
833 Bloody Maria
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が1人、聖痕者が5人、囁き狂人が6人、人狼が1人いるようだ。
|
……ジッ、……ジジッ……タララ…タ、タ…… ザーーーーーー……
(0) 2016/08/03(Wed) 01時頃
|
|
92(0..100)x1
(-0) 2016/08/03(Wed) 01時頃
|
閉ざされていた食堂の扉が、唐突に開け放たれ騒々しい音を立てた。
カツカツと踵の音も高らかに、闇色のマントを纏いし館の主が歩み入る。
そのまままっすぐに、食堂の最奥である窓際へと進むと、芝居がかった仕草でくるりと体を反転させ、一同を見回した。
その仮面の奥の眼差しが、客人の一人一人を順に捉え、全員を確認して、それからゆるり、口元が弧を描く。
金の流麗な文字が頭上に浮かび、次々と言葉を紡ぎ出す。
(#0) 2016/08/03(Wed) 01時頃
|
『全員集まったようだね』 『舞台装置は整った』 『幕が上がるよ』 『さぁ』
『物語の最終章を始めようか!』
(1) 2016/08/03(Wed) 01時頃
|
|
- 現在 -
[私を必要としてくれていると実感出来るのは 感謝され笑顔を向けられた時。
奇跡を神に感謝しているのかも知れないが、 時々向けられることで、私の存在意義を。 生きる赦しを得ていた気がした。
他のものでの笑みでは無く、私が成した事で笑ってくれれば。
そんな欲はやはり醜いだろう。
だが、眼帯の男は不思議な事を言っていた。]
シェニ……様、ですか?
[どちらか判らない言い方>>0:282に、困惑を浮かべつつ 無礼にならない様にと敬称を付けて名を繰り返す。
学者がいるなら貴族もいるかも知れないと観察していたが、 フェイへの話し掛けは少し難しい物言いに感じた。
答え辛い問い方に私も答えを探す様に考えながら、 フェイの答えを期待して耳を傾けた。]
(2) 2016/08/03(Wed) 01時頃
|
|
[閉ざされていた食堂の扉が、唐突に開け放たれ騒々しい音を立てた。 姿の無い影が、鏡の、硝子の、磨かれた食器の、カップの水面のその向こうでかつん、かつん、と靴音を鳴らす。 そのままゆるりと、食堂の最奥である窓の内側で、芝居がかった仕草でくるりと体を反転させ、一同を見回した。 ゆるり、口元が弧を描く。]
(3) 2016/08/03(Wed) 01時頃
|
|
……綺麗、ですか?
[徐々に声色も間も変わっていくシェニの様子を 気遣って伸ばし掛けた手が止まる。
鋭い牙と共に投げられた言葉>>0:285の意味が判らず、 ほんの少しの間を置いて。]
……初めて、です……そんな風に言われたのは……。
[つ、と涙が零れた。]
ああ、すみません。 大概汚いと言われてばかりだったので。
つい。
[穢れを引き受け続けて色を変えた肌や髪を 蔑む者が殆どだった。
奇跡だけを我がものとした教会の扱いにも 怒りを覚える事も知らないまま、そんなものだと 思っていたから。
単純に嬉しくて涙を溢してしまったが。
よい大人が簡単に泣くものではないとは教えられていたから、 慌てて袖口で拭って頭を下げるしか出来なかった*]
(4) 2016/08/03(Wed) 01時頃
|
|
/* 囁きー。
うふふ、絡みにくいキャラなのは承知の助。 こういうタイプで絡みに行くというチャレンジですともさ。
って事で振るのね。
53(0..100)x1
(-1) 2016/08/03(Wed) 01時頃
|
|
『全員集まったんだね』 『舞台装置は整った』 『幕を上げよう』 『さぁ』
『物語の最終章が始まるよ』
(5) 2016/08/03(Wed) 01時頃
|
|
そう、これは、閉じる世界の物語。 僕が演じる、最初で最期のプルチネッラ。
例え総てを壊しても、 僕は御前をトラジェディアンにはしないよ。 ──絶対に。
(-3) 2016/08/03(Wed) 01時頃
|
|
/* ギュルセル!今、投下したらあかんで!! (だいちさんとギュルセルむぎゅむぎゅ)
(-2) 2016/08/03(Wed) 01時頃
|
|
[果実水で喉を潤しながら。沈黙の先を待つ。>>0:273 そんなに、変なことを訊いただろうか。]
……固有の、能力。
[新しく知った吸血鬼の知識。 リアントのように、動物になれるものがあれば。 オブシウスのように、死者を操るものもあるということ。]
もしその能力を貴方が自ら選んだのだとすれば、 死者の眠りを妨げるなんて、とっても悪趣味ね。
[教えてもらった事実だけで、全て知ることなんてできないから 湿ったくちびるから零れたのは、一般的な感想だったけど。 こくり、と最後の一口の飲み干して 空になったグラスをテーブルに置けば。 わたしはもう一度、虚ろな聞きはしても目をした従者を見る。]
──でも。 死んだ後も動けるなんて、ちょっとだけ羨ましい。
[睫毛を揺らし。珊瑚色を細めて、呟いた。]*
(6) 2016/08/03(Wed) 01時頃
|
|
/* ふおお地震!!!
取り敢えず素数を数えるふりしてふぉーちゅーんを振るよ!!
9(0..100)x1
(-4) 2016/08/03(Wed) 01時頃
|
|
/* 100で9とかどう言う事wwwww
取り敢えず色々大丈夫な気がする。
(-5) 2016/08/03(Wed) 01時頃
|
|
/* あ、投下しても大丈夫だったか_(:3」∠)_ あかん眠いみたいや(ふるふる)
ついでにダイス降ろう。 95(0..100)x1
(-6) 2016/08/03(Wed) 01時頃
|
|
/* 日替わり間に合わなかったあああ!!! ごめんね、ごめんね。
とりあえずふっておこう。 てやっ 51(0..100)x1
(-7) 2016/08/03(Wed) 01時半頃
|
|
/* ギュルセルっょぃ。悪意に対して純粋さには強いんだよね( ˙ ꒳ ˙三 ˙ ꒳ ˙ )
(-8) 2016/08/03(Wed) 01時半頃
|
|
/* プルチネッラ(イタリア演劇のピエロ。喜劇役者) トラジェディアン(悲劇俳優)
(-9) 2016/08/03(Wed) 01時半頃
|
|
/* 刺す人メモに中の人記号がないのは意図的な仕様です
(-11) 2016/08/03(Wed) 01時半頃
|
|
/* フィオレの余命は37(0..100)x1
(-12) 2016/08/03(Wed) 01時半頃
|
|
[吸血鬼を人と呼んだぼくの言葉に、リアント様はクスクスと笑って頷きました。>>0:289
だけどね、と言って続けられる言葉は、これもまた助言や忠告めいたもの。 ぼくはそんなに危なっかしいでしょうかと、浮かんだ疑問は胸の内だけに秘めておきました。 そのまま肯定されてしまったら、少なからず落ち込みそうな予感がしたからです。 黙っていてもこの調子では、早晩誰かに指摘されそうではありましたけど。]
ふふっ ぼくのことをガブリとする時は、甘噛みでお願いしますね。
[ぼくを見て、何かを思い出したように目を反らすリアント様。 口元を手で覆って表情を隠すのに、ぼくは気付かないふりをしました。]
(7) 2016/08/03(Wed) 01時半頃
|
|
[良い環境とは、一体なにを基準にして言うのでしょう。 上を見ればきりがなく、下を見ても底は遠いはずです。
けれどぼくは、自分が育った環境も、今日まで生きて来た境遇も。 なにひとつ不幸だとは思っていませんでしたから。]
はいっ
[答えと共に浮かべた笑顔に、嘘や誤魔化しはありません。 優しいムッターとたくさんの兄弟たちに囲まれて、ぼくはとても幸せでしたから。
ぼくの不思議な力でお金を得ることもできたはずなのに、孤児院の誰もそうしようとはしませんでした。 それどころか、身体の弱ったぼくを心配したムッターは、16歳を過ぎてもぼくを孤児院に置いてくれました。
貧しい孤児院の事を思うなら、ぼくのようなお荷物は他の子供たちのように16歳で孤児院を出るべきでしたのに。
リアント様の視線が、他の人の様子を見る様にぐるりと周囲を見渡します。 それにつられて僕の視線もぐるりと巡り。
騒々しく開いた扉に、またぼくの心臓はびっくりして飛び上がりました。>>#0*]
(8) 2016/08/03(Wed) 01時半頃
|
|
/* >>1>>5これを見て唐突に 脳内をCrazy ∞ nighTが駆け巡る深夜
(-13) 2016/08/03(Wed) 01時半頃
|
|
/* 今が21年なので、フィオレの元の寿命は58年…? 結構適正値かな
村建てに確認したところ、契約を結ぶと聖の力で削れていた寿命は本来の長さに戻るらしい。 フィオレ本人はあと3年くらいしか生きられないと思ってますが。 契約後は37年生きるんですね…
37年も彼らの属する世界が存在していればですけど(
(-14) 2016/08/03(Wed) 01時半頃
|
|
/* 皆普通2ケタは行くよな?(首傾げ)
(-15) 2016/08/03(Wed) 01時半頃
|
|
/* 「ルーチェ」と言う本名も 「人の行く手を照らす光であれ」と言う他人の力になれという意味で 「この子の行く先に光あれ」ではないのですよね
多分、この母親、自分がよく見られるためなら普通に子供差し出すと思うの。お稚児さんだの人身御供だのに(おい 地元の教会が腐ってなくてよかったね(こら
いや、母親の暴挙を善行と持ち上げてる時点であれだけど
(-16) 2016/08/03(Wed) 01時半頃
|
|
/* 自分のロルの誤字の多さに顔を覆う…… わたしはもう一度、虚ろな目をした従者を見る、 だよ… 聞きはしても ってどこから割り込んだお前……
(-17) 2016/08/03(Wed) 01時半頃
|
|
/* ところで、このダイスは何のためだろう???
(-18) 2016/08/03(Wed) 01時半頃
|
|
45(0..100)x1
(-19) 2016/08/03(Wed) 01時半頃
|
|
みっともないところをお見せしました。 少し顔を洗って来ます。
[袖で目尻を拭って見たが、何処か身体がおかしいのかも知れない。 なかなか涙が止まる気配を見せず、 このままでは迷惑かと、シェニとフェイの2人に断って 顔を洗って来ようかと先程案内してくれたピエロを 探そうとした**]
(9) 2016/08/03(Wed) 01時半頃
|
|
[金の指輪を親指に嵌めた左手を閃かせると、その場にいた全員の手元に、金色の鍵が現れる。 それぞれに、どことなく持ち主の色を想わせる宝石が一粒はめ込まれていた。]
『滞在中は、各人部屋の一つをお貸ししよう』 『必要なものがあれば遠慮なく言っておくれ』
[つまりはその部屋の鍵というつもりなのだろう。 肝心の部屋がどこであるかは、いつの間にか部屋の扉に現れた飾りの宝石で知れるのであった。]
(10) 2016/08/03(Wed) 01時半頃
|
|
『そうそう。』
[闇世に生きる者達の脳裏へ、直接金の文字が浮かび上がる。]
『先に断っておくけれど、』 『ここにいる人間達は、いずれも奇跡の力を有する者達だ』
[そのことに気付いていた者、気付いていない者どちらもいたかもしれない。 しかし詳しい説明を自らする気は今のところ無いようで、さらりと流す。]
『だからね』 『迂闊に牙を立てようとすると、痛い目を見るよ』 『僕が、何もしなくてもね』
[そんなことを言いつつも、男の表情はピクリとも変化を見せなかった。]
(*0) 2016/08/03(Wed) 01時半頃
|
学者 フェイは、メモを貼った。
2016/08/03(Wed) 01時半頃
|
『さて、』
[男は軽く首をかしげ、徐に視線をコーラリアへと投げかける。]
『この世界の事、住人の事』 『少しは分かった?』
[短い時間とはいえ、実際に話をしてみて何を感じたか、尋ねてみたのだろうが、あまりにも大雑把すぎる問だった。 しかし返事を待つ気も無いようで、そのままギュルセルへと視線を投げる。]
『ここには貴方の知るような病人はいないんだろうね』
[まるで彼らの会話を聞いていたかのような口ぶりでもあったかもしれない。 実際聞き耳を立てずとも、どこに居ても会話の端々は耳に入ってしまう事があったりする。]
『まぁまずは、我々吸血鬼の話から始めようか。』
(11) 2016/08/03(Wed) 01時半頃
|
マスケラは、闇世の事、吸血鬼の事をかいつまんで語る。
必要があれば、場にいる吸血鬼達から後程補足があったかもしれない。
それらを集めれば、この闇世に生きる吸血鬼の事は概ね理解することができるだろう。
そして、吸血鬼の嫁、という者について語る。
曰く、不死者である吸血鬼が、唯一その命を終えることができるのが、嫁と呼ばれる存在を得た時である。
嫁と呼ばれる存在は、吸血鬼同様一度時を止め、そして本来生まれ持った筈の分だけの時間を共に過ごし、そして最後は共に消える。
『だけど、例外もいるんだよ』
その例外が、男自身であることは語らぬまま、そう締めくくる。
嫁についても足りないところがあれば、いずれ質問に答えるなり、近場の吸血鬼に任せるなりするだろう。
(#1) 2016/08/03(Wed) 01時半頃
|
『さて、ここからが、本題だ』
[両の掌を合わせ、ぐるりと食堂を見回す。 男の視線は人間のみならず、吸血鬼も順に捉えた。]
『僕はね、闇世を終わらせてしまおうと思うんだ。』 [つまりは終わらぬ時を終わらせるため。 そのルールを司る、世界ごと抹消してしまおうという。 酷く乱暴で、しかし唯一の手段であった。
闇世を終わらせるには、もう一つ別の世界を作って、ぶつけてやればいい。 男にとっては、それはごく自然な発想だった。 言及されたとしても、これに関しては明確な答えを得ることができないだろう。 そして、事もなげに告げる。]
『あなた方には、新しい世界を生み出してもらう。』
[どうやって。
簡単な話だった。 闇世の創世をもう一度、なぞれば良い。 その為に必要なものは、もうこの場に揃っている。
男は笑みを崩さぬまま、集められた人間達に告げる。]
『あなた方に期待するのは、一つだけ。』 『ここに居る吸血鬼と、嫁の契約をしてほしい。』
[これだけいれば、一人くらい成功するだろう、と。 そう、言いたいらしかった。]
(12) 2016/08/03(Wed) 01時半頃
|
|
/* 過剰多角一歩手前の状態にしてしまい申し訳ありません。
だがこの図体とチップで泣くとか我ながらどうよ。
(-20) 2016/08/03(Wed) 01時半頃
|
|
/* >>7 甘噛みじゃなくて一息でって言えばよかったな…
(-21) 2016/08/03(Wed) 01時半頃
|
|
― マスケラが現れる前の食堂にて ― [笑いかければ睨むような目つきと不満そうな口元>>0:286 しかし、オブシウスにはその理由が分からず不思議そうな目を向ける。
彼としては、恐怖に立ち向かう人間の勇気に対して敬意を払ったつもりだが、いかんせん年も種族も性別も何もかもかけ離れた者同士だ、その認識の差は拭いづらいのだろう。
やがてテーブルの説明を終え、願いを口にするコーラリアを見守る>>0:287 現れた果実水を口にして輝く珊瑚の瞳は純粋無垢な美しさがあり、どこか手の届かない遠くの世界の美を眺めているような寂寥感をオブシウスに抱かせた]
赤く甘い……?
[コーラリアが直前に望んだのは「赤い果実水」しかし、グラスの中それは透き通った黄色。 彼女の中の記憶が曖昧だからだろうかと思いつつも疑問が口をついて出る。
そうしていると、何やらテーブルに向かって出そうと念じているが上手くいかない様子で肩を落とす様子に、せっかくなので手を貸そうと声をかける]
何か欲しいものがあるなら言ってみるといい。 イメージが纏まらないなら、私が出しても構わないが……?
[コーラリアが極度の箱入りである事を知らないオブシウスは、彼女が何か特殊な食べ物を思い描いて失敗したのだろうと、素直に興味を引かれて何を出そうとしたのか聞いてみる事にした]
(13) 2016/08/03(Wed) 02時頃
|
|
[率直な感想を述べるコーラリアにふっと自嘲げな笑みを浮かべる。>>6]
私の場合は、気付けば使える様になっていたからな。 望んでいたのかまでは――……分からない。 確かに、悪趣味だな。 ふふっ……だが、面と向かって口にしたのはお前が初めてだ。
[最後の言葉はどこか楽しげな口調で呟かれる。 それは、食堂に来る途上でシェニと秘かに会話をした時と同じ口調と笑み。 どこか憂いと翳りを帯びた、しかし安堵にも似た笑みだった。 しかし、従者を見上げて呟かれるコーラリアの言葉にすぐに普段の表情に戻る]
羨ましい……? それが例え主の命令に背けない傀儡であっても……か?
[オブシウスの表情がさっと険しくなる。 そうしてコーラリアの真意を問うように細められた赤く美しい珊瑚の瞳を見据えた]
(14) 2016/08/03(Wed) 02時頃
|
|
[目の前に流れる金文字とは別に 脳裏に直接浮かぶ金の文字>>*0
ここに集められた者たちの特性を聞けば、ほう、と、どこか意を得たというように息を吐いた]
なるほど…あの人の子はその力故に教会に囲われたか。
[先程まで話していた相手を思い出す。 他の者たちも同じような物か、話をすればわかるだろうか。 そうして、続けられた注意事項に小さく笑う]
言われなくても無闇に噛んだりはしないさ。 味見をするまでもなく、嫁になれば極上の物になるんだろう?
[それ以上に、必要以上の吸血を好まぬ男は それだけを人には聞こえぬ声で伝えた。*]
(*1) 2016/08/03(Wed) 02時頃
|
|
[ガブリとする時は甘噛みで、 そう言ったフィオレ>>7に俺は少しだけ眉を下げて笑った。
隠した表情については、何も言われなかったから それは多分心遣いなんだろうなって、内心で感謝をして。
元気よく返事をしたフィオレの笑顔には何の翳りもなくて。>>8 俺も釣られて小さく笑う。
俺が予想したとおり、人を疑うことを知らなそうな彼は 幸せな人生を送っていたんだろう。 人だった頃の俺と同じように?
幸せの度合いなんて、比較するものではないだろうけどさ。
幸せだったなら、戻りたいって思わないのかなって思ったけど 敢えてそれは聞かないでおいた。
戻りたいって言われても、俺にはどうしようもできないし、 帰りたそうな素振りも今は見えなかったから。
俺と同じように食堂内に視線を巡らせる彼に]
フィオレはどうして此処に呼ばれたかは―――…
[問いかけようとしたところで、騒々しく開いた扉に目を向ける。>>#0
マスケラが始めた計画の説明に耳を傾け、 もとい、浮かび上がる金字に目をやった。>>1*]
(15) 2016/08/03(Wed) 02時頃
|
|
/* ああ、メモだとダイスが振れないのか……。 ではあらためて、ころころっと!
95(0..100)x1
(-22) 2016/08/03(Wed) 02時頃
|
|
[>>6自らの従者を羨ましがるコーラリアに聞こえぬ声で呟く]
羨ましいなら、今ここで私の手にかかればいい。
[それは本心ではなく、怒りから出た言葉]
/* 赤チャで呟こうとしたけど、リアントにふるぼっこにされそうな気がしたので独り言で呟くチキンここに光臨!!←
(-23) 2016/08/03(Wed) 02時頃
|
|
―食堂にて―
[不意に扉が開け放たれ、靴音が響くのに顔を上げる>>#0 館の主、この計画の首謀者の姿を認めれば、残っていたワインを飲み干し 芝居がかった言葉が金文字となって流れ消えるのを見つめていた。
同時に目の前のグラスからも音が聞こえて気がして>>3 うるさい、と言うように指先で縁を弾いた。
窓際の吸血鬼が手を閃かせたなら、弾いたグラスのその脇に金に輝く鍵が現れた。 飾りのように埋め込まれたのは針水晶>>10]
……ほう。
[どうやら滞在中の部屋の鍵らしい。 番号も何もないが、おそらくは「行けばわかる」のだろう。
コーラリアに話しかけたあとで、人の子たちにこの闇世のことや吸血鬼の事 そして、吸血鬼の嫁の事を説明していく。 人の子が疑問に思う事があれば、問われれば答えるくらいはしただろう]
(16) 2016/08/03(Wed) 02時半頃
|
|
[本題だ、と前置きをして視線は吸血鬼をも見据えていく。 ここからの話は吸血鬼自身にも重要な事。 とはいえ、やはり伝えられるのは簡潔なそして唯一の「闇世を壊す方法」
人の子たちは、何処までそれを理解できただろうか。 マスケラの紡ぐ金文字が途切れたらしいところで、人の子達に向けて声を掛けた]
そういう事だ。
難しい事じゃないさ、君たちがこれからこの闇世で共に添い遂げてもいいと思う相手を一人選べばいい。 そうだね、この闇世で退屈しない相手を選ぶのも大事だと思うよ。
[そういう声は、先程までの退屈そうな様子からどこか楽しげなものに変わる。 さても、自分を選ぶのは損だとでも言うように]
解らない事は何でも聞くといい。 相互理解は大事だろう?
[そう言って、数百年ぶりに感情の光の宿る瞳を見せて、笑っていた。**]
(17) 2016/08/03(Wed) 02時半頃
|
|
[手元に現れたのは金色の鍵。>>10 俺の元に現れたそれにはダイヤがはめ込まれていた。]
ふうん? 人によって内装違ったりするのかなあ。
[首を傾げてから懐にそれを仕舞う。
闇世の終焉。その本題に入る前。
人の仔らに向けて闇世や吸血鬼についての説明は>>#1 見るともなしに見て。
本題へと至れば食堂を見渡すマスケラの仮面へと視線を向ける。>>12]
………嫁の契約。
[新しい世界。 それを生み出す方法に僅か表情が翳る。
確かに闇世の終焉は、面白そうな話であるし 俺のビョーキが治るかもしれない。
けれどその成功に自分が至れるかは疑問だった。
誰からも嫌われないように生きていた俺は、 人間を、自らと関わる人たちを等しく好いていたと思うけれど
特別誰かを愛したことはあっただろうか。―――反語。**]
(18) 2016/08/03(Wed) 02時半頃
|
|
[騒々しく開かれた扉と、リアントよりも一層芝居がかった大仰な仕草>>1は、嫌でも食堂に居た全ての人の注目を集めたでしょう。 マスケラ様の左手が閃いて、ぼくの手元に見たこともないきれいな金色の鍵が現れました。>>10 金色の中に埋もれる透明な水色の石がなんという宝石かは、学のない僕には分かりません。 硝子玉だと言われてもその宝石はとても澄んでいたので、簡単に信じてしまうでしょう。
そして、金色の文字で語られるいくつもの話し。 まるで空想世界の絵物語のような内容ですが、マスケラ様の存在自体が全てを肯定しているので、ぼくは黙って空中に綴られる文字を追いました。
闇世について。 吸血鬼について。 人と吸血鬼の間で交わされる契約について。>>#1
最後にマスケラ様は、仮面に隠れていない口元に絶えず笑みを浮かべたまま。 ぼくたちに。 この館に集まった吸血鬼と、集められた人に、契約を結んでほしいと告げました。>>12]
(19) 2016/08/03(Wed) 02時半頃
|
|
なんだか、壮大な内容でしたね。
[新しい世界を生み出すなんて。 動物に変われる力も、人の傷や病を癒す力も。 全てがちっぽけなものに見えてしまうと。
受け取ったばかりの鍵を早速持て余しながら、ぼくは独り言のようにリアント様へ呟きました。
本当は、マスケラ様に聞きたいことがあったのです。 人と吸血鬼が嫁の契約を結ぶことと、新しい世界を生み出すこと。 そこにどんな関係があるのか。
新しい世界を生み出して、いまある闇世を壊して。 それで、マスケラ様はどうやって救われるのか…。
分からないまま笑みを浮かべる仮面を見つめてみましたが、きっと答えは返って来ないのでしょう。 そんな風にマスケラ様の方へ目を向けていたから、すぐそばにいたリアント様の表情が陰ったのには気付けずに。>>18]
(20) 2016/08/03(Wed) 02時半頃
|
|
リアント様。 折角ですから、座って何か飲みませんか?
[本当は、ぼくが一番飲みたかったんですけど。 だって久しぶりに沢山人としゃべったのと、何度もドキドキしたせいで、喉の奥がなんだか重くなっていましたから。
この部屋では望んだ物が出て来るとは知りませんから。 リアント様の返事を聞いた後で、ぼくは先ほどまで人が集まって食事をしていたテーブルへ向かいます。 先ほど目が合った金色の瞳の彼は、まだそのテーブルに居たでしょうか?**]
(21) 2016/08/03(Wed) 02時半頃
|
|
─ オブシウス/ワイングラスの赤と赤 ─
[グラスに注がれたその色は、葡萄を潰して、発酵させた青みを含むような上等なワインレッドの筈だった。 けれど、丁寧に磨かれた曲面に映り込むのは酷く新鮮な、そう、まるでヒトの子の身に流れるような──赤。
べとりとその赤を身に纏った、およそ人とは言い難い姿の男が、苦悶の表情でオブシウスを睨め付ける。]
『まだ罪を重ねる気か?』
[地を這いずるようなおぞましい声だった。 恨めしそうに告げた台詞に、果たしてどんな視線が返るのか。 止まったような時の中で、化物の喉がゴボゴボと湿った音を立てた。]
『復讐は果たした。その結果としてあの男の算段に載るのは仕方が無い事だ。 だが聡明なきみが気付かぬ筈はないだろう。この館に吸血鬼とヒトの子が集められた以上、ヒトの子は贄でしかない。…フィオレといったか、あの子も』
[贄だ。 血塗れの化物はオブシウスによく似ていた。 よく似たその顔で、にたりと、似ても似つかぬ笑みを浮かべる。]
『それとも今更関係無いかね、子供の一人や二人。 それはそうだ、今まで散々殺したものなあ!』
[揶揄する口調で、ワイングラスに映る赤はオブシウスの傍に控える従者を顎でしゃくる。そいつにも、妻子があったかもしれないのに。 嘲る語調にギラギラと光る目だけが、饒舌に憎悪を滲ませていた。]
『その手で、その計略で、何千何万を屠っただろう?どれくらいの人がきみの家族と同じ目に遭ったんだろうね?』
[それでもまだあの男に従って罪を重ねるのかな? 哄笑が渦巻いて、鮮烈な赤が不意に揺らぐ。やがて青みを取り戻した深いワインレッドの果実酒から、血濡れた化物の姿は失せていた。*]
(22) 2016/08/03(Wed) 02時半頃
|
|
/* メモが煩いよお前>roki
(-24) 2016/08/03(Wed) 03時頃
|
|
/* フィオレたんを何回も何回もフィレオにしてしまう お魚バーガー食べたい
(-25) 2016/08/03(Wed) 03時頃
|
|
/*明日こそは煽られに逝こうという決意
ゴーストのロル、ほんと濃いな…。 圧倒される。好きです。
(-26) 2016/08/03(Wed) 03時頃
|
|
[集められた吸血鬼は呼ばれた理由くらいは知っていたから 人間たちもてっきり知っているものだと最初俺は思っていたわけだけど コーラリアやフィオレ、他の人間たちの様子を見ていても どうやらそうでもなさそうだって漠然と思っていたのが、 マスケラが人の仔らに説明を始めたことで納得できた。
闇世を終わらせるとか、 吸血鬼の嫁だとか、 それを初めて聞く人間達はどんな反応をしただろう。
一緒にいたフィオレは、そこまで驚いてはいないのか、 はたまた呆気にとられているのか。
なんだか壮大、そんな感想に>>20、ほんとにねえ、と 他人事みたいな口ぶりで返した。
説明を聞いてもどうにもピンときていなかったりもして。
吸血鬼や嫁の話ならば人に聞かれたとして、 俺でも答えられただろうけどマスケラの思惑まではわからなかったし。
フィオレがマスケラを見ながら何か聞きたげな様子をしていたのも 俺は別のことを考えていたから、気が回らなかった。]
(23) 2016/08/03(Wed) 03時頃
|
|
あっと、ごめんごめん。 立ち話させてしまっていたね。
うん、何か飲もうか。 お腹が空いていたら食事もするといいよ。
[フィオレの誘い>>21に、気が利かなかったことを謝ると 猫になった時に床に置いていた空の皿を拾って テーブルへ向かう彼の後に続いた。
[俺より大分先輩にあたる吸血鬼のルチルと目が合えば、 気安く手を挙げて挨拶をする。]
やあ、ご機嫌はいかがかな?
[俺の知る限りの彼は、会う機会があっても 常に退屈そうな顔をしている印象。
長く生きてるとそういうもん?とか、 俺はあんまり気にしたことはなかったけど さっきは少し、機嫌がよさそうに見えたな。>>17]
(24) 2016/08/03(Wed) 03時半頃
|
|
[空の皿はテーブルの上に置いて。
食べ物は、生憎うまくいかなかったけど 飲み物くらいはイメージできるかなって。
カップを想像しながらテーブルに手を差し出すと 湯気の立つ温かい紅茶が一杯、手元に現れた。
乾杯するにはちょっと不向きなそれを手にすれば]
こんな感じで出てくるみたいだよ。
[フィオレに欲しいものの出し方を説明したけど、 感覚的過ぎたかもしれない。**]
(25) 2016/08/03(Wed) 03時半頃
|
|
[色の違いに気づかれ、肩を竦めた。>>13 一度飲んだことのあるだけの、わたしの記憶は曖昧で。 オブシウスが飲んでいたような赤だったか それとも実際出てきた黄色だったか、自信がなかったから。
それでも味はまったく記憶と同じだったのを考慮すれば やはりある程度イメージも味もはっきりしていないと テーブルは叶えてくれないものらしい。
オブシウスからの申し出に、 無知を笑われやしないかとちらりと見て。]
食べたことのないものを、食べてみたかったの。 本の中でしか見たことがない、果物とか。
イメージが曖昧でも食べたことのあるものでないと、 だめみたい。
[食べものを筆頭に、多くを知らないことを白状した。 見るからに重ねた年月の違うオブシウスと、 積み上げた知識差を張り合うこと自体無謀なのだけど。 不思議な顔をする相手を認識できないことの差が、妙にはがゆい。]
(26) 2016/08/03(Wed) 03時半頃
|
|
[悪趣味という感想に対して 何故か笑うオブシウスに向けたのは、怪訝な目。>>14]
何故笑うの? 貴方が望んだ力じゃないのなら、謝るわ。
[特別なことを言ったつもりもないし、 ましてや褒められるような言葉でもない。 自嘲、憂い、翳り、安堵。 それらが複雑に混ざる笑みの裏を。 わたしがまだ知らないものの奥をもっと知りたくて、 変化する表情を追い掛けながら。
不意に険しくなったその顔に、びくりとグラスを置いた手が固まった。 笑みの消えた表情から感じたのは、咎めるような威圧。]
(27) 2016/08/03(Wed) 03時半頃
|
|
[浅く息を吸って、吐いて。 わたしはぎゅっとくちびるを引き結び直す。]
命令しか聞けないとしても。 それ以上なかったはずの時間が与えられたこともまた、 事実でしょう。
時間が欲しくても、ない私には……やっぱり、羨ましいわ。
[従者がオブシウスの手にかかったことなんて知らないから。 ただ、険しく深いその黒を、瞬きもせず見つめ返して。
もう一度繰り返したその時、食堂の扉が開け放たれた。>>#0]*
(28) 2016/08/03(Wed) 03時半頃
|
|
奇跡の力?
[脳裏に浮かんだ金文字に瞬きをする。 そういえばコーラリアはそんなことを言っていたな。]
それって吸血鬼の能力みたいな?
[詳しい説明をする気はなさそうだから返事には期待してない半疑問系。 へえ、と感心したように人間たちを見渡して。 襲いかかる気なんかは元々なかったけど、 …もしアレが来てしまったら?
ふる、と首を振って、ありがたいご忠告には、はーい、と良い子の返事をしておいた。*]
(*2) 2016/08/03(Wed) 04時頃
|
|
[テーブルに乗った空のグラスが、カツンと音を立てる。>>3
程無くしてテーブルに置いた手の脇に現れたのは、 赤い宝石がはめ込まれた金色の鍵。>>10 同じ色の瞳を瞬かせて、館の主と鍵とを交互に見れば。
その視線が、こちらを向いた。>>11]
わかったのは、ここが闇世ってことと。 吸血鬼って見た目がこわいわけじゃないことだけよ。
[生憎まだ知らないことの方が多すぎる、と不満げに呟いて。 移動した視線の先を追いかけ、黒い男の人をじっと見る。 病人、とはなんのことだろう。
そしていつの間にか食堂に増えている人の顔を 一人一人眺めている間にも。 館の主の話は進んでいく。>>#1]
(29) 2016/08/03(Wed) 04時半頃
|
|
[そうして、ぐるりと食堂内を一周した主の視線が もう一度、こちらを向いた。>>12]
……吸血鬼と、契約?
[新たに知る、『吸血鬼の嫁』。 闇世の終わりも、新しい世界もよくわからなかったけど。 笑うようになった金色の吸血鬼の言葉から、>>17 わたしはまだこれから、運命を選ばなければならないこと それだけは、わかった。
吸血鬼にとって、この話は知っていることだったんだろうか。 今身近にいる吸血鬼──同じテーブルを囲うオブシウスに 珊瑚色を向けて問いかける。]
貴方は、『嫁』がほしくてここにきたの?
[不死である吸血鬼。 嫁を得れば、その時間は無限から有限に変わるらしい。
嫁が持つ本来の時間。それは、つまり。 わたしは躊躇いがちに、空のグラスへ視線を落とした。]*
(30) 2016/08/03(Wed) 04時半頃
|
|
[窓辺で。もう何も映らないそれをただ、ぼんやり見つめ、細い指先で硝子をなぞり。幾度か溜め息をついた頃、その男はやってきた。
仮面の男が告げたのは、人間たちがここへ集められた理由。闇世の終焉。じっとそれらを見渡せば、各人どんな顔をしていたであろうか。
ふと気付けば手中に現れたひとつの鍵。ユークレースという名の、闇とブルーに染まった鉱物がひとつ、嵌め込まれた美しい鍵。触れれば崩れてしまいそうな儚さにもよく似て。
年長の吸血鬼が満足そうにそれを語りかけるのを>>17聞き、ゆっくりと頷いて。誰に話しかけるわけでもなかったが、きっと鎮まりかえった室内では誰にも聞こえる声で]
そうね。お前たちのことを知らないと こちらも“味”がわからないわけだし。
あなたたちも、選べないでしょう
[すっ、と目を細め、その場を見渡し。 まだ、話していない者も、多そうだ。*]
(31) 2016/08/03(Wed) 07時頃
|
|
へぇ、奇跡の力。 それって、味見ができないってこと? 同意さえあれば大丈夫なのかしら。
[現れた金文字にはすこし不満げな顔を見せて。何十年も大丈夫だったのだ、そんなに急ぎというわけでもないけれど。それでも、味見ができないのは餌を選ぶ上で不都合ではある。]
極上のものになる、って言っても。 その力があっては無闇に手を出せないわけだし それまでどぶ水を飲まされるのは、嫌だわ。
[>>*1 同胞のことばにも。灰の味で満たされた吸血鬼は、どこまでも不機嫌そうに。]
それとも。いまの私たちには“餌を選ぶ権利”はない そういうことかしら。
[周りのものを、そして仮面の男を垣間見るけれど、その反応はいかに*]
(*3) 2016/08/03(Wed) 07時頃
|
|
/* fortune→ 91(0..100)x1
(-28) 2016/08/03(Wed) 07時頃
|
|
[脳裏に直接響くようなさざめきが、心地よい。 この感覚も、ずいぶん久しぶりな気がするが、それは本当だろうか。 投げられる問には、順に、答えてゆくことにする。>>*1]
『そう、言われているようだね』 『僕は、“嫁”の血を口にしたことがないから分からないけれど』
[集う中では唯一の嫁のいる吸血鬼であるにもかかわらず、そんなことを言う。 嘘はついていない。 あの子の血を口にしたのは、彼女を嫁にした、そのたった1回だけだ。]
『そう、そうだね』
[吸血鬼の力みたいな?>>*2 質問と受け取ったのか、同意を示す。]
『人間は、神に与えられたGIFTと呼んだりもするようだよ』 『聖人として扱われた者もいる』
[必ずしも本人にとって幸せではないようだけれどね、とささやかに付け足して。]
(*4) 2016/08/03(Wed) 12時半頃
|
|
[リアント様がご機嫌ようと言う後ろで、金色の人にぼくもぺこりと頭を下げます。>>24]
はじめまして。 ぼくフィオレって言います。 ここ、座っても大丈夫ですか?
[食堂は広いので、わざわざ同じ席を選ばなくてもよかったかもしれませんが。 先程ちらっと目が合ってから、ずっと金色の目が気になっていたので。 許しが出れば、ふたつ並んだ金色がよく見える向かいの席に座ることにします。]
(32) 2016/08/03(Wed) 12時半頃
|
|
[よっこいしょと椅子に座って、ぼくはようやく人心地つきました。 杖もなしに立っているのは、久しぶりですから。
椅子に座ると、リアント様が持っていたお皿を置いて、白いクロスの上に手をかざします。>>25 何をしているのだろうと手元を見つめれば、ふわりと湯気のたつカップが現れました!]
うわぁ! 魔法みたいですね!
[今までかいだことのない上品な紅茶の香りに、ぼくはリアント様の手にあるそれは、孤児院で飲む紅茶の何倍も高価なものなんだろうなと思いました。
こんな風に。 そう言われても、ぼくはいまいちピンと来ず。 一体どうすればいいのか。 困った視線は、助けを求めるように金色の目を見つめました。**]
(33) 2016/08/03(Wed) 12時半頃
|
|
[味見、という言葉には、ふむ、と少し考えるそぶり。>>*3]
『まぁ、本人が許すなら』 『おそらく問題はないだろうね』
[気になるなら試してみれば良い、と無責任にも思える言葉を紡いだ後に。]
『ファシリア、君は』 『人間といえば餌と見なしてしまうんだね』
[まぁ、そういうものかな、なんてひとり納得をしてみせるが]
『嫁ってそんな風には収まらないもんだよ』
[男がつむいだのは、いささか論点のずれた回答だった。 それから一拍の、間の後。]
『君にはいささか不本意かもしれないけれど』 『君は選ばれるのを待つしかないかもしれないねぇ』 『君が、餌と呼ぶ彼らに』
[くふ、とやや意地の悪い調子で笑みをこぼす気配が添えられる。 しかし、男とて別段彼らを苛めて楽しむ趣味があるわけではない。 もしも本当に渇きに困ることがあったならば… そして助けを一言でも口にしたのであれば、救いの手は差し伸べる準備があるのだった。**]
(*5) 2016/08/03(Wed) 12時半頃
|
|
/* せっかくの宝石箱チップだしなぁ、と、モチーフ宝石を使えるタイミングを作りたくなってしまったなどと供述しており。
共有情報はここまでとして、あとは拾いたければ拾える情報を散らしていこうかなって思っているなど。
(-29) 2016/08/03(Wed) 12時半頃
|
|
─食堂・少し前(回想)─
わたしは彼らを神と例えたが、あくまで信仰の対象であって万能を期待しているわけではないよ。
[吸血鬼を神格化したのはたとえのつもりだったが、議論の呼び水となったようだ。>>0:274>>0:282 特にアオザイの青年──おそらく吸血鬼だろうが──彼の持論はなかなか興味深い]
神だから、何でもできるわけではない。 国がたがえば、思想や文化も変わる。 そうなると、神は人に合わせて姿かたちを変える。
神は人々に寄り添うように存在するものであって、決して世の中の不条理を生み出したり、人類に奇跡をもたらす存在ではない…つまり、神は人とリンクしているのだよ。 そのような移ろいやすいものに、わたしは興味がない。
[敬虔な信者が聞けば、神への冒涜に聞こえるかもしれない持論を展開しつつ、一方でシェニの考え方は"どちらかというと人寄り"かと考える。 外見だけではなく思想まで人に近いとなると、彼らは初めから異形として存在するのではなく、元々は人として生ける存在だったのだろうか]
(34) 2016/08/03(Wed) 13時頃
|
|
わたしが関心を向けるのは…、あくまで吸血鬼だ。
[シェニを見てから、にっこりと笑みを向ける。 彼の態度に若干の苛立ちを察していたが、そもそも人の分際から研究対象にされていると聞いているのだから無理もない。 それもすべて折り込み済で、興味の対象は吸血鬼だと言葉を繰り返す]
(35) 2016/08/03(Wed) 13時頃
|
|
[綺麗すぎる>>0:283とは、自身の飽くなき探求心の一途さを称えられたのだろうか。 しかし、その言葉の意味について考えるよりも、彼の口元から覗く大きな犬歯に目を奪われ思わず息を呑む]
ほら、……やはりいたじゃないか…。
[長年探し求めていた存在を目の前にして、感動に打ち震える。 そのせいで、隣で一緒に話を聞いていたギュルセルが涙を浮かべている事に気づかなかった。>>4]
(36) 2016/08/03(Wed) 13時頃
|
|
[彼はシェニの言葉の方に感極まったらしい。 続く言葉に、彼の経緯がとても辛いものだったのだろうと予想する]
ここにはおそらく、君を汚いと言う者はいないよ。 むろん、わたしもだ。
[差し出された手を迷わず取った。これが既に証となっているだろうか。 俯いてしまった彼の肩を、軽くポンポンと叩いた。みっともないと自嘲する声に首を振り]
何も恥じる事はないと思うが…、行きたければ行っといで。
[彼が顔を洗いに行くというなら、それを見送る]
(37) 2016/08/03(Wed) 13時頃
|
|
…彼は、他者を癒す事に長けているが、癒される事には慣れていないのかもしれないね。
[ギュルセルの生い立ちは知らないが、似たような人物には何度も遭遇した。 名前や顔をも忘れてしまった彼らに一瞬思いを馳せてから、シェニに向き直る]
わたしが吸血鬼に興味を持ち始めたのは、幼い頃に聞いた祖父の体験談がきっかけですが……、それはいずれ別の機会があったらお話しましょう。
[言いかけて中断したのは、食堂の扉が大きく放たれる音がして>>#0ようやく今回の”主催者”が現れたからだった。**]
(38) 2016/08/03(Wed) 13時頃
|
学者 フェイは、メモを貼った。
2016/08/03(Wed) 13時頃
|
― コーラリアと会う前・ゴーストとの対話 ― [グラスの中の酒が血のような粘度を帯びて満ちる。>>22 こちらを睨みつける男の恨めしげな顔は自分のものであって自分のものでない。 しばし語られる恨み言に、微かに眉を顰めつつ静かに耳を傾ける]
…………。
[こちらの動揺を誘うかのように紡がれる言葉――……。 だがしかし、事実を眼前に突きつけるだけの付け焼刃でしかなかった。 唯一、フィオレの名を口にしたグラスの男にオブシウスの瞳が瞬時、苛烈な光を宿したかのように見えたが、まだ何か言いたげなグラスの男に合わせて目を閉じる。 そして男の揶揄する口調に、何か言いたげに口元に笑みすら浮かべていた。
しかし、自らが殺した人間達の事に触れられると、目に見えて表情が翳る]
分かっている、分かっているさ。 もうどれほどの年月を生きてきたと思っている? その間、私は一度たりとも忘れた事などなかった。
吸血鬼として永遠に続く贖罪の日々。 殺した者達の怨嗟の眼差しは、私が犯した罪と闇世で生き続ける存在理由を教えてくれる……。
……来なさい。
[淡々と語りながら、傍らの従者を招き寄せる。 オブシウスを覗き込む従者の虚ろな瞳に吸血鬼と化した自らの姿を映す。 そうして思い出すのだ、自らが復讐を誓った最期の時を――……]
(39) 2016/08/03(Wed) 14時頃
|
|
― オブシウスの回想・人間としての最期の記憶 ― [反逆者として断頭台に連れて来られた護国の英雄。 その姿を一目見ようと集まった群集は皆、見世物でも見るような下卑た笑みや人が死ぬ瞬間を見たいという好奇に満ちた目でこちらを見ていた。
それでもオブシウスは最期まで誇り高くあろうと毅然とした態度で断頭台の階段を上る。 死を前にしても恐ろしいとは思わなかった。 もとより数多の戦場で命のやり取りを繰り返してきたのだ、覚悟はあった。
しかし、何よりもオブシウスが恐怖を感じなかった理由は――……]
約束だ、私一人が処刑されれば家族の命を助けると。
[断頭台から離れた高座からこちらを見下ろす王へと声をかける。
「お前が無抵抗で処刑されれば、家族は国外に逃がしてやる」
王にそう告げられた時、オブシウスはそれを信じて処刑される寸前まで無抵抗を貫き通した。 自分の死で家族が守られるならば、と差し出した自分の命。 家族の無事を思えばこそ、オブシウスの心中は死を前にしても穏やかだった。 しかし、王と断頭台にいる処刑人はそんなオブシウスを嘲り笑う。 そうしていとも容易く行われる残酷で無慈悲な行為。
「何を言っている? 反逆者風情が王と対等な約束などとは笑わせる。 お前の家族は既に処刑された後だ、お前もすぐあの世へ送ってやろう」
その言葉に、オブシウス以外の処刑場の人間達は嗤った――……]
(40) 2016/08/03(Wed) 14時頃
|
|
あ……あああああああああ!!!!!!
[断頭台での最期の時、オブシウスは慟哭した。 何故だ?何故無関係な妻子まで殺されなければならない!? その応えは、周囲の人間達の嘲笑が何よりも雄弁に物語っていた。 そう、つまりは――……
オブシウスが絶望する姿を見たかっただけなのだ。
その事実に気付いた時、オブシウスの中で何かが芽生えた。 それは純粋苛烈に燃え上がる憎しみの業火。 全てを破壊し焼き尽くさなければ癒される事のない激しい炎。
――……。 そうして人としての最期を迎えた闇世で彼を出迎えたのはあの仮面の男、マスケラ。 オブシウスが処刑される時を見ていたと金文字で語るマスケラが差し出したのは復讐の契約。 罠かもしれないと思いながらも、断る事など彼には不可能だった。 そうして、オブシウスは今ここにいるのだ]
(41) 2016/08/03(Wed) 14時頃
|
|
― 再び時間は戻り、ゴーストとの対話 ― [ふっと従者を見ていた目を伏せ、グラスへと目を向ける。 思えばあの時、全ての人間が彼の敵ではなかったのだろうとも思う。 最期まで自分を「護国の英雄」だと信じた善良な民もいた事だろう――……。 しかしそれに気付いて尚、復讐の業火を止める事など出来はしなかった。
ふっと何かを振り切るように憂いを帯びた目を閉じ、やがてもう一度目を開く。そこにあるのは揺ぎ無い輝きを放つ強い光]
お前の言う事はもっともだ。 だが、お前は一つだけ思い違いをしている。 それはフィオレを贄呼ばわりした事だ。
[淡々と、グラスの中の男に語って聞かせる。 闇世の月を美しいと思える心、歩く事すらままならないか弱い体で他人の手を借りようとせず自らの足で歩こうとする真っ直ぐで強い意思。 それは「贄」などという器すら越える可能性をオブシウスに抱かせていた]
あの子は強い。 誰のモノになろうとも、きっと何かを掴めるはずだ。
[そう語りながら、オブシウスの中で先程までの翳りがすっと消えていくのを感じた。 まるで自らがいつも見上げる闇世の月のように強く優しい光が心に射していくようで――……]
(42) 2016/08/03(Wed) 14時頃
|
|
[ふっと観念したように目を細めて笑みを浮かべた、そうしてグラスの中の男に告げる]
私はそれでも人間を……フィオレを、信じている。
[――人を想う事を罪だと思っていた。 何度裏切られようとも、失おうとも、傷付け数多の命を奪おうとも。 それでもオブシウスは人を想う事をやめられない。 重なり続ける罪は、だがしかし、今後も彼が背負い続けて行く業の深さでもあるのだろう]
話は終わりか? ああそれと、お前の笑い方だが。 私のものと少し違うな……。
[消えて行こうとするグラスの中の男にすっと顔を寄せた――……。**]
(43) 2016/08/03(Wed) 14時頃
|
|
私はこのように笑うのだ。
[オブシウスはグラスの男に笑みを返す。 それは「化け物」などという言葉で表現するのすら生易しい、まるで魔王のような威圧と覇気を帯びた笑みだった。
そうして、ごぼごぼと哄笑をあげながら消えるグラスの男を見送った。**]
(*6) 2016/08/03(Wed) 14時頃
|
|
/* 赤チャのオブシウスがかっこよかったので、やってみました!! きゃーおじ様素敵!!抱いて!!
と、中の人が騒がしいな……(呆れ顔)
(-30) 2016/08/03(Wed) 14時頃
|
|
[紡がれる金糸>>*5。味見についてはともかく、次に紡がれた言葉には、思わず眉間に皺を寄せて]
食欲旺盛な子供みたいなこと言わないで。 嫁、くらい
…………充分、私だってわかってる。
[最後は、すこし声色を落として。 私だって――私、だから、わかってる。
ぎゅっと掴まれる右腕。かつて嫁を取ろうとしたこと。自らの手で灰に帰してほしいという我が儘な愛する者のため、封印してしまった自らの想い。“餌”が“餌”でなくなった、瞬間のこと。
人間を“餌”とみなさなければ、私は。また、きっと苦しい日々が続くんでしょう?
人間でなくなった“私”は、彼らと“違う”と思わないと、また“人間であったこと”を思い出してしまうから。
――だったら。]
……わかったわ。 せめて、良い相手に選ばれてみせないとね。
[“餌”に選ばれるということに、溜め息をつきながら肩を竦めて。]*
(*7) 2016/08/03(Wed) 14時頃
|
|
/* くそっ、ロール書きたいが時間が足りぬ_(:3」∠)_ ギュルセル可愛い、オブシウスイケメン、ファリシア弄りたいぐらい可愛い、リアントにも毒を注ぎたいし、ルチルをぐぬぬさせたいし、フェイを利用したいしたい。 ああ、やりたい事が多くて泣きたい
(-31) 2016/08/03(Wed) 14時半頃
|
|
― ゴーストとの会話の後・コーラリアとの会話 ― [何かを危惧するかのようにこちらを見る珊瑚の瞳>>26 果物というありふれた物ですら本からの知識のみというのに驚きつつも、無知な娘だと笑うつもりなど最初から無かった。 聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥だ]
ほう?なかなか特殊な環境で育ったようだな。 なら、珍しいかは分からぬが思いつく限りを呼び出してみるか。
[そうしてテーブルに向かって思いつく限りの果物を願う。 林檎、桃、苺、メロン、バナナ、柘榴、さくらんぼ、檸檬、洋ナシ、オレンジ――……。 思いつく限りを取り留めなくテーブルに召還する。 「見た事がない」との事だったので、あえて全てを調理されていない生のままで呼び出し、必要ならばと食べる時用に果物ナイフを呼び出して従者に持たせ、待機させる]
呼び出そうと思えばまだ出せるが……。 さすがにテーブルを果物で占領するのも他の者達に悪かろう。 食べ方が分からないなら私に聞くといい。
[語りながら、果物を収納する用に大き目の皿を召還する。 従者に指示を出すと、従者は生真面目な様子でテーブルに溢れる果物を皿の上へと並べていった]
(44) 2016/08/03(Wed) 16時半頃
|
|
[その後、死者使役の話をすると、謝罪の言葉を告げられる>>27 謝られた理由が心底分からないとでも言いたげな顔をするが、しばし考える。 その間、こちらの表情をじっと見つめる珊瑚の瞳に気付く事は無かった。
ああ、一般的に見れば褒め言葉ではなかったな。
と、思考の末に至った認識のズレを胸中で修正して謝罪の言葉を受け入れる]
いや、恐らくは私に最も適した能力だ。 心のどこかで望んでいたのかもしれないな。
[そして険しい目を向ければ怯みながらも告げられる言葉。 「時間がない」と告げる言葉にコーラリアの命の儚さを察する>>28]
時間……か。 永遠を生きる吸血鬼には理解しがたい話だな。
だが、お前が望むならば……
[――吸血鬼の嫁として生きながらえる事も可能かもしれないぞ? そう口にしようとするが、騒々しく開け放たれたドアの音によって会話は中断された>>#0]
(45) 2016/08/03(Wed) 16時半頃
|
|
― マスケラの登場と黒曜石の鍵 ― [マスケラのどこか芝居がかった登場を眺めつつ、気付けば手元には黒曜石が嵌め込まれた金の鍵があった。>>10 その鋭さから、古来より武器としての使用もされてきた鋭くも美しい黒曜石の輝きが妙に手に馴染んで収まる]
部屋か……。 後で従者に部屋の場所を探させるのも悪くない、か。
[傍らの従者に目をやると、了承したと言いたげに頭が下がる。 また後ほど、従者に指示を出そうと鍵を見ながら思いを巡らせる。
そうして人間相手に語られる嫁契約の説明。>>#1 オブシウスの知っている情報だったので聞き流す程度に耳を傾けていれば、今回の闇世終焉の計画の全貌を語られ>>12、思わず驚きに目が見開かれた]
嫁……?
[マスケラと契約を交わした身であったが、「闇世終焉の手伝いをしてくれ」と言われただけで詳細な内容は伏せられていた。 ある程度の予感はあれど嫁契約が現実になると、動揺を隠せない]
(46) 2016/08/03(Wed) 16時半頃
|
|
[動揺を隠せずにいると問い掛けられる声と珊瑚の眼差し。>>30 その柔らかい赤にすっと目を細め、自らの動揺を即座に静める。 問い掛けられる言葉に逡巡しつつも、今まで未知の世界に対しても物怖じせずに自身のありのままの本心を語り続けたコーラリアの前で嘘をついたり誤魔化すのは気が引けた。 だからこそ、オブシウスもコーラリアのように率直な意見を語る]
いや、私は嫁が欲しくてここに来たわけではない。 ある事情でマスケラとの誓いを果たす為にここにいるのだ。 ……まあ、事情はどうあれ嫁を取る事には変わりはない、が。
[と、苦笑しつつも自らの状況を明かした。 躊躇いがちにグラスへ視線を落とすその儚い所作に、コーラリアの命の儚さを思い出して先程言いかけた言葉の続きを述べる]
お前が儚い身の上だとしても、気に病む事はない。 吸血鬼にとって時間の長さなど些細なものだ。 寿命が長くとも短くとも、いずれ死ぬ事に変わりは無い。 それを了承してなお、お前を欲したいと思わせるほどの輝きを吸血鬼達に示せば道は開かれよう。
[普段よりもやや饒舌に意見を述べる。 こちらに対して物怖じせずに率直な意見を語るコーラリアに感化されたのだろうか。 だが、偶には感化されるのも悪くはないと微かに笑みを浮かべる。**]
(47) 2016/08/03(Wed) 16時半頃
|
|
[奇跡の力について語られれば、了承の返事を送る。>>*0]
奇跡の力、か。 どこか浮世離れした人間が多いと思えば、なるほどな。 まあ、私はあまり飢えない体質だからな。 力を酷使しない限りは問題なかろう。
[時折、館に連れてこられる贄達の怯えた様子を思い出し納得する。 吸血に関して牽制されれば素直に頷く。 味見をしたいというファリシアに対しては特に驚く様子もなく、マスケラと同じ意見だと他の同胞達に向ける意味でも意思を示す]
人間がそれを望むならば構わんだろう。 そして今回は人間側が嫁になる吸血鬼を選ぶ……と。 そう思っていていいのだろうか?
[ファリシアとマスケラの対話からそう判断し、確認の為にそう尋ねた]
(*8) 2016/08/03(Wed) 17時頃
|
|
/* ああ、喋った喋った……。 ハイパーオブシウスタイム、ここで終了っと!
(-32) 2016/08/03(Wed) 17時頃
|
|
― 回想・“堕ちた英雄” ―
[マスケラがオブシウスという男に興味を持ったのは、状況があまりにも酷似していたからだった。
太后マリアの手記に記されていた、一人の男の物語。 かつて英雄として慕われていたその男は、有体に言えば、邪魔者になったから消されたのだった。
一人殺せば殺人者。 百万人殺せば英雄。
そんなことを言った人間もいた気がする。 しかしそれも、より大きな力が後ろ盾にあるうちの話だ。 状況が変われば、簡単に殺人鬼へと堕とされる。 …たとえそれが、命じられた行動だったのだとしても。 人一人の叫びなど、興奮した群衆の前では、虫のさざめきにも満たないものだ。
…そう。 マリアは、そんな“堕ちた英雄”を拾い、新たな命を与えたのだった。
人間とは、いつでもどこでも残酷なものである。 マスケラが、オブシウスという男に興味を持ったのは、“彼”の物語に、あまりにも状況が酷似していたからだった。]
(48) 2016/08/03(Wed) 17時頃
|
|
[しかし、そこでオブシウスという男が大人しく永眠りについたのであれば、そこでかの物語へと思いを馳せただけだっただろう。 しかし、男の抱いた怨嗟は一度潰えた命を再び灯らせた。 それはもう、マスケラの期待通りに。
小さな興奮の灯が、胸に宿った瞬間を、マスケラは確かに覚えている。 物語をなぞるのであれば、なるべく物語に近いほうが良いに決まっている。]
『おはよう、新たなる同胞』
[吸血鬼として目覚めたオブシウスを、口元に張り付けた笑みとともに迎えた。 綴る金字が彼の最期を見届けたことを語る。 そしてマスケラは、金の指輪をはめた左手を差し出した。]
『君が望むのであれば』 『その胸に抱く復讐、雪がせてあげよう』
[それは、まるきり悪魔の囁きに等しい。]
『代わりに、僕の望む時、協力しておくれ』
[それは、ごくごくシンプルな取引だった。 もしかすると、オブシウスは一人でも満足のいく復讐を遂げることができたかもしれない。 だが、人としての命を終えたばかりで人の時間の感覚から抜け出しきれない男が、目の前にその手段をちらつかされて、断れることができるなど、あり得るはずがなかった。
マスケラの思惑通り、差し出した手は取られ、契約は成立した。 そして完遂された復讐のほとぼりも冷めた頃… オブシウスの元へ、紅い薔薇の花が届けられたのだった。*]
(49) 2016/08/03(Wed) 17時頃
|
|
/* オブシウスに過大な期待を寄せられているが、フィオレは薄氷の上ですよ…
(-33) 2016/08/03(Wed) 17時半頃
|
|
/* ひいい、ログの進みが、ぱない(ふるえた)
(-34) 2016/08/03(Wed) 18時頃
|
|
/* みんなが布石っぽいのを敷いてくれてる様に感じるけど、全部は拾いきれないのが申し訳ない_(:3」∠)_
(-35) 2016/08/03(Wed) 18時頃
|
|
-ある奉仕者の過去-
[青年に余命というものが告げられたのは、背丈も今とさほど変わらぬまだ十代も半ばでした。
事故で半身が潰れた男性の上へ、いつものように祈りを込めて手をかざした少年。 彼の祈りは奇跡を起こし、男の傷は事故などなかったようにすっかり元に戻りました。 しかしその代償として、少年は生まれて初めて血を吐いたのです。
それは今まで降り積もった小さな代償の数々が、ついに少年の命だけではなく、身体まで蝕み始めた証でした。
少年を引き取り育てていた孤児院は、決して裕福ではありません。 硬いパンと薄いスープ。 育てている鶏の卵だけでは全員が食べるには足りず。 少ないヤギの乳は小さな子供へ優先して回されました。 着る物だって年長者からのおさがりで、穴が空けば古い布で塞いで最後まで使い切るような生活でした。
そんな貧しい孤児院ですから、血を吐いた少年をそう何度も医者に見せることはできません。]
(50) 2016/08/03(Wed) 18時半頃
|
|
[傷や病を癒す不思議な力を使えば、数日寝込むか、血を吐きます。 力を使わずとも、少年はだんだんと身体の自由が利かなくなってゆきました。
寒い冬の夜。 突如痛み始めた心臓に、薄い毛布の中で息を殺して唇を噛みます。]
だいじょうぶ。 だいじょうぶ。
いたくない、こわくない…
だいじょうぶ…
[人の病を癒す力は、少年自身には効きませんでしたから。 迫る死の気配に怯えながら、少年は幾度も一人夜を過ごします。
胸が痛むことをムッターに告げれば、心配性で優しいムッターは、また少ない蓄えを切り崩して少年を医者に見せようとするでしょう。 少年には、それがどうしても申し訳なくて。悲しくて。 泣いた痕すら見つからぬよう、強く強く瞼を閉じて夜明けを待ちました。]
(51) 2016/08/03(Wed) 18時半頃
|
|
[そうやって幾夜も越えるうち。 少年は青年になり、同年代の兄弟たちは16歳を過ぎて孤児院を巣立って行きました。
身体の弱い少年はムッターの希望で孤児院に残ることを許され。 歳の近い弟や妹たちが無邪気な笑顔で青年の手助けをしようとします。]
大丈夫。 出来る事は自分でするから。
ムッターのお手伝いが終わったら、みんな遊んでおいで。
[まだまだ遊び体盛りの弟妹たちの背中を押して微笑む青年。
その頃にはもう。 青年は夜ごと訪れる胸の痛みにも、近づいてくる死の足音にも幾分慣れ始めておりました。**]
(52) 2016/08/03(Wed) 18時半頃
|
|
『まぁ、難しく考えないでよ』
[確認のように問われる言葉>>*8に、金文字は語る。]
『要はね』 『今ここにいる人間のお客人には』 『奇跡の力があるからね』 『そんじょそこらの人間みたいに』 『思い通りには、まぁ、いかないのさ』
[敢えて言葉にはしないけれど、つまりは単純に、今この場においては人間のほうが力が強いというだけの話なのだ。 別段、人間の客人を優遇しているわけではない。]
『別に、好みの相手に選ばせたっていいんだよ』 『ただ、あんまり脅かさないようにね』
[帰りたい、と言われたら、それは困ってしまうのだから。*]
(*9) 2016/08/03(Wed) 18時半頃
|
|
[ピエロが一人、男の足元にやってきて、マントの裾をくいっと引いた。 それを受けて、腰をかがめて耳を傾けるそぶりを見せる。 …ピエロが言葉を発するわけでもないのに。]
『おや、それはいけないね』
[しかし、まるで会話が成立しているかのようなそぶりでマスケラは口元に笑みを浮かべた。 ゆっくりと向かう先は、一人の青年…奉仕をすることに喜びを見出し生きてきた、哀れな人の子だった。]
『やぁ、お困りのことはないかな?』
[ひょいと顔を覗き込むようにして、問いを投げる。 答えを待つ間もなく、男はマントの内側へと手を入れた。]
杖が、いるね。
[おもむろに発せられた声は涼やかなテノール。 同時に手の内に感じた重みをそのままに、ずるりと引き抜いた。 それは青年の望んだ形であったろうか。 それとも望まぬ形であったか。 構うことなく一本の杖を差し出す。]
『まぁ、いらなくなるかもしれないけどね』
[青年は受け取るか否かわからないが、どちらにせよ意にも介さず押し付けて。 それから。]
『何か、尋ねたいことでも?』
[男は、先ほど向けられた視線>>20には素知らぬ顔をしていたくせに、しっかりと気づいていたのだった。**]
(53) 2016/08/03(Wed) 19時頃
|
|
― 回想:マスケラが来る前 ―
シェニで良いよ。 様なんて付けられて喜びなんかしないけど。 どうしても君が呼びたいならそうしなよ。
[此方の名前に様を付けようとするギュルセルにはちょっとだけ素っ気ない態度を示しつつ>>2。 吸血鬼に万能を求めないというフェイ>>35。 続く言葉に意識を向け、耳を傾ける。 神は変幻自在に変わると、人に寄り添い、不条理を生まず、奇跡は与えないものだと説く口調は理論的、且つ冷静だ。]
寄り添った先は幻。 その幻に囚われ救われたりするのかな? それとも破滅の一歩……かな? 無いものに縋って生きていくのは惨めで、無様で、滑稽……かも知れないね。
[幻想に期待し、失望し、絶望した哀れな吸血鬼はほら此処に居るよ? だからこそ、神様に寄り添うなんていう残酷さを知ってる。 虚像にしがみ付く人の心は一体どんなものだろうか?知りたい?
人の心を読む学者よ、深淵を覗き込み深淵に見られぬ様、努々気を付ける事だ。 心は理論で全ては語れまい、感情は冷静になれず持て余す。]
(54) 2016/08/03(Wed) 19時頃
|
|
[興味を持つのは吸血鬼だ、とハッキリ明言した上に余裕のある笑顔を見せたフェイ>>35。 此方が毒を孕んだ言葉を投げてもその態度が崩れないのは肝が据わっているのかも知れない>>36。 ただ、ギュルセルの方は別の様だ――予想外の形で反応して>>4。]
えっ、何で泣くのさ……。 褒めてなんか、いないのに。
[言葉の中に毒を混ぜて言ったつもりが、まさか感極まり涙を流すなんて予想出来る?出来ない。 青紫は明らかに動揺し、すっかり毒気が抜かれ、居た堪れなさが生まれ顔を背けてしまった。
自ら汚い、と卑下するギュルセルにそっと手を差し伸べるフェイを眺め>>37。 ちくりと何かの棘が刺さる物を感じながら、何処かに行こうとするギュルセルを青紫は捉えたら、マスケラが登場し>>#0。 あたかもショーの始まりだ、と言わんげの金文字を見れば大方の予想が付く>>#1
扇子を一度白のズボンに差し込み、右手の人差し指をぐるぐる回し、呼び出すのは口のある目玉の幻。 心の中で「ハンカチを一つ」と願えば薄紫色のハンカチが左手の上に現れて。]
これをギュルセルに。
[口のある目玉はハンカチを咥え、何かを探そうとするギュルセルの元へと飛びながら。 目玉を通しギュルセルに一言伝えた。]
(55) 2016/08/03(Wed) 19時頃
|
|
多分、これから先大事な話があるかも。 君にとって、とっても大切な話が。
[だから食堂から出たらダメだよ、と言外の意味を込め諭してみた。]
(-36) 2016/08/03(Wed) 19時頃
|
|
[結果的に好奇心旺盛そうな学者の前で能力を使い、お願い事を叶えた様子を見せ付ける形になったのだろうか? フェイは吸血鬼に興味を持ったのは祖父が切っ掛けだったらしいのだが>>38。 マスケラの話に耳を傾けるならば、此方も能力の事は詳しく話すつもりは無く。]
大事な話みたいだから、しっかりと聞かなきゃね。
[ちゃっかり賛同しつつ、再び扇子を手に持ち開いてから、ゆるりと扇ぎ金文字を眺めた。]
2016/08/03(Wed) 19時頃
|
|
[結果的に好奇心旺盛そうな学者の前で能力を使い、お願い事を叶えた様子を見せ付ける形になったのだろうか? フェイは吸血鬼に興味を持ったのは祖父が切っ掛けだったらしいのだが>>38。 マスケラの話に耳を傾けるならば、此方も能力の事は詳しく話すつもりは無く。]
大事な話みたいだから、しっかりと聞かなきゃね。
[ちゃっかり賛同しつつ、再び扇子を手に持ち開いてから、ゆるりと扇ぎ金文字を眺めた。]
(56) 2016/08/03(Wed) 19時頃
|
|
[仮面の吸血鬼の話を聞き終え、その場にいる人間達に言葉を投げ>>17 周りの様子を伺ったなら、先ほど白猫と戯れていた青年と目が合ったか>>21 傍らに立つ同胞を見て先ほどの猫の正体を知り、此方に向かうなら喜んで迎えよう>>24]
やあ、リアント。 今日は見ての通りだいぶ良い感じだよ。 君のほうも、なかなか楽しそうじゃないか。
[何度か顔をあわせた彼には、表情を崩した様子は意外に映るかもしれない。 まだ吸血鬼になって日の浅い同胞が、人への好意を抱いている事は知っていたから こうして人と会う事ができるのはきっと楽しいだろうと。
そうして、此方に頭を下げ名を名乗るのに、できるだけ上手く笑みを浮かべて見たけれど 果たして、上手く行ったかどうか>>32]
ああ、構わないよ。 椅子があるのに立っているなんて勿体無いからね。 私は…ルチルと呼んでくれればいい。
[フィオレが望む正面の席を勧めて、彼とリアントの遣り取りを眺める。>25 湯気立つカップが現れる様子に感嘆の声が零れるのに笑みが浮かぶ。>>33
やはり、人の子と言う物は面白いものだと]
(57) 2016/08/03(Wed) 19時半頃
|
|
[リアントが手本を見せたものの、やはりそれだけでは解らないのか 助けを求めるような瞳が此方を向いた>>33 感情を素直に見せる様子は好ましい。 怯えて萎縮したり、また、感情を誤魔化し平然を装うよりは]
そうだね……今、君が食べたい物や飲みたいものを思い浮かべてごらん。 できるだけ具体的にね。 何が食べたいかテーブルに話しかけてもいい。 そうすれば、大体の物は出てくるよ。
……檸檬のジェラートが食べたいな。
[そう呟けば目の前に言ったとおりの物が現われる]
ほら、こんな風にね。
[やってごらん、と目で語りかけ、自分はジェラートを口に運ぶ。 年若き同胞と幼さの残る人の子を見る目は、普段よりもどこか柔らかく。**]
(58) 2016/08/03(Wed) 19時半頃
|
|
― 現在 ―
[話は吸血鬼の嫁の事で>>#1、此方は一瞬だけ眉を顰めた。 が、すぐにそれが解け、話が本題に入っていく>>12。 先程マスケラと会話した時に推理した事が出ればやっぱりか、という感想を持ち。 早速同胞達の秘話が飛んで来て、さて何処から入ろうか、と考えながら。 一人ゆったりと歩き始め、適当な空いている席に腰を下ろし、扇子を振り。]
嫁、かぁ……。
[闇世を壊す事を願っているし、その為に尽力を惜しまないつもりではあるが。 いざ嫁を娶れ、と言われたら素直には応じられない自分がいる。]
今度は、人間に殺されるのか……。 つくづく神様は僕が嫌いみたいだ。
[誰に言う訳でも無く、ポツリと独りごち。 永遠の命に執着心は薄いのだけど、こう。 生きようと、生きたいと願うのに、それを嘲笑う様な運命を感じ、それに翻弄され、無様に振る舞っているのでは、と思ってしまう訳だ*]
(59) 2016/08/03(Wed) 19時半頃
|
|
……要するに、下手に手を出して機嫌を損ねたら、闇世を壊すどころじゃない、って事だろう?
[下手に拒まれ触れる事すら出来なくなっては困る、などと 男自身は闇世を壊せるかどうかはあまり問題ではなく 嫁を得て限りある命を手に入れられなくなる事が困るのだから
仮面の吸血鬼が紡ぐ金文字を脳内で読み取って>>*9]
気にいった相手がいれば自分からアピールすればいい、という事だね。 相手が自分を選びたくなるように、さ。
まぁ、私自身は目的が叶えば誰でもいいのだけど…… やはり、共にいて退屈しないにこした事はないからね。
[とはいえ、わざわざこんな退屈な物を選ぶ物好きはいないだろう、と 付け加えたのは冗句なのか本音なのか。**]
(*10) 2016/08/03(Wed) 19時半頃
|
|
[この、怨嗟の心が消えるまで、死にたく無かったのに。]
(*11) 2016/08/03(Wed) 19時半頃
|
|
/* やっぱり赤チップだと、こう、黒い言葉が似合うよな。 どうして赤チップが表で使えぬ(だんだん)
(-37) 2016/08/03(Wed) 20時頃
|
|
[マスケラの忠告には内心嫌そうな顔をするのだが、生憎声だけの会話だからそれはそれで良いだろう。 人間の奇跡の力は神様の贈り物、と聞けば。]
神様はエコひいきが好きなんだねぇ? 同じ人間なのに、こうも違うんだろう。 僕らだって同じ人間だったんだよ。 本当に腹立つわー。
[息を吐く様に恨み節を炸裂しつつ、今の話の流れは人間にアピールして嫁に選ばせる、という形で。 此方としては、素直にアピールをして嫁を貰おうとする気は、今の段階では起きないのだけど。
ただ一つ気になった言葉を思い出す。 ルチルがさり気なく言った言葉、「その力故に教会に囲われた」が此方の興味を引いてくれた>>*1。]
ねぇ、教会に囲われたって誰が?
[ルチルに問い掛けてみた*]
(*12) 2016/08/03(Wed) 20時頃
|
|
/* あかん、鍵の描写忘れてた_(:3」∠)_ ログ多いとすっぽ抜ける僕を許して()
(-38) 2016/08/03(Wed) 20時頃
|
|
[さてひとまずの騒ぎは収まったか、仮面の吸血鬼の口上を思い思いに噛み締めたあとで、ぐるりと改めて部屋を見回して。
人間側も思った以上に萎縮せずに吸血鬼と打ち解けている者が多く、意外さを感じる。"最近は"、こうなのか。少なくとも私の前に彼女が差し出された時は、酷く萎縮し、全てを捨てたような死んだ瞳をしていたから――]
ん?
[ふと、目に留まったのは部屋の片隅に居た少女>>0:235。ミーナ、という名は後ほど知ることができるだろうか。仮面の説明を聞いて、彼女はどんな表情を浮かべていただろうか。 尤も、少し前に彼女のほうから自分が気に留められて居たなど>>0:225とはつゆ知らず。こちらは萎縮する理由も何もない。
ただ、その表情が気になったから――
コツ、コツ、と靴の音を鳴らしてそちらへと向かう]
ご機嫌麗しゅう、お嬢さん。 何か、困りごと?
[勿論、困りごとなど無いかもしれない。只のそれは形式上の挨拶のひとつ。こんな時に、気の利いた言葉を掛けられるような、そんな性格でもないのだ。*]
(60) 2016/08/03(Wed) 20時半頃
|
|
[人ならざるものにだけ届く声の中に不満げな色を見つけ>>*12 その声の主に思い至って、周りに気付かれぬ程度に眉を顰める らしい、と言えばらしいのだけど]
神の贈り物が重荷になる者もいるんだろう。 ちやほやされていたなら、こんな所にこようなんて思うまいよ。
[それは先ほど話したばかりの人の子を思っての物。 少なからず、あの人の子はそれで傷を受けていたように感じたから 続けられた問いかけが誰についてか気付けば、薄く笑いの色を乗せて]
……さぁ…気になるなら自分で話して聞いてみればいい。
[そう言ってあえて名を伏せた。 人の傷を抉るのを好む同胞に餌を与える気にならないのは 男自身が人間を必要以上に傷つけるを良しとしない性格故に。*]
(*13) 2016/08/03(Wed) 21時頃
|
|
/* 気がついたけど、もしかして吸血鬼サイド最年長……マスケラ除いて。
同胞に向ける感情…いやこいつ感情薄いけど
ファリシア:普通に好意 オブシウス:敬意、もしくは瞠目(人としては上なので) シェニ:警戒 リアント:弟的な感じ
なのかなぁ。
いかんお風呂入り損ねる
(-39) 2016/08/03(Wed) 21時頃
|
|
[ご機嫌いかがかな、と問いかけた先、ルチルはいつになく機嫌が良さそうなのは確かみたいだ。>>57]
それは良かった。 やはり長く生きていても、こんなイベントは滅多にないんだろうね。 闇世を終わらせるなんて突拍子もない計画はさ。
[だから闇世が今もあるのか。 試した者はいたのか。 マスケラの考えに根拠はあるのか。 俺にはわからないことばかりだったが。]
うん、俺は楽しくしてるよ。 なんたって、人間がたくさん集まっているからね。
[狼や猫の姿になったりして、人の仔に馴れ馴れしくする姿は年長の吸血鬼からしたら吸血鬼としての矜持とか?そういうのがないってさ、咎められるものかもとはちょっとだけ思っていたけど、ルチルは気にしてないみたいだ。
フィオレがルチルに座っても良いかと尋ねる横で、俺は特に断りも入れずに席についた。]
(61) 2016/08/03(Wed) 21時半頃
|
|
[紅茶が現れたことに感嘆の声をあげる彼>>33に俺の説明はやはり漠然としすぎていたみたいだね。
ルチルに助けを求めるような視線を追って俺も一度ルチルの方を見た。 この場での勝手も、吸血鬼についてもルチルの方がわかりやすく説明できるだろうから、そこはお任せすることにして。
ジェラートを出すルチルを見て、俺も何か試してみようか悩んだけど、先ほどの空の皿を見やり、やめておくことにした。
カップに口をつけると辺りを改めて見回す。
人間の数はこれで全部なのだろう。 俺は様々ないでたちの彼らを興味深く眺めた。
誰かと目が合うことがあれば、微笑みくらいは返しただろう。
室内に響いた女性の声に目を向けると同胞の姿。>>31]
味っておしゃべりでわかるものなのかな。
[そんな呟きをカップに落とす。
俺は、味よりも人の中身、ハートの方に興味があったから、確かにいろいろおしゃべりしてみなければ彼らのこともわからないねって同意を示した。*]
(62) 2016/08/03(Wed) 21時半頃
|
|
─ ルチル/泡と消える白昼夢 ─
[金の髪の吸血鬼の手に掲げられたワイングラスには、濃厚なフルボディの赤。しかし、それは彼が瞬きをした一瞬で、とろりと月光のような琥珀色の液体へと変わっていた。
ルチルが面喰らうようなら、グラスに映り込んだ彼と同じ顔の誰かは悪戯が成功したようにからからと笑い声を上げるだろう。本人のぎこちなさとは違う、自然で、くるくると変わる表情で。]
『ごめんね、吃驚した? みーんな赤ばっかり選ぶから飽きちゃった。ねえ、きみもやっぱり赤の方が好きだった?』
[勝手に変えて悪かったかな。 ふむ、と小首を傾げてみせると、特にルチルの反応を待たず、グラスの鏡面からずいと顔を寄せてくる。値踏みするみたいな無遠慮な視線と共に弧を引いた唇から犬歯が覗いた。]
『きみ、たった今自分がなんで赤を選んだのか、覚えてる? ああ、答えなくていいよ。こういうのって大抵、好きだから、とか、飲みたかったから、とか、なんとなく、とか、そういう返答になるものね。 でも、実際どうかな?"好き"にも、"飲みたい"にも、掘り下げたら理由がある。"なんとなく"にもね。では、』
[そうして、さも不思議そうなにルチルの姿をしたものが首を傾げてみせた。]
『きみに記憶がない"理由"は、さて、なんだろうねえ』
[声音に誘われるみたいに、しゅわ、とグラスの中で琥珀色の泡が弾ける。柔らかな甘みと果実に花の香りを乗せたスパークリングワイン。 泡と共に揺らめく幻影は、面白いものをみるように目を細めて。]
『きみさ、ヒトの子と暮らしたらまた笑えるかなって思ってるみたいだけど。 それって本当にそう?そもそも、きみが上手く笑えないのって、本当に──"吸血鬼になったから"だっけ?』
[そうだった、って思い込むのは簡単で便利だけどね。 ゆらゆら、細やかな泡のようにグラスから消えていく幻影は、呟いてから最後にほんの少しだけ牙を覗かせて笑った。]
『まあ、僕からしたらそれって、思い出したくない、と同義だけど。…ねえ、きみ、』
(63) 2016/08/03(Wed) 21時半頃
|
|
[仮面の男、マスケラが語り出した内容に否が応にも引き込まれた。 初めはこれまで通りに、持参した分厚い書を開いて余白にペンを走らせていたが]
……。
[途中で手を止めてしまった。吸血鬼に関する情報を収集し分析し予測を立てる───あちらの世界で行ってきた研究は、吸血鬼の存在に関する検証だ。 既に解は出ている。彼らはこうして存在する。 これから得る情報は、その先にある───闇世とそこに住まう吸血鬼と、人を嫁として娶るという、こちらの世の理についての話]
永劫生き続ける者への慈悲、か……?
[ペンの代わりに、先ほど受け取った黄金の鍵を指先で弄びながら思案する。あしらわれた翡翠は、持ち主に叡智と冷静さをもたらすという]
(64) 2016/08/03(Wed) 21時半頃
|
|
人が人ではない存在に祈りを捧げ、少しでも生きながらえようとするあちらの世界と。 人ではない者たちが人と契約し、自ら望んで長すぎる生に終止符を打つこちらの世界。
救済を求める先がちょうどうまく入れ替わって、バランスを保っているように思える。 ……二つの世界は表裏一体だねぇ。
[導き出した結論に満足し、口元に鍵を持ったままの手を添えて、浮かびかけた笑みをそっと隠す。 あちらの世界では生涯独身を貫くつもりでいたから、ここへ来て急に誰かと添い遂げなければならないという展開には意表を突かれたが、信仰に近い気持ちで追い続けてきた吸血鬼と、残りの生涯を共にできるなら願ったりだ。 むしろ気の毒なのは、こちらの住人の方々だ。いきなり余命を先刻されたようなものではないか]
(65) 2016/08/03(Wed) 21時半頃
|
|
『映るものには御用心。
特に鏡は、見たくないもの程よく映るよ。』
[鈴を転がすその声が、金の髪の吸血鬼の耳の奥に忍び込んで消えた。*]
(66) 2016/08/03(Wed) 21時半頃
|
|
……。
[ほら、やっぱり。 傍らに居たシェニを見ると、心ここにあらずといった様子だ。>>59こちらから声をかけるより先に、少し離れた場所へと行ってしまう。 無いものに縋って生きていくのは惨めで無様で滑稽だ>>54と、まるで自嘲が込められたような物言いは、かつては彼自身が信心深い人だったのではないか。神に救いを求めてかなわなかった、……その傷を今も負っているのかもしれない。
そしてここへ来て、今度は人と添い遂げろという。 受け入れがたいであろう提案に、無慈悲と不条理を感じているのかもしれない。ならば、せめて…]
あなたに神の慈悲と安らぎが訪れますように…。
[牧師だった祖父の口調を真似て、そっと祈りを口にした。**]
(67) 2016/08/03(Wed) 21時半頃
|
|
/* >>67 やばい、当てはまり過ぎて泣きたくなってきた() それなんだよねー、辛すぎて痛い痛いって泣いて傷付けてる、って感じです( ˙ ꒳ ˙三 ˙ ꒳ ˙ )
(-40) 2016/08/03(Wed) 22時頃
|
|
/*眠いよクソwww
(-41) 2016/08/03(Wed) 22時頃
|
学者 フェイは、メモを貼った。
2016/08/03(Wed) 22時頃
|
[常と変らぬ気怠げな同胞の返答>>*13。怠惰な彼に自分の言葉はどう響いたのやら。 答えは分からないまま、まぁそれはそれで構わないとして。]
まぁ、ここはエスケープゴートの逃げ場だからね。 満たされていたら来ようとは思わないさ。
[人間でも吸血鬼でも、何かに傷付き逃げて来た者が辿り着く世界が此処だと思うのは同意しつつ。 此方が聞きたかった答えに対して伏せられてしまった様だ。]
へぇ、守りたかったのかな? まぁ良いや。 ただ思うに、重荷になるような奇跡の力を持てる人間がさ。 たった一人の言葉だけでへこたれるものかな?
まぁ、その人自身にも、言葉にもよるけどさ。
[最後は気怠げに言ってみたけど、重荷に耐えれる様な人がそう簡単に崩れるものなのか?と。 強さを持っている事に期待を抱いていたのは口に出そうとはしなかったが*]
(*14) 2016/08/03(Wed) 22時頃
|
|
―現在― [闇夜の終焉、新たな世界……吸血鬼の、嫁。 自分にとっての新しい情報が次々に流れ込んで来てクラクラしたが、自分をこの世界へと導いた者の話をただ、黙って聞いていた。
与えられた鍵を見つめ、仮面を見つめ、思うことはただ一つ。 彼の目的がどうであれ、この闇夜の幕引きが近くとも。
私はただ、自分の目的を成せればそれでいい。 彼にも、誰にも意見する事なくただ与えられた鍵をぎゅっと握った。 求められている事柄は理解したが、これは少し契約に関しての知識を集める必要があるかもしれないと考え込んでいた頃。
人離れした、美しい声が耳に入り視線を上げた。 …そんなに困ったような顔をしていたのだろうか、それとも退屈凌ぎになのか分かりかねる所ではあったけれど。>>60]
……こんにちは 少しだけ……混乱、してて。契約の事、とか
[軽く頭を下げながらゆっくりと口を開き、親切な彼女に素直に話をしてみた。]
(68) 2016/08/03(Wed) 22時頃
|
|
49(0..100)x1
(-42) 2016/08/03(Wed) 22時頃
|
|
/* 眠い……なんだか、昼間にハジけすぎて気力が……。 マスケラからの粋なお返事にロル書きたいけど、あれはあれで完結されたロルっぽいし、断頭台での最期とか復讐に至る過程をしっかり書ききったから、ロルが重複しそうで難しい所ですな。
まあ、コーラリアからの返事を待ちつつ赤とかログ読みとか、別の作業をしていようかな。 (眠いモードなので素がだだ漏れな会話なう←)
(-43) 2016/08/03(Wed) 22時頃
|
|
[ふと気付いたというか思い出したというか。 紫と黒が混ざり合ったチャロアイトが埋め込まれている金の鍵を持っていた>>10。 浄化と癒しの力を持つというチャロアイトはヘアバンドや耳飾りとして身に付けているけども。 傷付け穢すという皮肉の意味を込め、身に纏っていたのだけど。]
……腹が立つわ。
[他人から皮肉られている様に思えて不愉快な気分になり、鍵を一度テーブルの上に置いてから。 どろどろと溶けて混ざり合った様な月が見える窓を見上げ、眉を顰めた*]
(69) 2016/08/03(Wed) 22時半頃
|
|
[問いかけた先。それまで落ち着いて前を見据えていた黒が 見開かれ揺らいだ気がしたのは僅か。>>46 わたしを見て細められた瞳は、凪いでいて。>>47 ほんの少しだけ言葉を選ぶ時間。
それが耐えられず、わたしはグラスに映ったわたしの顔に 視線を落とした。]
……じゃあ、貴方も今はじめて。聞いたのね。
[苦笑まじりの言葉。 ”誓い”がなにかわからないけれど、 それは彼にとって突然の契約であれ果たすに値するものなのだろう。
視線を落としたまま、続く声に。 私の手はテーブルの下でスカートの端を握り締めた。
グラスに映ったわたしのくちびるが、動く。
わたしはわたしを睨みつければ振り払うように頭を振って 顔を上げ、再びオブシウスを見た。]
(70) 2016/08/03(Wed) 22時半頃
|
|
[死してなお動くことができる従者へ向けた、羨望。>>45 吸血鬼には理解しがたいと言っていた、有限の時間。
それを今は些細なものだと言う声のいくらかは慰めだとしても。 オブシウスの語るその言葉は、わたしを試すものでもなければ 上からの目線で宥めるものでもないと。 ようやく、思えたから。
ほんの少しわたしは困ったように眉尻を下げて笑みを作り 大皿に並べられた果物へ、手を伸ばした。>>44 取り上げたのは、真っ赤で丸い果物。
林檎、と本で見たものにそっくりのそれを。 このまま食べられるのか従者に問いかければ 青白いその手で食べやすい大きさに切られるのを、じっと眺めて。
わたしの無知を笑いはしなかったオブシウスに わたしはわたしのことを、少しだけ語ってみる。]
特殊な環境かはわからないけど。
わたしはこれまで、砂漠に囲まれた王宮で生きてきたわ。 他の土地も、国も、本の中でしか知らない。 塩気の多い土壌で育つ植物は限られていたから、 こんな色々な果物を見たのは、はじめてなの。
(71) 2016/08/03(Wed) 22時半頃
|
|
[切られた林檎を一切れつまみ、皮ごと齧ってみる。 水気の多いさくりとした感触と。 口の中に広がる甘さにわたしは珊瑚色を細めた。]
ずっと、王宮の、砂漠の外に出たかった。 もっとたくさんのことを見て、触れて、知りたかった。 でも、わたしはそこから出ることができなかった。
そこにはわたしがいなくなっては困る人が、たくさんいたから。
[おいしい、と呟いて林檎をもう一切れ。 出された果物を全種類食べてみたいけれど、 空腹でもない今は無理そうだ。 残念そうに大皿に溢れる色とりどりの果物を見つめながら。]
わたしは、理由は何であれ。 わたしを連れ出してくれた館の主に、感謝してるわ。
でも────…
[でも、契約を交わして吸血鬼の嫁になる為だとするならば。 これまで考えたこともなかった懸念が、わたしを不安にさせる。]
(72) 2016/08/03(Wed) 22時半頃
|
|
──そのいずれ死ぬ時が、もしかしたら明日だとしても。 貴方は、同じことが言える?
残された時間が限りなく短いわたしを 欲したいと思う吸血鬼は、いるのかしら。
(-44) 2016/08/03(Wed) 22時半頃
|
|
[辛うじて、オブシウスだけに聞こえる大きさで呟いて。 齧りかけの林檎を口に放り込み、 わたしは誤魔化すように困ったように、また笑った。]
変なことを言って、ごめんなさい。 例え話よ。
それじゃあ、ごちそうさま。 残りの果物は、またあとで食べにきてもまだあるかしら?
[従者を呼んで、席を引いてもらえば 与えられた金の鍵を手に、立ち上がり。 空いた片手でスカートの端をつまみ、感謝のお辞儀をひとつ。]*
(73) 2016/08/03(Wed) 22時半頃
|
|
[期待していなかった答えが金色の文字で浮かぶ。>>*4 GIFT。天からの授かりもの。 聖人なんて、人の世にいた時は見たこともなかった。]
じゃあ彼らは特別なんだね。 でも幸せとは限らない…。
[吸血鬼の力を得て永遠を手に入れても、俺は生きていた時の幸せばかり考えてしまうから何となく理解はできた。
さて、同胞たちはというと、餌とか何とか物騒なことを言っていたり。 嫁については各々思うところがあるみたいだ。]
皆は長く生きてるのに嫁は娶らなかったんだよねえ。
[なんで?って誰ともなしに首を傾げてみたけど。
俺自身は、嫁を娶ろうと考えたことはなかった。 誰か一人を特別っていうのは、俺の性質上難しい話だから。 きっとうまくはいかないだろうなと思って。*]
(*15) 2016/08/03(Wed) 22時半頃
|
|
[俯きがちな人間はぽつり、ぽつりと言葉を零し>>68。その表情からは何をどこまで理解しているのかは窺い知ることができなかったが――ましてや、何の説明も受けないまま、闇世に連れてこられただなんて、此方は知る訳もなく。
彼女と並ぶように壁に凭れ掛かり、こちらも言葉を返した。]
……そう。 まあ……戸惑うかもしれないわね。
それが"普通"よ。 ここに来た人間は大抵最初は戸惑うもの。 だから皆が適応しているのが、不思議なくらい。
[先ほどの人間や、親しげに吸血鬼に話しかける人間を見て、溜め息をつく。いつから吸血鬼は人間にとってこんなに身近な存在に成ってしまったというのか。勿論――私も元を辿れば人間なわけだけど。少なくとも当時、自分が吸血鬼になってしまった事実や、最初に出会った吸血鬼たちを見て畏れを成した――ような気がする。
告げた言葉のニュアンスで、こちらが吸血鬼であることは伝わったか。もし仮に、彼女が人間と吸血鬼の区別が付いていないと、したら。]
(74) 2016/08/03(Wed) 22時半頃
|
|
難しいことはないわ。 あなたは――此処に居る吸血鬼の中から、 誰か、相応しい相手を選ぶだけ。
[人間側が吸血鬼を選ぶ、という仮面の言葉を思い出して、やや躊躇い気味にそう告げてから。そういえば――ともう一つ仮面の言葉を思い出す。]
そういえば。 あなたは、"何が出来る"のかしら。 自ずとあなたを必要とする吸血鬼も居るかもしれないし。 あなたは、吸血鬼に、何を与えてくれるの?
[彼女たちが持っている力。それは契約の妨げになるかもしれないし、或いは。そういえば先ほどの男は何が出来たのだろうな、という思いも頭を過ぎりながら、今は双眸を細めて彼女のほうを見ていることにする*]
(75) 2016/08/03(Wed) 22時半頃
|
|
/* コーラリアが儚いな……。 恐ろしげな見た目の私にも物怖じせずに接してくれる、稀有な娘だ。 私に柔らかな赤を教えてくれて、感謝するよ。
(-45) 2016/08/03(Wed) 22時半頃
|
|
- 食堂・シェニ様とフェイ様と -
[学者のフェイの口から溢れる言の葉は流れる音楽にも似ていた>>34 丁度昼食が終わった後、時々神の教えや人の生きるべき道やらを 延々と説いていた時間を思い出す。
要は眠い。
私には難しい話ばかりだったが、それでも神学者や教会の 偉い人たちは得意げに滔々と話し続けていた。
もしかしたらフェイもそんな風に喋り続けるのだろうかと、 あの時感じた様な眠気が忍び寄って来ない様に、 一生懸命2人の会話を聞いていた。
聞いていたから、唐突な綺麗と言う言葉に 過剰反応してしまったのかもしれない。]
(76) 2016/08/03(Wed) 22時半頃
|
|
あははは。 ありがとうございます。
みっともないでしょう。 女性でも無いのに、そんな言葉で泣いてしまうなんて。
[フェイは私を認めてくれた>>37 それが嬉しいとは思っても、素直に受け止めるには 白を上書きし続けた黒は穢れがすぎる。
もし幸運だと思う事があるなら。 一度目の生を救ってもらった事と。 男に生まれた事だろう。
女に生まれていれば、私はきっともっと醜い汚泥を 底に溜め込んでいただろう。
私に醜い傷や痣や病を押し付けて綺麗になったと喜ぶ女たちに 嫉妬せずに済んだのだから、それは幸運なことだろう。]
(77) 2016/08/03(Wed) 22時半頃
|
|
はい、失礼します。
[男で良かったと思うが、こんな事で泣くのはと 漸く自制を利かせて言葉に甘えて立ち去ろうとしたが>>37
それを止めたのは毒としては刺さる事の無かった 言葉をくれたシェニだった>>55
目玉なのに口がある不思議な物体がハンカチを届けてくる。
大きな姿なら怪物と呼べるが、ハンカチを咥えて来た姿は 妙に愛らしさすら感じられた。]
(78) 2016/08/03(Wed) 22時半頃
|
|
ありがとう。目玉さん。
[目玉が喋った気がして、思わずシェニの方を見てしまった。 この物体は何なのかと驚いていると、金の文字を操る 主の登場>>#0にその場に立ち尽くす。
シェニと似た色のハンカチを手に、浮かぶ金の文字が綴る説明を 静かに見つめていた。]
吸血鬼の嫁……。
[その話>>#1はいきなり全てを飲み込む事は出来なかったが、 何だかとても物悲しいものに思えてしまった。
この場にいる吸血鬼と呼ばれる人ならざる者達は皆、 嫁と言う名の死を求めてここにいるのだろうか。
和やかに見える彼らに何があるのかと、私は涙を 拭う事も忘れて薄紫のハンカチを握りしめた*]
(79) 2016/08/03(Wed) 22時半頃
|
|
/* 自分の動きの鈍さが!憎い!! エンカしてないのは、ルチル、シェニ、ファシリア…… リアントともまた会いたいし どのひととも衝突できそうなとこではあるんだけどなぁああ
(-46) 2016/08/03(Wed) 23時頃
|
|
[>>*15 誰とも無しに発せられた同胞の言葉がずしり、と勝手に胸を刺し。はぁぁ、と長めに溜め息をついて。]
そう簡単に、嫁にできるわけじゃないの。 みんな――多分。色々あるのよ。
[まだ、まだ若い吸血鬼に対して、もう一つだけ、溜め息を。**]
(*16) 2016/08/03(Wed) 23時頃
|
|
― 回想:嫁を取らない数百年 ―
[吸血鬼になって尚何十年、何百年。自分がこの姿になってしまったことに絶望し。何度も死を望んだけれど。それでも"吸血鬼として"、"化物として"、この生を終えることが只、只、悔しくて。愛情の欠片も無い相手と添い遂げる事に抵抗もあったから。
生きるのに必要な程度の血を啜り、時には禁断症状を我慢しようと何度も身をボロボロにしてきたけれど。それでも死に至ることは、無かった。
そして、出会ってしまった、身を捧げても良いと思えた相手。
生まれ変わることすら許されなかった吸血鬼と ――自分が自分で居ることが苦痛でしか無い
生まれ変わることを望んだ人間と ――彼女が彼女で居ることが苦痛でしか無い
いっそのこと彼女を嫁に取ることで この世界から消えて
なんどもそれは思い至ったけれど
私がこの世から消えることは 彼女の望みを断つことになるから。
私は、彼女の幸せを選んでしまったのだ。 例え、狂っていると言われようとも。
]*
(*17) 2016/08/03(Wed) 23時頃
|
|
―泡沫に封じた物は/ゴーストと―
[掲げたグラスに映る自分の顔が揺らいだ気がして目を細めた。 はたりと一つ瞬いたならグラスの中身は色を変え、琥珀の中泡が揺らいで弾けるのに、声を上げるでもなく微かに唇が開いたか。>>63
そこに映るのは自分であって自分ではない何か 当人が忘れたはずの表情で笑い声を上げるのに、一言、誰だ、と問うたところで その影は意に介さぬかのように言葉を向けた]
赤ワインは血の代わりとも言うしね。 これはこれで悪くはないよ。
[此方の答えを聞いたか聞かずか、鏡面に顔を寄せ無遠慮に視線をめぐらせる様子を一瞥し 笑うように歪む口元から落とされる言葉を聞いて無意識に顔を顰めただろうか。
影の言う言葉は謎掛けめいて、それでいてどこか、失くしかけた感情の表層を逆撫で削っていくような切っ先を持っているようで]
「好き」だから「飲みたい」、それ以外の理由なんかないだろう。
[掘り下げる、何を、などと思った時点で影の術中に嵌っているなど気付かずに、記憶がない事に触れられたなら、無意識に体が震えたのはグラスを通じて影にも伝わったろう]
そんな事、お前には関係ないだろう。
[普段他人を呼ぶ時とは違う呼び方は警戒の証。それすら映る影には通じず、哂うように言葉は続く。笑えないのは禁断症状のせいだ、と言おうとして何故か言葉が詰まる。 忘れた記憶が泡の中から弾けてくるような気がして、乾きかけた唇がまた震える]
………それを、「思い出させて」どうする気だ。 もう、「忘れた」んだ。「今の」私には関係ない。
消えろ、私に「思い出させようとするな」!
(80) 2016/08/03(Wed) 23時頃
|
|
[その言葉が、本当は「わざと」封じ込んでいるのだと言う事を表すと気付かないまま、消え行く影に言葉を投げ、そうして
影が最後に残した言葉に、あからさまな動揺が浮かんだのは影には隠せなかったろう。>>66]
鏡……あぁ、知っているさ。 見たくもないものが映るって事くらい。
[ころころと鈴の様な声がいつまでも耳に残る。 手元に残されたグラスに映る男の顔は
男が た母親にとてもよく似ていた。*]
(81) 2016/08/03(Wed) 23時頃
|
|
[助けを求めるようにルチル様を見つめると、金を纏う人はリアント様が何もない場所から紅茶を取り出した仕組みを説明してくれました。>>58
金色のルチル様が食べる黄色いジェラートは、ぼくが知っているジェラートよりもずっと冷たくて甘そうに見えました。
そしてこれは…。 ぼくも、がんばってなにかを出さないといけない流れでしょうか…。]
え…と…
[だけど困りました。 なんでもいいと言われると、何を選べばいいか分からなくて困ってしまいます。 何もないテーブルをじーっと見つめて…]
シードル、が 飲みたいです…
[緊張しながら小声で呟けば、金色の液体がなみなみと注がれた見覚えのある木のカップが現れました。 ふわりと香るアルコールと林檎の香りは、確かにぼくの記憶にあるままで。 恐る恐る、一口飲んでみますと…]
(82) 2016/08/03(Wed) 23時頃
|
|
ムッティの味だ…
[孤児院で造るシードルの味。 ずーっと飲んでいたぼくが、間違うはずがありません。
揺れる金色の水面を見つめながら零した呟きに応えたのは、鏡面に映るもうひとりのぼくでした。*]
(83) 2016/08/03(Wed) 23時頃
|
|
……神はシェニさんを嫌いじゃありませんよ。
[様付けはあまり快くないらしいシェニが漏らした言葉>>59 その真意も、彼が吸血鬼になった理由も知らない。
ただ『今度は』が、何かを教えてくれそうな気がしたが、 そこまで頭は回らない。 でも言いたい事は決まっていた。 皺になってしまったハンカチを綺麗に畳み直すと 彼へ近付きありがとうございます、と礼と共に一言。]
(84) 2016/08/03(Wed) 23時頃
|
|
神はあなただけじゃなく、人間にも平等に意地悪なんですよ。
(-47) 2016/08/03(Wed) 23時頃
|
|
[そっと告げると、一礼して彼が離れるなら止める事も無く 私も離れてフェイに。]
嫁と言われて、あなたはどう思われました?
[彼も吸血鬼を救うために訪れたとは思えないから。 純粋な疑問を投げたが、彼の興味が他に移るなら それを無理に追うことはない*]
(85) 2016/08/03(Wed) 23時頃
|
|
[彼女の言葉を受け、もう一度食堂をぐるりと見渡せば、 確かに自分以外この状況に順応しているように見えた。 …最も、何も知らない自分からしたら誰が吸血鬼で誰が嫁の候補…人間であるのかは見分けがつかないのだが。
彼女の口ぶりからすると、恐らく己と同じ立場の存在ではない事は分かる。 根拠はと尋ねられたら、纏う雰囲気が、としか良いようがないのだが。 何処と無く食堂へと導いてくれた彼に、似ている気がした。
こくり、と頷くと再度ぽつりと口を開く。>>74]
…私、みたいに、何も知らずに居る者の方が、少ない?
[独り言のような、隣の彼女へと投げる言葉のような、そんな呟きを一つ。 喉元を軽く抑えながら発した音は、酷く臆病に聞こえたかもしれない。]
(86) 2016/08/03(Wed) 23時頃
|
|
/* 時空に歪みが!!(おきません
(-48) 2016/08/03(Wed) 23時頃
|
|
/* 秘話がない…(´・ω・`)
(-49) 2016/08/03(Wed) 23時頃
|
|
[ほんの一時。 シードルの水面に揺れる幻に気を取られいたぼくをこちら側へ連れ戻したのは、ぼくらをここに集めた仮面の君でした。>>53
視界の端からひょいと現れた仮面にぴょんと肩を跳ねさせ、金色の水面から金縁の仮面へ視線を移します。]
杖…?
[鸚鵡返しに単語を繰り返して。 ぼくは初めて、彼の声を聴いたことに気づきます。
たった一度の、短い発声は。 とても耳に心地よい涼やかなテノールでした。
確かに孤児院に居た頃は杖を頼りに歩いていましたが。 マントの中に手を差し入れたマスケラ様に首をかしげれば、何もないように見えたマントの中から一本の杖が現れました。 しかもそれは、この世に一本しかないはずの。
孤児院の弟たちが枝から削って作ったぼくだけの杖でした!]
なんで…
あぁ、いえ。 ありがとうございますっ
[差し出された杖を両手で受け取って、ぼくはもう一度、それがぼくの杖かどうかを確かめます。 いらなくなるかもしれないと踊った金色の文字。 その言葉の本当の意味を、その時のぼくは知りませんでしたから。]
(87) 2016/08/03(Wed) 23時頃
|
|
そうですね… でも、ありがとうございます。
[ぼくには寿命というものがあまり残っていませんから。 という言葉は、傍にいるルチル様やリアント様を気にして、浮かべた表情だけに留めました。
再び仮面の上で踊った金色の文字は、きっと先ほどのぼくの視線のためでしょう。 尋ねてもいいのかどうか、ぼくは迷いました。 吸血鬼の彼が、何故無力な人間のぼくに救ってほしいと言ったのか。 それは世界を壊さなくてはいけないほどのことなのでしょうか…?]
マスケラ様。 どうして、今日に限って最後にあんなことを言ったんですか?
[迷って。迷って。 尋ねたのは似て非なる事でした。 もしかしたら、これだって答えてはもらえないかもしれないですけれど…。*]
(88) 2016/08/03(Wed) 23時頃
|
|
………、相手 生を、否定しない人なら………いい、です
[それは一番重要視する事柄であり、逆にいうならばそれ以外はどれだけ癖があろうとも少女には関係のない話で。 どこか他人事のように温度を持たない言の葉は、少なくとも小さな予言として成立する事となるだろう。
そして、かり、と喉元に爪を浅く立てながらもう一つの問いに答えるために、空気を震わせる。 忌々しく、苦々しい言の葉を吐き出すには少し時間がかかってしまったが。 何とか伝える事はできただろう。]
予言、言霊 ……絶対にあたる、天気予報、とか?
[出来る事ではあるけれど、出来ない方が良かった事。 これのせいで、故郷では息の詰まる思いをしてきたのだから。 忌々しい記憶を振り落とすかのように頭を数度横に振ると、今度はこちらの番とばかりに訪ねようとしたが]
なまえ、わからない……
[知らなければ何ら支障がない出来事だったかもしれない。 しかしそれでは不便なのは確かであった上に、何よりも自分へと声を掛けてくれた彼女に興味があった。]
(89) 2016/08/03(Wed) 23時頃
|
|
[やや不安げに――そう見えた、ぽつりと呟く言葉>>86には]
寧ろあなたは何も知らずに居るのね…… 大丈夫、案外怖いことなんて、何もないわ。
["最初は痛いかもしれないけど"なんて言葉は飲み込んで。今彼女を怯えさせてしまっても、誰の得にもならないだろう。そんな無闇矢鱈に人を脅かすような、"人間が恐れる吸血鬼"のようなことをしたくなくて。
同時にどこか心の内で、相手を"餌として吟味している"事実に、自分自身は目を背けながら。]
(90) 2016/08/03(Wed) 23時半頃
|
|
[そんな少女が語ったのは"生を否定しない人"を望んでいること>>89。ああ、目の前の私はまさに今。生きることを辞めるために、ここに居るというのに。それを言うならここの吸血鬼は皆、それを理解してここに居るはずだ。
何か言い返したい衝動に駆られながらも、 どう相手に伝えるべきか逡巡している間に。 彼女の"出来ること"が返ってきた。]
……予言?未来が見えたり、するのかしら。
[予言という言葉のイメージからそう言葉を返すものの、それが見当はずれなことであることには気づかない。言霊、というイメージから慎重に予測すべきだったのかもしれない。
少し、声の質が変わり、首を横に振る彼女を見て。 何か抱えているのであろうことは察することができた、が。]
ああ… ファシリア・アシュテイン。 ……ファシリアで構わないわよ。 あなたは?
[それは生前そのままの名前。この"名前"のせいで――家柄のせいで。私は今、此処に、居る*]
(91) 2016/08/03(Wed) 23時半頃
|
|
[いきなり吸血鬼と嫁の契約をしろと言われた人間たちはどう思っているのだろう。 同胞は同胞で、思うところがあるようだけれど。
何だか難しい言葉でその事実をまとめあげて、 一人納得しているような学者然とした男性に視線をやる。>>65 彼はあまり困惑はしていないみたいだ。 その手で隠された下の口元が笑んでいることまではわからない。
同胞が声をかけている女性はというと、 幾分困惑しているようにその表情や口ぶりから感じられた。>>68 戸惑うのが普通だと言う同胞は、早速彼女に力のことを問いかけているようだ。>>75 その答えは気になったけど、気になったら自分で聞いたほうがいいだろうねって 俺は視線をまた移す。
次いで目に入ったのは、俺が食堂に来たときからいたらしい色黒な男性。>>79 彼は…泣いてる? マスケラの説明にどこか泣くような要素でもあったろうか。 それともその前に話していたシェニに意地の悪いことでも言われたのかなって。 彼らが話していた内容は知らないから、そんなことを思ったりする。
そういえば、コーラリアは? と、視線を巡らせれば同胞と食事をしていたのか、その席を立つ姿が見えた。>>73
契約の相手は人間の方が俺らの中から選ぶ、らしい。
運命を自分で選ぶ、と彼女は言っていた。 吸血鬼を選ぶことは運命を選ぶのと同じようなものだろうか。
確かに、これは間違えたら人生に関わる大きな選択には違いない。 人間たちにとって。吸血鬼にとって。*]
(92) 2016/08/03(Wed) 23時半頃
|
|
―そして今・食堂にて―
そりゃあね、退屈していたところにこんな話を持ちかけられたら、乗らないわけには行かないだろう? こんな事を言い出したのは彼くらいなものだよ。
[闇世がどれくらい前からあるのかは知らないが、今も在るということは誰も壊そうとしなかったか、壊せなかったのか。 仮面の吸血鬼が自分よりはるかに昔からここにいたとは聞いていたけれど]
楽しんでいるなら何よりだ。 君の能力は人間達には好まれるだろうからね。 此方に来たばかりで不安な彼らを安心させる事もできる。
[実際、白猫と遊ぶフィオレは楽しそうだったし、特に迷惑をかけるのでなければ気にする事でもない。 席に着く二人を見遣って、そうして思い出したように口を開く]
そういえば、嫁になった人間は主である吸血鬼の能力に似た力を得るというけど リアントの場合どうなのだろうね……耳と尻尾でも生えるのかな?
[などと、目の前に呼んだジェラートを口に運びながら考える。 冗談のようだが、当人はいたって真面目であった]
(93) 2016/08/03(Wed) 23時半頃
|
|
ん、……どう、とは?
[ギュルセルの問い>>85に対して解釈は色々できそうだが]
このような展開に巻き込まれて戸惑っているか、という問いならノーだ。 わたしはここに来る前の雪山で奇跡を体験してから、目の前で起きるあらゆる事象を受け入れる事にしているからね。
[長年かかって追い続けた真相にたどり着いた。テーブルに置いた分厚い書の表紙に触れながら答える。 手元の本から目を上げるとギュルセルを振り返り]
君は……、これからどうしたい?
[周囲にチラと目を配ってから声を潜めて囁いた]
(94) 2016/08/03(Wed) 23時半頃
|
|
[そうして、フィオレのほうへと目を向ければ、じっとテーブルを見つめていて>>82 先ほどのギュルセルのように呼び出すものがないということかと気に掛けたところで、小さな呟きと共に現れた木のカップに、安心したように息を吐き、ぱくりとジェラートを口にする]
上手く行ったようだね。
[小さく、懐かしむように零れた声>>83に、望みどおりの物を得たと知り短く声をかける。 返事が返らなくてもそれは、懐かしさに浸っているせいと気にしなかったろう。*]
(95) 2016/08/03(Wed) 23時半頃
|
|
誰か気になるお相手でもいるかい?
(-50) 2016/08/03(Wed) 23時半頃
|
|
/* わたしもゴーストにあおってもらうべきか しかし、ネタが少なくて困らせてしまいそうだが←
(-51) 2016/08/03(Wed) 23時半頃
|
|
[自らの出自を話すコーラリアの話に耳を傾ける。>>71 王宮で暮らしていたという話にふと、吸血鬼達の内通で語られた「奇跡の力」の事を思い出し、何らかの力により王宮に囲われていたのだろうと予測する]
なるほど、な……。 …………。
[砂漠出身でありながら真珠を思わせる肌の白さ、滑らかさ。 恐らく王宮から外に出る事すら稀だったのだろうと思うと同時に、その白さゆえに透けた血管に目が行ってしまい、思わず目を逸らして伏せ、語られる会話にのみ意識を集中させた。 さく、さく――……。 コーラリアの声と林檎を齧る音が妙に耳に残る]
お前がここを望んだのなら、最善を尽くすべきだろう。
[しかし、目を伏せたままで不審がられてはいけないと再び目線を珊瑚の瞳に注ぐ。 血とは違う柔らかい赤を見ていると、心が平常を取り戻すのを感じた。 と、聞こえる微かな呟きには目を細め――……]
(96) 2016/08/03(Wed) 23時半頃
|
|
[今まで物怖じせず強気な態度を保っていたコーラリアの不安げな呟き。 そこに儚さを見出し、しばし考えを巡らせるが――……]
さすがに嫁を迎えて翌日に死ぬ、と言うのは勘弁願いたいな。
[と、今までのコーラリア率直な意見に倣い、自らも本心を乗せる。 だが、しばしの逡巡の後、口を開く]
だが……。 私が早く死ねば、従者達の魂も救われるのだろうか……?
[オブシウスの瞳が贖罪の可能性に揺らぎ、惑う。 しかし、それはコーラリアを自らの贖罪の贄として利用するという事。 それでは外の世界を夢見る彼女に非道な行為というもの。
胸中に芽生えた甘美で怠惰な贖罪の誘惑に、しかしオブシウスはまだ屈する気にはなれなかった]
(-52) 2016/08/03(Wed) 23時半頃
|
|
[不安げで儚い呟きに、オブシウスの表情が翳りを帯びた気がした。 しかし、誤魔化すような笑みを浮かべられれば静かに頷く。>>73]
私の答えは変わらない、最善を尽くしなさい。 それが限りある命に対しての最大の礼儀だ。 果物は私が席にいる間は残しておくつもりだが……。 私が席を外した場合までは責任を持てんな。
[率直に告げ、愛らしいお辞儀をされれば自らも席を立ち完璧な礼をして見送る。 そうして、しばし召還した果物の中から林檎を手に取り戯れに口に含んで甘味を味わう。**]
(97) 2016/08/03(Wed) 23時半頃
|
|
[フェイの返事>>94に、学者は学者でも 地に足は着いているようだと感じたが、神学者たちの方が おかしかったのだろうかと少し過去を振り返ってしまった。]
雪山の奇跡? あなたは精神と知識のバランスが良いのですね。
その本はもう完成と言って良いのですか? それとももっと埋め尽くしたい?
私の知っている学者は後世に自分の名が残るのを 願っていましたが……そんな欲はあなたには無いのですか?
[全てを受け入れる度量に、長年求めた真実が世に出る事は 無いかもしれないのではと、他人事ながら心配になったのだが。
問い掛けが私に向けられると、一瞬だけ言葉に詰まり目を閉じた。]
私は……棄てられた私の命で救える者がここにいると聞いて 来たのです。
だから、私の様な者がおこがましいかもしれませんが、 救いたい……救える方を探したい。
[何をしたいと問われれば、私がここに来た理由を告げた。]
(98) 2016/08/03(Wed) 23時半頃
|
|
……フェイ様こそ。 まだ知りたい吸血鬼の方々がいるのではないですか?
(-54) 2016/08/03(Wed) 23時半頃
|
|
そうだね、俺も面白そうだからって深く考えずに乗ったんだけどさ。 この計画でルチルの退屈が紛れるなら、良いよね。 ふうん、他の吸血鬼はまだ試したことがないのかな。 だとしたら難しいかも簡単かもわからないねえ。
[ルチルの言葉に頷きながらカップを傾ける。>>93 人に好まれる能力、と言われたのは素直に嬉しかったから 少し照れたように口角を上げて] そうかな。 不安な子がいるなら、安心させられたら嬉しいよ。
でも、ルチルの能力の方が便利だと思うけどね。
[実際問題として、便利だし万人に喜ばれそうなのは このテーブルみたいに望んだものを取り出せる彼の能力じゃないかな。]
ああ、嫁には能力が分けられるのだっけ。 はは、耳と尻尾かあ、それは可愛らしいね。 自分じゃ自分を撫でられないからさ、そうなったら是非とも触ってみたいものだよ。
[冗句なのか本気なのか、ルチルの言葉にクスクスと笑う。 けれど、この能力をほしがる人の仔がいるかは、ちょっと疑問だ。]
(99) 2016/08/03(Wed) 23時半頃
|
|
/*きたー!これを、待って、いたよ!!
(-53) 2016/08/03(Wed) 23時半頃
|
|
[フィオレは、嫁の話について困惑はそんなにしてないようには見えたけど。 幸せだったという人の世での生活が恋しくなったりはしないのかな。 そんなことを考えて彼を見ると、テーブルから林檎酒を取り出していた。>>82
よく出来ました、って軽く拍手をする。 シードルを飲んで彼が呟いたのは、誰かの名前。>>83 それはきっと、あちらでの彼の大切な人の名なんだろう。
マスケラがやってきて、彼に杖を渡すのが見えれば、>>86 足が悪いのかな、と今更気づいた。 立ち話をさせたのはやっぱり悪いことをしたかもしれない。
二度目、マスケラにお礼を言った彼の表情はどこかこちらを気にしているように見えたけど その意味は分からないまま。
彼がマスケラに問いかけるのを横目に>>87紅茶を飲み干した。*]
(100) 2016/08/03(Wed) 23時半頃
|
|
こちらから選ぶとなると、新たに情報を得るしかないね…。
[まともに話したのはシェニだけから、もう少し他の誰かとも言葉を交わしてみたいところだが。 席を立ってテーブルに置いた書を手にし、周囲を見回す。各々が会話を交わす様子は、既にある程度の関係は築かれているように見えた]
……おや?
[こちらを見る目>>92と、視線が合ったような気がする。 彼がどちら側か分からないが、手を振ったら反応が返ってくるだろうか。]
(101) 2016/08/03(Wed) 23時半頃
|
|
それとも、フェイ様。 面食いとか?
[真面目な彼をからかうつもりは無かったが、 彼が何を基準に選ぼうとしているのかは興味があった。]
(-55) 2016/08/04(Thu) 00時頃
|
|
[満たされていたらこようと思わない、と言う言葉には大いに同意する>>*14 男自身、死への不満が此方にくる要因であったから。 その後に続いた言葉には無意識に首を振って]
「彼」は強いと思うよ、私は。 きっと、簡単には折れないだろうね。
それを確かめるためにわざと叩くのは感心しないだけさ。
[彼、と性別を特定すれば、すぐに心当たりは浮かぶだろう。 簡単に折れぬと言いながら最後に釘を刺すことは忘れなかった。
一見強いものでも弱点を突けばあっさり崩れるものだから。*]
(*18) 2016/08/04(Thu) 00時頃
|
|
[こくり、とまあ一つ頷けば、たどたどしく言葉を連ねる。>>90]
私が、少なくとも、寿命を全うできる場所だから、と……
[やはり少し不安な感情が声にか、それとも表情にか乗ってしまったようで。 ]脅かす様子がない彼女に対し、僅かに笑って見せたが多少歪んでいたかもしれない。 意図的に表情を変えようとするなんて、随分と久しぶりの事だったから。]
(102) 2016/08/04(Thu) 00時頃
|
|
/* ギュルセル面白すぎかwww
(-56) 2016/08/04(Thu) 00時頃
|
|
[相手に…吸血鬼に望む事を伝えてみたが、目の前の彼女の雰囲気が僅かに変わった。 何か、まずい事でも言ってしまっただろうか。 事情を知らないからとはいえ失礼な事を言ってしまったかもしれないと、立てた爪に力が篭った。>>91
撤回するための言葉を伝えるよりも、少女のできる事に関しての問いの方が早く。 どう説明しようかとぐるりと頭を回しながら、テーブルの上に確りと乗っている白い皿を指差すと。]
『瞬きをする間に、あの白い皿は割れる。』
[そう言霊を放ち、目を閉じ、瞼を上げれば。 誰の手が触れたのか、あるいはイタズラ好きの幽霊の仕業だったかもしれないが、テーブルから滑り落ち、床の上で砕け散っていた]
……例えば、こんな感じ、です。ファシリア、さん 遅れました、私は、ミーナ
[少し分かり難いかもしれないし、彼女からしたら偶然の出来事のように感じたかもしれない。 少女からしたら、この場に居るのも割れたのも、必然の出来事だったのだが。*]
(103) 2016/08/04(Thu) 00時頃
|
|
/* マスケラの返事待ち状態にして非常に申し訳ないっ!!!! 二人との会話が終わった後にマスケラのロル挟めばよかったなぁ……
(-57) 2016/08/04(Thu) 00時頃
|
|
幸いここには美男美女しかいないようだよ
[問いかけられた内容が可笑しくて思わず即答してしまった]
(-58) 2016/08/04(Thu) 00時頃
|
|
/* ううむ……ログがどんどん伸びるていくな。 人間側、ギュルセル・ニーナ・シェニと話してないから絡みにいかないといけないんだろうが、多角は苦手なのだ……そして、ログが読み込めないから動きが更に鈍るという悪循環がな、ははは(がっくり)
(-59) 2016/08/04(Thu) 00時頃
|
学者 フェイは、メモを貼った。
2016/08/04(Thu) 00時頃
|
[囁きでの返事にはもう涙を忘れた様に、少しだけ 楽しげな声が彩っていた。]
おや……。
[先に気付いたのはフェイだった>>101 手を振る方向に視線を向けると皆を観察している様な若者>>92 ここからでは判りにくいがどちら側なのだろうと 思いつつ、少し距離がある分、小さく見えた。
小動物の様な可愛さを感じたが近付けば案外背は高いと 知れて余計な言葉を言わなくて済んだと安堵するだろうが。]
(104) 2016/08/04(Thu) 00時頃
|
|
─ 食堂・現在 ─
[左右が反転した『映るもの』の世界から、仮面の青年を模した幽鬼は食堂での遣り取りを上機嫌に眺めていた。 遠くの部屋で焼き払われた百合>>0:142は、どうやらたいそう気に入って貰えたらしい。]
しっかしなあ。本当、雑な説明。 あれを堂々と発表する御前>>12も、それに大して疑問を抱かないきみ達も、ちょっと素直過ぎて心配になるよ。
[わざとらしく肩を竦め、マスケラからは一番遠い窓硝子の中、何かに腰掛けた格好で足をふらふら揺らす。暫く頬杖を付いて食堂を眺めてから、思い付いたようにすとん、と床に降りると窓の中をすいすいと移動した。]
さっきの>>0:67もさあ、
[呆れ声で壁際へ近寄り、飾られた絵画へ手を伸ばす。そのすらりとした指先が、絵の中や林檎をことも無げに掴んだ。]
ひとつとひとつをぶつけて壊すなんて、随分乱暴な理論に辿り着いちゃったみたいだけどね? 折角産んだものを対消滅に使われるって、どうなの。え、誰からのツッコミも無し?ヤダヤダ、この人数全員でボケられたらほんと堪んないよ、僕疲れちゃう。
[芝居掛かった物言いで大きく溜息を吐いてから、男は猫のように目を細め。]
(105) 2016/08/04(Thu) 00時頃
|
|
ま、疑えないのなんて、大抵僕のせいなんだけどね!
[次いで、林檎を片手で弄び声を立て笑った。釣られた絵の中の婦人達も、表情を綻ばせる。]
…ふふ。僕なら、こうするなあ。
[呟くと手の中の林檎へ、恭しく口付ける。それから、くるりと指で天辺を撫でるとなんの抵抗もなく赤い実は綺麗に六つに割れた。 白い指がそのうち一つから種を摘み取り、先ほどとは反対側、落穂を拾う女性達の絵画の中へぽとり、と落とす。 土に紛れた種は、絵の中で瞬く間に黄金色の芽を出した。
芽を囲んで喜びに沸く絵画の住人達を尻目に、男は林檎のひと切れをひょいと摘み上げる。甘い蜜の滴るそれは、先程種を抜かれたものだ。]
こっちはもう、要らないものね。
[囁いて、口をぱかりと開けると無造作に放り込む。 禁断の果実と謳われたそれを咀嚼して飲み込んだ男の顔は、酷く優しく、どこか哀しげだった。*]
(106) 2016/08/04(Thu) 00時頃
|
|
確かに素敵な方々ばかりですね。 フェイ様も勿論。
[何が可笑しいのか、即答で返ってきた事に少々面食らいつつ、 同意は早かった。]
(-60) 2016/08/04(Thu) 00時頃
|
|
[何故嫁を娶らなかったのか、などと聞こえ>>*15 危うくジェラートを零すところだったがそれは置いといて]
確かに長く生きてはいるけれど、ね。
嫁を取って寿命を得たいと思った事はあるけど ほら、私はそういう感情が薄いからね。 愛情とか相手が満足するほど持てないだろうし。
[ここまで言って、嫁を娶ると言う事はやはり愛情を持たなければいけないのだよな、など そんな基本的なことを忘れていたなど、流石に声には乗せられなかった。*]
(*19) 2016/08/04(Thu) 00時頃
|
|
[難しそうな言葉を話していた人間に目を向けていたら、 彼はこちらに気づいて手を振ってきた。>>101
好奇心の旺盛そうなその瞳と目が合えば、 どこか自分に近しいものを感じて。
俺は愛想よく笑うと片手をひらひらと振り返す。 彼と話していた男性はもう涙は引いただろうか。>>104
彼が俺の容姿にどんな感想を思っているかは知らぬところだが、 それを素直に口に出されても笑いはしても怒りはしないさ。]
耳や尻尾の生えた嫁を娶るにしてもね、 それでもいいって人を探さないといけないかなあ。
[そう冗談めかして言うと、 空のカップをコトンとテーブルに置き、席を立つ。
ルチルとフィオレにまたね、と手を振って 彼らのほうへ足を向けた。*]
(107) 2016/08/04(Thu) 00時頃
|
|
[食堂内の喧騒にふぅと息を吐く、騒がしいのは苦手だ。 と、聞こえてくる同胞の素朴な疑問に返答を返す>>*15]
私の場合は……。 嫁にした相手が簡単に壊れるだろうと予想できるからだな。
[と、端的に事実を述べる。 オブシウスの嫁になれば能力の譲渡、つまりは自らが殺した夥しい人間達の怨嗟をオブシウスと共に背負う事を意味していた。 普通の人間ならば一日も経たずに廃人となるだろう。
だがしかし、聖者と呼ばれる者ならばあるいは――……。 と、オブシウスは嫁を娶る事が必然となった今はそれに耐えうる精神力や力を持つ人間に興味を惹かれているのも事実だった。**]
(*20) 2016/08/04(Thu) 00時頃
|
|
[思わず、傍のフェイについうっかり可愛いと囁きそうになって、 慌てて飲み込んでから。
思い出したように 呟いた。]
ああ。 でも私は。
私に笑ってくれて。 最期に私の傍にいてくれる方が、いいな。
[我儘だとは思いますが。そう付け足した。]
(108) 2016/08/04(Thu) 00時頃
|
|
[足が悪いのに杖を置いて来てしまったのは、誰かのせいではなくぼくのせいです。
ですからリアント様が気に病むことはなかったのですが。>>100
それに、ほら。 ゆっくりでもいいのなら、ぼくは真っ赤な薔薇が咲き誇るお庭から、ここまで歩いて来れるのですし。
ぼくがマスケラ様と話す間に、ルチル様とリアント様が他の誰かに興味を引かれたのなら。 ふたりがそちらへ行くことをぼくは止めなかったでしょう。
ですからまたねと手を振るリアント様に、ぼくはぺこりと頭を下げて見送ったのです。>>107]
(109) 2016/08/04(Thu) 00時頃
|
|
/* ロル書きながら、ギュルセルの可愛さに、この、悶えるしか出来ません()
(-61) 2016/08/04(Thu) 00時頃
|
|
[フェイと話しているとこちらにも気付いたらしい 若者が近付いて来た>>107 警戒心を抱かせない雰囲気に自然に目が細くなるが、 近付くと案外背がある様子にぱちぱちと目を瞬かせた。]
初めまして。 私はギュルセルと申します。
[声がはっきり届く距離になれば一礼して名を告げて、 握手でもと手を差し出した*]
(110) 2016/08/04(Thu) 00時半頃
|
|
……寿命を全うできる場所。
[その雑な説明は如何なものかと、それを告げたであろう仮面への文句は、そのうち言ってやろうかと。]
まあ……そうね。 "あなたが逃げ出そうとしない限り"寿命は全うできる。 生命を脅かそうとする吸血鬼はいないんじゃないかしら
[逃げ出そうとした時に。吸血鬼から離れて尚、闇世で生き永らえることのできる人間なんぞ、知る限りでは居ない。それこそ、塵や灰、虚無にでもなってしまうのではなかろうか。
それに人間を迎えて尚、生命を脅かす吸血鬼なぞ、居るのだろうか――そう言った趣味嗜好を持った化物なら別かも知れないが。
少なくとも、彼女たちは、自分たちの"餌"なのだし?]
(111) 2016/08/04(Thu) 00時半頃
|
|
[そして彼女が見せてくれたのは、面白い、能力>>103。 テーブルの上に乗せられた白はふわりと床の上で砕け散る。
成る程、予言とはそういうことか。 彼女の言う"言霊"にもようやく合点がいった。]
凄い。
[思わずそう口にして。その不安げな表情とは裏腹に、強い能力を見せた彼女に、キュッと目の奥が光る。面白いじゃないの――。ゴクリ、灰の味とともにひとつ、唾を飲み込んで。
しかし、人間にここまでの能力を持つ者がいるなんて。 これは確かに――ひと筋縄ではいかなさそうだ。]
……ミーナ。 ええ、よろしく。
そういえば、何か聞きたいことがありそうだったけど?
[名前を聞く前に、何か尋ねたそうな素振りを僅かに見せたことを思い出して>>89。]**
(112) 2016/08/04(Thu) 00時半頃
|
|
/* 何というか、嫌だ隠したい!ってもだるシェニに、ヒント落として誘えよという中の人の葛藤が有りましてちと時間が掛かってる、ごめんよ
(-62) 2016/08/04(Thu) 00時半頃
|
|
フィオレ、契約をする相手は良く考えて選ぶんだよ。 人を信じることができるのは君の良いところだけど 永い時を一緒にいてもいいって人を探すのは ただ良い人だってだけじゃ、だめだろうからさ。
後悔のないようにね。
[頭を下げたフィオレに、そう言って俺はテーブルを離れた。>>109 自分で言った言葉だけど、 ただ良い人ってだけじゃ、というその言葉は 俺の胸の深いところに澱のように沈んでいったのは表情には出さずに。*]
(113) 2016/08/04(Thu) 00時半頃
|
|
[此方の視線に気づいた二人の人間の男性。 その近くまで俺は歩いていく。
俺がそれなりに平均身長くらいはあるってことを 色黒な男性の方が気づくくらいまで近くに寄れば やあ、と気さくな態度で声をかけた。
名乗って手を差し出したギュルセルの手をとり 軽く上下に振る。]
はじめまして。 闇世は楽しんでいるかい?
いきなりあれこれと驚くような話ばかりだろうけどさ。
俺はリアント。 吸血鬼だよ。
[見た目ではわかりづらいかもしれないけどね。 他の吸血鬼に比べても態度も容姿もあまりそれらしくないことを 自覚はしているから、近づいたときに何か意外そうに目を瞬かせた彼に、 そう肩を竦めて付け加えた。*]
(114) 2016/08/04(Thu) 00時半頃
|
|
[ギュルセルに飛ばした目玉は、役目を終えたら静かにその姿を消してから。
納得のいかない運命に突き落とされた気分に苛まれた。 絶望は一度味わって慣れたはずだが、再び合うのか、と心の中で毒吐き窓を眺めて。
気が付いたらギュルセルが此方に声を掛けてくれた>>84。しかも「さん」付けだ。 青紫の瞳は丸くなってるのは確か。先程渡した薄紫色のハンカチを丁寧に畳み、礼を告げながらまた一言。
その言葉に大きく目が見開き、苦虫を噛んだ様な表情を浮かべ。 人間には聞こえない声で、吐き捨てる様に呟いて。]
(115) 2016/08/04(Thu) 00時半頃
|
|
そんな事、……分かってる。
(*21) 2016/08/04(Thu) 00時半頃
|
|
深く考えずっていうのは君らしいな。 今もずいぶん気が紛れているよ、やはり、人と話すのは刺激が多くて良いね。
この闇世も作ろうと思って作ったのかわからないからね。 彼は、できると信じているようだけど。
[行儀悪くスプーンを咥えてちらりと仮面の吸血鬼の方を見る。目があったならすぐに逸らすだろうけれど。 褒め言葉に素直に反応する様子は、やはりまだ若いなとか年寄りじみた感想が浮かぶ。>>99 便利な力と言われた事は否定はせずに]
便利は便利だね。 寒ければすぐに上着を出せるし、物と交換で血が貰える。
[喜ばれる事は間違いないが、どちらかと言えばドライにギブ&テイク。 たまに失敗する事があるのは自分だけの秘密だ。特に味が]
主より弱いか、似たような別の力になるかは人によるらしいけどね。 自分じゃ撫でられない、か。確かにそれは少し残念だ。
[笑われるかと思った言葉はそれなりに受け入れられたらしい。 でも、結局は能力ではなく個人の魅力で選ばれるのだろうし、そうなるとはやり自分は気にいられないだろうなと考えて
一人くらいは物好きがいてもいいだろうと視線を泳がせ 此方に手を振る姿が目に入った。>>101]
(116) 2016/08/04(Thu) 00時半頃
|
|
[肝心な時に素直な言葉を漏らさないのは、捻くれの性格が災いする。 さて、どんな言葉で返して良いのやら。暫し思考を巡回させていたら。 ギュルセルがフェイに嫁の事で尋ね>>85、逆に質問で返すフェイ>>94。 フェイは何か囁いているみたいだが、此方の耳では拾えず。
ギュルセルの意識がフェイに向いてくれたお陰で此方は静観を決め込もうと思い、敢えて口を閉ざし扇子を仰ぐ。 それも長くは続かず、彼が、ギュルセルが闇世に来た理由を語っているのが聞こえてしまう>>98。]
[パシン、と扇子を乱暴に閉じ、音を響かせたら。]
(117) 2016/08/04(Thu) 00時半頃
|
|
救うって? そりゃあ素晴らしい! この闇世には、ごまんと哀れな吸血鬼がごろごろと居るよ。 どれも選び放題だね、やったぁ! ねぇ、君は誰を選ぶ? 君の欲望を誰が満たしてくれるのかなぁ?
[饒舌にペラペラと舌が回る回る。 感情がこんなにも沸き立つのに、怒りに掻き回されそうになるけど、僕の舌はいつもより調子が良いみたい。 まだまだ止まらず、舌は回り続けるよ。 それが本心に近づくヒントになり得るだろうけど。 一度火が付いた感情を制御するのは、難しい。]
救うって何なのさ。 たった一人が救われたとしても、残りが救われなかったらどうなる? そのまま放置? 自分は満足して放っておくの? 辛くて辛くて求めてる奴の事は無視?
あぁ、救う奴は救って満足だろうねぇ!
[耳に入る呟きは、とても純粋で真っ直ぐで>>108。 あぁ、あの頃、まだ人間だったあの頃を思い出す。 あまりにも無防備で、真っ直ぐで、失われてしまったもので、きりきりと胸が痛い。
ギリギリ、と犬歯を剥き出しにして奥歯を噛み締めて痛みを誤魔化すが。 胸の奥にある痛みや傷は、僕を苛み掻き回してくる*]
(118) 2016/08/04(Thu) 00時半頃
|
|
[まだ言葉を交わしていない男性の側にいるのは、先ほど話をしていたギュルセルで>>104 見たときには先と変わらないようだったから、泣いていたとは気付かない。
リアントがそれに気付いたか、此方に言葉を残して立ち上が利彼らへと脚を向けるのを見送る。>>107]
確かに……似合う人と似合わない人もいるしねぇ……
[そう零した声は彼らに聞こえたかどうか。 流石に耳の生えたギュルセルたちを想像するのはやめておいたけれど。*]
(119) 2016/08/04(Thu) 00時半頃
|
|
/* シェニ様絶好調!!!
>>119 耳が生えた俺ってwww でもロバの耳なら似合うと思うのだよ。
(-63) 2016/08/04(Thu) 00時半頃
|
|
永い、時…
[無限を生きる吸血鬼にとって、永い時は一体どれくらいの長さなのでしょう? 噛締める様に呟いた言葉は重く、砂利のような味がしました。
だって。 ぼくに残された時間はほんの少し。 吸血鬼であるリアントさんにとっては、瞬きをする間にも満たないかもしれません。
契約を結べば、無限は有限になります。 じゃあ、その有限が限りなく短くても…
彼らはぼくと契約を結ぼうと思うでしょうか…?]
はい。 リアント様も。
[別れ際に浮かべたぼくの笑顔は、ちゃんと笑えていたでしょうか。]
(120) 2016/08/04(Thu) 00時半頃
|
|
ルチル様は…
[リアント様を見送った流れで尋ねようとして、まだぼくのなかで言葉がきちんとまとまっていなかったことに気づきます。 もごもごとまとまりのない言葉を咀嚼する間も、金色の双眸をした彼は待っていてくれたでしょうか?]
ルチル様は。 シェニ、という名前の吸血鬼をご存知ですか?
[話題に困って、ぽろりと出て来たのはオブシウス様から聞いた吸血鬼の名前でした。 リアント様とルチル様は顔見知りのようでしたし。
もしかしたら、ここに集まった吸血鬼は顔見知りばかりなのかと思ったのですが。 実際はどうなのでしょう?*]
(121) 2016/08/04(Thu) 00時半頃
|
|
[まるで見ることを避けるように。 目を伏せたオブシウスが何を想い、憂いていたか 知る術はわたしにはないけれど。>>96
わたしの不安を茶化すわけでもなく返してくれる低い声。 どこか迷いを含んで揺らぐそれに。 わたしは椅子をひいてくれた従者を見上げて、 その虚ろな目をじっと覗きこむ。
死者を使役する能力。 最も適した、心のどこかで望んでいたというそれを 彼自身が嘲笑していたその真意は。]
……わたしは 誰かが死んで、誰かが救われるなんてありえないと思うわ。
限りある命への最大の礼儀、なのでしょう。 吸血鬼だとしてもまだ貴方は生きているのだから、 貴方だって最善を尽くすべきじゃないのかしら。
[わたしは、わたしの最善が何かまだわからないし。 それ以上に知らないことだらけのオブシウスの最善なんて、 わかるはずもないことだけれど。
不安や懸念とはまた別に、 違うと思ったことは、はっきりと口にして。]
(122) 2016/08/04(Thu) 00時半頃
|
|
[立ち上がったオブシウスの首が痛くなりそうな長身を見上げて 紳士らしい完璧な礼に、わたしは微笑んだ。>>97]
もし果物が消えてしまったその時は、 またお願いするわ。
今度は食べきれる量でね。
[貴方の最善が見つかりますように。 そう残せば、スカートの裾を翻してテーブルを後にした。]*
(123) 2016/08/04(Thu) 01時頃
|
|
[近付いて来た彼は気さくなままで、吸血鬼だと教えてくれた>>114 本当に個性豊かだなと半ば感心しつつ、 フェイの本にはまだまだ書く事がいっぱいだなとちらりと テーブルの上のフェイの本に視線を向けた。]
リアント様ですね。 宜しくお願いします。
闇世を楽しむと言うのは今1つ実感はありませんが、 テーブルから美味しい食べ物が出たのは嬉しかったです。
温かい食事はそれだけで楽しめました。
[こちらを気遣ってくれてる言葉に、先程のパンの味を思い出して 満面の笑みで答えてから。]
まだこちらには楽しめるところがあるのですか?
[興味深々に目を輝かせた*]
(124) 2016/08/04(Thu) 01時頃
|
|
/* コーラリアいい子……!!(じーん) ちょっと誰に絡めばいいか1時間くらいあわあわしてるだけという醜態を中の人はどうしたらいいんだ!!(机だぁん!←)
(-64) 2016/08/04(Thu) 01時頃
|
|
/* ここまでよんだ。
ギュルセルさんは私知ってる人のような。
(-65) 2016/08/04(Thu) 01時頃
|
|
[あぁ、白が近付いてくる>>114。同胞の匂いだ。白い同胞は、敵? いや、この吸血鬼は僕の生まれ故郷を滅ぼした奴とは違う。 だけど白い吸血鬼、白は――――。]
(125) 2016/08/04(Thu) 01時頃
|
|
――――僕に、近付くな!!
[激しい敵意の炎を宿した青紫を、白い同胞に向け、低い唸りを帯びた声を張り上げた。 和やかな食堂の雰囲気を一気に変貌させる様な力を帯びたそれ。
能力を使って白い同胞を襲わないのは、まだ理性は残っていた。 が、煽られた怒りを隠し通すのは最早、不可能*]
(126) 2016/08/04(Thu) 01時頃
|
|
/* ちょっかいかけてみたけど早計だったか…>>126
(-66) 2016/08/04(Thu) 01時頃
|
|
[俺の素朴な疑問は、相手によっては失礼な問いかけだったかも。 そう気づいたのはフェシリアの大きなため息(それも二回も!)を聞いてから。
そう簡単にできるわけじゃない、という彼女は言葉の通り、 "いろいろあった"んだろうね。 さすがにそれを追求するほどデリカシーがない俺ではないからさ。
そうなんだ?ってわかってないような素振りをしておいた。]
まあ、そうだよね。 人間の結婚みたいにやっぱやめたって別れるわけにはいかないだろうから。 それこそ死が二人を分かつまでって契約なんだし。
[ルチルの回答は何とも彼らしいと思う。>>*19]
そっか、ルチルは寿命が欲しいんだね。 …相手が満足する愛情、うん、其れは難しい。 ほんとに難しい話だ。
[俺にはその言葉が少し重たく突き刺さった。 俺が嫁を娶ることを考えたことがない理由は、多分それに一番近かったから。
この人間たちの中に、そう思えるような 思ってくれるような人間がはたしているのかどうか。
誰にも嫌われないようにするってことは 誰か一人だけに時間を割く、思いを傾けるのはできなくなるということ。 それは簡単なようで、俺には難しい話だった。]
(*22) 2016/08/04(Thu) 01時頃
|
|
[オブシウスの答えは、その短い言葉に込められた言葉の意味が よくわからなくて首を傾げる。>>*20]
壊れる…? 何で壊れるんだろう?
[傾げた首で彼の方を見れば、死者の従者の姿が見えて。 オブシウスの能力と関係があるのかなってことは漠然と。 だけどそれが怨嗟を背負うとか、そういうのは理解が追いつかなかったから。]
オブシウスを選ぶ人間は頑丈ならいいね。
[そんな、間抜けな言葉を返したのだった。*]
(*23) 2016/08/04(Thu) 01時頃
|
|
- 少し前 -
[ハンカチを返した時、シェニの目は大きく見開いた>>115 驚きだけでは無く、歓迎はされていない様子位は 私でも判る。
折角の好意を無にしてしまっただろうか。
ハンカチを返した事を怒っているのかと思っていたから、 私はこれ以上彼の癇に障らぬようにと離れたのだが。]
シェ、シェニ、さん?
[フェイとの会話の途中。 突然始まった饒舌な感情の爆発>>118に、私が目を丸くした。
何がそんなに彼の感情を掻き回したのか判らないが、 私の言葉が引き金なのは判った。
ただ落ち着かせる言葉も見つからず、 嵐が過ぎるのを待つべきかとフェイやリアントとの会話を 優先しようとしたが。]
(127) 2016/08/04(Thu) 01時頃
|
|
[更に突然響かせた怒声>>126に慌ててシェニに声を掛ける。]
シェニさん!? どうされたのですか?
リアント様は私たちに気付いて話しかけてくれたんです。 大丈夫ですよ!
[食堂に響く声を鎮めようと、シェニへ一歩距離を縮めた*]
(128) 2016/08/04(Thu) 01時頃
|
|
/* なんの修羅場だ。
そして多角から離脱すべきか。
(-68) 2016/08/04(Thu) 01時頃
|
|
― 席を立つ前・ルチルと ―
俺らしいかな。 確かに難しいこと考えるのは苦手だけどね。
うん、人と話すことは、触れ合いは大事だ。 此処にきてからはその機会も殆どなかったし。 面白いことを探すのは得意だけどさ、一人じゃやっぱつまらないし。
闇世の始まり…については良く知らないけど、 マスケラは此処での生活も長いんだろうし根拠はないわけじゃないんだろうけど。
[本人がいるのを目の前にして言うことでもないかもしれないが。 フィオレと話す彼を横目に気にせずに言って。
ルチルの能力を改めて聞けば、少し羨ましいなって顔をした。]
ああ、そっか。血…。
[嫌われずに、■すこともなしに血が手に入るなら 喜ばれてそうできることは、羨ましい。
俺は自分の禁断症状を思い出してゆるく頭を振った。]
どう力が渡るかはお楽しみってことかな。 触って心地が良いものになってくれるならいいんだけどねえ。
[…相手が虫とかにしかなれなかったらどうしよう、お互い辛い。 そんな考えが過ぎったけど、周りにいる人間に聞こえたらあれかなって 言わずにはおいた。
テーブルを離れる時に聞こえた呟きに>>119 思わず吹き出して小さく肩を揺らす。
それはそれで面白いと思うよ、俺はね。*]
(129) 2016/08/04(Thu) 01時頃
|
|
[林檎を口に含みながら食堂の喧騒を見守る。 嫁を娶れと言われたが、吸血鬼として永遠の生を贖罪の日々に捧げる覚悟であったオブシウスからすれば、まさに晴天の霹靂だった。
だがしかし、復讐を遂げさせてくれたマスケラとの誓いを果たす為に引き下がる訳にはいかない。 何より自分が死ねば従者達の魂が解放されるかもしれないという考えが起こるが、直前に言葉を交わしたコーラリアの言葉を思い出し>>122、その思いを振り払う。 そうして、自らの最善を尽くすべく思いを巡らせ始めた]
……問題は、私の嫁になり壊れない者を探す事か。
[そう呟き、傍らの従者に視線を向ける。 虚ろな目をした従者は自らの殺した男――……。 この従者だけでなく、夥しい死者の怨嗟をオブシウスは背負っているのだ。 嫁を娶って相手に己の能力を譲渡すれば、おのずと相手は夥しい死者の怨嗟と罪悪を共に背負う事になる。 そうなった時、並みの精神力しかない人間ならば簡単に壊れてしまうだろう]
とりあえず、あの娘は避けるべきか……?
[と、喧騒の中でちらと耳にしたか細い声の娘の言葉を思い出す。>>89 「生を否定しない人」。 紡がれる言葉は、死者を冒涜するような能力を持つオブシウスを恐らく受け入れる事は困難であろうという予測。 そして何より、そのあまりにも弱々しい言動は強さを求めるオブシウスの求める嫁の条件に当てはまるものでないのも事実であった。
そんな事を考えつつ、ファリシアと話すミーナに視線を向ける。>>103]
(130) 2016/08/04(Thu) 01時頃
|
|
― 席を立って・フィオレと ―
[永い時、と俺の言葉を繰り返したフィオレの声音はどこか重々しかった。>>120
吸血鬼の永遠に比べたら短いものだけど 死ぬまでっていうのは人間にとっては永い時のはずだ。
フィオレはまだ若く見えるし。
彼の事情はしらない俺は、 契約先を選ぶことに人生を捧げることに重みを感じているのかなと そんな風に思っていて。
別れ際の笑顔は少し、無理をしているように見えたけど それには気づかないふりをして先までと変わらない笑顔を返したよ。*]
(131) 2016/08/04(Thu) 01時半頃
|
|
/* 折角オブシウス様とシェニ様の負縁故の間に立っているので、しっかり橋渡しをしたいのだけど… なかなかどうして。 タイミングがあいませんねぇ!
(-69) 2016/08/04(Thu) 01時半頃
|
|
[リアントと話しながら、仮面の吸血鬼と話すフィオレの様子を見ていた>>87 彼は彼で思うところがあるのだろうから、二人の会話の口を挟む事はなかった。
杖を受け取るのにリアントが何かを気にしていたが、それも彼らの問題と口を挟まずに。 去り際に同胞が人の子に残していった言葉は、彼らにとってとても大事な事だ>>113 人当たりよく接して後で踏み躙る吸血鬼もいるにはいるから それを見送ったフィオレの様子はどこか困ったような色の残る笑み>>120 彼もまた、色々と背負って生きていたのだろうか 此方を呼ぶ声もまた躊躇うようで、男は急かす事はせずに彼が話し始めるのを待っただろう>>121]
シェニ…
[投げられた問いかけは少しだけ意外なもの。 その名を誰から聞いたかは知らないが、返せる答えは一つだけだから]
その吸血鬼なら知っているし、今ここにいるうちの一人だけど……
[当人の声が聞こえてちらりとそちらに視線を向け>>118 苛立つような様子は周囲にも聞こえていただろうから、 そっと、フィオレのほうへと顔を寄せ、他に聞こえない声で問いかけようか]
(132) 2016/08/04(Thu) 01時半頃
|
|
……誰かに、何か言われたのかい? 彼は……少し危険だ、って。
でも、ね……彼にこそ、本当に心から支える人が必要だと、私は思っているよ。
(-70) 2016/08/04(Thu) 01時半頃
|
|
[囁きかけた声は少しばかり重く届いたかもしれない。
そうして、普通に話を続けようと思ったその時、食堂の気配が一変する>>126 青紫の幻影の炎は目の前のリアントを襲う気配はまだ無いけれど その傍ら、歩みを進めるギュルセルに気付き
男には珍しく、声を張り上げ、叫ぶ]
シェニ!やめるんだ!!
ギュルセル、近づいちゃいけない!!
[長く生きて、シェニが闇世に来た頃から何度も顔はあわせたがこのような事態は覚えがなく だから、こうして声を上げるしかできないが、止めることは出来たかどうか。**]
(133) 2016/08/04(Thu) 01時半頃
|
|
/* ここでもう一つのある意味見たままギュルが出たら笑うよね。
リアントに「よお兄ちゃん、ちゃんと飯食ってるか?可愛いな」とか言って頭撫でたり、 シェニに「火遊びは大概にしろよ」とかこめかみぐりぐりとか。
ふと思い付いたので灰に埋めておく。
(-71) 2016/08/04(Thu) 01時半頃
|
|
[考えを巡らせていると聞こえてくるシェニの怒号>>126 そして、そんなシェニを止めようとしてか距離を縮めようとする人間の姿>>128 自然と体が動き、黒い人間に声をかける]
……下がれ、人間では抑えられん。
[黒い人間がそれ以上距離を縮めぬよう引き止めようとするが…。 それより早く、感情を露にしたようなルチルの声に動きを止めた>>133]
ほう……?
[シェニの暴走より何より大声を張り上げるルチルの姿が印象に残り、そちらに視線を注いでしまう]
(134) 2016/08/04(Thu) 01時半頃
|
|
/* 物凄く火中の栗を拾いに行きたいけど、ギュルセルがフラグを建ててるようで行くに行けない(
(-72) 2016/08/04(Thu) 01時半頃
|
|
/* >>誰がどこにいるのか把握できてない<<
(-73) 2016/08/04(Thu) 01時半頃
|
|
― 今・フェイとギュルセル、そしてシェニ ―
[ギュルセルは俺が吸血鬼だと名乗っても 怯えたりするようすはないようだった。>>124
食べ物が美味しいのが嬉しかった。 そんなささやかな幸せを楽しんだらしい彼に、 それはよかったと笑顔を浮かべる。
温かい食事が幸せだと感じられることは幸せなこと。
けれどそれは同時に、彼があちらでは苦労をしていたのかなと思わされて。
でも、今こんな笑顔が出来るなら、彼は此処に来て良かったんだなって 俺はそのことが嬉しいと思う。]
ギュルセルは物事を楽しむのが上手みたいだから 楽しめることならきっともっとあるはずだよ。
ささやかながらで良ければ俺も楽しませて思うし…
[そう、言いかけたところで俺は言葉を止めた。 向けられた敵意に気づいたから。>>125]
(135) 2016/08/04(Thu) 01時半頃
|
|
[青紫の炎が実像を持つのかどうか、 気にする余裕はなかった。
先の私に対する苛立ちは感じていたが、そこから どうしてこうなったのか判らないけれど。
私では無く、何故リアントに怒りが向いたのか判らず ただ止めたかった。]
え? ルチル様?
[また一歩進めようとした足を止めたのは、 褐色の人物>>134ではなくルチルの叫び声>>133
関心を持たず達観していそうな、だが少しだけ 表情を変えて見せてくれたルチルの大声に ポカンと目も口も開けたまま彼へ顔を向けた。]
(136) 2016/08/04(Thu) 01時半頃
|
|
[人間に警戒されないことに気を良くしていたけど まさか同胞にこんなに敵意を向けられるとはね。
シェニの張り上げた声に、向けられた瞳の色。
彼に何かしたことなんてないし、敵意を向けられる覚えなんてない。]
どういうつもりか知らないけどさ、やめてよね。 俺は人にそんな目で見られたことは一度だってないんだ。
―――…とてもとても、不快だよ。
[ぐにゃり、と辺りの空間が歪む。 俺は反射的に姿を狼に変えていた。
グル、と喉から低い唸りが漏れて、 あっちがやる気ならいつだって飛びかかれるように後ろ足をジリ、と引く。
ギュルセルがシェニに近づいたから>>128 彼に怪我をさせてはいけないと、飛び掛ることはしなかったけど。
ルチルのギュルセルを止める声が聞こえて>>133 俺も少しは冷静になろうと思ったけど
あの瞳がそのまま俺に敵意を向けているなら 変身を解くことはせずにシェニを睨み返していただろう。*]
(137) 2016/08/04(Thu) 01時半頃
|
|
[動揺するギュルセル>>127。それも当然か。 自分だって感情に振り回され持て余し、混乱しているのだ。 此方の心情を知らない者には、動揺しか与えないのだろう。
通常ならば隠し通せるのだろうが、今は違う。 人懐こい笑顔なんて幻だ、と言わんげの、醜い、そして憤怒に染まった顔を一歩近づく黒い人間に向け>>128。]
お前も、近付くんじゃないっ!!
[怒りに塗れた青紫の瞳は、ギュルセルに向け強い光を浴びせようとするのだが。 ルチルの叫び声が木霊して、耳に飛び込んでくる>>133。 眉間に皺を寄せ強引に瞼を閉じれば、ギュルセルに強い影響は残さないのだろうが。 が、能力を発動させた残り香は、彼に幻を見せるかも知れない。
それは、自分が殺される時の記憶の一部**]
(138) 2016/08/04(Thu) 02時頃
|
|
[ギュルセルの精神に見せた幻はほんの一瞬だけ。 白髪の吸血鬼が、此方の腹を裂き、臓物を掻き出してるのを。 悲痛過ぎる断末魔が木霊し、飛び散った血が、ギュルセルの頬に当たり伝い、消えていった**]
(-74) 2016/08/04(Thu) 02時頃
|
|
/* なんか飛んできた!!?
(-75) 2016/08/04(Thu) 02時頃
|
|
/* あ、うん。みんな若いな。 まあとりあえず茶でも飲んで落ち着け。つ(擬似血液錠茶)
というよりも、なんとなく勢いで出た私が空気でいたたまれない。 でもギュルセルとミーナにギリギリで絡めたので、残りはシェニだけだな……うむうむ、頑張ってノルマ消化しようか。
(-76) 2016/08/04(Thu) 02時頃
|
|
で、ですが、シェニさんが。
[それでも心配なものは心配なのだ。 1歩と半歩縮んだ距離は自分では離れることは無く、 声を掛けてくれた褐色の人物とルチル、 そしてシェニへと順番に視線を巡らせる。]
シェニさん……傍にはフェイ様や私だけでなく、 他にも人間がおります。 どうかお気を鎮めて、少し休まれた方が……。
リアント様も……リアント、様?
[距離はそれ以上変えることは無い。 だが背後からリアントの不愉快を隠しもしない声>>137に 慌てて振り返ると、そこには狼の姿があった。
フェイには喜ぶべき状況なのだろうかと 冷静どころか何処か抜けている私の頭が考える。]
(139) 2016/08/04(Thu) 02時頃
|
|
[ああ、いけない、と男は思う
目の前で感情を昂ぶらせる同胞に引きずられるように 禁断症状のせいにして「押さえ込んでいた」感情が
流れて、溢れて
抑えなければ、必要のない感情は
また、壊してしまう 感情に流されて、あの人を た、あの時のように
押さえ込み忘れさせ「ルチル」でいなくては 「光となり人を導くように」と教えたあの人
その光を奪ったのは私だから]
(140) 2016/08/04(Thu) 02時頃
|
|
[シェニ、という吸血鬼の方はやはりここに居たようです。 金色の視線を追いかければ、リアント様と男性の方が3人。 紫色の人は、遠目にもなんだか苛立っているように見えました。
ぼくには誰がシェニ様かは分かりません。 けれど、それを尋ねる前に小さな声が続きましたので。 ぼくはそれに、なんと言って答えればいいのか悩みました。]
(141) 2016/08/04(Thu) 02時頃
|
|
[私はもう「光《ルーチェ》」には戻れないのだから。**]
(142) 2016/08/04(Thu) 02時頃
|
|
なにかを言われた訳ではないのですけど…
[あぁ。でも、心に毒を持っているのなら、その人はもしかしたら…]
(-77) 2016/08/04(Thu) 02時頃
|
|
[離れて行く金色に、開きかけた口を閉じて。 手の中の器に入った林檎のお酒で少しだけ唇を湿らせます。 そうして、もう一度口を開こうとした時。]
─── ひぅっ
[突然燃え上がった青紫色の炎と怒声>>126に、持っていた器が手から滑り落ちました。 ぼくにはその炎が幻覚か、現実のものかなんて分かりません。 分かりませんが。 ただ、その炎に向かって歩み寄る黒い人の姿は見えて。 ルチル様が声をあらげるのに>>133、僕の体は弾かれたように前へ飛び出していました。]
(143) 2016/08/04(Thu) 02時頃
|
|
/* たすけておじいちゃーん[誰だよ
(-78) 2016/08/04(Thu) 02時頃
|
|
/* 何この修羅場(色々皆が美味しい
(-79) 2016/08/04(Thu) 02時頃
|
|
/* あ、炎は出て無かったのね。 ごめんなさい。読み込み不足でした。
(-80) 2016/08/04(Thu) 02時頃
|
|
[飛び出したどうするのかなんて、なにも考えてはいませんでしたし。 自分の身が炎に焼かれることなんて、もっと考えていませんでした。
ただ止めなくてはという思考だけで飛び出した僕の体は。 黒い肌の人と、シェニと呼ばれた青紫色の二人へ近づく前に、足をもつれさせてしまいましたけど。**]
(144) 2016/08/04(Thu) 02時頃
|
|
/* 全然関係ないですが緑の聖痕者らしくて、とてもギュルらしくて 嬉しいです(混乱からの逃避
(-81) 2016/08/04(Thu) 02時頃
|
|
/* アホかなって思いながら。 やっぱりこう… 欲求には逆らわない!!!! (ただし自分ですっ転んでオチを付けるので、やっぱり蛇足感は否めませんけど。)
(-82) 2016/08/04(Thu) 02時頃
|
|
[私にも制止を投げてくるシェニ>>138が理性を完全に 失っているようには思えなかった。
もう少し言葉を掛ければ落ち着くのではと、 彼に対峙しようとして絡めた視線は、 身を焼くよりも辛い、胸の内を焼く幻を私の中へと 招く道へと変わる。]
──………!!!
[私の耳と目に一瞬焼き付いた幻に。 私は嗚咽に近い言葉にならぬ声を上げ、 まるで私が最期を迎えた様に身体を床へと崩れ落ちた**]
(145) 2016/08/04(Thu) 02時頃
|
|
[緊迫した空気の中、睨み合う二人の同胞。 咄嗟に近付こうと体が動いてしまったが、自身が近寄れば事態が更に悪化するだけだろうと思い直し、不必要な接近を控える。 そうして、被害が拡大しないようにと戦況を見守っていると……]
フィオレ、危ない!
[急に安全な場所を捨ててシェニやギュルセルの方に駆け出そうとして倒れこむフィオレの体を床に転倒する前に駆け寄り抱きとめた]
何故、無茶をする……!
[自ら危険な場所に駆けて行くのは勇気ではなく無謀。 今は自分の目の届く場所だからいいものの、これが自分のいない場所だったなら――…… どこか怒りを含む声音でフィオレを問い詰めてしまう。**]
(146) 2016/08/04(Thu) 02時頃
|
|
/* 本名をどのタイミングで出そうかと伺っていたので、感情昂ぶった勢いでぽいした。 つまり、感情減退は禁断症状ではあるけれど、それを理由にして感情を殺していたわけです。 なので、時々零れでる(
感情に流されて、本来愛していた従うべき人(これは親からの刷り込みですが)を殺した、と言う意識が色々縛っているのです。
あと、やってくうちにイメ曲増えた 谷山浩子さんの「真昼の光は嘘をつく」 ふっと思い出したら、これそのまんまじゃねぇか
(-83) 2016/08/04(Thu) 02時頃
|
|
/* >>146 めっちゃ王子様!!
お、俺も俺も!!(てめえ図体でかすぎるだろ
(-84) 2016/08/04(Thu) 02時半頃
|
|
[シェニを嗜めるようなギュルセルの言葉に効果はあっただろうか。>>139 俺はシェニを獣の眼で睨んだまま。
振り返ったギュルセルが俺を見てどう思うかは今は気が回らない。 もう一人の好奇心の旺盛そうな人間がどう思うかも。
飛び出したフィオレが転びそうになって。>>144 シェニに近づいたことで何かを見せられたらしいギュルセルが崩れ落ちて。>>145
それでも傍に駆け寄ってはやれないくらいに。 俺はあの目のせいで思い出してしまったアレの感覚で キレそうな理性を抑えるのに必死だったから。]
(147) 2016/08/04(Thu) 02時半頃
|
|
― 回想・禁断症状 ―
[人にそんな目で見られたことは一度だってない。>>137
人に嫌われないように、 それはそれは努力をしてきた俺が。 そんな目を向けられたことはあるはずがない。
―――…いいや、あるはずだよって蓋をした胸の内が囁く。
俺は吸血鬼になってからも人の血を吸おうと思ったことは一度もなかった。 最初にアレが来たのはいつだったか。
まだこの体に慣れない頃だったと思う。
俺を吸血鬼にした吸血鬼。 そいつは一応、何も分からない俺に世話を焼いてくれた。 俺と出会ったのが人の世であることからもわかるように、 奴はあちらへも行くことが出来たようだ。
だから、人の血を与えようと人間を攫ってきてくれることもあった。
だけど俺は、それを拒み続けていた。]
(148) 2016/08/04(Thu) 02時半頃
|
|
[飢えがピークに達した時の事はおぼろげにしか覚えていない。
ただ、ひどく喉が渇いて、それで。
気づいた時には目の前に無惨な人間の死体が転がっていた。 大型の獣に切り裂かれたようなそれを誰がやったか一瞬理解できなくて。
そんなむごい事をしたのが誰かって、 見下ろした自分の獣の血塗られた前脚が雄弁に語ってくれたよ。
そんなことが、この100余年で数度。 もうあんなことはしないって何度も思ったのに 俺は俺のビョーキのせいで普通に血を貰うことができない。 我慢した結果がひどいことになるのを理解しても尚 嫌われたくないから、それだけの理由で人を傷つける。 取り返しがつかないくらいに。
ここにいる人間たちは俺を怖がらないけど。 それこそ言葉の通じない獣と変わらないような物になるって知ったら どう思うんだろう。
今の姿は理性はあれどそれに近いものがあったから、 こんなところを見られたら嫌われるかもしれないねって、今更。
ため息の代わりに、低い唸り声が漏れた。**]
(149) 2016/08/04(Thu) 02時半頃
|
|
/* ルーチェ、と名前がイタリア語なんで、ジェノベーゼ、ジェラートとイタリア系の物ばかり食ってた理由がわかるかと(
元はローマカトリック系の家だったんじゃないかな。
そしてみんな、ここにきて設定ぽろぽろ出してるな ねえ、纏まるのこれ、契約とかできるほど会話できるの私(まだ人間二人としか話してないぞ)
でもって、一気に多角って何処へどう動けばいいのやr
(-85) 2016/08/04(Thu) 03時頃
|
|
[オブシウスのテーブルを離れながら、 視線を感じてそちらを見れば ここまで案内をしてくれたリアントがいて。>>92 咄嗟に目を逸らしてしまった。
わたしの中に生まれた、懸念と不安。 彼なら、なんと答えるだろう。 ひとりを自覚した時の心細さを埋めてくれた、優しい吸血鬼。 ちらりと視線を戻せば、誰かに声をかけている様子。>>114
年の頃は同じくらいか少し上くらいかの、 男の人ばかりのところへ混ざるのはなんとなく気が引けて。 空いている壁際に背中を預けて、足を止めた。
微かな甘い香りに気づいて、視線を巡らせた先は窓の外。 そこに広がるのは薔薇園。]
……ここには、あんな花が咲くのね。
[光の射さない、闇世。 砂漠にはなかったものだらけの、知らない世界。
だけど、ここに来ることはわたしが選んで、望んだこと。 そしてこの先も──── ]
(150) 2016/08/04(Thu) 04時半頃
|
|
[唐突に食堂に響いた、怒声。>>126 びくりと窓から室内へ視線を戻せば、揺らめく青紫の炎に目を見張った。
笑みを消した金色の吸血鬼が、叫ぶ。>>133 近付こうとした黒い人が、崩れ落ちる。>>145 同じように近づこうとする小柄な人>>144 それを駆け寄り止めるオブシウス。>>146
一体、何が起こったのか。 瞬きも出来ず立ち尽くす視界の端で、白い狼が唸る。>>137]
(151) 2016/08/04(Thu) 04時半頃
|
|
──── リアント、だめ!
[鋭い獣の目。>>147 それが飛びかかる寸前のものに見えて、 わたしは気づけば声をあげていた。
赤く長い髪先が、ふわりと宙に浮く。 瞬間、食堂に吹き抜けるのは強い風。
青紫の幻の炎を現実の風で消すことはかなわなくとも 一部の意識を引き戻すきっかけくらいには、なれるだろうか。]**
(152) 2016/08/04(Thu) 04時半頃
|
|
― ミーナと話している最中か ―
[ミーナと話している最中か。死者を従えた名前を知らぬ同胞の視線を感じた>>130あとだったか。
突然はじまった騒ぎ>>133は無視できるほど些細なものではなく。部屋の隅からはそれをすべて見渡すことができた。 それを静止するほどの義理も、誰かへの思い入れも持っていなかったから、私からの干渉はなかったけれど。
話している最中であっただろうミーナの反応は、どうだろうな。騒ぎに驚いたような顔をして見せ、そちらを見やるが。
――まして、私は、彼女が最初に出会った吸血鬼が騒ぎを起こした張本人だとは、知らないから*]
(153) 2016/08/04(Thu) 06時半頃
|
|
- 倒れる前 -
[私を止めようと声を掛けてくれた褐色の人物の口調>>134から 彼もシェニと同じ吸血鬼なのだと理解は出来た。]
あなたは……? で、ですが。 このままでは誰かが怪我をしてしまいます。
収める力があるのでしたら、助けて下さい。
[こんな時でなければ同じ褐色の肌に、失礼ながら 少しばかり親近感を覚えただろうが、今はそれどころでは無く。
私で無理ならば早くこれを鎮める術を教えて欲しいと 縋る様に言葉を投げたけれど。
意識は私を呼んだルチルの声にも掻き乱されて、 不意を突かれたシェニが見せた幻に、 一瞬だが受けたショックのままに崩れ落ちていた**]
(154) 2016/08/04(Thu) 07時頃
|
|
/* セルフでオチをつけたつもりが拾われていた…だと…?
灰にも表にも埋め忘れてたけど、ルチルへの秘話の続き。心に毒を持っているのなら、その人は… 本当は寂しがり屋なだけじゃないか
さて。 どうしよう…(衝動的に飛び出したのでこの後の展開をなにも考えていない)
(-86) 2016/08/04(Thu) 08時頃
|
|
/* 赤窓でファシリアの名前誤字ってるでござる… すまぬ、すまぬ。
(-87) 2016/08/04(Thu) 09時半頃
|
学者 フェイは、メモを貼った。
2016/08/04(Thu) 11時半頃
|
/* Q. なぜ無茶をするのか A. 自己保存機能が無いからです
あと、ゴーストがメモに気づいてくれないのちょっと悲しい(ゴーストもてもてだから仕方ない)
(-88) 2016/08/04(Thu) 12時半頃
|
|
/* のろのろ書いてる間にすれ違いww
(-89) 2016/08/04(Thu) 12時半頃
|
|
[いつになく声を張り上げて数瞬 此方に視線が向いたのに気づき>>134>>136、目を閉じ息を吐く]
……驚かせたね、すまない。
[そう言ったときにはまたもとの表情に戻っていたか。
目の前で倒れ伏すギュルセルに顔をしかめ、ゆっくりと歩み寄った>>154]
……大丈夫かい?
[側に屈んで顔色を伺う。 反応があるようなら、グラス一杯の冷たい水を手元に呼んで、ギュルセルへと差し出そう。**]
(155) 2016/08/04(Thu) 12時半頃
|
|
― ギュルセルが倒れる前 ― [この緊急時に呑気に自己紹介などできる訳がない。 縋るように投げかけられる言葉に端的な言葉を返す]
ならば簡単だ、殴って正気に戻せばいいだけの話。 確かこんな教訓があったな……。 「右の頬を殴られたら左の頬を殴り返せ」だったか?
[「収める力」と言われて最高にシンプルかつストレートな「力」を示す。 喧騒の中で時折聞こえた黒い男の会話の断片から彼が聖職者だろうと、神の教えをあえてこの場に適した語句に言い換えて答える。
普段は温厚で理知的な物腰のオブシウスだが、元々が軍人なのだ。 揉め事が起こった場合は話し合いよりも武力に頼ろうとする思考がどうしても染み付いてしまっている]
まあ、なんだかんだで私はシェニを気に入っている。 あまり手荒な真似はせんようにするさ。
[武力行使と物騒な事を口走りつつも、オブシウスは秘かにシェニを気に入っていた。 あの周囲の者全てに向けられる無差別な憎悪や恨みも、自らの弱さから身を守る為の自衛手段なのだと思えば、どれほどシェニから憎しみを向けられようとも、中々に憎みがたいものがあった。 シェニが正気に戻れば何か一言声をかけるのも悪くないかと考える。
が、こちらに駆け寄るフィオレの足がよろめき倒れかけ――……。 オブシウスは周囲の騒乱には目もくれず、フィオレの元へと駆け出していた。**]
(156) 2016/08/04(Thu) 12時半頃
|
|
[シェニに向けられた敵意に燃えた瞳のせいか、嫌なことを思い出してしまった。 周りの人間を怖がらせてはいけないから、変化を解いて元の姿に戻らないといけないのは頭ではわかっているのに出来ないまま。 あまり皆がこちらを気にする前に―――…といっても 食堂内の面々が此方に注意を向けるのは、これだけ大騒ぎをしていたら仕方のないことだったろう。
俺の能力は人を安心させられるってルチルは言ってくれたけど 今の自分を、思い出したくない記憶の自分を思えば、そうは思えなくて。
コーラリアは、この姿の俺を見ても俺のことを怖くないと言っていた。 でもさっき目が合った時は逸らされてしまったし。>>150 やっぱり怖がられているのかも。嫌われているのかも。
皿の中に映った顔が言っていたこととか、 アレが来てしまった時に、俺が殺してしまった人間の恐怖や憎しみを宿した目とか 考えたくなことを思い出して、やり場のない苛立ちや哀しみが綯い交ぜになる。
その苛立ちの矛先は俺からしたら謂れのない喧嘩を売ってきた相手、シェニに向けられることになって 踏み出しかけた前脚が止まったのは、俺の名前を呼ぶ声が聞こえたから。>>152]
(157) 2016/08/04(Thu) 13時頃
|
|
[静止をかけるコーラリアの大きな声に、ビク、と俺は肩を震わせて、 反射的に、叱られた犬みたいに耳がぺたりと伏せた。
その直後、大きな風が吹いたから、その格好悪い姿は誰にも気づかれていなければ良いけれど。
これがコーラリアの持っている特別な力、なのだろうか。 白い毛皮が風に煽られて思わず目を閉じる。 俺の場合、強風というよりは声にびっくりして、 漸く少し冷静になれば、理由はわからないままだが とにかく俺はシェニから離れた方がいいらしいと思って。
崩れ落ちてしまったギュルセルは心配だったが、 彼に寄ったらシェニにも寄るということになるし。
一度その場を離れようと小鳥の姿に変化すると シェニから距離を置くように食堂の隅まで飛び去った。
騒ぎの中心から離れて、はあ、とため息を吐くと コーラリアの方を見る。 もし視線が合って、目が逸らされなかったなら、 ありがと、って少し眉を下げたバツが悪そうな表情をして、唇の形だけで伝えた。*]
2016/08/04(Thu) 13時頃
|
|
[静止をかけるコーラリアの大きな声に、ビク、と俺は肩を震わせて、 反射的に、叱られた犬みたいに耳がぺたりと伏せた。
その直後、大きな風が吹いたから、その格好悪い姿は誰にも気づかれていなければ良いけれど。
これがコーラリアの持っている特別な力、なのだろうか。 白い毛皮が風に煽られて思わず目を閉じる。 俺の場合、強風というよりは声にびっくりして、 漸く少し冷静になれば、理由はわからないままだが とにかく俺はシェニから離れた方がいいらしいと思って。
崩れ落ちてしまったギュルセルは心配だったが、 彼に寄ったらシェニにも寄るということになるし。
一度その場を離れようと小鳥の姿に変化すると シェニから距離を置くように食堂の隅まで飛び去った。
騒ぎの中心から離れて、はあ、とため息を吐くと元の姿に戻って壁に凭れ掛かる。 コーラリアの方へ視線を向けて もし視線が合っても目が逸らされなかったなら、 ありがと、って少し眉を下げたバツが悪そうな表情をして、唇の形だけで伝えた。**]
(158) 2016/08/04(Thu) 13時頃
|
|
/* うろちょろしてごめんね…!
フェイのカウンセリングが見られるのかな? と一旦引いたけど12時間後には契約開始するのか…
明日オン遅くなるんだよなー。ここのとこ残業がYABAIから今日も宵っ張りになりそうだ。
(-90) 2016/08/04(Thu) 14時頃
|
|
─ ???/手記への追想 ─
[僕がこの世に生まれたとき、世界はたった四人だけのものだった。
僕と、両親と、もうひとり。
僕はまだ形があやふやで、自分がなんなのかを捉えきれないまま、母の腕に抱かれていた。 僕を創り出したのはこの人だ。それだけはすぐに理解できた。その傍らにあるのが父であろうことも。
生き物と呼べるのかすら曖昧な僕を見て、残るもうひとりは最初は怪訝そうだった。 そのひとは、どうやらこの小さな世界の主であるらしい。父も母も、そのひとには一定の距離と節度を持って接していた。
自我の手前の意識が明確なかたちを保てるようになったのは、ある日突然の事だ。 ただその時は、きっと僕の存在があのひとに認められたのだろうと漠然と感じた。 注がれる視線が昨日までとは違う。 愛情と、焦燥と、悲哀と、安堵と。よくわからない恋しさみたいなものが、入り混じった視線。
ようやっと、姿かたちを確かにしたばかりの僕は、出来たての喉をなんとか動かした。 だいじょうぶだよと言いたかった。 それが無理でも、挨拶をしたかった。 まだ育ち切らない舌を懸命に動かして、不恰好だけれど、僕が初めて生み出した拙い音。
『 ミャオ 』
それを聞いて確かに、あのひとは、マリアは、わらったんだ。]
(159) 2016/08/04(Thu) 16時半頃
|
|
─ ???? ─
そこは、何も無い空間だった。 曖昧な光に満たされた、始点も終点も上下も左右も、影すら見当たらない世界にぽつん、と椅子が浮いている。 少し大きめの、ひと一人がゆったりと座れる、王座を思わせるそれ。その赤い上等な布張りの椅子に、一人の男が座っていた。 脚を持て余すように組み、頬杖を付いてもたれるように深く腰掛けている。軽く伏せられた瞼と白磁の丸い頬に散る、闇を映す色の髪。
と、ほんの僅かに肘掛の上、すんなりとした指が身じろいだ。伏せられた瞼がゆっくり持ち上がり、長い睫毛がふるりと震える。 姿勢を変えず男は視線だけを巡らせた。薄明かりの空間には、彼にしか認識できない大小様々な窓のようなものが無数に浮かんでいる。 万が一ここに目を凝らす者が在れば、見えただろう。窓からはその数と同等、否、それ以上の仄かに光る糸が、全て同じ方向へ向かって伸びている。 数千、数万、数億。それら全てが、中央の王座へ。]
……。 この糸は、もう、要らないな…
[王座の上。 無数の糸に繋がれた男は、眠るような息を吐いて、何かを手繰るみたいに指先を動かした。**]
(160) 2016/08/04(Thu) 16時半頃
|
|
[己の回りで渦巻く青紫の炎。幻の焔。 感情がセーブ出来ていないとはいえ、炎の幻は出現させてはいない。 ならば、誰が幻炎を出したのだ? 何者の介入が有るのだろうか。 真偽は分からないが、今怒りに翻弄されている吸血鬼は、それに気付く事は無く。 憤怒と冷静の間を彷徨い、葛藤をし続けていった*]
(161) 2016/08/04(Thu) 20時半頃
|
学者 フェイは、メモを貼った。
2016/08/04(Thu) 20時半頃
|
―現在・ファシリアとの会話中―
[それは彼女と言葉を交わしている最中だったか。 突然聞こえてきた>>133シェニさんと誰かを止める声。
発信源を確認してみれば、すこし前に退屈そうにしていた彼で。 想像できなかった声を出していた。
彼の言葉の先へとつい、と視線をずらせばシェニさんと誰かが揉めているようで。 突然の出来事に戸惑うような表情をうかべると何度かちらりと蒼紫を見つめて、一歩、また一歩と近づき]
………シェニ、さん
[事情は読み取れないけれど、兎に角落ち着いて欲しいと思いを込めて声を発してみたけれど。 もしかしたら彼には聞こえなかったかもしれない。*]
(162) 2016/08/04(Thu) 20時半頃
|
|
[自分でも驚きです。 まるで引き絞られた弓から矢が飛び出すように、ぼくの身体は椅子の上から飛び降りていたのですから。
乱暴にされた椅子がガタッと音を立てて、置いてけぼりになった杖がカランと床を転がる音も。 すぐそばに居たはずのルチル様の声も聞こえないまま。>>133
もつれた足が空中でステップを踏んで、支えを失くした身体が前のめりに倒れようとしても。 ぼくの視線は、意識は。 声にならない声を上げて倒れる黒い肌の彼しか見ていなくて。>>145]
――― あ……
[受け身も取れず床へ倒れるはずだったぼくの身体を支えたのも、黒い色を纏う人でした。 頭上から降る何故と言う声にも応えず、青紫色の炎を前に倒れ伏した人へ駆け寄ろうともがきます。 けれどぼくを支える腕の方がずっと強くて。 ぼくはただ、届かない手を彼に向って懸命に伸ばしました。]
(163) 2016/08/04(Thu) 20時半頃
|
|
─ シェニ/薄汚れた月明かりに消ゆ─
『あっは!やり過ぎちゃった?吃驚させようと思っただけなんだけどな~。』
[食堂の騒ぎに割り入る笑い声が、青紫の吸血鬼の思考を占拠する。シェニが視線を上げるなら、どろりと濁った月明かりが翳る窓硝子に、己と寸分違わぬ姿を認めることが出来るだろう。]
『だぁいじょうぶだよ、唯の影だから。火傷したりはしないからさ。』
[悪びれず言い放つその様は、普段のシェニともよく似ていたろうか。けれどその瞳だけが、底の見えない深淵じみて硝子の中から見詰めている。]
『それにしてもきみ、さっき>>138のヒトの子にうっかり力を使っちゃったけど、大丈夫かなあ? 怖い思いさせたんじゃない?……ああ、でも別にいっか』 『だってきみ、』 『いつも壊して捨ててるもんね?』
[今更かな。ニコニコと笑う男は、反転した世界で眼帯の上から左目を撫でた。 一切の他意も、悪意すら感じさせない口調が続く。]
(164) 2016/08/04(Thu) 21時頃
|
|
『きみってば、吸血鬼は嫌い、お綺麗なニンゲンも嫌い、神様も嫌い! 気に入った獲物は散々玩具にしてから食い散らかすのに、嫌いな吸血鬼が玩具にされる>>0:283のも嫌、生前の不運も、守ってくれない神様のせい!だもんね。』 『そんなに嫌なものだらけだと、疲れちゃいそうで心配だなあ。大丈夫?椅子用意しようか?』
[眉を下げ本気で心配げな声音は、シェニの耳にどう届いたか。 反応を見守るようにしてから、反転した男はすうと微笑んだ。]
『でもいいよ。それで。大丈夫。神様は許してくれるよ。』 『きみが何を壊しても、きみが吐いた嘘も、これから吐く嘘も、どんな傍若無人も、ぜーんぶ許すよ。』 『だってきみは神様に愛されてるからね!欲しいものから逃げても、眩しくて目を逸らしても、辛くなって壊しちゃっても、きみの罪は全て許される。 だから今回の獲物もやりたいように壊したらいいよ』
[よかったねえ。自分のことのように嬉しそうに、窓の男はぱちぱちと拍手を送る。 やがて窓の外で雲が流れ、隠れていた月が腐った燐光を取り戻すと共に男の姿も薄れていく。その刹那。]
『ただし、壊れたものは、神様にも直せないんだけどね!』
[笑顔から一転、ひとひらの感情も乗せぬ薄笑いと冴えた瞳がシェニを射抜き、月光に融けて消えた。*]
(165) 2016/08/04(Thu) 21時頃
|
|
/* マスケラと言いたい事が結構被ってたwww まあいい、一旦落とすか!
(-91) 2016/08/04(Thu) 21時頃
|
|
─承前─
精神と知識のバランス?…ふふ、面白い事を言うね。>>98 わたしは学者だがカウンセラーでもある…きっとそのせいだろう。
[やたらと動揺しては信用に欠けるというものだ。後世に名を残したいのではないか、と聞かれれば首を振って軽く鼻を鳴らす。 言葉にする代わりに、態度で関心がないと返した。 彼がここへ来た目的を知ると、少し言葉を詰まらせてから、ふ、と力を抜いて笑う]
……その調子だと、今までも多くの人々を救ってきたのだろうに。 君は本当に、高潔な人だな。
[眩しいものを見るように、ギュルセルの顔を仰いだ。 自分は彼の言葉に素直に感銘を受けたが、……中にはそう思わない者も居たようで]
(166) 2016/08/04(Thu) 21時頃
|
|
>>108 …君がそういう人だから、きっと願いは叶うよ。
[彼が傍らで見送る吸血鬼は、きっと笑顔で最期を迎えるだろうと想像に難くない。 ギュルセルと他愛のない会話を交わし、そこへ新たな吸血鬼──リアントをこの場に迎え入れた時だ。>>114]
…シェニ?
[振り返ると、シェニは今まさに我を忘れて、衝動に駆られていた。>>118 どうやら、誰かを救いたいというギュルセルの言葉に触発されたようだ。一人を救うだけならただの自己満足だ、その他大勢の不幸な吸血鬼はどうする、と挑発する]
すべてを平等に救う事など、神の御業でも出来ぬよ。 ましてやギュルセルは人だ。そんな事は君自身も分かっているだろうに。
[彼の激高はいわば八つ当たりだ。怒りが本当に向かう先は神だ。 彼は生前、窮地に立たされ神に祈ったのだろう。しかし、救われなかった。その時の傷を長い時を経ても癒せずに、今もこうして抱え続けている]
(167) 2016/08/04(Thu) 21時頃
|
|
[何故?何故…? 何故なんて、そんなの…!]
だって 死んでしまったら僕では――――ッ!
[伏せる人へ伸ばすのとは反対の手で、オブシウス様の黒いシャツを固く握って黒曜石を見上げたぼくは、一体どんな顔をしていたでしょう…?
ぼくの力は、ぼくの命を削って誰かの傷や病を癒します。 時には人の死すら退けてしまう力ですから。 その代わりにぼくの命を削るのは、正当な対価たと言えるでしょう。
でも死んでしまった人は、どれほどぼくの命を注いでも、決して目覚めることはないのです…。
ぼくの声をかき消すように、少女の声がリアント様の名を名前を呼びました。>>152]
(168) 2016/08/04(Thu) 21時頃
|
|
"───神よ。" "死して異形に堕ちてもなお、貴方を敬愛する御子がここにいる。"
"こんなにも苦しみ、救いを求める声があるのに、貴方はなぜ彼に慈悲の手を差し伸べられないのか。"
.
(169) 2016/08/04(Thu) 21時頃
|
|
だから、言ったじゃないか。 神サマなんてものは、信ずるに値しないものだって。
[シェニの怒りはリアントに向かい、彼も対抗すべく姿を変える。 一触即発。周囲もこちらの状況に気づいて騒然とし始める。動揺するギュルセルを背にかばい、シェニに向かって一歩前に出る]
…このようなケースは何度も見てきたけどね…、聞く耳を持たないってやつだが…。
[さあ、どうする? 己に備わっている能力は、昂ぶる感情を抑える働きがある。錯乱した人物に術を施し眠りにつかせた事は何度もあるが、吸血鬼にそれが通じるかはまったく分からない]
(170) 2016/08/04(Thu) 21時頃
|
|
[ほんの少し走っただけで、早鐘を打つようにどくどくと騒ぐぼくの心臓。
今だって。 呼吸がうまくできなくなるくらい痛いほど脈打って。 指先は凍えたように冷えて青褪めていますけれど。
ぼくの心臓は、そう遠くない未来に止まる運命ですから。**]
2016/08/04(Thu) 21時頃
|
|
手こずるか…?”キミ”も力を貸してくれ。
[手の中に握りこんだままだった金の鍵に気づいて、細工の翡翠に親指を擦りつける。鎮静の効力がある石の力があれば、事態を収める事ができるか? シェニの背後に回り、頭部に手をかざす。手のひらから見えぬ力を放ち、シェニの感覚に訴える]
シェニ、…わたしの声が聞こえるかい? 聞こえたら、…そう。まずはゆっくり、大きく…深呼吸をして…。
[吸血鬼が果たして呼吸をするかは不明だが、いつもの癖で言ってしまったのだから仕方がない。 彼が抵抗しないようなら、さらに近づいて後ろから手を回し、シェニの額に触れる]
…このまま静かに…ゆっくり数を数えるんだ…ひとつ、…ふたつ…
(171) 2016/08/04(Thu) 21時頃
|
|
落ち着いたら、改めてわたしに君の話を聞かせてくれ。 眠ってしまったのなら、起きた時でかまわない…目が覚めるまで、わたしが側にいるから。
[果たして己の術は、傷だらけの吸血鬼に届いただろうか。*]
(172) 2016/08/04(Thu) 21時頃
|
|
[ほんの少し走っただけで、早鐘を打つようにどくどくと騒ぐぼくの心臓。
今だって。 呼吸がうまくできなくなるくらい痛いほど脈打って。 指先は凍えたように冷えて青褪めていますけれど。
ぼくの心臓は、そう遠くない未来に止まる運命ですから。**]
(173) 2016/08/04(Thu) 21時頃
|
学者 フェイは、メモを貼った。
2016/08/04(Thu) 21時頃
|
/* あら。 フェイ先生かっこいいことやっていらっしゃる。 翡翠の力を借りるなんて、どこぞのジュエルマスターみたいで滾りますな!
(そしてこう…着地地点を見失い気味でオブシウスを巻き添えにもぞもぞもがいている阿保の子フィオレです) (これさ…フィオレが動かなかったらギュルセルとオブシウスが接点持てて、可能性的にはそっちの方が良かったんじゃないか…?って今更になって後悔してる) (寝る間際の衝動でロルを書いちゃいけないね)
(-92) 2016/08/04(Thu) 21時頃
|
学者 フェイは、メモを貼った。
2016/08/04(Thu) 21時頃
|
―少し前―
私はもう、逃げません。
[彼女が仮面へと何か言おうとしているなんて夢にも思わず>>111 小さく、しかし確かな意思を伝える。 これだけはあの劣悪な環境に居ても曲げる事無く、絶対に諦めたくは無かった事だから。 横にいるであろう彼女の瞳をじっと見つめ……そして、ふっと逸らした。
どうしてこんな真剣に彼女へと伝えたのかは自分にも分からなかった。 何となく、聞いて欲しかっただけなのかもしれない。 この、ミーナという存在に僅かにでも興味を持ってくれたファシリアに。
漸く喉元から手を下ろすと、体の向きも元の状態へと戻し前髪を弄る。 こんなに真剣に言葉を伝えようとしたのは、久しぶりだから少し照れてしまったのだった。 それと同時に、自分の話を聞いてくれる事に喜びを感じたのも、また事実。]
(174) 2016/08/04(Thu) 21時頃
|
|
[こんな些細な事とはいえこのチカラを凄いと評価してくれる部分が、 やはり特異な事を嫌う人間とは違う部分…吸血鬼なのだろうというのを感じる。 天気をずっと予言し続け、当たり続けた当初の街の人々の顔がふと浮かんだが、瞳を閉じ振り払った。
この人は、違う。自分と異なっている部分を、少なくとも今は嫌悪していない。
そう念じ、もう一度瞼を持ち上げると何だか面白い物を見つけたような、少しだけ楽しそうに見える表情に>>112首をかしげる。 少しは彼女の退屈を慰める事はできたのだろうか。 もっと楽しそうな、笑った顔を見てみたい、と願うのは少し我侭な気がしたので音にはしなかったが。
そういえば、と彼女が引っ張りだしてきた話の続きを、一つ頷いて口を開く。 私が今、知りたい事。]
……ファシリアさんの、こと。 貴方はなにを、望むのです、か?
[本当は吸血鬼という存在について聞こうとしていたのだけれども。 新たな世界に、選ばれる側だとはいえ彼女だって嫁に望む事はあるだろう。 そっちの方が、聞きたくなった。 故に、素直に口にだしてみたがファシリアの表情を伺うような視線は変わらなかっただろう。]
(175) 2016/08/04(Thu) 21時頃
|
|
/* ちなみに先生がどうにかしなかったら、フィオレがダイナミックお邪魔しますでシェニに抱き付こうとしてました(益々収集が付かなくなる事態)
ねぇフィオレ。 君足とか不自由なんじゃなかったかい…?
(-93) 2016/08/04(Thu) 21時半頃
|
|
/* これってもしかして、 他の人間と相談するひまがないんじゃないかってかおしてる
(-94) 2016/08/04(Thu) 21時半頃
|
|
[何かを懸命に訴えようとするフィオレ。>>168 しかし、掻き消えた先の言葉をオブシウスが推測できるはずもなく]
死んでしまったらなんだと言うんだ? ッ……待て!そっちへ行くな!
[腕の中でもがくフィオレを行かせまいと腕に力を込める。 それでも縋るようにシャツを握りこちらを見上げるフィオレの顔は、オブシウスには今にも泣き出しそうな幼い子供のような顔に見えた]
フィオレ……。 クッ……なんだ、この風は?
[その時、コーラリアの声と共に巻き起こる強い風。>>152 オブシウスは強風からフィオレを守ろうと覆いかぶさるようにしてフィオレを抱き寄せる。 抱き寄せて感じる常人より早い心臓の鼓動、吸血鬼の自分と同じように青褪めて冷たい指先。
ああ、この子は多くの苦しみを抱えすぎているのだな。
そう気付いたオブシウスは、フィオレに自らの苦悩を重ね――…… 守りたいと、思ってしまった。**]
(176) 2016/08/04(Thu) 21時半頃
|
|
―むかし むかしの おはなし―
[小さい頃には少女にも喜怒哀楽が豊かな時期がありました。 まだ少女が『なにも』知らなかった頃、人並みに両親に甘え人並みに友人と笑い転がり、 人並みに友人と喧嘩し泣きながら仲直りをしていていました。
その時がある意味、一番しあわせだったのかもしれません。
始まりは些細な事でした。 雨が降り続いていたある日の親子の会話。 ジメジメするし、洗濯は干せないしあまりいい事が無いわねと困った顔をしていた母親に、少女は一言こう伝えました。]
『大丈夫だよおかあさん!明日は晴れるから!!ミーナには分かるの!!』
[にっこりと花が綻んだような笑顔で彼女に告げれば、女は優しい手つきで少女の薄桃色の髪を撫でました
そうね、晴れるといいわね。
そして次の日も、その次の日も。ミーナの天気予報はずっと当たり続けました。 最初はありがたがっていた大人達も、次第に気味悪がる者や面白がる者が増えてきて、 神の愛し子なんて呼ぶ人間もいれば、悪魔の忌み子なんて呼ぶ人間も多く居ました。
しかし、少女にとってはどうでも良い話でした。 学友に石を投げられようとも、街の大人に陰口を叩かれようとも関係のない話の筈……そう、その筈でした。]
(177) 2016/08/04(Thu) 21時半頃
|
|
[………どうして人間という生き物は、集団の中に異質な物が出てくると排除したがるのだろうか。 どうして神は、哀れな子羊の願いを聞き届けてくれなかったのだろうか。
私はただ、自分の受けた生を否定されずに生活したかった、 だけなのに。**]
(178) 2016/08/04(Thu) 21時半頃
|
|
/* ところで、話をしてない皆さんと会話するにはどうすればいいですかね?(頭かかえ)
(-95) 2016/08/04(Thu) 21時半頃
|
|
[吹き抜ける強風は一瞬。>>176 過ぎ去れば、浮いた赤髪が元通り背中に落ちた。
珊瑚色に映るのは、未だ渦巻いている青紫の炎。>>161 周りに燃え移るわけではないことから、 それがわたしが知る炎じゃないのはわかった。 そしてその中心にいるのは、吸血鬼?
倒れた黒い人が心配だけれど、炎に近づくのは躊躇われて 金色の吸血鬼が介抱に向かうのが見えれば、ほっとして。>>155 狼から小鳥へと変化したリアントの姿を追いかければ>>158 目が合った。
今度は逸らしたりしない。 見つめる先で、歪んだ顔。
そのくちびるが、言葉の形に動くのが見えた。]
(179) 2016/08/04(Thu) 21時半頃
|
|
/* しかし。 ルチル様は割りと好みだしファシリア様は可愛いし シェニ様はほっておけない系男子なんだよなぁ…… 皆素敵
(-96) 2016/08/04(Thu) 21時半頃
|
|
/* コーラリア嬢の正統派ヒロインもすき
(-97) 2016/08/04(Thu) 22時頃
|
|
- 倒れる前 -
[フェイは学者以外にも職業を持っていた>>166 カウンセラーとは精神の在り方を勉強し、紐解き、 その苦しさから救う職業だと聞いた事がある。
もっとも、同じく神に祈ることで依ってのみ魂は 救われると説く場所では一時の逃避にしかならないと言う 説明付きで教えられたのだが。]
フェイ様は難しい事を簡単にするのが上手いようですね。 私が説明に困ったり、理解出来そうになかった時に 通訳をお願いします。
[彼の様な人が傍にいればもう少しあの講義は楽しいものに なっただろうか。 一度彼の口で聞いてみたいと好奇心に目を輝かせたが、 私を高潔だと言う口には困惑で返すしかなかった。]
(180) 2016/08/04(Thu) 22時頃
|
|
高潔ですか。 私はただ流されただけです。
何も知らず、ここで無知を晒しているだけです。
[それでも願いが叶うと彼から言われれば>>167、 本当にそうなる気がして強く頷いた。]
フェイ様こそ高潔な方です。 あなたの深い心が満たされますように、願っています。
(181) 2016/08/04(Thu) 22時頃
|
|
もし良ければあなたのカウンセリングとやら、 どうするのか見てみたいですね。
[シェニの突然の激昂が空気を裂くまで、温かな会話は続き、 図らずも彼の力の一端を知る事になるのだが>>170>>171>>172
彼の力の他に、文字通り“力”を言う男の声>>156に 少し呆れた様な視線を向けずにはいられなかった。
力を力で押さえ付けるなんて不毛だと思うが、 褐色の男の出自を知らぬせいで何も言えず。
ただあまりにもシンプルで、それでいて 神の教えを揶揄する余裕と知識に妙に フェイと重なるものを感じてしまった。]
神は、あなたの様に寛容ではありません。 神は……殴ろうとする者を滅ぼすでしょう。
あなたの方が余程慈悲深い。
[フェイがシェニに語り掛ける声が聞こえる。 フェイと彼に任せれば大丈夫かと、少し油断したのが 付け入る好きとなったのだろう。]
(182) 2016/08/04(Thu) 22時頃
|
|
/* フィオレが可愛すぎてつい守りたいと思ってしまった…… これで拒絶されたら、明日から何を励みに生きていけばいいのか。
その時は従者に設定を付け加えていって贖罪と癒しの日々を送ろう。 嫁? ああー、フィオレにフラれた後の事など考えてないので空白だ。 (中の人がチキンすぎてフラれるの前提の思考)
(-98) 2016/08/04(Thu) 22時頃
|
|
/* 難しい事なんてわからぬよ…(中の人が) カウンセリングなんてどうすりゃいいんだい?って思ってる
(-99) 2016/08/04(Thu) 22時頃
|
|
[思いがけず返ってきたのは彼女の強い意思>>174。それがとても意外で。何も知らずに此処へ連れてこられて。そして先ほどまでの言葉少なげな、どこか儚げなその様子からは。その言葉が出てくるとは思ってもみなかったから]
ふうん……?
[瞳をこんな風に真っ直ぐに見つめてくる彼女からは、確たる意思が感じられる。その想いの根底にあるものや、彼女の感情など読み取れはしなかったけれど。暫く彼女が前髪を弄ぶ様子を、少しだけ、楽しそうに眺めていたか。
――感情の変化、というものは、いつ見ても楽しいものだ
悠久の時に飽いている吸血鬼ではなかなかその変化を見ることはできない。他者との関わりを失った今、それが出来るというのはやはり、純粋に、悦びを感じるのだ。例えその変化が、ごく些細なものだったとしても。]
(183) 2016/08/04(Thu) 22時頃
|
|
[それから少女から問われたことは、私の、望み>>175。]
私? そうね……
"変化"かしらね。 この闇世の長い生活に、望むのは、変化。
["餌"に望むことなど、何も無い。 割り切ってきっと、そう、答えるべきだったのだ
――そうでないと、私は揺らぐ
でもそれでも。どうしてあの時と同じように。 私は割り切らない答えを選んでしまうのだろう。
――"餌"では、無いのだ。
――本当は、そんなこと、わかっている。
でも、先ほど彼女が見せた変化を受けて。 私の唇は、そんなことを勝手に紡いでいる*]
(184) 2016/08/04(Thu) 22時頃
|
|
[震えそうになる足をゆっくり動かして わたしは食堂の隅へ向かう。
足を止めたのは、壁に凭れて息をついているリアントの前。]
……いまの、聞こえなかったわ。 なんて言ったの。
[お礼を言われた気がしたけれど、 見上げたリアントの表情が、耳を伏せていた狼の姿と重なって イマイチ自信はない。 まるで叱られたみたいなその反応に 悪いことをしたような気持ちになって、ますます自信がなくなり わたしも眉を下げる。
少し背伸びをして手を伸ばせば 今は毛並みではない白い髪を撫ぜようとした。 最初に、廊下で狼に会った時のように。]
何があったのかわからないけど、 貴方を止めなきゃって思ったの。
まずかった?
[伸ばした手は、リアントへ届いただろうか。 ただ、わたしは止めたかった。彼が誰かを傷つけるのを。]*
(185) 2016/08/04(Thu) 22時頃
|
|
- 今 -
[シェニが見せた幻は一瞬だったが、 瞼の裏に、耳の奥に、脳髄の奥に焼き付いて 息をするのすら苦しくて。
助けを求める様に目を開けば、穢れた髪と肌が見えて またきつく目を閉じた。]
……あ、ああ。
[掛けられた声>>155にも呻く様な返事をするのがやっと。 目を開ければまた黒い私の姿を見てしまう。 黒い姿の私から、ミルクに映った真白の私が思い出されて、 真白から……あの幻にいた真白の存在が私では無かったかと 酷い妄想にすら苛まれそうになった。]
……ルチル、様?
[だから、開いた目に飛び込んで来た金が、希望の光の様に 見えて手を伸ばした。
これが幻では無く現実だと漸く落ち着けば、汗を浮かべた顔で 大丈夫ですと答えたが。 水を受け取る手は震えていて、揺れる水面を飲み干してもまだ 震えは止まらないまま。]
ありがとうございます。
[止めてくれて。心配してくれて。水をくれて。 それら全てを1つに纏めて頭を下げた*]
(186) 2016/08/04(Thu) 22時頃
|
|
/* さて…… さて………(悩
行き当たりばったりでロル書いてたツケがそろそろ、そろそろね!!! フェイとシェニ、ギュルセルとルチルの動きがはっきりしないと、フィオレを動かしにくいような… そもそもどっちに駆け寄るべきか。
炎が消えているならギュルセルの方だし。 まだ鎮火していなくてシェニが荒ぶってるならそっちだし。
あと、着々と築かれてゆくフラグに申し訳ないような、勿体ないようなで。 私は画面の前で正座している。 宝石チップではかなり好きな部類に入るグラだし、設定も中の人が大好物なんですよね。 だからこそ余計に勿体ない。私が相手で大丈夫か…?と。
(-100) 2016/08/04(Thu) 22時頃
|
|
/* い、いろいろ言葉纏まんなくて確定してしまってる気がする 齟齬とか違うとかあったら ごめんなさいごめんなさい…!!
(-101) 2016/08/04(Thu) 22時頃
|
|
[シェニについて聞かれ、誰かを特定せずに向けた言葉は、やはりフィオレを戸惑わせたようで。>>141 小さく呟く声に返そうとしたところで、変わる部屋の気配に気を取られ>>126 見れば、シェニに感情の矛先を向けられたリアントも、あからさまに不快そうに姿を変える。>>137 おそらくここにいる吸血鬼が誰も聞いたことのない声を上げれば>>133 動きを止める者や此方を注視する者、 そうして、弾かれたように飛び出しよろめくフィオレを見て>>143 それを受け止めるオブシウスの腕に感謝と安堵の表情を向け>>146
常になく感情が露わになっていた事に気付き大きく息を吐いた。
短い謝罪を落とすその視線の先で、此方の声に目を閉じ何かを抑えようとするシェニの姿が見え>>138 それと同時にギュルセルが呻き崩れ落ちるのに>>145、止め切れなかったかと顔を顰めた。>>155 倒れたギュルセルに歩み寄り声をかけ、反応があるようなら水を与えよう。
今だシェニに意識を向けたままのリアントに声は届くかと思案すれば 先ほど言葉を交わした女性が声をあげ、同時に風が吹きぬけた>>152]
……ほう…これが、あの人の子の力か。
[感心したように声を零し名を呼ばれた同胞を見れば、小鳥へと変化し場から距離を取り元の姿へと戻る。>>158 あの状態のリアントを一声で止めるとは、人の子も侮れないものだと口元に笑みが浮かぶ。
ああ、本当に、人の子と接するのは刺激が多すぎる。]
(187) 2016/08/04(Thu) 22時半頃
|
|
[シェニは今だ葛藤の色を浮かべそこにあった>>161 何か声をかけるべきかと思ったとき、優しく語り掛ける声が聞こえ其方を見た>>171 ギュルセルを庇うように立ち、恐れることなくシェニに触れる様子に息を飲む。
彼もまた、「聖なる力」を持つのだと確信するほどに。 それがシェニにどう作用するかはわからないが、彼に任せようと決めて 自分は目の前のギュルセルへと意識を向けた。*]
(188) 2016/08/04(Thu) 22時半頃
|
|
[瞼をきつく閉じている故、同胞が狼へ転じたのは気付かないが、威嚇する声には敵意を肌で感じる。 だが、同胞は此方へ襲って来ることは無かった様だ>>147。 感じる敵意に反応しそうになったが、誰かが倒れる音が耳に入り>>145。 食堂に強い風が吹き遊び>>152、青紫の瞳を開ければ、そこにギュルセルが倒れていた。]
――――っ!?
[青紫は大きく見開き、激しい敵意が消える。 何をしたのか分からず、理解出来ればガタガタと震え始めていた。 近付く娘の気配に気付かず>>162、倒れてるギュルセルを見ながら呆然していれば。 ゆらりと揺れる青紫の焔。そこから聞こえるのは己にしか聞けない己の声>>164。]
(189) 2016/08/04(Thu) 22時半頃
|
|
[声の主は自分のはずなのに、視線を上げれば、どろりと濁って汚い溶けた月が映る窓に、僕が其処に居て。 悪びれも無く言う様子は普段の自分と同じで、怒りが込み上げる。 深淵の眼差しを此方に向けながら、軽い調子で言いながら笑う、それは倒れたギュルセルを気遣うものではあれど。]
ちが……ぁ。
[震えながら首を横に振るが、壊して捨てていたのは間違い無い事実。 それから目を背けていても、神様はちゃんと知っているのは分かる。 だから生まれる胸の痛みに声ならぬ声を上げそうだ。 そんな自分に淡々と告げる反対の自分は、隠された心理を踏み躙る様に暴くのだろうか。]
(190) 2016/08/04(Thu) 22時半頃
|
|
[吸血鬼は嫌い、僕を決して消えない傷を残したから。] [お綺麗なニンゲンは嫌い、もう戻れないから見るのが辛いから。] [神様は嫌い、――――――――――だから。]
[散々人間を弄び打ち捨ててきたのに、いざ自分がその立場になると怒りを示す自分勝手さ。 生前の不運に対し神の所為にしないと痛みの辛さに耐えられない弱さ。 己を気遣う声は今まで犯してきた罪を暴く為のものの様に思えてくる。 恐怖と罪悪感に心が苛まれ、両腕を抱えながら震え。
それでも神は許すよ、と諭しているのだが、そうでは無い事は初めから知ってる。 がくり、と膝を大地に付け、小さくなり震えていた。 其処にあるのは尊大に振る舞い傍若無人に毒を振りまいていた幻が晴れ、弱くてちっぽけな弱い心を持つ真の姿を晒し出してた。]
違う……神は、許さない。 神は、自分のやった罪に気付かせて……。 あ、ああ……。
[拍手の音が酷く滑稽に思えて、益々自分の犯した罪を意識し、恐ろしさに打ち震えるしか無かった。 薄く笑う自分は、まるで神の罰だと言わんげに消えていく。]
(191) 2016/08/04(Thu) 22時半頃
|
|
[罪を罪だと気付き、罪悪感に苛まれ震えていれば。 フェイは此方に声を掛け背後から回って来る>>171。 当然罪の意識に恐怖し慄いていた自分には彼の気配に気付く事は無く、額に触れさせる事を許す。]
あっ……。
[呼吸はしない自分だが、ゆっくりと数を数え催眠に堕ちていく。ゆっくりと夢と現をたゆたいながら。 この懐かしい様な心地良さは、何だろうか? 遠い遠い記憶を思い出しながら、静かに意識を閉ざしていけば。 身体の力が完全に抜け落ちて、後ろへ倒れ込もうと*]
(192) 2016/08/04(Thu) 22時半頃
|
|
[危険から守ろうとしてくれる腕の中でもがくぼくは、まさしく聞き分けのない子供そのものだったでしょう。 歳不相応に小柄な身体は見た目以上に非力で。 室内で突如巻き起こった風からも、結局ぼくは守られてばかりです。
どうして、どうして…。 そんな思いが幾本もの針のように胸に刺さりました。
強風は現れた時と同様一瞬で止みました。>>179 青紫色の炎は、今もまだ燃えていたでしょうか? シェニさんと彼を沈めた人の様子を気にしながら、床に伏せていた黒い肌の人にルチル様が水を差し出し>>155、受け取るのを見て>>186、あの人が無事だったことに少しだけ安心しました。
あぁ、でも… 無鉄砲に飛び出したぼくを止めてくれたこの人は、もしかしたら怒っているかもしれません。 そういえば勢いだけで反論染みたことを言った記憶もあります。
本当は倒れてしまった黒い肌の人に怪我がないか確かめに行きたかったのですけれど。 まだぼくはオブシウス様の腕の中から抜け出せてはいませんでしたから。]
あの…
[恐る恐る上を見上げるぼくの心境は、内緒で力を使ったのがムッティにバレて怒られる直前のようでした。*]
(193) 2016/08/04(Thu) 22時半頃
|
|
……へんなこと、言いましたか?
[彼女が発した声には、どんな感情が乗っていただろう。 あまりにも短く、そして表情を見ることが出来ない状態―…というよりも、自分が顔を合わせ辛い状況にしてしまったからだが―だからか、察する事はできなかったけれど。>>183
少なくとも悪い感情が乗っているわけでは無さそうだと、ファシリアをちらり。
………どうして彼女は、私の話を聞いてくれるのだろうか。 もの珍しいからなのか、本当にただの暇つぶしか。 吸血鬼という存在がよく分からない今、なんとも推し量ることは難しい。 ……感情の変化を楽しまれているとは、夢にも思わない。 感情を表に出す事が、良しとはされて来なかったから。]
(194) 2016/08/04(Thu) 22時半頃
|
|
………、変化。 ファシリアさんは、飽いている、のですか?
[相変わらず言葉は途切れとぎれだったが、会話し始めた時点に比べると大分マシになったか。
勝手に、美味しい食料である事、とか、退屈させない事、とか、そんな事を望んでいるのか若しくは何も望んでいないのか。 その何れかだと思っていた少女は少し驚いたように目を見開く。
長い時を生きてきたのだろう。 どういう生活を送ってきていたのかなんて自分には分からない事ではあるけれど、改めて彼女の身形をそっと観察してみれば、いかにもお嬢様といった具合。>>184
対して自分は泥汚れつきの、少しだけ痛んだワンピース。
何も代わり映えのない日々に飽きてしまい変化を求めているのだろうか? それとも。首をかしげながらも]
……ファシリア、さま?
[彼女の望みには程遠いだろうが、僅かな変化をもたらしてみた。 彼女の葛藤など、知りもしないで。*]
(195) 2016/08/04(Thu) 22時半頃
|
|
/* ぷるぷる… (ぺろん)
(-102) 2016/08/04(Thu) 22時半頃
|
|
【フィオレたんを撫でる摩擦熱で人体発火させる為のメモ】
>>0:40 男の子だった(かわいい) >>0:41 死が近い? >>0:52~54 傷を癒す能力 身体ボロボロ 他者に施す為の命でも本人は幸せそう >>0:55 コバルト色の二つの満月 >>0:83 見た目は子供内臓はおじいちゃん(かわいそかわいい) >>0:112 礼儀正しい いい子(かわいい) 弟たちがくれた杖(きゅん) >>0:146 孤児院育ち、に引け目はない訳ではないが刺すほどじゃないな 知識と行動と感情が安定して一致してる この子大物だと思う >>0:156 猫好き(かわいい) >>0:215 猫好き(かわいい) >>0:234 猫好き(かわいい) >>0:262 この時点吸血鬼を怖れてない んー…怖い吸血鬼の姿でも見せる…? >>0:281 吸血鬼に対して実感からくる認識としては合ってるけど、闇世としては甘いんだよなあ…でもここ僕が弄るのは…うーん >>8 孤児院の家族への信頼 あんまり刺したくはない、が、ここかな >>20 その疑問は最もだ >>50>>51>>52 奇跡の代償 欲が少ないなこの子 >>82>>83 シードルの水面に映る
あまり虐めたくない子だなあ あとで会えたら猫抱っこさせてあげようね
(-103) 2016/08/04(Thu) 22時半頃
|
|
[倒れ伏し、耐えるようにきつく目を閉ざす姿はどこか怯えているようで。 掛けた声に呻くような声が返れば、柄にもなく酷く安心して 名を呼び差し出された手に、大丈夫だと言うようにそっと手を重ねた。>>186
その手は酷く震えていたから、水を零さぬように支え飲み干す様子を見守る。 下手に問いを投げれば、また彼を怯えさせる気がしたから。 何故、人の子をそこまで気に掛けるのかは、自分でも分からないままだったけれど]
落ち着いたかい?
[もう一度小さく声をかけ、言葉と共に頭を下げるのに小さく首を振る]
礼を言われる事じゃないさ。 同胞がした事だしね。
それに……君は私に、笑い方を「思い出させて」くれたから。 そのお返しだと思ってくれればいい。
[そう言って、安心させるように笑って見せようか。 上手く笑えているかは、分からないけれど。*]
(196) 2016/08/04(Thu) 22時半頃
|
|
[怯えたようにこちらを見上げるフィオレ。>>193 その戸惑うような眼差しに、はっと我に返る。 冷静になり周囲を見回すと、もう同胞達の揉め事は収まった後のようで――……]
……すまない。 さあ、行きなさい。
[様々な思いを込め短く謝罪をすると、送り出すようにフィオレを自らの腕から解放した。**]
(197) 2016/08/04(Thu) 22時半頃
|
|
― コーラリア・回想 ― [従者の虚ろな目をじっと見つめて紡がれるコーラリアの言葉。>>122 その言葉にはっと目を見開く]
お前は……ふふ、驚いたな。 そんな考え方、私には出来なかった。 世間を知らないようでいて俗世の人間より聡明な面もある。 感謝するよ……コーラリア。
[恐らくオブシウス一人ではコーラリアの考えに至れなかっただろう。 そして何より、吸血鬼の自分を「生きている」と言ってくれた。 その事実に感謝すると同時に、今まで彼女を「お前」とだけ呼んでいたのをきっちり「コーラリア」と呼んで敬意を伝える。
「今度は食べきれる量で」>>123と言われれば少しの苦笑を浮かべつつ了承し。 お互いの最善を尽くそうと会話を交わして、ふわりと翻るスカートと柔らかな赤い後ろ髪を眩しい物でも見るように目を細めて見送った。**]
(198) 2016/08/04(Thu) 22時半頃
|
|
― ギュルセル・回想 ― [呆れたような視線にも意に介した様子も無く平然としている。>>182 が、続くギュルセルの説法のような小言の合間に告げられた、寛容、慈悲深い。という自分への感想に思わず意外そうな目を黒い男に向けた]
私が慈悲深い……? ははっ、お前のような聖職者も冗談を言えるのだな。
[と、まったく真に受けていない様子で面白そうに笑ってみせた。 緊迫した状況ではあったが、オブシウスには火遊び程度の感慨しか抱いていなかったので、自然と周囲の者より言動に余裕があった。**]
(199) 2016/08/04(Thu) 22時半頃
|
|
/* オブシウスのおじさま!やさしい!!
(-104) 2016/08/04(Thu) 22時半頃
|
|
/* ルチルもほんと丁寧だなぁ…… ゴーストはたぶんわたしつつき難いんじゃないかなとかおもっているごめんねごめんね
(-105) 2016/08/04(Thu) 23時頃
|
|
[騒ぎの中心から離れて。
ギュルセルはルチルが助けにいったようだし、 フィオレにはオブシウスが行ったようだったから 一先ずその様子を見れば安堵のため息をついた。
幻の炎にも気づかないくらいに 俺はただシェニの敵意の篭った片目だけを見ていたから 学者風の人間、フェイがシェニに何かを始めるのを見れば、>>171>>172 あんな状態の奴をどうにかできるのかなって不思議に思う。
ここに集まった人間の持つ不思議な力。 彼の力故の自信なのかはわからなかったけど、 医者みたいだなと漠然と思った。
そして、さっきの強風は吸血鬼の誰かがやったのではなさそうだし おそらくコーラリアの力なんだろう。
彼女の方を見て、御礼を音にはせずに口の形だけで伝えたのは みっともないところを見られたかなってバツが悪かったせい。
今度は目を逸らされなくて良かった。 そう思っていたら、コーラリアはゆっくりと此方に歩いてきた。>>185]
(200) 2016/08/04(Thu) 23時頃
|
|
…───、っと。
[どうやら己の術は効果があったらしい。>>192 こちらへ倒れ込む身体を胸で受け止めつつ、手で肩を支える。こうした事も慣れたものだ。 眠って力が抜けてしまった身体を返すと、よっ、と一声上げて右の肩に担ぐ]
大丈夫…、彼は眠ってしまったよ。 少し休ませてこようと思う。
[こちらを見守っているであろう周囲に心配ない、と笑いかける。 倒れてしまったギュルセルは、別の人物に介抱されているようだ。 姿を変えたリアントは──ほとんど言葉を交わす事ができなかったが──ここより少し離れた場所で、少女と共に居た。
御用伺いで待機しているピエロを呼ぶと、シェニの部屋への案内を頼む。 鍵はきっと身に着けているであろう]
では、また後で。
[短く言い置くと、動き出すピエロの後に続いて食堂を後にした。*]
(201) 2016/08/04(Thu) 23時頃
|
|
ありがとって言ったんだ。 …その、少し気が立っていたから。 驚かせたならごめんね。
[目の前で足を止めた彼女に、今度は音にして御礼を伝える。 コーラリアは、どうして困ったような顔をしているんだろう。
ああ、俺が多分今、そんな顔をしているせいなのかも。
笑わなきゃって思ったけど、どうにもうまくいかなくて。
そしたら、少し背伸びをした彼女の手が顔に近づいてきた。 その手が俺の髪に触れれば瞬きをして、 少し前と変わらない温かさに目を細める。
怖くないんだろうか。あんな姿を見たのに。 そう、思わず聞きそうになるのを飲み込むと]
…狼の姿じゃないと、ちょっと照れるね。
[手を取ったときに彼女が言ったのと同じ台詞を はにかんだように言った。
まずかった?という問いかけには緩く首を振る。]
ううん。 止めてくれて助かったよ。
[あのままだったら、誰かを傷つけていたかもしれない。 それを止めてくれたことがありがたかった。
気にかけてくれたことが嬉しかったんだ。
何があったか、を説明しようとしたけど少し難しい。 あの場を見た者にはシェニと俺が争っているように見えたかもしれないが、 俺はシェニがどう、というよりは自分の胸の内にある嫌なことに苛まれていた方が大きい。 そしてそれは彼もそうだったのだとは、俺は知らないことだけど。]
(202) 2016/08/04(Thu) 23時頃
|
|
[見上げると、少しの間を置いてオブシウス様が腕を解いてくれました。>>197 でも、どうしてオブシウス様が謝るのでしょう? 見つめていた視線を一度伏せて、ぼくはふるりと首を横に振りました。]
ぼくのほうこそ…、ごめんなさい。 それと、ありがとうございました。
[ぺこりと小さく頭を下げて、まだ少しどきどきしている胸を抱えてルチル様たちの方へ向かいました。*]
(203) 2016/08/04(Thu) 23時頃
|
|
そういえばさっきの風、コーラリアが起こしたの? すごいね。人間なのに魔法が使えるんだ。
[ようやく落ち着いてきたおかげか、先ほどの出来事を思い出すと 人が使う力を初めて見たことに感動と興奮半分で、彼女に問いかけた。*]
(204) 2016/08/04(Thu) 23時頃
|
|
あの… 大丈夫、ですか…?
[ルチル様たちの会話が一段落するのを待って、恐る恐るお二人に声をかけます。 肌の黒い人が人間か吸血鬼かぼくには分かりませんが、倒れる瞬間に上げていた声が今もぼくの耳に残っていました。
彼がぼくとよく似た力を持っているとも。 ここに招かれた人間が、皆なにかしらの力を持っているともぼくは知りませんでしたから。
シェニ様と彼の間に何があったのかはわかりませんが、痛む場所があるのなら、自分にできることをしようと思ったのです。*]
(205) 2016/08/04(Thu) 23時頃
|
学者 フェイは、メモを貼った。
2016/08/04(Thu) 23時頃
|
……いや?
[彼女の疑問>>194には、ふふと笑みを零して。続く「飽いているのか」という問い>>195には、やや首を傾げながら]
飽きるも、何も。 そうね……何も無い、所だから。
こうして何も無い場所で、 毎日を過ごすことに慣れてしまって その日々に飽きているかどうかすら、 分からなくなってしまったわ。
[何を――正直に答えているというのか。静止する気持ちを持ち合わせつつも、何故だかその言葉は止まることを知らない。]
(206) 2016/08/04(Thu) 23時頃
|
|
求めている……ううん、そうじゃないかも。
ただ、単純に。 もし共に過ごすのならば。
その変化を与えてくれる人間のほうが。 尚、良い、といった感じかしら。
例えば常に傲慢な人間を傍に置こうとは思わない。 それよりは、まだ。
日々感情をころころ変える人間のほうが ただ、単純に。面白いじゃない。
[――と、唇は、勝手に告げる。]
(207) 2016/08/04(Thu) 23時頃
|
|
[
――違う。違う
――これから得るのは"餌"
――感情の変化なんて必要ないでしょう
――もしまた、あの時みたいに――
]
(208) 2016/08/04(Thu) 23時頃
|
|
[くちびるから零れ落ちるのは"ファシリアとしての本音"。それはどこか人間じみたもの。"吸血鬼としての"感情がぐるぐると、ぐるぐるぐると、大きな渦を心中に描いて――]
『ファシリアさま』 >>195
[唐突に響く小さな女性の声。くわん、と頭に響いたそれが、少女のものと、"彼女"のものと、重なって。少女が与えようとした"僅かな変化"。それが不意に自身の心臓を揺さぶり動かす。
暫し呆然としていただろうか。首を傾げてこちらを見ているであろう少女に対して、平静を取り繕って。]
ああ。ああ。大丈夫だ。
[カラカラに乾いた口の中は、灰の味しか、しない。
やがて。かの喧騒が、食堂には訪れて。私はまた、彼女の"変化"をひとつ、見ることになるかもしれない>>162]*
(209) 2016/08/04(Thu) 23時頃
|
|
[私1人の手では震える手を重ねるだけで、 震えを止めることは出来なかっただろう。
だが重ねられた別の手の重み>>196が、幻では無いと 安心させてくれた。]
はい。 ルチル様だけでなく、皆さんにもご迷惑をおかけしました。
いえ……。 シェニさんがあれ程興奮なさったのは、最初に私の言葉が 発端だったと思いますから……。
シェニさんは……とてもとても辛い想いを。 私などが軽々しく口にしてはいけない体験をされたのでしょう。
知らなかったとは言え、恐らく私の言葉が刺激してしまった。
[あの幻が幻だと思いたくても、思えない。 今も心臓が早鐘を打っている。
か細いシェニの声と姿が見える>>190>>191 フェイの声に落ち着きを取り戻していく姿>>192に 静かに祈る様に絵を閉じた。]
(210) 2016/08/04(Thu) 23時頃
|
|
フェイ様……私は心の傷を移すことは出来ません。 ありがとうございました。
[身体の傷や病なら移せても、心の傷は癒せない。 安らぎを生む力を持っている様に見えたフェイを 一瞬羨む様な色を声に載せ。 それでも最後は祈りのような感謝を。]
……笑い方を? 忘れていたのですか……。
[気付けば手の震えは止まっていた。 それがシェニの無事を確認したせいか、 ルチルの手が重なっていたせいかは判らないけれど。 とても心強く私から手を離すことはしないまま、 笑い方を思い出したと言うルチルの笑みに 同じように笑みを返した。]
私の方こそ。 またルチル様の笑顔が見れて良かったです。
[幻では無い間近のルチルの存在を確かめるように 見つめ直してからゆっくりと立ち上がり、 止めようとしてくれた褐色の男にも頭を下げた*]
(211) 2016/08/04(Thu) 23時頃
|
|
/* 良い感じにばらけたかなあと思いつつ コーラリアが他の吸血鬼のところに行こうとしていたならごめんなんやで…。
そして俺はぐたは長く書いても怒られないからって 一文をものすごく長くしてしまう癖があるので もう少し分けたほうがいいねって思った(しろめ
(-106) 2016/08/04(Thu) 23時頃
|
|
[憔悴した様子のリアントにはコーラリアが声をかけに行くのを見やり、倒れこんだ黒い男がルチルやフィオレに介抱されて落ち着いていく様子を見守る。 と、学者風の男がシェニを部屋に運ぶと言うので立ち去る前に声をかけに行く事にした。>>201]
先程はシェニを落ち着かせてくれて感謝するよ。 私はオブシウス、吸血鬼の一人だ。
少しいいだろうか……?
[と、ぐったりと担がれているシェニが気付くか分からないが、いや、分からない今だからこそ耳元でそっと囁く]
(212) 2016/08/04(Thu) 23時頃
|
|
[褐色の余裕のある吸血鬼に頭を下げたが、 違う人物から声を掛けられ>>205、顔を上げると。]
ああ。 こんな大きな男なのに恥ずかしいところを見せて申し訳ないです。
私は大丈夫。 あなたは何ともなかった?
[心配そうに声を掛けてくれた人物の手には杖があり、 身体が不自由なのだろうかと想像しながら 今の騒ぎで怪我でもしていないかと私からも声を掛けた。]
私はギュルセル。 こちらに招かれた人間だけれど、どうにも弱虫でね。
[痛む場所は無いかと問われたら、もう大丈夫と 両手をぶんぶんと振って見せる。
若者と私の力に似ているところがあるとしても、 それを知る機会はまだない。
突然駆け抜けた風も、 吸血鬼の誰かがやったのだろうと。
ただこんな直後に心配して声を掛けてくれる優しさは 若者が持つ魅力だろうとは思えた*]
(213) 2016/08/04(Thu) 23時頃
|
|
[起きているのなら挑発の一つでもして喝を入れようとしていた。 だが、恐らく眠っているのだろうとシェニの耳元で優しく囁く]
少なくとも私はお前と話す時間が楽しいぞ。 またゆっくり話をしようじゃないか。 ……もう、時間は限られているのだから……
[最後の言葉は憂いを帯びて。 そっと気付かれぬよう、泣き疲れて眠ってしまった子供を労わるようにシェニの頭を撫でてやる]
(-107) 2016/08/04(Thu) 23時半頃
|
|
[すっとシェニから体を離す。 オブシウスの表情はどこか普段よりも柔らかく、どこか父性を感じさせた]
邪魔をしてすまない。 さあ、部屋に連れて行ってやってくれ。
[そう言って学者風の男がフェイを部屋に送り込もうとするのを見送る。**]
(214) 2016/08/04(Thu) 23時半頃
|
|
…想像できないほど、長い時を、過ごしてる、ですね
[何も無く、ただ時間だけが流れていく日々。 何事も無いのだから飽きる飽きない以前の問題なのだろう、恐らく。 彼女が分からなくなってしまったと言っているのも、頷ける気がした。>>206
余計な相槌を入れることなく、ただ小さく頷いたりしながら聞き進める。 分からなくなってしまったからこそ、傍に居て感情の変化を表す人間を傍に置きたい。 その方が面白いというのは、何だか少し人間に近い考え方のような気がして同意を示すように大きく頷いた。
どうせ時間を過ごすのなら、面白く刺激のある方が楽しいに決まっている。 しかしここには、彼女のお眼鏡に叶う人間は居るのだろうか。 少し難しそうだと感じながらも、戯れに呼称を変えたその時だったか。
彼女の顔色が一気に悪くなり、呆然とした表情を浮かべる。>>209 しかしそれも一瞬……いや、取り繕うとはしているようだけれど、明らかに先ほどと様子が違って。 困ったように心配そうに眉を少しさげ]
―――ごめんなさい、戯れが過ぎました……
[静かに謝りの言葉を入れれば、大丈夫だと返事は貰えたものの。 これ以上どうすれば良いのか、何もしない方が彼女にとって良い事なのか。 分からなくなってしまい周りに助けを求めようとしたまさにその時、小さなトラブルが食堂へと広がったのだった。*]
(215) 2016/08/04(Thu) 23時半頃
|
|
― 神への想い ―
[僕が物心付いた時には既に兄と姉、そして弟が居た。その時はまだ末妹は居ない。 最初の息子や娘として厳しくとも期待されていた兄と姉。 末に生まれていた弟は両親や上の兄弟達に可愛がって貰ってた。じゃぁ僕は?
家族は決して僕を傷付けたり蔑んだりなどはしなかった。 それなりに愛情を貰っていたし、平穏に暮らしていた自分にはきっと幸せだったんだろうね。 でも、言い様もない何かが穴となって胸の中に存在していた。 まだ幼い自分にはそれが何なのか分からず、回りの人に伝える術も持っては無くて。
そんな僕に神父様は何かを見出したのかな? 神父様の説法は、まだ幼い僕には理解しきれないものがあるけど、でも何かを芽生えさせてくれたんだ。]
『辛い時、悲しい時、苦しい時、そんな時こそ祈りましょう。 いつも神は貴方側で見守って幸せを願っていますよ。 どんな事があっても、神は貴方の心の中にいますから。』
[だから僕はお祈りしました。 皆僕の事を気に掛けないけど、僕は皆と居て良いのですか? 本当はとっても寂しいのですと、小さな手を組んで想いを描いたなら。 教会のステンドグラスから光が降り注ぎ、僕に当たったんだ。
瞼を開けば色取り取りの光が見えてとっても綺麗で。 僕は神父様に、ステンドグラスの光に負けないくらい輝いて笑う顔を向けていた。]
(216) 2016/08/04(Thu) 23時半頃
|
|
[やがて末妹が生まれて、家族の賑わいが増していった。 家族は変わらず僕の事はあまり気に掛けなかったけど、僕の中で神様が居たから寂しくは無かった。 だって神様は、ちゃんと側に居て見守ってくれるから。
神様を見付けてから、僕は毎日ことある事に祈りを捧げ、家族や隣人を愛する事に喜びを覚え、やがて大人になってから。 大人になってもやる事は変わらず日々の平和を白い吸血鬼がやって来るまで過ごした。
そう、あの日から僕の運命は狂わされた。 いや、元々あった幻想が壊されただけなんだ。 村が疑心暗鬼で人の汚さを垣間見、襲い来る災難に村が滅ぼされ、最後は化け物にその命を奪われたあの時。]
“何で、見捨てたのですか。 誰も傷付けてないのに、殺してもいないのに。 何で、僕は、殺されなきゃならないんだ!? どうして? 死ななきゃいけないの? 僕は、死にたくなかった、のにっ………!“
[吸血鬼に殺され、吸血鬼として蘇ったばかりの頃、神に不条理に対する悲しみをぶつけても、何も返っては来なかった。]
(217) 2016/08/04(Thu) 23時半頃
|
|
“どうして、どうして、どうして?”
“何で、何も答えない!?”
“本当は神様なんて、存在しないんだ”
[事の不条理や無慈悲さに不信感を抱き、僕の胸の中な神に対し否定をする。 神など始めっから存在してなかったのだと、家族に対する寂しさから抱いていた幻想なのだ、という想いに支配されるのに、そう時間は掛からなかった。
だって、そうでもしないと、“神様に見捨てられたのかも知れない”なんて思ってしまうから。 もし見捨てられたなんて思ったら、僕は最初から一人ぼっちで気に掛けられない存在だと認める事になる。 そんなのは、僕にとって辛過ぎる現実となっちゃうでしょう?]
(218) 2016/08/04(Thu) 23時半頃
|
|
― 食堂→自室 ―
[今まで他者に身体を委ねるなんて事はした事は無かったけれど。 人間の奇跡の術に堕ちてしまった自分は学者の肩に担がれてしまう>>201。 部屋の鍵はピエロがとてとてと机をよじ登り、チャロアイトが埋め込まれてる鍵を回収し、ついでにいつの間にか落ちていた空色の扇子も回収しフェイにどうぞ、と渡す。
そんな事を知らない吸血鬼は眠りに委ね、用意された部屋のベッドの上に身を置かれ、眠りから覚めるまで側に居られるとはまだ知らない。
さて、用意された部屋はというと。 薄紫を基調とした内装で、クラシック系の家具や寝具が置かれている。 薄暗い部屋には所々蝋燭が置かれ、ゆらゆらと揺れる炎は決して消える事は無く、辺りを優しく照らす。 ふかふかなベッドの中で眠り続ける吸血鬼は、ゆるりと瞼を上げれば。]
…………?
[状況が飲み込めず辺りを見回せば、翡翠を思わせる緑が見えて。 青紫は何かを訴える様に細めれば、消え入りそうな声を漏らし瞼を静かに閉じた。]
2016/08/04(Thu) 23時半頃
|
|
― 食堂→自室 ―
[今まで他者に身体を委ねるなんて事はした事は無かったけれど。 人間の奇跡の術に堕ちてしまった自分は学者の肩に担がれてしまう>>201。 部屋の鍵はピエロがとてとてと机をよじ登り、チャロアイトが埋め込まれてる鍵を回収し、ついでにいつの間にか落ちていた空色の扇子も回収しフェイにどうぞ、と渡す。
そんな事を知らない吸血鬼は眠りに委ね、用意された部屋のベッドの上に身を置かれ、眠りから覚めるまで側に居られるとはまだ知らない。
さて、用意された部屋はというと。 薄紫を基調とした内装で、クラシック系の家具や寝具が置かれている。 薄暗い部屋には所々蝋燭が置かれ、ゆらゆらと揺れる炎は決して消える事は無く、辺りを優しく照らす。 ふかふかなベッドの中で眠り続ける吸血鬼は、ゆるりと瞼を上げれば。]
…………?
[状況が飲み込めず辺りを見回せば、翡翠を思わせる緑が見えて。 青紫は何かを訴える様に細めれば、消え入りそうな声を漏らし瞼を静かに閉じた*]
(219) 2016/08/04(Thu) 23時半頃
|
|
ごめん、なさい……。
(-108) 2016/08/04(Thu) 23時半頃
|
|
―騒ぎの後に―
[眠るように倒れこんだ彼を支えたは、どこか優しげな瞳をした青年。 >>201 苦しんでいないか確かめるために踏み出した足より早く聞こえてきたのは、眠ってしまったという報告だった。 それでも。何も力になれない事は知っていても、瞳を閉じている彼へとそっと近づいて。]
―――……『きっと、大丈夫、です』
[運ぼうとしている青年にも、ましてや当人にも聞こえないかもしれない、ギリギリの大きさで言霊を発する。 眠っている彼はどんな顔をしていたのだろうか。怖くて、覗き込めなかったけれど。
僅かな間だけでも、穏やかでいてくれればいいと勝手に願った。*]
(220) 2016/08/04(Thu) 23時半頃
|
|
[一通り気が済むと、再度食堂の隅の方へと移動し始める。 ……丁度、ファシリアと会話をしていた位置だったか。]
………ファシリア……さん、 私、大人しく、していた方がいい、ですかね?
[シェニに声をかけようとした事も、調子に乗って小さな変化をと変えた呼称も。 何だか全て裏目に出てしまっているような気がしてならない。
からといって、最善だと思っていた事が空ぶってしまったのだから、これ以上の良案なんて思いつく筈もなく。 揺らしてしまった相手に聞くのも些か間違っているような気もしたが、誰かに聞かなければ落ち着かない。
やはり私は、口を閉ざしていた方が周りに迷惑を掛けずに、何事も無く過ごしていけるのだろうか。**]
(221) 2016/08/04(Thu) 23時半頃
|
|
[フェイを見送った後、頭を下げてくれた黒い男のもとへ歩み寄る。>>211>>213 そうしてようやく、落ち着いた彼に自己紹介をする事にした]
……落ち着いたようだな。 先程は自己紹介もなくすまない。 改めて私の名前はオブシウス、吸血鬼の一人だ。
[そう言って、黒い男に優雅に一礼する。**]
(222) 2016/08/04(Thu) 23時半頃
|
|
─ フィオレ/金の湖面と銀の泡 ─
『おいしい?きみのマードレは腕が良いね』
[揺れる金色の湖面から、軽やかな声が掛かる。 フィオレがカップを覗き込むなら、そこには自分の顔でにんまりと猫のように笑む男か映っていただろう。水面の向こう側から指の腹が寄って、ぱちゃん、とシードルが波立つ。弾ける泡と林檎の香りは、フィオレまで届いたか。]
『きみ、これ、よく飲んでたよね。 孤児院のみんなはどうしてるだろう。心配してるかな?置いてきた弟や妹たちは、泣いてないかな? 突然居なくなったんだもの、きっとすごく捜してる。』
[フィオレの顔で不安げに眉を下げると、男は寂しそうに目を細めた。]
『孤児院の家族の為にあんなに頑張ったのに。どんなに胸が痛くても、ひとりぼっちで、あんなに耐えてさ。 なのにこんな遠いところに引き離されて、本当は後悔してるんじゃない? 訳の分からない世界を救う為なんかじゃなく、穏やかに家族の側で最期まで過ごした方が、きみにとって良かったんじゃないの』
[顔を伏せ、視線のみ上げてどこか哀しげに囁く。フィオレは困惑したろうか、それとも同調したろうか。いずれにせよ、それを待って揺れる金の水面で男は尚も口を開く。が。]
(223) 2016/08/04(Thu) 23時半頃
|
|
『そもそも、きみは欲が無さ過ぎるよ。 だいたいねえ、きみが救ってきたニンゲン達や家族だって、────…いや、』
[不自然に言葉を切り、シードルの中で男が軽く頭を振った。眼差しにフィオレのものとは違う色が揺らめき、ゆっくりと伏せられる。]
『……きみ。知ってるかい? 自分を削るだけの奉仕では、救えないものがあるんだよ。 "きみを"救いたかった誰かの気持ちは、受け取られずに死んでゆく。…何のことかは、すぐに分かるよ。ようく、考えて。』
[しゅわ、と上がった銀色の気泡がカップの中を曇らせ、瓜二つの影が掻き消える刹那。 波立つ水面に一瞬だけ揺らいだ『知らない男』の姿は、フィオレを見詰め、酷く哀しげに、自嘲めいた呟きを残して消えていった。*]
(224) 2016/08/04(Thu) 23時半頃
|
|
/* 何か、みんなが、優しくて嬉しくてごめんなさい、なんですっ(土下座)
(-109) 2016/08/04(Thu) 23時半頃
|
|
[途中追いかける様に転がって来た杖を拾って、ぼくはルチル様たちに声をかけました。]
あ、ぼくはフィオレといいます。 ぼくも、人間で…
[ギュルセル、と名乗った黒い肌の人に、ぼくも慌てて自己紹介をします。>>213 大丈夫と答えるギュルセル様に、心からよかったと安堵をして。]
それと、ギュルセル様は弱虫…なんかじゃ、ないですよ。
[ギュルセル様は、弱虫じゃありませんと、もう一度繰り返し。 ぶんぶんと振る手をそっと握ろうと手を差し出します。]
だって、本当に弱虫だったら。 炎を前にシェニ様に声をかけるなんて、絶対にできませんから。
[食堂を出てゆくシェニ様たちに声をかけたオブシウス様がこちらへやって来たので、ぼくは二人に場所を譲りましょう。>>222*]
(225) 2016/08/04(Thu) 23時半頃
|
|
[ごめんなさいと言われて>>215、謝るほどのことじゃないと告げようとした矢先に騒ぎは起きたか。
あの薄紫の吸血鬼――私は面識が無いように思う――のことを知っているようで、倒れかかる彼の近くに近寄ってゆく彼女を>>220、ただ、何も感情を持たずに眺めている。
やがて再びこちらへと戻ってくると>>221、開かれた唇からは、意外な問いかけ。]
……何故?
[相手にしてみれば"何故"なんて問いかけられる理由すら分からないかもしれない。ただ、刹那、本当に何故彼女がそんなことを思うのかがわからなかったのだ。]
ああ、いや、 そんなことは、無いんじゃないかしら。
……自信を、持ちなさい。 "逃げない"んでしょう。
["あなたは私に変化を与えてくれる"。"周りをきっと救う力がある"。なんて。そんな気の利いた言葉を発することが出来れば尚、励ませたのかも、しれないけれど。彼女の胸の内に響くような、そんな言葉を。
だが、女吸血鬼は、つくづくそういう所には、気づかない。]**
(226) 2016/08/04(Thu) 23時半頃
|
|
[重ねた手の震えは少しばかり弱くなったか、 少しでも落ち着いたようなら、また少し表情が緩んだろうか]
ああ、君は彼と話をしたんだね。
[事が起きる前、確かに話をしているのを見た覚えがあった。 シェニの過去については此方から聞いたことはないし、 彼も話すことはなかったけれど 彼が何かを抱えている事はなんとなく気がついていたから ギュルセルの言葉は否定も肯定もせずに]
吸血鬼になるのには、それなりの理由があるからね。 みんな、どこかに何かを抱えてる。
私の口から言う事ではないけどね。
[その理由をわざわざ言って回るようなものもそう居ない。 「忘れてしまった」自分も含めて。 だけど、シェニの能力、溢れた力が何かを見せたのかもしれない。 目を閉じ乗るような彼にあえて聞くような事は、しないけれど]
(227) 2016/08/05(Fri) 00時頃
|
|
[ギュルセルの呟きで、先の人の子がフェイと言う名だと知る。 そして、傷を移すという言葉で、彼がもつ力の一端に気付く。 その力は確かに神の業と言えるのだろう]
ああ、忘れていた。禁断症状のせいでもあるけれど。 闇世は、退屈すぎるからね。 だから、君たちに出会えて、とてもよかったと思っている。 ありがとう。
[人の子に感謝する日が来ると思わなかったが、そう思わずにはいられなかった。 手の震えは止まっていたけれど、不安が残るようであればそのまま 彼のしたいようにさせておく。此方から離す気にはなれなくて。 向けた笑みに笑みが返るのが嬉しいと、そう思うこと自体にも驚きながら]
笑顔を見るのが好きだと、言っていたからね。 ああ、気をつけて、ゆっくり立つといい。
[立ち上がろうとするなら手を貸そう。 支える手が、確かにここにあると、彼に伝えるために。]
(228) 2016/08/05(Fri) 00時頃
|
|
─食堂・出る前─
[食堂を出る前に、一人の吸血鬼に声をかけられた>>212 この事態を収めた事へか、感謝を述べられる。随分紳士的で礼儀正しいのだな、と会釈を返す]
わたしはフェイといいます、……どうぞ。
[用事があるのは己ではなくシェニに対してらしい。 彼の用事は短くすぐ済んだ。もう一度会釈をすると、食堂を後にする]
(229) 2016/08/05(Fri) 00時頃
|
|
[食堂の喧騒が収まったのを感じて振り返れば 今度は青紫の中に居た吸血鬼が倒れるのが見えて息を飲んだ。>>192
けれどその身体を受け止める姿が背後に居たなら、>>171>>201 ホッと胸を撫で下ろし。 視線をリアントへ戻した。
聞き取った言葉は、間違ってはいなかったらしい。>>202 でも感謝を綴るそれが今はどこか弱々しく、 前と音は同じなのにまったく違う響きに聴こえたから。>>0:174 わたしはそんなリアントが心配で、手を伸ばす。
みっともないとは、思わなかった。>>200 それよりも垣間見えた剥き出しの感情は、 誰だって心の奥に何かしら持っているものだから。
避けられなかった指先が白い髪に触れれば、 狼の時とまた違った感触を梳くように撫ぜて。
照れる、とようやく少しだけはにかんだ彼に くすりと口元を緩めた。]
ね、そうでしょう。 それともうひとつ。人の高さだと、撫でるのが大変だわ。
[落ち着いたらしい様子に、撫ぜていた手を下ろす。 首を振ったリアントのその言葉を、 今度は感謝として聴こえて受け止めることができたから。
何があったかわからないままでも、今はそれで十分。]
(230) 2016/08/05(Fri) 00時頃
|
|
/* あ!ゴーストが来たよ!!ゴーストが来たよ!!(きゃっきゃ!
>>224何のことかは、すぐに分かるよ。 すぐ…?(困惑
すぐってことはシェニの前後でのやり取り…かな…? それともこの先かな…? 読解能力が低下しててほんと申し訳ない。 でも胸がきゅんきゅんするね! お返事を直接書けないのが非常に勿体ない申し訳ない。
あとだいちさん息してないけど大丈夫か…?
(-110) 2016/08/05(Fri) 00時頃
|
|
─シェニの個室─
[シェニを部屋に運びベッドに身体を横たわらせる。 傍らの椅子を引き、彼の寝顔を見守りながら、先ほど聞いた台詞>>118を頭の中で反芻させる]
残りが救われなかったら、どうなる…か。 辛くて辛くて求めてる奴…は、君の事じゃないか?シェニ…。
[シェニの額に手を伸ばし、乱れた前髪をそっと梳く。右目を覆う髪には触れないでおいた]
素直に救いを求めるのをやめてしまったのは、神に裏切られたから、か…。
[それで他者を信用できなくなったのだろう。 挑発するような言動は、周囲がそれを受け入れるか試しているのではないか?]
…君に眠りをもたらす事ができてよかったよ…それなら、わたしは君の力になれるかもしれない。
(231) 2016/08/05(Fri) 00時頃
|
|
[ギュルセルの様子に安堵したところで声が掛けられ顔を上げた>>205 オブシウスの元を離れたらしいフィオレがそこにいた]
ああ、フィオレ。 多分、大丈夫だろう……
君は大丈夫なのか?転びそうになっていただろう?
[杖を受け取っていたのは知っているから、足が悪いのだろうと思っていたけれど。 彼の力の事までは知らなかったから、そんな風に声を掛けた。
ギュルセルはと言えば、どこか恥じ入るかのように言葉を返し>>213 問いかけに大丈夫と首を振る様子を、自分はやはり楽しげに見ていたのだけど]
本当に弱ければ、闇世にこようとは思わないんじゃないか?
[などというのは素直な感想。 それは、ここに来た人の子全てに言える事だろう。
そうして、フィオレの視線でオブシウスに気付き一礼する。>>222 此方の表情が、いつもと違う感情を映している事には気付かないままで。*]
(232) 2016/08/05(Fri) 00時頃
|
|
[長年焦がれて、信仰にも近い想いで追い続けてきた吸血鬼という存在。 その正体を知り、己が置かれた状況と与えられた使命を知り。吸血鬼にも人と同じようにもろい部分があると知った…驚く間もなく。 超越した寿命と特殊な力以外、人から引き継いでいるものが多いのだと知った。 しかし、その事実を知ったところで、吸血鬼に対して失望したわけではない、……ますます興味深い、と思う。
このような事を告げたら、彼はまた憤慨するだろうか。 しかし、他者へ関心を寄せる事を、他の言葉で表した事がないので、今はこのように当てはめるしかないのだった]
……。
[額から頬に指先を移した時、ごくわずかな囁きを聞いた気がする。 それはとても素直な言葉。不覚にも、胸の奥がじわりと熱くなる]
君の事がもっと知りたい、と言ったら…君はわたしを傍に置いてくれるだろうか?
[触れた指先で軽く頬を撫でると、そっと手を引く。 わたしも君に伝えたい事がある。 君が目を覚ます、───その時まで今は静かに待つ事にしよう。**]
(233) 2016/08/05(Fri) 00時頃
|
|
/* なんとなく、流れ的には組み合わせが見えるのだけども その通りに相手が決まるかはまた別問題、かなぁぁぁ(
つか、私の常だけど ほんっとうに気になるところとしか絡まないよね!! 女性とまったく話してないんだけど、どうなの私……
今回、誰が誰だかさっぱりなんですがどうすれば。 あ、マスケラがだいちさんなのは知ってる。 (それは幻鏡堂の渚がそうやさんだって言うのと同じだろう…)
(-111) 2016/08/05(Fri) 00時頃
|
|
フィオレ様ですね。 宜しくお願いします。
[私に返す様に名乗ってくれた若者は同じ人間だった>>225 フェイだけでなく、他にも人間がいる事に妙に安心するのは 私が人間だからだろう。
それにしてもフェイと言い、フィオレと言い、 私より余程高潔な心を持ってるように思える。
私を弱虫では無いと言ってくれる優しい言葉に 照れはしたが差し出された手を避ける事など思い浮かばず、 私もしっかり握る為に震えを止めた手を差し出そう。]
(234) 2016/08/05(Fri) 00時頃
|
|
炎よりも、シェイ様の事の方が心配だったからつい。
それに……炎で傷が出来ても、私には消せるけど。 心の傷は……私には消せないから。
私は傲慢な事をしようとしていたのだろうね。
[シェニもフェイも、他の誰も傷付かなかった。 それは安堵すべきことだが、何も出来ないことにも 気付かされただけで。
多少なりとも自己嫌悪を生むだけ。]
(235) 2016/08/05(Fri) 00時頃
|
|
オブシウス様ですね。 先程は引き留めて下さってありがとうございます。
[そこに近付いてきた褐色の男にも挨拶を貰った>>222 吸血鬼だろうと言う予想はついていたから驚く事もせず、 改めて感謝を告げたが、 場所を譲ろうとするフィオレには不思議そうに首を傾げて。]
(236) 2016/08/05(Fri) 00時頃
|
|
どうしたのです? オプシウス様が怖いのですか?
(-112) 2016/08/05(Fri) 00時頃
|
|
[私がシェニの幻を見た様に、フィオレもまた オブシウスに何かされたのではないかとそっと耳元で問い掛けた*]
(237) 2016/08/05(Fri) 00時頃
|
|
ころ……、んで、ません…
[あの時のぼくには、シェニ様とギュルセル様しか見えていませんでしたので。 足をもつれさせて転びかけていたことをルチル様に指摘されて、恥ずかしさと格好悪さで、子供のようにぷぅ、と頬を膨らませてしまいました。>>232 それがまた、子供っぽいとは自覚しているのですけれど。
ルチル様やギュルセル様に比べれば、160センチしかないぼくの背丈は本当に子供のようですし。 この三人の中ではぼくが一番年少なのかもしれませんけど。
一応、ぼくだって二十歳を過ぎた男性ですし…。 あぁ、言っていて自分でも段々説得力が無くなってきました。
本当に弱ければ、とギュルセル様に声をかけるルチル様に同意を示しながら、ぼくは話題が転びそうになった事から離れたので少しだけほっとしたのです。*]
(238) 2016/08/05(Fri) 00時頃
|
|
/* 秘話を見るときゅんとする病気(
(-113) 2016/08/05(Fri) 00時頃
|
|
/* はぁー……。 フィオレが明らかに私から距離を取っている。 少し勇み足すぎたか……。
なんだか、ロルを書く意欲と方向性が見えなくなってきたので今日はもう休もう……(ぐったり)
(-114) 2016/08/05(Fri) 00時頃
|
|
[ギュルセル様の囁く声に>>237、ぼくはきょとんと首を傾げました。 だって、そんな風に思ったことは一度もありませんでしたから。
あぁ、でも…。
悪戯を思いついた子供のような笑みを浮かべて、ぼくはちらりとオブシウス様を見上げると。 ギュルセル様に少しだけかがんでもらって、彼の耳元にひそひそとお返事をしました。*]
(239) 2016/08/05(Fri) 00時頃
|
|
[部屋の主が目覚めるのを待つ間、ピエロが一緒に持ち込んでくれた自分の書を手にしてページを開く。 随分と長い間をかけて、これに色々と書き留めてきたものだ。 まだ白紙のページが最後の方に僅かに残っているが、これ以上書き進める事はないように思える]
……。
[最後の締めとして、ここに来た事を記しておこうか。 ペンを取り文字を書こうとして手を止める。手元が暗い事に気づいた。蝋燭の灯りだけではやや心許ないが、シェニが眠っている以上明るくするわけにはいかない。 そこで胸元に手をやる。 愛用の眼鏡を、いつも通り服にかけていた事を思い出したからだ。
折りたたまれた弦を広げ、レンズの状態を確かめるように見る。 度が入っているからか、……大きく歪んだわたしの顔が、そこに映る。**]
(240) 2016/08/05(Fri) 00時頃
|
|
みなさん背が高いので、あまり近いとずーっと見上げてなくちゃいけないんです。
[だから、少しだけ距離を空けたのだと。ギュルセル様には伝わったでしょうか?
だって本当に。 ギュルセル様ともルチル様とも、オブシウス様とも。 頭一つ分ぐらいの身長差がありますから。
そんな長身の三人に囲まれたら、小さなぼくはずーっと上を見上げ続けなければいけません。*]
(-115) 2016/08/05(Fri) 00時頃
|
|
/* オブシウス 192cm ギュルセル 185cm ルチル 183cm
>>フィオレ 160cm<<
20cmも差があったら充分見上げる範囲です。
(-116) 2016/08/05(Fri) 00時半頃
|
学者 フェイは、メモを貼った。
2016/08/05(Fri) 00時半頃
|
/* 一応フィオレがこんなに低身長なのには理由がありまして。 (別に女性チップだからとかそんな理由じゃない)
生活環境(貧しくて栄養が足りない) 運動不足(寝たきりではないけど運動量は足りてない) 丁度第二次成長期が始まるあたりから老化が深刻化しているので、それほど身長は伸びなかったのではないか、と。
そしてこう…… 小柄な男性PCをやって長身の男性PCに取り囲まれて首が痛いの図には見覚えがある…ある…ぞ…(分かる人が二人しかいないネタ)
(-117) 2016/08/05(Fri) 00時半頃
|
|
[人の子同士の交流を側で見守る。>>234
「転んでません」と頬を膨らませるフィオレには、笑みを返すだけ。>>238 子供っぽいと思っても、芯がしっかりしていることは話していて分かるから。
男の目からすれば、フィオレもギュルセルも強いと感じる。 性格や身体ではなく、存在するための意志が強いのだと気付く。
生きるための、生きていこうとするための意志
吸血鬼となり永遠の命を持て余した男が失くしてしまった物
ああ、だからこんなにも彼らに惹かれるのだ。 打ち据えられても立ち上がり、手を伸べる強さを持つ彼らに]
(241) 2016/08/05(Fri) 00時半頃
|
|
[調子が戻ってきたのか、明るくなったリアントの声に>>204 思わず発動させてしまった力のことに気付いて慌てる。
けれど、ここにはそれを咎める者がいないのを思い出して なんでもないと手を振って誤魔化した。 自らの意思で使うのは、どれくらいぶりだろう。]
本当はね。 あの風をもっと空の上の方で起こして、雨雲を連れてくるのよ。 そうして乾いた土地に、雨を齎すの。
わたしの母も、その母も。みんな使えたらしいわ。
[勿論大きな力を使えば、それだけ疲労するけれど。 ちょっとした悪戯程度の風なら、身体に負荷も少ないから。
素直に興奮するリアントに、塔から見えた街の人が重なって 珊瑚色を曇らせ。目を伏せる。 すごいと、喜んでもらえることは嬉しかった。
けれど。]
……でも、この力があるから。 ずっとわたしは王宮の部屋から出ることはできなかったの。 館の主に連れ出してもらえなかったら、一生そこで終える。
それがわたしの”運命”だったの。
[わたしはそれに、抗って。自分で選んでここにきた。 ただ、この先また運命を選ぶとしたら、それは。]
(242) 2016/08/05(Fri) 00時半頃
|
|
傲慢……?
[零した呟きは聞こえたかどうか知らない。
火で出来た傷は消せる>>235、というのは、先に聞いた「傷を移す」という事だろうか。 ……何処に?とは、聞けなかった。 それはきっと、触れてはいけない事だろう。
そうして、落ち着きを取り戻した様子でオブシウスに名乗る姿に思う
彼が、そうしてここに居る人の子が、良き相手を選ぶ事ができるようにと。*]
(243) 2016/08/05(Fri) 00時半頃
|
|
/* フィオレ様が可愛いなおい!!
(-118) 2016/08/05(Fri) 00時半頃
|
|
/* フェイが、此方の布石を拾ってくれて、すごく嬉しい( ˙ ꒳ ˙三 ˙ ꒳ ˙ ) 答えはすぐ近くにあるよ、頑張るよ!と言いながら眠気に勝てねえええええと泣いてます()
(-119) 2016/08/05(Fri) 00時半頃
|
|
[こくり、と小さく息を飲みこんで。]
なんてね、ごめんなさい。変な話して。
落ち着いたなら、あちらに戻ってみる? みんな心配してるかもしれないし。
[さっきまで言葉を交わしてたらしい、 食堂の面々の方を指して首を傾げて。]
そういえばリアントも、契約の話聞いてたのよね。 『嫁』がほしくて、ここにきたの?
[驚いていたオブシウスの表情を思い出して。 リアントはどうなのだろうと、問いかけた。]*
(244) 2016/08/05(Fri) 00時半頃
|
|
……転んだのですか。怪我はありませんか?
[ルチル様の指摘>>232に、私は慌てて差し伸べた手を フィオレの足へと向けようとしたけれど。
子供の様に頬を膨らませるフィオレ>>238に 大丈夫だと判ると同時に突っ込まないでおこうと 手を引込めはしたが、笑ったままの目は隠せない。] 私もこんな素敵な床では滑りそうだから お互い注意しましょうか。
[一応そう付け足してルチルを見ると、 彼も笑っていて>>241、ふと、良かったと思っている私に気付いた。
吸血鬼は誰しも何かを抱えている>>227 笑う事すら忘れてしまったルチルもまた、そう思っても 聞けるわけがない。
禁断症状の説明もはっきり確認していないせいで 彼の金の髪が針の様に胸に刺さったままの気がして、 立ち上がる時に支えてくれた彼の手を思い出す様に 私は自分の手を握り締めた。]
(245) 2016/08/05(Fri) 00時半頃
|
|
/* >フェイ 中の人もフェイの能力に勝てませんでした()また明日しっかりとしたお返事頑張るぅ(すやぁ)
え、どういう意味なの?わかんないw なんか、俺SUGEE無双してたらごめん!w
(-120) 2016/08/05(Fri) 00時半頃
|
|
[けれど握り締めた手はフィオレからの囁きで開かれる。
腰を屈めたまま耳に届いた声>>239が伝えてくれた理由に 私は一度瞬いた後、 同じように悪戯を思い付いた子供の顔で、 オブシウスとルチルを見上げて、うん、と頷いた。]
(246) 2016/08/05(Fri) 00時半頃
|
|
確かに背は高いけど。
1つ教えておきますね。
私に限ってですが……これでも足が胴体より短いのです。
だから私はフィオレ様が羨ましい。
[全身を長いローブで包んでいるから、きっと判るまい。]
(-122) 2016/08/05(Fri) 00時半頃
|
|
/* えっ……なに、なに? (ギュルセルとフィオレの内緒話)
今、ギュルセルに疑われて。 「やはり私は化け物扱いか……」的な欝ロルを書き終わって投稿しようと思った矢先だったのに、困った、いや、嬉しいかもだけど? うぅーん……じゃあ、どっちにも動けるようにロルを変更するか。 (メンタル豆腐中で中身だだ漏れ会話なう←)
(-123) 2016/08/05(Fri) 01時頃
|
|
/* ……君たちは何をやっているのかと>>239>>241(ぷるぷる
(-124) 2016/08/05(Fri) 01時頃
|
|
フィオレ様は可愛い方ですね。
[開いた手は思わず彼を撫でようと頭の上へと伸びてしまった。]
……ええ。傲慢でした……。 私が肩代わり出来るものは所詮表面的なものだけ。
それなのに、私はあなた達を救えると思ってここに来てしまった。
傲慢な私の罪まで背負わせしまう所でした……。
[フィオレの頭を撫でる事が叶ったかどうか。 どちらにせよ、僅かに届いたルチル>>243に 私は頷くしか出来なかった。]
私はもっと謙虚にならなければいけません。 一緒に、生きる事が赦されるなら。
[呟いて手を当てた胸に痛みはまだあったけれど、 何処か穏やかだったのも事実*]
(247) 2016/08/05(Fri) 01時頃
|
|
/* わぁ、怖い(村建てメモ)
そしてシェニのメモにじわじわ来ている。 おかしいな、フェイの技を使われていないのに瞼が重いぞ(ただの寝不足である)
(-125) 2016/08/05(Fri) 01時頃
|
|
[ルチルに一礼をされれば同じように礼を返す。>>232 と、どこか普段と違うルチルの表情に心境の変化を感じつつも胸中に留める。 黒い男の感謝の言葉を受けつつ、名を名乗られていないままなので呼称に困るが、周囲の人間が彼を「ギュルセル」と呼んでいたので自分もそう呼ぶか、と考える。>>236]
ん……?
[と、何やらギュルセルがフィオレに耳打ちするのを見た。>>237 どこかギュルセルの瞳にこちらへの警戒の色を感じ取りオブシウスは思い知る。 ――ああ、やはり人間達には私が化け物に見えるのだな、と。
今まで親しげに話していたぶん、その反動は重く強く――……。 しかし、続く二人のやり取りと悪戯っ子のような笑み。>>239>>246
オブシウスは初めて困惑を隠せずに狼狽する素振りを見せた]
二人してどうしたんだ……?
[どこか不安げで困り果てた顔で、オブシウスは二人に問い掛ける。**]
(248) 2016/08/05(Fri) 01時頃
|
|
/* ギュルセルもオブシウス様も可愛すぎかっ!!!
(-126) 2016/08/05(Fri) 01時頃
|
|
― 回想・奉仕を美徳とする者と ―
[何故、を問われ、男は暫く黙してただ佇む。>>88 それから、ゆっくりと金文字が答えを紡ぎだした。]
『あなたは、明確な救いの対象があった方が』 『分かりやすいのかと思ったからね』
[目に見えない誰かを、というよりも、目の前の己を、と言った方が。 言ってしまえば心動かされるのではないかと、そう思ったから。]
『この闇世には、様々な吸血鬼がいる』 『あなた方の世界に様々な人間がいる様に』 『それは、当たり前のことだけれど』
[だから、終りを望みながら、終りを迎えられない者などいくらでもいるのだと。 そう、語る。]
『単純な話、』 『不老長寿を喜ぶ者ばかりでもなければ』 『例えば添い遂げる相手に同じ吸血鬼を選ぶ者も居る』 『それらが被らないとも限らないわけで』
[淡々と語りながら、男の表情が変わることはない。]
『でも、貴方はきっと』 『そんないるかもわからない誰かより』 『目の前の僕をと思った方が』 『分かりやすいと思ったんだけどね』
[そこで、金文字は消えた。 …男自身が、終りを迎えたい明確な理由は告げぬまま。 それは、ここに集う吸血鬼達であれば恐らく多かれ少なかれ想像のついた理由であろうが、人間の彼にはきっと分からないままなのだろう。*]
(249) 2016/08/05(Fri) 01時頃
|
|
[本来なら誰かの前でひそひそ話はマナーが悪いと 判っていたが、威風堂々としていたオブシウスの 狼狽する姿>>248に、少しだけ楽しさが勝ってしまった。
申し訳ないと思いつつ、大したことはないのだから 話してしまえば良いのだが、勿体無い気もして フィオレを見つめて、もう1つ囁いた。]
(250) 2016/08/05(Fri) 01時頃
|
|
[ギュルセル様の視線を追いかける様にオブシウス様とルチル様を見上げた後。>>246 くすくすと笑っていたら、可愛いと頭を撫でられてしまいました。>>247
頭を撫でられる、なんて。本当に久しぶりでした。 ぼくよりも先に孤児院を巣立って行った兄姉が居た頃、弟だったぼくはよく撫でてもらっていましたけれど。 一番上のお兄ちゃんになったぼくの頭を撫でるのは、ぼくらのムッティだけでしたから。
ムッティとは違う男の人の手の感触に驚いて、思わず身動きを止めてしまいましたけれど。
どうしたと困惑する様子のオブシウス様を見て>>248、失礼だとは分かっていましたが、ぼくはまたくすくすと笑ってしまいました。 ギュルセル様の長いローブの後ろに半分隠れながら、初めて見る困り顔を見上げます。]
内緒、ですよ!
[ね、とギュルセル様を見上げて。 ぼくは人差し指を口元にあてて、内緒のジェスチャーをしてみせました。*]
2016/08/05(Fri) 01時頃
|
|
[目の前の人の子二人がなにやら囁きあうのを、やはり微笑ましく見守る。>>239>>241 此方を見て頷くのにこてりと僅かに首は傾くが、やはり見当はつかなかった。
そうして、フィオレは可愛いと呟くのに無意識に頷いたが抗議の声は在るかどうか。
此方の声はどうやら届いたようで、頷いて返された言葉をゆっくりと聞いた。>>247]
救えるかどうかは、これから決まる事だろう?
まだ始まっても居ないのに、できないと思ったら本当にできなくなってしまう。 それに、私は、君たちならできると思っているよ。
傲慢なのは吸血鬼も同じだと思うし、ね。
[むしろ、どちらが罪深いのかと思えば、「無くした筈の」記憶があの泡のように弾けそうで緩く首を振る。]
君は、君らしく居ればいいと思うよ。 君が共に居たいと望むなら、それくらい赦されるだろう。
[誰が誰を選ぶのかにはさほど興味はないけれど、 それくらい赦す相手であればいい、など、らしくない事を考えて。**]
(251) 2016/08/05(Fri) 01時頃
|
|
隙を見てオブシウス様の胴と足の長さの比率を 調べてみてはどうですか?
フィオレ様の方が比率で勝っているかもしれませんよ?
[そんなことは望んでいないかもしれないが、 私なら思い付いたらやっているだろう事をこっそり囁いてみた]
オブシウス様やルチル様は素敵な方ですから。 彼らより素敵なところが無いかつい探してしまうんですよ。
でも私は見ての通り大敗なので、フィオレ様を応援します。
[勝手に応援してしまったが、別にフィオレが実行する必要も 口にする必要も無かった。 気にしているのではと思う事が少しでも和らげばと 口を吐いただけなのだから。]
(-127) 2016/08/05(Fri) 01時半頃
|
|
[人の高さだと撫でるのが大変、と言うコーラリアに>>230 屈めばよかったかな、なんて軽い冗談を言えるくらいには 落ち着けるくらいにその手は安心を与えてくれた。
うまく説明できなかったさっきの出来事の理由も、 深くは追求されなかったから、そのことにも胸の内で感謝する。
問いかけたコーラリアの力のこと。 それを語る彼女の言葉に耳を傾ける。>>242
乾いた土地に雨を降らせる力。 それはきっと、皆にありがたがられたんだろうと想像するのは容易かった。 特別な彼女は、その血筋は、周りの人たちに大事にされていたに違いない。
だけど、話しているうちに彼女の瞳の色が曇るのが見えて。
続いた言葉で漸く、俺は彼女の選びたいと言っていた運命の意味を知った。]
一生部屋から出られない、かあ。 それはもったいないね。
[ぽつりと零れたのはそんな感想。
だって彼女は、初めて見る獣でも、 人ならざる者にでも優しくできる人だから。 狭い世界で生きるのはもったいないなって俺は思った。]
(252) 2016/08/05(Fri) 01時半頃
|
|
不躾な様子を見せてしまい、申し訳ありません。 あ、私はギュルセルと申します。
名乗るが遅くなり重ねてお詫びします。
[フィオレに、下らない、とても下らない内容を囁いてから ようやくオブシウスに名乗っていない事に気付いて 姿勢を正して詫びと共に名を名乗り直した。
それでも何を話していたかはフィオレに任せるつもりで 悪戯っ子の笑みを崩しはしなかった*]
(253) 2016/08/05(Fri) 01時半頃
|
|
コーラリアが運命を選ぼうとしてくれて、選んで此処に来てくれて良かった。
[特別な力のせいで窮屈でつらい思いをしていただろう彼女が、 目を伏せて語る様子が痛ましく見えたから。
さっきしてもらったのと同じように、彼女の淡い赤色の髪に手を伸ばす。
ここでまた、新たに選ぶという運命を課せられたのは 彼女にとって良い事なのか、悪いことなのか。]
謝ることないよ。 ありがとう。聞かせてくれて。
…きっとさ、人も吸血鬼もそんなに変わらないよ。 特別な力があってもなくても。 その力がなかったとしても、俺は君に助けて貰えたもの。
[そう言ってから、皆がいる方に戻るかと問う彼女に、そうだね、って頷いた。 新しい運命を、彼女はどう選ぶのだろう。
歩き出そうとして、その選択に大きく関わる問いかけに、俺は少し眉を下げる。]
(254) 2016/08/05(Fri) 01時半頃
|
|
[ギュルセル様の視線を追いかける様にオブシウス様とルチル様を見上げた後。>>246 くすくすと笑っていたら、可愛いと頭を撫でられてしまいました。>>247
頭を撫でられる、なんて。本当に久しぶりでした。 ぼくよりも先に孤児院を巣立って行った兄姉が居た頃、弟だったぼくはよく撫でてもらっていましたけれど。 一番上のお兄ちゃんになったぼくの頭を撫でるのは、ぼくらのムッティだけでしたから。
ムッティとは違う男の人の手の感触に驚いて、思わず身動きを止めてしまいましたけれど。]
ぼくよりも、リアント様の方が可愛いですよ?
[白くてもふもふな毛並みの猫を思い出してそう言いましたが、猫になったところを見ていなければ意味が通じないかもしれません。 それにここには女性もいるのですから、かわいいのは彼女たちの方じゃないんでしょうか?]
(255) 2016/08/05(Fri) 01時半頃
|
|
ふふっ じゃあ、ギュルセル様も。 ルチル様の胴と足の長さの比率、わかったら教えて下さいね?
[本当にそんなことをする機会があるのかどうかは分かりませんでしたけれど。 自分の足と胴の長さを気にするギュルセル様の提案に、ぼくは笑って頷いたのでした。]
(-128) 2016/08/05(Fri) 01時半頃
|
|
[どうしたと困惑する様子のオブシウス様を見て>>248、失礼だとは分かっていましたが、ぼくはまたくすくすと笑ってしまいました。 最後にひそひそ話をもうひとつして。>>250 ぼくはギュルセル様の長いローブの後ろに半分隠れると、初めて見るオブシウス様の困り顔を見上げました。]
内緒、ですよ!
[ね、とギュルセル様を見上げて。 ぼくは人差し指を口元にあてて、内緒のジェスチャーをしてみせました。**]
(256) 2016/08/05(Fri) 01時半頃
|
|
/* ぐぬぬぬぬ……ねむけが、にくい。 オブシウスのおじさま素敵なお返事ありがとうございます フィオレに動揺してるのにまにましてるふふふ 寿命短いがかぶっちゃったかなーと思ったけど ちょっとでもはっぱかけられたなら結果的にオーライ(都合よい解釈)
リアントが返しにくくて 無理させてないかなって心配しつつ 上手く笑えなかったり落ち込んでる姿みるとね、 きゅんとするよね…狼の姿だったらぎゅうしてた
(-129) 2016/08/05(Fri) 01時半頃
|
|
/* やだフィオレ可愛過ぎるぞ!
(-130) 2016/08/05(Fri) 01時半頃
|
|
/* >>255リアントもフィオレもかわいいよ!
(-131) 2016/08/05(Fri) 01時半頃
|
|
いや、俺は計画のことで呼ばれて此処に来たけど それが嫁を娶ることだとは知らなかったよ。
今までは、娶ろうと思ったこともなかったし。
[俺は人間が好きだ。 それは、人間だったときから、吸血鬼になった今でも変わらず。
けれど、人間であったときも、誰かを特別に思えたことがなかった。 恋人が出来ても、友達との付き合いや家族との付き合いはある。
皆に嫌われないようにするってことは、 皆を平等に扱わないといけない。
それは結局、誰からも嫌われないようにする代わりに 誰からも特別には思ってもらえないってことだ。
―――だけど。だからこそ。 俺はその特別ってやつにとても憧れていた。
そしてどこかでそれは諦めていたんだ。*]
(257) 2016/08/05(Fri) 01時半頃
|
|
─ 金の湖面と銀の泡 ─
[豪奢な館には不釣り合いな木のカップ。 その中で揺れるシードルの湖面で、ぼくの顔がにんまりと。 童話に出て来るチェシャ猫のようににんまりと笑っていました。>>223
笑ったり、不安そうにしたり、寂しそうにしたり。 孤児院に残る弟妹たちを憂いて目を細める彼の言葉は、ぼくの本心なのでしょうか? 空に浮かぶ月すら、見る人によって違う世界ですから。
隠したはずの心がこうやって語り掛けて来ることもあるのかもしれません。 それとも、こうやってぼくの心を覗こうとする誰かがいるのでしょうか?
分かれも告げずに消えてしまったから、きっとみんな心配しているでしょう。 置手紙のひとつくらい残してくるべきだったと思っても、全部が全部遅すぎました。 せめてぼくが居なくなったことで、迫る冬の生活が少しでも楽になればと願うしかありません。]
(258) 2016/08/05(Fri) 01時半頃
|
|
[欲が無さ過ぎると言うもう一人のぼくに、ぼくは小さく笑いました。
欲があったから、ぼくは最期まで家族の傍にいたいと願って、マスケラ様の頼みを断り続けていたのですから。
その後金色の水面は不自然に揺れてぼくの姿が消えた刹那。 水面越しに知らない男性と目が合い―――――………。
ぼくが言った「すぐ」がいつ来るのか。 その時のぼくには分かりませんでしたけれど。
ぼくが受け取らなかったために死んでいった沢山の気持ちには心当たりがありました、から。 それはムッティの寂しげな、諦めの混ざった微笑みを連れて、ぼくの胸にちくりと突き刺さったのです。**]
(259) 2016/08/05(Fri) 01時半頃
|
|
/* そういえば。 フィオレは【青の聖痕者】です。
(-132) 2016/08/05(Fri) 01時半頃
|
|
リアント様が可愛い?
[思わず頭を撫でてしまったが、動きを止めてしまった フィオレに>>255に不味い事をしてしまったかと息を飲んだけれど。 続いた名前に、先程挨拶をしていた吸血鬼を思い出して 姿を探した。
確か狼の姿になっていたけれど、今はもう人の姿で 可愛らしい女性と話していた。
彼は確かに元気良くて可愛いと言えば可愛いだろう。 だが私には今はフィオレが可愛いのだと重ねて頭を撫でた。]
約束しましたよ。
[そして2人だけの秘密の約束を果たす位は距離は一気に縮まり、 ルチルも不思議そうだったが、フィオレは私の後ろに 隠れてしまったけれど>>256
けれどその様子は楽しそうで 内緒と言い切るジェスチャーも付けられたから。]
内緒、ですね!
[私もフィオレを真似て彼を見下ろしながら、 人差し指を口元にあてた。]
(260) 2016/08/05(Fri) 01時半頃
|
|
/* あ、首こてりやってしまった。
いいよね、文体隠してないからね(開き直らない) 黒破おじさんと同じリズムの文あったしね ジューキさんとそうやさんにはバレバレだって思ってる(
そしてルチルもいつものさみぃさんに落ち着くのだった。 気にいった相手に対する行動パターン変えよう?
(-133) 2016/08/05(Fri) 01時半頃
|
|
俺はさ、誰にも嫌われたくなかった。 誰からも好かれていたかったから。
[小さな声でそう呟く。
人に嫌われたくないがために。 そのために死んだって言ったら、君は笑うかな。 憐れむかな。頭がおかしいって思うかも。]
ビョーキみたいなものだよ。
[そう微かに笑った声は少し、自嘲気味だったかもしれない。]
でもね、嫁になってもいいくらいに俺をちゃんと見てくれる人が 俺が特別に見ることが出来る人がいたら このビョーキも治るんじゃないかなって少しだけ、思ったりもするんだ。
(-134) 2016/08/05(Fri) 01時半頃
|
|
/* だから、内緒って、なにー!?
と叫んで寝よう。 あと、まだ確定じゃないけども
自分より背の高い嫁が来るとはおもわなんだ(2cmですが それとすっげー今更なんだけど、吸血描写書くの凄く恥ずかしい(それを恥ずかしがるような中身かと言ってはいけない)
(-135) 2016/08/05(Fri) 02時頃
|
|
[フィオレと比べると全く可愛らしくない仕草を 2人の吸血鬼に向けたけれど、ルチルがくれた言葉>>251には しっかり返そうと彼に向き直る。]
……そうやって私自身に肯定や背を推す言葉をくれたのは。 ルチル様が初めてです。
ありがとうございます。
私も、あなたに会えて良かった。
[向ける笑みは悪戯っ子では無い、穏やかなもの。]
……吸血鬼が人から生まれたものなら、 人も吸血鬼も傲慢なのでしょう。
……私は、そう言い切れる傲慢なあなたが、好きですよ。
[私の為に笑顔を見せてくれた優しい吸血鬼に、 幸福な生と死が与えられる様に願わずにいられなかった**]
(261) 2016/08/05(Fri) 02時頃
|
|
/* なんだ、あと88833ptって。むちゃいうな(# ゚Д゚)
(-136) 2016/08/05(Fri) 02時頃
|
|
[嫁を探すために来たわけじゃない、ということと だけれど胸の内にある本当に僅かな希望についてを 俺は彼女にだけ聞こえる小さな声で呟いてから]
運命を選ぶなら、間違えないようによく知っておかないとね。
[そう言って食堂の中にいる面々の方を見る。
彼女は、彼らは、どんな運命を選択するのだろう。
――そして、俺の願いを叶えてくれる人はいるのだろうか。**]
(262) 2016/08/05(Fri) 02時頃
|
|
/* ギュルセルの社交術が羨ましい フィオレとのキャッキャウフフが可愛い 百合か!← わたしも混ぜてくれ!
(-137) 2016/08/05(Fri) 02時頃
|
|
/* しかし、眠り姫を待つ今の状況も大変楽しゅうございます お、おれ、起きたらあの子にプロポーズするんだ(フラグ)
(-138) 2016/08/05(Fri) 02時頃
|
|
/* >>261ギュルセルかわいいよっ!!
そういえば、赤窓有るんだよね… 見たいなー 楽しみだなー
(-139) 2016/08/05(Fri) 02時頃
|
|
─ コーラリア/曇ったグラスに反射した、─
『そんなに握ったらシワになっちゃうよ』
[テーブルの下でくしゃりと握り潰されたスカートの布地>>70。まるでそれを見ていたように掛けられた声は、悪戯っ子のような響きを持っていた。 冷えた果実水で曇ったグラスに映り込む、自分の顔で伺うように笑う姿にコーラリアの反応はどうだったろう。]
『緊張したり、怖かったりしたときによくやってるね。無意識?』
[揶揄う調子で続ける声は、向かい合う同じ形の唇から滑り出すのに、全く違う声質だった。]
『きみ、いきなり吸血鬼の嫁だなんて!って狼狽えるかと思ったけど、案外冷静だね。 …というよりは、そこより他の事が気になってる感じかな』
[見透かしたような言い様は、いつかの金文字が紡いだものに似ていたかもしれない。 珊瑚色の髪をくるりと指先で弄んだ幻影が、全て知っていると言外に滲ませる。]
(263) 2016/08/05(Fri) 04時頃
|
|
『砂の海を越えた向こうに行ってみたい。知らないことを知ってみたい。あの動物は?あの果物の味は? 知りたいことが沢山だ。きみって、好奇心に殺される猫みたい。…ああ、でも』
[Miao、と鳴いたその音には、聞き覚えがあったかもしれない。コーラリアの真似た誰かは、愉快げに、秘密を告げるように、内側からグラスの曲面に唇を寄せ囁いた。]
『きみを殺すのは、好奇心じゃないけどね?』
[薄ら笑いが渦を巻く。コーラリアがどれほど強い視線を浴びせようと堪えるでもなく、その懸念>>30すら承知だと。 弧を引いた唇から、彼女には無い長い犬歯がちらりと覗く。珊瑚色の筈の瞳は闇を写し取って黒々と深淵を覗かせていた。]
『籠から逃れて、次の運命を受け入れた小鳥ちゃん。 さあ、どうする?この中の誰に言うんだい? ──"私が死ぬのに付き合って"、ってさ。』
[選ぶ権利があって良かったね! 曇ったグラスに反射した、自分によく似た誰かの嘲笑。 コーラリアはそれに再び出逢うかもしれない。それは果たして、どこかの窓硝子にでも映り込んだか、──もしかしたら、誰かの瞳を覗き込んだ時か。**]
(264) 2016/08/05(Fri) 04時頃
|
|
/* あ、中の人もフェイの力で眠くなった、か!
今気づいたバーカバーカわたしのバーカ(´・ω・`)
(-140) 2016/08/05(Fri) 06時頃
|
|
/* ゴーストすんごく鋭角に抉ってきた!!!
(-141) 2016/08/05(Fri) 09時頃
|
|
/* (褒めてる)
(-142) 2016/08/05(Fri) 09時頃
|
|
/* おはよ。このまま百合かなー? ミーナかわいいからばっちこい!
※というかね!!聞いて聞いて!
当初、"使役させてた彼女"を選ぶときにエメリアチップとミーナチップで悩んだんだよ。wikiにミーナ埋まってなかったような。エメリアとミーナって、なんとなく、漂う雰囲気感似てるよね。グラニエ×ミーナと、ファシリア×エメリアで悩んだのですよ。 結果的にファシリアとエメリアで選んだけれど、これでミーナが嫁になるとか、そんなことになったらもう!中の人が歓喜するよね。
いや、別の方来てくれても良いのですけど! 選ばれるだけで幸せなのです…
前回BB悲恋だったからなー 今回はPCを幸せにしてあげたいと、少し思っている。
(-143) 2016/08/05(Fri) 11時半頃
|
|
/* ちまちまロル書いてるけど、フェイの見てると尊くて拝んでばかりで進められなくて泣きたい()
(-144) 2016/08/05(Fri) 14時頃
|
|
/* 各宝石の意味をまとめてみたった⁽⁽◝( ˙ ꒳ ˙ )◜⁾⁾ (吸血鬼サイド) 針水晶(ルチル):金財・成功・芸術 ユークレース(ファシリア):奇跡・出会い・洞察力 金剛石(リアント):純潔・清純無垢・永遠の絆 チャロ石(シェニ):浄化・癒し・魅惑 黒曜石(オブシウス):摩訶不思議・心眼・名誉の保護
(人間サイド) 燐葉石(フィオレ):(石言葉は無かったらしい) 土耳古石(ギュルセル):繁栄・神聖な愛・成功・的中 翡翠(フェイ):安定・慈悲・知恵・長寿 モルガン石(ミーナ):純粋・愛情・優美 珊瑚(コーラリア):聡明・長寿・幸福
良いからロル書こう僕_(:3」∠)_
(-145) 2016/08/05(Fri) 15時半頃
|
|
― 回想・激しい憤怒の後の眠りの中で ―
[担がれ安らかな寝息(は無いのだけど)を立ててるようにしていれば。 恨みを持つ同胞が近付いて何かを囁いた>>212。 言葉は届かないのだけど、だけど――――*]
(265) 2016/08/05(Fri) 17時頃
|
|
[眠りの世界に泳ぐ己には同胞の声がちゃんと理解は出来ないのだけど。 何処か落ち着いていて安心出来る低い声は、懐かしさを覚える。]
……父、さん。
[幼い頃、寝ている自分の頭を撫でてくれた父の様な優しさをきっと、受け止めている*]
(-146) 2016/08/05(Fri) 17時頃
|
|
― 自室で穏やかな眠りから醒めて ―
[穏やかに眠る吸血鬼は、色々な傷を背負い、異形の者として生きてきた。 心を蝕む古傷はあまりにも痛くて、助けを懸命に求めても助けては貰えず。 やがて心を大きく歪めてしまい、人を傷付ける事を好む化け物と化してしまった。
それでも、何処か、染まりきれない自分が居て。 残虐な言霊を浴びせて人を傷付けようとも、人の心を壊し嘲笑ったりしても。 心の奥底では、傷付ける事に対し痛みを覚えていた、のかも知れない。 いや、自分の痛みを思い出させられる方があったのだろう。それはきっと、罪に対する罰。
そんな自分にも慈悲を与えてくれるのか? 眠りの世界に揺蕩いながらも、温かい何かが感じられる。 慈悲深く撫でる優しい手は>>231、少しずつ少しずつ傷の痛みを消していってくれた。]
(266) 2016/08/05(Fri) 17時頃
|
|
[ゆるりと瞼を開けば、其処にフェイが寄り添う様に座っていて。 青紫は安堵の光が宿り、そして悲愴な色へと変わっていく。 呟く言葉は、嘘偽りの無い謝罪のもののそれ。 この言葉に何か感銘を受けたのか分からないのだけど、フェイの言葉は誘いのそれだ。
此方はどんな表情を浮かべていたのだろう? 言葉の意味を理解するのは、少しだけ眠気の所為で遅れてしまったけど。 沸き立つ感情は、確りと胸の中で熱くなるが。 青紫の瞳は憂いを帯びさせながら、ゆっくりと瞼を閉じて。]
幻は、人の心を蝕むよ。
[ポツリと呟けば額から頬を撫でた手が静かに離れた。 眠気の所為にしながら、素直に了承の態度は取らなかった。]
(267) 2016/08/05(Fri) 17時頃
|
|
[本当はフェイから誘ってくれたのは歓喜する程嬉しかったし、彼ならば信用しても大丈夫では、という想いはある。 されど、フェイを自分の嫁にしてしまえば、幻影を使った反動が継承される可能性があるのだ。
吸血鬼の嫁になれば、主の能力を一部引き継ぐか、似た形で引き継ぐか、反動を引き継ぐか。 ともあれ、幻を自由に扱う能力は、反動として自分に幻を見せる。 その幻は、己の心の中にある傷を抉り蝕んでいく事も有るから、それによってフェイに悪影響を及ぼすのが嫌だった。
拠り所になりつつあるフェイが幻に苛まれて変わってしまうのは、辛い。 何より、自分の所為でまた壊してしまうのが、とても怖い。
無意識にフェイの袖に腕を伸ばし、縋る様に握り締めてから、ゆっくりと力が緩み彼を解放して。]
(268) 2016/08/05(Fri) 17時頃
|
|
[どれぐらい眠っていたのだろうか。 ふと瞼を開けば、其処にはフェイの姿はやっぱり近くにあって安堵する様に青紫を細めた>>240。 此方が目覚めたのは気が付いてないのだろうか、何かを書き残そうとしているのが見える。 眼鏡を取り出し、レンズを眺めるフェイを静かに見守っていた。
先程食堂で何人か何かを眺めていたのは覚えている。 此方も窓を眺めていたし、その時にもう一人の自分が映る幻を見ていたのは知ってる。 もしかしたらフェイも、何かの幻を見るのだろうか?]
……フェイ。
[身を起こし、静かに腕を伸ばしフェイの二の腕に触れてみた。 彼が幻を見て苛まれる様な事があっても、自分が側に居るよ、と知らす様に。 フェイが錯乱した自分に近寄り助けてくれた様に、僕も君を助けたいんだ。
そんな僕に、とある想いが芽生えたのを、感じた**]
(269) 2016/08/05(Fri) 17時頃
|
|
/* やばい どうしてもニヤけてしまう 今電車の中なのに←
(-147) 2016/08/05(Fri) 18時頃
|
|
/* シェニ可愛いな、息子にしよう。(確信)← ああそれと、現状の人間達の好感度についてはこんな感じだ。
「フィオレ・コーラリア>ギュルセル=フェイ>ニーナ」
フィオレとコーラリアが接戦だが、僅差でフィオレが上。 二人とも私に強い輝きを見せてくれて心を惹かれるものを抱かせてくれているが……その強さと輝きにプラスして「守りたい」と想いを抱かせるフィオレが上に来る結果だ。
ギュルセルとフェイは私視点「普通」な好感度だな。 格別に好きでも興味があるわけでもない、フラットな視点だ。
ニーナは私にとってはアウトオブ眼中な存在になってしまう……。 どうも弱々しい言動が私の関心を遠ざけていってしまう。 可愛いんだがな、すまん。ファリシアとの百合を期待している←
(-148) 2016/08/05(Fri) 18時頃
|
|
『…うん?』
[さて、人の子の誰かに問われたか。 仮面の上で、形の良い眉がきゅぅと持ち上げられる。]
『契約?』 『方法は吸血鬼なら知ってるさ』 『君が赦せば簡単なことだ』
[赦す、の言葉に具体的な説明はなかったが、それはつまり明確な方法があるわけではないということだった。 ただ、受け入れる気持ちさえあればことは足りる。]
『僕に断りなんていらないよ』 『言わなくても、僕にはわかるからね』
[やや人によっては不穏に聞こえるかもしれないことをさらりと言う。 どんな反応を得られたか、くふりと小さく笑いを見せて。]
『大丈夫、部屋の中までは覗かないさ』 『まぁ、呼ばれれば別だけれどね』
[そういった男の表情は、仮面をしていてもわかるくらいにいたずら小僧のような色をしていた。**]
2016/08/05(Fri) 18時半頃
|
|
『…うん?』
[さて、人の子の誰かに問われたか。 仮面の上で、形の良い眉がきゅぅと持ち上げられる。]
『契約?』 『方法は吸血鬼なら知ってるさ』 『貴方さえ赦せば簡単なことだ』
[赦す、の言葉に具体的な説明はなかったが、それはつまり明確な方法があるわけではないということだった。 ただ、受け入れる気持ちさえあればことは足りる。]
『僕に断りなんていらないよ』 『言わなくても、僕にはわかるからね』
[やや人によっては不穏に聞こえるかもしれないことをさらりと言う。 どんな反応を得られたか、くふりと小さく笑いを見せて。]
『大丈夫、部屋の中までは覗かないさ』 『まぁ、呼ばれれば別だけれどね』
[そういった男の表情は、仮面をしていてもわかるくらいにいたずら小僧のような色をしていた。**]
(270) 2016/08/05(Fri) 18時半頃
|
|
/* フィオレは童貞処女だけど、多分自慰も両手で足りるくらいしかやったことない そして多分、気持ちいいとか思ってない 終わったら罪悪感でいっぱいのぱてぃーん
(-149) 2016/08/05(Fri) 18時半頃
|
|
― 芽吹きの絵 ―
[ふと、目をやった絵画のひとつ>>106に、違和を覚える。 それを、とっくりと眺めた後、こてりと首を傾けた。]
『はて…こんなこと、願ったかな?』
[男の口にした願いは、瞬く間に叶えられる。 逆に、口にしていない願いは叶うことはない。
だから、男は言葉を捨てたのだ。]
『…気のせいだったかな。』
[しかし男は違和感の正体にたどり着く前に思考をやめてしまう。 まるで、それ以上を考えるのを拒否したようだった**]
(271) 2016/08/05(Fri) 18時半頃
|
|
[こちらが目に見えて狼狽していると、それを楽しむかのようにまたギュルセルとフィオレが内緒話をしている。>>250>>256 今まで数多の戦場を駆け、計略を弄してきた自分がまさか人間の、しかも年若い青年達に翻弄される事に新鮮な驚きと戸惑いをまた表に現してしまう]
むむう……内緒、か。
[人差し指を口に当てて悪戯っ子のような笑みを浮かべる二人の青年。 その楽しげな様子からはこちらへの悪意や怯えを感じる事は無く――……。 むしろ親しみからくるちょっとした戯れのような愛らしさを感じさせ、先程抱いた懸念を一旦は胸中に押し込める事にした]
お前達は仲がいいんだな。 …………。
[ギュルセルがフィオレの頭を撫で、可愛いと声をかけるのを見守る。>>247 自らもフィオレを愛らしいと思っており、頭を撫でてみたいという思いはある。 しかし、先程の騒動で自らが転倒したフィオレを抱きとめた時にこちらを見上げたフィオレの目がオブシウスには怯えているように見えてしまっていた。 だからこそ、不必要にフィオレに近寄るべきではないと遠くから眺めるだけに留めた]
(272) 2016/08/05(Fri) 18時半頃
|
|
[リアントが可愛い。とのフィオレの言葉を聞き、首を傾げる。>>255]
可愛い……? ……ああ。
[思い出すのは同胞達との人間に聞こえぬ会話。 あの時に、今まで自分が嫁を取らなかった理由を話した時のリアントの間の抜けた、だがしかし、素朴で正直な感想に、オブシウスは秘かに微笑ましい感慨を抱いていたのも事実。 恐らくは、そういったリアントの人柄についての評価だろうとオブシウスも同意する]
確かに、アレは話していると微笑ましい気持ちになるな。 まだ吸血鬼と化して日が浅いというのもあるのだろう。
[と、猫になったリアントを知らないオブシウスは少しズレた感想を述べる。**]
(273) 2016/08/05(Fri) 18時半頃
|
|
[名乗るのが遅れたと詫びるギュルセルに気にしていない旨を伝える。>>253]
いや、私は別段に気にはしていない。 してはいないんだが……
[やはり、こうも内緒だと言われ続けると翻弄されていると知りつつ気になってしまう。 だが、それも悪くないと悪戯っ子二人にダメもとで問い掛けてみた]
やはり、教えてはくれんか? 何かヒントだけでも。
[聞きつつも、ここまで自らが振り回されるのは初めての体験で、回答はどうあれこの状況を楽しむような笑みがオブシウスの口元に浮かぶ。**]
(274) 2016/08/05(Fri) 18時半頃
|
|
/* え、なにこの英雄可愛すぎか
(-150) 2016/08/05(Fri) 19時頃
|
|
/* ちなみに、私が時折メモでフィオレに対して……。 「逃げてもいいよ」 と、言っているのは中の人の臆病な性格からくる言葉選びだ。
「逃げてほしくはないが、逃げてくれたならこれ以上想いを深める事もなく、また平穏な日常に戻れる気がする」
という、大変に面倒くさい考えで「逃げてくれ」と言っている。 人間と仲良くなるのが目的の村でなんというチキン……!
だが、私自身もそういった中の人の臆病な面を継承していたりする。 人を想う事はできても、「人から想われる」という事が吸血鬼としての長い年月の中でよく分からなくなっていて、他者からの愛情を求める行為や思考がかなり希薄だったりする。
なので、本気で慕う相手が出来たとしても……。 「幸せになりなさい」 と、一歩引いた立場から相手を見守る姿勢になったりする。 (ただし、相手に求められれば受け入れられる用意もあるという)
(-151) 2016/08/05(Fri) 19時頃
|
|
[ひそひそと内緒話をする人の子二人。 悪戯っ子の笑みに、それを向けられた同胞を見れば、今まで見たことのない困惑の表情を浮かべていたか。>>248 首をかしげた此方も、似たような表情をしていたかもしれない。 他の同胞からすれば、珍しいものを見た、と言う風に思われるのだろうけれど 今は、悪戯っ子の方が気になって仕方がない。
リアントが可愛いというのは密かに同意しておこう。 どちらかと言えば、男は彼のことを弟のように好ましく思っていたから。
また何かを囁きあって、ギュルセルの背に隠れ「内緒ですよ」とオブシウスに言うフィオレと>>256 それに合わせて此方を見て、同じように「内緒ですね」と口元に指を当てるギュルセルと>>260 そしてやはりその二人に翻弄されているらしいオブシウスとを見て>>274 気にしていない、と言いながらやはり気にしている様子に、気付かぬままに笑いを抑えながら]
そこまで内緒と言われたらかえって気になってしまうじゃないか。
[などと、此方もさりげなくヒントの催促などして見せた。]
(275) 2016/08/05(Fri) 20時頃
|
|
本当に、なにを考えているのやら……
[思わず零した声は、困惑と、それを楽しむような色を含んで*]
(*24) 2016/08/05(Fri) 20時頃
|
|
[悪戯っ子の片割れは、やはりどこか楽しげで>>261 闇世に来たばかりの時に見せていた戸惑いや、先ほどの怯えの色は今はなく こんな表情も見せるのかと言う驚きを男に齎す。
深い深いところに沈め、忘れようとしていた感情を掬い上げ 笑うことを思い出させてくれたギュルセル。 この先、共に在る事が出来たなら、同じように表情を変える事ができるだろうか。 恐れることなく、感情を晒す事ができるだろうか それはまだ、表に出る事のない望みで、今は真摯に告げる彼の言葉を聞いた]
私はただ、年長者としてお節介を言っただけだよ。 でも、初めてとは少し意外だね。
私が吸血鬼でなければ出会えなかった。面白いね。 吸血鬼になっていてよかったと思ったのは、初めてかもしれない。
[向けられた笑みは穏やかで、だからこそ、その言葉が嘘ではないと思う。 彼に向けて、自分は何ができるだろう]
(276) 2016/08/05(Fri) 20時頃
|
|
実際、私も傲慢だったからね。 君が「まだパンや目玉焼きを食べていたい」と言った時 「私なら、いつでも好きなだけ用意できる」と思ったんだ。
物を与えれば喜んでくれると思っていた。 だが、気持ちが伴わなければ、偽善者の施しと同じ自己満足でしかないだろう。
それに気付かせてくれたのも、君だよ、ギュルセル。
[「笑顔が見たいのだ」と、気持ちが欲しいのだと気付かせてくれたから、自分は今、笑っていられるのだ]
好き、か。 そんな風に言われたのは……さて、いつ以来だか見当もつかないな。
ありがとう。
[最後の言葉は心からの、本当に久しぶりの心からの感謝の言葉だった。**]
(277) 2016/08/05(Fri) 20時頃
|
|
─幻惑の後─
…──────!
[己を現実に引き戻したのは、二の腕を掴む手の感触だった。>>269 弾かれたように肩を揺らし、驚愕の表情でそちらを見る。 こちらを心配そうに見つめる青紫の瞳と目が合った。 ようやく自分が幻惑から解放されたのだと知ると、安堵したように目を閉じて大きく息を吐く]
…今、幻惑に囚われていたようだ。 自分でも精神はタフな方だと思っていたんだけどね、こちらの世界を…少し甘く見過ぎていたのかもしれない。
[乱れた呼吸を整えつつ、いつものシニカルな口調が戻ってくると、瞼を開けて改めて傍らの人を見た。 少しばつが悪いような苦笑を交えながら、心配ないよと相貌を崩す]
君がわたしを助けてくれたんだね、……ありがとう。
[二の腕に置かれた手に、自身のもう一方の手を上から重ねる]
(278) 2016/08/05(Fri) 20時頃
|
|
[シェニの手の上を軽く往復して撫でてから、そっと二の腕から外す。そのままもう一方の手で彼の手を包み、身を乗り出すようにして彼を見据える]
君が目を覚ましたら言おうと思っていた。
[これ以上の前置きはいらない。すぐに本題に入る]
(279) 2016/08/05(Fri) 20時頃
|
|
シェニ、…わたしと契約しないか?
[この時の表情を記憶に留めようと、目を離さずに訴えた]
(280) 2016/08/05(Fri) 20時頃
|
|
君にはカウンセリングが必要だ。しかも、長い時がかかる。 わたしは残りの生涯をかけて、君の手助けをしたい……おこがましいと思うかもしれないが、わたしは君と共に在りたいのだ。
[こんな時、どう言えば直接心に訴えかけられるのだろう。 カウンセラーのくせに、肝心な時につたない言葉しか思い浮かばない。もどかしい想いを抱えつつも、せめて言葉に気持ちは乗せようと真摯に訴えを続ける]
君が悪夢にうなされる時は、わたしが君に安らかな眠りを授けよう。 わたしが幻惑に囚われる事があったら、今みたいにわたしを助けてほしい。
互いが互いを必要とする…、残りの生涯を最後まで、わたしと共に過ごしてくれないか?
[呼吸を置いて、彼の反応を伺う。果たして、その首を縦に振ってくれるだろうか。**]
(281) 2016/08/05(Fri) 20時頃
|
|
/* みんな可愛いよ!!!
「偽善者の施しと同じ自己満足」>>277は、記憶を封じてはいるけど滲む母親への物ですね。
(-152) 2016/08/05(Fri) 20時頃
|
学者 フェイは、メモを貼った。
2016/08/05(Fri) 20時頃
|
/* おおお、フェイ、かっこいいな!! しかも理由が凄く状況にハマってる。すごい。
あ、ご飯食べないと
(-153) 2016/08/05(Fri) 20時頃
|
|
/* うぐ、かわいいって言われていて非常に照れるな!! そしてまだ帰れないうええ…
(-154) 2016/08/05(Fri) 20時半頃
|
|
[ギュルセル様とのやりとりを見たオブシウス様に仲が良い>>272と言われて、ぼくは嬉しくなってギュルセル様を見上げました。 ギュルセル様はどうだったでしょう?
そのあと。 ぼくとギュルセル様の内緒話しを気にするお二人の様子>>274>>275をかわいいな、なんて思ったのは、ぼくだけの秘密です。 何度も内緒話をしていたら、ついにオブシウス様とルチル様にヒントを催促されて。 ぼくはどうしましょう?とギュルセル様を見上げました。
促す様な返事をもらえたら、ぼくは金と黒の対照的なお二人をまっすぐに見上げて内緒の一端をお話しましょう。]
オブシウス様もルチル様も、素敵な方だなってお話してたんです。
[全部じゃないけど、嘘は言ってませんよ?]
(282) 2016/08/05(Fri) 20時半頃
|
|
[これ以上は秘密ですって言うつもりで、さっきオブシウス様が言った言葉>>273に疑問を投げかけてみます。]
お二人はどれぐらい生きていらっしゃるんでしょう?
[吸血鬼がどうやって生まれるか。 ぼくはここに来る前にも少しだけマスケラ様に聞いているので知っていますが、ギュルセル様はどうだったでしょう? 先ほどのマスケラ様の説明では>>#1、吸血鬼の成り立ちは語られていなかったように思うのですが。
そう思えば、ここにいるマスケラ様も、リアント様も、ルチル様やオブシウス様も。 吸血鬼として生まれ変わるだけの過去があったということでしょう。
こんなに優しい人たちに何があったのか。 何が彼らを吸血鬼に生まれ変わらせたのか。 過去を変えることはできませんけれど、胸の奥がツキンと鈍く痛んだ気がしました。**]
(283) 2016/08/05(Fri) 20時半頃
|
|
/* フェイからシェニの逆プロポーズを正座して見守ろう。
(-155) 2016/08/05(Fri) 20時半頃
|
|
/* 打ち合わせで何度かマスケラはフィオレを訪問してざっくらいろいろ話している、という設定を村建てから頂いているのでちょこちょこと…
(-156) 2016/08/05(Fri) 21時頃
|
|
/* 吸血鬼年齢かー……。 細かく設定するのめんどくさ(ぉぃ)いやいや、あえて年齢不詳みたいな曖昧にした感じのほうがそれっぽくていいかなと思っていたが……。
それに、ルチルが戦争で命を落としたってプロで聞いて、私の設定と被る気がしたから、なんだったら「私が生前に滅ぼした国の一つがルチルの故郷」みたいな設定を望まれても対応できるように幅を持たせようと思ってたんだが、まあ、そこまで気を使わずともいいか。
では、年長のルチルを追い越さないように1D4でダイスを振ろう。
300+100年と。
(-157) 2016/08/05(Fri) 21時頃
|
|
/* 400歳か、ファリシアと同年齢だな。
私は……本当に大勢の人間を戦争で殺してきた。 なので、本音を言うならば1000年くらい贖罪の日々を送っていたい気もしてたんだが……。
400年でいいんだろうか? お前もそれで許してくれるのか……?
[傍らの虚ろな目の従者に気遣わしげな視線を送った]
(-158) 2016/08/05(Fri) 21時頃
|
|
― 学者はどんな幻を見たのか ―
[此方がフェイに触れた途端、肩を跳ねさせ驚いた表情を此方に見せていた>>278。 この反応は幻に囚われ現実に帰ってきたものだ、というのはよく分かる。 息を整えるフェイの様子を見ながら、胸の痛みを覚え、沈痛な面持ちを見せてから。]
僕は能力を使った代償で幻を見てしまうから分かる。 幻は自分の見たくない物、隠したいもの、受け入れがたい物を見せてくるんだ。 目や耳を塞いだとしても、逃げようとしても決して逃がさないで追い掛けてくる。 だからね、いつの間にか……。
[こんなに変わってしまったんだ、と言わずに視線を落とせば。 苦笑混じりに感謝の言葉を伝えられ、青紫は大きく見開いて身動き取れないままフェイを見詰めて。 純粋に喜べれば良いのだけど、長年心の傷に苛まれてしまい、罪の意識を感じる自分には、この感謝も痛くて苦しい。]
……うん。
[重なる手の温もりが、優しくて辛い。 伝えたい何かがある旨を耳にすれば>>279、面を上げ、真っ直ぐフェイの顔を見遣れば契約の話を伝えられた>>280。]
(284) 2016/08/05(Fri) 21時半頃
|
|
[僕は笑っていたのかな?泣いていたのかな?悲しんでいたのかな? 自分でもよく分からなくて、悲哀とも苦痛とも歓喜とも憂いとも呼べない眼差しを向け、唇は何とか笑顔として作ってみたけれど。 震える唇は上手く笑顔として形作ったのか分からない。
こんな時どんな風に言って良いのか分からなくて、頭を項垂れさせ、囁くのは同胞にしか聞こえない声。 暫くの間、瞼を半ば伏せながら、ぽつりぽつりと呟いてから、再び面をあげ懺悔の言葉を紡いでいく。]
吸血鬼になってから、いっぱいの人を傷付けたんだ。 人間に嘘を吐いて、騙して、心を踏み躙って、壊して、最後には捨てたんだ。 こんな僕が、罪に気付いて改心したからといって……ダメなんだ。
[こんな自分と共に在りたい、と不器用ながらに己の気持ちを懸命に伝えようとするフェイ>>281。 喉が震えそうで、右目も疼いて痛くて、空いた手で触れるのは、右目の眼帯。 爪を立てそうに眼帯を掴み、疼く痛みに別の痛みで誤魔化そうとしてから。 手を離し、今度はフェイの左側の首筋に手を当てて声を震わせながら願ってみよう。]
首を出して。 僕が君の血を吸ってから、僕の血をあげると契約が成立するんだ。
[震える声に唇。消え入りそうな声で呟けば。 堪える様に瞼を閉じさせたら、一度だけ慈しむ様にフェイの首筋を撫でた*]
(285) 2016/08/05(Fri) 21時半頃
|
|
ずっと、死ぬまで……フェイの側で、寄り添い……たい。
(-159) 2016/08/05(Fri) 21時半頃
|
|
/* 可愛い祭り発動……
(-160) 2016/08/05(Fri) 21時半頃
|
|
[気付けば、自分と同じように困惑を浮かべる同胞。>>275 そして、同時に抑えるように浮かぶ笑みと楽しみの色を含む秘かな声]
お前にしては珍しく表情が動くな。 だが、悪くない……。
[むしろ、そちらのほうが好ましいとルチルに感想を述べる。 と、悪戯っ子二人にやられっぱなしというのも口惜しいものがあったので、あえて堂々とルチルに近寄りその耳元へと声をかける]
(286) 2016/08/05(Fri) 22時頃
|
|
[年甲斐もなく悪戯への意趣返しとでも言いたげな楽しげな声音で]
どうやら、お前はあの黒い男……。 ギュルセルといる時は感情が表に出やすい気がするな。
気になっているのか、ん?
[答えはなくとも、素っ気無い返答でも気にしない。 むしろ、普段のルチルならばその程度の反応しか返ってこないだろうとオブシウスは勝手に予測していたりもした]
(-161) 2016/08/05(Fri) 22時頃
|
|
[ヒントを求めれば、その一端を教えてくれるフィオレ。>>282 どうやらまだ何かありそうな気もするが、今はそれで満足していよう]
私とルチルが素敵……か。 フィオレが言うならば世辞ではないのだろう。 素直に感謝しておこうか。
[世辞や媚びでない純粋な言葉に気恥ずかしさを覚えつつ感謝を告げる。 と、そこで吸血鬼としての年齢を聞かれてオブシウスは考え込んだ。>>283]
私か……? そうだな、もうどれだけの年月を生きたのか……。 三百までは数えていたが、徐々にそれも無駄に思えてきてな。 何せ永遠の命だ、語る相手もいない。
年齢というのは本来は自分の為にあるのではなく、他人との価値観を一定にして話題を共有する為の指標でしかないのだ。 だからこそ、私は私の年齢を覚えていない……。
[と、年齢を覚えていない事を正直に話した]
(287) 2016/08/05(Fri) 22時頃
|
|
[同胞に伝える声は震えたもので。 でも、迷惑を掛けてしまった上に黙って契約を交わす、というのも申し訳無さ過ぎる。 されど祝福などされる立場ではないと分かってる故、その旨だけは伏せた。]
……みんな、ごめんね。 やっと落ち着いた、から、謝ろうと思って。 また後でちゃんと会って謝まらなきゃならないけど。 先にこっちで謝らせて、……ごめんなさい。
[傍若無人に振る舞い、毒を撒き散らし、恨みを他人にぶつけていた自分が、こうして謝ろうとするのを聞いて、皆を驚かせてしまうのかも知れないけど。 契約を交わす前にきちんと謝るのが筋、と思って謝りを入れてから。]
(*25) 2016/08/05(Fri) 22時頃
|
|
[年齢を覚えていないと言ったが、ある可能性に気付いて従者を呼ぶ]
そうか……来なさい。 ああ、紙とペンも一緒に持って来るんだ。
[先程の騒動に巻き込まぬよう安全圏に退避させていた従者。 それが紙とペンを持ってオブシウスのもとへと歩いてくる]
私が吸血鬼となりどれほどの年月を生きてきたか……。 お前は知っているか? 知っているのなら……ここに書きなさい。
[従者は自主的な思考や行動は出来ないが、命令すれば単純な思考作業は可能だ。 だが、果たして覚えているのだろうか――…… オブシウスの懸念にも似た感情も、しかし従者は普段通りの虚ろな目のままペンを取り、几帳面な筆跡で何事かを紙に書き出した。 ――そこには「400年」と書かれていた]
四百年……そうか、あれからもう百年経ったか。 思ったよりも短い時間だったな……
[数多の命を奪ってきたオブシウスには、四百年では未だ贖罪には届かないように思えた。 可能ならば生き続け、永遠の贖罪の日々を送りたかった。 どこか憂いと翳りを帯びた瞳で、従者が書いてくれたメモに目を落としている。**]
(288) 2016/08/05(Fri) 22時頃
|
|
[少しだけ間を置いてから、言葉を、今の想いを紡いでいく。]
今更さ、僕がこんな事言ってもアレだけど。 皆の事を祈らせてよ……吸血鬼が祈るなんて冒涜かも知れないけどさ。
[異形と成り果てた吸血鬼が対局である神に祈るなんて滑稽な事かも知れないけど。 今までして来た罪に対して、今出来る事は自分が関わった人間や吸血鬼達の幸せを願う事だと思ったから。 自分はもうすぐ契約を交わし、嫁と共に命を落とす存在になるから。 償いの一つとして、同胞達に密かな誓いを立てようと想いを抱きながら。]
(*26) 2016/08/05(Fri) 22時頃
|
|
――――どうか。 皆が抱える傷が少しでも癒える様に。 ――――どうか。 皆が心穏やかに、安らかに過ごせる事を。 僕はずっと、願い続けます。
(*27) 2016/08/05(Fri) 22時頃
|
|
[もし同胞達が理由を聞いて来たとしても答えるつもりは無い。 「説教されたから」と嘘を付くかも知れないけど。
一先ず同胞達に声を掛けるのは此処までにしておく*]
(*28) 2016/08/05(Fri) 22時頃
|
|
/* この赤チップで祈るとか滑稽だよね!( ˙ ꒳ ˙三 ˙ ꒳ ˙ )()
(-162) 2016/08/05(Fri) 22時頃
|
|
[ふるり、空気が揺れる。聞こえてきたのは先程の紫色の声>>*25。先ほどは余りに突然目の前で色々繰り広げられたから、一体何が原因で何が起こったのか、私には分かっていなかったのだけど。彼は謝罪、そして、祈りを。]
気にしなくて、いいんじゃないかしら。 食堂の空気も、変わってないし。
ああ……貴方の名前も知らない私が お返事なんかしてごめんなさいね。 私は、気にしてないって伝えたかっただけ……。
……私も。祈るわ。 あなたの抱える傷が少しでも癒えるように。 あなたが心安らかに、過ごせるように。
今はどこかで休んでいるのかしら。 ……お大事にね。
[他の者も何か声を掛けていたかもしれない。数多の声に紛れて、私なんかの声は聞き流されたかもしれない。それでもいい。それでも祈ってくれた彼に。姿の見えぬ同胞に。小さく瞳を閉じて祈りを捧げる。**]
(*29) 2016/08/05(Fri) 22時頃
|
|
>>285 君は罪の深さを知り、十分な罰を受けた。…そうだろう?だって、長い間ずっと苦しんできたじゃないか。
[両手に包んだシェニの手肌は、陶器のように滑らかで冷たい。 遥か昔に失われたであろう温もりを、少しでも伝えて分け合いたいと手に力を込める]
(289) 2016/08/05(Fri) 22時頃
|
|
これからは、わたしが傍に居て、君を支えよう。 この手がこれ以上罪に染まらぬよう、わたしが守るから。
(-163) 2016/08/05(Fri) 22時頃
|
|
[右目を眼帯の上から掻く仕草は気になったが、彼の葛藤がそうさせたのだろう。 やがて心を決めたのか、首を出せと要求され契約の手順を伝えられる]
…ありがとう、受け入れてくれて…。
[本当に心から嬉しくて、自然と顔がほころぶ。 両手を離して己の首元にかけると、シャツのボタンを上から数個外して肌をさらした。そこにシェニの手が触れてくる。 先ほど食堂で見たシェニの犬歯を思い出すと、少しだけ覚悟が要りそうだったが、過去に吸血鬼に噛まれたはずの祖父がピンシャンしていたじゃないか、とすぐに迷いを振り切る]
さあ、…来てくれ。
[気の利いた言葉をかけたかったが、何も思い浮かばなかった。短く伝えると、その時に備えて目を伏せた。**]
(290) 2016/08/05(Fri) 22時頃
|
|
/* 秘話の使い方を間違ってる気がする自分← なんでこんな、色気のないキャラにしちゃったんだろうな…(苦悩)
(-164) 2016/08/05(Fri) 22時頃
|
学者 フェイは、メモを貼った。
2016/08/05(Fri) 22時半頃
学者 フェイは、メモをはがした。
2016/08/05(Fri) 22時半頃
|
/* 400歳は確かに若いね! (我が家には自称まだまだ若い600歳のおじーちゃんと、1000歳超えてまだ嫁を取る気が無い元騎士がいるので)
(-165) 2016/08/05(Fri) 22時半頃
|
|
―――……はい 逃げない、です。……でも、私は、それ以外、できないから
[結局、この力があっても何も出来なかった事に少し落ち込むかのように俯く。 騒ぎを収める事も、ましてや彼を止める事も落ち着かせる事もできなかった。
生きる以外。何が一体できるのだろう。]
くだらない事きいて、すみません、けど………ありがとう
[どうして、この人は私が少しでも立ち直るような言葉をかけてくれるのだろうか。>>226 彼女は、私みたいなつまらない人間と接し、言葉を交わして退屈ではないのだろうか?]
ファシリアさん、は…他の人間には 興味ない、ですか?
[もしもあると答えたのなら。そっとこの場を離れよう。 彼女の思うがままに行動すればいい。
もしも、そうで無いのなら。もう少し、いや少しと言わず。 この人の変化を近くで見てみたい、もっと言葉を交わしたい。 ………この人となら、この人のなら、*]
(291) 2016/08/05(Fri) 22時半頃
|
学者 フェイは、メモを貼った。
2016/08/05(Fri) 22時半頃
|
/* 可愛い子来た!悶える
(-166) 2016/08/05(Fri) 22時半頃
|
|
[契約の方法を聞いたのは、私だったか。>>270 よく説明を見てみれば、吸血鬼なら知っていると、赦せば簡単なことだと答えをくれた。]
……赦す?
[些か抽象的すぎて、少女にはイマイチ良く変わらずに首を傾げた。 どうして仮面に報告しなくとも、彼には分かるのかなんて聞きたいけれど。 そこはなんだか人間の私には触れてはいけない部分な気がして、口を結んだ。
なんだか楽しそうな表情をしているし、怖い事では無さそうだけれども。]
…………、
[思わず曇った表情で彼と彼女……マスケラとファシリアを交互にちらりと見つめたのだった。]
(292) 2016/08/05(Fri) 22時半頃
|
|
[聞こえてくる謝罪の声に静かに耳を傾ける。>>*25 思い出すのはシェニが担ぎ込まれて去る際、眠りの合間に零れた囁き。 ふっと、まるで子供が巣立って行くのを見届けるかのような感慨が芽生える]
さて、何を謝られているのか分からんな?
[あえてとぼけて、先程までの騒動を気にしていない旨を端的に伝える。 そうして紡がれる祈りの言葉――…… オブシウスの両手が復讐を遂げた日に焼き付けた十字架の傷跡、癒えた今でもそれが再び呼応するように疼いた気がして人知れず自らも両手を重ね合わせる]
ありがとうシェニ。 ……まったく、手のかかる子だ。
[オブシウスは自分など構わずシェニの平穏を祈ってしまいたくなるのだが……。 それではシェニの祈りに反するのだろうと、彼の祈りを静かに目を閉じ受け入れる。**]
(*30) 2016/08/05(Fri) 22時半頃
|
|
[この力が役に立てるそのことを、誇らしいとは思う。 けれどその力はわたしにとっては苦しかった。くやしかった。
目を伏せたわたしの頭上で、零れた声。>>252 俯いた頭を優しく撫ぜるぬくもりに驚いて、顔を上げた。>>253]
……もったいない、なんて。 はじめて言われたわ。
[砂漠では、わたしがこの力を役立てて 狭い鳥籠の中で一生を終えることが当然だと。 わたしの声なんて気持ちなんて、見て見ぬフリ。 そんな人々に囲まれてずっといたから。
珊瑚色を丸く見開き、リアントを見上げる。 歩き出そうとするリアントの足に、慌ててわたしも足を動かした。]
力がなくても。 わたしが、リアントを助けることができた…?
[自分に言い聞かせるように、繰り返して。ようやく気づく。
あの砂漠の鳥籠では 誰しも、わたしの力を見て必要としてくれたけど。 誰も、わたし自身を見て必要としてはくれなかった。
はじめてわたし自身の行動へ向けられた感謝の自覚は、 妙にこそばゆくて、わたしはくしゃりと泣きそうな顔で笑った。]
(293) 2016/08/05(Fri) 22時半頃
|
|
[オブシウスとルチルが見せる戸惑いの表情>>272>>274>>275は 彼らが恐れる存在ではないと思わせる。 リアントやフィオレだけでなく、困惑顔の2人も 可愛いですよと言いたくなったが、そこは胸に仕舞い込んだ。]
フィオレ様は優しくて良い方なので、誰とでも 仲良くなる才能があるのでしょう。
私もこんな弟が欲しい位です。
[仲が良いとオブシウスに言われて、フィオレを見ると 彼もまた私を見上げて来た>>282
宿した能力や境遇も何処か通じるものがあって。 語り合い、もし偶然の一致があるなら、兄弟の可能性も あったかもしれないが、それを確認する機会が訪れるか どうかは判らない。
判らないまでも、フィオレに抱いた感情は教会の人間よりも 近い親愛や友情のようなもの。
それをそのまま口にして、見上げてくるフィオレに頷いた。
そしてヒントをどうするかと悩んでいると、フィオレは 上手い一端で仄めかしてくれた。]
(294) 2016/08/05(Fri) 22時半頃
|
|
そうです。 お二人が素敵だと話しておりました。
[可愛らしいフィオレが考えたヒントに同意して、 これ以上は秘密ですともう一度人差し指を唇に当てた。
オブシウスは不承不承納得したようだが>>287、 ルチルはどうだったか。
ただフィオレの言葉に納得するオブシウスもフィオレに 負けずに可愛らしいですねと、囁こうとしたけれど。 やはり心に仕舞い込んで、視線をフィオレに向けてウインクで 秘密が守られた事を告げた。]
……初めて、ですよ。 私に、私の為に言葉を下さったのは。
そして笑って下さったのも。
[悪戯っ子の笑みから穏やかな笑みを向けたのはルチルへと。 吸血鬼になって良かったと言ってくれたルチル>>276に 口元が自然にもっと綻んでいく。]
(295) 2016/08/05(Fri) 22時半頃
|
|
私も……吸血鬼、ではなく。 ……ルチル様にお会い出来て良かったです。
[吸血鬼から彼の個人の名前へと言い直す。 他の吸血鬼にも会えて嬉しいと思えたが、 私がキラキラと希望の光に見えたのは、彼なのだから。]
……私は……ルチル様から頂ける物なら、何でも喜ぶでしょう。 私を生かす為、利用する為でなく……。 ただ私が喜んでくれると思って下さった……。 そのお気持ちは他の人が何と言おうと、 私は偽善だとも自己満足だとも思いません。
[私の些細な願いにそこまで考えてくれていた事>>277が 嬉しくて、胸に刺さっていた針の様な痛みが解けるのを 感じていた。
胸元の布をギュッと握ると、私の掌に触れるものがあった。 開いて見れば館の主が与えてくれたと言う金の鍵>>10 今まで何処に忍ばせていたか覚えていないが、 その鍵に付いた空青色の石をじっと見つめて考える。]
(296) 2016/08/05(Fri) 22時半頃
|
|
……好きと言ったのも初めてですよ。 人間とかそう言う大きなグループでは無くて。
個人に向けた中で……私はルチル様、あなたが好きですよ。 [ぎゅっと空青色の石ごと鍵を握り締め、 ルチルからの感謝の言葉に重ねる様に想いを告げる。
石にも意味があると習った事がある。 この石は私を飾る石にも使われている。
繁栄・成功・健やかな身体。
教会を繁栄させる為に、出来るだけ長く私の身体を保とうとした 祈りも込められていたのだろう。
その祈りは叶ったのかどうか判らないけれど。
この石はそれだけでなく、負の想いを押しのけ困難を 乗り越える一歩を踏み出す勇気をくれるのだと言う。
これが恐らく正しい意味だと今判る。
オブシウスがフィオレの問いに答える様に 長い時を刻んでいた事を思い出すのを聞きながら 私はルチルに告げよう。]
……ルチル様……あなたも、オブシウス様の様に 長くを生きて来られたかもしれません。
私の命は本当に短く、あっという間かもしれません。
それでも私は願ってしまいます。
あなたと、同じ時を生きてみたいと……。
(297) 2016/08/05(Fri) 22時半頃
|
|
私は、あなたの傍で生きるに値しているでしょうか?
[叶うなら。 恐る恐る付け足そうとした遠慮を飲み込んで、問い掛けた*]
(298) 2016/08/05(Fri) 22時半頃
|
|
/* フェイとシェニはご成約おめでとー!!
そしてギュルセルがルチルに逆プロポーズ!! ミーナもファシリアに告白する気配…かな…?
(あ、やばい。自分なにも考えてない…)
(-167) 2016/08/05(Fri) 22時半頃
|
|
……シェニ?
[聞こえてきた声に一言、名を呼んで]
今更、とは何のことだろうな。
[などととぼけて見せる。いつもの、どこか退屈そうな声音で。 祈るような言葉を聞いたなら そこから退屈を消して真面目を足して、笑みとついでに心配を少々 普段の男からすれば破格の感情のサービスだ]
ありがとう。 君も、君の幸せを見つけたなら離さない様に。
闇世で言うのもおかしいが…… 君の行く先に光があることを祈っているよ。
[余計な言葉は必要ないかもしれないけれど 自分も、誰かのために祈りたい気分だったから。**]
(*31) 2016/08/05(Fri) 23時頃
|
|
[不器用過ぎた慰めには、歯切れの悪い返事が返ってくる>>291。表情は余り楽しそうだとは言えない。彼女の持っている人間としては"強すぎる能力"。まるで仮面の男が操るようなそれを生まれ持った――のか取得したのか、その所為で。きっと、"今の彼女の姿"があるんだろう。]
能力……か。 例えば……ね。
[すっと目を細めてゆっくりとその細い右腕を持ち上げて。 指を指したのは先程の"言霊で割られた白い皿"。
細めた双眸の奥、瞬きもせずに皿を見つめ、ぎゅっと熱を閉じ込めるように力を込めれば、ジュッと燃えるような小さな音を立てて、白い皿はさらさらとした灰へと変わる。少しだけ、右腕が熱を持ち、古傷に刺激を与えた。]
(299) 2016/08/05(Fri) 23時頃
|
|
能力なんてね。 持っててもそれが いつ役に立つかなんてわからない。 一生役にたたないかもしれない。
[言葉を選んでいるつもりでもどこまでもこの吸血鬼は無遠慮で。その能力が忌み嫌われてきたなんて知らないから、きっと。こんなことを言えるのだけど。]
……私が"何が出来る?"なんて 聞いてしまったのがいけなかったのね。
勿論役に立つ能力があるなら。 それは魅力的なものかもしれないわ。
でも、"与えてくれるもの"は 能力所以かどうかなんて関係ないの。
少なくともあなたは――
[そこで一旦ゆっくり息を吐き。困ったように人間を見つめて。 ――違う。彼女は"餌"だ。 ――何も、求めてはいけない。 ]
私を、楽しませてくれそうよ。 [告げる唇は、吸血鬼としての声を無視する。]
(300) 2016/08/05(Fri) 23時頃
|
|
[そして続く言葉に]
他の人間への、興味、か どうかしらね……
[ ――違うでしょう ――餌に求めるのは味でしょう
心の声。そう思い込みたい吸血鬼の声。 掻き消すように頭を一度振り、彼女をゆっくりと見て。
ああ、そこで気づくのだ。
この、目の色は。 この、表情は。
どうして私は今 "彼女を失望させたくない"なんて 思ってしまっているんだろう。]
……無いわ。
少なくとも今は。 あなたが一番私に。
"望むもの"を与えてくれそう、だから。
[記憶の中で、『ファシリア様』と。 その名を呼ぶ、声が聞こえる*]
(301) 2016/08/05(Fri) 23時頃
|
|
[腹を空かせた狼、もとい、暇を持て余した吸血鬼の前で興味を惹くような事をされたなら、気にするなと言うのが無理と言うもの。 まして、その対象に自分が含まれているらいいとなれば。
顔を見合わせる様子に催促はしないけれど、 オブシウスはどうだろうとちらりと見遣れば、此方の表情の変化を楽しむような声>>286]
私も、自分にこれだけの感情が残っていると思わなかった。 おかげで、暫くは退屈しなくて済みそうだ。
[退屈そうにしているよりは、余程とっつきやすくはなっているだろうと言う自覚も在る。 また一つ、口元に笑みを刻んだなら、人の子の前で真似るように耳元に落ちた囁きに 僅かながら動揺の色が浮かんだのは人の子達に気付かれたかどうか。]
(302) 2016/08/05(Fri) 23時頃
|
|
[向けられた声音は楽しげで、だけどからかっている様にも見えず。 その当人が目の前に居なければ、思わず額に手を当てていただろう]
自分でも信じられないが、どうやらそうらしいな……
君のほうはどうなんだ?
[あっさりと、普段ならそっけなくかわすだろう問いかけに肯定を返し 同じ問いを彼へと返す。 誰の事かは言うまでもないだろう]
(-168) 2016/08/05(Fri) 23時頃
|
|
[オブシウスへと囁き返してから フィオレから返ってきた短い言葉>>282 少しばかり間の抜けた声が零れそうになって口元を抑えた。]
それは、その……そう言われるのは嬉しいが…… それは、内緒でする話なのかい…?
[素敵、などといわれるのは嬉しい。 嬉しいが言われ慣れていないと言うか、ほぼ初めてなのでどんな顔をすればいいのかわからない。 本日幾つ目かの、今だかつてない表情を浮かべているのは自分では見えないが。
その先に続いた問いかけ>>283に、オブシウスが返すのを聞き>>287 彼らしい答えだなどと感心をして。 その後に何かを思いついたらしく従者になにやら命じるのを聞いて 従者が綴る文字と、それを感慨深げに見ながら呟く様子を見つめる>>288]
私は大体は覚えているよ…700と…どれくらいだったか。 これだけの時を、こんな所で過ごしていたら、退屈を持て余すのは仕方がない。
[オブシウスと比べると至極あっさりとした返答をして、笑った。*]
(303) 2016/08/05(Fri) 23時頃
|
|
[そんなリアントに、嫁のことを問えば。 またさっきまでの困ったような顔に戻ってしまって、 つられてわたしの眉も下がる。
吸血鬼、と言われてのリアントがこわくはなかったのは 挿絵の姿と違いすぎたから、だけじゃない。 人好きをする笑み、優しい気遣い、心地いい温もり。 慣れない距離まで近づくことすら、ゆるしてしまう 漠然と彼はわたしを傷つけないだろうと思わせる彼自身の仕草。
明らかにつまらなそうな顔をしていた金色と違って その気になればすぐに見つかりそうなのに。]
思ったこともなかったのは、どうして?
[せっかく得た永遠の命を手離したくない、とか。 長い時間がなければ叶わないような望みがあるとか。 もしそういう理由だったら。わたしは。
さっきテーブルのグラスに映った わたしではないわたしが紡いだ言葉が過り>>264 背筋が冷たくなるのを感じて、顔が強張った。]
(304) 2016/08/05(Fri) 23時頃
|
|
( ……よかった )
(-169) 2016/08/05(Fri) 23時頃
|
|
[辛うじて聞こえた、小さな答え。 その声に含まれたリアントの自嘲や不安を汲むよりも先に。 最悪の予想から外れたそれに安堵してしまったわたしは、 きっとすごく自分勝手だ。]
……貴方は、とても臆病なのね。 だから、そんなに優しいのかしら。
[選ぶなら間違えないように、なんて。>>262 傷つけないように、傷つかないように。 一歩距離をとろうとする彼は、やっぱり優しい。
光の射さない庭へ続く窓硝子に映りこんだわたしのくちびるが、 薄ら笑いを浮かべ、ミャオ、と微かに鳴いた気がした。>>264 スカートの裾を握り締めそうになる指先に耐えて。
ゆっくりと歩きながら、再びリアントへ手を伸ばして。 その服の裾を、きゅ、と掴んだ。]
(305) 2016/08/05(Fri) 23時頃
|
|
……どうしたの急に。
[震えた声で伝えられたシェニの言葉に俺は怪訝そうに短く言う。>>*25
何故唐突に喧嘩を売られたかも俺は理解してないし、急に謝られる理由もわからないから。
ただあれだけ取り乱していた奴がしおらしくなっているのは、フェイという人間の力が関係あるのかなと思った。]
…俺は別に今も昔も傷ついた覚えないし、俺の分はせいぜい自分のために祈っといてよ。
[俺は人に怒ったりはあまりしないし、喧嘩をしてもすぐ許す方ではあるけれど。 何故だろうか。愛想のいい返事はできなかった。 でも、愛想の良い声音で、本当は気にしているくせに、気にしないで、許すよ!なんて言うよりは余程、心がこもった言葉だったかもしれない。
ものすごく遠回しな言い方で、ひどく深そうなその心の傷が早く癒えるといいね、という意味だけど。
まあ、伝わらなくてもそれでいい。 他人に自分の言動がどう映るかを気にしてきた俺が、そんな風に思ったのは自分でも不思議で。
僅かでも、人間たちや同胞の心に上辺だけではない何かに触れたことで、俺にも少しずつ変化してきているのかもしれない。*]
(*32) 2016/08/05(Fri) 23時頃
|
|
/* マスケラもゴーストも含めて皆可愛いで正義
(-170) 2016/08/05(Fri) 23時頃
|
|
[食堂のあちこちに散らばっている、集められた吸血鬼と人間。 そちらを見ていたリアントの目が 隣を歩くわたしの方を向くのを待って。
わたしは、皆の元へと戻ろうとする足を止める。]
あのね。 もうひとつ、聞いて欲しいことがあるわ。 ……わたしには、あまり時間がのこされてないの。
わたしの母はね、今のわたしの年に死んだのよ。 その母も、またその母も。三十年生きた人はいないと聞くわ。
[闇から伸びてきた何者かもわからない手を取ったのは、 これが最後のチャンスだと思ったから。
だからどうしても、外の世界に出たかった。 のこされた時間をわたしが自ら選んで生きることができるなら 理由がどうあれ、吸血鬼の嫁だなんて突拍子もないそれすら 即座に突っぱねることなんてできなかった。>>263 けれどこの先を選べば、わたしの時間に誰かを巻き込むことになる。
グラスに映ったわたしが、嗤う声に覚えたのは悔しさ。>>264 だって、その通りなのだから。]
(306) 2016/08/05(Fri) 23時頃
|
|
[罰を受けた、という言葉>>289。 確かにフェイの言う通り、人間として19でその命を落とし、吸血鬼として蘇り300年近く生き、苦しみ続けたけれども。 自分の中では、まだ赦せてない自分が居て首を横に振って。]
まだ、まだなんだ……例え赦して貰っても、僕が赦せない。
[青紫が温もりを失った冷たい手の上に、温かい手が重なって、感慨深い想いを抱きながら瞳を細めたら。 フェイの言葉が耳に入り項垂れながら、肩を震わせ、シャツに触れる手が襟を握る。
契約を受け入れる旨を聞けばにっこりと綻ぶフェイ>>290。 震える唇から溢れるのは声ならぬ声、そして青紫の瞳から涙が溢れ、つ、と流れ落ちる。 拭いたくても拭えぬ今、とても無様な顔をしてるかも知れないけど。]
……フェイ。
[重ねて貰っていた手を自ら離したら、両腕を伸ばし、ベットから更に身を起こし寄り添う様に身体をフェイの懐へ寄せてから。 晒された肌から感じる生命の匂いに、犬歯が自然と大きくなって。 指から血液の流れを肌を通し感じてから指を離してから。
太くなった牙を、躊躇いも無く、迷いも無く、肌を穿ち貫き、血管を断つ。]
(307) 2016/08/05(Fri) 23時頃
|
|
[ぐっ、ぐっ、と何度か犬歯を差し込んでしまえば、もう本能に従うまで。 傷を押し広げ、犬歯をゆっくりと抜き取れば、溢れる命の水。 今度は唇を押し当て、舌を動かし、血を喉に流し込む。
ず、ず、ず、と啜る様な音をフェイに聞かせながら、喉を鳴らし飲み干していく。 吸血の際痛みは与えるかも知れないが、人によれば痛みでは無く快感を与える、という噂を聞いたが、実際は分からない。 今はそれを考える余裕は持たず、出血がある程度治るまで吸う事は止めらず。 いつの間に縋る様にフェイの身体に抱き付き、微かに身体の震えを伝えてから、漸く身体を少しだけ離して。]
――――っ。
[今度は自分の犬歯で自分の舌を傷付け、腐っていて穢れている黒い血を溢れさせ。 己の血を首筋の傷へ丹念に塗り込み、フェイの身体に染み込ませれば。 次第に浮かぶ紅い痣は、デフォルトされた人膝を抱えてる周りに、靄の様な物が描かれた物になるのを見る事が出来れば。]
終わったよ、……これで、君は僕の嫁になったんだ。
[再びフェイの首筋に顔を埋め、暫くの間は動こうとはしなかった*]
(308) 2016/08/05(Fri) 23時頃
|
|
[ギュルセルから愛らしいものを見るような眼差しを向けられている(>>294>>295)のにオブシウスは気付いた様子も無く。 フィオレにウィンクを向ける悪戯っ子達を悔しげに、だが楽しげに見守っていた。 と、ルチルへ戯れに囁いた返答に、驚きと戸惑いを浮かべた]
私は……
[戸惑い、困惑、恐れ――…… かつてないほどの瞳の揺れと動揺を浮かべながらも囁きを返す]
(309) 2016/08/05(Fri) 23時頃
|
|
[ちらとフィオレに視線を向け、だが悲しげに目を伏せる]
私は……自分が想うだけでいいのだ。 ただそれだけで…… 私は罪を重ねすぎた汚れた身。 あの清らかな子に触れて、汚してしまうのは惜しい。
[どこか切なげに零した言葉は、オブシウスの偽らざる本心だった]
(-171) 2016/08/05(Fri) 23時頃
|
|
[悲しげにルチルの耳元から体を離す。 そうしていると、聞こえてくるのはギュルセルからのルチルへの告白>>298]
ほう……?
[その真摯な態度が、無関係な自分の心までも打つ。 しばし同胞の返答を待つ、が――……。 オブシウスにはその答えは聞くまでも無く明白なのであった。**]
(310) 2016/08/05(Fri) 23時半頃
|
|
ぼくも。 ギュルセル様のようなお兄さんがいたら嬉しいです。
[ギュルセル様の言うような才能があるかは分かりませんが。 こんなお兄さんがいたらいいなって僕も思いました。>>294
よく似た境遇と、人を癒す不思議の力。 もしかしたら本当に兄弟だったのかもしれません。 でもぼくは、進んでそれを確かめようとは思いませんでした。
だって、もし本当に兄弟だったら…。 ぼくらの母さんは、生んだ子供を二度も捨てたことになるのですから。
ギュルセル様の承諾を得てヒントを言うと、ふたりとも一応は納得してくれたようです。>>287>>303 オブシウス様は、まだ何か疑っているようでしたけれど。 これ以上は内緒ですって。 戸惑う様子のルチル様を横目に、ぼくはギュルセル様と小さく内緒の笑みを交わしあいました。>>295]
(311) 2016/08/05(Fri) 23時半頃
|
|
[砕けた白い皿が少し音をたてた次の瞬間さらり、と灰へと変わっていく。 思わずぱちくりと瞬きをしてから彼女を見れば、ただ黙って言葉に耳を傾けた。
能力所以かどうかなんて関係ない 彼女を楽しませる事ができる>>301
………喉元に手を伸ばしかけた右手をピタリ、と止めた。 この、胸の奥から湧き上がってくるこれは………喜び、だろうか。 口元が少しだけ笑みの形へと変わっていくが、それは酷く不器用なもので。
それでも表情を緩ませ、言葉を紡いだ。]
……期待に、添えられるかは、分からないけれど そう、言ってくれる、なら……
[私は、生きる事以外に得た望みを言霊ではなく、自分の声と自分の言葉ではっきりと伝えよう。
彼女との関係は、予言にも言霊にも、邪魔されたくない。 そう、素直に思ったから。]
……ファシリア、さん 私に、『契約』について、教えてくれませんか?
[拙い言葉の連なりだけれども。 今の自分にできる、全力の勇気を振り絞って。
目の前の吸血鬼の瞳を真っ直ぐ見据えた。]
(312) 2016/08/05(Fri) 23時半頃
|
|
400と、700…
[軽い気持ちで聞いた年齢でしたが、返って来た年月は想像以上でした。>>288>>303 ぼくの15倍以上。 どんなに長生きしても、人では到底生きていない歳月に唖然としましたが。]
あれ? でもルチル様の方が年上なんですね。
[見た目はオブシウス様の方が年上みたいなのに。 そういえば吸血鬼は不老不死でしたと、マスケラ様の説明を聞いて小さく納得します。
青白い顔をした従者の方が書いた400年という数字。 それを見ながら、短い時間だったと零すオブシウス様の表情は翳りと憂いを帯びていて。 ぼくは、この人の抱える過去の重さ、その一端を見てしまった気がしました。]
(313) 2016/08/05(Fri) 23時半頃
|
|
/*
ファシリア様のメモwwwwwwww
吸血鬼みんな素敵だけど、ファシリア様が闇夜で一番すてきだよ!!! (対抗してみた)
(-172) 2016/08/05(Fri) 23時半頃
|
|
[それが、何故か悪いことのような気がして。 視線を彷徨わせるうちに、ギュルセル様がルチル様へと、恐る恐る問いかけるのを聞いて。>>298
ぼくは。 ずっと隠れていたギュルセル様のローブの影から、そっと離れます。 だってこれは、ふたりにとっての大切な話しですから。
そしてぼくは。 楽しいおしゃべりの間に忘れていたことを思いだします。
『私を救ってほしい』と金色に輝く文字に請われて別世界まで来たぼくは。 ここにいる吸血鬼の誰かと契約を結ばなくてはならないこと。 それはつまり、不死である彼らを命限りある者にすることで…。
残り少ない僕の命に、優しい人を巻き込まなくてはならない事を…。 それはとても恐ろしい事のように思えて。 ぼくはふるりと肩を震わせました。*]
(314) 2016/08/05(Fri) 23時半頃
|
|
[だから、わたしは選択肢を彼にも残すように。]
選ぶなら、間違えないように知っておかないと。 なのでしょう?
[最善、とはなんなのか。 わたしの望む最善が、相手の最善になるとは限らない。 むしろ最悪かもしれないことに、服の裾を掴む指先が震える。
これから告げる言葉に、彼はどんな反応をするのか。 悪い考えばかりが頭を過ぎる。 不安に今すぐ目を逸らして伏せたくなるのを耐えて、 リアントを真っ直ぐ見上げながら、わたしは言葉を紡いだ。]
わたしは、貴方に特別に見てもらいたいわ。
貴方は、力のないわたしを見てくれた。 もったいないって、言ってくれた。
わたしはだから貴方に──リアントに 必要とされるようになりたい。特別になりたい。
(315) 2016/08/05(Fri) 23時半頃
|
|
/* 堂々と自ら公開処刑の恥ずか死に出てくる私。 そして巻き込まれるルチル様。 ごめんよおおおおおおおお。
そこら辺のデリカシーは無いのですよきっと。 あと、思い立ったらその場でしないと気が済まない人。
(-173) 2016/08/05(Fri) 23時半頃
|
|
/* すげえうれしいです。(率直な感想
なんだか選択肢を与えないくらいに押していたような気がして申し訳ない気もしていたのだけどコーラリアが後悔のない選択に慣れればいいな。
(-174) 2016/08/05(Fri) 23時半頃
|
|
/* ここに来て(現在23:30)ひよるなと言いたい。言いたい…
でもダメなんだ。 何故か臆病になってしまったんだ…
おっかしーなぁ…
(-175) 2016/08/05(Fri) 23時半頃
|
|
[此方の言葉に、彼女は少しだけ不器用な笑顔を作り>>312。 そして、向けられた瞳はとても、真っ直ぐなものだったから。
"生きたい"と願う彼女に
"死にたい"と願う私で
――本当に?
心の声は何処までも往く末を阻むけれど、 それでも"私が期待に応える番だ"と、思ったから
――また、繰り返すの?
そんな葛藤が浮かんでは消える。 だけど"逃げない彼女"から逃げるわけには、いかない。]
……部屋へ。おいで。
[カチリ、と鳴らしてみせたのは青黒い鉱物の嵌められた小さな鍵。 ただ真っ直ぐ彼女を見て、一言だけ、告げる。
もし彼女が拒まないのなら、そのままゆっくりと背を向けて。長いドレスを翻しながら、カツン、カツンと音を響かせて。ゆっくりと、充てがわれた部屋へと向かうけれど*]
(316) 2016/08/05(Fri) 23時半頃
|
|
/* 契約が終わるとほっとするよね( ˙ ꒳ ˙三 ˙ ꒳ ˙ ) と、今回もまた一番手になりました(前作も契約一番手) 何か度々申し訳無い気はしますが、フェイには本当に感謝しています、ありがとうなんだよー!
(-176) 2016/08/05(Fri) 23時半頃
|
|
…………だめ、かしら?
[反応を待つ間押し寄せる不安に耐え切れず。 服の裾を掴んだまま、わたしはゆるゆると火照る顔を伏せた。]*
(317) 2016/08/05(Fri) 23時半頃
|
|
/* 女の子らしいいろけと!くどきかたを!! だれかおしえてください!!!(*ノノ)
(-177) 2016/08/05(Fri) 23時半頃
|
|
[ルチルとギュルセルの心を打つ告白の場――……。 遅ればせながら、そこに部外者の自分がいては邪魔以外の何者でもないと思い至る]
……フィオレ。 ひとまずここを離れないか?
[何やら肩を震わせ何かを思い悩んでいる様子のフィオレ。>>314 理由は分からないまでも、ここにい続けるのも悪い。 フィオレの手を引こうと伸ばしかけた手をぐっと堪えて声だけかける。
そうして、フィオレが着いて来るかは分からないが、ルチルとギュルセルの会話を邪魔せぬようにその場を離れた。**]
(318) 2016/08/05(Fri) 23時半頃
|
|
っ……!! は、い…………!
[彼女の表情には、どこか迷いの色が浮かんでは消えたりもしているように見えたが。 少なくとも、自分の思い過ごしかもしれないが悪い感情が混ざっているとも思えずに、 嬉しくて思わず、ちょっとだけ、跳ねた。 何時振りだろうか、こんなに感情が動くのは。
長いドレスがひらりと揺れる。まるで、ここへと導いてくれた黒いレースが舞う様に似ていた気がした。>>316
彼女は、一体どんな事を教えてくれるのだろうか。 私の中にどんな石を投げ込み、波紋を広げてくれるのだろうか。 そして彼女は、その微細な変化を楽しんでくれるのだろうか。
様々な感情を抱えながら、誘われるがままに彼女の後へと。*]
(319) 2016/08/05(Fri) 23時半頃
|
|
― 蝋燭に照らされたその部屋で ―
[与えられた一室は、壁も床も黒に近い灰色で。アンティークの調度品が設えられたそれは、少し、自らの城の一室を彷彿させた。キャビネットの上に置かれた蝋燭の灯が、薄暗く部屋を灯している。他には柔らかそうなベッドと、ドレッサーが置かれた、質素な部屋だった。
彼女は無事、此処まで付いて来ていただろうか。 ゆるり、と彼女の表情を見遣って。もし不安そうな表情であるならば、多少こちらも表情を和らげようとするが、果たして。少なくとも部屋へ誘った時の彼女は嬉しそうにも見えたから>>319、もしかしたら大丈夫だったかも、しれない。]
……『契約』は。
あの男にどこまで聞いたかわからないし、 詳しく説明するのも面倒なんだけど
[と言ってみてからふっと笑って]
(320) 2016/08/05(Fri) 23時半頃
|
|
[カツン、ヒールの音が鳴る。
彼女との間合いを少し詰めてから トントン、と彼女の首筋を指で撫でてみせ]
私があなたの血を頂く。 私はあなたに血を分け与える。
そしたらあなたは不老と、 私の能力の一部を、手に入れる。 ……私は、あなたの寿命を貰う。
……それだけ。 簡単でしょう?
[普通の人間ならば。何ひとつ簡単なことではないだろうとは思っていた。だけどそれが、さも、簡単な様子で。
知りたい、という彼女に、伝えてみるけれど*]
(321) 2016/08/05(Fri) 23時半頃
|
|
[オブシウス様に呼ばれて、ぼくはいつのまにか足元を見ていた視線を上に上げました。>>318
ギュルセル様とルチル様が大事な話をしている場ですから、ここから離れるのに異論は有りません。 ぼくは無言のまま頷いて、場所を移すオブシウス様の後ろをゆっくりと追いかけました。
歩けば必然的に響く、杖が床を叩く音を極力響かせないように。 同じころ、まだ名前も知らない女性二人が食堂の扉を開けてどこかへ行くのが見えました。>>316 彼女たちも、契約を結ぶのでしょうか…?]
2016/08/06(Sat) 00時頃
|
|
/* 巻き巻きでロル作り中あわわわわ ミーナちゃん、身長どれくらいなんだろうなー ファシリアも大概ちっちゃいから、どうなんじゃろ。 すこし、ミーナのほうが小さそうなイメージではあるけれど。
(-178) 2016/08/06(Sat) 00時頃
|
|
[オブシウス様に呼ばれて、ぼくはいつのまにか足元を見ていた視線を上に上げました。>>318
ギュルセル様とルチル様が大事な話をしている場ですから、ここから離れるのに異論は有りません。 ぼくは無言のまま頷いて、場所を移すオブシウス様の後ろをゆっくりと追いかけました。
歩けば必然的に響く、杖が床を叩く音を極力響かせないように。 同じころ、まだ名前も知らない女性二人が食堂の扉を開けてどこかへ行くのが見えました。>>316 彼女たちも、契約を結ぶのでしょうか…?
ギュルセル様と、桃色の髪の少女に心の中でがんばれとエールを送って。 ぼくは、前を歩く黒い吸血鬼の背中を見つめました。 その視線が縋るような色をしていたことは、絵画に描かれた落穂を拾う女性達と不自然に芽吹く黄金色の芽だけが見ていました。*]
(322) 2016/08/06(Sat) 00時頃
|
|
/* ファシリアのロル綺麗だなぁ… ミーナもかわいい…こう小動物的な
女の子のかわいさ爪の垢煎じて飲んだらわけてもらえるかな…
(-179) 2016/08/06(Sat) 00時頃
|
|
/* いいそこねてた! フェイとシェニはおめでとう!!
(-180) 2016/08/06(Sat) 00時頃
|
|
/* フィオレは拾うの上手だなぁと>>322を見ながら
(-181) 2016/08/06(Sat) 00時頃
|
|
─契約─
───っ、!
[穿たれた瞬間は、衝撃と共に痛みがあったような気がする。 しかしそれはすぐに霧散して、触れた箇所からじわじわと熱が生まれ全身へと広がっていく。意識が持って行かれそうで、途切れる瞬間に戻って来る。 衝動のような感覚が波のように押し寄せてきては、心臓が大きくドクンと鳴る]
……ん…っ…
[身体から力が抜けそうで、その場に崩れ落ちそうになる。 シェニの口はまだ離れない。肩先に縋りつくように指先に力を込め、目を閉じたまま唇を噛みしめる]
(323) 2016/08/06(Sat) 00時頃
|
|
…はぁ…っ…
[自然と身体が熱を持ち、小刻みに震える。喉を震わせ零れた吐息も熱い。 内側にこもった熱を逃がそうと、何度もあえいで呼気を求める。 やがて、シェニの顔が離れると、うっすらを目を開けてその動作を見守る]
(324) 2016/08/06(Sat) 00時頃
|
|
[コーラリアが俺を落ち着かせてくれたように、 目を伏せた彼女の頭に手を伸ばした。
驚いたように見開いた珊瑚色と目が合って、 女の子の髪を触るのはダメだったかなって心配になったけど 拒まれはしなかったから、柔らかなその髪をそっと撫でる。
もったいないと思ったのは率直な感想。 そんな、些細な言葉も初めてだという彼女は どれだけ心細い思いを一人でしてきたのだろう。
周りにたくさん人はいたはず。 それは、周りから必要とされようと必死だった俺とは 少し違うかもしれないけど、 本当の自分を見てくれない哀しさや寂しさは 上辺だけの付き合いで囲まれていた俺の人生と 重なるような気がした。]
うん、俺はコーラリアの起こした風そのものよりも 俺を止めようと思ってくれた声に、その気持ちに 助けられたから。
[泣き笑いみたいな顔をしたコーラリアに 言葉を重ねて柔く笑んだ。]
(325) 2016/08/06(Sat) 00時頃
|
|
[その口元が赤く濡れているのを認めて、呆然自失だった表情がわずかに動いて艶然と微笑みかけた]
(-182) 2016/08/06(Sat) 00時頃
|
|
[再び顔が近づいて、先刻とは別の触感が首筋から伝わってくる。 何かが血管を伝って流れ込んでくる…そして、内側から染められていくような感覚が全身に広がる]
……、終わっ…た…?
[囁きに意識が戻って来る。これでお互いに一生離れられない契約を結べたのだろうか。縋るように首筋に顔を埋めてくるシェニの頭を、愛しげに両腕で包み込む。冷えた身体のはずなのに、何だか温もりが伝わってくるような気がした]
少し、…休ませてもらって…いい、か…
[シェニの頭を抱えたまま、上体がグラリと大きく揺らぐ。彼の身体に重なるようにして、ベッドの上に倒れ込んだ。**]
(326) 2016/08/06(Sat) 00時頃
|
|
― 食堂の片隅で ―
[ふん、ふん、と機嫌も良く鼻歌を歌っていた。 計画は順調なようだった。
そして、くは、と小さな笑いを零す。]
『あぁ』 『選んだのだね』
[己の未来を。 この場にいない、学者を名乗った青年を思い、くすくすと笑う。>>308 別段邪気があるでもなく。 ただただ、何かが楽しくて仕方ないというように。
実際楽しかったのだ。 少しずつ、少しずつ近づいてくる終焉に期待も高鳴るばかり。 その終焉へのビジョンが、ゆがめられていることにも未だ気づかぬまま。*]
(327) 2016/08/06(Sat) 00時頃
|
|
/*押し、倒されました!!( ˙ ꒳ ˙三 ˙ ꒳ ˙ )
(-183) 2016/08/06(Sat) 00時頃
|
学者 フェイは、メモを貼った。
2016/08/06(Sat) 00時頃
|
[嫁を娶ろうと思わなかった理由を尋ねられて>>304 俺は、誰にも話したことのない俺の弱い部分 心の根っこにあるビョーキについて小さく語る。
正直さ、引かれるかなって思ったりもしたんだけど 取り繕って自分を良く見せる言葉を並べ立てるのは 彼女に失礼な気がしたから。
いや、俺は、単に彼女に知ってほしかっただけなのかもしれない。 コーラリアなら弱い自分を受け入れてくれるんじゃないかって、 そんな僅かな期待を心のどこかでしていたんだろう。]
…そうだね、俺はとても、臆病なんだと思う。 それを優しさというのかは自分でもわからないけど。
[優しいっていうのは自分のことばかり考えていた俺には 似合わない言葉だと思う。
でも、そう思ってくれていることが 俺の弱いところを知っても変わらない態度で話してくれることが 俺は嬉しいと素直に思えた。
俺は、彼女が運命を選ぶなら 自分で運命を選ぶことが出来ることの幸運をよくわかっている彼女だからこそ 後悔をしてほしくないと思ったから 彼女を他の吸血鬼が集まる場所へと連れて行こうと思っていた。 どこか胸の中で小さな痛みが走ったことには気づかないふりをして。
その足取りが妙にゆっくりだったのは、多分―――。]
(328) 2016/08/06(Sat) 00時頃
|
|
[フィオレが返した言葉に同意するようにギュルセルも言葉を落とし そうして、やはりこれ以上は内緒と言われたから、ここはおとなしく引き下がる事にしよう。
折角「素敵」などと言われたのに、変えられたら困るなど そういったら、可愛いの対象にさせてしまいそうだから>>295
結果的に秘密は守られたが、それを知らされるのはいつなのか もしかしたら、すぐそこに迫っていたのかもしれないが]
……
[彼のために、彼のためを思った言葉を、表情を向けたのが初めてと聞き言葉に詰まる。 彼の力になれたのだろうか、など、傲慢な事を考えた。 穏やかな笑みと綻ぶ口元は、彼がそれを本当に喜んでくれているようで。
何かを赦された様な錯覚をしてしまいそうになる]
(329) 2016/08/06(Sat) 00時頃
|
|
あの…。 そのままでいいので、少しだけ聞いてもらえませんか?
[どこかへ向かうオブシウス様の後ろを歩きながら、ぼくは彼の人の背中へ語りかけます。 マスケラ様から部屋の鍵はお借りしていましたが、はじめて訪れた場所ですので。 ぼくは自分に宛がわれた部屋がどこにあるのか。 ましてやオブシウス様がどこを目指して歩いているのかすらも分かりません。
だからぼくは黙々と遅い足を動かしながら、ぽつり、ぽつりと言葉を音にしてゆきます。]
ぼく、よく分かってなかったんです。 マスケラ様に言われてここに来たけれど。 ぼくに与えられた役目がなんなのか。 契約を結べば、相手の吸血鬼がどうなるか…。
[ぼくがマスケラ様の言葉に頷いた理由だって酷く自分本位です。 ぼくはきっと、誰かに必要とされたかった。 命を削って奇跡の真似事をすることしか能のなくなったぼく。
マスケラ様の手を取ることでひとつの世界を滅ぼすことになっても、救いを求めた彼にぼくができることがあるならと。]
(330) 2016/08/06(Sat) 00時頃
|
|
マスケラ様の望みが、ぼくらが契約を結ぶことだって知っていたら…。 集められた吸血鬼が、こんなに優しい人たちだって知ってたら…。
ぼくは、きっとここへ来ることは選ばなかった…っ
[契約を結んだら、不死の吸血鬼は人の寿命に縛られる。 吸血鬼の彼らにとっては当たり前でも、人のぼくにはそうじゃなくて。
400年、700年、途方もない歳月を生きてきた彼らが、どんな思いで死へと至る契約を結ぶのかなんて、考えてもいなくて。]
ぼくの死に巻き込むような事……
[ぼくが死ぬのは、もう怖くない。悲しくない。 でもぼくのせいで誰かが死ぬのは怖いと、震えそうな唇をきゅっと噛みます。]
ぼく、もう命があまり残っていないんです。
[吸血鬼たちが影で秘密の会話をしていて、その中でぼくらの不思議な力が話題に上っていたことなど知りませんから。 ぼくは「力を使いすぎてしまったから」とは言わず。
400年という数字を見て、生きることを自分に科しているいるように見えたオブシウス様へ笑みを浮かべました。 だから、ぼくと契約したらすぐに死んじゃいますよ、って。*]
(331) 2016/08/06(Sat) 00時頃
|
|
[吸血鬼、ではなく、ルチルと言う男に会えてよかったと そういわれて、改めて真っ直ぐに彼を見る。>>296
彼が紡ぐ言葉は、男の傲慢さを赦すようで。 ゆっくりと、心の奥深くへと染み込んで広がっていく。 泣きたくなったのは何故だろう。
いままでだって、人の子から血を奪う際に代償として物を与えてきた。 感謝の言葉を受けたことも在るはずなのに 何故、彼の言葉はこうも心を揺り動かすのか。 それは、彼が語る言葉の中にあった……
代償を求めず、ただ、喜ばせたいと、そう思っていたから それを受け入れられた事が、ただ嬉しいのだ。 泣きたくなるほどに]
……私は、ただ、ギュルセル…君を喜ばせたかっただけ。 喜んでもらえると思い込む事は、やはり傲慢だと、思う。
だけど、ギュルセル 私が、代償も考えずただ与えたいと思ったのは、君が初めてだよ。 何故かは、わからないけれど……君のために、何かをしたいと思った。 [こんな風に思うことは初めてだから、上手く言葉が選べない]
(332) 2016/08/06(Sat) 00時頃
|
|
― 回想 ―
[いつの間にやら、手の内に転がした小瓶の中で、からりと白い粒が音を立てる。 なにやら騒がしい様子は、見ていた。 ただ、黙って見ていた。
男の目に、幻影が映っていたかは定かではない。 ただ、男にとって重要であったのは“聖女”達の安全であったし、彼らは己が何かせずとも命の危険に晒されることはないことを知っていた。 吸血鬼同士の小競り合いで誰かが傷を負ったとしても、別段問題はないのだ。 そもそも嫁を持たぬ彼らは死ぬことはないし、生きてさえいれば契約を結ばせることはできる。
マスケラにとって、客人と呼ぶ彼らは一体なんだったのだろうか。 少なくとも、もてなし世話を焼くような相手ではなかったに違いなかった。]
『面白いものだ』
[誰に見とがめられることも無く、金文字が跳ねる。]
『人間とは案外強いものでも、あるよね』
[ただ、それを自覚しているか否かの差でしかないのだろう。 ふふ、と笑うと同時、手の中の小瓶が忽然と姿を消す。
必要があれば、と思って用意はして見たが、使わぬ内に片が付いたようだった。 飢えたと思われる吸血鬼を見かねて自らの血を差し出すような、そんな男から下馬鹿げた行為に走る“聖女”がいたならば、それを使ったかもしれない。
かつて、男にとっては一昔、他の吸血鬼達にとってはもしかしたら大昔。 ひとりの吸血鬼が、血液の代わりに飢えを癒すことのできる物を、と創り出した、そのちいさな一粒を。*]
(333) 2016/08/06(Sat) 00時頃
|
|
好き…?
私、個人を…?
[本来なら鼓動を止めているはずの胸が跳ねる。 それは、ただの好意だろうとそれを表に出さないように、抑えて。
それはどういう意味でだろうか それに見合うだけの存在だろうか
自問したところで答えは見つからない。 見つけたくないのかもしれない。間違っていたら、怖い。
彼の手元の鍵を飾る青。彼を飾る青。 彼の存在のそのもののような、美しい、青。
そうだ、自分は、彼のその魂の美しさに惹かれたのだ、 自分にはない、意志の強いその心に引かれたのだ その、強い意志を持つ彼の言葉が告げるもの>>297
共にありたい、と、それは、まさしく男自身も望んだ事で 側に在るに値するかは、男自身が抱く問いかけで>>298
自分が受け取った鍵、ペンダントの守り石でも在る針水晶を見つめる。 大きな転機に、正しい道を示すという石。 望む道が、正しいとすれば、望むものは]
(334) 2016/08/06(Sat) 00時頃
|
|
……側にいたいと、そう思うからこそ、君を喜ばせたいと思ったんだ。
[ゆっくりと、だけど間違えないように言葉を紡ぐ]
命の長さは関係ないよ。 大事なのは、それをどう生きていくかだ。
長い時を無為に退屈に過ごすなら……私は
私は、ギュルセル、君と共に生きて行きたいと、そう思う。 そう思ったのは、長く生きて、君が初めてなんだ
だから……私に、君のこれからの時間をくれないか? 同じ時間を、ギュルセルと共に生きて行きたいんだ。
………私と、契約をしてくれないか?
[そういい終えて彼を見つめる。 ゆっくりとわきあがる感情の波を、それでも抑えようとしながら。*]
(335) 2016/08/06(Sat) 00時半頃
|
|
/* >>333 なにかと思ったら疑似血液錠…!!! うわぁー懐かしい…!!!
(-184) 2016/08/06(Sat) 00時半頃
|
|
/* 嫁がプロポーズしなくてはいけないのに言わせてしまった。 すまないです。ルチル様。 でも可愛いですよ。
(-185) 2016/08/06(Sat) 00時半頃
|
|
/* >>308 口の中にあふれた自分の血を、てっきり口移しで飲ませてくれるんだと思ってたんだけどな←
(-186) 2016/08/06(Sat) 00時半頃
|
|
/* 騙されルートとか美味いので考えながら寝たりしよう( ˙ ꒳ ˙三 ˙ ꒳ ˙ )
(-187) 2016/08/06(Sat) 00時半頃
|
|
―蝋燭が照らす一室にて―
[彼女に続いてゆっくりと足を踏み入れれば。 お伽噺にでも出てきそうな素敵な部屋であった。>>321
触ればふわふわとしてそうなベットに、ドレッサーは憧れ思い描いていたそれに近い。 彼女の装いも合わせて、お姫様かお嬢様の部屋に招かれたような場違い感。 落ち着くことはなく、そわそわしながら彼女の表情を伺えば、少しは柔らかかっただろうか。 息を詰まらせながらも、聞き心地のよい音の連なりに耳を傾ければ彼女は私との間合いを縮め。
指先でなぞられた首筋は酷く擽ったくて、意図せず笑い声が漏れてしまったけれど。 契約の内容を聞き終わると同時に自然と収まっていった。]
……ファシリアさん、
[それは、簡単な事ではない気がすると苦く薄く笑う。 仮面の男が言ってた、赦す、の意味がぼんやりとしか分からなかったけれど。]
(336) 2016/08/06(Sat) 00時半頃
|
|
[並んで歩いていた彼女が、 食堂に来たときみたいに、俺の服の裾を掴むのに気づいて 俺は歩みを止めた。
どうしたの、って彼女の方を見る。
そうして。語られたのは彼女の。
―――選べない運命。>>306
俺はそれをいつになく真剣な面持ちで 黙って聞いていた。
コーラリアの震える指先に手を重ねると、 間違えないようにと言った俺の言葉を問いに変えた言葉に頷く。
真っ直ぐに重なった視線の先にある珊瑚色は 不安に揺れているのが見えたから 逸らさずに続く言葉を待った。
告げられた言葉に、>>315 最初に思ったのは 良かった、ってことだ。
そして、思ったことをそのまま口にする。 何も良いことなんかないと、 彼女は気を悪くするだろうか。
だけど俺は本当に、そう思ったんだよ。]
やっぱり、君が此処に来ることを選んでくれて良かった。 だって、そうじゃなかったらこうして逢うことができないまま 君は君がいた王宮で、いなくなってしまうところだったんだから。
[それは本当にもったいないことで。 そして俺にとって彼女が此処に来てくれたことはとても幸運なことだと思うから。]
(337) 2016/08/06(Sat) 00時半頃
|
|
…ありがとう。 君が選ぶ運命になれたことを俺は光栄に思う。
それがどんなに短い間だったとしても 君がいてくれる時間は、幸せだと思っていた20数年の人生より 100余年の一人の日々よりも、きっと特別なものになるって、信じるよ。
[色づいたコーラリアの頬に手を伸ばすと、 人の姿の方が俺は触りやすいな、と小さく笑って]
だから、俺からも御願いするね。 コーラリア。俺の特別になってよ。*
(338) 2016/08/06(Sat) 00時半頃
|
|
/* ちなみにフェイは…
年齢を明かさない方が有利な時は教えない 年齢を明かさないと損をする時は教える
すまんね…ずっと童顔のおっさんキャラ、やってみたかったんだ←
(-188) 2016/08/06(Sat) 00時半頃
|
|
[大きく息をすって、はいて。 彼女との距離を一歩、詰めて。 短く乱雑に切りそろえられた薄桃の髪を利き手で軽く抑えれば、ファシリアの前には無防備な首筋が晒された事だろう。
恐怖がないとは言い切れない。事実手は少し震えている。 痛みを伴うのかもしれないし、からかわれ、弄ばれているのかもしれない。 ……それでも良いと息をもう一度吸い込み]
もしも、簡単だと、いうならば 私を、傍に置いてくれるつもりが、あるのなら
噛み付くのも、簡単ですよ、ね?
[ふわり、とわらった。]
(339) 2016/08/06(Sat) 00時半頃
|
|
/* ぎゃあ!? リアントさまごめん挟まった!!!!
(-189) 2016/08/06(Sat) 00時半頃
|
|
/* >>338人の姿のが触りやすいとかずるいとおもうの…!
(-190) 2016/08/06(Sat) 00時半頃
|
|
[私の傍からフィオレとオブシウスの気配が離れていく>>318>>322 何となくそれは感じる事が出来たが、 今ルチルから目を離す事など出来る筈もない。
それに、オブシウスと一緒ならフィオレは大丈夫だと 妙な確信もあったから。
私はただルチルの声と姿に全身を傾ける事が出来た。]
……そんなに長く生きて来られたのに。 初めてを頂いても良かったのでしょうか。
[本当は嬉しいのに、ルチルの告白>>332にそんな心配を してしまう私こそ傲慢だ。
傲慢な私は先を期待してしまう。
初めて口にした感情に返って来る初めての言葉を。]
(340) 2016/08/06(Sat) 00時半頃
|
|
ルチル様。私こそ……傲慢です。 あなたから、その言葉が欲しいと願ってしまっていた。
そして……私の言葉が、あなたにその言葉を 迫ったのかもしれないと思うのに。
嬉しくて仕方ないのです。
[胸元を再び掴むと皺が寄るほど握り締める。 ここが、こんなに苦しいほど嬉しいのだと 顔を背ける事無く告げて。]
(341) 2016/08/06(Sat) 00時半頃
|
|
私は『人ならざるもの』を救うために、ここへ来ました。 けれど、今は。
救うのではなくて……あなたと同じ時を生きたいと願っています。
その結果が救う事にならなくて、約束が違うと、 館の主に怒られるかもしれません。
それでも、私はルチル様と生きてみたい。
私の最初で最期の我儘。 私の意志で決めさせて下さい……。
私から、ルチル様へお願いです。 あなたの絆の相手に私を選んで下さい。
[押し付けられ選ぶ事も出来ないまま終わりを迎える人生の最期に。 私は自らあなたを選びたい。そうはっきりと告げて。
胸元を掴んでいた手を解き、ルチルへと伸ばした*]
(342) 2016/08/06(Sat) 00時半頃
|
|
/* 先に用意しておいた、「新世界の神は誰だ計算シート」にfortune結果嵌めてみた(ほぼペア確定だろうし)んだけど すっげ接戦だわ…
(-191) 2016/08/06(Sat) 00時半頃
|
|
[彼女は花のように笑った>>339。それは此処へ来てから初めて見るような、自然な笑顔だったから、思わず見惚れてしまって此方の頬も緩む。
目を細めて改めて彼女の首筋を見て。青く浮く細い血管が動くのを感じれば、ゴクリ、またひとつ、喉を鳴らす。今すぐ歯を充ててしまいたい、という本能の衝動にも駆られながらも]
最初は、痛いかもしれない。 だけど、慣れたら快感を覚える……みたい。 契約を結べば、痛みなど感じない程になる…… ……なんて、話もあるわ。
……それでも、良ければ。 此方こそ。私の傍へ置かせて頂戴。
["死を望む私"の、精一杯の、言葉。]
(343) 2016/08/06(Sat) 01時頃
|
|
[それからゆっくりとベッドの方へと彼女を座らせたのは、吸血と同時に失神してしまう者も数多く居るため。これならもし倒れても大丈夫だろうと、幾分かの優しさを込めて。
生を望む者の柔らかな首筋。とくとくと脈を刻む血管。あたたかな、白くて細い首。ゆっくりと指でなぞり、その感覚を、確かめる。肩を抱き、唇をひとつ、その首へと押し当てて。そして、耳元で、彼女に聞こえるか聞こえないかくらいの声――]
(344) 2016/08/06(Sat) 01時頃
|
|
……赦して。 死を望む、私を。
あなたの綺麗な身体を 穢してしまう、私を。
(-192) 2016/08/06(Sat) 01時頃
|
|
/* 謎のプロポーズ返し
(-193) 2016/08/06(Sat) 01時頃
|
|
[ ブツリ
標的を定めた大きな牙は、ひと思いに白い肌を、血管を破る。 彼女の表情は敢えて見ないようにしながら、ただただ無慈悲に。
充分なほどの傷口が開くまで抉り込ませた後、ゆっくりと牙を抜けば、肩口に広がるのは真紅。 今度は冷たい自分の唇を触れさせれば、彼女の紅を口へ、喉へ、身体へと流しこむ。
ああ、若くて、良い血だ。 変化の見られそうな、味。 あの"彼女"の最初の頃の味にも似ているか
――いや、それ以上かもしれない。
"血の味は変わる"故に、思ったのは、そんなこと。 ず、ず、ごくり、音を立てれば灰は潤いを取り戻しただろう。
彼女の意識は保てているだろうか。 震えるのなら、その細い身体を柔らかく抱きしめて。 反射的に逃げようとするのなら、それを強く引き留めて。 彼女が何かを望むのならば、それには丁寧に応えながらもなお、その行為を止めることはない。]
(345) 2016/08/06(Sat) 01時頃
|
|
[やがて此方も満たされて、その傷口からあふれる紅が少なくなった頃。 小さく牙を立てたのは自分の舌先。黒くて濁って汚れた血液。 人間であることを辞めてしまったその血液を。
首筋に舌を這わせれば、今度は牙を立てることも啜ることもない。 傷口がゆっくりと元の姿に戻ろうとするのと同時に、其処へは小さな蕾が花開く。]
……ミーナ。 私を、選んでくれて、ありがとう。
[ゆっくりと彼女の身体を引き寄せて、 もう一度だけ、優しく抱きとめて。
――"記憶の中の彼女"とどこか重なるその暖かな身体を。
此方も初めて目にする小さな赤い鬱血は、 奇しくも"彼女"が好きだった百合の花の模様*]
(346) 2016/08/06(Sat) 01時頃
|
|
/* あちこちご成約おめでとーーー!!
久々に、手の平に嫌な汗をかいている中の人です。 告白ロルとかいつ以来だ… あと村建てから爆弾発言飛んできた…飛んできた…よ…(ひぃひぃ
(-194) 2016/08/06(Sat) 01時頃
|
|
/* みんなかわいいけど俺のコーラリアが一番かわいいよってメモで言うのは恥ずかしいので灰に埋めとくわ…。
(-195) 2016/08/06(Sat) 01時頃
|
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る