
746 愛しい貴方を試したくないから。
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
貞久が無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、丞、鉄、倫子、丹、影之進、慎也、和樹、稔、英明、凛花、雲雀、光圀の12名。
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[ゆっくりと処方された薬を飲むのを横目で見つめながら、 息苦しげな表情が少しだけ改善されただろうか、その顔に少しだけ安堵の笑みを零す。>>463]
ならいいんだけどさ……、目の前で発作起きそうになるの久々に見たわ。 疲れてるって日中暑い中外に出るからだろ…?だから身体も堪えてるんだよ。 ――――……おい、猫に触ったのか?
[ぴくり、と聞きづてならぬ台詞に動きを止めて。 しまった、というような顔をしながら此方の様子を伺う光圀の額を軽く小突く。 以前に猫に触って高熱を出したことがあるのを鮮明に覚えていたから。 本人だって分かっているだろうに触ったと言えばしかめっ面を浮かべる。
それでも大丈夫だと本人が言うならばその言葉を信じ、しかめっ面は苦笑を帯びる笑みへと変わる。]
2015/09/01(Tue) 00時半頃
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うん、飯はまだ、賄を貰ってきてるから。 ……わーってる、此処で飯食うし、まだいるから…お前少し横になれ。
急に居なくなったりしねぇから。
[発作を起こす度に心細さで一人でいるのを嫌う光圀。>>464 寝る間でちゃんといてやる、と小さく呟きながら伸ばす手の先はやはり光圀の頭の上だった。]*
2015/09/01(Tue) 00時半頃
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/* 更新めっちゃ忘れてた!!!!!!!!!
(-0) 2015/09/01(Tue) 00時半頃
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[ゆっくりと処方された薬を飲むのを横目で見つめながら、 息苦しげな表情が少しだけ改善されただろうか、その顔に少しだけ安堵の笑みを零す。>>1:463]
ならいいんだけどさ……、目の前で発作起きそうになるの久々に見たわ。 疲れてるって日中暑い中外に出るからだろ…?だから身体も堪えてるんだよ。 ――――……おい、猫に触ったのか?
[ぴくり、と聞きづてならぬ台詞に動きを止めて。 しまった、というような顔をしながら此方の様子を伺う光圀の額を軽く小突く。 以前に猫に触って高熱を出したことがあるのを鮮明に覚えていたから。 本人だって分かっているだろうに触ったと言えばしかめっ面を浮かべる。
それでも大丈夫だと本人が言うならばその言葉を信じ、しかめっ面は苦笑を帯びる笑みへと変わる。]
(0) 2015/09/01(Tue) 00時半頃
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/* 叔父さんからの秘話が、いい感じにきもちわるい。 そりゃ離婚されるわ(※褒めてる)
やっべーちょう夢精したい。
(-1) 2015/09/01(Tue) 00時半頃
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小料理屋 倫子は、メモを貼った。
2015/09/01(Tue) 00時半頃
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うん、飯はまだ、賄を貰ってきてるから。 ……わーってる、此処で飯食うし、まだいるから…お前少し横になれ。
急に居なくなったりしねぇから。
[発作を起こす度に心細さで一人でいるのを嫌う光圀。>>1:464 寝る間でちゃんといてやる、と小さく呟きながら伸ばす手の先はやはり光圀の頭の上だった。]*
(1) 2015/09/01(Tue) 00時半頃
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/* おっふ!そうか更新! すげー内容の灰で跨いでサーセン…
あ、丞がいいクッションになってくれた。 ていうか挟んでサーセン!
(-2) 2015/09/01(Tue) 00時半頃
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大学院生 丞は、メモを貼った。
2015/09/01(Tue) 00時半頃
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/* あれ、おかしい。 なんで俺ら普通にベッドでいちゃいちゃしてるんだ(語弊)
(-3) 2015/09/01(Tue) 00時半頃
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/* 日付変更忘れていた、た! ごめんなさい。
(-4) 2015/09/01(Tue) 00時半頃
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―夜の商店街―
[通りは賑わい、人は流れる。 客引きの声、世間話、仕事の愚痴、母を呼ぶ声。
店の前で迷惑な。 惣菜屋がカチカチとトングを鳴らす。]
『……わ、悪かったわよ。 確かに見た目だけで判断するってのは、良くない わよね……』
[凛花は解放された腕を胸の方に引き寄せた。 そうして短く浅く息を吸い、一歩退こうとし――…]
(2) 2015/09/01(Tue) 00時半頃
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へえ、服部さんの服を? そういえば三郷と最近会ってないなあ。 元気してるんだ。
[振って湧いた、手伝いの話。>>0:435 ただ加賀屋に避難するのでない内容に、睫毛を瞬かせる。 三郷のことは良く知っている。叔父夫婦が仲人を務めた相手で。 彼女について気遅れすることはないものの。
洋裁の手は中学で手放してしまった。 猫の手ほどにもならない掌を、しばし見つめて。]
どんな服、作るのか見てみたいし。
(3) 2015/09/01(Tue) 00時半頃
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叔父さんが縫う姿を、もっと見たいし。
(=0) 2015/09/01(Tue) 00時半頃
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作家 雲雀は、メモを貼った。
2015/09/01(Tue) 00時半頃
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[昔から何一つ変わらない、 血は繋がっていないが一番家族に近い存在。]*
(=1) 2015/09/01(Tue) 01時頃
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[…――――ドン、
と、子供がぶつかってきた。その背は早くも遠ざかる。]
『お母さん~』
[一心に追うのは母の背中。 誰もが思う。仕方がない、と。
蹈鞴を踏んで転倒を堪える身。助けようと伸ばされた新妻の手に縋った。]
(4) 2015/09/01(Tue) 01時頃
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/* 一応現時点では睡眠薬を飲ませても監禁はしないよ。 暗闇の中で素顔に懐中電灯をあててじっと見つめる、横溝正史の世界的なことがしたいだけで。
(-5) 2015/09/01(Tue) 01時頃
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――…邪魔に、ならないんだったら、行く。 何時がいい?
明日はお熊さんとこに買取いの予定があるから、 もしかしたら午後になるかもなんだけど……
[ただ居るだけというのも気まずいかもという、 叔父なりの心配りかもしれない。 体裁を整えるだけでも構わないと頷いた。]
服部さん、この茶碗むしめっちゃ美味い
[叔父との会話がひとしきり落ち着けば、 猫舌故しばらく置いていたそれを掬い、舌鼓を打つ。 丹との会話は片耳程度しか届いていないが、 彼女が、丹の作品に興味を持っているのが聞こえて。>>0:472]
あ、そういえば。 下駄を入れた箱に、チラシも入ってたでしょ。
それね、コイツの展示会らしいんで。 服部さんも一緒いかない?
[既に本人から誘いがあったかもしれない。 もしかしたら自分で伝えたかったかも、 なんてことまで察せるほど、二人の仲に察しは届かず。
丹自身の。前進と受難の発言には。>>1:432 こころからのエールを送った。]
(5) 2015/09/01(Tue) 01時頃
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[飛騨の鎌鼬は、1匹目が人を転ばせ、2匹目が刃で切り、3匹目が薬をつけていくため出血がなく、また痛みがないという。
さて。この街の悪性は何を為すか。 与えられた力を昇華させ、求めるものは傍に。]
(6) 2015/09/01(Tue) 01時頃
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[オレンジジュース。なんだか好きなものをあてられている気がします。子どもの頃の私を見られているような感覚でした。 苦笑を深める姿を見れば、少し罰が悪そうにいいじゃないかと呟き。子どもみたいな顔の奴に言われたくないと毒を吐くのです、>>1:474]
…あ、……
[そんな矢先に落ちた幼い文字と絵。 それを拾おうと手を伸ばし、一度の躊躇いが生まれました。 ちらり、彼の顔を疑うように伺います。]
……これ、郵便受けに入ってたんだけど。 何か、しらないか?
[そう問いかける声の音は平時と同じです。 覆面の下に、さまざまな感情を隠し込み。どう答えるのか伺いながら、オレンジジュースを取り出しました。チンとレンジが鳴る音を聞けば、其れを開いて食べようとスプーンを用意して、机の横に座り、グラス二つに注ぎました。*]
2015/09/01(Tue) 01時頃
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無職 影之進は、メモを貼った。
2015/09/01(Tue) 01時頃
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[間延びした声で告げるのは、やはり空腹。 そして聞こえたのは全くの正論>>1:471。 包丁持つ度に流血沙汰の英明が、冷蔵庫に食材を入れてるようには見えない。 しかし、材料を八百屋に買いに行くにも、とっくに閉店の時刻。]
あー……… そうだな、簡単に食べられる果物とかないのか
いきなりがっつり入れるのもなんだし 果物なら食いやすいだろ
[聞けば冷蔵庫にあると言う桃。 優しい甘味は、胃にも優しいからちょうどいい。 使用の許可を取り、皮を剥いて一口大に切っていく。
切り終われば盛り付けた皿と、今度は薬のために水を注いだコップも持ってまたベッドへ戻る。]
(7) 2015/09/01(Tue) 01時頃
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/*えっと、……送っていいのかな? うーん、分からない……
(-6) 2015/09/01(Tue) 01時頃
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[水を注ぐ時、睡眠導入剤を、静かに溶け込ませる。
苦味など、きっとそれは桃が甘すぎたせいだろう。 誤魔化すのは容易い。
きっと今宵は夜更かしなどできず、よく眠れる事だろう。 翌朝、僅かに高揚感――所謂躁にも似た状態になるが、寝不足は体に悪いから。 余計な御節介を。]
(-7) 2015/09/01(Tue) 01時頃
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ほい、こんなもんでどうだ
[適当な大きさに切られた桃に可愛さはないが、見た目よりも味だ。 サイドテーブルに皿とコップを置いて床に座る。
コップを割らないか、見張りも兼ねて。*]
(8) 2015/09/01(Tue) 01時頃
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/*メモに書いてないあたり、まだ途中かなーと勝手に思ってます、はい。
(-8) 2015/09/01(Tue) 01時頃
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― 商店街 ―
[握っては開く右手は己の形無き財産。 秘を明かす技を持つ万人の五指。 人波に乗って抜け出した総菜屋の前。 腹の虫を騒がす夕餉の香りよりも、掌中に満ちるもの。 其れ即ち、人が内側に抱え持つ秘匿。
彼女に背を向け、歩を進め、月下に影を伸ばす長躯。 今まで紛れていたとは思えぬほど、よく目立ち。
もう一度、指先から握り込むと、そっと瞼を下ろした。*]
(9) 2015/09/01(Tue) 01時頃
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ウヒョー!!!
(-9) 2015/09/01(Tue) 01時頃
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[気が抜けたついでに、 叔父の飲みかけの夏酒をひとくち、強請る。>>1:440 ほんの少量でも喉を焼く濃さに噎せかければ、 服部に水を求めて手招きして。
いつも通り、会計は叔父の財布から。]
ありがとう、ごちそうさま。
[常通りの礼を述べ、背負われることなく家路に着く。 満腹なのと、隣に頼もしい温もりがあることで 安心しきった顔は、眠気も湛えてひどくふにゃふにゃだ。]
んじゃ、また明日。
あのさ――…ありがとう。 叔父さんがいてくれて、助かった。
[郵便受けに入っていた回覧板を手に、>>1:405 足元に不安はないので、階段の前で分かれを告げる前。
俯き、首を擡げ服の裾を引く稚気溢れる仕草は、 幼少の頃より繰り返してきた、頭を撫でて欲しいのサイン]*
(10) 2015/09/01(Tue) 01時頃
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[拾いあげた紙が、手の中でかさりと鳴る。]
…、あなたは私を知らないでしょう
[少ない文字を読み上げて、白仮面へと視線を転じた。 何でもないことのように、落ちた紙を二枚、 机の隅に置き直す。
どちらも、心当りも何もない人間には、 意味さえ汲めないようなもの。]
(11) 2015/09/01(Tue) 01時頃
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お口にあって良かったわ。 丁度良いゆり根だったから。 秋になったら栗やキノコを入れようと思うから、 また良ければ注文してね。
[茶碗蒸しに舌鼓を打ち、美味しいと言われる喜びよ>>5 こうした小さな幸せが積み重なることが、 この店を開かせてくれた事に関し義実家への感謝を呼び起こす
下駄の箱にあったチラシ、其れに関しては何かしらとは思っていたものの どうやら丹の展示会だったらしいことが和樹の口から語られれば]
まぁ、まぁ!そうだったのね。 良いわね、是非行かせて貰いたいわ。 都合のつく日とかあれば知らせて頂ければ。
[小さく柏手鳴らし、嬉しそうに頷き。 まだ見ぬ作品に心を躍らせ微笑んだ。*]
(12) 2015/09/01(Tue) 01時頃
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/* 切り処を失ったっていうか!長い!!
やばい、気を抜くとすぐデレてしまうっていうか デレすぎじゃないですか? いやでもあくまで甥として甘えてるだけだから。 甥だから。
(-10) 2015/09/01(Tue) 01時頃
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……ありがとうございます。 すみません、助けて頂いて。
[礼を告げる。改まってもう1つ。]
あの、私も その、気をつけますので。
忠告も ありがとうございました。
[深く頭を下げ、凛花は足早に立ち去った。 教会に急く。 急ぐ。
その日、神の家の夕御飯は、潰れたコロッケと焦げ目のついたトーストと卵スープという実に質素なものだった。**]
(13) 2015/09/01(Tue) 01時頃
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―― ありがとうございます。
[「きっと来る」>>1:472 その言葉の中に、おそらく彼女自身は含まれていない。 丹と、他の誰かを見ているのだろう。
そんな気がしたから、「丹ちゃん」は思ってくれる彼女に感謝を。 「俺」は、少し遠くから見つめていた。]
……はいっ! そうそう、10月なんですけど、公民館で展覧会やるんですよ。 よかったら、見に来てください!
[ごそごそとフライヤーを1枚取り出し、差し出しながら。 微笑み返されれば顔も綻ぶもの。
もし、昔を思い出したと聞いていたなら、 その向日葵にはひらり黒薔薇の花弁が散るだろう。 自分はもう、酒だって飲める大人なんだ。と。 湯呑みの底に残った緑茶を飲み干しながら。]
今日もおいしかったです、ごちそうさまでした!
[話をしながら食事をしていれば、結構な時間。 お代を置いて、頂いた本が入った鞄を抱えるように持つと頭を下げた*]
2015/09/01(Tue) 01時頃
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[青年が酒に噎せれば、グラスに水を湛えて手渡す。 そういえば丹も、初めてお酒を飲んだときには盛大に噎せていたわねと、 過去を思い出し笑みを浮かべた。]
はい、またいらしてくださいね。
[食事を終えた甥と叔父は、宵闇に姿を消し>>10 そうして1人、また1人と客は家路についてゆく。 温かな家庭が待つ場所へ。
以前は其れが羨ましかったが、今は。 此の帯に留められた簪が仄かに胸に温かみを宿してくれる。
丹も食事を終えれば家路へと付いたろうか。 最後の1人が店を出れば、 灯りを落として店は次の夕刻まで眠りを迎える。
今日も1日疲れたわと二階へ上がり、先程見咎めたメモ用紙を見て。]
……?
[簪の事に関して尋ねる文 是は自分が書いたものでは、ない。]
(14) 2015/09/01(Tue) 01時頃
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/* 手帳の内容についてはどこでどう料理しよっかなー
っと、本日(昼時間)のタスク。 ・回覧板持って黒金んとこへ ・お熊さんとこから柘榴の木彫りを買い取り ・雲雀にお届け
かね? 丞たちとも絡みたいが難しいかな…72hあればなんとかなるか。
(-11) 2015/09/01(Tue) 01時頃
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―― ありがとうございます。
[「きっと来る」>>1:472 その言葉の中に、おそらく彼女自身は含まれていない。 丹と、他の誰かを見ているのだろう。
そんな気がしたから、「丹ちゃん」は思ってくれる彼女に感謝を。 「俺」は、少し遠くから見つめていた。]
……はいっ! 10月に公民館で展覧会やるんですよ。 和樹さんも宣伝してくれてたんですね。
[エールも含めて、ありがとうございます、とこちらにもぺこりと。>>5
彼女から微笑み返されれば顔も綻ぶもの。
もし、昔を思い出したと聞いていたなら、 その向日葵にはひらり黒薔薇の花弁が散るだろう。 自分はもう、酒だって飲める大人なんだ。と。 湯呑みの底に残った緑茶を飲み干しながら。]
今日もおいしかったです、ごちそうさまでした!
[話をしながら食事をしていれば、結構な時間。 お代を置いて、頂いた本が入った鞄を抱えるように持つと頭を下げた*]
(15) 2015/09/01(Tue) 01時頃
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[オレンジジュース。好きなものを把握された様な気がしてむずがゆさが身体をかけました。思えば、この覆面を付けてからこうして同年代に見える相手とこうして長く喋ることは稀でした。 苦笑を深める姿を見れば、少し罰が悪そうにいいじゃないかと呟き。子どもみたいな顔の奴に言われたくないと毒を吐くのです、>>1:474]
…あ、……
[そんな矢先に落ちた幼い文字と絵。 それを拾おうと手を伸ばし、一度の躊躇いが生まれました。 拾い上げる手に、視線を転じる彼を見つめ。>>11]
……これ、郵便受けに入ってたんだけど。 何か、知らないか?
[そう問いかける声の音は平時と同じです。 覆面の下に、さまざまな感情を隠し込みました。 彼ではないと思うのです、彼ではないと―は希望です。
彼は、私を知らないはずなのですから
落ちた紙を置き直す仕草にほっと安堵し、気を緩めました。 冷蔵庫から、オレンジジュースを取り出します。 そして、チンとレンジが鳴る音を聞けば、其れを開き、食べようとスプーンを用意した後、机の横に座り、グラス二つに注ぎ飲むだろうと問いかけました。*]
――嗚呼、良かった……
[私は安堵します、心開きかけていた相手とは 決して口には出しませんが、そう思っていたのですから。**]
(-12) 2015/09/01(Tue) 01時頃
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若しかして和樹さんかしら。 下駄を持ってくるときチラシと一緒に、是も入れたのかな。
[そうでなければ。 ――まるでこの部屋に空き巣でも入ったとしか言いようが。
嫌な考えを振り払い、一応箪笥等の中身を確かめるが弄られた形跡はない。 矢張り和樹の書いたものだろう。 そう結論付ければ女主人は風呂に入り襦袢に着替え、 煎餅布団に身を横たえる。
10月の公民館での展覧会>>15 丹の作品を見る事を楽しみにしながら笑みを零す。
簪入れの中には2つの簪。 瑠璃と、菫と白の石の2つの。
今日は良い事があった。 だから――悪い事なんて起こるはずない、わ。**]
(16) 2015/09/01(Tue) 01時頃
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小料理屋 倫子は、メモを貼った。
2015/09/01(Tue) 01時頃
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─ 碧落にて ─
[食事を摂る甥>>1:469を眺める目線は、どこか満足気なもの。 箸使いがよろしいのは、躾けや育ちによるものだろう。 その理由は幼い頃から和樹を見ていたから、うすらと理解出来る。 彼が望んでいたものが得られなければ、男はよく慰めるようにその頭を撫でたことがある。
話を終え、残りの緑茶をぐいと飲み干した和樹からは緊張した様子が崩れ、それに安堵しながら謝罪の否定を受け止める]
まぁ、世の中にはそういった面倒な輩もいるから。 ……ひとつ、勉強になっただろう?
[騒ぎを狙う輩もいると吹き込めば、面倒くさいという率直な本音>>1:470。
らしい反応に苦笑し、経験談をやわりと語る大人の面で肩を竦めた]
(17) 2015/09/01(Tue) 01時頃
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/* 所で丹ちゃんかわいすぎるのでおばちゃんがSTKしていいですか(おちつこう
(-13) 2015/09/01(Tue) 01時頃
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……私はモテないよ。 何せ、本命に逃げられた男だから。
──……いつか刺されるんじゃないかとは、挨拶代わりにたまーにね、 ……たまに貰うけど。
実際刺したい人がいたら、既にぐったりしていると思うんだけとねぇ。
だからね、和樹。 私が何かされて嫌だって気持ちは有難いけど、それは考えなくていいから。
[安堵の次に、何か思うところがあってか。 和樹の声は歯切れ悪く、そうして己の手伝いの申し出を断っていく。 こちらを気遣う言葉に、歯切れの悪さが増したように思える。 己に関することならば、出来るだけ遠くにやりたい。
そんな思いから、明るく笑ってみせた]
(18) 2015/09/01(Tue) 01時半頃
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……なんなら、眠るまでついていてやろうか?
[俯きか細い声が聞こえれば>>1:473、男は暫しの間を置いた。 きょとと瞬きするのは、その声が艶めいて聴こえたせいだろう。
だから悪戯を仕掛ける気持ちで、ちょっとだけ叔父の甘さとは違う甘さが響く、低い囁きを返してやった。 送り届ける了承を込めて。
刺されるとしたら、己のこの声音を知る相手だろう。 思い当たる女難への苦笑を内心で留めながらの言葉は、断られることを理解したものだ]
(19) 2015/09/01(Tue) 01時半頃
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/* しかし恋文とかその発想はなかった! お勉強になるわ。流石のかるらさん……
私に足りないのはきっとあれや、過去話とかを作る能力とフラグ撒く能力なんや 勉強しつつ頑張ろう。そして学ぼうファイト!私!
(-14) 2015/09/01(Tue) 01時半頃
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[数席分離れてはいるが、狭い店内。 客同士の会話も単語単語は耳に入る。
それが彼女の事なら、尚更。
>>1:437倫子さんが、加賀屋に服のオーダー、などと。 あそこは和服を取り扱ってはいなかったと思ったのだが。
何の、心変わりだろう。 なにが、あったんだろう*]
(*0) 2015/09/01(Tue) 01時半頃
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オレンジジュース。好きなものを把握された様な気がしてむずがゆさが身体をかけました。思えば、この覆面を付けてからこうして同年代に見える相手とこうして長く喋ることは稀でした。 苦笑を深める姿を見れば、少し罰が悪そうにいいじゃないかと呟き。子どもみたいな顔の奴に言われたくないと毒を吐くのです、>>1:474]
…あ、……
[そんな矢先に落ちた幼い文字と絵。 それを拾おうと手を伸ばし、一度の躊躇いが生まれました。 拾い上げる手に、視線を転じる彼を見つめ。>>11]
(20) 2015/09/01(Tue) 01時半頃
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……これ、郵便受けに入ってたんだけど。 何か、知らないか?
[そう問いかける声の音は平時と同じです。 覆面の下に、さまざまな感情を隠し込みました。 彼ではないと思うのです、彼ではないと―は希望です。
彼は、私を知らないはずなのですから
落ちた紙を置き直す仕草にほっと安堵し、気を緩めました。 冷蔵庫から、オレンジジュースを取り出します。 そして、チンとレンジが鳴る音を聞けば、其れを開き、食べようとスプーンを用意した後、机の横に座り、グラス二つに注ぎ飲むだろうと問いかけました。*]
(21) 2015/09/01(Tue) 01時半頃
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――嗚呼、良かった……
[私は安堵します、心開きかけていた相手とは 決して口には出しませんが、そう思っていたのですから*]
(=2) 2015/09/01(Tue) 01時半頃
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/* あぁぁぁぁ!!! そういうこと、そういうこと!!!
鉄ちゃんのえっち![ぽかすか]となって。 何を確かめているんだろ、何の確信を持っているんだろ。 なんで平衡感覚の違和感何だろうって考えてね。
はたと気づいたさ。
まぁ、男性と女性じゃ違うよね? ってことで。 花嫁はほら、別だから。ね。
(-15) 2015/09/01(Tue) 01時半頃
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[白い教会。 慈愛浮かべたマリア像を、花嫁のようだと 瞳を輝かせた幼いあの子が、
忘れてしまった
――お別れの手は、バイバイと振ったままに宙ぶらりん。 迷子の、子どもの声を 紙片に浮かべ。
彼の日常へと溶かしこんでいく。 漣が、幾度も打ち寄せる砂浜のように、 何度も何度も、触れては離れ、離れては触れる。]
(-16) 2015/09/01(Tue) 01時半頃
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[倫子の為への服作りの手伝いを申し出れば、思いのほか和樹の反応は明るい>>3。 三郷の息災を確かめるような言葉には頷きをみせる]
和樹の都合がいい時間で構わないよ。 そっちも、仕事があるんだから。
[自分の手のひらを暫し見つめ、そうしてからの返答>>5。 それには笑みを浮かべ、和樹の言葉が嬉しいと、表情で伝える]
待ってるよ、和樹。
[落ちたのは、叔父らしい甘さの滲む声。
猫舌の和樹が茶碗蒸しを食べ始め、倫子に美味しいと告げるのには頷いてみることに。
和樹が女将に声をかけている間、加賀は鯛へと箸を伸ばし。 リクエストに応えてくれたその腕前に、ひそりと感謝をした]
(22) 2015/09/01(Tue) 01時半頃
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/*ごめん、っ、…本当
(-17) 2015/09/01(Tue) 01時半頃
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― 花京院邸・夜 ―
お手伝いさんは、お休みしてるんです。 お祖母様も腰が痛むみたいだし、 こんな時くらい少しでも私が動かなければ…… けほ、
[猫を触ったのがバレれば、小突かれ。みるみる変わるそのしかめっ面に肩を竦めるも。>>0 久しぶりに怒られるのが、くすぐったくてつい口元が綻んでしまう。]
私の分を残さず食べてくれて、いいですから。 倫子さんが作ってくれたのでしょう? 残したら罰が当たりますし、ね。
[苦笑に変わり。促す声に微笑んで。>>1 ごろりと横になれば傍らの膝に頭を乗せて、占領する。 食べにくいだろうけれど、これで居なくなったりしないだろう。 従兄弟の言葉を信じていないわけじゃないけれど、心細いからだと理由をつけて。]
(23) 2015/09/01(Tue) 01時半頃
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― 草木も眠る頃 ―
[己が持つ、本当に卑しい顔が表面化するのは深夜。 草木も寝静まり、黒衣を纏った後。 日々の寝不足も、この時間帯だけは眼が冴える。
今宵は共に香炉を持たず、鍵屋の屋根から身を躍らせた。]
(-18) 2015/09/01(Tue) 01時半頃
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/* >>23 可愛かあああああああああ[壁ゴン]
(-19) 2015/09/01(Tue) 01時半頃
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[今宵向かうは隣町ではなく、町外れ。 戦後に建築されたという慎ましい教会。 かつて幼い己が暮らした神の家。 鍵を取り上げられて以来、追い出された楽園。
こうして闇から闇へと降り立つのも何度目か。 堅牢な錠前はチャチな空き巣の侵入を阻む上等なもの。 なにせ此処は、二代に渡り、秘の番人が守る宝物庫。
抱く宝は唯一つ、二代目番人の至宝。]
(-21) 2015/09/01(Tue) 01時半頃
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/* これ中の人が完全に勃起状態になる(まがお)
(-20) 2015/09/01(Tue) 01時半頃
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…子どもの悪戯?
[温めたばかりの炒飯を片手に、 それ以上は想像が働かないとばかりに首を捻る。>>21]
教会で預かってる子も、悪戯好きなのが多いしな。
[元気が良すぎる子供たちの姿を思い起して、 自分たちも昔は、周りからそう見えていたのだろうかと 懐かしい思いに少しだけ浸る。]
そんなことより、 オレンジジュースがあるんだから、薬はちゃんと飲むように。
[グラスを受け取りながら、釘を刺すのは忘れない。]
(24) 2015/09/01(Tue) 01時半頃
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[鷹の目を持つ夜鳥が、音も立てずに廊下を踏む。 教会の構造も、鍵の機構も熟知した己には、侵入など容易い。 脚が覚えて、身体が誘われ、夜目に強い眼差しが捉えたのは、
幼き頃、あれ程苦労させれた禁断の扉。
それは今や、巧緻な合鍵一本で道を譲る。 この扉と噛み合う鍵山は頭に記録され、 溝の擦り減りさえも暗算出来た。
噛み合って回る静かに鍵。 何時もこの部屋の扉を開く瞬間、倒れそうになる。 余りに芳しい彼女の香りが詰まっていて、中り掛けるのだ。]
(-22) 2015/09/01(Tue) 01時半頃
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[昼間に聞いて欲しいと言っていた内容は、なんだろう。 気にはなるけれど、まだ喋る度に喉の炎症がぶり返す。何より、次第にその温もりに瞼が重くなってくる。]
絶対ですよ。 絶対……居なくならないでくださいね。
[膝の上で、幼い頃のように繰り返して。 離した腕の代わりに手に触れた服を掴めば、頭を撫ぜる指先の心地よさに瞼を閉じた。]*
(25) 2015/09/01(Tue) 01時半頃
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[だが、今宵の己には明確な目的があった。 それを確かめずして、卒倒する訳にはいかない。 未だ月が低い位置にあった時分に遊ばせた指先。 彼女の違和と貞淑を覗いた不埒な挙動。
何故、あの場で倒れずにいたのか。 ――――― それは、きっと。]
(-23) 2015/09/01(Tue) 01時半頃
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[枕に黒髪を流し、シーツの海に沈んだ彼女は灰雪姫。
たったひとつの恋の前に、 どんな尊さも意味をなすことはありえぬ女性。
先ずは眠る彼女の射干玉を、壊れ物でも扱うかのように梳き、 傷ついた額を慰め、右手背に恭しく口付けを落とした。
肌に唇を合わせるだけで、落涙の衝動を覚える。 血も涙もない悪党に、情を通わせる唯一の温もり。 痛々しい手荒れが目立つのは、届け物を受け取った証拠だろう。
余りの心地よさに息を吐きだし、嫌悪感を我が身に浴びた。 万物を清らかに愛する彼女の特別な感情。 己だけが与えられる施しではない彼女の本心。]
(-24) 2015/09/01(Tue) 01時半頃
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[睡眠を阻害せず、リネンを捲って月光に肢体を浮かび上がらせる。 すっかりと女らしい肉のついた身体は、どこまでも清らかで、 マリア像なんかよりも、よほど清冽としていた。
指が彷徨い、解き始めるのは薄い寝間着。 丁寧に、緩慢な仕草で釦を弾き、白皙の面積を増やす。 布擦れの音に高鳴る鼓動は、危機感ではない。 理性で踏んだ獣が煩く吠える所為だ。
指が震えすぎて、時折作業を止め、深呼吸をして再開する。 長い時間を掛けて暴いた彼女の裸身。 いっそ、このまま穢してしまいたくて、掌に爪を立てて耐えた。
そして視線を下ろし―――、夜鷹の瞳が見たものは。]
(-25) 2015/09/01(Tue) 01時半頃
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[翌日、彼女が目を覚ますのは寝台の中。 素肌を滑るリネンの内側、穢れを知らぬ姿で。
剥ぎ取られた寝間着は、どこにも見当たらず。]
(-26) 2015/09/01(Tue) 01時半頃
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それで最後だから、呑み切ってくれよ。
[呑みかけのガラスのお猪口をねだられ>>10、そう言って差し出す。 腹に蟒蛇を飼う男の一口であり、強くない青年には持て余す量だっただろう。 水を倫子に要求し、噎せかける和樹の背を撫でやることにした。
そうして会計は、いつも通り己の財布から。
言われた礼にはいつも通り笑みひとつ返し、そうして和樹を送り届けることに。 道中、なるたけ明るい話題を絵本を読み聞かせたように語り、そうしていれば和樹の家へと辿り着く。 甥を背負わないで夜に訪れるのは、もしかしたらこれが初めてかもしれない。 なんて日頃の酔い潰しを反省もせずに、告げ]
うん、また明日。
おやすみ、和樹。
[いてくれて助かったと言われれば、何もしていないと首を横に振り。
郵便受けにいた回覧板を手にした和樹が、俯き首を擡げ、服の裾を引いてくる。 よく覚えのある仕種に笑う吐息を夜の中に溶け込ませ、そうしてそのサインに応える]
(26) 2015/09/01(Tue) 01時半頃
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[まるで甘える様に膝へ頭を乗せる仕草は変わらぬ子供みたいな光圀。>>23 自分よりも少し身長が高いが横になってしまえばそんなものは分からなくなる。
思わず口許を緩ませながらも、用意してくれた賄の弁当に少しずつ手をつける。 たまにゼェ、と呼吸音が聞こえれば軽く背中を擦ってやって。 すっかり相談しに来たことすら忘れてしまう程居心地がいい空間。
ウトウトとしている光圀を見れば笑みを零して。]
はいはい、約束するから。 だからゆっくり休め―――…、
[確認するように何度も何度も問いかける光圀。>>25 本当に昔から何一つ変わっていない。 まるで逃がさないと言わんばかりに掴まれた服と膝に置かれている頭。 箸を持たない手でゆるりと頭を撫でればそのまま寝息が聞こえてきた。]
(27) 2015/09/01(Tue) 01時半頃
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[彼女があの女から受け継いた鍵は、4つ。
1つは教会の玄関鍵。 1つは自室の鍵。 1つは懺悔室の鍵。
残る1つは、夜の間に、煙のように消え失せていた。**]
(-27) 2015/09/01(Tue) 01時半頃
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[寝ている間にさっさと弁当を平らげて邪魔にならない位置に取り合えず弁当を置く。 寝たのを確認したら帰ろうとは思っていたが、この始末、帰れるわけもない。]
まぁ…バレねぇだろうしいっか。
[きっとばれないだろうと思えば、彼を起こさぬよう体勢は変えぬまま、 満腹感で満たされた身体に襲い掛かる睡魔に抵抗する事もなく、こくりこくり、と夢の中へと入っていった。]*
(28) 2015/09/01(Tue) 01時半頃
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いい夢を。
[幼い仕種は昔と変わらず。 けれど昔と比べれば、随分と撫でやすく、そうして成長した見目を思えば撫でづらくなった。
けれど昔からそうしたのと変わらない仕種で、可愛い甥の頭を撫でた。
そうして和樹が自室へと身を滑らせるまで、見守ると告げてその夜は別れた。*]
(29) 2015/09/01(Tue) 01時半頃
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鍵屋 黒金 鉄は、メモを貼った。
2015/09/01(Tue) 01時半頃
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それなら桃なら。慎也も食べていーよ。 流石に一個まるまるは食べきれないや。
[>>7果物ならと言われて桃と返した。 それぐらいしか無いので許可も何もなく、 ただ剥いてもらうのを雛のように待つばかり。 人に剥いてもらうのは美味しいから そのことに何ら不満はないのだ。]
あとはツナ缶ぐらい……
[これまた調理のいらない食材である。]
わーい、ありがと。 こんなちゃんと切った桃はじめてだ。
[いつもは適当に皮を剥いてかぶりついたから、 実家に居る頃以来だろう。 同時に出された薬も見ている前で飲む。 何の薬かは聞かなかったが、 今出すということは必要なものだろうから。]
(30) 2015/09/01(Tue) 01時半頃
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[桃を食べながら思うのは、 ここまでさせてしまって申し訳ないということ。 診療代以外になにか中元か、送るべきか。]
ねー慎也さ。 メロンとか好き?それともすいか? ……桃でもいいんだけど。
[何と聞かれればごまかすように笑って、 食べたいの教えてよと。*]
(31) 2015/09/01(Tue) 01時半頃
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[いい夢を。
そう願い撫でた頭から手を離す間際。
やましさでつい、片手の指先が和樹の片耳の付け根をなぞってしまう。
愛おしむように
心地よさとよく似た、何か違うものをわずかに呼び覚ますように。
もっともそれは、何事もなく穏やかな表情を浮かべる叔父の面を見せることで、気のせいとして片付く一瞬の戯れだったが。*]
(-29) 2015/09/01(Tue) 01時半頃
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ん、食い終わったか
[吐き気を覚えた身、全て食べ終わらずとも。 手が止まればそこで食事は終われば良い。 食後の薬は、忘れぬように飲ませる。]
明日起きりゃ、体だいぶ楽になってんだろ おやすみ、英明
[目を瞑るなら、男は用済みだ。 安眠を妨げぬよう、部屋を出ていった。]**
2015/09/01(Tue) 01時半頃
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/*
地味なセクハラ(
(-28) 2015/09/01(Tue) 01時半頃
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―昔―
[凛花の母親は、男という生き物に憎悪を抱いていた。 穢らわしい、卑しい。
恋だの愛だの囁いて。肉欲に塗れた悍ましい、魔物ではないか。 産んだ娘には同じような道に進んで欲しくはない。]
『黒金さん。』
[秘鍵屋の老人を呼ぶ声は、いつだって硬質。]
2015/09/01(Tue) 01時半頃
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―昔―
[凛花の母親は、男という生き物に憎悪を抱いていた。 穢らわしい、卑しい。
恋だの愛だの囁いて。肉欲に塗れた悍ましい、魔物ではないか。 産んだ娘には同じ辛さを味わって欲しくない。 貞久のような男は、この世の中に腐るほど居る。]
『黒金さん。』
[秘鍵屋の老人を呼ぶ声は、いつだって硬質。]
(32) 2015/09/01(Tue) 01時半頃
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『娘を護るためなの。 私の天使。私の聖女。
だから―――…』
(33) 2015/09/01(Tue) 01時半頃
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[首を捻る彼の言葉に逸れもそうかもしれませんと思うことにしたくなりました。子どもの悪戯であれば良いのです、ですが、そうではない事を私は気づきながら、>>24]
……悪戯好きのか。 あんたは、本ばっか読んでたんだろうな。
[その言葉を受け止めた様に頷き、ついでつけたした後、教会の子どもたちを思い出すのです。あのとき、一緒に遊んだ子どもの姿を何度も数え]
…煩いな、あんたは、私の…今、飲めばいいだろ。
[母親か何かかという愚痴を零そうとして零せずに。それを誤魔化すよう、先ほど貰ったばかりの飲み薬を口に運びました。広がる苦味に覆面の下、顔をしかめて之で満足かと問いかけます。染み込むような感触と共に。 塗り薬まで言われれば、覆面を取るのを躊躇ったでしょう*]
(34) 2015/09/01(Tue) 01時半頃
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『あの子を、引き取ってくれないかしら?』
[身寄りのない女は他に頼る人を知らなかった。 性欲枯れた老い人だけ。]
(35) 2015/09/01(Tue) 02時頃
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[彼になら、見せてもいいかと思うまで――まだ足りません。 いや、むしろ、彼に見せたくないのです。
この醜悪な顔を、心を。]
(=3) 2015/09/01(Tue) 02時頃
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…そーゆー事言うから刺されるって噂が立つんだよ
[脳裏に描く過程が杞憂だと諭す叔父に頷いていたが、>>18 添い寝の申し出にはあからさまに顔を顰めた。>>19
夜道が怖い、ということを否定はしない。 が、眠れないとまでは言ってない。 第一、狭いアパートの狭い布団、 近くにこんな体躯の男が居たら寝るに眠れないだろうと。 冗談と解っているが少々性質が悪い嘆息して。]
それに、帰ったらこれ、読むつもりだし。
[相談が終わればごそごそと取り出すのは、 本屋で購入した『哀愁のファム・ファタール』
本命を逃したという、叔父の元妻は "運命の女(ひと)ではなかったのだろうか。
一生を添い遂げると誓った二人の別離の理由は まだ尋ねることはなく、知らぬまま。 きっと、余程の事情があったのだろうと思うから尚更、 追及することができない。]
(36) 2015/09/01(Tue) 02時頃
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[増水した河川に突き落とそうか。 濡らした布を寝顔にかけようか。 レンガを頭上に振りかざそうか。 細い首を紐で括ってしまおうか。 食事に毒でも盛ってしまおうか。
あらゆる方法を考えた。 しかし、忌々しい事にあの子が死んでしまえば娘の中で永遠になってしまう。 それだけは避けたかった。
なら、どうするのが得策か。
近くに遠くに、追いやってしまえばいい。]
(37) 2015/09/01(Tue) 02時頃
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―夜半―
[碧落からの帰り道、コンビニで小さな瓶の日本酒を買っておいた。 二十歳になった夜の事を未だにひきづって、 あれから倫子さんの前で酒を飲もうとしたことは無く。 ちょこちょこと家で少しづつ飲み慣らしていた。 ちゃんと飲めるようになったら、改めて頼みに行こうと。
帰宅すると、早速ベッドの上で機織の本を眺めだす。 一枚一枚ページを捲るたびに目に飛び込んでくる色と形。
身の回りのものを見聞きしていると、たまに ぱち、ぱち、と頭の中で図像が組み上がる感覚がある。 これをああしてこうして。こんなものも作ってみたいなぁ、なんて。 そんな時間はとても楽しい。]
――…?
[捲っていたページから、かさり、と何かが落ちた。]
なにこれ。
[自分の知らない姓、だけど良く知るその名前。 悪いと思う間も無く中を開けて読んでいた。]
……なに、これ。
[その手紙の締めに記された名は、ああ、自分の良く知る姓の、男だ**]
(38) 2015/09/01(Tue) 02時頃
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ん、俺も食って良いのか なら、お言葉に甘えるかね
[果物の他にはところてんとツナ缶>>30だけらしい。 たまには自炊する自分とは違うラインナップだ。 適当に切った桃にすら感動する。
あまりに綺麗な流し台と言い、この食生活は不安を覚える。
出した薬は、朝と昼に出したもの。 数回分袋に入れていた薬の今晩の分。]
(39) 2015/09/01(Tue) 02時頃
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[飲めば、待つ。
―――その瞳が閉じるまで。
弱った体で夜更かしをされては心配で、こちらが眠れない。]
(-30) 2015/09/01(Tue) 02時頃
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─ その夜 ─
[そうしてその夜、男は和樹が寝静まる頃合いを見計らい、合鍵を使って部屋へと入り込む。
甥の寝息を耳にすれば、湧くのは安堵と愛しさ。 一定のリズム感は、子供の頃とあまり変わっていない気がするのだ]
さて、今日は採寸でもしようか。
[大体見目でサイズは予想出来るが、やはりきちんとした型紙を作ってやりたい。 和樹の為に仕立てる服なのだから。
もっとも夜の暗躍を思えば、メジャーなどは使えず。
だから眠る和樹から布団を剥いで、その身体を壊れ物を扱うように直接触れ、確かめていく。
大丈夫、この子は昔から寝つきのいい、良い子だから]
(-31) 2015/09/01(Tue) 02時頃
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[昨日、自販機の前でオレンジジュースがいい、と 聞いたのをそのままに 買ってきたのは正解だったかと、軽く笑って 温かな食事に手をつける。
小言めいた釘刺しを言い置いては、 返ってくる憎まれ口を楽しんだ>>34]
飲み薬ならともかく食事中に塗り薬まで、とは言わないって。 ちゃんと塗らないで医者に怒られて知らないけど。
[碧落の味には当然及ぶべくもないが、 飲食店でない場所で温かな食事を誰かと食べることは 随分と久しぶりな気がして、 何だか擽ったい気持ちになる。
そんな食事が終われば、 新しい資料と入れ違いに幾つか別の本を抜き取って、 資料部屋を後にした。]
おやすみ。
[そんな挨拶の相手がいるのも、随分と久しぶりなこと。**]
(40) 2015/09/01(Tue) 02時頃
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俺の好きな果物なぁ……普通に桃も好きだな スイカは季節過ぎたし
特に嫌いなもんはないぞ それがどうかしたのか?
[何故この問い>>31なのか、わからないと回答は首を傾げながら。 ぽつりぽつりと雑談をして、 目を瞑るなら、男は用済みだ。
安眠を妨げぬよう、部屋を出て行った。]**
(41) 2015/09/01(Tue) 02時頃
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/* 色々、すれ違ったら、ごめんね!
(-32) 2015/09/01(Tue) 02時頃
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[そんな慢心をしながら、加賀は和樹の身体へと触れていく。 肌の感触を確かめるみたいに。
もっとも確かめるのはその身の寸法で、肩幅や胸板、それから腕周りや腰回りを丁寧に、それでも慎重な仕種で触れていく。
衣服は邪魔だが、裂くのは少し可哀想だ。 そう思うのは、悩む甥と碧落で言葉交わしたせいだろうか]
(-33) 2015/09/01(Tue) 02時頃
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/*
このおじ気持ちわるいねとは理解している。あと慎重さが足りてない
むむむ、ストーカー難しい。
(-34) 2015/09/01(Tue) 02時頃
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[猫の手未満の助力の段取りを付けた後。 すべて呉れるという猪口を調子づいて受け取れば、 普段ほどではないが首まで真っ赤に染まってしまう。
ゆらり、ゆらり。 いつもの踵を鳴らすのでなく、ジャッ、と擦る足取りで。 仕事の話や最近仕入れた布の話、 お熊さんの寿命は果たしてあとどれだけか。 なんて他愛のない話が、絵本の読み聞かせのような。 子守唄のような作用をもって和樹の眠気を増長させる。
別れ際、最近は見せなかった甘えのポーズは 酔いと、寝惚けた頭がさせたのだろう。]
――…ん、 ……おやすみ…
[願い通り宵闇に溶ける烏色を混ぜる五指。 その先が僅かに掠めた瞬間、思わず息がつまった。
この感覚を、知っている気がする。 でもどこでだろう。
不思議そうに見上げる先にあるのは、いつも通りの叔父の顔。]
(42) 2015/09/01(Tue) 02時頃
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作家 雲雀は、メモを貼った。
2015/09/01(Tue) 02時頃
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[階段を上がる途中振り返れば、宣言通り見守る影。 しかし其処に浮かぶ表情は、は闇に紛れて見えなかった。]*
(43) 2015/09/01(Tue) 02時頃
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/*飲み合わせ…?いえ、知らない子ですね
(-35) 2015/09/01(Tue) 02時頃
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──……、
[迷いは一瞬。
衣服をはぎ取るだけに留め、そうして下肢も己の手で“採寸”していく。
送り届けた和樹の頭を撫でた手で。
すらりとした細身の身体。 その肌を慎重に、そうしてゆるりとなぞる最中、妙に胸が高鳴るのは自覚しながらも、固唾を呑み込むことで留める。 歳を取ったというのは、こういう時には便利かもしない]
──……ああ。
[そうして“採寸”を終えて、剥いだ衣服を戻そうとする。
けれどどうしても、己の手以外で生み出されたものが和樹の肌に触れているのが気に入らず。
剥ぎ取りはしなかったパンツの脚の付け根に触れる部分を、今度は鋏で切っていた。 もっとも、よく観察しないと判らない程度に、だが。
そうして男は極力己がいた痕跡を消し、元の状態に戻してその場を立ち去る]
ああ、戻って型紙を起こさなくちゃ。
[小さな呟きと足音は、夜に溶かしていく。*]
(-37) 2015/09/01(Tue) 02時頃
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/*
こいつは酷い。
(-36) 2015/09/01(Tue) 02時頃
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[軽く笑う顔に、覆面の下、しかめっ面を返していました。言い様に操作されているような、けれどそれがいやではないのです。遠い昔、友達が居ればこういったやり取りも出来たのではないかと思い。
どこか楽しんでいる自分が居たのです。なんて烏滸がましいのでしょうか。私は…そんな事ないはずなのに]
……分かっている、後でちゃんと塗る。 あんたこそ、寝不足になるなよ。
[食事自体久しぶりで、その上誰かとなんていつ以来でしょうか。憎まれ口をつんけんどに吐き出しながら、彼にいくつかのことの葉を返します。その間は、二つ送られてきた手紙の事を忘れられる気がしました。]
…………、
[嗚呼と頷くだけの返事を返す。それだけでも随分と久しぶりで私は、彼が帰った後、食べたものを片づけている最中の事です。 一つ欠伸を、眠たげに干した布団の上に転がりました。 眠いのです、深く深く――眠りが押し寄せてきます。 塗り薬を塗らないと怒られると思いながら――]
……ねえちゃ……
[彼女の傷は治ったでしょうか。 幼い日の思い出の呼び名を呼んで、猫の様に丸まりました。
――まるで、誰かの手を求めるように彷徨う手が、宙を描き]
(44) 2015/09/01(Tue) 02時頃
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………にぃ…ちゃ……
[小さく小さな声が、棺の中に眠る声を探します。 忘れてしまったものを、夢の中、――思い出すように**]
(45) 2015/09/01(Tue) 02時頃
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─ 翌日、『テーラー加賀屋』 ─
[その日最初に訪れたのは客ではなかった。
一晩で倫子の型紙を起こした三郷が勢いよく店のドアを開け、現在に至っては張り切って作業場で紺瑠璃色の布を裁断していたのだ]
──……一直線だなぁ。
[突っ込めば、あまり歳を感じさせない童顔がにへりと笑う。
稔さんも同族でしょと言われれば間を置き、そうしてから頷く。
そうかもしれないと。**]
(46) 2015/09/01(Tue) 02時頃
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[――夢の中なら、覚えているのです**]
(=4) 2015/09/01(Tue) 02時頃
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[雪駄を脱いで部屋に上がれば、真っ直ぐ洗面所を目指す。 ざっとシャワーを浴びて歯磨きして、 買ってきたばかりの下着と無事だったタンクトップ、 それからハーフパンツといういつもの装いに着替えた。
洗濯機の残骸は明るくなったら片付けようと先延ばし。 ユニットバスの入口に置かれた籠には、 新たな洗濯物の山を築く。
布団にごろりと寝そべり、早速本のページを捲る。 途中、何かチラシのようなものが挟まっているのを見つけた。
『馬道雲雀』の作品紹介と新刊予告のリーフレット。 その隅にはごく小さな、著者近影。
――ちょうど、昼間見たそれをより澄ましたような顔。 学歴を観れば、縁こそないものの馴染みのある大学名。]
(47) 2015/09/01(Tue) 02時頃
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大学院生 丞は、メモを貼った。
2015/09/01(Tue) 02時頃
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/*ストーカーしにくくて…ごめん 相談した方がいいのかなぁ…
(-38) 2015/09/01(Tue) 02時頃
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流石にこれで僕だけ食べるのは無いでしょ。 一緒に食べるほうが美味しいし。
[果実だけでも胃にいれてから、薬も飲んで。 またベッドに横になっておけばすぐに眠気も訪れる。 それでもまだ鈴城が部屋に居るまでは 寝落ちないようにと必死になるのだけど。]
つぎ、何一緒に食べようって思って。 意識調査?……なんて。
ふあ、やば……ね、むい。
[うとうととし始めたらもう止まらなくて。 今晩は夜更かしも何もする前に、 もうベッドから出ることはないだろう。 すっかり意識は引っ張られて、 無防備な寝顔を晒していた。
朝が来るまでそのまま、目覚めることも、無い。**]
(48) 2015/09/01(Tue) 02時頃
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無職 影之進は、メモを貼った。
2015/09/01(Tue) 02時頃
教諭 英明は、メモを貼った。
2015/09/01(Tue) 02時頃
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/*でも、今の状態でさらにかさねがけは、おーばーすぎるよね
(-39) 2015/09/01(Tue) 02時半頃
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[テーラー加賀屋の壁際に並ぶフォトブックの1冊目>>1:50には、 10歳の娘を持つ母親には見えぬ女>>0:389の写真が収まっている。
中心にいくほどクリーム色へと変わる白薔薇をイメージして作られた真白のワンピース。その上に羽織るのは、コートを仕立て直したマント。 別の1枚には、同じデザインのワンピースを着た凛花が居た。 3枚目は母子揃い。
淡い唇が紡ぐのは、いつだって綺麗な言葉。 浮かぶ微笑みは聖女たらしめるもの。]
(49) 2015/09/01(Tue) 02時半頃
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……本人じゃねーか!!
[壁の薄さの割に、近所迷惑の心配が少ない自室で。 物言わぬ紙の束に一喝すると、そのまま本を閉じた。
なんだよ、という気持ちがより眠気を誘ったのか。 電球の紐を引っ張り、豆粒ほどのささやかな灯りで部屋を満たし。
いつものように、ビーズの指輪を握りしめ横向きで眠りに就く。
ほどよいアルコールの力あってか、 この日の睡眠もいつも通り深かった。]**
(50) 2015/09/01(Tue) 02時半頃
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/* 薬の副作用で先生がえらいこっちゃー! がんばれ、がんばれ(はぁと
(-40) 2015/09/01(Tue) 02時半頃
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/* 丹ちゃんからの秘話がないなら今日は寝ようかしらん?
(-41) 2015/09/01(Tue) 02時半頃
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/* これがやりたかったんだ……(ほわわ)
叔父さんがめっちゃ叔父さんっでひゃー!と言う感じ。 リアクションは寝ておきたら!
(-42) 2015/09/01(Tue) 02時半頃
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[神の家で預かる男子に混ざって遊ぶ娘が心配にならない訳が無い。 将来の夢は『お母さんみたいな人になりたい』>>1:18と言い聞かせた。 小学校も中学校も、私立の女子校に通わせたかったのに。 貞久からの養育費もない生活では叶わず。 次第に体が丸みを帯びていく。 そんな娘の貞淑の為に、母はあるものを用意しようと決意した。 脂肪がつきはじめ、胸が膨らみ始める頃、それは完成する。]
(51) 2015/09/01(Tue) 02時半頃
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/* 雲雀と影之進、黒金と凛花は 少しずつ霧を晴らすように物語が紡がれ暴かれていくし
鈴城と英明、光圀と城之内、倫子と丹は 一見のほほんとした、微笑ましい光景なのに 所々ぞっとする場面があって
叔父さんは、一途が事故ったの典型で歪んだ近親愛オイシイ。 選択肢がどうとか色々言ってましたがそういうの抜きでプロから叔父さんにラブしてたのでうへへ、えへへって気持ち。
叔父さんはおれで楽しめてますか? イマイチ嫉妬とか抉られなくてごめーんね!
んーオルゴールどう使おうっかなー! 分かりやすい見合いよりいいか、混ぜるか。
(-43) 2015/09/01(Tue) 03時頃
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[スカートの中は秘密が詰まっているもの。 ストッキングを止めるガーターベルトには、護身用のペーパーナイフ。
そして。ショーツの薄布の下には、スチール製の。 例え、何人の男が教会に通おうと、決して間違いは起こらぬ。
母は魅入るように笑み浮かべ。 カチリと小さな鍵をかけた。**]
(52) 2015/09/01(Tue) 03時頃
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/* お母さんのことを綴っていたら、こんなに時間がかかってしまった……。
鉄ちゃん、理性ギリギリさせているのが可愛らしいわぁ。 手を一度休めるところが、とても。とても。
(-44) 2015/09/01(Tue) 04時頃
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[瞼を閉じれば、大きくなるのはスズムシの音。 すり、と膝から太腿に頬ずりすれば従兄弟の匂いが鼻腔を掠める。
タオルよりも近く、濃いそれを。 肺腑の奥まで息を吸い込もうとして喘鳴を起こせば、労るように背中を擦る掌。 くすぐったさに、今だけは困った顔をせず甘えて擦り寄れば頬を緩めて。ぎゅう、と服を掴む指先に力を込めた。
ずっとずっと、大好きなまま変わらない掌。 苦い薬も、学校の勉強も、辛い稽古も、全部我慢できたのは丞がいたから。 そうすれば、丞と一緒にいられるから。]*
(-45) 2015/09/01(Tue) 04時頃
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[ ─────もし、丞がいなくなったりしたらその時は ]
2015/09/01(Tue) 04時頃
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/* 加賀屋さんのフォトブックは、応接間に行った時に見たはずなので、と。
後は和樹くんに、ほんとうに下着が盗まれた! って話をすることと、鈴城先生とのやり取り結果かしら。
光くんは茶器を拾ってくれて嬉しい。 無銘のものでも、思い入れと思い出はあるものよ。
(-46) 2015/09/01(Tue) 04時頃
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― 深夜 ―
[発作が起きた日は特に、眠りが浅い。 薬が効いて、楽になった呼吸。頬を撫ぜる冷えた空気に薄ら目を開ければ、上から寝息が聞こえてきた。 畳の上に横になったまま、硬くなった体をゆっくり起こす。
少し離れた場所に空になった弁当。 自分を起こさない為か、座ったまま眠る姿に目を細めた。
このままでも、風邪を引く陽気ではないが。 また寝違えそうな角度で揺れる首に苦笑して、両腕で支えながらゆっくりとその体を背中から畳の上に横たえ。
庭から差しこむ月明かりを遮るように顔の横に手をついて。 眠るその頬を掌で撫ぜれば、ふ、と微笑んだ。]
………丞。
[寝息を溢す薄い唇を、親指の腹でなぞる。 通話口の向こうで動いているそれを、幾度想像しただろう。]
(-47) 2015/09/01(Tue) 04時半頃
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[今は昼間のようにアルコールの匂いはしない。 けれど、その右耳のピアスは違うまま。]
いちばんのお気に入り、ですか。
[海を連想させる脆いイルカの形を、滑らせた指先で確かめるようになぞる。 いつかの夏のようなことがあってまだ、海に行きたいのだろうか。 海へ、行こうとするのだろうか。
また。 この家から離れることができない、自分を置いて。]
(-48) 2015/09/01(Tue) 04時半頃
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………行かせない、
[夜風に黒髪が揺れる。 ゆっくりと、息を殺して身を屈ませていき──── ]
(-49) 2015/09/01(Tue) 04時半頃
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[翌朝、目覚めた彼の横には膝の上で眠っていたはずの姿が。
それから、右耳から消えた一匹のイルカ。 彼が気づくのは、さていつのことだろう。]*
(-51) 2015/09/01(Tue) 04時半頃
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/* 色々言葉足りなくて申し訳ない…! 補完できたら、明日にでも……(丞の隣にごろごろ)
(-50) 2015/09/01(Tue) 04時半頃
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/*うう、萎えさせているのかな。 替えの覆面→反応なし 持っている小説→これも。 凛花関連→おなじく へや内→侵入なし
んー。もっとわかりやすくしたほうがよかった?? わからない、そして、薬盛られて寝入っている間になにされたかわからないから、おきていいのか。うーうー
(-52) 2015/09/01(Tue) 06時半頃
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/*隙つくったつもりなんだけどなぁ わかりにくかったのかな、…本当うう 申し訳ない、
(-53) 2015/09/01(Tue) 06時半頃
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/* 日常に溶かし込んでいく、溶かし込んでいくの?? とかされたもの、手紙ふたつ??んん、 相談したいけど、どう相談したらいいのか。
(-54) 2015/09/01(Tue) 06時半頃
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/*自分が、ストーカー側だったときのとか、確認しているけど。毛色がちがいすぎたっ(
(-55) 2015/09/01(Tue) 06時半頃
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/*窓あけっぱ、鍵あけっぱとか、やりすぎだったんだろうか。
(-56) 2015/09/01(Tue) 06時半頃
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/*中身目線だと雲雀かわいいんだよね。 でも、影之進目線だと、なんなのかわからないってなっててそれがあかんのかなぁ 相談、昼にでもしよう
(-57) 2015/09/01(Tue) 06時半頃
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―テーラー加賀屋―
[二日酔いに痛む頭を抱えつつ、行く道はいつものルート。 けれど行き着く先は小料理屋ではなく、その隣の仕立屋。
中学高校と地元の学校で制服を仕立ててもらっていた。 高校の時は男の子はぐんと伸びるだろうから、なんて母さんが言うから少しだけ丈を長めにしてもらったけれど、結局詰め直しに持ち込む事となってしまったのは恥ずかしくも懐かしい。
店に顔を出せば三郷さんが紺瑠璃に向かって熱中していた>>46。]
こんちはー。 すっげー気合い入ってますね。
……あ、あの。 今日お邪魔したのは、ちょっと聞きたい事があって。
昨日、お隣でちょっと聞こえたんですけど 倫子さんが洋服頼んだ、って。
そのときの様子とか……どんな感じでした……?
あー、ほらだって、倫子さんが着物以外着てるとことか見たことなかったからびっくりしちゃって! なんかあるのかなーとか!
[最後に軽い調子で付け加えた台詞は業とらしかったかも**]
(53) 2015/09/01(Tue) 07時頃
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/*手紙二つに過剰に反応しすぎたかな。 でも、過去を抉られるのが進くんのダメージだし
(-58) 2015/09/01(Tue) 07時頃
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/*あ、エロ本あるのか聞き忘れた(おい
(-59) 2015/09/01(Tue) 07時頃
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/*あ、エロ展開とは別に傾向がわかるので 結構大事だとおもう まあ、僕がききたいだけである(おい
(-60) 2015/09/01(Tue) 07時頃
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/* ピアスがきえてるううううううううう!?www
(-61) 2015/09/01(Tue) 07時半頃
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― 夜 ―
[寝室を後にする前。 目の前で寝息を立てる英明の、唇を指で拭う。
そのまま、ごく自然に、指を己の口元へ運び、舐める。]
―――甘いな。
[桃を食べていたのなら当たり前。 舌で感じるそれは、果汁に拠るもの。 指した甘味はそれではなく、床から立ち上がると、サイドテーブルのコップと皿を片付ける。 洗剤くらいはあったはずと思いながら寝室を後にする。 ないのなら水洗いで我慢した。]
(-62) 2015/09/01(Tue) 07時半頃
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[寝室へ戻り、周りを見る。 本や衣服が散乱する>>1:377。 眠るとき、食べる時に避けたそれは]
転んだら危ないよな。
[覚束ない足取りは、不安になるには十分。 引っ掛けたり、踏んづけたり。 思いつくだけで転び方も何通りか。
畳み、まとめ、隣室へ運ぶ。 しかし、本は何処にしまえば良いのかわからず、棚の上、とにかく踏まれぬ位置に。 不注意で本棚にぶつかる事はないだろう。 万が一あるのなら、本は上から降ってくる。]
(-63) 2015/09/01(Tue) 07時半頃
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[片付けても、目覚めずに眠る英明は、薬がよく効いているようだ。
安らかに眠る顔、規則正しい寝息。 ベッドにぐたりと横たわったのをみれば、副作用を知っていたとは言え不安になる。 酷い体調、しかし、彼は生きており、
男の前からいなくはならない。
回診用の鞄から、ゼリー飲料を取り出して、最後の仕上げ。]
(-64) 2015/09/01(Tue) 07時半頃
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[ベッドの傍らに跪き、下半身の布団と衣服を剥ぐ。 萎える陰茎を指でなぞり、目覚めぬ事を確認して、自分の手に室温に温まったゼリー飲料を塗る。
―――くちゅり
水分を得て滑りが良くなったそこを、指で輪を作り扱く。 付け根をなぞり、裏筋を辿り、鈴口を引っ掻き、与えるのは快楽のもの。 眠っていても生理現象には抗えぬだろう。 薬により強制的に脳から遮断され続ける目覚めの指令は、その感触を淫らな夢と認識させるか、それとも深い眠りの中何も感じさせないか。
ただ時折反射的に上がる短い声や、ひくりと収縮する腹筋に、英明が覚えた快楽を確かめる。]
(-65) 2015/09/01(Tue) 07時半頃
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[次第に上がる高度。 溢れた先走りがゼリーと混じり、指が上下に移動する度にぐちゃりと濃い水音がする。 増した硬度に解放が近いか、迷うことなく、男は先端を銜える。
塩味のある液体と、ゼリーの甘み、それに混じる白い苦味は美味しくなどないが。 動かす指は早く、張る嚢も揉み射精を促して、 舌でねとりと舐め回し、ゼリーごと吸い上げる。]
―――、んっ
[迸る精を口で受け止め、ゆっくりと嚥下する。 喉に引っかかるそれは、先ほど食べた桃よりも遥かに苦い。 潤滑油代わりに使った苦味が主成分となったゼリーも、丁寧に舐め取る。 きっと明日は体調もよくなり、すっきりとした朝が迎えられるはず。 落ち込んだ時に摂取した睡眠導入剤の副作用、ごくごく軽い躁が不注意を招くかも知れないが。
衣服と布団を元通りに戻し、やることは終わったと醫院へ向かい歩き出す。 出る間際、彼の味が残る唇を、眠る彼のそれに押し当て味の上書きをする。 俺の前から去るなと、必要として欲しいと。
ある種のまじない。]**
(-66) 2015/09/01(Tue) 07時半頃
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― 花京院邸:早朝 ―
―――…ン、
[薄らと目を覚まし目を擦る。 座ったまま寝た記憶があるのに畳の上に横になり、膝の上にあった頭もなくなりその姿は自分の横で寝息を立てていた。 その寝息を聞くに、どうやら発作特有のモノは聞こえてこない事にそ、と安堵の息を吐き。 彼を起こさぬ様に近くにあるカバンを取り中から携帯を取り出す。
時計を見ればまだ早い時間だ。 起こすのにはまだ少し早いだろうと思えば身体を上半身だけ起こし、近くにあったタオルケットを彼にかけてから手を伸ばし指に髪を絡ませながらゆるりと撫でる。 子供の様に寝ているその姿に口許を少し緩ませながら、 ――――…ただ、気づかなかった。
右耳からイルカが居なくなっていた事を。]**
(54) 2015/09/01(Tue) 08時頃
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大学院生 丞は、メモを貼った。
2015/09/01(Tue) 08時頃
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/* やりたい事を思いっきりやってしまったので、確定過多だったら大変申し訳なく。 確定の匙加減、悩ましい。
白衣着てるならやっぱり患者へ夜の奉仕をすべきかなと(あたまわるいはつげん
(-67) 2015/09/01(Tue) 08時頃
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(*ノノ)ちんしゃぶされてる
(-68) 2015/09/01(Tue) 10時頃
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/* 光圀の秘話にこうゾクってくる…やびゃい
(-69) 2015/09/01(Tue) 12時半頃
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[暑さの中、一度目がうっそりと開きました。静かさと熱の籠る音に、取らなければと手を覆面へ、クイっと半分。幼さ残る口元と鼻が見えるそんな処まで上げた処でまた夢魔が私を呼びました。 歪に歪んだ半顔がわずかに天井を見ます。私はとても、歪んでいました。醜く酷い妬みや諦め、嫉妬に執着、憎悪。様々な罪悪を内に溜め込んだ瞳が虚ろに。 ニィとまどろみの中、ある一点を見つめ、笑うのです ――見えている、と。嘘を。
浮雲が誘うかの如く、深い深い海へと誘います。 (おいで、おいでと深淵を覗きたいのなら、もっと近づいてと) 床に投げ出された珊瑚の鍵が光りました。彼と友に成れるのではないかと思う心をあざ笑うかのように夜は耽り、幼い子どもの夢を見ました。 瞳を歪に輝かせた子が、手を握っている先は……虚空。
幼い手紙が、紙片が誘うのです、漣が何度も、 触れては、離れていくものを追いかける様に私の手は、 何度も弧を描きました。
鬼ごっこ、追いかけていたあの子は、如何しても捕まらずに泣きだして、もう帰ると泣いた声。バイバイと手を振った別れの頃。]
(55) 2015/09/01(Tue) 12時半頃
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………っん
[醜く爛れた道化から逃げるように耳を塞いで、子どもの宝箱をぎゅっと閉じました。塔の上、逃げ場など何処にもないのに。ビー玉や、カードに蝉の抜け殻、押し花は、赤い花。大きくなる内に、仮面の下、封じ込めたものたちがボロボロと零れていきます。 最後に残った箱の中身を覗こうとして――私は]
…ひぃ、にぃちゃ……
[確かにそう呟いたのです。 (……会いたい) 大切に仕舞い、忘れてしまった子の名を叫ぼうとして、深い眠りが訪れました。――真っ赤なお花が、覆うのです。
貴方は私を知らないでしょう。
醜く爛れた顔を持つ子を。 鋭利な枝が引き裂いた頬を、自らの手で抉った子を。]
…どこ?……
[覆面の下、被った仮面の下を知りたいのなら、もっと近づいて、ただ知りたいのなら、私が負った傷よりも深く抉って欲しい。深い眠りの中、塔の上、求めるものは救いなのでしょうか、それとも狂気すら飲み込み、堕ちる方法なのか。 素肌を晒す口元が、きつく結ばれました**]
(56) 2015/09/01(Tue) 12時半頃
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無職 影之進は、メモを貼った。
2015/09/01(Tue) 12時半頃
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―夜・教会の自室―
[昨夜は悪夢を見た。 実父が屋敷の中で倒れている夢だった。死んでいた。 早朝に隣町を訪れるには充分すぎる夢だった。]
もう、あんな夢は見たくない……わ。
[ベッドに腰掛け、髪を梳かす。 櫛についた黒の毛は摘ままれてゴミ箱送り。掃除の手の行き届かない場所など、この教会内にはなかった。 カタカタと窓が鳴り、熱の残る夜風が部屋に入り込んできた。 凜花はゆるり視線を上げ、あと声をあげる。]
(57) 2015/09/01(Tue) 12時半頃
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…いけない。窓、開けっ放しじゃない。
[凜花の事を『うっかり者』と言った和樹を叱った手前>>1:380、西園寺のうっかりは深刻なのだと反論した手前、戸締りに気を付けると言った手前。
施錠ミスは許されない。]
(58) 2015/09/01(Tue) 12時半頃
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[上下揃いの寝間着姿を閉じた窓に映し鍵をかけ、そうと左の額に触れる。
鈴城醫院>>1:390のカルテには、凜花が生まれた時からの記録が書き残されている。予防接種のことも、風邪を悪化させて肺炎を起こした時のことも。
病歴は、すなわち凜花がこの町で生きてきた証。空白の一年だけがぽかりと浮いていた。]
(59) 2015/09/01(Tue) 13時頃
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[ベッドに戻り、凜花用にと処方された化膿止めを傷口に塗ると痛みが和らぐ。>>1:391 進の気遣いと医者の話は別物である。分かりましたと掌に預けた薬。
ちゃんと飲み薬の方は飲んだのかしらと心配を抱いて横になった。 すぅと寝息が立つ。今日も寝入りは早い。
じとり、寝汗に薄衣が濡れる。 寝返りを打っても、誰かにぶつかる心配もない。
リネンの下、規則正しく上下する胸。その谷間に挟まれるかのように、麻紐に繋がれた小さな鍵があった。
唇が微かに動く。 紡ぐ音は言葉を成さなかった。**]
(60) 2015/09/01(Tue) 13時頃
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…――― ―――
(=5) 2015/09/01(Tue) 13時頃
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/*簡単に言うと、もっとこっちおいでの誘い受け(おい 朝ねている間になんとかなるんじゃねと、なった。 ポジティブなのが僕です
(-70) 2015/09/01(Tue) 13時頃
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―朝・教会―
……きゃあ!
[修道女の手から逃げた皿が割れ、盛大な音を立てた。 怪我はない。怪我はないが――…凜花はひどく狼狽えていた。
目覚めて無くしたものの存在は、あまりにも大きかった。**]
(61) 2015/09/01(Tue) 13時頃
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― 翌日 ―
[健やかな寝息の狭間。 全身のあちこちを纏う温い風にいつもより寝相は悪かった。
心地いいような、むずがゆいような。 不思議と寒くないのは、今が夏だからか。それとも。]
――…ン、 ふ……んん、ぅ…――
[寝息に混じる反射的に漏れる声は生理的に押し出されたもの。 夢の中で、和樹は海を泳いでいた。 ――…気持ちいい、と目を細める。
何かを確認するような柔らかい風は全身を駆け抜け、 潮の満ち引きに合わせてはあ、と深く息を吐く。
やがて目の前の景色が変わり、 明るかった空は暗く、厚い雲に覆われていく。
圧倒的な暴力を湛えた波が、襲う先にあるのは――。]
(62) 2015/09/01(Tue) 13時頃
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[和樹のそれよりワントーンほど暗い、アンバーの瞳。]
(=6) 2015/09/01(Tue) 13時頃
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あー……やっちまった
[昨日の倦怠感と違い、どこかすっきりとした目覚め。 横向きで眠ったはずの身体は大の字となっていた。 蒸し暑さの割に眠りが深かったのは、 腹もこころも満ちた上での夏酒と活字のお陰だろう。
下着に粘つく感触があるのは、 最近"処理"を怠っていたからだろうか。 そんな色のある夢をみた覚えはないが 生理現象とはそういうものらしいので気にしないことにする。
げんなりとした顔で後頭部を掻きむしり、 シャワーを浴びるついでにごしごしと手洗いする。 本当は丸めて捨ててしまいたいが、 昨日の今日で新品の下着を棄てるのは如何なものかと。]
あれ、……破れて、る?
[股の部分に僅かな穴が開いていた。 まっすぐなそれは、鋭利な刃物で裁ったようにも 縫製のミスのようにも思える。値段を顧みるに後者か。
せっかく洗ったが、やはりゴミ箱行きだ。 丸一日放置していた無惨な衣類ごとまとめて詰め込む。 ちょうど燃えるゴミの日だしと、そのまま収集所へ。]
(63) 2015/09/01(Tue) 13時半頃
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[ゴミ出しの帰りに寄ったパン屋でサンドイッチを買う。 休日や友達と出かける時にしか着ないデニムパンツと 五分袖のカットソーは無事だった衣類の中で一番の気に入り。]
これ? えーっと…気分転換、かな。
[常と違う装いにデートかい、なんて揶揄をかけられ ナイナイと片手を振って苦笑い。 足元は素足に雪駄のままだ。
漸く使えるようになった洗濯機が稼働する間、 自前の珈琲と共に朝食を摂り、 受け取るだけで目を通していなかった回覧板を開く。>>1:394]
――…へえ、口座変更、ねえ…
[廃品回収の日時と、教会についてのお知らせ以外は どうでもいい情報の寄せ集め。
鍵屋がしたためた防犯チラシの内容は悪くない。>>1:71 が、あの男の書いたものだと思えば どうにもこうにも胡散臭い、と眉に唾を付けたくなる。 閉じるためでなく、開けるための鍵を求めることが多い、 和樹ならではの感覚かどうか。真相はいまだ闇の中。
それより気になるのは藁半紙の告知。 これまでの現金書留では何は都合が悪くなったのだろうか。 見覚えのある神父の筆跡に緩く首を傾げながらも、 携帯に新しい口座番号を入力し、"立花"と雑に署名する。
その横の空欄に、はてと眉を寄せた。>>1:405]
(64) 2015/09/01(Tue) 14時頃
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[噂の黒金を飛ばして届いた回覧板。 和樹は面倒なので不在の時はポストへ、と予め告げているが 彼は手渡しでしか受け取らない主義なのだろうか。]
しゃーねーな
[洗濯が終わったら鍵屋、そしてお熊さんの所に行こう。 昨日、雲雀が求めているモチーフについて尋ねたら こころあたりがあると言われたのだ。 どんなものかは行ってみないと解らないが、さて。
気まぐれに始まる和樹の一日。 今日も『valot』の開店は、陽が真上に来た後になるだろう。]**
(65) 2015/09/01(Tue) 14時頃
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― 夜 ―
[帰ったと思った鈴城がまだ部屋にいて、 皿の片付けからあれこれとしてくれていたなんて知らず。 唇に触れる指にまだ何か食べている夢を見る。]
……ん。
[まだ桃の味が残っていたから、 反射的にその指をぺろりと舐めたのも無意識に。 どこか甘ったるい声も出てしまうのは 人との接触自体久しぶりだから。]
(66) 2015/09/01(Tue) 14時頃
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[出しっぱなしの本や服まできちんと片付けられて まるで心配症の母親のよう。 その間もたまに寝返りを打つ程度で ぐっすりと夢の中に向かったまま。
服を脱がされて身体を触られても、 ただ声を、吐息を零して抗うことは無い。]
は、……ぁ、 んん。
あっ、――、はあっ……
[ねっとりとゼリーが絡んで、未知の快楽に見舞われて。 意識のない身体は素直に反応を見せて、 我慢などすること無く心地よく精液を吐き出した。 肌の上を動く舌は不思議と動物とじゃれる夢に変換、 それだとしても不快感は無く気持ちいいばかり。
性的な行為も久しぶりだったから、 目が覚める頃には妙にすっきりとしていて。 それすらも鈴城の処方のおかげだと思い込んで。]
(67) 2015/09/01(Tue) 14時頃
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ふぁ、 ああ。
[ベッドから身を起こすと吐き気も眠気も無く すっかり夏バテもどこか消えているだろう。 流石鈴城が直接来てくれただけある。 今日は張り切って、お礼を持って押しかけよう。
どこか苦味が残る香りがしたが、 覚えのあるようなそれに心当たりは無いまま。**]
(68) 2015/09/01(Tue) 14時頃
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/*
(*ノノ)
立花くん……
(=7) 2015/09/01(Tue) 14時頃
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教諭 英明は、メモを貼った。
2015/09/01(Tue) 14時頃
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/*
(*ノノ)
西園寺センセ……(そっとめそらし)
夢精について以前悩んで相談したっていう謎過去を振るとしたら 叔父と鈴城センセーどっちがいいかなって 迷ってた時期はプロから今も継続中だがそれはさておきまた夜に**
(=8) 2015/09/01(Tue) 14時頃
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/*そっち方面にみんな行くのねww 抱きしめたい―なので、それはないと踏んでいる。 あったら互いに驚くと思うの。だきしめてほしいなー だきしめたいなー
(-71) 2015/09/01(Tue) 14時頃
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/* [……みちゃった。] そういう方面、誘った方がよかったのでしょうか……**
(=9) 2015/09/01(Tue) 14時頃
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無職 影之進は、メモを貼った。
2015/09/01(Tue) 14時半頃
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――深夜・夜半の寝覚めよりも前――
[夢魔の名残に目覚めるよりも>>55>>56少し前。
手持ちの鍵で部屋の扉を開けて滑り込む影の手が、 薬で眠りに落ちたその横顔を撫でた。]
(-72) 2015/09/01(Tue) 15時半頃
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|
[鈍い光の懐中電灯片手に、首まで覆う覆面をそっと剥ぐ。 白い包帯と、仮面とは違う肌の色が覗いて、 面影の子どもを残した、 知らぬ傷の青年がそこにいた。]
ちゃんとオレンジジュースが好きなことも、 遊んだことも思い出したのに、白状な子だね。
[こつり、と額を軽く弾いて眠るその顔を見つめる。
包帯まで全部解いてしまおうかと思ったけれど、 むずかるような寝息に 手はそれ以上伸ばされない。]
(-73) 2015/09/01(Tue) 15時半頃
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にーやん先生は、本人にも治したい気持ちはあるみたいだって言ってたっけ…。
[彼を守る仮面の上から、かり、とその右頬に 猫がひっかくように爪を立てた。
指先の下、白い仮面の内側、 肉色をした腐し花が広がっている。
醜いはずだった。 無惨なはずだった。
哀れに望まれないまま咲くその花を 刈り取るのが救いになるのか、 哀れむのが救いになるのか、分かりはしない。]
(-74) 2015/09/01(Tue) 15時半頃
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[それでも、書き留めておきたかった。**]
(-75) 2015/09/01(Tue) 15時半頃
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――深夜・→自室―― [使い慣れた部屋の扉をしめる。
寝た子が起きないよう、静かに鍵をかけるその手元を 白い月が照らしていた。]
(69) 2015/09/01(Tue) 15時半頃
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[自室に戻り、パソコンを立ち上げる。 プロットや設定も考えず、 ただ書きたいように打ち込んで。
途中で聞こえた音に、小さく微笑んだ。
窓の外が白んでいっても、日が昇っても、 指先が物語を綴るのを止めることはない。**]
(70) 2015/09/01(Tue) 15時半頃
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/* >>=9 影之進 進ちゃんがそんなこと言うなんて…
秘話で何されてるかっての、どこまで匂わせるかを考えるのも楽しい。実際何もされてないかもしれないよ(
(=10) 2015/09/01(Tue) 17時頃
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/* >>=9 影之進 進ちゃんがそんなこと言うなんて…
秘話で何されてるかっての、どこまで匂わせるかを考えるのも楽しい。実際何もされてないかもしれないよ(
(=11) 2015/09/01(Tue) 17時頃
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/* 誘う影ちゃん……は、皆見たいんじゃないかな!かなかな!
(=12) 2015/09/01(Tue) 17時頃
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/* 共鳴窓は雑談窓化してしまったのだ……良いのか?これ
(-76) 2015/09/01(Tue) 17時半頃
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/* なんか緑窓の使い方がなぁ…。 雑談方面に行きかけててもにょんとする
(-77) 2015/09/01(Tue) 18時半頃
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―翌日― [夢を見た、そんな気がしました。 はたっと気づけば、朝を随分と過ぎていて、また中途半端に顔を覆面が覆っている事に気づき。またやってしまったと塗り薬と昨日貰ったものではない飲み薬を手に、私は浴室へ向かいました。 鏡の前、右頬をそっとなぞり、息を吐きます]
後、少しだったのに。
[かくれんぼに鬼ごっこ、後少しで夢の中、つかめる気がしたのです。後少しだけ…夢の中でくらい、いいじゃないかと私は思うのです。醜く歪んだ心を掬い上げてもよいはずだ。そう考えてしまうほど、私は浮かれてました。]
(71) 2015/09/01(Tue) 18時半頃
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また会いたい…な。
[あの子はだぁれ、ずっと思い出せない子の名を探し]
(=13) 2015/09/01(Tue) 18時半頃
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………今日は、来てないか。
[顔を洗い、汗を流して覆面を付けた私は郵便受けをチェックしました。そこには雲雀宛ての手紙が数枚。私の名は何処にもありません。彼が言う様に子どもの悪戯だったのでしょうか。私はほっと安堵の息を洩らしたのです。…ほんの少し、ほんの少しの淋しさは、きっと気のせい。 この身を醜悪な感情を見て居るものなどやっぱり居ないのでしょう。]
……なんで、私が。
[ふと思いついた。考えに思わず自分で自分に毒を吐きました。物珍しいだけです、彼、雲雀にとっては、私の様なものが。だから、かまうのだと私は思っていました。 だから、すり寄ればきっと、相手にされなくなる。 ちらりと彼が書いた本を見ます、どうやって書かれたものなのか、私にはわからないのです。ですが、好奇心は、ありました。 嗚呼、分かっています、分かっているのに私は、気づけば足を商店街に向けていました。*]
(72) 2015/09/01(Tue) 18時半頃
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―夢の中― [見知った顔の見知らぬ子どもを私は探していました。 横顔に触れた温もりは、昔を。 私が子どもであった頃を思い出させます。 飲んだオレンジジュースの味。 一緒に遊んだ公園や、教会を。
弾くように触れた指先の憧憬。 後少し、後少しの処で、私は私に邪魔をされました。 真っ赤な肉壁が、花が私を逃してくれないのです。 足が早い子じゃなかった、其れなのに、いつだって捕まえられない。 猫を追いかけて、飛び込んでいったその先に**]
(73) 2015/09/01(Tue) 19時頃
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→『valot』
……。 [そうして、扉を開けようと。 太陽の位置は何処にあったでしょうか>>65。買い物に来た、とはなかなか言い出せません。 普段から野良猫の様に寄りついては、離れ、店のものに毒を吐くだけの日々。開いているか、居ないかを確かめ。 何度も何度も行ったり来たりしてひそひそと噂話が流れます。 それすら気づかず、贈り物を、友達になりたい…子へ何を送ればいいと問いかける為に。何度も開けようとしますが、店の文字は、openだったでしょうか**]
(74) 2015/09/01(Tue) 19時頃
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[大切なものに鍵をかける、その行為が無意味とは思わない。
失くしたくない宝物、 知られたくない秘密。 誰にも見せたくない占有欲。
秘匿したいものの数だけ、暴きたい希求もあるだろう。 ただしその度合いは、ひとそれぞれ。
どれだけ高価なものでも、 興味を持たれなければ見向きされず。 傍からみれば石ころほどの価値がないものでも、 どんな手を使っても手に入れようとする輩もいる。
「close」の札を掛けていれば施錠せずとも店舗は安泰。 盗まれて切迫するものがない自宅への施錠を怠るのもそんな理由。
守るべきものに鍵をかける、その行為には意味がある。 飽くなき欲求と好奇の心が、その行為を挑発に変える。
――その先にあるものが、求めているものとは限らないのに。]
(75) 2015/09/01(Tue) 19時頃
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…何やっているんだ、私は
[思わずついた溜息は遠い昔の思い出を。**]
(=14) 2015/09/01(Tue) 19時頃
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無職 影之進は、メモを貼った。
2015/09/01(Tue) 19時頃
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/*(あ、タイミングが悪すぎたという顔) >>=10和樹 言うだけならただだから、僕だって言いますよ。 とても楽しみにしていますけど
>>=12英明 誰得なんだろう( そっち方面行ったら互いにびっくりすると思うんですが。
相手さんのやりたいこと、こうかなと思いながら、動いているのですが、ちょっと迷走気味で。考えていた種を今日中に回収したいなと思ってたけど動きすぎかなとも。
(=15) 2015/09/01(Tue) 19時頃
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―翌日―
[何時もの通りに目覚め、何時もの通りに着物に着替えて簪を挿す。 それなのに、どうして私は瑠璃を挿すのを躊躇っているのだろう。
此の簪は、大切なもの、の筈なのに。
感傷に蓋をし瑠璃を髪に飾り、 藤鼠や霞の着物を無意識に手に取り、苦笑し仕舞いこめば着込むのは何時もの桃花色。 裏口から桶に水を汲み、日課の打ち水をすれば、 これまた朝の常連様が斑の躰を揺らしてコンクリートがしっとり冷えるのを待っている。
今日もまた、青年の顔は見られず。 昨日和樹に貰ったチラシから、 きっと作品制作に忙しいのだろうとは思うが。]
それでも結局、寂しいことには変わりないわ。 普段見慣れた顔を見られないのは、ね。
[渡し損ねた焼き菓子を思い、打ち水の音が朝の商店街に響く。 ――姿見えぬと面影探す青年が、隣の店に顔を出しているとは思いもせず>>53 困惑を抱こうが、誰もに平等に朝はやってくるのだ。*]
(76) 2015/09/01(Tue) 19時頃
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小料理屋 倫子は、メモを貼った。
2015/09/01(Tue) 19時頃
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― 鍵屋『秘番屋』―
[回覧板に勝手に丹が置いていったチラシを挟み、 いつも通り雪駄を鳴らして路地を行く。 昨日、丹が喜んでくれたし張り切ってもいたから。>>15 この街を出るかどうかはともかく 展示会へ向かうことだけは確約の気持ちで。]
ちーっす。回覧板のお届けだぞー
[年季の入ったファイルを団扇代わりに、呑気な声をかける。 さて、鍵屋の看板は出ていただろうか。]*
(77) 2015/09/01(Tue) 19時頃
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[昔の夢を見た。
まだ耳が聞こえていて、自分が城之内の家の子だと信じていたまっさらな子供の頃。 毎日の様に海に出かけては飛び込んで遊んだんだ。 大きくなったらダイビングやサーフィンもしたい、そんな事を思っていた子供心。
未来には愉しい事が沢山ある、なにも恐れることもない。 父さんの病院の跡を継いで医者になって、沢山の人を救う事を夢見ていた。
そんな夢を一瞬で無きものにしたあの日。 目が覚めたら皆泣いてた。 父さんも母さんも、和樹も凛花も…。 其処に居なかった光圀も顔を見せに行ったら泣きつかれた。
だからあの日から海に近づくのは止めたんだ、海を見ると辛くなるから。 あれから数十年もたった今でもその夢は見る。]
………過去になんて、戻れないのにな。
[まだ寝ている光圀を起こさないように小さく吐き捨てる台詞。 誰のせいでもない、自分のせいだ。 もしあの日、あそこに行っていなかったら、今自分はどんな人生を送っているんだろう。 そんな事を光圀の目が覚めるまで考えていた。]*
(78) 2015/09/01(Tue) 19時頃
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[どんなに戻りたくたって、時間は戻せない。 ――――――それが現実だから。]*
(=16) 2015/09/01(Tue) 19時頃
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―『valot』―
[階下に降りたのは、まだ午前中と呼べる時間。 空気の入れ替えとエアコンを入れて、けれど札はcloseのまま。
何をしていたかといえば、本を読んでいた。 売り物兼私物のソファに寝そべり、 お熊さんからの連絡を待ちながら、のんびりと。]
――…ふー。
[あとがきまですべて読み終えたところで。>>0:562 よっと身を起こし眉間の間を親指と人差し指で揉み込む。 余暇を過ごすために始めたはずの読書に、 思いの外集中していた。
それが切れた途端、感じる。ガラスの扉越しの気配。>>74 すっと立ち上がって扉を開く。]
いらっしゃい? 待ちくたびれたぞ
[愉快さを隠さない顔で、 丞に伝言を頼んでから二日。やっと来たかと揶揄を飛ばす。
逃げ出そうものならその肩をがしりと掴もうか。 猫には触れないが、猫のような人間なら問題ない。]**
(79) 2015/09/01(Tue) 19時半頃
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/* >>=15 影之進 (問題ない)(分裂は苦手だがやむなし)
相手のやりたいことの邪魔はしたくないが、 こっちだって何かしたいよな。 何気に狂人側のアシストばっかしてるがこれはこれで楽しい。 世の中きっとこういう感じで知らない間に…ってことがあるのかもなあと思うと恐ろしいが。
(=17) 2015/09/01(Tue) 19時半頃
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/* といいつつ雲雀が求めているものを供給できてる自信はない
(-78) 2015/09/01(Tue) 19時半頃
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―『volot』― [closeの札を前に四苦八苦していた処です>>79。踏み込もうか、踏み込まないか。そんな中、すっと立ち上がる気配が硝子越しにありました。]
……あ………
[揶揄の意味を理解して私はうつむきます。あれから二日、二日も立っている事に気づき、日常でありながら目まぐるしく変わっていった時間を思い知らされました。 逃げようかと思えども、がしりと肩を掴まれれば]
…今日は、客で来た。たしか、 ………これとか、いくらで売れる? 後、ペンとか万年筆とか、…物書きに必要そうなものって置いてある?
[古びた瑪瑙のブローチを取り出して、早速彼に尋ねます。白い花と葉を模したそれを出しながら、ちらりと相手を伺います。お茶菓子にも興味がありました、ものすっごく。お茶菓子食べたいなとか、浮かんだけれど今は先に。 言いださない事には、始まらないと思い、そう問うたのです*]
2015/09/01(Tue) 19時半頃
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―『volot』― [closeの札を前に四苦八苦していた処です>>79。踏み込もうか、踏み込まないか。そんな中、すっと立ち上がる気配が硝子越しにありました。]
……あ………
[揶揄の意味を理解して私はうつむきます。あれから二日、二日も立っている事に気づき、日常でありながら目まぐるしく変わっていった時間を思い知らされました。 逃げようかと思えども、がしりと肩を掴まれれば、店の中に]
売り物を私物化してないか? …って、いや、…今日は、客で来た。たしか、 ………これとか、いくらで売れる? 後、ペンとか万年筆とか、…物書きに必要そうなものって置いてある?
[ちらり見えたソファと本に首を傾げた後、古びた瑪瑙のブローチを取り出して、早速彼に尋ねます。白い花と葉を模したそれを出しながら、ちらりと相手を伺います。お茶菓子にも興味がありました、ものすっごく。お茶菓子食べたいなとか、浮かんだけれど今は先に。 言いださない事には、始まらないと思い、そう問うたのです**]
(80) 2015/09/01(Tue) 19時半頃
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…そう云えば、最近変わったことなかったか?
[ふとそんな問いを彼に尋ねました。子どもの悪戯などなかっただろうかとそんな思いを含め、問いかけたのです。**]
(=18) 2015/09/01(Tue) 19時半頃
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/* >>=17 (すみません、そしてありがとうございます)
相手が喜んでくれることをできればしたいんですよね。 大丈夫かなと思いながら、今動いていますが… 見事にみなさん有効活用されていて、羨ましく思いました。 現実に考えると………ですが。では**
(=19) 2015/09/01(Tue) 19時半頃
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無職 影之進は、メモを貼った。
2015/09/01(Tue) 20時頃
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― 公園 ―
[日課の打ち水を終えれば今日向かうのは公園に。 新学期は明日かららしい子供らは、夏休み最後の日を満喫している様子で。 影踏みではしゃぐ子の中には、己の息子もそこにいる。
帯留めた菫と白を一度撫で、返された日傘を広げショールを纏う女は、 唯息子に母だと告げる事もなく、その姿を眺めているはず、であった。 ――今日、までは。]
れ、ん。
[名を呼ぶ。今度ははっきりと。 振り向いた子は元気な様子で首を傾げる。 破れた服を持っていた凛花から、怪我はないとは聞いていたが、 こうして元気な姿を見ると安心が宿る。
お母さんよと、口を開こうとするが勇気が出ず。 菫の石を指でなぞり、勇気を下さいと念じ――]
蓮、あのね、私は……
[子はきょとりとしていたものの、何かを言いたげな女に首を傾げ。 やがて口を開こうとしたとき、に。]
(81) 2015/09/01(Tue) 20時頃
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大学院生 丞は、メモを貼った。
2015/09/01(Tue) 20時頃
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『あ、お父さんだ。今日は櫻さんと一緒なんだ。』
[子が視線を遣った方を見れば、女性と歩く夫の姿。 ああ、心臓が軋む。 夫の愛人を受け入れる子と、仲睦まじげに歩く男女。 それが痛みを断続的に齎した。
息子が振り返ったころには、既に和装の女の姿はないだろう。 膝は未だ鈍く疼きを持ち、幾時時間がたったかもわからず。 走ることはせず唯、ぼんやりと街を歩く様は幽鬼にも似る。
恋することはなくともこの人となら、 幸せを築いていけると思っていた、のに。
からりからりと、故郷で幡織る音がする。 幻聴でもなんでも、今は其れに縋りたかった。
ゆらりゆらりと足を向けたのは教会。 時刻は昼をとうに回っていたが其れを知る事はなく。 さて、敬虔なる使徒である修道女はいたかどうか。
此処へは余り来たことが無く、告解室を探し教会の子に問うて。 足を其方へと、向けた。*]
(82) 2015/09/01(Tue) 20時半頃
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小料理屋 倫子は、メモを貼った。
2015/09/01(Tue) 20時半頃
鍵屋 黒金 鉄は、メモを貼った。
2015/09/01(Tue) 20時半頃
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/* これでも歴代ストーカーの中では胡散臭くないほうなんですぜ! さぁて、今宵もモーター回してきますぜー。
(-79) 2015/09/01(Tue) 20時半頃
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何、いつもの威勢はどうしたよ。夏バテか? 丁度喉が渇いて、さあ。何か飲む? 水とお湯とお茶と麦茶とコーヒー
[丞へ頼んだ伝言なんて、口約束の更に口約束。 ここ二日、店を開けていた時間と、 空けていた時間を天秤にかければ どちらに傾くかくらいは把握している。
気にしていないことと、歓迎の意を揃えて示そうと 客としてきたという男に真っ先に進めるのは、 茶屋紛いのようなラインナップ。
カウンターから、まだまだ色とりどりの小袋を詰めた 駄菓子のポットも取り出して。 客人の本音も置きざりに湯を沸かす。]
(83) 2015/09/01(Tue) 21時頃
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/* 旧姓に宛てた手紙を書きたい。
(-80) 2015/09/01(Tue) 21時頃
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/* 凛花ちゃんの反応に大変によによする。
貞操帯は鍵屋と修道女なのだし、絶対したかったが、 先客が居る気がしたのですよね。 これ合わせて下さったんだろうか、当たりだったんだろうか。
>>49 フォトブック >>51 女子校回避 >>52 護身用のペーパーナイフと、アレ。
>>57 貞久を亡き者にしようと思う。髪の毛。 >>59 カルテ。ちょっと使いどころ迷い中。
(-81) 2015/09/01(Tue) 21時頃
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物書きに必要そうなもの、ね。 個人がオーダーしたインクとかあるが……。 そーゆー消耗品って拘りありそうだしなあ。
[自然と脳裏に浮かぶのは、知り立てほやほやの某作家の顔。 彼が買い求めた様々なものを思い出しながら。] あとは……そうだな。
パソコンで書くにしろ手で書くにしろ。 目とか肩に負担かかりそうだし。
そーゆー癒しグッズも"必要"ではあるんじゃない? 無くても困りはしないが、貰うと嬉しい的な。
[実際、ほんの数時間活字に目を通しただけで アンバーの瞳は疲労を訴えかけている。 物書きなら睡眠不足にも陥りやすそうだ。>>1:156
例えば、と取り出したのは小豆のアイピロー。 レンジで繰り返し使えて、真っ白なタオル地が気持ちいい。]
(84) 2015/09/01(Tue) 21時頃
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/* ドクターとセンセが桃、桃って連呼すると、 ん?って気になるのは性分だぁな。梅も旨いよ。
(-82) 2015/09/01(Tue) 21時頃
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――…変わったこと? そうだなあ。 影之進が珍しくうちに顔をだして、 素直に大人しくしてる。
あとは、……ちょっとした衣替えを。
[つなぎもデニムパンツも、ラフな格好には違いない。 己の身に起きた厄災を、騒ぎ立てれば加速させるかもという 昨日叔父から得た助言が、和樹の口を重くさせた。]
そっちは? 大家とはうまくいってんの。
[尋ね返すのは、彼がここを訪れる度に繰り返す定番のもの。 出会いが出会いだっただけに、どうしても気になるのだ。]
(=20) 2015/09/01(Tue) 21時頃
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─ テーラー加賀屋 ─
[何人か客人を見送りしたところで、新たな来客の姿>>53。 中学と高校の制服は自分が仕立て、青年の母親の期待が込められた言葉通りに少しばかり丈を長く作っていた学生服。 それを詰め直しに来た丹の恥ずかしそうな姿に、男は気にするなと笑ってみせたこともある。
中学生の頃同じようなことをしたからこそ、なのだが]
丹くんこんにちは。 ふふ、凄い気合だろう?
ああ、──その倫子さんの洋服への気合なんだ。
[麦茶でも出そうかなんて訊くのは、馴染み深い青年だから。 昨夜の碧落での会話が聞こえていたという丹に頷き、三郷の張り切りについての種明かしを]
(85) 2015/09/01(Tue) 21時頃
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[そんなやりとりをしている間に、 茶の用意が整う。彼のオーダーは何だったか。 ちなみにオレンジジュースは置いていない。]
あーちなみに、好きな数字は?
[ブローチの値段を聞かれて、しばし逡巡の後。>>80 思い出すからと前置きして問いかける。
売り物の私物化については涼しい顔で聞き流した。 ここは和樹の城。 ある意味すべて売り物であると同時に私物だと、屁理屈を。]*
(86) 2015/09/01(Tue) 21時頃
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[倫子が洋服を頼んだ時の様子を訊かれれば、男はぱちりと目を瞬かせ、そうして次にはまた笑ってみせる]
倫子さんの様子、か。 嬉しそうだったよ。
普段は落ち着きのある女性なのに、まるで少女みたいにはしゃいでいて。 なかなか珍しい姿を見られたなって、そう思ったかな。 ──……、仕立屋をやっていて良かった。
[軽い自慢話の口調は、世間話の延長のつもり*]
(87) 2015/09/01(Tue) 21時頃
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[昨夜の碧落でのことを思い出す。
倫子が洋服を頼んだという話に、わずか丹が揺らいだような気がした>>*0。 それは男が商売人ゆえに、微妙な機微をキャッチしようとする悪癖の為せる記憶なのだが。
そんな記憶と、丹の軽い──業とらしい最後の台詞]
そうだねぇ、和服以外の倫子さんはまず見られないと思っていたから、私も驚いたよ。
でも彼女のはしゃいだ姿を見れば、これは僥倖だと思えたかな。 彼女に簪を贈った“足長おじさん”とやらに感謝しなくては。
[ふふっと吐息で笑えば、人によってはどこか勝ち誇ったような笑みに見えたかもしれない。
女性について語る時、愛情なくても優しく、情があるように語れる男が加賀だ。 刺されるなんて言われるのも納得出来るのだが、本人としては無自覚]
(*1) 2015/09/01(Tue) 21時頃
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/* 中の人のスキルが足らなくて無自覚たらしとしては、中途半端なのが加賀さんです。
あと、うん。ちょい身体がつらい(何度か床に転がりかけながらロル書いてた……(うわぁん
(-83) 2015/09/01(Tue) 21時頃
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──それより。
そんなことを訊いてくる丹くんこそ、“なんかあるのかな”?
[わざと。 青年の口調を借りて、訊ねてみる。
時折好奇心のまま、蛇みたいにまとわりつくように言葉を投げてしまう性悪さがある。 夜毎のちょっとしたことのせいか、油断するとそれが顔を覗かせ。 つい、言葉として吐いていた。
別に返答がなくても構わないけれど。*]
(*2) 2015/09/01(Tue) 21時頃
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/* 物語としては何のエッセンスにもスパイスにもならない ガチのアドバイスをしてしまいましたね(うつむき)
(-84) 2015/09/01(Tue) 21時頃
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/*
申し訳なさすぎて埋まりたい。
取りあえず少し休もう。うぐぐ。
(-85) 2015/09/01(Tue) 21時頃
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― 悪党の子盗り ―
[親に捨てられ、神にも追い出され。 卑しい目をした少年を、同じ悪党が拾い上げた。
秘番屋の先代は、関東大震災のドサクサで悪事に手を染めて以来、 財貨に名品に、何でも盗って、何でも掏った。 だから、神にもお釈迦様にも見捨てられた我が身と重ね、 欲しいものを欲しいだけ、たんと手に入れる為の技を授けた。
果報は寝て待つうちに朽ちていく。 奪わねば宝は指先をすり抜けていく。
そうして言い聞かせ、己の両手に財産を残してくれた。 何でも明かし、何でも攫う、盗っ人の妙技を。*]
(*3) 2015/09/01(Tue) 21時頃
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― 鍵屋『秘番屋』 ―
[くぁ、とここ数日は大欠伸で店を開ける。 夜には滅法強いが、朝にはやや弱い。 寝癖を撫でつける指先の仕草も慣習的。
店先に看板を出せば、気安い声が眠たい頭に響いた。>>77]
おはようさん、和樹の小僧。 今日も随分と元気じゃねぇか、良いことでも在ったかね。
[差し出される回覧板を受け取る所作もいつも通り。 昨日も手にしたとは到底思えぬ役者ぶり。 早速開けば中身を確認し、平和だねぇ。と退屈そうに呟いて。]
―――いっそ、事件の一つでも起きりゃ慰めにもなろうがよ。 おっと、こいつはお天道様の下で言うことでもねぇな。 [からりと笑気を終夏の風に混ぜて流し、 ご苦労さん。と、回覧板を畳んで受け取った。*]
(88) 2015/09/01(Tue) 21時頃
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― 朝 ―
[爽快な目覚めを向かえて部屋を見回すと 妙に片付いていた。 多分色々見かねた鈴城がしてくれたんだろう 特に疑問に思うこともなくそう思った。]
なんだっけ、スイカがいいかな?
[そうと決まれば行動は早い。 シャワーを浴びて着替えて、髪は半分濡れたまま。 うきうきと青果店へ小走りに出掛ける。 こういう時は不思議と転ばないものだ。]
(89) 2015/09/01(Tue) 21時頃
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教諭 英明は、メモを貼った。
2015/09/01(Tue) 21時半頃
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/* 丹ちゃんからのアプローチがメモ以降ないし、 さてどう動こうかしらね。おばちゃんはっするはっする(何かが違う
(-86) 2015/09/01(Tue) 21時半頃
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― 深夜・鈴城醫院 ―
[心配、心配と。 繰り返し繰り返し唱える。
ほんの些細な事。 丞や雲雀の寝不足、 女将の擦り傷、シスターの裂傷、 花京院や影之進の持病、 神父の足、立花の腰痛。
どれも等しく心を砕いて見守らねばならないと言う、祖父の教え。 不誠実とも取れる態度で、見え難く 祖父との比較で、見劣りし 己を見る目も、己が見る目も、過小評価。 故に。
それが反転していると気付いた時は、あまりに遅かった。]
(*4) 2015/09/01(Tue) 21時半頃
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心配で堪らないんだ、―――なぁ、
[撫でると甘えるように擦り寄る姿を、 悪戯のように食まれた指先の熱を、
――失う日が来る事への恐怖。 どろり、どろりと流れて反転する。 あの日閉じ込めた恐怖が心配へ、そして今は
地下の倉庫の前に立ち、 扉にも鍵にも触れぬまま、闇に語りかける。*]
なぁ、――――父さん。
(*5) 2015/09/01(Tue) 21時半頃
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― 朝・鈴城醫院 ―
[珍しく寝坊をした。 回診に間に合わぬと、朝食は飲みかけのゼリー飲料で済ます。
隣町を訪れるのは週に一度で、一昨日に済ませていた。 今日の回診先は、時間通りに着かなければ煩い御仁。 とにかく間に合うようにと足早に醫院を出た。*]
(90) 2015/09/01(Tue) 21時半頃
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― 回診後・商店街 ―
[晩夏の朝は滞りなく始まったかに見える。 碧落の店先が濡れている。 打ち水>>76は終わったようだ。
女将は店の中だろうか。 しかし、朝は多忙。中まで入って挨拶するほどではないかと通りすぎる。 怪我の具合は気になったが、痛いのなら来るように言ってある。 それにまた、碧落で食事をする時に、聞けばいい。 心配事は、そう、言い聞かせる。
公園へ向かう彼女とはすれ違わず、歩く商店街。 再び見かける患者の姿>>72。 彷徨うではなく、目的を持ってどこかへ向かっている。 ならば、邪魔はするまい。]
(91) 2015/09/01(Tue) 21時半頃
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/* ああああ、よく考えないで和樹に会ったから、 自分が今、どの時間軸に居るのか分からなくなった! うぉおお、時間軸ソォォオト!!
(-87) 2015/09/01(Tue) 21時半頃
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[―――彼は、託したから、良い。
用があるのなら、またあちらから訪れよう。心配は、いらない。]
(*6) 2015/09/01(Tue) 21時半頃
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― 開院・鈴城醫院 ―
[回診から戻ると、定刻通り扉を開ける。 札の表示は開院。
午前の予約は5件。 カルテの準備も終え、一人目の名を呼んだ。*]
(92) 2015/09/01(Tue) 21時半頃
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― 鍵屋『秘番屋』 ―
今更だけどさ、おれら片手も離れてねーんだぞ。 あんたの基準どうなってんだ。
[眠たげな顔持ちで迎える顔は、気のいい年上の幼馴染。 何度となく繰り返した抗議の答えは、もう知っている。>>0:388 だからこれも、挨拶みたいなもの。
元気そう、と言われれば心外だと肩を竦めた。 実際元気だし体調は頗るいいが、良いことは特にないと。]
(93) 2015/09/01(Tue) 21時半頃
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……そーゆーことはお月様の下でも 言っちゃだめだろー。
[平和で長閑な商店街。 退屈は是でも、事件が起きて欲しいは非。 何故それが慰めになるのか、和樹には理解が及ばない。>>88
ある意味いつも通りだなと肩を竦めて 何とはなしに全身を包む作務衣を見遣る。 叔父が仕立てた黒衣がいかなるものか想像してみようかと。]
――…似合いそうでは、あるか。
[口元に手を宛てぽつりと呟くのは、目の前の男へというより。 仕立て屋への賛辞を込めて。>>1:227]
(94) 2015/09/01(Tue) 21時半頃
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/* 父さん(イマジナリーフレンド)
(-88) 2015/09/01(Tue) 21時半頃
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[足を留めるような餌もなければ長居は無用と、 空いた両手をデニムのポケットに突っ込み。
去り際、じゃ、と雪駄を鳴らして立ち止まる。 ふと、思いついたというように振り向き。]
こないださ、うちの家系が。 好奇心を抑えられないみたいなこと、言ってたろ?
――あんたは、どうなの。 例えばどうやっても手に入らないものが 欲しくなったり、開かない鍵を見つけたら? どうすんの。
[現状の、太平の世を嘆くような口ぶりに、 不穏な気配や胡散臭さは感じても疑う素振りは見せない。 それは和樹が、黒金について純粋に鍵師だと思っているから。
暴けと望まれるものをこじ開けはしても、 基本としては秘匿の手助けをする側だろうと。
鬼が出るか蛇が出るか。 実際に暗躍しているのが爪を隠した鷹だなんて想像もしない。]*
(95) 2015/09/01(Tue) 22時頃
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― 花京院邸・早朝 ―
[朝も早いヒグラシの声が庭で鳴り響く。 頭に触れる優しい感触に身動ぎし、ふと目が覚めた。>>54]
………たっちゃん、
[まだ寝ぼけ眼で微笑み口にしたのは、幼い頃の従兄弟の名。 あの日熱を出して倒れるまでそう呼んでいた。>>1:178
あれから、名前で呼ぶようになった。 そして従兄弟は会いにきてくれなくなった。
代わりに自分が、城之内の家に会いに行くようになった。 けれどそれは、体の調子がいい時限定で。会いにきてくれるよりもずっと回数は少なくなってしまった。
それでも従兄弟という繋がりがある限り。 会いに行く理由は無くならない。家に行けば会える。]
(96) 2015/09/01(Tue) 22時頃
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/* あー。暗躍しているのが、より「目の前にいるのが」の方がよかったね。
なんというか進にしろ鉄にしろ、 1レスに3レス返す駄弁勢でてへぺろな気持ち。
(-89) 2015/09/01(Tue) 22時頃
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すいかの、あまーいのがいいな。 そうそうお中元にするからまるっと。
相手は鈴城先生だよ、だからおっきくてもいい。
[青果店のおばちゃんときゃっきゃと盛り上がりつつ すいかと梨と持たされたトマトの代金を支払う。 ずっしりと重い袋をぶら下げて、 ふらふらしつつもうきうきした顔で 鈴城醫院への道をいつものように歩いている。 午前中の予約がいっぱいだなんて考えは 不思議と最初っから抜け落ちていた。]
(97) 2015/09/01(Tue) 22時頃
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/* >>96 そういえば丞ってたすくって読むんだよね…… だめだこないだから名前把握が緩すぎて失礼しっぱなし
(-90) 2015/09/01(Tue) 22時頃
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[口約束でも、約束は約束でした。何となく毒が威勢を失っているとは気づいていながら、気にしてないと意を示す姿に勧められたものをじっと警戒する様に見つめます]
……オレンジジュース…もないのか。 子どもが来たときどうするんだ、…お茶でいい。
[愚痴めいた言葉を発しながらちらちらと気にするように駄菓子のポットを見つめ。つんつんと湯を沸かす合間に気づかれないようつつきました。お茶菓子がこうすれば出てくるんじゃないかと思いながら 問には、耳を立て、彼の言葉にそれもそうだと内心納得しているのですが、他に思いつかないのかとつっけんどんな物言いをしていました。彼の見た手を信用しているなど、口には出しません。]
……癒し???羊のクッションとか? それが?……触れていいか。
[確かに本を読むだけでも目が疲れを訴えることはしていました。仕事が終わったばかりとも言って居た事を思い出せば癒しの一つくらい用意があってもいいんじゃないか。 陰険な彼のこと、そんなものも持っていないんじゃとふにふに。取り出されたそれをつつきました。]
…これでいい。
[真っ白なタオル地もなんとなく合う気がしました。>>84]
(98) 2015/09/01(Tue) 22時頃
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……それはいい 別にいつだって大人しい。
衣替え?…そういえば、…
[何かあったのかと聞こうとして、彼の様子に口を噤みました。案じた処でなんになるのでしょう。私ならこんなやつに心配などされたくありません。]
…それなりに。
[変な手紙が来る以外、快適としか言いようのない生活でしたが、それでも気がかりは気がかりでした。だからこそ、そう答えて首を振りました*]
(=21) 2015/09/01(Tue) 22時頃
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[出てきたお茶を少し不満げにしながらも私は受け取りました。いや、普通に考え、人が良いのだと思うのですが、納得できないようにずずっと飲みました。>>86]
…好きな数字?二かな。
[どうせおかねは持っていないのです。雲雀からもらったお金ならありましたが、それを使用する気にもなれないのですから、ちょうどよかったのです。実家から持ってきたものの使い道が出来たのですから。
屁理屈には、小さく変わってないなと心の内で零すだけに留め。お会計を終えればその場を、小さく礼めいた言葉をもごもごと口走り後にしようとしたでしょう**]
(99) 2015/09/01(Tue) 22時頃
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無職 影之進は、メモを貼った。
2015/09/01(Tue) 22時頃
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[幼い夢の続きを見ている気分で小さく笑いながら、タオルケットを引っ張って、布団ではなく畳の感触に今度子を目が覚めた。]
………え。あ。 お、おはようございます。
[慌てて体を起こそうとすれば、くらりと僅かに目が回り畳みに手をつく。 思わず吸い込んだ息に、けほ、と炎症の治まったばかりの喉から咳が零れた。]
すみません、結局朝まで引き止めてしまって。 もう少ししたら、お祖母様も起きてくる頃ですね。
[壁に掛けられた時計を見れば、眉尻を下げて謝りながら。 起こさず傍に居てくれた嬉しさに、つい顔が綻ぶ視線の先。 右耳から消えたイルカが見えても、何も言わず。]*
(100) 2015/09/01(Tue) 22時頃
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年齢なんざ生きてりゃ、その内、皆年下にならぁな。 そんなことばっか気にしてるから小僧のままなんだよ。
[鍵屋の捏ねる屁理屈は朝から屈折著しく。 何時も挨拶に、何時もの軽快な返事。>>93 連続して同じ場面を繰り返すような変わらぬ日常の演出。]
したっけ、お月様は見たもの聞いたもの。 みんな抱えて黙っておける堪え性と度量をお持ちだ。 小僧の知らねぇことだって何でも知ってるぜ?
[茶化す言葉も遊ばせて、懐から印鑑を探り当てると、 無精者らしく息を吹きかけ、再び開いた回覧板に捺印。 ぐぐ、と押し付ければ、薄っすらと黒金の朱色が浮く。
―――ついでに、彼の気が逸れるに合わせ、>>94 回覧板から抜き取る自作の一枚。 刹那で丸められた紙屑は印鑑と共に袂へ消えた。]
よしよし、次は誰だ。 ん、八百屋か。ちと足を延ばしてくるか。
[まだ印のない名前を指先で辿って拾い上げ、 看板を出したばかりだと言うのに、店先に「午前外出」の貼り札を出す。 開店休業と言えど、朝も早よから態々鍵屋に訪れる物好きはいまい。
そんな心当たりは―――…、精々一人くらい。>>61]
(101) 2015/09/01(Tue) 22時頃
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[黒金との会話の最中、思い出すのはあの宝石箱。 なんだかんだでまだ値をつけていない其に、 和樹なら何を仕舞うだろうかと考えて。
――やはり、何も、浮かばなかった。
誰の眼にも触れさせないよう、 服の内側に隠したビーズの指輪。
今入れるとすればそれだが、 鍵をかけたからといってどうして安全だと言えようか。
肌身離さず、いつでも目の届く所に置かねば、不安だ。]
(102) 2015/09/01(Tue) 22時頃
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―――…ん? ああ、草津之湯でもお医者様でも治せない、 小僧んところの持病だろう?
[去り際に向けられた水を、あっさりと笑い話にして返し。 されど、続けられた言葉には、音のない笑みが宿る。>>95]
……俺に開けられない鍵はねぇ。 俺を阻める扉もねぇよ、小僧。
空が落ちてくる話なら、もうちと眠たそうに言いな。 ―――…俺の病気はな、好奇心なんて名前じゃねぇのさ。
[ツ、と伸ばした回覧板の角が彼の頭を小突き。 そっちはお前さん“達”の性分だろうと揶揄った。 彼と――――、彼以外の誰かを示す言葉。 疑問符が小突かれ飛び出ても、鍵屋は構わず歩き出す。
鬼が出るか、蛇が出るか。 開かずの扉の向こう側に、まだ彼は辿り着かない。*]
(103) 2015/09/01(Tue) 22時頃
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/* 丞はすごいお待たせしてしまって申し訳ない…!! 拘束しなきゃもっと動ける人だと思ってるからうぐぐ。
和樹の動きの幅広いなぁ。ここがちかさんかなって思うん。 しかし夜の辺りみんな意味深すぎて…光圀もうちょい頑張ろう?な??(埋まる)
(-91) 2015/09/01(Tue) 22時頃
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こどもが来たら? 麦茶でじゅうぶんだろ ジュースなんて飲ませたら零した時が面倒だ。
[駄菓子くらいは用意するがそこまでの親切は見せない。 ポットから視線を外すたび、突かれ移動するのに 密かに笑いを堪える。茶の用意ができるまでお預けだ。]
ああ、クッションとかもいいかもな。 生憎羊はねーけど。
へへ、いい感じだろ? 繰り返し使えるってのもお得だ。
[結局彼に出したのもやはり麦茶だった。 アイピローを差し出し、感触を確かめる間に 膝の上に駄菓子をばら撒く。ちょっとした悪戯。]
(104) 2015/09/01(Tue) 22時頃
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[‘‘たっちゃん’’ その名で呼ばれたのはいつ振りだろうか。 左耳で捕えたその声に少し目を丸くしながら光圀の方へと身体を向けた。>>96]
起こしちまったか…?
[目を覚ました光圀に少し声量を下げて問いかけて。 目を細めながら寝ぼけ眼で笑みを浮かべる光圀の前髪に軽く指を触れさせて。 少し端に寄せてあった水差しを手を伸ばして取り光圀の届く範囲の場所へと置く。
目を覚ますときは大体寝ぼけ眼、これも昔から何一つ変わらない。 久々に一緒に朝を迎えた懐かしさに、口許も綻ぶ。]
(105) 2015/09/01(Tue) 22時頃
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[まだ醒めぬ様子にクス、と笑みを零しながら見つめていれば、畳の感触でようやく目覚めたらしい。>>100]
おはよ、…ってほら、いきなり身体起こすから!
[くらり、と身体をよろけさせる姿に思わず手を差し伸べて。 昨日よりは幾分顔色もいいのだろうか、いやここ最近朝の光圀の表情なんて見ていないから分かりもしない。 なんだかそれが、少し寂しかったと同時に、どれだけこの屋敷に顔を出していなかったのかとつい考えてしまう。]
問題ねぇよ、今週は授業ねぇんだ、ヒマだったら研究室にいって籠るぐらいだし。 あー…ばーちゃん来るまでにずらかんねぇといけねぇな。
[再度時計に目を配り、頭を少し乱暴に掻きむしり。 謝るな、と小さく呟きながらまた光圀の頭を撫でる。
ゆっくりとその場を立ち上がり、空になった弁当を片手に持った。]
んじゃ、俺帰るよ。 くれぐれも無理すんじゃねーぞ…?
[そう告げて帰ろうと思えばピタ、と足を止める。]
―――…なぁ光圀。 俺、明日の午後に海…行こうかなって思ってるんだ。
[そう告げて、光圀の声を聴かずにその場を立ち去った。]**
(106) 2015/09/01(Tue) 22時頃
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大学院生 丞は、メモを貼った。
2015/09/01(Tue) 22時頃
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―朝・教会―
[朝鶏の鳴声が遠空に響く頃。 一之宮は筆を取り、残暑見舞いの返しを書いていた。 『今年の夏も庭先に苦瓜が成りました。』一文字一文字想いを込めて、夏の終わりと秋の到来の折り、変わりないかとしたためていく。>>1:394 パソコンやワープロといった機械を使わないのは苦手だからという理由だけではない。 量産しにくい手書きの方が、伝わるものは多くあると思ってのこと。]
『……おや。 そういえば、朝食はまだですかね?』
(107) 2015/09/01(Tue) 22時頃
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[大人しいだけでなく、こうして近況を聞かれるのも まともに買い物をしようとするのも初めてかもしれない。
もしかしたら。――訊いてほしいことが何か、あって。 それで逆に問い返しているのかと目を細め、 組んでいたデニムの足を入れ替える。]
ああ、そうだ。影之進の家って洗濯機どこ置いてる? 中に入れといた方が、いい、と思う。
[今朝は何ともなかった。 そもそもその前日から放置していたので変化にも気づかないが。
和樹の身に起きた変化の片鱗を見せながら、彼の様子を伺うも。 ――困ったことに覆面は何の変化も見せず。 なのでこうして>>104 動揺を誘ってみたりもするのだが。]
(=22) 2015/09/01(Tue) 22時頃
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/* こう…、中の人の頭が足りない所為で杜撰になっている部分を、 和樹くんや凛花ちゃんにフォローしてもらっている気がして、 大変有り難いと共に気恥ずかしい。(照れ、)
(-92) 2015/09/01(Tue) 22時頃
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/* そういうとこを、ちゃんと拾ってくれる丞ってば…! >俺、明日の午後に海…行こうかなって思ってるんだ。
(デジャヴはきのせいにしよう) アクションなくても恋心自覚して募らせてと思ってたけど自覚後回しでもいけそうな魔法の言葉を有難くいただきます。(ぎゅむ
(-93) 2015/09/01(Tue) 22時半頃
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[好きな数字についての答えに、 じゃあと指を二本立てる。]
んじゃ、二百円。 どっちもプレゼント? 包装用のリボン要る? 赤と青と、白
[どちらも、いつどうやって入手したか覚えていないから。 彼が挙げた数字にゼロを二つ足そうと最初から決めていた。
会計を終えれば、また何かごにゃごにゃと口にしている。 その仕草をどこかで見た気がするのだが、何処だったか。
考えても思い出せないまま、包みを渡してお見送り。]
それ、良かったら大家さんと分けてよ。
[ついでに残りの駄菓子も、断れない間を狙って押し付ける。 今の、でなく前の大家を思い浮かべて。]*
(108) 2015/09/01(Tue) 22時半頃
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[時間になっても修道女は神父を呼びに来なかった。珍しいこともあるものだと時計を2度見る。 あと1枚。宛名を書き、教会の印を捺してから机を離れた。
きぃと車輪を回して廊下を進む。 神父が見つけたのは、途方にくれた凜花の姿。
寝間着と鍵が見付からないのだと言う。消えたのだと言う。]
(109) 2015/09/01(Tue) 22時半頃
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― 午前中・鈴城醫院 ―
慎也ー、(遊びにきたよー)いる?
[今日は患者ではないので少しだけ遠慮がちに 声をかけながら鈴城醫院へと入る。 思ったよりも順番待ちの患者が居て、 しまったと感じたのはそこから。]
……忙しいなら出直しマス。はい。
[顔見知りの患者がいれば今日はどうしたのなんて 茶化す様に聞かれたりして少々居心地も悪い。 元気だよーと笑顔で返して、 内心では鈴城ごめんなさいでいっぱいだ。]
(110) 2015/09/01(Tue) 22時半頃
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――…喜んで、貰えるといいな?
[耳元でにやりと笑いながら、囁いた。 贈り物を受け取るのが誰かなんて、どうでもいい。
ただ彼の誠意が、届けばいいなと。]*
(=23) 2015/09/01(Tue) 22時半頃
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確かに、着て寝たのに……。
[寝苦しいからと寝ている間に脱いでしまった? 首からかけていた鍵も、紐ごと外してしまった?
窓を見ても、開いた形跡がない。 干していた洗濯物ではないのに。
どうして。――どうして。]
(111) 2015/09/01(Tue) 22時半頃
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[ある筈のものが、忽然と消えていた。 存在の名残もなく、初めから存在していなかったかのように。
分からない。わからない。 自分の行動が―――ワカラナイ。
幼子をあやすような神父の腕のなかで、怖い怖いとただ震えていた。*]
(112) 2015/09/01(Tue) 22時半頃
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/* そういえば、丞くんの方は如何でしょう? 特に無ければ、「そんなあなたをこのまま見守り隊」に入隊してきますが。
(=24) 2015/09/01(Tue) 22時半頃
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/* >>=24 可愛い(確信)
(-94) 2015/09/01(Tue) 22時半頃
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/* 傷つく凛の傍に寄って、ぎゅっとしたい。 でもまだ我慢だ!我慢!!
(-95) 2015/09/01(Tue) 22時半頃
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/* 寝てる間に身ぐるみ剥がれた凛花さんにどきがむねむね
(-96) 2015/09/01(Tue) 22時半頃
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んで、エアコン掛けて、本開いたまま寝落ちして 風邪をひいたと………あほか
[患者に与えた物は、暴言。 鼻を啜るも夏休み呆けした中学生に、不摂生への反省の色は見られない。]
宿題終わってないから 早く治して取り組みたいって言う心意気だけは認めてやる
そう思うんならもっと早くやっとけってのが本音だけどな
[最後まで残していた読書感想文を書くために本を読んでいたらしい。 本のタイトルは、"見"覚えがある。 昨晩邪魔をした家の蔵書にあったと。]
(113) 2015/09/01(Tue) 22時半頃
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へぇ、国語の先生のお勧めの本ねぇ なんだっけ、うまみち……
は?めどうって読む? ……悪かったな、俺は国語は苦手だよ
[喉の様子を見て、脈を見る。 普通の夏風邪だ。 カルテに記入しながら、雑談をすると先ほどの仕返しとばかりに馬鹿にされた。
それだけ元気ならすぐ治るだろと、敢えて苦い飲み薬を処方して、家に帰す。 よかったな、風邪が口実になってと。 小声で告げる、悪知恵。
現れた教師本人>>110に、聞こえてないといい。 言ってから気付いた、その存在に。]
(114) 2015/09/01(Tue) 22時半頃
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― 鍵屋『秘番屋』 ―
[生産性のない会話こそ、平穏の証でもある。 昔はもっと色々言葉を重ね、はしゃぎもしたが。 今は天気の話題しか交わすネタがない方が この男相手には丁度いい気すらしてくる。>>101]
……また、そんな胡散臭いことを…
[黒金が何を指しているのか、 お月様が何を知っているのか。 ――その堪え性と度量を、何故お前が知っているのか。
なんて、問いただしても暖簾に腕押しなのはもう知っている。 だから今日も、結局、行き着く先は常と変わらず。
無事回覧の印が押され、次へと運んでくれるのならば 素直に甘えようと両手を塞ぐ。
彼曰くの好奇心に囚われている間に見逃したものについて、 後から悔いることになっても、今はまだ。]
(115) 2015/09/01(Tue) 22時半頃
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/* 和樹くんは本当に美味しい子だな。 不安の足しにでもなってくれりゃ良いねぇ。
(-97) 2015/09/01(Tue) 22時半頃
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[出直しますと、焦る姿>>110はとても同い年には見えない。 誕生日はそっちの方が早いのに。
手には何やら大きい袋。 形状から、昨晩の会話から、何が入っているかは大方予想が付く。 予想は付くが、告げた事>>1:273がすっぽ抜けてるなと嘆息。]
お前一応病み上がりだろ 待合室の端で待ってろ
[重い荷物でふらふらと歩くより、その方が心配が少なく済む。 尤も、まだ午前の診察は済んでいない。 もし、居心地が悪く、逃げ出しても止めることはできなかったろう。*]
(116) 2015/09/01(Tue) 22時半頃
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/* >>=24 凛花さん 自分は大丈夫ですー。 色々拾いきれてないのもありますが、特に困ったことなく進めております!
(=25) 2015/09/01(Tue) 22時半頃
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―朝と呼べる刻限に・秘番屋―
[豹のように足音を消してしなやかに歩き、 水中のペンギンのように人波をぬう人と正面から出逢うには、此方がどうしようとも叶わぬのだろう。]
黒金さん! 黒金さんっ!
[店の表を叩く。 皿に続いて、鍵屋の店主も凜花から逃れるのか。
携帯電話を使っても、奥からジリリリと大きな呼び出し音が聴こえるだけ。]
……どうし、よ う。
[不在だとは思わなかった。]
(117) 2015/09/01(Tue) 22時半頃
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[――ほら。やっぱり。>>103 笑い話の、世間話の隙間に覗く、日蝕のような闇。
お前さん"達"って。"達"って誰なんだ。 お前は何を知ってるんだと、問いただせない。
――洗濯機の中で切り刻まれた衣服と同じ。 不安と不穏を煽っても、その動機までは察せない。 どうすれば現状から打開できるのかも。]
いッ……! 何すんだばか鉄!
[挙句、回覧板の角で小突かれた。 飛び出たのは疑問でなく、幼少の頃の定型文のひとつ。
今ここに居る、和樹なんてどうでもいいという風に去る背中に、 それはこっちも同じだと嘯き、身を翻した。]*
(118) 2015/09/01(Tue) 22時半頃
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/* くっそかっけえな! 正直黒金との会話はおれにとってただのご褒美タイムですありがとう。
丞が海に行く話にのってくれそうなので。 明日おれも海にいこうかなー。宝石箱いつもってこう。
(-98) 2015/09/01(Tue) 22時半頃
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/* ではおれもそんな丞を見守り隊に続くとしよう。
困ってることや不安があるとすれば こんな楽しくていいのかな?てことくらいだ。
(=26) 2015/09/01(Tue) 22時半頃
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いや、お昼に来れば良かったんだけど なんかすぐ来ないとって、思って?
[>>116梨もあるが、インパクト重視で選んだのはすいか。 冷やしといてと渡してしまって。]
はーい、じゃあ最後に見てもらおうかな。
[一応病み上がりなのは事実で、 大丈夫だと自分では思っているが 医者の目から見ればなにか違うかも知れない。 大人しく待合室の隅っこで雑誌をめくったり 見慣れない本に手を伸ばしたりして待機。 折角なら読みかけの本を持ってくれば良かった。*]
(119) 2015/09/01(Tue) 22時半頃
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/* 僕は誰を見守ろうかな……立花くん?
(=27) 2015/09/01(Tue) 23時頃
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[『valot』の店の方を見る。 誰か客が居るようで、人影が見えた。
『何かあったら』と店主に言われたが、なんと説明すれば良いのだろう。 なんと頼れば良いのだろう。 不審者は自分なのだから。
凜花は力なく首を振った。**]
(120) 2015/09/01(Tue) 23時頃
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/* どうしようかなー もう教会からふぁーらうぇいするか 先にロルを回すか……
そして不安定な回線をぼっこにする日々
(-99) 2015/09/01(Tue) 23時頃
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― 鍵屋『秘番屋』→ ―
[高校を卒業して直ぐに店を開いた彼は中々敏い。 だが、人と面と向き合い商いを始めたのは昨年。 まだ、他者の底を覗きこむほどの慧眼には足りない。 無機物の真贋を見定めて、値を明かしても、未だ。>>115
手の中で弄ぶは罠。 たった一枚の紙で騙されてしまうのは、 彼が悪意に疎い所為か、甘やかされて育った所為か。 精々、些末等さっさと忘れ、彼には我が身を案じて貰おう。
それでも―――、 幼い頃の呼び名には溜息のような笑い声が漏れた。>>118*]
(121) 2015/09/01(Tue) 23時頃
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/* 雑談窓になってきたから共鳴窓にも出にくい 今日は灰潜伏しましょうか[決意]
(-100) 2015/09/01(Tue) 23時頃
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― →教会 ―
[あのまま振り返らずに光圀の所を後にしてゆっくりとその足は懐かしの教会へ向けた。]
……俺、なんであんな事言ったのかな。
[特に言うつもりもなかった言葉。 何故それを光圀に言う必要があったのか、 何故急に海に行くと言ったのか。
自分でも分からない。 自分には右耳のイルカのピアスがあると言うのに。
ふらりと教会へ向かう足。 教会に行って何をすると言う事もないのだが、自然と足が向かうままに。
少し歩いていれば見覚えのある後姿を見つける。>>82]
倫子さん……?
[その声は届いたかどうか。]*
(122) 2015/09/01(Tue) 23時頃
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[昨日。]
どうして、黒金さんの名前が出てくるの? 立花さんだけではいけないの?
[連絡先に、何故鍵屋が登場するのかと首を傾げた凜花は>>1:=143、商店街を後にする。
まだ大丈夫。まだ耐えられる。
自分に言い聞かせながら。**]
(=28) 2015/09/01(Tue) 23時頃
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/* 勿論先生のことも見守ってるよ。(手遅れだなってかおで) どうでもいい話だがおれと西園寺センセの顔がすごく…sktっぽい。
(=29) 2015/09/01(Tue) 23時頃
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/* ついお前っつっちゃって、 あんたくらいにしとくんでしたって反省をここに埋めておきます。
(-101) 2015/09/01(Tue) 23時頃
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[昔はこの仕立て屋の名前が違ったはずだが、 あまりよく覚えていない。 加賀さんは丹の中では、最初からテーラーの優しいおじさんだった。
麦茶を勧められれば、お言葉に甘えて>>85。]
――へ、ぇ。 これが、倫子さんの、服だったんですか。
綺麗な瑠璃色ですね。
[再び三郷さんの取り組む布地に目を向ける。 彼女がこちらに気付けば草礼。]
そんな表情もするんですねー。 俺も見てみたかったなぁ。
……俺の前でも見せてくれるかなぁ。
[言葉尻は小さく、小さく。 麦茶のグラスを口元に運ぼうと、]
(123) 2015/09/01(Tue) 23時頃
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[ ガチャン ]
(124) 2015/09/01(Tue) 23時頃
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あっ、 すいません! 雑巾あります? 俺片付けるんでっ!!
[床に散らばるグラスの破片を拾おうと床に屈みこんで。 零した麦茶の片付けをしている間、終ぞ顔を上げる事はなかった。
片付けを一通り終えれば、再度すみませんでした、と頭を下げて。 テーラー加賀屋を後にする*]
(125) 2015/09/01(Tue) 23時頃
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[告解室を探していれば、自分を呼ぶ声に振り向く>>122 一瞬。あの子かと期待したけれど――そんなことは矢張りなく。]
あら、城之内さん。 何か教会にご用事でも……?
[尋ねるが、自分の方が矢張り不自然であろう。 滅多と教会に来ることはなかったのだから。 気持ちを覆い隠し何時もの微笑みを湛え振り向けば、 ふと、違和感に気づく。]
あら? ――今日はピアス、してないんですのね。珍しい。
[右耳を飾るのは十字架でもなく、硝子のイルカでもなく。 其処には何もなく。*]
(126) 2015/09/01(Tue) 23時頃
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/* 丞ちゃんが絡んでくれてうれしいおばちゃん ありがとうそしてありがとうIN教会
(-102) 2015/09/01(Tue) 23時頃
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[面倒という言葉に、あの甘味に子どもは弱いのにと口を挟みます。自分が好きだからとはいいません。密に笑いを堪えているとも気づかず、彼の言葉にこくんと頷きました。>>104]
…ああ、好い感じだって……わっ
[何をするんだとばらまかれた駄菓子を拾い、食べ物を粗末にしちゃいけませんと習わなかったのだろうかと私は口を覆面の下、尖らせました。ちょっとした悪戯の仕返しに、駄菓子の紙を丸め、顔に当てようととばしました。]
(127) 2015/09/01(Tue) 23時頃
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/* って丹ちゃあああああん怪我大丈夫!?>>125
(-103) 2015/09/01(Tue) 23時頃
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― 商店街・八百屋 ―
[回覧板を届けた先でまた立ち話に捕まったが、 己の愛想笑いは張り付いたまま。 隣の青果店の奥さんも加わり、談笑に花が咲く。
「さっきまで英ちゃんが来てたのよ」「そうそう梨が甘いわよ」
へぇへぇ。
「もう夏休みも終わりねぇ、ホッとするわ」「子供が居るとねぇ」
そいつは大変だ。
何時もと同じ光景、何時もと変わらぬ光景。 立花と共に繰り広げたと同じ、商店街の日常が過ぎてゆく。*]
(128) 2015/09/01(Tue) 23時頃
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[デニムの足を入れ替えるのを眺め、目を細める彼の言葉に首を私はつい傾げてしまいました。洗濯機?なんでそんな事を聞くのかわからない、そんな調子を隠せずに]
……普通に置いてあるが。 何処にも、問題はないんだけど、何かあったのか?
[あったのなら警察にでもささっと相談した方が良いと覆面を被った私が言いました。自分が一番、警察にやっかいになっているとは言ってはいけません。動揺を誘うのには確かに成功したでしょう。ですが、其れの仕返しとばかりに何度も、駄菓子の紙を投げてます。]
(=30) 2015/09/01(Tue) 23時頃
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―昼を回った頃・教会―
[喉が乾く。腹が減る。 けれど修道女は渇きも飢えも知らぬ顔で、にこりにこりと笑みの花を今日も咲かせていた。
子の預かりはキャンセルが出た。 昨日の今日だ。
教会には届かぬ噂話が、彼方此方に留まっている。 訪れる者は少なくとも、一人一人と向き合う時間が増えたと思うことにして、いつもと変わらぬ姿を見せていた。]
(129) 2015/09/01(Tue) 23時頃
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…え?そんなやすくていいのか? 赤と…青と、白……赤で良い。
[なんだそれと腑に落ちない顔をしても、埒が明かない気がして大人しく。二百円分を払いました。面倒見の良く見える顔にごにょごにょとお礼を言います、憧憬を見たのはきっとあの手紙のせいなのでしょう。 お見送りする彼に渡されたものを困ったように受け取って、私はその場を後にしました。どうしようもなくむずがゆったさに、そのときはこのままでも良いかと思ってしまっていたのです。**]
(130) 2015/09/01(Tue) 23時頃
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…………別に [そんなんじゃない。にやりと囁く声に私は首を振りました。そんなものを求めているんじゃないからと何度も首を振り、自分に言い聞かせたのです。*]
(=31) 2015/09/01(Tue) 23時頃
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/* >>=29 手遅れなのはお互い様かなって(笑顔で)
stkぽいよね、僕も青チップ見ずに決めてこっちでウワアアアってなってる。 表も被害者側とは言いがたいドヤ顔ではあるけども。 立花くんは明らかに家に押し入る前っぽいし。
(=32) 2015/09/01(Tue) 23時頃
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― 悪意無き噂話 ―
[でも、良かったわ。と、切り出したのは青果店の彼女。 女の下卑た噂話には、笑みを湛えたまま、一度口を噤み。
「うちの子、教会に預かって貰ったじゃない?」「でもねぇ」 「そう、電気屋の奥さん。言ってたわ。」「ねぇ、掴みかかられたって。」
眼と眼で通じ合うネットワーク。 眉唾もの尾鰭だが、面白可笑しいことには変わらない。>>4 最終的に辿り着くだろう結論に先んじ、鍵を静かに回す。]
―――…あんまり、良い噂を聞かねぇんじゃあな。 いくら、神の御膝元と言えど、管理するは人間だ。 間違いが在ってからじゃ遅すぎるってな。
流石、神速を尊ぶってところかい。 子供を預けるのは、控えた方が良いんじゃないかね。
[言い難い言葉を茶化して告げてくれた男に、 二人は水を得たとばかりに同意を示して頷いた。*]
(-104) 2015/09/01(Tue) 23時頃
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/* >>129 なんだこの以心伝心は!よし、結婚しようぜ!凛!
(-105) 2015/09/01(Tue) 23時頃
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/* …だから雑談になってる……。 かるらさんが何も言わないからセーフの域なのかな?
(-106) 2015/09/01(Tue) 23時頃
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作家 雲雀は、メモを貼った。
2015/09/01(Tue) 23時頃
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[―――そう、努めていた。]
(=33) 2015/09/01(Tue) 23時頃
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― 『valot』 ―
[影之進が去った後、 やってきたのはアルバイトの配達人。 運んできたのは、遠い異国からのエアメール。
それだけなら直に用事は済んだのだが。
『うわコレ、めっちゃかっけえすね!!』
――誰も見向きのしなかった、アルミ製の置き物や スチームパンクを目指して芸術が爆発したようなオブジェに 食いついて頂けて。 そのまま彼の自宅への配送手続きを行っていた。>>120
ここ数日の大盤振る舞いは、 少し荷物を減らしたいという考えから。 ものを持っているから、失うのだと 謎の通り魔に気づかされたから。]
――…あれ、早乙女さん?
[一方、上機嫌なアルバイトを見送った先。 見慣れた小さな背中に声をかけるが、果たして届いたか。]*
(131) 2015/09/01(Tue) 23時頃
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/* ひどい残業+ ひどい土砂降りでした(´・ω・`)
進ちゃん可愛がらせろよー!(ジタバタ
(-107) 2015/09/01(Tue) 23時頃
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/* だめだ、お待たせしないように早く返そうとすると ロルが荒れる…ちょっとおちゅちゅこう。
(-108) 2015/09/01(Tue) 23時頃
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[やたらと陽気な理由>>119はわからなくもない。 その脇を、隠れるように風邪っぴき中学生が擦りぬけて行った。]
すぐって……ここは冷蔵庫じゃねぇぞ
[「果物を買ってすぐ」ならば。 渡されるやたらと重い袋に、冷やしといてと言葉を足されたのならそう思っても仕方ないだろう。 とてもいい返事が聞こえ、今日の患者が一人増えた。
昼の閉院時間までゆっくりして貰おう。 雑誌は旅雑誌と週刊誌、本は幼児向けの絵本しかないが。 商店街の面々と話もすれば暇はつぶせるはずだ。
診察の前に増えた仕舞う作業、大きなスイカと冷蔵庫の収納力を脳内で比べてみた。 ……切ろう。]
(132) 2015/09/01(Tue) 23時頃
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/* ただでさえ今回は方向性的に即エロ!とか即グロ!ってならない精神的なアプローチが多い分、物足りなさを感じさせてないか心配なんだよ。 待たせちゃったりしたら余計に申し訳ない…。
(-109) 2015/09/01(Tue) 23時頃
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用ってわけじゃないんだけど…なんか足が自然と向かってたっていうか?
[同じように教会へと向かっている最中だったのだろうか。>>126 倫子さんが教会へなんて少し珍しい気もする。 不覚つっこむ気もないし、話したくない理由もあるのかもしれない。 俺からは何も言わない。]
――――……え?
[言われて初めて気づく事態。 そっといつもの様に右耳へ指を触れる―――が、そこにある筈のイルカのピアスがなくなっている。]
……あー、寝てる時に落とした、か?光圀ン所にあるかな。
[倫子さんに言われるまで>>126全く気付かなかった。 多分光圀のとこにあるだろうと思えばそんな焦る事もない。]*
(133) 2015/09/01(Tue) 23時頃
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― 閉院・鈴城醫院 ―
へい、お大事にっと
[最後から二番目の患者を見送り、札を裏に返す。 遊びに来たような言い草だったから、それでいいだろう。 待合室に戻ると、最後の患者の名前を]
じゃ、次
[呼ばずに親指を立てて診察室へ行ってろとジェスチャー。 冷やし三角形に切ったスイカと、教会の焼き菓子を皿に載せて。 数分遅れて診察室へ戻る。 カルテは脇に挟んで持ってきた。]
ん、今日は調子良さそうだな
[食えと差し出しながら、 ほぼ雑談と言っても過言でない、問診を行う。*]
(134) 2015/09/01(Tue) 23時頃
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/* マダムキラーという言い方はまた違うのだろうけど、鉄ちゃんーーー!!!
マダムたちを操って、まぁぁぁ!
あ、この感じ。取り囲む柵が段々と狭まって追いやられていく感じ。 ぐはぁってするけど楽しい、嬉しい。
もしもし。鉄ちゃんはどうですか?
(-110) 2015/09/01(Tue) 23時頃
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慎也(の冷蔵庫)ごめんwwwwwwwww 普通一人暮らしの男がまるっと1たま貰っても困るよね
しってた!
(-111) 2015/09/01(Tue) 23時頃
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[あのピアスは一番のお気に入り。 でも光圀が気づく筈なのにあいつは何も言ってなかった。
眠かったから見えなかっただけだろうか………?]
(=34) 2015/09/01(Tue) 23時頃
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[退屈で仕方ない女二人は一時興じた楽しいお喋りに上機嫌。 そういえば。と話が一旦区切れたところで、 青果店の女が手を打ち、いそいそとバスケットを持って出る。 頼まれていたもの、と弾ませる声に深める笑み。
透明なフィルムが掛かった籐籠を支払いと交換で受け取り、 礼を告げると、またぶらりと足を踏み出した。
二人の立ち話はまだ満開の盛りであったが、後は放っておけば良い。 熟して実り、自覚ない種がばらばらと零れれば良い。
―――― きっと、芽吹くまで、そう時間は掛からない。]
(135) 2015/09/01(Tue) 23時半頃
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ん、今日は怪我してないんだって。 そんな毎日病院通いしないよさすがにー。
[そんな会話もしつつ、普段見ないような雑誌も見つつで 案外待ち時間は少なかったと思う。 あまり気にならないのも今は元気だからか。]
はーい。昨日よりはすっかり良くなったよ? むしろ何か、元気?
あ、このすいかお中元なの。いつものお礼。
[診察室に入りながらの自己申告。 差し出されたスイカをありがたく口へ運びつつ 昨日好みを聞いた理由を種明かし。 梨とトマトはまあおまけだ。]
(136) 2015/09/01(Tue) 23時半頃
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[商店街を外れるように歩き始めれば、 チリンチリンとベルが鳴る。
通りますよと声を掛け、今日も勤労に励む配達員。>>0:158 帽子を被ったこめかみからは汗が伝い、若く青い匂いがした。]
(137) 2015/09/01(Tue) 23時半頃
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[―――――ガシャン、]
(*7) 2015/09/01(Tue) 23時半頃
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[此方が教会に来た理由>>133 尋ねて貰わなかったのを有難いと思う。
学ぶのならば和尚様へ 懺悔するなら教会へ
昔、故郷ではそんな事を教わったっけ。 そんな回帰から、無意識足が向かったのだとは言えなかった。
ピアスを失くした青年は、如何やら気づいてなかった様子で。]
あらあら、お泊りされたのかしら。 硝子でできたもののようだし、 出来ればご連絡をしておいた方が良いかもしれないわよ。
[踏んでしまったら大変ですものと、 柔く微笑みそうアドバイス。
慌てる必要は彼の考える通り無論ないけれど、 ――もしかしたら花京院の屋敷に向かう道中に落したかもしれない。 その可能性を示唆するのは、あまり良い事ではなさそうだから口を噤む。*]
(138) 2015/09/01(Tue) 23時半頃
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無職 影之進は、メモを貼った。
2015/09/01(Tue) 23時半頃
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/* こう、子犬っぽくて。わしゃわしゃしたい。
他の方と話しても良いんですよ。 拘束続きになってしまっていて、少々申し訳なく。
(-112) 2015/09/01(Tue) 23時半頃
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[配達員の自転車が横転したのは、辻を曲がった瞬間。 案外派手な音を立てたが、見ていたのは斑猫と男だけ。
手の中で小石を弄ぶ男は、驚きもせず。 そっと物陰へ、仕留めた獲物を仕舞い込む。
開けるも閉めるも自由自在。 無論、勿論、盗るも掏るも、謀るも。*]
(*8) 2015/09/01(Tue) 23時半頃
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[この街には和尚さまはおらず 教会が唯其処に鎮座する
人の笑顔と懺悔を見届け聞き届け ――その中に、どれ程埋もれていった思いがあるのでしょう*]
(=35) 2015/09/01(Tue) 23時半頃
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[グラスの片付けをする間、顔は上げられなかった。 今、自分がどんな顔をしているのかわからない。
きっかけは自分?>>*1 「俺」は、彼女の心を動かせたのだろうか。
でも、まだ、まだたりない。 思い出の中の瑠璃を越えて、唯一になりたかった。
そんな顔を他人に振舞う様を思うとその原因すら壊してしまいたくなる。]
(*9) 2015/09/01(Tue) 23時半頃
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[チリンチリンとベルが鳴る。
郵便配達員の制服を暑苦しく着込んだ若い男、 目深に被った帽子の下、いつの間にやら汗は引いていた。
声も出さずに、通りますよとチリンチリンとベルが鳴る。**]
(139) 2015/09/01(Tue) 23時半頃
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――――…つくりあげたいものと、 勝たなきゃいけない勝負が。
[調子を真似られた問い>>*2には、 たっぷりの沈黙の末にそう返して。
纏わりつく蛇に首を絞められるまま*]
(*10) 2015/09/01(Tue) 23時半頃
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/* 今更のような気もしますが、立花さんに確認を。 NG事項は、自分がされる場合にNGという意味で捉えて宜しいでしょうか?
蝉さんの死骸とか、普通に出していたなぁと思い出しまして……(フルフル
(=36) 2015/09/01(Tue) 23時半頃
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/* >>139 アッ――郵便配達さんが入れ替わりふらg
(-113) 2015/09/01(Tue) 23時半頃
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―写真の中の―
[叔父の店に赴く度に手に取るものがある。 それはあの人がこれまで仕立てた記録のつまったフォトブック。
中には、今の黒い修道服とは真逆の、 可憐な白薔薇を身に纏う凛花の姿が残されている。>>49
彼女の婚礼衣装を縫いたいと願った動機はなんだったか。 そう、確か。叔母に聞いたのだ。
『わたしが身に着けるものはすべて、 あの人が仕立ててくれるの――本当に、何でも。』
唯一の例外がウエディングドレスだったと。 幼い和樹は、彼女の言葉に秘めた鬱屈に気づかずに。]
『そうなんだ。どれもすごく、似合ってるよ。』
(140) 2015/09/01(Tue) 23時半頃
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『叔母さんはいつも、"叔父さん"に包まれてるんだね』
[――そう、無邪気に告げた。 叔父が仕立てた学生服は、どれも本当に肌に馴染んで。 いつだって和樹の身体に沿うものだったから。]
(141) 2015/09/01(Tue) 23時半頃
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[まるで、その手に抱きしめられているようだと。感じていたから。]
(=37) 2015/09/01(Tue) 23時半頃
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/* >>141が布ナプキンについてだと果たして叔父に届くだろうか…
(-114) 2015/09/01(Tue) 23時半頃
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/* >>=36 凛花 ああ、うん。です。 ほかのひとはいいけどおれの洗濯機に虫入れるのはやめて!!! ってそういう感じのアピールでした。
これ、メモ書き直しておいた方がいいかな? 残り時間も少なくなって、いよいよエキサイティン! する人もいるだろうし。
(=38) 2015/09/01(Tue) 23時半頃
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――執筆中―― [外界の音が煩わしい>>*7 いっそ今は望まない音も世界も消え去れと呪詛漏らす代わりに、 苛立ち混じりにキーボードを打つ。]
(*11) 2015/09/01(Tue) 23時半頃
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――とある作家のはなし―― [それを誰かは恋という。然り。 それを誰かは愛という。然り。 それを誰かは罪という。然り。 それを誰かは過ちという。然り。 それを誰かは憎しみという。然り。 それを誰かは妬みという。然り。 それを誰かは執着という。然り。
――さて、その誰かとは、誰?
己でさえ分からぬ、持て余しきったこの心を 判じきれるとしたら、それはよほどの賢者か狂人ではないかと。 ひとり、おもう。*]
(142) 2015/09/01(Tue) 23時半頃
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―朝の商店街―
[背に掛けられた和樹の声に、 凜花は足を止めなかった。>>131
びくと肩が跳ねたのを、電気屋の新妻は見ていた。 種が零れる先は、広がっていく。>>135**]
(143) 2015/09/01(Tue) 23時半頃
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/* 実は共鳴窓秘話に一瞬見えてびびってしまう。などと……
(-115) 2015/09/01(Tue) 23時半頃
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/* 洗濯機に虫入ってたらふつーにやだよねえ。うん。ぞわっとしそう。
(=39) 2015/09/01(Tue) 23時半頃
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/* >>=38 [虫を掴んでお外にぽいっとした]
具体的なNG明記が立花さん以外にありませんでしたので、そのように書いて頂きますと丁寧だと思います。
(=40) 2015/09/01(Tue) 23時半頃
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[外界を呪うほど。 一人しか見えていない。
柩の中でこつんと額を寄せ合って、眠った時とまるで変わらない。
違うとすればその時は、こんな焦燥、抱えてはいなかった。
忘れられてしまったら? 流されてしまったら?
それでも、嫌いようがないのに。
閉じ込めておくための方法なんて、ひとつしか知らなかった。*]
(*12) 2015/09/01(Tue) 23時半頃
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泊まる予定はなかったんですけどね?そのまま寝ちまったっていうか、光圀の発作出ちまったから仕方なかったっていうか…?
[別に言い訳するような事もないが、でも本当の事。 連絡を取りたいと思っていても携帯すら持っていない光圀。 そして表からは光圀の家に行くことも出来ない。
さて如何したものか。 とりあえずは右耳にピアスをしていないと何故か落ち着かなくなってしまうのをどうにかしようと、向かう先を変更する。]
俺一度家戻ります、どうもピアスないと落ち着かなくて……。 あ、賄ありがとうございました!今渡すと荷物になると思いますし、昼寝して起きたら碧落に届けに行きますね。
[そう告げぺこ、とお辞儀をしてから颯爽と自宅への道を歩き出した。]*
(144) 2015/09/01(Tue) 23時半頃
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大学院生 丞は、メモを貼った。
2015/09/01(Tue) 23時半頃
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[そんな風に、凛花の喜ぶ顔が見たいと。 どうせなら叔父が縫えなかったものと仕立てたいと。
空が落ちる話に等しい、夢物語。 神聖な礼拝堂で、純白の花嫁を待つのは和樹でなくて良い。
病める時も健やかなる時も、辛い時も。 共に笑い、共に泣いた、幼き日々の宝物。>>78
そのすべてを、それこそ小箱になんて 閉じ込められない彼らの、
ただ、喜ぶ顔が。倖せな姿が見たいと。それだけ。]
(145) 2015/09/01(Tue) 23時半頃
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[『毎日病院通いしない』
そう聞こえたら悲しくはある。 だが、毎日でもくればいいのに、などと
病を怪我を慮る医者として、口が裂けても言えぬ事。]
(-116) 2015/09/01(Tue) 23時半頃
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むしろ慎也はもっとエキサイティン!してもいいのよ このまま軟禁してもいいよ!!!!!!!
(-117) 2015/09/01(Tue) 23時半頃
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「今日は」って言い方が既に異常だと気付けって それ、自慢にならねぇからな?
[ちょうど午後の終わりに来たおかげか、それほど待たせることなく待合室は捌け>>136。 目の前の友人は上機嫌のまま、スイカを口へ運ぶ。 男も同じくスイカを一口。 昨日の桃とはまた違う、甘味。 水分も口の中に広がる良いものだ。]
(146) 2015/09/01(Tue) 23時半頃
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――小野幹久・著『告天子』>>1:197―― [それは無垢な瞳であった。 躊躇いを知らぬ小さな手を伸ばし、 遠慮を知らぬくせに動かし方をしらない唇が、 ふるふると揺れては稚い声をあげる。
外界と触れ合うことさえ慣れぬその小さな体が、 私を見つけて、ふにゃ、と笑んだ。
初めて知ったのだ。 慈しみたいという実感を。*]
(147) 2015/09/01(Tue) 23時半頃
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ん、さんきゅ、もうすぐ食えなくなるし、いい食いおさめだ お中元にしちゃ遅すぎるだろ 貰えるもんはありがたく貰うけどな
[自分に宛てた物ならば、しゃくしゃくと遠慮なく咀嚼。 種明かしにはなるほどと思いつつも、一応訂正はしておく。 あまりに上機嫌で、話している事がふわふわと宙に浮いているような、感触。]
元気なのはいいんじゃねぇの? 昨日、死にそうなメール来た時は何事かと思ったけどな
[昨日の昼から比べると、随分と待とう雰囲気が違う。 種を皿に飛ばし入れて、次の一切れに手を伸ばした。*]
(148) 2015/09/01(Tue) 23時半頃
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分かったいっぱい怪我するね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(-118) 2015/09/01(Tue) 23時半頃
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[原因に心当たりはあるから、おかしい事はない。 特に指摘もせず、続けられる会話。
向こうが違うと気付くまで、夏バテで押し通す。
それよりも今は、"男のために"買って来られた果物の方が重要。 誰でもなく、自分のために。*]
(-119) 2015/09/01(Tue) 23時半頃
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まぁ、発作が。 それは心配だわ……でも。城之内さんと一晩いらしたのなら、 其れは心強かったでしょうね。 矢張り家族に見守られるのは、安心しますもの。
[従兄弟同士、飾らぬ関係に見える2人だ>>144 そう締めくくり微笑みは絶やさず。 と、どうやら城之内はピアスを取りに家に戻る様で。]
確かに、何時もつけていたものですものね……。 ! ああ、どういたしまして。 お気遣い嬉しいわ。返しにくるのは何時でも良いのよ。
[そう告げれば自宅への道を歩む彼に会釈をし。 踵を返し、告解室へと向かったろう*]
(149) 2015/09/02(Wed) 00時頃
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[雲雀の毒に侵されぬ文章の中、 一番好きなページに栞を挟んで大事にしまい込んでいた。*]
(150) 2015/09/02(Wed) 00時頃
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[顔にかかる前髪を避ける指先。 両親にも与えてもらえなかった。言う前に水差しを引き寄せてくれる、そんな優しさを教えてくれたのは、一人だけ。>>105 よろければ差し出された腕を掴んで、困ったように笑い。>>106]
そうですか、今週は時間があるんですね。 なら尚更、ゆっくり寝ないと目の下の隈が取れませんよ。
はは、お祖母様に見つかったらどんな顔をすることやら。
[謝りながらも、口元は緩んでしまう。 玄関以外からの来訪を、厳格な祖母に見つかったらどうなるか。その前に帰らなければならないのは、わかっている。 久しぶりの来訪が、待ち遠しかった分だけ。傍にいた温もりが昔と変わらない分だけ、寂しく感じても。 宥めるように頭を撫でる手が離れていくのには、目を伏せて。]
ええ、ありがとうございます。 大丈夫ですよ、薬を早めに飲んだおかげで治まりましたし。
(151) 2015/09/02(Wed) 00時頃
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/* 丞さんがUターンしてしまわれた…… 遭遇してませんわ、ほんとうに。
(-120) 2015/09/02(Wed) 00時頃
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|
[立ち上がる姿を庭まで見送ろうと、今度はゆっくりと体を起こして。]
丞、また───……
[また来てくれますか? そう甘えようとした言葉の先は、従兄弟の声に重なり消えた。]*
(152) 2015/09/02(Wed) 00時頃
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― 告解室 ―
[其処には無人だったか、其れとも誰かいたのか。 わからねど唯、思いのままに紡ぐ言葉は頼りなく、か細い。]
――神様、 貴方は越えられぬ試練は与えないと申しますが。 湧き起った勇気さえ、直ぐに潰え。 夫の裏切りを見るたびに冷えてゆくのです。
心が、砕けそうですわ。
[菫と白の石の簪、なぞりつつ紡ぎ仰ぎ見るは磔人。 柔らかな日差しを運ぶ教会の窓は、今は神々しくも哀しくも映る。]
結局のところ、私は。 恨む相手も定まらず、唯無為に生を過ごす。 惨めな道化みたいなものだわ……
[泪すら出なくなった女は、声なき声で嘆きを零した。]
(=41) 2015/09/02(Wed) 00時頃
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[凛花への呼びかけは、届かなかった。 あの時より身体は大きく、柔らかく育ったのに 以前より華奢で頼りなげに見える背中を追うには、 雪駄では間に合わない。>>139
ため息をついていれば、お熊さんからの着信。 ついでに早速、嫁ぎ先の荷物を出そうと梱包作業へ。
これだけ働けば、今日はもう十分だろうか。 雲雀への連絡が済めば、叔父の元に向かおう。
三郷の、爽快な裁ち捌きを見るのが楽しみだ。]
(153) 2015/09/02(Wed) 00時頃
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― 隣町・班帝邸 ―
[お届け物です、と明るい配達員の声が響いたのは昼前。 家政婦が受け取りに出て、暑いですねと交わす二、三。 白い歯を見せて笑う青年は、中々精悍な口元をしていた。
耄碌した家主から預かる判を捺いて、差出人を認めると、 少し瞠目したが、すぐさま僅かに顔を綻ばせた。
綴られていたのは教会の修道女と同じ姓を持ち、別の名を持つ女性。 長らくこの家に奉公する家政婦も知る童顔の女性の名。>>49
お互いに憎しみ合うように見えたが、かつては一女を成した仲。 見舞いの品と思しき、晩生品種の桃は瑞々しい。]
(-121) 2015/09/02(Wed) 00時頃
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|
―商店街―
[手に持った駄菓子と二つの贈り物。決して贈り物ではないのです。借り屋のお礼の為に用意しただけだから。昨日のお礼でもあるのだから、と言い聞かせます。 私は少し楽観的になっていました。疑り深く、毒ばかりを履き散らしている私ではなく、元の僕が帰ってきているような感覚に。恐怖と共に今は少し晴れた気持ちすらあったのです。 昨日あった手紙は今日はなく、何も異変は在りません。なにやら和樹くんの様子は気になったものの、彼には身近な人が沢山いるのだから、きっと大丈夫だろうと言い聞かせ。
そして、何時もの様にポストへと返りのない手紙を出そうとして私は、煙草屋の主から心無い噂>>1:452と―祖父の容体を聞いたのです。]
…え?
[彼女は祖父との顔なじみでした。私がこの町に私として来たときに最初に世話になった人でもあります。
『もうごっこ遊びはやめて…帰った方がいい』
深刻な顔で告げられた言葉に、頭部を後ろから殴られたように息を飲んだのです。帰るってどこへ?どこへ帰るのでしょうか。父も母も、私を拒絶しました。私をいらないと断じたのです。 それなのに、祖父が今………、私はやはり甘かったのでしょうか。甘い夢を見て居た気がしました、綴られていく話が良いものになるなど烏滸がましい。爛れた顔が、覆面の下の子どもが笑った気がしました。 ――顔を隠して生きていける訳がないと。]
2015/09/02(Wed) 00時頃
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[ありがとうね、と配達員にまで頭を下げた家政婦は善人であった。 頑固で強欲な資産家に長く雇われているだけはある人格者。 捨てられた花を拾うのを、こっそり手伝ったこともある。>>0:54
薄皮を丁寧に剥き、喉に詰まらせぬよう昼餉の共に出そう。 なにせ、添えられた見舞状は懐かしいあの女性のうつくしい筆跡だ。]
(-122) 2015/09/02(Wed) 00時頃
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―商店街―
[手に持った駄菓子と二つの贈り物。決して贈り物ではないのです。借り屋のお礼の為に用意しただけだから。昨日のお礼でもあるのだから、と言い聞かせます。 私は少し楽観的になっていました。疑り深く、毒ばかりを履き散らしている私ではなく、元の僕が帰ってきているような感覚に。恐怖と共に今は少し晴れた気持ちすらあったのです。 昨日あった手紙は今日はなく、何も異変は在りません。なにやら和樹くんの様子は気になったものの、彼には身近な人が沢山いるのだから、きっと大丈夫だろうと言い聞かせ。
そして、何時もの様にポストへと返りのない手紙を出そうとして私は、煙草屋の主から心無い噂>>1:452と―祖父の容体を聞いたのです。]
(154) 2015/09/02(Wed) 00時頃
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[――――時に、鍍金液と呼ばれる溶液がある。 鍵屋とは縁遠いと思われるそれは、実のところ馴染み深い。
余りに錆が回った古い鍵を整備するため、 古めかしい金庫を時間を掛けて塗装し直すため、 或いは剥離剤としても使えよう。
今の時分は扱いの難易度と毒性が懸念され、 環境に配慮したものに取って代わられつつあるが、 何せ、秘番屋は因習染み付く老人から譲り受けた鍵屋。
古い道具は山とあり、技の全てを授かった。]
(-123) 2015/09/02(Wed) 00時頃
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|
…え?
[彼女は祖父との顔なじみでした。私がこの町に私として来たときに最初に世話になった人でもあります。
『もうごっこ遊びはやめて…帰った方がいい』
深刻な顔で告げられた言葉に、頭部を後ろから殴られたように息を飲んだのです。帰るってどこへ?どこへ帰るのでしょうか。父も母も、私を拒絶しました。私をいらないと断じたのです。 それなのに、祖父が今………、私はやはり甘かったのでしょうか。甘い夢を見て居た気がしました、綴られていく話が良いものになるなど烏滸がましい。爛れた顔が、覆面の下の子どもが笑った気がしました。 ――顔を隠して生きていける訳がないと。]
………どうしよう。
[どうもしないのです。修道女、いいえ、ねえちゃとの噂話など良い結果をもたらすわけがないのは分かっていました。あのきれいな人をこれ以上傷つけてはいけない…毒も刃も知らないあの人を。 帰った方が良い、帰る場所などなくても立ち去るべきでした。 そして、祖父の元に………ドクリっと心臓の音が響きました。 顔を見せて何になるのでしょう、私は、私が祖父を追いつめたのに]
(155) 2015/09/02(Wed) 00時頃
|
|
[処で、その古い鍍金液。 化学式にすれば――――、KCNの形を取る物質が含まれる。]
(-124) 2015/09/02(Wed) 00時頃
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|
[チリンチリンとベルが鳴る。 ペダルに乗せた自重は勢いづいて、ケイデンスを上げた。]
(-125) 2015/09/02(Wed) 00時頃
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[甘い甘い桃に注入された毒物は、老人の味覚では気付けまい。 肺から血液中に入り込めば、臓器の衰えも激しい肉体を破壊する。
否、壊すのは老いた肉体だけではあるまい。 彼女の持つ細い細い肉親の繋がりさえも、きっと―――。*]
(-127) 2015/09/02(Wed) 00時頃
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/* 俺、ストーカー出来てるかな。と。少し不安に。 大丈夫だろうか、これは。
着地点の展望は、あるのだけど。
(-126) 2015/09/02(Wed) 00時頃
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[この街を去ると云えば、彼は、雲雀はなんというでしょうか。ふと思ったのは借り屋の主の事でした。何とも言わないのではと思いました、塔の上の道化師が浮かびました。世を嘆き、妬むあの白塗りを。
私は、あの道化師の様にはなれないのでしょうか。
興味があるのは、この覆面のはずです。私には何もないのです。そう思うのが、悲しいのはなぜでしょう。私に何もないのは、当たり前の事なのに。 なぜなのか、知っていながら私は口を噤みました。 にゃぁとあざ笑うように小道で猫が鳴いています。野良猫は野良猫のまま、気ままが良いと告げるように聞こえ。そっと手で覆面に触れました。]
……私は。
[この覆面は、祖父の最後のプレゼントでした。**]
(156) 2015/09/02(Wed) 00時頃
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/* チリンチリンと鳴るベルの、あぁ、日常って良いものですね。 重ねてくるなぁとのほほん構えていたら、あぁぁぁ、お母さんの筆跡まで!!!
そ う 来 た か!
(-128) 2015/09/02(Wed) 00時頃
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(ひぃ…にぃちゃ)
[遠い記憶の、僕がかけた呪いが、 私に罰として襲い掛かってくるのです**]
(=42) 2015/09/02(Wed) 00時頃
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― 自宅 ―
[自宅へと帰ってくれば窓を開けて風を通す。 そしてなによりも箪笥から小さな箱を取り出し、その中から十字架のピアスを取り出せば右耳へと付ける。]
途中で落とした…なんてこたぁないよな……、ないない。
[それだけはないと信じたい。 ポケットに入れてあった携帯を取り出せば枕元へと放り投げる。 そういえば今朝は無言電話がなかった。 もうかかってくることもないかな、と思えば何故か苦笑をしながら布団へと潜り込む。
明日は海に行く。 …言って何かするわけじゃないけども。 今日は夕方まで昼寝をしよう。
家の鍵はどうせ泥棒も入らぬアパート。 掛けることもせず、窓は開けたままの1階。 気が付けばすや、と寝息を立てていた。]*
(157) 2015/09/02(Wed) 00時頃
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/*動きすぎのような気がひしひしと……
(-129) 2015/09/02(Wed) 00時頃
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[チリンチリン。通りますよとベルが鳴る。
ブレーキの音は静かに路地裏に零れ落ち、 借りた上着を影にしまい込んでいた配達員に放って返す。 打ち所が悪かったのか、未だ意識は無かったが、 死んではいないだろう。別段、死んでも構わなかったが。]
――― 身を弁えな。 凛はお前さんが気安く呼んで良い名じゃねぇ。
[目深に被った帽子も一緒に捨てれば、 聞こえぬであろう彼に太い釘を刺し>>0:167、男が嗤う。]
しかし、参ったな。 ドクターの仕事が増えちまうか。
[まるで己を待っていたような斑猫がにゃあと口を挟む。 相槌めく声に、ひっそりと瞳を細め、否。と呟いた。]
どっちかってぇと、仕事も心配事も減るか。 楽になると良いがねぇ、あの御人も。
[軽く背を伸ばしながら、閉め切られた窓を見上げ。>>*11 にゃあ、と一つ、猫の振りした夜鷹が卑しく鳴いた。*]
(*13) 2015/09/02(Wed) 00時頃
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―商店街―
――……またスゲーもん出してきたな……
[抱えた風呂敷包みに、ひとりごちる。 "柘榴とか無花果とか""なんだか生々しくて肉っぽいやつ"
確かに、そういった。 そんな感じの"品物"が、欲しいと。
『こんなんどーよ』
顧客に対して送るにはあまりにも雑なお伺いは、 作家という身分を明かさなかっただけでなく、 答えが目前にあるのに隠されていたという拗ねた想いから。 もう、客扱いなんてしてやらないと。
添付された画像は、ふたつ。 ひとつは木彫りのレリーフ。 柘榴の実と、それを啄む小鳥がリアルに彫られている。 弾けた果肉は所々潰れ、赤錆のような漆で色を重ねられ、 生々しいというより少々不気味だ。 お熊さんの呪いがかかってたらどうしよう。
もうひとつは、無花果と柘榴。 こちらは創り物でなく、本物の果実。
『わざわざ八百屋から買ってきたんじゃぞ』 と豪語する客が望む報酬は、肩たたき30分。]*
(158) 2015/09/02(Wed) 00時頃
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―ゆるしの秘跡―
[3方を山に囲まれたこの街の告解部屋は、ひっそりとした場所にあった。
告白者の入る部屋は、利用者が居なければ扉を開きっぱなしにする慣わしである。
呼び鈴を鳴らせば修道女が席に着く。 神父の役割だが、車椅子の神父に告解室は狭く。 重い罪の告白は、別に案内される。]
(159) 2015/09/02(Wed) 00時頃
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[チリンチリンとベルが鳴る。
ゆるしを得たいと、ベルが鳴る。]
(160) 2015/09/02(Wed) 00時頃
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― → 鍵屋『秘番屋』 ―
[―――― もう、ベルの音は聞こえない。
回覧板も、見舞いも届けた両手は空っぽ。 太陽もそろそろと中天を通り過ぎた。 流石に店に帰らねば、食いっぱくれだ。と嘯く。]
……しかし、つくづく俺にお天道様は似合わねぇな。
[独り言は清々しく笑気に震え、子供の声をなぞる。>>94 ともあれ、昼のうちの夜の仕事は御終い。
午後は店番に尽くすとしよう。 なんと言っても、今日は遅かれ早かれ、 とびきりの上客が訪れるだろうから。>>117**]
(161) 2015/09/02(Wed) 00時頃
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鍵屋 黒金 鉄は、メモを貼った。
2015/09/02(Wed) 00時頃
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[チリンチリンとベルが鳴る。>>149>>=41
修道女は仕切りの向こうで嘆きを聞く。 そうして、一度だけ尋ねた。]
あなたは、恨みたいのですか?
(=43) 2015/09/02(Wed) 00時半頃
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[「錦織倫子」。手紙の差出人である「服部氏」。 内容を併せて見れば、二人の関係は容易に解る。
この男が、彼女の頭を飾る瑠璃の贈り主であり。 彼女にあんな儚げで寂しそうな微笑をさせる者であり。 彼女の、愛情を向けられている、ひと。
あの手紙を見つけてから、買ってきた酒を開けつつ、 自分も真っ白な便箋の手紙をしたためていた。 封筒には男と交わる前の「錦織倫子様へ」と皮肉にも真似た宛名で。
しかし時候の挨拶など正式な手紙の形式はとられず、 ただただ想いを綴ったそれ。
ずっと会えぬ思い出よりも今のあなたを見ている人はいるのだと。 もっとあなたの色んな顔を見たいと。 ――「足長おじさん」ではないけれど、王子のように姫を攫ってしまいたい、なんて。そんな素面では書けない様な言葉まで。
ずっとずっと真っ直ぐに。 でも真っ直ぐな筈のそれは何処か屈折した想い。
仕立て屋を出て、隣の小料理屋を覗くが店は仕舞っているようで。 カタン、郵便受けに封筒を入れると、閉まった碧落の扉を撫でた*]
(-130) 2015/09/02(Wed) 00時半頃
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[どのくらい、そうしていただろう。 まだ、外はヒグラシが鳴いている。
――――……カナカナ…、
……カナカナカナカナ… ]
(*14) 2015/09/02(Wed) 00時半頃
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商店街→
[先ほどまでとはうって変わり、足取りは重くなりました。珊瑚の鍵がふらふらと揺れる中、私は影を踏むように家路へと向かいます。…家路と言ってよいのでしょうか。 それすら分からぬままに、道のりは遠くに感じられました。 私は、無知でした、……ひどく濁ったものと同居しながら、無知でしかなかったのです**]
(162) 2015/09/02(Wed) 00時半頃
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[告解室で祈りをささげ、 問う声は耳に心地よき清らかな音色。
されど、その内容に零すは苦笑と、諦念か。]
(163) 2015/09/02(Wed) 00時半頃
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無職 影之進は、メモを貼った。
2015/09/02(Wed) 00時半頃
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[仕切りの向こうの優しい声>>=43に、 零れ落ちるのは唯言葉のみ。]
――いえ、口に出して分かったのです。
私は恨みたいんじゃない。 わたしは、憎みたいんじゃない。 唯、私は――……
(=44) 2015/09/02(Wed) 00時半頃
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[私は、諦めたかったんだわ。]
(164) 2015/09/02(Wed) 00時半頃
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/* 自分はつくづく北風型よなぁ。 太陽型ってどうやるんだろうな。 ちと、色々手探りだが、赤ももっと有効活用してぇなぁ。 折角みんなが上手く使ってくれてるんだしなぁ。
(-131) 2015/09/02(Wed) 00時半頃
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――私は、諦めたかったんだわ。 唯の倫子であることを、幸せを。 あきらめて、しまいたかったんだわ。
[そうすればもう、辛い思いなどをしなくて済むと。 微笑む女は己を悲しく哂う。 そうすれば夫の浮気にも、子に覚えてもらえぬ悲しみも。 何もかも霞に溶けてしまえる、のに。]
それでも、どうしてかしら。 夫に贈られた唯一の瑠璃の簪よりも 夫からの愛情よりも私、 誰からの贈り名も書かれていない包みに入れられていた、
此の簪の主が気に架かるのです。
[心を捨て去る前に唯一度。 足長おじさまにあえたならと、儚い願いを口は紡いだ。
その抱いた気持が何なのか本人すら分からぬままに*]
(=45) 2015/09/02(Wed) 00時半頃
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―→『valot』―
[雲雀にメールを送り、ひとまず店に戻る。 叔父の店に顔を出すには荷物が邪魔だと。
ついでに、届いてそのままにしていたエアメールの封を切った。 いつも通り、形ばかりの誕生日を祝う文句と、 金を送ったとかそういうものだと思っていたが、違った。]
――…見合い……?
[わけが、解らない。 海の向こうでは一体なにが起きているのだろう。
莫迦莫迦しいと手紙を放り投げ、 そのままソファに身を投げ出した。
『そっちこそ、ごみはゴミ箱にって習わなかったか?』と。 顔に飛んでくる駄菓子の袋を受け止めせせら笑い。>>127 赤いリボンを纏う贈り物の宛先は誰だろうとほくそ笑む。
仮面の下にある顔を、暴こうとは思わないが。 水くさい、とは思うのだ。>>130
――そんな喧騒も今は過ぎ。エアコンの音だけが響く店内。]
(165) 2015/09/02(Wed) 00時半頃
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────……海に、
[ぽつり、と呟く。 握っていた左の掌を開けば、クリスタル硝子のイルカ。 いつかの夏の日。病院のベッドの上で眠る従兄弟を見た時、背筋がぞっとした。 生きていなかったかもしれない。そう聞かされた時の、指先から冷えていくあの感覚。
波に攫われたその場にいても、この体では何もできなかっただろう。 けれどもし、自分があの時それがわかっていたなら。]
………行かせない。
[それは夜中に右耳へ囁いた声と、同じ低さで響く。
座卓の下に落ちたままの本が、風で捲れる。 握りこんだ掌の中で、パキリ、とガラスが割れる音がした。]*
(*15) 2015/09/02(Wed) 00時半頃
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[――そろそろ、潮時なのかもしれない。 この街にいる限り。丞の傍にいる限り。
何度逃げても逃げても追いかける荒波から、逃げ切るには。 この土地ごと、捨てるしかないのか。
簡単に投げだせる思い出なら、ここまで苦しむこともなかった。]
(=46) 2015/09/02(Wed) 00時半頃
|
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……。
[撫でた、感触。 閉ざされたその奥を見つめて。
これを暴くことができたら―― と
ぼんやり思う*]
(166) 2015/09/02(Wed) 00時半頃
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[はあ、と深く息を吐き、両腕で瞼を覆い隠す。
真っ先に叔父に相談したい気持ちと、 いつまでも甘えていてはいけないという自制がぶつかり合い。
店舗の札はclose、されど鍵は開けたまま しばしの微睡に落ちた。]**
(167) 2015/09/02(Wed) 00時半頃
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――回想・祖父―― [植木屋さん、と見かけた老人へ声をかけたのは、 もう小学校へ上がって何年も経ってから。]
「進ちゃんは?何で遊びに来られないの?」
[そう問いかける子どもに、 項垂れて、小さく謝った老人の背中を忘れられる日は、 きっとない。]
(-132) 2015/09/02(Wed) 00時半頃
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――自室―― [窓の外の雑音がうるさいなと思い始めた頃を境に、 どうにも集中力が続かなくなった。 時計を見れば既に半日近くが過ぎていて、 なるほどこれは集中力も切れる。と納得するよりも先に、 どこかの医者の苦々しげが顔が思い浮かんだ。
反省はしている。
けれど、今吐き出さなければいけない言葉は、 まだ足りなくて。
たん、とキーボードに続きを打ち込み始めた。
遮るように鳴くメールの着信が>>165、それを遮るまで。**]
(168) 2015/09/02(Wed) 00時半頃
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/* >>=39>>=40 デレる前に病んじゃうわ…ってな。 早速追記したけどこれで伝わるだろうか。
叔父さんも心配だが、みなさんも体調にはお気をつけて。 おれは見ての通りちょう元気です。ではまた明日**
(=47) 2015/09/02(Wed) 00時半頃
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作家 雲雀は、メモを貼った。
2015/09/02(Wed) 00時半頃
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[永久の愛を誓った夫。 その裏切りは氷の刃。
冷えていく。 勇気が、心が 冷えていく。
凛花は、そんな冷たさを知らなかった。]
(=48) 2015/09/02(Wed) 00時半頃
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[>>146自慢にならないのは事実なので うぐと口を噤みつつ。 それでも此処に通えば何とかなると思うのは すっかり第二の家のようになってしまったから。 鈴城に言わせたらこんな兄要らないだろうけれど。]
スイカも美味しいね、ほとんど水分なのに。 メロンだとこう、がぶっといけないから こういうほうがいいかなーって?
[>>148普段よりもよりフワフワした口調、 高いテンションである自覚もないままに すいかにかぶりついては口端を汚す。 まるで幼いころのような懐かしさに 思わず鈴城へと満面の笑みを浮かべた。]
(169) 2015/09/02(Wed) 01時頃
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やっぱ、一緒だといいよね。 家族じゃないけど、慎也は特別。
[へらと笑うと垂れそうなすいか汁を掌で拭う。]
あー、他に誰に言えばいいかわかんなくて。 でも慎也に言えば確実でしょー?
[僕の主治医だもんねえと一人納得している。*]
(170) 2015/09/02(Wed) 01時頃
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/*やすんでください!! 秘話かわいい、あれ、逆転してね?
(-133) 2015/09/02(Wed) 01時頃
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/* ずっと思ってたんだけど、これ、絶好の監禁タイミングで。
(-134) 2015/09/02(Wed) 01時頃
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無職 影之進は、メモを貼った。
2015/09/02(Wed) 01時頃
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[惨めな道化。 白の道化は物語の中だけ。
塔の、花嫁の。
無為に生を送る者は誰も居ない。
貴女の作る料理は、無為なのでしょうか。 貴女の饗す空間は、無為なのでしょうか。
開く唇を堪えて閉じた。]
(=49) 2015/09/02(Wed) 01時頃
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/* あっちもこっちもちょっかい出したいってちょこまかしすぎて拾いが甘くなるわ叔父さんに会うのが遅くなるわで、だめだー
でもおれは、やっぱり、こういう風にしかできない。
叔父さんとの会話は勿論一番楽しいし待ってるけど、 他のひととの会話とか、ちょっとした隙間とかに 叔父さんについて語る時のおれのにこにこっぷりよ……
(そんで狂人以上に共鳴が病んでる気がする) (※黒金を除き※ほめてる)
(-135) 2015/09/02(Wed) 01時頃
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[――目覚めたのは、携帯の震えを感じて。 どうやらそれほど長くは寝入ってなかったらしい。
新たに沸いた、悩みの種をどうするか迷い。 視線を彷徨わせた先にあったのは、あの、宝石箱。
ものを隠すのは、何も大事なものに限らない。 目を背けたいものに蓋をするのも、有用だろうと。
何の引っ掛かりもなく開いたそれに 無造作に手紙突っ込み、鍵を閉めた。 リボンで結ばれた鍵は、包装用のそれに紛れ込ませる。
こんなことをしても、見なかったことになどできないのに。 それでも少しだけほっとして、 再びごろりと寝そべり、来客を待つ。]**
(171) 2015/09/02(Wed) 01時頃
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/* 最初からこうするつもりだったのに、 その過程を飛ばして眠ってしまっ……(
なんかこれが、今おれが浮かぶ一番の監禁のお誘い(切欠)かなあって。思うのだけど、実際どうなんだろう。
叔父さんちゃんと布団で寝てるといいんだが(えあもふ)
(-136) 2015/09/02(Wed) 01時頃
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[この場所が与えようとしている幸福>>0:557と 彼女の語る幸せは、同じようで異なる。>>=45
諦めたい幸せがあることを、凛花は知らない。 分かって、わからなかった。]
簪 ですか。 誰でもない、貴女の為にと贈られたものなのでしょう。
(=50) 2015/09/02(Wed) 01時頃
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[問うは1度だけと決めた。 だから、風の声だと思ってくれれば良い。
夏の終わり、次の季節に向かって吹く風と。]
(=51) 2015/09/02(Wed) 01時頃
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気にかかるのでしたら、どうぞ大切に。
(=52) 2015/09/02(Wed) 01時頃
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食い方子どもかよ ちょっと顔かせ
[口の端を汚す食べ方>>169は、うまいとは言えず、つい出る手。 診察時に使う綺麗なタオルを一枚取り出し、拭こうかと手を伸ばす。
兄と言う割に、英明を尊敬してしまうようなすごい所を見た事はない。 国語の成績は除くが。]
………――ああ、そうだな 困った時は俺を頼ればいい
[トレードマークとも言える柔らかい笑みは、昨日の朝よりも元気がいい。 ぐっすりと眠れたからだろう。 夏バテもたまには良い仕事をする。 尤も、本人はもう味わいたくないだるさだろうが。]
(172) 2015/09/02(Wed) 01時頃
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[すぅと息を吸う。 部屋の中は狭く、材質の香りが肺奥に至る。]
さぁ…
…――悔い改めの祈りをしましょう。 一緒に。
あなたが赦されますように。 償えますように。
[十指を絡める。 ロザリオが摺り合い、小さな音を立てた。*]
(=53) 2015/09/02(Wed) 01時頃
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[家族ではないが特別という響き>>170が、 あまりに甘美で耳に残る。
特別―――男にそう呼べる者は、ただ一人。]
(-137) 2015/09/02(Wed) 01時頃
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[スイカを昼食代わりに、暫しの雑談。 時間が過ぎれば、迫るのは開院の時間と午後の予約患者。]
もうそろそろ仕事だ 俺は夏休み中の先生とは違うんでね
ほら、元気があるうちに帰った帰った
[院外の人物がいる状態で、カルテを広げる事も出来ない。 元気がいい返事が出来たのなら、その返事で出ていっていただこう。 渋るなら背も押そうか。 扉まで見送りながら、ふと思いついた事を提案した。]**
晩、暇なら飯食いに行くか 碧落あたり
(173) 2015/09/02(Wed) 01時頃
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デート、デートのお誘いだねええ!!!!うんうんいくよ!
(-138) 2015/09/02(Wed) 01時半頃
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『悲しいことなんて、惨めなことなんて、 何もないのだから。』
『何もかも見えなくなって。 ――私は、笑っているわ。』
[雨降り女はそうして笑う。 しあわせという熱を持つ、夏の終わりを連れて笑う。 心に雨を飼いながら、そして笑って、過ごす。
万人が美味しいと認めてくれる料理。 万人が居心地が良いと告げる声。
でもね、一番食べてもらいたい人の口にはいる事もなく。 でもね、一番聞きたい人からは声すらかけられず。
それを願うこと自体が間違っていたというのなら。 きっと、私は。心に忘れの雨を降らす女になれぬ悲しみを抱く。]
(=54) 2015/09/02(Wed) 01時半頃
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[誰でもなく、自分の為に贈られた簪を 大切にと告げる声>>=52は南の風に攫われず強く心に残る。]
――大切に、するわ。
[是が、多分私にとって心を動かす欠片の1つとなったから。 紫と白の石、何を思って此の色にしたの? 私の髪に似合いと思って拵えたものかしら。
ねぇ、あなたは、だぁれ?]
(=55) 2015/09/02(Wed) 01時半頃
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|
大切に、するわ。
[悔い改めるは己が醜き心。
赦され施されははしないだろう夫への愛が氷の刃に代わり、 自身の心を切り裂く事に流す涙も枯れ果てて。
償えぬ、息子と共に過ごせなかった時間。
それでも、悔い改め祈り、許され償えるのなら。 わたし、なりたいものがあったの。]
(=56) 2015/09/02(Wed) 01時半頃
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|
[――倫子はおじいちゃんみたいな織物の職人さんにね、 優しい旦那様と一緒になりたいんだ――]
(=57) 2015/09/02(Wed) 01時半頃
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/* 鈴城先生のこの淡々とした感じが、 別に何の執着もしてませんよって感じが、逆に、KOWAI
>>171が誤字脱字すぎて反省 眠気を圧して打つロルに後悔しかないと毎村呟いてるのにもう!
(-139) 2015/09/02(Wed) 01時半頃
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|
[小さな音を立てるビーズが使われたロザリオ>>=53。 優しい聖女の声は、静謐な部屋に清らかに響く。
幸せを諦めようとした女は、 たった1つだけ諦めきれず心を仕舞う。
聖女との会話により灯り、心に沁みたその願いは、 芽吹くかそれとも再び沁み行くかは、未だ分からず]
(=58) 2015/09/02(Wed) 01時半頃
|
|
[過ごした時間は幾何かそれとも。]
――ありがとうございました。 ……また、辛いときは聞いてくださいます?
[常の微笑みを湛え、樹の残り香を霞ませる告解の部屋を、 女将はそっと後にした。*]
(174) 2015/09/02(Wed) 01時半頃
|
|
――ああ、そうだ御1つだけ。 ねぇ、貴女様は。
しあわせとは、何だと思いますか?
[顔隠す衝立の向こうへ問いかけ1つ投げ、女は一礼し扉を閉めよう。 願わくば、共に願い祈ってくれた優しい方。 あの方に幸せが、訪れますように *]
(=59) 2015/09/02(Wed) 01時半頃
|
|
[そうだ、今晩は倫子さんのお店にお手伝いに行こう。 昨日の本や、いつものお礼も兼ねて。 皿洗いや配膳なんかは手になれるはず。
夏休みの最後の日。 今日もきっと、碧落は大繁盛だろうから。
一度家に荷物を取りに帰って。 それから思いつきの仕事にとりかかりながら**]
(175) 2015/09/02(Wed) 01時半頃
|
|
[教会を出れば空は淡い夕刻を示し、西へ橙色の日が向かう。 日傘をさして商店街を歩き、店の準備をしようと戸を開けようとして。 ふと、郵便受けが気に架かり蓋を開ける。]
……あ、ら? お手紙、かしら。誰から――……
[綴られた文字は「錦織倫子様へ」と。 己が旧姓を示す文字に、黒瞳を丸くした。]
(176) 2015/09/02(Wed) 01時半頃
|
|
う、はい……
[>>172子供のように顔を拭われる。 本当なら自分でタオルを受け取ってすればいいのに 鈴城は面倒見がいいからかそんな隙も無くて 大人しくされるがまま。 それが嫌だとも思わないから、たちが悪いのかもしれない。]
他に頼れる人もいないしね。 何かあれば真っ先に慎也に言うよ。
……慎也も僕にできることあれば、教えて。 成績の改ざん以外ならなんでもしちゃおう。
[言われて何が返せるかは分からないが、 これでも頼りっぱなしは嫌だと思う。これでも。]
(177) 2015/09/02(Wed) 01時半頃
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[>>173二人の時間は楽しくて、 すぐに過ぎてしまう。]
あーわかった、長居して悪かったよ。 出歩いて余計な怪我する前に帰るね。
[言われて気づく午後の診療の時間、 営業妨害だと言われれば帰る他無く。]
……うん、一緒に行こう。 じゃあ診療終わりにまた寄ればいいかな?
[にへっと笑みを向けてから、醫院を後にする。 夜の約束まで取り付けられたので、 なんとなく嬉しくて足取りも軽い。**]
(178) 2015/09/02(Wed) 01時半頃
|
|
[取り乱す心を落ち着かせ、店に入ってその内容を読めば。
時候の挨拶も〆のものもなく。 只々、己を慕う色の滲んだ文字が目に入る。]
だぁれ?貴方は――
[それなのに、名もなき手紙の主様。 真っ直ぐ故に深く刺さる言の葉。 何処かで見たような文字だが、何処でだっただろう。
思い出よりも見つめて 色んな顔を見たいと願い 王子の様に己を攫いたいと書かれたそれに、 嘘偽りはなく見えて
普通であれば気持ち悪いと思うだろう其れは、 何故か今の虚ろを抱える心にじわりと沁みる。]
貴方が足長おじさま、であれば。 あの簪の主であれば。
[声が、聴きたいのに。 ――あなたは、だぁれと私は手紙を抱きしめ、呟くのです。]
(179) 2015/09/02(Wed) 01時半頃
|
|
[少し落ち着けば碧落は営業を始めるでしょう。 最初の客が来そうな時刻になるその時には、
手紙は胸元にひっそり仕舞われるのです。*]
(180) 2015/09/02(Wed) 01時半頃
|
|
[どうしてでしょう、この手紙の主が簪の主であればと。 そう考えただけで心が小さく跳ねるのです。
――嗚呼、この感情はいったい、何なのでしょう。*]
(=60) 2015/09/02(Wed) 01時半頃
|
|
こんなことしてるから、女の人と知り合えないんじゃ? そうだ、誰か紹介……してみようかな。
うーん、若すぎてもだめだろうし。 どんな子が好きなのか知らないけど。
[帰り道少しだけぼやきながら。**]
(=61) 2015/09/02(Wed) 01時半頃
|
教諭 英明は、メモを貼った。
2015/09/02(Wed) 01時半頃
小料理屋 倫子は、メモを貼った。
2015/09/02(Wed) 01時半頃
|
/* 実はもうちっとだけ教会でのロル回したかったけど、 もう0時半超えそうだったから(てかこえた)泣く泣く巻いた悲しみ。
(-140) 2015/09/02(Wed) 01時半頃
|
|
[告解室の中で。 仕切りは互いの顔を隠すだけ。
なりたいものがあったと、戻らぬ時計の針を思う彼女の胸の内。 測ることはしない。
時間を過ごし、思いを口にすることで声の色が変わった。 それを良しとし、口元に笑みを浮かべる。>>174]
はい、勿論ですとも。 いつも教会は貴女の傍に。
(181) 2015/09/02(Wed) 02時頃
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[ヒグラシの鳴き声も形を顰めはじめた頃合に。 一人になった自室で、箪笥の底に仕舞った桐箱を開けて、携帯電話を取り出した。
とうに一ページを超えた、通話履歴。 リダイヤルの仕方は、説明書を見なくてももうわかる程。
いつものように、従兄弟の声を聞こうとして。 指先が止まる。>>157]
────………。
[いつもの高揚感が湧いてこない。 直接、呼ぶ声がまだ耳の奥に残っている。 昔と同じように触れる掌を、優しい指先を、与えられる温もりがまだ残っているから。
すっかり皺になってしまったタオルも。 誰ともわからない相手に向けられる声も。 本物を知ってしまった今はただ、虚しいだけ。
握りこんだ左手に、巻いた包帯がじわりと赤く滲んだ。]*
(-141) 2015/09/02(Wed) 02時頃
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大学院生 丞は、メモを貼った。
2015/09/02(Wed) 02時頃
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― 鈴城醫院・午後 ―
[柳染の傘を傾け、鈴城醫院を訪れたのは午後の予約患者の合間に。>>173]
……すみません、予約はしてないのですが。 今日はちょっと怪我をしてしまって。 大丈夫だって言ったんですけど、祖母が行ってこいと。
[ひとまず、家にあった包帯を歪に巻いた左手に苦笑して。 順番を待ち診察室に入ったなら。白い布の下を解き、細かい硝子の欠片が刺さった切り傷を診せようか。]
(182) 2015/09/02(Wed) 02時頃
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手を滑らせて、茶器を割ってしまったんです。 はは、西園寺先生みたいですか。
そういえば今って、先生も夏休みですよね。 食べたり寝たりするのを忘れて 本を読んだりしていないといいんですけれど。
[中学生の頃お世話になった、茶目っ気たっぷりの恩師の容体は知らないが。>>0:491 あの頃の朝、祖母に持たされた花を花瓶に活けているところに出くわせば大きな欠伸をしていたのを思い出して小さく笑い。
手当の間、沁みる痛みに微かに顔を顰めるも。 左手の手当てを終えれば、感謝の言葉と共にお辞儀をした。]*
(183) 2015/09/02(Wed) 02時頃
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/* うわあああ秘話誤爆今気づいた! ごめんなさい、丹ごめんなさい!!!!
(-142) 2015/09/02(Wed) 02時頃
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[明らかに茶器で傷つくよりも細かい硝子の破片で傷ついた左掌を、包帯で覆ってもらい。]
それと、睡眠薬って処方してもらえますか。 昨日、夜に発作が起きて……よく眠れなくて。
[発作が起きると眠りが浅くなるのは、以前から溢してはいたこと。 従兄弟のように目の下に熊五郎を飼うほどではないことを前置きしつつ、不眠の症状を告げ。 物言いこそぶっきらぼうだが心配性の医者へと>>*5 ゆるりと微笑んだ。]*
(*16) 2015/09/02(Wed) 02時半頃
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/* こちらから失礼します。 丹さん、ご迷惑おかけしましてすみません……。 (反応不要です)
(*17) 2015/09/02(Wed) 02時半頃
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[部屋を出ようとする倫子から、問いがあった。
『しあわせとは何か』
修道女は瞬く間も空かずに応える。]
心が喜びに満たされることです。 だから、私は『しあわせ』なのです。
[告解で心の荷が少しでも軽くなったのなら。 確かに修道女の喜びなのだ。
隣人への愛は、万人に等しく降り注ぐ。**]
(184) 2015/09/02(Wed) 02時半頃
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/* 光圀さん、何をどうしたの!?
想像付かないので、ゴゴグってなる。
(-143) 2015/09/02(Wed) 02時半頃
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/* は。倫子さんは遅くなって申し訳ない。 告解室とか色々と調べていたら…。
(-144) 2015/09/02(Wed) 02時半頃
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― 花京院邸・午後 ―
[鈴城醫院より帰宅すれば、門の前でちょうど会った隣人に会釈をして回覧板を受け取り。 玄関を潜れば、何やら慌ただしい様子に首を傾げた。]
只今戻りました。 どうかしましたか。
[明日の早朝から祖父と祖母、揃って顔を出さなければならない急な茶会ができたという。 腰が痛いと愚痴る暇もない祖母は、着物選びから茶道具や手土産の揃えに手一杯で、夕飯の支度が間に合わないらしい。 簡単なものなら自分でも出来るけれど。この左手では少々難しい。]
では、碧落に行ってきましょうか。 倫子さんのお惣菜でしたら、お祖母様も好きでしょう? 何か包んでもらってきますよ。
[柳染の日傘を畳み、玄関の横へ。 もうしばらくして陽が傾いてきたならば、なくとも歩くのに苦労はしないだろう。]**
(185) 2015/09/02(Wed) 03時頃
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― 午後・某刻 ―
[慌ただしい屋敷内。 いつも通り変わらず静かな自室で、箪笥の底に仕舞った桐箱を開け。携帯電話を取り出した。
とうに一頁を超えた、通話履歴。 リダイヤルの仕方は、説明書を見なくてももうわかる程。
朝もあの後、いつものように従兄弟の声を聞こうとして。 指先が止まったのを思い出しながら。>>157]
─────……rrr、
─────……rrrrrrr、
[電子音の呼び出し音で待つ時間。 けれど、昨日まで感じていたような高揚感が湧いてこない。 通話が繋がるのを待てず、通話終了のボタンを押してしまった。]
(-145) 2015/09/02(Wed) 03時頃
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[直接、呼ぶ声がまだ耳の奥に残っている。 昔と同じように触れる掌を、優しい指先を、与えられる温もりがまだ残っているから。
すっかり皺になってしまったタオルも。 誰ともわからない相手に向けられる声も。 本物を知ってしまった今はただ、虚しいだけ。
握りこんだ左手に、巻いた包帯がじわりと赤く滲んだ。]**
(-146) 2015/09/02(Wed) 03時頃
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―午後・教会―
[思いもかけず、陽が傾いていく。 じとり。汗が流れる。
噂話のせいだろう。>>155 覆面の男の訪れはなかった。 もし耳に入っていたのならと考えると悲しくなる。 救いの場の為に教会は開かれているというのに。]
(186) 2015/09/02(Wed) 03時半頃
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……う ぁ
[腹を抑えて疼くまる。 ぐと深いところを押して、耐えた。
早く、向かわねば。そう思う度に遮るものがある。
トゥルルル―― 携帯電話の着信音。耳に当てて応じると、商店街の母親からの一報。 明日も預かりをキャンセルしたいと。
これで7件目。 理由を問うても、家の用事でと返されてしまう。]
わかり、ました…。
[修道女は受け入れるしかなかった。 毒花の種は芽吹き、禍を招く。*]
(187) 2015/09/02(Wed) 03時半頃
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―午後・商店街―
[残暑見舞いのハガキをポストに投函した辺りでへばった。 今際の鬼は凛花ひとり。
八百屋の女主人の悲鳴にふと視線を向ける。 走り回る子がぶつかったのだ。
アスファルトの上に落ちて転がる果物は、商品には戻れない。 味は変わらないが、小さな傷で値が下がる。
桃が1つ、修道女の方へと転がってきた。 晩生品種の桃。太陽の恵みを受けて出来た果点は赤く、甘い。
掌から掌へ返す桃には、スタミナ源には欠かせない栄養素が多いという。人体を壊す要素など、なに1つ含まれていない。]
(188) 2015/09/02(Wed) 04時半頃
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―やがて・秘番屋―
あ の…… 黒金 さん?
[店の灯りが見え、凛花は胸を撫で下ろした。 覚束無い足取りで店の入口に立つと店内を伺う。
何用かと問われ、唇は微かに震える。]
鍵を 失くして、困ってるん です…
[何の鍵かまでは、頭を振って拒む。 他に客が居るというのに。尚更言えない。
じわと額に浮かぶ汗を、木綿のハンカチで拭った。]
(189) 2015/09/02(Wed) 04時半頃
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[表の通りからは見えない場所を望み、凛花は鉄の袖を引く。
立っても座っても、限界が近い。 内腿が震えて声が掠れる。]
この 鍵なんで す……
[羞恥に耐えながらスカートの裾を握る。 持ち上げたつもり、捲り上げたつもりだが、 実際のところ膝頭が顔を覗かせる程度。
普段はストッキングで覆われている脚。 今は肌と外気を阻むものはない。]
(190) 2015/09/02(Wed) 04時半頃
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[ぎゅと拳を握ると右甲の怪我が傷み、 小さく悲鳴が口から飛び出た。
下腹部に力を込める。 こめかみから顎先へと、汗が垂れ落ちる。]
……
[スカートの裾が数cm下がった。**]
(191) 2015/09/02(Wed) 04時半頃
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/* 据え膳。 もうこのまま監禁されたい……
(は。ダメじゃない、凛花! 相談役なのに!
RP上でもアシスト出来ているのやら……)
(-147) 2015/09/02(Wed) 05時頃
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/* >>182 どう見ても割られてます!www
(-148) 2015/09/02(Wed) 08時頃
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― 黄昏過ぎ:自宅 ―
――…ふあぁ、 よく寝た……
[窓の外を見れば既に暗くなりかけている。 身体をゆっくりと起こし時計を見ようと携帯を手に取る。 そこにはまたあの番号からの着信があった。]
……また、か。
[グ、と携帯を握りしめて、此処まで続くとなんか気味が悪い。 でも思い当たる節がない、人もいない。 此処までされる理由も思いつかない。
かといって直接何かされた、とか言われればそうでもない。 唯の無言電話だから。
立ち上がり冷蔵庫を開けると、買い出しをすっかり忘れていて中身は空っぽ。 近くにある弁当箱を手に取って鞄を持つ。]
碧落で飯買って食うかなー…今日もこんでそうだし食べるよりは買って帰ろ。
[今度は窓も家の鍵も確りと閉めて、ゆるりとした足取りで碧落へと向かった。]
(192) 2015/09/02(Wed) 08時半頃
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― 碧落 ―
[中へ入ると、まだ少し早いかそこまで人の出入りがない気がする。 倫子さんを見つければ小さく片手を上げて。]
うっす、今日は適当に見繕って欲しいんです、家帰って飯食いたいんで。
[空になった弁当箱を差し出して、今日のオススメのオカズを頼む。 今ならそこまで混んでいないだろう、カウンターの椅子へ軽く腰を掛けて待ち、 暫くして出来上がったものを倫子さんが持ってきてくれればそれを受け取りにこ、と笑みを零す。]
さすが倫子さん早い!今日はお手伝い出来ないけどありがとうございます! また近いうちに手伝いにきますね!
[オカズを片手に持ち、会釈をして再び暗くなりかけている外へと出た。]*
(193) 2015/09/02(Wed) 08時半頃
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― 商店街 ―
[薄暗くなった外、ふ、と上を見上げると薄らと星が見えたかもしれない。 思わずその星に見とれながら手を伸ばす。]
……掴めるはずないんだけどな。
[そんな事を呟きながら、暫くその星を眺めていた。]**
(194) 2015/09/02(Wed) 08時半頃
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大学院生 丞は、メモを貼った。
2015/09/02(Wed) 08時半頃
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/* しっかし光圀くんが確り餌まきしたのを見事に拾ってくれるので感激してます!
(-149) 2015/09/02(Wed) 08時半頃
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あら城之内さん、いらっしゃい。
[最初の客が来て少し経ち、未だピークではない頃か>>193。 碧落へやってきたのは空の弁当箱を持った丞である。]
今日はおうちなのね、わかったわ。 それならもう使わない重箱があるからおかずは其れに詰めましょうか。 そのまま箱は返さなくても大丈夫よ。
[告げれば汁のあまり出ぬおかず類――ひじきやきんぴらごぼう、 レンコンのはさみ揚げやとり天等を彩り豊かにつめてゆく。
重箱にしたのは、若しかしたらまた花京院の跡目様の所に泊まるかもしれないとの想像から。 昨日今日では違うかもしれないが、違っていたとしても日持ちするおかずをつめた、はずだ。 重箱を渡せば笑みをこぼして礼を述べる城之内に此方も微笑み。]
いえいえ、 此方こそ何時も有難う。 ――もう夜が近いし、気を付けてね?
[また電柱にぶつからない様に。 昏くなりかける外へと去る彼の背にそう告げたがさて、 声は届いていたかどうか。*]
(195) 2015/09/02(Wed) 08時半頃
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小料理屋 倫子は、メモを貼った。
2015/09/02(Wed) 08時半頃
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/* 色々監禁に向けてのフラグ立ては組み立ててるから、あとは合致すればおk 多分問題ない!b
(-150) 2015/09/02(Wed) 08時半頃
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/* りんかちゃんがきになるお年頃!!!
(-151) 2015/09/02(Wed) 11時頃
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/* 反応不要といわれたのでここで…… >>*17 迷惑でもないですしむしろ参考にもなったとか! 花京院さんどんまいですよ!
(-152) 2015/09/02(Wed) 15時頃
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―夕暮れの公園―
『もーいーかい?』 『まーだだよー』
『もーいーかい?』 『もーいーよー』
[教会に行ってはいけないと咎められ、頬を膨らましていた小町だったが、影の長くなる夕刻まで遊べば楽しさに笑う。]
(196) 2015/09/02(Wed) 15時半頃
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/* いられる時間で、全力で動きたい、所存!
うまりたい、うまりたい(ノノ)
取りあえず和樹はごめんね、ごめんね。
ががががんばる。
(-153) 2015/09/02(Wed) 15時半頃
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/* 雲雀も叔父さんも忙しそーだし、夜時間に移動するのも踏まえてこのまままったり見守り隊しとこうかな。
したいことされたいことは既にけっこう頂いてるので叔父さんの自責の念だけが心配。
(-154) 2015/09/02(Wed) 16時頃
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[隣町の班帝邸に勤める家政婦は、指差し確認しながらの戸締りを終えて屋敷を後にする。
今日は懐かしい人からの贈り物があった。 そうほこりと笑み浮かべ。
心踊らせ家路につく。
新しいシーツに変えたベッドの上で、老人は目を閉じていた。30年近い前の甘い夢を思い出していた。**]
(197) 2015/09/02(Wed) 16時頃
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『あ、そう思う? ふふっ、綺麗な色でしょ。 碧落の女将さんが持っていた足長おじさんからの簪に、きっとよく映えるワンピースになると思うの』
[三郷が布地を切りながら、紺瑠璃色に感心する丹に頷いてみせた。 先日はしゃいでいたのは倫子だが、今はしゃいでいるのは裁ち鋏を奮う三郷だ。 そんな中、加賀が勧めた麦茶のグラスに近づけようとした丹の唇が、小さく小さく何かを呟く>>123。
倫子の表情に興味を寄せたような台詞の後の言葉尻。 聞き取れなくてうん? と首を傾げるよりも先に、手渡したグラスが落ちた>>124]
怪我はないかい? 謝るよりも先に、そちらのほうが大事だろう。
[丹の状況を確かめて、そうして破片には触らないようにと告げた。 塵取りとモップ、それから雑巾を持ってきたが、丹は片づけが済むまで顔を上げることはなかった>>125]
(198) 2015/09/02(Wed) 16時頃
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[グラスを片づける間、丹は顔を上げない>>*9。 だからその顔がどんな表情をしているか判らず、己がした問いにどんな機微を見せたのかも判らない。
返答は、たっぷりの沈黙の後に訪れた>>*10]
──そう。
[“つくりあげたいもの”
丹の台詞に、夜が明ける前に己の手で触れて確かめた若い身体の感触を思い出す。 思い出せばゴクリと鳴りそうな己の喉を叱咤して、そうして静かに男は笑う]
制作も勝負も。 どちらもいい方向に転ぶことを、祈っているよ。
[つくりあげたいものがあるのは、己も同じだから。
やわりと告げた声は、まるでまとわりつく蛇が、ふとその長い胴をゆるめたかのようだったか。*]
(*18) 2015/09/02(Wed) 16時頃
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/*
Σ丹くんを見送る表ログ書いていたと思ったら、途中だった……!
もぉしっかりしてよ私……
(-155) 2015/09/02(Wed) 16時頃
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いや、気にしないで。 ──片づけ、殆どさせて申し訳ない。
じゃあね、丹くん。
[丹の様子に少しばかり恐縮した態度を見せ、そうして再度頭を下げた青年の背を見送った。*]
(199) 2015/09/02(Wed) 16時半頃
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/*
意外と皆様pt減っていなくて、そんなに水面下のストーキング活動されてないのかしらと首こてん。
もうちょいログ読み込もう。
(-156) 2015/09/02(Wed) 16時半頃
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/* ログ読んでて思うのは、あまえっこの英明さんかわいいなってことである。
丞くんはかっこいい。
(-157) 2015/09/02(Wed) 16時半頃
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[来客に応じたり、そうして倫子の為のワンピースの仕立てを、気づけは主導権を握っていた三郷と共にこなしていけば、時間は過ぎていく。
旦那のついでだと三郷は彼女自身の弁当と、加賀の弁当を見せてくる。 本当に用意がいいなと、小さく笑ったのがこの日の昼食の始まりだった。
離婚する前は、作業場の隅に設けた二人掛けのテーブルセットで妻が作ってくれた弁当を広げていた。 レジカウンターから覗ける位置にある作業場は、いわゆるバックヤード的なスペースも兼ねている]
なんだ、ここで食事していたこと覚えていたのか。 ──まぁ、まだ二年だしねぇ。
[三郷からの弁当は、妻の弁当を広げていたテーブルの上でご相伴に預かることにした。
いわゆるビジネスパートナーである彼女は妻帯中の生活も記憶にあり、なつかしい光景ですねぇなんておっとり言われて、加賀は肩を竦めることにした]
(200) 2015/09/02(Wed) 17時頃
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[己の精液が、子種として機能しないと診断された時。 それでも結婚生活を続けてくれると言ってくれた、最愛だった人。 こちらが知らずに思っていた、和樹の“運命の女”(>>36)というのは正解だった。
そんな彼女の作ってくれていた弁当とは違うが、現役子持ち主婦のお弁当の味は親しみやすく、朝食を軽く済ませがちな加賀の胃を優しく満たしてくれた。 食事の終わり際、ふと三郷が気遣わしげな上目で訊ねてきて、加賀は思わず瞠目してしまう。
再婚とか、せめて新しく誰かとお付き合いする気はないのかと]
うーん、若い頃ならいざ知らず、この歳ならまずモテないし。 何せバツ有りだよ? いやいや、謙遜じゃなくて。
まぁ、今はそういったことはご遠慮したいかなぁ。 甥っ子を見守っているのが楽しいし。
[などと茶化すように笑えば、三郷は叔父馬鹿の一言で納得してくれた。
あまり昔から変わっていないと、そんな指摘とともに。
食事を終えてからも客の出入りと、ワンピースを仕立てていく様は変わらない。 ゆったりと時間が流れていくのは、テーラーという看板を下げた落ち着いた店内の見目がなせる業だろうか]
(201) 2015/09/02(Wed) 17時頃
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/* 加賀屋さんの内装は、適当に広がっていくよ! 任せて謎空間!(
(-158) 2015/09/02(Wed) 17時頃
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[三郷の気合はマネキンに纏わせるくらいには、紺瑠璃色のワンピースを形作っていた。 おっとりした気質なくせして、火がつくとその手作業は早い。 とは、加賀と三郷の学生時代からの共通の評価で。いわゆる同類の職人に、小さく苦笑をしてみせた]
ああ、その右脇の縫製の仕上げ、少し待ってくれないかな。 和樹を手伝いに呼んでみたから、やれそうなら任せてみようかなって。
[あくまでやれそうならと告げて、和樹を招いていたことを三郷に明かす。
それは楽しみだと笑う彼女に、だろうと返して笑う男の顔は、やはり叔父馬鹿と言われても仕方のないものだった。*]
(202) 2015/09/02(Wed) 17時頃
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─ 写真の中の ─
[完成が見えてきた倫子のワンピースは、何事もなければ常通り、仕立てた記録としてフォトブックへと収められるだろう。 女性ものの資料はやはり男性ものと比べて数が劣るから、加賀にとっては有難いものになる。
記録の中で今も人目に留まるのは、敬虔で楚々とした黒衣を纏う女性とよく似た女と、その娘が映るものだ>>49。 色や袖や裾丈を変えて、時折同じようなデザインのワンピースのオーダーを賜ることがある。
加賀が仕上げた衣服を纏い、収められた女性。 フォトブックの中に多く映るのは凛花と凛花の母で二回ずつ。 それよりも多いのは、加賀の元妻だった。
もっともその被写体の表情は、新しくなればなるほど笑顔が消えたものになってはいたが。
写真の中、表情を消した女はそれでも義理の甥の和樹が自分に仕立てられたものが似合うと言えば、小さく笑みを返していた>>140。**]
(203) 2015/09/02(Wed) 17時半頃
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[無邪気に告げられた言葉>>141への悲鳴は、小さな笑みで押し隠していた。
そんな女だったと加賀が知るのは、宝石箱の中に隠された手帳の中に綴られた悲鳴を見た時。
『あの人にいつも包まれている。 和樹くんの言葉は事実だ。
それが怖い、恐ろしい。
あの人から逃げたい』
妻が悲鳴を綴った手帳は、そんな書き出しから始まっていた。**]
(-160) 2015/09/02(Wed) 17時半頃
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/*
私メモ:後で和樹にはすはすする回想付け足す。
ううん、やりきれるかな。
取りあえず少し布団に転がろう…。
(-159) 2015/09/02(Wed) 17時半頃
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―回想:『テーラー加賀屋』>>198―
あしなが、おじさん。
[ちゃんと読んだことはないけれど、せいたかのっぽでお金持ちの紳士は自分とは何もかもが正反対に思えた。
手から滑り落ちたグラスに、]
怪我は平気です! 加賀さんこそ、お茶かかってませんか?
[塵取りにモップと雑巾を出してもらって。 散らばる大きめの硝子片は言いつけどおり手は出さないで。]
(204) 2015/09/02(Wed) 18時半頃
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いやー、割っちゃったのはこっちですから……。 はい、失礼しました。
[今度 お詫びに何か持っていこうか、などと思案しながら*]
(205) 2015/09/02(Wed) 18時半頃
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/* ふえっ あしながおじさんってラストおじさんと結婚するの
(-161) 2015/09/02(Wed) 18時半頃
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―暮れの教会―
[スチームパンクの根付が揺れる、愛用しているいつもの鞄。 それを抱えて、教会へ足を向けた。
久々にあのマリア像を間近で眺めたくなったから。
幼い頃からたまに見に行く聖母。 昔から変わらないはずの純潔の象徴は、 改めて見ると新しい発見や全く別の見え方をすることがある。
今まで気付かなかった事。 逆に見えなくなってしまった事。
良くも悪くも、成長したんだ。]
(206) 2015/09/02(Wed) 19時頃
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[タオルを差し出せば大人しく、怒ることもなく、されるがまま>>177 頼られている、必要とされている。
――やはり、俺がいないと、いけない。]
(-162) 2015/09/02(Wed) 19時頃
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お前に成績の改竄頼むってどういう状況だよ ん、出来る事は考えとく
[考えておくと言いながら、言葉に気は籠もらない。 不器用過ぎる故、心配事が増えるだけである気もしていた。 その解は限りなく正に近い自信はある。
スイカと話し相手の礼だと、取り付ける晩の約束。 返事は是>>178 閉院ごろに寄るよう告げる。
軽い足取りは、何に対してか。 奢ってやると付け足した、その言葉に対してか。*]
(207) 2015/09/02(Wed) 19時頃
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[帰したくは、ないのに。
仕事が忌々しい。 些細な事で跳ねるように喜ぶのは、かの薬の副作用。 あの調子で、石に躓かないか。 あの調子で、怪我をしないか。
―――英明を見守るためには、どうすれば、良いのか。]
(*19) 2015/09/02(Wed) 19時頃
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― 午後・鈴城醫院 ―
[予約は常に片手で足りる人数。 受付後の準備が早く済むくらいしか利点はなく、飛び込みの患者の方が多い。 持病で定期的に訪れる花京院の坊ちゃんが、二回も予約無しで訪れる事は珍しい。 見れば手には自分で巻いたと思しき傷口を隠すためだけの包帯>>182。]
怪我で予約入れる方が難しいだろ 心配してくれる人がいるのはいいことだ
[持病なら、容態が急変しないかぎり予約しやすいが、 怪我なら飛び込みの方が当たり前だと気にせぬよう声をかけ、診察室へ通した。]
(208) 2015/09/02(Wed) 19時頃
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………へぇ、茶器を、ねぇ
[診せられたその傷口には、その奥に、僅かに破片が残る。 ピンセットで取り除いていく。]
英明みたいと自覚あんなら気をつけろ あいつは相当だぞ
午前中に来たけど、元気だったな 診察じゃなくて遊びに来たんだが……先生様は暇で羨ましい
[消毒液を染み込ませたガーゼを、傷口に当てる。 歪んだ表情を見るに、痛いのだろう。 我慢しろとしか言えない。]
(209) 2015/09/02(Wed) 19時頃
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俺は茶道に詳しくねぇけど、茶器って硝子もあるんだな?
[ピンセットで取り除いた破片は、ステンレスの器に陶器よりも高い音を鳴らす。>>*16 嘘をついた理由は知らないが、嫌味を一刺し。
問い質さない理由は明確。 彼にはこうして醫院へ送り出す祖母も、心配して付き添う人もいる。>>0:341 心配されることは、幸せだ。]
また発作か。 ストレスが溜まっても起こるからなぁ…… 発作が酷いんなら、次は薬も持ってこい。 調子見て変えるわ。
[今度は本当か嘘か。出くわしていないからわからない。 心配されることは幸せだが、心配する方に心労もかかる。 一時の安心を得るために、睡眠薬を処方する。
心配する事が癖となった男は、心配させる男の微笑みの真意などわからない。 あまり心配かけさせるなよと送り出すのみ。
一番心配しているのは自分ではないだろうと、言外に。]
(*20) 2015/09/02(Wed) 19時頃
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[男の過去が、その同級生により売られた話は聞いている。 対価は随分前に支払い済みだ。 こちらに齎された情報が、「綺麗に花を飾る生徒がいる」だけ。]
へい、終わり 無理はすんなよ
[慣れた手つきで包帯を巻き終えると、送り出す。 丁寧なお辞儀には手を振って答え、開く柳染の傘を見た後、診察室へ戻る。
待合室には、あと数人の患者。*]
(210) 2015/09/02(Wed) 19時頃
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― 夕・鈴城醫院 ―
[最後の患者を見送る頃、日は西に傾いていた。 彼方に沈む夕日に目を細め、ぽつり零す。]
もうそろそろか
[英明が来るだろう時刻は。 ならば、片付けを急がねばなるまい。 カルテに、診察台に、薬品に。]
(211) 2015/09/02(Wed) 19時頃
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[薬品を仕舞いながら、はたりと止まる。
切り取り、半分処方した睡眠薬>>*20
しまう先は鍵の閉まる棚ではなく、 回診用の鞄でもなく、 ズボンのポケットの中。]
(*21) 2015/09/02(Wed) 19時頃
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[院の前で、待つこと数分。 白衣も脱ぎ、水色のシャツとスラックス。 鞄も持たず、財布と鍵はポケットの中。 待ち人と連れ立って、向かうのは予告通り碧落。
店の近くに来ると、漂う出汁の良い香り。 それを纏って飛び出したのは、ここ2日一度も見かけなかった大学院生>>193]
よ、元気そうだな ちゃんと布団で寝てんのか?
[一昨日湿布を貼った位置を指して訊ねる。 主治医なのだから、気に掛けるものだ。]
(212) 2015/09/02(Wed) 19時頃
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[相互に心配し合う、花京院と丞。
心配はいらない、だろう。]
(*22) 2015/09/02(Wed) 19時頃
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― →夕・碧落 ―
[立ち話も長くは掛からない。 首の調子と、睡眠の様子。 他に気になることがあれば返したか。
丞と別れた後に、碧落の暖簾をくぐる]
こんばんわ、女将さん、席は空いてるか?
[席に通されたら、緑茶と出汁巻きを頼む。 香るのはきんぴらごぼうか、それも追加する。 英明にも、頼むよう促して、待とうか。]
(213) 2015/09/02(Wed) 19時頃
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そう言えば、女将さん、 足の方は大丈夫か。
[一昨日の怪我、もうそろそろ瘡蓋ができる頃だろうか。 気掛かりは、一つずつ確認しなければ。]**
(214) 2015/09/02(Wed) 19時頃
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/* 13連投って。 ミスターMのサーカスも10連投だったのに。 すみません。 秘話や独り言が挟まって鈴城13が完成しないことを願おう。
(-163) 2015/09/02(Wed) 19時頃
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― 夕刻:碧落 ―
ああ、いらっしゃい鈴城先生、西園寺先生。 ええ勿論あいてますわ。そうですわね…… 御二人なら座敷でも宜しいかしら?
[二人でゆっくり話すには、その方が良いだろうと考えての事>>213 カウンターが良いと言われればそちらに通し、 鈴城の注文に頷き、西園寺からも注文を受ければ、 料理を作りに調理場へ向かおうとして――足の事を呼び止められる。]
まだ少し痛みますが、大分具合が良いですわ。 お気遣い痛み入ります。
[彼の見立て通りに痛み止めは必要ないと暗に示し、 回復は順調であると微笑む。
帯に留めた紫と白の石は、 女将の笑みと共に碧落の灯りを弾いて光を揺らめかせた。
それから二言三言交わした後か、会釈し調理場に。 料理を仕出せばあとはごゆっくりと、頭を下げて。 暫しは他の客の料理を作ろうかと*]
(215) 2015/09/02(Wed) 19時半頃
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小料理屋 倫子は、メモを貼った。
2015/09/02(Wed) 19時半頃
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[料理を作りながら私は吐息を零します。 胸元の手紙に綴られた情熱的な言葉は、
たしかに、私の凍ったこころを少しずつですがじわりじわりと、 あっためていったのです。
それが顔も見ぬあしながおじさまへの、 思慕の念だと気づくには。己は年を取りすぎていたのです。*]
(=62) 2015/09/02(Wed) 19時半頃
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無職 影之進は、メモを貼った。
2015/09/02(Wed) 19時半頃
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[空を見上げ、出てきかけの星空を見ていれば左耳へと聞こえてくる声。>>212 ふ、と視線を下げると鈴城先生の姿があっただろう。
片手を上げてさも友人の如くある意味慣れ慣れしく。]
うっす!今週は授業が殆どないからなー ね、寝てる寝てる~むしろ昼寝は確り布団で熟睡だよ。
[今さっきまでも寝てたんだぜ、なんて苦笑しながら。 そういえば病院に行くのをサボっていた気がする。 あんまり文句も言われなかったし良しとしようではないか。]
耳もなんの変化もないし、首もほっとんど治ってる。 明日以降時間出来たらまた病院いくよー。
[そう告げ、中へと入っていく先生を見送った。]*
(216) 2015/09/02(Wed) 19時半頃
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大学院生 丞は、メモを貼った。
2015/09/02(Wed) 19時半頃
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[雲雀からの返事は届いたか。 今日来られるなら来るまで待つし、 明日になるならテーラー加賀屋へと向かう心算。
叔父からの厚意を有難く受け取っても 気まぐれな営業とはいえ店主の務めは果たす。 優先順位を下げてしまうのは――叔父ならば。 待っていてくれるだろうという甘えた甥心。
勿論、待たせていいとも思っていないから 然るべき用事が済み次第、『valot』の灯りは落とす。 たとえまだ陽が高くとも。茜色に染まっていようとも。]
……鍵、かけてっし平気だよな。
[目の前に置かれたジュエリーボックス。 目を背けたい現実をひとつ閉じ込めたそれを手提げに入れて、 加賀屋への道中、何とはなしに携帯を取り出した。]
(217) 2015/09/02(Wed) 20時頃
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『明日、時間あったら海に、行かないか。』
[――打ち込んだ本文。宛先は空のまま、未送信フォルダに保存。]
(=63) 2015/09/02(Wed) 20時頃
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― テーラー加賀屋 ―
[顔を出した時、三郷はまだいただろうか。 他にも客がいれば、ぺこりとお辞儀する。 自分が加賀の甥だと、 どこまで知れ渡っているかまでは把握できていないから。
叔父の顔をつぶさないようにどこでも、 誰が相手でも、きちんと接しなければと。]
こんちわ。お久しぶりッス。 服部さんの服って、これ? いい色だね。
[そわそわと店内を見渡し、 作業場に足を踏み入れれば真っすぐに、 紺瑠璃纏うマネキンの元へと近寄りまじまじと魅入った。
既に形となりつつあるワンピース。>>202 きっと、倫子によく似合うだろうと顔を綻ばせる。]**
(218) 2015/09/02(Wed) 20時頃
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― 鍵屋『秘番屋』 ―
[人は誰しも明かせぬものを持って生きている。 光を遮り、強固な囲いを張り巡らせ、抱えるように生きている。
どんな清廉潔白な聖女であれ、 どんな佞悪醜穢な盗人であれ。
白百合と、白薔薇と、黒金の刃。 詰め込まれた秘密は、毒が如く回り、秘密を明かす。>>186 女の配る憐憫を、最早誰もが受け取らない。>>187 ただ、ただ、女は告解室に込められた懺悔に耳を傾けるのみ。
―――― 夕暮れの迫る頃、そうして彼女は訪れた。]
(219) 2015/09/02(Wed) 20時半頃
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[弱弱しく奏でられた声に胸が満ちて、 読み終えた『灰雪』からブックマーカーを抜いた。 喜色を抑えるように平時の仮面を被ったが、 浮足立つ心はどうしても弾みがちだ。
尤も、今の彼女がそんな瑣事を気に留められる筈もなかろうが。]
―――…よう、嬢ちゃん。 そろそろ看板しまおうかって時に如何した。
[見るからに翳り差す顔色は指摘しない。
告白を抱えれば、懺悔は教会へ。 失せた鍵が見つからなければ、解決は鍵屋へ。 彼女の選択に間違いなど一つもない。>>189
見えない糸で、からりからりと紡ぐように引き寄せただけ。]
(220) 2015/09/02(Wed) 20時半頃
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[童心に返るように、ぐいぐいと引っ張られる袖口。 貞淑な彼女の珍しい焦燥を気に入り、態とゆっくり歩いた。
招いたのは鍵屋からそのまま居住空間に続く上がり框。 古い木の匂いが近づいて、障子を開けば畳敷きの茶の間。 どっかりと片胡坐を掻き、指先を揺らして用件を促す。
彼女が何に眉を下げ、どんな鍵を探しているかも知っている癖。]
―――…へぇ、 いやはや、眉唾の噂ってのも当たるもんなんだな。
[その上、彼女の尊厳を踏み躙る言葉を態々選んで、 焦らすように持ち上げられたスカートを揶揄う。>>190 今の彼女は噂に違わず、はしたなくも男を誘惑する売春婦さながら。]
(221) 2015/09/02(Wed) 20時半頃
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[彼女の母が見れば、どんな罵詈雑言が飛び出したか知れない。 教会の神父が見れば、どれだけ理解あろうと眉を顰めただろう。 何時も掃除を手伝ってくれる青年はどんな眼で今の彼女を見るか。 足繁く懺悔に通うと言う覆面は、失望を抱いてくれるか。 これでは確かに、彼女の教会に子供は預けられない。 ――…父親に娘と認められずとも、致し方ない。
悪であると母親が唱え続けた淫靡が、 今の彼女からは、濃厚なまでに立ち上る。
真に彼女を責めるは己の揶揄ではない。 彼女が性根に持つ清らかさ、純潔こそが、何より心を裂いていく。]
(-164) 2015/09/02(Wed) 20時半頃
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ほら、嬢ちゃん。 それじゃあ、何がしてほしいのか分かんねぇよ。 ――――…俺に、言ってみな?
[問いかけるように吐き出した声は、過去の記憶と重なる甘さ。 伸ばした指先は、夢うつつを彷徨う優しさを以って。>>191*]
(222) 2015/09/02(Wed) 20時半頃
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/* 凛花さんと鉄さんのどきどきタイムですわね(デバガメ
(-165) 2015/09/02(Wed) 20時半頃
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[―――― 凛、
唇の形だけで彼女の名を作る。 けれど、それを注視する暇を与えずに、慰みの指が踊る。
柔らかく、優しく、下腹部を包む布地に指を添え、 そっと膀胱の丸みを浮き上がらせるように、掛ける無慈悲な圧。
黒く金く刃は、物語に準え清廉なる花嫁に振り下ろされた。 真っ白な新雪を、濁る灰色へと染めるように。*]
(-166) 2015/09/02(Wed) 20時半頃
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鍵屋 黒金 鉄は、メモを貼った。
2015/09/02(Wed) 20時半頃
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―碧落―
[教会を出れば空は紫紺。 今日は手伝いとして、碧落を覗けば既に数人の人の影。]
こんばんはー。
昨日の本、すっごい面白かったですよ。 うっかり遅くまで読み耽っちゃってー。
それでお礼っていったらなんですけど、 なんかお手伝いできることあるかなーって思いまして!
[強く拒否されない限りは雑用を引き受ける心積もりで。 鈴城先生に西園寺先生の姿が見えれば、こちらにも頭を下げて。
そして耳に入った言葉に表情が強張った。>>213>>215]
えっ。倫子さん、足が悪いんですか。
[話を聞きかじるに今は治りかけではあるようだが、 まだ痛むと聞けば眉は心配そうに下がり、目線は着物に隠れた膝へと向けられる。]
力仕事とかあったらやりますよっ! 体力には自信あるんでっ!
(223) 2015/09/02(Wed) 20時半頃
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作家 雲雀は、メモを貼った。
2015/09/02(Wed) 20時半頃
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――午後・→『valot』―― [急ぎ取りにいく、とメールに慌てて返信をし>>165、 書きかけの原稿をそのままに立ち上がる。
徹夜明けの体が一瞬立ちくらみを起こしかけて、 頭に手をやった。 何かの感触を思い出すように、右頬へ爪を立てる。 傷も何もない皮膚の感触だけだった。]
早くとりにいかないと。
[当たり前のことに気を取られていても仕方ない、と ゆるく頭を振って、『valot』へと向かう。
外に出た途端、まだ勢い覚めやらぬ午後の日差しが目に痛かった。
一徹くらいでは倒れたりしないだろうが、 次に倒れたりしたらさすがにお説教コースかもしれない、と 鈴城醫院の名前が脳裏を横切っていく。]
(224) 2015/09/02(Wed) 20時半頃
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あら、丹ちゃんいらっしゃい。 本を気に入って貰えて嬉しいわ。でも寝不足になっちゃだめよ?
……本当にお手伝いしてくれるの? とっても嬉しいけど、 お母様に大事な息子さんを遅くまで拘束しちゃって怒られないかしら。
[朝には見なかった彼の顔を見ればほっと安心>>223 ついつい心配してしまうのだ。
店を手伝ってくれるという有難い申し出、 彼の親の事を思えば少しばかり気が咎めるものの、 熟慮後、お願いしちゃおうかしら、と片目を瞑って彼に告げた。
そんな折か。鈴城に怪我の具合を尋ねられ、 大分良いと返した時に丹の顔が強張ったのは。]
ああ、少し転んでしまって。 でもね、大分良いのよ?――心配しないで丹ちゃん。 ……ま、頼もしい。男の子は凄いわね。
[力仕事を積極的に引き受けてくれると告げる彼に、 嬉しそうに微笑めば、料理を客に運ぶのをお願いしたいと告げるだろう。]
(225) 2015/09/02(Wed) 21時頃
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あ、そうだ丹ちゃん。 お店が終わったら良ければちょっとだけ残って、 新しい料理の試食お願いできないかしら。 若い子向けの料理だから、感想を聞かせてほしくって。
[菫と白の石は、微笑みと共にきらきらと輝いていた*]
(226) 2015/09/02(Wed) 21時頃
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[いつもよりも重い体を引きずって、 古物商の扉を叩く。]
…幾ら?
[気持ちはとっくに決まっていた。 全部まとめて引き取ろうと現物も見ずに問う客に、 店主は落ち着け、とでも言ったろう。]
寝ずに原稿書いてたし、 今、少しでも早く進めたいし、 でも良いモチーフがあるなら絶対欲しいんだよ。
[早く、と駄々っ子のように強請る。]
(227) 2015/09/02(Wed) 21時頃
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[忘れないうちに、 忘れられないうちに、
書いてしまわないと。]
(-167) 2015/09/02(Wed) 21時頃
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[早く、とせっつく割に、 古物商の店主が荷作りをしている間、 文字どおり死んだように店の片隅でだらしなく伏せている。
大丈夫かと聞かれたとしても。]
大丈夫じゃないけど、書かなきゃ。
[伏せたまま、もごもごと呟いた。]
(228) 2015/09/02(Wed) 21時頃
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――雲雀の小箱―― [溢れてしまった。 とめどなく。
絡繰り仕掛けの箱の中、 秘密はもう収まりきれず。
知って欲しくて、 思い出して欲しくて、
その感情に名前さえ付けられないほど、 つけたくないほどただ、切ない。
どれだけ文字を紡いでも、 どれだけ文章を重ねても、 どれだけ紙面を費やしても。
心ひとつ、感情ひとつ。 言い表せるわけがないのに。]
(*23) 2015/09/02(Wed) 21時頃
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[好きでいて。
それが許されないなら。
忘れないで。 思い出して。 憶えていて。]
(*24) 2015/09/02(Wed) 21時頃
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[それさえも叶わないなら、せめて。
君の物語を、 創り上げた己の世界に閉じ込めることだけは許して。*]
(*25) 2015/09/02(Wed) 21時頃
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―微睡明けの『valot』―
[予想外に早い返信に>>224 再びの昼寝は阻まれた。 ただソファに横になって、ぼんやりと思考のみ働かせる。 視線の先にあるのは、今は眠ったように静かなオルゴール。
やがて扉を叩く音がして、客人を出迎えた。>>227 こんなに眼光を血走らせ、急く姿は初め見る。]
作家様とは思えない情緒の無さだな。。 気に入って貰えたってことでいいのか?
って、おいおい大丈夫か? 今梱包すっから座って待ってて。
[正体を隠していたことを皮肉るも、 切羽詰まった様子にやや面食らい。 落ち着けと諭し、麦茶のはいったコップを向けた。]
(229) 2015/09/02(Wed) 21時頃
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/* 時系列飛び交うのが見てるのもあまり得意ではなくて(ただこれ、個人の趣味嗜好の問題かなーなので、NGに書くことではないかな、と。
うん、どうなんだろう。
というかメモでそちらの仕事終わってからでいいよと書けば良かったのか。でもメモ相談もあまり好きではなくてーーーーと中の人がうがうがしてる。
現在軸生きたいタイプだから、多分拾いの甘さにしょんもりさせてるだろうなぁ。うぐぐ。
何故私は、こんなにもへたくそなのか(床ダンダンダン
(-168) 2015/09/02(Wed) 21時頃
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大学院生 丞は、メモを貼った。
2015/09/02(Wed) 21時頃
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[この様子だと実物の確認は不要か、 四角い箱にレリーフを仕舞い、 果物はそのまま、厚地の袋に入れる。
用意ができて雲雀の元に向かえば、 先の勢いで燃え尽きたような姿で。]
――…
[睡眠を削り、命を削り。 絞り出す言の葉が持つ力を、和樹はもう知っているから。 こうして情熱を傾けるものを手にしていることに、 ほんの少しだけ羨望を交えた眼差しで。]
貰い物だから値段は……そうだな。 今度あんたの小説におれの名前使ってよ。 通りすがりのAさんとかでいいから。
立花和樹ってけっこういい響きじゃない?
[肩たたき30分に相当する額は、解らない。 彼が求めているのは希求で、希少ではないのだから 値段なんて関係ないのだろうと。
踏み倒されても構わない請求書代わりに名を告げて、 ほら、と手提げ袋を差し出した。]*
(230) 2015/09/02(Wed) 21時半頃
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|
[行儀悪く伏せったまま、麦茶のコップを飲みながら、>>229 がりがりとメモ帳に文章を綴っていく。
脈絡がない言葉の羅列も、己の頭の中では既に物語の一部。]
情緒なんて、作品に注ぎ込めばいいんだよ。 抜け殻の筆者に情緒なんて残ってるわけないでしょう…。 ……麦茶おかわり。
[思いつくまま書きなぐる様にして、ぐったりと 荷物の梱包を待っていた。]
(231) 2015/09/02(Wed) 21時半頃
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熱中すると時間忘れちゃうんですよねー。 気をつけます。
[寝不足への注意>>225に少しだけ苦笑い。]
勿論ですよ! 母さんも倫子さんとこって言えば止めませんし。
[安堵するような表情に潜む感情はどういったものだろうか。 片目を瞑る仕草は少しお茶目で可愛らしく、顔が綻ぶのを感じた。]
そうだったんですか……。
[転んだ、と聞けば今だ眉根を寄せながら。 彼女の怪我を診たのだろう鈴城先生にもちらと視線を向けて。 ……先生が何も言わないのならそこまで深刻でもないのだろう。 一先ずは頷いた。]
俺だって、男ですから。
[配膳を頼まれれば、はーい!と元気良く引き受けて。 軽く支度を整えた。]
(232) 2015/09/02(Wed) 21時半頃
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それもそっか。 抜け殻っていうか、蛹真っ只中って感じに見えるけど?
[口と同時に、違う言葉を吐き出す指先に、 器用だなあと呑気な調子で麦茶を注ぎ足す。
生憎和樹は名探偵はないので、 影之進が買い求めた物の宛先が目の前にいると 推察はできないが。
癒しグッズを薦めたのも、あながち外れじゃないかもと。 いかにも睡眠と休養が足りてない目元を眺めて裡で呟く。]
(233) 2015/09/02(Wed) 21時半頃
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/* 今更だけどレリーフのディテールお任せした方が良かったかな? でも、使うと決めてるアイテムがあれば、 勝手にどっかで入手するんだと思うので。
及第点貰えてればいいなー。
(-169) 2015/09/02(Wed) 21時半頃
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?
[そうだ、と付け加えられる声>>226にぱちくりと。]
試食…… ってことは、もしかして俺が食べるの一番乗りですか? 喜んでっ!
[新作の試食の話にはにっかと笑って応えた*]
(234) 2015/09/02(Wed) 21時半頃
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|
[清らかな彼女は、卑しい己と対極に在り、 最初に焦がれたのは、何時だったか覚えていない。 気が付けば彼女は己の左胸の奥に座り込み、 何時でも穏やかな微笑みを浮かべていた。
親が居ないことが不幸だとは思わなかった。 捨てられたことが不運だとは思わなかった。
なにせ、あの神の家には、彼女が居た。]
(*26) 2015/09/02(Wed) 21時半頃
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|
/*
……休み休みゆっくりと言ったが、りあるに実行してた。
orz
うぐぐ。
(-170) 2015/09/02(Wed) 21時半頃
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[生まれではなく育ちで人格が決まるのだと、 シスターは教えてくれたが、到底信じられなかった。 教会の鍵を取り換える老人と初めて言葉を交わした際、 卑しい子をだと、歯に衣着せず、頭を撫でてくれた。 型に嵌めたような綺麗事よりも、余程納得できた。
幼い頃から大人びていた子供を、 周囲の大人は可愛げがないと避け。 日に日に悪性を増す子供の正体をシスターは見抜く。 まるで、悪魔でも見るような眼であった。>>37
遠からず、周囲が望む理想の子供像を理解し、>>1:60 努めて振る舞い始めたが、全てが遅かった。]
(*27) 2015/09/02(Wed) 21時半頃
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|
その気持ちはすごくよくわかる。でもね…… 心配しちゃうわ、丹ちゃんがいくつになっても。
[苦笑い>>232にそう告げれば眦を緩める。
丹の母とは知り合いで、義実家の命で碧落を開いてから良くして貰っている方の1人だ。 明朗快活な丹を育てているだけあり、気風の良い優しい女性だ。 そんな事を思いながらも、続く言葉には――]
……あら、あら。 丹ちゃんってば。
[いつまでもちいちゃな男の子とばかり思っていたのに。 そんな言葉を告げる位、彼も成長したのだと。 ちょっぴり感じる寂寥感。
――麦わら帽子をかぶった少年。 若しくは初めての酒に噎せた可愛らしい姿。 そんな思い出を巡らせながら。
支度を整えた丹に差し出すは客注文の料理の皿]
(235) 2015/09/02(Wed) 21時半頃
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|
ええ、そうよ。 丹ちゃんならきっと、正直な感想呉れると、思って。 引き受けてくれるの?嬉しいわ。
[ありがとう、と太陽のような笑みに見せるは穏やかな笑み。 試作品は数品あるけれど――。]
丹ちゃん、苦手なものがあったらよけちゃっていいからね?
[と、付け加えるのも、忘れずに。 仕事をする丹の背を時折眺めながらこう思う。 食べてくれる人がいるのは、心が何とも踊るものであると。
暫し時がたてば、休憩にいらっしゃいと彼を招き、 冷たい緑茶と茶請けの焼き菓子を差し出す事だろう。 焼き菓子は昨日花京院に傘の礼に貰ったものである*]
(236) 2015/09/02(Wed) 21時半頃
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[欲しいものが在った、開かぬ扉が在った。>>95
誰にでも開け放たれていた告解室の扉ではなく、>>159 誰にでも明かされて与えられる彼女の善良ではなく。>>184]
(*28) 2015/09/02(Wed) 21時半頃
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[ 二十と七年、
狂うように恋い患うのは、ただ一人。*]
(*29) 2015/09/02(Wed) 21時半頃
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― 夕・碧落前 ―
[声は無事に、左耳>>216へ届いたようだ。 礼儀の見られない挨拶も、気にしはしない、そういうやつだ。]
へぇ、昼寝までねぇ…… やっぱり布団が良いだろう、そうだろう 寝てるんなら問題ねぇな 目に飼ってる熊、それ以上手強くすんなよ
[どこかのソファで寝こけているのではなく、布団で寝ているのなら良いだろう。 病院に来る暇も、昼寝でつぶれたと思えばその方が体には良い。 言いつけを守るのなら文句は言うまい。 首も調子が戻ってるって言うんなら、尚更。]
おう、一応首洗って診せに来い 念のためな
[ひらりと手を振り、碧落の中へ見送られた。*]
(237) 2015/09/02(Wed) 21時半頃
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― 夕・碧落 ―
あー…じゃぁ、座敷に で、いいよな?
[英明の返事はどうだったか。 異論ないのならば座敷へ、カウンターが良いのならそちらへ。 特にこだわりはない、ただ座敷なら足が伸ばせるなと思っただけだ。
注文の後訊ねた怪我の経過は、どうやら良好>>215のよう]
じゃぁ、便りが無いのは何とやらってところだったか 治りかけてんのならいいな 痛むんなら、無理はせずに……と、
[話していると聞こえたのは、元気な声>>223。]
(238) 2015/09/02(Wed) 21時半頃
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[この人にも
――――心配する人がいる。
脆い強さに寄りそえる明るさ。 もう男が心配する必要はない。]
(*30) 2015/09/02(Wed) 21時半頃
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良いお手伝いさんがいるんだ、 大変な事は任せちまって女将さんは楽してればいいんじゃねぇかな
[交わされる手伝いの約束>>223>>225を聞きながら、 微笑ましさにくすりと笑う。 白衣も着ない、仕事終わりの小料理屋。 重圧から解放されれば上機嫌にもなると言うもの。
帯留に輝く紫と白の石は、笑顔に比例して輝く。 料理を楽しみに待つことにしよう。*]
(239) 2015/09/02(Wed) 21時半頃
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/* 鈴城ドクター、めっちゃ良い人だな…。 保護欲って奴か。
(-171) 2015/09/02(Wed) 22時頃
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[受け取る予定の荷物が思いの他重そうなことに>>230 うわあ、と軽く表情をひきつらせても、 持って帰らないという選択肢はない。
報酬代わりの要求に、少しだけ目を瞬かせて、 メモと万年筆を差し出した。]
ここ、名前書いて。漢字が知りたいから。 迷子の仮面の男の話でいいならね。 名前使うけど…
[書きこまれた「立花和樹」の名を見て。]
(240) 2015/09/02(Wed) 22時頃
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使って…面白そうだったら。別の話にも使うかもね。
[あの日、この店で覆面姿を見つけて。 愛読している作家の作品の登場人物が 実在したような興奮を覚えた。
作家としての人物への好奇心。 そこに、別の感傷が混ざる経緯を、 誰も知らない。
けれど、ここから見つけて、始まったのだ。 そのことへの対価を踏まえれば、実に安いものだと思う。
継ぎ足された麦茶を飲み干し、>>233 手渡された手提げ袋を受け取った。>>230**]
(241) 2015/09/02(Wed) 22時頃
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|
/*
あ、仕立てまでの流れ色々間違ってたw でもいいやとテヘペロしとこう(
(-172) 2015/09/02(Wed) 22時頃
|
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[座敷にか、それともカウンターにか お通した医師と教師>>238、怪我の忠告に確り頷き 気を付けますわと告げたところで丹の到着が]
……そうね。 先程も、男の子だからって、頼もしい言葉を頂いたことだし。 仕出しをお願いしようかなと思いますわ。
ほんと、大きくなっちゃって。 あんなにちいちゃかったのに、ね。
[年を取るわけですわ、と呟く言葉は何処か遠くを見ている様な。 そんな声音を帯びていた。
ふわふわの出汁巻き卵は常の大根おろしを添えた物 金平や白飯、海苔の佃煮とかぼちゃの桜海老炒めを小鉢に入れて 湯呑には緑茶を2つ。 お酒の方は如何なさいますかと教諭の方へ言い添えた後、 ごゆっくりと付け加えれば自分は暫し、調理場へ*]
(242) 2015/09/02(Wed) 22時頃
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|
/* 明日か今日に、慎くんの前で和樹とにこやかに過ごしたほうがいいのかな、と思ったり。
おぶろうか。エピソードだけだからなぁ、やりたいよね、実際。
(-173) 2015/09/02(Wed) 22時頃
|
|
[始めは月並にサインでも強請ろうかと思っていた。 気が変わったのは、彼が執筆する姿を垣間見て。]
迷子の仮面の男? ああ、うん。 発行されたら教えて
[新刊を待つ間に、既刊も読んでみようか。 漢字まで確認する所は作家らしく、意外と律儀だ。>>240
何か思うところがあるのか、 より実現が近そうな言質に円弧を描く。
知らないうちに、 売り物以外のもので彼の希求を満たしたと気づく日が。 むかしむかし、スカートを譲り合い あの海に共にいたと思い出す日が来るかどうかは解らないが。
そう遠くない未来、 自身と同名の人物が紙の中で踊るだろうと期待を寄せて。]
毎度、どーも。足元に気をつけてな
[再び執筆に戻るだろう背中を、見送った。]*
(243) 2015/09/02(Wed) 22時頃
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時が経つのは早いよなぁ こいつの教え子、もう何人も成人してるしな
歳取るわけだよなぁ
[そう目の前に座る英明を指して笑っていたが。 彼女が見つめる先>>242は、遠く、見えず。 どのような時にも笑顔で対応し、一人で店を切り盛りする姿は、やはり強い。 しかし時折見るこのような視線が、その強さが切れた時の危うさを感じさせる。 そこが心配だった。
運ばれてきた料理は温かく、小鉢の品も色合いに香りに、味以外にも楽しめる。 配膳する女将に、どうも、と礼を告げ、調理場へ見送った。
酒を飲まないからと代わりに頼んだ緑茶を掲げ、乾杯を。 二杯目以降、酒でも遠慮なく頼めと告げ、熱いその一口で喉を潤した。*]
(244) 2015/09/02(Wed) 22時頃
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─ 『テーラー加賀屋』 ─
『いらっしゃい和樹くん、お久しぶりー』
[>>218和樹を出迎えたのは三郷だった。 和樹が小さい頃から変わらない陽気な挨拶で、ひらりと右の手を振ってみせる。 そんな彼女が和樹を出迎えるために踏み出してきた床は、午前中丹が麦茶を落とした所。
怪我はないと言ってくれた丹に安堵しながら、こちらを気にする気のいい青年には(>>204)平気だと笑ってみせたりした。 礼儀正しい姿(>>205)には、制服を作る際に傍らにいた彼の母親の教育が見える気がして、より微笑ましくもなったのだ。 大学生になった今でも歓迎される屈託のなさと礼儀正しさは、この商店街の者に好意的に見られる姿だろう。
それは甥である和樹も同じ。 加賀と和樹の関係を知る客は、ぺこりとお辞儀する姿ににことり笑みを返し。 和樹がこの店の店主の甥だと知らない客は、頭を下げる若者に感心したような視線を向ける。
そんな様に、叔父は甥を誇らしく思う笑みを小さく浮かべる]
(245) 2015/09/02(Wed) 22時頃
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/* ひばりくんの返し待ってからのが良かったかな(ソワリ
(-174) 2015/09/02(Wed) 22時頃
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[そわそわと店内を見回す和樹を作業場に手招いたのは三郷で、そうして倫子の服はこれかと問われれば、こくこくと頷く。 じゃあ後は任せたと言って、タイムアップを迎えた彼女は店を出ていった。また明日と、そう告げて。
三郷を送り、そうして店内にいた客を見送れば加賀もまた、作業場へと]
倫子さんは私よりも、和樹のほうがまだ年齢が近いからね。 いい色だと言ってもらえると、安心するよ。
[マネキンが纏うワンピースをまじまじと見る和樹の傍らに立ち、そう声をかける]
気づいたら大体完成に近づいたんだけど、ね。 右脇の縫製の仕上げ、和樹に手伝ってもらおうかと思って。
[指差し示したのは、袖との縫い目。大まかな作業はミシンでやるが、こういった細かい部分は手作業でやるのが男の仕事のモットーだった]
(246) 2015/09/02(Wed) 22時頃
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──やれそうか?
[作業台に広げられる己の道具と、和樹を見比べ。 やれそうならば、星のように小さな針目で縫えと、そんなことを告げるだろう。
まだまだ現役だが、そろそろ星止めを駆使するには目がわずかに、衰えを見せている。 なんて洒落にならい言葉を添えて、布地と同じ色合いの糸が通った針を視線で示す。*]
(247) 2015/09/02(Wed) 22時頃
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/* こういった傾向の村なので、提出されたコアタイから大幅に遅れると、中の人も心配になってしまいます。
プロで体調不良とも聞いていましたし、昨日も一昨日も夜更かしでしたので。 僕の文章や展開があれでそれでやる気を削いでしまっているのなら申し訳ない。
(-175) 2015/09/02(Wed) 22時頃
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/* きるかきられるか(違う。
いや、針目といえばぬいちゃんよなーと。
でも暫く誰だか思い出せずにぐぐった(中の人の記憶が衰えている。
ごくせいふくを着て、負けたら全裸になるってそんなバトル村が建つのではとわくわくしていたのは私だけでしょうか(やめなさい。
(-176) 2015/09/02(Wed) 22時頃
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― 鈴城醫院にて ―
[ピンセットで取り除いてもらった細かい破片は綺羅綺羅と七色に反射するクリスタル。>>*20 持ち帰りたい、と喉まで出かかった言葉は引っ込めて。 見透かしている嘘を言及しない主治医に、いつもと変わらない患者の顔を向ける。]
陶器で作られている物もありますから。
……ストレス、ですか。 自分では変わらず過ごしているつもりなんですけれどね。 ええ、わかりました次があったらそうします。
[一番ストレスがかかるといえば、家の重圧。 けれどそれには幼い頃から堪えて来たし、これからも耐えなければならない。発作は苦しく辛い。持病があるせいで外を駆け回ることもできず、海にも行けず。けれどそれは口にすることなどできやしない。
苦笑することで、曖昧に誤魔化して。]
(*31) 2015/09/02(Wed) 22時頃
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お薬、ありがとうございます。
[睡眠薬を受け取り、送り出してくれる医者に心の裡でも感謝を。 自分の心配をしてくれる人が他にいるのと同じように。 彼も心配をしなければならない人が、他にいるだろう。 それが大勢なのか、一人なのか。知りようもないけれど。
消毒してもらい、綺麗に包帯を巻かれた左手に視線を落とし。 診察室から見送る姿を、もう一度だけ振り返って微笑めば。 柳染の傘を開いて、醫院を後にした。]*
(*32) 2015/09/02(Wed) 22時頃
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/* 仮縫いすっとばしたことの苦情は締め切りましたので(ふるえた
ばかーばかー(村の進行昼日程もうないと勘違いしての急ぎ足でした……
ばかー
(-177) 2015/09/02(Wed) 22時半頃
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[不自由な体は、何も悪いことばかりではない。 心配してもらえるからこそ、一緒に居られる時間がある。 心配をさせる男は、それを無自覚のうちに学び育った。
だから、それで引き止めることができるなら。]
(*33) 2015/09/02(Wed) 22時半頃
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[それでも、引き止めることができなくなったら
その時は。]*
(*34) 2015/09/02(Wed) 22時半頃
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─ 『テーラー加賀屋』 ─
[記憶の中より少し老けたが、 変わらず快活そうな三郷には同じように手を振り返す。
昨日オーダーを受けたと聞いた服は、 既にほとんど形になっていて、その進捗に正直驚いた。]
相変わらず一直線だね。
[裁断に間に合わなかったかと少し残念そうに告げた後、 入れ替わりのように変える三郷にあれと首を傾げる。 確かに退勤時間ではあるが、右脇の仕上げが未だだ。 彼女なら造作もなく済ませられるだろう、作業。]
――…叔父さんのセンスだって負けてないでしょ。 ていうか……え、おれが?
やっていいの?
[いつの間にか傍らに立っていた叔父を振り返る。 主な縫製は三郷でも、色や布のチョイスは彼のものだろうと。
それだけでなく、未完成部分を託されて、 ゆっくりと視線をマネキンに移し、しばし逡巡の後。]
(248) 2015/09/02(Wed) 22時半頃
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/* じわりじわりと監禁を予兆させる空気だ。 花京院の若君は染み入るようなstkで良いねぇ。
(-178) 2015/09/02(Wed) 22時半頃
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/* ところでこの自分のコンディション、これ▼▲ある村ならバファリン吊り申請してたやつだよなぁと。
うん、うん。
和樹には申し訳ないなぁ、ほんと。
(-179) 2015/09/02(Wed) 22時半頃
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/* >>248ごめんね!<断裁
迷ってたらしい(すべて日程勘違いが悪かった…
(-180) 2015/09/02(Wed) 22時半頃
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――もっかい、手、洗い直してくる。
[右の掌を見つめ、ぐっと握りしめて返す答えは是。>>247 左手にあった手提げ袋を、二人掛けのテーブルに置くと、 勝手知ったる足取りで洗面所に向かった。
迂闊に触れて布を汚さないよう、手は洗ってきたけれど。 縫製に携わるなら、より念入りに皮脂を落とさねばと。]
うまく、……できるといいな。
[星止めは確かに細かい作業だが、そう難しいものでもない。 これもきっと、叔父の厚意だろうと思えば尚更、 その気持ちと期待を裏切りたくないと気合いを入れていたから、 作業場に戻るのは数分後。]*
(249) 2015/09/02(Wed) 22時半頃
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無職 影之進は、メモを貼った。
2015/09/02(Wed) 22時半頃
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―暮れの教会―
丹くん? あぁ、こんばんわ。
[商店街へと足を向ける凜花は、門扉で丹と出逢った。>>206 昨日、かかっていた紙袋の事を思い出して修道女は左の指を曲げる。
もう少しこっちにと誘導する手は右。]
今日も像を見に? 良ければ……神父様の暇潰しに付き合ってあげて、下さい。 展覧会の案内、わたしも頂いて……。
何でもない風を装ってます、けど。 あぁ見えて結構気にしてるんですよ。
[傾く陽光が頬に当たる。 そのせいだけではないだろう。 彼女の息が早くも上がっているのは。]
(250) 2015/09/02(Wed) 22時半頃
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[心配をかけさせるのは忍びない。>>235 ……もっとしっかりすれば余計な心配もされずに済むのだろうか。 己を見てくれる、そのこと自体は嬉しいが、 彼女の視点は初めて会った幼い頃から変わる気配が無い。
やっぱりどこか、背伸びをする子を見るような調子>>235の反応に 少しだけ口を尖らせた。
支度をして料理の皿が差し出されれば、 気を入れ替えて手伝いに精を出す。]
(251) 2015/09/02(Wed) 22時半頃
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/*ふえ、どう動こう…( そして秘話を見るとやっぱり可愛いんだよね(
(-181) 2015/09/02(Wed) 22時半頃
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[神父の暇潰しはアルバムの整理だった。]
『これ、誰だか分かるかい?』
[同じに生まれた西園寺と鈴城と、自身の幼少期の写真を見せて、人当てゲームを強いてくる。]
『……あぁ、それは凜花さんと鉄くんだね。二人仲良く眠ってる。 ほら、手なんて繋いでさ。可愛いねぇ。
あの鍵屋の主人にも、こーんな愛らしい時期があったなんて、時間は残酷だよ。』
[自分が言っていたなんて内緒だよ。そう人差し指を立てて、すぐに神父は笑う。
彼は覚えて居ない。 その後、凜花の母親によって娘だけが別室に運ばれたことを。 その表情がとても巌しかったことを。]
(252) 2015/09/02(Wed) 22時半頃
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[繰り返される毎日の、笑顔と懺悔の祈りが教会という家を形作る。
――その中に、どれ程埋もれていった思いがあるのだろうか。]
(253) 2015/09/02(Wed) 22時半頃
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『あ、ほらほら。丹くんの写真だよ。 これは……バザーの時かな?』
[神父の差し出した1枚。 薄い紙に削り落とした日常。 見える姿は丹ひとりとは限らない。**]
(254) 2015/09/02(Wed) 22時半頃
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教諭 英明は、メモを貼った。
2015/09/02(Wed) 22時半頃
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/* 何時も思うのだけれど、かるらさんの伏線回収能力は目を瞠る。 ミステリ好きな人には堪らないだろうな。(自分のこと)
(-182) 2015/09/02(Wed) 23時頃
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― 商店街・夜 ―
[薄暗くなった頃合を見て、日傘は持たずに。 慌ただしい花京院邸から表へと。
昼から夜へと顔を変える商店街。 鍵屋の前を通りすぎれば、まだ明るく。今日は遅くまで営業をしているらしい。>>161 『valot』の店先にはcloseの札が。>>167 こちらは暗く、居留守ではなく不在なのだろうと知れる。
そうして碧落への道を辿っていれば、その先には従兄弟の姿。>>216]
丞、どうしたんですかこんなところで。 私は今から碧落に行くところなんです、けど。
[近づけば、食欲をそそる良い香り。 その出所を追うように、従兄弟の手元へ視線を落として。]
今日もお弁当ですか? 昨日よりも随分と大きいですが……。
[重箱サイズのそれは、もしかして明日の準備なのだろうか。 綺麗に包帯が巻かれた左手を握りこみ。痛みに微かに眉根が寄った。]*
(255) 2015/09/02(Wed) 23時頃
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/* よかった、いらっしゃった。 無理はしないでほしいねぇ。
(-183) 2015/09/02(Wed) 23時頃
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[三郷を見送り首を傾げる和樹の手には、手提げ袋。 それに気づいて首を傾げるのは、今度は加賀の番。
断裁に間に合わなかったかと残念そうにする和樹には、その鮮やかな手さばきを伝えた。 チャコペンで描かれた線と違わず、鮮やかに布を切り取っていくその手先は、己の腕に自信がある加賀ですら見入り、賞賛する腕前だ]
お褒めにあずかり光栄。 ──やっていいから、というか。 やってみてほしいから、言ってるんだ。
[振り返る和樹を見下ろし、こちらを褒めるような台詞>>248には目許を緩ませ。 そうして未完成部分を託し、戸惑うように見えた甥には、緩んだ目許のままに頷きを返した]
2015/09/02(Wed) 23時頃
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[三郷を見送り首を傾げる和樹の手には、手提げ袋。 それに気づいて首を傾げるのは、今度は加賀の番。 断裁に間に合わなかったかと残念そうにする和樹には、その鮮やかな手さばきを伝えた。 チャコペンで描かれた線と違わず、鮮やかに布を切り取っていくその手先は、己の腕に自信がある加賀ですら見入り、賞賛する腕前だ]
お褒めにあずかり光栄。 ──やっていいから、というか。 やってみてほしいから、言ってるんだ。
[振り返る和樹を見下ろし、こちらを褒めるような台詞>>248には目許を緩ませ。 そうして未完成部分を託し、戸惑うように見えた甥には、緩んだ目許のままに頷きを返した]
(256) 2015/09/02(Wed) 23時頃
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ああ、行ってらっしゃい。
[>>249手のひらを見つめ、握り直した和樹が洗面所に向かうのを見送る。
そうして取り残された男は、二人掛けのテーブルに置かれた手提げの中へと視線を滑らせ]
───っ、
[息が止まりそうな衝撃を、覚えた。
見えたのはジュエリーボックス。 それも見覚えのある──妻が愛用し、そうしてちょっとしたものを隠していた鍵付きのオルゴールだ。
妻が手帳を隠していたそれと、同じように見えるそれは。 妻が手帳を隠したもうひとつのそれなのかと、脳内が軽く混乱しかけた時だろうか。 和樹が戻ってきたのは。
戻れば和樹に問いかける]
その手提げから見えるジュエリーボックス、どうしたんだい?
[元妻のものと似ていたから、驚いたんだ。 そう告げれば、己の内心の動揺は隠しきれるだろうか。*]
(257) 2015/09/02(Wed) 23時頃
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/* なんかぼくは、だいじなお誘いを、ものすごい勢いで蹴ったきが、します!
秘話使うところだったのを、ものすごい勢いで、蹴った気が、します!
(-184) 2015/09/02(Wed) 23時頃
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そうですよー、俺に遠慮なんかしなくていいですから!
[鈴城先生>>239に乗せて更に言葉を重ねて。
>>236試食の頼みは二つ返事。 彼女から頼られたという事が嬉しかった。]
もちろんですよ。 倫子さんの料理、一番最初に食べられるなんてラッキーですし!
[冗談ぽく付け加えるのも、本心の一部。
苦手なもの――との言葉に少し思案するが、 食べられないものは咄嗟に思いあたらない。 その場ははにかんで頷いたが、倫子さんの料理なら全て残さず食べるだろう。
そうして暫し客席を行ったり来たりしていれば、 休憩に、と差し出されたのは緑茶に、焼き菓子。
上品な味に本当はもうちょっとゆっくり味わいたい気持ちもあったが、 あまり長い時間休憩も手伝いに来た意味がない。 ごちそうさまでした、と告げて食器を片付けよう。 焼き菓子の出所が聞ければ、後ほど花京院さんにお礼を言うつもり*]
(258) 2015/09/02(Wed) 23時頃
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小料理屋 倫子は、メモを貼った。
2015/09/02(Wed) 23時頃
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/*…僕から動くべきなん? でも、動きすぎだよーなーーーー(ごろごろー
(-185) 2015/09/02(Wed) 23時頃
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/* ごめん!リロればよかったorz
(-186) 2015/09/02(Wed) 23時頃
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[辺りがすっかり暗くなり、さてそろそろ帰ろうと思った時に聞こえる声色。>>255 す、と振り返り、いいタイミングだと笑みを零す。 近づく光圀に此方からも近寄った。]
いやーこう寝て起きたら米炊くの忘れちまってさ…、おかずだけでもここの食おうかなって。 光圀もここに用事か。
[視線を注がれる手元、それでか思い出す自分。 だからお弁当ではない、と小さく首を振る。]
あ、なぁ光圀…イルカのピアス落ちてなかったか……?
[思い出したように問いかける。 きっと知ってる筈、あの部屋に落としている筈だ、と。 そしてもう一つ気づく。 ―――光圀の左手に巻かれた包帯に。]
……おい、どうしたこの左手。
[手を伸ばし、グ、と光圀の左手を自分の方へと引き寄せた。]*
(259) 2015/09/02(Wed) 23時頃
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[食器を手早く片付ける様子>>258や、 自分の手料理を喜んでくれる姿に目を細め。 更に言葉を重ね、遠慮はするなと告げる様子は、 彼の母にも似た優しさを感じる。
大きくなったわね、と再度小さく呟けば、 休憩もそこそこに再度働く姿。]
……ほんと、おおきくなって。
[まめで優しい性格は、女の子にもてそうよねなんて呟いた。 自分にとってはいつまでも近所の子供のようなもの。 ずっと見守っていたいと思う子の様な存在で。 碧落のお客さんだって、此の店で疲れを癒してくれればと思う。
なのにどうしてかしら――帯で光る菫の石。 此の簪を呉れた人。 その人の事を考えるだけで。心臓がとくりと音を立てるのです。
たった1度の贈り物なのに。 思い綴られた恋文の相手では、ないかもしれないのに。 それなのに、私は顔も見ぬ足長おじさまを、 今も客の中に居ないかと、探してしまうのです。*]
(260) 2015/09/02(Wed) 23時頃
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[戸惑うこころを、叔父の優しい眼差しに後押しされて>>256 準備のために手洗いに向かった。 常と違う装いは肉体労働には不向きだが、 縫製にはむしろ都合がいい。]
応援、してくれよな。
[カットソーの内側に仕舞った宝物に一言落とし、 作業場に戻れば何故か困惑した顔の叔父が立っていた。]
? ……どうかした? ああ、それ。前に叔父さんが紹介してくれた お客さんから、買い取ったんだ。
前に同じやつ、叔父さんちで観た気がして、さあ。 値付けの参考にしたいんだけど幾らくらいか覚えてる?
[元奥さんのものだと言われれば、やっぱりと頷く。>>257 同じものか、ただの型違いかなんて勿論考慮しない。
施錠されているのに、鍵を伴っていないそれ。 振れば、二年前と聞いたようなかさりとした音を立てる。]
(261) 2015/09/02(Wed) 23時頃
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[>>207奢ってやるなんて言われなくても、 一緒のご飯は嬉しいのに。 にへへと笑いながら商店街をぶらりと巡る。 昼食用に惣菜を買ってから自宅へと戻った。 時間まではどこかそわそわとしつつ 読みかけの本をさくさくと消費していった。]
― →夕方 ―
[閉院の頃を見て再び家を出る。 手ぶらではあるがポケットには財布と携帯。 鈴城と落ち合い向かう馴染みの店。]
こんばんはー、 じゃあ僕は焼き魚。 あと茄子のおすすめがあれば。 座敷でいいよ。
慎也、お酒飲む?
[>>213医者の顔を少し覗かせる鈴城の話には 黙って見ているだけにしておいた。]
(262) 2015/09/02(Wed) 23時頃
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[彼が仕事を一段落させ、此方に戻ったならば試食の手招き。 調理場横の座敷に設置された卓袱台に並べられたのは、 太刀魚の塩麹海苔巻や、牛蒡南蛮、鳥手羽先のマヨネーズ漬けグリル焼き、 かぼちゃとしめじの豆乳味噌スープ、五穀米ご飯など、 何処か若者向けのメニュー。]
先程のお菓子は花京院さんからもらったものでね。 其れを1枚頂いてレシピが閃いた、んだけど…… お口に合えば嬉しいわ。
[さあ召し上がれと彼に微笑む。 ――その時だけは、彼とふたりきり*]
(263) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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小料理屋 倫子は、メモを貼った。
2015/09/02(Wed) 23時半頃
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―鍵屋『秘番屋』―
[奇しくも、つい先日読み終えた本だと、本の話で花咲くこともあっただろう。>>220 彼女が鍵屋を訪れた用件が別であれば。
看板をしまう前で良かったと、大きく安堵の息を吐く。 朝の訪問は空振りに終わった。 はしたなく名を呼んでも、店主は居らず。
あの時から、何時間が経ったのだろう。狂いそうになる程、長かった。
そう、歩みの遅い店主に焦れるように。>>221]
(264) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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[畳上に座す店主の前に立つのは黒の衣を纏った修道女。
誓願を立てた日から、己の信心を護ってきた。]
うわ、さ……って、なんの こと
[当たっているだなんて。 そんなこと。
力無く凜花は首を振る。
キラと光が反射して、鉄の向こう側に目を向ける。壁にかけられた鏡には、男の前でスカートの裾を持上げる女が映っていた。
白肌を見せ、奥の秘に男を誘う。そんな、おんなが。居た。]
(265) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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[和樹の頭の中は、突如届いた家族からの手紙より、 動揺をひた隠しにする叔父よりも、 目の前に佇む、紺瑠璃のワンピースでいっぱいだったので。]
じゃあ、これ。借りるね。 なんか可笑しなとこあったら、言って。
[さして気にする風でもなく、叔父に背を向け 既に仕上がっている方の処理を確認して、 年季の入った道具箱から既に糸の通った針を取り出した。
ひと針、ひと針、慎重に塗っていく。 これを身に纏う倫子の笑顔を思い描きながら]*
(266) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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……ぃ や。
ぃや ぁ……
[拒絶。ほんの僅か退がった。
頭に浮かぶのは、慈愛満ちた母の、信仰篤い神父の、聖母を見に来たの青年の、懺悔に通う覆面の、子を預ける母親たちの、実父の――…
…――罵り、拒絶、落胆、失望、否定。
花瓶の割れる音が、耳奥によみがえるよう。]
(267) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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/*ばらまき方がわるかったんだろうな…… それが申し訳ない。 相談するような内容でもないしなぁ…
(-187) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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/* カウンターか座敷か聞いといて、 確定する前に向かいに座ったらそら座敷ですわ。
すみません。
(-188) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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/* >>267 狂人より共鳴陣の方が客観ずっと病んで見えるね(二度目)
>>266塗って× 縫って○ この誤字は酷い(顔覆い) 叔父さん拗れてくれるかな…?ていうか具合大丈夫なのかな
(-189) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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[座敷に通され、注文をする。 いつもの質問>>262にはいつも通り答える。]
何度聞かれても、俺は酒は飲まねぇよ 急患来た時にへべれけじゃ何もできねぇだろ
――ああ、英明は遠慮せず飲めよ
[飲みたいのなら、邪魔はしない。 英明にとっての人の金、気持ち良く飲めるだろう。*]
(268) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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家の中にでっかい蜘蛛が出てですね(動揺 思わず実況ツイートしてしまったわ
(-190) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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―離れ兼資料部屋―
[戻ったのは夕暮れも終わる時間帯だったでしょうか。 カコンと郵便受けが音を鳴らします。やはり其処には何も入っていません。二通の手紙、私の事を知っているようなあの不気味なものは、何処にもないのです。結局…子どもの悪戯だったのでしょうか。]
…飽きたか、忘れたか。
[とんと覆面の上、抉れた頬へ触れました。この下を気持ち悪いと苛めたクラスメイトの顔を思い出します。同じ事なのでしょう。それっきりに越したことはないのです。 それに今、私は他の問題を抱えていました。]
…あいつは、……
[昨日の今日です。来るはずもないかとため息を付きました。ため息を付きながら、肝心なときに現れやしないと威勢のない毒を吐き出します。 一色一晩の恩を思えば、何も言わず立ち去るのも相手に悪く感じるという事にしました。]
(269) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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………、そうだ。
[小さく呟いた言葉は無意識の内に。私ではないものが、ぽつり淋しさを、発するのです。珊瑚の鍵を使い、部屋を開け、買ってきたものを床に置いた、そんな最中>>147一冊の本を見つけました。]
『告天子』
[開くことが出来なかった本を何の気なしに私は、開きました。とさりと本に挟まった栞が落ちます。 其処に記された文章を、私は、……]
………慈しみ?
[ゆっくりと一文を指でなぞります。 泣きたくなるほど、信じられない文字をじっと見つめました。**]
(270) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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[戻る和樹から聞かされた宝石箱の出所>>261に、男はわずかに安堵を覚える。 和樹の客から買い取ったならば、妻とは無縁。 それに彼女のオルゴールは……黒金に鍵を開けてもらったそれは、まだ自宅にあるのだ。 妻がいた時と変わらず置いたままにしてある家具のひとつ、寝室の鏡台の傍らにひっそりと置かれている]
あのひとは私が贈った物、よく和樹に見せていたからね。 うん、私が彼女に贈ったのと同じ品物だ。
値段──……諭吉さん二人くらい、だったかな。 当時の価格では、だけど。
何か──……
[振られればかさりと音を立てるそれに、また心臓が騒いだ。 それを表情に出さない努力をしながら訊ねかけ、やめた]
(271) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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[膝が震える。 汗が伝い落ちる。]
言え……ませ ん そんな こと、言えな……い
[『嬢ちゃん』と呼び方は変わらないのに、声だけは昔の甘さをはらむ。
男と意識していなかった頃のよう。 ただ、隣に居た頃のよう。>>222
指が伸びる。布に触れる。 上がる悲鳴は短く高く。]
(272) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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[小さな呟き>>260が耳に入れば、目を細めて。]
……そうですよ。
[大きくなった。子はいつまでも子供のままではない。 女の子にもてそう、なんて言葉には不意をつかれて鳩が豆鉄砲。]
あはは、今のところ残念ながら。
[肩を竦めてみせたが、内心は微かに動揺していた。
――彼女の客席を眺める目が常より切なげに見えるのは、 動揺のせいだろうか*]
(273) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
|
|
[やめたのは和樹の視線を追ったから。
紺瑠璃のワンピースに向き合う姿とその顔に、やましさと好奇心を呑み込む]
好きに使ってくれ。
[>>266道具を借りると告げた和樹に頷き、そうしてその作業を見守る。
少し慎重すぎやしないかと思ったが、慣れないことを思えば当然。 懸命に針を動かす姿に、あったかもしれない今を──、仕立て業に就いていたかもしれない和樹と共に布に触れる。
そんなあったかもしれない今を想い、自然溜息がこぼれていた]
(274) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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て、てっちゃ……ん
[乾いた唇が、睦言のように名を紡いだ。]
(275) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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あ、 ……し て。 み 、て
ほし…ぃ の
[ぐずと声が濡れていく。 婢女でもいい。
早く、欲しいと口を開き。 哀願を乞う指が再度スカートを持上げる。
腿の半ばで止まるのは、微かな羞恥が残るせい。*]
(276) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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[鍵屋には二種類の人間が訪れる。>>264
鍵を開けるか、閉めるか。 今の彼女は前者、今の己は後者。 彼女に足りない余裕は己が持ち、彼女が持たぬ鍵は己が隠した。
鍵の消失から数えて半日以上が経過している。 幾ら神の寵愛を受けて居ようと、彼女は人間だ。 清らかなまま、穢れを知らぬままでは居られない。
じっとりとした眼差しが微かに嗤い、 低く喉を鳴らして主張の激しい喉仏が上下。>>265]
知らねぇのかい。 ―――― 嬢ちゃん、巷じゃ随分な言われようだぜ。 とっかえひっかえ、教会に男を通わせ―――…、 告解室で、何をしているのか、ってな。
[そこに悪意が一つもないことを知りながら、 撒いた種が健やかに育つ様を見る。]
(277) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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/* 俺の方がしにそう。
(-191) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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/*。 一人称でネガティブロルは、ネタれないし、なんか嫌なやつでしかなくて……。中身とは違うんだよ!!!全然違うからね!!!って言いたい。雲雀見つけたらぎゅうううってしたい、抱きしめたい、そんな中身なんだよぉおおお
(-192) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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[預かり子が減ったのは長期休暇が終わったからではない。>>187 彼女が街に出る度、ひそひそと女が集まるのも。>>188
ねぇ、あの覆面の子も? ねぇ、まさか立花さんも? ねぇ、もしかして神父様も?
そんな人ではないと彼女の潔白を主張する度、 ふらりと立ち寄る胡散臭い鍵屋が居た。 そうして、彼女の信用は地に引き摺り下ろされていく。
誰も彼も、彼女から引き離してしまうように。]
(-194) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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/* っああぁあぁあああああすすむにーちゃん!!! りんかさんありがとうございます!!!>>250>>252>>253
すっげー色んな人に支えてもらってる感あって申し訳ないやら感謝の気持ちで頭があがらないやら特に倫子さんにはホントふつつかものですみませんと今更ながらずっと思ってた思ってる…… 中身のへたれが抜けない
(-193) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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/* 納得というか当然というか。 サポート組の遣り取りがガチのヤンデレstkで、SUGOI
(-195) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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おいおい、嬢ちゃん。
困っているんだろう? ―――…鍵を失くしたんだろう?
[彼女を気遣うように掛ける声と、伸びる指先。 幼い頃と同じように、当たり前の仕草で距離を削る。]
………もう、誰も、 嬢ちゃんを助けちゃくれないぜ?
[下から見上げる瞳が、ニィと嗤った。 彼女の母が心底恐れた、卑しい咎人の笑みだ。>>267]
(278) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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――――…俺以外はな。
[懐かしい呼び声に重なる自負。 彼女が守ろうとする尊厳と清純を踏み躙る声。 まるで子供に対する躾のようで、唆す悪魔のようで。]
(-196) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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普段から手直しの作業もしているから、こちらから口出しすることもないな。
よく出来ました。
[慎重な針仕事は、真摯な面持ちとして男には映る。 甘えた仕種の愛らしさ 人前での照れと甘えでどこか距離を置く姿。
そのどれもとは違う和樹の姿を傍らで見守るのは、有意義な時間と言えた。
やがて糸が留まる頃になればそう声をかけ、その工程に一応の合格点を──……]
おっと、ここ少し針目の幅が広いかな。 ま、許容範囲内だけど。
[出しているのは内心、けれど一応プロとしては素人との仕事の差について口出ししておくべきかと思い、少しばかり目の幅が広くなっている個所を指さした。 本当に少しばかりで、目の衰えがとか言っていた口が言うにはなかなかにして細かい]
(279) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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お疲れ様。 そうだ和樹、夕食の予定は? なければ、たまには家にでも来ないか。
[冷蔵庫の中のもので、いくつかどうにかしたいものがあるから。 そんな誘いをかけてみる。 エアコンの効いたマンションの一室での寄せ鍋とか言えば、甥は嫌な顔をするかもしれないが]
あと、そろそろ空にしたい一升瓶もあるんだ。
[遠回しに酒に付き合えとも誘う。
潰さないと約束はしたが、加賀の自宅ならば多少無理はしてもいいだろう。 いざとなれば、客間に泊めてやることも出来る。 帰りたいならば、碧落で潰す時と同じようにおぶってやるつもりだ]
(280) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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/* 胡散臭い鍵屋ぁぁぁ!! [壁をがんごん]
(-197) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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[瞳を潤ませ、恥辱と痛苦に打ちひしがれる彼女。 温厚な微笑みを振りまき、子供に囲まれ、神に祈る姿はない。 自身を守り続けてきた枷に苛まれ、追い詰められて、男に縋る。
―――― 余りの充足に溜息が零れた。
眩む視界と、熔けそうな頭が熱い。 嗤った顔は、いつものように茶化す代物ではなく。 脚に滑らせた指先は、彼女を慈しむものではなかった。]
(-198) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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[>>268いつも同じことを聞いて、同じ返事を貰う。 急患が来るかもしれないけれど来ないかも知れない。 真面目なんだからーとぼやきつつ、 まだ夏休みもあるからとビールを注文した。]
これじゃ酔わないよ。 あと追加でししゃもとか、ほしいなー。
[薬の飲み合わせ次第では泥酔の可能性もあるが 少なくとも普段の自分ならビールでなら 酷いことにはならないのも鈴城は知っている。*]
(281) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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どうだ、和樹?
[甥から応が貰えれば、客足も途絶えたからという理由でいつもより早い閉店も悪くないかもしれない。
そう脳内で描いて、誘う。**]
(282) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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/* いやいやされたらどうしよう、その時だ!
(-199) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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そうそう、ショールとかコートとか、ね。 ふうん……なるほど。ありがとう。
[叔母との思い出話をしながら、>>271 一瞬だけ探るような視線を叔父に向けてしまい 慌ててワンピースに向き直った。
黒金の言う通り、和樹も好奇心を抑えられない人種なのか。 記憶にある宝石箱を、態々叔父の元に持ち出したりして。]
(283) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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[叔父のこころを探るような。 好奇心を試すようなことをしてしまったと。
鋭い針で刺されたように、胸がちくりと痛んだ。]
(=64) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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―――…何をだ?
[紡いだ言葉が彼女の羞恥を煽り、掌が腿に触れた。 まるで慰撫するように撫でながらも、捲る以上には昇らない。
視線は彼女の切々とした双眸に注がれたまま。 限界など当に迎えているだろうに。 残酷な時間だけが過ぎていく。>>276
コチコチと駆け行く秒針は、まるでギロチンのようだ、*]
(284) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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/* >>281 わかって!いらっしゃる!
(-200) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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[振り返ったその顔に、目を細める。>>259 眩しいのはきっと、その向こうに見える碧落の灯りのせいだ。 いつものように左側へと寄りながら。 ちらりと見えたその右耳には、昨日まで見た十字架。]
忘れて……って、また。 ご飯もちゃんと炊いてくださいね。 そんなだから、一人で何を食べてるのか心配になるんですよ。
私も、こちらにお惣菜をいただきに。 ちょっと家の方がバタついてまして、夕飯の支度まで手が回らなくて。
[そうして問う声に答えようと口を開きかけて。 伸びてきた手に、左手を取られれば走った痛みに顔が歪んだ。]
っつ、 ………昼間、茶器を割ってしまいまして。
[苦笑交じりに微笑んだ。]
(285) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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――…よし。
[雑念を振り払うように気合いを入れて、布地に針を刺す。 ままごととは違う、これは叔父が受けた仕事で。 オーダーをしたのは普段和装しか目にしない倫子だ。
慎重すぎるくらいが丁度いい。 傍らで別の作業をしながらも、和樹を見守る叔父の視線を 手元に――全身に感じれば尚のこと。
特に表に出る面に糸を通す際は、息を詰めて。 大した長さでもないのに、時間をかけて。]
はー……。どう? [漸く縫い終わり、裏側で小さく玉留をして評価を受ける。>>279 終盤集中が途切れたのか、指摘通り僅かに乱れた縫い目に苦笑い。]
うーん。やっぱ叔父さんには敵わないね。 [及第点は貰えたようだが、必要なら直してほしいと。 叔父の甘さを抜いた、プロとしての率直な指摘が かえって甥の中での、彼の位置をあげた。
眼の衰えなんて全然してないじゃないか、と笑って、 緊張で固まった肩をほぐし。]
(286) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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[家に誘ったのは、ほんの少しのやましさから。 夜明け前に聴いた寝息に混じる、反射的な声>>62が忘れられず。
ほんの少し、ゆっくりと悪戯する隙はないかという下心が湧いたゆえ。 それは歪んだ愛情の叔父心から、更に逸脱し始めた欲だった。
加賀の欲が満たされるかどうかは、和樹次第。
もっとも断られても我慢出来ずに 得た鍵で、そっと夜中にまた忍び込むかもしれないが。**]
(-201) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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/* とりあえず性的な悪戯するよ予告を置いて寝る!
和樹ごめん、おじさんは気持ち悪い!(バレバレだろうよ。
(-202) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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[鈴城醫院で丁寧に取り除かれたはずの、破片。 クリスタル硝子で傷ついた包帯の下が、じわりと痛み。熱を持つ。
満足なんてできないはずだ。足りないはずだ。 掛けられる声。その手の温もり。
だって、欲しいのは通話口の向こうだけではなくて───]
(-203) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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――馬道雲雀・著『塔の上の花嫁』―― [震える手を握りしめ、花嫁は祈りました。
仮面の道化と、花婿と、化け物たちの饗宴が遠く聞こえます。
祈りは――花嫁のためだけでなく。 この幸いにして滑稽で、狂った華燭の典の 参加者全てへと注がれていました。
たとえ、この身を穢されても、 この心が踏みにじられようとも、
愛に偽りがないのならば、 求める心に嘘がないのならば。
ただ、幸あれと。*]
(287) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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夕食? まだなんも考えてない。 鍋かあー……
[そういえば今日もまた、昼を食べ損ねてしまった。 自炊は不得手ではないが、進んでするほど好きでもない。 冷蔵庫の中が乏しいのは一人暮らしならでは。
勿体ぶる和樹の代わり、空っぽの胃が返事をした。]
……ん。お邪魔しよっかな。 酒にも付き合うけど、ほどほどにしてよ?
あと、おれにもちゃんと手伝わせて。
[鍋なら手順は簡単だし、それなら和樹にもできる。 うっかり叔父が包丁で怪我をしたらとか、 そんな心配を寄せるのは職人に対する敬意と、甥心。
今朝は、特に何もなかったし。 ちゃんと、自分の足で帰るつもりだけど。
ひとりで過ごす夜を、少なくしたいというのも本音で。]
(288) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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[狂気の世界で、 ただ一人正常であるのならば、
それはもう「まとも」ではないのだと。
誰よりも狂った女だと。
マリア像へ似せて書いた女の面影に、 潜んだのは嘲り。 漂い、嗅ぎ取った誰かの浅はかな潔癖。>>32
白い教会の、穢れのなさは、 ひとたびの罪も許さぬ檻にも似ていた。*]
(289) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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[運ばれてきた料理を食べていく。 柔らかい出汁巻き卵を切り、大根を乗せて口に運べばほろりと溶ける。 この舌触りも、塩加減も、ここでしか味わえない。 せいぜい煮物か天ぷらにするしかないかぼちゃも、ここでは炒め物で味わえる。 煮物とは違う歯ごたえが美味だ。 金平の味付けも、一味が効いており、甘味のあるしょうゆ味の中でアクセントとなっていた。
真面目だと言われる>>281が、それも醫院を継いでから。 それまでは祖父に「健康に気遣え」と言われつつも、全く飲まなかったわけではない。 どのときも理由をつけ、少量で済ませてはいたが。]
酔ったら運ぶのは俺だからな…… 食いたいもんと飲みたいもんは好きなようにな
[ただ、病み上がりなのだからと念を押して。
処方した薬はもう尽きているだろう。 様子を見て、また出すつもりだったが、昼に訊ねた時、火傷の痛みを訴えなかった所を見ると、恐らくそちらも快方に向かっているのだろう。 次を出すつもりはなく、飲み合わせを考える事もない。
運ばれてきたししゃもとビールを受け取り、英明に渡した。*]
(290) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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[彼女は荒野に立っていた。 鍵屋が作ったものと知らず。
脆いと思わぬまま、立っていた。 絆だと家族だと、想いを繋げても。
僅かでも噛み合わせが削られたのならば、鍵は嵌まらない。回らない。]
……そん、な ひどい わたし、そんな……疑われるよ なこ、してな ぃ
[狭いせまい告解室で。 男と女。なにをするのだろう?
ただ分かるのは純潔の誓いに反するのだということ。
嘘よ嘘だわと、ぎゅうと目を閉じていやいやと首を振る。>>277]
(291) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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[渡す前、中に落とす一つの薬。 溶けていくのは睡眠薬。 副作用は少ないが、酒となれば別。
相乗効果。 酔いも眠気も強く出る。*]
(-204) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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お持ち帰りされるwwwwwwww
(-205) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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/* ずっと思っていたんですが、雲雀さんの雰囲気作り凄いなぁ。 こりゃあ、売れますわ。
(-206) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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――夕方・自室――
[目と肩が痛みを覚えるまで紡ぎ続けた物語。 世に出すためだけではなく、ただ己の中に溢れて留まらない衝動だった。
醜いから、厭わしいのではなく。 遠いから、手離すのではなく。 想像と違うから、あきれるのではなく。]
(292) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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[ただ、想い続けたことを。 忘れられぬことを。
おのれの手で、たった一つの世界に刻み込みたいと願った。]
(-207) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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[彼女の預かり知らぬ場所で、
聖女たる修道女の信用は
――地に落とされていく。]
(293) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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[――だから、泊まる準備などはせず、 このまま叔父が店を閉めるなら、その作業を手伝おうか。
年齢を重ねるにつれ、叔父の家へ訪れる機会も減っていた。 離婚してからは度々あったけれど、久しぶりだ。
忘れないよう、宝石箱の入った袋はしっかり手に持ち。 用意ができれば、揃って叔父の家へと向かう。
二人だけでの晩酌は、碧落のそれとはまた違った 安らぎと、心地良さに満ちていて。
度数の割に飲みやすい酒をするすると流し込まれ、 舌の根も乾かぬうちに、叔父に酔い潰されてしまうだろう。
そのまま朝まで寝床を拝借するか、 また運ばれてしまうかは家主任せ。 和樹にとっては、眠る場所が変わる程度の些事。]**
(294) 2015/09/03(Thu) 00時半頃
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[微笑んだまま、一歩近づく。 その左耳へ、声が聞こえるように。]
昨日していたイルカのピアスですよね。 ええ、落ちてましたよ。私の部屋に。
ここで会えると思わなかったので、置いてきてしまって…… そうだ、明日取りにきてくれますか? 今度は玄関から来ていただいて大丈夫ですよ、明日はお祖父様とお祖母様が揃って出掛けるので。
[左手で、掴む手をゆるく握る。 縋るように、甘えるように。]
(295) 2015/09/03(Thu) 00時半頃
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[逃がさないように。]
(-209) 2015/09/03(Thu) 00時半頃
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― 午後・鈴城醫院 ―
[割れた"茶器"はよほど大切なものだったのか。 欠片すら惜しいと、視線>>*31が訴える。 飲み込んだ言葉は、何を言おうとしたのだろうか。
国語が苦手なこの男は、人の機微には少々疎い。
疎いが、似たような光景は見たことが無いわけではない。 それは幼いころ、ブラウン管の中で。]
これは土産にやるよ。 持って帰りな。
[薬の袋の中に、ガーゼで包んだ硝子片を滑り込ませる。 銃で撃たれたにもかかわらず生還した警察官、記念にその銃弾でお守りを作ったのだと。 そんな浪漫を思い出して。]
/* って書こうか悩んでタイミングのがしたので、供養………
(-208) 2015/09/03(Thu) 00時半頃
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[仕事が一段落したところで、招かれるのは調理場横の座敷。 卓袱台には眺めるだけで口の中に涎が溜まる品々>>263。]
うまそー…… あ、あのお菓子貰い物だったんですね。
[あのお菓子からこれらのアイデアが産まれるのか、と 感心したように目を円くしながら。]
いただきまっす!
[旬の太刀魚は塩麹で柔らかな味ながらも身の旨味が最大限に引き出され、海苔にも脂が程よく絡んでまた違う楽しさがあるし、 落ち着いた和食中心のお品書きの中では、牛蒡南蛮に豆乳味噌スープは良いアクセントになりそうだ。 手羽先のマヨネーズ漬けグリル焼きもパリパリの皮とジューシーな中身のバランスが良く、一品でもボリュームがあって若者人気が出そう。
予想していた通り、否、それ以上に新作の料理は美味しかった。 けれど、試食を頼まれたからにはと、そこに何かプラスアルファの言葉を取り出す。
とっぷり暮れた夜、微笑む彼女を見れば照明のあかりを受けて ふたつの簪がきらり光った*]
(296) 2015/09/03(Thu) 00時半頃
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/* 凛花ちゃんは、既に神父から心配の電話がかかってきていたので、心配事に数えない。
和樹の腰痛だけ拾えていないし、拾えるかわかんない。 もう、監禁手前だろうし、なぁ。
(-210) 2015/09/03(Thu) 00時半頃
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/* 空気読めてなくてすみません。本当に、まったく。
(-211) 2015/09/03(Thu) 00時半頃
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――思い出―― [おうち忘れた 子ひばりは 広い畑の 麦の中 かあさんたずねて ないたけど 風に穂麦が 鳴るばかり―――
教会に預けられ、寂しいともいえないまま。
その時その時の遊び相手の手を取る。
ひーちゃん、と舌足らずな声が 甘く甘く耳の奥で波打つ。]
(297) 2015/09/03(Thu) 00時半頃
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……海に行く、のは。 その後では行けませんか?
[ゆるく首を傾げて、伺おうと。]*
(298) 2015/09/03(Thu) 00時半頃
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[困っているのだと頷いた。 大事な鍵を失くしたのだと頷いた。>>278
卑しさに気付くには汚れを知らず、悪意を知らず、また、心の余裕などなかった。] ……だれ、も? たすけて、くれない?
あぁ、でも そぅよ。 鉄ちゃんは、助けてくれる……
[あなたは。あなただけは――。 救いの光を前に、悪魔も天使に見えるのだろう。
黒布の下、大きくなった掌が腿に乗る。 知らない男の手だと思っても、腕が鉄に繋がっているというだけで変わる。]
ひ ぁ、
[じわと、汗ではない何かが滲んだ。]
なにって……
[言わないといけないのか。 時刻む音が冷酷に、鳴る。]
(299) 2015/09/03(Thu) 00時半頃
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/* >>297は絶対あとでひろう(ぐっ) 昨日もなんだかんだで叔父さんのログ読み返してたら3時とかだったし今日こそ早く寝るんだ…
監禁フラグまであと24h?だし 渡すもの渡してアシストできるだけのことはしたし 叔父さんのコア的にもこのまま攫われてもいいかなあ、と
(-212) 2015/09/03(Thu) 00時半頃
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/* 光圀>>298 行かせない気ですね?(いい笑顔)
(-213) 2015/09/03(Thu) 00時半頃
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……こ、れ
[なんと呼べば良いのだろう。 この鉄の帯のことを。
ゆっくりと持上げたスカートを、その裾から金属を僅かに覗かせる。 もういいでしょう?
それとも、まだ?]
(300) 2015/09/03(Thu) 00時半頃
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酔い方 2 1,笑い上戸 2,泣き上戸 3,脱ぐ 4,べったりにゃん
(-214) 2015/09/03(Thu) 00時半頃
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[丹には彼女は未だいないという>>273 こんなに良い子なのに、と女将は残念そうに呟き1つ。 丹はよい子だ。明るく優しい子だ。
こうして出された料理に喜び>>296、 足の悪いのを知れば率先して力仕事を手伝ってくれる。]
そうなの。花京院さんからのだから。 とってもお上品でセンスがあって。それでね。
[ひらめいちゃったのと笑みを見せ。 美味しそうに食べる様子を微笑ましく見守りつつも、 具体的な感想を聞けば嬉しそうに目を輝かせ、 袂から取り出した手帳へと書き加えてゆく。]
丹ちゃんに頼んでよかったわ。 良ければ――また、試食お願いしちゃっても良いかしら。
[なんて、図々しくも願い。 とっぷりと暮れた夜であることに気づいた時女将は少しだけ考えた。 ――子供時代から知る彼なら、彼の母に連絡すれば良いかと思案し。]
(301) 2015/09/03(Thu) 00時半頃
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[まろびながら遊ぶ子供らに、年齢は関係ない。 年を聞いて、初めて互いの上下が分かる程度のもの。
延ばして、握った手のひらの温度は 何一つとして変わらない。]
(302) 2015/09/03(Thu) 00時半頃
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|
ね、丹ちゃん今日は泊まっていく? ご家族にはこちらから連絡しておくから。迷惑でなければ。
[客間の方に布団を敷くので、よければと誘う。 親しすぎたことで男の括りとして見ていないが故の、問いかけ。*]
(303) 2015/09/03(Thu) 00時半頃
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/* 鉄さんと凛さんの展開が、気になって!志方ない!!
(-215) 2015/09/03(Thu) 00時半頃
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/* そうだ、凜花ちゃん、まだエピまで時間あるけど 表でおっぱじめるのはおっけーなの?
(=65) 2015/09/03(Thu) 00時半頃
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「ひーにいちゃ」
[雲雀が年上だと分かってから、 嬉しそうにそう読んだ声音が>>56 耳の奥でこだまする。]
ねえ、忘れないでよ。
[傷から目を背けたりなどしないから。 それを理由に厭うことなどないから。
それなのに、他人のような距離に焦燥は募る。]
(-216) 2015/09/03(Thu) 00時半頃
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/* >>=65 ふぁっ!!!!!!???????
(-217) 2015/09/03(Thu) 00時半頃
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[彼女を守っていた神の家は、最早加護も失せて、 噂の吹き出る絡繰り箱となり、無邪気な好奇心が蓋を開く。 毒に犯されていくのは、彼女が守り続けたもの。 或いは、彼女を守り続けたもの。>>291]
―――…噂だ、噂。 俺は嬢ちゃんを疑っちゃねぇよ。
[何も知らず、何にも穢されずに残った白雪。 己の吐き出した慰めは嘘偽りではなかった。 確かに、己は爪の先ほども彼女を疑っては居ない。 ただ、夏の終わりに種を撒いて育てただけ。]
(304) 2015/09/03(Thu) 00時半頃
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/* もうはじまるのか、すごいな!!!!
(-218) 2015/09/03(Thu) 00時半頃
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[忘れないで。 思い出して。
ただその一心をぶつけるように文字にしていく。
恋文よりも、重く。 小説よりも、ただ我儘な、 たった一人のためだけの物語。]
(-219) 2015/09/03(Thu) 00時半頃
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|
[次々運ばれる料理、どれも安定して美味しいから ビールが来る前に箸を進めてしまう。]
ん、でも最近は泥酔もしてないよ。あんまり。
[火傷はすっかり気にならなかったし、 吐き気もどこかに行っていたから もう大丈夫だと思っている。
万一何か合っても隣に鈴城が居るという安心感。]
はー、暑い時はビールが美味しい。 その内慎也とも飲みたいんだけどなあ。
(305) 2015/09/03(Thu) 00時半頃
|
|
[抱えた傷ごと、 他の誰にも知らない世界に 閉じ込める。
文字の上から、己の感情をコーティングして、 醜いものへと刺さる棘から、 何もかも守るように。
他に方法は知らなかった。*]
(-220) 2015/09/03(Thu) 00時半頃
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|
[>>290受け取ったビールをぐびっと喉へ流し込む。 眠くなるまでは料理をあれこれと食べているのだけど じわじわと仕込まれた薬が回る。 どこかおかしいと思う頃には酔いはまわり、 普段以上にふにゃふにゃになっていた。]
……ははは、慎也ァ! ごめんねえいつも。僕ばっか、甘えてさ。
[笑いながらも、徐々にべそべそとし始める。 弱くはないのだけども、面倒くさい酔い方が出てきた。*]
(306) 2015/09/03(Thu) 00時半頃
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[唇が微かに動いて、彼女の名を短くなぞる。 音にならない声は呼ぶためではなく、誘う為。>>293] 嬢ちゃんだって、他に頼む相手を知らねぇだろ? 俺の手にかかりゃ、どんな扉も錠も開けてやるよ。
――――…開けられなかったものは、一つとしてねぇ。
[太陽光を知らぬ白皙の脚は吸い付くようで、 肌理の細かさをなぞり、指が緩慢な蛇行を巡る。>>299]
助けてやるよ、俺が。 ……俺だけが、嬢ちゃんを助けてやれる。
[甘い声は彼女の弛緩を誘い、するすると巻き上がる裾に添う。 重い緞帳のように引き揚げられた内から姿を見せたのは、 乙女の純潔を守り、恋人の貞操を証明する、鋼鉄の。>>300]
(307) 2015/09/03(Thu) 00時半頃
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[完璧なまでに作り上げた瞠目は、彼女を更に追い立てるもの。 確かめるように閃いた指先に、他意を滲ませず。
――――― 彼女の心と体を穢す刃が落ちる。]
(308) 2015/09/03(Thu) 00時半頃
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/* はいはい。 おっぱじめるというのは、監禁モードをということですか?
(=66) 2015/09/03(Thu) 01時頃
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[柔らかな脚から昇った五指が、彼女の許しを得ずに鼠蹊部へ。 薄い鉄板の下、蓄えた小水を唆すように、柔く圧す。
崩れ落ちるだろう身体を受け止めるため、腕を開きながら。 何も知らぬ彼女に強いるのは、人としての辱め。 処女には堪え難いだろう粗相の様。
いっそ、子供のように泣いて縋れば良いと、 鋭利な愉悦に口角が吊り上がった。]
(-221) 2015/09/03(Thu) 01時頃
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[彼女が縋る先も、求める人も、俺一人で良い。*]
(-222) 2015/09/03(Thu) 01時頃
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/* ああああ、ああ あああああ 教会回想書いてるばやいじゃないあれ
(-223) 2015/09/03(Thu) 01時頃
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/* 監禁まで行かなくても二人だけモードかな。 今夜薬盛られて多分お持ち帰りされそうな予感があって。 (明日の昼どうなるんだろうこれって思ってる)
(=67) 2015/09/03(Thu) 01時頃
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/* ははぁ、成程。 まぁ、二人モードになりやすくはなりますよねぇ。
相談してみます。
(=68) 2015/09/03(Thu) 01時頃
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最近の話じゃなくて、今日の話な 誰だよ、ヤバいってメール送ったのは
―――酒は、そのうちな
[大丈夫だと豪語する英明のいう事は正しい。 酒を飲んでも限界は超えず泥酔はしない。 教師という職を弁えているのだろう。
口でするだけの、果たされるかわからない約束>>305。 片方だけであるが、酒の席だ。 無責任な事も多少。 しかし、そんな美味しそうに飲むのなら、本当に久しぶりに飲みたい気もする。]
(309) 2015/09/03(Thu) 01時頃
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おう…家帰ったらちゃんと炊いて飯食うよ……。 えー人間一食抜いたぐらいじゃ死にやしねぇだろ…?
へぇ…珍しい、ばーちゃんつくらねぇのか。 なんだか意外っちゅーか変な感じだなぁ…。
[ばーちゃんが飯を作らない、それだけで結構驚きものだ。 そもそも光圀だって料理が出来た筈なのに、と思えど、その左手に着手すればこれじゃ作れないな、と自己解決。>>285 痛かったのか、一瞬くぐもった声と表情を曇らせれば握る力を瞬時に弱める。]
あぁ、わりぃ痛かったか……。 茶器を……?珍しいなお前がそんなヘマすんの。
[浮かぶ苦笑に、嘘はないと思っていた。]
(310) 2015/09/03(Thu) 01時頃
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[ビールを飲み終える頃、面白い光景>>306が見られた。 珍しく、「泥酔」と呼べるような状況。 笑ったり、泣いたりと忙しそうに変わる百面相。 心なしか、体勢もふらりと揺れ、落ち着かない様子だ。]
気にすんなよ 逆にいきなり甘えなくなる方が怖くなってきたところだ
[まともに返しているが果たして伝わっているかどうか。 料理はあらかた食べ終え、今はお代わりした緑茶を飲んでいる。]
英明、お前大丈夫か?
[泣き始める同級生をあやすように髪を撫で、訊ねる。 笑い声はやや大きい。 あまり迷惑を掛けることは、女将さんにも悪い。*]
(311) 2015/09/03(Thu) 01時頃
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[そして一歩、光圀が近づけば軽く首を傾げる。 いつも左側へ立ってくれているのは変わらぬ行動で。]
あーよかった……やっぱそこだよなぁ落ちてたの。
あるって分かればいいんだ、ほら言っただろ?あれはお気に入りなんだよ。 明日…?あぁ構わねぇよ、どうせやる事もなかったしって珍しいな揃って出かけるとか。
[正面から光圀の家に入るなんてあの日以来の事で、凄く変な感じはする。 それでもばーちゃんがいないなら裏から入る理由もない。 ゆるく手を握られる、まるでそれは甘えるような感じだ。>>295]
(312) 2015/09/03(Thu) 01時頃
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んー構わないよ。 なら海行く前に寄るから丁度昼前ぐらいになるけどいいよな?
[ゆるく首を傾げるその頭にそ、と手を乗せて、いつもの様に撫でた。]*
(313) 2015/09/03(Thu) 01時頃
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[鍵は隠された。
すなわち、鍵開ける術を持つ手は、凜花の腿に置かれたこの手しかあり得ない。
開けて欲しい。解放されたい。 ただそれだけなのに。
叶ったのは、後者だけ。]
(314) 2015/09/03(Thu) 01時頃
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/* これで普通に自宅に送り帰ってくれるだけだと、逆に僕が寂しい……(被害者)
(=69) 2015/09/03(Thu) 01時頃
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[指に髪を絡めて、梳き、頬へゆっくりと下ろし、撫でる。
気持ち良さそうにするのなら繰り返し繰り返し。 常より丸みを帯びた声が紡ぐ名前を心地よさそうに笑みを浮かべて聞きながら。
心配するにしても、手の届く距離というものは、やはり一番だ。*]
(-224) 2015/09/03(Thu) 01時頃
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/* >>=69 被害者とは# 楽しそうで何よりですわ[菩薩の笑みしてムーミンポーズ]
(-225) 2015/09/03(Thu) 01時頃
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[鋼鉄。己の指で釦を外して暴くのと、女の指で捲り上げて暴かれるのと、どちらが艶と見えるだろう。
どちらが悦となるのだろう。
凜花は目を強く瞑った。 あぁと長く息と音を口から漏らし、落ちた刃の重みに戦慄く。]
(315) 2015/09/03(Thu) 01時頃
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/* 私の意見と申しましては、逃げて下さい、としか……。
(=70) 2015/09/03(Thu) 01時頃
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/* >>=70 せやな(同意)
(-226) 2015/09/03(Thu) 01時半頃
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/* それな。リアル残24h、村内時間軸でもあと半日 じりじりと二人きりになれるようにして 最終調整って感じになるのかなあ。と白ログを見守ってる。
おれは叔父さんの体調がとにかく心配なんで、 あまり時間も負担もかけずにどうにかして頂けるようにするつもり。 とだけ。
>>=69 表立っては共鳴側のが病んで見えるよね…
>>=70については了解。展開や進み具合によって抵抗しよう。
(=71) 2015/09/03(Thu) 01時半頃
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[二度目の圧に、袋壁は耐えられなかった。
小さな口から押し出された液は広がり、端から漏れだして内腿を濡らす。
耐えて耐えて、耐えた先の放尿は快すら与える。 膝が崩れ、広げられた腕に望んで倒れこむ。
股を脚を濡らし、スカートを濡らし。 伝いきれなかった雫がぽたぽたと畳を濡らす。]
あ、あぁ、 ぅ……
(316) 2015/09/03(Thu) 01時半頃
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[一枚、二枚、ページを捲りました。 本の中から溢れ出る感情に、私は歯噛みするのです。 きれいなものは、保たれない。何時かきっと…。 慈しみはやがて朽ちていくと思う故、私はその本を途中で閉じました。毒のない、文字を辿り巡り続けるのが酷く疲れを誘います。]
……帰ろう。
[酷く羨ましく妬ましいと。置いたばかり、広げたばかりの私物をきれいに纏めて呟きました。ごっこ遊びはもうおしまい。探したものに蓋をして、指先が覆面をなぞり、引っ掻きました。*]
(317) 2015/09/03(Thu) 01時半頃
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…ひ―にいちゃ……
[あの子はだぁれ。 ずっと探している癖に、思い出せない振りをして 結局、最後までその名で呼べない自分を嘲笑います。]
(=72) 2015/09/03(Thu) 01時半頃
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/* >>=70 ええ、逃げてなの? 凜花たちはもう開始してるようにみえるんだけど。
(=73) 2015/09/03(Thu) 01時半頃
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―雲雀の家―
[贈り物、二つ。じっと見つめ、彼宛ての手紙と一緒に手へ持ちました。夜中に向かう先、影が導くよう。 彼の家の前。戸を叩きました。 小野雲雀――この家であっているはずなのです。 鳴く声を探すように、 捕まえられない鬼ごっこよりも、息を顰めて手を握ったかくれんぼを、思い出を蓋するように。言葉に出来ない、声を内側へ溜め込みました*。]
(318) 2015/09/03(Thu) 01時半頃
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/* んー。見ていて思いましたが、 取り敢えずは明日監禁して頂けるように 我々もせっせとお膳立てを頑張れば宜しいのではと思いましたわ。 二人っきりになったからと言って即座に監禁!というわけではないのですし。 >>=70をモットーに、お相手様に楽しんでいただけるよう頑張りましょうお互いに。
(=74) 2015/09/03(Thu) 01時半頃
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/* 同じく見ていましたがこれだけ失礼します。 倫子さんに追従しておきます。 こちらは餌撒きをして、いかに拾ってもらえるかを頑張る。 上手く調整していくのも一つだと思います。
はいそく監禁!なんてことがあるわけでもないでしょうし。
(=75) 2015/09/03(Thu) 01時半頃
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無職 影之進は、メモを貼った。
2015/09/03(Thu) 01時半頃
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/* >>=70については エピ前に完全監禁はだめってことだろうという認識の上で。
エピ入り時を監禁の目安(解禁)っていうのは イコール必須(監禁できる状態になっていないといけない) というわけでもない? はっじめーましょーくらい?
なんとなく、間に合わないって人はいないような気もするけど。 ここまでいい感じに来たんだし、勝手判断せずに確認しとこうか。
(=76) 2015/09/03(Thu) 01時半頃
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逃げてかあ、じゃあフラグへし折るかなあ……
凜花逃げて無いやん、が大きいんだけどNPCだから?
(-227) 2015/09/03(Thu) 01時半頃
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や…… だ、も
ぃやあ あぁっ
[止まらない。膨らんだ袋が縮んでいっても、止まらない。 襲われる羞恥。
見ないで、聞かないで。 純潔の証に見開いた目から隠すように、指先は鉄の顔を掻く。 己だけだと縋る指先に力が籠る。]
(319) 2015/09/03(Thu) 01時半頃
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/* お酒に薬盛られてるところから逃げるの難しいなーってのはあるんだけど 僕なりに頑張ってみるよー
(=77) 2015/09/03(Thu) 01時半頃
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/* まあーどうなるにしろ、 現状叔父さんが来るまで白でできるのは思い出ぽろぽろくらいなのでみんなの意見を参考に、考えよう
ってほらーやっぱりこんな時間!(顔覆い)
(-228) 2015/09/03(Thu) 01時半頃
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/* >>=77 おれらがこうして考えてるように、 あっちはあっちで考えがあるだろうしなあ。
(=78) 2015/09/03(Thu) 01時半頃
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――夜・自室―― [こつこつ、と深夜の訪問者の 来訪を告げる音に、>>318 キーボードを叩く指をとめて、扉を開ける。
誰何の声もない不用心さは、 茫洋とした意識では仕方のないこと。]
(320) 2015/09/03(Thu) 01時半頃
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うーん、先に返事を欲しかったんだけど 逃げてしか無いのなら仕方ないなあ……
サポートが二人でこんな楽しむとは思ってなかったや カップル固定とも思ってなかったし (普通に参加者として選択肢なんだと思ってた)
(-229) 2015/09/03(Thu) 01時半頃
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/* そこらへんはストーカーさん側も心得ているんじゃないかな というよりも、逃げ道を作っているような気がするのであまり気にしなくてもいいと思っているのですが。
(=79) 2015/09/03(Thu) 01時半頃
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[もちろん、防犯カメラから送られてくる 手紙を纏める姿を見て、あらかじめ ある程度の時間を計ってのことではあるが。]
(-231) 2015/09/03(Thu) 01時半頃
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…明日、…街をでる。…噂が広まっているんだ。 私と教会の修道女の間に……その、淫ら…な噂が……
[そして、彼の顔を見れば、まっすぐにそう告げたでしょう。ただ声は、後悔と悔恨ばかりが響きます。祖父の事は伏せたままに、修道女との間に良くない噂が立った事を言の葉にしました。 迷惑がかかるからとそれだけ絞り出せば]
…あんたには、感謝している。 …だから、その……ありがとう、ってお礼。 ちゃんと寝ろよな、ぶっ倒れてからだと遅いんだからさ
[包まれた小豆のアイピローと瑪瑙のブローチを押し付けて。包装用の赤いリボンを名残惜しげにひらりと夜の闇に舞踊らせて、私はその場を後にしようとしました。 けれど、隠し切れぬ感情に足は止まり、振り返り]
―――、ばいばい
[ありがとう、よりも。私たちにはよく似合う言葉と共に。叶うのならば、幼い面影残る彼の身を抱きしめて、友達にと真っ直ぐ瞳を見つめましょう。]
…―― ―。
[仮面の下。遠い昔、忘れたはずの幼い呼び名を夜の影に溶かせば、その場を後に。離れへと戻っていったはずです。**]
(-230) 2015/09/03(Thu) 01時半頃
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/* メモで自吊り推薦したい状況ですが、監禁ではないと思ってます。 監禁手前?
肉体的に拘束されてませんし。
(=80) 2015/09/03(Thu) 01時半頃
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["良い子">>301。 褒め言葉の筈のその言葉が、残念そうな声音と共に呟かれれば 瞳に束の間の昏さが差す。
調理場横の座敷に招かれればそれも明るさを取り戻して。]
すごいなぁ。 芸術作品みたいだ。
[見目の美しさのみでなく。 自分は料理はあまりしないけれど、彼女の話を聞いていると 作品のアイデアが浮かぶ様に似ている気がして。 嘆息と共に呟いた。
自分の感想に目を輝かせて手帳に文字を書き付ける様は 彼女の料理への熱を感じさせる。 そう、倫子さんは小料理屋の女主人なのだ。
輝く目は生き生きとしていて美しい。 あの時の、凛々しい姿を思い出す。]
いつでも大歓迎ですよ。 グルメレポーターみたいな気の効いた台詞は難しいですけど。
[お願いは此方こそ願ったり。 何事か思案する様子の後、続く言葉に。
声が、出なかった。]
(321) 2015/09/03(Thu) 01時半頃
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/* 通常シリーズならとっくに ▼凛花セットしてるな、とは。
そうそう、監禁の前に拘束って段取りがあるしね。 最後まで目一杯楽しく煽っていきましょーという感じでおっけ?
(=81) 2015/09/03(Thu) 01時半頃
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[>>320扉を開けた雲雀の姿に思わず、瞳を大きく瞬きました。]
あんた、ちゃんと寝てないだろ。
[呆れを孕んだ声音で思わずついた溜息は、今まで悩んでいたものと随分とかけ離れています。布団に入れと言うべきかもしれない。無理やりにでも首根っこを掴んでしまおうかと思いました。ですが、]
夜遅くに来た私も私だけど。 ……あのさ、明日、街を出ようと思うんだ。
[彼の顔を真っ直ぐに見れば、言葉をもごもごとさせながらも、悔恨と後悔を乗せて私はそう告げました。祖父の事は伏せ]
……教会の修道女との間に、…変な噂が…たって
[迷惑になるからと絞り出すような声で言いました。淫らなとは言えませんでした。彼女への侮辱に繋がるような思いと、彼へ告げるのに適さない様な気がしたのです。]
……あんたには、…感謝しているんだ。 だから、… [と伺うように一度、言葉を切りました。何を確かめたいのでしょうか、分からないままに。不安げに揺らぐ瞳を隠して、少し低い位置にある雲雀の瞳を覗き込むのです。*]
2015/09/03(Thu) 01時半頃
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まあ、うん。ちょっと油断もしてたかもだけど。 その内、ね。引退まで出来ないとか言わないでよ?
[>>309くぴくぴとビールのグラスを傾けながら する返事はそんなノリで。 その内と言われれば頷くしか無いが、 実現すればいいと、心底思っている。]
えへへ…… ふへ。 だって、慎也ずっと優しいし。
不安になるんだよ、僕だってさ。
[料理へ向かっていた箸はすっかり止まっていて 浮かぶ涙と情けない顔を鈴城へと向ける。 髪を撫でる手が心地よいから、 思わず擦り寄って甘えてしまう。 この距離で自分に触れるのも、最近では鈴城だけ。 だからこそ、優しい声で名前を呼ばれて そのまま寝落ちてしまいそうなほど こみ上げる眠気に逆らえない。*]
(322) 2015/09/03(Thu) 02時頃
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……迷惑なんかじゃ、ないですよ。
[誘う言葉に、数度瞬き。 返すのは肯定の意。>>303
笑みを向けながらもまた表情が昏く翳るのは、 その言葉を紡ぐ頭に瑠璃が映るから。
夫からの贈り物。 その簪は、彼女の夫への愛情の証。
布団が敷かれた客間に通されれば、お世話になります、と笑って。 鞄に、入れてきていた物に手を伸ばし――緩く首を振った*]
(323) 2015/09/03(Thu) 02時頃
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/* 具体的な状況見えてないからなんともいえぬいけど 鈴城はその辺リードうまそうだし大丈夫でないかな?
叔父さんについても、一旦帰してもらっても 問題ないように段取ってくれてるし。
(-232) 2015/09/03(Thu) 02時頃
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[>>320扉を開けた雲雀の姿に思わず、瞳を大きく瞬きました。]
あんた、ちゃんと寝てないだろ。
[呆れを孕んだ声音で思わずついた溜息は、今まで悩んでいたものと随分とかけ離れています。時間の区切りの良さには気づかず。布団に入れと言うべきかもしれない。無理やりにでも首根っこを掴んでしまおうかと思いました。ですが、]
夜遅くに来た私も私だけど。 ……あのさ、明日、街を出ようと思うんだ。
[彼の顔を真っ直ぐに見れば、言葉をもごもごとさせながらも、悔恨と後悔を乗せて私はそう告げました。祖父の事は伏せ]
……教会の修道女との間に、…変な噂が…たって
[迷惑になるからと絞り出すような声で言いました。淫らなとは言えませんでした。彼女への侮辱に繋がるような思いと、彼へ告げるのに適さない様な気がしたのです。]
……あんたには、…感謝しているんだ。 だから、… [と伺うように一度、言葉を切りました。何を確かめたいのでしょうか、分からないままに。不安げに揺らぐ瞳を隠して、少し低い位置にある雲雀の瞳を覗き込むのです。*]
(324) 2015/09/03(Thu) 02時頃
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/* うん、だから監禁じゃないけど二人だけモードっていう表現したの。 凜花のこれがOKのラインの目安に見えるからさ?
(=82) 2015/09/03(Thu) 02時頃
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大学院生 丞は、メモを貼った。
2015/09/03(Thu) 02時頃
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進くん?どうしたの。 こんな時間に出歩いてたら不審者扱いで通報されるよ。
[目の前の白い覆面がわざわざ訪れる理由も知らぬげに、 室内に招きいれて、 貰ったばかりの果物を指さす。>>158]
季節から少し外れてるけど貰ったんだ。 食べる?
[赤い果実たちを進める指先とは裏腹。 もう遅いからと扉の施錠は忘れない。]
(325) 2015/09/03(Thu) 02時頃
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/*そういえば、影之進ってやんでいるのかな……? 病んだふりをしているだけだよねww だから、厨二病(
(-233) 2015/09/03(Thu) 02時頃
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ガンガンと慎也煽って煽って、ぺきっとするぞー! おー!
(-234) 2015/09/03(Thu) 02時頃
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/*だから、このっぱたーんふえええええええええええ
(-235) 2015/09/03(Thu) 02時頃
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って、誰が不審者だ。
[思わず、そこまでの陰鬱とした空気が壊れました。 室内に招き入れられ、指さす姿に、目を瞬き。]
(326) 2015/09/03(Thu) 02時頃
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そか…。うん。
[何事か、色々と告げる進に、 うん、と頷き返しながら、>>324 頭はやはりうまく働かず、 耳に入ってこない声を聞くのがくるしくて、 その肩を掴んだ。]
進くん、ごめん。 ……寝る。
昨日原稿かきかけで、寝てなくて…
[言い訳まじりの声が寝息に飲み込まれて ぐったりと床に伸びてしまうまで十数秒とかからなかった。**]
(327) 2015/09/03(Thu) 02時頃
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[失せた鍵の在り処を知るは己だけ。 聖女の秘密を暴き、くすねた悪党は己だけ。>>314
―――そして、今の彼女を救ってやれるのも。>>315
井草の香りを掻き消すようにポタ、と堕ちた染み。 清らかな彼女の壊れていく無垢。>>316 堕ちた女を回収するように回す腕は暖かく、 彼女の知らぬ大人の男の力強さが華奢を支えた。
こんな時でも、彼女の甘い香りが肺腑を満たす。]
(328) 2015/09/03(Thu) 02時頃
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なんで、りんねーちゃんとそんな話になってるの。
[肩を掴んだ手が、ずるりと落ちて 袖をゆるく掴んだ。]
出てくとか…なんで かいたの、ちゃんと読んでよ
[夢うつつの言葉は、 本音を隠す術さえ知らない。]
がんばって、書くから それまで、ここにいてよ
[やだなあ、また離れて忘れてしまうんだろうか。 そんな寂しさを抱えて、 眠りにそっと瞼を閉ざした。**]
(-236) 2015/09/03(Thu) 02時頃
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[彼の瞳が孕む暁闇には気づかずに>>321 女将は大切に見守ってきた子が明るく話す様子に此方も同じものを顔に刷く]
そうね、料理は芸術と似ているかもしれないわ。 見目も、味も、それから匂いもすべて。 すべてが1つの作品を何度も味わうことにつながるって所は。 芸術に似ているのかもしれないわ。 丹ちゃんのしている彫塑も、きっと楽しいんでしょうね。
[嘆息滲んだ声に気づけば、そう告げて彼に微笑む。 彼の作る作品は、きっと本人の性を反映し優しく明るく、 素敵な作品になるだろうと信じて疑わない。
この子が輝く姿をずっと見守っていたい。 そう思わせる夏の太陽のような明るさを秘めた子。 その姿を見守るのは、何と楽しい事か。]
そういって頂けると嬉しいわ! 丹ちゃん好きなものあれば言ってね。 その食材で何か、考えてみたいの。
[グルメリポーターの気障な台詞より、 貴方の真っ直ぐの言葉が聞きたいわと。 告げた後に数度瞬き息を飲んだ様子に不思議な視線。]
(329) 2015/09/03(Thu) 02時頃
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てかもう時間だよね、慎也ごめんー毎晩ありがとう えへへ好き(ちょろい
(-237) 2015/09/03(Thu) 02時頃
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[畳が濡れて、水溜りがスカートの裾さえ濡らす。 稚く泣きじゃくる彼女を確りと抱きしめたまま。
彼女が猫のように興奮して爪を立てて振りかざせば、 痛てぇ痛てぇと本気ではない声を飛ばして、その手首を捕まえ。]
落ち着け、笑ったりしてねぇだろ。 嬢ちゃん、大丈夫だ。俺が居る。
[慰める言葉からは角が取れ、潔白を示すように瞼を伏せる。 眦には浅い朱が走っていた。>>319]
(330) 2015/09/03(Thu) 02時頃
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丹ちゃん?
[呼びかけるも、直ぐに了承が得られたなら頷いて、 彼の母に電話で報告。 そうしながらも、先程の笑みが何処か翳ったようにうつったのはどうしてだろう。 胸に浮かぶ一抹の不安。
客間の彼が世話になると告げれば笑みを湛え]
ゆっくりしていってね。 ――おやすみなさい、丹ちゃん。
[告げれば彼から呼び止められぬ限り、障子を閉めようかと。 障子を開ければすぐ右手には二階の自室に続く階段がある。 風呂の場所等は彼が小さな頃親の了承の元何度か泊めた事もあるから勝手知ったるか。 人の気配があるのは久しぶりねと、 向ける笑みは何処かはにかみも混じっていた。
――彼の鞄の中のものには、気づかぬままに*]
(331) 2015/09/03(Thu) 02時頃
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[まるで、彼女から与えられる尊い痛みを噛みしめるように。]
(-238) 2015/09/03(Thu) 02時頃
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おやすみなさい。
[わらって。襖が閉ざされる。 おやすみなさい。聞こえるのは、誰かの息遣いだけ*]
(332) 2015/09/03(Thu) 02時頃
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/* お待たせしましたー。
【その10】 更新に合わせて監禁ログを組むのが理想。『個人的に第三者(参加者及びNPC)が介入出来ない状態』が監禁。一緒の家屋に居るだけなら抵触しない。
ストーカー側も監禁に向けての流れを作っていると思われるので、一任し、流れに合わせる。
また、更新までは白ログとの関わりをブチ切ってしまわないようにする。
(=83) 2015/09/03(Thu) 02時頃
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[――さよなら、って言ったら。
君はまた、忘れてしまうの?**]
(*35) 2015/09/03(Thu) 02時頃
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おうち忘れた まよいごの ひばりはひとり 麦の中 お山のきつねは なかぬけど 暮れてさみしい 月あかり
(-239) 2015/09/03(Thu) 02時頃
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[引退なんてできるかどうか。
もし、誰が大けがを負ったとして、 何もできないのはあまりにも――――――
思い出しかけた記憶は瞬きと共に封印>>1:63 今はこの手の中の温もりが良い]
(-240) 2015/09/03(Thu) 02時頃
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今度はご機嫌か 笑って泣いて、忙しいな……って、おい 英明、英明?
[撫でると気持ち良さそうにするのは、昨晩と同じく。 次第に、酒で弛緩した笑顔、その瞼が落ちていく。 眠たくてたまらないと言わんばかりに、その体温も、体も、寝る体勢へと。]
おい、眠いのか、英明 ―――帰るんなら、送ってくぞ
[この状態のまま、一人で道に放り出すような非道ではない。 力の抜けた細い体、おぶる事は骨だが、肩を貸すくらいは出来ようか。 欲求のまま、眠気に敗北する英明に、一つだけの確認。*]
(333) 2015/09/03(Thu) 02時頃
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[くしゃりと掻き混ぜた射干玉の色。 同じ秘密を抱えた彼女に、笑みを隠して溜息が漏れ。]
―――…ほら、風呂を貸してやるから入ってきな。 ちと今直ぐは用意できねぇが、あんま複雑な代物じゃねぇ。 今晩、夜を明かして作ってやるよ。
俺が助けてやるから、そう、泣くな。
[傷つく彼女に掛ける声は柔らかく。 傷口に潜り込ませて、甘い毒を擦り込んで。]
(334) 2015/09/03(Thu) 02時頃
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/* 表ログで二人きりになったの、これが初めてな気がしますわぁ……。
ということで、英明さんは物理的に動けないというのもあり、流れに任せるで宜しいのではないかと。
(=84) 2015/09/03(Thu) 02時頃
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[閉ざされた襖>>332の向こうを一度見やった後風呂に入り、 何時もの襦袢1枚で二階に上がれば布団へ入るその前に。 ――瑠璃の簪と、菫と白の簪を箱に入れる。常ならば。
でも今日は、少しだけ違う。]
――貴方は、誰ですの? 私の。足長おじさま――……王子様。
[貰った恋文になぞらえて、顔見ぬ相手に向ける思慕。 貞淑を神前で誓ったことを、破られる哀しさは誰より知っている。 でもただ一度、貴方の声が聞いてみたいと。 望むことすら、罪なのだろうか。
囁き落とせば口づけるは菫色の石に。 丹は寝てしまったのだろうとそう結論付け、 簪を恋文と一緒に箱へ仕舞いこめば己も布団の中へと身を滑らせる。
今夜はきっと、良き夢を見られると信じて*]
(335) 2015/09/03(Thu) 02時頃
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作家 雲雀は、メモを貼った。
2015/09/03(Thu) 02時頃
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/* 確認した。凛花も黒金もありがとう。 英明についてはその辺も鈴城が面倒みてくれるのではと勝手に思ってる。
残り少なくなってきたが明日もよろしく。**
(=85) 2015/09/03(Thu) 02時頃
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[>>333名前を呼ばれて、 此処がどこなのかがすっぽりと抜け落ちていた。 アルコールのせいもあっただろうが、 そこに混ぜられた薬の相乗効果も強く。]
ねむ、……ううん。慎也ァ
[甘ったれた声で呼ぶのはまだ帰りたくない証。 眠ってしまったら、もうお開きになる。 そうしたら、また部屋で一人だ。 それが今までの当たり前なのだけど。]
かえる、 ――だいじょーぶ。
[ひらひらと手を振って、自力で立とうと試みる。 学校の先生同士の飲み会でだって酔ったことはあったし 鈴城と二人で飲んで酔うこともあった、だから 今回も自力で何とかなると、思って。
健闘むなしく脱力した身体は座敷に崩れ落ちて 人の手を借りないと移動もままならないだろう。**]
(336) 2015/09/03(Thu) 02時頃
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/* ま、また入れ違うところでした。 おーけい。おちつけ俺。
(-241) 2015/09/03(Thu) 02時頃
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[布団に地図を描いていたのは幼い頃。 あの時も恥ずかしさはあったけれど、今の方が何倍も堪える。
穴があったら埋まりたい。 時を巻き戻せるのなら、なかったことにしたい。]
……ぅ、う
[嗚咽に背を丸め、腕を伸ばして距離を取ろうとする。]
み、ないで…… こんなわたし、を
見な いでよぉ…… はなして、よぉ……
[懇願しても、2本の逞しい腕が離してはくれなかった。]
(337) 2015/09/03(Thu) 02時頃
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[無花果と柘榴を指さす彼の姿に、そういえばまた食事をするのを忘れていた事を思い出しました。食べると答えようとして、扉の施錠を特に気にもせず、告げた言葉は]
……え?…おい。
[頷く彼の姿に言い表せない感情を内へ秘めて、渡すものを渡そうとした矢先の事でした。掴まれた肩がびくりっと跳ねます。言い訳まじり、響く声音に私は、声をかけるすべすらなくて]
……どうすれば、良いんだよ。
[床に伸びた身体に、近づき。袖を掴んだその手をぎゅっと掴みます。聞こえてきた声音に、私は座り込み。彼の頬をぎゅっとつねります。]
(338) 2015/09/03(Thu) 02時半頃
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…ひーにいちゃ、…きらい。
[ちゃんとお話聞いてと、自分勝手に。その頬を弾きました。]
(=86) 2015/09/03(Thu) 02時半頃
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…迷惑、かけたくないのに。 バイバイって今度こそ、ちゃんと言わないと、…。
[また明日に続かない言の葉をちゃんと言わなきゃいけないのに。途方に暮れた顔を覆面の下、浮かべ。私は涙交じりの溜息を零しました。―――ちゃ ……遠い昔に忘れた名前を夜の影に呟いて、その身を運ぼうと肩を引っ張り、重さに断念しました。]
………。
[勝手に部屋に上がることへの罪悪感を感じながら、見えたものには気づかぬふりです。布団を引っぱり出せば、床に寝転ぶ彼へとかけて、覆面を取りました。]
………、用事が終われば、…さよならのくせに。
[自分では見えぬ爛れた肉壁を指でとんと突き、僕は彼の頭を撫でます。何方が年上か、分からないやと呟いて、その手をぎゅっと握りしめ、目を閉じました。ふたりぼっち。 棺の中で眠ったように―――**]
(339) 2015/09/03(Thu) 02時半頃
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[本に夢中な、あの子。 何時だって―――僕は……**]
(=87) 2015/09/03(Thu) 02時半頃
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無職 影之進は、メモを貼った。
2015/09/03(Thu) 02時半頃
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[笑い声は聴こえない。
雪の如く穏やかに降る声に、ようやく顔を上げた。 蛍光灯の下、子猫のように構えた手首を抑えられ、軽言に聞こえた痛みが赤色として視界に入った。]
っ、ごめ ……なさ ぃ
(340) 2015/09/03(Thu) 02時半頃
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/*凛花さんも黒金さんもありがとうございます。 そして、皆様夜遅くまで…… ご無理なさらぬよう。おやすみなさい。**
(=88) 2015/09/03(Thu) 02時半頃
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[羞恥に暮れる彼女は鑑賞に値する。 常日頃から、自らの清きを信じて神に仕えてきた女性。
それが今や、子供のように腕の中で泣いていた。 白い雪が降り積もる感覚が胸に満ちて、息は熱を孕む。]
(-242) 2015/09/03(Thu) 02時半頃
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―――…こんなもの、ちっせぇ頃に幾らも見ただろ。 嬢ちゃんは未だ嬢ちゃんだったってことだ。
[平静を装い、幼馴染の強権を振りかざす。 あの頃とは、相手も己も、変わってしまったと言うのに。>>337]
恥じるこたぁねぇよ。 ほら、掃除と着替えはなんとかしてやるから立ちな。
[そのままでは帰ることも出来まいと、偽りの優しさを奏で。 そっと腰を掬い上げるように、彼女に起立を強いた。 謝罪を口にする彼女に、今度ばかりは珍しく眉尻を下げて。>>340]
(341) 2015/09/03(Thu) 02時半頃
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[返る声>>336は案の定、ぐずるように舌足らず。
しかし、力の抜けた体ではままならぬとわかってはいるのか。言葉はすぐに訂正される。 移動を試みようとするが、敢え無く失敗。 見事な酔っ払いが完成している。
倒れ込む前に支え、机に衝突することはなんとか避ける。 帰らせよう、家に。 しかもこの力の抜け具合、とても一人で返せない。心配だ。]
ごめん、女将さん もうそろそろ会計をお願いしてもいいか?
[英明の右手を引いて、肩に載せる。 自分の左腕を背中に通し、英明の体を支えつつ立ちあがった。 女将さんか、手伝いをしていた丹か、どちらか気付けば、寝ちまったと男の左を指差して。 酒代と食事代を支払って、碧落を出ていく。]
女将さん、今日も出汁巻き美味かったよ また、よろしくな
[ひらりと手を振り、暖簾をくぐる。 重い同級生を抱え、家を目指した。]**
(342) 2015/09/03(Thu) 02時半頃
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教諭 英明は、メモを貼った。
2015/09/03(Thu) 02時半頃
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[小さくとも怪我を負わせてしまったと身を固くするも、髪を乱した手の温もりに目を細めた。]
……わかったわ。 お風呂、お借りします。
夜を明かして? それって、徹夜……
[この心優しい幼馴染みの睡眠を削ってしまうのか。 罪悪感に項垂れる。]
(343) 2015/09/03(Thu) 02時半頃
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/* 確認致しましたわ。凛花さんも黒金さんもありがとうございますの。 明日も皆様良きストーカーライフをお過ごし下さるのをお祈りしますわ。 そして私は寝落ちる体制スタンバイ
(=89) 2015/09/03(Thu) 02時半頃
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そ、そんな昔のことを持ち出さなくても良いじゃないでさか!
[聞きたくなかった昔話に顔をばっと上げた。 下がったり上げたりと忙しい。
修道女という自分を忘れそうになる。]
せめて掃除くらいは、わたしにさせてください……。 ね? 鉄ちゃん。
[本当に、助けてくれる人はこの人しか居ない。 『凜』と呼ばれた気がしたのだけれど。
気のせいかしらと、つい口許を見遣った。]
(344) 2015/09/03(Thu) 02時半頃
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小料理屋 倫子は、メモを貼った。
2015/09/03(Thu) 02時半頃
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[促されて立ち上がる。 水分を吸ったスカートは随分と重い。
ぽたり。端からまた雫が垂れて、耳が赤に染まった。
教会に帰り、また明日来れば良い。 腸の中がごろごろするけれど、それは別問題だ。]
(345) 2015/09/03(Thu) 02時半頃
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――― 助けてやるって、言っただろう? 謝ることはねぇよ。
[労わるような、慈しむような、彼女を責めぬ声だった。 清純であった彼女に散々向けていた拒絶の色を含まず、 粗相に汚れても、常と変らぬ態度で眦を拭う。>>343]
夜明かしには慣れてる。 それとも、また漏らすつもりかい?
[後半の言葉は、彼女を元気づけるように軽く。 黒髪に隠れた頭を、指背であやして小突き。]
(346) 2015/09/03(Thu) 02時半頃
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俺は忘れてねぇぜ。 嬢ちゃんと一緒に寝るといつも―――…、
[淡い昔語りは、彼女の奉仕精神に止まる。>>344 ちら、と視線を交差させ、示唆する色の変わったスカート。>>345 無言で首を左右に振れば、そっと彼女に暖かい湯を勧めるよう、 廊下から伸びる扉一つを指示した。*]
(347) 2015/09/03(Thu) 02時半頃
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/* おやすみなさいませ。
確かに加賀屋さんの体調は心配になりますね。 エピ入りと同時に即監禁というよりも、監禁に入る前の〆を白ログでできていれば良さそうです。
お膳立ては互いにやれるものでしょう。 また、餌巻きや拾ってくれるのを待つこともありですが、それこそ相手の地雷をどう拾い上げて見付けるかとおうのもありだと思います。
よ。
(=90) 2015/09/03(Thu) 02時半頃
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[そして、彼女が浴室へ姿を消せば、男は音もなく倒れ伏す。]
(-243) 2015/09/03(Thu) 02時半頃
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[余りに甘い匂いで嗅覚が麻痺し、堪えていた息を量産する。 犬のように這い出した舌は、からからに乾いていた。 井草を掻くように握り込む五指。
―――― 穢れし彼女の、美しさたるや。]
(-244) 2015/09/03(Thu) 03時頃
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[やがて、聞こえる始めるだろうシャワーの音色に混じる異音。 何かが畳を這う小さな音、水音に紛れて彼女までは届かない。
ピチャ、ピチャと、まるでミルクを舐める音。 倒れ伏したまま、畳に鼻先を突っ込む男の狂気を彼女は知らない。
母が必死に守ろうとした清らかな娘。 神が敬虔な信者に授けた加護。
けれど、もう、どちらも彼女を奪えはしない。]
(-245) 2015/09/03(Thu) 03時頃
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[喉を滑りゆく甘露は、どんな美酒よりも己を酔わせた。
二十と七年、狂うように堕ちた恋の味がする。*]
(-246) 2015/09/03(Thu) 03時頃
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[湯を使った相手に用意されいたのは、男の洋装。 夜に良く馴染む漆黒の一揃え。
上背も肩幅も合わぬが、職人の仕立てだ。 色男の顔に免じて、妥協してもらおう。**]
(348) 2015/09/03(Thu) 03時頃
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[* もう、夜に踊る必要はないのだから。 *]
(-247) 2015/09/03(Thu) 03時頃
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鍵屋 黒金 鉄は、メモを貼った。
2015/09/03(Thu) 03時頃
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/* よっ。どちらさんも佳境だな。 ちっと緑窓から相談が入ったんで、『監禁』について水平展開しておくぜ。
この村で『監禁』ってのは、 『第三者(参加者及びNPC)が介入出来ない状態』を言うぜ。 一応、客として邪魔をしているだとかの理由から、 二人きりで同じ閉鎖空間に居るだけなら抵触しない。
監禁つぅのは更新に合わせて監禁ログを組むのが理想だが、 何分コア問題もあるし、監禁導入も整えたいってのは承知の上だ。 (監禁に踏み切る彼是を考えている諸兄も居るだろうさ)
この辺、被ストーカー側は加味して大体の流れを任せてくれるが、 更新までは白ログとの関わりをブチ切ってしまわないようにな。
あと、お試し村じゃ直ぐにエピ入りだが、 出来れば店舗持ちは店舗がどうなったかも、 白ログに残しておいてくれると助かるぜ。
あとちっとだが、方々悔いないようにな。**
(*36) 2015/09/03(Thu) 03時頃
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/* そーいや、果物の旬まで考えてなかったわ…(うつむき)
叔父さんのメンタル何処まで削れるかなあー マイナスへ煽るの始めてだし難しいが頑張ろ
(-248) 2015/09/03(Thu) 03時頃
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いつまで――… 俺は、子供のままなんですか。
[囁き>>335は聞こえず、客間の中で一人呟いた*]
(-249) 2015/09/03(Thu) 03時頃
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[時計の針も零時を過ぎた深夜。 息を殺して階段を上がる。 昨日よりも心臓は煩いけれど、確りとした意思を持った足取りで。
そろり、彼女の寝室の戸に手をかける。 あっけなく廊下と部屋を隔てる境界は開かれた。
暗がりの中、微かな月明かりに姿見が反射している。 その前に置かれた簪入れを開けば二つの簪。
手に握りしめていたペンチで、その瑠璃を壊してしまおうと。 したところで、一緒に入っていた封筒に気付いて、手が止まった。]
……。
[振り返れば、眠る彼女。 呼吸に合わせて布団が微かに上下している。
身を乗り出して、閉じられた瞼をじ、と見つめ。
――もう気付かれても構わない、と、眉を顰めて。 なのに、どうか目を醒ましませんように、と未だに思っている自分もどこかにいて、鬩ぎあいを感じながらも
首元に顔を近づけ、口付けの痕をつけてしまおう。]
(-250) 2015/09/03(Thu) 03時頃
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/* ほんと遅くてすいませんだけど、 加賀さんの赤回収と 碧落での鈴城先生と西園寺先生と 教会回想とすすむにーちゃんのことは最低限触れたい。
……明日どうなるんだろうどきどきする……! そしてあの、あの、ずっと迷ってたんですが直接的な行動の場合の秘話と表ってどうすれば……!表だけだと片側だけで繋がらなくならないかなってうーん?
(-251) 2015/09/03(Thu) 03時頃
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わかってる。……分かってる、わ。
[見上げる頭は高くとも、眼差しは冷えていなかった。 視線など、合うことなどないと思っていた。
すぐ近くにあることに、じわりと胸が温かくなる。 偽りなどないと信じられた。]
なっ、濡らさないわよ、もぅ!
[昔語りを紡ぐ口。塞いだのは向けた掌もまた然り。 唇が触れたことに、ぁと声を上げて手を離す。
彼の手が導くままに、凜花は扉に向かった。]
(349) 2015/09/03(Thu) 03時頃
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[顔を離せば、吐息のような囁きで、]
…………おやすみなさい。"錦織倫子"さん。
[見詰める目は睨むように、懇願するように。 ぐ、と唇を噛みしめた*]
(-252) 2015/09/03(Thu) 03時半頃
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[掴まれた握る力が弱くなれば、ふ、と顔を緩ませて。>>310]
大丈夫ですよ…そんなに珍しいでしょうか。 ああ、そういえば。 鈴城先生にも、気をつけろと言われてしまいましたね。
[安心させるよう、醫院にも見せに行ったことを告げておく。 従兄弟の左側に寄りながら、ピアスの行方に安堵する様子にいつもと変わらない微笑を浮かべた。>>312 丞が、祖母から何を言われたかは知らない。 けれど、どうして花京院邸に会いにこなくなったかは、その態度を見れば察することができたから。
誘う昨日は裏門から。そして明日は。]
(350) 2015/09/03(Thu) 03時半頃
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急な寄り合いだそうですよ。 この手では色々と不便ですが…留守番は初めてじゃありませんし。
昼前で大丈夫です。 ついでに昼ご飯食べて行きますか。 一食抜くのだって、何回も積み重なれば別でしょう?
では、お待ちしていますね。
[返事を聞けば、するりと左手を自分から解いた。 明日も会える、その言葉を信じて。]
(351) 2015/09/03(Thu) 03時半頃
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[残暑も抜けてきた夜だ。 冷房を入れずとも涼しき夜、女は寝息を立てて褥に包まっていた。
誰かからの足音にも気づかず、 与えられる物にも気づかず。 ああでも――私は夢を見たのです。
手紙の主がいつか、その文の通りに攫ってくれるのではないかと。 私の足長おじさま。 菫と白を呉れた人 。]
……連れて行って。 私、は――……
[夢現のまま、私は願い、足長おじさまの頬を撫でます。 夢だからです。 夢だから、こんな事が出来るのです。 現実では決して吐露しない心。
顔見ぬ貴方に、私は。]
(352) 2015/09/03(Thu) 03時半頃
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[ 私は、貴方に恋をした。 ]
(=91) 2015/09/03(Thu) 03時半頃
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[吐息の様な囁きが、私の名を呼んだのは偶然でしょうか。 夢であるはず。きっと――ええきっと。 現実の筈、ないじゃないですか。
夢なら醒めなければよいのに。 私を唯の倫子として見て呉れると綴った人よ。
夢の中だから縋れるの。 伸ばした手は夢の中の彼の腕を緩く撫でる。
――夢と幻、さて現実はどうだったのかしら。*]
(353) 2015/09/03(Thu) 03時半頃
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ねぇ、足長おじさま。 私――貴方の名が、知りたいわ。*
(=92) 2015/09/03(Thu) 03時半頃
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ねぇ、おうじさま。 わたしをさらって、くれますか?
(-253) 2015/09/03(Thu) 03時半頃
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[伸びてきた掌の温もりに、また目を細めて困ったように笑い。]
……おやすみなさい。
[従兄弟の背中が見えなくなるまで見送ってから。 賑わう碧落の暖簾をくぐろうか。
持ち帰りで女将へ惣菜を頼んでいる間は、カウンターで待ちながら。 顔見知りの客や主治医や恩師。手伝いに動き回る韮沢を見れば挨拶を交わして。
ゆるりと微笑む顔がいつもより嬉しそうなのは。 差し入れた焼菓子を喜んでもらえたことや、いつもと違う碧落の様々な惣菜を口にできる機会に、浮かれているように見えたかもしれない。]**
(354) 2015/09/03(Thu) 03時半頃
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……っ
[頬に伸びる手に息を飲む。 確かに、声を、きいた。
心臓の音が益々大きく響いて、 相手にまで聞こえてしまうのではないかと思う程。]
(-254) 2015/09/03(Thu) 04時半頃
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――ずるい。 倫子さんは、ずるいや。
[ゆるりと腕を撫でる手がどうしようもなく優しくて、涙が零れた。 熱い雫はぽたぽたと枕元に染みを作る。]
……待って、いてくださいね。
[やくそくですよ、と卑怯なことをわかっていながら呟いて、 後ろ髪を引かれながらそっと部屋を出た**]
(-255) 2015/09/03(Thu) 04時半頃
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/* ちょっとどこまでやろうか悩んでしまった……
割と丹の初期想定はR18Gとまではいかずとも結構そっち方面だったのだけど倫子さんが優しくて可愛いのでうん……ねむい……
(-256) 2015/09/03(Thu) 04時半頃
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―回想:暮れの教会>>250―
あ、凛花さん。 こんばんは。おかえりなさい。
[教会へやって来た時に凛花さんは見あたらなかったから、 何処かへ出かけていたのだろうと思って。
右手に誘導されるまま足を進め]
へへ、はい。 やっぱりあの像、何度見ても素敵だなーって。
神父さん何かするんですか?
[暇つぶしと聞けば首を傾げつつも、あまり遅くならなければ、と了承。]
わ!展覧会の案内見てくれたんですか! 良かったら子供たちも一緒にどうぞ。触って楽しめるタイプの展示もあって――……
――…?
[西日に照らされた頬。 様子が少しおかしく感じた気がするが。]
お疲れなら休んだ方がいいですよ。
[それだけ告げて、丹は神父の暇潰し>>252についていく。]
(355) 2015/09/03(Thu) 04時半頃
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[神父さんの"暇潰し"は、丹も中々楽しかった。 人当てゲームの勝率は16(0..100)x1%といったところ。 言われてみれば、と面影を残す顔や答えを聞いても未だに信じられない顔も。]
へー、凛花さんと鉄さんってちっちゃい頃は仲良しだったんですね。
[自分の記憶の中で、 二人がこんな風に連れ立って歩くイメージはあまりない。 内緒、と言って立てられる人差し指にはくすくす笑って はーい、と。
自分の子供の頃の写真>>254もあれば、ちょっぴり嬉し恥ずかし。]
うわー、俺こんなんだったんだなー…… ……ん。
[バザーの品物を興味津々に眺めている幼い自分の近くに、 見覚えのある男の子が映っている。]
――にーちゃん。
[ぽつり、呟いて。……思い出した。 懐かしさに思わず顔が綻ぶ。]
すすむにーちゃん、だ。
[昔、丹ちゃんだったむかし。 神父さんも隣町の、と言えば懐かしさに目を細め。 暫しの時、思い出話に花が咲くのだった*]
(356) 2015/09/03(Thu) 05時頃
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―回想:宵の碧落で―
……西園寺先生ー? 大丈夫ですかー……?
[この人は酔うとこんな風になるのか。>>336 少々唖然としながら、座敷でくたりと意識を手放す教師を眺めた。 西園寺先生の身体を支える鈴城先生を手伝って、店先まで。>>342]
タクシー呼びます?
[携帯を取り出しながら問うてみる。 答えがどちらでも了解して、お気をつけて、と二人を見送った**]
(357) 2015/09/03(Thu) 05時頃
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―朝―
[久しぶりに覆面を外して眠りました。浅い眠りが嘘の様に深く、目を開ければ軽く頭を振ります。そして、私は隣で眠る彼の額をつんとつついて弾けば、傷一つない頬を軽く引っ掻きました。]
……薬、貰いにいくかな。
[彼が起きるまでに戻って挨拶をすれば良い。眠る雲雀の傍には、二つの贈り物と覆面を置いて、私は立ち上がりました。握りしめていた手を自ら離すと、ふと目についた柘榴に手を伸ばしました。 罪の無花果と黄泉の柘榴。 一口食せば、戻れない其れに歯を立てます。 じゅくりと広がる蜜の味に喉を潤せば、欠けた実をもとの場所へ収め、落ちた種を並べました。
そして、カチリと鍵を開きます。戸締りをせず、出る事に少しだけ不安が過りましたが、持つ鍵は珊瑚だけなのです。 眠る子を起こさぬように、淋しさに気づかなかった振りをして]
…じゃあな、雲雀。
[また後でとは口の中に残して私は、一人出かけたのです。*]
(358) 2015/09/03(Thu) 08時半頃
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|
[何の事無く、私は逃げたのです。 両耳を塞いで、彼の言葉を試すように。 醜い顔の皮を残して私は、逃げだしたのです。]
(=93) 2015/09/03(Thu) 08時半頃
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|
→鈴城醫院
[一度、離れに行けば、替えの覆面を手に取り、身に着けました。慣れた感触に居心地の良さと悔恨を覚え、指先で何度も仮面を指で引っ掻きます。覆面の下、爛れた肉壁をはぎ取ろうとするように。 にゃぁと鳴く猫の声に、振り返れば小路に駆けていく猫の足。何処にいくのでしょうか。何処にもいけないのに、どこかへいこうとする私は自分を笑いました。
響く噂が否応なく、耳に届くほどに膨れ上がっていました。醜い声に私は思わず、しかめっ面を覆面の下に浮かべながらも、鈴城醫院の戸を開こうとしたのです。**]
(359) 2015/09/03(Thu) 08時半頃
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無職 影之進は、メモを貼った。
2015/09/03(Thu) 08時半頃
無職 影之進は、メモを貼った。
2015/09/03(Thu) 08時半頃
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[珍しいに決まっている、おっとりはしているがそんなドジをするようなヤツじゃないのは昔から見てきている。>>350 そして医者からも同じような事を言われていればなおさらだろうか ちゃんと鈴城先生の所にいって消毒を受けたなら文句は言わない
俺が花京院本家に行かない理由はいい加減に光圀だって察しがついているだろう。 だから俺からは何も言わない。 聞かれた時には応えるだろうけど、きっと聞かれない。
そして明日、表から堂々と花京院本家の門を通る。 誰が見てる訳でもないのに、今から変に緊張してしまう。]
(360) 2015/09/03(Thu) 08時半頃
|
|
へぇ…珍しい事もあるんだな。 まぁ明日昼前に行ってやるし、出来ねぇ事はやってやるよ。
おーんじゃ一緒に飯食うか。 んまぁそうだけどよ……でも一週間も抜いたりするわけじゃねーしさ?
[解かれる左手。 まるで幼子の時の様に何故か名残惜しさが浮かんできたのは何でだったのか分からない。>>351]
(361) 2015/09/03(Thu) 08時半頃
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|
[そしていつもの様にまた困ったように笑う光圀の顔はいつ見たって飽きない従兄弟の顔。>>354]
おう、気ぃ付けて帰れよ?お休みー、
[ヒラリと手を振りながらまた欠伸を噛みしめて自宅へと向かう。 すっかり辺りは暗くなり、星空の下をゆっくりと歩く。
明日は数十年ぶりに行く海。 其処に行っていったい何をするのかと聞かれれば分からない。 でも、イルカのピアスを返してもらってそれを右耳に付け直して向かおう。
海が好きだったころの自分を思い出すために。]**
(362) 2015/09/03(Thu) 08時半頃
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大学院生 丞は、メモを貼った。
2015/09/03(Thu) 08時半頃
|
―鍵屋の浴室―
[まず、ヴェールを脱いだ。 ついで、ウィンプルを外す。
洗面所の鏡に映った己の顔。 口角を持上げることも出来なかった。
背後に閉めた扉の、茶の間に残った男が何をしているのか考えることをそもそも止めた。水溜まりは畳に吸われ、色の変わった畳目を軽蔑した目で見下ろしている……と、悪い方にと考えてしまいそうで。 釦を外し、腕を交差させて脱ぎきるとくるり丸めて先に浴室に置く。 下履きも同様に。緩慢な動きで足を潜らせる。]
(363) 2015/09/03(Thu) 09時半頃
|
|
……
[湯を浴びて、汚れの跡を洗い流すうちに、太股にそうと手を置いた。
鉄の手がここにあった。広くて大きくて、筋張っている手だった。 意識をしだすとかぁと耳が熱くなった。次いで、手にかかってしまったのではないかと顔を両手で覆う。]
(364) 2015/09/03(Thu) 09時半頃
|
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[作務衣姿ばかり目にしている店主の洋装に袖を通した凜花は、鉄に再び対峙すると少しばかりぎくしゃくとしていた。
鍵穴を見せて欲しいと請われれば、羞恥に震える手でズボンを下ろす。これも仕方のない事だからと言い聞かせて。
帰宅が叶ったのはいつ頃だったか。 同じ黒の装いだというのに、夜空を翔ぶ為の黒は夜闇によく馴染んでいた。**]
(365) 2015/09/03(Thu) 09時半頃
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―深夜・隣町―
[喉が乾いたと老人が求めたのは、水と果実。冷蔵庫のなかで、家政婦の切り分けた残りが冷やされていた。
糖度に隠れた毒がゆるりゆるりと鎌首をもたげ、肺を血を犯す。
苦しみに喉を掻き毟る節くれだった指。 苦悶に歪む皺だらけの顔。 倒れても助ける手のない孤独。]
(366) 2015/09/03(Thu) 10時頃
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[ただ、執着だけが枯れ木の脚を動かす。 誰にも渡さない。血を分けた子にすら、渡してなるものか。 これは己一人だけのものだと、金庫を抱え、老人は落命した。
不死の果実が死に到らしめると予測できた者は、絵図をかいた当人だけ。]
(367) 2015/09/03(Thu) 10時頃
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[朝、鈴城醫院の電話が鳴る。 ジリリ――…。
名医ではなかったのか。 原因知らぬ家政婦は、死を目の当たりにして泣き崩れた。**]
(368) 2015/09/03(Thu) 10時頃
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―朝・教会―
[郵便局員の押した呼び鈴に応じたのは神父だった。 葉書や封筒の幾つかを受け取り、毎月恒例となった現金書留の証紙に捺印する。
昨日、丹くんとアルバムの整理をしていてね。君も映っていたよと笑う神父に対して>>355>>356、修道女が出てこない事に若者はあぁとしたり顔。 想い出話と共に、聖女の噂を軽い口から滑らせる。]
(369) 2015/09/03(Thu) 11時半頃
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『凜花くんが居ないのは、出掛けたからだよ。』
『やっぱ、男っすか?』
『え? どうしてそうなるのかな……。 ただの、お使い。勘違いしないで欲しいね。』
[むと眉を顰める神父に追い払われ、若者は帽子を被り直して舌打ちした。
匿名の寄付金が届かなくなるのは、いまから1か月後の話。**]
(370) 2015/09/03(Thu) 11時半頃
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―隣町―
[恐らく。 老人の誕生日を前に、親族一同集まっていれば、さながらミステリー小説の舞台になっていたかも知れない。
連絡を受けて駆け付けた凜花だったが、屋敷の中に入れては貰えなかった。]
(371) 2015/09/03(Thu) 12時頃
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――バシッ
[何が起きたのか、把握しきれぬまま体が横に飛ばされた。
芝生の上に倒れた身を起こし、視線を上げる。顔を赤くして憤慨している長兄が仁王立ちしていた。
凜花を指差し、何事かを叫んでいる。言葉を聞き取ることを脳が拒否をした。左頬が熱い。痛い。]
(372) 2015/09/03(Thu) 12時頃
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[駆け寄ろうとしてくれる家政婦を、次兄が留めた。 散る花を共に拾ってくれた優しい人。あの人の献身があればこそ、老父は生きてこれた。 きっと。
心配ないと微笑み返し、修道女は十字を切った。 亡き父の魂が、天の国神の元へと誘われますようにと。**]
(373) 2015/09/03(Thu) 12時半頃
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―午前・商店街・公園― [子供たちの声が遠い。 公園の隅にあるベンチに座り、鉄の服を入れた紙袋ごと抱き締めて俯いていた。]
……。
[無意識に左の耳朶を引っ張るのは、違和感があるせい。*]
(374) 2015/09/03(Thu) 12時半頃
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/* 赤指摘は私の事だなと思っている次第。 すみません、送り狼するだけで、監禁は別のことを考えてます。 傍から見たら監禁に見えるのは、起きて気付いて。
良い材料を頂いたので、嬉しい。うまく料理出来るだろうか。頑張ります。
(-257) 2015/09/03(Thu) 12時半頃
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― 夜・碧落 ―
[ぐたりとした英明を見た丹も、手伝いに来る>>357 気が利く店員だ。 これなら、女将さんも頼もしかろう。]
いつもならこの程度じゃ酔わねぇんだけどな こんなになったのは初めて見た
[会計で告げられた金額を渡し、扉まで共に支えてもらう。 タクシーを呼ぶかとの問には首を横に振る]
どうせ近くだ、背負ってく ありがとうな
[見送る新人店員に手を上げて感謝を示す。 一人になった支えに、もう一度腕を担ぎ直して、アパートに向かい歩いていった。]**
(375) 2015/09/03(Thu) 15時頃
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― 深夜・アパート ―
[静かに静かに。起こさぬように。 朦朧とした意識が目覚めぬように。 ゆっくり、ゆっくりと歩んでいく。
施錠しただろう家の、鍵は醫院のものと同じ輪に括られていた。 醫院で拾った"合鍵"で、先日と違い、今度は解錠する。
この数日で何度も通った、勝手知ったる部屋。 ベッドまで彼を運ぶ。]
英明、着いたぞ
[混濁した意識の下、聞こえているかどうか。 口付けは夢現に、啄み、慈しむかのように一度きり。
ベッドに寝かせれば、服を解く。 苦しいだろうと、首元と、腰を。 眠るのに、汗をかいたままではいけないだろう。 タオル取りに、立ち上がり台所へ。]
(-258) 2015/09/03(Thu) 15時頃
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[あまりにも上機嫌だから、興奮して夜更かしするのではないか。 きっかけは、そんな心配事。 しかし、ビールに混ぜた睡眠薬は逆効果。
一人で立てず、枝垂れかかる身体は充足感を感じていたが、心配でならない。
迂闊だったと後悔すると同時に、 目覚めないのではないか 動けなくなるのではないか 過るのは、不安が多くを占める。]
(-259) 2015/09/03(Thu) 15時頃
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――――あぁ、心配だ
(-260) 2015/09/03(Thu) 15時頃
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[水で濡らしたタオルを携えて、寝室に戻る。 その目が開いていたとしても、脳の命令を遮断する薬が、覚醒を抑え込む。 首にタオルを当て、汗を拭う。]
拭くからな、そうすればさっぱりする。
[返事はなくとも 脱がしながら、首元から全身へタオルを這わせる。 脇も、局部も、臆することなく。それが当たり前と。 意識的か無意識か、嫌がるのなら髪を撫でて落ち着かせ。 お前はこれが好きだなと、甘やかした。]
(-261) 2015/09/03(Thu) 15時頃
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[甘えられると言う事は、居なければならぬ存在という事。 頼られると言う事は、居なければならぬ存在という事。
ああ、心配だ。
これ以上、"必要とする人が"、いなくなることは。]
(-262) 2015/09/03(Thu) 15時頃
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はい、出来た。 眠いだろう、ぐっすり眠れ。 明日には、覚めるはずだ。
[夢現、暗示するかのように。
昨日畳んだパジャマを着せて、髪を撫でながら、眠るまで見守ろう。 見守ることが出来る安心感は、何物にも変え難い。
規則正しい寝息を聞けば、その場を離れる。 後ろ髪引かれるが、醫院の片付けが済んでいない。 帰らなければならないと、近くにあった紙に一筆したためる。]
(-263) 2015/09/03(Thu) 15時頃
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『また明日、具合診せに来い。 酔い方が変だったから、元気があっても一応な。』
[その字はいつかの手紙の文字にも似て。]**
(-264) 2015/09/03(Thu) 15時頃
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―早朝―
[まだ薄暗い夜と朝の狭間。 お風呂を借りて、客間の布団に入った。
次に目が覚めるのは、空が明るくなってから**]
(376) 2015/09/03(Thu) 18時半頃
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[夢をみていたの。 夢の中の私は、服部の妻とか、そんな柵なんてなく。 唯、ただ心のままに願いを告げたのだ。
その時優しいけれど悲しい声が聞こえた気が、して。 温かい雫が空から降ってきたのを覚えているわ。
――待っていてくれと、告げる声。 それが本当なら、どんなにか。]
(377) 2015/09/03(Thu) 19時半頃
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― 早朝 ―
……馬鹿ね、私。
[早朝、夢から醒めれば現実が顔を出す。 夢は、夢だからこそ尊く。 現実は何時もと変わらぬ日常しか待っていないと知っている。
だからこそ、夢ではしたなくも”足長おじさま”に希った事。 其れを恥じつつも後悔しない心に、 もう一度馬鹿ねと、呟いた。
さて、普段通り和装に着替えようとしたその時、 姿見映る己の首元、刻まれた赭]
あら、嫌だわ蚊でもいたのかしら。 丹ちゃんが噛まれていないか心配だわ。
[蚊取り線香はもう少し炊いておいた方がよかったわねと、 苦笑して蘇芳色の着物を着つけて。 出汁巻き卵と焼き鮭、ほうれん草のおひたしと白米炊いて。 膳を拵えれば客間の襖越しに彼に挨拶と朝餉ができたと呼びかける。 さて、丹は起きていたかどうか。*]
(378) 2015/09/03(Thu) 19時半頃
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[色事からとんと遠のいていた私は、 首元の赤が想いの証であることに、きづいていなかったのです*]
(=94) 2015/09/03(Thu) 19時半頃
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― 深夜・→鈴城醫院 ―
[アパートに酔っ払いを一人、送り届け、歩き、帰る。
月星程度の灯りで、その表情など見えるはずもない。]
[隣町で起きた異変>>366など、
―――知ろうはずもない>>367]
(379) 2015/09/03(Thu) 19時半頃
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小料理屋 倫子は、メモを貼った。
2015/09/03(Thu) 19時半頃
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― 早朝・鈴城醫院 ―
[回診よりも随分早く、醫院の電話が鳴り響く>>368。 夜遅くの帰宅、開き切らない目を掻いて、受話器を取った。
電話番号の表示はなんだろうか。 霞んだ目が読み取ったのは、その声を聞いた後。]
はい、鈴城醫い――――
[その声は班帝家の家政婦のもの。
取り乱した声で、告げる、言葉は]
(380) 2015/09/03(Thu) 19時半頃
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『名医ではなかったのか』
(381) 2015/09/03(Thu) 19時半頃
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―――、今から向かいます
[受話器を置くその音は、それを握る手の震えに対して、とてもとても小さく。
白衣を掴んで醫院を出て行った。*]
(382) 2015/09/03(Thu) 19時半頃
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― ・・・ ―
[名医ではなかったのか。
―――それは先代だ。
その言葉は何度も何度も聞いて、 何度も何度もこの言葉を答えてきた。
技術が無い、知識が無い、経験がない、態度が、実績が、見識が――――
どれもこれも聞き飽きた。 聞き飽きた、聞き飽きた聞き飽きた聞き飽きた聞き飽きたきき飽きた聞きあきたききあきたききあきたききあきたあきたききききあきたききあきたききあきたあきたあきたあきたあきたききあきたあきたききききききあきたあきたああきたたたたあきたあきたききあき―――――――]
(*37) 2015/09/03(Thu) 19時半頃
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[―――あぁ、心配だ。
男の力では、何も救えない。
なら*]
(*38) 2015/09/03(Thu) 19時半頃
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― 朝・商店街 ―
[班帝貞久の死を確認後、隣町から帰るのは、いつも通りの回診の時刻。 あとは家の問題だと早々に追い出され、鉢合わす事はない>>371。
白衣を翻し歩く姿は、極めて日常の風景。 しかし眉間に寄った不機嫌そうな皺に、声を掛けるもの好きはいただろうか。
歩きたどり着く先は、開院にはまだ余裕のある鈴城醫院。*]
(383) 2015/09/03(Thu) 19時半頃
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/* 丹ちゃんが応対してくれたから、 先生組の昨晩のあれこれはノータッチだぜ! という灰での土下座タイム
(-265) 2015/09/03(Thu) 20時頃
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― 朝・鈴城醫院 ―
[醫院に戻り、すぐ。 取り出したのは、一冊のカルテ。 それは班帝貞久のものではなく、「西園寺 英明」と書かれていた。
ペンを持ち、記録を付け加えていく。 印す日付は、昨日の午前―――最後の診察の日。]
(-266) 2015/09/03(Thu) 20時頃
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― 朝・職員室 ―
[新学期は始まるまで、もうすぐ。 教師の出勤時刻にはまだ早く、ただ一人、神経質な教頭が窓を開けて換気をしていた。
ジリリ―――……
鳴り響く、電話の音。 受話器を取ると、その内容に僅かに息を詰める。
電話の内容は、やがて広がるだろう噂と、もう一つ。*]
(384) 2015/09/03(Thu) 20時頃
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― 朝・鈴城醫院 ―
朝早くに申し訳ありません。 鈴城醫院です。
[かしこまった丁寧な口調。 信頼させるべく、普段よりも声は丸い。
電話口の教頭に、カルテに書かれた事を告げていく。]
そちらに勤めている西園寺先生ですが、 検査の結果、少々良くない結果が出まして。
――はい、ここ数日、体調を崩していたみたいで、 念のために受けていただいたのですが。
どうやら、隣町の班帝さんと似たような数値が――― ええ、あの方は加齢もあったとは思うのですが、実は明朝――― はい、班帝さんもここ最近体調が崩れがちに。 原因も、祖父が存命であればはっきりとしたのですが、生憎私では。 細菌感染の可能性も、伝染の可能性も否定が―――
[受けていない検査の"結果"を並べ、 ありもしない情報を揚げ、 如何に危険かを前置いた後、本題を告げる。]
(-267) 2015/09/03(Thu) 20時頃
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詳しい検査のため、彼を入院させる事にしました。
[新学期、彼の代わりの教師を立てるよう丁寧に頼む。 申し訳ないと何度も何度も謝罪をして。
名医ではない、至らぬ医者であると、何度も何度も。 何度も、何度も。
如何せん急な入院、申請の書類などは後日直接、あるいは郵送でと告げて電話を切った。]
(-268) 2015/09/03(Thu) 20時頃
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― 朝・アパート ―
[目覚めた頃に、携帯電話が鳴る。
電話の主は彼の同僚。]
『大変な時期にごめん。 醫院の先生から聞いたよ。 体調悪くて、入院するんだってね。
………無理はしないで。きっと治るから。 お大事に。』
[無理をさせぬようにと、用件は短く、一方的に。 きっと同僚には、否定も、問いも、届かない。]
(-269) 2015/09/03(Thu) 20時頃
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― 開院前・鈴城醫院 ―
[白く、骨のような鍵を持つ。 それは地下倉庫の扉。
開ける準備は怠らず、閉まらない不安にただ耐えていた。 今は目的を持って触れる。
扉の前に立ち、ただ話しかけるだけの日々。 声など、返ってくるはずもない。 だってそこは]
―――久しぶり、父さん。
[闇が、空虚に満ちるだけ。*]
(*39) 2015/09/03(Thu) 20時頃
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― 開院・鈴城醫院 ―
[班帝貞久のカルテに、最期を書き終える。
祖父の功績の象徴であった彼の死は、あまりに大きい。 また藪医者と言われる日が続くと思うと憂鬱ではあるが、仕方ない。
時計を見上げれば、もう開院の時刻。 扉を開けに、表に出ると居たのは覆面の男>>359]
(385) 2015/09/03(Thu) 20時頃
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[妙な噂は知っていた。 診察室では雑談の方が長い者もいるのだから、それは当たり前のように。 しかし男は「へぇ」と聞くだけ。 本人を知っているからこそ、飲み込まれぬ声。 噂は噂ととどめ同意もしない。患者の言葉を信じるかどうかは別の問題。 されて困る言及など、するつもりはない。]
よう、相変わらず早いな 診察するなら来い
[朝だと言うのに、男の声は少々くたびれていたか。 骨の折れる一仕事を、終えたばかりだ。
醫院に用があるのなら、診察だろうと誘うのもいつも通り]**
(386) 2015/09/03(Thu) 20時頃
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/* 秘話送りまくって申し訳ない。
………ホント申し訳ない。 反応しにくい秘話あるから、それも申し訳ない。
(-270) 2015/09/03(Thu) 20時頃
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作家 雲雀は、メモを貼った。
2015/09/03(Thu) 20時半頃
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/* 落としてから気づいたんだ、自宅アウトだったかなって(赤窓見て土下座で埋まる。
(-271) 2015/09/03(Thu) 20時半頃
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― 夜・加賀の家で ―
しばらくぶりに訪れる叔父の部屋は以前と変わりなかったろうか。
ジュエリーボックスに閉じ込めた秘密は、 当然明かすことはない。 郵便事故を装って、見なかったことにしてしまう心算なので。]
そういえば、さあ。 昨日本買った、って言ったじゃん?
作家がね、うちのお客さんのひとりだった。 世間って狭いね。
[代わりにそんな話をしながら、鍋を突き酒を飲む。 そういえばお熊さんの家に行った時にまた、 不穏な噂を聞いたけれどそれについても口を閉ざし。
代わりに少しだけ、憂いのある眼差しを箸に向けた。]*
(387) 2015/09/03(Thu) 21時頃
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[昼間店を訪れた影之進も、凛花も。 もしかしたら"あの噂"について、相談したかったのではないか。 今更のように思い当たっても、もう遅い。
自分のことで手一杯で、 差し伸べたい腕はいつだって、間に合わない。
明日、会えたら。今度こそ話を聞いてみよう。]
(=95) 2015/09/03(Thu) 21時頃
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大学院生 丞は、メモを貼った。
2015/09/03(Thu) 21時頃
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─ 店から家へと ─
[己が下した和樹の作業評価。 それはきちんと受け止めてくれたようで>>286、目の衰えなど全然と言われたら、バレたかとおどけたように肩を竦めてみせた]
冬のほうが美味いのは判っているんだけどねぇ。 冷蔵庫の食材を纏めて片づけるなら、鍋が一番手っ取り早いんだ。
はいはい、ほどほどに付き合ってもらうさ。
[夕食の誘いの応には、少しばかり勿体ぶるような間があった>>288。 酒はほどほどと言われれば、また肩を竦める。 手伝いの言葉には一度目を瞬かせ、その裏にある心配を感じて感謝と一緒に頷いた。
そうして早めに店を閉め、和樹を伴って自宅へと向かう]
(388) 2015/09/03(Thu) 21時頃
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─ 自宅にて ─
[店と駅のちょうど間にあるマンションの一室は、妻と暮らしていた時には程よい間取りで、独り身になると少し広い空間になっていた。
玄関の下駄箱の上に毎日花を活けていたのは、離婚した妻の趣味。 今では下駄箱の上を彩る花はなく、色が少なくなった玄関先の光景は二年も経てばすっかり慣れてしまっていた。 内装自体はあまり変わりない室内には、けれど妻の趣味だったものが殆どなくなり、どちらかといえば色合いが淋しくなったような状態になっている。 これもまた、二年のうちに慣れてしまったのだが。
鍋の支度は和樹にも手伝ってもらい、思ったよりもあっさりと完成した。 余り野菜と適当に鶏肉を突っ込み、味噌汁の具材として買ったはいいけど、食べきれずにいた魚のすり身の団子はいい出汁にもなってくれるだろう]
和樹にとっては祖母の味だけど、覚えてるかなぁ。
[鍋つゆの割合は加賀の母、つまりは和樹の祖母にあたる人直伝。 そんなことを呟いてみたが、あまり覚えていないかもしれない]
(389) 2015/09/03(Thu) 21時頃
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|
[そうして鍋をつつく間に出た話は、昨夜買ったと言った本のこと>>387。 それはちょうど、手提げに入った宝石箱の中身について訊きかけた時だ。
彼にとっては叔母にあたる人との思い出話をしている最中、ちらりと向けられた探るような視線>>283を思い出して。 だからつい、問いかけようとしたのかもしれない。
好奇心が強いのは、和樹には迷惑かもしれないが叔父と同じ血が流れている証しになるだろうか]
作家さんがお客さん、か。 世間が狭いのなんてよくある話だけども、面白い偶然じゃないか。
[内容はどうだったと問いながら、和樹の手元にあるガラスのお猪口に一升瓶の中身を注ぐのは、いつもの癖みたいなものだ。 しまったと浮かべる表情は一瞬で、すぐに箸に向けられる眼差しに首を傾げてしまう]
──どうした?
[問いはするが、話せなかったらいいという言外に滲ませた言葉は伝わるだろうか]
(390) 2015/09/03(Thu) 21時半頃
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|
/*
あ、ダイニングとかの記述忘れてた(慌ててたようです。
(-272) 2015/09/03(Thu) 21時半頃
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[清潔感はテーラー加賀屋で感じるものと同じ。 記憶の中よりやや殺風景で色を失くしたように見えるのは、 この部屋から消えた存在を表してるようだった。]
お祖母ちゃんの? うーん、覚えてないなあ。 でもこれ、好き。服部さんのともまた違うね。
[どこか懐かしい味だが、祖母の、という記憶は薄い。 魚のすり身による出汁や旨みが加わっているからだろうか。
けれどとても舌に合って刻んだ野菜も鶏肉も、 手品のように和樹の胃の中へ消えていく。]
んー。面白かった、よ。 本人は恋愛を書いても狂愛にしかならないって、 そんな評価を受けてるって、言ってたけど。
[確かに、今まで読んだ数少ない恋愛小説の中では 少し異質に感じたが。 あとがきに書かれていた内容は共感できるもので、 恋愛と狂愛の違いがいまいち解らない。
――…と言えば、またこども扱いされそうで。 ついでに隠したい手紙のことも、思い出してしまって。]
(391) 2015/09/03(Thu) 21時半頃
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|
/* >>*36確認済み。
とはいえお相手と齟齬が生じてる心配はあるので 様子見つつ動くつもり。
(*40) 2015/09/03(Thu) 21時半頃
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|
[相変わらず>>386、早いなという彼の声はくたびれて聞こえました。医者の不養生だなと呟き。私は、何時もの様に覆面を外すのです。覆面をして寝たせいでまた膿は広がっていたでしょうか。]
…そういえば、雲雀って此処に来ているのか? あいつ、寝不足みたいだから、危なそうなら止めてやってくれよ。
[ふと薬の事を思い出せば、私はそう言いました。放っておいたら死んでしまいそうだと呟き。お願いしますと小さく医者に頭を下げ、診察を終えたらその場を後にしたでしょう。*]
2015/09/03(Thu) 21時半頃
|
鍵屋 黒金 鉄は、メモを貼った。
2015/09/03(Thu) 21時半頃
|
/*
こちらも>>*36は確認済み。
様子見つつ、まずは時間軸移動を頑張りたい所存。
(*41) 2015/09/03(Thu) 21時半頃
|
|
[相変わらず>>386、早いなという彼の声はくたびれて聞こえました。医者の不養生だなと呟き。ちゃんと休まないと取り返しのつかない事になるだろとぼやくように覇気のない毒を口にしたのです。 そして、私は、何時もの様にためらいがちに覆面を外しました。覆面をして寝たせいでまた膿は広がっていたでしょうか。]
…そういえば、雲雀って此処に来ているのか? あいつ、寝不足みたいだから、危なそうなら止めてやってくれよ。
[ふと薬の事を思い出せば、私はそう言いました。放っておいたら死んでしまいそうだと呟き。お願いしますと小さく医者に頭を下げ、診察を終えたらその場を後にしたでしょう。*]
(392) 2015/09/03(Thu) 21時半頃
|
|
/* 誰も触れない二人だけの国~♪ こうか。
(-273) 2015/09/03(Thu) 21時半頃
|
|
んー? ん。なんでもない。 ね、これシメどうすんの? おれ雑炊がいいな。
[強制力を持たない問いに、ゆるりとかぶりを振れば アルコールを孕んだ血液が脳を駆け巡って意識も揺れた。
ただ、酔ってぼーっとしただけだという風に笑って、 話題をすり替えながら継がれた酒に手を伸ばす。
その矛盾した行為が、叔父に隠し事をしていると 肯定しているとは気づかずに。]
あー……もうだめ、動けない……
[鍋も猪口もすべて空になれば、 代わりにぱんぱんに膨れた腹を撫でて反り返り。
普段着のつなぎよりタイトなウエストを緩めようと、 デニムパンツのボタンを外してはあ、と息を吐く。]*
(393) 2015/09/03(Thu) 21時半頃
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無職 影之進は、メモを貼った。
2015/09/03(Thu) 21時半頃
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/* 今日も営業と殴り合って帰ってきました。 エピ入り前に仕上げたかったので…!
(-274) 2015/09/03(Thu) 21時半頃
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/*…いないのかな?やっぱり動かしすぎた? ううーでも、こうでもしないと監禁いかない気がして(
(-275) 2015/09/03(Thu) 21時半頃
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/* 同様に>>*36確認済です。 周囲の時間推移見つつ、整えていきたいと思っています。
(*42) 2015/09/03(Thu) 21時半頃
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/* あと3時間しかないなんてそんな、ばかな。
今回魂ほぼほぼ透けてみえてるせいかいつもの病気は出てないけど尺という意味でエピが怖い。 あと赤窓でのタゲ相談読むのが怖い。
こんなおれを選んで叔父さんは良かったですか?! 本音を抑えて妥協したなんてことないですか? 後悔してませんか?!
それはそれで監禁後愛情で殴り返すんで覚悟しといてっていう。
(-276) 2015/09/03(Thu) 21時半頃
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ん……
[むにゃむにゃと襖の向こうからの声>>378に夢現で返事をして。 意識が覚醒するのはそれからもう少し後の事。
長めの髪は手櫛でまとめて、布団を畳む。]
おはようございます!
[客間を出て行けば漂う焼き鮭の香り。 腹の虫は正直にくぅ、と鳴いた。
目は赤く充血していたけれど。]
(394) 2015/09/03(Thu) 21時半頃
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|
/* 同じく>>*36は確認済み。
がんばります。
(*43) 2015/09/03(Thu) 21時半頃
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――?―― [誰かが、名前を呼んでくれた気がした。>>339
内緒だね、って人差し指を唇の前にあてて 「しー」って二人で笑ったかくれんぼ。
それなのに、あの子が泣いてる気がして、 夢のなかでも手を伸ばすのに、]
(395) 2015/09/03(Thu) 21時半頃
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[――届かない。*]
(396) 2015/09/03(Thu) 21時半頃
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― 深夜・秘番屋 ―
[夜更けの鍵屋に研磨機が唸る音が静かに響く。 ここ数日は鍵屋は静かで在ったが、昨夜は明かりを灯したまま。 時折、指先で触れて覚えた鍵穴を思い出すよう、>>365 或いは別の感触に酔い痴れるように、指先を握り込み。>>364
そして、また研磨を再開する。 新しい鍵として選んだ板金は黒金。 艶やかに輝く漆黒の色合い。 純白だった白雪は灰色にくすみ、やがて黒一色へ。
その夜、秘番屋から灯が落とされることはなかった。*]
(397) 2015/09/03(Thu) 21時半頃
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― 翌朝・秘番屋 ―
[結局、一睡も得ることのなかった鍵屋は、 看板を出さずに店先で缶珈琲を購入していた。 秋雨前線が南に停滞しているのか、晩夏の涼しい匂いがする。
自販機から吐き出されたのは温もった缶。 指先で握り込んで暖を取り、息を吐き出すと空が高かった。]
(398) 2015/09/03(Thu) 21時半頃
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/* もしかしてえろいことしてないの私だけじゃって……! やっぱ夜のとこでもうちょい手を出しておけば(ごろごろごろ) 電話で届かない温もりに募らせる変態とか!とか!!
丞かっこかわいいし優しすぎて…… でも光圀はそこにつけ込むことには罪悪感はないんだろうなぁ。
(-277) 2015/09/03(Thu) 21時半頃
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[息も出来ない苦しみを抱えながら、 眠るように雲の上まで上るのはさぞかし困難だったろう。
銭金しか信じられなかった彼女の父親と、 潔癖に過ぎて人の醜悪を許せなかった母親。
両親と言うものに、何ら感慨を持たない男は、 お似合いじゃないか、と酷く詰まらなさそうに呟いた。]
(*44) 2015/09/03(Thu) 21時半頃
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― 朝・商店街 ―
[長躯は缶珈琲を携え、店を開けずに歩き出す。 今日は久しい定休日。昼の顔を作らずに済む日。
どこか足取り軽く、商店街へと脚を進めれば、 朝も早い内から勤労な医者の姿が見えた。>>383
人の心配ばかりが先に立ち、 何時も忙しく鈴城醫院を回す若い医者。 そんな彼の内心など、己が考え及ぶところではない。
労いの温もりは右手に在ったが、 彼の抱える秘は、そんなものでは溶けてはくれないだろう。]
(399) 2015/09/03(Thu) 22時頃
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[だが、ご苦労なことに長らく続けてきた隣町への回診が、 今日で最後となるのは知っていた。
検死に回さねば、死因の特定には至らぬが、 決してただの発作や、病状悪化が原因ではない。
苦しみは夢の中で、意識が最初に途切れ、 甘い死の息を吐いただけ。
ああ、と清々しく吐き出した息は何年越しかの納得の色。 不意に思い出したのは、幼い頃に彼から教えられた生き方。 常の顔の上に、昼の顔を張り付けることを覚えた切欠。>>1:60]
―――― 亀の甲より年の功、 あいつぁ、慎兄ィの経験則だったか。
[医院を継ぎ、患者を継ぎ、順風満帆に見えていた背中。 あれは誰を納得させるためのものだったのか、 今更考えて、細く笑い、軽々と脚を踏み出しなおした。*]
(*45) 2015/09/03(Thu) 22時頃
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覚えてなくても、和樹が好きなら何より。 そうだねぇ、倫子さんのとは違うよね。 あちらは家庭の味だけどどこか洗練されているし、彼女のセンスと技が光る。
こっちの鍋は……家庭の味と、男の大雑把さが光る一品だ。
[主に、食材を片づけるという大雑把な目的が光っている。 加賀の家の味としての記憶は薄くても、それでも和樹の箸の進みはいい>>391。
訊ねた作家の書評には、首を傾げるだけだ。 恋愛小説も、狂愛に満ちた物語も読んだことがなくて、いまいち想像が出来なかったのだ。 ただ、和樹にとっての娯楽になったなら何よりと頷く]
(400) 2015/09/03(Thu) 22時頃
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おはよう丹ちゃん。 よくねむれ……てはいなかったのかしら。
[元気な声と裏腹、兎の様に赤みを帯びた瞳>>394に気づけば、 心配そうに歩み寄り、そっと頬に添わせる手。 腹の虫が鳴いたのを聞けば、用意した膳を勧め。
ふと夢の中の声を思い出す。
――彼の声に、良く似た。 足長おじさまの、声。]
(いやね、そんな訳無いじゃない。)
[自分の想像を一笑に付し、朝餉を彼が食べ終わるまでは カウンター越しに見守る心算。
帯に留められた菫と白は、今日も淡く輝いている*]
(401) 2015/09/03(Thu) 22時頃
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――明け方・自室―― [微睡の中、隠されていないその肌を見た気がした。>>358 無花果のように、疎らな皮膚と脂肪の色が、 顔の右半分を彩って、 幼さ残る半分の哀れさが一層引き立つ。
だけど、その醜さを、ただ撫でてやりたいとしか思えなかった。
触れて、慰撫してやりたいのに]
思い出してよ。 ねえ、進ちゃん。
[進だと知らないまま、 仮面姿を見た時には興味本位だった。 その後ろめたさが邪魔をして、手を伸ばしきれず。
傷痕のない、白い額へかかる髪をそっと払って 瞼を閉じた。
あの日、二人で柩の中、息を潜めて眠ったように。]
(-278) 2015/09/03(Thu) 22時頃
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[問いには、ゆるりとかぶりが振られた>>393。 ならはそれ以上は問いかけない。 少しばかり常とは違う様子に気づいた時に、またしまったと男は苦笑する。 ほどほど呑ませるが、やはり守れなかったらしい]
よし、卵を入れて雑炊にしようか。
[シメは和樹のリクエスト通りと頷きながら。 酔ったと笑いながらも更に杯を重ねようとする和樹に、隠し事を肯定されたと悟る。 何を隠しているかまでは、知らないが。
やがて鍋もお猪口も空になれば、和樹が腹を撫でて反り返る]
叔父である私が言うのもアレだが。 ……おじさんくざいぞ、和樹。
おぶって帰ってやるから、まずはソファで横になっていきなさい。 その間私は、片づけをしておくから。
[デニムパンツのボタンを外し、息吐く和樹にそう告げる。 ひと寝したほうが、和樹も楽だろうと見越して。 動けないと言っていたから、肩を貸すつもりで傍らに立つ。 状況によっては、和樹をおぶってリビングのソファまで運ぶつもりだ。
片づけを終えてから暫し時間を置き、そうして和樹を彼の家まで送り届けるだろう。*]
(402) 2015/09/03(Thu) 22時頃
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[毒>>392には自嘲気味の笑みを浮かべる。 まだ早朝の噂はここまで届いていないのだろう。 影之進は、男が疲れている理由を知らない。 不養生は認めるが、どうしようもない早起きだってある。
今日初めての患者は、もう躊躇うことなく仮面を外す。 広がった膿は、長時間風を当てなかった証拠。 眉を顰めて一言告げようとし、開いた口から漏れぬ毒を聞いた。]
――ああ、この街にいれば来るもんだろ 一番近い診療所だし
お前、心配してるんなら、お前の口からも言ってやれ 医者の俺が言うよりも、その方が効くってもんだ
……放って置いたらの心配より、 放っておかない方法がないか考えてみろ
[目を細めて、滲み出た膿を消毒していく。 消毒を終えれば、見送る背。
去るつもりとは知らない故に、掛けた言葉は突き放すようにも聞こえたか。*]
(403) 2015/09/03(Thu) 22時頃
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[久々に甥と自宅でともにする夕食は、楽しい時間だった。
度数の割には呑みやすいという酒の評は本当だが、気づけば酔い潰すようにグラスに酒を注ぐのは、己の悪い癖。
それにわずか、やましさもあったからだろうか。
片づけを終えてから男が和樹を起こすまで時間を置いたのは、己の中でとぐろを巻く蛇のように疼くやましさを実行するため。 リビングルームのソファを見下ろし、酔い潰れた和樹に呼びかける]
和樹、
──和樹。
[ソファに仰向けで寝かせた甥に呼びかけ、そうして聴き慣れた寝息の反応があれば。 ソファの傍らに膝をつき、ゆるりとした手つきで眠る和樹のデニムのジッパーを下げた。 ボタンは幸い、和樹がくつろけでくれたから]
(-279) 2015/09/03(Thu) 22時頃
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――朝・自室―― [目を覚ませば一人だった。 そんなこと当たり前なはずなのに。
途方もない寂しさに襲われて、いないはずの名前を呼ぶ]
「 」
[眠る前にたしかに肩を掴んだのに。 言葉とは裏腹に、 他人を見下しきることの出来ない態度を思い出してそっと首を振る。]
妙な噂が出回ってるなら、教会にはいかないよな…
[では、どこへ。 未だ睡眠の足りない頭を抑えた。]
(404) 2015/09/03(Thu) 22時頃
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/* どうもどうも誘い受けが過ぎる甥ですんません (てへぺろ)(悪びれない)
(-280) 2015/09/03(Thu) 22時頃
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[ばいばい、と手を振って そのままだった。]
…やめてよね、そういうの。
[このまま、無言のばいばいで、もう現れないまま どこかへ行ってしまうんじゃないかと思うと胃の腑が冷えた。]
…やめろって…。
[ぎゅう、と服を握りしめる。
体を冷やさないように掛けられた布団が、 優しさだともう分かっているから。 余計に切ない。]
(405) 2015/09/03(Thu) 22時頃
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[出来るだけ音を立てないように慎重にデニムパンツと下着を引きおろし、和樹の下肢へと顔を伏せ、彼の雄を口の中で優しく丁寧にねぶり、解放へと導こうとする。 眠る甥の陰茎に口淫を施すという、叔父として逸脱した行為。
それでも丁寧に和樹の陰茎をしゃぶり、己の舌と口腔の粘膜に反応する様はいとおしく。
同性のものを口にしたのは初めてなのに、懸命に絶頂へと導けるように顔を動かした。 気づかれないように、とするのは忘れずに。
和樹が読んだ作家が恋愛を書けば、狂愛になると言っていた>>391。
こんな行為に没頭する自分。 そうして──……]
(-281) 2015/09/03(Thu) 22時頃
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[ こくりと。
いとおしさのままに口内に放たれた和樹の精液を、余すことなく飲み下せる自分。 その様がまさに狂愛を寄せる者ではないかと、頭の片隅に描いた。
何事もなかったように後片付けをし、精液の匂いはエアコンの脱臭機能と窓を開け放つことで誤魔化そうとする。
寝起きの和樹の頭が、上手く理解しきれないことを祈って。*]
(-282) 2015/09/03(Thu) 22時頃
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[ぐっと唇を噛みしめて、 パソコンを立ち上げた。
頭は痛いし、軽く眩暈もする。 けれど。
後からどれだけ怒られても 今はこれしかなかった。
ただ、言葉を紡ぎ 刻む。*]
(406) 2015/09/03(Thu) 22時頃
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[商店街を呑気に渡れば、 鼻先を擽るのは何処からか立つ朝餉の香り。>>378
そういえばと思い出せば、此処の処、碧落にも顔を出していない。 暫くは夜歩きの予定もないため、その内に顔でも出してみようか。 よく気の付く女将は、旨い飯と酒に詳しい。 気立ても器量も悪くないのに、何処か遠い寂しさを隠しきれぬのは、 最早、彼女の性分なのかもしれない。
暖簾を横目に見ながら、足が右に左にと駆動して、 されど、精度の良い耳が明るい響きを遠くで拾った。>>394
―――― すぅ、と涼風を吸い込み、空を仰ぐ。 ヒグラシの細い鳴き声が、夏空に別れを告げているようだった。]
(407) 2015/09/03(Thu) 22時頃
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[彼には、才能がある。
少なくとも、自身が慣れ親しんだ工具箱を丸ごとくれてやる程度には。 なんでも、10月には展覧会もあると言う。 彼の先行きも、光が差して明るいように―――――、見える。
だが、己が見出したのは、その才ではなかった。 寧ろ、一般的にそれを才と呼ぶのかも危うい。
どれだけの月日を掛けようと、真に求めるものを、 手に入れることの出来る切々とした才気。
きっと、其処へとたどり着くまで、あと幾らも掛からない。 ――――― 丁度、今の己と同じように。*]
(*46) 2015/09/03(Thu) 22時頃
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/*
あ、和樹のオルゴールの中どうやって開けようかなって戸惑ってる自分がいる。
鍵作ってもらったんじゃなく、開けてもらった感じだった気がするんだが(
(-283) 2015/09/03(Thu) 22時半頃
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― 朝・商店街 ―
[通りかかった秘番屋>>*45 店主が珈琲を飲んで一服する姿は、初めてではない。 しかし適当に挨拶を済ませる常とは違う、短い音を拾う。
この男はどこから知ったのか。存外もう、広がっている噂なのか。 なら、告げてしまってもいいのだろう。 擦りきれそうな精神が、口を軽くした。]
経験していたら、対処できたとでも? ――しかし、初めて見る症例だったな。 あの病、空気で喉は焼けても、 空気に溺れるなんぞ聞いた事はない。
[顔を上げて、語る店主を見れば、 ああ、こいつは―――酷い仮面を手に入れた。と。 短く言葉を交わして去るだろう。
男が納得させるは誰か、など。 そんなもの、永遠に消し去ったのは、男自身だ。*]
(*47) 2015/09/03(Thu) 22時半頃
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うーるさいー……おれはまだピカピカで… 結婚しなきゃらんない歳でもねえっつの……
[おじさんくさいという揶揄に、 こんなになるまで食べさせたのは誰だと。
じとりと、常は口にしない言葉を やや呂律の回らない舌に乗せながら、 生来の素直さで促されるままソファに移動する。]
はぁ……っはは、やっさしぃー
[また叔父の背中におぶわれるのは気が引けるが、 このまま泊まって明日の朝まで世話をかけるのとでは 前者の方がましだろう。
起こしてくれる、その約束に安心して 酒精が誘うままに目を閉じた――。]
(408) 2015/09/03(Thu) 22時半頃
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― 花京院邸・朝 ―
[慌ただしく出掛けて行く祖父と祖母を見送った後。 門から玄関へ踵を返そうとして、にゃぁと鳴く声に足を止めた。
小路から駆けてきたのは、斑模様の野良猫。>>359 人懐こく寄ってきた猫に周囲を見回せば、誰も見ていないのを確認してから身を屈め。 ゆっくりと、掌でその背を撫ぜてやる。]
…………あのときは、 私が、目を離したから。
[幼い夏の日。 両手で抱えて連れ帰った猫。 倉から消えた温もりが、一体どうなったか。
あの頃は猫一匹すら、引き止めることも。守ることも。 何一つ、できなかったけれど。 今なら。]
(409) 2015/09/03(Thu) 22時半頃
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―商店街→― [医者の言葉が耳に残っていました。放っておかない方法など何処にもないのに。とんっと触れた仮面は、やはり無機質でした。広がる膿がじんわりと毒を運びます>>403。]
……私が、言ってどうなるんだろ。
[思わず自虐めいた声で笑いました。私は、私を保っていられなくなるほどに、気づけば疲弊していたのです。毒も憎しみも、怨嗟も全て私を守るすべでした。仮面の裏で呼吸をする子どもが居ます。 部屋の中、引きこもった私を外へ出そうとした祖父の愚かな悪あがきの産物を被り、噂から逃げるように歩きます]
[憧憬の公園が視界の端に映ります。遊ぶ子の数を数えました。噂を聞いた母親たちの目線と声に耳を塞いで、ジャングルジムを、ぶらんこを、滑り台へ視線をと。 色んな子がいました。童心を思い出す日の中に。
私は、漸く足を元来た道へ、ばいばいを告げに向けるのです。 あの日ちゃんと言えなかったお別れを。 残した贈り物に託すには、少なくて私は歩いていきました。*]
(410) 2015/09/03(Thu) 22時半頃
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―商店街→― [医者の言葉が耳に残っていました。放っておかない方法など何処にもないのに。とんっと触れた仮面は、やはり無機質でした。広がる膿がじんわりと毒を運びます>>403。]
……私が、言ってどうなるんだろ。
[思わず自虐めいた声で笑いました。私は、私を保っていられなくなるほどに、気づけば疲弊していたのです。毒も憎しみも、怨嗟も全て私を守るすべでした。仮面の裏で呼吸をする子どもが居ます。 部屋の中、引きこもった私を外へ出そうとした祖父の愚かな悪あがきの産物を被り、噂から逃げるように歩きます]
[憧憬の公園が視界の端に映ります。遊ぶ子の数を数えました。噂を聞いた母親たちの目線と声に耳を塞いで、ジャングルジムを、ぶらんこを、滑り台へ視線をと。 色んな子がいました。童心を思い出す日の中に。
私は、漸く足を元来た道へ、ばいばいを告げに向けるのです。 あの日ちゃんと言えなかったお別れを。 残した贈り物に託すには、少なくて私は歩いていきました。*]
2015/09/03(Thu) 22時半頃
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/*プレゼント…しゅん。気にいらなかったのかもわからにゃい…しゅん。 そういえば、あの買ったプレゼントとかどうしたのかなーとか考えるとこう…しゅん。
(-284) 2015/09/03(Thu) 22時半頃
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/*
そしてこんな中、くらっときて私はってなってる。
(-285) 2015/09/03(Thu) 22時半頃
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あー…… ちょっと。
[自分の目が赤くなっていたことに気付いてはいなかったけれど あまり眠っていないのは事実。 言葉を濁して、苦笑い。
頬に伸びる手にどきりとして 今は着物の衿に隠れた首元につと視線を向けた。]
いただきます。
[カウンターに座ってご膳を頂きながら。 いつもの様に自分を見守る目>>401に 倫子さんはもう食べちゃったんですか?と。 答えが是なら寝坊を侘びたり。まだなら一緒に、なんて。
いつもありがとうございます、と鮭の皮まで食べ終えた後。 碧落を出る前に、一度振り返って。]
また、来ますね。
[一言残した*]
(411) 2015/09/03(Thu) 22時半頃
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/*そして、これは戻らないといけないのだろうか…
(-286) 2015/09/03(Thu) 22時半頃
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ふふ。撫でたのがバレたら、怒られますかね。
[立ち上がり、玄関に踵を返そうとして。 尻尾をゆらりと揺らした猫が横をすり抜け、庭の方へと駆けていく姿に苦笑する。
猫にも、いつもなら追い払う者の不在はわかるものなのだろうか。 草履の底を擦り、家の中に戻ろうとするその耳には隣町で起こった喧騒は、まだ届かず。]*
(412) 2015/09/03(Thu) 22時半頃
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[さて、愛しい猫を迎える支度をしなければ。 今度は確りと引き止めなければ。 この手で、守らなければ。
もう二度と、海に攫われ失うことなどないように。]*
(*48) 2015/09/03(Thu) 22時半頃
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― 自宅:朝 ―
[窓からの眩しい日差しで浅かった睡眠から目覚める。 ゆっくりと起きあがり身体を伸ばす。
今日は海に行く日だ。 何故だか変に緊張をしてしまう、ある意味海に行く前に光圀の家に行く約束をしていて良かったかもしれない。 ある意味変な緊張もほぐれてスッキリした気分で行けるだろう。]
ふあぁ…早いけど行く準備すっか……。
[いつものラフな格好をする。 短パンにTシャツとそこらへんにいそうなヤツの格好。 ピアスはイルカのモノをするから今日は外していこうと十字架のピアスを外す。 戸締りを確り確認すれば家から光圀の家に向けてゆっくりと歩き出した。]*
(413) 2015/09/03(Thu) 22時半頃
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[小料理屋の前を過ぎれば、 続いて見えるのはショーウィンドウに洋装飾られたテーラー。
既に店は開いている時間、 ひょいと扉を押さずに上体を傾け、店内を覗くと、 窓際には三枚の写真が納まるフォトブックが飾られている。>>49
色男の仕立て屋が親子を着飾り、美を閉じ込めた一枚。 見目には美しく清楚な母親は、 今頃二次元ならぬ檻へと誘われている頃だろうか。 共に写る少女を守る人は、もう何処にも居ない。
同じく着飾っても、最早、彼女の知らぬ娘となった後だ。]
(414) 2015/09/03(Thu) 22時半頃
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/* 確認してます!
ちょっと自分の中でいろいろと整理をしつつ。
(*49) 2015/09/03(Thu) 22時半頃
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[また、昨夜と同じ夢を見た。 砂浜を走り、海に潜ってじりじりと肌を焦がす。
温かい鍋料理を食したせいか、身体の内側が熱い。 ごわごわしたデニムの布地が邪魔だと身を捩らせ、 楽な姿勢になればより眠りが深くなる。]
――…ン、 ぅん―…ッ
[夢の中で、和樹はぷかぷかと海に浮かんでいた。 太陽で温められた海水は、母の胎内のように全身を包む。
やがて岸に戻ろうと体勢を変えようとしたのに、 何故か自由にならない。 ぬるりとした海藻が、足に絡まってしまったようだ。
爪先と内腿にぐ、と力が入る。 身体はどんどん熱くなるし、息も苦しくなるのに なかなか悪夢から抜け出せない。]
はぁ――… ふ、
ようやく縺れたそれに解放されれば、ごろりと寝返りを打つ。]
(415) 2015/09/03(Thu) 22時半頃
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[――――…己しか知らぬ彼女が居る。
胸が満ち満ちていく甘美を噛みしめ、 本当に、と染みわたる独り言が朝の空気の中を泳いだ。]
―――…良ぃ、腕をしてやがるな。旦那はよ。
[修道服と同じ黒衣に身を包んだ彼女は逃げる咎人のようだった。 己が長く、長く、求めていた姿。堕ちた聖女の姿。
大蛇のように丸ごと飲み込んでしまう大口は持たねど、己は夜鷹。 夜陰に紛れて獲物を浚うなど、息をするより容易いこと。*]
(*50) 2015/09/03(Thu) 22時半頃
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/*雲雀くんかわいいんだ 影之進じゃなかったら、くそぉお
(-287) 2015/09/03(Thu) 22時半頃
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そう? でもね、やっぱり心配だわ。 暑くて眠れなかったのかしら。
[冷房を入れればよかったわね、御免なさいと謝って。 苦笑いする彼の頬を一度撫でた後、 ふと夢現触れた”足長おじさま”をまた、思い出して。 首元の視線には気づかぬまま、そっと手を離した。]
ああ、私はまだなの。 一緒に食べ手も良いかしら。
[告げれば隣の席に座って、一緒に朝餉を頂こう。 又来ると言い残す彼に微笑んで>>441、]
また何時でも来てね。丹ちゃん。
[振り返る一言残す彼に、 袂を持って手を振ろう。*]
(416) 2015/09/03(Thu) 22時半頃
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[丹が碧落を出たその後、 裏口から何時もの打ち水の為の手桶と柄杓を持って表へと。 水を撒きつつ耳をすませば、蜩の細い鳴き声が>>407。
朝餉を支度する頃、通り過ぎた鍵屋には気づかずに、 女将は今日も水を玄関口に撒く。
待ってましたとばかりに猫は寝そべり四肢を伸ばす。 今日も良き天気と照る日を、流れる雲は隠す事もなく。*]
(417) 2015/09/03(Thu) 22時半頃
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― 朝 ―
んー……? あれ、? ……っ痛…
[朝日の眩しさに目を細める。 見慣れた天井が映って、身体を起こせば頭に鈍い痛み。 多分、二日酔いだろう。]
――あれ、いつ帰ってきたんだろ。
[卵入りの雑炊を食べたあたりから記憶がない。 ここにこうして居るということは、 約束通り叔父が送り届けてくれたのだろうけど。
厚くて寝苦しかったのか、 デニムパンツとカットソーは脱ぎ取られていた。 こういうことはよくあるので、さして気には留めず。]
あー……ったまいてえ…
[まずは水分を摂って、シャワーを浴びようと。 妙に重怠い身体を引きずり立ちあがる。
例の、宝石箱を叔父の家に忘れてきたと気づくのは、 太陽の位置が朝とは呼べぬところまで昇った頃のこと。]*
(418) 2015/09/03(Thu) 22時半頃
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―→雲雀の家―
[覆面を忘れたからとそんな言い訳を用意して、私は戸を軽くたたくのです。ばいばいという為に。 まだ寝ているだろうとそんな風に考えながら、]
…雲雀、…いる?
[震える声を抑え。平静を目指して私は問いました。*]
(419) 2015/09/03(Thu) 22時半頃
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/* 脱がされたと見せかけて勝手に脱ぐやーつ
(-288) 2015/09/03(Thu) 22時半頃
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/* 今日ですね。午前中、健康診断だったわけですよ。
…………ぅわぁぁん、鉄ちゃんーーー!! [ごふごふ]
(-289) 2015/09/03(Thu) 22時半頃
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/*雲雀くん、かわいいよおおお 動きすぎてorzという、可愛いかわいい。
(-290) 2015/09/03(Thu) 22時半頃
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/* 記憶をなくすほど酔ったこともなければ そもそもそこまでお酒を飲まないのでこれがアリなのかナシなのかわかんないけど薔薇はファンタジーだしこの村は基本フィクションなのでアリです多分。
(-291) 2015/09/03(Thu) 22時半頃
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無職 影之進は、メモを貼った。
2015/09/03(Thu) 22時半頃
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― 朝・商店街 ―
[耳聡く、そして、賢い。 己の目で覗きこむ鈴城醫院の若きドクターはそんな評価だった。 人の心配ばかりで、自分が後に回る習性だけは珠に疵だが。>>*47
ひょい、と片眉を揺らし、聞こえたかい。と悪びれせずに応じ。]
さぁて、俺は医者じゃねぇからな。 慎兄ィに助けられなかったなら、それが天命だったんだろ。
全てを救い、助けられるなんて幾らなんでも嘘くせぇ。 ……いいや、そんなのは釈迦に説法か。
死んじまう運命ってやつだったんだよ。 ――――― なぁ、兄ィよ。
医者でも、神様でも、守ってやれるのはそう多くねぇ。 アンタも、“もう”後悔しなさんな。
[まるで磨かれた黒金のように、温度のない笑みを向けた。 彼に教えられるまで、晒し続けた卑しい夜の、或いは子供の顔。 その顔を、かつて教会の修道女を務めた母と言う名の女は、 悪魔のよう、と彼に何度嘆いて零したか知らない。*]
(*51) 2015/09/03(Thu) 22時半頃
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―公園―
『覆面男だよ』
[子の、無邪気な声に顔を上げた。>>410 母の、無自覚な毒に顔を背けた。
公園の柵の向こう、去っていく姿に抱くのは諦観。]
……本当は、公園に用があったのかも 知れない、のに。 私が居たから……
(420) 2015/09/03(Thu) 23時頃
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― 商店街 ―
[歩きなれた商店街。 もうどこの店も開いていて、その準備をしてる店の人たちと目が合えば軽く手を振って。]
あー……帽子かぶってくりゃよかったな。
[暑い日差しがジリジリと照り付ける。 耳にピアスがない違和感を多少感じながらも、光圀の家の正面へと向かう。 裏門はこの前いったが、実際正面の方へと行くのはあの日以来。
暑さで汗をかいているのか、変に緊張しているせいで汗をかいているのかが全く分からない。 それでもいつもの様に頭を掻きながら一歩一歩確実に光圀の家の前へと向かう。]*
(421) 2015/09/03(Thu) 23時頃
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…――私、本当に嫌われちゃったのね。
(=96) 2015/09/03(Thu) 23時頃
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/*ねえちゃぁあああああ
(-292) 2015/09/03(Thu) 23時頃
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[思い一つを
言葉にしようとしたら。 千でも足りない。 万でも足りない。
けれどそのもどかしさが全てだった。
例えようのない窒息感に溺れながら、 酩酊状態で言葉を零し続ける。
その集中を遮ったのは待ち望んでいた声だった。>>419]
(422) 2015/09/03(Thu) 23時頃
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…進くん?
[手を止めて。 尋ね返しながら扉を開ける。
目覚めた時には既にいなかった姿に、安堵の息を零した。]
おかえり。
(423) 2015/09/03(Thu) 23時頃
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― 商店街 ―
[いつものように珈琲を淹れるつもりが、豆を切らしていた。 しょうがないと昨日のデニムと、新しいTシャツに着替えて 缶珈琲を買いに最寄りの自販機へと向かう。
昨日の酒がまだ残っているようで、食欲はない。]
よう、おはよ。これから大学?それとも病院?
[途中、丞の姿が見えればひらりと手をふる。 珍しく何も飾られていない右耳を視界に入れながら、 かける声はいつも通り、左側に。]
(424) 2015/09/03(Thu) 23時頃
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/*あ、やっぱり可愛い。 可愛くない影之進で、くっそ。 あざとい要素すべてどっかに置いて来たせいで、可愛くない影之進
(-293) 2015/09/03(Thu) 23時頃
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[朝早くからシャッターを上げた本屋の硝子には、 早速、新刊案内が張り出されていた。 目玉は勿論、かの馬道雲雀が描く新刊。
『妄執のファム・ファタール』である。>>0:60
運命の女性と、唇の形だけで題名をなぞり、 作務衣の下に吊った小さな鍵がチャラリと揺れる。
おはよう、と挨拶を伸ばす本屋の店主に軽く手刀を切り、 予約は入れられるかね?と、気安く問いかけた。
きっと、これも、何時もと変わらぬ光景。]
(425) 2015/09/03(Thu) 23時頃
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/* お相手さんは大丈夫だろうか。 コアタイから大幅に遅れているので、心配。 秘話送りすぎてドン引きとか、確定させすぎて萎えとかならホントごめんなさいなので、焼き土下座のAA準備したい。 すみません、本当。
(-294) 2015/09/03(Thu) 23時頃
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[――― そうして今も迷子の私は、あなただけ、探してる。
本のタイトルの隣に入れられた煽りは、詞藻に富む。 既に読み終わった灰雪は、同じ夜を飛ぶ鳥から頂戴した。 だが、今度は金を払い、彼の才を評価すべきだろう。
己は、それだけのものを、あの一冊から貰い受けた。 訥々と堕ちてゆく白と、振り下ろされる刃。
瞼を閉じれば、今もクライマックスが蘇る。 国語は苦手科目であったが、あの主人公の気持ちだけは、 少しだけ、分かる気がした。*]
(*52) 2015/09/03(Thu) 23時頃
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[他にはどうだろう。
昨夜、夜の衣に身を隠して古物商の店前を通った。 ポストの前を足早に急いだ。 醫院の前を息を潜めて歩いた。 仕立て屋と小料理屋の前を耳を塞いで通り抜けた。
名家の塀よりも高いものが聳え立つ。]
(426) 2015/09/03(Thu) 23時頃
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─ そうして翌日、『テーラー加賀屋』 ─
[送り届けた和樹は、あまり意識がはっきりとしていなかったようだ。 それに苦笑して、ちゃんと眠るようにと告げて別れたが。 もしかしたら、それは記憶にないかもしれない>>418。
和樹の身を案じながら自宅に戻れば、また男は苦笑をひとつ浮かべる。 彼の手提げが、忘れられていたから。
翌日男はそれを店へと持って出勤し、そうしていつもの仕事に取り掛かることにする。 開店時間を迎えて暫くした頃、店内を覗く黒金の姿を目にする>>414。 視線の先に気づけば、ひらりと身をよけて黒金の視界を良くすることだろう]
(427) 2015/09/03(Thu) 23時頃
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― 夕・碧落にて ―
[>>324鈴城に引かれてぐったりしたまま 意識はあまり無い姿で持ち帰られる事になる。 >>357途中韮沢とすれ違ったのも知らないまま、 何とかアパートに到着した、らしい。
鈴城に声をかけられても返事もままならず、 ベッドに寝かされて少し身動いだ程度。 ただ、優しく撫でるような手には 嫌そうな反応を見せることは無く。 ごく大人しく身体を拭われていた。]
……ん。
[柔らかくかかる声にも夢現の返事。 朝が来るまでベッドから起き上がることも無かった。]
(428) 2015/09/03(Thu) 23時頃
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― 翌朝・自宅アパート ―
[朝の少し遅い時間、鈍痛と共に意識が浮上する。 自覚はある、二日酔いのそれだ。
起き上がって自宅であることを確認。 鈴城が運んでくれたのだろうとテーブルを見る。]
あれ、置き手紙。 ……変だった、のかあ。 寝ちゃったもんなあ。
[ぼさぼさの髪をがしがしとかきながら さらに丁寧にパジャマにまで着替えてあるのを見て 鈴城の仕事に笑みがこぼれた。 そのままの服で転がしておいてくれても良かったのに。
どこか見覚えがある字のようだが、 内容は鈴城のそれだから引っかかる事もなく。]
(429) 2015/09/03(Thu) 23時頃
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/*(正座)
(-295) 2015/09/03(Thu) 23時頃
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教諭 英明は、メモを貼った。
2015/09/03(Thu) 23時頃
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[商店街からゆらりと離れ、向かう先は町外れ。 最中に通り過ぎるのは、長く高い塀。 古くからの因習染み付く花京院家の屋敷だ。
本日自棄に静かに感じるのは、己の心持ちの所為か。 それとも、もっと別の歯車が巡りだしたか。
軽く目を細めれば、容易く超えた夜を思い出す。 瞳の裏側に蘇るのは、黒と朱の交差。
誰しも、胸の内に明かせぬ秘を抱える。 自身はその番を介く者。]
(430) 2015/09/03(Thu) 23時頃
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[店の向こう、黒金がどんな独り言を綴っているかは判らない>>*50。 けれど己の腕が、彼の何かに役立った気はして。 どこか満足げに口許を歪めた。
ほんの、一度きり。*]
(*53) 2015/09/03(Thu) 23時頃
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[―――にゃあ、と何処からともなく聞こえた鳴き声に顔を上げ、 姿を見せぬ斑猫へと、そっと囁くは闇の内で使うと同じ声色。]
どこへなりと、案内してやんな。 若君様はあんまり外に慣れちゃねぇ。 お前さんとて一宿一飯の恩義があろうさ。
―――…なぁに、賽の河原までは連れてかれやしねぇよ。
[喉で籠る夜鷹の笑い声。 もうひとつ、相槌めいて響いた鳴き声はヒグラシの声に重なった。*]
(*54) 2015/09/03(Thu) 23時頃
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[ふ、と聞こえた声に振り返る。>>424]
おう和樹おはよ。 いやー今日は午後から海に行こうかな、って……。 その前に光圀の家に今から行くんだよ。
[左側にくる声に苦笑しながら答える。 あの日から和樹の前でもしなかった話題をさらりと告げる。 自分よりも和樹の方がきっと気にしているだろうから。
和樹に近寄り、肩をぽん、と叩く。]
……お前のせいじゃねぇし、もう気にすんなよ。
[ずっと言おうと思って言わなかった。 避けていたのは自分なのかもしれない。]*
(431) 2015/09/03(Thu) 23時頃
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[公園でのすれ違いに>>420耳を塞いでいた私は気づきませんでした。尋ねる声に小さく覆面の中で頷きます。 安堵の息と声に戸惑う様な顔が中に浮かびました>>423]
……なんで、おかえりなんだよ。 というか、起きて大丈夫なのか、…
[覆面を忘れたから取りにきたんだ。それが終わったら、此処から離れるからと。私は彼の目を見つめました。おかえりは違うだろう、そんな思いを。
その言葉に、ほっと安堵した思いを心の中に蓋をしました。]
(432) 2015/09/03(Thu) 23時頃
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/* 赤の御礼参り! つくづく世話になったからな、あんがとさん。
(-296) 2015/09/03(Thu) 23時頃
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…だから、……
[バイバイと告げようとして、言葉を飲みました*]
(433) 2015/09/03(Thu) 23時頃
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ひーにいちゃ、…
[僕を呼んでくれるかな。]
(=97) 2015/09/03(Thu) 23時頃
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小料理屋 倫子は、メモを貼った。
2015/09/03(Thu) 23時頃
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[和樹が忘れていったオルゴール。 同じものは、男の家に。 鍵はないと思って黒金の元に持って向かった宝石箱だったが、後日鍵は見つかることになる。 妻が彩を添えていた下駄箱の花瓶を片づけようとしたその時、ちょうどその下に見つけた。
無様な様を黒金に晒したと自宅で笑った男は、更に無様な姿を晒すことも厭わなくなり。 だからこそ夏の始まりに、妙な依頼を黒金へと投げられたのだ(>>1:*50>>1:*74)。
昨晩、和樹の忘れ物を見つけた時。 男は好奇のままに、和樹の手提げに入っていた宝石箱へと鍵を差し込んだ。
中を暴いて生まれたのは、より強固な占有欲。*]
(*55) 2015/09/03(Thu) 23時頃
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[忘れ物があったから、とりにきただけ。>>432 そんな言葉を受け止めて、 寝不足でぼんやりした頭と体で、 差し出すものがある。
何か言いたげにして、飲み込んだ言葉の合間に>>433 有無を言わせないようにそれを押し付けた。]
(434) 2015/09/03(Thu) 23時頃
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[高く聳える塀の内側。>>430 静かな庭で、ヒグラシが鳴く。 甲高いそれが響く、夏の終わりはもうすぐ。
昼前にはくるだろう客人を迎える為に、米を炊きながら。 壁にかかった時計を見ていれば、突如黒電話が鳴り響く。]
ジリリ───…
ジリリリリ───…
[受話器を取れば、電話口の相手は見送ったばかりの声。]
(435) 2015/09/03(Thu) 23時頃
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もしもし、花京院ですが。 ああ、お祖母様。どうしましたか?
……え。 隣町の……、そうですか。お通夜からそのまま葬式に。 わかりました、留守は任せてください。
[告げられたのは、資産家の老人の急死。>>371 資産家と名家。付き合い上、寄り合いは急遽御悔みに変わると言う内容。 早乙女の姓との繋がりは知らぬまま。 けれど臥した老人の回診をしていたのは、確か。 昨日会った心配性の主治医を思いながら、受話器を置いた。]*
(436) 2015/09/03(Thu) 23時頃
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― →教会 ―
[商店街をぐるりとめぐり、辿り着いた先は始まりの場所。 二十七年前、この門扉の前に捨てられた時から、己の生は始まった。
無精をしていたにも拘らず、こんにちは。と明るい笑顔で迎える神父。 今日は預かり子が一人も居なくて暇をしていたんです。と実に気安い。 うっそりと瞳を撓めて笑う男が、介助めいて車椅子押す。
そんな風に、神父を気遣ったことなど、初めてなのに。 カラカラと車輪が回り、男は神の家へと脚を踏み入れた。*]
(437) 2015/09/03(Thu) 23時頃
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書いたんだ。 仮面の男の話。
だから、読んで。
[まだ誤字も万年筆で訂正したきりの、 荒い仕上がりの原稿の束を押し付ける。]
(-297) 2015/09/03(Thu) 23時頃
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[伝えたかったこと。 言いたかったこと。 秘めたこと。
溢れてしまった思い。
全部 ぜんぶ。]
(-298) 2015/09/03(Thu) 23時頃
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[小箱に収まりきれない思いが、
溢れだした。]
(438) 2015/09/03(Thu) 23時頃
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/*雲雀くんの中身って、金具さんなわけでー(だよね?) かわいいかわいいと言っているのを知られるとぅわあああああと中身がなっています。
(-299) 2015/09/03(Thu) 23時頃
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――名も無き話・あるいは『手紙』―― [彼は、その顔に花を咲かせていた。 赤く澱んだ腐し花。
傷痕の枝葉をぐるり巡らせ、涙の雨で花弁の彩りは褪せていく。
苦しみに掻き毟るたび、傷ついて爪をたてるたび。 ぐちゃりと花の色は深くなり、涙雨でどろりと膿む。]
(-300) 2015/09/03(Thu) 23時頃
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[その白皙の名残さえ、遠く遠く、 見失ってしまうほど。 奇異の視線と蔑みの声を肥料に、 哀れな花は禍々しく咲き誇る。]
(-301) 2015/09/03(Thu) 23時頃
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[咲き誇った花の重さに耐えかねて、 面を伏せていく貴方は、 いつかの膚の色と同じ真白の仮面を身につけた。
白。真白。 穢れなき色。 拒絶の色。
――あの日触れた、まろい白とは違う白。]
(-302) 2015/09/03(Thu) 23時頃
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[あの日、二人だけの秘密の遊びに、 こっそりと肩を寄せて身を潜めた悪戯心。 食べたばかりのおやつの、甘い匂いが指先と唇に残っていて、 それがくすぐったくて二人で笑った、 内緒の箱庭。
くっつけて眠った頬が、温かくて、 一度目覚めてしまっても、起きるのが勿体なくて じっと黙って眠ったふりを続けていた。]
(-303) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
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[もうずっと、明日が来なければいいと思ったのに。 時間は過ぎて。 貴方は離れ、 傷を負い、 傷から芽生えた花が、 そのすべてを覆い隠してしまった。
それなのに。]
(-304) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
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[その花さえも、焦がれてしまう。]
(-305) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
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[それは貴方の痛みの色で、 苦しみの色。
棘の言葉しか吐き出せなくなったその喉の奥で、 呼ばれた名前を今もまだ、覚えている。]
(-306) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
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[貴方は、私を知らないでしょう。
貴方は、私が貴方を覚えていることを知らないでしょう。 貴方は、私が貴方を見ていることを知らないでしょう。 貴方は、私が貴方を思っていることを知らないでしょう。
それでも。 それでも――]
(-307) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
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[私は、忘れない。
二人で寄り添って眠った、小さな柩。 あどけない声で呼ばれた名前。 見上げた聖女の像が美しくて息を飲んだこと。
貴方の傷花。 無残に咲いて、棘の言葉で身を守り、道化めいた仮面を纏ったこと。]
(-308) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
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[幾千幾万の声が貴方を蔑み、貶め、見下し、憐れんだとしても 私は知っている。 私は忘れない。
貴方を。]
(-309) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
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[目の前の友人が告げた行先は、予想のどれとも違うもので。 ――思わず目を瞠り、呆然としてしまう。]
……そ、っか。
[退屈で、平凡で、同じことの繰り返しのような日々でも。 時間は刻々と過ぎ、傷は癒え、思い出は薄れていくのか。]
――…、気に、なんかしてねえ。
[肩を叩く掌は、無力なこども時代のそれとも違う。 もう立派な大人のそれと変わらない。
片方の耳は聞こえなくとも、彼はここに居て。 変わらず、友達でいてくれて――。 和樹が恐れていたことは、何もないと、教えてくれた。]
花京院くんに、宜しくな。 あとさ――今度、おれとも行こうや、海。
凛花ちゃんも…ほかのみんなも誘って、さあ。
[まだ、酔いが残っているのか。 無意識に緩む涙腺が、海水のような塩気を運んできたけれど。
ぐっとこらえて、いつも通りへらりとした笑顔で。 いつもと同じ、口約束程度の誘いをかけて手を振った。]*
(439) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
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[本当は爪を立てて、寂しかったと叫びたかった。 貴方の本当の顔も知らない人たちから遠ざけて、 私一人で満たしたかった。
それでも、貴方が私を知らないでいるならば。
貴方をそっと閉じ込めてしまおう。 私だけの記憶に。
この思いの中に。]
(-310) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
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[愛らしい子どもと、不気味な仮面の男。 笑って別れてしまったあの子と、憎まれ口で佇む白い仮面。
どちらもを、同じだけ大切に思うのはきっと私だけ。 私だけ。]
(-312) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
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/* は。おばあ様ーー! そう繋がってたか、寄合……。
鉄ちゃんが皆との関わりを演出している…
(-311) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
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[私だけが知っている貴方を。 私は閉じ込めてしまおう。
それは、誰にも邪魔されない永遠の檻。
たとえこの思いを
愛と呼ぶ日が来なくても。 恋と呼ぶ日が来なくても。]
(-313) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
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[――愛しい貴方を試したくないから。*]
(-314) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
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|
『あれ、これ和樹くんのですかー?』
[持ってきた和樹の忘れ物は、作業場のテーブルセットの上に置いた。 それに気づいたのは今日も張り切って作業に来た三郷で、加賀は少し遅れてその問いに頷いた。
型が同じならば、妻の置き土産のオルゴールの鍵とも合致するだろうかと、その鍵を差し込んでみたのは眠る前のこと。 鍵は回り、そうしてその中身を見てしまった。 甥への申し訳なさを覚えながら。
少し首を傾げた、結婚なんて珍しい言葉が呂律の回らない舌で転がる理由>>408にも、あれを見れば納得がいく]
(440) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
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[その時湧いたのは、より強い占有欲と独占欲。
男の中で渦巻く狂った愛が溢れるのは、至極簡単なことだったらしい]
(-315) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
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/*
もふ溢れているってツッコミはなしよ(
え、足りない?
(-316) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
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/*ひぎっ、死ぬ。
(-317) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
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[そろそろ、鍵を受け取りに向かわねばと重腰を上げる。 服の上、下腹に指を添えたのは、昨夜の指腹の感触が残るせい。
偶然だと結論付けていた。 黒い刃は偶然だと、思うことにしていた。]
あ、れ?
[通りの向こうの更に向こう。 和樹と丞の姿が見えた。]
(441) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
|
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/* のこり1時間……私は如何監禁されたら良いのかしら(まがお)
(-318) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
|
|
[加賀の頷きを見て、三郷はですよねぇと相槌を打ち、そうして碧落へと向かう。 大体完成した、紺瑠璃色のワンピースを持って。 倫子の姿があれば、それを彼女に纏わせ、裁縫道具を持った三郷は細かな直しを入れることだろう。
もし時間があるならば、少しワンピースを纏って暫く過ごして欲しい。 それで妙な心地なところがあれば、お直し依頼は加賀屋へと!
そう言って、三郷は倫子の元を去る筈だ。 倫子の喜ぶ顔が見たいと張り切った三郷の成果が、早い形でオーダーの大体の完成を告げる。*]
(442) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
|
|
分かり易いなぁ、気にしてんのバレバレだから。 あの事故は俺が海に飛び込んだのが悪いの、おめーが気にする事なんてどこにあるんだよ。
[ぺし、と軽く頭を叩いてしかめっ面を浮かべる。>>439 もう過去は過去の事。 もう乗り越えなきゃいけないのは俺だけじゃなかった、彼だってその一人だ。
でも、もう大丈夫、そう言い聞かせる様に伝える事で彼の重荷を少しでも外せたら、と。]
おう、伝えとくよ、最近また発作出てるからなぁあいつ。 ―――…あぁ、そうだな。 俺泳げねぇけど、ビーチボールやスイカ割りぐらい出来るんだぜ?
[そんな事を笑いながら告げる。 止まっていた時間は進めなきゃいけない、少しずつだって構わない。 その先頭を自分がきれれば―…、
手を振り返せば足取り軽く光圀の所へと。]*
(443) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
|
|
[何かを話し、そうして別れる。 変わらない光景。
ただ、凜花だけが遠くに居るのだろう。
潮の砕ける音が、聞こえた気がした。*]
(444) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
|
|
大丈夫ですよ、自己管理くらいできなきゃですし。
[暑かったかとの言葉>>416には少し迷って]
ちょっと、緊張、しちゃっただけです。
[早口で白状した。]
もちろんですって! 倫子さんの料理をいただくのはいつものことですけど、 こうやって並んで食べたことはあったかなぁ?
[いつもはカウンター越しに見上げる顔。 今は、隣にある。 ふわりと笑って。
*]
(445) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
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|
[夜通し、書いたその文面を 彼が手に取って読むかどうか。 それをじっと見ていた。*]
(446) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
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|
/*
さーてどうしようと思いながら、なんぞ胃痛がいらして一人もだもだしております。 しております。
あと一時間かー……
(-319) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
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|
― 花京院邸 ―
[入口前に着けば思わず一度足を止める。 何故だか少し震える身体を片手で腕を抑えて、ゆっくりと深呼吸をする。
ばーちゃんは居ない筈なのに、今この家にいるのはおそらく光圀一人。 そう思えば足を進めて、家の呼び鈴を鳴らした。]*
(447) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
|
|
/*
あ、めっちゃ邪魔したかな丹くんまじごめん!(土下座した。
あと三郷ちゃんが届けにいくのは、おじさんの思いやりだ(ほかの野郎が一番に見ないで済んだよ、みたいな。
赤にロルなげなくてもいいか、うん。
(-320) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
|
|
へい、じゃぁ次の方ー
[もう、隣町の異変が、この商店街にも伝わる頃>>436か。 患者も救えぬ藪医者には、それでも人がいた。 この患者も、あの患者も、信用してここへ来るのは先代のおかげ。 醫院と共に継いだ患者の、信を得たのはようやくの事。
さぁ、明日には何人になる。何人の信を失う。 楽しみだと、浮かべる笑みが怖いと、待合室に響く赤ん坊の鳴き声。]
(448) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
|
|
[さて、朝の日課も終わったし今日は如何しようかと考えていた所、 碧落への来客が1人>>442 戸を開ければ其処には昨日採寸をして貰った三郷が其処に居た。]
まぁ、こんなにお早く? ご無理させたんじゃないかしら。……でも、嬉しいわ。
[ワンピースを纏えば、なんだか少し若くなったような心地もして。 時間があるならば少し此の侭でと、 告げられれば頷こう。]
ありがとうございます。 ……本当に。
[彼女に向けるのは、まるで少女の様な笑み。 そのまま見送り、扉を閉めて。 そして女将は二階へ向かい――]
(449) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
|
|
― 教会 ―
[古い建築物にありがちな段差は、 申し訳程度のバリアフリー精神からスロープで埋められていた。 力強い男の腕に、自重を任せて神父は思い出を語る。
もうすぐ、彼女も帰りますよ。と微笑む神父は、おや?と首を捻った。 一緒に昼食でも如何ですか。そう続いた声が途切れがち。 彼女は確かにお使いへと出かけた筈。
―――― 目の前の男に借りたという、黒衣を詰めた紙袋を持って。
振り返った先には、胡散臭いと言われ続けた笑み。*]
(450) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
|
|
……この、ワンピースは。 ”あなた”の為に。
(=98) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
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|
[顔も知らぬ貴方。 夢現に聞いた声が貴方であればよいのに。 そう思う、簪の送り主。
2階という閉ざされた一室でだけ、私は唯の倫子となろうと。 頭の瑠璃を外し、腰まで伸ばされた黒髪は波を揺蕩せて散る。
そして常より緩く纏めた髪に、挿すのは――菫と、白色の*]
(451) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
|
大学院生 丞は、メモを貼った。
2015/09/03(Thu) 23時半頃
|
[バイバイという言葉一つ。 告げられず、飲み込んだ私の声――。>>434]
[差し出されたものを、紙の束を]
(452) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
|
|
[碧落を出た足は暫くの距離を歩いて、止まる。
河川敷の土手に降りると、じゃり、と硬いものが足に触れた*]
(453) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
|
|
/* 昨日の今日ですなw
おとといだった気もしてて、中の人が時間感覚失ってる(
(-321) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
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――――指が、目が、文字を。言葉を追いました。
綴られた、言葉の意味を 此処が玄関だということすら忘れ 私は――――息すら音を失い―――――
文字という名の――永遠の檻を見つめました。 誰にも、邪魔されないように―― 叫ぶことなく、叫ばれることのない言葉の数々。
(454) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
|
|
傷花を咲かした頬が、仮面の下、奇妙に歪みました。
(455) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
|
|
―鍵屋―
[確実に逢えるように、 確実に鍵を受け取れるように。
鉄の在宅を確認しようと携帯電話を耳に当てる。]
……出ない。
[溜息と共に15回目の通話終了ボタンを押す。 辿り着いてしまった店先。
おかしいと首を傾げると、『本日定休日』の張り紙が目についた。]
やだ、私ってば……。
[黒金もそうならそうと伝えてくれれば良いのに。]
(456) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
|
|
[ただでさえ二日酔いで痛む頭を叩かれたお陰で、 くしゃりと歪む顔を誤魔化すことができた。
こういう、無自覚な優しさに、ずっと――。]
うっせ。もう気にしてねえよ!
[――その先は、言う必要はないだろう。 もう終わった、過去のアルバムにすら残っていない想いだ。]
あー。そういやこないだもちょいバテてたよ。 お前と花京院くん、足して割ったら丁度いんじゃない。
[殺したって死にそうにない、と。 今まで言うことのなかった類の揶揄を飛ばし。]
おう、んじゃな。
[今までと違う会話の始まりは、今まで通りに終わり。 ふう、と深く息を吐く。 ――やはり、潮時なのだろう。 あの手紙は、先に進めというサインなのかもしれない。]
(457) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
|
|
ふむふむ、失うのが怖いと監禁される感じかな。 僕は慎也を捨てることなんて無いのにねえ。 (逆はあるかもだけど)(無いか)
(-322) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
|
|
……知らないのは、どっちだよ。
[幼い、憧憬の。二人眠った棺の中に。 そっと囁いた呪いの言葉を――――聖女の白を遠く]
(458) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
|
|
[大切に仕舞い込んだ箱の中。 解けた思いが、溶けていきます。]
[―――試すように。]
(459) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
|
|
[誰も居ない教会に響く大きな落下音。 からからと回る車輪の音はあまりにも軽い。
両手を空にした男が、神の家で嗤う。 彼女に憑りつく悪魔が、僥倖に満ちて嗤う。
善良も、神も、全てを見下ろすように。*]
(-323) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
|
|
『ひーにぃちゃん』
[読み終えた紙束を持ち>>446 彼の目の前、僕は覆面を取ります。 爛れた肉壁を、膿を、幼さ残る半顔を覆う傷花を。]
(460) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
|
|
――それでも僕は、貴方を試したいのです。*
(=99) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
|
|
[男は待っていた。 秘密に鍵を掛ける我が城ではなく、秘密を明かす教会で。
胸元から引っ張り出した小さな鍵をしっかりと握り込みながら。 穏やかに祈り続ける聖女像を見上げて。
――― たった一人、教会で、運命の女性を待っていた。*]
(461) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
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[通りの向こうの、更に向こう。>>444 誰にも、何にも染まることのないはずの 漆黒を纏う聖女の姿が遠くに見えた、気がした。]
――――…凛花ちゃん?
[姿を伺おうと踏み出した時には、 陽炎のように、消えていた。]*
(462) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
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[外気に晒して、紙束を持ったまま]
…久しぶり。
[仮面を落とし 手を伸ばせば、――抱きしめようと僕はしたのです。*]
2015/09/03(Thu) 23時半頃
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ー少し前の事>>445ー
……あらあら。緊張、なんてしなくても良いのに。
[昔泊まった事もあったのにね、と早口の白状にくすりと笑う。
御膳を頂く時、彼の指摘にそういえば、と。]
そういえば、なかったわね。 ……というか、誰かと一緒にお昼を頂くのは、 本当に久しぶりで。何だかうれしくなっちゃったわ。
[ふわりと笑う、彼に目を細め。 そして朝食は和やかに過ぎてゆく*]
(463) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
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[外気に晒して、紙束を持ち]
…久しぶり。
[全てを隠した仮面を落とし 手を伸ばして――抱きしめようと僕はしたのです。*]
(464) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
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呆れられただろう。 倫子さん、嬉しそうだったかい?
[戻ってきた三郷を出迎え、そうして倫子の様子を訊ねた。 思いのほか早く仕上がったワンピースは、三郷の勢いのなせる業。 それに呆れられなかったかと問えば、まぁそんなところだと頷かれる。
もっとも、その勢いはこちらとしても有難かったのだが。 だから少女のような笑みを浮かべてくれた>>449と、そう報告を受ければ加賀も相好を崩した。 やがて昼近くになれば、店を手伝ってくれた三郷は彼女の旦那が休日だからランチデートに出ると浮足立つような仕種で店を出た。
加賀は、というと]
(465) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
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[がんがんする頭を抑えつつシャワーを浴びに行く、 多少ふらつくがこれは仕方ないものだ。 またすぐ鈴城醫院へと向かう事になるが 朝食代わりに水だけ飲むとして。]
あああ、そんな飲んでないのにぃ。
[夏休みももう終わるからとはしゃいだのだろうか? 気心知れた相手だから油断はしていたが、 そこまで大量に飲んだ記憶も無い。 適当に髪を乾かしてから着替えて家を出る。
その頃にはもう噂は回ってくるだろうか。]
(466) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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[まだ使い慣れないスマートフォンを取り出して、和樹へとメールを出すことに。
忘れ物が店にあること。 それから、誕生日祝いをしたいと。
そんなメールを出して、和樹を店へと招いた。*]
(467) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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[かくれんぼで、最初に彼女の姿を探すのも。 みんなで纏めて昼寝をする時、彼女の隣を占拠するのも。
彼女の身に何かあった時。
いつだって、真っ先に。>>0:369>>117 そして最後に頼る縁は和樹ではなかった。>>189
その先にあるのは一見人が好く、その実胡散臭い笑顔。 それがずっと面白くないと思ってきたこと。 相手にされていないと拗ねていたことも、今は笑い話のひとつ。]
(=100) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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[勝手口に回り込むことはしない。 数分、店の前で佇む。
カラカラと車輪が何周もした後で、凜花は教会に戻ることにした。]
……きっと、行き違えたのよ。
[そうだとひとり、得心する。]
(468) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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/*文章力がこい!!!! まじめにほしいっ、ぼく文章畑出身だろおぉおおお
(-324) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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試されているのは僕なのか慎也なのか。
(-325) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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[米が炊けるまでの間。 一昨日教会の子供達を迎えた時のように、冷茶と和菓子の準備をする。 今日の主菓子は大福。従兄弟が好きだったものだ。 それに、凛花が置いて行ってくれた焼菓子の残り。
左手に包帯を巻いていても、利き手は動かせるしこれくらいの支度はできる。
窓の外。庭で、にゃぁと猫が鳴いた。]
(469) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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/* 来てねって言ったのに御足労すまない! 教会の方が良いなぁと思ってしまって…!
(-326) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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[大福をひっくり返した底から、密かに押し込んだのは一粒の錠剤。 昨日怪我の治療に訪れた醫院で処方してもらった、睡眠薬。]
……今度こそ、目を離したりしませんから。
[優しい従兄弟が、意外と頑固なのは知っている。 一度そうと決めたら、家を飛び出してしまうことができるほど。>>0:1 血の繋がりはないというのに。 こういうところだけ、まったくそっくりだと思えば小さく笑んで。
大福を皿の上へ戻して、その時を待つ。]
(-327) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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/* 俺の徘徊を拾ってくれたみんな好きだぜ。 有り難いよな、さんきゅさんきゅ。
(-328) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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/* そういや今日気づいたのですがね、中の人ですね、叔父×甥ってかなり苦手な属性なのですよね。逆なら物凄く飛びつくのだけど(年下攻め好き。
なのにその辺感じさせなかった和樹すごいなって、謎の感動をしてます。
(-329) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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/* その辺=苦手感ね。
年下×年上の近親相姦はいけるのに、逆だと割と精神的にグロッキーになるくらいダメなのよ……。ふしぎだろ……
なのに今平気なの、和樹すごい。
(-330) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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……気のせい、かな?
[改めて声がかかれば、先の会話を繰り返し、 夏の終わりの海を眺めに行こうと、改めて約を交わすだろう。 しょうがないからばか鉄も誘ってやるか、 なんて、本人がいないのをいいことに口ぶりだけは偉そうに。
叔父からのメールに気づいたのは、 その場で缶珈琲を飲み終え帰宅した後のこと。]
『了解、すぐ行く。ありがとう。』
[さすが、気が利くと。>>467 連日世話になっていることだし、三郷も居るだろうし。 何か差し入れをしようかと考えながら、再び家を出る。
『valot』は本日、誕生日の為臨時休業。]
(470) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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/*
そして眠い……(今日はちょっと無理しても頑張るつもりなんだ…。 EPって一言落として寝るんだ(そんな決心。
(-331) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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/*文章で閉じ込められるのう、 文章力がこい!!こいっ
(-332) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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[すぅと息を吸い、顔を上げた。
鋭い視線にも、向けられる蔑みにも、凜花は背を丸めず、足早に過ごさず、真っ直ぐに歩こうと軽く顎を引く。
手提げにかかる指が震えそうになっても、ぎゅと力を籠めて堪え忍んだ。]
こんにちわ。今日も暑くなりそうですね。
(471) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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/* 一昨日じゃないよ、三日前だよ!!! 日程感覚がだんだんと、あやふやに……orz
(-333) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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/* あら? 和樹くん?
(-334) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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/* あ、あああ花京院さん拾い損ねてる
にゃ、にゃー
(-335) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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― テーラー加賀屋―
[店を訪れたのは丁度昼休みに差し掛かる時間。 差し入れについては、鈍い頭と胃では決めかねて 結局てぶらのまま。]
こんにちは。昨日はごちそうさま。 あの後――ソファで寝たあたりの記憶がなくて、さあ。
忘れ物も。態々持ってきてくれてありがと。
[いつも通り、否。 長年溜め込んでいた憂いが すべてとは言えないが晴れ間を見せたことで、 夏の終わりより秋の始まりを想わせる笑顔を湛えている。
今度は忘れないようにと、 急くように荷物を受け取ろうとする手は、 その宝石箱が和樹にとって大事なものだと、見て取れる仕草。]*
(472) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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/* はっぴばーすでーとぅみぃぃぃぃぃぃ!!!! いえーい!
(-336) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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[午前の診察は滞りなく、進む。 突き指と、夏風邪と、虫刺され。
待合室の人を入れ替え、時計の針は進む。
心配の種は、いつ来るだろう。 来るならその身1つで構わない。
朝に与えた謎の解は、この手の内に。]
(473) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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夕方には一雨くるかも知れません。
[誰も応える事が無くとも、挨拶の声をかけるだけ。 これが自身の日常だから。
大丈夫。信じてくれると言ってくれたもの。
真っ先に、そして最後に頼るのは、いつだってひとつ上の幼馴染み。]
(474) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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/* 甥っ子が叔父を煽っておるww
血筋だ、これはwww
(-337) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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[――その、中身を。 黒金曰く家系という不治の病に等しい好奇心で。 叔父が暴くのではないかと。
試そうとしてしまった意図と、罪悪感を 誤魔化そうという意図にはきっと気づいていないだろうと信じて。]
(=101) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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[常に甘やかし、大事に、気遣ってくれる叔父が。 甥の秘密を暴くなんてこと、するはずないと信じて。]*
(475) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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―教会―
[分かっていたとはいえ、子の声が一人も聴こえないのは寂しさを募らせる。
ひとり、また一人と引き取られていく友達を見送ってきたように。初秋のような風が吹くようだった。
門の裏側、郵便受けは空になっている。 神父が取りに来たという証。
車椅子では不自由しただろうにと、古い建物を見上げた。]
(476) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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/* 私の動きが、本当に悪くて申し訳ない。 もっと、お相手さんの性格や肩書を活かせるロル書きたいのだけど、壊滅的に空気読めない。
迎えに行った方がいいんだろうか。 定休日にすれば良かったかなぁ。
(-338) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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[ねぇ?
私が貴方の何を試すというの?]
(-339) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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/* あぁあぁあああぁあと30分! なんとかこう、蒔いたあれそれを回収して着地できたかな!?
お店に来てくれたり絡んでくれたみなさんありがとう。 量に差はあれど、全員とそれなりに会話して、 それぞれの物語に多少なりとも関わることができて嬉しい。
反省とか謝罪もろもろはエピで纏めて。
(-340) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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[手紙を、書きました。 彼の興味を引くためだけの、 酷い内容の手紙を。
だけど。 そこに込めた思いだけは偽りではなかったのです。*]
(477) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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[貴方を知っている。 貴方の傷を知っている。
知っていて――
慈しみたいと思っている。]
(-341) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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/* なんというか、だいぶskt行為についてクレクレオーラ全開にしてしまったので。エピではもう叔父さんがやりたいようにどうぞって五体投地のつもり。
やりたいことがないって言われたら乗っかろう。
(-342) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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[建物の扉を押し開ける。
小さなピロティには、子供たち手製の品やポスターが張られている。
ざわり。胸騒ぎに襲われ、凜花は首から下げたロザリオに触れた。それでも安心感は遠く。]
(478) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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[呼び鈴の鳴る音。>>447 玄関に向かえば、戸を開けて。待ち人へゆるりと微笑んだ。]
いらっしゃい。 汗だくですね、今日も外はそんなに暑かったですか。 どうぞ上がってください、お茶を用意してたところです。
丞、どうしたんですか深呼吸して。
[外を歩いてきたからか、汗をかいている姿に目を瞬かせ。>>421 冷茶を乗せた盆を取りに台所へ寄り道しつつ、自室へと案内しようか。
他に人の気配のない屋敷を賑やかすのは、庭から聞こえる蝉の声ばかり。 板張りの廊下を歩く足音だけが、響いた。]
(479) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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|
[水を打ったように、静寂を抱える教会。 救いを求める手も、懺悔を吐く声も、今は無い。 男の吐き出す満足げな溜息だけが、溢れていく。
開かれる門扉の重い音。 ずっと待っていたただ一人の女性の帰還。
咎人が狂気に染まり、唇は知らずに円弧を描いた。 よう、と背中越しに弾ませた声は何時もと変わらない。
己の胸元に輝く煌めきは、約束の代物。 彼女の尊厳を取り戻し、救済する唯一の。]
(480) 2015/09/04(Fri) 00時半頃
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[和樹からの返事>>470を確認すれば、加賀は客がいないことを由として、OPENと掲げられていた扉の掛札の上に昼休憩中の掛札を下げることにした。 招いた和樹ならば、扉の掛札も気にせず中の入ってきてくれるだろう。
昼休憩中らしく店内の照明を開店前の、準備中程度に落として暫くの後、やはり気にせず和樹が中へと入ってきた>>472]
こんにちは、和樹。 昨日かい? 思ったより、よく眠っていてたみたいだからねぇ。……やはり少し、酒を勧めすぎたかもしれない。
[出迎えた和樹がソファで寝ていたあたりから記憶がないと言えば、加賀は小さく苦笑を返した]
(481) 2015/09/04(Fri) 00時半頃
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[探して、 呼んで、 求めて、 望んだ先にあったのは、
血膿咲く花の色>>460]
(-343) 2015/09/04(Fri) 00時半頃
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いや、忘れ物は気にしないで。 和樹のところに行こうともしたけど、──……誕生日祝いしたくて。
[呼び出すいい口実になったと告げながら見る甥の顔は、どこか晴れやかな笑みを湛えている。 荷物を受け取ろうとする手は、どこか急くようで]
……大事なものでも入っていたのかな?
[忘れ物を冗談めかして咎めるように、訊ねた。*]
(482) 2015/09/04(Fri) 00時半頃
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[広げた掌の下、よく磨かれた木の扉が重く重く、ぎぃと鳴いた。
昼も近い陽光が射し込む堂内は静寂。 白百合と白薔薇とに飾られた聖女像が在り続ける、祈りの場所。]
(483) 2015/09/04(Fri) 00時半頃
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|
[自宅へ帰れば、徐に両手で顔を覆って。 倫子さんに貰った本に挟まれていた――今では皺になっている―― 手紙に改めて視線を落とした。
いつもの動きやすい服を脱いで、 余所行き用の少しだけフォーマルな服を着る。
鏡に映る自分の姿は滑稽ではないだろうか。
そんな格好を見られれば、目を円くされ何処へ行くのかと問われるが。 別にぃ、とだけ告げて町へ出る*]
(484) 2015/09/04(Fri) 00時半頃
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[懐かしい呼び名と おぞましいほどに無残に暴かれた血肉の傷花へ 手を差し伸べ返しながら。
浮かんだ懐かしさと慕わしさを、 言葉にすることさえも忘れて呼ぶ。]
おかえり。 …遅いよ。
[軽く触れた頬がぐずりと皮膚よりもやわらかく膿んでいて、 慰撫することを諦めて背中へと手を伸ばした。
いつかの柩の中のように。二人。 そう願いながら。]
(-344) 2015/09/04(Fri) 00時半頃
|
|
[中身は既に暴いている。 もし和樹が大事そうに手を伸ばすそれが、宝石箱に閉じ込めた中身だったならば。
訊ねる言葉は、そんな想いから。*]
(485) 2015/09/04(Fri) 00時半頃
|
|
……黒金、さん?
[よく知る背中が見えた。 ほぅと息を吐く音すら、反響する。]
あぁ、良かった。此方にいらしてたのね。
[紙袋を提げたまま、警戒心なく歩み寄る。]
(486) 2015/09/04(Fri) 00時半頃
|
|
/* まことくんがあしながおじさんのこっぷれを(何か違う。
(-345) 2015/09/04(Fri) 00時半頃
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[彼女が竦む足を叱咤して距離を詰めれば、 傾いだままの身体が、ゆらめいて影が追従。
囁くように動く唇は、懐かしい彼女の名を辿り、 ゆっくりと振り返る男の首には、鍵が下がる。]
(487) 2015/09/04(Fri) 00時半頃
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|
[扉の開く音に、一瞬だけど肩を竦める。 それでも出てきた姿を見ればほ、と息を吐いて。>>279]
おっす、帽子忘れたし外あっちぃからなぁ… 丁度喉乾いてた!助かるぜーッ、
あぁ…いや此処から家に入るのって何年ぶりかな、ってさ…、
[軽く腕で額の汗を拭いながら、中へと導かれればその後ろをついて行き、 部屋へと向かう板張りの廊下はギシ、ギシ、と響いて。
左耳に聞こえてくるのは蝉の声。 やたら耳に残るその蝉の声と、廊下の軋む音。 頭を掻き乱しながら部屋へと向かった。]*
(488) 2015/09/04(Fri) 00時半頃
|
|
[―――― 全く同じ形をした、二つの鍵が。]
(-346) 2015/09/04(Fri) 00時半頃
|
|
[閃いた指先が―――、 悪魔のようだと罵られた手が聖女に伸びる。 神の家、清らかなマリアの眼前で。
盗っ人の手、悪事を知る手、彼女を求め続けた手。 奪うように浚われた手首に、揺らぐ彼女の肢体。
まるでワルツのステップを刻むように、聖女は盗人の手に堕ちる。]
(489) 2015/09/04(Fri) 00時半頃
|
|
/* そうそう、旗を持つ聖女はひとりだけなのですよ。
(-347) 2015/09/04(Fri) 00時半頃
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|
[入口の掛札を確認して、昨日より気軽に踏み込む。>>481 薄暗い店内は、省電のためだろうか。 その割にはどこか、ひやりとした空気を感じる。]
そうそう、お陰で二日酔いで、さあ。 またおぶってくれたんだよね? 重くなかった?
[昨日の話を振り返れば、ゆらゆらと背負われた記憶の中、 叔父の温かい体温と項に、額を摺り寄せたような おぼろげな記憶がよみがえり。
気恥ずかしさを打ち消すように、 深酒させたことを軽く責める顔は。
忘れ物に対する問いを聞いて、より綻ぶ。>>482]
(490) 2015/09/04(Fri) 00時半頃
|
|
――――…おかえり、凛。
[久しく彼女に捧げた名は、甘美な味わい。 もう、誰も彼女の許しを求めない。
自分だけが独占す、運命の名前。]
(-348) 2015/09/04(Fri) 00時半頃
|
|
[二十と七年前、神の家に捨てられた卑しき子が、 ゆっくりと微笑みを敷き。
それは、それは、
――――― 幸せそうに笑った。*]
(491) 2015/09/04(Fri) 00時半頃
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|
/* あ、時間足りてないばか(泣いた。
(-349) 2015/09/04(Fri) 00時半頃
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|
私、お店に行ってしまったの ……よ。
[声が途切れる。 振り返った鉄の首から提げられていたのは、小さな鍵。
どうして同じものがふたつあるのか。]
(492) 2015/09/04(Fri) 00時半頃
|
|
[嗚呼、やはり叔父は。和樹が信じた通り。 中身を暴くようなことしていないのだろうと、 安堵の笑みを浮かべ。]
――…まあ、ね。でも内緒。
[せっかくの誕生日を祝ってくれるというのだ。 煩わしい問題は後回しにしようと、はぐらかす答えは。
>>485疑惑を肯定するのと、変わらぬ態度。]*
(493) 2015/09/04(Fri) 00時半頃
|
|
[――差し伸べた手の先を。 ふれる指先が、ぐずりと頬の赤膿花を触れる音に。 僕は、わずかに眉を顰めて―もっと触れてほしいと願うのです]
……ごめん、ただいま。
[背に感じる、手に目を閉じて いつかの棺の中、――かけた呪いを。 噤みすぎた唇から、発そうと。微笑みを乗せ]
(494) 2015/09/04(Fri) 00時半頃
|
|
日傘ならお貸しできるんですけれどね。 その恰好じゃ日に焼けますよ。
[背後についてくる足音を聞きながら。 僅かに緊張している様子に、くすくすと小さく笑い。>>488]
少し休憩してから、お昼にしましょうか。
丞が好きだった大福ですよ。 あとこっちは、この間凛さんが焼いてきてくれたジンジャークッキーです。
何か拭うものを持ってきますね。
[自室で冷茶の入った湯呑みと茶菓子を勧めて。 数日前に従兄弟がしてくれたように、タオルを取りにまた席を立つ。 戻ってくる頃には、湯呑みも皿も空になっているだろうか。
座卓の上で、祖父の書斎から借りたままの本の頁が風に捲れてぱらぱらと捲れた。]*
(495) 2015/09/04(Fri) 00時半頃
|
|
[この白い院の中ならば、ずっと見守ることができる。 見ていぬ間に大病を患う事も。 転んで大きな怪我をする事も。 そんな危ないことから遠ざけて。
きっと心配する事は少なくなる。
少なくなるのだと、何度も何度も言い聞かせ。 これ以上心配させてくれるなと。 願いを押し込み、再び、鍵を掛けて閉じ込める。*]
(496) 2015/09/04(Fri) 00時半頃
|
|
ひーにいちゃん、みーつけた。
[僕は、目を閉じました。*]
(497) 2015/09/04(Fri) 00時半頃
|
|
[まさかと思う声あれば、合鍵だと叫ぶ声もある。]
きゃっ
[正しさを問う前に手首を掴まれた。 手から落ちるのは紙の袋。
ヴェールの如き黒が、僅かに見えた。]
(498) 2015/09/04(Fri) 00時半頃
|
|
[明日も医院は開かれる。 訪れる人は減るだろうが、開かぬわけにはいかない。
人が減った分だけ、増えた時間。 医者が醫院の奥へ、戻ることが多くなったと。 看護師を自称する女性が、愚痴っていた。*]
(499) 2015/09/04(Fri) 00時半頃
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/*ふえええええ、くっそ 好きだよーようやく抱きしめれたぁああ
(-350) 2015/09/04(Fri) 00時半頃
|
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[噂好きのおばちゃんの間をすり抜けて通い慣れた道 今日は何も持たず鈴城醫院へと向かう。]
慎也。
[昨日とはまた打って変わって大人しい声、 なにせ大声を出すと響く気がする。 待合室の人の中で静かに、待っている。]
(500) 2015/09/04(Fri) 00時半頃
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