
216 双龍の湖
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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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わたしが、容疑者…? 絶対、何かの間違いだと思いますけど。
(0) 2012/09/28(Fri) 00時頃
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[山の麓にある村の入り口で旅人らしき男が足を止めた。
其処には通せんぼするかのように少女がふたり遊んでいる。
男が少女らに道をあけてくれるよう頼もうと口を開くと
少女らは鈴を転がしたような声で、わらった。
そして、片方の少女が語りだす]
――あなたは知ってる?
この村に伝わる龍神さまのおはなし。
この村の人なら誰でも一度は聞いたことがあるはなし。
……知らない?
そう、知らないのね。
それなら教えてあげる。
此処から山一つ越えたところに大きな湖があるの。
山に囲まれた湖はとても静かできれいでね
其処には龍神さまがいるんだって。
むかーしむかし、村が大変なことになった時に
龍神さまが助けてくれたのよ。
(#0) 2012/09/28(Fri) 00時頃
――大変なことが何だったか?
うーん、山火事か大嵐か、……何だったかなぁ。
ごめんね、わたしはそこまで知らないや。
龍神さまなら知っているかもしれないね。
それでね、龍神さまのおはなしだけど
龍神さまは人がとってもお好きでね
祭りの時期になると村に遊びにくるんだって。
遊びにくるっていっていっても大きな龍の姿じゃないんだよ。
村の人がびっくりしないように人の姿になるんだって。
もしかしたら今あなたの隣をすれちがった人が
龍神さまかもしれない、なんて考えたら素敵よね。
(#1) 2012/09/28(Fri) 00時頃
え、その湖の名前?
『双龍湖』っていうんだよ。
龍神さまはお二方、だから双龍湖。
でもね、湖には近付かない方がいいよ。
龍神さまのお気に入りになると大変だから。
――どうして大変なのか?
それはね………
“人は神に近付きすぎると
人ではなくなってしまうから”
(#2) 2012/09/28(Fri) 00時頃
[少女らが語ったのは“龍神”と“神隠し”を思わせるもの。
男はそれを聞くと神妙な面持ちをした。
少女らはというとその様子がおかしかったのか
くすくすと笑声を漏らし二人顔を見合わせた。
男は旅路を急ぐことにしたのか踵を返そうとした時
少女が徐に口を開き男へと声を掛ける]
村には寄っていかないの?
……お祭りはもうすぐなのに。
[意味ありげな少女の笑みに男は薄ら寒さを感じ
逃げるように村から離れてゆく。
そうしてささやかな悪戯を遂げた少女らは
また何事もなかったかのように足元の手まりを拾い笑いあう]
(#3) 2012/09/28(Fri) 00時頃
[少女らと旅人の遣り取りを見ていたチヱコが肩を竦める。
ゆっくりと少女らに歩み寄ると二人の頭をくしゃりと撫でた]
お客になるかもしれない人を怖がらせて如何するの?
その話がお気に入りなのは解るけれど――
せめて旅の人が宿を取ってからにして欲しいって言っていたわよ。
[民俗学者であるチヱコが教えた話は村に伝わる伝承。
悪戯っこを嗜めてチヱコは夕焼け空を仰いだ]
明日も晴れそうね。
暗くなる前に帰りなさいな。
[少女らを促してチヱコも宿への道を辿る。
今は未だ雨の気配も異変も、感じられなかった**]
(#4) 2012/09/28(Fri) 00時頃
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-双龍湖のほとり-
…ここの景色も相変わらずだこと。
[近づいてはならないと教えられていたけれども、幼い頃幾度か抜け出してきたものだった。 初めてこの湖を見た時には、この景色に目を奪われたものだった]
明日も、晴れそうね。
[湖に反射する光は*きらめいて*]
(1) 2012/09/28(Fri) 16時半頃
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後家 カスイは、メモを貼った。
2012/09/28(Fri) 17時頃
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/* ゆーえるーんさーん、おじゃましますよー(手ぶんぶん)
赤を希望してみた!よ!なれるかな! カスイは花穂でいいのかなぁー。かすいって打つと花穂て変換されるから多分いいと思うんだけど。
(-0) 2012/09/28(Fri) 17時頃
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/* ダレモイナイ オドルナラ イマノウチ(AA略
(-1) 2012/09/28(Fri) 23時頃
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―双龍湖のほとり―
[山の麓にある村から少し歩いた場所にその湖はある。 年に一度の祭りを前に龍神を祀るささやかな祠に酒を供えた帰り 湖のほとりに人影を見つけ足を止めた]
湖に近付きすぎてはいけないよ、花穂さん。 龍神さまに気に入られたら大変だから、ね。
[花穂の背にそっと声を掛ける。 その向こうに見える煌く湖面に眩しげに目を細めた]
――見惚れる気持ちは分かるけれど。
[小さく独り言ちて村への道筋を再び歩み始める**]
(2) 2012/09/29(Sat) 00時頃
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書生 ニシノは、メモを貼った。
2012/09/29(Sat) 00時頃
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―旅籠屋・玄関口―
お祭り、ですか。 はい、今年ももう間もなく、その日となります。
[祭りを見にやって来たと言った旅人に、瑠璃葉はそっと微笑んだ]
素敵なお祭りですよ。 どうぞ、楽しんでいかれて下さい。 お部屋、ご案内致しますね。此方です。
[曇り硝子の電笠が、廊下を淡く照らしている。 旅人を先導した彼女は、両の手でそっと襖を開いた**]
(3) 2012/09/29(Sat) 15時頃
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―自宅・自室―
―――――…‥・父様が? 嫌だよ、僕。行かないって言っといてくれるかな。
[使用人にそう言い放ち、部屋の扉をパタンと閉めた。
「火傷を癒す温泉での湯治」
父が17年経ってもそんな話を寄越すのは、 自分の為などではないことを知っていた。
この火傷を負わしてしまった、妻の為。 実の息子を怯えたような目で見る、可哀想なあの女の為。
そんな父は決まって、毎年、ある時期になると村の外に出したがる。]
……龍神様。
[今年もあの祭がやってくる。**]
(4) 2012/09/29(Sat) 16時頃
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包帯 ミヤタは、メモを貼った。
2012/09/29(Sat) 16時半頃
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[くるり、日傘を回転させて、声がした方へ振り向き]
……あら、由良さん。 ふふ、そのくらいは知っていてよ。 でも、この景色は好きなの。
だって、綺麗でしょう?
[くすり、笑って]
龍神様、ね… 気に入られるのも一興…だったり、しないかしら。
[くると再び日傘を回すと、村へと戻る]
(5) 2012/09/29(Sat) 17時半頃
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―旅籠屋―
瑠璃葉さん、いらっしゃるかしら。
[生家は両親が亡くなった時に売ってしまった。 以来、ここに戻るときはこの宿を利用していた]
わたくしの部屋、どこになるかしら? 相変わらず、お祭りの前は繁盛しているのね。 いいことだわ。
[ふわりと*笑い*]
(6) 2012/09/29(Sat) 17時半頃
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――仕立屋・作業室――
え…? でも納期は確か、お祭りが終わった後でいいって…
[未だ仮縫いさえ済んでいない洋服を手に立ち竦む。 舌うち、仲間同士で目を合わせ、業とらしく溜息を吐く同僚の姿に 心はまた、ひとつ、砕かれる。]
……
[こんなことは別に。 そう、今に始まったことではない。
身売り同然に家を出され、ここで住み込みで働くようになってからずっと。 …それ、なのに。
髪飾りの小さな鈴がちりんと微かな音を*奏でた*]
(7) 2012/09/29(Sat) 21時頃
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―双龍湖のほとり―
[振り返る花穂の言葉に困ったように眉尻を下げる]
知っているなら余計なお世話だったかな。 僕も綺麗だとは思うけど――…
[脳裏を過ぎるは村に伝わる話]
気に入られてしまったら寂しくなるよ。
[誰がとも誰をとも言わぬまま 日傘さす彼女を静かに見詰め、ゆると首を振る]
(8) 2012/09/29(Sat) 21時半頃
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お針子 スズは、メモを貼った。
2012/09/29(Sat) 21時半頃
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―旅籠屋―
花穂さん!
[やって来た花穂に、瑠璃葉は破顔した。 祭りの時に戻ってくる彼女を、心底嬉しそうな顔で迎える。 そして、すぐにハッとするのも、彼女には見慣れた表情だろう]
あ、小笠原様、ようこそおいでくださいました。 いつものお部屋がご用意出来ております。
ふふ、入口でお帰りになってしまう方も多いんです。 脅されて、だかで。
[他の客に対する時より、ずっと砕けた様子で、それでも此処にいる間は客と従業員の立場は超えないように。 此方です、と案内するのは、彼女に為に毎年開けてある部屋。 開いた襖の向こうへ誘い、瑠璃葉は微笑った**]
(9) 2012/09/29(Sat) 21時半頃
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―集会場―
[村の中心部にある集会場に西野は足を運ぶ。 祭りの間、携わる者が寝泊りし身体を休める場にもなる。 此処数日の手入れで埃っぽさは感じさせぬまでになった]
親父殿も人使いが荒い。
[西野は養父を親父殿と親しみこめて呼んでいた。 関係は良好なのだろう。 軽く肩竦めながらの呟きにも許容の響きが滲む]
(10) 2012/09/29(Sat) 21時半頃
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[入り口でぱたぱたと小さな足音が聞こえた。 西野は訝しげに其方に目を遣る]
ああ。
[其処には村の入り口で旅人に悪戯していた少女たち。 転がる手まりが西野の足に触れた]
まり突きするなら外で、だろ。 障子を破きでもしたら叱られてしまうよ。
[手まりを拾い上げ少女らに其れを差し出す。 はーい、と間延びした声が二つ重なり 西野は微かな声をあげわらった]
(11) 2012/09/29(Sat) 22時半頃
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…私、お客様に謝りに行って… ――――いいえ、だからこそ、です。
[店主の留守中に勝手は許されないと告げる同僚の言葉に意志を返して、鈴華は店を飛び出した。]
(12) 2012/09/29(Sat) 22時半頃
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[笑う瑠璃葉は可愛らしい。 こちらもつられて笑顔になるようだ。 はっと仕事の顔に戻るのも、見慣れたものだった]
こんにちは、瑠璃葉さん。 ふふ、そういえば入り口にいたわ、女の子が二人。 龍神様に好かれると――って、あの年頃の子は好きよね。 …まぁ、逃げてしまわれるのは困ったものだけれど。
[案内される間に、くすり笑って]
(13) 2012/09/29(Sat) 22時半頃
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ありがとう。 この部屋、好きなの。 …村の中、お祭りの準備の様子が、よく見えるもの。
[慣れた部屋の中、ふ、と窓の外に目をやる。 沢山の人が、準備をしていた。
――気に入られてしまったら寂しくなるよ。
ふっとその言葉を思い出して、そうっと目を細め]
…当日は、お暇なの? お宿の仕事も、日中はないのではなくて?
[ゆる、と首を傾げ]
(14) 2012/09/29(Sat) 22時半頃
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後家 カスイは、メモを貼った。
2012/09/29(Sat) 23時頃
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――あと、悪戯はほどほどにね。 折角のお祭りなのに閑散としていたら 龍神さまも寂しく思われるかもしれないよ。
[手まりは西野から離れ少女らの元へと渡る。 柔和な笑みを浮かべた西野は 彼女らと目線の高さを同じくして語りかける。 また同じような返事があり、破顔した]
よし、いいこだね。
[出ようか、と二人を外に促して集会場を後にした]
(15) 2012/09/29(Sat) 23時頃
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書生 ニシノは、メモを貼った。
2012/09/29(Sat) 23時頃
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[仕立て屋から飛び出してきた人影に 西野は驚いたように目を丸くして立ち止まる]
鈴華さん……? 如何かしたの。
[小首を傾げて西野は控えめに声を掛けた]
(16) 2012/09/29(Sat) 23時半頃
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…あ、西野、様…
[店を出てすぐ、掛けられた声に振り返る。 その相手は今正に、訪れようとしていた屋敷の書生であった。]
…いいえ、私、は…
[小首を傾げる西野に何を如何話せばいいのか戸惑う。]
奥様に謝り、に―――…い、いいえ。 ……よ、用事があって、それでお屋敷に…
(17) 2012/09/29(Sat) 23時半頃
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お針子 スズは、メモを貼った。
2012/09/30(Sun) 00時頃
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[途惑う気配が鈴華から感じられる。 彼女の返事に一度考えるように目を伏せた後]
様、はいらないよ。 僕はただの書生だから。
[何度目か数えるのも忘れた台詞を口にし 西野の眼差しが揺れる鈴へと向かう]
用事、か。 一人で平気かい? 僕も丁度戻るところだから共にいこうか。
[謝りとの言葉が聞こえたがゆえに案じる声を掛けた]
(18) 2012/09/30(Sun) 00時頃
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包帯 ミヤタは、メモを貼った。
2012/09/30(Sun) 00時頃
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おかしいな。こんなにいい天気なのに――。
[顔の右半分を手で覆うようにしながら、 自室の窓を開けた。
ジクジクと、痛む。 雨の気配がする時に起こる痛み。
毎年、決まっているかのように祭の日は晴れる。 今年も例にもれずそう思っていたのに。]
…まさか、ね。 あぁ、薬を飲み忘れたかもしれない。
[そう思い至って、 抽斗の中に入れていた薬を、水差しの水と共に飲み下した。 じき、痛みも引くのではないだろうか。]
(19) 2012/09/30(Sun) 00時半頃
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ニシノは、屋敷の方へと顔を向けた**
2012/09/30(Sun) 00時半頃
書生 ニシノは、メモを貼った。
2012/09/30(Sun) 00時半頃
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そういう訳には…
[いつも言われる台詞に顔を俯けかけて。]
…怒られてしまいます、から。
[思い直したように、微笑んで見せた。 耳元で揺れる鈴がまた、小さな音を立てる。]
――――――…大丈夫、です。
[そう西野の申し出に応えながら、胸の手をぎゅっと握りしめた**]
(20) 2012/09/30(Sun) 00時半頃
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フ──……ッ ニャア ニャァアアアッ
[雉トラ、三毛、白黒の斑。猫が絡まる喧嘩の三つ巴。 鴉の濡れ羽根色のおかっぱ頭に紅い椿の造り花挿し、女物の青いベベ着た細い背が、戸の隙間から覗き見る。]
ニャアァアアア
[四匹目として混じるタマの声真似に猫達は暫く気付かない。]
(21) 2012/09/30(Sun) 01時頃
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いち
にい
さん
し …… 僕は猫の タマ。 ううん、それとも── うふふふ、 ふ
[薄い肩を震わせ、ヒトの声で囁いて。]
(22) 2012/09/30(Sun) 01時頃
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[ しゃらん ]
それとも私は──、 色の無い ハナ?
[鳴るは紅椿の簪。 歌うような声音に合わせ、骨張った指が紅い花を髪から抜き取ると、おかっぱに見えた黒髪がふうわり解けて、少女のような面差しの頬に淡い影が落ちる。色の無い花、と言って紅椿の紅が漂泊されたように抜けた白椿の簪を挿しながら、扉を片足で蹴り開けた。立て付けの悪い扉は大きな音を立てて。]
[ ばあん ] [ しゃらあん ]
…… あ、ははははは。 猫、ねこ逃げるね。 猫のタマは好きでも、ヒトの私はキライ?
(23) 2012/09/30(Sun) 01時頃
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タマは、散り散りに逃げて行く三匹の猫達を、嗤い転げて見送り*。
2012/09/30(Sun) 01時頃
双生児 タマは、メモを貼った。
2012/09/30(Sun) 01時半頃
包帯 ミヤタは、メモを貼った。
2012/09/30(Sun) 04時頃
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せめて宿を取るまでは、と、母も伝えているのですが、あの子達には厳しいようです。
[都会へ出ていた花穂へ抱くのは、仄かな憧れも含む感情。 染まる頬と抑えても弾む口調は、確かにそれを彼女へ伝える。 部屋は喜んで貰えたようだと、瑠璃葉は目に見えてほっとした]
今年も、村の様子が良く見えると思います。 小笠原様に喜んで頂けて、嬉しいです。
――当日、ですか。 少しは仕事も手伝わせていただきますが、祭りに参加して良いとは聞いております。
[その時を思ってか頬が緩んだ]
楽しみです。 今年のお祭りも、楽しく賑やかにやりたいものです。 ……花穂さんがいらして下さったから、今もとても楽しいですけど。
[最後の言葉は、少しはにかんで**]
(24) 2012/09/30(Sun) 07時頃
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─猫の多い路地裏の生家─
[転がる事に飽きると、着物の裾が解け棒のような太腿を露出したたしどけない姿勢のまま、白椿の簪のハナは簪をまた元の紅椿に付け替える。片手でくるくると器用に髪を纏めると、猫のように目を細め欠伸をした。]
…… ふぁ、 あ あ
お祭りを待つ間は、みんな忙しくて。 何時も たあいくつ。 猫のタマと遊んでくれるのは、同じ猫だけ。 ヒトのハナは、 独りぼっち……ね。
(25) 2012/09/30(Sun) 10時半頃
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[気怠げに眼差しを向けるのは、家から離れた湖の方。 すんと鼻を動かせば、水の匂いを思い出す事が出来だろう。二人の龍神様が住むと言うその場所はとても美しい。双龍湖。薄いくちびるを小さく笑みの形に吊り上げた。]
ニャアアア
[背を丸め、欠伸で滲んだ涙を丸めた人差し指で拭う。]
────────────── ン
[唇の形もそのまま、ぼんやり。猫のタマは動きを止め、涙を拭ってもまだ濡れたような黒色の瞳を虚空に彷徨わせた。]
(26) 2012/09/30(Sun) 10時半頃
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[ しゃらん ] [鳴るのは、ただの猫には不似合いな紅椿の簪の音。 その痩せた“猫”に、祭りの準備に忙しく立ち動く近くの村人達は特別な視線を投げる事は無い。あの日から数年を経て、馴染んでしまった風景。ハナの足蹴の音に逃げた雉トラの猫何時の間にか戻ってきてタマにすり寄る所まで。
茶色い縞模様の柔らかな毛皮の温もりが足首を纏いつく感触に、タマは漸く瞬きをひとつ。
遠くから聴こえるのは、祭り囃子の笛の音の練習と、威勢のよい男達の掛け声。虚ろで有りながら、胸が騒ぐのは何故だろう。嗚呼、あの日も──このような心地だった、と思い出してしまうものは。]
に いさまァ……。
[ しゃらぁん ] [雉トラの喉を足の指で器用にくすぐりながら、タマは猫ではなく人間のように言の葉を零してしまう。猫のタマの侭で在ろうか、色無しの白椿挿すヒトのハナに成ろうか、今は紅の簪に触れる髪がさらりと崩れて**。]
(27) 2012/09/30(Sun) 10時半頃
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双生児 タマは、メモを貼った。
2012/09/30(Sun) 10時半頃
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/* 台風で湿気る今日このごろ。 除湿機の湿度が久しぶりに70%台後半を表示しておりました。
寡黙にはなってしまうと思いつつ、廃村が気になって、少人数ならと参加してしまいました。しっとりしてみたかったんだ……僕。と呟きつつ、既に猫のタマと言う時点で何か間違えた気も致します。
ともあれ、密やかにお邪魔致します。[深々] 村建てさん以外中身が分からない村って久しぶりでドキドキでも有ります。
(-2) 2012/09/30(Sun) 11時頃
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そうね… ……ふふ、時期に飽きるときも来るでしょうけれど…また次の子がやるのでしょうね。 それもまたお祭りの一部、みたいなものだけれど。
[去年のことを思い出してまたくすりと笑う。 あの娘たちとは別の娘たちが村の入口にいて、やっぱり旅人たちを困らせていたものだった]
…いい眺めだこと。 嬉しいわ。
[瑠璃葉の頬に紅がさすのをにこと眺め。 参加してもいいと言う彼女の頬が緩むのに同じように頬が緩んで]
良かったわ。 私もあなたといると楽しいもの。 一人でいて、連れて行かれたら困るし、ね?
[悪戯っ子のような目をして、笑い]
(28) 2012/09/30(Sun) 14時頃
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――鈴華さんが怒られるのは本意じゃないなぁ。
[微笑む鈴華の応えに西野は後頭を軽く掻く。 誰が怒ろうかなど西野自身には見当がつかない。 そうした事に頓着しない性質が彼女を困らせると 未だ気付かずにいた]
それなら途中まで。
[鈴音にふっと目を細め、手握り締める彼女を招く。 歩調合せ向かう先は我が家同然の村長の屋敷]
(29) 2012/09/30(Sun) 14時頃
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―村長の屋敷―
[勝手知ったる屋敷の玄関。 引き戸を開けば出迎える足音が聞こえてくる]
只今戻りました。
[足音の主は奉公人の一人]
奥方に取り次いで貰えるかな。 僕は親父殿に会ってくるよ。
[鈴華の方をちらと見遣り彼女の案内を頼む]
(30) 2012/09/30(Sun) 14時半頃
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[西野は奥の書斎へと足を運んだ。 部屋の前で小さく息をのみ、真っ直ぐ前を見詰めた]
只今戻りました。
[中へ促す老成した声に 西野は短く返事をし屋敷の主と対面する]
酒と村の実りを祠に供えて参りました。 集会場での準備も滞りなく。
[凛とした声で報告を済ませ]
神社と旅籠の様子はこれから見て参ります。 ――嗚呼、奥方に客人が。
[ぽつと一つ付け足すようにして西野は部屋を辞した**]
(31) 2012/09/30(Sun) 15時半頃
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|
…
[本意ではない。
そう言って頭を掻く西野が酷く遠くに思える。 常に穏やかな、その振る舞いが。 幻のように感じて、苦しくなる。 それはきっと自分が。]
"ごめん、なさい―――――"
[音には出来ない謝罪の言葉は、不意に髪を撫ぜた柔らかい風に流された。]
(32) 2012/09/30(Sun) 16時半頃
|
|
…はい。
[向かう先は同じ。 西野に招かれれば、小さく頷いて。 自分に歩調を合わせてくれる彼の半歩後ろを歩く。 意識して、隣を歩かないように。
道中、近付く祭りの雰囲気を感じれば。]
――――――龍神様はヒトの、どういう所が好きなのかな。
[小さく呟いた。]
(33) 2012/09/30(Sun) 16時半頃
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―村長の屋敷―
[西野が居なければ着の身着のままの鈴華はすんなり部屋には通して貰えなかったかもしれない。 誰の目から見ても明らかに場違いな、招かれざる客人。
奉公人に案内された一室で、夫人に事情を説明すると、彼女は目を丸くした。]
…一月、後…
[洋服の、特に今回のような正装着の仕立てに時間を要することは夫人は十分承知していたらしく。 丁寧に仕上げて欲しい為、余裕を持って注文に出したという。]
(34) 2012/09/30(Sun) 17時半頃
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……申し訳、ありません。 私の、勘違い…で、奥様にはとんだご迷惑を… 本当にどうお詫びしたらいいのか…
[頭を下げる。
これがどういうことかもう解っている。 込上げてくる様々な感情を無理に制御しようとして。 そんな顔を見せる訳にもいかなくて。 ただ、息が苦しくて。
顔をあげてと掛かる声に首を振り、只管頭を下げ続けたのだった*]
(35) 2012/09/30(Sun) 17時半頃
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/* ひと来ないかな。 設定、素敵だと思うんだ。うん。 私も何か宣伝とか協力、出来たらいいのだけど……
…それにしてもこの子。 こんな設定でごめん、なさい。
(-3) 2012/09/30(Sun) 18時頃
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昔からずっと、続いている伝統の一つですね。 来年も、再来年も、続いてゆくのでしょう。
[小さな笑い声を零して、瑠璃葉は花穂に同意する。 眼差しは未だ見ぬ未来に向かい、面白そうな色を灯した。 室内の蕾形の電笠が、淡い色で辺りを照らしている。 ランプのせいか、いつもより赤い頬はなかなか引く事もない]
ご一緒出来たら嬉しいです、花穂さん。 あなたが連れて行かれても、困りますよ。 こうやってお会いできる事が、私にとって一番の楽しみなんです。 双龍湖の方に行く時は、気をつけないと。綺麗な場所なのですけれどね。
[人の目が無いからと、呼び名を改める事はない。 それでも仕事があるからと、楽しい時間に頭を下げ、終わらせるのは娘の方になる。 いつものこととはいえ、ほんの少し、寂しそうな顔で**]
(36) 2012/09/30(Sun) 20時半頃
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|
わたくしが連れて行かれたら…? あら、それは気をつけないとね。 …ふふ、先ほど、寄ってきたのよ。 とても綺麗だったわ、今年もね。
[赤い頬を眺めながら、笑い]
あら、もう? …そうね、お仕事があるものね……。 [少し、残念そうな表情を乗せて]
では、お暇になったら来てくださる? そうしたら、わたくしも行くわ。
[ゆるやかに笑うと、寂しそうな顔をした彼女を見送って。 しばし、村の中に目をやる]
龍神様…ね。
[何度も何度も聞いた、御伽話]
(37) 2012/09/30(Sun) 22時半頃
|
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チヱコさん、いるのかしら。 嗚呼、あとあの家とあの家にご挨拶して…
[ひぃふうみぃと指折り数え、その前にと座布団に座って足を*伸ばした*]
(38) 2012/09/30(Sun) 22時半頃
|
|
―回想―
[屋敷までの道中。 鈴華の謝罪は西野の耳にまでは届かない。 何か紡いだのが口の動きから分かったが 不思議そうに瞬き、首を傾げ彼女を見詰めるのみ]
ヒトの、好きな所?
[龍神の話となれば考えこむように柳眉が寄せられる。 西野は鈴華を横目に見遣り]
―― 一生懸命な所、かもしれないね。
[微かに笑むかたちをくちびるにのせ呟いた]
(39) 2012/09/30(Sun) 22時半頃
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書生 ニシノは、メモを貼った。
2012/09/30(Sun) 22時半頃
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―双龍湖のほとり―
[人が通った形跡のある、なだらかな道をゆっくりと歩く。 深く濃く茂る森が開けて、広々とした湖が見えると、彼は目を細めて感動のため息を吐いた。 湖は想像してものよりずっと大きくて]
…なんて静かで、綺麗なのだろう。
[幼子だった自分が見ても今と同じように感じたのではないだろうか、と記憶にない過ぎ去った時に思いを馳せた]
(40) 2012/09/30(Sun) 23時頃
|
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[なんなく同い年くらいの子と遊んでいた思い出はあるものの、それは記憶というには朧げだった。 ふらりと吸い寄せられるように湖の縁まで寄り、袖をたくし上げ、水面へと手を伸ばす]
…冷たいねえ、雪解け水みたいに。
[呟いた後、伸ばした手を引っ込めて、懐から取り出した手ぬぐいで水の滴を拭きながら顔を上げると、雨になりそうな暗い雲が近づいてくる様子が見えた]
これは、一雨来るかな?
[普段は別の町にいる身。 祭りの日に雨が降る予兆を不思議とは思わず。只、濡れぬうちに村へ戻ろうと考えて、早足に森の中の道へ戻っていた]
(41) 2012/09/30(Sun) 23時頃
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―宮田家の裏→双龍湖―
[父からの湯治の話やら火傷の痛みで、 少し気が滅入っていた。
思い立って家を抜け出し、 行き慣れた道を歩いてゆく。
一般的に知られた双龍湖への道とは違い、 あまり人に会わなくてもよい道だ。
この外見が、他人を驚かせてしまうのは心得ているから――。
他にこの道を知っている者があるかは知らないが、 未だ誰ともすれ違ったことの無いこの道を、好んで使った。]
(42) 2012/09/30(Sun) 23時半頃
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包帯 ミヤタは、メモを貼った。
2012/09/30(Sun) 23時半頃
後家 カスイは、メモを貼った。
2012/09/30(Sun) 23時半頃
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/* うむ。
役職決まるまですてるす。
(-4) 2012/10/01(Mon) 00時頃
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[屋敷の玄関を潜り外に出る。 鼻を掠めた湿り気に西野は徐に空を仰いだ]
あ、れ ?
[晴れるだろうと思っていた空模様が怪しい。 暗い雲が近付くを認め西野は渋い表情をした]
祭りの前に雨なんて――…
[珍しい、と音なく紡ぐ]
(43) 2012/10/01(Mon) 00時頃
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