【人】 3年生 クロミネ

―図書室―


[嘘を重ねて、夏生の本音を炙り出すように。
こんな男だと知られたら、嫌われてしまうだろうか。

間近にある顔を見つめ、
「仕方ないな」と言って
願い出を聞き入れてくれる存在に甘える>>6:+135。

自分はこんなに甘え上手だったかと、
客観的に考えてしまえば照れがじわじわと。]


　うん、……頼むよ。


[カウンターにいる図書教諭に聞こえないように、
夏生の耳元へと口を寄せて内緒話のように囁く。

胡座をかいて、夏生の肩に頭を預けて、
自身のものとは違って、華奢な指が滑る本へと視線を落としたが、
促しを求めるような視線には、口付けで応えた。]

(0) ぶんちゃん 2015/10/16(Fri) 01時半頃

【人】 3年生 クロミネ

[捲られる頁。

夏生が手を止めたのは、
夕焼けと缶コーヒーの写真の頁>>6:+139。]


　…………………。


[目で追うだけではただの文字。
けれど夏生の声で紡がれるそれに、
これまでの夏生の、様々な表情が頭に浮かぶ。

途中から聞き入るように目を閉じた。

夏生の顔ばかり浮かんでいたけれど、]


　（あぁ、この詩は………俺と同じだな……）


[ここ数日の、これからの自分の心。

最後まで読み上げると、
束の間の静寂の後、本を閉じる音がした。

目を閉じたまま、
背中に回る腕を感じ、――その言葉を聞いてゆっくりと目を開く。

照れ臭そうに笑う顔が眩しくて、目を細めた。
目元の黒点を愛撫されたなら、もう一度だけ、口付けを。

そうしたら、また勉強を頑張れるから。]

(1) ぶんちゃん 2015/10/16(Fri) 01時半頃

【人】 3年生 クロミネ

　――……俺も、あいしてる。夏生。**

(2) ぶんちゃん 2015/10/16(Fri) 01時半頃

【人】 １年生 キノト

いやや。珍しいもん見たーって、笑う。情けないとか、そーいうミツルを見たって嫌いになんかならんて。

絶対や。


笑って、笑い飛ばした方が、スカーッとするやんか。


それで、ちゃんと出来たら、ご褒美な。頭いーこいーこ、したるって。

［背の高い彼の、頭を撫でる。
　これしかない。］

(3) k_karura 2015/10/16(Fri) 01時半頃

【人】 １年生 キノト

［手を引き導く愛の言葉。
　それが此からの原動力になる。］


　……お、れも
　あ……

［愛してる。まだ、するりと言えなくて。代わりに、指の付け根にあぐと噛み付く。

　…――愛してる、と。
　素直に言える時まで。**］

(4) k_karura 2015/10/16(Fri) 01時半頃

【人】 ２年生 ミツル

[>>7:-12　真摯な問いに、間を置いて。
首を振った。]


　いや、声を聞かせるのだし。
　顔も見てて、いい。


[キノトの前で感情を隠し、声を出せる自信がない。
顔が見られたところで、大して変わらず。

唇を緩やかに、撓らせ]


　　だから手を―――ぎゅっと、してて。


　　　　

(5) flickeringly 2015/10/16(Fri) 02時半頃

【人】 ２年生 ミツル

　珍しいもの……なぁ。　
　割とキノトに関する話だと

　必死すぎて、情けない姿を晒すこと……多いよ

　　
[困ったように眉尻を下げた。

されど、>>3どんな姿を見せても、
笑って甘受される、安心感]


　　わかった。
　　ご褒美を心待ちに、説得する。

　　―――先生方もな。


　

(6) flickeringly 2015/10/16(Fri) 02時半頃

【人】 ２年生 ミツル

[そして
間もなく誘導した先は、担任のいる場所。
手を繋いでの登場に、さてどう思われたか。


迷うことなく
番になったとの報告を、手短に報告終了。

必要あれば、2人部屋の申請手続きも済まそう。


その最中
執拗に指の付け根を触る己を、心配した先生へ。
照れ臭さからか、か細く答える。]

　
　――……噛まれてしまったんですよ。
　それで、まだ、変な感じしてて。


[>>4だから、幸福なのだと告げる。

もしや仔犬でも校舎に入ったのか
真面目に伺う教師に、笑いながら

キノトに優しく、視線を向けた]**

(7) flickeringly 2015/10/16(Fri) 02時半頃

【人】 １年生 キノト

［キノトの知るスオウ・ミツルという男は、
　どんなに疲れていても、誰かの背に負われるのを良しとしない男だった。

　誰かに手を差し伸べることはあっても、
　自分が委ねる事をしない。

　自分の弱さをどんな形であれ、表にしない。］

(8) k_karura 2015/10/16(Fri) 03時頃

【人】 １年生 キノト

［だから。
　こんな風に頼ってくれるのは、キノトだけの特別。>>5］

　……えぇて。
　俺の手からは勇気が出てるん噂やから。

［手をぎゅっと、握っているぐらい。
　容易い願いだ。］


　ミツルってな。割と手ぇ抜くやろ。
　全力出してますーって顔しながらも、限界の手前で止めてる気がする。

(9) k_karura 2015/10/16(Fri) 03時頃

【人】 １年生 キノト

　でもな。必死なのも、情けない姿であっても。
　それだけミツルが本気、ちゅうのが、伝わるから、な。

［追い掛けてくれる嬉しさ。
　自分を見てくれる嬉しさ。］


おぅ、気張れ。

［応援の気持ちを、ぎゅうと握る力に変えた。］

(10) k_karura 2015/10/16(Fri) 03時頃

【人】 １年生 キノト

こんにちわ、先生。

［番の報告。２人部屋の申請。
　想像とは違って居たけれど、今の形がいちばんしっくり来ている。

　首にかかっていた重みは外れ。
　軽やかな翼を手に入れたよう。


　噛まれたと笑うミツル。］

せやなぁ、先生。
仔犬いうても立派な獣や。ちゃんと飼い主に首輪付けてて貰わんと困るで。

［噛まれた幸福を、堂々と惚気る男だったかという新発見。
　視線が合い、内心舌打ちするのは、恥ずかしさから。

　じと隻眼を見上げ。
　先生の見ていないところで、べと舌を出した。**］

(11) k_karura 2015/10/16(Fri) 03時頃

【人】 １年生 キノト

―２人部屋―

［鍵を開ける時の緊張。
　開いた扉の向こうに、２人だけの部屋が待っている。

　入寮時のような不安は、ない。］

わぁ、なかなかに広いな。
一人部屋とは違うわ。

［換気の為に開けた窓からは、色付き始めた樹木が見える。］

さぁ、連絡や引越しの前に、一息つこか。

　……なぁ。この部屋から、新しい毎日が続くんやな。

　ミツルと。

［振り返り、手招きする。
　どうせ外からは見えやしない。

　窓枠に腰掛け、両腕を伸ばした。*］

(12) k_karura 2015/10/16(Fri) 13時頃

【人】 2年生 エイジ

― 午睡 ―

[ベッドの上も下も、酷い有様だった。
脱ぎ散らかした、汚れた服。

使用済の避妊具やらティッシュやらが散乱し
空のペットボトルも落ちている辺り
途中で耐え切れず、水分補給もしたのだろう。


我を忘れ、意識を失うくらいまで交わって
今はシーツの上の住人。
カヨイの躰を抱き締めていた腕も指先も力が綻んで
時折、年相応に微笑む辺り
幸福な夢に包まれているに違いない。]**

(13) LEXUS 2015/10/16(Fri) 15時頃

【人】 ２年生 ミツル

手を　　抜く……
そういう風に見えるのか。


[>>9　今の会話の中で目から鱗だ。

誰からも、指摘された経験ない言葉。

この年まで、気づいて貰えなかった、
己の臆病な、性質を――>>8

瞬いてから、頷く事で、肯定返す。]


　　完璧じゃなくても、いい？
　　そう言ってもらえた事が、初めてかもしれない。

　　　初めてが、お前で……嬉しい。


[>>10　ぎゅっと、手に力を籠めたのは。
気を張ると、約を結ぶよう。]

(14) flickeringly 2015/10/16(Fri) 21時半頃

【人】 ２年生 ミツル

―職員室―


[指を繋いだままの、移動。


幸福を隠さぬ２人を
咎める視線も、声も
何処からも湧かない。

案外、周りから応援されていた番作りだったのかと
ほんの少し、思って、ふと想像した。
２人部屋って、案外ダブルベットだったりするのだろうか。
どうでも良いようで、かなり大事な案件。]

(15) flickeringly 2015/10/16(Fri) 21時半頃

【人】 ２年生 ミツル

[>>11　その際中、幾度も触れる、指の付け根。
傍で聞こえた暗喩に、重ねるよう]


　俺なら絶対に、自分の愛犬に首輪を付けて
　離さない　――…ですけど、ね。


[否――隣の相手は、愛玩動物などでは無い。

もっと愛おしくて。
もっと尊い、唯一の“お嫁さん”

担任が申請書を確認する間に
べ、っと現れた彼の舌には、笑ってしまう。
触れたら気持ちいいそれと知って居るから、尚]


　ごめん、ばかで。

(16) flickeringly 2015/10/16(Fri) 21時半頃

【人】 ２年生 ミツル

―２人部屋―


[嗚呼　数日前。
級友同士の侭、図書室に入室した時よりも。
ずっと、緊張孕んで、――開かれた扉。>>12


隻眼が捉えた一室は、自然と特別なものと感じ。
意識の外で、早い鼓動の音が聴こえる。


青い部屋の中心に
自分を迎える、彼が、いる　から。]


なんだか実感が湧かないなぁ。
キノトと同じ部屋。毎日続くって。

随分と、……贅沢な。

(17) flickeringly 2015/10/16(Fri) 22時半頃

【人】 ２年生 ミツル

[名を呼ぶ、この声が
いつか日常と同化するのだと思うと、頬が緩む]


……　寒くないか？


[外の空気は、冷たくないのか。

目の前で広がる、両腕に
吸い込まれるよう身は滑り込み。
腰を曲げて、小さな躰を覆うように、抱きしめた。

すん、と鼻に届く匂い。
外の樹木より綺麗に色づく髪からの、甘い匂い。
それとも、細い首に咲く、紅い華から届くのか。]

(18) flickeringly 2015/10/16(Fri) 22時半頃

【人】 ２年生 ミツル

　……。

　俺はこうしているだけで、あったかい。



[壊れ物でも扱うかのように
傷ついた噛み痕を、指で慰め
首の右側に咲いた花。

恭しく口付けを落とした。]

(19) flickeringly 2015/10/16(Fri) 22時半頃

【人】 ３年生 ヒロミ

［>>7:+3無理矢理に身を起こせば、自然と、向い合って抱き合うような体勢に。
　腹を濡らしていた精が、流れ、脚を、床を汚してゆく。］

　……ッ、　　ン……ぐ


［絡み合わせる舌すら、一筋縄にいかない。
　擽る舌先に対抗するよう、軽く前歯を閉じて刺激を返す。
　口腔で混ざる唾液は、嘘みたいに甘ったるい。

　蠢き、絞め上げてくる腸壁に、囚われてなるかと腰を突き上げ、揺さぶれば、肌のぶつかり合う音に、淫猥な水音が混ざった。］

　ゥ……、ン
　　…………、っ……

［荒く呼吸するたびに上下する喉仏を、無骨な指が撫でてくる。
　ぞわりとする擽ったさに、獣のように喉が鳴った。

　達したのは、そのほんの少しあと。］

(20) nordwolf 2015/10/16(Fri) 23時頃

【人】 ３年生 ヒロミ

［全身の力を奪われるかのような疲労感。
　それでも、リョウを抱きしめる腕を解くことだけはしない、寧ろ離してなるかとより強く。］


　…………は、ァ……

　　　…………リョ、ウ…………

［>>7:+5荒く、熱い息が混ざり合う。
　試合後のようにうるさい心臓、背中に滲む汗。］

　な、ァ…………

［皮膜の中、吐き出した精に塗れた雄は、漸く少し、落ち着きを取り戻したが］

　も、少し……な

　　このまま…………

［せめて、心臓のリズムが元に戻るまで。
　いつもの呼吸を取り戻すまで。
　もう少しだけ、汗ばんだ身体を抱きしめていたい。］

(21) nordwolf 2015/10/16(Fri) 23時頃

【人】 １年生 キノト

［自分の感覚と他者から見えるものは、同じだったり異なるものだったり。案外様々だ。>>14
　どうやら図星だったようで、してやったり。］

　…――いや、完璧じゃなきゃだめやで。
　それは、ミツルがスオウの嫡男やから。完璧に見せなきゃいけんて。
　ツルは優雅に美しく立ってなきゃ。

(22) k_karura 2015/10/16(Fri) 23時半頃

【人】 １年生 キノト

　でも、俺の前でも完璧やのぅてええって話。
　うん。いいんやで。

　
　ハハっ、俺らどれだけ初物なんなぁ。

［約束は言葉にせずとも交わされる。
　手の熱ひとつ、あれば良い。*］

(23) k_karura 2015/10/16(Fri) 23時半頃

【人】 3年生 サダトラ

[律動に触れた胸板が
脱いでいない所為で余計に汗ばんだ肌が
抱き締めた身体>>20に触れて擦れ、官能を呼び覚ます。

ぬぷ、と、咥えた性器に突き上げられる度
卑猥な水音が聴覚を犯し、肌と肌が重なれば
性交特有の肉感のあるおとが、射精抜きに射精感を募らせた。

何回感覚で達せば、気が済むのか。
朦朧とした意識を保つ為に、執拗に、舌を吸い、噛んだ。]


　ふ、　ッぅ、……ッく、　ん、は…ッ


[咽喉を撫でる指先は、無意識。
汗ばんで滑る感触も心地良く、彼が咽喉を鳴らすから
余韻ごと、笑う声で。]

(24) mo_om 2015/10/16(Fri) 23時半頃

【人】 3年生 サダトラ

　

　……　ヒ、ロミ、イッたのかよ、……？


[正直、膜越しで分かるほどの経験値も
持ち合わせていない、腕が離れないから尚更だ>>21

尋ねる声は、掠れて
だから　その声で　呼ぶなッつの！
熱い呼吸も、声も近い、嵌まった性器は少し
芯の柔らかさを取り戻している気がした。
対する俺は―――…　と言えば、未だ半勃ち。

とく、とく、と、鼓動が胸に、近かった。
落ち着けるようなリズムじゃねえよ。]

　んあ、　……………

[腰を浮かせれば抜くコトも叶うだろうが
抱き寄せる腕を強引に剥がせる程、感情に逆らえない。
だからこその沈黙。]

(25) mo_om 2015/10/16(Fri) 23時半頃

【人】 3年生 サダトラ

　

　……………

　落ち着けるのかよコレで………


[息を吸い、吐く、精の匂いと汗の匂い。
幾分か身体の熱は落ち着いたが
途端に蘇らなくとも構わない羞恥心が、蘇る。

抱き寄せた腕を伸ばして、後頭部を小突いてやる。

文句染みた唸りを漏らすも、腰は動かさないとも。
太腿同士が馴染んだように。]

(26) mo_om 2015/10/16(Fri) 23時半頃

【人】 2年生 ムギ

―放課の鐘音―

[校舎から放課を報せる鐘音が届く。今日はまだ長い。
深い交わりに追いつけずに飛び出していた意識が、
真っ白な世界に飽いて肉体に戻ってきた。

目覚めた時……ムギはまだエイジの腕の中に居り、
彼のしまりのない口元から溢れる寝息を食んだ。

腰ばかりか全身が怠く、このまま寝てしまいたかったが、
帰ってきたばかりの意識は妙に冴え冴え澄んでいて。
腕の中で身動ぎ、エイジの首筋も食んだ。]


　…………そのうち消える痕でも。


[たわむれに残した口付けの痕は、
貰った咬み痕と同じ箇所に。

エイジの白い肌に咲く赤は、なかなかどうして美しい。]

(27) onecat69 2015/10/16(Fri) 23時半頃

【人】 2年生 ムギ

[散々の発散で、身体は随分と軽くなった。

結局、いくつほど避妊具の封を切ったのは覚えていない。
まさしく発情した動物よろしく情交を続ける中では、
降り注ぐ汗を飲み、口内に精液も貰った。

――直接もらった精の味は、まだ喉奥に残っているようで。
ん、ん、と咳払い未満の息づかいで喉を喉を鳴らした。

濃い疲労はもちろんのこと、
他にもセックスの名残はそこら中に。
せっかくの新しいシーツもどろどろだ。]


　――ああ……これは、


[要るな、と静かに思った。
緩慢に状態を起こし、むず痒い下肢に触れて思い知って。

ずっとエイジを受け入れていた……そこが、あれが、尻が、
いつの間にか知らない形に成り果てているようだ。
これまでの身体をつぶさに調べたことはないが、
少なくとも、――こうも拓いてはいなかった。はず。

そんなこんなで溜息をつきながら、
保健室で尻に塗る薬も貰っておけば良かったと
心の底から後悔するのだった。*]

(28) onecat69 2015/10/16(Fri) 23時半頃

【人】 １年生 キノト

―２人部屋―

なんや、夢の中でなぁ、俺と一緒に住んでたんやないの。

［夢と現は異なるが、贅沢だと落とす恋人にちくり。>>17］

んー？　さむい、やろか。

［自室とこの部屋は階が異なる。
　秋色の風が室内を通り抜けていく。

　防寒具にもなり得た首輪。
　晒した肌を撫でる風の手。］

(29) k_karura 2015/10/17(Sat) 00時頃

【人】 １年生 キノト

　ん……

［抱き締めてくれる腕も、身体も。
　自分だけの特別。］

　……ぅん、俺も、あったかいや。

［温もりくれる、この人が――…好き。指の慰めにはふり息を吐き、傾く首に灯る熱。>>19
　愛犬につけた首輪は消えぬ愛咬と消える紅華。>>16

　ばかみたいに惚れて、
　一途に想ってくれた。

　一挙一投足に頬染めるこの人>>-166が、寒さを、寂しさを感じないように。
　背に腕を回して精一杯抱き締める。］

(30) k_karura 2015/10/17(Sat) 00時頃

【人】 １年生 キノト

　……ぁ。

　あのなぁ、もうすぐ薬、飲む時間や。ミツルに頼もか？　抑制剤の管理。

［発情を宥める術を２つとも任せようと。
　２人きりの部屋では不要の眼帯を奪い取り、金色を見詰めて小さく笑った。*］

(31) k_karura 2015/10/17(Sat) 00時頃

【人】 ３年生 ナツ

― 図書室 ―

[ そう、想われていると知ってはいても、
知ってもらえているとしても。

こうして声で、音で聞くと実感が湧く。
しみじみと幸せを感じながら、もう一度くちづけて。]


ん。充電、できた。
もうひと頑張りしようか。


[いつまでもこうしていたいけど、そうもいかない。
抑制剤が効いている間にやるべきことをしなければと散らばった本を棚に戻し。勉強に必要な参考書と、詩集だけ持って机に戻る。

昼食を挟んで、きっちり時間を図って自制しながらテキストに向かった。それでも時折、泰地の顔を覗き見て。

ノートの端にこっそり落書きするのはへのへのもへじ。
ハート型の泣きほくろつきだ。]

(32) mumriken 2015/10/17(Sat) 00時頃

【人】 ３年生 ナツ

[今日の泰地は、すこぶる調子がいいようだ。>>6:+109
総合成績で負けたことは今のところないが、
うかうかしていると追い抜かれるかもしれない。

――それはそれで、楽しみだと目を細め。
気がづけば窓の外が、薄ら茜色に染まっていた。]


お疲れ様。一旦、この辺で終わろうか。
泰地はどこか行きたいとことか、予定はあるか？

……っと。メールだ。


[いつの間にか着信を告げていた携帯に手を伸ばし。
届いた内容に、きょとんと眼を丸くして。>>=1 ]


（俺も、もらって置いた方がいいんだろうか）


[救難信号に対して呆れるどころか、
そんな危惧をしながら指を滑らせ、返信を送る。」

(33) mumriken 2015/10/17(Sat) 00時頃

【人】 ３年生 ナツ

[ エイジに限って、そんなことするはずないが。
まだ若いし、それゆえの暴走はもしかしたらあるかもしれない。]


そういえば。
A大学入試問題集が見つからないんだ。
もしかして引っ越しの時に、
泰地のところに紛れたのかな？


[メールを送信後。
ふと。なんとなく。唐突にそんなことを思い出し。>>6:+72
こころあたりがないか、尋ねてみる。]*

(34) mumriken 2015/10/17(Sat) 00時頃

【人】 ２年生 ミツル

　ん　夢の中より、実感湧かない。
　不思議だな…。


[>>29そんな事言わないで、と眉を下げる。

きっと、寒かったのは此方の方で。
触れたかったのも、此方の依存が強い所為。>>30

肌に唇を合わせるだけで、
情を通わせる唯一の温もり。]


　どきどきするけどさ、落ち着く……


[優雅に立つ事も忘れ、
小さい躰の温もりに、どうか、羽根を休めさせて。
背に回った手が、嬉しいから。]

(35) flickeringly 2015/10/17(Sat) 00時半頃

【人】 ２年生 ミツル

[>>31　金色を覆う眼帯は、彼の手元。
彼だけに見せる、自分の甘えであり。
昼の秋空で在ろうと、いまの月色の形は丸い。]


　嬉しい。けど。
　―――　……良いの？　管理任せてくれて。


　発情したお前に
　耐えられるか　解らないから。


[実際に図書室で、押し倒した一夜を思い出す。
甘い薫りに惹かれ、素肌に擦りついた慾望。

無論、フェロモンが出るより先、管理する事は努力するし
頼って貰える事は、有難い。

薬と水は何処に在るのか、尋ねて]*

(36) flickeringly 2015/10/17(Sat) 00時半頃

【人】 2年生 エイジ

　　――…、ん……

[首筋に、ちり、と走る甘い痛みを受けて、身じろぎひとつ。

寝惚け眼を薄く開いた先、カヨイは俯せで端末を操作していたか。
気づけば、全裸に寝具一枚。

途中までシャツくらいは着ていた気がするけれど、

――ああ、カヨイの背中やら胸やら下腹部やら、
キスマークをつけていったら、反撃とばかり
つけ返されて、剥かれたんだっけ。

全身に残る心地良い疲労感と、皮膚に残る熱い感触が
未だ、やけに鮮明で――　小さく吐息を逃してから
カヨイの背を、片腕で抱き締めた。]


　なにしてんの。……どこに、連絡？

(37) LEXUS 2015/10/17(Sat) 01時頃

【人】 2年生 エイジ

[言いつつ、反対の手で転がる自分の携帯を確認した。
メールを開けば、随分前に届いていたスオウからのメールが二件
>>6:131>>6:*1]


　へえ、……良かったなあ、スオウ。

[「可愛い人」の話をしたのが、随分と前のように感じられる。
彼はイヌカイ兄を可愛い、と称し、俺はイヌカイ弟…
キノを、可愛い、と言ったんだったっけ。


　　――初恋。

そういえばこれも初恋、なんだろうなと
ちらり、カヨイの貌を横目に見つめて、小さく笑った。]

(38) LEXUS 2015/10/17(Sat) 01時頃

【人】 3年生 クロミネ

―図書室―

[充電は満タン>>32。
検査以前に抱いていたαΩ像が、数日でこうも覆されるなんて。
一個人を見て欲しいと望みながら、
それに目を向けていなかった自分を恥じた。]


　ンっ―――、はぁ。
　よし、やろう。


[大きく伸びをした後、息を吐くと
散らばっていた本を拾うの手伝って。
席に戻ったなら、問題集の続きに取り掛かった。

気分を変えて、国語の問題を――。
不得手に感じていた詩を用いた問題。

今までは字面だけを追っていたが、今は文章の中へと潜ることができる。
何か、コツを掴んだ気がした。

大問の間、
チラと夏生の様子を伺うと、一生懸命ペンを動かしているのが見えた。

――ノートの端は、見えなかったけれど。]

(39) ぶんちゃん 2015/10/17(Sat) 01時頃

【人】 2年生 ムギ

　――ウサミ先輩。
　
　……エイジ、あのな。よく聞いてくれ。
　向こう三ヶ月はもう、こういうの……しない。


[メールの相手はあっさり白状するし、
メールの送受信記録を浮かべたまま
エイジの手にデバイスを託して、見せる。

背に回る腕にはもちろん喜んで甘えるが。

鮮明に残っている最中の記憶は、今も羞恥を招く。
腰は重いし、足に力も入らない。尻もおかしい。

それだけとは言わないが、
これは性の誘引が結びつけた関係である事は確か。
肉体の繋がりはとても重要だと思う。
だからこそ、早々に壊れてしまっては困る。
エイジと繋がれる身体が。

そんなことを考えながら。
今度は「ミツはなんて？」と問い返して、
軽く首を傾がせた角度から、笑む口元にキスをする。]

(40) onecat69 2015/10/17(Sat) 01時頃

【人】 3年生 クロミネ

[昼食を挟んで、ひたすら問題を解いていた。

解説を読んでもイマイチ理解しきれない部分は夏生に訊いて、
その度に教えるのが上手いな、と感心した。
他人に説明ができるということは、それほど理解が深いということだから。

その年度の問題を全て解き終え、顔を上げれば茜色>>33。]


　お疲れ。

　この調子なら、
　ここにある分の問題集は入試までに一通りできそうだな。

　行きたいとこ……、そうだな………


[メールでも着ていたのか、何かを打ち込むのを見て、
つられるようにポケットからスマホを取り出した。

こちらにも着信が2件>>5:210>>6:131。]


　寮に……、他のヤツらの顔見に行こう。


[その場で返信することはせず、直接祝いの言葉をと思って。

さらにもう一組、
それを向ける二人がいることは>>7:3、この時は知らないまま。]