、なのかい?

[言葉の断片を拾い合わせて行くも、不穏な言葉に目を見開いて、記憶の向こうの問いは零れ落ちてしまった。
乱暴に肩を揺すろうと手を伸ばしたが、その手は少女のような声や正に少女といった娘の声、そしてラビの言葉に、止まる]


鬼、…だって?

[宙で止まった手は赤い髪の男に辿り着く事無く、脇へと、落ちた]

(52) 2011/12/06(Tue) 18時半頃

彫金師 アリョールは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 18時半頃


【人】 少女 リディヤ

……行っちゃった。
もう。

[何も言わずに去っていった少年の背に、軽く舌を出してやる。どうせ見えないのだからと――たぶん、いつものことで、いつものやりとりなのだろう。少なくとも少女は、少年に無言で返されたときは、いつも彼の見えない所で悪態をついていた]

……。
おにーさんさ、どうして笑ってるの?
おにーさんも、”変な人”なの?

[落ち着いたのかどうかも分からない男に一瞥をくれたあと、青年――ユーリーに向かって揶揄の響きを伴った声をかけた。
胸の底でざわめく不快な何かを、発散させるかのように]

(53) 2011/12/06(Tue) 18時半頃

【人】 画家 ユーリー

[画家の青年が、まるでキャンバスに描く空間を
吟味しているかのような間に、
やがて現れるのは此処《食堂》で何度か顔を合わせているだろう
確か鬼の話を書くのだと言った女が顔を見せる。]

 ――……へぇ

[誰が尋ねたか、宿の女主人が語ったという言葉を女が零せば、
面白がるように、ユーリーは口角を上げた。

まるで夢物語。
けれど、仔猫が頭のおかしいと称した男から香るは、
芳しく生臭い血。
画家の青年が夢を見るには、十分足る。
幾度と夢想した、キャンバスに広がる、その瞬間。

――……嗚呼、鬼に蹂躙されたるその刹那。

夢想でなく真のその姿、描くことが叶うなら、死すら厭わない。]

(54) 2011/12/06(Tue) 18時半頃

【人】 画家 ユーリー

[その瞬間を夢みて、笑んだ青年に掛る声。]

 嗚呼、此処がおかしい男は、
 アレだけでないのかもな?

[少女めいた女に、青年は己の頭を指し、
その後、その指で血濡れた男を示し艶やに笑う。

不快な何かを発散させようとした彼女の心中など知らない。
知っていたとして、それを発散させようとする性格でないのは、
青年の言葉で知れよう。]

(55) 2011/12/06(Tue) 19時頃

画家 ユーリーは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 19時頃


【人】 彫金師 アリョール

前から気味の悪い村だとは思っていたけれどもね…

[はぁ、と大きなため息をひとつ吐き。
椅子にとさりと腰掛けて、くしゃりと前髪を握った。
耳元で赤い石のピアスが揺れ、手首でブレスが光る]


で、それは、何な訳だい?
詳しく聞かせて貰えると助かるんだけれど。

[赤い髪の男から、階下へと降りて来た女へと目標を変えて先を促すと、女主人が語った話とやら。
目を細めて聞ききると、また、ため息しか出なかった]


とりあえず、営業どころじゃないってのは身にしみて来た、よ。
本当にとんだ里帰りだ。

(56) 2011/12/06(Tue) 19時頃

【人】 少女 リディヤ

おにーさん、わかるの?
自分のこと。自分がおかしいかもしれないってこと。
あたしは、自分のことが一番良く分かんないけど。

[己の頭を指した青年をじぃっと見た。
小さく首を横に振ると、2つに結んだ髪もまた揺れて]

……鬼かぁ。
やだなぁ。また眠れなくなりそう。

[深く深く溜息を。
何が。誰が。
はっきりとは言えない。分からない。
でも――何かが”変”であることは間違い無いと、思った]

(57) 2011/12/06(Tue) 19時半頃

【人】 神父 モロゾフ

[カウンターに肘をついたままの姿勢も、
眉間を寄せた表情も、周囲から白煙が引いた後でもそのままで。
げほり、咽こんだような咳を一つして、漸く姿勢を解いた]

なんだったんだ、一体。

[イライダが厨房へ行ったのを横目に、食堂の中を見回す。
そこにいた人々の他に客はいただろうか?
記憶を手繰りはじめたとき、かすかに悲鳴>>24が聞こえた気がした]

あれは?

[露骨に顔をしかめて窓の外を見る。
外の様子をと、よいしょと言いながらスツールからおりると同時、
ラビを押し込むように>>27宿にかけこんできた男―ニキータ>>25に瞬いた]

さっきの声、ありゃおまえさんか。

[所々血をつけた彼に険しい表情を向け、ううむと唸った。
見たところ、彼が出血しているわけではない…それならば、と]

(58) 2011/12/06(Tue) 19時半頃

【人】 画家 ユーリー

[青年が己がおかしいらしいと知ったのは、今ではない昔のこと。
どこにでもありそうな、他愛もない
けれど確実に精神をおかしくさせる経験。

――……それが、画家の青年に、あのような絵を描かせる。]

 さぁ、周りがおかしいというから
 おかしいんじゃないか?

[自分のことが判らないという女に、
くつくつと喉を鳴らして返す。
視界に結ばれた2つの髪が揺れて見えた。
おそらくこれが、女を幼く見せる原因の1つであると、
青年は思う。]

 眠れない、か。
 そりゃあ大変だな?添い寝してやろうか?
 逆に寝れないかもしれないけど。

[冗談か本気か、鳴る喉の音は止まない。]

(59) 2011/12/06(Tue) 19時半頃

【人】 神父 モロゾフ

いや、多分彼が怪我をしているのでは…ないと思うがな。

おおい、ニキータ。
どうした、何があったんだ?

[アリョールの言葉>>31へ首を傾げながら答え、
続けてニキータへ声をかける]

まあラビ、そんなに声を荒げるでない…なんだって?
人が消えた?外…?

[そっけない口ぶりのラビを宥めるように声をかけ、
彼が口にした現象>>34を聞いてまた唸った]

まるで、何かの呪い…。

[煙に巻かれたように人が消える…
そんなの、伝承でしか見ない呪いのようだ]

(60) 2011/12/06(Tue) 19時半頃

【人】 少女 リディヤ

……周りの人から言われて、気づくの?
自分で、自分がおかしいって気がつくのは――あたしは、

[ぞっとしない。
その言葉は飲み込んだ。ニキータの方に再び視線を向け、戻す。くつくつと喉の鳴る音が、少女の耳元を叩く]

うん、絶対寝れない。
……寝れない分、後で寝れちゃうかもしれないけど。

[髪を結わえているリボンに触れ、軽く顔を顰めた]

(61) 2011/12/06(Tue) 19時半頃

【人】 少女 リディヤ

呪いって――

[声のした方を向く。それは、村の神父の言葉だった。
非難がましく顔を歪めて、呟く]

……神父さまにそう言われるってことは、なんか、いよいよなのかなー……

(62) 2011/12/06(Tue) 19時半頃

【人】 神父 モロゾフ

[彼は「人」か「おに」か。
聞こえてきた声>>40にそちらを振り返る。
彫金師だという人物の他にも宿泊客がいたらしい]

あんたは…?
そりゃ一体どういうことだ?

[問いながら、村の伝承を思い出してはっとした。
聖職者と鬼の、はなし。
問うた先の女性が語るのも、まさにそれだった]

うむぅ。そんなことがあるわけがなかろう。

[伝承はあくまで伝承。
教会に伝わるいくつもの伝承とて、日常の些細な出来事に
尾鰭背鰭が付けられて大げさになって伝わっただけのもの。
だから、逸話やら伝承やらというものは端から信じてはいなかったが]

(63) 2011/12/06(Tue) 19時半頃

【人】 神父 モロゾフ

[リディヤの声と、それにつんけんとしたラビの様子にやれやれと思ううちに、
ラビは宿の中へ行ってしまったし、ニキータの言葉からは
なにかあったということ以外、具体的に察することは難しい。
もっとも、普段ならもっとわかったかもしれない。
やはり、男もどこか動転しているのだ。

ユーリーがリディヤに向けた「眠れないかもしれない」には
おやおやと眉をくいっと上げていた]

(64) 2011/12/06(Tue) 20時頃

【人】 神父 モロゾフ

いよいよとは、どういうことです?
…ああ、私の言い方が悪かったかもしれませんね。
まるで、どこかの本に記されたような呪い話のようだと思っただけですよ。

[リディヤの声にきょとりとして言を返す]

(65) 2011/12/06(Tue) 20時頃

【人】 彫金師 アリョール

…ニキータ、?

[歳を経て居るだろう男の発した名前は何処か、引っかかり。口の中で繰り返した。
カタリ、向かいの椅子をブーツの踵で軽く蹴ると堅い音。チラと赤い髪の男へと視線を向けて、尖った顎を、撫でた――その時。緊張感の無い音が自分の体を楽器と響き、ポンチョの上から腹を抑え]

こんな時にも腹は減るってね。
図太いのは自分だからか、むしろ生存本能なんだかね。

[苦笑めいた言葉を呟いた。
それから顔を上げ、>>64一番年長と思える男へと声をかけたのは
神父をしている男が一番博識そうに見えたからだ]


ねぇ、この状況ってのはこの村では珍しい事?
それとも、良くある事なんです?

(66) 2011/12/06(Tue) 20時頃

【人】 給仕 イライダ

― 1階キッチン ―

[呆然としていたところで、微かに聞こえてきたのはニキータの悲鳴(>>24)。
常であれば聞き流す程度だったが、この状況がそうはさせてくれなかった。
胸中に抱く不安やらその他の感情やらは、ぐるぐると渦巻くばかりで――
しかし結局は、給仕としての現実的な思考が口から出てきた。]

 ご飯、ちゃんと作っておかないと……。

[作り掛けのまま放置された料理を、手早くそして手を掛けずに仕上げてしまった。
「ちゃんと三食取らないとダメだよ!」と外部からの客にまで叱咤したことがある(>>35)程度には、飯の事にはうるさいのだった。
客に対して言い過ぎだと同僚に逆に睨まれた覚えもあるが、その後特にあの客からの印象が悪くなった訳でもないと感じれば、悪気を抱くことも無く]

 ……ほんとにアイツら、どこへ行ったの?

[そしてまさか、その同僚たちが既に物言わぬ屍になっているなど思いもしなかった。]

(67) 2011/12/06(Tue) 20時頃

【人】 少女 リディヤ

……あ、ごめんなさい。
ちょっと、いやーな方に考えちゃって。

[神父に問われて誤魔化し笑い]

呪い話って……最後、どうなるのかな、とか。
ちょっと変なだけですよね。ちょっと変な。

(68) 2011/12/06(Tue) 20時頃

リディヤは、アナスタシアはどうしているだろうと考えた。*

2011/12/06(Tue) 20時頃


【赤】 神父 モロゾフ

 ――ふ、ふ。

[聞こえる"歌">>*3に低く笑みが漏れる。
想いは己とて彼女が紡ぐ"言葉"(歌詞)と似たようなもの。

何かが起きる…いや、起きた。
そしてそれは己の心の底を抉り、悪意を呼び起こして]

 ―きっと、オモシロイことが、始まる。
 それは事実のようだがな。

[くつり。引き攣ったような笑みで喉を鳴らした]

(*4) 2011/12/06(Tue) 20時頃

【人】 画家 ユーリー

 ――……自分で自分がおかしいと気がつくか。
 でも、それは、誰かが決めた物差しから外れたって
 気がついたというだけだろう?

[その物差しが正しいと、誰が言えるのか。
自分が誰の目から狂って見えようが、どうでも良い青年は、
リボンを弄る幼い仕草に笑みを止めない。
それは、神父の視線を受けても変わることはなく。]

 呪いでも、そうでなくても。
 集団で夢みてる訳でなけりゃ、現実。
 ただ、それだけのことさ。

[青年は交わされる会話に、肩を竦めて見せた。]

(69) 2011/12/06(Tue) 20時頃

【人】 神父 モロゾフ

私がこの村に来てから長くはないが…
その間にもこんな話は聞いたことがないし、
前任者の記録にも、こんなことは書いてない。

こんなことが毎々あっちゃぁたまらんよ。

[問いかけ>>66にひょいと肩をすくめて首を振った]

おおい、イライダ!
お客さんが腹減りだそうだが、厨房はどうだ?

[結局覗きこんだだけで人が消えたことは把握していない。
そちらへ向かったはずのイライダが戻ってこない事を懸念して、
大きめの声を上げた]

(70) 2011/12/06(Tue) 20時頃

【人】 給仕 イライダ

― 1階キッチン ―

[とりあえずボルシチを食べられる状態にまで仕上げた後、ふと床に目が行く。
幾らか前に来ていたラビが落としたと思しき、雪解けの水。
踏んで滑ってしまわぬようにと、手早く備え付けの雑巾で拭いておいた。

その後、ベストの中の指輪を左中指に嵌め直した。
赤く煌めく石を見えるところにつけておきたい、という類の思考がこの時に過ったらしい。
貰う際、彫金師のためだけにもう一曲歌を捧げた――あの頃はいわゆる、せつない、歌を歌うことが多かった――指輪。]

 そういやアイツ、アリョ……なんっていったっけ?
 あの時名前聞いたような気も……うーん……。

[結局、さっき彫金師の客が言い掛けていた名は最後まで聞けていなくて(>>8)。
港町では聴衆に名乗っていた覚えのある歌手は、また少しだけ首を捻っていた。]

(71) 2011/12/06(Tue) 20時頃

【人】 画家 ユーリー

 現実だから、腹が減るってね。
 俺の注文した物は、まだかな。

[彫金師の言葉を受けてもあるのだろう。
神父が厨房を覗くなら、
青年も外から持ち込まれた血の香りの中で、
歌うように独り語ちた。]

(72) 2011/12/06(Tue) 20時頃

【人】 神父 モロゾフ

[問い返しに誤魔化したように笑うリディヤ>>68へは、
柔和な表情を返して]

まあ、こんな意味のわからん事があっちゃあ仕方がない。
若いもんが、暗いことを考えちゃあいかん。

[かといって自分が一歩先に深刻に考えるつもりはない…
それを表情や素振りから隠そうとするつもりは全くなくて、
ただ飄々とした物言いにしかならない]

そういえば、結末まで記してある伝承は…あまりないな。
大体が、「…ということになるのでやっちゃだめだ」でおわっとる。

…禁忌を侵したならどうなるか、知りたいとは思うがね。

[まさか本当にやる者がいたとまでは、考えてなかった]

(73) 2011/12/06(Tue) 20時頃

【人】 給仕 イライダ

― 1階キッチン ―

[食堂の方で為されていた会話は、キッチンのイライダにはあまり届いていなかったのだが。
此方へと向けられたモロゾフ(>>70)の大きめの声は、ちゃんと聴き拾っていた。]

 あー、ヴィーチャ!
 こっち……誰も、居ないの!皆……居なく、なってて!
 なんでか知らないけど、そんな感じ―――……!

[こちらも努めて大声で、声を届けた。
ヴィーチャとは女がヴィクトル・モロゾフを名指しする時の(じじい、以外での)呼称。その程度には、女にとって親しみのある神父だった。]

 それと、ボルシチはできてるから!持ってくるー!
 ………あー、うん、そーゆー場合じゃないかもだけど。

[つい、そう付け加えてしまってもいた。]

(74) 2011/12/06(Tue) 20時半頃

【人】 彫金師 アリョール

おっしゃる通りで。
ああ、気ぃ使わせて申し訳ないです。
…お客さん、っても、この状況でとても客だとはいえません、が。

[相手>>70が厨房へと大きな声をあげてくれた事に、眉尻を下げた。
それから>>72ひとりごとのような歌うような言葉を耳に拾い、]


現実――あぁ、そうだね。
夢であるなら、楽なのだけれど。

[首を斜めに傾げて困り顔のまま、口端を少し上げて見せる。
耳元で大きな赤い石の嵌った装飾が、揺れた]

君があんな若そうなお嬢さんにまで粉かけるのも
同じように生存本能のようなものだしね。

[軽口を重ねてみた]

(75) 2011/12/06(Tue) 20時半頃

【独】 神父 モロゾフ

/*
あれ?
うー…???

もしかして、イライダは知っている人かもしれませんが
そうじゃないかもしれないような…ただの、直感。

(-25) 2011/12/06(Tue) 20時半頃

【人】 給仕 イライダ

[とりあえず、注文を出していた(と今思い出した)ユーリーにモロゾフにリディヤに、あの彫金師に。
ニキータの分も有った方がいいか……と、先程の彼の声を思い出しつつもなお、一応は思考して。
ボルシチの器を、人数分、急いで食堂のテーブルへと運んでいく。

キッチンと食堂を行ったり来たりするイライダには。
此方に直接話を向けられない限りは、かれらの対話をちゃんと聞き拾う余裕も無かっただろう**]

(76) 2011/12/06(Tue) 20時半頃

神父 モロゾフは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 20時半頃


【人】 画家 ユーリー

[彫金師の耳に揺れるは血色。
それを画家の青年は、うっとりと見詰める。]

 さっきから随分、俺につっかかるね。
 本人が子どもでないというなら、問題ないだろう?

[鏡映しのように、口角を持ち上げる。
言葉とは違い、相手が子どもでも問題は、青年の中にはなく]

 別に俺は、男でも女でも構わない。
 もちろん、アリョール、アンタでも。

[彫金師の性別は知れず。
けれど、画家の青年の前で、それも瑣末なことでしかない。]

 それも生存本能ってやつなのかな?

[首を傾げて見せる。
例えば男同士ならば子を成す行為ではない。
単純にどういう見解になるのか、知りたい、と。]

(77) 2011/12/06(Tue) 20時半頃

【赤】 給仕 イライダ

[人の喉から発せられる声は聴き拾う余裕はあまりなくとも。
「人ならぬ」力に依る声(>>*4)は、意識の中に届いていた。]

 おもしろい?
 おもしろいことが、現実に、なの?

 ……ううん、なんだか、きっとそうなんだってあたしも思う。
 それはとても素敵で期待に満ちていて。
 こんなんじゃまだ足りないってくらいに心が乱れてく気がして。
 いっそ爪を立てるように歌を歌いたいとさえ高まる想い。

[キッチンと食堂を行ったり来たりしながら。
視界を掠める人の姿に、そんな独唱を奏でていた。]

 ねぇあなたも、そうなんだね、ヴィーチャ……?

[意識で聞き拾った声の主をなんとなく推定しながら、そんな呼びかけの歌も、また此処に**]

(*5) 2011/12/06(Tue) 20時半頃

【人】 神父 モロゾフ

[厨房へ向けて声をかけ、そちらへと向いたところでユーリーの声>>72]

おまえさん、ずいぶん落ち着いてるなぁ。
年をとるとちょっとしたことでも頭の中が慌ててかなわんよ。

[やれやれ。
とんとん、と肩を叩きながら厨房へと足を向ける]

どんな状況だってお客はお客さ。
私も腹が減ってたんだ、気になさんな。

[アリョール、とラビに名乗っていたか。
気を使わせて申し訳ないという彼女>>75へはそう答えた]

(78) 2011/12/06(Tue) 20時半頃

【人】 神父 モロゾフ

な…んだって?
本当に誰もいないのか?
さっきまでいたじゃないか…。

[足を向けた厨房からのイライダの声>>74に、
ラビが言っていた言葉が重なる。
人が、消える?
そんなことがあっていいのか?]

ああ、そーゆー場合…じゃあないのは確かだな。

[苦笑を浮かべた。
イライダが料理を持ってくるのを見て立ち止まり、ふと窓の外を見やった]

(79) 2011/12/06(Tue) 20時半頃

【人】 神父 モロゾフ

外を、見てくる。
猫舌は熱々すぎても食べられんからな。

[それだけ言い残し、
宿の玄関先に置いてある緊急用の懐中電灯を手にして外へと]

(80) 2011/12/06(Tue) 20時半頃

給仕 イライダは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 20時半頃


【人】 彫金師 アリョール

つっかかってる心算はないよ、問題を咎めて居るわけじゃない。
少し尖っているほうが楽しいのさ。

[心外だ、という風にあげた両手を開いて揺らして見せる。謝りはしない。
青年の視線が自分の耳元、自分の装飾へと向けられるを知ると、彫金師の表情に含まれる僅かに恍惚。続く相手の言葉に、少し瞼を下して目を眇めて見せた]

あぁ。
それを生存本能と言うなら、…うーん。
きっと愉悦で時を忘れたい精神への…防御?
――なんてね、無理やりだね。
しがない彫金師は、心理学やら哲学には強くなくてね。

[自分で言う言葉があまりに胡散臭くて、思わず笑ってしまった。
丁度その時、イライダが食べ物と酒を運んでくれて。
有難うイライダ、と、記憶から掘り起こした名を添えて礼を告げた。]

(81) 2011/12/06(Tue) 21時頃

少女 リディヤは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 21時頃


【人】 画家 ユーリー

 ――……落ちついてる?そうかな?

[青年の視線は、血色から神父へ移る。
かけられた言葉に薄い笑みを向け、
それは厨房から人が消えたらしいを知っても変わらない。

運ばれてくるボルシチとウォッカ。
運ばれてくるを当たり前と思う青年は、給仕の彼女に礼もせず。
外へと向かう神父に対しても眼差しで送ることすらせず、
青年はまず酒に口をつけた。
そうして、また再び揺れる血色に視線を向ける。]

 快感で何かを忘れたいというのは、
 判る気がするけどね。

[青年とて、心理学や哲学に詳しい訳ではない。
ただ微かに相手に滲む恍惚の表情は、
快楽の中で見るそれに似ていると、唇を微笑の形に歪めた。]

(82) 2011/12/06(Tue) 21時頃

【人】 少女 リディヤ

うん――そうだね。
それだけだったら、本当に自分がおかしいかなんて自覚できないよね。

[笑みには表情をしかめざるを得ないが。
青年の言葉には、どこか納得するものがあったよう。
リボンを少し結びなおして、腕を下ろした。
代わりに自分の頬を軽くつねって]

……。
だめ。醒めない。

[がっくり肩を落とした。
夢であって欲しいと願っていたようだ]

(83) 2011/12/06(Tue) 21時頃

【人】 神父 モロゾフ

--宿の外--

[懐中電灯の心許ない灯りが照らすのは、どこまでも濃い霧。
それと、地面にぽつりとおちている、血痕。
恐らくニキータが逃げてきた最中で落ちたものだろう]

おかしいな。

[宿の近くの街灯の明かりが見えない。
霧の向こうに見えるはずなのに。
どんなに向こうを見ようとしても、濃霧で阻まれてしまう]

こんなに濃い霧なんてはじめてだ。

[村の通りへ繋がる方向へと足をゆっくりと踏み出す。
あっという間に身の回りを霧につつまれたが、それでも足を止めることはない。

目を閉じても教会には戻れるくらいに慣れた道だ。
間違うはずはないと]

(84) 2011/12/06(Tue) 21時頃

【人】 少女 リディヤ

……あ、そっか。
はっきりとした終わり、無いんですね。

[神父の言葉には少し救われた部分があった。明らかに声のトーンが上がる。
脳裏をちらついて離れなかったのだ――祖母の死に顔が]

禁忌……侵されちゃったんだ。
侵されちゃってるんだ……。

[ともかく。
先はどうあれ、現在は現実である。
キッチンを行き交うイライダや、アリョールと名乗る人物にも目を向け。改めてこれが現実だと認識する。
モロゾフを見送った瞳は、儚かった]

(85) 2011/12/06(Tue) 21時頃

【人】 神父 モロゾフ

………おや?

[すぐに見えた明かりに首を傾げる。
教会の明かりならば違う方向に見えるはずだが、一体なんの明かりか。
近づいて、ぽかんとした]

はて。
Uターンした覚えはないんだが。

[宿の前に戻ってきてしまった。
首を傾げてまた宿に背を向けて霧の中へと。

けれど……何度やっても結果は同じ。
どの方向に進んでも宿の前に戻ってきてしまう]

(86) 2011/12/06(Tue) 21時半頃

【人】 彫金師 アリョール

[外へと出て行く背には、お気をつけて、と声を掛けた。
共すべきか迷ったけれど、ボルシチの暖かい匂いに完敗した。
スプーンで掬い、口に運ぶと胃へと温度が落ちて行く。
透明な暖かい酒は、チロと舐めると咥内に香りが膨らんだ]


 何かに没頭すると時間というものは本当に忘れてしまうからね。
 快感は一番没頭しやすいものでもある、よね。
 ええと…――色男さん?

[イライダがそう呼んでいたのを覚えて居ただけ。装飾に視線絡むに気づく度、アリョールは薄く眼を細める。
それから髪を縛った少女の呟きに、視線をゆっくりと投げた]

 現在進行形で、か。本当に現実味のない現実だ。

(87) 2011/12/06(Tue) 21時半頃

【人】 画家 ユーリー

[視界の端に、幼い仕草を繰り返す女の姿。
ちらっとそちらに一瞬視線を投げ、また彫金師に戻す。]

 ユーリー、ユーリー・スマロコフ。

[快楽に関する言葉には返さず。音にするのは自らの名。
画家としての名よりも、スマロコフ家の響きの方が、
財閥関係に興味のあるものには響くかもしれず。]

 別に、色男でも構わないけどな?

[くつっと嘲笑うのは、己の名の響きに……
ということは、きっと誰も思うまい。

彫金師の視線が少女のような女にうつるならば、
ずっと弧を描いたままの唇に、ユーリーはボルシチを運んだ。]

(88) 2011/12/06(Tue) 21時半頃

【人】 少女 リディヤ

何がどうしてこんなになっちゃったんだろう。

[アリョールというらしい堀金師の視線。
受け止めつつ、頷きつつ。今度は結んだ髪の先を指で弄りはじめて]

あ、あたしはリディヤ。ここには、ご飯食べに来ただけだったんだけど……。
こういう場合は、とりあえず……よろしくお願いします、で、いいのかな。

[近くで名乗る青年の声。
心に留めつつ、そして続くように名乗った]

(89) 2011/12/06(Tue) 21時半頃

【人】 彫金師 アリョール

ふぅん、ユーリー、ね。ユーリー、スマロ…
…スマロコフ?

[聞き覚えのある姓に、思わず聞き返す。
どこで聞いたのだったか、記憶を辿ろうと顎を撫でた。あれは確か、今は亡き師匠絡み。
自分自身は屋敷に入れたりはしなかったけれど、裏口で懇意にしていた召使いの話しで小耳にはさんだ名前だ。
その屋敷の主と交友関係があった、家じゃないだろうか。
とはいえ、同じ名字が無いとは言い切れないから、間違いかもしれないが]


――その名は、ひとつ思い当たるのだけれど、

[財ある家の者ならば、と、内心一瞬営業もチラついたのは否めない。]

(90) 2011/12/06(Tue) 22時頃

【人】 彫金師 アリョール

よろしく、というのも不思議な気分ではあるけれどね。
装飾品のご用命があれば、声をかけてもらえると嬉しいね。

[リディヤの名乗りに添えたのは、彼女を大人と見たかったせい、も、あるのだろう。ラビと名乗った彼は、彫金師にはもっと幼く見えた。酒をまたひとくち舐めてから顔を傾ける。
赤い石に映る彼女のリボンは、血の色重なり濃く濃く、紅。
自分が村を出る前にこの娘はきっと生まれていなかっただろうな、とも思いつつ、彼女を見る笑みは僅かに、強張り]

帰ろうにも難しそうだね、この霧では。
…さっきの方は、大丈夫かな…

[扉へと視線を向けた]

(91) 2011/12/06(Tue) 22時頃

【独】 彫金師 アリョール

/*

うう
もう一日プロくださいって言えば良かった気がしてる…
なんか緊迫感減らしててごめんなさい…

(-26) 2011/12/06(Tue) 22時頃

【独】 彫金師 アリョール

/*

あと 表記気を使わせてごめんなさい!
男と書かれても女と書かれても問題ないです。

モロゾフがすごく気を使ってくれてる気がする。
ありがとうありがとう。

(-27) 2011/12/06(Tue) 22時頃

乱人 ニキータは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 22時頃


【人】 少女 リディヤ

装飾品?
うわー、すごい、素敵!
今度見てみたいなー!

[装飾品。その単語には歳相応――あるいはそれ以上に惹かれるものがあったようで。思い切り食いついた。
それから、はっと我に返り]

ご、ごめんなさい。
……き、きらきらしたものって、好きなの。あと、可愛いもの、とか……。いつまでも子供じゃないんだからって、おばあちゃんにはよく怒られてたんだけど。

[顔を真っ赤にして言い訳を始めた。
祖母から送られた赤いリボンも、赤いショールも、作ってくれとねだったのはリディヤ自身。物心ついた時から、きらびやかなものやかわいいものには心底憧れていた]

(92) 2011/12/06(Tue) 22時頃

【人】 神父 モロゾフ

[腕を組んで宿の玄関を見る]

ふむ。どうしても宿から離れられんか。
おかしなこともあるもんだが…

[アルコールを飲んでいればそのせいだと思うことも出来ようが、
残念ながら今は素面。
現実ではないと言えない要素しかなく、表情が険しくなる。

地面に向けた懐中電灯の灯りが再び地面に落ちた血痕を映す。
なるべくなら見たくないものから、無意識に行動を遠ざけていたが
やはりこれも辿らなくてはならないだろう]

………………。

[はあ、と一つ白い息を吐いてから、
地面へと光を這わせて小さな血痕を注意深く探して辿る]

(93) 2011/12/06(Tue) 22時頃

【人】 神父 モロゾフ

[すぐに周囲を霧に囲まれて方向感覚が失せる。
やがて霧に混ざる血臭が濃くなって…無造作に放られたような、
血に塗れた人の残骸が現れた。
その生死は言わずもがな]

…ぐっ。

[顔を片手で覆って、嘔吐を堪える。
気を落ち着かせ血塗れの遺体へ再び光を向けた]

これは惨い…。
まるで野犬か何かに襲われたようだ。

[遺体のそばに屈み、裂かれた傷口を見て目を閉じる。
立ち上がる前には遺体の腕を前で組ませて]

穢れなき魂が、迷いなく主の下へ召されることを―…

[ポケットから十字架を取り出し、手に握って祈る]

(94) 2011/12/06(Tue) 22時頃

給仕 イライダは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 22時頃


【人】 神父 モロゾフ

私のようななまぐさな神父に祈られるのも心外かもしれんが、勘弁してくれよ。
いったい、おまえさんに何があったんだ…。

[辛うじて顔の判別は出来た。
見知った村人だったその亡骸に問いかけ、最後に頭を垂れた]

(95) 2011/12/06(Tue) 22時半頃

【赤】 神父 モロゾフ

[鮮血を目の前にして、ぐらりと視界が歪む。
夥しい血の中に手を入れ、肉片を引き回し…ちぎって、喰らいたい。
抑えがたい欲求に負け、ぐちゃりと傷口に指を入れて肉片を摘みあげ―
無言でそれを口へ運び、喰らう]

 ああ、私も…そう、らしい。
 そうでもなかったら、死体を食いたくなるなど…説明がつかんからな。

 なあ、イライダ…人間というものは、うまいぞ。
 これはおもしろいことに、なった。

[くつり。くつ、くつ。
垂れた頭の下で、男の口元は醜く歪み、笑みを模っていた]

(*6) 2011/12/06(Tue) 22時半頃

【人】 彫金師 アリョール

装飾品ってものは子供のものじゃない。
見た目を彩るだけのものでも、ないのだよ。


[リディヤの言葉に彫金師は頭を振り、眉を寄せた。
ひやりと冷たい空気が足元を滑る。]

鬼の出てくるお伽噺が子供のものじゃないのと、一緒だ。


[麻痺した日常の匂いは、遠い気がした]

(96) 2011/12/06(Tue) 22時半頃

彫金師 アリョールは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 22時半頃


【人】 乱人 ニキータ

[神父であるモロゾフの問いにも、やはり的確な答えを返す機会はなく。そのうちに宿の外へ出ていった彼の姿を見送るでもなく見送った。それから、男はようやく立ち上がった。前髪が流れ、また双眸を覆い隠した。ふらりと、おぼつかない足取りで進み]

……、……

[途中裾が汚れたコートを脱ぎ、手近な椅子の背にかけながら。食堂を離れ、洗面所の方へ向かっていった]

……

[その間は、ジャンナに話しかける事もないまま]

(97) 2011/12/06(Tue) 22時半頃

【人】 給仕 イライダ

― 少し前:1階食堂 ―

 あ、いってらっしゃー…い、

[外に出て行ったモロゾフ(>>80)を、微妙に声量を落としながら一度見送った。
居なくなった面々を探しに行くのだろうと、先ほどの返答(>>79)を思いながら思考する。
その時のイライダの瞳は、少し伏せられていた。

それでもなおひたすらに、温かいボルシチと酒類を運び出す業務に集中した。
彫金師(>>81)からの礼には、名前を覚えられていたことに一度瞬き、そして少しだけ目元が緩んだ。
一方ユーリー(>>82)からは特に何の言葉も掛けられることはなく……。
しかし女からも咄嗟には咎める素振りがない辺り、わりとこの態度には慣れてしまっていたのかもしれない。

他にも要る人が居れば、と奔走して――何度キッチンと此処を往復したか覚えていない。
終いには流石に疲れたためか、暫しぼんやりとしていたのだった。]

― →現在へ ―

(98) 2011/12/06(Tue) 22時半頃

【人】 神父 モロゾフ

--宿・食堂--

[それから男は重たい気持ちを引きずるようにして濃霧の中を歩く。
宿へ戻った時は、男の表情には疲労に似た感情が見えていただろう]

皆に、とても残念な知らせをしなければいけない。

[食堂へ入って、ため息と共にそう口にした。
宿を囲む濃霧。他には何の建物も見当たらないこと。
歩いても宿に戻ってしまい、どうしても離れられないらしいこと。
それから、放置された複数の村人の死体のこと。

血に染まった片手を隠すことなく男は見たものを告げ、
また重たい息をついた]

(99) 2011/12/06(Tue) 22時半頃

【独】 給仕 イライダ

/*
じじい、あたしが戻るのに合わせて囁き落としてくれてるのかな……。
ごめんありがとう……!

(-28) 2011/12/06(Tue) 22時半頃

【独】 神父 モロゾフ

/*
死体食いたかったから外に出ましたなんてそんなこと。

(-29) 2011/12/06(Tue) 22時半頃

【人】 少女 リディヤ

……ぁ。
そう、なんだ。……そうだよね。
ごめんなさい。

[この人物が彫っているものは、自分の思っているものとは異なるのかもしれないと悟る。もう一度はっきり謝って、目線を下に向けた]

あたし、これじゃあ本当に子供だよ……。
お伽話で眠れないとか言ってる場合じゃないのに。

[鬼。
嫌な単語だ。耳にするたびに、心の底がざわめく。とても嫌な気持ちになる。ぼんやりとした恐怖ではなく、直接的な不快感に近い――]

(100) 2011/12/06(Tue) 22時半頃

【人】 給仕 イライダ

― 1階食堂 ―

 ……―――、

[ニキータ(>>97)が出て行く姿に、気付いた。
そしてまた今更、彼のコートの色合いにも、気付いたのだった。]

 血、……?

[呟いた頃には彼の姿はもう其処にはなく。
思案するようにまた少し目を伏せて。けれど別段、彼の後を追う事もしなかった。]

(101) 2011/12/06(Tue) 22時半頃

【赤】 給仕 イライダ


 ああ、やっぱりそうなのね、あなたも――……

[この時のモロゾフ(>>*6)の声には漸く違和感らしい違和感を抱いた。
何故なら、その時女の居る食堂に、彼の姿(>>95)は見えなかったのだから。
そしてこれまた漸く、自分もまた、自分の「声」が彼に届くことに関して、ある程度はっきりと察したのだった。]

 ………… …

[暫くは、これに対し返す声はなく――]

(*7) 2011/12/06(Tue) 23時頃

【人】 給仕 イライダ

― 食堂 ―

 ………あれ。
 時計、止まってない?壊れた?

[ふとした時に、壁に掛かったそれ(>>0:14)の秒針が止まっていたことに気付いた。
そういえば案外おんぼろでいつ壊れても仕方ないなどと言われてもいたのだったか。
宿に他にどこに時計があるか見当は付かず、少しだけ溜息が漏れ――。

そんな頃にだったか、帰ってきたモロゾフ(>>99)の姿に気付いた。]

 おかえりヴィーチ……ぇ、ええ??
 濃霧とか、戻れないとか……死体、放置とか……何、それ。

[話の内容に目を瞬かせ、そしてその視線は、血に染まった彼の片手に奪われたのだった。]

(102) 2011/12/06(Tue) 23時頃

【人】 彫金師 アリョール

あぁ、いや、謝らせたかったわけじゃない、こちらこそすまない。
本当に、もう……


[リディヤの様子に一度瞬き、慌てた風に手を振る。
そのまま手は頭に上がり、かしかしと自分の前髪をかき混ぜた]

言い方が悪かった……っと、


[続きはモロゾフの姿に視線止めて消えた。
紡がれる言葉に、息を飲むしか今は出来ず。
前髪からゆっくり下ろす手で、赤い石のピアスを弄ぶ]

(103) 2011/12/06(Tue) 23時頃

【人】 少女 リディヤ

…………え?
神父さま、なにそれ――

[そうこうしているうちに戻ってきた神父の姿。
ため息と共に語られた現実に、ぐらっと目の前が回る。
おばあちゃんは――おばあちゃんは、大丈夫だ。だって、もう死んでいるのだから。

でも――]

戻れ、ないって……
ほ、ほんとに……それ、ほんとなの!?夢じゃないの!?

[顔面がみるみる蒼くなる。
血に染まった手を見た刹那、息が止まった]

やだ……
やだやだ、なに、なにそれ……!

(104) 2011/12/06(Tue) 23時頃

【人】 彫金師 アリョール

君が子供だと言いたかったわけじゃない。
むしろ、子供じゃないだろうと、言いたかったのだ、
他の誰のためでもなく、自分のためにね。


[止まった言葉の続きは
随分と間をあけて、紡がれた]

(105) 2011/12/06(Tue) 23時頃

【人】 画家 ユーリー

[彫金師に覚えがある名だと言われれば、素知らぬ顔をする。
それがある意味、肯定であると、取るかどうかは相手次第。]

 ――……へぇ、今度は謝るのか。

[子どもと言われた、先程18だと主張した女が、
彫金師に謝るのを可笑しそうに見た後くらいか。
丁度、血に染まった彼が去り、
ボルシチが全て腹に入ったあたりで、神父が戻ってくる。]

 ふぅん。

[神父が外から纏ってきた、微かな血の香りに鼻を鳴らす。
彼が言っていることは嘘ではないだろうと思えど、
この眼で見て見たいと思うのは、人の性か、
それとも画家の性か。]

(106) 2011/12/06(Tue) 23時頃

【赤】 給仕 イライダ


 人の死体なんて、喰ってきたの?
 喰ってきたんだね?その手で掴んで。

[歌うような、けれど微妙に拍子抜けした呟きが漏れた。
そしてその呟きには、不思議と嫌悪は滲んでいなかった。]

 少し困るの。あまりその手が見えてしまうと。
 赤い色が目に映ると欲しくて堪らなくなるから。
 あなた教えてくれた通り、とても甘い香りがするの。

[モロゾフの手。ニキータのコート。それに移った色合いを思い。
しかしこのときの周囲の存在もあってか、実際の行動には至らなかった。]

(*8) 2011/12/06(Tue) 23時頃

【人】 画家 ユーリー

[言葉を交わす人々を横目に見ながら、ガタンと椅子を鳴らす。
食した食器は、片すでもなくそこに置き去りに。]

 俺も、ちょっと見にいってみようかな。

[死体をとは云わず、画家の青年は飄々と濃霧が広がる外へと*]

(107) 2011/12/06(Tue) 23時頃

給仕 イライダは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 23時頃


【人】 少女 リディヤ

―食堂→廊下―

……。……。

[叫んだ後に、奇妙に落ち着いた表情を浮かべる。
一貫していない。
あまりにも一貫していない。――と言うよりは。
ようやく、自体を本当の意味で把握し始めた、と。
そう、自覚したのだということ。

恐怖。
大人の振りをしていても、結局はまだ、少女は少女でしかなくて]

鬼なんだ。
夢でも、嘘でもないんだ。本当なんだ。呪いなんだ。
鬼なんだ……

[ふらり、立ち上がって。ぶつぶつと呟きながら。
食堂を出て、廊下へと向かっていった]

(108) 2011/12/06(Tue) 23時頃

画家 ユーリーは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 23時頃


【人】 乱人 ニキータ

― 洗面所 ―

[洗面所に着くと、男は血で汚れた手を濯いだ。血に浸かった指の爪の間には微かに赤みが残り、その臭いは石鹸を用いても完全に消え去る事はなかったが、それに拘る事はしなかった。
 男は濡れた指で己の像が映る鏡面をなぞり]

……っふ、……く。
くは、……ははは、ぁ。

[唇の端を震わせ、肩を揺らして笑い声を零した。特に何がおかしいという事もなく、ただ、意味もなく笑いたい衝動に駆られて。理性から離れた衝動のままに、暫く笑い続けていて]

……ぁ、……うぇ、……げ……

[はたと吐き気に襲われて、洗面台の縁を掴み、えずいた。が、僅かに胃液を吐いたばかりだった。ずるりと洗面所の隅に座り込み]

(109) 2011/12/06(Tue) 23時頃

【削除】 神父 モロゾフ

あ、ああ…これか。
遺体の手を…組んできたからな。

[イライダの>>102、リディヤの>>104反応に自分の手を見て、
はっとして、慌てて言い訳をし…血のついた手を身体の後ろへ回した]

すまんすまん。
手は…洗ってから来るべきだったな。

[告げた事実への反応は、致し方ないだろうと思っていた。
一番信じたくなかったのは、男自身だったのだし。
ただ、ユーリーの反応だけはさっきから少しずつ引っかかっていた]

ふむ。

[外に出て行くユーリーを見送って、男は手を洗いに食堂から洗面所へ。
少し先に同じように洗面所へ向かったニキータは、まだそこにいただろうか]

2011/12/06(Tue) 23時半頃

【独】 神父 モロゾフ

/*
うお。っと。

(-30) 2011/12/06(Tue) 23時半頃

彫金師 アリョールは、メモを貼った。

2011/12/06(Tue) 23時半頃


【人】 神父 モロゾフ

あ、ああ…これか。
遺体の手を…組んできたからな。

[イライダの>>102、リディヤの>>104反応に自分の手を見て、
はっとして、慌てて言い訳をし…血のついた手を身体の後ろへ回した]

すまんすまん。
手は…洗ってから来るべきだったな。

[告げた事実への反応は、致し方ないだろうと思っていた。
一番信じたくなかったのは、男自身だったのだし。
ただ、ユーリーの反応だけはさっきから少しずつ引っかかっていた]

ふむ。

[外に出て行くユーリーを見送って、男は手を洗いに食堂から洗面所へ]

(110) 2011/12/06(Tue) 23時半頃

【人】 給仕 イライダ

― 食堂 ―

[暫くモロゾフの手を見つめてしまっていたところで、はっとその叫び(>>104)に気付いた。]

 ちょっ、リーリャ!だ、だいじょう――………

[「大丈夫だから」とまではっきりと言えなかったまま、砕けた呼び方で呼んで駆け寄ろうとして――結局、それもできなくて。
その後の彼女(>>108)の、妙に落ち着いても聞こえる呟きに、暫し言葉を失くした。
廊下へと去っていく彼女を引きとめることもできないまま、で。]

 呪い、って。
 えっと……その、鬼と聖者がどうのこうの、の。
 今の状況、が、あの鬼の呪いとかいうやつだっていうの。

[さっきまで為されていた鬼の話題を聞いていなかったイライダの、少し今更っぽい呟きだった。]

(111) 2011/12/06(Tue) 23時半頃

【人】 彫金師 アリョール

…錯乱した人がいると妙に落ち着いてくるのは、
酔っぱらいがいると酔えないのと良く似ているね。


[廊下へと出て行く少女の背と、外へと出て行くユーリーの背を見送るだけで席から立つ事はしない。独り言のような声で呟いてから、頬杖をついて溜息をまたついた。
片手で目を覆う。小さく、耳元で硬質な音がした]

(112) 2011/12/06(Tue) 23時半頃

【赤】 神父 モロゾフ

ああ。
どうしても、我慢出来なくなってね。

[問いかけに、あっさりと答える。

あの時から心の中で少しずつ蠢いていた黒い感情が、
死体を、大量の血を見て一気に広がった。
人間らしい葛藤もなにも飛び越えたその衝撃は抗えるものではなく―]

それは失礼した。
もっと温かければ、きっともっと甘くおいしかっただろうな…。

―くく。

[去り際に残したのは、澱んだ笑い声]

(*9) 2011/12/06(Tue) 23時半頃

【人】 神父 モロゾフ

--洗面所--

まったくとんでもないことになってしまったものだ…

[ぼやきながら洗面所のドアを開ける。
途端につんと鼻をさしたのは血の匂いと、酸っぱいなにか。
そして視界には座り込んでいる赤い髪]

おい、ニキータ!
どうした、だいじょうぶか?

[慌てて声をかけて、
血に染まっていない方の手を座りこんだニキータ向けて伸ばす]

(113) 2011/12/06(Tue) 23時半頃

【人】 給仕 イライダ

― 食堂 ―

[幼い頃なら、周りの大人たちが語り聞かせる悪い鬼に怯えることもあったが。
背丈の伸びきった年頃では、そんな昔話も然程気にせずに生きていた。
不可思議なものの存在自体、まるで信じていない訳では無かったのだが――。
大きな街に繰り出して外の世界をより広く知ってからは、少女の頃に抱いた畏れは尚更遠いものになっていた。

しかし、今は――。
現実に目にしている異常な状況と、齎された情報。それらを思考に並べているうちに]


 ってちょっ、あなた――食器置きっぱじゃないの!

[妙に冷静な言葉をつい漏らしながら、ユーリー(>>107)を――やはり引き止めもせずに、ただただ見送っていた。
彼が何を見に行く心算なのだとしても、女は今、死体のあるという外にわざわざ行く気にはなれなかった。]

(114) 2011/12/06(Tue) 23時半頃

【人】 少女 リディヤ

―裏口―

[そのまま向かったのは宿の裏口だった。
真っ白い霧の中、本当に何も見えない。
だが、様子をみるために外に出たのではない。誰にも見られたくなかったから、外に出たのだ。だから、そこから動くことは思いつきもしない]

……鬼。
やだ、やだよう……。そうじゃないんだって、あたしは――

[夢であれば。お伽話であれば。現実でなければ。
受け入れなくて、済むのに。
このとてつもなくどうしようもない不快感を、無視できたのに。
泣くことも出来なくて、掌に顔を埋めていた]

(115) 2011/12/06(Tue) 23時半頃

【人】 彫金師 アリョール

― 食堂 ―

[溜息を上書きするイライダの良く通る声>>114に、苦笑。
顔を上げて、彼女へとグラスを向けてみた]

酒、貰えるかな。
飲まなきゃやってられない、って気分だよ。

[アルコールに頼りたい、と顔を傾けて。]


さて…誰に聞けば詳しいのかな、その「鬼」とやらは?
イライダは詳しいかい?

(116) 2011/12/07(Wed) 00時頃

【人】 乱人 ニキータ

……?

[開かれた扉に、ゆるりと顔を其方に向けた。其処に立っているモロゾフの姿を確認すると、首を傾げ]

大丈夫? ……だいじょうぶ……
あは。うん。大丈夫だよ。大丈夫だったんだ。
だよねえ、ジャンナ? っく、はあ。

[幾つか笑い声を零しながらも、大方は平静を取り戻した様子で、言葉を返した。モロゾフの手を掴み、もう片手で壁に触れながら立ち上がる。一たび体を揺らがせてから、ふ、と息を吐き]

……外にさ、死体があったんだよ。だから。
……神父さんも、見てきたのかな。
死体があったから……それは、血まみれは、怖いからさ。
僕はジャンナと逃げ出してきたんだ。

[モロゾフの伸ばされなかった方の手を一瞥しつつ、先程の事について、ぽつりぽつりと口にした]

何処までも、霧みたいで……
どうなったんだろうね。何が起きているんだろう。
鬼。……鬼の呪い。それが、本当に、あったのかな……

(117) 2011/12/07(Wed) 00時頃

【人】 給仕 イライダ

― 食堂 ―

[モロゾフ(>>110)が言い訳と謝罪の言葉を口にした時は。
少しだけ眉を下げながら、けれど小さく頷いておいた。
ユーリーが去った後に、これまた洗面所へと去って行った神父を見送って]

(118) 2011/12/07(Wed) 00時頃

作家 フィグネリアは、メモを貼った。

2011/12/07(Wed) 00時頃


【赤】 給仕 イライダ

 
 だってアイツが行ってる今、血を舐めたりなんかできないじゃない。
 っていうかあんなやらしい男の前でわざわざそんな姿見せてやらない。

[それが、今、外に行く気になれなかった(>>114)理由。
そのユーリーも、またモロゾフも、この食堂から居なくなった後。
「声」の正体をあらかた悟ってきていた女は、意識して相手に詞を伝えた。]

 まあ……いってらっしゃい。
 冷めてたのはまあ残念だった、って言えば良いのかな……。
 でも少しは我慢できないと、やばいかもね?

[そういう自分も、どこまで我慢できるかは判らない。
血を見たときの高揚は、今だ身体の内側にあるのだから。]

(*10) 2011/12/07(Wed) 00時頃

【人】 神父 モロゾフ

…おっと。

[手を掴んで立ち上がるニキータを支えるように足を少し踏ん張った。
相変わらず見えない恋人に話しかける様子に、少し眉を下げたが]

そうか。
やっぱりおまえさんもアレを見たんだな。
私も見たよ。
あの惨さじゃ…逃げ出しても、仕方ない。
正直、私も腰が抜けかかった。

[ニキータが立ち上がったなら、ゆっくりとした所作で洗面台へ向かって、
血に染まってしまった手に湯をかける]

あの霧の濃さは異常だ。
鬼の呪いなんてのは信じちゃいなかったが、
そんなものが本当にあるのかと思ってしまうな。

[険しい表情で手をごしごしと擦る。
赤い水が排水口に吸い込まれるように流れていく]

(119) 2011/12/07(Wed) 00時頃

【人】 神父 モロゾフ

そういえば、その伝承の呪いの箱…
たしか宿のママが持っていたはずだが。

[ふと呟いた。
それと、この事象に関わりがあるのだろうか]

あの箱が開かれた…というのなら、
もしかしたら、鬼の呪いもただの伝承じゃなかったと
思わないわけにはいかない、か…。

[そういえば、アナスタシアが解放した、ような話を
泊り客らしい女性が言ってなかったか?

表情が、さらに険しくなった]

(120) 2011/12/07(Wed) 00時頃

【人】 給仕 イライダ

― 食堂 ―

[また少し、目を伏せていたところで――彫金師(>>116)の声に顔を向けた。]

 あ、はいはいはいっ、
 ……えっと、アリョ、だっけ。どーぞ。

 そうね、まあこんなだし、酒に走りたくもなるよねー…。

[適当なところにあった酒瓶の中身を、差し出されたグラスに注いだ。
その後の問いに、考えるように少し間を置いてから口を開く。]

 鬼、っていうと、そうだね。あたしもあんま詳しい訳じゃないけど……。
 どこでもぶっ殺しに行く事できてー。
 でもどこでも想いが伝えられて……みたいな?
 っていうとなんか、アレな感じもするけど。

 でさ、なんか見破れる人もいたっぽい、らしい。
 ……って、死んだばーちゃんが昔言ってた。
 あんま詳しくは覚えてないけど。

(121) 2011/12/07(Wed) 00時頃

【独】 給仕 イライダ

/*
>>120
宿のママ言うな……!
いやまあなんかすっごくそれっぽいとあたしも思ったけどね!!!

そういえばあんまり今回独り言してなかったけれど。
なんかこれだけは大声で言いたかったのだった。

(-31) 2011/12/07(Wed) 00時頃

【人】 乱人 ニキータ

白い煙。深い霧。何処にも行けない。閉ざされて……
箱に入れられたみたいだ。
人が殺されて。切り刻まれて……

[汚れた手を洗うモロゾフの後ろ姿を眺め]

鬼の呪い。……いつか村民達はまた殺められる。
村民達の中から、鬼のような者が生じる……
だっけ。開けてはいけない箱。呪いが詰まった箱。
旧きパンドラ。残されるものは……

[呟きを聞けば、頷いて]

そうだよ。あの箱は、アナスタシアが持っていた。
だから、これが鬼の呪いなら……
アナスタシアが、箱を開けてしまったんだろうね。
何だか、前から……ずっと。開けたがっているように、見えたもの。

[ぽつりと、思い返すように話し]

(122) 2011/12/07(Wed) 00時半頃

【人】 乱人 ニキータ

鬼の呪いなら。……鬼の呪いだとしか思えない?
そうだね。僕も、そうなのかな、と思うよ。
だって、そうじゃなかったら、何なのか……
わからないもの。月の裏側がわからないみたいにさ。

[ジャンナに同意する形で、そう零した]

(123) 2011/12/07(Wed) 00時半頃

【赤】 神父 モロゾフ

 そういえばユーリーは見に行ったのだったな…ふ、いやらしい、か。
 私から見ればうらやましいものだがね。
 だが…あの男も少々どころではなく変わり者だよ。
 わざわざ忌むようなものを見にいくとは。

[届く声に、もう違和感を覚えてはいなかった。
伝承通りのことが、己の身に起きている。
どこか冷静な部分でそれを感じていたから]

 くく、人肌位の温度ならよかったんだが。

[残念だったと言われて返したのは、
『熱すぎず、人肌ぐらいにしてくれ』という男の口癖を揶揄した言葉だった]

(*11) 2011/12/07(Wed) 00時半頃

【人】 少女 リディヤ

[そのままずるずると壁にもたれ、腰を下ろす。
見上げた虚空にも白い霧。目の前も白い霧。
溜息も、嗚咽も、吸い込まれて消えるだけ]

こわい。
こわいよ……。

[受け入れるのが。認めるのが。自覚するのが。
でも、これは現実。そこに在る。鬼は”居る”。
ざわざわ、ざわざわ、不快感。

霧の中に、すすり泣きもまた吸い込まれて――**]

(124) 2011/12/07(Wed) 00時半頃

少女 リディヤは、メモを貼った。

2011/12/07(Wed) 00時半頃


【人】 彫金師 アリョール

[アリョ、と呼ばれるに少し疑問符も沸くが、そのまま突っ込みはせず。注がれる酒を一気に煽ると、コン、とカップを机に音鳴らす]


……で、鬼、って奴は、人を殺してて、

[は、と息を吐く。
酒の匂いが広がる。
続く言葉が重くて重くて、胃に落としてしまった]

(125) 2011/12/07(Wed) 00時半頃

孤児 ラビは、メモを貼った。

2011/12/07(Wed) 00時半頃


【人】 神父 モロゾフ

[ニキータがその内容を口にするのと同時、
村の伝承である鬼の呪いの話を思い出していた。
アナスタシアが箱を開けてしまったのだろうと聞いて、肩をすくめ]

人は、業を背負う生き物だ。
禁忌とされることを、敢えてやりたがるのも…
その業のなせるものかもしれんな。

[言いながら石鹸を泡立てては手を擦って湯で流す。
そんなことを繰り返していた]

もし、件の呪いではなかったら、他の呪いを疑うしかないだろうな。
ここはまるで空間ごと他から切り離されたようだ。
こんなこと、呪いとでも思わなければなんと説明できん。

[ふう、と息をついて]

これだけで済めば、いいのだがな。

[思い吐息をつき、首を振った]

(126) 2011/12/07(Wed) 00時半頃

【赤】 神父 モロゾフ

 残念ながら、それはもう叶わぬ願い…か。

[己で口にしたことを皮肉って、くつくつと笑い]

 伝承が現実のものになったと悟られたら、厄介か。
 時間の問題かもしれんがな。
 やはり、おまえさんの言う通り、欲求はある程度我慢した方がよさそうだ。

[続く声は姿の見えぬ同じ気へと向けられた]

(*12) 2011/12/07(Wed) 00時半頃

【赤】 給仕 イライダ

 
 ヴィーチャはじじいだからそんなことが言えるんだよ。
 あたしには、あれはやらしいったらないの。

[レディのあたしには、という響きがこの詞には滲んでいた。]

 ……まー、死体のとこ行ってるアイツうらやましいは同意だけど。
 変わり者、はあたしも思う。
 普通の人なら遠慮して、見に行くとかわざわざ言わないと思うの。

[そして、その後の言葉には、思わず笑いそうになったのを抑えた。
今笑ったらそれこそ、その場のアリョールに変な目をされるかもしれない気がして]

 相変わらずの猫舌じじいね?

[人間として食べるものを丁度良い人肌に保つのは案外に大変だったりはした覚え。
ゆえに微妙に軽い文句っぽくはなっていた。]

(*13) 2011/12/07(Wed) 01時頃

【独】 孤児 ラビ

/*
ユーリーありがとおおおおお!!
好きだあああああああ!!
そんな縁故ふりたかったんだよ!

(-32) 2011/12/07(Wed) 01時頃

【削除】 給仕 イライダ

― 食堂 ―

 そう、人を殺して――。
 呪いとか本当なら、誰か……が、鬼みたいになっちゃったーってことで。
 なんっていうか……ね。

[彫金師(>>125)に続けながら、瞼を落とし。
赤い石の指輪を嵌めた手を、己の口許に当てたりもした。
手で隠れていない鼻は、甘くも思える香りを感じ取っていた。
やがて思いきったように、左手は相手の方へと励ますように振ってみて]

 でも、さ!そんな風にならないでってば!
 たぶん、その……大丈夫だって、思う、から、アリョ。
 ……いや、根拠とかないけど、うん。

2011/12/07(Wed) 01時頃

【人】 給仕 イライダ

― 食堂 ―

 そう、人を殺して――。
 呪いとか本当なら、誰か……が、鬼みたいになっちゃったーってことで。
 なんっていうか……ね。

[彫金師(>>125)に続けながら、瞼を落とし。
赤い石の指輪を嵌めた手を、己の口許に当てたりもした。
手で隠れていない鼻は、甘くも思える香りを感じ取っていた。
けれどその後思いきったように、左手を降ろして相手に向き合って]

 でも、さ!そんな風にならないでってば!
 たぶん、その……大丈夫だって、思う、から、アリョ。
 ……いや、根拠とかないけど、うん。

(127) 2011/12/07(Wed) 01時頃

【人】 乱人 ニキータ

そうだね。人は禁じられた事こそやりたくなってしまう。
禁じられた物にこそ惹かれてしまう。

娘は石榴を食べてしまった。
妻は振り返ってしまった。
男は部屋を覗いてしまった。

禁忌を破った先には、闇が待っていると決まっているのに。
悪魔の囁き、なんて、言うけれどね。

[モロゾフの言葉に同意するように返し]

うん。
どちらにしても、人が普通に創ったようなものだとは思えない。
もしそうだったら、それこそ種も仕掛けもない……
前代未聞の奇術だよね。

(128) 2011/12/07(Wed) 01時頃

【人】 乱人 ニキータ

これだけで済めば。……そう。
まだ、これから何が起こるか、わからないんだよね。
また誰かが殺されたり、……殺して?
殺すのかな。話の通りに、鬼のようになった人が、いたのなら。

皆を、殺そうとするのかな?

殺されるのかなあ。
嫌だな。
ジャンナが死んだりしたら。絶対に、嫌だよ。

(129) 2011/12/07(Wed) 01時頃

【人】 孤児 ラビ

― 2階客室 ―

[閉じられていた瞳は不意に開かれる。悪夢でも見ていたかのような顔をして、けれど眠りに落ちたことには気づいていなかった]

 ………おふろ

[身を起こして風呂場を探す。最後に湯船に浸かったのはいつだったっけ。蛇口に手を伸ばして、また戻して。何度か繰り返したがお湯をためることはできず、ただ顔と手、そして足だけ熱い湯で洗った。服についたままの血は、見なかったことにした。

くう、と小さく鳴った腹を見下ろしてイライダならば、また何かくれるだろうか、と考えて]

 皆、いなくなってたり するのかな

[眉尻を下げたその表情は、部屋を出る頃には消え去っていた]

(130) 2011/12/07(Wed) 01時頃

【人】 彫金師 アリョール

あ、ああ、すまない、…大丈夫だよ。
港町で噂の歌姫に力づけられてしまったね。

[イライダの口を覆い下ろされる手の動きを視線で追ってから、大きく目を開き、頭を横に振り。
出来るだけ明るく聞こえる様、おどけて言葉を紡ぐ。
それからその前の彼女の言葉、頭に残って居た欠片。]

見破れる、人――、か。

[思い出して小さく繰り返し、耳元のピアスを弄る。
引いた顎の上、上目で相手を見るどこか探るような色を、瞼を下ろして一瞬で隠し]


そんな人の事を鬼が知ったら、すぐに殺しそうだね。

[カップの残りの酒を煽り、飲みほした**]

(131) 2011/12/07(Wed) 01時頃

彫金師 アリョールは、メモを貼った。

2011/12/07(Wed) 01時頃


【独】 孤児 ラビ

/*
いっちばん、ほっとんど絡んでないのは神父、次点フィグネリアかな。

(-33) 2011/12/07(Wed) 01時半頃

【赤】 神父 モロゾフ

 ほっほ。
 ジジイで悪かったな。

[言いながら、己があと20歳若かったらと思ったりはする。
そういう意味のうらやましいではあるが、それは言わない]

 そういえば伝承には『呪詛半ばにして…』という行もあったな。
 あの男がそうなのかと思えば、しっくりは来るが。
 まあ、邪推はせんほうがよいか。

[わかっているのは、鬼か人か。それで十分だ]

 鬼になっても、猫舌はかわらんらしいな。

[文句のような言葉に、くすくすとおかしそうに笑った]

(*14) 2011/12/07(Wed) 01時半頃

【人】 神父 モロゾフ

その闇にすら、飛び込んでしまいたいと思うのが業のなせる技か。
まさに悪魔の囁きだな。

聖職者と言われるとこにいたって、
その気持ちがわからんでもないと思ってしまうくらいに、危険な囁きだ。

[洗い終わった手を鼻先に持っていき、くんくんと匂いを嗅ぐ。
やはり、多少の残り香は否めない。
そんなつもりはなかったが、よほどしっかりと遺体の腕を握ってしまったのだろう]

ふむ、落ち切らぬか…やむをえん。

[これ以上腹が減っては、とそこで手洗いを切り上げた]

これから、か。
呪いが解かれたら、鬼が人に宿る…だったか。
誰かが死ぬようなことになる前に、鬼の宿ったものがわかればいいが。

[ふむ、と顎に手をやって考える]

(132) 2011/12/07(Wed) 01時半頃

【人】 給仕 イライダ

― 食堂 ―

[すまないと、大丈夫だという相手(>>131)の言葉に、少し息をついて――そしてその後のおどけたような言葉に、ふっとはにかみを浮かべた。]

 ……ありがと。
 そ、その。アリョ、あなた元気になれたんなら、良かった。

[はにかんで少し視線を落とし気味にした女は、探る視線には気付くことないまま。
続けられた言葉にだけ、目を上げて瞬いた。]

 あ。
 確かに、そーだよ、ね。
 思いっきり邪魔って感じ、だよね……。

[「鬼に仇なす異能持つものでも、異能と共に鬼の呪いを得ることあり得る」という類の祖母からの話を、イライダが思い出すことはまだなかった。]

(133) 2011/12/07(Wed) 01時半頃

【人】 神父 モロゾフ

そうだな。おまえさんはまずはその…
大事な人を護ってやるのが一番かもしれん。
傍にいてやるといい。

[ニキータにそういって、目を伏せた。

赴任してすぐに起きた事件のことは、記憶に残っている。
幻のジャンナと会話するのには、なまぐさな神父も多少気を揉む部分があるらしい。
事実を告げるべきか、否か。
それを悩んでからもう、5年も経ってしまった]

私は食堂に戻るが、おまえさんはどうする?
温かいものを食べて、気を落ち着かせてはどうだ?

[そう問いながら、洗面所のドアに手をかけた]

(134) 2011/12/07(Wed) 01時半頃

【人】 給仕 イライダ

[アリョ、と若干舌足らずに呼んだ名前は、ふと幼い頃、誰かに向けて呼んだ名前にも似た響きでもあった。
けれどその時の記憶は幼少の彼方。即座に思い出せるものでもない。
疑問符さえも、このときは浮かべないまま]

 …………

[今はただ不安に、そして場違いにも思える照れたような気持ちに――。
女は気持ちをごまかす様に、あるいは目の前の相手の呑む姿に釣られたかのように。
残り少なくなった酒瓶の中身を、瓶から直接呑んだのだった**]

(135) 2011/12/07(Wed) 01時半頃

【赤】 給仕 イライダ


 叶わぬ願い。
 きっとアイツは大丈夫と願い続けても、自分でその願いを壊してしまうのね。

[男の囁き(>>*12)に、此方は己の「大丈夫」の言葉を鑑みながら、調べを奏でた。
欲求を耐え切る保障などないながらも、厄介だ、という言葉にうんうんと声を返して。
その中で、ふと]

 ……あの人、どんな顔してるんだろう。
 怖がっているあの人の顔はあまり想像できない。
 っていうよりは……やっぱり生き生きしてるみたいな。

[それは、アナスタシアのこと]

 妙に、嫌な感じはするんだよね――。

(*15) 2011/12/07(Wed) 01時半頃

【人】 神父 モロゾフ

--食堂--

[食堂に戻ったならば、やっと飯にありついたとカウンターの席へ向かい]

すまんな、すっかりボルシチが冷めてしまった。
温めてもらえるか?
わかっとると思うが熱すぎるのは勘弁しておくれよ。
人肌ぐらいが丁度いいんだ。

[イライダへいつもの無茶な要求を*するのだろう*]

(136) 2011/12/07(Wed) 01時半頃

【人】 孤児 ラビ

[足音をほとんどたてないようにして、階段を下る。食堂を覗くとユーリーの姿は消えていて、ほっと息をつく。リディヤの姿も見えない。赤髪の男もいないだろう。神父は既に戻っていただろうか。入っても、良かったけれど
けれど。
食堂を去った時、自分がどんな顔をしていたのか思い出せずに、離れるように廊下を進んで、壁によりかかった。
もはや少年にとっては珍しくもない夜をすごしたあの時。自分の身体が"対価"になり得るのだと学んでしまった日を思い出して両手で顔を覆った]

 さむい、から

[それからも何度か別荘には足を向けた。床の一隅だけでも、雪がしのげれば、と。彼がそれを承知せずに追い出された日もあっただろうが。

雪の多いこの土地では、ただ眠るだけで命を落とすこともあるのだから。
手を胸の前まで下ろし、かたく、かたく握りしめた。満足に拭われなかった髪から再び水が滴り落ちて]

(137) 2011/12/07(Wed) 01時半頃

【赤】 神父 モロゾフ

[叶わぬ願いと返る声に、ふっと歪んだ笑みを浮かべた。
しかし]

 呪いを解いた彼女が生き生きしているだろうことは、
 なんとなく予想は出来るが…嫌な感じ、とはどういうことだ?

[問い返す声にはクエスチョンマークが複数乗ったような響き。
距離が近ければ、それもはっきりと伝わってしまう*だろうか*]

(*16) 2011/12/07(Wed) 01時半頃

神父 モロゾフは、メモを貼った。

2011/12/07(Wed) 01時半頃


【赤】 給仕 イライダ

[見破れる者、に対する不安。
とりあえずはそれと照れとをごまかすように酒類に手を出しつつ]

 このじじい。

[神父(>>*14)にわざと楽しげに、もう一度言ってやった。
女は残念ながら、男のうらやましいの意味を未だに勘違いしたままである。]

 呪詛半ば……心は鬼に寄り添う、っていうあの言葉。
 それはあるのかもしれないね。
 ちょっとまだ、上手く判りはしないのだけれど。

[鬼になっても、という言葉にはまた少し含み笑いを載せながら]

 そうね、あたしも鬼になったのね、きっと。
 そうね……まさか本当に、鬼女になってしまうなんてね。

[鬼の気配、鬼の声、そして、人をあやめる力――。
それらを持ち合わせただけ、といえばそうなのかもしれないが。
こんな詞が出てくる程度には、イライダは、そういう気持ちで居たのだった**]

(*17) 2011/12/07(Wed) 02時頃

【独】 神父 モロゾフ

/*
赤が楽しいデス。
ありがとう、いらいだー。

調べたらイライダって、それがすでにエリザベスの愛称らしい?
ことにちょっとがっかりなのだった。
イライザ、だったけど…。

(-34) 2011/12/07(Wed) 02時頃

【独】 神父 モロゾフ

/*
ああんもっとじじいって言って!
[きゃいきゃい**]

(-35) 2011/12/07(Wed) 02時頃

【人】 作家 フィグネリア

[錯乱していた彼女は(>>48)赤髪の男の言葉を聞いて、彼が被害者でも加害者でもないことに少し安堵した。だが、それは本当のことなのだろうか? ……話す言葉がそのまま真実だとは限らない。たとえ彼が人でもそうでなくても]

――よそう。この妄想は。
――本当に、妄想なの?

[頭の中は二つの世界を行き来する。昨日までの現実と、今起こっている現実の間を。
アナスタシアの言と外の霧、そして血塗れの男。この三つの要素が全てそろったからと言って、本当に鬼の呪いがこちらに流れ込んできたとは限らないのだ。だが、それ以上に彼女の心が呪詛に蝕まれていたのだった。それは「呪詛」そのもののことを指すのではない。「呪詛があるかもしれない」という事実が彼女の思考を縛っていたというだけ]

(138) 2011/12/07(Wed) 02時頃

【赤】 給仕 イライダ


 ……単に、微妙にむかつくってだけ。

 呪詛ってあの箱とやらの中にあるやつなのよね。
 まさかあの人が開けちゃったんじゃってなんとなく思ったら。
 ……それで喜んでたりしてたらって思ったら、おもしろく、ない気がするの。

[アナスタシアを思う気持ちよりも、ふつふつと湧く欲求のほうが今は勝る。
妙に男の疑問符もよく感じ取れた気がしたのは、きっと、食堂に戻ってきたことによる距離のせい**]

(*18) 2011/12/07(Wed) 02時頃

【人】 給仕 イライダ

― 食堂 ―

[帰ってきたモロゾフ(>>136)の手を見れば、赤い色は其処には見えなくて。
小さく息をついたのも束の間の事。ボルシチの件に、一度瞬いた。]

 あー…そうね、冷めちゃったもんね。
 はいはいはーいっ、判ってるよ。

 あれ、ちょーどいい人肌に保つのも大変なんだけどなーぁ……。

[少しだけ悪態をついて見せながら、冷めたボルシチをキッチンに一度下げていく。
暫くすれば、何だかんだで言葉通りに丁度良い温度のボルシチが、再びカウンターの上にやってくるのだった**]

(139) 2011/12/07(Wed) 02時頃

【人】 乱人 ニキータ

悪魔の囁き。……鬼の呪いも、そういうものなのかな。

[爪の間に残った赤を見ながら、ぽつりと呟き]

鬼の宿った者がわかれば……
……そうだ。話には、異能の事も書かれていたね。
異能。鬼を見極める力と、それを持つ者の事、だとか。

鬼がいるのだとしたら……
そういう人達も、いるのかもしれない。
いないかも、しれないけれど。

[ジャンナについて言われれば、ふ、と柔らかい笑みを口元に浮かべ、己の横の空間を一瞥して]

勿論だよ。何があっても、僕はジャンナを護り通してみせるよ。
それこそ、命に代えても……
絶対に。ジャンナを死なせたりしない。

[そう宣言するように言った。相手の内心など知らず]

(140) 2011/12/07(Wed) 02時頃

【人】 作家 フィグネリア

[鬼について尋ねてくる者の中に、ひとり、挑発的な言葉を吐く青年がいた。飄々として、あたかもこの状況を、己が日常であるかのように、振舞っている。その姿を彼女は何度か食堂で見かけたことがあった。男の顔を覚えている訳ではない――元々人の顔を覚えるのは得意ではないのだが――だが、その言い回しと声にはどこか覚えがあった]

[そして(>>55)男の仕草を見て、ぼそり、と言葉を落とした]

……おかしい、なんて久しぶりに言われたわね。まあ、そこまではっきりと言われたのは貴方が初めてだけど。

[ふふ、と彼女は声を漏らして笑った。心は締め付けられるくらいその言葉に対して拒否を示している。遠い、昔の記憶が蘇る。仲良くしていた人たちが、陰でよく使っていた言葉]

(141) 2011/12/07(Wed) 02時頃

【人】 作家 フィグネリア

――また、嫌なことを思い出してしまった。

[だが、精神が締め付けられてなお、それ以上に蝕まれようとするなら、笑い以外にそれを表す方法を彼女は知らなかった。泣く、ということはきっと前の世界に置いてきてしまったのだと彼女は思っている。]

――だけど、なんだろう。さっきまで不安でいっぱいだったのに。

[微笑みを浮かべたことで彼女の中に何かが戻ってきた。それが例え理性の崩壊の延長にあったとしても。そしてそれは再び理性を構築する前段階だったかもしれない。あるいは現実逃避という名のものだったかもしれない。だが彼女の中でふ、と緊張感が途切れたことは確かである。そして、(>>66)の音を聞き、彼女は自分もお腹が減っていたことに気づかされた]

[給仕の女性が世話しなく動いている隙を縫って夕食を依頼すると、彼女は快く引き受けてくれた]

――私は、本当は伝承を信じていないんじゃないかしら。
本当だとしたら、この中に鬼が潜んでいて、すぐにでも首を掻かれてしまうかもしれないのに。

[だが、本当に極限状態に陥った時こそ、人間はこのように日常に則した行動をとるのかも知れない。それこそ最後の晩餐を堪能するかのように]

(142) 2011/12/07(Wed) 02時頃

給仕 イライダは、メモを貼った。

2011/12/07(Wed) 02時頃


【人】 乱人 ニキータ

― →食堂 ―

うん。僕も、そうしようと思う。
そういえば、夕飯を食べに来たんだった。

[問い掛けには頷いて、モロゾフに続いて食堂の方へと向かった。食堂に着くと、先程コートをかけていた椅子の隣の椅子に腰掛けて]

……ん。

[黙々と、冷めたボルシチを*食べ始めた*]

(143) 2011/12/07(Wed) 02時頃

乱人 ニキータは、メモを貼った。

2011/12/07(Wed) 02時半頃


【独】 乱人 ニキータ

/*
神父さんにとても懐きたくて困る 蝗が
おじじいさん!

(-36) 2011/12/07(Wed) 02時半頃

【人】 孤児 ラビ

― 土産物売り場 ―

[ボルシチの香りが漂う中、食堂の横を通り抜けて電気がともされたままの土産物売り場へと。戸棚の前に商品が落ちている。あたかもさっきまで誰かが手にとっていたかのように――]

 おに、て何だろう

[目立つ所に置かれていた本を手に取る。アナスタシアが手にしていた、心惹かれた部分をそれとは知らずに開き、読み始める。難しい言葉はわからなかった。学校にまともに行ったのは小学校まで。単純に知識が足りないのだ]

 箱を開けちゃいけない。箱…

[アナスタシアの部屋に開かれた小箱があったような、気がした。よくは覚えていない。ただ、アナスタシアの視線が何度も向けられるから少年もつい注目してしまった、だから本を読むことによって箱の輪郭が目の前に浮かぶような気がするほど印象に残っていたのだろう]

(144) 2011/12/07(Wed) 02時半頃

【人】 作家 フィグネリア

[改めて椅子に座り直し、テーブルの上の水差しからコップに液体を移し、一気に飲み干した]

[ひとつ、息をつくと頭の中に冷たい水が走るような感覚に襲われた。良く考えたら、誰かが死んだ訳でもないのだ。あの男の纏った血の主を除けば。ただそれが人であるかどうかなど、確認する術は彼女にはなかった]

[(>>73)の言葉を聞いて、彼女は思わず口を滑らせた]

……たいがい、禁忌を侵した場合の呪いとは、伝染病や自然災害が形を変えて伝わったものだという説を聞いたことがあるわ。
例えばこの村の伝承のように箱に呪いが閉じ込められているというものの場合は、箱に伝染病の菌が入っているとか、そんな場合が多いの。だから、禁忌は侵してはいけないもの。

[それは今でも呪い以外の別の不幸として説明がつく、と彼女は付け加えた。それはもちろん安心させようという親切心でもなく、多分自己顕示欲でもなく、ただ単に、彼女が伝承の話に対して熱を上げている結果というだけだ]

(145) 2011/12/07(Wed) 02時半頃

【独】 孤児 ラビ

/*
フィグの時系列はちょっと前、だよねえ。

うーん、うーん

そろそろたいむりみっと

(-37) 2011/12/07(Wed) 02時半頃

【独】 孤児 ラビ

/*
あ、もうだめだ。ねよう

(-38) 2011/12/07(Wed) 02時半頃

ラビは、その場に座り込んでページを*めくる*

2011/12/07(Wed) 02時半頃


孤児 ラビは、メモを貼った。

2011/12/07(Wed) 02時半頃


【人】 作家 フィグネリア

――――だれも、いない?

[(>>74)給仕の声を聞いて、彼女の脳裏に不安の嵐が巻き起こる。本当に伝承の通りだ。そして、これはきっと望んでいる桃源郷には行けない物語。待つのは死という終わりだけ。
迷信だ、と思う気持ちと、諦めて受けとめてしまおう、という感情が交錯する。理性は前者に従っているが、経験は後者を正しいと認識している。間違った経験が、不思議なことを寛容しすぎているのだ]

――――……消えた人はどこにいったのかしら。

[彼女はただ、消えてしまったという彼らの行き先が、幸せの村であることを祈ることしかできない]

(146) 2011/12/07(Wed) 02時半頃

【人】 作家 フィグネリア

[目の前に慣れた手つきでボルシチが置かれた。覗き込むと、ゆらゆらと湯気が不定形の模様を産みだし、消えて行く。さっそく料理を口に運ぼうとしたところで、老人が食堂に沈鬱そうな表情をして入ってきた]

まるで、伝承ね。

[彼女にはその言葉しか浮かばなかった。その道筋を少しもずらすことを許されず、筆は真っ直ぐその物語の終わりまで迷うことなく進んでいる。だが同時に物語に合わせて、自分の運命を捻じ曲げられているようで、彼女は気分の悪さを覚えた]

(147) 2011/12/07(Wed) 03時頃

【人】 作家 フィグネリア

[しばらくして、「鬼」の伝承の話をアリョ、と呼ばれていた男性が求めていたが、殆どの部分は先に給仕がわかりやすく説明してくれたため、彼女は黙って聞くことにした。彼女の持っている知識は所謂良いとこ取りで、面白く創作に生かせそうと思ったものがほとんどである。他のも一応ノートに纏めてあるが、あいにく部屋の中で眠っている]

――――それに、こういった話しは地元の話し手が話すのが一番良いのよね。

[瞬く間に男性の不安を取り去った給仕の手腕に感心しつつ、彼女はボルシチをもう一口*啜った*]

(148) 2011/12/07(Wed) 03時頃

作家 フィグネリアは、メモを貼った。

2011/12/07(Wed) 03時半頃


給仕 イライダは、メモを貼った。

2011/12/07(Wed) 08時半頃


【人】 彫金師 アリョール

― 食堂 ―

うん、ありがとう。

[イライダには満面の笑みを浮かべて礼を言ってから、頷いた。俯いた顔が何かと重なったけれど正体判らず、瓶ごと煽る首をじっと見ていると、神父がカウンターに戻って来た。無茶な注文とそれに対応するふたりの様子に、表情和らげるのは、僅かの間。
黒い瞳の奥から、目を眇めて辺りを見る。指は耳元をいじるまま。座って赤い汁を口に運ぶ赤い髪の男に、声を掛けた]


君、ニキータ、だっけ、もう落ち着いたかい?
その髪、食べるのに邪魔じゃないかい?

[先ほどの様子は何かに錯乱しての事だろうと思ったのか、
彫金師は普通の調子、むしろ心配げですらある声色]

(149) 2011/12/07(Wed) 14時頃

彫金師 アリョールは、メモを貼った。

2011/12/07(Wed) 14時頃


【人】 乱人 ニキータ

[声をかけられれば顔を其方に向け、中性的なその姿を認めて]

……? ……ああ、さっきの……
うん。大丈夫だよ。髪も、大丈夫。
そう、ニキータ……ニキータ・アナニエフっていうんだ。宜しく。

[返事に続け、挨拶をしてから]

……君は? 観光かい?
……何だか、そう、さっきも思ったような感じがするんだけれど……
前に会ったような気が、するんだよね。何処かで……

気のせいかな。……ジャンナも、そう思う?
会ったような気がするって。……気のせいかなあ。

[相手をじっと観察する素振りをしながら、ぽつりと尋ねかけ、また呟いた。
 ジャンナの方、隣の空席を一瞥もしつつ**]

(150) 2011/12/07(Wed) 20時半頃

イライダは、ここまで読んだ。

2011/12/07(Wed) 21時頃


【独】 給仕 イライダ

/*
アナスタシア録

フィグネリア、(1Fの)廊下で呼び止められる
→ラビ、ナスチャ自室で話を聞く

これだけ、かな。
更新前に動かしがなければ、遺体場所は普通に自室にしておこう。

(-39) 2011/12/07(Wed) 21時頃

【人】 少女 リディヤ

―裏口―

……これじゃ、ただの馬鹿じゃん……。

[ひとしきりすすり泣いた後、目元を拭った。
白い闇の中を見る。白い闇――見慣れているが、見慣れているそれとは違う。雪によるものではなく、霧によるもの]

鬼になった人は、どうなるんだろう。
やっぱり、変になるのかな?自分で、変だって分かったりするのかしら。

[だとしたら自分は。
はっきりしないなあ――と、考えた。やはり不快だ。
そして気持ちが悪かった]

自分自身のことを分かるのが、一番難しいと思うのよ。

[もう一度つぶやく]

(151) 2011/12/07(Wed) 21時頃

少女 リディヤは、メモを貼った。

2011/12/07(Wed) 21時頃


【赤】 神父 モロゾフ

わはははは。愉快愉快。

[>>*17再びじじいと言われておかしそうに笑う。
そんなところは普段と変わらなくて…まるで理性だけが捻じ切れてしまったよう。
己でもその奇妙な違和感を感じることはあるが、それまで]

 鬼女か。
 くくく、おまえさんのような別嬪な鬼女になら、
 食われて本望の男もいるやもしれん。

 だが。
 私とてまだその力が本当に振るえるのかは些か疑わしい。
 気分だけ高揚しているだけ…もありえるからな。
 おまえさんも、油断はしないように。

[楽しげにからかうような口調は、やがて素に近いものへ。
他の人間たちが伝承の行を意識し始めれば、
能力を持つものが動きはじめてしまうだろうという、懸念も抱えていた]

(*19) 2011/12/07(Wed) 21時頃

【人】 神父 モロゾフ

--食堂--

[イライダが悪態半分にボルシチを持っていく>>139のを、
飄々とした笑みで見送った後、傍の棚から赤ワインとグラスを取り、
食堂の中を見回した。

後から戻ってきていたニキータが冷たいまま食べているのに
かわっとるのーと呟きながら、彼が洗面所で言っていたこと>>140を思う]

鬼に抗う力か。
それがあれば、鬼を退けられるか?
……しかし。

[それでは、傷つく者が出てしまうのではないだろうか。
男は、グラスにワインを半分ほど注ぎながら表情を曇らせる]

鬼なんて、現れずに済めばいいのだが。

[そして、ワインに口をつけて、注いだ分を飲み干した]

(152) 2011/12/07(Wed) 21時頃

【人】 画家 ユーリー

― 宿・外 ―

[給仕の女が上げる声に振り返ることなく、
画家の青年は濃霧の中を行く。

白い闇を照らすは、コートに突っ込んでいた携帯電話の光。
時刻も通話もできぬそれでも、灯くらいにはなった。]

 ひゅぅ~♪

[一先ず向かったつもりの、己のアトリエまでの道中。
まるで獣に引き裂かれたかのような、村人の死体、
見とめた青年の唇から口笛が漏れた。]

(153) 2011/12/07(Wed) 21時頃

【人】 画家 ユーリー

 ――……

[その唇に、煙草を咥えると、ライターで火を切っ先に。
歪んだ唇は笑みに、暗い色を滲ます眸は、濃霧と紫煙がくゆる中、
おどろおどろしい光景をうっとりと見詰めた。
スケッチブックは今は手元にない。
せめて、この光景を己の眼に、脳裏に、心に刻むように。]

 なんで……―――

[やがて零れるのは、少しの不満を乗せる言の葉の欠片。
それとともに、咥えていた煙草も地に落ちる。
死体を羨むように見詰めていた青年は、
ゆるりとそれに手を伸ばす。
その手に光るのは、バタフライナイフ。]

(154) 2011/12/07(Wed) 21時頃

【人】 画家 ユーリー

 俺を一番に殺しに来てくれなかったかなぁ?

[ぐしゃっと腕の付け根に突き立てて、
ぐるりと胴体から剥がすように円を描く。
まるで紅の油絵の具のような、液体が大地を濡らすけれど、
流石に骨は固くてバタフライナイフでは砕けず。]

 伝説では、誰かが鬼に憑かれるんだったか。
 嗚呼、その誰かを追い詰めたら、
 俺を殺しに来てくれるかな?

[しょうがないと、ブーツの底で胴体を踏むと、
てこの原理で骨を折り取った。
胴体から切り離されたその腕の端に接吻けながら、
夢みるように青年は呟く。]

(155) 2011/12/07(Wed) 21時頃

【人】 画家 ユーリー

 それとも、鬼とは名ばかりで、
 あいつらと一緒で俺を殺せないかな?

[口の中に鉄の味を感じながら、ケタケタと笑う様は、
嗚呼やはりどこかおかしいのだろう。]

 ――……早く、俺を殺さないと殺してしまうよ?
 

            鬼  さ  ん  こ  ち  ら

(156) 2011/12/07(Wed) 21時頃

【人】 彫金師 アリョール

[話かけながらも流した視線は、スカーフを被る女性も捉える。
布に身を隠すようにも見えた様子にも細めた黒い目の奥、イライダと見たの同じ何かを探すような色が掠める。
ニキータから返る言葉に、うん、と頭を傾けた。彼が一瞥する席へと視線を向けて、また、彼へと戻す]

 
里帰り、って所でね。アリョール、って者だけれど、
もう20年程になるのだけれど――その頃、居たかな?
うん、会ったような気が、するのは同じ。


[20年前は、自分は8つ、相手はもう二桁という小さな頃。
昔と変わってしまった彼に、小さな頃の記憶がどうしても合致せず
気持ち悪さに少し、頭を一度振ってから]

ジャンナ…って、誰だい?
そこ、誰も居ないよ?

[目が悪いのかな、という風に、長い前髪の隙間へと視線を向けて、不思議そうな声を紡いだ]

(157) 2011/12/07(Wed) 21時頃

【人】 画家 ユーリー

[冗談めかせて虚空に向かって放つ声。
距離もねじ曲がったこの空間。
外に居る 誰か には、聴こえたかも知れず。]

 とりま、これ持って帰ったら
 外に死骸があるって証拠にはなるかな?

[唇の端を、まるでルージュのように紅に染めて。
青年は切り離した腕を引きずり、濃霧の中を進む。
そうすれば、アトリエに向かった筈なのに、
確かに神父の言通り、宿屋に舞い戻ることとなるのだろう*]

(158) 2011/12/07(Wed) 21時頃

【人】 神父 モロゾフ

[そして、注文どおりに温められたボルシチに、
待ってましたとばかりにスプーンを握る]

イライダは出来る娘だ。まったく。

[猫舌にやさしく温かいボルシチを口に運び、一つ息をつく。
これがいつもの夕餉だったらどんなにか。
そう思うと、アナスタシアの軽挙が…
…いや、本当に彼女は開けたのか?

謎の空間に宿が囲まれているのも己で確認したし、
外には無残な遺体が無造作に放置されていたのも見た。
それでも…呪いが解き放たれたとは――]

考え事をしてはまた冷めてしまう。
食べ終えたら、ちょいと話を聞きにいくとしよう。

[大きなイモの欠片を口に放り込み、黙って口を動かした]

(159) 2011/12/07(Wed) 21時頃

【赤】 神父 モロゾフ

 ほう、むかつく…なあ。
 彼女なら、まあ…えてしてその結果になりそうな気もするがな。

 腹を満たしたら様子を見てくるとしよう。

[口に運ぶボルシチは温かくておいしい。
けれど、物足りなく思っていた。
凍りかけた血が舌の上で溶けて流れる感触。
噛み砕く肉の味。
それには到底、及ばない]

(*20) 2011/12/07(Wed) 21時頃

【独】 神父 モロゾフ

/*
偽善過ぎるかと思うけど、まだ我慢。

どうしようかな。全くノープランです。
イライダぁ、どうしますー?

(-40) 2011/12/07(Wed) 21時半頃

神父 モロゾフは、メモを貼った。

2011/12/07(Wed) 21時半頃


作家 フィグネリアは、メモを貼った。

2011/12/07(Wed) 21時半頃


彫金師 アリョールは、メモを貼った。

2011/12/07(Wed) 21時半頃


給仕 イライダは、メモを貼った。

2011/12/07(Wed) 21時半頃


神父 モロゾフは、メモを貼った。

2011/12/07(Wed) 21時半頃


【人】 孤児 ラビ

― 土産物売り場→食堂 ―

[暫く本をめくっていたが、知らない単語が両手では足りなくなる頃になってやっと立ち上がる。じっとしていたからか、寒気が無視できないほどになっていた]

 じゅそ、が何か神父様に聞こう

[理由を作って食堂へと廊下を進む。さっき覗き見た所から、今度は頭半分のぞかせて]

 俺も、ご飯もらっていい?

[誰にともなく聞いて、駄目だ、との声があがったとしても、その相手の言うことは聞かないつもりだから、食堂の隅っこに腰掛けて、もう一度本を開いた]

(160) 2011/12/07(Wed) 22時頃

孤児 ラビは、メモを貼った。

2011/12/07(Wed) 22時頃


【独】 神父 モロゾフ

/*
Σ!!

風呂行こうと思ってちらっと見たら恐れていたことが!!
し、しし神父だからって、なんか知ってるとは、かぎらない、んだ、から、ね…!!

そういえば…じじいだじじいだときゃーきゃーしてるけど、
外見も老人、とか思われてたりしてそうだ…。

(-41) 2011/12/07(Wed) 22時頃

【人】 少女 リディヤ

―裏口→宿の廊下―

……。
なに、いまの。

[考え込んでいた意識が声によって引き戻される。
関係ない誰かの戯言?そう思わなければならない。だって、そうじゃなかったら]

鬼って、自分のことが鬼だって分かってるのかな。
人と違うんだー、自分は鬼なんだー、ってさ。

[だれもいないのに、誰かに尋ねるように独り言。やがて虚しくなって口を閉じ、頬を軽く叩いた。裏口に手をかけ、宿の中へと戻る。
一度部屋に戻ろうかと、食堂の匂いをかぎながら階段を探して宿の中を歩いた]

(161) 2011/12/07(Wed) 22時頃

【独】 神父 モロゾフ

/*
あ、言葉の意味ならわかるます
………た、多分。

(-42) 2011/12/07(Wed) 22時頃

【人】 給仕 イライダ

― 幾らか前のこと:食堂 ―

[宿泊客の女が食堂に着ていた事に気付いた給仕は、当然のように夕食の依頼に応じた(>>147)。
籠もり気味な印象のあった彼女がちゃんと食事を取ってくれることは、給仕として嬉しいことだった。]

(162) 2011/12/07(Wed) 22時頃

【人】 給仕 イライダ

[戻ってきたニキータ(>>143)が口を付け始めたのは、冷めたままであろうボルシチ。
女は、温めたものをわざわざ彼に持ってくることはしなかった。
コートを掛けた席の隣に行った彼に、視線を向かわせることはしない。
ただ、ちゃんと食べているんだと思えば、それはやはり心安らぐものでも、あった。]

 ……ニーカ兄ぃ。
 一応、さっきよりは大丈夫には戻ったのかな。

[今では彼に対して直接向けることはなくなった、拙い響きの愛称を、ほとんど誰にも聞こえない程度の声で歌うように口にした。]

(163) 2011/12/07(Wed) 22時頃

【人】 給仕 イライダ

[そのニキータに声を掛けた彫金師。
その人がさっき向けてきていた満面の笑み(>>149)は、こそばゆさの所為もあって、ちゃんと目で捉えてはいなかった。
勿論、その後に向けられた視線にも――。]

(164) 2011/12/07(Wed) 22時頃

【人】 給仕 イライダ

― 食堂 ―

[暫くしてから、客の女(>>148)が言っていたことに触れた。眉は若干下げ気味で]

 地元……地元民、だけど確かにあたしも。
 街でもさ、鬼の村出身だったんだってー?って、よく皆から言われたりもしたけど。

 でもさ、話し手……いわゆるー、口承の保持者?って柄じゃないよ。
 ばーちゃんじーちゃんみたいに熱心に語れるって訳でもないし。
 その……。

[ふと、相手の名前が出てこないことに気付いて]

 えっと、あなた……フィグネリア、で良かったよね?
 ごめんね!ちょっと度忘れって感じで思い出せなくて。
 ナースチャ――アナスタシアも確かそう言ってたと思ったんだけ、ど。

[宿の主のことをうっかり愛称で言いかけたため、一応ちゃんとした名前の方を挙げておいた。]

 あ。あたしはイライダ。前にも言ってたかもだけ、ど。

(165) 2011/12/07(Wed) 22時頃

画家 ユーリーは、メモを貼った。

2011/12/07(Wed) 22時頃


【削除】 給仕 イライダ

― 食堂 ―

 そのとーり、あたしはデキる女だから。

[モロゾフ(>>159)の評価に気付けばちゃっかりと言葉を返し、したり顔を作ってみせた。
そんな「デキる」給仕は、廊下から頭半分覗かせてきていたラビ(>>160)にも気付いて]

 いいよ……っていうか食べなきゃダメだよ!
 そういえばあなた、身体冷やしちゃってない?
 ちゃんと食べて温まらなきゃ。

[ついさっきのような、あるいは大分前のような。彼とここで鉢合わせた時のこと(>>18)を思い出しつつ。
人肌よりもう少し温度を高くしたボルシチを、彼のもとに運んでいく手際は良いものであった。]

2011/12/07(Wed) 22時半頃

【人】 給仕 イライダ

― 食堂 ―

 そのとーり、あたしはデキる女だから。

[モロゾフ(>>159)の評価に気付けばちゃっかりと言葉を返し、したり顔を作ってみせた。
そんな「デキる」給仕は、廊下から頭半分覗かせてきていたラビ(>>160)にも気付いて]

 いいよ……っていうか食べなきゃダメだよ!
 そういえばあなた、身体冷やしちゃってない?
 ちゃんと食べて温まらなきゃ。

[ついさっきのような、あるいは大分前のような。彼とここで鉢合わせた時のこと(>>18)を思い出しつつ。
人肌よりもう少し温度を高くしたボルシチを、手際よく彼のもとに運んでいくのだった。]

(166) 2011/12/07(Wed) 22時半頃

【人】 作家 フィグネリア

―食堂―

[(>>165)給仕の言葉に]
話し手じゃなくても良いのよ。
あまり伝承に対してどっぷりつかってない人の方が客観的に話してくれるから。深くつかりすぎた人はまるで自分が体験したように話すもの。

[今まで他の地で熱心に話していた老人たちの顔を浮かべながら。全員、という訳ではないが、半分ほどの人はまるで自分自身が伝説の後継者のであるかのように熱心に語っていた。実際に体験していたら、そんなにすらすらと語れるはずないのに。
彼女は謙遜する給仕に対して、ふふ、と微笑みながら]

ええ、フィグネリア。フィグネリア・ロトレワ。そう言えば、名乗ったこと、なかったかもしれないわね。いつも、お料理ありがとう。

(167) 2011/12/07(Wed) 22時半頃

【人】 作家 フィグネリア

[そして、給仕の口から女主人のことが告げられると、ぽつり、と思い出したように言葉を落とした]

――――アナスタシアさん、か。そういえば、アナスタシアさんは本当にあの「箱」を開けたのかしら。

[彼女の言葉と雰囲気――それと今の宿に起きている状況を加味すると、そうとしか思えなかったのだけれど]

――食べ終わったら、見に行きましょうか。

[その時、食堂に少年が入ってきたのが目に入った。さっき、アナスタシアの事を告げた時に、食堂にいた少年。どこに行っていたのだろうか。もしかしたら、と思って]

ねえ、あなた。アナスタシアさんの部屋に行ってない?

[その言葉は彼の耳に届いただろうか。届かなかったかもしれない。彼女は元からはきはきと喋る性格ではなく、落ち付いて来たとはいえ、まだ声は震えていたのだから]

(168) 2011/12/07(Wed) 22時半頃

作家 フィグネリアは、メモを貼った。

2011/12/07(Wed) 22時半頃


【人】 画家 ユーリー

― 宿・食堂 ―

[引きずった腕は、先程まで少女めいた女が座っていた場所
……とは青年は知らないが、裏口にぽいっと放った。]

 あ~……面白かった。

[口元についた血は、そのままに再び食堂に青年は現れる。
去った時と同じ席に座ると、ギコギコと椅子の足を揺すった。]

 なぁ、ウォッカ、おかわりくれる?

[そして出来る給仕と噂の女へ、
何事もなかったかのように注文の声をかけた。]

(169) 2011/12/07(Wed) 22時半頃

【人】 給仕 イライダ

― 食堂 ―

 そーいや一人、食べないまま出て行ったのがいたね……。

[思い浮かべたのは、赤いリボンに赤いショール。
少なくとも己は、彼女がボルシチを食べていたかどうか覚えていない。食べていなかった気がする、と思考する。
スカーフの女や、ニキータに、それから彼に話しかける彫金師。
何かの本を持っていたようなラビに、ボルシチのスプーンを握るモロゾフ。
かれらを気にもしながら、ふっと廊下の方に、視線を向けようとして]

(170) 2011/12/07(Wed) 22時半頃

【人】 孤児 ラビ

 え?うん



 箱――…開いてたよ

[スカーフを巻いた女に視線を向けることなく、そう答えた。名前は知らないがそう、年も離れてないだろうと思う。相手にはそう思われないだろうことはわかっている。震える声に、まだ寒いのだろうか、と考えて。思考がぼやけてきていることに気づいた。本を開いても同じとこばかり目で追っていて]

 ありがと

[ぱたん、と閉じた所でちょうどボルシチを渡された。スプーンを棒きれを掴む時のようにぎゅ、と握りしめてボルシチをすくう。あったかいのは嬉しいけれど、絶対火傷するから。必死に冷まそうと息をふきかける]

(171) 2011/12/07(Wed) 22時半頃

【人】 給仕 イライダ

[客の女――フィグネリア(>>167)に、ぱちりと意外そうに瞬いた。]

 そーなの?あ、確かに、なんとなく判るような。
 そーなのか……じゃあむしろ、良い感じってことなの、かな。

[まるで学者か何かを見るような、すごいなーとでも言いたげな瞳になっていたりもして。
相手の微笑を捉える女の顔色は、明るいものだった。]

 あ。よかった合ってた!――よろしくね、フィグ。

[名前を教えてくれた彼女のくれた料理の感想の方にも、ちょっと誇らしげな感謝の笑みを浮かべて]

(172) 2011/12/07(Wed) 22時半頃

【人】 神父 モロゾフ

[ニキータとアリョールをチラと見て、
誰もいないニキータの隣の席へ目を移して、それから逸らす。
やがてどこからか戻ってきたラビが席について食べだす頃には
自分の分は食べ終えて食後の一杯を]

なんだ、おまえさんも猫舌か。

[ふーふーと息を吹きかけているラビを見て笑うが、
泊り客の女性の問い>>168と、箱は開いていたというラビの返答に
眉を寄せた]

(173) 2011/12/07(Wed) 23時頃

神父 モロゾフは、メモを貼った。

2011/12/07(Wed) 23時頃


彫金師 アリョールは、メモを貼った。

2011/12/07(Wed) 23時頃


乱人 ニキータは、メモを貼った。

2011/12/07(Wed) 23時頃


【人】 給仕 イライダ

― 食堂 ―

 あー、おかえ……ってちょっあなたそれ。

[帰ってきたユーリー(>>169)を見て――赤いもので染められた口許に、少しの間、目が行く。
その瞳には、僅かに何かにそそられたような、色っぽさがあった。]

 ……げふん。
 とりま自分の分の食器下げてから、って言いたいとこだけど?

[それでも結局給仕の女は、とてもぶっきらぼうに、ウォッカのボトルをどんっとテーブルによこしたのだった。]

(174) 2011/12/07(Wed) 23時頃

【赤】 給仕 イライダ


 別嬪……お褒め下さってありがとー、じじい。

[どのくらい経ってからか、声(>>*19)に対し、ぽつりとした感謝の言葉。
脳裏に過ぎる彼の愉快そうな笑い声もそんなに心地悪くはない。
女が抱く己への違和感も、どこか曖昧なものになっていたようだった。]

 食われて本望の男、ねぇ。
 あー、何か確かに一人それっぽいのはいるね。
 まーあたしも……熱っぽい血を頬張れるなら嬉しいかな?

[ちらっと、帰ってきたばかりのユーリーを見ながら――口許の血は確かにそそるものだった――鬼女は歌い]

(*21) 2011/12/07(Wed) 23時頃

【赤】 給仕 イライダ


 ……あー。
 確かに、実際わかんない、よね……。

[伝承をとりあえず知っているから、その中で語られる「力」は普通に使えるような気で居た。
アナスタシアに「むかついた」時も、なんとなく微妙に……「襲う力」のヴィジョンは自然と思い浮かばれた、気がした。
だから老人のこの忠告に、イライダも少し気を引き締める。]

 ありがと、ヴィーチャ。

(*22) 2011/12/07(Wed) 23時頃

【人】 神父 モロゾフ

[「デキる」女だから、とちゃっかり言っていたイライダへは
わはははと笑いだけを返していたが―
彼女の声のトーンが変わった>>174気がして振り向いた]

ユーリー……おまえさん、そりゃなん、だ……。

[口元に何を付けている?
それが血痕と結びつくまでには、もう少し時間がかかるようで
男は眉を寄せた表情のままユーリーから視線を外せなかった]

(175) 2011/12/07(Wed) 23時頃

【人】 少女 リディヤ

―廊下―

[食堂の方を一度振り返ってから、
二階にある、自分の部屋へと戻っていった**]

(176) 2011/12/07(Wed) 23時頃

少女 リディヤは、メモを貼った。

2011/12/07(Wed) 23時頃


【人】 給仕 イライダ

― 食堂→廊下 ―

[フィグネリア(>>168)が言葉を零したとき、イライダは瞬いた。]

 あ……そういえば、確かに……。
 っていうかあたしも、ナースチャあれから見てなかったなー…。

[こうは言ったものの、アナスタシアの部屋に行くことにイライダが便乗する様子は特になかった。
姿の見えなかったリディヤのことなど、あれこれ気にすることもあったらしい。]

(177) 2011/12/07(Wed) 23時頃

【人】 孤児 ラビ

[モロゾフに頷きながらぱくり、と一口。飲み込んだボルシチはやっぱり舌を焼いていった]

 …いたい

[慌てて舌を出せばペチカから一番離れた席だからか、それだけでひんやりとした。ちょうど入ってきたユーリーの纏う空気のせいだったかもしれないが]

(178) 2011/12/07(Wed) 23時半頃

【人】 画家 ユーリー

[箱があいていた……――と、その身を幾度か暴いたことのある
少年に近い彼の言を耳に挟む。]

 金を払ってるのに、客に食器下げさせるのかい、此処は?

[紅引いたような唇の端、持ち上げるのは、
彼との蜜時を思い出してではなく
グラスもなく差し出されるボトルに。

給仕の女に揶揄を向けて、ボトルに伸ばす手。
触れればべっとりと血が手形に残るが、
青年は気にした様子なく封を開けると、酒を煽る。
唇の端に酒が垂れれば、チロリと舌を覗かせ、
尋ねを此方に投げる神父に流し眼をくれ、
まるで誘うかのようにねぶり取るのだった。]

(179) 2011/12/07(Wed) 23時半頃

【人】 画家 ユーリー

 嗚呼、外に死体があるって
 わざわざ外に行かないでも判るようにちょっとね?
 裏口見れば、判るよ。

[そして血酒を嚥下すれば、にっこりと邪気のない、
邪気がない故に邪気があるように見える笑みを浮かべ
さらりと問いの答えを返した。]

(180) 2011/12/07(Wed) 23時半頃

【赤】 給仕 イライダ


 あ、ヴィーチャ。
 そっちも、一応とりま気をつけて。
 ナースチャんところに他に行く子もいるかもだしー…。

[えてしてその結果に、という老人(>>*20)の言葉に、そーなのよと頷くように歌いつつも。
様子を見てくるという彼に、念の為に声を届けた。]

(*23) 2011/12/07(Wed) 23時半頃

【独】 孤児 ラビ

/*
リディヤが悪鬼なのはわかったー

ユーリーどうだろ。非鬼だろうけど…半端者、かな?


あとうぃき読み返してきたけど処刑者は村側が殺してもいいんだよ、ね?
わっくわく

(-43) 2011/12/07(Wed) 23時半頃

【独】 給仕 イライダ

/*
リーリャまじ、ごめん、ね……!
ま、間に合わなかった迎えに行くの……

(-44) 2011/12/07(Wed) 23時半頃

【独】 孤児 ラビ

/*
>>179 (((((((*ノノ)

ゆーりーかっこいい…(ぽわわん

(-45) 2011/12/07(Wed) 23時半頃

【独】 画家 ユーリー

/*
襲撃でも吊りでもどんと来いRP。
しかし、こう赤っぽいともいえなくもない。

だ、だいじょうぶよね?(どきどき

(-46) 2011/12/07(Wed) 23時半頃

【人】 乱人 ニキータ

里帰り。二十年前? アリョール……アリョール、……

[事情と名を聞くと、其方に顔を向けたまま、その名を繰り返し口にし、記憶を探るような素振りをして]

ジャンナは、僕の恋人なんだよ。
改めて言うと、何だか気恥ずかしいけれどね。
いつもこうして一緒にいるんだ。

[ジャンナについては、当たり前のようにそう答えてから]

……あ! ……もしかして、アルル?
そうだ、アルルだよね? 二十年前、で。小さい頃……
というか、小さい頃出ていったんだから、あれだけど……
遊んだり、していたの。思い出したよ。

[それから、はたと声をあげた。当時己が付けていたあだ名で呼びつつ、確認するように言って小さく笑い]

久し振り。僕、覚えている?
家が雑貨屋で……ええと、そう……
昔は、結構ガキ大将みたいな事していたり、したんだけれど。

(181) 2011/12/07(Wed) 23時半頃

【独】 乱人 ニキータ

/*
ばっよえ(ry
いや、あだ名いいかなと思って……悩んだら……
このざまだよ!

ユーリーが黒くてわくどき
そして兄ぃにきゅんとしたとかそんな

(-47) 2011/12/07(Wed) 23時半頃

【独】 孤児 ラビ

/*
ニキータが可愛すぎてむせた(リアル話

(-48) 2011/12/07(Wed) 23時半頃

【人】 神父 モロゾフ

[ラビがボルシチを食べるのを見る視線は柔らかだったが、
ユーリーがこちらを流し見て、酒を舐めとるのをみるそれは、
険しさを増していた]

外に死体がある…それは私が伝えていただろう。
おまえさんがわざわざそんなことせんでも、よかったはずだ。

[ユーリーへ向けた固い口調の内では正気の沙汰じゃないと思いながら]

(182) 2011/12/07(Wed) 23時半頃

【人】 彫金師 アリョール

アルル…って、え、あれ?
ニキータ、って、あぁ、やっぱり、知って居るよ!
懐かしいなァ、覚えていてくれたのは嬉しいよ。
とはいえ…思い出話に花咲かせてる、って時でもなさそうだけれど。

[遠い遠い記憶、いくらかが繋がった。
大きく目を見開いて、驚いた顔]

覚えてる、けど、…うん。
なんだろう、雰囲気が違うね、――恋人?
一緒に、って、ええと…

[誰がジャンナなんだろう、と辺りを見渡した。名知らぬ女性らしき人は]

…彼女?

[そっとフィグネリアを指差してみた]

(183) 2011/12/07(Wed) 23時半頃

【赤】 神父 モロゾフ

 もし、その力が振るえたとしても…数では太刀打ちできんからな。

[ありがと、と言われて>>*22、僅かに笑みつつ答える。
そして、視界にわざわざ血を纏って来た男を見据えて]

 あやつ、誘うような真似をしおって…。

[苦々しい声を零す。
血の匂いに喉の奥が鳴る。
誘われるように、表情が歪みそうになる]

 忌々しい。

(*24) 2011/12/08(Thu) 00時頃

【人】 孤児 ラビ

 外、に 死体?

[モロゾフが説明していた時にアナスタシアの部屋にいた少年は、瞬いて視線をユーリーへと向けた。目の前で消えた人も、土産物売り場で本を読んでいただろう見知らぬ誰かも、もしかしてもう、死んでいるのか、と。裏口に行こうかと腰をあげかけたが、目の前に食べ物があることを思い出して、またスプーンを動かし始めた。その動きは早くなり、舌に負った火傷は酷くなっていったけれど。

ひたすら皿を見つめていた視線がもう一度動いたのは、ガキ大将、と赤髪の男が自らを指していった言葉に対してだった。ボルシチをまた一口、飲み込んで]

 ジャンナなんて、此処にはいない

[赤髪の男の名前は、多分初めて声を交わした時に名乗られたと思う。それはまだ、ジャンナがいたころ。もう覚えていないけれど。
モロゾフや…他の村人が口に出せないことを、静かな声で告げて、スプーンを空になった皿へ置く。その音は食堂に響いた]

(184) 2011/12/08(Thu) 00時頃

【人】 画家 ユーリー

 人っていうのは、自分の眼で見たものでないと
 基本信じれない生き物だろう?
 逆に自分の眼で見たものは、そこのと一緒で
 たとえ他の人に見えなくとも信じる……
 違うかい?

[神父の険しい視線を真正面からうけ、
画家の青年は面白そうに微笑み続ける。
そこのと顎で示すのは、亡き恋人を見続けている男。
彫金師は、青年の言葉裏に潜む意味合いをくみ取れるか否か。]

 まぁ、見えてるのに見えない振りをする奴も
 結構居たりするけどね?

(185) 2011/12/08(Thu) 00時頃

【独】 孤児 ラビ

/*
無理やり絡んでく頑張れ俺!

(-49) 2011/12/08(Thu) 00時頃

【赤】 神父 モロゾフ

 ああ、わかった。気を付けるよ。
 話を聞くだけだから、何もないとは思うがな。

 むしろ、誰かが共にいた方が都合がいい。

[気を付けてと聞こえた声>>*23に、くつ、と笑む。
誰かがいたなら、あくまで神父としての立場で事を問えばいい…筈だ]

(*25) 2011/12/08(Thu) 00時頃

ユーリーは、ラビの視線に気がつくと、にぃと口角を上げてみせた。

2011/12/08(Thu) 00時頃


【削除】 給仕 イライダ

[こう(>>177)呟いていた時イライダは、ボルシチを冷まそうとしながら食べてくれていたラビの、その一言(>>171)を聞き逃していた。
聞いていたとしても、結局自分の目で箱の件を確かめていないという事実には変わりなかったのだが――。]


 うちはお客様にもお手伝い頂く主義なのー。

[実際はそうでもなかったのかもしれないが、ユーリー(>>179)の揶揄には少し意地になってそう返した。
女は彼がボトルに付けた血の手形も目で捉えて、また目を離して。
口許の血をも拭うように酒を呷る姿から、あからさまに視線を横に逸らした。
それはそれは、目のやり場に困るとでも言いたげな瞳だった。

ニキータのコートにあった血。モロゾフの手にあった血。そして、この男の口許の血。
そのどれもが「自分の目で確かめた」流血の痕。
だから女は、男のその言葉(>>180)には頷かないながらも、否定を返すこともしなかった。]

2011/12/08(Thu) 00時頃

作家 フィグネリアは、メモを貼った。

2011/12/08(Thu) 00時頃


【人】 給仕 イライダ

[こう(>>177)呟いていた時イライダは、ボルシチを冷まそうとしながら食べてくれていたラビの、その一言(>>171)を聞き逃していた。
聞いていたとしても、結局自分の目で箱の件を確かめていないという事実には変わりなかったのだが――。]


 うちはお客様にもお手伝い頂く主義なのー。

[実際はそうでもなかったのかもしれないが、ユーリー(>>179)の揶揄には少し意地になってそう返した。
女は彼がボトルに付けた血の手形も目で捉えて、また目を離して。
口許の血をも拭うように酒を呷る姿から、あからさまに視線を横に逸らした。
それはそれは、目のやり場に困るとでも言いたげな瞳だった。

ニキータのコートにあった血。モロゾフの手にあった血。そして、この男の持ち帰ってきた血。
そのどれもが「自分の目で確かめた」流血の痕。
だから女は、男のその言葉(>>180)には頷かないながらも、否定を返すこともしなかった。]

(186) 2011/12/08(Thu) 00時頃

【削除】 給仕 イライダ

[……が]

 ……皆ごめん。あたし、外すねー。
 ちょっと晩飯食ってないやつ捕まえに行って来る。
 主にリーリャ。

[言葉自体は先ほどから考えていたことだが、ユーリーを避けるように場を辞する口実にもなっていた。
彼女の居場所の見当も付けていないまま、廊下へと続く扉の側に行った。]

2011/12/08(Thu) 00時頃

【人】 給仕 イライダ

[……が]

 ……皆ごめん。あたし、外すねー。
 ちょっと晩飯食ってないやつ捕まえに行って来る。
 主にリーリャ。

[言葉自体は先ほどから考えていたことだが、ユーリーを避けるように場を辞する口実にもなっていて。
イライダは赤いリボンの主の居場所の見当も付けていないまま、廊下へと続く扉の側に行った。]

(187) 2011/12/08(Thu) 00時頃

【独】 給仕 イライダ

/*
しかしどっちかというと
避けたいのは 多角 なのだった。

(-50) 2011/12/08(Thu) 00時頃

【人】 彫金師 アリョール

いない?
…って――どういうことだい?

[ラビの言葉に、事情を知らない彫金師はきょとりと目を瞬いて。
顔を向けて聞き返した。
スプーンを置く音がやけに大きく響いた気がして、片目を瞑る]

(188) 2011/12/08(Thu) 00時頃

【人】 乱人 ニキータ

ああ、良かった、覚えていてくれて。
うん、懐かしいね。まさか今こうして会うとは思わなかったよ。
そうだね、何だか大変な事になってしまって……
早く皆で何とか出来たら、いいんだけれど。

もう、二十年経ったんだもの。
僕も三十過ぎたし……
色々、あったからね。

[アリョールに、そう話す声はしみじみとして]

あは、違うよ。あの人は少し前に村に来た人でね。
よくは知らないけれど……作家さんなんだとかで。

ジャンナの事は、覚えていない?
あまり、二人が会う事はなかったっけ。
僕も、小さい頃はそんなに話したりしなかったけれどね。
女の子と遊んだりなんて、恥ずかしいと思っていたから。

[作家の女を示す言葉は、冗談のように受け止めて。また隣席の方を見やりつつ、そう語った]

(189) 2011/12/08(Thu) 00時頃

【人】 乱人 ニキータ

……?

[少年の声には、其方を見やって。ただ、知識にない言語を聞いたかのように、不思議そうに首を傾げた]

(190) 2011/12/08(Thu) 00時頃

【人】 給仕 イライダ


 ……… ……

[どこか懐かしそうにも思える響きの、ニキータと彫金師との遣り取り。
その響きを漠然と耳にしながらも、女は廊下の方に顔を向けて表情を隠したまま、振り返らなかった。
ラビ(>>184)の一言も、確かに聞こえて――それでもなお。
肯定を返すことも、取り繕うように否定することも、しないままだった。]

― →廊下 ―

(191) 2011/12/08(Thu) 00時頃

【人】 神父 モロゾフ

自分の目で見なければ信じられないのは、私も同じだ。
だが、それなら見てくるだけで十分じゃないか?
おまえさんの口元についていた、赤い色は、何だ?

[面白そうに微笑むユーリーを見る表情は変わらない]

(192) 2011/12/08(Thu) 00時頃

【独】 神父 モロゾフ

/*
あー、なすちゃのとこに行く時間がー。

(-51) 2011/12/08(Thu) 00時頃

【人】 孤児 ラビ

[ユーリーの笑みからは、やはり視線をそらし、皿を持って立ち上がった]

 俺は、よく知らないから

[アリョールには、それ以上告げなかった。実際5年前に何があったかを少年に詳しく語る者はいなかったし、13歳当時10歳の少年よりも小さかった彼を山狩りに連れて行こうとする者もいなかった。
首を傾げた男には、ため息をひとつ返して]

 ――食べ終わったやついるなら、皿洗うけど

[イライダがいない隙に、と食堂中を見回して]

(193) 2011/12/08(Thu) 00時頃

【人】 作家 フィグネリア

[(>>171)少年はこちらに視線を向けず、独り言のように言葉を漏らした]

開いてたの……。予想通りだけど、あまり嬉しくないわね。

[過去には戻れないと、現実が囁いている]

[( >>172)給仕の女性の笑みに彼女は安心感を覚えた。こういう状況でも明るく居られ、なおかつ周囲にそれを振りまく事のできるイライダ自身の能力なのだろう]

(194) 2011/12/08(Thu) 00時頃

【赤】 給仕 イライダ

 まじ いまいましい むかつく……っ

[それはそれは、見せ付けられた血への誘惑で、目のやり場に困るとでも言いたげな恨み歌だった。
そしてふつふつと、微妙に殺気が募って行っていって――。
けれど、廊下の方からの空気のせいか、少しクールダウンすることができた。
少し落ち着いてから、モロゾフ(>>*24)へと声を向かわせる。]

 そ、だね……。スクラム組まれたらかなりやばい感じ。
 なんとなーくだけど、気配的に?っていうか……。
 声的にもっていうか……ヴィーチャとあたしっきりっぽいし。

[鬼の呪詛を受けてしまった者が、ということ。
半端に呪詛を受けた者の所在など判らなかったから、今はそれは勘定に入れていない。
もしかしたら、じきにその存在に何か気付く機会もあるのかもしれないが。

そして、返ってきたその答え(>>*25)に、なるほどー…と頷くでもなく(頷く動作ができなかった)呟いて。
こうして、女も食堂を後にしたのだった。]

(*26) 2011/12/08(Thu) 00時半頃

【人】 彫金師 アリョール

ジャンナ……うーん。
小さい頃は、女の子と遊ばせて貰えなかったからなぁ。
覚えていないや、ごめんね。

[覚えて無くて、と、ニキータに向けては首を傾けて。
それからラビへと視線を向けた]


ラビ?どう…あ、
食器、下げるよ。

[言って、自分の食器とカップ、それから空になった瓶を手に彼の方へと立って歩み向かう。その痩せた彼の近くへと身を寄せて、小さな声]


――もしかして、聞いちゃいけない事、聞いた?

[問い、ひとつ]

(195) 2011/12/08(Thu) 00時半頃

【独】 神父 モロゾフ

/* かわゆす。マジかわゆす。

(-52) 2011/12/08(Thu) 00時半頃

【人】 画家 ユーリー

[意地になる給仕の女の言葉も
春を鬻ぐ彼から逸らされる視線も
神父からの質問も
視界に映る今の現状全て……―――
画家の青年にとって、心地良いものであるらしい。
醜いものは美しい。
そう植えつけたのは、身内という鬼《悪魔》。]

 だから、俺以外の皆にも知れるようにさ。
 こんな中、女子どもが外を行くのは危ないだろう?

 遺体を更に傷つけることになるから、
 俺なりに詫びをいれた結果がこれだ。
 さよならの接吻けを贈ったんだよ。

[変わらずの笑みのまま、神父へ嘯く言の葉。]

(196) 2011/12/08(Thu) 00時半頃

【独】 孤児 ラビ

/*
>>195 え、ありょーるどっちなのw
やっぱ男?
あれかいてあったっけ?

(-53) 2011/12/08(Thu) 00時半頃

【人】 作家 フィグネリア

[(>>183)ふと振り向くと赤い宝石を耳に付けた男がこちらを指さしているのが見えた]

……ジャンナ? 違うわ、私はフィグネリア。(>>189)彼が言っているように、この村の出じゃないのよ。

[そう言ったはいいものの、聞いていると男と男の会話は噛み合わない。さらにジャンナという女性はいないという少年の言葉に混乱し、とりあえず料理に口をつけた。とろり温かいスープが身体の中に流れ込んだ]

(197) 2011/12/08(Thu) 00時半頃

【人】 作家 フィグネリア

[(>>169)大きな物音を立てて一人の男性が入ってきた。飄々とした男性。確か前に食堂で見かけた時には、ユーリーと名乗っていたか、とこの時思い出した。だが、その姿に赤い模様が張り付いているのを見付けた瞬間]

あなた……まさか……。

[あなたが「鬼」? とは聞けなかった。先ほどの赤い男性や神父という男性だって血を付けていた。だから、血を付けた人間=鬼とはならないのだが。
それでもとっさに発言をしなかったのは、自身の中に否定したいという願望があったからなのか、それとも、この状況に慣れてしまったのか]

死体……か。

[――……もしかしたら、村人総出でドッキリを仕掛けられているのかもしれない。外に出たら何か鬼とドッキリと、どちらが現実味を帯びているか、それを判断する力は彼女にはなかった]

(198) 2011/12/08(Thu) 00時半頃

【削除】 給仕 イライダ

― 廊下 ―

[自分の居ない間にラビが皿洗いでもやらかそうとしているなどと思うこともなく。
女はひとり、ひんやりした空気の中で、歩いていた。
少し頭が冷えてから、なんとはなしに、歌っていた。]

 彼女はもう、遠いところに行ってしまったのに。
 皆のそばには、まだ彼女が居る心算、なのかな――。

[それは亡き女性のことを示すものではなく、此処に居る自分を語るかのような歌。
十九で街に出て行った、歌の上手い少女は、知らない街でたったひとりで生きてきて。様々なことに出会って。そして――。
他からどう見えているかはともかく、自分では、昔から変化してしまった気で居たのだった。]

 あたし自身がもう此処には居ないかもしれないというのに。
 居なくなってしまった過去を責めることなんてできない。

[独り言は自然に歌と化して、唇から零れ落ちていった。
普段詞を作っていたときも、このように零した歌が元になっていることが多かった。]

2011/12/08(Thu) 00時半頃

【人】 神父 モロゾフ

遺体を、傷つけただと?!
あんな酷い様だったのを、か。

[ユーリーの言葉>>196に静かに首を振った]

人の為せる業とは、思えんな…。

[苦々しい様子で呟いて、立ち上がる]

すまんな、ラビ。
これも片付けてもらえるか?

[食べ終わったなら片付けると言っていたラビ>>193に声をかけ、
空いた皿を示して、すまないと片手を挙げる。

そうして、苦々しい表情のまま廊下へ出て、
アナスタシアへ話を聞きに行こうかと思案顔で階段を見た]

(199) 2011/12/08(Thu) 00時半頃

【人】 給仕 イライダ

― 廊下 ―

[自分の居ない間にラビが皿洗いでもやらかそうとしているなどと思うこともなく。
女はひとり、ひんやりした空気の中で、歩いていた。
少し頭が冷えてから、なんとはなしに、歌っていた。]

 彼女はもう、遠いところに行ってしまったのに。
 皆のそばには、まだ彼女が居る心算、なのかな――。

[それは亡き女性のことを示すものではなく、此処に居る自分を語るかのような歌。
十九で街に出て行った少女は、知らない街でたったひとりで生きてきて。様々なことに出会って。そして――。
他からどう見えているかはともかく、自分では、大人になって変化してしまった思いで居たのだった。]

 あたし自身がもう此処には居ないかもしれないというのに。
 居なくなってしまった過去を責めることなんてできない。

[独り言は自然に歌と化して、唇から零れ落ちていった。
普段詞を作っていたときも、このように零した歌が元になっていることが多かった。]

(200) 2011/12/08(Thu) 00時半頃

【人】 作家 フィグネリア

[(>>196)――遺体を傷つける? どういうことだろう。男の言葉からしてそのまま屍を運んできたかと思いこんでいた、が……]

――――わかったわ。私自身で確かめてきましょう。

[ぼそり、と言って、立ちあがり裏口の方へと向かった。料理はすでになく、食器はあとで片付けよう、とそう思いながら]

(201) 2011/12/08(Thu) 00時半頃

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