【人】 時計屋 ニコル

シーナ、お願い。

[こちらに向かってくるギュルを見て告げたのは、後方へのシンプルな一言。
押さえつけも効果があった様で>>2:316
ただその事実を認識したまま爪を構えて立っている]

(0) 2013/08/12(Mon) 01時頃

【人】 研究者 トロイ

[引き寄せてもらった椅子に座って、ミケルが戻ってくるのを待つ。

咳き込む口を押えていた手にはまた少し血がついていた。
口元と、手のひらについていた黒い血をハンカチで拭う。

見られてないといいが。]

(1) 2013/08/12(Mon) 01時頃

【人】 煙突掃除 ミケル

[井戸で身を清め、表に戻ってくる。
乾いた布を用意するのを忘れていた。
濡れ鼠のまま、扉の中に入り、
何か飲んだほうがいいだろうと水を用意した]

　なにか、　……まあいいや

[病気だろうか。
問いかけて、たとえそうだとしても

何も出来ないから、聞かないことにした]

　で？

[そう、話を促した]

(2) 2013/08/12(Mon) 01時半頃

【人】 からくり人形職人 クレム

――…。
[>>2:307>>2:310 嵐のような騒がしさで立ち去るチサを見送る。
上手く笑えただろうか？いや、無理だろう。]

『なぁ、ロイロイって…』黙れｯ！
[呑気に声を掛けるクラウンを掴み上げる。
その声は、いつもの眠たげな男の声では無かった。]

『おい！いい加減に意地張るのよｓ　　…びｔｂｗkn』
――ガシャン！！！
[クラウンの声を無視して、乱暴にゼンマイを抜く。
そして、そのまま床に叩きつけた。人形達の悲鳴が上がる。]

……。

[動かなくなったゼンマイ人形を、ただ暗澹とした目で見下ろすばかりだった。
やがて男は機械仕掛けの人形のように、人形製作に取り掛かる事だろう。]

(3) 2013/08/12(Mon) 01時半頃

【人】 研究者 トロイ

[用意された水を、遠慮なく飲む。

ゆっくり飲み終わった後、話を促されると
まずはメイとヨアンの事について話す。
大樹の元に遺体があったこと、メイの遺体は明らかに魔物が襲ったものとは違う事を話す。]

で、今……ギュルが……

[ミケルの身を心配した理由を語り始める。
尻尾が生えていたこと、ギュルの目が変わって、それに対してシーナが少し構えると襲い掛かってきたこと。
今はニコルと闘っていることなどを話す。]

(4) 2013/08/12(Mon) 01時半頃

【人】 魔石職人 シーナ

[>>0名を呼ばれた瞬間、目の中で定めた標的に向かい指を離す。
無言の承諾、白く輝く魔石がニコルの脇を飛んだ。

強化スリングショットの速度は兎や小鳥を殺す程である。
凄い速さで撃ち込まれる光の魔石は、　ギュルの目の前で、破裂した。

>>2:316どうやら体力を奪うことには成功したらしく、
ギュルのもつれた足は十分な隙になった。
魔力を含み、水晶いっぱいに練りこまれた『光』は、
放つ瞬間に限界まで魔力を注いだり強い衝撃を与えることで、
充填したものを一度に解放させ、その分、威力も高いものとなる。

>>0:194目眩ましのためではあったが、
それも含めて、ギュルにはそれなりの効果があるだろう。]

(5) 2013/08/12(Mon) 01時半頃

【人】 混血児 ギュル

[よろり、揺らいだ体をぐっと支えるように片足を強く地面につきたてる。
そこからもう一度、跳びかかろうとして]

！

[真っ直ぐ飛んできた"なにか"を避けようと、身体を横に倒す。
しかしそれは、魔物の居た場所まで届くことなく破裂して]

っぎ、

(6) 2013/08/12(Mon) 01時半頃

【人】 混血児 ギュル

ぅああああああああああああああああああああっ！！！！

[すさまじい『光』は魔物の目に、飛び散った破片は体に、突き刺さった。
物理的なダメージは大きくない。痛いけど、いたいだけ。動ける、動かせるはずだ。

だが、魔法の光は魔物の視力を奪い、まともに進むこともできない有様。]

っ、う　　このっ………！！

[爪をめちゃくちゃに振るっても、間合いが全くつかめない状態では空を切るばかり]

(7) 2013/08/12(Mon) 01時半頃

【人】 煙突掃除 ミケル

　二人のことは聞いたよ

[頷いて、続きを促す。
それを聞いても、明らかに今仕事をしていたこと、おかしく思われるだろうか]

　――…え？

[ギュルの変化を聞くたび、瞬きは少なく、瞳は大きく、右手の震えは大きくなり――]

　今、闘っている　って？ギュルが？
　よりにもよってニコルと？

(8) 2013/08/12(Mon) 01時半頃

【人】 自称魔法使い エメット

―診療所―

[ヘロイーズとヒューゴが情報交換をする空間に嗚咽が響く。]

　…………――。

[夥しい血が白い髪と肌を赤く汚す。
もう動かないアルカの体に縋りつき、*泣き続けた。*]

(9) 2013/08/12(Mon) 01時半頃

【人】 研究者 トロイ

[ミケルの言葉にこくりと頷いて]

おてつだい、だとかなんとか言って……

[目撃したギュルの様子を全てミケルへと伝える。]


何か思い当たるようなことはないか……？
ギュルだけの意志でやっていることのようには見えないんだ。

(10) 2013/08/12(Mon) 02時頃

【人】 からくり人形職人 クレム

[どの位時が経ったのか解らない。男はついに人形を完成させた。]
…………。

[店内は静かなものである。
耳を澄ませば僅かにすすり泣く声が聞こえるかもしれないが。
暖炉の中の炎が、ゆらゆらと店内を照らす。
その炎の中には、XXXXXが。]

[愛くるしい狼の人形に軽く口付けをすると、優しく紙袋に入れてラッピングをした。
ゆっくりと店を出る。
もう片方の手にはいつもの鍵付きのカバン。いつもの笑顔。
しかし、そこに道化人形の相方は居ない。]

(11) 2013/08/12(Mon) 02時頃

【人】 時計屋 ニコル

おっとっと。

[後方から魔石が放たれれば腕で顔を隠した。
叫び声>>7で上手くいったことを知るだろう]

これが『訓練』じゃない『実戦』だよ。

[めちゃくちゃに繰り出される爪は避けるのは容易い。
あいた距離を一気に詰め、右腕左腕と交互に狙って爪を繰り出していく。
狙いは爪を使えないようにすること。

もっとも避けられるといっても予測不能な動きで軽く切れることはあるだろう]

(12) 2013/08/12(Mon) 02時頃

【人】 放浪召喚士 チサ

レムレム怒ってたね～

--お主が煽るからじゃろうて
[クレムが何かを叩きつけた音>>3は店外でも十分聞こえた。きっと相当ご立腹なのだろう]

あんなに怒ってた理由、知りたいなぁ。ロイロイに会ったら教えてくれるかな？

--それはわからんが･･･探せば見つかるじゃろう、恐らく。しかし手がかりがないぞ？

儀式完了までまだ時間はあるでしょ。それまでに探せば見つかるって！死んでたらごしゅーしょーさまってことで

[軽やかなステップで鳥の死骸を踏みつけながら彼は楽しそうに詩を歌った]

(13) 2013/08/12(Mon) 02時頃

【人】 煙突掃除 ミケル

　おてつだい……

[ふる、と首を振った]

　ギュルは、さ　素直だから
　素直で思い込みが激しいから、だから……

[立ち上がり、水差しをトロイの手が届く場所へ移動させた]

　トロイ、僕の家で死なないでね

[そうして、閉めただかりの扉へ向かう]

(14) 2013/08/12(Mon) 02時頃

【人】 放浪召喚士 チサ

――バラの花輪を作ろうよ

――ポケットに花束詰め込んで

――ハックション！ハックション！

――皆仲良く転びましょ！

(15) 2013/08/12(Mon) 02時頃

【人】 放浪召喚士 チサ

[それはそれは明るい詩を歌いながら無人の村を狂人は歩く]

(16) 2013/08/12(Mon) 02時頃

【人】 学術士 ヒューゴ

―診療所―
[親友を失った衝撃の大きさを表すように泣きじゃくるエメットの姿>>9。コレットも気持ちは同じだろうか。
奥歯を噛みしめて、僕はただ見守っているしかなかった]

――……、んっ？

[それから数分、は経たなかっただろう。
どこからか届いた魔力が不意に、室内に満ちていくのを感じた]

(17) 2013/08/12(Mon) 02時頃

【人】 学術士 ヒューゴ

エメット、コレット、アルカから離れて！

[短く強い警告を発した直後、魔力が亡骸となったアルカの身体にまとわりついていく。
みるみるうちに、赤い光が彼女の遺体を包み込んでいった]

これは――“邪法”の生贄、と、いうことか？

[ぼんやりと発光するオーラで覆われた様子は、まるで禍々しい繭のようでもあった。
けれど、一瞬後。その繭は糸玉が解けるように、頭の方からほつれ消失していった。赤い軌跡が宙に描かれる。その先は――]

あの方角は、村の中央……大樹のあるあたり、か。

(18) 2013/08/12(Mon) 02時頃

【人】 学術士 ヒューゴ

―村の中央の大樹―

[大樹の枝にはいつしか、ほのかに赤く光る繭に包まれたアルカの亡骸が下がっているだろう。
奇妙な果実のようにゆらゆらと揺れながら、“邪法”に力を供給するための生贄として。
おそらくは、既に命を落としたメイやヨアンの遺体もまた同じように――]

(19) 2013/08/12(Mon) 02時頃

【人】 混血児 ギュル

うぅ、　　　うっ！！

[顔をしかめながら、うっすらと瞼をひらく。
視界はまだぼやけていて、たまに引っかかる爪の感触だけを頼りに何度も腕を振るった。

だけど相手の爪の方がずっと正確にこっちの腕を捉えるから、だんだんと動きは鈍くなっていく]

っっ、た……！！

[ざくり。左腕に相手の爪が深く刺さって、今までで一番派手に血が飛び散った。
よろめきながら後ろに下がると、その腕はだらりと地面に向かって垂れ下げられる]

(20) 2013/08/12(Mon) 02時頃

【人】 魔石職人 シーナ

ギュル、あなたじゃニコルには勝てません。
ただでさえ、不利なんだから。

[ニコルはギュルに沢山の事を教えていて、
つまり『先生』をしていると聞いた。]

僕らが……ニコルがあなたのお手伝いを妨害するのは、
それは、してはいけないことだからですよ、ギュル。

[こうなってしまっては、もう、言ってもわかってくれないだろうが。
沢山の事を教えている先生が生徒に教えている最中ならば、
ニコルが本当に危ない時以外、見守るべきだろうかとは考えている。]

(21) 2013/08/12(Mon) 02時頃

【人】 混血児 ギュル

………なんで邪魔するの。

[肩で息をしながら、ニコルに、シーナに向かって問いかける。

いつもの舌ったらずな喋り方より、ずいぶんとはっきりした声音。
"魔物"は、彼らが知っている"ギュル"からどんどん乖離していく]

なんで、"わたし"の、邪魔をするの？

(22) 2013/08/12(Mon) 02時頃

【人】 研究者 トロイ

死なねえよ。


ちょっと休ませてもらったらすぐ出ていく。

[さすがにミケルについていくとは言わず、好意に甘えてその場に残ることにする**]

(23) 2013/08/12(Mon) 02時頃

【人】 時計屋 ニコル

さっきも言ったはずだよ。
君が傷つけようとするから邪魔するんだ。

[答えながら、胸ポケットの中にある懐中時計を掴んだ。
カチリカチリ、こんな時にまた音がする。
なんで今、そう思うのに声にならない。
シーナやギュルからしたら、ただ立ち尽くしているように見えるだろう]

(24) 2013/08/12(Mon) 02時頃

【人】 時計屋 ニコル

[見てすらいないのに時計を握りしめた手から映像が脳裏に映る。
昨夜と同じ、黒い水面。
映り込むのは、今まさに目の前にいる、ギュル。
コレットの時と同じようにいろんなギュルが映る。
そして最後に見えた魂の色は──汚れていた。

元々綺麗な白をしていたであろうその魂はまるで外部から穢されたかのようにところどころ黒ずんでいた]

ああ……やっぱり……

[なんとなくわかってはいた。
だって、今ここに居るのはギュルであってもギュルではないのだから。
自分の知っている彼女が、どんどん消えていく]

(25) 2013/08/12(Mon) 02時頃

【人】 混血児 ギュル

してはいけない？……何で？

だって、"わたし"は。　"わたし"は"そういうもの"なのに

[シーナの呼びかけ>>21に答える声も、おなじ。まだ子供っぽさは抜けきらないものの、明らかに上達している。


……丁度そのころだっただろうか。
大樹の枝の一つに、新たな骸>>19が届けられたのは]

"わたし"はね　ニコル。　シーナ。

(26) 2013/08/12(Mon) 02時頃

【人】 魔石職人 シーナ

[ギュルはどんどん、あの頃話したことのあった彼女と遠くなる。
もはや別人に近い口調。これだけの怪我をしても退かない執着心。
一体、どうしてちゃんとした魔物になりたいのか。
誰のお手伝いをしているのか。――わからないことばかりだが。

気を抜かず一人の"敵"を睨めつけていたけれど、
目の端、大樹の一枝に、>>18赤く光る何かを見つけて。
――何の気もなく、見上げる。]

(27) 2013/08/12(Mon) 02時半頃

【人】 混血児 ギュル

"こうするため"に、造られたものなの。

[長く伸びた"魔物"の前髪が、さらりと揺れる。
僅かに晒された額からは、小さな角が覗いていた]

だから、やらなきゃ、


　やらなきゃ　　　　　　　　　　やらなきゃ


やらないと、"ちゃんとした"まものになれない。

[荒い呼吸の間で、何度も自分に言い聞かせるように繰り返す。
二人の声を断ち切るように。聞かないように。"ちゃんとする"ために。]

(28) 2013/08/12(Mon) 02時半頃

【人】 魔石職人 シーナ

――…………　アル　カ　？

[果実のようにぶら下がる彼女から、
赤い血の雫が、一滴、二滴、落ちていた。]

(29) 2013/08/12(Mon) 02時半頃

【人】 煙突掃除 ミケル

　出ていけなんて言ってないよ

　ただ
　ギュル、あの子……また泣く
　ニコルを傷つけたら
　僕なんかであれだったんだから、きっと

[行ってもどうにもならないとわかっていても、足は止まらない。
濡れた髪から滴る水は黒ずんで
それでも染み付いた汚れは消えることはない**]

(30) 2013/08/12(Mon) 02時半頃

【人】 時計屋 ニコル

…………君はそういうものかもしれない。
だけど、ギュルは違うから。
とりあえずその尻尾と角を剥いだら……ギュルは帰ってくるかな。

[そう言ってギュルを睨んだ。
けれどそれも長くは続かず。
聞こえてきた言葉>>29に何事かと視線を動かし]

え……？

[そこにあるものが信じられなくて、動きが止まった]

(31) 2013/08/12(Mon) 02時半頃

【人】 混血児 ギュル

……へんなの。
ギュルは、"わたし"。

[ニコルの言葉>>31に心底ふしぎそうな顔をして、小首をかしげる。

それから、二人がそろって上を見上げて固まっている間に、すっと息をすって]

なにも、ちがわない！！

[まだ無事な方の右手を振るって、ニコルに向かう。
相変わらずふらついて、はっきり見えてないから直撃まではしなかったかもしれない。
けれど　気にもしないでそのままシーナの方へ走る。右腕をぐっと引いて、突進と同時に突き入れようという狙い]

(32) 2013/08/12(Mon) 02時半頃

【人】 自称スゴクツヨイ剣士 ミナオ

　―村外れの川のほとり―

[　彼は返り血で汚れた身体を清めていた。

　 顔は恐怖と涙でぐじゃぐじゃだった…自分の正体についても…何より、島の人たちが自分に殺意を向けてくることがとても恐ろしかった。

　 傷は未だに痛みが引かない…傷を見やれば…割符>>0:282に描かれた龍のような紋様がうっすらと見える。それがとても不気味で彼は衣類で必死に隠した。]

(33) 2013/08/12(Mon) 02時半頃

【人】 自称スゴクツヨイ剣士 ミナオ

[　――こんな時に優しく励ましてくれる「声」が、かつていたような気がする…

　 その「声」は…どこに行ったのだろう？]

(34) 2013/08/12(Mon) 02時半頃

【人】 放浪召喚士 チサ

-回想：はじまりの日(真実)-

『失礼します。メリルさんのお宅でしょうか？』
[時刻は深夜を回った頃。唐突に家の扉がノックされた。この家の主であるメリルは少し警戒しながらも扉を開ける]

『夜分遅くに失礼します。私はギルドのこういうものでして…少しメリルさんに相談したい事が･･･』
『…取り敢えず入ってください』
[その男は少し胡散臭さはあったものの見た目からして上客-しかもギルド関係者-だった。取り敢えず話を聞いてみようと中へ通す]

(35) 2013/08/12(Mon) 02時半頃

【人】 放浪召喚士 チサ

『今は私の弟子が眠ってるのでお静かに…』
『ええ、わかってますよ。最近ではギルドの方でも貴方が弟子を持っている事は少し話題になっていますから』

『…誰だ、そんな噂流した奴。シメてやろうか』
『まあまあ、落ち着いてください。フリーで働きつつも時折ギルドに協力してくれた貴方が弟子を持ったと聞いた時は酷く驚きました。しかし、ギルド関係者な私としても貴重な【召喚士】という役職の後継が増えることは嬉しいのですよ』

[なるべく弟子の存在を明かさない様に(親しい人物には酒の席で自慢していたが)していた彼女としては、噂が流行っていることは少々不本意のようで、思わず地の喋り方が出てしまう。そんな怒った彼女を男は宥めた］

(36) 2013/08/12(Mon) 02時半頃

【人】 放浪召喚士 チサ

『それでは本題に入りましょう。実は最近、新たな遺跡の発見が報告されましてね…既にギルドでは探索チームも組まれているのですが、貴方にもそれに参加してもらいたいのです』
『何を頼むかと思えば遺跡調査か･･･。そこには何があるんだ？』
『それを調べるのが調査ですよ』
[先程の事からかすっかり元の喋り方に戻った彼女に男は苦笑しながら答える]

『ただ、前調査によると年代的にもかなり古く、貴方の召喚の媒体となる希少物も存在するはずです』
『ふーん、そうかい』
『･･････失礼、何だか反応が薄いみたいですが…』
『当たり前だ。アイツがいる以上無茶な探検はしねぇって決めたんだよ。ギルド様が直々にそんな依頼をするってことは、今回の探索は少々…いや、かなり危険なんだろ？』
『いえ！そんなことは…』

『ならなんで外部の私に依頼する？調査って名目だけなのに内部で構成しねぇのは死傷者をあまり出したくないから。違うか？』
『………』
[メリルの言葉に男は暫し押し黙る]

(37) 2013/08/12(Mon) 02時半頃

【人】 放浪召喚士 チサ

『私を入れて死傷者を減らそうって魂胆なら…残念だが私は降りさせてもらう。命を大事に、が最近のモットーだからな。さあ、わかったら帰ってくれよ』
[そう畳み掛けると男を追い出そうとする。だが、男は何故か残念がる表情を見せず、寧ろニヤリと不敵な笑みを浮かべる]

『…てめぇ、一体何が可笑しい？』
『ははは、いやなに。貴方は弟子思いの良い人だと感じまして』
『はぁ？』
[いきなり脈略のないことを言われ思わず顔を顰める。一体それとこれと何の関係があるのかメリルにはわからなかった]

『聞くところによると貴方のお弟子さんはそこそこ飲み込みが早いと聞く。16歳になった今、召喚も物になってきたとか』
『それでもまだまだひよっこだけどな。ちゃんと制御が出来なきゃ意味がねぇよ』
『そうですね。召喚というものは媒体と本人の創造力に頼る分、制御と維持が困難だと聞きます。貴方のお弟子さんはまだそこが難しいのでしょう』

[それまでニコニコしていた男がうっすらと目を開ける]

(38) 2013/08/12(Mon) 02時半頃

【人】 混血児 ギュル

[―――そもそも、ギュルが半分受け継いでいる魔物の血が一体何の種族であるのかが分かるものは、この島には「いなかった」。
魔物好きのエラリーだって、わかっていなかった。

だけどもしかしたら、気づいていた者もいるかもしれない。
"それ"は普通人間と交配するような種族じゃないことに。だからこそ、誰も「わからなかった」のだ。

「わかって」いたのはほんのわずか。"それ"の"主"たる者達だけ]

(39) 2013/08/12(Mon) 02時半頃

【人】 放浪召喚士 チサ

『六年前』
[その単語を聞いた途端、メリルの身体が固まる]

『とある街で謎の切り裂き魔が現れました。幸いにも死者はいませんでしたが、複数の子供たちが怪我を負いましてね…その時の証言では【金髪の女の子が斧で襲いかかってきた】という現実味のないものだったので、結局迷宮入りをしてしまったわけですが…』
[男はその表情を崩さない]

『私はその【詩】を知っています。そして、少女が【誰から】呼び出された物なのかも。…いけませんねぇ、自分の弟子を守る為とはいえ真相を隠匿するなんて…』
『黙れ！！』
[バン、と机を叩きメリルは叫んだ。怒りが滲み出た声はしかし動揺も含んでいた]

『あれは…事故だったんだ！私があの子を守ってあげられなかったから起きた…！不慮の事故であの子に罪悪感を抱いて欲しくなかった…！』
『確かに、制御も出来なかった状況で人を傷つけた事はトラウマ物でしょう』

[男はそこから動かずにただメリルを凝視する]

『貴方の主張はわかりますが…それはこの際追求しないでおきます』
[男は立ち上がるとメリルに近づいていく]

(40) 2013/08/12(Mon) 02時半頃

【人】 放浪召喚士 チサ

『これで私が何を言いたいのかわかりましたな？』
『この…腐れ外道が……！』
[男の企みに気づいたメリルは視線だけで人を殺せそうな程激昂していた。血が滲み出そうなほど拳がきつく握りしめられる]

『･･･では、報酬については後ほど。間も無くそちらに遺跡発見の報が来るはずなのでくれぐれも【その時初めて知った】ような態度でお願いしますよ。では、成果を期待しております』
[男はにこやかにそう告げると家から立ち去っていった]

[一人取り残されたメリルは]
『くそっ！！！！』
[残された憤りを物にぶつける事しか出来なかった]

(41) 2013/08/12(Mon) 03時頃

【人】 放浪召喚士 チサ

[それは始まりの日から二週間前。彼の運命が変わる前日譚。そして、無知なる彼が師を恨む発端となる話]

[その事を深く眠る彼は知らない**]

(42) 2013/08/12(Mon) 03時頃

【人】 魔石職人 シーナ

そういう、もの……

[もしかしたら。……もしかしたら彼女は本当に、ギュルなのだろうか。
>26>>28そういうものだ、という一言に、あの日の光景が蘇る。

『仕方ないに逃げるのも、仕方ないんじゃ、ないでしょうか。>>0:285』
……今までずっと芽生えていなかった種が、何らかの切欠で芽を出した。
木の実を美味しそうだと感じるように、魚を美味しそうだと感じるように、
ギュルの本能に似たものが、表れ始めているんだとしたら――？]

角に、尻尾……。
ギュル、あなたは――誰の手伝いをしているのですか？
誰が、あなたに手伝わせているのですか……。

[退かないギュルをじりじりと警戒しながら。
赤い光に気を取られたのは、その後の事だった。]

(43) 2013/08/12(Mon) 03時頃

【人】 魔石職人 シーナ

アルカ、……まさか　　　……っ、ニコル！

[>>32予想外の出来事に、明らかな隙が出来た。
ニコルに手を振るうのが見えたが、
直撃したかどうかは重要ではないらしく、そのまま突進してくる。]

く。……足を、凍らせればッ……！

[装填した魔石の属性は、冷気。
弾ければ周囲の水分を一気に冷やし、氷や霜を発生させるだろう。
狙いは膝だが的が小さく、反応もワンテンポ遅れた為、うまく当たるかどうか。
当たらなければ、その時は――。]

(44) 2013/08/12(Mon) 03時頃

【人】 混血児 ギュル

わっ！！

[発射点>>44に向かって走っていた分、着弾も速い。
予備動作で"何かくる"のは分かっても、まだ調子の戻っていない目ではなにをってしているのかなんて読めないから、完全に避けるなんてできない。

はずだった。]

！？

[頭の中で、"赤い何か"が言った。　とべ、と。

次の瞬間には、魔物の身体は宙に浮いていて　魔石が通りすぎたころ、元の位置に降り立つ。]

(45) 2013/08/12(Mon) 03時頃

【人】 魔石職人 シーナ

な、ッ！？

[>>45目眩ましはまだ生きているはず。
なのに、水色に輝く魔石はギュルの足の下を勢い良く通過し、
地面で弾け散ると草と土に霜を降らせた。
まるであの小さな魔石が見えていたかのように――。]

まず、い

[右腕が、当たる。その一瞬に。
過去の灰色の思い出が脳裏に過った。

『殴っても蹴っても羽に飲まれたようだ。痛がらないし、気持ち悪い』

思い出す。
――衝撃の魔石は、そのほとんどが、"島に来る前に"作られていたことを。]

(46) 2013/08/12(Mon) 03時半頃

【人】 魔石職人 シーナ

――――ッ！！

[身体の中に眠る扉を呼び起こす。
そして腕の軌道から、『当たる』であろう場所に力を集中した。
怯えきり、ここは痛くないと無意識に能力を発動させていた、昔と同じ。

飛んできた腕はシーナの身体に直撃した途端、
クッションか羽根に飲み込まれたように勢いを無くすだろう。]

……目を覚まして下さい、ギュル！

["衝撃"を殺した隙をつき、
懐から血抜き用だったナイフ>>1:142を取り出し、
身を躱すがてら、脇腹を引き裂こうと――。]

(47) 2013/08/12(Mon) 03時半頃

【人】 からくり人形職人 クレム

―大樹前―

……。
[神社へと向かう道すがら。
まだ喧噪は続いているのか、戦火は治まる様子にない。
騒がしい。早く静かになればいいのに。
ミケルの家に向かった時のように、どうでも良いと一笑して通り過ぎようとした。]

…ん？
[大樹の枝の先、やたらに大きな果実が実っているように見える。
否、あれは…]

…ふぅん。綺麗じゃないですか。
[>>19 柘榴のように赤く染まった少女がぶら下がっているようだ。
その蠱惑的な果実に、吸い寄せられるかのように、クレムは近づいた。]

[大樹付近では、例の雄猫と石坊主が何だかよく解らないモノと戦っているようだった。
…まぁ、どうでもいいか。
彼等が戦うのを尻目に、スタスタと根本に近づく。]

(48) 2013/08/12(Mon) 04時半頃

【人】 からくり人形職人 クレム

…おや、これは。
[>>2:61 …誰かがかけた白い布を乱暴に剥ぐと、二人の少女と目があった。]

綺麗になりましたねぇ…
[そう言って、愛おしそうに少女の顔を撫でた。お人形さんにしたいくらい美しい。頭がお花畑だった彼女も、死するとあの妄言を言わない為、余計に映える。]
[もう一人の少女は水を大量に吸っていて、残念ながら使えなさそうだ。勿体無い。]
[男は紙袋から狼人形を取りだし、代わりにその少女の首を入れた。狼人形は小脇に抱えよう。仕方ない。]

…ん？
[>>28 と、後ろから化け物の声がした。どこかで聞いた事のある声。
やや舌足らずで、知性を感じさせない声。
見やると、ソレは頭に角を生やし、黒い尾を持っているようだった。まるであの本に書かれていた、悪魔のようだった…]

…こんにちは？　ニコル君。シーナ君。
[漸く興味が持てた。３人に緩慢な動作で近づき、店主は場違いなご挨拶をした。]

…それ、多分、私の悪魔ちゃんです。――…可愛いでしょう？
[悪魔と目を合わせると、頭の中の幻聴が強く呼応しているかのように、感じた。
店主に戦意こそないが、悪魔もしくは店主を傷つけようものなら加担してしまうかもしれない。]

(49) 2013/08/12(Mon) 04時半頃

【人】 混血児 ギュル

[頭に響く"赤いなにか"の声が慣れなくて、顔をしかめながら。シーナに右腕を繰り出した>>46のは、反射。
今は考えるよりも、攻撃を加えるべきときだと。体がそう判断したから。

そして右腕は確かにシーなの身体に直撃した。しかし、あるはずの手ごたえがそこにない>>47]

！？

[何が起こったのか、魔物には理解できない。あの軽い体なら、また吹っ飛ぶか。そうでなくても、倒れるぐらいするとおもったのに

"しらない"手ごたえに混乱する魔物には、シーナの繰り出したナイフを避けることはできなかった]

(50) 2013/08/12(Mon) 05時頃

【人】 混血児 ギュル

っぅあああああっ！！

[切っ先が服を裂き、肉を裂き、血が噴出す。それでも骨は断たせていない。
ぎゅっと右手で傷口を掴んで、二人から距離をとる。
目は少しずつ回復していたけれど、それでも不安があるのかやや広めの間合い]

はっ、　　はぁ、

[魔物が荒い呼吸を吐くなか、新たな影が三人に近づいてくる>>49

その姿を見つけて、「私の悪魔」だと言われて、しかし魔物は彼を呼ばない。表の名前は知らないし、"あっち"は言ってはいけないんだと思っていたから。
頭の中の"赤い声"と、目の前の男と。一度に現れた"主"を前に、少し迷うような視線を男に向ける。

その間にも、脇腹からはじわじわと血がにじみ出ていた]

(51) 2013/08/12(Mon) 05時頃

【人】 魔石職人 シーナ

[>>49"こんにちは"
遺体が置かれ、狂化したギュルと戦闘を交える大樹の下。
場違いすぎる笑みを含んだ声で、背後に挨拶がかかった。
ギュルから何とか身をかわし、小走りでニコルの元へと移動する]

……ッ、クレム、さん？　…………。こんにちは
今日もなんだか……機嫌が良さげに、見えます。
良い事、……あったの、かな。

[>>0:464先日と同じ問いをしてみるが、あの時とは目つきも、声色も、違う。
ニコルに背を預ける形で、取り出したナイフを腰紐に戻す。
普段は懐ではなくこちらに挿しているのだ。

クレムが味方ではないのは明白だった。
こんにちはと声をかけてきた時から、異常さは肌で感じ取っていた。
今は、ギュルの敵意よりも、クレムの笑顔の方が、――怖い。]

(52) 2013/08/12(Mon) 05時頃

【人】 魔石職人 シーナ

……クレムさん。
あなたは、……どこまで、この異変に関わってるんですか。

[スリングショットを構え直しながら青い顔で言葉を投げる。

無効化・吸収は使うたびに身体に異物を貯めることになり、
何かひとつの属性を貯める間は、他のものは吸収できないし、
バケツに入る水の量が限られているように、身体に留めていられる限界もある。
吸収すればするほど身体に負担がかかるのだ。
だが、これを新しい水晶に込めている時間はない。

攻撃はしない。けれど警戒は解かず。
荒んだ息を抑えながら、後方は誰よりも信頼している人に任せていた**]

(53) 2013/08/12(Mon) 05時頃

【人】 混血児 ギュル

[頭の中の"赤い声"は言っていた。
「勝手に死ぬな」、と　そう言われた、と魔物は思った。それから、逃げられるなら逃げても構わないようなことも、言っていた。

だから]

『………ねえ。
　逃げても、いい……？』

[目の前の"もう一人"に、赤い声で承認を求めた。
それが受け入れられたなら、ひと悶着あったにせよやがて二人はその場から離れるはずだ**]

(54) 2013/08/12(Mon) 05時半頃

【人】 放浪召喚士 チサ

-川の流れに沿って-

とーりゃんせー とーりゃんせー
こーこはどーこのほそみちじゃー
てんじんさーまのほそみちじゃー

[現在、無人の村から離れたチサは呑気に歌を歌いつつ、川の流れに沿って歩いていた。ギュル探しは一旦中断し、クレムの言葉の真意>>2:295を確かめるべくトロイを探そうとしていたのだ]

(55) 2013/08/12(Mon) 05時半頃

【人】 放浪召喚士 チサ

この子のななつのおいわいにー
おふだをおさめにまいりますー

[彼が歌うのは東域に伝わるわらべ歌。よく響く歌声は川で一心不乱に何かを洗っている彼>>33にも届いただろうか]


行きはよいよい 帰りは…帰りは…
何だっけ？
[と、ここで歌詞を忘れたのか立ち止まってうーん…と悩み始める。モヤモヤしていた彼はやがて川にいるあのニンジャに気づくだろう。そして]

(56) 2013/08/12(Mon) 06時頃

【人】 放浪召喚士 チサ

あの時のニンジャさんだ！本物のニンジャさん！握手して！！

[…何だかよくわからない事を言いつつ駆け寄っていくのだった**]

(57) 2013/08/12(Mon) 06時頃

【人】 煙突掃除 ミケル

　― 大樹の下で ―

　なに、これ

[幾つもの死がそこにはあった。
死は結果だ。
嘆いても喚いても変わりはしない。
死体には目もくれず、新たに流れた血――まだそこにいるならばギュルを、もしくは彼女の流した赤を――見つめる。
瞬きひとつせず、ただ、じっと。

やがて翳した右腕の輪郭がぶれ、大気に解けた煤が、ギュルの流した赤を覆い隠す。

隠蔽の魔法は、目を逸らすもの。

ミケルに流れる血が、邪法の使い手に付き従う者であった頃。命令をこなせるよう、醜く万能な術を刻みこまれた]

(58) 2013/08/12(Mon) 08時頃

【人】 煙突掃除 ミケル

[今、この村にある秘法が、隠蔽を良しとしなくても

ミケルはただ、目を逸らしたかっただけ。

なかったことにしたかっただけ]

　なんで、ギュルがこんな……

[彼女が笑うなら、それで良かった。
悲しみを見せたくない人は沢山いたけれど、それも仕方ないと感じていた。

出来ることは何もないと。
誰かの目に映る悲しみは、いつか知るものだから。目を塞ぎたくても、自分には出来ないと]

(59) 2013/08/12(Mon) 08時頃

【人】 村娘 コレット

―診療所―

――アルカちゃん。
[それ以上を言葉を出せないぐらいに泣いていた。
エメットとは反対の手を、両手で握り締める。]

それからすぐ、 >>17 ヒューゴが異変に気づき
握った手をすり抜けるように離れ、
アルカが目の前から消えてしまった。]

(60) 2013/08/12(Mon) 08時半頃

【人】 煙突掃除 ミケル

　全部終わればいいのかな？

[誰にともなく問いかけると、耐えるよう伏せられた瞼が開く。

瞳は赤く染まり、柔らかな狂気に*笑んで*]

(61) 2013/08/12(Mon) 08時半頃

【人】 自称スゴクツヨイ剣士 ミナオ

　うわあああああああああああああ！！

[　何者かに声を掛けられて>>57びっくりした彼は、思いっきり尻もちをついてしまった。
　…その時に、包帯が少し解けて紋様がちらりと見えたであろうか…？――先ほどの紋様について、「邪法」について造詣が深い人物であるならば、恐らくわかるだろう…]

(62) 2013/08/12(Mon) 08時半頃

【人】 自称スゴクツヨイ剣士 ミナオ

[　それは彼の一族の証。
　 ――「邪法」より上位の術を使ったとされる魔術師の子孫の一つとされる血族の証だった。]

(63) 2013/08/12(Mon) 08時半頃

【人】 自称スゴクツヨイ剣士 ミナオ

[　敵意がないことに気づけば彼は立ち直り、解けていた包帯を巻き直す。]

　あああ、君は…前のスライムの時に雪女を召喚した召喚士、か。アレは凄かったなぁ……

[　どうやら彼がアルカを斬り殺したことは、まだ広まっていないようだ…]

(64) 2013/08/12(Mon) 08時半頃

【人】 小さな神主 レディア

―回想・１０年前―

[ドワイトさんに島に連れてこられる前。俺は本土で、両親と双子の妹と一緒に暮らしていた。何処にでもいるような普通の家族だったのは、幼い時の記憶ながら覚えている。
何事もなく平穏に暮らしていた。そしてこれからもそうである筈だった、のに。]

[ある新月の夜。家の中で両親が血を流し倒れていた。噎せかえる死の匂いと一面の赤に呆然としていると、誰かが「逃げられないように」と足を斬り付けた。
痛くて熱くて仕方なかったけど、叫んだら殺されるかもしれない。なにより、自分の悲鳴で二階に寝ているヴィノールが起きたら、此方に来てしまう。
溢れる涙は拭わず、口を両手で必死に塞いだ。]

『…レディア？』

[しかしその努力も虚しく。妹は此方に来てしまい、そしてこの惨状を目に映す。]

(65) 2013/08/12(Mon) 10時頃

【人】 小さな神主 レディア

『いやあああああああ！！』

[幼い妹は悲鳴を抑えられなかった。悲鳴に気付いた誰かが、手に持っていた刃物を妹に振り上げて――妹の蒼い髪が、俺と同じような赤に染まった。]

う、あ、

[妹を守れなかった。何もできなかった。息もできないくらいに胸が苦しくなった。それでも死への恐怖が、俺を生かそうとする。
血の止まらない痛む足で月の無い夜道を走る。いつ追い付かれるかわからない恐怖と一瞬で家族を失った悲しみが、足の痛みを忘れさせていた。]

(66) 2013/08/12(Mon) 10時頃

【人】 小さな神主 レディア

[逃げている途中にドワイトさんに偶然出会い、助けてもらった。島に連れてきてもらったのは少し後になってから。

無理をして走ったせいで上手く歩けなくなったけれど、今此処でこうして生きていられるのは運が良かったんだと思う。]

(67) 2013/08/12(Mon) 10時頃

【人】 小さな神主 レディア

……あれ。

[昔のことを思い出していると、いつの間にか森の前に居た。心なしか空気が先程より重くなっている気がして、胸を抑える。]

あ、グアル！

[横に居たグアルが、森の中へ掛けていった。その道は恐らく神社へ向かったのだろうと、後を追う。]

(68) 2013/08/12(Mon) 10時頃

【人】 小さな神主 レディア

―神社―

[森を上って神社に向かうと、やはりグアルはそこに居た。小さな高さの石柱の上に、狛犬の様に鎮座していて。警戒するように鳥居の外をじっと見つめていた。]

……グアル、どうしたの？

[聞いても特に反応を返す様子は無く、戸惑った**]

(69) 2013/08/12(Mon) 10時頃

【人】 からくり人形職人 クレム

…えぇ。漸く人形が完成したんですよ。
レディア様に会いに行こうかと。ご存知です？
[>>52 の問いには嬉しそうに笑顔で答え、]

う～…ん？いや、私が彼女達を殺した訳ではないんですけれどねぇ…
関わっているかどうかと言われたら、関わっているんじゃないんでしょうか。
[>>53 の問いには微妙な肯定を返す。
そして、>>54の縋るような悪魔の瞳を見やると、]

…いいんじゃないんですか？
[本当にどうでも良さそうに答えた。
シーナとニコルの追撃が無ければ、そのまま悪魔の手を引いてクレムは立ち去るだろう。**]

(70) 2013/08/12(Mon) 12時半頃

【人】 混血児 ギュル

[クレムに手を引かれて、魔物は荒い呼吸をこぼしながら去っていく。

その時、"何も言われていない"にもかかわらず、魔物の鋭い瞳に一瞬怯えるような色が浮かんでいたことに二人は気づいただろうか]

(71) 2013/08/12(Mon) 14時半頃

【人】 時計屋 ニコル

！？しまっ……

[上にあるものに完全に気を取られていた。
ギュルへの反応が遅れ、なんとか爪で防ぐもののバランスを崩して尻餅をついた]

シーナっ！！

[ギュルがシーナを狙って更に走って行くのを見て声を上げる。
割り込みたくても今から体勢を立て直し走っても間に合わない。
彼が魔石を放つのが見えた>>44
当たるかに見えたそれは綺麗に避けられ>>45驚きに目を見開く。
まだ完全に見えていないであろう目であんなに上手く避けられるものだろうか]

(72) 2013/08/12(Mon) 14時半頃

【人】 時計屋 ニコル

くっそ。

[今から集中しても彼女が彼に攻撃を加えるのと自分が雷を放つのと、どちらが早いかなんてわかりきっていた。
またシーナが弾き飛ばされる。
そう思っていたから、彼が何事もなく立って反撃を加えた>>47のには無事だったと少しだけ安心した。

ニコルは衝撃の魔石がどのようにして作られていたのか知らない。
どのようなものを彼が受け止めて水晶へと移していたのかを知らない。
だから彼が衝撃を受け止めたとはまだわからないまま]

(73) 2013/08/12(Mon) 14時半頃

【人】 時計屋 ニコル

こんにちは、だって？
こんな時にそんなのんきな挨拶をしてる場合だと思ってるわけ？

[聞こえた挨拶>>49に立ち上がって空気を読めと言わんばかりに不機嫌な視線を一瞬だけ向け。
「私の悪魔ちゃん」続いた言葉に目つきが一層鋭くなった。
シーナがクレムに問いを投げかけている間、それぞれに意識は向けつつも手負いのギュルを警戒していた。
彼の荒れた呼吸をすぐ背後に感じながらもしクレムとギュル、二人が同時に仕掛けてくるようならどうすべきかと考え]

じゃあ、誰？
メイをヨアンをアルカを、殺してないっていうなら誰がやったんだよ！
それにこんなことして何がしたいんだ……

[シーナへの返答>>70にイラついた風で言葉を投げつけた。
去っていこうとするならば警戒したまま手を出そうとはしない。
このまま手を出すのはあまり得策だとは思えなかった**]

(74) 2013/08/12(Mon) 14時半頃

【人】 混血児 ギュル

―村内・どこか―

……ちゃんとするよ。するから

[服の裾を引っ張り、無理やり結んで脇腹の傷を押さえる。
その間、魔物はずっと"主"に向かって言い訳するように小さな声を発していた]

待ってて。ちゃんと……用意する、から
もっとたくさん、実をつけるから。

(75) 2013/08/12(Mon) 14時半頃

【人】 混血児 ギュル

[それを見たクレムは、どんな反応をしていただろう。
大樹の結実を指示したのは、先程の"赤い声"の主の方だ。実際のところ、魔物には今目の前にいるクレムの目的はよくわかっていない。
魔物にとってはみな同じ"主"でも、彼らが"なかよし"にもあまり見えていなかった。]

いっ、て、くる。

[それでも、魔物は詮索することなく動く。"そういう風に"できているから。

やがてクレムと分かれた魔物は、一人村をさ迷いはじめた**]

(76) 2013/08/12(Mon) 14時半頃

【人】 放浪召喚士 チサ

あっ、取り込み中だった？驚かしてごめんねー
[尻餅をついてしまった彼>>62に謝罪をする。その視線が一瞬だけ解かれた包帯の下…その紋様に止まった。その意味について"彼"は知らない。だが]

--この紋様…妾は知っておるぞ…。チサよ、此奴恐らくは…
[大昔に邪法による儀式を後一歩の所まで進めた魔女はこの紋様の意味、そして彼の正体まで暴いていた]

ユキちゃんのこと？ニンジャさんには遠く及ばないよぉ。ニンジャさんは気配を消せたり水の上を走れたり空を飛べたりするんだから！
[そんな魔女の呟きを黙殺し、彼は立ち上がったニンジャを相手に子供の様にはしゃいでいた]

ねえねえ！ニンジャさんっておはなしの様なことが出来るの？空を飛んだりとかさ！

(77) 2013/08/12(Mon) 15時頃

【人】 からくり人形職人 クレム

…えぇ？やはり挨拶は大事でしょう。ふふっ
[>>74 雄猫の鋭い警戒心も特に興味は無さそうに、飄々とクレムは答える。
むしろ男には、時計の修理もせずに呑気に喧嘩をしているニコルの神経が理解出来なかった。]

[立ち去ろうとする二人だが、「じゃあ、誰？」という猫の声に少し振り返り。]

あぁ…多分、漂流者ですよ。あの異国の。
[囁きの声から察するに、そうであろう事は充分に予測がついた。
そして大樹から二人は去っていった。]

(78) 2013/08/12(Mon) 15時頃

【人】 からくり人形職人 クレム

―村内・どこか―

…いい子ですねぇ。はい、もっと私の為に奉仕して下さいな。壊れるまで。
[そう言って甘い声でギュルに微笑みかける。
脇腹から滲み出る血を見ると満足そうに、]

ふふっ、傷ついてもなお、尽くそうとする貴方が大好きです。
[しかし男は特に治療等はしない。どうせ消耗品だ。
男にとって、邪法はツールでしかない。
この可愛い人形達を支配出来ればいい。
同胞達はまた別の意図があるようだが…勝手にすれば良い。
特に仲間意識がある訳でもなかった。]

はい。行ってらっしゃいませ。
[そう言って笑顔で傷ついた魔物を見送り、そのまま神社へと向かった。]

(79) 2013/08/12(Mon) 15時頃

【人】 からくり人形職人 クレム

―神社―

[赤い空を見上げながら、頭の中で図面を描く。]
(次はどんな人形を作ろうか。
この夢見の少女の人形も良いだろう。ああ、でも、あの赤髪の少年、可愛いかったなぁ…)
――ｸﾞﾙﾙﾙ…
[いつの間にかクレムの傍に犬が居た。この犬は、あの。
犬は警戒しているのかそれ以上、クレムに近づこうとしなかった。
ぼんやりと眺めていると飼い主が現れた。]

あはっ…レディア様お待ちしておりました。
[>>69 待ち人の姿を見とめると笑顔で立ち上がった。
傍にいる灰色の大きな犬は既に興味が無かった。]

ご注文の狼人形、出来上がりました。　　　　
…どうぞ、お受け取り下さいませ。
[車椅子に座る小さな少年の手に優しく人形を置いて、頭を撫でた。]

(80) 2013/08/12(Mon) 15時頃

【人】 研究者 トロイ

─回想：二年前の探索─

[探索の休憩中。
他のメンバーが眠っている間、入れ替わりで見張り番をしていた時の事。
共に見張り番をしていたメリルと話す。]

けど、まさかギルドから依頼っつー形で探索することになるとは思わなかったよなー。
クエストだから成功報酬もあったし。
珍しく前払い金有りだし。
おかげで他のメンツもランク高いやつが来たし。

……何変な顔してんだ？

[メリルの表情を指摘すると、顔を逸らされる。]

話したくねえなら別にかまわねえけどさ。

(81) 2013/08/12(Mon) 15時半頃

【人】 研究者 トロイ

そういや、お弟子さんとなんかあったのか？
今回ちゃんと話してきてないんだろ？

ケンカしたとか？

[それには違う、とすぐさま言葉が返ってくる。
けれどそこから続く言葉はない。]

──それも話したくねえってか。


いつもなら弟子の事しか話さねえのに。
今回何にも言わねえし。

(82) 2013/08/12(Mon) 15時半頃

【人】 研究者 トロイ

話したくなったら話してくれよ。
いつでも聞くから。

そろそろ交代の時間だな……

[結局、彼女の事情については探索中に聞かされることはなかった。]

(83) 2013/08/12(Mon) 15時半頃

【人】 研究者 トロイ

─現在：ミケルの家─

[腰の、魔力痕がじわりと熱を持つ。
身体の重だるい感じが少し楽になった。]

……そういや、あいつこんな魔法使えたっけ？

[いま、なんとなく疑問に思った。

解呪を頼んだ呪術師も専門外だったから
この魔力痕の紋様についても何も指摘を受けなかった。
自身も魔装具以外は専門外でよく知らないからこれがどういうものかはわからない。]

ま、いいや。

ちいと楽になったから外行ってタバコ吸ってこよ。

[ミケルが置いていってくれた水差しから水を注いで一杯のんで、それから『ありがとう、助かった。』と一言メモを残してミケルの家を去った**]

(84) 2013/08/12(Mon) 15時半頃

【人】 自称スゴクツヨイ剣士 ミナオ

　えっとさ…僕、「忍者」じゃないんだ…
　そりゃあ、見た目は「忍者」だけどさ……

[　いきなり忍者のことを言われて困惑したが、それより気になったのは…]

　そう言えば、さっきの声みたいのが聞こえた気がするのだけど……

[　女性の声>>77が聞こえた気がする…
　 しかもその声は…自身のことを言っていたような…]

(85) 2013/08/12(Mon) 15時半頃

【人】 放浪召喚士 チサ

な、なんだってー！！
[オーバーリアクションをしながら酷く驚く。完全に忍者だと思いこんでいた彼にとってその答えは予想外だった]

そうなのかぁ…この本だと忍者はこういう格好をしてるって描いてあったんだけど…
[そう言って本を取り出すと抱え込んで溜息を一つ。本当に残念そうだ]

…まあ今はいいや。忍者さん…名前なんて言うの？
[本人は完全に否定をしているというのに忍者呼びだけは止めない]


声…？何処から？
[その時、忍者が告げた事>>85にチサは周りを見回しながら疑問符を浮かべる"フリ"をする]

(86) 2013/08/12(Mon) 16時頃

【人】 放浪召喚士 チサ

(なんと…妾の声が聞こえると言うのか)
(邪法使いには…ってことかな？)
(そうだろうな。しかし、同胞に聞こえると言うのなら話は早い。ちと話させ…)
(黙ってて)

[心中で相談する。普段ならチサのみにしか聞こえない筈の声が聞けた、ということはつまりそういう仮説が立てられる]

(87) 2013/08/12(Mon) 16時頃

【人】 自称スゴクツヨイ剣士 ミナオ

　ミナオ・ヨシオカ。このなりだけど、一応剣士、です…

[　名前を尋ねられて>>86答える。「忍者」を否定するように、自身の職業…？も付け足した。]


　何処から聞こえたかと言えば…周りというより君の方から聞こえたんだけど…君が召喚の媒体として使っている本の主の声なのかな？

[　と、推測してみる。]

(88) 2013/08/12(Mon) 16時半頃

【人】 自称魔法使い エメット

―診療所―

　ダメッ！

[発せられた警告>>18に逆に倒れたアルカへと縋りつく。
その身体を繭のように包み込む、禍々しい赤い光が視界を埋める。

肌が粟立つような感覚は一瞬。
まだ僅かに残っていた温もりは消え、両腕からアルカの身体が喪失する。]

(89) 2013/08/12(Mon) 16時半頃

【人】 自称魔法使い エメット

[――――大樹。
その言葉を聞いた瞬間、診療所を飛び出しかけて――コレットを振り返る。]

　…………――。

[また、置いてはいけない。
ゆっくりとコレットの傍まで戻ると、隣りに座り込む。]

　……助けて、って。
　アルカらしいね。

　この薬草も、三人で種を撒いて育てたんだった。
　治療の役に――人を助けられるようにって。

[床に残された袋を拾い上げる。]

(90) 2013/08/12(Mon) 16時半頃

【人】 自称魔法使い エメット

　これは、三人のだから。
　二人でした最後の約束だから。

　半分ずつ持とう。
　他のみんなを一緒に助けられるように。

[袋は大分血で汚れてしまったけれど、中身の薬草は無事だ。
涙と血で濡れた顔で、まっすぐにコレットを見詰める。
差し出したその半分をコレットは受け取ってくれただろうか。]

(91) 2013/08/12(Mon) 16時半頃

【人】 放浪召喚士 チサ

ミナオ…ナオ君だね！よろしく！
僕はチサヤ・L・キャルオル。チサって呼んでね！
[そう明るく答えると握手を求めた]

僕から…声が？喋ってない筈なんだけどなぁ…。
ナオ君が言うみたいに本の妖精さんから聞こえてきたのかも！
[ミナオの鋭い考察に今は惚ける。魔女が話させろと心中で要求してくるのだが、もう少しだけ待てと釘を刺した]


ところで昨日から村が騒がしいんだけど…魔物騒ぎにしては騒々しいし……何か知ってる？
[人が死んでること、邪法については意図的に伏せそう問いかける]

(92) 2013/08/12(Mon) 17時頃

【人】 自称スゴクツヨイ剣士 ミナオ

　…チサさん、よろしくお願いします。

[　握手>>92を求められれば、快く受けてくれるだろう。]


　何か知っているか？って言われても…うーん……
　昨日、少女が結界を張った邪法使いに皆殺しにされるかもって警告されたくらいですかね…

[　自分の知っている情報を出せるだけ話す…当然アルカを斬り殺したことについては隠すが。]

(93) 2013/08/12(Mon) 17時頃

【人】 放浪召喚士 チサ

そっか。メイメイちゃんはそっちにも来てたんだねー
[少年がメイらの死亡を知らない事に少し驚きつつ(嘘の可能性もあるが)表情は崩さない]

にしても、邪法使いがいるってことになると余所者の僕はやっぱり疑われてるんだろうなー。親しい人が邪法使い、って事を信じたくない気持ちもわかるけど…はぁ
[余所者を自分に限定しつつ悩んでいる様な感じで語った]


あ！でもさ…
[唐突に思いついた様にミナオに向かって笑みを浮かべる。子供の様に、それでいて歪な笑みを]

(94) 2013/08/12(Mon) 17時半頃

【人】 放浪召喚士 チサ

僕的には『親しい人が実は邪法使いでした！』な展開が素敵だと思うんだけど、君はどう思う？

[なにも可笑しい事は無いかのように、純粋に目の前の少年へそう問いかけた]

(95) 2013/08/12(Mon) 17時半頃

【人】 自称スゴクツヨイ剣士 ミナオ

　親しい人が邪法使い…？な、何を言っているんですか……？
　どうして…そんなに楽しそうに……？

[　血が引いていく感覚がする…
　 これは…クレムの店で逃げ出す人形を見た時と同じ恐怖だ……]

(96) 2013/08/12(Mon) 18時頃

【人】 小さな神主 レディア

―神社―

クレムさん！
もう完成したんですか？

[>>80神社に現れた人形屋の主人を見つけ、頼んだのは昨日だったのにと驚いた。そういえば、昨日出迎えてくれた人形のクラウンが見当たらない。留守番だろうか。]

わ、すごい…ありがとうございます！

[手に置かれた人形をまじまじと見る。１日で作られたとは思えない程に精巧な作りで、まるで生きているようだった。
特に引き留められなければ彼に料金を支払う為、一度離れに戻るだろう。]

(97) 2013/08/12(Mon) 18時頃

【人】 放浪召喚士 チサ

だってさー
今まで信じてきた人が実は邪法使いで、見知った人達を次々と生贄にして回るんだよ！
正体を知った瞬間の絶望！そして相手を殺さないと自分も死んでしまうという絶望！最高じゃないか！
[熱く語る彼の姿は目前の少年にどう見えただろうか？]

ああ、ごめんね。僕の事を狂ってるって思った？わかりあえないと思った？別にそれで良いよ


『僕のことをわかってくれるのは僕しかいないんだから』


[彼はあっさりと狂っている事を肯定する。ただ、最後の言葉が自分を慰める様にも聞こえた]

(98) 2013/08/12(Mon) 18時半頃

【人】 放浪召喚士 チサ

さて、忍者さん…じゃなくて"邪法使い"さん。僕は会えて嬉しいよ

[後方に軽いステップを取りながら少しだけ間合いを取る。万が一何が起きても良い様に]

(99) 2013/08/12(Mon) 18時半頃

【人】 からくり人形職人 クレム

>>97
はい。大好きなレディア様の為に頑張っちゃいました。ふふっ
[犬が怯えを孕んだ目で睨んで動かない。そんなのはお構いなしに笑う。]

ここが神社なんですねぇ…私、初めて来ました。
[そう言って境内の中を見やる。高い木々の中に東洋風の建物が厳かに建てられていた。]

ね。せっかくですし、私も中に入っていいですか？

(100) 2013/08/12(Mon) 18時半頃

【人】 放浪召喚士 チサ

どう？ちょっと可笑しい僕"ら"と…お話してみない？


[ニコニコと手を振りながら狂人は誘う]

(101) 2013/08/12(Mon) 18時半頃

【人】 自称スゴクツヨイ剣士 ミナオ

　違う違う違う違う違う！！僕は邪法使いなんかじゃないんだー！！！

[　喚きながら、必死に突きつけられた事実を否定しながら、彼は刀を引き抜きチサに飛びかかった！]

(102) 2013/08/12(Mon) 18時半頃

【人】 小さな神主 レディア

…？ありがとうございます。

[>>2:193何時か感じたような寒気がしたのは気のせいだろうか。]

はい！本殿の中以外でしたら、何処に入っても大丈夫です。

[いつもは人懐っこいグアルがクレムに怯えているような様子は気になったが、この異常な状況で気が立っているのだろうと結論付けた。]

(103) 2013/08/12(Mon) 18時半頃

【人】 からくり人形職人 クレム

>>103
…はい、ありがとうございます。ふふっ、楽しみですよ。

[そう言って、彼が金貨を手にして戻ってくるまで神社の中にいる事にした。
その可愛らしい少年を想いながら、ずっと待っているだろう。]

(104) 2013/08/12(Mon) 19時頃

【人】 小さな神主 レディア

>>104
じゃあお金取ってきますね、すぐ戻りますから。

[軽く頭を下げて、離れへ向かった。グアルは店主を警戒しつつレディアに着いていく。]

…どうしたの、グアル。
大丈夫だよ。

[離れへ着くと、突然神社の方角に唸り出した。先程からの過剰な警戒に、頭を撫でて落ち着かせようとする。
暫く撫でていると唸りは止まったものの、警戒はやまない。待たせすぎる訳にはいかないと、必要なだけの金貨を持ち神社へと戻った。]

(105) 2013/08/12(Mon) 19時半頃

【人】 放浪召喚士 チサ

[事実を受け入れまいと襲いかかってきた少年。何かに怯えている彼に可愛いなぁ、と場違いな事を思う]

遊ぶの？良いよぉ～！

[既にチサの手には開かれた本。レモンの爽やかな味を感じながらニコニコと彼は詩を紡ぐ]

(106) 2013/08/12(Mon) 19時半頃

【人】 放浪召喚士 チサ

『リジー・ボーデン 斧取った』

ガキィン！！

[今まさにチサを切ろうとしていた刃は、しかし閃光と共に現れたナニカに封じられ火花を散らした]

(107) 2013/08/12(Mon) 19時半頃

【人】 放浪召喚士 チサ

『お母さんを40回』

[少年の前に立ち塞がったのは、少年より頭一つ分小さい金髪の少女。血のような紅いドレスを着て主の様にニコニコと笑っている]

[その手には彼女の身長程はあろうかという血濡れの斧]


『リジー・ボーデン 我に帰って』

[少女はニコニコと少年に駆け寄ると]

『お父さんを41回！』

[狂った様に笑いながら斧を振り落としてきた]

(108) 2013/08/12(Mon) 19時半頃

【人】 超絶☆人魚 ヘロイーズ

生贄は、祭壇へ
で、ごぜぇましたか

まっこと、話に聞いたとおりの手順でごぜぇますねぃ

[消えていくアルカの遺体に、人魚はつぶやくように言った。

それから一拍間を置いて、人魚は口を開いた。]

……私は下手人を探そうかと思っております
放って置けばまたどなたかが斬られちまいますぜぃ

(109) 2013/08/12(Mon) 19時半頃

【人】 からくり人形職人 クレム

――…およそ10年程前だろうか？
ちょうどあいつが村を出て行くか行かないかで、少し溝が出来始めた頃…だった気がする。
本土で非常に愛くるしい双子を見かけた。
赤い髪と青い髪、仲良く手を繋いで帰路に着く様子は、ヘンゼルとグレーテルのような。
そっと、私の玩具箱に閉じ込めておきたい―…

[>>105 ぼんやりとそんな事を考えていると、カンヌシ様が戻ってきた。
手にはたくさんの金貨が。]
ありがとうございます、レディア様。では確かに…

[そう言って、彼の赤い瞳を見つめながら答えた。
純真そうな何物にも汚されていない赤…]

(110) 2013/08/12(Mon) 19時半頃

【人】 からくり人形職人 クレム

あぁあぁああぁあ…！思い出しました！

あはっ…レディア様って…道理で可愛いはずです。
あのお人形さんそっくりなんですねぇ…
…ほら。可愛いでしょう？

[そう言って、男は鍵付きの鞄から一体の人形を取り出す。
蒼い髪が美しく、しかし顔がレディアと瓜二つの少女の人形だった。]

(111) 2013/08/12(Mon) 19時半頃

【人】 自称スゴクツヨイ剣士…？ ミナオ

[　刀が火花を散らす>>107と全身に雷に打たれたかのような激しい痛みに襲われる。]

　…！！！！

[　閃光から現れた血塗れの少女が降ろしてきた斧>>108を、彼は必死に身を捩って交わした！]

　何なん、だよ…いきなり、邪法使い、呼ばわり、するなんて……

[　激しい痛みに耐えながら、彼は言葉を吐き出す。]

(112) 2013/08/12(Mon) 19時半頃

【人】 自称魔法使い エメット

―診療所―

　……ぼくもアルカを殺した犯人を探しに行く。

[汚れた頬を服の汚れて居ない部分で拭い、立ち上がる。
もう涙は止まった決意の篭った目でヘロイーズを見る。]

　ぼくは、せんせーの言うように癒し手じゃないから。
　アルカのようには出来ないけど。

　助ける為に戦う。

[ふと、アルカに治癒魔法を教わっていた事を思い出す。
それは向いていない魔法の中でも、特に向いていなかったらしく、結局発動すらさせられなかった。]

(113) 2013/08/12(Mon) 19時半頃

【人】 小さな神主 レディア

こんな状況で届けに来てくださって、ありがとうございます。
あの、クレムさんは――

[金貨をクレムに手渡す。ミケルと言い目の前の店主と言い、この状況で仕事を続けるとは熱心だなとズレたことを思った。
ひょっとして、そもそも大樹でのことを知らないのかもしれない。そう思って口を開き掛けたが]

……ヴィ、ノール？

[鞄から取り出された、見覚えのある姿を見て息が詰まる。その人形は、朧気に記憶に残っている妹によく似ていた。]

(114) 2013/08/12(Mon) 20時頃

【人】 自称魔法使い エメット

　……せんせー。

　たぶんだけど、せんせーの探している秘法と邪法って関係あるかもしれないよね。
　あの大樹が中心らしいって事を見ても。
　だから……その……。

　あそこにはひどい死体がある、けど。
　せんせーなら何か分かるかもしれない。
　アルカがどうなってるのかも気になるし

[酷く歯切れが悪く、視線は床の上を彷徨って。]

(115) 2013/08/12(Mon) 20時頃

【人】 自称魔法使い エメット

　だから、分かれて行動するのはダメかな？
　それにできればコレットの事も守って欲しい。

[意を決し上げた視線は師匠の顔をじっと見詰める。]

(116) 2013/08/12(Mon) 20時頃

【人】 超絶☆人魚 ヘロイーズ

そうですね
探すのならば、二手に別れやしょう

[エメットの言葉に人魚は頷いた。]

少人数は危険ではありますが
邪法使いが一体何人いるのか、どの程度のてだれがいるのか
ほとんど分かりやせん

[少なくとも、漂流者の少年はアルカを背後から一太刀で切り殺すほどの使い手だろう。
しかし、それ以外はてんで不透明だ。]

ですから、下手に一箇所に固まると一網打尽にされちまいます
巨大な群れは強みですが、下手な群れはいい餌ですぜぃ

(117) 2013/08/12(Mon) 20時頃

【人】 村娘 コレット

[エメットから三人で育てた薬草を分けてもらう]


…うん、そうだね！

[泣くだけ泣いた。
―――泣いてれば友人が帰ってくるわけもない。
嘆くだけ嘆いた。
―――友人の想いを無駄にしたくない。
あとは自分の覚悟だけ。
―――守りたい人はまだ他にいる。]