
784 愛しい貴方を壊したくないから。
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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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……ザザッ……、……ザーーーーー……。
(0) 2016/02/23(Tue) 22時半頃
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―昔。ある夜―
[今の時刻が『夜』であることは、時計と街の暗さが教えてくれる。 石造りの壁に触れれば冷たい。 この温度も、『夜』の証。]
―――ねぇ。知ってる?
[前方の、長く伸びた影に向かって話し掛ける子供は、返事を待ってから再び口を開いた。]
(1) 2016/02/23(Tue) 22時半頃
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角にあったチョコレート屋さん、営業停止になったでしょ。
それってね、いけない魔法を使ってたからなのよ。
[手にした小さな箱に刻まれた文字は、話題にした菓子屋のもの。 ちょうど1週間前、急な閉店を迎えた。
人差し指と親指で摘み上げた一粒のチョコレート。 どんな魔法を籠めていたか、答えぬ唇は弧を描く。]
(2) 2016/02/23(Tue) 23時頃
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ねぇ、知ってる?
[欠片を運び、尋ね先の唇へと押し付ける。 知らないとは言わせない。 分からないとは言わせない。
好き。大好き。 深海珊瑚と同じように、皹を入れたくなるくらい。]
(3) 2016/02/23(Tue) 23時半頃
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[飲み込まれたチョコレートの欠片。 小さなひび割れ珊瑚の欠片。
――――ねぇ。 壊したい程、愛しいの。]**
(4) 2016/02/23(Tue) 23時半頃
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人は誰しも宝石を宿して生まれる世界で。
地下の暮らしが当たり前の世界で。
小さいけれど人の集まる賑やかな商店街で。
今日もまた、1日が始まる。
(#0) 2016/02/23(Tue) 23時半頃
昨日が今日でも今日が明日でも明日が昨日でもまるで変わらない、
平凡で退屈な、けれど穏やかで平和な日々。
そんな1日が壊されることなく続いていくと、
誰もがきっと、信じていたことだろう。
(#1) 2016/02/23(Tue) 23時半頃
―――愛しい貴方を壊したくないから。
(#2) 2016/02/23(Tue) 23時半頃
そんな想いが宝石の煌きの如く続いていると、
誰が、思っていたことだろう。
(#3) 2016/02/23(Tue) 23時半頃
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[奏者の心を響かせると言われる名器がある。
鈍い光沢のあるバーニッシュが飴色を耀かせ、 張り詰めた弦に弓を宛がえば、天上の調べを謳う。
――― モルチアナ・シルウェストリス。
まだ若年である職人が作るヴァイオリン群は、 製作者の名を冠し、仰々しくもそう呼ばれていた。*]
(5) 2016/02/24(Wed) 00時頃
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ねぇ、なんで太陽は存在しないの…?
(6) 2016/02/24(Wed) 00時頃
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[幼き頃問うた疑問。 両親は少し困ったような顔でゆっくりと頭を撫でてくれる。
その代り魔法が使えるんだ、そう言いながら。 初めて読んだ絵本には眩しい太陽が描かれていて、その主人公は楽器を作り、自ら演奏をしていた。 音が周りを明るくし、人々を笑顔にさせてくれる。
自分もそんな仕事をしたい、いつからそう思い始めたのか定かではない。 でもそんな夢をぶち壊すのに十分な事故が起きた。
歳が指折り二つに達した十の刻。 両親を亡くし、その右眼は光奪われた。
Eyepatchを身に着ければどれほど日常生活に不便なのか痛感した。 これでもう夢は叶わないのか。 十の子を突き落すには十分すぎる現実だった。*]
(7) 2016/02/24(Wed) 00時頃
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[空を忘れて久しいこの街を照らすのは、 壁に埋め込まれた街灯替りの宝石群。
何時の頃から石達が輝いているのか、知り得る者の有無に問わず、 綺羅綺羅しい光は翳りを忘れたまま、今日も路地の闇を払う。
一等広い大通りめく通路を一本逸れれば、 そこはマイスター達が軒を連ねる職人通り。 それぞれの工房が看板をぶら提げる合間に、 僅か薄暗く、袋小路へ続く細道が伸びていた。
街灯石の明かりに誘われ、その先へ歩んだならば、 やがて姿を見せるのは細身の木製扉。 通常、屋号を書き記す筈の看板には、 女体美を思わせる華麗な曲線が描かれている。
塑像のトルソーにも似たラインは弦楽器の代表格。 ヴァイオリンの形、看板に記されているのはその絵だけ。]
(8) 2016/02/24(Wed) 00時頃
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―現在・商店街―
[ふぁぁと大きな欠伸をしながら背にはレベックを背負い、両手には頼まれていた材料が沢山はいっている袋を抱えている。 あの事故から早いものでまる十年の月日が流れた。
今日もいつもと変わらぬ商店街をいつもと同じ時刻に歩く。 勿論太陽がないのもいつもと同じ。 そう、前が見えづらいほどの荷物を抱えてよろよろと歩くのもいつもと同じ。]
うー……買いすぎてしまった…………。
[ガサガサという音をBGMに道のど真ん中を堂々と邪魔、 且つ亀の様にゆっくりと歩く。 壁に埋められている宝石は煌々と輝き光を発す。 それと共鳴するようにネックレスとして掛けている己の首元のchrysoberylもキラキラと反射して光っていた。*]
(9) 2016/02/24(Wed) 00時頃
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/* 超すごく緊張しております…! 初めてのRP村がヤンストでいいんでしょうか!?頑張ります
wktkと申します、数週間の間よろしくお願いします
(-0) 2016/02/24(Wed) 00時頃
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[酷くシンプルな、いっそ地味と云っても差し支えない工房には、 この街一番の弦楽器職人が住んでいる。
若干28歳の若さにて、美術品とも評される名器を作り上げる腕。 音響を聞き分ける為の静寂と、作業に十分な光量に満ちた工房。
マイスターの名は、マラク・モルチアナ。
マラカイト鉱石を身に抱き生まれ、紡ぎ出す音色により、 精神に作用する御業を扱う、静かな眼をした青年であった。**]
(10) 2016/02/24(Wed) 00時頃
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『ねぇ ”星”を、見てみたくないかい?』
[キラキラした目で尋ねる兄に、当時幼かった自分は満面の笑みで頷く 物語の絵本の中だけのそれ。どんなに綺麗で美しい物なのだろう 憧れを抱いて研究の完成を待つ]
(11) 2016/02/24(Wed) 00時頃
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[師匠の元へと弟子入りしてからどれ位がたっただろうか。>>10 その技術に憧れて、こんな自分を弟子に取ってくれて。
憧れ且つ尊敬できる相手。
そんな人に、自分もなりたいと思った――。]
(12) 2016/02/24(Wed) 00時頃
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[魔法の使えるだけの人間に、星を造る事など出来る訳がないのに]
(13) 2016/02/24(Wed) 00時頃
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[郵便配達員の朝は早い 壁に埋め込まれた宝石は朝が来ればいつも通り街並みを煌々照らし 夜>>1から朝が来たのはその壁を触れれば分かるらしいが 生憎、手袋越しではその熱は伝わらない
制帽深く被れば、開かぬ右目も影に隠れ 己の体格よりゆったりとした長袖の制服、衣の肘から下が 不自然に揺れるのも多少は目立たなくなる
宝石の魔力を動力代わりとする箒、片手が使えぬ己にとって移動手段は是である 荷物鞄引っかけ横座り。肩に黒猫乗せたまま空を飛べば 強い風に吹かれるままに袖は後ろへと流された]
(14) 2016/02/24(Wed) 00時頃
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――リラ弾きの家―― [一日の始まりが 二人暮らしの家に注ぎ込む 三日前に旅立った夫を思い 四隅まで蔓延る寂しさを拭うよう 五指を震わせ 六方に響き渡る 七時の鐘の音に乗せて 八手花の樹の根元 九弦を鳴らし
リラ弾きの娘は愛を歌う。]
(15) 2016/02/24(Wed) 00時頃
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/* こんばんは、かるらさんは村建て作業お疲れ様です。 本参加もとうとう四度目、またお前か案件ももてんと申します。
ご多忙の中、舞台を用意して下さり先ずはかるらさんに感謝を捧げ、 まだまだ、不慣れが抜けず、緊張で砕けそうですが、 この度も何卒宜しくお願いいたします。
(-1) 2016/02/24(Wed) 00時頃
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[今日の配達先はどうだったかと思い返すのが日課で こんな時片手が無いのは不便であるが、己の軽率さが招いた喪失 是ばかりは誰にも文句が言えようはずもなく
やがて目的地の一件につけば荷物抱えて呼び鈴を鳴らす 家主が出たなら無言で渡すのは小包 宝石を介しての通信手段が旺盛になった昨今 手紙を配達する機会はぐっと減ったがその分増えたのが荷物の配達だ
自分の代わりに愛想を振りまく黒猫はにゃぁと鳴く こうして今日も一日が始まるのだ*]
(16) 2016/02/24(Wed) 00時頃
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/* 挟みまくってる私!!もうしわけない!!
(-2) 2016/02/24(Wed) 00時頃
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/* 続々と!みなさん、やる気高いな!
クロードくん勧誘したい!と思っていたら、 あちらから来てくださって小躍り。>>12 しかし、最早目がちかちかします故、 拾いは明日励ませて頂きますね。
(-3) 2016/02/24(Wed) 00時頃
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カラン、と。車輪が音を立てた。
(17) 2016/02/24(Wed) 00時頃
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『恋より甘きものはなし、 いかなる栄華も、みな次善。 わたしは蜜さえ口から吐き出した』
[音声伝信用の小鳥の前で、リラの音色に乗せて紡ぐのは優しげな歌の言の葉。 膝の上に乗る小さな楽器の弦は九つ。 指が踊るその小さな楽器を乗せた膝を支えるのは、僅かな動きに微かな軋みを零す車椅子。
足の動かぬリラ弾きの娘の不自由さを補うようにして、 自由に羽ばたく自らの歌声へ 微かに兆す焦燥と憧憬がちくりと胸を刺すのを知らぬふり。
朝露が零れるように短い歌声が止めば、次いで零されるのは夫へのメッセージ。]
(18) 2016/02/24(Wed) 00時頃
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パン屋、もしくはパティシエ リアントが参加しました。
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うん、そろそろ上がろうか。
[先ほど表面の硬く焼かれたパンをひと塊、抱えて帰った少女が今日の最後の客だろう。売り子をやってくれている少年に声をかけると、青年はぱんっと一つ手を叩く。 店頭に置かれた棚には、僅かな菓子パンが残るのみである。それを青年は袋に詰め、少年へと手渡した。]
ほら。持って帰りな。
[まだ幼さの残るその少年には、3つばかり年下の妹がいることを、そして幼い少女が甘いパンを好むことを、知っている。売れ残ったパンはどうせ翌日売ることはできない。捨てるくらいなら、と持ち帰らせるのは、常の事であった。 青年が、半ば趣味のようにして作っている菓子類も、余っていれば勿論持たせてやろうと思うのだが、残念ながらそちらが売れ残ることは、まずない。]
(19) 2016/02/24(Wed) 00時頃
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/* そういえばこの世界って天体はないけど空中を空って表現していいんだろうか まぁいいや、眠い。言ったもん勝ち(だめなこ
(-4) 2016/02/24(Wed) 00時頃
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アントニオ、私の旦那様、 そちらでは舞台の準備が進んでいる頃かしら? 貴方と離れるのは寂しいけれど、一座の公演が成功するよう私も応援しています。 こちらも来週から新しい演目が始まるから、私たちも準備に大忙しよ。 今日は役者見習いの子たちと広場へ宣伝に行く予定なの。 そろそろリラの弦も新しいのに変えなければいけないから、お店に行って… それが終わったら足を診てもらいに病院に。 大丈夫、危ないことなんてしないから。 でも、貴方が帰ってきて、結婚式が出来るまでにせめて ――歩けるようにとは言わないけれど、 もう少し自分一人で立っていられる時間が長くなればいいのに。 帰ってきたら私が選んだドレスを見てね。 貴方がくれた指輪の色に合わせたの。 ベールに金糸の刺繍が入ってとても綺麗なのよ。
ああ、それと。 お仕事だからって寒いのに無理しないで 風邪をひいたり、怪我をしてはダメよ。 もし帰ってくるまでに怪我なんてしてたら、
貴方とは一緒にベッドで眠ってなんてあげないんだから。 分かった?
元気な貴方が帰ってくる日を、待っています。 貴方の奥さんより。
(20) 2016/02/24(Wed) 00時頃
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[結婚したばかりの夫へのメッセージはどうしても甘やかなものになってしまう。
前々から決まっていた仕事で仕方ないとはいえ ――長期間離れてしまうから慌ててプロポーズしたのだとは夫の言葉だけれど―― 早く帰ってきて欲しい、という寂寥感と。 帰ってきたら慎ましいけれど二人で結婚式を挙げようと約束した未来への喜び。
それらすべてを込めて、届きますように、と リラ弾きの娘はメッセージを記録したばかりの伝書鳩を抱きしめた。
待っています、と声なき声の歌代わり、きいきいと車椅子が鳴った。*]
(21) 2016/02/24(Wed) 00時頃
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―朝・雑貨屋―
[深いふかい海の底から引き上げられる。 そんな夢の目覚めはいつだって最悪。
目覚めの珈琲に角砂糖と魔法を1つ、溶かして。 雑貨屋『エウレカ』は今日も定時オープンである。]
(22) 2016/02/24(Wed) 00時頃
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/* 今回脚や目や腕不自由な人多いな!! ガラーシャの場合チップがあれだから(右目だけ狼じゃなければ瞑ってるIN墓)右の目みえないことにしたけど
(-5) 2016/02/24(Wed) 00時頃
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[欲しいものは何でも手に入る。
そう、思っていた。]
(23) 2016/02/24(Wed) 00時半頃
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[売り子の少年は、店頭の軽い掃除を終えればさっさと帰してしまうことにしている。厨房に入れる者はまだまだ仕事が残っているが、客が来ないのであれば売り子の少年に仕事は無い。 だがあと数か月後、少年が16になった時に、彼が望めば厨房へ入れてみようかとも思っている。少年は、他人の宝石を使いこなすのが中々に上手かった。]
トマス、仕込みの具合はどうだい。
[厨房で働く寡黙な男に問いかければ、軽く肩をすくめて見せる。特別何かがある人言うわけでもない、常通りというほかはないのだろう。 紅色の宝石を右手の甲に持つ男をそのままに、青年は火の落とされた竈を覗き込む。竈の蓋にはめ込まれた紅色の宝石は、やや光彩が薄れてきたようだ。]
トマス、今日あたり、頼めるかい。
[問いつつ振り返れば、ちらりとこちらを見た男は小さく、しかし確かに頷くのだった。 青年が、数年前に他界した父親から受け継いだこの店では、メインの竈に火の力を宿せるものが、厨房のボスになる。トマスは青年の父親の代から務めあげてくれている職人で、青年がまだ幼いころからずっと、男が厨房にいない日は無かった。]
(24) 2016/02/24(Wed) 00時半頃
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/* そういえば箒が移動手段っていいのかな 駄目かな。まぁ登場させてしまったから(ry
(-6) 2016/02/24(Wed) 00時半頃
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[濃緑色に血赤色の斑点模様。 そのまま血の石と名付けられたこの石が、 幼いころの私は好きではなかった。
光りを反射してきらきらしない。 透き通る美しさもない。 使える魔法も…… そんな、不気味なこの片割れが、 私はとても嫌いだった。
――― だいきらい、だった。]
(25) 2016/02/24(Wed) 00時半頃
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/* 初動印象。
クロードはひとりぼっち、両親他界。弟子。レベック奏者。 レベック?ああ、ヴァイオリンの御先祖様か。
ガラーシャは星を見る人、スターゲイザー。 お空が好きそうで、ちょっと、わくわく、が。 お兄さんが居る。夜と朝の判別方法。>>14
オペラはリラ弾き。リラって確かライアーのこと。 音色の出し方は一緒なので、調律したいところ。人妻。>>20
リアントはパン屋さん。多分、飯テロ担当。 既にお腹が鳴りますなぁ!
シェニさんはお金持ち。 お金で手に入らないものは何でしょう。>>23 喉から手が出るほど欲しいパトロンさん。
ヴラドさんはまた明日!
(-7) 2016/02/24(Wed) 00時半頃
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[そんな私が、 金の鎖で繋いだ片割れを、 誇らしげに首から胸に下げている。
決して真似ているわけではないけれど。 同じように首元で石を輝かせる彼>>9の、 右目の具合はどうだろうか。
そろそろ彼女も、 脚の具合を診せに来る頃だったはずだ。>>20 その時は、また美しい調べを聞かせてくれるだろうか。]
(26) 2016/02/24(Wed) 00時半頃
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―早朝―
[壁に埋め込まれた宝石が車輪を繋ぐ線へと反射する 駐在官としての住まいには『不在時の連絡は此方に』とそっけない一文が添えられた立て看板と共に通信手段の宝石が一つ置かれ、鍵がかかるのは家奥のみ、誰もが出入り出来る室内に人影はすでに無い。早朝よりのパトロールが男の日課であった。
商店街を挟んだ先には少しばかり大きな交番が存在する。 其処とは違い、一人で護る、所だ。地域の身近であれ、と数年前に置かれた其処が今の男の勤務場所だ。]
おはようございます。
[今日は良い天気ですね。しかめっ面に似あわぬ、爽やかな声と共に男は道行く年寄りに声をかける。何か困ったことはありませんか?、と一人一人、親身に寄り添うのが日課だった。その際、笑うことはない。 だが、心からの言葉を投げては、カランと車輪を回す。 利便性が増した世でも、こうして自らの脚で漕ぐのが性にあっている。今日も変わらぬ一日を男は過ごすのだ*]
(27) 2016/02/24(Wed) 00時半頃
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/*いっきwww 村建てさまお忙しい中ありがとうございます 早速ログに溺れて居るなう
(-8) 2016/02/24(Wed) 00時半頃
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- 工房 -
[炉の中で深紅を過ぎて真白に輝く炎の中で、 ガラスがくるくると回るだけで形を次々と変えていく。
その炎とガラスから目を逸らさずに、冷却されていく過程で 変わる色を慈しみながら男の目は細くなった。]
嗚呼。 やはり物を生みだすと言うのは楽しいなぁ。
[うっとりと最新のステンドグラスの様に 色取り取り飾られたグラスを男は見つめる。 その背後にはガラスだけでは無く、錫や鉄鉱、金や銀と、 素材を選ばず、作り上げた物も、器や小物の飾りや 窓枠と統一されたものはない。
だが芸術家と自らを呼ぶ男の目にはこれらは全て 1つの法則で選ばれていた。]
(28) 2016/02/24(Wed) 00時半頃
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/* エメリアと迷ったけれども、諸々の由来の面白さからオペラ選択。
しかしここで最大の難点が…。
女子RPが苦手…という。
でも宝石チップ可愛かったんだもん
(-9) 2016/02/24(Wed) 00時半頃
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/* チップがいくら可愛くても、PLは可愛くありません
そんな真理の声が聞こえた気がするけど気にしてはいけない…(震
(-10) 2016/02/24(Wed) 00時半頃
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――回想・宵闇祭り―― [豊穣の季節、夜を徹して行われる宵闇の祭りは 男女が思い思いの仮面を身につけ、着飾り、 街の広場で踊り明かすものだ。
踊りと歌声と熱気に浮かれながら、仮面越しに見交わした視線が一生を共にする伴侶を見つけることもある。 無礼講とばかりに酒が振る舞われ、この日ばかりは口うるさく良識ぶった老人たちも 一夜の騒ぎに自らの若かりし日の思い出を重ね 宵闇の夢幻より現の幸福を掴みとる若者たちの姿に目を細める。
――踊れぬ足のリラ弾きは、仮面越しにその喧噪へ竪琴の音色を溶け込ませるだけ。]
(29) 2016/02/24(Wed) 00時半頃
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[踊る相手はいないのか、と 尋ねてきた同じ劇場勤めの大道具係の声に小さく笑った。]
踊れないもの。 踊る相手も、脚もないから。
[それは悲嘆でも羨望でもない事実。 きい、と鳴った車輪の音に気まずげに眼を逸らした男の横で リラの弦を爪弾く。]
私と一緒に踊ってくれるのはこの子だけ。 …でもそれで充分なの。
[足が動かなくなってから、多くを望むことを止めた。 土を踏みしめる感触が失せても、 まだこの指はリラとともに在れる、 この声はリラと交わって歌える。
それに不足などないのだと、笑うリラ弾きの横で、 怒っているかのように憮然とした表情の男が ごつごつとした手のひらに天鵞絨の小箱を乗せて リラ弾きの娘へと差し出した。]
(30) 2016/02/24(Wed) 00時半頃
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「一緒に踊ることは出来なくても、 あんたとそのリラの横に居させてほしい」
[同じ劇場に勤める相手の思いも寄らぬ行動に目を見開いて、 それから彼をまじまじと見つめて。 無骨な男がこんな時に冗談など言えない実直な性格であることを知っていたから、 リラ弾きの娘は息を飲む。
劇場の舞台で脚光を浴びる女優のような華やかさはなく いつだって寄り添ってくれるのは 不自由な車椅子のきいきいと歌う声だけだったのに。]
私が…もらってもいいの?
[幸せになってもいいのだろうか、と 恐る恐る聞き返した声に男の頭が慌てたように頷いたから。 それからずっと、小さな指輪は リラ弾きの娘の薬指で輝いている。*]
(31) 2016/02/24(Wed) 00時半頃
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/* これはオペラさんと旦那さんの回想話かな? 素敵だなー(ほっこり
(-11) 2016/02/24(Wed) 00時半頃
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[老いた師が起きてくるまでの、 早朝の短い時間。
誰もいない診療所で、 私は今日も、今日一日の準備をする。 昨日と同じに、今日も、明日も…。]
………いや…。
[違う。 今日は、確か…。
棚一杯に並ぶ薬品の中。 不足しているいくつかを思い出せば、 どこかで見ていたような具合で 診療所の外に配達人がやって来た。>>16]
おはよう。 君の主人は相変わらず早いな。
[顔なじみの配達人よりも先に、 愛想を振りまく黒猫に声をかけ。 喉元を指先で撫でて愛でようと手を伸ばした。*]
(32) 2016/02/24(Wed) 00時半頃
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/* 皆待ってたんだろうね。 発言が筍の様に生える生える。 うひょおwww
(-12) 2016/02/24(Wed) 00時半頃
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駐在 ヴラドは、メモを貼った。
2016/02/24(Wed) 00時半頃
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[上を見上げればいつもの配達員さんは黒猫を乗せ飛んでいるだろうか。>>16 耳を澄ませば、綺麗な音色は聞こえてくるだろうか。>>15
いつもの様に巡回する駐在の人はいるのか。>>17 鼻腔を掠めるいい匂いはするのだろうか。>>19 そろそろ目の具合を見せに行かなければならないが、同じ見習いとして彼女は頑張っているだろうか。>>26
この商店街は歩くだけで沢山の事が楽しめる。 魔法を当たり前の様に使う世界。 職人見習いだが、その誇りを持ち仕事に打ち込み、未来への可能性を広げたい。
楽器を作り人を喜ばせ、自分が作った楽器で演奏をする。 いつか、亡くなった両親の墓の前で二人が好きだった曲を奏でるその日まで。
右眼の光は失われても夢は叶うのだと、自分に言い聞かせながら。 背負うは師匠の作ったレベック、今日も大事に背とキスをさせながらゆっくりとその足を工房へと向けた。**]
(33) 2016/02/24(Wed) 00時半頃
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[幼い頃から何不自由するでもなく、男は生きてきた。 欲すれば全てを与えられる生活。
それが当たり前だと思っていたし、両親が不慮の事故で亡くなり、家の財産を継いだ今現在もそう信じている。
美しいものが好きで。 綺麗な音色が好きで。
幸いなことにこの街は美しいものに溢れている。 煌めく宝石に、音楽を生業とする者たち。 ガラス細工の芸術家。 小さな雑貨屋だって、時には掘り出し物もあったりする。
男はこの街が好きだった。 今現在もそう信じて、疑わない。*]
(34) 2016/02/24(Wed) 00時半頃
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/* そして誰がストーカー側で、追い詰められる側か まだパッと見判らん。
(-13) 2016/02/24(Wed) 00時半頃
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[厨房の事はトマス以下従業員に任せ、青年は夜の街へと繰り出す。壁に埋め込まれた宝石の仄かな明滅を楽しみつつ、コートのポケットに手を突っ込んで、ふらりと商店街を彷徨うのだった。]
あぁ、今帰りかい?
[知った顔に出会えば、気さくに挨拶をする。幼いころから父親を手伝い店に出ていた青年は、この商店街を利用する者ならほぼ全員が顔なじみだ。 青年の代になって、ちょっと古臭いパン屋だった店先を近代風に作り替え、ついでにちょっと洒落た洋菓子も並べるようになったことについては、賛否両論ではあるが、客の数は少なくとも減ってはいない。決して大きな店ではないが、それでも厨房にいる3名の従業員が、休む暇などほとんどない位には、繁盛しているのだろう。]
ん。
[ふと、曲がり角の店が一軒、目に留まる。否。店だった場所だ。 チョコレートを専門的に扱っていたその店は、一週間ほど前に急に閉店したようだった。その店の店主とは、青年の父親はそれなりに交流があったようだが、青年自身にはあまり親睦を深める機会が無かった。それでも、その店のチョコレートが今の青年の一部になっていることは、確かな事実である。]
何があったかね。
[ぽつり、と一人ごちたところで、答をくれる者はきっといないのだろう。 まぁ、いい。菓子職人の真似ごとを始めた青年にとって、チョコレート屋も多かれ少なかれ、ライバルになっていたのだろうから。]
(35) 2016/02/24(Wed) 00時半頃
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――指輪―― [最初にもらった指輪は薬指にはぶかぶかで、 すぐにサイズを直しに行った。
小さな指輪一つで幸せの階段をいくつも駆け上がったように嬉しくて、 とりどりの艶やかな色彩を扱う工房の主に>>28 手直しの要望はと聞かれて迷うことはなかった。]
彼の――瞳と同じ色の石がいいわ。 だって私の髪の色は暗すぎるし、 瞳の色だと石は脆くなってしまうでしょう?
[だから彼の、夫になる人の色がいいのだと 微笑んで告げた。*]
(36) 2016/02/24(Wed) 00時半頃
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/* なかなか村が建たないので、お忙しいのかな?大丈夫かな?と思っておりましたが、無事に村が建ってなにより…。 村建てのかるら様。 この度は快く参加を了承していただきありがとうございました。
今回顔見知りの方が結構いらっしゃる… 匿名1ことsouyaです。 一人くらいストーカー側に女の子いてもいいよね?! ってことでメアリーにしたら本当に女の子一人だったっていう。
多分すぐに中身バレするんでしょうけど… 二週間とちょっと。 バレないといいなと思いつつ、どうぞよろしくお願いいたします。
(-14) 2016/02/24(Wed) 01時頃
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[ 男には夢があった ]
(37) 2016/02/24(Wed) 01時頃
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[生まれ育った街を照らすのは暖かな太陽の光というものではなく、無機物な石の輝き。 それが綺麗ではないというわけではなかったけれど、それでも焦がれるものがあった。
暖かな太陽。 青い空、そこに浮かぶ雲。 暗くなっても自然とキラキラと輝くという星々に大きなまんまるの月。
そんな絵本の中だけの世界に、幼い頃から憧れていた。
そして、その憧れを目指して男は旅に出た。 風の噂を聞きつけて西へ東へ。 旅の資金を稼ぐ為にと街から街へとその場でしか手に入らないような商品を売り歩きながら。 そうして定期的に地元の街へと帰ってきて、またなにかしら噂を聞けば旅に出るのだ。]
(38) 2016/02/24(Wed) 01時頃
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[開店から暫くして、旅の商人が店を訪れた。 街から街へ、品物を背負いて流すその商人の、人相は決して良いとは言えない。
――『アナモグラ』。
それが本名なのか、渾名なのかは分からないが、 名の如き風貌に、別の名で商人を呼ぶ者は居ない。]
2016/02/24(Wed) 01時頃
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…はぁ、変わってないな、やっぱり。
[地元の空気を吸い込んで、帰ってきたんだと実感する。 同じように巡る日常を感じ取れば、どこか落ち着くのは幼い頃より見知った場所と空気だからだろうか。
変わってない所に落ち着きを感じながら、変わった場所へは興味を示す。 子供の頃にお世話になったチョコレート屋に飾られた営業停止の看板。>>2
風に乗って流れるのは、嘘か本当か菓子屋の噂。]
いけない魔法、ねぇ。
[それがどういった魔法なのかまでは聞こえなかったが、こうして噂話を盗み聴きする魔法の使い方は良いのか悪いのか。
地元のどこか黒い噂を頭の隅で考えながら、向かうは実家。 さて、久々に会う家族は元気にしているだろうか。]
(39) 2016/02/24(Wed) 01時頃
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/* 皆最初からがっつりロル書いててすげぇなぁってなってる。 よ、読み込むの頑張っていこう。
(-15) 2016/02/24(Wed) 01時頃
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さて。 ここに並べていてもご飯は食べれないからね。
可哀想だけど、良い人に買ってもらうんだよ?
[大物はなかなか売れないが、普段使い出来る リングやタイピン、眼鏡の弦や杖の柄と、 男が興味を持てばそれはすなわち作品になる。
たわわに実った葡萄をアメジストで細工した ブローチは女性に人気だ。
他にも左右違う宝石を埋め込んだヤモリや白蛇の指輪。 仮装パーティーなどで需要が高い。
そんな小物と、先日作った自分の宝石と同じ ターコイズの色を纏った水汲みの器を箱に入れ、 雑貨屋へ卸す為に工房を後にした。]
(40) 2016/02/24(Wed) 01時頃
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/* クロードに友人というか知人縁故をぶん投げたのは、同じように首元に石を飾っているからというただそれだけ。 いや、それだけって結構大事だよ?!
と、かなり勢いで投げました。 拾って頂けて感謝!>>33
回想でもいいから全員とエンカウントしたいなー… 複数人と絡むのが久々すぎて、物凄くドキドキします。
(-16) 2016/02/24(Wed) 01時頃
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/* シェニは男?男で良いんだよね。 胸の谷間があるように見えてずっと悩んでいた。 顧客縁故振ろうとしてマムとか言ったら取引停止になるとこだったw
(-17) 2016/02/24(Wed) 01時頃
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――黒蛋白石と車椅子―― [元々が魔力をあまり持ち合わせて生まれてはこなかった。 それでも、普通に暮らしていくには何不自由ない――はずだった。
平穏が一転したのは12歳の時。
何が発端だったのか。 それは誰に聞いても未だ判別できない。
感情の昂ぶるあまりに魔力が暴走したのだとも、 何か別の要因が割り込んだのだとも、 我が身のことだというのに噂で聞いた。
分かっているのは、 魔力の暴発があったこと その影響で足が動かなくなったこと
――それ以降、まるで何かに呪われているかのように 足は動かないこと
持ち主の怯えを反映するかのように、 黒蛋白石が魔力に呼応しないようになったこと。*]
(41) 2016/02/24(Wed) 01時頃
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[にゃーお、にゃお 喉元に伸びる手に自ら擦り寄り、主人と同じ碧の瞳を細め 黒猫は声をかける療師見習いに向かい嬉しそうに鳴く>>32 かまってかまってと言いたげに、彼女にじゃれて嬉しそうだ
一方その相方はというと無表情、不愛想 中性的な出で立ちとはいえ妙齢の女性の前なのに気立てを褒めもせず 早朝の訪問だというのに体調等気遣う事もせず唯一言]
――サイン(声紋)を
[告げれば取り出す記録版。是も魔法技術の賜物で 彼女の受け取ったとの声を記録すれば荷物を差し出すそんな、仕組み
普段であれば荷を預ければ直ぐ次の配達所へ向かう 片腕の無い己では、人より速く動いて漸く一人分の戦力だからだ だが、今日だけは少しばかり勝手が違った]
……見習い殿、老師は在宅か 少しばかり処方して貰いたい物があるのだ
[彼女の前でサインを求める以外のアクションは実は結構珍しい 若しかすると驚かれたかもしれない 少しばかり洞抱く右を庇いつつ、女の血玉髄にも似た瞳に視線あわせ 尋ねたが返事は、さて返ってくるだろうか*]
(42) 2016/02/24(Wed) 01時頃
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資産家 シェニ は、メモを貼った。
2016/02/24(Wed) 01時頃
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/* パイライトの宝石言葉 恋のたわむれ、危険からの回避、意識の高揚
一応覚えておこう。 使わないかもだけど。 そして宝石的に魔法属性火っぽいけど個人的趣味で風。 使いやすそう。 というか、魔法どの程度なのかはとりあえず様子見つつ。
(-18) 2016/02/24(Wed) 01時頃
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[開店から暫くして、旅の商人が店を訪れた。 街から街へ、品物を背負いて流すその商人の、人相は決して良いとは言えない。
――『アナモグラ』。
それが本名なのか、渾名なのかは分からないが、 名の如き風貌に、別の名で商人を呼ぶ者は居ない。]
ねぇ、アナモグラ。 今朝はウラドに職務質問を受けなかったの?
[猫背を更に丸めた後ろ姿に、店主は笑う。 勧めの商品を手にすることなく、一瞥して首を振る。]
だーめ。だめ。 これじゃあ、リットの方が商人として優秀だわ。
(43) 2016/02/24(Wed) 01時頃
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/* はい、はじめましての方ははじめまして。 お久しぶりの方はお久しぶり。
どうも、だいちです。
ヤンスト村、初参加でございますね。 RP自体も久々なので、ドキがムネムネしております。 折角なので、ばれずに行けたらいいなぁと、色々普段とテイスト代えてるつもりなのですがね、まぁきっと誰かにはばれるでしょう。
目下の課題は、誰かとエンカすることです(まがお
(-19) 2016/02/24(Wed) 01時頃
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旅商人 リットは、メモを貼った。
2016/02/24(Wed) 01時頃
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/* あれっ灰は好きに使っていいんだよね?! ダメだったらどうしよ、一応ごめんなさいする準備だけはしておこう
(-20) 2016/02/24(Wed) 01時頃
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――職人街―― [舗装の整った大通りを抜けて、 向かう先は工房の建ち並ぶ職人街。
以前ならば車椅子に乗ったまま俯いて通った道が、 いつの頃か見違えて輝いて見えている。
狭い路地を進み 開店しているのかどうかさえ定かでない、 屋号を書くことさえない工房の扉へ手を伸ばして、 その内側へと声をかけた。]
マラク、クロード、どちらかいるかしら? 張り替え用の弦が欲しいの。
[店主の高名とは裏腹にいっそ簡素すぎるほどに簡素な工房は既に見慣れたもの。 先客でもいれば車椅子の己など、邪魔でしかないだろうと 店先で応えを待つ素振り。*]
(44) 2016/02/24(Wed) 01時頃
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旅商人 リットは、メモを貼った。
2016/02/24(Wed) 01時頃
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さぁ、帰った帰った。 仕入れ直して頂戴。
[追い払うように手を振り、カウンターに背を預ける。 店名の刻まれた箱は今でも手の届く場所に置いている。
その中身は、昔とは別の チョコレートの欠片。]
(45) 2016/02/24(Wed) 01時頃
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パン屋、もしくはパティシエ リアントがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(パン屋、もしくはパティシエ リアントは村を出ました)
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[この街は幼い頃から変わらない。 幼い頃からの友達が腕を無くしたときも同じ>>11>>14 あのとき、と悔しさに拳を握りしめてもだ。
いけない魔法>>2五つ違いの幼馴染にしぃと片手で唇を抑えて滅多な事を言ってはいけないと諫め。パン屋の息子を友人として駆け回った日々は遠く>>35 宵闇の祭りで踊れぬリラ弾きを、何とも言わぬ思いで眺めた事もある>>29その色をからかったのは誰だったか。 すれ違う片目を追いかけ>>33、調子を聞いた処で変わる事は無い 幼い頃よりこの街に住むヴラドにとって周りはよく見知った顔ばかりだ。だからこそ、変わらぬ日常を愛している。]
リットか。
[いや、訂正しよう、街は刻々と変化はしているようだ、>>39懐かしい輝きが戻ってきた。しかめっ面を僅かばかり綻ばせ。馴染深い名前を言葉に乗せ、カランと車輪の横に足を置き。近づくが、さて男の声に彼は気づくだろうか。*]
(46) 2016/02/24(Wed) 01時頃
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/*あ、でちゃった
(-21) 2016/02/24(Wed) 01時頃
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にゃー
[かまってと言いたげに擦り寄る黒猫に、 細めた目に微かな笑みを浮かべる。>>42 抱き上げて存分に構ってもいいけど、 猫の毛を嫌う人もいるからそこは我慢。
大抵の場合、人よりも動物の方が好き。 そう言えば、いつだったか相手に 大層な不満をぶつけられた記憶がある。 もう少し服装に気を遣えばいいのに。 そんな事を言われたのも、一度や二度ではなかったはず。 それでも私は変わることなく、男のような服を好んで着る。]
ん? あぁ、すまない。 確かに“受け取った”
[促されてサインをすれば、 代わりに差し出されたのは注文しておいたいくつかの薬。 ガラーシャの不愛想はいつもの事。 むしろ私も愛想がいい方ではないから、 気を遣わなくていい分、幾らか気が楽だった。]
(47) 2016/02/24(Wed) 01時頃
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[普段ならそれで終わるやり取りが、 今日に限って長く続いた。 珍しいこともあるものだ…。 表情の鈍い顔に、僅かに驚きの色を乗せ。 私は隻眼を見上げて首を傾げる。]
師ならまだおやすみ中だ。 いつもの薬なら、代わりに用意しようか?
[診察やカルテにない薬を勝手に処方すれば 師に叱られてしまうが。 既にカルテにある薬を調合して渡すくらいなら、 見習いの私にでもできるし、師の許しも得ている。
そういう理由から、 私は暗く鈍い私の双眼とは対照的な、 澄んだ隻眼へ尋ねるように答えた。*]
(48) 2016/02/24(Wed) 01時頃
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パン屋、もしくはパティシエ リアントが参加しました。
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[夜の商店街で、いくらかの買い物をする。毎日というわけでもないが、一応これでも自炊をしている身だ。食料の買い出しには、最低でも3日に一回は出かける。 顔なじみの店で、肉やら魚やら、野菜やらと、買い物をすれば自然と行きかう人々の姿も目に入った。……あぁ。何も変わらない、そんな一日が終わる。]
おや。
[久しぶりに見かける姿>>39が、あった気がした。帰ってきていたのか、と思うが、やや大きな紙袋を抱えた姿では、声もかけづらい。まぁ、還って来て早々に旅立つことも無かろうから、機会があれば明日でも声をかけようかと思う。 勿論、向こうに気付かれれば声をかけることもやぶさかではないのだが、果たして。]
(49) 2016/02/24(Wed) 01時半頃
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/* 役職がランダムになっていた焦ったのは僕です(きりっ
(-22) 2016/02/24(Wed) 01時半頃
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[目に適わぬ物を見た後は、美しい物を見たくなる。 黒猫の瞳は宝石の、タイピンモチーフにしては珍しい銀装飾の箱を開けた。]
このピンは、7週間前からあるのだっけ。 買い手が付かないのは寂しいけど、このまま長居してくれても良いのよね。
[持ち込み相手が、先と同じく姿を見せる。>>40 これが変わらない日常。
変わることのない日常。]
いらっしゃい、ギュルセル。 今日はどんな子を、私に預けてくれる?
[―――日常。**]
(50) 2016/02/24(Wed) 01時半頃
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[カチャカチャ。
箱の中で作品同士が音を立てている。 本来なら罅や欠け等を心配し、厳重に梱包すべきだが、 そんな事をするのはシェニの旦那に頼まれた位。
もしくは思い入れのある指輪の手直し>>36の時か。]
私の肌と違って、お嬢さんの髪の色はとても 他の宝石を際立たせる良い色だと思うんですがねぇ。
[澄んだ黒はとても綺麗だと思いはしても、 注文には笑顔で応え。 作り直された指輪に新たに増えた石は 彼女の旦那を示す様に、様々な角度で色を変える虹色の石。
舞台で様々な顔を見せる旦那に良く似た色だと 笑って渡した覚えがある*]
(51) 2016/02/24(Wed) 01時半頃
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/*夜と朝で(orzごめんなさぁぁぃ
(-23) 2016/02/24(Wed) 01時半頃
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/* ほうほう。 橄欖石(かんらんせき) 色的に苦土(マグネシウム)橄欖石だろうか。 ラテン語のオリーブ(oliva)が語源で、olivineを橄欖石と訳した…? 緑色で特に美しいものは8月の誕生石(ペリドット)と呼ばれる。
ほうほう。 (こういう事は事前に調べておこうね私!)
(-24) 2016/02/24(Wed) 01時半頃
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駐在 ヴラドは、メモを貼った。
2016/02/24(Wed) 01時半頃
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/*クロードも幼馴染になるのかな。 分からなくてなげきれなかったやつ←
ってロルにミスみつけたぁぁ
(-25) 2016/02/24(Wed) 01時半頃
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/* やんすとです! 宝石チップでのやんすとです! 村建てですよ、NPCだよーーー!
あ。首無希望してました。 時間の余裕さえあればなぁぁぁぁ。
(-26) 2016/02/24(Wed) 01時半頃
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/*コーラリアさんがかわいすぎる >>43後で拾おう、絶対拾う
(-27) 2016/02/24(Wed) 01時半頃
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[愛でられた猫は彼女の微かな笑みを見て 尚嬉しそうに鳴き>>47 とはいえ抱き上げてくれないのは何時もの事と分かっているのか 一寸だけ寂しそうに前足の肉球で彼女の手の甲てしてし、とした
受け取りの音声認識を終えたなら、注文された荷を渡す それが何時もの光景 そして今からは少しだけ、違う光景 自分の処方を頼もうとした所、彼女の師は未だ夢の中 少しばかり気落ちしていた所、有難い申し出が]
(52) 2016/02/24(Wed) 01時半頃
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そうか。早い時刻故、春眠を貪るも道理か 代わりに用意してくれるのなら有難い、頼めるか
[本来であれば彼女の師に診療もしてほしかったが この時間帯、文句どころか薬を貰えるだけ行幸
頼む薬は痛み止め。幻肢痛を患うが故の強い処方薬 深みある色合いの瞳が、此方へ向けられ尋ねられれば、 処方を頼んで左の手でポケットから取り出す封筒 中には薬代が入っており、是は昔からの友人で、 今は駐在となった生真面目な友人>>46の知恵である
左手1つではどうしても、会計等で手間取ってしまう 相談した所あらかじめ買う物を決めて 袋に入れて小分けにして出せばどうかとのアドバイス その時は目から鱗、と珍しく表情に驚きを宿して まじまじ友人――ウラドを見つめた物だった
閑話休題。メアリーに代金を渡せば肩の黒猫はにゃぁと一声 邪魔をしないようにか、尻尾を振って主人と療師見習いを交互に見る そういえばメアリーが薬の調合に携わるようになったのは何時頃からか 何度目かの診療の際、彼女の師があと数年したら漸く荷がおろせそうだと顔綻ばせて、言っていた記憶が蘇る]
(53) 2016/02/24(Wed) 01時半頃
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罪の記憶
[日課の散歩に出かける前、男は右目を黒いターバンで覆い隠す。
何不自由ない生活を送るのがポスルスウェイト家の御曹司の顔であるべきで。
醜く残った傷痕を人前に晒すことはしない。 してはいけないんだと、幼い頃、“この家に来た時”に決められた たったひとつの約束。]
欲しいものは何でも手に入るけど、 まだ星は手に入れられないや。
[子供の時に犯した罪。 それは星を見たいと言った弟のために、起こした事件。 男が失ったのは右目。そして消えないその周辺に残る火傷。 弟が失ったのは右目と、右脚。>>14
二人分の治療費を支払うことは生家では厳しく、そのために男は養子に出された。
その先が、街で一番大きな屋敷に住む資産家ポスルスウェイト家だった。*]
(54) 2016/02/24(Wed) 01時半頃
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良き腕だと君の師からは聞いている 調合に期待しているよ
[是でも褒めたつもりである。が 素晴らしく言葉足らずなので、 彼女にプレッシャーを与えてしまうかもしれないのだった*]
(55) 2016/02/24(Wed) 01時半頃
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/* 血縁縁故を半ば強引にぶん投げてしまったけど大丈夫かな(そわそわ
(-28) 2016/02/24(Wed) 01時半頃
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/* しかも挟まったごめんなしあ!
(-29) 2016/02/24(Wed) 01時半頃
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/*この街、欠損おおいなあーーー
(-30) 2016/02/24(Wed) 01時半頃
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資産家 シェニ は、メモを貼った。
2016/02/24(Wed) 01時半頃
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/* >>54 !!!!にーたんできた!(嬉しそう←
(-31) 2016/02/24(Wed) 01時半頃
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/* さりげなく年を上げる。
(-32) 2016/02/24(Wed) 01時半頃
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- 雑貨屋 -
[まだ箱の中はカチャカチャと音を立てている。 だがこの音からして割れても欠けても、日々も入ってもいない。]
やあ、コーラリア。 悪いがまた少し置かせてくれ。
[雑貨屋の店主が預けた黒猫に目を癒されているとは 知らぬまま>>50、陽気に抱えた木箱を軽く持ち上げた。]
俺のはアクが強いから、売れる時は売れるが、 売れない時は売れないからなぁ。
(56) 2016/02/24(Wed) 01時半頃
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面倒掛けて悪いな。
[客相手でなければ「私」ではなく「俺」を使う。 店主も客と言えば客だが「俺」を使う位には 馴染みになっていた。
テーブルに並べるのは変わったアクセサリーに、 一般的に好まれるモチーフの細工物。
スプーンの柄がウサギや猫、トカゲになっていて、 小さな小さな宝石が両目として埋まっていたりする。
その細工もシンプルなものから細々した装飾のあるものまで 様々だ。]
そう言えば。 羽根? お伽噺で『空』を飛ぶ『鳥』って言うのがいるんだろ? それをイメージして作ってみた髪止めもあるんだ。
[本や爺婆の寝物語でしか知らない『空』 その色は自分の宝石の色にも似ている所があると言われて、 気になっていた。 そしてその『空』を飛ぶ『鳥』と言う生き物。 空想上の動物だろうが、挿絵に描かれた羽根を 丸いムーンストーンに刻んだ髪止め。
それを目玉だとばかりにコーラリアの手に乗せた。]
どうよ? 想像だけど、結構自信作。
[コーラリアの評価はどうだったか。 何を言われてもあまり気にする様子は見せずに。]
目立ちそうなとこ飾っといてくれ。 あと、引き上げた方がいい奴いるか?
[この店の貴重な場所を取り続けるのは申し訳ない。 店主が差し戻すなら素直に受け取り、無ければ 少しばかり世間話の一つや二つ交わしただろう*]
(57) 2016/02/24(Wed) 01時半頃
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――回想・モルチアナ工房―― [そもそもが、この工房に劇場のリラ弾き風情が気軽に足を運べるものではない。 数年前には既にマイスターの名前は界隈に轟いていた。
憧れて店の前を立ち止まるのが精々のはずのリラ弾きが、この工房に通う切っ掛けがあったのは4年前。
練習中に舞台の大道具が崩れてリラが割れた。 車椅子で咄嗟に動けないリラ弾きの体を 劇場の誰かが後ろに引いたのとそれはほぼ同じ。
我が身の代わりに割れたリラの残骸を抱えて、泣きながら工房の扉を叩いた。 他にも楽器工房はあったはずなのに、 気がつけば何故かこの工房の前にいた。
化粧気のない顔をぐしゃぐしゃに涙で汚して、 素人目にもどうにもならないようなリラの残骸を差し出されて 店主もさぞ困っただろうに。 何故かその修理を引き受けてくれた。
魔法のように職人の手の中で息吹を吹き込まれていくリラを 毎日通って見つめるうちに、 それがすっかりと特別なことではなくなっていく。]
(58) 2016/02/24(Wed) 01時半頃
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[艶やかなリラが手元に戻ってきた日、小娘なりに決死の覚悟で 「何年かかっても修理代金はお支払します」 と頭を下げてみたのに、
請求されたのはマイスターに手をかけさせたとも思えぬ金額で 申し訳なさにまた涙目になってしまった。*]
(59) 2016/02/24(Wed) 01時半頃
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[実家へと向かっている途中、出会うのは懐かしの顔。>>46 旅に出始める前からの兄貴分であった彼は、こちらに気が付くと名を呼びながら近付いてきたので、背中の荷物をしょい直しながら片手を上げた。]
久しぶりですね、ヴラドさん。 仕事中ですか? どうです近々…。 なんか変わったこととかありました?
[懐かしの顔に顔を緩ませ手短に挨拶をすれば、街の事情に詳しい彼に最近の事を尋ねようか。 久々の街は懐かしく、あまり変わってないように映るけれど、可笑しな噂もあったりするのだから、何かあっても不思議じゃないと。
やはり自分の生まれ育った場所なのだ、自分がいない時のことは気になる所。]
特にほら、兄貴とか…。
[一番気になるのは、結局は家族の事か。
父親はすでに他界して、弟である自分はこうして自由気ままに夢を追って旅をしているのだ。 実家の家業を継いで、残った従業員の世話も兄がしているはずだ。>>24 けれど兄に直接聞きにくいことだってあり、こうして幼い頃からの兄貴分に聞く形になるのは、戻ってくるたびいつもの事。
その兄が、たまたま買い物へと出掛けた帰りにその様子を見ているとは知らずに>>49*]
(60) 2016/02/24(Wed) 01時半頃
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―街路―
やあ、ご機嫌いかが。
[すれ違う街の人々に声をかけながら、上機嫌に歩いていく。
職に就いているわけでもなく、学業に従事するわけでもなく、時間に縛られることもない男の日々の日課は何か“良いもの”を探すこと。
それは美味しそうなパンの香りだったり>>19、美しい音色だったり。>>15 日によって様々。
微かにリラの音色が聞こえれば、彼女の様子でも見に行こうかなんて考える。 それともその才を買い、出資している街一番の弦楽器職人のところに遊びにいこうか。>>10
そんなことを考えながら歩く折、見覚えのあるような、だけど珍しいような姿が見えた。>>39]
あれは…、リットかな。 戻ってきたんだ。
[へえ、と久々に見た友人の姿に笑みを浮かべた。 何か面白いものを持っていそう、と旅人のような格好の彼を眺めて。*]
(61) 2016/02/24(Wed) 01時半頃
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[メアリーに処方を頼んでいる間、思い出していたのは兄の事だ 自分が星を見たいと願った所為で引き起こされた事件
求めた物は、物語の中の煌めく星 其れは禁断の果実でもあったのだろう きっと、手を出してはならぬモノであったのだ
養子へと出された2つ年上の兄を、 己を焼いた光は火傷となって肌に刻まれる>>54
自分はまだいい。腕を喪ったのも自業自得だ だが願いを叶えようとしてくれた兄の瞳の光まで奪ってしまった事 それが一層己の表情を強張らせ、無口になることに一役買ったのは間違いない
一番大きな屋敷に兄が出されたのは多分賢く美しかったからだろう 自分の所為で兄を両親と引き離してしまった事 自分の所為で彼を傷つけてしまったこと
配達員としてポスルスウェイト家に荷を届けに行く時 遠目からでも彼の姿を見ては瞳揺らめかせていることを 兄はきっと、知らぬはずだ
何度も兄さん、と昔のように呼びかけようとして その資格はもうないのだと結局口を噤んで そんな自分はきっと罅割れた橄欖石よりも尚醜い*]
(62) 2016/02/24(Wed) 02時頃
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旅商人 リットは、メモを貼った。
2016/02/24(Wed) 02時頃
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/* えええっと。
シェニ ─ ガラーシャ 兄弟 リアント ─ リット 兄弟 マラク ─ クロード 師弟
ここまでは縁故合っているか?
(-33) 2016/02/24(Wed) 02時頃
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ああ、久しぶりだな ……変わった事?店舗が幾つか変わったが 他は何もない、いやそうだな
[片手を上げる彼の元に近づけば少し見ぬ間に背が伸びたかと少し目を細めた。しかめっ面をどれほど綻ばせても、笑い顔には変わらない、だが、其処には久方ぶりに会う弟分に会う喜びがあった。怪我はしていないか。と少しばかりおせっかいを孕むのは、周りが周り故だ。>>60 元気が一番、最近の事を尋ねられれば彼も知る>>2 営業停止の看板を指摘して]
…、後は君が返ってきた。
[近づき、耳打ちをした。>>49彼の兄が見て居るのを男なりに楽しみ。その兄貴が、一番喜ぶ事だとしかめっ面のまま 、されど上機嫌さを滲みだすように]
お帰り、リット。
[嫌がられなければそのままわしゃっと頭を撫でようとしただろう。彼の兄が見て居る前で*]
(63) 2016/02/24(Wed) 02時頃
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/* まさかの弟ゲット!!!! (ロルが追えずにじたばたしている中身
(-34) 2016/02/24(Wed) 02時頃
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/* う、おお… 弟よ…!!(うれしい
兄弟縁故って初めてなのだ。(強い絆は普段ふりにくいあれ…
(-35) 2016/02/24(Wed) 02時頃
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/* えっと リット―リアント ガラーシャ―シェニ
ここが強縁故組?
クロード―マラク 師匠弟子 クロード・マラク―オペラ 楽器演奏者
クロード・ガラーシャ―メアリー 患者繋がり?
なんかまだ入村終わりきってないのに縁故飛びまくってて奥手になってしまいそう…。 し、心配になってきたのである……。
(-36) 2016/02/24(Wed) 02時頃
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[工房の前で、どちらかが出てくるのを待つ間、 自分の顔をぺたぺたと触ってみる。
良く言われるのだ。
「前と違って明るくなったね」
たしかに足が動かなくなってから、 友達と一緒に走ることも出来なくなって、 ずっと俯いて、友達は手元に収まるリラだけだった。
結婚すると決めた時、 初めて幼馴染が「ちゃんと笑ったね」と褒めてくれた。]
変な顔、してないわよね。
[頬に手を当ててふう、と息を吐く。**]
(64) 2016/02/24(Wed) 02時頃
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[差し出された封筒を受け取り、>>53 こくりと頷き返したのは了承の意。]
わかった。 外で立っているのも変だろう。 中で据わって待つといい。
[診療所の扉を開いて、 ガラーシャが通るのに不便しないだけの幅を開ける。 生憎と早朝の空気で冷えた身体を温める 飲み物を用意する発想と心配りは持ち合わせていないが、 忙しい身のガラーシャだ。 のんびり茶を飲むよりも、 早く薬を欲しがったかもしれない。]
師父の評価は、少し甘いんだ。 失敗するつもりはないが、 そう期待しないでくれ。
[師父は漸く荷がおろせそうだと言っていたが、 私の自己評価ではまだまだ道は遠い。 それでも言葉少ないガラーシャに褒められたと感じれば、 化粧っ気のない唇が微かに弧を描く。
椅子に案内したガラーシャに背を向け。 棚から“ガラーシャ=シトルイユ”のカルテを探す。 中を開いて薬の材料を確認し、 別の棚から硝子製の瓶を2つ、3つ。 乾燥させた植物の根や葉を砕いた物を匙で掬い、 天秤で測って混ぜ合わせる。]
(65) 2016/02/24(Wed) 02時頃
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[程なくしてできた乳白色の飲み薬を瓶に移す。 普通なら粉薬だが、 片腕の不自由なガラーシャにあわせて作られた特注の飲み薬だ。]
ガラーシャ。 いつも通り、幻肢痛を和らげる薬だ。 強い薬だから、あまり一度に飲まないように。
[飲まないようにと言っても、 それが本当に守られているかは黒猫のみが知っているのだろう。 既に薬を渡す時の口上になったそれを、 私はいつも通り口にする。]
それと、そろそろまた… 薬の効きが悪くなって来たんじゃないか? 前より来る期間が短くなっている。 次は、師父が起きている時間に来ることをお勧めしよう。
[そう言って、私は小さな封筒をガラーシャに手渡した。**]
(66) 2016/02/24(Wed) 02時頃
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/* リット周りが大変多角になっているから、多角避けしよう。 何方にしろ、眠い頭じゃロル書けないから明日だけども
話しかけられるとしたらー オペラは同じ稼ぎ側だし、んーメアリーかな?
3人4人とばら撒き過ぎると自分が多分キャパオしてしまうので 師匠とメアリーさんぐらいをメインに話せばなんとかいける、かなぁ… 不安だ……
(-37) 2016/02/24(Wed) 02時頃
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/* そういえばヴラドがまとめて幼馴染で友人縁故をぶん投げてるから コーラリアとリアントにも投げてみた方がいいんかな 一緒に遊んでたなら多分彼らとも幼馴染だよね……?
(-38) 2016/02/24(Wed) 02時頃
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みたいですね。 あそこのチョコレート結構好きだったんですけどねぇ。
[再び営業停止の看板の方へと目を向ければ、はぁと小さく溜息を。 甘いものは好きで、あそこのチョコレートもよく買っていたため少し残念に思いつつも、変な噂を耳に入れた為に不安にもなるものだ。 元々パン屋だった実家で、兄が菓子の方まで手を付けたのも、自分が甘味を強請ったのがきっかけだったか。]
はは、元気ですよ。 それだけが取り柄なんで。
[旅の間、特に大きな怪我もなければ、病気になることもなかった。 魔法の方は自分の宝石以外はあまり使いこなせない不器用さだが、元より身体だけは丈夫なのだ。 家業を手伝えないのは夢を追っているからだけではなくて、それもあってだけれど。]
…、ただいま。
[改めてお帰りと言われると少しむず痒くて、頭を撫でられれば>>63、少し照れくさそうに頬を掻きながらはにかんだ。 あぁ、帰って来たんだな。 そう実感できるのはいつだってこの街の人達のその言葉なのだから。*]
(67) 2016/02/24(Wed) 02時頃
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[見かけた姿から目を離し、さっさと帰って晩飯の支度でもしよう、と思ったところで、もう一度、その姿>>60を見やる。どうやら、幼いころからの悪友……昔は随分とつるんで悪戯をしたモノだ……に見つかったようだ。 何を話しているのか、気にならないわけでもない。だが、盗み聞きするつもりもないので、やはりそのまま帰ろうと、したところで。]
……あんにゃろ。
[目が、あった>>63。その一瞬の視線の交錯だけで、分かってしまう。からかわれている。 青年は、思わず舌打ちを一つした。それから、ぐいっと口角を上げ、話しこむ二人に歩み寄る。]
リット!帰って来てたんだな!
[空いている片手で、その肩を引き寄せる様に。声をかければ弟は驚くだろうか。 おいおい兄ちゃんに挨拶もなしかよー、と絡んで見せながらも、青年の瞳は幼馴染であり悪友である男の双眸を見据えていた。眼元は笑みを描くように細められているが、それが挑戦的な色を見せていることは、隠す気もなかった。 だって、悔しいではないか。明らかに挑発されている(多分)のに、黙って見過ごすなんて!*]
(68) 2016/02/24(Wed) 02時頃
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― 早朝 ―
[にゃぁ、と鳴く声に私は朝食を支度の手を止めて>>16 ストールを羽織り、玄関の扉を開けた。
呼び止めるには一寸間に合わず。 箒に乗った配達員が通り過ぎていくのが見えて肩を落とす。 鳴らない呼び鈴は、届け物がないことを示している。
時には、呼び鈴の鳴る日もあった。 けれど届くのは家主である伯母へ貢ぐ小包ばかり。 今日も届かなかった手紙に僅かに眉を下げて。 風に片袖をはためかせたその背中を見送った。]
(69) 2016/02/24(Wed) 02時頃
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[何やら街の巡査…ブラドと話を始めたのが見えて。>>60>>63
あの二人は仲が良かったから、積もる話でもありそうだしリットには後で挨拶に家にでも寄ろう、と男は一瞬立ち止まった歩を進める。
無意識に辺りを見回し、箒を繰り黒猫を連れて配達をしているだろう弟の姿を探すけれど、今は見つけることができなかった。
見つけたところで、多分彼は口をきいても、いや、目を合わせてすらくれないだろうと男は小さく石畳の上にため息を落とす。
無理もない。 自分の愚かさが招いた悲劇の被害者である彼は、きっと自分を憎んでいる。
二度と兄とは呼ばれることはないのだろう。
赤の他人のように振舞った方が彼のためなのだ。 そう思う故に、男はポスルスウェイト家の主という仮面を被ることに固執していった。
星を手に入れたらもしかしたら、 なんて夢は心の奥底にまだあるけれど。*]
(70) 2016/02/24(Wed) 02時頃
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[昨日も、一昨日も、その前も。 私はずっと、待ち続けている。
そして今日も、明日も、明後日も、その先も。 私はずっとずっと、待ち続けるんだろう。
いつの日かたった一人の父が 私を迎えにきてくれると信じて。]*
(71) 2016/02/24(Wed) 02時半頃
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[特にあてどもなく歩いていれば、職人街に差し掛かった。
やはり、マラクのところに顔でも出そうか。
彼の店に足を向けると、店の外で待ちぼうけする車椅子の姿が一つ。>>64
顔を触って何か確かめている彼女に、不思議そうに声をかける。]
入らないの? 二人とも、いないのかな。
[何故自分の顔を触っているかは、女性に対して失礼な気もするため聞かないけれど、疑問符は顔に出ていたかもしれない。**]
(72) 2016/02/24(Wed) 02時半頃
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旅商人 リットは、メモを貼った。
2016/02/24(Wed) 02時半頃
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/* 兄弟と師弟で繋がったら美味しいよね…(じゅるり
(-39) 2016/02/24(Wed) 02時半頃
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[そして僅か顔をこわばらせる>>61 年下の友人の兄。 いや、男にとっては同じ年の友――だった男だ]
……。
[今でも友と呼んで良いのか、複雑な感情が過り、声をかけることは出来なかった。リットは幸いにもまだ気づいていないようで、そうこうしているうちに>>80彼は去っていった。
無口で少々危なっかしい>>53友人は、彼をまだ慕っていると時折感じていたが、どうしても、男には飲み込めない事情があった。それは兄弟に残る>>54痕のせいだ。
弟のようにも思う友人と親友とさえ思った、友人の兄弟。 あのとき何故自分はその場に居合わせなかったのか シェニを責めるのはお門違いだと分かって居ても、弟を護るのは兄の勤めであろうと気真面目な性分が言う。
父も母も既にいない身にとって、幼い頃からの友人たちこそがかけがえのない存在であった。そう、それは目の前での兄弟に対しても同じ]
(73) 2016/02/24(Wed) 02時半頃
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[了承の意と共に受け取られた簡素な封筒>>65 診療所の扉が開かれ、外の冷えた空気に触れた身としては まだほんのりと人の気配の残る温かい診療所は有難く 寒空の下で待つのは、どうやら黒猫の相棒1人になりそうである]
気遣い傷み入る ……キュル、待っていてくれ
[キュルと呼ばれた猫はなぁお、と鳴いて 立て掛けた箒の傍に大人しく座る
開かれた扉、診療所に身を滑り込ませ 唯昨夜から続く此の痛みを早く何とかしなければと 焦る気持ちを不愛想の顔の下抱えながら、 薬の出来上がるのを待つこととなった]
彼が甘いとは思わないがね ……期待するのは駄目かい、未来の療師君
[孰れは君に治療を全て任せることになる筈だからと言い添えて 自己評価に厳しい彼女、其れは師に似たのか 其れとも何かそうせざるを得ない理由でもあるのか 時折、彼女に調合を頼んでいる身であるが 自分としては彼女の調合した薬の効きは 師匠とさして変わらないと思っている]
(74) 2016/02/24(Wed) 02時半頃
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[やがて自分用にとできた乳白色の飲料 飲み薬にしてくれているのは、彼女の師父の温情だ 粉や錠剤では飲みにくく、外で急な痛みを覚えた時に対処が難しい]
善処はする ……善処はな
[そして相変わらずの口上に対し、告げる言葉もやはり何時もの物 善処が守られていないのは、薄々彼女も感づいているのだろう 何時もの言葉に頷いて、鞄の中に袋を仕舞いこむ>>66
薬の効き、に関しての忠告にはほんの僅か肩が強張る 彼女の指摘通り、薬を購入する頻度は増していた]
冬だからな ……どうしても、この季節はそうなる 君の言う通り一度見て貰った方が良いかもしれんな
[彼女がカルテを見たことがあるなら、 自分がこの幻肢痛を患うようになった事件が 冬に起こった事も知っているかもしれない かといって、夏に薬の量が減るかといえばそんな事はなく]
(75) 2016/02/24(Wed) 02時半頃
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そうだったか。 ……あまりあの店の事を気にしない方が良い
[はぁと小さく溜息をつく彼に対して 違う処でも同じものがあるかもしれないと安易に声をかけられなかったのは、少しばかり勿体なかったかも知れない。不安げな仕草を見れば、そう忠告だけを乗せる。 肝心な事まで言わないのがお約束のような男だ]
それは良かった。身体が大事だからな 君にもしものことがあったら、 ……ああ、と。おや、 どうやら君の騒がしいお兄さんも来たようだ。
リアント、君はいつもながら騒がしいな。
[その代わり、頭をわしゃわしゃと撫でる手は雄弁で 怪我も病気にもなっていないという彼を労い、安堵を乗せ 少し照れくさそうにはにかむ弟分を更に可愛がろうとした処で、丁度現れた悪友に肩を竦め。>>68 余裕の無い事だとしかめっ面を楽しげに揺らした。 挑発?何の事だろうか、そんな態度で
仲の良い兄弟を嬉しげにしかめっ面の瞳が見つめる。やはり兄弟とはこうあるべきだと思いながら、挑戦的な色を見れば、肩を引き寄せられたリットの方を向き]
では、私はパトロールがあるのでそろそろ失礼するよ また後で旅の話を聞かせてくれ。
君の話は面白いから。
[そのとき、また頭を撫でさせてくれるだろうと有無を言わせぬように目線で訴え。兄の前でさらにしれっとするのはご愛嬌。男にとっても可愛い弟分との久方ぶりの再会だ。酒と後は甘いチョコレートを片手にしゃれこむのも悪くないだろう。何悪いようにはしない。 そして、またとカランと車輪を押して、見回りに向かうだろう。なにせ、気真面目な性分なのだから**]
(76) 2016/02/24(Wed) 02時半頃
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それか。今度は君が暇な時にでも診てくれるか? ……無理か、忙しそうだしな
[告げれば、そろそろ次の配達に向かう時間と、 診療所の掛け時計を見て判断し]
では此処で俺は御暇するよ 早朝から、迷惑をかけた
[一礼すれば箒に横乗り 黒猫と共に大空を飛びあがろうか*]
(77) 2016/02/24(Wed) 02時半頃
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資産家 シェニ は、メモを貼った。
2016/02/24(Wed) 02時半頃
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/* ヴラドなぁ、すだちさんじゃないかなぁ。(悪友縁故を振りながら
(-40) 2016/02/24(Wed) 02時半頃
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/* 他に縁故が飛びすぎてて縁故投げられない病がorz 自爆する前にやめようそうしよう
(-41) 2016/02/24(Wed) 02時半頃
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―回想―
[青年の、初めの記憶は3歳の時。青年の持つ魔力が、初めて具象化された時の物である。 青年の持って生まれた宝石は、大粒のダイヤモンドが3つ。それを、決して手元から離さないようにと言い聞かされて育った。おそらく、父親は知っていたのだろう。息子の生まれ持った魔力が、息子自身を傷つけることもままあること。そして、息子の持って生まれた宝石が、息子を助けてくれるであろうことを。 3歳になるまで、青年の魔力は表に出ることなく、静かに静かに宝石の内へと溜めこまれ続けた。それが溢れたのが、3歳のときであったのだろう。 青年の手にしていた、バターがあっと言う間に溶けてゆく。かと思えば、一瞬で凍りつく。それを見た瞬間、幼かった青年は、己の力を理解した。
大雑把にいえば、温度変化。数度、手近なモノを凍らせてみてから、青年はあっという間にその力を制御することを覚えた。
厳密に言えば、青年自身の体温を、上げたり下げたりと自由にできるものであった。だが、やりすぎればわが身を滅ぼす。 とはいえ、青年が己の力を理解して以来、事故のようなことが起こったことは、一度もない。
否。一度だけ。 事故になりかけたことが、ある。
自分の、二つ年下の弟。その弟に、己の持つ宝石を一つ、分け与えようとした。深く何かを考えたわけでもない。ただ、言ってしまえば、兄貴面、がしたかったのだろう。 ただ、その弟は、与えた宝石を上手く扱えなかった。与えて早々、扱いあぐねることを知った青年は、与えたばかりの宝石を弟から取り上げた。弟が上手く扱えないのは、兄である自分の宝石だけではない、と知るまで暫く落ち込んでいたのは、ごく一部の近しい間柄の者しか知らない話である。*]
(78) 2016/02/24(Wed) 02時半頃
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[明け方帰ってきた伯母を、起こさないように家に戻り。 途中だった朝食をテーブルに並べれば、一人で摂る食事。
母の記憶はない。幼い頃病で亡くなったと聞いている。 夢を追って出て行ったらしい父に、 幼かった私は遠縁の伯母の家に引き取られた。
生活の為のお金に困ったことはない。 けれど夜の仕事をしている伯母は、忙しく。 子供に興味もなく、私はいつも一人だった。
寂しかった。 太陽も月も物語の中だけで輝く世界でも 石造りの壁が冷える『夜』がくれば皆家に帰る。
外で遊ぶ子供を迎えに来る家族。 手を繋いで家路を辿る寄り添う姿をいつも眺めながら。 私は一人で、家路につく。
明かりの灯っていない、静かな家に。]
(79) 2016/02/24(Wed) 02時半頃
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[朝食を終えれば、身支度を整えて斜め掛けの鞄を手に。 帽子をかぶりストールを羽織れば、再び玄関へ。]
いってきます。
[振り返って呟いても、見送る言葉はなく。 静まり返った家に、響いて消えた。]*
(80) 2016/02/24(Wed) 02時半頃
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[肩に乗る黒猫と共に箒に座り宙行く配達人 もう直ぐ春だと言うのに、頬撫でる早朝の風は未だ冷たい
昔はヴラドや兄に誘われ、リッドやリアント兄弟、 コーラリア等と遊んだこともあったなと思い返す リアントは店を構え此の街にいるが リットは行商人として今どこを旅しているのやら 久々に帰ってきたことを知るのはきっと、もう直ぐだろう]
……やっぱり、いないよ、な
[空から探す、紫苑色の髪の『立派な当主様』 兄を遠くから一目、見られればいいのにと 面と向かっては、嫌われ憎まれているからできない ヴラド>>73と兄とは、事件以来仲が拗れて仕舞ったように思う 自分の気の所為であればよいのだが、 其れもまた申し訳なさに拍車がかかっていた
溜息1つ、次なる配送先はどこだったかと思い廻らせて 配達員は今日も街の宙を駆ける**]
(81) 2016/02/24(Wed) 03時頃
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/* ちなみにぬこの名前はキュルビスである
(-42) 2016/02/24(Wed) 03時頃
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[職人街へ向かう前、男がリットに声をかけなかったのは、話していた相手がブラドだったからもある。
自分を見て強張る表情の理由はよくわかっていた。>>73
事情を知る彼が自分のことを未だ許せないだろうということも、その性分もよく知っている。 本来兄として弟を護るべき自分の代わりに、ガラーシャの友人として親しくしてくれていることを感謝してはいたが、 そんなことを告げたりしようものなら更に彼の自分への印象は悪くなるだろう。 彼の生真面目な性分を思えば、何故自分で護らないのだと拳が飛んできてもおかしくはない。
こんな小さな街で、共に過ごした仲で他人のふりなど無意味なことかもしれないが、男はブラドとあの事件以来交友を絶っていた。
引き取られるより前の交友は今の自分には必要がないから。 …必要としては、いけないからだ。
養父母が亡くなり、自由に財産を使えるようになってからは生家に定期的に寄付―この他人行儀な物言いを敢えて自身に課す―を送ってはいるが、実の両親とすら顔もまともに合わせてはいない。
事情を知らぬ者から見れば資産家の道楽息子だろうし、知る者から見れば薄情者だろう。
肩身の狭い思いがないわけではなかったけれど、それに気づかぬふりをして別の街にも越さずこの街にいるのは――。**]
(82) 2016/02/24(Wed) 03時頃
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資産家 シェニ は、メモを貼った。
2016/02/24(Wed) 03時半頃
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/* 弟とのすれ違い心情せつなみ。
というわけで、初参加させていただきます。 じゅーきです。
ヤンスト村。ずっと気になっていたので入れて嬉しいです! かるらさんは怪しいものではありませんという怪しいメッセージに迅速に回答、参加許可をいただきありがとうございました。 いろいろお手数もおかけいたしました、すみません。
狂気は得意ですが初めてのシリーズ参加なので粗相のないよう、 立派なストーカーになるよう頑張ります。
よろしくお願いいたします。
(-43) 2016/02/24(Wed) 03時半頃
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[かつての友人が何を思って居るか>>82 男には皆目見当もつかない、知らぬ事だ。知ろうとも彼が声をかけて来ないのだから並行線でしかない。 一発ずつ殴り合える立場のままで居られれば良かったのに。それが出来ない歯がゆさと共に、兄を未だ慕うガラーシャの頭を撫でて友人として親しくする他なかった>>81 彼の兄の代わりになりたいなどとは思ってもいない。 兄弟は何者にも代えられぬものだ。だが、捨てられた仔犬のように見える姿を案じるのを止められない。そのせいで歯がゆさは増すのだけど。
そういう意味で離れて過ごしているものの毛色の違う仲の良い兄弟の再会には、しかめっ面の内心ほっこりと癒された。こうあるべきなのだ。 兄貴面をするリアントも男に兄の事を尋ねたリットも、とても仲の良い兄弟らしく微笑ましかった。と心内に笑みを浮かべ、パトロールをまた再開すればカランと車輪が少し微妙な音を立て]
(83) 2016/02/24(Wed) 03時半頃
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[笑える話だと言うように揺れた。
そう、兄弟の事だ、男にも弟が居た――居ただけだ。 今はもういない。すれ違った片目が頭をよぎる、居ない弟と彼は同じ年だった。彼の両親にはとても世話になった>>7父も母も居ない自分を可愛がってくれた伯父夫婦、それなのにうまく話せないのは、彼の目が失われた事故のせいであった。本当に笑える話だ。彼が師と仰ぐ>>10マラクには一生頭が上がらないだろう。
あの年頃には、他にコーラリアが居て、その傍にはリラ弾きのオペラが居たか>>64足の不自由な彼女を思うとき、男の顔は微妙な色を見せる。なんと表せばよいのか、未だに分からずからかわれるのだ。そう、彼女が婚姻を結んだ今でも同じ。]
……代わり映えのない街だ。
[幼い頃、遊んだ公園を眺めて思う。そこに弟の影は思い出せない。幼馴染の中でも年長者の部類に入る男は何時だって彼らを楽しげに見つめているのが常だった。悪戯を好んでいたが、元来気真面目であり、面倒見がよく、周りの信頼も厚く。男は其れに応えたいと思って居た。
もう二度とあのような無力感を味合わずに済むよう、男は駐在の道を選んだ。何度味わっただろうか、何度唇を噛み締めたか。遊び走った街は変わらない。だが、事件はすぐ其処で何度も起きてしまった。
これ以上、誰かが傷つくのはごめんだった。悲しみすれ違うのも、同じこと。街を出て旅するリットを内心案じて居るのも其処を元としていた。 太陽の光、星の瞬き。そういったものに男は興味が無い。此処にはあるのは、宝石だけだ。輝きを与えるのは石だけ。 街は其処に何時だって存在する**]
(84) 2016/02/24(Wed) 03時半頃
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駐在 ヴラドは、メモを貼った。
2016/02/24(Wed) 03時半頃
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/*エルマーナが思った以上にロリチップに見えて焦っています。(頭抱え……orz
(-44) 2016/02/24(Wed) 04時頃
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/*しかし、ここの二組の兄弟かわいいな(
(-45) 2016/02/24(Wed) 04時頃
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駐在 ヴラドは、メモを貼った。
2016/02/24(Wed) 04時頃
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/*従兄弟くらいなら、いけるかなとおもってなげたけど 大丈夫かな、わからん…
(-46) 2016/02/24(Wed) 04時頃
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駐在 ヴラドは、メモを貼った。
2016/02/24(Wed) 04時頃
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― 商店街 ―
[今日は、バイト前に寄るところがあるから少し早めに家を出て。 だんだんと賑やかさを増していく商店街を横切っていく。
朝食を食べたばかりだというのに、 常連のパン屋から漂ってくる香ばしい匂いに 人気の菓子パンを食べたい気分になりながら。>>24
通り道にある駐在所で足を止めて、中を覗く。>>27 しかめっ面でいつも見送る言葉をくれる人へ、 朝のおはようといってきますを告げるために。]
あれ。パトロール中かな。
[無人の駐在所をぐるりと見回し 不在を示すそっけない看板の横に添えられた宝石を見つけて、 小さく落胆の息を溢した。
幼馴染の中でも年長で真面目なヴラドは、皆の兄のような存在で。 面倒見のいい彼を無意識に頼ってしまうのは今も変わらない。>>84]
(85) 2016/02/24(Wed) 05時半頃
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[ただ見送ってくれる言葉ひとつが嬉しい私にとって、 すれ違うのは寂しいけれど、仕事なら仕方がない。 しょげそうになった顔を軽く叩いて、よし、と気合を入れた。]
いけないいけない。 朝からこんな顔をしてたんじゃ、 子供達に心配されちゃう。
[にっこりと笑顔を作ってストールを翻し。 再び足は商店街へと。]
(86) 2016/02/24(Wed) 05時半頃
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[そうして向かうのは同い年の幼馴染が開いている、 雑貨屋『エウレカ』。>>22 つい先日、結婚した車椅子の幼馴染への祝いの品を選ぶために。>>64
いつも俯いてリラを奏でていた綺麗な彼女は、 夫となる人と出会ってからその音が明るくなり。 また一段と綺麗になった。 結婚の報告を、自分のことのように喜んだのは勿論のこと。
せっかくだから素敵なものを贈りたいけど。 何を贈ろうか悩みすぎて決めきなくて コーラリアに笑われ、むくれたのは少し前のこと。 そろそろ新しい品物も入る頃だと聞いているし。]
いいものが見つかるといいなぁ。
[まるで、宝箱のような彼の店で過ごす時間はいつも楽しくて。 知らず、向かう足取りは軽くなる。 そのせいでちょっと勢いをつけすぎてしまった結果を後悔するのは もう少しだけ後のこと。]
(87) 2016/02/24(Wed) 05時半頃
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― 雑貨屋 ―
おはよう、コーラリ……──きゃあ!
[誰もいないだろうと確認もせずに。 扉を開けて店に飛び込めば、大きな壁にぶつかった。>>57 壁じゃなくて、人だと気づいたのは数秒後。]
……ご、ごめんなさい。ギュルセルさん。 大丈夫ですか?
[頭を下げて謝れば、カランと何かが落ちる音が響き。 視線を落とせば転がる青い宝石。
まさかと思って帽子に手をやると、 そこにあったはずの石の感触がない。]
やだ、壊れちゃった……!?
[慌てて拾い上げた宝石に皹が入っていないのを確認して ホッとしたのも束の間。 どうやって直そうと途方に暮れて顔を曇らせた。]**
(88) 2016/02/24(Wed) 05時半頃
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/*脱童貞するかもしれぬ。
(-47) 2016/02/24(Wed) 07時頃
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―回想碌集―
じゃあ、ガラーシャに似あう袋を買いにいくか。
[他に言いようは無かったのか>>53。 まじまじと此方を見詰める友人の顔に、しかめっ面が機嫌よくなる。そして、良い機嫌のまま、彼にそう言い有無を言わせず向かったのは、幼馴染が居る雑貨屋だった。男には、気真面目故に人の話を聞かない処があり、面倒見が良い反面こうして、引っ張り込むことも多かった]
気分が良い、だから、私からの贈物だ。
[兄弟と疎遠となり、自身にも治らぬ怪我を負った友の無表情が少し剥がれた事が嬉しく。なぜかあまり好かれぬ黒猫と格闘して、お前が収まる袋も用意してやろうかと真面目な顔で言うほどで。
他の皆には内緒だぞ、と。憔悴した彼を元気つけようと診療所にこっそり侵入してひそひそ話をよく幼い頃はしたもので。内緒という言葉は、男の常套句であり、甘いチョコレートを手に忍ばせ人差し指で、しかめっ面の唇を抑えるのも見慣れた光景の1つだっただろう。
それを久方ぶりに披露して、さあ選べと少しばかり尊大に言うた。雑貨屋の幼馴染はセンスが良いからと彼も引っぱり出して、何、就職祝いだ。気になるなら今度倍にして返してくれと冗談を足し]
もうすぐ春だぞ、春だ。
[地下の街での季節を楽しむように綺麗なものを選べよと、痛む冬から彼を遠ざけようとしていたのは無意識。遠くなった兄を慕う姿に心痛めようとも、それを顔には出さず、自分なりに出来る事をしようと思って居た。 例え気休めだろうとも、それでも何かしたかった。]
(89) 2016/02/24(Wed) 09時頃
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[自分に出来る事をする。其れが男の根本に存在していた。幼馴染が欲しいと、見たいと思ったもの、外の世界には太陽や月、星など不思議なものが存在するらしい。男にとってあまり興味のないものたちだ。だが、他の子らがそういった空想を夢見るのは知って居て。あまり良い顔をしなかった。 仲の良かった弟分が旅商人になるときも、行くなとは言わなかったものの内心、気がかりであった。だが、>>38男は彼の兄ではなかったから、強く言えなかった。代わり、街を出る前にこっそり呼んで]
…お前の兄には内緒だからな。 言えば、歪な形をしていると笑われそうだ。
[そうと少しだけ眉を顰めて見せたのは、そんな世界とはかけ離れた自らの宝石であった。いや、正確には宝石とすら言えないような代物だ。生まれた時から持っていた、されどそれは歪な形をしていて男のコンプレックスの塊でもあった。何故自分だけ、このような石しか持てぬのかと恥じて周りに見せたことはなかったが]
虹というらしいが、リットは覚えているか?
[其処に挟み込まれた七色の色を男は彼に見せることで思いとどまらないかと淡く期待を抱いていた。絵本に絵がかれた、七色のアーチ。それを構成する色だと昔聞いたことを思い出して外に憧れる彼へ、誰にも見せたことのない自分の宝石を見せる気になった。彼が見るのを望んでいたのが無機物な石の輝きではないと気づかず]
……、ここにもこんなものがあるんだ。 それを忘れずに、ちゃんと帰ってきてほしい。
[肝心な時に支離滅裂な言葉をかける事しか出来ない男だった。家族が心配するだろうから、行くなと諫める事も満足に口にせず、土産話を楽しみにしていると頭をわしゃりと撫で。お前の兄も、私も待っているからなとしれっと付けたしておいた。 何があろうとも、男の居場所はこの街でしかない]
2016/02/24(Wed) 09時頃
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―その2― [自分に出来る事をする。 其れが男の根本に存在していた。幼馴染が欲しいと、見たいと思ったもの、外の世界には太陽や月、星など不思議なものが存在するらしい。男にとってあまり興味のないものたちだ。だが、他の子らがそういった空想を夢見るのは知って居て。あまり良い顔をしなかった。 仲の良かった弟分であるリットが旅商人になるときも、行くなとは言わなかったものの内心、気がかりであった。だが、>>38男は彼の兄ではなかったから、強く言えなかった。代わり、街を出る前にこっそり呼んで]
…お前の兄には内緒だからな。 言えば、歪な形をしていると笑われそうだ。
[そうと少しだけ眉を顰めて見せたのは、そんな世界とはかけ離れた自らの宝石であった。いや、正確には宝石とすら言えないような代物だ。生まれた時から持っていた、されどそれは歪な形をしていて男のコンプレックスの塊でもあった。何故自分だけ、このような石しか持てぬのかと恥じて周りに見せたことはなかったが]
虹というらしいが、リットは覚えているか?
[其処に挟み込まれた七色の色を男は彼に見せることで思いとどまらないかと淡く期待を抱いていた。絵本に絵がかれた、七色のアーチ。それを構成する色だと昔聞いたことを思い出して外に憧れる彼へ、誰にも見せたことのない自分の宝石を見せる気になった。彼が見るのを望んでいたのが無機物な石の輝きではないと気づかず]
……、ここにもこんなものがあるんだ。 それを忘れずに、ちゃんと帰ってきてほしい。
[肝心な時に支離滅裂な言葉をかける事しか出来ない男だった。家族が心配するだろうから、行くなと諫める事も満足に口にせず、土産話を楽しみにしていると頭をわしゃりと撫で。お前の兄も、私も待っているからなとしれっと付けたしておいた。 何があろうとも、男の居場所はこの街でしかない]
(90) 2016/02/24(Wed) 09時頃
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―その3―
[それは街を護る駐在となったときから決まった事だ。 身よりの無かった男にとっての駐在所は初めて出来た家らしい家だったのかもしれない。大抵の時間を街でのパトロールに当てて居るが、運よく其処を通る>>85幼馴染を見かければ、よく心を砕いていた。 おばと二人暮らしの彼女は皆と遊んでも家に帰るのが遅かった。 そういうとき、大抵男は一緒に最後まで遊んだのだ。自分よりも小さな手を大切に握り締めて護らねばと思って居た。]
何かあれば、俺が助けてやるからな。
[そういう年頃だった。頼られて悪い気はしなかった。 たとえ、何方かといえばリアントと共に面倒事を起こしてしまい二人して他の幼馴染を巻き込んでいてもだ。 実のところ、彼女を手助けするのが、男ではなくシェニの方が多かった気がしても。頼られて悪い気はしない。
…情けなくなどないぞ。今では立派な駐在だ。
ちょっと、自己中心的な処はあるが、責任感が強く面倒見も良い。落胆の色を浮かべて居る幼馴染が居るとしれば、すっ飛んでいき、何があったと親身になり、頭を撫でようとしたり、チョコレートをあげようとしたりするほどに
ただ、其れを知るすべを彼は何時だって持たないのだが**]
(91) 2016/02/24(Wed) 09時頃
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/* 灰を使う余裕すらなかっ…た…
おはようございます。スズです。 どうぞよろしくお願いいたします。
(-48) 2016/02/24(Wed) 09時頃
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――ねえ、クリスタ この身を貴女に返せる日は、いつになるのかな。
2016/02/24(Wed) 09時頃
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/* わぁ!ヴラドさんやさしい…!! NGのロリチップにどの辺まで入るか微妙かなぁって思ってたけどエルマール大丈夫そうかな…?
グラニエとギリギリまで迷ったけど、美人なオペラを見たらエルマールでよかったなって思ってる。
(-49) 2016/02/24(Wed) 09時頃
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[――今から、ちょうど五年前のこと。 商店街からそう遠くない場所に設立された魔法学校。 未来の専業魔法使いを育成するための施設で、ある事件が起こった。
生徒のひとりである少女が、忽然と行方不明になった。 賢明な捜索にも関わらず、彼女に繋がる手がかりは何一つ見つからず。 結局、彼女はその身に宿していた水宝玉ひとつすら残さずに、 まるで神隠しにでも遭ったかのように姿を消してしまった。
一時は学園どころか街中を騒がせたこの事件。 しかし残酷な時の流れにつれて、次第に話題は風化し、 今や人々の記憶から忘れ去られつつあった。
話は過去に戻り、事件のあった数日後。 少女の一人の親友が、突然退学届を出して学校を去った。
そして、その同級生の少女は今――。]
(92) 2016/02/24(Wed) 09時頃
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―― 魔法店『Aria Manque』 ――
……ウフフ、ついに完成したわ!
[私は椅子から立ち上がると、くるりくるり踊るように回ります。 これはまさに歓喜の舞とでも言いましょうか。 新しい魔法がやっと出来上がったこの喜びを表すかのように、 ランプの灯りに映える白銀の髪はふわりと舞っていました。]
るんたった~♪らったった~♪ ……っと、踊るのはこれくらいにして、と。 さっそく試してみましょうか。
[懐から宝石を取り出すと、私はテーブルの上に目を向けます。 そこに置いてあったのは――ホカホカ作りたての、唐揚げ。]
からあげにレモンをかーけーて? はい、準備おっけー。
[歌うような上機嫌さで、懐から宝石を取り出して。]
ワン、ツー、スリー!
[ぱちん、と指を鳴らします。 すると唐揚げから激しい煙が立ち上り、雲散霧消してしまいました。]
(93) 2016/02/24(Wed) 09時頃
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さてさて、お味の方は……。
[その唐揚げをひとくち、ぱくり。 甘めに味付けたジューシーな肉汁が口の中いっぱいに広がりますが、 不思議とレモンの風味はありません。]
ん~、おいし~! どうやら、成功したみたいね。
[驚く無かれ。 私が新たに開発したのは――「唐揚げに掛けられたレモンだけを取り除く魔法」だったのです。]
ウフフ、やっぱり唐揚げは本来の味が一番。 ……からあげに無断でレモンをかける人は滅びてしまえばいいのに。
[最後だけ低い声でしたが、基本的には満足気げに呟くと、 残る唐揚げは冷蔵庫に保存しておきます。 これは今日の晩ごはんの時にでも出しましょう。]
(94) 2016/02/24(Wed) 09時頃
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[――この商店街に店を構えて、はや五年。 私は魔法使いとして日々新しい魔法の研究に勤しんでいるのですが、 こんな魔法が何の役に立つかと問われれば、私はこう答えます。 何の役にも経ちません、と。
だって、私がこうして変な魔法を作るのはただの趣味。 他の人の役に立てようだなんてこれっぽっちも考えていません。 私の魔法がよく騒動の種となっても、知ったことでは無いのです。
もっとも、私の魔法の「副産物」が有用なことは稀にあるようです。 例えば私がずいぶん昔に開発した、離れた相手の持ち物におどろおどろしいメッセージを浮かび上がらせる魔法――名づけて『不幸の手紙魔法』は、今やその使い方を変えて『メール魔法』として広く使われています。
他にも転用された例は幾つかありますが、こんな実績のお陰でしょうか。 街の人は私を、三割の畏敬と七割の忌避をもってこう呼ぶのです。 『不可思議の魔女』と。]
(95) 2016/02/24(Wed) 09時頃
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駐在 ヴラドは、メモを貼った。
2016/02/24(Wed) 09時頃
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[さて、二度目になりますが私の職業は「魔法使い」。 新たな魔法の開発、既存の魔法の研究、魔法具の修理、 その他魔法に関するあらゆる問題を解決することで生計を立てています
例えば、壊れた街灯の術式を組み直したり。 配達人さんが乗って飛ぶ箒>>16を修理したり。 私もよく訪れるパン屋さんで使われている竈>>24を調整したり。 優秀な魔法使いである私はそれなりに引っ張りだこなのです。 もっとも、宝石に魔力を込めるのはサービス対象外ですが。]
さて、そろそろお店を開かないとね。
[私はお店のドアに備え付けられたプレートを、 『CLOSE』から『OPEN』にひっくり返します。 この店の開店時間は暇な時。閉店時間は飽きた時。 そして休業日はいまいち気が乗らない時。
近くの雑貨屋>>22とは比べ物にならないほどのいい加減さ。 そのせいか店内には閑古鳥が鳴いていますが、気にしたら負け。]
今日は一人でもお客様が来るかしら……。
[カウンターの椅子に座り込んで、ふわぁと欠伸をひとつ。 誰も来なければお散歩にでも行きましょうか。]**
(96) 2016/02/24(Wed) 09時頃
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/* 私がラストかな? よろしくお願いします。
さて。 実は今回、とても難しいRPに挑戦してみると言いますか。 ト書きにギミックを仕込む……叙述トリック的なのをやるのですが、上手く出来るか不安でならないのです。 しかもストーキングされるのとは全く関係ないという(
(-50) 2016/02/24(Wed) 09時頃
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不可思議の魔女 クリスタがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(不可思議の魔女 クリスタは村を出ました)
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/* そして役職希望ミスるという……。
(-51) 2016/02/24(Wed) 09時頃
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[弟を捕まえて、対する男にガンをつけた所で投げ込まれる揶揄>>76には、べ、と舌を出して見せ。それから弟の肩にかけた手で、中指をぴっと立てて見せる。勿論、弟には見えないようにだ。 そんな子供じみた反応は、またもほんの少しだけ年上の悪友を呆れさせるのかもしれないが、構う物か。こちらのことを騒がしいなんて言ってはくれるが、青年からしてみれば相手の方が落ち着きすぎなのである。]
は、そっちこそ、じじぃみたいなツラしやがって。
[これでも時には、共に飲みに行ったりするような間柄のはずなのだが。パトロールに戻るという友には、先まで指を立てていた手をひらりと振り、一応背中を見送ってやったりもするのだ。]
おーおー、行ってこい。 気ィつけろよー、オマワリサン。
(97) 2016/02/24(Wed) 09時半頃
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さて、
[仕事に戻る友人を見送り、青年はあっさりと弟の肩から手を離す。それからその顔を覗き込んでやり、く、と口角をあげて笑みを見せた。]
おかえり、リット。
[唇に乗せた声音は、一転して柔らかに。細めた眼差しには慈愛が宿るのがわかってしまうだろうか。最早隠す気など微塵もないのだが、青年はこの弟を割とかなり大事にしていた。]
今晩は、家帰ってくるのか。
[尋ね、返答を得られればゆっくりと歩き出す。帰って来ないというのなら、そうか明日は帰って来いよ、などと返すのだろうが、帰ってくると言うのであれば、飯は、と次の質問を重ねる。 できれば、あのいつもは一人で過ごす2階の部屋で、ゆっくり食事でもしながら話をしたかった。パン屋の朝は特別早いが、構いやしない。 弟が家を飛び出して数年、一人過ごす時間にも慣れたつもりではあるが、やはり寂しくないわけではないのだ。**]
(98) 2016/02/24(Wed) 09時半頃
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[職人街へと戻る途中に見かける姿はヴラドにーさん。>>84 兄は兄でも従兄弟の兄で、この街の安全を護っている。 昔よく遊んでもらったんだ、でもいつからだろうか
――ヴラドにーさんが自分とぎこちなく話し始めたのは。
それでも自分はいつも通りにーさんを見かければ挨拶をするし、 それはこれからもきっと変わることの無い日常。
あまり向けられない笑顔が、少し寂しいのは言えぬ悩み。**]
(99) 2016/02/24(Wed) 11時半頃
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[薬の量が増えるのは冬だから。>>75 その言葉に含まれる事実の含有量は 一体どれくらいだろうか。 診療所にあるカルテの全て、 とは言わないが。 こうして薬を作るくらい頻繁に見る ガラーシャのカルテの、 最初のページに記された事件くらいは知っている。
知っていても、不用意に口にはしないだけ。 お喋りは銀、沈黙は金。 言葉数の少ない彼が 面と向かって話してくれるまでは、まだ。 そのくらいの心得は、見習いといえど、ある。]
(100) 2016/02/24(Wed) 12時頃
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ん? あ、あぁ…いや、無理じゃないが…
[私にそうやって頼むのは、君達くらいだ。 と、思い浮かべたいくつかの姿。 時計を見て少し慌ただしげに 診療所の外へ向かうガラーシャに、 私の驚きや感傷を告げる間はなく。 高く空へ舞い上がる姿を見送って、 気を付けて、と。 既に聞こえぬガラーシャに見送りの言葉を呟いた。*]
(101) 2016/02/24(Wed) 12時頃
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[朝の早い患者に 用意しておいた薬を渡し終えて。 少し余裕ができた頃。 今日は薬を届けて回る日だと思い出して、 私もゆっくり席を立つ。]
師父。 薬を届けに行くついでに、 少し寄り道をしても構わないだろうか?
[滅多にしない頼みごとに、 長く雪のような髪と髭に埋もれた 師父の顔が柔和に微笑む。 行っておいでと頷く小柄な老人に 夕方には戻ると告げて。 薬を詰めた白い肩掛け鞄をさげ、 診療所の外へ出た。]
(102) 2016/02/24(Wed) 12時半頃
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[寄り道すると言っておきながら、 どこへ向かうかは決めていない。 買う物。 正確には、買う目的は決まっているのだけれど。]
贈り物…なんて。 私のガラではないのだがな…
[らしくないことでも、 しようと思ったのは。 結婚が決まった幼馴染みのオペラを、 少しでも祝いたいと言う気持ち故。]
コーラリアの雑貨屋か… それともギュルセルの工房か…
[行き先を考えるうち。 もうひとつ、探す先を思い付く。]
クリスタの店…は、 今日は開いているのだろうか?
[唐揚げにはレモン派だと言えば、 邪道だの滅びろだの、 支離滅裂なことを言われた覚えはあるけれど。 それでも、行ってみる価値はあるだろう。**]
(103) 2016/02/24(Wed) 12時半頃
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/* コーラリア アナモグラ>>43 チョコレート屋さん廃業 いけない噂>>2一週間ほどまえに>>35
弦楽器職人 マラク モルチアナ・シルウェストリス>>5 職人見習い クロード 太陽はなぜ存在しないのか。>>6 >>7 十のときに目を無くしている 配達員 ガラーシャ 兄の研究、星をみてみたいというやつ>>11 で>>14片腕、眼を無くしている 亡くなった両親の墓の前で楽器を演奏するのが好き>>33 リラ弾き オペラ 車いす足が動かない>>18 12歳時>>41 旦那持ち、結婚したばかり>>21宵闇祭り>>29 パン屋 リアント 菓子も売っている、売り子の少年は妹がいる>>19 数年前に父が他界した。トマスは厨房の人>>24 温度変化>>78 弟はうまく使えない、落ち込んだ 見習い メアリー 自分の宝石が大っ嫌い>>25 老いた師がいる>>32猫とのやりとりかわいい>>47 芸術家 ギュルセル 眼鏡の弦、杖の柄。ブローチ>>40 オペラの指輪を作った>>51空が気になって居る>>57 資産家 シェニ 街が大好き>>34 幼い頃>>54目を失っている。 養子いったよ。街に居続ける理由>>82すれ違いの兄弟。 旅商人 リット 夢がある、太陽とか、絵本の世界に憧れている>>38 旅にでたのはいつだろうか 子守り エルマール おばと二人暮らし>>69父親を待ち続けてます>>71 母親は幼い頃に亡くなった>>79一人で帰る 魔女 クリスタ 五年前まで学校に通って居た>>92ミレーネ 行方不明事件。年頃だからたぶん知って居る気がする ミレーネのことをね。
(-52) 2016/02/24(Wed) 13時半頃
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/*年表おくれ(まがお そして、やっぱりこの街平和じゃないwww リアントの未遂 3歳より上~ クロードの目玉事件 10歳 シェニ&ガラーシャの目玉&腕事件 ?歳 オペラの両足事件 12歳 五年前、ミレーネ行方不明>>92
(-53) 2016/02/24(Wed) 14時頃
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―― ――
聞いて聞いて? 新しい曲が弾けるようになったの。
[それはまだ車椅子も必要とせず、二本の足で走り回り、 前を向いてリラを抱いて歌えば、それだけで笑えた日々。
同じ歳の少女に>>87リラごと飛びついてはしゃげば、 年上の少女が>>103慌ててその背中を支え、 年上の少年が>>84少女たちに合わせて僅かに背をかがめてくれる。]
皆に聞いてもらおうと思ってたくさん練習したんだから
[同じような年頃の男の子たちが走り周っている公園のベンチに座って、 小さな指が弦に触れる。]
(104) 2016/02/24(Wed) 14時頃
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『初恋の人がきて 私に綺麗な花束をくれたのよ 金の指輪を添えて』
[まだ恋も悲しみも痛みも知らなかった幼い声で紡がれる歌を その中の誰かは今でも覚えているのだろうか。]
(105) 2016/02/24(Wed) 14時頃
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[足が動かなくなって、幼馴染たちとも僅かに隙間が空いた気がした。
それは同じ速度で歩けない車椅子、 同じ目線にはなれない萎えた足、 俯いて視線を合わせなくなった自分自身。
自分で退いた距離に、自分で傷ついていた。
僅かな距離を開けたまま、いつの間にか時間だけが過ぎていく。
時折、離れた場所から気遣わしげな視線を投げる年上の幼馴染は>>46、 すっかり大人の男の人になってしまった。]
(106) 2016/02/24(Wed) 14時頃
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[路地の僅かな窪みに車輪のはまり込んだ車椅子を 持ち上げて助けてくれたのは、 駐在となって街を守る彼だった。 子どものころと同じ距離で 「大丈夫か」と安心させるように笑いかけるその顔には少年の面影が残っていて そのことに少し安堵する。]
あのね、ヴラド。私、結婚するの。
(幸せになれるの。 だから、どうかそんなに心配そうに見つめないで。
大丈夫、幸せになるから。
もう、貴方がそんな顔をしなくてもいいの――)
[>>84言葉にならなかった思いまで込めて、 リラ弾きの娘は年上の幼馴染に微笑みかけた。*]
(107) 2016/02/24(Wed) 14時頃
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/* 唐揚げレモン論争w
←二皿に分けてどちらも食べる派 でも最初の一口はレモンをかけないで食べたい
(-54) 2016/02/24(Wed) 14時半頃
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[幼馴染であり、弟分のリットの帰還を喜んだものの。 此方に向けられた、舌に彼の兄>>97には肩を竦めつつも 弟に見れない位置での行為は微笑ましいものだ。と思う。 兄らしく居たいのだろと勝手に推測をつけて。 しかめっ面ながら、 可愛い奴らめと機嫌よくなっていたりもした。 落ち着きすぎ? ただ気真面目なだけだ、ちょっと中身があれだけど。]
じじぃみたいな面とは何だ。私はまだ白髪じゃないぞ。 それにリアントこそ、そろそろ落ち着いたらどうだ。 ラリッサやメアリーを見てみろ。 [共に酒を飲み交わす仲に遠慮はいらないだろう。 幼馴染の名前を二人上げて笑われるぞと竦めた肩のままに リットへいくつか言葉を投げ ひらりひらり手を振る彼に此方も手を振り答えて、 パトロールを再開した。 兄弟水入らずの場面を邪魔するつもりはない。>>98*]
(108) 2016/02/24(Wed) 14時半頃
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[街は表面上平和だった。 車輪を押しながら見回れば明るい声が聞こえてくる。 だが、その裏で幾つもの問題を抱えていた。 商店街の奥にある交番だけでは賄えぬと 判断で駐在所が作られたのは丁度五年前のこと>>92 馴染の少女が行方不明になった事件が関係していて 男は今魔法店を構えている魔女に違和感を抱いていた>>93
この街は昔から見えない処で事件がよく起こる。 車いすに、片手と、瞳。後未遂の事件も、また同じく>>78
昔はよく皆で遊んでいた。その中にあった影>>99 自分にも弟が居るのだと思えた相手だったはずなのに。
居なくなった兄弟に重ねてしまったせいだろうか ぎこちなくなってしまったのは、其処に面影が重なるせいだ。 弟を無くし、両親を無くしてからもう十年以上も立つし 彼の片眼の光が消えて丁度十年だ。
すれ違えば話をする、…話をするだけ]
(109) 2016/02/24(Wed) 14時半頃
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[だけど、次は後少しだけ許されるなら近づいてみようか。 リアントとリットの兄弟に感化されたのかもしれない 十年経ったのだから、思い出に花を咲かせるのも良いのでは ふとそんな考えが頭を過った、いや、何時も思うのだ。 向き合い話をするべきだと。彼の両親の事について、知って居る事を
それなのにどうしても後、一歩。 男は重要な事を何時だって話せないでいる。 彼は今日も職人街にある工房に居るのだろう>>33
其処に少女の車椅子を押していった事を思い出す>>107 路地の僅かな窪みに車輪を嵌らせた彼女。 互いが子どもであった時期は遠く 大人びた横顔を遠くから眺める日々が続いていた>>106
誰もが、皆。 代わり映えのない町並の中で子どもたちは変化を見せた よくも悪くも幼い頃ともに遊んだ姿は随分と変わり]
『あのね、ヴラド。私、結婚するの』
[しかめっ面をどうにか笑みに変えて 大丈夫かと問うた、思い出はそこで色と形を変えた。 言葉にしなかった思いを男はくみ取ることは出来ずに。 ただ、そうか。とだけ返した。
おめでとう。とどうにもうまく言えなかったのだ。 あのとき自分がどのような顔をしていたのか。
男は未だに思い出せない。 街並の宙を見上げれば、箒が>>81見えただろうか 思い出は幾つもの色を見せて街のどこかしらに見えた。
ふとした瞬間過る、思い出はどんな>>104形をしていたか**]
2016/02/24(Wed) 15時頃
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[だけど、次は後少しだけ許されるなら近づいてみようか。 リアントとリットの兄弟に感化されたのかもしれない 十年経ったのだから、思い出に花を咲かせるのも良いのでは ふとそんな考えが頭を過った、いや、何時も思うのだ。 向き合い話をするべきだと。彼の両親の事について、知って居る事を
それなのにどうしても後、一歩。 男は重要な事を何時だって話せないでいる。 彼は今日も職人街にある工房に居るのだろう>>33
其処に少女の車椅子を押していった事を思い出す>>107 路地の僅かな窪みに車輪を嵌らせた彼女。 互いが子どもであった時期は遠く 大人びた横顔を遠くから眺める日々が続いていた>>106
誰もが、皆。 代わり映えのない町並の中で子どもたちは変化を見せた よくも悪くも幼い頃ともに遊んだ姿は随分と変わり]
『あのね、ヴラド。私、結婚するの』
[しかめっ面をどうにか笑みに変えて 大丈夫かと問うた、思い出はそこで色と形を変えた。 言葉にしなかった思いを男はくみ取ることは出来ずに。 ただ、そうか。とだけ返した。
おめでとう。とどうにもうまく言えなかったのだ。 あのとき自分がどのような顔をしていたのか。
男は未だに思い出せない。 街並の宙を見上げれば、箒が>>81見えた気がした。 それを少しまぶしげに見ては、手を振ったが届くかどうか
思い出は幾つもの色を見せて街のどこかしらに存在する。 ふとした瞬間過る、思い出はどんな>>104形をしていたか。車輪を転がせ、いく街並に冬の思い出の花が咲く**]
(110) 2016/02/24(Wed) 15時頃
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駐在 ヴラドは、メモを貼った。
2016/02/24(Wed) 15時頃
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――黒蛋白石と車椅子・2―― [覚えていない記憶がある。 否、忘れてしまったことさえも消してしまった。]
「お父さんがくるのを待ってるの」
[帰り道、大好きな友人が>>71零した小さな小さな弱音。 寂しそうなその瞳の奥に消しきれない望みの炎を見て、 溢れ出た感情は幼い嫉妬だった。
大好きな友達がどこかへ行ってしまうのではないか。
両親に愛されて育てられたけれど、 兄弟のいない寂しさを埋めてくれるのはいつだって 一緒にいてくれる幼馴染たちだった。
いつも一緒にいる友達が、会えない父親への思慕を募らせるのに 幼い心は不安にくれて―― そして、願ってしまった。
強く、強く]
(111) 2016/02/24(Wed) 15時頃
|
|
(ラリッサがずっとここにいますように) (ううん、ラリッサだけじゃなく、 大好きな人たちがずっと傍にいてくれたらいいのに)
[それは子どもの独占欲。 だっていつか、誰もがこの街を離れてしまうかもしれない。
シトルイユの家には昔男の子が二人いたそうだけれど、 そのうち、兄はいなくなってしまった。>>54 大人たちは誰も大声でその話題を出さないけれど、 こそこそと噂話だけはやまない。
兄弟がいなくなってしまう。 大好きな人が、いつも一緒にいた人が、 いなくなってしまう。
年端もいかない少女には、それは途方もない恐怖。]
(112) 2016/02/24(Wed) 15時頃
|
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[生まれた時から握りしめていた黒蛋白石を両手で包み込んで、 願ったのは、
けれど]
(ずっと、ずっと、一緒にいられたらいいのに)
[幼くて 嫉妬だらけで 醜くて 我儘な
そんな願いだったから。]
(113) 2016/02/24(Wed) 15時頃
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[醜い願いを抱いたから、罰が当たったのだと 薄れゆく意識でそう思って、 醜い思いも、記憶も、何もかもを消し去った。
残ったのは動かない足と、物言わぬ黒蛋白石。*]
(114) 2016/02/24(Wed) 15時頃
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/* メアリとシェニへの返しが遅くてごめんなさい
(-55) 2016/02/24(Wed) 15時頃
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ぅわっ…!? あ、兄貴?
あー、うん、ついさっき街についたんだよ。 てかもう少し普通に声かけてくれよ。
[兄貴分との世間話の最中だ。 いきなり肩を引かれて驚きそちらをみれば>>68、先ほど自分が会話へと持ち出した人物の姿があって、より驚いた。 思わず吃驚した、と呟きが漏れるほどには。
仕事をしている時の兄は、兄としてとても尊敬できる働きぶりだが、それ以外の場所ではいささか子供っぽい部分がある。 だからこそ一緒にいても楽しいけれど、兄貴分であるヴラドと並ぶとそれが一層際立つものだ。
兄の反応に苦笑を浮かべ、ヴラドに対しては話が折れたことと、兄の悪口>>97に対しての詫びを一言告げて。 詫びながらも、いつものそんな風景に、顔がほころぶのはしょうがない。]
あぁ、お仕事中すみませんでした。 はい、また今回も色々お土産話ありますから、聞いてくださいね。
[彼へと話すのは土産話以外の方が多いかもしれないが。
兄よりも大人らしい兄貴分は、昔から良い相談相手だ。 旅に出たいという話を告げたのも、確か実の兄よりも彼の方が先だった。 一人になってしまう兄へと言いづらくて、けれど夢を追ってみたい気持ちも大きく、頼りになる兄貴分へと相談したのだ。]
(115) 2016/02/24(Wed) 15時頃
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[仕事へと戻るヴラドへと、またと告げて見送れば、やっと肩から兄の手が退いて、告げられるのは先ほどヴラドからもあった言葉。>>98]
ただいま。
[その言葉にそう返すのはお約束。 本来であれば、家へと帰って自分から言うつもりだったのに、こんな道端では、やはりむず痒い。 兄がこちらへと向ける視線が優しいものだから余計にだ。]
帰る予定…というか、今丁度向かってたところ。 飯の準備も一人前追加で…。 あー、折角帰って来たしパンにビーフシチュー付けて食べたい。
[兄の手元には買い物袋。 すでに決まったメニューは変えられないかもしれないが、数日はこの街でゆっくりするのだ、こういっておけば明日か明後日あたりには出てくるだろうと踏んでのこと。]
(116) 2016/02/24(Wed) 15時頃
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あ、でもいったん荷物置いたら挨拶にはいこうかな。 会いたい奴らもいるし、商売もあるし。
[帰ってきたばかりはやることがいっぱいだ。
別の街で買ってきたものをよく購入してくれる顔なじみの資産家。
兄やヴラドを含めて幼い頃から遊んだ一つ年上の友人にも帰ってきたことを報告がてら顔を見たい。
雑貨屋エウレカにも商品を見せに行きたい。 逆にギュルセルの作る細工>>40は別の街でも評判が良かったのでまたいただきたいものである。 面白い薬を作るお騒がせ魔女の薬も買い手が付くが>>95、彼女は店に来たところを捕まえられれば楽だろうか。
今日一日では無理だろうが、明日あたりまでには行っておきたい。 その後をゆっくりするために。**]
(117) 2016/02/24(Wed) 15時頃
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旅商人 リットは、メモを貼った。
2016/02/24(Wed) 15時半頃
旅商人 リットは、メモを貼った。
2016/02/24(Wed) 15時半頃
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/* すごくすごく、リット囲いたくてしょうがないんだけど、それってどう見てもストーカーとかじゃない件
ただのブラコンじゃねぇか!!(机ダァン!
(-56) 2016/02/24(Wed) 16時頃
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[パンに、ビーフシチューをつけて>>116。それは素晴らしい取り合わせだ。折角の弟のおねだりともあれば、これは作らないわけにはいかない。 青年は弟の頭をわしっと撫でてやり、それからおまけにぽんっと軽く掌を乗せた。]
じゃあ、明日のメニューは決まりだな。 パンも、とびっきりのヤツ、焼いてやる。
[自慢ではないが、こと食べるものに関しては特別に、ずば抜けたセンスを持つ己である。店がもう少し広ければ、パン屋のついでにレストランでも開こうかと思っていたくらいだ。 今のところ、実現の予定はないけれど。]
そだな、お前の帰りを喜んでくれるやつ、 たくさんいるんじゃないか?
[だって俺の弟は、誰にでも愛されているのだから!
……と、いうのは一応、胸の内に留めつつ。]
(118) 2016/02/24(Wed) 16時半頃
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[そんなこんなで、夜が過ぎれば朝になる。 朝になれば、商店街のどの店よりも早く起き始め、そして朝一番のパンを焼く。 食パンにフランスパン、ライ麦パンにミルクパン。挙げた芋を挟んだパンに、トマトソースをたっぷり乗せて、ガーリックと共に焼いたパン、オニオンとチーズを混ぜ込んで、バジルで香り高く焼き上げたパンと、それからそれから。 シュガートースト、チョコレートをたっぷり巻き込んだデニッシュ、とろりとしたクリームを練りこんだパンに、季節の果物を乗せたパン。傍らでは焼きたての食パンを薄く切って、サンドイッチも作って並べる。 店先のベルが鳴れば、青年は厨房から顔を出して客の顔を確認するのだ。]
あぁ、いらっしゃい! いつもの?
[いつもと同じ、忙しい一日が、始まる**]
(119) 2016/02/24(Wed) 17時頃
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[箒で空を飛びながら、家々の内の1件が目に留まる 其処の住人>>69、大抵朝に顔を合わすものだ 荷があろうが、無かろうがに関らず
彼女の叔母への小包渡し、声紋認証を終えるだけ 風に袖を流して宙を飛び上がる時に一度振り返った時 見えた表情はまざまざと思い出される 待ち続けている者の顔だと、己は認識しているがさてあってるかどうか
何を待っているのかは分からないし、 清廉な蒼瞳が向けられ、待ち続ける相手も分からない 唯、彼女の望みが叶えばいいと思うのもまた配達員の密やかな願いである
今朝は逢わなかったなと思った際に、 黒猫は小さくなぁおと鳴いて箒の柄の先飛び降り。その光景に思い出す そろそろ二ヶ月に一度の――]
(120) 2016/02/24(Wed) 17時頃
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|
もう直ぐ点検に出さなければならんか 時間が取れればクリスタの所に顔を出そう
[メンテナンスをさぼったつもりはなかったが、 少し前慢性疲労でぽっきり逝ってしまった箒 修繕を頼んだ時の魔女>>96の表情は如何ばかりだったか もっと早くに来いと怒られたかもしれない そんなこんなで定期的にメンテナンスに立ち寄るようになったのだが
唯一、納得のできぬ事がある から揚げに何故レモンを掛けてはいけないのかという事だ 一度馳走になった際にかけようとし、 宜しいならば戦争だとなったのも記憶に新しい
から揚げから檸檬汁を取り除く暗黒魔法が完成した事も知らず 箒を走らせていれば、ふと下で手を振る年上の友人が見えた>>110 停止、そして急降下
ふわり、とその場に降り立ち挨拶を]
(121) 2016/02/24(Wed) 17時頃
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ヴラド、おはよう ……何だか今日は機嫌が良さそうだが何かあったのかい
[尋ねる声は矢張り淡々としたものである*]
(122) 2016/02/24(Wed) 17時頃
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/* 伸びるログに恐怖を覚える…(がたがた
(-57) 2016/02/24(Wed) 17時半頃
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――現在・職人街―― [横合いから不思議そうにかけられた声に>>72 思わず肩がびくりと揺れる。 振り返れば、劇場にも足を運ぶ資産家の姿があった。]
ポスルスウェイトさん…?
[劇場でも彼ほどの上客は滅多にない。 ただのリラ弾きが気軽に話しかけられる相手ではないのだが、 気さくな人柄らしく気付けば打ち解けて話が弾む。]
(123) 2016/02/24(Wed) 17時半頃
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[劇の幕間、観客たちの休憩と社交を兼ねたラウンジで 彼らの寛ぎのためにリラを奏でるのが リラ弾きの娘の最初の仕事だった。
車椅子のリラ弾き。 歌姫や女優たちのように堂々とその足で舞台を踏みしめる足もない。 大きな舞台で歌劇の演奏に加わることも、 奏者として華々しく舞台に立つこともなかったはずなのに――
ある日、支配人に呼び出され、聞かされたのは 次の音楽公演で数曲弾いてみるつもりはないか、との問いかけ。 ――今にして思えば問いかけではなくて 断ることなど出来ない話だったのだけれど――
「出資者が気に入って、今度は是非舞台で、と。」
それがシェニ・ポスルスウェイト。
若くて資産家の息子で優しげな振る舞いとその容貌から、 劇場の花形女優がこぞって熱をあげるその人が。 初舞台の祝いだと大きな花束を贈ってよこした時には 控室にいる全員がカードに書かれた名前を見て 歓声とも悲鳴ともつかない大声を上げていた。]
(124) 2016/02/24(Wed) 17時半頃
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[優しいリラの音色が落ち着く、と言われたことが嬉しくて 誰にも打ち明けたことはないけれど、 リラ弾きの娘にとっては彼は特別なお客様。]
(125) 2016/02/24(Wed) 17時半頃
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弦を新調しようと思って…。 私も今きたばかりなんですけど、先に誰かお客様がいたら この車椅子では邪魔になってしまうでしょう?
[もう車椅子の生活にも慣れたものだが、 こうして誰かに迷惑をかけていないか、と思う時は心苦しい。
迷惑なんてかけていないのだから大丈夫、と 姉のような幼馴染は診察のたびに>>26励ましてくれるけれど。]
ポスルスウェイトさんはマラクに会いに?
[彼の出資している中にはこの工房の主がいたのを思い出す。 彼の興味を引く音楽や芸術は数多ある中、 その一つに自分のリラの音色があると思うと 自然と笑みも柔らかくなった。**]
(126) 2016/02/24(Wed) 17時半頃
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/* >>108くしゃみ >>104幼馴染みと友人
んー。オペラはヴラドがお望みかな?って邪推しつつ離脱
(-58) 2016/02/24(Wed) 17時半頃
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― 嘗ての事 ―
俺に似合いの袋……?
[いや、自分で買うからと言い募るも見事に空振り>>89 案内された雑貨屋は、嘗て遊んだ幼馴染の1人が経営する所>>22 彼は面倒見が良く、こうして誰かを導いたりすることも多かったなと回想する 気分が良いというのはどうしてだろう 何かいい事でもあったのか、と考える己は、自分の事には疎い
唯、相棒の黒猫と相性が悪いらしく、言い争い時には格闘する様子が見られるのも常である 一度袋を用意してやろうか、と言われた猫が 毛を逆立てて威嚇していたのも記憶に新しい
診療所で痛みの治療を受けつつも、 内緒、という常套句を聞きながら唇に触れた甘い感触は忘れ得ぬもの チョコレートといえば其れを思い出す、が 売っていた店が潰れたという知らせは至極残念に思う
人から何かを施されるのは苦手であったものの 彼からのチョコレートは、 兄と疎遠になってしまった己への心配だと分かっていたから 有難く頂戴したのも事実であるし、また心の支えの一部でもあった だから今度も。贈り物を遠慮しつつも頂くのだ
倍返しは冗談と取らず至極真面目に頷いて、 もう成人していた彼に初給料で買った酒を持って行ったと記憶している]
春、か……春になれば
[否、春にならずとも何時か雪解けは起こるのだろうか 呟く声は至極小さく
優柔不断が仇となり決め切れず、コーラリアの見立てで選んだ封筒は、 嘗ての幼馴染や兄たちの色合い映した様々な色合いのもの 使うのが少しだけ、惜しい位で
何時も人に気を使う年上の友人 どうせなら自分自身にそれを回せばいいのに 御人好しで貧乏くじを引いている気がする彼の好意を 気休めであろうとも有難いと思って受け入れているのも、また事実*]
(127) 2016/02/24(Wed) 17時半頃
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―― アクアマリンの記憶 ~1~ ――
ねー、本当に成功するの? あたしとしては、すっっっごく不安なんだけど。
[目の前で着々と準備を進める親友に問いかける。 これから行う魔法はとても大規模なものになる。 成功したなら大金星だけれど、失敗したらと思えば恐ろしい。]
「大丈夫よ、絶対に成功するわ。」
[けれど。彼女はそんな自分の様子を歯牙にも掛けていない。 それどころか失敗の可能性を考慮してすら居ないように見える。 その呑気さが、今は羨ましい。]
「……どうしても不安なら、貴女は参加しなくても構わないのよ? 計算上、私だけでも魔力の量はぎりぎり足りているから……。」
[そう申し出てくれたのは、彼女の優しさか。 けれど自分は首を横に振って。]
ううん、あたしもやる。 不安だけど……あなたのこと、信じてるし。
[そう言葉にすることで不安を振り払う。 自分なんかと違って、彼女は正真正銘の天才。 だからきっと成功するのだと信じこんで。]
(128) 2016/02/24(Wed) 17時半頃
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[そんな自分を見て、彼女は柔らかく微笑む。 神秘的に輝く銀色が美しい。]
「いい子ね、ミレーネ。 これが終わったら食堂でパーティしましょう。 も・ち・ろ・ん、唐揚げ定食大盛りで♪」
唐揚げ!? ぃやっほぉぉぉぉう!!!
[大好物の名前を聞いてテンション急上昇。]
「ほら、落ち着いて。」
ハッ、唐揚げと聞いてつい……。
[が、窘められて落ち着きを取り戻す。 彼女は悪戯っぽく、くすりと笑った後。]
「ウフフ……それじゃあ始めましょうか。 この世界から、失われた空を取り戻すのよ――。」
[宝石を取り出すと詠唱を始める。 自分もまた彼女に同調するよう、魔力を集中させる。 それが悲劇の始まりだと知るのは、この直後のことだった。]*
(129) 2016/02/24(Wed) 17時半頃
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―― 魔法店『Aria Manque』 ――
[ロッキングチェアをぐらぐらと揺らしながら、 私はのんびりと思考の海に沈みます。 今考えているのは、友人の結婚祝いを何にするかということ。 唐揚げ魔法の研究に夢中で、渡すのをすっかり忘れていたのです。]
お祝いなんだから、やっぱり役に立つ物が良いわ。 新婚あつあつの夫婦生活の中で役に立ちそうなもの。 いったい何があるのかしら。
[新婚夫婦の日常生活というものを考えてみます。 すると私の頭の中には、蜂蜜に水飴と砂糖を混ぜたような、 とても甘ったるい光景が広がりました。爆発すればいいのに。]
いつまでも夫婦が仲睦まじくいられるような願いを込めて。 私に作れそうなものと言えば――。
……媚薬?
[とても下世話な発想でした。]
(130) 2016/02/24(Wed) 17時半頃
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[惚れ薬としてではなく、精力をつける効能を強めれば。 色んな意味で役に立つのではないでしょうか。]
……ううん、さすがにダメよね。
[そう思ったものの、私に残された数少ない理性が歯止めをかけました。 私だって良識くらい持ち合わせているのです。 持っているだけで、使う機会はめったにありませんけれど。]
振り出しに戻ってしまったわ。 さてさて、どうしましょう。
[結局、いい案は浮かばず。 チェアをぐらぐらと揺らしながら、うーんと唸っていました。]*
(131) 2016/02/24(Wed) 17時半頃
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/* ぐたに来るの久々すぎて色々やりにくい( 入ってから役職希望変更出来ないの忘れてたし。
早く慣れないと……。
(-59) 2016/02/24(Wed) 17時半頃
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[少し前>>115 兄弟の姿は何方が兄か分からぬなと内心笑った。 弟分が仕事をする兄のことを尊敬している事も知っている。良い相談相手として、身内には相談しずらいことを聞くのが男の役目だと思うていたから、綻ぶ彼に、いや、私が先に声をかけたのだからと首を振り、言葉に深く頷いた。可愛い弟分の相談事や悩み事を聞くのが男の1つの楽しみにもなっていて、仲のよい二人に癒された御蔭だろう。機嫌が良かった。
宙を行く彼は如何やら男に気づいたようで、此方に降りてきた。その姿に絵本の中の魔女が頭に浮かぶ。確か彼女も、黒猫を連れて居て、宅配便を配っていたはず
カランと音を立てる男の自転車も物語の中に登場していて ついぞ、これも飛ばないかとこっそり試したのは秘密だ]
おはよう、ガラーシャ。朝からお疲れさま。
む、顔に出していないつもりだったんだが。 やはり、君には気づかれるか、そうだな。 良い事があった、 ……リットが帰って来たんだ。
[しかめっ面をしていると思ったが>>122 年下の友人には気づかれたらしい。男に輪をかけたように無表情で無口な幼馴染に、少しばかり嬉しげな声音でそう話。少し歩いていかないかと箒をちらりと目の端に止め。 危なくないか、と小言めいた事を言うのはご愛嬌。
魔法店で作られたものを怪しむのは、以前に起きた事件故 後、唐揚げはレモンをかけるものと主張した覚えがある。 以前そういう話になったのは何が原因だったか。 レモン以外、大根おろしとポン酢とネギをかけたものや、 甘酢を絡めて仕上げたものなどもおいしいが、 レモンはやはり欠かせない食卓の友だ。と脇道に逸れた。
立ち話もなんだと 隣を歩こうとする際、彼の相棒を警戒するのは忘れない。 以前、袋を用意しようとして毛を立てられたのをまだ覚えている。その後、内緒で本当に袋を買い被せようとして、引っ掻かれたのは、誰も知らないはず。
…知らないよな、と黒猫を見、年下の友人を見た。 面倒見が良い格好良い大人の男と思われたい、*]
(132) 2016/02/24(Wed) 17時半頃
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― 兄に思う事 ―
[家にお金が届く様になったのは何時からだったか>>82 確か兄の養父母が亡くなってからだと思い至る
定期的に送られるお金とは裏腹 父も母も、己も兄とは受け渡しの時に顔を合わせたことがない
治療費がないからと養子に出した事を悔いているのか 其れとも会わぬ様にしているからか 家で兄の話題を出す事は半ば禁忌の様になっていた 現在は両親共に此処より少し離れた場所へと出張しており、 独り暮らし3か月目に突入している
時折、兄が出ていったままの子供部屋を覗くことがある 時を止めてしまったその場所には、 玩具や本などが散らばっていて そのうちの一冊手に取れば、星の話が柔らかな絵と共に描いてあるもの]
星なんて、欲しがらなければ
[今も両親と兄と暮らせていたのだろうか ポスルスウェイト家の主という仮面越しにしか言葉を交わせぬ兄
宝石を埋め込んだ壁で淡く光る街並みや 宙駆ける箒の推進力と共に流れる景色の中 片手で大通りに拵えられたベンチに座り、昼食を摂っている際も 逢っても視線を外し、俯く事しかできないのは理解していても ふとした瞬間紫色の影を探すけれど
結局今日も、見つからぬ*]
(133) 2016/02/24(Wed) 17時半頃
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/* 待って。この街、かける派が多すぎる
……ギルティ。
(-60) 2016/02/24(Wed) 17時半頃
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駐在 ヴラドがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(駐在 ヴラドは村を出ました)
駐在 ヴラドは、メモを貼った。
2016/02/24(Wed) 18時頃
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……これが、仕事だから
[労いに返すのはぶっきらぼうな物言い ただ単に気恥ずかしいだけであるが、そこは長年の付き合いの男ならばわかるだろうか 少しばかり嬉しそうな声音で語られた事は、 1つ年下の友人が帰還したとの報であった>>132]
リットが帰って来たのか?そうか リアントが喜ぶだろうな。大事な弟だと良く吹聴しているから
[気のいいパン屋の青年で、嘗て幼少時遊んでいた兄弟を回想し 良かったなと思うのは、心からである
少し歩かないかとの言葉には頷きを 今日の予定の届け先は後数件だけだった筈だから 箒を目の端に留め、紡ぐ小言が耳に届けば大丈夫だよと返すも常 何故か魔法店の品を警戒するのは何故だろう 内心小首をかしげている]
(134) 2016/02/24(Wed) 18時頃
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[自分の相棒はヴラドを認めれば毛を逆立て ふっしゃー!と鳴くがまだ手出しはしない様だ ヴラドと対面する方とは反対側の肩に飛び乗り、 じりじり警戒している模様
かつて袋を被せられそうになったのを忘れてはいない様だ 此方を伺う様子には無表情のまま目を一度瞬かせる]
……何かあったのか?こいつと
[相変わらずの仲の悪さだけれど、と付け加えたことからは、 未だ面倒見のよい大人のイメージは損なわれていない様子だ 序でに、自転車も空飛ばないかと試していた事も弟分は知らない
朝靄が未だ煙る街並み 何時も早朝からこの街を見回るのは彼もであると思い至り 鞄の中から取り出したのは朝食用に先日、 リアントの店で買ってきたサンドイッチ
食べないかと誘ってはみたものの、 すでに彼は朝食を摂っていたかもしれない*]
(135) 2016/02/24(Wed) 18時頃
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音楽と癒しの記憶
[男は養子に出てからしばらくは、あまり外に出ることもなく大きな屋敷の中で過ごした。 子宝に恵まれなかった資産家の夫妻は彼を大層大事に、 それこそ本当の息子のように扱ってくれたし、外へ出なくてもすべてが事足りたからである。
彼らが男を外へあまり出さなかったのは、男が起こした事件の噂がほとぼりが冷めるまでという気遣いもあった。 焼けた右の顔の治療も屋敷に医師を招いて行われたし、学業や教養も家庭教師に任せ学校へも行かず。
弟や友人に会いたいと塞ぎこむ子供に、夫妻が与えたのは様々な音楽を奏でる魔法で作られた蓄音機。 それの奏でる音は男の罪の記憶や孤独を癒す一端は担ってくれた。
18の誕生日を迎えた頃くらいには街にも顔を出すようになり、 久々の街はどこも変わらないようにも見えたけれど、男にとってはどれも目新しくも見えた。
街へ出てすぐに会いたいと思っていたのに、 生家の近くまで足を運びそこに弟の姿が見えても 痛ましく欠損した右脚を見て足が竦み、結局訪ねていくことは出来ず。 それでも気にはなって散歩と称して遠くから様子を見に行っていた。
幼い頃のようにヴラドやコーラリア、リアントリットの兄弟、彼らと一緒にいる姿を見かければ、 その中に昔のように入っていきたかったけれども そこに自分の居場所はないように思えて。
そんな日は特に、どうにも落ち着かずにふらふらと徘徊するうちに聴こえてきたリラの音。
それがオペラとの出会いだった。 彼女のことは養子に出る前から顔くらいは見知っていたけれど、 その才能は引き取られる前の男にはまだ興味のなかったもので。 シトルイユ家の長男としてでなく、ポスルスウェイト家の跡取りとして初対面を装った。
蓄音機からではなく生で聴ける音は男を癒してくれたし、 脚が不自由である彼女の様子を見に行くと称して演奏を聴きに行くのも日課のひとつになった。]
(136) 2016/02/24(Wed) 18時頃
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[街一番の弦楽器職人に出資を行うようになったのは生家に寄付を出すようになったのと同じ頃。 つまりは、養父母が他界してからのこと。
弦楽器の工房に初めて訪れたのはリラの弦を新調しに行くオペラが工房に向かうのに付き添った際であった。 付き添いというよりは単に、街を歩いていたらオペラがどこかへ向かっているのを見かけたので 何か面白いものでもあるのかとついていっただけだったが。
養父母が"不慮の事故"で亡くなったのは男が20を過ぎた頃だったか。 それより以前からマラクの工房には遊びに―と言ったら彼は怒るかもしれないが― 男の拠り所である音楽を作り出す職人の技を見るのは楽しく、一日中見ていても飽きなかった。
道楽者の資産家の息子らしく、君の才能と今までの見物料も兼ねてこの工房に投資するよ、 そう言った時の彼の反応はどうであったか。
昔からの交友関係がほとんど絶たれていた男にとっては、3つ年上の才能溢れるこの男に、 憧れのような感情と、友人になってほしいという思いがあったのかもしれない。*]
(137) 2016/02/24(Wed) 18時頃
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/* 盛大に齟齬をしたよ!!!
ごめんオペラ!
(-61) 2016/02/24(Wed) 18時頃
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/* >>136 あっごめん兄ちゃん、欠損と火傷は腕なの、足じゃないの あーでも脚も火傷負った事にしていいかな(広がるケロイド)
(-62) 2016/02/24(Wed) 18時半頃
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仕事だからこそだ
[ぶっきらぼうな物言いの中>>133 恥ずかしさが滲んでいるのに気づけば目を細め。 しかめっ面の中にも、穏やかな心地で見、その労をねぎらおうとして、帽子の上からぽんぽんとしただろう。長年の付き合いから、分かるようになった事は多く。吉報に対する反応が心からのものだと知るからこそ、少しばかり、唇を滲ませてしまった]
…ああ、早速見せつけられてきた処だ。 あいつも少しくらい弟離れした方が良いと思うが 誰か恋人でも見つけ無い事にはリットも心配だろうに
[隣を歩き始めた彼の兄を見た事を思い出し、言うか、言わまいか、少し迷い。結局口にしたのはそんな言葉だけだった。良かったなと思える彼は、本当に優しく。 倍返しだと冗談を至極真面目に頷いた事を思い出す>>127 酒飲みの男は其れを喜び、ついハメを外したのもご愛嬌。
箒に対する小言に対して大丈夫と返す言葉には頷くだけ。 態々言うべきことでもないと肝心な事を言いだせず]
(138) 2016/02/24(Wed) 18時半頃
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……何もない。何もないが、私は嫌われているようだ。
[此方に毛を逆立てる猫を見てしれっと>>135嘘をついた。 警戒しているのは見て分かっているが、何もないという事にしておく。相変わらずという言葉には、猫は嫌いじゃないんだがと言い訳をして。面倒見が良い大人のイメージが崩れて居ないことに内心ほっとしつつ。
朝露が煙る道を歩きながらの会話。 その中で鞄の中より取り出されたサンドイッチに目を瞬き]
それはガラーシャのじゃないか? 何処かで、食べるなら、ちゃんと座って食べろよ 立ち食いは行儀が悪い。
[街路に置かれたベンチを指さし。あちらに腰でも下ろし、食べようと誘いをかけ。少しばかり強引に座らせようとしただろう。彼が座ったのを確認し、自転車をかければ、男もまた腰を落として]
もうすぐ、春だな。
(139) 2016/02/24(Wed) 18時半頃
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[街路に立つ木を眺めぽつり。 そういつかのように漏らした後]
お前の兄を街で見かけた。
[漸くと一言、呟いた。雪解けはいつかきっと来るはずだ。 唇を噛み締めるように息を吐き出し
まあ、見かけただけだがな。と肩を竦め。
使ってくれているのか。と鞄の中に見えた、袋の事に話題を変えたが。彼はどう反応を示しただろうか*]
(140) 2016/02/24(Wed) 18時半頃
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現在・職人街
邪魔なんて気にすることないのに。 君の才能を考えたら他の客がいようと優先する価値が充分にあるよ。 [工房の主でもないのに男は笑って彼女に言った。 勝手知ったる他人の家という態度でオペラの車椅子に手をかけると工房内に入ろうとしながら、彼女の質問に答える。]
…うん、暇だったからね。 次はいつ舞台に出られる? とても楽しみなんだ。
[彼女を舞台に出すように頼んだのは、>>124 観劇の合間の出来事より先に、彼女のリラの音に魅せられていたから。 あの申し出が図々しくも彼女の様子を普段から曲を聴きに行くようになるきっかけになったとは彼女は知らないだろう。
今日はまだ弟の姿も見つけていない。 ヴラドと顔を合わせて、彼の自分に向けた表情を見て少し落ち込んでいたのもあって。
弦を張り替えたらまた何か聴かせてくれないかな、と彼女の柔和な笑みに甘えてそう強請った。**]
(141) 2016/02/24(Wed) 18時半頃
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資産家 シェニ は、メモを貼った。
2016/02/24(Wed) 18時半頃
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/*微笑ましい兄弟だなwww
(-63) 2016/02/24(Wed) 19時頃
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[仕事だからと、労う彼が帽子越し頭を撫でる>>138 それに対しても矢張り気恥ずかしいのだけれど 嬉しいのもまた、事実
表情の乏しいのと、しかめっ面を良くしている者と 昔なじみ故に何となく其の機微わかる。其れは相手も同じなのだろう
”見せつけられた”とあったので きっとリットはリアントとも邂逅したのだろう 恋人関連の事に関しては、確かにねと同意した後]
其れを言うなら、 ヴラドもさっさと好い人見つけた方がよくないか最年長
[人の事よりまず自分を大切にしてほしいものだ 弟離れをしないリアントと、兄を大切に思うリット その光景は眩しくも何処か引っ掻く様な傷を胸中に刻む 自分にはもうきっと、永久に訪れ得ぬものなのだから
故にか弟離れに関しては援護するのはリアントの方なのだった さて、件の黒猫との争いは一旦は冷戦状態の様だ 肩に乗った猫は、警戒の眼差しを尚もヴラドに向けている]
(142) 2016/02/24(Wed) 19時頃
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客には、とても懐くのだけれど 不思議だね
[我が相棒はどうして面倒見のよい兄貴分にだけ懐かないのか 心底不思議そうな顔を向けるけれど 原因を知らねば真相に辿り着けることもなく>>139 しれっと吐かれた嘘に心境慮り憂う] 自分の分はあるから……あ、ちょ、っ 子供じゃないのだけれど
[立ち食いと行儀の悪さを指摘されつつも、 大人しくベンチへの誘いに乗る 断れば少しばかり強引になるのも経験則なれば、言に従った方が良い 自転車と共に腰を下ろし、街路樹を見ながら 春の訪れの予感を告げる声を耳で拾う 自分の分はあるからと渡したサンドイッチは受け取って貰えたろうか
受け取って貰えたなら己の分のベーグルサンドを袋から取り出し 相棒の黒猫に挟んであったベーコンを渡しつつ 続いて漏らされた言葉に体が強張った]
(143) 2016/02/24(Wed) 19時頃
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……兄さんを?
[ぽつ、と雨粒の様に落ちる言葉>>140 実際この地下の街に雨はないかもしれないけれど 一度揺らぐ瞳の橄欖石色は、瞼を閉じればまた凪いで]
ポスルスウェイト氏は、元気そうだったのか そうであるなら、其れは何より
[また、心を氷雪に閉じ込める 春は未だやってこない
肩を竦める様子には相変わらずの面倒見の良さと それから何時か兄と彼が交友を復活させてくれないかと 密やかに願う思いを抱く
袋の話題になれば、早速今日も使ってきたのだと カバンから取り出す色取り取りのそれら 序にメアリーに処方された飲み薬の袋が零れ落ちそうになったため、 それを目につかぬ様に仕舞いこんで]
とても役に立っているよ。ありがとう そうそう、ヴラドはまた人に世話を焼いているのかい?
[偶には自分の事も考えなよと言い添えながらも そういえばと思い至った事1つ。彼自身に関する望みを
己は、知らない*]
(144) 2016/02/24(Wed) 19時頃
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/* 齟齬してない感じになんとかこう、こう…! 軌道修正した。
ところで養父母の不慮の事故ってなんか僕が殺したみたいだね!(多分そんな感じなんだけどその辺はまあ、追々。
(-64) 2016/02/24(Wed) 19時頃
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/* ぇ…今日平日だよな? なんじゃこのログ伸び………!? RP村ってこんなにログ伸びるもんなの!?
(-65) 2016/02/24(Wed) 19時頃
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[頭を撫でるのは日課のようなものだ。 甘やかしていると言われても言い訳出来ないだろう。 昔馴染故の気安さで 兄弟の再会劇を話せば、男自身に飛び火した。 最年長とは耳が痛い>>142]
他の連中が見つけたら考える。其れまでは落着けん。
[少しばかり遠くを見やり首を小さく振った。 彼が胸の痛みを覚えていても、弟であり、リアントの味方だとしても。友としてつい、先を案じてしまうのだから仕方無い。いつか別離は訪れる。遅かれ早かれ変わらずに
私は一人に慣れているからな、と小さく呟き
冷戦状態の猫を見た>>143不思議がる彼に真実は話さない。 しれっと嘘を付けるのは年の甲と信頼の証だろう。 それを逆手に取りながら、仲良くなりたいのだがな、と。 憂う彼に白々しい言葉を重ね]
ん、そうか。なら良いが 子どもじゃない? 立ち食いするやつはまだまだ子どもだ。
[大人しくベンチに座る彼を良い子良い子と冗談まじりに言い。また帽子の上からぽんと頭を撫でた。断れば、強引になると知って居る彼らしく。 春の訪れを拾いながら、彼の手よりサンドイッチを受け取っただろう。白いパン生地に目を細め、仕事は出来るのになと呟いたのは、之を作ったパン屋の主のこと
ありがとうな、としかめっ面の中にも気安さと笑みめいたものを湛えてはむりと一口。相棒にベーコンを与えているのを横目に見て、口にした言葉に彼の身体が強張ったのに気づいた]
(145) 2016/02/24(Wed) 19時半頃
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… ……。 お前は、……なあ。
[揺らぐ色。何処までも澄んでいたはずの其れを収め。 また凪ぐそれをじっと捕えたのは、無意識の産物だ。>>144 氷雪に似た言の葉にどれだけの温度が込められているか
もう、いっそ捨ててしまえば良いのに。 春告げ鳥をまだ待っているのかと思わず何かを言いかけた言葉は噤まれ、何でもない。と肩を竦めるのに変わった。
自分と彼の兄の間は、流氷が流れる大河がある。 密やかな願いを叶えるのは至難の技だろう。 もうずっと、男は諦めている。
わざとらしくも袋に話題を変えれば 彼もどうやら乗ってくれたようだ、眼につかぬ様仕舞い込まれたものに気づく事は適わなかったが。あいも変わらず、綺麗にしているなと色とりどりの其れに感心を寄せ]
それならよかった。 …気にかかることに対し、手を貸しているだけだ。
君の方こそ、 日々配達に明け暮れて人の世話を焼いているだろう。
[自分の事。と言われてもきょとんと首を傾げるばかり。 男自身に関する望みなど、聞かれた処で答えようのない。ずっと、前から望みは叶わないと知って居た。
だから、代わり。友人の体調を心配し、春が近いとはいえ、まだ寒いのだから無茶はしてくれるなよとサンドイッチを頬張るのだ*]
2016/02/24(Wed) 19時半頃
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… ……。 君は…、……なあ。
[揺らぐ色。何処までも澄んでいたはずの其れを収め。 また凪ぐそれをじっと捕えたのは、無意識の産物だ。>>144 氷雪に似た言の葉にどれだけの温度が込められているか
もう、いっそ捨ててしまえば良いのに。 春告げ鳥をまだ待っているのかと思わず何かを言いかけた言葉は噤まれ、何でもない。と肩を竦めるのに変わった。
自分と彼の兄の間は、流氷が流れる大河がある。 密やかな願いを叶えるのは至難の技だろう。 もうずっと、男は諦めている。
わざとらしくも袋に話題を変えれば 彼もどうやら乗ってくれたようだ、眼につかぬ様仕舞い込まれたものに気づく事は適わなかったが。あいも変わらず、綺麗にしているなと色とりどりの其れに感心を寄せ]
それならよかった。 …気にかかることに対し、手を貸しているだけだ。
君の方こそ、 日々配達に明け暮れて人の世話を焼いているだろう。
[自分の事。と言われてもきょとんと首を傾げるばかり。 男自身に関する望みなど、聞かれた処で答えようのない。ずっと、前から望みは叶わないと知って居た。
だから、代わり。友人の体調を心配し、春が近いとはいえ、まだ寒いのだから無茶はしてくれるなよとサンドイッチを頬張るのだ*]
(146) 2016/02/24(Wed) 19時半頃
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―だって、大切なものは自分で壊してしまった
(-66) 2016/02/24(Wed) 19時半頃
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幼き頃からの夢
[幼い頃からよく一緒に遊んだグループがあった。 所謂幼馴染、というやつだろうか。
兄貴分のヴラドと自分の兄と。 それから、自分たちと同じように兄弟であるシェニとガラーシャ。 自分はその中でも年下だったから、遊んでもらっていた、という方が正しかったのかもしれないが。 時折そこに、自分よりも年下のコーラリアが入った時は得意げに兄貴面なんかをしていたものだ。
その中でよく夢について話し合っていたのは歳が一番近かったガラーシャだろう。 絵本を広げて空への憧れを語る自分に対して、彼はポツリと控えめに、星が見てみたいのだと言っていた。>>11
けれどとある事件を境に>>54、その夢物語をガラーシャと語ることはなくなった。 ガラーシャはあれ以来そのことを深く後悔していたし、シェニはこの街では名の知れる資産家の家へと養子へと出されたと聞いたのは事故があってから暫くしての事だった。
シェニとの交友もそこで断たれたかに思えたが、旅商人をして各地の品を手に初めて街へと戻ってきたときにお呼び出しがかかったのだ。 目的は自分の品もあったが、弟が後悔した夢物語を、兄の方は逆に諦めてはいなかった。 シェニがいまだに星を求めていることを己は知っている。 それ故に、帰って来れば様々な品と共に手に入れた情報を持っていくのだった。*]
(147) 2016/02/24(Wed) 19時半頃
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/* ログ伸びはやいー。 いや、きっとそんなにログは伸びてない。 ただ一つ一つのログにいろんな情報が入ってるだけ。
読んでるのは楽しいんだけど、読んでロル書いてる間に新しいのがあると伸びてるって思う。
(-67) 2016/02/24(Wed) 19時半頃
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/* よし、回想を返そう。
(-68) 2016/02/24(Wed) 19時半頃
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/* 現在では加工品でというよりは、この完璧に見える原石の結晶状態を楽しむ石として人気が高いパイライトですが、18世紀頃には「マルカジット」とい うダイヤモンドの代用のジュエリーとして非常に人気がありました。
パイライト調べてて出てきたやつね。 ダイヤモンドの代用とか、ね。ね。 いや、ダイヤモンドが有名だから他にもたくさんあるんだろうけど、兄弟として嬉しくなった。
(-69) 2016/02/24(Wed) 20時頃
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[最年長こそ所帯を持てばよいのにと 切りかえしに反応した彼は、どうやら己らが人生の相棒を見つけるまでは 己のパートナーを得る気はない様だ>>145]
そんな事を言っている間に爺になっても知らんぞ ……そういえばこの間、リラ弾きのオペラに旦那が出来たとか
[遠くを見やるヴラドにちくりとやった後、 幼馴染のうちで一番に嫁いだ娘の名を出す
数度各方面からの祝いの品、届けに幾度か足を運んだので覚えている 男連中が騒ぐのをエルマールらと見ていた幼い頃の姿を思い出せば 自然、時の流れを痛感するものだ
別離は遅かれ早かれやってくる。理不尽に唐突に 一番、己がよく知っている 小さく呟かれた言葉を耳が捉えれば、慣れるのは良くない。と一言 慣れてしまえば心が緩やかに死ぬ 彼にもかつては弟がいたらしいが――さて、共に遊んでいたのか それとも彼と出会った時には既に儚かったか、存在自体知らなかったか
黒猫の相棒に関する白々しい言葉も 背景知らねばそれが真実に聞こえるものだ 猫は気づけ主人とばかりにてしてしと前足で己の肩を叩くものの 逆にお前も少し仲良くしてほしいと諭され、一寸不貞腐れている模様]
(148) 2016/02/24(Wed) 20時頃
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[作業椅子に腰を落ち着けた長躯が、 膝頭を音叉で打って、銀色の二股を歯列で噛んだ。
エナメル質を伝って響く音階を聞き分け、 抱えたヴァイオリンの弦を指で弾いてあやす。 頭頂から左右に突き出された糸巻きを弄れば、 ズレていた音の波を基準である“ラ”に合わせていく。
ひとつひとつの作業に時間と手間を掛け、 技術で磨いて一つの完成を目指す作業こそ、職人の技。
弦楽器を作るようになって早二十年、 工房を持つまでになって早十年。 今では弟子まで抱える一人前の身の上。]
(149) 2016/02/24(Wed) 20時頃
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[所で。ヴラドは一体何時俺を大人として認めてくれるのだか 2つしか違わぬし、立ち食いは大人でもしているのにと小さく呟いた文句 冗談交じりにまだまだ子供と言う聲は年下の友人に対する気遣いに溢れる かつての兄やリアントの様に対等にはきっとなれない でもせめて、こうして働いているのだから一人前扱いはしてほしいものだ この考えをする事態がまだ子供の証なのだろうか
パンを片手に呟くリアントの事 仕事も出来るし弟想いの”良いお兄さん”だと己は認識しているので 仕事”は”、に掛かるものに思い至るには及ばない 礼には頷き返し、相棒にパンの素材を分け与えていた所――
兄の話題に。じっと、此方を見つめる視線は強く 目をそらしてしまうのもまた、常>>146
君は、の後に言いかけたのは何だったのだろう 肩を竦めた男の言葉、 例え知ったとしても受け入れる事はきっと出来ない 春告げる鳥は未だやってこず。自分から一歩を踏み出す勇気もなく 雪解け待ち続ける自分は愚か者にも滑稽にも見えるだろう
彼が兄との交友を諦めているのを知らぬまま 大河から流氷を掻きだす手を皸させても埋めたいと思う心境は きっとすれ違ったままである
袋の話題になれば感心寄せる兄貴分に 見せるのは黒色、先程話題になった1つ下の友人の色 今度パン屋で買う時は、是を使ってみようかと考えているのだ等と告げ]
(150) 2016/02/24(Wed) 20時頃
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[弟子など己の身ではまだ早いと云うのに、 隻眼の少年に師事を赦したのは、彼の情熱に折れた為、>>7 ――― と云うのは体と聞こえの良い理由で、 実際は両親を一度に失くし、世界の半分も失くし、 ひとりぼっちになってしまった彼を憐れんだ所為だ。>>12
丁度十年前、工房を開いた途端に弟子を取るなど、 奢りも甚だしいと職人通りの面々には苦言を貰ったが、 己は全ての他言から耳を塞ぎ、幼き彼に告げたのである。]
悲しみは月日でしか癒せない。 だが、美しき音色は一時の憂いを忘れさせてくれる。 私の音色を美しいと思うなら、 悲しみが褪せるまで、此処に居ると良い。
[その言葉に合わせて、そっとヴァイオリンに弓を宛がった。
奏でられる音色は、彼に笑顔を戻すもので無かったとしても、 まるで、魔法が如く安眠へと誘う、不思議な音色をしていた。*]
(151) 2016/02/24(Wed) 20時頃
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配達員は、其れも仕事だよ ……その。他者に手を貸す事はとても難しい事だ 其れをできるヴラドは凄いと、思う
[だからもう少し。彼自身に目を向けてほしいと何時も願っているのだが 自分の事に関してこと疎かな彼は、きょとんとした目を此方に向けている
密やかに叶わぬ望みを抱きつつ此方に体調を心配する声を投げかけ サンドイッチを頬張る友人に、やっぱり落ちる溜息 彼の春告鳥はいつやってくるのだろうか、と思いながら 自分もレタスとパンだけになったサンドイッチを一口頬張った*]
(152) 2016/02/24(Wed) 20時頃
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[工房を開いたのが18の頃。 腕は確かだが、一挺でも大金を積まねばならぬヴァイオリンは、 伝手が無ければ、欲する相手に届けることも敵わない。 特に楽器は素材も破格だ。 材料となる木材は特に吟味せねばならず、産地で音も変る。 今でこそ、渡り鳥のように街々を繋ぐ旅商人>>38に、 買い付けを頼んでこそいるが、当初は当然難航した。
一挺を売れば、一財産とはなる。 だが、妥協することが出来ないマイスターは、 数ある木材を試し、バーニッシュを塗り替え、 季節に応じて撓む弦を求めた。金は幾らあっても足りなかった。
その苦難を数年前から支援し、援助してくれた相手が、 他でもないポスルスウェイト家の御曹司である。>>54 己と然程年も変らぬのに、確かな審美眼を持ち、 一般的な感覚で言えば、過ぎたる金銭の助けを借りた。>>61
さて、今月の弟子への給金―――、労働者に対する 当然の支払いだが、これも弟子を物のように扱う、 古い職人らには、厭われる姿勢である――は如何したものかと、 安楽椅子を揺らしていた際の、渡りに船であった。*]
(153) 2016/02/24(Wed) 20時頃
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―兄の宝石―
[兄と己は容姿だけでいうなら似ていない。 むしろ正反対ではないだろうか。白と黒、なんて。
けれど、容姿は似ていなくとも、持って生まれた宝石はどこか似通った部分もあった。 黄金色に光を反射する己の宝石は、装飾品としてはダイヤモンドの代用としても用いられていたらしい。
けれどやはり代用は代用。 透明に透き通って輝く兄の宝石の方が輝かしく見えたものだ。 きっと物欲しそうな視線を向けていたのかもしれない。 兄が自分の宝石をこちらへと渡してくれたことがあったのだ。>>78
自分のもの以外に触れるのは初めてで、興奮したのを覚えている。 きっとそれがいけなかったか、単に素質がなかったか。 兄の魔力は己に馴染むことなくただ悪戯に熱を出したという結果で終わった。 その後折角もらった宝石は兄へと取り上げられて、再度強請ってももらえることはなかった。
落ち込んでいる兄が分かったから、もう大丈夫だと言いたかったのだ。 けれど、大丈夫なんてことはなくて、少し成長してから別の他人の宝石を使用として自分には他人の宝石を扱えない事が分かったのだ。 そのことを一番に伝えたのは、ひっそりと落ち込んでいた兄。]
(154) 2016/02/24(Wed) 20時頃
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[大きくなれば魔力の制御も上手くなる。 他人の宝石を扱えない分、己のものならば人一倍に上手に使うことが出来た。 己の力は風だった。 悪戯小僧よろしく女の子のスカート捲りから始まって、集中すれば宙へと浮くことだって不可能ではない。
その中でもよく使うのが風の噂。 風に乗って人の話声を聞くと言ったもの。 大人になるにつれてその距離は伸び、今ではその力を頼りに旅にでるほどである。
他人の物を使えない代わりに自分の物だけは広く使えたのは不幸中の幸い、なのだろうか。]
(155) 2016/02/24(Wed) 20時頃
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/* 深夜と昼で結構進みますな…! 頑張って追い駆けますぞ!
(-70) 2016/02/24(Wed) 20時頃
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/* うっは…! 伸びてる…
(-71) 2016/02/24(Wed) 20時頃
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/* ガラーシャのフットワークの軽さと、ヴラドの掘り込みの丁寧さを見習いたいな…。
とりあえず、縁故が蜘蛛巣状態で読みきれない!!
(-72) 2016/02/24(Wed) 20時半頃
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―旅へと出る前の―
[旅へと出ることが決まって、支度を済ませた後の事。 後は出発の日を待つだけだった時に自分を呼び出したのは、兄貴分であったヴラドだ。 元々この旅に関しては相談に乗ってもらっていた相手、呼び出しにも快く応じれば、渡されるのは彼の宝石だというもの。>>90
七色に輝くその石を掌へと落とされた感想は、綺麗だ、と。 彼は形が歪だといったけれど、そんなことは気にならない程度に不思議な輝きに顔をほころばせた。
それに、兄は幼い頃の出来事から自分の宝石を己には触れさせてはくれなかったから、他人の宝石を貰える、ということ自体が嬉しかったのだ。 持っていても自分では扱えない。 使おうとすれば石が割れるか己へとダメージが来るか。 けれど持っているだけならば害はない。 魔力の制御だって覚えたのだ。 兄貴分の宝石、お守りとして持っているだけでも心強い。]
ありがとうヴラドさん! 虹か…。綺麗だなぁ。
[空への憧れを持った青年に、虹への興味も出来たのがこの時だ。 それが渡した本人の意図とは逆を示すものになったことは分からずに。 ただ、応援してくれていると勘違いして。]
うん、兄貴にも言ってるけど定期的には戻ってくる予定だしさ。 お土産話期待しててよ。
[頭を撫でられ、待ってるなんて言われれば思わず苦笑が浮かぶ。 自分で決めたことだけれど、親しい人たちと別れるのは寂しくないわけではないのだ。 格好悪いから涙なんて見せないが、それでも兄貴分からのそんな言葉にじんとしてしまうのはしょうがないことであった。*]
(156) 2016/02/24(Wed) 20時半頃
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旅商人 リットは、メモを貼った。
2016/02/24(Wed) 20時半頃
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それはそのとき考えれば良いだろう ……ああ、彼女は……、倖せものだな
[彼女が最初に決まるとは意外だった。と>>>148 述べる声は淡々としていた。 車いすを押した日を思い出す、おめでとうとはついぞ言えて居ない。 時の流れは男から発する言葉を迷わせる。 こうして、1人ずつ決まっていくのを眺めるのだろう。
別離は何時だってすぐ傍にいるからこそ 落ち着いて身を固め、心を広く持って欲しいのだが 慣れるのは良くないと諫めるような声に首をまた振った。
弟は病弱でついぞ外に出る事なく、5つを数えてほどなくなくなっている。存在は知って居ても誰とも遊んだことのない子だ。
ちらりと酒の席で弟が居たとは言う。 だが、そこに何を思っていたかまでは言わない。 言わなければ、真意は隠され、嘘は本当になるのだから。
気づけと猫がてしてしと前脚で叩くのを微笑ましげに眺める目に嘘偽りはない。気づかないだろうと知って居るからこその高みからの見物だ。]
(157) 2016/02/24(Wed) 20時半頃
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― 幼い頃の、夢の話 ―
[星を見たいのだと、よく一つ年下の友人に語っていた>>147 自分より年下なのは彼と、コーラリアしかいなかった 自然よく夢について話すのは兄か、それか年の近い彼とがもっぱら 絵本を広げ空への憧れを滲ませる彼の魔法は風を操る事だったか
彼の夢、叶うのではないかと思った事も一度や二度ではなく 控えめに星を見たいと漏らしつつも、 自分もそれがいつか叶う事を願っていた
そんな折か。兄が星を造るのだと教えてくれた時には珍しく、 彼に喜色満面報告したものだ――それも、 事故が起こるまでの話
現在配達員と資産家の当主としての接点しかない自分と違い 旅商人として各地を転々とする彼 2人でどんな言葉を交わしているのだろうと気にはなれど 其れについて尋ねる事も今は無く
ああ、唯1つ聞きたいことはあった。未だ尋ねてはいないものの 空に憧れた彼の夢、未だ持ち続けているのだろうか 久々に戻って来た年下の友人の事を思い出せば 自然、己の昔抱いていた夢もが記憶の底から引きずり出され
ほんの少しだけ、嘆息するのだ*]
(158) 2016/02/24(Wed) 20時半頃
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/* >>130 ストーカー側に必要なお薬ですwwww
私のお友達が可愛い人だらけで至福
(-73) 2016/02/24(Wed) 20時半頃
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[それは彼が大人として認めて欲しいと思っている事に対して抱くものに似て居た。小さく呟く文句にそのような大人になってくれるなと諫めるのは、年上としての顔だ。 対等に見ようとも、年の差と弟という姿が邪魔をする。
友人である。兄代わりにはなれぬ。 だが、彼は年下だ、一人前と扱って欲しいと彼が願っても、子どもの頃からついて回った責任感が、其れを許さない。いつかきっとがあるのかもしれないがまだまだ先の事であろう。とは男の勝手な見解だ。
”良いお兄さん”という認識をされているリアントは、男にとって気の置けない悪友である。だからこそ、仕事”は”と言う。其処に信頼を寄せて
メインを与えるなど、猫には勿体なくないかと思いながら 彼の”兄”の話題を口にすれば、眼を逸らした彼と出会うのも、常であった。そして、男が言いよどみ、口を噤むのまたよくある風景だった。
春告げ鳥は何処にいるのか。 一歩を踏み出せぬのは此方も同じ事だ。 勇気がない、彼と、諦めてしまった、男。
すれ違いを感じながらもそれすら指摘せずに。どうにか、溶けることを知らず願ってしまうのは幼少の記憶のせいだ。
そうして話題がころり変われば見えたのは黒色の袋。チョイスは流石雑貨屋の主というべきものだろう。彼の色だなと、少しばかり目を細め]
それは、リアントに言ったら欲しいと言いそうだな。
[仲の良い兄弟の袋にそう感想を述べて>>150]
(159) 2016/02/24(Wed) 20時半頃
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仕事だよ、と言える君の方が凄いさ 私は、君が思っているほど、…凄くない 手を貸しているのも、意味のないことの方が多いしな。
[だが、すごい。と友人に言われて悪い気はしなかった。 しかめっ面で少しだけ照れるのだが。彼の身体を案じれば、溜息をつかれ、また首を傾げる事になった。 さてはレタスとパンだけなのが、寂しいのかと見当違いな事を思い。懐から、常備しているチョコレートを取り出して]
あそこの店がつぶれたから、残り少ないんだがな。
[まだあるから、1つ食べておけ。とサンドイッチを頬張る彼にそれを見せて、貰ったサンドイッチをはむりっと食べきり。ご馳走さまと言い、立ちあがり自転車に跨ろうか*]
(160) 2016/02/24(Wed) 20時半頃
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―あの日から始まった―
[何もかも失った。 そんな絶望の中途方に暮れながら歩けば見慣れぬ工房が左眼に移しだされる。
こんな工房見たことがない。 ましてや自分が諦めようとした夢を目指せる場所。 その建物の前でぼぅっとしてればやってきたのはこの工房の主。>>151
まだ十歳になったばかりの自分。 片目の光を失っているだけではなくこの先すら分からぬ存在。 子供なりに必死だったんだともう。
弟子にしてほしい、そう告げて頭を深く下げた。]
美しき音色………。 俺にもそんな楽器作れるのかな……。
[そんな事を呟き、自分を受け入れてくれた師が誕生した。 いつか、必ず恩返しをしたい。 そう胸に秘めながら、師が響かせる音を聞き夢見に堕ちた。*]
(161) 2016/02/24(Wed) 20時半頃
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― モルチアナ工房 ―
[キュ、と糸巻きを捻れば、歯列に伝わる振動は既に収まっていた。 世の中にはチューニング専門の絡繰りもあるが、 やはり生身に響かせるもの、妥協は相変わらず出来ぬ身であった。
そろそろ、不足し始めた材料を頼んだ弟子も帰るころだろう。 そう思えば、店先に下げた看板がキィと揺れた。 人の気配に反応し震える魔法は微弱ながら、使い勝手が良い。 揺れた看板はヴァイオリンをコラージュした品の良いもの。
道は違えど、同じく工房を持つ芸術家の作品だ。>>28 普段の彼は装飾品を主に腕を振るうようだが、 この看板を作って貰えたのは、何の事は無く、 友であると云う、その一点に甘えた結果だ。]
(162) 2016/02/24(Wed) 20時半頃
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[キィキィと鳴く看板に呼ばれ、 調律を終えたヴァイオリンを作業台に戻せば、 音叉を唇より離せば、ゆっくりと丸椅子を立った。]
―――…クロード? 腕が足りなければ、革は諦めて良いと――…、
[声を発しながら、脚を踏み出したところで続いた声。>>44 自身の思い違いに、少しだけ緩慢な歩みが急いた。]
(163) 2016/02/24(Wed) 20時半頃
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[その声を間違えよう筈もない。 劇場のリラ弾き、幸せな式を待つ女性。
――― 紛れもなくオペラの声だった。>>64
以前までの翳りのある声と変わっても、 彼女の謳うような声色は、判別に易く。 ノブに五指を絡めて内側に引けば、地下道の匂いが滑り込む。]
おや、二人揃ってとは珍しい。 [劇場のリラ弾きと並んでいたのは柔和な面差しの男。 芸術方面に兎角明るく、美に金銭を惜しまぬパトロン。
二人へと軽く会釈を向ければ、扉を押さえ、 そのまま車椅子の彼女を気遣うように室内へと誘い。]
(164) 2016/02/24(Wed) 20時半頃
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軟派も出来れば室内で。 シェニ、君は顔も眼も良いのに、些か性急だ。
[笑えない冗句を舌の上で転がして、 嬉々としてリラ弾きに語り掛ける男に釘を刺す。 援助を受けているというのに、存外気安く振る舞うのは、 なんでも持っている筈の彼が、何故かそう望んでいると、 敏い耳が僅かな心音の音色を察していたが為。>>137
車椅子を押し、工房に脚を入れる彼との気安さとも釣り合う。 彼は決して人を嫌う性質でもないのに、 職人と交友を深めたがるその真意は知らないが、 天上の調べを作り出すこの工房は、彼らを歓迎する。
身体の傷を癒すなら診療所へ。 心の傷を忘れるなら、モルチアナ工房へ。
適材適所。心は案外、宝石よりも脆く出来ている。*]
(165) 2016/02/24(Wed) 21時頃
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[ゆっくりと師の工房へと足を運ぶ。 十六歳になるころには一人暮らしを始め、今じゃ立派かは分からないが困らない生活はしている。 師は師匠兼身寄りの保護者となり、色々と世話をしてもらっている。
それでも工房では師と弟子の関係。 雑用をこなし、接客をし、お茶汲みまでは当たり前。 それももう何年もやってきた日常だ。
そう、こんなに大量に買い物を頼むのもいつもの事。 もういるであろう師に怒られる前に早く戻らねば。
途中駐在を見かけるも相変わらず不在。 いつも見回りをしているにーさんを思い浮かべ少し苦笑しながらゆるゆると歩いていた足を少しだけ早めた。]
(166) 2016/02/24(Wed) 21時頃
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―モルチアナ工房―
[ぜぇぜぇと少しだけ荒い息を吐きながらようやく見えた工房。>>162 前が見えない、そして ゴンっ! と入口のドアにぶつかるまでが日常とは情けない。]
――――ッ、ぃ、たい……。
[荷物が思い切り顔面とごっつんこ。 いや自業自得だから仕方がない。 それよりも早く中へと入らねばと手探りでノブへと手を掛け。
先客が既にいようと考える余裕もなく>>64>>165 相変わらずマイペースな自分は中へと入った。]
マラクさん、ただいま戻りました――…あれ? もしかしてもうお客様いらしてましたか?
[前が見えない自分は、なんとなくの雰囲気で人の気配を感じ、顔すら隠れる荷物の山の横からひょい、と顔を覗かせた。*]
(167) 2016/02/24(Wed) 21時頃
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/* うう…みんないいロルのかき方 学びたい…!!
(-75) 2016/02/24(Wed) 21時頃
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/* なんでこんなにログ増えてるんだろう?
(-76) 2016/02/24(Wed) 21時頃
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――幼馴染の手のひら――
「大丈夫」
[リラ弾きの娘よりも年上の少女はいつもそう言って励ましてくれた。
痛みさえ感じない足に恐怖と絶望を覚えて、 ただ寝台に蹲って泣いていた日々に、 頭を撫でてくれる手があった。 歩くことを諦めてぼんやりと車椅子に座る日々に、 慣れない手つきで髪を結いあげてくれる温度があった。 診療所に通い始めて、動かない足でもそのままではいけないと、 血行がよくなるようにと 優しく触れてくれる手があった。
一方的に感じる引け目は持ち続けていたけれど、 診療所に通うたびに顔を合わせる幼馴染の少女は女性になり、 そしてずっと姉のようだった。]
(168) 2016/02/24(Wed) 21時頃
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メアリー、私ね、結婚するの。 私でもいい、って言ってくれる人がいたの。 車椅子で歩けなくても、魔力がなくて何もできなくても、 私でいいんだって…
だからメアリーにも伝えたかったの。 メアリーのこと、勝手にお姉さんだと思ってるから… 喜んでくれる?
[もらったばかりの指輪を手に、喜びを顔に溢れさせて、 診療所で姉代わりの幼馴染に飛びつくようにして一息に話す。 逸らすことない瞳で笑ったのがいつ以来だったのか、なんて もう覚えてもいなかったけれど。*]
(169) 2016/02/24(Wed) 21時頃
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茶はその内に帰ってくるクロードに淹れて貰おう。 家事の腕は私をとうに超えてしまった。
[二人を室内へと招きながら告げる言葉。 クロードの炊事能力の是非はともあれ、 己は楽器に触れるしか能がない。>>166 後は少しヴァイオリンが弾けて、珍しい魔法が使える程度。
作業台の前から二つ並んだ丸椅子の一つをシェニの為に運び、 歓迎していると言っても、茶も満足に出せない。]
今日の用事は弦か、調律か。 最近のオペラは少し音が変わったから、音階を見ても良い。 ―――…それはオペラ自身が、一番よく知っているだろうけれど。
[静かな工房に良く似合う静かな職人。 それが己であるが、この工房は拓いた時から、 ずっと静寂を保ち続けている訳ではない。
―――― 今も、丁度。>>167]
(170) 2016/02/24(Wed) 21時半頃
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[ゴン。と目に見える不協和音が弟子の帰参を教えてくれる。 何度言っても、静かに帰らぬ弟子にももう慣れた。]
おかえり。 顔が見えなくても、君だと分かるのは便利だが、 その内、扉が歪みそうだ。蝶番が壊れたら自腹を切るように。
[皮肉だか本音だか判別つかぬ言葉を投げかけ、 着席しかけた腰を上げ直し、弟子の荷物を上から少し拝借。 頭一つ分に近い高低差から彼の旋毛を見下ろすと、 頼んだ代物を検分しつつ、作業台へ。]
木材はいつも通り保管庫に。 バーニッシュは固まらぬよう窓辺へ。
ああ、あと。 ―――――…客人に茶を。私も喉が渇いた。
[弟子を物のようには扱わぬが、 人使いは嫌程荒い職人らしく、早速仕事を上乗せた。*]
(171) 2016/02/24(Wed) 21時半頃
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その時、ということは今は其の予定はないのか 君が結婚するときは、皆が盛大に祝うだろうに
[淡々と述べる声には何が宿るのだろう>>157 面倒見のよい男だ。真っ先に彼女におめでとうと言いそうだと思っていたから 未だ言っていないとは思いもせず。意外だと零す様子に 彼女は気立ても良かったし、良い所を見つけてくれる人がいたのだろうと 此方も淡々と返すのだった 時の流れに置いて行かれる様な喋りに少しばかり思うことはあれど それを言葉にすることはできなかった
酒の席で告げられることもあっただろう彼の弟の話 どんな子だったのだろうと思い返す事はあれど 心情を語られなければ深くまで追求することもなく 語られる、こともない 己が兄への真意を語らないのと同じように きっと、彼もそうなのだろうと思う。故にそれらは言の葉乗らず 思意は胸の底へと深く沈んでいくのだ
猫にてしられているのを見守る友人には子供の頃からの世話になり 責任感を発揮するが故に未だ頭が上がらぬのも 彼が年下扱いするのに起因しているのだろう
何時か、とは思っていても兄と早期に離れてしまった身としては 兄がわりとはいかぬけれどそのぬるま湯の様な心地よさ 手放したくない気持ちも、本音である]
(172) 2016/02/24(Wed) 21時半頃
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[自分では知らぬ一面、兄と彼との間にも、リアントと彼の間にも 近しい年頃の面々ではそういったものがあるのだろう その絆は年下同士で友人関係を持つ己にも覚えがある
事故以来焼け爛れる肉の、焦げた香は実はあまり好きではない 肉自体は美味なのだが、つい相棒に与えてしまうのも性だ
双方口を噤むよくある光景。春を告げる鳥は此処暫く訪れず 待ち続ければいつか来るときがあるのだろうか 幼少の記憶は輝きつつもどこか切ない 諦めきれぬからか、はたまた心の底で渇望しているのが原因かは分からない
取り出したる袋は簡素ながらも仕立て良く 年下の友人、夜の色を宿しつつも馴染んでいる様に思え コーラリアのセンスは折り紙付きだとよくわかる]
そうかもね 矢張り、今度からリアントの店では是を使おう
[袋に詰められたいくらかの硬貨が擦れ鳴る>>159]
(173) 2016/02/24(Wed) 21時半頃
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君はそういうがそれでも 手助けされた方からは凄く見えているものだよ
[例え意味のなくとも、 他者に差し伸べられる手を持つこと自体十分凄いと思うのだが 其れを言えばまた謙遜されてしまうのだろうから 胸の内に仕舞いこむ。唯一言だけ心持を告げるだけ 顰め面をしつつも照れた様子の彼が何を思ったのか取り出してきたのは 少し前に潰れた店の商品だった]
……あそこの店はよく子供のころ皆利用していたから 寂しいものだね
[何時も常備されていた残り少ないというチョコレート>>160 過去の残渣1粒貰えば礼を言い、ポケットの中に仕舞われる サンドイッチを食べきった兄貴分は自転車に跨り、己は傍に立て掛けていた箒に横座り
肩に乗った黒猫がにゃぁと鳴いたのを皮切りに、 また。とだけ残せば大空へ飛び上がろう*]
(174) 2016/02/24(Wed) 21時半頃
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- 雑貨屋 -
[コーラリアと話ながらも、ちゃっかり 陳列棚に自分の好みで品物を並べていると 突然扉が開いて淡い色が飛び込んで来た>>88
幸い品物は全て手を離れ、木箱も空だったから 自分の方に被害は無かったが。]
おっと。 お嬢ちゃん、大丈夫かい?
[頭を下げるエルマール嬢に顔を上げて、と 手を差し出したが、それより早く床に軽い音が走った。]
おやおや。 これ、お嬢ちゃんの石だろ?
どれ、見せてみな。
[壊れたかと焦ったかと思えば、今度は困惑の表情。 百面相は面白いが、女性の憂い顔をこんな所で 披露するのは可哀想だと、今度は正しく手を差し出した。]
(175) 2016/02/24(Wed) 21時半頃
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/* Q 何故肉親縁故が不可なのですか? A 全員例外なく殺しているからです(きりっ
(-77) 2016/02/24(Wed) 21時半頃
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――職人街――
でも、車椅子だとその分お部屋や通路を塞いでしまいますから…
[気にすることなんてないのに、と気軽に言われても リラ弾きの娘にとって、弦楽器職人の仕事場は聖域のようなもの。
夫が出来て、友人がいても、 一番の相棒は己の腕の中のリラ。 最高の恋人で最愛の友人である半身。
それへと携わる職人の邪魔になることはしたくない、という遠慮と 足の動かない自身の負い目。
リラが割れた時の無謀と紙一重の必死さはあの時ばかりと思いたい。 出来ればその時の詫びも兼ねて、可能な限り迷惑などかけたくはない。
けれど、目の前の青年は全く頓着することなく>>141車椅子を押してしまう。 止める暇もあらば、あっという間に工房の中。 それを許してしまうのは、笑みをたたえる彼の穏やかさゆえ。
迎え入れる工房主の声に>>164僅かばかり含まれるからかいの色が 有り難いやら恥ずかしいやら、の肩身の狭さだった。]
(176) 2016/02/24(Wed) 21時半頃
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石がこんなになるまで気付かないなんて、 少し働き過ぎじゃねえの?
[傍目から見ても罅は入っていなさそうだが。 この世界では宝石は自分の物でも他人の物でも大切なもの。 それが何かの拍子で外れるまで飾りが緩んでいて、 気付かないと言うのは他に心を奪われていたと言う事だろうと 自分の中では思っていた。]
それとも心あらずの理由でも?
[年若い娘が生まれた時には、既に代々引き継いで来た 工房で物作りの基礎を学び、雑用で街を駆け回っていた。
だからこそこの街で起きた事は大体知っている。 知りたく無くても、噂好きの婦人達の囀りは工房の 鉄を打つ音よりも良く響いた。
生真面目だった祖父や父の口の堅さも信頼していたからだろう。
多感な時期の若者の耳を汚すには充分なお喋りは 1を10にする程。
どこまでが真実かは知らないが、口差が無い婦人たちの お喋りの的になった者達を気の毒にと思ったものだ。]
(177) 2016/02/24(Wed) 21時半頃
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-回想「メアリー・ブラッドについて」-
[メアリー・ブラッドには、 幼馴染と呼べる人物が三人いる。
ヴラド・ラル。 オペラ・ハミングバード。 ラリッサ・エルマール。
彼と彼女たちの輪にメアリーが加わったのは、 メアリーが老師の元に引き取られた後の事。 つまり、一番最後に加わった幼馴染だ。]
(178) 2016/02/24(Wed) 21時半頃
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[3つしか歳が離れていないにも関わらず、 頼りがいがありるヴラド。 きっと兄がいれば彼のような人なのだろうと。 幼い時分に、高い位置にある凛々しい相貌を見上げて 何度そう思っただろうか。
大人になってからは以前ほどの交遊はなくなったが、 いつだったか。 クリスタの店で「唐揚げは本来の味が一番」>>94 と言う彼女を相手取り、 「唐揚げにはレモンだ」>>132と共に主張する程度には 趣味や好みが似ていると感じていた。]
(179) 2016/02/24(Wed) 21時半頃
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[波打つ黒髪。 夢見る様なブラックオパールの瞳。 リラの弦を爪弾く指先は貝のように白く、 歌う声は少女らしい愛らしさを抜け出して、 包み込むように優しいものに変わった。
公園のベンチに集まって、 彼女の歌を聞くのが好きだった。>>104
手を繋いで駆け回った時間は短いが、 彼女の脚から自由を奪った不幸な出来事は、 メアリーに療師となる意志と覚悟をもたらした。]
(180) 2016/02/24(Wed) 21時半頃
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[遠縁の伯母の家で父を待つラリッサと、 遠縁の療師の元へ養子にだされたメアリー。 置いていかれた娘と、捨てられた娘。
メアリーが自身の境遇を打ち明けたのは、 後にも先にも、ラリッサ一人だった。
素直で、優しくて、いつも穏やかに微笑んでいた彼女。 一人だったメアリーを幼馴染の輪に加えようと 最初に手を差し伸べたのもラリッサだった。]
2016/02/24(Wed) 21時半頃
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[遠縁の伯母の家で父を待つラリッサと、 遠縁の療師の元へ養子にだされたメアリー。 置いていかれた娘と、捨てられた娘。
メアリーが自身の境遇を自分から打ち明けたのは、 後にも先にも、ラリッサ一人だった。
素直で、優しくて、いつも穏やかに微笑んでいた彼女。 一人だったメアリーを幼馴染の輪に加えようと 最初に手を差し伸べたのもラリッサだった。]
(181) 2016/02/24(Wed) 21時半頃
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[メアリー・ブラッドは、 両親の元で三度死んでいる。
メアリー・ブラッドの両親は、 ともに優れた療師だった。 父と母は、初めて生まれた子供に 大きな期待を持った。 しかしガーネットの父と トルマリンの母から生まれた子は。 父母が望んだような 治癒に関する魔力に属するものの、 すばらしい魔力を持つ子ではなかった。
そうやって落胆した両親により、 メアリーは一度死んだ。
成長するにしたがい、 メアリーは両親の期待に応えようと 懸命に医術について学んだ。 特出した才能もなく、天賦の才もない少女は、 ただひたすらに努力を重ねた。
だが無情にも、新たに母の胎から生まれたのは、 父母が望んだとおり 治癒に優れた石を持った赤ん坊だった。
そうして喜ぶ両親の傍らで、 メアリーは再び死んだ。]
(182) 2016/02/24(Wed) 21時半頃
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三度目はもっと早く。 待望の第二子が魔力だけでなく 才能の面でも姉より優れていると知った両親は、 全ての愛情と時間をその子に注ぐために、 不要になった姉を 遠縁の老いた療師の元へ養子にやった。
そうしてメアリーは三度死に。 彼女の自己評価の低さはここで完結する。*]
(183) 2016/02/24(Wed) 21時半頃
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[元気なガキ達の好奇心、冒険。 それが生んだ悲劇すら、自称上流階級のご婦人には クッキーに添えるマーマレードと同じ位の甘味だった。
五体が不自由な者が懸命に生きる姿を 憐み、同情する事で情け深い自分に酔う者もいる。
そいつらが、本当に彼らに力になったのかは 知らないがどうせ口だけだと思っている。
隻眼の御子息以外は。]
子供の世話なんてやった事無いから、俺には判らんが。 泣き声のオンパレードを聞いていたら気が狂いそうだ。
よくやってるなぁ。
[素直に感想を漏らしつつ、石が元々付いていた帽子を見つめ。]
この程度なら付けてやるぞ。
[彼女も婦人たちの茶菓子の一部になっているのかも 知れないと思うと気紛れの言葉がぽつり*]
(184) 2016/02/24(Wed) 21時半頃
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/* 人間関係が濃ゆくて把握できてないぜ!
幼馴染がトレンドかな? 【メアリー、ラリッサ、ヴラド、オペラ】 【ガラーシャ、ヴラド、シェニ、リット、リアント】
外れて居るのは自分とギュルセルかな。 この位置を巧妙にキープしたいところ。
(-78) 2016/02/24(Wed) 21時半頃
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/* 現在の時間軸ってどうなんだろう。 兄貴が夜時間っぽかったけれども。 そして朝になってるけれども、どんなもんだ。 よく時間迷子になる。
(-79) 2016/02/24(Wed) 21時半頃
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[少しずつ積まれた荷物から視界が広がっていく。>>171 自腹なんて言葉を聞けば、ぅっと眉を下げながらも苦笑。
ようやく見えた工房内をきょろきょろと眼を泳がせ、 客人が目に入れば深々とお辞儀を。]
わかりました。 保管庫の鍵はいつもの場所にありますよね?
――承知いたしました。 只今ご用意致しますので、暫しお待ち下さい。
[仕事を上乗せされるのはもう慣れた。 師のおかげで家事など身の回りの事は其処ら辺の人よりも出来ると思っている。 客人を待たせるのは師の面汚しににもなってしまう。 そんな事は決してしてはならぬ事。
もう一度振り返りお辞儀をすれば、奥の部屋へと向かった。]
(185) 2016/02/24(Wed) 22時頃
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[指示された物を手早く移動させ、 滅多に使わない魔法を唱えれば身の服を綺麗にし。 お客様用のお茶っぱに古くから使っている急須。
亡くなった両親がずっと使っていた急須。 お茶をよく飲んでいたからか、自分も茶を淹れる時は必ず急須。
棚からお茶請けを背伸びしながら取り出し小さなお皿に盛ろう。 小さな花の形をした和菓子。 お茶にはやっぱり和菓子だと首を一人上下させ。
女性が居る時にしか和菓子は出さないが、 よくオペラさんは此処へと来る為、買い置きは忘れない。]
(186) 2016/02/24(Wed) 22時頃
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/* 後2人?って誰?って思ったけど予備枠って奴か。 驚いた……。
Q 薔薇大好きなのに今回NGにしたのは? A 薔薇大好きですよー。 でも今回やりたいのは、変化し続ける姿を愛でたいので、 妊娠させて出産させてー、体型や心情を変わらせたい。 その手段の性行為なので、男は妊娠しないのでしません。 NGと言うより「やりません」って言う意味合いが強い。
(-80) 2016/02/24(Wed) 22時頃
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/* やばい、今皆が何処で何してるのか わかってない(あわてる
(-81) 2016/02/24(Wed) 22時頃
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[要領よく事を運びながら、準備が出来た諸々を持ち先ほどの場所へと戻る。 静かなこの場所、此処が落ち着くし大好きなのだが、 大体騒がしくなるのは自分のせいだと言う事も勿論分かっている。]
お待たせして申し訳ありません。 どうぞ冷めぬうちにお召し上がりください。
[カタンっと小さく音を立てながらお茶とお茶請けを机へと。 師の目の前に置いたのは専用のお茶カップ。 客人二人よりもいつもと同じように濃い茶を淹れてあるのはぬかりなし。
オペラさんの近くによれば服が汚れないようにという目的でひざ掛けを掛け、自分は椅子へと腰は掛けずに、師の隣へと立ちまた一礼をした。*]
(187) 2016/02/24(Wed) 22時頃
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[この街から離れていなければ、子供の時分に 遊んでいる姿を見たり、はしゃぐ声を聞いたりした事はあった。
だが悪名名高い魔女、 略して悪女のクリスタの幼少期は知らない。 知らないが、あのお転婆度は子供の頃からだろうと 直接聞いた事は無いが勝手に確信している。
様々な魔法を生み出す実力は大したものだと思うが、 使いどころも必要性も判らない魔法も多い。
クリスタ嬢には、クリスタ嬢なりのこだわりがあるらしい。 以前、唐揚げにレモン等邪道と言っていた所を 何処でだか聞いた事があった。 ソレに関しては自分も同意で、レモンは化学反応を 起こさせる為のものであって、 決してドレッシングなどではない。
よく判らないものを生み出す事も含めて 嫌いではないから、一度コラボで作品を作ってみたいと 思いつつ5年が過ぎていた。]
(188) 2016/02/24(Wed) 22時頃
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[案の定、自分が強請ったメニューは明日の夕食には食べられるらしい。 こうして優しい兄だから、ついつい甘えてしまうのだ。]
やりぃ、やっぱり帰ってきたらうちのパンは食べておかないとな。 いろんなところに言ってるけど、やっぱりうちのが一番だって思っちまうよ。
[兄が作る料理は身内の贔屓を抜いたとしても美味しい。>>118 それは代替わりしても繁盛しているパン屋が証拠だろう。 元々母の記憶はなく、食事といえば父の、そして兄の作る物だった。 男の料理といっても元々がパン職人だ。 ついでにいえば兄は製菓にも手をだすくらいには器用な人だったから、女の手がなくとも食事に文句が出ることなどなかった。
そんな中での不器用な自分は、二人に比べればザ・男の料理を作る側だ。 味は悪くないけれど、切った野菜の大きさはまばら、味付けに計量スプーンは使わない。 教えられればその通りにやったけれど、二人が見てない時の手料理はその程度だった。 旅に出てからもそんな料理の腕は変わらずで、美味しい手料理が食べられるのは帰って来た時の楽しみの一つなのだ。]
(189) 2016/02/24(Wed) 22時頃
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たくさん、ってほどでもないと思うけどな。 俺が会いたいってのもあるし。
[実家へと付けば、店を通りすぎて住まいになっている二階へと自分の荷物を置く。 普段はいないのに、自分の部屋が綺麗なのは兄のおかげなのだろうか。
それじゃあ早速挨拶に出かけると告げれば、他の街で手にいれた商品を数個鞄に入れて。]
いってきまーす。
[夕飯が出来る頃に戻ると添えて出掛けるのだった*]
(190) 2016/02/24(Wed) 22時頃
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― →Aria Manque ―
[配達員が次に向かった先は、魔女の店と噂されるAria Manque 彼女の魔法の研究に使うのであろう幾つかの品を届けに また箒のメンテナンスの予定を組みに魔法店へと向かって 声掛けとノックをコンコンと
チェアを揺らしながら思案に耽る店主は気づいただろうか それともそのまま唸っていたままだったろうか
前者ならば宅配便と声紋認証を何時もの通り不愛想に願ったろうし 後者なら――椅子に凭れてぐらんぐらんするクリスタを 呆れたようにみた事だろう>>131]
(191) 2016/02/24(Wed) 22時頃
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旅商人 リットは、メモを貼った。
2016/02/24(Wed) 22時頃
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無いな。予定どころか出会いもない。 ……そうかな、皆が楽しんでくれるのなら良いが。
[何を宿しているのか、男自身もよく分かっていない。 彼女におめでとうと言えなかった理由も。>>172 意外だと思っていたのは自分だけのようで、 淡々と返されれば、そうか気立てが良かったなと すんなり納得してしまった。
見る友人が男に対して何を考えているのか、 彼が言わぬ限り気づかず、知らぬままだ。
何も言わない、語られることのないこと 心の内に沈んでいるものがあっての友人関係だった。 ただ、彼が慕う心を隠せないのとは違い、 男は隠すのが上手いのだが、それはまた別の話で。
猫にてしられる姿を微笑ましく甘やかしたいとも、思う 子ども扱いを彼は嫌がるが、 もっと頭を撫でてやりたいとすら思っているのだ。
元来面倒見が良いせいか、 彼の優しい気性を、そして兄に甘えられぬ弟を、 ぬるま湯でふやかしてやりたいと 少しばかり傲慢に考えているのも、事実。]
(192) 2016/02/24(Wed) 22時頃
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[男の交友関係は広い。 それは面倒見の良さからくるものだが それゆえ疎遠になった相手も、また多くなった。
だからこそ、ガラーシャとリットが>>173 年下同士絆を大切にするのを微笑ましく見て居て 私とリアントではこうはいかないだろうと返り見る。 絆は勿論あると思っている…なかったら悲しい、 悪友か、友人であるか、そんな違いだろう。
彼が事故以来、あまり肉を食べなくなった事 それに気づいていても、勿体ないと言うのは 身体への気遣いが先立つからこそ
無口と、しかめっ面。 言葉数が多いわけでもないからか、沈黙は友だ。 それを困ると思ったことはなかった。 ただ春告げ鳥が訪れないままであること、 騒がしさが遠いのは何処か寂しくもあるのかもしれない
彼の心内は、手繰り寄せたとしても、深く 分からないことだらけだ。 だからこそ、少しでも和らげられたらと思う。
仕立てのよい布地を眺め。 私では、これは選べぬなと称賛を述べた 一度これはどうだと、見せたのは可愛らしい花柄だったし センスの無さは折り紙付きであり。 夜の色に目を細めて、是を使うと言う彼に取られるなよと冗談半分に、告げるのは、その色が似合いだったからだ。]
(193) 2016/02/24(Wed) 22時頃
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― 回想:リラの音色 ―
[未だ若いのに、非常に腕の良い職人が居る。
己が工房を拓いて、幾らも経たずに才は名声へと転じた。 工房の運営はともあれ、腕一本で職人通りに店を連ねても、 何ら見劣りしない技を持ち、その声は無論劇場までも届く。
その噂を聞いたが為だろう。 紹介状も持たぬリラ弾きが門扉を叩いた理由は。>>58
壊れたリラを抱え、車椅子を自ら押して訪れた彼女は、 その時、まだ少女と云っても差し支えなかった。
万物の音色を司るこの工房は、深い悲しみを出迎える場所。 他の職人であれば、修理よりも新品を勧めるだろう損傷。 だが、己は、チラと壊れてしまった楽器を見やり、 自らの手で車椅子を招き入れた。
壊れてしまったのは、リラではなく、 それに縋る彼女の心のように見えたが為に。
綺羅綺羅と眦から零れる雫は、美しい光彩に見えても、 その実、血のようだと感じたことは、今でも良く覚えている。]
(194) 2016/02/24(Wed) 22時頃
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[当然、修繕は苦難を極めた。 器楽の基礎は学んでいたものの、リラは専門ではない。 割れた曲線を埋め、混合跡を消し、 聞いたことのない彼女の音色まで戻す作業。 同じ形に戻すのは息をするよりも容易かったが、 同じ音に戻すのは血を吐くよりも難しかった。
それでも、丁寧に癒してやれば、音色はそれに応えてくれる。
幾度か試しに奏でて貰ったが、違う。と判じれば、 直ぐに彼女の手からリラを奪って、作業台へ戻った。
その間、本職の手を止め、弟子に雑務を任せて没頭した。 割れた心を同じように治すなど、神の御業に等しいのに。]
(195) 2016/02/24(Wed) 22時頃
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… …、私は誰かを手助け出来ているのか
[それは疑問だった。>>174 正確に言えば、目の前の友人の助けになっているのかという。 そんな、少しばかり迷子染みた声だ。 誰かの役に立ちたい、誰か、友達の。と思うからこそ。 彼が仕舞い込んだものに気づかず、すごいと言われても、君が助からないのでは意味がないと首を振った。
そうして、取り出したチョコレートは飲んだ言葉と交差し]
…そうだな、 あまり良い噂を聞かなかったから仕方無いかもしれないが
[噂は噂で、美味しいチョコレートに罪はない。 ポケットにしまわれるそれに、此方こそご馳走になったと返し。 横座る彼の腕をちらりと見た、 にゃあと鳴いた猫を睨んだとも言えるかもしれない。
またとだけ残す彼が上に上がる際]
そうだ、リットにちゃんと会ってやれよ
[言わなくても会うだろうが、そう声をかけ 飛んで行く彼を見送ってから自転車をこごうか 彼が空から探す、人が見つかれば良い。
そう思う癖、心のどこかで見つからない事を祈っていた*]
(196) 2016/02/24(Wed) 22時頃
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別段、金銭の為に直した訳じゃない。 嫁入り前の娘に大金を積ませるほど無粋でもない。
[支度金にすれば良い、と修復したリラを渡した際にそう告げた。 押し問答は暫く続いたが、結局、彼女に支払わせたのは、 必要経費にも程遠い、チョコレート一つ分の金額。 それも、本当にチョコレートに代わってしまったのだから、 己も大概にして野暮だったのだろう。>>59
だが、きっと、最後に彼女に告げた言葉は、 今でも過剰なサービスとして残っている。]
―――…また、心が壊れたらおいで。 いつも、いつでも、治してあげよう。
[如何して、そんなにも手厚く務めたかは、 完璧に修繕されたリラの音色にすら、籠っていなかった。*]
(197) 2016/02/24(Wed) 22時頃
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/* 悪女わろた
(-82) 2016/02/24(Wed) 22時頃
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-幼馴染の指先>>168-
「大丈夫」
[歩くことを忘れ、立つことを放棄し、 痛みすら失くしてしまったオペラの両足に。 恐怖と絶望にひび割れてしまったオペラの心に。 自分の、僅かな治癒の魔力が届くようにと。 かつて彼女たちが与えてくれた温もりが、 死んでしまった自分を生き返らせてくれたように、 彼女の心にも、再び温もりが灯る様にと。
―――『ブラッドストーン』 血の病を清め、疲れた心を癒す石。 そこに宿る魔力が、 少しでもオペラの心身を癒すように。
何度も、なんども。 震えるオペラの頭を、日に日に細くなる足を。 なんども、何度も。 師父の手伝いが終わった後、 毎日のように訪れては 慣れない手でオペラの髪を結ったあの頃。
師父の診療所へ通うようになったオペラの すっかり細く病んでしまった足を治すための方法を。 それが、私が養父を師父と呼んで 教えを学ぶきっかけだった。]
(198) 2016/02/24(Wed) 22時頃
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[リラの弦を爪弾く左手の薬指に、 昨日までは無かった輝く指輪をはめて。 幼いころ、公園で恋の歌を歌った少女は、 いつのまにか愛を知った女性になっていた。
溢れんばかりの、幸せそうな笑顔。 そんな風に笑うオペラを見たのはいつ以来だろう…。
彼女に笑顔を取り戻したのが、 私でも、ラリッサでも、ヴラドでもなく。 アントニオという、オペラと同じ劇場に勤める男だった。 その瞬間胸中に浮かんだもやもやは、 「喜んでくれる?」>>169と聞くオペラの笑みに掻き消えて。
きっと、……きっと。 彼女は気付いても、いないのだろう。]
あぁ、もちろんだとも。 おめでとう、オペラ。 歩けなくても、魔力が無くても、 君はずっと、私のかわいい妹だよ。
[男のように高く伸びた背では、 輝くブラックオパールには遠すぎるから。 車いすの前に跪き、弦を奏でて歌う指先にそっと触れた。*]
(199) 2016/02/24(Wed) 22時頃
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[変わり者と言えば旅商人のリットも時分の中では 変わり者の部類だ。
自分の作品は自分で満足した物しか出さないが、 サラマンダーをモチーフにした燭台や、 小さな骨格を組み合わせたランタン。 複数の小皿を組み合わせると一輪の花になる皿のセットなど、 纏まりの無い品物を仕入れて見事に売り捌くその感性と手腕。
若いのに変人と言っても良いだろう。
彼から聞く旅先での話も創作意欲を刺激するから、 出来ればいつまでも聞き続けていたいが。
彼には何よりこの街に戻って来る理由がある。
だから彼がこの街に戻って来ても、 仕入れずに顔を会わすタイミングも無くまた旅に出ても。 仕方ない、と次に話を聞く機会を楽しみに待つのだ。]
(200) 2016/02/24(Wed) 22時頃
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[笑えない冗句>>165へため息一つ。]
マラクのばか。 からかうなんて酷い。
[拗ねた素振りでつん、とそっぽを向いても どれほど効果はあったやら。
いつも通りの涼しい表情の工房主へ、それでも軽口が叩けるのは かつて彼のくれた言葉があったから。>>197
マラク・モルチアナ。 彼がいれば、リラ弾きの娘には恐れるものなんてなかった。]
(201) 2016/02/24(Wed) 22時半頃
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[笑えない冗句はそれとして、 演奏を待っていてくれる人がいるのはやはり嬉しいもの。>>141]
来週からひと月の間、歌劇の公演が始まるから 私の出番はその後の演奏会に。
[遠方の公演に出向いている夫も、きっとその頃には帰ってくる。 そう思うと口元が緩んだ。]
でも、歌劇の公演の間は毎日商店街の宣伝でも ラウンジでも演奏します。 支配人もポスルスウェイトさんにお会いしたいと言っていましたから よければいらしてくださいな。
[奏者冥利に尽きる言葉に、こちらもまた笑みを深くして 望まれればいつだって演奏します、と答えた。 いつだって、彼は特別なお客様。]
(202) 2016/02/24(Wed) 22時半頃
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[賑やかなお弟子さんの運んできたお茶のカップを両手で包んで、 唇が綻ぶように吐息を漏らす。 心を落ち着かせるような香りに>>187にこりと笑った。]
ありがとう、クロード。
[弟子がいなければお茶だって出てこないのはもう慣れたもの。>>170 そんな時は早くお嫁さんをもらえばいいのに、と思ってしまうけれど 今はお客のシェニが気にした風もないし、 ましてやマラク本人が見事なまでに気にする素振りなど微塵もない。]
(203) 2016/02/24(Wed) 22時半頃
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[偶々クロードがいない日に先に来店したことで、 別の顧客と鉢合わせてしまった時には 店主が何もできないのを知っているから、居たたまれなくて 仕方なくクロードの見よう見まねで勝手にお茶をいれることもある。
「貴方のいない間にお客様がいらっしゃったので 勝手に茶葉を使いました。 ごめんなさい」
そうメモを残しておけば、次に訪れた時には 工房主よりもクロードの方が申し訳なさそうに 美味しそうなお菓子を持ってきてくれる>>186
常連、というには分不相応な我が身で 出来ることを、と思っただけのことなのだけれど、 彼の気遣いは有り難く、いつもどこのお店なの?と尋ねながら 甘味はリラ弾きの唇へと消えていく。]
(204) 2016/02/24(Wed) 22時半頃
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→駐在所 [カランと車輪の音を立て 戻ってきた駐在所は静かだった。 自転車を入り口近くに立てかけ、机に近づき
年の離れた幼馴染が来たこと>>85 疎遠となった従兄弟が此方を見たこと>>166
通信用に置いた宝石へ 男が持って生まれた宝石を翳し見る]
…来ていたのか。
[朧ながらも記憶を見る、 いや、映し出すというべきか 弟分が旅に出る前>>156贈ったものより 幾分大きい宝石にはそんな力があった
見えた影は他にも数人分、 されどチラついたのは、少ない。
不在時の訪問を確認し 即座に懐へ直すのはあまりその形を好んでない故。 元々あまり凝った使い方を出来ぬ宝石だった。
魔力を込めた宝石の扱いは得意でもなく、下手でもなく。 体力勝負の方が性にあっている男は、少し休憩しようとコーヒーを入れ、椅子に座り、ふうと溜息をついた。
鍵のかかった引き出しより出す日誌に書く内容はまだ決まっていない**]
(205) 2016/02/24(Wed) 22時半頃
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駐在 ヴラドは、メモを貼った。
2016/02/24(Wed) 22時半頃
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[ぐわんぐわんとチェアを揺らして遊んでいると、 >>191ドアを叩く音と、聞き覚えのある声が聞こえてきます。]
はぁい、ちょっと待ってね。
[私はゆっくりと立ち上がってドアの方へ向かいますが、 先程まで激しく揺れていたせいでしょうか。 どうにも平衡感覚が掴めず、足取りはふらふらと覚束なくて。]
きゃあっ!?
[挙句の果てに、ばったーんと転んでしまいました。]
あぅ……運動不足が祟ったかしら……。
[ぶつけてしまった額を擦ります。 普段から自分の足で歩くことが少ないせいでしょうか、 身体が鈍ってしまっていけません。]
(206) 2016/02/24(Wed) 22時半頃
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空と星と秘密の記憶
[リットは空を見たいのだと、初めて聞いたのは確か、弟の口からだった。
じゃあ、どっちが先に見られるか競争だねと、幼い弟に男は言った。
リットの憧れる空と。 弟の見たがっている星と。
空は大きすぎて手には入らないけれど、星は手に入ると思ってしまったのは子どもだった故。
絵本の中の星は、金平糖のように小さく、手の中に収まるくらいに見えたから。
男は、生まれ持った魔力をどこか驕っていた部分もあった。 自分に自信があるような振る舞いは、財を手にする前からの本質だ。
それがどれだけ愚かな考えだったかは、多くを失った後に気づくのだけど。
幼馴染たちとは交友を絶ってはいたが、旅に出ていたリットが戻った際に屋敷に呼んだのは、同じく空想めいた憧れを持つ彼ならば自分のしたことをわかってくれると、
…許してくれるのではと思ったから。
彼の持ち寄る品々や情報に目を輝かせて、星について語る時だけ男は、ポスルスウェイト家の御曹司としてではなく昔の、子どもの時皆と共にいた時の、ただのシェニ・シトルイユの顔に戻るのだった。*]
(207) 2016/02/24(Wed) 22時半頃
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[リラ弾きが云う聖域にしては大分雑多な工房であった。>>176 廃材を突き立てた丸瓶に、壁に掛けられた道具一式。 設計図を描く為の製図板は使い古されて、 特に己の作業台周りは物が溢れていた。
作業台を大きく使いたい時は、 腕で端から端までを撫でて、物を落して空間を空ける。 弟子が居なければ、何時魔窟になっても可笑しくない。]
君が知らないなら、もう鍵は壊すしかない。 いや、マスターキーは何処かに在る筈だ。
[何処に在るかはそれも知らないが。>>185 雑務を一手に弟子に任せてしまえば、 己は作業台の上に荷物を積んで、 求めていた新たな計測器を見つけて口角を上げる。 精度と用途を変えたそれは幾つ在っても困らない。
客人のホストをすべき主人は、一頻りそれを眺めてから、 漸く安楽椅子まで戻って腰を落ち着けた。]
(208) 2016/02/24(Wed) 22時半頃
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/* これでヴラド、マラク、シェニ、メアリーへの布石は出来たかな… (村開始前に突撃計画を立てていた人たち)
もう少し色々広げて拾えてもらえるよう、頑張ります
(-83) 2016/02/24(Wed) 22時半頃
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[程なくして鼻孔を擽りだすのは、手慣れた弟子の淹れる馥郁だ。
流石に十歳の子供に、制作術を覚えさせることはせず、 最初は図面の読み方から成る座学を教えた。 それでも、己が仕事に没頭すれば、彼は手持無沙汰となり、 自然と雑務は弟子の仕事として確立していったのだ。>>186
工房に彼の物を増やしても、咎めることなど無いくらい。 何せ、自分は今ある茶菓子の種類も知りはしないのだから。]
(209) 2016/02/24(Wed) 22時半頃
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[堂に入った給仕も、自らが教えたものではなく、 彼が努力によって培ったものだ。>>187 器楽職人としての腕は未だ己を越さないが、 人としての礼節ならば、彼の方が高い。 女性を気遣う仕草など、一体、どこで覚えたのか。
己の愛用品である瀟洒なカップを取り上げると、 立ち上る香りを愉しみ、客人にも指先を翻して勧め。]
女性が訪れると、分かり易いな。 日々に潤いが齎されるのは良いことだが。
[また分かり難い冗句を吐いて、茶を啜る。 濃厚な温もりが指先を暖め、カップの縁に吐息を隠し。]
(210) 2016/02/24(Wed) 22時半頃
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[ぽふぽふと服の汚れを払い、 今度こそ出入り口のドアを開けて。]
いらっしゃい、ガラーシャ。 お勤めご苦労様ね。
[にっこり、普段通りの柔和な笑みを浮かべながら、 頑張り者の配達員さんに労いの言葉を掛けました。 彼が色々なマジックアイテムや素材を届けてくれるからこそ、 私の研究は捗っているのですから。 決して自分で調達しに行くのが面倒な訳ではありません、決して。]
……はい。 荷物、確かに受け取ったわ。いつもありがとう。
[彼が届けに来てくれた荷物を受け取り、 確認の後に声紋認証も済ませます。]
それで、今日来てくれたのはお仕事としてだけかしら?
[暗に、箒のメンテナンスは?と問いかけます。]*
(211) 2016/02/24(Wed) 22時半頃
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[まず初めに向かったのは友の家。 はやり帰ってきたら顔を見たいものだったから。 もしかしたら仕事中かもしれないが、彼の両親ならばいるだろうと訪ねたが生憎の留守中らしい。 まさか友人の両親が出張中だとは知らずに首を傾げることになった。>>133]
んー、留守か…。 ガラーシャがいなくても帰ってきてる事くらいは伝えられると思ったけど。
[自分の口からではなくとも、兄貴分の口からそれは伝わっているけれど>>132、それは知らぬ事。 どうしたものかと考えるが、まぁ別の所に寄れば会えるかもしれないといったん引き返す。 折角商品も持ってきているのだ、商売がてら年下の店へと顔を出そうか。
それに、なんでもアナモグラの奴も今この街にきているらしいと耳にした。 同じ旅商人として、気になる部分もある人物。 どこか怪しい部分もあるが、奴がこの街を訪れれば雑貨屋へと行くのは常の事だ。>>43 敵情視察も出来て一石二鳥という奴だろう。]
(212) 2016/02/24(Wed) 22時半頃
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資産家 シェニ は、メモを貼った。
2016/02/24(Wed) 22時半頃
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/* なんかロル見ててホント、皆イイなぁって思う。 なんだろう、キュンってする。 まだプロなのに萌えが詰まってるよ。
医療系と音楽系に触れられてないから触れたいけどどうしようかなー。
(-84) 2016/02/24(Wed) 22時半頃
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/* そしてよく〆記号のアスタリスクを忘れる。
(-85) 2016/02/24(Wed) 22時半頃
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― 雑貨屋 ―
[店にあったものを壊したりしなかったのは幸いだ。 幼馴染の女の子の中でもオペラや、 少し年上のメアリーに比べたら>>178 私は圧倒的に落ち着きが足りない。
朝から落ち込みそうになって、ちょっと元気を出そうとした結果がこれだ。 拾い上げた青い宝石は、絵本の中の海のように青いラリマー。]
私は大丈夫ですけど、どうしよう。 [目の前に差し出された褐色の大きな手。>>175 『エウレカ』に置かれた細工物の数々。 それらが街外れの工房で、 この掌のよって生み出されていることは私も知っている。>>40
兄のような幼馴染とまた違う掌に、 びくりと小さく肩が揺れたのは無意識。 私は拾い上げた宝石をそっと乗せた。]
(213) 2016/02/24(Wed) 22時半頃
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この間、宝石に触りたがって、泣いた子がいて。 ちょっとだけ外して、貸してあげたんです。 それで緩んじゃったのかも。
[私の魔力は、あまり強い方じゃない。 少しずつ少しずつ、貯めたそれを私は声にして使う。 僅かな時間でも家族と離れて寂しがる子を慰めるために 絵本を読んだり、子守唄を唄ったり。
それを仕事にしてるのは、 子供の頃の私自身が寂しかったから。]
(214) 2016/02/24(Wed) 22時半頃
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揶揄にしておかねば、都合が悪いよ。
新妻が若様に軟派されたなんて、 アントニオが飛んで帰ってきてしまう。
[劇場と器楽職人の縁は深い。>>201>>202 音響担当は置くものの、調律師として呼ばれることもあり、 当然、彼女の夫となった生真面目そうな面差しも知っていた。
彼女に茶を淹れて貰ったなどと告げた折は、 何処で、何故。と鬼気迫る勢いで問われるほどに、 深く、深く、夫が妻を愛していることも。>>204]
―――…それで、本日の御用は何かな。
シェニは散歩ついでだろうけれど、 君が車椅子を押して訪れるだけの、相応の理由が在る筈だ。
[語尾を持ち上げながら、肩に掛かるストールをシャラと揺らして、 長い足をゆったりと組み替えた。*]
(215) 2016/02/24(Wed) 22時半頃
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-秘密の共有-
[ラリッサに秘密を打ち明けたのは いつのことだっただろう。 私の記憶が確かなら、あれは確か オペラの足が動かなくなる前だったはずだ。
師父(当時は養父だった)に頼まれ商店街へ 買い物へ行った帰り。 一軒の扉の前でなにかを待っている様子の ラリッサを見かけた。]
ラリッサ。 家に入らないのか?
[空は既に茜色に染まり、 漂う空気は徐々に寒さを増してきている。 まだ一緒に住んでいるという伯母さんが 戻ってきていないのだろうか? けれど彼女が待っていたのは伯母ではなく、 ラリッサを置いて行ってしまった父親だった。
置いて行かれた。 捨てられた。
どちらも不要なものだと切り離された。 境遇は限りなく似ているのに、 それでも待っていると言うラリッサに、 私はらしくもなく、声を荒げた。]
(216) 2016/02/24(Wed) 22時半頃
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ラリッサが待つ必要なんてない!!
[ハッとしたが、言った後でその言葉が 無かったことになるはずもない。 ただ自分が感情のままに発したその言葉は、 ラリッサの気持ちを無視したものではなかっただろうか。 気付けば私は、しどろもどろになりながら、 自分のこれまでをラリッサに告げていた。
それはまるで、罪人が教会の個室で懺悔をするように。]
私も…、いや。 私は、両親に捨てられたんだ。 二人の望んだ通りの魔力を持たない子供だったから。 代わりに、もっと優れた子供が生まれたから。
だからいらなくなった私は、 老師のところへ養子に出されたんだ。 あの人たちは、決して私を迎えになんて来ない。
[だから…と。 続きかけた言葉は、寸でのところで飲み込んだ。 置いて行かれたラリッサと。捨てられた自分。 その境遇を似ていると思っていたのは、 私だけだったのだろうか。
その時私が浮かべていた表情は、 背にした夕日が作る影の中にいた ラリッサには見えていなかったはずだ。*]
(217) 2016/02/24(Wed) 22時半頃
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/* メアリーが非常に可愛い。 どなたをロックするのだろう、 何処をロックしても凄く好きなものが見れそう。
(-86) 2016/02/24(Wed) 23時頃
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/* 世代が1人圧倒的に違うから過去回想には混じれないので ひとまず静観する構え。
(-87) 2016/02/24(Wed) 23時頃
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/* そろそろ過去軸とかソロルとか回してないで現在に絡まなくては… と思ったのに、誰がどこに居て誰と居るのか全く分からなくておいそれと書けない不具合。
くっそうこれだから低スペックな遅筆は…!(机ダァン
(-88) 2016/02/24(Wed) 23時頃
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[お茶をこくりと飲みながら、 工房主の言葉に首を傾げる。>>170]
そうね。 弦を新調したいのだけれど、調律もしてもらえると嬉しいわ。 少しだけ、音に違和感を感じるの。
調律は自分でもするけれど… やっぱりマラクに任せるのが一番安心だもの。
[そう言って、リラを膝の上に抱え直す。 その手つきは見るものによっては 愛しいわが子を抱くように見えたかもしれない。
車椅子のリラ弾きの膝の上、 かつてこの工房で生まれ変わったリラが 歌声を響かせる。]
(218) 2016/02/24(Wed) 23時頃
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[片方の手では、荷を抱きつつノックは鳴らせない 故に荷物は大きな鞄のその中に
奥の方からだろうか、彼女の声が聞こえたと同時か 盛大にすっ転んだ音が聞こえた>>206気がした 扉を開けた彼女は普段通りの柔和な笑みを浮かべているけれど 何となく額の所が赤くなっているのは気のせいだろうか
いらっしゃいと出迎える彼女>>211に対し 少し打ち身になっていないかと顔を近づけ額を観察 拒否されなければその額にぴたりと手袋付けたまま手を当てる
実は元々彼女の方面は管轄外であった 同僚が魔女の悪名に怯えているのを聞いたことで 自分が請け負うと告げてから彼女への配達は己が行くのが常となっていた
傍目からは不愛想な御客1人ではあるものの、 彼女の笑顔を見れば今日も1日、頑張ろうという気になる
――とはいえ。彼女の実験の結果を聞けば、 から揚げにかける檸檬をどうして取り除く必要があるのかと 至極真顔で問い詰める事にはなるだろうが]
(219) 2016/02/24(Wed) 23時頃
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こんにちは。クリスタの方も ……今日も実験は順調?
[尋ねつつも荷を渡し、声紋認証が終えれば、 此のたわいのないやり取りも終わってしまうのだが 今日は少し勝手が違う]
いや、今日はこいつの整備も頼みたい これが無ければ、仕事もできないからね
[嘗ての事故で失くしたのは右腕と右の瞳の視力 他は無事かと言われれば一応は無事ではあったものの、 後遺症か右の脚は長時間活動するのに向かないのだ 歩くよりも、走るよりも。利便性を追求した結果、 運動不足は互いにであったか
彼女に箒のメンテナンスを頼みつつ、袋に入った代金を取り出す 今度の色は曹灰硼石の色合いで ほんの少し眼前のクリスタの色にも、似ている*]
(220) 2016/02/24(Wed) 23時頃
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『僕は街を離れねばならない この街に残る愛しい君 僕が戻ってきたら 恋人よ 真っ先に君に会いに行くよ』
[弦を走る指先は、迷いなく、 それでいて聞く者を惑わせるように あやをなし、色を刷いていく。
人の声よりも雄弁に感情の色を乗せて歌うリラの声を 職人が余さず耳にすることを信じて疑わない。 審美眼に長けた資産家の青年が、 歌声に束の間の安らぎを得ること求めて止まない。]
『旅に出る僕に 君は涙する まるで愛が失われてしまうかのように 行く先には娘も多いけど 愛しい君よ 僕は君ひとすじ』
[短い旋律が泡のように工房の内側に浮かんで、 夢幻のように弾けて消えていくまでの短い時間。
リラの音色とリラ弾きの声がその場の支配者であった。]
(221) 2016/02/24(Wed) 23時頃
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[自分がいるから一切何もしない師の食生活をぜひ見たいものだ。 たまに作業に没頭し気が付けば作業場で眠ってしまいそのまま朝になった事もある。
まだ十歳の頃は何もすることも出来ず、ただただ図面の読み方を教えてもらい、それにひたすら没頭した。 師が作業へと入ればすることはなくなり、 いつの間にかお茶を淹れる様になり、 気が付けば身の回りの世話をしていたのは自分だったかもしれない。
それでもその背をみてもう十年の月日が流れた。 まだ師に近づく事すらできずじまい。]
そうですか…? ちゃんと分け隔てなく出しているつもりですけども…あ、でもオペラさんや女性が来た時はお茶請けは選びますね。
[誰に教わったわけでもない。 だって教えてくれる人はいないから。 自然と身に着けた事、師にも教えたほうがいいのだろうか、と苦笑を一つ。>>210]
(222) 2016/02/24(Wed) 23時頃
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[何せこの師は客人であるオペラさんにすら茶を淹れさせる。>>204 自分が居なかったらどうするのだろうか。 嗚呼、師がお嫁さんを貰えばいいんだ。
まるで女ッ気のない師は本当に仕事一筋なのだろう。 そう思う事にしている。 仕事一筋と言えばもう一人。
従兄弟の兄も師と同様女ッ気がないのだろうか。 今度様子を伺いに行こう。 ―――またきっと気まずそうな顔をされるかもしれないけど。*]
(223) 2016/02/24(Wed) 23時頃
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/* しかしほんと遅筆で すまぬよクリスタさん かわいいからついつい手を出したくなる衝動に駆られ……こふん
(-89) 2016/02/24(Wed) 23時頃
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[それでもこんなになるまで気づかなかったのは、 私のせいだ。 問われた声に、微かに淡い碧眼を見開き。 細い指が、肩にかけたストールを握りしめた。]
……なんでも、ないんです。
[首を横に振って微笑もうとした顔は、上手く笑えただろうか。
今日も、待つ手紙がなかっただけだ。 昨日も一昨日もそうだった。いつもと同じ。
父は夢を追い掛けて出て行った、と伯母から聞いた。 夜の仕事をしている伯母のことを、 いつまでも娘を迎えにこない父のことを 街の一部の人達がどんな風に噂しているか。 私はいつも聞こえても、聞こえないふりをする。>>184]
(224) 2016/02/24(Wed) 23時頃
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[旅に出た青年が恋人を思う歌。
今のリラ弾きの願望が強く込められたその歌と、 リラの音色は最後の一音の余韻だけ残して霧散する。]
ほんの少しだけ、音と声が馴染まない気がしていて不安なの。
[だから弦の新調と調律を頼みたいのだと告げて、 工房主へとリラを差し出す。
リラの音色を差し出すのは数多の聴衆へ。
リラそのものへ触れることを許しているのは、 今は己以外ではマラクのみ。]
(225) 2016/02/24(Wed) 23時頃
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/* んー。やっぱり時間軸が結構違ってそうだけどどうしようかな。 割と朝な気がしなくもない。 雑貨屋行きたいけども得るマール達と会ってもいいのか。 でも会いたいから不確定で回せばよいかな? というか、自分の時間すら迷子だからしょうもないやつだ。
(-90) 2016/02/24(Wed) 23時頃
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[ただのからかい程度でアントニオが仕事を放りだすなんて>>215 あるわけないのに、と 不思議に思ってマラクやシェニの表情を きょとりと見つめる。
男心の機微には疎いリラ弾きを前に、 クロードだけが苦笑していたのかもしれない。]
(226) 2016/02/24(Wed) 23時頃
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/* あー…>>225完全にマラク狙い?
…これ俺邪魔かな?外出るかー
(-91) 2016/02/24(Wed) 23時頃
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[>>219彼の手が、先程床に打ち付けた私の額に触れます。 それを不思議そうにきょとんと眺めていましたが、 心配してくれたのだと分かると、照れくさそうにくすりと笑いました。
けれど、こんな魔女の微笑みも、悪魔の微笑み――なんて。 一部配達員の間で噂されているなんて、知る由もないことです。]
ええ、ええ、実験はとっても順調よ。 なにせ、私の悲願であった魔法の一つが完成したんだもの。
――「唐揚げに掛けられたレモンだけを取り除く魔法」がね!
[びしぃっと得意気にガラーシャを指差します。]
ウフフ、震えて眠りなさい。 この街に蔓延るレモン派を一掃するX-Dayも間もなくよ。
[そう言うと、クックックといかにも悪人っぽく笑います。 どこまで本気で、どこまで冗談なのか。 こんなことをしているから人から避けられるのだと分かってはいますが、 元来の性格のようなものなので、直しようがないのです。]
(227) 2016/02/24(Wed) 23時半頃
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[碧眼を伏せて俯きかけた時、 聞こえたしみじみとした感想に、私は思わず小さく吹き出した。]
ふふ……そんな風に思ってたんですか。 いつも泣いてる子ばかりじゃないですよ。 ギュルセルさんも、一度託児所に遊びにきます?
子供と一緒にいると 毎日新しいことの発見で楽しいですから。
[細工と同じように。 器用になんでもできそうな大人の男の人に、 ちょっと褒められた気がしてくすぐったい。 今度はきっと、ちゃんと笑えたはずだ。
その掌の上から、青い宝石を再び受け取ろうとして。 ぽつりと聞こえた声に、また私は目を瞠った。]
え、直してもらえるんですか。 ありがとうございます! あ。お代はどうしよう。
[被っていた帽子をとって、その手に渡しながら。 つい、手持ちがどれくらいあったかなと考えてしまう。
売られている細工物の中には値の張るものもあったりするし。 伯母宛ての小包の入ってる贈り物の中にもたまにあるように、 一定の人気があるのも知っているから。]*
(228) 2016/02/24(Wed) 23時半頃
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[マラクへとリラを預けながら、 歌うようにクロードへと語りかける。]
ねえ、クロード。 もっとずっと先のことになってしまうかもしれないけれど 貴方にお願いがあるの。
私に子どもが生まれて、その子が楽器を弾けるようになったら、 私ね、貴方にそれを作って欲しいと思っているの。
私にとって一番大切なリラはここで生まれたから。 だから、私の子どもには この工房の一番弟子の貴方が作るものをお願いしたいって ずっと思ってたの。
いつかそんな日が来る前に、貴方のこの腕を予約しておいてもいい?
[歩くことさえ諦めたリラ弾きの胸にいつしか芽生えた未来の願い。 それはまだ泡沫のようにあてどないものだけれど、 込められた希望だけは真実だった。*]
(229) 2016/02/24(Wed) 23時半頃
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/* うわあああ遅くてすみません メアリーと、ヴラドも、ガラーシャも、ひろいたい!!!
(-92) 2016/02/24(Wed) 23時半頃
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定期メンテナンスのこと忘れていなかったのね。感心感心。 すぐに終わらせるから、任せておきなさいな。
[それはいつのことだったでしょうか。 綺麗にぽっきり逝ってしまった箒>>121の修繕を頼まれた時には、 呆れて溜息も出なかったものです。
>>220代金と箒を受け取ると、くるりと回って店内に戻ります。 カウンターの上にそっと箒を乗せると、その宝石に優しく触れて。 瞬間、宝石から光り輝く魔法陣が浮かび上がりました。]
こっちの方はまだまだ保ちそうね。 でも念のため回路を書きなおしておこうかしら……。
[そんな風にメンテナンスをしている間、 ガラーシャには適当に店内でも見ていてもらいましょうか。 店の中には、様々な魔道書や薬、アイテムが置いてあります。 もちろんその大半は、普通の人にはよくわからないもので、 そこに書かれた商品名も謎なものばかりでしょう。
いくつか挙げてみれば、 「『召喚:全自動ぺんぺん君』の魔道書」 「華々しい鼻血の薬」 「ただし魔法が尻から出る杖」など。]*
(230) 2016/02/24(Wed) 23時半頃
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―雑貨屋―
こんちわー。
[雑貨屋の扉を叩いて開けば、先客はまだいただろうか。>>175>>213 もしもいたのならばそちらへも挨拶をして。 ギュルセルの姿をいれば思うのは商売の事だけれども、二人が会話しているならばとまずはこちらの商売から、か。]
よう、久しぶりコーラリア。 戻った挨拶がてら商売にね。
あ、後来たんだろう? 『アナモグラ』 ま、商売敵の情報だし、奴がおいてった商品とかもあればみるだけでもしようかなーってさ。
[気さくに話しかけるのは幼い頃を知っているからか。 挨拶と共に自分の要件を告げれば早速だと鞄の中へと入れたいくつかの商品を彼へと見せる。]
これは西の方の伝統工芸品で、刺繍の仕方が特徴的で――― こっちの指輪はこの宝石に魔力が込められてるから、付ければ光魔法が使えるやつ。 ちなみに同じデザインで闇魔法のもあるけど…
[一つ一つ説明しながら取り出して。 綺麗な刺繍が織り込まれたハンカチやストールだとか、魔宝石が埋め込まれた装飾品。 雑貨屋へと持ってくるのは大体がこのようなものか。 あとはときたま手に入る呪いの品も数点。*]
(231) 2016/02/24(Wed) 23時半頃
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/* >>230 くっそwwwwww全部欲しいwwwwww
(-93) 2016/02/24(Wed) 23時半頃
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ああ、弾けば弾くだけ劣化するからね。 クロードが今買ってきてくれたものは、 まだコートをしていないので、手入れの終わったものが……、
…………何処かに。
[目的をリラ弾きから伺えば、首肯を重ね。 だが、視線が彷徨うのは資材置き場ではなく、 物の位置を把握している弟子である。>>218
所在を雄弁に問う眼差しは、生活力の低さの露呈。 微細な公式を用いて板を削る癖、 コート剤の調合まで書物を捲らず行う癖、 その記憶力が楽器に以外に使われることは殆どない。 覚えられぬと嘯くが、その実、覚えぬだけの怠惰。]
――― クロード、リラ弦は何処にしまったかな。
薬液に浸して小瓶に沈めたところまでは覚えている。 ラベルは青だ、クロスで拭って用意してくれるかい?
[また、クロードに仕事を重ねてみせる。>>222 元より欠落していた生活力は、甲斐甲斐しい弟子のお蔭で、 今や、地に落ち、地面を掘って、地底から弟子を呼ぶ。]
(232) 2016/02/24(Wed) 23時半頃
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- 雑貨屋 -
[青い宝石を手にしたエルマール嬢の肩が揺れる>>213 何か彼女を怯えさせたかと、自分の掌を見てみたが 取り敢えず傷は無いし、鉄錆も油も落としたはずだ。]
男の手は怖いか?
[けらけらと笑いながらも、宝石を受け取ると 天井の光に当てる様に頭上に掲げて、宝石の具合を見る。 強く握れば砕けてしまいそうな儚さは、 本人に良く似ていると思いつつ、視線を上から下へ。]
ほう。 子供は何にでも興味を持つからな。 壊されなくて良かったな。
[子供の心は無限大だ。 その先に一生を背負う程の後悔があるなんて 見えも気付きもしない。
新しく養子に迎える子の為に、美しい眼帯を作って欲しいと 訪れた金持ちがいた。
その仕事を受けたのは父だった。 どんな作品を作り、それは気に入られたのかどうかは 知らないが、誰に贈られたのかだけは知っている。]
壊れなくて、良かったな。
[もう一度繰り返してから、見開かれた瞳>>224に 何か不味い事を言ったらしいと気付いた。]
(233) 2016/02/24(Wed) 23時半頃
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[そんな中、聞こえてくるのはリラの歌声。>>221 大衆がこぞって劇場に通うのは、娯楽の乏しさ故でなく、 彼女の音色に魅せられる為だと知らしめる旋律。
切々とリラが歌うのは、愛の歌。 恋人を独り残して別離に胸を痛ませる音色。 哀愁すら漂うと云うのに、己は瞳をひとつ瞬いただけ。
音色に違和感があると語った彼女の言葉通り、 己の耳には、僅かにかつてまでと変わって聞こえたのだ。]
………いや、良い音色だ。 リラに問題はないよ。
[拝聴した音の波を追い駆けるように視線を揺らし、 それでも、差し出されたリラに緩く首を振った。>>225]
(234) 2016/02/24(Wed) 23時半頃
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その違和感は、私が調律しても拭えない。 出来ることと云えば、曲目の変更を勧めるくらいだ。
クロードになら、分からないかもしれないが私には分かる。 ―――…ああ、耳や腕の違いでは無くね。 [謎賭けめいて言葉を操り、水を向ける先は、 職人ではないシェニですらなく、年若い弟子へ。>>223 人の婚姻にばかり気を揉んでいる彼には、きっと到底。]
オペラ。 楽器は君の心のままに音色を奏でる。
私は奏者ではないが、その歌は止めておた方が良い。 余りにも―――――、いや。
[そこで言葉を切ると、カップの中身を飲み干した。 無粋を飲み込み、アントニオも苦労する。と一人ごちながら。*]
(235) 2016/02/24(Wed) 23時半頃
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工房前→工房内
いいんだよ、僕がいいって言うんだから。 それにそんなに今の時間は客もいないはずだ…し、よっと。
[車椅子は場所を取るから等と遠慮した様子のオペラを押し、工房へ入ると、>>176 彼女が不自由な自身の体に負い目を感じているのは察しているけど、気づかないふり。
出迎えたのは工房のマイスターの笑えない冗句。>>165 尤も、そんな軽口が嬉しくもある男は笑えない冗句に笑って返す。]
嫌だなマラク。 僕がオペラの音色を聴きたいのは舞台の上だよ。 寝台で聞くのは彼女の旦那様だけでいい。
[でしょう?と慌てたようにマラクに文句を言うオペラに>>201ウィンクをひとつ…といっても片目は布地に覆われているから、ただ悪戯っぽく微笑んだだけに見えただろう。
仕事の見物だけとしてでなく此処を訪れる理由はこうしてマラクがパトロンというよりは友人のように接してくれるのが嬉しいからだ。
天が与えた才を持つ職人には、仮面をつけていても見ぬかれてしまうならば取り繕う必要もないと、ありがたく思う。*]
(236) 2016/02/24(Wed) 23時半頃
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/* 駐在所…ヴラド 魔法店…クリスタ・ガラーシャ 雑貨店…ギュルセル・ラリッサ・リット 工房……マラク・クロード・オペラ・シェニ
所在地不明 リアント
直近ロルだけ見ればこんな感じ? プロで個人抽出できないのがホント不便だと思い知る… あと二人くらい入村してない感じかな?
(-94) 2016/02/24(Wed) 23時半頃
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/* ネタが古いのは自覚してる(
(-95) 2016/02/24(Wed) 23時半頃
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[照れくさそうな微笑み>>227一部では悪魔のと言われているが 年相応に可愛らしいと思うのであるけど、同意が同僚から得られないのが寂しい
実験の成功、おめでとうと言おうとした言葉は 次の瞬間ブリザードと衝撃を己にもたらした]
(237) 2016/02/24(Wed) 23時半頃
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なんだと……
[「唐揚げに掛けられたレモンだけを取り除く魔法」 なんだその邪悪なる暗黒魔法は
悪魔の魔法の完成を知れば絶望的な色を一瞬瞳に宿した後 素晴らしく据わった瞳で悪人っぽく笑う彼女を見つめる 何故檸檬を取り除く必要があるのだと言わんばかりにがっしり彼女の肩を掴む]
いいかいクリスタ 君の作るから揚げは至高の一品。嫁に来いと言いたい位に だが檸檬を排除するなどつけめんにタレをつけないのと同意 やめようか、檸檬排除はやめようか
[肉の香が嫌いの自分でさえ舌鼓を打つそれなのだ 檸檬が無ければあの肉の香でリバースしてしまう 故にの懇願であった。さてX-dayが訪れる日は来るのだろうか 全ては魔女にかかっている]
(238) 2016/02/24(Wed) 23時半頃
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[箒の定期メンテナンスの頼みは、 関心関心と言わんばかりに受け入れられる
仕事で酷使し続け逝ってしまった我が箒 見た時の彼女の呆れ果てた様子に、 申し訳なく居たたまれなくなった思い出がよみがえる 対する己は無表情不愛想 故に反省して無いように見えたかもしれない
代金と箒を彼女に預ければメンテナンスの合間 彼女の工房内の商品を眺める事を勧められる いつみても彼女の商品は奇抜的で先進的で
つまりは、全く使い方がわからない
特に華々しい鼻血など誰が使うんだろう とはいえ少しだけ気になったのは]
魔法が尻から……これはいいかもしれない
[片手しか使えないので自分が魔法を使う機会はあまりないけれど、 尻から出るのならもっと便利になるのだろうか
肩に乗っていた黒猫の相棒は 止めろとばかりににゃぁにゃぁ抗議するが 瞳は其の杖に釘付けであったとか*]
(239) 2016/02/24(Wed) 23時半頃
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/* 唐揚げにはレモン派の多さよ…!! >>238
いや、ちょっとね。 いい加減どこかに絡まなくてはと思っているのだけれど。 ………うん。 よし、雑貨屋行こう。 あそこなら奇数だからなんとか…orz
(-96) 2016/02/24(Wed) 23時半頃
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――車椅子のリラ弾き―― [それは劇場へと勤め始める前のこと。
父も母も、娘の動かぬ足が治るよう、 東奔西走して名医を探し、優れた魔術師を探し、 財貨を投げうった。
――全て無為に終わってしまっても、諦めきれぬ両親よりも先に 娘本人の気力が折れているとも知らず。
今日も両親は、足が治る術を求めて家を空け リラ弾きの娘は一人きり。
傍にいるのはリラだけ。 寂しさに紡いだ音色を知っているのは自分一人だけだと思っていた。>>136
庭でリラを奏でる時刻。 僅かに差す誰かの影を知っても、けっして振り返らない。 それが幼馴染の同情の視線であるのが怖かった。 憐みなど、感じたくはなかった。
ただ、リラの歌声の中、共にあれるのならば、それだけでよかった。*]
(240) 2016/02/24(Wed) 23時半頃
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[だが彼女はそのまま話を続ける。 ここは立ち入らない方が良い話題なのだろう。
託児所に遊びにと言われて>>228、心底不思議そうな顔をした。]
俺は子供の声より、リラの音楽の方が安心する。 後、鉄を打つ音、金属を削る音の方がもっと好きだ。
それに子供は何するか判らんから苦手だ。
[以前客の1人が勝手に連れて来た子供に、作品のグラスを 全て割られてから大嫌いになった。 その時は母親共々工房から追い出して、 依頼された作品は顔も見たくないと、ガラーシャに 頼んだ事を思い出す。
思えば彼に嫌な思いをさせてしまったかもしれないと 芋蔓式に出て来た罪悪感に曖昧な笑みが浮かぶ。]
もしかしたら今日中かもしれないし、 明日かもしれないし、一週間後かもしれないが。
それで良ければ代金はいらん。
暇な時間でやるだけだ。 あと、少し弄るかもしれんが。
[直すこと自体は簡単だから、代金を心配する彼女に 期限を決めない事で不要だと告げて帽子ごと受け取った。 さて、元通りにすべきか弄るべきか。]
(241) 2016/02/24(Wed) 23時半頃
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-雑貨屋-
[旅に出ていたリットが戻ってきている。 生憎噂に聡くない私は、そんな話も知らぬまま。 道なりに薬を届けつつ、 最初に着いた雑貨屋の扉を開いた。]
コーラリア。 すまないが………。
おはようラリッサ。
[店主であるコーラリアに声をかけながら、 視線は自然と、先に店に来ていた幼馴染へ。 次いで思い出したように ギュルセルとリットへ意識が向かう。]
ギュルセルも。 そっちにいるのはリット…で、合っているか? 久しぶりだな。 旅先で薬は不足しなかったか?
[あまり薬や療師に縁はないだろうが、 そうして聞くのは、以前いくつか石と薬を分けたが故。*]
(242) 2016/02/25(Thu) 00時頃
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/* >>241 おっけー縁故をキャッチ! ㍑君が自分の家訪問を後で拾うとともにメモする
(-97) 2016/02/25(Thu) 00時頃
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[師の隣、作業を目にしようとしていれば掛けられる声に首を傾げて。>>229]
はい、なんでしょうか? 俺にお願い……ですか。
[いつも師にしか物を頼まぬリラ弾きが自分にと少し吃驚しながら。 彼女のお願いが口から歌の様に紡がれれば見えてる眼を丸くして。 それでも聞き終われば片手を胸の位置に当てようか。]
とても光栄なお話、感謝いたします。 ではそのころまでには立派な職人になっていなくてはなりませんね。
[師を超える事はきっとできないかもしれない。 それでも夢を託された気がしてつい口許を緩ませる。 もしそんな未来が実現するのなら、とても嬉しいと。*]
2016/02/25(Thu) 00時頃
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[師の隣、作業を目にしようとしていれば掛けられる声に首を傾げて。>>229]
はい、なんでしょうか? 俺にお願い……ですか。
[いつも師にしか物を頼まぬリラ弾きが自分にと少し吃驚しながら。 彼女のお願いが口から歌の様に紡がれれば見えてる眼を丸くして。 それでも聞き終われば片手を胸の位置に当てようか。]
とても光栄なお話、感謝いたします。 ではそのころまでには立派な職人になっていなくてはなりませんね。
[師を超える事はきっとできないかもしれない。 それでも夢を託された気がしてつい口許を緩ませる。 もしそんな未来が実現するのなら、とても嬉しいと。]
(243) 2016/02/25(Thu) 00時頃
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[そして自分の工房だと言うのに物の位置すら把握していない師。>>232 その質疑が飛んでくるのも必ず自分だ。 自分がこの工房の何処に何が置いてあるのか、まるでコンピューターの方にわかる。
恐れ多い記憶力を少しは生活に回せばいいのに、と勿論口にする事は出来ずに。 しれ、と仕事を増やす師に苦笑を浮かべ。]
いつも同じ場所に置いてあるのに、態と忘れてません?
今直ぐに準備してきますので、お待ちください。
[いっそう清々しく成るほどの忘れっぽさ。 軽く頭をさげ、終い込んだ場所へと向かい、 青いラベルの付いた小瓶を取り出せば中身を出しクロスで拭う。 キラ、と光に反射する弦はとても美しい。
未だオペラさんのリラは師しか触る事を許されておらず、 本来は弦ですら自分が触ってはいけないんじゃなかろうか。 そう思ってしまう、自分にはまだ技術が追い付いていないから。
そんな事を考えながら今日は残業をしよう。 そう心に決め、残業をすれば夕食から作るのも自分の仕事になってしまうが、この作業場で寝落ちたり夢見に堕ちるのは嫌いではなかった。]
(244) 2016/02/25(Thu) 00時頃
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お待たせしました。 工房の一番奥にある棚の、上から二段目の扉を開いた奥にありましたよ。
[いつも思う。 何故覚えられぬ場所へと置くのだろうか。 やはり自分に仕事を態と増やしているようにしか見えない、 そう脳裏に過ぎれば、思わず笑ってしまう。*]
(245) 2016/02/25(Thu) 00時頃
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来週から? それは予定を空けておかないとね。 商店街の宣伝に、ラウンジに…忙しくなりそうだ。
[オペラの告げる演奏の予定を頭に刻みながら、指を折り予定を埋める仕草。>>202]
望むならいつでも、なんて、君が休む間がなくなってしまうよ。
[それでもそんな風に答えてくれたことに綻ぶ表情を隠そうともせずに、冗談めかして言う。
ゴツン、と入り口から音がして、ああ、彼の弟子が戻ったのかと気づいた。>>167]
おかえり、クロード。 お構いなく…と言いたいけどお師匠様の命令だから仕方ないね。
[帰ったばかりなのに君の師匠は人使いが荒いね、とお茶の準備に向かう彼にひらひらと手を振る。 間も無くしてお茶が出されれば、ありがとうと礼を告げて、熱いお茶に口をつけた。]
僕が訪れたんじゃ潤いがないって言いたいの?
[マラクの言葉>>210に、わざとらしく、む、とした顔をしてみせるけど、まあ、言いたいことはわかる。 だから軟派じゃないって、と文句は言うものの、>>215仕事の話に入れば邪魔はしないようにお茶請けを口に運んだ。]
(246) 2016/02/25(Thu) 00時頃
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―幼き頃のキヲク―
[よく遊びに来たのは従兄弟のヴラドにーさん。 小さい頃から沢山遊んでもらって、沢山の思い出があった。
本来身寄りである兄が自分を引き取る筈だった。 でもたったの五つしか離れていない、その時の兄は十五歳。 引き取ってもらう事も出来なかった。
沢山抱っこをしてもらい、沢山頭を撫でてもらった。 今じゃ自分の頭を撫でるのは師だけかもしれない。
その大きな手は自分を撫でる手ではなく、市民を護る手になっていた。 昔の思い出は戻ることがないのだろうか。
―――この右眼と同じように。*]
(247) 2016/02/25(Thu) 00時頃
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/* あれ…? やっぱりwiki見てもチップ全員いる…よなぁ?
って、情報見たら狂人と賞金稼ぎ1人ずつ多いんだが。 飛び込みありな村だっけ? 村建て様に言った方が良いんだろうか… 手動開始だから関係ない…?
(-98) 2016/02/25(Thu) 00時頃
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[>>238私の作る唐揚げが究極の品なのは当然のこと。 この五年間、三日に一度は唐揚げを作り研鑽を重ねてきたのです。 けれど、だからこそ――。]
いいえガラーシャよく聞いて。 唐揚げはね、出来上がった瞬間に完成されているものなの。 そこにレモンを加えるなんて蛇足と言う他無いでしょう? 貴方はカレーにソースをかける?掛けないでしょう?それと同じよ。
しかもせっかくパリパリに仕上がった唐揚げが、 レモンのせいでしなしなになってしまうじゃない。 これじゃあ唐揚げの魅力の一つを潰されたにも等しいわ。
[納得がいかない様子で反論します。 とはいえ、彼が私の唐揚げを好んでくれているのは知っています。 だから、それ以上なにか言われても反論はせず、 唐揚げ談義はこれくらいにしておいたでしょうけれど。]
(248) 2016/02/25(Thu) 00時頃
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― 援助の代償 ―
[音楽は人の心を癒すというが、その音色の作り手は、 人の見えない疵に染みこむ所為だと考えている。 形のない音は、人の皮膚の下に張り巡らされた神経を、 直接震わせ、時に情感を揺さぶり起こす。
寂しさに寄り添い、痛みに懐いて、滑り込む。
どんなものでも、欲しいだけを手に入れられる御曹司が、 物珍しさ故にこの工房に通うのも、きっとその一端。>>137
何を手にしても、癒えない苦悩がある時、 何を集めても、拭えぬ懊悩がある時、 人は豊かな旋律に誘われるのかもしれない。]
(249) 2016/02/25(Thu) 00時頃
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[弟子すら一人しか取らない男が、 資産家の気まぐれに文句ひとつも告げぬのは、 大金に目が眩んだと云うよりも、別の理由があった。]
失った音色は、金銭では元に戻らない。 ――――…それで良ければ、歓迎しよう。
君はきっと、長く此処に通うことになる。
[出資を受ける側だというのに、半ば断言した言の葉。 崇拝めいた感謝など期待していなかっただろうが、 細く笑った唇は、何処か彼を見透かすようで。
せめて、彼の失ったものの上へ、 歪な瘡蓋を覆い被せるように、身分を越えた友情が、 支援と援助を介し、結ばれたのだった。*]
(250) 2016/02/25(Thu) 00時頃
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/* クリスタの唐揚げ談義に混ざりたかった…!!!
(-99) 2016/02/25(Thu) 00時頃
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[メンテナンス中、ちらりと彼の様子を見れば、 魔法が尻から出る杖に釘付けになっていました。
その杖を使えば、例えばガンドのような射出系の魔法ならば、 すべて尻を起点として発動することが可能になるという迷品です。 なお、これを使うことによって社会的な死を迎えても私は知りません。 私のお店では返品も苦情も受け付けていないのです。]
ああ、そうだ。 ねえガラーシャ、ちょっと提案があるのだけれど。
[宝石が嵌めこまれた羽ペンで魔法陣を弄りながら、 ふと思い出したように問いかけます。]
(251) 2016/02/25(Thu) 00時頃
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……この箒、魔改造しちゃダメ?
[藪から棒に、そんなことを尋ねてみました。]
具体的には、最高速度と加速性能を向上させようと思うの。 私が術式を根本から組み替えれば出力は数倍になって、 試算上では5分で時速340kmもの速さに到達できるようになるわ。
もちろん、その分消耗は増えてしまうことになるけれど、 移動距離に対する燃費自体は向上する筈よ。
それから、穂先の部分には多段変速バーニアをくっつけましょう。 加速性能を得るのには燃焼による推進能力が効率が良いし、 なによりその方が格好がいいわ。
[などととても楽しげに、一方的に語り始めます。
けれど、そんな風に長々と喋りながらでも、 箒を整備する手に一切の乱れはありません。 もう一度宝石に軽く触れると、魔法陣は掻き消えて。 今度は箒本体に物理的な破損は無いか、調べ始めました。]
(252) 2016/02/25(Thu) 00時頃
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―回想―
[青年は、この街が好きだった。今でも好きだ。昔から、ずっと。変わることなく愛しているというだけのこと。 弟が、幼馴染が、本物の空なんて伝説みたいなものを夢見ていたのは知っていた。青年自身、本に描かれたそれを夢に見た事が無いわけでは無い。ただ、それは青年にとって、どこまでも夢でしかなかった。 青年にしてみれば、この壁と天井に囲まれた世界が、夜明けとともに香る小麦の芳ばしい香りが、人々の雑踏が、確かな現実であったと言うだけのこと。]
夢ってもんは、悪くはないさ。
[それが、夢である内は。だから、可愛い弟が、あるいは共に街を駆け回った友人らが、夢を追う事に賛同こそしなかったが、別段止める気もなかった。 だが、本当は、ほんの少しだけ、後悔をしている。 彼らに早い所、現実を突き付けていれば、かつての事故>>54は起こり得なかったのではないだろうか。……勿論、そんなことを考えたところで、何の意味もないことは分かり切っている。]
……本当に、行くのか。
[旅立ちを継げた弟に、問うた己の表情は、酷く情けない物だったに違いない。行かないで欲しい、願いながらも、夢を追う弟を止めることもできない。だって、そんなに希望にあふれた表情を見せられたなら。]
いいよ、店の事は、任せな。
[結局青年は、良い兄貴の顔を取り繕う事しかできなかったのだ。]
(253) 2016/02/25(Thu) 00時頃
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[そんな話をしていれば、久しく姿を見ていなかった リットが扉を開けた>>231 彼が持って帰って来る品物を見るに、目利きなのは 間違いない。 広げられる品物を興味深げに覗き込んだ。]
ほう。 綺麗な刺繍だな。
このデザイン悪くない。 幾らだ?
[卸す前から購入すると挙手しつつ。]
それで何か面白い話はあったか? 星や太陽や空を行くものの話とか。
なんなら呪いの道具とかでも構わんぞ?
[商品以外の土産を求める様に、覗きこんだついでに 肩越しに問い掛けた*]
(254) 2016/02/25(Thu) 00時頃
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[オペラのリラと歌声が工房に響き渡れば、>>221お茶請けに伸ばした手を止めて、その音色に聴き入る。
心情の籠ったその音色は充分に聴衆を魅了するものだと思えたけれど>>225、彼女には不安があるらしい。
そこまでは自分にはわからない細かなものなのだろうけれど、そのこだわりが彼女の繊細な演奏を生み出しているのだと思う。
揶揄に対する不思議そうな顔には、>>226リラを弾いていない時の彼女は本当に初心な少女のようだと肩を竦めた。
曲目を変えた方が良いというマラクの言は、イマイチ女性の心の機微には鈍感な男にはわからなかったから、>>235良い曲なのにもったいないな、なんてことを考えていた。*]
(255) 2016/02/25(Thu) 00時頃
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[彼女の作る唐揚げはまさに食の宝石箱>>248 研鑽に研鑽を重ねられたそれは噛めば口の中で肉汁滴り 柔らかな肉とあいまって素晴らしいハーモニーを生み出してくれる だからこそ、それをより美味しく食べる為には必要なのだ 檸檬が。そう、檸檬が]
唐揚げが完成するにはやはり檸檬が必要だろう あつあつのそれに1適垂らす事で、 香りにより深みが出ることになるんだよ
……確かに、カレーにはソースはかけないけれど
[一理ある。確かに檸檬汁はぱりぱり感を喪わせる だが肉とレモンの混ざったあの究極の美味しさ 何故こうも分かり合えないものなのだろうか 哀しいけどこれって2派閥の戦争なのよね
とはいえ彼女の唐揚げが美味しいのは事実なので 唐揚げ談義は此処で仕舞と相成りました]
(256) 2016/02/25(Thu) 00時頃
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[メンテナンスの合間 某凄い……杖に視線を集中させていた所 とある提案が彼女の口から零れ落ちました>>251]
……魔改造……だと
[一端くわっと目を見開いた後――告げる答えは決まっていたのです]
(257) 2016/02/25(Thu) 00時頃
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よし、任せた
[だって20を過ぎても男の子だもの。高速箒はロマンでしょ>>252
とはいえ無知である己は考えていなかった 出力は上がるけれど、これ空気抵抗どうなるんだ 特に、横座りしてる自分は吹っ飛ばされるのではないだろうか 其処まで考えが至らないまま、即座に了承をする所が 年上の幼馴染に未だ子供扱いされる原因なのかもしれない]
消耗が増えるとなると メンテナンスの頻度が上がりそうだが そのあたりはどう考えている?クリスタ 君の負担も増えるかもしれんぞ
[一方的な説明にうんうんと頷きながら 時には相槌をうちその完成を楽しみにしている模様で 箒本体の破損を調べる手際の良さに、関心を示すのであった*]
(258) 2016/02/25(Thu) 00時頃
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――現在・モルチアナ工房―― …え?
[手渡そうとしたリラを工房主の手が押し止め、 返されたのは意外な言葉>>235。 咄嗟にその意味を飲み込めず、瞳を瞬かせた。
リラの調子がおかしいわけではない。 それなのに、合わない音色と声。
夫よりも大切な恋人。 友人よりも傍にいる片割れ。
それを失う感覚に、さっと血の気が引いていく。 思わず潤み始めた目元を隠して俯いて、 返されたリラを抱きしめた。>>234]
そう…曲目の選択を間違えてしまってはダメね。
[工房主の本意の底は見えない。 だから、リラ弾きは己の腕の不足を恥じて俯くばかり。 クロードやシェニがいなければとっくに涙腺が決壊していただろうけれど、 ぎゅっと唇を噛んで涙がこぼれるのを自分自身に許さない。
軋むような胸の痛みに、またひとつ、音色が深くなることも知らないで。*]
(259) 2016/02/25(Thu) 00時頃
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[商品を広げていれば、あちらの話はひと段落ついたのだろうか、話しかけてくるのは芸術家だ。 基本的にはこちらが買う側として世話になるが、話しついでに売ることも稀にある。 今回は彼の目に入ったものがあったようで、広げた一つ、綺麗な刺繍をあしらったものを指さされれば>>254、毎度ありと金銭と交換を。]
今回は西の方へ足を向けたんだけど、結構なご老体から面白い話は聞けたかな。 面白いというか、怖い部分もあるのかね。
いやなに、俺らのご先祖様が空の下にいた時の話なんだけれど、絵本の中の明るい話じゃなくて、魔女狩りだとかっていう暗い話。
[ご老体から聞いたのは、遠い昔にあったという話。 魔法が一般的ではない時があっただとか、魔法を使える者たちは処刑されただとか、そういった内容であった。 確かに魔法を使えないものも時たまいるし、自分も得意とはいいがたい。 けれどこの魔法溢れる世界で、魔法が使えるという理由で迫害されてはきりがないだろう。]
まぁ、結局それも作り話かもだけど。 もうご老体の話し方から雰囲気出てて少しだけ怖かったね。
呪いといえば、ついでに貰ったのがこの命の人形。 なんでも好きな相手の髪の毛を入れておくと動くらしい。
[ついで取り出すのは骸骨がポップになった可愛いような不気味なような手乗りサイズの人形だ。]
(260) 2016/02/25(Thu) 00時頃
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/* ガラーシャとクリスタww 可愛いな、もう
(-100) 2016/02/25(Thu) 00時頃
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今回はどれ位街にいる? 何か持って行く物があるかは知らんが、 表の工房に出ているもので良ければ持って行けばいい。
[一応取引の話もしつつ、視線は見た事の無い刺繍の柄に 釘付けだったが、それを扉に向けさせたのは 1人の声>>242]
今日は千客万来だな、コーラリア。
おはようメアリー嬢。 買い出しか? お疲れ様。 あんたや師父を頼りにしている奴は多いからな。 自分の身体も大切にな。
(261) 2016/02/25(Thu) 00時頃
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頼まれていたコップ。 宝石を埋め込んだ磁器で作ってみたが、 後からクリスタ嬢に魔法を込めてもらってから 納品させてもらう。
[薬の味がどうしても受け付けないと言う者の為に、 味を変えるコップを作ってもらいたいと依頼されたのは いつだったか。
納品期限など存在自体知らないと言い切る気紛れさで、 依頼自体忘れられていたかもしれないが。 最近ようやく目処が付いていた。
真白な磁器。 目を楽しませる様に水を入れると鰭と色が派手な 魚が浮かびあがる細工をしたが、これが随分と 時間が掛かったのだ。
後は魚の目にあたる宝石に味を変える魔法を込めれば完成。
こう言う奇抜な魔法はクリスタ嬢が上手いだろうと、 依頼していたが、こちらも忘れられているかもしれなかった*]
(262) 2016/02/25(Thu) 00時頃
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[何か嫌な予感がした。 主に年下の友人が余計な事をした予感が>>258 言葉少ないわりに箒のことは案じていたはずである ぱらりぱらり、日誌を読んで今日は何を書くかと思い
ふと立ち上がったのは]
『アナモグラ』 ……か。
[胡散臭い商売人を目に収め また、外に出ることになる。街を護るために*]
(263) 2016/02/25(Thu) 00時半頃
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駐在 ヴラドは、メモを貼った。
2016/02/25(Thu) 00時半頃
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[商売の話をしていれば、次に開いた扉から入って来たのは療師見習いのメアリーだった。>>242]
はい、久しぶりです。 大丈夫でしたよ。 基本的に風邪も引かないし怪我もしないたちですからね。
かすり傷追ってもメアリーさんとこの薬塗っておけばすぐに治りましたし。 いやぁ、毎回お世話になります。 あ、また旅立つ前に寄らせてもらうので、塗り薬を用意してくださいって伝えておいてください。
[旅立つ前に寄る場所の一つでもあるのが診療所だ。 普段はあまり世話にならないが、長旅なので念のためにと傷薬をいつも処方してもらっているのだ。 あまり使うことも多くはないが、使った分の補充だけは毎度させてもらっていた。 ついでに頼んではいないのに自分では使えない石の方も渡されるのは優しさなのだろう。*]
(264) 2016/02/25(Thu) 00時半頃
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ほうほうほう。 西は俺も知り合いもいないから楽しそうな話だな。
[刺繍をリットから購入しつつ、耳は老体から聞いたと言う 怖い話に傾けられた>>260]
魔女狩り、ね。 空の下にいた時代とは眉唾ものだが。 それはそれで面白い。
何か作品のヒントになりそうだ。
[自分たちの常識とは違う世界。 その世界を空想するだけで、いますぐ工房の炉の温度を 上げて何か作り上げたくなる程昂揚して来る。]
命の人形? 随分大層な名前だが、動くのか。
[話題と共に品物も変わる。 手乗りサイズの骸骨の人形に、ほお、と興味を示して 顔を近付け突いてみようとした*]
(265) 2016/02/25(Thu) 00時半頃
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/* >>263までの一連の流れが大好きww
(-101) 2016/02/25(Thu) 00時半頃
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/* ガラーシャ楽しそうだwww 駐在もw
(-102) 2016/02/25(Thu) 00時半頃
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[高速箒に想いを馳せつつもちゃんと業務は忘れてはいない 業務と言えば嘗て芸術家であるギュルセルに、 作品を客に届ける様依頼された事がある>>241 芸術家の彼は、作品を自分で手渡す事も多いから 依頼があった時には少し驚いたものだ
後で無体な事をした母子の噂を聞いて、 嫌な思いよりは、作品を壊されたギュルセルに対して 同情を覚えたのも記憶に新しい
そう、業務は忘れていないのだ 例え年上の友人が嫌な予感>>263にシックスセンスを働かせていても 大体悪行もとい余計な事をすると彼にばれるのは何故だろう 今度会った際に高速箒の事を口滑らせれば お説教が待っているに違いない
そうだ、若し此の街に帰ってきているリットにあったなら 高速箒の事を伝えよう。ロマンを介するリットなら きっと分かってくれるはずだと一人胸の内で決意 だがああすれ違い、勤務中であった自分の家を訪問してくれていた事>>212 近所の人からの言伝があるか それか彼と出会って口頭で伝えられるまでは知らぬ事であろう*]
(266) 2016/02/25(Thu) 00時半頃
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[オペラの旋律に向けた語は、一介のマイスターに因るもの。 劇場に集う大衆とは別の視点を持つが故、 上質を知る資産家の耳とも異なる構造をしている。
弟子に頼んだリラ弦が、見立て通り手元に届けば、 一度己の眼で確認してから、柔らかい絹に包む。 その際に告げられた苦言は、精度の良い耳ですら、 聞き分けれぬと年に似合わぬ聞かざるを決め込んで。>>244
本当は何処に在るか、態と忘れて居るのではないか。 そう弟子に問い詰められるのもいつものことで、 それを態とらしくはぐらかすのも、良く見る光景。
自身の音色は人に寄り添わせるのに、 食えない一面を隠さず見せて、そっと弦をオペラに差し出した。]
クロードが居て助かっているよ。 無論、これは本音だ。また、何処に置いたか聞く為じゃない。 前振りでもない、―――…いや、これは本当だ。
[己の言葉で些か翳りを見せた工房の空気を払うように、 弟子へ向かって軽口を飛ばし、そのまま視線は扉へ。>>245]
(267) 2016/02/25(Thu) 00時半頃
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―――…意外だ、シェニにも分からないのか。 [不意に口を挟んだのは、友からの言葉。>>255 少しの逡巡の間を置くも、やはり言葉に変えることは避けて、 潤みだしたリラ弾きの肩を軽く叩いて見せようか。>>259]
自覚がないなら気を付けた方が良い。 これは唯の兆候だ。ただ―――、
これからもっと、勧められる曲が減るかもしれない。
[告げた声には温度が足りず、自らの不出来に俯く彼女を追い打つ。 彼女が手に入れて、彼女が失ったもの。 悲しみに暮れる横顔を眺めていれば、ほんの少し、 先ほどの余韻が、美しく響いて聞こえた気がした。]
(268) 2016/02/25(Thu) 00時半頃
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―――…そうも嘆かずとも。
オペラ、君は幸せな奥さんになったのだろう?
……クロード、 良かったらオペラを送って行ってくれないか。 表通りまでで構わない、私が送っても良いんだが…、ね。
[ストールを揺らし、彼女の手に弦を握らせると、 流石に身を弁えたマイスターは、また、懲りずに弟子を呼んだ。**]
(269) 2016/02/25(Thu) 00時半頃
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[師父と自分。二人の健康を案じてくれるギュルセルに、>>261 意識せず、ここでも自己評価の低さを発揮する。 この街は多くの人や職人で溢れているが、 やはり療師となると数が少ないのが現状だ。 頼られることは嬉しく思うが、頼る言葉をかけられる度 まだ見習いの自分は半人前と自戒の意を硬くする。]
コップ… そうだったな。 無理な注文をしてすまない。 急ぎはしないから、 ギュルセルが満足いくようにやってくれ。
[納品期限など存在自体知らないと言い切る芸術家と、>>262 師父のおおらかさにすっかり感化された療師見習い。 デザインには一切注文を付けず、ただ用途のみを伝えて 「気が向いたら作ってくれ」と頼んだコップ。]
2016/02/25(Thu) 00時半頃
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頼られているのは師父だ。 見習いの私などまだまだだよ。
[師父と自分。二人の健康を案じてくれるギュルセルに、>>261 意識せず、ここでも自己評価の低さを発揮する。 この街は多くの人や職人で溢れているが、 やはり療師となると数が少ないのが現状だ。 頼られることは嬉しく思うが、頼る言葉をかけられる度 まだ見習いの自分は半人前と自戒の意を硬くする。]
コップ… そうだったな。 無理な注文をしてすまない。 急ぎはしないから、 ギュルセルが満足いくようにやってくれ。
[納品期限など存在自体知らないと言い切る芸術家と、>>262 師父のおおらかさにすっかり感化された療師見習い。 デザインには一切注文を付けず、ただ用途のみを伝えて 「気が向いたら作ってくれ」と頼んだコップ。]
(270) 2016/02/25(Thu) 00時半頃
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[あまりこだわり過ぎて破格の値を付けられては困るのだけど。 そのあたりは心得てくれていると信じるしかないだろう。]
ギュルセルが作るものは、どれも好きだからな。 どんなコップが出来上がったのか。 楽しみにしている。
[向ける言葉と眼差しは、 こだわりの強いこの街の芸術家へ向けた素直な賞賛と賛辞。*]
(271) 2016/02/25(Thu) 00時半頃
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[大きくて骨ばった掌が、こわい、というよりも。>>233 慣れていないと言うのが正しい。 父の記憶はおぼろげだし、ずっと伯母と二人暮らしだったから。
気づいて気づかない振りをしてくれる。>>241 気づいていて、憐みの目を向けないちょっと変わった大人の人だ。 芸術家や物作りをする人ってみんなこうなんだろうか。
職人街で思い出すのは、モルチアナ工房の弦楽器職人。>>10 前にリラの修理に行くオペラに付き添ったことがあったけど 確か彼はギュルセルより年は若いはずだ。 けれどどこか落ち着いた雰囲気を纏っていて。 ある意味ギュルセルより大人の人と言う感じがする。 あの若さで弟子を持っているのも関係しているのかもしれない。]
(272) 2016/02/25(Thu) 00時半頃
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掌の行方
[街に出たは良いが アナモグラは目ざとく此方に気づいたようで そくさと人の中に紛れてしまう。
良くない品物を売っているともっぱらの噂だ 同じ商人でもリットとは大違いだと、兄貴分としてのひいき目で 紛れる影を追いかければ職人街に来てしまう むっと思わずしかめっ面を酷くしたのはとある工房前
女っ気のない>>223男はその前で …右往左往は流石にしないが、尋ねるか迷いはする 此処に、あの従兄弟が居るのだとは知って居た
何度か彼の不在時を狙い 従兄弟がお世話になりますと菓子折りと共に マラクに頭を下げに行ったが、さて覚えられているか 普段、パトロールの際には自転車を握る手は今空いていた
15のときにはすでに一人暮らし 本来ならクロードを引き取ることだって出来たはず そうしたかった、と今でも思う
けれど、年が近すぎた。
沢山抱っこをして、沢山頭を撫でた 幼くして居なくなった弟の分も、彼を可愛がり 護らなければ、と撫でて可愛がっていたはずなのに
――今は、この手は彼に向かい伸ばされることはない 伝えなくてはいけないことがあるはずなのに>>247 彼の右目を見ると、どうしても二の足を踏んでしまい
今もまた、そこから足を離そうとしていた*]
(273) 2016/02/25(Thu) 00時半頃
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[ギュルセルが不思議な顔をすれば、私も不思議そうに首を傾げて。 そういえば前に、工房を追いだされたと怒ってた母親から 子供を預かったことを思い出して小さく笑ってしまう。]
それは、苦手って思うからじゃないですか。
子供は、大人が思ってるよりいっぱい 色んな事を見て、聞いてるんですよ。 この人が自分をどう思ってるか、わかってるんです。 [その顔に浮かんだ曖昧な笑いに、更に首を傾げたけど。 直してもらえるとわかれば、些細な疑問は頭の隅っこへ。 今は気紛れな芸術家の言葉に、素直に甘えて微笑んだ。]
じゃあ、お願いします。 急ぐものでもないし、いつでも大丈夫ですから。
[請け負う二つ返事に、私はどんな風に弄ってもらえるか、 つい子供のようにわくわくしてしまう。
帽子が戻ってくるまでに私は代金ではなく、 何か別のお礼を考えておこう。 例えば食べ物とか、そうだ唐揚げを作るのもいいかもしれない。 レモン派な私は目の前に対立勢力がいることも 魔法店で新たな魔法が開発がされたこともまだ知らずに。>>93]*
(274) 2016/02/25(Thu) 00時半頃
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さぁて、また新しい噂話が耳に届いたらそちらへ行きますよ。 まぁしばらくはこっちでゆっくりする予定ですけどね。
[滞在期間は決めてない。>>265 いつも決まるのは新しい噂が入ってから。 すでに行く場所が決まっていて立ち寄るだけの短い時もあるし、2週間ほどと期間を置くこともある。 今回は新しい噂がなく状態だから、と曖昧に答え。
呪いの人形に相手が興味を示せば、彼の掌へとそれを置こうか。]
えぇ、試してないのでなんともですが、そうなるらしいですよ。 髪の毛の持ち主と同じ動きをし始めるだとか。 まぁ、このサイズだと効力は三日程度らしいですけど。
中々に面白いでしょう?
[実際にこの人形が動きだしたら怖いような気もするが、分かっていれば勝手に動く人形というものも面白い。 それに動く人形を見るのは初めてではないから。 地方を巡れば人形遣いなどもいたりして中々に面白いものがある。]
(275) 2016/02/25(Thu) 00時半頃
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[工房の物がどこにあるのか忘れる師匠と、正しく彼の片腕のように注文の品を取り出してくる弟子。>>232>>244 それはこの場に頻繁に足を運ぶ男にとっては見慣れた光景。
男が此処に来るようになった時には既にクロードは彼の横にいたから、それを当たり前のものと思っていた。
友人の弟子というものは未来の楽器職人としての期待は勿論あったが、まるで家族のように彼の世話をやくクロードを見ると、胸の奥が痛むような複雑な感情があった。
彼の右眼が隠されていることがその原因でもある。 どうしても、重ねてしまうのだ。 自分の弟と。 クロードは、両親を亡くしていると聞いた。 人当たりよく穏やかな性質は、人使いは荒くとも、それだけ身近に側にいる マラクがいるからだろうか。
無口で無表情になってしまった男の弟を思えば、その原因は紛れもなく自分だ。
ヴラドや周りの友人たちが弟に優しく、良く接してくれていることはありがたくあるが、側にいられぬ自分を責める気持ちはどうしても出てきてしまう。
クロードを見る度に、今日こそは弟に歩み寄ってみようかと、そんな勝手な考えが浮かぶのだけれど、未だにそれは実現されていない。*]
(276) 2016/02/25(Thu) 00時半頃
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/* 兄弟(妹)もしくは欠損がポイント じつはシェニが役満とかそんな(
(-103) 2016/02/25(Thu) 01時頃
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[帽子を渡してから、幼馴染のコーラリアを振り返り。 その手に乗った髪止めに視線が止まった。>>57
絵本の中から飛び出したような、羽根のモチーフ。 それは、と声をかけようとして。
入ってきた新たな客に、振り返り目を輝かせた。>>231]
リット! おかえりなさい!
[幼い頃は年が近い子供同士、公園で遊ぶことも多かった。 私はいつもオペラの傍に居ることが多かったし、 男の子は男の子で悪戯ばかりしてたけど。
いつも『夜』がやってくる手前になれば。 並んで帰る、リットとリアントが羨ましかった。 待つ人のいない私は、いつも一番最後まで公園にいて 帰るみんなを見送っていたんだ。
コーラリアとギュルセルと仕事の話をするなら、>>254 邪魔をしないように私は少し離れて陳列棚を眺めて待っていると。
また開いた扉に、笑顔を零れさせた。>>242]
おはよう、メアリー! どうしたの、先生のおつかい? それとも買い物?
[見習いだけど療師として頼りがいがあって、 背の高い彼女は、憧れだ。 なんで私の背はこんな中途半端に止まってしまったんだろう。 せめて160cmあったら、人ごみでも埋もれないし。 もっと高い所に手も届くのに。]
(277) 2016/02/25(Thu) 01時頃
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その言葉を待っていたのよ!
[>>258ぽふり、と手を打ちました。 ロマン、それは人生においてもっとも重要な事柄です。 承諾を得られたのならば、私の技術力の全てを以って、 男の浪漫と女の浪漫の集大成を作り上げてみましょう。]
消耗に関しては全体的に補強を加えることで何とかするわ。 けれど念のため、メンテナンスの回数を月一に増やしましょうか。
[私自身の負担の方は問題になりません。 どうせ暇な時間は多いのですから。]
それじゃあ、早速改造してくるわ。 少し時間が掛かるから、待っていてね。
[そう言うと、箒を手に店の奥に引っ込みます。 それなりに規模の多きな魔法を使うことになるので、 狭いカウンターでは改造が出来ないのです。]
ウフフ……腕が鳴るわね♪
[――そして、魔改造が始まります。 店の奥でやっている為、店内からその様子を見ることは出来ませんが、 きっとドリルのような音や悪魔の悲鳴のような音、 大木が折れ倒れるような音、仕舞いには爆発音など。 物々しい音だけは聞こえてきたことでしょう。]
(278) 2016/02/25(Thu) 01時頃
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[顔を見てかけたこちらの言葉は、商品を介した二人の やりとりに意図せず割り込んでしまったようだった。>>264]
そうだったな。 旅先で薬の世話になることは、無い方がいいだろうが。 リットは昔から、怪我とも風邪とも縁が無かった。
[歳の近い同性の友人たちと走り回っていた 彼の少年時代を思い浮かべて、口元に小さく笑みを浮かべる。 今ではもう、夢でしか見ることのできない憧憬の日々だ。 そんな感傷を瞬きひとつで心の内に沈める。 慣れたものだ。]
わかった。 塗り薬だけでいいのか? 他に不足している物があれば、早めに教えてくれ。
[師父への伝言を預かり、然りとひとつ頷いた。 薬草から作った薬は時間が経てば劣化するが、 魔法をかければ長期間の保存が利く。 それにリットは旅商人だ。 診療所で買い付けた薬を旅先で売ることもあるかもしれない。 頼まれもしないのに、彼が使えない毎度治癒の魔力を込めた 宝石をいくつか忍ばせるのは、あれば多少は役にたつやも… という、ただの心配性だ。*]
(279) 2016/02/25(Thu) 01時頃
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- 雑貨屋・エルマール嬢と -
[苦手と思うから苦手なのだとまるで子供に言い聞かせる様に 一回り年下の女性から言われてしまった>>274 だが気にする素振りも見せず、逆に感心したように。]
エルマール嬢は子供の扱いが上手いなぁ。 じゃあ俺があんたをどう思ってるか当ててみ?
[堂々と自分を子供扱いして、からかう様に問い掛ける。 答えに正解は無い。 ただどんな顔をするのか見てみたいと思っただけだ。 それこそ子供の様に興味は秒の早さで変わっていく。]
いつでも大丈夫? じゃあ結婚祝いには間に合う様にしよう。
ああ。 こんな細工して欲しいとかあるか? もしくはこれだけは嫌だと言うのがあれば。
覚えておくよう善処する。
[期限を決められても大概守る事は無いが、 大事な儀式などの時にはさすがに守る。 勝手にいつになるか判らない期限を決めると、 宝石と帽子を大事そうに懐に仕舞い、 確かめる様に服の上から胸をぽんぽんと叩いた*]
(280) 2016/02/25(Thu) 01時頃
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[そして、数十分後――箒の形をしたナニカが完成しました。 私はそれを手に携え、ガラーシャの元へと戻ります。]
……ついに完成したわ。 この世に二つとない、地上最凶の箒が。
[ボディとなる柄の部分は今までと変わらぬシックな木製。 けれどその穂先に取り付けられたのは流線型にメタリックなバーニア。 嗚呼素晴らしい、誰もが認めるミスマッチ具合でしょう。
さらに重点的に魔改造した内部機構は一段と狂っています。 初速で60km/hをはじき出し、通常時の最高速度は220km。 リミッターを解除すれば件の最高速340kmが見えてきます。
もちろん空気抵抗やら衝撃やらがとてつもないことになるでしょうし、 その問題点に私が思い至らない訳がありません。
――が、そういった面倒な部分は全て無視しました。 ヘルメットでも装着すればきっと大丈夫なので、気合でなんとかして貰いましょう。]
ガラーシャ。 これで貴方は今日から、神速の配達員よ。
[伝説の武器でも渡すかのように重々しく、箒を彼に手渡します。 ちなみに、今まで通りのような安全運転も出来ないことは無いですが、 すぐに速度が出てしまう上に旋回性能は下がっているため、 慣れるまでは扱いにくいかもしれません。 ドリフト技術が必須となることでしょう。]*
(281) 2016/02/25(Thu) 01時頃
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/* 表情変更が欲しくなるなあ。
クリスタの表情、めっちゃ可愛いんですよ? 赤チップの笑顔とかすっごく可愛いと思いません???
(-104) 2016/02/25(Thu) 01時頃
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[マラクからリラを返されたオペラが泣きそうな顔をしたのに気づいて>>259、何か声をかけるべきか、いや、しかしと片目をぐるりと工房内に泳がせたが、気の利いた文句は咄嗟に出て来なかった。
マラクが口を噤むならば、尚更。>>268
続いた追い打つような言には更にオペラが沈むのではないかと慌てた顔でマラクを見たが、彼が言うからには的はずれではないのだろう。
何しろ彼は、人の心情を見抜くのに長けている。 それは男自身がよく知っていた。
オペラをクロードが送り出したならば、彼らがいなくなった工房で声を潜める必要もないのだが、身を乗り出して息だけの声で]
…あれ、どういう意味?
[と聞いたのは、意外だと言われたのが音楽のことは良くわかっているつもりの自負に対して悔しいような、期待外れだったろうかという申し訳なさから。
何でもわかっていそうなこの友人に対して、対等でいたいと思うのは感性や知識は育っても一番友人との交友を深めるべき年頃に一人きりだった為か。どうにもそのあたりが成長しきれていない。*]
(282) 2016/02/25(Thu) 01時頃
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[メアリー嬢は相変わらず謙遜している>>270 いや、文字通り自己評価が低いのだろうが 自分には関係ない。]
そりゃそうだ。 その若さで師父を越えられたら、師父がする事と 言ったら茶を飲んで、メアリー嬢の結婚相手を 探す位しかなくなるだろう。
それに頼りになるかならないかなんて、こっちが決める事だ。 あんたが決める事じゃ無いから心配するな。
[全く持って無責任な台詞を平気で吐きながらも、 依頼の件を師父譲りの大らかさで許してくれた事に 刺繍を持った手を軽く上げて感謝を口にする。]
悪いな。 だが折角思い出したんだ。 早速クリスタ嬢の所に行ってみるわ。
[あっさり「忘れていた」事を口にしつつも、 楽しみにされているなら早々に仕上げてしまおうと 口元は言葉に引っ張られる様に笑みの形になっていた*]
(283) 2016/02/25(Thu) 01時頃
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[私とラリッサの身長差は18センチ。 見ようと思えば、彼女のつむじすら見えるだろう。 ラリッサは自分の身長を中途半端と嘆いているようだが>>277 私からすれば、彼女の身長は少女らしくてとても愛らしい。 それに、子守を仕事にするならラリッサくらいの方が 子供にだって恐がられずに済むだろう。
小柄で好々爺とした白髪白鬚の師父に対して、 綺麗とは言い難い色彩の髪をした長身の自分は、 慣れない子供によく泣かれてしまう。 そのたびに師父の仕事の邪魔をしている気がするのだ。]
今日は、買い物。 オペラへの…ね。 ラリッサはなにか、いいものがあった?
[プレゼントのセンスがないことは自覚済み。 だからコーラリアに見立ててもらうつもりで来たが、 ラリッサさえよければ、彼女にアドバイスを貰えないだろうかと。*]
(284) 2016/02/25(Thu) 01時頃
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[なくしたものが多すぎる。 目も、足も、手もある、けれどそうではない これ以上無くさないように駐在となった だが、それ故取りこぼす事も多くなったのも事実 アナモグラは早々に消えてしまった。
記憶を探るため、 宝石を翳すことも考えたが、 覗き見のようなこの魔法を男は好んでいない。
それなら自分の足で探し、注意した方が良いとは肉体派。 幼馴染の悪行、もとい余計な事を察知すれば走り込み 説教とともに飛んでいく男である>>266
今は駐在所に置いてある自転車で飛ぼうとしたり 悪友を巻き込んでしでかした過去を棚に上げているが 気にしてはいけない、気真面目なのも時にいけないのだと]
しかし、リットと鉢合わせしてないだろうな
[案じるのは弟分の事。 良くない行商人と思っているからこそ 商人としての彼を案じていれば、>>156 また旅に出るのだろうなと憂いを心に寄せてしまう。
彼の兄がまた心配する。のではと気苦労。
お守り代わりとなるように渡した男の光石が 虹に興味を抱かせたとも露とも知らず、空を見上げ 子どもは、鳥のようなものだ。と息を吐いた。
どの子も飛んで行ってしまう 心配を重ねても、留まらないと知って居た。
男の春告げ鳥は何処にも居ない。*]
(285) 2016/02/25(Thu) 01時頃
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[自らの手で殺してしまったのだから]
(-105) 2016/02/25(Thu) 01時頃
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[さて如何なんだか。 いつだって軽口を叩くのは日常茶飯事。>>267 やれやれ、と眉を下げながら師の視線の先へと自分も視線を向ける。]
はい? ええ俺は構いませんが……なんですが、またお買い物して帰ってくればいいです?
[買い忘れでもあったのだろうかっと首を傾げながらも。 またまた呼び出されるその声を耳へと迎え、 ついでに従兄弟の顔でも見に行こうかなんて脳内で考えて。 ゆっくりとオペラの横へと向かい、軽く背を縮めて。]
お送りします。 表通りまでですが、どうせマラクさん頼み忘れたものがあるからっていうアレだと思うんです。
[俺なんかですみません、と苦笑しながら。 オペラが大丈夫であれば、彼女の車椅子を引き工房を後に。**]
2016/02/25(Thu) 01時頃
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[さて如何なんだか。 いつだって軽口を叩くのは日常茶飯事。>>267 やれやれ、と眉を下げながら師の視線の先へと自分も視線を向ける。]
はい? ええ俺は構いませんが……なんですが、またお買い物して帰ってくればいいです?
[買い忘れでもあったのだろうかっと首を傾げながらも。 またまた呼び出されるその声を耳へと迎え、 ついでに従兄弟の顔でも見に行こうかなんて脳内で考えて。 ゆっくりとオペラの横へと向かい、軽く背を縮めて。]
お送りします。 表通りまでですが、どうせマラクさん頼み忘れたものがあるからっていうアレだと思うんです。
シェニさんはまだ居ますか? どうぞ師匠のお相手してあげてください。 こうでもしないとその人中々休憩してくれないので。
[ぺこっとお辞儀をして、視線を彼女に戻して 俺なんかですみません、と苦笑しながら。 オペラが大丈夫であれば、彼女の車椅子を引き店を後に。**]
(286) 2016/02/25(Thu) 01時頃
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[他にも覚えておかなければならない事がある。 リットの旅立ちが今回はゆっくりだと聞くと ほうほうと嬉しそうに頷いた>>275]
じゃあ兄弟水入らずで落ち着いたら、土産話聞かせてくれ。 [さらりと宿の先をパン屋だろう?と確認しながら 瞳に映っているのは呪いの人形だ。
掌に置かれたそれの説明を聞きながら、 前触れも無くそれを渡して来た男の前髪を引き抜こうとする。]
同じ動きをするのか。 ……面白そうだから、これも貰えるか?
効果は3日と言うけど、3日経ったら二度と動かないのか。 髪の毛を入れ直すとまた動くのかどっちだ?
[伸ばした手は髪の毛を奪う事が出来ただろうか。 奪えれば、早速埋め込んで様子を見ようとするが、 奪えなければ、仕方ないと呟いて、面白い動きをする奴の 髪の毛を探しに店を出ようとするだろう**]
(287) 2016/02/25(Thu) 01時頃
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[絹に包まれた新しい弦を受け取る指先は震えていなかっただろうか。>>267
髪で隠れたはずの表情を見透かすように、優しく肩を叩かれるから>>268 その感触にまた泣きそうになってしまう。
まだ、ただの兆候だと工房主は言うけれど。 足が動かず、今度はこの指さえ 音色を忘れてしまったら――
耳に届くマラクの声が、心臓を凍りつかせてしまう。]
(288) 2016/02/25(Thu) 01時半頃
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[いつだって、この指と声がリラに沿っていた。
それは慢心だったのだろうか。 あるいは怠惰。
自らの半身を失うかもしれない予兆は痛みを伴って、 足が動かないことを知らされた日を思い出す。
幸せになったのだろう、と問われても>>269 頷くことは出来なかった。]
…弾ける曲が少なくなったなら、また新しい曲を覚えるか 弾ける曲をもっと深みのあるものにしなくては駄目ね。
[クロードやシェニに心配をかけないように きゅっと唇を噛んで、微笑みを浮かべる。 泣きだしそうだとは、今は指摘しないで欲しかった。
師の言いつけに従って 大通りまで送ってくれるクロードの付添を甘えて受け入れ>>286 別れ際にシェニへと手を振った。>>282
泪が血のように滴ったあの日にも>>194劣らぬほどに、 リラ弾きの内側で嵐は荒れ狂い、 鋭い刃を刻みつけていくのを ただただ、ひた隠しにする。**]
(289) 2016/02/25(Thu) 01時半頃
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[魔改造は2人の浪漫が一致して行われる>>278 浪漫無くして進化はないのです、何事も 彼女の技術の集大成がこうして箒に注がれることになるのだ]
そうか、君の事だその点は全てお任せする メンテナンスの期間についても了承した
[片手ではメモ持ち書くことはできない 故にすべて頭の中でスケジュールは組み立てられる 時折、忘れてしまいそうになるが成るべくそうならないように努力はしている 彼女の負担に関して心配になったものの 気の良い返事に安堵の吐息]
済まないな。待たせてもらうよ
[再び店の奥に引っ込み魔改造を行う彼女の背を見送って やっぱり魔法が尻から出る杖気になると思いながら品物を見学 その間凄い音が工房から響き渡り、近所からひそひそとか そう噂されるようになるだろう事は想像だに難くない
マンドラゴラが叫んだような音やらドリルの重低音 騒音公害で訴えられそうな気がするのは きっと気のせいではないだろう そして上手に――できました!>>281]
(290) 2016/02/25(Thu) 01時半頃
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[箒の形をした何かもとい浪漫武器 ……否、浪漫箒が完成したのです 地上最凶と、”きょう”の字が違うように聞こえるのは気のせいだろう シックな木製の柄とバーニアが素晴らしいミスマッチ感を醸し出します だが それがいい]
これが俺の箒……素晴らしい 素晴らしいよ、クリスタ
[メタリックなバーニアとは、男心をくすぐる逸品 唖然とした肩に乗る相棒は、にゃーと唯鳴くだけである
空気抵抗的なものをすべて無視されたその一品 振り落とされそうな気がするけれどご安心ください そんな時は魔法を使えば良いのである
片手を喪った己の魔法は屈折という珍しくあるが使いどころのない物であった 以前其れは人工に造られた星の爆発―― 少なくともその場にいた者は即死だろうという状況 兄弟2人が欠損だけで済んだのは、この魔法のお蔭でもあったりする
その時は爆発の衝撃を屈折させたのだが、今回はというと 空気抵抗を屈折させて最低限に抑えてしまおうというわけで 割と高速とは相性が良い。良いが問題は山積みである
なにせこの男、片腕がないから頗るバランス感覚がない 高速で走らせば横座りの場合、確実に振り落とされる間違いない そんな事にも思い至らないまま]
(291) 2016/02/25(Thu) 01時半頃
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居もしない結婚相手を探すなら、 師父もさぞかし忙しくなるだろうな。
[>>283男っ気が無い、どころか。 女らしさすらどこかに置いて来てしまったのは、 療師の仕事優先で服にも化粧にも興味を持たず過ごしてきた この十年間が立派に証明している。 それに花嫁という言葉が似合うのはオペラやラリッサの方だ。 なにより、この手のやり取りはヴラドとの会話で すっかり慣れてしまっている。
最後にこの辺りでは見かけない見事な刺繍の施された布を軽く 持ち上げて感謝を口にするギュルセルに、こちらも軽く頷いて。]
よろしく頼む。 それと、私も後で店を尋ねるから。 気ままに店仕舞いしないよう頼んでおいてくれないか?
[忘れていたのはお互い様と。 むしろどこか嬉々とした様子のギュルセルにつられるように 表情の乏しい顔に笑みを浮かべた。*]
(292) 2016/02/25(Thu) 01時半頃
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……神速の配達員 是でようやっと2人前の働き位はできるようになる 感謝する、クリスタ
[恭しく受け取った>>281箒を持って、 無表情だけど凄く感動しているようだ
さて、目的の品を受け取れば時間は有限 未だ届けなければならぬ荷物もあと少しある]
ではそろそろ次の配達に向かうとするよ 今度は唐揚げを用意してくれているととても喜ぶ 檸檬も添えてな
[ちゃっかり唐揚げを催促しつつ 引き留められなければ神速箒に横座り 宙へと飛び立つことだろう*]
(293) 2016/02/25(Thu) 01時半頃
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[結局工房の中は確かめなかった 従兄弟が元気で居ればそれで良い、マラクは良い師だろう かつての友人や、嫁いだ幼馴染も席を共にしていたと知らず 自転車のサドルを握る手で軽く懐を引っ掻き 男はまた、歩き出す。
このままパトロールを続けよう。 そう、街が平和ならそれが護ることになるのだから
この掌が撫でずとも、きっとと言い聞かせ]
(294) 2016/02/25(Thu) 01時半頃
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[いやいやいや、少し待て>>286 思わずまだ灯らぬ街灯りの後ろに隠れてしまったのは、 車いすの女性と従兄弟の姿が先ほど見た工房から出ていったせいだ。 …不倫はいかんぞ。互いに不幸になるだけだ。]
マラクさんは、うちの従兄弟をどう教育しているんだ。
[酷い風評被害である。 少し落ち着けば、 リラ弾きの彼女が工房を訪れた理由など気づくが そのときはそう、考え。隠れてしまったのである。
近くの主人になにをしているんだと呆れられたのはご愛嬌 真剣に従兄弟と話さなければいけない事が増えた。とか
そう街灯りの影から眺めて送る背中を見送ったのだ**]
(295) 2016/02/25(Thu) 01時半頃
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/* ガラーシャ=すだちさんかなあ、とぼんやり
(-106) 2016/02/25(Thu) 01時半頃
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/* クリスタとガラーシャのやり取りにふふってなってる場合じゃない! けど、ふふってなってしまうwww
(-107) 2016/02/25(Thu) 01時半頃
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駐在 ヴラドは、メモを貼った。
2016/02/25(Thu) 01時半頃
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貴方には、今までお世話になっているもの。 これくらいはお安い御用よ。
[>>291お礼を告げられれば、ウインクしながら答えます。 私としても久しぶりに楽しい改造が出来たので満足なのです。]
そう、今までの貴方には何よりも速さが足りなかった。 けれどもうスロウリィに悩まされることもないわ。
頑張ってね、『神速』のガラーシャ。 貴方の伝説は、今まさに始まったばかりなのよ――。
[>>293などと勝手にモノローグをつけながら、彼を見送って。 その姿が空の彼方へと見えなくなった頃。]
……落っこちて怪我しないといいのだけれど。
[どう考えても今更な心配をするのでした。]*
(296) 2016/02/25(Thu) 01時半頃
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/* なんたる風評被害wwwwww>>295
(-108) 2016/02/25(Thu) 01時半頃
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/* 縁故表 ギュルセル…コップを依頼 マラク………未エンカ ヴラド………兄のような幼馴染 シェニ………未エンカ リアント……未エンカ(パン屋の常連)
ラリッサ……秘密を話した幼馴染 クロード……未エンカ(患者?) リット………石を持たせて見送った ガラーシャ…気楽に過ごせる配達員 クリスタ……未エンカ(レモンは譲らない) オペラ………妹のように可愛い幼馴染
よし、がんばれ。
(-109) 2016/02/25(Thu) 01時半頃
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[そうだ。俺には情熱・思想・理念・頭脳・気品・優雅さ・勤勉さ それ等は未だ足りぬが何よりも。速さが、足りなかった これによって俺はより仕事に邁進できる……!
モノローグを付けながら見送られ>>296て 若し其れが聞こえたならそんなモノローグを返した事だろう
早速、横座りで風に乗り おおどんどん加速していく。加速していく、更に加速尚加速 かそく、して――……結果、暴走バーニアとなった]
(297) 2016/02/25(Thu) 01時半頃
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と、止まってくれぇ……!!
[落ちかけ思わずがっしり掴む箒の柄 相棒の黒猫も肩に確り張り付いている
しかし現実は非常である 時速360㎞/hは出す高速箒は止まることをせず 珍しい配達員の絶叫が街中に響き渡り 一陣の風通り過ぎるのであった*]
(298) 2016/02/25(Thu) 01時半頃
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/* >>297 やめろ男のcvがクーガーもといニャンちゅうになるwww
(-110) 2016/02/25(Thu) 01時半頃
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/* ログ読みが、終わらない…… いや、読みじゃないな。読み込み?
ログ書き? うーん(´-ι_-`)…
(-111) 2016/02/25(Thu) 02時頃
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―雑貨屋―
[掘り出し物>>34を見定める瞳は海底の色。 命の星が集まった色。
箱持つ男を見上げ、いつもの言葉を口にする。>>56]
ねぇ、ギュルセル。 ちっとも悪くなんてないの。
どの子も皆、待っているだけ。 持つに相応しい、飾るに相応しい主との出逢いを待っているだけ。
アクが強い? ギュルセルの売りじゃない。
[また少し。また少し。 そうして棚に並んだ預かり子は幾つになったか。>>57
箱からテーブルへ、視線は行ったり来たり。 まぁ、まぁと口を抑えることなく、感心頻り。]
(299) 2016/02/25(Thu) 02時頃
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ほら、私の言った通りじゃない。 トカゲのデザインは可愛いでしょう?
[馴染みの芸術家へのリクエストは、何時だって突拍子なく、奇抜で無茶を強いるもの。 希望が通っても通らなくとも、関係が変わることはない。]
(300) 2016/02/25(Thu) 02時頃
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―ラリッサとの再会―
[店へと入った時に前にいて話し合っていた片割れは自分より年下の女の子。 一緒になって同じことして遊ぶ、ということ自体は少なかったが、自然と皆が集まっていた公園ではよく会っていたものだ。>>277
おかえりと言う言葉にただいまと返して、久しぶりと笑う。 自分の姿に目を輝かされて、嬉しくないことなどないのだ。 自分のように兄弟がいない彼女は自分にとっても少しだけ妹のような存在か。 性別は違えどそれなりに可愛がっていたものだ。*]
(301) 2016/02/25(Thu) 02時頃
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[そう言えば、と続く言葉にゆっくりと店主の頭が傾ぐ。>>57 知らない訳ではない。 羽根を、鳥を、空を。
紙面に描かれたそれを、思い出そうと見上げているのだ。
掌中の羽根。月石の髪飾りに息を飲んだ。 そうして、どうしてか涙が溢れそうになった。
分からない。こんな気持ちは初めてで。]
(302) 2016/02/25(Thu) 02時頃
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不器用な分、そっちが取り柄ですからね。
[大きな熱を出したのも、兄の石を扱い損ねた時くらいだろうか。 彼女の言う通りに、自分は昔からそういったものとはほとんど無縁なのだから。>>279]
あぁ、とりあえずは塗り薬… 多めにって言っておいてください。
俺が使わなくても結構役にたったりしてるんですよあれは。
[長期間の保存が効く薬は重宝するのはどの街でも同じだ。 大きな街ならばそこにもある程度の医師がいるけれども、小さな街ではそういった薬も需要がある。 高く売れるわけではないが、そこから人々との交流につながることも少なくない。 勿論診療所の院長には伝えてあるが、それを彼女が知ってるかどうかは知らないが。 そう伝えてもらえれば院長の方が分かるだろう。*]
(303) 2016/02/25(Thu) 02時頃
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[滞在場所を問われればもちろんだと頷いた。 それ以外の場所がないわけでもないけれど、自分が帰る家があるのだから、この街にいる時は実家に身を寄せるのが常。 たまに呼ばれた先や友人の家に泊まることはあっても、基本は実家なのである。
命の人形の説明の合間、不意に男の手が伸びて来れば、引き抜かれるのは己の黒髪。>>287 避けられなかったのは、普段から伸ばされる手は害あるものではなく、兄弟や兄貴分からの己を可愛がるように撫でる手に慣れていたからだろうか。]
っ~ ちょ、俺ので試すんですか!? ってか、抜くのはやめてくださいよ抜くのは!
[無理に引っこ抜かれれば割と痛い。 だいぶ痛い。 文句が出るのはしょうがない事だろう。 彼へと向ける視線も鋭く細められた。]
…扱い手の魔力次第だと思いますよ。 基本的には一度きり。 上手くいけば数回だって言ってましたけどね。
[魔道具に関しては使って試すのが一番だろう。 しかし己は悲しきかな、そういったものとの相性はとことん悪い。 買った街で試したけれども動くは動いたが髪の主とは関係なく、ただ人形がケタケタ笑って爆発したというホラー展開だった事は伏せておこう。*]
(304) 2016/02/25(Thu) 02時頃
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[相応しい言葉は、ナンダロウ。
懐かしい?
恋しい?
―――寂しい?]
(305) 2016/02/25(Thu) 02時頃
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ねぇ、………ギュルセル。 貴方って本当に天才。 指先に魔法が掛かっているみたいね。
[そうと包み込んだ飾りは、作品であり売り物である。 高値を付けて然るべきと0を連ねながら、 頬を染めた微笑みでもって了解の意を示す。]
あぁ、待って。 今月の売り上げ分とリストを渡すわ。
引き上げは……そうね。 あの、紅色の花瓶は――…
[すぅと上げた指の先には、紅色のガラス細工で出来た花瓶。]
オペラの公演には、いつも感動させられてるわ。 でも、あれは半年前の公演がモチーフでしょう?
そろそろ、―――ね。
[新しい子>>87が、望まれる頃。]
(306) 2016/02/25(Thu) 02時頃
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[オペラに連れ立って外へ向かうクロードに]
任された。 マラクの仕事の邪魔をするのは得意だからね。 クロードも、気をつけて。 オペラをよろしく。
[およそパトロンらしからぬ台詞で答えて。>>286 内心では無理に笑顔を作るオペラ>>289が心配ではあったけど、今は、それに気づかないふりが正解なんだろうと思うから]
演奏会、楽しみにしているね。
[そう言って彼女に手を振り返した。*]
(307) 2016/02/25(Thu) 02時頃
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[扉が開いた折、どこからか絶叫が聞こえた気がした。>>298]
……いやいや、そんな、まさか。
[まさか弟が魔女の手により箒を魔改造しただなんて知らない男は、 弟の身を案じるあまり幻聴でも聞こえるようになったのかと首を振った。*]
(308) 2016/02/25(Thu) 02時頃
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メアリーは、ここまで読んだ。
2016/02/25(Thu) 02時頃
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―― アクアマリンの記憶 ~2~ ――
[それは、まだ自分が学園に入ったばかりの頃の記憶。 初めて出来た友達と一緒に、学食で食事を摂ろうとしていた。]
「メニュー、色々あるみたいだけれど。 ミレーネは何を頼むのかしら?」
唐揚げ定食一択! あたし、唐揚げが大好きなんだー。
[ぽふん、と意味もなく胸を張る。 唐揚げに関して自分の右に出る者は居ない、たぶん。] 「ふぅん、私は揚げ物苦手なのよね……。」
[けれど彼女――クリスタは。唐揚げが好きではないようで。 彼女はB定食、と書かれたメニューをじっと見ている。 たぶん注文はそれにするのだろう。]
(309) 2016/02/25(Thu) 02時頃
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もったいないなぁ。 唐揚げが嫌いなんて、人生の9割は損してるよ?
「……貴女の人生の9割は唐揚げなの? けどまあ仕方がないじゃない、脂っぽいものは嫌いなの。 ミレーネこそ、嫌いな食べ物は無いの?」
[問いかけられれば、うーんと考えこんで。]
あー、酸味のあるものは苦手かも。 お酢とかマリネとかレモンとか。
[そんな話を交わしながら、自分たちは席につく。 他にも自分の地元――商店街の話とか。 いつも顰めっ面をしている幼馴染の話とか。 他愛もない雑談を交わすこの時間が、何よりも楽しかった。]*
(310) 2016/02/25(Thu) 02時頃
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―― 魔法店『Aria Manque』 ――
[さて、お店に帰ってきて一息。 私はガラーシャから受け取った荷物を開封します。
そこには幾つかの魔道具や、素材になりそうな物。 あとは個人的な嗜好品などが詰まっていました。]
ああ、やっと届いたのね。
[素材のうちの一つを取り上げます。 それはギュルセルから頼まれていた依頼>>262に必要な素材。 これでやっと魔法の作成に取り掛かることが出来ます。]
おそらくそう難しい魔法でもないことだし、 今のうちにぱぱっと済ましてしまいましょう。
[そう決めると、早速魔法の開発に取り掛かります。 予想していた通り、魔法はほんの数分で完成してしまいました。 喩えるならば、既存の魔法に手を加えてミキサーで掻き回してジュースにしただけですから、簡単なものです。]*
(311) 2016/02/25(Thu) 02時頃
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/* シリアスと尻assの落差が激しい今日このごろ。 まあミレーネ関連の回想は次で終わるけれども。
(-112) 2016/02/25(Thu) 02時頃
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[ふいに騒がしい風の音が耳へと届いた。 どうかしたのかと扉の方へと顔を向ける。
その風の原因が、普段寡黙な友人が魔女に魔改造された箒での出来事>>298だとは噂も流れていない現時点では知ることも出来ずに。 ただ、その原因が面白そうだと告げたのは直感だろうか。 扉の方へと向ける表情はどこか少年のようだったかもしれない。]
じゃあ俺はこの辺りで行くとするかね。 今日は元々帰ってきたっていう顔見せ兼ねての商売だったしね。
コーラリア、また来るよ。
[雑貨屋へと立ち寄っただけでコーラリアとの商売の話だけではなく、ギュルセルとも出来たし、また彼の作品を買い取る約束ももらえた。 髪の毛を抜かれたことは少しだけ根に持つけれど。 診療所へと頼みにいかずともメアリーとも会えたし、妹分とも顔を合わせられたのだから上々だ。
雑貨屋のメンツへと別れに手をあげて、コーラリアへとまた来ることを告げよう。*]
(312) 2016/02/25(Thu) 02時頃
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[さて、足を向けるのは兄の夕飯が待つパン屋、ではなく少しだけ寄り道を。
先ほど風が騒いだ方向へと。>>298
行った先で見たのは、いまだ暴走するじゃじゃ馬箒に振り回されている友人の姿か、それとも何かしらぶつかりでもして止まっている状態か。
前者であったのならば己の魔法で止める事くらいは手伝ってやろうか。*]
(313) 2016/02/25(Thu) 02時頃
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隠された右眼と芸術家の記憶
[初めてマラクの工房に訪れた時、目に入った看板にどこか懐かしさを覚えたのは何故だろう。
今の工房の主人とは違うが、確かに同じような美しい細工と技が自分の右眼を隠している眼帯と通じるものであることに気づいたのは、街に店を構える芸術家のところに訪ねた際。>>233
これを作った人物の子である芸術家に対し、敢えてそれを言及することはないけれど、彼の作品もまた、男が好むこの街の要素のひとつ。
この眼帯は、自分がポスルスウェイト家の人間として必要なもの。 醜い火傷と光を失った瞳の罪の記憶を隠してくれる、大事な仮面だ。*]
(314) 2016/02/25(Thu) 02時頃
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旅商人 リットは、メモを貼った。
2016/02/25(Thu) 02時頃
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― 少し前 ―
[そう、子供は大人が思うよりいっぱいいっぱい。 色んなことが見えて、聞こえてしまうんだ。 街の噂も。憐みの視線の裏に隠した本音も。>>280
からかい半分に聞こえる唐突な問いかけに、 私はきょとりと目を瞬かせた。]
もしかして子供が苦手なのって、 ギュルセルさんも子供だからじゃないですか。
[思わず呟いてしまってから慌てて手で口を塞ぐ。 さすがに今のは失言だったかもしれない。
怒っただろうかと首を傾げて伺った。 怒ってないなら、ほっと顔を綻ばせて 結婚式に間に合わせてくれるという言葉に頷いた。]
細工は、お任せします。 ギュルセルさんの作るものならなんだって───…… あ。
[ちらりと視線が動いたのは、コーラリアの手元の髪飾り。 でもあれは直す以上に手がかかりそうだと なんでもないと私はまた首を横に振って微笑んだ。
聞き分けのいい、子供のように。]*
(315) 2016/02/25(Thu) 03時頃
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[店の扉が開き、一拍遅れて来訪を告げる置鳥が鳴く。>>88 陳列棚>>175にぶつからなければ、店主の機嫌は変わらない。 心配そうで、痛みを感じたかのような小さな呻き声を飲み込む。]
いらっしゃい、エルマ。 相変わらずおっちょこちょい。
[落ちた青石、手を伸ばすには遠い位置。 ギュルセルに任せれば良いだろうと、淡珊瑚の髪を揺らしてレジへと向かう。
モノは多くとも広くはない店。 何処に居ても声は聞こえる。>>177
働き過ぎかも知れない幼馴染の、 帰る家は此処よりも広いというのに。
何処かへと帰りたい心は海よりも青い、石に似て。>>213]
(316) 2016/02/25(Thu) 03時頃
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……
[店主は口を挟まない。 ただ、震えているかのように聞こえた声に耳をそば立てる。>>224 そうして、何かを直す事など出来ぬ手は、笑顔になったエルマールとは反対に、慰め求めて己の石に伸びた。>>228*]
(317) 2016/02/25(Thu) 03時頃
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[ただいま、と返ってきた声がくすぐったい。>>301 リットが持ってきた色々な商品がちらちら見えれば。>>275 動くなら子供が喜びそうだと思うけど。 呪いなんて言われると、ちょっと気が引けてしまう。
クリスタにもっと可愛い動く人形を作ってもらえないかな。 そしたら子供達へ、人形劇を見せてあげられるのに。
そんな暢気なことを考えながら、 買い物に来たというメアリーの隣に並び。 目的が同じだとわかれば仲間ができて私は嬉しくなった。]
私もそうなんだ。 オペラへのお祝いが、私もまだ決まんなくて。
今日いっぱい品物入ったみたいだから見にきたんだけど たくさんあると逆に迷っちゃうよね。
[魔法の灯りの下で、見上げたメアリーの髪が きらきら色合いを変えてとても綺麗だ。 私のふわふわの癖っ毛と違って真っ直ぐで、 まるで彼女の性格のようだと思う。
もっと自信をもてばいいのに。 綺麗で頭も良くて、自慢の幼馴染なんだから。 そういくら私が言葉にしても、 自信がもてない理由を知っているから。>>181
一番見つけてほしい人の目に映らなければ。 他の誰の言葉も、それに敵いっこないことを。]
(318) 2016/02/25(Thu) 03時頃
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新しい友人との記憶
[長く此処に通うことになる、と弦楽器職人が告げた断言めいた予言は確かに現実のものとなっている。>>250
資産家の息子としての自分。 本来の姿を知る者を避けて生きている身ではあるが、この男の見透かすような目や物言いは不快ではなかった。
物腰柔らかく気さくに、されど気品は欠かず、人から厭われないように全てを持つべき者として振る舞う。 それはポスルスウェイトの養子となってから身につけた処世術。 傷ついた心は音楽が癒してくれたから。 その傷のことなど誰も知らなくて良いこと。 だけれど、心のどこかで誰かにわかってほしいという思いがあったのかもしれない。
あの時彼が言った言葉はよく覚えている。
『失った音色は金銭では戻らない。』]
…知っているよ。
[そんなことは、知っている。
何でも手に入ると信じて疑わない仮面の下から零した本音は、ピアニッシモのシをいくつも重ねたくらいに小さく空気に溶けた。
よく知っているからこそ、男は今日も此処に足を運んでいる。**]
(319) 2016/02/25(Thu) 03時頃
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[いいものがあったか訊かれれば、 ちらりと視線を向けたのは、コーラリアの手元。>>306 見えた並んだ0は、お祝いの贈り物にしたくても 手が届くものじゃないから。
ゆっくりと首を横に振った。]
やっぱり、こういうのって二人で使えるものがいいのかな。 これから二人は、家族になるんだし。
あ、コーラリア。 ねえ夫婦でお揃いで使えるものって何かあったりする?
[食器とかもいいのかもしれないと。 レジの中の淡珊瑚に声をかける。>>316 メアリーの意見も聞こうとしてふと、 さっき聞こえてしまった会話が気になった。>>283>>292]
あのね。 メアリーは誰かと結婚したいって思ったことある?
[オペラの結婚が、自分のことのように嬉しいのは本当だけど。 私が誰かと、なんて考えられなくて。 少し年上の、姉のような彼女はどう思っているのか 聞いてみたくなった。]*
(320) 2016/02/25(Thu) 03時頃
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資産家 シェニ は、メモを貼った。
2016/02/25(Thu) 03時頃
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/* 余談。 当初は26歳で十年前に事件があった設定にするつもりだったけど、既に十年前ネタを使われてたから21歳に変更したとかそんな。
(-113) 2016/02/25(Thu) 04時頃
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[人の名を口にすれば、訪れが良いという。>>231]
リット! 今日帰ってきたの?
おかえりなさい。 久しぶりなのは、その分遠くまで、色々な所に行ったからでしょう?
[椅子から立ち上がり、入口から誘うように手招く。 挨拶でも商売でも、姿を見せてくれるのは嬉しいもの。]
そうね、リットが居ない間に2回程。 アナモグラの品で良かったのは、織物かな。 南から運んできた品ね。 あと1巻残っているけど……ほら、そこの下から2段目。
[まるで川のような模様で、殊のほか気に入った。 だからといって、その織物で服を新調する気にはならなかった。
あくまで商品。他人への売り物なのだから。]
(321) 2016/02/25(Thu) 05時頃
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南とも西とも、何かしらの交流がやはりあるのかしら。 少しだけ似た柄があるの。 それって、片方がもう片方の影響を受けている証拠じゃない?
[アナモグラよりも、確かに目利きが良いのだと褒める店主は饒舌。>>231 膨らんだ鞄から取り出された品に相槌をうち、紙にペンを滑らせる。 説明の写しと、勘定の目算。]
ギュルセル。私、まだ何も決めたとは言ってないわ。 良いと褒めただけ。
[仕入れ先から直接贖う方が安い。 店内で良くもまぁと袖引く仕草を見せ。>>254 仲買なしの売買を見ない振り。>>240] 白石と黒石の指輪を明かりに透かし、リットと商談の続きを。]
……そうね。折角だから両方が良い。 あぁ、でもね。炎魔法のものは、なぁい?
[寒さに冷える夜が、今日も来る。]
(322) 2016/02/25(Thu) 05時頃
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[『エウレカ』。 その名を付けたのは、コーラリア自身ではない。 古文書の一節。『星』の名前。]
っ!
[ペンを握る手に痛みが走った。 乾燥した皮膚に赤い線が一筋。ぱくりと、ヒビワレタ。
軟膏を届けてくれる予定のメアリーの、その時間を尋ねて居なかった事が悔やまれる。
リットの様に、名を声にしてみようと口を開いた瞬間。 扉が開く。>>242]
いらっしゃい、メアリー。 待っていたわ。 あぁ、でもお客さんとしても待っていたんだから。
[オペラへの贈物を、まさかエウレカ以外では選ばないでしょうと、店主は笑みを見せる。]
(323) 2016/02/25(Thu) 05時頃
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今日は、ね。 明日だって千客万来よ。そうでしょ?
[ギュルセルが、エルマールが、リットが、メアリーが。 今日と同じ客が、訪れるとは限らない。
近くの魔法屋のように、気紛れに店を閉じてみようか。 明日だって、明後日だって。
連日品卸しに来る製作者は居ないだろうに。 連日品収めに来る旅商人は居ないだろうに。>>312
また、いつか。何時の日か。 変わらない何時かの未来。
だからコーラリアも、馴染みとの別れに手を振る。]
また、来てね。
――――約束よ。
[最後に、余計な一言を添えて。 そんな未来を望まんと、深海珊瑚が淡く瞬いた。*]
(324) 2016/02/25(Thu) 05時頃
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[エルマールの視線は雄弁。>>277>>315 けれど遮るように、髪飾りを新たな薄布で包む。 目玉商品になるなら、それなりの見せ方をしないといけないから。 そんな言い訳をチョコレートのように、口内で溶かす。
贈答品の候補だとは考えが至らないのは、知らぬうちに商品として見れなくなっているせいか。]
え、あぁ……夫婦でお揃い、身に付けるものでも良いかも知れないね。 腕に付ける時計とか、離れていても相互に通信可能な魔法石とか。 普段遣いの食器や、手袋とか、どう?
見て回って良いのよ。 大丈夫。望むものは―――…きっと、ある。
[オペラとアントニオの2人の姿>>320。 新郎と新婦。
いつか観た公演のように、いつまでも幸せに。 幸せに。観客の喝采と、同じく鳴り止まぬ楽団の音色のように。**]
(325) 2016/02/25(Thu) 05時頃
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[暴走箒は止まらない。此方がどんなに止まれと声をかけても加速する 屈折魔法は何とか空気の抵抗を和らげることしかできず 何とか荷物だけでも守らねばとは思うが、こんな時に片手が恨めしく
自分の絶叫を兄が聞いていた事も知らず>>308 南無三と半ば虚ろな眼差しになっていた所 ふわり、と優しい風が頬撫でた気がした>>313
風が呼ぶ、と言って良いのだろうか 高速移動により霞む視界で見たのは涅色を纏う年下の友人]
リット、っ た、助け……て
[再会を喜ぶ前に、この事態の収束を懇願 彼が魔法で止めてくれるなら荷物に手を伸ばし 抱きかかえて背中から地面と衝突する事だろうか
其の後荷の無事を確かめて、無事なのに胸撫でおろした後に ――感謝と、そしておかえりと リットに声掛ける事となるだろう*]
(326) 2016/02/25(Thu) 05時半頃
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/* 今から出かける前にそいっと 実はリアント君の発言が他より少ないのでちと心配している 縁故というかターゲットはは多分大丈夫だと思うんだけどね
(-114) 2016/02/25(Thu) 05時半頃
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/* 言って良いかな? 僕の幼馴染みがこんなに可愛い>>320
(-115) 2016/02/25(Thu) 08時頃
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/* >>323お返事忘れないようにね (そう言って昨日くしゃみネタをすっかり忘れていた奴である)
(-116) 2016/02/25(Thu) 08時頃
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/* 右腕の件は頭ではわかっていたはずなのに 何故脚にすり替わっていたんだろうか… ガラーシャすまぬ、すまぬ。
しかしポスルスウェイトもよく忘れそうになります。 誰だこんな長い苗字にしたの(僕だよ
(-117) 2016/02/25(Thu) 08時半頃
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[オペラの車椅子を押し、ゆっくりと大通りへと向かう。>>289 まさか従兄弟が大変な風評被害を妄想していようとも知らずに。>>295]
ではオペラさん、気を付けてくださいね。 あと、俺は男だし女の人の気持ちってあまりわからないんですけども、泣きたい時は泣いていいと思います。
――男は泣きたくても泣けない事多いんですよ。
[そう苦笑気味に告げて深々とお辞儀をすればその場を去る。 歩きなれた大通り、毎日通る商店街。 すれ違う人々も毎日顔合わせをしている。
泣きたくても泣けない。 自分に言っているわけではないけど、両親が死んだ時、絶望の淵に居たはずの自分の片方の瞳から雫が流れる事は無かった。**]
(327) 2016/02/25(Thu) 08時半頃
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ーパン屋『ラビュリントス』ー
それじゃ、しばらく店番よろしく。
[売り子の少年に声を掛けると、青年は店を後にする。時刻は客足の減る、ちょうど狭間の時間。 青年は歩きながら、抱えた紙袋をがさりと揺らす。 ごく一部ではあるが、お届けもしている常連さんもいるのだ。例えば、脚の弱い人、とか。 お届けは、必ず青年自身が行くことにしている。青年が持って行けば、パンはギリギリまで焼きたての風合いを保てる。それに、次の注文だとか、リクエストだとかを直接聞けるのは大きかった。]
あ、そうだ。
[帰りに少し寄り道をする時間はあるだろうか。雑貨屋を営む可愛い幼馴染に、数週間前から頼んでいる物があった。そろそろ入荷してるんじゃないだろうか。 はたして、お届け先の娘は留守であった。別段特殊なことでもないのだが、足の悪い彼女が出かけているとなると、中々帰っては来ないだろう。出直そうか、と割合あっさり決める。 手慰みに振ったステッキには、小粒の宝石たちが連なって飾られており、その中には通信用の魔力を宿した物もあるのだけれど、彼女の方に受信の心得がなければ意味がない。]
ま、いいさ。 後でまた、焼きたてを持ってくりゃいいんだ。
(328) 2016/02/25(Thu) 10時頃
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[帰り道、コーラリアの店に顔を出した時には、他の客もいたろうか。いれば言葉をかわしつつ、向かった先の幼馴染には抱えていた紙袋を押し付けて。]
はい、お土産。
[なんて、しれっと笑って見せるのだ。中にはまだ暖かいパンと、オマケのフルーツタルトが二切ればかり入っていた。]
そろそろ入ってる?
[尋ねたのは、しばらく前から探していた、珍しい砂糖だった。香りが良いというそれを、ぜひとも使ってみたいのだがその辺の店では売っていない。貴重品というほどでもないので頼んでみたのだが。 あれば受け取るつもりだが、なかったとしても別段困りはしなかった。半分くらい、いやそれ以上に、目的は幼馴染との雑談だ。]
それにしてもここは、いつ来ても見覚えのない物ばかりだな。
[しかも質はなかなか良いと来ている。この店は、来るだけでもどこか胸の踊る場所だった。]
(329) 2016/02/25(Thu) 10時半頃
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[青年のステッキを飾る宝石のいくつかは、この店で手に入れた物である。人の宝石だろうが何の苦もなく使いこなしてしまうせいか、青年は他人の魔力の籠った宝石を集めるのが趣味だった。]
あ、これギュルセルのだろ、
[初めて見た作品を指差し、確信を持って問う。青年の胸を飾るブローチは、彼の作品だ。己の持つダイヤ単品であれば誰に任せても良かったし、実際タイピンと指輪はもっと手軽な相手に頼んでいる。が、ブローチだけは、別だ。 このブローチには、己のダイヤの他、2色の宝石を使っている。片方は、パイライト。弟が生まれつき宿した宝石と、同種である。父の魔力を遺した石と、弟の魔力を込めてもらった石。それらを美しく仕上げてもらうには、やはり生半可な相手ではならなかったのだ。]
やっぱり、あの人はセンスがいいな。
[青年は、胸を飾るブローチを甚く気に入っていた。]
(330) 2016/02/25(Thu) 10時半頃
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―キヲクの欠片―
ねぇ、どうやって楽器を作るの?
[師であり保護者となったマラクに放った言葉。 幼き頃の自分は魔法でパパっと作るもんだと思っていた。 実際師の作業工程を見て幼きながら唖然としていた。
人の手から楽器が作られていた。]
ねぇ、なんで魔法を使わないの…?
[自分が楽器を作れないのは魔法を使い慣れていないからだと思っていた。 魔法を使えばきっとすぐに出来るのに、何故だろうと首を傾げる。
そんな自分の前に膝を折り身を縮め、楽器を作り出す美しい手が自分の頭を撫ぜる。 この時は子ども扱いされているんだろうと思った。 少し剥れながら師の言葉を聞くが、まだ十の歳、難しい事が分かるわけもない。]
(331) 2016/02/25(Thu) 11時頃
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[ある日、師がお出かけをするとの事で留守番を任された。 その時、丁度作業場にあったのは少し古い楽器。
確か図面を見た時に同じような設計のモノがあった。 名前は――。]
レベック……だっけ?
[恐る恐るそのレベックを手に取り、弓を持てば音を鳴らしてみる。 ギギ、と鳥肌が立つような音しか出なかったが、 憧れだった楽器を初めて弾いた。 その感動が堪らなく嬉しくて、隅々までレベックを見ていた。
バタン、という音が師の帰宅を知らせ、レベックを持ちながら師へと駆け寄る。]
ねぇマラクさん! 俺これ欲しい…!……駄目ですか?
[初めてマラクさんへ我儘を告げた。 少し眉を下げ、師の服をぎゅっと掴み強請り、 まるで欲しいおもちゃを買ってほしい子の如く叫ぶ。
結局その楽器は如何なったかというと、 今の自分の背に背負われているのが答えだった。**]
(332) 2016/02/25(Thu) 11時頃
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/* の、伸びるね… 帰ったらお返事書いてクロードに会いに行くくらいはしたいが… 行けるか?無理か??
(-118) 2016/02/25(Thu) 12時頃
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[遠くに見る車いすの彼女はあの日よりも幼く見えた 倖せであるはずなのに、なぜだろうか>>298 どうして、そう悲しそうなのか
ゆっくりと大通りへ押す従兄弟の背
また少し伸びたのだろうか ずっと憧れていた仕事に付き、良い師匠も得た 男が案ずることなんて何1つない。>>327
2人は男の知らぬ処で倖せを得た 男に音楽は分からぬ、奏でなぞる音の良しあしも ただすごいという事のみが、無粋な男の耳を掠っていく]
……何もない、はずだな
[まだ大変な風評被害が尾を引きずり 少しばかり案じてしまう、あの2人は大丈夫だ。 それは言い聞かせる形にも似て
頭を撫でた幼少時代を懐古する 成長は喜ばしいことだ、前に進んでいるのだ彼らは
だが、不倫はいかんぞ。不倫だけは
酷い思考の偏りを見せる頭 其処に響く絶叫は先ほど聞いた声に似て>>298]
(333) 2016/02/25(Thu) 13時半頃
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おい、…、またやらかしたのか!!!
[また。というのが常習犯へのそれである 感傷に浸る間を男に与えなかった。 胃がきりっと傷んだ気がする
この街を護る男に聞かなかった、 もしくは、彼の兄の様に聞き間違いかと思う と考える選択肢はない
何かがあったのだ、街中に響くのだから 市民の安全は守られなければいけない 自転車を駐在所に置いてきた事を悔やみ走る
そのとき、一度だけ振り返った先 日々を刻む大通りに消えて行った一組はもう見えない それは遠い、幼少時代の残日にの如く*]
(334) 2016/02/25(Thu) 13時半頃
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[騒がしい風に釣られるように足を向ければ、そな風の犯人は親しき友だったようで。 半分暴走している魔箒に振り回されている姿は申し訳ないが笑ってしまう。 しかしだ、どちらかといえば普段は無愛想な男が切羽詰まったような声音で助けを求められれば無下にすることは出来ないだろう。>>236
己の宝石へと意識を集中させれば、一陣の風が吹く。 そのまま風は箒へと集まり、空気抵抗による停止をせざるおえない状態に。 乱暴に止まった箒から落ちる友にも風をやり、地面とぶつかる背への衝撃を和らげた。
乗るものがいなくなった箒は、ひょいと器用に手中へと。]
ようガラーシャ。 久しぶりだな! 暫く見ない内に面白いことしてんだなぁ。
[この間戻ってきたときには、彼が乗っていた箒はまだ普通の空飛ぶ箒だったはずたが、いつの間にこんな愉快なじゃじゃ馬になったことやら。 手の中に収まる箒をまじまじと見て。 確かお騒がせ魔女のメンテナンスを受けているとは聞いていたが、今回もあの魔女関係なのだろうかと笑いながら問いかけ、地面に倒れる友へと手を差しのべた*]
(335) 2016/02/25(Thu) 13時半頃
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旅商人 リットは、メモを貼った。
2016/02/25(Thu) 13時半頃
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[このままだと胃薬を頼まねばならぬかも知れない 格好が付かないとはまさにこの事だろう
診療所の幼馴染にこっそり>>179 最近、胃の調子が悪いんだと相談したのは数日前 強引で傲慢な癖に変な処で繊細な男は 他の奴には内緒だ、、心配するかもしれぬから
君以外には、言えぬ悩みだと深刻そうに話した
多少の怪我であれば駐在官となる為に学んだ処置で 勝手に治してしまうのだが胃はどうしようもない
今日の日誌に書く事が決まったのは喜ばしい…はず 見えた処で足を止めたのは、見知った顔があった為>>313 その姿がさっと荒ぶる箒を止めた>>335]
(336) 2016/02/25(Thu) 14時頃
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はぁ……。
[ほっとひと息を吐いたのは安堵からである 再会を喜ぶ彼らの姿を収め>>326 そのまま声を返さず駐在所に戻っていこうとした
久方ぶりの再会を邪魔するのも悪いだろう 流石にもう、あの箒には乗らないはず …乗らないよな、リットも居るし大丈夫大丈夫 なんかすっごく不安になってきた。
とりあえず、原因は彼の持つ箒なのだろうと推測 何事かと野次馬になりそうな人々を捌けさせ
なんでもないから 気にせず戻ってくださいと声をかけていく こういうとき、信頼厚い駐在でよかったと思うのだ
後で事情聴取もとい説教をしようと心に決めた 勿論あの魔女も、だ。**]
(337) 2016/02/25(Thu) 14時頃
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はぁ……。
[ほっとひと息を吐いたのは安堵からである 再会を喜ぶ彼らの姿を収め>>326 そのまま声を返さず駐在所に戻っていこうとした
久方ぶりの再会を邪魔するのも悪いだろう 流石にもう、あの箒には乗らないはず …乗らないよな、リットも居るし大丈夫大丈夫 なんかすっごく不安になってきた。
とりあえず、原因は彼の持つ箒なのだろうと推測 何事かと野次馬になりそうな人々を捌けさせ
なんでもないから 気にせず戻ってくださいと声をかけていく こういうとき、信頼厚い駐在でよかったと思うのだ
後で事情聴取もとい説教をしようと心に決めた 勿論あの魔女も、だ。**]
2016/02/25(Thu) 14時頃
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[柔らかな風に包まれた箒は機能停止>>335 じゃじゃ馬箒は其の儘リットの手へと渡り 己はというと荷物抱えて地面に背のまま落ちる 黒猫の相棒は荷物の上に器用に乗って 衝撃を和らげてくれたリットに対してにゃぁとお礼の一鳴き
この風は覚えがある というか、こんな風に扱える人を己は1人しか知らない]
久しぶりリット。本当に助かったよ そうだろうそうだろう。高速箒はロマンだ
[手を握って立ち上がれば、クリスタに改造してもらったのだと 無表情不愛想な声音に自慢げな色を宿して説明 手の中に収まった箒はメタリックなバーニア以外は至って普通の箒だ バーニアがついているのは普通の箒ではないという突込みは受け付けない
説明をしていればはたっと思い出す こういう時、何時も何故かばれて雷を落とす存在を]
(338) 2016/02/25(Thu) 14時頃
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リット、そのな ……ヴラドには、内緒にしておいてくれ
[また説教は勘弁だと、年下の友人に至極真顔で願うけれど もう、手遅れだ>>337
後で事情聴取が待っている事を 不愛想な配達員は未だ、知らず**]
(339) 2016/02/25(Thu) 14時頃
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駐在 ヴラドは、メモを貼った。
2016/02/25(Thu) 14時頃
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→駐在所
[無粋な男である 駐在所に戻れば先に日誌へ 軽く今日起きた事を書いてしまう 提出するものだから、個人的な事は書かない
朝から今までの行動を軽く纏め 溜息をまた、吐き出した。
最近、溜息が多くなった、年なのかも知れない 目の間を抑えて鍵をかけた机の引き出し
子どもの頃をのぞき見る 男は、空や星、太陽といったものに興味が無かった それは楽器やパン、雑貨などに対しても同じ
目を輝かせて夢を語る幼馴染や従兄弟を見て居ただけ それだけで十分楽しかったし 聞いているだけで心地良く、 空想に羽ばたくのを眺めるのが好きだったから
だから、好きなものを描こうと皆で話たとき 男の絵はとても沢山のもので溢れた
みんなが好きなもの 其れらを1つ1つ尋ねて描いた、紙を眺めて 懐かしさに目を細める、そんな時間が最近少しずつ増えていた*]
(340) 2016/02/25(Thu) 15時半頃
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[お礼を告げる猫の頭を優しく撫で、ガラーシャのロマンという言葉には頷こうか。>>338 飛ぶ箒というだけでも羨ましいのに、それが猛スピードで飛ぶのだ。 格好いいだろう。
魔道具の扱えない自分にとってはそもそもが無理な事だけど、乗れるというなら自分の風魔法と組み合わせれば制御も出来そうに思う。 それが出来ないとは、非常に悔しい限りである。 いや、まて───]
これ、二人乗りとか出来ないかな……
[思考が漏れるようにポツリと呟く言葉。 箒を動かす事態はガラーシャがやって、細かな制御を己が勤めれば、なんて湧いた妄想。 いや、でも男二人は流石に無理があるか。 クリスタが改造したというのなら、いっそ二人乗りにでも改造出来そうだけれど。
子供の頃なら即座に楽しんでやっていただろう事。 そうしてきっと、兄達に怒られるまでが一つの流れだろうか。 自分の兄なんかは逆に楽しみそうだけれど。 そうして一番に怒るのは目の前の友も想像したであろう人物。]
あはは… 確かに俺的にはこういうの好きだけど、ヴラドさんは怒りそうだな。 暴走した、なんてこと知れれば余計に……
[同じようなことを考えて苦笑を浮かべて。 そんな友人の頼みも>>339、当の本人に見られていれば意味の無いことな訳だけれど。>>337 高速箒に関して、己が賛同することで、その兄貴分の不安は、むしろ当たっている事にはいつ気が付くのは、実際に事件が起きてからか。*]
(341) 2016/02/25(Thu) 16時半頃
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[頭を撫でるリットの手に擦り寄る黒猫>>341 相棒と友人を微笑ましく眺めつつ、浪漫賛同を得れば気分は上昇する あまり顔には表れてはいないけれど
リットの呟き、2人乗りには暫し思案 2人乗り、行けるとは思う。思うがあの高速箒が2人乗せられるだろうか 一応荷を引っ掛ける程度の長さはあるので、行けるとは思うが ある程度は乗りこなしてからではないと難しいか?と思考を回していた
子供の頃ならば、即座にやろうと言って挑戦して そして年上達――主にヴラドに怒られていた記憶しかない 彼の兄、リアントならいいぞもっとやれと楽しみそうだけれど そして、自分の兄なら――きっと怒った後で心配したと 彼方が泣きそうになるんだろうな、と思った。”昔であれば”
今なら、自分が怪我をしようが何とも思うまい 寧ろざまあみろとでも思うのではないか 定期的に家に振り込まれる金。親を援助する兄の心情鑑みれば、 自分はきっと邪魔な存在でしかない
昔であれば、できていたことが 今になっては躊躇してしまうのも、年を経たことが要因だろうか。それとも]
クリスタに2人乗りもできるかどうか尋ねてからになりそうだがな 流石に今日改造したばかりで即持ち込むのは…… 明日にでもまた頼んでみるか
[でも結局二人乗りはやってみたいそんな少年心 是がいつまでたってもウラドに弟扱いされる要因の1つなのかもしれない
リットも認める最年長のおたまし>>341。兄貴分の不安の助長は 年下の友人の賛同を得て大正解を辿りつつある]
(342) 2016/02/25(Thu) 17時頃
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/* ふひー上手く動けるようになりたひ…
(-119) 2016/02/25(Thu) 17時頃
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リット、君は今回どれ程いられるのだろうか それを目安にクリスタに頼んでみようとは思う
[二人乗りへの改造を、と暗に匂わせつつ それから。リットの帰還の事はヴラドに聞いたのだと語る]
リアントとはあったんだろう? 喜んでただろう。弟の帰りを毎日待ち遠しそうにしていた
[兄弟仲が良いのを見るのは嬉しいものだ 自分にはもう訪れぬ、まほろばだからか 彼との会話の中に自分からは己の兄の事、出てこない*]
(343) 2016/02/25(Thu) 17時頃
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- 雑貨屋 -
[結婚と言う単語は自分にとって納期と同等で、 ナニソレ美味しいの?とでもメアリー嬢は言う>>292
ただ、過ごした時間と環境と思うものが自分と メアリー嬢では違うのかもしれないが、 それも気にする様子はない。]
そんなに困難な事案なら、師父は長生きしそうだな。
[平気でそんな事を言った後で。]
今しがた、エルマール嬢が結婚する時の話も 出た所だ。 物は次いでだ。 もし作って欲しい物があれば言ってみろ。
言うだけならタダだ。
[今日か明日どころか随分先になりそうなエルマール嬢の 石の修理の話まで持ち出して、メアリー嬢にも 何か贈るぞと付け足した。]
メアリー嬢の到着予定時間がある程度判るなら それも伝えておくぞ?
[クリスタ嬢への伝言に付け足す事は無いかと 確認すれば、じゃあ、とエルマール嬢との会話を譲っただろう*]
(344) 2016/02/25(Thu) 17時半頃
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[そのエルマール嬢からは、 自分が子供だと指摘されてしまった>>315 慌てて自分の口を塞ぐ様子も年齢より若く見えてしまうが、 彼女にはよく似合うと笑いながら、首を傾げて。
ぽん、と手を叩いた。]
成程。 俺がガキか。 判る判る。 憧れたんだよなぁ、ガキ大将とか。 エルマール嬢達と混じるわけにはいかないが、 ガキ達が楽しそうに遊んでいるのを見てると 混じりたくなったよな。
[代々続く工房に生まれ、同い年の子供達と遊ぶよりも 修行と言う名の雑用に明け暮れて、気付けば1人が多かった。
今は立派な駐在になったヴラドや 朝からしっかり美味しいパンを作っているリアント達が 遊び回っていた姿を配達や買い出しをしながら 見ていた事を思い出す。
さすがにあんな小さな子供達と同等に遊ぶ事も 暇も無かったが、何処か憧れていたのは確かだった。]
俺に任せると旦那の前で、俺に似せたブローチとか 付ける羽目になるぞ?
[憧憬に思いを馳せたのはほんの一瞬。 修理に対して注文を付けないエルマール嬢に、 遠慮するなとは言ったが、視線がコーラリアの 手の方に動いたのは見逃さなかった。]
あれだ。 いっそメアリー嬢とエルマール嬢、お揃いのでも 作ってみるか?
[思い付いたまま口にするが、本人達が難色を示すなら 詰める事もなく、曖昧に流して メアリー嬢との会話に専念させるだろう*]
(345) 2016/02/25(Thu) 17時半頃
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痛いか。 良かったな、毛根は生きてるぞ。
[女は女同士で任せて、とばかりに 前置き無しで前髪を引き抜かれたリットからは 当然抗議の声があがる>>304]
いや。 女性やコーラリアの髪を抜くわけにはいかないだろう? 抜くのがダメなのか? じゃあ千切れば良いか?
[自分には利に適っているのだが、 相手にとって理不尽だとかはあまり考えていない。 抜いた前髪をしげしげと見つめ、さて試してみようとした所で 何とか踏み留まった。]
扱い手と言うと俺か……。 一回だけだと惜しいな。
これもクリスタ嬢に改造してもらおうか。
[浪漫×浪漫でも暴走すると言うのに、 暴走×暴走の組み合わせはとても危ない。 自覚が無い分かなり危ないが、人形に関しては コップの魚と共にクリスタ嬢に依頼してみる事は 決定事項となっていた。]
品物渡す時に、また話聞かせてくれ。
[店を出るリット>>312に、そう声を掛けて、 引き抜いたリットの髪はハンカチに包んで懐に入れ直す。]
(346) 2016/02/25(Thu) 17時半頃
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面白い動きをする奴の髪を集めて考えよう。 ……この人形沢山作ったら、リラの演奏に合わせて踊る 小さな舞台が出来ないかね?
[良いアイディアだと思わないか?と コーラリアや、まだ残っている者がいればそう問いかける。
魔法の手と褒めてくれたコーラリア>>306に 頭を軽く下げて、リストと共に紅色の花瓶を引き取った。]
それじゃあまた喜んでくれる作品を持って来れる様に 頑張るよ。
[そう告げて、引き取る花瓶と、リットから買い取ったもの、 エルマール嬢の石と帽子、魔法のコップを木箱に入れて 店の扉を軽い音を立てて開けて出て行った**]
(347) 2016/02/25(Thu) 17時半頃
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/* オペラと少し絡もうと思ったんだけど、なんか〆られていたので書いてたロルを朝にぽいぽいっとした 邪魔しちゃったかなぁ……
(-120) 2016/02/25(Thu) 18時頃
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/* マラクさんがももてんさんは確定事項として ㍑憐さんで、リアント百狐さんだろうなーという予想をたてていたり クロードがwktkさんでシェニおにーたんがスダチさんかな? [中身あてには自信がない人]
(-121) 2016/02/25(Thu) 18時半頃
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/* 俺的には餌撒きは師と従兄弟 2人でいいかなって…あんまりありすぎるのもstk側の話し合い?大変そうだし むしろ俺が他と絡めてない的な・・・orz
(-122) 2016/02/25(Thu) 19時頃
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[男には5歳下で、5つになる前になくなった弟が居た 生まれつき病弱な彼に両親は掛かりきりで 男は、2人に構ってもらった記憶があまりない
その上、彼らは弟が居なくなってすぐ 同じように霞の如く消えてしまったのだ
幸い貯蓄はあった 可愛がってくれる親類も居た だから、男は名目上の親代わりを立てても 1人、未成年でありながら住み続けていた。
その家が、今の駐在所兼自宅である]
(348) 2016/02/25(Thu) 19時頃
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―悪友へのお願い―
[酒を飲んだ勢いで ふと誰ぞに弟の事を洩らす事はよくあった 泡のように飲む男である、基本あまり酔わない だが、少しだけ口が軽くなる。
もっとも軽くなっても、 弟が居た、病弱だったぐらいしか基本は話さなんだ その思いを打ち明けたのは、気の置けない友人くらい]
お前の弟はいいやつだな 明るくて、それでしっかりしている
いや…何、他の連中を見て居ると思い出すんだ
あの子はどう育っただろうかと、たまに… [お前たちが羨ましい そう、彼にぽつりと漏らした。 滅多な事で弱音を口にしない男が零した感情だった そうして少しだけ躊躇いを見せてから ぐいっと酒を煽るように飲んだ]
なあ、リアント 俺には従兄弟が居るんだ。…覚えているか? お前も何度か遊んだ事がある、あの子
[疎遠になってしまった子の頭を撫でる事を思い 酒を煽った手で手を重ね、酒精を吐き出した あの子の両親には言いようのない借りがあった
其れが彼の目と共にうしろめたさを呼び起こして あっても声をかけるだけしか出来ずにいて]
街で見かけたらで良い いや、パン屋にパンを買いに来ることがあったら そのときは、あの子にお菓子をおまけしてやってくれないか? 後で、ちゃんと代金は俺が支払うから
[彼にはしっかりした保護者が居る だから、男に出来る事は何もない、何もないから せめて何かと思っても、思いついたのはそんなことだけ お前のは旨いからな、と手放しの称賛を込めて
酔った酒の席 気真面目な話をくいっと飲み干し 次の日は珍しく2日酔いになった、 現か幻かもわからぬような、お願い事 それが叶ったかどうか、知って居るのは――*]
(349) 2016/02/25(Thu) 19時半頃
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駐在 ヴラドは、メモを貼った。
2016/02/25(Thu) 19時半頃
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/* ヴラドさんの縁故投げの凄さよ(ほーってなる これだれでもいけそうだよね。多分クロード君狙ってそうだが クロード君やオペラさんはマラクさん狙いかな―と思いつつ 楽器店が多角地帯ふえぇ
……がんばれー(遠い場所からおうえんする
(-123) 2016/02/25(Thu) 19時半頃
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/*文学とかに興味ないヴラドめ
光石と星の関係とか滾るよね
(-124) 2016/02/25(Thu) 19時半頃
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――大通り―― [リラ弾きを気遣ってゆっくりと車椅子を押すクロードの声は優しい。>>327 それに慰められて、ようやく唇が小さく笑みを刻んだ。]
ありがとう、クロード。
[泣きたい時には泣けばいいと、告げる彼の言葉に 秘められたものまでは分からなくても、 案じてくれることが嬉しかった。]
…私はいつでも泣いてばかりいる気がするわ。
[足が動かなくなった時、リラが壊れた時、そして――]
そうだ、クロード。約束忘れないでね。 私に子どもが生まれたら、貴方に楽器を作ってもらうんだって約束。 きっとよ? 男の子でも女の子でも、最初に触れる楽器は 貴方の作るものにするんだから。
[過る思いを振り払うように、別れ際のクロードに笑いかけ、 未来の約束のために右手の小指を差し出した。*]
(350) 2016/02/25(Thu) 19時半頃
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資産家 シェニ は、メモを貼った。
2016/02/25(Thu) 20時頃
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[擦り寄る猫はなんとも可愛らしいものだ。 撫でる黒の毛並みも手に気持ちいい感触を与えてくれる。 こうして友の相棒を撫でていると自分も旅のお供に欲しくなるものだ。 それにこうした動物がいれば、寂しい一人旅もいくらか賑やかになるか。]
なんだ、今日変えたばかりだったのか? それに巡り合えるとは、なんとも幸運だな。
[このじゃじゃ馬箒、出来上がったのは本日との事。>>342 それは偶然だと驚いて、自分が帰ってきたタイミングと重なるとは嬉しくなる。
そしてやはりこの友とは男の夢の気があうのだろう。 空への夢は語ることなくなったが、こうしてちょっとしたことで共に熱くなれるのだから。
だからこそ、実は心の中で期待している。 彼もまだ、星に夢見ていないかを。 彼の兄と同じように思っているのではないのかを。
本当は話したいことだって沢山あるけれど、それを口噤んでしまうのは、彼の悲しむ顔をみたくないから。 後悔していることは知っている。 知っている事だからこそ、話したくとも、自分から夢を彼へと語ることはなくなった。 その代わりか、夢を語るのは彼の兄へと。]
(351) 2016/02/25(Thu) 20時半頃
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そうだな、正確な日付は決めてないんだ。 また新しく噂が入ったら出るが、そうじゃなければ、二週間くらいは…
まぁ、また出る日が決まったら報告するさ。 それまでにはじゃじゃ馬を乗りこなせたらいいけどな。
[折角面白いタイミングで帰ってこれたのだから、なんとか二人で試してみたいものだ。>>343 出来る事ならば兄達に止められずに。]
あぁ、荷物を置きつつ一度家にもよったしな。 先にヴラドさんに会ったんだけど、偶々そこに兄貴もきてさ。 一緒に帰るとか久々って感じだったけど。
[先ほどあった出来事を告げる顔は、どこか照れ笑いを浮かべて。 仲の良い兄弟。 きっと周りからみれば自分と兄はそう見えるのだろう。 兄という存在と離れてしまった目の前の友人からすればより一層に。
けれど、自分は彼の兄とも話をする。 話を聞くのだ。
彼の兄が星を求める理由はほかでもなく目の前の友人の為。 決して、仲が良い兄弟でない、なんて事はない事実を知るのは己の他に少ないのかもしれないが。]
(352) 2016/02/25(Thu) 20時半頃
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旅商人 リットは、メモを貼った。
2016/02/25(Thu) 20時半頃
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― モルチアナ工房 ―
[リラの旋律は何時もと同じ。 観衆が見事だと手を打つ技術は変わらない。 たが、己は察し、彼女も自覚を持っていた。>>288
人が悲しみを忘れてしまえると云うのに、 彼女に寄り添い、何時いかなる時を癒してきたリラは、 変化していく彼女を憂い嘆くよう。
色恋に疎く、一途にリラを愛し続けた彼女には、 まだはっきりとは理解できないだろうが、 僥倖から生まれる明るすぎる光は、盲目へと人を誘う。]
―――…そうだね。 リラの知らない曲目を探すことになるだろう。 悲しんでばかりいたら、アントニオが心配する。
……大丈夫、 ―――…人が悲しみを忘れるのは、咎められることじゃない。
[明らかに肩を落として声を震わせる彼女にも、 己は優しい嘘を吐くことなく、慰めだけを語尾に添えた。>>289]
(353) 2016/02/25(Thu) 20時半頃
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[―――― あの、リラが割れてしまった日に、 泣いていたのは彼女だけではない。
己は優れたこの耳で、しかと聞いたのだ。 リラの悲しき、泣き声を。
きっと、遠くない未来で、同じ悲鳴を聞く時が来る。 そんな思いは、何処か確信めいていた。*]
(354) 2016/02/25(Thu) 20時半頃
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[己が言い澱み、エスコートをクロードに頼んだのは、 こうして自身が楽器について、音楽について、嘘が付けない所為。 それも、己の怠惰だと勘違いしてくれる弟子は、 先天的に優しく、柔らかい核を持っているからだろう。>>286]
―――…ああ、そう…、パンが切れてた。
このままでは夕飯がない。 黴が沸く前に食べきれるのはラビュリントス店のパンだけだ。 宜しく頼むよ、焼きたてが良い。
[後半に足した言葉は唯の我儘で、前半は真実だ。 寝食を忘れて没頭しても、あの店のパンだけは消費する。 黴を浮かせてしまい、弟子に見つからぬ内にと処分することもない。
些細な御使いは、果たさずとも文句など告げないが、 彼が己を飢えさせることもないだろう。
そう思惑馳せて、すっかりと世話好きが染みついてしまった弟子と、 彼が押す車輪が回る音色を双眸撓めて聞いていた。*]
(355) 2016/02/25(Thu) 20時半頃
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― 現在:モルチアナ工房 ―
[四人で使っていた空間から半分が減れば、 再び、静寂がそっと音もなく近づいてくる。 元々、そつのないシェニは、手本のように場に馴染んだ。>>282
ゆっくりと肢体を安楽椅子の上で伸ばし、 肩と背骨に芯を入れ直してやると、彼の視線に気づく。 フェミニストの気もある彼から小言でも貰えるかと、 長躯を安楽椅子に沈めて待つが、投げられたのは問いかけの声。]
―――…そのままの意味だよ。
[即座に作業台に戻ることもせず、珍しく彼との会話を選ぶ。 貴人らしからぬ、人の評価を気にする彼に、 “友人”らしい口調で以って。] オペラがリラを愛するように、リラもオペラを愛している。 変らぬものなど何もないと云うのに、アレも哀れなものだ。
[他人事のように語る言葉の中に、幾らかの哀愁が混じる。 涙を堪えていたリラ弾きと、その一番の恋人に対して。]
2016/02/25(Thu) 21時頃
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― 現在:モルチアナ工房 ―
[四人で使っていた空間から半分が減れば、 再び、静寂がそっと音もなく近づいてくる。 元々、そつのないシェニは、手本のように場に馴染んだ。>>282
ゆっくりと肢体を安楽椅子の上で伸ばし、 肩と背骨に芯を入れ直してやると、彼の視線に気づく。 フェミニストの気もある彼から小言でも貰えるかと、 長躯を安楽椅子に沈めて待つが、投げられたのは問いかけの声。]
―――…そのままの意味だよ。
[即座に作業台に戻ることもせず、珍しく彼との会話を選ぶ。 貴人らしからぬ、人の評価を気にする彼に、 “友人”らしい口調で以って。]
(356) 2016/02/25(Thu) 21時頃
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オペラがリラを愛するように、リラもオペラを愛している。 変らぬものなど何もないと云うのに、アレも哀れなものだ。
[他人事のように語る言葉の中に、幾らかの哀愁が混じる。 涙を堪えていたリラ弾きと、その一番の恋人に対して。] リラと心を通じずとも、彼女の腕は変わらない。 いずれ、ただ只管に幸せな音を奏でることになるだろう。 ……悲しみは、忘れることが出来るから。 [誰が居なくとも、何がなくとも、人は変れずには居られない。 今の居場所を見つけて、誰しも歩んでゆく。
先を行く者らにとって、 残される側の気持ちなんて、往々にして些細なことだ。>>308 それこそ―――、風を切る音色と、直後の絶叫のように。*]
(357) 2016/02/25(Thu) 21時頃
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/* 自分に関係してるところしか読みこめてなくて、 足りない時間をひしひしと痛感する! ガラーシャとクリスタが熱く唐揚げの話してたのは読んだ!
(-125) 2016/02/25(Thu) 21時頃
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/* ヴラドさん良い人だなぁ。
そして、漸く読み終わったので、 これから掘り下げる精読に移る!
(-126) 2016/02/25(Thu) 21時頃
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―雑貨屋での回想―
[やはり昔からの友と言うべきか。 尋ねれば快く出迎えてくれるコーラリア。
手招かれれば彼へと近付き、挨拶と簡単な土産話を。>>321 彼の言う通り、一度旅へと出れば様々な場所へ行くのだ。 話すことなら沢山ある。
こちらが訊ねたアナモグラの品を見せてもらえば、確かに悪くはない。 むしろ流石コーラリアの目か。 綺麗な織物なのが悔しいところ。
あまり良い噂を聞かないアナモグラだが、こうして商売している友がいるのだ。 悪い仕事ばかりではないのは知っているが、やはり友が関わっているとなれば気になりもする。]
あぁ、確かに、このあたりの柄なんかは似てるな。 そういわれると、何かしらの縁があるかもしれないね。
[コーラリアの予想に耳を傾けて>>322、入ってくるギュルセルとも商売を。
ギュルセルが目を向けなかった方へは彼が喰いついてくれたからよかった。 けれど炎魔法とはこれまた。]
ないわけじゃないけど、こっちは商品っていうよりもコーラリアに。 お前は赤いのが好きだろう。
[取り出したのは紅珠が埋め込まれたもの。 男である彼に指輪のお土産なんて可笑しいかと思ってどうしたものかと思ったが、赤い石を見て思い出した友が彼なのだからしょうがないだろう。
色鮮やかな赤は彼に似合うから、と彼へと渡す。 彼へと渡した物。 彼がもしも売り物へと変えるならば、それはそれだろう。]
(358) 2016/02/25(Thu) 21時頃
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[そうして馴染の友との会話で上がった気持ちも、この変わり者の男との会話で気が落ちる。 作品の腕前は認めるが。]
まだまだ毛根を気にする年齢ではないので。
ちぎるのもやめてくれ。 そもそもどうして俺のを狙うんですか…。
[はぁ、とわざとらしく深く溜息を吐いて。 魔女の名前がでれば、嫌な予感しかしない。>>346
彼女の作る物はすごいと思うが、彼と手を組むのはやめてほしいものだ。 そう願ってもきっと叶えられないのだろうが。
代わりといっては、思っていたよりも人形に値を付けたのは内緒の話。 髪の毛を獲られたのだから無難だろう。]
あぁ、またあんたの所に取りに行きますのでその時にでも。
[店から出る時、コーラリアやラリッサへは笑顔を、無精ひげの男には鋭い視線を投げて店を出た*]
(359) 2016/02/25(Thu) 21時頃
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/* 昼に覗いた時からそれほど進んでいないことに安堵しつつ。 老師に薬を処方してもらいたい中の人なので。 今日はサクサク返してとっとと寝よう…。
そしてギュルセルが物凄く美味しいネタを…(じゅるり お揃いとか!お揃いとか!! 可愛い幼馴染とお揃いとかなんですか!! 中の人が涎だらっだらで滾りますよ!!!!
あー かわいいかわいい。 僕の幼馴染がほんとにかわいい(*ノωノ)
(-127) 2016/02/25(Thu) 21時頃
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―パン屋『ラビュリントス』―
[ふぅ、と息を吐けば向かうは頼まれ事をしたパン屋。>>355 パンだけという夕食は本当に食生活が不安な師を持ったものだ。 たまに工房へ残って食事を作らねば、この人絶対飢える。
そう毎回思いながらたまに作業がてら夕食を作るのも日常。 唯一作業に没頭していても食べてくれるのはラビュリントス店のパン。 どうやら此処のパンがお気に入りらしい。]
こんにちはー。 いつものパン、ありますか?――えぇ、マラクさん用なんです。
[迎えてくれたのは売り子の少年>>328 いつもいるリアントの姿は見えないが丁度でかけているのだろうか。 それでもここのパンは焼きたてを用意してくれるから有難い。]
いつも焼きたてを有難うございます! リアントさん留守です?宜しく伝えといてください。
[此処へ来ると何故かおまけでいつもお菓子を貰う。 今日もリアントが居ないと言うのにいつもの様に袋にお菓子が入っている。 まさかこれが従兄弟からの計らいだとは全く知る事もなく。>>349
焼きたてのパンの袋を持ち、お辞儀をして店を後にする。]
(360) 2016/02/25(Thu) 21時頃
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[パン屋からの帰り道、少しだけ遠回りをしたのは覗き見をする為。 ちらっと物陰から覗くのは従兄弟がいる筈の駐在所。>>340 いつから目を合わせてくれなくなったのかは分からない。
いつも駐在所の物陰からみる従兄弟は溜息を吐いている。 そうだ、従兄弟の笑顔すらここ何年も自分は見ていない。 それがどうしてかもわからないけど、自分が何かできるわけでもない。
今日もそんな姿を見ながら話しかけることもなく通り過ぎるた。]
(361) 2016/02/25(Thu) 21時頃
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幼馴染の記憶
[通りから聞こえてきた弟の声に似た叫び声が 幻聴ではなかったらどうしようと不安になりながら男は昔の記憶を少し思い出す。
幼馴染、よく一緒に遊んでいた男友達はヴラドと、リアント。 それから弟、リアントの弟のリット。それからコーネリアも。
弟たち年少組が危ないことをして怪我でもしそうになれば ヴラドはそれを当然のように叱って。 どちらかといえばリアントは彼らの味方だったろうか。 男はというと、その中間か。 叱りはするけれど結局は弟が可愛くて許してしまうような。 リアントほどではないけれど、自分は弟に甘かったと思う。
空を見たいと旅立ったリットを寛容に送り出したとリットからは聞いている。>>253
残った彼がパン屋としての仕事を立派に切り盛りいている姿は男もよく知っていたし、 それは長男としての責任感もあるのだろうということは同じ弟を持つ身としてわかる。 しかし、弟が離れていて寂しくはないのだろうかと、 自分は同じ街にいるくせに弟のそばにいもしない自分がこんなことを考えるのは余計な世話もよいところだが、 パンの配達をする彼を見かけるたびに思っていた。
幼馴染として、もしかしたら寂しがっているかもしれない彼に 何か話を聞くくらいはできないかと思うことも多々あるが、それも出来ずにいる。
皆の頼りにされ、それを責任感や性分から一身に引き受けようとするヴラドが 自分に複雑な感情を抱いていることはわかっているが、 リアントも同じく、弟を持つ身として、自分のことは弟を傷つけ放置している兄としては失格の人間だと 思っているのでは、とどうしても思ってしまう。
ヴラドにしたってリアントにしたって、 弟の身だけではなく己のことも心配してくれているのではないかという、かつて仲のよかった友の性格を思えば そんな希望も僅か抱きそうにはなるけれど、そんなのは都合のいい妄想だと振り払う。
もしも自分の弟がどこか遠くへ行くと言ったとして、 自分にはそれを許容できたろうか。
心配で仕方なく、家業があったとしてもついていったかもしれない。
それはもしもの中のもしも、だから。 考えても仕方のないこと、だけれども。
もしもあの事件が起きていなかったら。 もしも養子に出ていなかったら。
今の状況で弟が、何かを決断するときに相談するのは自分じゃない。 それはきっとヴラドやリアント、もしかしたらリットやコーラリアかもしれないし、彼を世話する医師の卵かもしれない。
少なくともそれは、自分ではないのは明白だ。*]
(362) 2016/02/25(Thu) 21時頃
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/* メアリーチップを選んだのは、単にブラッドストーンが自分の守護石だったからです。 誕生石はキラキラ黄色が眩しかったんだ…
(-128) 2016/02/25(Thu) 21時頃
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[年下の友人が行商人になったのは、空を追いかけたからなのだろうか そう尋ねてみようと思った事は何度も だが空の事を話題に昇らせれば、必然星の事も出てくる 故に紡げないまま淵に溜まるものはいくつもあった
黒猫の相棒が愛想振りまき鳴く様は、共に濡羽の色彩を持つ存在がいるからか リラックスしているようにも見えた いつも一人で帰ってくる彼にも、相棒がいればいいのにと 思う事しばしば]
ああ、丁度定期のメンテナンスが合ってな お前とは馬が合う様だ、この箒は
[自分は振り落とされそうになったのに、と少しばかり拗ねた様子だが この男全く表情に出ないのでわかりにくい
それこそ馬の合う彼の胸中察するは難しい 意図的に見ない振りをしているのか、聞いてしまえば価値観が揺らぐからか 或いは、両方が原因なのか 彼と兄が交流を持っている事は噂で聞いている されど矢張り、近況を聞くことは己からは出来ぬのもまた常であった そして思い至る。彼から彼の夢を聞くことは、なくなったなと]
(363) 2016/02/25(Thu) 21時半頃
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――広場―― [たとえどれほど気鬱であろうとも、 時間の歩みを止めることは出来ない。 今日の一番大事な仕事は来週から始まる劇場の公演告知だ。 リラと共に歌い聴衆の関心を引けば、 すかさず役者見習いの子どもたちが告知用のビラを配って歩く。
魔物の贄となった少女と騎士の物語。 惹かれあう二人が引き裂かれる恋愛譚は、劇場でも人気の演目で 原典の解釈が悲劇とも大団円ともとれるところから、 公演前の今でも注目を集めて止まない。]
(364) 2016/02/25(Thu) 21時半頃
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[危うげなくリラの音色を響かせ、小さく一息ついたリラ弾きの耳に はしゃいだ子どもの声が一つ、二つ。]
「なあなあ!さっき郵便屋の兄さんがすっごい勢いで!」 「箒壊れてるの?」
[思わずその話題にピクリと肩が跳ねてしまったのは、 知り合いの中でそんな騒動に縁のありそうな顔を 瞬時に思い浮かべてしまったが故。]
まさか、クリスタ絡みじゃないでしょうね。
[件の郵便配達人を案じて、出来ればどうか クリスタ絡みでないように、と願った。 遊んだ回数は少ないとはいえ、ガラーシャもまた幼馴染と呼んでいい人。 出来れば鶏肉の味付けの喧嘩程度の 騒ぎであってほしいと願うばかり。*]
(365) 2016/02/25(Thu) 21時半頃
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噂無しでは2週間か 矢張り短くは感じるが、ゆるりとしていってくれ 此の街は然程は変わらんよ。昔も今も
[変わってしまう多くは、ひとばかり ポケット越しに、ヴラドに先程貰ったチョコレートを指腹撫でつつ呟く リアントやヴラドに見つからない様にな、と念を押しつつ思う
リットと一緒に空を飛びたいものだ。昔みたいに笑いあい ――譬え星に手は届かずとも]
無論君の報告の前に、じゃじゃ馬を躾けておくさ そうでなければ仕事が廻らん
[残り2件は徒歩になるかもしれない 1件はまだいい。もう1件のはあの弦楽器職人の所の届け物 クロードが丁度通りがかったりしないだろうか 彼が居るなら声紋をとって荷を押し付けてしまうのに
弦楽器は、音色は昔好んでいたけれど 片手ではどうしても操れぬものであるからして、 好んで視界に収めたい物ではなかった]
(366) 2016/02/25(Thu) 21時半頃
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[リットとリアントの兄弟の話を聞く時 ふわりと雰囲気、普段よりも多少和らぐ
自分ではそうあれないと頑なに信じ込んでいるからこそ それはとても眩しく映るのだ ――兄の心中知らないからこその、心根だった*]
(367) 2016/02/25(Thu) 21時半頃
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/* >>336 1d入ったらヴラド兄さんに胃薬届けに行こうね。 ついでに怪しいお薬も渡しちゃおうね。
(-129) 2016/02/25(Thu) 21時半頃
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/*八方塞がりー、ごろーにゃん。
(-130) 2016/02/25(Thu) 21時半頃
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/* 新しい言葉を作ってしまった 恥ずかしいから埋まる…ふえぇ
(-131) 2016/02/25(Thu) 21時半頃
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/* リットに嫌われちゃった♪
(-132) 2016/02/25(Thu) 21時半頃
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― 工房の珍客 ―
[元より楽器を扱うモルチアナ工房には、客が多くない。
パンのように毎日必要になるものでもなければ、 雑貨屋のように目を遊ばせる商品も無く、 まして、魔法屋のようにユーモアに富んでいる訳でもない。
必要な者が、必要な時に訪れるだけ。
ただし、その訪れる客の中には、楽器とは縁のない者も居た。 それが、ヴラド・ラル。五年前から駐在所に詰める男だ。>>273
目的は楽器でなく、弟子の方だと云うのは一目瞭然なのに、 彼は義理を通してか、気不味い所為か、 何時も弟子の不在を狙ってやってくる。 態々、毎度菓子折りまで携えて。]
(368) 2016/02/25(Thu) 21時半頃
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[工房へ向けて歩いて行けば、聞き覚えのある声と見覚えのある姿。>>336 えっと確か――。]
空飛ぶ配達員!
[そうだ、いつも猫を乗せて飛んでいる人。>>14 片手にパンの袋を持ちながら視線が合えば軽く会釈。 其処に居合わせているリットにもぺこり。>>352
知り合いを見ると何故か会釈をしてしまうのはもう癖なのかもしれない。 袋の中のパンはいい香りを匂わせ、小さくぐぅっと鳴ったのはきっと気づかれていない筈。*]
(369) 2016/02/25(Thu) 21時半頃
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[弟子の縁者であると云うのは知っていた。 無論、弟子を引き取れなかったことを悔やんでいることも。
だが、それに水を差したのは己の言葉だ。]
―――…君は未だ子供だ。
背伸びすることに、一言居士を気取る気はないが、 君が望む侭には、世界を動かせない。
[客を迎える際の定位置である安楽椅子に揺ら揺ら揺れて、 そう告げたのはお互いに未だ十代の頃。 外を駆け回る子供たちの兄役を買っていた彼に、 三つしか違わぬ男は、静かに首を振って見せた。]
君が御兄さん役ではなく、そうだね―――、 大人になったら、もう少し真面目に考えるとしよう。
[たった三つ。たったそれだけ。 だが、彼から金銭的な援助を受けたことは一度も無い。
薄っすらと笑んだ瞳が受け取るのは、 高価ではなく、されど、心を込めて選んだ甘味だけ。
子供に赦すのは、施しではなく、お裾分けだけ。]
(370) 2016/02/25(Thu) 21時半頃
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[そっと増える菓子は、整然と紛れ込ませ、 いつも弟子の使う急須の傍に添えられる。>>186
知らぬ振りをする菓子の仕舞われている場所へ、 空になりそうな茶請けの真下へ、物言わず忍ばせて。
物忘れの激しい師匠にしては、到底似合わぬ手口で以って。*]
(371) 2016/02/25(Thu) 21時半頃
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/* よしきた!!! 荷物渡そう(決意)
(-133) 2016/02/25(Thu) 21時半頃
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/* クロードが良い子で良い子で…!
(-134) 2016/02/25(Thu) 21時半頃
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[大騒ぎの向こう側、よもや年上の幼馴染が 別件で拗らせているとは知らぬまま>>295>>333 苦笑しながらリラへ柔らかな絹をまく。]
ほらほら。 騒いでいないで宣伝はおわったのだから帰りましょう? あまり遅いと支配人に叱られてしまうわ。
[子供たちを促して、からからと車椅子を手繰る。]
(372) 2016/02/25(Thu) 21時半頃
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[神様なんていやしない。と幼い頃は思っていた 特に、事故を経験してからは だが今になって思う事は、神は居てもいなくても 手を差し伸べるのは気まぐれなのではないかと
そう、先程脳裏描いた事が実現するように そっと手を差し伸べてくれる>>366]
弦楽器職人の一番弟子君、こんにちは
[会釈>>369にはそう返し、片手の割りには素早い動きで 取り出したるのは弦楽器職人宛の荷物、そして声紋認証板]
丁度良い所に来たものだよ パンを持っているところ悪いのだが、 君の師匠にお中元みたいなものが届いている様でね
[そのまま工房まで持って帰ってくれぬだろうかと謂う願い 兄がいると知れば顔だけ見に工房に寄る事も 苦渋の決断でしたかもしれないが 生憎、己は知ることはない故の、判断である*]
(373) 2016/02/25(Thu) 21時半頃
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-ラリッサと-
[いいものはあったか。 そう尋ねれば、素直な幼馴染の視線は自然と コーラリアの手元へ向かう。>>320
あれが気に入ったのだろうか?
ちらりと見えたゼロの数を数えるうちに、 ラリッサがゆっくりと横に首を振る。 なによりギュルセルが作ったであろう見事な髪飾りは、 コーラリアが薄布で隠すように包み込んでしまった。]
二人で使えるもの…か。
[女同士であればまだ想像の範囲内だが、 夫婦となった男女が一緒に使えるものと言われても 想像力の乏しい自分に両案は思い浮かばない。
ラリットに意見を求められても応えれない自分とは 対照的に、コーラリアは僅かな思考の後淀みなく いくつもの提案をあげた。>>325]
(374) 2016/02/25(Thu) 21時半頃
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身に着けるもの… その発想はなかったな。
どうする? 少し見て回るか?
[低い位置にある幼馴染を見下ろして尋ねれば、 あのね、と。 秘密を打ち明けるような声音で紡がれたのは、 本日二度目となる話題。>>320]
さぁな… 師父の所へ来るのは大体が子供か老人だし。 薬を届ける先も大概が妻帯者かなにかだ。
[もちろんクロードやガラーシャという例外はいるが。 オペラが唄う甘い恋の物語というのは、 結局のところ自分には縁のないもののように思える。]
思ったことがあるか、と言われれば 答えはノーだな。 今は少しでも師父の元で学びたい。
なにより… 結婚するなら、私よりもヴラドの方が先だろう。
[髪と同じ血玉髄色の瞳を細めて悪戯な笑みを浮かべた。*]
(375) 2016/02/25(Thu) 21時半頃
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現在・工房内
[そのままの意味、と返したマラクに>>356男は瞬きをひとつ、して 先に続く言葉を待った。]
オペラとリラは愛し合ってるけど、それが哀れなこと…。 [ん、ん、と彼の哲学的にも思える言葉を噛み砕きながら考えること数秒。 ああ、と更に続いた言葉で>>357その意味を漸く理解する。]
マラクは本当に…、他人だったり楽器だったりの心の機微に敏いね。 僕には音だけではわからなかった。
[肩を竦めて敵わないや、と少し冷めたお茶を一口啜り]
でも、オペラを泣かせそうになったのは減点だよ。
[なんて、偉そうに言ってはみるけど、 マラクに説明されるまで彼女の気持ちもリラの気持ちもわかっていなかった自分を鑑みれば 彼のほうが余程女性の扱いに慣れているようにも思えた。]
(376) 2016/02/25(Thu) 21時半頃
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でも。そうだね、オペラの結婚はおめでたい話だし、 きっとこれから幸せになってもっと素敵な曲を聴かせてくれるって僕も、思うよ。
マラクもお嫁さんの一人でも娶ればもっといい楽器が作れたりするのかな。
[彼の腕は充分すぎるほどに良いとは知ってはいても、 人の心情を見抜くのがうまいこの友人には、浮いた話のひとつもないのかと 軽く話を振ってはみるが、さて仕事が恋人みたいなこの男の反応はどうだろう。
表情を窺いながら問いかけたあと、もうひとつ重ねた質問は]
…さっきさ、悲鳴みたいな声、聞こえなかった?
[幻聴であってくれとは思いながらも、念のため。*]
(377) 2016/02/25(Thu) 21時半頃
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[職業病というよりも性分であった 元々、趣味パトロールという男である。
問題が起きれば、人の良いおばさん連中が ヴラドちゃんこんな事があったのよと教えてくれたし 男自身が街の平和に苦心する気質のせいもあった]
……
[非常に嫌な予感がする なんかこう、、胃が痛くなるような リットの帰還から、従兄弟と幼馴染の不倫疑惑 そこからの暴走箒の騒動。何があってもおかしくない 盛大な勘違いをしながら、机の上で両掌を合わせ しかめっ面を商店街に向けた そろそろお昼にするのも良いだろう]
あ、……。クロード。
[ちらっと見えたのは心中を悩ます従兄弟の姿>>361 話し掛けることなく通りすぎるのはいつものこと 仕方無い、仕方無いが少し話をしたかった**]
(378) 2016/02/25(Thu) 21時半頃
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― 幼い記憶 ―
[幼い私は昼間の時間のほとんどを、公園で過ごした。
たまに駆け回って悪戯ばかりする男の子達はみんな 年の近い兄のようで。 新しい歌を覚えたと幼馴染が喜べば、一緒に喜び>>104 遠巻きに見てる女の子を見つければ、近付いて行って 一緒に遊ぼうって引っ張った。>>181
楽しい時間はいつのときも、早くすぎてしまう。
壁がひんやりと冷たくなる、『夜』がくる。 一人、また一人。お迎えがきたり、 親が待ってるからと、兄が弟を急かしたり。 そうやって帰ってくみんなを見送ってから、 私は一番最後に家に帰る。
私を待ってる人の、いない家へ向かう足は 遊んでいた時間が楽しかった分だけ、重く感じる。
そんな私にいつも気づけば駆け寄ってきてくれて、 帰り道に手を握ってくれた幼馴染。>>91]
ほんとう? 何かあったら、ヴラドが助けに来てくれる?
[たまに落ち込んでると頭を撫でてくれる一回り大きな手と、 手を繋いで歩くのが兄妹みたいで嬉しくて。 チョコレート屋さんを見て帰りたいと 遠回りして帰る我儘を言ったこともあったっけ。]
(379) 2016/02/25(Thu) 21時半頃
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[子供の私にだって目も耳もある。 いっぱい色んなことが見えて、聞こえてしまう。 兄のような幼馴染が私に気付く時には、 私の隣に必ずオペラがいることに。
その度に子供の私は、私に言い聞かせる。 私にだって一番に気付いてくれる父がいるんだって。
いつか必ず、私を迎えにきてくれるんだって。 感じてしまった寂しさを、嬉しさの裏にそっと隠した。
一番に気付いてくれる人を待つ気持ちが、強くなった。 そんな、幼い記憶。]
(380) 2016/02/25(Thu) 21時半頃
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駐在 ヴラドは、メモを貼った。
2016/02/25(Thu) 21時半頃
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[賑やかな子どもたちが飛び跳ねながら 車椅子のリラ弾きの周りを走る。]
「オペラねーちゃん、結婚すんだって?」 「なんであの金持ちじゃなくてアントニオなんだ、って母さんが言ってた」
[全く悪びれる風もなく、各々の家庭で聞いたことをぶつけてくる子供たちに、 リラ弾きは怒るでもなくただ笑う。]
あなたたちも大人になったら分かるわよ。
[それは幸福の笑顔に見えていただろう。]
(381) 2016/02/25(Thu) 21時半頃
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[それから、少しして。 あれは一人で家に帰った日のことだった。
静かな家の中に一人でいるのが寂しくて、寂しくて。 あの頃は大きかったストールに包まるように 玄関の扉の前でしゃがみこみ。 夕方の配達員が通るのを待っていたら、 通りかかったのは、今は姉のように慕う幼馴染。>>216]
あ。メアリー! おつかい? あのね。郵便配達の人、待ってるの。
[立ち上がって、その頃から私より背の高い彼女を見上げて笑う。 伯母のことを訊かれれば、おしごと、とだけ答えて。]
父さんからの手紙がくるかもしれないから。 父さんは今は、ここに私を置いて遠くにいるんだけど。 たまに、手紙をくれるんだ。
[数ヵ月置きに送られてくる手紙。 だんだんと、届く回数が減ってきたそのことを思い出して 私の声は少しずつ落ち込んでいくけど。]
手紙の最後にはね。 いいこに待ってるんだよっていつも書いてあるの。
[だから、待ってるの。 そう呟こうとした、その時。
遮る大声に、私はびくりと肩を跳ねさせた。>>217]
(382) 2016/02/25(Thu) 21時半頃
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───………ふ、 ぇ…… ふえぇ……
[怒鳴られた驚きと、よくわからない痛くて苦しい感情に ぽたぽたと涙が零れ落ちる。
きっと、姉のような幼馴染も驚いたはずだ。 懸命に宥めようと背中を撫でてくれる手に、 だんだんと気持ちが収まって。 泣き止んだ私に、メアリーは教えてくれた。
メアリーがこの街にきた、理由を。
そして私は知った。 いらなくなった子供が、いることを。 誰も迎えにこない子供も、いることを。]
(383) 2016/02/25(Thu) 21時半頃
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[魔法が使えなくてもいい。 足が動かなくても…
諦めきれなかったのは、たった一つの――「 」
誰にも言えない、己の胸の内側でひっそりと押し殺した思い。*]
(384) 2016/02/25(Thu) 22時頃
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[染まる茜色に包まれる中で。 また涙が零れそうで俯いてしまった私は、 メアリーがどんな顔をしていたか見れなかった。
────迎えになんてこない。
そんなことないってなんで言えなかったんだろう。
その翌日、また笑顔で公園で会って、みんなで遊んだ。 昨日泣いたことなんて、忘れたふりして。 痛くて苦しい感情なんて、なかったふりして。
だけどあの時の彼女の秘密は。 捨てられた子供の話はまるで茨の棘のようにちくりと 今も私の胸の奥底に刺さったまま。]*
(385) 2016/02/25(Thu) 22時頃
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/*こあずれーー!!
(-135) 2016/02/25(Thu) 22時頃
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[一番弟子。 そう呼ばれることが多々あるがそれに恥じぬ職人になるにはまだ恐れ多い。 そんなこんなで苦笑をしていれば差し出されるのは師宛てだという荷物と声紋認証板。>>373]
マラクさんにですか? あ、確かに“受け取りました”。
[そして手にはまた荷物が増える。 如何して自分の両手は大体常に塞がっているのか不思議でならない。 配達員もきっと忙しいのだろう、自分が目的の場所へと戻るのなら致しかた無し。
その荷物を片手に持ちまた会釈。]
お暇なときにでも遊びに来てくださいよ、猫ちゃんも一緒に。 美味しいお茶請け用意しときますから。
[まさか苦渋の選択をしている事を知るわけもなく、 告げる声色は優しい笑み交じりの声。*]
(386) 2016/02/25(Thu) 22時頃
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[雑貨屋の顛末でリットには距離を置かれたかもしれない>>359 あからさまな深い溜息が吐き出されても、言葉にされなければ 意図を理解する事は出来ない。 そもそも理解する気があるかと問われると、それも怪しい。
楽しそうなアイディアを実行して何が悪い?と 問い返すのが関の山だ。]
案外頭が爽やかになった姿も似合う気がするがな。
[そんな頓珍漢な事を平気で言ってのけ、次に会う事を 楽しみに背を見送った。 購入した人形の値段に彼の意志が加わった事は気付かない。 特別な気がする物だから、きっと高いのだろうと 自分の中で納得してしまっているのだから*]
(387) 2016/02/25(Thu) 22時頃
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/* 時間軸が、知りたい。 でも多分、プロ内で一日だよね。
うん、きっとまだ時間は立ってない()
(-136) 2016/02/25(Thu) 22時頃
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/* っていうか俺時間軸迷子……
(-137) 2016/02/25(Thu) 22時頃
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/* 本気でマラクに説明されるまでわかってなかったんだぜ(てへぺろ★
(-138) 2016/02/25(Thu) 22時頃
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-雑貨屋-
そうだな。 私は未熟だから、師父にはまだまだ 長生きしてもらわなくては困る。
[ギュルセルの軽口へ真顔で返す不器用さ。>>344 それでも、ころりと転換される話題にはどうにか 付いてゆき、気まぐれな芸術家の提案に首を傾げる。]
そうだな…、考えておく。ありがとう。 クリスタの店には2時間後ぐらいに着くと思う。 待てないと言うのであれば、 私はまた日を改めよう。
[オペラとアントニオへの贈り物なら、 時間を気にして急ぐものではない。 自分の思考にひとり、納得するように頷いて。 ギュルセルとラリッサの会話に耳を傾ける。>>315>>345]
(388) 2016/02/25(Thu) 22時頃
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ん? お揃い…私とラリッサでか?
[唐突に自分の名前を呼ばれて、血玉髄色の瞳が 本の中にしかない空色を見上げる。]
そう…だな。 うん、悪くない。 ならさっきの作って欲しいものは、 私とラリッサ、それとオペラの3人で、 なにかお揃いの小物がいいな。
[デザインの希望があれば、それはラリッサに任せよう。*]
(389) 2016/02/25(Thu) 22時頃
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ええ、あの弦楽器の職人さん宛です
[名を呼ばず、職人やら師匠(マイスター)やら そういった言葉でマラクを語るのは 自分の兄と親交が深い事にも起因はしているのだと思う
彼と懇意な物から、遠ざからねばと 彼の幸福を壊してはならない。自分の様な異物が混ざってはいけない 懐いているウラドでさえも、彼が大河の氷溶かして 兄と仲直りすればひっそりとその存在を避けるようになるだろう
兄と交流のあるリットとは時折だからこそこの距離間でいられるのだ 下手をすれば毎日顔を合わす事になる存在に対して 平常でいられる自信はない ――強迫観念にもそれは似ている
手荷物持って再度会釈する一番弟子 彼には増える手荷物申し訳ないが是も人助けと思って耐えてくれと 呼んだ時に苦笑気味だった顔は見ない振りをする
声紋認証も取り、是で後は気楽にと 思っていた所に優しい笑み交じりの訪問の誘い 思わず頬が引き攣りそうになるものの、社交辞令くらいは心得る 不愛想である己の顔、こんな時には頗る役に立つ]
ああ、いずれ暇が出来れば
[黒猫は弦楽器が気に入っているのだろうか 其れとも茶請けに惹かれたのか遊びに行きたいとばかりに にゃあにゃあ鳴くが、額を軽く押さえてダメダメと 言わんばかりに首を振って黙らせた*]
(390) 2016/02/25(Thu) 22時頃
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/* 多分クロード君マラクさん狙いと思うから 荷物でがっつり対話結んでってっていうサポート!そーぃ(*ノ・ω・)ノ
(オペ・シェニの多角であんま話せてなかったと思うし)
(-139) 2016/02/25(Thu) 22時頃
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- 魔女の店へ -
[何かを察して店を出たリットの後で、 片付けをして外に出たせいで、空飛ぶ暴走箒の事件は 一段落が着いていただろう。
ただ、道行く人が上を物凄い暴風が吹いた等と 言い合っているのが聞こえて、はて?と同じく上を 見上げたが、何も無かった。]
空、ねぇ。 そんなもの、あるのかね。
[絵空事だと思わず追い続ける者がいる。 焦がれる者がいる。 未知の物に憧れるのは大なり小なり誰しもあるらしい。
だから自分の足では無く、宙を行く者に憧れたりもする。
作品を子供に壊され、憤慨しつつも品物の配達に ガラーシャを指名したのは宙を自在に行く彼と 話をしてみたかったからかも知れない。]
箒で飛ぶと言うのは、どんな心持なのかね。
[今度会ったら聞いてみよう。 そう思っていたが、先程の暴風の噂の主が 彼だと知れば、更に食いつくだろうが。]
クリスタ嬢、いるか? 仕事を頼みたい。
[目的の店に着けば、まずはやるべき事を一応やらねばならない。 扉を開けるなり、姿を確認する事無く声を掛けた*]
(391) 2016/02/25(Thu) 22時頃
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[彼がポスルスウェイト家で受けた英才教育とは、 また一線を画する言葉を操り、答えに辿り着くまでを待つ。>>376 最初から回答を与える関係は、己が理解する友人関係ではない。]
いいや、それも局地的なものさ。 ただ、私の耳には悲しみが良く響く。
人はそれこそ、魔法と云うけれど、大したことじゃない。
[肩を竦めて、是正を返すも、結果は己の減点だ。 減った点数を見比べ、肩を並べたと冗句を足そう。]
私が告げずとも、いずれ彼女は気付くよ。 あれほど腕の良い奏者は滅多に居ない。
―――― 彼女の旦那が気付くかは別としてね。
[女仔共に殊更優しい訳でもない。 彼のように笑顔を振りまく訳でも、 弟子のように甲斐甲斐しい訳でもない。
ただほんの少し、彼らよりも大人になる時期が早かっただけ。]
(392) 2016/02/25(Thu) 22時頃
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恋をして作風が変化するのは良くあることだがね。
けれど、一介の職人よりも、君の方が後がないだろう。 社交界ではポスルスウェイト夫人の座を射止めるのは誰か、 なんて、噂好きの上流階級が騒がしそうだ。
[さらりと向けられた水は飲み干さずに、彼に回す。 その上、跡取りと云う大事を抱えた彼を突いて。>>377
浮いた噂が欠片も無く、そもそも人付き合いの限られた男は、 達観を隣に置いて、工房に座しているのが良く似合う。 色だの恋だのと云う以前に、そも友と呼べる相手も限られた。
彼が失くしてしまった、幼い頃の綺羅綺羅しい思い出も持たず、 己の半生は、ただただ、静かな音に満ちている。]
(393) 2016/02/25(Thu) 22時頃
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――――…気になるなら、見に行っておいで。
君はポスルスウェイト家に入って節制を覚えたが、 大事なものはあっと云う間に指間をすり抜けていく。 零れた後では戻らない、―――ああ、これも君は良く知る話、か。
[軽く首を傾ければ、少し笑気を孕ませた碧玉が、 地下の世界に続く扉を示唆して見せた。 その先に、一面の空など、無かったとしても。*]
(394) 2016/02/25(Thu) 22時頃
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――商店街―― [元々の予定だった診察までの空き時間。 中途半端に持て余したその時間をどうしたものかと迷ううち、 商店街の通路に見慣れた店主の姿を見つけた。>>328
そういえばそろそろ配達をお願いしていたはずだったと思い出して 慌てて彼へと声をかける。]
パン屋さん。
[もしかして自宅まで来てくれていたのだろうかと 案じれば、その通りだったことに申し訳なさを感じてしまう。]
ごめんなさい。 今日は足の診察に行くから帰りは遅いの。
[家に帰れる時刻を告げれば、 快く再配達を引き受けてくれる店主には頭が上がらない。
実家にいた時から、彼の店のバゲットが大好きで、 焼き上がり時間に丁度合わせて店を訪れることが出来た日には、 行儀悪くもその場で端だけ切り落として欲しいと強請ったりもした。]
アントニオが帰ってきたら、甘いジャムパンの配達もお願いするわ。
[ああ見えて彼は甘い物が好きなの、と歌うように打ち明ける。
店主が届けてくれるパンはいつだって温かいから、 自然と声も表情も明るいものになる。*]
(395) 2016/02/25(Thu) 22時頃
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お前が確り躾けられるかは見ものだな。 まぁ、仕事に支障が出ない程度に頑張れよ。
[暴走している時点ですでに支障は出ているかもしれないが、躾けるという彼へとそんな慰めにもならない言葉を投げて。 箒がなければ彼の配達方法は歩きだろう。 片腕での配達は大変だろうか。 まだ行きたい所がないわけでもないが、折角の再開だ。 手伝うくらいはしようかと考えていれば、友へと声を掛けてくるのは確か、楽器職人の所の弟子だったか。>>369 会釈に手を上げることで返せば、彼の所も配達場所だったらしい。 荷物を頼むともに、よかったな、と一言。]
なんだか荷物がいっぱいだな…。 って、そっちはうちのパンか?
毎度ありさん。
ガラーシャの方はまだ沢山配達があるのか?
[そう友へと確認して、多そうならば手伝おうと思うが、もうそんなになさそうか。 ならばと見習いの方へと顔を向け。]
荷物が多そうだし手伝うか? そっちはうちの店のだしな。
[配達作業は兄だってしていたはずだ。 ならば荷物の多い客を手伝うのも、多少は今後の商売へと繋がるだろうか、なんて考えて。 まぁ、自分が手伝わずとも、味で客は来ているのだから問題ないのかもしれないが。*]
(396) 2016/02/25(Thu) 22時頃
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/* マクラのとこへ行けばシェニにも会えるかもと思ったけど、すれ違いになりそうかなー。 しかしすれ違える(ぐっ
ガラーシャシェニ兄弟好き。 すれ違いイイし、そんな二人と親交があるの美味しい。
(-140) 2016/02/25(Thu) 22時頃
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大丈夫だ、問題ない 今日から寝ずの練習を行うだけだ
[全然大丈夫ではないけれど 年下の友人に格好位は付けたいが故の強がり>>396
鞄を肩に掛けて配達先まで歩くのは久方ぶりだ 後遺症が僅かに残る右の脚、 長距離歩くのに慣れていないが、是もまた致し方ない 休み休み行けばよいと算段をたてていた そんな折か。クロードからの声掛けがあったのは
よかったなというリットに心からそう思うと返答した後に 確認の、心配りには緩く首を横に振る]
俺の方はあと1件だよ ……一番弟子殿の方が大変そうではあるね
[でも躊躇なく押し付ける配達員である 手伝いを申し出るリットとクロード交互に見れば 自分はそろそろ業務に戻るかと 箒をリットから返してもらおうと手を差し出す
彼からじゃじゃ馬箒が返却されたなら、 其れを手に相棒の黒猫肩に乗せ、その場を去る心算だ *]
(397) 2016/02/25(Thu) 22時半頃
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―― 魔法店『Aria Manque』 ――
[>>391お店を訪れた来訪者さんの声に。]
居ませんわ。 [即答します。 誰がどう見ても私はカウンターに暇そうに座っているのですが、 居るかと問われれば居ないと答えたくなる天邪鬼なのです。]
さてさて、いらっしゃいギュルセル先生。 お仕事なら、いつでも承っているけれど?
[冗談はさておいて。 にこにこと微笑みながら、彼の方へ手をひらひらと振ります。 ちょうど頼まれていた方の仕事も終わった所なので、 まさにナイスタイミングといったところ。]
……それにしても、珍しいこともあるものね。 このお店に二人もお客様が来るなんて。
[そんな、独り言を零しながら。]*
(398) 2016/02/25(Thu) 22時半頃
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/* 多角になるのでそっ離れる心算…… 後は㍑の他とのエンカを手助けし隊
(-141) 2016/02/25(Thu) 22時半頃
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-リットと-
塗り薬だな。 わかった、用意しておこう。
[塗り薬と言うのは、旅先で非常に重宝するものらしい。>>303 風邪薬など症状に合わせて調合を変える必要のある 薬よりも、一定の効果を望んで調合された塗り薬は 凡庸性があるからだろうか。
たまに来ては、一人で買い込むには多い量の塗り薬を 買って旅に出てゆくリット。 一番最初に師父に合格を貰った薬の調合が、 その塗り薬だと言ったらどんな顔をするだろうか。
塗り薬はよく効いているか?
そう尋ねてみたい気持ちはあったが。 そういった感情は全て魔力に溶かして、血玉髄石の中へ 封じてしまった。]
(399) 2016/02/25(Thu) 22時半頃
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[呪いの人形?とやらで盛り上がりはじめたギュルセルに 会話の場を譲り、自分は自分で、コーラリアへ荷を渡す。]
待っていたのはこちらだろう? あぁ、また傷が付いているな…。 薬はちゃんとあっているか?
せっかくの綺麗な手なのに。 こんな風に傷ついては可愛そうだ…。
[白い肩かけ鞄から取り出したのは、白い貝に似せた 小さな陶磁の器。二枚貝の一方を横へ滑らせれば、 中には真珠…ではなく、乳白色色の軟膏が収まっている。 それを指先でひと匙すくい、傷ついたコーラリアの手を 包んでそっと傷口を撫でるように薬を塗った。*]
(400) 2016/02/25(Thu) 22時半頃
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/* 確信とかがあるわけじゃないけど、ガラーシャのめさんだな、ってなんとなく思ってしまう。 なんか、可愛さ具合?
まぁ、中の人センサーなんてものは搭載されてないわけだけれども。
(-142) 2016/02/25(Thu) 22時半頃
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/* >>398 このノリが凄く好きです(にこぉ
(-143) 2016/02/25(Thu) 22時半頃
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ふふ、それではここらで失礼しますね。 パンが冷めたらまた食べないとか駄々をこねられてしまいそうなので。
[じゃぁね、と猫に小さく手を振りながら、 行きは車椅子を引いていた手、 今はまた両手に荷物の自分はきっとドアに頭をぶつけて工房へと戻るのがお約束されているだろう。
そう思っていたが、リットの声にピタっと足を止める。>>396]
え、良いんですか? 助かります…工房のドア壊したら自腹切れって言われてたので…。
その代り少し上がっていってください。 お茶ご馳走するので。
[有難い、と軽いパンの方の袋をリットへと手渡す。 振り向き配達員へと再度会釈を済ませれば去る背を見送る。>>397 そして二人して工房へと歩き出した。*]
(401) 2016/02/25(Thu) 22時半頃
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―モルチアナ工房―
[ドアにぶつかる事もなくガチャ、と開き中へとリットを招き入れよう。]
只今戻りました。
リットさん此方に座ってて下さい。 マラクさんいつものパンです、ちゃんと食べてくださいね…? あ、そうそうあと配達員さんからマラクさん宛てに荷物です。
[リットから袋を貰い、それと荷物を師の目の前の机へと置く。 まだシェニさんが居たようであればペコっとお辞儀をして。 自分はお茶請けの準備をと奥の部屋へと向かった。*]
(402) 2016/02/25(Thu) 22時半頃
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――ブラックオパール――
「いいこと、オペラ。 よく覚えておいてね。」
[淡いピンクの蛋白石を宿して産まれた母は、 黒の蛋白石を宿して産まれた娘に言い聞かせた。]
「貴女が持って生まれた石は、とてもとても大事なものよ。
この石はね、「好き」という気持ちを司るものなの。
お友達が大好きなら、その人が幸せであるように。 音楽が好きなら、もっと良い音色になりますように。
愛情を、優しく育んであげるための魔法を持って 貴女は生まれてきたのよ。
だから、正しくその力を使わなくてはいけないの。」
[母親が案じたのは娘の属性。 使い方次第でただの『愛』に収まらぬその力。]
(403) 2016/02/25(Thu) 22時半頃
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[薄紅の蛋白石の母親が持つ愛は、 女性の情愛を増し夫の愛を得て、 奏でる楽器の音色を美しくするもの。
黒い蛋白石もまた同じく 愛を得て、その美を芸を花開かせるもの。
それは、光があればこそ。
光の彩りなき漆黒の愛が 烈し過ぎる思いゆえに惑い、 わが子の運命を捻じ曲げることのないように、と願った。]
(404) 2016/02/25(Thu) 22時半頃
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「愛は正しくあれば優しいもの。 間違えれば辛いもの。
憶えておいてね。私の可愛いオペラ」
[わが子の魔力の少なさに安堵する、 その矛盾を隠して、 母は歌っていた。
リラ弾きの娘が覚えた最初の子守唄。*]
(405) 2016/02/25(Thu) 22時半頃
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後一件くらいだったら大丈夫そうだな。 ま、無理するなよ?
お前に何かあったら心配する奴いるんだからさ。 もちろん俺も。
[心配する相手と言って、彼の中には誰が浮かぶのだろうか。 ヴラドやコーラリアか―――
勿論己としては、彼の兄も入ってくるのだけれど。
差し出された手にじゃじゃ馬箒を返せば、彼の肩へと乗る黒猫へとお別れだと頭を撫でて。>>397 にゃ~という鳴き声に笑顔を見せて手を振ろうか。]
(406) 2016/02/25(Thu) 22時半頃
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/* 因みにペリドットは複屈折の性質を持つから 固有魔法を屈折にしたんだよ(という言い訳
別名イブニングエメラルド 暗い中だと驚くほどに綺麗らしいね
(-144) 2016/02/25(Thu) 22時半頃
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[友と別れれば、職人見習いからはパンの袋を受け取って。>>401 鼻孔を擽る美味しそうな香りは、家の匂いで気が緩みそうになる。]
あんたはそっちの荷物しっかり持ってなよ? 何かあったらあいつまでお叱りを受けそうだしな。
[美味しいパンは責任をもって自分が持とう。 その代わりに、大切な荷物は彼が責任を持つようにと一言。
しかし、ドアを壊すとはいったいどういう事だろうか。 目の前の男がそんな怪力には思えないので冗談だとは思ったが、その言葉に少しだけ驚いた。
そうして、彼の後を半歩追うような形で、彼が世話になっている工房へと*]
(407) 2016/02/25(Thu) 22時半頃
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― 幼い弟子と若い師 ―
[子供が弟子を取るなど。
職人通りに看板を出した己に向けられる言葉は、 妬み半分、侮り半分の混合物。 それでも、己は周囲の言葉に耳を傾けず、 あの時も、硬い木板に細い筆で墨を引いていた。>>331]
私の魔法は物理的な干渉力を持たないからね。 ―――…ああ、使わないではなく使えないのだよ。
[年齢よりも大人びた己の言葉を、 彼に分かるように噛み砕いて、幼い弟子の疑問に答えた。 最近は仕事に感けて返事が疎かになることもあるが、 稚い頃の弟子の質問には、大なり小なり必ず答えを返した。]
けれど――…、もしも、私に物理的な……、 楽器を作るのに有効な……、役に立つ魔法が使えても、 私はそれを使わずに、自らの手で作るだろうね。
[一々、言葉を選んでは、言い噤んで単語を変える。 過去の師弟の会話は何時も、そんな拙いものだった。]
(408) 2016/02/25(Thu) 22時半頃
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本当に愛したものは、自らの手で完成させたい。
魔法を使うのではなく、夢想するのではなく。 少しずつ、確かめるように。
[ヴァイオリンのラインを引いて、零す溜息は恍惚の色。 音色に傾倒する碧い瞳が、微かに撓み。]
――― クロードにもいつか分かるよ。 妥協が出来ないということが、どれほど苦難であるか。
[探るように彼の頭に指先を伸ばし、 ポンと乗せた掌は、節が目立つ、大人の掌をしていた。]
(409) 2016/02/25(Thu) 22時半頃
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[彼の頭を撫でるのは、様々な意味を持つ。 それは、促す為の鼓舞で在ったり、慰む為の慰撫で在ったり。 ―――― そして、赦す為の許可でもあった。
その許可を初めて与えたのが、彼の初めての頼み事の折。>>332
弟子が手にしていたのは、ヴァイオリンの原型となった代物で、 弦楽器の中では古い分、単純な構造をしている。
彼がそれを目先に持ち出した途端、一瞬だけ瞳を揺らしたが、 数秒迷ってから、指先を彼の頭に乗せた。]
(410) 2016/02/25(Thu) 22時半頃
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……あまり、良い音は出ないかもしれないが、 弦楽器の基礎を知るなら丁度良いだろう。
―――…ただし、壊しても私は直してやらない。
[強く握られた裾に視線を下ろし、続きの言葉にすら迷った。 何故なら、そのレベックは―――…、]
調律は、君がしなさい。
[己が弦楽器の構造を知る為に、初めて作ったもの。 稚拙で、振れ幅も激しい習作。
数カ月で壊してしまうと見ていたからこその気まぐれは、 永く裏切られ続けることになるなどと、 その時は、到底考え付もしなかった。*]
(411) 2016/02/25(Thu) 22時半頃
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[悲しみばかり聞こえていたらつらくはならないのだろうか。 その楽器作りとはまた異なる―もしかしたら彼の作る作品を彩るには必要なものなのかもしれない、とも思う― 局地的なものだと言う才能について、そんなことを思う。>>392]
…悲しみは、一番理解されたいと人が、楽器も?なのかな、思う感情だから。
君のその才能は魔法よりいい物だよ、多分、きっとね。
[彼にとってつらいことかは量りかねるが。 自分にとっては、それが有難かったことだからと 男は口にはしないけど 少しだけ、憂いを込めた声音で言って。
足された冗句に、すぐにいつもの笑顔に戻った。]
そうだよね。 オペラほどの腕前の奏者はそうそういないよね!
[その才能をいち早く見抜いたのは自分だなんて、 ちょっと誇らしく思っているから、 彼の言には身を乗り出して賛同する。]
…アントニオがそれに気づくことは、オペラにとって良いことなのかはよく、わからないけど…
うん、きっと、彼女はうまくいくよ、ね。
(412) 2016/02/25(Thu) 22時半頃
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/* おっと。 さて問題です。 メアリーさんは夕方には戻ると師父に言いました。 そして2時間後にはクリスタの店へ行くと言いました。
最後に可愛い幼馴染のオペラが、今日定期健診で診療所を訪れるようです。
ど う や っ て ま わ ろ う (汗)
分裂するか…(まて
(-145) 2016/02/25(Thu) 22時半頃
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ほう。 と言う事はお前さんはクリスタ嬢が新しく開発した 魔法で出来た人形か何かかな?
[確認せずに声を掛ける客も客なら、店主も店主>>398 持って生まれた宝石の色は瞳だけ。 他は地に相応しい黒い肌と黒い髪の巨体を前に、 店主は全てが正反対で、ある意味互いを引き立て合うようにも 見えるだろうか。
ただリットが心配したように、この2人が組むと 違う意味で暴走も引き立てられるのだが。]
そりゃ助かった。 クリスタ嬢も俺以外に客がいたのか。 どんな無茶したんだ?
[自分より先に客がいたと聞くと目を丸くして驚きを隠さない。 日常生活に必須とは思えない魔法ばかりを開発する イメージのある店主の客は、店主同様突拍子もない者ばかりだと 勝手に決め付けていた。自分含めて。]
真面目な仕事と楽しそうな仕事、二つ頼みたい。
[前言撤回。 そう言えば自分も生活に必要そうな仕事を頼みに来ていた。 テーブルに木箱を置くと、白磁器のコップと呪いの人形を 取り出してクリスタ嬢を手招きする。]
(413) 2016/02/25(Thu) 22時半頃
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真面目な仕事は、療師父から頼まれた薬の味を変えて 飲みやすくするコップの作成。
後はクリスタ嬢の力で、魔法を込めてくれると助かる。 出来たらこの魚の鱗にだな。
[見た目は何もないコップの内側だが、水を注ぐと 自分の瞳の色をした魚が浮き上がる。 鱗に使った宝石には何の力も込めていないから、 後はクリスタ嬢のお力拝見。]
で、これは個人的な奴。 リットが西の方で手に入れた呪いの人形らしい。 髪の毛を入れるとその人物のような動きをするらしいんだが。 基本的に1回限りの使い切りらしい。 複数回出来る様にならないかと言うのと、 複製出来ないかの相談。
[どちらもクリスタ嬢の得意分野と腕を期待して、 出来るか?とわざと腰を曲げて見上げる様に尋ねてみた*]
(414) 2016/02/25(Thu) 22時半頃
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[うわ、話逸らしたよ、とあからさまに此方に水を向けてきたことには>>393苦笑交じりの表情を返して]
さて、どうだろうね。 生涯の伴侶なんて
[―――自分には持つ資格もない。 持たねばならぬとしても。そう思っている。]
僕にとっては、この工房に並んだ楽器を選ぶより難しい。 …どれも美しくて目移りするってこと。
[冗談めかして答えるけど、実際は。
選ぶのが楽器ならばまだしも。 華やかな世界に暮らす女性たちと交遊したところで 埋められるものはあまり、なかった。
それは自分の心が欠けているせいであって 彼女たちに責任など欠片もないのだけど。]
(415) 2016/02/25(Thu) 22時半頃
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ん、じゃあ、そろそろマイスター様のお仕事を邪魔しないようにお暇しようかな。
…だから、よく、知っているよ。そんなことは。
[言っておいでと、扉を視線で指し示す友人>>394に、 やっぱり見透かされているな、と内心で苦笑しつつも ありがとうと小さく付け加えて。]
次はちゃんと答えてよね? 後のない跡取りの後学のためにも、さ。
[自分もはぐらかした癖、半ば回答に期待もしていない約束をとりつけて またね、とひらり手を振り、星の見えぬ街へと向かった。*]
(416) 2016/02/25(Thu) 22時半頃
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/* ずっごい!伸びるよ!
ラリッサとメアリーに縁故振りたいけど、 現行軸で手一杯とかどんだけ…!
(-146) 2016/02/25(Thu) 22時半頃
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/* マラクさんって凄い
返してほしいと思った内容が帰ってきた レベックをマラクさんの処女作的なモノにしてほしかったんだよね すごい。すごい。(感激中)
(-147) 2016/02/25(Thu) 22時半頃
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/* ストーカー対象者次第ですが、諸々模索して小規模爆弾を仕込めそうだと思いました(わくわく 追い詰められてからの衝撃…というものを楽しめるといいな、と。
あ、でもお相手様次第ですので没案になるかもしれない。
(-148) 2016/02/25(Thu) 22時半頃
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[クロード>>401とリット>>406を見送った後 ゆっくり、宙を駆けるのとは段違いの遅さで街を歩く
先程クロードやリットに愛想を振りまいていた黒猫の相棒は、 時折体調を伺う様に此方を見る]
……流石に、長距離は、きつい
[少し休憩と商店街の街路樹へと身体を持たれさせ 肩で息をし目を伏せる
先程リットが言っていた”何かあったら心配する相手” 自分も心配していると告げるリットを除いて 真っ先に思い至るのが、年上の友人であるヴラドであった 心配というよりか、説教だと思うけれど
次いでは医療面で世話になっているメアリー それから後は――……どうだろう 自分を心配する人、いるのだろうか
喪った右腕が痛み、鞄の中から取り出すのは朝に処方された飲み薬 効きの強いそれを飲み干して、暫しここで体を休めておこう ほんの四半刻もすれば、また再び歩きだせるから*]
(417) 2016/02/25(Thu) 22時半頃
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―モルチアナ工房―
[工房へとつけば、見習いへと招かれる形で中へと入る。>>402 運んだパンは一度クロードの手へと渡して、マクラも元へと運ばれたか。
もしもシェニとすれ違いでもしたのなら>>416、すすめられる席に座るよりも前に挨拶を。 顔を綻ばせて、話したいことや渡したいものもあるのだと告げようか。 丁度出ていく時だ、また後で屋敷へと尋ねる事を簡単に告げるだけにこの場では留めた。]
こんばんはマクラさん。 いつもうちのパンありがとうございます。
[席に座る前にここの主へも挨拶を。 あまり詳しくはないけれど、パン屋の客は自分の客も同じだ。 ニコリと笑顔を向けて。
茶の方は一度断ろうかとも思ったが、再度すすめられるようならば、じゃあ一杯だけ、と席に座った。*]
(418) 2016/02/25(Thu) 22時半頃
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/* ふむ。 徐々に相手が固まりつつあるように見える。
つーか2日でログ400超えるとか大丈夫か皆!
(-149) 2016/02/25(Thu) 23時頃
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/* 血縁関係が自信ないんだぜ…
俺とリットはともかくとして、シェニとガラーシャが兄弟で、双方隻眼、ガラーシャは腕も片方ないのかな? で、マラクとクロードが師弟関係。 後は????
(-150) 2016/02/25(Thu) 23時頃
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[工房から出ようとしたとき、 一度は今日見かけていた男にとっては秘密を共有する幼馴染の顔が見えた。>>418]
やあ、リット。 …うん、待ってるよ。 僕がまだ帰ってなかったら、使用人に言って中で待っててくれていいし。
[屋敷に来てくれるというリット>>418に微笑んで、街へと。
今一番気になっている悲鳴の正体についてはこの弟の友人がよく知っているなんて 助けてくれていたなんて知らないまま。
何かあったんじゃないかと―あの声が弟のものなら何もないという方がおかしい― 今更ながらに早足になって弟の姿を探した。*]
(419) 2016/02/25(Thu) 23時頃
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資産家 シェニ は、メモを貼った。
2016/02/25(Thu) 23時頃
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[ピタ、と立ち止まりリットの方へと振り返る。>>418]
あ、ごめんなさい! 用事とかあるんであればお茶してる場合じゃないですよね!? 少しだけ待っててもらえますか?
[一方的だったことに我に返り、そう告げれば急いで奥の部屋へと向かい、がさがさと物音を立てた後急いで戻ってくる。 そして小さな袋を一つ彼に差し出す。]
お茶請けとして置いてるんです。 そこそこ上手くできているので良かったら食べてください。
[中身は小さなクッキー。 お茶請け用とマラクさんのおやつ用として家から持ってきたものだ。 もしそのまま去るようならまたぺこりとお辞儀をして。*]
(420) 2016/02/25(Thu) 23時頃
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/* あああああ確定させてしまった申し訳ない。
RP村難しい………orz
(-151) 2016/02/25(Thu) 23時頃
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成程。そんな風に考えたことは無かったな。 ――――…君は理解されたいのか。
[返された言葉は、機微に疎いと告げる男の指摘。>>412 それをそのまま、発言者に重ねても、 今度は意外だ。などとは呟かなかった。]
だとすれば、憂いの籠らない私の楽器は、 だからこそ、奏者の心を有りの侭に響かせるんだろうね。
……君も楽器を奏でてみれば、 自分が何を欲しているか分かるかもしれないよ。
[押し売りと云うには冗句を含みすぎた言の葉。 きっと彼の音色は、言葉に込められた憂い以上のものを、 旋律に乗せそうだ。と、マイスターは雄弁な瞳を細めて。
――― だが、当人は観客に徹したがる。 中々侭ならないが、奏者人口を増やすに意欲的で在る訳でもない。
ただ、リラ弾きを案じる言葉には、さぁ。と、 変わらぬ瞳で一言を返しただけ。]
(421) 2016/02/25(Thu) 23時頃
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―――…人に聞き返されたくないなら、 悪戯に口を挟んではいけない、と言うことだ。 ポスルスウェイト家では教えてくれないことも、 友の誼で教えてあげたんだよ。
[さらりと逃した己に反し、彼は目論み通りに言い澱む。 ご覧。と言わんばかりに脚を組み替え、ストールを鳴らす。 自堕落な姿勢であるのに、彼を茶化す大人を気取って。>>415]
美しいだけなら難しかろうね。 君の眼が止まる時は、美醜由縁ではないだろうけれど。
[含みを持たせて、傍のカップを引き寄せる。
空であることに気付いたのは、傾けた後。 存外彼との会話を愉しみ、のめり込んでいたようだ。]
(422) 2016/02/25(Thu) 23時頃
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――茨の棘―― [胸に刺さったままの棘は抜けない。>>268 これから、どんな音色を忘れてしまうのか怖かった。 指先が音を忘れて、リラが沈み込む光景を思えば、 人気のない場所で涙が溢れ出た。
泣きたい時には泣けばいいと、クロードの声が耳の奥で優しく木霊する。
それでも、涙の奥の最後の秘密は喉から溢れない。
何もかもを知っているはずのリラが、 必死で飲み込んだ罪に対し 沈黙を守るまま、消えたふりをした罪だけが重なる。*]
(423) 2016/02/25(Thu) 23時頃
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―――…どうぞ。 君の知っていることも、君の知らないことも、 私はそれなりに、知っている心算だよ。シェニ。
また、おいで。 君の工房通いは、まだ終わらない。
[知った口を聞く声と、彼を覗く瞳。>>416 パトロンを立ち上がりもせず見送る眼差しは、 開いた扉と入れ替わりに戻る弟子に視点を交換された。>>402*]
(424) 2016/02/25(Thu) 23時頃
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商店街
[何かあったならば、とまず浮かんだのは駐在をしているかつての友人の顔。 彼に聞くのが多分一番、早い。
でも、なんて言えばいいんだろう。 事故や事件はなかったか、なんて急に尋ねるのはおかしくないか。 いや、声が聞こえて気になったから、で充分だけど。
聞こえた声が弟のものだったからとなると、 どうにも彼に頼るのは躊躇われて。
そんな逡巡をしている場合でもないというのに。]
…あ。
(425) 2016/02/25(Thu) 23時頃
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[ぐるぐると考え込みながら街を足早に歩いていると、 商店街の街路樹に身を凭れかかせている弟の姿が目に入った。>>417
配達は終わったのだろうか。 仕事の途中に休んでいるという姿は見たことがなかったから。 何かやっぱりあったのではないかと、小走りに彼に近寄ったのは反射的に。]
ガラーシャ、どうし…
[どうしたのか、なにがあったのか、怪我でもしたのか、 と溢れそうになった言葉が喉につかえたのは 頭が追いつくのが遅れてその肩に手を伸ばしてから。*]
(426) 2016/02/25(Thu) 23時頃
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/* >>426 これはツンドラになって払わねば(使命感
(-152) 2016/02/25(Thu) 23時頃
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/* リラの関係者が遠すぎてプロ中には話せない気がしてきたw
(-153) 2016/02/25(Thu) 23時頃
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私によく似せた人形……その発想は無かったわ。
[>>413なるほど、と感嘆してしまいました。 魔法人形が代わりに店番をしてくれれば、 私はずっと惰眠を貪っていられるかもしれません。 ならば、明日にでも私に似た人形を生み出す魔法を制作してよう、と。 こうして、ろくでもない魔法をまたひとつ思い浮かぶのでした。]
酷いわ。 まるで私が普段から無茶なことばかりしているような言い草ね。 ……まあ、その通りなのだけれど。
[反論のしようがありません。]
ガラーシャから箒のメンテナンスを頼まれていたから、 ちょっと調整した上で改良してあげただけよ。
[その"改良"のせいで当人が大変な目に遭ってたようですが、 そんなことは今の私に知る由はありません。]
(427) 2016/02/25(Thu) 23時頃
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-数日前の出来事-
[それは、診療所でひとり留守を預かる傍ら。 時間を惜しんで分厚い薬学の本を読んでいた時のこと。 診療所には縁の無さそうな幼馴染が訪ねて来た。]
ヴラド…? 珍しいな、パトロールの途中か?
[読んでいたページに以前リットから買った栞を挟んで 本を閉じる。パトロール中の彼はわざわざ診療所の中に まで入ってこないだろうと知っていて。 少し意地の悪い問いかけをするのは、子供の頃から兄と 思い慕っていた名残。今も残る、些細な甘え故に。
そのヴラドは、どうやら最近胃の調子が悪いらしい>>336 如何にも深刻そうな顔で自身の胃に手を添える姿に、 悪いとは思いながらも、真面目に思案するそぶりで 口元を隠す手の後ろで小さく笑みを浮かべる。]
(428) 2016/02/25(Thu) 23時半頃
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胃の調子が悪い…か。 師父の居ない時に勝手に薬を調合して渡すことは できないが…。
[腹を撫でるヴラドの手に自分の手を重ね、 魔力を送り血のめぐりを探る。 こういう力の使い方が上手くなったのは、 何年もオペラの脚を診て来たからだろう。]
うん。 特に目立つ腫瘍もなさそうだ。 強いて言えば少し荒れている気もするが…。
[兄、と呼ぶにふさわしい自信に満ちた態度とは裏腹に、 あっちの従兄弟、こっちの弟と、心配性なヴラドの性分を 思い出す。 そうなれば、胃が痛む原因はそれだろうとアタリをつけて。]
ヴラドにい。 手っ取り早く胃痛を治したければ、 早々に恋人でも作って心配の矛先をひとつに絞ってしまえ。
[恋人ができたとしても。 それはそれで、胃痛の種が増えるだけかもしれないが*]
(429) 2016/02/25(Thu) 23時半頃
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[閑話休題。 仕事の話になれば、(比較的)真面目な顔つきになります。 目の前に置かれたのは、精巧な作りをした白磁器。 芸術に疎い私でも、彼の作品だと分かります。
薬の味を変える魔法、ね。 その程度ならお安い御用よ。
[既に準備は出来てありますから、 あとはちょっと魔力を込めてあげるだけで完成するでしょう。 ところが、まだ一つだけ問題が残っています。 それは、どんな味に変えるかという事。]
ねえ、先生。 ひとつお聞きしたいのだけれど。
……イチゴ味と、唐揚げ味と、ハバネロ味。 どれがいいと思う?
[常識的に考えれば選択の余地のない三択を問いかけてみます。 無論、常識人の代表格たる私ならば唐揚げ味を選ぶのですが。]
(430) 2016/02/25(Thu) 23時半頃
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おかえり、君を心より待っていたんだ。 ―――― お茶が切れた。
[弟子の帰宅早々、手にしていたカップを逆さまに傾け、 一滴も零れない枯渇を手振りで示唆。>>402
彼が出かけた折から、寸分違わず安楽椅子に身を預ける職人は、 怠惰を描いて額縁に入れたように、生活力の欠落を露呈。 それは、彼が同年代の旅商人を連れてきても変らない。]
焼きたてかい? 郵便物はなんだろうね、賄賂なら要らないんだけれど。
[カップを虚空に泳がせる侭、卓上に置かれた荷物に視線を移し、 宛名を瞳の動きだけでなぞって、顔を挙げた。]
(431) 2016/02/25(Thu) 23時半頃
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リットもようこそ。いや、おかえりかな? [街から街を旅して、この街にはないものを流通させる商人。 それが、パン屋の弟君、リットである。>>418
地下では殊更育ちにくい木材を、 他の街から見本として買い付けて貰っている縁もある。>>153 例え、忙しなくしていたとしても、 挨拶を交わす程度の礼儀は弁えている相手でもあった。]
いいや、私がラビュリントスを食べるのは、 あそこのパンが美味いからだよ。
礼なら腕落ちぬ君の兄に告げなさい。
[腕に相応しい対価を支払うのは当然で、 合理的な物言いは、極当たり前とばかりに紡がれる。 地に足を付けて、店を構える彼の兄を、称賛するように。]
(432) 2016/02/25(Thu) 23時半頃
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― 雑貨屋 ―
[取れてしまった飾りを直してもらう期限は、 てっきりオペラの結婚式にだろうと思っていたら。>>344 いつの間にか私の話になってるのに驚いて慌ててしまった。
託児所にもいるガキ大将の男の子みたいな顔で笑うギュルセルを ちょっとだけ睨んでから。 さっき託児所に誘ったのは彼が、 一緒に遊びたい子供のように見えたからだと気づいた。
でも私よりずっと年上の、大人の人にそんなことを言ったら 今度こそ怒られそうだから、口にはしないで。]
ギュルセルさんのつけてるブローチも素敵ですよね。 それなら、大丈夫です。
[面白がられてばかりなのは、ちょっと悔しいから。 すまして言ってみたけど、お揃いのと聞けばすぐにまた 機嫌を直して顔が明るくなる。 更にメアリーから飛び出した名案に碧眼を輝かせ。>>389]
お揃いの小物、素敵! それなら、ずっと持ってられるものがいいな。 キーホルダーでもいいし…… ペンダントかブレスレットとかも、どう?
[いつでも傍に居られる気持ちになるようなものを。 落ち着いているけど実は人一倍寂しがりの幼馴染は>>112 喜んでくれるだろうか。
デザインは石が直るまでに考えておこうと。 わくわくする気持ちをまた一つ、増やしながら。]
(433) 2016/02/25(Thu) 23時半頃
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[布で包まれてしまった髪飾り。>>325 目玉商品ならそれもそうだよねと納得して。 コーラリアの具体的なアドバイスを、頷きながら聞き入って。 メアリーにもどうかなと、もう一度視線を向けた。>>375
そうして、店内を見て回りながら。 私にはまだ淡い想像でしかない結婚の話題に意識が向いたのは、 からかわれたばかりだったのも、あるかもしれない。]
もう、そうじゃなくて。
[浮いた話にもならない返事は、半ば予想してたけど。 メアリー自身はどうなんだろう。 捨てられたという彼女も、誰かできたら オペラのように明るく笑う日が来るんだろうか。
できることなら。来てほしいと、思う。]
(434) 2016/02/25(Thu) 23時半頃
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/* >>431 もはや執事的なアレですね!
(-154) 2016/02/25(Thu) 23時半頃
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[息を深く吐きつつも、未だ痛み止めは効いて来ず 自分の名を呼ぶ声に>>425緩く瞼を開けると 其処には何時も探して、目を反らしていた紫苑の色があった]
に、
[兄さん、と心細げに。待ち望んだかのように 紡ごうとして思い至る。今の自分と、彼の立場 未来ある資産家の息子と、障害を負った配達員 肩に伸ばされたその手を柔く払ったのは、たった1つ残った隻腕で]
……ポスルスウェイト氏 心配には及びません 少しばかり良い風ですので休憩していたまでです
[今迄勤務の際に休憩など、とったこともない 見え透いた嘘を重ねるのは資産家の息子である兄の立場を慮って 一瞬揺らいだ瞳も今は凪ぎ、真っ直ぐ彼を見つめる視線は氷より冷たく 言葉足らずな己は、全身で兄を拒絶する
本当は、姿を見ることができて 声を掛けられて、嬉しかった癖に]
(435) 2016/02/25(Thu) 23時半頃
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氏は、どうして此処に パトロンとしてリラ弾きを訪していたのでしょうか 其れとも有名な弦楽器職人と語らってでもいたのですかね
[他人行儀な口調で尋ねる声は 社交界の花形の兄の人生を踏み躙る事が無いようにと 自分の心を押しつぶしての音色だ*]
(436) 2016/02/25(Thu) 23時半頃
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/* 三行で言うと ・にーたんを ( ゚д゚)ハッ!と見て ・伸ばされた手をぺちーんして ・他人行儀にご挨拶
(-155) 2016/02/25(Thu) 23時半頃
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[さて、もう一つ置かれたのは手乗りサイズの、曰く呪いの人形。 まるで骸骨をデフォルメしたような珍妙なデザインが、 この胡散臭さをより一層強めているように思えます。
けれど試しに手に持ってみれば、確かに魔力が感じられます。 どうやらただの玩具という訳では無さそうです。]
……なるほどなるほど。 これはまた、随分と面白いものを持ってきてくれたのね。
[興味深げに人形を突き回しながら。]
ううん……。 複数回動作させられるかどうかは、まだ分からないかも。
同じ魔法でも、西の方とこっちでは結構違ったりするから。 私の知らない術式が使われていたりすると、 なかなか理解するのに苦戦するのよね。
[いくら優秀な私でも、出来ないことはあります。]
けれど、複製なら簡単に出来ると思うわ。 だからこの人形、しばらく預かってもいいかしら?
[そう尋ねてみました。]*
(437) 2016/02/25(Thu) 23時半頃
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/* どうしてこんなにツンドラったんだろう(くびかしげる
(-156) 2016/02/25(Thu) 23時半頃
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→広場
[結局動き出したのは彼が通り過ぎてからしばらく後だ それも、職人街ではなく、広場の方。 朝のパトロールでまわれなかった場所をみようと 仕事に切り替えてしまっていた。
リラ弾きの彼女の姿はもうすでに其処に無かったか>>346 男は音楽の事はよく分からぬ。 だから、劇場に足を運んだことなど一度程しかない 寝てしまうと悪いと、誰ぞに誘われても首を横に振った
彼女を思い出すとき 一緒に描くのは1人の少女の姿だ
自分と似た境遇と思って居たのかもしれない>>379 助けに来てくれる?と問うた、言葉に応と頷く幼い自分 手を繋いで歩くのが兄と妹に見えて
このか弱い妹を俺が護るのだと少しばかり得意げに 我がままを聞けば、仕方無いとでれでれだった
それが>>380 何時しか彼女から遠慮が見えるようになったのは いつの日だっただろうか。 男には理由が分からぬ、ただ 少しそっけないのが寂しい、それだけが事実だった*]
(438) 2016/02/25(Thu) 23時半頃
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/* ダメだ、ログ読んでから浮上したんじゃ時間が無くなる
(-157) 2016/02/25(Thu) 23時半頃
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/* 今日はコア浅めで寝ようかな… 眠い…んでプロって明日で最後か
緊張してきた…(ぷるぷる
(-158) 2016/02/25(Thu) 23時半頃
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/*兄貴大丈夫かね? 箱の接続切れた日には焦るな。
兄の箱えあなでしておこう。
(-159) 2016/02/25(Thu) 23時半頃
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どうやら良いアイディアだったか? じゃあアイディア料を頂くか。
[何故気付かなかったのかと言う様なクリスタ嬢の表情>>427に それは良かったと言い出す辺り、似た者同士かもしれない。 自覚の有無は兎も角として。
彼女は店番用に人形をと思いついたかもしれないが、 自分に似せた人形は作る気がしない。
自分にとって変化する作品を作る事が何よりの楽しみなのだ。 ただの石や粘度、繊維から新しい物が生まれ、 それが使い込まれる事によって色に深みが出たり、 引いては欠けても錆びても褪せても、 それすら愛しいものだったから、 人形に任せるつもりはなかった。]
(439) 2016/02/25(Thu) 23時半頃
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まとめると、箒……ガラーシャの箒に無茶な 改造をしたと言う事で合ってるか?
[そして先客の話を聞くと、先の街の噂を思い出す。 暴風の原因が何とくなく思い当たって、 怪我でもしたら配達頼めなくなるな、なんて珍しく 他人様の心配をした。]
さすがクリスタ嬢。 これ位は朝飯前か。
[頼んだ真面目な方の仕事への返答>>430に 目を輝かせて、これなら早く持って行けそうだと 喜びを隠さない。
色々やりすぎる事はあるが、腕は確かだ。 そして感性も似ているなと思ったのは、 味付けについて。]
(440) 2016/02/25(Thu) 23時半頃
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駐在 ヴラドは、メモを貼った。
2016/02/25(Thu) 23時半頃
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[入り口ですれ違う幼馴染との約束を取り付ければ>>419、工房の中へと入る。
この街に帰って来れば、皆が皆、おかえりと出迎えてくれる。>>432 それはとても嬉しい事で、同時に自分の居場所があるのだと思える事。]
ただいまです、マクラさん。 今日は偶々こちらへ寄りましたが、また後日いつもの奴はお持ちしますね。
[彼へと届けるのはとある木材。 最初に依頼された時は中々いいものに巡り合えなかったけれども、彼のお眼鏡に掛かる品を見つけた時はホッとしたものだ。 まだ若いと言っても、商人として仕事をしている以上は大人の仲間。 甘い内容を目の前の男は許さないだろう。 だからこそ、頷かせる品を見つけた時はある意味での自信にもなったわけだけれど。]
あ、別に謝らなくても…。 俺から手伝うって言ったことだしね。
元々急ぎの用事があったわけではないし。
あぁ、でもこのお茶菓子はもらおうかな。
[見習いが謝り急いでもってきたものはクッキーだ。>>420 別に謝罪なんてものはいらなかったが、甘いものが好きな身としてくれるというならありがたく頂戴する。]
(441) 2016/02/25(Thu) 23時半頃
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そっかぁ……でも私も、そうかも。 今はまだ、考えられないな。
ふふ。確かに、ヴラドの方が結婚しそうだね。
[たまに頭を撫ぜてくれる、兄のような存在。 たまに張り切って空回ってたり ちょっと心配性すぎるところもあるけど。 頼りがいもあるし、駐在所で街を守るように 家族を守る姿がおぼろげながら想像できて。
ふと過ぎった、幼い頃の記憶は一瞬だけ。
私も見上げたメアリーと目が合えば、 くすくすと悪戯そうに笑い返した。]
その時も、こうやってお祝い選びたいよね。 あ、これとかどうだろう。
[『エウレカ』を出ていくギュルセルやリットを見送りながら。 店内を改めて見て回った私が手に取ったのは、 細やかな花の模様のあしらわれた硝子細工のグラス。 揃えて並べると、色違いに輝くそれは 倖せな二人の食卓を華やかに彩るだろうと。]
(442) 2016/02/26(Fri) 00時頃
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[もし、仮に。高速箒で街中を飛び回る、だなんて、大層愉快な事態が発生していることを知っていたなら。 腹を抱えて笑ったであろう、青年である。 勿論、危険はない様に、と言い含めることも忘れないが、弟の事はなんだかんだで信用しているつもりだ。風を自在に操る彼がいて、まぁそうそう大事にも至らないだろう、と。楽観ともとれるかもしれないが、本人は信頼と言い張る。 尤も、目の届く範囲でやらかそうというのであれば、嬉々として捕獲に係ったりもするのだが、それは純然たる己の楽しみの為である。いくつになっても、本気の追いかけっこは楽しいと思うのだ。
だから、この兄に見つからなかったのは、弟たちにとってはある意味幸いであったかもしれなかった。]
(443) 2016/02/26(Fri) 00時頃
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/* >>443 いいぞもっとやれ派がいた!! ㍑南無南無
(-160) 2016/02/26(Fri) 00時頃
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ねぇ、メアリー。 せっかくだから、一緒に贈ろうよ。
[一人より二人の方がいいものを贈れるし。 結婚の報告をするオペラの笑顔。>>199 歩けなくなってしまってから、見れなかったそれが またオペラの顔に戻ったことを。 メアリーも同じように喜んでると私は思い込んだまま。
ようやく悩み続けた贈り物が決まってから、 私は時計を見て慌てた。]
いけない! 私そろそろ行かなくちゃ。
ごめんね、これ贈り物用に包んでもらったら 渡すまでメアリーが預かっておいてもらえるかな?
[コーラリアにラッピングしてもらうのを待つ時間もなさそうだと。 代金の半分をメアリーに手渡せば、 慌ただしく店の外へと飛び出そうとして転びそうになる。 おっちょこちょい、と背中でまた コーラリアの呟く声が聞こえたきがした。]*
(444) 2016/02/26(Fri) 00時頃
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/* >>441のマクラさんが可愛いと思いました
(-161) 2016/02/26(Fri) 00時頃
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[若い世代が集えば、静寂の工房も賑やかと化す。 賑やかなるうちは、仕事に手を付けぬ職人は、 忙しなく立ち回る弟子を伺いなら、安楽椅子を漕ぎ。>>420]
毎度有り難い限りだ。 ああ、先日の北の樫は硬かったな。 今回頼んでいたのは、西の檜だったね。期待している。
[同じ樹木であっても、育つ環境に因って微細な違いを持つ。 本来ならば、自身が行脚せねばならぬ苦労を、 この年若い旅商人が担ってくれることで、己は検分に打ち込める。 最高の材料を求めるのは、職人としての本能であった。>>441]
クロードは世話を焼くのが趣味のようなものだ。 君こそ、この街でも気忙しく動いていないで、 偶には腰を据えて、時間を浪費してみると良い。
―――…立ち止まれば、案外見えぬものが見えてくる時もある。
[同年代の弟子を忙しくさせている張本人は、 自らを棚に上げ、些か老成した言葉を暢気に投げかけた。*]
(445) 2016/02/26(Fri) 00時頃
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/*あー、もうやだ。 名前間違えて覚えてる。
うわぁん ごめんなさいマラクさん。
(-162) 2016/02/26(Fri) 00時頃
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唐揚げの味のする薬なんて美味過ぎるだろう。
[リットの願いは今ここに無残な姿にされてしまっている事に 気付かぬまま、即答していた。]
やはりクリスタ嬢でも馴染みの無い地の物は すぐにどうにかは出来ないか。
[だが件の人形に付いては真剣に考えた上での答え>>437なら 仕方ないと頷いた。]
俺も余所の地のデザインを知ったばかりだ。 知らないことを知る事が出来ると言うのは楽しいな。
複製でも構わない。 いっぱい作って音楽隊とか、人形劇とかやれたら 楽しそうじゃないか?
[エルマール嬢との会話を思い出し、 彼女ならそんな使い方をするだろうかと口にする。 オペラ嬢の音楽に合わせた人形の舞踏会も楽しいだろうとも 付け加えて。]
じゃあ預かって貰っても構わないか?
代金どうすれば良い?
[彼女の手なら壊れはしないだろうと信頼して、 どんな複製が出来るか笑みを隠さずお任せする事に*]
(446) 2016/02/26(Fri) 00時頃
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[帰宅早々にこの有様である。>>431 腰を上げて少し歩けば茶がある場所へと行けると言うのに、 それをしない師。
例えリットが見ていようとも態度すらも変えぬ師はいっそ清々しくもある。 とりあえずそのカップを受け取り。]
何でしょうかね。 賄賂なら配達でなく直接な気もしますけども。
[急ぎではない、そうリットの口から告げられれば、 パっと笑みを浮かべて椅子へと促す。]
ならお茶飲んでってください。 どうせマラクさんのおかわりも注ぐので。
[勿論マラクさんはついで。 この工房に人が出入りする雰囲気が好きだから、来た人皆におもてなしをしたいと思ってしまうのだ。>>445 リットが腰を落としたのなら今度こそお茶を淹れ直しに。*]
(447) 2016/02/26(Fri) 00時頃
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―酒の席で―
だっろー、俺の弟マジ可愛い。
[褒められれば良い気になる、それが弟を可愛がってくれている幼馴染ともなればなおさらだ>>349。え、可愛いなんて一言も言ってないって?何を言うか、いくつになっても弟は可愛いのが兄貴ってもんだ。 友が滅多に晒さない心の柔らかい所を見せてくれれば、そうっと青年の眼差しが緩んだ。青年も、酒には中々強い方である。飲み方も割合上品な方というか、ゆっくりと味わって飲む物だから、酒の席で良いを見せることは滅多にない。この時も、常通りの思考の下、友の呟きを静かに聞いていた。]
……覚えているさ、
[これでも記憶力はかなり良い方だと自負している。それが、友と呼ぶ相手が大事にしている相手であれば、より鮮明な記憶となって刻まれる。彼がそれをはっきりと示していたかはともかく、人が人を想う心は読みやすいと思っている。]
時々、来るよ。 おつかいだったり、おやつだったり。
[ふ、と笑みを零して返す。手にしたグラスの中で、カランと氷が音を立てた。]
代金なんて、かまわねぇさ。 お前だって、リットの事、可愛がってくれてんだろ。
[己の弟が、己に言いづらいことをこの友に相談していることを、口にこそしないが知っている。それによって、あの弟がずいぶん助けられていることも。 だから、お互い様だろ、なんて。]
そもそもあっちは、趣味みたいなもんだ。 美味いって食ってもらうのが、一番のお代だ、なんてね。
[冗句に交えて返した言葉は、半分は本気だ。かつて、一人の子供だった自分が、お菓子にもらった悦び。そして、弟が菓子を頬張って見せた輝くような笑顔。そんなものが、青年の菓子作りの原動力になっているのだから。]
……酔いすぎだ、お前。
[己の返答は聞いていたのかどうか。眼元を赤く染め、ぐらりと頭を揺らしたような相手に吹き出して、その日は家まで送ってやったような気がするが、翌朝も早かった己がどの程度面倒を見てやったかは、実際定かではない。*]
(448) 2016/02/26(Fri) 00時頃
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/* マラクさんと、リアントと、シェニへ、 なかなか、近付けない……っ!
(-163) 2016/02/26(Fri) 00時頃
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―大人とは―
[珍客と呼ぶにふさわしい男だろう 工房に何もかもが不釣り合いで自らの身が小さく感じた 手に持つ菓子折りも、またそれを増長させる たった、3つ されど3歳の差を痛快するが如く 彼が紡ぐ言葉に、唇は塞がったまま開かれない>>369]
貴方も同じでしょうに。
[男を子どもというのは、彼くらいだった十代の頃 安楽椅子に揺れる身をじっとしかめっ面が見つめ 首を横に振った、御兄さん役とは耳が痛い。
だから、少し口を尖らせ>>370 意地の悪く見て言うたのはそんな言葉だ それが更に自分を子どもだと言うているようだと知りながら]
(449) 2016/02/26(Fri) 00時頃
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背伸びしている、我がままな子でしょう
[見当違い。そう思う 彼は優しい、男が持ってきたものでも 心を込めたものしか選ばぬ身の、出来た姿に少し拗ねたのだ なんだそれ、ずるい格好良い。俺もそんな風になりたい。 彼の側面しか見た事のない男が 深く考えるようになったのは、そこからかもしれない]
…すみません。可笑しな事を言いました。 どうか、よろしくお願いします。
[考えすぎて、じじ臭くなるわ空回りの連続だわで 向いてないと気付くまで後少し
彼と男では毛色が違いすぎて 憧れた処で、それは違うと自身で気づくのはまだ知らない それは彼の手でお茶請けに 己が持っていた菓子が忍ばれているとも知らないと同じく>>371 頭を下げて、そう言うのは常套句になってしまった*]
(450) 2016/02/26(Fri) 00時頃
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/*マラクさんすげえーとなっている中身 なんて動きにくいんだヴラド
あーリアントかわいいな あの兄弟まじ天使。癒しの空間すぎる
(-164) 2016/02/26(Fri) 00時頃
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[音楽隊と言ってから、ふと友人の楽器作りの名人を思い出した。 以前作ったあの看板。 経年で徐々に色を変えていく看板を新しく作り変えるとしたら、 工房が開いている間は、小さな人形達が 音楽を奏でる、もしくは時間になると音楽を奏でる看板と 言うのはどうだろう。]
それ、複製する時に、小さくも出来るか?
[これ位、と小指の先ほどの大きさを示し。 良い返事が得られれば、楽器職人の友人に話を してみようかと心に刻む*]
(451) 2016/02/26(Fri) 00時頃
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/*エルマールか、オペラとエンカしたい コアずれえええええ
(-165) 2016/02/26(Fri) 00時頃
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/* この従弟組は本当に可愛いなぁ!!
(-166) 2016/02/26(Fri) 00時頃
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/* 拾おうと思ってた部分拾い忘れるよな、自分。 多角だと特に…ちくせう。 今から書いて間に合うか・・。
(-167) 2016/02/26(Fri) 00時頃
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工房を出る前
君に憂いがないなら、良いことなのかな。 それが良い楽器を作ることに繋がるなら、尚更。
[理解されたいのか、と率直に言われると素直に頷くことは出来なかったが、きっと彼には伝わっているから>>421、其処には敢えて答えずに彼の静かな心情と楽器についての言に答える。
友らしく、金銭以外でも頼られたいとは思わないでもないけれど、心を悩ませるような問題が無いならばそれが何よりだと思う。
楽器を演奏してみたら、という誘いには一瞬きょとりと片目を瞬かせた。]
んー、そうだね、楽器を学ぶには遅すぎる気もするけど。
[良い演奏者はそれこそ物心ついた頃くらいから楽器を手にしていると思われるし。]
考えておくよ。 それには、まず楽器から選ばないといけないだろうね。
[聴くだけで充分、とずっと思っていたが、細められた瞳の期待には応えたいと思ったから、そう社交辞令ではなく答える。
オペラに対する希望めいた言葉に対する答えはやや冷たくも思えたが、自分と違って彼は、自分や彼女より大人だから、曖昧な希望を口にしないんだろうとそれ以上は何も言わなかった。]
(452) 2016/02/26(Fri) 00時頃
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/*しかし、マラクさんまじすまーとだな ああ、ああいうロルが書きたい めっちゃ栞はってる、栞はりまくりな自分がいる
なんでこいつこんな胃痛キャラになったんだ (ネタにうえたからです)
(-168) 2016/02/26(Fri) 00時半頃
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はいはい、ご指導痛み入りますよ。 社交界以外での空気の読み方は習わなかったからね。
[茶化すような言葉に肩を竦めるが、友の誼と言うかはぐらかされただけにも思う、とは表情にはわかりやすく出していた。 >>424]
…美しいものは好きだけどね、そう簡単にはことは運ばないな。 人間相手は難しいよ。
[はぐらかしたはずの解に若干の本心を引きずり出されたことには気づかないまま、カップを覗き込む彼に、僕はお茶淹れないからクロードが帰るまで我慢してよね、と笑った。]
(453) 2016/02/26(Fri) 00時半頃
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[二十歳も過ぎてお揃いを持つ事に気恥ずかしさを 覚えないわけではない。 それでも、せっかくのギュルセルからの提案だ。 ラリッサへ伺うような視線を向ければ、 澄んだ碧眼がキラキラと眩しく輝く>>433]
それならペンダントがいいな。 ブレスレットもいいが、手首に付けるものは リラを弾く時に気になってしまうかもしれない。
[ラリッサの案にこくりとひとつ頷き返した。]
[オペラの結婚から始まった話題に返した 私の意見や感想は、どうやらお気に召さなかった様子>>434 もう、と。呆れたように、拗ねたように。 素直に表情を変えるラリッサが、その胸中で私の心配を していることには、残念ながら気付けるはずもなく。]
そうだろう? あの心配性の塊のような男には 早急に恋人でも奥さんでも作って 幸せになってもらわなくては。
[ヴラドへの贈り物を選ぶ時はオペラも誘おうと口にして。 先に『エウレカ』を出てゆくギュルセルたちに 片手を振って見送りながら、ラリッサと二人で 懐中時計、二羽の鳥が描かれた皿と、色々な物を見て回る。]
(454) 2016/02/26(Fri) 00時半頃
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そう、それも僕の知っていること、だよ。
[自分の知ることも知らないことも、この3つしか年の違わぬ男が知っているということ、それを知っているから此処に来るのだと。
座ったまま見送る視線は慣れたもので、気にとめることなく、入れ違いになったクロードにはお疲れ様、と肩を叩いて>>402工房を出た。*]
(455) 2016/02/26(Fri) 00時半頃
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―パン屋「ラビュリントス」―
[出先から帰ると、売り子の少年から、報告を一つ受けた>>360。]
あぁ、ありがとう。 喜んでた?
[あの子の好きなお菓子は、大体把握している。今日はたまたま用意があったはずだ。直接食べるところが見られないのは少し残念だけれど、彼の手にちゃんとわたっているのであれば、きっと喜んでくれると信じることにしよう。]
ふふ、
[たらふく食べさせてみたい、なんて思うのは、ちょっと子ども扱いしすぎだろうか。口に出しては言わないのだから、許してほしい所である。 お菓子の残りも僅かになっているから、少し作り足しておこうかと、厨房へと向かう。]
トマス、ちょっと端っこ借りるよ。
[厨房の一角、青年が自由に使っているスペースが一応あるのだが、使うときには声をかけることにしている。青年がそのスペースで作業をするという事は、すなわち半ば趣味のお菓子作りを始めるという事だ。 忙しい時間にそんなことをやっていたら、トマスにぶん殴られる。やらないけど。 既に翌日の仕込みに入っていたトマスは、黙ったまま一つ頷いた。その肩越しに見えた竈の紅色の宝石が、また輝きを取り戻しているのを見て、今日はちょっと何か持たせてやろう、と思う青年だった。 チョコの欠片が入ったクッキー、フルーツを乗せたタルト。生クリームのたっぷり乗ったケーキも良いが、今の時間から作るのも微妙だ。宝石のようなドライフルーツの入ったパウンドケーキ、さっくりとした歯触りのマカロン。さて、何を作ろうか。]
(456) 2016/02/26(Fri) 00時半頃
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あぁ、綺麗な色だな…。
[ラリッサが手に取った硝子細工のグラス。 その片割れを私も手に取り、 細やかな花の模様を店の明かりにかざして眺める。]
うん。いいと思う。 やっぱりラリッサの方がセンスがいいな。
[一緒に贈ろうというラリッサの提案>>444に、 いいのか?と問いかけて。 一人より二人の方がいいものを贈れると言われれば、 確かにそうだと、納得してラリッサの手からグラスを 受け取りコーラリアに包装を頼む。
その後ろで急に慌てはじめたラリッサを振り返れば、 どうやら何かの時間に遅れそうらしい。 代金の半分を受け取り、少しそそっかしい幼馴染へ声をかける]
わかった。 ちゃんと預かっておくから、慌てて転ばないよう……に
[言った傍から早速転びそうになるラリッサに。 隣でコーラリアが「おっちょこちょい」と呟いた。]
(457) 2016/02/26(Fri) 00時半頃
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じゃあ、私もそろそろ行くよ。 今日はありがとう。おかげでいい買い物ができた。
[良かったのは、オペラに素敵なプレゼントが買えたから… だけではないのだけれど。 店に来てから立て続けに起こった「いいこと」たちは、 今はそっと、一人胸の奥にしまい込む。]
さて、そろそろ行かないと。 あまり待たせると、クリスタが店を閉めて しまうかもしれないな。
[診療所を出た時よりもずっと軽くなった肩かけ鞄に、 綺麗に包装された小箱を慎重にしまうと店を出た*]
(458) 2016/02/26(Fri) 00時半頃
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[こうした会話も、傍目には訳がわからなかったりするのかもしれません。 が、感性が似通っているせいでしょうか。 私と先生との間ではちゃんと通じているので、問題ありません。]
ええ、おかげさまで。 それじゃあ、これアイディア料ね。
[>>439そう言って手渡したのは、手のひらより少し大きいサイズで、 正方形の"辺"をやや凹ませたような形をした金属製の板です。]
これは東の方で使われる「スリケン」という調理器具を、 私が文献で調べた話を元に魔法で再現してみたものよ。
これを食肉に向かって投げつけると爆発が発生して、 美味しいネギトロが出来上がるようになっているわ。
[どうしてわざわざ投げる必要があるのか。 そもそも何故ネギトロ限定なのか、そんな疑問は浮かびましたけれど、 文献にそう書いてあった気がしたのだから仕方がないのです。 と、何から何まで間違いすぎているアイテムを彼に押し付けつつ。]
まあ、だいだい合っているけれど。 無茶な改造かどうかは、ガラーシャ次第ね。 どんな暴れ馬だって、騎手次第で名馬になり得るのよ。
[>>440箒についてはそう答えました。]
(459) 2016/02/26(Fri) 00時半頃
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そうよね! 嗚呼、唐揚げ味の薬だなんて、 きっと誰もがこぞって飲みたがること間違いなしだわ。
[>>446やはり彼もまた、常識的な感性の持ち主だったようです。 唐揚げ味の薬なら、病気でなくても飲みたくなりそうです。 きっと診療所も大繁盛することでしょう。]
それじゃあ魔力を込めて、と。 ……はい、完成よ。
[宝石にそっと触れて、力を集中させて。 魔力を充填し終えたそれをしっかりと嵌め込めば、 薬の味を唐揚げ味に変える魔法のコップの出来上がりです。]
もし味が変わらなくなったら、言って頂戴。 魔力を込めなおせば、何度でも使えるからね。
[完成したコップを先生に渡します。 いい仕事が出来て、私としても満足でした。]
(460) 2016/02/26(Fri) 00時半頃
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私が受け取らないからね。 奏でもしない楽器を硝子棚に飾って、 小さな自尊心を満たす彼らとは、中々相容れない。
[己のヴァイオリンは高価な楽器の中でも破格の値が付くが、 入手のし難さはそれ以上に買い手を職人が選ぶ為である。
カップを彼の手に任せ、荷を視界の端に入れるも、 直ぐに興味を削がれたように封を切ることは無く。>>447 そこでハタ、と気が付いて、背凭れに腕を乗せながら、 クロードの背中に声を掛けた。]
君も一服着くと良いよ。 そろそろ味が落ちてしまいそうな菓子があっただろう?
[胡散臭い記憶力から発した言葉が示すのは、 彼の従兄が時間を掛けて、想いを掛けて、選んだ菓子箱の示唆。 ラビュリントス店以外のパンさえ黴させる師も、 不思議と菓子だけは廃棄したことがない。
――― 甘党だなんて、過去に一度も口にしたことは無いけれど。*]
(461) 2016/02/26(Fri) 00時半頃
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/* メアリーもヴラドも優しくて懐かずにいられない…。 ギュルセルさんはつい噛み付きたくなる顔してるなぁ、くそう。
(-169) 2016/02/26(Fri) 00時半頃
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[椅子を再度すすめられればそこへと腰を下ろして、見習いがいれてくれるというお茶を待とうか。>>447
茶を待つ間、マラクと少し言葉を交わして。 兄のパンを褒められれば悪い気はしないもの。 いや、むしろ嬉しいものだと自然と緩むのは口元。]
マラクさんが褒めてたことも一緒に伝えておきますよ。 兄も褒められるのは好きな性分ですからね。
[パン屋としての腕を自分から礼をいうなんて、今更で伝えにくい事だけど、他人からの言葉を借りれば出来るだろうか。>>432 兄のパンの味は、己だって好きなのだから。
自分には扱えない道具で、自分には出せない味を出す。 同じ血を分けているはずだというのに、どうしてこうも違ってくるのか。
向き不向きというものだからしょうがない事ではあるのだけれど。]
(462) 2016/02/26(Fri) 00時半頃
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―夜―
[店じまいを終えた後、最後の一窯で焼き上げたパンを紙袋に収め、抱えて店を後にする。]
じゃ、トマス、適当に戸締りだけしておいて。 帰りに忘れずに、持ってってね。
[示したのは大きめの紙袋二つ。一つには焼きたてのパンを、もう一つには菓子を目いっぱい詰め込んだ。 トマスの奥さんも、娘も、確か甘味が好きだったはずだ。きっと喜ばれるに違いない。 袋を抱えて目指すのは、昼間も訪れた脚の悪い娘の居宅。確か新婚さんだったはずだが、旦那は遠くに出張中。袋に頼まれてもいない菓子を少し仕込んだのは、少しでも楽しんでほしい、という想いからだ。]
や、オペラ。 いつもの、お届けだよ。
[出迎えてくれた彼女に紙袋を示して、にこりと笑みを見せる。彼女さえ嫌がらなければ、戸棚にしまう所までお手伝いをしてから帰るのだが、旦那のいない家に男を上げるのは嫌がるだろうか。]
少しだけどね、クッキーを入れてきたんだ。 まだちょっとあったかいと思うから、 クッキーは冷ましてから食べるんだよ。
[菓子にも食べごろという者が存在する。パンは焼き立てがやはり一番美味いが、クッキーなんかは冷めてから、できれば半日くらいは置いたほうが旨いと思のだ。*]
(463) 2016/02/26(Fri) 00時半頃
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/* あ。 更新時間間違えてたわ…
(-170) 2016/02/26(Fri) 00時半頃
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/* >>463 だね。冷めたらバターがしっかり生地に馴染んで美味しいよねクッキー ケーキも焼きたてよりクリームが馴染む半日くらいたった奴がおいしいらしいし あーおやつ食べたくなってきた。明日作るか
(-171) 2016/02/26(Fri) 00時半頃
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[さて、呪いの人形についてですが、 詳しいことは本格的に調べてみないと分かりません。]
ええ、本当に。 未知を既知に変えてゆく作業ほど面白い事は無いわ。
[魔法がありふれた存在であるこの世界において、 「魔法の使い方」は大半の人間が知っていることでしょう。 けれど「魔法がどうして使えるのか」を知る人は多くありません。 それ故に私達魔法使いがいて、日夜研究に励んでいるのですけれど。]
音楽隊に、人形劇。 先生にしては可愛らしい発想ね?
[くすり、微笑んで。]
代金は複製が完成してから構わないわ。 ウフフ……どんな子を作ろうかしら。
[>>451さらに小さくできるかと聞かれれば。]
ええ、大きくするのは大変だけれど、 小さくするのは簡単にできると思うわ。
[小指の先ほどの動く人形。 はてさて何の用途に使うのでしょうか。 私には分かりませんけれど、きっと先生のことだから面白い案でもあるのでしょう。]*
(464) 2016/02/26(Fri) 00時半頃
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[リットが腰を落としたのを確認した後に背にかけられる声に振り向き>>462 思いがけない師の発言に少し驚きの表情を向けるも、直ぐに笑みを浮かばせて。>>461]
あ、そういえばありましたね。 では自分の分も淹れてきます!
[パン以外に興味を持つ師の態度に少し挙動不審になりそうになるも、ゆっくりと奥の部屋へ。 かちゃかちゃと色々用意をすれば素早く二人の元へと戻ろうか。 お茶とお茶請け。
作業をしていないときはこうしてまったりと時が過ぎる工房内。 今日はお客さんが沢山きてとてもいい日だ。
沢山の荷物を抱えた腕は少し重ったるいかもしれないから、 今日は作業場に泊まらせてもらおうか帰ろうかと悩みつつ。
カタン、と椅子を引きゆっくりと腰を掛けて。 ようやく買い物やらのひと段落を付いた弟子は、安堵の息を吐く。 そして最初にお茶請けに手を伸ばすのはきっと自分かも知れない。**]
(465) 2016/02/26(Fri) 00時半頃
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現在・商店街
[近寄った弟は明らかに様子がおかしかったが、肩に伸ばした腕は払われた。>>435 柔く払われたはずの手は、どうにもひどく痛んだ気がする。
続いた他人行儀な呼称も、敬語も、幾度か経験のあったことだがやはり慣れない。
それに、自分を見る隻眼の冷たさも。
やはり、弟は自分を憎んでいるのだ。
今更心配など、おこがましい真似をしたと思う。 心配に揺らいでいた瞳をどうにかいつものよそ行きの笑顔に戻すことを、うまくできていたなら良い。]
そう、か。 それは余計なことをしたね。 すまない。
[休憩なんて、嘘だとわかっているのに、わかっているからこそわからないふりをする。]
(466) 2016/02/26(Fri) 00時半頃
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/* 出来るだけ現在軸で絡みたいのだけど。 中々どうして。 今どこに、誰と居るのか。 把握が追いつかないから、上手く会話が投げれないなぁ…
既に絡んだ人がいる工房(リット)とクリスタの店(ギュルセル)所に行くのもどうかと思いつつ。 あと被ストーカー側で全く接点がないのはクロード(工房)とクリスタっていうね。 こう、ね。 なかなかうまく立ち回れないのが惜しい。
(-172) 2016/02/26(Fri) 00時半頃
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あ、ああ。 そんなところかな。 オペラの演奏会が来週からあって、この辺りでも宣伝に弾くらしいから…ガラ…
“君”も、配達の合間にでも聴きに行ってみるといいよ。
[淡々とした口調に、弟を放ったらかして道楽に生きていることを責められているとすら感じてしまうが、出来るだけ穏やかな口調を作るがそれもまた形は違えど他人行儀には変わらない。>>436
演奏を聴いてみたらは本心からの願いだが。 彼女の演奏は傷ついた心の癒しになるからとは、言わない。 傷つけられた相手に言われても嫌味にしかならないだろうから。*]
(467) 2016/02/26(Fri) 00時半頃
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[噂されているとは、男は知らず>>442>>454 あちら此方にと心配ばかりするのが忙しい
矛先を1つにと言われても首を傾げ>>429 何故だと思うような男である
だから、胃痛は治らない 恋人を作った処で矛先を絞れるかどうか 目に入れば、もうどうしようもない
年がら年中パトロール中のような男である>>428 今も、お年寄りに捕まり荷物が重いと聞けば ならと愛車の荷台にその荷物を括り付け、一緒に歩き]
腰の具合はどうですか?
[確か、このご老人は先日腰をいわしたと話していたと 思い出し、今度肩でも揉みますねと言うのだ。 こいつ、やばい。既に手遅れですと診断されかれない]
(468) 2016/02/26(Fri) 00時半頃
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[心配しすぎる男が、 本音を晒したのはきっと>>448あのとき リットも可愛いがお前も可愛いと言う程酔って居た。 これは酷い。だが、実のところ本音だったりする
美味しいって食ってもらうのが一番のお代 そう言う彼が眩しく、冗談に見えても本気だと
酔った頭でも分かったから 可愛い奴めとしかめっ面を酔った勢いでにやにやさせた 不気味の一言である、まじ犯罪者面。 相当酔って居た、普段酔わない分酔ったら加減が聞かず 家まで送ってもらった後でも、絡んだこと実は覚えている
お代は要らないと言った彼に ならば、と何度も持って行ったのはお酒である そのたび、どんな顔をされたかは、まあ、うん……分かるだろう*]
(469) 2016/02/26(Fri) 00時半頃
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/* ヴラドの中身は関西系。
(-173) 2016/02/26(Fri) 00時半頃
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/* ところで今日の夕飯が唐揚げだったんだが…。
ちなみにレモンもいいが、今日は塩で食べた。
(-174) 2016/02/26(Fri) 00時半頃
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/*よし、じいさん口説こう( エンカ出来るところがないだと
(-175) 2016/02/26(Fri) 00時半頃
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/* >>469 やめろヴラド、可愛いとか言うな(まがお 中身だいちさんだから、ほんとヤメテ(頭抱えつつ
(-176) 2016/02/26(Fri) 01時頃
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旅商人 リットは、メモを貼った。
2016/02/26(Fri) 01時頃
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[身内の腕を評価され、頬を緩ませる彼は、 幾ら見地を広めても、年相応の顔をして見せる。>>462 己が職人として未熟だったころ、窓の向こうに見たと同じ顔で。]
正当な評価を厭う者は少ないだろう。
私は中々パン屋まで行かないからね。 ああ、クロードを酷使している訳ではないよ。 ――――…本当だ。
[釘を刺してしまう処が怪しさを滲ませ、彼に言伝を頼む。 別段、素直から遠ざかってしまった彼を嗾ける訳じゃない。
ただ、誰にどんな音色が良く響くのか、違えないだけ。]
(470) 2016/02/26(Fri) 01時頃
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/* >>468 そういう心配性が矛先をひとつに絞った時が、 実はとてもとても恐ろしいのだと。
物陰からそっと、うっすらと笑ってやりたい。
(-177) 2016/02/26(Fri) 01時頃
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[工房には声が溢れ、若さが溢れ。 常の静寂は再び不在を決め込んでいる。
パンに傾倒していると思われがちな弟子に、 単なる美食家であることを伝え損ね。 けれども、良く回る喉は潤いを求めていた。>>465]
ありがとう、これを飲んだら少し仕事でもするかな。 糖分は脳を活性化させてくれる――…、だったか。
まぁ、菓子を摘まんだ後で考えよう。 ―――…これは、“美味しい”から。
[己はまだ一つも食べたことがないが、 この菓子には、誠意と云う特別な折り紙がついている。
手際よく用意された茶を先ずは一口啜り、 茶の爽やかな苦味のある内に菓子を齧れば、 口腔に甘味が拡がり、味わいは鼻孔を抜けた。
ついでに、チラ、と弟子を伺った眼差しは、 自覚した空腹から、今晩の夕飯を問うものであった。
―――― 相変わらず、自炊と云い思考は持ち合わせぬまま。**]
(471) 2016/02/26(Fri) 01時頃
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/*俺、リアントリット兄弟の萌えbotになる
(-178) 2016/02/26(Fri) 01時頃
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[自分で望んだ。彼の己に対する応対だ それなのに、張り付いたような他所行の笑顔>>466 胸が痛むのは随分と身勝手な事である
そんな顔兄さんには似合わぬと思う自分と 其れが彼の為なのだと、諌める自分が同居する 自分は何時も、後者を選択してきた それが兄の為になると頑なに信じて]
謝る必要はないでしょう 氏の慈悲深さはこの辺りでは有名ですので
[他人行儀に喋る度に、勝手に傷ついているなんて 兄には絶対に知られたくない 言葉は刃と良く言ったもの。紡がれる声は唯ただ冷たく
彼も己の様に。自分を探してくれていたならと 分不相応な願いも矢張り、続く言葉に打ち消され>>467 更に頑な閉じ込める心は氷膜を張り、 氷河の底へと覆い隠してしまう]
(472) 2016/02/26(Fri) 01時頃
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配達の合間にその様な娯楽に感ける時間は在りません故 謹んでご遠慮いたします
[誘いを断る声に迷いなく
リラの音は嫌い。きらい 過去大好きだった音色が、戻らぬ時を思い出させるから 夕暮れが来れば皆各々手を引かれて帰った時 繋いでいた手――今は無くなった腕の痛みを思い出させるから
言えればどんなにか。吐露できぬ本音がまた1つ、 心の底へと降り積もる
心の癒しを司る音楽に、善意であれど勧められるだけで 爪弾かれる心の琴線は緋色を流す 他人行儀な穏やかな口調で、勧める彼に悟るのだ 彼の傷は癒えている。前へと進んで光の中を歩いている 傷つき立ち止まっているのは唯、己ばかり
其れを喜ぶ自分がいる。抱いた気持ちを大切にしようと一度だけ 胸元を抑える隻腕は、自戒されて決して彼に伸ばされることはない 何度か去り行く背に伸ばしかけ、諦め落としたことはあれど 目の前で伸ばす事だけは、自分で許さぬと誓っていた]
其処まで勧めるとなると、奏者の腕はとても良いのでしょうね それに氏は音楽が余程御好きな様子 此の街には腕の良い職人もおります故、 音楽文化の貢献に携わる氏を好ましく思う人々も多いと思われます ご健勝の様で何よりです
[その右目、痛くないのかと 尋ねたいのに出ない声は喉の奥に凝り固まる 黒猫が相棒を心配そうに見つめているのも、今は見ない振りをして 彼と交わす会話は、何時も無意識に互いに傷をつけ合っている*]
(473) 2016/02/26(Fri) 01時頃
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『スリケン』? 俺の知らない事ばかりだな。 肉に投げ付けるとネギトロが出来るのか。
便利な器具が世界にはあるのだな。
[リットから購入した刺繍のデザインや人形だけでなく、 新しいデザインと使い方を持つ道具の存在>>459に 感心したようにひっくり返しながらアイディア料を見つめる。]
きっと猟に使っていたんだろうな。 弓や銃を使うより、手順を省いていきなり素材を調理する。 思い付かないアイディアだ。
[クリスタ嬢に確認も取っていないのに、勝手に思い込んで 結論付ける性格は、ろくに知識も無い物にも発揮される。 それが間違っているかどうかを確かめもせずに。]
(474) 2016/02/26(Fri) 01時頃
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改造後の初乗りなんだろ? じゃあ仕方ないな。 そう言う物は経験が必要だ。
[ガラーシャの件は想像通りだったが、彼の責任だと言われれば 確かに初乗りなら仕方ないと納得してしまう。 いずれ見事に荒馬を乗りこなすだろう、あとで激励でも してやろうと彼なりの浪漫を応援する側に回る。]
どうせなら唐揚げ味の水で乾杯してやるといいかもな。
[意見の合った喜びのまま魔力が込められ完成した作品>>460の 第一犠牲者にガラーシャを選ぶと、満足そうに 魔力の影響か、磁器の中に浮かび上がった魚を見つめる。 今にも水の中で動き出しそうに活き活きとした魚たちが どれ程幸せを与えてくれるか、想像するだけで楽しみだった。]
(475) 2016/02/26(Fri) 01時頃
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― 職人の趣味 ―
[己の楽器制作は天職であり、生業である。
設計図を引いて、木を削り出し、組み立てて弦を張る。 工程ひとつひとつに丁寧な技術を掛けるが、 それは仕事であっても、趣味と云うには聊か真剣に過ぎた。
自身が趣味と云って差し支えないのは、ひとつだけ。
誰かが恐れる『夜』に、路地裏に面した窓を開き、 静謐の侭、自身の叡智結晶である名器に弓を滑らせること。>>5]
(476) 2016/02/26(Fri) 01時頃
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クリスタ嬢は仕事も早くて的確で助かる。 人形の件も含めて、置いておくが、足りなければ言ってくれ。
[人形の代金は後で良いと言われたが、一応仕事として 頼んだのだからと、幾らか上乗せして金貨を置いた。
可愛らしい発想と言われると、何故そんな考えに至ったのか 腕組で考えて。]
先の店でエルマール嬢とメアリー嬢に会って 話したからだろうな。 子供の話とか結婚話が出たから、少し可愛い想像が 浮かんだんだろうが……おっと。
そのメアリー嬢から伝言だ。 2時間位したらこちらに来ると言っていた。
[思い出すついでに危うく忘れかけていた メアリー嬢からの伝言を思い出す事が出来て一安心。 客が来るならあまり長居をしない方が良いかと。]
じゃあ小さい人形で頼んで良いか? 早目に試作品とか出来てたら嬉しいが、無理にとは言わん。
[自分が納期を守れないのに、人に求める事もしない。 今思い付いたアイディアを伝える為に、早速足を運ぼうと 扉へ向かう。]
クリスタ嬢も何か注文があれば受け付けているから。 じゃあ。
[リットと違って、数日後には会えなくなる人間ではないから。 あっさりと挨拶すると、客を求める様に木箱を抱えて 店を後にした**]
(477) 2016/02/26(Fri) 01時頃
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[虚ろな旋律は、劇場で響かせる程の腕ではないが、 聞いた者に、等しく泥濘めいた睡魔を齎す代物。
冷たい石壁を伝い反響するヴァイオリンは、 深夜にしか奏でられぬ秘密の音色。
それこそ、己が抱いて生まれたマカライトを輝かせる魔曲。
鼓膜から滑り込んだ音が、精神に作用する魔法の一種。 人の筋を伸ばし、神経を撓めて、安らかな縁へ。
例えば、帰らぬ誰かを待つ人に。 例えば、独りきりで夜に寂しさを抱える人に。
来ない迎えの代わりに、音楽が忍び寄り。 最後の一音までは到底起きていられぬ、 物悲しい音色を鳴らすのが、職人唯一の趣味で在った。*]
(478) 2016/02/26(Fri) 01時頃
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― 旋律の施術 ―
[自身の工房からほど近い職人通りの小道をすり抜けると、 入り組んだ地下道の妙に因って、診療所の傍に出る。
基本的に工房に籠って楽器を作成している己が、 態々赴く数少ない場所。それも、職人としてではなく。
診療所に脚を向ける際は、自身の名器をケースに納め、 留守を弟子に任せるなり、外出の札を下げるなりして、 短くない時間を作った上で、顔を出した。
身体に持病の癪を抱える訳でも、欠損を隠している訳でもない。 目的はひとつ、真っ白な髭を長く伸ばす老医師との対話である。
音を響かせる楽器は、音を聞く人体と密接な関係を持ち、 その道の達人と、世間話だか生物学だか知れぬ会話を交わす。 老医師も患者を持つ為、長話は出来ないが、 人体の図に交互にメモを走らせる様はある種の交友を思わせた。]
(479) 2016/02/26(Fri) 01時頃
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[無論、人体構造に興味があるのは己側で、 老医師の時間を割いて貰っていると云うのに彼に利はない。 故に、己はヴァイオリンの音色で対価を支払っていた。
唯の演奏ではなく、不眠に悩める患者に入眠を覚えさせるもの。 或いは、患者の老化に基づく麻痺を緩和させるもの。
――― 支払いの本当の対価は、己の持つ魔法であった。
工房を開いた頃より続くその縁は今も細々と連なり、 見習いである清廉とした女性も、養女だった頃から知っている。
医療と呼ぶには泡沫で、特殊過ぎる精神魔法。 もしも、その一幕を彼女が覗いていれば、 大人びた青年は、ゆっくりと口元に指を運び、こう囁く。]
君にも教えてあげようか。 ―――…少しだけ、特別な魔法だ。
[それに彼女がなんと答えたか。 老医師も知らない返答は、己と彼女だけが、知っている。**]
(480) 2016/02/26(Fri) 01時頃
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/* ログインしないと、メモにだって残せないじゃないか!
……( ̄□||||
と、セルフ突っ込みして、画面を閉じよう……。 ラジヲ、どうすっかなぁ……。
(-179) 2016/02/26(Fri) 01時頃
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/* あれ、これ拾っていいのかなって見てたら拾っていいっぽい! もも……じゃない、マラクさん素敵なご縁ありがとうございます。
シェニと、リアントどこかで拾いたいのと。 ヴラドにも直接一度会いたいなぁ。プロがあと1日…がんばる。
(-181) 2016/02/26(Fri) 01時半頃
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/* おかしーな。鉄壁のツンドラになってる…… [フラグバキバキしてる気しかしない]
(-182) 2016/02/26(Fri) 01時半頃
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/* ※相変わらず店から一歩も動いてない。
ど、どんだけ腰が重いのか…! 車椅子のオペラだって、行動範囲広いねんで!
(-183) 2016/02/26(Fri) 01時半頃
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/* ギュルセルとマラクを時々見間違えてる事案。
(-184) 2016/02/26(Fri) 01時半頃
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/* あと、エンカの優先順位としては、エルマールとクリスタだな。 エルマールはお菓子でも届けてみようか。 クリスタは、竈の件でご相談だ。 ガラーシャも可愛がっておきたい。
(-185) 2016/02/26(Fri) 01時半頃
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/* ストーカー側の方たちは、まぁ追々でもいいかなって。 なんかもう誰がどの時間軸にどこにいるか良くわかんないんだ… 時間軸気にしたら負けかな…
(-186) 2016/02/26(Fri) 01時半頃
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/* ( ゚Д゚)?! 老師が息をしておる…!!>>479 (そっち) ちなみに老師には早々お亡くなりになって頂こうかと考えていた不届き物はこちら。
というか、うまい具合に話しを振って貰えた!! えちょっとまってお返ししてから寝たいけどそれするとまた明日ががががが
うん、寝ようね。 ところでマラクさんとの歳の差は6歳? 楽器演奏の弟子入りしようかしら。 でも弾ける曲は少ないし、オペラには秘密っていうあれそれ。
(-187) 2016/02/26(Fri) 01時半頃
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[不自然なばかりの兄弟とは思えぬ互いの取り繕った空虚な会話。>>472
弟の紡ぐ言葉の他人行儀さが逐一身に刺さる思いだが、無事だったのだから良いじゃないかと自分に言い聞かせる。
慈悲深いなどと、到底思いもしてないだろうに。 良い顔をして笑顔を振り撒こうが、一番大事にすべき家族を、たった一人の弟の心を傷つけ凍りつかせたままの人間に、それを一番よく知る彼が思うはずがない。
リラの音を聴けば弟も少しは、と告げた願いも差し出した手と同じく振り払われた。>>473
彼がその音に思い出す昔に心を痛めているとも気付けない。
ただ、その丁寧な拒絶はリラの音に対するものではなく、自分に向けられているとは、わかる。]
(481) 2016/02/26(Fri) 01時半頃
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それは、残念だな。 仕事熱心なのは良いことだけれど、偶には休息もとった方がいい。
[今みたいに、とは、実際今休息を取っているのがただ油を売っているわけではないとわかっているから言わないが。
多分、腕が痛むのだろう。 何かあったことは間違いないのだろう。 そこに自分が現れて、声をかけたりしたものだから症状はむしろ悪化するのではないかと僅か瞳を曇らせた。]
…オペラは良い奏者だよ。美人だしね。今度、結婚するって話は…聞いてないかな。 きっと駐在の彼も、パン屋の彼も喜んでるんじゃないかな。彼女とは親しかったはず、だし。
[ヴラドやリアントが喜ぶ話ならば、弟にも喜ばしいのではないか、と自分を褒める他人の評価から話を逸らす。
好ましく思う人、とやらに弟や疎遠になっている幼馴染たちがいないと思えば、そんな客観視された意見は聞きたくなかった。
肩にいる黒猫に目線を送るも、他の人々のように手を伸ばすことも出来ない。 また手を振り払われたらさすがに笑顔も保てそうになかった。
無意識に己の眼帯を撫でたのは、何か言いたげな彼の目線を感じたからか。
痛むことは殆どなくなった火傷が痛む気がしたのは、きっと気のせいだ。*]
(482) 2016/02/26(Fri) 01時半頃
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[齢を重ねた横顔は何処かはかなげでもある 触れれば消えてしまいそうな、顔に 皺枯れた声は以外と明快だ
肩をと言えば お前さんもいそがしいだろうにと言うが どこか嬉しげであったから、私が好きにしている事ですと しかめっ面ながら、務めて優しげな声音を心がけた
ご老人は街の宝だ 知恵の実を育てる彼は何度か男に教えを授けてくれた 自分の思う事、やりたいことを優先しなさいと 諫める声に、これがやりたいことですと答える声に嘘偽りはなく]
2016/02/26(Fri) 01時半頃
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/* 曹珪灰石 正式名称『ブルーペクトライト』 三大ヒーリングストーンのひとつで、愛と平和を象徴する。
変化にともなう苦痛を穏やかに癒し、自己否定的感情を洗い流してくれるでしょう
って書いてあって結構真面目にまがおった。
(-188) 2016/02/26(Fri) 02時頃
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[齢を重ねた横顔は何処かはかなげでもある 触れれば消えてしまいそうな、顔に 皺枯れた声は以外と明快だ
肩をと言えば お前さんもいそがしいだろうにと言うが どこか嬉しげであったから、私が好きにしている事ですと しかめっ面ながら、務めて優しげな声音を心がけた
ご老人は街の宝だ 知恵の実を育てる彼は何度か男に教えを授けてくれた 自分の思う事、やりたいことを優先しなさいと 諫める声に、これがやりたいことですと答える声に嘘偽りはなく]
(483) 2016/02/26(Fri) 02時頃
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[だから、見過ごせなかった>>473>>482 老人を送り、またパトロールを再開する途中 見えた木陰の一組の影に、眼の険が強くなっていく]
…シェニ
[最初に発したのはかつての友人の名である お前は、いや、お前たちはまた傷付けあっているのか 袂を分かったと思っていても案じた
不毛なのはきっと男であった、声を掛けるべきではない 立ち入るべきではない、これは彼ら兄弟間の問題だ。
だが肝心な時に立ち尽くす癖、心配性な男は険しい顔で きっと何をやっているんだと近づくこうとしてしまう 血を分けた兄弟で傷付け合うなど そんな悲しい事を、見続けるのは嫌だという男の理由で**]
(484) 2016/02/26(Fri) 02時頃
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駐在 ヴラドは、メモを貼った。
2016/02/26(Fri) 02時頃
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/*ねおきでおもわず……
(-189) 2016/02/26(Fri) 02時頃
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[取り繕った冷え冷えした会話は きっと傍目兄弟には見えぬであろう>>481
慈悲深いと、思うのは本心だ 彼が養子に出された先で掴んだ未来で その地位を土台とし、救いの手を差し伸べる光景 そう思わぬ弟がおろうかいやおるまい
其れを皮肉と思われているとは、言葉にされなければわからないのだ]
(485) 2016/02/26(Fri) 02時頃
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休息を取れば、その分配達は遅れます 流石に其れは出来ませんよ
[人の何倍も努力しなければ為せぬ事は多い 与えられた仕事もその1つである
僅か瞳を曇らせた理由は何だろう 兄には、憂いも何もかも無いようにと 態と突き放しているのに、それなのにと胸中で不安げに呟く]
リラ奏者の……其れなら配達の際の噂にて聞いています そうですね、ヴラドは倖せものだと言っていましたし リアントもきっと喜ぶでしょう
リアントは弟のリットを大切に思い構っているのをよく見かけるので あまり心配はしてないけれど ヴラドも、俺達下の奴等の世話ばかりせずに ――好い人を見つければいいのに。他人のことばっかりで
[結婚、で思い浮かべたのは今朝ヴラドと交わした会話で 御節介で、皆に気を配る駐在の幼馴染 思えば僅か空気は緩み口元に笑みが浮かぶ
自分は預り知らねど雑貨屋にて メアリーやエルマールも同じ事を考えていたりするから、 彼も年下の面々からの心配も考えてほしい物である 此の侭皆が嫁いだり嫁を貰ったりしている間見守るだけであれば やがて独り身爺になってしまうんじゃないかと密か心配していたりする
他者の評価から反らされた事は知らず、 述べるのは幼馴染への心配事である それも、彼が眼帯越しに目のあたりを撫でたことで、 一瞬瞳に心配の色が宿るが、直ぐに表情は無へと変わり]
(486) 2016/02/26(Fri) 02時頃
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痛みがあるのでしたら、メアリーの所の治療院をお勧めしますが 其処の薬は良く効きます
[と、告げた時か。兄の名を呼ぶ、ヴラドの声が聞こえたのは>>484 ヴラド、と呼びかけようとして 彼が呼んだのは兄の名前と思い至り
若しかしたら拗れた仲を修復しに声を掛けたのだろうかと そのまま、樹を後背に2人を見守ろうとした*]
(487) 2016/02/26(Fri) 02時頃
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/* 本人がいない間にデレを書こうとしたら 本人が登場してビビった>ヴラド
がらーしゃさんはびっくりんごです
(-190) 2016/02/26(Fri) 02時頃
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/* ところでお兄ーちゃんへのデレが。表現しきれない デレようとするたびにツンドラる ふえぇ;つД`)
(-191) 2016/02/26(Fri) 02時半頃
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―回想・ポルスウェイト邸―
なぁー、たまにはさぁ、 うちの店にも来てよー
[俺に会いにさ、なんて、手土産を入れた紙袋を渡した途端に絡んだ相手は幼馴染だ。たまには来てくれ、なんて言うが、全く来てくれないわけではもちろんなかっただろう。タイミング悪くお届けなどに出ていて、すれ違っていることもあるだろうけれど。]
あ、これ、ブルーベリーのパイね。 ちょうど、良いのがわさっと手に入ってさー
[今回ちょっと、クリームチーズ使ってみたんだよね、等と言いながら、ぴ、と指さした紙袋の中には、幼馴染の姿を思い出させた深い紫色の果実の踊る菓子が収められていた。結構自信作、と口角を上げて笑って見せる。]
な、折角だから、お茶くらい入れてよ。
[遠慮なんて微塵も見せずに要求するのは、本気か冗談か、長い付き合いの彼にはわかることだろう。養子に行こうが身分が変わろうが、昔と変わらずに接する青年を、快く思わない者もいたかもしれないが、青年にとってはそんなことは鼻で笑って捨てるような、ごくごく些末な事だった。 事件の事は、勿論知っている。それにより、彼が、彼の弟が、失った者の事も。けれど、その償いとでもいうように自身の弟から離れ、我が身を売るかのように資産家の養子へと入った彼を……いや、己にはそう見えただけの話かもしれないが……気にかけずにはいられなかったのは、まぎれもない本音である。 知りながらも青年は、事件の事や彼の弟のこと等に、一切触れようとしないのであるが。*]
(488) 2016/02/26(Fri) 02時半頃
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[弟の本音の賛辞すら皮肉に聞こえるのは、拭い去れない罪悪感から生まれる被害妄想じみたもの。
お互いに本音を隠して上辺だけの会話を重ねるばかりで、本心は一向に見えないし、多分見せたくない、見せてはいけないと思っているのだからどうしようもない。>>485]
(489) 2016/02/26(Fri) 03時頃
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[頑なに此方の言葉に首を振るばかりの弟が、苦労しているのも自分のせいだと思えば、人一倍の努力をする本来ならば喜ぶべき弟の姿勢すら真っ直ぐに見ることが出来ずにいた。>>486
ヴラドやリアントの話になると、やや饒舌になる弟に、話題を変えて正解だったと安心する反面、複雑な思いもあって。
特にリアントはリットを大切に思い、のくだりや、ヴラドの面倒見の良さの話には。
彼らには感謝しているのに、自分の不甲斐なさを改めて感じずにはいられない。
だけれど、やや空気の和らいだ弟に、笑みを浮かべた表情が嬉しかったから]
…趣味みたいなものだから、ヴラドの世話焼きは。 死んでも治らないんじゃないかな、あれは。
[そう軽口がついて出てしまった。]
(490) 2016/02/26(Fri) 03時頃
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…じゃあ、皆あまり彼に心配をかけないようにしてあげないとね。 街の人から信頼が厚い彼なら、良い人もすぐに見つかるよ。
[慌てて、また他人行儀な声音に戻しはしたが、ヴラドへの心配を並べる弟に告げたのは本心だ。
無意識に触れた右目のことを心配する表情は一瞬、見えた気がしたけど、直ぐにそれは無表情へ戻ってしまった。]
ああ…メアリーの。 彼女の師父には世話になったから…、そうだね、痛むようなことがあれば頼ってみるよ。 大丈夫、今は特に痛むわけじゃないから。
[そう、答えてから呼びかけられた声に気づいたのは、弟の目が誰かを捉えたのに気づいたのと同時か。>>484]
(491) 2016/02/26(Fri) 03時頃
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[弟が考えていることとは別に、男には彼が自分に声をかけた理由はわかった。>>487
見ていられなかったんだろう、明らかに不自然な空気を出して会話している自分たち兄弟が。
趣味、というよりは本質かな、と昔から変わらぬ世話焼きのかつての友人に思う。]
…ヴラド。 どうしたの、巡回中かな。
[どれくらいぶりか幼馴染の名を直接呼んだのは、そんな彼が割って入ってくれたのが、少なくとも具合の悪そうな弟にとっては自分より彼に任せた方が良いのではと思って。
弟から離れ、ヴラドに寄ると声を潜めて告げた。]
…弟が、あまり調子が良くないようなんだ。 傷が痛むんだろう。 少しだけ、様子を見てあげてくれないかな。
君と話していればきっと、良くなる。
[仕事中に悪いけれど、と付け足した表情はもう、笑顔は保っていられなかったけど。
幼い頃に悪さをして、それを謝りに行く同伴を頼んだ時みたいな情けない困り顔をしてしまったのは、弟には背を向けた形だから見えていないだろうから、という気の緩み。**]
(492) 2016/02/26(Fri) 03時頃
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/* すんごくどうでも良いんだけど、ラビュリントス、って店の名前は、イカロスのイメージから、こう。 イカロスが誰かって、まぁ、俺じゃないですよね(目逸らし
(-192) 2016/02/26(Fri) 03時頃
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/* しぇにーちゃんはヴラドデレには良かったねー反応ってことは オペラをタゲる予定なのだろうかなと考える弟(23)
どうする俺、兄様へのデレを建立する前にエンカが終わってしまいそうですよ(混乱ちう)
(-193) 2016/02/26(Fri) 03時頃
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[責めるつもりはなくとも、 添う相手に聞こえてしまったならそれが真実になる>>490 相手に負い目があるのは互いに>>489 故に、こうも擦違うのだろう
そんな折、兄の軽口が言の葉として言葉に届けば 少しだけ驚いた――まるで昔の様な 兄が戻ってきたような。そんな、錯覚
それも直ぐ他人行儀な言葉に変われば、 己の錯覚も幻想と片づけられる]
(493) 2016/02/26(Fri) 03時頃
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資産家 シェニ は、メモを貼った。
2016/02/26(Fri) 03時頃
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趣味とは言い得て妙 困った人がいれば世界の果てまで行って助けそうだ それが自分の身体の調子を考えてない所が困りものだけれど
そうだね、ヴラドの為にもそう努力しなければならないが いつも怒られてばかりなので俺に関しては難しい
[多分立て掛けた高速箒も、見つかれば雷が落ちるだろう>>491 想像すれば内心ぶるぶるしているのだけれど 彼に対して見せるのは氷の様に能面な表情と決めていた
先程、緩んでしまったものは 僅か見せた心配の色は幻と言わんばかりに唯冷たく
いざという時には頼る言葉と、今は痛まぬ事には安堵するも だが矢張り心配する心は止む事はない 例え表層に見えなくとも、奥底で氷山の一角の様に]
(494) 2016/02/26(Fri) 03時頃
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[ヴラドに近寄り、何やら耳打ちをする様子>>492 己は動けず唯木陰に表情を隠しながら見つめるだけだ 彼らが仲良くなるのは良き事だ 再び縁が結ばれて、幼い頃の様に年上の3人組が仲良く笑いあう光景 其れが見られたなら何て素晴らしい事なのだろうか 其処に不純物は、混ざってはいけない
兄がヴラドにする潜まる声の内容聞こえず 内心で巡る考えはどんどんと後ろ向き
他者に対し、是が最善なのだと自己完結をすることで その人の考えを聞くことを怠る配達員は 離れがたいぬるま湯の様な心地よさからをも そっと離れる準備は何時だってできている**]
(495) 2016/02/26(Fri) 03時頃
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/* 軽率にちょっとこの場に混ざりたい気持ち
(-194) 2016/02/26(Fri) 07時頃
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[近づけば不穏な雰囲気なだけでなく 木陰に立つガラーシャの顔色がよくない事にも気づいた 本当、何をやっているのだ、この兄弟は 将来独居老人になるのではと案じられていると 知らないのは幸か、不幸か>>486
趣味、世話焼き>>490である男は まず声をかけたシェニに近づきながらも 此方を見守るような体勢を取る、ガラーシャに手を ひらり振って>>487いくなよと留めておこうとする 無口な彼が遠慮の塊で出来ていると思うてたいからだ
そして、久方ぶりに男の名を呼ぶかつての友に 思しかめっ面を更に酷く晒すことになるのは許して欲しい]
(496) 2016/02/26(Fri) 07時半頃
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…シェニ。お前は何を言っているんだ
[それは俺の役目ではない>>492 情けない困り顔を見て、思わず空いた口が塞がらなかった 此方を向く彼の背に立つ青年はお前の弟ではないか 何故、俺にそれを頼む。馬鹿かお前は という連れずれなる言葉を飲み込んだ事を褒めて欲しい
後、胸中に浮かんだ、もう1言も言わずにいたことも
2人が傷つけあっているとは知って居た。 雪解けはまだ来ない、春告げ鳥を手繰り寄せては返すとも 知って居てどうすることもないだろうと。だが………]
ガラーシャ。肩を貸すから荷台に乗れ と、薬は持っているか? 診療所と家、どちらが良いか選べ
後、配達物は何件残っている?俺が後で行く
[自制心に従い。シェニに了承とも嫌とも答えぬ代わり 木陰のガラーシャへ声をかけ近づいた
>>495そっと離れることなどさせるものか 彼が、自身を不純物と思うていることなど知らない 男自身の方が、此処にいるべきではないと思って居た。 一番の不純物は、男だ、2人の問題だ、任せるべきだ]
(497) 2016/02/26(Fri) 07時半頃
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[だが、それは今関係のないことだ。 傷が痛むなら、まずは休むことが先決 ぬるま湯の中より、手を伸ばし 無遠慮に帽子ごとガラーシャの頭を撫でた 強い口調をやわらげる代わり 大丈夫だ、怒っていない。何処にも行くな、と心を込めた
無論、シェニの前でやったのは分かって居てだ これは本来彼の役目だろうと思って居た、だからこそ こうする必要があると判断した。 この行動が正しいかどうかなど分からない
兄代わりにもなれぬ、が 迷子にも見える年下の友を放っておくほど 人間は出来ていなかった ガラーシャが心細そうにする理由などないだろう]
……、君も彼を送っていくだろう
[彼を此処から連れ行く事は決定事項らしい 少々強引に自転車の荷台へと乗せようとしながら
駐在となった日に改めた口調に戻りて シェニの方を振り返り、橋を掛けた 友であった男には出来ぬこと、駐在である男でなら こうして、2人の前に橋をつなげておける
苦虫を潰したような顔をするのは、もうどうしようもない 君も大変だなと、初めて黒猫に同情をした。 これでも男は、本心を願いを隠すのがとても上手いのだ**]
(498) 2016/02/26(Fri) 07時半頃
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駐在 ヴラドは、メモを貼った。
2016/02/26(Fri) 07時半頃
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/*もう、この兄弟は(褒め言葉
(-195) 2016/02/26(Fri) 07時半頃
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/*そして、コアずれが酷い ここまで酷くなると思っていなかったんだ
(-196) 2016/02/26(Fri) 07時半頃
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[ラリッサと散々噂話をしたせいか。 コーラリアの店を出てクリスタの店へ 向かう途中。なにやら近づきたくない雰囲気を漂わせる 男三人の姿を道の先に見つけた。]
……………………。
[あぁ、また。 あの男は自ら首を突っ込んで、心配の種を 抱え込もうとしているのか。 一度言ってやるべきか。 心配と言う善意や使命感、 お節介でできたその優しさは、 時に悪意よりもたちが悪いと。]
(499) 2016/02/26(Fri) 08時半頃
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[しかし当面の問題は、 眼前の状況に気づくのが遅かったことだ。 回り道をするには時間もなく、 物陰に隠れてやり過ごすには 距離が近くて遮蔽物もない。 ガラーシャのそばに立ったヴラドが ポスルスウェイトにかける声>>498 すら聞こえてしまうような距離だ。 気づかれない方がまれだろう。**]
(500) 2016/02/26(Fri) 08時半頃
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/*>>499それな つ、悪意よりたちが悪い メアリーさんまじ良い味している、そんな一撃**
(-197) 2016/02/26(Fri) 08時半頃
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[貰ってきているお菓子はどれも自分のお気に入りで。 まるで好みが筒抜けなのかと言わんばかりのものだ。
師と違い、茶はそこまで好きではないのだがこのお茶請けにはやはり茶が一番いい。 一番好きなのはハチミツ入りの温かいミルクだけども。]
いつも貰ってくるお菓子って凄く美味しいですよね。 これもリアントさんが作ってるんでしょうか。
俺、ここのパンもお菓子も大好き。
[上機嫌にパク、と口へと菓子を運び零れる笑みは溢れんばかり。 そして感じる視線に、笑みは苦笑へと転じる。>>471 先程確認した冷蔵庫の中身を思い出して、軽く頬杖を付き考え込む。]
ちゃんと作りますよ、ある物で作りますがリクエストありますか?
[本当に自炊する気がないこの師。 それでも嫌ではないのは、勿論嫌じゃないからだ。 家に帰っても一人、此処に居れば一人での食事を避けられる。
もうこの歳だ、寂しいなんて口には出来ないけれど、 工房での温もりを身体が覚えているから、一人の食事はやはり寂しい。 一人で居る事なんて慣れている筈なのに可笑しな話だ。]
(501) 2016/02/26(Fri) 10時頃
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[師とリットが飲み終えたならそのカップを片付けようと席を立とうか。 そしてその身体はリットへと向けて。]
リットさん助かりました有難うございます。 今度ゆっくり旅の話、聞かせてください。
[ぺこ、とお辞儀をしながら師からリクエストがあったかなかったか夕食の支度をすべく、 ハンガーにかけてあるエプロンを取り出して。
リットの様に旅をしてみたい。 気の向くまま赴くままに、でも今の自分は楽器の事しかきっと頭にない。 此処にいるだけで幸せで、リットにとっては旅をすることが楽しみなんだろうと勝手に思い込みながら、奥の部屋へと歩いて行った。*]
(502) 2016/02/26(Fri) 10時頃
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[キッチンへと立てばある物でさて作り始めよう。 自分一人ならそうでもないが栄養バランスを全く考えないというより炊事家事を全くやらぬ師には自分が居る時位確りと食事をとってもらわなければいけない。
あーみえても師兼保護者でもある。 倒れられたらひとたまりもない、 この小さな身体じゃ助ける事は出来ないから。
そう、あの日自分が両親を殺す事になってしまった様に。 自分だけ助かってしまった日の様に。]
(503) 2016/02/26(Fri) 10時頃
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―忘れたい過去―
[あの日両親と自分は三人で出かけていた。 自分が以前から緑の多い山を見たい、そうお強請りをしていたから。
母がお弁当を作って、父と手を繋いで。 この幸せがいつまでも続く、そう信じていた。
自分の夢を語り、きっと叶えられる。 そういつも言ってくれた母。
そのためには努力をしろ。 そういつも言っていた父。
いつか自分の工房を持つ事を最終目標としてやろう。 そう幼いながら考えていた。]
(504) 2016/02/26(Fri) 10時頃
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うわー!凄いよ父さん母さん! 俺の髪と眼と同じ色だ!
[生憎の雨模様だったが、特に気にする事もない。 目の前に広がる山は綺麗な緑が一面に広がり、 その美しさに感激していて無邪気に傘を放り投げ走り回る。
そして水の流れる音を耳へと収めれば、その方向へと向かう。 目の前には雨のせいか水位が増した流れの急な川が見えて、 靴を脱ぎ捨てゆっくりと川へと足をつけて。
「駄目だ!」「やめなさい!」
そう遠くから両親の声が聞こえて来るも目の前の楽しみしか興味のない自分はその川へと入った。]
――――ぅ、 わああ っ
[その川は思ったよりも深く、足が下へとつくことなくあっという間に流されていく。
助けて、俺泳げない、 嗚呼、俺死ぬんだ。
そう心で呟いた時、グっと腕を強く引っ張られ、 眼を開ければ目の前には自分を離すまいとした両親が一緒になって流されていて。
苦しいのに、それでも両親の姿が見えれば俺の意識はそこで途切れた。]
(505) 2016/02/26(Fri) 10時頃
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――――…ん、
[薄らと意識が覚醒し始める。 あれ、いつの間に寝てしまったんだろうか。
ゆっくりと瞼を開けば天井が見えた。 でも可笑しい、何故かいつもと見え方が違う。 それよりも見覚え無い天井にガバっと身体を起こす。
周りには知り合い、従兄弟などがいて俺の身体を抱きしめている。 そういえば両親と山にいて……。]
ねぇ、父さんは……?母さん何処にいるの…?
[周りを見回してもその姿が見えない。 そこで残像の様に頭に流れ込んだ映像で、思い出す。 そうだ、自分は川にはいって溺れたんだ、と。
ここは街の診療所で、無事に運ばれたのは自分だけで。 両親はまだ見つかっていない、そう医者に告げられた。
それと同時に、自分の右眼の視力が奪われた事も。]
(506) 2016/02/26(Fri) 10時頃
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[それから数週間、結局両親の遺体が見つかる事は無く、 両親の葬儀は遺体がない葬儀となってしまった。
その現実を受け入れることが十歳の自分に出来る事もなく、 ただただ広い家に一人、母と父の仏壇の前で座っていた。
光を失った瞳は赤に染まり、 その赤が自分を責めているように見えて仕方がなくて家にあった父のEyepatchでその瞳を隠した。 悲しいのに、寂しいのに涙が出ない。
泣きたいのに、雫が出てこない。 街の色々な人が家に訪れ、これからの話をしてくれる。 そんな話聞きたくなくて家を飛び出した。
ただ街を彷徨って、辿り付いたのが今の師の工房。 此処で再び、夢を追う事になるとはこの時の自分は考えもしなかった。**]
(507) 2016/02/26(Fri) 10時頃
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世界の果てまで、ね。本当に行きそうで怖いよ。 …今でもそんなに怒られてるのか。 叱られるのは心配の裏返しだろうから、悪いことではないけれどあまり
[成人してから数年経つというのに未だ幼馴染に怒られているという弟に、小言のようなことを言いかけて>>494 兄としての役割をどれだけ友人に押しつけているのかと改めて思わされる。 自分とて心配していないわけではないのに、それを伝える術がない。
そしてまた、冷たく此方を見据えてくる弟から目を逸らすように 世界の果てまでは行っていなかったらしい疎遠になっていた友人に、厚かましくも頼むのだ。>>492 自分の弟のことを。]
(508) 2016/02/26(Fri) 11時半頃
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[久しぶりに友人の名前を呼んだ自分に、ヴラドが向けてきたのはいつも以上のしかめ面。>>496 言いたいことを飲み込んだようには見えたけど、その顔に書いてあることは手に取るようにわかった。
どうして自分でやらないのか。自分の弟だろう。馬鹿か。
視界を通して聞こえてくる彼らしい真っ直ぐな正論。>>497
だけどヴラド、それは正論だけど出来ないんだ。 弟は、自分にはそんな風に触れることは許してはいない。>>498 手本のように指し示されてもそれは、弟を落ち着かせようとするその行為が 傷つけるための手段にしか成りえないなら、出来るはずがない。
複雑な思いを露わにしているブラドが、その言葉を飲み込んでくれたのは褒める、というより感謝している。 弟の目の前でそんなことを言われたら多分もう、笑顔を取り繕ったりはできないし、言わなくていい本音を零してしまいそうだったから。
彼の話をしていると気づいているのかいないのか、ヴラドと会話するのを見ながら弟が思い、 ガラーシャを半ば強制的に荷台へ乗せようとしている幼馴染が思っていることは知る由もないけれど どう考えても不純物は、彼らからずっと距離を置いてきた自分だと、男は思う。]
(509) 2016/02/26(Fri) 11時半頃
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[だから、かつての友が掛けた橋に踏み出すのは戸惑われた。>>498
自分がいるから、弟の具合は悪化していくばかりなんだと、どうにかこの真っ直ぐな性分の幼馴染に気づいてほしかった。]
…いや、僕、は
[なんとか、不自然ではないような、角が立たないような断る理由を探すけれど こんな時に限って頭が回らない。 回ってないのは弟に声をかけてからずっと、だけど。
早く弟を家でも、医者でも、休ませてあげられる場所に連れていかねばならないのに 答えを言い澱んでしまう。
そんな折、視界に彼女が、診療所のメアリーが映ったのは、渡りに船だった。>>500]
(510) 2016/02/26(Fri) 11時半頃
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メアリー!
[彼女の心中がヴラドの世話焼きに対して思うところがあるとも知らず、 先ほどまでのヴラドとの話は聞こえていたかもしれないが、絶対に気づくだろう大きさの声をかけた。 自分を憎んでいる弟と、その間になんとか掛けようとされた友人の気遣いの橋よりも通りかかった彼女の船に乗る。
まだ余り自分のことを知らず―噂などのことはわからないから、多分―、 医師として弟の面倒を見てくれている彼女ならば、この気まずい空気をなんとかしてくれるのではなんて ひどい押し付けだけれど。]
…よかった。 お…シトルイユ氏の気分が優れないみたいで。
診療所にでも連れて行くべきかと思っていたところなんだ。
[弟、とは彼女は知らぬ事実だったか男はわからないので、 自らの旧姓で弟のことを呼ぶ。
姓を変えて十余年は経つというのに、この呼び方だけは未だ、慣れない。**]
(511) 2016/02/26(Fri) 11時半頃
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資産家 シェニ は、メモを貼った。
2016/02/26(Fri) 12時頃
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/* ほんとはなんかもっとこう、すでに何かが起こってる所に突っ込みたいんだけど、時間軸がわからんのと、人増えるとごちゃるよなぁってので、中々二の足踏んでしまう シーン増やして申し訳ないんだけどね。
(-198) 2016/02/26(Fri) 12時頃
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[”仲良く”会話を紡いでいるように見えたのだ だから、こっそりと立ち去ろうとしていたのは御見通しだったのかもしれない>>496 留めるように手をひらりと振られてしまえば、それ以上は何も出来ない
何を話したのかは知らないけれど、此方を心配してか荷台に乗れと告げる男>>497に あと1件仕事が残っていると言うのだけれど 後で彼が行くと言われてしまえば何も言いようがない
どうせなら、家がいい 独りになれる場所がいい
そう口を滑らせなかった自分を自画自賛したい
求め、孰れの別離を予感させるぬるま湯から伸びる手は 逃げようとする己を温かさの鎖で留めてしまう>>498 そして兄から伸ばされる手がないのも、知っている
帽子越しに無遠慮に。その大きな手は己の頭を撫でて 念押しの様に送っていくのだろうとシェニに尋ねるヴラドに 胸中無理だよと、呟くのだ
彼の為と言う免罪符で優しさを突き放している弟と これ以上共にいる程彼にとっては拷問でしかありえんだろうと
黒猫は今だけは天敵に同意するかの様ににぁと鳴き 目をやるのは相棒に対して 帽子の鍔影に隠れた瞳の色は未だ見えず つぃっと首をやり、周囲を見渡した時には先刻に見覚えのある女療師を見つけ>>500 猫はにぁにぁと相棒に気づけと、前脚をたしりとするのだけれど 相棒からは答えがない]
(512) 2016/02/26(Fri) 12時頃
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[小言であっても、言ってほしかった>>508 求めるは分不相応であるとは知っていたのだけれど 叱られるのは心配の裏返し。なら今こうして口を噤まれるのは 如何でもいいからという事の裏返しなのだろうか
彼の本音はきっと、己を憎んでいるのだろう 自分が星さえ欲しがらなければ こうして彼の瞳とその周囲が傷つくこともなかったのだ
自分の魔法はその当時は不完全 『屈折』すべて行う事が出来ず結果―― 兄への衝撃、跳ね返せなかった右瞳周囲 昏睡状態から目が覚めれば兄が養子に出たと知らされ、 胸襲うは後悔の二文字 愚かな願いの代償は、あまりにも大きかった
送っていくのだろうと尋ねるヴラドの声に 躊躇う様な声音が続く>>510 それが、彼の偽らざる本音だろう 此方を見守るメアリーを頼る様子からもそう伺える>>511]
(513) 2016/02/26(Fri) 12時頃
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――薬は、持っているし 少しばかり歩きすぎただけだよ。診療所に寄らずとも大丈夫 其れに今朝行ってきたばかりだ
[言い募るものの、ヴラドの事だ 其れでも連れていくのだとか言いそうだし
兄はその言葉を渡りに船とばかりにこの場を去ろうとするのだろう 知っているさ、ああ知っている 何度も伸ばしかけたたった1つの腕は 兄に届くことはないのだ。ずっと
樹に未だ体を寄せたまま 立て掛けてあった箒に手を伸ばす 気まずい雰囲気、更にメアリーにまで迷惑をかけてしまう いざとなったらこれで脱出するのも視野に入れてはいるものの ――目の前で使えば後でヴラドからの説教コースが待っているのは、 確実だ**]
(514) 2016/02/26(Fri) 12時頃
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/* 首1対狂人3は流石に不味いだろうというね 解散しない様なら自分が退散するのも視野にと
(-199) 2016/02/26(Fri) 12時頃
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[ヴラドがポスルスウェイトを 呼ぶ声が聞こえたのだ。 そのポスルスウェイトが自分を呼ぶ 大声が聞こえないはずがない>>511
あぁ、面倒事だ。 面倒事が向こうからやって来た。 木に寄りかかるガラーシャと>>513 向けられるヴラドの視線が とてつもなく居心地悪い。
それでも。 具合が悪いと聞けば放っておくこともできず。 ヴラドの前を通りすぎて、チラチラとなにかを 気にするガラーシャの顔を覗く。]
(515) 2016/02/26(Fri) 12時半頃
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薬は合わなければ持っていても ただの毒だ。 ガラーシャの薬は元々強いと言っただろう。 本当に効いていないのなら、 配合を変える必要がある。
[兄と弟。 二人の間にあった出来事は、噂以上の事は知らない。 知らないし、 本人たちがこうも見事にこじれているのだ。 自分が下手につつけば、 余計に拗らせることも心得ている。]
(516) 2016/02/26(Fri) 12時半頃
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/* 肩書きなげぇんだよなぁ
(-200) 2016/02/26(Fri) 12時半頃
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[とはいえ、このままにして置けば 要らぬ説教がヴラドから飛んでくるだろう。 状況はいまいち理解しきれていないが、 付き合いの長さからある程度の予想はつく。]
ヴラド。 ここからなら、ガラーシャの家や診療所より、 駐在所の方が近いだろう。 本人が言う通りなら、少しそこで休ませてやってくれ。 それでも具合が悪そうなら、 電話で呼び出してくれれば良い。 お願いできるか?
[ヴラドにお願いと言う名目で指示を出して。 今度は自分をこの場に引きずり出した 張本人へ顔を向ける。]
それと…。 ポスルスウェイト殿。 少し相談があるから、この後予定がなければ 歩きながら話をしても構わないだろうか?
[療師はカウンセラー出はないが。 それこそ乗り掛かった船だ。**]
(517) 2016/02/26(Fri) 12時半頃
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/* 今回珍しく、キャラ固まる前の村開始なんだけどね。 口調が安定しねぇなぁ。
(-201) 2016/02/26(Fri) 12時半頃
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/* メアリーちゃんにも絡みたいんだけどねー ネタが見当たらなくて攻めあぐねてる。 メアリーちゃーん、俺はここだよー!(手を振りつつ
(-202) 2016/02/26(Fri) 12時半頃
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/* 私をクリスタの店まで届けてくれないか? と散々迷ったが、ヴラドの説教が見たかったのでこっち。 魔改造された箒にも乗りたかったよーーー
(-203) 2016/02/26(Fri) 12時半頃
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/* リット欲しいなぁ、でもストーカーじゃないんだよなぁ。ただのヤンデレブラコン兄貴にしかならないってゆー。 まぁ、追い詰める方法は割と思いつくんだけどね?面白みがあるかは別の話。
(-204) 2016/02/26(Fri) 13時頃
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[何を躊躇っているのやら ガラーシャが求めてやまないのは兄の手だろうに 僕は、など弱気な言葉をかつての友から聞きたくはなかった シェニが惑えば惑うほど、頭を撫でた彼が曇る
すれ違いの、掛け違い 本当は男だって分かっている、 この方法では上手くいかないと、だが分からぬのだ
こちらを見るメアリーが男の行為を悪意よりも タチが悪いと称してるとは知らず シェニが助け呼ぶ声にしかめっ面が歪んだ]
君はそこで、
[そうするのか。友に向けるのは悲しみに近い。 きっと黒猫の胸中が、今の男に一番近いだろう。 不本意なことだがにゃとなきかえしたい気分だった 面倒な連中に彼女も巻き込まれたものだ]
……逃げるのか
[現在進行形でとあることから目を背けている男にとって 自身にも痛いことばを吐いた相手は誰だったか 真っ直ぐに押し付けがましい男を割ったのは
彼女からのお願いだった それでは、意味がない。けれど
けれど優先すべきはガラーシャの、友の体調だ]
わかった。……騒がしたな、すまん、メアリー ガラーシャ、悪いが連れていくぞ
[彼が伸ばす手が求めるものは、違うと知っていながら その腕を頭撫でる手で、掴んだ。彼の兄に伸びる唯一の手だ 自転車を片手に押し、歩けるか、乗るかをたずね]
シェニ、君もじかんがあれば来てくれないか
[それでも諦め悪くそういい募り 引っ張っていこうとした、だろう。
ガラーシャを一人にする気は毛頭ない
交差際、シェニに、目の前にいたのだぞと呟いたのは このばの誰にも聞こえたことだろう**]
(518) 2016/02/26(Fri) 13時頃
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駐在 ヴラドは、メモを貼った。
2016/02/26(Fri) 13時頃
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─回想、数日前のこと─
ちょっと、相談なんだけどさ。
[訪れたのは、魔法店を営む少女の元。竈の整備をもしていた父が亡くなり、己にはできなかったことから探し当てた、街に来て間もない店だった。今では、己でも管理できるようにはなったものの、やはり餅は餅屋と言った所か、その腕を信頼しているからこそ、すっかり任せてしまっている。]
いつも見てもらってるさ、メインの竈。 あっちじゃない方、そろそろ動かしたいんだよね。
[厨房には、大きな竈が二つある。今メインとしている方は、数年前はサブの竈であった。もう一台……父の宿していた宝石を埋め込んだ竈が、眠りに着くまでは。 当時、竈に埋め込まれていた緑色の宝石達は、今は取り外されて、内一つは後を継いだ青年の胸元を飾っている。]
ティスの石、見つけたからさ。
[厨房内で働く者の内、炎の魔力を持つ青年の名を口にしつつ、開いた箱の中には、大粒とは言い難いがそれなりな重量のあるであろう、黄金色の宝石が2粒収まっていた。それを見せてから、再度蓋を閉めてしまう。]
一応、他の魔力が残ってないことは確認したつもりなんだけど。 ま、物が物だからさ。 新しい魔力、込めて大丈夫か、確認してさ。 で、あっちの竈に定着させて貰いたいんだけど。
[お願いできる?と軽く首を傾げて見せる。今、メインの竈にはめ込まれている紅の石は、青年が物心つく頃からそこにあったから、どのようにして取り付けたのか、青年は知らない。が、その石がトマスの持って生まれた石ではないことは、知っていた。だから、己も父と同じように、ティスが魔力を込められるはずの石を、探し続けていた。 あんな大粒な宝石、探し出すのは苦労した日がいない。実際、青年だって数年を要してなお、あのサイズの石を見つけることは叶わなかった。]
ね、頼むよ。 お礼は、弾むからさ。
[にっこりと言う青年は、言葉とは裏腹に、まず断られないだろうと踏んでいたのだけれど。*]
(519) 2016/02/26(Fri) 13時半頃
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[メアリーを、彼女を面倒ごとに巻き込んでしまっている自覚はある 本当に申し訳ない気持ちで一杯だ>>515 唯、能面の様になっている表情には出ないのだけれど
表情覗きこむメアリーを、見上げる視線は常のものだが 良く見る人が見れば多分、痛みを絶えているのがわかるだろう]
迷惑をかけてすまない、メアリー いや、これは幻肢痛の方だけじゃなくてな ……”歩きすぎた”
[彼女にはそう告げれば伝わるだろう 事故の後遺症で、己は長時間歩けない 尚無理して歩こうとすれば力は抜けるし、痛みが襲う オペラが以前魔力の暴走で車椅子の生活になったのと原理は似たものである
メアリーの助言もあり、己の処遇は駐在所行の様だ 是は後で絶対バーニング箒の事も説教されるんだろうなと 居たたまれなさに現実逃避をしたくなるものの、 現状其れは許してはもらえないらしい。多分]
(520) 2016/02/26(Fri) 13時半頃
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[ヴラドの兄への声掛けに。逃げさせているのは己の所為なんだと 叫びたいのに声が張り付きでてこない>>518 掛け違えたボタンを頑なに掛け直そうとしない幼子は 氷の様な視線で、言葉で兄に応対してしまう
その事がまた、ヴラドと兄とを拗れさせてしまう事に 気づいているのだけれど、止められず 彼らの仲良き姿を一度壊して尚、己は彼らを傷つける だからこそ、今すべきことはきっと『己自身の手で兄を拒絶することだ』]
ポスルスウェイト氏の付き添いは必要ありません 唯、長時間歩くのは普段箒に乗っているからか疲れてしまいますので 休める場所に早く向かって欲しいというのが、本音です 荷台の方で、できれば
[兄がいるからこそ崩せぬ丁寧口調 本来なら歩いて行けば心配を掛けないのだろうけれど、 先程自分としては長距離を歩いたのだ もう足ががくがくしているのが正直なところで、取り繕うことは難しい 短距離ならば平気なのにと自嘲する
腕を引かれ、ヴラドに手を引かれれば 彼にだけ見えるであろう一瞬だけ見せる泣きそうな顔 諦め悪く、(残酷に)、兄に向けて告げられる言葉 遮るのは己の冷たくも冷酷に聞こえる声だ
本当は兄についてきてほしい、手を握ってほしい 昔みたいに心配してくれたらと愚かな願いを抱いているのに 嗚呼俺が一番、*嘘吐き*]
(521) 2016/02/26(Fri) 13時半頃
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/* ブラコン拗らせたら酷いことになってる(確信
(-205) 2016/02/26(Fri) 13時半頃
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/* ねぇ全国の御兄弟様 兄ちゃんへのデレってどうやればいいの? ハグなの?ガラーシャ無理だょ!腕一本しかないよ!? (机ダンダンダンダン
(-206) 2016/02/26(Fri) 13時半頃
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/* 北風太陽的に、仲直りが出来ないあれそれ にいちゃんに、あまえたいのに、できない。ふえぇ;つД`)
(-207) 2016/02/26(Fri) 13時半頃
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[この場に居る誰よりも残酷だったろう 男は真っ直ぐに見る、気真面目な瞳はこの場で俯かず 正論を暴論のように変えてしまった>>509 それでも、矛先を収めたのは幼馴染に弱い故>>517 誰よりも彼女は正しい、下手に突くべきではなかった>>516 だが、それでも、悲しいのだ>>510>>511
幼子の兄弟が重なり、唇が痛む 弟から逃げる、かつての友を見るのが、苦しく 丈夫な身体を少しばかり恨んでしまう
傷ついたものは同じ傷を持つものしか癒せない>>513]
、そうか。なら、荷台に乗ってくれ 落ちるといけないから、ロープでくくらせてもらう
[本当の幼子は誰であろうか。 氷の様な視線で、兄に対応する彼に首を振る 見えたのは、丁寧口調の裏側 引いた腕の傍、隠されていた子の泣きそうな顔
すまないなと小さく詫びて 腕を引く手の力を緩め、痛くないかと問うた メアリーが言う通り、彼だけを連れていく事に決め]
2016/02/26(Fri) 15時半頃
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[この場に居る誰よりも残酷だったろう 男は真っ直ぐに見る、気真面目な瞳はこの場で俯かず 正論を暴論のように変えてしまった>>509 それでも、矛先を収めたのは幼馴染に弱い故>>517 誰よりも彼女は正しい、下手に突くべきではなかった>>516 だが、それでも、悲しいのだ>>510>>511
幼子の兄弟が重なり、唇が痛む 弟から逃げる、かつての友を見るのが、苦しく 丈夫な身体を少しばかり恨んでしまう
傷ついたものは同じ傷を持つものしか癒せない>>513]
、そうか。なら、荷台に乗ってくれ 悪いが落ちるといけないから、ロープでくくらせてもらうぞ
[本当の幼子は誰であろうか。>>521 氷の様な視線で、兄に対応する彼に首を振る 見えたのは、丁寧口調の裏側、冷酷に見える声の反対 引いた腕の傍、隠されていた子の泣きそうな顔
それにすまない、と小さく詫びて 腕を引く手の力を緩め、痛くないかと問うた これ以上はいけない、のだと唇を噛めば酷く痛く メアリーが言う通り、彼だけを連れていく事に決め]
(522) 2016/02/26(Fri) 15時半頃
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もし何かあったらすぐ連絡する …それと、そちらも何かあったら、また いや、……ちがう…、悪かったな、2人とも
[まるでカウンセラーのような年下の若い幼馴染に>>517 しかめっ面を申し訳なさげにし 荷台へ乗るガラーシャに手を貸しながら、 彼を座らせ、落ちぬようにロープを張っただろう。
足をがくがくとさせるのを見れば早くと 自転車に乗り、彼の相棒が捕まっているのを確認後 騒動の原因とも言える箒を見て メアリーとシェニに、小さく頭を下げ
からんと車輪を回したか*]
(523) 2016/02/26(Fri) 15時半頃
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―→駐在所―
[年下の幼馴染が何を望んで何を思って居たか それだって分かって居た それなのに何時だって傷の抉り合いをする彼らを 男はどうすることも出来なんだ。
”歩きすぎた”と話をしていた彼を気遣い 駐在所まで声を掛ける事の出来ず それでも、早く休ませるべきだと辿り着いた其処で]
…少し歩くが、いけるか?
[御用の方はベルを鳴らしてくださいと 立て看板を立てて、彼の肩をかけ、向かったのは 開かれた部屋の奥、居住スペースに続く一階の部屋だった 仮眠室も兼ねた簡素な部屋のソファに下ろす事が叶えば
ふうと大きな息を吐き出し]
ガラーシャ。ホットココアとコーヒー何方がいい?
[ふっと空気をやわらげ しかめっ面に不釣り合いな笑み何とか浮かべ 黒猫にはミルクが良いか、と尋ねては彼を休ませようとし 其れは隠された目を労わって帽子を脱いだらどうだと首を傾げようと**]
(524) 2016/02/26(Fri) 15時半頃
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駐在 ヴラドは、メモを貼った。
2016/02/26(Fri) 15時半頃
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[弟が信頼しているはずの心配して頭に手を乗せるヴラドにすら、大丈夫と答えるのは>>514、自分がいるからだろう。
どう見たって大丈夫には見えないのに。
メアリーが弟に声をかけてくれているのを見て、彼の身体の症状に詳しい彼女が、休ませておいて欲しいと言う言葉に安堵する。>>517
ヴラドがついていれば大丈夫。 なにかあれば彼女も行ってくれると言う。
彼女には申し訳ないが、巻き込んで良かったと、思う。]
(525) 2016/02/26(Fri) 15時半頃
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[遠巻きに眺めていたから知っている。 弟はヴラドの前ならばここまで頑なではないはずだ。
その原因が自分であることが明白な中で、居心地悪そうに見える弟の姿をこれ以上見ていられなくて、通りすがりの療師見習いを巻き込んだのは、ヴラドが言うとおり、逃げなんだろう。>>518
わかっているからこそ、彼の咎めるような言葉に一瞬、頭に血が上った。]
ッ…、俺がっ、
[いるから、弟はあんな顔をしているんだと、周りを拒絶するような態度を取るんだといい加減わかれと言いかけて、口元を押さえて言葉を飲む。
最悪だ。 弟とヴラドと同じ空間にいたせいで、口調が昔に戻りかけた。
それを止めたのは、弟の明確な拒絶。 >>521 ポスルスウェイトという、今の自分を示す記号。
ヴラドの腕を引いた弟の顔は此方からは見えない。 だから目に焼き付いてるのは、ひたすら冷たいだけの瞳だ。]
(526) 2016/02/26(Fri) 15時半頃
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…彼も、こう言っていることだから。 僕は、メアリーを送っていくよ。
[話があると、この若い療師の卵が言う理由は測りかねていたけど、 弟の話を聞きたいとも思ったから、ヴラドにはそう答えた。
交差際に言われた言葉には、わかってるよ、そんなことは、と小さく零したけど、だとしてもどうしたら良かったと言うんだろう。
わかってる、なんて言っても実際は、何もわかってない。]
(527) 2016/02/26(Fri) 15時半頃
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シェニでいいよ。 …長いし、その名前。
[相談がある、と告げたメアリーに向き直ってそう答える。>>517 今はあまり、その名で呼ばれたくなかった。
彼女は自分たち兄弟のことは多分、そんなに知らないとは思うのだけど きっとガラーシャも兄の話を人にすることはないだろうし、 それでもこの場のおかしな空気を考えたら察するものもあるんだとは、思う。
実際助け船を出してもらったと思うし、気を遣わせている気がした。 ヴラドの荷台に乗って去っていく弟の背中が見えなくなってから] じゃあ、行こっか。
[どこへ向かうかはわからないけど、彼女の目的地があるならとそれに合わせて歩き始める。]
相談って何かな。 僕にできることなら応えたいけど。
[さっきの借りもあるし、弟が頼っていることもある。 彼女がカウンセリングの類を考えているとは思わなくて、そう訊ねた。**]
(528) 2016/02/26(Fri) 16時頃
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資産家 シェニ は、メモを貼った。
2016/02/26(Fri) 16時頃
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[兄の荒いだ声に、また一つ心に罅が入る>>526 自分の所為でこんなことに。なのにどうすればいいのかもわからない 拒絶が正解なのだと信じているのに、どんどんと兄とヴラドの関係が冷えてしまう
止めようと、更に重ねる拒絶の声は 兄の名を呼ばず彼の出された養子先の名を呼ぶ 顔を隠して、思いを隠して だからこそ伝えない伝わらないものが確かにあった
自分から拒絶しておいて、メアリーを送っていくという兄の声に 思う所がなかったとは言い切れない 納得しつつも、寂しいなんてどの口が言えようか]
(529) 2016/02/26(Fri) 16時半頃
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流石に、今の体調だったら落っこちそうだし 迷惑かけてごめんねヴラド。お手数おかけします
[ロープで括ると言う彼に、荷台1つまともに乗れぬ躰を思い知らされる>>522 小さな詫びや腕引く手の力が加わった事への気遣いには首を横に振る 謝らなければいけないのは己だし、今は胸の方がずっと痛い たった一言、ごめんなさいが言えずにもう十数年 兄との間には深き海溝或いは流氷流れる大河が横たわっている
ヴラドが兄とメアリーに謝る声>>523、鼓膜届けば俯き表情を隠し 張りかけた水の膜を零してしまわぬ様に 二人に見られない、様に
彼の気遣いもあり荷台に乗れば、黒猫は肩に張りつき 準備完了、とばかりににゃぁと鳴く 騒動の原因のバーニング箒もそのまま荷台に括りつけられていただろうか
車輪が回り、景色が、メアリーが、兄が遠ざかる
スピード乗る前にポケットの中から取り出したのは 今朝ヴラドから貰ったチョコレート 辛い時や落ち込むことがあればいつも渡された是を食べて癒された 確か他の子にもこうやって彼は渡していたんだっけと思い返す
一度だけ背後を見やって、甘味を口の中に放れば再度俯いて 口の中でほろり溶けるチョコレートの味はいつだって 甘くて、少しだけ塩辛い*]
(530) 2016/02/26(Fri) 16時半頃
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― →駐在所 ―
[口の中の幸福の残滓が消える頃、到着した駐在所>>524 再び齎される気遣いには苦笑して]
大丈夫、長く歩くわけじゃないし 何時もこれくらいの距離は歩いて過ごしてるし平気だよ
[と、仮眠室であろうその場所に誂えられたソファに腰を下ろす しかめっ面が湛える笑みは不器用だけれど昔から安堵を覚えるものだ 唯、彼は昔はもっと朗らかに笑っていたような気がする 心痛を齎し続ける己が指摘できる事では、無いけれど]
えっと、じゃあココアがいい
[甘い物の方を選んでしまうあたりがまだ子供だと思われるのだろうか それともこうして幼馴染である彼や、メアリーにまで心配をかけてしまい 迷惑をかけてしまうからこそ、己は何時まで経っても半人前なのか 労わりの言葉に、癒される心と沈む心を抱えていれば、 相方の方はミルクを寄越せとばかりににゃぁにゃぁ鳴いている
何時も被る帽子を脱ぐことを勧める言葉、一瞬躊躇するが素直に従う 帽子に取り付けられた己の持って生まれた石は、 持ち主の心境などまるで意に介さぬとばかりに複屈折を経て碧を煌めかせている 決して開かぬ右の瞳と、もう片方 目元を擦って少しだけ赤い左眼には、気づかないでほしいものだ*]
(531) 2016/02/26(Fri) 16時半頃
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/* 全方位に動き悪すぎて土下座 結局にぃたんにちょいデレを見せようとしてデレれなかった悲しみ
(-208) 2016/02/26(Fri) 16時半頃
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[誰が一番分かっていたのだろうか 何が大丈夫なのか>>525 荒げた声は昔に良く似た響きを奏で シェニ自身の声を>>256長く聞いてないこと それを思い知らされた気がした。
顔を隠したのは彼の弟、拒絶したのも>>529 だが、そうしたのは誰なのか 答えは出さず、謝罪を口にするガラーシャに 気にするなと返し、彼を乗せて辿り着いた駐在所>>530]
そうか、…平気なら良いが、君は無理をするからな 今度またこんな事があったら、 そうだな、私か、メアリーでも呼んでくれ
[仮眠室のソファに降りる彼が、大丈夫と言うが 無理は禁物だと首を振り、口にした名前に彼の兄は居ない 肩を貸した際に薫ったのは甘いチョコレートの香り]
(532) 2016/02/26(Fri) 17時頃
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[ココアが良いと、子供らしい言葉に頷き>>531 とびっきり甘いのを用意してやると言い ついで、黒猫の分のミルクを用意してやり床に置いた にゃあにゃあ鳴いている彼とは一時休戦だ。
お湯を沸かし、彼の方を見れば 帽子を取り、落ち付くようにと声をかけて 見えた、瞳に僅か、眉を顰めた。
決して開かぬ瞳と、もう片方。 彼の宝石と似た輝く碧は赤く、見え]
……ガラーシャ。
[もう一度、くしゃっと今度は直接頭を撫でた。 気づかないで欲しいと願われても、見えてしまったのだ お湯が沸き上がるまでの数分間、そうして撫でてよう
彼が自身を責める理由など何処にもない むしろ、土足で踏み込み荒らした男の方こそ 責められるべきなのだ、
自分本位な正義感を翳した手はぽんと柔らかな音を紡ぎ]
悪かったな、……私の不手際だ
[2人の関係を知り、分たれた川の氷を 深さを知りながら無茶を言った事を謝罪した*]
2016/02/26(Fri) 17時頃
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[ココアが良いと、子供らしい言葉に頷き>>531 とびっきり甘いのを用意してやると言い ついで、黒猫の分のミルクを用意してやり床に置いた にゃあにゃあ鳴いている彼とは一時休戦だ。
お湯を沸かし、彼の方を見れば 帽子を取り、落ち付くようにと声をかけて 見えた、瞳に僅か、眉を顰めた。
決して開かぬ瞳と、もう片方。 彼の宝石と似た輝く碧は赤く、見え]
……ガラーシャ。
[もう一度、くしゃっと今度は直接頭を撫でた。 気づかないで欲しいと願われても、見えてしまったのだ お湯が沸き上がるまでの数分間、そうして撫でてよう
彼が自身を責める理由など何処にもない むしろ、土足で踏み込み荒らした男の方こそ 責められるべきなのだ、
自分本位な正義感を翳した手はぽんと柔らかな音を紡ぎ]
悪かったな、……私の不手際だ
[2人の関係を知り、分たれた川の氷を 深さを知りながら無茶を言った事を悔やむようにそう言った*]
(533) 2016/02/26(Fri) 17時頃
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[>>475納得する辺り、さすが芸術家の先生。 しっかりロマンというものを理解してくれているみたいです。 それとも、彼もまた少年の心を忘れない男の子なのでしょうか。]
まあ! 唐揚げ水で乾杯なんて、面白そうね♪
ガラーシャには実験台……じゃなくって。 栄えある最初の使用者になって貰いましょう。
[しかしガラーシャに飲ませるのなら、 このまま唐揚げ味だと嫌がられるかもしれません。 ならばいっそレモンを加えてレモネードにしてみましょうか。 そうすればきっと喜んでくれることでしょう。 魔力で浮かび上がった魚たちを見て、私は確信します。]
(534) 2016/02/26(Fri) 17時半頃
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……メアリーが? ふぅん、分かったわ。伝えてくれてありがとう。 [>>477後ほどメアリーが来ると聞けば、少々驚きます。 けれどそんな様子を表に出すことはせず。]
ええ、人形が出来上がったら連絡するわね。
それじゃあ、また。 ご来店ありがとうございました♪
[人形については、時間があるときに開発してみようと決めて。 店を後にする先生の後ろ姿を、笑顔で見送ったのでした。]*
(535) 2016/02/26(Fri) 17時半頃
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/* ガラーシャとメアリーはロルの感情が凄い伝わってくる すげー見習いたい by初心者 周りに気遣いが凄いのが師匠だと思う マラクさんの中の人って凄い人なんだろうなーさりげなく他にエンカさせようっていう気持ちの込めたロル凄い
俺自分でいっぱいいっぱいで…
(-209) 2016/02/26(Fri) 17時半頃
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─― 回想:数日前 ―─
まあ、いらっしゃい。 地獄の一丁目へようこそ。
[>>519そんな冗談にならない冗談を飛ばしながら、 迎え入れたお客さんは行きつけのパン屋さんでした。 彼の元で使われている竈は私が定期的に整備していましたから、 その関係の仕事で来たのであろうことは想像に難くありません。
ガラーシャの箒のメンテナンスもそうですけれど、 こうした固定客の獲得が商売繁盛の秘訣なのでしょうか。 もっとも、繁盛と言えるほど儲けてはいないのですが。]
ふむふむ。もうひとつの竈を、ね。 竈一つでは足りないほど繁盛している、ということかしら。
[くすりと笑って、彼が持ってきた黄金の宝石に目を向けます。]
……これだけの宝石、よく手に入れられたわね。 まあ、それくらいならお安い御用よ。任せて頂戴。
[こんな大きな宝石、どこで手に入れたのかは知りませんが、 さぞ見つけるのは大変だったことでしょう。]
ねえ、リアント。 代金の代わりにお願いがあるのだけれど。
[お礼は弾むと言われれば、ふと思いついて。]
……からあげパン、作って?
[と、個人的なお願いをしてみました。 からあげパンが商品のラインナップに加われば、 私は今以上に彼の店を訪れることでしょう。]*
(536) 2016/02/26(Fri) 18時頃
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[辿り着いた駐在所。嘗ての親しい友と論じた真っ直ぐな声 それが一転、此方に掛けられる声は優しいから、 居たたまれなくなる心地を覚える>>532]
別に、無理は……
[してない、とは言い切れない。寧ろ無茶なら数える程に その都度彼からの雷が落ちてくるのも常であった 例を上げれば、自分は此処までなら歩けるのだと証明しに 遠くまで歩こうとして途中でくたばりドナドナされてしまった事とか その時の気まずさは忘れられない]
今度そうなったら呼ぶよ 呼ぶから……その忘れたりとかは
[してくれなさそうであるなと思いつつも、願う 彼と兄との間を益々拗れさせてしまった自覚はあった]
(537) 2016/02/26(Fri) 18時頃
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[甘党はとびきりの甘いココアの用意に期待を抱く 相棒も与えられたミルクに猫まっしぐら にゃーおと礼を言ってぴちゃぴちゃ、舌を出して舐める様は 休戦協定の成立を意味していた
帽子はソファの脇に置かれ 表情を覆い隠すものは何もない 其れが少しばかり、不安を齎すのを見ない振りをして
名を呼ばれ、頭を撫でられて それは駄目だよと胸中で思う。優しすぎて泣いてしまう 直接撫でる手は自分より少し大きな大人の手だ お湯が沸き上がるまでの数分間だけのものなのに ぽん、と柔らかな音を紡いだその温かさに
耐えきれなかった涙が一粒だけ、ズボンに落ちた]
ヴラドの所為じゃない 彼の将来を思えば。早くに会話を切り上げるべきだった 障害を持つ配達員と兄弟なんて醜聞が立つ前に
[それでも、と。紡ぐ声は震える]
分かっててもたった一言だけ ごめんなさい、兄さんって伝えたい でも、それを伝えることは――……
[その資格はないと、分かっているのだけれど 願う思いはたった1つだけだった*]
(538) 2016/02/26(Fri) 18時頃
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/* 対兄へのデレの程度が難しい(調整中 ヴラドはいい皆のおにーたんである 女性陣はヴラドたんを婿に貰えばきっとハッピーになれると思う俺である
(-210) 2016/02/26(Fri) 18時頃
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―― アクアマリンの記憶 ~3~ ――
[視界がぐわんぐわんと揺らぐ。 あたり一面ホワイトアウトして、天地の上下すら覚束ない。]
けほっ、けほっ。 いったい何が……。
[いったい何があったの[でしょうか]。 [私と貴女の]二人で一緒に魔法を発動させたのは覚えている。
自分たちが唱えたのは、『そらをとりもどす魔法』。 それはかつて、どこかの少年たちが通ったのと同じ道>>13>>54。 けれど[私たち]なら成功させられる、そう思っ[ていた筈でした。]]
クリスタ、無事!?
[少しずつ正常さを取り戻していく中で、 自分は必死に[私の名前を呼んでいます]。 けれど、どれほど見渡しても親友の姿は見当たらない。]
(539) 2016/02/26(Fri) 18時頃
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[恐ろしい推測が頭を過ぎります。 魔法の失敗、そして暴発――。 それが[どんな最悪の結果を齎すか、想像に難くない。] きっと[自分の顔は血の気が引いて真っ青になっている]ことでしょう。]
え?これって……。
[こつん、と。 転がってきた丸い何かが、私の足先に[あたった。] 恐る恐る拾い上げてみたそれは――水宝玉。
彼[分]の宝石が、どうしてここに。 その疑問は、宝石が反射し映し出す私の姿が答えでした。]
う、嘘でしょ……!?
[宝石が映し出す自分の姿は。] [宝石が映し出す私の姿は。]
[[――銀色なのでした。]]*
(540) 2016/02/26(Fri) 18時頃
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/* 分かりにくいから灰で解説。
ミレーネとクリスタは一緒に空を作る魔法を唱えたよ! でも失敗したよ!暴発したよ! クリスタの身体にミレーネの精神が入り込んじゃったよ!
ってことです。
(-211) 2016/02/26(Fri) 18時頃
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/* この設定はクリスタではなく、ミレーネとの縁故がある人に対して生きるはずだったんだけれど、私がそっち方面で縁故を組むの怠ったせいで、実質死に設定に。
あと今更だけれど、ミレーネじゃなくて適当な男の子でもよかったかなーって。 そうしたら、ほら、TSみたいな展開になって美味しかったなぁと。
(-212) 2016/02/26(Fri) 18時半頃
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/* ……って思ったけど、アクアマリンでいろいろ決めちゃってたし変えるのは難しかったかな。
店名の"Aria Manque"=「できのこないのアリア」 これはミレーネの宝石アクアマリン(Aquamarine)のアナグラムだし。 さらに「アリア」には独唱曲以外にも「詠唱」という訳があって、魔法で失敗した過去の自分への皮肉としての意味もある、っていう設定だったし。
まあ、なるようになるよね(投げやり
(-213) 2016/02/26(Fri) 18時半頃
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[席についてお茶を一杯馳走になって。 見習いの方も一息つくようで。>>465 準備にはそう時間もかからずに戻って来れば、三人で小さなお茶会か。
出された茶請けの菓子へはあまり手をのばさずに。 甘いものは好きだけれど、兄が美味しいご飯を作って待っていると思えばあまり食べすぎるのも戸惑われるものだった。 先ほど貰ったクッキーは、手土産にして食後に食べるのもいいかもしれない。]
その言い方だとクロードを酷使してるっていう風にしか聞こえないですけどね。
[そもそも自分がここにいるのは、荷物の多い彼を見かねての事。 その話と身の回りの事を弟子に任せる姿を見ていては、男の話も説得力に欠けるものではないか。>>470]
(541) 2016/02/26(Fri) 18時半頃
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[茶を飲み終えれば弟子の方が片付けるように席を立つ。>>502 それに合わせて自分も席を立ちあがり。]
御馳走様でした。 美味しかったですよ。
あぁ、旅の話が聞きたければ時間がある時ならいつでも。
[街からあまり出ない人にとって、自分の話はそれなりに面白いのだろう。 幼馴染にしても芸術家にしても、目の前の男にしても聞いてくれるというのならば話すことくらいならお安い御用だ。
けれど話し出すと長くなるから、また時間がある時にと。 頭を下げて、エプロン姿の弟子に見送られる形で工房を立ち去った*]
(542) 2016/02/26(Fri) 18時半頃
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旅商人 リットは、メモを貼った。
2016/02/26(Fri) 18時半頃
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/* へぇ、クリスタ面白い設定組み込んで来てるね!僕そう言うのすごく好き!
(-214) 2016/02/26(Fri) 18時半頃
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[かつて共に遊んだ友に対して>>537 放った真っ直ぐな剣先は、彼を親しいと感じていた故 それが幼馴染の少女の手によって収められた、 今、残るのは途方に暮れた友に向かう真摯さのみ]
無茶なら怒れる、だが、無理は怒れないからな
[数える程に重ねられた無茶と無理は異なった 雷を落としたのは、常に無茶に対して 無理をしたのであれば、案じるが先ばしるから怒れない
ドナドナ事件の気まずさ、 あれはある意味空いた口が塞がらなかった ごとごと揺れる、荷馬車の中、悲しそうな友人の目から そっと思わず逸らしたのは…うん。どうしてそうなった]
必ずそうしてくれ ……しないぞ、したらまた繰り返すだろう
[彼の兄と男の間は元々修復不可能なのだ。 互いの気質がこうである限り、並行線は交わらない 彼が願った処でそれは叶わないし、気に病む必要もない
のだが、彼はどうやらそうは思ってくれないようだ]
(543) 2016/02/26(Fri) 19時頃
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[期待を抱く姿に思わず>>538、 しかめっ面も、あのチョコレート屋の奴だと 甘党の彼にそう告げて瓶を棚から下ろしておく
黒猫との休戦協定は無事結ばれた こうしてみる猫はいいものだなとほっこりし
外された帽子をちらり見てから 彼の隻腕をも見た、隠されたものの多さ それが彼の傷だ、身体的なではない心の傷が 少しでも和らいでくれればと友人として願ってやまず
赤い目を見て彼の名前をまた呼んだ。 誰であるか、知らせ泣いても良いというように 彼の髪に直接触れるのは久方ぶりだろうか
固く感じる髪質に、彼の成長を感じると同時 まだ幼さが残るのを覚えてしまった
お湯が沸き上がるまでの数分間
落ちた一滴が男の顔を酷く歪めることになった]
(544) 2016/02/26(Fri) 19時頃
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私のせいさ、分かって居たのに割って入ったのだからな …それは違う、君はシェニと話をしたかったから だから、会話を切り上げれなかった
[其処に周りは関係ない。 そうだと分かっていたのに、互いを傷つけあうのを 男は見て居られなかった、酷い自己満足な行動だった
彼が紡ぐ声の震えに横へ腰を降ろし、 少しだけ躊躇った後、もう一方の手も頭に乗せ 両方から包み込むように髪へ手を通す]
私も、君も ……そして、シェニもたぶんまだ子供なんだろう どうしていいのか、分からない子供なんだと
[今なら少しだけ分かるかもしれない かの男の言葉の意味が>>370 其れが正解かどうかは分からないけれど]
だから、そのたった一言はいつかに取っておけばいい …いつか、きっと
[伝えられる日が来るはずだ。と諭すように男は言う 資格など関係ない、願うのならば叶うはずだから]
ガラーシャ、君はちゃんと泣くべきだ
[真っ直ぐに男は言い両方の手で髪をくしゃりと撫でた*]
(545) 2016/02/26(Fri) 19時頃
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[偽善者が、笑える話だ―――泣くべきだ、なんて]
(-215) 2016/02/26(Fri) 19時頃
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/* 今回は、やりたいことから職業決めて、チップ選んだからイマイチしっくり来なくて大変だった。結局赤との差分で選んだよね。 チップを先に選んでたら、劇場支配人とか、奇術師とか、なんかそう言う系にしてたかも。
(-216) 2016/02/26(Fri) 19時頃
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[工房から出て向かうのは、工房の入り口で約束を取り付けた幼馴染の家。 いつ来ても見上げる屋敷は立派なものである。
まぁ、そんな屋敷に動じずに慣れた足取りで歩を進めて扉をたたくのだけれど。
中から使用人が出て来れば、この屋敷の主の名を出した。 まだ帰宅はしてないようで、彼にまっているようにと言われていることを告げれば、向こうも慣れた様子で迎え入れてくれたか。
待っていてといったから、そうはかからないと思うが、もしも夕飯に遅くなりそうだったら荷物だけでも置いておこうかと思うけれど、折角だったら直接渡したいもの。 驚くだろうか、喜ぶだろうか。
まさかその待ち人が実の弟や幼馴染にあって気を落としているだなんて考えもしなく。 のんきに使用人が出してくれた高級なお茶に舌鼓していた。*]
(546) 2016/02/26(Fri) 19時頃
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/* ぶっちゃけ、ここで いつかきっととかいうやつはあれである 先延ばしにしているだけだもの
言えないなら手紙を書いてみたりしたらとか それなのに、それを提示しない時点でくそだね、ヴラド
(-217) 2016/02/26(Fri) 19時頃
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懐かしい香りの記憶
でもさあ、大抵店に行ってもリアントいないんだけど。 配達に出てること多いしさ。
[たまには店に来てよと、昔と変わらない気さくさで言う幼馴染から紙袋を受け取る。>>488 渡された紙袋の中身を聞けば片目を輝かせた。]
やった、ありがとう! ブルーベリーにクリームチーズは最高の組み合わせのひとつだと思うよ。 いや、本気で。
[それに女の子のウケも良いだろうからきっとヒットする、と彼の新作のパイを手離しで褒める。 ただでさえ彼の作るパンは好物であるというのに、自分の髪や眼に似た色の菓子を貰うというのは嬉しいもので。]
お茶?いーよ。これに合うのはなんだろう。 紅茶…ミルクティーかなあ。
[首を傾げ彼に問いかけながら屋敷に招き入れる。 彼が仕事中だからやっぱりお茶は冗談だ、と言ったとしても、少しくらい良いじゃないかとこちらが頼んだことだろう。
香りの記憶というのは遠い昔を思い起こさせる力が強いからか、一人ではどうにも、寂しくなりそうで。 事情は知っているだろうに一度も何も言わずにいてくれる彼と食べたかった。
彼が事件や弟に触れないように、リットの不在を寂しく思わないのか、とは男も敢えて聞かない。 リアントもリットも、訪れるタイミングは別々でも、話す内容はバラバラでも、彼ら兄弟は昔から変わらないという点においてそっくりだなと思う。
自分と弟は拗らせ方という意味でそっくりだということには気づかないまま。 彼らには、いつまでも仲良くいてほしいと、自分たち兄弟のようにはならないで欲しいとだけ、いつも胸の内で。*]
(547) 2016/02/26(Fri) 19時頃
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旅商人 リットは、メモを貼った。
2016/02/26(Fri) 19時頃
資産家 シェニ は、メモを貼った。
2016/02/26(Fri) 19時半頃
資産家 シェニ は、メモを貼った。
2016/02/26(Fri) 19時半頃
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[患者の顔色を確かめるために視線を上げれば、 幻肢痛ではなく“歩きすぎ”との自己申告。>>520 顔色の悪さと場の状況からすれば、本当にそれだけ なのかと疑いたくなるけれど。
(そうやって深みに嵌るのは、私の役目ではないな)
療師見習いという自分の立場を忘れるなと。 鞄の紐を握る指先に力を込め、爪の先を掌に食い込ませる。 どちらにせよガラーシャの顔色が悪いのは事実だ。]
加減を見誤るような子供でもないだろう。 それとも箒の具合がよくなかったのか?
[調子が悪いならクリスタにちゃんとメンテナンスを してもらえ。なんなら今から行くから預かろうか? そう言おうとしたところで、ガラーシャの傍にある 箒が今朝とデザインチェンジしていることに気づく。]
(548) 2016/02/26(Fri) 19時半頃
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…………………。 ガラーシャ?
[弁明があるなら聞くが、言い訳なら聞く気はないぞと。 表情の乏しい顔の中で、血玉髄の瞳がじとりと語る。 その問いかけがガラーシャが危惧するヴラドの説教タイムへ 一歩彼の背を押し出したとは知らず。
だが、私のちらちらと視線が箒へ流れるのは、 正面に立つガラーシャには気付かれてしまったかもしれない。
仕方がないだろう。 魔女に憧れる童心はないが、自由自在に空を飛ぶというのは 男でなくとも憧れるものだ。]
(549) 2016/02/26(Fri) 19時半頃
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[ただの“歩きすぎ”なら、しばらくの間 座って休ませれば落ち着くだろうと。 鞄の中にしまった小瓶から氷のように青い小さな宝石を ひとつ、ふたつ取り出して。それをハンカチに包むと、 ガラーシャに手渡した。]
歩きすぎなら、熱を持って痛んでいるだろう。 それなら薬に頼るより冷やした方が体にはいい。 その石は私の私物だから、 今度の配達の時にでも返してくれ。
[冷気を閉じ込めた小粒の人工宝石は、 歩きすぎで熱を持った患部を冷やすには丁度いいだろう。*]
(550) 2016/02/26(Fri) 19時半頃
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[無茶を叱る声は、決して無理を咎めることはない>>543 重ねた無理が案じる音を鳴らすと知れば 自然無茶の方を多くするようになってしまった
無茶をすれば、彼が見捨ててくれると思った。兄の様に そうなればきっと兄と仲直りしてくれるだろうと 子供の浅はかさはどれだけ怒られても見捨てられぬ事で 頓挫することとなったのであるが]
無理も怒ってくれて良いのに ……今回のは、無茶と無理何方だい
[暴走箒であれば確実に前者ではある ドナドナ事件の際には、気まずげに悲し気に見つめた視線を そっと外されたのを覚えている だって仕様がないじゃん。証明したかったんだもの 自分は独りで大丈夫だって
証明できれば柔らかく幼馴染の輪から離れていった 兄と彼の交友が復活すると思ってたんだ、あの頃は
結局、己が誰かの手を借りねば1人で満足に移動すら出来ぬことが証明されただけ 箒という魔法具を手に入れるまで、医院か、 皆でよく遊んだ公園に向かうが精一杯 それが自分の行動範囲であったのも過去の話だ]
わかった。でもさ ……忘れてくれてもいいのに。ヴラドの頑固者
[また繰り返す、の言葉が耳に痛い 平行線でもいつか交わるように期待するけれど 真面目な気質と優しい気質が再び交差するには 一体どうしたらいいのだろう。袋小路に迷い込む様で
其れを叶わぬと、ヴラドが思っている事は知らない]
(551) 2016/02/26(Fri) 19時半頃
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[あのチョコレート屋のココアと聞けば>>544 益々期待に染まり、そわそわとなる 温かで甘いあの一杯が美味しくて。癖になる 黒猫はミルクに夢中でほっこりしている青年には気づかず 美味いとばかりにみぃみぃとご機嫌に鳴いている
和らぐ事は時折、されど決してなくなることの無い傷 体も心も、子供の頃に罅割れたまま それでもこうして久方ぶりに触れられることで覗く素の自分は 硬い髪質の合間、酷く脆い1粒の橄欖石を覗かせる
お湯が出来たことを知らせる音は未だ鳴り響かず たった一粒は見逃してはもらえなかったようで 彼にそんな顔をさせてしまった事 不甲斐なくて、情けなくて 其れだけで涙が滲みそうだった]
違う。見ていられないと思うのはヴラドが兄さんの友達だからだよ 其れは当たり前の感情だ ……話を、したかった。憎まれていても でもね、切りあげなければ俺はもっと兄を傷つけてたんだ
[それも、分かっていたのにと 周囲がどう思うか。考えて動ければよかったのに 昔も今も己は自分勝手だ 其れが兄の隻眼を招いているのにまるで成長していない
彼の自己満足であろうが、其れに救われた人は多いのだ 自分も、止められなければ兄を尚傷つけていた だからありがとうと礼を言うのだ。笑みは浮かべられないけれど
少しの躊躇いの後だろうか。頭に乗る手が両方になって 包み込むような温かさに、一つだけの目が満月になる]
(552) 2016/02/26(Fri) 19時半頃
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ヴラドが、子供?……兄さんも
[自分が子供扱いを目の前の彼にされているのは分かっていたけれど 自分自身を子供だと告げる彼は、其れを言える分大人に見える 他者を慮らず傷つける内はまだ子供なんだろうと思うけれど 其れを言うなら当てはまるのは己だけの気もする
加減の分からぬ子供でもない>>548と メアリーに言われた事を思い出せば くしゃり、と何時もの無表情が歪みそうになった
どうしていいのかわからない。其れは事実で 事実だからこそ、未だ立ち止まっているのだ 心の中に溜め込んで。思いを氷に封じ込めて 先程療師見習いに渡され、患部を今も冷やす小粒の人工宝石>>550の様に 熱を想いを奪ってしまえば良いのにとも思いながらも願うのだ いつかきっと、彼が言う様に告げられる日は来るのだろうか 諭すような言葉が、叶う日が]
(553) 2016/02/26(Fri) 19時半頃
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泣けないよ [その資格なんてないのと、告げる筈の言葉は嗚咽に変わる 真っ直ぐな言葉が堰を決壊させて。お湯の湧いた音の知らせが届いても それはきっと暫く留まることはなく*]
(554) 2016/02/26(Fri) 19時半頃
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/* なんで俺はstk側じゃないんだろうと真顔になった (もしそうならこれは完全にヴラドstkコースですね)
(-218) 2016/02/26(Fri) 19時半頃
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[簡単な診察と応急手当とも言えない処置を済ませ。 何か言いたげな顔で苦々しく唇を噛む幼馴染に>>522 後で冷たいと言われようと、 重なった視線をわざとらしくそらす。
身体は立派に成人したが、痛みを抱えた彼らは 誰も彼もが未だ子供のままなのだ。>>545
―――もちろん、私自身も。
ガラーシャを荷台に乗せ出発の準備を整えたヴラドが その精悍な顔を存分にしかめて「悪かった」>>523 と言うのに、気にしていないと軽く手の平を振って応える。 見様によっては憮然とした表情とあいまって「さっさと行け」 と手を振っているようにも見えたかもしれないけど。
ポスルスウェイトと話をする一瞬。 ちらと盗み見た橄欖石の表情に 口元が動きそうになるのをどうにか堪えて、 成人男性二人と一匹の荷重に悲鳴を上げる 車輪がキィキィと鳴く音を見送った。]
(555) 2016/02/26(Fri) 19時半頃
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[駐在所へ向かう二人の姿が遠ざかる。 その背を見送ることを早々にやめて 隣に立つポスルスウェイトの顔を盗み見れば、 眼帯で覆っていない方の目が瞬きすら惜しいという ように二人の姿を凝視していた。
その眼差しに籠る感情を、 人は「寂しい」とか、「悲しい」と呼ぶのだろう。
完全にガラーシャの後姿が見えなくなった後、 見つめる先を失くした紫の隻眼が私の方を向いた。>>528 行こうかという言葉に頷いて、ようやく通れるように なった道をクリスタの店へ向かって歩く。]
…では、シェニ殿。 私のこともメアリーと呼んでくださって結構です。 それと、相談と言うのはただの方便です。
[敬称は変えず、希望通りファミリーネームから ファーストネームに呼び方を改める。 正直舌を噛みそうな名前だったから助かったとは、 出来るだけ表情にださぬよう意識しながら。]
(556) 2016/02/26(Fri) 20時頃
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[さて、私がシェニ・ポスルスウェイトについて 知っていることはどれほどあっただろうか。 実際のところそれほど多くはない。
患者であり宅配員であるガラーシャの実兄で、 事件の後にポスルスウェイト家の養子になったこと。 養子先の義父母は既に他界しており、 ヴラドやマラクとも交流があること。 オペラのファンで支援者の一人だということ。
実弟であるガラーシャとは、 随分と拗れていようだということ。]
(557) 2016/02/26(Fri) 20時頃
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記憶の糸を辿る間、不自然に沈黙を紡いでしまった なら一言の謝罪を添えて。]
単刀直入に言わせていただくと、 私は見習いではあるが療師ではない。 ましてやカウンセラーでもないし、 貴方とガラーシャの間に何があったか。 そして今現在どのような関係なのかは、 周囲が話す噂程度のことしか知りません。
ですが…
[一息にそこまで言い終えて、一度口を噤み。 無意識に嘆息を漏らす。 これは、本当に正しいことか。 ヴラドと同じように、善意や親切の皮を被った “ナニ”かになってはいないか…。]
何も知らないからこそ。 私は憶測も共感も感情移入もなく、 ただ単純にあなたの話しを聞くことができる。
シェニ殿。 あなたはガラーシャとの関係をどうしたい。 そのことについて、 自分の胸の内を誰かに語ったことはおありか?
[当事者でも関係者でもなく。 限りなく第三者に近い私だからこそ出来る事だろう。*]
(558) 2016/02/26(Fri) 20時頃
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―― "私"の記憶 ――
[ミレーネとして16年。 クリスタとして5年。 それが、自分という一人の人間がこの街で過ごした記憶。
自分は確かにここにいるけれど、 ともに遊んだ幼馴染も、育ててくれた両親も、 彼らの中では既にミレーネという少女は死んでしまった。 事実、ミレーネという身体は失われてもう生き返ることはないだろう。
けれど、自分の中には"彼女"が眠っている。 あの日あの時、魔法が失敗してしまったせいで、 自分に体を奪われ精神を眠らされてしまった、彼女の意識が。 だから――。]
[柔和な微笑みの裏に。めいわく魔女の名に隠れて。 私はひたすらに研究を続けるのです。 この身体を、"私"に返すための魔法を――。]
(559) 2016/02/26(Fri) 20時半頃
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/* 皆設定凝ってるなー、と思いつつクリスタの設定面白くて好き
(-219) 2016/02/26(Fri) 20時半頃
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/* おお、クリスタの設定が面白い。 クリスタもブースト掛ければ追いつける圏内かな?
(-220) 2016/02/26(Fri) 20時半頃
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/* ツンドラの弟かわいいよおおぉぉぉぉぉーー!!!
ただね。 この後ストーカー行為に走るわけじゃないですか。 これ、うっかり仲直りさせてしまっていいものなんだろうかっていう、疑問。 拗れてどろどろになったところからのストーキングでもいいけど、仲直りをした後に反動が来たみたいにストーキングに発展するのでも………… アリと言えばアリ?
二人がどう進むかは二人次第だし、 メアリーとしてはあまり深く踏み込まないでおこう。
(-221) 2016/02/26(Fri) 20時半頃
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――診療所――
こんにちは、先生。
[車椅子のリラ弾きにも簡単に開くことの出来る扉は、 診療所を訪れる患者のための優しさ。 穏やかな医師の元を、昔は用もないのに メアリーと遊びたくて訪れては親に怒られていた。
それでも「メアリーは?」と飽きずに尋ねる子どもを 医師は目を細めて迎え入れてくれたのだ。]
足は相変わらず痛くないの。 ええ、動かないだけ。
[何度も繰り返した問診に泣いていたのはもうずっと過去のこと。 徐々に受け入れた諦観に、胸が痛むことなどもうないと思っていた。 ――はずだった。
優しい老医師の問診に、思わず零す本音がある。]
(560) 2016/02/26(Fri) 20時半頃
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[何度咎めようとも>>551、 無茶を繰り返す彼を見捨てられる訳がなかった 巡り巡り、重ねる行為は捨てられようとする子のそれだ それを放っておけるほど、男は人が出来ていない
怒るのは彼を想っての事だ、案じるのもまた同じ]
………、箒の件は無茶だな 一応言っておくが、ちゃんと元に戻しておけよ あのまま乗るのは許可出来ない
[交通違反とするぞと箒の件は念を押しておく それは暗に治すまで仕事を休めと言っているのだが
次、その後について]
君は無茶をした。だから、今回は怒らない
[怒らない方が効くだろう。 ドナドナ事件のように視線を外すこともしない 独りになど、独りには慣れるのは俺1人で十分だ
誰かの手を借りる事が叶うなら、其れを借りるのが良い 柔らかくあたたかな幼馴染の輪が シェニとの交友関係が、彼が独りになることで 復活などする訳がないし、何より男はそれを許さなかった
狭い範囲、その範囲を行く彼を案じたのは 男だけではない、誰もが彼の心根を知っているからこそ 力になりたいと思ったことを知って欲しかった]
頑固者は君の方だろう、私のは性分だ
[今更治す気もない 耳が痛い事を言って居ると分かって居た だが、そう言わないと彼は繰り返す、いや彼らは、か
期待を抱いているのを崩すつもりはない 袋小路に惑う彼へ手を、2人の関係を変えるのは 第三者がきっと必要なのだろう、幼馴染でもない誰かが]
(561) 2016/02/26(Fri) 20時半頃
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ねえ、先生。 私は奏者になって良かったのかしら?
ある人に言われたの。 私は――これからどんどん弾ける曲が少なくなるだろう、って。
足が動かなくて、指まで音を無くしてしまうくらいなら、 私は歩けない足の代わりに別の道を 奏者として生きる道を選ぶよりも、 足が動く方法を探し続ければ良かったのかしら。
[車椅子の上で俯いて、リラを抱きしめる娘の頭を、 医師が幼子にするようにぽん、と撫でてくれる。
優しい温もりの手のひらは、年上の幼馴染と同じで、 本当に良く似た師弟だと感じる。]
(562) 2016/02/26(Fri) 20時半頃
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[それから、そわそわとなるのを見て>>552 気にした処で早くは出来ないぞとしかめっ面を柔くした 甘いココアに男が口をつける事は滅多にない 元々、駐在所を訪れる子らに出していたものだ ご機嫌に鳴く黒猫は意外と可愛らしいと思ってしまった
罅割れた彼を優しく撫でる 彼が心に欲しがっているのは違う手だと知りながら それでも、それが少しでも和らげばと願い
脆く儚い一粒の輝きに心が痛んだ お湯はまだわかない、男の顔を見た彼が何を思って居るか それはちらりと見えた赤い目からもすぐ読み取れてしまう]
当たり前のか。 だが、それでももっとちゃんと話すべきだったと思う メアリーが止めてくれなかったらどうなっていたか …………だが、君だって傷付いた
[善意や親切の皮を被ったナニカと称する彼女は正しい>>558 男は分かっていてやっているのだ、ずっと。 自分勝手だと自らを責める友人に首を振って
その目を見た、見えない目の方を 彼が兄を隻眼にしたと同じ、彼のなくした目を見 礼を言う彼に小さく、言われるような事はしていない
そう告げた。もっとスマートなやり方だってあった それなのに男はそれをしなかった、分からないからと
触れる量が増していく、満月になる目を見る瞳に映るのは 七色の光彩、移ろうように色を変えるそれは真っ直ぐに]
(563) 2016/02/26(Fri) 20時半頃
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[同い年の幼馴染たちや親に打ち明けるには少し気後れする内緒話。 真っ先に教えるのはいつだって、大人びた同性の幼馴染だった。]
あのね、メアリー内緒にしていてね。
[車椅子の生活が続くなら、そのために出来ることを探そうと前向きに思ったことも。 15で劇場に働きに出ようと考えていることを打ち明けたのも。]
メアリー、きいて。 私ね、好きな人が出来たの。
[初めての恋も。
いつだって、最初に打ち明けるのは姉のような彼女だった。*]
(564) 2016/02/26(Fri) 20時半頃
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そうだ、……子どもだからだ
[あの時、視線を逸らした彼女もそうなのだろう>>555 誰もがそうなのだ、まだ。子どものまま進めていない 彼が自分だけが子どもだと、相手を傷つけたのが 自分だけなのだと思うのなら、それを否定するように
まだ、子どもだ、と言い重ね くしゃり、と歪みかける無表情を見て唇を噛んだ もっと彼は素直になっていい、表情を浮かべて良いんだ
そうなった原因を思えども其処に今は感情を乗せない
心の中に溜め込んだものを彼は吐き出すべきだ 誰も氷の中では生きていけない、 心を冷やして慰めを与えてくれるけれど
そこでは息すら出来ないのだから いつかきっとと諭すように言うのは簡単だ だが、簡単でも、それ以外の言葉を彼は言えなかった 叶う日をおもうのは、自由なはずだ。だからこそ]
……、……ガラーシャ
[泣くのに資格なんていらないんだ 告げるはずだった言葉が嗚咽に変われば くしゃっと撫でた頭をぽんぽんと両方から撫でてやる 堰を切り、止めどなくあふれだす音をじっと包むように
お湯の湧いた音が響こうとも彼が留まるまで 暫く、そのままそうしていただろう、 溜め込んだ涙、全てを溢れ出してしまえというように*]
(565) 2016/02/26(Fri) 20時半頃
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/* ま、また老師が息してる…!!!!>>560 (老師を亡き者にしようとしていた私ですごめんなさい)
あぁぁぁぁああぁぁぁていうか僕の幼馴染がこんなにもかわいい!!!!>>564 最初に打ち明けられてスゲーショック受けたい!!! それでプロポーズの現場も、実は遠目に見てて滅茶苦茶ショック受けたい!!!
数年ぶりに見たオペラの泣き顔と笑顔が、 自分じゃなくてアントニオに向けたものだったってことに物凄く嫉妬したい!怒りを内包したい!!
もうね、なんで僕の幼馴染はこんなに2人とも可愛いの? え、ヴラド? ヴラドよりもオペラとラリッサの方がかわいいから仕方がない。
(-222) 2016/02/26(Fri) 21時頃
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/* ねぇ、ラリッサとオペラ、二人のストーカーになっちゃダメ? ダメだよね? ダメですよね?
僕の幼馴染がどっちも可愛らしすぎてつらい
(-223) 2016/02/26(Fri) 21時頃
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旅商人 リットは、メモを貼った。
2016/02/26(Fri) 21時頃
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[堅苦しい雰囲気や口調ではあるものの、根が優しい女性なのだろう。
彼女の深いブラッドストーンの瞳は弟や、ヴラドを案じるように対象の姿を追い動いているように見えた。
彼等を見送る自分の片眼を彼女が見ていたとは、気づかなかったけれど。>>556]
ありがとう。 まあ、僕はもう既にメアリーって呼んじゃってたけどね。
[実際舌を噛みそうな姓ではなく、名の方で呼んでくれたメアリーに礼を言う。 自分はというと、弟が世話になっているからか、オペラからもその名を聞くことがあったからか、彼女のことはファーストネームで覚えていた。]
(566) 2016/02/26(Fri) 21時頃
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[歩き出した彼女の横に並んで、問いの答えを待つまで数秒か間があったか。>>558
それほど待ってはいない、と挟まれた謝罪に片手を振る。
まだ療師ではなくカウンセラーでもない、という彼女の前置きに不思議そうに眼を瞬かせた後、次いだ言葉に眼を丸くした。
唐突な愛の告白とかの方がまだいっそ驚かなかっただろう。
彼女が告げたのは、相談とは逆。 自分の心境の吐露を促すものだった。]
ん、んー…
[参ったな、と小さく零す。
彼女の言葉を余計な世話などとは思っていない。
ただ、あまり自分を知らないメアリーに、そのような言葉を言わせるほどに自分は、自分たち兄弟は不自然だったのかと思うとひどく申し訳なくもあり。
少し逡巡した後に口を開く。]
(567) 2016/02/26(Fri) 21時頃
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じゃあ、療師でもカウンセラーでもない君が、守秘義務を守ってくれると信頼して。
まず…、ガラーシャの右眼と右腕を奪ったのは僕だ。 それがきっかけで養子に出された。 [簡潔に話す前置きは彼女が下手に感情移入などしないように。 同情してほしいわけでも、自分が悪くなかったなどと気休めでも言われたくないから。
自分が加害者であり、弟は被害者。 これは、紛れない事実だ。
弟が庇おうと魔力を使わなければ自分はこの世にはいなかったかもしれないことも知っている。]
自分に消えない傷を与えた人間が何不自由なく暮らしているって、どんな気分だろうね。 面白い気分にはまあ、ならないでしょ。 見ていてわかっただろうけど、弟は僕が嫌いだ。 …恨まれてる、と思う。
だから関わらない方が彼のためだとずっと思っていたし、彼も関わらないで欲しいと思ってるのは明白だ。
許してほしいとは、思わないし許されることじゃないのもわかってる。
ただ、謝りたい、とはずっと思っているけど…、顔を合わせたらご覧の有様だよ。いつだってね。
せめて、弟が、ガラーシャが、昔みたいにもっと笑うようになってくれたら、というのが希望かな。
[少しはぐらかした自覚はある。 どんな関係を望むかは、言葉にするのが躊躇われた。 言葉にしてはいけない、気がしたから。]
…この気持ちは人に話したことは、ないよ。
[星を諦めていないと知るリットは、察しているとは思う。 ただ、星の話はすれど弟については深く語らない。
悲しみを見透かす弦楽器職人の友は、知っているかもしれない。 ただ、彼は率直に物を述べず、彼が話すまでは聞き出そうとはしない。
だから、多分初めてだ。*]
(568) 2016/02/26(Fri) 21時頃
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-旋律の魔法-
[私の部屋には、この街でも指折りのリュータイオが 手掛けた一挺のヴァイオリンがある。 あまり使い込んでいるとはいえないし、 なにより弾き手の腕が未熟。 ヴァイオリンに意思があれば、さぞかし不満だろう。
私が最初に診療所でその人を見たのは、 老師を師父と呼び慕う前の事。>>479
時折聴こえて来るヴァイオリンの旋律。 それはいつだったか。 老師に手を引かれながら街灯の明かりで伸びた影を踏み 家路を歩く夜に聴いた虚ろな調べ。>>478
多少メロディは違えど、 同じ物悲しく虚ろな響きを持つヴァイオリンの音色は、 幼かった少女の琴線を揺らし、 その音色を奏でる男の元へ足を運ばせた。]
(569) 2016/02/26(Fri) 21時頃
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[しぃー…と。 患者たちの眠りを妨げぬよう、 口元に指先を運んだ褐色の青年。 大人びた表情を浮かべる瞳は、 その音色のように静かに瞬く湖面のような青。]
『君にも教えてあげようか。 ―――…少しだけ、特別な魔法だ。』
[そう言った青年に、私は黙って頷いたのだった。*]
(570) 2016/02/26(Fri) 21時頃
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― モルチアナ工房 ―
[仕事を除けば、男の生活はゆっくりとしたものであった。
時折訪れる客らを相手に茶菓子を摘まみ、静かに甘味に懐く。 特に弟子の手ずから淹れた茶は格別で、 安楽椅子に揺られてカップを傾ける瞬間は穏やかなもの。>>501]
―――…とは云うが。 私は備蓄を把握していないからね。 暖かいものを頼むよ、この時期は石壁も良く冷える。
[当たり前のように弟子に腕を奮わせる心算の師は、 時折こうして言外に工房へと彼を引き留めた。 パンを齧って竦む胃袋を慰めるだけでも、 日々を真っ当に生きていけると云うのに、態々。
リットに会釈を返す弟子は、夕飯準備に取り掛かるのだろう。 彼の私物も多い工房は、十六の頃まで彼が住まっていたまま。 年季の入ったエプロンも、捨ててしまわぬまま。>>502]
(571) 2016/02/26(Fri) 21時頃
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――指輪加工―― [手直しのため、指輪のサイズを図るため>>51 左手を芸術家の手にそっと預ける。
これから結婚するのに お嬢さん、と呼ばれることに 僅かな戸惑いはあったけれど、 ずっと年上の男性から見れば確かにリラ弾きくらいの年齢は 子ども染みて見えるものなのだろう。
ふむ、と独りごちて左手の薬指に触れる感触は色めいた仕草というよりも 愛すべき創作物が彩るに相応しいか試されているような動きでもあった。
夫になる人よりも長い時間、近い距離で手を触れ合わせていたことも、 リラを奏でる指を出来るだけ大事にしていたことも、 忘れてしまうくらいにその眼差しが真摯であったから。
その眼差しに勝るとも劣らない輝きで、 指輪はリラ弾きの薬指へと座している*]
(572) 2016/02/26(Fri) 21時頃
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[そうして、リットを交えて会話を愉しみ、 夕食前の小腹を満たして、彼の相槌に浅く笑った。>>541]
忙しないばかりでは心を亡くしてしまうが、 止まり木で羽を休める際は色々と考えてしまうものだよ。
彼は少し忙しいくらいで丁度良い。 ―――…いや、思いつめるのは、 彼だけではないかも知れないが。
[ぺろりと茶菓子を平らげると、彼にも雄弁な視線を注ぎ、 東西を問わずに渡り歩いている彼をも十把一絡げ。
家のこと、家族のこと、夢のこと、空のこと。 立ち止まった際に彼の後から手を伸ばしてくる数多を準え、 また一口茶を啜って、喉の渇きを癒す。]
(573) 2016/02/26(Fri) 21時頃
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[そうして過ごした時間は長いものでは無かったが、 リットの休息に花を添えられたなら、十二分。 長居をせぬようにと立ち上がった彼を視線で追い、 工房の主は片手を緩く持ち上げ、掌を閃かせた。
リアントに宜しく。と、先ほどの言伝を、 深く、彼の背に刻ませて。>>542*]
(574) 2016/02/26(Fri) 21時頃
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/* >>568 彼が話すまでは→自分が話すまでは
だよ…!
(-224) 2016/02/26(Fri) 21時頃
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― 雑貨屋前で ―
[決まった贈り物が包まれていくのを、最後まで見てたかったけど。 生憎、バイトの時間は待ってくれない。 一時期、おっちょこちょいで落ち着きのない私にできる仕事は なかなか見つからなくて。
不自由な足でありながらリラを携え十五で働き出したオペラや 見習いとして知識を得て信頼されていくメアリーに ちょっとだけ焦ってた気持ちもあった中。 ようやく見つけた、私にできること。]
うん、またね!
[転ばないように、と心配する幼馴染を振り返って微笑み。>>457 私は大きく手を振って、ストールを翻してバイト先へ。
楽しい時間は、いつだって過ぎるのが早い。
だから『エウレカ』にちょっと居過ぎてしまったけど。 駆けて行く横を通り過ぎた同じくらいの年頃の女の子たちが、 ほらポスルスウェイト家の、と密かにさざめく声に。 若くして跡を継ぎ、数多くの芸術家を支援しているという 噂の貴公子が商店街に来ているらしいことを小耳に挟めば、 足を止めかけて。
すぐに迫るバイトの時間を思い出し、また駆け出した。]*
(575) 2016/02/26(Fri) 21時半頃
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― 託児所 ―
[バイト先に着けば急いでストールを外し、 代わりに空色のエプロンを身に着ける。 そうして子供部屋に顔を出せば、少女が一人駆けてきた。]
ごめんね遅くなって。 え、帽子? 今日はね、ちょっとおでかけしてるの。
[その子は、私の帽子がお気に入り。 ないのがわかった途端曇った顔に、私は困り。 帰ってきたらまた貸してあげるから、と頭を撫ぜた。
少女は、三つ年上の兄が働いている間をここで待っている。 仲の良い兄妹だ。 遊んでもらえないのは、きっと寂しいんだろう。 夕方迎えにくれば、少女の顔が輝くことを私は知っている。 そしてパンを二人で齧りながら手を繋いで帰っていく。 昨日も、少年から甘いパンのお裾分けをもらったばかりだ。>>19]
(576) 2016/02/26(Fri) 21時半頃
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ほら、そんな顔しないで。 絵本を読んであげるから、どれがいい?
[他の子供達も寄ってくれば、少女の選んだ本を手に 床に輪を描いて座り、絵本を開く。 甘えたがりの子を膝に乗せて、私はゆっくりと文字を追っていく。
胸元のブローチに痣られた石から 溜め込まれた魔力がゆっくりと溢れ出し。 声に乗せて物語を紡げば、室内の子供達が静かになる。
私の中に宿る、僅かな魔力。 この魔法のおかげで、雇い主の目に止まり。 私は今、子供達の寂しい時間を埋める仕事ができている。]
(577) 2016/02/26(Fri) 21時半頃
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”───そうして、男の子が 見上げた空には一面の星が輝いていました。”
……え。星を見てみたい?
[見たい見たいと駄々をこねるに、私は困った顔をして。 それはできないの、と宥めるように子供の頭を撫ぜる。
続きを促す別の子の声に、絵本の頁をめくりながら。 物語の中の男の子が、ふと思い出す。
幼い頃私が遊んでいた公園に、兄弟は二組いた。 一組は、パン屋さんのリアントとリット。 そしてもう一組は──── ]
(578) 2016/02/26(Fri) 21時半頃
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/* >>504>>505>>506>>507 クロードは外の世界を知っていると言うことだろうか? ちょっと精査案件。
幼馴染ーズが全自動辻斬り合いをしていたのか。 此処からガラーシャは流石に遠いかな。 強縁故も持っているし、暫し見守ろう。
(-225) 2016/02/26(Fri) 21時半頃
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[それは幼い頃の中でも、おぼろげな記憶。
星を見たいと望む弟と。 星を見せてあげたいと望む兄が、いた。
でもいつかを境に兄弟の姿は見えなくなり。 古い記憶は日々積もる記憶に、ゆっくりと埋もれて薄れていく。 想い出だけを、残して。
今。弟とは郵便配達の時に、顔を合わせている。>>120 記憶の中と違うのは、あったはずの右目と右腕。 兄はどこかに養子に出されたのだと噂は聞いたけど、 幼馴染達の中でも一番幼かった私の記憶は曖昧なまま。
目の前に開いた絵本の中、一面に広がる『夜空』。 挿絵の男の子の上に輝く星を見つめて、最後の頁をめくり。 傍にあるその続きの物語をまだ知らない私は、そっと本を閉じた。]
(579) 2016/02/26(Fri) 21時半頃
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はい、おしまい。 じゃあそろそろお昼寝、しましょうか。
[朗読の時間が終われば、大きな欠伸をした子供達に。 今度は子守唄を紡ごうと。]*
(580) 2016/02/26(Fri) 21時半頃
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/* この街、本当に良い子ばっかりだな!
この半分は歪んだどろどろとした愛情に捕われてゆくのか…。 まともな人々がぐにゃりと歪むのは胸が熱くなりますな。
(-226) 2016/02/26(Fri) 21時半頃
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温かいもの、かぁ……。
[冷蔵庫をそ、と開けて中を覗く。 中に入っているのは自分が買い置きをしているものであって、それ以外は本当に何もない。 そう、なんにも。
此処から何か作れると言うのならお鍋ぐらいだろうか。]
白菜、もやし、さつま揚げ、豚肉…ん、卵も大丈夫そうだ。 あっとはこの前置いておいた鶏ガラスープの素と柚子胡椒に塩胡椒――…。
[ガサガサと漁りある食材をどんどん探り出す。 大体が自分のオリジナル料理だ。 本当はコンソメやお魚があればもっといいんだが、傷みやすい上に生ものだから買い置きも出来ない。
棚から土鍋を取り出し、食材を切り分け鍋へといれて。 ガスコンロに土鍋を乗せればそれをもって食事をする部屋へと用意しようか。 カチ、とガスを付けふぅ…とエプロンを外す。
暫く煮込み待ちをする間、いつもの様にレベックに手を伸ばし調律をする。 毎日毎日確認しないと不安になってしまう。
だってこのレベックを調整するのは自分しかいないのだから。>>411]
(581) 2016/02/26(Fri) 21時半頃
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[暫くすれば部屋に熱気が立ち込み暖かくなる。 レベックのメンテナンスを終えた頃に丁度師がこの部屋へとやってくるだろうか。]
もうすぐ出来ると思いますよ。 食を終えたら俺もやり残した仕事します。
今日は沢山出かけたから色々やり途中が多くて…。
[さて、無事に針が0を回る前に仕事を終えることは出来るのだろうか。 出来なくとも、此処に泊まるには十分に物を揃えているし問題はない。>>571 レベックをいつものケースに終い込み、カタンと椅子に腰を掛ける。
今日は何故か冷える。 テーブルへと肘を付け両手を合わせて、息を吹きかけながら鍋が出来るのを待とう。*]
(582) 2016/02/26(Fri) 21時半頃
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/* 安価入れ忘れたショック………orz
(-227) 2016/02/26(Fri) 21時半頃
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[海より深く山より高い情を持つ幼馴染>>561は 誰かがはぐれれば手を引っ張り、誰かが泣けば慰める 彼自身を支えていたのは彼と同年代の幼馴染達 其れから今は――あの弦楽器職人だったか 与えられるだけで、与える事の出来ないのは少しばかり悔しいものだ
温もりから目を背けるように、避けようとする度に 引き戻すその手を拒めないのは きっと心の底では其れを嬉しく求めているからだと 理解はしている。認めてしまえば弱くなるから言わぬだけで]
(583) 2016/02/26(Fri) 21時半頃
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え、やだ あの箒はね。俺とクリスタとリットの浪漫が詰まってるんだよ 時速360㎞で飛ぶんだよ。飛空艇より、ずっとはやいんだよ きっと乗りこなして見せるから……見逃すっていう選択肢は……
[最後の方は小さな声になる 暗に仕事を休めと言っている事に関しては頑なに首を横に振る だって。仕事だけは毎日こつこつやってきたのだ 其れしかできない己から、取り上げられたくないとばかりにじっと見つめる 相手が根負けするまでじーっと。そうじっと その攻防はどうなったかは、置いておいて]
怒られない方がずっとキツイよ 頑固が性分って、それっていいの?
[誰かの手を借り無ければ生きていけないのは分かっている それでも認めたくなくて。独りにならねばと無茶をして 結局迷惑を重ねただけだった幼い頃 今もまた、こうして重ねているのだから始末に負えない 彼こそ。独りに慣れてほしくないのに 春告げる鳥は、どうして必要な人の元にやっては来ないのだろう
自分がいなくなることで輪が復活するのなら 最善なのに、許してくれない頑固者 其れを示される度に嬉しくも悲しいのだ
自分と兄を思いやってくれるからこその助言は、 温かくも辛いものである。目を反らして凍らせた傷を再び開くから そして繰り返すのも、また同じことである]
(584) 2016/02/26(Fri) 21時半頃
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[期待しても早くは出来ないと告げられても それでも楽しみなのだと少し拗ねた声音で応対>>563
撫でる手は温かく、凍った心まで溶かそうとしてくる 性質が悪いよ、と心の中で呟く 神様みたいに平等に注がれるその優しさは 返そうとしても受け取って貰えないのにどんどんと溜まってゆくから どれだけ救われた事か。善意も注がれなければ きっと己の傷跡に築かずに心を殺していたのに (心を壊した方が、『楽なのに』) 嬉しいけど哀しい位に、貴方は俺の人としての感情を繋ぎ止める]
もっとちゃんと。話せば話す程 俺と兄は泥沼にはまっていた気しかしない それでも、ヴラドと兄だけなら。改善したんだろうかね メアリーには本当に迷惑をかけた。後で謝罪しなければ ……。
[君だって、傷ついたと。告げる言葉に固まる 違う、俺は傷ついていない。そんなに柔くない資格もない]
違う。傷ついたのは兄さんだよ
[昔も今も、彼ばかり傷ついて傷つけているんだと 見えない方を覗きこむ幼馴染の虹彩は七色 星の様に美しいそれは、全て見透かすかのように時折色を変える されど、視線は真っ直ぐ此方を捕えて逃がさない だからこそ彼には嘘が付き通せなくなるんだ]
言われるようなことはしてないっていうけれど 言うは易く行うは難し 最善なんて、わかんない。でも心を砕いてくれてるのは知ってる
[其れを、申し訳なく思うのもずっとずっと昔からだ]
(585) 2016/02/26(Fri) 21時半頃
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[自らを子供と言う幼馴染 進めていないのは皆だということに、立ち止まる子供は気づけない 否定されても。言い重ねられても 噛まれた唇を見つめても、それをさせているのが己が原因だと思えば また、心から緋色が零れ落ちてゆくのだ
表情を浮かべようとすれば思い返すのが幼少の 兄が痛みに右の顔を抑える姿 自分が望んだから、こんなことになったのだ 星よりも。家族が大切だったのに ごめんなさい、ごめんなさいと、謝る機会は 峠を越して目覚めと同時に彼が養子に出たとの知らせで喪われ 時折会話を紡いでも、其処には身分や立場の隔たりが横たわる
今は感情を乗せられないのが有難く だからこそこうしてひっそり息を殺そうとしていられる どうせなら止めを刺してくれればいいのに それをしてくれぬから本当に――性質が、悪い またあの頃に戻れたらとの望みすら、蘇ってくるんだ]
ごめ、なさ…… ……っ
[謝るのは目の前の彼にでもあるし、兄に対してでもある 療法から撫でて、包み込む手は優しくて残酷で 自分の罪を赤裸々にするのに、其れでも縋ってしまうのだ 迷惑と自覚している癖に手放せないと 一度零れた弱い思いは暫く止まらなくて
時間が経って、顔を上げればきっと自分は酷い顔 手洗い場を貸してくれと願い、許されたのなら顔を洗って戻ってこよう その時の顔はきっと元の無表情に戻れるはず
顔を洗えば涙も流水も一緒に水道管の奥底だ*]
(586) 2016/02/26(Fri) 21時半頃
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/* ほんとおそくてごめんなさい(制作1時間。土下座タイム)
(-228) 2016/02/26(Fri) 21時半頃
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――診療所―― [焦ることはないから、よくお考え。
そう言って頭を撫でる老医師に心が凪いでいく。]
ありがとう、先生。
[まだぎこちなく、けれど確かに笑みを浮かべるリラ弾きの耳に、 待合室で泣きじゃくる小さな子どもの声が聞こえた。
苦い薬が嫌だと駄々をこねているその稚さに、 今度こそくすくすと笑いだす。]
先生の薬はよく効くのにね。
[甘い菓子はパン屋の店主の趣味の領分>>19]
ラリッサほどではないけど、 私だって子守りのお手伝いなら出来るわよね。
[そう言って激しく泣く子とあやすべきか叱るべきか、迷っている母親の元へ車椅子を寄せる。]
(587) 2016/02/26(Fri) 21時半頃
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大丈夫よ。 お薬はちょっと苦いかもしれないけど、 先生やメアリーが一生懸命作ってくれてるお薬だから きっと具合が悪いのなんてすぐに治ってしまうわ。
[それでもぐすぐす泣き止まない子どもが、 「おうた」とリラを見つめて呟いた。]
お歌?歌が好きなの?
[問い返せば、子どもの母親がぐずって眠らぬ夜には つききりで子守唄を歌っているのだという。]
そう、それじゃあお薬が苦くなくなって 具合の良くなるお歌をうたいましょうか。
[小さな子どもの涙をとめる子守唄を。 リラ弾きとリラが歌う。
ずっと互いを半身として生きてきた一対は、 その時は確かに 指先を、声を、想いを寄り添わせていた*]
(588) 2016/02/26(Fri) 21時半頃
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/* そういえば身長を振っていなかったような
足が動かなくて成長期真っ最中に運動機能を使ってないとあまり伸びない気がするので少し控え目に
150+2
(-229) 2016/02/26(Fri) 22時頃
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/* アントニオにろりこん疑惑が湧いてしまうので念のため振り直してみようとおもいました…
1
(-230) 2016/02/26(Fri) 22時頃
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/* 三度目の正直、でいいかな…(震
11
(-231) 2016/02/26(Fri) 22時頃
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[参ったな、と小さく零すシェニへ>>567]
話したくないなら言わなくても構わない
[と言葉を付け足す。 人は自分の思考や感情を言葉や声にすることで ある程度整理したり、納得したりする生き物だけど。 その行為は人に強要されてするべきものではないから。
あくまで、自分で納得して行わなくては。 人に強制された決意など呆れるほどに脆い。 なにより私にできることは、精々シェニの話しを 黙って聞くくらいだ。
それ以上の何かが出来るとは、最初から思っていない。 「ただ単純に話を聞くことができると」は、 持って回った比喩などではなく、そのままの意味だ。]
(589) 2016/02/26(Fri) 22時頃
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[かくして短くも長い逡巡を経て、 胸の語りはじめたガラーシャの“兄”>>568 前置きとして簡潔に語られた事実にただ黙って頷き、 彼の気持ちが言葉になるのを待つ。
途中で言葉を挟むでも、相槌を打つでもなく。 ただ、クリスタの店へ向かって歩きながら、 シェニが語り終えるのを待った。 ただ思うのは…]
話してくれて、ありがとう だが、ガラーシャに謝って…その後はどうする? 元の兄弟のように戻るのか? 今の関係を続けるのか?
謝る方は謝罪を口にすれば終わりだが、 謝られた方はどうすればいい。 許すのか?憎むのか? それとも、謝罪そのものを見てみぬふりすればいいのか?
[感受性豊かな幼馴染たちと違って共感に乏しい私に、 こういう役目はあまり向いていない…ということだ。]
(590) 2016/02/26(Fri) 22時頃
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シェニ。 君の弟は、誠心誠意謝罪する兄を無視して、 蔑ろにするような男か?
現状を悲観する前に、一度でも自分から何かをしたのか?
[私から見れば、互いが互いに意固地になって、 ただ単純にすれ違っているようにしか見えなかった。
共感性に乏しい私でも、ガラーシャがシェニの横顔や背中を 見つめるその一瞬に浮かべた表情ぐらいは分かる。 幼いころのラリッサが。(そして私が。) 幾度となく浮かべてきた表情だからだ*]
(591) 2016/02/26(Fri) 22時頃
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/* ラ神、極端すぎると思うの
もうここは潔く諦めて、初回ランダム完遂しよう!
(-232) 2016/02/26(Fri) 22時頃
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/* 身体を四つに分裂させたい気持ちプライスレス。 シェニとクリスタとラリッサとオペラのところに行きたい…
(-233) 2016/02/26(Fri) 22時頃
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旅商人 リットは、メモを貼った。
2016/02/26(Fri) 22時頃
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/* 不器用トリオ… 上手くかみ合わないのが切ないな
(-234) 2016/02/26(Fri) 22時頃
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/* >>591 最後三行。感情の確定に近い気がするけど。 望んだ人に振り返ってもらえない。 自分を見てもらえない、手が届かない、寂しい、哀しい。 そういう感情だと思っている………のだけど。 これって私の思い込みや思い上がりなだけで、 実際は三人共通ではないのかもしれない…。
(-235) 2016/02/26(Fri) 22時頃
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- ある工房の悲劇 -
[とある街外れに代々続く工房がありました。 工房の主はみなそれぞれ方向性は違いましたが、 誰も優秀な作家でした。
ある時三代が揃った時期がありました。
その時代の真ん中の主に悲劇が起こりました。
炉の扱いには熟知しているはずの主が、何を間違えたか。 炉の火で自らを焼く事件が起こりました。
真っ赤な炎に包まれて助けを求める主の傍には子がおりました。
助けを求めて口を開いても喉が焼かれ。 助けを求めて伸ばした腕は炭化して焼け落ちる。
炎で溶け落ちる瞳は歪んでいて、主を見る子が 満面の笑顔に見えてしまったのは仕方ありません。
数ヵ月後、息子を失い気落ちした父親が、同じ様に 炉の火に焼かれて死にました。
誰もが自殺だと言いました。 そして立て続けに工房には死が溢れて。
残された最後の子が工房を復活させるまで、 扉は静かに閉ざされたままでした*]
(592) 2016/02/26(Fri) 22時頃
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― 昔の話 ―
”───そうして、男の子が 見上げた空には一面の星が輝いていました。”
[擦り切れるまで読んだ本>>578 一面の夜空が描かれたそれは 絵本のページの中で一番気に入っていた箇所だ
宝物のそれを抱きながら、幼い己は公園に 兄に手を引かれて遊びに行っていた
リットやリアント、ヴラドやコーラリア、兄と遊びながら ふと聞こえる柔らかなリラの音の方向に顔向けば可愛らしい奏者と 演奏を聞いている青い髪の女の子とメアリーがいた
昨日も今日もそして明日も ずっと同じ日々が続くと思っていた
夕暮れになれば皆が各々手を繋いで帰る ヴラドは青髪の女の子と一緒に リットと己は兄らと一緒に
それが、何時もの光景だった それが、何時もでなくなったのは――]
(593) 2016/02/26(Fri) 22時頃
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……い、たい
[たった数歩なのにずきりずきりと痛む脚 転んでも、片方の手がないから立ち上がるのにも時間がかかる
どうして、何時も遊んだあの公園は遠いんだろう 目が覚めれば何もかもなくなって 絵本もどこかに行ってしまって
若しかしたら。公園に”宝物は”あるのかもしれないと 未だ戻らぬ体調のまま歩みを進めていたのだけれど
やっとのことでついた公園には、誰もいない 当たり前だ。己が家を出たのは昼 今は夕刻。遊具の影も黄昏が夕日を抱いていなくなると同時に 訪れる射干玉に消え去ろうとしている]
誰か、だれかいないの ねぇリット、リアント、ヴラド、兄さん、コーラリア、っ [呼んで、泣いても返ってくる声はなく 唯々嗚咽がしんとした公園に響く
確か、覚えている限りではこの時が 感情のまま表情変えて泣きわめいた最後の日だった*]
(594) 2016/02/26(Fri) 22時頃
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[己を包む夜空には、星はなくただ暗い壁しかない]
(-236) 2016/02/26(Fri) 22時頃
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[弟子は非常に手際が良い。>>581
己に慣らされた所為かもしれないが、楽器作りよりも、 炊事に手を掛けている方が、似合っているようにも見える。
己の知らない食材を市場で調達し、 空を知らない肉や野菜を調理し、独りの時間を減らす。 まるでそれは、彼が選んだ孤独の御し方のようで、 子供の痛々しい選択に口を挟むことも無い。 精々、いつの間にか増えた調理器具を物珍し気に眺める程度だ。]
悲しみは月日でしか癒せない。 ―――…忘れることさえ、本当は難しいものだ。
[独り言を天井に向けて吐き出すと、 とうとう二杯目として貰った茶も底を尽きた。
湿度管理の成された作業場と、炊事場は完全に遮断されている。
観念して、重い腰を安楽椅子から引き剥がし、 ストールの裾を指先で抱き寄せると、長躯を進めるのは小さな台所。 己よりも、弟子が詳しい一間。]
(595) 2016/02/26(Fri) 22時頃
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急ぎの仕事はないだろう?
食事を終えたら、そのまま帰宅しても構わないよ。 私に付き合うと徹夜になりかねないからね。
[保温性の高い陶器鍋は既に湯気を緩やかに立てている。 彼に向かい合わせるよう椅子を引いて卓の正面に着席し、 隠されるようにケースに仕舞われたレベックを追う。>>582]
帰りたくないというなら、無理に帰宅は勧めないけれどね。 君も職人として見習いを初め、早十年経つ。 今はまだ簡単な修繕しか任せてやれないが、君の直向きさは美徳だ。 精進を続けていれば、オペラが云っていたように、 彼女の子供に楽器を作ってやれるかもしれないね。
[己は十年で工房を持ったが、それこそ才知の成せる業。 彼には遠い道を示唆し、鍋に垂らす為の檸檬を手に取った。] ―――…君の作る楽器は、どんな音がするだろうか。 私の予想を裏切るものであれば良いと思うよ。
[ナイフを手にして、黄色い果実に刃を入れる。 ふわりと立った酸味は爽やかながら、太陽を知らぬ香りをしていた。*]
(596) 2016/02/26(Fri) 22時頃
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- 意気投合する魔女と -
[唐揚げ水での乾杯は楽しそうだとクリスタ嬢>>534に頷いた。 訂正しても実験台と言う言葉は聞こえたが、 最初の実験なら仕方ないとそれすら同意。]
ガラーシャなら喜んで飲んでくれるんじゃないかな。 薬も美味しく飲めて良い事尽くめだ。
[今現在ガラーシャやその周囲が重苦しい雰囲気に 包まれている事など知る由も無く、呑気な会話は続く。]
いっそ人形をこの街の人数分作って、 小さな街を作って遊んでみたいもんだ。 そこでもガラーシャは空飛んだりするんだろうな。
小さな猫や箒も余裕があったら作ってみてくれ。
[どんどん浮かび、ぽんぽん飛んでいくアイディアは 胸に納める事無く口から溢れさせていく。 クリスタ嬢がどんな作品を作るか楽しみにしていると 重ねて出て行こうとしたが、ふと。]
そう言えばクリスタ嬢。 もし、自分の人形を作るとしたら、どんな人形にする? ドレスを来たお姫様とか、 はしゃぎまわっていたガキの頃とか。
今のままとか。
[人形も髪を埋めればその姿になるのだろうが、 もし望むままに変わるとすれば、クリスタ嬢はどんな姿を 映すのだろう。
そんな興味本位で尋ねたが、答えたくなさそうなら それ以上は聞かずに店を出た*]
(597) 2016/02/26(Fri) 22時頃
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[弟への気持ちを話す間、メアリーはただ黙って聞いていた。>>590
だから、最初の逡巡以外はほとんど一呼吸で話したようなものだ。
彼是と考えずに話せたことは、彼女の思った通りに、目を逸らしていた自分の気持ちと向き合えた。
話し終えた後の矢継ぎ早の質問には、少し困ったような笑みを浮かべて]
元の兄弟のように戻れたら、どんなに良いだろうとは、思うよ。
謝られた方は…うん、どうしたら良いんだろうね。 また、困らせるだけかもしれない。
許してくれとは言わないけど、そうだな…謝りたいのは、僕の自己満足なのかもしれないな。
[率直な彼女の意見は、自分のような人間には、慰めだとか同情よりもありがたかったから、人の相談に乗るのが向かないとは思わない、ともし彼女の内心を知ることがあれば言っただろう。]
(598) 2016/02/26(Fri) 22時半頃
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- 商店街 -
[さて楽器職人の工房に寄る前に、手土産に何か 持って行くべきだろうかと、最初に浮かんだチョコレート屋。 疲れた時には甘い物が良いとうろ覚えの記憶を頼りに、 気紛れの自分とは違い、真面目に作り続けている 友人の為に甘味を買いに来たのだが。]
あっれええ? ここに確か店あった筈だけど? 俺、この狭い街で迷子になったか?
[どう見ても閉店している店の様子>>2に 木箱を抱えたまま思い切り首を傾げる。 滅多に足を運ばないからいつ店が終わったのか それとも移転したのか、今1つ判らない。
判るのは唯一つ、チョコレートは買えないと言う事だ。]
困ったな。 あと、甘そうなのって……パンかなぁ。
[ジャムやクリームが入ったパンなら代わりにはなるだろう。 本気で困って無さそうな声と共に、ぶらぶらと パン屋を目指し、それでも歩みは速くは無い。
一日の動きを厳密に決めていないから、 全て自分時間で動いていた。]
(599) 2016/02/26(Fri) 22時半頃
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弟がそういう人間だとは思わないけど…
[と、彼の自分を見る冷たい目を思い出せば、こと対自分にだけはその可能性も僅か考えそうにはなるが、首を振る。]
そうだね、自分から何か、歩み寄るようなことが出来たことはないかな。
[第三者の彼女が、何故ここまで熱心に話すのかは分からなかったけど、彼女の問いは、弟はそんな人間ではないと確信めいていたように思えたし、ただお互いに傷つけあうような関係をどうにかしたいなら、自分から動かなければならないと教えてくれた気がした。]
ありがとう。メアリー。 ガラーシャがどうするかはわからないけど、もしまた弟が話すことを許してくれるなら、歩み寄りたいと、思うよ。
[僕は彼の兄だから、と付け加えて、彼女の目的地に着いたなら]
君は良い療師になるんじゃないかな。 いつも、弟をありがとう。
[今まで言う機会のなかった弟に対する礼を告げてから、屋敷に戻るだろう。*]
(600) 2016/02/26(Fri) 22時半頃
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/* んー……日付変わるまでにメアリー来てくれるかな。 さすがにそれ以上は待てないかも。動けなくなるし。
(-237) 2016/02/26(Fri) 22時半頃
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― 少女との秘密 ―
[魔法そのものを譲渡することは出来ないが、 何かを媒介にして力の一端を移すことは出来る。
それが己が魔法の扱いに長けている為なのか、 触媒と相性が良いのかは定かでない。
だが、己の作り上げた楽器にはしばしば魔力が込められる。 例えば、診療所の見習いが手にするヴァイオリンのように。>>569]
(601) 2016/02/26(Fri) 22時半頃
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[それを彼女に与え、弦の追い方を教えたのは、 気紛れと云ってしまえば、万物に格好がつく理由で、 その実、彼女にひとつ、“彼女だけのもの”を持たせる為であった。
決して幸福と云えない生い立ちは、 老いた医師の詰める診療所に貰われてきたことから察していた。 表面上は当たり前のように平穏無事に過ぎていく日常の下に、 そっと隠される不幸が、この街にはそこら中に転がっている。
そんな不幸のひとつである彼女に無償で贈ったヴァイオリン。
普段は未熟な腕を反映し、拙い旋律を奏でる程度だが、 彼女が心を込めれば、名器はそれに応えることがあった。]
(602) 2016/02/26(Fri) 22時半頃
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[男が幼子に教えたのは人に微睡みを齎す魔曲。>>570
己の奏でるいっそ暴力的な睡魔は呼ばねども、 鼓膜を震わせたなら、瞼の落下を誘発させる其れ。]
……メアリー、音楽は良い。 人の心を癒してくれるよ。 心を込めれば、君の本音を伝えてくれる。
君は寡黙だからね。 ――――…いつか、君を満たしてくれる礎になるだろう。
[彼女の身近にいた幼馴染らとは違う存在。 友達と云うには差が合って、知人と呼ぶには近しい男。
今でも時折、音楽を教える間柄は、 謂わば ―――、秘密の関係であった。*]
(603) 2016/02/26(Fri) 22時半頃
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[他人の宝石が扱えない。 人工的な魔道具でさえも制御できない。
今でこそ受け入れてはいるけれども、その事実を知ったばかりの頃の少年は小さな劣等感を抱いていた。
他人の宝石を扱えなければ家業のパン屋の大事な竈を動かせない。 魔道具が使えなければ、飛ぶ箒も動く人形もらだの箒と人形だ。 それに何より、兄の手の中。 透き通るような綺麗な宝石は、一度触らせてもらって以来、触れる事すら許されなかった。
家業のパン作りを傍で眺めていても、楽しそうだからと手を出そうとすれば、父に止められた。
お前はダメだよ。 お前には無理だから。
その父の言葉に、涙を流すのを我慢して、むすりと唇を尖らせた。 兄はしていることなのに、自分はしてはいけない事。 勿論親としては、間違って火傷でも負わせないためのことだろうが、子供には分からずに、父はきっと自分よりも兄の方が好きなんだ、なんて拗ねたこともある。
だからといって、家族が嫌いなわけではない。 二人とも優しかった。 優しかったからこそ、手伝いたかったし、二人の持つ宝石を自分だって触れ、上手に扱ってみたかった。
成長するにつれて、自分には全くそういった才がない事が分かれば、諦めもついたけれど。]
(604) 2016/02/26(Fri) 22時半頃
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[家業を手伝えないならば、自分は何をすればいいのだろうか。 それは勿論、客相手にパンを売る事をすればいいのかもしれないけれど、近くで兄が上手に作ってみていて、自分は売るだけなんて詰まらないし面白くない。 無理だと分かっていてもどうしても羨ましいなんて思ってしまう。 家族は好きだが、家業は好きではない。 父が亡くなる前にほんの少しだけ考えてしまったことはほんの少しの罪悪感として残る。
兄を一人残して夢を追う理由の中に、そのこともあるのだ。 兄のパンは好きだけど、兄がパンを焼いている所は見ていたくない。 そんな子供じみたもの。
勿論それだけではないけれど。]
(605) 2016/02/26(Fri) 22時半頃
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[空への強い憧れは勿論ある。
それに、もしも空が見れたなら。 もしも、夜空に輝く星も見れたなら。
絵本の中 星に叶えばいつか、願いは叶う と
宝石を扱えば魔法が使えるのだ、空に輝く星ならば、それくらいの事出来るはず。 ならば、願うとしたら―――]
また、皆で…――――
[幼い頃のように。 ただただ楽しかった日々に。
戻りたいとは言わない。 ただ少しだけでも今の関係が修復できればいい。
幼馴染を待つ資産家の家で、旅先で手に入れたかけらを見つめてそう願った。*]
(606) 2016/02/26(Fri) 22時半頃
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- その昔の夕暮れの公園 -
[どれだけ昔かは覚えていないが、 買い物の帰りだった事は覚えている。
近道で通り抜けようとした公園で、 ぎゃんぎゃん泣き喚く声>>594に足を止めた。
事故の話は知っていたが、その子がそうだとは知らなかった。
だがいつも楽しげな笑い声で溢れているこの公園に 響き渡る嗚咽と震える小さな身体に、 気紛れでオレンジを転がした事があった。
その当時から既に長身で、夕暮れ時のせいで、 自分の姿を子供は判別出来ないだろうと承知の上で。
オレンジが子供の元に辿り着くのを見届ける事も無く 黒い影は公園から立ち去った*]
(607) 2016/02/26(Fri) 22時半頃
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/* 直接関わらないけど、ひたひたと気持ち悪さだけ 残していくスタイル。
(-238) 2016/02/26(Fri) 22時半頃
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[男は知って居る、 男の手を本当は誰も必要としてない事を いや、正確にはそう思って居るのだ、常々
止まり木程度であれば良い 幼馴染が自分の事を海より深く山よりも高い情を持つ と思って居ると知ればしかめっ面で否定する
ただ、放っておきたくなかっただけなのだ 迷い子が居れば誰だって手を差し伸べるだろう>>583 それを疑わない、男は何度もその光景を見てきたから 従兄弟も、リラ弾きの幼馴染も、そう、
温かさから目を背けようと避けようとするから 目が離せなくて案じてしまう、何をやっているんだ 何も怖いことはないだろうに>>583と]
(608) 2016/02/26(Fri) 22時半頃
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反対意見は認めないから、安心しろ
浪漫が詰まっていても危ないものは危ないぞ 君が怪我をするだけなら良いが、いや、それも良くないが もし誰かに当たったらどうする……
というか、やはりリットも乗って居たか……
[見逃す?そんな選択肢、49(0..100)x1光年先に置いて来た 流石リアントの弟だけはある、あの兄弟本当似て居るな 思わず頭をべしっとしたのは仕方ないだろう 筋肉馬鹿の腕力でやると頭が大惨事になるので加減して
頑なになる彼の考えも分からないでもない>>585 隻腕の彼にとって仕事を得るのも大変だっただろう じっと此方を見る目に根負けしそうになるが それでしくじったらどうすると突っ込んだ 下手したら、この攻防で夜が暮れそうだったので横に置き]
知って居る。だから、怒らない 良いんじゃないか、もう治す気もないしな
[開き直っているよ、この男。 誰かの手を借りねば生きていけぬと分かっていても それでも認めたくないと無茶する彼を案じ そうして、それがまた彼が無茶をする原因となる 繰り返しは今も続いていた。
独りで居れば、春告げ鳥はきっと来ない 必要だと思われていても、男には先に思う事があった 頑固者と言われようと許す気はない、 誰だって平等に輪に入るべきだ
男自身が勘定に入っていないくても同じだ
助言は暴言でもある、凍らせた傷は治らない 其れは無理に開いても同じなのに男は繰り返してしまう]
(609) 2016/02/26(Fri) 22時半頃
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[少し拗ねた声音は本当に子どもらしい>>585 そうして聞くのが懐かしくつい甘い物を渡すのだ
性質が悪いと心の中で呟かれても男には知らぬこと 凍った心では息が出来ないだろうから だから、こうして撫でているのだ 見返りを求めての行動ではない 何かを返して欲しいわけでもなく、ただ幸いであれ そう望むのはいけないことなのだろうか 心を殺してしまえば、それは死んだも同然だ
幼馴染の友人がそうなるのを許すわけもなく 残酷だと知りながらも、繋ぎとめるように何度も撫ぜた]
……それはそうかもしれない だが、そうして話せるだけでも良いんじゃないか 私とシェニならそれこそ、平行線 最悪流血沙汰になっていたと思うがな
謝罪よりさきにありがとうと言うべきかもしれないが
[シェニに話があると彼女は言って居た それが本当かどうか確かめるすべはないけれど 彼女の事だから歩みよりを促しているかもしれない 男とは違い、もっとちゃんとした方法で だったら言うのはありがとう、とそういう言葉だ
傷ついたのは、彼と彼の兄 そうだろうと指摘した、それなのに彼は言う、違うと]
違うな、シェニもガラーシャも傷付いた
[其処は譲れなかった この七色で全てを見透かすことなんて出来る訳が無い けれど、移ろう色に映ったのは傷付いた2人の姿だった 真っ直ぐに見つめる事で嘘がつけなくなるのなら その方がずっと良い、嘘なんてないほうが良いのだから]
………それはただの趣味だ
[下手な言い訳だった。申し訳なく思う必要など何処にもない]
(610) 2016/02/26(Fri) 22時半頃
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はは…確かにマラクさんに付き合っていたら徹夜になりますね。 もう慣れっこですけども。
[確かに急ぎの仕事はない。 だが今日はほぼ丸一日作業をしていないのだ。
グツグツと煮立ちはじめた鍋を見ながら口許を緩ませて。 「帰りたくない」 そういつも思いながら、結局は誰もいない家へと帰る。
此処の家を出て四年目。 慣れている筈なのに、週の半分は徹夜と称して此処へと泊まる。 師も何も言わずに泊めてくれる、まぁ断られ無いのも知っているし。]
もう十年立つんですね…此処に来てから。 …作れるんですかね、俺に。――俺なんかに。
[まだ何も作ったことの無い職人見習い。 いつも師の背をみてその指先を見て学んできたつもりではある。 師が檸檬を手に取ればそれを視線で追い。>>596]
想像がつかないですね、ちゃんと音が出るのかも分かりません。 ――マラクさんのあのレベッカは、未だに悦い音響かせてます。
[師が最初に作った楽器。 調律をした日はたまに弾きその音を確かめる。 いつまでもその音を響いてほしいから。]
2016/02/26(Fri) 22時半頃
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はは…確かにマラクさんに付き合っていたら徹夜になりますね。 もう慣れっこですけども。
[確かに急ぎの仕事はない。 だが今日はほぼ丸一日作業をしていないのだ。
グツグツと煮立ちはじめた鍋を見ながら口許を緩ませて。 「帰りたくない」 そういつも思いながら、結局は誰もいない家へと帰る。
此処の家を出て四年目。 慣れている筈なのに、週の半分は徹夜と称して此処へと泊まる。 師も何も言わずに泊めてくれる、まぁ断られ無いのも知っているし。]
もう十年立つんですね…此処に来てから。 …作れるんですかね、俺に。――俺なんかに。
[まだ何も作ったことの無い職人見習い。 いつも師の背をみてその指先を見て学んできたつもりではある。 師が檸檬を手に取ればそれを視線で追い。>>596]
想像がつかないですね、ちゃんと音が出るのかも分かりません。 ――マラクさんのあのレベックは、未だに悦い音響かせてます。
[師が最初に作った楽器。 調律をした日はたまに弾きその音を確かめる。 いつまでもその音を響いてほしいから。]
(611) 2016/02/26(Fri) 22時半頃
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[背伸びをした子供は、立ち止まる子に言葉を重ねる 己が原因だと心から緋色を落とす度、掬い 無表情となった彼を案じ、泣くべきだと言う
彼が望んだから、というのなら 望んで何が悪いと言おう、大切なものは直ぐに壊れる だから、其処で立ち止まってはいけない いけないけれど、今はただ袋小路に居る彼を ただただ、包み込んで優しく癒す以外の方法はない
止めを刺すほど優しくない幼馴染の男は 謝る声に、首を何度か振った]
いいんだ、…いいんだからな
[男は彼の謝罪など求めていない ただ彼が幸いであれば良いと思って居た それはたぶん、彼の兄だって同じはずなのだ
縋るのなら優しく残酷に包み何度だって撫でよう 時間がいつかきっと解決してくれる、 子どもはいつか大人になる生き物なのだから
赤く腫れた眼と濡れた顔を見れば 手洗い場を貸してくれという願いに頷き 仮眠室の横のドアを指して教えただろう
その間に、すっかり湧いてしまったお湯でココアを作り ついでタオルを暖かなお湯で浸し搾り
戻ってきた無表情にそれで目を温めておけと言うだろう 涙も流水も落ちたというのならば、後は暖かく甘いものを
そして、ココアを飲み干した彼に送っていくと また自転車に乗せようとしてその帰りに配達物を預かり それを届けにいこうとした]
今日1日は絶対安静にしておけよ
[何かあれば必ず連絡しろと重々言い聞かせ 休戦中の黒猫の頭と彼の頭を帰り際交互に撫でようとして カランと、また自転車で街中を漕いでいっただろう**]
(612) 2016/02/26(Fri) 22時半頃
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[ツン、と鼻に来る檸檬の匂いは鼻腔を擽り、 箸を入れ野菜を取れば口へと頬張る。
師が肉ばかりを取ろうとすればじぃ、と見て野菜を受け皿へと勝手に放り込む。]
折角俺が作ってるんですから、栄養考えて食べてくださいね。
[そう苦笑しながら己もバランスを考えながら食す。 途中水を挟みながら、少し食べて箸を置く。 小食故、あまりお腹へと溜められない。]
如何しようかな…、とりあえずゆっくりちゃんと食べてください。 デザートはいりますか?
[まぁプリンぐらいしかありませんよ、なんて笑みを零しながら。*]
(613) 2016/02/26(Fri) 22時半頃
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/* >>609 !?!?認めて!???!(きっとヴラドは認めないに1000ペリカ
(-239) 2016/02/26(Fri) 22時半頃
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― 昔むかしの夕暮れ公園 ―
[”太陽”が落ちてきたのだろうかと その時は思ったものだ
涙で滲む視界の中で、いっとう鮮やかなオレンジ色が 自分の目の前に転がって来た>>607 ひくひく、と喉をしゃくらせて 零す涙と潤んだ視界のまま拾い上げたそれは綺麗なオレンジだった]
わ、ぁ
[ぽた、と零れ落ちる雫は、橙を見れば表面張力のまま止まる 一体誰のだろう。と辺りを見回すけれども 其の頃にはオレンジの主は影も形も見当たらない
唯、ほんの少しだけ去り行く背が見えただけ それも幻だったのかもしれないけれど 黒くて大きなそんな影だったような気がして
だからだろうか とある工房の主からの配達依頼を受ける際 ほんの少しだけ懐かしい様な気がするのは *]
(614) 2016/02/26(Fri) 22時半頃
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――夜・自宅―― [二人で住むために借りた家は、 車椅子でも不自由のないように廊下も扉も大きく作られていた。 勤務時間外ではないのだろうか、という懸念をよそに にっこりとパンの包みを抱えてやってきた店主の声に 急いで玄関の扉を開く。>>463
見知ったパン屋の店主に警戒心など起こすはずもなく、 恐縮しながらも紙包みを運んでくれるのに甘える。
玄関から入ってすぐ左の部屋は リラ弾きのための音楽室と夫の仕事道具を置く部屋を兼ねている。 廊下を挟んで右の壁には 大きな色硝子のテラス窓が三つ並び、 庭に八手の木が植わっているのが良く見えた。
通路を抜ければ隠れ家のように仕切られた ヌックとそのさらに奥にはキッチン。]
(615) 2016/02/26(Fri) 23時頃
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- パン屋 -
[どうやらパン屋は無事のようだった。 以前作ったブローチ>>330を胸に飾った店主はいただろうか。
いたなら、マラクとその弟子への土産を買いに来たと 話した上で、2人の好みを知っているならお任せを頼むだろう。]
リットが帰って来ていたな。 暫く滞在するんだろ? 珍しい物を買わせてもらったよ。 俺も知らないデザインや品物もいっぱいあるもんだな。
パンも目新しくなったりするのか?
[弟のリットの話を持ち出して、物は違えど何かを作る者同士。 何か刺激になっているかと尋ねてみた。]
(616) 2016/02/26(Fri) 23時頃
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俺の方は新しいデザインが浮かびそうだから、 何か作れないかと考え中だ。 またブローチでも作りたくなったら教えてくれ。 リットとお揃いを作りたいと言うのでも構わんぞ。
[雑貨屋でお嬢ちゃん達がお揃いの話をしていた事を 思い出す。 離れ離れになる兄弟なら、男同士でも別におかしくない気がして 思い付いたままぺらぺらと*]
(617) 2016/02/26(Fri) 23時頃
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駐在 ヴラドは、メモを貼った。
2016/02/26(Fri) 23時頃
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[温度の高低を問わない大き目の保存箱は、 クリスタの店で買ったもの。 その中に温かいパンの包みを入れる。
警戒心のなさをパン屋に苦笑されれば、小さく首を傾げて答えるのだ。]
だって、何か悪いことをしようって人なら そんな風に私の心配はしないでしょう? それに、何かあればすぐにヴラドに相談するように言われてるもの。
[店主の細やかな気遣いを笑って、 もう一つの気遣い――可愛らしくて美味しそうなクッキーには あっという間に目を輝かせるのだった。]
もらってしまっていいの?
[傍目にも分かりやすく表情が輝いて、 お行儀悪いけれど、と 店主の目の前で綺麗な焼き色の一枚を口へと運んだ。
美味しい、と満面の笑みを浮かべ、 ありがとう、と告げる声は 音の魔法が使えないパン屋の主にも はっきりわかるような喜色に満ちていた。*]
(618) 2016/02/26(Fri) 23時頃
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/* だが実はその影の様な男は、 子供の泣き声を聞いて、ものごっつ喜んでいたとは知るまい。
(-240) 2016/02/26(Fri) 23時頃
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資産家 シェニ は、メモを貼った。
2016/02/26(Fri) 23時頃
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[第三者の自分が、なぜこうも熱心に話すのか。>>600 もしシェニにそう問われていたなら、 私はすぐには答えることはできなかっただろう。
この街には、傷を抱えた人間が多すぎる。 いつだったか…。 そう。おそらくは、誰にも秘密で楽器の手解きをしてくれる “魔法使い”が無意識に漏らした呟きだったのだろう。
生きていれば傷つくのは当たり前だ。 けれどシェニやガラーシャは、その傷に囚われたまま 延々とすれ違い、傷つけあっている。 沢山の人を見つめて、身体だけでなく心まで癒す 魔法の手を持つ師父であれば、彼にももっと、 適切な助言ができたのだろうか?
ありがとう>>600と。 本当になにもしていない私に謝辞を述べるシェニに 緩く横へ首を振る。]
(619) 2016/02/26(Fri) 23時頃
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|
シェニとして。兄として。 歩み寄りたいと決めたのなら、 それはあなたが決めたことだ。 私は何もしていない。
ただ、話を聞いただけだ。
[クリスタの店の前で足を止めれば、 シェニにも短い旅の目的地は理解できただろう。]
ガラーシャのことなら礼を言われる必要はない。 傷を見て薬を用意するのは療師として当然だし、 話を聞く程度、友人であれば普通の事だ。
[言ってから、自分で自分の言葉に疑問を抱く。 ガラーシャの兄で、ヴラドの友人らしいシェニ。 では、私と彼の間にある距離を示す名称はなんだろうと。]
こちらこそ。 遠回りをさせてしまってすまなかった。 帰り道に気を付けて。
[そのまま屋敷へ戻るなら緩く手を振って見送り。 ようやく私は、クリスタの店の扉を開いただろう*]
(620) 2016/02/26(Fri) 23時頃
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/* お相手様には拾いにくいところもあると思うのだけれど、これでストーカー全員に接触した、はず…
[指折り数え中]
クロード以外の賞金稼ぎ側と出会えていないので1dはそちらに動けたら…
(-241) 2016/02/26(Fri) 23時頃
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-Aria Manque-
[店の扉はまだ開いていただろうか。 ギュルセルに頼んだ伝言の2時間を軽くオーバーしているから、 気まぐれな店主は意趣返しになにか仕掛けているかもしれない。
扉が開くことを拒まなければ、 中の様子に注意しつつそっと店内に滑り込む。 その仕草は暗い路地裏に滑り込む猫のように。]
クリスタ。 まだいるか?
[当初の目的であったオペラへの贈り物はコーラリアの店で 買ってしまったから、ここでそれを探す必要はない。 それでもギュルセルに伝言を頼んだのは、別の用事がある故に。
魔女の営む魔法店へ訪ねて来たとなれば。 用があるのは魔法のかかった道具や魔力を込めた人工の宝石。 今回の用件は後者の方だった。*]
(621) 2016/02/26(Fri) 23時頃
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― 幼い記憶・真夜中の散歩 ―
[一人きりの、静かな部屋。 私が居てもいなくても変わらない家。
そこで過ごす『夜』はいつだって長くて。 早く朝がくることを考えて、いつも瞼を閉じる。 朝がくれば、手紙があるかもしれない。 朝がくれば、また公園に遊びにいける。
幼い私は待つことしかできない『夜』の寂しさを そうやって紛らわしていたけど。 それでも足りない夜は、そっと家を抜け出して散歩をする。
そんな私に気付く大人はいないから。 私の真夜中の散歩は、私だけの秘密。]
(622) 2016/02/26(Fri) 23時半頃
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[大通りを逸れた通路を抜ければ、 静まり返った工房の並ぶ職人通り。
細道を疲れるまで歩けば、朝までぐっすり眠れるから。 今日も私は足音を忍ばせて、散歩をする。
いいこで待っている、という言葉を破って。 見つかったら怒られるかもとちょっとした緊張の後で、 すぐに気づくのは、誰も探しになんてこない寂しさ。
目的なんてない。 ただ疲れて帰ってすぐに目を閉じれば眠れるまで歩くだけ。]
…………?
[足音を忍ばせた路地裏で、音色に私は足を止めた。>>478 幼馴染の奏でるリラの音より、低くて深い。 まるで、手を差し伸べるような優しい音なのに。 寂しくて、寂しくて。足がすくんだように動かなくなる。]
(623) 2016/02/26(Fri) 23時半頃
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[石壁を伝い、届けられる音色。 聞き入っているうちにだんだん瞼が重くなる。 動かない足にゆらりと傾ぐ体を冷えた石壁に預けて、 だんだんと旋律が、終わりに近づく。
────そして、最後の一音が鳴った瞬間。
ばさりと体が地面に落ちると同時に、意識も落ち。 私の記憶は、そこで途切れた。]
(624) 2016/02/26(Fri) 23時半頃
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────……
[次に目を覚ましたのはどこだったか。 よく覚えてないけれど、家ではない場所に居たことと 朝だと気づいてすごく焦ったことだけ、覚えている。
飛び起きれば、慌て過ぎて躓きながら まだ早朝の誰も起きてない細い路地を駆け抜けて。 着いた家はいつもと変わらない朝を迎えていた。
一人きりの、静かな部屋。 私が居てもいなくても、変わらない家。
そうして気づかれなかった子供は、 ここに居場所なんてないことを知った。]*
(625) 2016/02/26(Fri) 23時半頃
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[メアリーの思い浮かべる魔法使いは、男が先刻まで会っていた悲しみに敏い友であるがそのことは勿論知らないことだが、
確かに誰しも何かを抱えて生きている。
メアリーはどうなのだろうとは、思うけど、いつか今日の礼に彼女にも抱えるものがあるなら聞きたいと思った。>>619]
(626) 2016/02/26(Fri) 23時半頃
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それでも僕は、君に助けられたよ。 僕は何でも持ってるけど、持ち物の中でも一番自信があるのは、人を見る目だから。
[左目を指差して、何もしていないと言う彼女に告げる。>>620
療師であれば当然とは、真面目そうな彼女らしいと思ったが、友人であれば、との言葉には緩く瞬きをしてから微笑んで]
良い友人を持てたことに感謝するよ。
[と、第三者、であった彼女の内心の疑問に答えを押しつけた。
実際幼馴染のうちの一人ではあるのだ、メアリーも。 オペラも、ラリッサも。
幼かった彼女たちは自分が養子に行く前のことは覚えていないだろうけど。]
いいよ、女性のエスコートは紳士の義務だから。
じゃあ、またね。メアリー。
[店に入るメアリーに緩く手を振り、屋敷に少し足早に向かった。*]
(627) 2016/02/26(Fri) 23時半頃
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私は夜にも朝にも強いからね。 この街で厳密な昼夜に囚われている者は居ないだろうが。
[彼が十六になり、工房を出たのは己が勧めたが故だ。 今でも身長伸び悩んだ彼は小柄だが、 昔はもっと子供らしく小さくて、この工房でも事足りた。
だが、彼の得た成長は、帰る場所を遠ざけるものだった。
帰りたくない、独りになりたくないと、 優れた耳は彼の音に変えぬ声を聞き分けるのに、 戻っておいで。と、告げたことは唯の一度も無い。 宿泊を赦しても、私物を増やしても、 寒い夜に寝台を分かち合った温もりは、最早過去のこと。>>611]
そう、今年で丁度十年。 私は君の半生を知ることとなった。
――― 作るだけなら、技術は水準に達している。 後は君が何を作りたいか、如何作りたいかだろう。
人に幸せを撒く音色だったか―――、 それは未だ高望みとだと、私は思うがね。 何せ、君は―――…、
[切り分けた檸檬の一片を弄び、 深い碧を嵌め込んだ双眸が彼を覗いて言葉を引かせる。 薄く唇を開き、溜めた語は喉でサッと別のものと入れ替わった。]
(628) 2016/02/26(Fri) 23時半頃
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-血玉石と黒蛋白石-
[過去を振り返れば、元よりあまり外に出てゆく子供では なかったように思う。 今は遠い過去の日。幼馴染三人と出会った公園に居たのは、 いくつかの偶然が重なった結果だった。
最初にラリッサに手を引かれて三人の輪に加わった後。 わざわざ診療所まで遊びに来てくれたオペラ。>>560 オペラの両親は老師の邪魔をしてはいけないと 彼女を叱ったようだが、当の老師が好々爺といった顔で オペラを歓迎していたのを覚えている。
その後はヴラドやラリッサにも手を引かれ。 オペラの脚が動かなくなるあの時まで、 外で過ごすことも多少は増えたはずだ。]
(629) 2016/02/26(Fri) 23時半頃
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→屋敷へ
[魔女の店に入るメアリーと別れて、屋敷の敷地に入ってからバタバタと駆け足で邸内に入る。
靴も脱ぎ散らかして駆け込む様子はこの広い屋敷の主人らしからぬ粗雑ぶりだったが、中で待つ幼馴染のことを思えば仕方ない。]
リット!ごめん待たせた!
[転がる様に客間へ入るとお茶を飲みながら待っていた彼へ声をかける。]
ちょっと、街で時間潰しすぎた。
[弟をまた傷つけてヴラドと揉めそうになった、とは言えずに]
メアリーと会ったよ。 クリスタの店に入っていったけど、何の用事だろう。
[今更湧いた疑問は、魔女の作るおかしな品々とメアリーがイマイチ結びつかなかったから。 クリスタの店にあるものは珍しいから男も時々冷やかしに行くが、あの怪しい魔法具たちの中に療法に必要そうなものは思い当たらなかった。]
(630) 2016/02/26(Fri) 23時半頃
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[子供たちで溢れる公園へ行けば、 遠くで仲良く駆け回るパン屋の兄弟を遠目に眺めたり。 ヴラドが別の兄弟と何かに夢中になっているのを見る傍ら。
オペラやラリッサと一つのベンチに並んで座り、 彼女が弾くリラの音色を聞くのが小さな楽しみだった。
楽器はもちろん歌にも楽にも疎い私だったけれど。 毎日少しずつ上達してゆくオペラのリラと歌声は、 乾ききっていた私の心を、ゆっくりと潤していった。
詩人か役者であれば、オペラの歌や楽の音の変化を 上手く語る事も出来たのかもしれないと思うと、 少々惜しい気もするが…。]
(631) 2016/02/26(Fri) 23時半頃
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[そんな彼女が、幼馴染のオペラが。 二人きりの日にこっそり打ち明けたいくつかの秘密。>>564
『あのね、メアリー内緒にしていてね』
その言葉から始まるオペラの告白。 二人きりの秘密はすぐに二人きりのものでは なくなってしまうけれど。
歩かなくなった足の代わりに用意した車椅子での生活に 慣れたオペラがリラを使って劇場働きたいと語った時。 そして、好きな人が出来たと告白された時…。]
そうか… それで、どんな人なんだ?
[私は、オペラが望むように彼女の背を押してあげることが できていただろうか…?*]
(632) 2016/02/26(Fri) 23時半頃
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―――…あ、煮えたね。
[気安い声は、湯船の中で踊る肉と野菜に落されて。 小皿に檸檬の酸味を絞って垂らした。 摩り替わる前の言葉は、跡形もなく湯気に掻き消され、 代わりに肉を探しながら、鍋を掻き混ぜる所作。]
しかし、師に向かって腕を褒めるものではないよ。 あれが長持ちしているのは君の使い方が良いお蔭だろう。 もう、私には直せないが、此処まで持つとは思わなかった。
[所詮が習作。子供の手慰み。 甘い曲線も、均一でない木板も、未熟さでしか直せない。 ――― この街で一人、彼にしか直せない過去の作品。>>613]
私の専門は人体ではなく楽器だからね。 君が面倒を見れば良いよ、世話を焼くのは好きだろう?
[手を焼かせて、怠惰を任せ、彼に足りない温度を分ける。 一人ではない、と云う、確かな温度を。]
デザートは欲しいが用意はしなくて良い。 こういう夜はね、向こうから飛び込んでくるものだから。
――――……疑っているかい? いや、これは本当だ。 [食を進めながら、また肉を摘まんだ師は、 彼を引き取った時と同じ、酷く大人びた顔をしてほくそ笑んだ。*]
(633) 2016/02/26(Fri) 23時半頃
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リットは今回はどんな場所に行ってたの? 何か面白いものあった? 空は…まだかな? 何かヒントはあった? [質問を重ねて、それから、と一呼吸おいて]
星の作り方は…何か情報、あるかな。
[大事なものの話をするように声を潜めて聞くと、目を細めた。*]
(634) 2016/02/26(Fri) 23時半頃
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資産家 シェニ は、メモを貼った。
2016/02/26(Fri) 23時半頃
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―― ユーモア溢れる芸術家と ――
[>>597ガラーシャなら喜んでくれると先生のお墨付きも得られました。 それにしても空飛ぶ箒といい唐揚げ水といい、 ガラーシャの未来はどうなってしまうのでしょう。 もちろん、彼が今どうしているかなど私には知り得ませんが。]
くすくす、ミニチュアサイズの商店街も面白そうね。 そこに私達やみんなを模した人形を配置して……。
最後には、大怪獣に襲わせてみたり。
[先生の可愛らしい発想は、私の手により物騒な発想に飛躍しました。 作り上げた砂のお城は崩したくなるタイプなのです。 けれど、自分の人形をどうするかと問われれば。
それは――。
[脳裏に浮かんだ私の姿は、私のものでは無く。 とっさに、私はその質問に答えることができきませんでした。 結局、店を出る彼を見送ることしか出来なかったでしょう。]
……馬鹿みたい。 いったい何を考えているのかしら。 私が望む姿なんて、考えるまでもないというのに。
[誰もいなくなった店内で、誰に言うでもなく呟くのでした。]*
(635) 2016/02/26(Fri) 23時半頃
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/* 師匠が 増えたよ !! >>>>601>>602>>603
あとやっと… やっとクリスタの店に辿り着けた…orz 朝の自分の阿呆! クリスタお待たせしていたら本当に申し訳ない…。 2時間後に行くとか行っちゃったものだから、店を閉めて外に出ることもできなかったわけだしなぁ…
安易な口約束はダメですね。
(-243) 2016/02/26(Fri) 23時半頃
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/* あ、僕家で靴脱ぐんだ。日本じゃないのに(今更気づいた
(-244) 2016/02/26(Fri) 23時半頃
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[彼が差し伸べる手には迷いがない それなのに何故か、差し出す手の主自身にこそ 手が必要なのではないかと思う時があるのだ
気の所為であればいいのにと重い願うのに 其れを尋ねる事は結局できていないのだ>>608
己は求める手は違うと、きっと彼は頑なに思っているのだろう 確かに。自分は兄の手が差し出されるのを求めている事は事実だ でもそれと同じくらい、差し出される君の手も欲しいと願うし 差し出されれば嬉しいと思う事も事実なんだ
君は君、代わりじゃないんだと 何時か告げられる日は来るんだろうか]
(636) 2016/02/26(Fri) 23時半頃
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安心できないよ!? いいかいヴラド、浪漫とは危険があぶないが 紙一重であるからこそ輝くんであって ……あ、当たらない様に練習するし大丈夫だ問題ない り、リットはまだだよ、いつか一緒に乗ろうって約束―――はっ!
[ごめん口が滑った。と冷や汗が頬を伝う>>609 どうあがいても見逃してくれない。哀しい 加減されつつも頭をべしっとされ、痛いと唸る それでも撤回はできない、しないのだ ”勤労は国民の義務である”ってどっかの偉い人も言っていた事であるし
しくじったらどうするか?――そうならないように鋭意努力しますとの回答 しくじらないと言えるほど、あのじゃじゃ馬娘を手懐けてはいない 無言の攻防は一旦横に置かれ 知っているからこそ怒らないと 御節介の性分直す気もないと開き直る幼馴染に 呆れたようにぽかん、とした顔を向けた後]
……うう、そう言われてしまうと 此方もどうも仕様がない
[繰り返す輪舞曲の様に。何度煙に巻こうとしても 何度遠ざかっても伸びてくる手がある どうせそれもいつかは1人に注がれる手だと思い 今だけだ、と手にとってはや幾星霜 未だに女の影の無い幼馴染に向けるのは 此の侭独身貴族の仲間入りしそうだという心配の視線であった
彼の平等には、彼自身の存在が無いように見える いっそ自己犠牲の塊かと思うほどに他者を思いやる彼を 危惧していると同時に唯望む 彼が”一番”を見つけて。その一番思う人が 彼に想いを返してくれますようにと きっと現れるとしたら素敵な女性だろうと思いつつも 未だにその影がないのはちょっといやかなり心配なのです
例え傷を開かれても。繰り返されても 心配されて心砕かれて嬉しくない者は、いない]
(637) 2016/02/26(Fri) 23時半頃
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[どうしても彼の前では童心に戻る いっそ体も戻ってしまえば、今度は同じ失敗繰り返さぬのに 甘くてほんの少し苦くて目がまわりそうなチョコレート 倖せと悲しみの記憶は何時もそれに詰まっていた
凍った心を何度も崩され、その度に欠片拾い集めて再度構築して それはとても気力がいるのだ 見返りを求めず唯幸いにと、無償の優しさを注がれて その毎困惑で立ち止まってしまう。いっそ殺してくれと願うのに そうはさせない優しさ>>610が嬉しく辛い
繋ぎ留められ、からりと鳴る心 罅割れても尚この形を残しているのはきっと彼のお蔭だ]
……話せるだけで良いとは限らないと思う 俺はいいけど、相手が ヴラドと兄さんが流血沙汰!?それはないと、 ないよね?
ありがとう、か……そうだね、逢ったらお礼を言わなければ
[ごめんなさいよりも、ありがとうの方が 確かに相応しい気がする 絡んで擦れてしまったものに、絡めてしまったことと 其れから治癒の石を貸してくれた事と それから、兄を送って行って――多分、対話してくれた事
自分は傷ついてないよと頑なに言うけれど 譲らない幼馴染は、自分もまた傷ついていると言い当てる 虹の彩、移ろう色が嘘を許さず、こうしていつも心を暴くのだ 酷くて優しく、そして切なく]
……ヴラドってさ、嘘とか誤魔化しとか下手だよね
[言い訳にはそう告げて、切なげに唇震わせた]
(638) 2016/02/26(Fri) 23時半頃
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[泣きたくないのに。泣けば立ち上がれなくなるかもしれないのに 泣けと言うあなたは優しすぎて残酷だ それでも、包み込み癒す彼の手を本心から拒む事などきっとできない
謝罪に良いのだと、告げる声は唯優しく 仔が大人になるまで巣立つまで きっとそれは差し伸べられ続けるのだろう
なら、差し伸べ続ける彼は一体其の後どうなるんだろう
ふと湧いた疑問も、嗚咽に押し流されていく 矢張り自分は自分の事で手一杯で 狡いまま変わらない。それなのに 優しくしてくれる人に縋りながらこうして安寧を抱く
―――是は本来、彼の親友ともいうべき兄に与えられるべきものじゃないのか?と 何度も心が警鐘を鳴らすのに]
あ、ココア ……ああやっぱり美味しい
[教えられた場所、手洗い場で顔を洗って戻れば 其処にはココアが用意されていて 更に温かなタオルまで渡されたのだから その気遣いには本当に、平伏する
温かな蒸しタオルは目元の赤を和らがせ、 零れる吐息は安堵を表していた だからだろうか。普段であれば絶対渡さぬ仕事の配達物 お言葉に甘えて彼に差し出して 自転車で家まで送って貰ったのは]
(639) 2016/02/26(Fri) 23時半頃
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わかった。そうするよ
[絶対安静?いえいえしませんとも バーニング箒を乗りこなすために 今日はほぼ徹夜でロデオします
重々言い聞かされることは何時もの事で はいと良い子なのは返事だけ 頭を撫でられればほんの僅か頬緩ませた後、 街へと向かう背を見送っただろう
因みに、頭を撫でられた黒猫はふしゃーっと言ったけれど 引っ掻きはしなかった、とか*]
(640) 2016/02/26(Fri) 23時半頃
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―― 魔法店『Aria Manque』 ――
[伝言にあった時間を過ぎて暫くした頃。 >>621件のお客様がやっと店を訪れて来ます。 もちろん店の戸はまだ開かれていますし、 何かを仕掛けていたりもしません。むしろ――。]
あら、いらっしゃい。
[私はトンカチ片手に、日曜大工の真っ最中だったのです。 浮遊の魔法で中を泳ぎながら、とんとん、と。 お店の天井に新しい板を打ち付けて補強していきます。]
いま降りるわ。 ちょっと待っててね。
[釘を打つのを終えた所で、ぱちん、と指を弾けば、 ちょうどメアリーの目の前にしゅたっと着地しました。]
よいしょっ、と。
ごめんなさい、お待たせしちゃったわね。 それで、ご用件は何かしら?
[ふう、と一仕事終えたという風に額を拭います。 さてさて、彼女の欲する物は何でしょう。]*
(641) 2016/02/26(Fri) 23時半頃
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- 友人が友人になった話 -
[最初に楽器作りの職人がいると聞いて、訪れたのは 漸く自分の作品を世に出しても良いと認められ始めた頃だ。
父や祖父以外に物造りをする者を知らなかったから どうしても会いたくて押し掛けた。
図体だけはでかくとも、思考は子供のままだった。]
本当に若いな。
[木の香りの溢れる工房に客でも無いのにいきなり押しかけ、 開口一番マラクの姿に驚いた。 驚いたのは若いから、と言うだけで、その才能を疑う事など 欠片もしなかった。 作り掛けの作品があれば、触れはしないが 穴が開くほどじーっと見つめて。]
凄いな。 木がこんな風になるのか? それもあんな綺麗な音を出すのか。
(642) 2016/02/26(Fri) 23時半頃
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それに楽器って死なないんだろ? ずっと生きて少しずつ艶や音を変えていくんだろ? すごいな。 それを作るあんたはもっとすごいな。
[とても成人を過ぎた男の言葉とは思えない貧相な言葉で 感じた感嘆を語る。
突拍子もない言動ばかりで、 最初こそ不審がられたかもしれないが、そんな事を気にもせず、 木の中に眠っていた形を呼び起こす仕事ぶりと 聴いた事も無い音楽の豊かさに、暫く通い詰めたのは 良い思い出だ。当人にとってはどうだかは不明だが。
よく友人と認めてくれるようになった、大事にしろと、 自分を知る者はマラクの懐の寛大さに呆れと感心の 混ざった言葉をくれたものだ*]
(643) 2016/02/26(Fri) 23時半頃
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/* ガラーシャのポイントの減り具合がおかしいwwww
(-245) 2016/02/26(Fri) 23時半頃
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/* ガラーシャとヴラドとシェニのコンボがこえええ。
(-246) 2016/02/26(Fri) 23時半頃
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/* なんとなーく中身予想してるけど、全然分からないなあ。
ガラーシャはしののめさん。 ヴラドがsudatiさん? ギュルセルかマラクがwktkさん?いや憐さんかな? うーん、わからぬ……。
(-247) 2016/02/26(Fri) 23時半頃
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/* 多分にーたんが星作りたい>>634 とか言ったら、弟SAN値減少して発狂しそうだな!!
(-248) 2016/02/26(Fri) 23時半頃
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[美味しいミルクティーを楽しんで、幼馴染へと見せる品々を吟味していれば、バタバタと屋敷の廊下に響く足音に思わず口元が緩んだ。 扉を開けて目に入ったのはきっと、この屋敷の者たちよりも十分に寛いだ様子の商人の姿だったか。
いや、彼の前であれば、商人というよりもはやり幼馴染の姿、という方が正しいだろう。 この屋敷だって自分にとっては資産家の屋敷ではなく、幼馴染の住む屋敷なのだから。]
おかえりなさいシェニさん。 もうすっごく待ったまった。
[そう告げる口調は別に責めるわけではなく、どちらかというとからかいの物。 街での時間潰しの話を聞けば少しだけ首を傾げて。>>630]
メアリーさん… 俺もコーラリアの店で彼女と会いましたよ。
クリスタの店に入ったってことはまた何か面白おかしいものでも…なんてメアリーさんだったらないか。
…メアリーさんと何かありました?
[これでも彼とは幼馴染。 仲間内がバラバラになり疎遠になっても、自分はこうして時折彼と話す身だ。
だから、いつもと少しだけ違うような感じがした彼に首を傾げたのだ。 その感じがまさか、久々に彼とその弟が言葉を交わしたということまでは分からないけれど。]
(644) 2016/02/26(Fri) 23時半頃
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西の方に。 ご老体からちょーっと怖い空の下の世界の話を聞きながら…ね。 空自体は見れてないですが、
[一拍おいての彼の質問。>>634 それはこの屋敷へ来るたびに彼と話すもの。
己の夢と彼の夢。 己が求めるのは大きな空。 彼の求めるのはそこへと浮かぶ輝く星々。
だから、これを手に入れた時は、たとえ偽物だろうが彼へと見せたいと思っていたのだ。
彼を待っている間、見つめていたのはキラリと僅かに輝く小さなかけら。 それを彼の掌へと落として、悪戯っ子のようなしたり顔で笑った。]
星のかけら――― 本当か嘘かは分からないけれど、空に浮かぶ星は願いをかなえる為に流れて、地上に落ちる。
そのかけらだそうですよ。
もしもそれが本当なら、やっぱり空は絵本の中の世界じゃない。 それに星だって―――
[今ではこうして夢を語れる相手は彼だけだ。 夢へと向かって旅に出ることを、反対こそされなかったが、兄貴分のヴラドも、自分の実の兄も、結局夢は夢。 絵空事の世界だと思っている事を知っている。 だからこそ、この夢に近付く小さなかけらを一番に見せたのは、夢を共に理解してくれる共犯者たる彼だった*]
(645) 2016/02/26(Fri) 23時半頃
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半生、それもそうですね…本当に早い。
何を作りたい――ですか、俺は……。
[何を作りたいのだろう。 そう言えば考えた事が無くて、少し考え込むように身体を丸める。
その間に言いかける師匠と目が合い、軽く首を傾げる。>>628 が、その先は聴きたかった言葉ではなかった。>>633
グツグツ、と温かい蒸気を沸かす鍋は、早く食べろと言わんばかり。]
あれを作り上げたのはマラクさんじゃないですか。 確かに調律、調整してるのは今は俺ですけども。
[過去の作品、されど処女作品。 このいびつさ加減がきっと好きで大事にしたいんだろうと自分で思っていて。 今の俺が作ったらどうなるんだろうか。
分からない、だって作った事がいまだにないのだから。]
(646) 2016/02/26(Fri) 23時半頃
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世話焼きになったのは間違いなくマラクさんのおかげですね。 えぇ皮肉ではないですよ?とても感謝してるんです。
[自分に足りない温度をいつだって沢山与えてくれるのは師。 だから孤独な気分にはならない、此処にいると心が落ち着く。]
――…デザートが飛び込んでくる???
[この人は何を言ってるんだろうか、と頭にはハテナマークが浮かんでいる。 それなのに、あの時と同じ大人びた顔をしている。 八歳も離れている故なのだろうか、それとも自分が子供だからだろうか。
その大人っぽさが自分との差なのだろう。 埋まることの無い、手を伸ばしても届かない憧れの存在。]
今日は徹夜手伝います。 どうせ洗い物をしてたら日付変わる近くになってしまうと思いますし。 それに、二人の方が早く終わりますよ?
[自分が食べたものを片付けようと席を立ち、空いた皿を重ね片づけを始める。 ふ、と窓の方を見れば外と部屋との温度差で窓が曇っている。 あれも後で拭かなければ、と執事業になっているのはきっと気のせいだと思いたい。*]
(647) 2016/02/26(Fri) 23時半頃
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/* 星と魔法で出てきたアイテムが星のかけらだった。 なお実際に思い浮かべたのはアトリエシリーズ。 なんか、安く売ってるよね。確か。 あれ?安くはないか?
そんでもって次にドラさんちがどこかで流れ星捕まえてたよなぁって。 虫取り網で。
そんでもって実際にあるのかなって思ってたんだけど、調べても出てこないからきっとそういう仮想上のアイテムなんだろうな、きっと…(しょぼん でも確かに、星って地球の中に入ると大気圏で燃えて消えちゃう的な話をぼんやりと聞いたこともある…(しょぼん
(-249) 2016/02/27(Sat) 00時頃
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[店の扉が開かれていたのは幸いだが、 その店主が魚のように宙を漂い、 天井に板を打ち付けている光景は中々にシュールだった。>>641 流石の無表情も、その顔へ素直に驚きの色を乗せる。]
あ…、あぁ。 保冷と防腐の魔法がそろそろ切れる頃だから、 新しい石を買に来たんだ。
[オペラへの贈り物を鞄の中で隅に寄せて小粒の宝石が ざらざらと入った瓶を二本取り出し、クリスタへ差し出す。 ぱっと見で見れば、瓶一杯に詰まった小粒の飴のようなそれも、 魔法使いであるクリスタの目を通せば、私とは違ったものに 見えているのだろうか?]
ところでクリスタ。 店の模様替えでもしていたのか?
[真新しい板で無造作に塞がれた天井を仰ぎ見て、 一仕事やりおえたと額の汗を拭ったクリスタに尋ねる。*]
(648) 2016/02/27(Sat) 00時頃
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旅商人 リットは、メモを貼った。
2016/02/27(Sat) 00時頃
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――リラ弾き―― [しん、と誰もいない部屋。 自分一人だけの家。
否、一人と一つ。
練習用のリラを卒業して、 初めて手に入れたリラ弾きの自分だけの「相棒」
分かたれる恐怖は舞台の歓喜を忘れさせる。
縋るように触れた弦がほろりと歌い、 歌えない曲だと言われたばかりの最後の一節を口遊んだ。]
『時が過ぎさり 旅が終われば 恋人よ 僕は君のもの そのとき僕が まだ君の愛しい人なら 結婚式を挙げよう』
[リラ弾きの歌声と リラの歌声の、
一人と一つの小さな演奏会。
響く音の調和の先を、だれも知らない。]
(649) 2016/02/27(Sat) 00時頃
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/* 流れも読込も、ロルがおっつけない…!
(-250) 2016/02/27(Sat) 00時頃
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[沈黙の後、
迷う指先で、かき鳴らすのは 結婚が決まってから謳わぬように心がけていた歌。
花嫁が歌うにはあまりにも不穏で 夫の穏やかな懇願で遠ざけた歌。
逢いたい、 恋しい、 片恋の歌。
それでも、今、己の半身へ注ぐにこれ以上相応しい叫びの歌を リラ弾きは知らない。]
(650) 2016/02/27(Sat) 00時頃
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[幼い幸せならばいくつもあった。
仲の良い年上の優しい幼馴染が大好きで、 幼心のままにヴラドのお嫁さんになってもいいわ、と言って 父親を大慌てさせたこともある。 いつだって打ち明けた内緒話を胸に止めてくれるのは 大人びた姉代わり。 どうして私には姉も兄もいないの、と 癇癪を起こして母を困らせたこともある。 似たような背丈で手を繋いで笑う、年の近い幼馴染たち。
一緒だったはずの歩みから 車椅子に座って遠ざかるその距離を、 唯一変わらなかったのは腕の中に抱えたリラだけ。
この音色を手放してしまったら、 その時この腕に何が残るのか。
そんなこと、分かるはずもなかった。*]
(651) 2016/02/27(Sat) 00時頃
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/* オペラさんはマラクさんが好きなのかなー 片恋>>650がそんな感じである
(-251) 2016/02/27(Sat) 00時頃
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―回想・魔法店>>536―
[地獄の一丁目、だなんて冗談には、ふは、と軽い笑いを零すのみ。この少女は何というか、不思議な気配を纏っていて、言葉を交わすだけでも中々に楽しいのはいつもの事だった。]
まぁ、ね。 竈一個じゃ中々キツイ、ってのも、勿論なんだけど。 トマスも、若いわけじゃ、無いからさ。
[厨房のボスという立場で、きっとトマスの跡継ぎになるであろうティス。“その時”が来てからでは、遅いから。青年は、父親のして来たことをしっかりと見つめ続け、そしてその足跡をなぞろうとしていた。]
お願い?
[片眉をきゅ、と持ち上げて、やや怪訝な声で尋ねれば、求められたのはからあげパン。そのお願いを聞くや否や、おもわず吹き出してしまう。]
ふ、くく…… キミは本当に……
[面白い少女だ、と思う。からあげが好物なのは、何かの折に知っていたけれど、それほどとは。]
いいよ、作ってあげる。 でも、一つだけ、確認させて? キミが言っているからあげパン、って、 からあげを挟んだパンの事かい? それとも、から揚げ風味の揚げパンの事かい?
[青年の瞳に宿るのは、いたずらっ子のような煌めき。やってできないことはないだろうと思うのだが、そんな発想は無かったものだから、お願いという形で提示されたアイディアが、楽しくて仕方ないのだ。*]
(652) 2016/02/27(Sat) 00時頃
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/* 昨夜は急に接続が切れたから同じような時間なので怖々…
(-252) 2016/02/27(Sat) 00時頃
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―ブルーベリーパイの想い出>>547―
言うほど出歩いてるわけじゃないよ、 店だって、暇な時ばっかりじゃないんだし。
[いつ行ってもいない、と言われてしまえば肩を竦めるしかない。これはタイミングというヤツを呪うしかないんだろうか。とかなんとか考えつつも、あまり気にしているわけじゃない。会おうと思えば、こうして会いに来ることだってできるのだから。]
やった。 あ、ミルクティー、いいかもね。
[オネダリは聞き入れられ、お茶を淹れてもらえるとなれば、小さくガッツポーズをして見せる。長い付き合いの相手と酒を飲むのも楽しい物だが、美味しいお茶を飲むなんてのも、これまた贅沢な楽しみだと、思っていた。 そもそもが、お茶をたかる気で尋ねているのである。夕方にはまた店に戻らないと後でトマスあたりに怒られるが、多少はゆっくりして行っても良いだろう。]
ブルーベリーが終わったら、次は何を使おうかな。 チェリー、プラム、桃…… 何か、食べてみたい物はある?
[交わす他愛もない会話。その一つ一つが、口にする甘味と共に優しい記憶となって、彼に寄り添ってくれれば良いと思う。欠けた心を癒す術なんて早々ありはしないが、それでもほんの少し、何かを和らげるような効果が、甘味にはきっとあると思うから。*]
(653) 2016/02/27(Sat) 00時頃
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[>>648いつもの無表情が、珍しく驚愕に染まっているのを見れば、 くすりと悪戯っぽく微笑んでみたでしょう。
さて、メアリーはどうやら普通の魔法を買いに来たようです。 普通の魔法では面白みがないのがちょっとだけ残念ですが、 これも仕事のうち。]
はいはい、保冷と防腐の魔法ね。
[目の前に置かれた宝石の小瓶。 傍目には飴玉やビー玉のように見えるそれが、 私の目にどう映るかというと――。]
あら、綺麗な飴玉。 私へのプレゼントかしら?
[と、いうのは流石に冗談ですけれど。]
(654) 2016/02/27(Sat) 00時頃
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[さらに店の模様替えでもしていたのかと問われれば。]
ううん、模様替えって訳じゃないけれど……。
[私はちょっぴり困ったように、首を傾げて。]
……だって、メアリー。 実はね、今日は貴女で三人目のお客様なの。
変だと思わない? 私のお店に三人もお客様が来るなんて、 きっと明日は天盤でも落っこちてくるに違いないわ。
[だから何が降ってきてもお店が壊れないよう補強していたの、と。 半分は冗談で言っているけれど、半分は本気です。 私のお店に三人も来るなんて、奇跡にも等しいのですから。]*
(655) 2016/02/27(Sat) 00時頃
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[彼が弟子入りしたばかりの頃は、多くの答えを返したが、 昨今はこうしてはぐらかすことが増えた。 未だ、大人に成れぬ彼の背を見えざる手で押すように。>>646]
ああいった拙いものはもう作れないよ。
先に進むことも、老いることも出来るけれど、 若返ることが出来ないように、後ろへ戻ることは難しい。
[謎掛け言葉遊びが如く操る言の葉。 己の指先は既に幼心を忘れてしまった。 彼のように、彼らのように、もう子供ではないのだ。
未完成の職人であった頃のレベックは、調律も難度が違う。 癖を覚え、子供のようにあちらこちらに触れねば不調も見えてこない。 正に未熟の結晶であり、己の数少ない過去の一つ。
最後の野菜を渋々口腔へ放り込むと、二度噛んだだけで嚥下して、 淡く胃袋を暖められた呼気を吐き出した。]
―――…偶には、調律だけでなく弾いてみると良い。 君が心を込めて奏でるなら、答えてもくれるだろう。
[それは、何時でも良いもの。 彼の心が迷っているなら、何時だって。>>647 椅子の背に長躯を懐かせ、腹の上で指を組むと、視線は彼へ。]
(656) 2016/02/27(Sat) 00時半頃
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……知っているよ、クロード。 君が独りを厭っていることも、私の傍に居ることも。
[どちらも等しく知っている。と、 実年齢の割に老成した口振りで言葉を吐いた。 そしてその二つは、彼の抱える孤独で繋がることも。
彼の疑問符浮かべる眼差しに、瞳だけで笑い返し、 満ちた自身の腹をゆっくりと撫で下げていく。]
え。
私も手伝うのかい。 ―――…それは徹夜などより、余程難儀じゃないか。
[しかし、穏やかな声も其処まで。 僅かな不満は業とらしく作った子供の態度。 己が彼に不満を吐く際は、何時もこうして胡散臭い態度。*]
(657) 2016/02/27(Sat) 00時半頃
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― 夜 自宅 ―
こ、のじゃじゃ馬娘……!!
[さて、ヴラドの忠告をきっぱりさっぱり 華麗に無視した配達員は、深夜になっても魔改造箒と格闘していた 数刻、肉体言語で語り合い振り落とされまくった結果
何とか乗りこなす事には成功したものの こ奴速度に関して全くいう事を聞いてくれない なんということでしょう 綺麗に整えられていた庭は現在穴ぼこだらけである 騒音公害と言われるのも時間の問題であった
これなら明日の配達も一応かなり安心であると 一息ついたが――ああもう動くのも億劫だ
疲れた体に鞭うちシャワーを浴びて、 着替えるまでが限界で
メアリーに貰った患部を冷やす人口宝石 脚の打撲した箇所に当てながら 気を喪う様にリビングで眠りについたのであった*]
(658) 2016/02/27(Sat) 00時半頃
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/* 役職希望指さし確認
(-253) 2016/02/27(Sat) 00時半頃
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/* 賞金稼ぎ確認、大丈夫大丈夫
(-254) 2016/02/27(Sat) 00時半頃
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駐在 ヴラドは、メモを貼った。
2016/02/27(Sat) 00時半頃
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[落ち着きなく駆け込んだ部屋の先、夢を語り合う唯一の相手である幼馴染は、随分くつろいでいる様子で。>>644
走って荒いだ息を整えながら彼の前の椅子に腰を下ろす。]
ごめんて。でも旅疲れも少しは休められたでしょ。
[軽口を返して、ポットから自分の分の紅茶を入れ、メアリーが雑貨屋にもいたと聞けば]
コーラリアの店にも? 彼女、何か探し物でもあるのかな。
[意外に好事家な趣味でもあるのかと首をかしげる。
隠したつもりだったが、違和感は長い付き合いの彼には気づかれたようだったから]
何かあった、というかちょっと…人生相談?に乗ってもらった、かな。
[年下の女の子相手にカッコ悪い話だけどね、と頬を掻いた。]
(659) 2016/02/27(Sat) 00時半頃
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/* おお、開始方法が切り替わった。 かるらさんは本当に本当にお疲れ様でございます…!
(-255) 2016/02/27(Sat) 00時半頃
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西の方…。 空はまだ見えない、かあ。 でもちょっと怖い話って面白そう。
[彼が話す街の外の話はいつも面白そうで、聞いていて楽しい。
身を乗り出してリットの話を聞く時はやっぱり、子どもの時に戻ったような気分になる。
そして子どもの頃と違わぬ笑顔で幼馴染が取り出した物が掌の上に置かれ。
それを眺めながら不思議そうな顔をした後、彼の説明に一層目を輝かせた。>>645]
ああ!流れ星ってやつかな。 本で見たことあるよ。
[願いを叶えるという流れる星。 その欠片。 石のようなそれは、煌めかしく男の眼には映った。]
凄いね、リット。 やっぱり空も、星も本当にあるんだよ。
[興奮気味に掌の中の欠片をいろいろな角度から眺めて、これが流れ星の欠片なら、目の前の彼と共有する夢が本当に叶うような気がした。
その夢が叶えば、好きなものを語りあった昔のように皆でまた、という思いすら湧いてきてしまうのだ。*]
(660) 2016/02/27(Sat) 00時半頃
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駐在 ヴラドは、メモを貼った。
2016/02/27(Sat) 00時半頃
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― 託児所 ―
[室内にゆるりと響く子守り唄。 いつかの夜。眠りに誘った不思議な音色に似ているようで、違う。
真夜中の深い眠りに誘うよう、響く音ではなく。 紡ぐ唄は、昼間の浅く穏やかに子供達を眠りに誘う。 つたない声音は、リラのような精錬さはなく 名器のように朗々と響く深さもない。
少しつついたら割れそうな風船のように脆い、魔法。]
おやすみ。 もう少ししたら、みんな迎えがくるからね。
[帽子がお気に入りの少女の頭を撫ぜて。 穏やかな寝顔を見つめて、私は微笑む。
いつか、私にも迎えがきてくれると。信じて。]*
(661) 2016/02/27(Sat) 00時半頃
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/*めもはりいいいいいいい
(-256) 2016/02/27(Sat) 00時半頃
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―お届けパン屋>>615>>618―
[脚の悪い彼女にとって、車輪のついた椅子が足の代わりである。物を持って移動するのはキツいだろう、と、なるべく届けたパンを仕舞う所までやってやるのが常ではあるが。]
いいの? こんなに簡単に、入れちゃって。
[これでも一応、男なんだけどな、なんて、冗談交じりに言ってみる。旦那さんが知ったら、良い顔しないんじゃないかな、なんて、口には出さないけれども匂わせたニュアンスはそれだった。]
はは、ま、そうだけどね。 心配……してるフリ、なんて、する奴も、いるからさ。
[人は見かけじゃ分からないよねェ、なんて、自分の事を棚に上げるつもりは毛頭ないが、呟いて見せる。しかし、一つ年上の幼馴染の名前が出れば、大げさに身震いして見せた。]
あっはっは、そりゃぁこえーわ。 あんなのに殴られたら、俺なんて吹っ飛んじゃうよ。
[殴り合いのけんかもしたことはあるが、それは幼い時分の話だし、流石に今となっては敵う気もしないのだ。万が一にも誤解されたらたまったもんじゃない。]
ま、でも、何かあってからじゃ、遅いしね。 ただでさえ、女の子は男の腕力には敵わないよ、 しかもキミは、走って逃げることもできないんだ。
[だから気を付けて、と。柔らかな口調と眼差しで、付け加える。それでも、おまけにつけてきたクッキーに喜色を示す彼女には、やはり目を細めるようにして嬉しそうな色を見せるのだった。]
勿論。
[冷めてからの方が美味しい、と言ったのに、その場でひとつを口にするのを見守り、苦笑交じりの笑みを見せる。まぁ、いいか。喜んでくれるのであれば、それが一番なのだから。]
ふふ、どういたしまして。
[おどけた様子で一つ、お辞儀をしてみせてから、あまり長いするのも宜しくない、とばかりに早々に退散を申し出るのだった。 また、パンを持ってくるよ、と約束を一つ残して。*]
(662) 2016/02/27(Sat) 00時半頃
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[差し出した瓶を見て飴玉と言ったクリスタに、>>654 本日二度目の驚きを示す。]
なるほど。 人工とはいえ、宝石も魔女には飴玉になるのか。
[クリスタの冗談に、真顔で冗句を返す。 街では変わり者のように言われることもあるが、 メアリー個人としてはクリスタの魔法に関する 知識や技術に対して一定の信頼を持っている。 例え彼女が色々と破天荒で、唐揚げの食べ方に 関しては永遠に埋まらない溝を抱えているのだとしても。]
三人…? あぁ、なるほどな…。確かに珍しい。
[ちょっぴり困ったように打ち明けるクリスタに、 頭の中で思い浮かべた顔を数える。>>655 自分、ギュルセル、そしておそらくは、 箒を魔改造していたガラーシャ。]
(663) 2016/02/27(Sat) 00時半頃
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[そもそも開いていること自体が珍しい店だ。 ギュルセルの納期とどちらがいい勝負だろうとは、 双方に失礼なので言わないでおくことにする。]
天盤が落ちて来ても、 君の魔法ならどうにかなるんじゃないか?
[そうして頼んだ魔法を受け取れば、 空が暮れる前に診療所へ戻ろうと家路を急いだだろう。*]
(664) 2016/02/27(Sat) 00時半頃
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/* くっ 自分のフットワークの鈍さが憎い…! 結局リアントとクロードには全然会えなかったな…
あと本当にクリスタとリットは沢山お待たせしてごめんなさいorz
(-257) 2016/02/27(Sat) 00時半頃
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