人狼物語ぐたるてぃめっと


770 【突発完全RP村】ハイカラ遊戯

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。


どうやらこの中には、村人が6人、囁き狂人が1人、首無騎士が1人いるようだ。


【人】 女学生 安藤 しおり

どうしましょう。
怖くて仕方がないのです。

(0) 2015/12/10(Thu) 01時頃

しおりは時が進むよう祈った。


【人】 モボ 堂島 よし男

はは、本当に貴方は巧いなぁ、ミスター宗一郎。
貴方はむしろ、太鼓持ちを雇う立場の御人でしょうに。

[宗一郎の言葉>>0:117に、男は
からからと大層愉快そうに笑い。]

おや、貴方の御眼鏡にも適いましたか?
披露の甲斐があったなあ。こいつは……いいや、確か
横浜の方へ出向いた時に見つけたんだったかなあ。

[そう呟きながら、萬年筆を再び手に取り
くるくると指先の上で回しながら、思索に耽り。]

(1) 2015/12/10(Thu) 01時頃

【独】 若旦那 枡屋 宗一郎

/*
想像通り弾かれましたな!
失くしたものを返して貰ったり、奪われたりしましょう!

(-0) 2015/12/10(Thu) 01時頃

天のお告げ(村建て人)

月が中天に昇る頃、白鷺館の広間以外の照明がそっと絞られた。
サロンから、あるいは上階へ続く階段からも、
ただぽっかりと明るい広間の気配は感じるだろう。

蓄音機から流れる音楽は洋館に相応しいクラシック。
雇われ料理人が腕を揮った料理も、和と洋が共存するもの。

贅沢な調度に囲まれた、過剰なほどの完璧な夜会。


けれどもそこには、乾杯の音頭を取る主はいない。
それを問う者がいれば、使用人は口を揃えてこう言うだろう。

(#0) 2015/12/10(Thu) 01時頃


天のお告げ(村建て人)


「ご主人様は、白鷺館の中にいらっしゃいます」

「私たちも、お姿をお見かけしたことはございません」

「それでも確かに、こちらにいらっしゃるようです」
 

(#1) 2015/12/10(Thu) 01時頃


天のお告げ(村建て人)


 ―――さあ、遊戯の始まりだ

 

(#2) 2015/12/10(Thu) 01時頃


天のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。

2015/12/10(Thu) 01時頃


【独】 給仕 片岡 スミ子

/*
いつものあどりぶなすすぎてしんでくるし村人になった!!!!!!!!!!


ひいいきんちょうするううううう

(-1) 2015/12/10(Thu) 01時頃

【人】 モボ 堂島 よし男

[そして、美しく揃えられた宗一郎の指が
己に示されるのを目にし>>121、虚を突かれたように瞠目する。

その彼の掌が、眼が、弧のような流線を描くのを釣られるように目で追って。
大時計に止まった瞬間鳴り響く、夜を告げる鐘の音に、
夜の色を帯びる照明に、暫し魂を吸われたかのような表情を晒し]

――何処の活動弁士が、こうまで
完璧に場を作れるものですって?

[やがて、眼鏡の向こうの表情をくしゃりと崩すようにして笑い。]

弁士が声、文士が台詞。
誰かに作って監督してもらわなけりゃあ、照明の真ん中で突っ立って
間抜け面を晒すしか無い、それが役者というものですよ?

まあ僕は、そんな美しい張りぼてが嫌いじゃあありませんけれど!

[ステッキをくるん、と一回しして
まるで見得を切るように、宗一郎のウインクを真似てみせた。]

(2) 2015/12/10(Thu) 01時半頃

【削除】 若旦那 枡屋 宗一郎


 芸者も呼べない旅籠なんて閑古鳥が住み着いてしまう。
 僕は客と芸者の仲を取り持つのが天職なのさ。

[実際にはそんな双方に人権を謳った仲を取り持ったことは無いが。
 していることと云えば、仁道に悖るだけで大差はない。>>1

 へぇ、赤いインキの萬年筆など珍しいのに。
 この国の公文書は黒だろ?海の向こうは青が主流だ。

 赤は、そう、たしか。
 ―――…注意喚起の色だ、兄弟。

[ニコリと笑った狐顔。
 用途は如何に?と細い目で問いながらも、答えを希求している顔でなかった。**]

2015/12/10(Thu) 01時半頃

給仕 片岡 スミ子は、メモを貼った。

2015/12/10(Thu) 01時半頃


【人】 モボ 堂島 よし男

いつの間にか随分と、ひとも増えているようだ……

[離れた席に腰を下ろしている、三つ編み姿の女性だとか、
玄関ホールの方から響いてきた男性の声だとかに、意識を遣って]

……んん、しかし。
この場には未だ、招かれた客と使用人しか居ない……か?
屋敷の主は……?

[そう独り言ちながら、首を傾げた**]

(3) 2015/12/10(Thu) 01時半頃

モボ 堂島 よし男は、メモを貼った。

2015/12/10(Thu) 01時半頃


【人】 若旦那 枡屋 宗一郎


 芸者も呼べない旅籠なんて閑古鳥が住み着いてしまう。
 僕は客と芸者の仲を取り持つのが天職なのさ。

[実際にはそんな双方に人権を謳った仲を取り持ったことは無いが。
 していることと云えば、仁道に悖るだけで大差はない。>>1

 へぇ、赤いインキの萬年筆など珍しいのに。
 この国の公文書は黒だろ?海の向こうは青が主流だ。

 赤は、そう、たしか。
 ―――…注意喚起の色だ、兄弟。

[ニコリと笑った狐顔。
 用途は如何に?と細い目で問いながらも、答えを希求している顔でなかった。]

(4) 2015/12/10(Thu) 01時半頃

【人】 若旦那 枡屋 宗一郎


 ……おやおや、随分と自信の足りないことを言う。
 顎を引き給えよ、兄弟。折角の二枚目が半分落ちてしまう。

[大時計がボーンボーンと重い音色を響かせる。
 ゆるゆると絞られた人工灯に笑みが沈み、月明かりが青く差す。
 遠くて近い大広間から奏でられ始めるのは静かな西洋音楽。>>#0

 僕らを呼んだ招待状は、紙ッ切れの振りをしているが。
 実際はもっと分厚い台本なのかもしれないよ?

 さぁ、よし男くんも、十和子さんも。
 共に夜会へと赴きましょう、ああ、喉が渇いた。

[素敵なステッキ捌きに誘われて、コートを翻して応じる三文芝居。>>2
 多少、貴婦人の喉を転がせる様にはなろうか。

 ただ、こそりとモダンボーイに向けて呟いたのは。]

(5) 2015/12/10(Thu) 01時半頃

【人】 若旦那 枡屋 宗一郎



 今のは相当格好良いね、悔しいよ!


[他愛無い揶揄の混じった妬みだった。**]

(6) 2015/12/10(Thu) 01時半頃

若旦那 枡屋 宗一郎は、メモを貼った。

2015/12/10(Thu) 01時半頃


【人】 カフェメイド 土御門 りつ

 ―サロン―

[片岡に案内されたサロンには、彼女の言葉通り既に談笑する男女の姿が見えた>>0:114
天井に吊るされたシャンデリヤはきらきらと輝いていて、子供の頃に読んだ外国の御伽噺のよう。

歓談している男女らとは少し離れた、対角のソファに身を沈める。
ぎしぎしと軋む木の椅子や、平べったい座布団とは違う、懐かしい柔らかな感触。
嗚呼]

 わあ、可愛らしい椿。
 頂きますね。

[少し温めのお茶と共に提供された練り切りに、感嘆の声が漏れる。
甘い菓子など、口にするのは何年振りだろうか]

(7) 2015/12/10(Thu) 09時頃

【人】 カフェメイド 土御門 りつ

[サロンでの仕事を終えた片岡が出ていくのを見送って>>0:116
しばし、客らの会話に耳を傾けながら、茶を頂く。
味も香りも申し分なく、練り切りの甘さが口の中で解れていく。

もうひとりの客の声がホールに響いたのは、その頃か>>0:120
蓄音機から静かに流れだす、クラッシックの音色>>#0
しかし、館の主は一向に現れる気配を見せず

ただ、ただ。
どこか取り繕うような、不自然さの香る華やかな男の声が、やたらと耳についていた>>0:118
遠目にその姿を見ても、あの時の女衒とは似ても似つかないのに。
感じるのだ。纏う空気が似ている、と]

(8) 2015/12/10(Thu) 09時頃

【人】 カフェメイド 土御門 りつ

 …………

[和気あいあいとしている、ように見える、3人の方をちらりちらりと伺いながら。
温くなったお茶を飲み干した。

その顔は、明かりのせいか幾分青ざめ、こわばっているように見えたかもしれない**]

(9) 2015/12/10(Thu) 09時頃

カフェメイド 土御門 りつは、メモを貼った。

2015/12/10(Thu) 09時頃


【人】 貴婦人 永沢 十和子

[悋気など含まない、ただ純粋な言葉遊びを一つ添え、
私は自分の減らず口をお紅茶で潤し、サンドウィッチを抓む。

口の中でほろりとほどけるたまごサンドは、予想以上に美味。
きっとお女中さんの腕が宜しいのね、なんて裡で呟きては、
口から先に産まれたと自他称する男の友人である愚痴に、
ほろほろと笑みが転げ落ちていった。>>0:115]


 あらあら、堂島さんはもっと別で素敵なお言葉が、
 そのお口許から零れると思って居たのですけれどもね?


[軽口の場には軽口で返すのが礼儀。そして女は男を支える立場。
いくら文明開化の鳴り鐘が響いたところで、世の見方は変わらない。
貴女も、そう思うのではなくて? ───と、
お女中さんに案内を受けた>>0:114、彼女と似て非なる服装の客人へ。
私はそっと視線を投げかけて存在を認識した。>>7]

(10) 2015/12/10(Thu) 12時半頃

【人】 貴婦人 永沢 十和子

[ふたりの男との談笑は、そのあとも面白おかしく続く。
大袈裟におどけてみては、窓の外へ促される視線。>>0:118
宗一郎さんの仰る通り、今日は一段と夜は早く深く、月は遅刻する。
まるで返却を渋るかのように。]


 まあ! まあ! 宗一郎さんのお手にかかると、
 暦も夜の長さも、月も自由自在になってしまうのね!

 それでも分を弁えていらっしゃるだなんて…、
 駆け引きがお上手ですのね。


[果報者であろうか黒檀の萬年筆のように広がる空。
感嘆な声を上げても、女はむつかしい話には口を噤むのが常。
それは男同士の薄くも即興的な友情賛歌に対しても。

新たな客人が来てもまだ気付かずは、お女中さんの仕事だから。
あゝ、庭に佇む百合姫がこの場にお見えになられたのならば。
さあこの男の友情は挙って姫君に跪くのかしら。]

(11) 2015/12/10(Thu) 12時半頃

【人】 貴婦人 永沢 十和子

[サロンの扉が静かに閉じ、西洋音楽の円舞曲が静かに爪先を滑り出す。
それが合図かのように、堂島さんはステッキをくるりと回し、
宗一郎さんは外套を翻し恭しくポーズを取る。
そう、此処はしろうと役者が集う、一幕の舞台。
舞台役者は少々大袈裟に振る舞わらなければ、様にならない。]


 ええ、そうしましょう。
 きっと素敵な時間がワタクシ達を待っておりますわ。


[ころころと笑い声を立てて私は立ち上がる。
主不在の夜会の始まり。不可解さはほんの少しだけ隅に置き、
ドレスを翻しながら改めてサロンの中を見渡せば。
そこに青褪めたような、カフェーの乙女の姿を見止めたことでしょう**]

(12) 2015/12/10(Thu) 13時頃

【人】 将校 大塚 馨

―玄関ホール―

[応対に出てきた男性の使用人がサロンと部屋、どちらへと訊く。
サロンには他のお客様もいらっしゃいますと言う使用人の声に
そちらの方を一瞥して]

  いや、とりあえず部屋へ案内願おうか。

[軽く首を振りながら答える。

荷物という荷物がないからだろう、
お部屋ですかと改めて確認をする使用人へ、ああと短く答えた]

(13) 2015/12/10(Thu) 13時頃

【人】 将校 大塚 馨

―充てがわれた部屋―

[通された部屋に置かれていた調度品は最小限ながらよく整っており、
なるほど、贅を尽くしていると察するに容易い。

文机とセットになっている椅子に座り、
胸のポケットから届いた葉書を取り出した]

[『貴方が失くしたものをお返しします』

文面をにらみつけ、裏返し宛名と差出人を見れば]

  ――――。
  
[ぎりぎりで声にならないと低い音と共に口の端が吊り上る。

見様によっては精悍さを漂わせるいかつい顔に
かつての柄の悪さが滲み出ていた]

(14) 2015/12/10(Thu) 13時頃

【人】 将校 大塚 馨

―館内―

[しばし部屋でくつろいだ後、
そろそろ他の客の顔をと廊下に出れば来たときよりも仄かに暗い。
窓から外を見れば、刻の頃合いを察した。

そうか、俺が着いたころはもう遅かったか。
上階から階段を下りながら、明かりのついた広間の気配に感づいて
サロンへと向かう心づもりだったのをそちらに変えた**]

(15) 2015/12/10(Thu) 13時頃

将校 大塚 馨は、メモを貼った。

2015/12/10(Thu) 13時頃


【赤】 詐欺師 桜間 十和子


 それにしても、あんな葉書一枚でのこのこと訪れるだなんて。
 だから騙されてしまうのにね?


[辺りを窺うように視線だけを流して、十和子はくつくつと唇を震わせた。
もし十和子を知る人物がこの場にいたならば。
呟いた内容こそ聞こえずとも、内容は手に取るように知れただろう。]

(*0) 2015/12/10(Thu) 13時頃

【赤】 詐欺師 桜間 十和子

[桜間 十和子は気まぐれで退屈を嫌う。
本来であれば、一度だました被害者に再び会おうとは思わないだろうが、
十和子は自らの危険を晒しながらも、
味わうスリルに酔い痴れるのが好きだった。

今回の計画にも、本来なら同意してくれた詐欺師仲間は、
別にもう二人程いた。
しかし詐欺師とは気まぐれも多く、直前になって辞退されてしまった。
尤も、手伝いくらいはもうひとり招き入れていたはずなので、
十和子一人の単独作業ではなくなるはずなのだが**]

(*1) 2015/12/10(Thu) 13時半頃

【人】 伯爵夫人 早坂 まち子

― 館内 ―

[客室から出れば、廊下は歩くには支障ない程度に明かりが絞られている。
 煌々とした明かりがあるほうを見れば広間だとわかり。
 流れてくるクラシックの音を頼りに足をむけた。

 途中で人の姿>>15を見掛けはするものの、気づかれなければ声をかけるのは痕にしようかとも思う。
 サロンで話をしていたのだろう人たちもまた、広間へとやってくるのであれば。
 招待された人数の少なさにゆるりと瞬きを一つ**]

(16) 2015/12/10(Thu) 14時頃

【赤】 伯爵夫人 早坂 まち子

[詐欺師として活動しているわけではない。
 詐欺師たちが動けるよう手配したり、獲物に近づきやすくする手伝いをするだけ。
 
 夫の事業が金貸しだからこそ、そういった伝手もできるというものだ。
 表向きは企業向けの金貸し業で、個人相手には行っていないという名目だけれども]

 ―― 一度だました相手をまた、だなんて、酔狂なこと。

[いろんな手口を聞き知ってはいるけれど体験したことはない。
 自らの手を汚したこともないから、こういった場にでてくることのほうが珍しい。
 それでも、気が向いたというか、興味が引かれたというか。
 気まぐれで、手を貸しにやってきた**]

(*2) 2015/12/10(Thu) 14時頃

伯爵夫人 早坂 まち子は、メモを貼った。

2015/12/10(Thu) 14時頃


【人】 モボ 堂島 よし男

おや、兄弟。港町とはあまり馴染みのない毎日をお過ごしかな?
あの辺りには、小さいながらに趣味の良い商店が連なっているのですよ。
特にこういった珍奇な品は、丸ノ内にも劣らない。

[そう言うと、笑い顔の狐の瞳と眼差しをちらりと見交わして>>4
まるで、シィ、とひとがひとの口を閉ざす時に立てる
人差し指の代わりのように、
紅の詰まった萬年筆を口元近くに翳し]


――……。


[三日月のように細めた両眸と
閉じた唇できゅぅっと描いた弧の形とを、
狐の問いへの答えに代えた]

(17) 2015/12/10(Thu) 19時頃

【人】 モボ 堂島 よし男

……ふむ、レディからの御期待とあっては
弁士に劣らぬ即興芝居を披露しなくちゃあいけませんね!

[貴婦人の軽妙な言葉に>>10、男は大真面目に笑い。
夜会に向かわんとす歓談相手の歩みを引き止める理由も、
同行を拒む理由もなく]

では、共に広間へと洒落込みましょうか……
――おや。

[十和子にエスコートの為の手を伸ばし、
それと同時に、彼女が見止めたサロンの対角の乙女にも気付き>>12]

やア、お嬢さんも夜会に招かれた同士でしょうか?
宜しければ、貴女も共に広間へ。如何?

[眼鏡に嵌った硝子越しの視界では
青褪めた乙女の強張りまでは見通せなかったのか、
からからと底抜けたような明るい声で**]

(18) 2015/12/10(Thu) 19時頃

モボ 堂島 よし男は、メモを貼った。

2015/12/10(Thu) 19時頃


【人】 将校 大塚 馨

―広間へ―

[階段を下りたとき、先を歩く着物姿の女性の背>>16が見えた。
帽子を直す振りをしながら数秒、その姿を見遣ってから
後をついて歩き出す。
クラシックの響きと光が漏れる空間が、
彼女の行く先に見えたからだ]

(19) 2015/12/10(Thu) 20時半頃

【人】 将校 大塚 馨

―広間―

[広間へ一歩踏み入れると、優雅な音色が一層深く鼓膜に沁みる。
咄嗟に顔を顰めて居心地が悪そうな素振りを見せるも一瞬、
並んだ料理と、広間の空間を囲む調度品に目を向けたなら]

  これはまた贅沢なものだ。

[感嘆に低音が口をつく。
曲間の空白を埋める、よく通るものだった]

  ああ、驚かせてしまったら申し訳ない、ご婦人。
  失礼ですが、ここの所縁の方でいらっしゃいますか?

[先に広間に着いていた着物の女性へと声を掛け、
白鷺館の者…つまりは、主かそれに通じる方かと問う。

ただ、彼女の様子は自分と同じように
広間の様子に気を取られていたようにも見えたから
あるいは自分と同じ、招待客かもしれないとは思いながら**]

(20) 2015/12/10(Thu) 20時半頃

【独】 将校 大塚 馨

/*
あれ、行頭の半角スペースが潰れてるのに今気づいた。
…昨夜もそうだったっけか…?

(-2) 2015/12/10(Thu) 20時半頃

将校 大塚 馨は、メモを貼った。

2015/12/10(Thu) 20時半頃


【人】 伯爵夫人 早坂 まち子

― 広間 ―

[広間はシャンデリアや壁際の照明で煌々と照らされている。
 料理が並んだテーブルや、座ることの出来る椅子などが準備されているのが見えるが、どうやら立食形式らしく、座るテーブルの指定はなさそうにもみえる。

 そんな周囲の様子を確認していれば、背後から声>>20が聞こえ]

 あら……いえ、こちらこそ、邪魔をしては居なかったかしら。

[広間にはいってそれほど進まないうちに足を止めてしまったから、
 目の前の将校の邪魔をしてしまったのではないかと心配そうに眉を下げ]

 いいえ、わたくしも招待されましたの。
 早坂と申します。

[問いかけに小さく首を振り、ゆるりと会釈をした。
 先にあった宗一郎も招待客だというし、いまだ館の主人だという者をこの場では見ていない]

 サロンのほうに先に顔を出されたのかもしれませんわね。

(21) 2015/12/10(Thu) 20時半頃

【人】 伯爵夫人 早坂 まち子

[部屋を出る間に、給仕>>0:116から声をかけられはしたが、したくの手伝いはいらないと断ったことを思い出す。
 声をかけられた頃にはしたくも終わっていたこともあり、ありがとうと感謝を伝えはした。

 その彼女もすでに広間に待機しているようで、人を探す視界の中、彼女の姿が目にはいる]

(22) 2015/12/10(Thu) 20時半頃

伯爵夫人 早坂 まち子は、メモを貼った。

2015/12/10(Thu) 20時半頃


【独】 若旦那 枡屋 宗一郎

/*
ああ、十和子さんのうつくしさをただ賛美するだけの
詰まらない男になってしまいそうですな!

(-3) 2015/12/10(Thu) 21時頃

給仕 片岡 スミ子は、メモを貼った。

2015/12/10(Thu) 21時頃


【人】 貴婦人 永沢 十和子


 あらあら。堂島さんもお芝居の振る舞いを?
 ワタクシ、そんなに魅力がないのでしょうか。


[言葉とはうらはら、実に愉快そうに喉を転がす。>>18
しろうと芝居は、それが完全にウソであるからこそ愉しいもの。
そこに本気など見出そうとする方が無意味なこと。

もったりと、遅れて足許に絡まるドレスをそのままに。
立ち上がり一歩進もうとした行く手に差し出された、
堂島さんのエスコートを気負いすることなく、
受け取ろうとレェスの手を差し伸べようとして。]

(23) 2015/12/10(Thu) 21時頃

【人】 貴婦人 永沢 十和子


 まあまあ! 堂島さんは紳士でいらっしゃるのね。
 イイワ、では今宵貴方のエスコォトはあの乙女に譲りますわ。
 きっと、慣れないお席で緊張なさっておいででしょうからね。


[乗せようとした手をひらりと宙に舞わせて。
私はカフェーの乙女へ、手を差し伸べ堂島さんへの案内へと変える。
彼女が誘いを受けるか否かは、男の器量との力比べかしらと*]

(24) 2015/12/10(Thu) 21時頃

貴婦人 永沢 十和子は、メモを貼った。

2015/12/10(Thu) 21時半頃


【人】 若旦那 枡屋 宗一郎

[貴婦人の笑い声を遠い西洋音楽に重ね、彼女の聡明さを再確認する。
 深層の令嬢と云うよりは、好奇心の強いスリムな猫か。>>10

 言葉遊びを曖昧な笑いで誤魔化すこともせず、軽妙な冗句で返す。
 社交界でダンスの相手に困ったことなど無いだろう。>>11

 いやいや、十和子さん。
 僕なんて引っ張ってばかりですよ。
 ……何分、“賭け”は苦手でして。

[またも言葉を弄び、肩を竦める仕草でコートを波打たせ。
 軽薄を詰られる愉快気な眼差しをすい、とスライドで躱す。
 貴婦人のエスコートを今度はよし男に譲り。>>12>>18

 己は、ぽん、と脚を軽やかに踏み出した。]

(25) 2015/12/10(Thu) 21時半頃

【人】 若旦那 枡屋 宗一郎


 よし男くんが十和子さんの手を取るなら、僕は友情を守って淡い蕾で翅を休めよう。
 おっと、不埒の二つ名はまだ早い。まだ、声も掛けちゃ居ないよ。
 僕をジゴロと評するのは、あと十秒待っておくれ。

 アン、ドゥ、トロワ、キャトル……、

[両手の指を十本立てて、良く回る口がそっとカウントダウン開始。

 くるりと身を翻し、距離を詰めていく先には若い女が一人。
 硬くて淡くて、―――蒼白い蕾がひとつ。>>8

(26) 2015/12/10(Thu) 21時半頃

【人】 将校 大塚 馨

  いえ……
  失礼ながらご婦人の背越しの景色も悪くはないかと。

[言いながら帽子を取り、
その手を広間の中へと伸ばし、中へと促しつつ]

  そうですか…  えっ、早、坂?

[やはり彼女>>21も招待客だったかと、軽く眉尻を下げる。
しかし名を聞いて、はたと瞬いた]

  失礼を承知でお聞きしますが、
  もしかして、早坂伯爵のご婦人ではありませんか…?

  私は大塚、馨と申します。
  先代の伯爵には、父が大変お世話になったとかで。

[そう言って、軽く頭を下げる。
創業の時にだいぶ手を貸してもらったとかどうだとか。
そんな話を苦労話の一端で耳にした記憶がある]

(27) 2015/12/10(Thu) 21時半頃

【人】 将校 大塚 馨

[その交友関係が息子同士の間でどうなっているかは
家業を継がぬ身なれば預かり知らぬところではあったが―]

  それにしても、なんというか…
  不釣り合いというか、奇妙な感じがしますね。

[広間の中程へ進み、
伯爵夫人から広間の中へと視線を向ける。
空間が織りなす豪奢な雰囲気と、
招待客の少なさがどうにもアンマッチに思えた]

  そういえば、サロンの方にも他の方がいらしたとか。
  皆が揃えば、主も姿を見せてくれるでしょうか。

[壁に沿うように並んだ椅子に目を止め、
それから伯爵夫人を見る。

「お座りになりますか?」

視線で問いかけて、軽く首を傾げた**]

(28) 2015/12/10(Thu) 21時半頃

【人】 若旦那 枡屋 宗一郎

[幇間さながらに踏み出した背中で聞く、紳士と淑女のやり取り。>>24
 これを客観的に見たなら、抜け駆けと云われても反論出来ない。
 またひとつ、貴婦人に笑い話の種を与えてしまったと笑みを振りまき。]

 なぁに、この娘に袖にされるまでは幾らも掛かりませんよ!
 ついさっきもおスミちゃんに振られてしまったばかりですしね。

[冗談めかして女給の名前を馴れ馴れしく舌に乗せて巡らし。
 紳士淑女から離れてステップ刻んだ、辿り着くのは蒼白の眼前。>>9

(29) 2015/12/10(Thu) 21時半頃

【人】 給仕 片岡 スミ子

[表玄関の扉は閉められた。
窓の外、使用人だった者が幾人か帰っていくのが見える。

半地下に備えられた使用人の控え室ですら、湿気とは遠く、小さいながらも鏡台があったりと館の完璧さを損なうものではない。
スミ子は一度簪を取り、髪を纏めなおすことにした。
解けば黒髪は胸のあたりまで垂れる。
薄明かりの下、膝に乗せた葉書の文字を睨みながら、結い上げる手つきは給仕のそれよりよっぽど慣れていた。

再び纏められた髪に挿すは、やはり黒い簪。
けれどそれは、小さい飾りが備えられた別のもの。
鴉をあしらった意匠は、黒髪にその身を隠していた]

(30) 2015/12/10(Thu) 21時半頃

【人】 若旦那 枡屋 宗一郎

[先ずは場違いめく装いの少女に、会釈を挟んで視線を重ね合わせた。
 賭博代の為に、彼女の一生を売りかけた女衒と似た気配を持つ狐顔が静かに笑い。]

 やぁ、友達を出し抜いて参りました。
 宜しければ広間までエスコートさせて頂けませんか、お嬢さん。

[愛想の良さと軽薄さが同居する声で背後の紳士淑女を示唆し、よし男に倣って自身も彼女へと指先を差し出した。
 算盤ばかり弾いて角が取れた爪が痛々しい程に丸く。]

 ……おや、緊張しているのですか?
 折角の可愛らしい顔が―――…、真っ青だ。

[微笑み崩さぬままに告げる狐顔。
 女の不幸を見慣れた目は、他意など無くとも、酷く細い。*]

(31) 2015/12/10(Thu) 21時半頃

若旦那 枡屋 宗一郎は、メモを貼った。

2015/12/10(Thu) 21時半頃


【人】 給仕 片岡 スミ子

 ― 広間へ ―

[大時計の鐘が聞こえてくる。
スミ子は慌てて化粧道具をしまいこみ立ち上がった。
広間の準備は完璧のはず、そしてスミ子は客人の対応に担当を割り振られていた。昨日からの住み込み、そして給仕という仕事に精通しているとは言えない身。
それでもスミ子はその立場に置かれた。
そこに姿の見えない主人の意図は、介在しているのだろうか]

 いらっしゃいませ

[サロンと同じように、使用人が通行する扉から広間へ滑りこむ。
先ほど声をかけた客人と目が合い>>22、頭を下げた。
出迎えの洋酒を注ぐ為、華奢なグラスの集められた場所へ向かう。
最初に見たときよりもいくつか減っているそれを、スミ子は何気なく数えた。一、二、三 ――八脚。
サロンに案内した者、広間に現れた新たな客人、そして]

 ―――…っ

[足を止めたのは一瞬。
手の震えは最低限。なんとか、グラスに透明な洋酒を注ぐことは出来た]

(32) 2015/12/10(Thu) 22時頃

【人】 伯爵夫人 早坂 まち子

 まあ、お上手ですこと。

[くす、と可笑しそうに笑いを零し。
 促されるまま広間の中へと足を踏み入れ。

 名前に反応する将校を首をかしげて見やる。
 厳しい顔立ちの男に見覚えはあっただろうかと、考えるように瞳を細め]

 ええ、早坂の妻でございます。

 あら、大塚様の……ええ、ええ、大塚様のことなら聞き及んでいますわ。
 今も夫はそれなりに親しくさせていただいておりますの。

[思いがけない出会いに瞳をまあるくして驚く。
 大塚家との付き合いは先代の時が深く、もとより企業相手の金貸し業のようなことも行っていたから、その縁でどうとかと聞いた覚えはある]

(33) 2015/12/10(Thu) 22時頃

【人】 伯爵夫人 早坂 まち子

[今現在の付き合いはそれなりにあるけれど、どれぐらいなのかとかは夫の口からきいたことはない。
 奇妙だという大塚に首をかしげ、彼が広間をみるのをみやり]

 そうですわね……
 招待状も奇妙なものでしたし……

[みながそろえば、という希望にはそうだといいというようにうなずきを返し。
 視線で椅子のほうへと促され]

 始まるまでもう少し掛かりそうですし。
 大塚様はいかがなさいます?

[椅子に座ってまとうと、そちらに足を向けかけ。
 大塚へと視線を向けて問いかけた]

(34) 2015/12/10(Thu) 22時頃

カフェメイド 土御門 りつは、メモを貼った。

2015/12/10(Thu) 22時頃


【人】 将校 大塚 馨

[伯爵夫人の反応>>33に、
よかったともほっとしたとも取れる軽い笑みを見せて]

  ああ、やはりそうでしたか。
  実を申せば私は次男でして、実家とは少々縁遠くなっておりまして…
  小さいころの記憶だけでお伺いしていました。

  違っていなくてよかった。

[胸に手を当てて大仰に肩を竦めて苦笑を見せた。

妙な感じがすると言ったのに返る、招待状という単語>>34に、
眉間に皺を寄せ一つうなずいて]

  まったく、どういう腹づもりなのか。
  主の顔が見てみたいものですよ。

[軽く憤りの滲む声を返した]

(35) 2015/12/10(Thu) 22時半頃

【人】 将校 大塚 馨

[視線で促した椅子へ足を向ける伯爵夫人へ
どうぞと手を差し出しながら、どうするのかと問われれば]

  そうですね…
  それでは何か飲み物でもお持ちしましょうか。

[手にとったままの軍帽をまた頭に乗せた。
丁度、使用人がグラスに飲み物を注いでいる>>32のが見えて]

  あれをもらってきますよ。
  ああ、お酒は大丈夫ですか?

[伯爵夫人が座るのを待って、問いかけた*]

(36) 2015/12/10(Thu) 22時半頃

将校 大塚 馨は、メモを貼った。

2015/12/10(Thu) 22時半頃


【人】 給仕 片岡 スミ子

[淡く色づいた洋酒、八脚のグラスに適量に注ぎ、ボトルを脇に置いた。
広間を見れば、椅子の近くに二人>>36、離れた場所にもう一人>>0
グラスをトレイにのせて、バランスをとる。
固い踵の慣れぬ靴、足音を立てないよう背筋を伸ばし、身分の高そうな二人の方へ歩み寄った]

 どうぞ、お取りください

[膝を僅かに屈めてささげ持つ。
乾杯の一杯、と言いたいところだが、主が姿を見せないということを、スミ子も気づいていた。
お答えするようにと、開始直前に改めて言い含められている言葉>>#1に、スミ子の視線は、目の前の二人にどうしても向かってしまう]

(37) 2015/12/10(Thu) 22時半頃

【人】 カフェメイド 土御門 りつ


[可愛らしい声で、ころころと笑う声が聞こえた。
シャンデリヤの明かりにも劣らない煌びやかなドレスを翻しながら、美しい貴婦人があたりを見渡している>>12

――目が、合った気がした。
彼女が纏うドレスは、世が世なら自分も着ていたであろうもの。
しかし自分が実際に着ているものと言えば、カフェーの制服である質素な着物とエプロンのみ。

急に自分の格好がみすぼらしいものに感じて、こわばった顔は、より硬く。
きゅっと唇を引き結んで、エプロンのフリルを握った]

(38) 2015/12/10(Thu) 22時半頃

【人】 カフェメイド 土御門 りつ

[しばらく、何も言えずに。
身動き一つできずに、じっとしていると、明るい声で話しかけられる>>18

すっかり落ちぶれた自分の様な者に声をかける人がいるなんて。
だけれども、だからこそ、その声色に後ろ暗いものが感じられない事も相俟って、こわばったものがほろほろと崩れていく。

ゆっくりとソファから立ち上がり、眼鏡をかけたモダン・ボーイを見た。
そして、彼を焚きつけるドレス姿の貴婦人と>>24

――ふたりの合間を縫うように踏み出す>>29、どこかで感じた覚えのある雰囲気の、だけど知らない顔>>31]

(39) 2015/12/10(Thu) 22時半頃

【人】 カフェメイド 土御門 りつ

 ……あな、たは……?

[愛想のいい、軽薄な笑顔。
それだけならば、カフェーを訪れる客で見慣れている。
口説かれた事もある。
だけど、カフェーの客のそれとはなにかが違うと、娘の直感が告げている。

真意の見えない、細められた目。
娘の背中が、ぞくりと冷える。

あの時のように、逃げ出したい気持ちに駆られる。
なのに、縫い付けられたように足元は動かず、見つめ合ったきり、視線は反らせずに。

からからに乾いた唇で、掠れた声を漏らすのが精一杯*]

(40) 2015/12/10(Thu) 22時半頃

【人】 伯爵夫人 早坂 まち子

[大塚>>35のほっとしたような様子に笑みを返し]

 大塚様の二の君といえば……軍属になられたとお聞きしましたわ。
 記憶力がよろしいのですね。

[早坂の家に招いたことがあったとしてもそれこそ、本人が言うように小さい頃のことなのだろう。
 早坂家に嫁いでから大塚家を招いたことはあったけれど、当主やその跡継ぎの姿しかみなかったものだから、次男のことはなにかの拍子に話題に上ったことぐらいしかしらず。
 縁遠くなっているという言葉になるほどと納得したように頷いた]

 招待状をだしたご本人はもしかしたらユウモアのおつもりなのかもしれませんわね。
 わたくしにはあまり理解できませんけれども……

[憤る大塚の声を聞きながら、頬に手を当てて小さく呟き]

(41) 2015/12/10(Thu) 22時半頃

【人】 伯爵夫人 早坂 まち子


 ありがとうございます。
 
[椅子に促されるのと、もらってくるという申し出、その両方にありがたいと笑みを向け]

 ええ、お酒も少しなら大丈夫ですから。
 頂きますわ。

[家具調度品はそれなりに質がよく。
 おかれた椅子の据わり心地も悪くはない。
 す、と背筋を伸ばしたまま、椅子に腰を下ろし、大塚の申し出をありがたくうけとって答える]

(42) 2015/12/10(Thu) 22時半頃

【独】 カフェメイド 土御門 りつ

/* もうちょっと喋ろうぜ!?ってなってる>自分

入村前は、「詐欺にあって没落した元おぼっちゃん。ぎゃいぎゃいうるさい腕白小僧」にしようと思っていたんだけどね。
枡屋さんの設定を見て、全部失って花街に売られそうになった女子なら、いろいろ設定も世界観も掘り下げられそうだと思ったのだった。

(-4) 2015/12/10(Thu) 23時頃

カフェメイド 土御門 りつは、メモを貼った。

2015/12/10(Thu) 23時頃


【人】 将校 大塚 馨

  ええ、まあ……色々ありましてね。
  昔は自由人を気取ってたものですが、
  今は軍属の木っ端役です。

[記憶力がいいと言われて>>41、それほどでもと首を振る。

入軍の切欠こそ、返してもらいたいものと深く関わっていた。
色々、と曖昧に誤魔化して、飲み物を取りに向かおうとすれば]

(43) 2015/12/10(Thu) 23時頃

【人】 将校 大塚 馨

[こちらが取りに行く前に、酒は運ばれてきた>>37]

  おや、素晴らしいタイミングだ。
  ありがとう。

[どうぞ、と差し出されたトレイからグラスを2脚手にとって
使用人と思われる女性に軽く頷いて見せる]

  君……こぼさぬように、気をつけて。

[どことなく慣れていないような雰囲気を感じ、
厳つい面をきょとりとさせながら声をかけた]

  ときに、
  主はいついらっしゃるだろうか?

[使用人ならば知っているかとついでに聞いてみたりもした]

(44) 2015/12/10(Thu) 23時頃

【人】 将校 大塚 馨

  ユウモアとは、人を笑顔にして終わるもの。
  今宵もそうなればいいのですがね。

  ……どうぞ、夫人。

[軽く腰をかがめて、
片手のグラスを椅子に座る伯爵夫人>>42へ差し出した*]

(45) 2015/12/10(Thu) 23時頃

【人】 若旦那 枡屋 宗一郎

[りつのような女には見覚えがあった。
 没落した身の上の女なんて、枡屋には枚挙に暇がない。
 ただでさえ、この夜会に相応しからぬ装いだ。>>38
 想像力が死んでいなければ、彼女に染み付く不幸に鼻が利く。>>39

 おっと、これは失敬。
 僕は宗一郎、しがない旅籠の倅ですよ。

 此度はこの館の主に招待を受けましてね。
 なんでも、失くしたものを返してくれるとか。

[警戒を解くように素性を明かしても、胡散臭さは拭えない。
 女衒に会ったことが無ければ分からぬ程度の不審だが、彼女の鋭い直感はいつもいつも正しく働く。>>40

 ―――…おや、何を怯えているのです?
 袖にされるなら未だしも、そんな風に怖がられるなんて心外だ。

[ゆっくりとした口調は言い聞かせるように。
 差し出した指先が、ズイと迫って無言の威圧。]

(46) 2015/12/10(Thu) 23時頃

【人】 若旦那 枡屋 宗一郎


 そんな顔は君には似合わない。
 ……もっと、笑っていれば良いのに。

[不幸を売りさばく輩ほど、笑顔を強要する。
 はは、と軽すぎる笑気を洩らし、少し上体を傾けて。]

 ――― ああ、御名前。お伺いが遅れてしまったね。
 白粉がよぉく似合いそうな君の名前を、聞いても良いかい?

[特に、襟足に叩く白粉は。と、性質の悪い冗談まで足しながら。*]

(47) 2015/12/10(Thu) 23時頃

【独】 将校 大塚 馨

/*
こんな柔らかい物言いの人物のはずじゃなかったんだ…
もっと横柄な感じで!嫌なやつな感じで!
おかしい!
なに!
なんかいい人っぽい!

……中身のスキルはここまでということか…!

(-5) 2015/12/10(Thu) 23時頃

【人】 伯爵夫人 早坂 まち子


 大塚様のような方が軍にいらっしゃったら、
 その厳しいお顔のおかげで悪さをする方も少なくなりますでしょう。

[くすくすと可笑しげに笑う。
 大塚の次男坊が昔やんちゃをしていたというのはちらっと聞いた覚えはあるが。
 今目の前にしている彼は紳士というべき対応をしてくれているのだから気にもならず。

 タイミングよく運んできた給仕>>37が、手伝いの声をかけてくれた彼女だと知り]

 あら、ありがとう。

[大塚>>44がといかけることに興味があるというように耳を傾け。
 彼女の答えがどうだろうかと視線を向けるも、差し出されたグラスをみればそちらへと手を伸ばし]

 そうね、今宵も笑って終わりに出来れば良いわね。

[大塚からグラスを受け取って、彼がグラスを手にすれば乾杯というように軽く掲げるつもりでいる] 

(48) 2015/12/10(Thu) 23時頃

【人】 貴婦人 永沢 十和子


 賭けが苦手だなんて、それは常勝狙いということかしら。
 宗一郎さんのそんなところ、ワタクシ嫌いじゃなくってよ?
 ええ、ええ、貴方をジゴロと呼ぶには、あと少し待ちましょうね。
 そうね、そのカフェーの乙女が手を取るまで、は。


[花の蜜を吸う蝶は実に移ろい易い。
一見、エスコォトを譲ったように見せかけて、>>25
狐顔のおべんちゃらな男も、舌先乾く間もなく
爪先は言葉よりも早く雄弁に、カフェーの乙女へと向うのを目に留める。

その仕草を声高らかに愉しむように何事ものらりくらりと躱しながら、
視線が探るのはこの屋敷の主。

認められた名を思えばこそ唇を噛みしめたくなる衝動は、
想像と違い、社交界で見向きもされなかった過去を思えば、
裡に仕舞い隠し通してしまうことと等しく容易いこと。]
 

(49) 2015/12/10(Thu) 23時半頃

【独】 カフェメイド 土御門 りつ

/*
宗一郎さんの感触にすごく憶えがあるんですがこれはw
PL視点でぐいぐい惹きつけられるから、油断していると飲み込まれそう。

(-6) 2015/12/10(Thu) 23時半頃

【人】 給仕 片岡 スミ子

 ………恐れ入ります

[注意を受け、目を伏せた。
慣れぬのは一番、この洋装。
身体の線が出る格好に羞恥を覚えるなんて若さもないし、
目の前の少し強面の男性に怯えるなんて無知もない。
それでもやはり、覚束ないのは現れてしまったのだろう]

 ご主人様は ……こちらに、いらっしゃいます

[どう答えたものか、と迷った末の返答は如何様にもとれるもの。
一呼吸置いて、もう少し付け加えることにした]

 私もお会いしたことはございません
 夜会も皆様が好きなように楽しまれるように、とのことです

(50) 2015/12/10(Thu) 23時半頃

【赤】 詐欺師 桜間 十和子

[手伝いに招き入れた相手とは、夜会の時に目配せの合図にて、
互いの存在を確認できるようにあらかじめ決めていた。

詐欺師たる者、唇に灯す名などどれもこれもインチキであるのが常。
永沢の名も、桜間の名も、十和子ですらそれはすべて本物ではない。
それは同じ詐欺師仲間同士であっても真名は明かさない。
名は、単なる記号である。
使い捨ての。騙し奪った相手の大切な何かが十和子にとっては、
ただの暇つぶしのひとつでしかないように。]


 どうやらこの二人は違うようね。


[お互いかりそめの薄っぺらい友情の応酬を繰り広げ、
愉しませる男達のやり取りを見ながら、十和子は軽く見定めを終わらせる。

過去に騙した相手をコレクションするだなんて。
仲間内からも賛否乱舞したこの計画にわざわざ手を貸す者がいるとは。
随分と酔狂であると苦笑を漏らさずにはいられないのだけれども。]

(*3) 2015/12/10(Thu) 23時半頃

【人】 モボ 堂島 よし男

[己が呼び掛けた横から、颯爽と乙女目掛けて歩んでいく
紳士の背中を、おやぁ、と、間の抜けた声で見送って>>29]

 なんだいなんだい、兄弟を出しに使うだなんて
 紳士の風上にも置けないな!

[山高帽を片手で抑え、もう片方のてのひらは上向かせ
大仰に天を仰いで、まるで喜劇役者のように嘆いて]

 あーあ、非道い御人だなあ。僕はすっかり傷ついてしまった。
 この嘆きは独りじゃ到底癒せやしないや。
 淋しい僕の手を慈しんでくれるような、麗しいレディは居ないかしら。

[上向かせたままの掌をひらひらと揺らしながら、
眼鏡越しにちらりと宗一郎と乙女へと目を遣り、
そのまま十和子の瞳へと、悪戯めいた笑みを浮かべた眼差しで]

(51) 2015/12/10(Thu) 23時半頃

モボ 堂島 よし男は、メモを貼った。

2015/12/10(Thu) 23時半頃


【赤】 伯爵夫人 早坂 まち子

[今までも詐欺の手伝いはしていても、それは人づてだったり場を整えるだけだったりと、姿を見せることはほとんどなかった。
 こうしてでてきたのはだまされた人々がどうなっているのかという好奇心だけ。
 わざわざ集めてどうするのかという興味もあったし、だまされた振りをしてみるのも面白いかというただの悪戯心。

 詐欺師との合図は決めてあるから顔をあわせればわかる。
 それはすなわち、今目の前に居る将校と女給は違うということで。

 どういう風に皆を騙すのか、詐欺師の動きを楽しみにしている]

(*4) 2015/12/10(Thu) 23時半頃

【独】 若旦那 枡屋 宗一郎

/*
よし男くんは本当に楽しい男だな!
君こそ僕を十和子さんの出汁にしたろ!

(-7) 2015/12/10(Thu) 23時半頃

【人】 将校 大塚 馨

  私はこの服を着るためにこの顔で生まれたのでしょうが、
  所詮は放蕩息子の成れの果て。
  軍には箸にも棒にも掛からぬ、似たような輩ばかりですよ。

[爵位を持つ家の子息が軍に入れば少尉か中尉だ。
新設の軍の大学校へ進めるほどの優秀さがなければ、
そこから上には永遠に上がれはしない。

おかしげに笑う伯爵夫人>>48へ事実を敢えて軽い調子で言い、
自嘲的な笑みを浮かべた。


伯爵夫人へグラスを渡し、自分も残った片手のグラスを持ち直す。
夫人の手がグラスを軽く掲げたのを見ればまた腰を屈め、
自分のグラスを下から添えるように合わせて]

  きっと、できますよ。

[自らも抱く不安を抑えて余裕げに笑い、乾杯を]

(52) 2015/12/10(Thu) 23時半頃

【人】 将校 大塚 馨

  もし転んで、君が怪我でもしたら大変だから。

[目を伏せる女性>>50にそう言ってまた頷いたが、
主はここにいると、漠然とした返事に首を傾げた。

きょとんとしつつも再度何かを問おうと口を開きかければ
追加の返答が彼女の口から紡がれて]

  ……どういう、ことだ?

[つまり、主はここに顔を出すつもりはないということか。
それでは、この場は一体――?

わけがわからない。
伯爵夫人と使用人の彼女を見て、怪訝そうに眉を寄せた*]

(53) 2015/12/11(Fri) 00時頃

【人】 カフェメイド 土御門 りつ

[狐の笑顔>>46
素性を明かされても尚、あのモダン・ボーイに語り掛けられた時のように、緊張も警戒もほろほろと解れてはくれない]

 ――…っ
 申し訳、ございません。

[宗一郎と名乗った狐顔の男。
彼に覚えがあるわけでもないのに、その纏う雰囲気に気圧されて。
言い聞かせるような言葉に抗う事も出来ず、真っすぐに見つめたままの睫毛が震える]

(54) 2015/12/11(Fri) 00時頃

【人】 カフェメイド 土御門 りつ

[笑っていればいい>>47
ただ、きれいにして笑っていれば良いと言っていた、あの声が頭の中で反響する>>0:93

いやだ、いやだと、裡が悲鳴を上げているのに。
差し出された指先が迫っても、そのままに任せて]

 あ、の……
 済みません、先に名乗らせてしまって。
 わたしは、……土御門りつと申します。
 街角のカフェーで給仕をしている者、でございます。

[性質の悪い冗句は、娘の知識ではその真意は測れずとも、襟足に感じる視線は撫でまわされるような不快感を伴う。
それでも、なお、抗えない。
抗えぬまま、娘は、不幸な笑顔を作る*]

(55) 2015/12/11(Fri) 00時頃

【人】 伯爵夫人 早坂 まち子

 まあ、そんな。
 それでも頼りになることに違いはありませんわ。

[軍のことはよくわからず。
 彼の地位が今どのあたりだとか出世ができないかもしれないだとかなんて想像もつかない。
 自嘲を浮かべる様子に首を振って、軍だというだけで頼りになると繰り返し。

 グラスを軽く合わせて、乾杯を行い。
 彼の言葉>>52に小さく頷く]

 ええ、そうね。
 姿を見せないのも、サプライズ、というものかもしれませんものね。

[良いほうへと考えながら。
 それでも、大塚へと給仕が答えたことに、広間の中へと視線を向ける。
 使用人にまぎれていたりしないだろうかと]

(56) 2015/12/11(Fri) 00時頃

【人】 給仕 片岡 スミ子

 ご主人様は、お見えになりません
 ………私も、お会いしたいのですが。

 お尋ねすることを、お許しください

[断られる前に、と二人に向かって口を開く]

 皆様は、ご主人様をご存知なのでしょうか?

[膝を戻せば、トレイの上、一脚残ったグラスが揺れる。
三つ編の女性にも届けなければならないが、
それよりまずは、姿を現さない主について、情報を得ようと二人を見た]

(57) 2015/12/11(Fri) 00時頃

カフェメイド 土御門 りつは、メモを貼った。

2015/12/11(Fri) 00時頃


【人】 貴婦人 永沢 十和子


[真に美しいのは若さと内面。
いくら着飾れし姿とて、過ぎ去りし年月と生まれ持った魅力には勝てない。

流した視線の先、カフェーの乙女と視線が掠めては>>38
羨むその若さに口許が愉悦に幽かに歪む。
もし、彼女の気持ちが手に取るように見抜けたならば、
気に病むことはないと声を掛けていただろうけれど。
生憎私にはそんなすぐれた力など持ち合わせておらず、]

(58) 2015/12/11(Fri) 00時頃

【人】 貴婦人 永沢 十和子


 ウフフ、随分儚い友情でしたわね?
 それほどまでに深い嘆きを負った堂島さんを癒せるだなんて、
 あゝワタクシには荷が重いですわ。


[先を越されたことに、大袈裟に嘆く堂島さんの流し目に、
意味こそ察しても安易に乗ろうとはせず。
しろうと芝居にしろうと役者。演者として招かれたのならば、
それこそ大袈裟に天井を仰ぎながら、空いた手を彼に差し伸べたでしょう。]

(59) 2015/12/11(Fri) 00時半頃

【人】 将校 大塚 馨

  参ったな。
  強面冥利に尽きるとでも言うんでしょうかね。
  情けないところは見せないようにしないと。

[伯爵夫人に頼りになると言われ>>56
自嘲を僅かに残したまま笑って乾杯をしたのだが
使用人の彼女の問いかけ>>57に驚いて]

  知ってるかと言われると……
  漠然とはしてるんだが。

[招待状の宛名は自分だったが、
差出人の名は、特定の個人名ではなかった。
答えに詰まって伯爵夫人を一度見たがすぐに視線を戻し]

  ああ、君も座るといい。

[自分は立ったまま、使用人の彼女へ伯爵夫人の隣を指差した*]

(60) 2015/12/11(Fri) 00時半頃

【人】 貴婦人 永沢 十和子


 けれど、ここは夜会。
 エスコォトしてくださる殿方が居なければ、
 ワタクシも円舞曲に参加できなくて。

 あゝ、ワタクシでよろしければお手を取っていただけませんこと?
 堂島さん?


[わざとらしく深紅の唇をニッと弧に描けば、
程なく広間へといざなわれることとかしら**]

(61) 2015/12/11(Fri) 00時半頃

貴婦人 永沢 十和子は、メモを貼った。

2015/12/11(Fri) 00時半頃


【人】 若旦那 枡屋 宗一郎

[煮込まれ旨味を出すのは果たして猫か狐か。>>51
 なんにせよ、傷心を早速貴人に懐かせる友は抜け目がない。
 上手くやれよ、なんて追い出汁の代わりに下手糞なウィンクを送り。
 此方はジゴロの肩書を得る為、少女相手に奮闘中。>>54

 ――― 無論、その顔は、紳士とは中々言い難いものだったが。

 御燗番で千円だ。と謳った女衒は、この時勢にそんな大金をポンと出すのは枡屋の大籬くらいだと漏らしていただろう。>>0:93
 工場も勧めぬ男が口にする大金など、信じられたものでは無い。
 底辺に落ち損ねた瞳を覗きこみ、名乗りに、あっと合点を叩いた。]

 ……土御門のお嬢さん。
 珍しい名前だから憶えているよ、軍の覚えも目出度い交易貴族だ。
 ははぁ、何時の頃からか名を聞かなくなったが、さぞや苦労したのだろうね。

[筋金入りの令嬢と云う文句で高値を吹っ掛けてきた女衒を覚えている。
 世俗に敏い旅籠屋の若旦那の振りをして、何時か逃がした魚だと理解すれば、妖しい笑みは一層深く。]

(62) 2015/12/11(Fri) 00時半頃

【人】 若旦那 枡屋 宗一郎


 今時、カフェーでなんて嫌な客も多いでしょう。
 困ったことがあれば、僕が助けて差し上げますよ。
 こう見えてもね、ツテはちょっとしたものなんですよ。

 親の七光り? いやいや、そんなことはありません。
 ……ほら、
 
[芝居がかった口調でサッと彼女の手を取った。
 まるで手品のように、指先を捕まえて。]

 どこも光っていないでしょう?
 指先に火を灯すほど貧しくはないのです。
 いやぁ、冗句ですよ。りっちゃん。

[そのまま掬い上げるように力を掛ければ、すらりとしていても男の腕力。
 かつて振り払った筈の手が、また彼女の手首に纏わりつくよう。]

(63) 2015/12/11(Fri) 00時半頃

【人】 若旦那 枡屋 宗一郎


 ささ、一緒に夜会開かれる広間へと参じましょう。
 貴女を伴い姿を見せれば、僕も多少はマシに見えるかもしれません。

 ああ、けれど―――、

[語る口は軽やかに、隣を陣取る所作も恙なく。
 女衒から受け渡される女児のお蔭で、扱いにも慣れていた。]

 もっと、幼いころの君も、見てみたかったな。僕は。

[他愛無い笑い声を喉奥で転がし、不幸な女の手を引いた。
 吉原ではあまりにも日常的な光景が、白鷺の見下ろす館でも。**]

(64) 2015/12/11(Fri) 00時半頃

若旦那 枡屋 宗一郎は、メモを貼った。

2015/12/11(Fri) 00時半頃


【人】 伯爵夫人 早坂 まち子

 ふふふ。
 わたくしのように力のない女にとっては、とても頼りになりますわ。

[将校>>60がみせる弱みには気にしていないというように笑みを向けるだけで。
 情けないところをみることがあるかとか、そういったことは口にはしない。

 給仕>>57の問いかけにゆるりと瞬き。
 大塚からの視線に軽く首をかしげ]

 そうね……招待状の名前は見たことはあるけれど、きちんと顔をあわせたことがない方からだったわ。
 そんな方からきたものだから、どういうことかと思いまして。

[良くわかっていないというように首を振り。
 のどの渇きを潤すためにグラスに口を付ける。
 使用人に椅子を勧める大塚に視線を向けるが、広間へとやってくる人影が見え]

 他の方も、やってきたようですわね

[男女が連れ立ってやってくる姿に、主催者だろうかと首をかしげた**]

(65) 2015/12/11(Fri) 00時半頃

伯爵夫人 早坂 まち子は、メモを貼った。

2015/12/11(Fri) 00時半頃


【削除】 給仕 片岡 スミ子

 漠然……でございますか

[スミ子に差し出された葉書の名前は、故人のもの。
スミ子はまち子にも視線を向ける。
二人の会話は聞こえていた。早坂夫人。そして大塚――子爵家の者。
あの名前で、この二人が招かれるとも思えない。

それとも、目の前のこの二人のどちらかが――あるいは両方が、葉書の送り主と協力しているのだろうか]

 ありがとうございます
 ですが、私はもてなす側でございます故

[まち子の返事も聞ければ、そのうちに二人の元を去ろう。
グラスに注いだ洋酒がぬくまらないうちに、それを各人に届けるために**]

2015/12/11(Fri) 00時半頃

【人】 給仕 片岡 スミ子

 漠然……でございますか

[スミ子に差し出された葉書の名前は、故人のもの。
スミ子はまち子にも視線を向ける。
二人の会話は聞こえていた。早坂夫人。そして大塚――子爵家の者。
あの名前で、この二人が招かれるとも思えない。

それとも、目の前のこの二人のどちらかが――あるいは両方が、葉書の送り主と協力しているのだろうか。
馨の促しと、まち子の返答にスミ子は三度、頭を下げた]

 ありがとうございます
 ですが、私はもてなす側でございます故

[まち子の返事も聞ければ、そのうちに二人の元を去ろう。
グラスに注いだ洋酒がぬくまらないうちに、それを各人に届けるために**]

(66) 2015/12/11(Fri) 00時半頃

給仕 片岡 スミ子は、メモを貼った。

2015/12/11(Fri) 01時頃


【人】 モボ 堂島 よし男

[此方をてのひらで転がすような、
戯れに沈めては浮かび上がらせるような
貴婦人の言葉に男はぱちくりと瞬き]

 ……Sure!

[すぐに破顔し、先程までの態とらしい振舞いが
嘘のように、にこにこと十和子の手を取り]

 パートナーが無くては円舞曲から弾かれてしまうのは
 淑女に限られた話じゃあありませんよ。

 レディ、貴女のような麗しい花が隣に咲くなら
 僕には怖いものなンて何も無いや!

[そう高らかに述べながら、スッと広間へと足を踏み出し。
視界の隅で捉えた拙いウインクには、ちょいと山高帽を指先で
弾いてみせることで応えた>>62 **]

(67) 2015/12/11(Fri) 01時頃

モボ 堂島 よし男は、メモを貼った。

2015/12/11(Fri) 01時頃


【人】 将校 大塚 馨

  …………。

[招待状の差出人について、伯爵夫人の言葉>>65を聞いて
黙って目を見開いていた。

――そうだ。
すべての招待客に対して、あの名前の差出人とは思えない。
いや、まてよ、そもそも招待状の文面だって
皆同じとは限らないじゃないか―。

疑問と不安の混ざる思考の間、
女性二人の声は耳に届いてなかったのか。
他の人もやってきたと言う伯爵夫人の声と、
座るのを勧めた使用人が、それを断った声>>66
同時に聞こえて曖昧にうなずいた]

  ようやく他の招待客と相見える事が出来る、か。

[広間の入り口を見る視線は、少しだけ尖っていた**]

(68) 2015/12/11(Fri) 01時頃

将校 大塚 馨は、メモを貼った。

2015/12/11(Fri) 01時頃


【独】 カフェメイド 土御門 りつ

/*
あとちょっとでお返事書ききれる、というところで時間切れ(ぶわわ
夜コア、夜コアまでには…!!!

(-8) 2015/12/11(Fri) 10時半頃

【人】 カフェメイド 土御門 りつ

[街の多くが焼け落ちたあの震災で、景気はがたりと落ちた。
愛想を振りまいて酌をするだけで千円。こんな時世にそんな大金を出す枡屋の旦那は景気が良い。……なんて事を嘯いていた紹介人の声が、耳に蘇ったままこびりついて離れてくれない>>62

此方の目をのぞき込む宗一郎の目の奥は――
昏く、底が見えない]

 ……つ、
 土御門の家を、ご存じなのですか?
 お恥ずかしい話ですけれど、先の大地震で傾いて、挙句の果てに財を騙し取られて……それっきり。

[爵位を賜ったとはいえ、さらに時代を遡れは平民に過ぎない。交流のあった華族や軍の人間、それに交易商ならいざ知らず、一介の旅籠屋にまで名前を知られていた事にいくばくかの驚きを見せ]

(69) 2015/12/11(Fri) 16時頃

【人】 カフェメイド 土御門 りつ

[しかし、此方を気遣うような調子に、ゆるく首を傾ける>>63
長く垂らした三つ編みが、背後に揺れた]

 いえ、そんな
 嫌な、だなんて、そんなこと

[思っていても、口にも態度にも出せない立場なのだ。元の生まれがなんであろうと、使われるだけの女なんてそんなもの。
この数年のうちに、身に染みつくほどに思い知らされた。

……故に。
言葉にならない肯定で返し、気づかぬうちに、言葉巧みな宗一郎の調子に飲まれていく]

(70) 2015/12/11(Fri) 16時頃

【人】 カフェメイド 土御門 りつ

 ……きゃ、っ

[サッと手を取られ、反射的に声が出た。
はしたない、と空いた方の手で口元を抑え、上目に宗一郎を見る。
突然の接触に対しても、りっちゃんなどという気安い呼び名にも、振り払って抵抗することも出来ない。

まるで、蛇に睨まれた蛙の如く。
縄も格子もないのに、心身の自由を奪われたよう。

茶を飲み干したばかりだというのに、ひどく喉が渇く]

(71) 2015/12/11(Fri) 16時頃

【人】 カフェメイド 土御門 りつ

[笑っていても、宗一郎の目の奥は昏い。
それでも、その口ぶりも所作も軽く、穏やかで]

 そんな、マシだなんて。
 ……わたしのような粗末な着物を着た娘を伴っていたら、却って貴方の格を下げてしまいますわ。

[ささやかな抵抗は、きっと叶わない。
笑い声を転がして手を引く宗一郎に従って、広間へと移るのだろう>>64]

 幼いころの……?

[それは、土御門の家にいたころだろうか。それとも?
底辺に身を落とした筋金入りの令嬢、という自分の価値に気づいていない娘は、言葉の意味を測りかねてこてんと首を傾けた**]

(72) 2015/12/11(Fri) 16時頃

カフェメイド 土御門 りつは、メモを貼った。

2015/12/11(Fri) 16時頃


【人】 若旦那 枡屋 宗一郎

[竦む女の気質は良く知れたもの。>>69
 大籬の内側で苦労と借金を背負った女は全て同じ瞳をしていた。
 かつて手にしていたものを、零してしまったと同じ顔。
 ――― 尤も、この館に呼び出された以上、己はそれを嗤える立場では無かったが。]

 ああ、それは御気の毒に。
 見ればまだお若い、家財を守ることも侭ならなかったのでしょうね。
 けれど、御自身を安く見積もるのは頂けない。

[金の匂いに過敏な自称旅籠の倅は、悼むように首を振る。
 その全てが芝居がかっていたとしても、狐顔は生まれつきとばかり。]

(73) 2015/12/11(Fri) 18時頃

【人】 若旦那 枡屋 宗一郎

― サロン→広間 ―

[言葉の端々に彼女の不幸を理解する種を埋め、訳知り顔で頷いた。
 生まれ育ちが良いからこそ、面の皮一枚でしかない厚意を退けないと知った上で。>>70

 おやおや、まるでこれじゃあ、僕が人攫いみたいだ。

 殿方には随分と疎いように見える。
 差し詰め、りっちゃんは花開く前の蕾と云ったところですね!

[取り上げた指先は労働を知るものだったが、まだ指も細く、形も崩れていない。確かめるように一度、するりと手背を不埒滲ませ撫でてから、エスコートに歩み出す。>>71
 華やかな貴婦人とモダンボーイの後を追い、会場に参じる二つの影。]

(74) 2015/12/11(Fri) 18時頃

【人】 若旦那 枡屋 宗一郎


 着る物なんて後から如何とでもなりますよ。
 こんな田舎者の格を気遣ってくれる君の器量に勝るものなんて! 

[相変わらず口は軽く、繋いだ掌は硬く。
 この屋敷に招かれた時から、一度失くしたものが返ってくるなんて言葉には眉唾だったが、新しいものなら手に入れられるかもしれない。
 己の失態で失ってしまった、吉原一と謳われた花魁の代わりを。>>72

 やぁやぁ、おスミちゃん。
 電気ブランはあるかい、僕と彼女にまずは一杯貰おうか。
 刺激的な夜には実にお似合いだろう?

[夜会に顔を出した途端、まるで古馴染のように女給に酒を求む。
 何も発していないりつの分までご丁寧に。>>66

 そのまま広間を見渡せば、早坂夫人と並ぶ偉丈夫の姿を見つけ。>>68
 身なり正しい男の炯々とした眼差しに、一度二度と瞬きを挟む。

 指先で外套の裾を遊ばせてから、距離を超えて頭を一つ下げて見せた。
 人妻の隣が自棄に様になる将校様を、揶揄うように。**]

(75) 2015/12/11(Fri) 18時頃

若旦那 枡屋 宗一郎は、メモを貼った。

2015/12/11(Fri) 18時頃


【人】 伯爵夫人 早坂 まち子

[スミ子と大塚の話を聞いていても、主催者の姿はおぼろげなまま。
 使用人としての立場を貫くスミ子>>66に、それが当然という視線を向けて促すことはせず。
 離れていくのを見送るつもりで]

 ええ、そのようね。

[貴婦人とモダン・ボーイと呼ばれる装いの青年の姿が見え。
 その後ろに宗一郎と名乗った男と、給仕と同じような服装の少女が見えてゆるりと瞬く。

 招待客の数が少ないのはわかっていたけれども、呼ばれた階級すらもばらばらのようだと思い]

 葉書一枚での招待状なら、こういうこともあるのかしら?

 あちらの方々が全員招待客なら、主はどこにいるのかしらね……

[首をかしげて呟き。
 こちらへと会釈を向ける宗一郎>>75の動きを見やる。
 挨拶に行くべきかと、椅子から立ち上がり、大塚はどうするのかと視線を向けた**]

(76) 2015/12/11(Fri) 19時頃

伯爵夫人 早坂 まち子は、メモを貼った。

2015/12/11(Fri) 19時頃


【人】 貴婦人 永沢 十和子

[落胆するしろうと役者に恭しく救いの手を差し伸べては、
モダン・ボーイの表情は天にも昇るよう。>>67]


 まあまあ、嘆きの顔がもう破顔するだなんて。
 ワタクシ、とても嬉しいですわ。
 では、素敵な夜会の戯れに、貴方の怖いものなしのエスコート、
 ぜひ受けさせてくださいませ。


[手に手を重ね。絡みつく憂いのドレスは絞られた照明に映える。
そして広間に足を踏み出せば、白百合の佇みと将校様の姿も見えて。]


 いろんな方が招かれたようですけれど、主は何処に?


[くるりと踵を返して近くの使用人に声を掛けても。
返る答えは皆等しく、この場所にいると繰り返すばかり>>#1*]

(77) 2015/12/11(Fri) 20時半頃

貴婦人 永沢 十和子は、メモを貼った。

2015/12/11(Fri) 20時半頃


伯爵夫人 早坂 まち子は、メモを貼った。

2015/12/11(Fri) 22時頃


給仕 片岡 スミ子は、メモを貼った。

2015/12/11(Fri) 22時頃


【人】 給仕 片岡 スミ子

[三つ編みの女学生らしき姿に、そっと泡立つグラスを差し出す。
心なしか、彼女は震えているように見えた。
りつとはまた違う意味で、この場に相応しくないその姿。

スミ子は、近くのテーブルにそれを置いた]

 ……どうぞ、お楽しみください

[固い声。
柔らかい声も、表情も作ることはせず――出来ず
一礼して、背を向けることにした]

(78) 2015/12/11(Fri) 22時半頃

若旦那 枡屋 宗一郎は、メモを貼った。

2015/12/11(Fri) 22時半頃


将校 大塚 馨は、メモを貼った。

2015/12/11(Fri) 22時半頃


カフェメイド 土御門 りつは、メモを貼った。

2015/12/11(Fri) 22時半頃


【人】 カフェメイド 土御門 りつ

[サロンから居間へ>>74
手を取ったまま、宗一郎はこちらの話に耳を傾けては悼む素振りを見せ、時に頷く>>73

傍から見れば、かつての名家の娘の境遇に心を砕いているように見えただろう。
しかし、胡散臭さは晴れない。
宗一郎が纏う「匂い」。
この場を離れるべきだと直感が告げているのに

――厚意を、無碍にはできない。
そういう風に、育てられている]

(79) 2015/12/11(Fri) 22時半頃

【人】 カフェメイド 土御門 りつ

 …………っ

[手背を撫でられ、ぴくりを指先が跳ねる>>74
くすぐったさだけではない。
どこか品定めをするような、ねっとりと絡みつくような、言葉では言い表せない下心めいたものを感じて]

 蕾、だなんて。
 花が、開く日なんて――

[そんな日が来るとすれば。
それは、失ったものが返って来てからだろうし、返って来なければきっと今のまま。
華やかなドレスを纏い、モダンボーイと共にサロンを出ていく貴婦人が目の端に映る]

(80) 2015/12/11(Fri) 22時半頃

【人】 カフェメイド 土御門 りつ

[繋がれた掌は硬い>>75
宗一郎にエスコートされるまま広間へと行けば、遠くから聞こえていたクラッシックの音量は高くなり、色鮮やかな食べるものがテェブルに並んでいる。

これも時代の流れか。
土御門の家があったころでも見た事のないものもある。
あの赤いものはなんだろう。
あのきらきらした細工物は?

ほんのひと時、未知のものに目が奪われる。
そのせいで、宗一郎が片岡にしたオーダーも碌に耳に入っていなかった。電気ブランなるものがどれほど刺激的なのかは、カフェーに身を置いている以上知っているのに*]

(81) 2015/12/11(Fri) 22時半頃

【人】 貴婦人 永沢 十和子

── 広間 ──

[目出度くジゴロとなった宗一郎さんに連れられたカフェーの乙女、
「おスミちゃん」と呼ばれ給仕するお女中さんは名を結び付け、
将校姿の殿方と、その横で淡く香る白ユリの清楚な夫人と
手を引くしろうと役者のモダン・ボーイ。
この中に送り主がいるとしたならば誰かしらと、闇に紛れ込むように
視線を流す。

あらいやだ、私としたことがもう一人忘れていたわ。
女学生姿の御嬢さんも。]


 どの方も接点がなさそうな方ばかり。


[ぽつり。漏れる本音。
本当にこの顔ぶれで返してもらえるのかしらと心配が、唇を濡らす。]

(82) 2015/12/11(Fri) 22時半頃

【独】 カフェメイド 土御門 りつ

/*
はっ…
人間失格に電気ブランが出ているし、本で読んで知っている事にしようと思ったけど、まだ発行されていなかった!
(wikipedia参照)

(-9) 2015/12/11(Fri) 22時半頃

【人】 給仕 片岡 スミ子

[新たに広間に現れた客人へ、グラスを届けようとする間もなく、かけられた声>>75に、スミ子は手を止め、一呼吸置いて、口を開く]

 宗一郎様、若い女性に電気ブランは、
 ………よろしくて?

[りつに向かって、視線を投げるも、彼女は少しのぼせているように見えた。何に、かはわからないけれど、それは不思議ではないとスミ子は心中頷いて、一歩、りつに向かって距離をつめる]

 土御門様 お飲み物、いかがいたしますか?

[その顔を覗き込むようにして、言葉を重ねる]

(83) 2015/12/11(Fri) 23時頃

【人】 将校 大塚 馨

  ――――。

[広間に姿を見せた二組の男女を見遣る視線に、
厳しさはしばらくとどまっていた。
拠り所の定かではないそれを無闇に他人へ向けるのは
いいことではない。
眉間に手を添えて寄った皺を伸ばそうとしたが、
後から現れた男女の男の方の仕草>>75に、その皺が深くなった]

  少なくとも、あの狐面が主だとしたら
  私は今すぐにでも此処を去りたいところですがね。

[伯爵夫人の疑問>>76へ向けた言葉は、
抱いた不快感を隠してはいない]

  お止めしませんが…
  挨拶ならば、何も夫人の方から寄る事もないでしょう。

[こちらを窺う伯爵夫人に、軽く肩を竦めてみせた*]

(84) 2015/12/11(Fri) 23時頃

【人】 若旦那 枡屋 宗一郎

[身を強張らせる乙女と共にやってきたのは夜会の場。
 通奏低音のように流れる音楽に耳を預け、主催の不在を知る。>>#0

 電気ブランを頼む間に、別の使用人へと直接問うてみても、曖昧で有耶無耶な返事ばかり。>>#1
 小さく頷きながら、給仕をこなすスミ子に視線を配り。>>78

 まるで知らずにカードを配られた遊戯のようだ。
 あの招待状は参加権?それとも切り札?
 
 ああ、おスミちゃん!
 もっとにっこりと笑ってくれやしないのかい?
 君の笑顔はもしかすればこの白鷺館一希少なものかもしれないね。

[軽々しい口振りは先ほどと変わらず。
 淑女に対して振りまく愛想は無尽蔵に湧いて出て、その軽薄さも手を取った少女の警戒を育てようか。>>80

(85) 2015/12/11(Fri) 23時頃

【赤】 詐欺師 桜間 十和子

[辺りを見渡す視線、それは招いた主を捜す振りをして
一度角度を変えたなら。
たちまち値踏みと仲間を探す視線と意味を変える。

此処に集めたのは十和子自身が過去に騙した相手ばかりであるが、
一々顔なんて覚えちゃいない。
まして十和子とて変装を繰り返しているのだ。相手だって覚えていないだろう。

その証拠に、宗一郎と名乗る狐顔と即興役者の堂島など、
言葉をいくら重ねても気付いてはいない。
財産をすべて巻上げてやったカフェーの乙女ですら、気づくこともない。]


 ────でも。
 同じ穴の貉は、どうしてか気付いてしまうものなのよね。


[十和子の値踏みするような細い眼差しが、とある人物の前で止まる。
白百合のような夫人。一見尤も被害者に近い姿の女に向かい。
十和子は訳知り顔の笑みを湛えて、口許を指で軽くたたいて見せた。]

(*5) 2015/12/11(Fri) 23時頃

【人】 伯爵夫人 早坂 まち子

[厳しい顔つきをさらに険しくしている大塚>>84の、その視線の先を見れば、顔をあわせたときと変わらず女性たちへと声をかけている宗一郎の姿。
 視線だけでもわかろうというものだが、続いた言葉に、くすりと笑みを零し]

 彼も招待されたと聞きましたから、それはないと思いますわ。

[この館にきて最初に言葉を交わした招待客だが。
 それと擬態しているのでなければ真実のはず、とも思う。
 口の上手な相手だからこそ、そのあたりの見極めは必要だろう]

 そうね、普段ならあちらから来るのを待つところですけれども……
 どうにもこうにも、型破りなところが多そうな夜会ですもの。

 待つより動いたほうがよいこともあるかもしれませんわ?

[肩をすくめる大塚に、ゆるりと首を傾げてみせる。
 序列だなんだと堅苦しい夜会であれば、最初から招待されていなさそうな者たちも見えるのだから。
 現れた面々へと視線を向けて、視線が合った相手へとにこりと笑みを向けてみせる]

(86) 2015/12/11(Fri) 23時頃

【赤】 詐欺師 桜間 十和子


 そう、貴女が。
 フフッ、貴女も随分と物好きね?


[きっと声は聞こえずとも。
いびつに歪んた深紅の唇に相手が気付いたならば、
意味は容易に察せるだろう。]


 わたくしの気まぐれに思いついた遊戯にご参加いただいたお礼として、
 この夜会で素敵なショウをご覧にいれましょう。


[まるで視線だけで語るように白百合の夫人を見つめては、
十和子はちいさく腰を落として礼をする。
その動作は僅か数秒。瞬きの間に挨拶を済ませては、
また何事もなかったかのように、主賓の挨拶が掛けた夜会へと
溶け込んでいった]

(*6) 2015/12/11(Fri) 23時頃

【人】 若旦那 枡屋 宗一郎


 そうも肩に力を入れることは無いよ、りっちゃん。
 もっと気を楽にしていれば良い、先ずは乾杯といこう。

 ―――…喉も、渇いているだろう?

[彼女の片手をゆるりと解放し、飲酒に誘う手練手管。>>81
 しかし、狐の悪戯は、即座女給の苦言に捕まった。>>83
 笑わない代わりに良く目端の利く女給だ。]

 僕にジゴロの看板下げさせるのは君くらいだ。
 何も無理に飲ませようって言うんじゃない。
 夜会で酒を傾けれないなんて悲惨じゃないか。

[肩を竦めて眉尻を下げ、正論ぶって夜会の礼節を吐く。
 しかし、語る顔が狐面では説得力もさもありなん。]

(87) 2015/12/11(Fri) 23時頃

【人】 若旦那 枡屋 宗一郎


 下心などありませんよ、その証拠にほら!

[取り繕うように視線を大きく回し。
 朗らかな夫人>>76と人を見る目に長けた軍服姿>>84に声を張り。]

 早坂夫人、それに軍人さんも!
 宜しければ、今宵を共にする縁に乾杯しませんか?
 待っていたって、主催者は遊戯準備に忙しいようですし!

(88) 2015/12/11(Fri) 23時頃

【赤】 伯爵夫人 早坂 まち子

[詐欺師が騙すのを手伝ったことはない。
 あくまでも場を整えたり、人越しに会えるよう手配したり。

 はたまた詐欺に必要な身分だったりを一時貸すだけ。
 そうしてうまくだまくらかして巻き上げた金子の一部を報酬に受け取っている。
 はした金ともいえるそれで手を貸しているのは、ひとえに暇つぶしの酔狂だ]

 ……あら、本日のお姿はそれなのね。

[大塚の隣に、淑やかな立ち姿を見せたまま。
 小さな呟きはほぼ声になっていない。

 訳知り顔で笑みを向けてくる貴婦人を装う女に、にこりと笑みを返し]

 どんな楽しいことを見せてもらえるのかしら。

[好奇心で輝く瞳を十和子へと向けて、軽く会釈をむける。
 この館も、己にたどり着かないよう念をいれて用意したもの。
 それなりの格がある洋館ならば、と用意したからこそ、詳細はよくは知らず。
 ゆえに、館に対する驚きは他の招待客と変わりはしないのだった]

(*7) 2015/12/11(Fri) 23時頃

【人】 給仕 片岡 スミ子

[笑ってくれ、と言われて笑えるのならば、給仕という立場愛想笑いのひとつやふたつ、最初から振りまいているだろう。
それに、宗一郎の隣にいるりつは、スミ子の笑顔を一応は見ている。
これ以上重ねることもない]

 お酒ならば、こちらにもございます

[そう言って、すぐ近くに用意しようとしていた、件の洋酒に手を伸ばす。
その数に不安を感じたことを無理やりに頭から追い出し、それをひとつ、そして宗一郎の言葉を聞いて別の使用人が用意していた電気ブランをひとつ。
トレイにのせて、改めて二人に向き直る]

 どうぞ、乾杯でしたらこちらを

[そしてほんの少し、笑ってみせた。
愛想笑いは実際のところ――得意中の得意なのだ]

(89) 2015/12/11(Fri) 23時半頃

【人】 カフェメイド 土御門 りつ

 きゃっ

[突然、誰か顔を覗き込まれ、ちいさな悲鳴が漏れる>>83
サロンまでの案内をしてくれた片岡だと気づくまでに、1秒、2秒。
ぱちぱちと目を瞬かせて、見慣れない食べ物に心奪われていた事を自覚して、恥ずかしさに頬を赤らめた]

 片岡さん、
 ごめんなさい。ぼうっとしていて。

 ええと、その
 お恥ずかしい話ですけど、社交界の場から離れて久しくて、礼儀も流行りのものも分かりませんの。
 お料理に合うものを、お願いしてもよろしいかしら。

(90) 2015/12/11(Fri) 23時半頃

【人】 モボ 堂島 よし男

――広間――

 ふむ。ふむ?

[僕らがトリで御座いましょうかと口遊み、
広間に既に立ち並んでいた面々を、ぐぅるりと見渡して]

 …………。

[きゅう、と硝子の奥の瞼を細める。]

 矢張り、招待状の送り主らしきひとの
 影や形は見えないなあ……

 ……ん? 何か仰いましたかね、レディ?

[十和子の零した呟き>>82を、聞き取らぬまでも耳には留めたか
くるりと彼女の方へ向き直ると、にこっと人好きのする笑顔を浮かべて]

(91) 2015/12/11(Fri) 23時半頃

【人】 カフェメイド 土御門 りつ

[宗一郎から解放されても、掌の感触は残ったまま>>87
片岡への愛想のいい軽薄な口ぶりに>>85、警戒心が煽られる。じん、と手の甲に残る宗一郎の感触を紛らわせるように、自分の片手を重ねた。

大仰な芝居がかった仕草>>88
声をかけられた夫人と軍人を交互に見て。

視線は、片岡の笑顔に引き寄せられ>>89
玄関で出会った時のように笑顔で応え、彼女が差し出すトレイの上に向けられた]

(92) 2015/12/11(Fri) 23時半頃

モボ 堂島 よし男は、メモを貼った。

2015/12/11(Fri) 23時半頃


【人】 貴婦人 永沢 十和子

[お堅い役職の厳しい視線には慣れたもの。>>84
衣擦れのドレスの裾で翻せば、後から続くジゴロに、
その視線はより厳しくなっただろう。

しかしおべんちゃらなジゴロだって使いようによっては適材適所。
いつまでも現れない主賓に成り替わり、開催の音頭を上げるには
持って来いの人物と言えるのではないかしら?>>88]


 あらあら、堂島さんはお耳がよろしいのね?
 ふふふ、ワタクシを招いてくださった主賓にぜひご挨拶を
 したかったのですが。
 それが早くに叶わなくて残念で仕方がないと思っていましてよ?


[人懐きのいい笑みに、等しく笑みを浮かべ返して>>91]

(93) 2015/12/11(Fri) 23時半頃

【人】 貴婦人 永沢 十和子


 なにやらお女中さん方はジゴロの相手に大変そうなので。
 先にご挨拶をしてもよろしくて?
 ワタクシ、永沢 十和子と申しますの。
 不在の主賓に招かれて訪れましてよ。


[愛想笑いに酒をと、忙しい給仕係の間をすり抜け、
夜会が始まったのならばと社交的な一面を引っ張り出すかのように
将校さんと白百合の夫人の許へ。]

(94) 2015/12/11(Fri) 23時半頃

【人】 将校 大塚 馨

  まあ、それならもうしばし居ることにしましょうか。
  主が顔を出さねば話になりませんからね。

[伯爵夫人が、あの男も招待客だと言う>>86のに
指で額の皺を伸ばしながら答える。
主でなくとも好かんと思うのは変わらなかった]

  はあ、まあ……
  そう仰るのであれば。

[止めはしないと言ったとおり、それ以上は口にせず。
他の招待客(と思われる)面々の方へ笑みを見せる様子を横目に
グラスに口を付けて一口、喉を潤した]

(95) 2015/12/11(Fri) 23時半頃

【人】 若旦那 枡屋 宗一郎

[苦言は呈しても、給仕の手に抜かりはないらしい。>>89
 既に用意されていた洋酒にも心惹かれるが、先ずは痺れるような刺激が欲しかった。]

 やぁ、貴族のような我儘をすまないね。
 おや―――、なんだ、笑えるじゃないか。おスミちゃん。
 弛まぬ努力の賜物ってやつかな?

[トレイに乗る電気ブランに指を絡め、掌中に収めると汗かくグラスの露を払い、一礼をスミ子に向けた。
 まるで強請った通りに向けられる微笑には喉仏が上下。]

 おスミちゃんは飲まないのかい?
 どうやら、今宵の夜会は無礼講らしい。
 主賓が音頭も取らないなんて、そうに違いないよ。

[首を捻って短い黒髪を揺らし、細い狐目が問いかけた。]

(96) 2015/12/11(Fri) 23時半頃

【人】 伯爵夫人 早坂 まち子


 あらあら。

[見ていれば使用人にやり込められた取り繕いのようにみえなくもない、宗一郎の仕草にくすりとおかしげに笑みを零す。
 こちらをみて声を張り上げるのを聞きながら、これ以上増えなさそうな様子に、招待客の少なさを知る]

 どうやらここにいる方たちですべてなのかもしれませんわね。

[広間とはいえ、声が届かぬほどでもなし。
 宗一郎の呼びかけに答えようかと思えど、先に近づいてきた貴婦人>>94に、あら、と一度瞬き、笑みを返す]

 たしかに、ジゴロというのが似合う状況ではありますわね。
 わたくしは早坂まち子ともうしますの。
 よろしくお願いいたしますわ。

[にこりとした笑みを浮かべたまま、貴婦人へとゆるりと頭を下げる。
 堂島が彼女のとなりについてきているのなら、彼へも同じように]

(97) 2015/12/11(Fri) 23時半頃

【人】 将校 大塚 馨

[と、響く声>>88に、せっかく伸ばした皺が徒労に終わる]

  とはいえ、主催を差し置いて
  勝手に飲み食いするわけにもいくまい。

[張られた声に、通る低い声を返す。

乾杯くらいならとは思えど、そうなったら時間の問題だ。
とまれ間が持たないのは今でも同じなのだが]

(98) 2015/12/11(Fri) 23時半頃

【赤】 詐欺師 桜間 十和子

[男装も躊躇なく身に纏う十和子の姿は七変化。
時に性別すら偽る姿は、手助けの夫人にはどう映るだろうか。

挨拶を装いながら近づけば、これから始まる余興の欠片を一つまみ。
横に流した視線の先は、女学生の乙女が音楽に酔い痴れている。
屋敷の手配は彼女に任せてはいたが、騙しの大仕掛けは
それこそ誰にも打ち明けていない。

知らないからこそ、間近で味わえるスリリングなショウは、
きっと手を貸したことを後悔させない内容となることは自負するところ。]


 きっと、愉しんでいただけると思っていますの。
 ええ、あともう少しの時間が経てば。


[吐息交じりの囁き。
隣の騙され将校にはおんな同士の蜜言は聞こえない。
秘密めいた約束を交わし、何事もなくそっと離れる。]

(*8) 2015/12/12(Sat) 00時頃

【独】 若旦那 枡屋 宗一郎

/*
普通に生きていたら超怪しい男になった気がするけれど、
それは主観的に怪しく見えるだけで客観的には
そこまで怪しく見えない可能性が微レ存…?

(-10) 2015/12/12(Sat) 00時頃

【人】 モボ 堂島 よし男

[貴婦人の微笑みには、変わることのない表情のまま
こてんと僅かに首だけ傾げてみせて]

 おや、そうでしたか!
 僕はひょっとして、唇を潤す某かを御所望なのかと思っていましたよ。

 夜会に乾杯は付き物ですしね、であれば、いやア僕としたことが
 まるで気の利かず、御無礼なことをしたものだと自省していたところ!

[そのまま、十和子の足先に合わせ
見知らぬマダムと将校殿のおわす先へと歩を向ける]

(99) 2015/12/12(Sat) 00時頃

【人】 伯爵夫人 早坂 まち子

 そうねえ。
 始まりにいなくとも、途中からでも顔を見せてくださるとよいのだけれども。

[大塚>>95の言葉に、静かにうなずきを返し。
 同意を得られたと同時に永沢がやってきたのを見れば結局、挨拶に来てもらうのを待っていたようなもの。
 とはいえそれを気にすることなく彼女へと挨拶を返し。
 気が合わなさそうなやり取りをする大塚と宗一郎の声を聞きながら、使用人たちが飲み物だけではなく珍しい洋菓子などがのったワゴンを押してくるのが見えた]

(100) 2015/12/12(Sat) 00時頃

【人】 将校 大塚 馨

[と、先にやってきた方の男女が近づいてくる>>94]

  ジゴロ、ねえ。
  どうにもああいうのは。

[好かん。と何度も言わなくてもいいだろう。
途中で言葉を止め、名乗りを聞いて帽子を手にとった]

  私は大塚馨。
  どうぞよろしく。

[生業なんかは見ればわかるだろう。
省略した代わりに、帽子を脇に挟んで手のグラスを掲げて見せた。
ついで、視線は十和子をエスコートしてきた男性の方>>99へと]

(101) 2015/12/12(Sat) 00時頃

【人】 給仕 片岡 スミ子

 貴方が本当に貴族でしたら
 ……あるいは私も言われるがまま頷いたやもしれませぬ

[宗一郎がグラスをとれば、りつもとりやすいように少しトレイの位置を下げる。どんな洋酒かはわからないものの、大丈夫。電気ブランよりはよっぽどまっとうなものだろう]

 私は、給仕でございます

[八つ用意されたグラスのことは忘れよう]

 飲み食いがしたければ、お客様がたの目が届かぬところで行います故

[笑顔は、褒められると共にどこかへ消える。
乾杯を、という声あらば残るグラス二脚も客人の元へと運ぼうか]

(102) 2015/12/12(Sat) 00時頃

【赤】 伯爵夫人 早坂 まち子

[今目の前で麗しい貴婦人の姿を見せている彼女が、男性の姿をとるところを見たこともある。
 実際の性別がどちらかなどきにするよりも、よほど楽しいことを見せてくれるから気にしたこともなく。
 こんな間近でその楽しみを見ることなどはないから、年甲斐もなく心ときめかせている]

 ふふふ、期待していますわ……


[言葉を交わす合間の密やかな囁きを返し。
 あともう少しというその時間が、どれだけ先なのかすら知らないことがよりいっそう期待をあおる。
 女学生に何かしらあるのだろうと、笑みを深めてちらりと乙女をみやり。
 離れていく貴婦人に手を貸す必要などないという信頼を持って小さく頷いて見せた]

(*9) 2015/12/12(Sat) 00時頃

【人】 モボ 堂島 よし男

[山高帽をちょいと持ち上げ、伯爵夫人の会釈に
同じものを返しながら>>97、男はまたにこやかに笑い]

 御機嫌麗しゅう、マダム。
 僕の名は堂島よし男と云います。

 奇妙な招待状に呼ばれた夜会では御座いますが、
 此の素晴らしい出逢いには感謝を申さねばなりませんね!

[そう言うと、ステッキを腕と身体の間に挟み、
空いた掌を握手の為に彼女の方へと差し出して]

 っと、いけないいけない。
 こういう挨拶は、旦那様の御了承を得ねばなりませんか?

[そのままその手をぱっと宙に上げ、
此方を見遣る将校の視線>>101を悪戯っぽく見上げ返した]

(103) 2015/12/12(Sat) 00時頃

【人】 貴婦人 永沢 十和子


 まあまあ! さすが堂島さんね。
 ワタクシの本音と建前を見事見抜いていらしたとは。
 酒席は無礼講と言うじゃないですか。だから堂島さんの
 御無礼はないものだと思っていましてよ?
 あゝでも、フフフ。嫌だわ? 
 ワタクシの乾いた唇の件は恥ずかしいので内緒にしてくださいな?


[声朗らかに高らかに、笑い飛ばしては。
堂島さんに向かい合って、小さく秘密のウィンクを。>>99
茶目っ気でその場をごまかしては二人だけの共犯を結び]

(104) 2015/12/12(Sat) 00時頃

【人】 貴婦人 永沢 十和子

[白百合の名を得ては、等しく狐目ジゴロの仕草に笑みを零し合い。
気難しさはどうやら筋金入りだったらしい、将校さんの名を窺おうと]


 でも、呼んでいて声を上げない主賓も主賓ですし。
 案外宗一郎さんが主賓かもしれませんからよろしいのでは?
 ほら、一風変わった催しでワタクシ達を愉しませるための
 しろうと芝居の舞台一幕かもしれませんし?


[等と皺が寄る額を幽か見上げて>>101]


 大塚さんと、まち子さんですね。覚えましたわ。
 改めてよろしくお願いいたしますね。

(105) 2015/12/12(Sat) 00時頃

【人】 若旦那 枡屋 宗一郎

[少女の口振りから察するに、女給とは挨拶を済ませた仲らしい。>>90
 同じ刺激を喉に通せぬは残念だが、無理強いには宵が浅い。
 胡散臭い男よりも、給仕女に寄るのは致し方ない。>>92

 口先の良く回る自称ジゴロは、手の中でグラスを遊ばせ、一息を漏らしてから、鼓膜を打った声に視線を正した。
 見た目通りに良く通る声を持つ軍人の声だ。>>98

 おやおや、随分と生真面目な方だ。
 時代さえも新しく生まれ変わったというのに。

 しかし、早々人前に出てくる手合いでは無さそうですよ。
 犬のように待っているだけでは、夜会を開いた心に悖るかと。

[声色は軽いものの、肌で感じ取るのは彼からの嫌悪だ。>>101
 性根も稼業も万人に好かれるなどとは思っていないが、露骨な態度に含み笑いも深くなる。]

 あっ、十和子さん、悪名の流布はそこそこにお願いしますよ!
 早坂夫人にだらしがないなんて思われたら、涙味の酒になってしまう!

(106) 2015/12/12(Sat) 00時頃

【人】 カフェメイド 土御門 りつ

[片岡が差し出すトレイに乗せられたグラス。
そのひとつを宗一郎が取り>>96
残っていた洋酒のグラスをひとつ、手に取る。

酒など、碌に飲んだことがない。
高級酒が珍しくなかった頃はまだ幼く、今の身分に堕ちてからは安酒すらも遠い。

恐る恐る鼻先を液体に近づける。
その匂いだけで、くらくらする。

唇をつけて、舐めるように啜る。
ただそれだけで、強烈なにおいと熱に顔は火照り、口の中も鼻の奥も焼けるようだ]

 けほ、けほ……っ

[初めてに近い酒の味と刺激に、思わず咳き込んだ。
礼儀のなっていない行為だと分かっていても止められず、ひとつ咳をする度に、グラスの中の琥珀が波を打った]

(107) 2015/12/12(Sat) 00時頃

【人】 将校 大塚 馨

  見目麗しいご婦人がそう仰るのであれば
  これ以上は煩く申しますまい。

[ジゴロの封切りの言葉を後押しするような十和子の言>>105に、
眉間を指先で揉みながら肩をすくめた。

その後、堂島から悪戯っぽく見返され>>103]

  は、は。
  夫人に私が見合うように見えたのなら嬉しいことだが
  残念ながら、私にはそんな権限はないのでね。

[此処に来て、初めて相好を崩した]

(108) 2015/12/12(Sat) 00時頃

【人】 給仕 片岡 スミ子

 ようこそ、お客様

[残り二脚、グラスを取って合流した客人の元へ、頭を少し下げて歩み寄った>>103]

 乾杯を、どうぞ
 ……音頭はどうやら、あの方がとるようですので

[そう言って、宗一郎を手のひらを上に向けて指し示す。
酒精の香りと、緩やかな音色が広間を漂う。
スミ子も少し、酔っているのかもしれない。
慣れぬ靴に包まれた踵が痛んだ]

(109) 2015/12/12(Sat) 00時頃

【人】 伯爵夫人 早坂 まち子


 ご丁寧にありがとうございます。
 わたくしは早坂と申しますの。

[大げさな仕草>>103で挨拶してくる堂島に、口元に手を当ててくすくすとおかしげに笑みを零し。
 彼の勘違いには、まあと瞳を丸くする。
 夫とは年齢差のある夫婦ではあるから、大塚のほうがまだ年のころは近く見えよう]

 あら、わたくしなどと勘違いされては大塚様に申し訳ありませんわね。
 わたくしの夫はここには招待されておりませんの。

 けれど夫のある身ですから、先ほどのご挨拶はご遠慮しておきますわね。

[ほんのわずか眉を下げ、控えめに笑みを浮かべて大塚に申し訳ないというように首を振り。
 男の手に触れる挨拶には断りを伝えて淑やかにたたずむ]

(110) 2015/12/12(Sat) 00時頃

【人】 若旦那 枡屋 宗一郎


 ――――おや。

[冗句を飛ばしていた横で耳を掠めた声に、少しの凹凸を覚えた。
 存外、階級を気にする手合いかと独り言ち。>>102

 おスミちゃんも、生まれで人に頭を下げるのかい?
 いいや、そんなことはあるまいよ。
 僕が華族で在ったとしても、難しい問題だ。きっとね。

[控える使用人を除けば招かれ客は全部で七人。
 チラと見やったグラスは、配られたものを別にしても多い気がする。
 ほっそりと糸のように目を細め、彼女へと音もなく笑いかけた。]

 おスミちゃん。
 時間が出来た時にでも、この屋敷で働く理由を教えておくれ。
 ――― なぁに。僕もね、一応は客商売だから。

[吐息を緩々と漏らし、静かに離れる彼女の背を見送り。]

(111) 2015/12/12(Sat) 00時頃

【独】 カフェメイド 土御門 りつ

/*
この子、よく今まで今で言うDV被害やストーカー被害に遭わなかったなって…。

(-11) 2015/12/12(Sat) 00時半頃

【人】 貴婦人 永沢 十和子

 
 まあまあ、大塚さんもお上手ね?
 ワタクシ、殿方がたのお世辞だけでほろ酔いですわ?
 あゝでも大塚さんのようなご立派な方の苦言があるからこそ、
 場が引き締まるというもの。
 お灸は必要ですわよ?


[皺を伸ばすような仕草に、つい思わず微笑みが漏れてしまい。
レェス越しの指先を竦めた肩に伸ばしては否定せず>>108]

(112) 2015/12/12(Sat) 00時半頃

【人】 貴婦人 永沢 十和子


 あらあら、ワタクシが悪名流さすと思っていらして?
 宗一郎さんったらお人が悪くってよ。
 ワタクシ、なぁんにも口にしてなくってよ。
 ねえ? まち子さん?


[冗句に言葉弾ませながら、宗一郎さんの言葉を流しつつ>>106
おんな同士特有の仲の良さを見せつけるかのよう、同意を求める。
その間もワタクシの視線は、姿見えぬ主賓を執拗に探し
さまよい続けているのだけれども**]

(113) 2015/12/12(Sat) 00時半頃

貴婦人 永沢 十和子は、メモを貼った。

2015/12/12(Sat) 00時半頃


【人】 若旦那 枡屋 宗一郎

[グラスの行き渡りを見守っていれば、鼻をツンと擽る酒香。
 視線を緩やかにグラスを手にしたりつに向ければ、恐る恐ると琥珀色に舌を浸しているところだった。>>107

 大丈夫かい、りっちゃん。
 たった一口で顔が真っ赤じゃないか。
 青くなったり赤くなったり、いやぁ、忙しいお嬢さんだ。

[咳き込む彼女を慰撫するように伸ばした掌。
 女の背に触れる躊躇ない指先が、そっと撓る背骨を撫で。]

 ゆっくりと息を吐いて、吸って。
 ……なぁに、直ぐに飲み慣れるよ。
 酒なんてのは世間の上澄みのようなものさ。
 飲み干してから、漸く底が見えてくる。

[按ずる素振りと、慰める指先。
 そっと声を潜めると、悪事でも吹き込むように。]

 竦んでいると、酒の方に飲まれてしまうよ。
 ほら、もう一口。……僕の、音頭に合わせて。

(114) 2015/12/12(Sat) 00時半頃

【人】 モボ 堂島 よし男

 やや、これはこれは失礼を!

[二人からの否定の言葉>>108>>110に肩を竦め、
上げっぱなしで行き場を無くした手は口元へ持っていき
軽く握ると、こほん、とひとつ咳払いを落として]

 御二人の寄添う様がまるで絵画のようで御座いましたから、
 すっかり誤解をしてしまいました!
 早とちりをお許しくださいまし、マダム早坂、ジェネラル大塚。

[そして、歩み寄る女給の存在に気付くと>>109
先刻可憐なウインクを与えてくれた貴婦人に顔を向け>>104
くすりと小さく笑いながら、一客のグラスを手に取って]

 どうもありがとう、そろそろ乾杯の御時間でしたか。
 僕もすっかり口が乾いてしまったなあ。
 貴女もほら、如何ですか、レディ。

(115) 2015/12/12(Sat) 00時半頃

【人】 伯爵夫人 早坂 まち子

[十和子と宗一郎のやりとりに、くすりと笑みが零れ落ちる。
 同意を求めてくる十和子にゆるりと頷きながら]

 そうですわね、十和子さんはまだ何も仰られはしませんでしたわ。
 ねえ、十和子さん。

[冗句とわかる軽い口調で応えながら、十和子に同意をかえし。
 酒になれぬ様子を見せる女性の隣から声を発する宗一郎に、勘違いしているかどうか読めぬ笑みを返す]

(116) 2015/12/12(Sat) 00時半頃

【人】 給仕 片岡 スミ子

[生まれで人に頭を下げるかと問われて、スミ子は咄嗟に何も言えなかった。表情を取り繕うことも忘れていたかもしれない。もっとも、一枚剥がれたとして、そこにあったのは無だったかもしれないが。

生まれは正しく人に頭を下げさせる。
そう、スミ子は信じている。というよりも、知っている。
頭を下げてきた側だから、知っている。

スミ子は給仕という立場にこそ慣れていないが、
この場に集まった誰よりも、身分は卑しい。
だからこそ、こうして使用人の立場で此処にいることは、きっと相応しいのだ]

(117) 2015/12/12(Sat) 00時半頃

【人】 将校 大塚 馨

  使用人達も漠然としたことしか言わぬし、
  このまま時を無駄にするよりは、まだいいのだろうな。

[それに、これ以上は煩く言わないと自分で言った。
好きにすればいいと態度で示しつつ、
伸ばされた十和子の指が肩に触れる>>112のにぱち、と瞬いた]

  昔から、説教爺は苦手だったんですがね。
  ……馬子にもなんとやらとは、よく言ったものですよ。

[かつての問題児も
一度軍服を着てしまえば立場でものを言う様になるのか。
参ったなとばかりに苦笑を浮かべた]

(118) 2015/12/12(Sat) 00時半頃

【人】 将校 大塚 馨

  ちょっと失礼。

[近くの面々に軽く手を挙げ、
少し離れた所に立っていた使用人の方へ近づいて]

  招待客が待ちきれずに始めてしまうと
  主に知らせずともいいのか?

[不興を買うのはゴメンだからなと一言添えて囁くが、
使用人は困ったように見上げ返すのみ。
見たことない相手にどう知らせたらいいか…というところか。

わかったわかった、降参だ。
拉致があかないなら勝手に始めても構うまい]

(119) 2015/12/12(Sat) 00時半頃

【人】 将校 大塚 馨

  こんな窮屈なものを着ていると、言うことまで窮屈になってかなわない。
  いや、失礼致した。

  そちらの御仁がおっしゃるとおり、
  このまま無為な時を過ごすよりは、今宵の出会いのために
  始めてしまうとしましょう。

[お手上げと言外に含めつつ、
他の招待客たちに向けて、苦言を撤回すると少し大きめの声を上げた]

(120) 2015/12/12(Sat) 00時半頃

【人】 給仕 片岡 スミ子

[此処に来た理由など、それはきっと「貴方と同じ」
――本当に、そうだろうか?
スミ子が受け取った葉書を出したのは、誰だろう?
主はこの館にいる。
いるけれど、いない。
何故、こうやって人を集めておいて姿を見せないのだろう?

それぞれの手にとられるグラス。
りつが咽る音がどこか遠くに聞こえる。
スミ子は空になったトレイを持ったまま、暫し――それはほんの数瞬のことだったろう――我を失い、ぼう、と立ち尽くしたのだった]

(121) 2015/12/12(Sat) 00時半頃

【独】 将校 大塚 馨

/*
ちょっと、ねむくてあたまがまわら…
箱前遅かったから先に撤収するの申し訳ないんだけど
やぱ、無理はしないことにしようか…

(-12) 2015/12/12(Sat) 01時頃

【人】 カフェメイド 土御門 りつ

[けほけほと咳き込む背中が軋む。
ふわり、ゆらり、浮遊感。
聞こえる声は、どこか遠い>>114

背中を撫でる指先。
酒の入らない時であれば、ぞっと泡立っていただろうその場所は、今は何も感知せず]

 ……は、ぁ

[言われるまま、すうはあと呼吸を繰り返す。
両手で支えるようにして持つグラスから、波が消えていく]

(122) 2015/12/12(Sat) 01時頃

【人】 カフェメイド 土御門 りつ

[低く潜める声が、耳元にかかる。
それはまるで、どこか深いところに、引きずり込むようでもあって――

現状から抜け出す為の手を引くようでもあった。
竦んでいたら、探し物を見つけることなんて出来ないと、背中を押されているかのようで。

こくん、と。
言葉のまま、酒を喉の奥に流し込む]

(123) 2015/12/12(Sat) 01時頃

【人】 カフェメイド 土御門 りつ

[それが、奈落に突き落とすであろう手だとは知らずに**]

(124) 2015/12/12(Sat) 01時頃

将校 大塚 馨は、メモを貼った。

2015/12/12(Sat) 01時頃


【人】 伯爵夫人 早坂 まち子

 ふふふ、お気になさらず。
 夫を伴わずにこのような場にいることなど久しくなかったものですから。

[堂島>>115にゆるく首を振って。

 大塚>>119が使用人へと確認する様子を横目で見やり]

 ええ、はじめてしまいましょうか。

[とはいえ既に思い思いにグラスに口を付けてはいる様子。
 取り立てて開始の言葉など必要なさそうでもあるけれど、気持ちの切り替えにはちょうどよい。

 近くに居る相手との挨拶代わりにグラスを掲げて、口を付ける**]

(125) 2015/12/12(Sat) 01時頃

伯爵夫人 早坂 まち子は、メモを貼った。

2015/12/12(Sat) 01時頃


【人】 若旦那 枡屋 宗一郎


 なんて酷い方だ。
 僕の耳より、貴女の言葉を信じろと仰る!

[軽妙な切り返しは聡明な貴婦人からだ。>>113
 その上、早坂夫人までグルとは。
 悲劇の主人公を気取るように嘆く芝居を打つも、唇が円弧のままでは説得力がまるでない。>>116

 試しておいでなら、まんまと騙されて差し上げましょう。
 不埒な男は、偶に二枚目を作ることで深みが増すのです。
 ―――― うん、そうしておきましょう。

[態とらしい所作と言葉は自分に言い聞かせるように。
 己の認識外で欺かれることに比べれば、まだ。]

(126) 2015/12/12(Sat) 01時頃

カフェメイド 土御門 りつは、メモを貼った。

2015/12/12(Sat) 01時頃


【人】 若旦那 枡屋 宗一郎

[そうして、この場の説教役たる軍人も待つことを止めたようだ。>>120
 賢明な判断だと頷く狐顔は、ゆっくりとグラスを掲げ。]

 それでは、この場に集まりました紳士淑女の皆さま。
 僭越ながら、白鷺館の主に代わってご挨拶を。

 と、言っても、長々垂れる口上も有りません。
 ここはひとつ、在り来たりですが今宵の出会いに、


 ――――…“恵まれた機会”に感謝して。

 どうぞ、皆さま。良い夜を!乾杯!


[朗々と広間に響かせる声。
 刺激的な液体の向こうに見事なシャンデリアを見やりながら。]

(127) 2015/12/12(Sat) 01時頃

【人】 若旦那 枡屋 宗一郎

[グッと煽るように。と、傍らのりつに目配せし。>>123
 己もグラスの曲線に恭しく接吻を。

 そのまま、くるりと見渡した広間には。
 歓談を交わした女学生>>0:3>>0:4の姿を見つけることは出来なかったが。**]

(128) 2015/12/12(Sat) 01時頃

【独】 若旦那 枡屋 宗一郎

/*
りっちゃん良い子過ぎてぶわっとなった。
絶対に自分、りっちゃんより先に地獄に落ちますわ。

(-13) 2015/12/12(Sat) 01時頃

若旦那 枡屋 宗一郎は、メモを貼った。

2015/12/12(Sat) 01時頃


【人】 給仕 片岡 スミ子

[トレイを持って、最初にグラスが用意されていたテーブルへと戻る。
ようやく、乾杯がなされようとしている。
夜会が始まろうとしている。

スミ子は、ぽつりと残されたグラスに手を伸ばす。
それを掲げはせず、トレイにのせて一度衝立の向こう、使用人が控える場所に戻ることにした。
使用人はまた一人、二人、と館を離れている。
給金さえ貰えればこんなところには用はないのだろう。
スミ子だって、望むのであればそうすることも出来るのだ。

今は他に人のいない控え室で
聞こえてきた音頭に合わせ、スミ子はグラスを掲げ
――そして一息に呷ったのだった**]

(129) 2015/12/12(Sat) 01時頃

給仕 片岡 スミ子は、メモを貼った。

2015/12/12(Sat) 01時頃


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