
814 愛しい貴方を穢したくないから。
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ラヂオが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、カルナス、フィエゴ、オブシウス、シャオ、パーヴィス、ハク、リアント、キーツ、シェニ 、エメリア、ソル、オペラ、ヴィスマルト、オルコット、コーラリアの15名。
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/* どきどきそわそわする
(-0) 2016/05/30(Mon) 00時半頃
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/* 初期つけ狙いはオペラさんっす! ……さて、俺をSTKしてくださる人誰なんだろう。わくわく
(-1) 2016/05/30(Mon) 00時半頃
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[フィエゴが帰った後。 ――直ぐに、訪問がありました。
突き指をした養護施設の職員でありました。 フィエゴと共に働く職員です。>>1:579
出勤前に突き指をして、教会へ訪ねに来たのです]
え――…あの施設の職員なんですか?
[これは、好機かもしれません。 フィエゴを、穢れさせないために。 フィエゴを、ケルビスの財から守るために。
この男を利用しない手はありませんでした。]
(-3) 2016/05/30(Mon) 00時半頃
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/* ラヂオーーー!!
(-2) 2016/05/30(Mon) 00時半頃
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― 呪われた黒真珠と賛美歌 ―
[街を出歩くには、か弱い身体。
――あぁ、それでも、一目会いたいのです。 ――フィエゴに、会うために。
人一人の人生を潰しても、 私の人格は、他人の頭に寄生し 我が物のように、身体を奪います。
――…こんなに、お慕いしているのですもの。]
(-4) 2016/05/30(Mon) 00時半頃
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きよき妹背の まじわりは
なぐさめとわに 尽きせじな
重荷もさちも 共に分かちて
よろこび進め 主のみちに
(-5) 2016/05/30(Mon) 00時半頃
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[私が謡う時、聖歌を口ずさむ時。 私と、私の歌を間近で聞く者の人格を 一時のみ、入れ替わらせます。
借りた者の身体を自らの手足として。 借りた者の視界を自らの眼として。]
(-6) 2016/05/30(Mon) 00時半頃
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[私のように男女の性を、思考を持たぬ者には 私の器を、得られますまい。
入れ替わり入るべき器に入れず、 もとの身体にも戻れず。 この世界をさまよう、永遠の旅人となる。
一時の入れ替わりを果たした後。 物言わぬ貝となり、ただの抜け殻となるのです
真珠の苦悩を知らないのだから。]
(-8) 2016/05/30(Mon) 00時半頃
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/* わぁお!コーラリアチェンジ!("゚д゚) キーツさん大丈夫かな
(-7) 2016/05/30(Mon) 00時半頃
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[こんなにお慕いしているのですから。
こんなに愛しているのですから。
フィエゴの傍に、いたいのです。
私が慈愛を注がぬ、恩も無き隣人が ――…如何様になろうとも
尊き犠牲であるでしょう。]
(-9) 2016/05/30(Mon) 00時半頃
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―月と太陽―
[この街に暮らし始めたのがいつからか、 名が売れてきたのがいつからか、 正確な事は覚えていないけれど、親元のない子供たちが集まる施設へと依頼品を届けに顔を出す様になったのは割と古くの事だったと記憶する。
特に、病弱な子が倒れた、などとあれば呼び出されることも少なくはなかった。 その子供の一人に、月の名と宝石を持つ儚い少女はいた。 そして、その少女に看病だと付き添う太陽の名と宝石を持つ少年も。
月と太陽―――
魔術において特別な力を持つともいわれるその二つ。 硬い天井に閉ざされたこの地下では、その力を証明することなど出来ないけれど、その力が有効だと言われるのは魔術だけではない。
己の扱う錬金術も、その二つは特別なものとされていた。]
(-10) 2016/05/30(Mon) 00時半頃
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養護施設にいる… ルナという少女が貴方の求める物に近付く鍵、かもしれないですよ。
[そう告げた相手はとある貴族の者へだ。 不老の力を求めてきた内の一人。 碌な人間でないことはわかっていた。 分かっていて告げたのは、確認したいこともあったから。
少女はほどなくしてその貴族へと引き取られることが決まったようだ。 そしてその少女が再び体調を崩すのもそう遅くはなかった。
実際に空のある世界では、月の光は太陽の反射だという。 太陽の光がなくなれば、月はその輝きを失う。]
偶然ではなく必然―――
[隠された工房の奥の部屋。 主である男は口元へと弧を描いて呟いた。
その力があの子たちに宿っているのなら―――]
やっと… やっと、私は―――
[呟く言葉はどこか切なさも滲むもの。 『なりそこない』の身体を抱き寄せて、近い未来を想像して錬金術師は笑いながら涙を一つ零した。*]
(-12) 2016/05/30(Mon) 00時半頃
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/* おおう、キーツさん……。 色んな発想がすごいなーとか、 けっこう好きなキャラだったしこれからも お世話になるつもりだったのに残念だ。
NPCとしてでも、何かしら絡めるといいなあ。
(-11) 2016/05/30(Mon) 00時半頃
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/* あーパーヴィスだああああ!!!!!(可愛いから拝む) よよしくお願いします!!
(-13) 2016/05/30(Mon) 00時半頃
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[男の魂は、日の射さない地下の世界を彷徨うが。 抜け殻である筈の男の躯は、ぴくりと動く。
――『私』を、見つめる。 『私』は、本来入っているべき『私』の人格を持たず。 聖女のように、聖母のように、眠る。
男の躯を奪える時間を過ぎぬように、『私』は歩き出した。 『私』であれば遠い道のりの街までの距離も 軽やかな足取りで、歩ける。
フィエゴより3つ歳上の平凡たる男の中に。 『私の人格』が寄生しているなどと、 一体、誰が思うことだろう。]
おはようございます。 すみません、遅れちゃって。
[施設に入れば、フェイせんせぇと名を呼んで 飛びついてきた子供がひとり。 抱き上げて暫くあやしてから、職員の待機所へ向かう。
そこは丁度人気もなく。 職員名簿を簡単にのぞき見れたのだ。]
(-14) 2016/05/30(Mon) 00時半頃
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―→工房―
[余計な誤解を招いたとも知らず>>641 工房の主は無事に?工房へと帰還した。
無論。途中、コーデリアの雑貨店により、 シェニカの眼帯の発注も忘れず、行った後でのこと 本屋の主より、意中の本は買えなかったが仕方無い。 いや明日からどんな顔をして会えばよいのやら
よもやあの騒ぎが友や錬金術師に見られていた >>1:628>>1:645>>1:638>>1:649気づかずじまい
よく見えるはずの眼は少し陰っていたようで ふうと一息。漂う呪いの残り香を扇子にパチリ。
集めたものの確認と共。 硝子工房の奥、自室へと向かい歩く その際、隣り部屋の惨劇に気づき>>1:111、 ため息1つ帰ったら片づけさせよう、この辺り一帯
と心に決めて、自室の扉を開いて中へ ]*
(0) 2016/05/30(Mon) 00時半頃
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[ 不貞は、罰を受けねばならない。 ]
(*0) 2016/05/30(Mon) 00時半頃
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[フィエゴの自宅の――住所。 目的は、それだった。
その住所をしっかり頭へ叩き込む。 次は、別の誰かを使って、フィエゴの家に『掃除』しにゆこう。 彼の穢れを落とす為に、彼の家にある金品を棄ててしまうのだ。 金や物に騙されたり、取りつかれたりしないように。
職員の待機所を抜ければ、彼と鉢合わす形にもなったか。>>1:647]
よ! お疲れ。 いや~寝坊しちゃって……
[『私』が入っているなんて、幼馴染の彼であれど 一見で見抜くのは、難しいだろう。
他人の外見で、他人の声で、よく見慣れた同僚。 あぁ、けれども。 いつもはシャツをズボンに収めているけど。 今日は珍しく、シャツが外に出ている。]*
(-16) 2016/05/30(Mon) 00時半頃
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/* コーデリアになってるw何か可愛い>>0
(-15) 2016/05/30(Mon) 00時半頃
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[真昼のワルツは、微かな水滴を撒きながら。 舞踏会に不可欠の弦楽も聞こえぬが、 存外様になるのは彼女が舞台の名を持つ為か。 常は下から刺さる険の声も、 長躯を折って膝付けば、上から降り注ぐ。>>1:623]
さぞかし深い事情があるのだろうね。 こんな場所で水を浴びるほど、筆舌し難い事情が。
―――…今度は、井戸にコインでも落としたかね?
[三年も前の話を持ち出して、同じ轍を踏む。 小銭の為に地を這い、桶を引っ繰り返す娘と言外に。
口を開けば紳士らしからぬ嫌味が飛び、 彼女を慰めるのは足を気遣う指先と、 小さく喉を鳴らして伺う黒き獣だけ。]
(1) 2016/05/30(Mon) 00時半頃
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[色付きの無い白皙の肌を見て、踝の膨らみを掌で包む。 潤う肌から雫を払い、歪みを持たぬ骨と筋を確かめて。
性の匂いも虚ろな娘には、幾ら検分の名目でも過ぎたる接触。 親子ほどに年齢に開きが在ろうと、気を置けぬもの。 其処に不埒の有無は、きっと関係がない。
言葉に迷って、結局唇を結ぶのは彼女の癖か。 沈黙を選んだ隙に、右に左にと無傷を確認し、漸く手を下ろし。 出遅れた犬も、今ばかりは眦ではなく、 足首に薄い舌を這わせて無事を喜ぶ態度を示した。
この場において、素直で在るのは一匹だけ。>>1:638]
(2) 2016/05/30(Mon) 00時半頃
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[え、なに。 マジで心当たりあんのかよ。
――と、喉まで出かかった女扱いへの反感は どこか寂しげに笑う唇に咥内で留まる>>1:644]
その石が ……何なのかはしらないけどさ
もしオレと同じ石だったとしても オレはオレだし。 その子は、その子だろ。
……っと、思い、ますよ。
[金剛石に抱く渇望が、どれほどのものかを知らないが故の言葉。 何も知らないからこそ、平気で抉る。
らしくない言葉に、表情に、ついうっかり、素の言葉が出て。 わざとらしく、丁寧語にもならない言葉を付け加えた]
(3) 2016/05/30(Mon) 00時半頃
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―自室―
[ 確かなものが欲しい。 握って居た手のぬくもりが唯一の導べ。 君が居るだけでよかった。
君だけは俺を見てくれるから>>1:374 母親の為の炎だけでなく俺だけの炎を作ってくれた。 危うい幻想の中で、されども、確かな光。
夜明け前より瑠璃色の、皐月の木々。 鮮やかな、碧。 鱗粉巻き起こす蝶が濁りを見せる。 何も言わない俺を察してくれた、その顔。
起こした奇跡は、硝子細工よりも儚く強い。 ]
…お前だけだよ、カルナ
[ 誰よりも愛しい友へ。 微笑ましい噂話。それを 不貞を働いたとばかり、だって俺はお前の友達だ。 俺の友達はお前だけなのだから。
友を裏切ったと自らを責めるように、 袖より出した手、火傷痕残るそれ 職人の命たる指に硝子の欠片を当てて。]
(-17) 2016/05/30(Mon) 00時半頃
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[持ち上げた腰に、濡れて色を変えた膝。 彼女の検分を先んじた指が、今更ながらに乱れた髪を整え。 耳は姦しい反論に傾けながら。>>1:643]
―――…ふむ、私の醜聞を按じてくれるのか。 だが、生憎、今のお嬢さんに心配される謂れはないよ。
[薄く口元に笑みを敷きながらも、逆鱗への愛撫は止まない。 彼女の血管耐久試験に無意識に挑みつつ、 男は肩に掛けた外套から腕を抜く。
促す言葉は、恐らく彼女なりの譲歩。 元より、気丈さは持ち得ても、 人といがみ合って悦を得る手合いではないのだろう。
しかし、彼女の真摯な歩み寄りを踏み躙るのも慣れたもの。]
(4) 2016/05/30(Mon) 00時半頃
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っ、ぁ。
[ ざしゅりと小気味よい音が響く 切断まで至らなかったは、まだ。 まだ、足りぬが故。
――穢れてはいけない。 穢されない、唯一無二の友へ
彼の隣。 開かずの寝室に詰め込んだスクラップ >>1:372>>1:361友だけを切り飾りをつけた硝子瓶。 そして、友だけが映り込む、硝子球。 才高き魔術師が生み出した魔法の品に映る横顔。
ほの暗い世界で光を放つのを
血濡れた手で球体越しに 撫ぞり、血濡れた痕を頬へ残して 煌々と開く目は淡い光を湛え艶を帯び輝き。 ]*
(-18) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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[空を、見る。
まだ明るい、けれど。 少しづつ、少しづつ。 夜の帳が近づいてくる気配を何故か敏感に感じる。
先ほどの通信。 不意に、シャオの低い声が耳に蘇る>>1:350
嗚呼 夜が来る前に、女神の涙を渡さなければ。 これを持っているのは、嫌だ。 凄く嫌だと思った。 だけど――離して置いておけない。
重く絡みつくような、試すような、見透かすような、呪怨めいた声が耳にこびりつく]
『ああ、生きているよ。』
[そう告げた後、どんな言葉が返ってきただろう。 通信機の向こう、相手がどんな顔をしているのかは、分からない、まま。 不吉な不安ばかりが膨れ上がっていく**]
(5) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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[彼女の淡い髪色を隠すように落ちるのは、厚く上質な外套。 その一枚で彼女が何カ月安穏と暮らせるか知れもせぬ逸品。 三日月を描く唇が吐くのは、犬の労いの半分にも足りない語。]
施しだよ。 それを売って新しい靴でも買いたまえ。
[鋭利な言の刃は、彼女に真心を飲み干させる。 歴然と教えるのは、持つ者と持たざる者の溝。
矜持に、或いは心臓に一太刀を浴びせ、 男はサーベラス。と犬を呼んだ。 耳をピンと立てた獣は、踵返した主人の背を追って。]
(6) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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/* 俺の友人は何をしてるんだ(まがお そんな痛いことしないで(´;ω;`)ブワッって カルナスは泣いてしまう……っ
(-19) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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[犬歯に円環を引っ掛け、 チャロ石の煌めきを隠すまま、振り返りもせずに。*]
(7) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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[愛した人の欠片。
自らがいずれ手離すことになる予兆を感じ取っていた少年には、 無条件に他者へと与えられるその輝きは 胸を焦がすほどに欲してならぬもの。
年端もいかぬ少年へぶつけた妬心さえも>>1:622 己の心を切り付ける。]
(-20) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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―昨夜、一日目―
[ 彼は知らない、昨晩寝室で。>>1:107 彼が帰ってくるたび、寝入り声が聞こえる内に。 開く手があることを。鍵など掛けぬ信頼を前。
眠る友の顔、 火傷痕が残る指先が、ふにと頬に触れた。 何度も、何度も確かめるように。 輪郭をなぞる爪は男の其れ
誰も近づかぬ髪飾りかける耳の裏側。 肌を静かに揉むように 見えぬ場所へ寄せる唇は痕を
今日は此処までと刻んだ彼の帰省の夜。 何があろうとも、日常は忘れないとばかり。 半年越しの逢瀬を繰り返す。
一週間だけ、星々の恋人の如く 帰省したばかりの友は疲れているからと 其れだけに留めるは、出来た友の姿とばかり。]
(-21) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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[この施設職員は人数が少ない、皆親しき中という存在。 一番年下なのは勿論自分。 他は皆数歳離れている年上の女職員が多い。
そんな中、唯一歳も近く、男の職員が居た。 とても優しい、尊敬している先輩の一人だ。]
―――…あれ、フェイ先生! 珍しいですね、俺より遅く寝坊するなんて。
[いつも遅刻するのは己だというのに、 今日は珍しく寝坊をした、と目の前に現れるフェイ先生。
なにも変わらぬ姿、声に勿論己は何も気付かない。]
ってちょっとフェイ先生、ほら子供たちに笑われますよ?
[シャツが外に出ている事を指摘しながら距離を詰めて、 クス、と笑みを浮かべながら軽くフェイ先生を見上げようか。]
(8) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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[なぜか今日のフェイ先生は可愛らしかった。 確りものの筈のフェイ先生を、ついつい揶揄いたくなる。
年上だけど年下のような感覚はいつもの事だけども、 それでもいつもより、少し距離が近い。]*
(9) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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…ふふっ。カルナ、カルナ?
[ お前だけがいればいい。 俺だけはお前を何時だって見て居るよ。 >>0:740病床にあった儚き母親。
『お前の事を見ない母親なんていらないだろ』
そう微笑んだ幼い頃。 公園でのやりとり。秘密の共有。 君は忘れてしまっただろうか。輝く石が橙に染まる日。 奇術魅せる友へ>>0:542満面の笑みを。
手袋を外して合わせる火傷痕はおそろい 二人だけの子供の国。君が大人にならないなら。 大人にしようとするものを全部、全部俺が ]*
(-22) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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/* ヴィスマルトだああああああ よろしくおねがいします!!!
(-23) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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/* >>7 持っていかれたああぁああぁぁああ!(cv.ぱくろみ)
て叫んでる場合ではない。 このおっさんまじ、まじ手ごわい。
(-24) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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[抉る言葉に、指先に更なる力が籠るも無意識。>>3
けれど、求めて止まないものが、 すぐ近くにあると知れば――
さて、その先はいずれの暗闇に行きつくやもしれず。*]
(-25) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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- 公園 -
[抱えてもいなかった疑問を解決してくれたのは 意外にもカルナスだった>>1:648 首を二、三傾げた後、成程と口にしてみたが きっと本質は理解していない。]
告白するタイミングが悪かった、のかな?
[理解していないから平気で口にする。
だって恋は。
誰かを想う心は秘めたまま終わらせるものだと想っているから。]
シャイガールと言うかシャオガール? 友達になりたいって言っただけなんだけど。
[カルナスの記事の様にあっさりと何を告げたか 話してみたが、一度立った噂は意味深に取るかもしれない。
取られたとしても、何も変わらず店を開け、 配達をするだろうが*]
俺、別におかしな事言ってないだろ?
[念の為、一応念の為、その場にいる知った顔に確認してみた*]
(10) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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/* なんていうかね、凄くパーヴィスのお相手緊張するですよ! えぇお相手ライラですよごめんなさいいいいっ!
でもね、設定めっちゃ大好き…!!!!
(-26) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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[進んでいく会話に笑って。>>1:650]
そうですね。 カルに幻の蛇見せてもらったんです。 かわいかった、です。
[先程見せてもらった蛇を思い出し明るく笑う。]
僕はすぐに読んでしまうから…。 また行ってもいいですか? もっとおすすめ聞きたいです。
[絵本に関してはなるほど、といった表情を作って。 自らの宝石を握りしめ笑う。]
そういう風にすればいいんですね! ああ、でも…僕ができるか心配です。 僕は馬鹿だから、うまく書けません。 それに…幸福は、人それぞれですし。
[また、困ったように笑って。*]
(11) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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/* 0回 残29680pt 俺の相方さん秘話だけでptガッツリやでぇ…!(えっへん(`・∀・´)エッヘン!!
(-27) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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/* 狙い先がデフォルトでヴィスマルトだったという、この気恥ずかしさよ!!!!
(-28) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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[カルナスへと告げたフラれて、という言葉が揶揄だったのは考える間でもないだろう。 普通ならば彼がいう通り男女感で使うような言葉なはずなのだから。
しかし突然の大きな声とその内容。 それと、カルナスが言っていた友が自分の予想であっているというのなら―――]
告白する前からフラれる、なんてこともあるのかもしれないですけど… まぁ、頑張ってください?
[よく分からず、首を傾げたまま呟いた言葉は一応他でもなく友へと向けた言葉。 長い時を生きる錬金術師といえど、急な縺れ話についてけはしないのです。
遠目で硝子工芸家が立ち去るのをみれば、それはより一層気まずく友を見ることになって。 こちらへとやってきたハクの話を聞く限りでは、友達うんぬんらしいけれども>>10、先ほどのカルナスとの話も合わせると、恋愛の縺れならぬ友情の縺れというやつなのだろうか。 友情にも三角関係があるのか、なんて思考が一瞬頭を過ればいやいやと自分の可笑しくなった頭を数度横へと振った。]
私は一旦工房へ帰りますかね。 あ、パイの準備はしっかりしておきますよ。
[なんて普段のニコリとした大人しい笑みとは違った、珍しく良い笑顔を浮かべて、自分と同じように衝撃を受けていた友へと>>1:649、再度頑張れと告げた。*]
(12) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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………。
[だって、こんなに自分の心は汚いのだから。 ああ、噂だとしても羨ましい、と。 そう思ってしまう。 暗い水底のように気持ちは淀むのを今は飲み込んで。 揺らぐ自らの宝石を強く握りしめ。
ただ、今は笑うだけ。*]
(-29) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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― 公園 ―
あはははは!!!シャオガール!! ハク、っさいっこーのネーミングセンスっす!!
[腹を抱えてひーひー>>10 でもね、って。眦を笑いの涙で滲ませて タイミングのことに関してはこう、告げるのだ]
そっすねぇ。多分そうだと思うっすよ。 シャオは恥ずかしがりだから、こう往来でずんずんって、 こられるとお伽噺の白兎みたいに逃げちまうっす。 あの本の名前なんだったかな?不思議が国であると? まぁいいや。
[此方も恋については知らないのでアドバイスしようもなく 友達に関してはそうだなーとうーんと考える]
シャオはあんまそんなこと言われたことないから、 パニックになっちゃったんす。 だから手土産……たとえば海老とかを持ってさ、 工房に訪問して、もっかい尋ねてみたらどうっすか? もし1人だと難しそうなら俺もついてくから。
[海老は完全にこいつが食いたいだけである もし1人だと、というのは。いざ腹をくくっても 自分1人で帰るのが気まずいという浅はかな打算も含まれていた
苦笑しながら、髪飾りを指は撫でる 母の形見の髪飾り。其れが覆い隠す耳の後ろに付けられた痕 鏡を見るを不精する己は何時も通り気づく事もなく*]
(13) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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―朝の広場―
[布に移ったインクの青。 エメリアの視線は足元へ。>>1:370]
おっと、そいつぁはねっかえりの色さ。 同じ青でも、大違い――っと。
[口が滑ったと噤む。 しゃがみ込んだ術師の男の、無防備な頭頂。
瑠璃石の青と重ねたと、見落とす2人には伝わらないと良い。]
おぉ? あぁ?
[新しく色を乗せた――ような、気がするが、魔法を使わずに磨かれた靴は時間が逆巻いたよう。
硝子眼鏡を外して見ても、良くは分からない。 仕組みが分かっていない。
ただの客なら、それで良いかと。 奇術師のネタを暴こうと躍起になる観衆とは違うのだと考えるのを放棄した。]
やっぱ腕良いわ、お前さん。 頼んで正解だった。ありがとうな。
[半年前の、仕事を始めたばかりの不慣れな頃をふと思い出し、赤い髪に思わず手が伸びた。>>1:380 頭を撫でられて喜ぶ年齢でもないだろうに。
そっと。]
(14) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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[葉を受け取るだけだからと、場所を変えずに掌をエメリアに向ける。同じ掌を。>>1:371]
味の好み……そういや言ってなかったな。困らせたかね?
[品名のみの注文だった。受け取りながら見せるのは、八の字の眉。]
まぁ、火をつけて試してみなきゃ分からない味ってのも偶には良いさ。 だから、次もそんな感じで、宜しく。 「お任せ」ってやつさ。
……ソルも、デビューしてみるかね。
[次がいつになるかは決めぬまま、また品名のみの注文を。 靴磨きが皮と墨とクリーム以外の香りを纏う。 洗いに向かうソルを、そんな未来に誘うのだ。]
(15) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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[指の皮膚にはインクの青が染みていた。 明日には薄れ、消えていくだろう。]
靴のインク?
あぁ、そりゃ勘違いだ。昨日作って貰ったばかりのやつじゃあない。
新品をぶちまけて、それを作り手のお前さんの前で――ってのは、流石に居た堪れない。
[ソルの前では触れなかったが、ものがインクなだけに気にしていたのだ。>>1:482 否定に手を振り、別れ際にもう一度。 翠の工房へ、早めの再訪を約して別れる。**]
(16) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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[噂を聞いてから、笑う事も忘れて。 普段とは違う表情――しかも怒りの感情を晒す。 それが、彼女の涙の原因の一つとも知らずに。>>1:629]
俺が聞いたのは、聖女が……… ――いや、たぶんそれで合ってる、けど。 そうか、俺も、入ってんのか。
[ルナの"兄"。そして、 聖女の施しを受けた"靴磨き"。 また増えたゴシップは、何も成長していない証。 強い否定と怒りが、どう取られるのか。 ルナの"兄"は幸いにも、靴磨きとなるまでの半年間、 噂が消える時間があったけれど。]
(17) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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……――っ、
[『たいよう』だと。>>1:630 泣きじゃくりながら、パーヴィスは、告げる。 それは幼い頃から言い続けていた事で。 本当なら嬉しいはずの言葉なのに。 彼女の名前を傷付けた事があまりにも悔しい。 太陽なら、もっと明るい場所に、住むべきだった。 昼間でも暗い、街の端ではなく。
優しい言葉が、髪留めに触れる。 淡い光と熱を発する日長石に込められた魔法が、 彼女の涙を止めた。1:631]
2016/05/30(Mon) 01時頃
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……――っ、
[『たいよう』だと。>>1:630 泣きじゃくりながら、パーヴィスは、告げる。 それは幼い頃から言い続けていた事で。 本当なら嬉しいはずの言葉なのに。 彼女の名前を傷付けた事があまりにも悔しい。 太陽なら、もっと明るい場所に、住むべきだった。 昼間でも暗い、街の端ではなく。
優しい言葉が、髪留めに触れる。 淡い光と熱を発する日長石に込められた魔法が、 彼女の涙を止めた。>>1:631]
(18) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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[落とした懺悔を拾い上げたのは、聖女の口付け。 怒りや悲しみや悔しさや、 負と呼ばれる感情を解くような、慈愛の。>>1:631
元気付けるどころか。 逆に元気付けられている。 これでは、太陽失格だ。 否、太陽と認めてくれた、彼女に相応しくない振る舞いだ。]
…うん、泣き止んだのなら、良かった。 そうだよな、ごめん。 絵本の中の太陽みたいになるって、 決めてたのに、これじゃダメだな。
[出会った時のあの言葉を、笑わずに聞いてくれた彼女を、 裏切ってしまったみたいで。]
(19) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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[同い年の少女に、初めて甘えた。 守ってあげたいと、思っていたから、見せずにいたのに。 笑おう、彼女の言葉通りに。 無理に作れば、それはぎこちない物だけれど。]
俺が住んでるあたりの住民はさ、 下世話な話が好きなんだよ。 だから、 パヴィーは、もう俺の家に来たらダメだ。
俺に会いたいならさ、 広場にくれば、十分だろ? ここにも、ミサ以外でも来るし。
[夕食をたかりに。なんて冗談を。 ソルが笑えば、それを反射するかのように。 パーヴィスも笑う。
それは、夕刻に一時だけ揃う太陽と月に似て。]
(20) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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そうだ、これ、パヴィーが?
[反応を見た限り、間違いないだろうとは思っていたけれど。 エウレカの袋からイヤリングを取り出して、見せる。 日長石によく似た色のイミテーション。 もし、是と返るなら、この場で耳に付けよう。]
あ、ごめん。 仕事中、だったよね。 手伝おうか?昨日、パヴィー手伝ってくれたし!
[中断させてしまった作業、そのお詫びにと 手伝いを申し出る。 しかし、噂の中心のソルがいれば、 いらぬ視線や雷を受けかねない。
許可が得られれば思う存分手伝って。 しかし、断られても、しょうがないから。 その時は先程よりも、うまく作った笑みで去るつもり。]**
(21) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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振られる、っていうかあれっすね。 むしろ恥ずかしがって工房にヒッキーになるかもしれねっす。 シャオ大丈夫かな?ま、頑張ってみるっすよ。
[俺、アイツが男好きでも友人で居られる自信あるし、と ぐっとこぶしを握り締めるのである>>12 性癖が何だ!友は友だ!!!
実際はお友達になりたいらしいハクの願いが、 珍事態を引き起こした、わけであるが其処までは想定外です と思ったらどうやら友情のことらしく
でもちょっとほっとしたのは否めない そろそろ、自分もここではない所に拠点を映そうと思っていたのだ 1か月前に奇術を披露した別の街の酒場の、女主人 母と同じ美しい橙の髪色の人 彼女に熱心に誘われ、今度向かったその際は暫しその街に ――年単位で滞在でもしようかと思ってもいたので]
了解っす。俺は……どしよっかな。 パイの事は、約束っすよ!
[告げればひらひら手を振って、頑張るっすと見送る背に投げかけた*]
(22) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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…そんなやつらとばかり話して
[ 血濡れた手が硝子球越しに彼の頬をなぞる。 今日は、友の好きな蒸し海老を沢山用意しよう。 気まずさは、時間が解決してくれるから。 海老を持ってさ、来たらなんて。 ――仕方無いな、お前がそういうなら>>13 お前が、そういうのであれば歓迎するさ。でも。]
一番は俺だろう?
[ 不貞は赦さない。 穢れは赦さない、だから。そろそろ友へ。 大切なプレゼントを きっとカルナも悦んでくれる この工房が、施設へ講習をしている理由 子どもはとても操りやすいから だからさ ]
2016/05/30(Mon) 01時頃
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/* 遅くなりました!パヴィーごめん。
そしてストーカーはエメリア! 2日連続付け狙いもエメリア!これが運命か!!!
(-30) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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…そんなやつらとばかり話して
[ 血濡れた手が硝子球越しに彼の頬をなぞる。 今日は、友の好きな蒸し海老を沢山用意しよう。 気まずさは、時間が解決してくれるから。 海老を持ってさ、来たらなんて。 ――仕方無いな、お前がそういうなら>>13 お前が、そういうのであれば歓迎するさ。でも。]
一番は俺だろう?
[ 不貞は赦さない。 穢れは赦さない、だから。そろそろ友へ。 大切なプレゼントをきっとカルナも悦んでくれる この工房が、施設へ講習をしている理由
子どもはとても操りやすいから
だからとばかり、友が目の前から消えることは考えず ]
(-31) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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― 蒼い手紙 ―
[ 半年前。 帰ってきた友へ手紙を書く子がいた。 奇術師の技に魅せられて、頬を染める子が。 前の帰省のこと、君は覚えているだろうか。
そら飛ぶ鳥を幻想に乗せて出した君に 赤い顔で手紙を差し出した子を。
その子が、ギャラリーに紛れていたこと>>0:566 君は支配人の招待状に夢中で気づかなかったようだが
一度だけなら、悦ぶ友が見えたから赦せた>>1:568 あほな事いう鳥頭を呆れるのも常のこと 煩いとばかり扇子を投げて、額にぶつけた。
袖で隠した唇が密やかに弧を描いていて
彼女は君に相応しくない
穢れるようなことは在ってはならないから ]
(-33) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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―拾い上げた金剛石と―
…恋人だった。 どうせ噂話で語り尽くされて、今更違うと火消しに回る気もないが。
宝石を持たずに生まれたダスクの息子の執心は、 金剛石を持って生まれた従妹の少女だと。
[ほんの数年前までは、下町でだって盛んに噂されていた別れ話だ。 今更取り繕う気もない。]
お互いに何を持って生まれてくるかまでは知ったことでないが
…それでも特別だったからな。
[過去形で語るには、今も喉奥塞ぐ苦しさを 他へ窺わせることはない。
古くから懇意にしているあの御仁と犬が覚えていてもおかしくはない、と 皮肉気に頬を歪めて、荷物持ちを買って出た支配人の足は、 下町の舗装を歩むことに躊躇いもなく。]
(23) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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/* >子供はとても操りやすいから !?Σ(・□・;)
(-32) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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おかげで、例の怪盗を見ても、無性に苛立つ。
[盗まれたものなどまだないが、 それでも恋人と同じ宝石の名を抱くことに嫉妬が隠せない。
らしからぬ舌打ちとともに、 雑用係の雑用を申し出る奇特さは服装に隠されて、 誰も知らぬまま。]
(24) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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[どれほど歩いたか、それとも雑用係の遠慮を聞き入れたか。
少なくとも荷物を手渡すことを良しとするまでは、 自身の気晴らしと称して彼の傍らに。**]
(25) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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『お兄ちゃん。ねえねえ、これラブレターなの』
[ 公園に居る彼へお姉ちゃんからだって
小さな女の子が差し出したのは、 半年前と同じ手紙>>1:527>>1:561 直接顔を合わせられなくなった子の。
――丸い、五指の爪と。 引きちぎられた蒼髪が入った手紙。]*
(-34) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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え? なんだよ本当に? うわー、寝坊ばればれだなぁ。
[中年女性に紛れ、そこそこの古株の職員は、 指摘を受けて、慌ててシャツをズボンの内側に挟む。 案の定子供たちに見つかって指を指された。]
昨日、書類を溜め込んでてさぁ …フィエゴは相変わらずだな。
[距離が、一歩詰まれば『私』であれば交わせない目線の角度。 フィエゴを自然と少しだけ見下ろす形で。 にこり、歯を見せて笑った。
馴れ馴れしく肩を置き、無造作に頭を撫でる。>>9 あぁ、他人は狡い。 フィエゴが職員に見せる表情や慕い方を、初めて見た。]
(-35) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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ははは、ちょっと更衣室行ってくるわ。 寝癖ついてないか確かめてくるよ。 じゃぁな。
[自然と、絡む視線を送りながら。 名残惜しげに、距離を取り離れてゆく。
女性の話し声が一室から聞こえる。 その日の当番だった中年女性の職員が二人、会話をしていた。]
(-37) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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/* こんな感じでいいのでしょうか。 そろそろオルコットをどんどん病ませていきたいところ。
(-36) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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[ドアを開けて、中に入る。
懐から、雑貨屋で購入した包丁を取り出すと 無声のまま、喉を掻っ切った。]
(-38) 2016/05/30(Mon) 01時頃
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[吹き出す血を浴びながら、もう一人の女性も切りつけて。 女の汚い悲鳴は子供たちの耳にも、フィエゴの耳にも届くか。
包丁を握ったまま、ガクリ、と膝を付く。 虚空を見上げる眼は、焦点をどこか遠くに。
中に居た『私』は、その躯を棄てて、『私の躯』へと帰ってゆく。]
(-39) 2016/05/30(Mon) 01時半頃
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靴磨き ソルは、メモを貼った。
2016/05/30(Mon) 01時半頃
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[――これが、すべての始まり …ではない。
もっと昔に同じ方法で施設の子供の躯を奪っては、 フィエゴを、近くから見ていた。
ある子供は、同じように廃人になってしまったり。 ある子供は、建物から落ちてしまったり、 ある子供は、人さらいに遭ったのか行方不明になったり と。
不幸な『事件』は、定期的に施設に存在していた。]*
(-40) 2016/05/30(Mon) 01時半頃
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― 礼拝堂 ―
私以外の女は、フィエゴの傍に要らないもの。
[私が恩を感じない他人がどうなろうと、関係ない。
そう、子供たちだって、同じこと――だけど。 今は、まだ。 それよりも優先したい事があるもの。]
次は、家に行かなきゃね………
フィエゴのおうちはどんな所なのかな。
[ケルビスの屋敷ではなく、フィエゴの普段暮らす家。>>0:914 内装は、どのようであるのか。
早く行きたくて、仕方がない。]**
(-41) 2016/05/30(Mon) 01時半頃
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― 覆水盆に返らず ―
[母の墓参りについぞ行かない理由――それは自分の紡いだ一言 其れがずっと心の奥底に深く深く根付いているからだ
きっと友人は覚えていないのだろう 言った事すら、覚えてない筈 俺のことを慮って言ってくれたのだと今なら分かる 彼の事を思うなら、友達ならそんなことないっていうべきだった
でも寂しくて、寂しくて 公園でのたわいもないやり取り つい彼の問いかけに頷いてしまったんだ
『お前の事を見ない母親なんていらないだろ』
そう問いかけられて。俺は頷いてしまった。 そのたった1つの後に。1か月後に母は流行病で亡くなった 俺の所為だ、俺の所為だ ――どんな顔をして母に己の姿を見せられる
橙色のに染まる石が茜の色を作る夕暮れに あの頃見せてくれた満面の笑み 子供の頃にいっそ囚われてしまいたかった でも周りはどんどん大人になってゆく 己もまた、大人になってゆく
だから、君が母の墓参りの事を尋ねた時に 目を逸らす様にしてしまったこと。本当は悪いと、思ってるんだ*]
(26) 2016/05/30(Mon) 01時半頃
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/* ………、……待って!!
まさか、シェニカちゃんお返事書いているんじゃあ…! ね、寝て!寝て!!(念)
(-42) 2016/05/30(Mon) 01時半頃
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カル……? ああ。俺の時はもっと色々魅せてくれましたよ? 少しタイミングがずれたかもしれませんね。
でも蛇も面白そうだ。
[略された二文字>>11を傾げたのも一瞬。 該当する人物は1人しかいない。
彼は楽しんだようだが、もっと目に鮮やかな幻の存在を口にする。 恐らく無意識の優越感。]
読み終えるのが随分早い。 そのペースならどんどん仕入れなければいけませんね。
用意しておきますので、いつでもどうぞ。
[彼の手の内で彼の宝石が息を潜めている。 もしかしたら普段ならその気配を感じ取ることが出来ただろうが、 見えぬ蝶は気配を遮ったまま。]
(27) 2016/05/30(Mon) 01時半頃
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心配しなくてもいいでしょう? 誰かに見せるわけじゃない。 文章に残すのが恥ずかしいなら、 見られないようにすれば良いんですし。
あなたがあなただけの物語を作れば良いんですよ。
自分が満足するまで作り直せる。 それが読み手の特権です。
[物語の続きが気になるなら、自分で紡げばよい。 不安になる必要もないとアドバイスしながら、 変なところで繊細なんだなと、彼に対する認識を 書き加えた*]
(28) 2016/05/30(Mon) 01時半頃
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― 井戸端 ―
[もし、私が舞台で配役を得ることがあるなら、 科白もなく背景と等しい通行人が関の山だろう。 舞踏会だって、屋敷で留守番が適役だ。 スポットライトを浴びぬ生涯も、嘘が不得手なのも 重々承知している。
向かい合えば交差する隻眼は、常と逆さまの角度で 威圧をこめようとも、壮年を過ぎた御仁相手に 敵うわけもなく。]
だから、水を浴びたのは事故で……。
ええそうよ、井戸の底ほどに深い事情があるの。 でもあなたに聞かせる義理は ないわ。
[だって、知ろうとしないのだから。>>1 三年の時を経ても尚、持ち出される話題は 当時と寸分違えず、威力を衰えず屈辱を蒸し返され。 つんと、そっぽを向いて黒犬に逃避するのもまた 成長のない所作。]
(29) 2016/05/30(Mon) 01時半頃
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/* 当人同士の縁故は顔見知りレベルなんだけど 見えていない部分の縁故が強くて、少しづつ紐解かれていくの、いいなあ
(-43) 2016/05/30(Mon) 01時半頃
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[さて、これからどうしようか そう考えていた折か。子供が1人己の方へ駆け寄ってくる]
ん?どうしたっすかー?
[しゃがんで、差し出される手紙を受け取れば 何やら一寸だけ重いような?]
……?
[開けてみて、うげっという顔をしたのには理由がある 何せ手紙の中には爪に引きちぎられたような、房の蒼い髪 手紙も何もない。何だこりゃと眉を顰める つい気持ち悪くなって公園のくずかごにボッシュート!
何つーもんを見てしまったんだとばかりに身震いをするのであった ハクらに尋ねられたなら、不幸の手紙もらっちまったっす!と 叫んで誤魔化す事だろう
あれか、呪いのなんちゃらを面白半分に奇術の対価で集めていたから 呪い貰ってしまったのだろうか 後でシャオにお祓いしてもらおうか。呪いの品チェックするって そう言ってたし。と
だから、その髪の主が半年前のラブレターの子ということも 実は公園のパフォーマンスを見に来てくれていたってことも ――もう、彼女が己と直接顔を合わす事は無いのだと
無知の知という言葉があるが。……知らぬ事は罪である*]
(30) 2016/05/30(Mon) 01時半頃
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[無理に暴れれば奈落に落ちかねない縁で、 体勢を整えると、艶やかな毛並みに触れて 切れる前に破裂しそうな堪忍袋を宥める。 外側は節だってかたくとも、内側は柔らかい掌は 踝から先の水分が乾くほど執拗に這う。>>2 慣れぬ接触は意図に関係なく、好いとは言えぬもの。 脹脛まで伸びる五指が、踵を擽ったとしても 笑える心境ではないから、じっとくちびるを噛みしめ。
半分しかない視線を、 人と犬、落ち着かなく交差させ 即席の診察を終える頃には深く息を吐く。
いつか、ホテルのロビーで見せたのと似た 羞恥に耐え偲ぶ表情を浮かべているとも気づかない。 ざらつく軟体が足首を舐める感触に、 今度は擽ったさを耐えることなく、 素直に心配を示す黒犬に相好を崩したから。]
(31) 2016/05/30(Mon) 01時半頃
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/* シェニカちゃんからのレスが返ってくるたび、 目が汗を掻くので、多分これが恋なんだと思う。
(-44) 2016/05/30(Mon) 01時半頃
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/* シャオさんの秘密の部屋は、 多分アレよね帰宅してきになるーじたーびたーすればいいよね?
(-45) 2016/05/30(Mon) 01時半頃
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/* しかしシャオで嬉しいえへへへ 俺ずーっと二人で友情育んで暮らすんだ[それハッピーエンドだ!!!] いけない、心を鬼にして鈍感を貫くっす!!
(-46) 2016/05/30(Mon) 01時半頃
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[そして笑うにしても大口を開けたカルナス>>13の話を 真面目に聞いて漸く納得した。]
ああ、やっぱり彼は繊細だったんだ。 そうか……。 そんなに恥ずかしい事を言ったつもりはなかったんだけど。
……本のタイトル何かとごっちゃになってるぞ。
[彼の面目を潰してしまったのは確かだ。 カルナスにツッコミを入れながらも、腕を組んで 謝罪については真面目な思考。]
海老が好物なんだ。 判った……具体的に何海老が好きなんだ?
俺一人じゃまた変な話になりそうだから、 お前が着いて来てくれるのはありがたい。
早速夕方にでも顔を出してみるけど。 どうする?
[好意は素直に受け取った。 シャオもカルナスがいれば無下に扱わないだろうと 打算もあったから、彼が余分に海老を望むなら致し方ないと 納得して配達を終えれば海老の購入まで予定を組んだ*]
(32) 2016/05/30(Mon) 01時半頃
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[彼の言う通り、醜聞を按じる謂れはない。>>4 先ほどは潜めていた犬歯を剥き出しにしながらも 泥水で染まった膝を見れば、 言うべきことは解っている、いつだって。]
当たり前でしょう、 この街での、あなたの評判が下がったところで あたしは痛くも痒くもないもの。
むしろ、期待してるくらいだわ。
[――言わせてもくれず、聞いてもくれないほうが悪い。 譲歩はまたも軽々しく一蹴されて、今日もまた 親切に返す礼節を失う。
ねえ、サーベラスと同意を求めたところで 犬が返事をするとも思っていないが。
いっそ"彼"との方がよほど、意志疎通を測れそうだ。 向かい合う隻眼は、御仁とは平行線を辿れども 番犬となら交わるのだから。]
(33) 2016/05/30(Mon) 01時半頃
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そりゃあんな美しい硝子の作品作るんすよ? 其れ位繊細じゃないとできねーっしょ。
[俺の作る炎?はてなんのことやら? 納得した様子にうんうん頷いたが 本のタイトルに関しては思い出せないので、 てけとーにいっちゃったっす!と開き直った>>32
海老土産には目を輝かし 純粋なハクを言いくるめて海老ゲットだぜ!! 別段シャオは海老好きというわけではないのは 本人の名誉のために記載しておく]
そうっすねー。ホッコクアカエビとロブスターがおいしいっす! 海老詰め合わせとかあったら(俺が)喜ぶっすよ!
うし、じゃあ配達手伝うから。 一緒に工房に行こうっす!きまりー!
[わーいと喜びつつ、ハクと一緒に工房へ向かう約束を取り付ける その直後、蒼の呪われし手紙騒動があったが ――この時は未だ、些事であった*]
(34) 2016/05/30(Mon) 01時半頃
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/* オルコットさん、やり辛い奴で申し訳ありません。 不束者ですが宜しくお願いします。
(-47) 2016/05/30(Mon) 01時半頃
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―自室―
[ぽたぽたと血が垂れる。 恥ずかしがり屋とは誰のことだ、誰の>>13
ヒッキーになるやら、男好きやら>>22 あらぬ疑いを友に立てられているとはどういう。 友達になりたかっただけの>>10本屋の主とすれ違い 錬金術師に謎の友情三角関係だとか>>12 思考をされているのは露も知らないで
友の滞在二日目。夕食を準備しながら 硝子作りの構想とやるべきことを決めてしまおう
今までだってよくあった。 常と同じ、気まずくてもすぐに晴れると信じている 腕まくりし、料理を用意しようとして ごろり。落ちたのは通信用の宝石 ]
…ああ、…そういえば
[ あれからリアントから連絡はない。 何処で何をしているのやら、滴はどうなったのか。 過るは、怪盗を案じる想い>>5不吉な不安の最中。 そういえばあの邸宅の女子はどうしたか。
彼女が乗り込んできたら
少々面倒な、否――厄介なものよとばかり ]*
(35) 2016/05/30(Mon) 01時半頃
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[ 力加減がやはり難しいなとばかり。 扇子でまじないを操り、ふむり思惑顔。]
(*1) 2016/05/30(Mon) 01時半頃
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[だって、あの日の言葉。 二人だけの秘密が、繋いでくれている
だから、お前は子どものまま 笑っていればいいんだって>>26 ]
『カルナ、…ねえ、カルナ』
[ 葬列の友を追いかける顔は晴れやかに。 ずっと傍に居る事を、友達でいることを疑わない 穢れなき眼で、穢れなき友を明るく見つめて
>>22不吉な考えはまだ知らず ]*
(-48) 2016/05/30(Mon) 01時半頃
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[理由なき施しは受けぬと、三年前の啖呵を忘れるほど 耄碌したわけでもないだろうに。
年齢の割に艶のある黒髪を整え なぜか袖を抜かれた外套は、よりにもよって 私の頭上に掛けられた。>>6 これが、舞台なら微笑ましいシーンになるだろうが、 まるでハンガーのような扱いを受けた気分。 どんな寒さも防ぐだろうそれは分厚く、そして重く いまだ不安定な縁に腰を下ろす痩身から 俊敏さと、持ち前の優しさを奪う。]
……ちょっと! 待ちなさいよ! まだ履けるって言ったでしょう!?
わ、っとと。
[娘の純真を、矜持をまとめて貫く一閃に 再び濡れ地に足を降ろすのが遅れ、 いつもは名残惜しさを見せてくれる可愛い犬ですら 素気無く主人の背を追っていく。
追いかけようとする足を、 この身が纏うには重厚過ぎる外套がまたしても阻み 汚してしまっては大変と、 たくし上げ抱えることで腕さえも封じてしまう。]
(36) 2016/05/30(Mon) 01時半頃
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酷い事をするなあ。
[ でも。それでこそ、俺の友だ。>>30 ねえやっぱり、そんな子より俺の方が大事だよなって 公園のくずかごにボッシュ―トされたそれを見。
ラブレターなんかよりも。 俺の方が良いに決まっている。 友が俺を選ぶのは分かっていたことだけど。
髪飾りを指がなぞったことを思い出して 母の形見、その下にある友への証。
友情にうっとりと微笑むのだ。 友が見たいと願うような、倖せと悦びを孕み。 硝子球越しの世界、焦がれるよりも近い距離の友。
誰かを連れてくるというのならば、それなりの歓迎を 悪いことも悪いようにもしない、まだ。―まだね ]*
(-49) 2016/05/30(Mon) 01時半頃
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/* シャオの其れは友情なのか……そうか(まがお 友情って重いんだね(
(-50) 2016/05/30(Mon) 02時頃
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……もう! なんなの……なんなのよ。 あたしになんの恨みがあるっていうの。
[再びひとり残された路地裏で、憤慨する。 これが持たざる者にできるせめてもの抵抗。
詰る言葉とは一転、眉を寄せる表情も 声音も、悔しさ以上に悲しみを湛えているが。 それを聴くのは、湿り気を帯びた壁の、輝石のみ。
騒動の、本当の意味での元凶である 命に等しい指輪の紛失に気付くのは、まだ先のこと。]**
(37) 2016/05/30(Mon) 02時頃
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/* 心臓が500個はしんだね。
(-51) 2016/05/30(Mon) 02時頃
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[シャオの誤解が解けたのか一部解けないままなのか 理解するつもりもない自分の耳に届くのは新たな声>>30
蛙でも潰した様な声と顔を怪訝そうに見つめて。]
どうした不細工な顔が更に不細工だぞ?
[からかうつもりで声を掛けたのだが、 不幸の手紙だと聞いて、何故か身震いがした。
きょろきょろと周囲を見渡しても誰もいない。
呪いを撒き散らす蝶の羽ばたきが、寒さを揺り起こす。]
不幸の手紙って……ライバル? それともお前こそ痴情の縺れ?
[寒さを紛らせるように、からかい口調をそのままに、 柔らかな笑みを湛えたエメリア>>12を見れば、 変わらぬ風貌と笑顔が波打ちそうな心を落ち着かせた。
彼女からの煙草はまだ届かない。 それでも時折彼女の作と教えられた煙草の香りは 気に入って、上がる紫煙の美しさも褒めた事もあった。]
(38) 2016/05/30(Mon) 02時頃
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え、そうなのですか? 僕がもうちょっと早く来れていたら…。
で、でも蛇かわいかったからそれていいんです!
[少しばかり子供のように口を尖らして。>>27]
頭は悪いけどなんとか理解できてます。 たまには昔買った本をまた読んだりしたりするんです。
朝に行ったんですけど二枚貝閉じてましたからねー。
[宝石を握ったまま笑って。 からかうような口調で言葉にしたか。]
やっぱり物語にしようとするとどうしても書かないと忘れてしまって…。 あ、あの…ノートとかでもいいんですかね?
いい物語、作れたらいいなって思います。
まず忘れないといいんですけどねー。 あ、出来たらハクに見せてみてもいいですか?
[アドバイスされながら楽しそうに笑って。 首をかしげながら問いかけた。*]
(39) 2016/05/30(Mon) 02時頃
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ははっそそっかしいフェイ先生もなんか物珍しくていいです。
あ、俺も同じっすよ同じ。 全く片付かないんですよねこの書類の山……。
[案の定、子供達に彼是と指摘をされるフェイ先生を見ながら、 いつもと少し違う感じにさほど違和感はなかった。 だから特に気にもならなかったし、普通にしてたと思う。
近寄った距離が少し近かったが、その笑みはいつもと同じだった。
少し子供扱いの様に肩を置かれ、 わしゃわしゃと無造作に頭を撫でられる。 そんな仕草が何処か擽ったくて――…嬉しかった。]
はい、早く着替えて来ないと怒られちゃいますからね。
[そのまま着替えに行くと更衣室へと向かうフェイ先生。 今日の女の職員二人は遅刻には割と煩いが、 己とフェイ先生を可愛がってくださる先輩だ。]
(40) 2016/05/30(Mon) 02時頃
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『ああ゛あ゛あ゛――――ッ !』
(41) 2016/05/30(Mon) 02時頃
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――――っな、んだぁ今の声ッ!?
[フェイ先生を見送り職員室の椅子へと腰を落とす瞬間だった。 絶叫の声と言うか、呻き声というか、 女性の悲鳴が施設内へと酷く響いた。
何事かと急いで職員室を出れば、 子供達が更衣室の前で泣き叫んでいた。]
おい如何し――――…… ッ 、 ぅ、
[更衣室の前に行けば、その光景に思わず口元に手を当て、 嘔吐しそうになるのをなんとか耐えるのが精一杯だ。
血まみれの更衣室に、切り刻まれている女性職員が二人。 そして、信じたくない光景は、己の身体を震わせた。
包丁を握りしめながらまるで生気を失っている姿のフェイ先生。
いくら声をかけても反応がない。 ―――まるで、抜け殻の如く。]
(42) 2016/05/30(Mon) 02時頃
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[ハ、と我に返ったのは子供たちの泣き叫ぶ声でだった。]
ぇ、と…子供達を早くプレイルームに集めろ、今すぐ!
[一番年上の子達にそう叫び、泣き叫ぶ子達をとりあえず任せた。 ドクドク、と心臓の鼓動が鳴りやまない。
クラ、と歪む貧血のような表情と、鉄の匂いとで噎せ返りそう。 実はこの施設にはちょっとした不幸な事件がいくつか続いていた。
そのターゲットはいつでも子供だった。 故にそこまで警戒をしていなかった時に起きた現状。
警察を呼び現場保存をし、 外はパトカーやら救急車のサイレンが鳴り響く。
警察がやってくれば事情聴取やらで、 身体がいくつあっても足りないのだ。
とりあえず一度子供たちを警察の人に任せ、 近寄り付いた赤の服を着替える為に一度自宅に帰る許可を貰えた。]
(43) 2016/05/30(Mon) 02時頃
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― →自宅 ―
[街中を駆け巡り誰かに声を掛けられていても気付く事無く、 やってきた落ち着く自分だけの空間の部屋。
ぼろいアパートは木製の二階建てで己は一階の一番奥の部屋。 1Kという本当に寝る為だけに帰る部屋は質素なものだ。
入ってすぐ狭いキッチンとユニットバスがあり、 そのまま奥への扉を開けば1Rの決して広くはない部屋。
ソファベッドに小さなガラス張りのテーブル。 三段の小さな箪笥とクローゼット。 タンスの上にはたくさんの写真立て。 パーヴィスやハクや、父さんとの写真が飾られていて。
金銭類の大事なモノはタンスの一番下の段に置いてある。
床へ散らばる紙類は、次に行こうとしている街の情報が、 沢山かいてある紙。
ガチャ、と家の扉を開ければ真っ先に向かうシャワー。 服を脱ぐことすら忘れ頭から湯を浴びて。]
(44) 2016/05/30(Mon) 02時頃
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―――…どう、して……、なん、 で………、
ぅっ、 …ぐ… ぇ、 …っ、ゲホゲホ 、
[たったさっき話したばかりのフェイ先生。 自分に沢山の事を教えてくれた二人の女先輩。
一度に三人も失くしてしまった。
いや、己が確りしなければいけない。 今日の施設の出勤は己だけだ、と痛む心臓を抑えながら、 着ていた服を脱ぎ捨て、素早く震える身体で身を清めて。
新しい服に着替えれば深く深呼吸をし、 勢いよく部屋を飛び出し施設へと向かう。
――――家の鍵を掛けるのを忘れてる事にも気付かずに。]**
(45) 2016/05/30(Mon) 02時頃
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シャオ、ガール…っ…。
[大笑いしたい、吹き出したい、我慢だ我慢。 やっぱり無意識かと納得して。>>10]
言葉ってやっぱり不思議ですよね。 ま、気持ちはわからなくもないですが。
[さて、シャオがどうするのか少し気になってしまったりする。]
……?
[なんだかカルに変なことがあったようだけれど。>>30 自分はどうしようもない、と思う。
シャオにお詫びにいくらしい二人。>>13>>32 少し様子を見るのもおもし…いいかと。 ついていきたいとは言えず。 その時間になったら二人の後ろをなんとなく離れて歩いていく、かもしれない。**]
(46) 2016/05/30(Mon) 02時頃
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不細工とは何っすか!いっけめーんっすよイケメン!! これでも別の街の酒場の女主人に口説かれてんすから! [ぶーぶーと文句を言いつつ>>38 不幸の手紙だと告げれば身震いするハク そりゃ怖いよね、俺も怖い
周囲を見渡す彼に、子供が持ってきたのだと しかもその子も消えてしまったと告げて]
ライバルなんていねーと思うんすけどね。 残念ながら痴情はねっす。 そりゃお代の代わりに寝たこたあるっすけど。
[それこそギブ&テイク。健全な成年男子、 童貞ってわけじゃありませんからね? 女の子と気持ちいことだってしますもの
爪とか髪とかマジ呪い、と身震いしていたが ――そんな己の姿を、誰かが”見続けて”いたなんて この鈍感な鳥頭が気づくはずも。ない*]
(47) 2016/05/30(Mon) 02時頃
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その友達自慢は本人の前で言ってやれ。
[そして残ったシャオの友人は、惚気の如く 友の自慢を口にする。 微笑ましいと目を細めていたが、微妙に海老の選別で 心の声が聞こえた気がして、違う意味で目が細くなった。]
一応聞くが、それ彼の好みだよな?
[やたらと乗り気なカルナスに怪訝そうに問い掛けながらも、 どちらが好きでも構うまいかと納得させる。
不幸の手紙で彼がまた表情を曇らせるなら、 これで重くなった方がマシだろうと 荷物運びをせがんだ数分前を思い出させて紙がたっぷり 詰まった鞄を無理に持たせようとした*]
(48) 2016/05/30(Mon) 02時頃
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/* おめめの向き間違えてないよねってハラハラしつつ。 おじさまは遊んでくれてありがとありがと。
1時間半で50近くログ進むってすごくねって やんすとガチ勢に震えつつ追ってたら 養護施設で2時間サスペンス劇場が起こってた上に 鮮やかにフィエゴが家探されフラグを立てておった。
秘話が来てない=オペラの可能性もあるし 気づけばまた滞在予告ぶっちぎったし寝よう……。
(-52) 2016/05/30(Mon) 02時頃
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/* 音速で殺人が起きとる。
(-53) 2016/05/30(Mon) 02時頃
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/* 狂人様が困ったちゃん請負皿になってないことを祈る。
(-54) 2016/05/30(Mon) 02時頃
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いやぁ。そんなの恥ずかしーじゃねーっすかぁ 本人には言えねえっすよ!
[内緒ねっ!と言いつつも、 心の声>>48が聞こえたらしい彼には、無言で口笛吹いておきました 否定する言葉は持たぬ。だが 海老は、食べたいのです、取っても食べたいのです
不幸の手紙は恐ろしい。見なかったふりして布団に籠りたい 髪ではなく紙がたっぷり詰まった鞄 気まずさの解消と海老の為ならえんやこら 勿論ちゃぁんと働きますともさ
後ろを少し離れてついてくるオルコット>>46もいることだし きっと硝子工房への帰り道は割と賑やか……だったかもね?*]
(49) 2016/05/30(Mon) 02時頃
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/* (※私をつけ狙う狂人様が、でございます。)
なんとなく眼球抉られても平気な気もするんだけど、 抉られたあととか、それを扱う描写を思えばウッとなるだろうからこのままNGで。
(-55) 2016/05/30(Mon) 02時頃
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/* 俺早すぎたね。ハクごめん
(-56) 2016/05/30(Mon) 02時頃
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………。
[妬ましい、妬ましい。 素直に言ったらきっとダメだから。 馬鹿な自分のままでいなければいけないから。 時間が、来るまで。
碧い瞳が淀んだ気がするけれど、気にしない。 握りしめた自らの宝石が運ぶのは、幸福か不幸か。 まだ、わからない。**]
(-57) 2016/05/30(Mon) 02時頃
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/* なんかね、言っちゃうんですけども。 早速二人(3人)殺されて中の人超興奮してる←
パーヴィスの中の人、やっぱりすごいなあってw ちょっと疎い奴なんですが、本当に宜しくお願いします(ぺこり
(-58) 2016/05/30(Mon) 02時半頃
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/* 描写し終えておもったんだけど、この世界に救急車とかパトカーってあるの?wwwwwww**
(-59) 2016/05/30(Mon) 02時半頃
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そう言われると蛇も見たいな。 後で見せてよ。
[オルコットから蛇の可愛さを力説されると 少し悔しくなってカルナスに強請ってみた。 だが朝訪れてくれていた事を聞けば>>38 さすがに申し訳ないと頭を下げる。]
それはすみません。 こうやって道草ばかりで、なかなか店に帰らなくて。
[そう言えばリアントは買い物から帰って来ただろうか。 特製のソーセージも待っているだろうから、 シャオの工房には海老とカルナスを置いて帰ろう。
忘れるところだったと密かに安堵して。]
俺も大事な事忘れるところでした。
良いんじゃないですか? オルコットさんがやりやすい様に。
俺が見ても評論家じゃないから変な事言うかもしれませんよ。
でも見せてくれるなら歓迎です。 俺が最初の読者ってわけですよね。
[自信なさげな様子に大丈夫と言い聞かせ、 読み物ならばと笑みは自然と柔らかに変わる。]
(50) 2016/05/30(Mon) 02時半頃
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え、お前経験あるの!?
[だがその笑みはカルナスの激白>>47に驚愕へと変わった。 その動揺っぷりから自分の経験の有無は推して知るべし。
明らかにテンションを下げたまま。]
何かおかしい。世間がおかしい。 なんなら俺が呪い掛けてやる。
[そんな物騒な事をぶつくさ呟きながら、 施設へ寄付する絵本の山を運ぶ使命を押し付けた。
届けてもらう予定だったフィエゴとその周囲に 惨劇が起きているとは露知らず。
今はまだ笑顔のまま。 オルコットが着いて来るのも>>46、気にはしない**]
(51) 2016/05/30(Mon) 02時半頃
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― 井戸端 → ―
[上流階級に生まれた男は、 淑女が惜しげもなく脚を晒すことを良しとせず、 屋外で安易に行水し、肢体を浮き上がらせるを良しとしなかった。 去り際に送った一瞥は、はしたない、と言外に詰る色。 彼女が懸命に尖らせる鋭さすら叱咤するように。>>29
ねめつける黒曜の色は、何時も彼女にばかり冷たい。 彼女から見て、紳士然と評せるのは姿形くらい。 妙齢の女性を辱める意図など無かったとしても、 無暗に素肌に触れて、指股にまで五指を通した。>>31
その顔を覗いていたのは黒き毛並みの隻眼。 幾度も瞳に焼き付けるよう、瞬きを挟んで。
どんな顔で診察に耐えたのか。 どんな顔で険悪を吐いたのか。
問われても、鳴き声ひとつ返さなかった犬は、 変化する彼女の顔を余さず覗き、一挙一動を視ていた。>>33]
(52) 2016/05/30(Mon) 02時半頃
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[侍女にもせぬ無礼で彼女に掛けた外套は、 前を閉じれば、足まで隠す紳士丈。>>36 施しだと告げて渡した衣は、濡鼠のラインを隠すもの。 彼女に淑女の振る舞いを赦し、好奇な眼を遮るもの。
正しく使わぬ言葉は、決して伝播しない。 無論、彼女が抱く深い悲しみも。>>37
清く正しく生きるとは、存外難解なこと。
犬の長い顎から拾い上げたるは拾得したチャロの石。 彼女の指に合わせた円環は、生憎小指でも嵌らない。
代わりに路の先に翳し、黒曜が覗きこむ。 真っ暗に見えたのは、夜が訪れた所為か、未来の暗示か。**]
(53) 2016/05/30(Mon) 02時半頃
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え、ハクないの?まじで? フツー20越えてたらあるっしょ。常識的に考えて。
[どんだけ奥手なのかと言いたげにハクを見つめる>>51 オナニーとかどうしてるのと聞きたいけどやめといた 鳥頭でも空気を読む事位はある 何故かテンション下がってるのは……童貞だからかな?
生暖かい視線のまま、蛇は後で見せてあげると 慈愛の微笑みで約束しました>>50
でもぶつくさ呟かれた呪いの言葉は怖いです 呪いはやめろ下さい
絵本の山を押し付けられてえっちらおっちら 施設の惨劇、気づくのには未だ少しの、時が必要だ**]
(54) 2016/05/30(Mon) 02時半頃
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― 記憶の欠片 ―
[節くれだった労働を知らぬ指が淡い紫を梳く。
膝上に頭を乗せた少女の暖となるのは、滑らかな毛皮。 柔らかく質量のある柔毛ではなく、 寄り添えば獣体温を間近に覚える彼女専用の毛布。
自身からしてみれば娘と言っても差し支えない少女の、 微睡を見守るは一人の青年と、一匹の犬。]
(-60) 2016/05/30(Mon) 02時半頃
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[逆光の眩しい顔貌こそ判然としないが、 皺の無い口元に浮かぶ笑みは、慈しみと愛情に満ちている。 壊れものでも扱うかのように、 前髪を流れに沿って分けて、耳に掛け、 そうして、指先が彼女の半顔を隠す留め具を掠めた。
わっと慌てたのは夢から覚めた少女。 両手でも余る男の手を必死に掴み、 頑なな拒絶を貰えば、流石に口角が下がる。 機微に敏い子が恐れた形そのままに。
だが、男は拙い言葉で言い訳を編む手を払わなかった。 寧ろ、幼い頭を懸命に回す彼女を想い、五指を包んで握り返す。
優しく、大きく、彼女の知らない大人の男の掌で。>>0:77]
君が泣くと、空が堕ちてしまいそうだ。
[年端もいかぬ少女の煩悶を、 サロンですら口にしたことのない甘言で慰める。 少し下げた眉尻は、精悍な面差しに切ない陰りを落し。]
(-61) 2016/05/30(Mon) 02時半頃
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どうか、何時も健やかでいて欲しい。 君を脅かす全てを、私が払うから。
君を、誰にも、穢させたりしないから。
[指先で掬う細い顎。 さながら舞台のワンシーン、 少女に配られた役柄は、健気なヒロイン。
伏せる瞼は焦がれる想いを食むように。 小さなリップノイズを立てて拭う甘い眦。>>0:78
彼女の雫を好むのは、この街に一人と一匹。>>1:117
―――――― 愛するのは、ただひとり。*]
(-62) 2016/05/30(Mon) 02時半頃
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― ケルビスとチャロアイル ―
[代々優秀な魔女を輩出するチャロアイルの家系は、 かつて浄化の奇跡を起こす名家として栄華を誇った。
今はもう、浄化の一門は廃れてしまったが、 祖を辿れば壁に街灯を埋める事業に深く携わり>>0:267 当時から貴族階級にあったケルビス家を支えたとされる。
漆黒の色は元来、穢れを溜め易く、呪われ易く、 街を照らす輝石を創る度に摩耗する性質。
ケルビスが代々支払い続けるは高貴なる義務であり、 チャロアイルが施すは、清き穢れの浄化の加護であった。
共に、寄り添いて、長きを生きるように。]
(-63) 2016/05/30(Mon) 02時半頃
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[故に、ケルビスの嫡男と、 チャロアイルの娘に縁談が結ばれたのも道理。
性差を越えた友であり、良き理解者であった彼女。
そこに盛るような情熱は無かったが、 愛い妹を想うような慈しみは備えていた。
それが、二十と五年前の話。]
(-64) 2016/05/30(Mon) 02時半頃
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[穏やかな親愛と、盛る情熱を天秤に掛けた娘が居た。
すらりと伸びた長身に、細い肢体。 マーブルカラーの黎明色はチャロアイルの至宝。
そんな娘が腹をなだらかに膨らませたのは、 ケルビスとの婚約を結んでから程なく。
不貞を糾弾したのは、ケルビスの先代。 腹を裂けと突き付けた黒曜石のナイフは呪いの神器。
庇うように割って入ったのは一人と一匹。
それが、二十と五年前の話。**]
(-65) 2016/05/30(Mon) 02時半頃
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― 二十と五年前の話 ―
[ケルビスの家に縁談が舞い込んだのは二十と五年前。 噂にもならぬうちに立ち消え、破断した瑣末。
浄化の魔女と、名門の嫡男との破局。 名門の家は緘口令を布き、魔女の家系は廃れ。
知らぬ話を知っていたのは、かつて当事者三人。 知らぬ話を知っているのは、いまや当事者二人。
同じ髪色、違う顔。 ノチェブランカ教会が夜を告げる鐘は重い。**]
(*2) 2016/05/30(Mon) 03時頃
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/* めーもー。 >>0:348カルナスにあったら、発動。
(-66) 2016/05/30(Mon) 03時頃
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/* えーーー!そうだったのかー!
て普通に読んでしまったけどちょ、ちょ、まじか やったーおじさまともっと遊んでもらえるぞー! わあいわあい。
けっこうな愛情の殴り合いになりそうというか既に殴られてて震える。 パーヴィスもやたら持ち上げてくれたけどシェニカそんないいこじゃないぜ…肩幅あるもやしボディなだけだよ!
あとねえ、3時だよ! きりよく日替わりできずお時間頂いてしまったものね…
なんにせよありがとうございます。これからよろしくどうそ!
(-67) 2016/05/30(Mon) 03時頃
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/* 穢れないままでって願ってるなら 穢れてしまえホトトギススタイル!(`・ω・´)
でも旅芸人してたら普通に女の子とにゃんにゃんしてると思うんだ(
(-68) 2016/05/30(Mon) 03時頃
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/* ようやくプロローグを読み終わったと、言ってもいいかな…(時計を見てうへぃと言いたくなった)
(-69) 2016/05/30(Mon) 03時半頃
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―斡旋所―
[広場から穴蔵までの道はスキップしたくなるほど気分が良かった。 鼻歌混じりに穴蔵を開放し、カウンターテーブルで物書きを続ける。 契約書と雇用成立書。 酒場の女主人へ、2枚目の書類を綴り終えた所で休憩を挟む。 金の塔が高ければ高い程、仕事の重みが知れるというもの。>>1:333 深いところ、過去や、それこそ前科の有無まで。 調査対象の名前を確認した時には、女主人の顔を黙って見つめたものだ。]
……別段、ひどくはないさ。お前さんは警戒心が強いだけ。疑い深いだけ。立派な城があるのに、何を恐れてる? 少し可哀想とも――おっと、口が滑った。今のは流石に。
忘れてくれ。
[感想や咎めは金の煌きに隠し、男は斡旋業に従事した。>>1:334]
(55) 2016/05/30(Mon) 05時頃
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[エメリア作の新葉を試そうと、パイプを持った手が止まった。
「必ず、また―――」>>0:58 告げた子供が老女に手を引かれてやってきた。 祖母かと思えども、似た所は何処にもない。 面影もない。
子供の手を見る。握り返す力が弱い。 縋ることのない手。だから、血縁関係ではないと推測した。 老いた修道女と姿が重なる。
あぁ、確か。この老女は先月も子供の手を引いて訪れては居なかったか。違う子の、手を。
目当ての紙片を探し出し、通信箱でヒソリ通話をしている。
施設に預けられた方が幸福だろうか。 建物前に置かれた方が安全だろうか。
あの子も、この子も。 売られるのかと――感情乗せぬ茶の眼差し。
通話が終わる。通話魔法の切れる、気配。 老女と子供が斡旋所を出ていく。
子供の瞳の色は、鮮やかな濃桃。 アザレアの花の色だと、選んだ硝子棒の色の1つ。
甥でなければ誰でも良いのだと思うのは薄情か。ひどい男か。ひどい伯父か。]
(56) 2016/05/30(Mon) 05時頃
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くっ [ずしり。見えないのに――肩が重い。**]
(57) 2016/05/30(Mon) 05時頃
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/* めもー。 >>1:548誕生日に贈り物。ソルとルナの誕生日って、いつだっけ……。
(-73) 2016/05/30(Mon) 05時半頃
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/* さて。
コーラリアは、結構「男」だった事を気にしている様子。 「女扱い」というか、「淑女扱い」が嫌なのだと思う。
レディですって? はん? って感じかな。
赤窓での口調も変えたいんだよなぁ。 レディの仮面を剥がそうか。
(-74) 2016/05/30(Mon) 05時半頃
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―過去:夜の子守歌―
[深海珊瑚は努めて笑う。]
きっとね。僕の前世はコファネットに沈んでいる宝石の1つなんだ。
[地下水脈>>0:111は、海と繋がっている。 だから――と珊瑚色の髪を揺らす。]
僕とパーヴィスは、同じ場所で同じ時間を過ごしてきた。
……そう考えたら、素敵でしょ? ね?
[内緒の黒真珠に手を伸ばして、努めて笑う。>>0:674 柔らかな首に手を伸ばして、努めて笑う。]
(58) 2016/05/30(Mon) 05時半頃
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[ 一緒に、海へ還ろうか――]
(*3) 2016/05/30(Mon) 05時半頃
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[けれど。紡がれる子守歌に胸が傷んだ。声の甘さが優しくて。 同じなら良いのに。性が混ざり合ってしまえば良いのに。 泡となって、溶けてしまえば良いのに。
離れた手で顔を覆う。身を縮こまらせて、一人深海に沈もうとする。]
ぼく、は――… やっぱり、怖い、よ
[体が変わっていく。緩やかに作り替えられていく。 元に戻るだけだと蛍石の友が言うけれど。 心配はないと、真珠の友が言うけれど。
女の子なんだから、と大人はコーラリアの行為を非難する。 男の子のままであればと幾度思ったことか。
手と手を重ね、額を寄せて。 せめて同じ夢が見れますように。 月雫に重ねる幼夢。]**
(59) 2016/05/30(Mon) 05時半頃
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―過去:絶対に嫌―
…―――お断りします。
[内容も聞かず、ヴィスマルトからの連絡というだけで、コーラリアはむべなく冷ややかな声を落とす。
支配人の従妹は実に可愛らしい子だった。 レディであろうとするならば、彼女みたいな子が良いと真似た時期もあった。
けれど、遠くに行ってしまったから。 2人が離れてしまったから。 揃いで買った服たちを丸めて捨てた。]
(60) 2016/05/30(Mon) 05時半頃
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どうせロクでもないお願いでしょう? ルームメイドの手伝い? それともマナー講習のマネキン役? 何にしたって嫌。絶対に嫌。
[見えないのに舌を出す。]
私が貴方の恋人の一人だって、街で言われてるのよ。 ほんとは……知ってるくせに。それがいーやーなーのー!
[ただの噂だとしても、ヴィスマルトガールズだなんて呼ばれたくないお年頃。>>0:417]**
(61) 2016/05/30(Mon) 05時半頃
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―近い過去:問―
[夜の食事は大抵Phantomで取っていた。 雑貨屋とは趣異なる場所。 客も役者になれるのならば――。
我儘も許されるのじゃないかと泡夢を見る。 男として生まれたままであったのならば。 初めから女として生まれていたならば。]
なぁに?
[幼い問いかけに似た声。>>1:493 何を、 したら。
酒に酔い、判断の付かぬまま笑みを返す。 昔の自分と重ねて、濡れた唇に指を添える。]
そうね。とっても気になるけれど… どうなるのか、私は答えを知っているかもよ。
[ひび割れ珊瑚の持つ答えは、1つだけ。]**
(62) 2016/05/30(Mon) 05時半頃
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―朝・雑貨屋―
[深いふかい海の底から引き上げられる。 そんな夢の目覚めはいつだって最悪。
目覚めの珈琲に角砂糖と魔法を1つ、溶かして。 公園へと散歩に向かった。>>1:1 夢を見るには早すぎた。種も仕掛けもないのだと記憶は褪せぬのに、更新されぬまま月日ばかりが流れていく。>>0:348
アイスクリンの甘い咥内のまま店に帰る。 開店を待っていたパーヴィスの姿に腕の時計で時刻を確認した。大丈夫。定時1分前。>>1:193]
おはよう、パーヴィス。 待っていてね。すぐ開けるから。
[解錠した扉を開けて、本日のお客様第一号を中に促す。 雑貨屋『エウレカ』は今日も定時オープンである。]
(63) 2016/05/30(Mon) 05時半頃
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[どんな犬を探しているのやら、名を聞いて首を振る。 耳の形が二等辺三角形ではないと首を振る。 店を訪れる人の、商品を前にして試案する姿は好ましい。 誰を想って居るのか、贈るとしてどんなシチュエーションを考えているのか、どんな風に受け取ってくれるのか……。 一心に注がれる視線が好ましい。>>1:194>>1:196]
お買い求め、ありがとうございまーす。 何方もきっと、喜ばれるわ。
大丈夫。自信を持って。ね?
[エウレカの品に間違いはない。 工芸家自慢の斡旋者の審美眼とは違うのだ。]*
(64) 2016/05/30(Mon) 05時半頃
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[開店から暫くして、旅の商人が店を訪れた。 街から街へ、品物を背負いて流すその商人の、人相は決して良いとは言えない。
――『アナモグラ』。
それが本名なのか、渾名なのかは分からないが、 名の如き風貌に、別の名で商人を呼ぶ者は居ない。]
ねぇ、アナモグラ。 今朝は職務質問を受けなかったの?
[猫背を更に丸めた後ろ姿に、店主は笑う。 勧めの薬瓶を手にすることなく、一瞥して首を振る。]
だーめ。だめ。 これならエメリアに頼んだ方が良かったわ。
(65) 2016/05/30(Mon) 05時半頃
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さぁ、帰った帰った。 仕入れ直して頂戴。
[追い払うように手を振り、カウンターに背を預ける。 店名の刻まれた箱は今でも手の届く場所に置いている。
その中身は、昔とは別の チョコレートの欠片。 魔女の涙のさざれ石。]
(66) 2016/05/30(Mon) 05時半頃
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[目に適わぬ物を見た後は、美しい物を見たくなる。 例えばそれは、動物モデルのピアス。>>0:487 銀の細金で形作られ貝の薄皮を貼っているから光の加減でキラキラと眩い。瞳の宝石は色違い。 テナガザルや孔雀、犬は残念ながら品切れ中。
収める箱は硝子製。 見えないように、知れないように、目を細めることを覚えた子も、今は父親以上の工芸家。
2人きりの時には瞼を押し上げてでも強要する。 何が見えるのかと。似た呪いをヨロコブ。>>0:344]
(67) 2016/05/30(Mon) 05時半頃
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ねぇ。 少しぐらいコワレテいる方が、きれいだって――シャオも、思うよねぇ?
[生まれ抱いた深海珊瑚。ひび割れ珊瑚。 その一粒に鎚を振り下ろした小さな手。]
(*4) 2016/05/30(Mon) 05時半頃
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このアライグマのピアスは、7週間前からあるのだっけ。 買い手が付かないのは寂しいけど、このまま長居してくれても良いのよね。
[持ち込み相手が、先と同じく姿を見せる。 これが変わらない日常。
変わることのない日常。]
いらっしゃい。 今日はどんな子を、私に預けてくれる?
[―――日常。]**
(68) 2016/05/30(Mon) 05時半頃
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お前、もう一回炎出して失敗して燃えてくれない?
[当然とばかりに言い放つカルナス>>54に、 動揺を通り越して明確な殺意まで出してきました。
呪いとか間接的なものではなく直接行動に訴える様に 両肩を掴んでぐらぐらと揺らし。]
そう言うのは好きな人の為に取っておくもんだろ。
[母の乙女の部分を受け継いだと言うより、本の虫すぎて 機会を逃し意地になったと言うのが正しいだろう。
折角のカルナスのなけなしの気遣いも、声高に言い合っていれば 周囲に広がる優しい視線から無駄なものとなる。]
お、俺は。好きな人に告白するんだからっ。 見てろよ。
[告白なんてするはずもない。出来る筈もないのに。 慈愛の微笑みにムキになって脱・童貞を宣言して見せた。 傍にいるオルコットまで聞かれている事にも 気を回せずに、さっさと行くぞと滅多に見せない動揺のまま 鞄を押し付け公園から離れて行った*]
(69) 2016/05/30(Mon) 07時頃
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- 施設 -
[いつもなら絵本を持って来てくれる人と認識されているから 子供達が飛び出して来てもおかしくない場所。
その場所に辿り着く前に、溢れる人だかり。 警察の姿まで見えた。
口々に声が飛び、その凄惨な事件>>43が語られる。]
!?
フィエゴは? 子供達は?
[色を失った表情で近くの女性に詳細を聞いた。 フィエゴ自身は大丈夫らしいが、この騒ぎでは 精神的に大丈夫ではないだろうう。
騒ぎと共に舞い上がる命の軽さが、血に目覚めた蝶の 羽ばたきに軽やかさと鮮やかさに力を貸す。
フィエゴの姿を探す視界の端に不吉を見た気がするが、 気にする余裕も無かった**]
(70) 2016/05/30(Mon) 07時半頃
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どうしてそうなるっす!?
[童貞の妬みこわい!!>>69 がっくんがっくんと両肩掴んでぐらぐら揺らされて 思わず悲鳴を上げました。殺意の波動を感じたのもあったからね]
後生大事になんてとっておくもんじゃねーっすよ! あ、でも後ろは新品んっす?なーんてねはっはっは。
[渾身のジョークは滑った。切ない なけなしの気遣いもスルーされ。世間は書店の主の、 男(硝子工房の主)への告白と童貞疑惑でにぎわう事でしょう]
そうか、頑張れっす…… あ、もしかしてシャオだったりして?
[なんて揶揄するのは、彼の好きな人を知らぬが故 男を好きと知らぬが故のことであった 脱童貞に関しては生暖かい目で頑張れと応援しておきました そうね、魔法使いになったら大変だもんねと 言った時には動揺からか、乱暴に鞄を押し付けられて 慌ててその後を付いていったのでした*]
(71) 2016/05/30(Mon) 07時半頃
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― 施設 ―
[施設には人だかり。普段であればそんな光景 ある筈がないのにと少しばかり不審に思うが 人々の噂話から大体の事件>>43を把握した]
フェイ先生が……?
[思わず口から漏らしたのは、 かつて自分が5年間の間に世話になった先生の名 男性の教諭で、クソガキだった自分にも 根気強く付き合ってくれた良い先生
それが、どうして――……?
思考の渦に囚われている間に、 フィエゴや子供たちの様子はハクが聞いてくれたらしい フィエゴは見当たらないものの、 施設の子供は警察らに保護され、不安そうにしている
炎を出して慰めてもよかったが その場合未だと不審者扱いされてしまうだろう 警察もセンセーショナルな事件にぴりぴりしているだろうし
だからこそ、ハクに如何する?と 尋ねる声は少しばかり低い ――呪いが友人を蝕んでいるとも未だ知らず**]
(72) 2016/05/30(Mon) 07時半頃
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[ 友の口から自分のことを聞くが嬉し それを素直に喜んで>>48>>49 言ってくれればよいのに。とばかり自分を棚上げ
髪ではなく、紙が詰まった鞄を手。 施設へ向かう、ともの声。>>47 ]
――なあに、それ。
‥女?
[ ああ、またか。って。 友は人がいいから、また騙された>>54。 仕方ないよな、とばかり。見ている眼が細まる。
だから、いつも帰ってきた友の体を清めているんだ。 穢れたものは必要ない、頬へ落ちる手型の血。 不吉を撒く蝶の残り香が喜ぶ色。
硝子越しに準り。扇子をぱちり鳴らす。 ――でも、ねえ。これはお仕置きが必要だ。 いつものこと、いつもの鳥頭。
ふらり立ち上がった途中、 まだ使っていない蒼い髪を踏んずけて。 ]*
(-75) 2016/05/30(Mon) 08時頃
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―→街―
[噂が回るのは早い。 足りないものを買いに向かった商店街。 蝶の残り香を追いかけるように振り返り。
事件を告げる声が届く>>43 雑貨屋の主、麗しきコーラリアとの語り合い。]**
(73) 2016/05/30(Mon) 08時半頃
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そうだな――でも。 コワレナイものが、俺はほしい。
[ 二人きりのときは瞼を押し上げられる。 その目が弧月に笑う。ひび割れサンゴを前。 どす黒い光を放つ、蛍石。>>67
――背負う分だけ。叔父の肩が軋む>>57 誰もが気づかぬ、その感情乗せぬまなざし>>56を 知るものは、口を挟むを許されない、
― 赦しはしないとばかり ]
(*5) 2016/05/30(Mon) 08時半頃
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[ 書店の主を渦巻く蝶が芽吹く 不吉を笑うように、ひらりはらり。 血の力で、よどんだ施設を覆い始める。
感受性豊かな幼い子らへ。明日には彼らの何人か。 病いに伏せるだろう。―-彼らはいうのだ、
――蝶を、見た。と。]
(74) 2016/05/30(Mon) 08時半頃
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|
[ それが呪いだと気づくものはない。 だって、恐ろしき惨劇のあとだもの、 ノイローゼになっても仕方ないでしょう。 一生背負うやもしれぬ、不吉の呪い。]
(*6) 2016/05/30(Mon) 08時半頃
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/* めっちゃおこ!してるひぃ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
(-76) 2016/05/30(Mon) 08時半頃
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[ 施設に預けらた方が、 施設に置かれた方が、安全だろうか
『ねえ、叔父さん。 』 ]**
(75) 2016/05/30(Mon) 08時半頃
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[ ―大丈夫。 書店の主むしばむ呪いは、友には掛からない。 担い手たる腕は、友自身をまだ狙わない。 そう周りばかりが静かに息を吸う。
炎を出して慰めようとしたら それはそれで職質されるだろうけど。 そうなったら引き取りにいくはだれなのか。
『ねえ、まじっくの、お兄ちゃんでしょ。』
こらの一人が、書店の主に尋ねる奇術師へ声かける。 その子が公園でラブレターを届けてくれた子と似ていると、友は果たして気づくだろうか。ねえって耳かして。
気丈にふるまうような子は、こっちへとばかり。 きじゅつを見せて、元気がない子がいるの。
お兄ちゃん、まほうつかいでしょとばかり。 他の子が、警察官が聞こえる声でいった。
お兄ちゃん、≪蝶を出せるんでしょ≫
患った子らの前。蝶が躍ったという話。 その前に、蝶を出せる奇術師が、来たという噂。 それが効力を成すは明日以降。
―今は、少々強引に。子が友を奥へ引き寄せるだけ ]
(-77) 2016/05/30(Mon) 08時半頃
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|
[ 硝子教室を開くため 訪れる施設は勝手知ったる場所。 少女に連れられた、ともがまず目にするは。
――物陰に隠れる蒼い髪。 公園で見たと同じ色。それがふっと消えて ]
『‥俺の事、忘れちゃった?カルナ』
[半年の帰省のたび。 女を抱いて帰ったときだけ。笑う声が背後。 布を巻いた声でくもぐった音を鳴らし、
友の口をつかみ、隣の壁へその身を押し付け。 背後に立つ同じくらいの背の高さ。 さらり、友の頬に触れる髪は、蒼い色。 彼の友に似た声、背丈。でも
――髪色は違う。 シャオはこんな風にカルナスの前で笑わない
前の訪れはなにいろだったけ。]*
(-78) 2016/05/30(Mon) 08時半頃
|
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[なぁ、これからどうする? 問いかけたその時か。施設の子の1人が、己を呼んだのは]
『ねえ、まじっくの、お兄ちゃんでしょ。』
え?ああ、俺はマジックのおにーちゃんであってるっすよ! どんなものだって作り出せるっす!えっへん!
[何処か、見覚えがある様な――…… いや、きっと施設に時折奇術を見せに訪れるから その時に。と 先程呪いのレターを渡した子と似ていると一瞬 脳裏に過ったけれどそんなバカな偶然あるはずもないと一蹴
コッチに来て。元気のない子らのために マジックを見せてと願う子供の1人 蝶を出せるんでしょう?と告げる子に 若しかして公園でのパフォーマンスを見たことがあるのかな? そう思って]
そうっすよー。でもね? 蝶々は特別な時にしか出さないっすから、ね。 他の色んな物なら見せてあげられるっすけど。
[絵本の中の雪とかはどうっすか?なんて尋ねつつ ハクに子供に奇術を見せてくるから 少し待っててと言い添えて 警察に職務質問されている、騒ぎに駆け付けた職員の1人にでも 絵本を持ってもらってその子についていこうか
後の噂の1つと、その疑惑 それ等が自らに降りかかることなど考えもせず]
(76) 2016/05/30(Mon) 08時半頃
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[そして案内されたのは硝子教室を開かれるであろう場所 自分はその教室に世話になった事は無いが、 施設に訪れた際には子供らにそういった場所があるのは 聞いていた、のだが―]
ひぎゃっ!?
[物陰から蒼い髪。一瞬びくっとなるものの 半年の間に入った職員か誰かだろうか 驚いたのは失礼だったかな?そう思って]
あ、すんません新しい人、っすか? 子供らに案内され――っ、がっ!!?
[言葉は途中で途切れる 何故って。そりゃあ。その声が聞き覚えがある声だから でも、友人の聲というわけではない 時折、背後に現れてくぐもった声で忘れたのかと問いかける そんな声。俺がホラーが苦手な原因が”こいつ”であり 口を掴んで壁へと叩きつけられる身
自分もまぁまぁ上背はある方、だというのに その男は力も強く、同じくらい――いや、僅か自分より背が高い]
(77) 2016/05/30(Mon) 08時半頃
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っ、あんたっ、何なんす……!!
[いつも、いつもと 水の膜を張りかけながら睨むが、捕まれた口元の痛み 背後に立った男に、壁に固定される痛みで うめき声にしか聞こえぬであろう
自分の事を忘れたのかと問う、その男の 蒼い髪、くぐもった笑う声 それ等が合わさってもとある人物に結びつくことはない 何故って”彼”がそんな事を自分にするはずがないから その男が現れる時の符号に思い至ることもなく
前の色は確か金。今回は蒼。何だこいつ髪染めてるのか? それとも自分の炎の様に七色、なのだろうか 子供が居る手前、パニックにならない様に幻術の炎で威嚇する事も出来ず 離せ、と息絶え絶えに。お前なんか知らない、と 自身を固定する男に向かって吐き捨てた*]
(78) 2016/05/30(Mon) 08時半頃
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/* ほんと だれだよ!!!(ツッコミ ってなるよね、鳥頭だもんね
(-80) 2016/05/30(Mon) 08時半頃
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[腕をつかむ指先に、力が籠るのを感じた。 思いがけぬ痛みに顔をしかめるが――振り払うことは出来ず。 重く、苦し気に語られる言葉を聞く>>23]
……金剛石の、?
[恋人。 愛し愛されるものたちを指す言葉。 しかし男には、辞書的な意味でしかわからない。目の前を生きることだけに懸命で、誰かを特別に想う事はなかったから。 だからヴィスマルトの苦悩も、理解できない]
あー。 そういえば井戸端で噂しているのを聞いたことがあるな、それ。 くっだらねぇから、聞くまで忘れてた。
石の色とか、気にしたこともないや。 オレも金剛石だけど、別にすごい魔法が使えるって訳じゃないし。
(79) 2016/05/30(Mon) 09時半頃
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[ディアマンテへの苛立ちが、露わになる>>24 月夜の邂逅。 あの時の苦い言葉の意味が、少しだけ分かった気がして>>1:44 少しだけ、渋い顔になる。
勝手に重ねられて、知ったことか、という想いと。 深すぎる執心を捨てられぬ事への憐れみと。 そこまで想える人間がいる事への、羨望とが 綯い交ぜになった渋い顔。
しかしそれは、一瞬]
――オレは嫌いじゃないですけどね、その色。
[あんたはあんただし、オレはオレだ、と言外に含めて。 ふうと、息を吐き、掴まれていない方の手で髪をひと掻き。
さっさと硝子細工を返してしまいたいのに、ディアマンテに歪んだ執着をする支配人が傍にいては工房に行くことも出来ず>>25
伴うというのであれば、買い物の途中であることを告げて、しばし気晴らしに付き合おうか。
昨夜の自分の失態の、罪滅ぼし代わりに**]
(80) 2016/05/30(Mon) 09時半頃
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|
/*
[ソルの言うところによれば――… 噂は、段階を踏んで膨らんだかのように聞こえる。>17 ソルが聞いたのは、私がふしだらな行為をした。 そこに、ソルの存在は無い筈。
『月』の兄である靴磨きと、――…が追加されたのは。 ソルが急に関与してしまったもの、らしく。
噂が膨らむまでの経緯は知らないにせよ 私の良くない噂に、ソルが巻き込まれた想像。 ぐすん、と乾ききらぬ鼻を鳴らしました。
ソルの抱く負の感情を。 額から接して、唇で掠め取ります。>>19
その時。 ――鎖骨の辺りにある黒真珠が暗く灯ります。 魔法を使った分の餌を得て石が慶んでいるのだと 私が、知る事はありませんでした。]
『たいよう』だって沈んで休む事、あるもの。 大丈夫だよ、礼拝堂は心を魂を休める場所だもん。
ここで休んで外に出れば、また陽は昇る。
[私の――、憧れだったソルを慰め、甘えさせる。>>20 それは、これまでソルに照らしてもらった恩を ほんの少しでも返せ、与えられたのなら。 なんだか、誇らしさすら沸くのです。]
……――ぁ。 まさか、それで?
[下世話な話が好き。 ソルの家を訪ねたらだめ。 プレゼントを届けたせいかと、目を見開き驚きました。]
――… ぅん。 …うん。
ごめんね、広場に行くか、…来てくれるの、待つ。
[眉をしかめこそすれども。 ソルの笑顔は、私を明るい気分にしてくれます。 夕食をたかる、なんて聞けば。 オムライスを近いうちに差し入れすると にこにこ笑いながら告げたのでした。 ソルのオムライスには『たいよう』を ケチャップで描く気マンマンですが 今は明かさずに、内緒にします。]
うん、そう。 リアねぇのお店でね、…ソルに似合いそうだから、
あ、…値段聞いたらだめだよ! 高く…ないけど。
…………。 日頃の感謝を籠めて。
[誕生日でも無いのに贈り物です。 餞別の贈り物、でした。
でも、いざソルを目の前にしてしまうと さよならが寂しすぎて、何も云えません。
告げねばならないと思いつつも そもそも気に入って貰えるかも解らず 自身の両手をあわせ、指を遊ばせ。 もじもじとしています。
目の前でそれを付けて貰えば、睫毛を揺らします。 とても似合うと思うけど、ソルが気に入ってくれるかが…]
ほんと? じゃあ、ちょっとだけお願いしてもいい?
お、おむすびくらいしか今は作れないけど
[次の仕事までに食べれるお弁当を お土産にすることを約束して。
手伝ってくれる]
(-82) 2016/05/30(Mon) 10時頃
|
|
― 斡旋所>>55 ―
……何を、ね。
[男はそれ以上は語らない。
調査を依頼しようと決めた時頭を過ぎった思考がある、こんな事をしなくとも直接聞けばいいじゃないかと。
それで答えてくれるならば其れで良し。 答えてくれないなら、別の相手を探せば良いじゃないかと。 以前はそうしてきたし、それなりに相手の噂が立ち。 いつの間にか消えて行った事もあった。
だが――]
貴方は良くやってくれるわ。 今後も、何か仕事がある時は優先的に頼む事にするわね。
[そう言って微笑むと。 彼女はもう一度任せたと伝えてその場を去って行く。 後日、報告書は彼女の元に思ったよりも早く届けられた。]
(81) 2016/05/30(Mon) 10時半頃
|
|
― 自室 ―
直接聞かないのは簡単だ。 こちらが聞いた事と調査して分かった事。
そこに差異があれば相手のこちらへの警戒度とか。 どれぐらい心を許しているのかとかが分かるから。
[そうして紅茶を一口飲んで。 彼の言葉が頭を過ぎる。]
『立派な城があるのに、何を恐れてる?』
――決まってるでしょう、そんな事。
(82) 2016/05/30(Mon) 10時半頃
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――貴女を失う事、よ。
(*7) 2016/05/30(Mon) 10時半頃
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― →施設 ―
[施設前へ着くと人だかりで騒めいている。 普段からは全く想像もつかない。
だが、分かっている人たちの囁き声が耳へと入る。
「またこの施設なの…。」 「次は子供じゃなかったらしいよ」
一部では有名になっている施設の謎の事件。 はぁ、と深い溜息を付き人込みを抜けたところで、 見慣れた姿を見つけた。>>70]
(83) 2016/05/30(Mon) 10時半頃
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/* シェニカちゃんの眼帯に触れていないことに 気付いて軽い死にたみを覚える午前。 女の子の装いが変わったのにドスルーとか有り得ない…!
(-83) 2016/05/30(Mon) 11時頃
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――…ハク? …あぁ絵本、持ってきてくれたのか。
[ゆっくりと彼に近づき、 つい先程までカルナスが居た事も知らずに。>>72 思ったほど冷静な己に一番吃驚してるのは己だ。]
悪いな…、こんな状況じゃ茶の一つもだせねぇし。 ゆっくり話もしたいんだけど…、子供達の事もあるから。
[肩にポン、と手を添えてもう一度耳許でごめん、と囁いて。 言葉だけは冷静でも、肩に添えた手はふるふる、と震えていた。
頭の中で考えるのは今の現状と、 今日は家に帰れるのか、 明日、パーヴィスとの約束。
もし作るとして己の家だったら片付けもしなければいけない。 床には散らばった次に行こうとしてる、 街のチラシが散らばっているから。>>44]**
(84) 2016/05/30(Mon) 11時頃
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/* 2d ☽ 地上15人 3d ☀ 地上14人 4d ☽ 地上12人 5d ☀ 地上10人 6d ☽ 地上8人 7d ☀ 地上6人 8d ☽ 地上4人
(-84) 2016/05/30(Mon) 11時頃
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― 街・往来 ―
[路地を抜ける長躯は振り返らない。 濡れた娘を路地裏に残したまま。
彼女に対する因業な態度も皮肉も、柔さを知らない。 濡れた女性の身を按ずるが紳士の役割、 常と趣変えた眼帯に賛美を並べるがその本懐としても。
自身の謝罪の前に、彼女の感謝の前に、 必ず聳えさせる壁は堅牢なケルビスの門より高く。
市井の噂ならば垣根を越えて鼓膜を擽ると言うのに。 例えば、神に仕える筈の聖女の副業。>>1:198>>1:552 当事者を知る男は、噂へ愚直な信を置かず、 されど、スラムに通って施す代償と過らせる。
施しの代償を知らぬのは、聖女と義賊と。 皆、白く透明に輝くうつくしいものばかり。]
(85) 2016/05/30(Mon) 12時半頃
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― → 斡旋所 ―
[夜の漆黒が路地を出れば、歩が向かうは工房でなかった。 贔屓の先に泥を運ぶのも憚られたが、 そもそも乱れた装いでは、名門が持つ常識に悖る。
汚れを気にせず迎える先はそれほど多くない。 商店街の一番端、斡旋所はその限られたひとつ。>>0:53 労働者階級に求人を与える場所では、それでも浮くが。
岩蔵の主が居れば良し、不在でも彼は留守番を置く。 当代自ら差し戻すとは、然しもの彼も驚くか。>>56]
(86) 2016/05/30(Mon) 12時半頃
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[前金は金色硬貨を数枚。 仲介料としては破格の値、これが縁を結べば更に倍。 求人は長く岩蔵で踊った使用人雇用。>>0:552 給金額はランクを上げ、経験の有無は不問となり、 代わりに新しい条件が幾つか着いた。
女であること、最低限の礼儀作法を弁えること。 それに、動物を厭わぬこと。
それさえ満たせば即日雇用、仕事着支給。 即金を求める者には上等な求人。
後は彼の審美眼に任せる采配。 幾ら適性を見誤りがちだとしても、女の趣味は悪くない。
よろしく頼むよ、なんて念を押す男の右手は、 チャロ石嵌る円環を弄んで居た。**]
(87) 2016/05/30(Mon) 12時半頃
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/* 施設の騒ぎは次拾う。 あと、シェニカにストーカーする。
(-86) 2016/05/30(Mon) 12時半頃
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[いつものことだから気にしてないとか。 見せることを約束したり。 楽しい話をしたのはいいものの。>>50
なんだか童貞やらそんな話が聞こえて。>>47>>51 しばし停止してしまったが。
ま、経験はどっちもあるけど。 …とは、テンション下がったハクには言いにくいわ。
二人とも止める様子はないので後ろをついていったか。>>49>>51 楽しそうな彼らを見るのはタノシイ。]
(88) 2016/05/30(Mon) 13時頃
|
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[好きな人がいるのは、むしろ好都合。 ただ、自分はほんの少し…ほんの少し。
とりあえず汚い感情が宝石が淀ませても。 楽しいものは楽しいのだ。
自分なんてどうせ――とも思うし。 まだ、汚い自分を見てはほしくないし。 今はまだ、しかたない。]
(-87) 2016/05/30(Mon) 13時頃
|
|
/*
[ソルの言うところによれば――… 噂は、段階を踏んで膨らんだかのように聞こえる。>17 ソルが聞いたのは、私がふしだらな行為をした。 そこに、ソルの存在は無い筈。
『月』の兄である靴磨きと、――…が追加されたのは。 ソルが急に関与してしまったもの、らしく。
噂が膨らむまでの経緯は知らないにせよ 私の良くない噂に、ソルが巻き込まれた想像。 ぐすん、と乾ききらぬ鼻を鳴らしました。
ソルの抱く負の感情を。 額から接して、唇で掠め取ります。>>19
その時。 ――鎖骨の辺りにある黒真珠が暗く灯ります。 魔法を使った分の餌を得て石が慶んでいるのだと 私が、知る事はありませんでした。]
『たいよう』だって沈んで休む事、あるもの。 大丈夫だよ、礼拝堂は心を魂を休める場所だもん。
ここで休んで外に出れば、また陽は昇る。
[私の――、憧れだったソルを慰め、甘えさせる。>>20 それは、これまでソルに照らしてもらった恩を ほんの少しでも返せ、与えられたのなら。 なんだか、誇らしさすら沸くのです。]
……――ぁ。 まさか、それで?
[下世話な話が好き。 ソルの家を訪ねたらだめ。 プレゼントを届けたせいかと、目を見開き驚きました。]
――… ぅん。 …うん。
ごめんね、広場に行くか、…来てくれるの、待つ。
[眉をしかめこそすれども。 ソルの笑顔は、私を明るい気分にしてくれます。 夕食をたかる、なんて聞けば。 オムライスを近いうちに差し入れすると にこにこ笑いながら告げたのでした。 ソルのオムライスには『たいよう』を ケチャップで描く気マンマンですが 今は明かさずに、内緒にします。]
うん、そう。 リアねぇのお店でね、…ソルに似合いそうだから、
あ、…値段聞いたらだめだよ! 高く…ないけど。
…………。 日頃の感謝を籠めて。
[誕生日でも無いのに贈り物です。 餞別の贈り物、でした。
でも、いざソルを目の前にしてしまうと さよならが寂しすぎて、何も云えません。
告げねばならないと思いつつも そもそも気に入って貰えるかも解らず 自身の両手をあわせ、指を遊ばせ。 もじもじとしています。
目の前でそれを付けて貰えば、睫毛を揺らします。 とても似合うと思うけど、ソルが気に入ってくれるかが…]
ほんと? ソルが手伝ってくれるならすぐ終わっちゃいそう。 …ちょっとだけお願いしてもいい?
お礼、サンドイッチくらいしか用意できないけど お昼にでも、食べて。
[次の仕事までに食べれるお弁当を お土産にすることを約束して。
手伝ってくれるソルに感謝しながら。 二人で手入れをすると、仕事はすいすい進みます。 祭事用の蔦と葡萄の飾りがついた鏡を ソルに向けて、掲げます。
イヤリング。 気に入って貰えたらいいなぁと思いながら。]
[お皿などの拭き掃除が終わったら、 サンドイッチの包みを渡してお見送りしました。]**
(-88) 2016/05/30(Mon) 13時頃
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[ソルの言うところによれば――… 噂は、段階を踏んで膨らんだかのように聞こえる。>17 ソルが聞いたのは、私がふしだらな行為をした。 そこに、ソルの存在は無い筈。
『月』の兄である靴磨きと、――…が追加されたのは。 ソルが急に関与してしまったもの、らしく。
噂が膨らむまでの経緯は知らないにせよ 私の良くない噂に、ソルが巻き込まれた想像。 ぐすん、と乾ききらぬ鼻を鳴らしました。
ソルの抱く負の感情を。 額から接して、唇で掠め取ります。 >>19
その時。 ――鎖骨の辺りにある黒真珠が暗く灯ります。 魔法を使った分の餌を得て石が慶んでいるのだと 私が、知る事はありませんでした。]
(89) 2016/05/30(Mon) 13時頃
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『たいよう』だって沈んで休む事、あるもの。 大丈夫だよ、礼拝堂は心を魂を休める場所だもん。
ここで休んで外に出れば、また陽は昇る。
[私の――、憧れだったソルを慰め、甘えさせる。 >>20 それは、これまでソルに照らしてもらった恩を ほんの少しでも返せ、与えられたのなら。 なんだか、誇らしさすら沸くのです。]
(90) 2016/05/30(Mon) 13時頃
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……――ぁ。 まさか、それで?
[下世話な話が好き。 ソルの家を訪ねたらだめ。 プレゼントを届けたせいかと、目を見開き驚きました。]
――… ぅん。 …うん。
ごめんね、広場に行くか、…来てくれるの、待つ。
[眉をしかめこそすれども。 ソルの笑顔は、私を明るい気分にしてくれます。 夕食をたかる、なんて聞けば。 オムライスを近いうちに差し入れすると にこにこ笑いながら告げたのでした。
ソルのオムライスには『たいよう』を ケチャップで描く気マンマンですが 今は明かさずに、内緒にします。]
(91) 2016/05/30(Mon) 13時頃
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うん、そう。 リアねぇのお店でね、…ソルに似合いそうだから、
あ、…値段聞いたらだめだよ! 高く…ないけど。
…………。 日頃の感謝を籠めて。
[誕生日でも無いのに贈り物です。 餞別の贈り物、でした。
でも、いざソルを目の前にしてしまうと さよならが寂しすぎて、何も云えません。
告げねばならないと思いつつも そもそも気に入って貰えるかも解らず 自身の両手をあわせ、指を遊ばせ。 もじもじとしています。
目の前でそれを付けて貰えば、睫毛を揺らします。 とても似合うと思うのだけど。 あの肩から下げる魔法の飾りにも釣り合いそうですし。 問題は、ソルが気に入ってくれるか――…でした。]
(92) 2016/05/30(Mon) 13時頃
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ほんと? ソルが手伝ってくれるならすぐ終わっちゃいそう。 …ちょっとだけお願いしてもいい?
お礼、サンドイッチくらいしか用意できないけど お昼にでも、食べて。
[次の仕事までに食べれるお弁当を お土産にすることを約束して。
手伝ってくれるソルに感謝しながら。 二人で手入れをすると、仕事はすいすい進みます。 祭事用の蔦と葡萄の飾りがついた鏡を ソルに向けて、掲げます。
イヤリング。 気に入って貰えたらいいなぁと思いながら。]
(93) 2016/05/30(Mon) 13時頃
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[お皿などの拭き掃除が終わったら、 サンドイッチの包みを渡してお見送りしました。]**
(94) 2016/05/30(Mon) 13時頃
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― 教会裏手 ―
いつもお仕事大変ですね。
[教会のペンキを塗り替えを終えた職人さんに挨拶します。
一言、二言お話をして―――…
職人さんは、赤いペンキの缶を持って どこかへ出掛けて行きました。
壁に座り込み、凭れて眠っている私を、 修道士が部屋へ運んでくれます。 外でお昼寝なんて、無防備だと呆れながら]**
(95) 2016/05/30(Mon) 13時頃
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/* また乗り移ってる><>>95 こういうのパーヴィスの描写上手いというか、めっちゃ好き。
(-89) 2016/05/30(Mon) 13時半頃
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/* ところで、実際には何歳なんだろうね、こいつ。 残っている記憶からの経年で二十歳ちょっとだとは思うのだけど
1、20 2、21 3、22 4、23 4
(-90) 2016/05/30(Mon) 13時半頃
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/* えっ、ハクより年上…?
最上級の輝石を持って生まれたリアントが孤児なのは、 「目に石を宿すなんて気味が悪い。この全部見透かしているような目、いやだわ」みたいな理由で捨てられたか、稀有であるがゆえに保護目的で施設に預けられたかどちらかだと思っているけど決めてない
(-91) 2016/05/30(Mon) 13時半頃
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/* !? 今気付いた!!!!! 一室じゃん!! 更衣室じゃないじゃんorz
眠い時は大人しく寝よう...パーヴィスごめん><
(-92) 2016/05/30(Mon) 13時半頃
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[街中の警察の目は、施設の惨状に留まる。>>43>>83
白昼堂々の刺殺事件。 子供の目が入る場所で行われた悲劇の犯人は 警察の聴取にも答えず、虚ろに何処かを見ていた。
直ぐにパトカーが男を連れていったり 刺された女性二人を救急車が運搬してゆく。
尊敬していた優しい先輩が、女性職員を刺した。 子供の心にも傷は残るが、彼もまた見えない傷を胸に抱えたと。>>45 『私』は、知らない。
フィエゴをたぶらかしかねない中年女を遠ざけた。 『私』がフィエゴを害悪から守らねばならない。
――てっきり、善行を働いたとばかり。]
(-93) 2016/05/30(Mon) 14時頃
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[紅い油性の塗料缶を抱えた男が、 施設付近に聳え立つ電柱に悪戯書きをしていた。>>83 元々、美術を習っていた男の筆使いは匠なもの。 恐ろしい目付きをした悪魔の顔を一本、一本描く。
人々の、警察の騒ぎの注目は、施設に向いている。 施設近辺の電柱の数本は、色気のない状態から まるで壁画のように模様が記された。]
(-94) 2016/05/30(Mon) 14時頃
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[施設の窓から見える位置で、また一本に悪戯書きをする。>>84 まるで施設を睨むかのような形相の悪魔を描く様子は フィエゴの目にも留まるかもしれない。 まるで炎のように、血のように紅い。 おどろおどろしい悪魔の人相が、
――――彼と、視線を合わせる。]
(-95) 2016/05/30(Mon) 14時頃
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[――――――みえてるよ、フィエゴ。]
(-96) 2016/05/30(Mon) 14時頃
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[けれど、描き終えれば。 直ぐにその場を離れて行ってしまう。
フィエゴの自宅近くにも、同じように描こう。 それから、彼の家に『掃除』しに行くのだ。
これで、電柱に喧嘩を売らずに済むだろうと。 無二の善意を抱きながら。
>>45鍵をかけ忘れたアパートの一室へ――]**
(-97) 2016/05/30(Mon) 14時頃
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―施設前―
[二人についていき聞こえてくるのは事件>>43 人だかりに、二人を見失って。 なにがあったのか周囲の人に聞いて。]
……フィエは大丈夫でしょうか。
[施設にいるはずの青年のことを考え心配そうに眉を下げ。 とりあえず見失った彼らを探そうとか思ったけど入れてはもらえず。
そんな視界の端に見えた蝶は。 数を増やしていったか。]
(96) 2016/05/30(Mon) 14時頃
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[どうせ、止める気もないから。 もっと増えてしまえばいい、とも。]
(*8) 2016/05/30(Mon) 14時頃
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[人が増えて、減って。
噂は増えていく。そして小さな噂は消えていく。 尾ひれがつくものもあればすぐに消えてしまうものもある。 色があふれる中、零れてしまった色はどうなるのだろう。 そんなことを誰に言うでもなく。 馬鹿な自分が言えるわけもなく。
幸福にはそれと同じかそれ以上の不幸が来るという。
幸福と不幸の石。 さて、今の自分はどちらだろうか。
まず、落ち着くのを待つばかりか。 二人がどうなってるかは、今はわからず。**]
(97) 2016/05/30(Mon) 14時頃
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/* 鳩から書こうと思ったけど、あと10分しかなかった...orz 色々やっちまってるのをさりげなくフォローしてくれてるパーヴィスまぢ天使>< 有難う有難う...!(ぺこぺこ
(-98) 2016/05/30(Mon) 14時頃
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……ハク。
[こっそり、本当にこっそりと。 彼の服に忍ばせた小さな白い袋。 中にあるのは自らの宝石ではなく。 半透明の白いもの。
気づくか気づかないか。 白色の中揺らめく色、彼は何色を見るか。 彼はそれをどうするのか。 ほんの少しだけの興味。]
ああ、独りぼっちは死んでしまいそうですね。
[苦笑し、碧い瞳が淀むことを抑えきれず。**]
(-100) 2016/05/30(Mon) 14時半頃
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/* マウスが壊れた、ちとつらい。
(-99) 2016/05/30(Mon) 14時半頃
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―下町―
[雑用係の雑用を買って出た奇特な富豪を従えて、ざわめき立つ市井を行く。 かっ、かつん、がつん。 ろくに舗装されていない下町の道。踏み歩く義足の足音は、一定には鳴らない]
この辺、石畳がボコボコなんで気を付けてくださいよ、っと。 ほら、そこも水たまり。
[ところどころ舗装の剥がれた道は水はけも悪く、あちらこちらに水たまりが残る。泥だらけの、決して衛生とは言えない水。 コファネットに引かれた水とは雲泥のそれ。
下町の悪路を、軌跡を描きながらくるくると跳ねまわるように、ひょいと飛び越えていく。 男にとっては何の苦も無い道であるが、荷物を抱えた富豪の脚には、さてどうだろう。 姫の我儘に振り回されて度々下町に逃避行していた事など、男は与り知らぬ>>1:244]
(98) 2016/05/30(Mon) 15時半頃
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ああ、あったあった。 ほらこれ。 いっぺん、食べてみたかったんすよね。 友達の分も頼まれてて。
[精肉市場にたどり着き、吊るされているハムやベーコンの間を抜けて。お目当ての、一際目を引くぐるぐる巻きのソーセージを見つけた。 くるりと、傍らに付き従うヴィスマルトを見上げる。 無邪気で迂闊な従業員の顔で。
――気障で紳士的な怪盗と結びつくことのないように]
(99) 2016/05/30(Mon) 15時半頃
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[しかし]
……うん? なに?
[冷水を浴びせるような嫌なざわめきに、何かが冷えていく。 曰く―― 養護施設で凄惨な事件があったと>>43
聞こえてくる施設の名は、かつて世話になったことがあり、フィエゴの勤め先でもある場所。
視線は一度ヴィスマルトに向くも、脚が、勝手にその場所に向かおうとする。 血塗られた場所に向かうのを、果たして許すかどうか]
(100) 2016/05/30(Mon) 15時半頃
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[ひらり、はらり。
どこかで、蝶の羽音を聞いた気がして>>74 懐にしまい込んだままの女神の涙が、氷のように冷えていく気がした**]
(101) 2016/05/30(Mon) 15時半頃
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[援助の名目でケルビスから贈られるものは、 なにも手紙だけではない。
彼女の疲労を軽減させてくれる天然結晶、>>0:995 光溢れるケルビスの裏庭で良く干されたハーブ。>>1:100 生業に適った贈り物は、浄化師を援ける品々。
彼女が母から、或いは家系が積み重ねた研鑽と、 同じだけの知識を持たねば揃えられぬ専門道具。 日陰の職業でありながら、ケルビスの贈与は違えたことがない。
それでも、届けるのは彼女の矜持を折らぬ最低限。 逞しく生きる彼女を、そっと支えるだけの。
質も、量も、博識では説明つかぬほど巧緻な采配。]
(-101) 2016/05/30(Mon) 16時頃
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[彼女が生まれるずっと以前より、 浄化の家系と繋がり深い男以外には、到底出来ぬ選択である。*]
(-102) 2016/05/30(Mon) 16時頃
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― 街・往来 ―
[施設で起こった騒ぎを聞いたのは、斡旋所に寄った後。
今までの小さな不幸は内々に納められていたしても、 殺傷沙汰となれば、人の口に戸が立てられない。 尾鰭の付いた噂は火の粉のように広がり、足が速い。
『身寄りのない子を預かる施設で…』 『女性職員が二人刺されて…』
人々の口に昇る噂は恐怖の色濃く。 だが、誰かが言った。 悪意のない区別の言葉を。
『やっぱり、孤児になんて関わるから。』
そっと隻眼の瞼を降ろし、犬の背を撫ぜ。 弾かれたように駆け出す黒犬は、直ぐに夜の色と同化した。**]
(102) 2016/05/30(Mon) 16時半頃
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― 一本のガラスペン ―
[才覚目覚ましい硝子工房には、 時としてケルビスの家より正式に依頼が降りる。 双頭犬《オルトロス》を透かした耳飾り、 豪邸を飾る瀟洒な調度品、
そして、最近注文を降ろしたのは一本の硝子筆。
家に飾るか贈与の品で在れば、必ず刻む家紋を断り、 代わりに透明な硝子の中に、黒曜の色を混ぜるを頼む。 元々黒曜の殆どは滑らかな硝子質、 優れた工芸家には難しい話では無かった筈。
男の指には頼りないほど華奢な硝子筆。 今度は何処に施すのかと、欠片でも職人の眼が語れば、 持つ者の最たる男は首を振って、夜色の髪を散らした。]
――― これは、贈り物だよ。
[見返りを求めず、ただ与える為だけの、施しではなく。**]
(*9) 2016/05/30(Mon) 16時半頃
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― ケルビスの手紙 ―
[ケルビスの封蝋捺された手紙が届く時間帯は疎ら。
勤労な配達人に当たれば朝に、 怠惰な配達人に当たれば夜に。
本日、彼女の家の小さなポストに手紙が落ちたのは街灯の翳り時。 シンプルな便箋は光に透かせば、絹糸光沢めいた斑が浮く。
一通の手紙に添えられるは、細長く軽い小箱。 中に納まるは、硝子質の黒曜石を溶かして作られた硝子の筆。
彼女が今使うものよりも華奢で、軽く。 指に馴染んで慰めるもの。]
(-103) 2016/05/30(Mon) 16時半頃
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親愛なるシェニカへ
地下を抜ける微風も随分と爽やかになり、 街灯が過熱し始めるようになった今日この頃。 君は今日も健やかな日常を送れているだろうか。
先日教えて頂いた詩集を、私も誂え繙いてみた。 私が開くにはやや似つかわしくないものだったが、 家令に隠し、頁を捲れば、乙女たちの想いが心に迫った。
女性は皆、あのように甘く秘めた想いを抱えるものなのだろうか。 妙齢の女性に問うことでは無いが、 君は私に市井の多くを教えてくれる。
人を想い、慈しみ、愛すると言うことを。
家に縛られる私には、縁遠い感覚であるが、 君に言葉を貰うと少しばかり理解出来た気になる。
最近は君の恋の話は聞かないけれど、 仕事に没頭しているのだろうか。
あまり、思いつめて、心身を苛んではいけないよ。 君の安寧は、私の活力に等しい。 気を塞ぐようなことがあれば、 文字に変えて、少しでも私に聞かせておくれ。
敬意を込めて オブシウス・ケルビス
(-104) 2016/05/30(Mon) 17時頃
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追伸
女性に経済事情を問うなど紳士のすることでは無いが、 ひとつ、君の身を按じさせて欲しい。 良いかい、シェニカ。 君は御伽の太陽よりも、幻想の月よりも魅力的な女性だ。 くれぐれも、悪漢のたむろするような場で咲いてはいけない。 夜の無慈悲な女王の加護があろうと、 面を隠す仮初を被ろうと、君の輝きは隠せない。
どうか、君の勤労を示すのは、安全な場所で。 心配性な男の後生を叶えてくれると嬉しく思うよ。
(-105) 2016/05/30(Mon) 17時頃
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[彼女への労いに溢れた手紙は肉筆で書かれ、 代筆を思わせぬ癖が右上がりの文字に表れる。 高貴な階級では、手紙さえも人を使うとも云われるが、 彼女に届けられるケルビスの手紙に不精は一度もなかった。
あるのは切々と健気に励む乙女を鼓舞するもの、 幼き日より変らぬ過保護のふたつきり。
そこに下卑た色も無ければ、 悪辣な皮肉もなく、笑えぬ冗句も覗かない。
故に、彼女の心の傾きを伺う詮索も、 知り過ぎた忠告も、きっと違和を抱かせない。**]
(-106) 2016/05/30(Mon) 17時頃
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/* 畳みかけるような男は駄目だと思うんですが、 なら、何時お手紙書くの、今でしょ!!ってなったので。 多分、シャニカちゃんなら適宜適当にあしらってくれるはず。だいすき。
(-107) 2016/05/30(Mon) 17時頃
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[多少なりとも己の言葉が 胸に刺さる棘になったと思ったのか。 僅かに見えた雑用係の表情の変化に>>79>>80 小さく息を吐く。]
(103) 2016/05/30(Mon) 17時頃
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[普段であれば、金剛石を宿して生まれた相手だというだけで ここまで調子を崩したりはしない。]
我ながら、らしくもない…。
[独りごちる声が雑用係に聞こえていたとしても それはそれで構わないこと。
やはりあの怪盗のせいで調子が悪い、と 細やかな恨みごとをもう一つ積み重ねただけ。]
(104) 2016/05/30(Mon) 17時頃
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女性を口説く時の褒め言葉は もう少し工夫しておいた方がいいぞ。
[気を遣っているのか、何ともストレートな物言いを>>80 茶化すように声を返す口角は、知らず、僅かに上がっていた。**]
(105) 2016/05/30(Mon) 17時半頃
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何でシャオさんの名前が出る!もっと年上の人だ!
[これだけは訂正しなければと声を大にするが、カルナスの笑えない冗句に瞳は冷ややかに細くなる。]
俺だってそうだよ。
[童貞で処女ですが何か?と肩を揺らす手に力が籠る。 燃えろと呪った自分が大炎上しているなんて思いもしない。 オルコットや、周囲の生暖かい優しさに包まれながら、そんな魔法使いなんかになるわけないだろと断言してみた。]
あんまり楽しそうな顔しないで下さい。全部こいつの作り話です。
[流石に間近のオルコットの楽しげな顔には、慌てて一言付け加えたが、酷い責任転嫁だった*]
(106) 2016/05/30(Mon) 17時半頃
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[一歩踏み出す度に、オペラシュージから水が染みる。 井戸端を離れたのは、あれから砂時計にして数色後。
決して、情緒豊かな二等辺三角形の再来を、 気取った革靴の音を待っていたからじゃない。
嵐が過ぎ去り、分不相応な外套と引き換えに 私の指から逃げた指輪を探していたから。]
……無い……。
[事故による沐浴を果たす前には確かに在ったそれ。 石畳の溝に目を凝らして探すも収穫は無し。 常に身につけ魔力を注いできたもの。
近くにあれば、何かしら感じるはずなのに まったく気配がないということは用水路に落ちたか それとも――無礼な紳士と一曲交えた際に、 彼の衣服に紛れたか。確かめようもなく。 どちらにしても、最悪の展開だ。]
(107) 2016/05/30(Mon) 17時半頃
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― 少し前:童貞と一緒 ー あいだだだだいたいいたい鼓膜痛い!!! ふーんへーほー。 年上っすかぁ。熟女スキーっすか。 ハク中々通だな。
[ジョークは見事に空回り>>106 冷ややかな視線が快感……にはなりません。俺マゾじゃない 因みに熟女ではない、熟年男性だ>>0:38]
そっすね、乙女チックな願いがあるなら童貞処女っすよねぇ。 いやぁ、その年上の人へのアタック頑張れっすよ。 思いが実るといいっすねぇ……
[いえべつにわるくありませんから揺らすの止めておえっぷ 此の侭成就しなければ、目の前の友人魔法使いになる気しかしない さっさとある意味では大人の階段上った奇術師は、 生暖かい優しさと海の様な心の余裕で応援したのでした 酷い責任転嫁も、何とも微笑ましいものです
すっごく愉し気にニコニコしてたから、 脇腹でも強くどつかれたかもしれません*]
(108) 2016/05/30(Mon) 17時半頃
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― 施設 ―
[馬鹿馬鹿しいが、楽しかったのもそれまで。 続くと思われた時間は唐突に惨劇が幕を降ろさせた。
心配だが、騒ぎに顔を出すなんて迷惑かも知れない。
カルナスに問われても、戻ることも出来ないまま。]
ごめん。 連れて来て……。
[カルナスが口にした名前に覚えはあった。 子供達がはしゃぎながら抱き付いていた女性。 彼にとっても大事な思い出の人だろう。 その悲劇の前に、連れて来てしまった事を後悔した。
謝罪だけ何とか言えたがこれからどうするか。 悩む間に着いてきていたはずのオルコットもはぐれ、カルナスも子供に呼ばれて別れてしまえば一人きり。
ざわざわと騒ぐ胸を抑える様に、煙管を探っていた手が止まる。
指先に感じるものを引き出すと小さな袋。 半透明な白い……。
真白でも、清んだ色でも無い色は何処か紫煙に似て。]
フィエゴ! 無事だった……。
[漸く見つけてくれた友人に声を掛けて黙り込む。 君が無事で良かったなんて、不謹慎て我儘な台詞を何とか飲み込んでフィエゴを見つめた。]
(109) 2016/05/30(Mon) 17時半頃
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―→ 施設へ ―
[一通りハクをからかったり生暖かい目で見たり そんな楽しい御遣いもとい荷物運びは、 施設の惨劇にて幕を閉じる>>109 ごめん、と謝る友人に首を横に振り]
いや、早めに知れて良かったっす。 ――な、フィーは無事かな。 子供らは、無事かな……
[恩師の凶行、また恩ある職員の犠牲 職員として巻き込まれたであろうフィエゴは無事だろうか これからどうするべきかと考えていたものの 施設の子供――自分にとってはほんの5年ではあるが 弟や妹みたいな存在に、呼ばれたならやはり 其方を優先したい心があって] ハク、一寸子供らに奇術を見せてくるから、 待っててくれたらうれしいけど、もしきついなら、 先にシャオの家に行くか帰ってくれていいっすから!
[告げれば子供に連れられて、施設の奥へと入っていった*]
(110) 2016/05/30(Mon) 18時頃
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/* 俺の友人エメリアといいシャオといいハクといい 皆可愛いっすよね! その中で燦然と輝くカルナスの屑感!!! (ちょういいえがお。多分じゅうしまつ住職のポーズが似合う)
(-108) 2016/05/30(Mon) 18時頃
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[ひらりはらりと自分が連れてきてしまった不吉の蝶が、更に災いを振り撒いているなんて知らずに。]
俺の事とかどうでもいいよ。 それより……。
[喋り掛けてくれる言葉はいつも通り、いつも以上に冷静なのに。 肩に置かれた手の震えに、思わずそのまま抱き締めた。
震えを止めるように。 何かを分かち合えないかと願いを込めて。
自分は彼の痛みを僅かでも分かち合いたかった。 だが実際は血に目覚めた蝶の呪いを分かつだけ。]
色々大変だろ。 俺の事は後回しで良いから……。
もし何か手伝える事があったら言ってくれ。
[詳細を彼に語らせるのは酷すぎる。 死者と友人の心を悼む様に目を伏せて。]
カルナスも来てるんだ。 あいつもショック受けてる……。
今いないけど、俺ここで待ってるから。 何かあったら言ってくれ。
[フィエゴを手伝える事が自分にあるだろうか。 悩みながらも戻って来ないカルナスが心配で動けない。
人混みから少し離れてフィエゴにここにいると告げた。]
(111) 2016/05/30(Mon) 18時頃
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/* ちょっともどってきてぱーちゃんとおぷちんの減り方にふるえるなう
(-109) 2016/05/30(Mon) 18時頃
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[探し物をしていたせいで、すっかり濡れきった服は 肌に纏わり、日頃隠している脚線を映す。 施設出身者と知られているだろうこの界隈で、 こんな姿で街へと往けば、何と謗られるか 想像できないほど、愚かではなく。
背に腹は代えられぬと、苦渋の表情を浮かべながらも 紳士の施しに屈し、袖を通した。>>53 醜聞を按じる先は己でなく支援者であるケルビス家。 それから、大口の依頼主であるホテルに対して。
去り際向けられた侮蔑を孕む一瞥に>>52 心臓が抉られたような痛みを感じたが、 傍からみれば弁解の余地がないのも、事実。]
(――…あったかい。)
[中で泳ぐほど幅が余れど、引きずるほどの丈でなく。 肩にのしかかる重みも、薄ら残る獣の匂いも 先ほど触れたばかりといえどもなんだかひどく、懐かしく。
襟元を合わせ、顔を埋めるようにして衆人の眼を避け 逃げるように小さな小さな、塒へと。]
(112) 2016/05/30(Mon) 18時頃
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/* 色々自分がロル早漏過ぎてすまんになってる。特にハク
(-110) 2016/05/30(Mon) 18時頃
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はぁ……。 こんなの本の中だけで充分なのに。
[疲れた呟きを拾う者はいただろうか。 溜息と共に今度こそ煙管を取り出し、煙草を摘まむ。
何の疑問も持たず、当然のように先程触れた袋の中身。 半透明な白いそれまで火にくべた。 白でも清んでもいないそれ。 警戒の目を一時的に塞がれたのか。
半透明な……見ようによっては淀んだそれを煙と共に身の内へ**]
(113) 2016/05/30(Mon) 18時頃
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[日常や仕事用が数着、冠婚葬祭用が一着、 クローゼットの中身は泥棒が同情するほど簡素。 その奥、丁寧に包まれた一着のドレスはいつか、 ケルビス様と謁見が叶った時にと長年眠り続けている。
冷え切った身体を温め、一枚仕立ての 質素なワンピースに着替えて、 机上の皿に置かれたホワイトセージに火を灯す。
清涼溢れる香や上質なさざれ石等の消耗品は、 ケルビス家より定期的に届くもの。 必要な物を挙げる前に揃えられた何もかもは本来 限られた魔女にのみ扱うのを許される特級品。
幼き頃、母が愛用していたものを想わせるそれらは 過不足なく、頑なな娘が遠慮することない適量で 氏の、浄化についての造詣の深さを思わせた。]
(114) 2016/05/30(Mon) 18時頃
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[ 奇術師の手を引く少女。]
『とくべつ?、ねえ、とくべつってどんなとき』
[ 雪ってなに。なんていう問いかけを挟み。 ぺたぺたり。友をいざなうように>>76 職員や、警察の合間を縫って歩く。
誰もが見ていた、後へつながる噂への導。 今はガラスの楼閣。浮世の悪夢。
硝子教室開かれる薄暗い空間で。 ひらり蒼い髪が舞うとき、友の驚きを耳にした>>77 ]
(-111) 2016/05/30(Mon) 18時頃
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[ 口掴んだのは、左の手。 よく似た、わずか違う体を壁に押し付け 囁く声は低くよく似た声に似て。
されど異なる笑みを孕み。 うめき声を上げる友へくすっと笑気が漏れた。]
『なに?‥友達だろ?ねえ、カルナ』
[ 忘れたって酷い。 水の膜張りながらにらむ目。それにかかるは蒼い髪。 暗がりが相手の顔を隠すと知りながら、笑う。
お兄ちゃん。と子供の声。わかっていない女の子。
その子を前に壁へ押さえつけた体へ密着を。 わずかな背の違い、母の形見の髪飾りに触れ。 身体を押さえつけた五指は彼の身を揉むように巡る。
腰をなで、腹をなで、胸を撫でる手。 接触を望まぬ、彼の友の手とは似ても似つかぬ 無遠慮な一方的な親しさといとしさを込め ]
(-112) 2016/05/30(Mon) 18時半頃
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『なあ、カルナ。今度は誰と寝たの?』
[ 耳元にささやく声。 うごめく五指が、近づく下腹部。 密着した身で背後から抱きしめて壁へ板挟み。
『ここ、使った――?』
ねえと問う声は。不貞を問うような声音。 息も絶え絶えな友の耳たぶをぺろりと長い舌が撫で。 少女を近くに呼んだ。
――幼い子、魔法と呪いを受けやすい器を。]
『お兄ちゃん。‥どうしたの?
――ここ、苦しそう。』
[ 穢れなき、無知の手が、汚れた其処へ、 友を襲う蒼い手と重なるように。下半身へ もし、ともが暴れるならば、ささやく言葉は静か ]
(-113) 2016/05/30(Mon) 18時半頃
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『 ―――君の、友達は、元気かな』
[ 碧色がちらり掠める言葉。 彼はいま、どうしているだろうねとばかり。 公園より逃げるようにさった工房の主を示唆して 触れる指先は、逃れるすべを与えようとせず
穢れた、ものをきれいにしなくてはと ]*
(-114) 2016/05/30(Mon) 18時半頃
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/* おまえさ、性的なことしないっていってたよね 浄化です浄化です!!!消毒しなくっちゃって思った
(-115) 2016/05/30(Mon) 18時半頃
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―硝子の心―>>*9
[ケルビスの家は重要な顧客。 御用達の一言より知れたるパトロンよ。 その依頼を断るすべも、理由もなく
工房の主は、柔らな黒曜を混ぜる心中に ゆるり細める瞳で、―-施しかと問いかけた。]
ほう、‥それはいい。 栄えある主の贈り物に我が手が選ばれたか
[ よる色の髪散らす、ケルビスの名に。 ころり扇子が舞う、可能か不可能であれば可能。 その名に高き、硝子細工をご覧にいれようとばかり
見返り求めぬ、盛者の品を。 望みのままに思うがままに埋め込んだ黒曜と共。 黒い線描く硝子筆。それを差し出し]
心は、主が入れるがよい。
[ 完成前、ケルビスの名にそう告げて。 作り上げた品は、魔をまだ知らず。
最後は主の手で、心を籠めるがよいと扇子を鳴らした ]*
(*10) 2016/05/30(Mon) 18時半頃
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―→施設内部 ―
[自分を案内する少女は無邪気に尋ねる 蝶は特別な時に出すのだといえば、 どんな時にと。雪ってなぁにと その都度、己は答えるのだ
蝶は自分の友達の為に作ったものだから 友達の、オンステージの時にしか見せないんだよって 雪は冷たくてひんやりしてるけど綺麗な物だよって
案内は職員、警察の合間を縫ってゆく しかしよく考えれば、現在職員が惨劇を起こしたというのに どうしてほいほい、嘗ての養い子とはいえ部外者が 内部に入れたのだろうか――…… 疑問は鳥頭というだけではなく、口掴み背を押さえつけられる衝撃に 即座に霧散、してしまう]
(115) 2016/05/30(Mon) 18時半頃
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っ、ぐ……!
[似ている様で、似ていない声。一緒にする方がおかしい 即座に”似ている”可能性を切り捨て 自分を友と呼ぶ変態を睨みつける]
俺はお前さんみたいなど変態、 友達に持った覚えはねーっす! ……!おい、嬢ちゃん逃げるっす、逃げろ!
[お兄ちゃん、と子供の声がしたことで 案内役となった女の子を逃がそうと声を張り上げる 普通だったら気づくだろうに、嗚呼どうして警察は、職員は来ない
自分1人なら鳩尾に肘打ちでも金的潰しても できたのに――……”こいつ”は必ず、 抵抗できない時に限ってやってくる
己の背に密着し、壁に縫い付けた男は、 母の形見に触れ、己の躰にもまた触れる 腰に腹に胸に。おい俺は女じゃねーぞと何度言った事だろう その都度くぐもった笑い声が響き、 服の上から弄ぶ、無遠慮に撫で繰り回す手は留まるを知らず]
(116) 2016/05/30(Mon) 18時半頃
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[今度は誰と寝たのか、と耳元に囁く声に不快感は鰻登り 眉を顰めて、心底いやそうな顔で吐き捨てる]
其れをお前に云う必要はねーっすよ。 俺が誰と寝ようが関係ねーだろうが!
[何が悲しくて男に身体をまさぐられなければならない 是がオッパイでっかいお尻もでかいおねーさんなら喜んでであるが 実際は自分より背の高い、言葉と手で嬲る変態だ。しかも男 内心で悪態をつきつつ壁と板挟みになった身を捩るが 思いのほか力強く、何時もこうして逃れられない
此処を使ったのか、と下腹部、スラックスに伸びれば 不快指数は天元突破である
寝るんだから使うに決まってんだろ、不能じゃないんだから まるで妻の不貞を咎める悋気を帯びた夫の様に 舌で耳朶を舐めながら声は己を責めた後――
何故か、そいつは少女を呼ぶ]
お、おい、何してんだ、子供を巻き込むんじゃねーよ!! ってかこら嬢ちゃん、触るなってば!
[何が悲しくて女、ではあるものの年端もいかない子に 服越しとはいえ逸物触られそうにならねばならんのだ しかも其れを導く蒼い髪の、男の手。まこと小憎らしい 何とか逃げようともがいたその時に ――鼓膜に落ちるは、自分の弱点]
(117) 2016/05/30(Mon) 18時半頃
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[友人は元気か、と尋ねられ 如何して此奴其処まで知ってんだと息をのむ 先程何やらハクとコントめいた友情物語を繰り広げ 別れたままの友。其れに危害が、及ぶ可能性を示唆されて]
……シャオに。俺の友達に手を出すな、っ!
[抵抗できなくなるものの。僅かでも拒絶を示そうと 唇は血が滲む程に強く噛み締められた*]
(118) 2016/05/30(Mon) 18時半頃
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知り合いの、浄化師。 或いは頼れる人――…。
[浮かんだのはたった一人。>>1:299 知っているのは名と、住まう屋敷の所在と財と、 右上がりの文字。毎度種類の違う便箋。>>1:409
踊るように流暢な文字はそれなりの年齢を想わせ、 始めから変わらぬ肉筆は本人と疑いようがない。 様々な便箋を蒐集しばら撒く趣味があるのか、 それとも専任者がいるのかは想像の域を出ないけれど。
世の中には、様々な仕事があり、 ケルビスは悪戯に財を撒くだけでなく 就労斡旋にも手厚い、清く正しい篤志家だし いつだって知己に富み、時に稚気を交え、 丁寧な手紙を送る方だから、どちらでも違和はない。]
(119) 2016/05/30(Mon) 19時頃
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[清浄な香で部屋を満たすうちに、 少しだけ身体は楽になる。 パーヴィスのことも気になるし、浄化に必須な道具を 紛失したことをなんとホテルに説明するか。 昨日オペラとぶつかった際の詫びも未だ。
考えるべきこと、やるべきことが次々と浮かぶが 人の情の中でも色恋に並び根深い怨嗟がひたひたと 私の中に陰を落とし、蝕んでいく。]
もう一度、探しにいかなくちゃ。 ――…その前に、少しだけ。
[預けた眼帯が修理を終えるのは早くても明日。 手元にあるチャロ石は、菱形を乗せた円環のみ。 あれだけは、失くしてはならないものだったのに。 仮初の眼帯を外し、ため息を吐いて 己のふがいなさに、水晶のさざれを一粒落として 硬い寝台に身を投げる。 皺が寄らぬように、ハンガーにかけるべき外套を 毛布代わりに肩に乗せ、混濁する意識を闇の中へ。]
(120) 2016/05/30(Mon) 19時頃
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[己の名を呼び、心配そうな表情を向けるハクに、 大丈夫と心配かけない表情をしていた筈だった。
身体の震えは無意識で、上手く誤魔化すことも出来なければ、 そのままハクの腕の中に引き寄せられる。>>111
少し驚きながらも、目を瞑り、まるで子供の様に一瞬だけ、 ぎゅ、とその服を掴んですぐに離した。]
俺は大変っつーよりも施設の方が、かな。
ン、有難う。 その言葉だけでも嬉しいよハク。
あ…カルナスの来てたのか……。 あいつが居た時に世話になった先生だから……。 でもフェイ先生は亡くなってないって、 さっき警察の人に聞いた。
[話しかけても上の空だったから、 死んでしまったと早とちりをしていたのだ。 ただ、生気が抜けたように何も答えようとしないらしい。
まだ此処に残るというハクにわかった、と告げて。 子供達の待つ施設内へと行くよと片手を上げてハクと分かれた。]
(121) 2016/05/30(Mon) 19時半頃
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[皆が待っているプレイルームへと向かうべく、 廊下をゆっくりと歩いている時だった。
何かを感じたのか己でも良く分からなかったが、 ふ、と窓の外を見た。 其処には己がよくぶつかる電柱があり、 その電柱前に人の姿が見えた。
何やら塗料缶を抱え、何故か電柱へと塗っていた。 塗り替えか、なんて思って視線を避けようと思ったのに、 その電柱に描かれていたのは…、
まるで炎の様に赤く。 血の様に紅く。 恐ろしい悪魔のような絵を描き、その落書きの人相は、 まるで施設を睨み付けるようなものだった。
その悪魔のような人相が、己と視線を合わせた。]
(122) 2016/05/30(Mon) 19時半頃
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――――ッ 、
[ドクン、と振動を鷲掴みされたような感覚に思わず目を瞑り、 次に目を開けたときはその落書きを書いていた人物は消え、 忌々しい此方を睨み付けている落書きだけが残されていた。
まるで見ている。 そう告げられているような気がして、ゾ、と身体が震えた。
動悸が鳴りやまない。 心臓部の服をグ、と抑えながらもプレイルームへと向かった。]
(123) 2016/05/30(Mon) 19時半頃
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遅くなってすみません。 あぁごめんごめん、恐かったよな、遅くなってごめんな。
[その場にいた駐在のおまわりさんへ告げた後に、 遅い、と泣き叫ぶ子供や震える子供達が己へと抱き着く。
皆をまとめて抱きしめて、大丈夫だと安心させて。 交代の職員の人がやってくれば、その人へと引き継ぎをして、 己は聞かれるままに警察の人へとありのままを話した。]
(124) 2016/05/30(Mon) 19時半頃
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[ありのまま、ほんの数分もたっていなかった筈だ。 笑顔で別れたフェイ先生が包丁を持っていたなんて。
今までに起きていた怪事件は公にはならなかったが、 白昼堂々の殺傷事件ともなれば話は別だろう。>>102
この噂から支援がなくなったりと言う事が仮にあれば
そう考えただけでも身体は震える。 色々な事が一気に置き過ぎて、冷静過ぎる己が怖かった。 慕った先生たちが亡くなり、 優しくしていたフェイ先生がその犯人で。
如何していいのか分からない。 でも弱音なんて吐いてる余裕はないんだ。
―――それでも己は、生きてるから。]
(125) 2016/05/30(Mon) 19時半頃
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[大きく優しい掌が、淡色の紫を優しく撫でる。 彼の膝は、金では買えぬ極上の枕。 温もりを与え、時に抱き枕となる獣は私専用の毛布。
ひとりと、一匹の慈愛で作られた寝床は 母よりも安心を呉れる、絶対の揺籠。]
『……そらが、おちたらこまるわ。』 [わたしを泣かせて、困らせたのはあなたな癖に。 ふたまわり以上も離れた歳の分、 大きさの違う掌で小さな五指を包み、宥める声は 童心でも解るほど甘く、切に溢れていて]
(126) 2016/05/30(Mon) 19時半頃
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[ 幼子の手は誘い手>>115 友が答えるたび、少女は笑う。 特別の意味を知って、雪を知って。
素敵だねってそれは無垢と無知を重ね。 内部に運ぶ手に纏わる呪いが、友を運ぶ。 その目を晦ませて、おいでおいでと誘いゆく
鳥頭よりも強い衝撃を。
似ているようで、似てない声。>>116 一緒だという可能性を切り捨てた友は気づかない。 睨みつける目、噛みつくのをあざ笑い。
操りし幼子は無垢と無知。 逃げろと言われども、魔術の中の子には届かない。 漂う蝶の鱗粉がまじないとなりて、此処にある。
抵抗など最初からさせる気などない 勝手知ったる友の性質。全部見抜きながら。
女ならば、こうはしないとばかり。 何度も吠える声に、手は弄りを止めず触れて。 服越しに友の体の形を確かめ、ほほ笑んだ。]
(-116) 2016/05/30(Mon) 19時半頃
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『 少し太ったか?、腰に肉がついた』
[ そう知ったる身体を撫でながら。 問いかけたのは夜の事情。それへの答え。 心底いやそうな顔が薄明りの中見えるのを見つめ。
蒼はどうして。と心底わからぬとばかり ]
『どうして?‥友達だろう?』
[ 友達なら当たり前。 知っているが当然だと綴りながら。 捩る友の体との密着抱きしめ、四肢を撫でて そうして下半身、スラックスまでも。
嫌がる彼を前。その身を押さえつけたまま。 不貞をとがめながら、舐めた触感。 たまらないとばかり声を震わせ。
呼んだのは、幼い少女。]
(-117) 2016/05/30(Mon) 19時半頃
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『汚れたなら、綺麗にしなきゃ』
[ 逸物を触ろうとする少女。 それより逃げようともがくともへ。 誰よりも、いとしく焦がれる耳元に告げたのは
碧色の存在。友の弱点。俺自身。]
(-118) 2016/05/30(Mon) 19時半頃
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[ 息飲む音。もがく体を止めてでも それでも叫ぶ声に、弄る手が一度ひたり止まる。 血が滲むほど、強く強く噛みしめられた唇。]
(-119) 2016/05/30(Mon) 19時半頃
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[ 叫ぶ、友情。ああ、そうだろ。 君はいつだって俺を大事に思ってくれる。
湧き上がるは幸福と歓喜、たまらない
、だれよりも、思う友が、名を呼ぶを、悦んで ]
(-120) 2016/05/30(Mon) 19時半頃
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[ 少女の手が、じぃぃっとジップを下していく。 下着を外気へ触れさせれば、男の指が一度 それ越しも逸物を撫でては下より上へ
形をなぞり見て。
――そうして、取り出すよりも前。
両の腕が友を壁となりで抱きしめた。 ぎゅっと背よりの抱擁は性的なものを一切孕まぬ。 喜びを擦り付けるような、一方的な甘さをか持ちだす 寸止め、直接触れられなかったことを安堵させるように
噛みしめて、血が滲む唇を手が掠め去り。 ]
『 ――まだ、手を出してないと』
[思ったか。とばかり。 別れたままの友に、まだ危害が及んでないと。 本当に、そう思っているのかと囁きを残し
後ろ首へ、噛みつき、歯痕を残す。 かぷり、甘噛みより痛い、ともの証をその身へ そうして友を解放するように腕を離して安寧を与えば。
彼が振り返る隙を与えぬとばかり。 少女が下着越しに逸物へぺたり、小さな紅葉を乗せ。 首を傾げて、友を阻み。その間に、蒼は消え。
あとに残されたのは、工房の主の不確定な安否。 友が慌てて戻ったとしても、其処にはだれもおらず 唯、散らばった硝子玉とコワレモノが
夕へ近づくいつもの日常を ほのかに照らす如く光輝いていただろう ]*
(-122) 2016/05/30(Mon) 19時半頃
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/* ……おおぅ、ちょっとびっくりした。 どうしようか迷うなぁ。
(-121) 2016/05/30(Mon) 19時半頃
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[――このひとを悲しませるのもいやだと、強く思った。
そらが好きだと言っていた、>>1:609 私と同じ、片方違う瞳を持つ金剛石の男の子のためにも。 笑って、健やかに生きなくてはと。 決して、穢れたりなどしないように。]
『ほんとうに? ずっと、まもってくれる?』 『おうじさまみたいに、わたしのそばに、いてくれる?』 『ふふ、くすぐったいよ―――ー…。』
[眠る間に整えられた前髪が、 頤を掬われ反るのに合わせてさらりと流れる。
逆光で遮られたその表情は、今度は焦点を失いぼやけ 幼子に向けるには過ぎる音色を、眦に刻んだ。
この街で、私の涙を好むのは一人と、一匹。 それを舌に乗せる初めては、たったひとり。 甘えるように、頭を預ける肩に垂れるのは、 まるで犬の尾のような、艶やかな黒髪。]
(127) 2016/05/30(Mon) 19時半頃
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― 自室 ―
[雑貨屋の経営状態とか。
そんな事まで調査人は調べてくれたらしい。 後は交友関係とかも。]
……残念ながら、商売繁盛ね。 そっち方面からは難しいわね。
[かと言って、無理に店を追い込むような事をする心算も無く。 別の方面から行くところかと思い。 一度報告書を閉じたのだった。]
(128) 2016/05/30(Mon) 20時頃
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…………うそつき……。
[犬の額ほどの狭い部屋の、更に片隅で ひょろりと伸びた白く細い腕が 無意識に外套を抱きしめ、寝言を呟く。
かたく閉ざされた瞼のあわいから、水晶のさざれが一粒。 稚気溢れる謗りを受ける相手は、ここにはいない。
記憶の欠片は深く深く、裡の底に沈んだまま。
25年前、緩やかに衰退しつつあったチャロアイル家が、 再びの繁栄を目指し、そして破滅に至った委細は 当事者である彼女すら、把握の外。
ひとの、半分の視界で生きてきた優しい世界が、 誰の手によるものかということも。]**
2016/05/30(Mon) 20時頃
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…………うそつき……。
[犬の額ほどの狭い部屋の、更に片隅で ひょろりと伸びた白く細い腕が 無意識に外套を抱きしめ、寝言を呟く。
かたく閉ざされた瞼のあわいから、水晶のさざれが一粒。 稚気溢れる謗りを受ける相手は、ここにはいない。
記憶の欠片は深く深く、裡の底に沈んだまま。
25年前、緩やかに衰退しつつあったチャロアイル家が、 再びの繁栄を目指し、そして破滅に至った委細は 当事者である彼女すら、把握の外。
一人でも、独りじゃない優しい世界が 誰の手によるものかということも。 すべての理解は視野と同じく、半分にも満たない。]**
(129) 2016/05/30(Mon) 20時頃
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なんだか街が騒がしいわね。 何かあったのかしら。
[窓から外を眺めると、普段とは明らかに違う様子。 それを見やると、何があったのかと情報を集め。
ほどなくして伝わったのは施設で起こった事だった。]
嫌だわね、物騒で。
[そんな事を呟くと、また自室へと戻って行く。]
(130) 2016/05/30(Mon) 20時頃
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魔法の性質は石に由来するところも多いが、 結局のところは力の大小含めて個人差によるものが多いからな。
[生憎と自分も目立つ魔法は使えない、と返しながら、>>79 路を叩く義足独特の音を聞く。
義足と、足音と、七色の輝き。 脳裏を何かが過った気がした。
賢明な犬が見せた突如の暴挙。 懐かしい匂いを見つけたのかもしれないと、殊更愉快気に笑った富豪。
一人と一匹は、ダスクの青年の恋と執着を憶えている。]
(131) 2016/05/30(Mon) 20時頃
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[そして自身は――懐かしい、彼女と同じ髪色の少年を 一人知っている。*]
(132) 2016/05/30(Mon) 20時頃
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[本当に嫌な時って、人間鳥肌が立つんだと毎度思う それ程までに服越しとはいえ無体を働かれ 身体をまさぐられるのは屈辱的であった
抵抗すら許さぬ、子供を使う卑怯者 嘲う男の心根、未だ心中察せず
全部自分の気質を見抜いての児戯。それは 躰に聞起きに恐怖と嫌悪として、 降り積もる雪の様に刻み付けられてゆく
しかし体系のことについてとやかくいわれるこたーねーよと いらっとしながら噛みついて]
何処に肉が付こうがかんけーねーだろが!! ……いや、一寸海老食い過ぎた……いやいやそんなバカな。 3杯しかお代わりしてない筈……
[一方的に此方を知る変質者に 身体を撫でまわされて嬉しい奴が居ればそいつの顔を見てみたい 誰もいないと思う。少なくとも俺は嫌だ
それに、どうして?友達だろうって 俺は何度も言うがこんな変態友達に盛った覚えは微塵もない 幾ら鳥頭でも、友人は選びます]
……っ、友人、なら んなこた、しねーっ……すよ!
[お泊り会で一緒の布団でぐっすり眠る事位はあるだろうが、 四肢を撫でたり下半身を密着させたり触れたり ましてや耳朶を噛み舐める事なんてするわけがない どんな友達だ。おホモだちか。そんなの要らない]
(133) 2016/05/30(Mon) 20時頃
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[『汚れたなら、綺麗にしなきゃ』 ――だと?ばかばかしい
汚れようが何しようが、関係ないし放っておけ! 言いたいがぐっと丹田に仕舞い込んで飲み込んで
嗚呼気持ち悪い
子供を使って、下着越しに雄を撫でる手も 己を抱きしめる腕もすべて不快感しか与えない
嫌悪を、怒りを湛えたままなされるが儘 ――その抱擁が性的な物でない事にも気づかない位 今の自分は怒りに煮えたぎっていた しかしそれも、続く言葉が耳に届くまで]
……ぇ?
[まだ友人に手を出していないと思ったかと。囁く声に 唇を掠める手其の儘に、漏れる驚愕 そして――後ろ首、項に残る髪後は、深く]
(134) 2016/05/30(Mon) 20時頃
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っ、ぐ、ぁ!!
[じくりと痛みが走り、滲んだ涙を湛え 離れた腕はこれ幸い、ど変態の顔を拝もうと 怒りと共に振り返ろうとした時に、 少女が自分の下着越しに下肢に触れようとしたから、 其れは流石におまわりさんきちゃうと、慌ててその手を除ける事で その男は影も形も消え失せる
慌ててズボンを穿いて身震いしながらも、 先程告げられた事に不安は過る 友は無事なのだろうか。大丈夫、なのだろうか 少女をプレイルームまで送り届け、フィエゴ>>124に託して 施設にど変態出没したから注意してくれと言い添えた後、 慌てて待たせているだろうハクの元へと戻る]
(135) 2016/05/30(Mon) 20時頃
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ハク!!!ハクっ!!! 何か変態が現れて、 若しかしたらシャオがあぶねーかもしんないっす!!
[凄く抽象的、語彙力が来い 早く工房に向かおうと急かせば彼は了承してくれるだろうか
工房には散らばった硝子玉とコワレモノしかなく 主の安否は不在であること、未だに知らぬままに そう、願った*]
(136) 2016/05/30(Mon) 20時頃
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[愛しい子の願いで与えた、彼女の宝石。 義足をつけたばかりの痩せた少年が憎らしくて、 眠る彼の頬を抓っては>>0:280、 辛辣な言葉を投げつけた>>1:622。
目の前の、従業員と同じ髪色の少年に――]
(-124) 2016/05/30(Mon) 20時頃
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/* シェニカちゃんのお婿さんになりたい。
(-125) 2016/05/30(Mon) 20時頃
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[当時を新聞を騒がせたダスク家の姫君の逸話は、 今も養護施設や孤児の面倒を見る病院では有り難がられ 当時の新聞記事をスクラップする施設も少なくはない。
自らの新しい脚に埋め込まれた宝石の出所を、 かつての少年が知ろうとするのならば、 確信めいた欠片は数多に転がっている。
同様、義足手術を施した病院にも、 患者の記録と、施設への転院の記録は残されて。
まさか、と嗤う自分と、 もしかしたら、と嗤う自分のどちらかが、 かつては、あえて追いかけることをしなかったものへと 手を伸ばす決意を固めた。]
(-126) 2016/05/30(Mon) 20時頃
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[義足の足音が響く。
硬質なそれに何故か
光輝零して去っていった 月夜の影を思い出していた。]
(-127) 2016/05/30(Mon) 20時頃
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/* キャラクターの年齢的+縁故的に必須の過去秘話を組んだんですが、 その時系列は一体いつなのぜ?ってなったから、 読むだけで良いよーと下地を置いたら凄い丁寧に返された。
結婚しよ。
(-128) 2016/05/30(Mon) 20時頃
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/* 休憩の合間に村開く度秘話がみえてしぬかと思った、し。 すぐに返せなくて口惜しい。鳩ロル勢になりたい。 そんで、着々と外堀が埋まっておる……。
養護施設がすげーことになってる 追いつく頃には終わってそうだなー。
コアタイムに離席しないためにもいまのうちに 野暮用をさっさと!済ます!
(-129) 2016/05/30(Mon) 20時頃
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[さっきまであんなに楽しかったのに。>>106>>108 どうしてこうなっているのやら。
人混みからふらふらと離れて。 頭を押さえる。
ああ、喉が渇いてしかたない。 魔法は苦手だしどうしようか。
ぼんやりと周りを見てふらふらと水を求め、足を進める。 何か、小さく言葉にしながら。]
(137) 2016/05/30(Mon) 20時頃
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/* ど変態ど変態言い過ぎだろうけど でも普通に下半身剥かれそうになったら言うと思うんだ [などと供述しており]
(-130) 2016/05/30(Mon) 20時頃
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蝶さん、蝶さん、こっちにおいで。
[彼の分の不幸までこっちにおいで。 増えてもいいから、お願いだから。 小さな声でつぶやく。 不幸にするのも、悪くはないけども。*]
(*11) 2016/05/30(Mon) 20時頃
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― 朝の広場 ―
字体…あ、レイアウトってヤツっスね! 面白い仕事あんなら、見に行こうかなぁ。
[犬の散歩の紹介を受けて以来、 単発の仕事を求めて彼の元を訪れる。>>1:634 昨日はエメリアの工房の掃除もあり、 臨時収入が得られたけれど、 やはり靴磨きだけでは足らない。 そう思っていたのを見透かすように、 上からからかう声が降る。>>1:646]
性に合わないかどうかは、 今日の仕事見て確認しても遅くないっスよ?
[そうして磨き上げた靴は、今日一の自信作だ。 対価はちょうど、 しかし、おまけには髪を撫でる手がつく。>>14]
キーツさん、俺は子供じゃないっスよ。
[初めて斡旋所に行った時よりも。 だが、そう言う割に、撫でられた顔は嬉しそうに。]
(138) 2016/05/30(Mon) 20時半頃
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[道具を片付けながら、二人はその場で話し始める。 盗み聞きなんてしなくても、 そんな近くで話されれば。 ましてや話しかけられたら。>>15
無視するほうが失礼。]
いやぁ、俺は煙草はいいっスよ。 それ、贅沢品だし。
[手を横に振りながら、笑って拒否すると、 どうやらそれはもう少し未来を想定しているようで。]
あー………たぶん、吸いませんねぇ。 太陽を隠す雲って、煙みたいじゃないっスか。
[髪留めの太陽に触れながら、 井戸に向かって歩いていく。
絵本でしか雲なんて、見た事ないけれど。]*
(139) 2016/05/30(Mon) 20時半頃
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― 礼拝堂 ―
[あの日、太陽に触れて泣いていた娘は。 紛うことなき聖女となっていた。>>90 照らすのは、太陽ほど苛烈でない、 ステンドグラス越しの、暖かな光。
彼女の持つ秘密は、>>89 存在すら知らないけれど。]
ありがと。パヴィー。 夜みたいに、休んでもいいよな。 ここには眩しい聖女様がいるし。
[やっぱり。 彼女に悲しい涙は似合わない。]
パヴィー、綺麗だからさ。 あの辺りだと目立っちゃうんだよ。
…あ、でもオムライスは楽しみにしてる!
[絵や文字が描かれたオムライスは、 見るのも食べるのも楽しみな品。>>91 施設にいた頃は、よく食べたけれど、 今はなかなか食べられない。]
(140) 2016/05/30(Mon) 20時半頃
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[イヤリングはパーヴィスのもので間違いはなかった。 誕生日――正確には拾われた日がかなり先なのは 彼女も知っているはず。 歯切れの悪い返事は、 言い難いと言うよりは、恥じらっているように見えた。>>92
躊躇いなく、耳につける。 イヤリングは穴を開けずとも済む。 ソルの耳は処女性を持ったまま。>>1:402 指で弾いて揺らして、にっと微笑む。]
ひひ、似合う? 綺麗な赤だよな。
[パーヴィスが選んだ物。 ソルが気に入らないはずなど、なかった。]
(141) 2016/05/30(Mon) 20時半頃
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[それから、パーヴィスの仕事を手伝う。 靴でも皿でもビーカーでも。 磨くのは得意だ。 一人でやるよりも、二人の方が、楽しくて早い。 それは昨日の掃除でも分かっていたこと。
途中で、パーヴィスが、見せてくれた鏡には、 耳に見慣れぬ赤を揺らすソルが、映っていた。>>93]
やっぱり、綺麗な赤だ。 帯にも会うし。 これなら、またオペラさんトコ行っても 全然恥ずかしくないな。
[噂を聞いて、なりを潜めていた笑顔は、 もう自然に出てくる。 別れ際にサンドイッチを包んで貰い、 そして、あとは、いつも通りに、 再び会うための、別れの挨拶。]*
またな、パヴィー!
(142) 2016/05/30(Mon) 20時半頃
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[あれから。 貰ったばかりのイヤリングを揺らして、 広場へ戻る。
ソルの名前が連なった噂など、 パーヴィスの分まで打ち消せば良いだろう。 そう楽観して。 いつも通りに、靴磨きの呼び込みを再開する。
別の。>>43 凄惨な噂が流れてくるまでは。>>102
どこまでも平和な日に戻ったと思っていたのに。]
(143) 2016/05/30(Mon) 20時半頃
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― 養護施設 ―
[走り出すのは、今日2度目。 聞こえてきたのは、 去年まで世話になっていた施設と、 優しかった先生「たち」の名前と、 それに似つかわしくない、血生臭い事件の話。 今度は道具も売上も、置いたまま。
辿り着いた時には、既に酷い人だかりだった。]
フィー兄! フィー兄はいる!?
[噂の中に、"兄"の名前はなく。 しかし、無事だろうか。 "弟妹"たちの顔が浮かんでは消える。]
あっ、カル兄っ
[見つけたのは、もう一人の別の"兄"。>>136 隣にいるのはカルム書店のハクか。]
(144) 2016/05/30(Mon) 20時半頃
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ねぇ、カル兄。 何があったんだ!? フィー兄は………フィー兄は、無事?
[血相を変えて、何か急いている事は、 頭の隅で察しつつも、ソルも混乱をしていた。 今日は笑顔を、なくしてばかりだ。
信じたくない噂は、 この群衆を見れば真実だと告げているようなものだから。
ソルは、言葉が欲しかった。 「違う」と。]**
(145) 2016/05/30(Mon) 20時半頃
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靴磨き ソルは、メモを貼った。
2016/05/30(Mon) 20時半頃
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/* 何故エメリアで錬金術師?と思っていたら。 なるほど、エメラルド・タブレットか! 錬金術がめっちゃ似合うチップじゃないかってテンションダダ上がった午後。
それにしても、ソルの戸締まりガバガバだ( ˘ω˘ )
(-131) 2016/05/30(Mon) 20時半頃
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あ、嗚呼ソル坊!!
[シャオが大変かもとあばばばしていたけれど この施設の惨劇に、いてもたっても居られなかったのだろう 弟分が駆けつける>>145]
フィーならさっきプレイルームで弟妹をあやしてたっす。 大丈夫、無事っすよ。
……フェイ先生、知ってるっすか? フェイ先生が他の先生、2人ほど殺しちまったって。
俺、未だ信じられねーっす……
[あのフェイ先生が、人を殺すなんて 優しく厳しく、でも自分たちを大切にしてくれた彼がと でも笑顔を失くした弟分を見れば 自分がしっかりしなければな、と背筋をぴんとして
彼の背をバシッと叩こうか]
ソル坊、しゃんとするっすよ。 俺の前じゃ弟分だけど、施設の子らにとっちゃ…… ソル坊は、おにーちゃんなんすから。
[酷い事を言ってる自覚はあるが。でも今はこれが 最善なんだと、自分に言い聞かせ*]
(146) 2016/05/30(Mon) 20時半頃
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/* メモで狂人様に戦線布告ってみたけど、柄でないわ消そう
(-132) 2016/05/30(Mon) 20時半頃
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[火をくべられれば石は小さな音とともに砕けたような。 それも気のせいなのか。
願ったのは貴方の身の安全。 でも、それは気休めにしかならないだろう。 だって、自分は魔法が苦手なのだから。]
ハクの不幸、全部こっちにくればいいのに。
[そうすれば、貴方は汚れないのに。]
(-133) 2016/05/30(Mon) 20時半頃
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/* 適宜って便利な日本語だけど、 言葉の意味通りできているかというと、どうだろう。
(-134) 2016/05/30(Mon) 20時半頃
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[ハクが触れるものを、見るものを。 心配しているものを、全部全部。 嫉妬してしまっている汚い僕。 彼から自分ごと世界を切り離してしまいたくなる。
どうにも自分で自分を気持ち悪くなって。]
すみません…すみません。
[少しだけ離れれば、なんとかなるだろうか。 今はどんな事件よりも、自分が気持ち悪い。*]
(-135) 2016/05/30(Mon) 20時半頃
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― フィエゴの家 ―
[一階のいちばん奥の部屋の鍵は空きっぱなしだ。>>45
あまりの無用心さに、塗料の臭いに満ち溢れた男は苦笑する。 しょうがないひと。 家主のようにドアノブを捻り、室内へ入る。
教会にある私の私室よりも若干狭いような気がした。
三段構えの小造りな箪笥から、華美と思わしき衣服を 選んでは奪い、ゴミ袋へと突っ込んでゆく。 フィエゴは昔のままでいいのだ。
支援された金でか、施設で働いた金で買った服かは 『私』には解らないが、構わず袋に詰めれば 後は、部屋着に使っているであろう首ぐりの伸びた衣服だとか それこそソルが着ているような――…、 一見して高価では無さそうな麻の衣服しか残らない。 一番下の段にあるブローチやらの装飾品に。 随分と貯めているお金を攫い、やはりゴミ袋に入れた。>>0:12 ]
(-136) 2016/05/30(Mon) 20時半頃
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……やっぱり。
[いくつか立てられた写真立てには。 私やハクとフィエゴが写っている写真があって。 それに、――……犬のおじさまと二人並ぶ写真も。
フィエゴの笑顔は、写真に残さなくていい。 誰かが、私や皆と過ごしているフィエゴを 自分のものにしてしまおうとしたら。 そんな恐ろしいことを考えているやつが。 無用心な部屋に入ってきたらどうするの?]
(-137) 2016/05/30(Mon) 20時半頃
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[塗料缶へ人差し指を埋める。 写真立てから写真を一枚一枚取り出して、 彼の顔だけを真っ赤に塗りつぶす。
きれいに顔すべてを塗りつぶせなかったものは。 まるで、顔面を半分剔ったように、 剔ろうとでもしているように見えるかも知れない。]
(-138) 2016/05/30(Mon) 20時半頃
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[彼の『別宅』の住所が書かれている古い手帳を見つけた。 きっと、『実家』で暮らし始めた時に>>0:135 フィエゴが覚える為に、書き記したのだろう。 子供の字で。何度も何度も綴られている。
それを覚えたら、指に付着した朱い塗料で びぃ、と上から直線で消し潰し、潰し、潰して。 この場所に帰らなくていいもの。 フィエゴの帰る場所は、施設かこの家だけで良かった。
――つまるところ。 実家が、ケルビス本宅の住所と彼の繋がりを。 知っていると誇示するようにも、一見。見える訳だった。
潰した部分へ向け、矢印を赤い塗料で描き、 大きくバッテンを紙面の上へ引く。 それが何を意味しているかと考えるかは、――別にして。]
(-139) 2016/05/30(Mon) 20時半頃
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[寝台へと、顔を埋める。 フィエゴの匂い。 ――彼が、いつも使っているものの、薫り。
愛しさが、胸奥から溢れ出して来る。 恍惚と、眼を細めて、幸せそうに笑って。
――あぁ、まてよ。
この家に、誰かを招く事はあるのか。 シェニカの部屋で泊った事を思い出す。 寝台で二人、身を寄せ合って眠った昨晩のような事が あのベッドで、存在するのか。
ドアの近くにある狭いキッチンへ向かう。 『フェイ』が手にしていた包丁>>42よりは使い込まれた其れで。 寝台を突き刺してはシーツや敷布団をめちゃくちゃに裂いた。]
(-140) 2016/05/30(Mon) 20時半頃
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[ 私以外が、一緒に寝てはだめ。 ]
[ 私とだけ、一緒に寝て。 ]
[ 誰も、フィエゴと眠ることは許さない。 ]
(-141) 2016/05/30(Mon) 20時半頃
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[ビリビリに破れたシーツの上へ、包丁を突き立てる。 普段彼が寝ている寝台は、 凶器で狂気にすっかり汚染されてしまった。]
(-142) 2016/05/30(Mon) 20時半頃
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[床に散らばっている紙に眼を留める。 どこか別の街の地図や、ある施設の電話番号やらが 彼是書かれている紙。
何処かに行くつもりなのだろうか。 何処にも行かないと――言っていたくせに。>>1:513>>1:514]
うそつき。
[びりびりに紙を破き、窓の外へと放る。
――電話番号だけは、一応、頭に叩き込んで。]
(-143) 2016/05/30(Mon) 20時半頃
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[酷い惨状の部屋を抜ける。
『私』がフィエゴなら、この家で寝たいとは思えないが。 彼は、一体どうするのだろう。
施設や自宅近辺の電柱には、 彼の生活区域を把握してあると示すようで。
ハクの家や教会を頼る? もしかしたら、この家をこんな風にした何者かが 包丁を手にし、来訪するかも知れないのに。
幼馴染と同じくらい大切な義父の居る実家を頼る? もしかしたら、屋敷にもこの家をこんな風にした何者かが 包丁を手にし、使用人や彼の義父を襲うかも知れないのに。
彼の持ち金がどれほどかは解らないけれど。 たとえば――ホテルに縈るものは、写真の中には無い。>>0:595 格式のあるホテルは、誰かの家より余程安全な場所なのかも知れない。]
(-144) 2016/05/30(Mon) 21時頃
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― 黒犬一匹 ―
[石畳を書く爪の音、雑踏に紛れて細く小さく。 野良にも見えぬ隻眼犬が、主を離れ単独行動。
巨躯揺らして歩む犬が衆目を集めないのは、 もっと凄惨な事件に意識を奪われているが為。
施設の前に集まる人波を分けて征く。 夜とよく似た隻眼が、覗いたるは窓向こうの焔色。>>121 クン、と鳴らした鼻先で聞いたのは刺激臭。>>122
無事と緋色を見比べて、細い尻尾が円を描く。 駆動するのは前脚、後足。
屋内から運び出されるふたつの白布。 匂いで知れる遺体の傍ら通り過ぎ―――、]
(147) 2016/05/30(Mon) 21時頃
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[擦れ違いざま、零れた輝石を顎で拾得。
匂いを確かめてから拾ったのは女の石ふたつ、 獣の振りして、石畳を蹴りつけ進む。]
(*12) 2016/05/30(Mon) 21時頃
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[―――― 振り返りもせず、施設を離れ、たかたかと。*]
(148) 2016/05/30(Mon) 21時頃
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/* わーお、赤をシャオが拾って下さった。 どうもありがとう!
そして、自分は色々現地調達。
(-145) 2016/05/30(Mon) 21時頃
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[スラム街に、衣服や装飾品や金の入った袋が。 ぽん、と放られた。
服も、金も、金に変えられる装飾品も。 すべてが、彼らにとってありがたいものであっただろう。
『夜』にさしかかれば、暗いスラム街では 人相がまともに見て取れない。 誰、と問われて、怪盗だよと笑って離れてゆく。
だって、怪盗様はヒーローだから。 汚い金や物で、貧しい人々を救ってくれる人だから。
スラム街の隅に倒れ込んだ男は、上を見ていた。 虚ろな眼で、月も星もない空を仰ぐ。]**
(-146) 2016/05/30(Mon) 21時頃
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[ 屈辱を受ける身体の反応。 抵抗などさせるわけがない、 卑怯ものというのならば言えばいい
友を知らねばならない。 友を穢したものを。それが許されぬとばかり 恐怖と嫌悪を刻みつけるものだとしても
だって、カルナ。お前にそんなもの必要ない。
勝手知るようにめぐる身体。 どうしてそのようなことを知っているか。 普通なら知らぬ身をまさぐって。
友を選ぶなんて。 お前の本当の友は1人だけだろうに。 ]
『へえ、‥本当に?』
[ 宵闇の接吻。友の体に残る痕を眺めながら問う。 本当にしたことがないのかとばかり。 友が気づかぬ間、いや忘れた合間、何があったかと
ただの友達さ>>133友達だからすべてを知りたい 友達だからこんなに愛しんだ。ねえなのにどうしてさ ]
(-147) 2016/05/30(Mon) 21時頃
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[しまい込まれた声が聞こえる様。 飲み込まれたことのは、嫌悪管を前。
抱きしめる手は、子供の手は どちらも性的なものを孕まぬもの 怒り煮えたぎるともの背で、静かな息を吐く
嬉しさを、はかなげに。 見えぬ場所で微笑んではにかんで。
驚愕の嘘を友へ突きつけた。 嗚呼、なんて良い響き。美しい声。 君に思われることがこんなにうれしいんだって つい歓喜のあまり、噛み付き痕を残してしまうんだ]
(-148) 2016/05/30(Mon) 21時頃
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[響く悲鳴。滲んだ涙をたたえる友が 振り返る間もなく、蒼は消え去った。
残された少女はぼんやり。 『‥またね、だって』と別れ際。
ばいばい、マジックのおにいちゃんと手を振り。 不吉が、不穏が去らぬことを告げてくれる。
前は金髪。今は、蒼。ならばその前は
――その次は、次の半年は。>>135
次こそは似合わぬ 女の香りを残さず帰ってきてくれるだろうと。 鳥頭の友へひそかな期待を寄せながら ]
(-149) 2016/05/30(Mon) 21時頃
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[友の後を告げる蒼が一つ。 慌てる後ろ姿、そのまま工房に行くのかと思いきや]
またか。
[ むぅっと膨れた顔がそっと影に映る。 なんでそこでそいつの名前を呼ぶ。ささっと来い。 友達だろうとばかり。自分勝手に膨れ、塞ぎ。
拗ねてない、すねてないと施設の壁越しながめ>>136]
‥いっそ殺してしまおうか。
[ 友の一番の友である俺を。 包帯まいただけの、右手をちらり。 血へと近づく呪いを軽くいなしていればまた1人。
この鳥頭。忘れたか、忘れたの>>145 そんなにこの施設が大事か、そうかそうか。
背筋を伸ばす姿に、胸を痛め。 ]
カルナのばか。あほう、おたんこなす。
[ 弟思いはいいけれど。友のことを忘れんなと。 睨む目が、ふいに黒衣の犬を捉えて>>147から。 早く来いって、悲しげ寂しげに。]
(-150) 2016/05/30(Mon) 21時頃
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[ ―邪魔よな。とばかりギョロリ瞳を見開いた ]**
(-151) 2016/05/30(Mon) 21時頃
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- 施設 -
[抱きしめたフィエゴの身体が密着したのは一瞬だけ。 離したのは彼の方だった>>121
気丈に振る舞おうとする意地なのかと、じっと間近の 顔を見つめたが、平時の時より精悍に見えて不思議だった。]
そうか……亡くなってないんだ。 良かった。
こんな言い方悪いけど……。 生きてる人がいて、良かった。
[だがカルナスが世話になったと言う人物の無事を聞いて 不思議そうに見つめていた瞳の色を緩めて微笑んだ。 元気な彼が悲しむ姿は見たいとは思わない。]
落ち着いたら、また話そうな。
[施設が今頼りにしているだろうフィエゴを 独占し続けるわけにはいかない。
不審な騒ぎを時々聞く事のある施設に、フィエゴを 戻したく無いと思ったのは、呪いの冷たい羽根を広げた 蝶に魅入られた事を無意識に気付いていたからかもしれない。]
フィエゴ……気を付けろよ。
[片手を上げて別れた彼に掛ける言葉は、やはり何処か不吉*]
(149) 2016/05/30(Mon) 21時頃
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/* ああああもうシャオくそかわいいいいいいい!!!!
(-152) 2016/05/30(Mon) 21時頃
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[施設を離れ、歩む犬が戻るのは主人の下ではない。 忠犬の振る舞いを成す四足は、滅多に主の傍を空けないが、 寄り添わねば生きれぬ運命など背負っていない。 ――― 単に、両の眼は、揃っていた方が都合が良いだけ。
小さく鼻を鳴らして参加するのは、 街中使って常時開催される宝探し。>>0:334 音もなく頬を伝ったさざれ石の欠片を見つけては、 薄い舌で掬って喉を潤す。
空の代わりの天井を仰ぎ、飲み干す甘露。
主人と同じ色合いの黒曜石が、 堕ちてきそうだと語る雄弁を誰も知らず。
ひとつ、ひとつ、 幸せを探すように光る石を辿って、 夜色の犬は、彼女の帰路を追った。*]
(-153) 2016/05/30(Mon) 21時頃
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『ねえ、知ってた?
私はずっと……ずっとあなたの事が好きだったんだよ?』
[オペラの独白は彼女には届かない。 ただ、オペラの中でその感情がはっきりとしていくだけ。
彼女を自分のモノにしたい。 彼女を自分のテリトリーで囲いたい。
囲って、それでいて輝きを失わないでほしい。]
『愛しいあなたを――したくないから』
(-155) 2016/05/30(Mon) 21時頃
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/* >>129が堪らん過ぎて胸が痛い。 もう駄目かもわからん。
(-154) 2016/05/30(Mon) 21時頃
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―街中―
[飲み物を飲んで少しだけ落ち着けば。 深く深く息を吐く。
誰か、何かとすれ違ったかもしれないが。 きっと人混みに紛れて見えなかったか。
事件の現場に人が集中して。 施設がどうなってしまうか、心配して。
変わっていく日常に自分に、眩暈がした。*]
(150) 2016/05/30(Mon) 21時頃
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[カルナスは先に工房に行っても、とは言ってくれたが>>110 この状況で彼を1人にしたくはない。
何より彼の心に入ろうとした罅が違うのだと伝えなければ。
半透明の白い石を煙草と共に吸い込む違和に 気付く事無く煙を隅々へと送り込む。
紫煙を吸い込み身体を労わってくれていたランプは 知らぬ間に血に狂い、吐き出す煙と共に身に滲みる。
染まる染まる。 穢れ無き白でありながら、目の前すら見えぬ濃霧の色。
煙管の中で、何かが砕けた音がしたが、 一度首を傾げただけで石の悲鳴ごと飲み込んだ。]
俺……本当に何も出来ないんだなぁ……。
[気丈に振る舞うフィエゴやカルナス。他にもこの施設を 知っている者達に口先だけの慰めを掛ける事は出来ても、 本当に寄り添う事が出来ずに息を吐いた。]
(151) 2016/05/30(Mon) 21時頃
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靴磨き ソルは、メモを貼った。
2016/05/30(Mon) 21時頃
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[ソルと話しながらも、ずきりずきりと 項に刻まれた噛み痕が、痛む
友人の安否は気になるし、ソルの恐慌も心配だ でも身に纏わりつく嫌悪は風呂に入った程度じゃ取れそうもない 何であの変態自分の躰を知り尽くしているとばかりに まさぐるんだ。柔らかい胸も尻もないというのに 此れでも旅しているからしなやかに鍛えているというのに いや、一寸お腹にお肉は付いても 分からない程度の筈、なのに――”やけに詳しい”
本当にそうかい?と 本当にそういったことをしたことはないのかと 男色じゃないんだからするわけないのに 如何もあの変態の声は自分を揶揄するのを悦んでいるかのようだ
性を纏わせたかと思えば まるで子供の様に唯甘えるように抱きしめるアンバランス またね?という去り際の台詞 またなんて微塵も望んじゃいない もうやだ、此の街去りたい。1週間と言わず今すぐに でもそれが出来ないのは――友人達がいるからであって
だがいい機会かもしれない 心配だったシャオにも、ハクという友人が手を差し出した ”ひとりぼっち”はきっといない
だから大丈夫だと――腹を括りながら 項の噛み痕に震える指をそぅっと伸ばし、 撫でればびりっと痺れる心地が、する]
(152) 2016/05/30(Mon) 21時頃
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[”それ”に見られていること 聡ければ気付けたのだろうか――いや、無理だろう 無意識に、最初から 可能性を除外していれば、 気づくはずも、ない*]
(153) 2016/05/30(Mon) 21時頃
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[無力感に苛まれる理由は容易に想像が付く。 今まで山と積まれた紙の城壁に囲まれ、守られ、 自ら出て行こうとしなかったからだ。
一線を引いて関わろうとしなかったからだ。
関わる事で傷付き、汚れる事があったとしても、 それは必要で大切なことだとこんな時に思い知らされた。]
もっと外に出て行かないとな……。
[他の男達に比べれば幾分白い肌をぺちぺち叩いて 明日から頑張るか、なんて騒動の側で場違いな 決意を固めた頃。
戻りの遅いカルナスの叫び声が届く>>136]
え!? ちょっ、どう言う事だ!?
[思わず立ち上がった側にカルナスが来れば、何があったかと 尋ねる前にもう1人の施設の子供が現れた>>145]
(154) 2016/05/30(Mon) 21時半頃
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ソル!? 良かった。お前、何も巻き込まれてないな?
[フィエゴを兄と呼ぶソルが切なくて。 だが大丈夫と言葉を紡ぐカルナス>>146に同意するように頷いた。]
ああ、フィエゴなら無事だったよ。 さっき俺のとこに来てくれた。
言葉や声こそしっかりしてたけど、やっぱり少し震えてた。
それでも施設に戻って行ったよ。 あいつは強い。大丈夫。
[感じた不吉を明かさずに、彼らを安心させる言葉だけを口にする。 事件の内容はカルナスの方がしっかりしていたから、 黙って聞いていたが。 ソルの背を叩く様子に、真似るように、カルナスの背を叩いて。]
今心配なのはシャオさんだろ?
今度はお前がしっかりする番だ。
[カルナスが離れていた間に何があったのか判る筈も無い。 だから安易に励ましと発破を掛ける様な言葉を*]
(155) 2016/05/30(Mon) 21時半頃
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―下町― [舗装の整わない道の上を歩む義足の音は歪。>>98 けれど不規則なリズムとは裏腹に、その足元は軽やか。]
義足の割に随分身が軽いな。
[身に馴染んで歩くのは本人の努力の故。 けれど、そのための義足を手に入れるには、莫大な費用がかかる。 義足の技師への対価から、それを装着するための医療費、 かける時間もけっして短いものではない。 それこそ、どこかの富裕層の出自か、 はたまた大きな後見を得ていなければ、 彼のように身軽に動けるまでの義足そのものを 手に入れること自体が難しい。
提出された書類を見る限りでは、施設出身だと書かれていた彼には 正直なところ不釣り合いな品。
少々不純な思惑重ねた疑問をぶつけたことを、どう受け取ったのか。]
(156) 2016/05/30(Mon) 21時半頃
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[単純な興味だと嘯くホテル支配人の足元は、 泥まみれの道をさして苦も無く進む。 腕に荷物を抱えたところで、 行き先の読めないお転婆姫に腕を引かれて走り廻るよりは はるかに容易い。
買い物客でひしめく市場も、 迷子になる心配のない相手と一緒ならば まだ気楽なもの。
へらりと呑気な顔で笑う従業員に>>99 奢ってやってもいいかと考えたところで――]
(157) 2016/05/30(Mon) 21時半頃
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[不穏の気配。 声。>>43
ざわめく人の声の中、雑用係の顔色は失せて、それなのに、 足が必死にそちらへと動こうとしている。>>100
それを見て取っての決断は早い。]
…お前も、施設出身だったか。 心配ならさっさと行くぞ。 コファネットがマナー教育をしている施設だ。
[そんなところで事件を起こすなど、全く馬鹿にしてくれたものだ、と 不快さも露わに眉根を寄せて、吐き捨てた。]
(158) 2016/05/30(Mon) 21時半頃
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[歩みの中、断片的に入ってくる情報に、 ホテル支配人の顔はひどく険しい。*]
(159) 2016/05/30(Mon) 21時半頃
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― 自宅 ―
[目覚めたのは、この世界で夜と呼ばれる時間。 ひとつしかない窓は、もうずっと鍵が壊れているが。 硝子が割れない限り困ることはないから放置。 この部屋のいたるところにある私の宝物は、 どれも替えがきかず、分配するような富に非ず。]
ふぁ……あ、あああ!? ど、どうしよう……。
[夢も覚えていないほど熟睡したお陰で 幾ばくか回復した身体を起こし、その身を包む外套に 深い皺が刻まれていることに――刻んてしまったことに 狼狽の声をあげる。
きちんと確かめてはいないが、裾には私の服から 移った泥の染みも、点々と。]
(160) 2016/05/30(Mon) 21時半頃
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[如何やらフィエゴは自分がプレイルームに子供を連れて行く前に ハクと遭遇していたらしい>>154 その事に少し、安堵する 衝撃的な事があった時は、誰かが傍にいてくれると落ち着くから
ハクに背を叩かれれば先程変態に抱き付かれたのを思い出し 身体も、表情も強張る ずきっと項の歯型が痛み、眦がひくついたものの――
発破をかける様な声に、強張った表情筋を動かし 無理やり奇術師の笑みを張り付けて]
おお、勿論っすよ。 俺がしっかりしなきゃダメっすね。ありがとっす。 ハクも協力してくれっす! [にっこり笑えばそう、告げた*]
(161) 2016/05/30(Mon) 21時半頃
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― 街中 ―
[犬を連れぬまま、人波を避ける。
野次馬を肥やす趣味も無ければ、無事の確認も済んでいる。 街の灯は夜の時間に合わせて抑えがち、 歩は喧噪から離れ、地下の道をゆく。
果たして、視界に収まる彼も同じ手合いだろうか。>>150 本日にして二度目の邂逅だが、此度は犬が不在。
やぁ、と向けた紳士一人の会釈が闇夜に浮かんだ。*]
(162) 2016/05/30(Mon) 21時半頃
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― 私室 ―
ふぁぁ……。
すごい、いつもより気分がいいわ。
…ふふ。リアねぇと、ソルのおかげかな。
[時計を見れば――…もう夜だ。
どんなに求めやすい価格とはいえ、 上等な宝石みたいに、きらきら光る耳飾り。 幼馴染のコーラリアに相談して良かった。>>64
とってもよくにあっていたし、 鏡に映る姿を、喜んでくれたもの。>>141>>142 おめかししたソルと、また酒場に行ってみたい。]
(163) 2016/05/30(Mon) 21時半頃
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―愛着、あるいは妄執―
ああ、丁度いい。
[香る血と騒ぎに、冷徹に計算を働かせて。
閃いた。
あの子と同じ宝石を持つのに、 それを貶める、怪盗を。
どう引きずりおろしてやろうか、なんて。*]
(*13) 2016/05/30(Mon) 21時半頃
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[昔はあんなに怖がりだったのに。>>59 すっかり、女性らしい体つきと面差しになった。
鑑定眼までも大人びてくれたおかげで コーラリアの店で買うものは、プレゼントにすると 皆が喜んでくれる。
男の子から女の子に変わったばかりのコーラリアは 一見、薄くなってしまったけれど。 『男の子』であり『女性』である コーラリアと過ごした時間は、忘れてない。
私は、遠い遠い異郷で生まれたけれど。 私の『前』がそうとは限らない。 前世占いの通り>>58であるのなら。
コーラリアの前身と、共に過ごしていたかもしれない。 共に、優しい水底で暮らしていたかも知れない。
だって、私もあなたも。 同じ悩みを抱えてきたのだもの。 深海に沈むばかりの呪いに、葛藤して、苦しんで――…]
(164) 2016/05/30(Mon) 21時半頃
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[懐かしい日々を、ほんの少し思い返しては。 手を広げる。
幼い頃の手よりも指はずっと伸びて大人の指になった。 此処には私の手はない。
性の変容に戸惑うコーラリアの小さな手も、ない。
けれど。 幼かった私達を想いながら握れば ――…ほら。
あの日のように、温かい気がするの。 あの日のように、]
(165) 2016/05/30(Mon) 21時半頃
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[……あの日のように。 冷えて、震えて、苦しい躯を。 二人、寄り添いあって温めた。
月は、ふたつ。
満ちて欠けてゆくあなたと。 満ちても欠けないわたし。
その日――…私が見たのは。 男の子のコーラリアと。 『ただの』女の子の私が、
屈託なく笑って、歌って、遊ぶ夢。 海底2000mではしゃぐ子供たちを知るものは居ない。]**
(*14) 2016/05/30(Mon) 21時半頃
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うん、俺は大丈夫。 昼は広場にいるから……
[興味本位の野次馬の中で、見知った顔が見えれば、 ある種の安堵と共に、その切迫した表情が不安にさせる。
近付いて、叫ぶように問い、返って来たのは フィエゴの無事と>>155 欲しくなかった言葉。>>146 怪我なく立ち振る舞っていると言う点では安心したけれど。 もう片方は、何を言っているのか理解が出来ない。]
フェイ…先生が…? 嘘だ、フェイ先生は… そんな事する先生じゃない。
なんで、なんでそんな事……
[信頼している"兄"から聞いても。 到底信じられるわけがなく。 駄々をこねる子供のように、喚く、が。
気弱な表情を見せたら、すかさず入る叱咤。 落ち込み、丸まった背が強制的の伸ばされる。]
(166) 2016/05/30(Mon) 21時半頃
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―――った!
……………。 う、うん。ごめん。 ごめん、カル兄、ハクさん。 動揺してた。
[カルナスも、ソルにとっては年上の"兄姉"だけれど。 施設の子供たちからすれば、ソルが"兄"。
笑顔にしたいから笑っていようと思っていたのに。 ―――これでは。 "兄"を見れば、「信じられない」と言いながらも。 何をするべきかは、よくわかっているようだ。
『私も辛いよ。――……笑おう?』>>1:633 そう言った聖女は、笑っていたから。 笑えなくても、せめてこの泣きそうな顔だけは引っ込めよう。 せめて、太陽のように凛々しく。 大きく息を吸って、吐き出せば、 幾分か落ち着きを取り戻す。]
(167) 2016/05/30(Mon) 21時半頃
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ありがと、カル兄、ハクさん。 色々、教えてくれて。まだ、信じらんないけど。
二人は急ぐの? さっき、シャオさんが危ないって。
[思わず割って入ってしまったけれど。 シャオは今も身に付ける帯を売ってくれた恩人。]
よくわかんないけどさ、 危ないなら、行ってあげて、カル兄。 目で見て、大丈夫って確認して来いよ。 わかんないって、すげぇ不安だし。
[今の今まで恐慌状態だったソルが言うのもおかしいけれど。 あの時確かに兄は焦っていたから。 きっと、ただ事ではないのだろう。>>161 硝子工房へ向かうのなら、二人を見送ろう。]*
(168) 2016/05/30(Mon) 21時半頃
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/* ヴィスマルトとリアントにエンカ出来るかな、と。 ストーカーの邪魔したくないし、規制線で現在"無関係"のソルは施設の中に入れないんだよねぇ
(-156) 2016/05/30(Mon) 22時頃
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[童心に返りかけた心を、現実へと引き戻します。 近所の農場で暮らす若い青年が、 卵を持って、夜の教会を訪ねてくれました。
元は施設で過ごし、一般家庭に預けられる前に。 ホテル・コファネット>>0:459で講習を受けていた子です。]
こんばんは、遅くにありがとう。 ――……ねぇ。
まだ、時間ある? 私の部屋でおしゃべりしましょ。
施設が大変な事になってる――って聞いたの。
[『事件』の噂は、彼の耳にも届いているようでした。
一日中『家』の手伝いをしていた彼も、心配そうです。 施設の子供たちの事も。 そこで働く『兄弟』のことも。]
(169) 2016/05/30(Mon) 22時頃
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[これでは、直に突き返すことができない。 財に返れば数か月は裕に暮らせそうな衣服は クリーニング代も法外だ。
無用の施しが、更なる借金へと変化して、 妙な郷愁と心細さに負けた己の弱さを呪う。
こうなっては円環探しは益々火急の用。 顔を洗い、布の眼帯で右目を覆い 身動きの取りやすい軽装に身を包む。
夜は、怖い。けれどもっと、怖いことがある。 誰かの期待を裏切ること。 お前など要らぬと、棄てられること。
大切なひとを、助けることができなくなること。]
(170) 2016/05/30(Mon) 22時頃
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じゃあ、フィにぃに、会いにいこうよ!
[――唄を歌います。
水底へ誘い込む、私の歌を。
海で生まれないあなたは、息も出来ないけれど。]**
(*15) 2016/05/30(Mon) 22時頃
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[淀んでいく自分が気持ち悪くて。 どうしてもどうしても気持ち悪くて。]
―が――ら、彼は何か思ってくれるでしょうか?
[夜に紛れるように暗くクラク。*]
(*16) 2016/05/30(Mon) 22時頃
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……俺だって信じれねーっすよ。 フェイ先生は理由なくそんな事する人じゃない。 でも、事実証人もいるってことだし、 きっと何かがあったんだと、思う。
[ソルの驚愕も、言い募る言葉も分かる>>166 だが今は其れではいけないのだと、”兄”として鬼になり]
謝る必要はないけれど、 今、自分がすべきことはしなきゃ、ね! ってことっすよ。きひひっ。
其れにソル坊はすげー奴だし、信頼もしてる 慌ててトラブル引き起こすよりか、じっくり今 為すべきことを為すのが、一番っす。
[幾分か落ち着きを取り戻した様子に>>168 よかったとほっと、一息ついて 礼を受ければ気にすることはないと手を振る。唯―― 急ぐのか、と尋ねられれば友へのあの変態の言及を思い出し 思わずしかめっ面である]
……ほんとに、ソル坊は大丈夫っすか? だったら、俺はシャオん所いきたい。 ハクはどうするっす。ソルに付き添いたいなら、 俺1人でも確認してくるから。
[と、告げるも声は不安を帯びていた*]
(171) 2016/05/30(Mon) 22時頃
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……おおいぬのおじさま。 ごきげんよう。 今はお一人でお散歩ですか?
[聞こえてくる声にそちらを確認する。>>162 サーベラスがいないことに少しだけ驚きつつ。 彼に向って会釈を返す。]
僕は少しだけ気分が悪くなってしまって。 つい、貧血が。
[暗く少しだけ青白くなった顔。 闇夜は隠してくれるだろうか。]
おおいぬのおじさまはどうですか? 最近の健康状態とか。
[人がいるかもしれないと。 馬鹿な自分のまま笑って話した。*]
(172) 2016/05/30(Mon) 22時頃
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[私とおしゃべりしてから農場に帰ってゆく青年は、 家畜小屋で暫く畜生の世話をして。
それから――…、荷物を持って。 何処かへ出かけてゆきました。]**
(173) 2016/05/30(Mon) 22時頃
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―過去・幼馴染の拒否―
心外な。 観劇と食事の付添を頼むだけだというのに。
[断わられることを前提として連絡をとるのも、 もはや幾度、などと呼ばない数を重ねた。>>60]
野心溢れる女は好ましいが、弁えない女はお断りだ。 妙な女をパートナーにしているとそれだけで評判が悪くなるからな。 その点、リーアやオペラは理想的なんだが…。
[恋人と仲の良かった年下の幼馴染は、二人が別れてからというもの 手酷い対応を崩さない。>>61]
(174) 2016/05/30(Mon) 22時頃
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お前が俺の恋人だって噂されたところで、 俺の見る目が確かだというだけで全くの醜聞にはならないのが リーアには残念なところだな。
[怒りを煽りかねない返答へ、ややあってから切られた通信。 珍しくコファネットの支配人が口元を抑えて笑っている、 束の間の平穏。*]
(175) 2016/05/30(Mon) 22時頃
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[一匹の犬は路地を右に左に抜けていく。 軽い諾足、夜の色に紛れて、耳を欹てて。
短い毛並みは夜気を弾き、漸く止まるのは小さな家の前。
主人に次いだ地位を持つ四足は自身の小屋など持たないが、 邸の一部屋よりもこじんまりとした佇まい。
前脚を揃えて舌も出さず、置物然と玄関先に。 ただ、聞こえてきた悲鳴に二等辺三角形が鋭角に尖り。>>160
室内の気配>>170を探りながら、小さく小さく微かに鳴いた。*]
(176) 2016/05/30(Mon) 22時頃
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/* こんばんわ。コーラリアです。 キーツさんに先日の言付けをお伝えしました。
『受け取ったよ。 ありがたいこって。
これまで通り宜しく頼む。』
です。
2016/05/30(Mon) 22時頃
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―拒絶の裏側― [重ねる声は穏やかなもの。]
…あの子の思い出話を、 妙な憶測をなしに出来る相手は限られているんだ。
気が向いたら連絡してくれ。 頼んだよ。愛しの幼馴染殿。
[普段は恋の痛手など感じさせない支配人の、 僅かな憂い。 通信越しにリップ音を響かせて、 それからようやく切られた通信が幼馴染の優しさか。*]
(*17) 2016/05/30(Mon) 22時頃
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/* こんばんわ。コーラリアです。 キーツさんに先日の言付けをお伝えしました。
『受け取ったよ。 ありがたいこって。
これまで通り宜しく頼む。』
です。
(-157) 2016/05/30(Mon) 22時頃
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/* ご伝言ありがとうございます!
ぜひ、これまで通りにさせて頂きます。 嬉しいです。
お手数おかけしました。*
(-158) 2016/05/30(Mon) 22時頃
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―工房―
[『夜』の輝きへ変わる工房に主の姿はなく コワレモノと硝子玉が散らばった何時もの風景。 されど、奥。台所をのぞけば、夕食の支度。
途中で放り出されたそれらが置かれ。
ひと際、輝く蒼の硝子玉が1つ。 鈍い光をたたえて、待ち人を求める如く鈍く光る。 工房の主はどこへやら
閉ざされた寝室の鍵を持つものは主だけ。 変態より聞いた言の葉が不安を煽る、不在。 ――消えた身を、案じるかは、とも次第]*
(177) 2016/05/30(Mon) 22時頃
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/* さて、どこを追加したでしょう?<村建てメモ (間違えに気付いて悲鳴を上げる深海珊瑚の図)
(-159) 2016/05/30(Mon) 22時頃
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[――怠惰な郵便屋が運ぶ文は、その性格故に 扉を叩くことなく、郵便受けに。
いつもなら日に二度確かめる習慣を忘却させるほど 切迫した私はランプと、生渇きの靴を履いて 夜の街へと繋がる扉が、何かに閊える。>>176]
……? サー、ベラス?
[市井に散らばる涙の結晶は、落とした本人よりも 嗅覚の優れた獣の方が把握してる、とは露知らず。
暗闇の中、忠実な番犬のように佇む彼へと腰を折り、 目線と合わせて緩く首を傾げる。 いつも、隣にいる男の姿は――見当たらず。]
(178) 2016/05/30(Mon) 22時頃
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[ソルを叩く彼を真似て叩いたはずの背は少し硬く感じた>>161 外の世界で武者修行していればこんなに筋肉が付くのだろうか。 そんな場違いな事を思いながらも、踊る様な眦が 何かを語るとしても、この場では事件の衝撃以外 思い付かなかったのは彼にとっては幸いなのか。]
ああ。俺で力になれるなら。
[にっこり笑った口元は彼の日頃の修行の賜物。 何も知らず、見えぬ自分に彼に射す陰は見えない。]
ソル。 お前にはフィエゴにカルナスや他にも 兄妹がいるだろう?
少なくとも2人がしっかりしてるんだ。 お前も大丈夫だ。
[発破を掛けられたソルの返事と健気な呼吸>>167を 見ながら彼に掛けられる言葉を探す。 無力かも知れないが、自分が持っていて あげられるのは言葉位だ。]
(179) 2016/05/30(Mon) 22時頃
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……これ、今必要かどうか判らないが。 子供達にやってくれ。
[フィエゴに渡し忘れた絵本の束。 持って来たけれどとても渡せるような余裕はなかった。 だからもう1人のこの施設のお兄ちゃんに託したいと 重量のかなりの部分を占める絵本をソルに 渡そうとした。
受け取って貰えなくても、この状況では仕方ない。
ソルが思い出させてくれたシャオも心配で。 子供達の2人の兄を交互に見つめ。]
シャオさんの所へ行こうか。
[ソルが心配なのはお前の方では?とカルナス>>171に 問い返し掛けて目を閉じた。]
カルナスが信じているならソルはソルで動けるって信じる。 俺も心配だから、一緒に行こう。
[はっきり言い切れば、人混みを裂いて硝子工房へと 向かう事になるだろう*]
(180) 2016/05/30(Mon) 22時頃
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[常に引き攣れる犬の不在に、彼は正しく気付く。>>172 道化の仮面を被る為の観客も御誂え向きに不在。]
こんばんは、オルコット。 少し頭が揺れている、人にでも酔ったかね。
[言葉の裏側で示唆するのは施設の騒ぎ。
言及しなかった単身散歩はさらりと流し、 彼を気遣うように、大きな掌が肩に伸びる。 元より色素の薄い顔が、闇夜に浮かび、 なだらかな肩から頬までを慰撫の手が爬行した。]
―――……、
[けれども、彼が被る道化の仮面は紛い物。 怜悧も聡明も、隠せていない。
問いに返すは無音の笑み、 囁くように首を傾け、低音が耳朶の傍へ。*]
(181) 2016/05/30(Mon) 22時頃
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そうして、無暗やたらに穿ってはいけないよ。 ―――― 珍しい、君が仮面を掛け違えるなんて。
[詭弁を弄するが雄弁なる解。 それでも声色は子弟を正すように。*]
(*18) 2016/05/30(Mon) 22時頃
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どうしたの……まさか、迷子? [リードも着けず、均等に歩く四肢。 迷子というより、脱走のが正しいかもしれない。 まるで相棒のように絶えず並ぶひとりと一匹が普段 どう過ごしているかなど、わからぬこと。
何にしても、心細い夜道へ向かう前に現れた彼は、 私にとってとても頼もしい存在だ。 怜悧を湛える瞳を見つめ、二等辺三角形の辺を擽り。]
あたし、今から夜のお散歩に行くのよ。 お前も、着いてきてくれるかしら?
そのうち、飼い主に会えるかもしれないわ。
[ねえ、とかける声はどこか甘ったれた調子。 赤子と動物に売るのは愛嬌で、媚びとは呼ばない。]*
(182) 2016/05/30(Mon) 22時頃
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/* サーベラスまじかわ。まじかわ。 お手紙読んで早く返して キーツさんとこにもいきたいけどさあ! あんな話聞いて放置できるシェニカじゃないよね、って。
(-160) 2016/05/30(Mon) 22時頃
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― 回想 太陽と月 ―
[元気なはずの太陽は、施設を離れようとはしなかった。 それは病弱な"妹"の月がいたから。
二人は、施設に預けられた日こそ違うものの、 その誤差は数カ月。 成長の度合いから見ると、恐らく生まれた日はそう離れていない。
性別も、肌の色も違うけれど。 殊更仲良く、本当の"兄妹"のように育った。 太陽は、"妹"のいる救護室へ通い、 "妹"も、体調が良ければ太陽の周りを、付いて回った。
きっと、太陽は、養子の打診が来ても首を縦に振らなかったろう。 "妹"のためにここに残る事を選んだだろう。 彼女は昔よりは健康体になったとはいえ、 その弱い体のせいで、是非養子にと言う里親は、よほど現れない。 太陽は、"妹"の月を独りにできない。
ただ。 ただただ。不思議な事に。]
(183) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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[ 友の心知らず。 詳しいのは当たり前。
だって、友達のことだもん。 知りたい身体のことも、隠し事も全部全部。 俺にはお前だけ、君には俺だけ。
そうは望まないから。 俺にはお前だけ、お前の一番は俺だけよ。 だからとばかりまさぐる手は、友を知っている。
この街から、抜け出したいとばかり思う心が それでもここから抜け出さぬ理由。
友達の自分が悦んで。
それで、――友の思惑にまだ気づかない。 俺にはお前しか、いないのに。 君以外いらないのに、それなのに。
不穏をかもちだす友をそっと見つめる主は此処にいる。 人の気配なき、工房と、>>177は自作自演。
されどそれを悪いとも思わず。>>152 噛み痕撫でる手に、友の証に触れる手に。 友情だって、密やかに、蜜に無邪気な悦びを ]
(-161) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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[ソルにも、一度たりとも、養子の打診はきていないのだった。]*
(184) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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[ 気づかれたところで痛くも痒くもない。 だって友達だもん。友達として>>153 慕い、焦がれるが故の行動に。
工房の主は間違いを見いだせない。 だから、気づく、はずも、ない、互いの溝に ] *
(-162) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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[プレイルームでカルナスから女の子を預かり、 その子も引継ぎの職員へと引き渡して。>>135
己の知っている事を全て警察へと話しをして。 先程の電柱の事も一応話をしておいた。 あとはカルナスの言ってた変質者と言うのも一緒に。]
あの……俺家に帰りたいんですけど………。
[既に時計は夕刻時を過ぎている。 明日の準備だってしたい。
施設の子供も心配だが、己自身の事も考えなければいけない。 運のよかったのか、明日はお休みのままで済みそうだ。
いいだろう、と許可を得ればふぅ、と息を吐き捨てて。 表から出れば色々とあれだろうと言われ、 勝手口のある裏手の方から、先ほどの電柱がある方から外へ。]
(185) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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[家路へと帰る途中に、何度も身体を震わせた。
あの忌々しい悪魔のような落書きが、 己の家までの帰路にある電柱に描かれていた。
―――血のような、炎のような赤が己を睨んでいる。
そんな錯覚に襲われながら、口許を抑えながら嘔吐を堪え、 足が縺れ何度か転びながらも、全力疾走で自宅へと向かった。]
(186) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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[しゃらり。蒼が揺れる。 その下に隠れた碧色はじとり。>>155 友が背をたたかれるのをじっと見ていた。
自室に置いた硝子玉。 あれ越しならば、触れるのに。 こうも近いと友に触ることすらできない
だってね。これは仕返しなんだ 他と仲良くするのを悪いとは思わない。 カルナは人気者、だから。誰からも好かれる人気者。
だけど、お前の一番は俺だろう?
歪な奇術師の笑みを見て>>161 先ほど落ち込みすねた感情はすぐによくなる。 まるで子どものよう。友が来てくれる!!
そうだ、そうさ。>>168靴磨きのいう通り。 お前は、俺のだってばかり、碧が笑い。 包帯巻いた手が、まじないを紡ぐ。
――霧染みた光。 光彩の中、淡い石は、呪いの魔法を有す。 光の魔術師、光る夜への道すじは、友を導くように 彼にとっての不吉たる、黒犬の尾の影を。
施設羽ばたく蝶より象って>>171>>180
あの日の母親への>>26言葉を思い起させる 書店の主は、いまは少し邪魔だなとばかりの続く足音]*
(-163) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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― →自宅 ―
[はぁはぁ、と息を切らしながらポケットから鍵を取り出そうとして、 ふっと思い出すことが一つ。]
……あ、鍵かけていってなかった。
[だがこんなボロアパート。 誰が盗み等に入ると言うのだろうか。
ハハ、と苦笑を交えながら、 ゆっくりとそのドアノブに五指を絡ませ捻る。
先ずピタ、と足を止めたのは鼻にツン、と来る匂いの所為。 そして向けたキッチン台の上に置いてあるはずの、 包丁が見当たらない。]
(187) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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――…な、んだこの匂い。 シンナーっぽいような、どっかで嗅いだことある……。
っつかあれ…俺包丁此処に置かなかったっけ。
[何故だか身体が突然震えだす。 別に寒くないのに、心臓の鼓動が響き渡る。
どくん
どくん
どくん―――…。
いやまさか、と小さく呟きながら、 部屋へとつながるドアを開いた。]
(188) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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―――――…… ぇ、
[目に入った光景に、思わず手に持っていた鞄を床へと落とす。
三段構えの箪笥の引き出しが無残に引かれ、 其処にしまってあった筈の沢山の衣服が無くなっていた。
三段目の引き出しには大事にしまってあったアクセサリー、 そして溜め込んでいたお金も見当たらない。]
な、 んで…… 、
[その三段構えの箪笥の上にある写真立ては、 何故か己の顔にのみ、赤いなにかで塗りつぶされていた。 赤だけではなく、まるで顔面を半分剔ったようなものまである。]
(189) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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ぅ、 、あ…… ぁっ 。
[憩いの場でもある己の寝台。 其処は置いてあるはずの場所に無かった包丁が突き刺さり、 シーツや敷布団が滅茶苦茶に引き裂かれていた。
まるで全てを無にする様に。
机の上に置いてあったはずの古い手帳が開かれていて。 其処にはケルビス邸の住所を幼き頃に書いていた。
――――それすらも、朱で無残に塗りつぶされていた。
其処に向けて赤い矢印が引かれ、 大きくバッテンが上へと引かれていた。 この意味が分かるわけも無く、唯己の頭は混乱していた。]
(190) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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[床にばら撒いてあった次の街の地図やら施設の番号の書いた紙。 それも見当たらなかった。
何もかもが見当たらない。 箪笥に残されたのは昔着ていたみすぼらしい服の数々。
気持ち悪い 気持ち悪い
居心地の良い筈のこの自分の部屋が、今は気持ち悪い。
よろめく身体を引き摺りながらこの忌まわしい部屋を抜け出す。]
(191) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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/* こうぱーちゃん見ていると自分なまぬるいなあって思う。性欲はもともとしゃおもってないしな
(-164) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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[何も持たずに、ただあの部屋から抜け出すために。 陽が暮れだしている道を宛も無く歩き続ける。
所々にある電柱には、やはりあの朱の悪魔が刻まれていて。
それを避ける様にやってきたのは、 よくソルが靴磨きをしている広場。
震える身体はベンチへと力なく腰をかけて。 膝を抱え込むように縮こまる。
如何していいのか分からない。
実家を頼る? ――もしかしたら部屋を荒らしたヤツが来るかもしれない。
友人の家を頼る? ――追いかけて包丁を振り回されるかもしれない。
施設へと戻る? ――子供達を危険に晒すかもしれない。]
(192) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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ぁ、 ……ホテ、ル 。
[そう考えようも、鞄を置いてきてしまった。 手ぶらのままのこの状況。
辺りはどんどんと暗くなっていく。 今は震えるその身体を、 ただ膝を抱えて恐怖に怯えるしかなかった。]*
(193) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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/* あなたも、って言うとこだったわ…… わたしにとってはひたすらかわいいかわいいわんこでも シェニカにとってはかっこよくてかわいくて尊敬してる相手なんだから
なんつってたらフィエゴがまたすごい目に……! カルナスも心配だよふたりともいきて。。。
(-165) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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[今度は雫を滴らせる淫靡な衣ではなく、 夜に身軽な装いに身を包んだ痩躯と対面。>>178
迷わず獣が腰を上げれば、隻眼が彼女を捉え、 視座を重ねて、不在の主の申し開きもせぬまま首が伸びた。
夢の水底を攫うには、些か薄い軟体が、 甘露の余韻を拭う所作はいつもの挨拶。 微かな接触は、紳士の会釈にはない親密がある。
くぅ、とも鳴かず良く躾けられた犬は、 彼女の問いかけにも獣らしく首を捻ってみせた。 今更、人語を理解しないなど、言い訳並べられよう筈もないのに。
それでも、彼女は獣毛に酷く甘い。>>182 擽られた耳をぴくぴくと震わせて、彼女の右側を従順に埋める。 言葉よりも素直な行動、否、言葉が無いだけ働きが雄弁。
二本足の王子様はいないが、四足の騎士は傍らに。*]
(194) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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きひひっ、勿論力になるっすよ。元気百倍! 頼りにしてるっす。
[言葉を紡げばきっとそれは本当になる 君が居れば。シャオの無事だって確認できれば きっと、きっと友人同士になれるだろうし
そうすればもう、此の街に留まる理由もなくなる
ソルに声を掛けるハクは、正に施設出身でなくとも ”お兄さん”の様子で>>179 無力と本人は思っているかもしれないが その言葉にどれだけ勇気づけられる、ことだろう 不安な子らの為にと絵本をソルに手渡す細やかな気遣いが>>180、 どれ程心を、癒すだろう]
うん、ありがとうっす! ……ソルのこと、信じてるし、其れとおんなじくらい。 ハクのことも信じてるっすからね。 心配かけてすまねっす。
[告げれば一緒に向かう硝子工房 黒犬の、母の関心を奪っていたそれから 遠ざかる様に、施設を後にし
夜道の道標となる蛍石が淡く光る石畳を駆けながら 工房に付けば扉を叩いて彼を呼び 返事が無ければ不安と共に扉を開く 其処に広がる光景>>177に、尚も掻き乱される心の不安の弦*]
(195) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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/* 家に手を付けるのは明日よ明日。 今夜はやさしく、やさしくかるなかるな!! 施設燃やしたいけど、ぱーちゃんのやりたいことつぶしそうだなってまだ保留。とめもめも。
(-166) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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― 養護施設前 ―
[カルナスだけではなく、ハクにも勇気づけられる。 落ち着いた声は、冷静さを取り戻させるのに十分。 彼もまた、出来る事をやっている。>>179
――ソルが、出来る事はなんだろう。>>171 そうして考えながら、頷いて、 ハクが渡す絵本の束を受け取った。>>180]
わかった、フィー兄か…誰かに会えたら渡しとく。 だから、安心してシャオさん所行って来てよ、二人とも。 信頼してんのなら、尚更さ。
[絵本を受け取って、やる事が思いつけば、 "兄"にならって笑顔で告げる。
とにかく明るいカルナスの、一瞬見えたしかめっ面が、 本当に心配してるのだと、わかったから。 ハクが行くと言うのなら今度はソルがカルナスの背を押して 二人を送り出した。]*
(196) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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/* ん、んー私鈍足! 時間軸移動したい、よね、ホントすみません。
エメリアさんのコアタイ、「夜中心不定期」だと、私とコアズレするかな。もしかして。
(-167) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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―雑貨屋―
[雑貨屋の壁を飾るのは額縁ばかりではない。カチコチと一同に針が動く壁掛け時計たち。キャラメル色の音響録装置《ラジヲ》。淡幻の光を灯す花石。]
……っ!
[ラジヲは唄う。 一人寂しく咲く薔薇を。]
(197) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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[離れた地で、紳士の唇が微かに笑気を吐いた。 鼓膜の奥を震わせた、彼女の余りの純粋さに。
三年以上も黒き犬の忠心を見続けようと、 彼女は夜と同じ色から邪心を拾わない。
健やかで、穢れを知らない身と心。
彼女が約束を守り続けるように、 己が交わした約束も、決して違えられることが無い。]
(-168) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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『どうか、何時も健やかでいて欲しい。 君を脅かす全てを、私が払うから。
君を、誰にも、穢させたりしないから。』
(-169) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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[私の躯は、穢れてはならない。 神様が許してはくれないし
――少なくとも、
許してくれたとして、愛しい人以外に。 この身を捧げたいとは、思わない。
だから、――『私』では無い躯で。 『私』ではない振りをして。
他人の農場へ入り、畜生を捕まえた。]
(-170) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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[鶏を上手に両手で抱え込めば、あぁ。 鶏冠の朱い色は、あなたのチョーカーに紛れて揺れる ――…あなたの宝石に、炎瑪瑙に似ている。
それに、羽根をばたつかせる白い鶏も。 私の成長を意識している癖に、>>0:320 >>0:949 手も足も出せない小鳥のようなフィエゴに似ている。
――…逃げることしかできない。 羽根を、足をばたつかせて、嘴を明後日の方向へ向け 『私』以外を見詰めるあなたに、似ている。]
(-171) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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'Tis the last rose of Summer, Left blooming alone; ――…
(*19) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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『君を、私以外の、誰にも。』
[――― 彼女の死角で、黒く細い尾が悦を孕んで揺れていた。]
(-172) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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[彼を想えば、私の『異質』は熱を持つ。
背負われたあの時だって、 彼の体温を間近に感じていたあの時間だって。>>0:963 熱り勃つ其処を隠す事に必死で。
子供の頃から、フィエゴを好いていた私は。>>0:967 彼と戯れる度に、胸をドクドク鳴らしていたもの。
鶏の『孔』を。 彼の耳朶へ針を通した日を想い。>>0:125 『私』の欲情を抱えた『兄弟』の陰茎が―――…
一気に、 刺し貫く。 ]
(-173) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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ぁ。 は フィ、に ……
ふぃ、に ぃ。
[手淫よりも、ずっと熱い。 強く締め付けてくる場所は、 先程『彼』から貰った卵が――生まれでた場所。
鶏が、荒々しく鳴くけれど。 構いもせずに、腰を揺さぶる。
畜生の匂いを無視し、フィエゴの事だけを考えて。
礼拝堂でお祈りをする彼を。 泣きながら悩みを打ち明けた彼を。 笑いながら、楽しい事を共有しようとする彼を。
私ではなく、義父のようになりたいと夢を語る――…]
(-174) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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[許さない。
意識が『器』から失せる前の一瞬。>>42
震えて、眼を見開いて。 口元を抑え、耐えるフィエゴに。 怯えて、苦しんで、泣き出しそうなあなたに。]
ッ……は。 ぁあ 、
[ ―― 一等、欲情し
精を、蒔いた。]
(-175) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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[つまみを捻れば音は消えるのに、コーラリアは背伸びして機械《ラヂオ》を掴む。
何に反応して曲を奏でるか仕組みは分からない。弦の調べが静かに店内を浸していく。 注文した客の訪れを、ただ待ち続けていた。
一等嫌いなその曲を、音を消すために―――…]
[…――床に投げ付けた。]
(198) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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―――うるっさいっ!
やめて! その曲を私に聴かせないで!
(*20) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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[ 雑貨屋の主。 似て否なる、存在たる姿。
幼心に吐露した真実は 心音は、数深く、多く存在して。 今もなにも変わることなく、接しを変えぬ。
語り合いの別れ際。そういえばと問うたのは ]
(199) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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[精液が迸り、流れ込む感覚。 ぶるりと身震いしながら、鶏の首を絞め上げて。 こきり、と首が明後日の方向へ曲がる瞬間を見届けた。
精液を注いだ鶏から、萎えた陰茎を引き抜き 黒いビニール袋に入れて、臭いが広がらないようにしかと結び。 それを――…、手荷物の大きな鞄に突っ込んだ。
教会から持ち出した細いペーパーナイフは、 フィエゴの『兄弟』の胸ポケットへ忍ぶ。]
(-178) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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星が違えば、初恋になりえたかもしれぬ 珊瑚石へ。
(-176) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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/* なんか知らん間に事件が起きてて追いつける気がしn…が、がんばろ
(-177) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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[『私』はフィエゴの――…かつての、『兄弟』に変わって。
施設からの足取りを、追うことにした。 気づかれないようにのんびりと。 気づかれないように、足音を忍ばせて。]
(-179) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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[ 主の心のありか。]
(*21) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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[淡い光の蛍石。 ほの暗い、世界で生きるための光。 光の魔術師たる名に相応しく。
魔力を込めれば、ほのかなる光は。 ――他の、魔を助ける効力を有していた。 深き魔、光灯ることなき、底で。
光を見つけるだけだとばかり思われるそれの真実。 珊瑚の友以外、知るはずもない、話。
工房の主の品にかけられた魔法は、すべて魔がつもの。]*
(*22) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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[観客の不在だとしても。>>181 仮面が変になっていても、今はそのままに。]
そうなんですよー。 僕、独りぼっちは嫌なくせに人酔いするんです。 ……なんて、言ってる事態じゃないんですけどね。
[施設の騒ぎを明確な言葉にはしないが、伝わればいいか。
肩から頬まで、手が。 あれをしてからというもの苦手な感覚にぞくりとしながら。 気遣う手なら、彼の手ならなんとか安心する。]
え、ぁ……。
[無音の笑みと聞こえる低音に目を瞬かせ。 少しうわずった声で囁いた。*]
(200) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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ふぅ、はぅ……。
[肩を上下させ、冷ややかに見下ろす。枯れ果てた薔薇の花弁のように、褪せる音を靴裏が追い掛けた。]
(*23) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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なぁ、なぁ、俺、入っちゃダメなの? 俺、去年までここにいたんだけど!
[カルナスとハクの二人と別れてから、 施設に人を入れぬように黒い制服の男たちが制止する。 "兄"に、トラブルを起こすなと言われていたから、>>171 正面から交渉を持ちかけたと言うのに。
『去年までなら、つまり今は部外者だろう』 と言われれば、ぐうの音も出ない。 カルナスが入れた事は知らないから、>>115 それを糸口に交渉する事も出来ず。 しばし警官と押し問答。]
ほら、これ! 本屋さんの本!俺預かってんの!入れて!
[手に持った絵本の束を持ちあげても、 警官は首を横に振るばかり。
"兄"と、友人の言葉を信じないわけではないけれど。 ソルが言った通り、この目で確かめたかった。 子供たちに顔の知れた自分なら、 中にいるもう一人の"兄"と一緒に、 子供たちの面倒を見ることだって出来るかもしれないのに。]
(201) 2016/05/30(Mon) 22時半頃
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[この目でとは言っても。 きっとフェイとも、死体となった女性職員とも出会えないだろう。 ハクから渡された絵本でもあるまいし、 一般人が事件に首を突っ込むことなど不可能で。
それに、既に勝手口から。 親しかった女性職員二人は静かに出て行った。>>147
そして、そんな問答を繰り返しているうちに。 "兄"も。>>185
凄惨な事件があった日でも、 平等に夜は訪れる。]*
(202) 2016/05/30(Mon) 23時頃
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[名を呼ぶ声に応えるのは、 喉笛もひと噛みできそうなほど鋭い牙からは 想像もできないほど、優しいざらつき。
いつも通り、眦へのくちづけを甘受できたことで 数刻前のすげない別れを上書きするように、 闇に溶ける黒を抱擁し、背中を撫でようと身を伸ばす 自然とわたしのくちびるも、彼の鼻先を掠めた。
紳士淑女が交わすよりずっと親密な挨拶について 険悪さしか招かぬ飼い主に咎められたことは不思議とない。]
ありがとう。嬉しい。 あたしね、一度あなたとこうして二人きりで 歩きたいなって思ってたの。
――…本当は、二人でもいいんだけど。 あたしは、あのひとに嫌われてるみたいだから。 [首を捻るかわいらしい仕草に、散歩、と繰り返す。 犬ならば嫌いな者はいないだろうという擦りこみ。
長躯の主に比べてればひどく頼りない痩躯の右側へ 寄り添う四肢はそこらの用心棒よりずっと頼もしい。
指輪はなくとも、浄化の方法がないわけではない。 それより代えの効かない"妹"のその後を確かめようと 向かう道すがら、普段は言えない言葉が闇に溶けた。]
2016/05/30(Mon) 23時頃
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/* RP村で今ほど今北産業が欲しくなる時はなかった。 なんか色々考えてたのがパーンした。
(-180) 2016/05/30(Mon) 23時頃
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……すみません。 やっぱり僕でも動揺することはあるようでして。 今は頭が回らないんですよ。
[囁く声は弱く、碧い瞳も宝石も仄暗いまま。*]
(*24) 2016/05/30(Mon) 23時頃
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……っ
[店主の乱れた息遣いだけが店内に在る音だった。 気を鎮めようと箱を開けた。
人差し指と親指でつまみ上げたチョコレートの欠片。]
(203) 2016/05/30(Mon) 23時頃
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[名を呼ぶ声に応えるのは、 喉笛もひと噛みできそうなほど鋭い牙からは 想像もできないほど、優しいざらつき。
いつも通り、眦へのくちづけを甘受できたことで 数刻前のすげない別れを上書きするように、 闇に溶ける黒を抱擁し、背中を撫でようと身を伸ばす 自然とわたしのくちびるも、彼の鼻先を掠めた。
紳士淑女が交わすよりずっと親密な挨拶について 険悪さしか招かぬ飼い主に咎められたことは不思議とない。]
ありがとう。嬉しい。 あたしね、一度あなたとこうして二人きりで 歩きたいなって思ってたの。
[いこうか、と声をかければ 常と違うコンパスに惑うことなく前脚を踏み出すか。 騎士の存在は、思いの外不安を和らげ 尚も背後を飛び交う不吉な羽音と、しばし距離を取らせる。]
(204) 2016/05/30(Mon) 23時頃
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そうそう。 お前が笑ってるから客も笑えるんだよ。
[空元気かもしれないが、知った声になったカルナス>>195に 自分も釣られて口元を笑みへと変える。 ソルも同じように強さを見せた>>196
もう此処を心配する必要はない。
必要なものを必要とするものへ。
父の言葉はこの場に相応しい気がした。]
じゃあソル。 頼んだ。
まだ足りなかったり、欲しいものがあったら 言ってくれ。 こいつにツケとくから。
[施設から離れる時に、漸くそんな言葉が紡げた。 こいつとは勿論もう1人の兄であるカルナス。 出世払いで好きなだけ取っておけよ、 なんて笑ったのも離れるまで。
硝子工房へ向かう足は石畳を叩くほどだ。 夜へと世界を変える灯りの眠りに焦りながら 海老の事なんて忘れて、騒ぐ心のままに 扉を開けたカルナスの後ろから工房の中を覗いて 息を飲んだ。]
こ、れ。 シャオさ……シャオ? シャオ?
[思わず呼んだ名前はカルナスと同じ扱い。 遅すぎたかと顔色を失った。]
(205) 2016/05/30(Mon) 23時頃
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ねぇ、知ってる?
[欠片を運び、押し付けた唇は目前に無い。 知らないとは言わせない。 分からないとは言わせない。
けれど。]
……知るもんか。
[深海珊瑚は不機嫌を飲み下す。]
(206) 2016/05/30(Mon) 23時頃
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/* ちょwwwww 鶏wwwwwwwwww
くっそwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(-181) 2016/05/30(Mon) 23時頃
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……知るもんか。
[口の中に拡がる苦味。]
(*25) 2016/05/30(Mon) 23時頃
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――…本当は、"三人"でもいいんだけど。 あたしは、あのひとに嫌われてるみたいだから。 [首を捻るかわいらしい仕草に、散歩、と繰り返す。 犬ならば嫌いな者はいないだろうという擦りこみ。
長躯の主に比べてればひどく頼りない痩躯の右側へ 寄り添う四肢はそこらの用心棒よりずっと頼もしい。
指輪はなくとも、浄化の方法がないわけではない。 それより代えの効かない"妹"のその後を確かめようと 向かう道すがら、普段は言えない言葉が闇に溶けた。
怖いはずの夜、半分しかない視界を口実に、 傍らの存在を確認するように、時折 彼の脇腹に己の膝横を触れさせ、歩き慣れた道を行く。
養護施設で起きた凄惨な事件が 世間から少し遅れて耳に届くのはもう間もなく。]*
(207) 2016/05/30(Mon) 23時頃
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……カルナス。 何かあったか、知ってるのか?
[只事ではない。 カルナスが心配していたのはこの事かと思うと同時に 疑問と心配がまた浮かぶ。
何故判った、と。]
カルナス……シャオが何処に行ったか心当たりは?
[疑いなど一片も無い、ただ不安と疑問と案ずる気持を 綯い交ぜに答えを持っていると思われる男へ問う*]
(208) 2016/05/30(Mon) 23時頃
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[ 信じているなど都合のよい言葉。 そんな言葉、俺以外に必要などないだろう。 不安と共に蛍石の道ゆく友を追いかけ
黒衣の面影より逃げるのを知りながら 見ないふりがいつまで続くか、少しずつ。 だが確実に、お仕置きの度合いは、強さを増して
戸を叩き、呼ぶ声と。返事なき工房を後ろより見つめ。 不安の弦をかき鳴らすのを見れば、
ころり。>>195>>177蒼の硝子玉が。
――転がりて、ともの足元。あざ笑う如く光り。 あと、一拍。呼び捨てたることを>>205影が望まず ]*
(-183) 2016/05/30(Mon) 23時頃
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/* ああーーーー!一節編集ミスった 二発言ではもう散歩始まってるぜしかもミスの原因が削除発言でばればれだぜつら。
でもってそう、そうくるんですかっていう。 (はずかしい)
(-182) 2016/05/30(Mon) 23時頃
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[ 置かれた硝子細工、 時計の黒い犬、飛び出し、 書店の主へ襲いかかる錯覚を 蒼がかける。 ]*
(-184) 2016/05/30(Mon) 23時頃
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[肩下げ鞄に鶏の死骸ひとつ詰め込んで。 街へ降り、寄り道はせずに施設の見える位置へと。 表口ではなく、職員通路でありそうな、 裏口の見える>>185位置で、遠巻きながら静かに身を潜め。
そのまま、『職人』が通った路であり 今フィエゴが歩んでいる路を、数メートル離れ アパートの近くまで、ゆったりとつけて行った。
電柱を前にすれば、口を抑え、>>186 酷くおびえている様が見て取れる。
あぁ、――…つい先刻を思い出すよ。
『私』であり『兄弟』である怒張から昇る精に。 思う様、恥肉を締め付けた『フィエゴ』が。]
(-185) 2016/05/30(Mon) 23時頃
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[古いアパートの一番奥の部屋の扉に。 入るなり動揺しきりな声を。>>188 足音を。 中扉が開く音を。
黙し、笑って、聞き耳立てるのだ。 あなたがどんな顔をしているのか。 施設で『同僚』に向けたような、 怯え切った顔をしているのか 『私』が一番興奮した顔をしているのかと――…夢想して。
背を預けては、薄壁越しに、>>190嗚咽や悲鳴を聞く。 持ち上げた口端は、更に深く笑みを気取る。
その足音が、背を預ける扉に近づく時。>>191 よろめいて、足を擦る音が近づいた時。
『私』は、通行人のように、その場を離れ。 建物影に潜み、広場へ向かう彼へ向け>>192 『私』よりも長く伸びた足で、 ――追いかけた。]
(-186) 2016/05/30(Mon) 23時頃
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[二粒目を噛み砕いたところに客の訪れ。>>73 コップの水を慌てて飲み干す。]
シャオじゃないの。いらっしゃ―けほっ
[胸元をとんとんと叩いた。]
(209) 2016/05/30(Mon) 23時頃
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―養護施設― [集まった警官に阻まれるのは当然のこと。 施設に無関係の人間となればそれは尚更。 止める警官の手を慣れた仕草で振り払う傲慢さに、 一瞬止める手が戸惑う。]
ヴィスマルト・ダスクだ。 ホテル・コファネットから打ち合わせに訪れたが…なんだこの騒ぎは。
[飽く迄傲岸たるを装って、情報を吐き出せと無言の重圧。]
(210) 2016/05/30(Mon) 23時頃
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[顔見知りの警官が慌てて頭を下げにやってくるのを、ひらりと手をかざして止める。]
構わん。職務を遂行するように。 子どもたちの保護施設が必要とあれば、 不足ないよう提供する。
[マナー講習を間近に控えていたのは誤魔化しようのない事実。 ホテル・コファネットの支配人に見えぬ服装を、訝しげに見る視線さえ その存在一つでもって凌駕する。]
ダスクの名前に疑いあらば問え。 俺は構わん。
[ダスクの当代を疑った彼らの末路までは知ったことでなし、と 言外に含ませれば、顔見知りの警官に窘められた人の波は 瞬く間に引いていく。]
(211) 2016/05/30(Mon) 23時頃
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/* コーラリアまじかわ。 こういう女の子すっきすき。勉強させてもらおう。
(-187) 2016/05/30(Mon) 23時頃
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[軽い声は道化の色合い、繕った代物。>>200 孤独嫌いの体温嫌いと聞いて笑みを深め、 指背がフェイスラインを弄ぶ。 蟀谷に掛かる失われた空の色を散らしながら。]
それだけにも見えないが、自己申告は尊重しよう。
―――…だが、疲労が色濃い。 慣れないことでも?
[語尾を持ち上げ問う距離感。 指先に伝わる痙攣は、余りにも雄弁に心中を語る。
ふ、と呼気だけで笑い、 頬を伝った指先が彼の顎から輝石に落ちる。 指先を翳す先は、仄暗い色。*]
(212) 2016/05/30(Mon) 23時頃
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それでは、少し、勇気をあげよう。 ―――…おまじないだよ、オルコット。
[指先に集まる力は開く力。 解放を齎す調律の力。 ケルビスの血に与えられる人を使う力。
輝きがどれほど戻るかは分からぬ程度のまじない加減。 それでも、道化の仮面をそっとずらすに似た行為。
素直におなり。と、男は呪うように囁いた。*]
(*26) 2016/05/30(Mon) 23時頃
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[ここまでつけ回した事など、無かったかのように。 行き先を定めたフィエゴの肩を。>>193 無造作に軽く叩き、笑った。]
やぁ、フィー久しぶり。 聞いたよ、施設で大変な事があったんだって?
心配で覗こうとしたけど、人だかりが凄いし 全然入れなくって。
[『夜』は薄暗い。 けれど、肩叩けるこの距離であれば、分かるだろう。 今は教会の少し先の農家へ貰われた、フィエゴの『兄弟』。
鞄も持たない彼にとっては。 ホテル代を貸してくれる財布にもなり、 眠れぬ夜を、共に過ごしてくれそうな、都合の良い存在。]*
(-188) 2016/05/30(Mon) 23時頃
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[自分が笑っているから、お客さんも笑える それは友人も、そうだろうか そうであればいい、自分の笑顔が――誰かの笑顔になれるなら 其れってとっても素敵な事だ>>205]
ちょまっ!!!ボンビーな俺につけとくってひでーっす!? ……ま、今日は大盤振る舞い、もってけどろぼーってな。 弟や妹達を、頼んだよ。
[ソルに告げて、向かった先。自分の友の 何時もならばこの時間帯に居るはずなのに ぶつくさ文句を言いながら、出迎えてくれるはずなのに
シャオ、と彼を呼びつつ顔色を失うハク 己もまた顔色を白に近い蒼に染めていたのだが――]
……わかんねっす。心当たりっつっても、 施設に出没した変態が、シャオに危害を加えたっぽい。 そんな事を言ってたんすけど……
[そう、告げたその時か 蒼の硝子玉が足元転がり、時計の黒い犬が飛び出して ハクに襲い掛かる錯覚を、視界が捉え――]
っ!?
[思わずハクを背で庇おうとするが、どうだったろうか 若しもそれが自分にしか見えない幻想であれば 若しかしたらいきなり仁王立ちされて ハクは何が何だかわからなかったかもしれない*]
(213) 2016/05/30(Mon) 23時頃
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[凄惨な現場を見て、眉を顰めるでもなく、 ただ、静かに言葉を落とす。]
残された職員と、子どもの保護を迅速に。
[捜査においては全面的に協力しよう、と 子どもを預かる能力にはいささか欠ける警察への協力と、 容疑対象たる成人職員への意識をそれとなく窺わせ、 緊急の際にホテル・コファネットへ駈け込むことができるように 一筆認めた用紙を手渡した。
――既に遅きに失した対象があることまでは>>193 意識は回らず。
けれど、ホテル・コファネットの名は、また上がる。*]
(214) 2016/05/30(Mon) 23時頃
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/* サーベラス=オブシウスなんだが、 この微妙にサーベラスにやきもち焼く感覚、 大変にマッチポンプ。
(-189) 2016/05/30(Mon) 23時頃
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[ みぃつけた。 ]*
(*27) 2016/05/30(Mon) 23時頃
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[-ほう、やはりそうするか。>>213 友達思いの彼ならば、きっとそうする。 わかっていて、わかっているからこそ悲しく。
黒衣の犬は友の体をすり抜け消える。 友のような幻想は、俺には生み出せない。
硝子の呪い、蛍石を介して力を強めただけ。 そう寒気が通り抜けるとき、駆けるようなそれは そっと友の腹の中、芽吹く音を立て ]*
2016/05/30(Mon) 23時半頃
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/* ようやくプロローグから農場を近くに置いてたフラグを、、、
(-190) 2016/05/30(Mon) 23時半頃
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―語られない話―
[事故で両足を失った孤児の少年に、ダスク家の姫君が、その宝石と共に新しい脚を与えた。 慈愛に満ちた逸話として、当時、大いに新聞を騒がせた美談。
しかしその一方で 年端も行かない子供に向けられる、無遠慮で無神経な好奇と羨望と嫉妬の目。 寄付と話題集めを目的として奪い合い、あるいは厄介者として、盥回しにされる。
――こんな想いをするくらいなら、こんな脚、欲しくなかった。
ごく当たり前の子供らしいそんな感情すら、口が裂けても吐き出せない。 周りの大人から笑顔で強要される感謝に、封じ込められる。 うまく立って歩くことを強制される。
ぐらぐらして、立つことすら難しいのに]
(215) 2016/05/30(Mon) 23時半頃
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|
[ほう、やはりそうするか。>>213 友達思いの彼ならば、きっとそうする。 わかっていて、わかっているからこそ悲しく。
自慢だった、だれよりも。 顔色を白くするのを見て溜飲が下がるが それだけでは、もういられない。
黒衣の犬は友の体をすり抜け消え。 友のような幻想は、俺には生み出せない。 笑顔を作ることすらできない、怨嗟の感情。
硝子の呪い、蛍石を介して力を強めただけ。 そう寒気が通り抜けるとき、駆けるようなそれは そっと消えた友の腹の中、芽吹く音を立て ]*
(-191) 2016/05/30(Mon) 23時半頃
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|
[知りたくなかった。 こんな苦しみを与えたのが誰かなんて。
字が読めないのを理由に、知るのを拒絶して。 知らないふりをして。 ただ、前だけを見て生きてきた。 苦しみも、なにもかもを置き去りにして。
そうやって生きていくうちに、時間が経って、少しづつ周りも静かになって ――もう一度立って歩く事が 本当は嬉しかったってことに気づいたのは、ぜんぶが過去になってから]
(216) 2016/05/30(Mon) 23時半頃
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[新聞を賑わせた逸話。 手術の記録。 その詳細は、調べようと思えば調べられることだろう。
今更、送り主の事を知りたいとは思わないけれど]
(217) 2016/05/30(Mon) 23時半頃
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[ ――お人よしめ。 ]
(*28) 2016/05/30(Mon) 23時半頃
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[そう思っているのは、自分だけなのかもしれない]
2016/05/30(Mon) 23時半頃
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[――そう思っているのは、自分だけなのかもしれない*]
(218) 2016/05/30(Mon) 23時半頃
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―→工房-
…どうした、二人とも。
[ 雑貨屋より去り、 それから諸用事を済ませ
今帰ったとばかり。>>213 そんなに我を呼んでとこてり、扇子持つ。 工房の主は、彼らの後ろ。少しばかり何かを隠すよう 先ほどの気まずさ、後日と叫んだせいだけでない。
職人の腕はどこかぎこちなく。 ふわり舞う扇が顔色隠そうとするが
あまり色がよくないのは、暗い夜でも明らかで。 なんなのだとばかり、二人へ近づき。
ふらりバランスを崩すように倒れこんでいく。]*
(219) 2016/05/30(Mon) 23時半頃
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―下町―
[雇い主の口角が揚がるのを珍しそうに見た>>105 へえ、こんな風にも笑うんだ、なんて。 内心、ひとりごちる]
ふぅん、そういうもんなのか。 じゃあやっぱり凄いんだな、パーヴって。
[魔法の性質の結局は個人差>>131 そんなことを聞けば、ぽつ、と漏らして、治して貰った右手をにぎにぎ。大丈夫、跡ひとつない]
(220) 2016/05/30(Mon) 23時半頃
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[これ以上粘るのも不味かろう。 ハクから預かった本は渡せないし、 施設にも入れそうにない。
抱えた絵本の束をどうしようか。 口をへの字に曲げて、警官を睨んでいると、 俄に背後が騒がしくなる。 移動する警官について行くと、 珍しい格好をした、ヴィスマルトがいた。>>211 名乗っているのだから、間違いはない。>>210
支持を出す支配人に、恐る恐る声を掛ける。]
あ、あの!すみません、 えっと………ダスクさん!
[あの時の氷点下の視線を覚えている。 聞き間違いでなければ、施設の子供たちを ソルの"弟妹たち"を、ホテルに受け入れると言う。>>214 ならば、]
(221) 2016/05/30(Mon) 23時半頃
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‥‥気持ちわるい。
[ 石を使いすぎた故の酔い。 されど、そうとは口にせずに友へ伸びる両手、 その片手が、赤に染まる包帯を巻いていた。 明らか、何かがあったと思わせるに十分。
扇子ではなく、 生身の腕を伸ばすは明らか様子がおかしい 友にだけ聞こえる声が、不快と悲鳴を伝えた ]*
(-192) 2016/05/30(Mon) 23時半頃
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[剥がれた石畳の上を歩いていると、不意に、疑問が向けられる>>156]
うん? ……ああ、 つまりこの脚が分不相応って?
まあその通りで―― 実はこれ、貰いもんなんですよ。 昔、事故に遭って、脚を無くして ……誰がくれたのかは、分からないんですけど。
[無自覚に吐くそれは きっと疑念を、確信に近づける言葉]
(222) 2016/05/30(Mon) 23時半頃
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[ヴィスマルトの胸中知らず。 ひょいひょいと身軽に往来を行く>>157 存外歩きなれている風で、意外に思いながらもその足元に気を使うのを止めた。
それでも、距離は明け過ぎずに。 前を歩く。
ひとときの、穏やかな時間。 しかしそれは、店の前で途切れる>>158]
……ああ、
[促す声に返す言葉は短く>>158 真っすぐ、施設へと向かう。 人ごみを抜ける度に険しくなる支配人と共に>>159*]
(223) 2016/05/30(Mon) 23時半頃
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これ、施設に本を卸す本屋から預かってきました。 血に汚れてません。 事件とは関係のない場所にあったから取り上げられもしません。 "弟妹たち"、たぶん不安だと思うんで、 良かったら、ホテルで読ませてやってください。
[渡せもしない、会えもしない。 ソルでは。 でも、それをこの支配人はできるから。 できる人に任せよう。
丁寧な口調は慣れないが、 仕事に実直で厳しい彼に頼むなら、 ちゃんとした口調でなければならない。
真面目な顔を作り、絵本の束を差し出した。]*
(224) 2016/05/30(Mon) 23時半頃
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[街のざわめきからは遠く、波立つのは己の内側。>>43]
お買い物? あぁ……そういえば、頼まれていたものを仕入れていたの。
[呑気な問い。 2人きりの時だから、店主と工芸家の距離は一層近い。>>73]
(225) 2016/05/30(Mon) 23時半頃
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―聖女と太陽の噂話―
[人の口に戸は建てられぬ、とはよく言ったものです。 カルナスとハクに別れを告げて工房への帰り道、耳へと届く噂話は。
普段はそこに自分の事なども入っているけれども、今日の物はなにやら違った様子です。 まるで、誰かが意図的にでも流しているのではないかというように、ひっそり、じんわりと広がる噂話に眉を寄せてしまったのはそれが自分の知り合いの事を示していたからでしょうか。
曰く、教会の聖女は春を売っている。
これに関してはどうも思いません。 その聖女が誰を指すかも知らないのですから。
曰く、聖女は靴磨きの男へと施しを与えた。>>1:577
靴磨きと聞いて思うのはよく掃除へやってきてくれる青年。 彼がそのような事をするとは思えず、ついつい顔を顰めてしまう。
曰く、昨日日のあるうちから、翠の魔女の工房で主がいない中―――]
(226) 2016/05/30(Mon) 23時半頃
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[ ぷつり ――――
今まで賑やかだった街中の音が一瞬で静かになります。 いや、その静けさを感じているのも錬金術師である男だけ。 その男の身に着ける翠玉だけが色を持ったように輝きを示したのを見た人物はいないでしょう。
再び賑やかさを取り戻したその場所に錬金術師の姿はありませんでした。*]
(227) 2016/05/30(Mon) 23時半頃
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[震える膝を抱え如何しようと悩んでいる時だった。 ポン、と己の肩に触れる何かに反射的に身体を大きく揺らした。]
――…へっ ? ぁ……ライ、トじゃないか。 あ、うん…… フェイ先生が…… ぅ、 っ
[己の肩を叩き笑みを浮かべていたのは、 かつて施設で育ち、 今は教会の少し先の農家へと養子に行った「ライト」と言う兄弟。
先程あった事を話そうとするも、 思い出しただけで吐き気を催し、口許を掌で押さえてしまう。
すっかり薄暗くなった辺りだが、 はっきり分かる施設の「兄弟」の姿に、凄く安堵した。]
(228) 2016/05/30(Mon) 23時半頃
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……な、なぁ……。 もし、もしでいいんだ、けど……… 、
夜ヒマなら、 朝まで、付き合わねぇ、 か?
[既に施設を出た兄弟だから言える言葉。 今財布も無くて、部屋に戻れない事情がある、と言葉を紡ぎ。
まるで縋るようにその腕へと手を伸ばして、 ぎゅ、と服を怯える子供の様に握った。]*
(229) 2016/05/30(Mon) 23時半頃
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/* ロル読んでるうちに伸びるあるある。 とりあえずいったん施設周りはそっとしておこ。 読んでるだけできゃぱおーばー
(-193) 2016/05/30(Mon) 23時半頃
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/* はく、いい人なんだよ RPです!!RPですってもうもうね。
話したら、しゃおが心ひらいちゃう気がして それだとすとーかなれないうう
(-194) 2016/05/30(Mon) 23時半頃
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/* ひ、拾いきれてなかったらごめんなさい…!!! もういっぱいいっぱいで表の議事追えないwwwww
(-195) 2016/05/30(Mon) 23時半頃
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[マーブル状の魅惑を孕んだ菱形が鎮座する円環を、 彼が持ち去ったなどとは夢にも思わない。>>7 賢い彼が、私を困らせるようなこと するはずがないという絶対の信頼は飼い主よりも上。
邪な意思を持って揺れる尻尾は、視野の外。]
……サーベラスちゃん、 これから向かうのは、あなたのお医者様のところよ。 また、穢れを溜めてないといいのだけど。
[ふと、彼女が彼をそう、呼んでいたことを想い出し。 悪戯半分に呼びかけ歩く先。>>193]
……フィエゴ? どうしたの、こんな所で…それに、 ひどい顔色だわ。
[確か彼も、サーベラスとその飼い主と親しかった。 遠目にもわかる顔色の忘さに駆け寄り、 傍らにたつ青年にこんばんは、と会釈する。]*
(230) 2016/05/30(Mon) 23時半頃
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[ずるり、幻の黒犬が己の体の中を通り抜ける感覚 寒気と共に何かが芽吹くような そんな音が聞こえたのは気のせいだろうか
くらり、酩酊を覚えたのも一瞬 何せ――工房の主が後ろにいたのだから>>219]
!シャオ!無事っすか? ……シャオ?シャオ!!!
[近づく彼は顔色悪く 矢張り何かあったのではないかと、そう問いかけようとした矢先 バランスを崩す様に倒れ込む その躰を間一髪支えれば、小さく気分の悪さを訴える声
ハクに運ぶのを手伝ってと 言おうとしたその矢先――両手が伸びた 今迄袖越し、扇越しであった両手 今迄頑なに、触れようとしなかったのに
でも、その不可思議は 片手に染まる緋色と、其れを戒める包帯により 霧散することとなり]
シャオ、ベッドいくっす、ハク手伝って!! んで治癒師呼ぶっす。今なら教会が開いてるか? 兎も角ベッドに運ばなければ……!!
[慌ててその躰を工房奥の、彼の寝室へ運ぼうとするが 其れは叶ったろうか*]
(231) 2016/05/30(Mon) 23時半頃
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[いつもの調子を取り戻した会話。 だがいつもが永遠だとは限らない。
今しがた体験したばかりのそれを、硝子工房でも経験する。
どちらの顔が青白いのか競っている場合では無いのに。 カルナスの言葉に救いがあるのではと、 1つ1つ逃すまいとするが>>213]
!? な、何? カルナス!?
[突然会話を打ち切り、目の前に立つカルナスの背に 意味が判らず声を掛けた。
自分の目には何も映らず、聞こえない。 蝶の羽のせいなのか、カルナスだけが見えているのか 判断する者はいない。]
な、何? どうした? カルナス……何か、あったのか?
[増すだけの不安を隠せず、背後から名を呼ぶ。 シャオだけでなく、カルナスまで何かに 巻き込まれていなくなるのではと不安に声だけでなく 手も伸ばした。]
(232) 2016/05/30(Mon) 23時半頃
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/* んにゃああああぶっきんぐううううう!!!!
(-196) 2016/05/30(Mon) 23時半頃
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[ランプを掲げているとはいえ、この時間。 そしてこの視界。 声をかけて漸く、濃紫が捉えたのは縋るような指先。 部屋に帰れないという、科白。>>229
左耳と首元の、目立つ装飾が震えていなければ "お邪魔だった?"なんて茶化すところだが。
事態はずっと、深刻そうで。 本当に邪魔をしそうなら、そっと踵を返そうかと。]*
(233) 2016/05/30(Mon) 23時半頃
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[彼女に明かすべきは赤誠であり、純粋な真心。>>204
これが二本足で在れば、淑女を貶める噂も立とうが、 幸か不幸か、片方は真っ黒毛並みの四足風情。 彼女に返すは逞しい腕の抱擁でなく、短い毛並みの頬擦り。
掠めた柔らかい感触に、緩やか尻尾も波打って、 愛撫を交わすように、口角にも薄い舌が這う。 獣らしい匂いを立てぬ無臭は、きっと飼われる家の格。
路傍の一輪を守る騎士と云えば聞こえは良いが、 その実、傍から見れば犬を連れた散歩道。
並んで歩く今この時を、喜ぶは一人と一匹と。
言葉に答える声帯は持ち得ぬが、 歩幅を合わせた歩みの最中、闊歩を阻害せぬよう、 白く細い脚に体躯を寄せて、懐く四肢。
常日頃から伴をする主人とも交わさぬ触合い。 犬の身は、主人に似ずに本能に忠実で在った。]
(234) 2016/05/30(Mon) 23時半頃
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/* うおわあああああw 会話を聞こえる前にしようと思ったら確定で回されて、た…!! が、がんばれ俺!!
(-197) 2016/05/30(Mon) 23時半頃
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え? あ、シャオ? え?
[何度疑問符を飛ばしても理解が追い付かない。 カルナスが何か説明をしてくれていた途中かもしれない。 何か隠していないかと問い詰めていた矢先。
何事もない表情で戻って来た主>>219 唐突過ぎて、隠すぎこちなさに気付く余裕も無い。]
いや、シャオが大変かもってカルナスが言うから……って。 シャオ?
[何事かと言われても、出来る説明はこれだけだ。 後はカルナスに任せようと彼を見掛けて、 傾く身体に手が伸びた*]
(235) 2016/05/30(Mon) 23時半頃
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[彼女の真摯に壁を立てるは、黒犬の主人が役割。
持って回った悪態に、乙女の心を抉る言の刃。 彼女の善良を何時も跳ね除けては、黒い犬を連れて去っていく。
紳士らしからぬ行いを重ねながらも、 犬が彼女らのやり取りに割って入ったことは一度もない。
忠義を捧げる主人に着くではなく、 本能に従って彼女に着くではなく、 さりとて無関心を気取り、中立として立つ訳でもない。
ただ傍に居て、黒曜の隻眼に相対する二人を映すが役目。
だが、主が不在の今は、主体を以って彼女に侍る。>>207 ずれた石畳の段差を避け、彼女に暖かな壁際を譲り、 犬の散歩と云うよりは、エスコートに相応しい体で。
血の穢れへと迫る彼女に、十全の気を払いながら。*]
(236) 2016/05/30(Mon) 23時半頃
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[生憎、「ほしいもの」の種類が違うけれど。 押し上げた瞼の、光は黒く、冥く。
店主の眉が顰められる。>>*5]
そんなに夜の暗がりみたいな色をしていたかしら。
[そんなに、深海の色を有していたかと。>>*22 記憶よりも濃い底の、些光を探そうと覗き込む。]
(*29) 2016/05/30(Mon) 23時半頃
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/* 養子&妹分(in少年)
姉役&養父(in黒犬)
なん、この、なん…、 アメリカのコメディドラマみたいなワンシーンなんですが。
(-198) 2016/05/30(Mon) 23時半頃
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フェイ先生が、……? そういえば、警察が職員が刺したって言ってたけど。 まさか、フェイ先生が?
俺もたまに野菜届ける時に話したけど……
あんなに良い人だったのに。
[フィエゴの動揺へ返す言葉は、同情に満ちたもの。>>228
どうしてそんな顔をするのかは不思議だった。 ただ、彼から不浄なものを遠ざけただけだったのに。]
お前も大変だったなぁ。 ――…あんま抱え込むなよ?
[口元を覆うその肩を、なだめるようにぽんぽんと軽く。 懐かしい『兄弟』の顔のまま。 『私』は優しく、微笑む。
そして、続く言に>>229 勿論と頷く。 服に縋る手甲へとそっと触れて。 『私』より握力ある手で、がっちりと握り返した。]
(-199) 2016/05/30(Mon) 23時半頃
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/* どうしてわたしは毎回フィエゴ周りについて間が悪いのか…。 (色々鈍足で確認が足りないからだよ!)
(-200) 2016/05/30(Mon) 23時半頃
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―養護施設―
[断片的に聞こえてくる話は、男の顔を曇らせるに充分だった。 職員が職員を刺したと。 まさかフィエゴが?
――ざわざわと、血の匂いを感じて女神が嗤うよう。
施設にたどり着いた時、既にハクやカルナスの姿はなく、 いたのは、赤い髪のかつての弟分>>202
共に来たヴィスマルトはその身分を明かして警官に詰め寄っているのが見えた>>210]
(237) 2016/05/30(Mon) 23時半頃
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[聞こえた声に振り向けば、靴磨きの姿。>>221 いつぞやの礼を弁えないどころか、 躾の文字の欠片も見えない有様からすれば雲泥の差に、 状況の切迫とは場違いに感心さえ覚えた。]
この施設の出で顔見知りだ。
[なんなら書面で保障しよう、と念押しすれば、 警官は容易く押し黙る。
期待にぎらぎらと光る野心は嫌いではない。>>221>>224]
(238) 2016/05/30(Mon) 23時半頃
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子どもたちの最終の預かり場所がどうなるかは決定されてはいないが、 …考慮してもらうように働きかけよう。
[お前みたいなのに毎日押しかけられては、 それこそ保護の手続きが滞る、と軽く額を小突いた。]
行き合わせた縁だ。 少なくともこの件が落ち着くまでは、担当者を作って対応させる。
[安心しろ、とも任せろとも言わない。 飽く迄ノブレス・オブリージュの姿勢を通す姿勢の甘さは、 絵本を受け取る指先だけが知っている。]
お前の礼儀分は受け取った。 善意の市民から身寄りのない子どもへの寄付であれば、 官憲の検閲対象にはなるわけないだろうから。 一時的に俺が受け取っても何も問題がないわけだ。 なあ?
[笑みとともに嘯けば、官憲の顎は上下に揺れるのみ。*]
(239) 2016/05/30(Mon) 23時半頃
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/* >>234>>2236 えへへかわいい。 なんてダーリン度の高いわんこなんだ。 動物と赤ちゃん相手にはどれだけメロメロになっても赦されると思ってるので存分に甘えます。
正直、皆さんのNGやらやりたいことの兼ね合いで、おじさま困ったちゃんの受け皿になってないですかって不安はまだあるのだけどそれはそれとしてわんことの触れ合いちょう楽しい し。 わたしの設定的にお散歩難しいかなーって思ってたから嬉しい。
へへへ。
(-201) 2016/05/30(Mon) 23時半頃
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え。えぇ!? ハク見えないんすか!?見えてなかったんすか? あの、黒犬!!
[黒犬が見えたのはどうやら自分だけだったらしい>>232 其れを説明しようとした時に、現れる硝子工房の主
故に、伸ばされた手に重ねる手は 倒れ伏すシャオへと向けられる ハクの手も、そうだったろうか>>235
まさか呪いの蝶が今しがたの自分の様に ハクの体を蝕みつつあるのを知らず 今の心配は、傾ぐ工房の主へと注がれた*]
(240) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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[なんだか遊ばれてるようなそうじゃないような。>>212 止めることもできずくすぐったい。]
いやーいつもよりはしゃいじゃったかもしれないですね。 人混みに紛れる前に、ですが。
まぁ、そろそろ仕事もらったほうがいい時期かもしれませんし。 気にしてもいられないんですけどね。
[あえて、話題をバラバラにして。 目を閉じて、ふと、感じたのは。
触れられる、感覚に目を見開いて。]
(241) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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[指を離し、工芸家に手渡した紙袋の色は、他客と変わらぬ深海珊瑚。>>199
語り合いの別れ際。 問われた言葉の出所が分からず、床に散ったままの音響機器≪ラヂオ≫へと視線が泳ぐ。]
……急にどうしたの? おかしなシャオ。
私が聞きたいぐらいよ。
(242) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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[貴方の心のありか。]
(*30) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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……おま、じない?
[仮面に手をかけられたような。 心臓になにかを突き付けられてるような感覚に目を見開いて。]
すな、お……に?
[その言葉に、いろんな想いが頭をかけ廻り。 輝きが少し戻るが。*]
(*31) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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[回らぬ歯車と切れた弦の散逸。]**
(243) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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……すみません。 心配をかけてしまって……。 もう、大丈夫ですよ? こんな夜ですし、そろそろ、お別れしたほうがいいでしょうか?
[碧い瞳を隠すように目を閉じて笑って。 やっぱり少しだけ怖気づいてしまう。 それでも、それ、はとてもよく効いた。 そう、とてもとても、よく。*]
(244) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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[『私』は。 『私』では無い青年の躯と顔のまま、振り返るのです。
『ライト』にとっては、施設出身の女の子――>>230 『私』にとっては、姉代わりであるシェニカに。]
「あれ、シェニカじゃないか、久しぶりだな。 へぇ~いいな、犬飼い始めたのか?」
[彼女と施設で過ごした時期がどれほど被っているかは、ともかく。
おじさまの犬と一緒に居る彼女を振り返ります。>>230
おじさまと伴している時のようにお利口です。>>233 名前なんて言うんだ?と。 サーベラスちゃんに初めて会ったふりをして、 家畜臭い『青年』は、膝を追って、犬に手を差し出すのです。]*
(245) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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[青年の――…肩提げ鞄の中には。 鶏の死骸が、ありました。
もしかしたら、賢い黒犬には匂ってしまうかもしれません。]*
(*32) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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[ 翻弄される書店の主。 ここが蝶よりも確かな呪いの温床だと知るよしもなく 不安を隠せぬ声は、人が好い。>>232
友とするには良き人。素晴らしいと知っていて だけど。嗚呼。それはかなわぬ話である ]
(246) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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[だって、俺の友達は、カルナがいい ]
(-202) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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[ 無事とはなんだ。 我ならここでこうしているではないか。 いつもの減らず口。されどそれは通らぬ。
それより前に身体が限界を訴えた。 明らか何かがあったのだと思わせるに身>>231 間一髪、支えられれば、友の肩越し。 声を囁き、珍しく弱音じみた声を発して ]
べっど‥?、主の、へやに 教会は、や。少し休めば、なおる、故。
[片手染めた血の色が、包帯よりにじみ。 友へも付着してしまう。それを端にとらえながらも 力なき唇は、指摘する余裕もなく。
疑問符、浮かべる書店の主にふるり瞬いて 教会はダメだとばかり、訴える>>235 ]
‥頼む。
[ 自らの寝室の鍵を出すのもおっくうだと言わんばかり 友の部屋へ、連れて行って寝かせて、それで。
それで少し休めば、回復するからと言葉少なく なんとか歩いて、友の布団がある場所へ向かおうとし その道中、かちりっ足が、蒼を踏みつけた ]*
(247) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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/* 透けてるし晒し出す覚悟!!!
(-203) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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[主人に良く似た黒曜の瞳に掛けられる信は厚く。 釣り合わぬ天秤は、自業自得と黒い耳が良く知っている。
故に、掛けられた声に頷くは人めく仕草。>>230
されど、瞬間的に顎を持ち上げれば、 駆け出す彼女の裾を、牙を立てずに咥えて減速を掛けようか。
人の身よりも、ずっと聡い毛並みが微か逆立ち、 吼えこそしないものの、明確に“穢れ”に迫るを厭う様。 精度の良い嗅覚は、表裏の正邪を違えずに。]
(248) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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[ああ、そうか。
血塗れの惨劇に、ひどく納得する。]
(-204) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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(思いついたよ、お前を引きずり出す方法)
[最愛の、恋人と同じ宝石の名の――怪盗。
けれどその所業は、彼女の石を貶めるもの、穢すもの。
どれほど大義名分謳っても、 盗みは盗み。
無法は無法。]
(-205) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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[怪盗が、ホテル・コファネットの『至宝』を 秘密を求めるというのならば――]
堕ちてしまえ、どこまでも。
[笑みとも呼べぬ、 昏い笑み。 それは至宝の真実を知るが故。
その存在を、嘲笑うことも、否定することも 出来なかった故に。
密やかに微笑む。*]
(-206) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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あそこは、きらい。
[見えすぎる目が、いらぬものまで見てしまう。 落ちる手が、ともの腹部をいとしげになでる。 そこへ宿った黒衣の犬の影したまじないを。
友が、気づいても。偶然と思えるさわり方で。 何度も何度も、触れてそれで>>240。
確かに芽吹き始めたことを、ひそか悦んだ。 友情の証、ともが恐れるものを克服させるため。 そのための布石は、万全として 蒼い硝子玉の中に入った宝石がひそかにのぞき見るよう
どこにも居ない”蒼い髪の男”がここに来たのだと 友へ知らせるように、鈍い光で嘲笑う。 ]*
(-207) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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[凄惨な現場を見てきたヴィスマルトが指示を出していく>>214 すん、と鉄錆の匂いが鼻をつく気がして 懐の硝子細工が、またひとつ、冷たくなるような気がした]
ソル? ああ、やっぱりソルだ。 お前も施設の話を聞いて?
……オレ、今来たばっかりで フィエゴは? どうしたか知ってるか?
[ヴィスマルトに絵本を渡す既知の顔>>224 嫌な気配を振り払うように、努めて声のトーンを上げて話しかけた]
(249) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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/* 発言/更新したときに秘話が見えるとドキッとする
(-208) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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[顔は、あの一件で覚えられていたようだ。>>238 あれから色んな客と話した。 人を見て、態度を見て、 どんな話し方なら靴を磨く事が許されるのか。 これでも学んだつもりだ。 冷静さも、"兄"とハクのお陰で取り戻せたから。
一気に喋って、返答を待つ。 ソルなりに、筋の通った事を言えたはずだと、 自負している。 周りの警官の耳に入るように、 ミサに教会で響かせるその声で話したから、 きっと必要なのは、"ヴィスマルト・ダスク"からの身元証明。]
2016/05/31(Tue) 00時頃
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[同じ匂いが鼻孔を刺す。>>*32
ふたつでひとつの匂い、ひとつでふたつの匂い。 眩むように良く似た匂いの半分は清く、もう半分は―――。
敵意も害意も青年には注がれないが、 ただ、浄める家系の末裔に近づくを厭う。
人ほどに、或いは、人よりずっと聡き眼を向けながら。*]
(*33) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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―翠の工房―
[工房へと帰宅し、ほぅと息を吐き出しながら椅子へと腰かけるのを、手伝いの子だけが見つめます。
そっと置かれる温かいお茶へと口を付ければ眉間に出来た皺も和らぎます。
噂は噂でしかありません。 それに昨日、この工房で二人があっていたのは事実だとしても、それが逢瀬出ないことくらいはわかっているつもりです。 逢瀬をするにはいささか汚れすぎた場所だったのだから。
噂でしかないからこそ、余計に気分が悪くなったのかもしれないけれど。 噂というのはたちが悪いと、それを知っているのだから。]
(250) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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――コンコン、
[工房でゆるりとしていれば工房の扉を叩く音。 ホムへと目配りをすれば、彼女が扉を開いて積極をします。
やって来たのはとある貴族。 不老の噂に吊られた愚か者。
錬金術師の助言を真に受け月を引き取った男。
その男の姿を見て、一瞬だけ錬金術師の瞳は細まります。 けれど貴族と目が合えば、ゆるりと頬を緩ませ人の好い笑みを向けてやる。
男の話、 なんでも月がまた体調を崩したとのこと。
本当にあの子が不老不死につながるのかと、まるで雀のようにピーチク耳障りな音が届きます。]
分かりました。 見に行きましょう。後から追うのでお先に行っていてください。
[そもそも月への薬は確りと調合してやっているのだ。 しかもこちらは無償で。 それでもあの子が体調を崩すのは太陽の光がないから。 それと、目の前の男が原因であろう。
ホムへと少しだけ留守にすることを告げれば、一歩工房から外へと踏み出した。]
(-209) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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[顔は、あの一件で覚えられていたようだ。>>238 あれから色んな客と話した。 人を見て、態度を見て、 どんな話し方なら靴を磨く事が許されるのか。 これでも学んだつもりだ。 冷静さも、"兄"とハクのお陰で取り戻せたから。
一気に喋って、返答を待つ。 ソルなりに、筋の通った事を言えたはずだと、 自負している。 周りの警官の耳に入るように、 ミサに教会で響かせるその声で話したから、 きっと必要なのは、"ヴィスマルト・ダスク"からの身元証明。]
(251) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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[犬を飼う者だけが愛犬家とは限らない。>>234 ざらりとした舌は確かに獣のそれだが、特有の香りは薄く 毛並みと共に、育ちの良さを想わせる。
常と違う接触に揺れる尾に合わせ、笑みを零し 月がのぼることのない空洞の下、ふたつの影を伸ばす。
赤子と動物に向けるのは無償の愛情。 二足歩行の成人男性には見せることのない朗らかさ。 交わす言葉はなくとも、態で同じものを返す。 ひたむきな献身への敬意と礼節。>>236
飼い主への愚痴にも近い一言に鳴きもせず ただ隻眼を光らせ、短い毛並が寄り添うだけ。 主人が、小娘に傅き小指の先まで舐る姿も。 その都度、頬を染めくちびるを噛む娘の姿も。
今にも霰が降り出しそうな表情で、 本意でない悪態を突く姿も。ただただ、静かに。
私が犯す罪は、無知の知。 彼が犯す罪は、金たる沈黙。]*
(252) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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あ痛っ! もー、何するんスかぁ!
[毎日ホテルに通えない事くらい、理解している。 もっと整った服が必要だとか、それ以前の問題。
先ほどと違い、砕けた非難は 彼と「知り合い」という言葉に真実味を僅かに付与する。 ソルの場合、ただの無礼が飛び出ただけだが。
安心しろとも、任せろとも、その口から出ないけれど。 受け取った指は雄弁に語る。 彼は、玄関先で騒ぐ子供にさえ、 商売の礼儀を教えた人だ。]
よろしく、お願いします。
[警官へ、言葉を掛けるヴィスマルトに。 深く頭を下げて、礼を。]*
(253) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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―貴族の屋敷―
[月の子の部屋、 貴族の男と顔を合わせればその男は驚愕に瞳を見開いた。
それもそうだろう。 先に工房から出た貴族よりも、後から出た術師の方が先にそこにいたのだから。 追い越された記憶はない。 走って来たかのように疲れている様子もない。
ならば驚くのも無理もない事。
男のその表情を見て、彼に対して珍しく心から笑いが漏れます。 わらいと言っても正確には嗤いですけれど。]
(-210) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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[そんな男から月へと目を向ければ、寝込む少女の額へと手を翳します。
男が金をケチらずに、良い医者へと見せていればこのように苦しむこともないでしょうに。 不老のカギだと言ったのでもっと大事にするかと思いましたが、逆に他人の瞳に触れさせたくはないようです。
彼女の兄へも姿を見せることを許すだけ。 話すことは禁じている様子。 その兄が妹の為にと集めた金は、どこへと使われているのやら。 全く腹立たしい限りです。
寝込む少女へと薬を飲ませてやれば、その症状も少しは落ち着いたようで、規則正しい寝息を立てて寝入ってしまったようです。 その様子を見てまた貴族の男はぐだぐだと文句を言いだします。]
(-211) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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『引き取った時は健康だと言ったじゃないか』 『こんな娘、例の事に関係なければとっくに見捨てているものを』 『近くをうろつくあの靴磨きの小汚い餓鬼もうざったい』
[喚く貴族に術師は立ち上がり近付きます。 目を細めにこりと口元へと弧を描くさまは、一瞬女と見えるほどに美しかったのかもしれません。]
ねぇ、貴族様… 私の不老の原因を、教えて差し上げましょうか?
[見惚れ動く事のない貴族の手を取り、顔を近づけそう囁きます。 まるで色事でも交わす時のように囁きます。
身に着ける翠色が淡く光ります。 その途端、今まで惚けていた男が異変を感じ術師から離れようとします。 けれどそんな抵抗も虚しく、男の身体はだんだんと変化していきます。 皺が増え、髪は白髪に染まり、身体は縮み。 力も弱くなり、頬はこけ、次第に崩れ落ちました。
術師が手を離せばそのまま、貴族だった男は床へと崩れ動かなくなりました。]
(-213) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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[月の子が引き取られた貴族の屋敷の主が突然変死した。 その姿はまるで水分が抜け去りミイラにでもなったようだと発見したメイドたちは言ったそうな。
そんな噂は、聖女と太陽の噂や、大きな養護施設の事件の噂で陰に隠れ流れることはなかったでしょう。
どの噂にもかかわりを持つ太陽の子が、それに気づくのはいつになるやら。]
(-214) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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/* 次の夜時間=4日目に拉致決行、かな? わくわく
(-212) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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[館にいた者たちへと話を聞いても、その時屋敷の外の人物が来賓したということはなかったとのこと。 貴族の男が月の子の部屋へと入った後も、そこから出てきた人物を見ている者もいなかった。 寝込み寝入っていた少女が、誰かを見ていたことも当然なく、発見された後の容疑は必然的に同じ部屋にいたという月の子へと向いたのは必然だろうか。*]
(-215) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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/* 施設周りについてけないなう→とりあえずソロルを回そう→元々考えてたロルを落としてしまおう→あれなんだかルナちゃんSTKしてない?(今ココ
ソルにも何かしに行きたいけど施設に行く勇気はないでござる。
(-216) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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―ホテル・コファネット「雨の庭」― [その当時のホテル当主が、妻の無聊を慰めるために 作ったとされる雨の庭。
この世では感じ取れない、お伽の世界の雨を、 唯一感じ取れる場所。]
(254) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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[この庭の由来はもう一つ。 作られた当時、起こった災害。
この街の、「空」と「壁」の崩落。 街づくりの過程で起こった悲劇の一つ。
一つの悲劇に乗じて、盗みや暴行が一夜にして街に蔓延った。 果てには付け火の被害で、焼け出された人々の雇用のために、 ホテル・コファネットの改修工事は進められた。
雨の庭に纏わる、一つの話。]
(255) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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[かつて街を支えた家の当代に、 自然と頼るような眼差しが注がれるのも、道理。*]
(256) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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/* 最愛の彼女と同じ石を持つだけでなく 最愛の彼女の石で怪盗をしていると知ってからどうするのか、非常に楽しみである
紛れもないどえむである。
(-217) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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[見えぬものは見えぬ>>240
カルナスが見えぬものが見えるなら、 自分は見えるものが見えぬのだ。
それを議論する間などなかった。
テキパキとシャオへと手を伸ばし、その身体を運ぼうとする>>231のに。 緋色に何故か胸の内に滲み込み、沸く様な感覚に襲われた。 知らぬ女の声が聞こえた気がして、動きが止まったのは一瞬。
カルナスの指示に、何度も頷いて教会へ向かおうとしたのだが。]
で、でも……シャオ、その怪我。
[当の本人に拒まれて>>247、迷いながらもまずは寝台へ 運ぶためにカルナスを手伝おう。]
傷薬は、何処にあるか判るか?
[声を出すのも辛そうな様子に薬の在処を尋ねるのは 憚られて、頼りにするのはカルナスだけ。
足元で何か踏む音が聞こえた筈なのに、 蝶の羽音が耳に触れた、気がした*]
(257) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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そう、フェイ先生、が……… 、 ……俺、も未だに信じ らんな、ぃ。
[良い人「だった」という過去形。 慕っていた男の先生。 母みたいな存在だった施設の女性職員。
全て、夢であればいいのに――…。]
…俺、は―――…、
[平気、といつも出る言葉が出なかった。 その代り宥められるように叩かれる肩へと頬を寄せて、 甘える様にしていると、 もう一つ聞こえた声にビク、と肩を震わせた。>>230]
(258) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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っあ、シェニカ……。
え、っと、 あ、こいつライトっつーの。 偶々此処で会ってさ、施設の事話してたんだ、よ。
[ライトにとっても知り合いであるシェニカ。>>245 会話を聞かれてしまった恥ずかしさで、 顔を上げることが出来ずに。
ライトがシェニカと話している横で、 口籠り、言葉数が減った己は一つ息を吐き出した。]*
(259) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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―雨の庭の逸話・とある夜の秘事― [かつて街を襲った悲劇。>>255 それは、今も怪談に謳われる、 「ルームメイドが消えた晩」のこと。]
(*34) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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/* 自分の魔法整理
自分の成長が緩やかになってしまったのは事故のような物。 自分でも解けない。 ノット不老。しかしそれに近いくらいに歳は取らない。
時間を止められる ただし別の人と関わりを持っている時は無理。 一人での移動時、相手が意識がない時でのふれあい
時間を進められる 蝶業時間の短縮、動植物の成長(もちろん人間も含め
タイムスリップが出来るわけではない 過去へはいけない。未来へも行けるわけではない。
(-218) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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[誰も知らない。
昔々の物語。
ダスクの当主の恋心が、街という温室に、 真っ赤な花を咲かせてしまった夜のこと。*]
(*35) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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[昼間でも見落としの多い瞳は、穢れにのみ敏感で。 彼の周囲に漂う不浄に、思わず駆け出すも。>>248]
きゃっ、……どうしたの、サーベラス。 あなたも、フィエゴのお友達じゃなくて?
[口が堅く誠実な息子と義父と飼い犬の関係は 当然、疎い耳には届いておらず。
それまで従順に隣を歩いていた獣が突然 服の裾を食むことで減速はしても、歩みを止めぬ足は。
支援者に紳士らしからぬ懸念を文に綴らせ、 飼い主にお転婆と揶揄されるほど、 時に聞き分けの悪さを発揮して。
十全に払われた彼の献身すら、無碍にする。]
(260) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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―雑貨屋にて―
[ かみ砕かれた二粒目>>209 一粒目の行方は知らず>>203>>206 歓迎の言葉と、咳音にまたかえと問いながら
とんとんと鼓動たたく音に扇子は返さず ]
うぬ、シェニカの金具とあとは少し。 ‥ほう、あったかえ。 硝子に使う宝石がちょうど足りなくなったころよ。
[ のんきな語り合い。 一層近い、話。他の誰とも違う距離感。>>225 そこに気兼ねなど、存在しない 元に戻るだけ。見えすぎる眼が告げた過去 それから、戻ったところで>>59態度は変わらず ]
(261) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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[彼の輝石に翳した指先。 闇夜には影も溶けるが、明るい声に視線をあげた。>>241]
健勝は美徳だよ。 このおまじないで、もう少し元気になれると良いね。
[散らかった話題は拾わずとも、 それが然程大事でないのは彼も己も承知の上。 否、大切なものなど、それほど彼には多くないのかも知れないが。
音もなく退いた指先は、漸く彼を解放し、 漆黒の隻眼を撓めて笑う。>>244]
そうだね、夜はあまり長くない。 有意義に使わねばならないよ、時は黄金よりも価値がある。
―――…オルコット、 どうか、今宵は健やかに良い夢を。
[施したまじないは、輝石の芯に灯る。 夜の魔法、大人の魔法、秘密の魔法は特別なもの。*]
(262) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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[ヴィスマルトの横には、今日会う二人目の"兄"の姿。>>237]
リア兄! リア兄も、無事で良かった…
[掛かる声に、違和感を拾ったけれど。 短期間とは言え過ごした施設に、 この人だかりと警官の人数。 噂の端でも聞けば、動揺しようものだ。 先ほどのソルがそうであったせいで、 都合よく勘違い。>>249]
リア兄も気になった、よね。俺も。 俺は……もう少し前からいるけど。
フィー兄は、怪我はしてないみたい。 これはカル兄が言ってたから間違いないよ。 元気が無かったけど、それは、さ。
[しょうがないことだ。 犯人や死亡者は、周りの声が、 嫌でも教えてくれるから。 遅れてきた"兄"に伝えたのは、 フィエゴの安否。]*
(263) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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[愚か者の振り、本当の自分を見ない振り。
ケルビスの当代は若き才覚をこよなく愛す。 例えば、彼の抑制されし聡明も、深淵も。>>*31
曰く、素直になれる魔法は、 パンドラの箱を無遠慮に抉じ開ける。
夜色の瞳で、大人の瞳で、秘密の瞳で。*]
(*36) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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[ 「ほしいもの」の違い 趣味趣向のごとくのすれ違い。されどけれど。 光は黒く、冥く、つづるのを見せるにはよい距離。
眉ひそめる、店主を前に。ころり。]
さあて?我はずっとこうぞ。
[深海に生きる子らへ。 深い深い瞳の、魔女めいて>>*29 変わらぬよとばかり、些光探す目は何も見付けられず 輝きが、黒く暗いそれそのものだと気づくか。]
(*37) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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[ 問いかけたは気まぐれか それとも、心境の知らぬうちの変化か 曖昧に、視線を泳がせる、雑貨屋にさぁてと。
今まで隠れていた扇子をぱちり。]
なんとなくよ‥なんとなくな
(264) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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/* 宝石箱セットを初めて見た時から、リアントで怪盗モノの主人公みたいな奴がやりたかった
It's Show Time ようこそ、怪盗ディアマンテの舞台へ 今宵もお楽しみ頂ければ僥倖
みたいなやつ!
(-219) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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ははっ。 俺の手はいやか?
こいつ血統書付きの番犬だろ? 『初めまして』じゃ噛まれちまいそうだ。
[まるで、二人に寄るなと言わんばかりです。>>248
いいえ、フィエゴの『おとーさま』の飼い犬ですもの。 フィエゴに寄り違っていない訳では無いでしょう。
……もしかしてばれているのかしらと。 顎を一度退き、苦く笑います。
膝ついた足を直立させ、再びスク、と立ち上がったのです。]
(265) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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[気になっただけ。>>*30]
(*38) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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[ 糸つむぐ、老婆はいずこかへ立ち去りて>>243]*
(266) 2016/05/31(Tue) 00時頃
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/* る、ルナあああああ!!!
(-220) 2016/05/31(Tue) 00時半頃
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/* ヴィスマルトのお陰でただのバ怪盗にならず、設定に奥行きが出てありがたや…ありがたや…
(-221) 2016/05/31(Tue) 00時半頃
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[皮肉の1つも言えぬほど弱った姿>>247 慌てて寝床へ運ぶか教会に運ぶかしようとしていたのに 教会は駄目だと訴える事に困った顔をする]
でも、シャオ。血が……
[言葉が途切れたのは、頼むといったから 弱い声で、自分の寝室――素晴らしくねぎたない模様を呈していた 乱れた布団に眠りたいと訴える様子に 其れならと彼の意志を優先すると頷いた
あそこはきらいと、云う彼の思いを優先したかった
落ちる手が己の腹部を撫でる。孕んだ呪いを慈しむように だがそれも身体が辛いからこそのものだろうと さして疑問視はしなかった
友にふみつけられた硝子玉、 其れが覗き見る様に嘲うように見えたのは気のせいだろうか ハクが問う>>257傷薬の行方。暫し考えて]
傷薬は確か工房の一角にあったような……? うええええ覚えてないっすシャオ何処にあるかわかるっすか?
[鳥頭、こんな所で鳥頭 とりあえず彼を自分の貸し与えられた部屋まで肩を貸して運び よいしょと寝かせて、傷を検分しようと手を取ろうとする]
(267) 2016/05/31(Tue) 00時半頃
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[すっかり冷めてしまった茶を飲む気にはならない。 ホムへと告げて新しい物を入れてもらえば、そのお茶と共に残っていたパイを一口。
そうしてゆっくりしていれば、来客の姿。 手伝いがいる時は客への対応は大抵その子の仕事だ。 仲の良い知り合いであるなら別だけれど、今回の客はそうではないようだ。
しかしその客が告げた内容はいささか物騒なもの。 なんでも殺人事件が起きたとかなんとか。 その死体を検死出来ないか、なんて。
薬も作っているからと、町医者と一緒にはされたくない。 勿論断りの返事をして、街の事を聞いてみた。 なんでも養護施設の職員が刺されただとか、そんな話を聞けたけれど。]
物騒な世の中ですね…。
[ポツリとそう返して、客人を見送った。*]
(268) 2016/05/31(Tue) 00時半頃
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[見えない物は、蒼の男はあれ程までに拒絶したのに
友へは自ら、触れにゆく*]
(269) 2016/05/31(Tue) 00時半頃
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[ランプを翳した先にいたのは、農家を営む青年。 一瞬だけ、違うナニカの気配を右目が捉えるが 遮るものを持たぬ濃紫に、それは映らない。>>245]
あら、ライトだったの。 久しぶりね。
まっさか、あたしにそんな甲斐性ないわよ。 この子は、サーベラスっていうのよ。
………あれ、知ってたの?
["彼"とのことをなんと説明するべきか、迷った末に 利口な獣に差し出される掌と、鼻先を交互に見遣り。
昨日、パーヴィスを送り届けてくれたことや 翳りの原因を尋ねたくとも、俯くままのフィエゴの つむじを、しばし見つめて。 ライトが口にした言葉の矛盾に、首を傾げる。>>248
何故、血統書付きの番犬と識りながら。 同じ貧困層である私の飼い犬と、思ったのか。]
(270) 2016/05/31(Tue) 00時半頃
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/* >>245 まさかの! ライトがシャベッタアアアァアアアアァ!
なんて言ってる場合じゃないし、 言う暇もないこの怒涛のログの流れよ……。 パーヴィス顔出させちゃってごめんね、ってここで謝っとく。
(-222) 2016/05/31(Tue) 00時半頃
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/*フィエゴとシェニカの間にいる ライト(cvパーヴィス)とサーベラス(cvオブシウス) って図が、こう、すごい。
俺は、ルナ(cvソル)をやらねば………
(-223) 2016/05/31(Tue) 00時半頃
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/*だ、だそく!
一応施設事件も耳には入れておこうとしただけ。 ちなみに態と端折ったけれど、検死を頼まれた遺体は貴族の方、なのかもしれない。 養護施設の方の死体、運び出されるロルは見たけど裏でもしかしたら使われてるかもしれないし。 そうだった場合でも予備があるから大丈夫? あ、でもそういうロル赤でそれとなくあった方がよいかな。
(-224) 2016/05/31(Tue) 00時半頃
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[変死体の他に それ以外にもまだ殺人があっただなんて、]
本当に物騒なことですねぇ。
[客人が帰った後、再度呟いた言葉を拾ったのは手伝いの子だけ―――]
(*39) 2016/05/31(Tue) 00時半頃
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[『ライト』にとっては旧知の『兄弟』。>>258 『私』にとっては――…、穢れから祓わねばならない大切な『幼馴染』。
見返して、にこりと笑い、人差し指を吻の前に。
女の子の前では、情けない所を見られたくないのでしょう。 『私』には、わかっているのです。 フィエゴが、こうして溜め込んでしまう子である事を。
そして――それは、これからも、これまで通りでいいのです。 変わる必要など無いのですから。]
(271) 2016/05/31(Tue) 00時半頃
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[――相談できる相手は、助けを求め縋る相手は。 ……私だけで、いいのだもの。]
(-225) 2016/05/31(Tue) 00時半頃
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/* >>265 そんであれ、パーヴィスって ちんこを備えたスタンド使いなんです!? ここの赤窓と秘話はまた凄そうって言うか今回全体的に バイオレンスな雰囲気ね……。
(-226) 2016/05/31(Tue) 00時半頃
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/*>>261あっ、呼ばれた! [様式美]
(-227) 2016/05/31(Tue) 00時半頃
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―養護施設― [騒々しい靴磨きが、雑用係へ旧知らしい声をかけるのに、 知り合いか、と短く訊ねる。>>263
いずれの返答が返ってきても促すはひとつだけ。]
死者への弔いは後日にしておけ。 少なくとも、今ここに留まっても捜査の迷惑になるだけだ。
[当面、子どもたちの傍へは、近くの教会からシスターが派遣されることと 女性の警官が付き添うようになっている、と 警官からの説明を繰り返す。]
野次馬だらけで作業が滞ればそれだけ後の手続きが遅れる。 子どもたちの引受先にしても…な。
[それは本意でなかろうと促せば、 さて二人の反応は。]
(272) 2016/05/31(Tue) 00時半頃
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「へぇ、サーベラス? はじめましてサーベラス。 」
[距離は空けたまま。 にか、と笑って犬を――それからシェニカを流し見て。>>270]
「そうだよな、今の俺んちでもこんな高そうな犬は飼えないや。
……ん? 」
[失言に気づいたのは、首を傾げるシェニカの態度で。 一拍黙し、すぐに頬を掻いて。]
「いや、たまに見かける…えーと。 身なりいいおっさんの連れてる犬に似てたからさ。 飼い主も犬も血統書ついてそう、って感じの。」
[へら、へらと笑って。
動揺を、押し殺すのです。]*
(273) 2016/05/31(Tue) 00時半頃
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/* あー、人に絡まな過ぎてこれあかんやつや。 ってなりつつ、どこに絡みに行っていいか迷子すぎて、だな。
灰で「エメリアソロルばっかりでつまらない。」と言われてても文句言えないレベル。 本当申し訳ないと思いながらどうしようか。
(-228) 2016/05/31(Tue) 00時半頃
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[ソルの口からフィエゴの無事を聞いて>>263 同時にカルナスの到着も知って、ふう、と息を吐く。 男にとっての最悪を回避されたことを知って、漸く、いやあな汗がじわりと吹き出している事に気づいた。
だけど、良かった、とは言わない。 言えない。 ひとときとは言え、世話になった施設がこんなことになるなんて]
……ひどすぎんだろ、こんなの。
[喉の奥で、呻く。 淡々とした、支配人の声が耳に届く>>272]
(274) 2016/05/31(Tue) 00時半頃
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― 広場 ―
[ヴィスマルトの冷たい正論に従って。>>272 リアントと、いくらか言葉を交わした後に、 養護施設の前から立ち去る。 ハクからのお使いは終わった。 ソルの目的は叶わなかったが、 あの事件が、嘘である可能性は0なのだと。 聞こえる捜査の報告や、ほんのり漂う鉄の香りに。 痛感した。
誰が誰を、を信じられなくとも。 ソルが18年過ごした施設は、非日常と化した。 それだけははっきりと。
広場に戻れば、道具は地面に散らばったまま。 確認すると、壊れも盗まれもしていない。 汚れているからと、捨てられないだけマシだった。 売上金も、入れっぱなしだったから。]
………メシ、食お。
[天井が薄暗くなる。 そんな時間の昼食は、パーヴィスの作ったサンドイッチだ。 それはとても美味しかった、
はずだ。]*
(275) 2016/05/31(Tue) 00時半頃
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[見えぬものを見てしまった眼と 見えるものさえ見えなくなった眼。>>257
まじない蝶は今も静かに書店の主へ息づいて。 動き止まる、不思議。それが何を指すのか。 常なら見る工房の主は気づかず。
でも、という声に。名を呼ぶ声に首振った。 いつのまに、さんから呼び捨てになったのやら。 運ぶため手伝う腕に、主にもすまぬとばかりつぶやき]
血くらいは、後でどうにか、する‥
[ 困った顔。それにそう答え。>>267 乱れた布団の上にまで、二人の肩を借りるように 連れだって向かい、横たわればわずかな吐息を漏らし
傷薬を問う、書店の主と友のやり取りを聞き]
‥窓横の棚よ。ハクよ、すまぬ。 はいたつは、終わったのかえ―――?
[ 運び込まれたベッドの上。 傷を検分しようとする手に触れられて、 わずか、ぴくりっと血塗れた指が、動き。
ほどけかけた包帯の下より、鈍く鋭利。 ぱっくりと開いた傷口を二人の前にさらしては 案じるように、心配を乗せ、 傷薬さえ持ってきてくれれば、自分でなんとかすると ]
(276) 2016/05/31(Tue) 00時半頃
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[この犬は、おじさまの犬だと知っています。 慣れぬ禁呪は、ボロを招きます。 躯の本人に酷似しているのに、本人になり代わりきれない。 見えぬ所で、舌を出します。
シェニカ以上に、賢犬は私の違和を聡っているようでした。>>*33 たったひとつきりの隻眼であるのに、 人よりも真実を見抜いているような、暗い、黒曜石のような――眼。
聖女の入った聖杯は、薄く笑います。 悪魔の入った棺桶も、醜く笑うのです。
……ふたりでひとつ、ひとりでふたつ。 シェニカを守ろうとしている犬の存在と、 彼女の手紙にあった、「ケルビス」の姓。
なぞかけの答えを、見つけたような気がしました。 ]*
(*40) 2016/05/31(Tue) 00時半頃
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[その癖、血にぬれた手を拒絶しない手に>>263 甘えるように、ぎゅっと握りしめようとする。 そばにいて、‥‥とばかり
声よりも、雄弁に。
甘えたな顔を手だけが覗かせて。 君だけがほしいと。ばかり。くいくいと指腹でなで 孕んだ呪いを、慈しんだ手が、ほのか震え。]
(-229) 2016/05/31(Tue) 00時半頃
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[無言の仕草に、思わず眉をハの字にして。>>271 もう離れてだいぶたつと言うのに、 まるで己の性格を分かっているようなライトに。
今までも一緒に居たような気持にさせられる。 今は唯、ライトとシェニカの話を耳へと収めて。>>270
そう、施設仲間に、ましてや女の子の前で、 情けない姿を見せたくない。]
っていうか、シェニカこそ如何したんだよこの時間に。 サーベラスの散歩にしちゃちょいと遅すぎるぞ?
女の子がこんな時間に危ない。 ……唯でさえ、こんな状況…なの、 に。
[思い出す己の部屋の惨劇。 それを思えば、また募るものが逆流しそうになり、 二人に背を向けて口許へと掌を添えた。]*
(277) 2016/05/31(Tue) 00時半頃
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[彼女が薄暗い夜の世界に浮かび上がらせた人影は、 一人と半分、良く知ったもの。>>233
一瞬、躊躇いみせた彼女だが、 胸の内に宿す善性を旧知を前にしては覆せない。 呪われながらも清く育った彼女ならば宜なるかな。
弾んだ声は知らぬもの。 嗅覚を刺激する異臭も知らぬもの。 だが、黒曜の隻眼は誰かであり、誰でもない香を聞く。
鮮明な像を脳裏に結べずとも、 差し出された掌に“何時ものように”頭は垂れず。 ひとつしかない黒曜色を瞬きで洗って見せた。>>245]
(278) 2016/05/31(Tue) 00時半頃
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[ 窓横に置かれた傷薬が入った硝子箱 なんの変哲もない、それの中。
誰が入れたかも知らぬ、丸い爪が1つ。 布団の横で開けば見えるそれをちらりと見た後。
少しばかり工房の主は眠りに落ちるだろう。]**
(279) 2016/05/31(Tue) 00時半頃
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[ 頑なに友の手を離さない 離れまいとしてばかり
幼いころを、思い出す如く
、、ともだけを離さずに ]**
(-230) 2016/05/31(Tue) 00時半頃
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[揺れる声を拾う耳は小さく夜気を払い、 伺い見やる角度は、主と血を分けぬ子へ。>>259 常に父の傍らを埋める愛犬が、今は彼の旧知の隣に。 養父が寵する四足に、彼は侍られたことも無いと言うのに。 眠る一時、寝台の足元に伏せる程度が赦された距離感。
傍から見れば、今もシェニカの裾を咥え、親密な様。 彼の頼る青年も、犬と戯れ、作られるは―――疎外。]
(280) 2016/05/31(Tue) 00時半頃
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[あざ笑う、割れた蒼い硝子玉が>>267
いつのまにか、ともの寝室の床に落ちていた ]**
(-231) 2016/05/31(Tue) 00時半頃
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――――…。
[施設の職員や子どもから絶大な信頼を寄せられ、 二日に5度、電柱にキスする姿は 勤勉さと、多少の無理も耐え忍ぶ気丈さの顕れ。 施設で過ごした時間は無きに等しくとも 彼が、私をどう思って居ようと 私の中の、彼の立ち位置や評価は変わらない。
もし何か、変化があるとすれば 彼の義父の顔を。 そしてサーベラスの飼い主の、名を知る時か。]
ああ……。ふふ、 こんな素敵な犬は、この街に彼だけよ。
[ライトが話すのは『おじさま』のことだろう。>>273 どうやら思いの外有名人らしい。 似ているのでなく本人と笑うのに合わせ揺れる 輝石を活用したランプが作る陰影は、 『彼』の動揺を見通すどころか有耶無耶にした。
そして私は、氏の名前こそ知らないが もうひとつ、識っていることがある。>>0:204
フィエゴが、サーベラスの飼い主ととても親しいことを。 私が唯一、街中で姿を見つけて駆け寄らない、人。]
(281) 2016/05/31(Tue) 00時半頃
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/* 凄い!自分のロルがスーパーガタガタしてる!
(-232) 2016/05/31(Tue) 01時頃
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[シャオの傷を、身体を心配するカルナス>>267を見つめ 彼の判断を待つ。 きっと彼の判断が、怪我人の願いを叶えるだろうと信じて。]
……何処だよ……。
[シャオがカルナスに触れたとしても、見えない気付かない。 踏まれた硝子玉が何を見せたとしても、 自分には見る事は叶わない。
何も気付かないからこそ、思う事は現実的。 はっきりしない記憶に少し呆れた声が出た。]
どうにかって……大事な手だろ?
[頼りにならない記憶に代わるのはシャオがの記憶>>276
無理をさせて悪いと思いはしても、教会を拒むなら已む無しか。]
窓のとこだな。判った。
配達とかは俺の気紛れで加減できるから大丈夫。
[人の仕事より自分の事を心配した方が良いと さん付けも止め、カルナスに接するように口を尖らせたが。 晒された傷を前にそれ以上は言えず、ガタガタと音をさせて 薬を探す事に専念する。]
(282) 2016/05/31(Tue) 01時頃
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ああ。 この施設にいる時に、少し。 オレの、弟分だっ……でした。
[あちこちを転々としている事は、きっと知っている筈。 支配人の顔の前に、言葉遣いは、元の通りのぎこちない丁寧語。 繰り返される説明に、少しだけ、眉間に皺が寄る]
そうだ、……ですね。 ……あんたの言ってることはわかるし、正しい。 けど、随分、冷たいのな。 [市場でのやり取りで、しかめっ面で仏頂面で鉄面皮で融通が利かなくてクソ真面目でおっかな怖いだけの奴じゃない、と認識を改めたばかりなのに。 は、と短いため息をつき、ここに来るまでの間も持たせっぱなしだった荷物を抱えて施設前を後にしようか。 ヴィスマルトの言う通り、ここにいても邪魔になるというのはその通りな訳だし]
ハクの店に行くけど、ソルはどうする?
[立ち去る前、弟分に、問いかけるが、さて**]
(283) 2016/05/31(Tue) 01時頃
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― 少し前 養護施設前 ―
[リアントがいたのは短期間。 凶行に走ったフェイは歳が若いから、>>8 きっと彼にとっては知らない人なのだろう。 ずきりと、胸が痛んだ。]
酷いっていうか、俺はみんな知ってる人だから、さ。 フィー兄も、大丈夫だといいんだけど。
[結局会えないまま。 ソルはここにいる。 体は大丈夫でも、心は―――
話していると掛かるのは井戸水のように冷たい声。>>272]
………はい。 "弟妹たち"を、お願いします。 リア兄も、またね!
[確かに彼の言う通りだ。 早く立ち去るべきだろう。 さっきまで粘っていたのはソルだけれど、 それは棚に上げて置く。
もう一度、念を押すように告げて、 広場に向かって駆け出した。]*
2016/05/31(Tue) 01時頃
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[確かに、妙齢の女性が犬を従え歩く時間ではない。>>277 そこで今更のように外出の理由を想い出すくらいに、 サーベラスと共にある時間は私にとって奇跡に等しく こころ弾むものだった。
凄惨な事件に、凄惨な現場に擦り切れた彼の抱える 孤独と、苦悩は目に見えぬがぴり、と棘を感じる。]
ああ、うん…ちょっと、探し物と。 そうだ、昨日、ありがとう。 パーヴィスを助けてくれたの、あなたよね?
変な噂を聞いたし、様子を見に行くつもりだったけど こんな時間じゃ、司教様の機嫌を損ねそうだわ。
[沈黙を脱したフィエゴにそう、応えながら 背けられた顔の代わり、向かい合う背中に掌を翳す。]
(284) 2016/05/31(Tue) 01時頃
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[考えなしの軽口めいた非難も>>253 今は多少なりと場を和らがせる小道具。
くしゃりと異なる二色の髪を撫でた。]
酷い事件だ。 …だから今は休め。
[少なくとも、今お前たちに出来ることなど何もないのだと 突き放すような声音。]
…さて、雑用をかってでたものの、 別の仕事が舞い込みそうだ。
エスコートはここまで…。 不義理を詰るのは後日と願おうか。
[気晴らしに付き合わせた挙句の付き合いの放棄への非礼を詫びて、 預かっていた買い物袋を義足の雑用係の腕に戻す。>>283 別の仕事、が孤児たちの保護だと二人が気がついたのか否か。
身形を窶した甲斐など忘れたように、 傲然と振る舞うホテル・コファネットの主を 見間違うものなど今はない。**]
(285) 2016/05/31(Tue) 01時頃
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はい、体には気をつけます。 おまじない、ありがとうございました。
[指から解放されて。>>262 笑う彼に笑い返して。]
時間は確かに大事です。 ちゃんとできたらいいんですけどねー。
…ごきげんよう。おおいぬのおじさま。 そちらも良い夢を。
[手を振って、彼を見送って。]
(286) 2016/05/31(Tue) 01時頃
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― 少し前 養護施設前 ―
[リアントがいたのは短期間。 凶行に走ったフェイは歳が若いから、>>8 きっと彼にとっては知らない人なのだろう。 ずきりと、胸が痛んだ。]
酷いっていうか、俺はみんな知ってる人だから、さ。 フィー兄も、大丈夫だといいんだけど。
[結局会えないまま。 ソルはここにいる。 体は大丈夫でも、心は―――
話していると掛かるのは井戸水のように冷たい声。>>272]
………はい。 "弟妹たち"を、お願いします。
リア兄、俺は広場戻るよ。 まだ仕事途中なんだった。 ハクさんトコ行くなら、 本は施設の子の避難先に預けたって言っといて。
[確かに彼の言う通りだ。 早く立ち去るべきだろう。 さっきまで粘っていたのはソルだけれど、 それは棚に上げて置く。
行き先を問うリアントには、そう告げた。>>283 置き去りにした道具を盗む物好きなんていないだろうけど。 そう苦笑してから、 広場に向かって駆け出した。]*
(287) 2016/05/31(Tue) 01時頃
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[抉じ開けられたような感覚に戸惑って。 碧い瞳を揺らがせて。]
(*41) 2016/05/31(Tue) 01時頃
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「えぇっ。 じゃああの犬がこの犬なのか?
シェニカって、あのおっさんと仲がいいんだな。 じゃなきゃ、犬を委せられやしないだろ。」
[>>281『私』も『ライト』も いつもおじさまのお伴をし、つかず離れずである サーベラスちゃんを。 シェニカがお散歩をさせているとは知らないのです。
けれど、思い当たる節は、あるのでした。 シェニカも知らないこと。 私だけが知っていること。
日記のようなお手紙を読んでしまった―― 背徳の、一時の事。
フィエゴがサーベラスちゃんを散歩できないのは おじさまの関与を隠していたいからなのか。 それとも、――>>280任せる程の資格が無いからなのか。
背を背けたフィエゴは何を思うのか。>>277]
(288) 2016/05/31(Tue) 01時頃
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……ん、
[ソルは広場の仕事場に戻るという>>275 いくつかの短い会話と短い別れを交わす中で、ホテル・コファネットの雑用として働いている事を告げた。 ハクがカルナスと共にシャオのもとに向かったということは、聞けただろうか。
いずれにしても、男は荷物を抱えてその場を後にするのだった**]
2016/05/31(Tue) 01時頃
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あ、あったこれか。
[カルナスをシャオの側に残し窓に寄る。 そこには確かに傷薬を収めた箱があった>>279
中身を疑う事無く手に取ったが。]
……。
[とても重く、そして同時に思考が霞む。 掴む力が抜け、硝子が滑る感触に慌てて手に取り直した。
その次に襲ってきたのは、悪寒と不安。 ぞわりぞわりと足元から身体と心を冷やすような感覚。 ここはこんなに冷えていたのかと不思議を覚えながらも 目的のものを手にシャオとカルナスの元へ。]
(289) 2016/05/31(Tue) 01時頃
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シャオ、これで合ってるか?
[渡せば彼は言った通りに自分で処置をするのだろうか。 それともカルナスが手当てをするのか。
眠りに落ちたシャオ>>279を心配そうに見つめはしたが、 突然湧き上がったままの不安の種の発芽を恐れて。]
……店にリアントが戻って来る予定なんだ。 ここは任せても良いか?
[カルナスに問い掛けと言うより、懇願の口調で シャオを託し、自分は工房を後にする。 工房宛ての雑誌だけはしっかり置いて*]
(290) 2016/05/31(Tue) 01時頃
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[目に見える傷は、私には塞げない。>>1:490 こころに刻まれた傷も、また。
"石"を遣わぬ浄化は、濾過されない穢れが直接 この身を襲う。 そうと解っていて"力"を使ったのは、 彼を蝕む悪魔の、その凶悪さを知らない故の無謀。 ただ、辛そうな彼を救いたい、その一心。
背後でひらり、ひらり。 怨嗟のかけらが、嘲笑うように不吉の鱗を撒く。
眩しすぎる光が時に、人の視力を奪うように。 ――過剰な浄化は時に、更なる穢れを招くやも。]
(291) 2016/05/31(Tue) 01時頃
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/* ※普通に男親だからです。
嫌だろ、45過ぎた父親と一緒に寝るとか!! スーパー加齢臭しそうだろう!!
(-233) 2016/05/31(Tue) 01時頃
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そうか……ソルの知ってる人、なのか。
……ん、 わぁった、お前も気をつけてな。 こういう時って、連鎖的に何があるかわかんねぇし。
[ソルは広場の仕事場に戻るという>>287 ハクへの伝言を確かに受け取り]
ソル。
[買い物袋の中から、林檎を一つ、放って渡す。 ハクの金で買ったものだけど、まあ、ソルにやるなら許してくれるだろう**]
(292) 2016/05/31(Tue) 01時頃
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/* >>280 実はノープランでぶっこんでこれ良かったのかなけっこうな修羅場じゃねって思ってたけどなるほどそういう。
(-234) 2016/05/31(Tue) 01時頃
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[彼が見えなくなった頃。 膝から力を抜かし、上を向いて、少しの間座り込んで。
動けるようになったのは、何時頃か。
ああ、どこ向かおう。 どこに、いるのだろうか。 ずいぶんと時間がたったから、わからない。 あてもなく、ただ、歩いて。*]
(293) 2016/05/31(Tue) 01時頃
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―雑貨屋―
[喉にモノを詰まらせるのははしたないもの。>>261 そう何度も晒している醜態ではないと尖らす唇。
打ちては引き、引いては打つという波のように、受注と発送を繰り返す。 先の依頼と同じ用紙に金具を少しを付け加え、宝石は紙袋に住まいを変える。>>0
ずっと変わらぬというならば、 深海珊瑚の見つめる先こそ宝石と同じと改める。
奥に在るばかりの光。
扇子の音に店主の視線は再びの黒に向かい。>>264 互いの問もぱちりと閉ざされた。]**
(294) 2016/05/31(Tue) 01時頃
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[その手が、フィエゴの背に近づく一瞬。>>284 『私』は、『ライト』は。 フィエゴの肩をぽん、と叩いて立ち上がらせようとします。
それは、フィエゴに『教訓』を学ばせている今。 シェニカに近づけないようにする為のものであれ、 もしかしたら、触れるきっかけを作ってしまうかもしれません。>>291
浄化作用が、どのように響くかは――神の、或いは悪魔のみぞ知る。]
「フィエゴ。 うちの親、家に泊まるとか言うとうっせーからさ。 コファネットって言うホテルなんかどうだ? あそこなら、昔話も花咲きそうだし。
あの時、俺が吹っ飛ばしたフォークがさぁ~…。」
[『ライト』の中の、ある日の講習での フィエゴと過ごした記憶を引きずりだして、>>0:680>>0:907
広場から離れようと、促すのでした。]*
(295) 2016/05/31(Tue) 01時頃
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[無言のお節介が、施しが要らぬ世話となることを 数刻前、身を以て知ったはずなのに。]
――…やぁね、そんなことないわ。 あたしが仲がいいのは、サーベラス だけ よ。
そうだ。もしおじさまに会ったら 指輪を見なかったか、聞いてもらえる?
[急に、掲げていたランプをだらりと降ろし、 空いた掌を胸元に宛て、荒れる息を整える。
血の気が退く感覚。これは、まずったかもと思っても もう遅い。
『ライト』の、悪意なき一言に ケルビスへもまだ告げていない裡を突かれ、 茶化す声は途切れ。]
…ごめんなさい、先を、急がなくちゃ。 二人とも気をつけて。……お大事にね。
[自らの半身に等しい円環を、早く手にしなければと 二人に分かれをつげ、自身に着いていくのが 当然とばかりに、黒犬を促そうか。]*
(296) 2016/05/31(Tue) 01時頃
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[彼女の半分は狭く、黒犬の半分は広く。>>260
歩みが止まらぬならば、裾を咥えたまま、 それでも示すは追従の従順。
自然と半歩前へ歩み出るは騎士の真似事。 澱んだ気配と痩身の間に身を置いて。
嘆息の代わりに、布地に穴を空ける愚は犯さないものの。
形を変えた人型に、小さく鳴らす鼻がほぼ是正。>>265 石の匂いを聞き分ける仕草が、同じ黒の色を指摘する。 それでも翳った面差しに、僅かばかり、三角形の頂点は下ったが。]
(297) 2016/05/31(Tue) 01時頃
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/* すっげクロスカウンターしちゃった パーヴィスめんごめんご。
(-235) 2016/05/31(Tue) 01時頃
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[ただ、黒き毛並みは白い脚に寄り添った。 吠えたて遮る不躾こそ働かぬものの、 頭上で交わされる会話を細かく集音。>>270
人語を介さぬ振りを務めながら。
傍観の姿勢ながら、名を呼ばれる度に耳が揺れる。 半分の警戒を込めた仕草でも、獣に表情などありはしない。
まるで一声一声に、相槌を打ち―――、 父の隣を埋める犬が、旧知の傍に侍り、 そして、今もまた、一人の声を身に受ける。>>273]
(298) 2016/05/31(Tue) 01時頃
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/* これがレス速度格差である。(超遅い)
(-236) 2016/05/31(Tue) 01時頃
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……ハク、ハク。 ああ、どこにいるんだろう?
[少し前までは、少し前までは。 こんなこと大丈夫だったはずなのに。]
ねぇ、ハク。 はぐれて、置いて行かれて…さみしいよ。
でもきっと、なんとも思ってないのかな。 ……悲しいですね。
僕より大事なのはあたりまえだけど。
[歩いている間、つい、考えてしまう。 どうして苦しくなってるのだろう。 考えることすらぼんやりと。*]
(-237) 2016/05/31(Tue) 01時頃
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[ふわりふわり。 工房を出る足取りは妙に覚束ない。
身体を包む悪寒は遠ざかっていくはずなのに。 この身は湖の底の様に冷たく感じた。 べったりと血を慈しむ蝶が張り付いている様を 見る事が出来たものはいるだろうか。
見えずとも、熱を求めて煙管を咥え、身を抱き歩く姿は、 輪郭だけなら長い髪も相俟って懐を温める男を 求める姿にも取れるだろう。
自分はただ、何も知らずに買い物を済ませた リアントと渦巻きソーセージが待っているだろう 店への道を進んでいるだけなのだ**]
(299) 2016/05/31(Tue) 01時頃
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/* ずっと得も言われず覚えていた気まずさを理解しました。 ここ、四人色々上手くいけば全員家族だからだ。
(-238) 2016/05/31(Tue) 01時頃
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[己がサーベラスを外で触れないのは、 その身の内が表ざたになっていない為。>>280
故に、大好きなサーベラスの散歩などした事は無かった。 そのサーベラスを連れてるシェニカが羨ましくて、 つい口数が減ってしまう。
サーベラスに伸ばしたい手はグ、と堪えて。 嘔吐を耐える様に後ろへと向いた後は、 はぁ、と溜息を吐いた、二人に見えないように。>>288
シャニカは己とケルビスの繋がりを知らない。 ライトも勿論知る筈がない。
話したのはパーヴィスにだけだ。 言えぬ苦しみが、また胸の中に溜めてしまう。 吐き出すことを知らぬ己は、 ただでさえ不安定な今、それに押しつぶされてしまいそうで。
シャニカの手が近づくよりも先に、>>284 ライトの手が肩へと触れた。>>295]
ん、 そっか…確か農家だもんなぁお前の家。 あぁ、そこなら知ってるよ、行った事は無いけども。
[これ以上シェニカを見ていたら嫉妬してしまいそう。 己から此処を去ろうと言う前に、ライトから出た提案。 そして引きずり出される昔の記憶に、少しだけ笑みを戻して。]
(300) 2016/05/31(Tue) 01時半頃
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シェニカも悪いな引き留めちまって……。 もう暗いし、気を付けろよ?
[有難うな、と言葉を紡いで去る一人と一匹を見つめる。 ―――己も散歩をしてみたいのに、という言葉を飲み込んで。
ただその一人と一匹を見つめる表情が、 何処か儚げだったのか、 ライトにも通じてしまったかもしれない。]*
(301) 2016/05/31(Tue) 01時半頃
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/* あれ?いったことないのか?? やばいねこれ、ログをうまく読み込めてない疑惑。
(-239) 2016/05/31(Tue) 01時半頃
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/* >>299 すまん、ソーセージ買ってない
(-240) 2016/05/31(Tue) 01時半頃
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「あれ? そうなのか。 俺はてっきり…。 ん?わかった、もし見かけたら聞いておくよ。 なぁ、シェニカ具合悪そうだけど大丈夫か?
斡旋所にいいバイト入ったーって噂聞いたけど あんまりアルバイトに根つめ過ぎんなよな。 身体は大事にしろよ。」
[>>296たとえ、『私』が『私』でなくとも。 姉代わりの彼女が体調を崩しているのなら、 心配の一言くらいはあずけます。
適当に放った言葉は、いいバイトなんて 実際は知らないのですけど。>>87
ひとりと犬を見送ったその後。]
(302) 2016/05/31(Tue) 01時半頃
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[貴族の道楽、逍遥の伴する犬の存在を知るは易く。 言葉を交わせば、名も容易に明かす。 聳える円柱に惹かれて止まぬ、 養子とどちらが名高いかは知れないが。
硬く口止めを施した子が、無粋を吐かぬと知りながらも、 犬は“青年”の肩越しに盛る炎の色を見る。
されども、それも、裾が引力が加わるまでのこと。 白い指先が向かうは、憔悴を湛えた背。>>284
犬の顎にも力が掛かり、布がピンと張る。 女性を留めるに置いては、やや礼を欠く所作。
秘密の色をした隻眼が、利発な正答>>288の隣で、 シェニカの半分の瞳を覗いて訴える色。>>291
しかし、その暴挙に制止を掛けたのは、 布の裂ける音でもなくて、善性の反転でもなくて。>>295]
(303) 2016/05/31(Tue) 01時半頃
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[まるで姫を護る騎士のように、 寄り添う獣は娘に勇気と、活力を与える。>>297 ひとりではないという、安心。 ずっとずっと昔は、当然のように在ったそれ。 今は忘却の箱に仕舞われた記憶。
寡黙に、そして雄弁に揺れる二等辺三角形は 何を聞き、何を想うのか。>>298 己の善行を信じて疑わない、愚かさを映し。 それでも傍に在って、くれるだろうか。
――結局、指輪探しは嗅覚が優れた犬を連れても、 輝石の補助を得ても、成らず。]
キーツ、いる……?
[とぼとぼと、向かうのは気心しれた斡旋所。 ホテルには明日にでも事情を話すとして、 仲介してくれた彼にも、一報いれるべきかと。 万能な眼帯が無い今、通信魔法の宛てはここだけだ。
ついでに何か、――何処か、 働く宛ては他にないかと。>>87]**
(304) 2016/05/31(Tue) 01時半頃
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/* なんだか息子デート現場に鉢合わせした父の心境が しぬほど気恥ずかしい。(尚、此方もデート中)
(-241) 2016/05/31(Tue) 01時半頃
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/* どうやら今日は間が悪いだけでなく ちょうぜつすれ違いデーらしい。 そんで気づけばこんな時間ンンンンンンンン。
おじさまは暴れん坊に困ってないかし、 ら。 なんとなくキーツと初回落ち狙った方がいいのかなー感で 駆け足めいてしまった気も。
(-242) 2016/05/31(Tue) 01時半頃
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― 広場→ ―
[今日は撫でられる日だ。>>285 気遣われている、心配を掛けている。 誰かを支えるにも、誰かの役に立つにも。 程遠いと、現実を突きつけられた。
色々合ったから、なんて言い訳が聞くわけないけれど。 少なくても今日の売上をまた貴族に渡しに行かねばならない。 昼飯と言う名の夕食、パーヴィスのお陰で、 今日は食事代を抜く事なく全額渡すつもりだ。 ずっと続けている、ルナの治療費。 ソルが出来ていることと言えば、それくらいだから。
―――貴族の家の前につくと、嫌に騒がしい。 嫌な予感が、した。]
(305) 2016/05/31(Tue) 01時半頃
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[いつも覗く窓の中で、ルナが、泣いていた。 何人かの男に囲まれて、 大声で、何かを叫んでいる。 男はどう見ても医者ではなく、 強いて言えば、 先程、施設の前で見た男たちと似た服。
――そんな口を開けて叫んだら、 また声が枯れる、だなんて。 そんな事を考えたのは一瞬で。 ソルの目は、ルナの口を見る。
ルナは、何と言っている―――?]
(306) 2016/05/31(Tue) 01時半頃
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『わ、た、し、は、こ、ろ、し、て、な、い』
(307) 2016/05/31(Tue) 01時半頃
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[ソルは、窓を叩いた。 事情なんてわからないけれど。 ルナが、何かを、ましてや誰かを殺す筈なんてない。]
どう言う事だよ、お前ら何言ってんだよ! ルナが………ルナが、そんな事するはずないだろ!?
[叩けば、中の男たちがソルに気付いた。 ルナも、また。ソルに気付いて、 また大粒の涙を流した。
今日一日、ソルの感情は乱されて。 まるで、それを反射するかのように。 ルナの感情も、荒れていた。]
(308) 2016/05/31(Tue) 01時半頃
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[『この娘が殺していないのなら証拠を出せ』 『真犯人はどこにいると言うのだ』
初めて入る貴族の屋敷。 今まで入れてもらえなかったのに。 外で騒いだのに、通された。 男たちは、ルナが、"犯人"だと決めつけているようで。 ―――しかし、何のか。
その2つの謎は、 ルナの部屋に辿り着けば知れた。
『この娘にしか、旦那様を殺せないのです』
ルナの足元に、干乾びた人のようなものが、転がっていた。]
(309) 2016/05/31(Tue) 01時半頃
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――――っ!?
[どうもそれが、ソルの入室を拒んでいた、 性格の悪い貴族の成れの果て。
込み上げる吐き気に耐えながら、 久々にルナの声を聞いた。 聞きたかった笑い声ではなく、酷い、泣き声だ。]
ますますルナが殺したはずはないじゃないか! ルナに魔法は…こんな体調で使えるはずがない。
呪いか何か……… ここの当主は恨みでも買ってたんじゃないか!?
[そう、例えば。]
(310) 2016/05/31(Tue) 01時半頃
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俺の訳もあるか!!! 今来たところだぞ! お前ら見てたじゃねぇか!
[そんな力あるのなら、 とっくに使ってるだろうから。 それこそ一番の証拠と。
結局、ルナから疑いが晴れることはなかった。 理由は、何度聞いてもソルには教えられない。 しかし証拠も無いからと、警察に突き出されることもない。 証拠が見つかるまではルナの身柄をこの屋敷に置くと言う。 別室で、監禁の、形で。
ソルは、もう十分だろうと屋敷からつまみ出された。 窓の中で、歩く事もままならないルナが、 屋敷の奥へと連れられる。
また、ソルは、何も出来ない。 会うことすらも出来なくなった。]
………ルナ…なんで。 なんで、こんな…。 どうして―――
[崩れ落ちて、ソルは暫く動かない。 動けない、が、正しい。
笑う事など出来ずに。 泣いた。]**
(311) 2016/05/31(Tue) 01時半頃
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[溜息を聡く聞けるほど、立派な耳は持っていません。 嗅覚も、人並みです。 けれど、肩へと触れ、>>300声の調子で気落ちしている様子なのは。 『おとーさま』の犬が慰めに駆け寄って来ない『差』は。 手に取るように、分かってしまうのです。]
「あれ、そうだったっけ。 まぁいいや、じゃあ思い出話を分けてやるよ。 お互いの家よか今は、落ち着くだろーしね。」
[フィエゴに聞いた手配の話と、『ライト』の記憶は混濁しています。 やはり、日頃使わない呪術は中々完璧とは言えません。
部屋に戻れない事情がある。>>229 実家へ招くのは好まれない。 であれば、停泊できる場所へ赴くのが一番でしょう。
ホテルが――否。 子供たちの庇護に動いているというのは>>211>>214 私の預かり知らない所であったけれど。]
(312) 2016/05/31(Tue) 01時半頃
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[黒の呪いが障るのは、 彼女の血に因るものか、体質か。 自己主張ばかりは気丈なものの、 隻眼はその症状を知っていた。>>296
滑らかな毛並みで覆われる身体を押しつけるようにして、 彼女に踏鞴を踏ませ距離を取り、歩みを路に添わせよう。
僅か下がった声色が顕著。 寄り添う曲は杖にならずとも、介助の立ち位置。
騎士が侍るは当然とした歩みに従う四足が、 口を頑なに噤んだ賢明>>300を振り返らずに歩み出す。
心に淀む不安と疑心、漆黒の色は穢す色。>>301*]
(313) 2016/05/31(Tue) 01時半頃
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靴磨き ソルは、メモを貼った。
2016/05/31(Tue) 01時半頃
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/* どう動くのが正解かな。 私は読めなさすぎて( ˘ω˘ )
うっかり、明日から靴磨きする理由消えました。 どうしよう(震え
(-244) 2016/05/31(Tue) 01時半頃
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/* えるしってるか わたしがコア発言始めたあたりで 開きっぱ放置してる村ログの、 未読件数が 4桁 なことを。 (尚4時間ほど経過した模様)
どんだけ埋まってるんだろう……。
(-245) 2016/05/31(Tue) 02時頃
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…どうした? シェニカに随分、冷たいじゃないか。 お前とシェニカってそんなに仲悪かったっけ。
[明らかに寂しげなフィエゴの瞳を覗く。>>301
――そんなに辛いのか。
本当の『おとうさま』は、たったひとりなのに。 あなたが『私』と祈る、『おとうさま』しか居ないのに。
なにもかもが金持ちの道楽でまやかしであると。 信じて疑わない私が居るのです。
フィエゴが気づくには、一体何を要するべきか。]
(-246) 2016/05/31(Tue) 02時頃
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/* ドMだから、私はどんどん酷い方に持っていくぞ……
シェニ姉に甘えたいくらいしかやりたい事がない!!! ヤバい!!!
(-247) 2016/05/31(Tue) 02時頃
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[ただ一度、チラとひとつ眼を向けるは同じ匂いへ。>>*40 『彼女』が『彼』となる呪いを覗くように。
ふたつでひとつを維持する代償は、恐らく相応。 されど、ひとつをふたつとする代償は存在しない。
その事実こそ、黒曜石に絡まる呪いに因るもの。
穢れこそ厭ったものの、黒の色に鋭利は無く。 あるとすれば、最早笑まずに居られない魂へ、 ―――― 憐れむような、哀しむような、
ひとつをふたつに分けた秘密の答え。
同じ匂いは黒の匂いだけでなく。 同じ匂いはふたつの匂いだけではなく。*]
(*42) 2016/05/31(Tue) 02時頃
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/*いや。思いつくことが、だな。 考えながら、ねよーう。
何が出来るかな。 無理やり工房も行けるけど、このメンタルだと、すげぇ監禁フラグ過ぎて。
(-248) 2016/05/31(Tue) 02時頃
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[フィエゴの手を引き、立ち上がるのを促しましょうか。 あの黒い犬に、どんな未練があるというのでしょう。
あの黒い犬の先に居る、彼の『おとーさま』は――…。]
でもさぁ、 フィーってあれだろう。
養子になったんだよな? お前の親父さん、施設であんなこと起こってんの これだけ噂になってりゃ知ってそうなもんなのにな。
うちの『親』だって、なんか面倒事ありゃぁ。 心配して駆けつけて来るのに
[ぐさり。
なにも知らない『ライト』のふりをして。 フィエゴに、現実を直視せよと誘います。
いつでもあちこちを歩き回っているおじさまです。 街の顔であるケルビス家です。
小さな衝突ならともかくとしても。 凄惨な『事件』を知らないわけでは無いでしょうに。
――…たとえ、えぇ。 フィエゴ自身が、実家>>192を頼れないと耐えているとしても。
どうして、彼の頭を撫でに来ないのか。]
(-249) 2016/05/31(Tue) 02時頃
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[互いの家よりは落ち着く。 否、己の家でなければどこだってよかった。
唯、ホテル等の方がセキュリティ的な問題をクリアしてくれる。 そしてライトが一緒に居てくれるのなら、きっと安心して寝れる。 そう、思っていた。>>312
再び二人きりの広場。 ライトの告げる言葉に、また身体を跳ねさせる。]
……別に、そんな事ない。 ただ―――…シャニカが羨ましいって思ったんだ。
[シェニカに対して冷たくないか、と聞かれれば、 事情は言えないが羨ましい、と言うしかなかった。
己だって散歩をしてみたい。 だけどそれをケルビス家の養子という肩書が邪魔をする。 誰にも言えぬ気持ち――――否、一人だけ言える存在が居るが。
そのパーヴィスはきっと勤めに疲れて既に就寝してる時間だろう。]*
2016/05/31(Tue) 02時頃
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[ふらふらと歩いていれば。 足取りが覚束ないハクを見つける。>>299 どうしたのだろうかと、思うより。]
ハク!貴方僕のこと置いて行ったでしょう。 ついていったの気づいてたくせにー! 気づかなかったなんて言わせませんよ?
[探したんですよ?と拗ねたように言って。 抱きつくなんていつもはしないはずなのにしてしまって。]
シャオとカルはどうでした? 楽しかったですか?
……あれ、大丈夫ですか? お店まで送りましょうか?
[その時にやっと違和感に気づいたように首を傾げて。 問いかけてみたけれど。彼の返事はどうだったか。**]
(314) 2016/05/31(Tue) 02時頃
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/* ★回収型の回収タイミング。 日常を楽しみすぎて、罠の設置された場所まで行くのに時間掛かりすぎて。 これは私の鈍足さが原因なのだけど…申し訳ない。 確か、一年前、回収型の罠をぽんぽん投げすぎて相手をあっぷあっぷさせてしまった記憶があったので。 シェニ姉やカル兄みたいに鮮やかに出来たら良いのだけど。
(-250) 2016/05/31(Tue) 02時頃
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―斡旋所の前で―
[養護施設の少しの不幸。>>48 穴蔵から出て通りに出て蒸かした草は煙を何処かに運ぶ。]
……へぇ、施設で ねぇ。
[死人が出たと伝わる通りの端。 施設はやはり安全な場所だ。>>75 新たな保護を得られるのだから。義務感が守りの手を生むとしても。
告げ鳥はあまり見たくない面の男。その1人。
ホテル・コファネットで拙き盗みを行い、客を脅迫した。>>0:848 従業員への教育不足が取り沙汰されたが、教育係のせいばかりではない。>>1:554 名前も履歴も全てが偽り。元より、携えていたのは屑石。]
性懲りもなく出歩きやがって。 なんだその為りは。本なんざそんなに抱えて。
(315) 2016/05/31(Tue) 02時頃
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貸し本屋でも始めたか。それとも教師? 教会への寄付かね。 どちらにしろ、この街には足りてるよ。充分にな。
[厄呪を払うべく、白煙の幕を作り出す。 確かにこれは「雲」のようだと、朝に聞いた言葉を思い出した。>>138>>139]
あ”? また、腹に穴を開けられたいって?
[宝石の価値は己で決めるもの。他人が決めるもの。 頬を引き攣らせながらも、屑石男は食い下がる。
確かな未来が欲しいと――… 切実な鳴き声。]**
(316) 2016/05/31(Tue) 02時頃
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/* >>313 ぶわわ やさ やさしいかわいい。 このままキーツさんとこ行って、 あとはもうエスコートに任せる構え。
サーベラスとおとまりできたらいいなーくらいかな。 お散歩デートとか諸々で既にだいぶ満たされ感。
(-251) 2016/05/31(Tue) 02時頃
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[フィエゴ自身の、自嘲していた言葉を思い出すのです。>>1:339 そして、思い出せと、誘い込むように耳元で囁きました。 ]
お義父さんを悪く言うわけじゃないけど―― …――金持ちの感覚は、わかんねぇな。
[あなたに、お金も、身分も、その耳飾りも。
なにも、なにも、要らないの。 だって、フィエゴはフィエゴのままでいいのだもの。
でも――そうね。 どうしても、父さんみたいに、なりたいのなら。 私が今夜、願いを叶えてあげましょう。]
(-252) 2016/05/31(Tue) 02時頃
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[音を立てないオペラシューズに寄り添い、 しなやかな脚に誂えられた獣の爪が石畳を掻く。
彼女を支えては暗がりへの歩を留め、 遠路を選ぼうとすれば、脚を止めて無駄を制す。 常に指に耀かせていた至宝が、何処に在るか、 咥えた牙の持ち主は、誰より良く知っていたが為。
先の障りと消沈に、背中を掌に粛々と貸し付け、 曰く迷子か逃亡犬はそれを忘れさせるほどの 従順と真摯を彼女に示してみせた。>>304
――― まるで、彼女と共に歩むこの時が、 黄金で購えぬ幸福だと、財産を数えるように。*]
(317) 2016/05/31(Tue) 02時頃
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[そんな様子じゃ喰われそうだ。 自分みたいに、喰われてはほしくない。 だから、見た時いろいろと吹っ飛びそうになったけど。]
……気をつけなきゃダメ。
[僕はどう思われてもいいけど。 貴方にこれ以上噂が広まるのはなんとなく、嫌で。 それはそれでいいかもと思う自分もいて。 ぼんやりとした碧い瞳を彼に向けていた。**]
(-253) 2016/05/31(Tue) 02時頃
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ほら?行こう?
[そうして、ホテルの場所に向けて歩き出す。
……『私』にできない事などないの。 あなたの為になら、『私』にできない事など、何も無い。]**
(-254) 2016/05/31(Tue) 02時頃
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/* >>317 ぶわわ 今すぐ犬になるから けっこんしよ。 もしくはおじさまからあたしに乗り換えよ? (※ふたりはひとりです)
(-255) 2016/05/31(Tue) 02時頃
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[――フィエゴを促し、『ライト』は、歩き出します。
心に抱え込む闇は深くなるばかりなのに。 私の心は、とても浮き立ちます。
フィエゴに尽くせる歓びで ]**
(318) 2016/05/31(Tue) 02時頃
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[あなたのおとうさまなんて、神様しかいないのよ。 ―――…まだわからないの? 可哀想なフィエゴ。 ]**
(*43) 2016/05/31(Tue) 02時頃
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/* ……いや、違うんですよ。 ハクさん大好きなんですよ。 オルコットが思った以上に子供でヘタレになったんですよ。 明日は、がんばる、がんばる。[魔法があれなだけで。]
(-256) 2016/05/31(Tue) 02時頃
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……ああ。
[貴方が少しでも見てくれたらいいのに。 もう少し、もう少し。**]
(*44) 2016/05/31(Tue) 02時頃
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[互いの家よりは落ち着く。 否、己の家でなければどこだってよかった。
唯、ホテル等の方がセキュリティ的な問題をクリアしてくれる。 そしてライトが一緒に居てくれるのなら、きっと安心して寝れる。 そう、思っていた。>>312
再び二人きりの広場。 ライトの告げる言葉に、また身体を跳ねさせる。]
……別に、そんな事ない。 ただ―――…シェニカが羨ましいって思ったんだ。
[シェニカに対して冷たくないか、と聞かれれば、 事情は言えないが羨ましい、と言うしかなかった。
己だって散歩をしてみたい。 だけどそれをケルビス家の養子という肩書が邪魔をする。 誰にも言えぬ気持ち――――否、一人だけ言える存在が居るが。
そのパーヴィスはきっと勤めに疲れて既に就寝してる時間だろう。]
(319) 2016/05/31(Tue) 02時頃
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[ライトに手を引かれ、グ、と立ち上がって。 見えなくなってからようやく視線をライトへと戻した。 そのライトから出た更なる言葉は、己の此処をに深く突き刺さる。
『お前の親父さん、施設であんなこと起こってんの これだけ噂になってりゃ知ってそうなもんなのにな。』
ずっしりと突き刺さる刃を真正面から受け止める。 勿論知らない筈がない、でも―――来る筈はない。]
――…俺、の父さんってほら、忙しい…人だから。 気にしてるヒマ、ないんだ、よ… きっと。
[決して血が繋がっていないから、とか。 心配してないだけだ、とか。 考えたくはなかった、考えないようにしていた。]
(320) 2016/05/31(Tue) 02時半頃
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[だが、耳元に囁かれるライトの声に、 自嘲していた言葉を嫌でも思い出す。
違う、父さんは悪い人じゃない。 唯忙しいだけ。 ―――…お金があるだけの人ではない、そう思いたいのに。
己と父を繋ぐのは名と耳飾り。
嫌でも突き刺さる現実に、考えは悪い方へとどんどん進む。 ライトの思惑通りになっているとも知らずに。
そして、もうホテルへと行こう。 そう促されれば首をゆっくりと縦に振り、目的地へと歩き出す。
一人の夜ではない、安堵の夜を得る為に――。]**
(321) 2016/05/31(Tue) 02時半頃
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― 街 ―
[まじない掛けた相手に笑みが戻れば、 指先が会釈よりも易い調子で宙を叩いた。>>286
彼に掛けた魔法は、それこそ子供を慰める程度の代物。 刻が再び蓋を被せるまでしか続かぬ切欠《まじない》
箱の底を覗いた彼が何を思うのかは、 次回までの宿題として。
そうして、長躯はゆっくりと闇へ沈みゆく。 老いた指先で、己が口元を辿りながら。
堕ちない天井《そら》を見上げながら。**]
(322) 2016/05/31(Tue) 02時半頃
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/* うわああん動き悪くて本当にごめんなさい…へこむ…orz 投げてもらってるのに全部反応してるつもりでどっかできっと漏れてる……。
全部のロルが美味しすぎてPLは涎だらだらしてるんだけども、この僕の頭が…!!! 頭がわるいせいでえええええええ!!!!
もうパーヴィスすきー!!!!!**
(-257) 2016/05/31(Tue) 02時半頃
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[他意無く彼女が振りまく無性の愛情に、 最早、動揺を示すことは無いと思っていた。
仮令、その背に腕を回し、 慈しむように胸に抱けずとも。
覚えるのは何時もの焦燥で。 叶わぬと唱えるだけの諦観で。
それでも、戯れに掠めた唇の感触が、 ひとつをふたつとした身を等しく脅かした。>>204]
(-258) 2016/05/31(Tue) 02時半頃
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[犬が聞いた彼女の本音>>207を、人の鼓膜で蘇らせ。 稚くも淀まぬ善良に笑いかけて―――、失敗した。
結んだ唇は、自己矛盾の一文字。
傍にと希う本能と、諦観を勧める理性。 近づけば近づく程に、愛さずに居られず、 過ぎれば過ぎる程に、通じてはならぬと警鐘が鳴る。
岩蔵に吊るすよう頼んだ罠も、 うつくしい彼女を捕まえる為のもので、 同時に罠掛からぬ賢明に期待するもの。
どれだけ年をとっても、胸を焦がす想いに抗えず。 人の心こそ、払えぬ穢れに犯されると知っている。]
(-259) 2016/05/31(Tue) 02時半頃
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[石壁に明かりを灯したケルビスの血は、 高貴なる義務《のろい》を背負う血筋。
当代が受けた呪いは、ひとつをふたつとするもの。
ひとつきりなのは、この心だけ。 五感も、意識も、肉体も、ふたつ。
そして――――、]
(-260) 2016/05/31(Tue) 03時頃
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[衝動的に振り上げた拳が、石壁を打つ。
五指を握り込んだ左手に滲む赤色は、 己を咎める色なのか、唆す色なのか。
静寂に満ちた路地に響く打擲音。 漆黒に紛れる音を聞く者は居ない。
ただ、犬の左前脚に、微かな赤色が浮いただけ。**]
(-261) 2016/05/31(Tue) 03時頃
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―斡旋所内―
[木板に頬を押し付けられた男の悲鳴程、聞き苦しいものはない。 顎の骨が歪み、頬肉で鼻が潰れる。 みすぼらしく開いた口から洩れた息が紙片をひらひらと揺らし、吸い込まれ。インクを吸った紙の味は推して知るべし。]
…――いま、口ん中にあるのがお前さんの『確かな未来』だ。
[瑠璃石の予言の価値。男にとって、それは一等高いもの。 中毒にさせても、屑石から搾り取れる金は底が知れている。
無償で零すは稀のこと。義理の姉もその1人。>>1:348 男の好意は腹に宿した子へ。>>1:337]
(323) 2016/05/31(Tue) 03時頃
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『すべての時は一瞬。 遠く近くを照らして踊る。
鳴かず焦がれて、帰りを待つ瞳。 そは火垂るの瞳。』
[男の業を暴く瞳だとは、煙燻らせる水晶では読み解けない。>>1:432
屑石男を外に追い出し、男は強く強く目を瞑る。]
(324) 2016/05/31(Tue) 03時頃
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/* ソルくんの不幸っぷりが楽しそう。 そして、明日はまたログ読みからだー!
(-262) 2016/05/31(Tue) 03時頃
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[通信箱の5つが一斉に鳴り出した。 ぐわんうわんと穴蔵の内で跳ね返る。
所内の明かり石は、すべて自ら買い求めて埋めたもの。 ケルビスの眼だと恐れるには不要の。
受信の魔法は1台限り。 燻る声は調査人。>>81>>128
聞けば危ない橋を渡りかけているとか。 報酬額の上乗せ要求に応じず、男は励ましの言葉を躍らせる。]
(325) 2016/05/31(Tue) 03時頃
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[客の入り少なく。浅く腰かけた椅子、両足はカウンターテーブルの上に揃って投げ出され。 昨日別れた神官の、押し掛け時期が近いとパイプは遠く。>>1:421>>1:422
警戒心が強くとも、その安全策に奢る男は、教会の扉の向こうの訪れに気付けなかった。>>0:826>>0:827>>0:828 今も、また。>>86]
……あ?
[あまりにも緩やかな時間の流れに、男の意識が飛び掛けていた。夜の時間の訪問客に煙たげな眼差しを向け――…]
さっ あ、あぁっ!!!
[…――驚き、椅子から転げ落ちた。 劇場や往来でもないこの穴蔵に最も似つかわしくない人物が立っていたのだ。背を打った痛みが亡霊ではないと知らしめる。]
(326) 2016/05/31(Tue) 03時半頃
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/* おじさま まだ起きてらしたの……?! てまじ鳩から開くたび秘話見えてぴゃーなるぴゃー
そんでキーツもお疲れ様。 コア的にバファはリアル事情かしらん……。
もしくは諸々の都合によりかるらさんの身体がふたつからひとつに? 墓下やエピであそべるといいな。
(-263) 2016/05/31(Tue) 03時半頃
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ぃつつ… なんだぃ、人が悪い。 俺なんかの心臓を止めたって、何にもならんだろうって話さ。
用事? あぁ、便箋の要り用で?
[インク染みの抜けない指で、ずれた眼鏡の位置を直す。 薄藍に金粉が混じったもの。紙の繊維を模様としたもの。>>1:409>>1:410 便箋蒐集業の斡旋を自らに。 当主の目に敵わなかった便箋には、瑠璃石の予言が綴られ、然るべき手に渡っていく。司教の前では灰に落ちるとて。
芸術家の才は、常に認められるものじゃないと、甥にも兄にも劣る才に苦々しく悪態ばかり。]
(327) 2016/05/31(Tue) 04時頃
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[黒犬連れぬ隻眼の、詳しく話を聞けば昨夜の続き。>>87]
……使いのもんを寄越すって、
[話じゃなかったか。 木板に背を預けて条件を綴っていく。 万年筆をくるり回して、『仕事着支給』と最後の一文。]
随分譲歩したじゃないか。 動物をってのは、なかなか……
[半身ではないかと思う番犬の、世話まで任せるつもりかと茶の瞳が問うようだ。 インクを乾かそうと紙片を揺らし。]
約束の通り、目立つ場所に貼っておくよ。 それじゃ、おやすみ――…と、待った待った、帰るの待ってくれよ!
(328) 2016/05/31(Tue) 04時頃
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[引き留めて、当主に差し出す一通の手紙。 斬新ともいえる象が描かれた便箋に短く綴られた字。]
『幸せの贖い敵わずとも。 犬の傍、生涯折半の価値高く。
されどぼんやりとした悲しみは、伴えず。』
[黒青のインクは煙めいて、時折揺らいでいた。**]
(329) 2016/05/31(Tue) 04時半頃
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―斡旋所―
[当主の片割れは女連れだった。>>304 しげしげと、しげしげと。 幾ら観察しても、サーベラス以外の犬には見えず。]
シェニカ。 ……クビになったっつー連絡は、ヴィスマルトから来ちゃ居ないんだがね。
[沈んだ顔で紙片に視線を送る様。組んだ腕、顎を持ち上げ彼女を見下ろす。]
それに、どうした。犬を盗んだと言われかねんよ。
[ヴィスマルトへの連絡は絶対。二重契約は違約金の対象になる。 昨夜よりも簡素な眼帯に手を伸ばすことはないが、紙片の5枚が着いているとシェニカの手を取ろうとする。
やはり。円環は見間違えではなかったと。 疑念は確信に変わるか。]
(330) 2016/05/31(Tue) 05時頃
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[好条件の最新案件。>>87 シェニカに斡旋するには、まだ早い。**]
(331) 2016/05/31(Tue) 05時頃
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[流れる血は、緋色 彼の白磁の肌とのコントラストを強く浮だたせる>>276
血を後で如何、するのか 手の指、傷ついているのに本当に大丈夫だろうか
己が出しっぱなし乱れっぱなしにした布団の上に彼を寝かせ 苦し気に、僅かに漏れる吐息を聞けば どうしてこうなったのか、何があったのか 聞きたいのに聞けぬ自分が歯がゆい
彼が居ないと傷薬の場所1つ、覚えていないことが酷く情けなく ハクの配達の都合迄心砕く様子を見て 器の違いを見せつけられたきが、した
傷ついた手を取れば僅かに動いた血塗れの指 解け掛けた包帯の下の、鋭くも深そうに見える傷口は 未だ生々しさを晒している
自分で何とかすると告げる彼に首を振り、 手当をするのは己だと、そこは頑として譲らなかった]
(332) 2016/05/31(Tue) 05時頃
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そんな手で何言ってるんす。 こういうのくらい、俺に任せろっすよ。
[縋る様に、此方の手を握りしめる手を労わって 言葉よりも雄弁な君の掌慈しみ 震えつつも、触れる指先は久々で―― だからこそそのまま、手を繋いだままに 治療をしようと、考えるが。残念この鳥頭薬箱の場所が分からない そんな中、呆れ顔であったハクが、 シャオの指示で持ってきた硝子箱>>289
それを開ければ、誰のモノか、丸い爪が1つ
彼が作品を作った時に剥げてしまった事があるのだろうか 眠りに落ちるその姿に、苦笑しつつも己も手を離すことはない 今では辛口と扇子でぺしぺしが板についた友人 久々につながれた掌の温もりは幼い頃を思い出し 離したくないのはきっと、互いに
痛みでか、朦朧と意識がしているのかはわからない 寝息を立てる彼を見守りながら、ハク>>290の気遣いに感謝し]
ん。シャオのことありがとうっす。 正直ハクが居なかったらどうしていいか分かんなかったっす。 リアントにもよろしく伝えてくれっすよ。
[施設に居た頃たまに見かけた青年に宜しくと言づけて それから去りゆく背を、感謝とともに見送った 彼もまた、呪いにむしばまれているとは知らずに*]
(333) 2016/05/31(Tue) 05時頃
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[彼を見送れば、眠る友人が起きるまで 穏やかに見守る心算、である
――ころり、ころころ。割れた硝子玉>>267 あの変態男を思い出す深い、透明な蒼いもの それが寝室の床に落ちているのには、未だ、気づかない*]
(334) 2016/05/31(Tue) 05時頃
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/* 5時です、あぁぁ……。
更新前にシャオの工房に寄って、細工のを見る。 或いは教会の司教に予言を売りつける!
よし。これで行こう。
(-264) 2016/05/31(Tue) 05時頃
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― 夜・再び斡旋所へ ―
ごきげんよう。
[そう言って微笑むと。 テーブルの上に追加と言ってお金を積みあげて。
前回は良くやってくれたと言う労いと共に。 それ以上の調査を依頼していた。 何か困る事でも無いか、もしくは何か厄介事でも無いか。 それを依頼すると、彼女はもう一度、先ほどよりも薄く微笑んでから。]
――それともう一つ。 時間があれば、シェニカにも私の所に来るように伝えて。 こっちはその分ね。
[そう言って、やはり多めの斡旋料をテーブルに置く。]
(335) 2016/05/31(Tue) 06時半頃
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― 回想・《Phantom》の夜>>1:605 ―
[彼女が久しぶりに接客をしてくれた後。 良くやってくれたからと、奥の部屋に誘って紅茶とケーキを出して。
思い出したように、個室の2人の話をしたのだった。]
キーツは貴女も知ってるでしょう? 彼だって、この場で妙な事をしたりはしないわ。
[そんな事をすれば仕事の仲介を頼む事が激減する事は目に見えている。 だから、シェニカにあの部屋に行ってもらったけれど。 そこまでは語らず。]
もう片方は……もっと妙な事をしないような人ね。
(336) 2016/05/31(Tue) 06時半頃
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[何かしても揉み消せるような人物だけれど。
それが誰かの噂になればやはりよろしくはないから。 そんな真似をわざわざしないだろうと告げて。]
ま、それはともかくとしても。 ありがとうね。
今日は助かったわ。
[てっきり嫌がるかとも思っていたが。 彼女は頼まれた仕事はきちんとこなしてくれたから。 また何かあればお願いしたいと告げて。]
お店以外にも何か頼む事もあるかもしれないわ。 その時はお願いね?
[追加の謝礼を彼女の手に握らせて。 彼女へともう一度笑みを見せていた。]
(337) 2016/05/31(Tue) 06時半頃
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[眠る工房の主の側でカルナスも静かに待っているだろうか>>333>>334 それとも何か温かい食べ物を、片付けをとか 気遣いが裏目に出るような騒がしい音を立てていないだろうか。
タイミングが悪いと寂しげだった友人の顔が、 また曇る様な事がなければ良いと、思っていたはずだが。
煙草の煙を吸い込み、寒さに震えるうちに忘れてしまった。]
……?
[夜の帳を棚引くのは、主知らずの長い袖ではなく 視界を奪う霧の色の紫煙。 足音と共に蝶の羽音がしても、纏わり付かれた当人の 耳には届かず、代わりに届くのは自分を責める声>>314
何の事だろうと考えるより先に、抱き付かれた温もりが 酷く心地好くて。
もっと分けて欲しいとでも言う様に、煙管を指に挟んだまま 温もりに絡む様に腕を伸ばす。]
(338) 2016/05/31(Tue) 07時頃
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寒い……。
[実際に密着した身体は湖に沈んでいた様に冷えていて、 近寄る肌にぴったりと張り付くように吸い付く様で。
はぁと吐き出した息は煙草の甘い香りと共に 抱き付いた男の肌を擽る。]
……っ、え、あ。 オルコットさん?
す、すみません、ぼーっとしてて。
[シルエットだけなら夜に隠れた商売が成立した様にも見える。 だが蝶の目隠しは不意に途切れ、我に返れば 驚愕と戸惑いと、羞恥に順番に襲われて慌てて距離を取った。]
すみません、すみません。 何か寒くてぼーっとしてて。
[自分でも何をしたのか覚えていないが、抱き付いたのは確か。 あわあわしつつ、何度も頭を下げながら。]
あ、施設の事とかシャオの事とかで頭いっぱいで。 すみませんでした。
[漸く追い付いた頭に、はぐれた時の事とか、 シャオやカルナスの事を尋ねられた事を思い出す。 置いて行ったと言う自覚は無いが、 今の自分の行動も合わせて混乱した頭ではごっちゃになって 平謝り。]
え、と……多分大丈夫、です。
でも途中まで、でもありがたい、かな。
[心配までされて、申し訳なさがひしひし。 だがこれまで断る事も出来ず、何より触れた温もりが 妙に心地好くてもう少し側にいたい気がしたから。
店までの道程の同行を拒む事はしなかった**]
(339) 2016/05/31(Tue) 07時半頃
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[ 現実的かつ呆れた書店の主の声>>282 常のことよとばかり。工房の主は変わらずに なにを描いたところで彼は気づかぬ、気づけぬ眼
大事な手という言葉に軽く己を振り。 そうして、問うた配達は、大丈夫という声に ]
‥そうか。
[ すまぬとばかり繰り返す。 口を尖らせた親しさには気づかぬふり 知らん顔で。薬探しいく背を細い眼で眺め>>289
何があったかすら聞けぬ友を見た。 心配やらなにやらを含む顔>>332それを見やり ]
(340) 2016/05/31(Tue) 07時半頃
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[ほの暗い歓喜が身を染める。 淀んだ蛍石は、静かに暗く、友の心配を喜んだ。 器の違いなんて気にしなくていいのに。 だって俺たちは友達だ。
なあ、カルナ‥‥これは罰なんだ。 俺以外、他を大事にしようとする君の。
『何か余計な事を考えてない ?』
物言わぬ細い眼は、幼き日のように問いかける ]
(-265) 2016/05/31(Tue) 07時半頃
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[ 自分で何とかできる。 それは本当のこと、少しばかり疲れただけだから。 故に、問題はないのだ。それなのに。 友は案じてくれること、それが申し訳ないとばかり。
先ほど触れたぬくもりより確かな手。 手袋が聊かきになれど、それでもしかとつなぐ。 垂れる血がにじんでも構わぬとばかりのぬくもりを。 ]
‥主に、まかせると…、爆発する。
[ 傷口の手当てで爆発はないだろう。 だが、何かやらかすとばかり。持ち込まれた硝子箱。 と心配そうな>>290書店の主、その顔を遠くに見て ]
ああ、それよ。それが。
[ 傷薬が入っている。>>289 それを手にした書店の主の悪寒と不安。 それらに気づくことはない、常ならば、 言葉足らず、意味深に忠告してみたかもしれぬ冴え
なりを潜めるも>>299硝子蝶の色が変わったと ]
(341) 2016/05/31(Tue) 07時半頃
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[―-誰ぞ、手を加えたかえ。]
[ 気づかぬことはなき、詠み人知らず 急速に回り始める歯車のごとく、まじないは強く ]
(*45) 2016/05/31(Tue) 07時半頃
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[ 繋いだ手のぬくもり。 流れた血の多さ、深さが、疲労が眠りへ誘う 友の手が、傷の手当てをするを見る眼は
とろり眠気の中に落ちていく かつてを思うように、かつてを夢見るように 固く繋がった手だけが互い、それだけだと
眠りに落ち行くさなか、>>290 書店の主が去ることには気づかず 静かな寝息を立て、見送る友の傍で深く ]
(342) 2016/05/31(Tue) 07時半頃
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|
[ 友を蝕むまじないが、蒼の硝子玉が。 牙向くときを、虎視眈々と狙い。
ころりころり、気づかぬうち。 床より密かに友の足へ触れ、>>334
腹部へ孕んだまじないと共。
人の腕を模して、背後より腕で抱き着いた。]
『無事でよかったな』
[ 先ほどよりも朦朧と。 だが、確かな声音が友の耳をかすめる。 振り返ったところで何もいない、
壊れていない、硝子細工らが無造作に置かれるばかり その中で唯一壊れた、蒼の硝子玉より、宝石が光り
魔法の発動を友へ教えてくれるか。 蒼い髪が、しゃらり友の肩へかかる。
実体を持ったまじない。 その腕が友の腹部を後ろより抱きて撫でる。 友へ触れる工房の主とは明らか違う、撫で方で。]
(-266) 2016/05/31(Tue) 08時頃
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[実態なき、されど 腕を、髪を仄か揺らめく炎よりも淡く見せる 蒼から、明るく。友の記憶の中にある、酒場の主を。 友の母によく似た髪を落とし>>47
まだ揺らめいて。最後、彼へ触れた形は。黒。 先ほど去ったばかり、黒髪の主を模して ]
『だが、それの中身は本当に傷薬だったのか?』
[かたくなに、友を握りしめ眠る工房の主を見て。 『俺を信用してよかったのか』とばかり。 書店の主の顔、ハクの顔で、犯人めいた事を口にし
背後より触れた手は、腹部を柔くなぞる ]
(-267) 2016/05/31(Tue) 08時頃
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[ 工房の主は、目覚めない。 隣りで何が行われようとも、工房内で何があろうとも まだ、疲労深き体は、疲れのさなか、
まいたばかりの包帯が、赤で黒ずんでいくとも しかと繋いだ手があるかぎり、大丈夫と言わんばかり ]**
(343) 2016/05/31(Tue) 08時頃
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|
[ 無償なる、は]**
(*46) 2016/05/31(Tue) 08時頃
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/*ぱーちゃんのひわ、めっちゃきになる。 ヴぇーちゃんの、施設への申し入れめもめも これだけはわすれないよう。ファイヤーのため
(-268) 2016/05/31(Tue) 08時頃
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[>>319明かせぬ起因は一つしか無いと、知っている。 『ライト』は、態とらしくぱちぱち、瞬きする。
作為的な仕種が、職場を脅かされ私生活を脅かされ。 神経をすり減らしているフィエゴに何れ程伝わるか知れないが。]
羨ましい? ――…立派な犬を散歩してるのが? それとも。 シェニカが、おっさんに犬を任される女の子だから?
[少なくとも――『私』が此処に居る事実だけは。 フィエゴの悟れる範疇には無いのだろう。 『私』は『私』のことを多くは語らない。 黒真珠の呪いも、存在すらも。]
義息が怪我してるかもしれないってのに? 職員が包丁振り回して死人が出たなんて聞いたら お前の安否が気になりそうなもんだけど。
[その耳飾りに、わざわざ安否を確認せずとも済む所以があるとは。 ――『私』は、知らないけれど。
]
(-270) 2016/05/31(Tue) 09時頃
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|
―別れ際―
いーよ、別に。 その格好、お忍び中の気紛れっぽいし。 それを不義理と詰ったって仕方ないし。
……あー。 でも、その代わりっちゃなんですけど、その分、ここの子供たちのこと、頼みます。 [ヴィスマルトの声は、どこまでも突き放すよう>>285 それどころじゃないということくらいはわかっているし、自分だって、気まぐれの気晴らしに付き合ったのは、昨夜騒がせた罪滅ぼしのようなものだ。 それに、思いの外、自分にとっても気晴らしになった。
口に出したりはしないけど、打ち切られておもしろくないと言えば嘘になる程度には、楽しんでいた。
別の仕事の方を、くれぐれも頼むと。 金剛石の瞳に懇願の色を乗せて、男は人波に消えていく**]
(344) 2016/05/31(Tue) 10時頃
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うぁ!?ハク、どうした――。
[伸ばされた腕に思わず大声をあげて。>>338 違和感に声を小さくしていく。]
ねぇ、冷たいですよ? 水にでも落ちたんですか? でもそれにしては……っ―。
[冷え切った彼の身体。 肌をくすぐる甘い彼に息にぞくりとして。>>339 自分の体温を分け与えるように少しだけ腕の力を強め。]
(345) 2016/05/31(Tue) 10時頃
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[どうしようか。 貴方に抱き着かれただけで幸福で。
氷が溶けて水になるように。 色欲に溺れてしまいそうにとろんとしてしまいそうになって。
それでも、こんなに冷たくなった彼が心配なことも、本当で。]
(-272) 2016/05/31(Tue) 10時頃
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|
あ、よかった。 正気に戻りましたね。
[距離を取られれば少し寂しいがそのままに。 頭を下げるのを見れば困ったように、気にしないでくださいと言って。]
いろいろあったから混乱したんでしょう。 僕だって混乱しましたし、ね?
[安心させようと笑って。 そっと自分の上着を羽織らせ。 軽く抱きしめて、すぐに離す。]
(346) 2016/05/31(Tue) 10時頃
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|
大丈夫です。僕が守りますから。
[それは愛か狂気か。 ただ、碧い瞳はどこまでも優しく。 どこか、冷たく。]
(-274) 2016/05/31(Tue) 10時頃
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|
[ >>319明かせぬ起因は一つしか無いと、知っている。 『ライト』は、態とらしくぱちぱち、瞬きする。
作為的な仕種が、職場を脅かされ私生活を脅かされ。 神経をすり減らしているフィエゴに何れ程伝わるか知れないが。]
羨ましい? ――…立派な犬を散歩してるのが? それとも。 シェニカが、おっさんに犬を任される女の子だから?
[少なくとも――『私』が此処に居る事実だけは。 フィエゴの悟れる範疇には無いのだろう。 『私』は『私』のことを多くは語らない。 黒真珠の呪いも、存在すらも。]
義息が怪我してるかもしれないってのに? 職員が包丁振り回して死人が出たなんて聞いたら お前の安否が気になりそうなもんだけど。
[その耳飾り>>321に、わざわざ安否を確認せずとも 無事を知れる所以があるとは。 ――『私』は、知らないけれど。
明らかに心を揺らし。 忙しい事を盾にする幼馴染みの頼り無いこと。>>320]
[――…他人に庇護を求めるような未練すら。 壊してしまわねばと願います。
あなたの頼る相手は『私』だけでいい。 あなたの甘える相手は『私』だけでいい。
頼もしかった職員も気を違える。 小言あれど母親のように可愛がる女職員が害される シンナー臭い自宅に蒔かれた災厄は。 まるで、施設の事件と関与性を秘めるかのように 包丁が、ベッドに突き刺さって。 彼の顔半分を潰す――反抗予告じみた写真の悪戯。
目の前の『兄弟』すらも壊れていると知れば。 頼もしき手が遠く感じてしまえば。
あなたは、何処へ逃げ込めるというのか。]
[壊す代わりに、穢れを祓ってあげるからね。
壊す代わりに、穢れから遠ざけてあげる。
青年の心を磨耗させ続けているのが 他ならぬ私だとは、知りません。]
― ホテル・コファネットへ ―
[古きに喪われたとされる『雨』を再現した庭。>>254>>255 フィエゴと共に肩を濡らしながら、 いつ来ても絵物語のようだと『ライト』は感嘆の息を吐きます。 ですが貧乏神官の『私』は、初めて訪れます。 幻想的に湿る草露に、胸をときめかせました。
きらびやかなロビーは、緊張を誘います。>>1:472 行き倒れて半野宿をした経験こそあれど。 こんな立派な場所へ、停泊の機会はありませんでした。 ホテルのエントランスで記名を行うのは フィエゴに任せる事にして、財布を出します。
支配人であり、名士のダスク家の看板が。 慈善の手を打ったと知れるのは。>>211>>214 『雨の庭』で子供の騒ぐ声を、聞いた時。]
レストランすごいらしいけど。 夕飯食える?
[口を抑えているのを目の前で見ていただけに。]
朝まで付き合う気でいるけどさ。 フィーは、ちょっと寝た方がいいかもな。
顔に疲れが出てる。
[側に居るよ、と数寸高い身長差で見下ろし。
笑った]**
(-273) 2016/05/31(Tue) 10時頃
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風邪とかひいちゃいけませんよ?心配する人がいるんですから。 あ、いないって言わせませんよ? ……ここに一人はいるんですから。
[いつもの自分よりはほんの少し変だったかもしれない。 それでも笑って。]
さ、早く行きましょうか。 暗くなって危ないですし。
人が人を送る時っていうのはその場所まで送るものなんですよ?
[彼を促して彼に同行する。 さっきまでのことで、変な噂が流れるかもしれないと思いながら。 彼を放っておくことはできず。 彼と話しながら、出来るなら彼の店までついていくつもり。**]
(347) 2016/05/31(Tue) 10時頃
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……困るなぁ…僕の獲物なのに。
[氷のように、蛇のように。 静かに冷たくぽつりと呟く。
ああ、ゆっくり、ゆっくり、飲み込むように――。**]
(*47) 2016/05/31(Tue) 10時頃
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[ >>319明かせぬ起因は一つしか無いと、知っている。 『ライト』は、態とらしくぱちぱち、瞬きする。
作為的な仕種が、職場を脅かされ私生活を脅かされ。 神経をすり減らしているフィエゴに何れ程伝わるか知れないが。]
羨ましい? ――…立派な犬を散歩してるのが? それとも。 シェニカが、おっさんに犬を任される女の子だから?
[少なくとも――『私』が此処に居る事実だけは。 フィエゴの悟れる範疇には無いのだろう。 『私』は『私』のことを多くは語らない。 黒真珠の呪いも、存在すらも。]
義息が怪我してるかもしれないってのに?
(-275) 2016/05/31(Tue) 10時頃
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職員が包丁振り回して死人が出たなんて聞いたら お前の安否が気になりそうなもんだけど。
[その耳飾り >>321に、わざわざ安否を確認せずとも 無事を知れる所以があるとは。 ――『私』は、知らないけれど。
明らかに心を揺らし。 忙しい事を盾にする幼馴染みの頼り無いこと。 >>320]
(-276) 2016/05/31(Tue) 10時半頃
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[――…他人に庇護を求めるような未練すら。 壊してしまわねばと願います。
あなたの頼る相手は『私』だけでいい。 あなたの甘える相手は『私』だけでいい。
頼もしかった職員も気を違える。 小言あれど母親のように可愛がる女職員が害される シンナー臭い自宅に蒔かれた災厄は。 まるで、施設の事件と関与性を秘めるかのように 包丁が、ベッドに突き刺さって。 彼の顔半分を潰す――反抗予告じみた写真の悪戯。
目の前の『兄弟』すらも壊れていると知れば。 頼もしき手が遠く感じてしまえば。
あなたは、何処へ逃げるんだろう。
ねぇ、教えてよ、うそつきさん。]
(-277) 2016/05/31(Tue) 10時半頃
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[壊す代わりに、穢れを祓ってあげるからね。
壊す代わりに、穢れから遠ざけてあげる。
フィエゴの心を磨耗させ続けているのが 他ならぬ私の所業だとは、知らない。]
(-278) 2016/05/31(Tue) 10時半頃
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― ホテル・コファネットへ ―
[古きに喪われたとされる『雨』を再現した庭。>>254>>255 フィエゴと共に肩を濡らしながら、 いつ来ても絵物語のようだと『ライト』は感嘆の息を吐きます。 ですが貧乏神官の『私』は、初めて訪れます。 幻想的に湿る草露に、胸をときめかせました。
きらびやかなロビーは、緊張を誘います。>>1:472 行き倒れて半野宿をした経験こそあれど。 こんな立派な場所へ、停泊の機会はありませんでした。 ホテルのエントランスで記名を行うのは フィエゴに任せる事にして、財布を出します。
支配人であり、名士のダスク家の看板が。 慈善の手を打ったと知れるのは。>>211>>214 『雨の庭』で子供の騒ぐ声を、聞いた時。]
レストランすごいらしいけど。 夕飯食える?
[口を抑えているのを目の前で見ていただけに。]
(348) 2016/05/31(Tue) 11時頃
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朝まで付き合う気でいるけどさ。 眠いなら無理しないで寝ろよ
[寝ちゃっても一緒に居るよ、と告げたのは小声。
数寸高い身長差で見下ろし。 にこやかに、口許を綻ばす]**
(-279) 2016/05/31(Tue) 11時頃
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[そう、羨ましくて仕方がない。 ライトは不思議がってはいるが、この気持ちはきっと分からない。
血の繋がりがなくとも家族だと言うのに、 息子が出来ない事を赤の他人が簡単にしている。]
――…あ、いや…。 ほ、ほら、犬も懐いてたみたい、だし?
[『ライト』は己の父がケルビス氏だとは勿論知らない。 知っている親しき仲はパーヴィスだけだ。 不思議そうに問うライトに、ただ苦笑を浮かべるしかなかった。
彼に悪気はない。 だが、己の奥にある傷を抉り出してくるのだ。
怪我をしてるかもしれないのに父が来ない。 安否が気になる筈なのに連絡もない。
己は、ただ左耳の耳飾りに震える手を添えた。 動揺を隠す様に、否、隠せているとは到底思えないが。]
(349) 2016/05/31(Tue) 11時頃
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|
[血の繋がりなんてなくたって家族。 そう自分自身に言い聞かせて過ごしてきた。
週一ものペースで実家へと顔を出すのも、 父との繋がりを再確認する為だ。 ただ、引き取ってくれた時に小柄な身体を抱きしめてくれたから。
その包容に、嘘はないと信じてきたから。
――だが、実際父からの連絡は一切ない。 有名なケルビス邸、この事件が父の耳に入らないわけがない。
所詮己の居場所は施設だとでもいうのだろうか。 でも、慕っていた仲間は殺された。 己の信頼していた先輩職員の手によって。
何を信じて、何を疑えばいいのか。 己の部屋の有様は施設の事件と何か関係あるのだろうか。
考えれば考える程深い闇に真実が埋もれていく。]
(350) 2016/05/31(Tue) 11時頃
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[信頼を置いているパーヴィスにすらいえない秘密を抱え。
ただ目の前に居る施設の兄弟に縋る。
彼の中の思惑も知らずに。
その持っている荷物の中身も、ポケットの中身も知らずに。]
(351) 2016/05/31(Tue) 11時頃
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― ホテル・コファネット ―
[此処へ来るのは久しぶりだった。 何度か支配人と打ち合わせにくるも、 己の手持ちでは立派なホテル過ぎた。
故に、実際に泊まるのは初めてになる。 『雨』を再現した庭はいつもと変わらず、 まるで絵本の中みたいに。
横に居るライトもきっと同じことを思っていたに違いない。 絵物語のようだと感嘆の息を吐いていたから。>>348
ゆっくりとロビーへと向かえば、 少しばかり緊張が見えるライトに、ゆっくりと口を開く。]
ごめん、な…お金後で…返す、から。
[俺カッコ悪ぃ、なんて苦笑をして強がって見せながら、 記名は己の名を―――…ライトにバレぬように書き綴った。
『フィエゴ・ケルビス』 と。]
(352) 2016/05/31(Tue) 11時半頃
|
|
[身体が色々参ってるのだろうか、雨の庭で子供の騒ぐ声すら、 耳には入ってこなかった。>>211>>214
レストラン、と言われるも、 食べ物を考えるだけで胃がねじ切れそうだった。]
……ぃや、今はいい、 や。
[悪い、と小さく言葉を紡いで。 耳許に囁かれた言葉。 朝まで付き合うというライトの言葉に再度安堵の息を吐いて。]
ン、もしかしたら寝ちまう、かも。
[今は夢の中でさえ怖いかもしれない。 目を瞑れば、 電柱に描かれた悪魔のような人相に睨まれている気がして。
己よりほんの少しだけ高い身長を軽く見上げながら、 それでも笑みを浮かべようと、はにかんだ。]**
(353) 2016/05/31(Tue) 11時半頃
|
|
― 回想 広場で ―
[フィエゴの憂鬱も羨望も、心当たりのないもの。>>300 思い返せば彼がサーベラスとだけ 連れだって歩くところをみたことはないが、
飼い主とあれだけ親しげに話しているのを 何度となく見かけて、まるで親子のようだと 微笑ましく思うこともあったくらいだから。
――私とは相いれない彼が、 惜しみない慈愛を向ける彼を、 同じ施設で育ち今も尚、こどもたちのために 懸命に働く彼の苦痛を取り払ってやりたいと思うは、当然のこと。
愛しいあなたを、穢したくないから。]
(354) 2016/05/31(Tue) 12時頃
|
|
[不躾に触れようと伸ばした白指は、 ずっと緩く、服の裾を咥えていた番犬の>>297 更なる引力に引かれ一時停止。 けれど決して、私を害すほどの強制がない優しさは 私に誤解を招かせた。]
(大丈夫、すぐ、良くなるからね?)
[どこか切羽詰まったような隻眼に、>>303 あなたもフィエゴが心配なのねと視線だけ介して 同じくフィエゴから遮るに伸びたライトの ――今まさに、悪魔のすぐ横で獲物に触れた結果、 マイナスとプラスが掛け合わされ、傾く天秤はマイナスへ。 患者と術者、双方に黒の呪いが分配されるか。
私の身体に、彼の穢れが舞い込むのは想定内。 彼の身体に、巣食う穢れが増大するのは想定外。]
(355) 2016/05/31(Tue) 12時頃
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サー、ベラス……?
[不幸中の幸いは、忠実な騎士にも似た番犬に押され、>>313 よろめいたことで浄化は一瞬で中止したこと。 それでも、十分な痛手をこの身に刻まれ>>296
広場から離れる二人に私もまた、先へと向かう。 右隣に、傾ぐ身体を支えるように寄り添う四足動物を従えて。]
[指輪を無くした路地は、夜ともなればいっそう暗く そこまでの道のりも細かく、住人でもなければ間違えそうなほど。
日々、擦り切れることのない革靴とともに石畳みを歩く犬は どうやら地理にも明るいらしい。
ずっと鈍くなった歩みに合わせ、完璧なエスコートで 目的地に着いたあとも、彼と同じ姿勢を取ることを許さず ハーフパンツの裾から除く膝を痛めることもなかった。]
(356) 2016/05/31(Tue) 12時頃
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|
[そんな、頼もしい助力を得ても収穫はなく。 再び広場に戻り、膝を曲げ彼に凭れ掛かるようにして 深くため息をつく。]
まいったわ……どうしよう。
[軽く途方に暮れながら、すりすりとしなやかな筋肉に 頬を寄せ、夜風で冷えた身体に体温を分けてもらう。 ひとりだったらきっとまた、めそめそしていたことだろう。
そういえば、常に隣に在る犬が消えたというのに、 まだ飼い主は姿を見せない。]
……ねえ、サーベラス。 おじさまに、何かあったんじゃ、ないよね?
[ほんの少しだけ角度を下げた三角形を指先で弄び、尋ねる。 きっと帰巣本能で、家に帰るのはたやすいだろうと思っていて、 だから、おじさまが困っているかもなんて危惧はすれども 主人の元に帰りなよ、と先に言うことができない。
私もまた、"彼"と共に歩く時をかけがえのないものと感じ>>317 状況は決して明るくはないのにどこか幸せな心地でいたから。
ひとしきり休憩を終えれば、彼の真摯な従順さに甘えて、 キーツの元へも同伴を願った。]**
(357) 2016/05/31(Tue) 12時半頃
|
|
/* 箱使えるチャンスがあったからぺぺって出したけれどもいつもと違う端末だから整形すごいことになってそ。 あと誤字脱字がこわい。
サーベラスの怪我までおっつかなかった…
(-280) 2016/05/31(Tue) 13時頃
|
|
/* >>0:988
(-281) 2016/05/31(Tue) 13時半頃
|
|
[フィエゴの不安や落胆は手に取るように解る。>>349>>350 何度も何度も彼の悩みや相談を聞いてきた。 『私』が未だ明かされていない悩みであろうとも シェニカへの嫉妬、手を差し伸べてくれない義父への疑念は フィエゴの表情に如実に浮き上がり チョーカーに嵌め込まれた石の輝きを褪せさせる。
―――ほら、ほら。
あなたを穢す、偽りの絆なんて信じてはダメ。 あなたの帰る場所は、あなたを守ってあげられる場所は、
私の隣にしか、ないの。]
(-282) 2016/05/31(Tue) 14時頃
|
|
――…気にすんなって。 困った時はお互い様だよ。
[謝罪し、記名するフィエゴの姓は知っている。>>352 わざわざ覗き込むまでも無い―――。]
じゃあ、行こうか。
[ルームキーを預かり、借用した部屋を共に目指そうか。
食事を拒むフィエゴの横顔を見詰める。>>353 衰弱してしまうのは、良くない事。 なら、精の出そうなものを食べさせてあげればいい。
鞄の中の荷物の重みを、感じながら。 見上げる彼と視線を絡め、笑気を宿す。]
その方が良いのかもな。 神経が参っちまってるんだろうよ。
――…俺が見張っててやるから、 しっかり休めばいいさ。
(-283) 2016/05/31(Tue) 14時頃
|
|
[善良な『兄弟』の仮面を被り。 彼と共に部屋へと入れば上等なツインルーム。
光石の優しい明かりが点る上品な部屋は 塗料まみれの狂った彼の自宅に比べてしまえば ずっとずっと、小綺麗で清潔感に満ち溢れてる事だろう。
ベッドの一つへ腰掛けて、窓を見下ろす。 沢山の宝石が沈んでいる湖の墓場。>>0:988
まるで、波の立たない静かな海のようでもあった。]
(-284) 2016/05/31(Tue) 14時頃
|
|
[フィエゴが語らいたいなら『ライト』は付き合うし。
フィエゴが眠るなら、―――…
現実で起こる悪夢は、まだ。
終わらない]**
(-285) 2016/05/31(Tue) 14時頃
|
|
―下町の裏側― [慈善施すだけが、「持たざる者たち」への関わりでなく。
永の時を経る間に築かれた、表には出ぬ縁とやらも 五指に余る程度には。
通信一つで仕事を与える相手にも、 蒼にも言葉はないまま
とん、と指先が幾度か通信機を叩く。
ワルツのリズムにも似た手遊び終えて――]
(*48) 2016/05/31(Tue) 14時頃
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/* 僕は凄く楽しい。 それ以上にパーヴィスが楽しんでくれてるかなってプルプルしてりゅヽ(´o`;
(-286) 2016/05/31(Tue) 14時頃
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―支配人不在のホテル・コファネットにて― [珍しい客の姿がホテルを訪れた頃。>>348>>352 支配人は未だ戻らず。
珍しくフロントの慌てた声に、 自然と客も、従業員も、視線を向ける。
フロント係の手の中には 怪盗からの予告状。]
(358) 2016/05/31(Tue) 14時頃
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[昨夜ホテルを賑わせたばかりの怪盗が狙うは ホテル・コファネットの至宝――。
タイミングも、 狙われた至宝の噂も、 資産家であるダスク家も、どの要素も怪盗の予告を否定はしない。
むしろ、皆が成程とばかり首を縦に振った。**]
(359) 2016/05/31(Tue) 14時頃
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[本物よりも本物らしい「ニセモノ作り」。
下町の裏側の需要は様々**]
(*49) 2016/05/31(Tue) 14時頃
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/* パーヴィスの喉も減りがすげぇwww いや秘話の量凄いからわかるけどもwww
(-287) 2016/05/31(Tue) 14時頃
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……ん?あ、あー。
[少し、違和感。 少し考えて一人で納得したように頷いて。]
シャオと仲良くなったんですか? よかったですね。
[別れる前にはさん付けだった呼び方。>>106 呼び捨てになっていたことがきっと違和感だったんだろうと。>>339 シャオと仲良くなれたのならよかったと笑って。 また、道を歩いただろう。**]
(360) 2016/05/31(Tue) 15時頃
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[自分にはさん付け。 それはそれでいいけれど。
ああ、妬ましくて、うらやましくて。 でも、急に変えられても困るかもしれないし。
口を塞いでしまえばそれは解決するのだろうか。 ああ、ダメだ。 貴方の声も、髪も、目も、全部。 感じれないのはとても、さみしいから。
汚い感情で僕の心が濁るだけでいい。 今、は、それできっと、大丈夫。 もう少し、様子を見ようかと。**]
(-288) 2016/05/31(Tue) 15時頃
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[此方を見やる友の瞳に浮かび上がるもの 莫迦な自分はは察することはできない>>340 鳥頭は、友人が抱く深い友情を知らず 唯、ただぼろぼろに見える友人に心配を傾けていた
あの蒼の男に何かされたのではないか。己みたいに その不安がよぎり、またそれを聞けば何故己が 其処まで知っているのかと問われることになるのは確実で 故に黙っていた。心配だけれど更に、心配を掛けぬようにと 幼い日の様に瞳は問いかける
『何か、考えていないか』と
そりゃあ考えている。此の街を出れば暫くは――年単位で帰らぬ事 蒼の影から逃げる様に出て行くこと 唯、明日にでもと思っていた事は シャオの怪我で延期せざるを得ない事は確実であった
此方に申し訳なさそうにする様子からも 放っておくことなどできようはずもなく 今迄沢山迷惑を掛けてきて、甘えてきて 今こそ僅かでも、与えられたものを返せたらと]
(361) 2016/05/31(Tue) 15時頃
|
|
[手袋と、彼の手が触れあう>>341 血が滲んでも構うものか。幼い頃の様に離しはしない]
爆発しないから!炎は出さないから!!
[と言いつつも、多少不器用な手つきで治療は行われてゆく 嘗ての様に確りと繋がれた手のまま ハクの背を感謝と共に見送った、その時
足元に何時の間にか転がった硝子玉は、爪先に触れ そして]
…………!?
[己にしか見えぬ、幻 男の腕が背後から抱き付く]
(362) 2016/05/31(Tue) 15時頃
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ひ、っ
[悲鳴が漏れそうになるのを、抑えたのは寝息を立てる友の為 おこしたくない、気づかれたくない ――そして、御前は誰なんだ 先程よりも朦朧としているが、くぐもった様な音が 蒼のあいつだと、物語っている
恐る恐る振り返っても、背後には誰もおらず 何もなく――否、鈍く蒼に輝く硝子玉が 魔法である事を示していた。なのに どうしてこうもリアルに感じるんだ
頬を肩を撫でる蒼の髪 腹部を撫でる手は、先程友人が当たった時の 無意識のものとは、違う撫で方。嗚呼違う―――怖い]
(363) 2016/05/31(Tue) 15時頃
|
|
や、めっ…… なんで、こんなっ
[友を起こさぬよう、抵抗は聊か弱いものになる 髪の色は変わる。己の幻炎の様に七色に 記憶の中の酒場の主の様な、母の様な橙、そして光沢を帯びた黒 声は語る。面白そうに
『其れは本当に傷薬なのか?』
そう、揶揄する様に その男の顔が友人の1人の顔に変化するのを見て 本気で混乱した。だってハクとは背丈も違うのに この幻は、何なのだ?―――俺の幻覚か妄想なのか?
犯人めいた事を口にするその男は尚も、腹部をなぞる 柔らかく、慈しむような其れに吐き気を覚えながらも
繋がれた友の手だけは、外せない**]
(364) 2016/05/31(Tue) 15時頃
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|
[人肌は心地好く離れがたい。 だが我に返れば恥ずかしさは倍の距離を生み出した。]
ご迷惑をお掛けしました。
何か色々あって……混乱してたかも……って迷惑掛けた俺が言う台詞じゃないですよね。
[悪寒は引いたが血の気も引いた。 僅かの救いは多少は知った人物だった事か。 尤も恥ずかしさは別口で他人であった時の比では無いが、目覚めたら知らぬ男と褥を共にしていた可能性だってある。 密着しすぎた自分の身体を恥じつつ、優しく声を掛けてくれたオルコットに素直に感謝する。]
(365) 2016/05/31(Tue) 15時頃
|
|
[久しぶりに会った筈の施設の兄弟。 なぜだか久しぶりには感じない距離。 その違和感に今は気付けるほどの心の余裕はないだろう。
己の意思の代わりに、 チョーカーに嵌め込まれた石が不安を輝かせる。]
いやだって久々に会った奴に夜付き合えとか、 金貸せとか…俺どんだけだよって。
[此方の記名の紙に視線を向けさせないように、 書けばすぐに隠すようにフロントスタッフへと渡して。
行こうか、と言われれば首だけを縦に振り、 歩きながらライトに見つめられているのを気づかぬ程疲弊していた。 おそらく食べても吐き出してしまうだろう。]
(366) 2016/05/31(Tue) 15時半頃
|
|
一日で色々あったんだ…。 本当に色々…… 、
いや有難いけど、お前も確り休めよ。 此処はホテルだし、何もおきるわけねぇし。
[見張りは自分がするから休めというライトに、 何も起る筈がない、と苦笑しながら肩を軽く叩いて。
まさか怪盗からの予告状が来ていたなんて、 勿論知る筈もない。>>358]
(367) 2016/05/31(Tue) 15時半頃
|
|
[部屋へと到着すれば二人で中へ。 ツインルームのそこは、光石の優しさが灯る部屋。 まるでパーヴィスの石の優しさの如く。
あの忌々しい狂った己の部屋なんかより、 ずっとずっと清潔感に満ち溢れている部屋だ。
思い出す己の部屋の状態に、また掌を口許へと添えた。 先を行くライトはベッドへと腰をかけて外を眺めていた。 丁度この部屋の窓からは沢山の宝石が沈んでいる湖が見えるだろう。 まるで、波の立たぬ静かな海の様な湖が。
己もぽふん、と隣のベッドへと腰をかけて深くため息を吐く。 聞いてほしい事が沢山あるのに。 話したい事も沢山あるのに。
襲い来るのは疲れからか、 或いは施設兄弟という安堵からかの睡魔。]
(368) 2016/05/31(Tue) 15時半頃
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[掛けられた上着以上に温かい腕と言葉に、引いた血の気が今度は一気に戻ってきた。
夜で良かったと思いながら、付き添いの申し出は有り難く。]
心配されるのは初めてで、こそばゆいですが、ありがとうございます。
[素直に礼は言っても本気で心配されているとは思っていない。 店主と客。
顔見知り。
だが優しい彼だから、おかしな自分を思って言ってくれたのだと解釈した。]
……今、誰か……?
[だが確かに色々有りすぎて、今日は素直に優しさに甘えようと上着を抱き締め、歩き出した矢先。
温もりと冷たさを同時に孕んだような声が聴こえた気がして立ち止まる。
だが側にいるのはオルコットだけ。
不思議そうに一度首を傾げたがすぐに共に歩き出した**]
(369) 2016/05/31(Tue) 15時半頃
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/* いやーすれ違ったです。 でもすみません、眠気には…勝てない。
(-289) 2016/05/31(Tue) 15時半頃
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わりぃ……、ちょっと寝たい……。
適当に起こして… 、
[うとうとと夢見現に。 シーツの波へと身体を沈めた後、ライトに頼むと一言告げて。
ゆっくりと瞼を閉じた。]*
(370) 2016/05/31(Tue) 15時半頃
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[証拠なんて、見つかる筈がない。 どれだけ探したって。 ルナに掛かった疑いは、 その部屋であの貴族が死んでいて、 あの家に出入りした者が、目撃者ごといない事。 それらを合わせた状況のみ。
でも、ルナは人を殺せるような娘ではないから。 それは生まれてからずっと一緒にいたからわかる。 疑いが晴れたら、きっとまた会えるだろう。 ルナと二度と会えない訳ではない。 ただ、今が苦しいだけ。]
泣いてても、ダメだよな。 何とかしねぇと。
[これまで通り、治療費はあの貴族の家に。 明日からも稼がなければ。 "ルナはこの家の娘になったのだから、 酷い事などされないだろう" 楽観過ぎると言われても、そう信じるしかない。 ソルにはそれしか出来ない。
とにかく今は、色んな事があった一日を、早く終わらせたい。 寝て、頭の中を整理したい。
ソルは涙を拭って、暗い道を歩き出す。 暗闇に光る髪留めを、付けたまま。 ふらりと帰路についた。]**
(371) 2016/05/31(Tue) 15時半頃
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靴磨き ソルは、メモを貼った。
2016/05/31(Tue) 15時半頃
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/* ルナをどうしたかったのかまで読み込めずに、 勢いだけで館ん中閉じ込めちゃったのはやり過ぎだったと反省中。
本当に、やりたい事を阻害していなければいい。 私がやりたい事をし過ぎている感!**
(-290) 2016/05/31(Tue) 15時半頃
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/* 家に帰ってからにしようと思ったんだけど、 パーヴィス可愛すぎる案件すぎて職場の箱からひっそりと(真似してはいけません
(-291) 2016/05/31(Tue) 16時頃
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―《Phantom》―
[遅めの夕飯を求めていつもの場所へ、いつもの席へ。 特別豪華でなくても良いけれど、耳奥にジジジ……と残っているものだから、注文は控えに控えてたったの3品。]
お腹すいたわ。 飲み物はいつもの。
[いつもいつも。 当たり前に過ぎる日常のように。]**
(372) 2016/05/31(Tue) 16時半頃
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[ 良からぬことをまた考えているか。 そう友を見る目は訴える。>>361 その心、友が帰らぬことまでは気づかない。 けれどよくないことを考えているのは気づいた。
短い付き合いでも、 距離を見誤る仲でもない。 見返りを求めるような友情であった記憶などなく。
手袋越しの手のぬくもりをわずか遠いと感じながら
そうか、と小さく。離れぬ手で>>362 友の叫びに近い声へ安堵の吐息を漏らす。 覚束ない手つき、されど、そのやさしさがうれしく
かけがえなき心の拠り所と共。 工房の主は、書店の主を見送ることなく眠りの中へ]*
(373) 2016/05/31(Tue) 18時半頃
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[ 友の追いやる蒼の情念。 それは友情、という名の確かな絆。 不器用な手つきで巻いた包帯がどれほど嬉しいか。 己を案じる友の心が、どれほど、尊いか>>361
歓喜は執着を孕み。 彼を影たる両の腕が抱きしめていた。
零れ落ちかける悲鳴。>>363 そのまま聞かせてくれてもよかったのに。 嗚呼、ともはこのようなときでも、俺を優先する ]
(やっぱり、カルナは俺の友達だ)
[ 君さえいればよい。 女の恋情よりも深く海を生きる男の友情。 永久なるを夢見る如く、工房の中を揺らめいて
友へ刻みし、呪いは、永久なる蒼。 蒼のガラス玉を通して、友の目に体に刻まれる。 工房のいたるところ、散らばった硝子細工が 魔力を増長させる蛍石を有しているとは友も知らぬ事
工房の主の念が、友への思いがリアルを示し 撫でた腹部は、まじないの種が埋め込まれている ]
(-292) 2016/05/31(Tue) 18時半頃
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『なんで?友達だから。』
[ 答の問は、いつもの通り。 弱い抵抗を受け、霞の男は姿を変えていく。 女のような橙はぬくもり、温かさ。 そこから、光沢を帯びた黒。
深海に近く、魔女の好む色で。 友のよく似た書店の主の髪色で笑い ]
『あの爪はだれの爪だろうな。 ‥ ‥誰も、手をつけてないと思ったか』
[ 工房に置かれた硝子箱。 友の不在、それなのに開け放たれた工房。 そこにあるものを安易にしようしてと示唆し
また血が黒く滲む包帯を指さすように綴り ]
『その手、離してしまってもいいんだぞ――?』
[ 試すように。振り払えとばかり 友の腹部を強く手が押して、噛み痕残る首筋。 それへじゅるりっと霞の舌を這わせる感覚を呼び込み
確かな手を>>364。 ]
(-293) 2016/05/31(Tue) 18時半頃
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[ちょっとしたお使いのはずが、すっかり遅くなってしまった。 ハクの店へと急ぐ足が、はたりと止まる]
――…あ。 ぐるぐるソーセージ。
[食べてみたいと言っていた友人の顔が過ぎる。 暗くなりゆく道は、何故かそれだけで心細く感じる。喜ぶ顔が見たいという一心で市場に向かうも、残るそれは一つきり。 たったひとつのマルメターノを詰めてもらって、男は帰路を急ぐ。
それを理由に、もう一晩、泊めてもらおうか、なんて。 頭の隅に考えながら]
(374) 2016/05/31(Tue) 18時半頃
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…‥あの日、振り払った癖に。
[ ぽつり。小さな声。まじないに混じった涙声。]
(-294) 2016/05/31(Tue) 18時半頃
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[――不安を煽る女神の涙。 シャオと連絡を取ろうとしても、きっと繋がらない>>342 男の心と体を蝕みながら、血なまぐさい夜を吸い込んでいく**]
(375) 2016/05/31(Tue) 18時半頃
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[それが何かを、示すよりも前。男の手は、友の懐。 2つ、対のごとく硝子玉に触れながら ]
『先ほどの続きをしようかと思ったんだが』
[ 触れられなかった其処へ 片手で懐をまさぐり、口で後ろ首を舐める霞の男は そろり下半身へもう一度手を伸ばして。
清めるとばかり、霧めいた手が寛げゆくを見せる 先ほどは布越しで止まった手、それが更に先へ進もうとす その影が性的なものではないと、友が気づくかどうか。 ]
(-295) 2016/05/31(Tue) 18時半頃
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‥カルナ?
[ 眠りについていた主が友の声にうとり。 眼を開くか開かぬか、そんな狭間で問いかける。
何かがあったと。友の布団の上。 固く握りしめたはずの手を探すように。
ぎゅっと。し。眼を開きかけ ]**
(376) 2016/05/31(Tue) 18時半頃
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『あの女の子に見られるのと、どちらがいや?』
[ 影なる呪いは問いかけた。 ]*
(-296) 2016/05/31(Tue) 18時半頃
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―ホテル・コファネット―
[ 『雨の庭』で騒ぐ子らの声。>>348 その中にいる小さな女の子、は一人輪から抜け出して どうしたのって問いかける声に、忘れものと答えた。
『忘れ物、しせつに忘れものをしたの。』
気丈な声の娘。 奇術師のお兄ちゃんに蝶をせがんだ子。 時たま、姿を消す少女を子らは不思議がり。
でも今はまだ口にしない。 起きた惨劇が頭の影、不吉と不安の蝶を子らへよこし それが子どもらを鈍く、かすませていた ]
(377) 2016/05/31(Tue) 19時頃
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[ 施設を訪れた書店の主より移ったと誰もまだ知らぬ事 それの元はなんなのか、だれも気付かず>>375
ごほん、といびつな咳をだれかがする。
『蝶を見たよ、‥蝶がね』って誰かが言った。
蝶を扱う奇術師のお兄ちゃんがいたのって。 ――親なし子らを囲う不吉はまことしやかに囁かれ。
噂は尾ひれをつけ、ホテルの客へ伝わり。
『奇術は、呪いではないか』とまことしやかに囁かれ。 少女が一人、迷子になったのか消えていた ]**
2016/05/31(Tue) 19時頃
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[ 施設を訪れた書店の主より移ったと誰もまだ知らぬ事 それの元はなんなのか、だれも気付かず>>375
ごほん、といびつな咳をだれかがする。
『蝶を見たよ、‥蝶がね』って誰かが言った。
蝶を扱う奇術師のお兄ちゃんがいたのって。 ――親なし子らを囲う不吉は、怪盗の影。 ひそやかな声で綴られ>>358
噂は尾ひれをつけ、ホテルの客へ伝わり。
『奇術は、呪いではないか』とまことしやかに囁かれ。 怪盗からの予告状を前、少女が一人、迷子になったのか消えていた ]**
(378) 2016/05/31(Tue) 19時頃
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[ それと同時。刻印刻みし封筒が一枚。紛失す ]*
(*50) 2016/05/31(Tue) 19時頃
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―雑貨屋―
[幾度目かの醜態を前。>>298 金具に、宝石。受注と発注を繰り返すそれらを手に 唇尖らせる主より、工房の主は離れいく
変わらぬ、変わる意味などないとばかり。 宝石こそが同じなれ、奥にある光はひとしれず
閉ざされた扇子が、いまの二人の距離>>294 ]**
(379) 2016/05/31(Tue) 19時頃
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[ 不吉纏う怪盗よりの通信。 それにこたえる手は、いまは友の手のなか。 思考は夢の中>>374懐に入れた宝石。
それに気づくすべは、持たず。 知らぬうち、手の届かぬ場所で蝕まれる心と体を 救う、糸は降りるときを知らずにいて ]**
2016/05/31(Tue) 19時頃
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[ 不吉纏う怪盗よりの通信。 それにこたえる手は、いまは友の手のなか。 思考は夢より>>376覚める道中
>>374懐に入れた宝石。
それに気づくすべは、持たず。 知らぬうち、手の届かぬ場所で蝕まれる心と体を 救う、糸は降りるときを知らずにいて ]**
(380) 2016/05/31(Tue) 19時頃
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― 斡旋所 ―
……なぁに。 えっち。
[常より更に蒼白い頬を、息が切れるのを誤魔化すように。 不躾な視線の先が、>>330 普段より丈の短い私の下肢でなく、その右側に在る 四肢に注がれていると知っていながら、へらりと笑う。
オペラからの太鼓判はもとより。>>334 出会った当初、性別を間違われてたのは最初だけ 今はきちんと女性相手の対応を貰えているが 彼が口にする冗句に下世話なものはあっても、 性的な不快を感じるような扱いは受けた覚えがない。
それ故の、気易い揶揄。]
そりゃ、まだクビになってないし。 あたしだって辞めたくないわ。でも……。
[ホテル・コファネットでまことしやかに流れる噂も 蝶に乗って少しずつ広がる不吉も 施設の惨劇すら、今はまだ蚊帳の外。
途中で知人にいい求人があると聞いたからと>>302 立ち寄ったことへの理由を告げて、 見下ろす視線に上向きのそれを返す。]
(381) 2016/05/31(Tue) 19時頃
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[今日は、随分と言いがかりをつけられる日らしい。] えっ、……そんなんじゃないわ。 サーベラスとは偶々…そう、偶然会って。
[盗むなんて、ありえないと憤慨できないのは 結構な時間、飼い主の真似事をしている自覚はあるから。 血統書付きの由緒ある犬。種類こそ知れないが 彼ならば相当な値がつくだろうし、]
せめて、誘拐といって。
[――攫ったと思われた方がいい。 交換したいものは金ではないし、客観の違いを他人に 説明するのは難しいが。
ねえ、サーベラスと、鳴かない犬に同意を求め。 彼がものを言えたなら、どう説明するのだろうと考える。 このちぐはぐな、ひとりと一匹について。
キーツから新着の求人を受け取る代わり、取られた手に 何科を確信する視線に、力なく笑った。]
(382) 2016/05/31(Tue) 19時頃
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見ての通りよ。ちょっと、ヘマしちゃったの。 ただでさえ入用が増えたのに収入の宛てが消えそうだから 二重契約はしないけど、次の働き口の用意は しておかなきゃな、って。
[明日には、シャオに依頼した眼帯も直るはず。
岩蔵に吊るされた条件が良すぎる求人。>>331 履行中の契約がある今はまだ、紹介されるには早く。 次までに残っていればいいななんて淡い期待を残し。
他にも何かないかと候補を見繕ってもらう間、 ここまで伴ってきたサーベラスを労おうと 左の前脚を床から掬いあげ。
毛の一部に微かなごわつきがあるのに気づいた。 例えるなら、そう――赤い血が滲んで、乾いたような。]*
(383) 2016/05/31(Tue) 19時半頃
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迷惑なんて思ってないですよ?
しかたないしかたない、ですよー。 送るのはいいですけれど一人で大丈夫です? あ、誰か店にいたりするんですか?
[あんな様子だった彼は大丈夫なのかと心配して。 人がいたらいたで、誰かによってまた心配するかもしれないけど。 この調子なら大丈夫だろうか。>>365]
(384) 2016/05/31(Tue) 19時半頃
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どういたしまして。 ハクを心配する人はたくさんいると思うんですけれどね。 お客様とか、きっと。
[感謝をされれば照れくさそうに笑って。 素直に、純粋に言葉を発して。]
……どうかしましたか? え、まさかつけられてるとか?
[立ち止まった彼を見て首を傾げて。 彼を心配そうに見つめ。 周囲を見渡して、彼の手を取って歩き出した。 とりあえず、店のほうでいいのだろうか。*]
(385) 2016/05/31(Tue) 19時半頃
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[そう、顔見知り。それだけなのに。 気になってしかたなくて。
ただ――。
こんな自分を、貴方はどう思うのだろう。*]
(-297) 2016/05/31(Tue) 19時半頃
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いらっしゃい、コーラリア
[微笑んで出迎える。
不在ならば仕方ないけれど。 自身が戻ってきていた場合は必ず出迎えるようにしていた。]
ええ、いつものね。 分かったわ。
[いつものようにカクテルを用意していた。 カンパリソーダを出すと、注文の品を用意させていく。
チーズ盛り合わせとクラッカー 貝柱とトマトのアヒージョ クリームパスタ 店主の“お気に入り”と知っているからか。多少はサービスされていた。]
(386) 2016/05/31(Tue) 19時半頃
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それとね、ちょっと食材が余りそうなのよ。 良かったらこちらも召し上がれ?
[サーモンとハーブのカルパッチョの乗ったお皿を差し出して。 無論、サービスで構わないと伝えていた。
流石に、彼女の席にずっと居られるわけではないから。 時々しか様子を見たりは出来ないのだけれど。]
(387) 2016/05/31(Tue) 19時半頃
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『本当に、綺麗。ずっと居てくれたらいいのに。』
[そんな事を心の中で思い。 仮面を被っているから視線にはそこまで気が付かないだろうと、席についていない時でも彼女の横顔を盗み見ていた。]
(-299) 2016/05/31(Tue) 19時半頃
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ただ―貴方がきれいだと思ったんです。
(-298) 2016/05/31(Tue) 20時頃
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[眠れる友>>373を起こさぬようにと気遣い、 恐怖も悲鳴も、押し込める
影である腕が己を鳥籠の鳥のように捕え 離しはしないと執着を象っているかのようだ 震える吐息は、戦慄く唇は色を失くし 唯、唯嫌悪を齎すその男には震える身体はどう映るやら
己に未だ呪いが刻まれた事にも、魔力を増長させる蛍石、 其れ交じりであちらこちらに散らばる硝子細工が工房を彩っている事 未だに知らぬまま、呪いの種を孕んだ腹部を 撫でる手は何処か嬉しそうにも見えて。余計に己を苛んだ]
だから、御前なんか友達じゃねぇ……!
[怒鳴る事がないのは、偏にシャオを起こさぬがため そんなど変態、友人に盛った覚えは微塵もない 序に幻の様に七変化を遂げる姿をした野郎、なんて
先程のハクの様に自分にしか見えぬのであろうか そうであるなら余計にシャオに負担を掛ける だから口を噤もうとしていた時だ
爪の主は誰だろう、そう示唆する言葉に 思わず血の滲む友の手を見る。掴んだ、手を
その手離せと男は告げる 悪夢を刻んだ歯型に舌を這わせ水音を奏で 腹を強く、押すのはどうしてか。 思わず息を詰める、と]
(388) 2016/05/31(Tue) 20時頃
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……は、っぐ……
[あの日、振り払った―――……?]
……?っ、え? あん、た、誰――……
[今迄の嫌悪を齎す声とは違う、涙の聲 それに不思議そうに眼を瞬かせた時
己の懐をまさぐる手が、2つの硝子玉に触れる]
っ、駄目だ。それは俺のだ。
[友に貰った硝子玉。駄目だと言い募るその時に 先程の続きをと告げる声は、一切性的な匂いを齎さず、 己の下肢を暴こうとする 霧めいた手に碌な抵抗もできず、震えながら丹田に、 怒りを孕んでいたものの
うと、と友人が夢現のはざまで己に問いかけるその声>>376 それに目が、揺れて]
(389) 2016/05/31(Tue) 20時頃
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……なん、でも。ないよ。 シャオはゆっくり、休んでくださいっす。
[震える声で、其れでも常の明るさで 手を握り返してそう告げる
彼を起こさぬようすべての抵抗を諦めて 男に”清められるがまま”にと、唇を強く強く、噛み締めて
――呪いの問いかけには、唇噛み締めるその前に 掠れた声で、一つ 先程の施設の少女と友、何方に見られるのが嫌か?
決まっているだろう 友人に見られるなら、死んだ方が、ましだ*]
(390) 2016/05/31(Tue) 20時頃
|
|
「怪盗……??」
[ホテルへ、怪盗現る、と。>>358 確かにこのホテルは立派だし、ダスク家は一流階級と話に聞きます。 では、もしかしたら怪盗さんに会えるのでしょうか。 家においてきてしまったダイヤモンドの『なみだ』を思い出します。]
「 …………。 」
[大掛かりな騒ぎを起こしたら怪盗さんの仕業になりそうです。 子供の姿は見えましたが、シスターが一緒ですし。 今日は構わずにおく事にしました。]
(*51) 2016/05/31(Tue) 20時頃
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/* パーヴィス動きづらくないかなって、ちょうふあん…… 僕はちょうたのしい
(-300) 2016/05/31(Tue) 20時半頃
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[ 影たる腕は鳥籠の如く友を縛る。 海よりも深き執念の情が離れることを厭い。 戦き震える唇を案じるような息が影から漏れた。
これはお仕置き、浄化。 震える身体を笑いながらも友を案じ 君をきれいにするためだとばかり、わかってくれと。 苛まれる友を抱きしめ、影の手は包み込む。
己を気遣うがため、 それだけのために潜められた声
それのなんと心地よきこと。 彼のような幻は作れない、生み出せぬ。
だからこれは呪い。>>388
口つぐんだとしても、友を苛む手は止まらずに 爪の主はだれであろうかとばかり。 友の視線の先、血の滲んだ手が掴み確かめ。 悪夢のささやき、それを手放してしまえとばかり
息告げた友へ告げた、一言。]
(-301) 2016/05/31(Tue) 20時半頃
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[ それは明らかな不注意。>>389 ]
(-302) 2016/05/31(Tue) 20時半頃
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|
[ 嫌悪感が消えた問いかけ>>390 不思議そうに瞬く瞳から視線を逸らす如く 友の懐をまさぐり、二つ硝子玉に手が触れた。
――みぃつけた。
影が笑う。ダメだといい募る声。 その声にかちり、硝子玉がかち合う音がする。 かちゃりかたり響く二つ玉。 ]
『お前の?でも、二つあるじゃないか』
[ だったら1つくれてもいいだろう。 下肢を暴きながら影がいう。震えながら怒りはらむ声 それを後ろから抱きしめながら、影は問い。 ]
(-303) 2016/05/31(Tue) 20時半頃
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|
‥ん。
[ 震えるともの声。常の明るさが鈍い。 握り返された手に甘えるよう、すり付きながら 友の変化を知る工房の主はころり。
寝返りを打つように、横顔を友へ向ける。 カルナと繰り返し呼ぶ声は幼き頃のごとく親しく うっすらと開きかかった目が、そこへ>>390 ]
(391) 2016/05/31(Tue) 20時半頃
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…『ふうん―――』
[ 強く強く唇を噛みしめて、 すべての抵抗あきらめる友の逸物をついに ついに、と。覆われた布より取り出せば
ぽろり零れたそれを、大事に影が包み込み。 裏筋より脈を撫でて触れ擦るように 軽く扱きみて、無理やりにでも勃起させようと ]
(-304) 2016/05/31(Tue) 20時半頃
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えっ―――?
[ 見える光景に、工房の主の目は大きく見開かれた ]
(392) 2016/05/31(Tue) 20時半頃
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[ 叔父に似ていたはずの瞳。 その色は、いま暗い碧。光遠い目が。
友が望んだはずの瞳が、大きく みられるくらいなら死んだほうがと望んだはず
それを、-眼光はまっすぐに捕らえ ]*
(393) 2016/05/31(Tue) 20時半頃
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/* >>392 そりゃおどろくよね(まがお
(-305) 2016/05/31(Tue) 20時半頃
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/* ただただ陰湿なだけな気がする!!! ふええええ、どうしよう。
(-306) 2016/05/31(Tue) 20時半頃
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[呪いだ。自分にしか見えぬ物であるとは未だ察せぬ呪い でも呪いにしては妙にリアルで、 先程の事を思い出されて気持ち悪くて 恐くて、恐ろしくて
だからこそ。神経をとがらせていたから気づけた その声が常と違った一瞬が
でも、それから繋がるには釈迦の糸よりも細い 故にぷつり、と。真実への道は再び途切れ
影は求める。友から貰った2つの硝子玉 橙と碧、2つの色のものを。1つくれてもいいじゃないか、と]
(394) 2016/05/31(Tue) 21時頃
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2つあっても、駄目。 2つだから、意味があるんだ。 今回で、俺は此の街を去る。もう数年は、帰らないっ。 その時に。思い出と共に持っていくための物だから。 だから、やらない。お前なんかに。
[怒りを孕むその声と同時か、友人は寝返りを打ち 顔が此方を向くのに息を飲む
そして抵抗を諦めた己に対し まるで自分の性感帯を知っているかのような手つき 恐怖で萎えかけたものが熱を孕みかけるのも時間の問題 そう、思いかけた時のことだ
驚愕の聲 それが耳朶に、届いた>>392
ああ、起きてしまった。如何して起きたの? みないで、みられたくない、やめて あの頃よりも深みを増した碧が真っ直ぐに 無抵抗に暴漢に為されるがままの己の姿を、捕らえる]
(395) 2016/05/31(Tue) 21時頃
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―― っ
[見ないでほしいと願ったのに。君の瞳は真っ直ぐに>>393 丸で責める様に、驚く様に>>392、 己を見つめるのだ。その罪を刻む如く
驚愕、困惑、絶望 それらは手を緩め――ついに、握った手を離してしまう
やめて、みないで。声に出せずに 己を捕える影に何とか抵抗をして、 振り解こうとしたが叶ったろうか
それでも自分が逃げた後、影が友人をどうするのかわからなかった だからこそ、抵抗はすれどこの工房から逃走する選択肢は、ない*]
(396) 2016/05/31(Tue) 21時頃
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― 奇跡の輝石の、軌跡 ―
[――かつて。空を持たず、陽を持たず 暗く小さな郷を照らす灯りを壁に埋めたのは、 とある魔女の一族と、漆黒を司る一族。 まだ、街と呼ぶにも烏滸がましい規模だった頃。
チャロアイル家は、チャロ石の持ち主でのみ 血を繋ぎ、奇跡の魔女として栄華を誇った。 ……というのは史実であり、事実ではない。
魔女の一族も、結局は人の子。 純潔と思われた血統の中にはしばし、 己の利害―たとえば愛だとか地位だとか―のため しばしまがい物が混じっていたことを 識る者はそう多くない。 地位ある者ほど、醜聞が纏い秘匿するのも巧妙故に。
邪な者ほど、口すっぱく後継に言い含める。 『チャロ石を持つ者以外と結ばれてはいけない』と 掟を護らねばやがてその身は穢れ、 一族を滅ぼす罅となる、と。]
(397) 2016/05/31(Tue) 21時頃
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[フィエゴの遠慮は好ましいものです。>>366 できれば、私以外のすべての人たちに距離があればいいと思う。
とくに女性は、近づけたくはない。 『私』と違い、フィエゴと結ばれる事の叶う女性は。 フィエゴと婚儀を入れられる女性は。 彼に近い女性を、どれだけ嫉妬した事だろう。
私が女性の身体を借りたがらないのはそういう理由もある。 たとえ、『私』であっても、嫉妬してしまいそうだもの。]
それもそうだな。 これだけ設備が整っていれば平和だ。 いい夢も見れるだろ。
[フィエゴは、すっかり安心しきっているようだった。 義父が頼れずとも、『兄弟』なら頼れると。 そんな風に構えているのか。
――だめだよ。
どんなに縁深くとも、私以外はあなたを穢そうとするかも知れない。 私が居なくなったら守れなくなるもの。 だから、今のうちにきちんと教え込まねばならない。]
(-307) 2016/05/31(Tue) 21時頃
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[>>368素敵な部屋。 こんな『他人』の器ではなく、『私』で彼と此処へ泊まりたかった。 ずっと語り合うのも楽しい。 ずっと触れ合うのも楽しい。
けれど、そんな未来はきっと無い。 もうすぐ今日が終わる。 あと10日しか、傍に居れないと思うと、胸が張り裂けそうなのに。 フィエゴは、『私』の気も知らず眠ってしまった。>>370]
あぁ、おやすみ。
[優しく告げて、眠りが深くなるのを暫く待つ。 健やかな寝息が聞こえて来るまで。]
(-308) 2016/05/31(Tue) 21時頃
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[フィエゴのピアスを左耳からゆっくり外す。
これがあるから、フィエゴは呪われてしまうの。 これがあるせいで、あなたは物や金にとりつかれてしまう。
あんなにお金を溜め込んで、何処に行く気なのだろう。 私は何も知らない。 私が知っている彼の夢は、>>0:124 父さんみたいになりたいって。
とうさんが誰だか知った今、努力しなくても叶えてあげられる。 夢がなくなれば、フィエゴは私と同じになれる。 きっと、そう。]
(-309) 2016/05/31(Tue) 21時頃
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[荷物から、鶏の死骸を取り出してゆく。
人間の性器を無理やり押し込んで破裂した鶏の総排泄孔は。 血や臓の一部やら、精が滴っている。
その中に、ピアスを押し込んで隠す。 彼が自分の手でそれを穿り出せるかを試すように ピアスの耳かけになる金具を一部、目につくように。
捨てたり、硝子職人に渡したりしないのは、 彼自身がこれを不要とする時を望むが故に。
血の臭いを放つ死骸は、タオルふたつを結んで繋げて身を縛り ベッドのランプに吊り下げる形に。
ぽたり、ぽたり、赤と白の混合液がフィエゴの頬に滴るが 眠りが深くなるまで待った分、それだけでは起きなかろうと。
結んだ事で長さを保つタオルはランプの上から下げて フィエゴの片方の手首に縛り付けた。 慌てて引っ張れば、今にも裂けて垂れ落ちてきそうな鶏の臓腑が 鶏の胴体が、落下してしまいそうなバランスを維持して。]
(-310) 2016/05/31(Tue) 21時頃
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[鶏の血で汚れた指で、壁に文字を綴る。
『フェイ・デイビス』 『ヨハネ・アビントン』 『ライト・マルティネス』
『みんな、フィエゴのせいで狂った』
そのうちひとりは、フィエゴの知らない男だが スラム街で廃人となった男の身元は 既に、警察が保護して調べをつけている。 『フェイ』と同じように、心此処にあらずの放心状態。
『フィエゴは、財に呪われている。』
――――……と。]
(-311) 2016/05/31(Tue) 21時頃
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[今日の出来事はすべてが偶然起こった事ではない。 フィエゴがこのピアスをつけているから。 フィエゴが昔と変わってしまったせいで。 すべてが狂っているのだと、懺悔を求め書き記す。
なぜ狂ってしまうのかを書かないのは、 彼自身に『悪い部分』を自覚してほしいがこそだけれど 妄想をフィエゴが思い当たるか否かは別の話。]
(-312) 2016/05/31(Tue) 21時頃
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[彼の身体に馬乗りになって、 左目にペーパーナイフを押し当てた。
彼の治癒魔法では癒しきれない程の傷をつけるだけでいい。 ――…私を頼らざるを得なくなるもの。
教会は、祈祷も行っている。 呪いの除去を、悪魔祓いを。 あなたは、私を頼ればいい。
私しか、守ってくれる子はいないって、気づけばいいの。 教会にしか安息は無いって、気づけばいいの。
フィエゴを誰にも渡したくない。 ――…ずっと、一緒に居たい。]
(-313) 2016/05/31(Tue) 21時頃
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[フィエゴに必要とされたい。 他に天秤にかけられる者がいないほど。]
(-314) 2016/05/31(Tue) 21時頃
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[フィエゴに――愛されたい。 他の子に目移りしないで、誰かと恋をしないで。
せめて、せめて。 私が死んでしまうまでは。 私を一番にしてほしい。 ]
(-315) 2016/05/31(Tue) 21時頃
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私のこと、覚えていてね。
いつか、忘れちゃっても、いいけれど 忘れるまでは、ちゃんと覚えていてね。
[……お願い。]
(-316) 2016/05/31(Tue) 21時頃
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靴磨き ソルは、メモを貼った。
2016/05/31(Tue) 21時頃
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[抉って、潰してしまっても、いいけれど。
――フィエゴが『おとーさん』みたいになる夢は、 ………私の夢じゃ、ない。
フィエゴの目は、ふたつ無いといやなの。 あの人と同じになんて、本当はなって欲しくないもの。
本当は、傷なんてつけたくないの。 ――でも、私。 あなたの為なら、なんだってするよ。 あなたを、愛してるもの。
耐えながら、願いながら、祈りながら。 瞼へ押し当てた、切れ味のいいペーパーナイフに、力を込める。]
(-317) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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―裏方余話― [ざらりと零れた紅水晶の欠片たち。 色欲《ルスト》に染められた禍々しい呪石>>0:252]
色仕掛け程度でどうにかなると思われていたなら心外だ。
[冷ややかな声音に、先ほどまでしどけなく衣服を肌蹴て 媚びる素振りを隠さなかった女の貌が 今は蒼褪めて紙のよう。
ダスク家の金剛石の姫君が、愛する男に残した護符は 最も堅い鉱石の名に恥じぬ鉄壁の守護。 どんな悪しき呪法からも、持ち主を守り抜くそれは ダスクの当代の執着と非常に良く似て。]
(*52) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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[怯えて逃げる女の背を、無造作に踏みにじる。]
俺の城で、余計な真似をされては困る。 小遣い稼ぎのつもりか、それとも足元を掬おうとでも思っているのか…
[いずれにしても、気に入らない。
そして、放ってはおけぬもの。]
(*53) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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[呪いに侵された宝石は、浄化師の手に>>0:530。 くだらぬトラブルを持ち込んだ輩には――]
捜査に協力すれば、罪の軽減も認められる。 共犯者を指定の時間に上手く誘導しろ。
[誘う、罠。*]
(*54) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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[ず、と皮膚へ刃が埋まってゆく。
一直線に、下ろす軌道は瞼を縦一文字に裂けば、血が溢れる。 あなたの『父さんみたいな』傷をつくるために。 私は、あなたの夢を叶える為に、こうしているの。
瞼と共に、――角膜にも傷はつく。
構わない。
…―――私であれば、癒せる。]*
(-318) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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―怪盗の盗んだ至宝― [ホテル・コファネット。 齎された怪盗の予告状――噂には聞いていても、 その存在が明らかになっていなかった至宝を ついに怪盗が盗むのかと 期待混じりの野次馬をよそに、
その瞬間は唐突に訪れた。]
(398) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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[表には出ぬ、ホテル・コファネットの動力制御。 その首座で、煌々と輝く特大の金剛石。
従業員の中でも一部しか知らないその密室から、 金剛石が消えた。
それは動力制御の核。
周囲にあしらわれた蒼鉛結晶が艶やかに装飾を施していても、 中央に君臨するはその一石。
それが、盗まれた。]
(399) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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[不意の魔力供給の停止と、僅かな混乱。 すぐに予備の制御装置の魔力が働いたけれど、 間に合わなかった昇降機が一台。]
(400) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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/* 怒涛の秘話に、今すっげー声出して笑ってしまったwwww
ちょっと頑張って返事かく、よ!!!(これガッツリ1時間以上コース
(-319) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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[質量を持った呪いが友を苛む。 気持ち悪いとばかり、恐ろしいとばかり。 そう思っているのに精一杯だと思うていたのに。
嗚呼、気づかれてしまった、一瞬。 そこから組み解く光あればよかったはずだが だが、しかし。細い釈迦の糸は途切れ。
真実は暗い海の底>>394
求めたのは、彼のもの。 俺があげて渡した、それを。欲しがった。 ――その色に込められた意味も知らず、とものモノを ]
(-320) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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[制御の間に合わなかった昇降機はこれ一台。
人間何人分かの高さから、大地に叩きつけられた箱の中、 見つけ出されたのは息絶えたコールガールと、一人の男。
二人の持ち物から出てきたのは、 違法な色欲《ルスト》の魔術の掛けられた石。>>0:252]
(401) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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『―――!? ‥』
[ 怒りを孕む声が告げる事実にひくっと影が揺れる。 友に触れたかいなの動揺。確かな、形で。 まさか、と零れ落ちた声に合わせるように。
工房の主が寝返りを打ちて、顔を覗かせる。
息をのみたいのはこちらだと云うのに>>395。 嗚呼、なぜ。なぜ、―そんなことを主が言う。 カルナス、どうして、‥お前がそんな、そんな‥‥こと ]
(-321) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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[人々は噂する。 怪盗はついにホテル・コファネットの至宝を見つけだしたのだ。
それはホテル・コファネットの支配人の 最愛の恋人が持って生まれた宝石だと、 知らぬ者はない。
怪盗はついに至宝を探り当てた。
けれど――怪盗は、 盗みの結果、
命を奪った。]
(402) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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[ 嘘だよね―――? ]
(-322) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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[ 聞きたくない、‥あほ、間抜け。ばかっ ]
(*55) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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[惨劇に心を痛めた支配人が、 孤児たちを安寧の宿に招いたその矢先。
子どもらが危険に晒されるような、 盗みを行った。
広がる、不安。]
(403) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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[ 嘘だと、決めて。 冗談だと無理やりな納得を手に。 友の下半身をくつろげ、取り出したそれ。 触れる手つきは、勝手知ったるものを操る如く
恐怖に怯えなえかけたものを くちゃりぬちゅっと育て勃たせようとして ]
(-323) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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[怪盗ディアマンテの行為が、人の命を奪った、と。
噂が、人の間を走る。 光よりもはるかに早く。*]
(404) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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― 回想・斡旋所 ―
[男が一人で訪れた宵。 パイプを控えても、草を燃やした匂いは彼に染みている。 三級品の慣れない匂いに脚を踏み入れて。>>326]
――…サッピルス、
カルブンクルス?カライス?
[彼の続きを辿る唇が、便宜上の偽名を綴り揶揄った。 引っ繰り返った彼の頭上に、逆さまの声が降る。 亡霊役の黒犬を引き連れず、生者が会釈。]
理解しているよ。 予知を吐く唇を縫い付けても、未来が変わらぬこともね。
[軽口のやり取りは肩を竦めながら。 犬だけでなく、外套まで不在の身軽な来訪。]
(405) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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[オルコットが抱えた違和感の所在>>360等、 自分が持った覚えが無いのだからそれを知る術は無い。 ただ少し空いた間の意味を聞こうと、 同じく沈黙して答えを待った。]
仲良く……なった、とは言えないかな。 シャオが怪我していてかなり調子悪そうだったから。
まともに話せてないし。
[どうしてシャオと仲良くなったと言う答えに辿り着いたのか。 自分の中の望む答えでは無いが、 尋ね返す事もせず、気真面目に訂正は忘れない。]
本当に仲良くなったら良いんだけど。
カルナスに任せたから、大丈夫だと思うけど。 具合が本当に悪そうで、心配で。
[同じように自分を心配してくれていると言う人物を 目の前に他人の心配を口にする。 何も知らぬ気付かぬ残酷な言の刃を子供は振い続けた。]
(406) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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‥カルナス?
[ 目に入ったのは下肢を寛げ>>396 下半身を露出させた、友の姿だった。 工房の主の視線が下へ落ちる、
勃ち上がりかけた其れと。友の顔を見比べ。 驚愕、困惑、そして絶望に染まり変わるのを見つめ 繋がれた手が離れていくを、信じられず ]
っ、まって。
[ 友へ追いすがるは工房の主の手。 友にしか見えぬ影を振りほどこうとするを前。 布団より起き上がり、その腕をつかみ。
―― 安堵させようと咄嗟。
幼い頃、寄り添ったようにその身を抱いて 落ち着けとばかり背を撫でようとした手の包帯がずれる 正面からの抱擁。罪すら受け止める無償の友情 ]*
(407) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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其方はまだ備えがあるよ。 ただ、最近は聊かにして忙しなく、 奨学先にもペンを取れていないがね。
―――…なに、世間話をしに来た訳ではない。 仕事をひとつね、
[蒐集する便箋の出所は、岩戸の奥。 一見、審美眼に縁遠そうな彼の手元から。
選ばれずの紙束に、瑠璃の唄が綴られるのも知っている。 既に知る未来を問うたことは無いが。>>0:15>>327
文句染みた声も、悲鳴を無視した男は取り合わない。 人を使わず、自ら足を運ぶ意味。 彼が察せぬ筈もないと知りながら。
弾いた金貨は常より数枚多く、念押しを忘れず。>>328]
(408) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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仕方ないは仕方ない。 ……うん、仕方ない、ですよね。
[理屈や思考ではなく、色々含んで納得させる魔法の言葉>>384を 自分も一緒に呑みこめば、それ以上謝罪を重ねず、 重ねるのは感謝の言葉。]
助かります。 何かこう言うのって、続くって言うし。
『災いは螺旋を描き、巻き込んで不幸へ落ちる』
負の連鎖って言うんですかね……。 嫌なものを見続けてると、疲れちゃって……。
[また言い訳になりそうで、慌てて口を噤む。]
あ、友人が昨日から泊まっているんですよ。 買い出しを頼んでるから、まだいると思うし。
[何だか心が落ち着かない。 リアントさえ良ければ泊まってもらおうか。 相手も同じことを考えているなんて知らずに>>374 だから大丈夫と繰り返した。]
(409) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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心配してくれる人ですか……。 不謹慎ですけど、いてくれたら嬉しいですよね。
[施設の先生やフィエゴを心配するカルナスやソル。 シャオを心配するカルナスの様子を思い出すと、 心痛める姿を見たくはないが、どこか羨ましいと 落ち着きを取り戻すと妬みが浮かぶ。]
……気のせいです。 俺を気にする様な酔狂なのはいませんから。
[心配してくれている言葉>>385を少し寂しそうに 否定しながら、それでもオルコットから離れず 書店へ戻っていく*]
(410) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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[ 工房の主が友を抱きしめたと同時。 背後よりの腕は消え失せ、友を抱くは唯一人。
唯一無二の友だけとなる ]*
(-324) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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[だが、煙たい男は最後に一通を押しつけた。 薄明りに紛れそうな、黎明色の綴り。
一瞥した男は、ほんの少し隻眼を揺らし、 無造作にスラックスの隠しへと押し込んで。
捨てられもせず、投げ出せもせず。
刹那目を通しただけなのに、 言葉は直ぐに脳裏に蘇る。
魔女の声で、預言者の言葉で。>>329
犬の傍、折半の価値、薄らとした悲しみ。 ――― 男の横顔に浮かぶのは諦観と、微かな憔悴。*]
(411) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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『幸せを買うことは出来なくても、犬を飼うことは出来ます。
石の結末を折半するに値する、良きパートナーとなるでしょう。』
(*56) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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[漆黒に陰りが差しとして、 黒に黒を混ぜても、深淵の色にしか至らず。
ただ、濁り、淀み、穢れていくだけ。*]
(*57) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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/* 俺だったら下半身露出させてる変態(←こいつ) 抱きしめられない。シャオすげぇわ……
[※でも目の前の奴が犯人です]
(-325) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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/* レスがはやい!!はいでつばやくひまないよおお。 友達ってスタンスだけど、だから、こうね!! おまえら、つきあっちまえよってなんどおもったか
(-326) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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/* 結婚すれば、まるくおさまるきがする シャオはともだちのつもりだけど
(-327) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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[類まれな浄化の力を糧に 高貴なる義務を果たすが故に穢れとも密接な貴族を 表で、裏で支えてきた。 その関係は、ゆるやかに荒廃の道を歩めども変わらず 長きに渡って、互いに寄り添うように支え合う、 ふたつの石を混ぜれば、 永きに繋がるだろうと想像するのは必然。
利害の一致から進んで掟を破ることを決めた先代と すべてを理解し受け入れても尚、諦観に至れず、 どんな奇跡を以てしても払えぬ穢れ―情愛に身を窶し 親愛を裏切った母は娘に向けて、繰りかえす。
おまえは、生まれながらに穢れている醜い娘だと。 運命に定められし石以外を、愛してはならないと。 掟を護らねばやがてその身は罅割れ、壊れると。
自らと同じ轍を踏ませぬための、母の愛情は 娘にとっては、呪いで、枷にも等しく。 均衡を図るように、別の愛情で娘を包み、 生まれる前からその身と魂を救ってきたのは――。]*
(412) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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―裏方余話・後― [出所も、その質も知れていた色欲《ルスト》の石。
表向きの事件解決のため、浄化師に渡した石は 人の口の端に上っても構わない程度。
――もっと悪質な汚染を、求めるものは多い。
どろりと奥に淫らな欲を唆す色抱えた石を指先で弾いた。
穢れきった石。 こんな石でも、暇を持て余したサロンの茶請け程度にはなる。*]
(*58) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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/* ヴィスマルトのゲスっぷりにドキドキする( 予告状が偽物だと知っているのは本人だけという、この…! 本物の予告状は、邸宅の室内の壁に突き刺すからね。あと、無関係な人間は絶対巻き込まないからね! でも一般の人は知らない! 偽物ディアマンテに蝕まれながら、ノコノコ現れればいいのかな…!!
(-328) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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/* うぉぅ…、シェニカがやっぱり好きぃ。 そして、そろそろログに追いつけなくなりつつある。
・ルナが貴族殺害容疑? ・黒い犬の幻を視たり聞いたりの奇術師。 ・施設の件は頑張るヴィスくん。 ・オルコット覚醒中 ・息子はホテルデート中。親離れ準備中。
・ルスト絡みは後で精査。
(-329) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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/* こういうのを考えて落とす度に、 読書や情緒、語彙のインプットの足りなさを痛感する。
ほとんどおじさまのをパクっただけじゃないですかーやだー。 お手紙はもうすぐね、おうち帰ったら返します。
(-330) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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/* おぷちん、としぇにのじゅうこうなかんじすきだな ヴぇーちゃんとリアントもすげえこのみ
ちょっきん
(-331) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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/* しか、しかも>>412ドヤ顔ポイントの部分が抜けてた。 ううう、これはどっかで、再掲しよう……。
(-332) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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[転がり落ちる噂話の速度は止まらない。
怪盗が、ホテルの至宝を盗んだ事実。 ホテルの至宝が、全ての動力制御の核であったこと。
凄惨な事件を目の当たりにしたばかりの子どもたちが、 保護されていたこと。
くるくる、噂は回って、 怪盗ディアマンテの影は、落ちていく。]
(-333) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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[施設で叩かれた背中は、あの時は伸びていたのに。 今は励ます二人の手はない。 下を向く頭を撫でる優しい手もない。 煙を纏う手、幼い頃に親しんだ手、厳しく導く手。
いくら自分で鼓舞しても、己の手だけでは限界がある。 体を丸めて、下を向いたまま。 施設を出て、もう一人なのだから、 人を頼ってばかりはいられないのに。
―――溜息。 視界のどこかに必ず巣食うのは黒と闇。 太陽の時間は終わった。 笑うことなく、一人歩く。]
(413) 2016/05/31(Tue) 21時半頃
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[己の大切な物を奪おうとしただけではなく 何故か己の肉棒を育てようとする影の手 嗚呼気持ち悪い、
気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い 気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い
己の良い部分を知りあげたような手つきで 己の分身を友の前で、見せつける様に 育てようとするのが堪らなく気持ち悪くて吐きそう
なのに一番気持ち悪いのは、確かに感じ始めている自分自身 其れを見られた。ほんと死にたい
だからこそ。動揺に揺らぐからこそ気づかない 己の放った一言に、動揺する影に ――目の前の、友人に]
(414) 2016/05/31(Tue) 22時頃
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[まって、と。幼い頃の様に 君は自分の――自分だったら舌噛み切って死にたい姿を見ても 罵りもせず追いすがる様に 逝かないでというかのように、腕を掴む
己に触れていたあの嫌悪感を感じる手は掻き消え 気配すら、跡形もなく 後は自分に抱き付く友人唯、1人だけ 己と彼、2人っきりである―――ものの
できればズボン上げたい。俺変態じゃない いや下半身露出させといてあれだけど]
シャオ、しゃーお。 すまんちょっと離れて貰ってもいいっす? ズボンあげたい後トイレ行きたいから。
[正面から落ち着けとばかりに抱擁されて>>407 落ち着いてからの真っ先の言葉がそれである
捕まれた腕、背を撫でようとした手の包帯がずれたけれど 君の指に爪はあるだろうか。あの硝子の薬箱に 1つ、落とされていた其れは君のじゃ――ないよね?
掴まれていては身動きが出来ない 序にズボンも上げられない。後下肢についてる息子さんが一寸ヤバイ なので今度は安心させる様に、 へらりと何時もの通りの笑みを張り付けて
久々に彼の方から、手を伸ばして触れられるのは嬉しいものの 離して、と此方がお願いする、番だ*]
(415) 2016/05/31(Tue) 22時頃
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[ひそりひそり、声がする。 すれ違う人がする噂話。 それは足よりも速く、街へ広がる。
それは施設の惨劇で。>>43 それはダスクの英断で。>>214 それは義賊の予告で。>>358 それは義賊の成功と失望で。>>402>>404
ふと、ソルは顔を上げる。 反動で、イミテーションのイヤリングが頬に触れた。]
(416) 2016/05/31(Tue) 22時頃
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/* 過去ソロルを書いてみたけれども落とす先に悩みつつやっぱりお蔵入りかな?とか考えつつどう動こう。
(-334) 2016/05/31(Tue) 22時頃
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―とある男の昔話―
[翠の玉を持って生まれた男子は、珍しい魔法の持ち主でした。 曰く、時を操る魔法―――
その男子が成長し、魔法が使いこなせるようになれば、彼の街での活躍は誰もが知る所となったのです。
畑に植えた作物は瞬く間に成長し、怪我した子の治癒を早め、危ない事故を防ぎ、事あるごとに彼は魔法を使っていました。 男はそうして街の人々から頼りにされることが嬉しかったのです。 ですから気が付きませんでした。 己の魔法の呪いを―――
気が付いたのは男の年が三十路を超えてからでしょうか。 幼き頃からの仲良き友たち。 けれど、そう年齢が変わらぬ彼らと己では、見た目は幾分離れて見えました。 最初は童顔だと思っておりました。 けれどもいくら歳を重ねても、男には皺も出なければ毛に白が混じることも無かったのです。 不安でした。 どうして自分ばかり歳を取らぬかのように見目が変わらぬのか。 確かに時を止める魔法もありますが、その間は生物とは関わることが出来ないのだから、間違ってその魔法が発動していることだってないはずなのです。]
(-335) 2016/05/31(Tue) 22時頃
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/* 今日落ちないのなら日付変更近くで、家に着くロールを落とす。
今日落ちるのなら、アクションない限りはこちらから向かうのはちょっと悩みますね。 秘話の数や動きを見ると彼のやりたい事をつぶしかねないのと、あとは超個人的理由。 エメリアの設定的に、監禁後に重きがありそうな予感はしていますが、私のそう言ったセンサーは控えめに言ってクソです。
(-336) 2016/05/31(Tue) 22時頃
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[その理由を知ったのは、街へと瑠璃の魔女と呼ばれる女性が訪れた時。 その魔女は翠玉の男を見て告げました。
それは呪い、だと。 力を使えば使うほど、貴方は時に残されると。
その言葉に茫然としました。 けれど悲しくはなかったのです。 だって傍には変わらず接してくれる友たちがいましたし、その友たちも励ましてくれたのですから。 悲しくはなかったのです。
一人、残されるまでは。
一人死に、二人死に――― 幼い頃から男を知っている人々はどんどん旅立っていきました。 ついに最後の一人となったとき、男は泣いて縋りました。]
おいて、逝かないで――― 君が最後なんだ…お願いだ、おねがい…
[その最後の一人は、一等仲が良かった友でした。 彼がいなくなったら、きっと自分は一人だと、泣いて願って、翠の玉を光らせました。 死にゆく友の、時を止めるように。]
(-337) 2016/05/31(Tue) 22時頃
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[しかしそれは、男の望みとは違う結果を生みました。 時が止まった男は死ぬことはなかったのでしょう。 ただ、止まってしまっただけで。
死んではいない。 けれど、動きもしない。 話すことも笑うこともない友だった物。
絶望しました。 もう一人は嫌だと泣いて喚いて。
そして求めました。 同じ時を歩んでくれるものを。 いないのならば作ればいい―――
そして錬金術というものを知りました。 賢者の石、等価交換、人工生命――― 男は、友だった物を鍋の中へと入れました。 人の命と引き換えに、新しい命を。
けれどそこから生まれたのはなりそこない。 失った友は帰ってくることなどなかったのです。]
(-338) 2016/05/31(Tue) 22時頃
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[それから男は街を転々としながら研究を続けていました。 もう男の過去を知る者はいない、思い出だけの街は辛かったのです。
そしてこの街へとたどり着き、一人の少女と出会いました。 その少女は、水晶とその名を持っていました。 出会ったのは偶然です。 手を伸ばしたのも、気まぐれです。
ただどこか確信めいたものもありました。 時間、時、時計―――
彼女の命を糧にして、生まれた子は目を開きました。 動きました。歩きました。 けれど、しゃべりはしませんでした。 感情がありませんでした。]
まだ足りない けれどもう少し―――
[男はその彼女と出会った街を拠点とすることと決めました。 ヒントならば彼女から得ることが出来ました。
時を示す石と名を―――
水晶時計に、例えば
日時計や月時計―――*]
(-339) 2016/05/31(Tue) 22時頃
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/* お蔵入りの勿体ない精神灰落とし。
表だとなんだか答えすぎてしまうし、だからといってSTKではないし、でも赤も違うし。
(-340) 2016/05/31(Tue) 22時頃
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― 夜、斡旋所 ―
[斡旋所に訪れる客もいなくなった頃の事です。
きちんと司教様には話し、お目付係の――… カフェで働く修道士には、「あの子、Phantomでも働いてるわよ」と。 マジネタを流し込んで、ひととき、自由な時間を得ます。
そろそろ、と、顔をのぞかせて。 穴蔵の中へと、入ってゆくのです。]
キーツさん、こんばんは。 えへへ、………来ちゃった。
[いつもは、日中にこうして外で待ってるけれど。 明日は、フィエゴとたまごやきをるくる日なので …来ちゃいました。]
(418) 2016/05/31(Tue) 22時頃
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[ハンカチで口元を覆っていたけれど。 キーツさんはいつも蒸しているパイプを咥えていないようです。]
………もしかして、私が来るってわかってたんですか?
[そっと、彼の傍へ近寄るのです。 なんでも見透かしてしまいそうなその細い瞳は、 明るい光の下では、怖いけれど。 ここは『昼』の街よりも、ほの暗いし 私は、子供じゃないし。>>0:57 大丈夫、大丈夫です。]
(419) 2016/05/31(Tue) 22時頃
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[気持ち悪い。気持ち悪いとばかり響く感情。 叫び声を上げるよりも、高らかな嫌悪。
その中に紛れ。友の声を気のせいだと 嘘だとばかり云う心があった。>>414
――何処にいくというのか。 あの日、満面の笑み浮かべた子が叫ぶ。 嘘だと偽りだとばかり、否定し
動揺を隠す如く、友の逸物を育てあげようとし ]
(-341) 2016/05/31(Tue) 22時頃
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[治療の為に、掌を差し出して。 近い年の男の子たちよりも、一線引いた雰囲気の彼の顔を。 蛇さんみたいな太さに編みこまれた髪を。
じっと見つめます。]
キーツさん。
明日、世界が終わってしまったら。 ……どうしよう。
[子供のような悩みを。 子供のような想いを。
―――語れるのは、彼にだけでした。 瑠璃の石を持つ彼に、隠し事はきっと、無駄です。
私の、心を悩ませる予言をしたあなたには、無駄でした。]
(420) 2016/05/31(Tue) 22時頃
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[黒く賢き犬が本来侍るは主人の傍のみ。 時として与えられる散歩の代役も、常養子の彼を飛び越えて。
それが今や、縁があるでも無しの娘の隣に。>>354 人の機微を知らぬ犬の振り、獣の振り。 大人の見据える真実は、子供らの眼から遠い。
神の家に生まれずとも、善性を撒く娘は、 深淵に臆することも無く、或いは気付くことも無く御手を浸す。 指から伝った黒の色、警戒込めた尾が真っ直ぐ立った。>>355
犬が選んだのは彼女を漆黒より引き剥がすこと。 距離を取ること、穢れを遠ざけること。 普段は見せない力強さは、女の脚で留められない。
転倒を支えた逞しさに似ていたとして、 良き犬は飼い主に忠実に倣うものだから。]
(421) 2016/05/31(Tue) 22時頃
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[ 私の世界が、終わってしまったらどうしよう。 ]
(422) 2016/05/31(Tue) 22時頃
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[ 罵りを上げる事なんぞ思い浮かばなかった。 舌を噛み切って死にたいと、など思いもしない。 伸ばした腕は友を捕え、抱き締める。
ひっつき虫。幼い頃は背後から。 後ろをひっつき歩く子が今、前から独り。]
…ズボン?…なぜだ?あ、
[ 落ち着いたらしい友の言葉にきょとんと首傾げ。 ぱちり、大きな瞳を瞬けば、細みを見せて 何かを探す如く、周りを見やり。
一寸ばかり友の背を引っ掻くよう爪立て 包帯の下、黒ずんだ手が友に爪の所在を伝え ]
カルナス、…主はその。それ。
[ へらり何時も通りの笑いと交互に見て。 息子さんを思わず、包帯なき左手で、つんとつつき。 離れまいまま、何があったとばかり問いかける。
この工房の主。いまいち、分かっていない>>415。 ]
(423) 2016/05/31(Tue) 22時頃
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私の罪を、――お許し下さい どうか。 ……お許し下さい
[あなたの其れと違い、形だけではない懺悔を。>>0:58
そっと告げながら、涙をこぼしました。 瑠璃石に落ちる涙は、月の雫と変わります。]**
(424) 2016/05/31(Tue) 22時頃
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[犬は穢れの正体知らずとも、 その呪いが向かう先を知っていた。
施設で血を撒き、斃れたのは女が二人。 施設に関係深き、女が二人。
“もうひとつ”の傍を離れ、彼女に随伴する意味。 巨躯を活かし、揺らぐ痩身に寄り添う意味。
犬の身に課せられた使命は、彼女の盾であった。
彼女が嘘と嘆く約束は、 ただ、一度も、違えられたことが無い。*]
(-342) 2016/05/31(Tue) 22時頃
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[ 友の懐。一対の其れの片割れが黒ずんで ]
(-343) 2016/05/31(Tue) 22時頃
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―月夜の散歩―
[街はずれの錬金術師が月が出る夜に出歩く事は珍しくはありません。 人工的な光といっても、月は月。 そこに特別な力が宿ることもあるでしょう。
そして、月の出ている時にのみ採れるものもあるからです。 空に浮かぶ月を仰ぎ、ふととある少女を思い出します。 養護施設へと薬と届け乍ら何度か世話をした記憶のある子を。 掃除を頼む青年の妹だという子を。
日が暮れてしまえば、街はずれた場所を照らすのは月明りのみ。 けれどしかし、そんな月も雲へと隠れてしまえば闇を生み出すだけでした。*]
(425) 2016/05/31(Tue) 22時頃
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[彼女の願いを叶えるままに、夜の街に着き従う黒。 変わらぬ四足駆動が彼女と歩調を合わせ、 息が上がれば立ち止まる。>>356
最中に幾度か、濡れた鼻先を彼女の脚に寄せ、 帰宅を勧めるように振り返ったが、 心を映すように透明な輝石を抱いて生まれた彼女は諦めない。
犬の声帯では嘆息こそ吐けぬものの、 道行きの抱擁では大人しく体温を分けた。 彼女が歩みたがるなら、せめて一歩分、二歩分でも、 活力となる熱を与えられるように。>>357
けれど、頭上から降った声には視線をあげた。 名も知らぬ主人を按じる優しき声音。 そこで漸く犬はクゥと小さく鳴く。
犬の言葉で、なんと言ったのか。 彼女には到底、知りようもないことだけれど。*]
(426) 2016/05/31(Tue) 22時頃
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[―――…大丈夫、
そう形作ったのは人の口吻。 壁を打った掌を開きながら、身を支え。
静かな夜に、噂も届かない路地に、長躯の影が伸びる。]
―――…君は決して、穢されない。
[それこそ、昏き石の生涯を賭けて。*]
(-344) 2016/05/31(Tue) 22時頃
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…良くない気が漂っている。
[ ひっそりと耳打ちし。友の後首を見 もう一度、周りを見て何かを探すような視線を投げ]
何が、あった――?
[もう一度。友へ聞く声は、常と同じ。 ]*
(-345) 2016/05/31(Tue) 22時頃
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[うりうりと友の逸物を指で苛める。うりうり ]*
(427) 2016/05/31(Tue) 22時頃
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/* 思い浮かぶSTK行為だと、ルナちゃんの石をソル君の家にそっと置く事かな?
(-346) 2016/05/31(Tue) 22時頃
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―客人について― [ホテルへ二の足踏む若者の存在を>>193、 コファネットの支配人は知っていた。
それでなくともケルビスの姓を出せば、 持ち合わせがなくともそれなりの対応で持って出迎えられたことを 彼は知らない。>>352
目先が眩むは欲ばかりではない。 四足の獣にさえも許されぬ距離に、 突然の身に余る幸福に――身の程知っている美徳の反面、 惑って信じられぬ心が、 自ら逃げ道塞いだ。*]
(428) 2016/05/31(Tue) 22時頃
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/* 秘話>てへぺろ。
今回、狂人側がめっちゃ連携というか結託して それぞれに陰謀をばら撒いてる感がしてめっちゃわくわくする。
あとねえサーベラスかわいいよサーベラス。 すきすきって遠慮なく言えるのたのしい。
…いえないのも、たのしい。
(-347) 2016/05/31(Tue) 22時頃
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/* >>427カル兄のカル兄がっ!!!
(-348) 2016/05/31(Tue) 22時半頃
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/* シャオがちょいちょいもえきゃら化するのに笑う。
あーそうか夜が明けたらキーツさんとお別れか。 お返事なくても大丈夫な感じにすれば良かったかなでもそういうのばっかだと寂しいかなっておもって、うそなんも考えてなかったわたしがお話したかっただです。
ぼちぼちお手紙の内容考えよう… おじさまからの時節の挨拶が秀逸すぎて出すまえからご期待に添えられず申し訳ねーですって平伏す。
(-349) 2016/05/31(Tue) 22時半頃
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[ああ、元気になってくれた。 うれしい。
愁いを帯びた顔も好きだけれど。 そちらのほうが好きかもしれないけれど。
ああ、でも。 彼に不幸をよんでいるのは。 もしかして、僕なんだろうか。 そうじゃなければいいとも、それがいいとも思う。]
(-350) 2016/05/31(Tue) 22時半頃
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/* どこまで確定回すかだよな…。 こういう風にしたいって感じで回すと相手の思考まで確定してしまいそうだし…。
(-351) 2016/05/31(Tue) 22時半頃
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[感謝の言葉に嬉しそうに笑って。>>409 負の連鎖のところでまた暗くなる。]
そうですねぇ…そういうのあるかもしれません。
お疲れ様です。 ……友人さんが泊まってるんですか。 信頼できる人ってことなら大丈夫そうですね。
それなら、僕からはお守りあげましょう。
[良かったと言うように笑って。 首を飾る自らの宝石をさらに飾る同じような宝石。 一つ若干無理やりに外して、彼に握らせて。]
ハクの嫌な思いが、なるべく早くなくなるように。 貴方に不幸が行きませんように…なんて? 僕は魔法が苦手なので…気休めにしかならないと思いますが。
[ダメでしょうかと、眉を下げて。]
(429) 2016/05/31(Tue) 22時半頃
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― 詠み人の名 ―
[ 業を暴く瞳は深い光。>>323 煙曇る水晶によく似たはずの瞳は今は碧。 煙染みた色は何処にもなく。
――どこも、父と、伯父と似なくなった
義理の姉へ零された、予言は一等高く。 潜む真実を、母は気づかぬまま
輝く光、原石だとばかり。夫の弟へ ]
(430) 2016/05/31(Tue) 22時半頃
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[そばにいれないかもしれない。 でも、そばにいたい。 許してください。赦してください。
きっと、氷の蛇が貴方を護るから。
純粋でも、きっと、この気持ちは歪んでいる。 だって、貴方には…他に想う人がいるのに。 あんなに貴方に触れたのに。 もっと、深く深く、望んでしまう。 碧い瞳は深く深く、淀んで。]
(-352) 2016/05/31(Tue) 22時半頃
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[久しぶりに会っても変わらない関係に自然と大丈夫だと思い込む。 施設の兄弟、共に過ごす時間は短かったが、何度も遊びに行き、 共に遊び、共に怒られ、共に笑った。
だから安心していた。 何事も起きない、このホテルの一室ならば。
父を頼らなくても、己には信じれる友人が、施設の兄弟が居る。
故に、瞼が閉じ切る前の瞳みには、柔らかな表情のライトが居た。 何も不安に思う事は無い、隣のベッドにはライトが居てくれる。
それだけで、安易に夢の中へと導かれた。]
(431) 2016/05/31(Tue) 22時半頃
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[ 斡旋所内へ密やかに足を運ぶ日があり >>324]*
(432) 2016/05/31(Tue) 22時半頃
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[とても綺麗なホテルの部屋。 一生こういう場所に泊まる事がないと思っていた。 ふわふわな布団、柔らかい枕。 とても優しい光の宝石、綺麗な壁や床。
パーヴィスはいつ居なくなるのだろうか。 明日一緒にオムライスを作る時に聞かなければいけない。
そんな事を考えながら己の眠りは深くなり、 部屋には健やかな寝息が響いた。
―――嵐の前の静けさとして。]
(433) 2016/05/31(Tue) 22時半頃
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―スラム街―
[とあるボロ家の軒下へと、コトリと置かれた小さな石。 月の光を反射して、それはキラリと輝きました。
よくみればその石が月長石であると分かったでしょうか。
夜でもスラムには人がいます。 いいえ、夜だからこそたちの悪い輩は活発になる時間でしょう。
けれど、そんな人々にも気付かれず、その石はとある家へと置かれたのです。 太陽の家へと、月の石は置かれたのです。]
(-353) 2016/05/31(Tue) 22時半頃
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[この街で月長石を持つのは貴族へと引き取られた病弱の少女だけ。
しかし件の少女を見たものは当然いません。 それに少女は罪に問われ屋敷から出ることなど出来ないでしょう。
では誰が―――*]
(-354) 2016/05/31(Tue) 22時半頃
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だーかーらー僕が心配するんです。 ……他に、心配してほしい人いるんですかねー?
[落ち着きを取り戻した彼。>>410 そういえば年上の好きな人がいるんだったかと思い出して。 つい、茶化してしまったが、怒られなかっただろうか。]
そうですか? ハクは綺麗ですからー気をつけたほうがいいかもしれませんよ? 一応急ぎましょうか。 友人さん、待たせてるかもしれませんし?
[書店につけば友人さんはいたでしょうか。>>374 いなければ、誰かが来るまではそばにいるつもりで。*]
(434) 2016/05/31(Tue) 22時半頃
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[疲れか安堵か、深い眠りは早々起きそうにはなかった。 寝ている間に何が起きてるかすらも、知る事がない。
故に、耳から大事なピアスが外された事も。
故に、ライトに荷物の中にある血の匂いを放つ、 鶏の死骸が取り出された事も。
故に、その鶏の総排泄孔から血や臓の一部や、 白く濁る精が滴っている事も。
故に、ベッドのランプにふたつのタオルに縛られ、 吊るされている鶏の事も。
故に、己の片方の手首がその吊るされている鶏と、 繋がっているタオルに縛られた事も。]
(435) 2016/05/31(Tue) 22時半頃
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[今起きている事の全てを知る筈もない、 ただ深い眠りへ堕ちて。
―――――――否、目覚めない方が、幸せだった。]
(436) 2016/05/31(Tue) 22時半頃
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―斡旋所・煙の向こうの話― [コファネットで盗難働いた挙句、客まで脅した男は、 まだ下町をうろついている。>>315
反省などは微塵もなくとも、持ってくる情報の速さと有用性が 斡旋所の益となれば、 それは諸々の契約主の利益に繋がるものだから。 ――暗に、そうでなければ存在すら許さぬとは 本人が一番良く知っていることだろう。
煙水晶の見る目を信頼するが故>>330、 少々重荷を預けることになるが、それもまた手間賃と 金貨重ねて笑う。*]
(437) 2016/05/31(Tue) 22時半頃
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ん、 …… 。
[何やら身体が重く、寝返りを無意識に打とうとするも叶わずに。 まだ眠り中に居る己の上にライトが乗っているなんて、 勿論想像すらしなかっただろう。
これから起こる事も、予想すら皆無だった。]
(438) 2016/05/31(Tue) 22時半頃
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あ゛、――あああああ゛ 、っ う、 …なっ―― 、
[意識が覚醒したのは左眼に激痛が走ったから。 グ、と勢いよく状態を起こせば片方の手首を動かし、 ズン、と何か重いものが己の目の前に現れて。
己の手首はタオルにより縛られ、その先に付いてきたものは、 首の折れ曲がった鶏の死骸。
鼻が捻じ曲がるほどの異臭、赤と白に塗れた鶏の孔には、 見慣れた金具の一部を見つける。 ―――それは己の左耳にある筈のもの。]
(439) 2016/05/31(Tue) 22時半頃
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ひ、 っ い゛ぁ あっ、
ん、 なっ… ぐぅ ……っ、
[左目がジンジンと熱い。 頬を赤の雫がしとどに滴り、 鼻腔を犯す異臭の死骸がベッドへと転がり。
漸く前を見れば赤の滴るペーパーナイフを持ったライトが、 当たり前の様に己を見ていた。
現状を考えようも痛さと混乱で言葉が出てこない。 ただ身体を震わせ、手で左耳へと触れれば、やはり耳飾りがない。
その死骸の孔に押し込まれているのが、己の耳飾りだ。]
(440) 2016/05/31(Tue) 22時半頃
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[微力ながらの治癒魔法を駆使するも、 魔力不足で状況が何も変わらない。 左手で切れた左瞼を抑えながら、ライト越しに壁へと視線を移し、
――――言葉を失くした。
まるで何かを責める様に、訴える様に赤の文字が壁を染めて。
『フェイ・デイビス』 『ヨハネ・アビントン』 『ライト・マルティネス』
『みんな、フィエゴのせいで狂った』
『フィエゴは、財に呪われている。』
知っている名と知らぬ名が壁へと書かれていた。 身体の震えが、しとどに滴る赤と一緒で止まらない。
ならば今目の前に居るライトも、狂っているのか。 だから、そのナイフで己を瞼を角膜を傷つける深度で傷を作って、 己の耳飾りを鶏の孔へと押し込んで、 その赤で壁へと書き綴ったのだろうか。
己が、ケルビスの名を持っているからなのだろうか。]
(441) 2016/05/31(Tue) 22時半頃
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/* しまった逆の目だ!!(よくやりがちなみす
(-355) 2016/05/31(Tue) 22時半頃
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なっ 、で ……、
俺、 何し、 たって ……、 ぅ、ぐっ
ゲホゲホッ …、く ハ、ぁ…
[未だ目の前にある死骸の上へと軽く嘔吐するも、 胃の中に何もなければ吐き出されるのは胃液だけ。
左手を一度離せば震える手で縛られているタオルを緩める。 その間、目の前のライトは何をするわけでもなく、 ただナイフを持ち上の空だった。
漸く外せれば死骸を布団を使って蹴飛ばし、 目の前に居るライトすらをも巻き込ませて。
震えた身体に何とか力を入れて、未だ滴る左眼を再び抑えて。]
(442) 2016/05/31(Tue) 22時半頃
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[たすけて
だれか、
だれか、
たすけて 。]
(443) 2016/05/31(Tue) 22時半頃
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[足元も覚束ないまま、勢いよく部屋を飛び出した。 まるでこの左眼の傷が義父の様だと気付く事も出来ず、
痛さと入り混じる感情が、負の連鎖となって己に襲い掛かる。
フェイ先生が人を殺したのも己の所為。 ライトが己を傷つけたのも己の所為。
分からない、如何してこんな目に合うのか、全く分からない。 ただ此処に居れないと全力で走りホテルから抜け出した。
暗い道、何処に行くとかそんな事は一切考えてなかった。 否、自然とその足はとある場所へと向かっていた。]
(444) 2016/05/31(Tue) 22時半頃
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― →教会前 ―
[足が向かった先はパーヴィスの居る教会。 時刻は既に夜から夜中へと変わりくる頃だろうか。
教会前へと着いた頃に足の力が抜け、そのまま地面に座り込む。 酷い己の姿で、顔の左側を朱に染めて、神聖な教会前で。
―――動けぬ己の左耳に、耳飾りは無かった。]*
(445) 2016/05/31(Tue) 22時半頃
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だって、貴方を狙う者は、けっこういそうですから。
[ほら、もしかして、街の陰に。 貴方を連れて行こうとする者がいるかもしれません。 大丈夫、もしそうだとしても僕が代わって連れていかれるから。 ああ、それでは守れない?
守るにはどうするべきだろうと、悩んで。 冷たくも、温かくもある声、話しているときとが違う。いつもと違う、声。*]
(-357) 2016/05/31(Tue) 22時半頃
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/* 正直今食事する時間じゃなくてよかったなって書いてて思ったんごごごごごごご
文才がほしいいいいいいいいいいい パーヴィスごめんんんんんんんんんんんんんorz
時間かかってこのクオリティーってマジで恥ずかしい……。
(-356) 2016/05/31(Tue) 22時半頃
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[やめてみないで>>423 生娘じゃあないけど、友人に自分の分身見られて悦ぶど変態では無い ひっつき虫だった頃と、あんまり変わってないんだなぁと微笑ましく 思う前に、羞恥で俺は硝子細工になりたい
そう思っていたが、指が引っ掻く様に己の背へと 圧を掛けたからこそ――あの男の言葉が嘘ではないことが分かって 氷塊が、胸に落ちてゆく]
……うん、ごめん、指摘しないでくれると嬉しいっす。
[後問わないで。俺の心にダメージがでかいから 本当だったら布団に引きこもりたくて 思わずつつかれた事でびくっと肩を震わせてしまうのが 本当に情けない
余裕など剥げ落ち、必死に普段を形作ろうとして だからこそ、だからこそ――懐の硝子玉の片方が 黒ずんでいる事など、今の時点では分からない]
(446) 2016/05/31(Tue) 22時半頃
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何もない、何もないから。 指、離して……頼むから、なぁシャオ。
[せめてズボンあげさせて!と情けない声>>427 半泣きも普段辛口を向けられての物とは違い 本気で焦っているのが伺えるだろう
何を哀しくて性に疎いであろう友人にチンコ苛められなければならんのだ 恥ずかしくて死にたい泣きたい首をつりたい もういっそあの大嫌いな影にぶち犯されてもいいから 此処から逃げ出したいと悲鳴を堪えつつ、唯願う]
トイレいきたいの!トイレ。 漏れるから。直ぐ戻ってくるから!な?
[宥める様に懇願する。何が漏れるかまでは言わない 1発抜くまでは暫くトイレの住人になるだろうが ――すべてはあのど変態の所為だっ!と、 益々怒りに煮えたぎるのであった*]
(447) 2016/05/31(Tue) 22時半頃
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/* 控えめにいってくるってるわ、、、 こんな頭おかしいもんを頑張って拾ってくれるフィにぃの優しさよ。。
甘いもんを先に置くと、終始甘くなるからな。。 ひどいのを頭に持ってきてよかったぜ。。。
サプライズ系はこんなとこで終了かな。
(-358) 2016/05/31(Tue) 22時半頃
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/* おぉ、みなさますごい。 私ヘタレで涙目になってしまいそうです。
(-359) 2016/05/31(Tue) 22時半頃
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/* パーヴィスが返しづらかったら如何しようってこの不安が逐一おそってくりゅ・・・ふえぇっ
そして他の人と絡む余裕がないこいつっ!!(夜中です
(-360) 2016/05/31(Tue) 22時半頃
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[ひらりはらり。
人肌に触れて氷は融ける。 けれど翅が凍り付いた枷から解き放たれると、 蝶はより自由に翅を広げて羽ばたいて。]
楽しい事が連鎖するのは歓迎なんですけどね。
[否定せず耳を傾けてくれるから>>429、 柔らかい笑みが漸く浮かんだが、お守りと言われて 外される飾りの1つの宝石にまた表情が変わる。]
ちょ、ちょっと待って下さい。 そんな大事な物、受け取れませんよ?
俺なんかに、どうして。
[リアントとならば、同じ事をしたかも知れないし、 されても受け取っただろうが、オルコットは店主と客の間柄。
幾ら風変わりと評されていても、変わり者にも程があると 呆れた様に握らされた石を返そうとするが。]
(448) 2016/05/31(Tue) 23時頃
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気休めなんてとんでもない……。 そんな風に思っていただけるだけで、すごく、嬉しいです。
[夜の暗さでも見える下がる眉に、引き摺られる様に 眉が下がり、宝石を握らされた手も彼から自分の元へと 下がらざるを得ない。
困った様に胸元に引き寄せて、広げた掌で輝く石を見つめて 微笑み返す。]
ありがとうございます。 俺なんて魔法使えたっけ?ってレベルなんで。
使えるだけオルコットさんが羨ましいです。
[彼の言葉、日頃の彼への皆の評は変わり者だが、 この優しさはとても大切だ。 彼が魔法を使った所も話も自分には届いていないので 本当に使えないのだろうが。
優しさの詰まった石は魔法が込められた石より 余程価値があると大事に両手で包み直した。]
(449) 2016/05/31(Tue) 23時頃
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[ケルビスの威光ではなく、>>325 斡旋者の感性が埋め込まれた輝石に翳しても。 黒に混じる赤は、見分けが難しく。 指腹でくるりと撫で、怪訝な眼差しを"彼"に向け。]
……? さっきの石探しの時に汚れたのか な……? 帰ったら、洗ってあげるね。
[斡旋所から自宅へまでも連れ添う素振り。 盗んだだの誘拐しただの謗られても、潔白ならば 仮令汚泥を浴びても濯げると信じているし。
何よりここまでの道中、>>426 既に彼無しでは二本足で立つのも辛い。 連れ添うほどに、離れ難さが増していく。]
(450) 2016/05/31(Tue) 23時頃
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[ 羞恥で硝子になりたい友へ>>446 抱き着いた片手は離れようとしない。 引っ掻く背が、確かなぬくもりを。
友に落ちる氷塊が、胸に落ちるのも知らず。 唯、離れられないとばかり。何度も手は爪を立て ]
無茶を言うな。 我が寝ている間に主は何をしていた。
[ 云うだろう。そりゃ起きたら。 心にダメージがあったって知るものかとばかり。
肩を震わせてしまうのを見ながら、きょとり。 必死な様子に耳打ちしながら、はぁと溜息1つ。]
(451) 2016/05/31(Tue) 23時頃
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いや。
[ 教えてくれるまでは、やだとばかり。 情けない声を前にしても、本気で焦っていても。 よもや、そら恐ろしいことを考えているとも知らず。 悲鳴を耐える友の逸物をうりうり。うり。 ]
話さぬなら、トイレにはいかせぬ。
[ 懇願する友へ。何が漏れるか。知るものか。 トイレの住人になるだろうとするその、友の其れを。 ぎゅっと強く握り締めて、ほら、吐けとばかり。
――怒り煮えたぎるのを見つめ。>>447 ]*
(452) 2016/05/31(Tue) 23時頃
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いや。
[ 教えてくれるまでは、やだとばかり。 情けない声を前にしても、本気で焦っていても。 よもや、そら恐ろしいことを考えているとも知らず。 悲鳴を耐える友の逸物をうりうり。うり。 ]
話さぬなら、トイレにはいかせぬ。
[ 懇願する友へ。何が漏れるか。知るものか。 トイレの住人になるだろうとするその、友の其れを。 ぎゅっと強く握り締めて、ほら、吐けとばかり。
――怒り煮えたぎるのを見つめ。>>447 ]*
2016/05/31(Tue) 23時頃
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[ 密やかな歓喜を寄せる。 友がどれほど自分を思ってくれているか。 嬉しい、悦びとばかり、悦んで密かにはにかみ。
見えた後首。噛まれた痕を。 背を撫でる手で、其処を撫でてみて。
包帯を濡らした血が、友の皮膚に触れ。 密やかな熱と共、混ざる。友の血。
其処に混沌と濡れるは、血は何処か似て ]
2016/05/31(Tue) 23時頃
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― 斡旋所 ―
[先程訪れたのは黒の人、今訪れるは黒の犬。 素知らぬ振りをするのは娘だけではなく、 倣って犬の長い鼻先も壁に向く。>>381
耳が揺れたのは、ホテルへの従事を聞いた折だけ。 或いは、男の指が細い娘の指に触れた折だけ。>>330
娘の足元に腰を付き、暖となるままの犬は、 やり取りに口も尾も挟まない。
片方の隻眼で、垣間見るのは彼女の困窮。]
(453) 2016/05/31(Tue) 23時頃
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[ 密やかな歓喜を寄せる。 友がどれほど自分を思ってくれているか。 嬉しい、悦びとばかり、悦んで密かにはにかみ。
見えた後首。噛まれた痕を。 背を撫でる手で、其処を撫でてみて。
包帯を濡らした血が、友の皮膚に触れ。 密やかな熱と共、混ざる。友の血。
其処に混沌と濡れるは一対、何処か似て ]
(-361) 2016/05/31(Tue) 23時頃
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[ 逸物を強く握り締めたと同時。 腹部の犬が、浮かび上がり。ドクンと音を立て。
――内側より、熱を押し上げるごとく下半身を刺激し]*
(-362) 2016/05/31(Tue) 23時頃
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―書店へ―
[ソーセージの包みや買い物袋を手に帰路につく。 聞こえてくるディアマンテの噂話に、足が止まる。
曰く。 ホテル・コファネットに予告状が届いたと>>359]
――はァ?
[口頭で再会の予告はした。 だけど、予告状なんて出した覚えはない。 邸宅の一室に突き刺さるカード>>0:40 それこそがディアマンテの予告状。並の人間には行えない、ディアマンテだけのそれ。
何故。 誰が。 何の為に。
不吉な予感が渦巻く。 後に、悲劇が起こることはまだ知らない]
(454) 2016/05/31(Tue) 23時頃
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[昼、太陽の代わりに蛍石は街を明るく照らす。 夜、月の代わりに蛍石は街を闇に染める。
聞けども聞けども噂話は、足りない。 それは、安心して良いことなのだろうか。 きっとそれだけ色々な事が起こり過ぎている。 ソルの周りにも、この街にも。
足を速めた。 悲しいのと、悔しいのと、 でも落ち込んではいられないのと。 今日は笑顔が消えてばかりだ。 笑わなければ。
――今度ルナに会う時に、笑っていなければ。
歩みを進めれば、そこは街とスラム街の境。]
(455) 2016/05/31(Tue) 23時頃
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― 家 ―
[スラム街にほど近いここは、むしろ夜の方が騒がしい。 娼婦の手招きに、ならず者の喧騒。
ソルはそれを気にもせず、 鍵のかからないドアノブに手を掛け――― 立ち止まった。
―――コツリ。
足の先に何かが当たる。 塵が落ちている事もあるここで、さして珍しいものではない。 けれど、
それは、闇の中で光った。]
(456) 2016/05/31(Tue) 23時頃
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[光る石。 拾い上げるとそれは滑らかに加工された宝石。 青い色の混じる、白色の石。 周りの闇と"月"の灯りを吸いこみ、 ソルの宝石よりも淡く淡く光を放つ―――月長石。]
―――、へ ぁ………なん、で。
[石を握りしめて周りを見回す。 貧困層の住人が、宝石なんて財を落とすはずもなく。 それを同時に見逃すはずもなく。
ならば、その持ち主が来たのではないかと。 あり得もしない発想が、頭をよぎった。
――いない。 いるはずがない。 この街で唯一、この石を抱く"妹"が、ここにいるはずなど。]
(457) 2016/05/31(Tue) 23時頃
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[輝く夜のヒーローが 地に落ち、沈みゆくことになることも――
その時は、まだ*]
(458) 2016/05/31(Tue) 23時頃
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[もう片方の隻眼に映すのも彼女の困窮。
マッチ箱よりも小さな家は城とは呼べぬが、 そこに暮らす彼女は、唯一人の姫君に他ならない。
手の中で遊ぶ蒼玉と紅玉の欠片。 蒼玉が役目を果たさず済んだのは、 彼女が犬との遭遇で、施錠を忘れていたが為。>>178>>182 己が魔法に頼らずとも侵入易く。
鼻を突くのはホワイトセージの余韻。 見渡す室内は、決して手を入れてはならぬ鳥籠。>>114
寝乱れた寝台には、捨ててしまえば良いのに、 律儀な性格を表すように折られた外套が。
犬の身には叶えられぬ溜息を、男は淡く吐いた。]
(-364) 2016/05/31(Tue) 23時頃
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―――ルナ!?
[急いでドアを開けて、家の中を見回す。 家の中は、何もない。
いつも寝る布と綿の塊と。 仕事道具を入れる棚と。 大工が絶対にそうとは認めないだろうテーブルと。
探そうにも、そもそも隠れる場所すらない。 いるはずがない。 いるはずがないのに。
その石ごと、自分の胸を掴む。]
2016/05/31(Tue) 23時頃
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[噂は尾ひれ背ひれがつき、どんどん広がっていく。 養護施設であんなことがあったせいで、猶更の期待を込められて。
獲物は、噂に聞くコファネットの秘宝だと。 ついに存在が明らかになるのか。 というものから、 あの不幸な施設にどのくらい振り撒かれるのか。 というものまで。
言いようのない不安を抱えながら、書店に向かい―― ついにそれが、起こる>>401]
(459) 2016/05/31(Tue) 23時頃
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/* 思った。 またピアスネタ使ってんのか俺www(ぱんすともピアスだったやつ←
(-363) 2016/05/31(Tue) 23時頃
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―――ルナ!?
[急いでドアを開けて、家の中を見回す。 家の中は、何もない。
いつも寝る布と綿の塊と。 仕事道具を入れる棚と。 大工が絶対にそうとは認めないだろうテーブルと。
探そうにも、そもそも隠れる場所すらない。 いるはずがない。 いるはずがないのに。
その石ごと、自分の胸を掴む。]
―――ぁ、
[扉を開けた時に浮かんだのは。
本当は、歩く事が出来て。 内緒の、魔法を使う事も出来て。 本当に、それで貴族を殺したのがルナで。 内緒で、ソルに会いに来たんじゃないかと。
それは、太陽に似つかわしくない、黒い想像。 あまりにも、月を穢す、暗い想像。
それを悔やんで、唇をかみしめた。]
(460) 2016/05/31(Tue) 23時頃
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[フィエゴの寝顔を、静かに見詰める。>>436
身じろぐ事も難しかろう。>>438 腰の上へ乗り上がった男の体躯は邪魔すぎて。
>>370適当どころか、冷水を浴びせるように目覚めさせ。>>439 痛ましい悲鳴に、一度苦しい表情を浮かべたが 当の本人は痛みや腐敗し始めた鶏の臭みで それどころでは、無かっただろう。
>>440『ライト』から『私』が出て行く一瞬前。 フィエゴが壁の文字へ注意を攫われた刹那。>>441 怯えきって、言葉をなくしたその貌を見て。
興奮しきった熱源が、どく、と下着の中で精を放つ。 衣服の下で、彼の下肢へ押し付けた中心をビク、ビクと痙攣させ。 リビドーに包まれたまま、フィエゴの頬を撫でた。
見下ろす視線に、恍惚と喜悦を滲ませ――…]
(-365) 2016/05/31(Tue) 23時頃
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………愛してるよ、フィエゴ。
[それが、『私』の抜ける最後の言葉。>>442
木偶と変わった『ライト』は哀れ足蹴に遭い。 シーツと一緒に、床へ転がってしまった。]*
(-366) 2016/05/31(Tue) 23時頃
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[犬の黒曜色が男女のやり取りを何処か茫洋と眺めていた。 人語を扱えぬ犬は、一声も鳴かず、僅かばかり尾を揺らす。
リードも無くば、首輪もない。 だが、その佇まいと毛並みが名家由来を語る。
良く躾けられた、無駄に唸るを厭う獣。 攫われたにしては、大人し過ぎる犬質は、 答えの代わりに視線と鼻先を持ち上げた。>>382
ひらりと吊られて揺れる、真新しいインクの匂いに誘われて。
その匂いを聞いた途端―――、 犬が初めて犬らしく、わんと一声吼えた。
左右に揺れる尾、見上げる紙片。 曰く迷子犬が、帰る場所を見つけたように。
動物愛護の条件を、犬が読める筈もないのに。>>331]
(461) 2016/05/31(Tue) 23時頃
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―――違う。 違うんだ。 違う………違うのに……
[でも、じゃぁ、なんで。 なんで、月長石が、ここにある。
わからない、考えたくない。 これ以上、太陽から遠ざかりたくない。 早く、早く、早く、早く早く、早く朝に―――
頭を振って、装飾を全て付けたまま。 布と綿の塊に身を沈める。
これが悪夢で。 起きたらいつもの朝が始まればいいのに。
その割には、石を硬く硬く、無くさないように。 握りしめていたけれど。]*
(462) 2016/05/31(Tue) 23時頃
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心配してもらえるなんて……嬉しい、な。
いや、心配して欲しい人、なんて……。
[何度も繰り返されて>>434、漸くオルコットが 自分を心配してくれているのだと理解は出来たが 納得は出来ていなかった。
だがその想いを上書きする様に夕刻に訪れる客が 浮かび声が詰まる。
あからさまな動揺のせいで、気のせいにしてしまった。 冷たいのに命ある存在。 まるで蛇の様に何かがゆらり揺れて。 今は棚引いてさえいない煙の様に、蝶と共に身に絡む感触。
突然戻って来た冷えた感触に、上着を抱き寄せ身震いした。
だがその震えを自分でも判りやすい動揺だと思い込む。 その動揺から続いた言葉もからかいと受け取った。]
綺麗ってオルコットさんは面白い事言いますね。 だから変わり者って言われるんですよ。
[もっと綺麗な人いっぱいいますよ、と苦笑で返しながらも 促されるまま書店へ戻れば、中にリアントの気配は あっただろうか。]
ただいまー!! 遅くなって悪い! ちゃんとご飯買って来たかー?
[気配を確認せずに店の中に声を掛けた*]
(463) 2016/05/31(Tue) 23時頃
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[噂は走る。 人の口に戸は立てられぬ。
光よりも早く>>404 より一層の、鰭がついて。
施設に施しを与えていたディアマンテが、保護した孤児の危険も顧みず、我欲の為に盗みを行った。 秘宝は支配人の元恋人の石だそうじゃないか。 施設殺傷事件の混乱に乗じてやったんだ。 どこの施設にも施しがないのがその証拠。 もしかしてあの事件もあいつが起こしたんじゃないか――
民の不安が不安を生み、螺旋を描くように燃え上がり 同時に、ディアマンテに悪意を抱く貴族によって煽られて
義賊は、盗賊に。 英雄は、悪役に。 仕立てられて、穢れていく]
(464) 2016/05/31(Tue) 23時頃
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[自身の頭蓋を伝わる鳴き声など、久々に聞いた。 静寂を愛する男は、野良吼えを厭う。 ――― “紳士”らしからぬ行為と。 躊躇いを凌駕する本能に微かに笑んで、 それでもまだ彼女が気を傾けなければと夢想する。
摘み上げたホワイトセージの一束。 最早燻るだけになってしまった火種の上に乗せ。
口元に引き寄せたるは紅玉の色。 唱える一言二言、石に吸い込まれては微かに煌めき。 火の移る草の合間に、その輝石をそっと埋め込んだ。
―――― せめて、よく眠れるおまじない。]
(-367) 2016/05/31(Tue) 23時頃
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[好奇の目に抗ったところで、それが無駄だということは本人がよくわかっている。 それこそ、幼いころから身に染みて分かっている。 嵐が去るのを、黙って待つしかないと。
だけど、子供たちを危険にさらして、 ――あんな顔をしていたヴィスマルトの、大切な人の輝石を奪った偽物が、許せなくて]
――…あ、ハク。
[いつの間にか、書店に戻ってきていたらしい。 声をかけられて、振り返る>>463]
……どうした? なんか、顔色悪いけど。
[そう尋ねる自分も、きっと、人の事は言えない*]
(465) 2016/05/31(Tue) 23時頃
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[わん、わんと二度続けて吼えれば岩に反響し、 深夜に一時喧騒を立てる。>>383
純粋な彼女に、犬の哀愁を教え、 垂れた耳を示してみせた。
取られた前脚を軽く折り曲げ、 それこそ、聖女に縋る咎人の仕草にも似て。
黒に目立たぬ赤で固まった毛並みの一部すら 四足の痛ましさを訴える道具のひとつに変えて。*]
(466) 2016/05/31(Tue) 23時頃
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/* こう、いじめたいかんがね。
(-368) 2016/05/31(Tue) 23時頃
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[声にならない無理を察した怜悧な漆黒が 鼻先で脹脛を突き、帰路を促す度、>>426 返るのは気丈な笑顔。]
……大丈夫よ。 あたしには、あなたが、いるもの。 [奇しくもそれは、珍しい彼の鳴き声が孕む意味と等しく。 想いの先も、その丈も互いに交差しているとは知らず
精悍な体躯で痩身を支え、>>421 絶対の安心を齎す毛布に。 そうと気づかぬまま、一途に十全の信頼を寄せて。
そうと気づかぬまま、焦燥と諦観の天秤を揺らす。]
(467) 2016/05/31(Tue) 23時頃
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― 夜の街 ―
それにしても、……。 怪盗さんが、人殺しだなんて……、ひどい。
[あのホテルで。 フィエゴが眠っている間に、大変な事があったのです。
幸い、厚い壁のお陰で フィエゴは準備の最中に途中で 目覚める事はありませんでしたが 『ライト』は一人でホテルを軽く探索している間、 停泊客から、事のあらましを聞きました。>>399>>401>>402
教会に恵んでくれた優しい心は、 いつの間にかなくなってしまったのでしょうか。 それが、『偽物』の仕業だなんて思いも寄りません。]
(468) 2016/05/31(Tue) 23時頃
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[ケルビスの血は、街に明かりを灯す血筋。 輝石に齎すは、持つ者の傲慢で在り、高貴なる義務。
石に呪を込めて、魔力の加減を操作する特異な魔法。 放つも、抑えるも、留めるも、自由自在。
――― それが、ケルビスの嫡男だけが使える力。
魔法の種こそ、輝石に宿るものしか扱えぬが、 ケルビスの庭には日夜多くの輝石が集まった。
街灯には使えぬ小さな欠片も、無論沢山。
ホワイトセージの山に埋めた紅玉。 睡眠《ヒュプノス》の力が、香の中に溶けていく。
姫君の帰りを待つ、無人の小さな城には、 紳士らしく、蒼玉の持つ錠前《クラヴィス》できちんと鍵を掛けて。*]
(-369) 2016/05/31(Tue) 23時頃
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[ひっつき蟲は離れない>>451。此方の懇願も聞き入れずに 引っ掻く背が、残り4の指でたてられる爪が 離さぬと無言の圧を掛けるが如く、に]
無茶じゃない。ほんと、お願い聞かないで。 友達と思うなら聞かないでってば……! 何を、って。
[そりゃあ、必死にど変態に抵抗してました そいつに性器弄ばれて勃起しかけてます
だがそれをプライドの問題はあるが、 ”被害者”の可能性が高い友人に言えるだろうか いや、普通のメンタル持っていれば幾ら鳥頭でも言えまい
耳打ちをしながら、溜息と共に拒絶する友人 きっと無垢なのだろう。まるで子供の様に 駄々捏ねるように。やだと己の分身を苛めてくる]
こら、シャオ。冗談じゃねーっす! 頼むからチンコ触らないで!! 普通は人のなんて触んないの!シャオは男色じゃないだろ? 俺だってそーなの。だから、ねぇ。
[話さないならトイレに行かせないと きっぱりはっきり言い切る友に>>451蒼褪める 後、お願い逸物握りしめないで。刺激でまた硬くなるから]
(469) 2016/05/31(Tue) 23時頃
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[怪盗は、きっとリアントでは無かったのです。 リアントは、そんな子では無いと信じたいのです。
あの『なみだ』は、帰ったらそっと棄ててしまいましょう。 金欲に目がくらんだ悪人の、施しは要りません。
やはり、物や金は、人の心を狂わせてしまいます。 ひとつの教訓を得て、貧乏が一番だと思いました。]
(470) 2016/05/31(Tue) 23時頃
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[その、時か――背に回された友の手が項の傷に触れる 撫でる様な動きに、喉を反らし]
っ、ぁ……!
[ぞくりとした快感と、熱を下腹部に溜まらせる それを知らせるかのような声は、何処か甘さも帯び こんな声だすのなんて、女と寝た時位だ
混ざり合う血、じくりと疼く傷と共に 腹部の呪いは腹より暴虐に出る 熱を押し上げるが、如くに、故に――]
(471) 2016/05/31(Tue) 23時頃
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離れ、て!!
[咄嗟に。叫んだのは悲鳴 彼の肩をどん、と押すものの。それは今弱っている友人を思ってか 弱弱しい力にしか、ならず
そして己はというと与えられた刺激にあっけなく達してしまって ああもう本気で泣きそうである 俺は、ホモじゃない
お布団も、彼の手も汚れてしまったことに恥辱と罪悪感で白黒 顔は青ざめ、小さく震えながらごめん、と そして再度、離してと懇願する。嗚呼視界が涙で、歪みそうだ*]
(472) 2016/05/31(Tue) 23時頃
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/* 凄い勢いで事件が起きまくってて、 みんな、生き急いでますな!
(-370) 2016/05/31(Tue) 23時頃
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[求めたのは――二つ。
愛した少女が与えた貴石持つ少年。 愛した少女と同じ宝玉穢す怪盗。
求める者は、 未だその二つが同じ終着さすとは知らず、 執着する――。]
(-372) 2016/05/31(Tue) 23時頃
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/* 一応、今回の魔法は調整器《レギュレータ》なんですが、 表現失敗してる気しかしない。
(-371) 2016/05/31(Tue) 23時頃
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[それにしても――…
折角『試練』を与えたのに、フィエゴは挑戦もしませんでした。>>445
その程度なのです。 物よりも大切なものが、この世界にはあるのです。
きっと、それが愛でした。]
フィにぃも、分かってくれたのね。
[この指を血に染めてでも、彼を穢れから救ったかいがあるというもの。
――愛しいあなたを穢したくはないから。]
(*59) 2016/05/31(Tue) 23時頃
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― 斡旋所 ―
サーベラス?どうしたの。 これが、気になるの?
[空気を震わせることすら稀な、人よりよほど 躾行き届いた獣の、唐突な吠声に呆気に取られる。>>461
手にした紙片に記された労働条件。>>87 使用人、という漠然とした職務はそれでも、 本業よりはよほど容易く、その癖賃金は破格。
こういった求人を見る度、しみじみ思う。 私が浄化師という生業に身を窶すのは決して、 金のためではないのだと。 けれど清貧を尊ぶだけでは、本懐を遂げられず。 結果こうして、斡旋所との付き合いも切れない。]
(473) 2016/05/31(Tue) 23時半頃
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/* 息子がレバー入れ大ピンチ把握。 父は影ながら応援しているよ…!
(-373) 2016/05/31(Tue) 23時半頃
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[まるで何か切欠があった様に、増殖する災い達。 関わったのはほんの一部で、拡がり続けていると知る事も無く 昨夜も見た友人のシルエットを見付けると>>465 ふわり安堵の笑みとなった。
災いの炎に焼かれているとその表情だけで判ってやれぬ 愚鈍さを隠しもせず、ただ様子がおかしいだけは察せられて。]
……何か身体が冷えてさ。 オルコットさんに上着借りた上に、送って貰ったんだ。
それより、お前こそ……昨日より顔色悪いぞ?
[身を焼く炎が何色か、焼かれる本人に説明を求める等 残酷な事だと教えてくれる者はいなかった*]
(474) 2016/05/31(Tue) 23時半頃
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/* シェニカが軽率に涙腺刺激してくる。 この子をお嫁さんにしたいよぉ…!
(-374) 2016/05/31(Tue) 23時半頃
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/* じつはヴィスマルトの従妹と双子、という案があるんだけど、 爆弾投下していいものかどうか
(-375) 2016/05/31(Tue) 23時半頃
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[酒場を覗いてきた修道士と合流し、街を歩きます。
静かな施設の前を通れば、 山羊角を生やした悪魔の顔がありました。>>186 修道士は驚いて後ずさりしましたが、 彼の背の後ろで、私は微笑んでいます。
きっと、これで電柱に頭をぶつける人はいなくなります。 いい事をすると、気持ちが良いものです。]
ほら、早く帰ろう。
[修道士の衣服を引き、街の外れにある 教会へ向けて、歩き出します。]
(475) 2016/05/31(Tue) 23時半頃
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/* 金持ちから盗むのが罪だってことくらいわかってる。 けど、人をだまして蹴落として財産をかき集めてため込むのは罪じゃないのか?
その言葉は、純粋であるが故の、罪。
(-376) 2016/05/31(Tue) 23時半頃
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[彼の聡明さをよく知る私は 夜分に岩を響かす鳴き声に>>466 意外と可愛い声をしてる、なんて裡で溺愛を吐露し、 就労条件と、隻眼を交互に見つめる。 文字は読めずとも、獣の勘とやらがあるのなら。]
……もしかしてここが、あなたのおうちなの?
[今までの頼もしさから豹変した姿に、 哀愁を訴え垂れる耳に擽られるのは愛護の精神。 連絡を入れるには、少々無粋な時間。 ――明日には、通信魔法が使えるようになる。]
(476) 2016/05/31(Tue) 23時半頃
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/* こんな可愛いシェニカに惚れない筈ないだろ! ロリコンだって良いよ!!!
(-377) 2016/05/31(Tue) 23時半頃
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[ ぴたりっ子は幼い頃のよう。 違うのは、後ろと前。その違いが此処に。 離したら主は何処までも。羽ばたくのだろうと。 ]
…友達だからこそよ。 何があった?…何が主を。
[ このようなことになったとばかり。 性器を弄られて勃起しかけているとはなんだ。 プライドの問題も何も気づかぬで>>469。
鳥頭を前に、工房の主は鈍感に出来ていて いやだとばかり、無垢に見える細い目が友を捉え 駄々こねる、何があった。教えるがよい。 ]
冗談ではないのは我の言い分よ。 触らないでってなんだ。 …ふえ、男色?…え、触らない?何を言っているんだ。
[ 蒼ざめる友の前。きっぱりはっきりが。 きょとりに変わっていく。握り締める手は何も知らない そんな手の形、あの影のような触れ方をすることなく ]
(477) 2016/05/31(Tue) 23時半頃
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――友達だろう?
[ 喉奥から響いた声は先ほどの影に似て。]
(-378) 2016/05/31(Tue) 23時半頃
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キーツ。これ、借りてもいいかいら。 用が済んだら返すから。
[条件を上書きされた形跡のある求人は、 それなりの期間岩壁に吊るされていたことを示唆。 一晩の間に、最適な人材が職を逃すとも考えづらく。
犬が一晩、家を空けたところで。 無事に帰れば、神官ほど罪には問われないだろう。 鼻もちならない紳士に責めたてられたなら、むしろ 迷子の伴侶を保護してやったと嘘ぶいてやる心算。
契約違反だけはしないことを告げ、 どうしても断られればせめて連絡先と名だけ 書き留めさせてくれと頼む。
オペラからの伝言まで預かる頃には、>>335 それなりに深い時間。 また明日、と挨拶を交わし、今度こそ帰ろうか。]
(478) 2016/05/31(Tue) 23時半頃
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[ 背へ回した手が捕えた傷痕。 工房の主は、我よりも此方の方が酷いではないかと。 喉を逸らす友の姿を前。目を開きて ]
…カルナス?
[ 甘さを帯びた声に>>471 友が何を感じたのか、初めて聞いた声に瞬き。 混じり合う血が、じくりと渦巻く如く。
手の届かぬ場所で。腹より暴れる暴威が見え ]
(479) 2016/05/31(Tue) 23時半頃
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[ 友の項。傷痕。 眠りの中でみた友の姿と随分違う。 友の顔、も、何もかもも。
――其れが仄かの熱を抱かせて。]
(-379) 2016/05/31(Tue) 23時半頃
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|
[顔色の悪さを指摘されて>>474、視線が、泳ぐ。 男が怪盗であることを察していながら、これまで何も言わなかった友人が此方を見て、安堵の笑みを見せた。 だからきっと、まだ、――何も知らない]
……え、 ――あ、 そうか、 噂、聞いてないのか。
ディアマンテが現れた、って。 コファネットの秘宝を盗んで、それで
……それ、で
ひとを、ころしたって 保護された孤児を危険に晒したって
すげー、街ん中、おおさわぎ。
[オレじゃない、って。 言いかけた言葉は、喉の奥で飲み込んで。 黙って、ハクに近づいて、その肩に頭を乗せる]
(480) 2016/05/31(Tue) 23時半頃
|
|
え――?あっ。
[ 叫んだ悲鳴音。 どんと押されたものの、その手は弱く。 友の思いやりが悪化を招く。飛び出した熱。
あっけなく達してしまう友。 白が、それが、顔に掛かってしまった。
お布団も、手も濡れて。泣きそうな友の前。 漸くと友の逸物を手を離すれば。]
(481) 2016/05/31(Tue) 23時半頃
|
|
[犬は飼い主に似ず、素直であった。 本能と理性を同居させて尚、不実を知らず。 さながら、先の彼女の言葉>>467を思い出すように、 二本の前脚が彼女の手を引き、信を捧ぐ。
男の足元で切々と仕えるだけの犬が、 初めて示す期待の色合い。 決して押しつけがましい所作は選ばずとも、 輝く黒曜の隻眼が真摯な期待を抱く。>>473
犬にも帰る場所があるのだと言外に教え、 小さな家しか戻る場所のない彼女の脆い場所を掻く。
それが彼女を嘲る男の邸だったとしても、 永年培った穢されぬ真心持つ娘を試すように、 黒き瞳が首肯を返した。>>476
―――― 流石に三度目は吼えなかったが。]
(482) 2016/05/31(Tue) 23時半頃
|
|
泣くでないぞ。
[ これで清められた。 穢れを、落ちたとばかり。濡れた顔で。 濡れた手で、涙を落とそうとする友の頬を優しく撫で]
ほら、怪我の手当が必要であろう。
[ 項をもう一度。案じるように歯痕を撫でた ]*
(-380) 2016/05/31(Tue) 23時半頃
|
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―ホテル・コファネット― [怪盗ディアマンテの襲撃。
その報を受けてホテルに戻った支配人の表情は色を無くしていた。 愛した人の形見を手の中から取り上げられた支配人が、 それでも振り絞るように囁いた言葉を、 新聞の紙面は彩る。]
預かっている子どもたちやお客様に、大事ないか?
[二人の犠牲を押し流すように、報じる記事の中。
俯く支配人の横顔は、 安全を与えられなかった後悔と、 恋人の石さえ取り上げられた悲嘆に暮れていた。*]
(483) 2016/05/31(Tue) 23時半頃
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―《Phantom》―
[出迎えの女主人の微笑みはいつ見ても変わらない。>>386 カクテルグラスの赤い海に気泡が立ち上がる。 ゆっくりと傾けて、3つの皿を眺めやる。 深海珊瑚の好みを知っているチーズ。 オリーブオイルで変色した貝色と赤。 パスタに絡むクリームの、食感。
持ち上げたフォークを運ぶ口は控えめ。]
(484) 2016/05/31(Tue) 23時半頃
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食材が…余るって、確かに1人分には足りないけれど……
[余らせる原因の1つは自分の皿ではないのかと、「1人分」には多めのチーズに視線をちらり。]
分かったわ。オペラの頼みですもの。 寧ろ試食よね。 そのハーブ、見覚えがないもの。
[味の感想をちゃんと言うからと、離れる女主人に手を振る。 ひとくち、ふたくち。 新鮮なサーモンが素敵な時間をくれる。
頬に手を当て、カクテルグラスに手を伸ばす。]
……ん?
[ふと、あげた顔を横に向け。 劇場の舞台は仮面だらけだと、息を吐いた。]*
(485) 2016/05/31(Tue) 23時半頃
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噂って?
[リアントの歯切れは悪かった>>480 泳ぐ視線と言葉尻の悪さは、昨夜以上。
詳細を聞いて良いのかと、今更気付いても遅すぎた。 側にオルコットがいるのに。]
ディアマンテ、が? 人を、殺した?
[途切れ途切れに押し出された言葉がどれ程辛いものか。 初めて聞く噂。
一体いつの間にそんな噂が駆け巡ったのか。
お前がそんな事するわけないだろ!
上げかけた声を飲み込めた自分を褒めたかった。 ぐ、と何度も喉を上下させ、同じように言葉を飲んで 肩に乗せられた頭を抱える様にオルコットの上着で 包んで隠す。]
……ディアマンテは、弱い者の、味方だって。 皆言ってたのに、な。
[他人の様に、味方の様に、零す言葉は小さく小さく*]
(486) 2016/05/31(Tue) 23時半頃
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/* 眠い、カルナス相手だとこう苛めたくなってつい 精神的とは(精神的なものはあしたするよ、うん。
(-381) 2016/06/01(Wed) 00時頃
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[額越しに感じるハクは、冷たく感じた。 言いようのない不安が呼応し、広がっていくようにも思えた。
施設と、ホテル。 血なまぐさい二つの事件に女神は嗤い 黒い涙を滴らせ 翼をもいだ怪盗の手足に絡みついていく]
(487) 2016/06/01(Wed) 00時頃
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― 教会前 ―
[教会の前まで来れば、人影がひとつです。 こんな遅い時間の巡礼は、流石におありません。
酒場の客が訪ねて来た日を思い返します。 けれど、地面に座り込んでいるのは酔っ払いなのではありません。
『夜』の暗がりの中、修道士と共に駆け寄れば、 そこには―――…]
……フィにぃ……?
ねぇ、フィにぃ、どうしたの!
[慌てて走り寄れば、フィエゴの左目は無残に裂かれていました。>>440
思わず顔を歪め、目を見開いて、身を震わせるのです。]
こんな切り傷……いったいどうして…
(488) 2016/06/01(Wed) 00時頃
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― 自宅 ―
[施錠をした記憶はなくても、 かたく閉ざされた扉を見れば きちんと始末して出たのだと思うのが人の性。 些細な違和は、確認が遅れた郵便受けの中身と、 差出人の名前に吹き飛ぶ。]
ケルビス様からだわ。
[くたくたな身体にまた、生気を宿し 逸る気持ちと包みを抱え、細い鍵を差し込む。 それでも、まずはじめにしたことは ぬるめの湯に浸したタオルで、ここまで私を護り 支えてくれた騎士の足を拭うこと。 ボウルに、新鮮な水を張ってその前に差し出すこと。]
(489) 2016/06/01(Wed) 00時頃
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[すぐにフィエゴの肩へ触れ、顔を覗き込みます。
その左耳には――…、本来あるべきものがありません。 一度、不思議そうに首を傾いで、 されど、気にするのはまず目前の怪我です。]
――… すぐに、癒すから……待ってて。
[『奇跡』の輝きを額の真珠と掌に灯らせて、 左目を覆うように、そっと翳しました。
ちょっとした痣や指先を切った程度よりも深く。 傷が癒えるまでには数分は掛かりそうでした。]*
(490) 2016/06/01(Wed) 00時頃
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[そして、彼女は犬の期待に応えた。
控えめに揺れてしまう尾は致し方なく。 正しく悦びを体現して見せる。 二等辺三角形を一度深く下げてから、 ピンと跳ね上げさせる仕草。 主人の前でも行わぬ感情表現。
帰路を見つけたことに対しての、 彼女が赤誠を示してくれたことに対しての。>>478
市井では次から次に舞い込む噂を囁くに忙しく、 犬一匹の所在など、誰の気にも留めはしない。 気に留めてくれるのは、心優しい彼女だけ。
感謝を込めて、柔らかい腹部の毛を懐かせ、 迷子犬の足取りは幾らか軽くなる。
前脚の汚れも、犬の歩みを止められない。 ただ、彼女の脚線を夜気から護るだけ。]
(491) 2016/06/01(Wed) 00時頃
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うそ、これって……血? いたくない? 大丈夫?
[土ばかりが着くと予想した布に赤黒いものを観て、 記憶の底とは逆に、四肢を膝に乗せ前脚を検分する。 肉球と、鋭い爪と毛並みを両手で揉む様に触れる様は 昼間、井戸端で飼い主がわたしにしたことと近い。
違うのは、もの珍しさと可愛らしさ、 それから、傷を癒せない無力を嘆くすべてを込めて 毛束のあったあたりにくちびるを寄せること。]
――…これはさすがに、謝らないとね。
[寝乱れたままの寝台に折られた、皺の寄った外套。 連れまわすうちに、怪我を負わせてしまったこと。 果たして謝罪を受け入れてくれるかどうか定かでないが。
仮初の誘拐犯が、彼の帰るべき城で待つ 冷酷な主人に求めたいのは金でも礼節でもなく、誠意。
銅のコイン1枚よりも、ささやかなもの。]
(492) 2016/06/01(Wed) 00時頃
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/* んん……… 私の動きが悪い( ˘ω˘ ) 自由時間が多いのなら、自由に動いていいと取ればいいかなぁ………
コアタイ短くて、一往復………………(寂しい) リアル事情ならしょうがないのだけど。 やる気削いでいるのなら、ごめんなさいだなぁ。 何をやりたいのか、私では察せない。 工房まで行けば良かったかな。
(-382) 2016/06/01(Wed) 00時頃
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/* >>491 くっかわ! 鈍足故に多少どころでなくすれ違ったり拾いが足りずあれだけど、あと30分できりいいとこまでいけるかな……?
(-383) 2016/06/01(Wed) 00時頃
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[俯いた顔を覆う手のひらの影、 唇が歪んだ。
金剛石を模した硝子は既に湖の底。 数多の装飾狙った湖水の奥では 罪の証は杳として知られぬまま*]
(-384) 2016/06/01(Wed) 00時頃
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/* ぱんすとの時もそうだったんですが、 私は自分基準で考えすぎですな。
のんびり構えましょ。
(-385) 2016/06/01(Wed) 00時頃
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― 《Phantom》の夜に ―
[さて、店の中に居ても噂は色々と聞こえてくるもので。 怪盗の噂などは酔客の間でも格好の話題だった。
曰く、ついに正体を現したのだとか。 或いは、これまでの事も何か裏があったとか。
尾ひれがつくのは当然の話だったけれど。 それにしても、今回は妙ではあった。 広まるのが早すぎるとすら感じられるのだが。]
ま、良いわ。 ……明日にでも、様子を見に行くとしましょうか。
[幼馴染のホテルだから気にならない訳じゃない。 ならまあ、直接行くかとばかりに。]
(493) 2016/06/01(Wed) 00時頃
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[ハクが何かの言葉を飲み込んで、頭を、包む>>486 小さく零される言葉が、温かく染み入る。 返す言葉は、音にはならず、ただ、頷く動作を肩に伝えるのみ。 涙は出ない。 ただ、鼻の奥がつんと痛むだけ]
……ソーセージ、1個しかなかった。 今日も、泊まってく。 半分づつ食べようぜ。
[どのくらいそうしていたか。 漸く声が出るようになって、しぼりだした言葉は他愛もない事*]
(494) 2016/06/01(Wed) 00時頃
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[ああ、痛いなぁ。>>406 でも笑うよ、君が暗い顔をするのは嫌だもの。
今は、守るよ……今は。 蝶から、不吉から、貴方だけは。 これは、いけないことですか?]
(-386) 2016/06/01(Wed) 00時頃
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今は暗いことばっかりだから。 もう少ししたらきっといいことありますよ!
ほら、ハク、シャオを呼び捨てに出来るくらいになってたし。 きっときっと、大丈夫です。 シャオもカルも、今度会った時には元気だといいですね。
[暗い話題になりそうで難しい顔をしそうになって頭を巡らせ。>>488 一度は振るわれる刃を受け流そうとしたけれど。>>406 やっぱり、言いたくなって言葉にして笑って。]
(495) 2016/06/01(Wed) 00時頃
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うーん…なんでかって言われると。 そうです、ハクが魔法使えないからです。 他の知り合いは魔法使えるから安心ですけど。 もし、変な人がいたら嫌だなって、思ったんです。
[理由を問われて答えて。>>448 受け取ってもらえたことに嬉しそうに笑う。>>449]
どういたしまして。 大切にしてくれると嬉しいです。
[両手で包まれる石をほほえましく見つめて。]
(496) 2016/06/01(Wed) 00時頃
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[ライトを足蹴にする瞬間に囁かれた言葉。
違うあれはライトなんかじゃない。 ライトはそんな事を言わない。
逃げ出したホテルで「ケルビス」の姓を出せば、 それなりの待遇を受けた事等、勿論知るわけもない。
ケルビスの姓を持つ己は、何一つ知らない、学んでない。]*
(497) 2016/06/01(Wed) 00時頃
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[自分が包まれる気がして。 それでも、羨ましくも思って。
ああ、やっぱり自分は汚れているんだなと再認識するのです。 ねぇ、ねぇ、今の僕は何色ですか? 聞きたいことを、言葉にする前に飲み込んで。]
(-387) 2016/06/01(Wed) 00時頃
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― 教会前 ―
[ゆっくりと聞こえてきたのは足音。 ビク、と身体を跳ねさせれば、その足音は己の目の前へ。
聞こえてきた声にゆっくりと顔を上げた。>>488]
ぁ …、パーヴィ、ス…… 。
[パーヴィスと修道士が共に駆け寄ってきた。 その姿を確認できるのは右目の片方だけ。 まだ血の滲む左瞼は、己の手をすっかり朱に塗り替えていた。
肩も、手も、脚も笑う様に震えて止まらない。 目の前にいるパーヴィスまでが――、そんな事を考えてしまう。]
(498) 2016/06/01(Wed) 00時頃
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[覗き込まれパーヴィスの顔を確認すれば、 右眼から滲むのは銀の雫。
こんな夜中に、幼馴染の前で、修道士の前で。 恥ずかしげもなく雫が頬を伝って。]
こんな時間、にごめ…… ん、 俺の治癒じゃ、 治らな かった……。
[ごめん、と言葉を何度か繰り返して。 パーヴィスの掌が左目を覆えば己の手をゆっくりと離す。 温かな光と瞼を包み込む。
パーヴィスの魔法ですら瞬時に傷が癒えない。 己の治癒じゃ治らない筈だ。>>490]
(499) 2016/06/01(Wed) 00時頃
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ちょっと、納得してますかー? いやいやーいるでしょ?心配してほしい人。
[なんだか動揺とは違うような気がしたけれど。>>463 聞いてはいけないのだろうかと、首を傾げて。]
本当のことなのにー。
[苦笑で返されたのに拗ねたように口を尖らせ。 書店へ向かって。 リアントと呼ばれた人を少し見つめる。>>465]
(500) 2016/06/01(Wed) 00時頃
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[暫くして光が消えれば、パーヴィスの手が離れただろう。]
ハハ……、やっぱすげぇ や 。
[言葉がどうしても片言になってしまう。 己からするだろう家畜の死骸の匂い。 鉄の匂いに混じる青臭い匂いも漂わせていたかもしれない。
だから有難う、と告げれば、 ズル、と身体を少しだけ彼女から離した。]*
(501) 2016/06/01(Wed) 00時頃
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[見つめる碧い瞳はどこか、暗く、クラク。 気づけばすぐに戻ったから気のせいだと思うかもしれないけど。]
(-388) 2016/06/01(Wed) 00時頃
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[蝶よりも尚根無し草。ひらり舞うものは違う場所へ移ろうとしている 其れを蟲ピンで縫い留める様に 寄り添う友人は言葉で縛る。友達だから知りたいと
恥辱を悟りも、しないで]
だからこそ!言えない事もあるんすよ。 察しろっす、頼むからっ。
[ええい頑固者! 鳥頭故に どう言いくるめたらいいのかわからず 更に云えばどう説明したらいいのかも分からず 焦りもあって対応はとてもしどろもどろになったろう]
言い分も性分もぶんぶんもねーっすっ! 触ったらやばいの、色んな意味でやばいの。 ……ああああもぉぉおおお!
[如何して察してくれないとばかりに絶叫が響く]
(502) 2016/06/01(Wed) 00時頃
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[きっぱりはっきりがきょどりに変わる彼 其れなのになぜ離してくれないんだ 頑固か、頑固なんだな。知ってた
触れる手は友の手。あの蒼の男とは違うのに それなのに――]
ひ、ぃっ。
[喉奥から響く、あの男みたいな声と 名を呼ぶ無垢な聲が、重なったのが駄目押しだ>>479
腹に溜まる熱を引き出すなんてどうして――想像、できようか 瞬きは彼が自分の想像通りに性に疎いと示し 対照的に腹の中のそれは己を杭破らんとするように荒れ狂う その結果が――……]
(503) 2016/06/01(Wed) 00時頃
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[何という事でしょう。暴発した其れがしとどに濡らしたもの 布団や手だけならまだしも。まだしも]
う、わぁ。ごめん。 ごめんシャオごめんっ……!
[友人の顔にぶっかけるとか>>481 もうやだ引き籠りたい。そんな思いと共に 半泣きで袖口で、彼の頬を擦る 爆ぜた白を拭い去る様にしていれば、彼の手が
漸く分身から離れたと思えば、泣くなと囁くのだ
優しく頬撫でる手はまるで鏡合わせの様に 怪我の手当てが必要と、告げる声と共に撫でられた歯型 再度熱が灯りそうになるのが、堪らなく嫌で 必死にそれをかみ殺しながら、大丈夫だからと告げる]
それよりも、シャオの、手。
[ほどけた包帯。見える血染めのそれの方が 大変だろうと、彼の手を取り尋ねるのだ*]
(504) 2016/06/01(Wed) 00時頃
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/* じわじわと追い詰められていくのが、すごく、こう、ときめきますね!
従妹の石=リアント=ディアマンテが全部繋がってからが始まりだと思っているのだけど そうなってからの展開が全く想像つかなくてどきどきする。
(-389) 2016/06/01(Wed) 00時頃
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[シャオやパーヴィスの厚意による雑貨以外は 特に飾りのない部屋はもしかしたら 彼の寝床よりも粗末かもしれない。
不在の間に起きた変化は、 その質素さには響かずに。]
あたし、これからお返事を書かないといけないの。 あなたは楽に過ごしてね。
ごはん、は、どうしよう……。 クルミのキャラメリゼ…って食べれたかな。
[歩行に問題なさそうだと解れば、彼を解放し カルナスから貰った菓子も小皿に乗せて差し出す。
ひととおり、この部屋で出来る範囲のもてなしを 一方的に預かった犬に施す。 家に帰りたいと切に訴えかけていた姿を想い出し>>482 勝手な振る舞いで不便を強いることを裡で詫びて 次に向かうのは机の上に置いた小包み。
上質な黒曜石を混ぜた硝子ペンは、細く軽く 文字にしていない想いすら届けそうなほど指に馴染む。
早速、書き心地を試そうと取り出したのは、 彼へは決して出すことのない便りを綴る、粗い紙。]
(505) 2016/06/01(Wed) 00時頃
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あ、林檎の人。
[転がったのを拾ったのを思い出し。>>1:412>>1:492 顔色が悪い二人を交互に見つめ。>>474>>480]
うーん…怪盗さん。 そんなことするとは思わないんだけど。 ……なんとなく。
[本の世界の怪盗も、噂の怪盗も。 そんな風じゃなかったはずだよなぁと思いつつ。 馬鹿が戻ってきた自分が首をかしげる。]
……僕はこれで。 本当はノートとか買いたかったけど。 なんだか暗いからしかたないですねー。
[外も、この場所も暗いから。 明るく笑うようにしてごきげんよう、と二人に笑うと道を歩いて行った。*]
(506) 2016/06/01(Wed) 00時頃
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[そうして、顔を上げて、漸く。 同行者がいる事に気づいて>>500]
あ。
[あの時、林檎を拾ってくれた人だ、と。 少しばつが悪そうに、ぎこちなく笑って見せた]
(507) 2016/06/01(Wed) 00時頃
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[タカタカと石畳を引っ掻く軽い音を、 オペラシューズの音色の代わりに響かせ、 夜色の犬は、彼女に従順に侍った。
物言わず、裾も咬まず。 鍵を差しこみ、郵便受けを改める間も、微動だにせずに。
先ほど斡旋屋の手が触れただけでも揺れた耳も、 弾んだ声には揺らさなかった。>>489
手紙も、差出人も、良く良く知っていたが為。]
(508) 2016/06/01(Wed) 00時頃
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[当然のように独り暮らしの娘の家に潜り込み、 されど用意された暖かい湯気に隻眼を瞬いた。 揃えられた全ては彼女自らの疲労を削ぐ為のものではなく、 四足を労う為の至誠心。>>492
ほんの少しの戸惑いを挟んでから、 緩く耳を下げて前脚を明け渡す。 元々高い獣体温では分かり難いが、 微かに熱を持っており、掌と重ねる肉球にも伝播する。
成程と、妙に納得を見せた黒曜色が背けられ、 やわらかな唇の感触に胸が膨らむ。 毛並みが微かに上下して、呼気を長い鼻孔を通し。
長い顎のラインを浮かせた横顔は、 傷を拭う痛苦よりも、何か別種を堪えるように、 浄められる間中、片方しかない眼を伏せていた。*]
(509) 2016/06/01(Wed) 00時半頃
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―騒動の裏側― [死体二つ見ても、その表情はぴくとも動かない。 それを過ぎた衝撃故と慮る警官の滑稽さ。
それはそのまま、 闇の深さを知らないがため。 ひそりと、嗤う。]
遺体の処理と、石の出所の調査を引き続き…
[そう言いながらも知っている。 浄化師然り、医術師然り、 表の世界で稼げなくなった人材の、 更なる地下へと潜った末路。
女ならば娼婦として身を売るか、 身を売らせる術を与えるかの違いは この街では大差なく。
屑石よりも有り触れて蹴り飛ばすほどに溢れる話。*]
(*60) 2016/06/01(Wed) 00時半頃
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/* リアントの体格は、足が生身だとしたら体重55キロあるかないかくらいの細さ がりがりくん。
(-390) 2016/06/01(Wed) 00時半頃
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- 少し前 -
[禍福は糾える縄の如し。 不幸の後には幸福がと、子供に聞かせる様な 励まし>>495だが、その優しさが染みた。]
そうだな。 じゃあうんと良い事ばっかりがある様に祈っておかないと。
[その『次』がすぐに来るように、と願う胸に、 彼が引っ掛かっていた言葉を聞いた。
呼び捨てと言われて、そう言えば気が動転していて さん付けするのを忘れていたと思い出す。]
呼び捨て出来たのは彼が弱っていたからかも。 元気になったら扇子で頭叩かれるかも。
[そしたら慰めて下さい。 そんな事を言える位は元気になった。
それも彼のおかげ。 何だかまだ奇妙な事で心配されているが>>496 魔法が使えない点を指摘されてしまえば強くは言えない。]
(510) 2016/06/01(Wed) 00時半頃
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|
[暗い感情が、自分に。 淀んでいく感覚が。 暗い暗いクライ碧い瞳を生んで。 明るく笑いながらも、それはどうしようもなく。 具合が悪いようにも見えたか。
でも、貴方を呪うことはしない。 貴方は守るべき人だから。
だから、大丈夫ダイジョウブ。*]
(-391) 2016/06/01(Wed) 00時半頃
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|
いざとなったら、重量たっぷりの鞄で 殴ってやりますと言いたいところですが。
思って頂くだけで嬉しいです。
[けれど、まだ。 彼を呼び捨てよう等思いもしない。]
今はオルコットさんが心配してくれるから 大丈夫です。
[浮かんだ彼の人のシルエットを消し、目の前の彼を見て、 朝ぶりのリアントを発見する。
リアントとオルコットが顔見知りとは思わなかった>>506]
(511) 2016/06/01(Wed) 00時半頃
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|
あれ、知り合いなんですか?
[そう問い掛けて、また身震いする。 冷たい色の瞳を見た気がした。
だがそれもすぐに身じろいだリアントの頷き>>494に 胸が痛みを伝えて忘却へと。]
……一個しか買えなかったのかよ。 半分か……仕方ないなぁ。
その分、明日配達手伝え。
[ホテルでの仕事の事など無視して、 ここに泊まると口にしたリアントを同じく いつもの口調で受け入れた*]
(512) 2016/06/01(Wed) 00時半頃
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|
―明け方にも近い頃―
……流石に、早過ぎる、か。
[甥の工房の窓に手を置いて、店内を覗き込もうにも朝は遠い。 市場で声をかけたとき、甥には夕食を共にする相手が居た。 胸に浮かぶ懐愁。
朝食を共にと望むには、まだ暗い時間。
薄闇の中に工房内の作品は見えただろうか。 色硝子の、光重なって新たな色が作られる。>>1:432 問い掛けの答えの半分を持たず、まっすぐで眩い視線が時に責めるようだった。]
出直す、とするかね。
(513) 2016/06/01(Wed) 00時半頃
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/* おじさぁぁぁんふえええええええ ええええああもうもう。
(-392) 2016/06/01(Wed) 00時半頃
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[上着の内側から取り出したパイプにマッチの火を近づける。 出掛けに詰めた葉を指で押してから燻らせる。
1日で色々とあった。 ここまでの喧騒は久しぶり。
施設職員や貴族の死。怪盗の、そして――…]
ふぅ。
[誰も居ないはずの通りの向こう、硬貨の落ちる音がした。]
(514) 2016/06/01(Wed) 00時半頃
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/* あーこれははみでますわ……。 ちゃんと推敲して、夜明けきてから落とそう。
(-393) 2016/06/01(Wed) 00時半頃
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[此方が示さずとも積み上げられる金貨。 乗せる相手の思惑と願いの重さ。]
それだけ信頼されてるってか。
もしくは、金で何とかなると軽んじられてるか……とか、ね。
[白煙は天に届く前に消えていく。]
(515) 2016/06/01(Wed) 00時半頃
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[さて。 教会へ、行くとしようか。**]
(516) 2016/06/01(Wed) 00時半頃
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