
814 愛しい貴方を穢したくないから。
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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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……ザザッ……、……ザーーーーー……。
(0) 2016/05/24(Tue) 01時半頃
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[首から瑠璃石を下げた集団が信奉捧げる魔女は、先見の魔法を得意としており、1時間後の近い未来から100年後の遠い未来まで、瑠璃の石を対価に数々の預言を授けていたという。
魔女はもう居ない。けれど、預言が残っている。 『魔女狩り』に遭ったと言う者も居れば、体を崩して休養しているだけと言う者も居る。
魔女の姿は誰の目からも見えない。もう見えない。 言葉と瑠璃を抱いて、人々の前から居なくなった。]
(1) 2016/05/24(Tue) 01時半頃
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[25年も前のこと。 1ヶ月程、魔女ルリがこの街に滞在していたことがある。
そうして、対価なしに1人の女に預言を授けた。
『5年後、あなたは女の子を産むでしょう。 災厄を招く子を。 世界に仇なす子を。
だから、すぐに――…
(2) 2016/05/24(Tue) 01時半頃
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…――コロシナサイ。
2016/05/24(Tue) 01時半頃
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』と。
絶対の預言は、呪いに等しかった。 生まれてくるだろう子に祝福を。
赤子の性を変える魔法を。 禁忌の魔法に手を伸ばしてでも、護りたかった。]
(3) 2016/05/24(Tue) 01時半頃
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[かくして、赤子は「男」として生まれた。 性の自覚が出る頃には、家族を失い「女」になった。
まるで御伽噺のような――現物語。
異質を感じ、遠ざかる者が居ても。 仕方のない噺。**]
(4) 2016/05/24(Tue) 01時半頃
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魔女 ルリがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(魔女 ルリは村を出ました)
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―昔。ある夜―
[今の時刻が『夜』であることは、時計と街の暗さが教えてくれる。 石造りの壁に触れれば冷たい。 この温度も、『夜』の証。]
―――ねぇ。知ってる?
[前方の、長く伸びた影に向かって話し掛ける子供は、返事を待ってから再び口を開いた。]
(5) 2016/05/24(Tue) 01時半頃
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角にあったチョコレート屋さん、営業停止になっただろ。
それってさ、いけない魔法を使ってたからなんだって。
[手にした小さな箱に刻まれた文字は、話題にした菓子屋のもの。 ちょうど1週間前、急な閉店を迎えた。
人差し指と親指で摘み上げた一粒のチョコレート。 どんな魔法を籠めていたか、答えぬ唇は弧を描く。]
(6) 2016/05/24(Tue) 01時半頃
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ねぇ、知ってる?
[欠片を運び、尋ね先の唇へと押し付ける。 知らないとは言わせない。 分からないとは言わせない。
好き。大好き。 深海珊瑚と同じように、皹を入れたくなるくらい。]
(7) 2016/05/24(Tue) 01時半頃
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[飲み込まれたチョコレートの欠片。 くすんだ珊瑚の小さな欠片。
――――ねぇ。 穢したい程、愛しいの。]**
(8) 2016/05/24(Tue) 01時半頃
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人は誰しも宝石を宿して生まれる世界で。
地下の暮らしが当たり前の世界で。
小さいけれど人の集まる賑やかな商店街で。
今日もまた、1日が始まる。
(#0) 2016/05/24(Tue) 02時頃
昨日が今日でも今日が明日でも明日が昨日でもまるで変わらない、
平凡で退屈な、けれど穏やかで平和な日々。
そんな1日が穢されることなく続いていくと、
誰もがきっと、信じていたことだろう。
(#1) 2016/05/24(Tue) 02時頃
―――愛しい貴方を穢したくないから。
(#2) 2016/05/24(Tue) 02時頃
そんな想いが宝石の煌きの如く続いていると、
誰が、思っていたことだろう。
(#3) 2016/05/24(Tue) 02時頃
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eins zwei drei!!
―――種も仕掛けも、御座いません
(9) 2016/05/24(Tue) 03時頃
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[手袋纏った指をパチリとすれば、周囲に輝く幻想的な七色の炎 旅の奇術師、今宵はとある街の大衆酒場で余興で一幕をすれば 懐と胃袋が温まるってもの
大分金も溜まった事だし、そろそろ生まれ育った街に一度 顔を見せるのもいいかもしれない]
vier fünf sechs
[宝石の魔法を使った奇術を相棒に、 生まれ育った町を飛び出しはや5年 一端の旅の奇術師になったと自負はしているものの まだまだ芸を極める道は、長い]
久々に会えるっすかねぇ、皆に。
[生まれ育った街。其処に暮らす人々 宝石の様に煌めく人間模様を思い描けば 猫の様に寝台から身体を飛び起こして、暁昇る道を歩く 線路もない一本道を行けばほら
其処には、何時もと変わらぬ日常を刻む、故郷がある*]
(10) 2016/05/24(Tue) 03時頃
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/* 飛び入りで参加させて頂きましたsinonomeです! 前回のネガティブなガラーシャと違って うざポジティブに行こうと思います宜しくっす!
カーネリアンの暗示は勇気と行動 なので破天荒斜め上キャラ(の予定)、奇術師の大胆な行動力 って感じのイメージにしてみました
(-0) 2016/05/24(Tue) 03時頃
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[幼い幼い頃の記憶。 この世界にはない絵本の世界にある、 まるで星の一欠片のような記憶。]
ねぇせんせぃ……、 ふぃーくんにはなんでおとーさんもおかーさんもいないの…?
[何度も先生を困らせる言葉を必死で紡いでいた。]
『きっとね、フィエゴくんにもお迎えが来てくれるから。 それまでお利口さんで待っていようね?』
[その先生の言葉通りに数日後、 自分は養子になるべくこの施設を出た。]
(11) 2016/05/24(Tue) 03時頃
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[あの日から数十年後。 養子元で育てられた自分は二十歳なり、立派な大人になった。 今はあの孤児院、属に言う養護施設で元気に働きながら、 毎日必ず教会へと足を運んでいた。
義理の親元を離れ働くも、週一ペースには確りと帰り顔を出し、 昔馴染みの友と遊ぶ位には毎日充実はしている。
此処で働くのは目標と夢があり、 その夢がもうじき達成されようともしていた。
一定の金額を貯め育ったこの街を離れ、 別の場所で養護施設で働く事。
自分のような思いをしている子供達を癒すべく立てた目標。 そして、この施設の運営安定の目処も立ちそうなのとが重なった。]**
(12) 2016/05/24(Tue) 03時頃
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――ふぅん? ねぇ、もっと面白いものはないのですか?
(13) 2016/05/24(Tue) 04時半頃
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[綺麗、美しい、汚い、醜い。 そんなことより自分の好奇心を埋めてくれるものをいつも望んでいる。
生まれてから二十年とそこら。 変わっていくものが多く、自分の周りでも変わることは多い。]
変わらないものってないんですかね。
[朝からふらふらと気ままに歩いている自分はそもそも人とは変わっているだろう。 なにか面白いものはないかとまた気紛れに。**]
(14) 2016/05/24(Tue) 04時半頃
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『幸せを買うことは出来なくても、犬を飼うことは出来ます。
石の生涯を折半するに値する、良きパートナーとなるでしょう。』
(15) 2016/05/24(Tue) 06時頃
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[首から瑠璃石を下げた美しい魔女が、 訓示のように告げたのが今から半世紀ほど前。
二十と五年前とも二十と五年後とも同じ見目をした魔女の言葉は、 一人の赤子と一匹の仔犬を前にして告げられた。 予言の言葉はそれ以上を示さない。 未来を見通すなど御伽噺と笑うものなど一人も居なかった。*]
(16) 2016/05/24(Tue) 06時頃
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[何時の世にも貧富と云う名の平等が存在する。 貧しさに喘ぐ者が居れば、生まれながらに富が約束された者がいる。
名門ケルビスの現当主、オブシウス・ケルビスは後者の一人。
ケルビスの源流を辿れば、この街の壁へ輝石を埋め込み、 昼の明るさを地下に齎した功労にて、地位と巨万の富を得た家名。
有り余る財をノブレス・オブリージュの言葉の下、 若き後進、文化保護、果ては収入を寄付に頼る施設へと配分し、 財産を循環させながら、街の発展を見守るのが専らの責務。]
(17) 2016/05/24(Tue) 06時頃
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[ただし、ケルビスから援助を受けるには資格が要る。
現当主直筆の申し入れを兼ねる『ケルビスの手紙』と呼ばれる幸運。 援助はその手紙にのみ決定され、当主が相見えることは極稀。 そもそも、オブシウス・ケルビスの名は有名であるが、 その姿を知る者は滅多に存在しない。
名前から辛うじて男と判別できるものの、年齢すら不明。 顔と名前を一致させることが出来るのは、 かつてから親交のある古い知り合いか、邸への出入りを赦された者、 或いは血の繋がりに依らず、ケルビス性を与えた相手のみ。>>11 しかし、その面々にすら、容姿に関する事実は緘口令を布いている。
何故なら…―――――、]
(18) 2016/05/24(Tue) 06時頃
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― 大通り ―
[空の無い街を明るく照らす壁石は、時間帯に因って明暗を変える。 それがこの街の朝と夜の違い。>>5
ゆっくりと歩む中年男の隣には隻眼の大型犬が一匹。 無駄吠えをせず、リードを付けて居なくとも品行方正な黒き伴。]
おや、件の菓子屋は潰れてしまったのか。 残念なことだね。
[風の噂に聞く盛者必衰の理。>>6 肩を竦める男は、本来街一番の屋敷に居る筈の人物。
顔を不明にする理由は、この呑気な逍遥を守る為。 時折、街に降りてあちらこちらへと顔を出す男が、 かのオブシウス・ケルビスであるなどと、誰が予想するか。
淡く笑った口元に、老いた皺を深く刻んだ。**]
(19) 2016/05/24(Tue) 06時頃
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/* おはようございます、かるらさんは村建てお疲れ様です。
さて、とうとう愛しいシリーズ六度目の参戦ももてんです。 またお前か案件となりつつありますが、 上手いこと時間をやりくりしつつ、遊んで行きたいと思います。
今回はお金持ちの犬おじさんです、 まだまだ拙さが抜けませんが宜しくお願いします。
(-1) 2016/05/24(Tue) 06時半頃
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[ 星の欠片よ、硝子の魔術よ ]
(20) 2016/05/24(Tue) 06時半頃
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[ 職人街の一角、古い路地道通り。 硝子に埋もれ、工芸家は惰眠を貪っていた。 新進気鋭、硝子の奇術師。魔術師。 作り出すものに一つとして同じものはなく。
『夜』を知らず、『月』を知らぬ。 『昼』もなく、『太陽』もない。
夜を朝を告げる>>5『光』は、『宝石』よ。 光る、『蛍石』
欲しいものがあるのなら、此方へ――― 若き工芸家の工房で手に入らぬものはない ]
(21) 2016/05/24(Tue) 07時頃
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[ 麗しの美姫に、奇術の種。幼子好む玩具。 神の十字架、輝く財貨。果ては書物に。 物語の硝子細工。 誰も知らぬ『星々』さえも掌に。
ただし、どれもがコワレモノ
硝子で出来ているが、それは些細な事。 年中釣りっぱなしの風鈴がチリンと音を立てる 光る硝子は主の代名詞。
夜を際立つランプが灯る頃、 曲線に描かれた姫君の影が工房を踊り出す。 ]
2016/05/24(Tue) 07時頃
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[ 麗しの美姫に、奇術の種。幼子好む玩具。 神の十字架、輝く財貨。果ては書物に。 物語の硝子細工。 誰も知らぬ『星々』さえも掌に。
ただし、どれもがコワレモノ
硝子で出来ているが、それは些細な事。 年中釣りっぱなしの風鈴がチリンと音を立てる 光る硝子は主の代名詞。
夜を際立つランプが灯る頃、 曲線に描かれた姫君の影が工房を踊り出す ]
(22) 2016/05/24(Tue) 07時頃
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[ 硝子に照らされ ]
‥ふぁわ。
[ 目覚め起きる唇にはビードロが、 ぽっぺん、軽く吹き込む音色で幼子遊び。 寝ぼける家主が眼を掻きて立ち上がるまで半刻。 若い横顔が眠気に欠伸を放つ。
工房の主は怠惰を好んでいる ]**
2016/05/24(Tue) 07時頃
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― 硝子工房 ―
[ 硝子に照らされ ]
‥ふぁわ。
[ 目覚め起きる唇にはビードロが、 ぽっぺん、軽く吹き込む音色で幼子遊び。 寝ぼける家主が眼を掻きて立ち上がるまで半刻。 若い横顔が眠気に欠伸を放つ。
工房の主は怠惰を好んでいる ]**
(23) 2016/05/24(Tue) 07時頃
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[信託が降りたのは、ある年のワルプルギスの夜。 私の運命が決まったのは、その時のことです。
信託は、魔女の告げと出処は異なるにせよ>>3 分別つかぬ者の耳にとって、――呪いでありました。]
(24) 2016/05/24(Tue) 07時頃
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[その日から、黒曜石のナイフは神壇へ祀られている。]
えぇ、……。 ありがとうございます
[心臓と、穢れ無き子宮です。 此処へ奉納せねばならないのは。]
……………ありがとう … ございます
[遡ること太古の話です。 へデンに住まうことが許された、特別な性の者が 《サタン》 ( 悪魔と同じ身体を持つ害悪の性の者が )
命を賭して、太陽も月も射さないこの世界を 聖石が生まれなくなる破滅から救えると。
――そう 降りたのです。]
(25) 2016/05/24(Tue) 07時頃
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[ 刻限は――……18を迎え、 数え12度目の夜。
喜ばしい筈の生誕の日は、 生命のカウントダウン。]
……喜ばしい、こと。 ですから。
[この世界は―――、 ひとつの像に、二つの貌で成り立つのだと、いいます。
例えば――…、 洗練潔白である筈の神を祀るこの教会が、 人身御供を捧げるサバト結社でもあること。
額にある、癒やしの白真珠と 胸にある呪われた黒真珠を持ち生まれたこと。
私の身体が、性が……普通ではないということ。]
(26) 2016/05/24(Tue) 07時頃
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―――…、私の(生きる意味も死ぬ意味も) すべては、
御心のままに。
[そして、それは。 この街に生きる多くのものが、知らないのでしょう。
陽ばかりが目の前にあり、陰はいつも隠れているのです。 絵本の中でしか語られない太陽と月の在り方のように]
[司教様を見上げ、更に、その後ろに飾られた師へ向けて 曇りなき瞳を、瞬かせました。
どうか、悪魔として扱わずに死なせないでくださいと。 どうか、救済の手として、私の生を終わらせてくださいと。]
(27) 2016/05/24(Tue) 07時頃
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― 礼拝堂 ―
[私の朝は――いつも、此処の清掃から始まる。
祭壇を磨きながら、思うことがある。
私のくちびるから溢れゆく溜息の原因は、 とても、不遇なものでした。
そして、 涜神行為でもあるのです。]
……はぁ……
[身に余る使命を抱える使徒の、たったひとつの未練でした
この想いは、たったひとつの、未練であったのです。]**
(28) 2016/05/24(Tue) 07時半頃
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/* さて、よろしくお願いします 今回はちょっと実験的な感じを出したいなあとか。 静のstkを目指すよ!!!(いつも動だからね
(-2) 2016/05/24(Tue) 07時半頃
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/* チップ選択時点で透けていた人が‥いてだな(汗
縁故は最悪なくてもなんとかなるRPのはずなので ある程度でそろってから
(-3) 2016/05/24(Tue) 07時半頃
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― 養護施設 ―
[カーテンを開けると眩しい太陽が…ある筈もないこの世界での朝。 日誌を書き終わり時計を見れば夜勤が終わる時間。 身体をグ、と伸ばして子供部屋を見に行けば、 すやすやと寝ている可愛い姿。]
―――――起きろガキどもぉ!
[フライパンにおたまを持ちカンカンカーンッと起こすのは、 きっと自分が夜勤の時だけだろう。 こんなにでかい音を立てても起きない子供もいれば、 不機嫌に起き自分に攻撃してくる子供まで様々。
へへ、とにっこり笑みを浮かべながら次々に布団を片し終えたら、 俺の仕事は終了する。]
んじゃまた明日の朝くっからな。
[目の前に居た子供の頭を数度撫でまわし、施設を後にした。]
(29) 2016/05/24(Tue) 07時半頃
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― 大通り ―
[大きく欠伸をしながらゆっくりと大通りを歩く。 眠さで閉じそうな瞼を指先で擦りながら、歩きなれた道を進む。
向かう先は己の幼馴染がいるいつもの礼拝堂>>28。 此処へ赴かないと一日が始まらない。 夜勤明けの身体でも家に帰って寝るよりも、此処へと足が勝手赴く。
欠伸をして目を瞑ってる間に、 目の前の電柱に額をぶつけるまでが日常。 そしてその姿を偶々目の前から血の繋がらぬ義父が犬を連れている。 これもまた、きっと偶々だろう。>>19]**
(30) 2016/05/24(Tue) 07時半頃
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/* これは恋かな(
(-4) 2016/05/24(Tue) 07時半頃
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/* パトロン縁故をオブシウスさんに投げようと思ったら、義血縁縁故がきてたー!(*´ω`) そしてパーヴィスには幼馴染縁故投げたかったの。 ……投げて大丈夫だったかな(今更焦るやつ)
(-5) 2016/05/24(Tue) 07時半頃
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/* ―――はっ!
お久しぶりです、ご挨拶が遅れましたが、ライラです! そきやん、ぱんすとぶり3回目の参加ですー! 今回の目標は、多角をさ、避けないように…(難易度∞MAX)スルーしないように頑張る事
数週間ですが、皆々様宜しくお願いします。
(-6) 2016/05/24(Tue) 07時半頃
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/* 名札陣営だって? もう気にすることを諦めました[ドヤ顔]
(-7) 2016/05/24(Tue) 07時半頃
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/* オブシウスの顔と名前の一致が分かるのは数人の人達のみ、と。 んじゃ姿を見ただけで声かけなくて正解、かな?>>30
順当にいって礼拝堂に行くぐらいの気持ちで十分、と解釈するが、違ったらゴメン…orz
(-8) 2016/05/24(Tue) 07時半頃
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/* そして極力全員とエンカはとりたいが、きっと俺無理なんだろうなぁ…苦手なんだよなぁ…orz がんばろっ
(-9) 2016/05/24(Tue) 08時頃
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/* 元は妻持ちの予定だったり ちなみに前村のギュルセルに憧れて工芸家になったという裏設定が(。パラレルワールドなんで出すつもりがないけどね!!!だって、ギュルセル恰好よかったんだもん
(-10) 2016/05/24(Tue) 08時頃
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/* 信託じゃねえ神託… あたまが眠ってる
(-11) 2016/05/24(Tue) 08時頃
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/* 帰ってから本気出す(怠惰
(-12) 2016/05/24(Tue) 08時頃
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― 硝子工房 ―
[嘗ての悪戯小僧が此の街に帰って来た時 必ず最初に寄る場所がある
古い路地裏通りの店>>21、硝子と光で満ちたそれらは 全て、全てが壊れ物 そんな店に抜き足差し足、忍び足
ランプの姫君の踊る影が暁の空に消えゆく頃逢い 未だ太陽登り切らぬ頃――
欠伸と、びぃどろの音色が響く工房に ちり、と幻想の炎を携えて奇術師は忍び込む]
eins zwei……drei!
[寝ぼけ眼か、其れとも起きているか
ぱちりと手袋越しに指を擦れば 彼の目の前で、色とりどりの幻想の蝶が踊る 触れても熱は感じず、硝子を幻惑に虹色に 艶やかに彩ることだろう
工房の主の驚き顔は見れたか、其れとも普段と同じだか 或いは、眠りの精を顔に湛えているのだか 様子を確認するためにこっそり工房の主を伺い見る奇術師は 店主驚かせるを成功したかと、顔をひょっこり覗かせた**]
(31) 2016/05/24(Tue) 08時頃
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/* そしてヤンスト中の土曜休みはバッチリ!! 今日から3連休! ・・・しかし夜更かししてて眠いから夜の為に寝て来よう……。
(-13) 2016/05/24(Tue) 08時頃
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[ 蝶よ、蝶。 色鮮やかな蝶が幻惑を滲ませる。 欠伸混じりの顔に、柔和なかんばせに、 閉じた瞼を僅か綻ばせ>>31 ]
…10点。
[ 虹に輝くビードロ落とせば、 其れもコワレモノの仲間入り。 眠りの精を称えながら、 手招きように絹の衣の裾でちょいちょい。 覗かせる顔を前に東方扇子をぱちり。
久方ぶりの昔馴染み、 友との再会よ。
目許緩ませるが常と親しき仲でなければ見分けは付かぬ ]*
(32) 2016/05/24(Tue) 08時半頃
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む。10点って低すぎないっすか? ほらこいつなんて結構上手にできたと思うんすけど。
[瑠璃と暁に染め上げた1翅を再び手の上に舞い踊らせながら ふてくされたままの顔で扇子打ち鳴らした旧友>>32を見つめる 導き手招く裾に導かれるように、 飄々とした奇術師は一歩、工房へと入り店主へ近寄ろう
眼元を緩ませた友の顔を見れば、 此方が向けるのは何時もの愉しげな様子 彼との再会は、此の街に戻る楽しみの1つである
床に落とされた七色に照り輝くびぃどろの欠片 其れを見れば、勿体ないなんて呟いて1欠片拾おうとしたが叶ったか
赤、青、橙、黄、紫、翡翠―――……其々の色を混ぜ合わせ 染め上げた幻想の蝶は、もう一度ぱちりと指を打ち鳴らせば 瞬く間に掻き消えた]
久々っすね、シャオ。けーきはどうっすか?
[ふてくされた顔もくぅるり早変わり にっかり満面の笑みで、尋ねたのであった*]
(33) 2016/05/24(Tue) 09時頃
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ー 店内 -
[二枚の貝殻は広がると白い蝶の羽根の様。 光を受けると虹色に輝く看板が、書店『カルム』の開店の目印。 二枚貝が閉じている時は閉店中。
今時流通している本は表近くに。 そして店主が趣味で集めて販売している古書の類は 店主が座す奥の棚に固まっている。]
今日も来る気配は、ない。……か。
[親子連れが絵本を買って行ったり、遠い地方の物語を 購入する客はいれど、目当ての客はまだ来ない。
元々不定期で間が開く時は月すら跨ぐ。 客なのだから、来なくなってもおかしくないのに。
我ながら馬鹿な奴だと、苦笑しつつもカウンターの横に 誰にも触れられない様に積み上げた古書の山を叩いた。 その『客』の為だけに選りすぐってた古書からは 枯れ葉に混じって僅かに甘い香りがする。
本当なら紙に移ってはいけないから店内では吸ってはいない 店主の煙管から零れた煙の残り香だ。
香りを確かめる様に鼻を近付け、少し満足げにクンと嗅いだ。]
(34) 2016/05/24(Tue) 09時半頃
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/* 10点……(;゚д゚)ゴクリ… シャオからの点数をうpしたい!うpしたい!
[奇術師びたんびたんする]
(-14) 2016/05/24(Tue) 09時半頃
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/* あ、しまった アステカの贄から膨らませとるんで ナイフの材質を鉱物にしたんだが被ってもうた… 石名をちゃんとみるべきだった すません!
(-15) 2016/05/24(Tue) 09時半頃
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高得点を得たいなら、私好みにしておくれ
[ 瑠璃と暁は確かに美しい。 されど好みは儚く脆いもの、 ふてくされた旧友弄り。 蝶の羽根はコワレモノよ、と扇子をふわり。
飄々とした奇術師が近づくなら 親しきものにしか見えぬ変化を見せて、 久方ぶりの再会を喜んだ。
床に散らばるビードロ欠片、 暁と黄昏の狭間を描くそれらは 彼の手が触れれば掛けられた魔術によって光輝く ]
(35) 2016/05/24(Tue) 09時半頃
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はぁ……待っててもお客が飛び込んで来るわけもないか。
[今日は特に注目作や、定期的な情報誌の発売日でも無い。 大体ある程度の情報なら、宝石媒体に詰め込んでしまえるのだから 紙媒体等、嵩張る物をわざわざ買い込む風変わりも多くは無い。
それでもある程度、それこそ宝石を購入する余裕の無い者等、 切羽詰まった者達もいなくはないのだ。]
じゃあ売れ残りの始末にでも行くかね。
[閑古鳥が鳴き続けていては、紙もいつかは朽ちてしまう。 読み継がれボロボロになる方が本望だろうと、 買い手が付かず溜まり続けた古い絵本を鞄に詰め込み、 道すがら誰かいるなら売り付けようかと、幾つかの専門書も 押し込んで店を一時閉じた。]
(36) 2016/05/24(Tue) 10時頃
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…ほんに、お主は連絡も寄越さぬからな。 どこぞでの垂れ死んだかと思ったぞ。
ああ、けーきなら、街で買ったものが。 子らにあげようかと思うたが、食べるかえ?
[ 幻想の蝶が消える間に細まる目を開けば この一瞬の風が美しいというごとく、扇子をひらり。 近づく友に寄り、袖伸ばしては肩に触れようとして。
満面の笑みにそれとも新たな種が必要かと。 こてり、ふわり、問いかけた。>>33 ]*
(37) 2016/05/24(Tue) 10時頃
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あの客が来るのは夕方近くだからな。
[地下での時間なんて埋め込まれた宝石の明るさと、 土壁が伝える温度だけだ。 だがそれでも境の時間は物寂しさを感じてしまう。
誰もいない店内でゆっくり静かになっていく気配に、 店内では吸わない事にしていた煙管を思わず燻らせていた時に その客は来た。
歳の頃は自分の父親と言ってもおかしくないだろう。
その男は新しい本では無く、趣味で選んだ古書を取ってくれた。 その物腰や風貌から宝石が買えないはずはないだろうに、 酔狂な客だと思いながらも、時折通ってくれる客を いつの間にか心待ちにする様になった。]
男を好いても迷惑なだけなのに。
[あの歳で妻子がいないはずもないだろう。 名前も素性も知らないが、身分も悪くは無いはずだ。 きっと幸福だろうと勝手に想像する客の人生の片隅に、 僅かでも遺りたいと願うのは恋の病のせいだろう。
客が好きそうな古書に、自分が吸う煙の香りを染み込ませ。 これを手に取る際、紙を捲る際、僅かばかりでも 店主の顔を思い出してくれることを願うままごと。
そんな本をカウンターに残したまま、配達と言う名の逃避の旅へ。]
(38) 2016/05/24(Tue) 10時頃
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『昼の光が散り 夜の闇が落ち 街角に逢魔が時の交わる頃
薄闇のヴェールを纏った 女神の雫を頂戴致します
怪盗ディアマンテ』
(39) 2016/05/24(Tue) 10時頃
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[とある邸宅。 その一室の壁に、窃盗を予告するカードが突き刺さっていた。 きらり輝く金剛石のデザインがあしらわれたそれは、紛れもなく『怪盗ディアマンテ』によるもの。
あの手この手の警備や罠を掻い潜り、神出鬼没の怪盗ディアマンテによって被害に遭う金持ちも少なくはなく―― 盗まれた宝物は、貧しさに喘ぐ者や教会や養護施設といった弱きものたちに分配される。
貧富という名の平等>>17に逆らう行為は、持つ者にとっては忌々しく、持たない者たちにとってはヒーローのように映るのだろう。 ディアマンテの予告状が出されたという噂はたちまちのうちに広まり、街はにわかに沸くのであった*]
(40) 2016/05/24(Tue) 10時頃
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ええっと。まずはこのクソ重たい絵本を処分して来ないと。
[紙はやはり嵩張ればずっしり重い。 子供は扱いが激しく、売り物になる絵本は少ない。 売れない本はどうするか。 焚き火にくべるのも忍びなく、友人が務めている 養護施設に寄付と言う名のリサイクル。]
どっかで見つかんないかな……。
[外へと出れば煙管を咥えて、少し甘さの残る香りを ゆっくりと噛み締めながら見渡した。
養護施設に勤めている友人を見付ければ、この重さを 押し付けてやろうと思っているのに、視界には入って来ない。]
仕方ないなぁ……誰か押し売る相手でも探すか。
[少しでも嵩を減らすかとまたきょろきょろ。 職人たちの専門雑誌や、伝奇談。 店では手に余りそうなものを積極的に売り付けるスタイルで 一見何も頓着していない風を装いながら、視線は ちらちらと客と言う名のカモを探していた。]
(41) 2016/05/24(Tue) 10時頃
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きひひひひ!俺は風の向くまま気の向くままっすからねぇ。 連絡すんのメンド―じゃねっすか。 それに、頼りのないのが生きてる証拠、ってね。
そりゃ”けーき”違いっす! 景気けいき!……でもケーキは食べたい。
[工房に寄ってはよく馳走になる奇術師は、 今回もまた、旧友の懐を痛める心算である 扇子をひらりと優雅に舞わせた友は、 柔らかな袖で肩に、触れる>>37
こうした他愛もないやり取りが 変わらないな、と安堵する。何時もの、光景]
モンブランはあるっすか? [何時もの如く注文を付けながら、問いかけのもう1つの用事も 勿論都合してくれるかと気安く、尋ねる 床に散らばる硝子の欠片 成るべく触れない様に、壊さぬ様に より店主に近づく時には細心の、注意を
壊れてしまったものとはいえ、我が子を踏まれて喜ぶ親も、いまいて*]
(42) 2016/05/24(Tue) 10時頃
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―往来―
[口端を吊り上げ、男は足取り軽く往来を往く。 人々の口から聞こえてくる怪盗ディアマンテの噂が心地いい。
貰いものの脚は、至極調子がいい。きっと、生身のそれよりも思い通りに良く動き、壁すら登れるほどに軽く、強く、疲れもない。 高所から飛び降りても、衝撃を和らげてくれる。
この脚こそが、男を『神出鬼没の怪盗』たらしめるものであった]
(43) 2016/05/24(Tue) 10時頃
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[男には、家族と呼べるものはない。 挙句、幼いころに事故で脚を失った。
再び立つ脚をくれたのは、誰だか分からぬ。 事故を起こした相手の罪滅ぼしか。 不憫に思った金持ちの気まぐれか。 それともカミサマの思し召し?
まあそんなものは、どうでもいい。 誰かに譲渡された宝石の埋め込まれた、もう一つの命のようなものであることに変わりはない]
(44) 2016/05/24(Tue) 10時頃
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[折角貰った大事な脚。 理不尽な平等から救い上げてくれたものを、 理不尽な平等から救い上げる為に使っても、 何も悪くはないだろう?
そしていつか、一等の宝物を―― 絵本の中でしか見たことのない『空』という宝物を見つけてやるんだ]
よう、景気はどうよ。 いつもの一杯頼むわ。
[行きつけの喫茶店。 陽気に笑い、通りが見えるいつものテラス席が空いているのを見つけては、どかりと腰を落ち着かせて。 いつものやつ――果汁たっぷりのジュースを頼んだ。
表向きの仕事に行く前の、習慣**]
(45) 2016/05/24(Tue) 10時頃
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/* 頼りちっげぇ!!便りな!!! (灰で突っ込んで頭を抱える(ふえぇ(´;ω;`)ブワッ
(-16) 2016/05/24(Tue) 10時頃
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/* クセの強い人多くて、超好み!!! 普通過ぎてすみませんと土下座したくなるww
ハクのロルとかパーヴィスのロルとか、リアントのロルとかも好き。 っというか全員のロル好き(告白
(-17) 2016/05/24(Tue) 10時頃
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/* えっと、 義父、幼馴染、微パトロン?かなハクは。
(-18) 2016/05/24(Tue) 10時半頃
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[ 財布を圧迫する旧友の心算は気にもせぬ。 工房の若き主の作品はよく売れる。 コワレモノにもならぬようなものは好事家、富豪好み。 かの世間を騒がす怪盗に盗まれたらしいとは、手放した後>>40聞いた話だが。箔がついた。
大富豪>>17とて知らぬ名ではなく。
それでも工房の主は常と変わらぬ、友との再会を喜ぶのだ。 安堵漏らす彼が何を思うているかは知らぬ、存ぜぬ。 されど便りなき身を不満に思うほどの距離なれば ]
主はほんに糸の切れた凧のよう。 それでいつか本当に帰ってこぬのではないな?
…けーき?けいき?、ぼちぼちよ 主こそ食べるのに困ってないか。…どちらも用意してある。
[ いつ顔を出してもよいように。 気安く訪ねる友の距離、肩から袖を落とせばおいでと扇子が舞う。床に散らばる硝子踏まぬ足にころり。 笑う声は機嫌が良い、久方ぶりの友との語らい。
工房奥の保冷庫より栗のけーきを取りだし 汚れた工房机、色とりどり鮮やかな硝子玉を転げおちる。 その場を確保しようか。適当に座ってくれと告げるそこは、魔窟の如く硝子に溢れ、魔術により光輝き。友を歓迎す。]
それでどのようなものが入りようだ?
[ ものによっては下地を揃えねばならぬ。 古書か、専門雑誌か、伝奇談か。 >>41馴染みの書店の主の元にいかねばならぬか。 それも友のタメなれば安いもの。
…口にはせぬがな、と。扇子で隠す唇よ ]**
(46) 2016/05/24(Tue) 11時頃
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[ノチェブランカ教会の規模は、けして大きくありません。 『奇跡』のお布施と、寄付で賄う程度で。
幸いなことに、付近の家畜農家から食は賄え 華美ではありませんが、 慎ましやかな生活を送っていました。]
あら――、シスターどうなさいましたか?
[丁度、祭壇を磨き終えた頃合だったでしょうか。 老いた修道女から声が掛かったのは]
改訂版の聖書の引き取り? ですか。
修道士の方は?
[庶務当番の修道士。 最近、街の喫茶店で働く>>45ウェイトレスに 胸浮かされている――…、のだとか。
神職の風上にもおけませんが、 私は、彼を心から叱れずに居ました。
恋をする苦しさも、切なさも、人である限り逆らえないもの 私も、…わかっているのです。]
(47) 2016/05/24(Tue) 11時頃
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近いうちにミサもあることですし 早めに預かった方が良さそうですね。
私が発ちますので、此処はお願いしても?
[施設のこどもたちの幾人かは、ミサの日にやってきます。 聖歌隊の少年少女のために、私はオルガンを弾くのです。
透き通った歌声はとても軽やかで明るく 年嵩むごとに鬱屈としてゆく教会での暮らしを、 やさしく癒してくれるのです。
『けして歌ってはならない』私にとって 鳥のような少年少女の旋律は、 羨ましくもあったけれど。 ……鍵盤を叩くのも、楽しいもの。
ミサ以外にも、私の楽しみはあります。 大切な幼馴染が、治癒の魔法を習いに来るのです。>>12>>30
子供が膝小僧を擦りむいたりたん瘤をつくる程度なら もう、完璧に治せてしまうのでは、無いでしょうか。
けっして、遊びに来ているわけでないでしょうが 死の足音に怯える私にとっては、支えでもありました。]
(48) 2016/05/24(Tue) 11時頃
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[頼りにならない修道士は、さておいて――… フィエゴには、お願いをすることがあります。 もうひとりの古馴染み>>41が働いている書店から、 教典を預かって来てもらうこともあるのです。
捌けなかった絵本と伴する道中、 更に荷物を増やすさせるのは すこしだけ気が引けてしまうのだけれど。
生憎、今日はまだフィエゴは来てません。 なので、自分の足で赴くことにしました。
運がよければ、施設の近くで会えるかもしれません 重い教典を、分けっこできればいいなぁ]
(49) 2016/05/24(Tue) 11時頃
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[治癒の使い手ですが、私の身体は強靭ではありません 重い疵を癒すほどに、白真珠の穢れは溜まりやすくなります。 外を長い時間出歩くと、倒れてしまうことも侭あるほど
なので、お出かけは久しぶりです。
お香ではない煙は、とても苦手ですが>>41 書店に足を運べるのも、店主に会えるのも、楽しみでした。
教会を離れて、それから。 地下なだけに日は注さず、 けれども魔法石で明るい道をゆきます。]
ハクさん、こんにちは。 新版の聖書が届いたと、聞いたんですが……。
う…
[店の前に立っている彼に不用意に近づいてしまってから、 袖口で口許を抑えます。 吸い込まないようにしたのに、だめでした。 けほけほ、噎せて、すこしだけ苦しいです。]**
(50) 2016/05/24(Tue) 11時頃
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きっひっひ、どうっすかねぇ。 住み心地のイイ場所を見つけりゃ。 其処に永住するつもりっすけど。
ま、今は気のまま流れゆくばかりっすわ。
[常変わらぬ飄々とした言い回しで、シャオにそう答えれば>>46 その時は便りも書くだろう、とも言い添える
自分の奇術も行く先々でそこそこ受けは良いものの 矢張り現在人々の関心を攫うのは、巷で噂の大怪盗>>40 ディアマンテの予告状程とはいかぬものの もう少し知名度が欲しい奇術師であった]
景気がイイなら何よりっす! 食べるのには、まぁそこそこ? ……嘘っす出来りゃ奢ってほしーっす。
[何方も用意してあるとの声に歓声を上げれば 流石我が友、と調子のいい声をあげるのだ おいでと誘う扇子は、波のように空中でさざめき 誘蛾灯に呼ばれるように、その誘いに乗って
保冷の箱から出されたケーキは大好きな栗のもの 工房机から転げ落ち、床に散らばる硝子玉と相まって 宝箱の中から出て来たかのようにも見える 早速行儀悪くケーキをぱくついていれば、 入用の奇術の”種”の種類を尋ねられ]
(51) 2016/05/24(Tue) 11時頃
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そっすねぇ…… 最近は怪盗さんに人の心を持ってかれっぱなしっすから。 その怪盗に負けねぇくらいのすげぇ奴が欲しい。 伝奇譚とかそういった物語を、幻で見せられたら。 それ凄くないかな、どう思うシャオ。
[いいこと思いついた!と行き当たりばったり浮かんだものを 名案とばかりに口にするその端には、薄茶のクリーム
身振り手振り、千夜一夜か其れともうつほか 要領えないものの、何とかイメージを伝えようと四苦八苦
食べるか喋るかどちらかにすればよいものの 久々の友との語らいも相まって、喋る声は留まる事を知らずにいた*]
(52) 2016/05/24(Tue) 11時頃
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/* オカマ感がやばいんでいっそオカマでよかったんじゃないかな… まともな女子動かすの、一年以上ぶりか。。
(-19) 2016/05/24(Tue) 11時半頃
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/* アッーしまったリアントのロール、拾い損ねたな。 夜!!
(-20) 2016/05/24(Tue) 12時頃
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/* 怪盗、、セブンとミリオンをおもいだしてウッ頭が
クロユリ修のリメイクでやるつもり…なんで あんとき赤引けずやれんかった二重人格をぶっこんでいきたい所存 逆アナル以外はお相手さんに合わせたみ。。
(-21) 2016/05/24(Tue) 12時頃
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―扉の奥―
[商店街のいちばん端には扉がある。岩肌に張り付いているかのような扉を興味本意で開ける子供。
重い音に息を飲むとしても、入り込んだ空間は天井高く、迷路のように木板が彼方此方に立てられていた。
空調の効かぬ場所。じんわりと首の裏が汗ばむ。 木板の1枚に近付くと、模様だと思っていたものの正体が知れた。]
(53) 2016/05/24(Tue) 12時半頃
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『急募 早朝から働ける者。 基礎体温の高い者を優遇。 ヒガシパン屋(○×―………)』
(54) 2016/05/24(Tue) 12時半頃
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[子供の小さな掌にも収まるサイズの求人広告が、びっしりと貼り付けられていた。
パン屋の隣は大学の臨時教員。その隣は義手開発の補助。かと思えば、背の板には子猫や子犬の引き取り先を求めるイラスト付きのものさえ。
扉が開く。人が出入りする。その度に紙片は揺れる。 子供の後から入ってきた男は、随分と暗い顔をしていた。 顔を木板に近付け、ぶつぶつと呟きながら凝視している。1枚1枚、選んでいるのだ。]
(55) 2016/05/24(Tue) 12時半頃
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[やがて、口元を綻ばせて紙片を引きちぎり、さらに奥へと足を運んでいく。 壁に取り付けられた通信箱は5つ。 右端を選び、通話魔法を利用する様を見上げる子供の頭に、大きな掌が乗った。]
坊主。 なに、お前さんも小遣い稼ぎがしたいって?
(56) 2016/05/24(Tue) 12時半頃
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[口から煙を吐き出し、曇硝子眼鏡越しに見下ろす茶色の瞳。束に捻った髪も、額を覆う布も、恐ろしいものに見えて、子供は震えた。]
……よく見りゃ、施設んとこの子供じゃないな……。 よし。だったら、選び放題だ。
肩もしっかりしてそうだし、色んな仕事が出来そうだ。 一番高いのは―……
[沈黙。店主だろう男の目が恐ろしい。 ジリジリ…と鳴り続けるだけの音が、恐ろしい。]
『ま、また来ます!』
[来るかどうかも分からないのに。 子供は逃げ出した。紙片と木板の穴蔵から。]
(57) 2016/05/24(Tue) 12時半頃
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/* 求人みてて思うが、師弟系は組めなさそうだなあ。 みなさん職業が独立しておる。
たかやん見る限り、面子多少被るね。 血縁は少なさそう
(-22) 2016/05/24(Tue) 13時頃
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あぁ、また、な。
必ず、また―――坊主は来るさ。
[神の意思か、或いは単なる先見か。 男の手の内で、じわり瑠璃石が灯った。**]
(58) 2016/05/24(Tue) 13時頃
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/* 職業変えさせた、とかでは、ないよな… そうだったら申し訳なさしかない……。 医者さんでも、予言者さんでも一枚噛みにいくつもりが。
真面目な修道士の募集広告を頼みに…(NPCしか雇えなさそだがw)
(-23) 2016/05/24(Tue) 13時頃
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/* あ、いや預言者は継続っぽいな。 拾っていいかしら……??
(-24) 2016/05/24(Tue) 14時頃
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/* めもみたら書いてあったよ!
(-25) 2016/05/24(Tue) 14時頃
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~~ッ!
[やり場のない痛みを如何してくれようと、 半場電柱に八つ当たりめきながら声にならぬ悲鳴を上げて。 そのまましゃがみ込めば深い溜息を一つ。
案外仕事中よりも、仕事終わりの方が実は忙しかった。
曰く、非血縁の父の元へ顔を出したり。>>16 曰く、友人の勤める書店へと赴き。>>41 曰く、幼馴染に治癒の魔法を習いに行ったり。>>48
毎日はいつでも充実している。 産まれてすぐ施設の前へと捨てられたと施設の先生に言われた。 物心がついたころには義父のものへと養子に出され、 毎日のように育った施設へと足を向けた。
施設で育つ子の中には、 養子に出ることなく成人して出ていく子も然り。 己は偶々ケルビス氏の元へと養子に出された、運がきっと良かった。]
(59) 2016/05/24(Tue) 15時半頃
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[近々ミサの日がやってくる。 施設の子供達の幾人が聖歌隊を務める行事だ。 己が参加する事は無いが、尽きそうでいつも着いて行く。
パーヴィスの弾くオルガンは心を穏やかにし、 聖歌隊の声色は癒しをくれる。 少しでも傷ついた心を施設の子供たちが癒されれば、それでいい。
そんな事を考えながら腰を上げれば、 義父の連れた愛犬己へと近づいたか否か。 躾のされている犬は、無駄吠えもしないリードも要らず。>>19
義父の存在に気付けたか否かは、その愛犬の行動次第。]**
(60) 2016/05/24(Tue) 15時半頃
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はー。こんな時に限って子供の1人も出くわさないな。
[本がぎっしり詰まった鞄の重量は結構なものだ。 しかも片手で煙管を燻らせているせいで、重量は全てもう片方の手。 慣れているとは言え、荷物は軽い方が良い。 店の前をうろちょろする子供はいないかと見渡しても、 宛ては外れて代わりに客が1人>>50]
あ。パーヴィス。 届いてるぞ。 丁度良かった。 配達も兼ねて出ていくとこだった……悪い。
[本の中では神は幾つも姿を持っている。 読み物としては興味深いが、実際の信仰は持たない自分にとって 神官とか教会等は胡散臭く、近寄り難い。 だがこちらも商売であり、 パーヴィスは客であり馴染みの1人だからこそ 人懐っこい商売人では無い顔を向けた。
噎せる様子に慌てて煙管をポンと叩いて刻み煙草を 火ごと落として仕舞い込む。 まだ未練の様に上がる煙は靴裏で一蹴。]
(61) 2016/05/24(Tue) 15時半頃
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悪かったな。今日はまだ吸ってなかったんでつい。 苦しくないか?
[噎せ込みがひどい様なら背でも摩ろうと空いた手を伸ばし、 聖書が欲しければ鞄の中を見せるだろう。]
パーヴィスを取りに来させるとか蟻に角砂糖運ばせるような もんだろう? あっちはそんなに人手足りないのか?
こっちも配達があるし、持ってやるよ。
[この煙草の煙より儚げなオーラを纏った馴染みの手に 分厚い聖書を幾つも重ねる暴挙は出来ず。 空になった手に増えた荷物を携えた。]
(62) 2016/05/24(Tue) 15時半頃
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― 未来予知の日 ―
[私は子供の頃から、この場所に居ます。 教会には恩もありますが、贄に選ばれた日 心穏やかに納得はできませんでした。 今よりも歳若かったし、無理もない事です。
そもそも、神の言葉を受けたというのが、 幼い私には、とても、信じられませんでした。
けれど、その筋では確かな予言者に因るものと。>>25 司教様は、おっしゃいました。
この教会へ招かれ、お会いしたことはありますし、 街角で見かけることもありましたが、 頭の中で描いた天命を受ける人物像とはまったく違いました。 見目や雰囲気は、相手が子供なら竦んでしまいそうです。>>57
あぁ、でも。 私が――神の言に相応しき贄である とは、
司教様は、彼に語りませんでした。 無論、私も明かすことはしません。]
(63) 2016/05/24(Tue) 15時半頃
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[人は皆、宝石を宿して生まれるというのに。 石を宿す者が、生まれなくなってしまったら。
炯炯と照る瞳よりも、恐ろしい未来が とおいとおい先に、来るのでしょうか。
……授かった神託が、 かたち、変わらぬ限り]*
(64) 2016/05/24(Tue) 15時半頃
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― 家(?)出した日 ―
[……昼の暖かさも、夜の冷たさも、 街を包む石の壁が、伝えてくれるのです。>>5 絵本でしか知らないお日様も、 昼の壁のように、ぽかぽかしているのでしょうか。
寄りかかっていると、悲しいことも忘れて 眠たくなってしまうのが、すこし、困るけど。 私はこの暖かさが、すきです。
不安が膨らむのと同じくらい、 愛おしみます。愛おしく想うのです。 この街を。 『 』を。
顔を存ざない怪盗さん>>40も、 昼の石壁のように、温かい方なのでしょうか。
良き出処ではない『きらきら』の類を寄付されたことが 何度あったか、覚えておりません。
本来ならば、返すべき場所に返すもの――でしょうけれど。 司教様の判断で、教会の維持費に使われることになりました。]
(65) 2016/05/24(Tue) 15時半頃
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[たった、一粒分だけ罪をおかしました。
投げ込まれた盗品は殆ど換金されますが 私が、一粒分だけ、攫ってしまったのです。
ティアドロップ型の『ディアマンテ』が嵌った ちいさな、ちいさなブローチです。 まるで、本当に涙のようでした。
やさしく掌に包んで握ると、…温かく感じます。 帰らなければ、と私の足を戻るべき場所に向けさせた石です]**
(66) 2016/05/24(Tue) 15時半頃
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あー。 ミサがあるんだったか。
その準備か何かで忙しいのか?
[通えば堅苦しいお説教などを聞かされるに違いないと 思い込んでいるせいで教会やパーヴィス自身について 深く知ることは無い。 ただ怪我等の治癒に厄介になる事もあるので、悪口等は 口にも出したことは無い。
いや、子供の頃1度だけ父親の配達に着いて来た折。 たまたま外に出ていたパーヴィスを見てからかった事があった。]
『やーい、もやしっこ。ひょろっこくて女みてー! お前みたいなのしか働けないんだ、この貧乏教会!』
[その頃教会の表で働くのは男だけだと思っていた。 子供の頃は性の区別は見分けられず、 同じ男だと思ってからかったら実は本当に女性で。 この時女性神官と言う者もいるのだと、 父親に顔面が腫れるまで殴られた後知った。]
『ごめんなさい。ありがとう。』
[年下の女の子に謝りながら傷を直してもらった。 それがパーヴィスとの出会いだった。]
(67) 2016/05/24(Tue) 16時頃
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/* とりあえず入村だけでログもろくに読めていないのでダイブ!どぼーん!
(-26) 2016/05/24(Tue) 16時頃
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/* 予告状が気障なのは気にしては駄目。 立ち振る舞いはキッド、性格はジョーカーなイメージ
宝石箱で怪盗やりたかったん…。
(-27) 2016/05/24(Tue) 16時頃
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/* いや、二重人格よりかは豹変癖あるほうがいいのかな もうちょい悩むっていうか お相手さん決定してからでも遅くない気が。
(-28) 2016/05/24(Tue) 17時頃
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―いつかの夜―
[盗品を寄付として投げ込むところまでが、怪盗ディアマンテの仕事であった>>65 運営を寄付に頼るという内情を知っていることもあって、施設や教会には、気持ち多めに投げ込んでいく。
換金されなかった一粒のティアドロップがあることや>>66、それが馴染の神官の手元にあることなど、勿論知る由もない。 それが男の目と同じ色の、金剛石≪ディアマンテ≫の嵌ったブローチであることも。
澄んだ輝きを放つ透明な石は、無色ではなく光に透かせば虹の欠片を映し込む。 男の目も、それと変わらない。 大きな夢を見る男の瞳は、穢れも、濁りも、知らない。
――今は、未だ*]
(68) 2016/05/24(Tue) 17時半頃
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―喫茶店―
[運ばれてきた色鮮やかなオレンジで喉を潤していれば、顔見知りの修道士の姿が目に入る>>47 カミサマに仕える身でありながらウェイトレスの女の子に執心だとかで、馴染みの神官が頭を悩ませているのも、叱れずにいるのも、幾度となく目にしていた]
朝っぱらから元気だなぁ。 パーヴが探してるんじゃねぇの?
[身寄りのない男は、あちこちの教会や養護施設に身を寄せながら転々としてきた。 そのうちのひとつが、ノチェブランカ教会であり、フィエゴのいた施設であった。
人手が足りなくなれば他の施設に移り、子供が増えて狭くなればかつての施設に戻り、どこも足りなくなれば教会に間を借りて。 アーロンという姓も、元からのものではない。手続きをする上で面倒だからと、電話帳を開いて最初の方にあった物の中から適当に見繕っただけのもの]
(69) 2016/05/24(Tue) 17時半頃
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……ま、あいつが向かうなら用は足りるだろうけどな。 よかったなぁ。お役御免になる日も近そうだぜ。
[大通りを歩くフィエゴの姿を見て>>30、軽口を叩く。そう簡単には切られないと、分かったうえでの軽口だ。
足の向かう先は、きっといつもの教会。 幼いころのひと時を同じ場所で過ごした、しかし幼馴染というには過ごす時間が短すぎる、そんな微妙な見知った顔が目の前を通り過ぎていく。
名家に引き取られてからも定期的に施設や教会に顔を出していたから、あちこちを転々としていた男とも、時折顔を合わせていた。 孤児院にいたころに比べ、随分と身なりも顔つきも物腰も変わったように感じていたけれど、自分より背が低いのは何年経っても変わらない]
(70) 2016/05/24(Tue) 17時半頃
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[男は、自分の年齢が分からない。たぶん20と少しくらい。 そう思うのは、自分の方がフィエゴより少し背が高いままだったから。あいつがハタチなら、自分はいくつか上に決まっている。 ――たった、それだけの理由]
ま、女の子の尻追い回すのも、仕事無くさねぇ程度にほどほどにしとけよ。 キーツのおっさんの世話になることになるぜ。
[あっちの、と、商店街の奥を親指で示し>>53、ししし、と笑う。 とはいうものの、別に、やましい仕事ばかりでないことは知っている。 なにしろ今の仕事にありつけたのは、キーツの斡旋なのだから]
(71) 2016/05/24(Tue) 17時半頃
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[ジュースを飲み干し、ごちそうさん、と。 修道士がご執心なウェイトレスのエプロンのポケットに、色を付けたジュース代のコインを入れて。
男は、仕事場へと向うのだった**]
(72) 2016/05/24(Tue) 17時半頃
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住み心地よい場所を見つけるより前。 主のこと、‥‥のたれ死ぬのではないか。
[ 飄々とした言い回しの旧友に返す刃は毒入りよ。 常と変わらぬ友とのやり取り。便りが届く日はない。 そうさらり予言めいて答えては、扇子を揺らす。
彼の大盗賊。その手腕。 恵まれぬ子らへの光彩よ。
その子を食らう奇術師なればよいのに 友を見る薄い目はそう訴える>>51 ]
それなりによ。大怪盗がうるさくてな。 金の無心に来たのかと思うたが ‥ふふっ、かまわんよ。
[正直者よ、歓声あげる友の声は好ましく さざ波誘えば乗る身を扇子がひらり、遊び舞う。 久方ぶりの旧友の訪問に浮足立たぬ身などなく、
大きな栗のケーキは友専用など。 誰が言うか、 散らばる硝子玉はビードロかけらに当たり留まり 宝箱は床を彩り朝焼けに薄く光を放ち 行儀悪い手をぴしゃり、たたき]
行儀が悪い。
[横やり入れるのは忘れず>>51]
(73) 2016/05/24(Tue) 18時半頃
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人心つかむなら義賊になれば簡単だが。 それでは主は主で無うなるな。 ‥なら、この光のランプ、 此処に色彩の姫が描かれているだろう。 これは内側より光を当てて、壁や床に絵を描く。 教会のステンドグラスがあるが、それに近いもの。
これを回し、主の奇術と合わせ 空中に浮かせてみてはどうかえ――――?
[ 映り変わる万華鏡の如く。 行き当たりばったりの友の思い付きを形にするのも慣れたもの。口端に見える薄茶のクリームに僅か眉を寄せ。
千夜一夜を紡ぐ絵巻ものを空中に浮かべるさまを。 古書に乗る星々の物語を映し出すという機器によく似て 今度は、とどまることを知らぬ唇を、扇子がつんとつつく。 ]
クリームがついているぞ、カルナス。
[久方ぶりに友の名を呼ぶ声は穏やかに ]*
(74) 2016/05/24(Tue) 18時半頃
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そんな事ねっすよ!……多分、きっと? 死ぬときゃそっすねぇ。できりゃあ誰かに看取って貰いてぇが。 きっひっひ。家族の作り方は分かんねーし、 やっぱ1人かもしれねっす。
[彼には話したかもしれないが、自分には生まれながらに父はいない 母親も、10の頃には逸り病でくたばった それから5年程施設に世話になったものの―― どうにも集団行動等に馴染めず、街の外に飛び出して 放浪しながら旅の奇術師となって今に至る
でも、時折此の街に帰ってくるのは 生まれ故郷であるからと同時、こうして変わらぬ友人の顔を 見たいと願う心があってこそ そして交わされる毒入り会話もまた、楽しみの1つ
薄い目の訴えには鋭意努力と視線で返そう>>73 言葉にせずともきっと、シャオなら分かってくれる筈だからと]
そういや、風の噂で聞いたがシャオの作品も盗まれたんだっけ? 他の財宝なら盗まれようが構わんが、 シャオの子供は、其れを引き取った親元に返してほしいもんだ。 ……あいてっ!いーじゃないっすか待ちきれないんすから!
[大怪盗の八面六臂の活躍は、どうやら友の耳にも入っているようだ 故に思っている事を、思案もなくベラベラ捲し立て 扇に誘われるがままに卓へとつくのだ 色とりどりの硝子が煌めく工房に、幻想的な世界の広がるこの場所で 行儀の悪さが際立ったか、手はぴしゃりと、叩かれた]
(75) 2016/05/24(Tue) 18時半頃
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きっひっひ。シャオの言う通り! 俺は義賊ってガラじゃねーなぁ。 多分『奪う』事は悪人からでも、無理だ。
……ほぅほぅ、空中に浮かぶプロジェクション・マッピング! みたいなもんっすかね。それはいい!! さっすがシャオっす。いいアイディアだ頂き!
[行き当たりばったりの思い付きは、 何時もこうして友によって収束する 彼の腕ならばきっとなんとかしてくれると無意識の信頼を寄せながら べらべらしゃべっていた所――おっと。クリーム勿体ない 扇が触れる唇は、少しだけ沈黙を齎し]
あ、ほんとっすね。 ……んむ、美味い。やっぱシャオの出してくれるケーキが、 いっちゃん、美味しいっすよ!
[自分の為に、何時も用意されているとは知らぬまま 最大限の感謝を友に示し。ぺろっと舌で頬のクリーム舐めとろう
穏やかに名を呼ぶ声に、答える声は弾ける様な明るいもの 序におかわり!と図々しく強請るその一言が無ければ…… もう少し落ち着けと、言われそうである*]
(76) 2016/05/24(Tue) 18時半頃
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― 記憶の欠片 ―
[誰かが、髪を撫でている。 やわやわと頭頂をかき混ぜる指先がそのまま、視界の半分を 覆う眼帯の留め具へと伸びた途端。 私はくちびるに描いた弧を満月へと変え、 小さく声をあげるとともに細い指を伸ばしてそれを阻んだ。]
だめ、なの。 かあさまに、しかられちゃう。
[入浴と就寝時以外、ひとりでいる時以外は 家族の前でも外すことを許されてはいない。 何故母が泣くのかも含め理由と問われても 応えられぬまま、くちびるを噛みしめ、しばし俯く。]
(77) 2016/05/24(Tue) 19時頃
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(だってわたしの目は "けがれている"から) (とても みにくいもの だから)
[物ごころついた時から、繰り返してきたその科白を。 この時、音にすることができなかった。
滅多に得られることのない優しい眼差しに、掌に 侮蔑が混じるのを懼れたのだ。 愚直な見栄を張りたくとも嘘をつく利口さもない娘は只管 貝のように口を閉ざす。その代わり。
視界を滲ませる体液が雫となって眦から溢れた途端、 水晶のさざれと変化して両の瞳から零れ落ちる。]*
(78) 2016/05/24(Tue) 19時頃
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相も変わらず雲のような事よ。 ‥主が独り知らぬ処で死んだら笑ってやる。
[父も母も居ない友の身の上は知っている。 されどそれで家族の作り方を分からぬというのは怠惰よ。 怠惰と惰眠を愛する工房の主は、集団行動に馴染めぬ彼を見る されど此方もまた人好みが激しく、こうして偏屈に生きているのだから似たもの同士。何方もどっち。
児童施設で今も働く子を見習えとは言わぬ。 だが、されどもう少し地に足があっても好かろう。
変わらぬ顔を見たいと願う心。 友の心知らず、久方ぶりの会話を喜ぶのみ。
鋭利努力だけでは足りぬぞと切って捨てる袖振り。 伝わりはしたが、>>75もう少し頑張りましょうの仕草 ]
あれは失敗作よ。 壊す価値もなかったもの故、売ったから 盗んで貰っても構わん。
‥手を離れた時点で、我の子でも 待ちきれぬなど、待てぐらい覚えたらどうだ。
[成功作はこの硝子工房に転がるコワレモノのみ。 それ以外なら、いっそ人の役に立った方がよい。
ベラベラ撒くし立てる舌は留まることを知らずに居て 懐かしさを覚えると同時、その口を塞いでやろうかとすら思うのだ。硝子音以外が聞こえぬ工房を賑やかす
それが悪いわけではない、ないが。 少しは止まることを知れと常々と願い]
2016/05/24(Tue) 19時頃
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相も変わらず雲のような事よ。 ‥主が独り知らぬ処で死んだら笑ってやる。
[父も母も居ない友の身の上は知っている。 されどそれで家族の作り方を分からぬというのは怠惰よ。 怠惰と惰眠を愛する工房の主は、集団行動に馴染めぬ彼を見る されど此方もまた人好みが激しく、こうして偏屈に生きているのだから似たもの同士。何方もどっち。
児童施設で今も働く子を見習えとは言わぬ。 だが、されどもう少し地に足があっても好かろう。
変わらぬ顔を見たいと願う心。 友の心知らず、久方ぶりの会話を喜ぶのみ。
鋭利努力だけでは足りぬぞと切って捨てる袖振り。 伝わりはしたが、>>75もう少し頑張りましょうの仕草 ]
あれは失敗作よ。 壊す価値もなかったもの故、売ったから 盗んで貰っても構わん。
‥手を離れた時点で、我の子でも 待ちきれぬなど、待てぐらい覚えたらどうだ。
[成功作はこの硝子工房に転がるコワレモノのみ。 それ以外なら、いっそ人の役に立った方がよい。
ベラベラ撒くし立てる舌は留まることを知らずに居て 懐かしさを覚えると同時、その口を塞いでやろうかとすら思うのだ。
硝子音以外が聞こえぬ工房を賑やかす それが悪いわけではない、ないが。 少しは止まることを知れと常々と願い]
(79) 2016/05/24(Tue) 19時頃
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『奪う』主など嫌いよ。
ぷろ?ああ、そのようなもののはず。たぶん。 主の力であれば空中に描くことも可能であろう。 後はどの様な物語にするかだが。 [無意識の信頼を寄せられ悪い気はしない。 されど垂れるクリームは別よ。手で掬うは幼い頃であればしただろうが、今は分別ある友の距離。扇子で掬うごとく、口に触れて扇がパチリと動き。
沈黙を友とするのを少し眺め。]
‥主は本に口から生まれた男よな。
[ふんっと拗ねた口調は親しき仲だけに。 頬のクリームを舐め取るのを残すなよ、というのが最大の歩み寄りだったりするのだから、たちが悪く。
されどそれに輪を掛ける声に>>76]
自重しろ、馬鹿もの。
[ぴしゃり。扇子で頭打つ癖、後ほど自分で食べようとした苺のケーキを差し出すのだから主も友には甘い。]*
(80) 2016/05/24(Tue) 19時頃
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― いつもと変わらぬ、朝 ―
[ぼんやりと、寝惚け眼を手の甲で擦ると ちいさな、ちいさな水晶のさざれが枕に落ちた。]
あ、 っふ……。 んーー。
[生まれてからずっとのことなので今更戸惑うこともなく、 誰の目もないのをいいことに大口を開けて欠伸をして 起こした上体をぐぐっと伸ばす。
魔法で制御された、12色の硝子が詰まった砂時計。 落ちる色を見る限り、寝坊したわけではなさそうだ。 深い眠りの中、夢に映した記憶は覚醒と共に霧散したのか。
娘の顔には憂いひとつなく。 華奢な骨格なれど女にしては幅がある肩を揺らして、 サイドテーブルに置いていた眼帯を手に洗面所に向かう。]
(81) 2016/05/24(Tue) 19時半頃
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―硝子の宝石―
[ 若き工房の主が受ける仕事は数多く。 街一番の金持ちの屋敷に送り付けるものを手掛け>>17 壁に埋め込まれた輝石の光の調整を請け負い。
教会のステンドグラスの一部を染めたり等。>>26 好事家の好奇心をくすぐるものを提供したか>>14 若くして大成した芸術家であった。
趣向品として好まれる硝子細工。 その美しさは一点もの。その多くが主の手で壊される。 故に高値で取引され、他に価値は知られていた。
世間を騒がせる怪盗が盗みに入る邸宅。 女神彩る滴を拵え、作りし手よ>>39
空に似た硝子細工がくるり転がる工房の主。 書物でしか語られぬそれらを主は描いてやまず。
硝子細工を一等知るは、その作り手。 運搬方法、売った相手の顧客情報を横流すのもお手のもの。 ―そう、どこから入り込みやすいか知っている。 ]
(82) 2016/05/24(Tue) 19時半頃
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[ 恵まれぬ子ら。 施設に5年ほど生きた友と共に 遊んだ子らは何人いたか。
職業斡旋を営む年近い叔父に頼み。 一人手伝い手を雇い入れ。 児童施設の子らに手習いよりも確かなものを。
職の安定を図る為、 硝子作りを教える日を工房の主は設けている。 幼い日に遊んだ子らの助けになるよう。
浮世離れした工房の主。 見えぬものを見る目を硝子の主は持っていた。 それを知るのは数少ない。
魔力帯びた子が時たまもって生まれた目。 細めて物事を見るのに気づけば慣れていた。 普段は細いその目は叔父の目に似ているらしいが ]*
2016/05/24(Tue) 19時半頃
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[ 恵まれぬ子ら。 施設に5年ほど生きた友と共に 遊んだ子らは何人いたか。
職業斡旋を営む年近い叔父に頼み。>>53 一人手伝い手を雇い入れ。 児童施設の子らに手習いよりも確かなものを。
職の安定を図る為、 硝子作りを教える日を工房の主は設けている。 幼い日に遊んだ子らの助けになるよう。
浮世離れした工房の主。 見えぬものを見る目を硝子の主は持っていた。 それを知るのは数少ない。
魔力帯びた子が時たまもって生まれた目。 細めて物事を見るのに気づけば慣れていた。 普段は細いその目は叔父の目に似ているらしいが ]*
(83) 2016/05/24(Tue) 19時半頃
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[――鏡に映るのは、左右不揃いな髪と色の違う虹彩。 片方は己の命たるチャロ石を映したようなこっくりとした 濃い紫と黒のマーブル模様。
もう片方は、まるで水晶を交えたような薄く透明な紫。 太陽も月もないこの街の時を刻む輝石の灯りですら、>>17 眩しく反射する瞳を革製の眼帯で覆う。 丈夫で無骨なそれを彩る紫は、宝石ではなくただの硝子。 職人街の一角に住まう工芸家の作品を付け足したもの。
万が一、外れてしまっても瞳が覗かないよう、 片側のみ長い前髪を上からかぶせる。]
(84) 2016/05/24(Tue) 19時半頃
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―翠の工房―
[町の住宅街から少し外れた場所。 そこに建つ一軒の工房。 入り口にぶら下がる看板にはフラスコのマークと共に翠の石がはめ込まれている。
中を覗けば、ぐつぐつと煮だった大きな鍋へと薬草を入れ、身の丈ほどの杖でその鍋をぐるぐると掻き回す人の影。 ローブを纏うその姿は、知らぬ人が見ればまるで恐ろしい魔女の様でもあるだろう。]
賢者のハーブ…森の滴…ここに前に作った甘い宝石を…
[影はぶつぶつと何やら呟きながら、鍋の中へと物を投入していく。
そうして数分 鍋が光輝いたと思えば、影の手の中には狐色したシロップがビーカーの中へと納まっていた。]
これは後で依頼人に届けないと。 さて、後作らないといけないのは…――
ぁ…やばっ
[出来上がった品を棚へと置いて、一息ついて鍋を覗くと、鍋の中は未だ光を発していたことに今更ながらに気が付いた影。]
(85) 2016/05/24(Tue) 19時半頃
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『どかーん』
[影が蹲ったのとそんな爆発音が響いたのはほぼ同時だっただろうか。 部屋へと充満する煙にこほこほと咳をして、手でその煙を払う。 窓を開けて視界が晴れれば、影はようやっとそのローブを外した。
ローブの下から現れたのは、看板についていたものと同じ石でできた髪飾りとそれが纏めるふわりと靡く髪。 この街で知らぬ人はいないであろう、錬金術師を自らを名乗る男の姿。]
はぁ、爆発したのは久々ですね。 ケホケホ…まぁ、依頼品自体は成功してますしいいでしょう。
[この爆発、初めての事ではなくよくあること。 失敗は成功の母だと男は呟き気にした様子もない。
街の方でもきっと、いきなり響いた大きな音に驚きこそすれ、またかと大騒ぎになることはないだろう。 そもそもこの工房がこうして住宅街から外れた場所にある理由の一つがこの爆発でもあるのだから。*]
(86) 2016/05/24(Tue) 19時半頃
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きっひっひ!そりゃあいい。泣かれるよりは、ずっと。 そんときゃ笑っておくれよシャオ。
[1人でも己の死を気に掛けてくれるなら僥倖と、 奇術師は満面の笑みで、表情筋を緩ませる>>79
地に足つくには、男を地に縛る鎖は脆い されど似た者同士が惹かれ合い、友となるのはまた摂理か こうして気楽に凄し、会話できるのが楽しいと 視線交わらせれば喜びを共有しようか
鋭意努力だけではまだまだ温いと袖を振られ、 もう少し頑張りましょうの評価を得たならば やっぱりきひひと、道化の様に笑うのだ]
失敗作……まーシャオの工房にあるのは。 全部確か成功作、だったっけ?
[彼の周囲を彩る硝子は、工芸品の勝ちに疎い己でも はっとする様な洗練な美しさを秘めている それでも。失敗作でも愛してやってほしいと そう思うは我儘だろうか]
待てはかーちゃんの胎ん中に置いてきたっす! それに、うまそーなケーキを前に待ては無理っす!
[喧し過ぎて口を一度、物理的に扇で塞がた事もあったかもしれない なのでそろそろお口に戒厳令を敷かれてもいい頃なのに 硝子をさざめかせる奇術師の声は、 工房の主の願いを無碍にするのであった]
(87) 2016/05/24(Tue) 19時半頃
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―――太陽は、俺だ!
(88) 2016/05/24(Tue) 19時半頃
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きひひ、俺もそんな自分はみたかねーっす。 そっすねぇ……どんな物語、がいいだろう。 やっぱり王道は王子様とお姫様かねぇ。
[わいわい騒ぎながらも構想は捗る 生憎それを擬音語で説明するので殆どの人にはニュアンスが 伝わらないのが難点、ではあるけれど]
俺が口から生まれたなら。 シャオはきっと枕から生まれたんじゃねっす?
[拗ねた口調にそんな事を宣い、腹を抱えて笑ったならば 綺麗にクリーム舐めとった後に、やっぱりお代わりは怒られた>>80
扇子で頭を叩かれ、痛い痛いと言いながらも お代わりを持ってきてくれれば大喜びの形相に早変わり 其れはまるで、自分の宝石の齎す幻想の様に 七色の様にクルクル変わる表情
彼の分のケーキはあるかと漸く尋ねるのは、 出されたイチゴのケーキを最後の1口、口内に含んでからだ*]
(89) 2016/05/24(Tue) 19時半頃
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/* >>88 可愛いな!!!!!(第一声でそう思う)
(-29) 2016/05/24(Tue) 19時半頃
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[それは、小さい頃、絵本の中での話。 お伽話で伝える、空の話。 そんなもの嘘だ、あるはず無いと そう叫ぶ養護施設の子供らに、ソルが叫んだのがその言葉だった。
でなければ、ソルが生まれた時から握る日長石は、 何故存在するのだろう。
ヘリオライト "太陽の石"と名付けられた石は、太陽の化身。 熱を宿すには、あまりに小さいけれど。]
(90) 2016/05/24(Tue) 19時半頃
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― 裏路地 井戸 ―
[頭から水を被るのは日課。 身を清潔に保たなければ、近寄らない人もいる。 服や髪は走り回ればそのうち乾くから、垂れた布を絞るだけ。 空腹を訴える音は、無視をした。
誰の養子にもならぬまま、養護施設の退所期限を迎え、 見よう見真似で始めたのは、靴磨き。 必要なのはブラシと布とクリーム。 あとは両手と呼び込む声があれば、始められる簡単な仕事。]
よっしゃ、今日も行くぜ
[縁に置いた袋を持って、路地を縫い、広場に出る。 そこがソルの仕事場。]
(91) 2016/05/24(Tue) 19時半頃
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― 広場 ―
あ、お兄さん、その靴カッコいいね。 俺がもっとカッコよくするの、ダメかい?
そこの商人さん! もしかして、その靴のママ商談行く気かい? それじゃ、破談しちまうよ、俺に任せろって。
[広げた道具、足を載せる台は道の端の煉瓦。 白い歯を見せて笑う、随分と慣れた口調。 威勢のいい声は壁から天井から反響して、よく通る。
金は要る。 閑古鳥が鳴こうが腹は減る。 住む場所は追い出され、それに―――
笑顔を振り撒きながら、ただただ生きる事に必死。 それは、ソルに限らず。]*
(92) 2016/05/24(Tue) 19時半頃
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/* 施設出身多くね!?w
(-30) 2016/05/24(Tue) 19時半頃
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そうだったんだ。 じゃあ、教会で待ってればよかったね。
[お店の前には、私とハクしか居ません。 お父様の代からすっかりお馴染みなので 知的なプリーステスのヴェールを脱いで ふんわりわらって緩く編んだ薄桜色の髪を揺らすのでした]
[明らかに長い煙管が口元から伸びているのに 不注意で近寄ったのは、私に非があります。 頸を横に振りますが、今度は目に沁みました。
教会で煙草をふかす者は居ません。 時折居候していたリアントとて>>69 そんなことは無かったでしょう。]
2016/05/24(Tue) 19時半頃
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いえ… でも、お店の前で吸うのは………。
[小言を言ってしまうのは、心配だからです。
ただでさえ古書も扱っているのですし 本に臭いが染み付いたりしたら 売れなくなるかもしれません。
寧ろ――望んでもいることでもあるのだとは、 私は、知らないのです。>>38
それよりも、私が居なくなった後に、 ハクに忠告をするひとが居るかが 気になっていました。
落ちていく刻み煙草の行方を追いながら 煙が途絶えれば、漸く袖から吻を遠ざけたのです。]
(93) 2016/05/24(Tue) 19時半頃
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そうだったんだ。 じゃあ、教会で待ってればよかったね。
[お店の前には、私とハクしか居ません。 お父様の代からすっかりお馴染みなので 知的なプリーステスのヴェールを脱いで ふんわりわらって緩く編んだ薄桜色の髪を揺らすのでした]
[明らかに長い煙管が口元から伸びているのに 不注意で近寄ったのは、私に非があります。 頸を横に振りますが、今度は目に沁みました。
教会で煙草をふかす者は居ません。 時折居候していたリアントとて>>69 そんなことは無かったでしょう。]
ぅ … けほ。
[油断して、酸素を吸い込んだ時、 甘いのか煙いのかわからない臭気が漂い また、咳がでました。>>62
背を摩られているうちに、煙たさはもう気にならなくなり]
(94) 2016/05/24(Tue) 19時半頃
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……うん。もう大丈夫だよ。 ありがとう
[目元をかるく拭って、優しいなぁと にこにこしていましたが 蟻に角砂糖と聞けば、目くじらを立てます。 垂れ気味の眦が、ちょっとだけ釣り上がった程度だけど、]
そんなこと! あるけど……
そうなの…修道士の子が、出かけちゃって。 心当たりは――…あるんだけど ね、 息抜きしたくなる年頃なのかなって… [心当たる場所に、まさしく入り浸って>>69>>70 両足義足の馴染みな青年から小言を貰っていたとは 千里眼がない分、知らないけれども。
実際、重たい荷物を抱えて街外れの教会へ戻れるほど 体力に満ち溢れた身体では無い分、眉を下げるのです。 配達に出かけてしまって行き違わなかっただけ よかったのかもしれません。]
(95) 2016/05/24(Tue) 20時頃
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― 酒場《Phantom》 ―
[黒を基調とした廊下を抜けて、店の中心には豪奢なシャンデリア。 いくつか用意された個室はまるで役者達の控室。 《Phantom》は劇場をイメージした酒場だった。
店員の中には舞台の衣装に模した服を着ている者もおり。 オーナーであるオペラ自身は時折、空いている席へと仮面を被ったままで座っていた。]
……ふふ。 愉しいわねえ。
[凝った内装とは裏腹に。 そこまで高くは無いこの店。
要は彼女の道楽のようなものだった。 気に入った店が無いならば自分で作ってしまえば良いのだと。]
(96) 2016/05/24(Tue) 20時頃
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[諸事情により、とある時期から施設に預けられて数年。 新しい両親との縁は生憎結ばれなかったが、>>11 どういう経緯か、『ケルビスの手紙』を得て、>>18 全寮制の学校に通うことが叶った。
美しい三角形の頂点は、それを支える底辺により成り立つ。 施しは有難く受け取ったものの、顔も解らぬ出資者へ 一方的に恩を売られるだけで済ませるつもりはなかった。
貰ったものは、いつかすべて返すと裡に決め、 石の特性を活かした仕事をと浄化師となったものの。 治癒と違い、目に見えぬ疲労や心労を癒す浄化師は この世界では意外と需要が低い。
自らの命に等しいからこそ、どの石もある程度自浄作用を 備えているから。 よほど穢れをためやすい体質でもなければ>>50 わざわざ金を払って、しかも年端もいかない未熟な娘に 仕事を依頼する者はそう多くない。
"チャロアイル"の名が廃れた今では、尚のこと。]
(97) 2016/05/24(Tue) 20時頃
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/* 年齢不詳にしなくてよかったw 最初年齢不詳の妻もちだった← しかし、かぶるなと見ていて取り下げたり
(-31) 2016/05/24(Tue) 20時頃
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/* 何故かトラウムって苗字を見ると エルフィール・トラウム(エリーのアトリエの錬金術師の主人公) を思い出すっす [エメリアのメモを見て]
(-32) 2016/05/24(Tue) 20時頃
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/* ンンンンwwwwww 施設組多くて把握が追い付かないwwww
(-33) 2016/05/24(Tue) 20時頃
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/* にゅうそーん よろしくお願いします。
キャラCOの時期に丁度アトリエに嵌っていて錬金術師やろってなった単純嗜好。 ちなみにリアントで怪盗とクリスタで令嬢っていう選択肢も作ってたけどリアントが先にいたし、クリスタの魔法を浄化系で考えていたのでエメリアさん。
にっこり笑顔が素敵なキャラは大好きです。 早く赤窓使いたい。
あと、個人的にリアントが怪盗してて自分得すぎて…! ちなみに魔法は時間操作。 過去には戻れないけれど、時間を止めたり緩めたり、逆に早めたりする。
歳の割に若いのは自分の身体の成長を緩やかにしてるからで、調合の時間とかは本当は日数かかる物を速めてパッと作ったり、って感じ。 上手く使って頑張ってSTKしたいです。
(-34) 2016/05/24(Tue) 20時頃
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[ミサが近いのは確かだった。>>67 なのに身体の弱い神官がこうして赴くほど準備を進めているのに 修道士のエスケープは、…咎められないままだ。]
ハクにぃも忙しいんでしょう? 教会、ここから離れてるのに、ありがとね。
フィにぃが寄ってくれてるなら、 持ってきてもらったんだけど
[鞄から覗いた聖書のブックラベルを一度流しみて、 商店街の通りを、歩くことにしました。 ハクと用事に出会えたのだし、書店に入ることはせずに。
それにしても、こうして歩いていると、昔を思い出します。 ――まだ、私が十歳を迎える前だったでしょうか。 法衣はただでさえ凹凸が解りくいものですが 出ているところなどなく、女性らしい顔つきに育つ前のことです。
女みたいと言われたからには男の子と思われたのでしょう。 どちらでも誤りではないとはいえ、女の子として育てられたのもあり すこしだけ、びくびくしたものでした。 貧乏教会と罵られたことに腹を立てて、すぐ顔色は戻りましたが。]
(98) 2016/05/24(Tue) 20時頃
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/* >>98可愛い(確信
(-35) 2016/05/24(Tue) 20時頃
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― 自室 ―
……朝、ね。
[《Phantom》 の裏にある集合住宅の一室。
そこがオペラ自身の住処だった。 いっそ店の屋根裏にでも隠し部屋を作って住みたいと思ったのだけれど。 義賊とかが居るこのご時世、そんな事はよろしくないと周囲に止められたのだった。
尤も、屋根裏に防音等を完璧にした隠し部屋自体は使い道を見失ったままで。今も存在しているのだけれど。]
(99) 2016/05/24(Tue) 20時頃
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ん、ちょっと留め具が緩いわね……。 また、萎んじゃったのかしら。
[故に、恩人に義理を果たすどころか かつて世話になった養護施設や教会を頼りにしたり、 副業で何とか日々の生活を繋ぐような始末。
魔力の消費の激しさもあって、年頃の娘にしては まろみや緩急の少ない身体を嘆くことはない。 むしろ気にいっているくらいだ。 へらりと笑って、残りの身支度を整えると。]
さぁて。今日はどんな一日になるかしら。
[底がだいぶ薄くなったオペラシューズに足先を突っ込み 薬指に嵌めた自身の石に軽くくちづけ、街へと繰り出す。]*
(100) 2016/05/24(Tue) 20時頃
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[ハクのお父様が拳を落としていなければ、 杖をつかなければ歩けなかった当時の私は ひのきのぼう並のこうげきりょくであれ、 きっと彼を叩いて怒ったに違いありませんでした。
でも。 ぼこぼこになってしまったハクを見たら、可哀想になって。 すぐに腫れた顔に手を翳し、治癒魔法をかけました。
魔法と何ら関係もありませんが、いたいのいたいのとんでいけーを 100回は言ったのを、覚えています。]
ふふふ。
[あの時の、わんぱくなハクを思い出して、 ひとり、思い出し笑いをするのです。]*
(101) 2016/05/24(Tue) 20時頃
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/* まじかよwwwwwwwwwwwwwwwwwwいいすぎだよwwwwwwwwwwwwww
(-36) 2016/05/24(Tue) 20時頃
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『臆病者』
[すべての表情を削いで、彼女はそう詰った。
気がついた時には傍にいた、たった一人の愛した少女。 喜びも、悲しみも分かち合った最愛の恋人。
たったひとつ、血の繋がり故に隔たれた恋人。]
(102) 2016/05/24(Tue) 20時頃
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[父親同士は兄弟。 母親同士は姉妹。 祖父母は従兄妹。
――遡れば法が許した時代には、 叔父姪、叔母甥、 異腹・異種の兄弟姉妹の婚姻も繋いだ血族の裔。
なまじの兄妹よりも濃い血の繋がりの恋情を戒めたのは 皮肉にも愛する互いの父母。
恋する心と同じほどの確かさで愛した両親。
その労りを裏切るような真似は、 もしも彼らが長命を得ていたのならば、 甘えて成されていたのかもしれない。]
(103) 2016/05/24(Tue) 20時頃
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[けれども、不慮の事故で儚く泉下へ降った愛する人たちを、]
俺はお前を手離そう。
[自分は、 彼女は、]
この手の届かないほどに遠くへ。
[裏切れない。]
(104) 2016/05/24(Tue) 20時頃
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/* >>101 めちゃ言ってるくそわろたwwwwww
(-37) 2016/05/24(Tue) 20時頃
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― 幼少の記憶Ⅰ ―
[養護施設の前に子どもを置いていく。>>59 どんな理由があってのことなのだろう。 ソルは知らない。 ただ、置いて行かれた側の、気持ちだけはわかる。
2歳年上の"兄"は、何度も不思議な存在を訊ねていた。 "おとーさん"と"おかーさん" それは聞いた事はあるけれど、見た事もない存在。 絵本の中にはいるのに。 ここにいる限り、想像もつかない彼ら。
―――それは、まるで太陽みたいだ。]
ふぃーにいにもいるよ、 おとーさんとおかーさん。 ぼくがいるからね!
[意味がわからない事を言うと、先生は苦笑した。 縋る"兄"を宥めながら、絵本に戻りましょうと誘われた。
ほどなく、"兄"は施設を出て行った。 先生は「おとうさんが迎えに来てくれたのよ」と言っていたから。
去っていく彼を施設の"兄弟"たちと"笑顔"で見送りながら]
(105) 2016/05/24(Tue) 20時頃
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ほらね、いたよ。
["兄"のおとーさんの存在は、つまり太陽の証明。
寂しくなど、ない。 そんな風に、噛みしめた、記憶。]*
(106) 2016/05/24(Tue) 20時頃
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[――愛しい貴方を穢したくないから。]
お前を穢してしまえば、 きっとそんな自分を何よりも俺自身が赦しはしないだろう。
[突き放した掌の温度が酷く空虚で、無様に笑うことしかできなかった。]
(107) 2016/05/24(Tue) 20時頃
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/* >>101言い過ぎわろたwwwwwwww
(-38) 2016/05/24(Tue) 20時頃
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靴磨き ソルは、メモを貼った。
2016/05/24(Tue) 20時頃
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『――――臆病者』
[最愛の恋人。 恋情からなる地位から降りてさえも、 この世の有り余る愛しさと慈しみの尽きせぬ従妹。
彼女が寂しげな微笑みで二度目に零した詰る声は、 途方もなく、ひどく優しく響いた。]
(108) 2016/05/24(Tue) 20時頃
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[己が大学を卒業すると同時に、愛した少女を 遠方の故郷へと帰る友人に押し付けるように嫁がせた。
幼いころから寄り添った二人の姿を知る者は――
近しい者は憐み同情を寄せ、 無関係な者は物語のようだと悲恋話に心ときめかせ、 無責任な者は稼業のために恋人を売ったのだと口さがなく囀った。*]
(109) 2016/05/24(Tue) 20時頃
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/* どーーーーーしよっかなー。 大丈夫っかなーってそわそわしながら とりあえず入村せな!今を生きねば! してる間にだいぶ人が増えていた。
チップ予約時(NG項観て)からずっと迷って悩んだんですが でも宝石箱チップみた瞬間からずっと シェニで女の子やりたいって謎のこだわりが ずっとあってですね……。 参加COした時から使うならここかなって決めてましたの。 で、貫かせていただきます。 (でもすでに不安で胃が いたい)
前回参加のぱんすとと違って今回内容も面子もガチだし、 全員、は無理でもせめてNLがだめじゃない狂人様の 第三候補内、もしくは救済選択をさせないように がんばりつつ楽しんで参ります。
かるらさんはお忙しい中、各種問い合わせの対応や 村建てありがとうございました。 またしばらくの間、お世話になります。 他の参加者様も、どうぞよしなに。
(-39) 2016/05/24(Tue) 20時頃
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/* 縁故飛ばしが不器用すぎて。 たかやんは欠損多いなと思って、こちら見て平和だーと思ってたら……孤児だらけですな!兄弟いっぱい! 私が言うなと言うあれですが、なんと言うか、カルマの坂を登りたい気分だったんです。
お邪魔します。KNGです。 やんすとシリーズ初の10代です。 (34→32→35→18)
(-40) 2016/05/24(Tue) 20時頃
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―朝・『ホテル・コファネット』― [からん、とドアが軽やかな音を立てて開かれる。
宿泊用の施設の最下層に設けられたレストランは、 宿泊客だけでない朝食を求める客の訪れも相まってひどく賑やかだ。
僅かに、だがしっとりと濡れた上着に 目ざとく気がついた従業員がクロークを案内する。 慣れた素振りで上着を預ける男が先ほどまで歩いていたのは、 このホテルの名物の一つでもある『雨の庭』。
天空も、太陽も、月も、星も。 全ておとぎ話の中のもの。
絵本でしか見たことのないその「雨」が、植わった緑を濡らす庭園が このホテルの見どころ。]
(110) 2016/05/24(Tue) 20時頃
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好事家 オルコットがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(好事家 オルコットは村を出ました)
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[そして、もう一つ。 地下水脈を引いて作られた湖を臨むレストラン。 湛えた湖水の中、無数に沈められた宝石が 時間ごとにその色を変えていく。
宵には深い水の藍色を夜空に見立て、 輝く黄金真珠を月に模し、白蝶貝の欠片を星と輝かせ。 昼には黄水晶が光を放ち、湖水を淡い青空と照らし。 朝にはチャロアイトと紫水晶が払暁の色で湖面を染め上げる。
誰も真実、夜明けの色も、太陽も、知らぬというのに。
現では決して求められぬものを、束の間であろうとも 瞳に収めることのできるホテルの賑わいは本日も上々。]
(111) 2016/05/24(Tue) 20時頃
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[人が増えればその分トラブルも増える。 がちゃん、と何かが落ちて割れる音と 続いて女性らしき悲鳴と子どもの泣き声。 唐突な喧噪に、視線が集まった。
転んだのか、座り込んだまま泣きじゃくる子どもの姿と 真っ青になった給仕の手には何もなく、足元に割れた皿とグラス。 それに衣服の胸元から膝までをぐっしょりと汚された女性。
何があったのか、想像に難くない。]
(112) 2016/05/24(Tue) 20時頃
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[営業停止になったチョコレート屋>>6 犬の散歩をする人>>19 美しいものを作る硝子工芸家>>21 施設に響く声>>29 二枚貝の書店>>34 今話題になっている怪盗>>36
まぁ他にもいろいろあるけれど自分は馬鹿なもので。 変わりゆくものと変わらないものをぼんやりと見ているだけ。 少しだけつまらなくなったころに別のことを考え出す。]
(113) 2016/05/24(Tue) 20時半頃
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[夜の藍色の気配を未だ帯びた紫艶の湖水の 最も深い色と同じ、藍黒の髪を掻きあげる男に、 初老の従業員が近づき耳打ちを二つ、三つ。
眉根を動かしもせず見返す男の唇が僅かに弧を描く。]
俺はお前に雑事を任せて楽をするのが 自分の仕事だと常々思ってるんだがな。
…仕方ない。 たまには苦情処理係の本業に精を出すとしよう。
[紅茶を選ぶ気楽さで返す言葉に、初老の従業員が頭を下げる。]
「お願いいたしますよ、総支配人。」
[居合わせたのが運の尽きか、と軽口を返し、 ひとまずは騒ぎを収めるために、 普段滅多に表には出てこない総支配人の男は 喧噪の中心へと足を進めた。**]
(114) 2016/05/24(Tue) 20時半頃
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/* 忘れてた…希望役職選択するの忘れてた…。
(-41) 2016/05/24(Tue) 20時半頃
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[ 痴れ者め。 満面の笑みで表情筋を緩ませる友に 呆れた声と共、ひらり悪態一つ零す情はある。 そのうちに込められた感情は親しき仲でも知らぬ事。
気楽に話す友がいる事、それがどれ程掛けがえないか。 視線交わる楽しいひと時、嫌いではない。 ‥嫌いなわけがあるかなどとは口にはしないが。
ため息交じり細い眼が彼の背を睨む。 死なぬ魔術の心得などありもしないが、 見える邪気は宝石埋め込まれた扇子で払う力は有して
道化の様に笑う顔を見る目は何時も通りに戻る ]
そうよ、我の手に余るものは売った。 ああ、そうだがなんだほしいものでもあったか? それとも失敗作成功作は主自身の話か?
[友の心知らず。いや、知っている。 彼が主の作る硝子を子と称していること。 それらの子をすべて愛してやってほしいと願っていること。 長年の友なのだ、それくらい聞いて知っている。 その我儘はどこから来るかと知っていて突く。 ]
(115) 2016/05/24(Tue) 20時半頃
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今度またシャオになにか作ってもらうのもいいかもしれませんね。 前のものも大事に飾ってますけどもっといろんなものを見てみたいというのがありますし。
書店に行くのもいいかもしれないですね。 面白いものがあればいいのですが…出来ればハッピーエンド以外で。
[変わっている自分の好奇心を満たすものがあればいいがと思いながら。 これからどうしようかと思案して。*]
(116) 2016/05/24(Tue) 20時半頃
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胎児からやり直すか。 躾直すかよな、‥主は犬か。
[ 表情を隠し遊ぶための扇子だが、 使い道はもっぱら友の口をふさぐためのものとは噂の話。 呆れ含む声が笑気を帯びているのは彼とて気づくだろう。 この会話を楽しんでいる、のだと。
だが、口は悪い。親しき仲故の悪さと共に >>87]
見たら、我が叩いてやろう。 そうよな、王子様とお姫様か。 硝子の棺‥の話が確か、いや、ふむ。 一度本を見て探してみるが、主はいつまでいる?
[ 腹を抱えて笑う顔に一撃くれてやろう。と。 今でもたたく癖、それよりも強い痛みをやろうなど。
お代わり望む声に一撃みまい。>>89 大喜びの形相へ、差し出したケーキは自らの。 幻想の様に変わる表情をまぶしげに眺める目は薄く。
七色変わる顔をなつかしさと眺め。 ケーキを食べ終わるころには、その腹部を扇子で差し]
主の腹の中よ。
[ そのころには、『朝』と呼ばれ 街が活気づいている頃なら仕事はせぬのかと問いかけ 泊まるかと尋ねたのち、 自らは書物を買いに出かける準備をはじめようか。]**
(117) 2016/05/24(Tue) 20時半頃
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[この街には、貧しき者に金子を撒く者が二人居る。 一人は天下の大怪盗、輝けるディアマンテ。>>40 もう一人が、名門ケルビスのオブシウス。
寄付の名目で詰まれる金銭は同じだが、 片や奇跡の盗品、片や貴族の施し。>>40 持たざるものにとっての英雄である彼は、 持つ者にとって、財を掠め取る犯罪者である。
次々に被害に遭う富裕層の中、ケルビスの門戸は堅く、 未だ被害届が出て居ないのは、この名門くらい。
――― 無論、実際に被害に遭ったかどうかは所詮自己申告。 社交界からも縁遠く、そもそも人前に姿を現さぬ当代からは、 漏れ聞こえる噂もないから、根も葉もなく尾鰭がつく。
『ディアマンテはケルビス卿の堅牢を打ち破れなかった』 『いやいや、ケルビス卿は大枚をせしめられたが、 外聞の為、沈黙を守っているだけ。』 『いっそ、ケルビス卿こそが怪盗ディアマンテでは。』
火の無いところにも煙は立つが、 小さな狼煙の有無を知るのは、怪盗と当代のみ。
盗まれるものはなにも無くとも、邸宅を長く囲う壁を越え、 夜に影を長くする神出鬼没は知っていた。 目深にかぶった鍔の下、煌めく短髪が靡いていたことも。*]
(118) 2016/05/24(Tue) 20時半頃
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― 大通り ―
[常、男の傍らに控えさせるは漆黒の毛皮を持つ大型犬。 体高は大凡、義理息子の半分ほど。>>30 吼えもせねば唸ることもことも無く、 黒曜色の瞳を持つ中年以外には尾さえ振らず懐かない。 養子を得た頃より既に男の傍にあり、四六時中伴をする。
そして何より、この犬は四足駆動の常識を覆す程に聡く賢かった。 風も無いのにひくりと鼻を天に向けると脚を止め、 背後で前方不注意の苦痛に声も出せず、 蹲る義理の息子を見つけるのも容易に過ぎた。>>59
それに追従し、男がゆっくりと振り返れば、 ああ。と呑気な声をあげて長躯の影を彼に掛ける。]
―――…君は教会に通い御業を体得するよりも、 もう少し注意を払いつつ、右左と歩を踏む方が良いのかも知れない。
[笑気を含ませた揶揄い言葉。>>60 当然のように伸ばした指先が彼の額を掠め、 そのまま、エスコートめいて掌を翻し、差し出した。*]
(119) 2016/05/24(Tue) 20時半頃
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/* 既に情報が許容値を越えている。
う、うぉおおお!! フルメンの滝っぷり凄い!!
(-42) 2016/05/24(Tue) 20時半頃
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/* あ゛ーーーロールはさみこむ場所みすったぁぁぁ 急ぎ過ぎですわ。。
(-43) 2016/05/24(Tue) 20時半頃
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[本日2人目のお客の靴を磨く。
話題は世間を騒がす怪盗の話。 義賊を名乗る、"英雄"の話。>>40 また予告状が出たのだと、>>39 耳が早いのは彼が商人だからか。]
いやぁ、派手っすよねぇ。 今度、ディアマンテを主人公にした舞台も あるんでしたっけ。
[券は売り切れたんでしょう、と問うも 商人は複雑な顔だ。 恐らく彼の財は盗まれる側なのだろう。
英雄と称える者、盗人と誹る者。 ソルの客はどちらもいる。 だから、応えるのはあたりさわりのない、話題を選ぶ。 ソルがどう思っているかなど、この客には関係の無い事。]**
(120) 2016/05/24(Tue) 20時半頃
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― 星の一欠けら<<キヲク>> ―
[小さい頃から色々なモノに、色々な事に興味があった。
曰く、何故義父が己を引き取ったのか。
曰く、居たけどすぐに居なくなってしまった仲が良かった友。>>69
曰く、綺羅綺羅と輝く幼き心を捕えて止まない硝子細工。>>83
曰く、同じ施設で育った仲間達の事。>>75>>97>>105
曰く、空や太陽、星といった事を教えてくれる沢山の本。>>61
そんな沢山の思い出が詰まったキヲクの欠片。 今も忘れることなく、心に深く刻まれている―――。]*
(121) 2016/05/24(Tue) 20時半頃
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[さて向かおうか、そう思っていた矢先。 見慣れた大型犬と姿を瞳に捕えた。>>119 また見られてしまった、そう苦笑めいた顔を薄らと浮かべた。]
ハハ…、父さんお早うっ。 違うんだよ…ほら、今日は夜勤明けだったからつい、ね?
サーベラスもお早う、お前は本当にいい子だな。
[わしゃわしゃ、と義父の愛犬の毛並みを撫で、醜態を誤魔化すも、 笑気を含ませた揶揄いの言葉が聞こえれば軽くベ、と舌を出す。
ぶつけた額に父の指が掠めても大して痛くはない、 赤くなって治まるだろう。 エスコートめいた掌を差し出されれば当然の様にその手を取った。]
父さんも相変わらず元気そうでよかった。 近々顔を出そうと思ってたんだ。
[例え血は繋がっていなくとも、親孝行を忘れない息子。 元々愛想のいい人見知りをしない性格故か、 父といざこざすら無かった。 何時なら空いてるか、そう小さく父へと首を傾げた。]*
(122) 2016/05/24(Tue) 20時半頃
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― ケルビスの手紙 ―
[ケルビスは名門であり、同時に慈善事業に力を入れる一門。
親の無い子であれば、ケルビスとは酔狂な富豪ではなく、 貧しきに施す光の名であった。 まるで壁に埋め込まれ、真っ暗な路を照らす輝石のように。
また、本来ならば学び舎の門戸を潜ることすら難しい身分でも、 学問の徒として応じた能力があるのなら、 オルトロスの封蝋に捺した手紙が何の前触れも無く訪れる。 壁石の煌めきを謳う時候の挨拶から始まり、 他愛無く綴られる筆跡には教会のミサや、 月や星や太陽の御伽噺が並べられ、 数も頻度も多くはないが、季節の折り目には必ず手紙が届いた。
古きチャロアイルの末裔も、そんな学資を受けたひとり。>>97*]
(123) 2016/05/24(Tue) 21時頃
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/* ……そういえばシェニとシャオは名前が似ているし。 シェニとオルコットも雰囲気的に似てるよなぁ…。
……って書いてる場合じゃない。表に何とか入らないと…。
(-44) 2016/05/24(Tue) 21時頃
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― 幼き頃の夢 ―
ふぃーくんね、大きくなったら父さんみたいな人になる!
[義父へと語った夢。 両親に恵まれずに育った子を己自身が引き取り、育てる。 そんな淡い夢と、施設で働き寂しい思いをさせない、 そんな思いを重ねて。
嬉しかったから、生まれてすぐ捨てられた己には、 血の繋がった親が誰か等分からない。 それでも、義父の事は本当の親みたいに大切だと思った。
同じくして幼馴染であるパーヴィスにも夢を語った。 ただ小さく首を傾げていただけだったパーヴィスの頭を、 ゆるりと撫ぜた掌の感覚は、今でも忘れていない。]
(124) 2016/05/24(Tue) 21時頃
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[施設上がりだと言うのに分け隔てなく遊んでくれた幼馴染。 己はパーヴィスを信頼していて、大好きだ。
フィにぃと呼ぶ愛称は、今も昔も変わりがない。 昔よく揶揄われていたらしいが、 己は「パーヴィスはパーヴィスだから」と他の声を聞かなかった。
人間関係が拗れるのを酷く己は嫌う。 昔そういう事があったから、とかそう言うのではない。 ただ、平和に事が過ぎればそれでよかった。
この幸せは永遠に続く、途切れる事は無い。
十五になり、左耳朶へと穴をあけた。 この穴を空けてくれたのはパーヴィス。 そして、このピアスをくれたのは義父。
今では己の宝物。]*
(125) 2016/05/24(Tue) 21時頃
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[親しき中でも、知らぬ事は多く>>115 特に互いの腹に抱えた感情は、言葉に出ねば察することは難しい ただ、痴れ者めと叩かれる悪態に 滲む感情だけはなんとなく、わかるから 自分もまた、笑みを浮かべるだけなのだ
背中を睨む彼の目に何が映るかは、 魔力も平均的で、感受性もあまり高くない己には分からない だが、何時も小言と共にぺしぺしと叩かれる扇子は、 痛いのに痛くない、と思うのは彼を信頼しているから]
そっすねぇ。欲しい、といえば……
[床に転がる硝子玉を2つ。薄緑のものと柔らかな橙 是とか、欲しいと願うがさて叶えられたかどうか]
はは、手厳しい。 そっすね、俺はたぶん失敗作の方っしょ。 でも、失敗作にも意地もプライドも、あったりするんす。 使い続け飾られるうちに味が出て、 いつしか成功作になることも、あるっしょ?
[突かれる言葉に、苦笑いしながらも それでも何時かを夢見て道化は笑う まるで親から与えられる筈の欠けた愛情を、補うかの様に]
(126) 2016/05/24(Tue) 21時頃
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/* ゆ、優先すべきはstk側の回想。 いや、非stk側も回収するよ!!
ただ縁故有り過ぎて今ごっちゃごちゃになってるがな。 あとね、自分でふぃーくんとかいうのくっそ恥ずかしいwww
(-45) 2016/05/24(Tue) 21時頃
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はっはっは!だから俺を躾けようとしても無駄っす!! ……い、犬よりはむしろ気紛れだから猫っすかね?
[口の悪い応酬も、気のおけぬ仲なら楽しきもの 此方も悪態に頓着せずに愉しく笑って言葉を重ねる
扇子の使い道を口塞ぐに多用させていると自覚はあっても 友曰く口から先に生まれたからには そりゃあお天道様が天井に出る位じゃなきゃ、治りはしない] やばい叩かないで泣いちゃう。 硝子の棺……?うん、こういうのはシャオに任せるっす! 俺は1週間位は居るつもりっすから、 気長に待っすよ!
[今回もいつもと同じくらい、と気楽に彼に言えば ずどんと一発きついのが来た。あたまいたい 薄く開く瞳に見守られながら、瞬く間にケーキを食べれば 如何やら彼の分まで食べてしまったのに気づいて、あちゃぁといった顔 でも吐いて戻す事も出来ないので―――] しゅ、出世払いで!!!
[と謝ったのだか茶化したのだか 其の頃には俄かに大通りも活気づく頃逢いの時間になるだろう 仕事は暫し休業なれど、 色々ぶらり街を見て回りたいのだとシャオに告げる ニートではない、暫しの休息である]
(127) 2016/05/24(Tue) 21時頃
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- 施設と古書の関係 -
[今子供達の心を躍らせているのは、古めかしいお伽噺を 詰め込んだ売り物にならない絵本では無く、 金の通りを良くする怪盗の話。
だがその怪盗にも子供の頃があるわけで。
その子がこの街に住み付いたのがいつ頃かははっきりしない。 自分も子供だったから仕方ないが。
生きるに必死な者が食い物や金目の物を盗むのは知っていたが、 本に手を出す者がいるとは思わなかった。
しかも自分の子より小さく見えた子に、当時の店主は 何を思ったか今いる場所を聞き、売り物にならなくなった 絵本やノート、絵具等を与えて返してやった。
売り物なのに何故と問えば。
『必要な所に必要なものをやっただけ』
そう答え、それ以後も時々その子に本をやり、 姿が見えなくなれば彼が世話になっていた施設に 直接届ける様になった。
その子が大きくなった今も、それは続いていて。 自分が配達の役目を担う。]
リアント、無理しなさんな。 労働力の代わりは数あれど、あんたの代わりはないぞ。
[意味深に忠告したのは二度、三度ではなく。 件の怪盗の話を聞くと、土の空を見上げて煙を吸うのが常だった。*]
(128) 2016/05/24(Tue) 21時頃
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え、泊まってもいいんすか!? やったー!じゃあ滞在期間中はおじゃまするっす。 あ、工房の端で寝かせて貰えたらサイコー
[彼の硝子細工に見守られながら寝るのは好きだ こうしていつも甘えるまるでダメな男の奇術師は 勝手に1週間分泊まると宣っているが―― 若しかしたら1日だけよと怒られたかもしれない
彼が外出の準備を始めるのなら、一緒について外に出よう 工房の玄関から出たのなら]
じゃあ、夕方には戻るっす! あと今日のご飯は俺海老の奴が食べたい、海老食べたい!
[と、我儘を発揮して。自分はぶらりと知り合いの様子を見てくると 呼び止められなければ一旦彼と別れたことだろう*]
(129) 2016/05/24(Tue) 21時頃
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靴磨き ソルは、メモを貼った。
2016/05/24(Tue) 21時頃
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― 大通り ―
夢と現の区別がつかない、と?
君が家を頼らず、暮らすと云うから門扉を開いたと言うのに、 中々、親心の分からぬことを言うのだね。
[人に懐かぬ犬は、牙を剥く相手も、 耳を伏せて頭を差し出す相手も弁えている。>>122 掻き混ぜられた毛並みを軽く揺すって整えるのも慣れたもの。
彼の手を取り、長躯から生み出す腕力に任せて引き上げれば、 右を愛犬に任せたまま、彼は左へ。]
おやおや、外では父と呼んではいけないよ。フィエゴ。 私の息子だけでなく、数少ないお忍びまで取り上げてしまいかねない。
[冗談めかした物言いと、口角の縁に流し込む笑み。 実の親子らしからぬやりとりは、いっそ理想の親子関係。 この街では持ちえる者の方が極稀の光景。]
(130) 2016/05/24(Tue) 21時頃
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さて、君は直ぐにそうして難題を持ちだす。 忙しないのは私ではなく、君の方だろう?
私は逍遥を楽しみ、古書を見繕って帰る程度の生活だ。
[実年齢よりもずっと老いた生き方をしている自覚はあるが、 日課の散歩以外は、地下を吹く緩やかな風の如し。*]
(131) 2016/05/24(Tue) 21時頃
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[貧乏と罵られても眉を釣り上げるほど子供ではありません。 医者以上に万能とされる神職へ身を置き十年。
万能とは神のみに与えられる特権です。 私は神ではありません。
宝珠の穢れは、――けして、自分では拭えません。
ましてや、二つの石に異なる魔力を溜めているのです 消耗が激しいのは、当然であり必然でもありました。
遠くに赴くほど教会は金銭に余裕を蓄えていません。 一級と呼べなかろうが、身近な浄化師に力を乞います。>>97 けして見せてはならないと釘をさされた黒真珠は兎も角 額の白い真珠は、定期的に彼女―― シェニに、清めて貰うのです。
私が神であったなら、死への恐怖に怯えず済むけれど、 この世界は色褪せたものであったでしょう。 色を流されるステンドグラスを思い出します。>>82 他人の為すものは、いつも輝かしく見えるのです。
それを、嫉妬とは呼びたくありません。 せめて、羨望と。
あぁ、けれど。 強すぎる羨望は、嫉妬と同じなのでしょう。]
(132) 2016/05/24(Tue) 21時頃
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― たいようのこと ―
[昼の石壁に寄り添うのがすきです。>>65
夜の壁の冷たさを、その壁に触れずとも 月の涙と呼ばれる私の石は、知っているのです。 穢れを貯めれば、更に冷えた心地が体温を下げます。
――あれは、ずっとずっと前のことです。
まだ子供すぎるほど子供だった私が 当時の神官に付き添い、病に伏せる子供がいる 養護施設へ、足を運んだのは。
病の子が隔離された部屋へ向かう前に、 大きな部屋から、叫ぶ声が響いて>>88>>90 子供だった私の足を、止めました。]
(133) 2016/05/24(Tue) 21時頃
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[きらきら光る石は、真珠の輝きとは違います。 太陽のように輝かしい、燃える色の輝き。
私は、神官の背から離れ、少年に近寄ったのです。 嘘だ嘘だと囃す少年少女たちの後ろから、 そっと顔をだして、手を伸ばしたのです。
あれはきっと、嫉妬でした。 なにも持たない場所に住む子供が なにも背負わなくてよい場所に住む子供が
火花を散らすように煌々とした石を 自慢していたのですもの。
けれどいちばん嫉妬したのは―― 今と変わらない>>105、眩い笑顔を浮かべた子に ――…だったのかも しれません。
ダイヤモンドの輝きの『なみだ』は教えてくれません。 月のなみだである私の石も教えてはくれません。
彼が、どんな気持ちで『あに』たちを見送ったかを。>>106]*
(134) 2016/05/24(Tue) 21時頃
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/* 誰にエンカしようかな でも誰が何処にいるかいまだに把握してないとかそんな……(しろめ
(-47) 2016/05/24(Tue) 21時頃
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/* 同い年だから接触したかったパヴィ!(*'ω'*) ありがとうございます、ありがとうございます。
この村のシリーズは、ホントみんな綺麗に設定に入ってきていただけるので、すごくこう…すごく……好きです。
(-48) 2016/05/24(Tue) 21時半頃
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/* 施設出身:フィエゴ、カルナス(10歳~15歳)、ソル、シェニ、リアント(教会や施設を転々)
施設に無関係なのはキーツとハク。 キーツは直接会いに行くしか手が無さそうかな?
ヴィスマルト、オペラは店持ちなので会い易そう。 オルコットは何処かで好事家なのでこの辺でなんとか。 パーヴィス、シャオは二人のコアが広いので何処かで会えそう。 エメリアも会いたいが。
(-49) 2016/05/24(Tue) 21時半頃
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/* 28日までプロ、一日4人会うか縁故繋げれば―――…、 いや、慾を掻くのは止めよう。
(-50) 2016/05/24(Tue) 21時半頃
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[次々図星に突き刺さる父の言葉に実に頬が引き攣りそうだ。 家を出る条件は確かに家を頼らずに自立する事と言われた、気がする。 然し、実際は週一程度には顔を出し、愛犬や父の顔を見ている。
事実、顔を見れば安堵するから致し方なし。 己の無造作な撫で方すら、愛犬は慣れ親しんでいる。
グ、とその腕力に引き上げられれば己は父の左側へ。>>130]
―――っと、つい癖でごめんごめん、オブシウスさん。
[再びてへ、と赤い舌をチラつかせて、 クスっと冗談めいた笑みを浮かべて。 周りには誰も居ないだろうとつい油断をしてしまう。 これだからそそっかしいだのと子供っぽい癖が抜けないのだ。
落ち着いた物言いの父に似ればどれだけよかったのか。 そそっかしく、いつまでも手の離せぬ子供は親に頼ってしまう。 故に、もうすぐこの街を出て自立しようと考えていたのもまた事実。]
(135) 2016/05/24(Tue) 21時半頃
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ぅ……、この仕事意外と忙しいんだよ…。 あ、でも今日はもうオフだから夜も空いてるんだ。 明日は夕方まで仕事予定だけども。
――…とうさ、…オブシウスさんも趣味を見つけた方がいいぜ?
[むぐ、と己自身の掌で一度口を塞ぎ、 一息ついてから告げる父の名。>>131 富豪の割には気取ってる様子もないのは年齢の所為もあるのだろうか。 読書が趣味なのは在り来たりだが、何もないよりはマシだ、とは思う。]
んーじゃ、夜予定がないなら行っていいかな? 久しぶりに俺が料理するよ。
[自推は得意な方でよく料理もする。 腕によりをかけて作るよ、なんて腕っぷしを見せてはにかんだ。]*
(136) 2016/05/24(Tue) 21時半頃
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/* カルナスは、ちょっと遠いかもだな。 でも、なんかしら投げたい気はするねん
とりあえず、全方位ショットガンは。 本日、閉店……(疲労
(-51) 2016/05/24(Tue) 21時半頃
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/* 男性限定で!ってお願いしている手前。 普段のやんすと以上に気合いれてますわ・・ 組めない!!なんていいたくないんだよね。
(-52) 2016/05/24(Tue) 21時半頃
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[さて、大通りをてくてく歩き 向かった先はその更に先――町はずれの一件の工房>>85 其処に住む1人の錬金術師に、挨拶でもと扉を開けたと同時だった 煙が襲い掛かってきたぞ!!>>86]
よーっす!元気に……にょわー!? げっほがほっ!何すか!今度はまた何作ったっすかエリー!!
[大爆発の煙に咳き込みながら、ぱったぱた 顔の前を手で仰ぐ。でもなかなか充満した煙は外に出ず あらかた出し終えたころには、きっと己の頬に煤でもついているだろう 折角奇術で驚かせようとしたのに、逆に驚かされてしまった こいつぁまいった!はっはっは]
帰ってきたっすよ!カルナスイズヒア! 今日も相変わらずハッピーっすか?
[自分の小さな頃から変わらぬ容姿。でもそんなの気にしねぇ! 小さな頃からよく”街はずれの魔女”の噂を聞いて 探検と称して忍び込んでいたクソガキは 年をとってもこうやって、街に帰ってきた折には錬金術師を尋ねていた そりゃもう、悪友の如くに
エメリア、を縮めてエリーと気安く呼びながら 奇術師にっこり笑って、彼に土産とばかりに瓶に入った果実酒を出すが ――さてはて、彼はイケる口か、どうか*]
(137) 2016/05/24(Tue) 21時半頃
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- 現在・書店前 -
[昔から余計な一言が多く、父親から拳骨を貰っていた。 今は小言を言う者も無く、一抹の寂しさはあるが、 やはり聞く度耳が痛いとパーヴィスの 何か言いたげな物言い>>93にバツが悪そうに目を逸らした。]
大丈夫だって。 燃える物しか無い店内は火気厳禁だから。
[心配してくれているのは、店が無くなることか、 自分の事か、単に馴染みだからか難しい。 とにかくありがとうと素直に言えた試しなど、 数える程度。]
ん。こっちも配達に行くって伝言して無かったからな。
散歩がてら丁度良かったよ。
[何が丁度良かったのか、誤魔化しつつも 咳がまた1つ増えれば>>94慌ててしまう。]
(138) 2016/05/24(Tue) 21時半頃
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そんな事ありまくりだろ。 こんなんで咳込んでたら、埃だらけの古本なんて扱えない。
[どうやら落ち着いたようだが、からかえばすぐに 反応を示すパーヴィス>>95に、楽しげにからかいを追加。]
息抜きで出かけられる修道士がいるのに、 パーヴィスは簡単には出歩けないんだな。
教会ってやっぱりよく判らん。
[だが話が修道士へと移ると、少しだけ神妙に。 パーヴィスを気遣う様にあちらこちらを見つめて、 修道士を探すふりをする。
子供も見つからないのに、 修道士など目立つ者が見つかる筈も無く。
ただパーヴィスの声に苛立ちが無い事に、 それ以上の追求は止めた。]
常に息抜きしてる俺が言うのも問題だけど。 息抜きも大事だと思うんだよな……。
パーヴィスはすごく真面目に教会で勤めてるけど、 息抜きしたくなるのってない?
読む本とかどうせ聖書とか……あ、いや。 尊い聖書以外しか知らないなら、何か小さい本でも 持って行って読んでみたらどうだ?
[書店は閉めたばかりだが、望むなら何か寄付と言う形で 彼女に渡すのも吝かでは無かった。]
(139) 2016/05/24(Tue) 21時半頃
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何か思い付いたら言ってくれ。
[だが彼女は書店に入らず、共に歩く事を選んだ>>98 歩調に合わせてゆっくりと。
ほんの少しだけ日常とはずれた感覚が嫌いではなかった。]
……ハクにぃは止めとけよ。 教会の関係者が聞いたら怒られるぞ。
[慕われる呼び方はくすぐったいが、身近な気がして嬉しかった。 だが自分があまり熱心な信仰を持っていないのは知られている。 一歩踏み込んだ様な呼び方は誤解を招くからと そこだけは真剣に忠告したが。]
……何がおかしいんだよ。
[突然鈴が転がる様な笑い声>>101に、じとりと 横目で見下ろし、バツが悪そうな表情で問い掛けた*]
(140) 2016/05/24(Tue) 21時半頃
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/* エリーって呼ばれてハイテンション 握手したい。 がしって握手したい。
(-53) 2016/05/24(Tue) 21時半頃
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― 幼少の記憶Ⅱ ―
[何度も告げたその言葉は、>>88 何度も嘘だと叫ばれる。>>90 多勢に無勢。 でも、殴り合いには発展しないから、先生は見守るだけ。
その中で、"兄弟"以外の子供を見つけるのは容易い。>>133]
だめ、これは俺の!
[どこかで見た事あるのは、聖歌隊として教会へ行った事があるから。>>48 名前までは知らない、あくまで"教会の子供"。
伸ばされた手は、まるで髪留めを奪うかのような。>>134 そんな気がして、とっさにその手を掴む。]
(141) 2016/05/24(Tue) 21時半頃
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["兄姉"たちを見送って、 "弟妹"たちを送りだして。 ソルは未だ一人、そこにいる。
持って来たのはソルと言う名前と、この日長石の髪留めだけ。 だから、誰にも取られたくはない、でも。
強く放った言葉に、女の子はどんな顔をしたろう。]
………触るだけなら、いいぜ。
[絵本の中での太陽は、 皆に分け隔てなく温もりを与えるもので。 そして温かく見守るもので。 決して独り占めするものではない。
触れば、冬の日の暖炉のような、優しい温もりが広がる。 手で覆えば、"昼"の輝きに紛れた優しい光が零れる。
屈んで触れさせて、今度は笑った。]*
(142) 2016/05/24(Tue) 21時半頃
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[あどけなさを残す苦笑は、二十歳のボーダーを越えたとは言え、 養父の眼には自らを“ふぃー”と呼んでいた頃と大差ない。
定期的に実家たる屋敷へと戻る癖も抜けきらず、 親離れ出来ぬのか、子離れ出来ぬのかは判然としない。>>135]
犬のおじさん、で構わぬよ。 市井に降りている時は、多くそう呼ばれる。
[碌々名乗りもしない己も問題を抱えるが、 生憎何処かの怪盗のように粋な二つ名も無く、 問えば答える犬の名の方が余程有名だ。]
(143) 2016/05/24(Tue) 21時半頃
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―――…おや、何処かへと出かける風に見えていたが、 仕事ではないとすると、とうとう君にも浮いた噂が。
[喉奥で笑みを噛み殺し、彼を隣に並べると散策の続き。 無論、相手が向かっていた進行方向へ舵を取って。>>136]
それはそれは。 成程、道理で私もお前に余暇の使い道を案じられる年になる訳か。 構わないが、世歩きは危険が伴う。 何せ、世間では怪盗話で持ち切り、 好奇心に負けて、閃く背中を追うてしまわぬか心配だ。
[またしても言葉を遊ばせると、 世間話を拡げるように、街を騒がす噂話の一端を口にし。>>39 親子の団欒繰り広げる緩慢な足取りのまま、 勤労努める赤髪が商い場とする広場に脚を踏み入れた。>>92*]
(144) 2016/05/24(Tue) 21時半頃
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[散らかった部屋を見て、さてどうしようかと悩んでいれば、元気な声と共に入って来るのは幼き友。 いや、幼き友はもう大きく育ったのだから、いまだこの名称で呼ぶのは間違いか。 歳は離れているけれど、不躾な言葉に起こることはしない。 むしろ離れすぎているからこそ、いつまでたっても可愛い子供のようなものでもあるのだ。]
あぁ、カルナスじゃないですか。 帰ってきてたんですね。 お久しぶりです。
いえ、解熱シロップを… 養護施設の院長に頼まれて。 成功はしたんですけど、どういうわけか急に爆発してこんなありさまですよ。
[先ほど調合したシロップを手に取り肩を竦めてみせる。 酷い部屋の状態に、煤で汚れたのは尋ねた友人だけではなく、己の方も。 それでも大体は来ていたローブが被害を減らしてくれたけれども。]
そうですね、帰ってきた君を見てハッピーではありますけれど… 君の方にもついてしまいましたね…。 …と…
[カルナスの頬の煤へも気が付けば>>137、拭ってやろうと手を伸ばし、拭き取ろうとするが汚れはただ広がっただけで、その様に可笑しいと笑ってしまう。]
(145) 2016/05/24(Tue) 22時頃
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[土産だと出された瓶を見れば、呆れたけれど嬉しさを交えた苦笑を一つ。 幼き友からの土産は嬉しいが、まさか朝っぱらから酒を貰うとは。 それにつまみが欲しくとも工房がこの状態では作るのも難しいだろうと出た笑みであった。]
後でソルにでも掃除を頼みにいこうかな…。 手伝いをしている子は今素材の採取に出かけてしまっているし。
[部屋の状態に溜息を吐いて、靴磨きをしている少年の名をポツリと呟く。 綺麗にするのが得意ならばと前にも掃除を頼んだが、予想以上に綺麗にしてくれた。 家事が苦手な自分がやると余計に散らかるからとそういったことは他人を頼るに限るのだ。*]
(146) 2016/05/24(Tue) 22時頃
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―夜の邂逅―
[街を騒がせる怪盗の噂は、町はずれに工房を構えていても届くもの。
正体はこの街でも有名な、けれど謎に包まれた富豪の一人だとか>>118、稀代の魔女だとか、なんて噂も飛び交うけれど、自分の頭に思い浮かぶのは昼間はせっせと働く義足の労働者の顔。
次の予告状が出たというのならば、彼が工房へと尋ねてくるかもしれない。 毎度怪盗の予告状が出るたびに店へと訪れる彼が頼むのは、姿を隠すマントだとか、鍵開けの道具だとか、ちょっとした爆弾だとか。
彼に出会ったのは、怪盗が予告をしていた夜の事。 逃げている最中の怪盗をうっかり見つけてしまい、ついつい声を掛けてしまったからか。 止めることも誰かに話すこともせずに、依頼されれば彼が望む品を調合し、怪盗がどのように盗んだだとかが話題になれば、上手くいったようでなによりだと心の中で小さく称賛した。
さて、今回はどのようにして盗むのだろうかと、自分も楽しみにしている一人である。*]
(147) 2016/05/24(Tue) 22時頃
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[この街に来た経緯はひどく悲しいものだったけれど、 世間が思うほど、私は不幸ではなかった。
宿と食事を、仲間を与えてくれた施設や 親に果たして貰えなかった教育を授けてくれた富豪。 底辺に近い貧困街で暮らしていても 矜持を捨てずにいられるのは街の人々のお陰だ。 どうやら今朝は、怪盗の話題で持ち切りの様子。>>118 持たざる者にとって英雄であるところの彼は 恩人に仇なさない限りは敬意を払う者のひとり。
次は何を盗むのか、噂は尾ひれ背びれを得て みずみずしく人の間を泳いでゆく。
別段盗まれて困るものなど、魔力の源である指輪とそれから。 季節の移り変わりを報せるように不意に届く手紙くらい。]
(148) 2016/05/24(Tue) 22時頃
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―――まんまじゃん犬のおじさん。 確かに犬のおじさん、間違いじゃないなっ。
[思わずぶふ、と笑いの声を洩らし、軽くバシバシと背を叩く。 そう言えば父が名で呼ばれる所をあまりこの街では見たことがない。 あまりと言うか、全くと言っていいほどだろうか。>>143
己の義父ながら少しミステリアスが混じるのも飽きない。 毎日散歩をし街へと降りてくる父は、皆に見られている筈なのに、 その名が紡がれる事は、ない。
故に、己も普段街の外では父を父とは呼んでいなかった。]
(149) 2016/05/24(Tue) 22時頃
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…あー もしかして、パヴィーの所忙しいかな
[商人を見送って、伸びをしながら。 この後の事を考える。
パヴィー…あの日出会った少女とは、それ以来の付き合い。 ミサ以外で顔を合わせる事はあまりないが、 今の棲家は"住みづらい"。 時間を潰すために、夕刻や夜、店じまいの後。 施設を出てから訪れる。
だから、ミサが近いのはわかっていた。 正確な日付は聞いていないが、いつだったか。 聖歌隊擁する養護施設に聞きに行くべきか。
悩んでいると、見覚えのある"兄"の姿。>>136]
2016/05/24(Tue) 22時頃
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んや、あとで教会に行くよ、んでハクんとこの書店にも。 俺の予定がないのは夜だよ夜!浮いた噂なんて逆に欲しい位だ。
[浮いた噂、なんて己にある筈がない。 犬のおじさんと仲良く歩いている、位が良い所だろう。
笑みをかみ殺しながら、 隣を歩く父にムス、とした表情を浮かべて。>>144]
夕方には屋敷に帰るさ、それなら心配ないだろう? それに怪盗って人を襲う云々はない…んじゃないの、多分。 好奇心はあっても、追いかけはしないさ、心配し過ぎ!
[今街では話題となっている怪盗。 否、人が死んだ等といった悲報が飛び交ってはいない故大丈夫だろう。 それに夕刻時に行けば暗くもなく問題も無いだろう。
そんな親子の会話を繰り広げればやってきた広場。 其処に顔見知りの施設の “兄弟”は居ただろうか。]*
(150) 2016/05/24(Tue) 22時頃
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…あー もしかして、パヴィーの所忙しいかな
[商人を見送って、伸びをしながら。 この後の事を考える。
パヴィー…あの日出会った少女とは、それ以来の付き合い。 ミサ以外で顔を合わせる事はあまりないが、 今の棲家は"住みづらい"。 時間を潰すために、夕刻や夜、店じまいの後。 施設を出てから訪れる。
だから、ミサが近いのはわかっていた。 正確な日付は聞いていないが、いつだったか。 聖歌隊擁する養護施設に聞きに行くべきか。
悩んでいると、見覚えのある"兄"の姿。>>150]
(151) 2016/05/24(Tue) 22時頃
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― 街角 ―
さて、今日はどこへ行こうかしら?
[酒場の開店は当然の事だが夜。
とはいえ、常に店に出る訳ではない彼女は夜行性という訳でも無い。 むしろこうして昼間から出歩く事は珍しくなかったのだ。
『カルム』へと本を買い込みに行く事もあれば。 『エウレカ』で雑貨を物色する事もある。 どこに行くかは気まぐれのままに、毎日やる事が決まっている訳でも無いのだから――]
そうね、決めたわ。
(152) 2016/05/24(Tue) 22時頃
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―『ホテル・コファネット』―
[今日の目的地として彼女が選んだのはそこだった。
人工の、それでいてどうしても引き付けられる庭園。 自分とはまた違うやり方で創り上げた別世界――彼女はこの庭園が好きだった。
庭園を廻った後はお茶でもしようかとレストランに行き。 幼馴染のヴィスマルトが居れば挨拶は交わすだろうと。
尤も、自分よりもよほど真面目に働いているようではある相手。 毎回会えるわけでも無かったが。]
(153) 2016/05/24(Tue) 22時頃
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あ、フィー兄! ちょうどいいところに………あっ
[隣に誰かいた。>>144 思わず出した大声を引っ込めて、口を抑える。
"兄"と一緒にいるのなら、養護施設のパトロンの一人だっけか。 正確には思い出せない。 フィエゴを見送った時に見たのは後ろ姿で、そちらとも結びつかないのはいつもの事。
ただ、連れてる犬には覚えがある。 妖しい職業紹介所で見つけた仕事。>>55 ―――数日限りの、犬の散歩。 まだ養護施設にいた頃、 その時に得た給料でこのブラシを買ったのだ。
最近よく犬を連れているし、新しい散歩係だろうか。 しかしその割には立派な靴……]
(154) 2016/05/24(Tue) 22時頃
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こんにちわ、紳士殿。 今日も素敵な靴だね、俺、磨きたくなっちゃった。 磨いてもいいかい?
[調子よく、笑う。 金は、要るのだ。 それに、パトロンだったら。 靴を磨いて機嫌を窺うのも、"兄"孝行。]*
(155) 2016/05/24(Tue) 22時頃
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[錬金術の工房の主は、自分の不躾な言葉はお目こぼし>>145 それを良い事にこうして何度も足を運び、口調も砕けたものとなる]
うっす!多分半年くらいぶりっすかねぇ。 元気そうで何よりっすけど…… 如何して解熱シロップで爆発するんすか。 材料、材料何!? 後何時もの手伝いの子どこいったっすか!?
[彼の手の中で揺らめく解熱シロップ 爆発物だけど、彼の作る薬の効能は確かなのは、知っている つい怒涛のツッコミを入れていれば、 頬に触れる錬金術師のローブ
だが、其れは頬の墨を広がらせる手助けを、しただけで]
あっはっは、てーい
[此方も手袋で彼についた煤を拭おうとするが、 やっぱり広がるだけである 自分もからから、笑えば煙を吸い込んで 再度げほごほっと咳き込んだのであった]
(156) 2016/05/24(Tue) 22時頃
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[たしかに火気厳禁過ぎました。>>138 なんだかよく解らない古書が並べられた棚は いかにも、マッチ一本で元気に燃えそうです。
でも、せめて裏口で吸うべきだとおもいました。 だから、うん。 ハクの腰のあたりを、無言で突っつくのです。
ヒマそうな店主が店前でさぼってる、なんて 常連さんの居る昔ながらの書店なのに、 お父様が頑張って切り盛りした評判が落ちてしまいそうです。 それに、ハクが商店街近所の人たちに 怠けてると言われるのも、思われるのもイヤなのです。
お父様の仕事ぶりを、一生懸命見ていたのを私は知っています。
一人で歩けばフラつきそうになる帰路も ハクと一緒なら、疲れも寂しさも知らずに行けました。 たまにはこうして、日光照らずとも外を歩きたいのです
……教会が、司教様の向ける目が、 昔以上に居心地悪く感じてしまうもの。]
(157) 2016/05/24(Tue) 22時頃
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それはそうだけど……、 だって、教会はいっつもお掃除してるもの。 いじわる。
[>>139ぶぅたれながら、周囲を見渡すハクの視線を追います。 修道士を探してくれてると察せずに だれかを探しているのかと、頸を捻りました]
私は、大怪我した人だとか。 病で訪ねた人を、みなきゃいけないもの。
[あの頃よりもっともっと育った胸を ちょっとだけ反らして、えっへんしました。 ハクが興味を持たない神様の力を借りるのは、誉れです。 だいすきな街の人たちを癒せる仕事への 埃…ではなく、誇りを、ちゃんと誇張するのです。]
(158) 2016/05/24(Tue) 22時頃
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―勤め先へ―
[紹介してもらった勤め先は、とあるホテルであった。 どこの馬の骨とも分からず、教養もない。 生きていく為に読める範囲の書物は読んだが、学び舎で学んだ者とは違う。 そんな自分が何故、と思ったが、実情を聞けばどうということはない。
所謂ポーターやコンシェルジュといった人前に立つ仕事ではなく、皿洗いやらベッドメイクや清掃といった雑用仕事の募集であった。 それでも、客に会えば挨拶くらいはするし、いろんな人の話を聞くのは楽しいし
――いろんな話が聞けるのは、裏の仕事の役に立つ事もある]
(159) 2016/05/24(Tue) 22時頃
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息抜き? たとえば…
[たとえば、どんな息抜きだろう。 話を聞けば、真面目一貫な仕事の本ではなく 趣味で読書を勧められました。
ハクの気遣いと、お勧めで選んでくれるのが嬉しくて 私はすぐに、えっへんを解いて首を縦に振るうのです。
既に書店を背に歩いておりますが>>140 今日受け取らなければまた訪れる口実が出来ます。 教会にあまり足を運びたくなさそうなのは知っているけれど 小さな文庫本や薄い絵本のような冊子なら、 私の腕でも持ち帰れることでしょう。]
読みたい! じゃあね、ハクにぃがお勧め用意して。
かわいい妖精さんやお姫様が出てくるやつがいいな。
[本のはいった鞄はハクに持たせたきりで、 両手を合わせ、昔読んだ童話を思い返すのです。]
(160) 2016/05/24(Tue) 22時頃
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[土産にと持ってきた酒。だがしかし今は朝っぱら 怪盗だって住処で眠りを貪るに違いない位の時間帯 ―無論勤勉なる労働者として働いているとは知らない― であるからして
錬金術師の苦笑を運んできたことに、 土産のチョイスを間違ったかなと少しばかり不安を過らせる]
ソル坊は相変わらず靴磨いてるんすかね。 前に磨いてもらった時ピッカピカだったし、 掃除も得意そうっすよね。
[居るだけで施設の部屋を汚していた自分を振り返り 少しばかり遠い目をしていたが 耳に拾った会話では、どうやら普段の手伝いの子は 森へか湖へか採集に行っているらしい]
まーとりあえずソル坊が来るまでに。 窓だけは開けといた方がいいんじゃないっすかね。 すげーけむたい。
[彼が是といったなら、窓を開けて換気をしつつ 汚れを落としたいから風呂かして!と朝っぱらから頼む事だろう*]
(161) 2016/05/24(Tue) 22時頃
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どうして? ……あぁ……
[だめだと忠告された理由を語られれば、 不承不承な表情を浮かべ、すこしだけ哀しそうにしました。 あと二週間足らずの時間すらも、許されないのでしょうか 教会の外ですら、私は神官で居ねばならないのか。 ハクのいうことは尤もなだけに、複雑そうに目を曇らせます
――けれど、笑った意味を問われ、屈託なく微笑むのです。]
ん――…? えへへ内緒。 ハクにぃがいじわるしたから、お返しだよ。
[それだけ告げたら、教会も見えてきました。
入口のあたりで聖書を受け取って、 ありがとう、と共に、お見送りしましょうか。
もっともっと話したかったけれど、 書店を長く空けるのは、ハクのお客さんを がっかりさせてしまいそうで、心配なのです]*
(162) 2016/05/24(Tue) 22時頃
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/* エメリアからお仕事!依頼! 大忙し!
ところで、ディアマンテのことをどう思っているんだろうな。 もんにゃりしてそう。
(-54) 2016/05/24(Tue) 22時頃
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[しかし、役に立たない噂もある>>118
名門ケルビスの門戸は堅く。 如何に神出鬼没の怪盗なれど、予告状すら出せないほどに警備は厳重で、未だ破れぬ堅牢なる砦であると。 ――そういうことになっている。
そこから派生する噂の数々は、どれもこれも実にくだらないものばかり。 ……流れる噂は、所詮噂でしかない]
(163) 2016/05/24(Tue) 22時頃
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[ディアマンテは確かに一度、ケルビスの門を破った。 邸宅を囲う高き壁は、並のこそ泥では太刀打ちできまい。だが、ディアマンテの脚にかかれば、駆けあがる事など造作もない。 長く高い壁が、死角となり、急所となった。
漸く足を踏み入れた豪邸。 しかしそこには盗むようなものはなく。 ――盗めるようなものはなく。
影を伸ばした怪盗は、月にシルエットを映し、何も盗まず邸宅を後にする。
その真相を知るのは、当人ふたりだけ。 それ以降、彼の邸宅を狙うことはなくなった*]
(164) 2016/05/24(Tue) 22時頃
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/* ログ読みと縁故の回収がおっつかない頑張る…!!!
(-55) 2016/05/24(Tue) 22時頃
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靴磨き ソルは、メモを貼った。
2016/05/24(Tue) 22時頃
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[ 死んだら笑う。と軽口を叩きながら、 友が死んだらどうするやらそれは明かさぬ心中。
されど悪態に滲む感情は読み取られ、 笑み浮かべる友人を見やる扇子はべしりべしり。 照れ隠しも入っている事は気づかないでほしいもの ]
それか?‥構わぬが、その色を選ぶのかえ
[ 少しばかり首をこてりと傾げる顔は 不満げにも悩ましげにも見えただろうか。 されど願うならばと床に落ちた2つを拾い、友の手へ ]
自らを失敗作と卑下する奴には厳しくもなる。 ‥もっとも我は主をそうは思っていないが。
[道化が笑うのを眉がぴくりと捕らえ>>126 はぁと分かりやすくため息ついた。]
カルナス、カルナは俺の友達よ。
[ 親の愛情は特別。其れが無いなら他で補うのみ。 意地もプライドも全て関係なく。 舐められぬようにと変えた口調とは違う。 幼馴染へ贈る言の葉は揺るぎない。
夢見る道化ではなく友を突いて、 扇子をパタリと一度閉じた ]
(165) 2016/05/24(Tue) 22時頃
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無駄かどうかはまだ分からぬぞ。 これから毎日扇子で叩けばあるいは… え、犬であろう。
[ 愉しく笑う声に返す声音は明るい。 先ほどまでの話は流れ、すぐこうして話題が変わるも また気のおけぬ仲故の楽しみよ。>>127
天井に出ぬお天道様の如く、治らぬ達者な口を相手 いつかその口を塞いでやろうとも狙うは常。 ]
泣くのか、その図体で。 ああ、確か王子と姫の話でそのような…おい。 …仕方無い承ろう。
[ 気楽な彼へ落とした一撃は我ながら見事であった。 悪態毒吐き、一撃と様々な手を落とせども、 最後に了承と頷くは親しき仲故。
昔泣き虫だったのは何方かなど言わぬが花よ。 甘味が口に消えゆくのを眺める目は何処か満足げに。 ]
高くつくぞ。
[ 茶化す声にふっかけるが本気で無い事。 友ならば気づくはず、活気づく外の光が硝子を輝かせ 街を見て回りたいの一言に無職か。と奇術師を突き]
(166) 2016/05/24(Tue) 22時半頃
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おい、‥おい。
[ この駄目男め、一週間泊まる気か。 二度ほど突込みをいれようとしたが それでも常の事。いつもの甘え癖に仕方無いとなり そうしてそれでも歓迎する工房には、彼の寝具もある。]
まだ戻っていなかったら鍵は何時もの処にある。 …海老なら、主の頭に生えているだろ。
[ 地下を生きる海老は貴重だ。 されど、まあ融通の利かぬ値ではない。
工房を留守にする事は少なくなく その間に友らが来るとも限らぬ故と。
看板横の植え込みに鍵を隠すのも何時もの事。 連れだって外に出れば、後ほどとひらり。 引き留めることなく彼の背を見送り、自らも行くか ]**
(167) 2016/05/24(Tue) 22時半頃
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[何処へでも犬を連れて赴く愛犬家。 ―――― 市井の見立てはそんなもの。 街で己の顔と名が一致する相手など、十指で足りる。 例えば、街灯整備に取り立てた工芸家。>>82 例えば、直々に求人及び雑務を依頼する斡旋屋。>>53 例えば、眼前の義理の息子。>>149]
サーベラスは私の半身のようなものだ。 いや、息子に見捨てられた、か弱き中年の強い味方と云うべきかな。
[笑えぬ冗句もいつものこと。 幼き日の彼が憧れたのは、案外狡い大人だったのだ。]
(168) 2016/05/24(Tue) 22時半頃
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ああ、ノチェブランカ教会に。
私もいずれ、我が身の健康を問いに行かねばと思っていたのだよ。 神官殿が居れば、代わりに挨拶を投げかけておいておくれ。
[彼の行き先を聞けば、納得したように首肯を返し。 慌てて色恋沙汰を否定する彼に喉仏を揺らす。>>150]
さて、昨日のように今日が流れていくとは限らない。 明日には天が落ちてこないとも限らない。
日々、注意して生きるは悪しきではない。 ――――…そうすれば、君の鼻が凹まずに済む。
[最後は先ほどの激突を示唆して、更に深い笑気を放てば、 真っ赤な瞳と燃えるような髪が視界の隅で煌めいた。>>152*]
(169) 2016/05/24(Tue) 22時半頃
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―ホテル・コファネット― [苦情処理係と自称して憚らないのに恥じず、 朝からお気に入りの服を汚された女性には 無償でクリーニングとエステの提供を。
手配と同時に、泣いた子どもを抱き上げてあやせば、 おずおずとその顔に笑みが花開いた。 目配せしておいた従業員が小さな熊のぬいぐるみを持ってくれば、 子どもはすっかりご機嫌で、今まで泣いていたことも忘れてしまったように にこにこと笑う。 目尻に残った涙を指で拭いてやれば、 擽ったがってまた笑う。]
(170) 2016/05/24(Tue) 22時半頃
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[いつだって、小さな手のひらを握って歩いていくのだと思っていた。 自分だけのお姫様と呼んだ幼い面影を思い出して、 笑みに僅かに苦さが滲んだ。]
(171) 2016/05/24(Tue) 22時半頃
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[富裕層が催す社交の場ですら滅多に顔を出さぬ 誰よりも身元が確かで、その癖 誰よりも得体が知れない恩人からの便りには、 存外この街や教会など身近な話題が豊富だ。
一体いつまで届くか解らぬそれを日々の励みにしている。 そろそろ保管用の箱を買い足そうか。
この先の予定を検討していた矢先。 不真面目な修道士の姿を観て思い出すのは、 年下の、数少ないお得意様のこと。>>132
神託の巫女の腸を見通す力は私にはない。 彼女の背負う運命も然り、想像できるいたみといえば その身に宿した白真珠が穢れた時の負担くらい。]
そういえば、……そろそろ、だっけ? [故に知り合ってから年に一度の記念日には>>26 無邪気に、こころばかりの品を贈っていた。]
(172) 2016/05/24(Tue) 22時半頃
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―回想・子どもの遊び場― [小さな恋人は、 可愛らしい従妹は、 こちらの心臓が止まってしまうんじゃないかというほどに
とんでもないお転婆で、 不器用で、 好奇心旺盛で、
いつも引っ張り回されてばかりいた。]
(173) 2016/05/24(Tue) 22時半頃
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なんだよ。くすぐったいな……。
[パーヴィスの心配>>157が何処にあるのか気付かないまま、 身嗜みがおかしいかと、突かれた場所を見ても 埃も虫も付いてはいない。
さて?と首を傾げつつ、言葉にされない限り判る筈が無い。 自分が思う者へと言葉にしないのと同様に。]
いじわるって……この程度で泣かれたら 俺が泣きたくなるから泣くなよ?
[今度は何だと思えば、意地悪と言われて、 膨れっ面を向けられた>>158 教会関係者に見つかって妙な追求を受けては敵わないと ここだけはかなり慌てて宥めに掛かる。 しかし出会った時とは明らかに成長した胸を張る様子に 大丈夫かと胸を撫で下ろし。]
(174) 2016/05/24(Tue) 22時半頃
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そうだな。 パーヴィスにはパーヴィスにしか出来ない事があるんだもんな。
[癒しの魔法は使えない。 そこだけは教会に頭が上がらない。 頭は上がらないが……上げなくても良いのかもしれない。 発育の良い場所のせいでこちらが目のやり場に困る。]
……? 何か妙な事、言ったか?
[その身に与えられた刻弦の詳細を知らぬこちらからすれば、 哀しげな態度>>162は、胸より目に焼き付いた。 朝と言うものは爽やかで活力溢れる時間だと言うのに。 まるで夜の闇に溶けそうな夕刻の気配を滲ませた パーヴィスの瞳と、直後の笑みに何も言う事も出来ないまま。]
(175) 2016/05/24(Tue) 22時半頃
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[掃除は嫌いではない。 好きかと問われたら、そう答える。
養護施設は年代もバラバラの子供がいる。 散らかしたら片付けない子も、 散らかされて片付けない玩具に躓く子も、いる。
主に後者をなくすために、 仕事に追われる先生に変わって片付けをすれば、 自然と掃除は得意になった。
勿論、片付けろと注意はするけれど。]
(176) 2016/05/24(Tue) 22時半頃
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……意地悪のお返し、ね。 判った、判った。
パーヴィスの様な可愛い妖精かお姫様が出てくる物語。 今度来る時まで用意しとくよ。
教会に持って行ったらそのまま暖炉にくべられそうだから。
[話題を彼女が本当に楽しみにしていそうなものへと変え、 教会近くまで歩いて行く。 何処かぎこちなさが残って、教会まで聖書を持って行くとは 言えないまま、彼女の手に聖書を載せた。]
じゃあ、色々忙しいと思うけど。 ま、なんかあったら話にでも来いよ。
[そんなありきたりな挨拶をしていれば、教会の扉から 関係者が見えた気がして、嫌だ嫌だと呟きながら 彼女から離れることにした*]
(177) 2016/05/24(Tue) 22時半頃
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― たいようのこと ―
[温かい色に伸ばした私のちいさな手は、>>141 いともあっさりと少年に掴まれました。
元々体温の低い体質の身体です。 俺の!と叫ばれたことにびっくりしたのと 少年の手が思いのほかあたたかいことにも とても――とても、びっくりしたのです。
暖かそうな『たいよう』をもぎ取るには、 私の手は、少年の手を握り返していて>>142 握手したままに終わってしまいました。
――手が届かないところにあるもの。 ――それが、『たいよう』。
ちょっとだけ、なみだをにじませていると けれど、髪留めと共に、屈まれ、 頭が近寄ってきたのです。
指でそっと触れると、陽溜りがありました。 私の指を、やさしくあたためてくれる石です。 そう と、手で握りこむように、覆いました。 街の石壁以上に、燦燦とした輝きです。]
(178) 2016/05/24(Tue) 22時半頃
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[――きれいだね、ありがとう。
真珠のようななみだを零して、私は笑いました。 神官様に叱られるまで、手は握ったまま。
あれから、聖歌隊の一員だった彼が教会に来ると こっそり、『たいよう』を触らせて貰いました。 養護施設の少年少女の誰よりも、 きっと、私が彼の『たいよう』に触れるのを 喜んだに違いありませんでした。
ミサの日が訪れる度に、 聖歌隊の衣服に身を包んだ子供たちと共に ソルはフィエゴと一緒に来てくれます。
それ以外でも、街が『夜』になると 顔をだしてくれるのです。>>151 ミサが近い日はとくに、教会のお手伝いをしてくれます。
教会は貧乏なので、お礼は、あまりできません。 近所の農家で分けてもらったもの――… 家畜の肉や野菜を使った料理をご馳走するくらい。
ソルの笑顔を見ると、『夜』もぽかぽかします。
もう子供の時のように遠慮なく手は握れないけれど 今も――今でも、『たいよう』に触らせて貰うのでした。]*
(179) 2016/05/24(Tue) 22時半頃
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― とある爆発の後 ―
え、掃除の依頼っすか?
[それは街外れの錬金術師から。 その日店じまいをしていた時に、依頼されたのが始まり。>>146 掲げてはいない看板に、連ねていない仕事内容。 きょとんと問い返しても仕方ない。
広場でも時折、かすかに聞こえる爆発音。>>86 その時の腕を買われたのか、 部屋中に舞う埃を払うのが、ソルの役目となっていた。]
(180) 2016/05/24(Tue) 22時半頃
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[買ってもらったばかりの服を茨にひっかけては、 ひどく泣きじゃくるから、 おやつを作ろうと奮闘しては その度に、真っ黒に焦げたケーキしか出来上がらないから。
仕方ないな、とその手を引いて本屋へ二人で出かけた。>>34
レース編みの本も、お菓子の作り方の本も、 「これがいいの」と少女が指さすままに手を伸ばす。
今の書店の店主さえもまだ子どもだった頃。
子どもだったけれど、たった一人の少女のために、 両手いっぱいに本を抱えて笑う自分を見ていた 本屋のあの子の表情は、思い出せないでいる。
多分、呆れていたのだろうけれど。*]
(181) 2016/05/24(Tue) 22時半頃
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[そして今日も、爆発音が空気を揺らす。>>86]
おー、久しぶりだー エメリア元気そうだなー
[しばらくしたら来るだろう依頼を想像して、再び靴に向き直る。 せめて、窓を開けるくらいはしていて欲しいなと、 願いは届いたかどうか。>>161
それは、"兄"たちが現れる少し前の事。]*
(182) 2016/05/24(Tue) 22時半頃
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―ホテル・コファネット― [客の姿は多けれど、目につきやすい人物というのは存在する。 美人然り、顔見知り然り。
その両方の条件がそろっていれば、見つけ出すのに困難はさほどない。
時折庭園へと訪れる幼馴染へ>>153と声をかける。]
御機嫌よう、お客様。 本日はレストランのご利用を?
[芝居めかした仕草で出迎えて、小さく耳打ち。]
今日は運河の荷が遅れて魚介の入荷が遅いからな。 昼前には間に合うだろうが… この時間なら多少胃に重くても味は肉の方が正解だ。
[互いに店を行き来する間柄。 見栄を張ってもしょうがないとばかりに肩をすくめる。]
(183) 2016/05/24(Tue) 22時半頃
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代わりと言ってはなんだが、 ケーキの盛り合わせはなかなかに圧巻だ。
素朴な少女のようなチーズスフレ、 初々しい乙女の如き苺のムースフロマージュ 楚々とした貴婦人の艶姿たるクラッシック・オペラ 絢爛な王女の君臨たるイスパハン
…何だったら持ち帰り用の詰め合わせもご用意しよう。
[朝からとても食べられぬ量だと悲鳴を上げる女性たちが、 それでもあきらめきれぬと惜しげな視線を送ることは当然把握済み。 にこやかに持ち帰りのサービスへと変えることは織り込み済みで 殊更に興味を惹いて止まない揃えを並べる罪作り。*]
(184) 2016/05/24(Tue) 22時半頃
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― 広場 ―
[愛想良く声を上げるのは、施設出身の少年。 養子として預けられることも無く、靴磨きで糊口を稼ぐ彼。 パトロンとして表舞台に姿を現すことは無いが、 寄付金を預ける者として、施設の子らは皆一方的に既知であった。
但し、彼にはそれ以上の縁がある。>>154
かつて、自身の愛犬を預けた少年こそ、眼前の彼である。 寡黙で、強面で、しかし、吼えることのない隻眼の黒犬。 リードを付けずに良いと仕事内容を聞いた折には、 多少なりと竦ませたかもしれない。
だが、黒犬は決して彼を軽んじて駆け出すことはなかった。 隣につき、散歩と言うよりは下男を従えるように振る舞ったのだ。 ―――― 或いは、彼をエスコートするようにも。]
(185) 2016/05/24(Tue) 22時半頃
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君の腕が確かなら。
[軽い売り言葉に、揶揄めく調子で交わすやりとり。 犬と同じ色の革靴は、既に良く磨かれていたが、 男は迷わず磨き台に爪先を乗せた。>>155
散策の途中で寄り道、道草など、正に醍醐味。 足元に控える犬は、命令も無いのに背筋を伸ばして控えるまま。*]
(186) 2016/05/24(Tue) 22時半頃
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/* シェニちゃんがガンガン拙者の心を擽るワードをくれる。 パーヴィスちゃんも可愛いなぁ、可愛いなぁ。 息子も可愛いし、靴磨きボーイも可愛い!
(-56) 2016/05/24(Tue) 22時半頃
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― 街中 ―
[ 街の喧騒は常と同じ 歩む道のり、街に立つ壁の輝石 それらを横目歩く道のり、好事家に>>116 新たな輝きを望まれているとも知らず
ふと思い出す馴染みたる目は>>84 工房の主に覚えがある。
見えぬものを見てしまうが故に細くなった瞳と 彼女の目に近いものを感じた故か。 その瞳にも救いがあればよい。と願い、 可愛がるように、与えた眼帯彩る紫硝子。
お代は要らぬよ。と扇子を振った日。
其れより昔。 自らの目を厭うていた頃に見た奇術。のように。 救いたり得れば良いと彼女の頭を撫でてからどれほどか そろそろ変えが必要やもしれぬなどと考えながら ]*
(187) 2016/05/24(Tue) 23時頃
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[父が愛犬を半身の様に大事にしているのは知っていた。 それが――少し羨ましいと思ったのも事実。 だがそれを言えぬのは少しばかりの遠慮と言うものだろうか。
変な所に意地を張る男は、それでも父に憧れを抱いたまま。>>168]
そうそう、未だに魔法習ってるんだよ俺。
それは是非行ってほしいもんだ、まだ長生きしてほしいし? 分かった、でも近いうち確り行ってくれよ?犬のおじさん。
[少し揶揄い気味に告げるのは照れ隠しだったのかもしれない。 長生きしてほしいのは事実、 面と向かっていうのが恥ずかしいだけ。>>169]
まぁそうだけども……ここ数年何も事件だってないし。 そんな簡単に天なんて落ちてこないさ。
犬のおじさんは逆に気にし過ぎなんだよ、もっと楽に生きようぜ? ―――…それは言うなよ。
[思わず乾いた笑みが溺れてしまう。 本当にズバズバと図星を遠慮なしにストライクゾーンへと放る父。]
(188) 2016/05/24(Tue) 23時頃
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[広場へと丁度差し掛かった時だった。 聞きなれた声が鼓膜を震わせれば片手をひょい、と掲げた。>>154]
ソル、お早う。 ―――あぁ、この人はえっと、犬のおじさん。
大丈夫害はないよ。
[愛犬を連れてる父を「犬のおじさん」と紹介をし、 口を押える施設の弟に苦笑を浮かべた。 横に居た父へと彼を紹介をすれば、早速仕事をしようとする。>>155]
―――…手がはえぇなぁソルは。
あ、っと。 俺そろそろ教会行かなきゃ! おじさん此処俺持ちでいいから磨かれてよ。
[ハ、と思い出したように手をポン、と叩いて、 父の答えを聞かぬままソルの手へとコインを握らせて。
振り向きざまに父へと親指を立てるのは、 約束を忘れるな、と言う暗黙の証。>>186 ソルに宜しく、と告げて、この場を去った。]*
(189) 2016/05/24(Tue) 23時頃
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あら、ありがとう。
[幼馴染の彼だけれど。 こうして接客する姿は実に自然だった。 此処が流行っているのも頷けると言うものか。
耳打ちされる言葉に微笑んで。 それなら肉料理をお願いしようかと。
そして、ケーキの事を教えられるとこの場ではムースフロマージュを頂き。 持ち帰りもお願いしたいと彼に答えていた。
周囲の女性客が同じように持ち帰りを注文しているのを見ると。 やはり彼は商売が上手いと感心して。]
(190) 2016/05/24(Tue) 23時頃
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[一方で、オペラの外見はそれなりに目につく。 それはヴィスマルトだけでなく。
他の客の目も引く事になるのだろうから。 噂が流れる事もあるだろうし、それを勤め人が聞く事もあるだろう>>159
――例えば、オペラは普段から遊んで回っているとか。 店自体も入ろうと思えば簡単に入れるのだとか。 尤も、彼女自身は道楽でやっている店。 義賊に入られたとしても雇っている相手が無事なら構わないと思うのだろうが。]
(191) 2016/05/24(Tue) 23時頃
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/* 父さん独占し過ぎてしまいそう(どんだけ父さん大好きなんだこいつ!)だから一度〆ておこう…! 父さんだって他の人に絡みたいだろう!
ソルとはまた後でエンカしにいこっと
(-57) 2016/05/24(Tue) 23時頃
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[日頃さざれ石ほどの女心は、こういう時に発揮される。 今年は何を贈ろうか、次はどんな箱にしようか。 心弾ませながら、腰に提げたがま口をパチンを開いた。]
――――…。
[そこに在ったのは赤子の手でも数えられるだけのコイン。 買い物はおろか、行きつけの喫茶店での 食事すらままならない。
再びパチンと響く金属音は、どこか鈍く。]
……先に、仕事をしなくては、ね。
[ちょうど広場に差し掛かったところ。 勤労に励む施設出身の仲間の姿に目を細め、>>155 磨き台に靴を載せる男の顔に眉を顰めた。>>186
散歩が仕事と言わんばかりの、悠々自適に見える富豪。 コインの数をかぞえて憂いるなんて経験とは無縁の。]
(192) 2016/05/24(Tue) 23時頃
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[思うところはあれど、口煩すぎることは出来ないのです。 教会を嫌っているハクが、こうして仲良くしてくれます。 私まで嫌われるのが、怖いのです。>>174
でも、私ばかり拗ねたり膨れたりするのは 平等を尊ぶ神様の教えに、反しています。 ハクがいっぱい泣けばいいと思いました。
配達で来てくれた時に指が頁で切れている事があります。 大きな怪我で力になれたことは無かったでしょうが その手を包み込んで、何度も『奇跡』の魔法を使いました。 本当は、教会の皆とも仲良くしてほしいし>>177 ハクが悪く思われないよう、神様を敬ってほしいのです。
けれど、ハクといままで通りの時間を過ごしたい一心で 教会や神様に関する誘いやお願いは、できません。
どうしてそこまで毛嫌いするかは気になるけれど。 いつか、――贄になる前に、聞くことが叶えば、いい 私が消えたら、教会の厳しい目からハクを守れません。
妙なことを と 気にされても、>>175 なにもなかったように笑って、素敵な本に出会えるのが 楽しみで仕方ないもの。 悲しいことより、楽しいことを考えて居たいのです。
私のようにかわいいなんて、すこし恥ずかしくて やっぱり、腰のあたりを突っついてしまいました。]
(193) 2016/05/24(Tue) 23時頃
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暖炉にくべるなんて、もう。 そんなこと、しないよ、皆いいひとたちだもの。
じゃあね! 楽しみに――…
(194) 2016/05/24(Tue) 23時頃
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[元気のいいツッコミにきょとりと首を一つ傾げて、使った材料を指折り告げる。>>156 エレキシルに薬の材料、子供が飲みやすいようにとあまい宝石を一粒。 確かに爆発するようなものなんて入れていないけれど、それでも爆発してしまうのが科学というものである。]
ホムはちょっと素材の採取に行かせてますよ。 大体は近くの森や鉱山でそろえるけど、ないものもありますからね。 いちおう簡単なものばかり作る様にしてたんですが、まさか爆発するとは…
[あははははー、と気楽にわざとらしい笑い声をあげて、頬へと広がる煤を感じれば、その笑いも自然なものへと変化する。
けれどその笑い声も、彼のせき込みにかき消されれば眉を八の字に歪めた。]
今の工房の中は談笑には向かないですね。 あぁ、ありがとうございます。 風呂って…本当に君は遠慮がないですねぇ…。
まぁ、いいですけど。 服はどうします?替えを貸すくらいならできますけど。
[彼が窓を開ければ、煙に汚れた空気と交代に新鮮な空気が部屋へと入って来る。 それに対して礼を告げ、風呂を貸してと言われれば、風呂場の方を指さして承諾をした。>>161 彼が風呂場へと行けば、服は貸そうか、それとも前に勝手に泊まりに来られた時の彼の物があっただろうか、とタオルを出すついでに箪笥の中を探る。 案の定彼の服も見つかって、それを脱衣所の棚の上へと置いて、中にいるだろう友へと一言声を掛ける。
しかし彼が出てきて、部屋の換気が出来ていたとしても、散らかったものが片付くわけではない。 談笑をするにははやり場違いであろう。
ソルへと掃除を頼みながら、依頼品を養護施設へと届けることの方が先になりそうだ。*]
(195) 2016/05/24(Tue) 23時頃
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[ みんなって、だぁれ? ]
(196) 2016/05/24(Tue) 23時頃
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[今宵の獲物は、女神の雫。 一点ものの、美しき硝子細工>>82 かつて絵本で読み、憧れた空。それに似た硝子細工の転がる工房の主が、その作り手であった。
まさか作り手本人が盗ませているなどと、誰が思い至るだろう>>79 運搬方法から保管場所、顧客情報に抜け道までが横流しされているのだから、警備など何の役にも立たない。 顔なじみの錬金術師から、ちょっとした道具を用立てて貰えるようになってからは尚の事>>147
金持ちに失敗作を売り、金持ちから失敗作を盗み、恵まれないものに戦利品を分け与える。 ――金は天下の回り物、っていうだろう?]
(197) 2016/05/24(Tue) 23時頃
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おや、…留守か
[ 馴染たる書店を軽く見遣りさてどうするか、 店の主が教会に向こうて>>67いるなど知らぬ故に
少し待つかと軽く扇子を仰ぐ。 友の前では毒吐けど、怠惰と安眠を好む工房の主は のんびりまったり書店の主が戻るまで
時間潰しを探そうと辺りを見回していた ]*
(198) 2016/05/24(Tue) 23時頃
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………してるから ね
[ハクが背を向け、歩き出した一瞬のことです。 黒い真珠が、悲鳴をあげたのは。]**
(199) 2016/05/24(Tue) 23時頃
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[富の独占は、貧富の不平等を生む。 シャオの依頼は仕事の一つでしかない。 他にも自分が狙った相手から頂く事もある。
――時には、自分の為に。 それは、子供のころから変わらない>>128 腹は減っていたけれど、転々としていた施設からパンを一つ貰えたから、すぐには死なない。
その日、手を出したのは一冊の本。 教会で教わっていたから、字は読めた。 もっと色々な事が知りたくて、手を出して
――本屋の店主に見つかった]
(200) 2016/05/24(Tue) 23時頃
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[だけど咎められることはなく、それどころか、絵本やノートや色々な物をくれた。 それからも、書店を訪れれば、たびたび本を持たせてくれた。
どうしてかと聞けば、返ってくるのは 『必要な所に必要なものをやっただけ』 という言葉。
立ち上がる為の貰いものの脚。 必要とするところに必要なものを与えるという想い。 二つのものを貰って育った男が、与える側になったのは至極当然な流れであり]
……無理って、なにが?
[意味深なハクの忠告も 否定も肯定もせず恍けるのも ――決まって危ない橋を渡った後*]
(201) 2016/05/24(Tue) 23時頃
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―雇用主の感傷― [細々したことは部下に任せていても、 サインが必要になることは少なくない。 雇用の決定権は預けてあるものの、 最終確認が回ってくるのも仕事の一つ。>>159]
斡旋所からの紹介があるなら 前科や前職で問題を起こしていなければ構わんだろう。
[書類をぱらりとめくって、僅かに眉を顰めた。 新たに募集をかけた従業員の情報。]
…義足なら、本人の希望と頼める仕事が合致しそうなら、 本人の希望優先で。
[情けをかけたわけではない。 けれど、少しだけ思い出がよみがえった。]
(202) 2016/05/24(Tue) 23時頃
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[小さな従妹が頬を膨らませて、袖を引く。 それが叶えられるのが当たり前のように、求められるから。 いつだって頷いてしまっていた。]
「この子、私と同じ宝石なの。 …だから、助けてあげて」
[どこで見つけたのか、年の頃も似通った子どもの傍らで そうやって請う最愛の少女に 首を横にふる選択肢など与えられるはずもないまま。]
…仕方ないな。
[頷いた。
傷ついた足の代わりに従妹の石が添えられることに、 胸を焦がした痛みだけは今も鮮明に憶えている。*]
(203) 2016/05/24(Tue) 23時頃
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(またね、サーベラス)
[恩人など一部を除き基本的に金持ちは、苦手だ。
日々矜持を持って生きていてもなお、こうして貧困時に 否応なくみじめな想いになるから。 ――そんな、自分が嫌になるから。
あえて隻眼の男の死角に回って、 磨く必要のない薄布のオペラシューズの踵を鳴らす。 上品に主人に従える美しい犬にさえ気づいて貰えれば それでいい。
今はまだ、その毛を触れることは叶わないけれど、 ソルやフィエゴのようにいつか、と密かに想いを寄せて いるのは内緒、のつもり。
聡明で理知的なドーベルマンは、想像する恩師の姿に近い。]
(204) 2016/05/24(Tue) 23時頃
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― 再び大通り ―
[父とソルから離れ、向かう先は教会。 どうも父の前に居ると「父さん」と言ってしまいそうな己の口は、 嘘が付けないんだろう、と都合のいい解釈と御託を並べる。
丁度愛犬を撫でた掌を見つめ、思い出すのはパーヴィス。 今となっては昔みたいに頭を撫でなくはなったが、 昔は昔でよく撫でていたものだ。]
――――…昔からなんにも変わってねぇもんな、あいつは。
[そんな独り言をボソリ、と呟きながら。 教会へ行った後は書店、もう一度施設、そして夕刻には屋敷へ。
何だかんだと予定が詰まった一日だが、 何よりも今は、眠い。 父へと注意されたにもかかわらず、目を瞑り欠伸をすれば、 再び電柱が宜しく今日はと言わんばかりに、 挨拶をしたのは言うまでもない。]*
(205) 2016/05/24(Tue) 23時頃
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- 回想・本屋の客 -
[本屋に来る客は、子連れもいたが、 店内では静かで騒げば親に叱られていた。 子供の客などお使いか、はたまた招かれざる客だったが。
その客の事は覚えている。
どちらも良い身なりをした、それこそパーヴィスが言う お姫様の様な少女とそれに付き添う従者の様な少年。
お姫様は少年の事を気にすることなく、 あの本が綺麗、あの本が美味しそう、あの本が楽しそうと 次から次へと指差していく。
父はちらりとその2人を見ただけで、呆れた様な息を突いていた。 指された本を必死に手に取り、気付けば両手から溢れるほど>>181
それでも少年は従者の様に真面目でも、不本意でも、 不貞腐れているでもなく、嬉しそうで。
こちらを見る事無く、ただ少女だけを見ている彼に 女の機嫌ばっかり取る弱虫だと思い込んだ。
まだその時は本を読む方が楽しくて、 単に誰かの為に一生懸命になっている姿を 羨んでいたのだと気付かなかったのだ。
それからも時折お姫様は当然の様に少年を連れて 本を沢山買い込んでいた。
いつもいつも少年は嬉しそうに笑っていた気がするが、 徐々に手にする本の内容が変わると共に、 2人を取り巻く噂も変わっていった>>109 周囲の口の何処に真実があるのか興味は無く。
一度だけ彼が1人で来た折りに、白紙だけが続く日記帳の様な 冊子をくれてやった事があった。]
これは日記じゃないよ。 自分だけの物語でも書くといい。
[誰にも見せる必要はない、自分だけの慰めの本を作れと おせっかいで渡したと思うが、その後を聞く事はしていない*]
(206) 2016/05/24(Tue) 23時頃
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[指折り告げられたその材料に爆発物は無いはずです>>195 無いはずですが如何して爆発するのでしょうか。不思議ですね 芸術は爆発とどっかのクレイジーな芸術家が言ってましたが そういうことなのでしょうか、いやいや錬金術芸術違う
カルナスはそのうち考えるのを止めた] あー、確かにそうだな。そだそだ、 錬金術の素材になるかはワカンネっすけど。 後で不死鳥の羽根とかマンドラゴラとかそういった、 旅先で奇術のお代に貰った材料で、要るのあったらあげるっす。 ホムくんにもお土産ってことで。 ……しっかし気前よく爆発したもんっすねぇ。
[煤だらけだけど、どうやら壊れたものとかは無いようで一安心 わざとらしい笑い声も、此方が頬のすすを拡げれば自然な物に それも、自分が咳き込むまでの間というのは何とも――惜しい事]
えー爆発させたのはエリーだし。 是は正当な対価っすよっ……あ、服なら確か、 俺が雑魚寝に此処に泊まった時用のなかったっすかね。
[其れでオナシャス!と気楽に言って さっさと風呂場にレッツゴーするのだから、 御前人の話聞けやと言われそうである
さっさかお風呂に入っていい気持ち 着換え置いてると声がかかれば>>195 あいあいさーと中からよい子のお返事を返そうか
自分が風呂からあがれば、談笑の其の前に エメリアを風呂に先ず突っ込もうと思っているのは、内緒の話 いい湯だなビバノンノン、風呂からあがって着替え終えたら]
(207) 2016/05/24(Tue) 23時頃
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さぁエリー、風呂にゴーっす、ゴー!
[その間にローブやらなんやら手洗いしとくからと尋ねたけれど 若しかしたらローブを脱ぐだけで被害が済んだかもしれないので 風呂は必要ないと、断られたかもしれない*]
(208) 2016/05/24(Tue) 23時頃
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…おや、フィエゴ。
[ そんな折、大通り。>>205 見知った顔が激突する場面を目撃してしまった。 何も見なかったことにするか、それにしては見事すぎ
怪我はないかと近づき ついで施設の子らへ仕事の斡旋代わり 次の講義の時間を決めようかと声をかけようとしたが 彼が急いでいるならば、たん瘤は出来てないか確認だけにとどめたか ]*
(209) 2016/05/24(Tue) 23時頃
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― 教会 ―
[まだ――件の修道士は戻っていない。>>69 私も、彼のように羽が生えていたらいいのに。 修道士には羽根は生えていないけれど 少なくとも、使命の鎖で雁字搦めではないのです
片思いを寄せるウェイトレスのことを いつまでも、いつまでも。 街に居る限り、見つめていられるのでしょう。
それがどんなに幸福なことであるのか。 あの修道士は、知っているのでしょうか。]
……はぁ、
[礼拝堂には持ち込めない盗品である ダイヤモンドのなみだ>>68は。 私室でこっそりと手のひらに包んでは開き、 存在を確かめることに、していました。
――だれかに、似ている。 ……だれかの目の色に、似ている。
それが誰だか直ぐに浮かばない程度には、 私の心は、すこしずつ、すこしずつ 今後のことで、ささくれ立っているのでしょうね。]
(210) 2016/05/24(Tue) 23時頃
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―夜の邂逅―
[しくじった。 獲物は手に入れたが、逃亡に失敗した。
どこから漏れたのか、読まれていたのか。 元々、不意と隙と穴をついて警備を掻い潜り、獲物を頂いて去っていく神出鬼没の怪盗で、別段腕っぷしに自信がある訳ではない。 体格に恵まれているわけでもなく、逃走経路に待ち構える警備とまともにやりあっても勝ち目などある訳もなく。
どうにか屋敷からは逃げ遂せたものの―― サーベルに切り付けられた肩からは血がとめどなく溢れ、木陰に潜んでやり過ごすにも、血痕を追われるのも時間の問題だろう]
――――ッ
[誰かに、声をかけられた>>147 それは、町はずれに住む錬金術師だった]
(211) 2016/05/24(Tue) 23時半頃
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[彼が養子として迎えられた頃から、その犬は養父の傍に在った。 愛玩動物と飼主の枠に嵌らず、主従とも違う特異な立ち位置。 付かず離れず傍に在る、常傍らに、子よりも近くに。
犬について彼に話したことはそう多くない。 精々、長い付き合いであること、名をサーベラスと言うこと。 聞かれれば誰にでも教えるその二つ以外を養父は語らなかった。
その沈黙が、彼の内側で複雑な感情を生むと知りながら。>>188]
君は良く負傷するからね、確りと教えを乞うてきたまえ。 ―――…ふむ、では、不老不死の魔法まで覚えてきてくれるかね。
死なねば、長くも生きられよう。
[哲学的な言葉で煙に巻くのも何時ものこと。 そこに案外本心が混ざるのも。]
貧富の差は開いたがね。 これは、私が言えた義理ではないが。
[地下で犬を飼い、流れる時を無為に貪る。 己が成しているのは実に貴族的な生き方。 昨日のように今日を過ごす筆頭は、茶化す言葉に笑気を噛んで。]
(212) 2016/05/24(Tue) 23時半頃
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[精悍な犬は、あの時と変わらず。 礼儀正しく、忠実。>>185 その様は、まるでエスコートされているようだと。 一体どちらが散歩しているのやらと。 少し不名誉な事を言われもしたが、 実際に隻眼の犬は利口だった。
リード無しでと言う説明に、 妖しい店の仕事を受けるのではなかったと、後悔したのに。 懐く懐かれると言うよりも、もっと人間臭い、 そんな対応を彼の犬はしたようだと。
まさか犬がそんな複雑な感情を持つとは思えず、 気のせいと流したが。]
(213) 2016/05/24(Tue) 23時半頃
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へえ……… 犬のおじさん、ねぇ。
[散歩の命を受けた時も、オブシウスの姿は見ていない。>>18 屋敷のメイドから指示を受けた。
結局、情報は犬以上に得られず、 フィエゴの言葉をそのまま受け取るしかない。 彼をよく知るだろう"兄"がそう言うのなら。]
て、手が早っ………てぇ。 俺は仕事に真摯なだけだぜ。
[前払いの金を受け取りながら、軽口を返す。>>189 慌しく教会へ向かう彼に、手を振る。]
いってらっしゃい、フィー兄! 転ぶんじゃねぇぞー
[それは養護施設の勤務体系をしるからこそ。 "兄"は意外に眠気に弱い。>>30]
(214) 2016/05/24(Tue) 23時半頃
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[養父であること、即ち自身がケルビス家当主であることを、 隠す息子は良く出来た聡明な子だ。 ただ、一言多いのは、恐らく育ての親に似た所為。>>189
慌ただしさを取り戻すのは、彼本来の本質の所為。
子が購う貨幣の一枚二枚、 目の前の赤毛の少年にとっては貴重な収入だろうが、 貴族然とした己には、子供の小遣いにしても足りてない。
それでも、親孝行の一環として労いを受け、 足早去りゆく背に、また夜に。と五指を閃かせてみせた。*]
(215) 2016/05/24(Tue) 23時半頃
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腕? それは勿論勿論。 じゃなきゃおじさんみたいな紳士に 声なんて掛けられないっスよー
[やだなぁ、と右手を振る。 "兄"に教えてもらった名前で呼び、靴に向き直る。]
その犬、俺も散歩したことあるんスよー。 すっごいお利口さんですよね。 施設の頃、大目玉食らってた俺とは育ちが違う!
[綺麗なものだった。 ここまで歩いてきたからだろう、 それだけで付いた土埃を払う。 柔らかいブラシで縫い目に入り込んだそれを優しく掻き出して、 僅かに取れた油分を、布で塗り込める。]
なんて犬種なんスかね。 やっぱりいいトコの犬は違うなぁ。 俺が知ってるのはブラシも通さない野良犬ばっかで。
[長くはない時間、言葉を幾つかかわしながら、 出来る限り、手早く。]
(216) 2016/05/24(Tue) 23時半頃
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はい、出来ましたよ。 お疲れさんです。
[靴に向けていた顔を上げて、 犬のおじさんに笑顔を向ける。
髪留めが、壁の光と合わさり輝いた。]**
(217) 2016/05/24(Tue) 23時半頃
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― お風呂でかぽーんしつつ ―
[エメリア宅のお風呂で一息つきながら 先程のシャオとの会話を思い出す
風呂場に持って行った、手の中に握られた2つの硝子玉 薄緑と、橙。アイツと俺の色だから欲しいと 面と向かって言えなかったし、言うつもりもなかった 少しばかり首をかしげていた>>165ことから、 アイツ絶対気づいてないよなと友人を思い、きひひと笑う]
俺を失敗作と思ってない、か。 ……良い友を、持ったもんっす。俺も。
[カルナ、と久々に呼ばれたなと 手の中の硝子玉をゆらりと揺らせば]
――Später Zahlung des Preises
[お代は見てのお帰りで、なんて紡いで 風呂でも付けたままの手袋をぱちりと一鳴らし 風呂場の壁に浮かび上がらせる幻想は……]
(218) 2016/05/24(Tue) 23時半頃
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あっ
[先程犬だろ>>166と言われたのを反映してしまったか 犬であった。しかも可愛い奴。フルフル震えて くーんくーん言ってそうな
一寸ばつが悪く掻き消して それから脱いだ手袋の中に大事に硝子玉達を仕舞い込み ざぶんっと湯船に頭も漬からせる
まるで地下の川の中に居るかの様だ 海老食べたくなってきた、海老
今回のお宿の約束は1週間 毎日海老祭りしたいと言ったら殴られそうだ 頭には生えていないからな!と返して、鍵の場所も確認して それから此の街外れの工房に来て今に至る
こうして風呂を借りたり、泊まらせてくれる友達とは いいものだな、と水の中で笑えばこぽりと 泡が湯の中に幻想的に舞ったのだった*]
(219) 2016/05/24(Tue) 23時半頃
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……人を、呼びますか?
[仕草は、優雅に。 言葉遣いは、丁寧に。 ともすれば、気障なふるまい。
蒼い顔は、きっと、人工的に作られた夜の月の明かりのせいだと、そういうことにして] どうかここは見逃しては頂けないだろうか。
[shi、と。 唇を横に引いたまま、人差し指を突き出して。 錬金術師の唇にそっと当てた。
錬金術師は願いを聞き入れ、誰にも告げず。 その日から、怪盗の協力者となった*]
(220) 2016/05/24(Tue) 23時半頃
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/* 俺どんだけ海老が食べたいんだ >>中の人が食べたい!!<<
(-58) 2016/05/24(Tue) 23時半頃
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[幼き友が風呂から出たら、さっそく出かけようという算段を立てれば、彼が上がって来たのもすぐの事。 けれど、出かけようという予定を告げる前に風呂場の方へと放り込まれる。>>208]
いえ、あの…私はローブきてましたし大丈夫ですよ…。
[なんて人の言葉が彼には届いただろうか。 汚れた部分はといえば顔くらいで、綺麗なタオルで拭えばそれも取れるだろう。 埃っぽさは多少残るが、風呂に入らねばならぬほどでもない。]
それよりもソルに掃除を頼みに行きたいんですよ。 シロップも届けないといけないですしね。
[顔をタオルで拭いながら、なんとか外出の事を告げれば、風呂場からの脱出はなしえたか。 話を聞かない友人を持つと苦労するものである。]
私は出かけますけど、カルナスはどうしますか。 一緒に行きます? それとも留守番でも頼まれてくれるんですか?
[鞄の中へと荷物を詰めながら、カルナスの方へと問いかける。 帰って来たばかりというのならば他へも挨拶へ行くかもしれないから、好きなようにという言葉を添えて。*]
(221) 2016/05/24(Tue) 23時半頃
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いってぇ……んぁ? あぁ、シャオさん、オハヨウゴザイマス?
[いやはやまた見られてしまった醜態の場面>>209 二度も同じことをして、二度も人に見られるなど。 父の耳へと入ったら夜は食事ではなく説教も云い所だ。]
あはは…大丈夫大丈夫。 あー次の講義ですか?そうだなぁ……、 明日と明後日なら日中俺勤務してるので如何です?
[次の講義の事を聞かれれば予定を詰めてる記憶を脳内で解放し、 少し急すぎかな、と首を傾げながらも日程を訪ねた。]*
(222) 2016/05/24(Tue) 23時半頃
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靴磨き ソルは、メモを貼った。
2016/05/24(Tue) 23時半頃
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[そういえば、と。 今はあまり足を運ばなくなったが幼い頃はよく通った気がする。 昔から変わっていたからどう思われていたか知らない。 覚えていられる人は少ないが仲が良かった子もいたかもしれない。 その頃は家とかあんまり考えなくてよかったから。
なにをしなくても不自由はない家だったから今の生活があるわけだが。 昔は成長した彼らの暮らしの差に首を傾げた。
自分に出来ることが少ないと分かってからそれもいつか考えなくなった。 街を見ればそんな光景はよくある。 考えてもどうしようとも変わりはしないし。 馬鹿な自分では救えるものだって少ない。
物語のハッピーエンドを掴めるのは一握り。 だから好きでなないのだ――*]
(223) 2016/05/24(Tue) 23時半頃
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自分が。
(-59) 2016/05/24(Tue) 23時半頃
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/* もう既にぼっちになって狂人様を困らせる予感しか、しない。 今からでもちんこ生やしたほうがいいのかな…。
NL言及無し オブシウス、ヴィスマルト、オルコット
えろいことが苦手の域 シャオ、エメリア
わたしの方が対応できるか不安 オペラ
対象外濃厚 パーヴィス
早く年齢やらある程度確定させないと 年表とか周りも困るよにゃー。 しかしすでに色んなものが見えたり見えたりでぐったり。
(-60) 2016/05/24(Tue) 23時半頃
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/* 身長170cmにしたのは、 フィエゴよりでかいんだぜ! →2㎝しか変わらないだろう! →おまえもちびじゃないか! という突っ込みを期待してのあれ(
(-61) 2016/05/24(Tue) 23時半頃
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[自身はお忍びの心算でも、隠せるのは名ばかり。 纏う装いは折り目正しい上等なもの、磨かれた靴とて富を隠せない。 “犬のおじさん”などと己は冗句めかして語るが、 傍目から見れば、市井珍しさに物見遊山と洒落こむ貴族そのもの。 明日に困らぬ暮しがあって、労働を知らぬ身分。 彼女の目に映る自身は、きっとそんな分かり易い姿。>>192
気紛れと施しで出来ている利己的な人種。 その傍に侍るは、静寂と節制を体現したような黒い忠犬。 男の眼は靴に注いだまま、犬の隻眼だけが僅かに揺れる。 長い鼻先を向けるのは、まるで人が振り向く仕草。>>204 彼女の姿を視界に捉えると、迷わず尾で石畳を一度だけ撫ぜた。
四足なりの紳士然とした会釈は、彼女の勤労を称えるように。*]
(224) 2016/05/24(Tue) 23時半頃
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/* はっはっは…どうしよう、追いつける気がしません。 でもがんばらないとなぁ…。
(-62) 2016/05/24(Tue) 23時半頃
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/* ヴィスマルトとの縁故、伸ばしたいなあ 従妹と同じ石、っていいよね
(-63) 2016/05/24(Tue) 23時半頃
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[パーヴィスがどれ程自分を心配してくれているのか>>193 煙草の火で店を燃やす位だろうとしか思っていない自分には届かない。
子供の時から内容に制限される事の無い本に囲まれ育った身。 神と言う存在も悪魔と言う存在も、化け物も勇者や英雄も全て、 希望を抱かせ、生きる力を与える為に生み出されたのだと そこだけは妙に冷めたものを持っていた。
だからこそ宗教と言う熱狂的な読者達が怖かった。 人々の心身の平和を祈り、時には些細な傷さえ パーヴィスは癒してくれた>>193事に感謝はすれど。
読者のままであることを踏み越えて、まるで 自分が本の世界の住人であるように事も無げに とんでも無い事をするのではないか。
そんな恐ろしさを持っていた。
実際、おかしな宗教に手を出して狂った者達の自叙伝も 古書の中にあるが、相当理解出来ない事ばかり書かれてあった。
それを彼女に言っても詮無き事だろう。 彼女は純粋に神を信じ仕えている。 彼女まで穢す様な事はすまいと、何とか多い一言を押さえている。]
だから突くなって。 はいはい。判った判った。悪かった。
[パーヴィスの運命も想いも>>194全て適当な笑いで返して、 背中で彼女の身に何かあった事も気付かず>>199 さっさと次の配達へと脚を運ぶ*]
(225) 2016/05/24(Tue) 23時半頃
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―回想・雨の日記― [花嫁姿の従妹を送りだせば、 両親の、叔父叔母の気配のない建物は 寂しささえも詰め込みようのない空虚が押し寄せる。
何代か前のホテルの主人が、妻の無聊を慰めようと作ったのが 雨の庭の由来だと聞いている。 けれど、自分は何を慰めにしていいのか分からないまま、 雨の庭でどれくらい佇んでいたのか。
気がつけば、濡れた両手が何も書かれていない冊子を開いていた。>>206 ぽたり、と髪から、頬から 冷たい雫が落ちてページを濡らしていく。
「自分だけの物語でも書くといい」
慰めるでもない、甘やかすでもない声が それなのにひどく優しく耳の奥で蘇る。
白紙の書籍の1ページ目を埋めたのが、言葉ではなく。 ただ、雨と涙だったことをその表紙の内側に閉ざしたまま。]
(226) 2016/05/24(Tue) 23時半頃
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[手を引いて、共に歩む少女もないまま。 時折気まぐれに書店の戸を叩く日々は続いている。
何も問わない沈黙の心地よさに甘えて、 時折琴線に触れる本の話題で短い会話を交わしながら。
二人から、一人になった少年はもういないのだと。
幼い思い出に、触れないことで、 思いを守ることを許されているような気がしている。*]
(227) 2016/05/24(Tue) 23時半頃
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[広場を抜け、商店街を進む。 同じ施設の飯を食べ、今は違う道を進む彼らと。 ――憧れを抱く犬に、挨拶を返されたことに>>224 己を鼓舞させて。]
キーツさん! 何かお仕事なぁい? 簡単に稼げるなら多少キツくてもいいわ。
[どことなく怪し気な扉を躊躇なく開き、>>53 無数の求人情報が貼られている木板に視線を向けながら 仲介人に威勢よく声をかける。
今は選別する時間が惜しい。 いくつかよさげなものはないかと手っ取り早く訊ねた。
本当は、病院や施設、教会を巡るのが 浄化師としては正しいのだろうけれど。 自分が仕事をする時は、誰かが穢れ憂いた時だと思えば、 商売繁盛を願えども喜べないのも、また事実。]*
(228) 2016/05/24(Tue) 23時半頃
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[私は、万能ではありませんでした。
子供も混ざる聖歌隊の為奏でるオルガンだって、 昔は聞かせられるものではなかったのです。>>60 付き添いで顔を出すフィエゴを落胆させたくなくて 一生懸命練習していた日々が、ありました。
努力を他人に知られるのは、嫌――ではあるけれど 夜に鳴らすには司教様達の迷惑ですし 練習をするのは、専ら早朝と決まっていました。 上達の程を、もしかしたら聞かれていたかも知れず。
私の指がうまくなるほど、撫でてくれたものだけど>>205 すっかり上手になってからは、そんな機会も無くなりました
それが……寂しいような――誇らしいような。 複雑な気持ちが、胸中を渦巻くのです。 もう褒めて貰えることも、無くなります。
一生がなくなるのですから、一切なくなるのでしょう。]
(229) 2016/05/24(Tue) 23時半頃
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[撫でて貰ったのは、オルガンの事だけでは無いのです。 施設を離れ、『父』を『見つけた』フィエゴには>>124 父を目指すという、夢ができたようです。
解らないのです。
私にとってのお父様は磔刑の人だけであって フィエゴは聖人になりたいのかと 幼ながらに思い込んでしまったのでした。
だから――こて、と首を傾いでいました。]
(230) 2016/05/24(Tue) 23時半頃
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[>>125フィエゴは朝に訪れてくれますが、 施設を出てから、どんどん遠く感じることがあります。 頭を撫でてくれなくなったから でしょうか。
昔と変わらずに、『そう』してくれていたら 喧嘩がエスカレートして虐めになった子供の仲裁をするように 運命に苛められている私を助けてほしいと 手を伸ばせることが、あったのでしょうか。
解らないのです。
……苛められてなんか、いないって。 私、苛められているわけじゃないの。
言い聞かせながら、言い聞かせながら生きてきました。 フィエゴの左の耳朶に針を通したあの日も。
秘密をひた隠し、幸せを語るフィエゴをよそに、 自分を騙して、騙して、耐えて居たのです。]*
(231) 2016/05/24(Tue) 23時半頃
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そっすか。じゃあローブだけ洗濯しない?エリー。
[部屋の片づけは苦手だけど、それくらいならできる>>221 風呂は断られたが、まぁ彼のローブを自分の洗濯物と一緒に 付け置きする位は許されるだろうと ローブクレクレをしたが叶えられたか、どうか エメリアの風呂場からの脱出は、叶ったようです
幼い頃からあんまり人の話を聞かない奇術師は ソルを探しに出かけるとエメリアから聞けば]
あ、じゃあ俺も一緒に行くっす! 今の時間なら広場で靴磨きしてるんじゃないかな。
[自分も旅鞄を背負いながら、一緒に行く!と元気なお返事である 置いて行っても番犬代わりにもならないだろう青年は 錬金術師についていくことにしたようです*]
(232) 2016/05/24(Tue) 23時半頃
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/* ぶわっ>>230231
(-64) 2016/05/24(Tue) 23時半頃
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…大丈夫ではないな。
[きっぱと捨てた。 彼の養父が誰であるか、ケルビスを知るものなら 知らぬ道理はなく>>168故にあきれを孕むのを隠し 朝の挨拶を扇子で払い]
明日か明後日か、…急だな。 いや、カルナスが居るやも知れぬがそれで良いなら 我は構わぬよ、ちょうどケーキもある。
今度は硝子玉作りにしようと思うが、 …芽が出る子はいそうか?
[ 彼も知る名を零しておく。 施設の子ら全員を呼ぶには工房は狭すぎる。 だからこそ、選りすぐられねばならぬ。 この世は平等。されど不得手得手が存在していて 目の前の彼は平等の元、不平等に選ばれた子よ。
その顔に近づき、ぶつかった箇所を細い目が捕え ]
それと傷は、?
[ 勢いよくぶつかったが、大事ないかとずいずい。 扇子をかんばせへと近づけ探りはじめもしたりした ]*
(233) 2016/05/24(Tue) 23時半頃
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―ダイヤの秘密―
[月夜に一人どうして出かけていたのかと問われれば、理由は単純。 月夜にしか咲かない花を求めて、と答えるだろうか。
実際はなんとなく面白い事が起こりそうだと感じたから。
赤い滴の痕に気が付いたのは、月光に照らされ咲く花を摘んだ時。 それを辿れば木陰に隠れるように息を潜める人影。]
月が導いたのは手負いの獣か…――
それとも、闇夜に輝く宝石ですか、ね?
[声を掛ければ驚いた様子を見せてくるその人物に口元へと弧を浮かべた。>>211 その姿をみれば、彼が誰なのか想像はつく。 宝石の名を持つ怪盗。 巷で有名なその怪盗の名は、ディアマンテ。]
(234) 2016/05/25(Wed) 00時頃
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[人を呼ぶかという問いに、首を横へと降った。>>220 別に自分が被害を受けた訳ではないし、怪我など感じさせぬような紳士的な怪盗に興味が湧いたから。
自分の口元へと彼の手袋越しの人差し指が当てられれば、少し驚いたけれど、ニコリと笑いその手を掴んだ。]
見逃すもなにも、私はただ深夜の茶飲み仲間が中々来ないので探しに来ただけですよ。
さて、その相手も見つかったことですし、工房へ行きますか。
[こちらの言葉に相手はどう思ったか。 暗にあなたの事だと目で告げれば、怪我をしていない方の腕を取り、工房へと招いたか。
傷を負った宝石へと最初に与えたのはよく効く傷薬。 彼の怪盗としての話をお代にと半ば無理やりに渡した事が最初だった。*]
(235) 2016/05/25(Wed) 00時頃
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― 己との距離 ―
[己が知るパーヴィスは綺麗で、可憐で、何でも話せる幼馴染。 故に、本当に何でも話してきた。>>229
或いは、嬉しかったこと。 或いは、哀しかったこと。 或いは、悩んでいること。 或いは、将来の夢のこと。
パーヴィスがどれだけ陰で努力をしていたのか、 日々上達するオルガンを聞くのが、とても楽しみだった。 上達した分だけ頭を撫でた。
――――否、いつからパーヴィスの頭を撫でなくなったのか。 もう覚えていない、つい最近のような、昔のような。]
(236) 2016/05/25(Wed) 00時頃
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[父の様になりたい、そうパーヴィスへと話した。 父がどんな人なのかも言いもせずに、ただ父の様になりたい、と。 きっとパーヴィスには伝わっていなかったんだと、 だからきっとあの時首を傾げていたんだ。>>230
夜勤のある日、ない日とかわらずに教会へと顔を出し、 パーヴィスの顔を見て、祈りを捧げ、魔法を習う。 そんな日課が楽しかった。
何度かその頭へと伸ばしかけた手を引っ込めたかは数え切れぬ程。 故に、パーヴィスに今どんな事が起ころうとしているのか、 どんな悩みを抱えているのか、知る由も無かった。
いつもただ傍に居てくれる存在だった幼馴染。>>231 今でもそれは変わらないと信じている。]*
(237) 2016/05/25(Wed) 00時頃
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―ホテル・コファネット― [分かりやすく甘味へと瞳を輝かせる幼馴染に>>190 作り物でない笑み一つ溢し。]
ところでオペラ。 劇場の新しい演目は見たか?
[劇場を模した酒場を営む幼馴染へひらり、とかざす招待券は二枚。]
俺は一昨日招待さればかりなんでな。 せっかくだ。 誰か誘ってみると良い。
…あの街も、妙な騒ぎから落ち着きを取り戻してしばらく時間が経つ。 妙なことも起きんだろう。
[十数年前、…あるいは二十年近いのか。 数えることすら曖昧な 近隣の街の不穏な騒ぎに怯えたのは子どもの頃のこと。
この街に華やかな劇場の設備は未だなく、それが僅かに口惜しい。 贅沢な悩みを吐いて幼馴染同士で笑いあう。*]
(238) 2016/05/25(Wed) 00時頃
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- 広場近く -
[教会からさっさと離れた後は、まずこの重量の大部分を 占めている絵本のリサイクルへと向かう事にした。
施設は少し離れているから、道なりを進むのではなく 広場を突っ切ろうとして思わず足を止め、隠れてしまう。
何処かで見た風貌。 夕暮れに夜露の様なしっとりとした雰囲気を纏って現れる あの客に似ていると高鳴る胸が言う。
否定したいのは、こんな明るい所ではっきりと姿を 見てそうだとも、違うとも、そう確認してしまうのが怖いからだ。
本で読んだような行動だ、と自分を落ち着かせようと 煙管に手を伸ばし掛けて止めた。
まるで自分を主張する様な行動の様な気がして。
息を何度か吸うと何事も無い様に広場を横切っていく。]
(239) 2016/05/25(Wed) 00時頃
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[屋敷の使用人が少年に犬を預けながら告げたのは、 この黒犬は然る高貴なる方の飼い犬だということ。
傷をつけること、粗相を働くこと、身を脅かすことなど、 犯してならぬ禁則項目は多岐に渡り、 犬の散歩にしては法外の賃金が支払われる絡繰りを明かした。
しかし、脅しめいた規則を裏切り、 犬は大人しく、また彼の言葉に良く耳を欹てた。
歩調を少年に合わせ、彼が立ち止まれば傍に控え、 時として彼を伺うように見上げては、隻眼で労った。>>213]
(240) 2016/05/25(Wed) 00時頃
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[彼が一度受けた犬の散歩は、その後、斡旋屋を通すことなく、 直接彼に仕事が舞い込むようになった。 指名料を上乗せした賃金は、子供が稼ぐには十分なもの。
手間の掛からぬ静かな犬と、幼い少年の道行き。 彼が靴磨きと言う職を手に付けて此方、 ぱったりと犬の仕事は途切れたが、 犬は面差しも、雰囲気も、何も変わっていなかった。
しいて言えば、犬が侍るのが彼ではなく、 見るだに裕福そうな己に変わっていただけ。>>214]
では、期待しよう。 君はいつも此処で靴を磨いているようだが、もう長いのかい?
[何処か白々しさの滲む相槌を打ちながらも、 彼のまだ幼い掌に自身の靴を任せる。 スクエアの角も取れておらず、底もまだ厚い。 オーダーメイドだと知れるのは容易で、跪かせる彼に貧富を教えた。]
(241) 2016/05/25(Wed) 00時頃
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ああ、そのようだね。 私も“預かっている身”だから、詳しくは知らないが、 サーベラスの眼がそう告げている。
[息をするように嘘を吐き、足元で踊るフランネルを見やり。 その間も、賢き犬は耳さえ揺らさず。>>216]
サーベラスの犬種かい? 中々珍しいことを聞くんだね、――― ふむ、腕も良いようだ。 では、その腕を評して教えてあげよう。
[磨き終えた革靴は光沢を携え、鏡のように輝いていた。 毎日毎日何人もの足元に頭を垂れて、彼が身に着けた技術だろう。
その研鑽に、明かすのはチップ代わりの一言。 そっと近づけた口元は、彼の髪留めへ低音を吹きかけ。]
……ケロベロス、と言うんだよ。
(242) 2016/05/25(Wed) 00時頃
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まぁ、洗濯はしないとですからね。 カルナス…洗濯出来るんですね…。
[ここまで汚れてしまってはローブも洗わなければならないだろう。 脱いだローブを、クレクレと差し出される手へと預けた。 そんなに催促しなくても渡すというのに。
別にローブにも代えはあるし、なくとも調合が出来なくなるわけでもないのだから。
それにしても彼が洗濯なんて事が出来たとは。 見ないうちに子供も成長するというものだ。]
じゃあ行きましょうか。
[戸締りをすれば、幼かった頃に彼へとしたように一度手を差し出して。]
あぁ、すみません、昔の癖で。 もう子供じゃないですし、可笑しいですね。
[むしろ窓を開けてくれたり洗濯をすると言い出したりと、逆に少しおかん属性というやつでも身に着けてきているようだし。 苦笑して手を引っ込めれば広場の方へと共に向かうとしようか。
本当に、周りの時が経つというのは早いものだ。 子供があったいう間に大人へとなってしまうのだからと、道すがらぼんやりと思った*]
(243) 2016/05/25(Wed) 00時頃
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―――――……なんてね。
[笑うように口角を引き上げ、 茶目っ気を滲ませながら、ひょいと傾けていた上体を起こした。
笑っていないのは、黒き犬の隻眼ばかり。*]
(244) 2016/05/25(Wed) 00時頃
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―斡旋所―
[この場所に名前を付けた事はない。 本を適当に広げても、1日の初めに出会った人物の名前を冠そうとしても、瑠璃石に訊ねてみても、何もなかったからだ。
この地域に斡旋所は1つきり。 だから、名前など不要と後回し。]
お前さんが男だったら、井戸掘りなんて仕事を勧めるんだがねぇ。
[残念だと息を吐き、仲介人は木板の向こうから姿を見せた。>>228]
(245) 2016/05/25(Wed) 00時頃
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/* んん・・。 ストーカー側への片思いか……。 これは候補にいれるべきかいれざるべきかで迷う。
とはいいつつ。 ターゲットが何処になってもいける下準備はできてきたかな。
(-65) 2016/05/25(Wed) 00時頃
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/* NGややりたいことの兼ね合いで 元の射程範囲を狭めて申し訳ないなーそしてターゲット決まるまでは狂人様に厚くリクルートしないと…いけないってのは解ってるんだけどそれはそれとしてタゲられ率低そうであっても、稼ぎ側であっても関係なく村のひとりとしてお話したり絡んでいきたいんだけどもー。
現状把握 広場:ソル&オブシウス←カルナス+エメリア 広場:フイエゴ&シャオ ホテル:ヴィスマルト&オペラ リアント(働いてる?)
?オルコット 自分のお店:キーツ 教会:パーヴィス 本屋:ハク
かな?
(-66) 2016/05/25(Wed) 00時頃
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…大丈夫です、―――内緒ですよ?
[ドジをこれ以上広めたくない故の苦笑。 彼の扇子を見る度に、何故かビク、と肩が震える。 己自身も分からぬその仕草に自分自身で首を傾げてしまう程。]
先の予定が分からないんですわーすんません…。 カルナス…あいつ帰ってきてたんですか? ケーキか、また子供共の取り合いだな。
[久しく聞く名にほぅ、と口を軽く窄めて。 いつもいつもシャオが来る時に持ってくるお土産は、 施設内恒例の取り合い大会となる。
己はおたまを持ってはしゃぎすぎる子達の頭をそのおたまで奏でる役。]
へぇ、あいつらも悦ぶと思う。 んー…俺が見る限りは居なさそう、かなぁ?
[彼の御目に止まる芽の出る子はまだ居ないだろう、と。 彼自身が確認すれば答えは変わるかもしれぬが。>>233
そして近づく男に瞬き数回、然し見えた扇子にやはり肩は躍る。]
(246) 2016/05/25(Wed) 00時頃
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ぁ、大丈夫! おおお、俺この後教会行かなきゃいけねぇからそろそろ行くな!
[何故だか分からない。 その扇子が苦手なのか、扇子自体が苦手なのか。 どんなにキヲクの扉を開いても答えは見つからない。
―――否、扇子をもつ彼の眼差しが、 此方を見透かしてそうだという恐怖なのかもしれない。 故に、片手をひら、と上げて少し小走りにその場を去った。]*
(247) 2016/05/25(Wed) 00時頃
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― 教会 ―
[少し息を切らしながらようやく到着した教会。 其処には溜息をついて浮かないパーヴィスの姿が。>>210]
よっパーヴィス。 浮かない顔してなんかあったか……?
[軽く額の汗をぬぐいながらゆるりとその足を中へと進めて、 目の前に立てば頭を撫でる代わりに、軽く額を小突いた。
朝だから眠いだけか、とか。 腹が減って不機嫌なのか、とか。
考えるのはいつだって自由な事。 それでも心配をするのは幼馴染の己の役目だと思ったから。]*
(248) 2016/05/25(Wed) 00時頃
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―広場―
[カルナスと共に広場へとやってくれば、目的の人物はすぐに見つけることが出来た。 いつもと同じ場所で靴磨きをしているのだから、見つけるのは簡単だったわけだけれども。
その時彼は客を相手していただろうか。 もしそうならば、その客が終わるまで待ち、彼へと近付き声を掛けようか。]
おはようございますソル。 繁盛してますか?
[挨拶と共に浮かんだのが苦笑交じりの笑みだったのはこれから頼むことの内容が彼の本職とは違ったことからだろう。 そして多分、爆発音から彼もそれを予想している事だろうというのも分かっているから、多少の気恥しさもある。>>182]
えー、はい…。 まぁ、また掃除をお願いしたくて。 手伝いの子が別の仕事に出かけてましてね。
[頬を掻きながら要件を告げる。 出来たら急ぎでというのも忘れずに。
なんてったって工房が片付かなければ自分は次の調合が出来ないのだから。*]
(249) 2016/05/25(Wed) 00時頃
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そりゃ1人であちこち旅してるっすから!
[預けられたそれを洗剤を混ぜた水に浸して、ごしごし 後で洗いにくるっすよ!と言いつつ 暫しは桶へと漬けておこう>>242
感慨深い様に、子供の成長を見守る錬金術師の思惑には気づかず 手を差し出してひっこめられたのが一寸寂しく]
……えいっ。
[ひっこめた手に、此方から手を伸ばしてぎゅっと握ってみようか 振り解かれたかもしれないけれど
若しもふりほどかれなければ、人気のある広場までは 其の儘手を重ねるつもりである
子どもは大人になる。でも子供のまま残るものもある ――そういえば、隣に歩く彼は一体何歳なんだろうと考えて 口に出そうとするが結局言の葉には昇らない
尋ねれば”魔法”がとけてしまう様な そんな心地を、覚えるからで]
そういやエリーは朝ご飯食べたっすか? 丁度パンの露店もあるし……おごって?
[ケーキ2個も食った癖に道中そんな催促をしつつ、 断られてもへらりめげずに彼と広場を目指しましょうか*]
(250) 2016/05/25(Wed) 00時頃
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/* あ゛ーごめんねそうだよねはよ広場行きたいよね……! 空気読めてなかったごめええええええん
(-67) 2016/05/25(Wed) 00時頃
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[代々浄化を得意とする善良な魔女が重宝されたのは昔のこと。 早々に生活難に陥りながら、街の噂をききつけて ナニカに導かれるように扉を叩いたのが始まりだ。>>245
初めて訪れた時は性別を間違われ、 ひどい目にあったのを覚えているが以降はホテルの給仕だとか 女主人の城だとか、比較的まともな気がする、ので。
多分、悪気はないのだろう。]
贅沢言うようで悪いけど、 これでも手は商売道具なの。
重労働は平気だけど、たこができるようなのは困るわ。
[私の浄化は、主に穢れた石を掌で包み、 自身の指に嵌めたチャロ石の指輪に吸わせること。
ただでさえ閑古鳥が鳴いている上に無骨な女の、 指まで節くれさせてしまうのは、ちょっと。と苦笑い。]
(251) 2016/05/25(Wed) 00時頃
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―斡旋所への依頼― [書類仕事も些事も部下任せで、自称苦情処理係と嘯く男が嫌うのは、 面倒事に他ならない。]
ほお…、色欲《ルスト》の呪具を持ち込んだ馬鹿者がいた、と…。
[事務用の机に、さんざめくように ばら撒かれた紅水晶が本来の色よりもくすんだ色で染まっている。 本来であれば健やかな愛情の色に染まった石が、全て妙な術に染まったあげくに持ち込まれたとあって、 ホテル側の困惑は甚だしい。 発端は宿泊客の呼んだコールガール。]
――客が怪しいのか、女が怪しいのかは徹底的に洗え。
石は、…この際後回しでいいが、順次浄化師に預けろ。
[幸いにもまだ汚染の度合いの少ない石が多い。 術師の腕次第ではあるがさほど面倒な仕事でなさそうなのは幸いか。
幾つか問い合わせて、予定の空いていそうだった浄化師が見つかるかもしれないと返答があったのは さていつごろのことか。*]
(252) 2016/05/25(Wed) 00時半頃
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― →広場 ―
[エメリアとともにやってきた広場 其処にはいつも通り靴磨きをするソルが居たか 若しかしたら、其処にはかつてよく犬と散歩する姿を見た 犬好きのおじさん>>244もいたかもしれない
彼がいたなら1つ会釈して ソルだけならば、ソル坊よっす!と元気な声で挨拶をしたろう
要件を告げるエメリアを見ながら 手袋を嵌めた指をこすり、こすりとして シャオに相談した新しい奇術はどんな風になるだろう 楽しみ。なんて、考えていた
此処の広場程ではないが、自分の奇術を幼い頃 人目触れぬようにと練習した公園は、まだあるだろうか 噂によると昔よく買いに行ったチョコレート店も潰れてしまったから 公園ももうないかもしれない。少し寂しい
手袋の下は誰にも見せず こすり、こすりと指腹を擦り合わせれば 会話しているであろう彼らを見守った*]
(253) 2016/05/25(Wed) 00時半頃
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さしあたって、シェニカ。簡単な仕事を遣ろう。
[下から放り上げた小袋の、中には瑠璃の重石。]
……それから、あー。
[犬の散歩募集は終わったし。 広場の清掃要員は荷が重そうだし。]
何か楽器、弾けたっけか。
[五指を動かし、見えぬ鍵盤を叩く]
(254) 2016/05/25(Wed) 00時半頃
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― 教会・私室 ―
[私の部屋は、部屋と呼ぶのが相応しくありません。 此処は治療を行う為の一室。 故に、ドアは開けたまま、無防備なものです。
客の大半は、修道士や修道女を伴連れて足を運びます。 然れど、毎日訪れる客を、果たして客として認識するのか。 そもそも修道士はカフェで道草を広げつつあり 年老いた修道女は、耳が遠く、騒がしくない来訪に気づかぬ事も。
ダイヤモンド。 『ディアマンテ』――…の、くれた ティアドロップの貌をした、ブローチを。
手の中で遊びながら、溜息を吐き、 幸せを逃がしていた時 でした。]
えっ … え!!
[>>248気配を悟れぬどころか、目前に来るまで気づけません。
驚いて、驚いた声を飲み込んで。 もとは盗品である石が付いたブローチを、指で包み込みました。]
(255) 2016/05/25(Wed) 00時半頃
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―厨房―
[勤め先のホテルにたどり着き、真っ先に駆り出されるのは厨房だ。 朝食を終えた客たちの食器を片づけ、これから訪れる客の為に食器を並べる。 膨大な単純作業。 故に、従業員の間にも退屈な忙しさを紛らわす噂話が飛び交う>>191
はっと目を引くとびきりの美人が訪れているだとか。 いつも来ている酒場の店主だとか。 オーナーが親し気に耳打ちをしていただとか>>183]
(256) 2016/05/25(Wed) 00時半頃
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[何かと噂に聞くオーナーとその従妹の顛末だって>>109 さして興味はなくとも、ホテルで働いていれば勝手に耳に入ってくる。
雇われる時に感傷を与えていたなど、知る由もない>>202 なにしろ、末端の従業員にとってはホテルのオーナーなど遥かに高い存在で、自分たちなどいくらでも代わりの効く労働力でしかないのだから]
(257) 2016/05/25(Wed) 00時半頃
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[今でも不意に思い出す、15年ほど前の事故。 命だけは取り留めて、だけど朦朧とする意識の中、遠くで聞こえた声。 懇願する、女の子の声。
――『同じ宝石』>>203
かろうじて聞き取れた言葉。 返す声は、自分より年上の男の子のもの。
ふわり、ふわり。 世界は歪み、意識は遠く。 目を覚ました時、失った脚の代わりに真新しい義足が与えられていた。 義足にはめられていたのは、自分と同じ、だけど自分のものではない金剛石。
それを与えてくれたのがオーナーで、 その従妹の石が、自分の脚に添えられているなど、夢にも思わず。
ただ、オーナーの声を聞けば、 何故だか記憶に引っ掛かりを覚えるのだ*]
(258) 2016/05/25(Wed) 00時半頃
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[自身の数少ない趣味は、散歩と読書のふたつ。 義理の息子に他の趣味を進められるほど凡庸で一般的。
その上、散歩は自らの脚で犬を連れて、 読書は古今東西の紙媒体を好む懐古主義。 何軒も書店を巡っては読み潰す浪費を楽しんでいたが、 何時の頃からか、赴く本屋は二枚貝の店、ひとつに絞られた。>>34
最初は手に取った書物が自身の興に叶ったから。
故に二冊目を求めた。 二冊目を読破すれば、三冊目を探し、読み終れば、四冊目を。 大輪に群がる蝶の錯覚を覚えながらも、浮気を忘れた。
そんな『カルム』の店主>>239を視界の隅に捉えれば、 靴磨きの少年に軽く礼を告げ、磨き台を辞する。
入れ違いでやってきた二人の青年にも会釈を向け>>249>>250 犬を引き連れ、黒光りする革靴で石畳を踏んだ。]
―――…君、カルムの店主ではないかね。
[彼は己の名も知らず、身分も知らず。 己は彼の名を知らないが、身分と、それに甘い香りは知っていた。*]
(259) 2016/05/25(Wed) 00時半頃
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/* ヴィスマルトさんあなたが神か。
(-68) 2016/05/25(Wed) 00時半頃
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[ 硝子工房の主が望む成功作はコワレモノ されど硝子玉が壊れず残っていたのは 子らに作らせようと見本として残していたが故に
失敗作は富豪に>>197 成功作は我が手もと。金は天下の回りものよ そうして考えれば工房の主は恵まれている。 かの怪盗との出会いはいつであったか ]*
2016/05/25(Wed) 00時半頃
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[額を小突かれて、漸く我にかえりました。 二度目の溜息は、安堵から来るものです。]
も ……びっくりした……。
なにもないけど、 いや、あったかな。
フィにぃが遅かった。
[いつもよりも、と 遅れて付け加え、くすくす笑う。
畏まらないのは、此の部屋に教会の者の目が無いこともあり。]
礼拝堂、行く?
[日課であるお祈りをしにゆこうかと椅子を立ったところで。 覗き込んでいたフィエゴの額に、ちいさな痣を見つけました。>>205]
(260) 2016/05/25(Wed) 00時半頃
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[ 硝子工房の主が望む成功作はコワレモノ されど硝子玉が壊れず残っていたのは 子らに作らせようと見本として残していたが故
友に渡した色が何を意味するのか>>218 知るよしもない
失敗作は富豪に>>197 成功作は我が手もと。金は天下の回りものよ そうして考えれば工房の主は恵まれている。 かの怪盗との出会いはいつであったか ]*
(261) 2016/05/25(Wed) 00時半頃
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…誰に?
[ ビク、と肩震える彼に パチリ扇子が音を立てて問いかける。 怠惰と安眠を好む工房の主を怖がる通りが何処にあるか 本人が知らぬなら、主は指摘することもない。
されど反応を楽しむ目は細く ]
いや、構わんよ。 …ああ、先ほど会ってな、 主の処にも顔を出すやもしれぬ
ふふっ子らの元気な顔を見るのは良い。
[軽く窄める口にそう答え。 子らが甘味を取り合う姿を想像すれば自然、 扇子に隠れる顔が綻ぶのも常の事。
はしゃぎすぎる子らの頭を奏でる係りにも 甘いケーキはあるが、無事に口の中へ入るかどうか。 ]
硝子玉は何にでもなる故な その内、空を作ってやりたいが。 …そうか、だが芸は身を助けるよ。
[ 彼の見た手通りならば、まだ道のりは険しいか。 されど仕事を知っている手と知らぬ手ならば 知っている手の方が稼ぎやすい。 それゆえ、糧になるだろう。
近づけた顔、いや、扇子に彼の肩が踊るのを捉え ]
(262) 2016/05/25(Wed) 00時半頃
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どうしたの?これ……。 遅かったの、なにかあったの?
[もしかして、苛められたりしたのでしょうか。
つい先ほどの物思いの延長からか、 自分に置き換えてしまうのは、悪い癖でした。
心配そうに手を差し伸べれば、指添える役回りが私に変わるのです。]*
(263) 2016/05/25(Wed) 00時半頃
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気をつけてな。今度はぶつかるでないぞ。
[ 今日もまた聞き忘れたなと その背が少し小走りに去るのを見送り、 扇子をぱたりとたたむのだ。 >>247
この眼に見覚えはないか。―と
彼の背で目は見開き、誰にも見られず問いかける。 何故、主は養子となれたのか。
何を恐れているのか、知るのは誰ぞ ]**
(264) 2016/05/25(Wed) 00時半頃
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[眼鏡越しに見上げる長躯は、女であって男ではない。 適当に目を瞑って手を伸ばせ。 指が触れた紙片が、お望みの仕事だ――…と。
仲介人の怒声が飛び交う最中に現れたシェニカに、街壁の修繕作業という仕事を斡旋したことは忘れ難い。
背が高く、腕が長く、タフそうな男。
誤判断を悔いる事はないが、ちらりと持ち出されるのは今でも堪える。>>251]
たこなんて似合わないもの、俺が付けさせるかよ。
[華やいだ歌曲の1フレーズを奏でた五指が止まる。 唇結んだまま、シェニカの手にと伸びた。]
(265) 2016/05/25(Wed) 00時半頃
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―工房の前―
[引っ込めた手は、予想外に目の前の人物へと取られた。>>250 振り払う、なんて思考が湧くよりも驚きの感情の方が大きく、珍しく驚きの表情を浮かべてしまった。 けれどそれも一瞬の事。 すぐに普段通りの笑みを浮かべて。]
ふふ、カルナスもあだまだ子供ですねぇ。
[なんて呟けば、彼の明るい髪へと手を伸ばして撫でてやる。 自分に実の子はいないが、こういうものなのだろうか。 子といえば、手伝いをしている子は昔からこの工房を手伝っていてくれるためそれに近いが、あの子は感情というものを出さないから、流行り子供がいたら、と考えるのは彼の行動の方が深く思う。]
あぁ、そういえば調合に夢中でまだでしたね。 しょうがないですね、パンくらいならいくらでも。
[言われて思い出せば腹も空腹を思い出す。 腹の虫が鳴きださないうちに食べるのがいいだろう、と露店で二人分のパンを購入すればそれを腹へと納めながら広場へ向かった*]
(266) 2016/05/25(Wed) 00時半頃
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― 石街灯の成立とその運営 ―
[街を照らす灯りを壁に埋めたのは、古い時代。 まだ、街と呼ぶにも烏滸がましいほど小さな郷だった頃。
輝石に光を込めたるは、とある魔女との共同作業。>>97 采配振るった功績を称えられ、 公共財たる街灯の整備を任されたのがケルビス家の祖。
その事業は今も変わらず、名門により管理されているが、 やはり、ケルビスの血は人を使う家系。
最近は新進気鋭の出来の良い工芸家>>82を引き立て、 時間に因って変わる光量と発熱調整に取り組んでいる。 当然、応じた額の支払いは成されているものの、 それにしても、街の昼夜に携わる大事業。
当然、驕った富裕層の中には、若い職人に眉を顰める者も居た。 しかし、多くの才とはパトロンの後ろ盾を以って大成するもの。
今や、彼の硝子工房は、ケルビス家御用達と噂されている。*]
(267) 2016/05/25(Wed) 00時半頃
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[木板の間は狭い。手が触れ合う程に。 触れて、掠めて、掴んだのは音符。紙片に描かれた記号。>>252]
……こんなのはどうだい? 探偵ごっこは。
[支配人の苦悩顔を思い浮かべ、「急募」の赤字をひらりとシェニカに見せる。]
(268) 2016/05/25(Wed) 00時半頃
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― ケルビスの高い門 ―
[愛犬たるサーベラスが吼えることは滅多にない。 良く躾けられているだけでなく、生来この犬は主人に良く似ていた。
その名犬が喉を震わせ、咆哮を放った直近の事件は、 邸に予期せぬ闖入者が訪れた折。>>163
テラスで煙を嗜んでいた当主は、 足元に控える愛犬の一声に続けて笑気を投げかけた。 部屋よりの逆光で明かさぬ顔と、照らされた彼。>>164]
―――…この邸の物は、君のポケットには収まらぬよ。
[一介の盗賊では越えられぬケルビスの門。 それを悠々と乗り越えた怪盗紳士に吐き出す煙と揶揄。]
私の邸は止めておきたまえ。 子供の自己満足に与えられるものは何も無い。
[傍に控えるは一頭の大型犬。 小さく鼻を鳴らしながら、夜の匂いを聞く。]
(269) 2016/05/25(Wed) 00時半頃
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子供が夢を見るのは構わないが、 夜はベッドの中で見たまえ。
[老成した低音は、絶えず笑気を孕み。 分かり易く―――― 子供にも分かり易く、彼を侮辱した。
天下の大怪盗、輝ける奇跡のディアマンテを。
彼の盗むようなものは何も無く―――、 ケルビスに夢見る子供が盗めるようなものは何も無かった。
それが、たった一度の、煌めきの邂逅。**]
(270) 2016/05/25(Wed) 00時半頃
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はいっ?
[似ている様な似ていない様な。 何処かで違う事を望み、通り過ぎる事を願ったが 掛けられた声>>259に思わず声が裏返った。]
え……っと。 ああ。いつも御贔屓にしていただいて……。
[店の名を知っている以上、1000歩譲って別人としても 客には違いないだろう。 詰め込まれた鞄を落とさずに良かったと、 握る手に力を込めて、ぎこちない挨拶を1つ。
足元の犬が従う男の姿は、紙を痛めぬ様に暗めの照明の下で 見た以上にしっかりと大きく見えた。]
店以外でお会いするのは初めて、ですよね? 覚えていただいているなんて光栄です。
[見れば見るほど重厚な箔押しされた表紙の本の様な 男が醸し出す雰囲気に呑まれた様に言葉は丁寧に。 だが続く言葉を見付けられず、繕う様に。]
お好みかと思う本、幾つか取り置きしてますよ。
[それ位は何とか喉から押し出せた*]
(271) 2016/05/25(Wed) 00時半頃
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わぁ、……っと。確かに、簡単ね。
[ぞんざいに放り投げられた小袋を両手で受け止めた。>>254 服を脱いだり、格子状の隙間から谷間と呼ぶには あまりもささやかなふくらみを感触で確かめる以外には
この、華奢な骨格だけが私の性を顕著に表している。 地下の部屋に中性的なハスキーボイスを響かせ、 早速瑠璃の重石をその手に包んだ。
ほわ、とした光と温もりが石を包む。 酷い穢れなら、水晶のさざれ石などの力を借りるが この程度なら、ほら、会話の間に済む。]
楽器? ピアノなら、少しだけ。
[何かを奏でるように波打つ五指に目を細め、 思い出すのは各地を転々とする奇術師。 施設では彼の奇術に合わせて簡単な曲を弾くこともあった。
久しく顔を観ていないが、元気にしているだろうか。 こんな風にふと郷愁を感じる頃にふらりと帰ってくるし、 そのうち会えるかもしれない。]
(272) 2016/05/25(Wed) 00時半頃
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―――へっ!?
[逆に此方が驚いてしまう始末。 こんなに傍らに寄るまで存在に気付かれなかったとでもいうのだろうか。 何度か瞬きをして思わず一歩後ずさりをした。>>255]
えっと…ごめ、ん? そんな驚くと思わなかったわ。
[パーヴィスが指に包み込んだものまでは見えなかった故、 何か握っている、という見方をしたも、それを突く程意地悪でもない。
額を小突いた後、漸く我に返ったのか、 いつものパーヴィスの顔が見えた。]
気付かないお前も相当だぜ…?此処のセキュリティも考えろし。 あぁ…遅くなって悪かった。 ちょっと犬のおじさんやら色々な人と話してたんだ。
[くすくす、と笑みを零すパーヴェスに安堵の笑みを浮かべて、 いつもらしい姿が見えればいつもらしい態度を示すだろう。>>260]
(273) 2016/05/25(Wed) 00時半頃
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ん、いくいく。 [軽く欠伸を混ぜながら椅子を立つパーヴィスを眺めていれば、 何かに気付いたのだろうか、また距離が近くなる。]
あぁ…大したことないさ。 ………二回程ぶつけただけ、だ。
[電柱に、とは恥ずかしくて言えない男心。
否、いつもより心配してくる様子に気付いたのは、 その手が差し伸べられ指添えられたから。>>263]
(274) 2016/05/25(Wed) 00時半頃
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何かあったのはお前じゃねぇの? いつも以上に心配性の癖、出てるぞ。
っつか、疲れた顔してるぞお前。
[すぐ顔に出るんだから、と此方も心配な表情を浮かべつつも、 己は大丈夫だと言い聞かせ安心させるべく、 幾振りかにパーヴィスの頭へと掌を伸ばして、ぽん、と添えた。]**
(275) 2016/05/25(Wed) 00時半頃
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[立ち去る黒曜石の壮年紳士に会釈>>259を返した其の後に
2人の会話を見ながらもぐもぐ、 もう片方の手に持つ、露店で買い与えられたパンを咀嚼する パン位なら幾らでも、と告げたエメリア>>266は 自分をまだまだ、子供扱い]
……そりゃ、だって子供だもの。
[22にもなって、と言われそうだけれど 自分は未だ、幼い頃に探検と称して侵入した錬金術師の工房 其処で色んな錬金素材や薬を見てすげー!と感動した 小さな子供の頃の心だって持ち合わせている
だから、頭を撫でられてうれしかったとか 一瞬見た驚いた顔に、してやったりとおもったとか そう言った思いを覚えたのは、秘密**]
(276) 2016/05/25(Wed) 00時半頃
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―夜の邂逅、そして―
[どうか見逃してはくれまいか。 祈るような思いで告げた言葉に返るのは、意外な物>>235]
探しに? ……私を?
[深夜の茶飲み仲間を探しに来たと、彼は言う。そしてそれが、自分であると。 訝し気に眉が寄ったのは、一瞬。 憲兵に突き出すつもりであれば、疾うに声を上げている筈。
となれば、俄然興味が沸いてくるというもの。 巷を騒がせる怪盗と対峙して、冗句を飛ばせるこの度量。 に、と口の端がつりあげて]
なかなか、面白いことを仰る。 では、エスコートをお願いしても?
[腕を取られるままに任せ、錬金術師に連れられて工房へと招かれた]
(277) 2016/05/25(Wed) 00時半頃
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―― … い゛ ッ て 、ェ
[与えられた傷薬はよく滲みて、よく効いた。 治療のためとシルクハットとマントを脱ぎ、本来の顔をさらせば、どこにでもいる労働者の顔が露わになって、紳士の仮面も剥がれて落ちる。
傷口に薬を塗られれば、びりっと電気のような痛みが走り、反射的に悲鳴を上げそうになるのも、身体が跳ねるのも、必死で堪える。 それでも我慢しきれずに、涙目になりながらも何度か机を叩いてギブアップを告げたが、治療は続けられ――
治療のお代がわりにと、怪盗話をせがまれるのだった*]
(278) 2016/05/25(Wed) 01時頃
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―傷痕― [破れた恋とは別に。もう一つ。 心臓を今も刺して止まない傷がある。]
「この子を助けてあげて?」
[両足の動かなくなった少年。 魔力を制御しきれなくなった装置の暴発に 巻き込まれたのだと後から聞いた。
皮肉なのは、少しでも早く隅々まで孤児への支援を行き渡らせようと、 篤志家からの援助を広範囲に広げた結果、 一か所一か所の精度や監査が著しく落ちたのが原因らしい。
温もりのある寝床を提供するはずだった宝石も、道具も、 ある瞬間を境に子どもを傷つけただけの結果に終わった。]
(279) 2016/05/25(Wed) 01時頃
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[何よりも愛しい子の宝石を埋め込まれた彼が、 羨ましいやら、憎らしいやらで――。
幼心に複雑な嫉妬心を拗らせては 義足をつけたばかりで昏々と眠る少年の頬を 抓ってみたりした。>>258]
お前だけ、一緒なんてずるいね。
[だから、鳥籠から飛んで行けるようになったその行く先など、 何も知らないことにした。 何も見ないことにした。]
(280) 2016/05/25(Wed) 01時頃
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[父と、母と、叔父と、叔母。
愛した人たちが、同じように魔力の暴発に巻き込まれて、 命を落とした時、初めて、馬鹿なことを考えたと思った。
こんな風に失くしてしまう痛みがあるのに、 それを羨むなんて、馬鹿なことを思わなければよかったと。
――今はどこへ行ったのかしれない、金剛石の煌めきを宿した彼へ 初めて悔いたいと思った。
届かない感傷ばかりが積もっていく。*]
(281) 2016/05/25(Wed) 01時頃
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[触れ合うほどに伸びた指が掠めた紙片と交換に、 一点の曇りも無くなった瑠璃の重石を小袋ごと彼に返す。
ただ穢れを濯ぐだけでなく、魔力を注ぐことで 石本来の強さを蘇らせるのも、私の仕事のひとつ。]
探偵ごっこ?
[楽器と何か関係があったか。 それとも他にいい案件が舞い込んだのか。>>268
『急募』と書かれたそれ。片方の目で文字を追う。 次第に表情には明るさが増してきた。]
(282) 2016/05/25(Wed) 01時頃
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ヴィスマルト様のホテルなら、食事も出そうね。 ありがとう、キーツさん。 また何かあったら、いつでも連絡頂戴。
[にっこりと笑みを浮かべ、紙片を手に雇い主に通信を送る前。 左耳の上にかかる、眼帯の紐を彩る硝子細工を指先で突く。
無償で硝子工芸家に誂えてもらったそれに、>>187 自らの石と魔力を注いで簡易通信機に仕立てたもの。 サイズが変わったり、古くくたびれる度て直しを頼む。 指輪と等しく欠かせない、防具であり仕事道具。
一度仕事を請け負った者が再び穢れに伏した時などに、 救いを求める"声"がすぐさま届くようになっている。
名は廃れ、身に流れる血の半分は穢れと呼ばれようと、 その実全ての石に通じる水晶は伊達じゃない。 名声こそ持たずとも、自覚はなくとも、 シェニカ・チャロアイルはその歴史に相応しい魔女だった。]
(283) 2016/05/25(Wed) 01時頃
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覚えとくよ。ま、今日一日ぐらいはな。
[重ならないフレーズ。 ピアノが弾けることを覚えておくと、約束にもならない言葉。>>272
ポケットから取り出した銀貨と瑠璃石を交換し>>282、ヒュウと口笛を吹いて仕事振りを褒める。
善良な魔女の魔法は人の為に立っている。 善良なはずの魔女の魔法は、奪った魔法は――…]
……
[晴れゆく表情の女を見上げ、然りと頷く。]
(284) 2016/05/25(Wed) 01時頃
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あぁ、そうさ。探偵ごっこさ。 魔に憑かれた石の、哀れな声に耳を傾け、犯人を突き止める。
早く解決すればそれはそれ。 賛辞と称賛と、街の平和とホテルの安全が守られ、お前さんの手には礼金が舞い込む。
[喋り過ぎだ。誤魔化す程に長く。]
――気に入ったかい? なら良かった。
[通信箱に向かうシェニカへと手を上げ、木板の間で迷いっぱなしの客の対応にキーツは向かう。**]
(285) 2016/05/25(Wed) 01時頃
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- 回想 初めての硝子ランプの購入 -
[その硝子工房の主と直接面識を得る事になったのは まだ片手で数えた方が早い。 自分で本を仕入れる事になり、 まさに目利きが試される事になった。
同じ本を仕入れ続ければ良いというものではない。 流行を取り入れ、かと言って旧き物を完全に無くすこともせず。
一時期、美術品の域にまで達した工芸品の流行が起きた。 流行り廃りを泳ぐにはまだ未熟だった身は 実物を見る事が何より目を肥やすと、足繁く硝子工房へと訪れた。
不思議なものだった。
主はそれ程変わらぬ年齢だったが、不思議な人物だった。 言葉遣いも特徴的。 生み出す細工も特徴的。
だが魅入られずにはいられなかった。]
すご……。
[漸く出た言葉はそれだけ。 本以外頓着しなかった自分が初めて欲しいと願う程、繊細で見事で。]
(286) 2016/05/25(Wed) 01時頃
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蝶を象ったランプを作ってはくれないか?
[若き芸術家の作品がどんどん値が上がっていく事も知らず、 ただ我慢しきれず願った作品。]
薄く薄く。本当に蝶の羽根、よりも透ける位薄くて、 それでいて灯りは柔らかく通して。 光を受けると蝶が舞っている様な模様にして欲しい。
[怖れを知らずに幾つも条件を重ねれば、値段も張る。 小遣いだけで足りるはずは無く、全て完済しきったのは 案外最近に近いものだった**]
(287) 2016/05/25(Wed) 01時頃
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/* オルコット大丈夫だろうか。潜るメモがあった以降 霊圧が消えてるんだが……
そして俺は過去回想投げるのは本当に苦手なので 行き当たりばったり陣営なのである
(-69) 2016/05/25(Wed) 01時頃
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/* ウィキを見直しなら、募集縁故に「血縁(実子)」とあってさ。 おいおい、キーツさん、40歳オーバーの予定だったのかって、セルフ突っ込み。
そうそう、先週ね。USJで、魔法使いの杖のお店に行ったんですよ。そこで、職業斡旋の仕事だとか、お店の構造を閃いた訳ですよ。
興奮してたけれど、同行者に言えなかったこの苦しみ…っ!を、灰に! 吐き出す!
(-70) 2016/05/25(Wed) 01時頃
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[キーツにはまた、懐が潤ったら何か差し入れよう。 彼の好物は何だったっけ。 ケルビス家への返済とは別に施設への差し入れや教会の寄付、 自身の流す涙だけでは足りぬ浄化道具等、 慎ましい生活とは裏腹に金はどんどん流れていく。
生まれた瞬間に貧富の差が決するのは、 人を使う血か、人に使われる血か。に依るのかもしれない。]
――…お世話になっております。 急ぎで浄化師をお探しとのことで?
[斡旋者にはひらりと手を振って、早速雇用主の元へと 通信魔法で連絡を取る。 道ならぬ恋に落ち、そして散ったと噂で知られる支配人が 応対するかどうかは、その場次第か。 たったひとつの純愛を、手放しきれなかった故に生まれ。 そして身を滅ぼした母を思えば、賛美両論ある彼の行いは 正しいものだと思えた。>>109 その先の悲劇までは、理解の外。>>279]
(288) 2016/05/25(Wed) 01時頃
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ううん。気にしないで 私がぼんやりしてただけだもん
だって、教会だよ。 盗るものなんて、そんなに無いって
[>>273私も驚いたけど、フィエゴも驚いたようです。 二人してわたつく構図が中々滑稽でした。 肩を揺らして笑うと、額に埋め込まれた真珠はそのまま 頭部の飾りや細い首を纏う神聖な珠のネックレスが跳ねて きらきら、白い泡のように泳ぐのでした。
セキュリティはこれ以上無くガバですが 石壁に一躍買うほどの上流家庭に 籍を置くフィエゴに比べてしまえば ほんとうに、盗る財産など皆無に等しいでしょう。
守らねばならないのは、儀式を控えた私の身体だけです]
(289) 2016/05/25(Wed) 01時頃
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犬と おじさん……?? 犬のおじさん…
人面犬?
[いつも、フィエゴは説明が足らなくて クエスチョンマークが頭上に浮くのです。
お義父様が犬を飼っていることを、私は知りません。 天まで突き抜けた飛躍に、フィエゴがどんな顔をしたか。
引き出しにダイヤを仕舞う傍ら、 表情の機微を拝めたか否かは、さて。]
(290) 2016/05/25(Wed) 01時頃
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二回も? 喧嘩したわけじゃ、ないんだよね?
[>>274苛められたのかと、聞きそうになって 慌てて飲み込みました。
電柱にヘッドバッドで喧嘩を売ったというのは 建前を守る彼の口から聞けませんが 私の顔は、疲労と、心労と、なにより心配が浮かびます。
我慢をするのは慣れてます。 けれど 隠し事をするのは苦手です。>>275 聖像の前前でも、大切な人達の前でも 秘匿や誤魔化しは、神の教えに反します。]
(291) 2016/05/25(Wed) 01時頃
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……フィ、にー……
[そんなに、疲れているのでしょうか。 アステカの贄となるのが誇りでこそあれど 辛いと、滲んでしまうほどに。
礼拝堂に奉納された黒い刀身を思い出します。 皮肉にも、そのナイフの刃は。 彼の義父が持つ石と、まったく同じ石であるのです。
……なにかを言いかけて、そして諦めます。 いいえ、フィエゴの疵を癒す方を優先にしたいのです
彼自身、癒しの魔法は使えますが こうして、癒す機会があと何度あるというのでしょう。 すこしでも、役に立ちたいのです。]
(292) 2016/05/25(Wed) 01時頃
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朝つくった卵焼き、失敗しちゃっただけ。 真っ黒に焦げちゃったの。
[頭を撫でる手が優しくて、懐かしくて。 涙が滲みそうになるのを耐えました。 私の額に押し込まれた宝珠が眩く光ります。 添えた指、痣がみるみるうちに消えてゆき 痛みも、きっと消えてしまうでしょう
あぁ 此処が礼拝堂ではなくて良かった。
――嘘が、つけなくなるもの。 ]**
(293) 2016/05/25(Wed) 01時頃
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シャオさんが作ってくれた蝶は毎晩点けても飽きなくて。 いつまで本を読んでいても目も痛めないし、凄いですよね。 俺と大して歳違わないのに、何が違うんだろう。
[長い夜。 1人部屋で蝶のランプを点け、煙草を燻らせながら過ごす 読書の一時。
両親が死んでしまった後、以前にも増して静けさだけが 隣にある部屋では、ランプと本の温もりが自分を慰めてくれた。
その温もりを作ってくれたシャオに感謝はしつつ、 才能を素直に羨む位は顧客から馴染みへと距離は変わっていた**]
(294) 2016/05/25(Wed) 01時頃
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そんなだから、あたしにからかわれるのよ。
[無事に新しい稼ぎを見つける少し前。 一日しか覚えて呉れないのかと嘆き混じりに、 いつかの失態を掘り返してはへらりと笑う。
瑠璃の石。かつて預言を授ける魔女がいたことは 当然知っているが、出会えたことはない。
同じ石だからといって、すべてをイコールで 繋げるようなこともせず。]
ふうん……? やりがいは、ありそうね。 じゃあ、行ってきます。
[いつになく饒舌な斡旋者の薦めには、 垂らした前髪を微かに揺らしたくらい。 魔に憑かれた石の声を聴くのはそれなりの労を要するが、 その分謝礼は期待できる。
慈善の気持ちはあれど、無償で働くのは 馴染みの教会に身を置く神官相手だけだ。 一枚分重くなったガマ口をしかと腰に提げて、 先方がより有能な浄化師を見つける前にと足早に 細い足を隠す緩やかな布地を翻して扉に向かった。]**
(295) 2016/05/25(Wed) 01時半頃
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/* 村建てから24h弱でこれかーさすがですねってぜえはあ。 プロ抽出に甘え切ってるなあ読み落とし拾い漏れとかありそう。
昼はどうせ読むしかできないし、確認せねば。 タゲが確定するまでは他の稼ぎ側の動向もみつつ、よそはよそ、うちはうちで方々に種を蒔き…まけるかな…。 (うつむく)
(-71) 2016/05/25(Wed) 01時半頃
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[客に紛れて朝食を摂ろうと思っていた矢先のトラブルや 結局幼馴染の相手で空腹を抱えた微妙な時間帯。]
(いっそ厨房で林檎酒のオムレツだけでも作ってやろうか)
[従業員には甚だ迷惑極まりない思いつきを遮ったのは、
斡旋所に求めていた浄化師からの連絡で、 たちまち空腹を忘れることにした。>>288]
(296) 2016/05/25(Wed) 01時半頃
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何分急なことで申し訳ないが、 話だけでも聞いてもらえるならありがたい。 無論内容を口外されるのは困るが、 こちらのために使った時間給はお支払する。
[条件の第一は口の堅さだ。 通信機越しに相手の反応を窺った。]
それと。 社外秘、ということもあるが受けてもらえるなら、 作業期間中は必要であれば寝床と食事は 此方から提供させていただく用意もある。
[寝床はともかくも、独り身であれば食事の提供は大きな利。 さて、どう出るか、と懇願染みた嘆息だけは隠せない。*]
(297) 2016/05/25(Wed) 01時半頃
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―街中の広場近く―
[少しだけ広場を見てにぎやかな様子、気紛れに足を進める。 この街にはいろんな音があってパンクしそうだ。 爆発音とか頭をぶつける音とか。 いろんな噂だって、昔から。
朝から夜まで彷徨っていたらもっともっと増えてくる。 だから興味のないことを聞かないふりをする。 無関心でいたほうが楽だから。]
何処に行きましょうか。
[雑貨店や硝子工芸家のところなら新しいものを見るだろうし。 書店なら変わってるものを選ぶ。 でも、いない者もいるかもしれない。
もう少し考えてから行動しよう、考えてもすぐに別のことになりそうだが。**]
(298) 2016/05/25(Wed) 02時頃
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/* あー、見出し消しちゃったから>>223よくわからない文になってる…。 うわぁ…明日こそ頑張らないと…。
(-72) 2016/05/25(Wed) 02時頃
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/*昨晩は失礼しました。 熱気にやられておりました。 今日は気温見た限り大丈夫なはず。
(-73) 2016/05/25(Wed) 07時半頃
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ありがとう。 嬉しいなあ。
[何せ、店があんな感じの内装なのだ。 劇場の招待券を貰えば顔を綻ばせて。
この街に劇場が無い事は確かに残念だった。 自分の店も劇場を模しているとはいえ、そこで何かをやれる訳ではないのだから。
幼馴染との会話はもう少し続いただろうけれど。 いつまでも職場の彼を引き止めるわけにも行かない。]
それじゃ、私はそろそろ行くわね。 色々ありがとう、楽しかったわ。
(299) 2016/05/25(Wed) 07時半頃
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パーヴィスがぼんやりも珍しいけど、 体調とか悪いんじゃねぇならいいんだ。
そりゃそうだけども…なんかあるかもしれないだろ…?
[二人してわたつき笑う構図は、昔から何一つ変わっていない。 だから居心地がいいのかもしれない、パーヴィスの隣が。
綺羅綺羅と化が焚くパーヴィスの真珠が綺麗なのも変わらず、 神聖なネックレスが優しく跳ねていた。>>289
セキュリティが甘いほど危ない事をパーヴィスは分かっていない。 盗むものがない施設だって案外セキュリティが甘くて危ないのだ。
パーヴィスはこう見えて確りしているが、 心配するのは幼馴染である己の特権故、遠慮などはしない。]
(300) 2016/05/25(Wed) 08時頃
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―――ぶっ !
犬を連れたおじさんだよ! 毎日街に降りてくる優しい人さ、犬も凄く利口なんだよ。
[己はいつも説明不足なのだろうか、パーヴィスは面白い事を言う。 それをいつも苦笑して訂正して、漸く確り説明をするのだ。
父の事はパーヴィスにすら確りと語った事は無い。 ただ憧れているんだ、その言葉しかいっていないんだ。
その拍子抜けた顔も、困った顔も案外見るのが好きだと言ったら、 パーヴィスはきっと怒るかもしれない。>>290]
(301) 2016/05/25(Wed) 08時頃
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違う違う……こう、さ眠くて。 気が付くと電柱が俺に向かってきたんだよ……。
それが今日は二回もっつーわけ。
[格好悪いだろ、なんてボソボソ呟きながら小さく告げて。
どうせ確り理由を言わないと電柱に喧嘩を売ったとか、 電柱を殴ったとかありもしない事を告げそうだったから。 何よりも、心配と言う表情をパーヴィスが浮かべるから。
隠し事が出来ないのは一緒だと思っていた。 パーヴィスの奥深くの悩みは、今は己の耳に届く事はない。>>291]
(302) 2016/05/25(Wed) 08時頃
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おぅ―――…? ……なんか困った事があるなら言えよ?
俺はいつだってお前の味方だ。
[疲れている、そんな顔をしているから。 本当に悩んでる事を口に出せないでいるんだろうと分かってはいても、 それを口に出す事は無かった。
本当に何かあったらきっと頼ってくれると、 信じているからかもしれない。
何かを言いかけて口を紡ぐパーヴィスにすら問いかける事はしない。 自分の事より人の心配をするんだから、仕方ない。>>292]
(303) 2016/05/25(Wed) 08時頃
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[想像していた理由とかけ離れていた事に、 思わず苦笑染みた笑みを零した。]
なんだ、そんな事かよ……。 真っ黒って余所見でもしてたんか?
仕方ないなぁ…今度俺が作ってやるよ。
[撫ぜる手は本当にいつぶりか自分でも思い出せない。 何処か懐かしく、穏やかな気持ちにさせてくれる。
ぱぁ、と急にパーヴィスの額の宝珠が眩しく光れば、 すぅ、と額の痛みが消えた。
それ歯パーヴィスが治癒魔法を使ったおかげだろうか。 その光が消える頃には痛みも赤くなった痣も綺麗になくなった。]
(304) 2016/05/25(Wed) 08時頃
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[さて、どこかに行こうかと思ったけれど。 せっかくのケーキもあるのだから。
まずは一度自宅に戻るかと。 オペラは再び街を歩いていく。
道中で誰かに声をかけられれば応じるだろうけれど、 なにも無ければ特に寄り道はせずに帰るのだった**]
(305) 2016/05/25(Wed) 08時頃
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――…いつ見ても凄いなパーヴィスの治癒魔法。 俺もぱぱっと使える様になりたいんだよなぁ………。
やっぱ不器用には向いてないのかもな。
[己が使える治癒魔法は擦り傷を治す程度。 痣を一瞬で消したり等は到底できない。>>293
それこそ子供が使えるような治癒魔法しか使えない。 この世界には魔法が存在して、それぞれが宿す珠の効果だったりと様々。
否、己にはその能力が極端に薄かった。 理由は分からないが、使えないものは仕方がない。 せめて治癒だけでも、とパーヴィスにお願いしたのは数年前の話。]*
(306) 2016/05/25(Wed) 08時頃
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―書店のランプ―
[ 書店の主との出会い 硝子工房の主が作る細工には絵物語が多い 色鮮やかな硝子棒が生み出す幻影。
量産型硝子には有し得ぬ故、 作品と呼ばれ工房にてコワレルトキを待っていた。 不変、と変化。光を使わせるなら、一等よ。
足繁く工房へ通う書店の主との出会い いや、再会であろう。彼は覚えていまいが。
それは確かに再会であった。>>286 ]
…何が凄いのかえ。
[ この街遊ぶ子ら。 施設の子らと話す姿を思い出に見ぬ訳が無い。 本読む、工房の主は書店にも通っていた。
されどその姿を認識されたのは流行の助けがあって。 彼が自ら脚を運ばねば認識すらされなんだ。 そのような子であった。
書店の主が魅入ったのはランプの光。 失いものを探すには十分な光彩を湛えた其れ等 ]
(307) 2016/05/25(Wed) 08時頃
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/* 何だろう 俺父さん大好きすぎだし、 パーヴィス大好きすぎる件についてwww
(-74) 2016/05/25(Wed) 08時頃
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蝶の?かまわぬが、 それほど注文をつけるなら…値は、はるぞ。
[ ただ同然で人にあげることもある。>>287 硝子の作品群に囲まれて、工房の主は扇子で差す。 我慢しきれぬ子の頭を撫でるように袖振り
彼に告げたは、富豪らへ吹っ掛けるよりかは安い されど、他の子らに与えるには高すぎる値。 ]
[ そうして生み出したものは 富豪らに売る失敗作ではなく彼だけの成功作。 壊れそうな温かさを持ち、透けた羽根の蝶が室内を舞う 柔らかなぬくもり、本読む人が目を痛めぬよう。 明るすぎず、暗すぎず
男の手が作ったランプの中でも 名を有するにふさわしい、それを ]
2016/05/25(Wed) 08時頃
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蝶の?かまわぬが、 それほど注文をつけるなら…値は、はるぞ。
[ ただ同然で人にあげることもある。>>287 硝子の作品群に囲まれて、工房の主は扇子で差す。 我慢しきれぬ子の頭を撫でるように袖振り
彼に告げたは、富豪らへ吹っ掛けるよりかは安い されど、他の子らに与えるには高すぎる値。
そうして生み出したものは 富豪らに売る失敗作ではなく彼だけの成功作。 壊れそうな温かさを持ち、透けた羽根の蝶が室内を舞う 柔らかなぬくもり、本読む人が目を痛めぬよう。 明るすぎず、暗すぎず
男の手が作ったランプの中でも 名を有するにふさわしい、ものを ]
(308) 2016/05/25(Wed) 08時頃
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[ 何が違うか。 馴染みへと変わった距離を興味深げにみやり 扇子がパチリと笑う。人の距離は面白い。 一方だけでは儘ならぬ距離も ]
何も違わぬよ、主を思うて作った子故。 それゆえに主を傷つけることをせぬだけ。
…知っておるか、主が払った値にも意味はあるのだぞ。
[ 彼の書店にある本を参考に描いた曲線 手に取るは硝子の童話。本の主はなんと描くか。 身体に悪い煙を吸い取り、光るランプだとは口にせぬ 気まぐれに告げた値が意味あるものだとも、>>294
全てを有耶無耶意味深にしてしまう主は 彼との距離を眺めて、硝子玉を転ばせるのだ。 ]**
(309) 2016/05/25(Wed) 08時頃
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―喫茶店―
[ 気まぐれ風吹くままに フィエゴを見送った後、小腹が空いたと。 工房の主は喫茶の戸を開いた。
頼むは甘いミルクとパンの朝食。 はむりはむっと食べる手は表通り、大通りを眺め 作品作りを思考で進めてみる ]
硝子の棺、…靴。ふうむ。 白の雪か…いや 灰かぶり、…ん
[ 靴で思い出すは、彼の靴磨き>>92。 星を空を硝子に描く、工房の主にとって まだうまく描けぬ太陽の子。
靴を磨いて欲しいと 硝子の靴を持ちいったその反応はどうであったか。 気まぐれに欠伸を扇子で隠せば、 靴で思い浮かぶもう一人 いや、正確には足よ、赤い靴の主。
取り出した光る石。
通信用に渡した宝石、とある怪盗への連絡を。 そういえば今夜であったと思い出したのは>>39 喫茶の人が話していたのを聞いた故。
一応連絡を取っておかねば 最後の確認よ。など、決して暇人だからではない 暇だから冷やかそうなどと思っていない ]**
(310) 2016/05/25(Wed) 08時半頃
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/* 何だかんだ、僕結局多角地帯避けてねぇ!? か、身体が勝手に反応してしまうのだ…のだ……。
(-75) 2016/05/25(Wed) 09時頃
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/* [フィエゴは何時だって心配してくれる。>>300 いつも通りの変わらない日常にほっとして 限りある時間を愛おしく思うのです。
フィエゴの方もまた心配症です。 でも、長年遊んだ幼馴染が気にかけてくれて 申し訳ない反面、嬉しくもあるのでした。 ゆる、と微笑んで、御礼の代わりに微笑みます。
施設育ちだからなのでしょうか。 フィエゴは本当にお兄さんみたいです 昔みたいに手を繋ぎたくなりましたが 一度甘えてしまえば、後は崩壊するだけです。
なにも言えず、言えないまま。 怖い、と怯える心も、伝えたくても伝えられない秘密を、 そっと胸の内に仕舞い込みます。
人面犬ではなく犬を連れて来るおじさんの優しさを 朗々語るフィエゴの話を聞く方が>>301、ずっといい。 お利口な犬と、優しいおじさまを語る声や目は 『おとうさん』を絡めた夢を語る時に似ています。
きっと、大切な人なんですね。]
電柱が向かってきた……? [だれかの魔法が、電柱を動かしたのでしょうか。 考えつく限り、そんな魔法を使えるのは 大魔女しか思い当たりません。
嘘――というよりも。 電柱にフィエゴからぶつかったのだと理解して もう、と肩をかるく拳で小突きます。
フィエゴも隠し事は得意では無さそうです。 ――そういう子でした。]
(-76) 2016/05/25(Wed) 09時頃
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/* [フィエゴは何時だって心配してくれる。 >>300 いつも通りの変わらない日常にほっとして 限りある時間を愛おしく思うのです。
フィエゴの方もまた心配症です。 でも、長年遊んだ幼馴染が気にかけてくれて 申し訳ない反面、嬉しくもあるのでした。 ゆる、と微笑んで、御礼の代わりに微笑みます。
施設育ちだからなのでしょうか。 フィエゴは本当にお兄さんみたいです 昔みたいに手を繋ぎたくなりましたが 一度甘えてしまえば、後は崩壊するだけです。
なにも言えず、言えないまま。 怖い、と怯える心も、伝えたくても伝えられない秘密を、 そっと胸の内に仕舞い込みます。
人面犬ではなく犬を連れて来るおじさんの優しさを 朗々語るフィエゴの話を聞く方が >>301、ずっといい。 お利口な犬と、優しいおじさまを語る声や目は 『おとうさん』を絡めた夢を語る時に似ています。
きっと、大切な人なんですね。]
電柱が向かってきた……? [だれかの魔法が、電柱を動かしたのでしょうか。 考えつく限り、そんな魔法を使えるのは 大魔女しか思い当たりません。
嘘――というよりも。 電柱にフィエゴからぶつかったのだと理解して もう、と肩をかるく拳で小突きます。
フィエゴも隠し事は得意では無さそうです。 ――そういう子でした。
だからこそ、小さい頃から。 フィエゴの話を沢山聞いて来たのです。
施設で、職員や子供といやなことがあったり 街の人に、親無し子と嘲りを受けても。 同じ境遇の子らに明かせぬことすら
私は、フィエゴが想いを漏らす度に、 耳を傾けて来ました。 私には解らないことも中にはありましたが 尋ねれば、きっと教えてくれたでしょう。 告解と呼ぶには、どれもこれも、かわいいものです。
悩みだけではなく、いろんなことを聞きました。>>236 フィエゴの隣に寄り添って 慈しむよう手を握り、過ごしてきたのです。
嬉しかったことを聞くと、私も嬉しいです。 フィエゴとその場へ共に居たかのように口をあわせ 出来事をふたりで振り返って、ぽかぽかするのです。 哀しい話を聞く時は、握る手を強くしたでしょう。 フィエゴが泣いていたら、今は平らじゃない胸に 包み隠すよう、抱き締めました。 真珠は慈悲の石です。傷心を癒し、護る石です。 フィエゴの頭をぎゅっと抱き込んでいた私は 年下の女の子ではあれど、お母さんみたいでした。
でも。
未来に描く夢のこと。 それは、解らないのです。だから、いつも不思議そうにしていました
私には、未来がありません。 けれど、その話を明かした事はありませんでした
フィエゴの語る未来の話に私は居ません。 『おとうさま』と、今ではないフィエゴになる。 その夢の中に、いつも隣に居た私は居ません。
―――……私は、要らないのでしょうか。 要らなくなりたいのでしょうか、フィエゴは。
かなしい、です。]
[撫でてくれる手の優しさに息を吐いたのは>>304 撫でて貰える嬉しい気持ちだけではありません。
豊かな胸より少し上のほう。 黒い真珠が、きりりと痛むのです。
フィエゴはけして背は高くありませんが それでも私の方が身長は低いのです。
俯けば覗ける場所。 緩やかな法衣の胸元は、奥深く。 白い絹生地に、微かに黒い光が灯ります。 まるで、夜の闇より深く、――深海の底のように暗い。
フィエゴの視線がどこにあるかは解りませんが そこには、無防備に覗ける胸の谷間もありました。
治癒を終え、顔をあげます。]
ほんとに? じゃあ、一緒につくろうね!
[卵焼きは焦がさず焼けますし、 修道女任せとはいえ、料理は作れます。
でも、フィエゴと一緒に料理をつくるのは きっと、楽しいに違いありません。 残された時間に限りがあるからこそ、 昔よりも、きっと楽しい筈なのです。]
……ならなくていいよ。
フィエゴは、フィエゴのままでいいよ。
[本音が、すこしだけ珠のように溢れます。>>306 ぱぱっと治癒する奇跡の力は、 真珠が苦難の末に産まれる癒しの石だからでしょう
フィエゴが、私になるのは嫌でした 私が、フィエゴにとって要らなくなるのは 哀しい以上に、嫌なのです。]
だって、私のしごと、なくなっちゃうもん。 なんてね
[冗談めかして笑いましたが。 嘘ではありません。
フィエゴは、フィエゴのままでいいのです。 変わる必要があるなんて、思いませんでした]
じゃ、いこっか。
[頭から掌が離れてしまうのは寂しいですが 礼拝堂で祈りを捧げるべく、歩きだします]**
(-78) 2016/05/25(Wed) 10時頃
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[フィエゴは何時だって心配してくれる。 >>300 いつも通りの変わらない日常にほっとして 限りある時間を愛おしく思うのです。
フィエゴの方もまた心配症です。 でも、長年遊んだ幼馴染が気にかけてくれて 申し訳ない反面、嬉しくもあるのでした。 ゆる、と微笑んで、御礼の代わりに微笑みます。
施設育ちだからなのでしょうか。 フィエゴは本当にお兄さんみたいです 昔みたいに手を繋ぎたくなりましたが 一度甘えてしまえば、後は崩壊するだけです。
なにも言えず、言えないまま。 怖い、と怯える心も、伝えたくても伝えられない秘密を、 そっと胸の内に仕舞い込みます。
人面犬ではなく犬を連れて来るおじさんの優しさを 朗々語るフィエゴの話を聞く方が >>301、ずっといい。 お利口な犬と、優しいおじさまを語る声や目は 『おとうさん』を絡めた夢を語る時に似ています。
きっと、大切な人なんですね。]
(311) 2016/05/25(Wed) 10時頃
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電柱が向かってきた……? [だれかの魔法が、電柱を動かしたのでしょうか。 考えつく限り、そんな魔法を使えるのは 大魔女しか思い当たりません。
嘘――というよりも。 電柱にフィエゴからぶつかったのだと理解して もう、と肩をかるく拳で小突きます。 それが男の見栄とは思わず、 隠し事だと思い、頬を膨らませます。
けれど、見つめ返す眼は笑っていました。]
(312) 2016/05/25(Wed) 10時頃
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[フィエゴも隠し事は得意では無さそうです。 ――そういう子でした。
だからこそ、小さい頃から。 フィエゴの話を沢山聞いて来たのです。
施設で、職員や子供といやなことがあったり 街の人に、親無し子と嘲りを受けても。 同じ境遇の子らに明かせぬことすら
私は、フィエゴが想いを漏らす度に、 耳を傾けて来ました。 私には解らないことも中にはありましたが 尋ねれば、きっと教えてくれたでしょう。 告解と呼ぶには、どれもこれも、かわいいものです。
悩みだけではなく、いろんなことを聞きました。>>236 フィエゴの隣に寄り添って 慈しむよう手を握り、過ごしてきたのです。
嬉しかったことを聞くと、私も嬉しいです。 フィエゴとその場へ共に居たかのように口をあわせ 出来事をふたりで振り返って、ぽかぽかするのです。 哀しい話を聞く時は、握る手を強くしたでしょう。 フィエゴが泣いていたら、今は平らじゃない胸に 包み隠すよう、抱き締めました。 真珠は慈悲の石です。傷心を癒し、護る石です。 フィエゴの頭をぎゅっと抱き込んでいた私は 年下の女の子ではあれど、お母さんみたいでした。]
(313) 2016/05/25(Wed) 10時頃
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[フィエゴも隠し事は得意では無さそうです。 ――そういう子でした。
だからこそ、小さい頃から。 フィエゴの話を沢山聞いて来たのです。
施設で、職員や子供といやなことがあったり 街の人に、親無し子と嘲りを受けても。 同じ境遇の子らに明かせぬことすら
私は、フィエゴが想いを漏らす度に、 耳を傾けて来ました。 私には解らないことも中にはありましたが 尋ねれば、きっと教えてくれたでしょう。 告解と呼ぶには、どれもこれも、かわいいものです。
悩みだけではなく、いろんなことを聞きました。>>236 フィエゴの隣に寄り添って 慈しむよう手を握り、過ごしてきたのです。
嬉しかったことを聞くと、私も嬉しいです。 フィエゴとその場へ共に居たかのように口をあわせ 出来事をふたりで振り返って、ぽかぽかするのです。 哀しい話を聞く時は、握る手を強くしたでしょう。 フィエゴが泣いていたら、今は平らじゃない胸に 包み隠すよう、抱き締めました。 真珠は慈悲の石です。傷心を癒し、護る石です。 フィエゴの頭をぎゅっと抱き込んでいた私は 年下の女の子ではあれど、お母さんみたいでした。]
2016/05/25(Wed) 10時頃
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[でも。 でも。 でも。でも。でも。
未来に描く夢のこと。 それは、解らないのです。 私には分かりません。 だから、いつも不思議そうにしていました
私には、未来がありません。 けれど、その話を明かした事はありませんでした
フィエゴの語る未来の話に私は居ません。 『おとうさま』と、今ではないフィエゴになる。 その夢の中に、いつも隣に居た私は居ません。
―――……私は、要らないのでしょうか。 要らなくなりたいのでしょうか、フィエゴは。
それは、とてもかなしい、です。 かなしいと思うのは、生きている間だけでしょうか。 すぐに、かなしいと思うこともなくなるのでしょうか。
……でも、今の私は生きているのです。 かなしい事実から顔を完全に背けることは、できません。]
(314) 2016/05/25(Wed) 10時頃
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[撫でてくれる手の優しさに息を吐いたのは>>304 撫でて貰える嬉しい気持ちだけではありません。
豊かな胸より少し上のほう。 黒い真珠が、きりりと痛むのです。
フィエゴはけして背は高くありませんが それでも私の方が身長は低いのです。
俯けば覗ける場所。 緩やかな法衣の胸元は、奥深く。 白い絹生地に、微かに黒い光が灯ります。 まるで、夜の闇より深く、――深海の底のように暗い。
フィエゴの視線がどこにあるかは解りませんが そこには、無防備に覗ける胸の谷間もありました。
治癒を終え、顔をあげます。]
ほんとに? じゃあ、一緒につくろうね!
[卵焼きは焦がさず焼けますし、 修道女任せとはいえ、料理は作れます。
でも、フィエゴと一緒に料理をつくるのは きっと、楽しいに違いありません。 残された時間に限りがあるからこそ、 昔よりも、きっと楽しい筈なのです。]
(315) 2016/05/25(Wed) 10時頃
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……ならなくていいよ。
フィエゴは、フィエゴのままでいいよ。
[本音が、すこしだけ珠のように溢れます。>>306 ぱぱっと治癒する奇跡の力は、 真珠が苦難の末に産まれる癒しの石だからでしょう
フィエゴが、私になるのは嫌でした 私が、フィエゴにとって要らなくなるのは 哀しい以上に、嫌なのです。]
2016/05/25(Wed) 10時頃
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……ならなくていいよ。
フィにぃは、フィにぃのままでいいよ。
[本音が、すこしだけ珠のように溢れます。>>306 ぱぱっと治癒する奇跡の力は、 真珠が苦難の末に産まれる癒しの石だからでしょう
フィエゴが、私になるのは嫌でした 私が、フィエゴにとって要らなくなるのは 哀しい以上に、嫌なのです。]
(316) 2016/05/25(Wed) 10時頃
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だって、私のしごと、なくなっちゃうもん。 なんてね
[冗談めかして笑いましたが。 嘘ではありません。
フィエゴは、フィエゴのままでいいのです。 変わる必要があるなんて、思いませんでした]
じゃ、いこっか。
[頭から掌が離れてしまうのは寂しいですが 礼拝堂で祈りを捧げるべく、歩きだします]**
(317) 2016/05/25(Wed) 10時頃
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/* くそぉ削除多いよぉ……!!
(-79) 2016/05/25(Wed) 10時半頃
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/* シェニカとは反対の目が開かないなうなわけですがこれほんと地味に不便よね…そんで携帯からみたら改行しくってて縦読みどうぞ状態だったーー帰ったら設定いじろう…。
(-80) 2016/05/25(Wed) 11時頃
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/* オプシウスの返答に、ぎりぎりメラメラと闘志が沸いて真っ正面から立ち向かいたくなるのだけど、もしかしてももてんさんかな…?(判断基準)
なんかこう、意識していなくても、やりとりをするうちに自然と 立ち向かわねば!乗り越えねば!大人しく引き下がってたまるか!なにくそ!っていう心境になりがちというか 千尋の谷の獅子と子みたいな関係が多い気がするのだよな! 特に男性同士。
(-81) 2016/05/25(Wed) 11時半頃
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/* ストーカーサイドとも繋がりを持ちたいんだがさて・・・。 女子仲間だしオペラあたり…。
首無ならロックしようかなとおもってたけど 囁きのままでよかったかもわからん。 強そうだし…っ!! wwwww
(-82) 2016/05/25(Wed) 12時半頃
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[自然と語るうちに、犬のおじさんと父とを重ねて話していた。 勿論自覚なんてなかったが、 何かしらパーヴィスには伝わっていたかもしれない。
時には妹の様に可愛がり、 時には年下の母親の様に甘え、 手を握って語った日々は忘れることなく刻まれたキヲク。>>311]
そうそう、電柱が俺に向かってきたんだよ。 あいてっ…ごめんごめんってっ、
[流石にこの嘘はパーヴィスにも見抜かれたのだろうか。 肩を軽く拳で小突かれてバレたか、 なんて赤い舌をチラつかせて。>>312
いつも何時だって隣にはパーヴィスが居た。 父と同じように、黙って己の語る話を聞き、手を握った。 義父と同じぐらい大切な存在だった。
故に、居なくなる等考えた事もないし、考える必要だってない。 それはパーヴィスに限らず父も同様に。
何度も包み隠す様に抱きしめられ、何度も共に手を握り、 何時だって傷心を癒してくれた。>>313]
(318) 2016/05/25(Wed) 13時頃
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[故に、己の未来を語る時にパーヴィスが出てこなかったのは、 その未来の隣に父もパーヴィスも居ないと想定していたから。
己はこの街を出、新たな街の施設へ働きに出ている。 そう夢を描いていたから。
ずっと今の俺で居るわけにはいかなかった。 何時までも甘えっぱなしの父に、いつでも頼りっぱなしの幼馴染。 大切だからこそ、甘え続けることも頼り続けることもしたくなかった。
己が父に甘えさせ、パーヴィスに頼られたかったかもしれない。 パーヴィスが俺にとって要らない存在なのか、と思っている事も、 悲しい事実から背を向けぬ事も知らぬままに。>>314]
(319) 2016/05/25(Wed) 13時頃
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[二つ年下のパーヴィスとはさほど身長も変わらず、 己の方が少しばかり高い位だろう。 幼馴染と言う家族に近い存在のパーヴィスの隣は、 本当に居心地がいい。
ふ、と視線をパーヴィスへと向ければ、 幼き頃にはなかったふっくらとした胸元。 まるで無防備に覗けてしまう胸の谷間に思わず視線を逸らしたのは、 初心な男にとって、恋愛とは無縁の己にとってた当たり前の反応だ。]
お、おう。 ふわっふわな卵焼き教えてやるよ。
[己よりも料理はきっと出来るだろう。 それでも、一緒に作ろうと笑いかけてくれるなら、 少しだけ偉そうに鼻を鳴らす。
あくまで己が年上で、パーヴィスに頼ってほしかったからだ。>>315]
(320) 2016/05/25(Wed) 13時頃
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―――へ?
[思わず拍子抜けな声を上げたと自分でもわかった。 パーヴィスの様に魔法が使えれば、子供達を癒すことも、 父やパーヴィスを癒す事だって出来ると言うのに。
ならなくていい、の言葉に小さく首を傾げてしまう。>>316]
ばっかだなぁ……、それじゃー俺が毎日怪我してるみてぇじゃん。 それに、俺は俺で変わらないよ、昔っからずっとこんなんだろ?
[苦笑染みた声を零して己自身を指さす。 一瞬パーヴィスが哀しそうな顔をしたから、 撫でる掌に少しばかり力が入ってしまって。
ゆっくりと久方の温もりから離れ、行こうという声に首を縦に振って。 パーヴィスの隣に移動してゆっくりと歩き出した。>>317]
(321) 2016/05/25(Wed) 13時頃
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― 礼拝堂 ―
[祈りを捧げるのは毎日の日課。
或いは、幸福。 或いは、懺悔。 或いは、健康。
様々な願いを込めて両手に五指を絡ませ、そっと瞼を閉じる。 全ての想いを乗せて。
一つ、街の平和。 一つ、友の事。 一つ、施設の事。 一つ、義父の事。 一つ、……横に居る幼馴染の事。]**
(322) 2016/05/25(Wed) 13時頃
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/* フィエゴを選んだときの懸念なんだけど。
wikiでNL苦手を見てるんで、そこかなぁ。 こう、どうしてもNL的な要素は入るから…
受け身に偏りがちな女子PC相手にストーカされんのは、うまく反応できねーんだ!の意であるなら、いいんだが… わたしのPCは女子のが逞しい(精神的マッチョ)やし、、 おっさんより女子のがぱわーはある
コアを窺う限りはすだちさんぽくあるんで… ロリ女子チップにせいこういできない!なら大丈夫かしら…。
トランジスタグラマーならば……!
(-83) 2016/05/25(Wed) 13時頃
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― 理由 ―
[己がこの施設へと就職を決めたのは、何もここの出身だからではない。 否、それも一理あるが此処の経営が芳しくないと聞いたからだ。
施設という理由か否か、中々支援に名乗り出てくれる人も無く、 まもなく施設がなくなってしまうかもしれない。 そう聞かされたのは十五になった時。
故に、この施設をなくしたくないという一心だった。 父に確りとした理由を告げることなく、働きに出たいと強請り、 一言支援をして欲しい、そう告げればよかった。]
(323) 2016/05/25(Wed) 13時頃
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[――だが、その甘えが己自身で許せない。 やるなら最初からとことん頑張る、父に甘えては駄目だ。 そう決めて家も出ることにした。
早く一人前になる為に。 己は仕事に付き、最初こそ得た金銭は全て施設へと微々たる投資。 こんなガキの金銭が経営を助けられるとは思ってはいなかったが。
――――裏で、密かに父が支援してくれている事も*知らずに。*]
2016/05/25(Wed) 13時頃
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[――だが、その甘えが己自身で許せない。 やるなら最初からとことん頑張る、父に甘えては駄目だ。 そう決めて家も出ることにした。
早く一人前になる為に。 己は仕事に付き、最初こそ得た金銭は全て施設へと微々たる投資。 こんなガキの金銭が経営を助けられるとは思ってはいなかったが。
――――裏で、密かに父が支援してくれている事も*知らずに。*]
(324) 2016/05/25(Wed) 13時頃
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/* つい可愛くてパーヴィス独占し続けちゃってる>< ご、ごめんよぉぉぉぉぉぉ…!!!
(-84) 2016/05/25(Wed) 13時半頃
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[顔をあげたら、横顔でした。>>320
色々と無頓着なのは私も同じです。
異性に疎く生きたことは知っていても 動揺の意味を悟ることはありません。 首が痛いのかと気にして、眉間をくっつけ顰めて 眦を更に垂れ下げただけでした。
礼拝堂に向かう途中、料理の話をしました。]
ねぇ、そのたまごやき、たくさん作ろう!
ソルにも、あとねぇ施設の子たちや、 ハクにぃにも、もっていこ。
いいでしょ。 ――……みんな、きっと喜ぶもの。
[ふわふわの卵焼きを一緒につくったら、 ふわふわのしあわせを、皆に分け与えたいのです。 貧しくとも、しあわせは分けられます。
今日も靴磨きを頑張っていそうなソルにも、 ハクの書店にも出かけてお裾分けしたいのです。
そんなにあちこち出かけたら、私は倒れてしまいそうです。 でも、無理をしてでも生きているうちに みんなにしあわせを分け与えたいのでした。
フィエゴに我儘を言えるのも、これが最後かも知れません。 寂しいですが、哀しいこと>>319を考え続けているよりも 今は、フィエゴに甘えたかったのです。]
(325) 2016/05/25(Wed) 15時頃
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[今のままで良いと教えましたが、 フィエゴは不可解そうです。>>321 うまく伝わらないのも、はっきりと伝えられないのも ここに足を運んでくれることが無くなるのが とても、寂しいせいです。
魔法がうまく使えなくて良いと駄々を捏ねる へんな『せんせい』は、きっと、世の中に私だけでした。 毎日怪我をしても構わないのです。 いえ、毎日怪我をすれば、いいとさえ。
フィエゴの旅立ちを知らないまま、 変わらないと誓う言葉を、無垢に信じました。 フィエゴはおっちょこちょいだと笑いながら 神聖な場所へ、足を踏み入れます。]
(326) 2016/05/25(Wed) 15時頃
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― 礼拝堂 ―
[礼拝堂は、けして広くはありません。 それでも、怪盗の寄付金に肖って 高天井には、綺麗なロマネスクが描かれました。
万能なる主を中心点にして、 十二使徒がひとりずつ横並びに、360度を占めます。 祭壇も、昔よりは多少は質も上がったでしょう。
後方に控える磔刑の父様は、 いつも穏やかに瞼を臥しています。
ワインカラーの絨毯を踏み、 膝硝子工芸家製のステンドガラスを頂きます。 埃が被らないよう、日々磨き手入れしているパイプオルガンも そうと視線を巡らせれば、視界に入ります。]
(327) 2016/05/25(Wed) 15時頃
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[長椅子は、並んでいます。 けれど、二人揃って祈りに来る時は 祭壇の前で膝まづき、お祈りします。
法衣の裾を広げ、両手の指を組むのです。 >>322同じ仕草で祈るフィエゴは、 いったい何を日々祈っているのでしょう。
私もまた、祭壇を――主を仰ぎ見て。 安らかに瞼を臥せ、祈ります。
皆がしあわせに、日々を送れますように。 今も、これからも、恩寵を願います。
常のミサで行われる朗読や説教、 オルガンの伴奏と聖歌。 パンにワインを聖別し、献上する日を想います。 失敗しませんように。
そして、通常のミサとは異なる聖餐の日に。 痴態を晒さず、泣き言も耐えて、 目の前の像のように清らかな心で逝けるよう祈ります。]
(328) 2016/05/25(Wed) 15時頃
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…… 、
[どうしても、肩が震えてしまうのは、私が、臆病だからです。 大切なものから離れるのが、何より恐ろしいのです。 フィエゴとこうして共に祈れる時間がなくなるのが ささやかな楽しみであった時間が潰えてしまうのが。 とても恐ろしく感じます。]
……フィにぃ、
私のこと、覚えていてね。
いつか、忘れちゃっても、いいけれど 忘れるまでは、ちゃんと覚えていてね。
[不意に溢れた別れの言葉は、 私の境遇を知らぬフィエゴには唐突過ぎます。
寧ろ――…、 彼の今後を、見透かしたような>>12>>319 生温い響きのようでも、ありました。]**
(329) 2016/05/25(Wed) 15時頃
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/* 28日(土)0:30開始…。 だいじょうぶ、あと3日もあるしな。 現状は3名体制で考えてるけど、被りまくってそうなんで もうちょい広げていきたいなーーーー。
エンカウントで伸ばす至上主義なんで、 お会いできるのを祈ろう……!
(-85) 2016/05/25(Wed) 15時半頃
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― 少し前 ―
[料理の話をした時のパーヴィスは、何故か無邪気に見えた。 まるで子供の様に、はしゃぎ悦ぶ姿。
その言葉にわかったわかった、と何度も首を縦に振って、 甘える様に、頼ってくれるパーヴィスがとても嬉しかった。>>325
まるで己に毎日怪我をしろと揶揄われただけだと思っていた。>>326 それでもまた淋しそうな顔をパーヴィスがするのなら、 幾らでもその表情を笑みへと変えるのが、 幼馴染である己の出来る事。]*
(330) 2016/05/25(Wed) 16時半頃
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― 礼拝堂 ―
[決して広くはないこの礼拝堂が、実はお気に入りだった。 この360度を占める十二使途が護ってくれるような気がして。
そのパイプオルガンから奏でられるパーヴィスの音を想像して、 この礼拝堂に響く聖歌隊の子らの声を想像して。>>327
並んである長椅子には座らずに、祭壇の前で二人で跪く。 祈りを込めて、毎日毎日変わらず近いと忠誠と、祈りを。
最後には少しだけ己も普通の幸せが欲しい、 なんて欲張りを少し。>>328 薄らと先に瞼を開けば、まだ祈りを捧げるパーヴィスを少し横目で見、 祈りを捧げる姿に口許を緩ませた。]
(331) 2016/05/25(Wed) 16時半頃
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[――のも束の間、ふる、と肩を震わせたのは見逃さなかった。 ここが別に寒いわけではない、否紡いだ言葉に、 此方がビク、と肩を震わせた。]
――…唐突に何言ってんだよパーヴィス。 俺がお前を忘れるわけないだろ…?
だから、いつか忘れちゃってもいいなんて、言うな。
[己がこの街を出るのをまるで察知したかの台詞に聞こえた。 まさかパーヴィスがすぐにでも居なくなるなんて勿論考えもせず、 ただ唐突過ぎた言葉に驚いてしまった。>>329]
なぁパーヴィス……、 俺はあんまり自分から深くは突っ込まないのは知ってるだろ?
でも――…なんか思い詰めてたり悩んでるなら、 なんでも言えよ本当に。
[パーヴィスに対して強いる願い等、 もしかしたら初めてだったかもしれない。
覚えていてね、と告げた表情が、 あまりにも刹那気な表情をしていたから。]
(332) 2016/05/25(Wed) 16時半頃
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[礼拝堂だと言う事も忘れ、五指を絡めた彼女の手を取り、 包み込むように掌で覆う。
どこか冷たい様なそうでないような温度を温めて、 少しでも不安が消えてくれますように、とお祈りしながら。]
……俺はパーヴィスみたいに人の心まで癒せる魔法は使えない。 でも、お前は俺の大事な幼馴染だ。
[その手を取り己の額へとぴた、とくっ付けて。 こんな言葉一つで癒せるとは思わないけど、 己が思う気持ちに嘘は一つもないと伝わればそれでいい。
パーヴィスと視線が合えば、ふ、と笑みを深めた。]*
(333) 2016/05/25(Wed) 16時半頃
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/* こんないいシーンなのに、法衣のしたでちんこギンギンだとおもうと……
(-86) 2016/05/25(Wed) 16時半頃
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/* 誤字がたいへんなことに、なってるwwwww(ひとのこといえないマンだが 無理しないでリアル大事にしてくれっ・・・!!
(-87) 2016/05/25(Wed) 17時頃
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/* 薫香
オリバナム(乳香) レモンや檜のような甘く爽やかな香り
めも!
(-88) 2016/05/25(Wed) 17時頃
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― シェニカの涙 ―
[胎内――右の眼球に混じった水晶は、 元から備える魔力を補うこともあれば排出することもあった。 涙が、それだ。身体から零れ落ちてしまえばただのさざれ石。 されどその分、シェニカの魔力は奪われる。
そして自分のさだめでない石故か、自在には操れず、 昔は泣きすぎたために衰弱し、倒れることもあった。
涙の結晶の行方について考えたことはない。 ひとによっては多少の価値はあれど、 自身の浄化も兼ねたそれを わざわざ拾うなんてことは、しないから。
ほのかな温もりを湛える輝石の下に、 薄く硬く狭いベッドと枕の隙間に、 礼拝堂の聖書の狭間に、 古書店の詩集のコーナーに、 養護施設の裏手の木の下に、
この街のいたるところにぽつ、と転がる透明な石は 人しれず娘が流した、悲しみの欠片。 舌に乗せれば仄かに甘しょっぱく、魔力が増幅するとは 実際に行った者にしか知れぬこと。]
2016/05/25(Wed) 17時頃
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/* 謎の誤削除ォ…ついでに推敲しよう。 読まれても読まれなくても問題ない設定はひとがいない時に。
(-89) 2016/05/25(Wed) 17時頃
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― シェニカの涙 ―
[胎内――右の眼球に混じった水晶は、 元から備える魔力を補うこともあれば排出することもあった。 涙が、それだ。 身体から零れ落ちてしまえばただのさざれ石。 されどその分、シェニカの魔力は奪われる。
そして自分のさだめでない石故か、自在には操れず、 昔は泣きすぎたために衰弱し、倒れることもあった。
涙の結晶の行方について考えたことはない。 ひとによっては多少の価値はあれど、 自身の浄化も兼ねたそれを わざわざ拾うなんてことは、しないから。
ほのかな温もりを湛える輝石の下に、 薄く硬く狭いベッドと枕の隙間に、 礼拝堂の聖書の狭間に、 古書店の詩集のコーナーに、 養護施設の裏手の木の下に、
この街のいたるところにぽつ、と転がる透明な石は 人しれず娘が流した、悲しみの欠片。
舌に乗せれば仄かに甘しょっぱく、魔力が増幅するとは 実際に行った者にしか知れぬこと。]
(334) 2016/05/25(Wed) 17時頃
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[泣く、という行為はストレス解消にも繋がる。 石の特性か、不安や悲しみといった感情に過敏なこころは 辛い過去は石が内包し、 記憶ごと裡の奥深くに沈殿させていく。
施設にやってきた前後は特に欠如が激しかった。 そういえば不思議とあの、 優しい掌の持ち主の顔も思い出せない。 決して、悲しい思い出ではないはずなのに。]
(……ああ、やっぱりそろそろ手入れの時期ね)
[キーツに通信魔法の石を指で示した弾みで、 紐が僅かに緩むのを感じた。]
(335) 2016/05/25(Wed) 17時半頃
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[貰った脚は、不思議な脚だった。 自分のものと同じ金剛石が使われているせいか、身体によく馴染み、生身のもの以上に良く動く。 それだけでなく、成長に合わせて『育つ』魔法金属で作られた特別なもの。
それでも、生身の脚とは違う。 床を蹴れば、固い音がする。
洗い終えた皿を手に、カツカツと足を鳴らしてホテルの廊下を行く。 出入りする客の脇を抜けて。 聞くものが聞けば、それが義足の音だと気づいたかもしれないが]
……っとぉ、失礼しますよっと。 あ、
……やっべ。
[通信機越しに誰かと連絡を取り合う人物の脇をすり抜けて―― 顔を見て、頬がひきつる。
客だとばかり思っていたその相手は、客ではなく、ホテルの若き支配人であった>>297 趣向を凝らした高級ホテル、その従業員にあるまじき振る舞いをまともに見られ、気分は蛇に睨まれた蛙]
(336) 2016/05/25(Wed) 17時半頃
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[どうにも、この支配人の声を聞くと、それだけで詰られている気分になっていけない。 その理由は、分からないけれど>>280
支配人は、通話を続けていたか。 それとも、終えたか]
あは、ははー。 ええっと 大変失礼致しました。 その、お客様にお皿を届けて参ります。
[笑い、誤魔化し、一礼して。 皿を抱えてすたこらさっさと逃亡を試みるが、さて、それは叶ったか]
(337) 2016/05/25(Wed) 17時半頃
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[先ほどから、懐に忍ばせた通信機能をもつ宝石が着信を報せている>>310 繋がる相手はひとり。協力者たる工芸家からの連絡に相違ない。
こんな朝っぱらから計画の再確認だろうか。 いや、浮世離れしたあの工芸家がそんなマメだとは思えない。大方、暇つぶしの冷やかしだろう。 ……たぶん。
自信がないのは、性分だ。 こんな朝っぱらだかこそ、浮世離れしているからこそ、万が一の伝え漏れの可能性が過ってしまう。 穢れなき金剛石は真っすぐで、人を疑いきれぬ。 夢追う子供は、時を経ても子供のまま>>270]
(338) 2016/05/25(Wed) 17時半頃
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[そして子供であるうちは、ケルビスの足元にも及ばない。 そこいらの成り上がりとは格も器もまるで違う。遥かなる高みから見下ろす、その言葉。 圧倒的な存在感に、侮辱にすらも、気圧される。
盗めるものは何もない。 ないのだ、どう足掻いても。 今は、まだ……屈服するほかない。
それでも、別れ際。 見せた瞳に諦めの色はなく]
『いずれまた、お目通り叶う日を願いますよ。 ――マイ・ロード』
[屈した事を挨拶に織り交ぜても、野良犬は腹を見せない。 澄んだ金剛石の如き瞳に煌かせるのは、七色の不屈]
(339) 2016/05/25(Wed) 17時半頃
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[男は、前を見据える。 仮初の空を透かして、天を見上げる。 転々とした施設の一つで事故が起こって、多くの友人を亡くしても。 自分の脚を失っても。
命があり、新しい脚があり、書物をくれた人がいて、寝泊りする場所を得て、旧知に囲まれ、協力者がいて、 自分に関わるすべてを、今の糧にする。
例えば、工芸家との出会いもそう。 怪盗として初めて知り合ったのは、彼の作と知らずに盗んだ逸品を持ち込んだ時の事>>261 それが二度三度と続けば、偶然では済まなくなり、怪盗ディアマンテと知られるのにさして時間はかからなかった。
しかし、彼の錬金術師と同じように、憲兵に突き出される事はなく。 いつしか彼も、売りつけた失敗作を彼の情報を元に盗み出し、貯め込んだ財を無理やりに巡らせる協力者となっていた]
(340) 2016/05/25(Wed) 17時半頃
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[その、真っすぐすぎるが故の危なっかしさに ――気づく人は、多くない>>128
きっと、男自身すらも**]
(341) 2016/05/25(Wed) 17時半頃
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― 斡旋所で ―
[通信魔法越しに聞こえる声は、恐らく支配人。>>297 以前日雇い給仕として働いたことはあるが、 浄化師として対応するのはこれが初めて。
何やら切迫しているのか、こちらの足元を見るような 不可条件は今の私には大変、ありがたいものだった。]
ええ、何分まだ駆け出しの身ではございますが 守秘義務に関してはご安心くださいませ。 勿論、浄化についても。
モノや量によっては時間や体力を要しますし、 時に食事を用意する暇も惜しいこともありますの。 ですので、必要に応じて頂ければ助かりますわ。
[もっともらしいそれは半分口実で、半分事実。 まんがいちのことでもない限り寝床は不要だが、 ホテル・コファネットに宿泊する機会もそうそうない。
懇願の籠る吐息に、朗らかに答え そう遠くない距離なのですぐ向かう旨を告げた。 救済の手を差し伸べたれたのはどちらか、なんてことは 石畳みを叩くオペラシューズの軽さで明白。]
(342) 2016/05/25(Wed) 17時半頃
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/* ザ☆まゆねこって感じのキャラだなほんと!!!!
(-90) 2016/05/25(Wed) 18時頃
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/* フラグがどこに向いているのかさっぱりわからんのだけど ヴィスマルト、エメリア、オブシウス、シャオ、パーヴィスにはストーカーする理由を撒けている気はする。 オルコットはリアント=ディアマンテをチラ見させれば興味を持ってくれそうな気はする。 オペラが厳しいか…。接点…(表に出てないけど下戸の設定)
酒場でミルク頼むようなやつ。
(-91) 2016/05/25(Wed) 18時頃
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― ホテル・コファネットへの道中 ―
[物ごころついた時から、両の瞳を備えたまま 隻眼に等しい生活をしてきた。 今更遠近感が狂って躓く、ということは滅多にないが。
右半分が死角になることだけはどうしようもなく。 ヒトより賢い犬を従える、なんて術もないため 通りすがり、すれ違いざまに人や物にぶつかる なんていうことは日常茶飯事。
目的地に向けて足早なれば尚のこと。 逆方向から街を歩くつややかで華のある黒髪は、>>305 生憎と視界に入っておらず。 このまま歩けば右肩がぶつかりそうだと気づかぬまま 頭の中はホテルの賄い食って何だろうということで いっぱいだった。]**
(343) 2016/05/25(Wed) 18時頃
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/* 年表はこんな感じかなー
22年前 カルナス誕生 12年前 母子家庭だったが母が無くなり一時期施設に身を寄せる 7年前 施設を飛び出し旅の奇術師に
(-92) 2016/05/25(Wed) 18時頃
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/* パーヴィスのロルめっちゃ好きだなぁ こう、心が持ってかれる、俺がstkしたい(まがお
鳥籠に閉じ込めてずっと観察してたい(
(-93) 2016/05/25(Wed) 18時半頃
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[ 小さな公園。 奇術を練習す友の背>>253 隠れるように遊ぶ子が一人いた。
見るものすべてを怖がりながらあらゆるものを見る。 見えざるもの、輝石が埋め込まれた壁の先。
父なし仔らを見ては童話のようと石は唄う。
珊瑚の姫、人魚の子>>5との語り合い。 見透かす目は神の祝福か、魔女のまじないか>>2]
(344) 2016/05/25(Wed) 19時頃
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…ふわぁ、
[ 暇である。怠惰を愛するが故に暇をごろり。 喫茶で食事を取りながら、奏でた通信機の先よ。
ケルビス家御用達>>267たる工房の 失敗作とは云え、我が子たる作品を親に売ろう 聊か間抜けな怪盗は、唯一人。>>340]
『主は、イカロスか。 それとも……他の名を持つか。いや。』
[ 固めた羽根は蝋で出来たか。と 空映す硝子玉を回す手が、彼に問いかけたのは懐かしく ぶしつけにその顔を見る目はこてり、首傾げ ]
(345) 2016/05/25(Wed) 19時頃
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『どこぞで会った事は…キノセイよな。』
[ ナンパ文句には聊か古い問いかけを。 何度となく売りに来るよりも前。
描く硝子玉『空』が描く童話を載せた絵本。 どこにでも居た子供時代。>>69 共に見た子がいたような、そんな気がしていて それが丁度作って居た硝子の空を罅割った日の思い出。
今では十年来の知己の如く 暇つぶしやら、気まぐれやら情報やらを口ずさむ。 『赤い靴』の物語。まだ踊り疲れぬ子>>338 ]
(346) 2016/05/25(Wed) 19時半頃
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[ 通信に出ぬのを拗ねてはないぞ。 むと転がした輝く石。 此処に記憶あるのは>>283他にもいるんだからな、 伯父の連絡先に、片目の硝子姫の名も。
海老を買うついで八つ当たりに>>219 友に作る料理に唐辛子を入れることにしてやろうか ]**
(347) 2016/05/25(Wed) 19時半頃
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/* フィエゴが怖がってくれたんでがちもののstk路線に向かおうかと(
(-94) 2016/05/25(Wed) 19時半頃
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/*今回は安易に勃起しないよ!!!(なんの話だ**
(-95) 2016/05/25(Wed) 19時半頃
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― 幼い頃の話:公園での思い出 ―
[広場から少し行った先には小さな公園があった 今もあるだろうか。そうだとしたなら嬉しいのだが
その時はまだ自分の母は生きていて 身体の弱かった母の為に、綺麗な物を見せてあげたくて 一生懸命奇術の練習をしていた]
……あっちち
[幻でも、脳が認識したら傷を負うという よく幻想の炎で指が爛れ、今でも痕が残っているのを手袋で隠している
自分の生まれ持った宝石の魔法は『幻』 神官として勤める子の様に治癒もできず 宝石を浄化する事も出来ない 唯、ゆらり幻想を映し出すだけの 日常生活に粗役に立たぬものであった
小さな公園には、時折水晶の欠片が落ちている時もあり>>334 好奇心に任せて舐めてみれば甘く 其れを舐めた日は何となく、幻想の出来が良かったような 今でも何個かは、内ポケットに入れて持っている
女の子のパンツ捲ったり探検と称して錬金術師の家に忍び込んでいたクソガキは こと奇術の練習だけは真面目に人目に隠れて行っていた ……が、何故か古くからの友>>344には バレバレであったような、思い出がある
そんな折、1人の珊瑚色の髪の男の子が公園で 自分と同じように隠れて遊んでいるのを見かけたことがある 何度かシャオと、語り合っていたのを遠目に見ていた あの子の名前は何だったか――今となっては遠い、昔話*]
(348) 2016/05/25(Wed) 19時半頃
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[裏と表を違えたような声は、些か意外なものだった。>>271
積み上げられた古書に埋もれ、 紫煙の甘い香りと静寂を纏う横顔しか知らないものの、 滑らかな虹色を思わせる黒髪の光沢は見間違えようもない。 彼が口を開けば、その見立ては更に確固としたものになった。 躓きがちな声は、古書を購う際に二、三交わすと同じ調子。]
君を外で見るのが初めてだからね。 本の虫―――…、いや、本の精では無かったようだ。
[冗句めかした言葉も何時ものもの。 畏まった態度を片手の閃きだけで制し、唇に笑みを挿す。]
(349) 2016/05/25(Wed) 19時半頃
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丁度、今日も散歩帰りに伺おうかと思っていたのだよ。 先日の一冊も、先達の叡智が詰まった良いものだった。 [己が愛読するのは、建築学、光学をはじめとする物理学、 哲学と詩文に、戯曲、あとは物語を少々。 一般的な客なら見向きもしない重厚な背表紙を何時も引く。 お蔭で、書店を次々読み潰してしまっていたが、 此度の贔屓は自らにとって酷く長い。
それが彼の努力によって積み上げらていると知らぬまま。]
ああ、それならば、必ず寄らねばなるまいね。 今は多くの情報が輝石に込められてしまうが、 やはり、紙を捲らねば読んだ気がしない。
―――― 紙の匂いとは、芳しいものだ。
[クン、と鼻を鳴らしたのは長躯の男ではなく、足元の獣。 甘い匂いすら嗅ぎ分ける、利口な犬の無言の指摘。
これから、何処へ?と伺う低音が、 彼の意識を掬うように鼓膜を叩いた。*]
(350) 2016/05/25(Wed) 19時半頃
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/* パーヴィスちゃんと息子くんがめっちゃ可愛い…。 なにこの二人和む…。
(-96) 2016/05/25(Wed) 19時半頃
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― 街路>>343 ―
[オペラ自身も考え事をしていたからか。 前からやってくる眼帯の彼女には気が付かないまま。 不意に襲ってきた衝撃で一度尻餅をついてしまうのは仕方ない。
上手い具合に膝の上にケーキの箱が収まったのは僥倖と言うべきだろう。]
――っ……失礼。
[どこを見てるのかと言いかけて。 目に付いたのは彼女の眼帯。
立ち上がってから片手を差し出すようにして。]
大丈夫かしら? 悪かったわ。
(351) 2016/05/25(Wed) 19時半頃
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[目を閉じていたので、フィエゴよりも 私の方が長く祈り続けているのに気付けません。>>331 この街の人たちがだいすきです。 彼らのことを考えると、祈ることに尽きません。
けれど、最後に自分のことを祈った時ばかりは、 司教様の前でひた隠しにする心を隠せません。 フィエゴに言われて気づいたのです。>>332 最後の最後も、神へ祈ったつもりでしたが 切なく零した祈りは、音に乗ってしまったようでした。
慌てて瞼を開きます。 目を丸くして、隣で祈っていたフィエゴを見詰めました。 高価そうなピアスが目の前で揺らぎます。 それを目で追うのも束の間、正面から向き合いました。]
(352) 2016/05/25(Wed) 20時頃
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フィにぃ………
[忘れられても、仕方の無いことなのです。 死人に語る口はありません。 生者の方が雄弁に語ろうと銀ではなく金になるでしょう。 死者は、土に還るだけで、価値は無くなります。
思いつめているなら話せと言われて、 困ったように眉を寄せ、瞳を揺らします。 予言のことをどれだけの人が知っているかは 私に分かりませんが、フィエゴは知らないでしょう。 話題に登ったことは、ありませんでした。
私が贄であるということは、司教様に口止めされています。 けして、話してはならない事なのです。]
(353) 2016/05/25(Wed) 20時頃
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[手を包み込まれ、額に誘われるまま。>>333 フィエゴの体温を感じ、安堵と悲哀が綯交ぜになります。 眦から真珠のような涙が散ってゆくのです。]
……ありがとう。
[フィエゴから、たくさんの話を聞きました。>>318 私も、私の話をすることはありましたが 司教様は怒ると怖いだの、修道女が最近ぼけてきただの たわいもない、平和な話ばかりです。
悩みがあれば聞くと言われることこそあれど 悩みを打ち明けろと願われた事は一度もありません。 フィエゴの優しさに、甘えて口が軽くなるのを じっと耐えて、吻を震わすのです。]
(354) 2016/05/25(Wed) 20時頃
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……ぅぅ…… ぅ…… ―――…、
[ほろほろ溢れる涙は、>>334石になる事はありませんが フィエゴの肩口に顔を填めて、衣服に吸い込まれました。
微かに香る薫香――
レモンや檜に似た、仄かに甘いオリバナムの匂いが ふぅわりと、衣服から薫り フィエゴの鼻にも、届いた事でしょう。
フィエゴの治癒魔法は、確かに軽い怪我を癒す程度です。 けれど、手を包む指や額のあたたかさや そっと顔を上げた時に交わす眦が優しくて 不安や、無血の苦痛を癒してくれる気がしました。]
(355) 2016/05/25(Wed) 20時頃
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私、もうすぐ遠くに行くんだ。 フィにぃと、さよならするのが怖かったの。 ……だから、寂しくなっちゃった。
もぅ大人なのに、……困らせて、ごめんね。
[遠くが、死そのものとは告げず。 帰ってこないわけでは無いとも言えず。
曖昧なまま胸の内を明かし、微笑み返すのです。 ――フィエゴも、遠くへ勤めに行くと知らないまま。]*
(356) 2016/05/25(Wed) 20時頃
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/* 昨日は自分の周囲ばかりで読み切れなかったので、 また最初から議事録を追い掛けているけれど、 ヴィスマルトさん、スマートなイケメンですなぁ。 そしてシェニカちゃんが拙者の眼をぐいぐい惹く。
(-97) 2016/05/25(Wed) 20時頃
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/* ソルとエメリアまだかのーまだかのー
(-98) 2016/05/25(Wed) 20時頃
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[慌てて此方を見つめるパーヴィスと視線を交えて、 隣同士だった位置は、正面へと変わった。>>352
己の名を紡ぐパーヴィスに、ただ何も言わずに首を縦に振る。 何を思い詰めているのかは分からないけど、 話すことで楽になる事もあるのを己は知っていた。
否、己が義父へと色々と話し相談をしたり話を聞いてもらっていたから。 勿論予言の事等全く知る筈も無かった。 知っているようで、実はパーヴィスの事を知らんかったのかもしれない。
故に己の会話の話題にあがる事は一切なかった。 知っているつもりでいたんだ、パーヴィスの事を。>>353
ただ寄り添い、話しを聞いてもらってばかりだったと、 改めて実感してしまう。
パーヴィスが抱え込む体質だと、分かっていた筈なのに、 どこかで安心してしまっていたのかもしれない。]
(357) 2016/05/25(Wed) 20時半頃
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[己が額へと包み込んだ掌を添えれば、 パーヴィスの頬に涙の帰路が出来上がった。
これ以上は深くは聞けない。 ただ有難うと言われたのが、嬉しかったのかもしれない。
一切弱音を吐かずに、甘えさせてくれたパーヴィスが、 涙を流すのを見たのは幾振りだろうか。>>354
そ、と手を伸ばして頭を引き寄せれば肩口へと顔を埋めさせる。 声を殺しながら何かを訴えているようなパーヴィスに出来る事は、 ただこうして甘えさせてやることだけだ。>>355
スン、と鼻腔を掠める薫香。 ふぅわりとどこか気持ちが穏やかになる様な不思議な匂い。 それはパーヴィスの衣服から香ったものだった。
漸く顔を上げたパーヴィスと視線が合えば、 ただにっこりと笑みを深めた。]
(358) 2016/05/25(Wed) 20時半頃
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―――…そ、うだったのか。 パーヴィス居なくなるのか………。
俺から見たら、お前はまだ大人じゃないさ。 ……俺達はまだ甘える側の子供だ。
[パーヴィスの思いもよらぬ台詞に多少しか動揺をしなかったのは、 己もこの街を去る事にしていたからかもしれない。
何処にいくとか、いつ帰ってくるとか、聞きたい事はあったのに、 己もこの街を離れるんだ、と言わなきゃいけなかったのに。
―――聞けなかった、言えなかった。>>356]
(359) 2016/05/25(Wed) 20時半頃
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パーヴィスがそう決めたなら俺は反対しないし。 ―――…それに、忘れないさ。
[だって、この空はない世界だけど、きっと心は皆繋がっている。 そう、信じていたから。
ゆっくりと包みこんでいた掌と抱え込んでいた頭を離して。 にっこりとしたいつもの笑みを浮かべた。]
ほら、もう笑え笑え。 俺はお前の笑っている顔の方が、好きだぜ?――なんてな!
[パーヴィスの笑顔は、まるで絵本に出てくる太陽みたいだから。 最後はこっぱずかしくてごまかしを入れながら、 頭を撫ぜる代わりに、また額を小突いた。]*
(360) 2016/05/25(Wed) 20時半頃
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[その仕事は、傍から見たら"良い仕事"なのだろう。 注文の多い犬の散歩、 しかし蓋を開ければどれも取ってつけたような。>>240 壊れ物を扱うようにと姿勢を正せば、 壊れ物を扱われるような視線が返る。
利口な犬の苦労の無い散歩は、目標金額に届けば辞めた。>>241 ―――怖かったのだ。 不当な金を受け取っているようで。 苦労と対価はとても見合わない。
施設で読んだお伽話。 黒い犬は、なんて呼ばれていただろう。]
(361) 2016/05/25(Wed) 20時半頃
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[道の傍らにある粗末な煉瓦に載る靴は、 今までに見たことの無い、一等品だ。>>241 この靴を買うために、何足磨けば良いものか。 たったの両手じゃ、わかるはずもない。]
長いって言っても、そうだなぁ……… 5ヶ月?いや、6か? 長くても7ヶ月くらいってトコかな。 見ての通り、施設の出でさぁ!
[だから、こう言う稼ぎ方しか知らない。 見上げて、跪いて、それでも有り難いと笑うしか。]
さすが犬のおじさんを名乗るだけはある、 サーベラスくんの言葉がわかるんスねぇ。
[そう褒めはするけれど。 雄弁に語る視線は、ソルも味わったもの。
"サーベラス"なんて厳つい名前は、 絵本に出てきた"彼"と重なる。 そんな筈も無いと別の話も想像したけれど、 それもそれで幼い子供が眠れぬ、恐怖の対象。
駄賃にと、耳、の上の髪留めに、落ちた言葉。 正しく、その"彼"]
(362) 2016/05/25(Wed) 20時半頃
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ま、 さかぁ。 冗談も面白いっスねぇ。 首が足らないっすよぅ? これじゃ"ブラックドッグ"じゃないっスかぁ!
[笑い声が引き攣ったのは、"彼"のせい。>>244
「地獄の番犬」を「亡霊」などと混ぜたせいか。 それとも、気のせい―――か。 ―――怖い。 あの時怖いと思ったのは 本当に法外な報酬だったのか、それとも――?]
またのご利用お待ちしてまっせぃ。 サーベラスくんも、またなぁ、
[去っていく"犬のおじさん"を見送れば、 久しぶりの緑と、更に久しぶりの紅色が 視界の端に揺れる。>>249>>253]
(363) 2016/05/25(Wed) 20時半頃
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エメリアー、おはようございまっす! 繁盛してますよー エメリアも元気そうで何よりっスよ。 今朝のも、ココまでちゃーんと届いてるんで。
[ウィンクをしながら左手で耳を指す。 見えるようにと首を振れば、日長石が光に輝いた。 そう告げると、音の主は恥ずかしそうに、 予想通りの依頼を申し出る。>>249]
勿論、お安い御用っスよ。 ―――あ、安過ぎは困るんスけど! ちょうどお客さん途切れたんで、 今から行くっス。
[途切れたも何も。 呼び込まなければ仕事は来ない。 気分次第な所も多い靴磨きは、急ぎと聞けばすぐに向かえる。 それは利点。]
(364) 2016/05/25(Wed) 20時半頃
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あ、別の用があるんなら、 俺一人で片付けてきますよ。
[ちらりと見るのは隣で待つ紅色。
久々に見た"兄"は、施設にいた頃 "街はずれの魔女"に会いに街へと繰り出していた。>>137 魔女とは薬を施設へ持って来る錬金術師。>>145 仲の良い2人を、ずっと施設にいたソルは、知っている。]
触っちゃいけない棚はいつもの所? 増えてたら棚の特徴教えてー
[危険な薬品や"企業秘密"。 その確認は必須事項。 覚えるのは口頭で、教えてくれるのなら共に戻り。 しかし、そのどちらでも、ソルは気にしない。 爆発しなくても、定期的に掃除を依頼される、いつもの事。]
(365) 2016/05/25(Wed) 20時半頃
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よっす、カル兄! 生きてたかい?
[死んでたらこんな元気な声はしないだろうけど。>>253 エメリアと話す横には、7年前に施設を離れた紅色の"兄"。 集団行動は好かないと、遊ぶなら施設の外へと飛び出した。>>75>>276 負けじと追いかけたが、その年の差は4。 追い付けず、結局、施設で他の子供と遊んでいた。
門が閉まる間際に戻る彼の、昼間の冒険譚は 当時、枕の側で大人気。 眠気に負けるまでせがまれたら、それは集団が嫌にもなりそうか。]
……結構変わったろ、カル兄。
[あの時、施設で留守番していた"弟"は、ここにいる。 一緒に買いに行ったチョコレート店は閉まった。 養護施設で働くフィエゴだって、 その姿は5年も経てば板に付く。 時は流れて変わって行く――変わらない物など、ない。
良い事ばかりではないが、ソルは笑う。]
(366) 2016/05/25(Wed) 20時半頃
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じゃぁ、俺は掃除してきますわ。
[商売道具は麻袋に詰めて。 煉瓦は道の脇に寄せて。 一旦の店じまい。
目指すは街はずれ、エメリアの不思議なアトリエ。]**
(367) 2016/05/25(Wed) 20時半頃
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― こどもの記憶 ― [ 幻想の炎を躍らせる友を こっそり追いかけ背中についていた過去がある。 見えぬものを見る目はこうした時役に立つ。
ゆらり幻想生み出す手を眺めて 光る石たる自らの輝き石を見比べた。
日常生活の役に立たぬといえども 子どもには幻惑は輝いて見えた。 今の辛口は当時のひねくれ
時折幻想がうつろい変わるのをこっそりひっそり>>334 涙雨を掬うのを見ては首傾げたりして ]
カルナ、それ熱くないか?
[今友が纏う手袋の下>>348 何があるかを知る顔は毒吐くより案じていて。 工房の主たる顔もまだ持たぬ頃の事よ。
話し相手の珊瑚の子。 隠れて奇術の練習する友とは違う友に。
カルナは危なっかしいからと心配を洩らしていたり ]**
(368) 2016/05/25(Wed) 20時半頃
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―幼き迷い子―
[街はずれの魔女、などと噂されていれば大抵の子を持つ親は、そんな魔女が住まう場所へと子供を近づけることなどしないだろう。 そこに住まうものの腕が確かだと分かっていても、時折響く爆発音が不安材料にならない訳はないのだから。 大人が近付けなくとも、大抵の子供は怖がって近付かないものである。 そんな子供がいるとすれば、止める親を持たぬ子か、好奇心旺盛すぎる子か―――
それ故に工房の扉を開けるのは基本的に依頼をしぬくる大人か旧知の仲のものがほとんどだ。 例外といえば、いつの頃からか錬金術師の手伝いでいるようになった子供くらいか。
だから、鍋を掻き回している途中に開いた扉に依頼人が来たと思ったのだ。 けれどそちらを見ても自分の視界に映る人影はなし。 首を傾げていればローブの裾を引いたのは手伝いの子か、それともその時の来客者だったか。 引かれるがままに視界を下へとずらしてやっと目に入ったのは、これはまた珍しい―――]
おやまぁ、珍しい客人ですねぇ。
[心の声が漏れるように、ぽつりとつぶやき出た間延びしたセリフ。 探検と称して魔女を見に来た幼い子供。>>137
とりあえず、魔女かという問いが掛けられればきちんと訂正をして。 自分は女ではないし、これは錬金術であって魔術ではないと、その時の幼い子供には理解出来ただろうか。
それが小さき子供を友と呼ぶきっかけの出会いであった。*]
(369) 2016/05/25(Wed) 20時半頃
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[”弟分”から視線を寄越され>>365 久々のその元気そうな姿に此方は瞳に喜色を秘めて彼を見る
施設で年上の子らを兄や姉として慕っていた元気な子 自分はたった5年しかいなかったが、 ソル坊ソル坊言って可愛がっていた……が聊か可愛がりが斜め上 女の子のパンツ捲りの秘儀を伝授したりとか まさにクソガキが善良な少年を悪の道に染めさせる そんな感じであったとかなかったとか
錬金術師の家への探検と称した大冒険 彼も昔誘った事はあったが 施設の外へは如何やら追いかけきれなかったようで>>366 よく冒険譚を聞かせたものだ
大抵、勝手にエメリアん家の家探しとかであるが 一度マンドラゴラもどきを持って帰った時は 園長先生にこっぴどく怒られたのも良き思い出
寝物語の冒険譚、毎日語るのは聊か疲れ やっぱり外に飛び出していく悪循環であったとか]
(370) 2016/05/25(Wed) 20時半頃
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うっすソル坊、死んでねーし2本脚があるから 元気にハッピーに生きてるっすよ
[うっすうっすと手をあげながらも 結構変わったろうと尋ねる弟にくっくと、喉を鳴らして] そっすねー ソル坊は相変わらずだし 馴染みのチョコレート店は如何やら仕舞ったらしいって噂だけど 代わらねーものもあるだろと思うけどね 其れを時折こうやってぶらり帰って 探すのもまた、たのしみさ
[と、此方もからり笑うのだ]
ソル坊が今から行くなら俺もエリーんちに戻るっすよ 丁度ローブと服漬け置きしてるから、洗わにゃならんし 今回もすげー爆発だったっす 煤だらけっすよ俺の服もエリーのローブも
[荷物は多いなら持つのを手伝うよ、と手を差し出したが さてどうだったか 因みに片づけにはまるで戦力にならないので、 多分洗濯した後は応援位か本の虫干し位しか出来ないけどね*]
(371) 2016/05/25(Wed) 20時半頃
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/*過去回想うまいひとみるとすげえってなる すこぶるにがて(
(-100) 2016/05/25(Wed) 20時半頃
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― 雇用と斡旋 ―
[街壁の管理はケルビスに任されているが、 財を動かす名門が、鏝を片手に左官工の真似事をする訳ではない。 現場の仕事は、日銭を稼ぐ労働者らへと割り振られる。
そんな人員の調達を任せるのは、この街に一人きりの斡旋屋。 ケルビスの仰々しい肩書で縛られた邸に招くではなく、 劇場を模した酒場>>96で取り交わされる雑談紛いの打ち合わせ。
ゴブレットを傾けながら、安からぬ葡萄酒を奢るのはチップ代わり。 時に壁の修繕員を集めさせ、時に犬の散歩役を探させて。 体よく使っていると指摘を受ければ、適材適所と嘯ける気安さ。
男二人連れの癖、卓上に紙束拡げて長居をする客を、 Phantomの女主人がどのような眼で見ていたかは、知れないが。]
(372) 2016/05/25(Wed) 20時半頃
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希望がかぶる未来しかみえない…
(-101) 2016/05/25(Wed) 21時頃
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[基本的に斡旋屋へと任せた仕事は、彼の采配に信を置く。 雇用主である自身から口を出すことなど滅多にないが、 たった一度、介入の手を伸ばしたことがある。
それが珍しき斡旋屋の過ち。>>265 男女の性を違えて、佐官工の群れに“彼女”が放られた折のこと。
特段、修繕員らは素行の優れぬ集まりではないが、 肉体労働者らしい荒々しさは抜けぬ補修工事現場。 監督役は彼女の節も目立たぬ指を頭ごなしに叱り、 見習いを打って教えるように手を挙げた。
そこに、ウォン、と低く吠えて飛び込んだのが、 漆黒の毛並みを持つ隻眼の大型犬。
ヒッと喉を鳴らした監督役と、遅れて訪れるケルビスの使用人。 手違いだ、と雇用主直々の伝達が奔れば、危機一髪、間一髪。 幾ら半顔を隠すとはいえ、青痣に妙齢の目元を彩らせる訳も。]
(373) 2016/05/25(Wed) 21時頃
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[しかし、彼女が視線を巡らす頃には、煙のように消える犬の影。
―――― その後である。 彼女に斡旋される仕事が由緒正しいものになったのは。>>251
ケルビスの名で以って懇意にしている寡婦の城だとか、 投資の一環として金子を積むホテルだとか。
彼女の指の、節を膨らませぬ仕事ばかりになったのは。*]
(374) 2016/05/25(Wed) 21時頃
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― 公園に落ちた記憶の雫 ―
[今でこそ、施設に預けられたことは僥倖と思えるが 当時はそうでもなかった。 おぼろげな記憶のひとつは児童のたまり場たる公園。
今よりずっと少女然としていたわたしは、 木陰でひとりめそめそと水晶のさざれを量産していた。
それが日に日に、減っていったのは同じ頃、 同じ時と過ごした施設の仲間と、 そのひとり、未来の奇術師が見せる幻想のお陰。>>348 これからは一人だけど、独りじゃないと教えてくれた。 その手袋の下に抱えた努力の代償を癒せぬ代わり 時に音色を添え、時に拍手を贈ったっけ。]
(375) 2016/05/25(Wed) 21時頃
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― 幼い頃の記憶 ―
[背越しに感じる視線が友の物であること それが嬉しかった思い出がある>>368 今は瞳を細めているから滅多とその美しい輝きは見えないけれど 彼の叔父と同じらしい、美し色合いの瞳を見るのは好きであった まるで彼の持つ、温かく淡く綺麗な蛍石の様な色合いのもの
本人には、言えないけれど
辛口も気心知れた仲であれば愉しい物で心の交流といったところ 泪雨の水晶の事。是食えば何だか出来が良くなるんだなんて 彼に秘密めいて耳元で囁いたのは確かその効能に気づいて暫くした頃]
普段はそーだね、熱くはないよ 時々失敗したら熱いけど ……うわっちちち!!!
[心配する友の声に応えた時に ぼっと燃える幻覚。幻の炎は皮膚をちりと焼く
案じる声に、怪我したら治療してくれる?なんて 尋ねたのも遠い昔 思えばこの頃から共には甘え迷惑を掛けていた自覚はある
こうして無茶が出来るのは、シャオがいるからなんてこと やっぱり自分は口にしないんだ 珊瑚の子には内緒ねって前置きして、漏らした事はあるけれど*]
(376) 2016/05/25(Wed) 21時頃
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(きっとまた、腕を上げて帰ってくるのでしょうね)
[援助を受け、今も尚誰かの助けがなければ 生活もままならない私と違って、自立したカルナスが 新たな地図を手に旅立つ度に、再会を祈って手を振る。
これが今生の別れになるなどと、悲観したことが ないといえば嘘になるが、悲しいことは 積極的には考えないようにしている性格なので。
養父を得ても、成人しても尚 施設で働く仲間のひとりや神に身を捧げる少女とだって ずっとずっと、この街で共に平和に暮らせるのだと 信じ込んでいるものだから、未来を尋ねたこともない。]
(377) 2016/05/25(Wed) 21時頃
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―広場―
[靴磨きの青年へと声を掛ける前にすれ違うのは品の良い”犬のおじさん”へと会釈をするのは社交辞令のようなものか。>>259 子供の頃を知っている者が大きくなるのに時を感じるように、若き日の姿を知っている者がその顔に皺を増やすのを見るのもそう思うのは必然。 そんな事を言葉に出せば、それ以上の自分に対しての揶揄が飛んでくるかもしれぬから、思うのは心の中だけでだけれども。 彼の口が上手いのはよく知ったこと。
そんな一匹と一人とすれ違えば、目的の人物へと声を掛ける。 そして返されるのはやはり自分の失態の事。>>364 ちゃんと耳に届いていたとその部位を指しながら告げられれば漏れるのは苦笑というものだ。]
ちゃんと見合った対価は支払いますよ。 薬品棚へと触れなければ… 後はいつも通りに、奥の部屋は入らないでください。 あそこは特殊な素材もありますし…。
[すぐに出来るという言葉を聞けば、工房のカギを彼へと手渡す。>>365 こうした事も一度や二度ではないのでなれたものだ。 触れてはいけない場所を分かっている彼ならば大丈夫だろうという信頼である。 まぁ、奥の部屋にも、危ない棚にも別のカギがあるので心配はないけれど念のための忠告だけはいつもしているけれど。]
(378) 2016/05/25(Wed) 21時頃
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養護施設に依頼品を届けるだけなのでそんなにこちらもかからないと思いますけど、お願いしますね。
[こちらもそんなに時間はかからぬから、報酬は帰ってから渡す約束をして。 鍵を受け取り商売道具を片付け工房がある方へと早速向かってくれる彼へと任せますと告げれば、後ろで待っていた友へと振り向き>>253、二人のちょっとしたやりとりが終えるのを待った。>>366>>371]
さて、では次は養護施設ですね…。
[二人の会話が途切れ、ソルが工房へと進む背を見送ればカルナスへとそう投げかけた。 あの施設ならば自分よりも彼の方が勝手知ったる物だろう、と。]
(379) 2016/05/25(Wed) 21時頃
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[こうして泣くことは子供の頃から そこまで多く無かったかもしれません。>>358 突然出てきた毛虫に驚いて泣きついたくらいです。
本当に晏れているものを、苦しいことを いつも抱えこんでは、>>357奥歯を噛み締めます。 撫でる為に添えられるのではなく 引き寄せられる為に寄り添った指に懐き 肩へ顔を埋める時間は、とても安らかでありました。
――穏やかで、温かい時間です。 断片だけでも零せるほど、温かい時間でした。
主の前で嘘は紡げません。 フィエゴに答えたのは本当のことです。>>359 面食らった調子に声こそ漏れども 思いのほか、フィエゴの機微は大きくありません。
それにすこしだけ違和を持ちました。 確かに、深くまで根掘り葉掘り聞くことはありません>>332 子供と呼べる年齢では無くなった分、余計に。
でも、いつものフィエゴならば 遠くに行くのを心配して、止めてくれるように思うのです。 隣に居るのが、当たり前だったのですもの。
まだ大人じゃない、甘えていいのだと。 諭すように紡がれただけです。]
(380) 2016/05/25(Wed) 21時頃
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[ ――……私が、要らないから?]
(381) 2016/05/25(Wed) 21時頃
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[黒真珠が光を増したことを、気付けません。 反対しないと言葉を添えたフィエゴの肩で>>360 頭を離される直前に、瞳から光が弱まります。
けれど、耐えました。 苦しいのを、飲み込むのです。
甘えていいと言われたけれども 困らせてしまいたくなかったのです。
こうして変わらず足を運んでくれるもの 困らせてしまったら、 もっともっと遠くへ>>231感じてしまうのでしょう。
まだ、心から微笑むには気持ちが落ち着きませんが 残ったつ露を指で祓い、視線を交えます。]
(382) 2016/05/25(Wed) 21時頃
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/* 幾つか読み違えている気がするけれど、 ログはちゃんと読んでいるんです! 二週目漸く読み終わったんです!
(-102) 2016/05/25(Wed) 21時頃
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そう…? そうかなぁ……。
… ん。
[笑ってほしいと願われて、ぎこちなく口端をあげます。
額を小突かれて、ちょっとだけふわ、と頭を揺らすのです その手を一度包んで、指を握り込みます。 こうしていると、私は嬉しくて笑えるのでした。]
……――わすれないでね。
[要らなくなっても、忘れないでね。
そう告げる勇気も、芯の強さも持たないまま。 そっと手を離すのです。
そろそろ、フィエゴを見送る時分でしょうか。 いつもなら魔法を教えるのですが 落ち着くまで泣きついた時間は、 柱時計の分針を、想像以上に進めていたのです。]
(383) 2016/05/25(Wed) 21時頃
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ごめん…本当にごめんね。 フィにぃ、 ありがとう。
また、明日…ね。
[夜勤明けで疲れていそうなのに 沢山甘えてしまって、申し訳ないのと。 子供のように泣きついて、ちょっとだけ恥ずかしくなり
褐色の眦に、ほんのり朱い色が灯りました。]*
(384) 2016/05/25(Wed) 21時頃
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― 迷い子と錬金術師の城 ―
[街はずれの錬金術師のアトリエ。其処は”街はずれの魔女”としての噂が耐えぬ 何年間もずっとずっと。魔女の年齢も誰も知らない 好奇心旺盛なクソガキは、噂の真相を確かめるために 色々準備して探検と称して街はずれに赴いた
準備?そりゃあ綿棒とか防具と称して鍋を頭にかぶったりとか 頓珍漢な格好。勇者も大爆笑の軽装備で
たのもー!と声を出さなかったのは 探検だから。お忍びだから
こっそりアトリエの扉を開ければ 其処にはフードを纏った栗毛の髪を伸ばした人影 こそり、こそりと抜き足差し足忍び足 それでも彼を手伝う子供にはばれていた様で 確り呼ばれて客人呼びで此方を認識されてしまった>>369]
すげーすげぇ!!!でっかい鍋がある!! なーなー、、おまえ魔女ってホント?
[元気一杯に尋ねたのは、何とも不躾な質問 其れから何度か説明された事で、女でないのと魔術でないのと 嗜むのは錬金術というものであるという事は、分かった
それから彼の名前を聞けば、エメリアだからエリー!と 勝手に縮めて呼ぶようになったのだけは、治らない 治らぬまま何度も冒険と称して彼のアトリエに赴いて 元気に迷惑を掛けていくようになる。これは最初の切欠の、お話*]
(385) 2016/05/25(Wed) 21時頃
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靴磨き ソルは、メモを貼った。
2016/05/25(Wed) 21時頃
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― 可愛らしい奇術の観客 ―
[散らばる水晶がその数を減らしだしたのは何時の事だろう それは口に含めば甘く少しばかりほろ苦い郷愁を誘う味>>375
何時もこっそり公園で練習する奇術 其れを見守るのは友と、珊瑚の子と それから時折、チャロ石の色を秘めた女の子も 彼女の拍手には元気づけられたし 細波にも似た声音で歓声を貰えば もっと頑張ろうと気力も湧いたもの
こうして方々にふらり旅して奇術を相棒に彷徨えるのも 行ってらっしゃいと手を振る存在が ただいまと迎えてくれる存在がいるからだ
施設の仲間で、可愛らしい観客で そんな彼女が零した涙だとは知らず 小粒の水晶は懐の中で、今もキラキラ、輝いている]
(386) 2016/05/25(Wed) 21時頃
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[――だから私も、がんばらなくては。 ケルビス様に頂いた御恩を、期待を裏切らないためにも。 独りではないが、ひとりで生きていくために。
だから、キーツに初めて斡旋された仕事だって>>265 戸惑いはあったが、やってやると引き受けた。
見かけこそ性別が迷子とはいえ、やはり潜在する 体力や腕力の差は、悲しいかな圧倒的。 肉体労働とはいえ己の仕事に誇りをもってやまない 補修工事現場の怒りもご尤も。>>373 すべては、誤解を解かなかった身から出た錆。 大丈夫、顔ならば打たれても仕事に差し支えない。 奥歯を噛みしめ、ぎゅっと眦を閉じた刹那。>>374]
……?
[覚悟した衝撃は、訪れることはなかった。 瞳を見開くと同時、ぽろりと石が落ちた地面に 残っていたのは、獣のような足跡だけ。 それもケルビスの使用人に踏まれて、消え。
改めて斡旋され向かった先は――。]
(387) 2016/05/25(Wed) 21時頃
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― 広場 ―
[ソルの方へついていこうか?と尋ねた時に そう言えば未だエメリアの用事は終わっていなかったと思い出した>>379 俺は忘れっぽい、良くある話だ]
あ、そっか養護施設!そうそう 久々にフィーの顔もみてーっすし エメリアの用事済んだらソル追っかけるっす!
[それいけやれいけさー行こう! と投げかけるエメリアに頷いて。ソルには謝罪を1つして、 ぐいぐいーっとエメリアを養護施設の方へ引っ張っていくのでした*]
(388) 2016/05/25(Wed) 21時頃
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― お酒のこと ―
[お酒を飲むことは教えに禁じられておりませんが、 強いかといえば、だめだめです。 まして、シャンデリア華やかな酒場は、足が遠いもの。>>96
お散歩として訪れる機会はありませんでしたが 泥酔した客同士の喧嘩で、 深夜に人が運ばれて来ることがありました。
割れたグラスの破片が顔に刺さっていたり、 寝ぼけまなこが完全にひらくほど、とても痛そうでしたが 慈悲の光を浴びせれば、疵も残らずに帰せたのです。
けが人を連れてきた、不思議な服装をしたお店の人と 癒えた客を見送り、再び眠ったのです。]
(389) 2016/05/25(Wed) 21時頃
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/* >>339 七色の不屈ってフレーズぐう格好良い。
(-103) 2016/05/25(Wed) 21時頃
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[その翌日でしょうか。 まともな時分に女店主が教会へ訪れたのは。
きっと、縁なき場所です。 深夜の客のことを謝罪に来たのでしたっけ。
そのとき、こっそりと彼女に明かしたのです。 酒場に行ってみたいけど、 ひとりでは恥ずかしくてゆけないと。
それに、メニューの値段を知りません。 とても、高いお店のように思え、貧乏神官の足は遠かったのです。
……遊びは、苦手でした。
手を引いて貰えないと、中々踏み込めない程度には。]*
(390) 2016/05/25(Wed) 21時頃
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/* ちょっとまって!?>>370 パンツ捲るの!?ToLoveるなの!?
って、思ったけど、普通にスカートめくりでいい、かな?
昼に、ぱんすとの共鳴窓にならって色々書きだしてみたけど、要素薄いので、 最低限、誰か一人にでも候補に挙げてもらえるよう、がんばろう…… 被ストーカー難しい………!
(-105) 2016/05/25(Wed) 21時頃
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/* あー、ログ読みちゃんとできてない… 呼ばれて急いで書いたら…
カルナス君ソルの方行きたかったらすまんかった…orz
(-106) 2016/05/25(Wed) 21時頃
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ご、ごめんなさ…ああぁオペラ様! 大丈夫ですか? お怪我はないですか?
[たった今、右肩をぶつけて転ばせてしまった>>351 この街でも名の知れた富豪の城。 『怪人』の名を持つ酒場だった。
見えない視界で起きた出来事を把握するのに遅れ、 此方がぶつかってしまっただろうに手を伸ばされる始末。]
申し訳ありません……。
[ほっそりとした手を取り、擦り傷等ないか確認する。 あったとしても、治せはしないのだけど。 手にしていたらしい菓子袋の方は、どうやら無事な様子。]
(391) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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好事家との語り合い
[ 硝子細工好む好事家との語り合いは長い
それは工房の主の作品より始まって 描く書物の話、世間を騒がす怪盗の話 果ては施設への融資についてなど。 好きもの好む話を互いに持ちより語り合った。
斡旋所の話もその内の1つ 彼へ、笑い話に身内だけが知る話を添えて ]
主は何か1つに打ち込むことがないのかえ
[例えばそう。 噂を唄うホテルのオーナーのよう。 それか、幼き日のあの少女、浄化師の如く、 頑張ることはないであろうか。
その目が何を望むか、薄い目が問いかけた。 ]*
(392) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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―浄化師と― [打てば響くような返事に>>342 僅かに口角が上がる。]
それは助かる。 無理を承知で頼み込んでいるのはこちらだ。 話し合いが互いに良い結果になることを願ってお待ちしよう。
[ドアマンに名乗ってもらえばすぐに分かるようにしておこう、と 手配を告げて。
掌に収まる通信機越しに聞こえた声に、 僅かに聞き覚えがある気がして 記憶にその名をなぞった。]
(393) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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[パーヴィスの抱えている闇が何かは分からない。 理由もなく居なくなったりはきっとしない。
きっとこの街に己が居続けるのなら「行くな」と止めていただろう。 否、今その言葉を言えぬ自分の胸の奥がチク、と鈍く痛んだ。
パーヴィスが嘘をつくのが苦手なのも知っている。 だからきっと嘘の事は言ってはいない。 曰く、その理由を告げない時点で何かを察していたのかもしれない。
止めなかった己に違和感を感じてしまったのかもしれない。 何かあれば言えといった張本人が、言えないでいる事。 決して嘘をついているわけではないが、 罪悪感が襲い掛かってしまう。>>381
どんな気持ちを抱えて涙を流して、 どんな決意を固めて遠くへ行くのだろうか。>>382
己みたいに夢を描きそれを叶えようとしてるのか。]
(394) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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[でも己は、パーヴィスの夢を聞いたことがない―――。]
(395) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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―――ははっ、笑えって言って笑うの、本当に苦手だな。
[引き攣ってるぜ、と額を小突いていた指は引き攣っていた頬へと。 その手をパーヴィスにより包まれ、指を織り込まれれば小さく首を傾げ、 途端に、笑みを浮かべるパーヴィスに口許が綻んだ。>>383]
なら、お前も俺を忘れるなよ?
[手の届かなくなる遠くへと互いが向かってしまっても。 離された手を視線だけで追いながら、ふ、と時計を見つめる。 だいぶ長いし過ぎてしまったらしい。]
(396) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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やっべ…!まだ行く所沢山あるんだわっよ! わりぃパーヴィス、治癒魔法はまた明日頼むよ。
――…長く拘束しちまって悪かったな。
[他に行くところがまた沢山残っている事を思い出せば、 あちゃー、と顔を少しだけ顰める。
ほんのり朱い色がパーヴィスに灯ったのなら、 己の手は迷わずパーヴィスの頭へと伸ばした。>>384]
また、明日な――…?
[にっこりとパーヴィスの顔を覗き込むように見つめ、 その頭を数度撫ぜて、パーヴィスへと背を向けて教会を後にした。]**
(397) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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― いきだおれのこと ―
[真珠の浄化をして貰うのは、定期的です。 そろそろ、と日が近づくと、シェニカが来てくれます。
けれど、重い治癒が続けば、真珠は穢れやすくなります。 通信用の魔法石はそれなりに高価で、教会にはありません。 シェニカのもとを訪ねに出かけましたが、途中で行き倒れました。
神官が乞食のように路上で倒れているのは、 おもしろいもの>>14かは分かりませんが、珍妙ではあります。 オルコットが拾ってくれたのは、そんな日の事です。
人目につかない道を通っていたので、 倒れて直ぐに起こして貰えたことに感謝と疑問。 彼が、街を散歩し回るのが趣味なのだと知れたのはその時です。]
(398) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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[シェニカを探してると告げた直後 くぅぅ、とおなかが鳴りました。
初対面の方に、カフェでご飯を奢って貰うなんて とても、恥ずかしかったけれど 食事の間、彼から聞く『興味深いもの』の話は、 教会に篭もり気味な私にとって、退屈しないものだったのです。]*
(399) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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――ああ、あれも斡旋所からだったか。
[以前短期間の給仕を募って、訪れたシェニカ・チャロアイル。 背丈だけ見れば男かと見紛うその容貌を覚えていた。
いくら長身といえど薄い体つきを男と見紛う等と、と責められても、 親の庇護下で育つことのなかった子どもの中には 成長に応じてつくはずの肉付きが著しく乏しい者も多い。 初見で性別を間違えられたと聞かされても>>265 然もあらん、と納得したものだ。
尤も、雇った僅かな時間ではあるが、細やかな気遣いや 男では出来ない柔らかな表情に、 認識は改められてもいたのだけれど。]
浄化師の腕の程はともかく…まあ生真面目そうな性格ではあったな。
[契約を結んだとしても早々反故にするような相手にはなるまい、と 僅かに声に滲んだ安堵。*]
(400) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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― 回想:いつかの昼間>>390 ―
[教会には縁が無い――正確にはまっとうな教会には。
酒場の趣向として、教会のような内装を試した事もあった。 尤も、黒檀で作った十字架とか。 荘厳さを強調させたオルガンの演奏とか。 まっとうな人だったら文句の一つも言われそうだけれど。
とはいえ、酔っ払い同士の揉め事で。 結果として怪我をしたお客様をスタッフが教会に連れて行く事は良くあった。 そして、まともじゃない時間でも対応してくれるシスターの話も聞いていた。
だから――その翌日にオペラは教会を訪れた。]
(401) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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昨日はごめんなさい、貴女のおかげでお客様が無事に帰れたわ。
[手土産にと選んだのは魔法によって創られた花束。 知りあいに頼んで用意して貰ったそれを教会に飾って欲しいと告げて。
無論、治療費も再度手渡して。 夜間に面倒を見て貰った分と告げてから。
彼女の言葉に微笑んで応じた。]
あ、なら。 私と一緒に行きましょうよ。
[これからもお世話になるのかもしれないのだから。 一度ぐらいは招待したい、そう言ってオペラは笑う。
自分の店だから、代金は心配しないで良いなどと伝えて。]
誰か一緒に行きたい人も居る? 貴女の知り合いだったら、一緒に招待させて?
(402) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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- 『硝子蝶の灯橋』 -
[その少年は光をかかさまの腹に忘れて生まれて来た。
代わりに他の耳や手や舌は敏感で、己に後ろ指さす声に 傷付き独り遊びばかり繰り返していた。
ある日、その子は意地悪で毛虫を贈らる。 奇妙な姿は他の子には忌避の対象でも、目の見えぬ子供には 大事な共となった。 毎日毎日毛虫が入った籠を抱えて外へ遊び出て、 見えぬ目の代わりに1つ1つ説明していく。
『外はね。お日様とお月さまとお星様がいるんだよ。 お日様は温かい。お月様とお星様は少し冷たいけど。 とってもとってもキラキラして、綺麗なんだって。 僕には見えないから、僕の代わりにいっぱい見てね。』
そう言ってその子は毛虫を野に返す。 母の話ではもうすぐ蝶々と言う綺麗な生き物になると言うから。 それは外で羽ばたいてこそ生きるものだと聞いて、 子供はたった一人の友達を籠から出した。
1人になった毛虫は母親の言う通り、蛹になり、蝶へと変わる。
そして蝶は羽ばたいた。
太陽の光を集め、月の涙を集め、星の溜息を集め。 光を求めて飛び続けた。
子供が毛虫と離れて幾月経った頃か。 薄い硬質な羽音が夜毎子供の耳に届く様になった。
最初は空耳と思っていた子供も、あまりに続くので その夜思い切って窓を開け、音のする方へと顔を向けた。
光無い目に昼も夜も関わりないはず。
だが子供は初めて光を見た。
顔を上げた遥か上に、ずっと何も無い世界に光が流れた。 それが光だと判るには時間が掛かる。 その光が作る形を知る術も無い。
ひらりひらり飛び交うそれに手を伸ばすと、硝子の感触。 硝子の羽根だと気付いた時、世界が開けた。
真っ黒な空に幾つも瞬く小さな光。 その光の間を四枚の翅をもつものが群れをなしていた。 まるで光の川に掛かる光の橋。
『わああああ。すごい! 見える。見えるよ! 綺麗。すごいすごいすごい!!』
感動のあまり、子供は手を叩いて大きな声ではしゃぐ中。
子供の手の中で、硝子の羽根が砕けて散った*]
(403) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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/* パーヴィスは本当に長々こうシリアス混ぜすぎてごめんって土下座…! でもとても楽しかった、ありがとうござます(ぺこぺこ
(-107) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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- 回想・硝子ランプ -
[何が凄いかと問われると>>307、答えに困った様に首が傾ぐ。 書店に来る子や広場で遊ぶ子の中に混じっていたとしても、 子供の頃から空想が好きだった自分の視界にはいなかった。
幻想的な作品の存在が、物語の様に惹きつけて。 主にもそのまま惹かれる様になったのだ。]
だって俺と同じ手と目と口で、なんでこんなの出来るんだろ。
[答えがあるとすればまずはそれだ。 機嫌を悪くしたかと思ったが、それでもシャオは 自分の目からは変わらなかった。]
値が張るのは承知してるよ。 でも俺、シャオが作ったの、 一個でいいから手元に置いておきたいんだ。
[惹かれるのは変わらない。 すぐには手を出せない値段を言われても、 本以外で惚れた物は彼の作品が初めてだったから。 それ位では揺るがなかった。]
(404) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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うわぁぁ……すごい。ありがとう。
[そうして我儘から生まれたランプは想像を超えていた。 自分の周りには心遣いが溢れている。 パーヴィスしかり、シャオのランプもまた>>309 だがその秘められたものに気付く程成長はしておらず、 ただ純粋にその姿形を褒め称え、漏れる灯りの優しさに 心癒される事を口にする。]
俺の為に……? そ、そりゃ俺が注文付けたけど。 なんか恥ずかしい、けど嬉しい。
あの蝶……まるで『硝子蝶の灯橋』みたいだ。
[繊細で光と言う光を集め、温もりと優しさを抱えた蝶の羽根。 値にどんな意味があるのか、想像を巡らせても。 出てくるのはいつかシャオに渡した硝子の童話>>309 互いの距離をひらひらと硝子玉ではなく、硝子の蝶が舞う幻想。
夜に顔を上げれば煙では無く、蝶の影が傍にあり、 何処か彼を思わせた。]
不吉な童話の名前出してごめん。
俺はあの話みたいに、この蝶は壊したりしないから。
[そう言って当然の約束を自信ありげに宣言した口は 夜になればまた煙を食んだ*]
(405) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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/* ハクんとこ行こうと思ったけど、今施設に戻ればまだ未エンカのエメリアとカルナスと絡めそう? 多角…多角…うぅ…が、ぎゃんばる
(-108) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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/* 箱前戻ったのはいいけど眠い…
(-109) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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もう、様なんてつけないで?
[彼女にそう言って微笑む。
雇っている面々にも言われないような言い方をされると落ち着かない気がしたのだから。 彼女が擦り傷とかを気にする様子を見せると、もう一度微笑んでから。]
大丈夫よ? それに、怪我ぐらいだったら大丈夫。
お客様を連れて行くついでに私も見て貰えば良いのだもの。
[教会に行けば直してくれるから問題は無い。 尤も、今回は怪我すらしてないからその必要も無いのだけれど]
私の不注意だったんだし、そんなに気にしないでね?
(406) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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[ふわりと揺れる黒髪に、白磁の肌。 同じ女性として、嫉妬することすら烏滸がましい。
詫びるのは此方の方だと、 紫の濃淡を描くぼさぼさの髪を垂らす。]
それ、コファネットのケーキですね。 あたしはこれから行くところなのですが……。 少々。急いでおりまして。
あの、お詫びはまた改めてでいいですか?
[目立つ怪我がないか確認したあとは 埃をつけてしまった彼女の衣服を、 一言断って払おうと裾に手を伸ばす。
ホテルの支配人と旧知の中だということは、 給仕の際に従業員から聞かされた話。>>400 まるで絵に描いたようにお似合いだと、 見惚れたのを覚えている。]*
(407) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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[犬が口を開くことは先ずないが、道中に並べ立てば、 噤まれている曲線の長さを窺い知ることは実に容易。 幾ら賛辞を積まれようと、犬は獣、牙を持つ。>>361
リードを付けぬのは貴族の傲慢ではなく、 例え首に輪を掛けたとしても、幼き子供には御し切れぬが故。 何時だって大きな黒い塊は、彼を征することが出来るが故。
少年に恐怖を抱かせる獣と、得体の知れない富裕層。 彼とは生きる場所も、生き方も違う一頭と一人。 愛想の良い彼に、終始男は笑って見せたが、 犬は吼えもしなければ、彼から眼も離さなかった。>>362
古い絵本には、太陽の天敵は一匹の犬だと描かれている。 眩い天球へ世界の終わりに追いついて、これを飲み込む。
寓話か伝承かに準えた絵本は、彼の好む太陽が描かれていても、 きっと一度開かれただけで、施設の隅に眠ったまま摩耗を知らない。 ブラックドッグの幻想とて、本来、彼には笑えぬ冗句。
去りゆく背中に揺れる短い尾が見せる幻影こそ、 太陽に先触れを齎す遠吠えに似ていた。>>363*]
(408) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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/* コアタイ始まると全然追えないぜ!
>>378 エメリアに何か投げようと思っていたら、 向こうから来てくださったひゃっほい!
(-110) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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―喫茶店―
[なんとなくお腹が空いたから喫茶店に。 見えたのは硝子工芸家>>310 連絡している様子を見て話しかけないほうがいいかと様子を見つめて。 彼が気づけば手を振ったか。
不思議な雰囲気が多い街の中。 その中の小さな一角。 近くの席でパンだけを頼みながらまた考え出す。*]
(409) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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/* ソル君荷物もとうか?っていっときながら エメリア送ってくってなってごめんよごめんよ [土下座]
>>379来たから……安価は引かれてたけど 多分ソルと一緒にいきたがってるの気付いてないっぽいって思って(´;ω;`)ブワッ それとエメリアあのまま放り出せない
(-111) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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/* オルコットにも会いたいけど、 縁故投げるより直接会いに行くのが良さそうな感。
(-112) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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― →大通り ―
ふあぁ……、
[欠伸が止まらない、そうだ考えても見れば夜勤明け。 睡眠を身体が欲していたのは分かった。 だから、再三注意されていた事をすっぽ抜ける位。
まるで喧嘩を売っているかのように “電柱”が “己に”近づいた。]
~~~~~ッ!
[本日三度目の出来事。 二度あることは三度あると言うが、今までで15(0..100)x1回程、 電柱には喧嘩を売れらたものだ。]
2016/05/25(Wed) 21時半頃
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/* あれ!?間違って消しちゃってる…!!!!!!!
(-113) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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いえ、そんなわけには。
[様はいらない、と言われて首を振る。>>406 私にとってケルビス様やオペラ様は恩を受け、 敬意を払う相手だから。
気さくな態度に、ほっとこころをほぐしたとしても 決して勘違いをしてはいけない。 ――住む世界の違いを忘れては、いけない。]
はい……ありがとうございます。
[彼女なりの気遣いに、漸く下げた眉と頭を戻し 再び深々とお辞儀をする。
太陽も月もない街、輝石の明るさと温度だけでは 街中での時間の経過を測るのは難しい。 今は雇い主を待たせているからと、 名残惜しみつつその場を去ろう。]
(410) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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― →大通り ―
ふあぁ……、
[欠伸が止まらない、そうだ考えても見れば夜勤明け。 睡眠を身体が欲していたのは分かった。 だから、再三注意されていた事をすっぽ抜ける位。
まるで喧嘩を売っているかのように “電柱”が “己に”近づいた。]
~~~~~ッ!
[本日三度目の出来事。 二度あることは三度あると言うが、今までで32(0..100)x1回程、 電柱には喧嘩を売れらたものだ。]
(411) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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[カル兄こと、カルナスとの思い出は。 曰く「可愛い弟分」。>>370
元々手先の器用だったカルナスに教わったのは、 スカート捲りに、施設から出る秘密の道。]
わ、わるいことは、「オテントウサマ」がゆるさないぞ!
[そんな風に怯えながら、 でも結局付いてくるソルの面倒を見ていたのも正しい。 その反応が良かったのか、 彼がソルを気に掛ける頻度も割合高かった、悪い方に。
そして、置いて行かれても、冒険譚を聞けば機嫌は直り、 マンドラゴラの悲鳴には一緒になって笑っていて、共に叱られた。 懐いていて、懐きすぎて、"兄"は出て行ってしまったけれど。 こうして顔を合わせれば、軽口を言い合える程度に、 仲は良いまま。]
(412) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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あ…相変わらずって言うなー! 俺の靴磨きも板についてきたろ? 気付けよなー
[女の子はそう言うところに敏感なんだぜ?と、 浮かべるのは人懐っこい笑み。]
ココまで音が聞こえるんなら、 久々に相当だったろうなーって。 カル兄も戻るなら一緒に…って、ダメじゃん、用あるじゃん。
[好意に甘えて手ぶらになろうと麻袋を渡そうとしたら。>>371 エメリアから告げられる言葉。>>379 忘れっぽい"兄"は、ソルもよく知るところ。>>388 ―――ああ、確かに、変わらない、と。]
(413) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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あぁ、すみません… ソルの方とも話していたかったですか?
[二人の会話が終わるのを待ってはいたが、その内容をきちんと聞いていなかった。 血の繋がりはない、しかし兄弟である彼らだ。 積もる話もまだあっただろうかと、声を掛けたカルナスへと小さく謝罪を告げた。]
私の用事はこれを置いて行くだけなので、もし帰るのなら…
[なんて言葉は元気のいい彼には無用だったようだ。 さっさと用事を終わらせて帰ろうと手を引かれれば、そうですねとホッとした笑みを浮かべた。>>388]
では、長時間ソルを一人にしてしまわないように早く行きましょうか。
[元気のいい彼を追うように足を進めるのは彼の、彼らのよく知る養護施設。 きっと今日も朝から元気のいい子供たちがいるのだろう。*]
(414) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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―養護施設―
[施設へと付けば、カルナスの案内の元院長室へ。 何度か依頼の品を持っては来ているから、場所は知っているけれど、自分一人で子供の多いこの場所を歩くとどうしても好奇心旺盛な子供の目が向けられる。 幼き頃の彼のように、噂の魔女に子供というのは興味をそそられるらしい。
カルナスがいてもそれは同じではあるけれど、子供の目が向く先は一人よりも分散はされるものである。]
おはようございます院長さん。 これ、依頼の…はい、確かに。
一時的な薬なので、高熱だったりした場合はきちんとお医者様にかかるようにしてくださいね。
[院長へと依頼品を渡し報酬を受け取る。 自分は医者ではないから、薬だけに頼らぬようにと一言添えることは忘れずに。]
[医者でもない、魔女だと噂される男へとこのようなものを頼むのには理由がある。 一つはその効果が保証されているから。 昔からあるアトリエだ。 長年の信頼というものもついている。
そして一つが、その薬の性能に魔術の類が一切関係ないから。 見た目こそ魔術にみえるけれど、その実質は科学が元であるとは男の言葉。 それゆえに、魔法への耐性がまだ少ない子供へはそれなりに安全性はあるというものである。
事実、魔法石による治療が効果を表さなくとも、彼の作る薬が効いたということもあったからだろう。
ではまた御贔屓に、と院長へと告げて院長室を後にした*]
(415) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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/* あっちやこっちの話の膨らませかたがすごいなーって 気球の祭典を観ている気分。
(-114) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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鍵、預かりましたよっと。
[工房の鍵を受け取り、無くさないように 輪を指に引っ掛けて握る。>>378]
薬品棚と、奥の部屋っスね。 大丈夫大丈夫、命は惜しいんで!
[尤もらしい理由と共に、ニカっと笑う。 "兄"とは違い、ソルは好奇心のまま突き進むことはない。>>385 気にならないと言えば嘘になるけれど。 言いつけは守る、守らないといけないから。
そして]
カル兄、エメリア、いってらっしゃーい。 俺は先に行ってるぜー
[養護施設に向かう彼らを見送り、背を向ける。 煤だらけと言う惨状を、早くどうにかしなければ。]*
(416) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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―少し前・『ホテル・コファネット』にて幼馴染と― [自らの店を劇場に模すほどの幼馴染の表情は チケットにぱっと華やぐ。>>299 唇も瞳も、きらきらと笑みで輝く表情に 周囲の視線が刺さるのを背中で感じた。
悲恋の後に、特定の相手を作らぬホテルの支配人が 不特定多数の相手を取り換え引き換え――などという噂は 既に本人の耳にまで届くほど。]
コーラリアを誘っても良かったんだが、 あれは女扱いされるのを嫌がる節があるしな。
[尤も、男からすれば弁えない女ほど始末に負えないものはない。 結果としては噂よりはよほど身綺麗に、公の場であれば 幼馴染達をエスコートしての遊興が一番の安全策だった。
――その幼馴染が華やかな美人揃いであるがゆえに、 噂が更なる加速を辿ることまでは与り知らぬこと。*]
(417) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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ええ、もちろん。 ヴィスマルトによろしくね?
[彼女がホテルに行くと言う事は、何か仕事だろうと思いながら。 さっきまで合っていた幼馴染の顔を思い出していた。
お詫びにって言う彼女には、お詫びなんて必要ないと言いかけたけれど。 それで彼女の気が済むのだったらそっちの方が良いかと思い直し。
裾を払ってくれる彼女の手を受け入れていた。 見ようによっては相手に何かして貰う事を当然と思っているように見えるのかもしれないけれど。]
(418) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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/* >>411 実はフィエゴと電柱はデキているのでは? なんて噂がたっても可笑しくないレベル。
(-115) 2016/05/25(Wed) 22時頃
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/* >>411フィー兄いいいいい!!! 起きて!フィー兄、起きて!大丈夫!?
(-116) 2016/05/25(Wed) 22時頃
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- 現在・広場 -
[紙を傷めない様に明りを落とした店内ならば、 顔を伏せて二言三言で終わる程度の間柄。
外で曝け出された状態では何を隠すにも彼の前では不得手だとまで 晒されてしまう。]
は? い、いえ……本の虫ではあるけど……精ではないですね。
[互いに外で会うのは初めてだと言われ>>349、 釣られる様に視線は彼を追った。 はっきりした輪郭の中に彫り上げられた男は 薄暗い店内で見るよりももっと精悍で、精気溢れ。]
案外若い、んですね。
[初老だと思っていた。なんて口先から零れそうな言葉を 慌てて手で掬い口へと戻す。 間に合って良かったと安堵しつつ、今日も寄る予定だった>>350と 告げられると、判り易く耳が熱く感じて、胸を押さえていた 手は耳朶を押さえて忙しい。]
(419) 2016/05/25(Wed) 22時頃
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お気に召していただいて良かったです。 『必要なものを必要な所に』と言うのが 先代からの言葉なので、あの本はあなたの元に行くのが 正解だったのでしょう。
他の眠っている本たちも、あなたの手で起こされるのを 待っていると思いますよ。
[その言葉に偽りは無い。 彼が読んでくれて、初めてあの本たちは本としてある事が出来る。 同時に、自分が煙の香りを移すまで読み込んだ頁を 彼の手が捲ってくれたと考えるだけで。 今まで覚えのない程の幸福が胸を打つ。 綻びそうな口元を引き締めつつ。]
俺も紙の匂いは好きです。 石に詰まった情報も便利ですけど。
自分の知らない時間の匂いまでする気がして。
(420) 2016/05/25(Wed) 22時頃
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何処かで誰かが同じ頁を捲ったんだと思うと。
[浪漫です。なんて本の虫そのままの発言は、足元で 鼻を鳴らした犬の存在に途中で飲み込む事になった。
ぴったりと彼に付いている犬は、随分気品に満ちていた。 まるで彼の従者がそのまま犬に変化したのではと思わせる程だ。 機嫌を取るには頭でも撫でたいが、この犬は触れさせまい。 何だか犬に品定めされている様な気配に気を取られ、 油断した鼓膜は低音をそこで止めずに、脳まで震わせ 身体も怯えた様に震えさせた。]
へ、あ、ああ。 お客さんを待つだけじゃ、足腰も弱るので。 在庫整理も兼ねて御贔屓に配達の途中です。
[いつもの店内とは違う雰囲気に呑まれぬ様に、 いつもの口調で仕事を告げて。]
朝から夕刻までパートナーとデートですか?
[そう言うあなたはと問う代わりに。 犬を人に見立てて、行く先を問い返した*]
(421) 2016/05/25(Wed) 22時頃
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[再度お辞儀をして、去って行く彼女を見送って。
ヴィスマルトや自分に対して彼女のような態度を取る相手も多い。 まあ、オペラ自身としてはもっと楽にしてくれれば良いのにって思うけれども。
雇い主って言葉にはやはり仕事かって思いながら。]
また、こっちでも仕事頼むかもしれないわ。 その時はよろしくね?
[にっこりと、もう一度微笑んで。 人をたくさん使っているから、彼女に浄化を頼む事もあった。
そして、手を振って彼女の事を見送って。]
(422) 2016/05/25(Wed) 22時頃
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[悪い事はお天道様がゆるさない、と 脅えつつも背を突いてきた可愛い弟分>>412 悪戯の悪の道に引きずり込めなかったのはちょっと残念ではあるが 軽口を言い合える程の中なのは昔と変わらない]
すまん全く気付かなかったっす! でもそうだな、上手になった。片付けも。 ……俺の忘れっぽいのは昔からだし、はっはっは!
[悪びれずに。でも軽やかにソルに謝罪を告げて 直ぐ戻るからなー!とソルを見送り エメリアを連れてずんずんずんずん>>414]
いーのいーの。片付けの時に聞けばいいし! 綺麗になった錬金術師のアトリエで、 3人で茶をしばいてもいいだろう? 其れ位はごちそう、してくれる?
[なんて尋ねながら彼を先導するのは勝手知ったる養護施設 こうした猪突猛進は、騒動の種にはなるけれど 彼は其れを厭うを見せたことは無いので、其れに甘えている、形だ*]
(423) 2016/05/25(Wed) 22時頃
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/* \ハクさんがかわいい/
(-117) 2016/05/25(Wed) 22時頃
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[ 子どもの記憶はあやふやなもの。>>376 されど友の奇術は今でも記憶に残っている。 彼のその手が生み出す幻想を見て特別な気分に浸り
ひそひそ話に心揺れて耳を擽った、普通の子よ。
共有した珊瑚の友との内緒話。 気の置けない友も似た事を洩らしていたと知らず 教会の子ほどではないにしろ、治癒は上手くなった。
『…しるもんか、』
などちりと皮膚焼くのを見て膨れたけれど それでも、友の甘えが心地よく、術は見様見真似。 教会の子に頼んで教えてもらったはず。]
(424) 2016/05/25(Wed) 22時頃
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[ 時折まざるチャロ石の少女の目が 子の目と近いと知らなかった頃のこと>>375 拍手する少女を隣見て、滴のようだと思うていた。 何度か撫でた頭が今は随分と大きくなって
見えたのは通信用の宝石でも 向かうはずだったランプを持つ書店の主でもなく ]
おや。…主か。
[ また何か面白いものを探しているのかえと 手を振る彼にひらりはらり、此方も扇子振っては 細い目で問いかけた。>>409 ]*
(425) 2016/05/25(Wed) 22時頃
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[フィエゴが遠くに行ってしまう――というのは、 物理的な遠さでは無かったのですが、>>894 もっと、哀しい思い違いが、胸に刺さりました。
けれど、もう昔では無いのです。 施設に居た頃の不安や哀しい気持ち、悩みは フィエゴが『遠く』にいってしまってから 告解を受ける回数は、減ったのです。
代わりに、嬉しい話、夢の話が増えました。 楽しそうに語るフィエゴを見ていると 自然と笑顔がこぼれますが、 心うちまでそうとは限らないのです。
夢描くことの楽しさが私には解りません。>>395 黒真珠が胸にひっそりと昏く輝く起因のひとつだと 私自身も解らないまま、でしたもの。]
(426) 2016/05/25(Wed) 22時頃
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[けれど、隣に居れば、楽しいのです。>>396 フィエゴが訪れる度、寂しい気持ちが和らぐのです。 心からの笑顔に、偽りはありません。 忘れるな と鏡返しに告げるフィエゴに頷きました。
――けして、忘れません。 この幸せな時間を、忘れてしまいたくは無いのです。]
そうなの? 忙しい日だったんだ。 うん、明日教えるね。
慌てすぎて、電柱と(また)喧嘩しちゃだめだよ!
[それから数分後に三度目の喧嘩に興じるとは>>411 夢にも、思わないまま。
教会の門前まで見送ると、頭を撫でてくれました。 暫くこうして撫でられることもありませんでしたし 今日はとても、嬉しい日です。
塞ぎ込んでいた気持ちが、楽になります。 遠ざかる背を、振り返らぬ背を見守る間、 撫でられた頭に、自分で触れていました。]*
(427) 2016/05/25(Wed) 22時頃
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― →養護施設 ―
[院長室へとエメリアを案内しつつ 自分は久々に訪れた施設にて、”弟分妹分”達に手を振る 時折行き道に幻想の鳥を出したりしていたから 錬金術師に向ける視線は分散されたか>>415
院長室にエメリアが入れば、 外で待っています。だって院長室ってさ 悪戯やらで叱られるか怒られるか怒鳴られるか そんな思い出しかない物でして
エメリアが院長室から出てくれば]
エリ―、頑張るソル坊にさ、 美味しい差し入れとか買って帰らないっすか? 海老のピタパンとか、コケモモのタルトとか。 こうさ、報酬とは別のご褒美に。
[其れ自分が喰いたいだけだろうって突込みは受け付けない さて尋ねてみたがどうだったか*]
(428) 2016/05/25(Wed) 22時頃
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/* おれさ、カルナス以外とstkされる側と まともにエンカ出来ないんじゃないかな…(汗ぇ
(-118) 2016/05/25(Wed) 22時頃
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/* あのね、今どこに誰がいるのか全然分からない…!!!
(-119) 2016/05/25(Wed) 22時頃
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― 教会前 ―
[錬金術師の工房は、住宅地から離れています。>>85 具体的にいえば、商店街や家屋から離れた教会と方向は、近いのです。
ぼんやり、少しだけ高台気味の立地から 商店街の方向を見つめていたら、 ソルが歩いて来るのが、窺えました。>>416]
ソル、お出かけ?
[広場で靴磨きをしていることを知っていますが、 ソルは色々なところで、お仕事をしています。 こちらの方角を目指しているのなら、エメリアの所でしょうか。
軽く手を振り、穏やかな笑顔を向けます。]*
(429) 2016/05/25(Wed) 22時頃
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[ 作りし細工は工房の主の心。 作り手の過去が影響を重ねて紡がれた 光る石が作る魔法のランプに描かれた絵巻物
『…さて、なぜだろうよ。』
なぞかけ。問いかけ。 答えは意味深な扇子の裏に隠された。
感嘆たる感謝の言葉を述べる彼は年相応。 幼く見えて、ついぞつい。頭を撫でたくなった。]
(430) 2016/05/25(Wed) 22時頃
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[ 彼が口にした硝子の蝶。>>403 盲目たる身を知らぬ、この目は嫌なほど見えやすく ころり、ほろろ。されど光の橋を求める心はある故
硝子は壊れやすい。 気を付けるようにと告げて。 自信ありげな顔を幼子にするように扇子で掠め。
コワレモノになったら持っておいで。と
煙あむ子の目を影たる蝶が舞った ]*
(431) 2016/05/25(Wed) 22時頃
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/* 俺の友人どっちも可愛い シャオは細かく拾ってくれてうれしい エメリアも大人な感じで接してくれてうれしい
多分エメリアには知らない父親投影してて シャオには依存してる
(-120) 2016/05/25(Wed) 22時頃
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― 道すがら ―
[工房へ向かう途中、穏やかな声がした。>>429]
――あ、パヴィー。
[パーヴィスと、出会った頃は呼んでいたけれど。 髪飾りの石を触らせてから、話すようになり、 同い年と知れば、打ち解けるのも早い。 気軽なあだ名と、呼びやすく短くして、親しみを込めて呼ぶ。
『なんで、泣くの?』
その問いは聞けないまま。>>179]
お出かけっていうか、仕事。 ほら、爆発音したっしょ? あれの後始末にね。
[街より近いノチェブランカ教会。 きっと音もすごかったろうと。 その時彼女がここにいたかはわからないけれど。]
(432) 2016/05/25(Wed) 22時半頃
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[穏やかな一時を過ごす彼の庭とは違い、 視線を遮る本の山も、書架の壁もない。
歯切れの悪い言葉を拾う耳が、僅かに傾き、 肩で結んだ長い髪が零れて落ちる。>>419]
―――…ああ、世辞は要らぬよ。 私にも君と同じ年頃の子供がいる。
[彼の躊躇いと、揺れがちの言葉を、 違える事無く拾い上げ、解釈の段にして齟齬を出す。 老成して見えるのは、己の性質が故、慣れていた。]
子は本を枕に寝てしまう人種だがね。 君のように理解を示してくれると、私も嬉しいのだが。
……ほう、眠り姫を侍らせ待っていてくれるとは、 中々色めいた言葉を使ってくれる。 店主殿がこうも、洒落た物言いをするとは思わなかった。
[読み手に起こされる本を例えた言の葉に賛辞を送り、 節くれだった老いた指先が己の口元を擽る。 笑みを隠す仕草で、揶揄を覗かせる所作。>>420]
(433) 2016/05/25(Wed) 22時半頃
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[電柱コノヤロウと悪態を垂れながらも、 赤くなった額を軽く抑えながらもと来た道を戻りつつ広場前を通れば、 そこに父と友人ハクの姿が伺えた。>>350>>419]
おっと、こりゃ書店行く前に気付いてよかった。
―――――――shi、
[入れ違いにならなくてよかったと安堵してれば、 流石愛犬は此方の視線に気づいた様子。
唇へ人差し指を添えて片目でウインク。 察しのいいサーベラスは知らぬふりをしてくれるだろう。]
さて、書店は後回しになったっと。 ソルの姿も見えねぇし、まーった掃除でもしに行ってるんかな。
[ソルはよく掃除に行く場所があると聞いた事がある。 それが錬金術師の家だとかそうでないとか。
あまり詳しくは聞いたことがないが、 あそこに住んでいるエメリア氏は施設でもよくお世話になっている。 今日あたり施設へと顔を出している頃だろうか。>>415
とりあえず書店へと向かっていた足は方向をかえ、 仕事を終えたはずの施設へと向かう事にした。]*
(434) 2016/05/25(Wed) 22時半頃
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パヴィーは今休憩? 抜けだしても大丈夫なの?
[それは最初に出会ったころから気にする事。 ソルが話掛けたから、彼女は泣いて。 しかも神官に叱られて。
自分のせいで彼女を悪い目には合わせたくないから。 声を顰めて、訊ねた。]*
(435) 2016/05/25(Wed) 22時半頃
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希少ではあるが、その分、記録ではない悦びをくれる。 同じ趣味を持つ者の余韻を楽しむのも読書の醍醐味か。
[同じ頁に違う夢想を抱き、文字の中に別の世界を見る。 同意を示す首肯を重ねるも、 彼の視線が下がっていることに気づき、指が閃く。]
成程。
勤勉であることは美徳だ。 私の赴く頃には、開けておいて欲しいと我儘は言うが――…、
[揺らめいた五指は落下を辿らず、七色を閉じ込める目元へ。 流れる彼の黒髪を指先で掬い、一房を外耳に掛け。>>421]
過労は禁物だ、耳が赤い。
[老いて乾いた指が掠めた耳の丸み。 邂逅の残滓に淡く色合いを指摘し、震えた肌を慰撫する指腹。
生涯を伴に歩む四足のパートナーは、 その接触を瞳に焼き付けるよう、静かに眺めていた。*]
(436) 2016/05/25(Wed) 22時半頃
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/* おぶちゃんの犬がちらちら見えるたび 獣姦ふらぐかなって思ってしまう
(-121) 2016/05/25(Wed) 22時半頃
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― 酒場の女主人と ―
[酒場の前まで赴くのも、真面目な神官にとっては とても、とても、勇気が要ります。
お店の内装の話は聞きました。 いままでに、いくらか模様替えをして、>>401 教会を模したインテリアを寄せていた事もあったのだと。
その噂話を聞く度、うずうずとしたものです。 興味に駆られても、中々行きたいと誰かに頼めません。 ミサ以外にワインを飲む生臭神官と呼ばれたくなくて。
花束と共に訪ねた女店主は、綺麗な方でした。>>402 花束もとても綺麗でしたが、 彼女に抱えられると、花が霞んで見える気すら。
色合いは華美すぎず、柔らかな色です。 これならば、目立つ場所に飾ってもおかしくありません。 それに、魔法で拵えた花なので、枯れません。
素敵な贈り物だけでもとても嬉しかったのに 治療費としてお布施まで貰ってしまい、 私の口は、つい、素直になりました。]
(437) 2016/05/25(Wed) 22時半頃
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え、……いいんですか? 私――どんな服を着ていけばいいか解らないので よかったら……相談に乗ってほしいです。
[まさか法衣で堂々と飲みに行く豪胆さはありません。
私の私物はどれもこれも質素なものでしたが 素敵な酒場に着ていって恥ずかしくないものか――… 実際にクローゼットの中身を見せて、 そんな相談も、したのです。]
一緒に……、 じゃあ。
ソルという子と、一緒に行ってみたいです。
[いつも、靴を一生懸命磨いているソルを思い出します。 ソルがお酒を好きかは解りませんが ミサの度に来てくれる彼と、日頃の御礼も兼ねて 一緒に行きたかったのです。
場違いな気まずさを感じない相手というのもありました。 ソルは、いつでも太陽のような笑顔で 私の不安を、どこかに吹き飛ばしてくれるのです。]*
(438) 2016/05/25(Wed) 22時半頃
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[eins zwei drei
手袋で覆われた指を擦れば舞い踊る幻想の炎 ひっそりひそひそ内緒の話>>424 友の耳元で行ったのは昔も――若しかしたら、今も
治療を頼めば『しるもんか』なんて言いつつも ふくれっ面のまま治療をしてくれていた君を思い出す
今も僅か痕は残るが、彼が居なければきっと 日の目にも当てられない醜い手になっていただろう]
何だかんだ言って、俺の事を気に掛けてくれるのが。 嬉しかった、んだよなぁ。
[思い出の中の彼は今よりもっと表情豊かで年相応 それでも、今も昔も変わらないものは確かにある 彼と自分との間の友情だって、その1つ 幻想の蝶々は彼にだけ見せる炎の幻 ――嘗て彼が客の為に特注して作っていた硝子のランプ>>287 それを彩る硝子の蝶々>>308を一度だけ工房で見た
其れが印象に、残っているからだ*]
(439) 2016/05/25(Wed) 22時半頃
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- その黒髪は母に似て -
[両親はもういない。 父は自分が成人になった頃に倒れ、闘病の甲斐無く旅立った。 哀しくはあったが、それよりも父が母の元へ逝けると 幸せそうな笑みを浮かべていた事が心を慰めさせた。
母はもっと早くに亡くなっていた。 元々身体が弱く、外で遊ぶ事も難しく、本を友としていたらしい。
そんな母と父が同じ本へと伸ばした手の重なりで出会ったなど。 本当に物語の様な出会いをしたのだと、子供ながらに 耳にタコが出来るほど聞かされた。]
『きっと神様が最高の人に巡り合わせてくれたのよ。』
[そう照れながら我が子に語る母は幼さが抜けなかった。 だが仕方ないだろう。 母は何不自由なく育てられたお嬢様だった。 こんな一般人の元へ嫁ぐなど有り得ないことだったかもしれない。]
(440) 2016/05/25(Wed) 22時半頃
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/* お酒飲んでも大丈夫かなって思ったけど、たぶんソルはお酒飲んだことないな……ぜいたく品……
(-122) 2016/05/25(Wed) 22時半頃
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[それでもそれが叶ったのは母の身の弱さだろう。
寝台から起きれぬ日は子供の自分の髪を何度も撫でた。 虹色の光も混ぜた黒髪は母譲り。 引いては母の実家の血に近いらしい。
噂を聞けば知っていただろうが、 好奇と憐みの目を向けられる事に耐え切れず、 目と耳を塞ぎ続け、気付けば母は宝石だけとなった。
ブラックオパールの輝きだけ残して消えた母。
神様とやらを嫌いになる何よりの理由だった。]
神様が廻り合せたなら、何故奪う?
[どれだけ噛んでも砕けぬシコリは、母と同じ髪の女性が 尋ねてくる度>>152じくりと痛む。
彼女には何の罪も無いのに。 ただ同じ髪の色と幸福な日々を送る姿は、 向けてはならない苛立ちの矛先だった。
それでも元々愛想はそれ程良くは無いから。 皆と同じに振る舞う事に粉骨する日々を送っていた*]
(441) 2016/05/25(Wed) 22時半頃
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[オペラの服についた埃を払うことを、当然と受け止める。 傍目にどう見えようとかまいやしなかった。 私の生まれは決して貧しくはなかったけれど、 お嬢様然としての生活は人生の五分の一ほどしかない。 こんなことでは、私の矜持は砕けない。
預言の有無にかかわらず、この地に生まれた者はみな それぞれ、さだめたる石を抱いて産声をあげ、 その瞬間、ある程度の命運が定まるものだと教わった。
野心に溢れるものならまた、違っただろうけれど。 私は今の暮らしが、妥当だとわきまえている。
見た目ほど裕福さを鼻にかけない彼女たちに対して 惨めな想いを抱かないための防御策でもあった。
『きっと私が穢れた娘だから、逢って貰えないのだ。』
時節折折に届く手紙に、度々混ぜ込む謁見の願いが いまだ通らぬ理由をそう、悲観しないためにも。]
(442) 2016/05/25(Wed) 22時半頃
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―金剛石の足音― [通信機を片手にホテルの廊下を歩む。 それこそ幼心の時より親しんだ空間は慣れたもの。 そこに常駐する従業員の対応も――そのはずだったが、
トン、と足音よりも固い何かが廊下の絨毯を噛む音。>>336
視線の僅か下をすり抜けるようにした人影に僅かに眉を寄せた。
街角で行き合うように軽くかけられる声に、 そういえば斡旋所から人を入れたばかりだったかと思い至り、 床と叩く音が常と違っていたことと、 書類に記載されていた「義足」の情報が頭の中で一致する。]
(443) 2016/05/25(Wed) 22時半頃
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[聡き犬は機微にも敏感に出来ていた。
例えば、遠目に大きな耳飾りを揺らす青年に気付いても、 微かに細く短い尾を揺らしただけで控える程度には。>>434
沈黙の嚥下を選んだ青年と犬。 傍らには彼の友人と養父。
触れる仕草はらしい戯れを滲ませるが、 彼の眼にはどのように映ったか。
一声も吼えぬ四足の身では、到底与り知らぬ話。*]
(444) 2016/05/25(Wed) 22時半頃
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[仕事を終えて院長室から出れば、部屋の前で待っていたカルナスへとお待たせしましたと声を掛ける。 さて帰ろうかと告げれば、出された提案に眉を八の字に曲げた。 掃除を頼んだソルの為だというけれど、それを食べたいのが目の前の人物だと容易に分かる故である。>>428]
それ、カルナスが食べたいだけでしょう。 素直にそういえばいいのに。
いいですよ。 ここまで付き合ってくれた君へのお礼も兼ねて。
[子供達へと褒美をやれぬほど金に困っているわけでもないのだから、素直に言われれば軽食を買っていくくらいお安い御用だ。 特に久々に帰ってきた友の頼みとあらば。
了承を示す様に頷けば、店が並ぶ商店街へと向かうだろう。]
君の提案なのだから、見繕いは任せますよ。 彼の好きな物だって、兄弟である君の方が詳しいでしょう?
[商店街へと向かう道すがら、買う商品は提案者へと投げようか。 彼にそちらを任せているうちに減った材料の買い出しもしていこうかと思案して。
採取にいかなければ取れない材料もあるけれど、一般的に売っているものだって必要であるのだ。]
私は別の買い物をしてくるので、そちらは任せましたよ。
[そういいながら多少の現金を渡して、一時別の店へと自らは入っていった*]
(445) 2016/05/25(Wed) 22時半頃
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前方不注意…か。 どうせなら後ろにも目をつけておくつもりで動くといい。
[不注意を遠回しに責める声音は平坦。]
評価は、個人のみならず、 その出自全般と、紹介した責任者にも波及する。 …覚えておくといい。
[責めるよりもよほど痛烈な内容で従業員の耳朶を打つ。
それでも愛想笑いでも浮かべて軽やかに走りされるならば、 むしろ高評価を胸の裡だけで下して>>337小さく笑った。]
(446) 2016/05/25(Wed) 22時半頃
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[雑用係から微かに感じた気配が何だったのか。 思い出せない茫洋とした記憶の彼方。 それでも、僅かに手を伸ばしたくなってしまった不可思議さに 僅かに首を傾げた。*]
(447) 2016/05/25(Wed) 22時半頃
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/* 眠くて文章の推敲がままならぬ…うー
(-123) 2016/05/25(Wed) 22時半頃
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/* >>442 後で拾いたい。
……独り言が唯のメモ帳と化している…!
(-124) 2016/05/25(Wed) 22時半頃
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/* 多分、こんなにガンガン遠距離から 縁故投げ合う村もそうないですよな。 ヤンストにきてるなぁ!って感慨深い。
(-125) 2016/05/25(Wed) 22時半頃
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[お散歩にしては、街外れです。 ソルは、仕事に向かう途中だったようでした。>>432 爆発音――…記憶の糸を辿ります。
礼拝堂の掃除をしていた時も。 フィエゴとお祈りをしていた時も、聞こえませんでした。]
もしかしたら…ハクさんの本屋に行ってた間かな? また、なんだ。
[比較的定期的に、爆音はここまで轟きます。 昔は、何が起きたのかわからなくて 絵本の中でだけ知る雷と間違えて おへそを隠して、ブルブル震えたものです。
しかし、あれはこの街の名物のようなものでした。 天変地異でも何でも無かったのです。
声のトーンを落として、ソルに尋ねられました。>>435 私は、ゆる、と表情を和らげ、微笑みます。]
(448) 2016/05/25(Wed) 22時半頃
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/* ちなみに今回ヴィスマルト選んだのは 宝石箱チップで一番好きなチップだったから。
前回も使おうかとちらと思ったのだが、 加害者サイドの希望との兼ね合いを考えて女子選んだのだよ。
(-126) 2016/05/25(Wed) 22時半頃
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ええ、是非。 いつでもお声かけくださいな。
[オペラが主たる酒場で働いた時、 話の流れで本業を告げてからは彼女もまた、浄化の依頼を 持ち掛けてくれるようになった。>>422 この街には不平等も理不尽も溢れているが、 常の半分しかない私の世界は存外優しい。]
(449) 2016/05/25(Wed) 22時半頃
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うん、今は、大丈夫。 お客さんもいないし、休憩なの。
ねぇ、私も… お掃除、お手伝いに行こうかな。
[靴磨きの布が、見えます。 きっと、仕事に次ぐ仕事なのでしょう。 たまには、私がソルのお手伝いをしたいのです。
一緒に酒場に行こうと誘った時のように>>438 そっと、ソルの服の袖をつまんで、握ります。
視線は、自然と暖かな光を携えるソルの髪飾りに流れて、 そして、彼の顔を再び見返すかたちで、定まるのです。]*
(450) 2016/05/25(Wed) 22時半頃
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んぐ! ……はいそうっす。食べたいっす、特に海老の奴。
[どうやらエメリアにはバレバレだったらしい>>445 そうです自分が食べたいです。だって美味しいんだもん いいですよ、と了承されれば大喜び わーいともろ手を挙げる様子は、昔と変わらない
商店街へと共に向かう脚も、スキップ踏んで軽やかだ]
りょーかいっすよ。とはいっても、 ソル坊は何でもおいしく食べてた記憶しかねっすけどね。
[”イイ子”だった弟分を思い出せばそう呟いて 錬金術の材料を買いにと一旦別行動をとるエメリアに、 じゃあエメリアの分と3人分買うからと、 現金を貰えば早速ピタパンの店へと並ぶ
任せられた!とばかりに元気にひょこひょこ向かう後ろ姿 彼からはまだ子供と思われるだろうか
一時期身を寄せた養護施設には、フィエゴの姿>>434は見えなかった 今日も忙しそうな”弟分”の1人を思い出せば 元気かねぇ、と呟きながら。行列並んで欠伸を1つ*]
(451) 2016/05/25(Wed) 22時半頃
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― 古い誼の錬金術師 ―
[自身から名を明かす者は少ないが、 古くから自身を知る者はもっと少ない。 精々、一方にしか流れぬ時間の矢に乗った縁程度。>>378
自身が家督を継ぐよりも以前から、 姿形も爆発癖も変らぬ街外れの錬金術師。
個人的に門戸を叩いたのは幼き日。 その頃、既に侍らせていた愛犬も今よりは小さく。 しかし、少年であった時分にも男は酷く大人びていた。 佇まいも、口振りも、ケルビスの名に恥じず。
口火を切り、彼に問うたのは子供らしい夢物語にして、 上流階級の皆々が口にすると同じ言葉。
―――― 君が飲んだと言う、霊薬はないか。
他言無用を唱えた直後の言葉は、 あれから幾らの月日が流れようと、工房で繰り返される。
変わらぬものも、穢れぬものも、ないと知っているが故。*]
(452) 2016/05/25(Wed) 22時半頃
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―硝子工芸家との語り合い―
[硝子工芸家と話すのは楽しかった。 いつもの丁寧な口調を崩すくらいには。
彼の作品のことの話を。 恋やら怪盗やら街で流れている噂を。 変わらぬ街の様子や自分の家の事を。 融資については頭が悪いから難しい顔をしながらも話したり。 語り合えることが嬉しくて笑って、相槌をうったり。 自分にとって難しい話には首を傾げながらもなんとか追いついていたり。
問われたことには少し考え込んだ後。>>392]
僕は頭が悪いから長くやってると忘れる。 なんだろうなぁ…人のことは忘れないように頑張ってるけどそういうことじゃないよね?
なんていうかな、一つには打ち込まない。 いつでも街を歩いて困っている人助けたほうがいい、かな? 僕なんかで助けられる人は少ないけどさ。
[これは変だろうかと眉を下げて首を傾げていたか。*]
(453) 2016/05/25(Wed) 22時半頃
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あ、ああ……そう、ですか……。
[返された言葉の意味>>433は齟齬と名を付けられていても、 自分の中の歯車の部品としてはカチリと噛み合い あからさまに落胆の声を作りだす。
ただ不具合の歯車なのか、軋んで痛む様な音が耳触りだった。]
本を枕に……丁度良い高さと硬さの本なのでしょう。 人には向き不向きがありますから。
[軋んではいても、彼へ受け答えるには不自由は無い。 一番適切で卒の無い言葉を選んで、少しばかり打ち融けた様に 笑って見せたが、思わぬ讃辞に歯車は一時言葉の作成を止めた。]
子供をからかう様な事はお止め下さい。 まぁ……手間が掛かると言う意味ではお姫様かもしれません。 湿気らない様に。虫が付かない様に、陽に焼けない様に。 大事に大事に扱われた書物は確かに姫様です。
あなたの手で起こされるなら幸いでしょう。
(454) 2016/05/25(Wed) 23時頃
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……決して色めいたなど……。
[紙の扱いは深窓の令嬢を扱うに似て。 この客なら絵になるなと素直な感想が生まれた矢先、 口を隠す仕草に歯車は不具合を訴え続けた。]
俺は勤勉と言うほど働いては……。 動かないと身体がなまるだけですから。
夕刻にお見えになるなら開けておきまし……ょう?
[早く離れたいと言う気持ちと、もう少し話したいと言う気持ち。 どちらも譲らず手を上げかけたが、実際に上がったのは 彼の手で。 耳に何が触れたのか理解するには数秒掛かる。
赤い耳は更に熱を持ち、零れるほど丸くなった目が 間近の男とこちらを黙って見ている忠犬交互に動きまわる。]
あ、あの……だ、大丈夫、です。 ……夕刻、お待ちしておりますから。
あ、フィエゴ! ちょっと待てよ。 施設に渡すのがあるんだ!
[何処に向ければ良いのか判らぬ目は 混沌の海を泳いで泳いでこんがり頭>>434を見付けだす。
丁度良かったとばかりに大声で名を呼べば、 客の距離に戻る為に、ぺこり頭を下げて離れようと*]
(455) 2016/05/25(Wed) 23時頃
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― ホテル・コファネット ―
失礼、支配人の依頼で参りました。 浄化師のシェニカ・チャロアイルと申します。
[再び足を進めて着いたホテル。 入口で軽く髪と息を整え、できるだけしとやかに そして威厳をもってフロントに名を告げる。
ロビーに腰を下ろし雇い主を待つ間、 ぐるりと内装を見渡す。
ここの名物である『雨の庭』>>110 そこにはまだ足を踏み入れたことはないが、 もうひとつの名物であるレストランは知っている。 ただし客ではなく、給仕として訪れたのだけど。>>400
時間ごとに色が変わる湖水に瞳を奪われ、>>111 客への対応が遅れるなんて失敗は、 歳相応の娘らしい、柔い笑みで許して貰った。 帰ってすぐ、シャオの店に向かい どれほど素敵な光景だったかを熱く語って、 あれと同じような砂時計を作れないかとねだったっけ。]
(456) 2016/05/25(Wed) 23時頃
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―いきだおれとの遭遇―
[いつの時か気紛れに進んだ道で路上で倒れていた人。>>398 流石に人が倒れていることは面白くはない。 少し頭が混乱して固まってしまった後。
大丈夫ですか、と聞いて起こすのを助けて。 相手の話を聞いて。>>399 相手のお腹の音に少しぽかんとしてからくすくすと笑ってしまったのは許されたかどうか。
とりあえずお腹が空いただろうと食べれるものを聞いてから自分も共に食事をしたか。 しぇにか、とはどんな人かを聞いて。
いろんなことを丁寧な口調のまま楽しそうに話したか。 変わったものの話、街で広まっている噂。 店の話になればきっと知っている店もあったかもしれない。
食事がすめばしぇにか、という人を共に探そうかと提案して。 そうしてどうなったか。*]
(457) 2016/05/25(Wed) 23時頃
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/* すぱーんって叩き落とさないハクくんの行儀の良さよ。
(-127) 2016/05/25(Wed) 23時頃
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―玉石の交わり― [ノブレス・オブリージュ。 それはこの街では、かの富豪ケルビスの当主に代表されし、 施しの一環。>>17
貧富の差など分かってもいない幼子へ 初めてその言葉を告げたは、かの当主。
互いに古くからなる家にして、気まぐれに姿を見せる彼は、 その時まではただの「お客様」だった。]
のぶれす…?
[この世でいっとう大事な宝石が産まれてから、 世界は変わった。
微笑む両親も、叔父叔母も、産まれたばかりの従妹も。 可愛がってね、大事にしてあげてねと、励ますけれど。 具体的にどうすればいいのか、まだ幼い子どもには分からない。]
…よく分からないけど、何かすればいけないことはあるのかな?
[子どもの戯言、と一笑しなかったのも彼の人にとっては一つの 高貴なる振る舞い、であったのだろう。]
(458) 2016/05/25(Wed) 23時頃
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[寄る辺ない子どもへの教育。 その一環として、施設で養われる子どもたちへの テーブルマナーの講習の依頼が ホテル・コファネットに舞い込んだのはそれから程なく。
年に数回。 頻度としては多くも少なくもない。 作法として身につくには、短く。 けれど、それが必要とされる階級が存在するのだと 突きつけられるには確かな数。
それをきっかけにのし上がれるか、否かまでは 当人の才覚次第。*]
(459) 2016/05/25(Wed) 23時頃
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[彼女のクローゼットを一緒に見ながら、相談にも乗っていた。 ラインナップはいかにも彼女らしいけれど。
その中で、自分の店と雰囲気も合うような服を選ぶ事。 それは案外と楽しい事であった。
そして、服を選び終えてから。 彼女の言う相手をもちろん、一緒に連れてくればいいと伝えて。]
(460) 2016/05/25(Wed) 23時頃
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[パーヴィスとソルを店に招待した時の事。
オペラも同行していた、そして店員には気にしないで構わないと言いながら。 お勧めの品と言ってあれやこれやと注文をして見せたり。
せっかく来てくれたのだからと、特殊な衣装を着せた店員に来てもらったり。 或いは、常連向きの裏メニューを用意させたりと。 正面から客としてくるよりも、遥かに良い待遇で歓待したのだった。]
(461) 2016/05/25(Wed) 23時頃
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[10人中7人が性別を誤認する日常の中にも、 シェニカの性を違えぬ瞬間があった。
紙に刻まれた詩や恋物語。 幼馴染が営む店に並べられた雑貨。 奇術師や工芸師が生み出す幻想や硝子細工。 聡明で威厳があって、でもどこかかわいらしい犬。 養護施設で無邪気に笑うこどもたち。 そういった、この手では決して生み出せない。 ――自身には似つかわしくない、ものに触れた時。
憧憬と羨望はすべて、諦めを含んだ淡い笑みとなって かたちをもたない魂の曲線を、垣間見せる。]
(462) 2016/05/25(Wed) 23時頃
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[一旦カルナスと別れ>>451自分は自分の用事を―――と店へと向かう途中で会うのは、ついさっき仕事を終えた場所の職員の一人。>>434 その人物の姿を見れば軽く会釈を一つ。]
おはようございますフィエゴ君。 今からお仕事ですか?
[まさか朝まで彼が仕事をしていたなど知らないので、そう予測立てたのは、彼が向かう先が今自分が通ってきた道だからだ。 施設の職員が施設への道を歩めばそう予想を立てるのも仕方がない事だろう。]
(463) 2016/05/25(Wed) 23時頃
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[上から降ってきた平坦な声に、頬が引き攣り背が竦む>>446 裏の仕事中ならば、後ろの目どころか上下に至るまで、意識を巡らせているものだけれど]
あはは……。 キーツのおっさ……や、仲介業者には世話になっていますんで、その、肝に銘じておきます。
[引き攣った愛想笑いを浮かべて、すたこらさっさと逃げ遂せれば。 ふううううう、と大仰に息をつく。
後ろで小さく笑われた事も、 こちらを追うような雰囲気にも>>447 気づくことはなく]
(464) 2016/05/25(Wed) 23時頃
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[皿を置き、出ようとした通信装置。 しかしそれは、繋ぐ前に途切れる>>347 出なかったからと言って気を悪くするような相手ではない事は知っている。 知らぬ事とは言え、作り手に盗品を売りに行った時ですら、怒り出すでもなく間抜けな怪盗だと呆れ果てていたのだから>>345
――以前より見知った顔>>346 しかしその記憶は古く、遠く。 言われるまで、忘れていた。
共に空の絵本を見た。 同じ絵本を読んだ。 きっと、友達だった子。 あちらこちらを転々としていた男にとって、数の多すぎる友人の一人]
(465) 2016/05/25(Wed) 23時頃
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[その時は、まだ、正体を知られるわけにはいかなかったから、気のせいでは?と誤魔化したが。 幾度となく通ううち、正体を明かすようになれば思い出したかもしれない。
尤も今では、そんな過去があろうとなかろうと、関係なく。 十年来の旧知のように、通信越しに、あるいは工房で。些末なことを語り合う仲であった。――会話の間に、獲物の情報を交えながら*]
(466) 2016/05/25(Wed) 23時頃
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/* 妥当な数字が出て安心しました。
あーもう23時!? というかメモ更新をすっかりわす、わすれてた。
(-128) 2016/05/25(Wed) 23時頃
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あ、パヴィー、出かけてたのか。 久々にすごかったぜ。 カル兄が言う事がホントなら、 たぶんすごい事になってる。
[広場まで響いたから、音だけでも凄さはわかる。 書店までは届かなかったみたいだけれど。>>448 街で聞くより、ココは迫力あるだろうなと、 それは想像でしかない。
今はもう、驚いて泣かないだろうけど。]
(467) 2016/05/25(Wed) 23時頃
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[休憩中と聞けば、声のトーンを戻す。 ソルと話をしていても、彼女は怒られないのだから。]
え、休憩中なのに!? 教会は朝も早いんだろ?
[手伝いを申し出られる。>>450 人手はあるに越したことはない。 だが、貴重な休憩時間、ゆっくり休みなよと、 訴えたけれど、摘まれたのはあの時と同じ指。>>438
勇気を出して、申し出た彼女を断れる訳もない。]
(468) 2016/05/25(Wed) 23時頃
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パヴィーは神官だし、たぶん良いと、………思う。 ………手伝ってもらっていいかな? 急ぎって言われてんだ。
[知らぬ人はいないノチェブランカの女神官様なら、 身分も性格もしっかりしている。 ソルもそれは証明出来る。
裾を握る手に、手を重ねて。 一緒に行こうと握った。]
あ、注意事項な。 薬品棚は触っちゃダメ。 奥の部屋は入っちゃダメ。 あと、細かいのは――俺が後で教えるよ。
[付いてくるパーヴィスに教えながら、工房を目指す 二人で。]*
(469) 2016/05/25(Wed) 23時頃
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[ピタパンの屋台に並びながら、色々思い出すのは食べ物の事 自分は海老料理や栗のケーキが好きである だが、嘗て施設で講習の一環として、 バカ高いホテルにマナーを覚える為だとかで 行ったときに食べた料理は糞美味かった>>459
でも一々どのスプーンを使ってとか どのフォークを使ってとか 糞めんどくさかったので途中で
『こんな料理美味しくない!』
と、本心と正反対の駄々をこねて マナー教育現場であったホテルのレストランを逃走して以降、 ホテル・コファネットに足を踏み入れたことは無い
唯――逃げた先の雨降る庭は美しく 其れを彩る緑を濡らす雫を見ながら 幻想の炎を揺らめかせ雨と交わらせ 誰か探しに来るまで虹を作り出していたのは 子供の頃の、話だ*]
(470) 2016/05/25(Wed) 23時頃
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[抜け足差し足のつもりも、どうやら気付かれてしまい。>>455 てへ、なんて苦笑しながら足を止めた。]
朝っぱらからよくそんな大声出せるなぁハクは。
[己も朝っぱらから大声を出した事を片隅に置いて。 横に居た父…、こと、犬のおじさんとも視線が合えば会釈を。
父へと会釈をし此方へと向かってくる姿を見つめていれば、 もう一つの声が鼓膜を振動させた。>>463]
あ、エメリアさんっ! お早うございます、 いやいや仕事は今日夜勤だったんで上がったばっかなんですよ。
[丁度考え事をしていた錬金術師とも鉢合わせ。 今日はよく人に遭遇する日だ、なんて思わず笑みを零した。]*
(471) 2016/05/25(Wed) 23時頃
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― 好事家とごはんのこと ―
[彼が助けられる少ないうちの一人は>>453 成り行きで、ご馳走になるかたちで、共に食事を頂きます。>>457 お勧めは果汁たっぷりのジュースと、>>45フレンチトースト。 それに、色とりどりのパプリカやグレープフルーツを和えたサラダ。 普段、教会の質素な食事しか食べません。 何を食べてもおいしく、そして珍しく感じていましたが 街に住んでいても街の多くを知らない神官は田舎者のように 彼の教えてくれた不思議なものの話や、噂を聞いていました。
怪盗の噂に話題が移れば、ちょっとだけ目を泳がせます。 お布施をくれる怪盗さんの宝の流れ場所を知られないようにと。
豪勢な内装の酒場に行った話をしました。 街のあちこちに出向く彼の方が詳しかったかも知れませんが、 料理もおいしくて、お酒もたくさんの種類があって>>461 世の中に赤ワイン以外が存在することを驚いた話をしました。
それに、まだ潰れる前のチョコレート屋さんの事を オルコットと名乗った彼から、教わったかも。>>6>>113
そのお店にも行ってみたいと、笑いながら食事を終え――、
猫を探すよりはきっと難しくない シェニカをともに探しにゆきました。
彼女を見つけ出せたかは、また別の話です。]*
(472) 2016/05/25(Wed) 23時頃
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―好事家と>>453―
安易に頭が悪いと云うは逃げぞ。 人は忘れる生き物よ、されど残せるもの。 歩く足の羽根休め、なぜ主は人を助けたい?
[ 問答めいたやり取り。 本当に頭が悪いものはそう言わぬ。 主は賢いが故、それ故であろう。と扇子が閉じる。 穏やかな午後。喫茶でのやり取り。 困っている人を助けたいという、言葉の具体性。]
主は施設にも顔を出しているのだろう なら、そこで学ぶか
(473) 2016/05/25(Wed) 23時頃
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/* オブシウス :ケルビス様崇拝、サーベラス可愛い、飼い主は胡散臭い 何れにしても遠いひと
ヴィスマルト :雇い主。辛い恋をしたり浮き名を流す遠いひと
オペラ :雇い主。高嶺すぎて見えない華。
シャオ :硝子を自在に操る自慢の幼馴染。
パーヴィス :神託の巫女。儚くかわいい、密かな妹分。
オルコットへのとっかかりは今貰ったのを返すとして エメリアは既に射程を絞ってるっぽいし、枝を伸ばすより今ある分に養分注いだ方がいいかな。
今回(も)フィエゴへの人気すごそうだねえ。
(-129) 2016/05/25(Wed) 23時頃
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もしくは…一度、仕事を斡旋してもらい 汗水たらして働いて見てはどうだ?
[ 伯父が営む斡旋所。 身内だけが知る笑い話で口にしたが。 顔は悪だが、面倒見が良い伯父を思い出して 世話になった身を顧み乍ら、ころり扇子で好事家を見 進めるのは彼の”助け”を確かにする形。
其処にはちょっとした身内びいきも入っている。 伯父さんはすごいんだぞと自慢したいお年頃故に。
もっとも好事家たる彼は、 斡旋所にも足を運んでいたかもしれぬが、されど 身内が一筆添えるのはわけが違うだろう。
次いで、恵まれぬ子らを助ける為に 物を盗んでみるか、など、冗談を付け加えても見て]*
(474) 2016/05/25(Wed) 23時半頃
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― 翠の工房 ―
[パーヴィスと連れ立って、 教会から工房までは、大人の足でそれほど時間はかからない。 子供の頃は、街外れと言う場所はあんなに遠かったのにと。 感慨深く思う事も、今は殆ど無い。
フラスコマークの看板は、彼の工房とわかりやすいのだが。>>85 窓から噴き出した埃が、間違いなくそこが"現場"だと伝える。>>86]
派手にやったっスね…
[ぼそりと溢したのも、しかたあるまい。 エメリアは一体何を作っていたのやら。 養護施設に届けると言っていた何かか。 いや、そんな爆発をする危険物は持って行かないだろう。]
鍵は預かってるんで、入っちゃお。
[鍵を開けて工房の中へ。 立ち止まらずに、テキパキと手を動かす。]
(475) 2016/05/25(Wed) 23時半頃
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俺は叩くから、パヴィーは窓からお願い。
[煤や舞い上がったのだろう埃は ハタキで上から落とす。
彼女は協会の掃除もするから、きっと慣れているだろう。 でも、ここは錬金術師のアトリエ。 危険物もあるから、無害だろう窓を頼んだ。 棚に近付けば気を付けて、と声を掛けるのを忘れない。
床はモップで、汚れを落としながら二人で磨いて。 割れたフラスコがあればまとめて箱に。 危ないから、やっぱりパーヴィスには箱を持っててもらう役目。 ――文句を言われてもこう返す。]
オルガン、引くんでしょ? もうすぐミサなんだし。
[笑えば許してくれると、知っている。]*
(476) 2016/05/25(Wed) 23時半頃
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―霊薬求める幼き客人―
[欲に塗れた社会の大人が、不老の噂を聞きつけ工房を訪れるのは珍しい事でもありません。 けれどその薬をそんな大人へと渡したことなどない。 そもそも存在しないもの渡せるはずがないので、そんな来客の事など次の日には忘れてしまう小さな存在でした。
しかしその言葉が、まだ幼き者の口から出れば印象には残るというもの。>>452 幼き姿とは裏腹に、その佇まいは彼が常人ではないと容易に察することが出来る物。 口から告げられるのは幼き可愛らしい子供の口調ではなく、すでに気品が滲むそれ。
だからだろうか。 見目が幼くとも、昔から彼を子供扱いしたことはないのは。]
噂は噂…――― そのような霊薬ありはしませんよ。
[目を細め口元に弧を浮かべ告げた言葉は彼にどう映ったか。 ただ、日頃同じように訪ねてくる不躾な客のように嘘だ隠すなと騒ぎ立てることがなかった事はなかったような気がする。 だからこそ自分は彼を気に入ったし、彼の言葉通りに彼の他言無用という言葉にニコリと頷いてみせた。]
魔法のような霊薬は本当の魔女でも探して頼みなさいな。 私が出来ることは0から1を生み出すことではなくただの足し算。
[それで生み出される依頼ならばいつでも受け付けようと、不老を求めた客を追い払わずに勧めたのは彼が最初で最後であった。
それ以来時折工房へ尋ねる彼は得意様であると同時に秘密の共有者のようなものだろうか*]
(477) 2016/05/25(Wed) 23時半頃
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/* たぶん、私、かなりキツい確定をしてしまう癖がついてる……… 直近二村が確定上等だったからなぁ………
何処までが、セーフかな。 キツかったらすみません。
(-130) 2016/05/25(Wed) 23時半頃
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[そんな相手との喫茶でのすれ違い。 手を振り返したが、果たしてその後どうしたか。 ふらり袖を振ればそろそろ書店の主も戻って居るかと
勝手気ままに喫茶を離れただろう。 その袖口には先ほど鳴らしただけの通信機。]
(478) 2016/05/25(Wed) 23時半頃
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― 行き倒れと好事家との記憶 ―
[定期的な穢れはそのまま、寿命の短縮へと繋がる。 自浄できるからといって油断はならないというのが持論。 けれどそれは、患者にはなかなか理解が届かない。
顧客管理も兼ねて、 常にSOSを受け取れるようにしても 発信できなければ意味もなく。>>398
なのでその中のひとり、パーヴィスの元へは定期的に訪れ また赴てもらっていたがいかんせんこの世界は 日時というものがどこか曖昧だ。 彼女の生誕日だって、漠然とこのあたりという感覚で。
そろそろ、という目算が生憎一日ずれて あわや彼女は行き倒れとなるところだった。]
(479) 2016/05/25(Wed) 23時半頃
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|
[自身の年齢であれば、妻を得て家庭を築いているのが道理。 尤も、己は血の繋がる縁者を持たないが。
図書の合間で育んだ想像力を摘むような無粋は起こさず、 少しばかり落ちた声のトーンを鼓膜で拾うだけ。>>454]
文字を揺籃にして、微睡の舟を漕ぐ。 せめて、見る夢は愉快なものであって欲しいが。
[彼の前で子を語る面差しは、些か老いの翳りが深い。 壮年を越えた父の顔、彼には恐らく縁遠く、もう見れぬもの。
されど、続けられた言葉はやはり洒脱を忘れず、 叡智の番人たる彼は遊び言葉を重ねてみせた。]
(480) 2016/05/25(Wed) 23時半頃
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そうして、手を掛けた姫君を私の下へ。 それはそれは、今度からはもっと恭しく迎えねばならないね。
書架の褥に並べ、長い夜には同衾に誘い、 ――――…かみの香りを聞きながら、無聊を慰める。
……ふむ、覚えておこう。
[指先で解すように弄ぶ彼の黒髪。 街灯に透かせば、七色が浮くのは母に似たのか。 癖も無く、はらはらと零れ落ちるは、一条に似る。]
(481) 2016/05/25(Wed) 23時半頃
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[しかし、戯れの手遊びで以って指摘した赤は、 一層に熟れて、漆黒の合間で色を深くした。>>455 おやおや、と口に出さずに目で語り、 耳裏を撫ぜて引くのは、それこそ姫君でも揶揄る態度。
謝罪を挟まずに居たのは、彼が浮かせた色が、 嫌悪の其れでないと一目で知れたが故。
悪趣味な悪戯を惜しみつつも、引き際を知らぬ生まれでない。 なにより、息子の前で初心を茶化すのは、悪趣味の粋を越える。
ひらひらと別離する蝶の翅を捥いでしまうことなど、 爛漫無邪気な、幼子であるまいし。*]
(482) 2016/05/25(Wed) 23時半頃
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[ 拗ねた顔はすでに忘れ>>465 共に見、描かれた『空』の色は硝子細工の中 誤魔化されて、されど思い出す>>466
彼に取っては数多い友人 されど、子どもにとってはかけがえなき思い出。 協力者となったのはそれゆえか。
…言わぬぞ、敢えて言ったら負けよとばかり。 ]
棺いや、…宙に描くなら羽根の方が、 翼、翼なれば蝋、虹彩見える硝子のがずっと
[ぷつぷつ。呟きながら歩く大通り。 友の羽根が自分だけに見せる幻惑とは知らず>>439 硝子細工に描くものを探す眼は周りを見渡しては 見上げた先には、天井が。
どれだけ見ても常人なればその先を知らぬ。 屋台に見えた影に、一瞬まだ食べるのかと思い>>451
旧友を呆れ乍ら見ては、さて。 ]*
(483) 2016/05/25(Wed) 23時半頃
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うん、久しぶりに街に出たよ。 カルにぃ? カルナスさん?
今、帰って来てるんだね。
[>>467ソルの話で、カルナスが街へ戻っていると 知ることが、できました。 彼がまだ施設に居た頃――遊びに行った時は 会う事も頻繁でしたが、今はその機会は薄く。]
………そんなに? 最近は、静かだった気がするけど
[あくまで最近は、大爆発はなかった。 小爆発が無かったとは言いませんが 惨状を想像して、瞳を白黒させるのです。
司教様は、幸いなことに教会を離れています。 やることは探せば残っていますが、 ソルと過ごしたかったので、休憩中という事にして。>>468 修道女に告げ口されて怒られてしまっても 今という時間が尊いのでした。]
朝は早いけど……だめかな?
[こうして首を傾げ、眉を少しさげて誘えば、 ソルが断れないことを、私は、知っているのです。]
(484) 2016/05/25(Wed) 23時半頃
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- 涙が降る書店 -
[紙には火気も湿度も厳禁だ。
湿度が高ければ硝子窓に水が付き、店を濡らす。 そんな時は街外れに住む年齢不詳の魔女から購入した 魔法の石が水分を集めて石へと変化させていた。
だが時折、水分も無いのに透明な石が見つかる事があった>>334 奇妙なことだと首を傾げる日々の中、 特定の人物が去った後にそれが落ちていると気付くと。
幾つも零れた透明な石を布に重ねて差し出した。]
これ……あんたの?
[その石の由来は教えてもらっただろうか。 教えてもらえなくとも、 同じ場所に落ちているのは知っていたから。]
あそこにあるのは父さんの道楽で揃えたのもあるから。 なかなか売れなくて場所取って困ってるから、 リサイクルだと思って格安で売ってやるよ。
[透明だけれど、何だか無下に扱えない石と共に 掛けた言葉に効果があったかどうかは判らないが、 少しだけ詩集の数は減ったのだが。 案外父が処分していたのかもしれない*]
(485) 2016/05/25(Wed) 23時半頃
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ほんと?
よかった うん、いいよ! 急いで行こう。
[ソルの力になれるのが嬉しいです。>>469 片付けを手伝えば、ソルの今日一日の仕事も 少しは軽くなるかもしれません。 無理に身体を動かし疲れて、石が穢れてしまう事より ソルに喜んで貰えるほうが、ずっと大切です。]
あ――…。
[袖を摘んだ手を、握られ引いて貰います。 こうして、手を繋ぐのはとてもひさしぶりで ソルに向ける顔は、急ごうと焦るものではなく 幸せそうな、ふんわりしたものでした。]
薬品棚と、奥の部屋はだめなのね? うん、ありがとう。
……教えて、ソル。
[これからお仕事の手伝いに向かうというのに 私は、にこにこ、遊びに行くように笑っています。 繋いだ手が、ぽかぽか温かだったから――…でしょうか。]*
(486) 2016/05/25(Wed) 23時半頃
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ねえ、コーラリア。 この、アフリカゾウのピアスと コブラのピアス。
…一体、どんなお客が買うの……?
[私はその日、幼馴染の雑貨屋で脂を売って、もとい 可愛い雑貨を観て英気を養っていた。 彼女の仕入れルートはなかなかに謎が深い。
お互いの性を交換したら丁度いいような二人でも、 他愛のないお喋りはそれなりに弾むもの。 今度はお客として来るわ、と手を振って 家路に向かう途中で、彼らと出会った。>>457]
パーヴィス……?やだ、すごい顔色……! ごめんね、ごめんね……!
[食事と、楽しい会話で体力は回復しても 彼女の穢れはその程度では濯げない。
ひとめ見た瞬間、駆け寄って 真っ白な髪に手を添え、額の白真珠に掌を添える。 途端、流れ込む禍々しいナニカにぐ、と息を詰め、]
(487) 2016/05/25(Wed) 23時半頃
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夜勤明け… それはお疲れ様ですね。
ゆっくり家で休んでなくて大丈夫ですか?
[まさか夜勤明けであるとは。>>471 小さく驚きの声をあげ、じっと彼の顔色を窺う。 覗き込めば多少の疲れも見え隠れするものというものである。]
あまり無理はしてはいけませんよ。 君の家族も心配するでしょうし。
[彼が元々養護施設出身だという事は知っている。 そして彼が引き取られた先も。
引き取られてなお兄やら弟やらと彼を慕う者も多いのだから何かあったら心配をする者も多いだろうと出た言葉。]
もしよければ滋養剤や栄養剤ならお作りしますけど…。 無理しないに越したことはないですけどね。
[忙しそうな相手である。 あまり立ち話も酷だろうし、自分も約束のある相手がいる身。 一つ依頼の提案だけをすれば、それではと頭を下げて別れを告げようか。*]
(488) 2016/05/25(Wed) 23時半頃
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[明るい髪と眼と、それに気質を持つ養子の下には人が集まる。 太陽よりももっと身近な灯火に、熱を求めるは人の性か。
愛嬌を振りまき、外での約束を守って会釈を向ける彼に、 己も軽く顎を引いて音のない挨拶を叶え、>>471 そこへ更に素性も秘密も知ったる錬金術師が姿を見せれば、 思わず小さく喉が揺れた。>>463
三者三様の目的が在ろうが、辞するは年功序列の妙。 足を半歩引いただけで、傍らの四足も腰を上げ、 意味深な目配せは、深い翠の瞳へと。
何度、彼の工房を訪ねたかは忘れたが、 最近は間隔の狭い来訪を重ねていた。 今度来るまでには、もう少し床を見たいね。と、 昔馴染みらしい冗句を交えつつ。
今頃、丸ごと工房が磨かれていることなど知らぬまま、 緩い足取りは、漸くを広場を抜けていく。*]
(489) 2016/05/25(Wed) 23時半頃
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あ、シャオだ。おーい!!
[既にパンをエメリアに奢って貰い、 更にこうしてピタパンを食うために並んでいるとは 呆れ顔の友人は気づかないだろう>>483
貰ったお金全てを使って多くのピタパンを購入し わんこ宜しく駆けよれば、 これ美味いぞーと其の1つを差し出してきひひと笑う]
エリーの御遣いについてきて、そのご褒美で奢って貰ったっす! 此処のピタパン好きなんだよね。 [自分の分は口いっぱいに頬張りながら話すので とってもお行儀が悪い もごもごもごもご口を動かしながら、 またエリーったら爆発させてたんだと身振り手振りは片手で話す 左の腕にはピタパンの入った袋を持っていたからだ
その片手には何時も手袋がはめられている 彼のよく知る、状態であろう*]
(490) 2016/05/25(Wed) 23時半頃
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[一方的にではあるが、妹のように思ってきた 彼女の負担を察せすらしない己の未熟さを呪う。
ぽろぽろと、眼帯の下から零れる透明な石は 彼女の穢れをろ過した果てのもの。]
続きは、教会に戻ってからにしましょう。 ――…あ、いやだ。失礼しました。 ええと……?
[最低限の浄化を終えてようやく、 目許のほくろが印象的な男性へと目を向け。 事情を聞けば、助かりましたと手を取って礼を述べる。 もし、"間に合わなかった"ら私は自身を許せなかった。
彼は、パーヴィスだけではなく。>>472 同時に私のことも助けてくれたのだ。]
(491) 2016/05/25(Wed) 23時半頃
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/* わんこまっしぐら(シャオに)
(-131) 2016/05/25(Wed) 23時半頃
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んー?
[切れた通信機を仕舞い、持ち場へと戻ろうと廊下を行けば、ロビーに腰を下ろす人物が見えた>>456]
お客様? ……じゃ、なさそうな感じ。
[物珍しそうに内装を見回すその仕草は、このホテルを利用する客層とは遠い。 宝石を穢したことのない男は、浄化師の世話になったことはなく。 故に、顔は知らず――]
あれ?
[否。 どこかで見た。 施設を転々とする間に、見た記憶がある、片目を隠したその顔]
(492) 2016/05/25(Wed) 23時半頃
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ええっと、 失礼を承知で、レディ。 どこかでお会いしませんでしたっけ?
[細身で、背が高い。顔だちも、中性的。 だけど男は、この人が女性だと知っていた。そんな記憶があって。 首を傾げ、不躾に問う]
(493) 2016/05/25(Wed) 23時半頃
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― 翠の工房へ ―
[教会と工房はそう遠くはありません。 もっと、手を繋いで一緒に歩いていたかったけれど 到着は思いのほか早かったのです。>>475
見るからになにかあったと示す煙が窓から風に運ばれて あ、と思い出して広めのハンカチーフで口元を覆います。 頭の後ろでうまくよわいて、お掃除ルックになりました。
煙は苦手ですが、こうすれば少しはマシでしょう。]
………家を吹き飛ばす爆弾を作ったのかな?
[そんなものを自分の工房で爆発させないでしょうが 私には、思い至れず、へんな事を言うのです。
鍵を開けて入るソルに続き、工房の中へお邪魔します。]
うん、わかった。 勝手に雑巾借りても大丈夫だよね?
[奥の部屋ではなく洗面所へ向かい、 雑巾を水で濡らします。 煤に覆われ真っ黒になってしまった窓を、 ちょっと丁寧すぎるくらい、丁寧に拭き始めます。
拭い終えた窓はもう少し広く開けて、 換気が行き届くように、しておきましょう。]
(494) 2016/05/25(Wed) 23時半頃
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― Phantomの夜へ ―
[パーヴィスに誘われたのは一度も訪れたことの無い、酒場。>>438 一度も、なのは、 まずお酒は贅沢品だと控えていた事。 そして、ソルが豪奢な店の雰囲気に合わない事。
一点目は"招待"という言葉で、断る理由は消え。 問題は2つ目だ。 簡素どころか、粗末な服しか持たないソルは、あの店で浮くに決まっていた。
ため息をつく。 せめて麻の服に装飾品や帯があれば。 あの門をくぐれるだろうに。 勇気を出したあの手を、振り払うことはしたくない。]
(495) 2016/05/26(Thu) 00時頃
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[路地を歩いていると、キラキラと。 輝きが見えた。>>21
稼いだばかりの貨幣を握って ―――本当は今日の食事になる予定だったそれを 工芸家の戸を叩いた。]
綺麗な硝子、売ってください。 出来れば安くて、少し豪華に見えるような―――
[目に付いたのは、赤い硝子をあしらった、帯。 これを肩から掛ければ、少しは立派に見えるはず。]
た、足りない分は、また払いに来るんで…
[くださいと、頭を下げた。]*
(496) 2016/05/26(Thu) 00時頃
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今に始まった夜勤じゃないですしね、有難うですよ。
今日は色々と野暮用があって、ゆっくりしてるヒマもないんです。
[ハハ、なんて乾いた笑みを浮かべながら。 その後ろ、まるで風の如く去っていく父を横目で見送りながら。>>489 視線はまたエメリアへと戻る。]
俺ってそんなに無理してるように見えます? 毎度毎度言われるんですよねその台詞…。
あぁ…そうですね、 父さんには無理するなと口を酸っぱく言われてますよ。
[子離れできない父で、なんて少し揶揄いめいた冗談で苦笑して。
血の繋がった親や兄弟は居ないが、血筋なんて関係ない。 共に過ごした時間が長ければもう家族と言えよう。 そう、ずっと思ってきた。]
有難うございます、でも大丈夫ですよ! その分、施設の方へ沢山お願いしますわっ
[己はちょっとやそっとじゃ倒れない、なんて言葉を紡いで。 時間がないのだろうか、 頭を下げて別れを告げるエメリアに同じように会釈。 エメリアの薬はよく効くと施設でも評判だから、 己への栄養剤よりは、 子供達へお願い、と去り際のエメリアにお願いを。]*
(497) 2016/05/26(Thu) 00時頃
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[よくよく見れば、幼い頃施設に遊びに来ていた "よその子"のひとりによく似ている。>>223]
オルコット……よね?久しぶり。 [眩しい太陽の元に人が集まるがごとく、 子どものいる場には、子どもが集まるもの。
今では隔てた世界も、元はひとつだった。 その中のひとりとの再会に、笑みは種類を変え。 ひと時、再会を喜んだ。]*
(498) 2016/05/26(Thu) 00時頃
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靴磨き ソルは、メモを貼った。
2016/05/26(Thu) 00時頃
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/* メモの必死さよ………
(-132) 2016/05/26(Thu) 00時頃
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―ホテル・コファネット― [事前に通達していた通り、 浄化師の訪れは速やかに伝わる。>>456]
お待たせしてしまったかな。
[ロビーで待つ長身はすぐに見つかった。
かつて給仕としてホテルで働いた彼女には、 初めましてとは告げず、代わりに久しぶり、と右手を差し出す。]
急な話で無理を言っているのは承知だが。 話を聞いていただけるだけでもありがたい。
[他の客に聞こえない充分なスペースを確認して、 話を切り出す。 支配人個人の執務室へと誘わないのは、 年若い女性であることを慮ってのこと。]
(499) 2016/05/26(Thu) 00時頃
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[ あ、見つかった。>>490 目敏い友め。とばかり扇子を鳴らすが その実、声を掛けられ嬉しくないはずがなく
駆けてくる彼を見てやはり犬ではないかと まさか幻影で犬を作っていたとも知らず>>219 差し出されたパンと彼を交互に見て
出世払いと言って居た友に、お金はと聞きかけ ]
…彼か。安易に餌づけせんでも。 おい、まて、おい。主がピカタ好きなのは知っている だがそれをすべて1人で食べる気か。
[朝からケーキを食べて まだその上、その量を食べるのかと呆れながら 差し出された1つを受け取る手を袖口より出して
もごもご動く口、頬を扇子で突き ]
(500) 2016/05/26(Thu) 00時頃
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[薬品棚はだめと言われていましたが、 割れていない瓶が落ちていたので、 簡単にだけ、並べ直しをするのです。>>476 なんだか良くわからない薬品の名前が書かれたラベル側を 使う術師が見分けられるように、整頓しておきました。
床をモップで共に磨いて、砕けた硝子の前で止まります。 拾おうとしましたが、ソルに制されました。 私の細い指は破片に触れず、箱を持つ役割を担います。]
ふふ、大丈夫だよ。 怪我は、――……癒せるもの。
[オルガンを弾く為の心配をしてくれる同い年の彼に、 その優しさを、噛み締めながら、ふにゃ、っと笑いました。]
ソルの歌声、頼りにしてるね。
[年端いかぬ子供も混じる、式典の歌。 彼は、音程のリードを取ってくれます。 ソルの歌声は、力強く、それこそ太陽のように明るいのです。
……私も、歌うことを許されるなら、共に歌いたいけれど。 それは、災厄を呼ぶ許されない願いなのでした。
彼には、ひどい音痴なのだと嘘をついていました。]*
(501) 2016/05/26(Thu) 00時頃
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後、食べてから話さぬか汚すぞ、落とすぞ。
[ その美味しいパンが零れると。 身振り手振りを見ながらも、袋持つ手をちらり。 手袋がはめられていると気づけば]
増えてないであろうな?
[何がとは言わぬが、視線は手袋の下。 怪我は増えてないかと問いかけながら、何処へ行くと 向かう先があるならば、邪魔はせぬが
久方ぶりに友と大通りを行くもよく ]*
(502) 2016/05/26(Thu) 00時頃
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/* cv村瀬歩になっていく(ジョーカー) リアントで、気障で陽気で真面目でうっかりで不屈な怪盗やりたかったん…。 やってみたら怪盗ジョーカーだったん…。 エメリアから姿を消すアイテムとか分身を作るアイテムとか用意して貰おう…貰おう…。
(-133) 2016/05/26(Thu) 00時頃
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紅茶か、珈琲、お好みのものを。
[さり気なく僅かな間を開けて控える秘書に女性を選んだのも、 支配人と二人きりであった、などという醜聞を被せぬ配慮。]
さて、シェニカ・チャロアイル。 ホテル・コファネットが依頼したいのは知っての通り宝石の浄化だ。
[飲み物が運ばれて、一口シェニカが喉を潤したのを見計らえば 仕事の話を切り出す。]
あまり女性の耳に入れたい話ではないが、 色欲《ルスト》の呪具として持ち込まれた石がある。
[年若い女性に耳に入れる話ではないのは重々承知だと ため息混じりに説明を。 その上でこうして詳細を語るのは、 かつての彼女の勤務態度に目立った落ち度がなかったこと。 従業員からの評判も上々で、 湖の移ろいに目を奪われる年頃の娘らしさは 却って微笑ましく受け止められる程度に好意的。]
(503) 2016/05/26(Thu) 00時頃
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ホテルとしても顧客の安全のために事態は早期に解決したい。 が、経営者としてはあまり大っぴらにしたい話でもない。
無論持ち込んだ人物の捜査も進めてはいるし、 石のうちの何点かは当局に証拠品として提出している。 しかし…だ、
[彼女の眼前に、数点の紅水晶を並べて見せる。 呪具として穢された程度と、浄化師としての技量の見極めのため。]
当局で記録の終わったものから浄化師に依頼することにしたが、 何分持ち込まれた数も多かったんでな。 急ぎの仕事ではないが少々手間だろう。
…君に、引き受けてもらえる仕事だろうか?
[石を吟味する浄化師の手元と表情を見つめ、確認する。*]
(504) 2016/05/26(Thu) 00時頃
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餌付け?んも。ごっくん。 ち、違うし。全部食べたいけど、 是は工房を掃除するソル坊の分も含まれてるし。 [でも余った分は全部食べるつもりだと大いばり とはいえ、良く施設に顔を見せていたパーヴィスも ソルと一緒に錬金術師のアトリエ掃除にお邪魔しているらしいので 余りは無くなることは今の時点では知る事は無い
ほっぺを扇子でつつかれながら>>500、 差し出されたピタパンの1つは彼の手に
そういえば、昔はその手で触れていてくれたものだが 最近専ら扇子だよなぁなんて、思う 一寸だけふくれっ面。但しパンを咀嚼しているから 唯リスの様に頬を膨らませた位にしか思わないだろう]
大丈夫、増えてないよ。 でも増えてないけど……治してくれるんだろう?
[無意識の甘えと信頼を友に見せ、 それから何処へ行くかと尋ねられたら]
んとね、錬金術の材料買ってるエリーを待ってるんすけど。 ……少しくらいはいっかな? 一寸”あの”公園まで散歩つきあって!!
[きひひっと笑って、シャオに笑む>>502*]
(505) 2016/05/26(Thu) 00時頃
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[その、オルコットや 先ほど触れたオペラが纏うような質のいい服でもなく。 片方を革の眼帯で覆い、手ぶらでロビーに佇む姿は 従業員とも宿泊客にも見えないだろう。]
……はいっ。
[物珍し気に、そして落ち着かない様子であたりを 見渡している中、従業員と思しき男に声をかけられた。
いえ、別に怪しいものではと弁解する前に、 透き通るような双眸を見つめて、尋ね返す。]
……はい……?
[疑問符の先は、どこかで出会った、の前。 初対面で女性と断定して声をかけられるのは 悲しいかな、私にとってはとても珍しいことなので。
けれど、理由はすぐにわかった。]
(506) 2016/05/26(Thu) 00時頃
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は、はは……良いお父さんぶりですね。 俺の父なんて取り敢えず拳骨落としておけば良いと 思う位手は早かったですから。
[子を思う言葉>>480は、店の中でも外でも変わらぬ 男の雰囲気そのままで、同じ父でありながら違う存在に やはり諦めきれぬ未練が過ぎる。
けれどその未練を載せて掌を誘う様に差し出すには 言葉は足りても経験は足りず、 紡ぐ言葉の含む艶と髪を遊ぶ指>>481に落ち着きを無くす。]
それでは、お待ちしております。
[彼のただの戯れだと気付く事も無く、友人が気付いたのを>>471 幸いにまだ重い鞄を抱えて駆け出した*]
(507) 2016/05/26(Thu) 00時頃
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/* まじで独り言メモがほしい・・・ほしい・・ 抽出できないこの!苦しさよッ・・・!!
(-135) 2016/05/26(Thu) 00時頃
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朝っぱらからって……お前どんだけ頭打ったんだよ。
俺は真面目に働いてるんだから、声も元気に決まってるだろ。
[軋む歯車は彼以外なら正常に回り出す。 いつもの本調子を求める様にフィエゴをからかう様に 声を大きく上げはしたが、別の姿>>463を見付けると 慌てて頭を下げた*]
っと、エメリアさん、おはようございます。 朝からそちらもお仕事ですか?
(508) 2016/05/26(Thu) 00時頃
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―灰かぶりの硝子―
[ 戸を叩く客は千差万別。 欲しいものがあるのなら我が工房へ。 その日の客は赤い『太陽』の子。
今は、魔法使いの居ない灰かぶりよ。 —頭下げる彼を前、扇子を閉じては開き。 ]
お代はそれで良い。 それで君は靴磨きであろう?
[ 硝子の魔法使いは近づき、囁く声を落とす 何故知っているかなど。彼が商売している姿は目につく 友の”弟”であることを差し引いても ]
何度か、ただで靴を磨いてもらえればな。 …ただし、それは魔法が掛かっている故 扱いにはくれぐれも注意するよう
[ その魔法が解ければ、どうなるか。 彼のような者が赤い硝子をあしらった帯を求めるなら それならば、それなりの訳があるのであろう。
赤い、硝子。 そこにはとある魔術が掛かっていると。 めかし輝く秘術を持つそれを授けて、扇子に顔隠し それから、何度か彼に靴磨きを頼むようになったか。
もちろん数度のちはきちんとお代を払い 硝子靴まで、磨いてくれと図々しくなる始末 ]*
(509) 2016/05/26(Thu) 00時頃
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(――――…あれ?)
[思い出した、はずの光景は しゃぼん玉が弾けるように一瞬で消えてしまった。
眼帯を押さえ、しばし思案した後。]
シャオの、お友達よね? もしかしたら工房で会ったのかしら。 シェニカよ。
[次に浮かんだ光景を、口にする。 両の足の義足は、今は制服に覆われているだろうか。 幼少の頃だけでなく、大人になってからは互いに キーツを介し、一瞬同僚になったこともあった気がする。
それ以外に、それより昔にも、 出会ったような覚えはあるのに。 その先はプリズムの反射で眩んで、映せず。]*
(510) 2016/05/26(Thu) 00時頃
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/* なんかぶっこみたいなーって考えた けど ヴィスマルトとの兼ね合いも含めて余白を設けたら結果真っ白。
(-136) 2016/05/26(Thu) 00時半頃
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― 翠の工房 ―
ぷ、―――くく、 爆弾なら、家じゃないところで実験するって!
[何も自宅を犠牲にして威力を見なくてもいいだろうと。 突拍子も無いパーヴィスの言葉に、笑いが込み上げる。>>494 しっかり者の神官様だが、こう言う辺りは普通の女の子と変わらない。 来る時に見た笑顔も。>>486
この言葉に浮かぶ彼女の表情は、きっと笑顔じゃないけれど。 それはそれで良い。 友人だから、見られる顔だろう。]
うん、お願い。 洗面所は、ここを出て右ね。
東の窓はさっき言った棚に近いから、気をつけてね。
[道で教えられなかった事も伝える。 見て教えた方が覚えやすいから。 しかし、こっそり気を利かせていた事は、 煤を払っていて、知らない。>>501]
(511) 2016/05/26(Thu) 00時半頃
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あ………そっか。 そうだった。 パヴィーは魔法があったな。
[治癒魔法の事を改めて聞けば、そうだった。 初めて会った時も、施設の"妹"にその魔法を掛けに来たのだった。
ソルに会う時、パーヴィスは役割よりも普通に笑う女の子に見えて。 どうしても忘れてしまう。]
聖歌は任せときなって。 ホントはそっちも抜けなきゃなんだけど、 トールの声が落ち着くまで、俺がやんないとな。
[施設の子供は養子になっていくから、 男声は貴重な低音。 ソルの代わりのトールは、 声変わりが始まったばかりで声が出辛いのだ。
しかし、音痴だから歌わせないとは、教会も酷い。>>501 でも彼女のオルガンは雰囲気に見合った優しい調べで、 それに合わせて歌うのも心地が良い。 その機会を失うのも寂しい気がして、 教会への直談判は今もやった事はない。]
(512) 2016/05/26(Thu) 00時半頃
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― 玉石の交わり ―
[自身にも稚き時代があるように、 ホテル・コファネットを仕切る支配人にも少年時代が在った。
彼と初めて謁見を叶えた時分は、 今の彼よりも年若く在ったが、既に当代の座を埋めていた。
犬を連れてスイートを取るなど些かの傲慢は示したが、 ケルビスとダスクの家は古くから親交のある資産家同士。 その上、彼の世代よりも親の世代に近い己に、 高貴なる義務を説かせる役が回ってきたのも道理の内。>>458]
―――…ノブレス・オブリージュ。 蒼き血を引く者には、相応の義務が伴う。 君も私と同じく、持って生まれたものがある。 持たず生まれた者へ、手本を示すと言うことだ。
[革張りに身を沈め、長い脚を組み替えながら若き黒曜が笑う。 同じ視座を持つなら助け合い、支え合えば良い。 だが、持つ者が持たざる者に与えるのは機会と言う名の施しだ。 利発な子供の頭を撫でもせず、持つ者同士の視座を重ねて。]
(513) 2016/05/26(Thu) 00時半頃
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―少々遡って・斡旋所―
よしてくれ。 年下の「お嬢さん」に言いように揶揄われているなんて、他の奴には締まりが悪ぃ。
[そうとも。変わり映えしない毎日のように、今日1日だけの記憶になるかも知れない。 木板に挟まれた狭い空間で、浮かべた笑みに肩を竦める。]
(514) 2016/05/26(Thu) 00時半頃
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私たちが支払うべきものは多くある。 いつか君も身を裂く義務を果たさねばならぬ時がくるだろう。 [それがどんなものか。 彼と常共に居た少女を知っている男は、 夢想と言う名の未来予想図を描いて、低音を操る。]
先ずは―――…、理解を諦めたまえ。 [幼子に告げるにはややも非道な物言い。 だが、隻眼注ぐ言葉は、達観と言う名の訓戒が込められていた。*]
(515) 2016/05/26(Thu) 00時半頃
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|
[仲介人の金庫は質屋の如く。 金の代わりが貴石であっても不自然ではない。
生まれに伴う石は、人それぞれ。 生きるに伴う石も、人それぞれ。
瑠璃の石。 その全てが言を預かり、言を予めるとは限らない。
だから、容易く浄化師に頼む。>>295]
(516) 2016/05/26(Thu) 00時半頃
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/* >>512 トールという文字を見るとにこぉって顔が隠せない (トールチップ大好き) (でもカルナスチップも大好き) (ガラーシャチップは(*´Д`)ハァハァする)
(-137) 2016/05/26(Thu) 00時半頃
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[音符――否、休符の印刻まれた紙片の1枚は岩蔵を出た。 残る5枚にも、やがて人の指が伸びるのだろう。]
もっと短い丈にすりゃいいのに。
[足早に消えた背。 服の下の華奢を想像するのは男の自由。*]
(517) 2016/05/26(Thu) 00時半頃
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[彼女の片目が、透明な双眸を見つめ返す>>506 何しろ馴染のある知人友人が多すぎて、顔と名前の一致しない人も多い。顔だけを知っている人も多い。 その表情から、記憶違いでないことは理解するも――
弾けるように、くるりと変わった表情に、目を瞬かせた>>510 続く言葉に、面食らう]
えっと…… そう、そう、シェニカ。 ……工房で、会ったのかな。
オレは、リアント。
[聞いた名前を鸚鵡返しに呟いて。 自分の名前も名乗って。 納得させるように、頷いた]
(518) 2016/05/26(Thu) 00時半頃
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[その前に、会った気がするけれど、どこで会ったのかが思い出せない。 名前は確かに知っているものなのに。
あれー?と、頭の中をぐるぐると掻き混ぜて思い出そうとするも そんな間もなく、やってくるのは先ほど別れたばかりの支配人>>499]
ん? ああ。 支配人の用事?……ですか?
[交わされる挨拶。 差し出された手。 交互に見て、思わず分不相応に問い、つけ忘れた丁寧語を慌てて足す。 変装中にはすらすらと出てくる紳士然としてよく回る舌も、素の姿ではさび付いてなんともぎこちない事か。
どうやら、なにやら込み入った話がある様子。 ぺこりと一礼し、男はその場を後に持ち場へと戻った**]
(519) 2016/05/26(Thu) 00時半頃
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/* こう、溺れまくってる自分を振り返るに付け、 この人々凄いなぁ。と同村者さん達に憧れるのであった。
(-138) 2016/05/26(Thu) 00時半頃
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[――支配人との謁見は、リアントとの再会からほどなく。
如何にも有能そうな秘書を従え、 あえて開かれた場所で行われた商談の場は>>499 彼が、世をにぎわす浮き名よりずっと誠実さを想わせる。]
ええと、では、紅茶を。
[まずは飲み物を、と尋ねられ種類を答えるまえに ぐう、っとなった空気音は閑散としたロビーに響く。
……しかし、自ら認めることはなく。 常より頬の温度をあげながらも、努めて平然として 今は、液体だけをくちに含もう。
胃を宥めた後、神妙な面持ちで語られる依頼。>>503 想像よりもずっと、深刻なものだった。]
2016/05/26(Thu) 00時半頃
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ふう… これなら、仕事は出来る、かな。
[二人でやれば、予想よりも早く掃除は終わる。 周りを片付けたら、あとは小物の整頓くらいだ。
フラスコや何かで濡れる鍋を拭き取りながら、二人を待とうか。 たとえ鍋が"何か"で濡れていても、特に注意は受けなかったからいいだろう。
小物の手入れには少し時間がかかるから、 二人を待つにはちょうどいい。 ソルに嬉しい少し寄り道をしても、気にならないだろう。>>428 ――ソルは。]
パヴィー、時間は大丈夫? 送って行こうか?
[心配するのは"休憩中"と言った友人の時間。 それは有限だろうから。 いくら予想よりも早いとは言え、工房の掃除だ。 それなりに時間はかかった。
一緒に教会へ行けば、説教の矛先はソルにも向くだろう。 "休憩時間"を過ぎさせてしまったのなら申し訳ない。 何より、自分のせいで、女の子を泣かせたくはないのだ。]**
(520) 2016/05/26(Thu) 00時半頃
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/* リアントの魔法は「活力」 傍にいる者の心の力を、プラスにもマイナスにも増幅させるパワーストーン的なあれ。 ダイヤモンドには、個別の力はないのじゃ…。
(-139) 2016/05/26(Thu) 00時半頃
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…そう、主は警戒心が無さ過ぎる。 ほう、ソル坊。あの子か、…いや…おい そのまま持っていたら渡す前に無くなるのではないか
[ 大いばりする友に。 余る前、かの靴磨きの青年の元へ行くより前 ついつい食べ歩きしてしまうのではないかと
アトリエ掃除の面子の数を詳しく知らぬものの こやつならやりおるとばかり、疑いの眼を向けては
つんつん。ほっぺを突きピタパンを受け取った その頬がふくれっ面を晒すのを見ても、気づかず 主は犬ではなく、リスであったかなど呟くだけ 扇子で触れるようになった理由など 聞かれた処で恥ずかしく、答えられる訳が無く。 ]
そうか、増えてないならいい…もう知らぬ。
[ 知るものか。と。信頼と甘えを見せる友を前。 扇子で顔を隠しふいっとするが、 それでも、彼が怪我したなら手を尽くすつもりでいて ]
怒られても知らぬぞ。
[ 笑む相手に思わず呆れ声。 されど、あの”公園”までと言われれば断る理由もなく 行くのだろうと歩き初め、隣り。友が並ぶのを待ち ]
ほんに変わりないな。
[ 其れが良いのだと。綻び、楽し気に 奇術の種を振り返るように扇が蝶羽根の如く舞った ]*
(521) 2016/05/26(Thu) 00時半頃
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靴磨き ソルは、メモを貼った。
2016/05/26(Thu) 00時半頃
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リアント……よね、うん。 [そう。その名も聞き覚えはある。 けれどお互い、こころあたりの種は違うと感じながら それを見つけることはできずに。
フロントから報せを受けたのか、 如何にも有能そうな秘書を従え現れた若き支配人に、 短い再会の挨拶を終える。 ――何もそんな、逃げるように立ち去らずともと思うが 就業中のお喋りを見られた者ならば当然か。]
(522) 2016/05/26(Thu) 00時半頃
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[自分が生まれる前からこの街にいて、姿も変わらぬ不老の魔女。 物語の様な存在に胸躍らせて、積極的に彼の工房の 窓から中を覗いていた幼い頃を思い出す。
いつ見ても変わらぬ姿は、目に見えぬ神より余程畏怖を呼び、 それでも神の様に信仰を求めぬ気さくな彼に 懐かない理由は無かった。
今では必要な書籍を配達したり、店を訪れてもらったり。 頼みごとを聞いてもらう形に変化はしたが、 今も抱いた畏怖の欠片は残っていて。
彼とフィエゴが会話を続けている間は口を挟まず 先程あの男の足元で控えていた犬の様に静かに佇んでいた。]
(523) 2016/05/26(Thu) 00時半頃
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警戒なんてしてちゃ人生愉しくないっしょ。 運命は気の向くまま風のままにってね。 自分で歩いて手に入れるものだよ、シャオ。 ……大丈夫だし。ちゃんと1個で我慢するし。今は。
[疑いの目には少しばかり心当たりがあったので目逸らし>>521 つんつん頬をつつく扇子に、もごもごいいながら咀嚼したパンを こくん、と飲み込んだ。リスじゃないし!!と注釈付きで]
えー見捨てるんすか? 俺シャオに見捨てられたらのたれ死ぬ―
[見捨てないで―と言いながらも、 彼が最後には、何とかしてくれるだろうと思っていた 扇子で隠れる顔は、どんな色を湛えているのだか] 怒られたらエリーに錬金術の素材を献上して許してもらうっすよ。
[隣に立って歩き始めれば、彼の呟いた一言に]
きひひひひ!俺は変わらねえっすよ。 ……ああでも、一寸だけ背は伸びた……筈。
[プラスされた身長は寝癖で跳ねた髪の分では決してない。決してない
結構変わったろ、と弟分は言っていたけれど>>366 こうして変わらないものがあると胸中で呟きながら歩く大通り ひらり空に舞い踊る扇子は菜の花に留まる蝶々の如く 揺れて、舞って視界を愉しませる
向かう途中で飲み物の出店を見れば飲みたいと駄々をこねたり、 市を見つければ冷やかしに見て、 是とかいいよなと海老のクッションを指さしたり 公園までの道のりは、色々騒々しいものになったろうか*]
(524) 2016/05/26(Thu) 00時半頃
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[――シェニカの素性について下調べは済んでいるのか。 気さくな挨拶に握手を返し、 改めて名を名乗ると朗らかに微笑んでみせた。
あえて開かれた場所で行われた商談。>>499 彼の所作のひとつひとつに見え隠れする気遣いは 世をにぎわす浮き名よりずっと誠実さを想わせる。 まさに、蒼き血を引く者のそれ。>>513]
ええと、では、紅茶を。
[まずは飲み物を、と尋ねられ種類を答えるまえに ぐう、っとなった空気音は閑散としたロビーに響く。
……しかし、自ら認めることはなく。 常より頬の温度をあげながらも、努めて平然として 今は、液体だけをくちに含もう。
胃を宥めた後、神妙な面持ちで語られる依頼。>>503 想像よりもずっと、深刻なものだった。]
(525) 2016/05/26(Thu) 00時半頃
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/* ★ノチェブランカ教会。貧乏教会。 司教、神官(パーヴィス)、修道士(庶務当番)、老いた修道女
(-140) 2016/05/26(Thu) 00時半頃
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色欲《ルスト》、ですか……。 [その呪具の名を口にした途端、自然と寄った眉根は 前髪に隠せても、重い声音は誤魔化せない。
それは、私にとって金や地位よりも遠いもの。 無意識に、無自覚に畏怖している欲求。
けれどそんなことで仕事を拒むようでは とてもこの先、浄化師などやってはいけない。 到底ひとりでは、生きてゆけまい。]
――――…。
彼の信頼に応えるために。己自身のために。 試すように置かれた紅水晶を手に取り。>>504 深呼吸をひとつして、指輪の嵌る掌を重ねた。]
(526) 2016/05/26(Thu) 00時半頃
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[フィエゴの父という言葉を耳にすれば>>497、目に入った>>489その姿を追いかけて意味深げに笑みを深めたのに気が付いた人物はいないだろう。 目の前の人物は夜勤明けだというし、気が付いたとしても彼の父親は正体不明の代名詞。 自分と彼との仲を息子だからと教えているとは思えないのだから。]
えぇ、依頼があれば施設の方へも赴きますよ。 その折はどうぞよろしくお願いします。
[ニコリといつもの笑みを浮かべれば、彼と別れて、もとよりの目的の店へと入っていく。]
(527) 2016/05/26(Thu) 01時頃
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[小麦粉、塩、ミルクに蜂蜜、その他諸々各食材。。 紙袋へと入ったそれらの材料を腕へと抱きかかえて、パン屋の近くをキョロキョロと眺める。 まさかソルの分も含めてと渡した金で買ったものをすでに食べ始めているなど考えもせずに。]
カルナスはどこへ行ってしまったんですかねぇ…。
[てっきり店の前あたりで待っていると思ったけれど、見知ったその姿は当たりには見つからず。 はぁ、とため息を一つ。
やはり見た目が大きくなっても彼はまだまだ子供なのだろう。 まぁ、しっかりと待ち合わせ場所を決めておかなかった自分にも非はあるけれど。
生憎ご自慢の道具類も今はもってないのだから。 店の店主へと彼の特徴を聞けば、別のものと歩いて行ったという話。]
しょうがない… しばらく待つことにしましょうか。
[ポツリと零した言葉には呆れが滲んでいただろうか。 とりあえず戻って来た彼に掛ける文句の一つ二つを考えておかなければである。*]
(528) 2016/05/26(Thu) 01時頃
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―斡旋所から外へ―
ほら、留守番任せたぞ。 金盗んだらタダじゃ置かねぇ。わかってんだろ?
[男は客の1人に小銭を握らせ、臨時雇い。 望みの紙片を探し、通信するのも自由。 ただし、仲介人が帰るまでは穴蔵から出られない。
それでも臨時収入を期待して、子供から老人まで賑々しい。]
……。
[通りに出て、まずは一服。 立ち上った白煙の消えた先を気にすることなく、体を伸ばす。]
(529) 2016/05/26(Thu) 01時頃
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/* うまく動けていない感。 パッション、パヴィーは視野に入れてるかな。 オブシウスはそこに達しているか、わからない。 シャオとの縁故も薄いから掘り下げて、 明日はPhantomに行こう。オペラに会いたい。 ヴィスマルトとオルコット………どう繋ごう**
(-141) 2016/05/26(Thu) 01時頃
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[途端、全身を襲うのはぞわりとした悪寒。 正確にはもっと違う質のものでも、今の私にはそうとしか 感じることができない類の、感触。
ひとが抱える欲の中でも特にどろりとしたもの。 こういうモノには、あまり同調してはいけない。 強い、意志を持って穢れを吸い込んでいく表情は 見る者によっては羞恥に耐える苦悩にも似て映るとは 自身では気づかぬままに。]
如何でしょう? ご期待に、添えられそうかしら。
[時間にして、時計の針が一周する間。 ふう、と息を吐いて掌を剥がせば、本来の輝きと透明感を 取り戻した紅水晶がそこに在った。]
(530) 2016/05/26(Thu) 01時頃
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/* 現在地を確認したが、広場組が一番多いのだろうか。 後は、店系、とか。
富豪の募集縁故、執事とメイドが気になって仕方がない。 そうだ、斡旋しよう。そうしよう。
(-142) 2016/05/26(Thu) 01時頃
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/* そういえば今日は夕飯は海老と韮のチヂミにした 明日は海老グラタン作るつもり 何故かこのチップ見てると海老食べたくなる不思議
(-143) 2016/05/26(Thu) 01時頃
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楽しむべき人生を送れぬようになるなよ。 そして、風に飛ばされ怪我するか。 …寝て待つ宝もあるだろうに。
今はって言ったな、以前そう言って 我の分もと言われた饅頭を全て食べたであろう。
[ 雄弁たる目そらしを細い目が見ながらも つんつんと頬つつくうりうり。 こくんと飲み込むパンを前 此方も一口運べばなんとなく懐かしい気がして。
注釈には、なら犬かとこてり首を傾げ ]
我が見捨てたぐらいで野たれ死ぬなよ。 ………、主がぜひにというなら治してやってもよい。
[ 扇子で隠した顔の下。 つんと澄ました振りをしているが、されど。 声の調子は愉しさと親しさを孕むのを隠せない ]
そんなもの、持っていたか? …我は出さぬぞ。
[ 飛び火するのではないか。何となく釘指しておき]
主が変わったら扇子で叩いてやろう。 え、…それ寝癖じゃ。
[ どう見ても寝癖だろ、それなど。 ほぼ横ばいの身長を眺めてまだ我のが上よと 勝ち誇った声を発してみたりして
友が胸中で何を呟いているかは知らず 変わらぬもの――—>>524、 友との距離を保ち歩きながら、扇子は踊る ]
(531) 2016/05/26(Thu) 01時頃
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[しゃんと伸ばした背は今は、座り心地のいいソファに委ねる。 食事を摂っていなかったお陰でやや消耗したが、 祓えないほどではない。]
日に浄化できる石の数は限られていますので、 お時間は頂くことになりますが。 急ぎでないならば、お受けいたしますわ。
もしかしたら、犯人についての"何か"も 察知できるかもしれません。
[色恋だとか憎悪だとか、強い念や呪いは時に、 石の穢れを通じて持ち主の感情ごと流れ込んでくる。 厄介な案件ではあるが、無事に成せればきっと 浄化師として大きな成長を果たせるだろうし。 何より暫くは、副業を探したりコインの数を数え、 項垂れる日々から脱せるかもしれない。
どうです?と尋ね返して、再び紅茶で喉を潤した。]**
(532) 2016/05/26(Thu) 01時頃
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やっぱり海老だ。
[ 飲物の出店に向かう背におい。と静止しながらも 駄々こねるなら、仕方無いと買い与え、自らも頼んで
友が冷やかした海老のクッションを 友の頭の上にそっと乗せようとしては似て居ると頷き ]
久しぶりに来たな。
[ 懐かしいと呟く手には扇子ではなく なぜか、出店で買った甘い飲みものと海老クッション いや、あまりにふかふかで可愛かったものでつい。 など工房の主は供述しており。
見えた公園。 幼い頃よりもさび付きが目立つ遊具を前に、 憧憬を思い出す眼は何時もよりも少し大きく どこか昔に近づいて見えたやもしれぬ ]*
(533) 2016/05/26(Thu) 01時頃
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―神官と宝石浄化師とのこと―
[相手は神官だったようで他の街から来た人のように聞く姿が少し面白かった。>>474 教会にはあまり行かなかったがこんな人がいるなら言ってもいいかなとか思ったり。
少しだけ相手が目を泳がせたのは特に何も聞かないことにして。
酒場に行った話を自分も楽し気に聞いた。 お酒の種類の話になるとついほほえましくなって笑っていたかもしれない。
チョコレート屋以外にも気に入った菓子屋や雑貨屋、とりあえず店の話をしたりもしたか。
食事を終えて、探して。]
(534) 2016/05/26(Thu) 01時頃
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[しばらく進めば相手を見て駆け寄ってくる人が。>>487 どこかで見たような気がするなと首を傾げながら浄化するのを見つめていて。 ぽろぽろと零れていく透明な石を見てまた記憶に引っかかって。>>491]
いえ、当たり前のことをしただけです。
[お礼を言われて思わず業務的な言葉を選んでしまったが。 目を向けられて名前を呼ばれて。>>498 やっと、思い出した。]
…シェニ?久しぶりだな。 こんなところで会えるなんて驚いた。 また会えてうれしいよ。
[つい、丁寧な言葉が抜けて明るく笑ってしまう。 自分を覚えていてくれたのがとてもうれしかった。]
今までのことを話したいけどそんな時間はないかな? また会えたら、僕が覚えてたら話そう?
[それでも神官さんの体調は気になるから。 約束をして別れたか。*]
(535) 2016/05/26(Thu) 01時頃
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―銀のナイフ― 「こんな料理美味しくない!」
[癇癪めいた声をあげる少年に>>470 窮屈なりに食事を楽しんでいた子どもの顔がびくりと強張った。
篤志家の施しは単なる金銭の援助に留まらない。 身に覚えた知識と知恵は、無くならない。 そのためのマナー講座であったが、 やはり馴染まない者には馴染まないのだろう。
理解することを諦めろ、とかつて告げられた訓戒が>>515 耳に蘇る。]
(536) 2016/05/26(Thu) 01時頃
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俺が探しに行くから、騒ぎを大きくしないように。
[落ちたナイフを拾い上げながら 不安げな子どもたちを宥めるよう従業員に告げ、 走り去った子どもの背中を追いかける。
まさに空気をざっくりと切り裂いた所業にため息一つ。
ホテルの中で子どもが逃げ込めそうな場所など限られていて、 自分は少年よりもよほどそこに詳しかった。
癇癪を起こして文句は言ったくせに、 皿の上は綺麗に食べ尽くされていて、 こんな時でもなければ料理人たちがさぞ喜ぶだろうに、とふと思った。]
(537) 2016/05/26(Thu) 01時頃
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[その日庭園に降り注ぐ雨は優しく、 しとりと足元の芝生を濡らす露が衣服を濡らすのも控え目。
その中で炎を遊ばせる自分よりも年下の少年の姿に、 安堵混じりのため息を零した。]
小さい子が、驚いてたぞ。
[あまり大声を出すものではない、と傘を傾けるも、 果たして素直に頷いたのか。
それでも、ぽつり、と雨音に紛れた声から少年が逃げることはなかった。]
面倒だろうが、マナーや作法を求められてそれを知らないと恥をかく。 自分も、だが。自分の周りの人間の評価にもなる。
[僅かに揺れた少年の瞳の色など知らぬふりで、雨音に隠すよう、 一人ごとめいた声を落とし続けた。]
(538) 2016/05/26(Thu) 01時頃
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面倒だろうが、面倒から抜け出す一番の近道は、さっさと克服してしまうことだ。 非のつけどころがなければ、文句を言われる煩わしさはないからな。
[施設だけでは教育が行き届かないにも事実だが、 馬鹿にされたくはないだろう?と尋ねれば 負けん気の強そうな瞳が返って、それが好ましかった。]
ほら、 お前が帰ってこないと小さい子がいつまでも心配する。
[だからおいで、と傘と手を差し出した。]
(539) 2016/05/26(Thu) 01時頃
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[幻想の炎はひどく美しかったから 去り際に一方的に約束を取り付けた。]
お前がもっと綺麗にその炎を操れるようになったら、 俺からこのホテルに招待するよ。
[その時にはドレスコードもテーブルマナーも 一切なしの無礼講だ、と笑った。*]
(540) 2016/05/26(Thu) 01時頃
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大丈夫、俺は何時でも楽しんで生きてるっすから。 怪我しても治療してくれると信じてるから! ……寝てたら、零れ落ちたら怖いからね。
[眠る様に死んだ己の唯一の肉親を思い出し告げるが、 続く指摘には目を反らして口笛を はい、御饅頭美味しかったです。だって栗の奴だったし>>531 つんつんとつつかれながら笑顔で誤魔化していたけれど 犬ではない事はちゃぁんと説明、しましたよ]
だって俺、人に頼らなきゃ生きていけない根無し草っすからね。 じゃあ是非!直して。シャオがイイ。
[あっけらかん、声の調子は何時も良好な彼に頼む 此方の声も、愉し気に]
大丈夫、奇術の礼にと持たされたもんがあるっすからね。 ……これ以上叩かれたら莫迦になるっすよ! ってちーがーう!!これは癖っ毛っす!
[横ばいの身長、されど僅か彼の方が上 ピンと跳ね髪も併せて、撒けているのが悔しい 勝ち誇る顔に唸りつつも、同じ速さで歩む大通り ――買い物を済ませて来たエメリアが、自分を待っている事態なんて このお馬鹿さん全く気付いていないのでしたとさ>>528
踊る扇子に眦緩め、幻想の蝶より尚美しく軌跡を空に描く其れを 手袋嵌めた指はゆらり、となぞる]
(541) 2016/05/26(Thu) 01時半頃
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だって海老美味しいし。
[髪飾りは母親の形見。海老に似ているが海老ではない 駄々をこねたおかげでコケモモの飲み物をゲットし啜りながら 頭の上に乗せられた海老クッションは、 確かに自分とよく似ていた……かもしれない>>533
久々の公園は多少遊具は古くなっていたが 昔の儘にそこにあって 何処か昔の様に目を少しばかり大きくしている友人に ピタパンの袋と飲み物の容器をベンチに置けば、 くるり、くるりと手を回し、序に身体も一回転]
――さぁさお立会い。 奇術師カルナス、姓は無し。 本日は御集りの貴方に一時の幻をお届けしましょう――
(542) 2016/05/26(Thu) 01時半頃
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eins zwei drei!!
―――種も仕掛けも、御座いません
[パチリと手袋越しに指を打ち鳴らし 色とりどりの蝶々を空に飛ばす
昔よりもより幻惑的に、幻想的に 柔らかな色彩の蝶々は公園を華麗に舞う そのどれもは、瑠璃と碧に覆われて、 まるで新緑の様にも見えただろうか]
……今のは、何点?
[ウィンク1つで尋ねる奇術師は、一寸だけドヤ顔である*]
(543) 2016/05/26(Thu) 01時半頃
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―大通り―
[頭上から降る光の魔法。 輝石は何処にでも埋め込まれている。壁に、天井に。 穿ってみれば、この街全てがケルビスの眼下にあるような――。
キーツは地に落ちた影を踏んで歩く。
シェニカの揶揄からずるりと引き連り出された記憶。 彼女が知らぬ、誤判断のその後の顛末。>>373]
げ。
[人に紛れて歩く姿を見掛け、思わず声が漏れた。 今一番会いたくない相手。
足を止めた男に気付くのは大抵黒犬が先。 今日もまた。
諦めるが吉。]
(544) 2016/05/26(Thu) 01時半頃
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/* ガチでメモ更新してなかった。(顔覆い) んんん。対象が5人から7人に増えるだけでだいぶ溺れるなあ。
んーーーーーーーー。 これはPCよりもPL的なこころの整理が必要、かも。
(-144) 2016/05/26(Thu) 01時半頃
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―硝子工芸家との語り合い―
…シャオのそういうとこ嫌いじゃない。
[自分と相手のやりとり、扇子が閉じるのを見て笑いを漏らす。>>473 穏やかな午後の時間が心地いいと感じるくらいに。]
やっぱりさ街歩いてるといろいろあるからさ。 どうしてもうまくいかない時もある。 困ってる人はほっとけないし。
[ちゃんとまとまってるかわからないが口にしていって。 施設か斡旋所か聞いて少し考えて。 否、数秒ほど停止して。]
働いてみるのもいいかもしれないかな。 あんまり長い期間はできないかもしれないけど。 シャオのおじさまのところに行ってみるかな。 シャオがそう言うならきっといい人だろうし?
[付け加えられた冗談には自分がやったらすぐに捕まってしまいそうだとからからと笑って。 改めて斡旋所のお願いをしてみたか。*]
(545) 2016/05/26(Thu) 01時半頃
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―喫茶店―
[そのことがあってから彼のおじさまのところにも行くようになっていたりする。 いろんなことを思い出しながら笑って。]
僕では嫌だった?
[扇子を振った彼に意地悪く笑う。>>425]
今度またシャオの作品が見たいな? 気に入ったら買わせてよ。
[彼にそんな言葉をかけて、喫茶店を離れるならそのままに。 パンを食べながらのんびりとしていた。
そういえば自分が買った彼の作品には失敗作はあるのだろうかとふと思ったがそればパンが喉を通る間には忘れてしまっていた。**]
(546) 2016/05/26(Thu) 01時半頃
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……どーも、サッピルス氏。 今日も散歩とは精が出るねぇ。
どれ、お前さんは――
[黒曜瞳の「愛犬家」に挨拶をし、黒犬の前に腰を落とす。 じっと隻眼を合わせても、懐かれている気配を一向に感じない。]
……っち。相変わらずの忠犬だなぁ、おい。
[黒犬に対しても男為りの挨拶を済ませて立ち上がる。 仕事の話は酒場が常だが、巡り合えた縁にと切り出すのは仕事の話。]
(547) 2016/05/26(Thu) 01時半頃
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― 雨よりも尚蒼き ―
[文句は言いつつ、綺麗にコース料理を平らげて 隠れ潜むは雨の庭。空から落ちる人口の雫に 幻の炎を躍らせていた子供の手には、既にこの頃から手袋が
安堵交じりのため息が背後から聞こえれば>>538 振り向いた時には、庭を彩る雫よりも尚濃い蒼が其処にある 赤みがかった色も孕む蒼鉛、 何処か金剛石の煌めきにも似ているその色を瞳に纏っている
自分より少し年上の彼に、 諭され少しばかりばつの悪そうな顔をする]
……う。そ、其れは悪かったっすよ。
[ぼそっと呟いた時に、顔に影が落ちるのに気が付いて 視線を上にあげれば其処には雨を遮る傘がある]
俺にはそりゃ無縁っすよ。 着の身着のまま自由に生きる。 何もかも笧なんてない。何よりも自由に!
[血縁がもう誰もいないからこそ言える言葉 友は居る物の、彼らにも別の交友関係はあり 自分を縛る鎖には聊か弱い物である 唯、周囲の評価につながると聞けば、途端にしょんぼりとしてしまう]
(548) 2016/05/26(Thu) 01時半頃
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そっすね。俺だけなら兎も角。 俺以外の、施設の子が不利益を被るのは、わりーことっす。 ……む、確かにそっす。でも、もーこんなお高い所にゃ来れねぇ。 金もないし、恥をかかせちまったっすからね。
古本屋でマナー本でも買って、覚えてみるっすよ。
[努力は元々嫌いではないからと付け加え 馬鹿にされたくはないからこそ、男の言葉に負けん気強く 瞳に光宿して頷いた>>539
おいでと差し出された傘と掌 彼の手に乗せた手袋に包まれた手は雨に濡れど少しばかり、熱い
帰り際に約された言葉に、 己の宝石が宿す色と同じ虹彩の目をパチリと瞬かせ]
……言ったっすね?約束っすよ。 そんときゃ奇術師カルナス、一世一代の舞台をご覧あれ!!
[その時、約した彼の名前を聞けただろうか 一切なしの無礼講でも、一度火が付いたならば止められぬ
今度会ったその時は、芸術的な幻の炎と同じく テーブルマナーでもあっと驚かせてやるからと
少年は固く、決意したのだ]
(549) 2016/05/26(Thu) 01時半頃
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[それから。数年経った今 幻想の炎は七色を湛えて様々な物へと形作られる
それでも頑なにホテルに赴かないのは 自分には場違いであることもあるけれど ”何時か招待する”といった約束。其れなら自分から 其方に向かう事などできはしない!と
頑なに約を守っているのも含まれている*]
(550) 2016/05/26(Thu) 01時半頃
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[エメリアとの会話を邪魔するつもりは毛頭無い。 待つ間に、あの男に触れられた耳から熱が零れ落ちていく。 頭を冷やすには丁度良い時間、単純にからかわれたのだと フィエゴの視線に流されるまま、立ち去る背に 子供扱いされた恥ずかしさにまた熱を籠らせて。
1人で体温の上昇と下降を幾ばくか繰り返した後、 フィエゴが1人になるのを見計らい近付いた。]
何か心配されてるけど、もしかしなくても無理してんだろ。
[比較的差し迫った暮らしでは無い身からすれば、 フィエゴに無理をするなと言うのはただの傲慢なだけだろう。 それでも僅かに顔を顰めながら、預けようとした 重い鞄を自分の手に持ち直す。]
父さん……?
[夜勤明けだとも聞いたから、夜は自適に本と灯りと煙草を 嗜む身分が無理をさせるわけにもいかず、 横に並んで今から施設にこれを届けに行くと告げたが。
気になる単語に思わず口を挟んでしまったのは 彼が視線を投げた先に、あの客がいたからに他ならなかった。]
(551) 2016/05/26(Thu) 01時半頃
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そういや以前に聞いていた、潰れちまったチョコレート店の。
探し人、来たらず―――…とさ。
[往来故に、愛犬家の正体を晒さぬ為に。 オブラートに包んだ言葉は、当の本人にだけ伝われば良い。
以前に依頼のあった、新しい使用人の雇用斡旋について。 残念ながら条件に合いそうな者が未だ現れない。 気長に待ってくれ――…と。]
急ぎ必要って訳でもないだろう?
[人手不足だからといって、好事家に頼む程の急事ではないだろう。 ゆるりパイプを咥えた。 場が場なら、ケルビス家当主の前での無礼と咎められる行為。
目的地の教会に着いたら、司教にはどんな挨拶をしようかと余所事を考えつつ、返事を待つ。**]
(552) 2016/05/26(Thu) 02時頃
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[ 楽しんで生きる友の一瞬>>541。 思い出したのは、此方も同じ。失言だったかと。 彼の肉親を思うのだ、 子の力ではどうすることも出来なんだことがある。 あの日、子どもは無力であった。
されどその空気は続くことなく 口笛吹き、笑顔で誤魔化す友に今度はなとこてり。 説明されれば一応は引っ込めて分かったと返すは軽く]
…痴れ者が。根無し草を好んでいる癖に 仕方無い‥……主だけぞ。
[ やはり甘い。折れるのは此方の方。 それでも毒も刃も込めるのだが、友の頼みは断れぬ ]
さっきの嫌なものはそれか、… え、まだ莫迦じゃなかったのかえ?え? 癖毛が伸びた?
[ 悔しがる友を前に呆けてしまった。 唸る声を隣、彼の待ち人がすでに待っているとも知らず 心地よい距離を共にあるきながら軽快なトークは続く
此処まで饒舌であるのは工房の常には珍しく 手袋嵌めた指が空に描く軌跡をなぞるのを細まる目で見 幼い頃なら重ねて遊んだ手の代わり、 扇子を添うように揺らしては羽ばたかせてみて]
(553) 2016/05/26(Thu) 02時頃
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―商談・浄化師と― [控え目に空腹を知らせる腹の虫に>>525 紅茶からやや遅れてチョコレートが 皿に盛られてやってくる。 もっとも、紅水晶に集中し始めた浄化師の目には 映っていなかったかもしれないが。
頬を僅かに染める羞恥を指摘するような不躾はせず、 仕事の話で流す。
色欲《ルスト》、と聞いて表情が曇るのも致し方ないこと。>>526 若い女性に昼間から聞かせる話題でもないのは承知の上だが、 これも商談のうちと割り切って浄化師の手元を見つめた。]
(554) 2016/05/26(Thu) 02時頃
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それで夜勤明けの腹と頭の具合は? どちらも空なら暖かい布団は兎も角、 空腹を満たす位は出来るぞ?
次の配達任せて良いならな。
[気にはなっても、しつこく聞き質すのも憚られる。 答えが無くても問題ない様に、自ら話を流して 内容は彼の頭と腹の具合へ。
夜勤明けで眠いならこれ以上付き合わせる気はないが、 食事に飛びつく元気があるなら正しく餌をぶら下げて 少しは仕事以外で話してもみようかと**]
(555) 2016/05/26(Thu) 02時頃
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[色欲《ルスト》、と聞いた瞬間の躊躇いとは裏腹に、 その手に込められる浄化師の力が 紅水晶からじわじわと穢れを祓っていく。
眉根を寄せたその表情が僅かに色めいた貌にも見えて>>530 目を伏せた浄化師には気づかれぬよう、 他の客の目に触れないように手だけで秘書へと命じる。
ややあって、浄化師が零した吐息とともに 姿を現した紅水晶にかつての禍々しい穢れは微塵もなく、 その輝きと本来の美しさを取り戻していた。]
(556) 2016/05/26(Thu) 02時頃
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それは知っている。
[ 彼の髪飾りが母の形見だということ 時折見える友の背後の面影を扇子が払うは常。 此方の髪飾りは…とある蝶の羽根。>>541
海老クッションを買えばその扇子が持てず 飲物を啜りながらの道中を行き 辿り着いた公園は昔と変わらず されどさび付き色褪せた遊具を有していた。
憧憬を浮かべるにはまだ若い だが、思い出すは止まることなく
くるりくるり手を回し、 身体回す友は突然と奇術師の顔を覗かせて ]
(557) 2016/05/26(Thu) 02時頃
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[――舞う幻惑の蝶は昔よりもより幻想的に。 色鮮やかな柔らかさを浮かべて>>543
ひらりひらりと瑠璃と碧。
見知った色が、公園の空を踊り魅了する。]
………。
[息を呑んだのは、それが新緑に見えたから それは幼い頃に浮かべた幻想にも近い。
何も見たくないと目を閉じた頃に 見た光彩の蝶より鮮やか ]
(558) 2016/05/26(Thu) 02時頃
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[どうか、と自らの仕事を尋ねる浄化師に>>532 返答などは限られている。]
――君の仕事の誠実さは充分に対価を支払う価値があるものだ。 改めてホテル・コファネットから 正式に浄化師へ仕事を依頼したい。
[もっと腕のいい浄化師を探せば、それはきっと存在しているのだろう。 けれど、目の前にある紅水晶の穢れのなさを見て、 別の浄化師を探そうという気にはなれなかった。]
浄化には精神力も使うと聞いている。 倒れられては元も子もないのでな。 無理のないペースで頼むとしよう。
(559) 2016/05/26(Thu) 02時頃
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犯人についての「何か」は…分かればいいが、 正直なところ分かっても口外できない可能性も多々ある。 気をつけなさい。
[ホテルの利用者のうち、富裕層の中には 「何か」があっても手出しできない相手が稀にいる。 くれぐれも無理は禁物だと言い置いて、 契約を結ぶことになった浄化師へと 金剛石と青瑪瑙のブレスレットを手渡した。]
ホテルの中での身分証明だ。 これをつけていればホテルからの依頼を受けた取引相手だと 従業員も分かるようになっている。
契約期間中であれば施設の利用は便宜を図ろう。
――もちろん、レストランのサービスも無償だ。
[今の時間だとお勧めは白身魚とホタテのサフランソースかな、と。
遠回しに腹の虫の鳴き声を慰める冗談。*]
(560) 2016/05/26(Thu) 02時頃
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[ 幼い頃、 母の為にと練習する友の背を追いかけた。 見えぬものを見てしまう目が恐ろしく。 誰が誰かも分からなくて、 知る友を探して見かけたのが始まり
―—見惚れてしまったなど。今更言わぬ云えぬ
彼が旅すると出かけた日に言わぬと主は決めた ]
…その顔がむかつくので、測定不可よ
[一寸だけのドヤ顔を捉えて ウインクもなんかむかつくと扇子代り 海老のクッションに顔を埋め、告げてしまった。
その裏に隠された言葉を言わぬようになったのが 友との距離への変化。昔であれば言えたやも知れぬ事 ]**
(561) 2016/05/26(Thu) 02時頃
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―招待状― [幻炎の奇術師殿へ。
そう宛名された封書が一通。 広場で賑わう彼の奇術に押しかける人に紛れて いつの間にか奇術師の手元に届いていたことだろう。
差出人の名はなくとも、 ホテル・コファネットの紋がはっきりと透かしで入った 封筒と便箋。]
「招待に相応しい腕前は磨けたかな?」
[いかにも挑発的な文面。
けれど書いた本人は、 怒りよりも負けん気を滲ませる瞳の色を思って 思わず手が滑っただけのこと。**]
(562) 2016/05/26(Thu) 02時頃
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雑貨屋 コーラリアがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(雑貨屋 コーラリアは村を出ました)
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[一瞬だけの寂寥は、直ぐに笑い声へと消える>>553 無力は互いに。しかしその後少年は青年となるに従い、 笑みで心を覆うを身に着けた
如何やら饅頭の一件は、誤魔化せたようで一安心]
きっひっひ!! じゃあお言葉に甘えて――お願いするっすよ。
[遠慮なく、折れた彼に告げれば 毒も刃もペロリ平らげ笑うのだ] 嫌な物……?臭いもんは入ってないっすよ? 呪い龍の骨とか一寸ばかしやばそうなもんはあったっすけど。 ば、馬鹿じゃない!馬鹿じゃないもん。 伸びてない、アホ毛も伸びてない! 伸びたのは背だけ!!
[呆ける彼にきいっと癇癪球を破裂しつつも 笑い声と共に話は弾む 扇子が蝶のように羽搏くを見ながら 指の軌跡もまた、なぞる様に連れ添う様に 柔らかく、舞うのだ]
(563) 2016/05/26(Thu) 02時頃
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[彼が祓うのは己の背に纏った母の面影 其れを未だ彼を友と呼ぶ青年は知らぬ]
く、ふふっ。そりゃそっすね。
[彼にはほぼ何でも腹を割って話してきた 話していない事といえば、もうそろそろ此の街から 拠点を移そうかという事だ
ホテルで出会った青年。彼の約束が若し叶ったら 根無し草はどこか遠くに向かうつもりであった その時は。次に来るのは半年ではなく きっと年単位と遠くなることだろう
さて、海老クッションは赤と白の色合い 対する友の緑、蒼のコラボレーションとでとっても良く似合う 因みに本物の海老が運河の乱れか何かで 市場に並ぶのが少しばかり遅れている>>183事は当然知らない
蝶の羽根模す髪飾り 其れは何処か捉えどころない友に良く似合う>>557 そして一度手を回せば、見知ったる友ではなく奇術師の顔を覗かせて 色鮮やかな幻を彼へと魅せようか]
(564) 2016/05/26(Thu) 02時頃
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[ひらりひらり、舞い遊ぶように 紺瑠璃、碧、蝶は色鮮やかに空を彩る
彼の持つ扇子の色よりより鮮やかに 鮮烈に、且つ柔らかに 緑の幻に包まれるように
何時の間にか閉じてしまった友の瞳>>561 もう一度開いたあの色が見たいのと同時に伝えたい事があった
――君を取り巻く世界はこんなに、美しい
彼の瞳が見つめる”モノ”は分からない 彼が言わぬから、此方も知らないけれど せめて自分の幻の炎で、彼の目を愉しませれたなら 嘗ては母の為と練習したそれは 今は多くの人の笑顔の為に。友達の笑顔の為に
飲み込まれた彼の言葉 聞いていたなら大喜びするのだろうけれど 測定不可と聞けばがっくり肩を落とすもまた頑張ろうと 其れはモチベーションに繋がる]
よーし、次こそはシャオにあっと言わせる そんな幻を見せて魅せてみるっすからね!
[びしっと人差し指を向けて宣言すれば クッションに顔を埋める友人に、 昔と同じように太陽の様に、笑いかけるのだ 昔とちょっと違う距離の変化に、気づく事もなく]
(565) 2016/05/26(Thu) 02時頃
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[そして何時の間にか 幻の炎にギャラリーが集まっていたのだろう 1通の封筒が誰かから差し出されて
其れを地下の天井彩る光にすかして見れば ホテル・コファネットからの紋付きの招待状>>562 文面見れば、挑発的な一言が]
……ほ、ほーぅ……
[覚えていてもらった嬉しさもある だが、この負けず嫌いに火をつけるその文章 奇術師は勿論、とばかりににいっと口角を、上げる]
上等、っすよ。エリーのアトリエでお茶した後にでも、 伺わせて貰おじゃないっすか! ……ドレスコードは無理っすけど。 ばっちりマナーと飛びっきりの幻想携えて、 にーさんの鼻、明かしてやるっす。
[待ってろよとばかりに其れを抱えて 己は楽し気にきひひっと、笑った**]
(566) 2016/05/26(Thu) 02時半頃
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― 書店にて>>440 ―
[時折本を買い求めに来る書店。
そこにあったのは微かな違和感。 時折だけれど、こちらに何か別の感情を持っているような。
とはいえ、自分相手だけに愛想が無い訳でも無い。 居合わせた他の客相手も同様に振る舞う店主を見れば違和感も氷解していた。
書店と酒場は違う。 時には過剰な位に歓待する自分と。 愛想は無いけれど、仕事は十分にこなす相手。
幸か不幸か、違和感はそこだったのだろうとオペラの中で解消され。 そして、オペラは今も書店に通っていた。]
(567) 2016/05/26(Thu) 07時半頃
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― Phantomの夜>>495 ―
オペラと申します、初めまして。
[パーヴィスの連れてきた彼に微笑みかけていた。 店の雰囲気に合わせようとしてくれたのか、帯に目を止めると。]
素敵ね、その硝子。 まるで王子様が身に着けているみたい。
[ね?と料理を運んできた女の子に声をかければ。 彼女も大げさな位に素敵なセンスだと褒めて。]
2人とも、店の雰囲気にも馴染んでいるし。 なんだか嬉しいわ。
[そう、お金を持っているからと酔っぱらって喧嘩とかされるよりも。 2人のように店の雰囲気に合わせようと気を使ってくれている。
それがオペラには嬉しかったのだ。]
(568) 2016/05/26(Thu) 07時半頃
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[エメリアを見送った後、見計らってやってくる友人。 ふぅ、と小さい溜息を一つ。]
んぁ?……あぁ違う違う、俺今日夜勤明けだっただけだよ。
[無理、と言うよりは眠さで反応が鈍くなっているだけだろう。 大丈夫だよ、なんてハクの肩を軽く小突き、 いつもの様に笑みを浮かべて。
上手く笑えたはずだった、ハクの単語を聞くまでは。 「父さん」と言う言葉に思わず肩が躍ってしまった。>>551 何とか誤魔化すべく、彼が重い鞄を掛けなおした腕に手を掛ける。]
あ、あぁ…俺の父さんにもよく心配されたなぁって、 エメリアに話してただけだよ、たったそれだけ。
[その鞄重すぎじゃね、なんて軽く話題を逸らせながら。]
2016/05/26(Thu) 07時半頃
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[エメリアを見送った後、見計らってやってくる友人。 ふぅ、と小さい溜息を一つ。]
んぁ?……あぁ違う違う、俺今日夜勤明けだっただけだよ。
[無理、と言うよりは眠さで反応が鈍くなっているだけだろう。 大丈夫だよ、なんてハクの肩を軽く小突き、 いつもの様に笑みを浮かべて。
上手く笑えたはずだった、ハクの単語を聞くまでは。 「父さん」と言う言葉に思わず肩が躍ってしまった。>>551 何とか誤魔化すべく、彼が重い鞄を掛けなおした腕に手を掛ける。]
あ、あぁ…俺の父さんにもよく心配されたなぁって、 エメリアさんに話してただけだよ、たったそれだけ。
[その鞄重すぎじゃね、なんて軽く話題を逸らせながら。]
(569) 2016/05/26(Thu) 07時半頃
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あぁもう腹ぺこ……、 頭はいつもと同じように救いようが――っておい!
あーもうお前の所為で腹減ったわ……奢れよ奢れ! 俺はいつだって金ねぇんだからさぁ…って次の配達ってどこよ。
[肩に腕を絡めてズシ、と態と体重を掛けて。>>555 お前の所為だなんていちゃもん付けながら飯だ飯と強請り。
生憎未だに給与の半分を施設へ渡し、自らは資金貯めをしている。 故にいつだって金欠なのは致し方なし。
否、配達と聞けば明らか嫌そうに眉間に眉を寄せた。]
とりあえず飯だ! お前の好きな所でいいぜ、俺ってば優しぃ。
[背中をバンバンと数度叩きながら、 早く行こうぜ、と移動を少し強引に促した。]*
(570) 2016/05/26(Thu) 07時半頃
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[ 友の笑顔が心を纏うもの 此方の口調と姿勢はそれによく似て居て。 似たもの同士、気が合うのもまた道理。
誤魔化されたわけではない 時に引き際が肝心と思い出したら弄るすべとして ]
…ふん。
[ 了承代わりの頷きは平らげた笑みに勝てぬ ]
呪い、…ちょっと帰ったら持ち物チェックする。 それまで海老は抜きよ。 馬鹿じゃないならなんだ痴れ者か、阿呆か。 え?背?我に未だ勝てぬ背がのびた?
[ あ、それあかんやつだ。と思った。 あれほど知らない人から危ないものは貰うなと口酸っぱく言っているのに。この分だと他にもあるだろう。そう当たりつければ、そう告げて。 続きは、突込みから呆けに。癇癪球を破裂させる友ととも、話は弾み。舞う扇子は楽しげに揺れては、ひらり。 なぞる様に連れそうように柔らかく舞う指先楽しみ ]
(571) 2016/05/26(Thu) 08時半頃
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[ 友を案ずる面影も過ぎれば悪鬼となる。 一定範囲、友との歩幅。腹を割って話してきた。 それでも伝えてないことはある。 例えば、世間騒がす怪盗との関係。 秘密裏な話し合い>>
彼がもし拠点を移すと話すならば。 いや、それは今の時点では思惑外故。 旅する友との再会が遠くなることもまだ知らず
海老クッションを似あうなど思われているとは予想外 気に入ったのでふかふかしている。すごくふかふか。 本物の海老が市場にまだ並んでないとも知らず 今日の夜の献立はどうするか、どう海老を使うか
蝶の羽根は止められ動かず 友が奇術師へと変わるのを見届けて 色鮮やかな幻世界に誘い来る。 ]
(572) 2016/05/26(Thu) 08時半頃
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[ ひらりひらり、舞い遊ぶ蝶は鮮やか 瑠璃色、碧、蝶は薄い目にもよく映った。 けれどその目が大きく見開かれることはない。
もう一度と願われているとも知らず 瑠璃色蝶を追いかけ、手を伸ばし掛けては止め どうしてこの色を出した、そう思うのだ。
母の為から、芽吹き花開いた幻惑。 多くの人の笑顔の為、友の笑顔の為の幻想。 それを見て笑みを浮かべることはない。
楽しんでいると知らせる程度の口調声音はあれど 満面の笑みを浮かべるすべはなくして久しく ]
次は、いつになるやら …期待しないで待っておくよ。
[ がくり肩を落とす姿は、奇術師から友に。 それが次のモチベーションに繋がると知っているから 余計云えぬとは言い訳を胸中で述べながら
此方むく人差し指が宣言するさま眺め 太陽の様に笑う顔を眩しげ見つめるは『夜』の目。 遠い昔見た本の、太陽はまだ作れぬままで ]
(573) 2016/05/26(Thu) 08時半頃
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/* 昨日はもうお手々が痛すぎてロル打つの無理だった…。 今日は病院の日だから大丈夫! ちゃんとお薬もらってくぅ!
(-145) 2016/05/26(Thu) 08時半頃
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なんだそれは…?
[ いつの間にやら増えた幻惑のギャラリー それらから距離取るようにともへ近づき寄り 紋付きの招待状と友の顔を見比べて文面を盗み見 ]
何やった。…壺でも壊したかえ
[ 挑発的な文面に思わず一言。 彼がマナー講座を受けていたとは施設の事>>47 施設に済んだことのない身は分からず
そこでのオーナーとのやり取りは範囲外>>538>>539 よく見える目にも知らぬことは存在して 呆けとともに負けず嫌いが決意する隣りこてり首傾げ
金は貸さぬと見当違い。>>566 ]
…いや、そうだ。 彼を待たせているんじゃないか、 ドレスコードなら我のを使え
何着か工房内に放ったままのがあるゆえ 他は触るなよ、下手に触れば爆発する …貸す代わりなんの話か教えろ [ 待ち人の存在を思い出せば、扇子で。はなく クッションでぐいぐい頬を押してギャラリーを掻き分け 公園より抜け出そうとするであろう。 今格好つけても何もならぬぞ、このこの。
幼き頃の面影遊ぶそこが随分騒がしくなったと。 硝子の中に何着か放り出された礼服は大人になり 招かれるようになった先で必要になったもの ]**
(574) 2016/05/26(Thu) 08時半頃
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[海老料理は荷物チェックの後らしい。解せぬ>>571 一寸呪いのブードゥ人形とか、コトリ箱とか そういったものしか持ってないのに理不尽だ!
未だ友人には背が勝てない 遺伝だから仕方ない。でもいつかは追い抜きたいと思って十数年 一度も勝てないままに今に到る 成長期は終わってない……と信じたいものである
彼が内に抱えている物はしらず また、己も内に抱えている物は全てを晒さない 其れは大人になる事、なのかもしれないが少し寂しいものだ
割と似合いの海老クッションをふかふかしている様子は 昔の様な、素直だった子供同士の頃の様な錯覚を覚える>>572
蝶は昔の記憶へ誘い。また同時に幻想の世界への案内人となる 彼の為のオン・ステージ ギャラリーに見られたのは想定外、ではあるが
――蝶々は自由(そら)が良く似合う]
(575) 2016/05/26(Thu) 09時頃
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[彼の瞳は昔の様におおきくは開かない>>573 それは自分の修行不足、といったところなのだろう その人を想いて舞う幻想は、思いを色に宿して燃え盛る 人が触れても火傷はせぬが、燃やす己の肌は炙る
愉しんではいるのだろう。口調に滲む楽しさがそう言っているけれど 何時頃からか、彼の満面の笑みは見られなくなった]
さぁて、何時頃になるっすかねぇ。 でも何時か!何時かはきっと……だから首洗って待ってるっすよ。
[奇術師の仮面は剥がれ、再び彼の友となりて 夜を指さす太陽は、本物には未だなれず
そんな折か。かつての約束からの招待状が届いたのは
不思議そうな顔をする友人に、 壺は壊してないとぶんぶん首を横に振る]
俺昔一回しかあのホテルいってねーっす! だから壊せない!壊せない!!!
[施設のマナー講座の事はともに内緒にしていた 金は貸さぬと言われても、借りる予定はないからねと 言い繕ったところ――]
(576) 2016/05/26(Thu) 09時頃
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え、いいのか? やったードレスコードとか初めてっすよ!ひゃっほぅ。
[自分の方が僅か背が低いものの、 シャオの者なら余裕で入るだろうと大喜びで行為に甘えよう 大丈夫、興味はあっても下手に触れない>>574 エメリアの錬金術師工房を知ってる身からすれば、 目的以外の物を触っての大爆発は、あるあるの日常であるから]
うーん、うーん。 ……教えなきゃ、駄目?
[言えば漏れなく過去の自分の我儘が露呈するのだがと苦いかお でも、結局は海老クッション攻撃や ドレスコードの恩恵の為に掻い摘んで話す事にはなるのだが
公園から彼が急かす事で漸く待ち人を思い出した鳥頭 急いで帰らねば!とピタパン袋とジュースの容器を持って 2人ですたこらさっさと公園を抜け出した
礼服ってそういえばどうやって着るのだろうか ――着用方法は大まかに普段着みたいなもん、だよね?*]
(577) 2016/05/26(Thu) 09時頃
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[がしゃあん! ぱりぃん!!]
……っちゃー。
[厨房の奥で、甲高い悲鳴を上げながら白磁が砕ける。 もともと皿割りの常習だが、旧知との再会に戸惑いを覚えたせいか>>522、どうもよく手が滑る]
洗剤、変えました? やたらと手が滑るんだけ……あてっ
[洗剤のせいにしたが通用するはずもなく、ぽかりと洗い番に叩かれた。 へいへい、わかりましたよーっと。 屈んで、割れた皿を片づけていく。この皿一枚と1日の給料と、どっちが高いだろう。飾り気は少なくシンプルだが優美なラインで、密が濃く、ひとかけらが重い]
――っ、あー。
[右の人差し指に、冷たさを感じるような鋭い痛みが刺す。 しくじった。 白磁に朱が散り、水と泡に滲んで花が咲くように広がっていく]
(578) 2016/05/26(Thu) 09時頃
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[厨房での怪我はご法度。 血を落とさないよう、エプロンで押さえながらスタッフルームへと引っ込む。 思いの外深く切ったらしい。脈打つように血が溢れ、なかなか止まる気配がない。
治癒魔法の一つも使えれば、止血くらいは容易だろうに。 金剛石は、周囲に働きかける石。どうにも、そういった方面への才はなく。 精々、「活力」を高めて自然治癒を高める程度。
この指では、この後のベッドメイクも清掃も行えまい。 よって、怪我による早退として、勤退表につけられる。数々の不始末も、報告書の一部に紛れて支配人に伝わるだろう。
――そこまで目が通るかどうかまでは、分からないが]
(579) 2016/05/26(Thu) 09時頃
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パーヴに治して貰うかなあ。 それともエメリアの薬か。……あれ、滲みるんだよなあ。
[ぼやぼや。 呟きながら通用口からホテルを後にして、止血帯を巻き付けた右手を見る。 夜までにはどうにかしないと、仕事に差し支える。
やっぱり、教会に行こう。 薬は滲みるし、痛いのは嫌いだ。 天下に名を轟かせる大怪盗がなんとも情けない話だが。 ひとまず教会へと向かうのだった。
思いがけずに空いた時間。 先ほど取れなかった通信機を繋ぎながら**]
(580) 2016/05/26(Thu) 09時頃
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/* 怪盗がらみで伸びるか 義足がらみで伸びるか お相手様次第で変わりそう
想定? どっちもノ―プランですが、なにか!!
(-146) 2016/05/26(Thu) 09時頃
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/* ゆっくり回収したいぜ(盛大な寝坊なう
(-149) 2016/05/26(Thu) 09時半頃
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/* 早寝したぶん朝にロールを書きにくるつもりが寝溜めモードになってしまうとは…
コーラリア!
コーラリアとも繋ぎたいんだよね。 シェニカの回収をするタイミングが良さげかな。
(-150) 2016/05/26(Thu) 09時半頃
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/* キーツさんも良いなぁ、 ロルが凄い好みなんですよなぁ。 読み易くてテンポが良くて、目が喜ぶ。
(-151) 2016/05/26(Thu) 10時頃
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/* [ソルに笑われてしまいました。>>511 確かに、棲み家を吹き飛ばしてしまうのは大変です。 真面目に世間知らずなだけですが ソルに、私の事で笑って貰えるのは嬉しいです。
それに、いつも太陽みたいに笑顔を絶やさないソルですが 自然に溢れる、こういう時の表情が いちばんあたたかで、どこかほっとして、すきでした]
[ソルのお陰で、エメリアのおうちに詳しくなります。 時々響く爆音や、見世物目的ではない七色の煙。 約束の晩まで使命から逃れられない私の身を案じ 司教様が近付くなと仰るものだから。 遠くなくとも、足を踏み入れる機会がありませんでした。
謎色な薬や、調理器具のそれより頑丈そうな鍋>>520 硝子職人が手掛けたかもしれない割れたビーカやフラスコ。 教会に無いものを沢山見れて、嬉しく。
ソルのお陰で、知らないものを知れたのです。 お手伝いで来ているというのも忘れて 不思議な場所に連れてきてくれたソルに 感謝の気持ちで一杯です。 口許は大判のハンカチーフに覆われているけれど にこにこ、にこにこ目尻を弛ませ、上機嫌でした。]
(-152) 2016/05/26(Thu) 10時半頃
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[早々に若人らの輪を離れたのは、カルムの店主を慮った為と、 自身の正体を知る二人が顔を合わせていた為。>>507
二人とも不用意に隠し事を暴く無粋ではないが、 特に同じ姓を与えた養子は嘘が吐けない。>>497 年功序列を重んじる階級気質も、 聡明な彼の機転を当てにするのも憚られた。>>527
子にも明かさぬ秘密を抱え、踵返した背は遠く。 傍に寄り添う犬も、耳をピンと立てたままに。*]
(581) 2016/05/26(Thu) 10時半頃
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― 大通り ―
[全方位から集音果たす二等辺三角形の耳が揺れる。 濁った一音よりも、影踏みの靴音が彼の特徴。>>544 愛犬と主の以心伝心は、同時に止める脚にも表れた。]
昼夜を忘れて勤労に励む君程ではない。 最近は随分と景気が良さそうだ。 少し前は私の下に通いきりだったと言うのに。
[随一の資産家であり、人を使う家系の現当主は、 彼と切っても切れぬビジネスライクな間柄。 岩蔵に犇めく紙片が少なくなれば、当然彼が足で稼ぐ。 関係を理解しているのか、黒犬も無暗な険を視線に混ぜない。 頭を差し出す愛玩も、腹を見せる隷属も持たないが、 くすんだレンズ越しの煙水晶をひたと見据えるまま。>>547]
(582) 2016/05/26(Thu) 10時半頃
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[しかし、以前より掛けていた募集の旗色が悪いと聞けば、 溜息を淡く吐いて、彼を誘うように脚を踏み出す。 広場から出、大通りを経て、向かう先など皆同じ。]
条件が悪いのだろうね、見直してから差し戻すよ。 急く話ではないが、補充は必要だ。
[何時ものようにケルビスの名を伏せて出した求人は、 怪しさを生んで募集が掛からない。 彼の手腕か、己の条件か、流れる紫煙に逡巡一時。
保留を告げて、従僕を明朝走らせる口約束を結ぶと、 二本脚が二組と、四足が一組並んで歩き出す。
酒場ならば未だしも、些か連れ合うには似合わぬ神の家へ。**]
(583) 2016/05/26(Thu) 11時頃
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[ソルに笑われてしまいました。>>511 確かに、棲み家を吹き飛ばしてしまうのは大変です。 真面目に世間知らずなだけですが ソルに、私の事で笑って貰えるのは嬉しいです。
それに、いつも太陽みたいに笑顔を絶やさないソルですが 自然に溢れる、こういう時の表情や、声が。 どこかほっとして、すきでした。
ソルの前で、畏まった口ぶりや態度をとる事は、 あまり多くはありません。 オルガンを奏でている時は、背筋もぴぃんとしますが>>512 こうして司教様の目が届かない所で過ごす時は ただの世間知らずな女の子と変わらず。]
(584) 2016/05/26(Thu) 12時半頃
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― 酒場のこと ―
[歳も同じである分、ソルの前では気を張るのを忘れがちです。
酒場へ誘った時は、コーディネートに困らせてしまいましたが 王子様のようだとオペラが言った通りで>>568 普段のソルが飾るには値も張りそうな 赤いびいどろが眩い帯>>496>>509は、 ソルの外見によく似合っていて、素敵だったのです。
上質な布襷の赤い硝子玉は、不思議な魔力が籠められています 普段の麻の服を、何倍も上等に見せてくれるもの。 まるで、灰かぶりの御伽噺のように、目を騙しました。
酒場にソルが行くなんて話は今まで聞いた試しは無く>>495 当日の服装を見てから、ソルが気を遣った事を知るのです。
相談相手のオペラの見立てで、>>460その日の私の装いは 恥ずかしいものではありませんでしたが、 誘った相手であるソルの服装に気を回せませんでした。
普段と変わらない装いで来ていたら、 雰囲気と、浮いてしまったかも知れません。 女主人が常連向けの裏メニューまで調度してくれたのに 美味しいお酒や料理を楽しむどころか、 恥ずかしい思いをさせてしまう所でした。]
(585) 2016/05/26(Thu) 12時半頃
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[お店では。 中世のカーニバルみたいな立派な仮面をつけたスタッフの方や お姫様のようにきらきらの衣装のスタッフと握手して貰ったり
歌が上手なソルは、歌劇の演じ手に見合うのではないかと 食事や酒を楽しみながら、オペラに勧めてみたりしました。 ミサの度に聞く賛美歌。ソルの声はよく通る低音です。 勇気と元気を分けてくれる歌声を思い出しては、 ミサで歌ってくれるという話をオペラに明かしました。
その帰り道―― なんでと思わせた当時>>432のように ソルに送って貰いながら、涙を流しました。
あの日は何故と聞かれる事はありませんでしたが、 酒場から帰るときは、こう答えたのです。
嬉しいときも、なみだは出る。 ソルと一緒に、初めての場所に来れて嬉しいのだと。 今日という日の為に御洒落をしてくれたことも。 普通の女の子みたいに男の子と出かけたことも。
嬉しくて、嬉しくて。 あとから、あとから、感激のなみだが出ました。]
(586) 2016/05/26(Thu) 12時半頃
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[けして哀しいなみだではありませんでしたが>>520 結果的に、泣き止む頃に門限を超えてしまい―― 司教様に叱られたのです。
でも、楽しかったしまた行きたいと。 司教様に怒られながらも、ソルにせがむ私は ワインではないお酒で、だいぶ酔っていた気がします。]**
(587) 2016/05/26(Thu) 12時半頃
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[ソルのお陰で、エメリアのおうちに詳しくなります。 時々響く爆音や、見世物目的ではない七色の煙。 約束の晩まで使命から逃れられない私の身を案じ 司教様が近付くなと仰るものだから。 遠くなくとも、足を踏み入れる機会がありませんでした。
謎色な薬や、調理器具のそれより頑丈そうな鍋>>520 硝子職人が手掛けたかもしれない割れたビーカやフラスコ。 教会に無いものを沢山見れて、嬉しく。
ソルのお陰で、知らないものを知れたのです。
お手伝いで来ているというのも忘れて 不思議な場所に連れてきてくれたソルに感謝の気持ちで一杯です。 口許は大判のハンカチーフに覆われているけれど にこにこ、にこにこ目尻を弛ませ、上機嫌でした。]
(588) 2016/05/26(Thu) 12時半頃
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トール、まだ声が高いものね。 でも、……そうなったら、寂しくなっちゃうな。
聖堂で歌ってるときのソルの声、すきだよ。 …………やだな。やめちゃうの。
[トールの発声が、ちゃんと低く出るようになれば ソルが聖歌隊の一員から抜けてしまうのです。
もっとも、トールの声が落ち着く前に私はいなくなりますが そんなことは、今は頭からすっぽ抜けています。 ソルと過ごしていると、使命を忘れてしまいがちです。]
(589) 2016/05/26(Thu) 12時半頃
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[鍋を拭いたり、割れていないビーカーを磨いたり。 小物の整理をしていると、 ソルに時間を気にされました。>>520
そういえば、もうすぐ司教様が戻る刻限です。 普段は職業斡旋所を営んでいるキーツが来ます。>>552
別に司教様が再就職するわけではありません。 彼の裏の顔を、私は知っています。 すこしだけ、胸のうちを不安が過ぎりました。 贄を捧げるのを早めよと告げがあったらどうしましょう。
司教様に怒られるのとは別の意味で肩を震わせます。 髪飾りの暖かで優しい光加減が視界に止まり―― はっとしたように、顔を上げてソルを見返します。]
そうだね、帰らなきゃ。 だいじょうぶだよ、此処からそう遠くないし。 エメリアさんが帰るまで、お留守番がんばってね。
(590) 2016/05/26(Thu) 12時半頃
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[この後、ソルはお給金をエメリアから受け取るのでしょう。 鍵をソルが持っている分、離れるのは良くない気がします。
行くね、と離れようとしかけて――…、
一度だけ、ソルの髪飾りに触れました。 やさしい光が指を包み、動物の体温のような熱に 私の頬は自然と緊張を忘れ、安息を得るのです。
なみだは、溢れません。 哀しいなみだも、嬉しいなみだも、 太陽の熱で枯れてしまったかのように
――いまは、]*
(591) 2016/05/26(Thu) 12時半頃
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― 教会への帰路 ―
[来た道は、寂しくありませんでした。 けれど、戻る道はこんなに寂しいのです。
ソルに送りを断ったことをひどく後悔しながら 急に寒くなったような心地を耐えるよう、 教会の手前の道で、震える肩を抱きます。
不思議な雰囲気のおじさま二人と、 隻眼の、人面犬ではない利口そうな犬。>>552>>583
稼ぎ先でつい今しがた皿を割り、怪我をしたリアント。>>580
教会を目指す足を路上で止めて、震えている神官を 見つける目になることが、誰ぞにあるのなら――
声が掛かるまでは、夜に怯えて肩を抱いているのです。]**
(592) 2016/05/26(Thu) 12時半頃
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[がしゃあん! ぱりぃん!!]
(593) 2016/05/26(Thu) 13時頃
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[雑貨屋でも皿が割れた。 硝子製の皿は、淡珊瑚と同じ色。]
あ~あ。 昨日卸したばかりなのに。
[作家の嘆きを予想して、泣く。 零れぬ涙、小さく出した舌。
――ジジジ…
ラジヲが低く唸っていた。**]
(594) 2016/05/26(Thu) 13時頃
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/* (>Д< ;)。oO 出ちゃったよ、お外に出ちゃったよ!
(-153) 2016/05/26(Thu) 13時頃
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― テーブルマナー講習 ―
[年に片手で数えられるほどの数回、 ホテル・コファネットへ講習を依頼する。>>459
表へ出れも恥じぬよう。最低限のマナーを身に着けさせる事。 故に、職員もその講習へ強制的参加を強いられる。
いつも来るのは支配人のヴィスマルト氏。 彼のホテルへと泊まるには己の手持ちでは不可能。
故にその姿を確りと拝見し会話をするのはこの講習の時、 或いは、街中で偶々顔を合わせた時位だろう。
若くして重役を務める男をある意味尊敬し、 施設への施しもいつだって感謝をしていた。]
そう言えば、そろそろそんな時期か……。
[また、此方から伺わねばとキヲクに刻み付けた。]*
(595) 2016/05/26(Thu) 13時半頃
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― 霊薬の所在と不在 ―
[噂は所詮、噂。
何時の時代も根も葉もなく、 尾鰭ばかりを増やし形のない怪物のように世間を泳ぐ。 錬金術師の傍を巡る噂もそれらの瑣事と同じく、 されど、彼を訪ねたのには相応の理由があった。
加齢と言う名の老いを見せぬ見目姿。>>477 首から瑠璃石を下げた魔女と同等の不老。>>16
予想通りの答えを返されても首は左右に揺れ、 犬と子の隻眼、二つで一対を成す双眸が彼を見る。]
有り得ぬものが不変の結果として前に在ってもか。
[指摘は彼そのものを示して。
御伽噺を信じる子供の言葉でも、 延命長寿に縋る大人の言葉でもなく、事実に触れる。
エメリア・トラウムは、夢想を抱くには十分な名。
食い下がる未熟を抑え、返答を制すだけの分別はあった。 淡い微笑みに追及掛ける等、節度を越える不躾。]
(596) 2016/05/26(Thu) 13時半頃
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[だが、たった一言。 溜息のように呟いた言葉は、独り言のように。]
貴方には“作れない”か。
―――…手間を掛けた、子供の絵空事だ。 付き合わせて済まなかったね。
[大凡子供らしからぬ仕草で顎を引くと、 言葉ばかりが年相応を真似て、会釈に傾ける三十度。
翠の工房を初めて訪れたあれから早数十年。 変わらぬ錬金術師と、成長した黒曜のブルーブラッド。
細々続く縁は、探し物の発見に至らぬ何よりの証拠。 翠の工房は、今でもケルビス卿の秘した外出先のひとつ。*]
(597) 2016/05/26(Thu) 13時半頃
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― ケルビスの親子事情 ―
[公的にケルビスの血を引くのは、最早己一人だけ。
当然浮上する後継者問題は、自身よりも周囲が騒がしい。 元よりケルビスは、公財の管理を任される家系、 同じ上流階級が厳しい眼を向けるのも仕方なし。
妻を娶り、子を成すだけの責務。 それだけである筈なのに、当代は遠路を選択した。
身寄りのない孤児を一人引き取り、姓を分ける。 縁続きを望む貴族らは落胆したが、同時に安堵した。 ケルビスの責務を次世代に預ける受け皿が出来たと。
だが、男は養子となった子に、 必要最低限の教養と学問以外は教えなかった。 帝王学も、経済学も、後継者の必修科目はなにも。
それどころか、養父の出不精に付き合わせ、 社交界にもデビューさせず、極普通の、 出来るだけ一般的な常識の中で一人息子を育んだ。>>124
それこそ、子が父を無邪気に慕う様を赦し、 頭を撫でて、邸の外、市井の子らとの交友をも勧めて。]
(598) 2016/05/26(Thu) 14時頃
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[彼に与えたのは、重いケルビスの家督ではなく、 親子の繋がりとしてだけの姓。
だからこそ、四年前に彼が邸を出ると告げた際、 小さく犬が鳴いた程度で留めはしなかった。>>323 親元を―――、引いてケルビスの財を頼らず、仁徳を成す。 そう告げた彼は、己の育成が違えて居なかったことを知る。
養子を後継者として選んだと見ていた上流階級は、 ダスクの痴情の縺れに合わせて、 息子の不義理と己の判断を疑い、噂を立てた。
子の決心も知らず、親の思惑も知らず。>>324]
(599) 2016/05/26(Thu) 14時頃
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[彼の耳元で揺れる精巧な耳飾り>>125は、 ケルビス家御用達の硝子工芸家に頼み作らせたもの。>>345
ケルビスの家門、双頭の犬《オルトロス》を 輝石に透かして彫り込んだ一級の芸術品。
家を出ると決めた彼に、血よりも濃い証として贈られたもの。*]
(600) 2016/05/26(Thu) 14時頃
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―大通り―
[怪盗の正体を探らんとする記者の如く、執拗に付きまとった。 直接金銭を施す以外の、義務を果たせる別の方法があると説いた。
ケルビス家という大きな力。そして、斡旋業には最適な力。 人脈の一部を紹介して貰う利益の大きさは計り知れない。 好物の煙草を断ってでも口説くべき相手だった。
自分の未来は見えぬ。見えないが、当主の未来は知れる。
変わらぬ結末に尽力するだけ。]
そういや、毎日のように通ってたっけ。 家事手伝いでもないってのに。
いやぁ、お蔭さまで。 サッピルス氏が居なけりゃ、俺は今でもその日暮らしさ。
[有り得ない未来を口にし>>582、真横に並び立つには恐れ多く、半歩だけ後ろを歩く。>>583]
(601) 2016/05/26(Thu) 14時半頃
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一番目に留まりやすい場所でヒラヒラしてるんだけどな。 承知した。
[頷くのはサインの代わり。 教会までの道すがら、男が話すのは他愛もない日常。
鶏舎清掃に募集があった人数の多さや、子供対象の職業体験、一番古い紙片は花嫁募集――とか。*]
(602) 2016/05/26(Thu) 14時半頃
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― 信者ならぬ来訪者 ―
[ノチェブランカ教会の規模は然して大きくないが、 その分、市井に門戸開かれた神の家。
神に日々の安寧を願い、明日の健康を誓う。 医者に掛かるよりも、ずっと早く病も治ると専らの噂。
額に真珠を抱く女神官の前の代より通う身は、 別段敬虔な信者でもなければ、大病を患う者でもない。 強いて教会と己の関係を言葉に変えるなら、 寄付を納める篤志家と、その施設のひとつ。
しかし、彼女が診療録を捲れる立場なら、 名前の削られた一枚を知っているだろう。 定期的に身の健康を問う、犬を連れた紳士が訪れること。
ふたつでひとつのものがあるように、 ひとつをふたつとするものがある。
先代の神官が残した不可思議な言葉と共に。*]
(603) 2016/05/26(Thu) 14時半頃
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―教会前―
……で、小僧が持ってきた鳥の絵と、劇場の裏に落ちてた鳥ってのがこれまた似て――… あ?
[目的地の近くに神官が立って居た。>>592 動こうともしない足。]
どうした、神官さんよ。腹痛かい。
[驚かさないようにと、遠くから声をかける。*]
(604) 2016/05/26(Thu) 14時半頃
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/* 【人狼】 ・コーラリア:瑠璃石関係で繋がりがある
【狂人】 ・富豪 オブシウス:ケルビス家当主。ビジネス契約。「サッピルス氏」と呼んでいる ・硝子工芸家 シャオ:兄の子 ・支配人 ヴィスマルト:職業斡旋 ・神官 パーヴィス:信託の子。予言の子。司教とは黒い仲。名前では絶対に呼ばない。神官さん、か、お嬢ちゃん。 ・酒場のオーナー オペラ:公私で酒場利用 ・錬金術師 エメリア: ・好事家 オルコット:職業斡旋
【稼ぎ】 ・奇術師 カルナス: ・職業斡旋 キーツ:おれおれ ・雑用係 リアント:怪盗ディアマンテの臨時相棒を希望したい ・宝石浄化師 シェニ:今は女と認めている。悪いことしたなぁ+浄化の客 ・靴磨き ソル: ・養護施設職員 フィエゴ:施設子供の職業斡旋? ・書店 店主 ハク:喫煙仲間か
(-154) 2016/05/26(Thu) 15時頃
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[自らの吐き出す煙に巻くのも、 鼻を利かせるのもやたら得意なこの男。>>601
施しを是とする立場の良い手足で在り、耳目。 相互利用と言う言葉の似合う誼は中々の年代物。]
君にバトラーが務まるとは思わないよ。 髪を梳き、髭を当たって、身を整えるなら考えるがね。 [彼には調度品並ぶ邸より場末が似合うと言うのに、 押し型に嵌める冗句を忘れない。 そも、沈黙を美徳とする従僕にしておくには、 彼はあまりにも口が上手過ぎる。
二枚あるか三枚あるか知れぬ弁舌で以って、 邸の最奥より当主を引きずり出したのは、後にも先にも彼だけ。]
(605) 2016/05/26(Thu) 15時頃
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文面を整えても、未だ風とステップを踏むようなら、 君の努力不足とさせて貰おう。
[その折には、と揶揄を混ぜて脅かす言葉の群れも、 彼と己にとっては、日常のやり取りの一環。>>602
散歩で集めきれない市井の噂話は、 多く彼との雑談より得、ケルビスの礎となる。
石畳を引っ掻く犬爪の音色に、男の語りを乗せて道行き。*]
(606) 2016/05/26(Thu) 15時頃
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― 教会前 ―
[並んで歩めば、音の殆どを彼の口に任せ耳を傾けるのが常。 故に、弾んだ語尾から、視線を追うのも易きこと。>>604
視線の先、見慣れた法衣の痩躯が一人。>>592 医者の不養生を指摘するかの声に、ふむ、と一声漏らし。]
―――…お嬢さん、 彼は生憎、女性の扱いを知らなくてね。
[歩める脚に、腕を抜く上着。 世話になる神官のひとりと知れば、紳士の務めは流るる如く。
黒き衣を、淡白い法衣の掛かる肩にそっと掛けようか。**]
(607) 2016/05/26(Thu) 15時頃
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―兄―
[今は斡旋業をしている男の、他人には語られぬ職歴は多種多様。 けれど、その中に、何か作品を生み出す側の職は存在していない。
「硝子工芸家」など、以ての外。
兄と同じ道は、歩めない――…。*]
(608) 2016/05/26(Thu) 15時頃
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/* はっ、教会近辺が多角ゾーンになっている!! 現在軸ではパーヴィスにもオブシウスにもキーツにも会ってないから、接触しときたいところではある、けども
(-155) 2016/05/26(Thu) 15時頃
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―教会前―
[シャオとの通話は叶ったか。 通信道具を耳に当てながら往来を行き、教会に近づくころに道具を仕舞えば、人の影と犬の影が目に入る>>592>>604>>607
パーヴィスと、キーツ。 だけど一人と一匹はわからない。 ――否、一方的に知られていることを、知らないだけ>>269]
よう、パーヴ。 どうかしたのか? 随分震えてるけど。
[ひらひらと怪我をしていない方の手を振り、何も知らない男は4つの影に近づいていく。 大人しく主に従う隻眼の黒き忠犬は、野良犬の接近を許すか否か*]
(609) 2016/05/26(Thu) 16時頃
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[ 好事家たる彼との語り合い 彼と工房の主は近く、それでいて遠く 困っている人を放っておけないなら飛び込めとばかり
それで彼が何か知るか、 変わるかは主の預かり知らず 唯少しばかり視野が広がる助けになればよいとばかり 踊る扇子はひらり、道示す如く蠢いて
困り人を助けるには知るべきだろうなとぽつり 冗談に付け加えて、ころろ。>>545 ]
いいや。嫌なら振らぬ。 …主の眼は厳しい故な、果たして良いものがあるか。 どのようなものが欲しい?
[ 意地悪く笑う好事家を軽くいなし 喫茶から離れ際、どれが好みかと。 のんびり食べる目に問いかけさった。>>546
好事家たる彼の御目がに叶うなら、それはそれで成功よ ]*
(610) 2016/05/26(Thu) 16時頃
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[ノブレス・オブリージュ。 貴族の義務。持つ者から持たざる者への施し。
怪盗ディアマンテが義賊行為を働く目的は、富の再配分である。 あるべきものを、然るべき場所へ。 許しがたきは、責務を負わない富の独占。流れぬ澱みは、ただ、腐敗するのみ。
――故に。 持てる者として正しく振る舞うケルビスとダスクは標的に非ず。 いずれまた、とケルビスに拘る理由は、その財をポケットに納める為ではない。
あのままおめおめと引き下がったのでは、大怪盗の名折れ。傷づけられたプライドの為に他ならぬ。 要するに、ただの子供じみた意地。 盗むと誓ったのは、物ではない。
その顔だ。 高みから子ども扱いした高慢ちきなその顔を、いつか拝んでやると。 ――傍にあるとは、知らぬまま]
(611) 2016/05/26(Thu) 16時半頃
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[――あるべきものを、然るべき場所へ。
自分の脚がある理由も>>203 向けられた羨みも>>280 抱かれた想いも>>281 何も知らないまま。
純粋なまなこで、ただ、前だけを見ていた**]
(612) 2016/05/26(Thu) 16時半頃
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――……え …――
[不意に投げかけられた声は、やや後ろより。>>604 間近で脅かすほどの距離は無いけれど 私の気を現世に向けるほどには、鼓膜を揺らしました。
腹痛の有無を問われ、顔を赤くします。
いつの事か忘れましたが、先人の神官>>603と共に 出歩けない病の老人を訪ねる途中、迷子になって――
たまたま近かった斡旋所に飛び込んだのです。
はぐれた不安や心細さが胃や腸に来て、 飛び込んで顔を見た第一声はトイレの借用を願ったこと。]
(613) 2016/05/26(Thu) 16時半頃
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きょっ 今日は、ちが……
あ…すみません、 お気遣いいただいて…。
[あの日を振り返り、物言いたげに唇を動かしていましたが >>607キーツより斜め前を歩いていた紳士が 上衣を、肩へ掛けてくれたのです。 余計な恥を公道で唱えそうになるのを慎む切欠になりました。
肩へ乗せられた上衣はずしりと重みがあります。 上質な生地で仕立てられたのは明白で。 衣へ焚きつけられた薫香が高価そうな上衣へ移りはしないか。 仰ぐ中年男性へ向けた両目は、心配に暮れたのです。 飼い犬とお揃いの如く片方開かれた眼を見据えました。]
(614) 2016/05/26(Thu) 17時頃
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[ところで、この方が有名なケルビス卿であると知りません。 また、フィエゴの『おとうさま』になった方とも。
私の前に治癒の仕事を専門としていた神官様から 継いだ書面に、男性の特徴と不思議な詩のような――言が。 また、一筆注意書きがありました。 診る時は、併せて犬も と。
獣医こそが犬を診る専門であろうとはいえども 治癒や毒素の除去は人に限ったものではありません。
不思議に思いながらも、光沢のある黒い短毛を撫でながら 人では無いものを診るのは、退屈しませんでした]
(615) 2016/05/26(Thu) 17時頃
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[その犬は、今日も足許に居ます。 一度、犬を見下ろし、キーツの方へ視線を流し、 改めて、頭を下げて微笑みます。]
キーツさんは、煙を気にしてくれてるんです 恐らく。
そうでしょう?
[その手や口許にパイプが残っているのなら>>552 煙が苦手なのも、キーツに明かした過去はあります。
実際はどうか分かりませんが、 そういうことだと思っていました。
分厚い外套は、風通しを許さないものです。 肌寒さが削げれば、無意識に安堵の息が零れました。]
(616) 2016/05/26(Thu) 17時頃
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― →喫茶店 ―
[ハクを半場無理やり連れてやってきた喫茶店。 カランカラン、と響く中へと入れば、 見覚えた顔が一つと二つ。>>546>>610
存在に気付かれるようなら軽く会釈をして空いている席へと座った。]
はぁぁぁ腹減った…もう色々やってたら昼過ぎちまったじゃん…。 [腰を落とし時計を見れば既に朝食、と言える時間ではなく、 昼食、と言いうにも少し時間が遅かっただろうか。]
あ、おねーさーん! サンドイッチとピラフとこのソテーと紅茶宜しくね!
[店の人に彼是遠慮なしに頼んで、 ハクに向けてにっこりと笑みを浮かべた。]
(617) 2016/05/26(Thu) 17時頃
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んで、このクソ重い鞄の中身を施設に届けろと? いやまた施設に一度戻ろうと思ってたからアレだけども…。
いつもいつも悪いな、一応助かってるぜ。
[これでもお礼を言っているつもり。 気を許す友にへらっと笑みを浮かべて軽く頭を下げて。
施設へと寄付されるものは市民によってのご厚意。 それを無下にせず有難く頭を下げるのも職員としての仕事だった。]
俺も今度本買いたいんだよなぁ…。 怪盗系とかの面白いやつ入荷してない…?
[己が怪盗系、と告げたのは、 街をにぎわせている怪盗の存在が原因。>>40
被害にあっているわけでもないからさほど深刻には考えていないが、 その盗まれた宝物が、 少なからず施設へとやってきているのもまた事実。
心中穏やかと言うわけではないが、その影響で少し興味を持っていた。 勿論己が怪盗をやろうなどという趣味は無いが。>>144
頼んだ食事が目の前に運ばれてくれば、それこそ会話を忘れ、 ガッツリと胃袋へと収める事に集中した。]*
(618) 2016/05/26(Thu) 17時頃
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[斡旋所の木板には怪盗の目撃情報を求める紙片も貼られている。
怪盗ディアマンテ。
屋根から屋根へ、飛び交う怪盗の話は人々の口に上りやすい。 自分には無縁だと傍観者を決め込んでいた。
「公園の噴水が止まる夜。 怪盗の背後に注意せよ。」
そう、先見の瑠璃が示すまでは。
怪盗の捕縛は、治安維持の為だろうか。 義賊は民のヒーロー。 ディアマンテの活躍を厭うのは一部だというに。
結果的に、キーツは店番を頼んで斡旋所を飛び出した。 予見の示した夜は今夜。
怪盗助手の真似事は、存外に男の心を弾ませたものだ。]
(619) 2016/05/26(Thu) 17時頃
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[ 絶対余計なものを持ち帰っている。 それで災厄に会うても知らぬぞ。知るものか
荷物チェックをするは 余計なものを我が工房に持ち込まさぬ為。 友が呪われるのを防ぐ為ではないのだと言い訳浮かべ
成長期が終わった背で友が抜かすか、抜かさぬか 背比べ、内心抜かされはしないぞと意地張り
全てを晒せなくなったが、大人の距離 それでも友の距離は崩されず それを少しばかり寂しいと思えるならそれが嬉しく
幼き日の憧憬を ふかふかに見て居るなども知らず 子どものままで居たいのならば、妖精を探すべきよ
過去は連れ合う友、幻想は現 案内人に導かれて映し出された一人のステージ。 増えたギャラリーを嫌がったのは無意識。
消えた蝶は、自由に溶けて ]
(620) 2016/05/26(Thu) 17時頃
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何時かは何時よ、不確かよな。 されど、主が言うなら…待ってやってもいい。
[ 仕方無い。とばかり。 見開かぬ目の代わり、軽い約束。 幻想に思いを宿して彩り燃える幻視を眺め。
炙る熱を見て、焦がれる言葉を口にせぬ代り、 友の言葉に毒葉と共、待っていると告げては遠く
明けぬ夜はない。それが証明されるか知りたくて 届く招待状にこてり、首傾げ、友を見た。]
一回?主が行くような理由が? ……壊せないなら、機会があれば壊したか。
[揚げ足とり。 内緒にしていたなと少しばかり拗ねたので 自分も内緒を抱えて居る癖、友の事は気になって ]
…破るなよ?
[ 自分と友なれば其れほどの違いはない。 奇術師たる友の姿を知っているからこそ 服装で何かを言われるのは面白くない
甘えられても、仕方無いと。思いながら 爆発物など脅すが実の処其れほどのものは存在せず ]
(621) 2016/05/26(Thu) 17時頃
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教えぬなら、貸さぬ。
[苦い顔をクッションでぐいぐい 海老と髪が絡まったりするのを見て その理由と原因を聞けば、呆れ半分笑み半分 ]
面白いではないか。 あのオーナー、中々に変わっていると思うたが [ 待ち人を思い出した鳥頭とともに 容器やピカタを手に手に持って公園より抜け出した先 果たして、かの錬金術師は居たであろうか>>528 居たのなら、迷惑をかけたとばかり
友の頭を軽く海老クッションで叩き 自分は一度、クッションを置きに工房に戻ると告げ ]
(622) 2016/05/26(Thu) 17時頃
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[ 錬金術師の名はよく知って居る。 幼い日の頃、冒険語る友が話てくれた名よ。 それを聞いて、追いかけるは少し怖かった子供がいた。
この目が何かを言われるのではないか。 彼にまつわる噂を聞いて、目玉抜かれるのではと 勝手に想像し怯えていた子供は何処にもなく
彼を前に友の頭を軽く叩くのである ]*
2016/05/26(Thu) 17時頃
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また出かけるが、我が居なくても着れるな? …夕食までには戻ってこい。 うまくいけば、毎日海老料理にしてやろう。
[吉報を期待している。と。 腕前を見せてこい、とばかり軽く袖で彼の手を叩き。 その場を後にしたか。 ]*
(623) 2016/05/26(Thu) 17時頃
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[ 錬金術師の名はよく知って居る。 幼い日の頃、冒険語る友が話てくれた名よ。 それを聞いて、追いかけるは少し怖かった子供がいた。
この目が何かを言われるのではないか。 彼にまつわる噂を聞いて、目玉抜かれるのではと 勝手に想像し怯えていた子供は何処にもなく
彼を前に友の頭を軽く叩くのである ]*
(624) 2016/05/26(Thu) 17時頃
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[そんな時でしょうか。 最近は教会に寝場所を頼まなくなったリアントです。>>609
あちこちを転々としているようなので 食客と呼ぶには即日的な存在でしたが 両足が義足という不幸を背負っている割に とても前向きな彼を好ましく思うのです。
近づいて来るリアントと眼が合い、 心配を受ければ、大丈夫だと頭を緩く振ります。
それよりも、――交わした視線。 その、涼しげな眼の色に過る虹色の光色と、 私の御守りである身近な『なにか』が。 まるで、パズルのピースを重ねたように嵌ります。>>68
たまたま眼の色と似ているというだけです。 なんでもない偶然でしょうが、 すこしだけ、心に痼をつくるのです。]
(625) 2016/05/26(Thu) 17時頃
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あー…
[無作法な男と対極に、惜しげなく上着を与えようとする様に額を抑える。>>607]
自分ちに入れない理由なんて――… ひとつしかないだろ。
[胃腸の不具合>>613>>614よりも、もっと別の類。 これでも気遣っているつもりの男は神官の返答>>616に、曖昧な同意を返す。
煙は、距離を開けている理由の方だ。]
(626) 2016/05/26(Thu) 17時頃
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……血が出てる?
[瞳の色から。 怪我に注意が向きます。>>578
ここで言葉を交わすより、 教会へ彼らを案内するほうがいいでしょう。
リアントの疵の手当が最優先ですが、 招かれてくれるのならお茶のひとつも用意します]**
(627) 2016/05/26(Thu) 17時頃
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[ 海老クッションを工房に置き ついで放ったままであった礼服を1つ。 取り出し、皺伸ばして友でも気づくように窓にかけた 黒衣は彼の橙によく似あうであろう。
そのカフスは碧の硝子玉で出来た珍しいもの クッションを置いた手に扇子を持ち 小休憩を挟んだ頃のこと。
ちょうど、通信機が鳴ったか>>580。]
(628) 2016/05/26(Thu) 17時頃
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主か‥…ちょうどよかった。 どうだ、仕事の調子と様子は。
[ など流れるように紡ぎながら 問いかける仕事は、二つの意味を孕んでいる。 よければどこぞで食事でもとりながら明日を話すかと 喫茶を出た後の影>>617 探す書店の主とは見事すれ違ったままよ
気まぐれな工房の主が開くのは其れこそ不定期。 ふらり歩く姿を捕えて依頼する方が 確実、とはよく言ったもの
怪盗たる馴染みの彼とのやり取りをしながら 何も知らぬ人らの道を通り抜けてまた往来へと ]
女神の機嫌を損ねる前に…少し
[ 話と食事をするかと問いかけはしたが 彼との会話は途切れてしまったかもしれぬ 其処に誰が居るかも知らず >>609>>592>>604>>607 ]*
(629) 2016/05/26(Thu) 17時頃
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/* あ、時間軸シクったかも。 あれならうまくスルーして…。
(-156) 2016/05/26(Thu) 17時頃
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/* 時間軸が歪む!!!!無理やり昼にするべ
(-157) 2016/05/26(Thu) 17時半頃
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おいおい……。どうしてお前さんがここに居る。
[斡旋したホテル業>>71に従事している頃合ではないのか。>>625 本日2度目の、支配人の渋顔を浮かべ。
右手に巻かれたものが視界に入り、キーツは再び額を抑えた。>>580>>609]
―――で。教会に入るのかい、入らないのかい? 神官……のお嬢ちゃん。
[入れないのかい? と、茶の瞳は問うものの。 怪我の治療を優先する招きに続く。
教会には告解を。石を穢す程の魔法。 司教に伝えるは、瑠璃石の言。**]
(630) 2016/05/26(Thu) 17時半頃
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[察しの通り結構やばそうな物を持ち帰っているこの奇術師 なんか面白そう、で対価をそれにするもんだから 毎回何か騒動の種をもひっつけて帰ってくるのである
大人の距離は、童心を未だ持つ自分にとっては物寂しく 1歩踏み込み昔と同じ距離を保とうとする 寂しいからこそ、背の意地の張り合いやら こうして軽口叩いて、構ってほしいとばかりに 彼と言葉を重ねているのだ
物語の子どもしかいない国 大人になれない子供たちは、原書ではどうやら 大人になる前に主人公の少年に殺されるらしい 此の侭好奇心に突っ走っていればいつかそうなるのだろうか ま、その時はその時よと気楽な奇術師は考えつつ 公園にて彼の為のステージを、開く>>620
それでも。人が集まったのには吃驚すれど嬉しく 内心無意識で人が増えるを嫌がっていた友には 気づくことは、無かった]
(631) 2016/05/26(Thu) 17時半頃
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不確かだろうと約束したなら何時か叶う…… だから待っててくれっすよ?
[彩夢を織りつつ炎は幻想的に踊る 遥か遠くを約すは、毒を孕めど何処か優しい言葉の主と共に
明けぬ夜はいつか来る。訪れさせるは時の流れだけではないと 其れを証明したい奇術師は、 自分には場違いの招待状に挙げ足取られたりしながら ちゃっかり事情を聴き出され、破るなと念を押されて きちんとした服装を貸してもらえることになりました
持つべきものは、親切な友である とはいえ根掘り葉掘りと全て説明することになったのは この奇術師口は回るが鳥頭だからだろう]
(632) 2016/05/26(Thu) 17時半頃
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えー。其処は無言ですっと、絵本の篤志家が如く…… ……むー。実は……
[と、彼に事情を説明していれば どうやら蒼鉛色を秘めたオーナーに友人は興味を持った様子]
破らないっすよ!転げない限り!
[と、華麗に不吉な事を宣っていたのでして 其れは兎も角、自分はというと。もう1人の友である 待ち人の事をスコーンと忘れていたわけでして 慌てて彼の元に戻れば>>528]
あ、エリーエリー待たせたっす? ごめんっす!マジごめんっす怒らないでー! つい、散歩にいっちまったっすえへへ。 でもパンは買えたっすよ!これマジ美味い。 海老がねこうオーロラソースとシャキシャキキャベツ これに絡まって糞美味い!
[あっけらかんと謝り、ピタパンについて熱く語っていれば、 後頭部に軽い衝撃、海老クッション>>622 彼は工房へ、そして何処かへと向かうというが]
大丈夫っすよ。普段着着る様なもんっしょ? ドレスコードイケるイケる! ……うっし頑張る。海老の為に。 だから海老料理期待してるっすよ?
[手袋の上を袖が叩き、去りゆく友の背に手を振ったなら じゃあ工房に戻る?とエメリアに問いかけるのであった*]
(633) 2016/05/26(Thu) 17時半頃
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―職人の父―
[ 工房の主の父は無骨な「硝子工芸家」であった。 生み出す作品は名を飾るようなものではない。 だが、日用品としては映え輝く。
ケルビス家の目に留まったは息子の才>>600 子が見習いであった頃から、父は息子の才を知り それで居て子に妬みは言わなんだ。
職人としてのイロハ以外を知らぬ男。 子の目が見得ざるものを見るとしても何も示さず 示したのは、硝子作りの手だけ。 ]
(634) 2016/05/26(Thu) 17時半頃
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[ 其処に、 絵本の『空』を『物語』を『蝶』を描き 表現するようになったは、子から。
子が父よりも年近い伯父に懐くのも道理>>608 生み出す事をせぬ手の傍へ寄り
『おじさんは、どれが好き?』
幼い甥っ子は首傾げ。 色とりどりの硝子棒を手に。 幼子が、クレヨンで絵を描くと同じ。 硝子で絵を描いてみせては問いかけたありし日
師たる父は、子が一人立ちしたいと言い 新たに工房を構えるのを止めず、 今も職人街の一角で穏やかな妻と共に暮らしている
新進気鋭の工芸家は姓のみを作品に刻み ]**
(635) 2016/05/26(Thu) 17時半頃
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/* >リアント たしかにパーヴェルと名前にてるけど だいぶ人相が変わってしまうんじゃぁーー(ぴょんぴょん
(-158) 2016/05/26(Thu) 17時半頃
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― 言ノ葉に滲む記憶の欠片 ―
[髪や肌の手入れもそこそこ。男勝りな気丈であっても 乙女心、というものは確かに存在する。 自らが叶えることを諦めた恋は、 紙の上に紡がれる誰かの詩や創作で補っていた。]
――……。
[刺繍が見事な装丁はそれなりの値と嵩。 対して私の家は猫の額ほどに狭く、 収入はスズメの涙に等しい。
売り上げに貢献できないことを恥じながら、 時々書店の奥でページを捲っていた、ある日。]
えっ……あ、……の。…はい。 ごめんなさい、散らかしてしまって…。
[その日開いていたのはとある神話。 いつものような恋語りにではなく、朧げな罪の記憶に ぽろ、っと硬い涙を落としていた。 ふいに店主に声をかけられ、驚き振り返る瞬間にも、 またひとつ、床に微かな音を立てる。
それは紛れもなく、 丁重に布に包まれ差し出されたものと同じ。>>485 決して怪しいものではないと、自身の特性を説明し 後始末を怠ったことを詫びた後。]
(636) 2016/05/26(Thu) 18時半頃
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/* 今必死に支配人に見せる幻炎何するか考えてる 七色=ダイヤモンドまでは確定 後はどうトラウマを抉るか…… いや、いっそトラウマよりも思い出をなぞるみたいなかんじ? それとも全く違う幻想でも? んー悩む
(-159) 2016/05/26(Thu) 18時半頃
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いいの……? じゃあ、これ、と。これ。
[憐憫を感じさせない雑な物言いに>>485 泣いた烏がへらりと笑う。]
あ、でも。わたしの家にはそう多く本を置けないの。 だからまた……読みに、来てもいい?
[いつになく恥じらいを見せながらも 一番気に入りの詩集と、胸を打つ神話を収めた本を手に、 場所が空かなくて困っていると聴いた上で 図々しい願いを向けたのは、この店の雰囲気そのものが 気にいっていたから。
好意は、心優しい店主も含まれていたが それ以上踏み込むことはなく。 今も週に数回、書店の奥でひょろりとした背を丸め、 泡沫の恋や美しい言葉に胸をときめかせている。]*
2016/05/26(Thu) 18時半頃
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いいの……? じゃあ、これ、と。これ。
[憐憫を感じさせない雑な物言いに>>485 泣いた烏がへらりと笑う。]
申し訳ないけど、あたしの家には そう多く本を置けないんだ。
だからまた……読みに、来てもいいかな?
[一番気に入りの詩集と、胸を打つ神話を収めた本を手に、 場所が空かなくて困っていると聴いた上で 図々しい願いを向けたのは、この店の雰囲気そのものが 気にいっていたから。
好意の矛先は、心優しい店主も含まれていたが それ以上踏み込むことはなく。 今も週に数回、書店の奥でひょろりとした背を丸め、 泡沫の恋や美しい言葉に胸をときめかせている。]*
(637) 2016/05/26(Thu) 18時半頃
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/* なにが一番驚いたかって、施設出身の多さだよねwww 幼稚園の先生と施設出身と迷ったんだけど、 監禁系フラグを立てるのはやっぱ「この街出る」がいっちゃン簡単(げふん だから養護施設の職員にしたんだよなぁ。
養子縁故希望もいたからmついでに自分の施設出に出来るしっていう彼是!
(-160) 2016/05/26(Thu) 19時頃
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― ホテル・コファネット ―
[財にしろ、権力にしろ、持つ者が持たざる者へと与え 時に奪うのは自然の摂理。 差し伸べられる援助や施しを受けることでは 私の矜持は崩れない。 富に対し敬意こそ払えど、媚びを売らぬのが信念。 満足に食事を得ることができないと 自ら訴えかけるのは簡単でも口を閉ざし、 与えられた水分のみを糧に、使命と向き合った。
何時の間にか添えられていたチョコレートに 無意識に手を伸ばしたのは浄化を終えた後。>>554]
[浄化の途中の彼の気遣いは、>>556 己までも蝕もうとする呪具と立ち向かっていたため どんな姿を晒していたかすら意識の外だったが。
改めて依頼の旨を告げる声や内容は>>559 無名の浄化師に向けられたものとは思えないほど 破格の待遇だった。]
(638) 2016/05/26(Thu) 19時半頃
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そう、ですね。 過ぎたるは及ばざるが如しといいます。 己の身を弁え分だけ、働かせていただきますわ。
[藪をつついて飛びだすのがただの枝切れならいいが、 それが毒牙を持つ獣であれば。 期待に沿えるどころか余計な迷惑をかけかねない。
身分証と言うにはあまりにも豪華な ブレスレットを手渡され、まるで絵本に出てくる 海のような深い青と、眩い透明にほう、と息を吐く。]
まあ、素敵ですこと。 失くしたり盗まれないように気をつけなくちゃ。
(639) 2016/05/26(Thu) 19時半頃
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[天井からつるされた輝石に翳し、暫し見惚れた後 ひとまず仕舞おうとしたが、この身分証が 齎すサービスのひとつに目を瞠り。>>560]
では早速、この石の分だけ ご馳走になって帰りますわ。
[あれだけ響いた虫の音が聞こえていないはずはないか。 遠回しな揶揄に、開き直って殊勝な笑みを浮かべ 今は施しを受ける名分もあるからと、細い手首に 冷たい石の輪を通し。
代わりに、眼帯に備えた通信魔法の符号を 名刺代わりに支配人へと伝えた。 当局から石が届いたら、速やかに連絡を貰えるように。]*
(640) 2016/05/26(Thu) 19時半頃
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― 教会前 ―
[彼女の肩に重ねた黒衣は、狼狽さえも隠し、 伺うように向けられた視線に、隻眼が撓む。>>614 失われた光を補う愛犬もやはり己の右に侍り。]
お嬢さんの憂いは痛ましい。 具合が優れないのなら、あまり長居はしないよ。
[その言葉で知らせる己の目的。>>615 名も素性も明かさずとも、前任者の語が自身の霧を晴らす。 彼女からしてみれば、自身の名ではなく、犬の名―――、 サーベラスの名を教えた奇人と見られているかもしれないが。]
女性を気遣うなら、距離を取るのではなく、 喫煙量を減らせば良いのだよ。
[揶揄めく色を乗せた軽口を、因縁思わせる後方へ。>>626 嗜好品でなく、口寂しさに煙を飲む彼への苦言も混ぜて。]
(641) 2016/05/26(Thu) 20時頃
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[――視界の半分を覆っているからか、 より見通しの効く瞳を塞いでいるからか。
見えるものより、見えないものの方が多く。 見えるものに囚われがちだ。 シェニカが存外優しいと感じている世界の半分が やすやすと姿を現さぬ存在で成り立っているとも知らず。
手紙や資金、仕事の依頼。譲られる品々。 形ある厚意には恩義を感じ、返そうと志しても 目に見えぬ加護は偶然か。>>387 或いは神の思し召しくらいの心あたりしか持てずにいる。
思えばこの街に来てからずっと、 何かの気配を感じなくはないのだけれど。 仮令両の目を見開いても、その正体を暴くには足りない。]
(642) 2016/05/26(Thu) 20時頃
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[されど、語尾を持ち上げ、御使いの威光>>616が備われば、 肩を竦めるだけで、それ以上の追撃は飲込んだ。
では、と先の言葉を継ごうとしたところで、 獣の長い顎がツイ、と弧を描く。>>609 黒犬を所作を真似て、自身の視線が追従し。
輝く髪と、七色の双眸を目に留めた途端、 静かに細まる隻眼に、ピンと聳つ二等辺三角形。]
――― 知り合いかい? ああ、彼も怪我をしているね。
[患者が多いのは嘆かわしいことであるが、 刹那の逡巡を挟んだ後に、神官殿の厚意に甘えた。>>627
神の家に、咎人が。
表に出さぬ悪趣味は、誰にも嗅ぎ分けられなどしない。 そっとあげた口角を伺えるのも、背後に控える炯眼だけ。>>630*]
(643) 2016/05/26(Thu) 20時頃
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[身の丈に合わぬ青瑪瑙と金剛石の重さに、 己に課せられた責を感じながら、ふと、思う。 水晶と金剛石は元となる鉱物はまったく違うのに 傍目にはどちらも透き通って、よく似ていると。]
……そういえば、ダスク様も 怪盗の噂は御存じでしょうか?
くれぐれも、お気をつけくださいね。
[貸し出された身分証明の質からも、 ホテルや彼の住まいに眠る財の数は想像に易い。
厄介な案件を抱えているとなれば、その身も危うかろう。 私に向けたのと同じく、無理をしないよう願い 細い足腰を覆う布地をソファから剥がす。]
(644) 2016/05/26(Thu) 20時頃
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[人々の間を悠々泳ぐ噂の中には、怪盗の正体が かのケルビス公では、なんて不届きなものもあるけれど。]
(どちらかというと、あの。 (サーベラスの飼い主の方がずっと、怪しいわ。)
[聡明な犬を連れて街を優雅に散策する割りに、 まったくすり減る様子のない靴。 記憶に深いのは、常に彼を見かける時に その足元にある四肢へと目を向けているからだ。
住む世界を割り切り、己の身を弁えながら ひとりだけ、妙な意固地を張ってしまうのは彼と出会い、 彼と常に共にある犬の名を知った時から。
”同一”する存在へ、相反する感情を抱える矛盾は今も続く。 悪趣味な――いっそ、趣味の好過ぎる御仁の名と顔が 一致するまではきっと、永遠に。]*
(645) 2016/05/26(Thu) 20時頃
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― ケルビスの手紙 ―
[ケルビスの手紙は気紛れだ。
奨学金を積む相手は何もチャロアイルの末裔ばかりではなく、 ひとつの学び舎に複数人、存在するのが常。>>97 持つ者の道楽と言ってしまえばそれまでだが、 件の封蝋施された手紙は、ある種、秀でた才の証明。
彼女以外に手紙を送られた学徒も例に漏れず、 寧ろ、彼女よりも優秀だったかもしれない。
それでも、手紙の頻度は疎ら。 直筆である為、当然の波があった。
―――― 彼女への手紙以外は。
時節の折り目に必ず届く手紙は、 長文の時もあれば、一言の時もある。 だが、そのケルビスの手紙だけは移り気を知らず。]
(646) 2016/05/26(Thu) 20時半頃
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え。 あ………、えぇ。
その、
[>>626早合点をしたのだと、キーツの言葉に気づき。 また顔をカッカと熱上らせました。 気分転換に外へ出てたと言うべきだったのです もごもごと吻を動かしては、やはり何も言えません。 リアントを見るなり、再び額を抑えるキーツに 先の仕草も相俟って頭痛を心配します。
リアントの人差し指に巻かれた応急処置の止血帯は 誰の目にも、明らかでしょう。 今、何処で働いているのかは知りませんが 此処に来た理由を問うまでも無さそうに思え。]
いえ、サーベラスちゃんの加減も気になってました。 いつも、お元気ですけども。 おじさまも、お変りないでしょうか。
[具合は悪いわけではありませんでした。>>641 身体の健康を確かめるのも、大丈夫だと首を横に振るい、 温かい心遣いと外套に、胸の内だけで礼を重ねたのです。]
(647) 2016/05/26(Thu) 20時半頃
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[謁見の申し出こそ、無きものとして触れられずに居たが、 彼女が文字に変えた機微から察し、 学業に足りぬものは、都度、ケルビスの名で誂えられた。
それは、今も変わらず。>>442
慎ましくも乏しいがま口の中身でも、 やり繰り出来る最低限が、差し戻せる金銭としてではなく、 浄化師以外には使えぬ専門道具として届く。
返済金額と、寸分狂いもない施しが。>>288
彼女が受け取るのは自身の無力か、貴族の憐れみか。 双頭犬の封蝋は、吼えもせずに文箱の底に積もりゆく。*]
(648) 2016/05/26(Thu) 20時半頃
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[喫煙量の軽減を忠告する声には、キーツの方を見遣り 彼の身を案じて、ちょっとだけ眉を上げ、頷きました。 キーツに願われなくとも半ば強引に、 肺のあたりに手を翳す事、月一度くらい。
それも、私に残された時間を振り返ってしまえば 今後の回数が有限な――…余計なお節介なのです。]
(649) 2016/05/26(Thu) 20時半頃
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― 好事家との再会の記憶 ―
[いつだったか、3文字以上の名は覚えられないと 聴いたような覚えがある。>>535 昔と変わらず呼び名に、ふは、と涙でなく笑みをこぼし。]
もう。あたしの名前はシェニカ、だよ。 そういうところ、変わってないのね。
[昔からどこか、ひとと違う雰囲気を持ち 独特の感性を持っていた少年はその個性を殺さぬまま、 大人になったらしい。]
そう、ね。積もる話には惹かれるけれど。 同じ街にいるならまた、会えるでしょう。
[全寮制の学校へ巣立ってから途絶えていた縁は まるで預言に導かれたようにこうして再び繋がった。
今は、この子の方が心配だからとパーヴィスの肩を抱き 不確かな約を交わして、彼女の同意も得られれば ひとときの散策を終え、教会へと連れ立っただろう。]*
(650) 2016/05/26(Thu) 20時半頃
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――…!
入ります。
司教様は、隣街までお出かけになられてましたが 多分、そろそろ……
えぇ、お友達です。
[知人かと問われて、首を縦に振りました。>>643 一時の食客ですとまで明かすのは控えて。 増えた客人の素性を語るよりも、怪我が心配です。]
さ。ご案内しますね、皆さん。
[>>630どのような用事かは、察するは易く。 法衣の裾を地に僅か引き摺りながら、先を行きます。
背を向けているキーツは何を思うのでしょう。 鷹のように鋭い目は、私の考えを、足を止める理由を 皆々、見透かされているように感じるのです。]
(651) 2016/05/26(Thu) 20時半頃
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/* お手紙ちらちらしてたら、シェニカと目が合うアレでソレ。 こんなん、ぐぅかわトキメキ案件ですじゃんね。
(-161) 2016/05/26(Thu) 20時半頃
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/* 28日には日替わりすることを踏まえて、 大好きなご飯のターンをカットするかどうかはヴィスマルトの返事を待ちつつ返せてないあれそれをなんとか、こう。 遠隔パスも嫌いじゃないけどやっぱり直接お話したいし、エメリアについてもさあ、いい加減触れたくはあるんだけど。
(ぜえはあ)
オブシウスさんお手数かけますありがとう。
(-162) 2016/05/26(Thu) 20時半頃
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― ケルビスの親子事情 ―
[幼いながらに義父に告げられたのは、彼が父だと言う事は内密に。 という内容だった。
物分かりが良かった己は不思議に思うも、唯「うん」と頷いた。 引き取ってもらえただけでも己は幸福だと思っていた。 彼の財が欲しいとか、名誉が欲しいとか、そんな欲求は全くない。
ただ普通に平和に過ごせればそれだけでよかった。 故に、義父から帝王学、経済学等を学ぶことは一切ない。 己自身、後継者になるとは思っていなかった。>>598
―――だって、血は繋がっていないから。
周りから根も葉もない噂は嫌でも耳へと入ってくる。
ケルビス氏は養子を迎えたと言うのに公の場に顔を出さない。 ただの使用人として迎えた。 実は養子と言うのも嘘なんじゃ。
彼是と煙は立つも、その真実を父へと聞く事は無かった。]
(652) 2016/05/26(Thu) 20時半頃
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[本当の両親を知らない己にとっては、 例え血が繋がらなくとも家族なのは義父だけなのだ。
家を出る時、強く止められなかったのも本当は寂しかった。 自分はやっぱり要らない子なのではないのか、と。
それでも週単位で屋敷へと帰るのは、やはり父が恋しいから。 例え後継者でなくとも、周りが何と言おうとも、 父と言える存在は彼だけだから。>>599]
(653) 2016/05/26(Thu) 20時半頃
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[初めて父から貰った大切なピアス。 何処で作られたかすらも分からない。
それでも父が己の為にプレゼントしてくれた物なのに変わりはない。
それは血よりも濃く、 唯一己をケルビスの一員だと認められたかのような、 そんな気がしたから、 いつもいつでも左耳許には耳飾りが揺れる。>>600]*
(654) 2016/05/26(Thu) 20時半頃
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― ノチェブランカ教会・応接室 ―
[礼拝堂を敷地内に構える教会は、広くありません。 それでも、客人たちを、比較的大きな一室へ通しました。 応接用のチェアがテーブルを囲みます。
さんざ油を食っていた修道士が言うには、 まだ司教様は戻られていなかったので、ほっとします。 修道士が茶を準備する間、まずはリアントに手を指し伸ばします。
疵を傷めないよう、丁寧に応急帯を外しながら。 考えているのは、虹光を携えるティアドロップのブローチ。 けれど、心当たりなどこんな時に問える筈もありません。]
痛そう……直ぐに終わるからね。
[血が乾ききらない右手の人差し指を包むように 両手を添え、『奇跡』を乞います。 白い光が掌から零れ、数分も立たずに疵は癒えてゆくでしょう。]*
(655) 2016/05/26(Thu) 20時半頃
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/* フィエゴ出来の良い息子過ぎやしませんかね!?
駄目おやじ街道まっしぐらなのに、 なんでこんなに良い子なの…。 あれか、やはり血が繋がってないからか。
そういえば、今回珍しく兄弟って居ませんね。 一番近い血縁で叔父甥とかヤンストでは凄く珍しい気が。
(-163) 2016/05/26(Thu) 20時半頃
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[先導する神官の背を追い、脚を運ぶ。 当然のように追従する犬は壁際を歩くだけの利口さを持ち得。
職業柄か、顔の広い言葉に首肯を返し、 黒衣を貸したままに、減らぬ靴底で石畳を叩く。>>651
視線が自ずと追うのは、先導者の揺らす淡色の髪でなく、 輝石を砕いて塗したような、煌めく短髪へ。 その背景が街灯抑えた夜で無いことを、少々惜しんだが。]
(656) 2016/05/26(Thu) 21時頃
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― →教会 ―
―――…成程、玄人の奇跡はやはり違うね。
[案内された客室は、教会の規模に合ったもの。 知人の治療と斡旋屋の所用に比べれば、 自身の用向きが最も優先度が低い。 それを弁える男は、間近で見える奇跡の観察に終始する。
治癒の力は近親者も備える>>306が、 神職の効果とは雲泥の差が見て取れた。>>655]
随分と鋭利な傷も治せるのだね。 深き信仰心の賜物、と言うものかな。
[神など信じて居なくとも、 社交性を交えた問いには何も困らない。*]
(657) 2016/05/26(Thu) 21時頃
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/* 普通にパーヴィスちゃんが可愛くてテンション上がる。
いや、分かってる。 こんな可愛い子でも同じものがついてるし、 始まったらめっちゃ怖くなることくらい!
(-165) 2016/05/26(Thu) 21時頃
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―ホテル・コファネットの怪談― [ホテル・コファネットには開けてはいけない部屋がある。 ある日一人のルームメイドがこの部屋の扉を開けてしまい。
そうして、そのまま戻ってこれなかった。
家に戻れなかった哀れなメイドは、 今もこのホテルのどこかを彷徨っている。
それはもう、100年前のことになるのか、200年を超えるのか――。]
(658) 2016/05/26(Thu) 21時頃
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[噂話、あるいは長く街に根を下ろす奢侈の建物への憧憬の裏返し。
けれど、ホテル・コファネットに勤務する者は最初に、 そして例外的に訪れる機会のある子どもたちにも 訓戒めかせて。>>595
語り継がれる。
『無暗に出歩いてはいけないよ。』 『怪物に、飲み込まれてしまうよ』
それは、分別つかぬ子どもが許された階層以外を 走り周ることを抑えるための作り話であり、 客と従業員には『触れてはならぬもの』があると、 階級の差へ警戒を保つように、暗に示している。
――と、言われている。]
(659) 2016/05/26(Thu) 21時頃
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― 硝子の魔法使いと ―
[到底足りない金額で、無理を押す。 その自覚はあったけれど。]
え、靴磨き? そうだ、けど………
えっと、あの…ありがとう、ございます!
[繊細な扇子を傷付けもせず、器用に操る様は さながら魔法使い。>>509 帯の対価は貨幣ではなく、労働で良いと。 飛び出して行った先で硝子を割りそうな"兄"と、 繊細な魔法使いが友人とは結びはつかず。 声を聞いて一度上げた頭をもう一度下げ、 礼を告げる。]
魔法………っスか。 一体何の――― あ、いえ、企業秘密とかなら、 言わなくていいんで!
[綺麗な飾りを、大切に受け取って、 問おうとして辞めた。 魔法は、秘めねば発揮しない効果もあるだろう。]
(660) 2016/05/26(Thu) 21時頃
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[真実は、扉の奥にしか存在しない――*]
(661) 2016/05/26(Thu) 21時頃
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でも、一体何回分なんだろ………
[受け取った帯を身に着けると、重く、 布も上等な物に見える。 目は肥えてはいないから、ソルの想像だけれど。
その声を聞いたからか、 店主――シャオへのお代は数度で済む。 何度か要らないと押し問答をした結果、 他の物も磨くよう頼まれた。
お安い御用と引き受けるのは、 この時の恩があるからだ。]*
(662) 2016/05/26(Thu) 21時頃
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― Phantomの夜 ―
[服は不潔でない程度に着られればいい。 装飾品は、贅沢者がする事。 酒や煙草の味を知ることは、もっともっと先の事だと思っていた。 尤も、知ったのは酒だけだけれど。
付ける気の無かった装飾品をつけ、 豪奢な酒場の門をくぐる。 酒場の店主も、店員も、パーヴィスも、 痛いくらいに褒めてくれる事に、気恥かしさが、 その表情から滲んでいただろう。>>568>>585]
あー……っと。 ありがとう、ございます。 招待も――パヴィーも、ありがとう。
[なるほど、これがシャオの言っていた魔法だろうか。 浮かないように、パーヴィスに恥をかかせないように。 身なりよく見えるようにと願った事が、叶っている。
そして、その硝子玉に次に願うのは、 照明のおかげで、質の良い酒のおかげで、 赤らんだ頬がバレない事。]
2016/05/26(Thu) 21時頃
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― Phantomの夜 ―
[服は不潔でない程度に着られればいい。 装飾品は、贅沢者がする事。 酒や煙草の味を知ることは、もっともっと先の事だと思っていた。 尤も、知ったのは酒だけだけれど。
付ける気の無かった装飾品をつけ、 豪奢な酒場の門をくぐる。 酒場の店主も、店員も、パーヴィスも、 痛いくらいに褒めてくれる事に、気恥かしさが、 その表情から滲んでいただろう。>>568>>585]
あー……っと。 ありがとう、ございます。 招待も――パヴィーも、ありがとう。
[なるほど、これがシャオの言っていた魔法だろうか。 浮かないように、パーヴィスに恥をかかせないように。 身なりよく見えるようにと願った事が、叶っている。
そして、その硝子玉に次に願うのは、 照明のおかげで、質の良い酒のおかげで、 赤くなった頬がバレない事。]
(663) 2016/05/26(Thu) 21時頃
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[出された料理は、見た事もないもの。 調理法もそうだが、施設ではまず出なかった種類の豪華な料理。 この店に初めて来たソルには、それが常連向けだとわからなかったけれど。 一等良い料理を、一等良い酒と共に。 催される歌劇も、着飾ったスタッフも、キラキラと輝いて。>>586 お伽噺の舞踏会はこんな風なのだろうと。 想像するのはあまりに容易い事。
それは心から楽しいと言えるひと時。 ―――とても勢を尽くしたひと時、だった。]
ありがとうございます、オペラさん。 すっげぇ楽しかったぜ。 俺、こんなの、初めてだった!
[店主自らの歓待で、パーヴィスが話す様子も見られれば、 彼女の名前を覚えるのも、すぐ。 心から、笑った。笑えた、心算の満面ではない、それ。 きっと、きっと。見送るために出た店先では、 暗くてはっきりとは見えやしないだろう。 もてなす側で仕事だからと、酒を口にしなかった彼女から、 どう見えるかなんて、酔いの回る頭では思い至らない。]
また、来たいなぁ。ココ。 俺はもてなされるより、 店員の方が合ってるかもしんねぇけど。
[酒を運んだり、歌を歌ったり。 その方が孤児の自分には合うかもしれない。 それでしかも賄い飯までもらえたら最高だと、語尾には冗談を載せた。]
(664) 2016/05/26(Thu) 21時頃
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[酒場からの帰り道。 パーヴィスは涙を流した。>>586]
お、おい、どうした、大丈夫なのか? 俺、調子のってお酒勧めすぎちゃった、とか?
[立ち止まって、正面から訊ねたのは、 ソルのせいだといけないから。 女の子の涙には、弱い。
答えは半分だけ、合っていたようだけど。]
そ、そっかぁ。そんなに嬉しいのか! へへ、よかった、 俺といて楽しくなかったらどうしようかと思った。
[それは太陽失格だから。 涙を流すパーヴィスの頭を撫でた。 きっと、彼女の感情は嬉しいの最上級。 またいつか行こうと、笑い掛けて約束する。
教会近くまで送り届け、門の外で聞いた時刻遅れの鐘の轟音に。>>587 罪悪感が生まれてしまったけれど。]*
(665) 2016/05/26(Thu) 21時頃
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― おねえちゃんのこと ―
[教会に勤める修道女は、あまりに年上過ぎます。 母親で想像するにしても、うんと上です。
定期的に訪れるシェニカに会えるのは 石の穢れを落として貰う必需性を抜いても嬉しいです。>>479 外見は中性的でありましたが、 まるで妹のように可愛がってくれます。
生誕日については互いに月日の感覚が曖昧であれど ケーキをつくってお祝いする日常がありました。
雑貨屋に二人で物を見にゆくのも楽しいのです。 何に使うか解らないものを手に取ってみたり 可愛い髪飾りをあてがってみたり。
篭もり気味の神官がオルコットと目指した先は>>534 その雑貨屋の方角でありました。>>487 雑貨屋の手前でシェニカに会った時 顔色ひとつで、シェニカは察してくれたのです。
石に触れれば、浄化師の彼女には解るでしょう。 白い真珠は色合いを変えておりませんが 触れれば、邪気を伝えます。
誰かの痛み、誰かの苦しみ、誰かの嘆き。 魔力を使い、石本来の浄化作用は著しく低下しており。]
(666) 2016/05/26(Thu) 21時頃
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ううん、大丈夫だよ。 シェニねぇ、謝らないで。
[彼女の貯めた涙は透明の石となり流れます。>>491 手を伸ばし、眦を頬を撫ぜるのです。
浄化を手伝うことは出来なくとも、 寄り添って慈しむことだけは叶います。 親愛の接吻を、人前では目元に落とす事はしませんが せめて、ハンカチの代わりになりましょう。
綺麗な結晶は私の袖口から内に潜みます。 ――こっそりと宝箱に溜めているのは内緒でした。]
(667) 2016/05/26(Thu) 21時頃
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[二人は、どうやら知人のようです。>>498>>535>>650 ちょっとだけ不思議な雰囲気のあるオルコットは シェニカが言うには、名前を覚えるのが苦手なようで
私も別れる際に名前を告げはしましたが 好きに呼んでいいと微笑みました。
シェニカに寄り添われながら教会に帰る途中、 結晶にならず眦に残った雫を舐めました。 塩辛いのに、どこか甘く感じます。
穢れが身体を怠く、重くしますが シェニカに甘えると、心が楽になれるのです。]*
(668) 2016/05/26(Thu) 21時半頃
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- 広場 -
[心配無用とばかりに人を小突いて来るフィエゴ>>569に お返しだと小突き返せなかったのは、互いに同じ人物に 動揺していたからだが。 互いがそれを避けた結果、つむじ風すら生まれなかった。
肩を躍らせたフィエゴに詰め寄れば、自分も距離を縮めた分 同様に詰められてもおかしくない。
だから踊った手が自分の腕に掛かっても気付かぬふりで。 昔を懐かしむ言葉を風に乗せて自分の耳から遠ざける。]
まぁお前の頭に比べれば、なんだって重いに決まってるだろ。
[ノリツッコミはいつもの様に>>570 むしろいつもよりわざとらしい彼に、自分も乗っていく。 施設にいる頃から彼はいつもこうだった。 軽そうに見せて、陰では何より施設やその子供達を真剣に 考える硬くて重い奴だ。]
(669) 2016/05/26(Thu) 21時半頃
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なんで俺のせいで、腹減るんだよ。 今出会ったばかりだろ。
誰が奢るか! 配達はきちっとしてもらうぞ。
次って今の次じゃない。 明日以降の『次』
たっぷり重量と運びにくさを選別したの渡すから任せろ。
教会への聖書がまだ数冊と、シャオさんのとこに 大判の美術書と、オルコットさん用には変判の細工本と。 ホテルや酒場には最新の流行書。
運びがいがあるだろ?
[相手が図々しければこちらも輪を掛けた。 眉を寄せた眉間を人差し指でビシッと突いた後。]
(670) 2016/05/26(Thu) 21時半頃
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こんだけ運ぶんだから餌は多目に必要だな。 もう朝飯って時間じゃないし。
パン屋と喫茶店、どっちが良い?
[好きな店と言われて、酒場等出てくるはずはない。 あの女は何も知らず書店へやって来る。 その度に咥えていれば煙管をきつく噛みたくなるほどの 苛立ちが燃え尽きる事無く肺に吸われ。
平時の距離を保ち続けているのが奇跡の様に思えていた。
その女が主人の酒場に近付く筈も無い。
ホテルも食事は取れるだろうが、互いにそんな身分では無い。 単純に身の丈にあった選択肢を並べ、広場から商店街へと歩き出す*]
(671) 2016/05/26(Thu) 21時半頃
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― 魔法が解けていく ―
[とても楽しかった。 あまりに楽しいひと時だった。 生まれてこの方経験した事のないような。
ふかふかの椅子。豪奢なテーブルに豪華な食事。 確かにこの姿は、魔法のおかげで浮かなかったけれど。 余りの眩しさにくらりとした。 ここにいていいのか。 ここにいるべきなのか。 ここにいて、許されるのか。 笑顔でいるため、考えないようにいた事を次々と思い出す。
―――眠るだけに帰る、粗末なボロ家で。 暗闇の中でも、淡く光を放つ髪留めと、 魔法の帯を、乱雑にテーブルらしきものに置き、布をかぶせる。]
楽しかったよ、パヴィー。 夢みたい、だった。
[楽しかった。とても楽しかった。 楽しかったから、こそ。
綿入りの布の塊に身を沈めて、一人。 一人なら。どんな表情をしてもいい。]
(672) 2016/05/26(Thu) 21時半頃
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[昼は照らし、笑い、明るさを振りまく太陽。 しかし、
沈んだ太陽の顔など、絵本にも描かれちゃいない。]
――ごめん、ルナ
[口にした名前は、"妹"の名前。>>512]*
(673) 2016/05/26(Thu) 21時半頃
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― コーラリアのこと ―
[雑貨屋の店主であるコーラリアもまた、 古くからの親睦のある、幼馴染でありました。 男の子として生まれ、お店を継ぐ頃に>>4女性の身体となり。 境遇は似ているようで少し違います。 されど、似通う部分に親近感を覚えるのは当然のこと。
黒真珠の呪いは、二つの性を渡る彼女のみには 『害悪』にならないものでありました。
昔は、彼女の前だけでは安心して歌うこともあったのです。
互いに海で生まれる石同士――だからでしょうか。 甘い歌声は、人魚のように、重なり、見えぬ泡になり、溶けてゆきます。
私の身体の『秘密』を知るのも、司教様を除けば コーラリアのみであったでしょう。]*
(674) 2016/05/26(Thu) 21時半頃
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靴磨き ソルは、メモを貼った。
2016/05/26(Thu) 21時半頃
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/* なんだこのログ数は。
私の読解力と速度だと、取りこぼしだらけで申し訳ないぞ! とりあえず、現実に追いつこう。
(-166) 2016/05/26(Thu) 21時半頃
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― Phantomの夜>>586 ―
あら、良いわね。 是非一度歌って欲しいな。
勿論、今度で良いわよ?今日は楽しんでいってね?
[パーヴィスに勧められると、軽く頷いて。 もしもソルにその心算があるんだったらいつでも来て欲しいと。 彼の言葉にも笑って頷いて。 賄いは当然出す事になるし、十分な給金も出せるとは伝えていた。
2人には自身の名刺を渡して。 少なくとも、入口で見せれば無碍にはされないからと。]
(675) 2016/05/26(Thu) 21時半頃
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[そして、店の外まで2人を送り届けると。 自分自身はまだ仕事だからと店の中に戻って行く。
冗談めかして、2人の前で仮面をつけて見せたりもしたのだった。]
またいつでもいらしてね? 新しいお客様が増えるのは私も嬉しいし、みんなも喜んでくれるわ。
[新しいお客様を皆は心から歓待していた。 ――そう見えるようにと、オペラがしっかりと伝えていたのだから。]
(676) 2016/05/26(Thu) 21時半頃
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- 喫茶店 -
[そうして辿り着いた喫茶店では人の奢りだと言っては 好き勝手に注文する>>617 だがこの程度、彼とたまに過ごす一時と配達代金で済むなら 安いものだ。
先客の存在には同じく頭を下げて、自分も何を頼もうかと メニューをちらり。]
ミートソーススパゲッティ。 と、ストロベリーパフェ。
[迷わず選んだのは、部屋では本を読みながら食べる 行儀の悪さから食べる事は無いミートソース。 そして作る事無い甘いパフェ。]
フィエゴがどうしても届けたければ 届けさせてやってもいいぞ。 [鞄が気になるのかそれとも子供達に早く持って行ってやりたいのか。 口を尖らせるフィエゴ>>618に、負けず横柄に返した後。 少しだけ口を緩めたのは、下がった頭に向かって。]
(677) 2016/05/26(Thu) 21時半頃
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すっげぇ、楽しかった……か。
[見送りの際に見た彼の顔。 満面の笑み……とは言えないそれを思い出して。
仮面をつけたまま、店内の回廊を歩みながら思う。 何か足りなかったのかもしれない。 なら次はもっと楽しめるようにしてあげないとって。
果たして彼は再訪してくれるのか。 それとも、働きたいと言ってくるだろうか。
それとも――か。]
(678) 2016/05/26(Thu) 21時半頃
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一応は止めろ、一応は。 ……紙の中だけでも、夢位、いいだろ。
[らしくない呟きに、苦虫の代わりにストローを噛み潰し。 先に彼の紅茶が届けば奪って飲んでみたりしつつ。]
本ねぇ……睡眠薬代わりにするんじゃないなら 格安にしてやるよ。
怪盗か。 まぁ今流行りの怪盗のお陰で、供給は充分だ。 痛快な話が多いから、枕にはならなそうだ。
[適当に見繕ってやるよ、と近くにいるはずの 怪盗の友人を思い出す。
貧しい者の味方とは言え、犯罪は犯罪だ。 物語の中の様に、彼がいつまでも輝く存在であるように 願いつつ、無心に食べ始めたフィエゴを前に 自分も久しぶりのミートソースを口に運ぶ*]
(679) 2016/05/26(Thu) 21時半頃
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―テーブルマナー講習会― [やっと齢の二桁を数える少年が、教師役だと言われても、 同じ年頃の子どもは納得すまい。
突き刺さる視線など知らぬ風情の涼しい表情で、 にこりと笑んで見せる。]
さて、小難しい話の前に一つ質問を。
皆、一緒に食事をする相手が、 ぐちゃぐちゃと汚く口の端から食べかすを溢しては唾を吐き散らし 口元を汚しているのと 美味しく食べつつも、口元も手元も汚さないのと。 どちらがいい?
目の前の皿の中身をいつ取られるか焦って飲み込む時間と、 そんな心配などなく、食べ物のありがたみを感じられる時間と、 どちらがいい?
――よろしい、では始めようか。
[ぱん、と両手を打ち鳴らして講習開始の合図を告げる。]
(680) 2016/05/26(Thu) 21時半頃
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[始まりが思いつきであっても、 続ければ中から少しは骨のある人材も育つ。 ホテルの仕事を得たドアマンや街で働く料理人然り。 きっかけ程度ではあるが、きっかけの有無が100と0では大違い。]
そろそろそんな時期だったな。
[裁可の書類の中、参加職員の名前に見覚えのある文字を見て 口元を手で覆う。>>595]
(681) 2016/05/26(Thu) 21時半頃
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[ダスクとケルビス。 街に光をもたらした家と、眠りをもたらした家。
互いに干渉せぬような素知らぬふりで、 その動向は上流サロンの行き来よりもよほどに詳らか。 10を超えぬ子どもにその面を晒して拝謁を赦したケルビス当主に、>>513 ダスクの少年がその幾らか後に養子を迎えた祝いを述べた一幕は、 この街の他の家では知らぬこと。
青き血でないはずの養子を、当主が慈しみ、 そしてその養子が不相応な振る舞いに出ないことに好感を覚え、 ホテル・コファネットが彼の出自とされる養護施設に庇護を与えるは 表にはでない、けれど自然の流れ。*]
(682) 2016/05/26(Thu) 21時半頃
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[玄人の奇跡、という言い回しに>>657 少しだけ、引っかかりを感じます。 私の知るうちで玄人――… 神職以外で治癒の魔法を使えるのはフィエゴだけ。
不思議そうに視線を流せば、目も合います。 きっと、真珠よりも瞳をまるく開いています。]
どなたか、治癒魔法を使われる方が お知り合いにいらっしゃるのですか?
[破片でざっくりと切れた疵は、破れの痕も絶えて 今や、まっさらな皮膚を残すのみ。
賛辞を受ければ、ありがとうございますと小声で呟き 恥ずかしそうに、瞼を下ろすのです。]
(683) 2016/05/26(Thu) 22時頃
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[ティーカップに紅を宿すお茶が届いたのは、そのときです。 焼き菓子がいくらか籠に見繕われました。]
おなか…すいてないかな? お水だけでも、どうぞ。
[犬用の平皿二つには、お水と――買い置きのドッグフード。 それぞれを床に置き、どうぞ、と勧めるのでした
頃合を見て、先に犬だけ具合を確かめましょうか。 精悍な犬の横顔を、撫でたそうに指を伸ばしかけては ぐっと我慢して指を丸めます。
そんな遣り取りのうちに、コツコツと硬質な音が響きます。 司教様がお戻りになられたのでしょう]*
(684) 2016/05/26(Thu) 22時頃
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[せっかくの休憩時間を手伝いに使わせてしまって。 パーヴィスが言い出した事ではあったけれど。 上機嫌に笑う彼女を見れば、これも良かったのかもしれない。>>588 見えたのは目元だけだったけれど、 仕草を見れば、その感情も読み取れる。]
へへ、ありがとな。 オペラさんのトコでも言ってたな、それ。 俺に演技が出来たら、あそこで歌うのも手かもな。
[あれ以来、たまに裏方としてオペラの店の手伝いに行く。 豪奢な衣装で店に出るわけではなく、 買い出し等の簡単な雑務。 簡単なものだから、給料は少ない貨幣と一食分の賄い飯。 手伝えば教会へ行けないから、食事ができないため、ありがたい。
パヴィーが誘ったように舞台に立てたのなら、 聖歌隊を抜けても歌は聞かせてあげられる。 そんな空想を溢す。]
(685) 2016/05/26(Thu) 22時頃
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[時間を訊ねると、やはり不味かったようだ。>>590 説教をされた時の事を考えて、肩が揺れた。 「アレ」を怖いと思ってしまうのは やっぱりまだ二人とも子供なのだとそんな風に思える。]
おう、一人で留守番するぜ。 パヴィーも気をつけてな。 大目玉食らわない事、願っとく!
[ニッと笑って親指を立てる。 一度離れかけて、戻ってきた。>>591
優しく優しく太陽に触れて、パーヴィスは優しく笑った。 だから、その動きには少し驚いたけれど、 ソルが返すのもやはり笑顔。
この宝石は、ソルが笑う限り、光と程良い温かさを放つ。 ソルも太陽で、この日長石もまた太陽。
彼女には、笑顔が似合う。 その刻限は、知るはずもない。]*
(686) 2016/05/26(Thu) 22時頃
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/* やはり100を切ってしまったか…くそ。。 (こんなことで透けたくないマン) カルナス頑張って!!(しののめさんだとおもってる
まぁ、しかし。 土曜がほぼほぼ動けないと思えばプロで頑張るしかないのだ・・
(-167) 2016/05/26(Thu) 22時頃
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靴磨き ソルは、メモを貼った。
2016/05/26(Thu) 22時頃
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[彼がなにを思ってるかはわからない。>>610 それでもそれなりに彼のことは信頼しているし、悪いことにはならないだろう。
最初にどんな仕事を貰ったかは忘れたが。 たいていそのお金は施設か教会にいった気がする。 働いて得たお金は毎回毎回そちらへ。]
そうならいいんだけどね。 …そうだな、この髪と真逆の色で何かが欲しい。 色以外は好きに作ってくれていいよ。
[自分の髪を指差し笑って見送る。 水色に僅かに紫混じる髪の真逆がどんな色かはわからない。 それでも彼の腕を信用し指定するのは今回は色のみ。 いつもは指定しないで彼の作品から買うことが多い。*]
(687) 2016/05/26(Thu) 22時頃
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― 甘苦い記憶の欠片 ―
[施設の一員となって暫くの間。 突然の環境の変化、欠けた記憶とその原因。 自ら穢れを生んでは浄化していくことに身体が保たず、 高熱を出して寝込むことがしばしばあった。
その度、院長に飲むよう言われた解熱シロップ。>>145 街外れの工房に住まう魔女の手製の薬は、 下手な医者のそれよりもずっと効く。
科学の力は、魔力と魔法を生業にする身にあっては 無知のもの。 興味本位でハクの書店で調べてみたり、錬金術師本人に 手法を訊ねたとて同じものは作れない。
こども向けに甘く味付けされたそれは、 大人になってからはむしろ飲みにくいものであったが。 どうにも身体が怠く、熱っぽいときは決まって 街医者でなく養護施設の扉を叩き 或いは工房を直接訪れ、甘苦い薬を分けてもらっている。]
(688) 2016/05/26(Thu) 22時頃
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/* 無知じゃなくて未知……。(沈痛な面持ち)
(-168) 2016/05/26(Thu) 22時頃
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/* あー……更新押して確認してから投稿しようね、俺。 オペラさんすみません。
(-169) 2016/05/26(Thu) 22時頃
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[跳ねない様にミートソースをくるくるスプーンに巻き付けてみても、 飛ぶ時は飛ぶもので。 襟ぐりの開いた服で良かったと、首や鎖骨と派手に飛んだ ミートソースを思わず指で拭ってしまい。
その後でホテルとかじゃなくて良かったと無作法な 自分を誤魔化す様に周囲を軽く見渡した。]
あの2人が揃ってるなら、今日持って来るべきだったかな。
あー、でもどうせならフィエゴに荷物持ちさせたいし。
[どちらも運ぶには面倒な型の雑誌がある。 硝子工芸の主用のものも既に鞄には入っているが、 大判フルカラーの図鑑は運びにくい。
気付かれれば、彼が運びますとフィエゴに振っておこう なんて考えながら目の前の男を見ていた。]
フィエゴ……そんなに掻き込むなよ? ……ちゃんと飯食ってるのか?
[自分も結構なペースで食べていると思うが、 先のエメリアが心配していた事も重なり、 不意に伝染した心配事を口にした*]
(689) 2016/05/26(Thu) 22時頃
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そんな雑務ばかりしてて……良いのよ?歌を聞いてあげても。
[そう言いながらも強制はしない。
彼女自身が自由であるように。 彼が舞台に上がるよりもそっちを選ぶのならば構わないと言う形だった。
実際に買い出しとかの雑務は多いのだ。 新しい衣装の為に布や宝飾を調達したり。 本業の為にと酒や材料を調達したり。
或いは簡単な宣伝の為にと何か伝言を頼む事もある。]
そう言えば、あの素敵な帯はどこで用意したの?
[そんな事を聞いていた。 本心から王子様の様と思った装身具。
それに興味があったから。]
(690) 2016/05/26(Thu) 22時頃
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―教会への道すがら―
[通信機の呼び出しから、ほどなくして。 向こう側から声がした>>629 首尾を尋ねる言葉は、いつもと変わらぬ流れるような音階]
さっきは出らんなくて悪いね。 ……おう、順調順調、っと言いたいところなんだけどさ。 ちょっとばかし仕事でしくじって、手をやっちまった。
[ひょいと肩をすくめ、へらりと自嘲する声を通信機に乗せる]
あー、いや、そんな大した怪我じゃないって。 ちょっと皿を割った時に、破片で そう、そんで馴染の神官に治療を――
うん? 飯? ああ、いいぜ。ご機嫌伺いと洒落込もうか。 ……っと、悪い。当の馴染の神官になんかあったみたいだ。
[治療が終わったらまた連絡する、と。 手短に伝えて通信を切った*]
(691) 2016/05/26(Thu) 22時頃
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―青― [犬を連れてスイートを貸し切る男の元へ、 連れていかれたのはまだ一桁の齢。>>513 自分よりも両親や親族の方がよほど緊張していた。]
犬を触っても?
[一頻りの会話を終えて、問えば>>515 面白そうに彼は笑う。 飼い犬に手を伸ばさぬ子どもが面白いのか。]
(692) 2016/05/26(Thu) 22時頃
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ケルビス卿、彼は貴方の番犬であり 私はケルビス卿の財に無断でふれる権利を有してはいない。 許可なく財へ触れるのは不当と見なされても仕方ない。 場合によっては罪となる。 以上の理由によって番犬の飼い主たるケルビス卿へ伺ったこと。
[さて、作法として間違っていたかと首を傾げれば。 さすがに可愛げが無さすぎると――笑われた。]
街中で出会った愛犬家相手であれば もう少し態度を緩めるようにいたしますよ。
[こちらの礼儀を知ってか知らぬか、 主を重んじたことは伝わったらしい犬の尾は それなりに御機嫌であった。*]
(693) 2016/05/26(Thu) 22時頃
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―飲み込んだ思考―
[金というのは回ってこそ意味があると思う。 浪費するのは確かに危ない。 しかし、袋の紐を絞めすぎてもいけない。 そんなことしても袋が破けて大損するだけだ。
緩すぎず、絞めすぎず…それが理想。 街を歩きどうなっているか観察し調整する。 そのためには少し馬鹿になったほうがいい。 利用しようとする者のことだってわかる。 そんなに馬鹿ではないことはわかる者にはわかってしまうけど。
最近は嬉しいことがあって少し緩めすぎた気がするが大丈夫だろう。 多分、おそらく、きっと。 両親が絞めすぎているからちょうどいいと思おう。
複雑な思いと一瞬だけの真剣な表情はパンごと飲み込んで街でのいつもの自分へ。*]
(694) 2016/05/26(Thu) 22時頃
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[ 子供のままの好奇心、>>631 それが引き起こす災厄の露払いは慣れたもの。
大人たろうとした口調と心。 昔と同じ距離保とうとする友に 助けられているなど決して口にはせぬ。
真に甘えてるは、どちらかと。
子供だけしかいない国。 大人になる前、殺される友を見たくなどない。 気楽な奇術師を危ぶむのは工房の主の役目。
人が集まるのは想定外。 うれしげな友の横、そば近づく顔はどこか浮かなく されどそれは海老クッションに隠れ。気づかれない ]
(695) 2016/05/26(Thu) 22時頃
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/* ヴィスマルトとまたすれ違いそうだし早落ちそうだし 別離の出方を待つつもりなんだけ ど
どこいこっかなーーー。 ってしてる間にまたあっちこちとエンカ逃しそうである。
(-171) 2016/05/26(Thu) 22時頃
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[いったい幼き友は買い物を終えてどこへ行ったというのだろうか。 その答えが出たのもそう時間がかからなかった。 道行く子供が駆け足で公園を目指しながらはしゃぐ言葉。
奇術師が芸をしている、と耳が拾えば浮かぶのは問題の友の姿。 ため息が出てしまうのはしょうがないであろう。 もしかしたらこちらの存在自体を忘れているのではないだろうか。 忘れっぽい所がある彼だからありうる話だとこめかみのあたりを手で押さえた。]
(696) 2016/05/26(Thu) 22時頃
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[迎えに行こうかと歩を進めようとすれば、タイミングがいいのか悪いのか、丁度公園の方から姿を見せた友の姿。>>633 その近くには別の人物。 街の硝子細工師だった。>>622
彼が友の頭をクッションで叩いているのを見て、いいぞもっとやれ、なんて思ってしまったことは秘密だ。 笑顔の下に隠した気持ちは伝わることはないだろう。 ただ、その笑顔に黒い物が見えたかもしれないけれど。]
カルナス…君という人は… 人を待たせて遊んでいたとはいい御身分で…。
ソルも留守番している事、忘れているんじゃないですか?
[カルナスと別れ自分の工房へと帰ると告げたガラス細工師には軽く会釈をし、彼を見送った後で目を細めてカルナスを見る。 パンの美味しさを説こうと誤魔化されはしない。]
というか、先に食べるって… 君曰く、確かそれらは元々ソルへのご褒美だったような。
[嫌味を含みながら告げる言葉。 工房へと戻るかと問われれば当たり前だとくるりと背を向け工房へと歩き出す。
さっと掴んだ彼の手首をぎゅっと握りしめるのは、怒っていますとあからさまに告げる行為である。 痛いという文句が聞こえたとしても、少しは反省でもしろと力を強めるだけだった*]
(697) 2016/05/26(Thu) 22時頃
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[強引だが、何だかんだハクは奢ってくれることを己は知っていた。 お前も大概頼むな、なんて、 小さく呟いた言葉はハクに聞こえただろう。>>677]
――――あぁぁ!俺の紅茶ッ…お前は自分のあるだろ!
[来た紅茶を当たり前の様に目の前で奪われて、 ガキの様にブーブーと文句を垂れ流す。>>679]
しないしない、うんと格安にしてくれたまえ。
んーそんなになんだ、まぁ俺もその一人だけどさ。 ただ純粋に話が面白いから好きなんだけどな。
これで怪盗始めようなんてヤツが出て来なきゃいいんだが。
[よっしゃ、なんて小さくガッツポーズをして。 本に関してはいい暇つぶしになるから有難い。
下手に何処かへ遊びに行って金を使うなら、 本に金を積んだ方が幾分もマシと言えるだろう。]
(698) 2016/05/26(Thu) 22時頃
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いつかはな。カルナスが、そういうなら、な。
[ 不確かな約束。>>632 待っていてという声に頷く顔は見せなんだ。 幻想踊る炎が何時か両の眼を開くとき
明ける空の導き手はだれなのか。 時の流れに流れてきた工房の主は友を見て。 そうして、甘えを受け入れてきた。
汚すなと言わなかったのは言っても無意味だから。 なにかあれば汚すだろう。と思っている故。 その際、根堀葉堀り聞くは安い駄賃だろ。]
(699) 2016/05/26(Thu) 22時頃
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―翠の工房―
[問題があった煤だらけの工房は、帰ってきてみれば黒さは拭われ綺麗に片付けられているようだった。 流石普段から物を綺麗にしている彼だと感心しつつ家の扉を開いた。]
ソル、遅くなってすみません。 留守番と掃除、ありがとうございます。
[申し訳なさそうにしながら工房へと入れば、カルナスの方へも謝る様にと一言小言を発した。]
なんだかいつもより綺麗に感じますね。
[まさか知らぬ間に教会にいる女性が手伝っていたものとは知らず出てきた言葉。>>494 この時間で細かい所まで綺麗になっているようだ。>>520]
(700) 2016/05/26(Thu) 22時頃
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―――、一口もーらいっ!
[ハクが目の前でミートソースをフォークへと絡めれば、 狙ってたかのようにその手首を掴み己の口許へぱくっと。>>689
へへ、なんて口許をぺろ、と舐めつつ満足げに笑みを深くする。]
何で俺が荷物持ちしなきゃいけねぇんだよ! お前の仕事だろお前の!
んー…?だいじょぶだいじょぶ。 ……食ってる、問題なし。
[運ばれてきた料理をぺろり、と食べ終えて。 さてデザートに何を頼もうか、と考えながら一言二言。 食べているのに間違いはない、その量はたとえ少なくとも
メニュー表を持ったところでハクに奪われてしまうだろうか。 ちぇ、なんて舌打ちをしながら時計に目を奪われれば、 既に夕刻時を指していた。]*
(701) 2016/05/26(Thu) 22時頃
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[ただ少し、普段ならば言いつけ通りに彼が触れることのない薬品だなの方も綺麗に整頓されている事>>501には少しだけ首を傾げたけれど、物が減っていたり壊れている事がないので、小さく、ここもやってくれたんですねと呟いただけ。
無頓着に見えていても、仕事道具の変化くらいならば気が付くのは当たり前なのです。]
お土産に美味しいらしいものも買ってきましたし、すこしお茶にしましょうか。 えっと…確かお茶は…
[いつも渡す賃金には少し色を付けて彼の手へと渡しつつ、土産を買ってきたことを告げた。 そのままお茶を用意するために奥の方へと姿を一度消せば、三人分のお茶を盆へと乗せて戻って来ただろう。*]
(702) 2016/05/26(Thu) 22時半頃
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主が無言なことなどあったか? [ 根本から突っ込みを入れた。 篤志家以前の問題よ。>>633 友が話す内容は興味深い、ダスクの名は有名。 そのダスクの鼻を明かすやもしれぬのなら、面白い ]
‥絶対、転げ転がるな‥。
[ 不吉な宣言を予言に変えて 彼に貸す礼服の無事をあきらめた。 いや、もとより貸す時点で無事で済まぬと知っているが 待ち人のことを忘れた鳥頭と共に大通りを戻れば
‥わかりぬくい、とあっけらかんと謝り パンもとい、海老を熱く語る友の後頭部にぺしり。 会釈する錬金術師にこちらも頭を下げ>>697
普段着るようなもの、という言葉に あ、これあかんやつだと思うたがあえて放置した。 叩いた手袋、そこに触れる手はなく
袖をひらり、期待しているという声に答えるように揺れた ]*
(703) 2016/05/26(Thu) 22時半頃
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―報告書― [皿はどうせ割れるもの。 かといって雇用したばかりの人物の名前がそこにあれば 多少ため息をつくことは許されてしかるべきだろう。>>578>>579]
義足とは聞いていたが、義手だったのか?
[ちらりと厨房からの報告者へ視線を向ければ居たたまれないように 頭を下げられた。]
慣れない職場での失態は…まあ三回までは許す。 食器磨きにでも回しておくといい。
[磨きが必要な銀食器は、担当者と その個数が作業のたびにチェックされるもの。 何らかの怠慢があればすぐに分かるのだときつく言い置けば、 少しは仕事もまともにこなせるか、と。 支配人の眉間に皺が一つ刻まれる。*]
(704) 2016/05/26(Thu) 22時半頃
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― 置いて行かれた日>>366 ―
[カルナスは飛び出していき、 ソルは置いて行かれた。 6歳の足では、とても10歳には敵わない。 幸運だったのは、迷ってしまう前に見失った事。 転んだけれど、施設に帰れた事。
帰ってきてすぐに訪れたのは、 フィエゴが施設を出ていく頃に、 施設に来た少女。 彼女が熱で塞ぎがちだった最初の頃、>>688 ソルは救護室をよく訪れていたから、よく知っている。]
シェニねえ………ただいま。
[むすっとして服の端を掴んだ。
一体何人の背中を見ただろう。 一番古い記憶は、フィエゴで。 カルナスの背中は、それを想起させ、 ――なんだか悲しくなった。 それにシェニカも、きっとここを出ていく。 それはとても喜ばしい事なのだけれど。]
(705) 2016/05/26(Thu) 22時半頃
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[友人と共に広場に帰ってくれば 激おこなのだろう。色々買い込んだ錬金術師が其処に居る だって笑顔の背後が怖い、何か居る気がする 霊とかそういったのは見えないけどね 友を見送った後は言い訳タイムである]
きひひっ、ついつい……ほらさ、 好奇心が俺を、呼んでいる!! ソル坊の留守番は忘れてなかったよ。 一寸だけ頭から蝶々みたいに飛んでっただけだし!
[其れを、忘れているという>>697 笑顔で相対するエメリアに、そう言い繕ったのであるが そしてパンに関しては。先に食うという罪も追加されたわけでして ソルへのご褒美、という大義名分を掲げていたものですから そりゃあもう気まずそうに眼を、反らしていたのだが 歩き出したエメリアを、追おうとしたその時か]
あいででででえごめん、ごめんエリーゆるしてぇえええ
[ぎゅうっと掴まれた手はかなり痛い 奇術師は手が命ぃなんて言いつつ、 怒れる錬金術師と共に工房へと歩みを進めるのであった*]
(706) 2016/05/26(Thu) 22時半頃
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……シェニねえ、ころんじゃった。
[擦りむいた足を見せて、裾を引っ張った。 時折こうやって、年上の"姉"であるシェニカに甘える。 シェニカの背負ったものなど、6歳にはわからないから。
少し涙ぐんだのは、怪我をしたせいにして。 大泣きせずに帰ってこれたよと、笑った。
みんなを癒す力を持つシェニカの笑顔は、見てると心が温かくなるから。>>462 ソルもそんな笑顔をしたいと、 幼いながらに思っていた。 女の子にしては大きな体だったけど、 それは包み込んでくれる優しさでもあり。
怪我を見てもらいながら、 悲しかった気持ちが和らいで行く、そんな気がした。]*
(707) 2016/05/26(Thu) 22時半頃
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これも飛び散ったら石の欠片みたいになれば良いのに。
[行儀悪く指で拭ったソースを舐めながら、 零した涙を欠片に変える不可思議な魔女の事を思い出す。
魔女でも恋をするのだろう。 彼女が立つ棚は胸躍らせる冒険活劇でも、 実用的な魔法書でも歴史書でも無く、胸をときめかせる恋物語>>636
彼女の力を知っても尚、いや知るほどに。 本の力に感動する。
こんな身を削る程の涙を零れさせる力を持った本に。 その本に出会った彼女に。
彼女が泣いて笑うなら、 この本はきっと彼女の元にあるべきなのだろう。
必要なものを必要な元へ。 きっと彼女の手元にいった本は幸せだろう。
その幸せが幾許かでも彼女に降り注げば良いのにと思うのは。
恋に焦がれる自分をいつの間にか重ねていたからか。
そう言えばまだ今週は彼女が来ていないな。 ぼんやり考えながら食べたせいか。
口に含んだ苺がやたら酸っぱく感じられて目を丸くした*]
(708) 2016/05/26(Thu) 22時半頃
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/* あとは、リアントも施設組?だっけ?リア兄? 記憶が妖しい………見直さねば。 横縁故は、始まってから相談事持ちかけるのが楽しいと聞いている!
(-172) 2016/05/26(Thu) 22時半頃
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―考えから戻って喫茶店―
[そんなことを考えていれば見覚えのある顔>>617>>677 軽く手を振って今度は飲み物を注文しながら様子を見つめる。
フィエとハクの食事光景>>618>>689 無心に食べる様子も、ミートソースが飛んだのも。 互いの料理を奪い合ってるように見えるのも普通に見てしまって。 思わず笑いを漏らしてしまっていたか。]
元気ですねぇ。
[時間が思ったよりだいぶ過ぎているのを忘れ。 しばらくすれば彼らの近くへ歩いて行って。]
ごきげんよう。楽しそうですね。 フィエ、施設の子達は元気ですか? ハク、最近おすすめの面白い本はあるでしょうか?
[少し話しかけてみる。 そういえばけっこう頼んでいる気がするが足りるのだろうかとも思いながら。*]
(709) 2016/05/26(Thu) 22時半頃
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―翠の工房―
たっだいまーっす!ソル坊おまたせー。 パン買ってきたっすよ海老のピタパン!!
[とっても綺麗になった錬金術師の城は、 エメリア>>700の言う通りに大爆発後の面影もなく ピッカピカに輝いている
無論パーヴィスも手伝っていたとは知らないので 掃除の腕を上げたなーと感心した様子だったとか
エメリアの小さく呟いた言葉>>702は気づいておらず 首を少し傾げた後は、テーブルへとピタパン袋を置いて それからお茶を取りに奥へ行った彼を見送った後]
俺はちょっくら漬け洗いのローブとかを、 水洗いして干してくるっす!
ソル坊ゆっくりしてってしてって!
[と、図々しくまるで我が城の様に告げた後、 裏手で水洗いしたそれらを干して お仕事終わり―とばかりに戻って、お茶を楽しむことにした模様
テーブルにはエメリアが持ってきた盆に3人分のお茶、 そして土産のピタパン袋 ピタパン1つ食った癖に、真っ先にその袋から獲物を狙うのもまた、 図々しさに拍車をかけていた*]
(710) 2016/05/26(Thu) 22時半頃
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[自身が息子と呼ぶ養子よりも、幾らか年若い彼女。>>683 女性の扱いも、払うべき礼節も、教養の内と、 重なる視線には目尻の皺を深く変え、隻眼の厳さを削ぎ。]
ああ、君ほどの熟練者ではないがね。
信心に因るものではないのなら、彼には黙っておこう。 持たず生まれた才を嘆くなど、あまりにも不憫だ。
[名こそ出さぬが、彼女が閃く人物を男と断定し嘯く低音。
問われても自身のことは躱す癖、ちらと見せる尾はらしからぬ稚気。 純朴そうな彼女の慎ましさに相好を崩したが故の。 ――― 或いは彼女の思い描いた彼を、慈しむが故の。]
(711) 2016/05/26(Thu) 22時半頃
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[供された茶器を恭しく受け取る指先と、 足元に腰を落ち着け、顎を引くままの黒犬。
男以外には頑なに懐かぬ忠犬ぶりは健在で、 餌で飼われる筈の獣は、眼前に皿を並べられても、 微かに瞳を伏せて控えただけ。
その姿は正に、人の教養を習得し、節制を弁える様。
それでも黒光りする短毛種は、躊躇う細い指先を眺めてから、 淑女の手背に狭い額を翳し、紳士の礼を成す。>>684]
―――…サーベラスは私以外に懐かぬが、 美しいお嬢さんには甘く出来ていてね。
……誰に似たのか、と、思ったかい?
[冗句を漏らし、カップの曲線に口付ける。 語尾を持ち上げた悪趣味な問いを、 タイミング良く打ち消してくれるのは廊下に響く靴音ひとつ。*]
(712) 2016/05/26(Thu) 22時半頃
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―甘苦さを求める少女―
[不老の薬を尋ねにやってくるものは両の手では足りぬほどにいたけれど、解熱シロップの作り方を聞いてきた人物というのはそういない。 例外とすれば、幼き友は何か作っているたびに聞いてきたけれど、あれは好奇心からの興味である。
それを求めてやってきたのは、それの配達先に身を寄せる少女。>>688]
解熱シロップ…ですか? 施設に届けている?
作り方を教えるのは良いですが… 鍋に材料をいれて混ぜるだけですけど。
[薬のもととエレキシル、甘い蜂蜜に宝石一つ。 興味があるならやってみますか?と愛用の杖を渡してみたけれど、言葉でいうほど簡単にはいかなかったようだ。
まぁ、上手くいかなかったとしても施設へは定期的に届けるものだし、必要とあらばいつでも言ってくれればいい。 錬金術に興味があるというのなら別だけれどと少しだけ意味深な笑みを浮かべて告げれば彼女はどうしただろうか。
結局彼女は時折薬を受け取りにくるだけに納まったのだけれども。*]
(713) 2016/05/26(Thu) 22時半頃
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―白の手記― [かつて、書店の店主から手渡された一冊。
一ページ目を雨と涙に濡らしたその中を読む者はない。]
(714) 2016/05/26(Thu) 22時半頃
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[夫となる男を紹介した後、 従妹は仕方ないな、とでも言いたげに笑っていた。]
「どうして君は私が好きになれそうなものを見つけてきてしまうの?」
[彼女の夫に選んだのは、 遠く離れた地の、地下水脈の航路権利を有する家柄。 花嫁を迎えに来た、初めてみる大きな船に、笑顔を浮かべて、 手を振りながら去って行った。]
「いつか、この船で
私たちのご先祖様がいたっていう大陸や、 海や、空や太陽を見つけるんだ…!」
[夢想。 そう切り離してしまえなかったのは――]
(715) 2016/05/26(Thu) 22時半頃
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「太陽を、月を、みつけて
そしたら一番に君を迎えに来るからね。
新しい世界へ、連れていってあげる」
[恋人の座から外した従妹が、 告げるのはいつだって、こちらが思いも寄らない途方もない愛だけ。*]
(716) 2016/05/26(Thu) 22時半頃
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― ヴィオレット・アメジスタ司教のこと ―
[子供と呼べる歳を過ぎても、怖い手合い。>>665>>686 儀式に不可欠な石を持つアメジスタ司教は 眦を常に釣り上げ、近寄りがたい空気を纏います。 漆黒のスータンが視界に入る度、そっと目をそらすのです。
優しい方と称すのは、聊か難しいものがあります。 昔から厳しい方です。 躾も、私に対する態度すらも。
儀式を控え、定期的に破瓜の有無を検分するのは彼です。 せめて司教が女性であったのなら、其処を晒すのも まだ、気持ちは楽であったでしょう。
――……それだけでは、なくて。]
(717) 2016/05/26(Thu) 22時半頃
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― ある日のPhantomにて ―
[買い出しのメモを、声に出して確認をしながら。 オペラのいつもの労いに笑顔を返す。>>690]
いやー、あの舞台眩しくってさぁ。 服もこんなだし、ね? お金貯めて、良い服着れるようになったら、うん。 立ってみたいかも!
[食料品は各商店へ。雑貨類はエウレカへ。 後の道順で行こうか悩んでいると、次の声がかかる。]
帯?これはあそこです、シャオさんトコ! 店に入った瞬間、一目惚れでさぁ。
[気に入っている帯は、 あれから力仕事を請け負わない限り身に付けている。 色味も髪留めの日長石に似て、お世辞ではなく、似合っていると ソル自身も思っている。
笑顔で魔法の硝子を撫でながら、店主に告げた。]*
(718) 2016/05/26(Thu) 22時半頃
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[彼の髪の色は、姉と慕うシェニカを連想させます。 隠れている瞳の色を私は知りませんが――。
司教の眼鏡から覗く瞳は、淡い紫です。>>84
シェニカが教会を訪ねる日、決まって日中教会を空けるのは ただの偶然であるのでしょうか。
……解りませんが、纏う空気は冷え冷えとしたものであり シェニカに似ているとは思わないのです。
似ているのは――、えぇ、ほんとうに。 髪の色ばかり。]*
(719) 2016/05/26(Thu) 22時半頃
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/* >>715 ほぅ、船か。よし幻はデカい船にしようかね 空と海と太陽をイメージして、と。ふむふむ
(-173) 2016/05/26(Thu) 22時半頃
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[ 海老クッションを置きに 戻った工房はコワレモノであふれている。 そこから旅立った成功作はわずか。
例えば、硝子蝶のランプ>>403 彼の煙に羽ばたく蝶は穏やかな光の魔法。 唯、ぬくもりが書物を読む明かり。
例えば、とある親子の耳飾り>>600 これを飾るはだれか、依頼を受けた日。 パトロンに問うた扇子は、耳飾りの主を知っている。 知らぬは子ばかり。>>654 ]
(720) 2016/05/26(Thu) 22時半頃
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[ もう一人の『太陽』の子に与えた品もその1つ、 なんの魔法か>>660答えはしなんだ、
鐘が響いた後も魔力が残ったかは彼次第 赤く光る宝玉が願いをいくつ叶えたか>>662 見えるそれが、唯一の確か。>>663
好事家が望む硝子細工がそれらに連なるか それはあとでなければわからぬこと>>687 髪色と真逆を望む声に好きものよ、とぽつり。
床にこぼれたままの硝子玉の色はかけていた ]
(721) 2016/05/26(Thu) 22時半頃
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[―今宵、怪盗が狙う女神の滴は聊か勝手が違う>>39]
(722) 2016/05/26(Thu) 22時半頃
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―教会の前で―
[大型犬の顎が、弧を描いてこちらを向く>>643 傍に立つ紳士の目が細まる。 その視線に、男の眉間に浅い皺が寄った。 ――どこかで知っている、この気配。 圧倒的な存在感。
いや、いや、違う。 あの高慢ちきが、こんな真昼間から、こんなところにノコノコといるはずがない。 そう思えば、記憶は引っかからずに 黒曜石の如く闇の砂粒は、指の間を零れ落ちていく。 わずかばかりの砂粒を掌に残して。
男は、犬を従える紳士の脇をすり抜けてパーヴェルに近づいて、そっと声をかけた*]
(723) 2016/05/26(Thu) 22時半頃
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― 双頭犬の手紙 ―
[持つ者は、持たざる者に施される。 即ち、ケルビスの財を動かす理念は高貴なる義務であった。
見返り求めぬ篤志は、何も施設や教会ばかりに降る訳ではない。 恵まれぬ家庭に出資するのもケルビスの酔狂。
稼ぎ手を不在とする家庭>>75に、 双頭犬の封蝋が捺された手紙が届いていたのは十数年も前の話。 咳き込めば寝台に伏せる脆き女が、 子供を稼ぎにも出さず十まで育てられた真相。
母と言う名の優しくもか弱き女が、 幼子の見せてくれる美しい幻想よりも返信を優先させたのは、 ただただ、子の健やかな成長を願ってのこと。
けれど、年端もいかぬ子供の眼には、どのように映っただろうか。
犬の頭をふたつ持つ手紙は、彼から母を取り上げる。 どんな素晴らしい幻の焔を撒いても、母は文字を追うばかり。]
(724) 2016/05/26(Thu) 22時半頃
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[四足の影は、彼の記憶に暗い色を残す。
母親が死んで直ぐ、涙も枯れぬ内に訪れた公的後見人。 その人物すら、双頭犬の呪いを彼に齎した。
双頭の犬が刻まれた施設への入所手続き。 無音の遠吠えは、死の先触れを彼の記憶の片隅に。*]
(725) 2016/05/26(Thu) 22時半頃
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俺の金で頼んだんだから俺が呑んで何が悪い?
[共に遠慮せず頼んだ後のフィエゴの呟きも、 非難の声にも>>698、しっかり当然の様に言い切って更に一口。]
お子様はジュースでも飲んでろ。
[そう言ってアップルジュースを追加して彼の前に 差し出す位は子供扱いしてみせながら、 怪盗の話はお伽話に閉じ込めた。]
怪盗はじめました。なんて看板掲げられる様な奴、 この街にいるかねぇ?
少なくとも俺は面倒臭いし、お前も無理だろ。
ま、面白いから怪盗なんだろうけど。 フィエゴは、盗めるとしたら何を盗みたい?
愛しい人の心とか言うなよ? 歯が浮いて飯が食えなくなるから。 [そんなからかいで話を続け、今街を騒がす怪盗の事は 知らぬ風を決めたまま、小さなガッツポーズを横目に 食べ始めたせいで見事隙となった>>701
ここが喫茶店で無ければ、返せ寄越せと 子供の喧嘩そのままが繰り広げられることになっただろうが、 この場所で良かった。
視線はあからさまに不服なままだが、 動じることのない大人を演じ軽くなったフォークで彼を指す。]
(726) 2016/05/26(Thu) 22時半頃
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[パーヴィスと、目が合った>>625 大丈夫だと頭が振られ、なら良かったと笑う。 しかし視線はそのまま、動かず。 まじまじと見つめられたような気がして、首を捻る]
……うん? え、何、なんかついてる?
[かつて投げ込んだ宝飾品。 自分の目の色と同じ石の嵌ったブローチが未だ換金されず、パーヴィスが持っているということも、薄らと色を重ねていることも知らぬまま。
ごしごしと顔を擦る]
(727) 2016/05/26(Thu) 22時半頃
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荷物持ちじゃない。 は・い・た・つ。
俺は店で待ってるだけのらくちんなオシゴト。
[言い直す姿はとても大人では無かった。]
……ここのパンケーキは蜂蜜もたっぷり掛かってるし、 アイスも美味い。 とっとと喰って、夜勤明けの頭寝かせとけ。
[しっかり食べていると言いながらも、メニューを選ぶ目つきは 真剣に見えたから。 メニューを奪い取り、パンケーキを1つ注文した。]
配達先追加させてやるから、明日の朝飯分までテイクアウト していくか?
[時を気にし出せば、引き留め続けるわけには行かず。 だが真面目にお茶らけるフィエゴに、仕事と共に 食事を増やす提案も忘れない*]
(728) 2016/05/26(Thu) 22時半頃
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よう、キーツのおっさん。 こないだは斡旋どうも。
[斡旋業者のキーツから、呆れたような声が漏れた気がした>>630]
どうしてもこうしても、仕事中にこういう事でさ。 ……ま、察してよ。
[右手の止血帯をひらりと見せつければ諸々を察したのか、頭を押さえるのが見えた。 パーヴィスの注意も、怪我の方に向き>>627]
割った皿を片づけていたら、勢い余ってすぱーって、やっちまって。 パーヴに、治療を頼めないかと思ってさ。 この怪我じゃ、仕事に差し支えるし。
[嘘は、言っていない。 中へと誘われれば、彼女に従い教会の中へと足を踏み入れる。 一時の宿にしていた、その場所に*]
(729) 2016/05/26(Thu) 22時半頃
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―教会―
[建物に入る前に、タンバーで表面の炭を押し潰す。 パイプに残る熱。消えた火を確かめた。
喫煙量を減らすべし。>>641>>649 パイプに代わる熱、断っていた時のような熱が今はない。 残念ながら。]
……草買う金には、困ってないんでね。 神職者に火種は避けるべき、だとしても。
なに。俺の肺が頑丈なのは、神官さんも知ってるだろう?
[羞恥の火種を撒いた男は悪びれなく。>>647 神官の居ない時間を狙って司教に会いに行く。彼女に出会うと厄介だからだ。
瑠璃石の穢れを心配しても、パイプにこびり付くカーボンを削り落としても、自身の肺には頓着しない。 押し付けられる治療を厭うても拒否をしないのは、聖女の隠しきれない必死さを受け止めてのこと。>>649 口籠る神官の熱を冷ますのは、やはり使命かと得心し。
信託受けた教会>>25を、―――憐れまずには、居られない。]
(730) 2016/05/26(Thu) 22時半頃
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― 仮面の下の、雫の記憶 ― [ホテル・コファネットは私にとって朝の象徴で 《Phantom》は夜そのもの。
アルコールと、どこか陰謀の香りが孕む店内は 舞台の楽屋そのものの内装で、 訪れる者は時に観客に、時に演者となる。>>96
女性用の従業員服は悲しいかな胸が余り 男性用のそれに身を包んで給仕にあたった夜。
個室に呼ばれ赴いた先にいたのは泥酔した客。 正直いい印象は持てなかったが、 それでもお客様。無言で務めを果たしていた時、 脂肪で膨れた指が臀部を這う]
―――…何、す……!
[唐突に襲った感触に吐き気を覚えながら 咄嗟に腕を振り払った弾み、グラスが割れて 男の手を裂いた。]
(731) 2016/05/26(Thu) 22時半頃
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/* 最早、おじさん篤志家とか云う範疇を越えている気がする。
いや、一応ちゃんと募金マニアな理由とかも、 用意しているんですよ。はい。
(-174) 2016/05/26(Thu) 23時頃
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/* ヴィスマルトが、ちょいちょい従妹とオレを重ねてきてくれてる…と思うのだけど、それっぽいロールを見る度にうおおおおおおおってなる(語彙
(-175) 2016/05/26(Thu) 23時頃
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[申し訳ありません、と詫びの言葉も出ない。 怒りと羞恥に震える身体はそのまま 職務を放棄し路地裏へと駆け。]
うっ……、ッ…。
[口元を押さえ、嗚咽を堪えながら不浄を削ぐように ぱたぱたと闇に雫が落ちる。
落ち着いて戻った時にはもう、騒ぎは収まっていて。 とんだ迷惑をかけてしまったとしゅんとしながら 女主人の元に頭を下げた。
先ほど出会った時の会話に当時を思い出す。>>406 あれからも度々、日雇いに呼ばれることはあっても 配膳でなく裏方に回されるようになったのはきっと、 偶然ではないだろう。]*
(732) 2016/05/26(Thu) 23時頃
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― 翠の工房 ―
[62(0..100)x1個あるビーカーを拭き終わった頃、 ちょうど工房の扉が開いた。]
お、おっかえりー!ジャストタイミング。 ちょうど終わったトコっスよ。
お!パンだ!昼飯だ! 海老って豪華だな、貰っちゃっていいのか?
[謝りながら入ってくるエメリアと、カルナス。>>700>>710 時間は経っていたけれど、それほど気にはなっていない。 文字は読めはするが、難しい文字はわからない。 この工房内は、不思議な言葉で溢れていて、 それを見ているだけでも楽しい時間だ。]
え、お茶貰っていいんスか? 喉渇いたんでありがたいっス。
[お茶を、という言葉には素直に甘える。>>702 少し、大袈裟だったのは、整頓された薬品棚に彼が触れたから。 やったのなら、パーヴィスだろう。 神官の身元は確かだが、無許可で自分以外を入れたと告白するのは 少し勇気が必要で、つまり、誤魔化した。
ローブの様子を見に行くカルナスも見送り、 一人お茶を待っていた。]*
(733) 2016/05/26(Thu) 23時頃
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/* 俺、結構、がんばった!<62個
(-176) 2016/05/26(Thu) 23時頃
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[通された応接間。 司教の帰りがまだであるならば、外に出てパイプに残る草を全て灰に変えたかったが、表で咎められたばかり。
仕方がないと腰を下ろし。 酒場でのビジネストーク同様向かいに座る当主の、カップを運ぶ口元を数度視線を遣ってしまう。
先程は何に対して、当主の感情が震えたのか。>>643 指摘せずとも気に留まっていた。
黒犬の瞳が――男を見ている気がして。 都度、治療の様へと顔を向ける。]
(734) 2016/05/26(Thu) 23時頃
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/* ちょっと悩んだけど、神父的な…で思い当たるチップがこれしかなくて。 どうするかはシェニにおまかせしよ・・・
(-177) 2016/05/26(Thu) 23時頃
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いや、我もすぐ切った故。 手を?血は出ていないであろうな?
[ そうして街に出た耳に響くは自嘲の声>>691。 あきれるよりも確か、疑問めいた言葉は少しばかり 唄の音階をあげて、彼が今宵狙う女神を思うた。
失敗作、されどそう言い切れぬ魔法の品よ ]
皿を割るなど、気が抜けている証拠では‥ 神官?なんだ主は教会にいるのか?
[おい、少し待て。 そう告げるよりも前、通信が切れれば石を懐に直し ぱちりと扇子が小気味よくなった。]
(735) 2016/05/26(Thu) 23時頃
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/* 普通に男にしよかなで迷ったチップでした――
しかしふたなりを諦めると、もうどこでも出せないやつだからなぁ・・・
(-178) 2016/05/26(Thu) 23時頃
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[ 後程という話なれば仕方ない。が、 少々厄介なことになったやもしれぬと思うのは
女神の涙の特性。
薄闇のヴェールは麗しきかんばせを隠すもの 血を好まない、夜の星たる女神は危うい
それを気にしたところでどうすることもないが また連絡するというならそのうち、通信機が光るか
ならばそれまでに、夕食の用意を揃えようか 今日中に本を漁れれば行幸と思うが、さて ]*
(736) 2016/05/26(Thu) 23時頃
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悪いに決まってるだろ!俺が頼んだんだぞ!
[奢りだろうと譲らぬ戦いに負けるわけにはいかない。 次々に人のものに手を出すハクの足元を軽くゲシ、と蹴り飛ばして。]
お子様じゃねぇけど飲んでやる、有難く思え!
[これが人に奢ってもらう態度だろうか、と周りが見れば呆れるだろう。 追加で来たアップルジュースを見事に奪い去りゴクゴクと流し込む。]
んー…エメリアさんぐらい…? あの人ならなんかやっても違和感ないかもしんない。
俺はそんな事しねぇよ、そもそもそんな時間すらないさ。 面倒くさがりのお前じゃ到底ねぇな。
盗めるとしたら、か……。 ――…愛しい人じゃなくていいから、ココロが欲しい、かな。
なんつって!
[べ、と朱い舌を出して、 誤魔化す様に揶揄いめいた言葉を告げる。>>726]
(737) 2016/05/26(Thu) 23時頃
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別に変わらねぇじゃん……。
おい確り働けよ!世の中楽してっといい事ねぇぞぉ? 出会いだってないだろうし。
[空になったジュースのグラスの氷をストローでカラカラと回して。]
おう知ってるぜそんな事。 いやぁ寝かせたいんだけどな、今日これから予定あんだよ。 [だから寝るわけにはいかないんだ、と告げながらも、 奪われたメニュー表を視線で追い。>>728]
お!してくしてく! さっすがやっさしー!…ってあれ?オルコットじゃん。
あいつらは元気元気、うるっさいほどな。 お前も元気そうだなー。
[やってきたオルコットに「や」と片手を上げながら。>>709]*
(738) 2016/05/26(Thu) 23時頃
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― 四足の影は手紙と共に ―
[己の記憶する母は何時も寝台で伏せている儚き姿か それか儚い背を己に向けて、文机で何かをしたためていた] 『かーさん、見てよ綺麗でしょ?』
[綺羅綺羅舞う幻想の炎。花、小鳥、魚 拙くも絵本の中で一等綺麗な其れを母に見せようと 公園で友が見守る中練習して、時には手を火傷して 漸く形になったものを母の目の前、舞い踊らせる、のだが――]
『カルナ。お母さん今忙しいの。ごめんね』
[弱弱しく、申し訳なさそうに告げるその声に 自分はそれ以上見てと縋る事も出来なかった
寝台が粗住処となっている母が机に向かう時には決まって 双頭の狗が齎す便りが届けられる時>>724であった 明るく七色に変わる炎とは対照的、影にも似たその漆黒は 己の快活さを押し出す心に影の様にひたり、と寄り添う]
『……かーさん。見てよ、』
[綺麗な星も、絵本の中の太陽も、雲を模した輝きも 母には何1つ届かない――篤志家の援助へ感謝を示し 何度も礼を便箋に描く女は、自分亡きあとの我が子の将来だけが心配であった 目の前の息子を、顧みる事もなく]
(739) 2016/05/26(Thu) 23時頃
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『俺を、見てよ』
[漸くそれが云えたのは、母が永遠に床から起き上がれなくなった時 冷たい肌は幻炎と同じく己の体温を奪うのみ
公的後見人となった存在は一体どこから来たのかわからない 鳥頭だからか、母が子に隠していたからか あれよあれよという間に、とある施設への入居を決めた 門をくぐる時に視えた双頭に、息を飲んだ子の瞳には 黄昏よりなお暗き影が映ろった
死の先触れと共に時折姿を現す影も 寂寥と共に胸に刺す影も全て双頭の犬の形をしていたように思う だから誰かに犬に例えられたりする時は
一瞬だけ笑みが、強張るのだ*]
(740) 2016/05/26(Thu) 23時頃
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[よもや私が誰ぞに連れられ外へ向かう度 私室から席を外せない時ばかりに訪れるとも知らず>>730 たまたま間が悪いと思わずには居られません。
それでも、教会で会えなければ斡旋所まで出向き 嫌がられながらも、検診である治療をするのです。 頑丈と称されても、治療を諦めることはありません。 どうして私が居ない時ばかり司教様はお呼び立てするのかと 不思議で仕方ありませんでしたが。
割れたお皿で切れてしまった鋭利なリアントの疵は、>>729 今は、瞬く間に癒えてくれましたが それでも、手を怪我するのは駄目だと思うのです。
私の、まさかという憶測が。 顔を擦る際に共に擦られたその瞳。>>727 御守りと同じ色の瞳が、まさかであるのなら。
――手を怪我するのは、駄目でしょう。 盗めなくなってしまいます。]*
(741) 2016/05/26(Thu) 23時頃
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[天に陽が無くとも月が無くとも、 金剛石の輝きが一層映えるは、やはり深い夜の中。>>723
上等な装いも、華美を控えていては七色の眼鏡を曇らせる。 彼が夜に紛れるよりもずっと長く、市井に紛れる男は年季が違う。 例えば、視線が交われば、眦を下げる笑みもお手の物。
子供は知らぬ黒曜の色は、彼よりも夜に馴染み深い。
微笑ましく彼らの治療を見守りながらも、 先の彼と斡旋屋のやり取りを思い出し。>>729]
……君は時折、適材適所を見誤る気がしているよ。
[密やかに、傍らで燻る愛煙家に小声を掛ける。>>734 彼の視線にちくりと返すしつこい棘も、誼と気安さの内。]
(742) 2016/05/26(Thu) 23時頃
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[がしゃあん。
厨房の方から僅かに音が響いたのと、>>578 商談を成立させて腰を挙げたのはほぼ同時だったか。]
――…では、失礼しますね。 今後ともよろしくお願いしますわ。ダスク様。
[ワイドパンツの裾をドレスに見立て、 恭しくお辞儀をすると、再び胃が泣き出す前にと 件の美しいレストランへと向かった。
彼主催のテーブルマナーへは、 生憎時期が合わず参加は叶わなかったけれど。 寄宿舎で実技を、 双頭犬の封蝋に込められた文により座学を学んでいる。
支配人お勧めのメニューで遅すぎる昼食を摂り、 ふと、目移りするのは色とりどりのケーキが並ぶ ショウケース。]
……これから、働くんだもの。 ちょっとくらい贅沢しても、いいよね。
[誰にでもなく言い訳をひとりごち、 適当なものを指差して箱に詰めてもらう。 ぼちぼち、パーヴィスの調子が気になる頃だし ハクの営む本棚もぎゅうぎゅうになっているかもしれない。
名分がなければ甘えることができない性分。 方々への差し入れと夜食を買い込み、ホテルを後にした。]
(743) 2016/05/26(Thu) 23時頃
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[靴音響かせ、扉を開いて姿を見せた司教の声は、真っ先に神官に向けられたか。
促される前にキーツは立ち上がり、恭順を見せる。]
やぁやぁ、これはアメジスタ司教様。 お帰りをお待ちしていましたよ。お元気そうで何よりです。
[急く用事でもない。 表向きは――慈善の仕事話なのだから。*]
(744) 2016/05/26(Thu) 23時頃
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/* 犬って呼ばれていたですじゃんねー。 でも、これしか思いつかないんですよなぁ…、 うーんうーん。って思いながら投げたら、 ちゃんとオチ付けてくれた!凄い!>>740
(-179) 2016/05/26(Thu) 23時頃
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[お茶を入れるのにそんなに時間は有さない。 三人分のカップを運んだ頃にはまだカルナスは洗濯中だっただろうか。]
えぇ、いつも掃除をしてくれるお礼に。 助かってますので。
[貰っていいのかと問われれば当たり前だと頷いた。>>733 買った理由としてはカルナスが食べたがったからだが、彼への礼でもあるのは確かなのだから。 手伝いの子は一人いるけれど、あの子がいない時に爆発なんか起こった時におお助かりしているのは事実である。
カルナスは先ほどつまみ食いをしていたし、先に食べちゃいますか、なんて悪戯な笑みを一つ浮かべていれば、すぐに選択を済ませた友も顔を出したのだけれど。]
まったく君は… さっき食べていたのだからソルへとちゃんと譲りなさい。
[席について早々に獲物を狙って動いた手は>>710パシリと一つ叩いて。 遠慮をしてもらうような仲ではないが、それでも多少は遠慮というものを覚えるべきだとは思う。
君よりもよっぽどソルの方が大人の様だと呆れ気味に一言吐いて、自分はお茶へと口付ける。 味は普通だ。 まぁ、家事が苦手な自分が淹れたにしては上々だろう。]
(745) 2016/05/26(Thu) 23時頃
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ソルのおかげで午後は仕事が出来そうですよ。 汚れていると満足に出来ないので。
[お茶を嗜みながら、作らなければならない依頼の品を頭に思い浮かべる。 いずれも急ぎのものではないけれど、速く作るに越したことはないのだから。
それに、いつ急ぎの依頼があるかもわからない。 そういったものも珍しくはないのだから。*]
(746) 2016/05/26(Thu) 23時頃
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[子供のじゃれ合いの様な食事の光景をまさか見られているとは。 声を掛けられるまで、すっかり存在を忘れていた>>709 忘れていたと言うより、恥ずかしいから忘れる方向で 思考が傾いていたとも言う。]
これはオルコットさん。恥ずかしいところをお見せしました。 食事は楽しく元気良く食べられたら幸せですから。
[もっとも、家では1人硝子の蝶と共に無音の生活。
頁を捲る音しかしない世界も好きだが、 たまにはこうやって生活の物音を聞きたくなる。
配達は時折やって来るそう言った欲求を 満たす為の手段でもあったが、それを喋れば さびしがり屋と言われそうで意地でも口にはしないが。]
最近のお勧めですか? そうですね……さっきもフィエゴが読みたがってましたが、 怪盗の物語が揃ってますよ。
その中でも怪盗ではなく、怪盗に憧れて弟子入りする貴族の 坊ちゃんのお話は面白いですよ。
世間知らずでやることなす事頓珍漢ですが……。 これ以上はネタばれになっちゃいますね。
[最後は怪盗になったは良いが、ピンチばかりの弟子の為、 怪盗は警察になり弟子を追掛けると言う少し変わった物語。
内容も文章も癖が強く、読み手を選ぶが、 さてこの風変わりな顧客はどう見るかと目を細めた*]
(747) 2016/05/26(Thu) 23時頃
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/* 流れるロルをおいかけるので精一杯( stkの名手が勢ぞろいしているのを見てだな
オプちゃんとぱーちゃんの文章量に圧巻よ
(-180) 2016/05/26(Thu) 23時頃
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/* ヴェスちんや、エメちゃんともつながりたいなー しかし現時点であっぷあっぷ
自分の相関図さえも把握できてない シェニの眼帯に関してどう入れるか迷っているなう
(-181) 2016/05/26(Thu) 23時頃
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/* 作品にしたくないんだよなあ こう、同胞ゆえの
(-182) 2016/05/26(Thu) 23時頃
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[お茶を待つソルと>>733、配膳するエメリア>>745 一番最後に遣って来た己は席について早々に、獲物を狙った所 ……べしっと伸ばした手を叩かれてしまった]
えーいいじゃないっすか。海老好きなんすよ海老! つ、つまみ食いしたやつを引いてもまだ3つあるから1個くらい…… ……うー。ごめんなさいー
[でも一理ある。一理どころか十理ある しょんぼりしながらお茶を啜れば、美味しいっすねーと喉を潤し ちらりとソルを見やれば、半年前より大人びた貌 工房の主人に呆れ気味に一言吐かれた事も相まって]
……ソル坊はまだ子供っすよね?
[と思わず聞いてしまったのも致し方のない事だろう 自分が子供からまだ脱出していないからなのかもしれないが ――大人になれば、と思うと双頭の狗の影がちらつく 思えば人生の岐路は何時もそれが視界の端に過る
思わず小さく嘆息して。ほろ苦い空気事 一気にお茶を飲み干し、噎せた]
(748) 2016/05/26(Thu) 23時半頃
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げっふぉごっふぉ!!! うー、あ゛ー……エリーまだ仕事するつもりっすか? 錬金術師は大変だ。 俺も午後はなんと!ホテルでショータイム!っすよ。
[ドレスコードの事は先程友に呆れられたけど 着崩しても何とかなるだろうと心算している]
ソル坊、エリー。最近何か変わった事とかねーっす? 此処に帰ってくるのも半年ぶりでさ。
[情報に疎いのだ、と言えば何か返ってきたろうか*]
(749) 2016/05/26(Thu) 23時半頃
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― 礼拝堂に落ちた雫の記憶 ―
[浄化、について学ぶ前から私は無意識に無自覚に、 その力を使ってきた。 敬虔な信者というわけでもなく、他に縋る者を知らぬ頃。 施設と懇意にしている教会での祈りも、 今の優しく平和な日々の基盤のひとつ。]
あなた、どうしたの? すごく顔色が悪いわ。
[その日も、裡の底に沈む罪に痛む胸を抱え 祈りを捧げ、涙の塊を生んでいた。 そんな眦に触れたのは、 ハンカチよりも柔らかく優しい指。>>667
戸惑いながら見つめる肌は、元の褐色よりもどこか くすんでいる気がして、熱があるのではと そっと額に――白真珠に触れたのが、始まり。]
(750) 2016/05/26(Thu) 23時半頃
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―ノチェブランカ教会―
[ぴん、と張り詰めた空気。 石造りの建物は、懐かしい空気を孕んだまま、変わりがない。 後ろからの視線に気づくには、懐かしさが勝り>>656
通された応接室に腰を落ち着かせ、傷の治療を受ける>>655 止血帯を外せば、乾ききらない傷からはじくじくと血が漏れ、傷口の周りは赤く腫れあがっていた。
けれど、パーヴィスの手が添えられ、白い光が零れれば]
……あったかいな。
[見る見るうちに癒えていく傷。 その奇跡に、ぽつ、と声を落とした]
(751) 2016/05/26(Thu) 23時半頃
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[治療が終わるころ、交わされる会話を耳に聞く>>657>>683 傷跡ひとつなく治った指の感触を確かめるように掌を握れば、ヘマをする前と何ら変わりがなくよく動く。
これならば――仕事への差支えもなさそうだ。 目を落とし、口元に浮かぶは笑み]
お。美味そう。
[やがて届いた紅茶と焼き菓子にぱっと顔を輝かせ>>684 一瞬浮かんだ怪盗の顔はシャボンと消え]
ふあっ ごぶはは、ひへはふ……んぐ。
[ご無沙汰してます、と。 クッキーを口に咥えたまま、かつて世話になった司教に不躾な挨拶を*]
(752) 2016/05/26(Thu) 23時半頃
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[当時はそれほどでもなかったのか、 ぴりっとした刺激が走っただけだった。
私にとっては何の価値もない石を集め、 時に残滓を求めて舌を這わされても、この少女にだけは 微塵の嫌悪も湧かず。>>668]
ふふ、くすぐったいよ。
[いつかの日も、そうやって笑いながら帰路に着き、 彼女が眠るまで優しく髪を梳いてあげたっけ。
自分が、誰かの役に立っている。 必要とされてると感じて喜ばない人間などいない。 彼女の穢れを払うことは、私にとって生きる価値で。 学びを終え戻った時も、変わらず其処に在った姿に とても安堵したのを覚えている。
磔にされた父のいる教会から去ることなんて、 ありえない。し、考える余地もない。]
(753) 2016/05/26(Thu) 23時半頃
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そう――…ですか。
[おじさまの眦に皺が集まり、>>711 名前を知らずとも荘厳な瞳の気配が和らぎます。 すこしだけ、ほっとするのです。 祭壇に祀られる神具を思い出す目の色ですもの。
治癒の魔法は、神の奇跡を乞うものです。 向き不向きは、魔力を篭められる石に因るものですし 才覚も無論、関わるでしょう。
けれど、昔より上達した青年を身近に知っています。]
でも、……そのために私達が居ます。 その方にも、主の御加護がありますように。
[その『彼』が誰であるのか。 犬のおじさん、とフィエゴが話題にあげていた事。
まさか、と思いはすれども。 口に出すには、勇気が足らないのです。 複雑そうに瞬きを数度、繰り返しました。]
(754) 2016/05/26(Thu) 23時半頃
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[おじさまは紅茶のカップへ手を付けますが>>712 飼い犬の鼻や口は、相変わらず平皿へ寄りません。
少しだけ残念そうにその姿を見守っていましたが 張った空気を崩さぬまま、 美術品のようなフォルムの頭部が手に寄ります。]
あ……
[そうと、両手で頭や顎を摩ってから。 病を探知する赤水晶の指輪を近寄せます。
頭部や肩、傾らかに落ちる背。 毛並みはふかふかな犬ではなく、毛もそう落ちません。
そうして確かめて、異常を無いのを知ると 安堵し、穏やかに微笑むのです。]
……いいこ。 おじさまに、よく似てます。
[歳の近い男の子たちに可愛いと言われるのも とても嬉しく、擽ったいものですが。
二倍は歳が上であるように思うおじさまに言われると とても、気恥ずかしいものでありました。 ハンガーに掛けたおじさまの上着を一度見て。
靴音の主が顔を出せば、一礼を。 自然と、サーベラスに触れていた指が震えます。]*
(755) 2016/05/26(Thu) 23時半頃
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―ホテル・コファネット 浄化師との契約― [引き受ける声音に頷く仕草は僅か。 >>639]
必要以上に阿ることはない。 こちらが頼んだ仕事であって、 その間は対等なビジネスパートナーであり、 その労働に必要とされる環境は此方が支払うものとする… 書類にもそのように記載してあるから確認してサインをするといい。
[渡した身分証明の代わりのブレスレットは、 仕事相手以外にも、 秘書曰く「個人的に親しい女友達」 に分類される女性数人が持っているため シェニカ一人が悪目立ちする心配はない。]
盗まれたとしてもホテル・コファネットのオーダー品を 正規ルートで売れば即逮捕だ。
[正規外のルートで売った先の末路は更に悲惨なことは伏せ置いて、 まずは契約者へ安心してもらうように営業の笑みを浮かべる。]
(756) 2016/05/26(Thu) 23時半頃
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[怪盗ディアマンテ。>>644 その名を聞いて、ホテルの支配人の顔に浮かんだのは 忌々しげな表情でも、 義賊の活躍に憧れる顔のどちらでもない。
――何かを重ねて渇望するような、懐かしむような、 そうとしか言いようのないもの]
『征服されざるもの』――か。
[愛した人と同じ石持つ怪盗ならば、 いっそ訪れてくれれば、と。 心のどこかで願わないではなかった。
そんな己に自嘲を浮かべる。]
(757) 2016/05/26(Thu) 23時半頃
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ホテルの備品も価値がないものではないが、 …怪盗が盗むには不向きなものばかりかな。
[備品はどれもホテル・コファネットの銘入りの特注品。 女性好みの硝子細工は怪盗よりもむしろ 製作者の手による破壊から先に買いとらねばならぬ難物。>>79]
盗んだところで売り先に困るものばかりな気もするが… 盗って売りさばけそうなのは、 精々、私物でしまいこんである絵画や装飾品程度だな。
[どう考えても怪盗のお眼鏡にかないそうにはない、とシェニカを安心させるように茶化してみせる。]
(758) 2016/05/26(Thu) 23時半頃
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…持たざる者に、与える怪盗、ね。
[その危うさを、知らぬまま、善意をばら撒いているのだとしたら。 これからもばら撒き続けるのだとしたら―― それは何と危うく、滑稽なことかと。
小さく、嗤う。*]
(759) 2016/05/26(Thu) 23時半頃
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/* パーヴィスちゃん本当に可愛い子やでぇ…!
自分がもうちょっとフランクなおじさんだったら、 お蜜柑と飴ちゃんを握らせたい。
(-183) 2016/05/26(Thu) 23時半頃
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[そんなことを想い出しながらの帰り道。 コーラリアの店を覗こうとしてやめたのは、 また"間に合わなかった"ら大変だから。
どうせならパーヴィスも誘って、 互いへの贈り物を選びに来ようと思いなおし、 擦り切れたオペラシューズを鳴らして歩く。]
――あれ、いつの間に閉店したの。
[最近の懐事情から遠ざかっていたチョコレート店。 これもまた、仕事をする上での貴重な甘味だったのに。
残念、と肩を竦めてまた、歩く。 ヴィスマルトから預かった腕輪は今は、がま口の中。]
(760) 2016/05/26(Thu) 23時半頃
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/* んー…明日コア遅いから今日中に夜軸に持って行きたかったんだけども……。 確定で回しちゃっていいかなぁ。
(-184) 2016/05/26(Thu) 23時半頃
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/* 世界の速さについていけない…ッ
(-185) 2016/05/26(Thu) 23時半頃
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― 紳士と犬との、最悪の出会い ―
……もう! どこにいったの……?
[それは浄化師として独り立ちして間もなく。 変わらず届く双頭が飾る便りと援助は、本業を励めと 言わんばかりにその種類を変えていた。 仕事道具の分だけ、減る金銭。>>648 期待の現れだと思えばより、励みとなる。 本当の意味での巣立ちが尚早なのだとも。
そして、恩師から貰ったものは仮令コイン一枚でも 無駄にしたくなどなかった。 うっかり手を滑らせた弾み、転がる円を追って 石畳に四つん這いになっていた時。 ――同じ姿勢をした隻眼の獣と、視線が合った。 粗雑な身なりの女が往来で床に落ちた小銭を探す姿が、 隣に立つ飼い主に、犬にどう映ったか知る由もないが。
世間一般の常識を思えば、想像は容易い。]
(761) 2016/05/26(Thu) 23時半頃
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[客間へ訪れた司教は先ず――、 寄付を寄せるおじさまに、深い一礼を交わします。
アメジスタ司教は、おじさまの名前を存じているのでしょうか。 それは解りませんが、私に教えてくれる事は少なくともありません。
立ち上がるキーツに、やはり深くお辞儀をしました。>>744 お茶を楽しまれているなら折を見てもと口にしましたが キーツが普段生計を立てているお店をわざわざ開けて 此処に来ているのを知っています。]
『たいへんお待たせして申し訳無い。 よろしければ、別室へご案内しても?』
[瑠璃の告げを、少なくとも私と席同じくして尋ねる事はしません。
眼鏡の奥で双眸を細め、穏やかに窺いを立てましたが どうしても、その顔は蛇のようで優しいとは思えません。
二人の交わす挨拶を見守る間、じとりと、掌に汗をかくのでした。]*
(762) 2016/05/26(Thu) 23時半頃
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いやいやいや。悪くないし。
[子供の闘争は平行線>>737 大人とは思えぬ奢り方と、大人とは思えぬ奢られ方。 広場でやれば小銭でも数枚は投げてもらえるかもしれない。]
……愛しい人じゃなくて、ココロが欲しいとか……。 やっぱり夜勤明けって大変なんだな。
[何を誤魔化したのか、探る意志すら投げるほど 素人役者ぶりに呆れつつ。]
愛しくない、なんて……ココロが欲しいと思ったら。 それは愛しいんじゃないのかね。
[はぁ、と溜息を混じらせて、まだパスタが巻かれていない フォークがフィエゴの皿に突き刺さった。]
(763) 2016/05/26(Thu) 23時半頃
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俺が盗むなら、これで充分。
[もっしゃもっしゃと付け合わせのサラダの葉が一枚 胃へと盗まれた。 こんなものしか盗めない。
あの人の心も同じようにフォークで刺して奪えるならばと 夢想しても、彼へ差し出す事が出来るのは フォークでも手でも無く、望んだ本のみ。
盗むのではなく、本に移した香りに託すのが関の山。]
出会い出会いって、そう言うフィエゴ君の はしゃいだお話を是非伺いたいものですね。
[自分の事を思い浮かべると沈むばかり。 カランと音を立てた氷に我に返ると、戻らぬ様に 話の矛先を最初に投げた相手に渡す。
それも声を掛けてくれたオルコットのお陰で 互いの心は掻き乱される事無く終わった様に思えたが*]
(764) 2016/05/26(Thu) 23時半頃
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[お茶会にて2人の近況やらは聞けたろうか 暫し歓談を重ねた後、擦り、擦りと指腹を手袋越しに擦らせ 橙赤の瞳を一度瞬かせたならば]
じゃーそろそろ俺も”オシゴト”しに向かうっすよ! エリー、ソル坊、またお茶しようっす。
[にっかり笑ってそう告げた後、 錬金術師の砦から、お邪魔したのでありました*]
(765) 2016/05/26(Thu) 23時半頃
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[ 燃え盛る火では硝子は作れぬ 必要なのは、適度な熱量。確かな温度。 幻惑とは異なる炎を前に、ガラスの棒が溶けて線描く 友のように、人を魅了する幻は作れぬ身。 火傷の怪我は友よりも実は多く近づきたいと願う心 傍で眺めた現実はどこかさみしげで声を飲み
怖がる手は、友がどこへ行こうと離れまい 足りぬ手であるとわかっていても、>>739>>740 深くはしらなくても、、距離はたしかにあって ]
(766) 2016/05/26(Thu) 23時半頃
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[さて、錬金術師の工房から硝子工房へと戻れば、 予め言われていた場所――看板横の植え込み>>167から 勝手知ったる儘に鍵を取り出し部屋へと入る
海老クッションは既に鎮座されていて>>628 窓に掛かった礼服が1つ 碧の硝子玉のカフスが付いた、美しい黒の礼服であった]
おおー!流石シャオのだけあって、良い品っすね! ……でもネクタイとか如何しめるんだろう。
[感嘆と、疑問と。四苦八苦して礼服を着たのであるが やっぱり着崩してしまうのは悪い意味での才能か
着け慣れた母の形見の紅玉髄の髪飾りを額に飾り ノータイで黒衣を着込めば、まるで影と炎が同居したかの様
今日行う演目を頭の中でシミュレーション 最期に手袋嵌めれば準備万端とばかりに ”あの時”の約束果たしにホテル・コファネットへと赴こうか]
(767) 2016/05/26(Thu) 23時半頃
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―→ ホテル・コファネット ―
[黄昏から宵闇に変わる頃合いだろうか 何処か服に着られた青年が1人、ホテルのカウンターで封書を見せる 紋付きの招待状>>562を携えた青年曰く――
『此の封の送り主を、呼んでほしい。約束を果たしに来たのだ』
……と*]
(768) 2016/05/26(Thu) 23時半頃
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―女神の涙―
[ 大多数を好まぬ目が秘めた心を隠し 人知れずこぼした涙のごとく、生まれた滴 それは『夜』の女神の象徴。
―これはいけない。
怪盗に盗むよう頼んだのにはわけがある。 慈善という名の慈悲に隠された裏の事情よ。 羽ばたく鳥のごとく、 まっすぐな心音に気付かれぬよう願う
うしろめたさと、彼のよう足りえない自分の浅さ
女神にかけた魔法は他とは違う。 呪いにも似て、それでも常なら作動はしない。 血こそが、糧よ。
光の魔法使い。その名に違わぬ術を秘して 空目指す羽をからめとり落そうとするやもしれぬ。 地下に住まう手が伸びる如く、道連れる
彼の治療がかなっているならば大事ないはずだが>>741 無事盗めたのなら、その手で連絡をと告げている ]
(769) 2016/05/27(Fri) 00時頃
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[歩き慣れた石畳を踏むうちに、 思い出したくない記憶まで引っ張りだし。 自然と、コンパスを拡げ足早に進む。
壁に並ぶ輝石は、少しずつ灯りを下げて どこかひやりとした空気が街を包んでゆく。
夜を暗躍するのは怪盗か、怪人か、それとも。 ふいに蘇るのはホテルに配属になった初日に 聞かされた怪談。>>658]
……。
[開けてはいけない部屋には、近づかなければいい。 否応なしにやってくる夜の方がずっと、わたしは怖い。
半分しかない視野が更に狭くなり。 己を無力を思い知る夜が。]
(770) 2016/05/27(Fri) 00時頃
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[片手をあげ返事をする彼に会釈して。>>738 元気そうな様子に安心する。]
僕は普通に元気です。 子供達が元気ならよかった。 お金が足りなそうならいつでも言ってください。 限度はありますけど仲良くしてもらってるお礼したいですから。
フィエも無理はしないようにしてください。
[言葉は堅苦しく口調と表情は馬鹿みたいにやわらかく。 いつもそんな風にしていた。]
(771) 2016/05/27(Fri) 00時頃
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[ 工芸家の主は、作品に決まって魔法をかけ それを主の父は一度だけ否定したことがあった。
例外は1つ、似た者たる硝子姫。
その眼帯を主は作品としてみていない。 誰かのため、作られた作品はあれど、 ―だれかのための道具は別、よ
父がほめた、唯一の道具。それが彼女の助けになるか ]**
(772) 2016/05/27(Fri) 00時頃
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[伸びる手は叩かれた。>>748 仲が良い二人の様子に、思わず笑みが出る。]
ひひ、やっぱりカル兄は食いしん坊だなぁ 良いよ良いよ、 カル兄が好きなの取りなって
[運ばれてくるお茶をありがたく受け取り、 一口飲む。>>745 温かい味わいに、ほうと息をつく。 一仕事終えた後の一杯は格別だ。 酒は滅多に飲まないから、基本的に水、 良くてこうしたお茶だけれど。]
へへ、俺はいつも通りの仕事をしただけっスよ。 また爆発させたら呼んでくださいね。 今日のはなかなかやりがいあって楽しかったっスから。
[ソルが難しい文字列を読めない事は、 何度目かの掃除中に告げた。 だから、整頓された薬品棚>>501、 並びが変わっているからいずれ気付かれるだろう。 他の手が入った事を。 1人以上の仕事量、「やりがいがあった」とは本当だけど。]
(773) 2016/05/27(Fri) 00時頃
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俺はもう独り立ちして稼いでるから大人だぜ! 靴磨きだろ、オペラさんとこだろ、えーっとそれから………
[最近の仕事を指折り数えながら、 遠慮なく、海老のピタパンを頬張る。 今日初めての食事だ。 ささやかな夕食を消化しきった胃が、満ちていく。 少食でも食いしん坊でもないソルは、 残ったパンでも十分に満たされた。
本当は 受けてもいない司教の雷に怯える、子供だけれど。]
ごちそうさまっス。 ――はー!生き返った! 俺もこれで仕事できそうっス!
で、変わった事かぁ ―――俺!
[ニッと笑って指をさした。 恐らく文句が返ってくる。]
(774) 2016/05/27(Fri) 00時頃
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[二人の食事の様子を大笑いしたかったのは極秘事項である。>>747 微かに笑いは漏れてたかもしれないが。]
そうですね。一人でのんびりもいいですがそれでは物足りない。 やっぱりたまにはにぎやかなのもいいです。
[怪盗の物語を聞けば目を輝かせるがすぐに首を傾げる。]
やっぱりあの…あー…えっとなんでしたっけ? な、名前が出てこない…ディ…ディ…ディア……? ……とりあえず今大人気の怪盗さんの影響ですか?
えーネタバレでもいいから聞いてみたいです。 なーんて?とりあえず面白そうだから読んでみたいです。 用意してもらってもいいですか?
[目を細める彼に笑顔を向けた後、食事を指さして。]
お金、足りるんですか?
[そんな問いを。*]
(775) 2016/05/27(Fri) 00時頃
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カル兄がいた時にいたじゃん、 チビのトール。 アイツ、今、声変わりしてんの! 今度のミサに出れないーって言ってたぜ。
[告げるのは施設の成長録。 カル兄が施設を出る頃に、トールは6歳。 ちょうど出会った頃のソルと同じ。 子供の成長は早いのだと、教える。 今では、1人でもこの街外れまで来られるのだと。
そうやって、いくらか話して。 口を拭って、腹を撫で、食後のお茶も頂いて。 しかし、長居は無用だ。 邪魔になってしまうし、 ソルも稼げないから。]
じゃぁ、俺も広場戻りまっす! 昼食とお茶ありがとうございました!
[元気よく、笑顔でお礼を述べれば、 カルナスに続いて工房を去っていく。>>765
昼も過ぎて夕刻まで。 さて何足の靴が磨けるだろうか。]*
(776) 2016/05/27(Fri) 00時頃
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[痛ましい疵が、盛り上がった痕が。>>751 白真珠と同じ輝きを放つ両手から注ぐ光で癒えます。 酷い傷跡です。 こんな深くまで抉った怪我を。 私が癒してあげられるのは、あと何度あるのでしょう。
落ちた感想に、微笑みました。
紅茶とクッキーを喜ぶ顔は、年相応。>>752 とても、高価な宝を寄付する怪盗が彼であるとは もしやの心当たりをもってしまったあとでも 信じがたく、思うのです。
人から物を盗むのはいけない事です。
――私達の教会へ寄付する善意によるものとて いつまでも捕まらずに過ごす事などできるのでしょうか。
もごもごとお菓子を食べるリアントの横顔を見つめ その視線は、不安ばかりが宿るのです。]
(777) 2016/05/27(Fri) 00時頃
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やだ、…。 そんなに急いで食べたらつっかえちゃうよ。 お菓子は逃げないし、ゆっくり食べて。
ね?
[心配を、今の彼にさもあるように振舞います。
司教は、視線を彼にも流しました。 猫のように笑い、どうぞごゆっくり、と告げます。
至極、のっぺりとした顔に見えてしまいました。]*
(778) 2016/05/27(Fri) 00時頃
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[司教の訪れの前のこと。
治癒魔法について、神官以外の使い手をキーツも知っている。 穴蔵近くに住んでいた老婆。けれど、先週世を去った。>>711>>754
同室者の視線や表情を伺いはしても、 届かぬ音を拾おうとする程、スパイめいていない。]
くっ。眼鏡を新調すべきかね……
[自称他称愛犬家の小声に応えるのは呻き声。>>742 残念だが、言い返せやしない。]
(779) 2016/05/27(Fri) 00時頃
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―→夕刻 市場―
[ 久方ぶりに1人分より多く食材を買い込めば、 量はこれでよかったかと、 袋に詰まった海老の山を前に小首をこてり市場をいく。
友は果たしてうまく服をきれたであろうか きれてないなと思っているが>>767 さすがにそこまで面倒は見切れず
埋め込まれた輝石が夕刻ごろを告げるのを見上げ 考えるレシピは、餡かけやら炒めもの。 茹でたものをパエリヤにするのもよいし、 香辛料をふんだんに使い、橙に染めるのもよいだろう
やはり、ぷりっぷりな食感を味わうのが一番かと どこか主婦じみた考えとともに、街をいく ]**
(780) 2016/05/27(Fri) 00時頃
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― 膝に落ちる雫の記憶 ―
[救護室で熱に浮かされている時、 決まって顔を出したのは年下の少年。
向日葵のように朗らかで、快活で、 その実寂しがりのおとこのこ。>>705]
おかえり、ソル。 わあ、大変……。こっちにおいで。
[むっとした顔で帰ってきた理由は訊ねない。 カルナスが施設を飛び出す理由も、 ソルが追いかける理由も、痛いほどわかるから。
甘えを隠さない姿に、微笑みかけ よしよしとはりのある髪を、背中を撫でるだけ。 傷そのものの"治癒"はできなくても これくらいの怪我の"治療"ならできるのだ。>>706]
(781) 2016/05/27(Fri) 00時頃
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…はぁ、仕方ないですね。 私は食べないので、その分をどうぞ。
[食いしん坊な友がしょんぼりとお茶を啜る姿を見れば、しょうがないなぁと苦笑交じりにそう告げた。>>748 結局子供の頃を知っていると甘くなってしまうものだ。
ソルの方へも遠慮しないでくださいねと添えて土産の乗った皿を差し出した。
一気にお茶を啜る姿に、そんなに一気に飲んだら―――と言いかけているうちに咽込んだ友には再び呆れた顔を見せようか。 口元を拭うハンカチを私ながら、本当に君はまだまだ子供ですねぇ、なんて間延びした一言。]
まだといっても、今日はシロップを作っただけですしね。 おや、君の方こそ帰ってきて早速ですか?
頑張ってくださいね。
[ホテルなんて大舞台の話を聞けば、応援の言葉を述べて、変わったこと、なんて言葉に一つ首を傾げた。>>749]
最近…私も結構工房に籠ることも多いですしねぇ。 まぁ、それでも怪盗さんが出たなんて噂は耳に入ってきますね。
[暇さえあれば鍋を掻き混ぜている生活だ。 情報通というわけではないので提供できる話題も少ないだろう。
ホムが帰って来ればそれなりに知っているかもしれないけれど、と零すけれど。*]
(782) 2016/05/27(Fri) 00時頃
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[見誤りの例は他にもあった。実は。 甥の紹介を受けたという好事家へ>>545>>687、6度目の単発バイト。
美術科の学生によるモデル募集。 デッサンモデルと思いきや、紛いもの。 依頼人を叩きのめし、被害拡大に至らなかった――と、キーツは思いたい。]
(783) 2016/05/27(Fri) 00時頃
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[まるで躾がなっていない犬の様にがるる、と牙を向ける振り。 つい口走ったココロが、になぜか真面目な顔になるハクを見て。]
……俺疲れてるのかね。 盗めるなら時間を盗みたいわ本当に…。
[つい出てしまった本音を隠す様に。 時間が欲しいのは確かに嘘ではない本当の事なんだけども。>>763]
―――…お前にしちゃまともな事も言えるのな。
[思いもよらぬハクからの返答に、ついつい呆気にとられながら。 そんな隙を見られてしまったのか、ハクの持っていたフォークが、 己の皿に狙いを定めていた事に気付けなかった。]
(784) 2016/05/27(Fri) 00時頃
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あっちょ、また取りやがったっ…!
[更に残してあったサラダの葉を見事にかすめ取られて。 己にとっちゃ葉一枚でも一大事だ。 これで十分というハクに再び牙を向けながら小さく唸った。
ハクが何を考えその葉を取ったのかは知らないが、 食べ物の怨みは恐ろしいと言う事をハクも知るべきだ。>>764]
俺のはしゃいだ話か? そうだなぁ…施設の五歳の子に告白されたぞ。
[ふふん、とドヤ顔をキメながら羨ましいか、とにっこり。 少なくとも己には恋だのと言う音沙汰は一切ない。 そんな時間等存在しないんだ。]
お金は大丈夫さ! 施設も今安定してるし俺も一安心してるとこ。
はは、俺は無茶するのが得意なんだぜ?
[なんてな、とオルコットに向かっても赤い舌をチラつかせて。>>771]
(785) 2016/05/27(Fri) 00時頃
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っと、もうこんな時間だ。 俺この後一旦家帰って出かけなきゃいけねぇんだわ。
あ、この重たい本は明日施設に直接来いよ! 俺明日は日中仕事してっから!
オルコットもまたゆっくり話そうぜ。
[そしていつもの様にテーブルの上にはちゃりん、と金銭を置く。 何だかんだ奢りだと喚いても割り勘分は置いて行くのだ。
パンケーキだけは確りと奢ってもらうけども。 片手にお土産のパンケーキの袋をぶら下げ、二人に手を振った。]**
(786) 2016/05/27(Fri) 00時頃
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[決して踏み込まず、控えることを知る聡明。>>754 淡い溜息は、父なる神に良く躾けられた御使いを思わせる。
自身が人に施すは財ばかり。 癒しを与える術を持たぬ男は、返された語に首肯をひとつ。]
加護か、―――…そうだね、あると良い。 君の願いが、天を狭くする石壁を越え、“空”に届けば良い。
[在る物を越えて、無いとされる天上へ。 言葉遊びめいて操り、また口腔で笑みを転がす。
含んだ微笑みは、屈託なく笑う青年と欠片も似ていない。]
(787) 2016/05/27(Fri) 00時頃
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ちょーっと、しみるかもしれないけど。 いたくしたら、ごめんね。
[消毒液を脱脂綿に染み込ませ、傷口を拭う。 いつもより乱暴なのは、涙の我慢比べ。
名分がなければ甘えられない、泣けないのなら それを与えてやればいい。
膝に、ひとしずくでも雨がふれば、むしろ微笑んで よくできましたとまた、その身を撫でる。]
ソルは、立派だね。 えらいね。
[小さなころから頑張り屋の彼は今日も、広場で靴を磨き、 教会でのびやかな唄を響かせる。
彼の懸念通り、先に施設を出ていった私を、 今も変わらず、姉のように慕ってくれるひとり。 昔は、その温かさを向日葵のようだと感じたものだけど 今は、紙の上でしか知らぬ太陽そのものに映る。]*
(788) 2016/05/27(Fri) 00時頃
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― →屋敷 ―
[時刻はすっかりと日も暮れて夕刻時から少し経っただろうか。 石壁が徐々に冷たくなっていた。
一度家へとより、料理に必要なモノを彼是と鞄につめ込んで、 確り戸締りを…しなくても泥棒等入る筈もないボロアパートだ。 適当に窓の鍵と家の鍵をしめるだけで十分だろう。
屋敷に向かって足を運ぶのは決まって夜の時間が訪れてから。 誰かに見られることなく屋敷へとたどり着かねばならない。
そして頃合いを見てアパートを出て、人通りの少ない道から屋敷へ。
周りをきょろきょろ、と確認した後、 その大きな屋敷の中へと入っていった。]**
(789) 2016/05/27(Fri) 00時頃
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[その笑みが誰と一等似ているかと言えば、 吼えもせず、口すら開かぬ傍らの犬と似ている。
同じ黒曜色の瞳を持つだけではなく、 女性に正しく振る舞うだけではなく、 同じ検診を主人と共に受けるだけではなく。>>755
獣らしい高い体温も、人より早い鼓動も持つのに、 静謐な黒曜石そのものを思わせて、乙女の掌に酷く従順。]
……素直なのだよ、私によく似てね。 [子よりも良く似て。とは、喉奥で。 恥じらう乙女の顔貌を覗く不躾は、犬も主人も持たず。
扉の開く音には人の隻眼が引かれ、 犬の隻眼は伏せ、半歩脚を踏み出し庇う所作。 こんな時ばかり、四足ぶって指先の痙攣に気付かぬ振りをして。]
(790) 2016/05/27(Fri) 00時頃
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[さて、訪れた司教と自身は無縁を気取る。
教会に施しを積むケルビスの当代を知らぬ筈もないが、 黒曜は沈黙の漆黒と同じ色、秘密の色。 例え、古くから親交のある旧知の仲だったとしても、 公私を分ける付き合いが出来ぬ程、稚くはない。
故に深い一礼も、紳士に払う礼節として受け取り。>>762 自身は頬を膨らませた彼に倣い、簡易な会釈を向けるだけ。>>752 そのまま、用件果たそうとする斡旋屋に場を任せて。>>744]
――…ふむ、この調子では日を改めた方が良さそうだね。 壁灯の光が淡く霞みそうだ。
[診察は愛犬のみしか終わっていないが、 正常を聞けば、それ以上には拘りを見せることは無かった。
何せ、程なく淡色の夕が訪れる。
男は緩やかに組んでいた脚を下ろし腰を上げると、 淑女の掌への名残を払い、犬もそれに沿う。]
また、折を見て、世話になるよ。 君たちも自愛を忘れぬように。
[一人へは虚弱を按じ、一人へは不器用を按じ、 ―――― 一人へは、審美眼を揶揄って。>>694*]
(791) 2016/05/27(Fri) 00時頃
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[お茶とピタパンに満足した二人が仕事へと行くとと告げれば>>765>>776玄関先までは見送るくらいの事はします。]
二人ともお仕事頑張ってくださいね。 あぁ、そうだソル…
[二人が出ていくのを見送って、けれどソルの方だけは一度声を掛けて立ち止める。 そして一言、彼だけに―――]
人の家での秘密ごとは、あまり関心できませんね。
[と彼にだけ伝わる様に告げる。 なんのことか、分からぬ彼ではないだろう。
普段ならば、触れてはいけないと言った場所に触れる彼ではないから。 それに、綺麗に名前順に並んだ瓶は、それを行ったのが彼ではないという証拠。>>773 それくらいの事に気付けぬ工房の主ではない。
けれど別に怒っているわけではないのは伝わるだろうか。 ただ、内緒ごとはいけない事だと、子供に言いつけるように―――]
(792) 2016/05/27(Fri) 00時頃
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―――…では、ソルもお仕事頑張ってください。 また、よろしくお願いしますね。
[誰をどうして入れただとか、言及することはしなかった。 これでも信頼しているからカギを任せたのだし、やったことはといえば整理整頓なのだから責める事でもないのだ。 仕事へと向かう彼へと、ニコリと笑って手をふり見送ろうか。*]
(793) 2016/05/27(Fri) 00時頃
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/* 皆すまぬぅ。 明日は仕事が夜シフトなんだああああorz 遅くなるから一足先に夜軸へ動かさせてもらう! ごめんねごめんね
(-186) 2016/05/27(Fri) 00時頃
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― 回想:翠のアトリエで ―
俺が食いしん坊なんじゃない! 海老が俺を呼んでるんすよ!!!
[弟分>>773にきっぱり告げる様子は、年上にはまるで見えない イイよという言葉に遠慮なく取ろうとしたら、 エメリアから先に譲られた>>782 いやぁ、持つべきものは優しい友と弟分である
近況を聞けば目を丸くして感嘆を>>774]
へー。ソルもすげー頑張ってるんすねぇ。 俺はぶらぶら風のまま気のまま。奇術をしてあちこち旅してるっす。 良い錬金材料手に入れたけど、後で選別するって、 シャオにお小言喰らったから、選別し終えたら、 エリーにお土産にまた渡すっすよ。
[多分呪いのブードゥ人形とかコトリ箱とかは処分される気がする 因みに変わった事=俺、には胡散臭い!といった視線を寄越しました でも、続いてトールの事>>776になれば目は輝きます]
ほっほー!あのトール坊が! あんだけちまかったのが、もう変声期か! いやぁ時が経つのは早いっすねぇ……
[時がたつ、で思い返せば。友人の――シャオの手を見なくなって もうずいぶん経つ。まさか仕事で 手に火傷を、己よりも多く作っているとは>>766 思い至らないのは男が鳥頭だからだろう]
(794) 2016/05/27(Fri) 00時頃
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[フィエゴに声を掛けるオルコットの柔らかな物言い>>771に やはり彼は風変わりだと心の内で評していく。
彼と遭遇したければ、街中を歩いている方が早いと言われるほど。 落ち着きが足りないのか、さびしがり屋なのか判別は付かず。 金の使い方や身なりや言動から、身分は悪くはなさそうだ。
今もフィエゴの施設を心配する様子は、 ともすれば警戒を生んでしまう。
仲良くしてもらっている礼を金で払う。 自分も似た様なものか、と先程までの会話で思いなおせば 何も言わずに笑みで飲み込み。]
オルコットさんはいつも賑やかに囲まれているじゃないですか。
オルコットさん。 1人が長いと寂しくて病気になるんじゃないかって俺が心配です。
[そんな冗談と本気の狭間を口にして>>775]
(795) 2016/05/27(Fri) 00時頃
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ディアマンテ。 この街を賑わしている怪盗ですが、 こう言うダークヒーローみたいなのは常に人気があるんですよ。
どうですか? オルコットさんも怪盗目指してみます? それとも物書きを目指しては?
どちらにせよご用意させていただきますよ。
[喰い付いて来た様子に細めた目は隠しようのない笑みへ。 だが、毎度ありと浮き出ていてもおかしくなかった頬が 強張るのは最後の問い。]
……大丈夫、だと思いますよ。
[テーブルの上と自分の懐に入っているだろう貨幣を 数える為に天井へ向けた目の動きは忙しく。]
……多分。
[いつもと違い、少しだけ自信の無い笑顔が返答だった*]
(796) 2016/05/27(Fri) 00時頃
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/* あ、ゆっくりしてたら息子と生きてる時間軸がズレた。 ふむ、どうしたものかな。
(-187) 2016/05/27(Fri) 00時頃
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[お茶を噎せる己にハンカチを寄越した工房の主>>782は、 まだまだ子供と言うけれど 自分だって大人になったんだと、此処を出る時とは正反対の 言葉を、紡いで――
怪盗の話題には、お客取られる―と苦虫噛みつぶして 応援には任せとけとばかりに胸を叩いて]
エリーも、ソルも仕事頑張ってくれっすよ!
[友人のエールは心強い力になる にっかり笑ってアトリエを後にしたのであった
工房の主に呼び止められた弟分の”秘密”には 終ぞ気づく事も、なく*]
(797) 2016/05/27(Fri) 00時頃
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― ノチェブランカ教会 ―
[教会へと差し掛かったのは、夜と呼ぶには早い時間。 おやつにしては遅すぎる甘味を手に歩いた先、
見えた影に、思わず身をすくませた。>>794]
こんばんは、サーベラスの、おじさま。
[彼がこの教会と縁があるとは知らなかった。 が、街のあちこちを散策する姿は見慣れたもの。
昼ぶりに見る犬には、惜しみない笑みを向けるが ひとへ向ける声音は、どこか硬く。
名も知らぬ富豪のひとりの記憶にあるかどうかも 定かではないけれど、 かつての気まずさには蓋をして、礼節を持って頭を下げる。]*
(798) 2016/05/27(Fri) 00時頃
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/* ヴィスマルトは >>0:658>>0:659>>0:680この辺? カルナス、うめぇなぁ……… オブシウスとパーヴィスは鮮やか過ぎる。 シャオも。
カルナスがホテル行くなら、俺は少し離れるかな。
(-188) 2016/05/27(Fri) 00時頃
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[咥えたクッキーを飲み下し、アメジスタ司教にぺこりと頭を下げる。 眼鏡の奥の双眸が細まる>>762 猫のように笑う顔が、こちらにも向く>>778
男は、――この目があまり好きではなかった。 なんだか品定めされているようで、居心地が悪い。 それでも、いくつもの宿と食事の恩があるから口にはしなかったし、それとこれとは別の事、と、怪盗の施しもしたけれど]
いやあ、 朝、ジュース飲んだっきりだからさあ。
[司教には、不躾な挨拶を一つ、したっきり。 言葉と意識を、心配そうな言葉をかける旧知に向けて キーツと犬の紳士が会話を重ねる様を、2枚目のクッキーを齧りながら黙って耳に留めるのみ]
(799) 2016/05/27(Fri) 00時半頃
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/* ぼちぼち混ざっても大丈夫かなーって特攻したけれども あー、これもしかしてフィエゴとオブシウスさんお互い待ちでしたかねえごめんんん。
ケルベロスって甘いものすきらしいからさ……。 お菓子、どうかなって思っただけなの。 もう少しさかのぼればよかったなあ。
(-189) 2016/05/27(Fri) 00時半頃
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それじゃ、また何処かで。
[司教の礼の順序は妥当なものだと、自身の内では得心していた。>>762 先に部屋を辞する1人と1匹に、簡素な別れを述べ。>>791 案内を受けるべく男も部屋を出ようとする。
神官にはもてなしの礼を。 あぁ、1人には特別なお別れが必要だった。]
なぁ、おいリアント。 ……おいおい。頼むから、ヴィスマルトから解雇宣告されるなよ。 あいつのレストランの宝石に混じりたくないだろう?>>111
[リアントの頭に手を置き、強めに押して注意喚起。>>729*]
(800) 2016/05/27(Fri) 00時半頃
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―ホテル・コファネット 夕暮れ― [いくつか些事を片付けて、 やっと自由に慣れたかと吐息をついたタイミング。
秘書が客の来訪を告げる。>>768
こちらからの招待状を持っている相手など、 限られていて、名を尋ね返す必要さえもない。
雨の庭に、虹を咲かせた少年。 一人だけ、そんな幻を見たことを、 後から従妹には盛大に拗ねられた。 拗ねられて、いつか彼を呼んで その手妻を見せてもらおうと宥めすかしたけれど。
けれど、何故か。
あの雨の庭で浮かんだ虹を、誰にも見せたくないと思った自分がいた。]
(801) 2016/05/27(Fri) 00時半頃
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[私が街へよく伴するシェニカと出歩く際に ペットショップで出会う犬たちは、 尾を振り、舌を出して愛嬌を見せつけますが おじさまの分身のような賢い犬は、違います。>>790 鳴く仕草どころか、口を開く事もありませんでした。
表面的に、ですが。 司教様とおじさまの遣り取りは>>791 旧知を香らせる空気を放つものではありません。
次はおじさまの体調をと窺いかけましたが 確かに、犬よりもおじさまの方が身体は大きく 病の有無を調べるには時間が掛かります。
おじさまも、御用事があるようです。]
(802) 2016/05/27(Fri) 00時半頃
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えぇ、サーベラスちゃんはお代わりございません。
もっ …申し訳ないです。
また、是非いらして下さいまし。 ご機嫌よう。
[立ち上がるおじさまに習い、黒い犬も腰を上げます。 外までお見送りをするよりは、長い足が先ゆくが早いか。
ハンガーから下ろした外套に埃がついていないか気にしつつ そのままお預けする事にしました。
クリーニングに出してしまうと、 おじさまが帰路まで暖を取るものが無くなってしまうのです
侍女の真似事をするほど馴れ馴れしくはありません。 大事そうに抱えた上着を渡す際に、再びの御礼だけ告げて そのまま、お姿を見送りました。]*
(803) 2016/05/27(Fri) 00時半頃
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[上着を肩にかけて、出迎えた客人の姿。>>768 きらきらと瞬く瞳の色は変わらないまま。]
…お前、服に着られてる感が満載だな。
[借り物とは知らない。 もうすこし舞台映えする衣装でもなかったのかと、嘆息する。]
まあいい。 こっちがお前を吟味するのと同じように、 お前にも舞台を吟味する権利はあるだろう? 下見でもしていくといい。
[相手が早速奇術のお披露目だと思っていたのであれば、 呆れを隠さない視線を投げる。]
(804) 2016/05/27(Fri) 00時半頃
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…真っ直ぐな性格の美点は否定せんがな。 猪突猛進すぎる。
店内でどの程度のパフォーマンスが可能か、 見極めも必要だろうに。
[ぴんと指を弾いて、奇術師の額を打つ。]
今夜の客は比較的穏やかな客だけ選んで入れてある。 突然パフォーマンスが始まってもサービスの一環だと思うだろう。 …一時間やるから下見なり準備をさっさと済ませてこい。
上手くいったら、次のマナーレッスンの日程に合わせて、 孤児院と養護施設の子どもを呼んでお前好みの無礼講だ。
[挑発めいた手紙と同じく、 相手の負けん気を煽る言葉を重ねて、 最後に僅かに躊躇ってからもうひとつ、小さく重ねた。]
――楽しみにしている。
[組んだ腕の気難しさとは裏腹に、 隠しきれない好奇心で唇が笑んだ。**]
(805) 2016/05/27(Fri) 00時半頃
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[この教会について、通い始めてそれなりの年月が経つが、 いくつか不思議なことがあった。
例えば、司教。>>717 パーヴィスや街の者から度々話題は聴くから、 存在してはいるのだろうけれども。
私はその姿を、見た覚えがない。>>719 同じような紫の髪を持つという、そのひとに。
――何かと間が悪いのは、 ここへ来る前に訪れた書店に、目的の人物が いなかったことも含めて自覚している。>>708]**
(806) 2016/05/27(Fri) 00時半頃
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/* あー…これ一人で屋敷の中で云々ソロルまわせばよかった。 父さんとシェニがエンカするなら時間軸の誤差うまれるなこりゃ
どうしよう…。
(-190) 2016/05/27(Fri) 00時半頃
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/* ただ考えられるほどもう頭が起きてないから午前中に考えよ。
(-191) 2016/05/27(Fri) 00時半頃
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― 工房を出る前に ―
[呼び止められた。>>792 確信を突くのは、知識を有する故か。 言葉に詰まるも、彼の表情に怒りの感情は無く、 ただ話を聞きたいと告げる。]
えっと、パヴィー…教会のパーヴィスって神官に 掃除手伝ってもらっちゃった。 薬品棚も奥の部屋も注意はしたんスけど……
[バツ悪そうに視線は逸らす。 ソルが見てないうちに行われたそれは、 咎める事は出来ず。 気付いたのもさっきだが、たとえそれより前でも、 誤魔化すために禁止された薬品棚に触れる気にも 整頓した物を乱す気にもならない。
言及はされなかったが、問われたら答えてしまう。 随分年上らしい錬金術師は、底が見えない。 なのにこちらは見透かされているような気がするのだ。]
(807) 2016/05/27(Fri) 00時半頃
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黙っててごめんなさい。
[大人だと言い切ったから、>>794 ここにカルナスがいなくて良かった。>>797 こんな風に謝罪する姿は子供のそれだ。
彼の前では、幼い子供に変わりない。]
はい、仕事行ってきます。
[今度こそ、工房を出る。 見送られ、手を振り返した。
多めに貰った掃除代は、>>702 ソル以外の誰かの存在を知っていたからかもしれない。 手伝いの礼に、何か渡すことも、いいだろう。 そんな事を考えながら、街へ。]**
(808) 2016/05/27(Fri) 00時半頃
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/* 誰を狙っているか、なんてことは 狂人様が考えることだからと一生懸命考えないようにしてるけど
今回貰った飛ばした縁故を活かしたり、 その先の関係を誰とも全然築けていなくて ぼっち街道まっしぐらじゃないですかねええて胃が、いたい。
……いや、このドキドキは誰しも感じていることだよね。 嘆く前に動きましょう。
(-192) 2016/05/27(Fri) 00時半頃
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[教会の玄関までは見送りをしていないがゆえ。 シェニカが甘い土産を連れて来訪したのを 未だ知らぬままでした。>>798
司教と共に離れようとしたキーツから>>800 礼を受ければ、ゆる、ゆると頭を振るいます。 司教様が戻るのがもう少し遅ければ 肺を診たいと思ったのですが、結局触れられずに。
ジュースしか口に入れていないと告げるリアントに>>799 キーツの話を聞けば、レストランで今は勤めているとのこと]
なんで、――レストラン、賄いって出ないの? ね。 私、なにか作ってこようか?
[オペラの酒場で働き出したソルだって、 おいしい賄いのごはんを夕食に出来るのです。
それならば、もっとお腹に溜まるものを 用意したいとすら思いましたが。
頭を撫でるというよりも、身長を縮めんが如く グッと押し付けるキーツの様子に。 思わずにっこり、笑ってしまったのです。]*
(809) 2016/05/27(Fri) 00時半頃
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[未だに頬を菓子で膨らませる七色の姿は、 いつか詰った子供らしさを体現するかのよう。 癖の含み笑いは微かに零れ、擦れ違い様、鼓膜を擽り。>>799
そうして、職務を成そうとする勤労を制し、 大事ないよ。と短く言葉を操った。 自身が定期に訪れる理由は、病を恐れてではない故に。>>802
瑠璃の予言は常正しく働くもの。 自身が通う理由は、それに尽きる。>>15
片腕で外套を受け取る際に、犬と同じ仕草で淑女の指先を取り、 額を翳す別れの挨拶を丁寧に交わす。
―――所謂ひとつの、紳士の礼儀として。>>803
そんな所作に揶揄は貰ったか。>>800 さりとて、知ったる仲は、ひらりと虚空を五指で叩くのみ。
去りゆく高らかな靴音は、些か司教の歩音に似ていた。*]
(810) 2016/05/27(Fri) 00時半頃
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うわ、っぷ
[部屋を辞する犬と紳士を見送って>>791 案内を受けようと出ていくキーツにも挨拶をしようとすれば、その手が頭に伸びてくる>>800 ああ、飲みかけの紅茶が零れた]
いててて、いたいいたい! だいじょーぶ、大丈夫、だって! まだ慣れてないだけだから!
[慣れるまでに、解雇宣告されないという保証はないのだが]
う。 あの宝石に混じるのは、嫌だな……。
[注意喚起を聞けば、うへえと顔をしかめるのだった。 なんだか、迷ったまま行方不明になった従業員の怪談話もあるようだし*]
(811) 2016/05/27(Fri) 00時半頃
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/* そういやたかやんは欠損が多い村だったけど、 いしやんはジェンダーレスなお顔が多い村ですねえ……。
(-193) 2016/05/27(Fri) 00時半頃
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―教会・別室―
[男にも少年と呼べる時代があった。
アメジスタ司教との縁はある祭りの夜から。 瑠璃石の言葉を紡いだ歌を、聞かれていた。]
『卯の花の匂う垣根、 水が揺蕩い、黄水晶を2つ隠す』
[1週間後、黄水晶を宿した親子が水難事故に遭う。 卯の花――空木の白花が咲く庭先で。
以来、30を超えた今でも司教に予言を伝えている。
意味や解釈は司教に任せ、男はただ受け渡しているだけだ。 教会派閥の争い事だろうが、贄と儀式に関わることだろうが、関係なく。]
(812) 2016/05/27(Fri) 00時半頃
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― ホテル・コファネット>>803>>804>>805 ― う、うるせっす! ……俺も実はそう思ってた。
[カウンターの人が呼んでくれたのか此方にやって来た 数年ぶりに顔を合わせた約束の男の、 色彩は初めて会った頃と変わらないまま――否 何処か昏みを帯びている様な気が、した]
シャオ……友達に借りたんすけどね。 ネクタイは結べないから置いてきた! [因みに旅の奇術師だから、映える衣裳なんて持ってない 嘆息にはきひひと快活な笑みを浮かべて]
……ぶたいを吟味?
[早速お披露目。と思っていたため 目をぱちくりしたら呆れを隠さぬ視線が己を貫く だって自分は――]
俺、あの雨の庭でするつもり満々だったんすよ。 だってそこが、約束の場所だったから。
[そして猪突猛進鳥頭は、店内で、大勢に行うと 云う事を綺麗さっぱり可能性から排除していた
額に指弾が当たれば、いてっとなりつつも 指摘はごもっともで。とっても反省するわけでして]
(813) 2016/05/27(Fri) 00時半頃
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そ、そっすね……俺は旅の間は、種が切れたら。 その場その場にあるものを利用しつつ、 即興でイリュージョンをしてきたから。 ……よし、1時間っすね。穏やかな客……ふむふむ。 了解っすよ!
その言葉、叶えてくれるの期待してるっす!
[皆で無礼講も嬉しい。でも――その時に態と 自分はパーペキなマナーを披露してやる!と 燃える奇術師は負けん気を煽られ更に燃えあがる 宿し生まれた宝石の赤の様に
唯――最後に一言、紡がれた言葉には 一瞬満月の様に瞳を丸くした後に 破顔し、次いで浮かべる光は寄り、強く]
―― 一夜の夢を。一握の砂より短い時間ではありますが 今宵の宴をお楽しみください……ってね? 期待してくれっす!
[と言って、下見に出かけるのであった ……とはいえ30分くらいは迷子になったりしたり それからまぁ転んだりしてドレスコードが少し汚れたりしたり
そんなこんなで1時間後――]
(814) 2016/05/27(Fri) 00時半頃
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……おにーさんはしはいにん?って呼べばいいんすかね。 やっぱり雨の庭でお願いするっす! 其処が見える、会場とかあるっす?
[雨に打たれながら、魅せたいのだと宣言する奇術師は 頬に擦り傷を付けたまま、きししっと笑った*]
(815) 2016/05/27(Fri) 00時半頃
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靴磨き ソルは、メモを貼った。
2016/05/27(Fri) 01時頃
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[賄いはでないのか、という問いに>>809 ぽりぽりと頭を掻く]
……いや、いつもは出るんだけどさ。 ほら、賄いが出る前に早退したから。
え、作ってくれんの? ……あ、悪い。
[女の子の手料理と聞いて、喜ばない男がいようか。 しかし悲しいかな、この後には先約がある]
この後、飯食う約束があるんだった。 また今度、頼むわ。
治療、ありがとな。 この礼はいつか必ずするから。
[いつか。 パーヴェルの予言を知らない男は、軽々しく未来を口にする。 その言葉が不安にするかもしれないとは、夢にも思わず。
またな、と。 パーヴェルとキーツと司教に挨拶をして、教会を後にした*]
(816) 2016/05/27(Fri) 01時頃
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― → 教会前 ―
[外套は左腕に掛けたまま、右を歩む犬の障害とせず。 厳粛な空気を湛える廊下を渡り、教会の門扉を開く。
街灯は既に予想通りの淡色に代わり、 夕の訪れを光で教えてくれた。 さて、と脳内で打った相槌に合わせ、聳つ犬の耳。
自身の隻眼を愛犬に添わせるより早く、声も届いた。>>798
「サーベラス」までは上がり調子、その後は下がり気味。 分かり易い彼女から覚えるのは、巡り合わせの喜びと緊張が半々。 前者半分は犬に向けて、後者半分は人に向けて。]
こんばんは、―――…お転婆姫。
[口元を彩る笑みは揶揄の色。 見下ろす旋毛は、古くより知る司教と同じ色。**]
(817) 2016/05/27(Fri) 01時頃
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司教様……。 俺の罪を、お許し下さい。
[猫科の瞳を思わせる紫の、瞳に晒した紙片は歌の代わり。
『花は燃え、卵は孵り、鳥は歌うでしょう。 「月」の明かりで石は眩く、綻ぶでしょう。』
神の守護する場とはいえ、誰の眼がないとも限らぬ。誰の耳がないとも限らぬ。 灰に変えれば証拠は残らず。
形だけの懺悔を、よく動く舌に乗せた。**]
(818) 2016/05/27(Fri) 01時頃
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/* 灰で叫びそびれたけどソルはなんてかわいいいい子なんだ…! 稼ぎ側から何か貰えると、嬉しい。 そんで気づいたけどそう、フィエゴとはほとんど施設で過ごしてないんだよね…でも年上したかってん。
あとたぶんこの雰囲気でいくと、 ここを逃したらもうオブシウスさんとはお話できなさそうだし当たってくだけろー。てひらきなおる。 だいぶおてまを取らせてしまったしね…>>817ありがとうありがとうでもももうお眠ります…昼返せるといいなあ。
リアントとのあれそれも考えよう。
(-194) 2016/05/27(Fri) 01時頃
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[『宝石になる』の話は、あまりよく分かっておらず。>>811 不思議そうに、首を傾ぐのみとなりました。
御飯を食べる前に、早退する羽目になってしまったのは>>816 とても気の毒なことです。
けれど、これからリアントは食事の先約があるようでした。 御飯にありつけるなら、良いことです。 此処で出せるものは、いかんせん質素なものしかありませんし。
司教様とキーツが出て行った時に、椅子から腰を上げます。]
うぅん、気にしなくていいよ。――わかった。 『いつか』ね。
あ――リアンt
[いつか、があるかは解りません。 それより、私に生があるうち聞いてみたいことといえば。
あなたが、怪盗さんなの。
尋ねようとしましたが、出て行く足の方が早く、間に合わず。
その背を見送るのみ。]
(819) 2016/05/27(Fri) 01時頃
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そうですか…フィエがいるから大丈夫だとは思いますが。 だいぶ昔に行っただけですし今度行ってみましょうかね。
心配する人がいると思いますし、ほどほどにしてくださいよ?
[赤い舌をちらつかせる彼に笑いかけて。>>785 用事があるらしい彼を見送ることに。]
またお話ししましょう。 約束ですよー。
[去っていく彼の背にそんな言葉をかけて手を振った。]
(820) 2016/05/27(Fri) 01時頃
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[彼の心の中まではわからない。 心の中がわかるほど自分は賢くはないから。]
そう見えます? そうなんですよ。一人で寂しいと僕死んじゃうんです。
[笑いながらそう答えて。>>795 少ししてから冗談ですよ、と悪戯っぽく笑った。]
そうそう、そんな名前でした。
[たぶんすぐに忘れるだろうけどとは言わず。>>796]
怪盗なんてしても僕はバカだからすぐに捕まりそうですね。 物書きは考えてみますよ。
[そう笑いあえていたのも数秒前。 強張り、自信のない笑顔を見て少し考えて。]
すみませーん。こっちの会計と僕の会計といっしょにしてもらってもいいですか?
[近くの店員にそう声をかけて。 さっさと会計してしまおうか。 何も考えていないような笑顔で。*]
(821) 2016/05/27(Fri) 01時頃
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[不毛で低レベルな食べ物争いはオルコットが 声を掛けるまで続けられるが、時折互いの本音が 見え隠れする位は隙がある。]
そこまで言うんなら本当に疲れてんだよ。 生憎俺のところで枕になりそうなのは 硬い表紙のものばかりだが、見る夢は数式かもな。
[不意に零れた本音>>784には流石に心配にもなるが、 掛けた言葉は似ても似つかぬもの。 ただ、先の客の男が告げた子と目の前の男が眠る姿が 重なる気がしてそれ以上の言葉が探せず、 本音はやはりそのまま流れていく。]
(822) 2016/05/27(Fri) 01時頃
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取ってない。残ってたから勿体無いから食べてやっただけだ。
[食べ物の奪い合いは、じゃれ合いだけでなく、 本音の隠し合いの手助けとなって。 幾ら牙を剥かれても、ツンと向こうを向いていたが、 5歳児からの告白には口元を綻ばせるしかなかった。]
モテる男は辛いな。
その子が成長するまでは禿げたり腹が出ない様に 祈ってやるよ。
ところでカロリーたっぷりのケーキはどうだ?
[大袈裟にからかえば、先程から見え隠れするあの男の 気配を隠せるだろうか。
もっと話していたい気もするが、 彼には彼の用事がある>>786 自分にも夕刻には客の約束があるから、引き留める事も 引き留める理由もないまま。
はいはいと大仰に手を振った。]
明日じゃなくても良いから近日中に取りに来い。 おい、本の代金にはちょい足りないぞ?
[だが本の配達についてはこちらも譲らぬふりをして。 テーブルを鳴らした金銭に溜息を吐いた。 返す事はしない。 これは先払いの本の代金。
笑いながら彼に託す配達の荷物には、彼宛ての本を混ぜておこう*]
(823) 2016/05/27(Fri) 01時頃
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/* エメリアのところにも行きたいんだけど、行く時間あるかなあ…。
被ストーカーフラグ的には、ヴィスマルト、オブシウス、パーヴェル、シャオとは立っている気はするのだけど。 パーヴェル→フィエゴ、シャオ→カルナスの方がより強い気もする。
オペラ、オルコット、カルナス、ソルと会えないなあ…。 オルコット、カルナス、ソルは施設で会っててもおかしくないし オペラはターゲットになっててもおかしくないんだけど どうも、バーに泥棒しにいく映像が浮かばないというか… 無関係な人を巻き込みかねないからかなあ…
(-196) 2016/05/27(Fri) 01時頃
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/* 秘宝を攫う怪盗を、 どなたが攫ってくれるのか、 どきどきそわそわである。
(-197) 2016/05/27(Fri) 01時頃
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/* コピペの所為でシェニカからカが抜ける…。 シェニカって良い名前でときめくのだけれどな。 確か、アルテ・シェニカのシェニカですよな。
(-198) 2016/05/27(Fri) 01時頃
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[まぁこれでここのお代は足りるだろうと思っていた矢先。 聞き捨てならない声がして>>821、 彼を制する為に慌てて手を伸ばす。]
ちょ、ちょっと待った、オルコットさん。 いきなり何言ってるんですか?
ここは一応俺が奢るって話でしたし、 なんだかんだ言って律儀なフィエゴだから。
ほら、充分足りますよ?
[本の代金には足りないが、ここの支払いには充分な音を させた金銭を指差して、突然の施しを止めようと掛ける声は必死だ。]
オルコットさんは、怪盗になるより、怪盗に盗まれる方ですよ? あ、違う。 怪盗はオルコットさんみたいな良い人は狙わないでしょう。
悪者に狙われる金持ちみたいだから止めて下さいよ。
[何かフラグを立ててしまった気がするが、軽く無視して。 本当に、困りますよと初めて眉を顰めて見せた。
それはつまり彼と自分の距離を如実に表していて。 素直に受け取れるほど近くも無く、あからさまな嫌悪と共に 拒絶する程遠くは無かった*]
(824) 2016/05/27(Fri) 01時頃
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/* あかん…、情報量が多すぎて これまた最初から議事攫わないと把握できない…!
自分の関わっているところ以外捨てれば良いのだけれど、 そんな勿体ないこと出来る訳も無かった。 明日の自分はもっと上手くやるだろう。
(-199) 2016/05/27(Fri) 01時頃
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―夕刻・市場―
[留守番を任せた礼にと、果実を求めて市場に向かう。 咥えたパイプに残る葉を燃やしきってから帰ろうと足取り緩く。
選んだのは安売りの檸檬。 上着のポケットに2個仕舞い、右手の1個に噛り付く。歯で齧り取った皮を吐き捨てたところで、良く知る姿を見つけた。>>780]
おーい、シャオ。 それは今日の夕飯の材料かい?
(825) 2016/05/27(Fri) 01時半頃
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― しのぶ、足 ―
[片付けを修道士に任せた後。 私は密やかに、司教様の赴く宛を探します。 私が居ない時ばかり、『神託』は降ります。
話し声のする一室の前で、 扉へ――……耳を寄せました。>>812>>818]
……………。
[まるで、詩篇のような紙に記されし予言は。 耳そばだてる私には、解りません。 そうと、扉の隙間から片目だけを覗かせます。 なにかを、司教様へ向けているのが窺えて。
司教様が水難事故の解釈と、想像できる場所を口にし、 深く息を吐く司教様の声が、微かに聞こえました。]
(826) 2016/05/27(Fri) 01時半頃
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『黄水晶の仕立て屋は、旅行に出ていますね。 あと一歩間に合えば、不幸を防げましたが』
[母子連れて、旅に出かけた彼らを 塞き止めることは、できないのでしょう。
期日が早まることは無さそうだと安堵するのと同時。 仕立て屋親子に降りかかる災厄に睫毛を震わせます。
そして、また一片、何かを見せる様子が。>>818 それの解釈は、司教様の声で曖昧とした口ぶりで、吐き出されます。]
『……………、災いが、近日中に起こる可能性があります。 月の加護石の持ち主に、目を向けましょう。』
[それが私を意味するものか。 施設に居た女の子の存在を暗喩するものか。 それとも、もっと他の誰かであるのか――……、]
(827) 2016/05/27(Fri) 01時半頃
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『あなたはこの街へ尽くしてくれています。 何も心配は要りませんよ。
なにも………』
[生ぬるく鼓膜へ響く声が恐ろしく感じて
足音を忍ばせ、そっと離れて私室へと戻ります。 震える両手で、顔を覆うのです。
……あぁ、恐ろしい。
この恋情が、膨らみ続けてゆくのが。 ――鳥のように、害悪となる歌を奏でてしまうのが。
……他人がどうなろうと、あの人をほしいと思う気持ちが 私の中で、破裂しそうなことが、
ひどく、 おそろしい]**
(828) 2016/05/27(Fri) 01時半頃
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/* 自分用 >>0:515
(-200) 2016/05/27(Fri) 01時半頃
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[だが慌てて断る事もオルコットの好意を無にする事になり得ると 思い至ると、少しの思案の後。]
では本の代金として立て替えて頂けますか? 俺は店に戻りますが、宜しければご一緒でも。
先程の本、ご用意致しますから。
[フィエゴもそうだが、数冊本を重ねれば 容易く借りは返せるだろう。
オルコットに関しては好意を無粋で返した詫びも兼ねて 1冊くらいは増やす事も当然と考えて、 店へと誘ったが返事はどうだったか。
受け入れられれば連れだって、断られれば、また後ほどの 約束をして夕刻になる前に店へと戻り客を待つ**]
(829) 2016/05/27(Fri) 01時半頃
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/* NPCだけで拾うのはちょっとアレかな! とか思い… ちと強引だが拾わせてもらいーの。
ふーむ、現時点の距離を考えると 向かいやすいのは三人かな、な所。
距離遠いゾーンをもう少し深めたくはあるが タイミングや私のひろいかたに難あるなあ
ほかの固まり方次第で考えるべきか
(-201) 2016/05/27(Fri) 01時半頃
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/* 解釈おぼろげで申し訳ない・・ こういうのをもっと膨らませられるスペックきたれ、、、、、 努力だけはしているんだがっ・・!!
(-202) 2016/05/27(Fri) 01時半頃
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/* しかし、シェニを範囲にいれるのは 本人も百合苦手申告してるしどうなんだろうと悩ましい…。 できればダンスィがいけるのが理想のように………。
コア的にはそう遠くないけど、穢すっていうよりも 普通に甘いのしかできそうにないのだよなぁぁ シェニかわいいしな・・
なんでアメジスタで入らなかったのかと 全体バランスをみたとき、わりと後悔はしているのだっ……
(-203) 2016/05/27(Fri) 01時半頃
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[歪む袋は買い過ぎを示している。 工房主として自立している甥の、恐らく1人ではない夕食卓を予想し、兄夫婦に招かれた昔を懐かしんで目を細める。]
あ? 俺は……まぁ、小腹が空いてな。 [黄水晶の如き色合いの実に歯を立てた。>>827 同じ帰路。歩調を合わせ、分かれ道まで伴なおう。**]
(830) 2016/05/27(Fri) 01時半頃
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/* んーとこねこね 奇術で出すとしたら…… 雨降りの庭に大きな虹を先ず出して そこから魚が跳ねる様子→鳥に変わって
太陽、月、雲の海作り出して、 雨の雫を今度は水しぶきに見立てる それからでっかい船を最後幻想の炎でだしてと
仕上げに、ひょっこり濡れたままステージの上に立って 「新しい世界に――貴方を連れて行きましょう」
で、〆かな。(ぱちって指パチンすれば全て消える) うんこれでいこう
(-204) 2016/05/27(Fri) 02時頃
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/* 直接話している狂人が、3人。話しては居ないが、接点があるのが3人。後はエメリアー! 錬金術師ー! そうか、検体提供すりゃいいのk
稼ぎが、2人……と。行けば会えそうなのはソルとハクか。
(-205) 2016/05/27(Fri) 02時頃
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[伸ばされた手と会計を止めようとする声>>824 それに止まってきょとんとして首を傾げる。]
え、困ってるようだったのでつい。 あ…すみません。
[怪盗関係は少し理解が追い付かなかった。 眉を顰める彼を見て親に怒られた子供のようになってしまっていた、たぶん。 いや親に怒られたことなんてないからそんな感じなんだろうかだけど。]
迷惑でしたか?すみません。
[眉を下げて儚く笑って、少しどうしようかと思って。 なんとなく近くも遠くもない距離が心地よく感じてしまっていたり。 いろんな感情が混ざってしまっていた。]
(831) 2016/05/27(Fri) 03時半頃
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[どのくらいたったのかわからないがとりあえず自分は実際の時間より長く感じていた。 彼の言葉を聞いて。>>829 重く暗くなってしまった気分が花が咲くように一気に明るくなるまでは。]
はい!それでいいのなら。
さっきの本もですけど他に面白いのがあれば教えてください。 また買いに行くので…参考にもっと聞いてもいいですか?
[嬉しそうに笑って。 少し固まって調子に乗りすぎてないかと内心おどおどしていた。
会計した後は彼に連れられて彼の店に。*]
(832) 2016/05/27(Fri) 03時半頃
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―六度目のバイトの後―
[シャオのおじさまは顔は少し怖いがいい人だとは思う。 ただ、六度目紛い物のバイト。>>783
結果として一応、無事だった、一応。 抵抗して少し、否、だいぶ相手を怯えさせてしまう結果にはなったが。 自分も自分に対して『綺麗』と言われるのが苦手になりましたが。 たぶんおそらくきっと大丈夫です、たぶん。]
……怪しいバイトだと思ったら僕に言ってみてください。 なんとか出来るならしてみます。
[自分ではなく他の弱い人がこれを受けていたらと内心依頼人に殺意を覚えるほど。 恨むのは彼ではないと思って、そんなことを言ったか。**]
(833) 2016/05/27(Fri) 03時半頃
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/* 昨日結局オペラコアに来てないけど...大丈夫なんかね...。
(-207) 2016/05/27(Fri) 06時半頃
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― ある日のPhantomにて>>718 ―
そうね、貴方のセンス考えると。 そっちの方が良いかもしれないわね。
[衣装のレンタルぐらいあるのだけれど、 この前の夜の彼の装いを見るに。自前で衣装を用意した方が良いだろうと。
彼の言葉に頷いて。]
ああ、あのお店ね。 そうね、一目惚れは縁だもの。
良い買い物をしたわね。
[微笑んでそう告げる。 今度自分でも訪れてみようって思ったとか。]
(834) 2016/05/27(Fri) 07時頃
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― Phantom・とある夜の事>>731 ―
[泥酔したお客様とのトラブル。
それ自体は、悲しい事に珍しい部類でも無い。 だが、怪我をさせてしまったとなると話は別だった。
教会に連れて行くように別のスタッフに告げて。 戻ってきた泥酔客にはお詫びと、今回の会計は無料にすると伝えていた。]
(835) 2016/05/27(Fri) 07時頃
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……お客様。
[まだ納得しない相手にオペラは微笑むと耳元で囁いた。
元々の非はどちらにあるのか。 お客様に手を出す事はおかしいけれど。その原因はどちらなのか。 これ以上を求めるのならば……と。
普段微笑んで応対する事の多い、オペラの裏の顔。 いつものように微笑んでいるようで、目は全く笑っていない。 謂わばもう一つの“仮面”を外した彼女がそこに居た――]
ご納得頂けました? お酔いになられてたのも醒めたようですし。
またいらっしゃってくださいな。
[元のように微笑むと店の外まで送り。 一礼して店に戻るのだった。]
(836) 2016/05/27(Fri) 07時頃
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……気にしないで良いわ。 お客様もちょっと酔っ払いすぎたと言っていたもの。
[詫びる彼女>>732にはそう言って微笑んだ。
どうやって“話し合った”のか。 それは彼女だけでなく、他の従業員も知らない事。
聞かれても、お詫びの上で治療費と飲食代をこちらで持ったと説明するだけだった。]
まあ、うちはそう言うお店じゃないし。 黙って触らせときなさいなんてバカな事を言う心算もないけれど。
もうちょっとうまくあしらえる様になると良いわね。
[そんな事を言ったけれど。 結局彼女を日雇いで使うのは裏方の仕事。
その理由を聞かれても、今回はそっちの人が足りないのだとごまかすのみ。]
(837) 2016/05/27(Fri) 07時頃
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[やはりオルコットに悪気は欠片も感じられず>>831、 その困惑がこちらの中で倍になって、眉がハの字になりかける。
だが困惑しているのはオルコットの方。
純粋過ぎるオルコットが、悪党に騙されて 身包み剥がされる時が来るのではと 勝手に心配してしまいそうになる。]
確かにお金は足りるか足りないかでしたが……。 有難く、この度は本の代金の先払いとして 受け取らせていただきます。
[この様子だとどれだけ説明しても理解は得られないかもしれない。 元々変わり者と呼ばれていた彼の事だ。
これが当然だと言うなら対価として受け取ろう。 輝く笑顔>>832に、諦め混じりの笑顔で答え、 重い荷物と共に彼を率いて書店へと。]
(838) 2016/05/27(Fri) 07時頃
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- 書店へ -
[面白い本をと聞かれると道すがら天を見上げて思案顔。
煙管を噛み締めて考えたい欲求が生まれるが、 煙や香りは好みがあるし、パーヴィスの様に 身体にあからさまに悪い事もある。
仕方なく頭を軽く振りながら考えていると、 纏めていた髪が好きに動いてサラリサラリと鳴った。]
そうだなぁ。 話の内容だけじゃなく、細工が面白い絵本もある。
子供用じゃなく、大人用だからそれなりに高いけど。
飛び出す絵本ってご存知です? 子供用だと単純だけど、大人用だととても細かくて……。
硝子細工のシャオさんの作品を思わせる位ですよ?
[そうだ。それもシャオに届けてみようと思いながら 一冊勧めてみる事に。
実物は書店に着かねば見せられないが、例えが件の 硝子工芸の彼なら判るだろう。
書店に着けば、虹色を抱いた二枚貝の看板が開店を告げた。]
好きに見てくれて構わない。 さっき話した怪盗の話はこれ。細工本はこの棚だから。
[本を片付ける間、棚へと案内したが彼の目に叶うものは あっただろうか**]
(839) 2016/05/27(Fri) 07時半頃
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[ リアントに連絡した時点では 遅めの昼食を。というつもりだったが 今の時刻は夕刻。これはダブルブッキングか。
二人分よりも多い食材を見て それでも、問題ないとのんきに考える。 彼の仕事の話は、友が帰ってくるまでに済ませばいい どうせ戻りは遅い、はず>>804>>816
それに夜となれば怪盗の出番が来る>>816 先に簡単なもの、シーフードピラフを作り 体力をつけさせるが、吉か。
‥怪我が治っていればよいが。 彼が、女子との食事をあきらめねばならなんだとは 露とも知らず>>819買占めにも近い海老の量を両手に
声かけられて振り返り見たのは よく見知った姿。>>825 ]
(840) 2016/05/27(Fri) 08時頃
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‥叔父さん。ええ‥そうですよ。 ですが量がわからなくて買いすぎたような。 そちらのそれは、小腹‥?
[ 懐かしむように目を細める顔と正反対。 薄い目が僅か、叔父を見てぴくりと開いた。
扇子で払おうにも多い数。ああ、また増えたのだ。 無骨な父より懐いた叔父の前、昔馴染みの声でも 誰ぞ相手にする口調でもない敬語を使い。
伴い歩く顔は聊か悪い。 ]
そういえば、オルコットは大丈夫ですか。
[ 人の役に立ちたいという好事家のこと>>833 何度目かのバイトで災厄に見舞われたとは知っていて 身内びいき、>>833>>783叔父はすごいと告げた身故
少しばかり案じるように。 あからさまな、視線のそらし方。 叔父がどこに行っていたのか、気になるが 帰り道、切り出すことは叶っただろうか ]**
(841) 2016/05/27(Fri) 08時頃
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[『夜』が来れば―― 門限を超えない限りは、私に自由な時間が貰えます。
……誰かの不幸を見越すような話を 聞いたから でしょうか 誰かと過ごしていたいと思うのは。
楽しい気分にしてくれる場所。 思い当たるのは、初めて訪れた帰り際に 仮面を被り>>676見送ってくれたオペラの事。
あのお店なら、美味しい料理と楽しい気分を 明るい店員さんが届けてくれるに違いありません。 けれど、一人で訪ねるには敷居も高く。 私室で一人、悩みながら指を組みます。
出かける、出かけないにせよ―― 錬金術師の工房で埃も被ったことです。 身体を清めておこうと思い、着替えを手に。 私のみが使用できる浴室へと、向かいました。]
(842) 2016/05/27(Fri) 09時頃
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[藍玉が嵌められたシャワーで 浄水された温かい湯を浴びながら 酒場で過ごした時間を思い過ぎらせます。
一緒に訪れたソルの顔は赤かったです。>>663 お酒を嗜好とする機会の程は知れませんでしたし 酔って朱いのか、そうではないのか解りませんが 普段と雰囲気が違うソルと、血行を促進する水に 私の顔色も同じようなものだったでしょう。
また行こうと頭を撫でてくれた掌を思います。>>665 ソルと一緒に居て、楽しくない筈はありません。 淡色の髪や、褐色の皮膚を湯が弾く度に あの日の、>>664真に楽しそうな笑顔を思い出します。
あの日の、見違えるように立派だった出で立ちと >>686埃で汚れた別れ際のソルは服装こそ別人ですが 私を元気にしてくれる笑顔は、変わりません。
今日はきっと、仕事で疲れているでしょうし 誘うつもりはありませんでしたが また、一緒に行きたいと願いながら身体を清めます。]
(843) 2016/05/27(Fri) 09時頃
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[鏡を見据えます。
腕や腰は細いですが、普段、法衣に隠れる裸体は 女性らしいラインです。 膨らんだ胸や臀部を相対世界に垣間見て――
また、ある筈の無い部位を目に止め、 至極複雑そうに眉を寄せました。
内股に下がる男性のシンボルは、 けして粗末な大きさではありません。 異質な性を嫌でも自覚するものでありました。]
いやだ、なぁ……。
[ふしだらな行為や感情のあるまじき神職に 就いているのを抜きにしても、嫌悪が差します。
普通の女の子になれない一部。 普通の女の子ではありえない感覚。
そっと目を背け、シャワーを止めて。 脱衣所で身体や髪を拭いて、衣服を纏います。]
(844) 2016/05/27(Fri) 09時頃
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[着替えて教会の回廊を歩きながら 外出するか否かを相変わらず悩みつつ。
玄関側へ、足を進めるのでした。]**
(845) 2016/05/27(Fri) 09時頃
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/* ログ読みだけで時間切れになってしまった…!!
(-208) 2016/05/27(Fri) 09時半頃
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― 教会前 ―
[逢魔が時、という言葉はハクから買った本で知っ。 もしこの街にも太陽が、月が昇るなら
今がその時なのかもしれない。
静かに、獣の息遣いすら感じさせない隻眼と 同じく闇に溶けそうな黒曜石。 容易く言ノ葉を操る口元から漏れる揶揄に、>>817 それはもう分かりやすく、くちびるを尖らせる。]
その呼び方はよしてちょうだい。 あたしには、シェニカって名前があるの。
[もう三年ほど前になるのか。 眼帯により生まれた死角へ逃げたコインを 見つけてくれたのは寡黙で紳士然とした獣の方。
卑しい貧乏人らしい振る舞いを恥じたりなどしない。 辱めを与えるのは、地よりずっと高みから降る視線。
一人と、一匹に向けた礼とともに名を訪ねる声に 返ってきたのはひとつだけ。]
(846) 2016/05/27(Fri) 13時頃
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[犬を従える名も知らぬ富豪に、顔を知らぬ恩人が脳裏で重なる。 けれど等号しないのは、こんな身近に、そして "会える"人物だという認識がないから。]
……持ってる人っていうのはみんな、 犬が好きで、秘密が好きなのかな。
[立ち去る男を長く引き止めるつもりはないけれど。 せっかく会えた犬とはもう少し退対峙していたくて、
裾が地につくのも構わず膝を折り、 マーブル状の濃紫を漆黒に合わせる。
先日読んだ神話によれば、番犬ケルベロスは その風貌とは裏腹に甘いものが好きだというが、 まるでひとのような振る舞いを時に見せる"彼"はどうだろう。
うかがうように首をかしげながら、ぽつりと独白を落とし。 おそるおそる手を、凛々しい耳元に伸ばしてみる。
たとえ噛まれたとしても、ここは教会と目と鼻の先。 この時間なら司教はともかく神官はきっと居るだろうし。
不思議と、機嫌を損ねることこそあれど 危害を加えられるような想像は、浮かばなかったので。]**
(847) 2016/05/27(Fri) 13時半頃
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―回想・斡旋所の主と― [ホテルの自慢である湖に沈められる>>800――ただの戯言だが、 斡旋所の主の懸念に心当たりもないではない。
ホテルの支配人が代替わりしてまだ然程時をおかぬ頃 よりにもよって、数人ばかり立て続けに ホテル・コファネットに仲介した人材が揉め事を起こした。
所詮は苦労知らずの若造と侮っていたのが 斡旋所の主だったのか労働者だったのかはさておき。
契約違反による罰則の履行と違約金の徴収が 驚く程無慈悲な速度で為され 暫く斡旋所はホテル・コファネットから 冷ややかな視線に晒されることとなった。
今の良好、と呼べる関係に回復させるまでの労は 推して知るべし、といったところ。**]
(848) 2016/05/27(Fri) 13時半頃
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/* 施設組覚書 カルナス:10~15。ソルは6~11 フィエゴ:0~5、16~20。ソルは0~3、14~18 シェニカ:10~15。ソルは3~8 リアントも、出会っている可能性>>0:69があるかも。
メモ履歴見直して、このあたり? 確定でかぶってるのは、シェニカとカルナス(って回想を昨晩ぽいぽい)。 リアントも顔見知り縁故投げたいけどー要読み直しかなぁ…
現行読みつつ、過去も…ってやるとパンクしそう。 これ、今日のコアで1000行きそうだ!すごい!**
(-209) 2016/05/27(Fri) 14時半頃
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―教会を出て―
……うん?
[去り際に、話しかけられたような気がして>>819 振り返った時には、扉は閉まり。 まあ、次に会った時でいいか、と来た道を戻る。
先に出た犬と紳士の姿は既に見えず。 代わりに訪れたシェニカとは会えただろうか>>847 会えたならば、すれ違い様に挨拶をして、差しさわりのない世間話をしただろう*]
(849) 2016/05/27(Fri) 16時頃
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[思いの外、随分と時間が経っていた。 教会の外は、既に薄く暗い。
とはいえ、仕事までは、まだある。 シャオと食事を共にしながら依頼の最終確認を済ませ、エメリアにもいつもの通り道具を用立てて貰おうか。
買占めにも近い量のエビが待ち構えているとは、露ほども思わず>>840 今宵の獲物に、呪いめいた魔法がかけられていることも、知らず。
これから向かうと、通信機を、耳に当てる*]
(850) 2016/05/27(Fri) 16時頃
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―盗めないもの―
[ホテルに伝わる怪談は>>659 働き始めた頃に、例に漏れず聞かされた訓戒。 触れてはいけないものがあると察するに、難くなかった。
働きながらホテルの備品や宝飾品を品定めるが、支配人自身も自覚する通り、ディアマンテが盗めるようなものはここにはない>>756>>758
ケルビス同様に古くから続き、ノブレス・オブリージュを掲げる名家・ダスク。 ――故に、義賊としての獲物に非ず]
(851) 2016/05/27(Fri) 16時頃
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[しかし、怪盗個人の興味となると話は別。
いつかケルビスの当主の顔を拝むと誓ったように 『コファネットの触れてはならぬもの』を拝んでやりたいと。 うっかり者の従業員の顔の裏に、強かな怪盗の顔を隠して、訓戒を耳に留めていた**]
(852) 2016/05/27(Fri) 16時頃
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― 向日葵は露に濡れ ―
[シェニカは、顔を半分隠していたけれど、怖くはない。
撫でる手も優しいと知っているから。>>781 つい甘えてしまう。 6歳。本来なら、親元を離れることにすら 泣き喚いて嫌がってもおかしくはない、 まだそんな年頃。
寂しくないはずなど、ない。>>106]
うん、わかった。
[シェニカはいつもおまじないのようにそう告げる。>>788 その言葉を聞くと、我慢していた涙が零れてしまう。
でも、きっと、シェニカが使う消毒液が痛いから。 痛いから、しょうがない。 何度見ても慣れない、去っていく背中、 追い掛けられないこの足が悪いのではないと。]
(853) 2016/05/27(Fri) 20時頃
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― 持つ男と持たざる娘と ―
[往来を転がった硬貨は最も製造枚数が多い額面。 零れ落ちては、惜しみもするが子供とて諦める小銭。 少なくとも、妙齢の女性を地に這わせる額ではなかった。>>761
石畳の溝を線路として使った終点は、犬と人の目前。
絶妙な均衡で車輪と化した硬貨が摩擦抵抗に因って、 踊るような自転に切り替わり、倒れる寸前に犬が咥えた。]
―――…躓いて怪我を?
[彼女の視座と同位置に置くのは磨かれた革靴。
転倒を按じる声は、たった一枚の硬貨を惜しみ、 膝を着いて、石畳を素手で触れる道理を知らない。
一声で教える貧富の差。 高貴なる義務を持つ者は、同時に高貴なる傲慢を備える。
彼女がその一枚を稼ぐ為に払う労力も、 礎ならんと込められた支援者の篤志も、知らぬ素振りで。]
(854) 2016/05/27(Fri) 20時頃
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シェニねえ、ありがと。
[太陽は笑ってないといけない。 "雨"が降ったら、太陽は隠れてしまうから。 しかし、太陽を目指して咲く花は、雨も必要だ。]
うん、泣かずにかえってこれたから、 えらいだろ。
[ぽたりと一滴、膝が露に濡れる。 震えた声が戻るのは、唾を飲み込むまで。 上を向く時は笑顔を作って笑った。
撫でられて元気が出た。 雨上がりの向日葵は瑞々しいだろう。
甘えを見せてしまう雫の源。 彼女を支えるには幼かったソルは、 励まされ支えられるばかりで。
宝石浄化師になったシェニカに再会すると、 あの頃に戻り、甘えてしまう拠り所。 彼女の愚痴や悩み、異性で"弟"のソルにも 少しずつ、聞けていたろうか。]*
(855) 2016/05/27(Fri) 20時頃
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[差し出しすのは、労働を知らずに老いた掌。 微笑みは好意的でいて、憐れみを思わせる色。]
落した物があるなら、立替えよう。 年頃のお嬢さんが、そのような真似事をしてはいけないよ。
[諭す口振りも、身分差を香らせるもの。 故意ではない侮辱の方が、鋭利だとも気付かない。
彼女の勤労を、支える援助を、同等に軽んじてしまえば、 目の前の彼女を重んじても、伝播しない。
彼女へ差し出した掌を避けられても、 仮令、ぴしゃりと打たれたとしても、自業自得の驕り。]
(856) 2016/05/27(Fri) 20時頃
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― ある日のPhantomにて ―
へへ、そうっスかぁ? オペラさんも口がうまい! ありがとうございます、
[センスが良いと褒められて、嬉しくない筈などない。 衣装にレンタルがあるとはその時は知らず、>>834 後から知れば、衣装部屋に侵入した不届き者を、 彼女は見つけたのかもしれない。
あの舞台、興味はあるのだ。 教会の荘厳な雰囲気とは違う、きらびやかな舞台。 今はまだ、ソルの身の丈に合わない気がして、 首は横に振るのだけれど。]
はい、そりゃぁもう! キラキラした物、たぁくさんあったんで、 オペラさんの気に入る物もきっとありますよ。
[あの時は緊張で周りはあまり見えていなかったけれど、 キラキラとした光は覚えている。 きっとこの酒場に似合う飾りもあるのだろう。
勧めてから行ってきますと元気よく、 買い出しに出掛けた。]*
(857) 2016/05/27(Fri) 20時頃
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[ともあれ、彼女に好感を与えることなど夢のまた夢。 一目見るだけで、眉を跳ねさせる程度のことはした。>>192
下がった人の好感度とは反対に、犬は獣らしからぬ真摯を示す。 濡れた鼻先を鳴らして彼女に寄り添い、 拾得した小銭を差し出したのだ。
表情伺えぬ隻眼を晒すまま、 彼女が重んじるものに、音のない思慮を込めて。
――― 柔らかい銅は、ほんの少し、牙の形に歪んでいたが。*]
(858) 2016/05/27(Fri) 20時頃
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/* あ…っ、 シェニカちゃんの新着に気付かず打ってた…! でも、齟齬は、ない、はず……!
(-210) 2016/05/27(Fri) 20時頃
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―書店へ―
僕は煙大丈夫ですよ。
[彼の思案顔と髪をじっと見つめて。>>839 彼から煙を吸う人の匂いがした気がしたからなんとなく言ってみて。]
細工ですか…楽しそうです。 興味があるものなら高くてもいいです。 シャオの作品は美しくて面白いからそんな感じですか?
[どんなものだろうと興味を持ちつつ。 店の中に入れば案内されるままにどれを見ようかと目を輝かせて。]
(859) 2016/05/27(Fri) 20時半頃
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― ケルビスへの手紙 ―
『あぃがとう けぅびすさん』
[齢二桁になる手前で止まっていた学問を再開してすぐ。 恩人への初の手紙は、流暢すぎて読めない文字があったし 私の書いた返事も、自由すぎて解読が難しかっただろう。
その容姿や年齢こそ不肖でも、氏の慈善活動については 自然と耳に入ってくる。 入れ違いに施設を出た子の養父であるとか。 壁に埋め込まれた輝石のほか、街の修繕や改善について 幅広く事業を行い、貧困層の就労に一役買っているとか。 他にも、『ケルビスの手紙』を受け取る者が あちこちにいるということも。
だから。 時にたった一言のカードでも、時に分厚い紙束であっても 長きに渡り絶えない便りを貰えるからといって>>646 自身が特別だとは思ったことはない。 ――ただ、海の底に沈む貝のように、静かに。 知れず育つ珊瑚のように文箱に募る言ノ葉に想いを重ね。
氏ならとても手にとらないような詩集の感想といった 他愛ない日常や、誰にも言えないような悩みを綴るだけ。]*
(860) 2016/05/27(Fri) 20時半頃
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― 月の話 ―
[ソルには多くの"兄弟姉妹"がいる。 例えば宝石浄化師のシェニカ、 養護職員のフィエゴ、 奇術師のカルナス、 今はホテルで働くリアントも、その一人。>>0:69 自分よりも年上の彼らには、例えば「リア兄」というように、 "兄"や"姉"と名前の後に付けて、親しく呼んでいる。 施設を離れてしまった今も、それは変わらずに。
その施設内で、気に掛けていた"妹"が一人。 ソルから数カ月遅れて入所した「ルナ」という少女がいた。 心優しく大人しい少女は、ソルと正反対の石を持つ。 入所の時期が近かった事もあり、2人は特に仲が良かったと、 知っている者もいるだろう。 年頃になれば"そう言う"関係でないかと囃されもしたが、 ソルは慌てて首を横に振るだけだった。
そして彼女も他の"兄弟姉妹"と同じく、ソルよりも前に養子となり出て行き、 幸せに暮らしている―――はずだった。]
(861) 2016/05/27(Fri) 20時半頃
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[幼少期、病弱だった彼女は、 パーヴィスの治癒魔法や、エメリアの解熱シロップ、 体調の良くなったシェニカの宝石浄化等の治療の甲斐があり、 普通に生活するには不便の無い体にまで回復した。 救護室で寝込む事が多かった彼女のお見舞いに顔を見せるせいで、 健康で丈夫の筆頭だったソルも、そこの常連となってしまった。
本当の兄妹のように育った彼女は、その整った容姿からか 17になる頃に、貴族の娘となった。]
元気で暮らせよ、ルナ。 貴族だぜ、お金持ち!いいトコに決まってよかったな。
[そうやって、いつも通り。笑顔で送り出した。 少し曇った表情は、施設との別れが寂しかったのかと楽観視。 月は、太陽と、一緒に暮らせないのだし。 これはいつか必ず訪れる別れだった。 最愛の"妹"の幸福を祈らない"兄"はいない。
――しかし数カ月後、彼女の病が再発したと、風の便りで聞く。 "普通"の生活、貴族の何不自由ない生活をすれば、 再発しないはずの、病。]
(862) 2016/05/27(Fri) 20時半頃
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なんでもっとでっかい街の医者に見せないんだ! 金なんか腐るほどあるんだろ、貴族の癖に!
[17の少年が、貴族に食ってかかる光景。 傍から見たら、さぞ面白い光景だろう。
『健康な娘を貰ったはずだったのに』 『野垂れ死にさせないだけ、私は良識がある方だ』 『あれはあれで使い道はある』
あまりに酷い言われようで。 "妹"をこの男に任せた事が間違いだと気付いた。]
……医者に見せる金は、俺が出す。 だから、せめてちゃんと回復する薬を飲ませてやってくれよ。
[移動費と薬代と治療費と……この街を出た事のないソルに それは想像もつかない。
18になり、施設を出て、就いたのはすぐに給料の出る靴磨き。 自由に使える時間は他の仕事にも精を出し、 最低限の食費を除いて、あとはあの貴族に金を渡す。 だから、稼ぎの割に、住まいにも衣服にも無頓着で。 でも今度こそ、ルナの幸せを自分の手で与えたかった。 盗んで得た後ろ暗い金ではなく、 援助を受けた金でもなく、ソルの力で。]*
(863) 2016/05/27(Fri) 20時半頃
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― 夕刻 ―
ねぇ、ルナ。もう少しだから。 俺もがんばるし、お前もがんばれよ。
[窓際のベッドで外を見ていたルナに声をかける。 硝子越しで、声は届かないけれど。 靴を磨いた稼ぎと、掃除代の半分と、浮いた昼食代を 今日も彼女の家のポストに詰めた。
渡した金が何に使われるのか。 本当に彼女のために使われるのか。 彼女がこの家でどんな風に過ごしているか。 それすらも知らないまま。]
じゃ、今日ももうちょいがんばってくるな。
[ソルは笑顔でルナに会う。 ルナもそれに反射するように、笑う。 窓越しに会うルナは、息をするのも苦しそうだけど。 それも、良い医者に見せるまで。
太陽と月が同じ場所にいる時間は、限りなく短い。 そんな夕刻。]*
(864) 2016/05/27(Fri) 20時半頃
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[怪盗ものは普通に腕に抱え、絵本の表紙だけを見つめる。 立ち読みはしたくない性格だ。
表紙だけをじっと見つめていると一つを見て止まる。 そうして口を開いて。]
これはハッピーエンドじゃないですか?
[氷のような女の人が表紙に描かれた絵本。 指さして首を傾げたが、返事はどうだったか。 ハッピーエンドじゃなければそれも腕に抱えて。 ハッピーエンドなら興味なさげにふーんと言った後、彼に向き合って。]
もうだいぶ夜に近い色ですね。 他にもお客様が来るかもしれませんし、僕はこれで。
また明日も来ていいですか?
[感想言いに来ますけどね、と笑って。 さりげなく代金を置いていこうとしたけれど。 見つかるか怒られたら、すみませんと笑って書店を出たか。*]
(865) 2016/05/27(Fri) 20時半頃
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/* あっ、ルナさんの話みたかったんで出してくれたのありがたい
(-211) 2016/05/27(Fri) 20時半頃
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靴磨き ソルは、メモを貼った。
2016/05/27(Fri) 20時半頃
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― 持つ男と持たざる娘 ―
[ケルビスにとって私の存在の多寡は関係なく。 また、誰に貰ったものでも金は大事なもの。 たとえ石畳に紛れ見向きがされぬ額であっても、 捨て置くなんて無理なこと。]
……いえ、落とし物を、しまして。
[膝から下を埃で汚し、足元には流行遅れの靴。 さらに四つん這いになって見上げる姿に向けるには、 随分好意的なものだったけれど。
何を、と説明する前に。 よかったら探すのを手伝ってと、頼む前に。
続いた申し出に、かっと頬が熱くなって>>856 年齢を重ねても柔い、掌の内側を指輪の嵌った甲で払う。 叩かれた方より、叩く方が傷みを感じるほどの強さで。]
(866) 2016/05/27(Fri) 20時半頃
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/* 実はCO時点では、「今会えるみんなのアイドル、コーラリアちゃんだよー!」…みたいなイメージだったんだけど、狼NPCがコーラリアだったから、宝石箱でやりたかった怪盗路線に切り替えたのだよね。 結果的に、時事的なあれそれで切り替えてよかったと思っている…。ちょっとシャレにならん。
(-212) 2016/05/27(Fri) 20時半頃
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……ふざけないで。 あたしの不注意で落としたものを、 見ず知らずのあんたに弁償される 理由なんてないし。
はしたないから、なんて理由にならないわ。 あたしは、あたしを恥ずかしいなんて思ってない。
[想像以上に戦慄く声が喉から溢れたのは、 紛れもない侮辱を受けたと、 ――たとえ本人に悪気はなかろうと、指摘されたことで 惨めな己を、思い知らされたから。
ひとは、悲しい時以外にも涙を流す。 嬉しい時、笑った時――怒りや悔しさだって、雫となる。]
(867) 2016/05/27(Fri) 20時半頃
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/* 「ルナ」出すの遅くてごめんなさい。 もっとこういう設定は初期に出しとくべきだったかな、と思います。
ぐぬぬ……蛇足だったらごめんなさいだなぁ
(-213) 2016/05/27(Fri) 20時半頃
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/* シェニカちゃんが軽率に大好きなんですが。
(-214) 2016/05/27(Fri) 20時半頃
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/* 素通りもどうか…というのがあるんで。 22時まではとりあえず顔出しを遅らせようかな。
(-215) 2016/05/27(Fri) 20時半頃
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[そんな啖呵を切ったところで、べそをかけば負けたも同じ。 傍目には親切な紳士の存在すらなかったものとして、 再び地面に視線を向ける。
一粒、石が落ちてほどなく近づいてくるのは、 湿った鼻先。獣の、匂い。]
あ。
[鋭利な牙に挟まれたコインに、両手を伸ばす。 唾液に濡れ、少々歪んだそれをしっかりと握りしめて。]
――…どうやら、あなたの連れが 見つけてくれたみたい。ありがとう。
いつかお礼がしたいから……お名前。 お聞かせ願えるかしら。
[ひとつ咳払いをして立ちあがると、先の怒気を堪え、 寄宿舎で、手紙で教わった淑女たる振舞いで お辞儀をしてみせたのだった。
以降も、街で見かける度に時折挨拶はするものの あと一歩、評価を転じる機会もなく。 感謝も好意も、同伴者に二倍、傾けている。]
(868) 2016/05/27(Fri) 20時半頃
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[やや歪に形をかえたコインは、そのまま。 あの日受けた屈辱を、自身の矜持を忘れないこと 持つ者に敬意は払えど、決して媚びはしないと誓いをこめて。
今も、部屋の枕元に、御守りのように置かれている。]*
(869) 2016/05/27(Fri) 20時半頃
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― 現・教会前 ―
[最初から上昇に失敗した評価は、 その先でもじりじりとした下降を辿る。 己の与り知らぬ、内心にも揉まれて。>>204
お転婆姫とは、件の始まりを揶揄ったもの。 安直だが彼女が臍を曲げるには十分な呼び名。>>846 本当は彼女の名も姓も、学生時代の成績とて知っているのに。]
これは失敬、今日は二本足だったね。
[唇に乗せる笑みが語る冗句。 琴線の代わりに彼女の眉を弾くにも似た言の葉。]
オペラ・シェニカ? 成程、確かに芝居がかっていたね。あの時は。
[貧困とは舞台の上ほど遠いもの。 彼女の名を、持ち得る知識と関連付けて、また余計な一言。
傍に控える黒犬は、さながら傍観者か舞台袖の立ち位置。]
(870) 2016/05/27(Fri) 20時半頃
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[彼女が思い描くケルビス卿とは、掛け離れた上流階級者。 理想と偏見は、時として良い目隠しになり、 彼女の右眼を隠す眼帯以上に視野を狭くしてくれる。
微かに浮いた口角を隠蔽するように肩を竦め。>>847]
好いている訳ではないがね。 ――― 君には理解出来ぬだけだよ。
[四六時中、利口な愛犬を侍らせ、 忠義を捧げさせているとは思えぬ物言い。 人の言葉が分からぬ筈もない犬は何の反応も返さぬが。]
(871) 2016/05/27(Fri) 21時頃
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[だが、彼女が黒犬の前に膝を着けば、 二等辺三角形が内へ、外へと、くるくる二度翻り。 主人に良く似たオブシディアンと、蠱惑的なチャロアイトが、 片方ずつの瞳にさかしまの陰影を捉えた。
そうして、そっと伸ばした長い鼻先で、懐くよう距離を削る。 それを眺めていた男は、制止も掛けずに瞼を下ろし。
牙を剥くでもなく、耳に伸びた掌を避けるでもなく、 彼女の眦を薄い舌で擽るように舐め上げた。 神話に棲む番犬と同じ意を持つ獣は、 甘露の在処を知り、その味を紫の盃から受ける真似事を成す。
――――丁度、三年前の残滓を慰めたと同じように。*]
(872) 2016/05/27(Fri) 21時頃
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[ さて叔父との道中はどうであったか。 彼の前では、工芸家ではなくなる。
それは気を許しているからなどではない。 もっと別の理由、叔父の背後にあった。
ただ、一度だけ問うたことがある。 『ねえ、‥おじさん、その人はだぁれ?』 背に負う数は肥大。 その中で、ひときわ目立つその人は。だれぞ。 幼心、色とりどりのガラス棒を手に尋ねた声音 それと同じに問いかけた。 ]*
(873) 2016/05/27(Fri) 21時頃
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― ノチェブランカ教会―
[嫌いか、と言われれば是と答えるが こうして顔を合わせば声をかけてしまうのは、 今の身の上ではとても買えぬ動物が恋しいからに限る。
持つ者の苦労が解らぬのと同じ、 持たざる者の微妙な機微など解らぬだろうと いまひとつ寛容にも大人にもなれない理由は不明だ。]
……シェニカ・チャロアイルよ。 そういうあなたは一体何本足があるのかしら。
一度土を踏んだだけで靴箱の番人になるなんて 職人がかわいそう。
[今にも底が抜けそうな、つま先に穴が空きそうな靴は 当時と変わらず、私の足を護っている。 二本足なら一足でじゅうぶん、なんて道理、>>870 通じるはずもないし、負け惜しみでもなんでもない。
菓子の入った袋持つ手を腰にあて、 コンコン、と先端で床石を叩き眦を眇める様は 舞台で照明を浴びることなど一生ないだろう 教養はあれど育ちの悪い小娘のそれ。]
(874) 2016/05/27(Fri) 21時頃
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―→工房―
[ 戻った工房に人の気配はない。 誰もいない工房、黒衣がないのが友が立ち寄った証明 工房の主のごとく鎮座するえびクッションをぽふり うまくやれよと届かぬエールを送り。
これから向かうと告げる口を聞いたはいつか>>850 通信機越しに説明するも、長い話。 気まぐれに売り払った女神の悪意は工芸家の内。 そら目指す怪盗に知られるは、聊か気恥ずかしい
共に絵本を見た少年がうしろめたさを呼ぶ。
今するは、硝子作りではなく、夕食作り。 大きな海老を一匹丸ごと蒸しながら フライパンで、パエリア作り。レモンを切る最中。]
(875) 2016/05/27(Fri) 21時頃
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っ、いた。
[ 普段袖に隠した指先が切れる。 まな板に落ちるしずくはかの女神の涙にも似て。 劇場の波乱を予感させた。
それがどちらの演劇か、検討はつかず されど、妙に深い傷は薬指の指腹に。
揚げたエビが音を立てるころ。待ち人は来るか。 出迎えたる工房は、硝子の光を放つころ。
コワレモノが光の魔法で輝き始める時刻。 幻想のごとき、七色の虹彩が物語の星々を天井に浮かべ ]**
(876) 2016/05/27(Fri) 21時頃
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あら、好きじゃないの? こんなにお利口で可愛いくて、毎日一緒にいるのに。
……理解できていないのは、あなたの方じゃない?
[ねえ、と。 どこからどうみてもただの愛犬家であることを否定する口に、 酷い主人だと同意を求めるように膝を曲げる。 底知れぬ富豪の真意を見通せるほど、私は聡くない。
いつもは、こうやって憎まれ口をたたいて 私が一方的に憤慨して、その場を立ち去るのだけど。 落ちる砂時計の傾きを止めるように、留まったのは 心細さを招く、夜が近づいているせい。]
ふふ……くすぐったいよ。どうしたの。 わたしの顔に、何かついてた?
[てっきり、膝に乗せた菓子へ誘われるかと思っていた 分厚い軟体が、からりとした眦を舐められふは、と笑う。 久方ぶりの、懐くような仕草が嬉しくて、>>872 主人の制止がないのをいいことに、 くるりと翻る耳元にそっと眼帯で覆われた瞳を、 閉ざされた瞳の方へと擦り付け]
(877) 2016/05/27(Fri) 21時頃
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/* おじさんともっとはなしたいけど こあたいてきに明日になりそうなんだよね(ぐすん 今日更新だから、夜にはもっていかなきゃ動けない人がおおすぎてorz あと、俺がおじさんくるまで起きれる自信がない
(-217) 2016/05/27(Fri) 21時頃
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[今朝から緩んでいた眼帯の留め具が、 摩擦によってぷつり、と切れる音が後頭部に響く。]
きゃ、……ご、ごめんなさい。サーベラス。 いたくは、なかった?
[石飾りのついた革製のそれは意外と重量があり、 触れ合わせていた犬の顔に落下してしまう。
長く伸ばされた前髪を代わりにして、 慌てて拾い上げれば立ちあがり、薄紫の虹彩を 暗がりに隠すように顔を背けた。]*
(878) 2016/05/27(Fri) 21時頃
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/* こういう高慢なおっさんに つい抗ってしまうはもう性癖なんでしょうがない。
だってさーーなんだよ!くそう! って思っちゃうんだもん。
(-218) 2016/05/27(Fri) 21時頃
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― 持つ男と持たざる娘と、その犬 ―
[膝を汚すのも構わず、一銭を探す姿は倹約的だが、 自身の美学に添うことは無かった。 否、幾らを積んだとしても、 彼女は膝を折るべきではなく、跪くなど以ての外。
指先で弾ける程度のものに、彼女が低く伏すなど。>>866
けれど、価値観とは、見える世界も百八十度変えてくれる色眼鏡。 言葉の響きも、その意味も、生まれの壁を越えられぬように。]
――――っ、
[打たれた掌は存外硬く。 節の無い女の指では、どちらが被害を受けたのかすら曖昧。
故に、言葉を詰めたのは痛みからでは無かった。 彼女の震える声が、怒気に潤む瞳が、五感を刺す。>>867
持つ者は持たざる者を容易く傷つける。 貧しさを無意識に詰り、惨めを増幅させて。]
(879) 2016/05/27(Fri) 21時頃
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[紳士たる男が往来で女人に涙を赦すなど、 恥にも数えられようが、己は憤慨もせず、彼女を見ていた。
必死で支える芯は、彼女が一生懸命に生きて築いてきた物。 罪悪感こそ生まれなかったが、噛んだのは沈黙。 黒曜石の隻眼が、眦から零れる輝石に微かに細まり。
主人の不貞を補う犬は、彼女の傍へ。 くぅん、と鳴くのも珍しいこと。 初対面の相手へ、狭い額を寄せることも。>>868
その時も、人の隻眼は静かに伏せられた。 犬の慰撫は懇切の域に達し、薄い舌が眦を拭って。]
―――…“それ”は、サーベラスと言うよ。
しかし、礼ならば、犬ではなく私にするのが道理だ。 世間知らずの―――…、お転婆姫?
[言葉の裏を返せば、礼を不要とする挑発。
ゆっくりと男が瞼を起こすと、犬はあっさりと彼女の元を離れた。 ――― 主人が礼節弁えた辞儀も見ず、踵を返したが故。]
(880) 2016/05/27(Fri) 21時頃
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[それが、持つ男と、持たざる娘と、その犬の最初の話。
生憎、傾いた天秤は歪な傾斜を保ったままだが。*]
(881) 2016/05/27(Fri) 21時半頃
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― 約半年前 ホテル・コファネット、の横 ―
やぁ、ご婦人。 綺麗なホテルに入る前に、 靴の泥を落としてみないかい?
[軽快な呼び込みの声は、コファネットの扉の前に響く。 施設を出たばかり。 "犬の散歩"で手に入れた資金を握り、 エウレカで道具をそろえて、 靴磨きを始めたのはほんの数日前。
どこでやるのが効率が良いか、考えて辿りついたのはホテルの前。 ここは度々行われるマナー講座で世話になった支配人がいる。>>459 だから、許されると思ったのだろうか。 雰囲気に合わない風体で、ケルビスと肩を並べる富豪のホテルで、 靴磨きなんて、場違いだ。
だが、ソルにその認識はない。 施設でも、このホテルに来る前は身なりに気をつけるように言われた。 だから需要があるのだろうと。 ただ、この失礼極まりない謳い文句のせいで、 ソルが本当に呼びこんだのは、"苦情処理係"だったろう。>>114
このホテルの支配人の厳しさは、>>658>>659 身を持って知っていたと言うのに。>>680]*
(882) 2016/05/27(Fri) 21時半頃
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/* 本当にシェニカちゃんが…!シェニカちゃんがぁあ!!!
いけない、どんどん遅くなる。 あああ、でも、うぉおお、可愛いなぁ!!!
(-219) 2016/05/27(Fri) 21時半頃
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靴磨き ソルは、メモを貼った。
2016/05/27(Fri) 21時半頃
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/* 僕の立ち回り、うまくできてない感じ。 パヴィー、シェニ、オペラと絡み、さらにルナの登場で。 な、なんだこのただの女好きは……!!!
夕刻まですっとばしたけど、現在軸で何ができるかな。
(-220) 2016/05/27(Fri) 21時半頃
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[シェニカに出会い、>>750驚きました。 司教様に、よく似た髪の色です。>>806 子供の頃から厳しく感じたその人の持つ色は 私にとって、苦手なものでありました。
顔は全然似ていませんが、その雰囲気は中性的で 初めは男の子だと思いました。 身長が高めというのもあったのですけれど。
真珠の穢れが溜まっているのを見分けられたのは 定期的に司教様が招いた、老年の浄化師以外では初めてです。
心配してくれたその声で、女性だと気づきました。 翳された掌はやさしく、――…安心するものでした。 同じ髪色の、冷たい眼の司教様に重ねたのを 心の裏で、申し訳なく思ったのです。]
(883) 2016/05/27(Fri) 21時半頃
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[彼女が全寮制の学校から卒業した時期でしょうか。>>753 老いた浄化師が、亡くなったのは。 彼女に浄化をお願いしたいと、司教様に言ったのです。 シェニカという女の子、と告げると司教様は眉を上げました。
教会へ祈りに来ていた彼女の名をたまたま知っていたのか 他に心当たりがあったのかは知りません。 司教様は熟練の浄化師を頼るべきと言いましたが 私は、退かずに彼女じゃないと嫌と言ったのです。
定期的に訪れるシェニカの来訪日、 司教様は表へ顔を出さないか、どこかへ出かけられます。
――まるで、存在を拒んでいるように。]
(884) 2016/05/27(Fri) 21時半頃
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[白い肌に高い背と、凛とした空気。 私とは、まるで対照的なシェニカに、頼り、懐きました。 髪を撫でて貰いながら、過ごしていると 穏やかに眠れて、幸せな心地になるのです。 嫌な夢、おそろしい夢を見ずに、過ごせました。
生誕日が近くなると、プレゼントを貰いました。 私も、僅かばかりの賃金を溜めて彼女に贈り物をしました。 毎年、シェニカの為にプレゼントを選ぶのが、楽しくて。
………これからは、それも出来なくなります。 彼女が生誕を迎えた日まで、私が居ないからです。
せめて、何か渡せないでしょうか。 これまでお世話になった礼を兼ねて。
思い立てば、出かける事を選びます。 非常識ではない時間のうちに――雑貨屋へ、ゆこうと。]
(885) 2016/05/27(Fri) 21時半頃
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/* 妖怪糞眠い……回想を書こうと思ったらネタが無かったでござる
(-221) 2016/05/27(Fri) 21時半頃
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[毎年贈るものに悩みます。
シェニカの好むものを選んできたつもりではありましたが 今年は、何を選びましょう。
ぼんやりと考えながら教会の戸口を抜ければ、 シェニカとおじさまが教会の前に居ました。>>872>>877>>878 おじさまの犬と遊んでいる姿を見て、ひとつ思いつきます。
それは――硝子工房の窓の近くに置かれていた、 黒い犬と足跡が転々と細工で描かれた、置時計です。
あれがまだ残っているかが気になって仕方ありません。
どこかうずうずとしながら、二人に挨拶をするのも忘れ、 石壁の蛍光がくすみ始めた街へ、足を馳せます。]*
(886) 2016/05/27(Fri) 21時半頃
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/* 急用とかいうからあわててたらなんてことなかったでござる。 オブシウスさんにずっと投げたかった鬱憤もとい愛情も贈れたし、有難くも色々溜め込んでるしパーヴィスきてくれて!るしぼちぼち移動かな。
(-222) 2016/05/27(Fri) 22時頃
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[知っているよ。と、返しかけた言葉は飲み込んだ。 言い返したがる衝動が余りに稚かったが為。
口論に発展する直前で言葉を控えるのも、 紳士の、否、大人の本分。>>874
ただ、彼女の物言いに僅か視線を下げただけ。
ほっそりとした爪先を隠すオペラシューズは、 元々低い踵すら擦り切れて真っ平。 また、意図せぬ侮辱を無音の中に込めて。]
ふむ、詰まり、君はその靴を好きで履いているのか。 ――――…それは、随分と、ハイセンスだ。
[伴い続けるだけで好意を抱くなら、 彼女の靴は神前で生涯の誓いを果たしたに違いない。
犬と靴を同一視し、返し刃は抑えても鋭く。>>875]
(887) 2016/05/27(Fri) 22時頃
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/* とおもったらすれ違っていたでござるのでリアントと会おう。
(-223) 2016/05/27(Fri) 22時頃
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[されど、犬は繰り広げられる剣呑に構わず、 夜を恐れる彼女を按じ、眦をもう一度攫う。 普段は見せぬ犬らしい仕草でも、 機微を拾い上げては、自身の体温を分ける。
刹那しか残らぬ温もりと知りながらも、 滑らかな毛並みが熱の譲渡に忙しく、 顔面に遮蔽物が落ちてくるのも気付けない。
コン、と長い鼻の上に眼帯がぶつかるのと、 人の隻眼が開くのが同時。>>878
伏せがちに開いた瞳に幻視するのは、 色付いた清水を思わせる透明度。 犬が薄明りの中、盗み見たと同じ色。
吐息は口腔巡らせ、外に吐いては四散。]
(888) 2016/05/27(Fri) 22時頃
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―――…サーベラス、
[漏らした声は呼び声を模したもの。 普段、呼ばずとも傍に侍る癖、まるで彼女に聞かせるように。
獣は軽くなった鼻先で一度彼女を伺うが、 主人が歩き出せば、忠犬に選択肢はない。
夕の色に染まりきった街灯に二つの影を伸ばし、 礼を欠いて、立ち去る長躯はいつものこと。
そっと、己の左眼を、老いた掌で撫ぜながら。*]
(889) 2016/05/27(Fri) 22時頃
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― 広場 ―
[工房で遅めの昼食を取り、 街に戻って再び靴磨きの店を開いた。
先ほど今日の分の売り上げは渡してきたから、 今稼ぐのは、夕食と明日の朝食の分。 蛍石が街を暗闇にするまで。 ソルはまた地べたに座る。]
お兄さん、おかえりかい? 一日苦労した靴を労ってみるのはどうだい?
お姉さん!ディナーの前にそのブーツ、 とびきりの美人に仕上げてあげる!
[呼びこみの声は昼間と変わらず。 ただ、家路に待ち合わせ場所に。 急ぐ人はあまり立ち止まらない。]
んー、今日はそろそろ店じまいかなぁ
[頬を掻きながら、ため息をついた。]*
(890) 2016/05/27(Fri) 22時頃
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/* ああああ!! ちんたらしていたら、パーヴィスちゃんが出かけてしまったぁあああ!! ごめん!ごめん!!(ぺこぺこ)
(-224) 2016/05/27(Fri) 22時頃
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/* どんくささEXすぎる…。 うぉぅ…。
(-225) 2016/05/27(Fri) 22時頃
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[生きて来た年数も、超えた場数も違う。 かつて、礼節を欠いた――否、 飼い主より番犬に礼を割いた娘への、 挑発めいた小言へ。>>880]
どうして? あたしを助けてくれたのはこの子よ。 それに……人は誰だって、生きていれば年を取るの。
高齢で裕福だから敬われるんじゃないわ。 敬意は、行いに対して払われるものでしょう。
[慣れぬ暴力を振るい痺れる手の甲をそっと押さえ、>>879 毅然と無謀と紙一重の振舞いを見せる。 御仁に対して媚びも敬意も、今は持ち合わせていない。
そうして気丈に立ち向かえたのはきっと 足元に立つ四肢動物――サーベラスに 労わりをもらったから。
か細い啼き声に、己の屈辱を宥めるように 瞼に触れ、硬化しきれなかった残滓を拭う温もり。]
(891) 2016/05/27(Fri) 22時頃
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[夕餉の時。あちこちの家からおいしそうな香りが漂う。 工房へと近づけば、一際華やかな磯の香りが鼻腔を擽った>>875
まともな食事にありつくのは、昨日ぶり。 自然と、舌も喉も腹も期待を膨らませ。
くう、と虫が鳴く]
よう、シャオ。 美味そうな匂い。外にまで漂ってるぜ。
[そんなことを口にしながら工房の扉を開ければ、じゅうじゅうと音を立てる油の音>>876 硝子に煌く室内に漂うのは、香しい甲殻類の香り。
きらり、きらきら。 硝子細工が、幻想的な虹彩を天井に映し出す]
(892) 2016/05/27(Fri) 22時頃
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―公園―
[交遊の場所は月日を重ねても大きく変わるところはなかった。 昔の記憶のまま。
昔のまま。]
このアイスクリン、味変わらないわぁ。
[ひび割れた、深海珊瑚も昔のまま。]**
(893) 2016/05/27(Fri) 22時頃
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― 街路 ―
[壁灯の色は随分と弱くなった。 光量と温度で知らせる夜が近い証拠。
その癖、歩む脚は急かぬまま。 待たせることを苦にせぬ富裕層らしい足取り。
先ず、進路を取るのは夕に赴くと告げていたカルム書店へ。 歩み慣れた歩の傍に控える犬は、何処か俯きがちに。
だが、犬の耳は相変わらず精度良く出来ている。 向かいから歩んでくるのは、好事家の彼。>>865 表向きは同じ街を散策する知人、 その実は、不自由を知らぬ家に生まれた者同士、 上流階級の細々とした付き合いを持つ。>>223
幼い頃より奇抜な発想を叶えていた彼を親が按じ、 親の誼で己と交流を持たせたのが始まり。 以来、時折時間を作り、談話に興じる間柄。
それなりの徳を積む家でなら、良くある話。 彼と話すのは、哲学染みた夢想話が主だが、 それがどれだけ子弟の無聊を慰められているかは不明のまま。]
(894) 2016/05/27(Fri) 22時頃
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[道行きに会釈をするのは、外での所作。 内に籠れば、もう少しの礼を払うが今は略式。
ソファに身を沈め、言葉を交わすには壁灯が翳り過ぎている。 犬も慣れ親しむ匂いに鼻を鳴らすだけで、すれ違い。
足はのらり、くらりと、二枚貝の開く叡智の見世へ。*]
(895) 2016/05/27(Fri) 22時頃
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[近づいて、料理するシャオの手元を覗き込む。 男は、料理の腕はからっきしであった。 だから、並んでいる材料に包丁が入り、火が入り、味がついて。 料理となっていく様は、まるで]
――すげー。 魔法みたいだ。
[煌く硝子細工も、シャオの手によって生み出された魔法や幻想のようであるけれど、と。 弱きものに奇跡を振りまく怪盗は、感嘆の息を吐き]
あれ、指。 切った? 珍しい。
[薬指の傷口に目が行き、その顔に視線を映して、ぽつ、と呟く*]
(896) 2016/05/27(Fri) 22時半頃
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これはね、あたしが独り立ちした時に、 さる方から頂いたお金で買ったものなの。 ……みすぼらしいと、汚いと。 滑稽なら、笑うといいわ。
[どう好意的に捉えようとも褒めていないそれ。>>887 数年続くこの程度の悪態はもう、慣れたものだし いちいち言い返すのも稚気が過ぎるとは思うものの。
密かに募らせる想いを踏まれて黙っていられるほど 成熟には至っていない。 すきで、大事だから、靴としての用途を果たせなくなるまで 添い遂げるつもりだと。 暗に彼の揶揄を肯定したことは無自覚。
今日もまた完全に損ねた機嫌は、眇める視線を逸らし 別のオブシディアンへと向け直した。
三年前と同じ、いや、それ以上の温もりを みっしりとした毛並みから、頬越しにもらえば>>888 いつかの通り、じょじょに逆立てた毛を凪ぐし 下がる体温に晒された冷えた体温を補ってくれる。]
(897) 2016/05/27(Fri) 22時半頃
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/* 犬だ。 犬がいる。
オレがやるPCって、猫というより犬なんだけど 忠犬とか名犬じゃなくて 駄犬とか狂犬とか野良犬とかでっかいヨーゼフとかそういう…
(-226) 2016/05/27(Fri) 22時半頃
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―街中―
[戯れに動物と戯れ、家路に急ぐ人をのんびりと見つめる。 夜になるのに帰ろうとしない。 そんな自分を周りはどう見るのか。]
どうでもいいですかね。
[本を強く抱えながらぽつりと呟き。 ぼんやりとふらふら歩く。 ふと思い出すのは潰れてしまったチョコレート屋。>>6 神官が行きたいと言ってたのはいつのことだったか。>>472 あの人…ヴィスはそのチョコレートの味を味わっただろうかと思いながら。 シェニは元気にしているかなとか。 もしかしたらシャオのおじさまのところで会っていたかもしれないけど。
なんて頭の中の思考は浮かんでは消えていく。]
(898) 2016/05/27(Fri) 22時半頃
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― 広場 ―
[硝子工房は、もう店終いをしている頃でしょう。 カーテンが空いていれば、きっと覗けるのです。 見つかるとさぞ行儀も悪かろうでしょうけども。
勇む心と、進む足は反比例してゆきます。 石の穢れが影響してか、裾擦る足は重く。 街を歩く誰よりも、遅い足取りになってゆくのです。
このまま目的地を目指すつもりが、――野垂れそうで。 一度、広場に設置された座椅子で休もうと、]
…あれ、ソル? こんな時間まで、おつかれさま。
[>>890こんな時間まで、お仕事でしょうか。 よろける足で、ゆっくり近寄、……ろうとしましたが 腰が抜けたように、地面に座り込んでしまいました。]*
2016/05/27(Fri) 22時半頃
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[頭の整理が終われば広場から聞こえてくる声。>>890 ため息をつく彼に近づき見つめて。]
ソル、お願いできますか? そろそろ店じまいでしたかね。すみません。
[自分が利用するのはこんな時間で迷惑かけてないかとも思うけれど。 昼には忙しそうだからいつもこんな時間。*]
(899) 2016/05/27(Fri) 22時半頃
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/* 更新の時間は、これでOK。 思った以上にコーラリアに時間が割けないのは、仕方ない。
(-227) 2016/05/27(Fri) 22時半頃
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― → カルム書店 ―
[閉店前を目指して書店には辿り着くが、 実際に二枚貝が翅を拡げて居なければ残念無駄足。
既に白き蝶が眠りに落ちて閉ざされて居たのなら、 指を折り曲げ、門戸を叩くほど無粋ではない。 だが、深く溜息を肺腑より吐く程度には活字中毒。
犬一匹と夜長を明かす術、 巨万の富を得ていても、限りあると言うもの。*]
(900) 2016/05/27(Fri) 22時半頃
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/* あぶ。 いいタイミングで見えた。
(-228) 2016/05/27(Fri) 22時半頃
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/* うぐぐ、もう少し色々御したい。 フィエゴはお待たせしまくり申し訳ないー!
(-229) 2016/05/27(Fri) 22時半頃
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[夜に怯えるこころすら、刹那の温もりに癒され ほうと息を吐く心地いい時間は、 安寧は予期せぬトラブルにより終わりを告げる。
あしらった装飾が、"彼"に傷を与えていないか 明度を下げる輝石の下で、両目を凝らす間>>888
もうひとつのオブシディアンが、深淵から 水晶混じりの蠱惑を覗いているなど、知る由もなく。]
……またね! サーベラス。
[情緒も、挨拶もなく立ち去る背中を見送るのは。>>889 傍らで歩幅に合わせて揺れる尻尾にだけ声をかけるのは これで何度めで、あと何度続くだろう。>>881
前言撤回。 私がいつまでも意固地を張るってしまう理由は明白。 相手が、意地悪をやめないからだ。]*
(901) 2016/05/27(Fri) 22時半頃
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― 街 ―
[硝子工房は、もう店終いをしている頃でしょう。 カーテンが空いていれば、きっと覗けるのです。 見つかるとさぞ行儀も悪かろうでしょうけども。
勇む心と、進む足は反比例してゆきます。 石の穢れが影響してか、裾擦る足は重く。 道を歩く誰よりも、遅い足取りになってゆくのです。]
はぁ……はぁ。
[子供の頃に必要としていた杖は、今、ありません。 商店街に差し掛かったあたりで――、
座り込んでしまいました。]*
(902) 2016/05/27(Fri) 22時半頃
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/* 明日はプロを頭から読み返そう。 多分、これから伸びても1000ちょっと。 いけるいける!
(-230) 2016/05/27(Fri) 22時半頃
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[ 時を告げる時計が鳴り響く 置き時計から鳩時計、小さな秒針が重なり 黒衣の犬が足跡をかけていった>>886
食卓に積み上げられた海老料理は 一人分、二人分、いや、三人分にしても多く 揚がったフライを片手に工房扉を開ける影に振り返り ]
ああ‥主か、ちょうど良い。 今揚がったところよ。
[工房奥繋がる厨房より、。>>892 招く手は珍しく袖をまくって彼を呼び。 近づく目が手元をのぞき込むを、細い目が見ていた。 きらり、きららと光る硝子は彼が進むごと色を変える。
「物語の空へ近い色」虹彩かける橋は主へ導くように
鮮やかなオレンジ目立つエビは茹で赤く染まり 唐黍の衣を纏う、それを感嘆声に揺らし ]
(903) 2016/05/27(Fri) 22時半頃
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[呼びこみも諦め、溜息に変えた頃、声がかかる。>>899 慌てて居住まいを正し、笑顔を向ける。 いつものあの人だ。]
いらっしゃい、オルコットさん! 今日はまだかなーって待ってたトコっスよ!
[店じまいと言ったのだから聞かれていたのだろう。 笑顔が少し引き釣ってしまったけれど。 調子良く告げて、煉瓦の上に彼の足を導く。]
(904) 2016/05/27(Fri) 22時半頃
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今日も一日ご苦労さんです。 ぱぱっと仕上げちまいますね。
[夕刻に店じまいするのは、蛍石が手元を写さなくなるから。 彼が来るのは、決まって見えなくなる前。 一日の終わりに、ここに寄る。 だから、手早く仕上げなければ、酷い仕上がりになってしまうのだ。 最初の頃は、失敗した時もあった。 あの時も、謳い文句そのまま、 自信満々に引き受けたと言うのに。
彼はその失敗が気に言ったのか、意趣返しなのか。 挑戦するかのようだと、腕が鳴る。]
どうっスか。 今日も一日いい事ありましたか?
[ブラシで埃を取りながら、話題に出したのは、 世間話の常套句。]*
(905) 2016/05/27(Fri) 22時半頃
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/* オルコット来てくれた事にテンションあがりすぎて誤字が酷いでござる。 見た瞬間に✧◝(⁰▿⁰)◜✧ってなってた。
(-231) 2016/05/27(Fri) 22時半頃
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魔法か? ふふ‥なら、世の母はすべて魔法使いよ。 いや、彼女らは魔女か。 [ 煌めく硝子細工よりも、これ等は実りあるもの。 穏やかな母、父の傍で生きる母が産んだ子の思考。 家族と呼べるもの>>44なき身とは違う
人の生きる糧なれば、確かに魔法の産物なれば 一ついかかがと差し出した手の切り傷 ]
‥少しな、ぼんやりしていた。傷は浅い。 主の方こそ、傷の具合はどうだ?
[視線先に気づき、 軽く振った衣を顔に移る目に合わせ、 唇近くへ菜箸でもって行きながら、>>896
職人の手への失態を罰悪げに隠して。 この夜の舞台の問いかけを。座って話そうと ]*
2016/05/27(Fri) 22時半頃
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魔法か? ふふ‥なら、世の母はすべて魔法使いよ。 いや、彼女らは魔女か。 [ 煌めく硝子細工よりも、これ等は実りあるもの。 穏やかな母、父の傍で生きる母が産んだ子の思考。 家族と呼べるもの>>44なき身とは違う
人の生きる糧なれば、確かに魔法の産物なれば 一ついかかがと差し出した手の切り傷 ]
‥少しな、ぼんやりしていた。傷は浅い。 主の方こそ、傷の具合はどうだ?
[視線先に気づき、 軽く振った衣を顔に移る目に合わせ、 唇近くへ菜箸でもって行きながら、>>896
職人の手への失態を罰悪げに隠して。 この夜の舞台の問いかけを。座って話そうと ]*
(906) 2016/05/27(Fri) 22時半頃
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― テーブルマナー講習会 ―
[施設上がりは躾がなってないとか。 親が居ないからだらしがないとか。
色々言われ、偏見が持たれるのは致し方のない事。 己は既に聞き慣れ親しんでしまった台詞の数々。
故に、如何言う経緯でホテルの支配人ともあろう彼が、 態々施設の子供に教えるのか。>>680
施設長へと聞いても中々教えてはくれない。 彼との出会いはやはりこのマナー講習会でだった。
ぱん、と両手が響く中、施設の子供たちは愉し気に夢中になり教わって、 真似る様に職員たちもその講習へと参加をした。
以降、一年に多い時で四回以上はあるだろうか。 その連絡を己が取り、日時を確定していたりした。]
(907) 2016/05/27(Fri) 22時半頃
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[連絡のやり取りは、 電話では中々捕まえることが出来ないのを分かっている故の郵便物。
これは確実に彼の元へと届くのだ。>>681 近々の日程を知らせつつ、あとは支配人の予定次第。 此方はその返事を郵便にて待つのみ。
まさか父との繋がりが在るなんて知る筈もなく、 ただ如何しただろうといつも考えていた。>>682
此方側としてはとても有難いのは確かなのだが。 養子と言う肩書を背負う息子は、 裏の繋がりを何一つ教わっていない唯の子供だった。]*
(908) 2016/05/27(Fri) 22時半頃
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- 書店 -
[突然煙草の話をされ>>859、何のことかと思案がそちらへ移り オルコットの顔を見つめた視線はゆっくりと自分の 煙草入れへと移動を続ける。
そんなに意地汚そうな表情をしていただろうか。 それとも無意識にこれに触れ続けていただろうか。
本に香りが移るのに、自分に香りが残らないわけはない。 常に纏う己の香りは鼻が覚え過ぎて気付かない。
そんな簡単な答えにも辿り着けないのだから、 面倒臭がりでなくとも、怪盗にも探偵にもなれそうにない。]
そんな物欲しそうな顔してましたか? 中毒になるほど吸っている覚えはないのですが。
(909) 2016/05/27(Fri) 22時半頃
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[飼い主とその犬、ひとりと一匹から相反する 熱を受け取った身は、存外元気を取り戻し。 留め具が壊れた眼帯で片目を覆い、 さてどうしたものかと教会の手前で佇む。 この状態では、教会には入れない。 神様にはすべて、お見通しかもしれないが、 罪の証である瞳は、神の前でこそ秘匿したいもの。
リアントと再度顔を合わせたのはこの時、>>849 一体どうしたのかと顔を傾け、手元を見て納得した。]
あたしもね、ちょっと。 ――…お大事に、ね?
[覆う眼帯の下は他より白い肌と、薄い虹彩があるのみだが それを怪我だと、治癒に来たのだと誤魔化して。 暫くホテルで働くから、また会えたら宜しくと会釈した。]
(910) 2016/05/27(Fri) 22時半頃
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でも、折角のお許しですから。 少しだけ。
……ふう。
[自分でも気付かぬ些細な事実を見付けたのだから、 ここは素直に彼に白旗を上げておこう。 白旗を上げた手で煙管と一つまみ煙草を固め、 小さな赤い火が煙草を灰に、白い煙に変えて肺へと送る。
甘い香りと紫煙の色が髪の色を背景に上へ上へと伸びていく。 固まった煙草からの開放を喜ぶように、逃げ出す様に。]
興味があるかどうかはご自分で確かめて、と 言いたいところですが、なかなか面白い趣味を されてますからね……。
ええ、美しいですよ。 絵画の中を旅するように。
[遠慮なく一服を貰った後は、早速店主の仕事へ勤む事に。 今は棚の幅を取る怪盗物を直接オルコットの腕に 渡しながら興味を覚えた様な声>>865に、そちらを見て。
難しいなぁと笑って見せた。]
(911) 2016/05/27(Fri) 22時半頃
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―――――あ。
[屋敷に着いてすぐだった。 父へと渡そうとしていたモノを家へと忘れた事を思い出す。
まだ父が帰ってくる気配はないと感じれば、 また挙動不審に辺りを見回しながら、そっと屋敷を出た。]*
(912) 2016/05/27(Fri) 22時半頃
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それは魔法細工が掛かった本でね。 広げると、その表紙の女性が起き上がり、本の中を旅して行く。 氷の魔女が自分の理想の友達を探す物語ですよ。
[ハッピーエンドと言うべきかは悩みどころ。 結局彼女を理解しようとしてくれた人も、 否定して排除しようとした者も、全て等しく氷になり、 皆彼女の氷の城にお呼ばれしましたと言う〆だ。
結局誰も救われていないけれど、主人公の女性は やっとお友達が増えたと喜んで終わる。 本心はさておき、子供は多分この話よりも 本から飛び出すキラキラしたお城や森や綺麗な服や 可愛い動物に心躍らせるのが主だろう。
最後に全部凍りつくのはトラウマを呼ぶ気もするが、 書いた作者も買う客もどうなんだろうと思わせる本。]
作者はハッピーエンドのつもりかもしれませんが。 結構トラウマになりそうな最後ですね。
[その答えが彼の望むもので合ったかどうか。 案外変わり者の彼だから、合うのかもしれないと 少し興味深そうに見ていたが、その手は伸びたかどうか。]
いつでもどうぞ。 配達以外は大概店に籠っていますから。
あ、お代は先程頂いてますよ。
[少なくとも怪盗物の代金は受け取った。 彼がまた来店するのは有難いが、代金の先払いは これ以上は断ると笑いながら見送って。
1人になった店内は、賑やかさから切り離された世界。 一抹の寂しさの残り香を楽しむ様に、 カウンターで暫し目を閉じ客を待つ*]
(913) 2016/05/27(Fri) 22時半頃
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― →街 ―
[街へと降りた時だろうか。 家へと向かっていた筈の道に、見慣れた姿を見つける。>>902]
――…パーヴィス?
[ゆっくりと近づけば、其処に座り込んでいたのはやはり幼馴染。 この時間に外に出ているのすら不思議に思いながら、 掛けより己も膝を折ろうか。]*
(914) 2016/05/27(Fri) 22時半頃
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―ホテル・コファネットにて。奇術の一幕― [素直さは美徳だが、過ぎればその美徳も霞む。>>813]
動く前に考えろ。
[忠告しながらも、かつてその 「動く前に考える」の真逆を体現していた少女に 引きずり回された思い出がある。
――昔のように無邪気には笑えず、 笑んだ口元に苦いものが混じれば、 敏感にそれを感じ取ったものか、僅かに奇術師の口元が曲げられる。
けれど、操る炎と同じく煌めく瞳の負けん気だけは鮮やかなまま。>>814
述べられる口上に微かに沸き立つ心と、 何故その舞台用の顔が長く続かないのかという いささか呆れめいたものを嘆息で誤魔化した。]
(915) 2016/05/27(Fri) 22時半頃
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本当に、お前は雨の庭が好きだな。 …まあ、本来はレストランからは見えないように 目隠しをしてあるんだが、 一夜の舞台だけなら、取り払っても構わんだろう。
[思えば最初の出会いから雨の庭だった。>>815
食後の余韻にしっとりと雨の庭を散策する恋人たちや、 あるいは意中の人を誘って散歩を楽しんだ後、 休憩のためにレストランに立ち寄ることを計画する者は少なくない。 そのため距離はさほど離れていないものの、 互いの空間を楽しむ客に与える影響を考慮して、 常は煙水晶による目眩ましの術がかかっているのだが。]
(916) 2016/05/27(Fri) 23時頃
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[支配人の声一つでそれはさらりと解かれ、湖の向こう、 雨の庭が姿を現す。
――この世にはない月夜を湛えた湖の奥で、雨が緑を濡らしていた。]
ヴィスマルト・ダスクだ。 まあお前の頭で覚えきれないなら 支配人でもホテルの偉い人とでも好きに呼べばいい。
…ほら、あれが、お前の舞台だ。
[夢幻の舞台を指さして、ホテルの支配人はそっと笑った。]
ホテル・コファネットの総支配人が許す。 観客を楽しませてこい。
[無論自分も、と笑って見送りだす表情が少し和らいでいたことを自覚して、 さりげなく、けれどすぐさま口元を手で押さえた。*]
(917) 2016/05/27(Fri) 23時頃
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[昼の街は、人通りも多いでしょう。 夜の街は、人の影が少なくなってゆきます。
寒さより、足腰に力の入らない身体が不安です。 オルコットに運良く拾って貰ったことを思い出しますが 柄の悪い人に絡まれることだって、ありました。 優しい人の多い街ですが、害悪が存在しない訳ではありません。 身を守る方法を持ち合わせていない訳じゃないけれど。]
ぅ、 …く。
[立ち上がろうとするも、膝をつくのが精一杯でした。
>>914影がひとつ、近づきます。 身体を強ばらせ、鎖骨の下に隠れる黒真珠へ触れます。
近寄る足音が、……怖い人、だったなら。 そう思いながら、吻を震わせました。]
(918) 2016/05/27(Fri) 23時頃
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[いつもなら静かな世界で紙を捲れば 指先に触れる乾いた紙に、当に薄れた筈のインクの匂いが 作る世界に容易く沈む事もしばしばだったが。
昼間に遭ってしまった客との約束が忘れられずに、 僅かな物音へと耳を傾ける自分に恥を覚えて、 つい煙管へと手が伸びた。
無論火を点けるつもりも無く、ぎりと一度噛んだ後、 夕刻を過ぎた扉の向こうの気配を待ち続ける 馬鹿さ加減に自ら愛想を尽かし、二枚貝を閉じようと 店を出て漸く気付く客の存在>>900]
っと……お、お待ちしておりました……。
[扉が彼や傍に控える存在にぶつかっていないかと 上から下まで見渡してから、会釈と共に 身体をずらし店の中へと声と共に招き入れよう*]
(919) 2016/05/27(Fri) 23時頃
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/* ヴィスマルトさん、何かとスマートだなぁ。 良いなぁ、憧れちゃいますなぁ。
(-232) 2016/05/27(Fri) 23時頃
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[母、という単語に首を傾げる>>906 物心ついたころには、既に父も母もなく。 どのように子が産まれるかという事すら、実のところよく分かっていない]
うん?――ああ、オレの方は大丈夫。 馴染の神官に癒して貰った。ほら、どーよ。どこにあったのかすら分かんないだろ?
[自分の事のように、パーヴェルの奇跡を喜んで見せ。手をぐーぱーして見せる。 ――拭いきれなかった血の跡が、袖の奥に残っている事には、気づかず]
(920) 2016/05/27(Fri) 23時頃
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[唇近くに延ばされた菜箸。 ひとついかがと差し出されたそれを、ぱくり]
あっひぃ! ……でも、……はふ、 美味い。 いや、ちょー美味いんだけど、これ!
[頬を上気させ、目を煌かせ、はふはふとエビに食いつく様は、とても天下に名を轟かせる気障な大怪盗には見えまい。
着席を促されれば、それに従おう*]
(921) 2016/05/27(Fri) 23時頃
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[けれど、降ってきた声はよく知る声です。 夜の帳に似た、仄暗い明暗の中で、見下ろすフィエゴを仰ぎました。
其処へ置いていた掌は、緩慢に下がります。]
フィにぃ………。 あのね、 …立てなくなっちゃって…
[膝をついたフィエゴを見返し、両手を伸ばします。
私が地面に座って汚れるのは構わないのですが、 フィエゴの服も、汚れてしまうのはいけません。 起こして欲しいと、乞いました。 ]*
(922) 2016/05/27(Fri) 23時頃
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―ホテル・コファネットの怪談Ⅱ― [顔のない貴婦人の肖像。
ホテル・コファネットに設えられた様々な装飾品の中、一つだけ 顔の描かれていない肖像画があるという。 夜な夜なその貴婦人は額縁の奥から通路を歩く人へ声をかけるのだ。]
「――誰か、私の顔を憶えていませんか?」
[いなくなったルームメイドの話に却って好奇心を煽られる子どもたちへ、 今度重ねられるのは訓戒ではなく脅しめいた話。*]
(923) 2016/05/27(Fri) 23時頃
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― ホテル・コファネット:支配人と奇術師と ―
[動く前に考えろと釘を刺された奇術師は>>915 むーと口元まげて無言の抗議 嘆息で誤魔化された呆れには気づかずとも、 雨の庭を所望すれば、幻想は現へと>>917]
だって、あの庭すげー綺麗だったから! 何で見えなくしてるんすか勿体ない……って、 わ、凄い……!!
[取り払われた目晦ましのヴェールの向こうは 最初に出逢った雨降りの庭 現れた光景に目を輝かせて暫し見惚れる奇術師は 支配人の一言にハッと我を取り戻す]
ヴィスマルト……ヴィス!! 大丈夫っす、覚えたから。
[勝手に略し、しかも呼び捨てにしつつ 奇術師は指示された無限の舞台に満面の笑みを零す 愉しませて来い、という言葉に勿論!と自信満々返した後]
(924) 2016/05/27(Fri) 23時頃
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――今迄見たこともない、 そんな新しい世界へ、連れていってあげるっす!
[と笑顔と共に言い残して。舞台に向かおうか]
(925) 2016/05/27(Fri) 23時頃
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[どうやら今日は、とことん間が悪い日らしい。 せめて菓子だけでも渡そうと叩いた扉は、無反応。]
司教様も、パーヴィスも忙しいのかしら。
[こんな時間だし灯りはついているのに、不思議だと。 焼き菓子を携え、夜を歩く。 さすがにひとりでは食べきれない差し入れの宛は いくつかあるが、火急を要するのは眼帯の修繕だ。 司教と似た色をもつ髪に>>883 始めこそ怯えを見せども今はすっかり懐いてくれる パーヴィスに眼帯の下を晒したことは未だない。 神様のこどもである彼女だからこそ、 躊躇してしまうのだ。 彼女の浄化師となっても尚、会えずにいる司教は>>884 もしかしたら、知っているのかもしれない。
この身に宿り、そして犯した罪を。 どれだけすすいでもべっとりと貼り付く、穢れを。
パーヴィスが知れば、彼女にも会えなくなるかもしれない。 それは、絶対に嫌だ。だから、隠さなければ。
想像から始まる疑心暗鬼の行き着く先は、いつも同じ。]
(926) 2016/05/27(Fri) 23時頃
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[礼服のカフスは友の色 一度勇気をもらう様に手袋越しに指腹で、擦り 顔を上げれば其処には1人の奇術師が佇む
かつり、かつり 靴打ち鳴らせばいざ舞台へ 雫に濡れる肩も、満面の笑みもそのままに]
――さぁさ皆様お立会い。 奇術師カルナス、姓は無し。 本日は御集りの貴方達を、夢と幻想の世界へご招待しましょう
(927) 2016/05/27(Fri) 23時頃
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eins zwei drei!!
―――種も仕掛けも、御座いません
[パチリと手袋越しに指を打ち鳴らせば 雨降りの庭の雫が奏でる、さざれ擦れる様な音は 海が諳んじる波音となり 彩る碧は海を彩る海藻のへと早変わり 深い湖の藍色>>111を映す雨の庭の時間帯には 艶やかな光が、きっと似合う
奇術師が炎を揺らして手招き、 宙に、客の前に浮かぶは幻想の魚達 赤の魚、黄の魚、青の魚、碧の魚、紫の魚――等々 七色の魚は縦横無尽に庭を、翠を、そして空を舞い踊り 深海へと客たちを連れてゆく
一転。もう一度指鳴らせば 今度は魚は光の粒となり、輝く星の様に空を瞬かせる その中で一等大きい光の粒は2つ、赤と銀 まるで太陽と月の様に寄り添えば 2つを包み込むように広がってゆくのは幻炎の雲の海 湖の月と炎の月もまた双子の様に揺らめき光響き合う
星を鳥に変えて羽搏かせ、最後に雲居を裂いて現れたのは 柔らかな真珠色の箱舟。備え付けられた扉は開かれる まるで、その中へと、連れて行くように ――誘う様に――
それもぱんっと柏手打ち鳴らせば霧散し、 ショーは終わりを迎える事だろう]
(928) 2016/05/27(Fri) 23時頃
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Später Zahlung des Preises
[お代は見てのお帰りで、なんて言ってウィンク1つ 客の反応は良かったものの さてヴィスマルトは楽しめただろうかと、 奇術師は胸に手を当て一礼しながら伺い見る*]
(929) 2016/05/27(Fri) 23時頃
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[暗いなかでも分かる幼馴染の姿。>>918
己が声を掛ければおずおずと此方を見るパーヴィスに小さく首を傾げ、 弱々しく地面へと膝を付くパーヴィスから手が差し伸べられた。]
っていうかこんな時間に何やってんだお前。 立てなくって…ったく――――…ほれ。
[手を差し伸べたのを取るのではなく、 パーヴィスへとその広い背を向けた。>>922
身長が高ければひょい、と横抱きにでも抱きかかえられるも、 生憎其処まで高いとは言えぬ身長。 パーヴィスを背負うのがやっとだろう。]
(930) 2016/05/27(Fri) 23時頃
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ほら、早くしろ。 どうせ起こしたところで歩けねぇだろ。
[送ってってやるから、と告げておぶさるように促して。 躊躇している様子で首を横に振るようであれば、 グ、と手を引き起こすだろう。]*
(931) 2016/05/27(Fri) 23時頃
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/* >>923 怖い。(ふるえ)
間一髪フィエゴと衝突しなかったー。 パーヴィスのやりたいこととNG目線的に、いまはわたしよりも他とあれこれ伸ばすほうがいいでしょう。うん。
今さくっと把握できる現状 ホテル:ヴィスマルト&カルナス 硝子工芸:シャオ&リアント 街:パーヴィス&フィエゴ 本屋:ハク&オブシウス 靴磨き:オルコット&ソル
カルナスのーーー舞台ちょうみたいー! けれどもホテルに戻る理由とみる口実が浮かばない悲しみ。
(-233) 2016/05/27(Fri) 23時頃
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― カルム書店 ―
[白き蝶は宵迫る頃にも翅を拡げて中毒者を迎えてくれる。 犬を連れて書店の敷居を跨ぐのも最早何度目か。
指折り数えるほど律儀ではないが、 通った数は書斎の蔵書と寸分違わず同じはず。>>919]
こんばんは、本日は刻の散財に勤しんでしまったよ。 常ならば蝶も翅を閉ざす頃だろう。
――― 待たせてしまったかね?
[軽口は常連客らしい調子で開いた扉向こうへ。 九十度の開閉を犬が避ければ、当然主人にもぶつからない。 耳目か手足か、忠犬ぶりは狭い書架の間と変わらず。 彼の招きに甘え、インキの匂い濃い彼の城に脚を踏み入れる。 真新しい宝石のきらめきを一瞥し、歩が最奥を目指す。
怠惰を思わせる気質を有しても、 この指は紙の繊維に触れたがり、古書以外を購わない。]
(932) 2016/05/27(Fri) 23時頃
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先日の光学書は中々興味深かった。 だが、そろそろ起承転結に飢えている。
相応しき良書を誂えてくれるかね。
[最近はめっきりと専門書に浮ついていたが、 一定周期で小説へと戻ってくる。 彼の趣味が一等伺える分類区分だ。*]
(933) 2016/05/27(Fri) 23時頃
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―犬とおじさまと僕―
[街を歩いていれば会う犬のおじさまには会釈を返す。>>894 正体を知りつつも噂にすることなどなく。
会った時に馬鹿なふりをしても意味はなさそうだと直感的に察して。 大抵を理解し、難しくとも考え自分なりの答えを話すくらいか。
ただし彼に会った時、最初に言葉にしたのはごきげんようという挨拶と。 犬に触っていいかという子供っぽい確認だったか。*]
(934) 2016/05/27(Fri) 23時頃
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[ 記憶にあるは絵本を共に読んだこと それはかなり昔、子供ゆえのあやふやさ 首をかしげる様に今度はこちらが首かしげる番>>920 子のなし方すら知らぬとは全くの想定外 ]
?なんだ、主はあの魔女らを知らぬのか。 神官なれば腕は確かなようだが‥ふむ
[確かに。なれど、 喜ぶ顔を見せる彼の袖が色を帯びている事に 気づけば、ちらり視線をそこへ一瞬やったあとで だんまりを決め込み、海老を差し出して ]
2016/05/27(Fri) 23時半頃
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[ 記憶にあるは絵本を共に読んだこと それはかなり昔、子供ゆえのあやふやさ 首をかしげる様に今度はこちらが首かしげる番>>920 子のなし方すら知らぬとは全くの想定外 ]
?なんだ、主はあの魔女らを知らぬのか。 神官なれば腕は確かなようだが‥ふむ
[確かに。なれど、 喜ぶ顔を見せる彼の袖が色を帯びている事に 気づけば、ちらり視線をそこへ一瞬やったあとで だんまりを決め込み、海老を差し出して ]
旨いか。 それはよかった、悪い気はせぬ。 もう少し食べるがよい。
[ ぱくりと食いつくさまは、天下の大怪盗には見えず 幼子を見るよう細まる目が機嫌よく、着席促し そこに数点の衣つけた海老とパエリアをよそい出して 食べながら話をしようかと問いかけ。>>921 ]
主に言い忘れた事があってな。
[ いや、怪我をしなければいうつもりのなかったこと。 自らは残りの衣を揚げながら、口にするは今宵の舞台。 気まぐれ気晴らしの通信がまさかこのような事になるとは ]
(935) 2016/05/27(Fri) 23時半頃
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―広場―
[笑顔を向けられ安心したように笑う。>>904]
よかった。
[酷い仕上がりになっても普通にお金は払うけれど。 暗くまで靴磨きする彼を放っておけないだけなのだけど。]
今日もいつも通り楽しいです。
[怪盗の予告。>>39 恋する修道士。>>47 響いた爆発音>>86 他にも賑やかだった場所や野良の動物のこと。]
今日は本を買ったんです。 今から読むのが楽しみで楽しみで。
[紹介してもらった怪盗ものと魔法の細工絵本。>>913 大事そうに抱えて嬉しそうに笑った。*]
(936) 2016/05/27(Fri) 23時半頃
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[夜に一人で出歩くことは、そうありません。 朝ではなく、こんな時間にフィエゴと私が会うのも>>930 とても、久しいこと。
手を借りるつもりでしたが、向けられたのは背中です。 意味する所を、難しく考えるだけの気力はありませんでした。 子供の頃なら兎も角、と躊躇うは一瞬。]
いいの…? 重くて、落としちゃわない?
[体つきは兎も角小柄なので、そこまで重くは無いでしょうが。 昔のように、おぶって貰えるのが嬉しくて 促されるまま>>931フィエゴの肩に、両手を置くのです。
そのまま、後ろから抱きつくように密着すれば 幼い頃には無かった二つの弾力がずすんと乗ります。 あとは、フィエゴに委せて、]
(937) 2016/05/27(Fri) 23時半頃
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/* わぁい、オルコットからレスきた! これを切欠に伸ばしたいなぁ。
(-234) 2016/05/27(Fri) 23時半頃
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あの滴には、呪いが掛かっておるのよ。
赤き血に反応する、呪いがな。
[ さらっと流れるように落とし 呪を口ずさめば、厨房に光彩、 彼の前に置かれた七色輝く硝子のスプーンが煌めき 黒たる影が彼の手を掠めゆくように走る
彼の袖口をちらり、細目が眺めたが、さて気づくか ]*
(938) 2016/05/27(Fri) 23時半頃
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あ! まって 硝子工房へ、寄って欲しいの。 前を通るだけで大丈夫だから。
[街に降りた目的の品が、まだ売れていないか。 確かめたくて、しょうがないのです。]
それから――…、シェニねぇのとこまで、送ってくれる?
[シェニカが教会に居たのもすっかり頭にありません。 彼女の家を訪ねればいいと思いつつ。
二つも行き先をおねだりしてしまってから。 ごめんね、と謝意を籠めて囁いて、少しだけ熱い頬を寄せました。]
(939) 2016/05/27(Fri) 23時半頃
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―硝子棒―
[顔の似た、けれど近寄りがたい雰囲気を放つ男の事を、幼いキーツは父親だと思っていた。
工房に籠り>>634、育児放棄。 隣に住む娘が見かねて、二人の世話を焼いてくれた。
男とのやり取りは、紙上が殆ど。 交換日記といえば聞こえは良いが、綴られるのは幼い字ばかり。
先見の魔女は瑠璃の対価に真実と未来を告げる。
『お兄さんに新しい家族が増える時、あなたにも新しい出会いがあるでしょう』
父など、はじめから――夢幻だった。]
(940) 2016/05/27(Fri) 23時半頃
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/* 今回変態じゃないんだよなあ 爆発力がたりない(
(-235) 2016/05/27(Fri) 23時半頃
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[兄の二人目の新しい家族。蛍石を抱いた子が生まれた時、キーツは心底安堵した。
淡い燐光が、己の煙水晶と真逆であったから。 目の色以外、似ずに済んで良かった、と。
『空』に『物語』に『蝶』に。 鮮やかな色と美しさを硝子に投じた才が、兄に似ずに済んで良かった、と。>>635]
(941) 2016/05/27(Fri) 23時半頃
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[絨毯の上に散らした硝子棒。 小さな紅葉手が両に持っても余りある色。
父の弟に好みを問う小さな唇。 答えを待ち望む眼差し。
キーツの答えは毎度変わった。 時には甥の髪の色。 時には甥の着ている服の色。 食べたばかりのソースの色。
携えた花の色。 涙の色。]
別に1つじゃなくたっていーだろ。 鳥の翼もいろんな色を持ってるしな。
空も、物語も、星も、蝶の翅も……そういうもんさ。
あ? 今日は?
……んー、じゃあ、これ。
[選んだ硝子棒は、燐光の色。**]
(942) 2016/05/27(Fri) 23時半頃
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[壁に埋め込まれた輝石は時間と共に輝きを潜め、 太陽による地熱の恩恵も得られぬ地下の街は 暗さに合わせて、空気も冷えていく。]
……自分で何とか、するしかないわね。
[ただでさえ苦手な夜。 開けた視界は、それよりもずっと根深い恐怖を招く故。 これ以上、外を出歩くのを断念した。
ひとりでは一度に食べきれぬ量の菓子は、 夜食と明日の朝食にしようと決めて マッチ箱のようなこぢんまりとした自宅へと。]
(943) 2016/05/27(Fri) 23時半頃
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― 自室 ―
[やがて自室へと帰りつけば。
ホテルで渡されたケーキの箱を台所に置いて。 今日もPhantomへ行くか。
それとも、何か別の事を――と考えていた。 自分が居なくても店は回るようにできていた。
もちろん、必要な時はちゃんと行くのだけれど。]
(944) 2016/05/27(Fri) 23時半頃
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― 宵刻抱く叡智のまなこ ―
[出てゆく私を、教会前に佇んだ人影を。 教会の二階、深紫のカーテンの裡に。 僅か覗き、見守る二つの眼があります。>>926
留め具が壊れた眼帯を手にした娘が、 不可思議そうに元来た道の方角へ オペラシューズの先を向けるのを見送ってから 窓から離れた司教は、罪の色の眼を、瞼の裡へ隠して。 人知れず――囁くのです。]
『 』
[それは、誰の耳にも届かない言葉でした。]*
(945) 2016/05/27(Fri) 23時半頃
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おじさーーん、七歳差のおじさーーん
(-236) 2016/05/27(Fri) 23時半頃
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/* >>937 >幼い頃には無かった二つの弾力がずすんと乗ります フィエゴラッキースケベだイイなー
(-237) 2016/05/27(Fri) 23時半頃
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言い忘れた事?
[よそわれる衣のついたエビとパエリアに、ちらちらと目を移らせて>>935 聞く耳はどこか上の空。 くうくうと、腹の虫がよく鳴いている。
しかしその言葉を聞いて、目は、シャオの顔に戻る>>938]
呪い? 血に?
……なんでそんな呪いの掛かったもんが出回ってるんだよ、危なっかしいな。 ああ、そっかそっか。 だから取り戻すんだな!
[シャオの言葉に、自分で納得を示し。 七色輝くスプーンを取り、ぱくりとパエリアを頬張る]
(946) 2016/05/27(Fri) 23時半頃
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/* あらあらフィエゴってばラッキースケベ! なんてによによしてたら。>>939が見えた。 ああぁあぁあごめんねパーヴィスそしてありがとう。 オブシウスさんへもだけど本当に間が悪すぎて申し訳ない粗茶いれてお待ちしてる……。
抽出機能をゲットするまで!あといちじかん! 胃痛から一時解放されるまで!あとふつかといちじかんん!
>>945 怖い。(ふるえ)
(-238) 2016/05/27(Fri) 23時半頃
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[手の上をかすめる黒い影。 不吉な暗示には、気づかない。 一度は売り払ったものだから、そんなに深刻なものではないだろうと――
さらっと流すように落ちた言葉も相俟って、そんな風に結論付けて。エビ料理に舌鼓を打つ]
(947) 2016/05/27(Fri) 23時半頃
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/* 海老料理……(・д・)ゴクリ… [かるなすが たべたそうに みつめている!]
(-239) 2016/05/27(Fri) 23時半頃
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[男が、判断の誤りに気づくのは 時遅く、盗み出した後のこと――*]
(948) 2016/05/27(Fri) 23時半頃
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良くなかったらお前に背なんて向けないぞ。 それに昔よくおぶっただろ…?
[昔はよくパーヴィスをおぶってかけっこをしたり、 教会まで送り届けたりもした。
今では流石に其れもなくなったから、 パーヴィスをおぶるのは久方ぶりになる。 最初は戸惑いも感じたが、肩へとその両手が置かれれば自然と口許が緩み、 当然の様に密着もすれば、昔に無かった弾力が背を圧迫した。
ハ、とそれに気づけば見えない事を良い事に視線を泳がせながら、 グ、と足腰に力を入れてパーヴィスを背負い立ち上がって。>>937]
2016/05/27(Fri) 23時半頃
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良くなかったらお前に背なんて向けないぞ。 それに昔よくおぶっただろ…?
[昔はよくパーヴィスをおぶってかけっこをしたり、 教会まで送り届けたりもした。
今では流石に其れもなくなったから、 パーヴィスをおぶるのは久方ぶりになる。 最初は戸惑いも感じたが、 肩へとその両手が置かれれば自然と口許が緩み、 当然の様に密着もすれば、昔に無かった弾力が背を圧迫した。
ハ、とそれに気づけば見えない事を良い事に視線を泳がせながら、 グ、と足腰に力を入れてパーヴィスを背負い立ち上がって。>>937]
(949) 2016/05/27(Fri) 23時半頃
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[足を進めようとすれば、鼓膜を震わせた声にぴたりと止まる。]
硝子工房? 構わねぇけど…まだやってるのかな。
[既に辺りは夜と言える時間になってきているだろう。 この時間にいってもシャオが居るとも限らないが、 目的はどうやら前を通るだけらしいと知ればわかった、と告げて。]
シェニカの所…? なんか今日のお前は色々と注文が多いな。
[ハハ、と笑いを零しながら、はいはいとパーヴィスの願いを聞き入れ。 囁かれた声には、声で答えずによいしょ、 とパーヴィスを抱え直して。>>939
石壁が冷え始めた夜。 己はパーヴィスを背負いながら色鮮やかな硝子工房へと向かった。]*
(950) 2016/05/27(Fri) 23時半頃
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/* そう言えば俺思ったんだけど おんぶしたらおっぱいは当然背中あたる でもTNKもあたらないかな。どうなんだろう
(-240) 2016/05/27(Fri) 23時半頃
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/* 所で背負ったらtnkあたるんじゃなかろうかwww
(-241) 2016/05/27(Fri) 23時半頃
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―約半年前・ホテル入口からの報告―
靴磨きの呼び込み?
[眉根を寄せて問えば、困ったように笑うドアマン。 「拾いもの」の一つである彼も 同じ境遇出身の今回の騒ぎの元凶に強くは出られないらしい。
ため息を吐くよりも早く、連れてこい、と命じて 件の靴磨きが>>882ホテルの支配人の居室に引きずられてくるまで さてどの程度の時間が必要だったことか。
靴磨きが呼んだのは、雷ではなく極寒の眼差し。]
(951) 2016/05/27(Fri) 23時半頃
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――で、弁解は?
[引きずってきた彼を、有無を言わせずに冷ややかな視線と 反論する余地のない坦々とした 顧客への迷惑行為への説明――と称した苦情を浴びせ続けて数分。 マナーレッスンの際には比較的に大人しかったはずだが、 と見覚えのある顔と 養護施設での記録による名前の照合を済ませて眉根を寄せる。]
日長石の。 お前の今回の行動は――こう言えば一番理解が早いか。 『妹』の評判にも響く、と。
[もしも顔色を変えたとしても、それは些事に過ぎない。]
(952) 2016/05/27(Fri) 23時半頃
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青い血、などと呼ばれているが 時と場合によっては赤き血の流れを求めることもある。 目立った才覚や容姿、そんなものがあればだ。
けれど当然、それは異端として受け止められることもあるだろうし、 常なら見過ごされる些細な過失をあげつらわれることもある。
お前は、彼女の「瑕」になるつもりか?
[瑕を、つけたくなくて。 穢したくはなくて。 だから、血を吐くような思いで手離した。
妹よりも血の近い、恋人を思い出して声はどうしても険が籠る。]
…兄なら、妹のためにもっと視野を広く持て。
[けれど、険が籠っても、それ以上は責めきれない。
ふ、と緩んだホテルの支配人に何を思ったのかは知れずとも、 聞かれれば上流階級と呼ばれる人間の 嫌がりそうな接客程度は指南したことだろう。*]
(953) 2016/05/27(Fri) 23時半頃
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― もうひとつの、深淵にも似た ―
[私の視野は、ひとの半分ほどしかない。 故にすぐ目の前にある真実もたやすく見落とすし 他人からの視線にも疎い。>>945
教会から立ち去る際に感じた一瞬の悪寒は、 直前に貰った獣からの温もりも相まって 時間の経過による冷気のものと誤判断。
開かない扉の前で立ち尽くせるほど 潤沢な時間も持たぬ娘はあっさりとつま先を翻す。
健常でも人並にしかない聴力では、 仄暗い囁きなど到底拾えるわけもなく。]
(954) 2016/05/27(Fri) 23時半頃
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―翠の工房―
[市場で買い求めた檸檬を1つ、食べ終えた斡旋業者。 穴蔵の留守を長くするだけだろうに、街外れの工房を訪れた。
この時間でも、魔女は鍋を回しているのだろうかと思いながら。]
2016/05/27(Fri) 23時半頃
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―ホテル・コファネットの怪談(?)― [最も出所の知れない噂。 ホテル・コファネットには「至宝の間」があると。
誰の目にも触れたことがない、 誰も知らぬ「至宝」が存在するのだと。
飽く迄、怪談にもならぬ噂話。
ダスク家が唯一自らは触れぬ、
噂話。*]
(955) 2016/05/27(Fri) 23時半頃
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―翠の工房―
[市場で買い求めた檸檬を1つ、食べ終えた斡旋業者。 穴蔵の留守を長くするだけだろうに、街外れの工房を訪れた。
この時間でも術師は鍋を回しているのだろうかと思いながら。]
(956) 2016/05/28(Sat) 00時頃
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[靴磨きの仕事は、どうしたって憐れみを誘う。 それを本当の意味で知ったのは、 靴磨きを初めていくらか経った頃。 本気で靴を綺麗にしようとする人もいるけれど。
例えば綺麗なままの靴を磨かせた"犬のおじさん"や、 このオルコット。>>936 靴磨きの対価の金額が相場より安いのは、 上乗せする人も多くいるから。 例えばエメリアのように。]
爆音、聞いちゃいました?俺も俺も。 街まで響くって久しぶりっスよね。
ディアマンテは女神の涙を? へぇ、義賊様やるなぁ。
サボりの修道士は、パヴィー… あ、いや、パーヴィスに告げ口しちゃえばいいんスよ。
[相槌を打ちながら、作業を進める。 汚れを浮かせて取り、油分を塗れば、次の足。]
(957) 2016/05/28(Sat) 00時頃
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ああ、その本っスね! 宝物みたいに抱えてるんで、何だろうって思ってました。 俺はホント最低限しか読めねぇからなぁ。 小難しい本を読める人は尊敬しますよ。
[1冊は絵本のようだから読めそうだけれど。 もう1冊は文字が詰まっていそうだ。]
今日もいつも通り、 いい出会いがあったんスねぇ。 オルコットさんのその笑顔見ると すげぇ伝わってきます。
[本を読むのが楽しみと言う感覚は、 幼い頃に置いてきてしまったけれど、 彼をこんな笑顔にさせるんだから、 良い物が手に入ったに違いない。]
(958) 2016/05/28(Sat) 00時頃
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はい、出来ましたよ。 お疲れ様っした!
お代と、あと、もう一つ。
[淡くなってきた蛍石の光でもわかる程、 靴をツヤツヤに磨き上げ、代金の支払いといつもの確認。]
俺が、騒いでた事、他の人に言ってないっスよね?
[潜めた声で訊ねるのは、あの貴族に食ってかかった日。>>863 あの光景を見ていたのを知っている。 靴磨きを始める前とは言え、言い触らされるのは 商売に関わるからと、毎度確認しては口止めを願うのだ。]*
(959) 2016/05/28(Sat) 00時頃
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/* ヴィスマルト怖い:(´◦ω◦`): 早速ルナ使ってくれてありがとう、ありがとう…!
特に何もされないなら、セルフで酷い事になる(予定の)妹です!
(-242) 2016/05/28(Sat) 00時頃
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[昼間に見た時よりも目に馴染むのは、 それが自分と客の間ではいつもに近い時間だからだろうか。
普段よりは遅い時刻。
もしかしたら二枚貝が閉じた後に、 こうやって訪れてくれていたのだろうかと思うと 口惜しいと同時に、どれだけ待ち望んでいたのかと 呆れた息が漏れそうになった。]
いつもなら確かに閉店かもしれませんが。 今日は俺もろくに仕事をしてないので……。
折角お客様が楽しみにしていただける時間を 僅かを惜しんで潰すほど悪趣味ではありません。
[待ちくたびれたかどうかは問題では無いと>>932 確かに二枚貝が開く時間は決まっているが、 潮の満ち引きの如く曖昧さも持ち合わせている。 先代よりも色濃いのがややもすれば問題にはなるが。]
(960) 2016/05/28(Sat) 00時頃
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それにしても賢い……礼儀作法もしっかりしてますね。
[道を開けたのは男の為だが、犬は男と同等の礼儀を 知っている様に華麗に動いて見せる。 昼間のガサツな友人を思い出して、やはり 彼がこの客と繋がる筈は無いかと浮かんだ考えを 光に晒す事無く闇に沈めたが、求む内容>>933に沈んだ意識は おや、と浮かび上がった。]
もうそんな時期ですか?
[不定期、いや彼の中では定期的に求める物が変わって来る。 小説を求める時期は早かった、と思いながらも カウンターに積み上げた本の中から 殊更分厚い装飾本を手に取った。]
(961) 2016/05/28(Sat) 00時頃
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傷んだ場所は補強してますから、自分の重みで 崩れる事は無いでしょう。
英雄譚の様なものと言うべきか。 不吉な予言と共に魔法の石を持たずに生まれたと言う少年が 自分の石を求めて旅をし、成長していく物語です。
ただの冒険活劇と言うよりも、彼を巡り 国すら動き、国すら変わる。戦争も革命すら起きる。 昔の偉人をモチーフにしているのでしょう。
他には寝る前に一篇だけ読めば良い様な。 各地の語り話を集めたものも忙しい時には良いでしょう。
お子様がいらっしゃる身では少々問題があるかもしれませんが。 恋物語もありますよ。 男視点ですが、なかなかの気丈な女性が戦に向かう 男へ贈った台詞がいじましくて愛らしいと思いますが。
他にも古典的な推理小説もありますよ? お客様なら博識から全て見通す安楽椅子タイプの 探偵物語もありますし。 相棒と共に駆け回って事件を解決するタイプもありますよ。
今宵はどの御気分でしょうか?
[色々並べてみたが、客の好みに合うものはあっただろうか。 無ければまだまだ未熟だと恥じるばかりで、 一気に喋り終えた後、試験の結果を待つ生徒の様に不動のまま*]
(962) 2016/05/28(Sat) 00時頃
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[確かに、フィエゴの言う通りです。>>949 当たり前のように差し出される背は、 昔よりも広くなっていて、時間の嵩みを自覚させるもの。 騎馬になってくれた子供時代も、 杖をつけない程衰弱して立てなくなった時に こうしておぶって貰ったことも、懐かしく。
視線の揺らぎは、気付けません。 それよりも、昔に戻れたような時間が尊く 『昼』よりも肌寒くなった感覚を削ぐ幼馴染の体温に 体重を預ける心配やらは、掻き消えてしまいます。]
やってなくても、いいの。 見ておきたいものが、あって。
あるかなぁ…あるといいな
[店主が居て買えれば越した事も無いのですが、 そもそも、目当ての品が残っているか解りません。 それ以上に、手持ちで買えるかも怪しく。
注文が多いと嗜める声に不機嫌は感じず。>>950 身体が浮けば、しがみつく力を強めました。]
(963) 2016/05/28(Sat) 00時頃
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―ガラス棒の煌めき―
[ 子にとって年近い叔父は最初からおじさんであった。 父のことは詳しく知らない、そばでいてもなにも言わぬ 教えられたのは硝子の作り方のみ。
師であり、父である。 それ以上でもそれ以下でもなく 母との出会いも知らぬ。
夢幻の中より息吹生まれた子がなつく道理。
似たものは一つだけ、眼だけが似て>>941 他は母に似た子はよちよちと淡い顔で歩きよった。
『才』を持ち見た、世界は光彩を放ち。 叔父が安堵したのも知らず、溶ける硝子に目を輝かせ ]
(964) 2016/05/28(Sat) 00時頃
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ごちそうさん。 美味かった、すげー元気出た感じがする。 ……じゃ、ひと仕事してくるか。
持ちだしたら、とりあえず連絡するわ。 血が呪いの鍵になるなら、シャオにそのまま渡すのは拙いだろ。手、怪我してるし。
[たっぷりあったエビ料理は、綺麗に平らげた。 ふう、と少し膨らんだ胃のあたりをさすって、工房を後にする。
工房を出たところで、パーヴィスを背負うフィエゴには、会っただろうか>>950]
(965) 2016/05/28(Sat) 00時頃
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1つじゃなくても? いっぱい持ってもいいの?
[ 幼子が持つ硝子棒。 色とりどりの鮮やかなそれを選ぶ叔父の一言。 それが子にどれほどの影響を与えたか。 1つじゃなくていい、1つではなくて
それが妙に子の心に響いた。>>942
いろんな色を持つ、それを噛みしめ 見る硝子棒は、叔父の手で様ざまな姿を見せる。
開けた世界、鳥の羽音が羽ばたき 空が色を変えていく、物語のページはめくられ 星が瞬き輝く夜を教えて、蝶の翅が――色めいた。
選ばれた燐光の色が踊り描く、 叔父が選んだ色は、すべてグラスに描かれ 今も工房の一角に置かれている。
それは幼くも輝いて光り、使われるのを待つ ]*
(966) 2016/05/28(Sat) 00時頃
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フィにぃ、嬉しい。 …うれしいな… えへへ。
[二人で移動していますが、地を叩く足はふたつ。 ゆさ、ゆさ、と振動を感じながら 昔を思い出して、疲れとは裏腹に心が浮き立ちます。 甘えてはいけない歳と分かっていても、厳禁なものでした。
人目を気にして、あるいは年甲斐のなさを。 理由は一つではありませんが、 くっつけた褐色の頬は、熱いままです。
このまま、昔に戻れたら。 別れに怯えない時代に戻れたら、どんなに苦しまずにいれるでしょう。
フィエゴの眼の泳ぎを気づけない代わりに、 夜露へ散る涙も、誰も知らないのです。]
(967) 2016/05/28(Sat) 00時頃
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[ そう言い忘れた事。>>946 忘れたままであったはずのことを。 ちらりちらり、料理に目を移らせる彼を見ながら くぅとおなか鳴らす音が、やけに響く。
こちら戻る顔は、あれど]
涙を買った客が少々厄介でな 途中でめんどく、もとい、うるさかったので。 ‥主はほんによくここまで捕まらなんだな。
[ パエリアほおばる姿を眺め。 思わず、漏れた本音。彼が捕まれば協力者たる自分も ただではすまぬがそれはそれ、うかつさは命取り
忠告めいた暗示は気づかれず 黒い影は彼の手をかすめ、わずかな綻びを残し 工房の主へと消え去った。
‥彼の身がどうなるか。それは起きてからのお楽しみ ]
(968) 2016/05/28(Sat) 00時頃
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― 硝子工房前 ―
[そして、硝子工房の前まで到着すれば 窓の方へ近寄って欲しいとねだりました。
其処には――件の品物……犬の柄入りの、硝子製置時計があって。]
……ぁ! あった いぬぅぅ! よかったぁぁ…
[はしゃぐ声が室内まで届くかは解りません。>>938>>946 売れてしまう前にせめて予約をできればいいのにと 窓の奥を、じっと見つめていたら。
窓ではなく、扉が空いたのです>>965]
リアント?
[教会で別れた姿がひとつ、視界に入り。 すこし霞んでいる眼を、見開いたのでした]*
(969) 2016/05/28(Sat) 00時頃
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いつか、その身を焼かれるぞ。
[ 愚者たる象徴。 あきれを漏らし、舌鼓を打つ彼を前に。 今は持ちえぬ扇子の代わり、菜箸をパチリと鳴らし 食べ終わるまでは、なにも言わず
きれいに平らげた彼にうなずき ]
(970) 2016/05/28(Sat) 00時頃
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‥くれぐれもな? 元気が出たのならよい、食べねば力は出ぬ。 それは、いってらっしゃい、とでもいうべきか。
痴れ者、我が治癒の一つも使えぬとおもうか? まあいい、連絡してくれるのならな。 [ その背にため息一つ。 連絡できればよいが、とは言わなぬ。 平らげられた料理を見て、見事つぶやき。 まだ残っている海老の量と比べ
それでもまだ減らぬのを数を間違えたかと思いつつ 背を見送るように工房入口へ。
そこで犬とはしゃぐ声がしたか>>969 かち合う背に隠れ、声の主は見えぬが音はして ]
誰ぞ?
[ かちり。とある黒い犬をモデルとした時計の針が鳴った ]*
(971) 2016/05/28(Sat) 00時頃
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/* >>848 見た! みた! あぁぁ、俺の信用度と金が! 湖底に沈む!!
(-243) 2016/05/28(Sat) 00時頃
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―翠の工房―
[汚れたローブは洗濯をして乾かしている最中で、錬金術師は珍しくローブを纏わずに鍋の前に。 子供二人が帰ってから、少し後片付をすれば、すぐにでもとりかかった調合は、今度は爆発せずに済みそうです。 そもそも長年やっている仕事なのだからそう簡単に爆発を起こすこともないのです。 たまに、時々、稀に起こるのは、人間だからしょうがないことだとしましょう。
そうして何度か調合を成功させていた時でしょうか、来客が訪れたのは。>>956 扉の開く物音でその来客に気が付けば、少しだけ待っていてくれるように告げて、数回鍋を掻き混ぜた。 鍋の光と共に出来上がった宝石を脇へと寄せておけば、やっと工房の主は来客へと向かい合い。]
珍しいお客ですね。 こんにちは…もうこんばんはも近いですかね?
今日はどうしました?
[時間を気にせず調合をしていたため、窓の外の風景を見てもうこんな時間かと一つ息を吐き出して。 思ったよりも集中していたようだ。
確か来客である彼は、斡旋業者。 さてなんの依頼だろうかと首を傾げて問いかけた。*]
(972) 2016/05/28(Sat) 00時頃
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/* ろ、ろぐがよみこめてない… はなしのながれぇ…
今回本当動き悪くて面目ない感じ…
(-244) 2016/05/28(Sat) 00時頃
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[ここに通う理由は施設に遊びに行ったことがあるからとかそんなことは口にはしないし。>>223 忘れていればそれでもいいかもしれない。 自分はバカだし仕方ない。]
そうそう…でもみんなすぐに普通に戻って驚きました。
女神様の涙は盗まれると思いますか? 僕としてはどちらでも…。 ああ、でもまだ捕まってほしくないですね…なんて。
ヴィスにはきっと伝わってるでしょう。 心配してません。
[作業が進んでいくのを見つめて。]
(973) 2016/05/28(Sat) 00時頃
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ハクがおすすめを選んでくれたんです。 さっき話した怪盗さんのやつと魔法の絵本らしいです。
あ、普通の魔法の本も買っておけばよかったです。
[魔法使うのまだ苦手なんですよね、と彼に笑って。>>958 大事に大事に本を抱きしめていた。]
(974) 2016/05/28(Sat) 00時頃
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はい、ありがとうございます。
[綺麗になった靴がとてもうれしい。 本だけではなくそのことにも笑顔になって。 次に言われたことには少しきょとんとして。>>959]
大丈夫ですよ。 僕はそんな噂流しません。 むしろ、僕の変な噂流れてません?
今日もありがとうございます。 また、明日。
[おかしそうに笑って安心させると手を振って別れた。*]
(975) 2016/05/28(Sat) 00時頃
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[面倒くさい客からの盗み戻し>>968 ここまで捕まらずに来られたのは、穢れを知らぬ金剛石の加護と、由来は別にしても同じ石の嵌っている良い脚と、人脈に恵まれていたが故。 いつか身を焼かれるという忠告は、気に留めておく>>970
扉を開けたそこに、フィエゴに背負われたパーヴェルを見て>>969 目を見開いたのはお互い様。 さすがにここにいる理由を口にするほど迂闊ではない]
ああ…… シャオに誘われてたんだよ、飯。
へーぇ。 ずいぶん、仲の良さそうなことで。 ……へへ、シャオなら中にいるぜ。
[などと、いくつかの言葉を交わして別れ、エメリアの工房で道具を仕入れて、足は秘密の隠れ家へ。
クローゼットから取り出すのは、愛用の帽子とコート。
変装というにはあまりにもお粗末な。 怪盗ディアマンテの正装に身を包み、男は闇夜に身を躍らせる*]
(976) 2016/05/28(Sat) 00時頃
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―闇夜の怪盗―
[女神の涙は――怪盗の胸に抱かれる。 いつもと同じ。 いつものように。 神出鬼没の怪盗は、警備の網を掻い潜り、なんということもなく目的のものを手に入れた。
闇夜を奔る、輝石の軌跡。 目当てのもののついでに失敬した宝飾品を、スラム街に、施設に、教会に。 持たざる者たちに施していく]
(977) 2016/05/28(Sat) 00時頃
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[少なくとも昔よりは確りとした体格。 パーヴィスよりは骨格もあり背もあるが、 世の男に比べたら属に言うもやしっ子と言うのだろうか。
今日はよく昔を懐かしむ日だな、と想い出に浸り、 少し肌寒く感じる外気は、背におぶるパーヴィスの体温で、 何処か温かい気がした。]
ふーん…、そっかそっか。 時間も時間だしなー…それが欲しいのか?
[パーヴィスが物を欲しがるのは初めて聞いた気がした。 昔から己より聞き訳が良かっただろうパーヴィスは、 強請りはするが我儘はその口から出ることがなかった。
逆に我儘を言っていたのは己の方かもしれぬが、 今じゃそんな面影も消え失せただろう。
それでも昔と変わらず接してくれるパーヴィスは、 共に居ると心地よかった。 しがみ付く力が強まれば、それに答える様に確りと抱えた。>>963]
(978) 2016/05/28(Sat) 00時頃
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[料金は話を聞いてくれた分多めに渡して。*]
(979) 2016/05/28(Sat) 00時頃
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懐かしいなぁ……、 昔はしょっちゅうお前を背負ってはどっか行ったりしてたし。
[上機嫌のパーヴィスを背負いながらゆっくりとその足は目的地へ。 決して重くはないその身体を揺らしながら、 たまに当たる二つの弾力に、普通の男として恥ずかしがるのは仕方ない。
弱さをあまり見せず幼馴染が甘えてくれるのは嬉しかった。 あまり人に甘えたり甘えて貰ったりする経験がないからだろう。
パーヴィスの頬が熱いのと同じぐらい、己の頬もきっと熱い。>>967
決して戻れることの無い過去を思い出しながら、 居なくなると告げられない己の弱さに、 バレぬよう奥歯を噛みしめていた。]
(980) 2016/05/28(Sat) 00時頃
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[約束の通り、協力者へと繋ぐ通信>>971 しかしそれは、会話にはならず]
……? なに、 ……なんだ?
[繋がったのか繋がらないのか。 不意に訪れた違和感に、通話を忘れる。
胸に抱く女神の涙に、呪いめいた魔法がかけられている事は耳にしても 袖口に残っていた血の跡が原因だとは、思いもよらない。 だが、抱くそれが、やけに重く、――冷たく、感じた。
もし―― 怪盗の持つ宝石が他のものであれば、この程度の血糊では発動しなかったかもしれない。 しかし金剛石は、周囲に働きかける石。 良い方だけでなく、悪い方にも、活力を与えるもの]
(981) 2016/05/28(Sat) 00時半頃
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― 硝子工房前 ―
[背負い話しながらようやく一つ目の目的地へと到着。 強請られるまま窓際へと呼べば、 急にはしゃぐ声が鼓膜を震わせた。]
ぅおっ、急に叫ぶな夜だぞ…! …いぬ?あぁ…その硝子製置時計か。
[パーヴィスの目的は犬、じゃなくて硝子製置時計らしい。 然しもう時間も時間、流石に店はやっていないだろうと思っていれば、 扉が開き、聞こえてきた声は聞き覚えのある声。>>868]
うお、リアントか。 中からって事は、中にまだシャオさん居るか?
[と、たずねたすぐだろうか。 仲がいいなどと言われれば、幼馴染だしな、と軽く返し。 そのまま去っていくリアントへ片手だけで見送り。>>976 そうしてもう一つの声が耳へと入ってきた。>>971]
あーシャオさん俺っす俺、フィエゴです。 ちょっといいです…?
[此のままじゃパーヴィスの気が収まらないだろうと、 シャオが出てきてくれるのであれば、 パーヴィスが見やすい様な位置取りを。]*
(982) 2016/05/28(Sat) 00時半頃
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/* あん、ごめん名前間違えてた パーヴィスだよパーヴィス
(-245) 2016/05/28(Sat) 00時半頃
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― 半年前 ホテル・コファネット、の中 ―
はーなーせーよー! 俺は歩けるっつの!………ったく。
[呼び込みをしていると扉に立っていた青年が、 有無を言わさず、ソルを中へと連れて行く。 道具は広げたまま、片付けの時間すら貰えず、 ましてやホテルの中に招待される心当たりもなく。
不機嫌そうなその顔は、 連れてこられた支配人の元で、凍る事となる。>>951]
(983) 2016/05/28(Sat) 00時半頃
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/* うがああああ更新前に父さんの所間に合わなかった…!!
父さんの所にいって、寝落ちて朝って感じで少しエンカしてから教会いって仕事にいこうって感じでなんとか進めるか…
(-246) 2016/05/28(Sat) 00時半頃
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[ぞわりと、体の中で何かが震えた。 地面から手が伸びる感覚に。 蝋で固めた翼が、もぎ取られるよう]
あ――…
[がくりと、一瞬、力が抜けて。 平衡感覚を失う。 ――引きずり込まれる。
それが何かわからぬまま、闇夜を奔る輝石の軌跡は くらい、くらい、闇に落ちた]
(984) 2016/05/28(Sat) 00時半頃
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べ、弁解? あの……えっと、……… あそこでやるの、マズかったんスか?
[淡々と語られるのは、ソルが起こした問題らしい。>>952 考えてもみなかった事ばかりだ。 不満げに上げていた顔は、次第に下を向く。 始めたばかりとは言え、 浅慮すぎた事は嫌と言うほどに痛感した。
"妹"と言葉が飛び出ると、露骨に肩を揺らす。 全てはルナのためにと。 そう思っていた事が、裏目に出ていたとしたら…?
跳ねるように再び顔を上げた。]
(985) 2016/05/28(Sat) 00時半頃
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嫌だ……… ルナの疵には、枷には、なりたくない。
[ただ、幸せになってほしいだけだ。 雷は落ちないが、底冷えするような声は、 体の芯から冷えて行き、冷静な思考を宿させる。]
わかり、ました。 もっと考えてから、やります。
[独り立ちして初めての失敗に、 項垂れる肩を隠せない。
マナー講座の時のように、 最低限の接客を彼から教わり、>>953 商売の場所も、他に迷惑の掛からない広場と そうアドバイスを受けた。]
(986) 2016/05/28(Sat) 00時半頃
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あの……、 あ、ありがとう、ございます!
[僅かに緩んだ雰囲気と、 「こちらに迷惑が掛かるから」と言う 大義名分で教わった接客。 彼の胸のうちはわからなかったけれど。 素直に頭を下げて、礼を述べる。
今、こうしてソルが靴磨きが出来るのは彼のおかげだ。]*
(987) 2016/05/28(Sat) 00時半頃
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/* あとパーヴィスが可愛い[定期]
俺がstkしたいいいいいいいい。
(-247) 2016/05/28(Sat) 00時半頃
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[ ど ――…ぼん 。 水柱が上がる。
そこは、ホテルのレストランが臨む湖であった>>111 湖底に沈むいくつもの宝石が、人工的な月明かりに昏く煌き
吸い込まれるように、身体が、沈んでいく。 力が抜けたように動かない脚は、錘にしかならぬ。
死ぬ。 もう少し真面目に、話を聞いておけばよかったと思っても、時すでに遅く]
(988) 2016/05/28(Sat) 00時半頃
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[ぼんやりとした視界の先。 リアントに続き、店主の姿も微かに窺えます。>>971
フィエゴの後ろにひっついたおんぶおばけのままで 畏まることも出来ませんが、 気持ち、背筋を伸ばし ――…疲れて、やっぱりだるんとしました。
リアントは、硝子工房の店主と御飯をしていたそうです。>>976 そうだったんだ、と納得して。されど彌次られれば慌てふためき。 フィエゴが抱えてくれている負担も考えず、僅か、身動ぎました。]
違うの。 歩けなくなっちゃって……、
[>>980心地良きままくっつけていたほっぺをいい加減ずらします。 それから、用事があるらしき彼を見送りました。
別の姿へ変わりにゆくとも知らず。>>977]
(989) 2016/05/28(Sat) 00時半頃
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[―――――…。
しかし、沈んでいく時間は、それほど長い時ではなかっただろう。 湖水で血の跡は洗い流され、呪いは去る。
湖面への浮上。 げほげほと咳き込みながら岸へと上がる]
……くそ、 死ぬかと思った。 とんでもねぇ呪いかけやがって。
[悪態をつくが、自業自得だ。ちゃんと、呪いの事は話してくれていた。 ちゃんと聞かなかったのは、自分の怠慢だ。
それよりも、物音を聞きつけて誰かが駆けつけてもおかしくはない。 早くこの場を離れなくては]
(990) 2016/05/28(Sat) 00時半頃
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[ぽたぽたと水滴を滴らせながら、怪盗はその場から逃走しようと、塀の方へと向かう。 この脚にかかれば、乗り越える事など造作もない。
だけどもし、誰かが現れるようならば、手で顔を隠し、口元に笑みを浮かべて――]
(991) 2016/05/28(Sat) 00時半頃
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[訪れの理由が胃腸の不具合でない分、告げられた通りに男は扉を開けずに待っていた。>>972
いつものローブを着ていないから店仕舞いかと一瞬構え。]
あぁ、こんばんわ。 悪かったな、足が遠くて。
今日の頼みは、その――インクの調合とか頼めるかと思ってな。
[紙の質が悪いのか、それともインクの方か。 穴蔵の紙片とインクの相性の悪さを気にしたまま、ずっと放置していた。]
(992) 2016/05/28(Sat) 00時半頃
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[いくつかの言葉を残して、闇に身を、躍らせるだろう。 人のものではない足音を鳴らして 輝石の軌跡をあたりに散らせながら**]
(993) 2016/05/28(Sat) 00時半頃
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[目当ての置時計が、あってくれて安心です。>>982 両耳の立った精悍な犬の横姿に、ころころと続く犬の足跡。 モデルが、実物であるとまでは知りませんが
シェニカがあの犬と戯れていた姿を脳裏に掠め、 気に入ってくれるといいな、なんて。 買う前から、わくわくと胸が騒ぐのです。
店主に視線を戻し、軽く、頭を下げます。]
こんばんは、夜分遅くすみません。 その時計って、いくらくらいしますか……?
足りなかったら、せめて買取の予約だけでも… シェニね … 友達に、プレゼントしたいんです。
[法衣の袖から、真珠母貝に模した蝦蟇口を取り出して 中身を開き、そのまま――シャオに渡そうとしますが。]*
(994) 2016/05/28(Sat) 00時半頃
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/* 更新されないよぅぅぅ! と、PCの時計を見て焦った…。 「0:33」なんですけど。
部屋の時計は、28分ぐらいなんですけど。
(-248) 2016/05/28(Sat) 00時半頃
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― 自宅にて ―
[面積は狭いし、日当たりは悪いし、 ついでに壁も薄い小さな塒。 硬いベッドの脇には、詩集と浄化師の教本。 それから少し歪んだコインと、12色の砂時計。
古びた重度の穢れを浄化するのにつかうクラスターや ホワイトセージ、音叉といった道具。 身の丈に合わぬ一級品の元手は言うまでもなく。
人前に出て、人に触れる仕事であるため 清潔にだけは気をつかっている私は、 水道代だけはけちらずたっぷりの湯で身を清める。 ただし石鹸は、ありふれたものだけれど。
けば立ったタオルをかぶり、水分を吸わせながら 壊れた眼帯はひとまず置いて、がま口から腕輪を取り出す。]
(995) 2016/05/28(Sat) 00時半頃
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―ホテル・コファネット 夢幻― [月夜の湖と、雨の庭がこの世にとっては幻ならば、
目の前の景色はその幻に誘われた夢。>>927>>928 おとぎ話で夢見た景色よりもなお美しい極彩色に、 観客は皆飲み込まれて、時間さえ忘れてしまう。
夢見る眼差しの中で、一人だけ、 小さく胸に刺さった棘を>>925堪えるように 手をきつく握りしめた。
太陽も、月も、星も、虹も、雨も――
全ては夢見るだけの幻なのだと言い聞かせる耳の奥で、 誰かの声が木霊する。]
(996) 2016/05/28(Sat) 00時半頃
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/* あとにふん まてばよかった
(-249) 2016/05/28(Sat) 00時半頃
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[見たこともないはずの光景に、 胸が痛むほどの懐かしさを覚えたのは、 困った少女を思い出したからだと言い聞かせて。
褒めてもらおうと尻尾を振る犬のような彼に、>>929 予め用意してあった小さな包みを投げ渡した。
受け取るその隙をついて、拍手を二つ、三つ。]
良く出来ていた。 …次もこの庭に招きたくなるくらいには。
[彼の手元に投げ込んだ「食べられるコファネット」の包みは、 マナー講座に訪れる子どもたちの中で一番行儀の良かった子どもへのご褒美。 焼き菓子と、飴細工の詰め込まれたそれを、おぼえていただろうか。]
無礼講…とはいかないが、今夜は奢りだ。 好きなだけ食べていけばいい。
[個室にしてやるから、作法は気にするな、と。 奇術師のマナーには全く信頼をおかぬ辛口を添えて、 対応は焼き菓子のような甘さ*]
(997) 2016/05/28(Sat) 00時半頃
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