
723 Bloody Slave
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次の日の朝、村人達は集まり、互いの姿を確認した。
ラヂオが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、ルリハ、マスケラ、ラジエル、プロクス、アーノルド、オルニット、丞、櫻、和樹、柊夜、カサンドラ、英明、伊豆丸、雲雀の14名。
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『さて、そろそろ決まったようだね』
[マスケラの頭上を、金の文字が躍る。 場合によってはコイントスでもしようかと思っていたが、どうやら今回は素直に決まったらしい。 マスケラの口角がゆるりと上がる。]
『じゃ、発表しようか』
[金文字が現れ、マスケラが口を開く]
(0) 2015/07/09(Thu) 01時頃
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/* >ラヂオが無残な姿で発見された。
シュール
(-0) 2015/07/09(Thu) 01時頃
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柊夜君は、アーノルドに、 雲雀君は、プロクスに、 伊豆丸君は、英明に、 櫻君は、オルニットに、 ジョー君は、カサンドラに、 和樹君は、ラジエルに、
それぞれ、管理される間は存在を許されることを僕は願おう。 [マスケラだけにわかる形で、その願いは闇世に承認され、受理される。]
(1) 2015/07/09(Thu) 01時頃
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『さぁ、これで君たちは、それぞれのご主人様が決まったわけだ』
[ヒトの子らに向けて、金文字が躍る。]
『ご主人様と一緒なら、この闇世でも生きていられるよ』 『ただ、まぁ、普通の生身と変わらないから』 『ご主人様の怒りに触れたら殺されちゃうかもしれない』 『せいぜい、頑張って可愛がってもらうと良い』
[その他、今の状態であれば別段体に変化があるわけではなく、特別な力も使えなければ、老いからも逃れられないことなんかを、金の文字は説明しただろう。 その他の細かいことは、それぞれのご主人様が教えるかもしれないし、聞かれれば答える心積もりだ。
帰るものが居れば止めないし、いまだ留まるというならば食堂は閉鎖しない。 必要とあれば、個室も準備はできているだろう。*]
(2) 2015/07/09(Thu) 01時頃
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/* わーいぱちぱち
先言っといていいかな
伊豆丸くんほんっっっとごめんな(必死の形相)
(-1) 2015/07/09(Thu) 01時頃
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/* マスケラへ委任したって、投票先はわたしなのだから弾かれてしまうじゃない? なら、私一人ぐらい好きなところへ投票したっていいと思うの。
例えば、この世で一番居なくなって欲しい相手とか…
(-2) 2015/07/09(Thu) 01時頃
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─ 雲雀の行方を探す前 ─
見かけによらないは余計だっつの! 消し炭が希望なら、今からでもしてやろうか?
[>>1:264こんな風にと、掌に焰を揺らめかせるが、それはあっさり握って消して。]
そうだな、ジョーも悪かなかったが、やっぱ雲雀だな。 血の味も俺様好みだし、なんつぅか、興味をひく。 櫻はダメだな。
[多分アレはすぐ壊れると付け加え、羨ましげな様子に誇らしげに口角を上げたのだが]
…………だから、仲良しじゃねぇっての!
ってなんだよ知り合いだったのかよアンタ!!
[忽ちの形勢逆転である。]
うるせぇよ余計なこと言うな! つかババアもなに話しやがたってんだよもぅ!!
だーーー火なんか貸してやるんじゃなかった!!
[嘆きの声は、食堂中に響いたか。]
(3) 2015/07/09(Thu) 01時頃
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/* 正直なところ、1Dの最初に英明にリアルタイムで柊夜とロル回す時間があったら、柊夜はそのまま英明に落ちてたんじゃないかなーと。 同じ条件だと中の人の地力がもろに出るから、私の文章じゃ柊夜を引き付けられる気がしないorz
(-3) 2015/07/09(Thu) 01時頃
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[きゃんきゃん喚く響き声。>>3
ババアはしっかり聞き耳を立てている。 細かい内容までは聞き取れないが、 「どうせよくは言ってない」ということがわかれば充分なのだった。]
(4) 2015/07/09(Thu) 01時半頃
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―廊下にてアーノルドと―
[与えられた選択肢。選ぶ権利など無い人に選ばせるのは、吸血鬼の優位性を逆に表している気がした。 ずっと決めていたこと、首を差し出すのは飼い主にだけ アーノルドがあの時此方の首を撫でたのは、彼がこの場所を望んだからだろう ならば、彼を飼い主にと望むならば、差し出すべき場所は一つしかない
そうしようと決めたのは自分の意思でもあり 「選ばれるのを増すだけでなく自分で選べ」と言った、何人かの吸血鬼の言葉を受けてでもある
彼に向けたのは、彼に飼われてもいいという揺るぎ無い意思表示 承諾の意を言葉に乗せて、アーノルドの牙が首に触れるのに覚悟を決めて目を閉じた
その時]
――…え?
[時間だ、と言う言葉とともにアーノルドが離れる。>>1:267 どこか拍子抜けした、間の抜けたような声は、そのまま表情にも出てしまっただろう それも、「主が決まった」との声ですぐに引き戻された]
……飼い主…俺の…
[呟く声に混じるのは期待よりも不安が濃かっただろう アーノルドに背を押され食堂に戻る。その手にやはり励まされながら]
(5) 2015/07/09(Thu) 01時半頃
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―→食堂へ―
[食堂へ戻ったなら、ちょうどマスケラが話し始めたところだった>>0 彼の頭上に浮かぶ金文字にじっと目を向けると、以外にもそれは彼の声で伝えられ……]
――……アーノルド様、が…俺の…?
[一番初めに揚げられた自分の名と、それに連なる吸血鬼の名>>1に、傍らにいるだろうアーノルドを ……己が飼い主となった吸血鬼を見つめた
選ばれたいと思った相手に選ばれたと言うその思いは そのまま表情になって現われていただろう*]
(6) 2015/07/09(Thu) 01時半頃
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─ 定刻 ─
[そして。 調子の外れた、歌にすらなっていない歌をぽつぽつ口誦さんでいれば、いつの間にか決定の時となったらしい。 マスケラが金文字を浮かべる>>0と同時、声を止め、その言葉>>1に耳を傾ける。]
…………。
よし、決まったな。
[マスケラの、ニンゲンたちへの伝聞が一段落すれば、やれやれという風に立ち上がり]
雲雀……
(7) 2015/07/09(Thu) 01時半頃
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どこだ雲雀! マスケラの話は聞いただろう、だったらさっさと姿を見せろ!
オマエは今から俺様のもんだ!!
さぁほら、早く!!
[どこにいるかは知らないが、少なくとも廊下までは届くだろう声を張り上げた。 まさか、すぐ傍のカーテンの裏にいるだなどとは、思ってもいない**]
(8) 2015/07/09(Thu) 01時半頃
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[迷わずすすむ和樹>>253。はて、彼は初めて来たのでは無いのか?と疑問を浮かべど、さらりと流す。 あっという間にゲストルームの前に来れば、扉を開けない和樹。 何か有ったのか?と思い、小首を傾げていれば少々語気を荒げた様な雰囲気で問い掛けられた。 何考えてるか分からない、と言われたら、ふむと頷く。]
人間のお前には分からんだろうが、俺らの間で色々と駆け引きがある訳だ。 もう分かるだろうが、俺は物忘れが激しい。 そんな俺が何も考えずに何もせずに気に入った人間を手に入れる事が出来るか? 初めての吸血は奪われてしまったが、何人の吸血鬼に血を吸われず、こうして俺の所へ来たのは上々だと思うが。
[同胞の中には野心を燃やし下剋上をしようと企む者も居た。 同胞の中には己の欲望を満たす為に喰いちらかそうとする者も居た。 そんな彼らから此方が欲しい、と思う人間を手に入れるのにどれだけ集中したか。 そんな苦労も知らないだろうし、何より和樹がそれを望んでいたかすらも分からない。 と、何かを吐露する様に言葉を紡ぐ様を見れば>>254。]
(9) 2015/07/09(Thu) 01時半頃
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おや? 俺に指名して欲しい、と言ったのでは無いのか?
[はて、と首を傾げれば、しばし考えようか。 和樹はどうやら自分に選ばれるのは本心では無かったのか? そもそも騙された、というのは何事か。ここに何かは有りそうだな。うん。 何をもって此方を欺こうとしたらしいが、彼の中で揺らいでるのが有るのだろうか。]
ほう、俺を欺こうとしてたのか。 それは気付かなかったぞ? まぁ嫁にするなら、俺の血を入れる必要はあるが。 生憎俺は怪我してないからな。はっはっはっ。
[普段と変わらぬ調子のままさらりと返せば、和樹はツナギを下げ、首筋を此方の眼前に曝け出す。 晒し出された首は、傷一つも付いちゃいない。 命脈打つ気配を感じる首筋を目の前に、吸血鬼の本能が刺激され、真紅はすっと細めた。 しかも、アーノルドの時とは真逆の強請りを聞いた。 和樹の強請りと差し出された首筋を目の前にすれど、直ぐに喰らい付く程若くは無い。 指を口元に当て、真紅を目の前に居る青年を見据えていて。]
(10) 2015/07/09(Thu) 01時半頃
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俺は言った筈だ、名前を忘れたくない、と。 それで、名前を教えて貰えず血を吸うのは納得出来ないな、うん。
[暢気さは消えつつあれど、まだ穏やかさは残しながら微笑を浮かべていた。 そして続け様に、和樹に一つの問い掛けを投げよう。]
それにだ。 お前は俺に罰して貰いたいのか? 俺を騙した罪を責めて貰いたいからそういう事してるのか? 他に何があるかは、全く分からんが。
[さて、これはどうしたものか、と考えたら。 マスケラからの発表が公示されていく>>1。 その発表を見て、真紅は静かに細め、唇は弧を描いた**]
(11) 2015/07/09(Thu) 01時半頃
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/* オルニットとカサンドラが逆だった、びっくり。 この辺どう決まったのか気になるなぁ。
飼い主はアーノルド様……感情を向けることが出来ている分動きやすいと思う。 信用しきってるからなぁ、柊夜。 実は、この後崩されることでどうこの子が動くかさっぱりなんだよね(おい でも 「吸血鬼とはそういう存在」と言うのは分かってて、その上で信用してるから、簡単には壊れないと思う。
アーノルドはどんな風に此方に向いてくるだろう? 俺の前に飼われてたのは追い詰められて壊れてたっぽいけど
(-4) 2015/07/09(Thu) 01時半頃
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[味見を中断して時間だと告げれば、今まで見た中で一番間の抜けた柊夜の顔がそこにあった。>>5 予想通りすぎる表情に込み上げてくる笑いを無表情の奥へ押し隠して、代わりに時間だと告げる。
不安そのものの様子でつぶやく背を押して食堂へ戻れば、丁度マスケラが話し始めたところのようだ>>0 毎回思うが、アレは一体どういう順番なのだろうか。 一番初めに挙げられた自分と柊夜の名前を確かめて、隣に立つ本人に目を向ける。
離れた場所ではプロクスが彼の獲物を探して大声で叫んでいた>>8]
そういうことだ。 味見をする必要はなくなったな。
[半信半疑なのか。それともまだ実感がわかないのか。 見上げる柊夜に肯定の言葉を返すその顔には、にやりと人の悪い笑みが浮かんでいた。*]
2015/07/09(Thu) 02時頃
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-食堂-
[味見を中断して時間だと告げれば、今まで見た中で一番間の抜けた柊夜の顔がそこにあった。>>5 予想通りすぎる表情に込み上げてくる笑いを無表情の奥へ押し隠して、代わりに時間だと告げる。
不安そのものの様子でつぶやく背を押して食堂へ戻れば、丁度マスケラが話し始めたところのようだ>>0 毎回思うが、アレは一体どういう順番なのだろうか。 一番初めに挙げられた自分と柊夜の名前を確かめて、隣に立つ本人に目を向ける。
離れた場所ではプロクスが彼の獲物を探して大声で叫んでいた>>8]
そういうことだ。 味見をする必要はなくなったな。
[半信半疑なのか。それともまだ実感がわかないのか。 見上げる柊夜に肯定の言葉を返すその顔には、にやりと人の悪い笑みが浮かんでいた。*]
(12) 2015/07/09(Thu) 02時頃
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/* 本当アーノルドSいよな!(褒め言葉) 頑張ってバキバキ折ってくだしあ(* >ω<)
(-5) 2015/07/09(Thu) 02時頃
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-???-
[食堂へ戻って来たのはマスケラの話しを聞く(見る)ためではあったが、目的はもうひとつある。
恐らくこの場にいるであろう黒髪の同胞を探して周囲を見渡せばすぐにその姿は見つかり。 彼が伊豆丸を連れてどこかへ行く前に近づいく。]
英明、ちょっといいかな?
[続く言葉は声を潜めて…。**]
(13) 2015/07/09(Thu) 02時頃
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ここを出る前に、どうしても直接礼を言いたくてね。
[それはつまり、アーノルドが望んだとおり首尾よくことが運んだということ。]
君が上手く柊夜にちょっかいをかけてくれたおかげで、うまい具合に懐いてくれた。ありがとう。
気が向いたら私の店に来るといい。 今日の礼にどれかひとつ差し上げよう。 それともまた、別の駆け引きゲームにでも興じるか?
[覗き込み、ワザとらしく首をかしげる顔に浮かぶのは隠しもしない愉悦そのもの。 私を手懐けるんだろう?と初めに向けられた視線を引き合いにだせば、どのような反応が返ってきたか。]
(-6) 2015/07/09(Thu) 02時頃
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[不安なのは、誰に選ばれるかではなく、求める相手に選ばれなかった時のこと 発表されたそれは、確かに求めていた相手に選ばれたことを示していた
自分には特にとりえは無い、強いて言うなら丈夫なことだけ ここにきて吸血鬼たちと話すのも、上手くできていたと言う自身はなかった だから、自分から見て一番信用のできるアーノルドに選ばれたと言うことが、すぐには信じられなくて 戸惑うまま彼を見上げれば、同じように此方を見る彼と目が合って>>12 肯定の言葉と、人の悪い笑みに心からの安堵と悦びが浮かんだ]
決まってたのに、わざわざ俺に選ばせたんですか…?
[味見などしなくても、俺はアーノルドの物になるとわかっていて その上で、何処を噛まれたいかと訊いていたのだと知る そして、多分、自分が示した答えは間違っていなかったのだろう]
……俺を選んでくださり、ありがとうございます。 これから先、俺はアーノルド様のものです 期待されていると言うなら、できる限りお応えできるようにします
……一日でも長く、アーノルド様のお役に立てたらいいなと、思います
よろしくお願いいたします
[そう言って頭を下げる この先、どういう扱いを受けるかはある程度予想してはいる 実際は、それ以上である事を知るのは、いつのことだろうか*]
(14) 2015/07/09(Thu) 02時半頃
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[頭を下げた後で周りを見れば、やはり戸惑うものもいただろうか これから先はそれぞれの主とともに生きることになるが 同胞たちのこれからを密かに祈って、彼らから視線を外す
ふと気付けば主となったアーノルドが誰かを探しているようで>>13 探し当てた相手が件の英明と気付いて思わず視線を逸らす 彼は、恐らく知っていたのだ、アーノルドが此方を選んだことを]
……何があるんだろ、あの二人
[浅からぬ何かがあるのは感じていたがそれ以上は分からないし 彼らが話す声もここには聞こえない
主をもった身で勝手に動くのは許されない気がしたから 彼らの話が終わるまで、じっとそこで待っていたことだろう**]
(15) 2015/07/09(Thu) 02時半頃
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/* 読み返したら結構誤字ってた(まがお
って事で今日は大人しく寝る。 大人しくって時間じゃないけど!
(-7) 2015/07/09(Thu) 02時半頃
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ふふ、犬に噛まれるより、ですか。
[>>1:258先程から犬と聞く度、うっかり笑いがこみ上げるようで、浮かぶ顔に小さく苦笑する。 けれど実際に顔が近づいてくれば、身体はビクリと硬直した。 腕を捕まれ、肌で生暖かい舌の感触を知って、袖を抑えている手が、意識せず震える]
――――、…。
[やがて、皮膚を割る僅かな痛みを感じながら、牙が沈み込んでゆくのを、まじまじと見つめた。 行われるその一部始終を見逃さないように。*]
(16) 2015/07/09(Thu) 04時半頃
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[さて、発表があったのと、吸い終わるのは、どちらが先だっただろうか。
>>0告げられた名前に、またひとつ、小さく震える身体は止められない。 思い出すのは、僅かに粘度が増したように思えた声と、こちらを見透かそうとする、瞳。
どれも気のせいであればいいと、緩く首を振った**]
(17) 2015/07/09(Thu) 04時半頃
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/* 水様は櫻を貰っていくのかなと思っていた。 けれど、氷様が櫻を貰っていくのか……
一番遠いという話だったが、あれがキーなのかな。
(-8) 2015/07/09(Thu) 04時半頃
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/* そして英明様に貰われていくらしい。 誰に貰われるとかホント、予想つかなかったので、対"誰か"用の伊豆丸の動きが読めなかったし、定まっていないしで、PLの方が震え上がっている。
闇様と炎様と水晶様に関しては、誰をもらうのか大体決まってたようなものだったけれど。(外からみても)
(-9) 2015/07/09(Thu) 05時頃
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―食堂―
[丁度食堂へと戻った矢先のことだった。 マスケラの声を聴くのは本当に久しぶりだ、と、契約を告げる儀式のようなそれを聞きやる。
今、自分の隣に居る男は、主の名を聞いてどんな反応を示すか。 ふと横顔を覗いた]
ああ、そうだ。 ナットウだ。
[ふと、とあるワードを思い出す]
カサンドラに呼ばれる前に、喰っておくといいぞ。
[と、謎のアドバイスを告げた]
(18) 2015/07/09(Thu) 06時半頃
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――扨
[己はテーブルに足を運ぶ。 プロクスの叫び声(>>8)をBGMに、ご機嫌な素振りで皿を取る]
シャトーブリアンとイチボのステーキ
[いいワインを飲んだ後だから、と。 食べやすい一口サイズのものを望めば、小さく盛られて。
少女を呼ぶ気配はない。
ミディアムレアの其れを頬張り乍、向こうから、此れよりの挨拶をすべきだと待つようだった]
――扨
[離れていたほんのわずかな時間で、あの味は変わったのだろうか。 と、思い巡らし乍]
(19) 2015/07/09(Thu) 07時頃
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― 食堂 ―
[>>0,>>1,>>2 初めて聞く、仮面の声。そして告げられる主の名。特別な能力――については聞いたことが無かったので首を捻りながらも――そんなことより。
主として挙げられた男の方を向く。
少々上機嫌な様子で食事を選ぶ主は、適度に霜の入った良い肉を口いっぱいに頬張っていた。>>19]
…何故?
[――その答えを確かめるために。そして、自らの命を主へと託すために、男の方へと歩みを進める]
(20) 2015/07/09(Thu) 09時半頃
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…何故、私なのですか。
[主に向けて放たれる言葉は純粋な疑問で。でも、今はそれしか、出てこない。]
オルニット様は何故私を―
[と、言いかけて。]
何故、私の主人が、オルニット様なのでしょうか…… その…… よろしくお願いします…
[と、言い直す。最後に、小さく挨拶を添えて。*]
(21) 2015/07/09(Thu) 09時半頃
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…? 俺が他の吸血鬼に粉かけられなかったのは、あんたが色々手ぇ回したって事?
[用を足しに出ていた和樹には、食堂でのやり取りは分からない。実際のところその場にいても分からなかっただろうが、そう言えば、オルニットが手を出して来なかったのもそういうとこだろうか。
少し前、手を引かれながらからからと笑っていたラジエルの独り言を思い返す。>>1:239 もしかしたら、ニンゲンの自分たちには把握できない会話の方法があるのかもしれない。]
……。 確かに、俺を指名しろって言ったよ。 正直素直に実行すると思ってなかったし。他に五人もいたのに、味見もしないで俺で良かったのかよ。
[くしゃ、と前髪を押し潰す。 血を寄越せと言われたその後で、頭を撫でられた>>1:238感触が離れない。 そんな風に慈しむみたいな触れ方をされるのは、此処に来るまで想像もしていなかった。]
(22) 2015/07/09(Thu) 13時半頃
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騙し、てる。 ニンゲンは、笑って嘘吐くんだ。俺も、…これから先も、ずっとそう。
[叶えたい誓いがあった。 果たしたい復讐があった。 その為に、血を啜り人を家畜として扱う化け物を"利用しよう"。 餌として食べる、というおぞましい行為で、できるだけ長く、只々この身に流れる血を冒涜してくれる存在が欲しい。
だから、吸血鬼でなければいけなかった。 人の血でなければ飢えを満たせない哀れな獣を利用して、いつか自分の血と命が枯れ果てるその日まで、せせら笑ってやるつもりだった。
それなのに、目の前の真紅は。]
( あんた、やっぱり、ずるいよ )
[自分を忘れない為に、この穢れた血が欲しいと言ったのだ。]
(23) 2015/07/09(Thu) 13時半頃
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……ごめん。 今はなんも言えないし、そもそも全部説明出来る自信もない。 だけど一個だけ、これは本当だ。 コレが終わるまで、嘘は吐かない。
[これから為される筈の吸血行為が終わるまでは。 顔を上げて、穏やかに微笑むその目元に、指先で触れてみる。嵌め込まれた真紅を、ただ、綺麗だと思った。
名前を、でなければ納得がいかない。その言葉に少しだけ逡巡して。 和樹、と答える二度目の自己紹介は、どうしても『鈴城』という音を口に出来なかった。
それから、矢継ぎ早に続く質問には、苦笑で返す。] 生憎、自分から罰してくださいなんて言うような愁傷なアタマしてねえのよ。 飲めって言ってんのは、あんたに忘れられないため。
[頑張って連れ帰ってくれるんでしょ?
肩を竦めて皮肉交じりに答える和樹には、食堂にいるであろうマスケラの発表>>1は聞こえてはいない。 ラジエルのゆるりと上がる口角の意味は、未だ分からないけれど。]
痛くして、って言ってんのは、あんたを忘れないため。
[今この時だけは、復讐も何もかも据え置きにして、彼を満たすためだけに血を捧げる自分を、忘れない為に。]*
(24) 2015/07/09(Thu) 13時半頃
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/* かぁずきぃー(泣
(-10) 2015/07/09(Thu) 13時半頃
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[目を閉じて、人が酒を楽しむのと同じように血を啜る。 喉が何度か動いたものの、マスケラの声が聞こえると、そっと牙を伊豆丸から引き抜いた。]
おっと。
[切り上げた為に口の端から血が流れ、それを急いでハンカチで押さえた。>>16>>17]
おかげで渇きもすっかり癒えたな。礼を言う。
[口元が拭われて微笑めば、吸血していた形跡も嘘のように消えた。 発表の文字が人の子たちの目にも留まったらしいのを認め。]
(25) 2015/07/09(Thu) 13時半頃
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英明な。
…一筋縄ではいかん奴じゃが、頑張れ。 幸運は祈っておくでな。
[悪い奴だとは思っていないが、人間にとってどうなのかは知らない。 しかし他の吸血鬼の人の飼い方に何かどうこうつもりもないし、伊豆丸がどうなるかは彼次第だろう。]
ではな。
[悠然と微笑んで、伊豆丸の傍を離れた。]
(26) 2015/07/09(Thu) 13時半頃
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[スカートを翻して、オルニットの傍へと歩み寄り。 ジョーへと何やらアドバイスしていたのに気づけば。>>18]
そういうことじゃな。 妾の屋敷にはあのような物はない。 最後に食べていきたいなら構わぬが、離れて食え。 そして口すすげ。
[びしっとジョーに宣言してからテーブルにつくと、食後の一杯としてカップに入った紅茶を喚び出した。ミルクも砂糖も入れず、ストレートの味と香りを嗜む**]
(27) 2015/07/09(Thu) 14時頃
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/* いつもの事だが終着点を見失ってきた(真顔
(-11) 2015/07/09(Thu) 17時頃
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/* なぜ毎度自分が動きにくい方へ動きにくい方へ爆走するのだ僕は ラジエルさん付き合わせてしまってたいへん申し訳なく…!
(-12) 2015/07/09(Thu) 17時頃
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/* 細やかに返していただいて感謝しきれません
英明さんもお箸とか和装の癖のくだり拾ってくださって嬉しい もっとお話したかった
アーノルドさんとの煽り合いの応酬めっちゃ御上手で心地良かったです
(-13) 2015/07/09(Thu) 17時頃
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/* オルニットさんが話し掛けてくれたの最初見落としちゃって申し訳なかったな お肉すきなの?とかそういう会話してみたかったごはんトーク楽しい
丞さんはムッツリオールバックへの反応が完全に完全でした ありがとうございます
(-14) 2015/07/09(Thu) 17時頃
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/* 絡みあった方もなかった方もみんなかわいいな カサンドラ教徒としては英国式のアフターヌーンティーとかフランス菓子とか献上したかった
尚、ラジエルさんに対しては既にキャパオーバーです、愛が
(-15) 2015/07/09(Thu) 17時頃
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[食堂に戻ったタイミングが、まるで図られたようにして、マスケラの宣言のタイミングと重なる。 どこか、ふわっとしていた脳内が、すぅ、と冷めていくのを感じた。]
…カッサンドラさん、ね。
[相変わらずやや怪しげな発音で、主となる吸血鬼の名を繰り返す。 特別感動もなければ、思うところなどあるはずもなく。 ふぅん、と、無表情に近い顔になる。
と、何が面白いのかこちらを覗き込む気配>>18。]
へ? …納豆?
[言われて数瞬の間の後、理解した。 あぁそうか。 好きなものも、食えなくなるんだなぁ… 離れていく後姿を見送り、そんなことを思う。 入れ違いにやってきたのは、“主”>>27。]
…いや、いいわ。
[へら、と笑って見せる。]
(28) 2015/07/09(Thu) 17時半頃
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/* カッサンドラwwwwww頑張れジョー!
(-16) 2015/07/09(Thu) 18時頃
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[こちらの返答は聞いていただろうか。 主になる女吸血鬼は、さっさとテーブルへ行ってティータイムだ。 それを、ぼんやりと眺めつつ、扉脇の壁に、だらしなくポケットに両手を突っ込んだまま寄りかかる。
これから俺、どうなんのかなー、なんて。 馬鹿は馬鹿なりに、思ったりもするのだ。
どこへ行ったところで、俺は、俺だ。 否…俺で、ありたい。]
(29) 2015/07/09(Thu) 18時頃
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/* 昨日からずっと思っているのだが、そんなに酷いことはしない…よ…?>>14 商品としての価値があるうちは壊さないよう監理するし。 価値が高くなればそれなりに大事に扱うし。
まぁ、複数の吸血鬼に好き勝手に血を吸われる恐怖って言うのは諦めてもらうしかないかなぁ…
(-17) 2015/07/09(Thu) 18時頃
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[男は壁に預けた背を跳ね上げるようにして、壁から離れて歩き出す。 迷わずまっすぐに、カサンドラのかけた席の隣へと向かう。 そこに座ると、無言のまま、二つの杯を思い浮かべた。
カサンドラの前と、男の目の前。 現れたのは、一対の朱塗りの杯。 通常より平べったい形の底には、ほんの一口ばかりの透明な酒が注がれている。
酒もたばこも、ついでに薬もやらないが、これだけは特別だった。]
アンタを親父なんて呼ぶわけにゃぁいかねぇが… ちっと、付き合ってくれよ。
[彼女の方を振り向かず、そう、真顔でいう男の瞳はどこを見ていたか。 過去の記憶か、捨ててきたモノ達か、あるいは自らの進む道か。 ひとつゆっくりと瞬きをして、それからカサンドラを見やる。 口角を上げ、くい、と首をかしげて見せる男は、しっかりとした眼差しで彼女を見据えた。]
…そしたら俺は、心身ともにあんたのモノになる。
[それは、男なりのケジメだった。 男が初めて口にする我儘。 受けて貰えるかはわからない、それでも…
単純でモノを考えることの得意でない男は、この方法しか知らないのだった。]
(30) 2015/07/09(Thu) 18時頃
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[杯は受けて貰えたか否か。 説明を求められたら、契の杯、とだけ答えたかもしれない。
どちらにせよ、確認しておきたいことがあった。]
カッサンドラ、さん…は… 俺、ご指名なの? それとも、余りもんってとこ?
[余りものであるなら、そ、とだけ言って話は終わるが、ご指名であったのであれば… なんでだ?と端的に尋ねる。 己に求められた役回りを、聞いておきたかった。**]
(31) 2015/07/09(Thu) 18時頃
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名無しの 丞は、メモを貼った。
2015/07/09(Thu) 18時頃
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/* 情報が混ざるんで、あんまりちゃんと赤読んではないんだけども、カサンドラに屋根から吊るされるらしいのは把握している。 どうしてそうなった。
(-18) 2015/07/09(Thu) 18時頃
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── カーテン裏にて ──
[誰に聞かせるわけでもない歌の一節。 薄っすらと瞳を開けば目に映るのは、聖母ではなく、まだ見慣れぬことのない景色。 現実に引き戻されたような気がして、再び息を潜ませた。
袖口から袂へと手を伸ばしていくと、指先に硬い感触が触れる。 形を確かめるようにソレをなぞり、四方に伸びる中で一番長く伸びている棒状の部分を、そっと握る。
護符のつもりで袖の下に忍ばせた銀のロザリオ。 聖歌は効き目はなかったが、此方は果たして。
使うべき時が来るのかは分からずとも、そこに或ることを確かめるだけでも、気を紛らわすことは出来る。
噛まれた形跡を消したくて、反動で拭い去った血の痕は。 竜胆色の着物の袖口に血の染みを残して、返って鬼の存在を示すかのようになってしまった。 その鬼が自身を探しているとは露と知らず。>>1:263
コツリ。
後頭部を窓にぶつけて、布越しの広間の様子に耳を澄ます。 聞こえる音や、会話はほんの僅か程度。
ただの人である雲雀では、特徴ある声が音の外れた音を紡いでいることまでは気付くことは出来ずにいた。>>1:265 吸血鬼が賛美歌を歌っているなんて、想像もしなかっただろう。]
(32) 2015/07/09(Thu) 18時半頃
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[暫くその場に佇み、それも少しばかり飽きてきた頃。 気配を潜ませて、カーテンの隙間から瞳を覗かせる。 人影は先ほどより増えていた。
そこに見えた金字の文字。>>0>>1 滅多に耳にすることのない仮面の男の声が、つらつらと名を連ねる。
仮面の男の表情は読むことも叶わず。 ただ踊る文字に、僅かに身体に見えない糸を纏わされたような感覚を覚えた。
味見の時とはまた違う、僅かなざわめきが辺りを包む中。 一際大きな声が、自身の名を呼んだ。>>8
紫煙を燻らせる錆浅葱の着物に身を包む鬼と紅い鬼の姿を視界に入れる。 ああ、本当に気の短い鬼だと、改めてその人となりを確かめる。
彼に呼ばれるのはこれで三度目だ。 今は、主となった炎を宿す青年。]
(33) 2015/07/09(Thu) 18時半頃
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[短気そうに思えるあの性格なら、余り長く隠れていては機嫌を損ねるかもしれないなと、くすり。小さく笑みを漏らす。 言葉を交わすこともなかった鬼に選ばれるよりは、いくらばかりか気が置ける。
(気が置ける…?)
ついと漏れた想いに、自身も少し首を傾げた。 そう感じたことを今は隅へと置きやって。
静かに瞼を落とし、乞うように少し顎を上げる。 手元にふわりと思い描いた通りの狐の半面が現れた。 その不思議な現象を少しばかり楽しんで、面で顔の半面を覆う。 そこに居る仮面の男の真似ごとのように。
人に与えられる答えは、本当に答えなのか?>>1:105
艶やかな黒髪を持つ鬼の問いを思い出す。 戯れに問うた言葉に返ったその問いかけは、やけに耳に残っている。
もう何年も身体に染み込まされてきたこの『命』は、人に与えられたものだ。
(吸血鬼の嫁になることを、僕は望む?)
本当の答えなど、まだ形も成していない。 ただ従順に飼い犬に成り下がるつもりはなく。 また、簡単に死を受け入れるつもりもない。
この世に生を受けた『人』で或る限り、命の火種はまだ絶やすつもりはないのだから。]
(34) 2015/07/09(Thu) 18時半頃
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[乏しい表情を更に仮面で隠して、カーテンの隙間から身を躍らせる。
少しばかりの抵抗を見せる子飼いの羊を。 主はどう躾けるのか、まずは小手調べ。
これからは幾らでも彼の遊びの駒になるのだろう。 その前に、ほんの少しだけ思いついた悪戯心。]
こっちだよ。ごしゅじんさま。
[するりと脇を抜けて、足早に向かうは扉の方へ。
かくれんぼの次はおにごっこの真似事など、今度こそは彼の業火に焼かれるかもしれないなと、じわり、僅かに掌が汗ばむのを感じた。**]
(35) 2015/07/09(Thu) 18時半頃
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/* こっからが本番なんですけどね? なんかクライマックス超えた気分になってるよね(
(-19) 2015/07/09(Thu) 19時頃
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/* ジョーさんとひばりが並ぶと、数数えてる気分になる
(-20) 2015/07/09(Thu) 19時頃
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[むせかえるような、ばらの、かおり。
ねぇ、なぜ、あなたは………]
(36) 2015/07/09(Thu) 19時頃
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[ないていたのかしら…?]
(-21) 2015/07/09(Thu) 19時頃
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[気が付けば、見なれた天井があった。]
なん、で…
[声に出しても、答える人は、誰もいない。 起き上がると、また、薔薇の香りがして、胸元を見る。
無くなったはずの薔薇が、当たり前のように、胸元で咲いていた。]
もう、終わったかしら…?
[あそこでは、誰もわたしを気にしない。 この首に、紅い薔薇の烙印が、あるから。 吸血鬼は、他の吸血鬼の花嫁に、牙を立てては、ならない。]
(37) 2015/07/09(Thu) 19時頃
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[それは、絶対の禁忌。**]
(38) 2015/07/09(Thu) 19時頃
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-定刻-
さて、と。
[短くなった煙草を床へと落とし、ぐしゃりと踏み潰した。足を上げれば、僅かな煙が立ち上って、消える。
館の主が、各々の主人の名を告げていく声が聞こえる。]
……伊豆丸。
[静かに、しかし凛と響く声で、己の支配する人間の名を呼ぶ。そのまま固定されんばかりに寄りかかっていた壁からようやく離れると、
視界の隅で、>>25カサンドラが彼の腕から口元を離すのが見えた。 ああ、味見されたな。 つまみ食いに過ぎないとはいえ、自分の獲物が先に食われるのは見ていて正直気持ちのいいものではなかった。 とはいえ、どうせ彼は既に自分の物だ。あの仮面の吸血鬼の言葉が絶対であることは知っている。 ……もう、彼は自分から逃れることはできない。]
[かつん、とブーツを鳴らして彼の元へと歩み寄ろうとしたとき、背後から掛かる声。>>13 反射的に振り返れば、そこにはあの忌々しい吸血鬼の姿があった。 声を潜めて呟かれた彼の言葉に、僅かに顔をしかめる。]
(39) 2015/07/09(Thu) 19時頃
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[食べないなら食べないで支障なし。>>28
マイペースを保って茶を飲んでいたが、少ししてジョーが隣りに座ってくる気配。>>30]
うん? なんぞこれは?
[現れた盃を両手で持ち上げる。朱の色が美しく見えて、物珍しそうに透明の液体を見つめていた。契の杯だと聞けばジョーの顔を見上げ。]
そちらの国の儀式のようなものか。 まあ、良いぞ。飲めばいいんじゃの?
[確認を取りながら、杯にそっと口をつけ、飲み干す。]
(40) 2015/07/09(Thu) 19時頃
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発音がちっとまだおかしいが、敬称を取ることを許す。 なんか、お主に「さん」付けされてると奇妙じゃ。
[さんを付けるなら、敬語もセットでないとどことなく収まりが悪い。 しかし今まで口調を許してきたのに今更求めるつもりはない。>>31]
……ふ。 お主、頑丈そうじゃからの。 ちょっとくらい雑に扱ったり血を吸いすぎても、しぶとく生きてそうじゃ。1リットルくらいイケそうじゃ。
[にっこり。大切な宝石のように扱うつもりはないと告げ。]
退屈しなさそうでもあるのお。
[胸の内を全て打ち明けはしなかった。同胞たちにすら言っていないのだから。少なくとも、余り物ではないということだけは伝わるように。*]
(41) 2015/07/09(Thu) 19時頃
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君の獲物に感謝される筋合いはあっても、君に感謝される筋合いはないね。
[やはり譲るんじゃあなかった。こちらに対して最早愉悦を隠そうともしない彼の態度に、冷えかけた頭にまた血が上るのが分かった。
しかし、続いた彼の言葉を聞いて、英明の方にも愉悦の笑みが浮かぶ。]
……君の店か、それは是非とも行ってみたいものだね。 せっかくだから、上玉のやつを貰おうか。飛びっきりのお礼をくれるって言うんならさあ。
[アーノルドはきっと知らないだろう。 ……自分と彼とは、初対面ではない。 彼の店は知っている。幾度か利用したこともある。 この姿で、「英明」としてアーノルドに会うのは、初めてだというだけだ。 前に会った時は、青い髪の少年の姿をしていた。その前はきっと、金髪の女。
……まだ、分は此方にある。全てを知られていることはない。
次はどんな姿で、君の前に姿を現そうか?次はどんな皮を被って、君の油断を待とうか?
何十人、何百人の自分を演じ、例え自己を霧散させようとも、君を絡め取って自分の物にしてみせよう。]
(-22) 2015/07/09(Thu) 19時頃
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次の「ゲーム」、楽しみにしてるよ。
[「その通りさ、手懐けてやるよ。」 何百年掛かっても、最後の最後には。 不敵に笑う英明の表情の真意は、果たして相手に伝わっただろうか。
最後に此方が相手を虐げるそのときまでは、「英明」は負け戦をし続けるのも、悪くはない。]
(-23) 2015/07/09(Thu) 19時頃
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[彼の囁きを聞きやがて、しかめた顔はにわかにいつもの笑みへと戻る。]
言いたいことは、それだけかい? 僕はもう、行かないと。「友達」を待たせている。
[その後は、アーノルドと一言二言言葉を交わしただろうか。 やがて会話が終われば、当初の予定通り伊豆丸の元へ向かっただろう。]**
(42) 2015/07/09(Thu) 19時頃
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/* おい待てどういうことだ英明wwwww アーノルドなんか自分のものにして何が楽しいんだ?!
いや、その展開は想像してたけど!してたけど!! いざ現実になるとどう反応しようかまったく考えていないことに気づかされてだなっ?!?!
とりあえずアレかな… ホモしとけばいいのかな…(白目 多分アーノルドは男もイケるくちだと思います。
(-24) 2015/07/09(Thu) 19時頃
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/* >>13>>42 なに話してんだよー、気になるだろー!!
と言いつつ、アーノルドに聞いても答えてくれないんだろうなぁ。 って言うか、この時間に英明いるの珍しいな
(-25) 2015/07/09(Thu) 19時頃
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吸血鬼 英明は、メモを貼った。
2015/07/09(Thu) 19時半頃
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[口の中で蕩ける食感を楽しんでいれば、細い声が聞こえる。視線だけを向ける。紡がれた言葉(>>21)に小さく首を傾げながら、然し食べる事は止めずに]
…何故?
[…言葉の意味が理解できない様子は見てとれるだろう。ふと(>>31)のような会話を耳にして、勝手にそういう事か?と]
お前が何を訪ねているか想像の域だが。 お前は俺に望まれた。 俺に必要なモノとしてな
[徐に皿を差し出す。食うか?と。そういう事]
好きな物は今のうちに食っておけ。 俺の根城では、こうはいかん。
あと、別れを告げたいのなら、早めに。
いつここから居なくなるかわからん。
[聞きたい事を確り紡げば、隠すことなく話すだろう。面倒臭がりの癖で言葉が端的になったとしても。
挨拶は手を軽く振り、それで示し。ただ、娘の反応を待った]
(43) 2015/07/09(Thu) 19時半頃
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まぁ、実際俺がやったのは、水晶飛ばしと、一番にお前を連れて行きたい、と言っただけなんだがな。
[直接同胞達に牽制をする事は無く、結果的にそうなった訳なのだが。 それでも、他の同胞達にたくさん噛みつかれるのを避けられたのは、自分にとって僥倖。 そんな自分を見て、和樹が何を思っているのか計り知れない。
苦しげに見える和樹は、前髪を掻き乱している>>22。 ふむ、と頷きながら彼を見れば、素直に本音を漏らそう。]
お前が良かったから、選んだ。 それ以上も以下も無いぞ。
[素直に騙してる、と。笑って嘘をつく、と>>23。 何を以って和樹をそうさせるのかは分からない。 軒ならぬ事情があるのか、と推測するのと同時に真紅は心配の眼差しを向けた。 それに気付いてか気付かないのか、和樹は今は話せないと>>24。 彼に隠されてる事情を知りたい好奇心は、理性によって取り押さえられた。]
ふむ、話したい時に話せば良いぞ? 無理に聞こうとは、思わんから。
[ふと微笑めば、和樹の指が伸び、目元を触れてきた>>25。]
(44) 2015/07/09(Thu) 19時半頃
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これ、擽ったいぞ?
[くすくす、と笑いながらそんな事を言いつつも。 身じろぐ事も振り払う事も無く、和樹の好きな様に触れさせておく。 二度目の名乗りには、確りと脳裏に焼き付かせながらまた質問を飛ばせば苦笑を返された。
此方が忘れられない為と言われ、ふむ。 マスケラの発表を聞いて、つい頬を緩ませていたら、此方を忘れない為と。 自分の中で何かが高揚するのがよく分かる。 逸る感情を抑えながら、真紅はきゅうっと細めた。]
そんな可愛げのある事言われたら、困る。
[暢気さは無いが、それでも笑む事は止める事は出来ず。 和樹の身体をゆっくりとドアに押し付ければ、晒された首筋にそっと指を添える。 そして見せるのは、普段の温和でのんびりとした雰囲気では無く、飢えた獣の眼差しと、人間より発達した白い犬歯。 唾液を纏った牙は、健康的な肌に軽く触れ擦らせてから。]
(45) 2015/07/09(Thu) 19時半頃
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/* PL目線では英明渾身の負け惜しみタイムだから草しか生えない ミレニアムの!ミレニアムの威厳に!勝てるはずないんや! (アーノルド様を積極的にヨイショしていく発言)
(-26) 2015/07/09(Thu) 19時半頃
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――――――――――ずぷり
(46) 2015/07/09(Thu) 19時半頃
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[犬歯は肌を貫き、肉を穿ち、血管を破っていく。 ずずっと牙を沈めては緩めて、また奥を突けば、傷口を広めようとぐりぐりと動かして。 ゆるりと犬歯を抜けば、やがて溢れ出す赤い液体。 今度は、唇を付け舌を駆使し、血液を啜っていく。 熱い吐息を吐きながら、ごくりごくりと喉を鳴らし、喉仏を上下に動かした。]
――……はぁ。
[再び吐息を吐けば、今度は舌を動かし、滲み出る血を舐め取っていく。 時折舌を傷口を抉り、血の滑りと肉の感触を感じながら、鈍い痛みを与えて。 一頻りに血を啜れは、唾液の効果なのか出血が治まっていった。 ゆるりと唇を離し、軽く舌舐めずりをすれば、そのまま和樹の耳元で何かを囁いた。]
(47) 2015/07/09(Thu) 19時半頃
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これで、やっとカズキを連れて行ける。
[恍惚とした表情で和樹の名を呼び、彼を自分の物に出来た喜びを噛み締めていた。]
(-27) 2015/07/09(Thu) 19時半頃
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[契の杯、と言えば、彼女にとっては珍しいものなのだろう>>40。 国、というよりも、男の育った場所での儀式であったが、受けてくれるのであれば、目元を緩ませ眼差しがほんの僅か柔らかくなる。]
…そうだ。
[カサンドラが杯を傾けると同時、自身も取り上げた杯を煽って空にする。 少し辛くて同時に甘い、その酒は、もう10年も前に交わした別の杯と同じ味。 その契りを新たに塗り替えた。]
(48) 2015/07/09(Thu) 20時頃
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ありがと…な。
(-28) 2015/07/09(Thu) 20時頃
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―食堂―
[飼い主となったアーノルドが英明に話しかけに行く>>13のを見送って 話が終わるのを待ちながら考える]
(何で、俺なんだろう?)
[ここに来たばかりの頃から、アーノルドが此方に興味を向けていたことはなんとなく察していた 言葉を交わしたのも他の吸血鬼より多かっただろう 評価している、とも言われた。期待しているとも。 だから、なし崩しに俺に決まったのではなく、選ばれたのだろう、と感じていて
首筋をなぞられた時を思い出す。 あの時には、もう彼の中では決まっていたのだろうか?]
(まあ、いいか)
[これが望まぬ相手なら、延々考えた挙句に問いかけもしたろうが 望む相手に求められた、その結果があれば過程など些細なことだった いずれ聞くこともあるかもしれないし それこそ、身をもって教えられることになるかも知れないが]
(49) 2015/07/09(Thu) 20時頃
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[ふと視線をずらすと、とても機嫌よさそうに肉を頬張るオルニットが見えた>>19 味見をされたいなら自分から来い、と、そう言われていたが、結局行けずに時間切れになってしまった アーノルドを優先したと言うこともあるが、結果的にそれが正解だったと思う
誰にも手をつけられていない体を、この血を、アーノルドに捧げることができるのだから]
(こんな短時間で、どうかしてる)
[吸血鬼は滅ぼす物と、そう教えられてきたこの自分が、自ら捧げてもいいと思うなんて だけど、それは誰でもいいわけではなく、アーノルドだから……少なからず信を置ける相手と思うからこそ、だ
信じる物が必ずしも救われる訳ではないと、まして闇世では人に救いなどないのだと 主たる吸血鬼が聞いたらそう言って笑うかもしれないが、それは今は知らぬ話だ]
あ、そうだ
[オルニットの様子を思い出し、その場から余り離れずにすむ所で、テーブルに手をついて小さく呟く
現われたのは透明なセロファンに包まれた小さな「べっこう飴」]
(50) 2015/07/09(Thu) 20時頃
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[唇の先で震えた空気は、囁きを届けたか否か。 呼び名について、言われれば>>41、パチリと瞳を瞬いて。 それからにかりと笑う。]
おう。 了解した。
[敬称をつけるな、という命令であると判断し、男は答える。 親父、兄貴と呼んだ彼らにも、敬語など使ったことがない。 男が敬語を使ったのは…正式なカチコミをした時だけだ。
理由についての返答を得れば、声を立てて笑う。]
はっ、確かにな。 ガキ連中なんかに比べりゃぁ、身体の出来がチゲぇだろ。
[1リットル、まぁその位は実際平気だろう。 大事に扱われるなぞ、初めから期待していない。]
退屈…退屈か。
[ふ、と笑いをこぼし。]
いいぜ、俺が生きてる間は… 飽きさせないように、してやるよ。
[勿論、できる範囲、死なない程度に、だ。]
(51) 2015/07/09(Thu) 20時頃
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[現われたそれを手にとって、懐かしい物を見るように笑う 孤児院で、おやつの時間に何度も出されたそれは、自分の好物でもあり思い出の品でもあった 小さな包みを解いて、金色の飴を取り出し光に透かすのもいつもの事
暫くそうしてから、口の中に放り込んでゆっくりと転がす 甘く懐かしい、優しい思い出の味を少しの間楽しんで
そうして カリ、と音をさせて
甘く優しい「思い出」を
奥歯で粉々に噛み砕いた
破片をゆっくり口の中で溶かして、腹の奥に落とし込む 思い出を、記憶の奥に落とし込む
二度と手に入らないものへの思いを、断ち切る 戻れない世界への思いを 断ち切る
そうして、一つ、溜め息を吐いた]
(52) 2015/07/09(Thu) 20時頃
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[そうしているうちに、アーノルドたちの話は終わっていただろう。 声をかけられたか、此方から寄ったか
いずれにしても、最初に掛けた言葉は話の内容を問う言葉ではなく]
いつの間に、誰が持ち帰るか話し合ったんです?
[ずっと気になっていた、素朴な疑問だった**]
(53) 2015/07/09(Thu) 20時頃
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俺は今年で29だ。
[椅子の背に体重と片腕を預け、へらりと笑う。]
俺がこの調子でやってられんのも… そうだな。 あと、10年位じゃねぇか?
[その後は、どんどん老いていく。
そう語る男は、笑みを浮かべたままである。]
ま…遊び甲斐が無くなったら、 適当に処分してくれ。
[なんて。 表情ひとつ変えずに告げた。 それから、あ、という顔をして。]
あれ、俺、アンタの嫁にならなきゃいけないんだっけ。
[今更思い出した“任務”を、思い出したままに口にした。**]
(54) 2015/07/09(Thu) 20時頃
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名無しの 丞は、メモを貼った。
2015/07/09(Thu) 20時頃
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/* ジョー君の、なんかこう、ガクッとくるようなおバカ具合を表現したくて難しいね!
(-29) 2015/07/09(Thu) 20時頃
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/* なんてタイミングできやがるわが主様
>>49>>50>>52は仕事中ふっと思いついて(仕事をしろ) ポエムなロルを久々にかいt
これからログ読んで返すなら時間少しあるな、飯食ってくる(
(-30) 2015/07/09(Thu) 20時半頃
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>>43 [――『お前は俺に望まれた』。
餌、として、自身の何を望んだのか。分からぬまま、曖昧に首を振る。何年――何十年――その過程で知ることができるだろうか。言葉少なな主は、聞いても答えてくれないかもしれない、と判断し。
徐ろに差し出された肉。滅多に食べない牛肉へは食指が動かなかったが、代わりに思い浮かべたのは小さな塩むすび。食欲のない日にはシスターが部屋まで運んでくれた、思い出の味。
一口。噛みしめる。]
(55) 2015/07/09(Thu) 20時半頃
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[よく似た思考を持つ者同士だから、こういう時にどう声をかければ神経を逆撫でできるかは心得ている。 ひとつの獲物を挟んで駆け引きに興じ、見事に負けた英明を笑うように愉悦の笑みを浮かべてやれば、冷静さを取り戻していた顔が見る間に険しくなり頭に血が上る気配が見えた。
分かっているだろうか? 私が今、心底愉しいと感じているのは駆け引きに勝って柊夜を手に入れたからではなく。 自分の言葉と態度に踊らされて、目の前の吸血鬼が次々と表情を変えるからだと。]
あぁ、好きなものを選ぶといい。 聖女の血でも、騎士の血でも。 柊夜の血だろうと、吸血鬼の血だろうと。 『純血の杯』が商品として扱う物なら…、な。
[目の前に餌をぶら下げれば、浮かぶ笑みに目を細めて頷いた。 一度だけなら、彼が望む血を与えようと。
当然『純血の杯』が取り扱う商品の中には自分の血も含まれる。 数多あるニンゲンと吸血鬼の血の中から、英明がどのような血を選ぶのか…。 それはつまり、彼がどのような血を「もっとも価値の高い物」と評価するのかということ。
それを考えて「いつか」の来店を待つのも、悠久を生きる自分にはひとつの楽しみとなるだろう。]
(-31) 2015/07/09(Thu) 20時半頃
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[楽しむことは必要だ。 ニンゲン相手でもゲームはできるが、命限りある彼らとのゲームはどれほど長くとも100年と続かない。 その点同胞相手なら100年だろうと200年だろうと、どちらかが飽きるまで続けられる。
そう。 彼は今やアーノルドの希少なゲーム相手だ。 これから続く100年、200年の。
その果てに手懐けられるのはどちらか。
不敵に笑う英明の瞳に変わらぬ挑戦の色があることを確かめて、蒼灰色の眼を満足げに細める。]
いつでも来るといいさ。 「ゲーム」の相手はいくら居ても困らないからな。
[傲慢にも見える笑みを浮かべ、当然こちらも負けるつもりは無いと言外に告げる。]
(-32) 2015/07/09(Thu) 20時半頃
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そうだ。 引き止めて悪かったな。
[「友達」を待たせている>>42とわざとらしいことを言う同族に言葉だけの謝罪をして、話しはそれで終わりだと口の端を吊り上げた。*]
(56) 2015/07/09(Thu) 20時半頃
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[『別れ』――
慣れ親しんだ兄さん達は皆、各々の主のもとへと歩き出しており。一番別れを告げたい相手は、未だ席を外したままで。]
紅薔薇さま―― 行って参ります。 今まで、ありがとうございました。
[主を失った真紅のビロウド張りの椅子に向かって、深々と、暫し、頭を下げる。挨拶を終えると、新しい主のもとへと踵を返すだろう。どこかへ行くのであれば、おとなしくついていくだろうし、そのまま主が食事を続けるのであれば、懐かしい味の塩むすびを、ゆっくりと噛み締めたかもしれない。*]
(57) 2015/07/09(Thu) 20時半頃
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おい雲雀ーー!
ひば……
[再度呼びつけようとしたところで、カーテンの揺らめき>>35に気付く。]
なんだ、そんなところに隠れてやがったのか。 ふざけやがって。
[フンと鼻を鳴らすのは、隠れていたことへの憤りではなく、見つけたことへの満足感。 こちらへ来いというように手を伸ばし、数歩カーテンの方へ歩み寄るが]
────あー?
[小鳥は己の手には止まらず、扉の方へ向かってしまう。]
……何の真似だ?
[彼の顔半分を覆っている狐面に、怪訝そうに眉が寄った。
逃げる気か。 ざわりと、紅い髪が揺らめいて、手から炎の蔦が僅かに伸びる。]
(58) 2015/07/09(Thu) 20時半頃
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[……が、蔦は育たぬうちにすぐに消え、口元がゆるく弧を描く。]
なんのつもりか知らねぇが……
面白ぇ。
[籠の中で囀るだけの、従順な小鳥など端っから求めてはいない。
怯えてばかりのニンゲンなど苛立つばかり。 かといって達観しすぎていてもつまらない。]
(59) 2015/07/09(Thu) 20時半頃
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ごしゅじんさまじゃねぇ。 プロクス様だ、プロクス様!
[総称ではなく名で呼べと、命じるように叫び、早足で追いかける。 まるで、子どもが鬼ごっこを楽しむかのように**]
(60) 2015/07/09(Thu) 20時半頃
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-回想・発表直後-
[目の前に刺し差出された首筋から距離を取り、食堂へ戻ったのは自分がアーノルドという吸血鬼の所有物になったのだと明確に理解させるため。 そしてなにより。差し出した決意を受け取る瞬間に押しとどめられ、降下した精神がマスケラの声により肯定された瞬間の反応を見るため。
どれだけ大人びていようと、やはり20年ほどしか生きていないヒトの子だ。 戸惑うように見上げる視線へ肯定の言葉を返せば、その顔が見る間に喜色に染まる>>14
そう。 決まっていてなお選ばせた。 こちらから命じて奪うのではなく、自ら進んで差し出すように。]
私の期待は安くはない。 せいぜい失望させないよう、自分の価値を高めることだな。
[自分に選ばれたことが幸いか、それとも不幸か。 生贄のように闇世へ連れてこられた時点で幸せではないだろうが、それを憂うような精神は既に持ち合わせていない。*]
(61) 2015/07/09(Thu) 21時頃
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/* プロクス可愛いよね(まがお
(-33) 2015/07/09(Thu) 21時頃
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-現在-
[英明との会話を終えて>>56、置いて来た柊夜を振り返る。 自分が探している相手が英明だと分かった途端表情を険しくしてあからさまに視線をそらす様>>15を思い出し眼を細めた。 よほど心に残る「遊ばれ方」をしたのだろう。 英明が蒔いた種が今後柊夜の中でどのような華を咲かせるのか。 出来ればそれまで壊れずに持って欲しいものだが、その匙加減も全ては自分次第だ。
小鳥を追いかけるプロクスを目の端に捉えれば、>>60 同時に食事をするオルニット>>43の傍で、主の居ないビロウド張りの椅子へ深々と頭を下げる少女の後姿が視界に入る。>>57 カサンドラは彫り物の青年と向かい合って何かをしており、>>40>>48 最後に柊夜へ目を向ければ、また何かを決意したような表情で息をひとつ吐き出していた。]
(62) 2015/07/09(Thu) 21時半頃
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柊夜。
[一言。 呼べばその意図をくみこちらへ向かってくるのを、こちらは微動だにせずただ待った。]
相談を始めたのは、プロクスの奴が早く味見をさせろとマスケラに言った後からだな。
[やって来て早々投げかけられた疑問は、隠すほどのものではないのではぐらかすこともなく教えた。]
別れを言う相手が居ないのなら行くぞ。
[長くなるなら連れ戻すが、早々に館を出るつもりで。 食堂で門を開かないのは、何やら走り回っている二人に影を踏まれたくはないからだ。*]
(63) 2015/07/09(Thu) 21時半頃
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[お前が良かったから選んだ、そんな言葉が笑えるくらいに心地好い。 にこにこと笑うラジエルのその真意は自分などには到底計り得ないが、欲しがられるのは悪くない。たとえ餌として、でも。]
あんたはそうやって笑うけど。 …なんでだろうね、嘘吐きには、見えないや。
[押されるまま、ドアへ体重を預けた。 剥き出しの首筋に指が触れる。 動脈をなぞる動きと、寄せられた常とは違う獣の表情に、ちり、と背筋を這い上がるのは恐怖か、期待か。
落ちてくる、困る、なんて言葉はちっとも困っているように聞こえなくて。皮膚の上に、尖った感触。ああ、食べられてしまう。]
────…っ、…ゔ、ぁ…ッ!
[細く長い牙が、皮膚を破り肉の中へ入っていく。真っ先に神経を焼く灼熱感。 そのまま冷たいような熱いような異物感は押し進み、抉られるのはアーノルドに噛まれたのとでは、比べ物にならないくらいの深さ。
背筋が反る。 奥歯が鳴る。 痛い。 痛い。 痛い。
視界はチカチカと明滅して、無意識に伸びた手が目の前の相手に縋り付く。 やがて犬歯が引き抜かれれば、ぽっかりと空いた穴に触れた空気をいやに冷たく感じる。]
2015/07/09(Thu) 21時半頃
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[お前が良かったから選んだ、そんな言葉が笑えるくらいに心地好い。 にこにこと笑うラジエルのその真意は自分などには到底計り得ないが、欲しがられるのは悪くない。たとえ餌として、でも。]
あんたはそうやって笑うけど。 …なんでだろうね、嘘吐きには、見えないや。
[押されるまま、ドアへ体重を預けた。 剥き出しの首筋に指が触れる。 動脈をなぞる動きと、寄せられた常とは違う獣の表情に、ちり、と背筋を這い上がるのは恐怖か、期待か。
落ちてくる、困る、なんて言葉はちっとも困っているように聞こえなくて。皮膚の上に、尖った感触。ああ、食べられてしまう。]
────…っ、…ゔ、ぁ…ッ!
[細く長い牙が、皮膚を破り肉の中へ入っていく。真っ先に神経を焼く灼熱感。 そのまま冷たいような熱いような異物感は押し進み、抉られるのはアーノルドに噛まれたのとでは、比べ物にならないくらいの深さ。
背筋が反る。 奥歯が鳴る。 痛い。 痛い。 痛い。
視界はチカチカと明滅して、無意識に伸びた手が目の前の相手に縋り付く。 やがて犬歯が引き抜かれれば、ぽっかりと空いた穴に触れた空気をいやに冷たく感じた。]
(64) 2015/07/09(Thu) 21時半頃
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[上向いて短く息を継ぐ間に、今度は熱い舌が押し付けられて。びく、と和樹の身体が揺れる。 気が遠くなるような痛みなのに、耳元で鳴る喉に、傷口から生命の流れ出す感覚に、脊椎を駆け上がるような痺れ。どこか、甘い。]
あ、…っあ、………は、…
[満足気な吐息が肌の上を滑っていく。 再度離れた唇がまた寄せられ、傷口を抉るみたいに舌が押し付けられた。 鈍い痛みが走るたび、堪え切れない短い声が漏れる。
真っ白になった頭の中には、この痛みと陶酔を与えてくれる目の前の誰かの事しか残っていなかった。 耳に吹き込まれる囁きは、とろとろと思考に絡み付いて、沁み込んでいく。
しがみ付いた腕を持ち上げ、目の前で揺れる艶やかな黒髪に触れる。 指を差し込んで、梳いた。そのまま、抱えるようにして牙を穿たれたばかりの首筋へ引き寄せる。]
(65) 2015/07/09(Thu) 21時半頃
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……おしまい、?
[丁度目の前にくる青年の耳に、お返しとばかりに囁いた。 熱の篭る吐息が、その髪を揺らす。]
もっと、お腹いっぱい喰っていいよ、 ────ラジエル。
(-34) 2015/07/09(Thu) 21時半頃
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[囁かれた声に、青年の反応はどうだったか。
もっとも、誘いに乗った彼の"食事"が再開するのなら、次こそ和樹は意識を手離しただろうけれど。]*
(66) 2015/07/09(Thu) 21時半頃
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/* 喘いでいるのではない 我慢強くないんだこの子は 喘いでるんじゃないんだ…!
(-35) 2015/07/09(Thu) 21時半頃
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/* 吸血行為は性行為と同義 と思ってロルを書いている自分ですが…
和樹の方が文章に情緒があってエロいよなぁ… (褒めてます)
(-36) 2015/07/09(Thu) 21時半頃
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/* やだもうカズキったら(ぽっ) ツンケンしてるのに、誘い上手とか狡いよ? 普段そういうキャラ演じてるから、凄く新鮮味があるよ!('∀'*)
それにしても、やっと名前を呼んでくれた! やったぁ₀: *゚✲ฺ٩(ˊᗜˋ*)و ✲゚ฺ*:₀
(-37) 2015/07/09(Thu) 22時頃
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[雲雀を追って、食堂を後にしようとしたところで、ふとジョー>>31とカサンドラ>>41の会話が耳に届いた。 急ぐ足を、少しだけ止める。]
ジョー、いいことを教えてやるよ。 オマエは俺様の候補にも入ってたぜ。
……が、悪ぃが雲雀のほうが面白そうだったんでな。
せいぜいババアと楽しくやんな!
[どちらに選ばれたほうが彼にとって良かったのかなど、そんなものはどうでもいい。 ただ、余りものだなどというのが、結果的に選ばなかった対象であったとしても、どこか面白くなく、さらっと事実だけを告げ、返答を待たずしてさっさとその場を後にした。*]
(67) 2015/07/09(Thu) 22時頃
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[脇を滑り抜ける傍らで、掌で踊る炎。>>58 すぐにでもそれは自身を捉えることが出来ただろう。 怯んでいては、すぐに捕まってしまうと、踏み込む足に力を込めた。
すれ違いざまに垣間見えた満足気な顔から、 漏れ聞こえた声を耳の端に捉える事が出来たなら、意表を付くことが出来たようで少しばかり心が踊る。
炎への恐れと同時に沸き起こる不思議と浮き立つ思いを、仮面の下に隠して。 無事扉まで辿り着いたなら、廊下へと躍り出た。
左右へと視線を巡らせて、ひとまず奥行きの深い方へと駆け出す。
背後から届く声>>60から追いかけてくる事を知れば、 最初の階段に辿り着くと、迷うこと無く階上へと足を運ぶ。
階段へと折れる間際に、追いかけてくる影に振り返り]
呼び方にこだわりでもあるの?
[言い換えることはなく、問いかけを投げることで答えながら階段を上っていく。]
(68) 2015/07/09(Thu) 22時頃
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[着物の裾が僅かばかりに邪魔をする。 本気で追いかければ捕まえられなくもない程の、早さ
名を呼ぶことは容易いが、そうしたらきっと。 彼を主だと改めて感じてしまうだろう。
それに、名を呼べばきっと、個を捉えてしまうから。 その躊躇いが邪魔をする。
折り返しの階段を、駆け上がり進む先は二階。 一階と同じように伸びる廊下はどちらも真っ直ぐで。 少し上がる息を、新たな息を吸い込むことで気持ちを奮い立たせ。 草履の音を響かせて、ぱたぱたと走り抜けていく。*]
(69) 2015/07/09(Thu) 22時頃
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礼には及ばぬぞ。
(-38) 2015/07/09(Thu) 22時頃
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[自分が想像していたよりも、ずっとこの契の杯というものはジョーにとって重要な物であったらしい。
もう少し重めにした方がよかったか、などと思いながらも了承の返事を聞く。>>51]
お主、案外素直じゃの。 よきかなよきかな。
(70) 2015/07/09(Thu) 22時頃
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29……?若いが、想像よりは老けておるのお。 10年間は遊べるか、うむ、長いようで短いな。
ふふ。 身も心も、じゃからの。 好きなようにするのじゃ。
[主としての特権を語ったが、その次の言葉には。>>54]
…………は?
(71) 2015/07/09(Thu) 22時頃
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―回想・発表直後の食堂にて―
[アーノルドの真意までは読めない。 彼の思惑通りの反応を返し、彼を愉しませている事など知る由も無い 永きを生きてきた彼から見れば、自分など子供ですらないのかもしれない
この寄る辺無い闇世で、唯一、自分が信を寄せる相手 その彼に選ばれるために、自ら首を差し出した それもやはり彼の思惑通りだったのだと気付いて、奪うだけではないこともまた信を寄せる結果となった]
……わかっています。 あなたが人に期待を寄せるということ自体が、多分とても貴重なことだと。 失望されたら、それは俺が死ぬときでしょう、それは嫌だから
自分の価値を高めるにはどうすればいいのか、俺には今はわからないですけど 至らない所があれば、いつでも言ってください 俺は、あなたの物なんですから……一日でも長く、アーノルド様の物でいたいから
[自分が口にした言葉がアーノルドにどう届くのかまでは思い至らない 彼に失望されたく無いという気持ちが強かったのだ*]
(72) 2015/07/09(Thu) 22時頃
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―現在―
[英明を見て目を逸らしたことに気付かれていたことも、アーノルドが彼から何を聞いたのかも そしてそこから何かを期待していることも知らぬまま>>62 彼が今後のさじ加減まで考えていると気付くことも、今はなく
飴を食べ終えて息を吐いた所で名を呼ぶ声が聞こえ>>63 待たせぬように足早に傍へと寄ってかけた問いに、隠すことなく答えが返るのに、また一つ信用を向けた]
そんな時から……でも、話し合ってるところ、見なかったけど…
[ポツリ、残った疑問は口にすれど、それは問いにならぬまま空に消える アーノルドが、出立を促したからだ]
あ、はい……俺の方は大丈夫です。
[同胞たちに、と言っても、彼らは既にそれぞれ主をもつ。 一人一人に挨拶をしては時間が掛かるし、何より辛くなるのが分かっていたから、挨拶はしないと決めて 彼が移動を始めるなら、その後をしっかりとついていくだろう*]
(73) 2015/07/09(Thu) 22時頃
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変な声が出てしまったではないか。え、妾にそれを聞くのか?
[さすがに困惑した。 わざとなのか、素なのか。]
それは、人間側の任務であろうが。 …何故妾のほうが詳しいのじゃ?
お主、大丈夫か? この世界で妾と離れすぎると消滅するとか、わかっておるのか?
[心配になってきた。]
(74) 2015/07/09(Thu) 22時頃
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足音…
[>>69マスケラは、走るように足音など、立てない。 バタバタと、逃げるような足音に、恐れる必要などないのだと、分かっていても、ぎゅっと、布団のはしを、つかむ。]
大丈夫…、だい、じょうぶ…。
[バクバクと鳴る心臓。言い聞かせるように、大丈夫と、言葉を繰り返す。
あの時は、大丈夫だと、言い聞かせる余裕すら………、なかった……。]
(-39) 2015/07/09(Thu) 22時頃
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/* >>72なんでこんなに懐かれてるんだろう…(困惑 そうなる流れは作ったけど…作ったけど…
(-40) 2015/07/09(Thu) 22時頃
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/* 人間同士もうちょっと絡みたかったよね。うん。 と、おにごっこ始めた口が言う。 ロル回すのが遅いのが仕方ないんだけれども…!
(-41) 2015/07/09(Thu) 22時頃
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/* (本音はめっちゃ見送りたい)
しかし売り込み、味見となるとやっぱり人間同士で絡みすぎるのは難しいよね。せっかくの孤児院設定なのに横のつながりがない悲しみ…。
(-42) 2015/07/09(Thu) 22時頃
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騒がしい奴じゃ。ふふ。
[ぱたぱたと駆けていくプロクスに笑みをこぼし。>>67 焔の吸血鬼が去った後に]
血の気の多そうな組み合わせも面白そうじゃったがの。 からかい対象が1セットじゃ。
[まとめて水をかけることもよぎったのだが、それも過ぎ去った仮定にしかすぎず。]
(75) 2015/07/09(Thu) 22時頃
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/* えーっと… 柊夜って結局ほとんどのPCと会話できてないよな… いいのかな…大丈夫かな、連れ帰って。 連れ帰ると完全に囲い込み状態なんだけど。
ちなみにアーノルドは雲雀とだけ喋ってません。 そして雲雀は鬼事の真っ最中です。 追いかけられません。
よし、帰るか! 帰った後の事、なにも考えてないんだけどね…
(-43) 2015/07/09(Thu) 22時頃
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/* 「ラヂオが無残な姿で発見された」
・分解されてばらばら ・床に落ちてかっしゃん ・壁に叩きつけられてぐっちゃり
どれだろうとか考えたけど別に暇じゃないんだよ?
(-44) 2015/07/09(Thu) 22時頃
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大いにあるな!
”ごしゅじんさま”なんて呼び方じゃ、誰が誰呼んでんのか分かりゃしねぇ!
[問いかけ>>68に、軽く笑って返しながら、その後を追いかける。 足を早めれば、焰を伸ばせば、おそらく小鳥はあっけなく捕らえることができるだろう。 だがそれはせず、追いつかぬ程度の早さで追ってゆく。]
っはは! どこへ逃げるつもりなんだよ!
[>>69逃げるにしても、場所はこの屋敷内のどこかしかない。 一体どこへ行くつもりなのか、それが面白くて、パタパタと鳴る草履の後を追ってゆく。]
(76) 2015/07/09(Thu) 22時半頃
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[大丈夫だと答える柊夜>>73に「そうか」と短く返して、微動だにしないマスケラへ視線を送り扉へ向かう。
食堂の扉を開き、廊下を進めば階段の上から走り回る二人の足音が聞こえた>>69
勝手知ったる他人の館。 廊下からからエントランスへ迷いなく足は進み、正面の扉を開いて館を出る。
一歩館を出ればむせ返るような紅薔薇の香りが肺を埋め尽くす。 その香りの出どころは、闇世の月に照らされた無数の薔薇たち。]
柊夜。 お前の目にあの月はどう見える?
[見る者によって姿を変えるという空の月を指さして問う。 アーノルドの眼には、握り潰されたような歪な月がひとつ、黒く塗りつぶされた夜空に浮かんでいるように見えていた。*]
(77) 2015/07/09(Thu) 22時半頃
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/* でもって、やっぱりさくっと自宅にお持ち帰りになるのか…… そこからが本番と言うか勝負だな。
と言っても、自分から「嫁にしてくれ」と言う気は無いこの子
嫁にならなくてもいい、アーノルドにとって気付かないうちに特別なものになって、いなくなって初めて喪失感に苛まれればいい、とか。 嫁にして共に死ななかった事を後悔すればいい、なんて思ってる。
その結果嫁にしたいと思わせたら、こっちの勝ちでしょ。
(-45) 2015/07/09(Thu) 22時半頃
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[苦痛に呻く声が聞こえた>>64。 その声を聞いたなら止めてやりたいが、牙を埋めてしまったからには止める事は叶わず。 渇きを癒す様に和樹の血潮を啜れば、やがて聞こえるのは、苦痛とは違う熱い吐息の音>>65。 受け入れる様に抱きしめる腕の心地良さを覚えながら、和樹に囁けば。 返ってきた彼の囁きに、心臓が鷲掴みされた様な錯覚を覚えた。]
――……っ!?
[一度顔上げ、驚いた真紅を和樹に見せ、喜色を孕ませながら細めた。 自分が記憶してる限り、和樹は吸血鬼達の名前呼んだ事は無かった筈。 そして、此方が命ずる事も願う事もせずに、和樹が自らの意思で此方の名前を呼んだのだ。 血に濡れた唇を拭う事も忘れ、白い歯を見せながら笑った。]
いやぁ、待った甲斐があった、というものだ。
[半分正解で半分は嘘。和樹に名前を呼ばせるのを楽しみにしていたのはあるが、まさか今呼ばれるとは思いも寄らず。 互いの呼吸を感じるぐらいの距離を詰めながら。 音を立てずに右手は、和樹の太腿をなぞろう。]
本当は、今すぐに屋敷に連れて行きたい所だが。 こうも強請られたら、な。 全く、カズキは誘うのが上手い上手い。 そんなお前の太腿を齧ってみたくなったのだが、はて。
[それにだ、と言葉を付け足し、ぽそりと呟きながら和樹の反応を伺ってみようか。 そう、彼にとって、かなり動揺するかも知れない事を告げながら。]
(78) 2015/07/09(Thu) 22時半頃
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アーノルドに、自分を連れ帰る様に、って言っただろ? その件について、カズキの弁明を聞こうか。
[引き出す話は、水晶を通して聞こえた、アーノルドに放った和樹の言葉>>1:141。 さぁ、和樹はこの事に対して、なんて言って来るのだろうか? 再び和樹の前に顔を動かし、愉快そうに微笑み、首を傾げた。]
何か、言い分はあるのだろう? 話なら、ほら、部屋の中でゆっくり聞けるし。
[くすくす笑いながら、扉を指差した。]
(-46) 2015/07/09(Thu) 22時半頃
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/* アーノルドさんのせいでものすごい勢いで伊豆丸くんのハードル上がってしまったなってことに今さっき気づいた 伊豆丸くんには本当に頭が上がらない そうでなくてもそもそも選んだ英明が悪いから英明なぐりたい
クズPCのせいでPLがひたすらに土下座するながれ
(-47) 2015/07/09(Thu) 22時半頃
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マスケラ。 悪いが先に辞させて頂こう。
[視線と共に向けた声に、返事は期待していない。]
餌がある間は私の店に用はないだろうが、土産があるなら歓迎しよう。 それとカサンドラ。 彼を屋根から吊るす時は是非とも呼んでくれ。
[ここへ来た目的は達した。ならば長居は無用と、同族たちへ最初に退出の声をかけた。]
(*0) 2015/07/09(Thu) 22時半頃
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/* アーノルドさんのせい(激しい責任転嫁)
あの、うん、あのね…… PL的には一応相手を嫁にする展開も想定してるんだけどね… アーノルドさんが英明にちょっかいかければかけるほど条件ハードルあがるのね……伊豆丸くん……伊豆丸くんつよく生きて……(´;ω;`)
(-48) 2015/07/09(Thu) 22時半頃
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ふくく。 皆、好きじゃのう。
[娯楽に餓えているなと忍び笑いを漏らす。>>*0]
悪戯は他にも仕掛けるつもりじゃ。 また面白いのを思いついたら呼んでやろう。 またの。
[悪戯好きな女吸血鬼は笑う。]
(*1) 2015/07/09(Thu) 22時半頃
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[此方の答えに返るのは一言>>77 アーノルドが視線を向けた先、マスケラに小さく頭を下げたが気付いたかどうか
後を追うように廊下を進めば、鬼ごっこをするかのような赤毛の吸血鬼の声>>76 彼が飼うことになったのは雲雀だったなとふと考えて、大丈夫かと不安ではあったけれど もしかしたら、意外と上手くやるのかもしれない、と、そう思いそこを立ち去る
迷うことなく進む主の後について館の外に出る 暗闇の中で咲き誇る薔薇が、妙に綺麗に見えた]
月、ですか?
[アーノルドに言われて空を見る 自分たちのいた世界とは違う、墨染めの空に浮かぶ月]
……星が、無いんですね闇夜の空は そのせいかな、なんだかとても寂しそうだ
[ポツリと、求められるままに思ったことを口にする。 不興を買うかどうかは、今は考える事も無いままで*]
(79) 2015/07/09(Thu) 22時半頃
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/* さっきもそうだったけど、ほぼ同時とか、やめよう?(ふるえ
(-49) 2015/07/09(Thu) 22時半頃
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[足音と共に声が聞こえる。>>76]
ずっとここに居るわけでもないんだから、 困るのは今ぐらいだろうに…。
[そうぼやく声は聞こえたかどうか、その間も廊下を駆ける足は止めることはない。 続く廊下の扉はどこも同じように思えた。
逃げる場所などないと、知っているだろうに。>>76 楽しむような声音に、上がった息を大きく吐きだして]
…は、……意地が悪い質問だ、ねっ
[目についた木目の扉の一つに目をつけたなら、迷うことなくそのノブに手をかける。
勢い良く開いたその室内は、ありふれた客室の一室であったが、足を止めるよりかはましとその中へと身を滑らせる。
元より、おにごっこは余り上手い方ではない。 走る足は室内に入れば、歩みに変わりただひたすら奥へ奥へと向かう。*]
(80) 2015/07/09(Thu) 23時頃
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おや?アーノルドはもう行くのか? 今からカズキにアーノルドの件に関して言い訳を聞こうかと思ったんだが。 まぁ、遊びに来る時、それを水晶に閉じ込めて渡すさ。
[土産を持って来る、とアーノルドに告げながら。 軒先吊しショーに関して、嬉しそうに話に加わって。]
俺も呼んでくれ。 ショーを見た記憶を閉じ込めて渡すのやっておくさ。
アーノルド、またな。
[屋敷から立ち去るアーノルドに別れを告げて。]
(*2) 2015/07/09(Thu) 23時頃
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あぁー、何か言ったかー?
[>>80何かが困るとか聞こえた気がしたが、足音響かせた中ではよく聞き取れなかった。 まぁ何かあれば捕らえてからでいいと、さして強くは聞き返さぬまま、階段を軽く上ってゆく。]
なんでだよー! こんな場所でどこに逃げるか、気になるじゃねぇかー!
[息を切らすことはなく、笑いながら一定の距離を保って追いかけてゆけば、やがて雲雀の姿が木目扉の内側へ消えようとした。]
鍵なんざかけたって無駄だぜー? それとも、またかくれんぼかー?
[何を思い、彼が室内への逃亡を選んだかは分からない。 けれど、そこへ逃げたなら、追いかけて部屋の中に入るのみ。]
(81) 2015/07/09(Thu) 23時頃
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[返される囁きに、ほんの少し笑みを深くしたことは、きっと傍の主にしかわからない。 けれど褒められれば>>70、目に見えて喜色を露わにした。 可愛がられるのは、悪くない。]
だろ。 昔っから、童顔童顔って、皆してバカにしやがんだ。
[想像よりは老けている、と言われれば>>71、くは、と笑って言った。 ついうっかり漏らした言葉に、唖然とした反応を返されると>>74、頭をかいて苦笑する。]
いやーまぁ、その辺は大丈夫、なんだが…
[言いかけたところで駆け抜けようとした赤が一瞬流れを止める>>67。 まるで子供の遊びに興じているような吸血鬼。 彼が落として行った言葉に、驚いたように目を丸くして。 駆け抜けて行った後で、ぶは、と吹き出す。 傍で楽しげな主>>75を、ちらりと見やり。]
…んなことになってたら… 俺、早々に燃やされてたんじゃねぇ?
[くっくっと喉で笑いながら、言う。 はー、と息を深く吐き、それから。]
(82) 2015/07/09(Thu) 23時頃
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悪い奴じゃ、ねんだよな。
[早々に、炎に巻かれて正直肝を冷やした。 だが、監視の目があったとはいえ、傷一つつけずに解放した。 味見の時だって、牙を立てたとはいえ、差し出した指先のみに留まり、量も控えていた。]
…アンタだって。
[早々に、化け物なんて呼んだ己に、怒りの片鱗を見せたとはいえ、許した。 悪意が無かったとはいえ、よくよく考えれば無礼も良いところだ。 それに、彼女の接した子供たちは、怯えていなかったように思う。 …勿論、特殊な環境で育っている子供たちとはいえ、その手の感情は、制御しにくい…ことに、まだ青さの残る彼らなら。]
…一応さ。 成功とか不成功とか関係ねぇ、とは言われてっけど。 金、貰ってっからさ。
[生半可な額ではない。 独立をかけて親父に反旗を翻した兄貴が、計画を中止して新しい組を作るのに、満足しただけの額だ。 馬鹿な己には、精確な額など分からないが、恐らく己一人に支払われるには不相応な額だと思う。]
…努力、しなきゃいけねんだろうけど…さ…
(83) 2015/07/09(Thu) 23時頃
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[考えるのは、苦手だ。 特に、答えの出ない問いは。 相反する、二つの感情。]
俺…忘れてたいわ。
[ぽつり、と呟く。 漠然とした考えを、言語化するのは難しい。 しかし問われれば、何とか纏めてみようとはする。 それでも、結局出てくるのは…
人間の都合で、アンタらどうこうしようなんて、おかしくねぇ?
そんな、ざっくりとした感想。 細かい事を気にしない男にとって、吸血自体は些末なことでしかない。 命に関わらないように、とは、一応考慮しているらしい事が伺えるのであれば、何を気にする必要があろう? そして、そんな些末なことで、意思をもつ生き物を、化け物と呼び、そして退治してやろうなんて考えには、今や乗ろうとは思えないのだった。**]
(84) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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[紅薔薇さまへの感謝と別れを告げた後。黙々と、でも嬉しそうに食事を摂る主をじっと見つめながら。
これから先、何年飽きられず――飽きられることは、死を意味しているから――闇世で存在できるのだろう。 『血を独占したいと思えない』とまで言われた私の血。しかし、言葉少なな主が、少し、感情的に――なっていたように思う――発した生贄への言葉>>1:85。
―私は、どれだけ応えることができるのだろうか。
―誰に?
―えっ………だれ、に?
紅薔薇さまからの『使命を果たしたい』という感情よりも、『吸血鬼の望みに応えたい』とさえ、思っている自分に気づき。
―なぜ?
その答えは明白で。だってオルニット様は、駒として生きてきた自分を、初めて『望んで』くれた相手だったから――― 感情の微かな変化を、目の前の吸血鬼は察しただろうか**]
(85) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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[同胞との会話に意識を向けていたため、傍にいた柊夜がマスケラに向けて小さく頭を下げたのには気付かず。>>79
館の外へ出て月がどう見えるかと尋ねれば、「寂しそうだ」と感情的な答えが返って来た。]
まず、ひとつ教えておいてやろう。 ここは我々吸血鬼の世界だ。 そらに浮かぶあの月ですら、ある物には常に輝く白銀の三日月に、あるいは黒く輝く満月に見える。 星の有無、流れる雲の存在すらな。
この世界にとってお前たちニンゲンは異物そのもの。 本来であればこうして地に足を付けるどころか、存在していることもできない世界だ。
[マスケラがどのような力を使ったのか。この館は闇夜とこの世の境目に位置し、ニンゲンであってもこの世と同じように存在できること。 ひとたび薔薇の垣根を越えてマスケラの領地から出てしまえば、飼い主である吸血鬼の傍、あるいは領地から出れば存在そのものが消滅してしまうことをかいつまんで話す。>>2]
マスケラが最後に金の文字で綴ったのはそういうことだ。
[そこまで話して、アーノルドは一度言葉を止める。 そして柊夜の理解がどこまで進んでいるかを確かめるように、その顔を見下ろした*]
(86) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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なんだよもう行っちまうのか。
[>>*0しかし別段、別れを惜しむような理由もない。 ただ獲物を吊るすのに興味を向けてきたのには、少々瞬きもしたが。]
あー。 せいぜい商品を長持ちさせてくれよ!
[もしかしたら、いずれまた利用する日が来るかもしれないし、もうないかもしれないが。*]
(*3) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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何じゃ、情でも湧いたかの? 無理もない。 妾は善良で、しかも麗しい淑女じゃからのお。
[歯切れの悪いジョーに、敢えて茶化すように言った。>>83 いい奴かどうかは知らないが、実のところ、化け物と言われて少々むっとしたものの、さほど怒ってはいなかったのだ。脅したのは、怯むかどうかのテスト。あからさまに怯えた態度を――化け物を見る目で見てきたならば、ジョーは候補から外れていたことだろう。]
努力、つまりは妾が不老不死を捨てても良いと思わせるように、ってことじゃろ?
要するに、美女を口説けということではないか。 何を難しく考える。
もっとも、妾を口説き落とすのは並大抵のことではないがの、ふっふ。
[不敵に笑い。]
(87) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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[近づいてくる声を耳にしながら、窓際まで辿り着けば。 扉の方へと振り返り、声の主を待った。
ここはこの世と闇世の間、この世に戻る術など無く。 窓を開け放とうとも、鳥が飛び立つ場所など、ない。 鳥は窓から窓へと渡っただけ。
鍵は掛けては居ない。扉も開け放たれた侭だ。 簡単に中へ入ることは出来ただろう。
扉の向こうに鬼が見えたなら、額から鼻先までを覆うその仮面の下に表情を隠したまま]
鬼ごっこもかくれんぼも、二人だけならすぐ終わってしまうね。
でも、二人だけなら。 何と呼ぼうと間違うことはないでしょ?
[口元だけで微かに笑みを作り、彼の動向を伺った。*]
(88) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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[がばりと顔を上げ驚きに見開く真紅に、此方もつられて目を丸くする。 喜色を全面に押し出して笑う顔を見てしまえば、なんだか可笑しくて小さく笑いを漏らした。
首に回した腕を解いて、自分の血で濡れたた口元を親指の腹で拭ってやる。 待った甲斐があった、告げられる嬉しげな言葉も様子も、素直に悪い気はしなかった。]
(まあ、いいか。……今くらい)
[口に出さない思考の合間に、すいと整った顔が寄せられる。今までで一番近い距離。 次いで手のひらで太腿を撫でられ、思わず身体が逃げそうになるが背後には重厚なオークの扉。そもそも逃げ場など無い。]
さそ…っ、口が減らないなあんたも…
[誘うのが上手いだとか人聞きの悪い言葉に、否定を返す前に思い当たる節しかない。
口を噤んで悪態ひとつ吐く間に、太腿を、なんて要望には、なんで太腿?流行ってんのソコ…と口に出してから何となく失言だと気付いた。
くすくすと笑いながら、ラジエルが付け足した言葉。 しっかり見られていたらしい、余り見られたくない遣り取りについての詰問に、不自然な程ぐりんと顔を逸らす。]
(89) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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いやあのソレはさあ、売り言葉に買い言葉つか、一部始終見てたんなら分かってるだろ、あん時は…!
[なぜか言い訳がましくなる語調に自分で焦りながら、片手をノブへ。 自ら言い掛けた内容に、ふと、恐ろしい事が過る。まさか。]
……え、あんた、全部見てた、の? その…ソレのちょっと前、とか
[冷や汗が吹き出す。 問題の場面で、見える範囲にラジエルの水晶は無かったが、何処にいたのかは把握していない。 自分に覆いか被さっていた長身が身を起こすまでの遣り取りは、手洗い個室での排泄行為と並ぶくらいには知られたくないシーンNo.1だ。出来れば記憶を失いたい。
余計な事を口走ってどんどん掘っていく墓穴に、ラジエルの笑みは変わらぬままだったか。 掴んだノブを回して、開いた扉の隙間に体を滑り込ませる。そのまま閉めて逃げ出したい衝動に駆られているけれど、おそらくそれはが許されるほど甘い相手でや、無いのだろう。]*
(90) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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[間近で見るのは初めてだが(そもそんな機会など普通はないけれど) 牙が刺さり、喉が動くことで、ようやく行われている行為を実感する>>25 血が抜かれるのは痛い事なのだろうと思っていたが、 痛かったのは皮膚が裂かれた瞬間くらいで、正直――拍子抜けした。
仮面の男の声が響くと、彼女が身を起こし、腕から牙が抜かれる。 口の端から赤い糸が引くのを、それが拭われるのを見た後、再び傷へと視線を落とせば、痕など何処にも残っていなくて。
―――手品のようだと思うのは、少し間抜けだろうか]
(91) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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忘れていたとは、何をじゃ?
[そう問いかければ、すぐには答えは返ってこなかったが。ゆるりと茶を飲んで待っていれば、ざっくりとした、しかし、到底思いつかない、新しい時代の考え。]
……ふは。 世が世なら、お主、異端者扱いされるのお。 それとも、国の違いによる考えなんじゃろうかのお……
[笑いもせずに呟いて。>>84 女吸血鬼の生まれ育った地域では、生き血を啜る化け物や魔物は、忌避される存在とされている。まして、それを庇うような考えなど。]
……………
(92) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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いえ、言い出したのはこちらですから。 でも……お礼を言われるのは、嬉しいですね。
[忌むべき者と、憎むべき者と、そう言われていた。 幼い頃から植え付けられたイメージは、簡単には覆せない。 だから、人間を蔑む吸血鬼たちは、礼など言わないと思っていた。
けれど実際に見て思うのは、教えられた事とは少し違うようだと言う事]
頑張れ、って…… 俺達の目的を分かった上で、鼓舞してくださるんですか?
……面白い"人"ですね。
[悠然と立ち去る背に、小さく感謝を述べて、手を振り応える>>26 『幸運を祈る』なんて、言われるとは思ってもいなかった。 あくまでも彼女にとって、個々は個々、なのだろうか。 そしてそれは、『友達』を求める彼も、同じなのだろうか。
連れ帰る青年の元へ行くのを見て、自分もと思い姿を探そうとした所で、探し人が話をしているのを見た]
(93) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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[自分に向けた笑みとは違う、その表情>>39 顰める顔は、険を帯びたようにも見えて、踏み出した足が止まる。
二人が話す内容は聞こえない。 けれど、見た感じではあまり好ましい会話が行われているようには思えない。 懐に仕舞った手が、ふと、硬く冷たい感触を拾う。 それはとても覚えのある感触で、慣れ親しんだ道具のひとつ。 身一つで来ていたような気がしたが、いつの間にか持ってきていたのかもしれない。
もっとも、こんなもので抵抗など、きっと出来はしないだろうけれど――…]
(94) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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[指で撫でれば、重なりあう二枚の刃に触れてしまう。 つ、と指を這わせれば、皮が割けて薄く鋭い痛みが襲った。 持ち手の部分を避けるように懐から腕を抜くと、指先には赤い線と玉雫がひとつ。
止める為に口に含もうとしたが、唇へ寄せる前に此方へ来る姿が見えて>>42]
……英明様。
[ゆるりと向かい合うように向き直り、自らの主たる者の名前を呼ぶ。 これから自分の命を自由にする者の名を。*]
(95) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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……さて、込み入った話をするなら、一度屋敷に戻ろうかの。 お主ももう、特に用はあるまい?
[残っていた紅茶を一気に飲み干して、席を立つ。]
あるのならば、もうしばし待つがの。
(96) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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[開け放たれたままの扉の奥へ進めば、鳥が窓辺にとまっていた。>>88]
あぁ、こんな狭い場所じゃ尚更な。
[窓辺の鳥を、その場に縫い付けるかのように、腕を伸ばして窓枠に手をつく。]
ッハ、そりゃそうだ。 けどオマエは、俺様のもんになったんだ。 だったらくだらねぇ御託並べてねぇで、俺様に従えよ。
ほら言ってみろ、「プロクス様」だ。
[微かに笑む口元ギリギリまで顔を寄せると、額が狐面にぶつかった。 だが、それを剥ぎ取ることはせず、目穴からその奥にある瞳を覗き込み、ニィと牙を覗かせ、笑った。]
(97) 2015/07/10(Fri) 00時頃
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[此方が返した答えはアーノルドからすれば感情的なものだったろう だけど、自分の目に映った闇夜の月は暗闇に小さく丸く、ただ一人で浮かんでいたから それは、こちら側の世界では異質な考えなのかもしれないけれど
その後でアーノルドが語る言葉 この闇世がどんな世界か、この闇世でで人はどのような存在かを、もう一度刻み込むように聞いて]
月の見え方が人によって違うとは知りませんでしたけど この闇世で人が生きていけないことは知っています。
この館が特別なことと、主となった吸血鬼から離れたらどうなるかと言うことも
[ここに来る前に施設でも教えられたことだ。それに、餌として此方に送り込まれることが決まってから、自分でも少しは調べたから 彼が語る言葉と自分の知識に齟齬が無いことを確認するように、アーノルドを見上げて頷いた]
『ご主人様と一緒なら、この闇世でも生きていられる』 つまり、俺はもうアーノルド様から離れては生きていけない そういう事ですよね?
[恐らくは自分にとって一番重要だろうことを口にして、確認するように問いかけた*]
(98) 2015/07/10(Fri) 00時頃
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[曖昧な表情で黙り込む男。 思考がショートしているだけなのだが、ぱっと見考え込んだように見えたかもしれない。 茶化す主>>87をちらりと見やり。]
まー、俺元々裏社会だしな。
[異端>>92、に対する返答にはなりそうもないが… とりあえず、屋敷へ帰るという主>>96に続いて席を立つ。]
ねぇよ。 ガキどもと違う、元々一人で来たしな。
[ふと、便所の前で邂逅した男を思い出すが、まぁもう縁もあるまい。 そう思えば別れも特別必要とは感じなかった。]
…そうだ、カッサンドラ。
[ふと、思いつきに主の名を呼ぶ。 頭ひとつは小さな主。 振り返れば男の、悪戯小僧のような笑みが目に入ったことだろう。 徐に、腰をかがめたかと思うと、主を抱き上げようと試みる。 姫だきをしてみたいところだが、無理そうなら別の形でも。 それも無理なら諦めるが、果たして。
成功すれば、鍛えた逞しい腕は、揺るぎなく主の体重を支えることだろう。 説教くらいは覚悟の上である。]
(99) 2015/07/10(Fri) 00時頃
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[帰る者がいればそのまま見送り。 まだ、館内に留まりたい者がいれば場所は貸す。 個室の数は十分にある。
食堂から全ての者が消えたなら、マスケラもその部屋を後にするだろう。 必要とあれば、玄関ホールのベルを鳴らせば良い。 どこにいてもマスケラが、ベルの音を聞いて姿を現す…]
(100) 2015/07/10(Fri) 00時半頃
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[理解の方は早いらしい。>>98 自分の言った言葉を咀嚼し、的確に理解、吸収する様は見ていて好ましい。 愚鈍な者なら始めから候補にも入れないが、教えがいがあるなら多少はその扱いも変わるというものだ。]
そうらしいな。 お前の前に飼っていた娘はそれを理解したうえで逃げ出した。放っておいたから最期はどうなったか知らないが…。
[館へ来る直前に幾度目かの脱走を行った娘を思い出す。 そうやって、消滅を覚悟して逃げ出したニンゲンはあれで何人目だったか。 余程の粗相をしない限りアーノルド自身がニンゲンを殺したことはないが、飼われるニンゲンからすれば、やはり化け物の巣からは逃げ出したくなるのだろう。]
今までの経験から言えば、私が不在の時でも屋敷からでなければ問題はない。
[柊夜からの質問がひと段落したなら、そろそろ行くぞと。 門ではなく、薔薇の生垣へ足を向けた*]
(101) 2015/07/10(Fri) 00時半頃
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ないか。うむ。 ではの、マスケラ、紅薔薇。 愉しき集まりであったよ。
[館の主たちに別れを告げて、席を辞そうとしたのだが。]
なんじゃ?
[呼ばれて、振り返れば見上げる形になる。>>99 なんだと見ていれば……]
(102) 2015/07/10(Fri) 00時半頃
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ぎゃっ。
[淑女らしくはない悲鳴が思わず漏れた。]
(*4) 2015/07/10(Fri) 00時半頃
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/* さりげなくキリ番を取るマスケラ。
所で>>90 俺の知らないところで和樹に何したのアーノルド様っ!!
(-50) 2015/07/10(Fri) 00時半頃
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お、お主何考えてるんじゃ!
[軽々と持ち上げられてしまう、軽い身体。]
ぎゃああ、おろせー! はずかしい!
[姫様抱っこなど持っての他である。 せめてもっと別の姿勢はないかと体を動かして創意工夫中。]
(103) 2015/07/10(Fri) 00時半頃
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/* カサンドラの頬にお別れのキスをしたい人生だった…
(-51) 2015/07/10(Fri) 00時半頃
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まずは、ご主人様の足になろうかなーって。
[慌てた主ににんまりと、満足げに笑いつつ。
んな暴れたら落ちるぞー、なんて、舐めたことを言いながら。 よいしょ、と、抱き上げた腕を直せば、腕の上に座らせるような塩梅で、高い位置に抱き上げる。]
いいじゃねぇか、減るもんじゃなし。
[軽口でいなしながら、そのまま食堂を後にしようと*]
(104) 2015/07/10(Fri) 00時半頃
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[唇を濡らす赤い血は、和樹の手によって拭われる>>89。 こうして、彼に世話をしてもらうのも悪く無い、と思いつつ。 誘うのが上手い、と素直なコメントを残せば、またじーさん扱いをしてる。何とも面白い奴だ、と感心していたら、太腿噛みは流行ってるのか?と。]
いや? 違うけど、ほらさ……。
[と、和樹にアーノルドとのやり取りの事で詰問してみれば、即座に顔を背ける彼。 売り言葉に買い言葉と弁明をする和樹の反応に此方はくすくすと笑ってしまう>>90。 あの時点で既に自分は和樹を貰い受けると話していたし、アーノルドはちゃんと返却すると話は纏まっていた上に、本気で自分を売り込んでいた訳では無い事を理解していたのだが。]
カズキは口説きが上手いからなぁ。
[はっはっはっ、と笑い、掌の中に水晶を作って胸ポケットへと忍ばせた。 これでもアーノルドの店に来た時の土産になるだろう、と思いながらも、思惑は口にし無い。 と、和樹の様子が一変した。何というか普段と違う様な気がして。 全部見たか?という問いには、要領が得ないと言わんばかりに首を傾げた。]
いや、流石に用を足す時は見てなかったのだが。
[和樹が用を足すのも、トイレで何かの誓いを立てていたのも知らない>>1:89。 だから、話が見えない、という反応を示すが、当の本人はどう受け止めるのやら。]
(105) 2015/07/10(Fri) 00時半頃
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[さて、扉を開け部屋の中に入る和樹。 自分も部屋の中に入ろうとしたら、のんびり屋の欠点が出たのか、扉を閉められてしまった。 真紅をぱちくりさせて、ほんの僅かばかり呆然としてしまったが。]
おや、そう来るのか。
[身体を霧散させ霧となった自分は、あっさりと扉の隙間に入り込み、部屋の中へと入った。 部屋へ入れば、また身体を構築させ、和樹から少しだけ距離を取った位置、背後辺りに立っておこう。]
すまんなカズキ。 俺、こういう事出来るんでな。
[逃げられない、と暗に示しつつ。 先程から様子が可笑しい様に見える和樹の反応について考えを巡らせてみる。 もし用を足すのを見られるのが恥ずかしいだけなら、逃げ出す必要も焦る必要も無い。 焦るのは、自分に言えぬ事情があるのか? そんな疑問を抱きながら、近くにあったソファに腰を下ろし、脚を組んだ。]
何かはあるだろう、とは思うんだが。 話す話さないは、カズキに任せるつもりだ。 どちらにしても、少し食事をしないか? 血を吸われたばかり、というのもあるが。 屋敷を出たら、今まで食べてたのが食べれなくなるからな。 今の内に、カズキが好きなのを食べると良いぞ。
[もう少ししたら、此方の家に向かう、と和樹に伝えながら、一先ずは彼に食事を勧めてみた。 和樹が話したくない事情があるのか、とぼんやり考えながらも、彼の休息を優先させるつもり**]
(106) 2015/07/10(Fri) 00時半頃
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お主……忘れた頃に返してやるから覚えておれよ……
[可能な限り低い声でジョーに囁く。 そう決めたので暴れるのをやめて腕の上に収まった。 これならばまだマシである。]
ふん、ならば使ってやるわ。 玄関へ向かえ。
[落ち着けば堂々とした態度に戻り、 それ以上は暴れることなく指示をし始めた。]
(107) 2015/07/10(Fri) 00時半頃
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/* やだ、姫抱っこ……゚+。(〃ω〃)。+゚ 良いよなあロマンだよなあ。ああ、見てみたかったよ! (もだもだ)
(-52) 2015/07/10(Fri) 01時頃
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……妾らも失礼する。
また会う日まで。
[むすっとした声は、いいようにされた悔しさと恥ずかしさからである。 同胞らへと別れの挨拶を告げた。*]
(*5) 2015/07/10(Fri) 01時頃
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[此方が返した言葉は、主にとって好ましい物だったか 表情は相変わらずのアーノルド>>101を見返し考える。 誤魔化すのは苦手だから、思ったことや知っていることを隠さずに話し、分からぬ事は問う 自分の知識や価値を高める術を他に知らないだけのこと]
知っていて逃げた人がいるんですか……? アーノルド様は、とてもいい「人」だと、俺は思うのだけど
[無意識に彼を人と呼んで、彼の元から逃げると言うのがわからないと言う声を零した 目の前のアーノルドは此方から見れば変わらず信を寄せるに値する「人」で それはまだ、吸血鬼としての彼の本性を知らないせいで思うのかもしれないけれど 彼の中にも英明と同じ獣が棲んでいるのだろうと、分かってはいるけれど]
屋敷から出なければ、ですか……覚えておきます。 でも、俺、あなたから逃げる気は無いですよ……?
[他は知らない、けれど、自分は自ら首を差し出しアーノルドに飼われる事を望んだ だから]
……はい
[行くぞ、と言う声には一言、従う旨の言葉を返して 彼の後をついて薔薇の生垣に向かう
アーノルドが、主がいる場所が自分の在るべき場なのだから*]
(108) 2015/07/10(Fri) 01時頃
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[アーノルドと別れ己を拠り所とする哀れな「友達」の元へと足を向ければ、>>95相手も此方を窺っていた様子で、互いに向き合う形となる。
よもや、アーノルドに見せた表情を一部始終見られていたとは思いもよらず。]
伊豆丸、待たせたね。
[貼り付けた笑みは最初に伊豆丸に見せたものと変わらず、穏やかなままだ。
自分の名を呼ぶ彼の静かな声色は、やはり英明に愉悦の念を覚えさせる。 嗚呼、もっと名を呼んで欲しい。君の唇から紡がれる言葉を全て、丁寧に咀嚼して、飲み込んで、全部俺のものにしてやりたい。全てを理解し、君自身を食べてやりたい。
彼の顔を見つめる程に巻き起こる様々な感情を押し殺し、作りあげるのは「良き友人」。]
知っているとは思うけれど、僕は君を選ぶことにしたよ。 改めて、宜しくね。
[友好の証、と言わんばかりに右手を差し出す。 丁寧な挨拶と、落ち着きはらった優しげな笑み。我ながら完璧だと、英明は内心自負してみせた。 ……飲み込んだ唾が小さく喉を鳴らしたのに、彼は気がついただろうか。]
(109) 2015/07/10(Fri) 01時頃
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吸血鬼 英明は、メモを貼った。
2015/07/10(Fri) 01時頃
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/* アーノルドと英明なら、英明の方が絶対上手だと思うのよね…
(-53) 2015/07/10(Fri) 01時頃
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/* 雲雀寝落ちたかな? それとも、もーちょっと進めたほうが良かったろうか。
(-54) 2015/07/10(Fri) 01時頃
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/* お帰りなさいませ、俺の主。 寝落ちる前で良かった……頑張ってくる。
(-55) 2015/07/10(Fri) 01時頃
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[逃げ場を遮られるように腕で阻まれて、腕から視線を滑らせる。 不意に仮面を陰らせる影は、額に軽い衝撃が走ることでその影が男の額であることに気づいた。
仮面など意味を為さぬ距離、仮面の奥すら焼いてしまうかのようなその瞳と交われば、少し首を引き、当たり前のように命じるその声に>>97]
そんなに呼んでほしかったの?
[御託と言われる言葉に反応は返さず、ことり、と横に首を傾ける。
口に出すのは容易い事。それは先にも考えたばかり。 躊躇いを見せるのは此方の方か。
そう気づいたなら小さく、息を吐き出す。 笑う鬼の耳元へと唇を寄せて。**]
(110) 2015/07/10(Fri) 01時頃
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これでご満足いただけますか、──『プロクス様』。
[ご丁寧に、使い慣れない敬語まで添えて。 彼の望む呼び名を、口にする。]
(-56) 2015/07/10(Fri) 01時頃
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/* あっ、いた.*・゜(゚∀゚*):.*。. お返事だけ返してから寝ようねー!
(-57) 2015/07/10(Fri) 01時頃
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/* つれづれとメモ。
回収すべき伏線→登場台詞、白薔薇、その花言葉、鉄の味と表情、『嫁になりたいという希望』、かなぁ。伏線撒き散らすのたのしー。
(-58) 2015/07/10(Fri) 01時半頃
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[廊下を出、玄関から屋外へと出れば、そこは白い霧に覆われていた。女吸血鬼の魔力による一時的なものだ。他の者が来る頃には消えているだろう。]
ジョー、まっすぐ歩け。 わかるか?
[迷うようなら、あっちだそっちだと指をさして示す。もし後ろを振り返っても、既に紅薔薇の館は見えなくなっている。帰り道は閉ざされた。
しばらく歩けば、霧はさあっと嘘のように消えて、いつの間にやら湖のほとりに立っていることだろう。
森と湖、その向こうには屋敷が一つある。]
(111) 2015/07/10(Fri) 01時半頃
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─ 回想・プロクスと ─
ハハハ、遠慮しておくよ。 焼いて食っても俺は旨くないしね。
[軽口を叩きつつも、>>3プロクスの掌から繰り出される焔を眺める。 綺麗なものだな、としばしの思案。 美しさや繊細さとはかけ離れている印象であったが、本当に見かけによらないものだ、と英明は思う。 自分には決して存在し得ない、うつくしい力。 触れてみたくもあるが、汚してしまうには少し惜しい。]
雲雀くん、ねえ。
[確かあの、讃美歌を唄っていた子だったか。記憶に残る彼の印象を掘り起こす。彼の凛とした声は、確かに澄んでいた。 美しいものは、美しいものに魅了されるのだろうか。 例えるなら、陽を浴びたプリズムのような。触れれば手垢が、煌めきを濁らせてしまうだろう。 遠くから、眺めているのがふさわしいこともある。 そんなことは本人には、口が裂けても言うつもりはないが。]
知り合いだよ。それはもうとっても仲良しの。 君のことはあーんなことからこーんなことまで赤裸々大告白さ。 貰った火は大事に吸わせて頂きますよっと。
[実際は軽く話題を聞いたのみで詳しく伺ってはいない。 プロクスの叫びをニタニタといやらしく笑ってみせては、とはいえ噂通りの簡単に遊べるいいカモだから、たまにはちょっかいぐらいはかけてやろう、と胸中で思うのであった。]
(112) 2015/07/10(Fri) 01時半頃
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あれじゃ。もういいぞ、降ろせ。 近道していくのじゃ。
[ジョーに地面へと下ろされれば、彼の手を引いて湖へと進む。迷いなく湖の上へと踏み出すと、水面は地面と同じように二人ともの体を支えた。そのまま、湖の上を突っ切っていこうとする。
歩くたび、足元で波紋が広がっていった。**]
(113) 2015/07/10(Fri) 01時半頃
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/* ちょっと揺れたなぁ……
さて、メモで鳩からの寝落ちってあるから今日はもう返って来ないかな? そして、結構皆秘話活用してるっぽい? 今回まだ一回も秘話使って無いわ俺。入れる内容でもなかったし
そして独り言にし忘れるところだった、危険
(-59) 2015/07/10(Fri) 01時半頃
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/* これからどうなろうと伏線は回収する所存。 思い描く流れになれば回収しやすいなと思いつつ。 でも消滅しようが捨てられようが、回収できるとはおもっている。
(-60) 2015/07/10(Fri) 01時半頃
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/* プロクスくんいじりがたのしいひとびと
中身の気持ちがこもった熱いあのあれ(プロクス雲雀ペアかわいい)
(-61) 2015/07/10(Fri) 01時半頃
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/* せっかくなのでオルニットさんの能力もどこかで伏線と絡めたいなと思いつつ、それは、まだ思いついておらず。 うーん。氷なぁ。氷… と、悩む夜更け。目が覚めた。
(-62) 2015/07/10(Fri) 01時半頃
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/* とりあえずロルの最後は白薔薇の伏線回収にしよう、とは決めている。
(-63) 2015/07/10(Fri) 01時半頃
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俺があのスカしたデコっぱちをいつ口説いたってんだ、冗談キツい
[散々小馬鹿にされた相手の名前が出れば眉間に皺を刻んで。 トイレ中は見ていない>>105、との言葉に、一先ず胸を撫で下ろす。幾ら自分を買い取った相手でも、排泄シーンを見られて平気な程気を違えてはいない。
その後、居たたまれなさに逃げるように扉を閉めてしまうも、鍵をする訳ではないから勝手に入ってくるだろうと室内を見回すと、突然背後から声が掛かる>>106。]
ぅえあっ、…吃驚した、あんたどうやって…
[扉が開閉した気配は無い。 目を瞬いていると、こういう事が出来る、とにこやかに返された。 成る程、鍵の有無など問題ではないらしい。
ソファに座るラジエルは、話す話さないは任せると言う。 食事を進める気遣いまで見せられると、チクチクと罪悪感が今更のように刺さった。]
(114) 2015/07/10(Fri) 01時半頃
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[逃げた人が居るのか>>108と不思議そうにする柊夜の言葉を肯定しようとして、目の前の吸血鬼を「とてもいい人」と評するのにコンマ数秒動きを止める。
言葉全体を見れば、それはただ単に柊夜が自分に信頼を置いている証拠だ。 しかしアーノルドは「いい人」という単語ではなく、「ヒト」という言葉に反応した。 吸血鬼として生まれ変わって1000年を超えて、今更再び「ヒト」と称されることになるとは思ってもいなかったのだ…。
例えそれが、些細な言葉の表現によるものだとしても。]
…逃げてしまっては、私に契約を迫るどころではなくなるからな。
[行くぞと薔薇の生垣へ向かえば、はいと答えて後ろを追うように付いてくる柊夜の足音。 そういえばまだ、自分の能力については明かしていなかったなと思い出し柊哉の腕を取る。説明するよりも実際に経験した方が早いのは、過去に幾度となくあったニンゲンとのやり取りから学んでいる。]
立ち止まるな。 怖ければ目をつぶっていても良いが、躓いても起こしてはやらんぞ。
[闇世の月を背にして、柊夜の背よりも高い薔薇の生垣に二人分の影を作る。 一見すればただの影だが、そこに魔力を込めれば夜の湖面を映すように影の色が濃くなったか。 自分にとっては使い慣れた影の道だが、ニンゲンの柊夜にとっては吸血行為以上に未知の出来事だろう。
そのまま柊夜の腕を引いて、自らの影に飛び込んだ。]
(115) 2015/07/10(Fri) 01時半頃
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-純血の杯-
[マスケラの館から門を繋いだ先は、自身の館にある私室。 屋敷と言っても先ほどまでいたマスケラの館よりも規模が小さく、周囲はしんと静まり返っている。]
どうだ? 初めて吸血鬼の魔力を体感した感想は。
[柊夜も無事影を抜けて出て来たことを確かめて掴んでいた腕を離す。 見下ろす蒼灰色の瞳に鋭さが増したのは、カサンドラやプロクスたちと比べて驚くほどに燃費の悪い能力のせいだ。 柊夜の目を見るつもりで、自然と目は首筋へ向かう。
二度の味見では誤魔化す程度にしかならない渇きに、機会を伺うようにごくりと喉が鳴った。**]
(116) 2015/07/10(Fri) 01時半頃
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あー…別に。 初めて血ぃ吸われて朦朧として、とんでもねえ事口走ったから恥ずかしいだけだよ。
[焦点をアーノルドとの話に絞って、意図してその他の事は、伏せる。 ポケットの中の銀時計を、一度だけ服の上から確かめた。
ぶらぶらと居場所を探すようにソファにいる青年に近寄り、座っていい?と首を傾げた。許可が出るなら、その横に少し間を空けて腰を下ろして。]
来てすぐ散々食ったから、腹は減って無い。…ああ、でも、甘いモンが欲しい。チョコレート、とか。そゆの。
[あんま食べたことないんだけどさ。 少し笑う。ソファに背を預けて身体を沈めると、傍の彼の黒い髪に手を伸ばした。自分が抱き寄せて乱したそれを、指で梳いて整えて。]
あんたは?ちゃんと、お腹いっぱい?
[子供をあやすような仕草と声で問う。常より柔らかい表情を向けて、主となる人の返事を待った。]**
(117) 2015/07/10(Fri) 01時半頃
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/* っていうかどこみてもかわいい(どこみてもかわいい) なんかあのな どこみてもかわいいからな うちがひどくてひどいのがな だいたいというか1000%こっちのせいだよな 伊豆丸くんなんにもわるくないよな
ハア……………
ハア………(PCに対する渾身の溜息)
(-64) 2015/07/10(Fri) 01時半頃
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/* あ、返って来た。 眠いし朝返してもいいけど、起きられないと困るしな 昼間対応は無いと思うけど、動けるなら早い方がいいし……
さくっといけそうだから落として寝るか
(-65) 2015/07/10(Fri) 01時半頃
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[ゆるやかに揺れる赤い瞳で、じぃーっと、仮面の奥の瞳を覗きこむ。 >>110首を退かれても、追いかけるようにまた身を寄せる。]
そんなに?
[首を傾げられ、眉が跳ねた。 彼の言うとおり、別に「ごじゅじんさま」でも、なんの不自由はない。 過去数人”飼った”ニンゲンには、そう呼んでいたものもいたし、別にそれをどうとも思わなかった。 まぁどれも、すぐに飽きてしまう程度のものだったが。
じゃあ何故、雲雀にはそれを強要するのか。 正直自分でも、よく分かっていないのだが、他と混ざる呼び方はどうにも不快だ。 しかもその不快感の伝え方も分からないときた。]
……そんなにだろうがなんだろうが、オマエは、言われたとおりにすりゃいいんだよ。
[だから結局、命令という形をとってしまう。]
(118) 2015/07/10(Fri) 01時半頃
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[息を吐き出す音が耳に届いた。 一瞬、神経がピリッとしたが、耳元へ雲雀の唇が寄れば、それは育つことなく鎮まって────]
…………。
[フンと、小さく鼻を鳴らして笑う。]
(119) 2015/07/10(Fri) 01時半頃
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…………50点、だな。
まぁ今のところは、それで勘弁してやるよ。
[今までの声に比べ、どこか、余所余所しいというか堅苦しいというかな雰囲気に、些か苦々しいものを感じはしたが。 それでも、ひとまず命令に従わせることができたことに、満悦した。]
(-66) 2015/07/10(Fri) 02時頃
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────いいか忘れるなよ、これからは、必ずその呼び方で俺様を呼べ。
[耳元で、もう一度きっぱり言いつける。 手はまだ窓枠についたまま、身体だけを少し離し、じっと改めて、半面に覆われたその顔を見つめ]
さて……雲雀。 オマエは、まだここに用はあるか? あるんなら、そいつを片付ける時間くらいはくれてやる。
ないなら俺様の屋敷へ向かうぞ。 それと………
[狐面に片手を伸ばし、額のあたりを軽く突いて]
こいつを外せ。 その顔、俺様にちゃんと見せろ。
[さて雲雀は自分で外すか、それともまた何か言い出すか。 それすらも愉しむように、手をまた窓枠へ戻しながら笑った**]
(120) 2015/07/10(Fri) 02時頃
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[此方が告げた言葉に、ほんの僅かに動きが止まるのに気付いてアーノルドを見上げる>>115 非礼な物言いだったろうかと様子を伺うけれど、すぐにいつもの彼に戻ったからそれ以上は聞かずにいた 彼が動きを止めた理由を知れば、やはり同じような言葉を繰り返しただろうけれど]
契約…?ああ……
[忘れていた、とは流石に言えなかった。 「嫁」として契約を結ばせることが自分たちの目的だと、彼らが知っているのは承知していたけれど それを言った所でアーノルドは簡単に契約などしないだろうし、嫁にするようにと頼むのも違う気がしてきたのだ こうして、彼が自分を飼いたいと思ったように、彼が望まなければ、自分にはそんな契約は無意味だと思い始めていた
それはつまり、そうなることを望まれたいと言うことだとは気付いていなかったが
生垣の中をついて行けば不意に腕をとられ、幾つかの注意を受ける。 怖ければ、と言われ首を横に振る]
大丈夫です。
[気遣われていると気付いて笑ってみせる。まだ、自分は大丈夫だと 自分の周りに影が浮かび、それが色を濃くするのに、これがアーノルドの能力なのだと気付く その影がどういうものなのか、説明が無いまま
立ち止まるな、と、その言葉に従って、腕を引かれるままに影へと飛び込む ゆらりと、世界が揺らいだ気がした]
(121) 2015/07/10(Fri) 02時半頃
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いいえ、待ってなど……
[そこまで口にした所で、先ほど見た表情が思い出されて、息が詰まる。 今見せている笑みは、真だろうか、偽だろうか。 ふと過った疑問を振り払うように、僅かの間、瞼を閉じた。
そうして再び目を開けば、そこには変わらぬ微笑みがあって 少しだけ、ほんの少しだけ、安堵を滲ませたい息を吐く>>109]
こちらこそ、よろしくお願いします。
[直近に見たばかりの喉の動きは、二度目ともなれば流石に目に入る。 たとえそれが同一の人物のものでないとしても、酷似した動きは、先程の行為を思い出させるに十分だった。
鳴らす喉は、その時を待ちわびるかのよう。 そういえば彼は、"味見"はしていたのだろうか。 それとも、今はそのような気分ではないのだろうか。
傷がついたままだという事を忘れたまま、差し出された右手へ重ねるよう、自らの手を差し出した。*]
(122) 2015/07/10(Fri) 02時半頃
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―純血の杯―
[影から抜け出したその場所。>>116 見慣れぬ静まり返った部屋をぐるりと見回すと、主から声が掛かる 影を利用してほぼ一瞬で移動を終えた、これが彼の「魔力」なのだと]
驚きました…凄いですね、こんな事ができるなんて
[焔や水、凍らせる力にも驚きはしたけれど、彼の力は別格な気がしていた 飼われるものの贔屓目と言われるかもしれないが、素直に驚きは隠さずに]
アーノルド様…?
[腕を放し此方を見下ろす蒼灰色の瞳は、常よりも鋭い光を宿し、その視線が首筋を捉えるのに真っ直ぐに彼を見返す 喉が鳴る、その動きを此方の視線が捉えて気付く、能力を使った、その代償が必要なのだと]
アーノルド様
[もう一度名を呼ぶ。今度は僅かばかりの決意を載せて 真っ直ぐに彼の目を見て言葉を紡ぐ。 無意識に手を伸ばして彼の服を掴んだのは、そうすれば少しは安心できたから]
………俺が、何のためにここにいるか、お忘れですか? 俺は、あなたの「餌」になるために来たんですよ…?
[そう言って、もう一度大丈夫と言う風に、できるだけ顔を近づけて笑って**]
(123) 2015/07/10(Fri) 02時半頃
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言ったでしょう、俺は、あなたの物だと アーノルド様に、この血を捧げると
[そう囁いた言葉に迷いの色は無い**]
(-67) 2015/07/10(Fri) 02時半頃
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/* 書いているのを読み直しても、 何書いてるのかわからなくなり始めているくらいには、ちょっと、眠い。
(-68) 2015/07/10(Fri) 02時半頃
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/* あ、このセット、秘話は墓チップなのか。
秘話の独立使用不可ってのは、秘話だけでロル回すなって事だろうから 他のロルのアクセント的な使い方は良いんだよね? (元々、秘話でロル回すより、一言だけ囁くとかそう言う使い方のほうが好きなんだ)
さて、やっと血を吸われr 血ぃ吸われてないの俺だけなんだもん(
(-69) 2015/07/10(Fri) 03時頃
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[>>122待たせたね、との此方の言葉に言い澱み、黙りこくっては瞳を閉じる彼を見て、小首を傾げる。]
……どうしたんだい?
[まさか此方に疑念を抱いているなどという考えには思い至らなかった。しばらくして安堵の息をつく彼を見ても、咄嗟に理由は分からず、そのまま差し出した彼の手を取った。]
うん、宜しく。
[そっと握手を交わせば指先につたう、ぬるりとした感触。 不思議に思って引いた自分の手を見れば、紅色の液体が僅かに付着していた。 たった一滴にも満たないぐらいの、僅かな紅。 それに自分が、一瞬で釘付けになるのが分かった。
思えば、最後に人の血を飲んだのは随分前のことだったように思う。知らずのうちに、すっかり飢えていたのだ。 無意識のうちに、血の付いた指先を口に含んでいた。僅かに付着しただけの血を丹念に舐めとる。渇いた舌は、たった一滴を求めて、何度も指先を往復した。
2015/07/10(Fri) 05時頃
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[>>122待たせたね、との此方の言葉に言い澱み、黙りこくっては瞳を閉じる彼を見て、小首を傾げる。]
……どうしたんだい?
[まさか此方に疑念を抱いているなどという考えには思い至らなかった。しばらくして安堵の息をつく彼を見ても、咄嗟に理由は分からず、そのまま差し出した彼の手を取った。]
うん、宜しく。
[そっと握手を交わせば指先につたう、ぬるりとした感触。 不思議に思って引いた自分の手を見れば、紅色の液体が僅かに付着していた。 たった一滴にも満たないぐらいの、僅かな紅。 それに自分が、一瞬で釘付けになるのが分かった。
思えば、最後に人の血を飲んだのは随分前のことだったように思う。知らずのうちに、すっかり飢えていたのだ。
無意識のうちに、血の付いた指先を口に含んでいた。僅かに付着しただけの血を丹念に舐めとる。渇いた舌は、たった一滴を求めて、何度も指先を往復した。]
(124) 2015/07/10(Fri) 05時頃
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[善良な友人の仮面を被っていた表情は、いつしか熱に浮かされたような、恍惚とした吸血鬼のものへと変貌し。]
…んッ……。
[足りない、こんなんじゃあ足りない。もっと血を。もっと俺に、赤くて熱いイイものを。
反射的に伊豆丸の右手を強く掴んだ。彼の手の傷口を舐めようと無理矢理持ち上げ、そして止まる。 先程の柊夜との光景が、頭をよぎったからだ。 しまった、と思ってからではもう遅い。血の気が引いていくのがわかる。どうしてまた、衝動を繰り返すのだ。 今まで抑えてきたものは、隠してきたものは、一瞬で水の泡だ。]
……ッ…ごめ、
[何も考えられないまま、謝罪の言葉を口にする。 伊豆丸の表情は、果たしてどんなだっただろうか。 急に恐ろしくなって、彼の顔を見る勇気がない。]**
(125) 2015/07/10(Fri) 05時頃
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/* Q.どうして衝動するんですか? A.PCの性格上こうでもしないと吸血展開ができません(御都合主義)
(-70) 2015/07/10(Fri) 05時頃
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吸血鬼 英明は、メモを貼った。
2015/07/10(Fri) 05時頃
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[カサンドラの滅多に見れぬだろう姿に笑いを堪え乍]
ああ、また。
俺もそろそろ失礼する。
[次に会うのは何時の事か]
(*6) 2015/07/10(Fri) 06時頃
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[変わらぬ無愛想に、薄く笑みを零す。 これはお互い何を考えているか分からない儘に、時を過ごすことになるだろう。
娘に振られた肉(>>57)は、自身が頬張りつつ、贄の別れを目で追う。
其処に居ない館の主に頭を下げる姿に、にぃ、と毒を含んだ笑みを浮かべたの、誰か気づいただろうか]
それだけでいいのか。
[此方に戻ってくるならば、そう問いかけ、念のための確認を。
問題ないと判断するならば、今宵の会の参加者に、そして主催者に]
またな。
[と、3文字に凝縮した挨拶を放った。 気が付けば、気配が幾分減っている気もするが、まあいい。気にするところではない。
そして…]
行くぞ。
[顎で玄関先を指した]
(126) 2015/07/10(Fri) 06時頃
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[扉を開けば闇世の世界。 己の手に集中すれば、微かな水分を凍らせ微かな光を集めた道を作る。氷と光の、直ぐにでも消えそうな儚げなそれを指し]
此れに沿って歩け。
[背を追わせるのではなく、先に歩ませるのが…の常套手段である。
双方会話に華が咲くタイプでは無い。少なくとも今までの感じでは。何か声をかけられれば、端的に言葉を返すだろうし、無言ならそれはそれで、相手のペースに合わせて後ろを歩いているだろう
そうして休みなくどれだけ歩いたか]
ああ、そうだ
[忘れていた、と、一言。 数少ない己の荷物から一つマフラーを取り出し、相手の首にかける]
無いよりはマシだろう
[理由はもう少し先を歩けば分かるだろう。
道が指し示す先は銀…否、蒼氷の色。 …の住まう常冬の世界であった]
(127) 2015/07/10(Fri) 06時半頃
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[此処に踏み込んで屋敷までのほんのわずかな距離。 己には問題の無い寒さでも、ヒトは毎度毎度悲鳴を上げる。さて、この娘は?]
…そこだ。
[そんな事を考えながらの所為か。凍りついた門構えにたどり着いたのは、其の後すぐ*]
(128) 2015/07/10(Fri) 06時半頃
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[カサンドラの奇妙な声>>*4が聞こえたのは、雲雀を壁際に追いやってすぐのこと。]
……っぶ。
くはははは! 随分まぁお淑やかな悲鳴じゃねぇか。
[ここぞとばかりの揶揄である。]
あぁまたな、約束忘れんじゃねぇぞ!
[約束というにはあまりに適当なものだが、ジョーを吊るときは呼べと軽い念押しなどしておいた。]
(*7) 2015/07/10(Fri) 07時半頃
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アンタもな。 アレをどこまで壊さずにいられるか、見ものだ。
[>>*自分基準で、数日保たずに壊すことを前提としたような物言いで、オルニットが去るのを送り]
……さぁて。
俺らもそろそろ帰るとするか。
[尤も館を離れるのは、雲雀の用事が済んでからになるのだが**]
(*8) 2015/07/10(Fri) 07時半頃
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/* みんな基本的に優しいよね… ニンゲンに対しても、吸血鬼に対しても。 なので自分は出来るだけ非道に扱いたいのだけど……
で、できるかなぁ… 柊夜可愛いんだよなぁ…(なつかれるとほだされる中の人
(-71) 2015/07/10(Fri) 08時頃
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[主の低い脅し>>107には、くは、と小さく笑いを零し。 抱き上げた主を見上げて、頬を緩ませる。]
なんだそれ。 忘れた頃、なのに、覚えてろって。
[くっくっと笑う男に、主は腹を決めたか。 はっきりした態度での命令は、心地よい。]
おう。
[応じる一言と共に、食堂を後にして、玄関へと向かう。 軽い主の体は、片腕でも問題なく支えられる。 玄関ドアを開き、そして…]
ぅわ
[霧に飲まれ>>111、目を丸くする。]
(129) 2015/07/10(Fri) 11時半頃
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まっすぐ…な。 …りょーかい。
[しかし、指示を受ければ躊躇わない。 どっちだ、と尋ね、示された方へ、霧中をぐんぐん進む。 周囲の様子が分からないせいだろう、男の瞳孔がぐっと開き、全身の筋肉が緊張する。 額を一筋、汗が伝う。
振り返ることは、無かった。 捨ててきた物は、あの場所には一つもない。]
っお…?
[ふと、水の香を感じた気がした。 直後、さぁ、と霧が晴れて行く。 自然に、足が止まった。]
(130) 2015/07/10(Fri) 11時半頃
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[和樹の背後に回り、彼を驚かせたら>>114してやったり!と言わんばかりに笑ってみせたら。 腰を下ろしてから食事を勧め、自分は、特に何を食べようととはせず、和樹の返答を待った。 すると、座って良いか強請られ>>117、許可の意味で頷けば、隣に座ってくれるだろう。
トリュフチョコレートが入った箱をすっと押せば、和樹の手が伸びて髪を梳く。 こうして人に撫でられるのは、いつぐらい振りか。 大人しく撫でさせていれば、子供の様にあやし始めてきて。]
おや、今度は子供扱いか? 俺はじじいになったり子供になったりで忙しいな。 さて、和樹は、俺に血を吸われたがってるみたいだから、頂戴するか。
[揶揄じみた事を言い放ち一人笑えば。 撫ぜる手を取り、もう片方の手は己の太腿を軽く叩いて、暗に俺の膝に乗れと。 和樹は膝の上に乗ってくれたのだろうか、乗らなかったら此方から膝の上に乗せるつもりだが。 和樹が膝の上に乗れば、両の手は、彼の肩を掴んで。 此方から和樹の首筋を晒せば、吸血痕が残る箇所に牙を埋め、肌を穿った。]
(131) 2015/07/10(Fri) 12時頃
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[ゆっくりゆっくりと犬歯を突き立て、軽く揺すり傷口を広げれば、再び血が溢れて来るのはよく分かる。 牙を離し、溢れ始めた血液を舌で舐め取れば、戯れる様に傷口に舌を捻り込ませた。 ちゅるちゅる、とわざとらしい音を立てながら。]
カズキ。
[肩に触れていた手は、引き締まった身体を何時の間にか抱きとめていて。 唇は傷口に押し当て、出血の勢いが弱くなり始めた血の奔流を吸えば。 無意識に締める腕の力を強めてしまった。 その間和樹は朦朧したのか、はたまた気絶してしまったのか。 傷口を丁寧に舐め取り、出血を止めれば。 締めた腕の力を緩めども、離そうとはしない。]
――――……。
[腕を解く事は無いまま、和樹の肩口に顎を乗せ、静かに瞼を閉じ、この場から動こうとはしなかった。]
(132) 2015/07/10(Fri) 12時頃
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[館の外へ足を踏み出せば、暗く陰鬱で、異質な闇の世界が広がっており。主は掌を掲げれば、そこに氷と光で道が拓かれる。>>127]
…すごい…
[思わず只感想を述べ。其れに沿って歩けと言われれば、繊細な光を放ちながら何時か崩れてしまうのではないかと思えるほど儚い橋へと足を踏み出す。――幸い、橋が消えて、落ちてしまう、ということはなさそうで。 主がついてくるのか不安で、後ろを振り返れば、いつの間にかそこにあったはずの館は見えなくなっていた。]
(133) 2015/07/10(Fri) 12時頃
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[目の前の景色に、圧倒されたか。 男にとっては、初めて見るような、それは…]
…綺麗だな。
[ぽつり、つぶやいたのは素直な感嘆。 言われるままに、腰を屈めて抱き上げていた体を下ろす。 その手が取られると、自然、引かれるままについて行く、が。]
近道…って、え
[泳ぐ気か?と思ったのは男にしてみれば正常な思考だろう。 しかし主はごく当たり前のように、湖の“上”に足を下ろす。]
っへ、
[つい、と引かれた手のままに、男の足も湖面へと踏み出す。 沈む足を予測し、思わず華奢な手を強く握りしめてしまい… しかし、湖面は男の足をしっかりと支えた。]
…んだ、これ…
[おっかなびっくり、と言った調子で逆の足も湖面に乗せる。 静かに広がる波紋は、たしかにそこが水面であることを示しているのに、感触は地面と変わらない。 つい、握りしめてしまった手の力を少し緩め。]
…すげぇな、アンタ。
[やはりこぼれ落ちるのは、飾らぬ感嘆。*]
(134) 2015/07/10(Fri) 12時頃
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/* 対岸に着く直前に湖に落とされる、に一票。
(-72) 2015/07/10(Fri) 12時頃
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[沈黙が続く。館に戻れなくなったことでもなく、この闇世の空気でもなく。ましてや吸血鬼の餌になったことでもなく。―それらは、紅薔薇園に居た時からの、望みであり、名誉であったから。 しかし今、只々、その沈黙が息苦しくて、潰れそうになる。
どれくらい歩いたのだろうか。『ああ、そうだ』と沈黙を破る声が聞こえた矢先、首元に何やら柔らかく、暖かいものが触れる。驚いて主を見れば、『無いよりマシだ』と言い。
それは、毛糸でできた肩掛けで。それが必要になる理由は、まもなく知ることに成るのだが――]
あ、ありがとうございます。
[その時は肩掛けの理由を深くは知らなかったけれど、意外な優しさ、気遣いのようなものを感じ、驚きの表情のまま、賛辞を述べた。]
(135) 2015/07/10(Fri) 12時頃
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[歩みを進めれば、徐々に空気が冷たくなっていくのを感じ。いつの間にか辺りは蒼氷の世界となっていた。]
綺麗…
寒い―――もちろんそれも感じたが、其れよりも真っ先に出た感想で。闇の中で、はっきりとは見えないけれど、氷同士が反射し、光り輝き、煌めく。
―怖い、暗い、寒い、冷たい。 もちろんそう感じる事もあったけれど、決して嫌な感じだけではなかった。どんどん失われていく体温を、主がくれた肩掛けが護っていてくれるようで。
やがて、氷に覆われた門扉の前にたどり着く。]
ここが――オルニット様の、居城。
[暗く、冷たく。しん、と静まり返るその城は、どこか、淋しげにも見えた。ひっそりとしたこの場所で、これから私は、餌として、生きていくのだ――。門扉には触れることなく、主がその扉を開け放つのを待つだろう**]
(136) 2015/07/10(Fri) 12時頃
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アーノルドは、ここまで読んだ。
2015/07/10(Fri) 12時半頃
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[そういえば――――]
このお城には、他には誰か、居るのですか?
[暗闇に浮かぶ居城を見ながら、ふと、疑問を。その『誰か』には、他の吸血鬼や、他の『餌』も含まれているのだが、目の前の主は、どう捉えるのであろうか。**]
(137) 2015/07/10(Fri) 12時半頃
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子供扱いじゃなく愛情注いでんだよ、御主人様。 介護老人扱いよりいいでしょ?
[調子良く悪態をついて、与えられた箱の中身をひとつ摘む。 覚えてないほど久々に口にした甘味を、噛まずに口内の熱でゆっくり融かして。鼻から抜ける洋酒の香りに、高級品だ、などとぼんやりと思考した。甘くて、苦い。
髪を梳く手を掴まえられる。 膝に来いというジェスチャーには、どっちが子供扱いなんだと苦笑い。 さすがに少し躊躇うけれど、どうせ有無を言わす気など無いのは分かっているし、誰に見られる訳でも無いから、諦めて青年の膝の上に跨った。]
だって、飲まないと忘れちゃうんだろ? どのくらいあげれば大丈夫なのか、分からないし、……っ
[同じ傷口を拡げられる。 痛みは確かにあるのに、先程よりも随分マシだった。向かい合う相手の肩に置いた手に力が篭る。 牙を穿たれるより、舌を捩込まれると背筋から指先までがじんと痺れて、それが辛くて目線の少し下にある髪に鼻先を埋めた。]
(138) 2015/07/10(Fri) 14時半頃
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[くらくらと、意識が揺らぐ。 あ、貧血、と思う頃には、力の抜けた身体を抱き寄せられた。霞む自我に、ちゅる、と耳元で鳴る音が入り込んで、浅い呼吸を繰り返す。]
ん、…ン、…
[名前を呼ばれると、答えるようにゆるゆると頷く。血の香りとチョコレートの香りが交じり合 って、酩酊に似た陶酔感。
吸血鬼。人の血を啜る化け物、と聞いていた。もっと乱暴に圧倒的な力で奪ってくれるかと思っていたのに。 強い力で背を抱く腕が、心地良いと思ってしまう。こんなのは駄目だ、拒絶しようとする思考すら、頬に触れる髪の柔らかさに端から霧散していってしまう。]
…んた、やっぱり……ずるい、 ……ラジ、……
[頭の重みを支えていられなくなって、くたりと身体の制御を預ける。 朦朧とした意識で、何も言わずただ己を抱いている男の名前をちゃんと呼べただろうか。
ゆるく抱き返した姿勢のまま、和樹は落ちぬ意識で気怠い微睡みに身を任せていた。]**
(139) 2015/07/10(Fri) 14時半頃
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/* そろそろラジエルさんの設定などのお話しを聞きたい… そっち側を盛り上げたい…
どう動くべきか、足遅いんだよ自分のロール
(-73) 2015/07/10(Fri) 14時半頃
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/* ラジエルさんが冒頭で見てた水晶塊はなんなんだろう 大切な記憶なのかな、人間だった頃のとかかな
くっそう、抉りにいきたい頑張れ和樹(机バァン
(-74) 2015/07/10(Fri) 15時頃
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良い所じゃろ。 ずっと眺めておっても飽きぬ。
[見る者によって姿を変える、闇世の夜空。>>86 カサンドラの瞳に映るのは、満天の星空と、空に切り込みを入れたような三日月。静かな風景と賑やかな空。>>134]
うむ、そうじゃろ、妾は凄いのじゃ。
[強く握り締められる手にも涼しい顔。 得意げに手を握り返す。]
他にも色々やれるが、今度見せてやろう。
[今は屋敷に向かうのを優先させようと、ジョーの手を引いて湖の中ほどまで。]
(140) 2015/07/10(Fri) 15時頃
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あ、そうそう。
[思いついたように足を止めて。ぱっと、ジョーの手を離した。途端、ジョーの足元の水は人を支えることを放棄し、普通の水面へと戻る。当然沈む。]
妾の手を離すとこの通り沈むので注意が必要じゃ。
[無論わざとであるが、しれっと言ってのける。その場の深さは大体、ジョーの胸元辺りか。咄嗟に足を掴まれたとしても許そう。]
…ふふっ。
[楽しげに笑いながら、ジョーに手を差し出した。水底から水がせりあがり、ジョーを押し上げて再び水面に上がるのを手伝う。
もう一度立てたらば、服から水を追い出して乾かしてやった**]
(141) 2015/07/10(Fri) 15時半頃
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/* そういえばアーノルドの禁断症状考えてなかったな… 前の時は「能力を使えなくなる」だったんだけど。 今回どーするかな…。欠乏するような環境に居ないけど。
(-75) 2015/07/10(Fri) 18時頃
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/* それよりはあなたは、わたしの、灰ろるを、書くべき…だと思う、の。
(-76) 2015/07/10(Fri) 18時頃
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/* ねぇ、あなた? わたし、女の子とお話し、したかったわ。
彼女の薔薇に、枯れないおまじないを、かけて、あげたかったの。
(-77) 2015/07/10(Fri) 18時頃
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[思えばあちらにいる頃も、景色を楽しむ余裕なんか無かったかもしれない。 今、何やらほっとしたような心持ちになるのは、何故だかまでは分からないが。 見上げた空>>140は、重い雲が立ち込めたように、暗く、淀んでいる。 霞に紛れた月は、正円を描き、そして紅に染まる。 ぞわ、と背筋が総毛立ち、湖の向こうへと視線を戻した。]
楽しみにしてるぜ。
[あと10年か、20年か。 分からないが、男にとってはそれは長い時間。 一生の残りだ。 焦ることは無い。 今は、これだけだって、随分驚いているのだから…
湖の上のひと時の散歩は、男にとっては十分に新しい。]
(142) 2015/07/10(Fri) 20時頃
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ん?
[思いついた様子のカサンドラは、唐突に繋いだ手を離す>>141。 わ、と思う間も無く、ザブン、という水音と、置いて行かれた臓腑がふわりと浮く感触。 何かに捕まる余裕も無かった。ちなみに捕まっていたとしたらスカートあたりに捕まった気がするので、誰も知らないところで惨事がひとつ回避されたことになる。]
ぶ… 言えよ、先に…
[最初こそ慌てるが、泳ぎは割合得意な方だし、足が底についた気配があれば動揺も霧散する。 ほんの少し恨めしげに見上げた目線は許されるべきだと思う。 笑ながら差し出される手を慎重に掴みつつ、再度浮き上がる体を感じた。]
案外浅いんだな。
[悪戯としては、随分可愛いものだったか。 それよりもむしろ、見る間に水気を失い乾く服の方に興味が寄せられる。 額に張り付いた髪も、 首元の肌を滑った水滴も、 背中の虎を浮き上がらせたシャツも、 上半身同様鍛えられた下半身のラインをはっきりとさせたズボンも、 あっという間に元通り。 それはやはり、感嘆に値する。]
…やっぱすげぇな、アンタ。
[語彙力の乏しい男には、同じ感想を繰り返すしかできないが、しかしその声音はため息混じりの、やや深いものになったようだった。*]
(143) 2015/07/10(Fri) 20時半頃
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[確りと感じる和樹の存在。冷たくて固く無く、温かくて柔い感触。 腕の中で感じる生命を噛み締めながら、心を穏やかにさせよう。 されど、それを許さぬ、と言わんばかりに問い掛けを下す。
『本当に、彼を連れ帰って、良いのか?』
思い出せ、あの思い出を。 忘れた訳では無いのだろう? それでも、彼奴を連れ帰るのか?
自身の問い掛けに、鈍い痛みが胸に広がっていく。 疼きに近い痛みは、一体なんだろうか? 分からない。 多分俺は、傷付けてしまうかも知れない。 出来れば、それを避けたい隠したい、見つけられたくない。でも、――……。 嗚呼、胸が痛いなぁ。こんなにも苦しいのは何だろうな。]
“ラジエル”
[懐かしい声が聞こえた、気がする。]
“ラジ、……”
[青年の声が聞こえた>>139。]
(144) 2015/07/10(Fri) 20時半頃
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[静かに瞼を開いてみれば、和樹が力無く身体を委ねているのに、少し遅れて気付けば、漸く血を吸い過ぎたと理解して。]
あぁ、吸い過ぎたな、すまん。 ……大丈夫か? カズキ。
[貧血症状を起こしたのか、汗でしっとり濡れた額を撫で、髪を掻き上げれば、たしたしと頭を軽く叩こう。 本来ならもう少しセーブして、和樹と共に自分の屋敷へと帰って行こうと思ったのだが。 思ったより吸い過ぎてしまった事を改めて後悔をして。]
いやぁ、思った以上に美味くてな、はっはっはっ。
[素直な感想を告げながら、飄々と笑ってみせる。 再びたしたしと和樹の背中を叩いてから、彼を見上げながら、ニィっと笑って見せ。]
さて、そろそろ屋敷に戻らなければならないんだが。 今のお前の状態で歩かせるのは忍びない。 だから、俵背負いかおんぶで運ぼうかと思ってる。 嫌なら嫌で、姫抱っこで運ぶつもりだ。
[和樹にどんな風に運ばれたい?とお伺いを立ててみよう。 勿論運ばれるのを拒否する選択肢は当然入れていないし、もしそれを選ぶならば必然的に姫抱っこにする、と心の中で決めておく。]
(145) 2015/07/10(Fri) 20時半頃
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-紅薔薇の館>>121-
[柊哉の一言に虚を突かれたことを誤魔化すように契約のことを口に出せば、帰って来た反応>>121に軽く片眉をあげる。 言葉にせずとも、素直すぎる反応が自分に課せられた任務を忘れていたことを示している。 この世から闇世へ移されてからまだ一日と経っていないというのに…。
随分と単純なものだ。
ならば出来るだけ忘れていてもらおう。 不死を厭わしく思わず、柊夜を愛することも無い。 ニンゲンとの嫁契約など、吸血鬼の自分にはなにひとつ利点がないのだ。 叶うことのない望みなど早々に忘れてしまえ。]
(146) 2015/07/10(Fri) 20時半頃
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-現在・純血の杯-
[繋いだ影を抜けてどうだった?と尋ねれば、やはり柊夜は怖気づく様子もなく素直に驚いたと感想を口にした。>>123 ニンゲンにとってはプロクスやカサンドラのように自在に炎や水を操るだけでも十分魔法の域だろう。 空間を繋げたり瞬時に移動する能力は闇世でも少ない。 特にこの世への抜け道を作れるような能力は…。 だからこそ純血の杯が成り立つわけだが、それを今柊夜に教える必要はない。
無意識に首筋へ視線を向けていたことに気づいたか。 不思議そうに一度名前を呼ばれる。]
…なんだ
[呼ぶ声に応えれば、二度目ははっきりとした口調で。 黒い瞳が眼鏡のレンズ越しに自分をまっすぐ仰ぎ見る。 服を掴んだのは無意識か。 だとすれば男のわりに可愛いことをすると、和樹の時にも感じた支配欲を覚えて口角を吊り上げる。]
そうだな。 お前は私の「餌」だ…
[今は、まだ。]
(147) 2015/07/10(Fri) 20時半頃
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寄越せ。お前の血を。
(-78) 2015/07/10(Fri) 20時半頃
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[無造作にシャツの襟を広げ、構える間すら与えず露わになった首筋に喰らい付く。 柔らかな果実を薄い皮ごと噛みちぎるように突き立てた二本の牙。 人よりもむしろ獣のソレが柊夜の皮膚を容易く裂き、傷つけられた血管が悲鳴を上げるように赤い血を溢れさせた。
柊夜の反応はどうだ? 呻くか、怯えるか、それとも恐怖に染まり抵抗を示すか。
柊夜の反応がどのようなものであれ、獲物の急所へ牙を突き立てた後で逃がす道理はない。 万一にも暴れることがないよう左腕で柊夜の腰を抱いて自分へ引き寄せ、血を吸いやすいよう右手で後頭部を押さえて固定する。
さぁ、いよいよだ。
首筋に顔を埋めたまま一息に穿った牙を僅かに引き抜けば、傷口と牙の隙間から赤黒い血が吹き出すように溢れだした。*]
(148) 2015/07/10(Fri) 20時半頃
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[恨めしげな視線に、にこにこしている。 悪戯が成功した子供の笑みだ。>>143]
なになに。 水は、いまや妾の支配下にあるでな。 …もっと別の力に憧れたこともあったがの。
飲水と風呂には困らなくて便利じゃ。
[ついでに簡易乾燥も出来るので、太陽がなくとも洗濯にも強い。]
さて、渡りきってしまうかのお。 ジョー、ちょっとしゃがめ。 今度はちゃんと触れてるから平気じゃ。
[ぽんぽんと軽く肩を叩き、しゃがんで背を出すよう要求する。]
(149) 2015/07/10(Fri) 20時半頃
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/* >>149 なんとも生活感溢れるw 何かカサンドラは癒やされるよなぁ('∀'*)
(-79) 2015/07/10(Fri) 20時半頃
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/* ああ、なんか秘話に違和感あると思ったら、ソキウスは秘話が通常チップなんだ。
過去軸反応しようか悩む……ちょこっとやるか
(-80) 2015/07/10(Fri) 21時頃
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[水に困らない、なるほど。>>149 それは確かに便利だ。]
力次第で生活だいぶ変わりそうだな。
[呟きつつ、言われるまましゃがんで背を向ける。 今更何をされても驚くまい…と思うが、はたして。**]
(150) 2015/07/10(Fri) 21時頃
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[ジョーが背を向ければ、そこに軽い体が乗りかかる。 首に腕を回すと、背負え、と囁いて。>>150]
ちょっとしたゲームじゃ。 向こう岸まであと少し。 じわじわ沈むから、その前に着けるか、着けないか。
水に完全に落ちる前に着けたら、お主の勝ち。 その時は……、うん、何かしてやろう。 落ちてしまったら自分で服干せい。
[褒美などは咄嗟に思い浮かばなかった。 向こう岸まであと二十メートル弱。 言った通り少しずつ沈む。 硬い地面ではなく、ぬかるみの上を歩いているような感触。]
さ、頑張って歩き走れ!
[声は水面の上を跳ねる石のように弾んでいた。*]
(151) 2015/07/10(Fri) 21時半頃
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[己にとっては只の道標。だが娘にはどの様に映るのか。
すごい…
その言葉に、成程、と。 踏み出す足取りは何処か慎重で。何が怖いのか、背を見遣りながら笑い堪える。
不意に後ろを向かれた時(>>133)は、無表情を取り繕って]
なんだ?
[怖いのか?と尋ね]
(152) 2015/07/10(Fri) 21時半頃
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[自身の背の後を追うより、開けた道の一つを自分の足で歩かせる。己の姿を視野に収めない方が、複雑な乙女心も纏まりやすいだろう。 何をいまさら纏めるものがあるかは、分からないが。建前、建前。
マフラーの礼にも、きょとんと(>>135)。 だが、困惑する表情も何処か柔らかくなった印象を受けた]
…早く入らないとお前は風邪を引くな
[初めて見る世界の感想(>>136)に、ふん、と。それは何処か得意げな様子で。帰途中初めて相手の隣に経てば、門に軽く手を振れる。
ごご…ごごご…
と。 重量のある其れがゆっくり開く。 人が1人が入れる程度の隙間が開けば]
どうぞ
[と、入るよう促す。
大きな門とは裏腹に、館の規模は左程大きくはない。 相手から呟かれた疑問(>>137)
ああ、と零し]
誰もいない。 身の回りの事は自分でやれよ。
[身の回りの世話の事を聞かれたと思い、そう答える。とはいえ、誰も居ないのは事実だ。 此処に住まうのは己と食糧だけで、時々同胞が遊びに来るか来ないか、その程度のものだ]
(153) 2015/07/10(Fri) 21時半頃
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[今度は自身が先に。踊り場から連なる階段で2階へと上がると奥の部屋の一つの前に。扉を開けば、ベッドとドレッサーしかない質素な部屋が現れる]
ここだ。 部屋は後々好きに変えておけ。
落ち着いたらあそこ
[と、対極の位置にある扉を指し]
あそこが俺の部屋。 そこに。
[言うだけ言えば、手に一つ鍵を握らせる。 それが与えた部屋の鍵であることは言うまでもなく*]
(154) 2015/07/10(Fri) 21時半頃
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/* ドレッサーの中とか何かあるのかな…聞いたほうがいいのか、勘で進めたほうがいいのか。オルニット様のスタイル的にメモやりとりあんまり好きそうじゃないし、どうとでも都合つくように、進めたほうがいいのかもしれないな。
よし。 オルニット様のイケメン姿、櫻目に焼き付けた。ロル考える。
(-81) 2015/07/10(Fri) 21時半頃
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─鏡の中の、─
[うすい微睡みの中、反転した意識は夢へと落ちる。
あちこち剥がれてひび割れたタイル。 締まりの悪い蛇口から落ちる水音。 薄暗いそこは、あの組織本部の、共用トイレの洗面台だ。
ただ一点、いつもと違うのは。 鏡の中、向かい合う男が、"先に"口を開いたことだ。]
『 お前 は 誰だ ? 』
[ソレは、兄によく似た顔で低く笑う。 他人を見下しきった、自分の支配下であると一片も疑っていないその、表情。 ああ、ずっと、その笑い方が大嫌いだった。
兄と同じように歪んだ自分の顔をした男が、鏡の向こうでけたたましく笑う。]
『 日和ったな 』
黙れ。
『 良いじゃないか。其の儘そうやって、気の済むまでその"化け物"に傷を舐めて貰えよ 』
黙れッ!!!!
[怒気に応じて、空間が震えた。 目の前の鏡にビシリとひびが入り、歪んだ誰かの姿が幾つも映り込む。]
『 俺を消すんだろォ? なァ、 』
[嘲笑が渦を巻いて、足元が端から崩れ落ちる。 ころしてやる。 その姿が掻き消える前に叫んだ。 必ずてめぇを殺してやる。 『 立花 和「ああ、吸い過ぎたな、すまん。……大丈夫か? 」
カズキ。
暗転。]
(-82) 2015/07/10(Fri) 21時半頃
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/* カサンドラさん楽しそう(笑)
(-83) 2015/07/10(Fri) 21時半頃
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/* この世界ってさ、嫁と吸血鬼互いの想いが釣り合ってれば手すら触れ合わなくても子供(純血種)ができる仕組みなんだよね… でも妊娠するのは嫁。常に嫁。
つまりジョーとカサンドラが契約をして子を身ごもったらマタニティーになるのは……… (そう言ってジョーの方を意味ありげに…)
(-84) 2015/07/10(Fri) 21時半頃
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うぐ……だぃ、じょぶ
[ではない。 が、敢えて続きは口にしない。 てし、と頭を叩かれると、ゆるゆると顔を上げた。 微睡みの合間に、何か酷い夢を見た気がする。額に汗が滲んで、張り付いた前髪を伸びてきた指に払われる。>>145
自分のには理解の及ばない血の味については、評価されれば、ああそうよかったね、と生返事。実際食事がおいしく感じるのは悪い事ではないだろう、内容は兎も角として。]
うち、帰るの…帰っていいの、もう
[帰るも何も行ったことすら無い場所だが、語調を合わすのは従僕の務めだ。 マスケラの発表を直には耳にしていない男は、もう己が本来の意味で目の前の彼のものになったのだということをイマイチ理解していない。
けれど問い直す気力も無いから、良いと言われればそうなのだろうし、従う以外の選択肢はさっさと放棄した。 主人となる人は、楽しげな笑みでこちらを見上げて担いで帰る旨を伝えてくる。]
(155) 2015/07/10(Fri) 21時半頃
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[何言ってんだ、コイツ。 咄嗟に真顔だ。俵抱きは俵にやってやればいいし、おんぶは寧ろ(年齢的な意味で)そっちが必要なんじゃないのか。 生憎姫抱き出来る姫様は、どう考えてもこの空間には居ない。断じてだ。]
…いい。あるく、じぶんで歩ける…
[思いっ切り怪訝そうに顔面を顰めて首を振る。膝の上に抱かれている今の状態でも割と羞恥で死にそうだ。 己の中の何かが崩壊する前に、これ以上の仕打ちは自衛せねばならない。
ラジエルの思惑など知らずに、膝から降りようと上体を起こす。起きたついでに、少し下にある彼の目元を、撫でた。 見下ろすチョコレート色の瞳は、向かい合う真紅の深いところを見詰める。]
ねえ。……泣いてた?
[そう問うた理由は分からなかった。 静かに自分をただ抱いていた間、この人は何を思っていたんだろう。]
( かなしいことじゃ、無いといい。)
[撫でる手をゆっくり離した。 まあいいや、と興味が失せたような声音を作って、反応を待たずに床に降りようと腰を上げた。]*
(156) 2015/07/10(Fri) 21時半頃
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/* マフラー、色は?色は?適当に決めちゃっていいかなー?
(-85) 2015/07/10(Fri) 22時頃
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[道中怖いのか、と尋ねられれば>>152、只無言で首を振った。しかし門扉が重く開き、どうぞ、と促されれば、やはり怖くない訳ではなく――すこし、躊躇う。
城の中には誰も居ないという―――>>153。門の向こうには、淋しげな古城が佇んでいて。ふと見あげれば、氷のように、蒼い満月が煌めいていた。]
寂しくは…ないのですか?
[人間では考えられないほど長い間、この城で1人なのだろう――顔を覗き込み、尋ねる。ある程度、答えは予想しつつ。そして、ゆっくりと城の中へと足を踏み入れた]
(157) 2015/07/10(Fri) 22時頃
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[問いかけた言葉に僅かに変わった顔つきを仮面の奥で見つめる。 揺らめく炎を瞳にすら宿らせるその姿は、綺麗だと素直に感嘆の声を上げたくなるほど、その面持ちによく映えていた。>>118
一段と近づいた距離、後ろに下がる術はなく、咄嗟に片手を拒むように彼の胸をつく。 強く押し退ける程ではない、自身でも気づかないぐらいの僅かな抵抗。
傲慢な態度は、癇癪を起こす前の子供のようにも見えたが、それを表に出せば今度こそ不興を買いそうだと、表に出すことを押し留める。 …機嫌を損ねたらどんな顔を見せるのか、気にはなったが。]
(158) 2015/07/10(Fri) 22時頃
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辛い採点だ。 敬語まで使ったのに。
[仮面に覆われた表情は変わりはしないが、大げさに肩を竦めてみせることで残念さを表す。 仕草ほど声に落胆の色が見えないのは、やり直しを要求される点数ではなかったからか。*]
(-86) 2015/07/10(Fri) 22時頃
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[念を押すようにもう一度告げられた命に押し黙る。 急に主と言われても、すぐに対応出来るほど器用ではない。]
……君が求めるのは従順な狗? だったらきっと、僕は期待はずれだ。
[身体の合間に少し隙間が出来るのを確かめると、ズリと横へ身体をずらしてその距離を保つ。>>120 然し、行く先にも遮る手はある訳で、その距離は然程開くことはなかったか。 話題が切り替われば、声のする方へと振り返り、狐の仮面が少しばかり下を向く。 同じ時を過ごした顔触れが、ふと脳裏を過ぎったけれど]
……いい。 掛ける言葉も、見つからないから。
[ふるりと首を左右に振る。 応えた声は自身でも驚くほど小さかった。]
(159) 2015/07/10(Fri) 22時頃
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[>>154 質素な部屋に案内され、鍵を渡される。指示をした後吸血鬼が席を外せば]
ふうう……
[ベッドへ腰掛け大きく息を吐き。もしかしたら自分がよく知らない特殊な能力で。或いは何か機械を使って。餌の様子を監視しているのかもしれないけれど。それでも静まり返った何もない部屋は、心の緊張を解くのに十分すぎていた。
――これから先、この場所で。
嫁になる使命を忘れたわけじゃない。でも紅薔薇園で餌として選ばれたこと――少なくとも何かしら望まれて此処に居ること――それだけで、だいぶ肩の荷がすっと下りていて。
『意志』、と吸血鬼は言った。 私は――――どうしたいんだろう。
でも、今はまだ、考えるのも早計過ぎるような気がする。]
行かなきゃ。
[毛糸の長い肩掛けを丁寧に折りたたむと立ち上がり。主の待つ方へ、足を進めた]
(160) 2015/07/10(Fri) 22時頃
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[コツリと額に響く音がして、再び顔を上げれば笑い混じりの声がする。 ほんの遊びで出したつもりのお面は、思ったよりも身体に馴染む。 お面を片手で抑えながら、くすりと笑って]
まだ嫌だよ。 これ、割りと気に入ってるんだ。
[一つばかりのわがままを口にする。 今お面を取り上げられたなら、情けない顔が見られてしまう。 さっさと話題を切り上げようと、彼が次の言葉を口にするより幾ばかりか早く、声音を少し硬くして*]
──屋敷に行きましょう、プロクス様。
(161) 2015/07/10(Fri) 22時頃
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― オルニット自室前 ―
[ちいさくドアをノックする。そして]
オルニット様、参りました。
[手に肩掛けを持ち、控えめな声で。**]
(162) 2015/07/10(Fri) 22時頃
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―回想>>146―
[此方が「契約」を忘れていたことは、きっと主には気付かれただろう 本来ならば大事な使命。吸血鬼に契約により「死」を与えるのが紅薔薇様の望み
だけど、実のところ自分は櫻ほど紅薔薇様を崇めているわけではない ずっと世話になった施設への、いわば「恩」を返すためだ。或いは「借り」を 自分が持つ物はこの体だけだから差し出した、それだけのこと
第一、自分にそこまでの価値があるとも思っていない 自分が、嫁候補に選ばれたのは、組織に従順だったからだろう それ以外、自分にできることがなかったのだから
だから、忘れた。元からできると思っていない。 アーノルドがそれを望まないのも分かっている。だから、忘れた
そのような契約がなくても、自分が生きている間はアーノルドと共にある ただ、自分が死ぬ時、彼が共にあるかどうかの違いだけだ
今、共にいられればそれでいい、などと 主たる吸血鬼が聞けば一笑に付されるだけだろうけれど
今は、それが自分の望みだったから*]
(163) 2015/07/10(Fri) 22時半頃
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/* あっ雲雀きてた!!(だらだらしすぎた)
(-87) 2015/07/10(Fri) 22時半頃
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―現在/純血の杯―
[能力への感想を素直に伝えて気がついた、アーノルドの些細な変化と首筋への視線 一度目の問いかけに返るのは、どこか不機嫌そうな、何かを抑えるような声だったから 二度目の呼びかけと共に、改めて自分の役目を口にする
怖くないわけではない。 ここに来る前に英明が見せたあの顔をアーノルドも持っていると知っている 無意識に縋ったのは、それでも、この闇世で唯一の存在だから
此方の意図は正しく主へと伝わる 上がる口角に感じる確かな吸血鬼の顔、それに、何故か一瞬だけ目を奪われた あの時感じた恐れは、何故か今は感じなかった]
……はい、俺は……
[あなたの餌です、と、もう一度言葉を紡ぐその前に 聞こえた声は一瞬、次の瞬間に感じたものは
ぶち、と、何かが千切れる音と 焼け付くように熱い、首筋への痛み>>148]
(164) 2015/07/10(Fri) 22時半頃
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――ぃっ!……あ、ぐっ……
[身構える前に、何の用意もなく首筋に突き立てられた、アーノルドの牙 目を一瞬見開いて、反射的に跳ねて身を逸らす それは結果的に彼の前に噛みやすいようにその場所を晒すことになったか
痛い、と言いかけて声を押さえ込んで、ぎゅっと目を閉じて耐える。 痛い 熱い 痛い 抑えきれない呻きはどうしようもなかったけれど、それさえも飲み込もうと服を掴んでいた手に力が篭る 体が震える。声をかみ殺していたから歯は鳴らさずに済んだ……そんな情けない姿は見せたくはない
体を引き寄せられるのに抵抗はしない。脚が震えて言うことを聞かないから 後頭部を固定されたなら、その手に預けるようにして首筋を晒す]
っあ!
[牙が抜ける感触に小さく声を上げる。つい、と僅かに血の気が引くのを感じた 丈夫なだけがとりえだから貧血がどういうものかも知らない ただ、血が 自分の命の一部が零れだしていくのを感じて短く息を吐く
彼の唇がそこに触れたなら、その吐息さえ飲み込んで 初めての吸血行為に身を委ねる*]
(165) 2015/07/10(Fri) 22時半頃
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は?
俺様としちゃ、ずいぶん譲歩してやったと思うんだがな。
(-88) 2015/07/10(Fri) 22時半頃
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[囁きを落として身を離すが、まだ両腕の籠から小鳥を逃すつもりはない。>>159]
だったらオマエなんざ選んでねぇよ。 ハイハイ言って従うだけのニンゲンなんざ、それこそ、ただの餌だ。
……期待はずれかどうかは、俺様が決める。
[つまりは、ただの餌など求めていない。 そんなものは、適当に狩るか、アーノルドのところへ行けばいくらでもある。]
(166) 2015/07/10(Fri) 22時半頃
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[大丈夫というが少し血の気が引いた顔色は嘘だと言ってる>>155。 まぁ、強気な和樹は、素直に言う訳は無いか、と諦めを付け何も言わない。 と、帰れるのか?と要領を得てない様な問いには、あぁと声を上げ、マスケラの事を思い出した。]
もうマスケラが闇世に居れる様にしてくれたからな。 俺の家に連れて行けるぞ?
[改めて和樹を連れて行ける旨を彼に伝えれば、運び方の選択肢を与えてみた。 忽ち、お前何言ってるんだ?と言わんげな顔付きになり、つい笑いが込み上げてしまう>>156。 これが愉快で愉快で、はっはっはっ、と笑い声を上げていた。 和樹が選んだ選択肢は、自分で歩くと。即ち姫抱っこコースという訳だ。 そう決めているが、首を横に振る様子から、一旦引いて隙を狙うか、と考えれば、和樹の手が目元を撫でてきた。]
……ん?
[目元を触れられ、真紅は反射的に細めながら、今度は此方が要領を得てないと言わんげに首を傾げた。 底を見せぬ真紅の瞳は、真っ直ぐチョコレート色の瞳を見つめていただけで、答えは与えようとはしない。 どれぐらい見つめ合っていたか、撫でていた手が離れ、腰が離れていくのを見守れば、此方もソファから離れよう。]
(167) 2015/07/10(Fri) 22時半頃
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ふぅん。
[>>159微かな声に向けたのは、微かな笑い。 いいというのを、会ってこいと再度勧めるほどの優しさは持っていない。 それより、狐の面へと意識を向ければ、雲雀の手は、面を外すのとは逆の行動を示していた。>>161 小さな抵抗に、ぴくりと眉が動いたが、つい先ほど従順な狗などいらないと言ったばかり。 その上での行動ならば大したものだとほくそ笑み、再度、面の額を強めに弾いて]
わかったよ。 気が済むまでつけてな。
ま、気が変わったら、俺様が剥いじま────……
[今はまだ、面を被ることを了承するが]
……───────。
[次の言葉を紡ぐ前に、促しの声がかかった。 その声の硬さに、薄く浮かんでいた笑みが消える。]
(168) 2015/07/10(Fri) 22時半頃
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[さて、立ち上がった和樹はどんな様子だろうか。 大丈夫ならそれで良いが、もしよろける事があるならば、即座に彼の身体を支えるつもりだが。 元より和樹を歩かせるつもりなど毛頭は無い。 よろけてもそうで無くても、すっと音も立てず軽々と和樹の身体を両腕で抱える様に抱き上げてみせた。]
たくさん血を貰ったからな、すこぶる調子が良い。 それに、まだまだ若い奴に負けてしまう程耄碌しとらんからな。
[さも愉快、と言わんばかりに笑い声を上げれば、和樹の反発を聞く事も無く、扉の前に行けば膝を曲げ、身を屈めた。 腰や膝の負担を心配されそうだが、身体能力は人間より上回っている上に、先程吸血したので何も問題は、無い。]
さて、ノブを捻ってくれないか? 俺の手が塞がってるからなぁ。
……それと。
[ふふ、と含み笑いしながら、和樹の耳元に、ぽつりと一言を加えてみせた。]
(169) 2015/07/10(Fri) 22時半頃
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あまり騒いでいると、同胞達に聞こえるぞ?
[吸血鬼は聴覚も優れてる、と暗に含ませて。 本当は、同胞達が人間を連れ帰っていてかなり静かになってきているのを知ってるが、敢えて伏せておく。]
(-89) 2015/07/10(Fri) 22時半頃
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…………来い。
[窓についていた両手を離し、ふいと雲雀に背を向けて、屋敷の玄関までやや早足に歩き出す。 そこまでは、振り返ることもなければ声をかけることもない。]
(170) 2015/07/10(Fri) 22時半頃
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/* 中の人予想ったって、いこまさんしかほぼ知らんけど、しかも当たらないし、当てた所でどーっていう話だけど。 いこまさんがラジエルな気がしてならない。それかアーノルド。違うかな―
(-90) 2015/07/10(Fri) 22時半頃
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[さて、彼はすぐ来たか、それとも待たされることになったか。 漸く振り返り、次の言葉をかけたのは、背後に彼の気配を感じてから。]
おい雲雀、手。
[右手は扉に。 そして左手は、雲雀へ伸ばす。]
さっさと繋げ、行くぞ。
(171) 2015/07/10(Fri) 23時頃
|
|
[>>124 手を握られ、ようやく差し出した手の状態を思い出す。 血を拭わず、あまつさえ汚すように振れてしまった事に気づいて。 謝ろうと口を開いた時、対する彼の動向を目の当たりにし、彫刻のように固まってしまった。
指先を含み、舌を往復させる様は、吸血鬼としての本能が見えるよう。 恍惚に滲む表情にすら、何処か恐怖を感じてしまい、吐き出す息は細かく震える]
―――ッ、!?
[>>125中途半端に宙を浮いていた腕が引かれ、硬直が強制的に解かれる。 彼の目的が、指先に残る傷口だと気づいたのはその後。 抵抗する間もなく持ち上げられた腕は、唇の側まで寄せられた所で急に止まった。
静寂と、沈黙。 傷口を見据えたまま動かなくなった男。 何が起きたのかと覗いた瞳が、動揺に揺れたように見える。
そして紡がれる謝罪の言葉に、何故か笑い出しそうになる自分がいた]
(172) 2015/07/10(Fri) 23時頃
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……何を謝るのですか?
[緩く口角を上げて、目を細める。 何の為の、何に対しての謝罪だと言うのだろう。 現状を再確認するように、声に出してゆっくりと告げれば いつの間にか、取り巻いていた恐怖が薄れていくような気がした。
『友達』を求めた彼の言葉が、嘘か真かはさておき 今この場で、自分の命を自由に扱える権利があるのは、目の前の男だけ。 その男が、一滴にも満たない血液を、あれだけ求めるというのなら。
渡さない選択肢は、自分には、……ない]
(173) 2015/07/10(Fri) 23時頃
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[掴む側と反対の手へと空手を伸ばすが、握る事は出来ただろうか。 無事に手に取る事が出来たなら、 その手をそっと自分の首へと寄せて、宛がう。
皮膚の下を通る脈動を、感じ取れるように、少しだけ押し付けて]
求めるなら、いくらでも。 俺は、貴方の為にいるんですから……
[怖がることなどないのだと。 そう言い聞かせるかのように、穏やかに微笑んだ。*]
(174) 2015/07/10(Fri) 23時頃
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[甘美な陶酔も、身を焦がす劣情も、呼び起こすには程遠い手荒な牙立て。 和樹の時とは真逆ではないかと、笑うのは己だけ。
耳元であがる押し殺したような短い悲鳴とすがる様に服を握りしめる柊夜の様子>>165を感じ取って、牙を立てたまま喉奥で笑う。 煩く喚かなかったのは上出来だ。 食事の度にぎゃーぎゃーとうるさく喚かれては喰う気も失せる。
抵抗を封じ、震える足を支えるように抱きかかえる。
―――さぁ、食事の時間だ。
ワインの栓を抜くように、根元まで穿った牙を慎重に引き抜く。 そうすれば待ちわびていたというように溢れ出る新鮮な血。 唇と皮膚の隙間から零れる前に喉奥へ運び、まずはひとくち。 柊夜にも聞こえるようごくりと、喉を鳴らして飲み込んだ。
吸血鬼の飢えと渇きを充たすように幾度となく喉を鳴らし、落ち着いたところでゆっくりと柊夜の血の味を確かめる。 嫁を持つ吸血鬼たちが甘露と例えるソレには程遠いが、舌に絡みつく甘さと鼻へ抜ける香りは悪くない。
牙はまだ浅く刺したまま、柊夜の反応を確かめる。 失神するにはまだ余裕があるはずだが、貧血程度は起こしているかもしれない。
触れ合わせた唇と皮膚の隙間から赤い雫が一筋。 重力に従って流れ落ち、肌蹴させたシャツの襟元に赤い染みを作った。*]
(175) 2015/07/10(Fri) 23時頃
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[背中に感じる重み>>151を反射で支え。 首に回される腕、囁きには、おう、と答える。 その体を難なく背に乗せて、危なげなく立ち上がった。]
アンタ案外…
[子供みたいなこと好きだよな、とは口にせず。 くっと喉を鳴らして笑うと、つま先に力を込める。 背に乗せた“荷物”など、苦でもないが、足に絡みつく水…水かこれ?…はなかなかに歩きにくい。 それでも、ぐっぐっと半固体の水を爪先で背後に押すようにしながら、確実に歩を進める。 距離自体は大したことはない、いくら足を取られたからといって、たかが20m余り、時間にしても一分もかからなかったことだろう。 しかし。]
ぅおっ
[対岸に上がろうというところで、膝まで沈んだところをついに捕らわれ、つんのめる。 何とか踏み応えたものの、足元が若干ふらつく。]
あー、くそっ
[悪態ひとつ、無理やり足を引っこ抜くようにして、陸地に上がり、逆の足も取り戻した。]
あー…ついたぜ。
[主を背負ったまま、少し息の上がったまま、それでも精々ドヤ顔をしてみせた。]
(176) 2015/07/10(Fri) 23時半頃
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/* ジョー可愛いよなぁ('∀'*) 純粋さが俺は好きだぞ、ドヤ顔可愛い( ・´ー・`)どや
(-91) 2015/07/10(Fri) 23時半頃
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[餌じゃない。>>166 数度、瞬きを繰り返して、思わず尋ねてしまうほどその驚きは声にも現れただろうか。 付き従うと言えばそればかりを想像していたが彼が求めるものはどうやら違うらしい。]
…うーん。 期待に応えられるか、余り自信がないけれど。
[首を捻り、音にする声はどこか独り言ち。 只管に行く手を阻むその腕と、その瞳を交互に見遣り]
少しばかりは意思を見せてもいいと、思っていいのかな?
[狐の耳が僅かに横へと傾いて、主人の様子を伺った。]
(177) 2015/07/10(Fri) 23時半頃
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[弾かれた面が軽い音を立てる。 弾く強さに狐の耳がまたぴくんと跳ねた。 きゅ、と目を閉じたのは一瞬、面を剥ぎ取られるのかと思ったからだが、無理に面を剥ぐこともしない。
別離を惜しむ時間を与えたり、無理を強いることもないその様子を不思議に思う。 どういう意図か分かりあぐねるが、その心配りに、面の下で初めて自然と笑みが零れる。]
──ありがと、……
[そう、言葉を続けようとした刹那。 突然消えた笑みと、変わった場の空気に思わず口を閉ざした。]
(178) 2015/07/10(Fri) 23時半頃
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案外? …重いか?
[勝手に続きを想像して口をへの字に曲げる。>>175]
おう、なかなかやるのお。 もうちょっと手間取るかと思ったぞ。
[自分の想像以上にジョーの足取りはしっかりしており。 もう少しハードルを上げても良さそうだ、と考えていたところで。]
おわっ。
[ジョーがつんのめれば、背の女吸血鬼も揺れる。 ひっくり返るかと思ったが、ジョーは耐えた。惜しい。 足元の服の裾は水を多少吸っているようだが、地面に無事にたどりつく。]
おおー。コングラッチュレーションじゃ。
[背中から滑り下りて、小さく拍手。 背後の湖水が噴水のように噴き上がり、ぽんぽんと花火のように弾けて祝う。]
(179) 2015/07/10(Fri) 23時半頃
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ふふ。
よくやった、面白かった。 前にここに居た人間は女じゃったからの。 こういうことは出来んかったな。 疲れたか?休む部屋に案内してやろう。
[微笑むと、屋敷を見上げる。 すぐ側に立っている屋敷は、それほど大きくはない洋館。 一人二人で住むには充分な程の。]
あ…待てよ、内装は女性向けだったか。 そこじゃなくて別の客室ならそうでもないが。
[ピンク色のカーテンや敷物やレースのついた枕やら。 かつて人が住んでいた部屋を思い出す。]
(180) 2015/07/10(Fri) 23時半頃
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[両脇の手が離れ、目の前を覆う影がなくなる。]
──……?
[背を向けられてしまえば表情は伺い知れることはない。 分かるのは、何かが彼の機嫌を損ねてしまったこと。 ただ一言>>170、掛けられる声には、として。]
あ、うん。
[小さく頷きを返して、後を追いかける。 差し伸べられた左手に視線を落として、自身の右手を重ねて。 視線は繋いだ指先から腕を辿り、扉の前に立つプロクスの顔へ。]
(どうかしたの?)
[そう、尋ねたくなる声は、今は音にならないまま。 強くその手を、握り返した。*]
(181) 2015/07/11(Sat) 00時頃
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おぁ…っ、と
[青年の膝から降りて、一歩、二歩。 ふらつく三歩目が床を踏む前に、身体に馴染みの無い浮遊感。 半転した視界に状況把握が追い付いてみれば、何のことはない、軽々と抱き上げられていた。>>169]
んなっ、ああああのなあじじぃてめぇ…! ふつーこういうのは従者の仕事だろ、逆だろ、おかしいだろ…!
[要らんことを! 叫んでみるものの、自分の声すら頭にわん、と響く有様で。自滅ダメージを去なす間に、相手は愉快げに声を立てて笑い、ノブを捻れと言ってくる。 此方の言い分などまるで聞いていない。]
誰が開けるか! 大衆にこんなザマ晒せる訳ねえだろ、ちったァ考…
[ギャンギャンと喚くのを遮って付け足された>>169内容に、ぴたり、と声が止まる。 しばしの沈黙の後、げんなりとした顔で頭を抱えた。]
…それは…、困る…
[特に絶対に知られたくない相手がいる。 館に来てたいした時間は経ていないが、思い浮かんだ"スカした面"を慌てて思考から追い出した。
しぶしぶと、下ろした片手でノブを捻って。ちらり、恨めしげな視線を今度は上になった真紅へと。]*
(182) 2015/07/11(Sat) 00時頃
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…………ヨロシク御願いシマス、御主人サマ。
[どうせまた笑うんだろ、と。 拗ねたような表情で落ちないようにラジエルの服にしがみ付いた。]
(-92) 2015/07/11(Sat) 00時頃
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[アーノルドが誰かを味見するところなど見てはいない。 だから、これがその時とは違う手荒さだとは知らない。 知ったとしても、戯れに味見をするのと「食事」との違いだろうとその程度に思っただろう
元から、優しく扱われるなど期待はしていない それどころか、飢えに任せて衝動的に喰われなかった事に驚いていた
これは、彼ら吸血鬼にとってはただの食事。 食材が勝手な事をしては落ち着いて食べることは出来ない
抵抗は、しない。 抱きかかえ支えられるのに身を委ねた]
――…あ……っ
[吸い上げられる感覚。耳元で聞こえた喉が鳴る音にびくりと跳ねる まるで暑い日にコップの水を飲み干すかのように、渇きを満たすように何度も 声を零したのは最初だけ、声を殺して耐え続ければ、代わりにぞくりと背中が震えた
自分の血の味がどうかは知らない。 子供の頃に切り傷を作って舐めた血は、しょっぱくて鉄錆のような味がしたけれど 吸血鬼たる主には、違う風に感じるのだろうか ゆっくりと血を啜る様子はまだ止む気配はなかったから、多分不味くはないのだろうと、少しだけ安心したのがおかしかった
ゆらり、一瞬世界が揺らいで、縋っていた手に力を込める それが失血による物だとはすぐに気付いてきつく目を閉じる この、ぞくぞくと体を這い上がってくる物も、貧血のせいなのだろうか]
………は……
[抑えていた呼吸を逃がしたなら、ぽたりと音を立てて襟元を染めた赤 今、何をされているのかをはっきりと自覚させられて、くらりと軽く世界が歪んだ*]
(183) 2015/07/11(Sat) 00時頃
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[りん、りりん… かけまわるあし音もなくなり、静かになったろうかを、しのぶように歩く。 それでも、ぽっくりの、なかの鈴が、しずかなろうかに、あいらしい音をひびかせる。]
おさらばえ
のしけおさうり
こわせうし
そふさこうさは
おつかないかな
[ひそやかに、歌う声を、きくものはいない。 いっしょに歌う、声も、ない。]
(184) 2015/07/11(Sat) 00時頃
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[くろいきものの、すそが、かぜもないのに、歩みにあわせて、ふわりとゆれた。]
そふすべい
こふすべいまた
さつちやのはて
ふていことかな
やつちやなりけり
[歌いおわると、ちょうど、ひとつのとびらに、たどりつく。]
―― ギイィ.... バタン
[開いたとびらが、音をたてて、閉じたあと。 少女のすがたは、どこにも、なかった。*]
(185) 2015/07/11(Sat) 00時頃
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[>>181笑みはまだ消えたまま、重ねられた右手を強く握る。
左手で扉を開けば、そこにあるのは焰のトンネル。 例えるならば、燃え盛る建物の廊下が、延々と続いているような。]
死にたくなかったら、着くまで離すんじゃねぇぞ。
[そう感情なく言いながら、手を引いて歩き出す。 込める力は、おそらく、簡単には振りほどけない程度の力で。
足元、両横、そして頭上で渦巻く焰は、火花を散らし、木材が燃焼するとき特有の破裂音を繰り返した。 多少の熱は感じるだろう、しかしそれらが身を焼くことはない。
こうして、手を繋いでいる限りは。]
(186) 2015/07/11(Sat) 00時頃
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[時間の感覚をも狂いそうな道をゆく途中、こちらから話しかけることはない。 問われれば答えるが、表情も乏しいまま。
やがて、焰の道の先に、黒い館が現れる。 それは、黒く塗られた色でなく、煉瓦が焼かれたような黒。]
ほらここだ。
[館の扉を示しつつ、握っていた手の力を緩めれば、焰の道は忽然と消える。 引き返すすべはもうどこにもない。]
(187) 2015/07/11(Sat) 00時頃
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[黒焦げたような扉を押し開ければ、深い赤と黒を基調とした、極普通の壁が現れる。 進む廊下には、燃え盛る炎も、黒焦げの木材も、なにもない。]
今ここに住んでるのは、俺様だけだ。 つまりこれからは、俺様とオマエのふたりだけだ。 ニンゲンが生きるのに必要な物はだいたいある。 足りねぇなら……適当にどうにかしろ。
[話しながら歩む先には、少し広い、やはり同じ色合いの部屋がある。 そこについて、漸く再び雲雀へと視線を向けた。]
(188) 2015/07/11(Sat) 00時半頃
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[従者の仕事だの、おかしいだのと吠えてる和樹に対して、此方は柳に風>>182。 叫ぶ元気があるなら、然程心配しなくても大丈夫だ、と安心しながらケラケラ。 ドア開けないとか反抗していて、暢気におや?と首を傾げるものの、ぽつりと一言付け加えたら、効果テキメン。]
それが賢明だな、はっはっはっ。
[諦めが入ったのか、拗ねながら此方の服を掴む和樹に真紅は真に嬉しい、と言わんげに細め、喜色の色を帯びさせた。 素直にドアノブを捻って貰えれば、簡単に扉が開き、共に廊下を出よう。 ドアを潜れば腰を動かし、行儀の悪い締め方をし、静かな廊下を歩いていく。 和樹を抱えながら、コツコツと足音を鳴らしながら歩いていたら、ふと歩を止めて首を横に向けたら。]
……おや?アーノルド?
[アーノルドの名前を出し振り向くが、当然一番先に屋敷を出た彼は其処にはおらず、無人の廊下があるだけ。 それをさもアーノルドが居る様に振る舞ってみれば、和樹はどんな反応を示すのやら。 真紅は顔を覗き込み、小首を傾げて見せて。]
なんてな、冗談だ冗談。はっはっはっはっ。 さぁ、この扉を開けてくれ、頼むぞ?
[和樹の反応やら表情やらを見て堪能しつつ、彼に玄関の扉を開けさせれば。 自分からは見えるのは、半分透けた様な満月に、宝石の様な星が散りばめられた漆黒の空。 その下に広がるのは、未加工の、巨大な水晶の柱が何本も連なり生えていて。 整えられていない水晶は、大雑把な道標を示しているが、間違い無く己の屋敷まで通じている。]
カズキ、腕を首に掛けてしっとりとしがみ付いていろ。 でないと、落ちてしまって大変な事になるぞ。
[和樹が確りと此方にしがみ付いたのを確認すれば、人間の跳躍では出来ぬぐらい跳ね、最初の一本に足を付かせれば、軽い足取りで次の水晶へと飛び移っていく。 ぽんぽんと軽く飛び移っては、また飛んで、と繰り返して行けば、やがて見えるのは、水晶で出来た門扉**]
(189) 2015/07/11(Sat) 00時半頃
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[既に好きに抱き上げここまで運んで来ておいて、今更重いとか言い出すはずがないだろう>>179。 何とかたどり着いたところで背中から滑り降りた主を見やり、はっと口角をあげて笑う。]
はっ…どんなもんでぃ…
[万全な体調なら、もっと早かっただろう。 失った血の分だけ、馬力が足りない。 それでも…]
器用だなー…
[弾ける水を見やり、ちょっと吹き出す。 祝われれば嬉しいし、きっと褒められているのだろうと思えば、主に満足を与えられたことに喜びが無いでもない。 それは確かな手応えであった。]
(190) 2015/07/11(Sat) 00時半頃
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[柊夜の様子を確かめれば、暴れるどころか大人しく痛みに耐えている様子が見て取れた。>>183 漏れた声は急な失血による目眩からか、それとも別のものか。 衝動的な渇きをひとまず収めて、ひとまず完全に牙を抜く。 既に肌を伝い落ちている血を下からなぞるようにゆっくりと舐めとり、ふたつならんだ傷口のひとつに口付ける。 尖らせた舌先で穴の輪郭をなぞり、溢れだす血を舐めとるように傷口をぐりぐりと抉る。
柊夜が痛みに反応を示すようなら、腰を抱く手を上にずらし、あやすように背を叩くだろう。
新たに皮膚を傷つけないよう気を付けながら、もうひとつの穴も同様に舌先で舐める。]
柊夜。 自力で立っていられないなら、しっかりとつかまっておけ。
[血に濡れた唇を舐めとりながら注意深く柊夜の様子を観察する。 血を失った分顔色は優れないが、何かに耐えるようにきつく目を閉じる様子は、その身が感じ取っているものが痛みや恐怖、失血による目眩だけではないと密かに暗示しているように見えた。
頭部を押さえつけていた手をずらして頬を撫で、反対の耳元に血の残り香を注ぎ込むように囁く。]
(191) 2015/07/11(Sat) 00時半頃
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辛いか…?
[その声は、甘く労わるように。]
(-94) 2015/07/11(Sat) 00時半頃
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[初めての食事を痛みだけで終わらせるつもりは無い。 体格から見てもまだ、耐えられるはずだ。
血を吸われることは痛みでも恐怖でもなく。 全く逆の物だと思い込ませよう。
首をさらけ出し、主に血を奉げることに喜びを見出せるように。
血を吸われることで得る副作用についてはあえて教えず。]
まだいけるな?
[黒い目を覗き込み質問という形式を取って尋ねるが、否定も拒絶受け入れるつもりは無い。 どちらにせよこれ以上は立っていることもできないだろう。 最終的には気を失うことまで視野に入れて、柊夜の額にかかる黒髪を指先で横へ流した。*]
(192) 2015/07/11(Sat) 00時半頃
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/* 最初の吸血から、アーノルドに対する弁明に、チョコあげて、二度目のちゅーちゅーしながらいちゃこらしつつ、ちょいと布石を敷いてかーらーのー姫抱っこに悪戯に水晶ぴょんぴょん。 おぉ、結構サクサクっと動いてるなぁ('∀'*)
和樹がフットワーク軽いんで凄くやりやすいです、ありがとうございます!!
(-95) 2015/07/11(Sat) 00時半頃
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あー、
[前にいた人間。>>180 聞けば、余り意識していなかったその存在に思い至る。 その女は?と聞こうとは、思わなかった。]
休んでいいのか?
[なんて、どこか挑発じみた反応を返すのは、やはり癖だろう。 休めるのならそれはありがたい、のだが…]
別に、どんな部屋でも寝れりゃ構わねぇけどよ。
[部屋の内装を知らぬ故に、そんなことを言う。 言いながら、遅れて屋敷を見上げた。 洋館自体が男にとっては珍しい。 大きさなど比較が無いからよく分からないが、関係なくやはり感嘆の対象である。*]
(193) 2015/07/11(Sat) 00時半頃
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[扉の軋む音がして、つられるように扉へと視線を向ける。 軋む音の先、其処にあったのは先程見たはずの廊下とは違う赤い、赤い道筋が続いている。]
……えっ、…
[思わずたじろぎ、後ろへ一歩下がれば腕がぴんと伸びて、繋いだ手がそれより後ろに下がることを制した。 頭上に落ちる声に顔を上げれば>>186、躊躇いなく其処へ足を踏み入れる焔の吸血鬼。 ああ、これも彼の術の一つなのかと、ようやく其処で把握して]
これも、君が……?
[そう問いながら、手に引かれるように一歩、足を踏み出す。
熱気を孕んでいるものの、その火は衣服や肌に燃え移ることはない。 それでも、木片の跳ねる音が。火が飛び散る音がすればびくりと反射的に身を竦ませた。 無意識に頼るように、繋いだ手の指先に力が篭もる。 その道を右へ左へと視線を移しながら]
凄いね。 燃えないのが、不思議なくらいだ。
[呟く声は純粋にその驚きを乗せて。 ただ、その声に返る答えはあっただろうか。 あれほど饒舌に見えた彼が、言葉も無く歩み進めることが気にかかり、周囲を伺う中も、どうしてもその横顔を盗み見る回数が増える。]
2015/07/11(Sat) 01時頃
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[扉の軋む音がして、つられるように扉へと視線を向ける。 軋む音の先、其処にあったのは先程見たはずの廊下とは違う赤い、赤い道筋が続いている。]
……えっ、…
[思わずたじろぎ、後ろへ一歩下がれば腕がぴんと伸びて、繋いだ手がそれより後ろに下がることを制した。 頭上に落ちる声に顔を上げれば>>186、躊躇いなく其処へ足を踏み入れる焔の吸血鬼。 ああ、これも彼の術の一つなのかと、ようやく其処で把握して]
これも、君が……?
[そう問いながら、手に引かれるように一歩、足を踏み出す。]
(194) 2015/07/11(Sat) 01時頃
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[熱気を孕んでいるものの、その火は衣服や肌に燃え移ることはない。 それでも、木片の跳ねる音が。火が飛び散る音がすればびくりと反射的に身を竦ませた。 無意識に頼るように、繋いだ手の指先に力が篭もる。 その道を右へ左へと視線を移しながら]
凄いね。 燃えないのが、不思議なくらいだ。
[呟く声は純粋にその驚きを乗せて。 ただ、その声に返る答えはあっただろうか。 あれほど饒舌に見えた彼が、言葉も無く歩み進めることが気にかかり、周囲を伺う中も、どうしてもその横顔を盗み見る回数が増える。]
ねえ、どこまで続いてるの?
[尋ねる声は短く、またその表情も先程とは打って変わって味気ないものだ。 暫くしたなら此方も投げる問いも途絶えて、ただ只管歩みを進めることに専念する。 やがて見えてきた黒い塊は館の形を為していて。]
(195) 2015/07/11(Sat) 01時頃
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まるで、焼け跡みたいだ――。
[ぽつりと、感想を零した。*]
(196) 2015/07/11(Sat) 01時頃
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[掴んだ手を離すことも、これ以上引き寄せることもできず、ただ、黙って取った手を茫然と眺めていた。 その腕の先にある彼の顔を見ることもできない。頭が真っ白で、何も考えられない。 どうすることもできずに硬直していれば、突然こちらの顔を>>172伊豆丸が覗き込む。何かを見透かされてしまうようなその目に、思わず瞳が震えた。 続けざまに彼の唇から発せられたのは、何を謝るのか、という言葉。]
……っ…
[何を、謝っているのだろう。 俺は何を彼に、謝りたいんだろう。 ……答える言葉は、ない。
されるがままに、左の手が伊豆丸の首元に触れる。 押し付けられた皮膚の向こう、彼の血が脈打つたびに、本能がそれを求めてぞくりと震えた。]
……駄目、だよ。 だって、俺ッ……
[どくり、どくり。 彼の脈動が、彼の体温が、こちらの理性を蝕んでいく。
駄目だ。 もう優しくなんて、できやしない。
弾かれたように手を離すと、彼に覆い被さるように、首元へと唇を寄せる。熱い吐息を耳に吐きかけ、浅い呼吸を一つ。
相手をを労ることも慈しむこともない、獣の本能のまま。 乱暴に、彼の首に鋭い牙を突き立てた。]
(197) 2015/07/11(Sat) 01時頃
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吸血鬼 英明は、メモを貼った。
2015/07/11(Sat) 01時頃
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