人狼物語ぐたるてぃめっと


359 千受村

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視点:


この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。


【人】 アナスタシア

こんなうわさを、ご存知かしら?

(0) 2013/05/05(Sun) 00時半頃

妖精の呻き(村建て人)

今は昔、まだ人がお伽話を僅かにでも信じていた頃。
とある国のとある地方、とある場所にありましたお城の中での出来事です。

深い森の中、夜の明けないその場所に、一つの黒い城がありました。
そこには昔から吸血鬼がいると信じられ、
願いを叶えてくれるという言い伝えがあったのです。
しかし、誰も吸血鬼を見たことはありません。
願いがあっても存在を信じず、存在を信じても願いがないからです。

(#0) 2013/05/05(Sun) 00時半頃


妖精の呻き(村建て人)

願いを持ち、存在を信じなければ見えないその城に、
訪れることができた人間も僅かながらおりました。
しかし未だ願いを叶えてもらい、人の世に戻ったものはおりません。
その為に、人々は行方不明があればまずは吸血鬼に拐かされたと思い込み、吸血鬼は自然と人から疎まれることと相成ります。

願いを持った人々は時の止まったその城に、
ただただ努めを果たすだけの毎日。
戯れに人を食い、戯れに人と交わる吸血鬼の下で、
毎日を下僕のように働くのです。

(#1) 2013/05/05(Sun) 00時半頃


妖精の呻き(村建て人)

──そして時は何時の世も変わらず移ろいます。
多く居た吸血鬼も1人減り、2人減り、残すはたった2人。
1人は純血で、もう1人は人との混血。

純血は昔より城に住んでいる城の当主。
混血はかつての人が訳あって吸血鬼へと先祖返りしたもの。
その訳とは…長く城にいるものであればしれるでしょう。

純血は混血を、混血は純血を厭います。
互いに啀み合いどれほど時が過ぎたでしょうか。
最後の2人となった今、1つゲームをしようというのです。

それはまだ、人に伝えるに至らぬのですが、さて……

この物語では今も変わらぬ夜が、すぎるでしょう。
結末は、貴方方だけが知る術を持つのです───

(#2) 2013/05/05(Sun) 00時半頃


貴族 プラーミヤが参加しました。


【人】 貴族 プラーミヤ

[明けない夜。時の概念のないこの城で
ただただ怠惰に過ごすだけの毎日。
戯れに人を殺しては喰い、戯れに誰かと交わり。
純血故か城に在って早数十年。ここは長い命を生きるのは暇にすぎる。


1人が使うには広い部屋。調度やカーテン、シーツ。
何もかもモノクロのこの城で、色を写すのはろうそくの明かりだけ。

指でつまむのはサイドテーブルの上の、花瓶に生けた黒い薔薇。
花びら一枚引きちぎり、口元でそれを食みながら]

(1) 2013/05/05(Sun) 00時半頃

貴族 ユーリーが参加しました。


【人】 貴族 ユーリー

[宵闇の城、
黒の眷属達が永遠の夜を謳歌する城において、
貴族の片割れは純然たる異物のように在る。

ひとつ、その様相。
黒とは決して馴染まぬ白を纏う。
磨かれた氷のような爪持つ冷えた指先が、
胸元から引き出した白いチーフをそっと解き放つ]

 ……ああ、

[物言わぬ何かの上に落ちた白絹は、じわりと深紅へと染まる。
吸血の官能に色付く口唇からは湿った吐息は零れ、
けれどかすかに苦渋も滲む。

かつて人の世に生きた貴族は白を纏う。
――白が深紅に染まるを疎いながらも]

(2) 2013/05/05(Sun) 01時半頃

緑柱石の執事 ダニールが参加しました。


【見】 緑柱石の執事 ダニール

 ― 地下・ワインセラー ―

[さて、その名をつけたのは、まだ姿ある主人だったか。それとももう、灰として霧散した主人だったか。
 与えられた懐中時計の蓋には六角の原石が埋め込まれている。
 それは時に深緑に、時に薄青にと光を変え、この暗い屋敷の中、ポゥと存在を示すこともあるだろう。

 彼は、ワインセラーから主人のために、一本を取り出す。
 そして、しばし考えてもう一本。

 必ず違うものをセレクトする必要が出てきて、もはやどれくらいだろう。
 その間違いを犯さないためにも、他の使用人が一人でここに出入りすることは、今は許されていない。]

(@0) 2013/05/05(Sun) 01時半頃

【独】 緑柱石の執事 ダニール

/*
なんだwwwwこの計ったようなタイミングはwwwww
マジ、打ち合わせてないからなwwwww本当にもう。

(-0) 2013/05/05(Sun) 01時半頃

【独】 貴族 ユーリー

/*
え?

なんだ と 

入村タイミングかぶるとはおもわなんだびっくり。

(-1) 2013/05/05(Sun) 01時半頃

【人】 貴族 ユーリー

[訪れぬ朝。時の概念のないこの城で、
己の欲求に抗う姿を幾度滑稽なものと嘲笑われたか。
戯れに人を殺して喰らい、戯れに人と交わる。

純血の同属の振る舞いこそ、吸血鬼の正しき在り様なのだろう。
けれど、あれと同じものになど成り果てたくはない。

否定にゆるりと首を振ったところで、
金緑の瞳に映るのは、深紅に染まり行く白]

 ……誰でも構わない。
 早くそれを、片付けてくれないか。

[薄闇にいまだ血の官能の余韻を残す声音は、低く響いた]

(3) 2013/05/05(Sun) 01時半頃

【独】 貴族 ユーリー

/*
というか、村名が!
これ採用だったのかそうか!

(-2) 2013/05/05(Sun) 01時半頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

[二本のワインを手に地下室から階上へと向かう。
 だが、登ったところで、暗さはさほどかわらない。
 この城には朝は訪れない。
 永遠の夜。だからか、眠りはいつも深くない。
 そういった理由ではないが、いつも伏せがちの瞼。そこから除く濃茶の瞳はいつでも眠たげに映るかもしれない。
 口元も、少し微笑むかのようにある彼は、出逢えば、印象は温良優順であるかもしれない。]

 ――……ご夕食にはこれを。

[そのまま、食堂の厨房に立ち寄り、ワインを預けたあと、
 白い手袋を外すと、ポケットに畳み、懐中時計を開く。

 いつものように、針は動いていない。
 止まった時を確認し、また廊下を歩き出した。]

(@1) 2013/05/05(Sun) 02時頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

 ――……いや、今日は、もう召し上がられたのか?

[>>3
 その低い声を聞きとる。
 人間ではない彼は、主人の声をどこででも拾うことができた。
 いや、主人の声だけではなく、時には…?

 ともかく、
 その呟きは、かの主人のほうだ。]

 ――……

[主人の部屋に向かう途中、出会う使用人にあと一人ほど探し、後に来るように命じる。
 そして、彼は、使用人より先に主人の元へ向かった。]

(@2) 2013/05/05(Sun) 02時頃

緑柱石の執事 ダニールは、メモを貼った。

2013/05/05(Sun) 02時頃


【人】 貴族 ユーリー

[殺すも喰らうも――厭わしい。
しかし肉の甘さを覚えているこの身は、
いとも容易く獣の本性に蹂躙される。

噛み裂かれた亡骸の首は皮一枚で繋がるような惨状、
加減の出来なかったのは、己の欲求に背き酷く乾いていたからだ。

深紅に染まる白の下、肉が冷えていく。
冷えた指をその臓腑で暖め、その肉を貪り尽くしたい。
競り上がる衝動にまた己の全てが支配される前に――。
背けた眼差しの先、煙る金緑は存在の現れるより前から、視線をそこに据えていた]

 ――…アペリティフには遅かったね、ダニール。

[音無く開く扉が執事を迎え入れる、
声音はその感情の行方を知らせるものではなく、
むしろ抑え付けられた昂揚が滲むだけ]

(4) 2013/05/05(Sun) 02時半頃

亡国の君 ベルナルトが参加しました。


【人】 亡国の君 ベルナルト

― 厨房 ―

 承知したよ。
 ……執事殿は今夜もいい仕事をする。

[>>@1ワインを受け取り、そのラベルを暫し眺めてから男は感想を漏らした。
二本の瓶がそれぞれどちらの主人のために用意されたものか。
ダニールに確認せずとも間違えぬようになったのは、夜を数百と少し、数えた頃だったか。

もっとも、朝が来ないこの城で刻んだ夜の数など、何の意味もない指標だろう。
男自身にももう、時間の感覚など無いに等しい。]

(5) 2013/05/05(Sun) 03時頃

【人】 亡国の君 ベルナルト

[男の名はベルナルト=サヴォイア。
城の中ではベルナルトとのみ名乗る。
忘れたわけではないが、失われたに等しいサヴォイアの名を取り戻す。
それを願い、男は此処にいた。

主らの戯れに食われる危険を知りながら、
男は慣れた仕草で棚の上の磨かれたワイングラスへと手を伸ばした。**]

(6) 2013/05/05(Sun) 03時頃

【人】 貴族 ユーリー


 命を奪うつもりはなかったのに、
 この子はあまりにも無防備だったよ。

[白き闇の貴族はまるで嘆くような口ぶりで、
けれど今までも幾度と無く同じことを繰り返す。
執事達は無論そんなことなど承知だろう、
それをこそが戯れだと嘲笑う者はあるか]

 ……そう、無防備だ。
 どれだけこの魔物の眼にその身体が魅力的に映るか、
 わからないのだろうね。

 かの客人たちも、また。

[凍れる指先は手袋の外された執事の手の甲を、
青く浮いた血管をつ、となぞるように触れていく。
それは客人たちのそれとは違い――渇望をもたらすものではなく]

(7) 2013/05/05(Sun) 03時頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

>>4
[ノックもせず、扉を静かに開く。
 向けられている金緑の眼差しに柔らかな濃茶をしばし受け止めたあと、
 時間なき世界で屍となった身体にかけられた既に深紅のチーフを見た。]

 ――……申し訳ございません。マイハイネス…。

[だが、遺体には寄らない。
 やがてやってきた使用人がそれを片付けるだろう。

 静かな足音は、そのまま主人のほうへ。]

(@3) 2013/05/05(Sun) 03時頃

【独】 緑柱石の執事 ダニール

/*
ユーリーをハイネス
プラーミヤをロードと呼ぶことにしました。

(-3) 2013/05/05(Sun) 03時頃

亡国の君 ベルナルトは、メモを貼った。

2013/05/05(Sun) 03時頃


【独】 亡国の君 ベルナルト

/*
ちょっと……難産しすぎたよねええええ

1.城での役目をちゃんと考えてなかった(というかコイツが何なら従事するか思いつかなかったとも)
2.肩書きとか考えたことなかったので思いつかなかった(流石に肩書きに王子様とか貴公子とか書く勇気がなくて類語調べてたともいう)
3.苗字(いつものこと)

……がんばりたい。
がんばります。
恐ろしくRPが出てこないけど、がんばります。でも寝ます。

(-4) 2013/05/05(Sun) 03時頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

>>7

 ――……そうでございましたか。

[無防備の言葉にすぐに受け答えながら、自らのチーフを取り出して、白き主人の顔を見た。
 彼の手がその手をなぞる。
 その冷たさに怯えることはない。]

 ――……こちらを…。

[なぞられた手の甲に静かに手を重ねてから主人の手は主人の膝下へ。執事の手はそれから主人の頤に伸び、冷たい肌を人差し指と中指でクっと少し顔を上向けた。
 出したチーフはやはり真白。それを主人の口元にあてがい、紅を拭う。]

 ――……これで綺麗になりました。
 お召し物を替えましょう。

[その襟元に散った鮮血に視線を移すと、そう、主人に告げ、促した。**]

(@4) 2013/05/05(Sun) 03時頃

【人】 貴族 ユーリー

[けれど、なぞる爪先は、
その青い脈に緋の稜線を浮かばせる。
ふつりと膨らみ滲む深紅。
重たげに瞬きながらも、己の爪をちろりと舐めた]

 お前を壊してしまってはいけないね。
 少し、ここを離れていよう。

[眼差しは涼やかに戸口へと流れる*]

(8) 2013/05/05(Sun) 03時頃

緑柱石の執事 ダニールは、メモを貼った。

2013/05/05(Sun) 03時頃


貴族 ユーリーは、メモを貼った。

2013/05/05(Sun) 03時頃


【人】 貴族 ユーリー

[執事がどのように作られたものか、
己の血に覚醒して後この城に辿り着いた、
ユーリーには吸血鬼たる知識が著しく欠けている]

 お前達は、――痛みは感じないのかな。

[傷つけた手もそのままに、
執事の指先は己の頤を捉える。
拭われる口元に、薄く眉根を寄せた]

 そんなに、
 ……浅ましい真似をしていたかな。

[そう己の様相を忘れるほどに、
その首に喰らいつき血を啜っていたのだろう。
億劫そうに透かし織りのスカーフをすべり落とす。

飾るは纏う色以外さして拘りも無く、
滞りなく執事に身を任せる*]

(9) 2013/05/05(Sun) 03時半頃

【独】 貴族 ユーリー

/*
たいみんぐかぶりすぎて
しゅうせいおとさずにねれなかったねむい。
おやすみなさい。

(-5) 2013/05/05(Sun) 03時半頃

貴族 プラーミヤは、メモを貼った。

2013/05/05(Sun) 05時頃


【人】 貴族 プラーミヤ

[黒薔薇の花弁はちぎられても悲鳴の音も無い。
食めば少しは落ち着くもので。

あの新参者がこの城に現れてから、柳眉を顰めることも多くなった。
同族故に殺すこともできず、混血故に疎ましさは極まりない。
苛立ち故に幾度も彼を組み敷いたけれど、それはまるで抱き殺すように手酷く。
その苦痛の顔だけは見ていて心地良い。

人としての感情が理解できぬ己には
なぜ彼が人食う度に葛藤するのかわからない。
蔑むべき生き物へ向けるものが吸血鬼として許せぬもので。

無言で黒薔薇の花瓶を床に叩きつけ、
音とともに割れちらばるそれらを一瞥した後
不機嫌そうに部屋を出る]

(10) 2013/05/05(Sun) 05時半頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[至る場所は書庫。書、と名前はつけども、紙の書はない。
知識の詰まった水晶球がひとつ、あるのみ。
触れれば欲しいものを教えてくれる。無駄な文字いらぬと言うように。
ただ欲しいものだけを。

その宝珠に触れ、問いかける。
血に耐え血族となり得る人間がいるかどうか。
最後の独りとなった純血は血の存続だけが役目というように
いつもこの行動を繰り返す。
近親相姦故に血が濃くなりすぎた吸血鬼は死に絶えて、
今、純血が増えることはもうない。

赤子であれば攫えばいい。
成人であれば深く触れればいい。
存続させぬ理由はない。存続させる理由も同じくないのに

もはや水晶が応えずに久しいのもまた事実。
少なくとも、己が触れるようになってからは]

(11) 2013/05/05(Sun) 05時半頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[純血故に100年200年など、子が大人になる瞬く間。
これからも更に数百年生きると思えば、独りであることに支障はない。
理由を知らぬこの行為に無駄さえ感じるが胸中に隠す]

ヒトなどに頼らねば存続できないなら
いっそ、と思うのは罰に値するか。
疎ましさを抑えてまで、耐えねばならぬことなのか。

[部屋に飾られた何枚にもなる祖先の肖像画。
それらに目をむけ、役目放棄と言いたげに吐き捨てた

ただ独りの吸血種。故にその胸中を共感するものも既におらず。
宝珠に額を寄せ、暫しぼんやりと思考を巡らせる*]

(12) 2013/05/05(Sun) 06時頃

【独】 貴族 プラーミヤ

/*
目指せ!悪い子!

ぼっちだから寂しいなんていわないよ
寧ろ独身貴族謳歌してるよ
だから別に増やさなくてもいいじゃんとか思ってるよ

だって当主だもん、お仲間増えたら責任も増えるじゃない。
プー様はそれが嫌なのです。

(-6) 2013/05/05(Sun) 06時頃

村の設定が変更されました。


【見】 緑柱石の執事 ダニール

― ユーリーの部屋 ―
>>9

 ――……いいえ、痛みはあります。

[手に浮かぶ紅の玉。
 不思議とそれは零れ落ちぬだろう。

 執事は、痛みを表情には出さず、ユーリーを拭ったチーフを自身の手の甲にも押し付け、紅の玉を消す。]

 ――……まだ恥じらいがあられる。
 だが、それが貴方らしくあります。

[滑り落ちたスカーフを拾い上げると、クローゼットに向かった。
 選ぶ衣服はやはり白を基調としたもの。
 彼の好みか、それとも、そういう業を処せられたか。

 白が紅に染まり、その眉が寄せられるのを幾度も見た。
 ユーリーの顕になる肌に紅の塵がないことを確認してから、薄絹を乗せ、釦を止め、また他の衣服も整えていく。
 最後は、髪を指で軽く梳き、暗さの中、輝く金緑の瞳確かめると、薄く笑んだ。]

(@5) 2013/05/05(Sun) 09時半頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

 ――……後はおまかせください。

[部屋を後にする主人に頭を伏せ、部屋から出るのを見送る。
 そののち、ユーリーの部屋には幾人もの使用人が出入りするだろう。

 そう、何事もなかったかのようにその場所が清められるのはいつものこと。



 ユーリーの着衣していた服をすべて手にし、緑柱石の執事は、その部屋を後にした。*]

(@6) 2013/05/05(Sun) 09時半頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

 ― 廊下 ―

[衣類を使用人に預けたあと、自身の手の甲を眺め、唇をつける。
 それは人間の鉄の味に似ているのだろう。

 二人の主人を見守り、もうどれほど時が経ったかわからない。
 ともかく、足音に見れば、黒の主人の影>>11
 向かう場所は主人が好む書庫であるだろう。]

(@7) 2013/05/05(Sun) 10時頃

ダニールは、>>12書庫に向かうと、その扉の前に控えた。*

2013/05/05(Sun) 10時頃


緑柱石の執事 ダニールは、メモを貼った。

2013/05/05(Sun) 10時頃


【人】 貴族 プラーミヤ

……

[どれほどそこでそうしていたか。
ふと顔を上げれば、扉の向こうに誰かの気配。
そしてそれは人ではなく

部屋の大きな砂時計を見れば、砂が示す時にあぁ、と]

いるなら入ってこい。用は何だ。

[己の上半身ほどの大きさである水晶から未だ身を起こさず。
声は小さくとも、あれには聞こえる。
時には聞かせたくなくとも]

(13) 2013/05/05(Sun) 10時頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

[声がすれば、顔をあげ、ノックもせず、扉を開ける。
 水晶玉に向かう主人に、礼をして、その傍に寄った。]

 ――……城の外に、買い付けに参ろうかと思います。
 御許しいただけますか?

[そして、懐中時計を出して…。動かぬ針のガラスの上、手を翳した。]

 好むものがあれば……。

[時の流れる中、出ることを赦されるのは、使用人では執事のみ。
 その時にだけ動く懐中時計。緑柱石は暗闇でも光る。]

(@8) 2013/05/05(Sun) 10時半頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[許可を得にきた彼に思いきり顔を歪ませる。
あの混血の匂いがするからだ。人の血の気配もした。

手を伸ばし、執事の胸ぐらを乱暴に掴めば忌々しそうに睨み付け]

あいつの処に行って、そのままこちらに来るな。臭い。

[外に行く、好みの物をと紡がれ然しその手も弛み、少し間を空けて]

…蜂蜜。

(14) 2013/05/05(Sun) 10時半頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

[かの主人はすこぶる機嫌が悪い…。
 というわけではないだろう。

 強い力で胸倉締め上げられた瞬間は目を見開くが、
 その理由に目を細め、手が緩めば、睨んでいた鋭い目尻に話しかけるように。]

 申し訳ございません。
         ――……マイ・ロード。

[少し掠れた声で、黒の主人を見つめる。]

 蜂蜜ですね。
 花の種類は如何いたしましょう。
 いつものブラックベリーでよろしいですか?

[それから微笑んだ。]

(@9) 2013/05/05(Sun) 11時頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[問われて肯定の代わりに乱暴に引き寄せその口元に口付けた。
機嫌悪くあればダニールの笑みすらも気に食わない。
そして問いに、肯定を返すのも面倒くさい。

この執事は自分が物心ついた時からここにいる。
昔、血族の一人が泥をこねて妖精を作ったと聞いたことがあるが、
その類なのか。気にしたことはなく、水晶に問うこともしないが]

俺はあの混血が嫌いだ。いい加減覚えろ。
次にその匂いでここに来たら殺す。

[実際に殺せる訳がないのだが、それだけ嫌悪を顕にし、
そのままさっさと行けというように彼を離す
──蜂蜜は、以前戯れ口にした時から気に入りではあるのだが。
甘いその味を好むと何故かあまり言いたくもなく]

後で少し話がある。また呼ぶがその時はそんな匂いをさせてくるな。

(15) 2013/05/05(Sun) 11時頃

【独】 緑柱石の執事 ダニール

/*
男子で妖精いわれると、
こう、腹筋に実はきているwwwwww
うん、妖精wwwwww妖精wwwwwww

(-7) 2013/05/05(Sun) 11時頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

[黒の主人の荒っぽい扱いに、瞬くけれど、
 口づけには従順に目を閉じる。
 放されて、銀色が伝う先、ギラリと光る黒の主人の眸に一時見惚れた。]

 ――……御意に。

[そう、返事は返すけれど、
 それは遂行はされないだろう。

 どんなに清らを振りかけても、この屋敷に彼がいれば、その匂いは付き纏う。
 柳眉を寄せられても、それで打ちひしがれても、
 消えぬものは消えぬ…。]

 ――……お話があるときはすぐにお申し付けください。
 それでは行って参ります。

[手に握りしめたままになっていた懐中時計をしまい、掴まれた胸元を少しだけ整え、礼をする。]

(@10) 2013/05/05(Sun) 11時半頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール



[そして、書庫を出れば、自室へ。
 出かけるための支度にかかる。

 黒い外套、黒い帽子。黒い傘。
 普段は開くことのない城の城門、開けば、一人、出るだろう。

 戻ってくる時には、大きな荷車と、また、願いを持つ誰かが一緒であるかもしれない。
 城門が開く時、人間はここに入る。

 もう、出ることはない。今までは。**]

(@11) 2013/05/05(Sun) 11時半頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[剣呑な目で彼を睨み、突き放せばそれ以上その執事に声かけることもなく。
混血の匂いは消えない。そう、判ってはいるがそれでも気に食わないものは気に食わない。
掟さえなければ、ここに訪れたその日に首をねじ切ってやったものを。
蔑む筈の存在を同等に扱わねばならぬとは。
犬のように扱ってやっても僅か溜飲が下がるのみ。

執事が部屋を出るを見て、また水晶に触れて問いかける。
しかし水晶は応えない。

水晶は、今までの知識を答えるが、
未来への問いは応えぬのだ*]

(16) 2013/05/05(Sun) 11時半頃

緑柱石の執事 ダニールは、メモを貼った。

2013/05/05(Sun) 11時半頃


【独】 貴族 プラーミヤ

/*
メリー・ポピンズ思い出した!>>@11
黒いけど。

傘で飛ぶんだよね!飛ぶんだよね!(きらきら

…え。飛ばないの?(しゅーん

(-8) 2013/05/05(Sun) 12時頃

騎士子弟 アレクセイが参加しました。


【人】 騎士子弟 アレクセイ

― 自室 ―

[窓辺に立ち、男はぼんやりと眼下に庭園墓地を臨む。
今宵も誰ぞ喰われてしまったのだろう。
使用人たちが運ぶ白いシーツに包まれたナニかを見て、
男の瞳が揺れる]


私もいつか……ああなるのでしょうね。


[未来の己をそこに見い出し、呟く声はどこまでも冷たく重い。
                       だけどそれでも――――……]


私は叶えてもらわねばならない願いがある。


[拳を強く握る]

(17) 2013/05/05(Sun) 15時半頃

【人】 騎士子弟 アレクセイ

[男は国元では名のある騎士の子弟だった。
男には兄がおり、父親の血を色濃く継ぐ兄は自慢の息子となる一方、
争いを嫌う男は内々に籠り、詩や書を愛する毎日を送っていた。

………それも、あの事が起こるまでは]


兄上……。


[呟く声が、地へと落ちる。

輝かしい栄光の影には、必ず暗い影がある。
高名な騎士の子弟として誰もが認める兄を妬む者が、
兄を弑しようと振るった凶刃。
兄はかろうじて致命傷は避けたものの、
刃に塗られた禍々しい毒がじわじわとその命を奪っていた]

(18) 2013/05/05(Sun) 15時半頃

【人】 騎士子弟 アレクセイ

[強い毒の前に医師は匙を投げた。
この毒を解毒するなど、神の奇跡でも起きなければ無理だろうと。
もしくは―――…]


吸血鬼にでも願いを叶えてもらうしかない、か。


[願いを叶えてもらうためには、
代償を払わなければならない。
だけど己の命で兄が救われるのならば、それでいい。
陰日向なく不出来な弟を愛してくれた兄にできることなど、
他にも何もなかった、から――――]

(19) 2013/05/05(Sun) 16時頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[なぜヒトがここに願いを持って来るのか、最初はわからずに。
吸血鬼が人間の願いを叶える言い伝えなぞ誰が最初に流布したのか。
それでも蟻地獄にハマるように訪れる人はここにいる。

未だ願いを叶え、ここから出た人間はいない。
なぜ人はここに訪れるのか。来れば食われるだけなのに。

水晶はその答えを光と共に伝えてくる。
けれど吸血鬼に理解できるものは数少ない。

叶えてやれぬことはないのだ。人程度の願いなど]

(20) 2013/05/05(Sun) 16時頃

【人】 騎士子弟 アレクセイ

[男は窓を閉じ、瞑目する。
いつか我が身と、墓地庭園に並ぶ十字架を瞼の裏に浮かべながら]


…………。


[それでも願いが叶う事を夢見て。
男は今宵も二人の主の到来を待つのだった**]

(21) 2013/05/05(Sun) 16時頃

騎士子弟 アレクセイは、メモを貼った。

2013/05/05(Sun) 16時頃


【人】 貴族 プラーミヤ

ふん。

[相変わらず不機嫌そうな眉間は緩むことはない。
先ほど合わせた口元を一度拭って、書庫を出た。
向かう先は大広間、自身の椅子に腰掛けて大きく息を吐く。

手元の箱を引き寄せて、中身を一つ口に放る。
静かな部屋に、粘着質な咀嚼の音が少し響く。
最近の気に入り。人の目玉と皮膚のはちみつ漬けで。
ブラックベリー以外であればどんな味がするのだろう
肩に止まった黒いフクロウに話しかける]

名を興す……不治の病……あぁ、前は死者を蘇生であったかな。
人とは本当に…つまらぬことを願うものだね。
私には理解できないよ。

(22) 2013/05/05(Sun) 16時頃

【人】 騎士子弟 アレクセイ

― 大広間 ―

[部屋を出て向かったのは、大広間だった。
聞こえてきたこの城の主の呟き。
悠久の時を生きる者たちには、
有限の時を生きる者の願いはきっと滑稽なものなのだろう。

男は笑う。自嘲の笑みを]


貴方達につまらぬ願いだとしても、
それを願う者にとっては、とても大切なことなのですよ。

(23) 2013/05/05(Sun) 16時頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[フクロウはその手から目玉を突つく。
行儀悪くそれを食い散らかしながら次の目玉にアタリをつけているようで]

そんなにがっつくなよ。私の分がなくなる。

[甘いものを口にすれば喉が乾く。それを察したかフクロウが厨房に飛ぶ。
ワインでもなんでも、一つ主の前にと
フクロウはアレクセイとスレ違いに飛んでいく。
その言葉を理解したように彼を睨みつけながら]

(24) 2013/05/05(Sun) 16時半頃

アレクセイは、睨みつける黒衣の君に、ゆるりと笑みを浮かべる。

2013/05/05(Sun) 16時半頃


【人】 貴族 プラーミヤ

私にはお前たちのことなぞわからない。

[聞こえた声につまらなさげに吐き捨てた。
ようやっと落ち着いた気分故に比較的声は穏やかだ]

願いがかなって…その後は?
人は満足すればその上を願うものだろう?
お前は…何を願っていたか。

また願いがあればここにくるのか?

(25) 2013/05/05(Sun) 16時半頃

【人】 騎士子弟 アレクセイ

その後は……そうですね。
おとぎ話の人魚のように、泡となって消えましょうか。


[胸に手を当て、まずは一礼を。
席に座ることはなく、一定の距離を保ったまま、
黒衣の君の視線をまっすぐに受け止め、
ゆるりとした笑みのまま]


私の願いは兄の命をお救い頂くことです、黒衣の君。
それさえ叶うならば、何ももう望みません。


[願いさえ叶うのなら、
手慰みに弄ばれようとも、此処で朽ち果てようとも、
どちらでも構わないのだ]

(26) 2013/05/05(Sun) 16時半頃

【人】 騎士子弟 アレクセイ

[ただ最後の一言には少しだけ逡巡するように瞳を伏せて]


            ―――……貴方が望んで下さるのでしたら。

(27) 2013/05/05(Sun) 16時半頃

【独】 騎士子弟 アレクセイ

やっぱり真夜中がいいな、うん。
ふらうわいどぶるーも、淡くて好きだけれども。

(-9) 2013/05/05(Sun) 16時半頃

【独】 騎士子弟 アレクセイ

あ、ども。
はまたんです。

今回はかっちりくっきり、タンビー路線でがんばりまっくす!

(-10) 2013/05/05(Sun) 16時半頃

【独】 騎士子弟 アレクセイ

しかし…トロイカっていつの間にかチップがえらい増えてて
びっくりしたわー。
あさくらさん頑張りすぎですカラー。

マフテの伝言が可愛すぎてテラ萌えます。
ふくろうすき(*´∀`*)

(-11) 2013/05/05(Sun) 16時半頃

【削除】 貴族 プラーミヤ

お前が泡になれば次はお前の兄がここにくるんだろうよ。
弟を生き返らせてほしいとな。

[側に控える彼へ手を延ばす。
 その髪に手が触れゆるり引き寄せて]

人は皆そういう。願いは1つと。
それこそが最大の偽りのくせに。だから、面倒だ。

[口元寄せる先はその首元。
甘い目玉の口直しというように、やわく歯を立てた。
望んでくだされば、との言葉に返事は返さない。

黒の貴族には滑稽極まりないものであったから]

2013/05/05(Sun) 16時半頃

【人】 亡国の君 ベルナルト

― 厨房 ―

 おや、主殿の遣いか。

[>>24厨房へと音もなく舞い降りた梟に男は目を細めた。]

 ということは、主殿を待たせてしまったようだね。
 ……これ以上不興を買わぬよう、急ぐとしよう。

[黒の主の為に執事が選んだワインと、
一点の曇りもなく磨き上げられたグラス。
焼きたてのクラッカーとチーズも添えるが、
こちらは手をつけられない可能性も重々承知していた。]

 既に食事を始められているようだしな。

[梟の嘴が僅かに濡れているのを見、く、と笑う。]

(28) 2013/05/05(Sun) 16時半頃

【人】 貴族 プラーミヤ

お前が泡になれば次はお前の兄がここにくるんだろうよ。
弟を生き返らせてほしいとな。

[側に控える彼へ手を延ばす。
 その髪に手が触れゆるり引き寄せて]

人は皆そういう。願いは1つと。
それこそが最大の偽りのくせに。だから、面倒だ。

[口元寄せる先はその首元。
甘い目玉の口直しというように、やわく歯を立てた。
望んでくだされば、との言葉には卑下した笑みを漏らす
黒の貴族には滑稽極まりないものであったから]

願いなど聞かずお前をただ食うとしてもかな。
人は命が惜しいものではないのか。

(29) 2013/05/05(Sun) 17時頃

【人】 亡国の君 ベルナルト

 主殿は部屋にいらっしゃるのか?
 違うなら案内してくれないか。

[白の主の為に選ばれたワインは厨房に残したまま。
黒の主の為のものだけを手に、厨房を出て廊下を歩く。

外が俄に騒がしい。
それが誰かが埋められる音だと気づけば、もう気を払うこともなかった。

国と共に死ねなかった身は、何処で朽ちても同じ事だと思う。
ただ、今はもう焼け野原となってしまったあの場所を、
もう一度取り戻せる可能性があるのなら――。]

(30) 2013/05/05(Sun) 17時頃

【人】 騎士子弟 アレクセイ

いえ、兄は私の意を汲みその生を全うするでしょう。
あの人はそういう人だ。


[遠い目をして、兄を想う。
光を目指してただ只管に前を歩く兄の背を見て育ってきたのだ。
その兄が弟の命をかけた願いを踏みにじる事など、
決してないと信じている]


いくつもの願いを持つのも、また人ですから。
東洋では百八つの煩悩があると言うのだそうですよ。


[髪に触れる手を受け入れ、瞳を閉じる。
きっちりと締められた襟が緩められ唇がよれば、
その後に走るわずかな痛みに、は…と息を吐いた]


命など……惜しければ此処におりませんよ、黒衣の君……。

(31) 2013/05/05(Sun) 17時頃

亡国の君 ベルナルトは、メモを貼った。

2013/05/05(Sun) 17時頃


【人】 貴族 プラーミヤ

そのお前が兄の意を汲んでいるか…と問えば堂々めぐりか。

[人の匂いは好まない。けれどその血の味は酔える程。
その鉄の味が口に入れば僅か力込めて彼を引き寄せ更にそれを求め]

108…だから人はただ欲深いだけなのか。
そんな生き物に疎まれるとは私もいい迷惑だ。

[人の世に勝手に作られた吸血鬼への言い伝え。
執事より聞きかじれば下らぬといつも一笑に附するのみ。
ただ気に食わぬことだけはかわらないのだが]

命惜しくないのなら…この次はお前を殺してやろうか。
お前をあの混血にくれてやったらどんな顔をするかも面白い。

(32) 2013/05/05(Sun) 17時頃

【人】 亡国の君 ベルナルト

― 大広間 ―

 主殿、お飲み物をお持ち致しました。

[此処が広間であるが故、ノックは省略する。
代わりに掛ける声は、その場にアレクセイがいてその距離がいくら近くとも躊躇うことも動じることもない。

梟が黒の主の下へ戻るのを一瞥してから、主の傍へ。
しかし先客がいるのであれば、必要以上に寄ることはしない。]

(33) 2013/05/05(Sun) 17時頃

【人】 騎士子弟 アレクセイ

私は愚かで無力ですから。
こうして貴方の気まぐれに縋ることしか出来ぬのです。


[引き寄せられ、さらに強く求められて。
血と共に何かが体から吸い取られていくような、
そんな気怠さを感じて、唇からは濡れた吐息がこぼれ落ちる]


こく、いの……きみ……。


[お戯れを……。
殺すとの言葉には、揺れる瞳でそう訴えて。
だけど抗うことはきっとしないだろう。

主の背へと腕を回し、黒衣を握りしめる。
その手が掴もうとするのは願いへの渇望か、それ以外の何かなのか。
本人も自覚しないまま、ただ身を任せて――――**]

(34) 2013/05/05(Sun) 17時頃

騎士子弟 アレクセイは、メモを貼った。

2013/05/05(Sun) 17時頃


騎士子弟 アレクセイは、メモを貼った。

2013/05/05(Sun) 17時頃


【独】 亡国の君 ベルナルト

/*
おっと何か酷いタイミングで乱入した気がするぞ
大広間だから油断してた

(-12) 2013/05/05(Sun) 17時頃

妖精の呻き(村建て人)は、メモを貼った。

2013/05/05(Sun) 17時半頃


【人】 貴族 プラーミヤ

[梟はベルナルトの肩に止まる。駄賃に肉の一欠片でも、と。
丸い目はたまに人懐っこく視線を向けた。

闇色の梟とて、いつ戯れに羽をむしられ煮込まれるか
わかったものではないのだ。

ワインのボトルを持つベルナルトに、諦めたように首をかしげるが
そのまま主のいる部屋を首で示し、先に飛び去った]

(35) 2013/05/05(Sun) 17時半頃

亡国の君 ベルナルトは、メモを貼った。

2013/05/05(Sun) 17時半頃


貴族 ユーリーがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(貴族 ユーリーは村を出ました)


貴族 ユーリーが参加しました。


【人】 貴族 ユーリー

[じわりと白を染める深紅を前に、
甦るのはかつてこの城に至るよりも前のこと。

あの永久凍土の白い闇を覚えている。]

(36) 2013/05/05(Sun) 17時半頃

【人】 貴族 ユーリー

[全ての音は静寂に飲みこまれてしまった
その静けさに耳鳴りすら覚える無限の白い静寂の中、
関節に力を込めて押さえつけていなければ震えだす体。

あらゆる異物の存在を許さぬ白、
白い闇に塗りこめられていく身を留めたのは――深紅。

>>@5 ゆるやかな瞬きと共に今に返る。
白金と黄金とで細やかに散りばめられた刺繍、
身に纏う白はあの静寂の色とは程遠い]

 恥じらい?……嫌悪だよ。
 あるいは諦念と自己憐憫かも、しれないね。

[いまだ立ち込める血の匂いに、かりりと己の喉を掻く。
袖のカフスの金緑石に蝋燭の灯が入れば、石は鮮やかな赤へと色を変えた]

(37) 2013/05/05(Sun) 17時半頃

【人】 貴族 プラーミヤ

私は愚か者は嫌いだ。ならお前は生きている価値もないな。

[そのまま彼をテーブルに押し付け深く触れるのも
この城では日常のことであって求めるものが肉か精気かの違いだけ。
首に立てた歯はいよいよ強く皮膚を噛み破るが、
それが離れたのはベルナルトが入ってきたから。
顔だけを上げてその手の中のものを見]

…それはそこに。誰が選んだ、それは。

(38) 2013/05/05(Sun) 17時半頃

貴族 ユーリーは、メモを貼った。

2013/05/05(Sun) 17時半頃


【人】 亡国の君 ベルナルト

[>>35厨房で男の肩に留まった梟には、
『もう食事は済ませて来たのだろう?』と、
蜂蜜に濡れた嘴を見やりながら告げるに留めた。
それに気づかなければ、肉の切れ端ひとつくらいは遣ったかもしれない。
単に今宵の梟は運が悪かったのだ。]

――……承知致しました。

[>>38頷けばテーブルの上、獲物を組み敷く彼の邪魔にならぬ位置につまみと、グラスを静かに置いた。
栓を抜き、グラスに注ぐは宝石のように深い色。]

これは執事殿が。主殿の為に選ばれたものですよ。

(39) 2013/05/05(Sun) 17時半頃

【人】 貴族 ユーリー

[執事を残して部屋を出て後、白の貴族は薔薇園にある。
使用人たちはそつなく仕事をこなすだろうが、香を選ぶのは気まぐれだ。

革命の志尽きた流刑の地、
永久凍土よりこの城に導かれて、幾年が過ぎたかは知らず。
純血は黒の者以外、滅んで久しいがそれを気にしたことなどない。

己にとってはこの場所は、魔性を閉じ込める為の檻でしかなかった。

魔性の同族を求めているらしい純血は、
果たして人の世に焦がれながらも、
己がここに留まる理由を知りえるか。]

(40) 2013/05/05(Sun) 18時頃

【独】 亡国の君 ベルナルト

/*
自分用メモ:
呼び方:主殿、執事殿
(同じ場所に複数いて明言する必要がある場合は、○○殿)

他の客人は基本タメ口か呼び捨てかな。

ていうかさ

また早速やらかしたよね
ずっと「あるじどの」で変換打ってたけど、
「ぬしどの」も同じ字で、しかもこれ二人称やんね。
呼び方としては格下相手っていう ごめんなさい

でもなんで主に敬称の殿が付いたら格下相手の呼び方になるんや、日本語むずかしいわ

(-13) 2013/05/05(Sun) 18時頃

【人】 貴族 ユーリー


 檻に留まる魔性と、
 檻の中を訪れる人間と、

 よく出来た、仕組みだ。

[運命を呪うには、飽いた。
人であったことを忘れぬように、
己に強いる衝動への抑制は、しかしその真似事にも似ている。]

 ……あれを吸い尽くしてやりでもしたら、
 この心も魂さえも、魔性に成り果てるのかな。

[音にしたくだらない戯言、
薔薇の一輪はできたての墓の前へと備えよう]

(41) 2013/05/05(Sun) 18時頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[先に戻った梟はテーブルに置かれたワインに羨ましげな目を向ける。
よたよたテーブルの上を歩きながら、
自分にもくれとベルナルトを見上げている。
厨房の彼には比較的なついているようだ

そんな梟をみやり、次にベルナルトを、
そしてテーブルの上のものに視線を移し、
アレクセイを離して席に戻る]

ああ、ご苦労。…前の厨房係は…本当にセンスが悪かったからな。
あれの血と混ぜてやっと飲めるものだった。

(42) 2013/05/05(Sun) 18時頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[ベルナルトが選んだものであれば
アレクセイの喉笛かっ切り混ぜて見ようかとも思ったこと。
アレクセイを押し倒したまま、グラスに手を伸ばし喉の渇きを癒すように
一気に飲み下す]

あぁ、悪くない。

[それで思い出す。次の食事にあの混血は同席するのか。
一族があった頃、食事はともにと決め事はあったが、
ユーリーが同意しないのであれば強くは要求しなかった

ただ城内の掟を破ることにまた苛立ちはあるのだが]

アレは…ユーリーは何をしているか。
お前は知っているか?

(43) 2013/05/05(Sun) 18時頃

【人】 貴族 ユーリー

[魔性の元へ好き好んで訪れる人間を憐れむは、
己もまたかつて望みのあったからだろう。
そしてその望みによって、呆気なく身は破滅した。

白の貴族は憐れむ。
客人たちもまたその願いによって、
身の破綻の訪れるだろうことは約束されている。]

 ……お前のようにね。

[香りの良い白薔薇が、墓の前に落ちる。
金緑石は憐憫を纏い柔らかに緩められるけれど、
その声音は、融け切らぬ氷雪の大地に似て。

やがて白い影は、
摘まれた薔薇を手に屋敷の中へと身を返した]

(44) 2013/05/05(Sun) 18時頃

【人】 亡国の君 ベルナルト

[見上げる梟に、男は目を細めて小さく息を零した。
言葉にはしないがそれが承諾の意であることはこの梟は学習しているだろう。

しかしこの場で遣るものは何もない。
持ってきたものは全て、黒の主のためのもの。
『欲しければ後でまた厨房に来い』と視線で訴えるが、獣にどこまで伝わるか。]

――ふ、それは災難でしたね。

[前の厨房係の末路を聞いて薄く笑う。
不興を買って殺されたと噂に聞いたことはあったが、主の口から直接聞いたのはこれが初めてだ。]

(45) 2013/05/05(Sun) 18時半頃

【人】 亡国の君 ベルナルト

庶民の舌に酒の良し悪しは解らぬとはいえ、
そこまで酷いものを主殿にお出しするとは……自業自得といったところでしょうか。

[男の口からは時折傲慢とも取れる言葉が漏れる。
それは男が人の世界では決して低くない立場に身を置いていたからであり、生まれた時から染み付いている――此処では一種の悪癖でしかないが――性格というよりは、性質だった。]

(46) 2013/05/05(Sun) 18時半頃

【人】 亡国の君 ベルナルト

 ユーリー殿ですか。
 ……いえ、今夜はまだお見掛けしておりませんが。

[続いた問いには、首を横に振る。
いつも互いを疎んじている筈の主が、もう片方の主の所在を気にするなど。
理由によっては、明日は朝日が拝めるかもしれないなと、心中で冗談を呟くのだった。]

(47) 2013/05/05(Sun) 18時半頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[この男のへりくだらぬ態度は嫌いではない。
アレクセイを離し、興失せたようにそのまま床に引き倒した後は
一瞥もしない。
下がれ、と目だけで伝え、その後は彼に任せる
もう一度、グラスに注がせ次はその液体を僅か口にして]

味の善し悪しはどうも共通する部分であるようでね。
私は不味いものは嫌いだが…それは人もそうだろう?

…ユーリーにはたまにはここでと。会えば伝えておけ。
臭いのはたまらんがここにはここの条理がある。
混血ごときが乱していいものでもなかろうよ。

[純血は己だけ。そのくせに条理やら掟やら滑稽にすぎるが、
伝わるものを拒否する思考は今はまだない]

(48) 2013/05/05(Sun) 18時半頃

【人】 亡国の君 ベルナルト

 ええ、仰るとおりです。
 ゆえに私は厨房にいるのですよ。

[男が好む食事を作ってくれたシェフも、
紅茶を用意してくれたバトラーも、王宮と共に全て焼かれた。
舌の肥えた身に、並の料理は口に合わない。
さりとて此処は男の城ではないから料理人を替えさせることもできない。
結果、一番簡単な方法を男は選んだまでのことだ。
幸い、それが通るだけの腕はあった。]

 ――畏まりました。

[胸に手を当て、深く礼をした。]

(49) 2013/05/05(Sun) 18時半頃

【独】 亡国の君 ベルナルト

/*
バトラーってイギリスの使用人じゃね?

気づいた時には削除間に合わなかったよパパン
こいつ何人だ(ロシアくわしくない)

(-14) 2013/05/05(Sun) 18時半頃

【独】 亡国の君 ベルナルト

/*
Q.なんで王子なのに料理できるの?
A.子どもの頃に女中のケツを追いかけていたからでs

逆に言えばそれ以外はなんにもできない。
このわたしが庭師とか掃除係を希望しなかったのはそういう理由だよ!さすがに掃除が得意な王子様とかやだよ!

(-15) 2013/05/05(Sun) 18時半頃

【人】 貴族 プラーミヤ

なら、行け。私は一人が好きだ。
この時間までお前たちの匂いが漂うのは好きじゃない。

[アレクセイも含む言葉を投げかけ、広間から出て行けと。

黒の貴族は暫し考える時間が増えたように傍には見えるだろう。
一人だけで在るこの時間は無駄とも有益とも思え]

(50) 2013/05/05(Sun) 19時頃

【人】 貴族 ユーリー

[今夜は、音楽のひとつでも欲しい。
心に触れる調べは生きた人間の手によってしか、
生み出されることはない。

魂の甘やかな慰めを欲して、
白の影は人間の気配に引き寄せられる。

――その白い薔薇の芳香は、
持ち主が至るよりも早く広間へと届いた*]

(51) 2013/05/05(Sun) 19時頃

貴族 ユーリーは、メモを貼った。

2013/05/05(Sun) 19時頃


【人】 貴族 プラーミヤ

[梟は餌が欲しいとベルナルトの肩に止まる。
所詮獣の類、空気を読むことはないらしい。
彼がそこから退出しても梟はそこで毛づくろい。
黒の貴族がやや睨み目になっていても「ホゥ」とないて無視を決め込む。

梟なりに主人がこの男には恐らく手を出すまいと知ってのことで]

(52) 2013/05/05(Sun) 19時頃

【人】 亡国の君 ベルナルト

 承知致しました。では、失礼致します。

[アレクセイがまだ広間にいれば一瞥だけ送り、
退出する際にもう一度だけ頭を下げてからその場を辞した。

肩に留まった梟を、自らどうこうしようとはしない。
ついてくるならそのようにさせ、離れるならそれまでのことだ。]

(53) 2013/05/05(Sun) 19時頃

【人】 亡国の君 ベルナルト

 ……晩餐を共にされるとなると、難しいな。
 ユーリー殿の好みに合わせるとプラーミヤ殿の機嫌を悪くする。
 あちらを立てれば、こちらが立たず……か。

[下げろとも言われなかったので置きっ放しになっているクラッカーとチーズは、そのまま跋扈する獣の餌になるか、忘却の彼方へと捨てられるか。
あるいは何かの気まぐれによって――それは、起こり得ないことかと薄く笑う。

こうして時々頼まれもしないのに添える人間の食べ物の感想を、
男が黒の主の口から聞いたことは一度も*無いのだから*。]

(54) 2013/05/05(Sun) 19時頃

亡国の君 ベルナルトは、メモを貼った。

2013/05/05(Sun) 19時半頃


亡国の君 ベルナルトは、メモを貼った。

2013/05/05(Sun) 19時半頃


【人】 貴族 プラーミヤ

[テーブルにあるものは赤く揺れるワインと]

……

[どこぞで起こり得ないと予想されたことと同様かは知らないが、
手を延ばすのは添えられた一皿。
その行動は戯れの何者でもないだが

口にし、乾いた食感に眉を顰める。決して良い感想を表していない。
深く腰掛け直し、天井を見上げた。

どこからか香る薔薇に余計眉間のシワを深くしながら]

(55) 2013/05/05(Sun) 20時頃

緑柱石の執事 ダニールは、メモを貼った。

2013/05/05(Sun) 20時頃


【見】 緑柱石の執事 ダニール

― 城内へ ―

[やがて、時が経つ世界から城に戻る。
 大きな荷車を運ぶ人間がともに入っていく。金で雇われたか、それとも自身の意思か。いずれにせよ、その人間もまた城に囚われることだろう。]

 ――……ごくろう。

[荷ほどきをきた幾人かの使用人に、新しい顔への案内を頼み、彼は自室に戻っていく。
 手にしているのは、ローズマリーの蜂蜜の壺。そして、白い小さな箱。]

(@12) 2013/05/05(Sun) 20時頃

【人】 貴族 プラーミヤ

何が美味いのか。こんなものの。

[チーズは歯につくし、クラッカーは乾燥した食感が慣れない。
執事が買い入れて来るものは香辛料や肉の類。
魚はまず食べない。生臭さは吐き気もする。
純粋な人外である自分は人肉と血液と精気で十分だ。
嗜好品とも言えるものはワインと蜂蜜程度しか口にしない]

あれは…ダニールはまだ戻らないのか。

(56) 2013/05/05(Sun) 20時頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

― 自室 ―

[自室に着けば、帽子と外套を脱ぎ、身なりを整える。
 その時、計ったかのように、黒の主人の呼ぶ声がした。
 無言で懐中時計を見る。

 外での経った時の分だけ針は進み、また止まっている。]

 ――……

[しばし思案したあと、蜂蜜の瓶を持って主人のいる広間に向かう。]

(@13) 2013/05/05(Sun) 20時頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

 ただいま、戻りました。

[その呟きから、黒の主人の元にたどり着いたのはいかほどの時間であったか。
 だが、彼はそれで取り乱した風は見せず、静かに歩き、主人の傍へ。]

 ――……ああ、もう、飲まれていたのですね。
 喉がお渇きになってましたか。

[テーブルのグラスに紅の小さな玉が内側にいくつも張り付いている。
 その横に置かれたワインのボトルに微かに笑んだ。]

(@14) 2013/05/05(Sun) 20時半頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[天井を見上げたままもう一度ため息を。
ワインも気づけばボトルの半分は乾していたが酔いは未だ訪れない。

自分が思う「独り」は決して寂しさではない。
ただもう人間から適合者を探さねば血族が増やせないこの現状が
プライド故に耐えられないだけの話。
情などは持ち合わせていない

人間になついた梟は後で焼き鳥にでもさせようか
そう思った頃に戻った執事。挨拶には一言だけ]

あぁ。少し。蜜は甘い。喉が乾く。

(57) 2013/05/05(Sun) 20時半頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

 ああ、そうですね。
 蜜は甘いものです。

 ブラックベリーが切れていたので、ローズマリーの蜜を買ってきました。

[それは、いつもとは違う、些細な変化。]

 ――……ですが、蜜では渇きは癒せませんね。


 それでは、
 何かほかのものをお飲みになりますか?

[一言だけ、返した主人の言葉に、蜜の瓶はテーブルに置いて、
 黒の主人に尋ねながら、広間に暖炉の上、飾り刃に視線を向ける。]

(@15) 2013/05/05(Sun) 20時半頃

貴族 ユーリーは、メモを貼った。

2013/05/05(Sun) 20時半頃


【人】 貴族 プラーミヤ

[他のもの。指すのは1つだけ。
アレクセイは血を飲む前に離してしまった。だから]

お前のでいい。

[ぞんざいに、その言葉の中には血を求める響き。
視線は新しい蜜の瓶に。色は僅か、明るい。
手を伸ばしてその瓶に触れながら]

(58) 2013/05/05(Sun) 20時半頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

>>58

 ええ、喜んで。マイ・ロード。

[お前の、という響きに、呟くように言葉を返すと、踵を返し、
 飾り刃を引き抜いて戻る。]

 如何様にも、
 ――……貴方を潤せることに。

[柄には、紅玉が埋め込まれたそれ、
 手入れもされ、飾りといえども、肌を裂くのに支障はないだろう。
 それをワインのボトルの横に置くと、自らの上着を脱ぎ、ネクタイを引き抜く。]

(@16) 2013/05/05(Sun) 21時頃

【人】 貴族 ユーリー

[足が止まるは眉根を寄せて、
薔薇の香よりも芳しきは甘やかな血の香。
広間を追われた>>50 人間のそれは容易に己を高ぶらせる。

吐息に逃がす高揚、
自制は容易に解けるがゆえに、
あやまちは幾度も繰り返される]

 ……戯れを、

[血の流れる要因など、己の他にはあれだけだ]

(59) 2013/05/05(Sun) 21時頃

【独】 貴族 ユーリー

/*
オンになったはいいけど、
そろーるしかできないだと。

(-16) 2013/05/05(Sun) 21時頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[ゆるり立ち上がればその飾り刃を手に、肌蹴た首元にあてがった。
躊躇もなくそれを引ききれば。

赤い色が眼前に散る。それを写す瞳は愉悦の色。
先ほどとは比べ物にならぬものは
本来自分が欲するもの。

猫のように細める目、そこに寄せる口元は本能のまま。
犬歯を立てては更に傷を深めるよう
傍から見ればこれが人を見下す吸血鬼かと思いもしよう]

(60) 2013/05/05(Sun) 21時頃

【人】 貴族 ユーリー

[廊下を渡る羽ばたきの音に、
>>53 金糸の客人の姿が視界に入る。
ひとつじりと足はさがる、眉根を寄せるのは不快にではない。

より濃厚になった血の匂いのせいだ。
――もっともそれは人間の血ではなかったから、
抑えきれぬほどの渇望を掻きたてるものではなく。]

 ……食事中か、
 同席は遠慮しよう。

[身を翻せば抱えた白い薔薇が、また一輪手元から落ちた]

(61) 2013/05/05(Sun) 21時頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

[主人の渇きを癒す時、
 その牙に負担をかけぬよう、自らを裂く。

 一瞬見えた切り口から、溢れる紅は、こんこんと湧き出る泉。
 主人の瞳がそれに輝くのも、また悦びの一つ。
 寄せられる唇、その舌は傷を抉り、熱い奔流に拍車をかけた。

 主人から見えぬだろうが、この時こそは苦痛に表情は歪む。
 唇を噛み締め、身体は強ばった。

 ただ、吸われるごとに、そこは麻痺するのか。
 噛み締めた唇、歯が離れれば、あとは、浅い呼吸と肉の吸われる音。落ちる液体が衣服を染める。]

 ――……は

[立てぬようにと思った時、より一層えぐられ、声が出てからはっとする。
 そして、主人が満足するまでは、瞼を閉じ、ただ、時折身体を震わせた。]

(@17) 2013/05/05(Sun) 21時半頃

【人】 貴族 プラーミヤ

は……、

[切り裂いた傷から更に肉を食い千切らんと噛み付いた。
人とは違う彼の血の味は久しく口にしていない。
広間に残った人の香りを上書きするように血が香る

上がる声、震える体は人とは大差がない。
そこに感じるのは人であっても執事であっても同じ。
自身を血で酷く汚しても尚離さない。寧ろ欲情すら滲み出る。

けれどその血の中に、微かに感じた薔薇の香りと気配]

……。

(62) 2013/05/05(Sun) 21時半頃

【独】 緑柱石の執事 ダニール

/*
ご主人さま、敏感ですwwwwww
突き飛ばして蹴ってもいいのよ。

(-17) 2013/05/05(Sun) 21時半頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[ベルナルトに止まった梟はすれ違ったもう1人の吸血鬼に視線を投げる。
血の匂いにきょろりと目をむけ、首を傾げ。
餌であればこちらが手っ取り早いと判断したのか
その肩から飛び移るのはユーリーの肩。

何かよこせとその髪をついばんだ。
目はその白薔薇に。それはなんだというように]

(63) 2013/05/05(Sun) 21時半頃

ダニールは、さすがにユーリーの気配には気付けなかった。

2013/05/05(Sun) 21時半頃


【人】 貴族 ユーリー

[>>48 伝言など耳にする暇無く背を返す。
ベルナルトの懸念のとおり>>54
それが人の血肉の饗される食事であれば、
同席などする気はなかった。

>>63 向けた背、耳元に羽ばたきの音と風圧。
肩におりたは我が物顔の黒フクロウ。
ついばまれる柔らかな飴色の髪、
蜂蜜と間違えたわけではなかろうが]

 ……花愛でる心など、
 獣にありはしないだろう。

[矛盾織り成す複雑な色を声に滲ませ、
鋭い猛禽の嘴の前に薔薇の一輪を差し出した]

(64) 2013/05/05(Sun) 22時頃

【人】 貴族 ユーリー


 僕よりも、そちらの方が安全だよ。
 人よりも獣の血で喉を潤す方が、ずっと楽なのだからね。

[ベルナルトの元へでも戻れといわんばかりに、
視線と指をゆるりと動かした。

かつて、人の血を啜らねば癒せぬ渇きを、
獣の血で誤魔化そうとして誤魔化しきれず、
その嫌悪に嘔吐したことがある。

その無様な姿もまた純血の者の苛立ちを誘っただろう。
無様でも人を喰らうよりはましだ、と返した言葉もまた]

(65) 2013/05/05(Sun) 22時頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[忌々しそうに舌打ち1つ。
彼から身を離すと、ぞんざいに自分の口についた血を拭う。
その仕草に貴族然としたものは何もない。

同席を求めればどうぜあれの嗜好を優先させるに決まっている。
また今回もくいっぱぐれかと思えばまたいらつきもする]

…あれを、あとで呼んでこい。話があるとな。
お前は…

[食事が終われば部屋に、と。
どうせ何も満たされず終わるのだから、褥で付き合えということ]

(66) 2013/05/05(Sun) 22時頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[梟は差し出された花に顔を突っ込んではみたものの、
その香りにくしゃみを1つ。
主の部屋にある黒薔薇はあまり好まないようで、
似た香りに梟は不満そうに彼を見る。

ユーリーの指を僅かに噛んで、欲しいのはこれだと主張するけれど、
それも虚しい要求だと知るに時間はかからない。
しょんぼりした梟はそれでもじー、と彼を見るけれど
諦めたようにそこから飛び立った。ただただ梟は腹が減っている]

(67) 2013/05/05(Sun) 22時頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

>>66
 ――……御意に。

[舌打ちとともに、身が離れる。
 だが、黒の主人の表情は、満たされたものではなかった。
 軽くそのことに失望を憶えながら、言われた命令には、イエス、を。]

 ――……では、また、のちほど…。

[精巧に作られた彼は、人間の気配を持たないが、それらしく。
 されど、人間よりも強い。いや、人間のように儚くないというところか。

 上着を掴み、礼をして、廊下に出る。
 一滴、落とさぬようにとした偽りの血が何か白いものの上
に落ちた。
 床に目を落とし、見れば、白薔薇の花弁が深紅に染まる。

 長い指でそれをつまみ上げれば、そのまま、また自室に向かう。
 少し休めば、すぐに回復するはずだ。
 回復したならば、ユーリーに伝言を伝えに行かねばならない。]

(@18) 2013/05/05(Sun) 22時半頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[どうせすぐに何かあるわけでもなく。
暫し疲れたと、その椅子にもたれかかる。
顔や衣服を赤く染めたまま、暫しうとうとと意識を飛ばした。
その様子はだらしない。

テーブルの上には飲み干されたワイン、
血糊のついた飾り刃が転がり、
食べかけのチーズとクラッカーの皿が一枚。

梟は相変わらずベルナルトの肩に止まっているのだろう。
肉にありつけるまでは離れる気がないらしい*]

(68) 2013/05/05(Sun) 22時半頃

貴族 プラーミヤは、メモを貼った。

2013/05/05(Sun) 22時半頃


【人】 貴族 ユーリー

[梟に指を食まれるには、首を傾げた。
結果、同じ角度で梟とみつめあうことになった。

飛び去った梟は白薔薇の香を纏うことになったが、
その匂いをさせたまま主の元へ戻ることにならねば良いが。]

 愛玩動物は主以外のものに、
 媚びを売って餌を貰ってはいけないよ。

[ひとつのものを長く愛でることは無い。
愛でることはすべからく命を奪うことに繋がる。

羽音の先を見やって後、足を向けたのは遊戯室。
火の無い暖炉の前、長椅子に身を沈ませて目蓋を閉じる。
身じろぎひとつせぬのであれば、それは精緻な人形のよう]

(69) 2013/05/05(Sun) 22時半頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

― 自室 ―

[よくあることだ。
 だけれども、慣れることはない。

 首の傷はもう、治癒に向かい始めているだろう。
 血にまみれたまま、自室の寝椅子に沈み込む。
 目を閉じれば、久しぶりに深い眠りに落ち込んだだろう。

 だが、それは、本当にしばし、であるけれども。*]

(@19) 2013/05/05(Sun) 23時頃

緑柱石の執事 ダニールは、メモを貼った。

2013/05/05(Sun) 23時頃


【独】 貴族 ユーリー

/*
みんなすわったwww

もうさみしいから絡めるまでいるよ、くっ!

(-18) 2013/05/05(Sun) 23時頃

【人】 亡国の君 ベルナルト

[>>55予想した"起こり得ない"ことがまさか本当に起きたとは知らず、
男の足は言伝を果たそうと白の主を探しながらも厨房のほうへと向かっていた。

しかし、男はここにそれなりの期間身を置いてはいるが、
人間であることに変わりはない。
要するに、主達や肩の上の獣のように鼻は利かないのだ。
あの執事のような耳の良さも持ち合わせていない。]



[白の主が男を見つけ、去っていく>>61>>64
その短い間に男は主の存在を察することができなかった。]

(70) 2013/05/05(Sun) 23時半頃

【人】 亡国の君 ベルナルト

[不意に軽くなる肩。
何処かへと飛んでいった梟は、少ししてから再び戻ってきた。
纏うは、先程までなかった薔薇の香り。
男の鼻では獣の匂いと混じって解りにくいが、確かに感じた。]

 ――お前、

[飛び去った時点で追いかけなかった己と、
あちこちに媚を売っているのか、それを理解しているのかすら解らない梟の表情に様々な理由で軽く溜息を吐きながら、廊下を引き返す。

しかし見える範囲に白の主の姿は既に無かった。]

(71) 2013/05/05(Sun) 23時半頃

【人】 亡国の君 ベルナルト

― 厨房 ―

[少し後、結局男は晩餐の仕込みのために厨房へと戻っていた。
貯蔵庫から取り出した肉は、ダニールが何処かから調達してきたものだ。
当然これは黒の主の好むものではない。]

 ――……まだ居たのか。

[厨房の内部をじっと伺う獣の瞳に、
観念したように肉の切れ端を一欠片、掌の上に載せて差し出した。]

 食べたらさっさと戻れよ。
 主殿がお前の丸焼きを所望しないうちにな。

[浮かべるのは薄笑い。掌の上から肉がなくなり、まだ足りぬと掌を嘴で突かれても、手を握ってもう渡すものはないと示す。]

(72) 2013/05/05(Sun) 23時半頃

【人】 貴族 ユーリー

[手にした白の花びらは、
モノクロームの遊戯室の扉の前にも、
ひらりと散って。

チェステーブルの上、花の束は放られた。
その棘は主の手を傷つけることない]

 ……早く活けねば、枯れるかな。

[血の高揚の冷めるを待ちながら、
呟くのは己の仕事ではない事柄]

(73) 2013/05/05(Sun) 23時半頃

【人】 亡国の君 ベルナルト

[獣に触れた手を洗い、調理を再開する。

白の主の為に用意する肉の仕込みが終われば、
客人の腹を満たすためのものも作っている。
ただしこちらは男自身の為のものを少し余分に作っているだけに過ぎず、献立はいつも男自身が好むものばかりだ。
きっちり全員分作ろうという意識はない。
食べたければ早い者勝ちで好きにしろというスタンスである。

頼まれれば他の客人のため個別に作ることもあるが、それも気が向けばの話。
この男は結局のところ、己がやりたいようにしかやっていない。]


[長く居る割にアレクセイのように主達に自らの身を捧げて媚びることをしないのも、そのためだ。
望まれれば差し出す用意はある。しかしそれが一時の慰み者となるだけであればその意味も無いと、傲慢な男は思っていた。**]

(74) 2013/05/06(Mon) 00時頃

【独】 亡国の君 ベルナルト

/*
意訳:俺に奉仕して欲しいなら俺の願い叶えろやオルァ(傲慢)



ユーリーに会いに行けそうで行けない感じだった……

ていうか、人が来ないよ 客人たちはよ

(-19) 2013/05/06(Mon) 00時頃

亡国の君 ベルナルトは、メモを貼った。

2013/05/06(Mon) 00時頃


貴族 ユーリーは、メモを貼った。

2013/05/06(Mon) 04時頃


【独】 貴族 プラーミヤ

/*
ハイネスのマイとかユアとか、そういう違いを見ていたらナルホド成程。
英語おもしろ…くない。

ところでですね、私はどうやら物事に気がつかないタチのようで…orz
柏餅はむはむしながら色々考えるのです。
賞味期限キレテーラ

餅が歯につく気分と同じ筈>チーズが歯につく

(-20) 2013/05/06(Mon) 04時頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[ひたすらに肉を強請る梟はその手からちまちまと与えられたもの>>72をつっついて満足そうに空腹を収めていた
もうその手に食べ物がないとわかれば、「きぃ」と一声鳴いて強請ってみる。
それでももう貰えないとわかれば、
厨房の隅に蹲って尚もお零れを狙ってその手際を見つめていた。

最後にあきらめて主のもとに戻るのは間もないこと*]

(75) 2013/05/06(Mon) 05時頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

― 自室 ―

[しばしの深い眠りのあと、起き上がれば、首に手を当てる。
 もう傷は塞がり、肉芽が少し盛り上がっているのみ。
 ただ、指には乾いた血糊がついた。

 ベルで使用人を呼び、湯と手拭いを。
 無様な格好を客人にも主人にも晒すのは極力避けていた。
 身体を清めたあとは、またさきほどと変わりのない執事服を身に纏う。]

 ――……ユーリー様は、どちらに行かれたか?

[使用人が退席し、また戻ってくる。
 遊戯室に薔薇の香、そう聞けば、微かに笑んで、
 先ほど、外から持ち帰った白い箱を手にとった。]

(@20) 2013/05/06(Mon) 06時半頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

[自室を出て、静かに遊戯室へと歩く。
 白い花弁が一つ、扉の前にあれば、拾い上げて食んだ。

 それから、ノックをせず、ゆっくりと扉を開ける。]

 ――……ユーリー様。

[そこに佇む彼はどのような様子であっただろう。
 ともかく、その傍に頭を垂れて寄る。]

 ただいま、外に出ておりました。
 外は、変わりなく。

[柔らかに、彼がどのような表情でも、淡い笑みを浮かべたまま。
 ふと、チェステーブルの上に置かれた花束に、また目を細めた。]

 そのままでは枯れてしまいますね。
 生けておきましょう。

[そう、呟きながら、持っていた白い箱をユーリーに差し出した。]

(@21) 2013/05/06(Mon) 06時半頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

 ――……どうぞ。

[その中身は、アールデコ調の装飾が施されたねじ巻きの白いオルゴール。
 それが彼の記憶にあるかないか。
 巻けば、彼が耳にしたことのあるメロディが流れるだろう。

 受け取ることを躊躇えば、そのままチェステーブルの上に置いて、
 変わりに花束を抱き上げる。]

 貴方が来てから、花が咲くようになりましたね。
 ――……綺麗ですね。

[花弁を撫で、目を伏せた。]

(@22) 2013/05/06(Mon) 06時半頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

[そして、花の形をそこで少し整えながら…。]

 ――プラーミヤ様がお呼びです。
 お話があるそうです。

 夕餉の後でもきっと構わないでしょう。

[止まった時間、それでもこの中での時間がある。
 あるように、使用人たちは動いている。]

 生けて参りますね。

[一度ユーリーを流し見てから、花束を抱え、扉へと足は向いた。**]

(@23) 2013/05/06(Mon) 06時半頃

緑柱石の執事 ダニールは、メモを貼った。

2013/05/06(Mon) 06時半頃


村の設定が変更されました。


妖精の呻き(村建て人)は、メモを貼った。

2013/05/06(Mon) 07時半頃


【人】 騎士子弟 アレクセイ

― 回想・大広間 ―

[視界が一転する。
天井を正面に見据えたと思った瞬間、強い痛みが首筋を襲う。
だが男はそれにも苦痛の声は漏らさない。
ただ嬉しそうに瞳を細めて、濡れた吐息を漏らすだけ]


……は……ぁ……。


[ぞくぞくと体が震える。痛みではなく、喜びで。
この高貴なる生き物にとってはただの戯言にしか過ぎなくとも、
こうして己の血を、生気を求めてもらうことは、
その生のほとんどを兄以外からは要らぬものとされていた男にとって、
今だけは己を自覚できる唯一の時だったから]

(76) 2013/05/06(Mon) 10時頃

【人】 騎士子弟 アレクセイ

[男の顔に浮かぶ笑みは恍惚のそれ。
この高貴なる生き物にだけ見せる、顔で。
だけどそれは新たに訪れた男――ベルナルトの姿を視界の端に捉えれば、
す……と、消える]


……………。


[ベルナルトが差し出した葡萄酒は、
どうやら黒衣の君のお気に召したようだ。
体を打ち捨てられるように床に引き離され、
慌てて裂けた首筋を抑えるように手で隠す。

この首に残る傷を誰かに見られるのは嫌だった。

これは誰かに求められた証。
たとえ戯言であっても、己だけに与えられたモノだから――]

(77) 2013/05/06(Mon) 10時頃

【人】 騎士子弟 アレクセイ

[退け、との命には立ち上がり、一礼を。
首から滲む血で襟元を赤く汚しながらも、
その顔には常の穏やかな笑みが浮かべたままで]


失礼します、黒衣の君。


[恭しく告げて、ベルナルトに続くように退出した]

(78) 2013/05/06(Mon) 10時頃

【人】 騎士子弟 アレクセイ

[血の香りがもう一人の高貴なる生き物を迷わせたことを知らぬまま、
男は一度自室へともどる。
不思議と此処に来てからというもの、空腹をあまり感じない。
これが時が止まるということかと、
不思議に思うこともあったがもう慣れた。

それゆえ男が食堂に行く回数はそう多くなく。
ベルナルトと話をすることはあまりなかった。
もっとも彼の目から見て卑屈に見えるだろう自分は、
好意の対象となりえないのは容易に分かるから。
できるだけ姿を見せぬようにしていたというのが正解なのかもしれないが]


…………黒衣の、君。


[濡れた吐息と共に、彼の人を呼ぶ。
高貴なる名前を口にするのは烏滸がましいと叱責を受けて以来、
男が紡ぐのは彼の人を形容する呼び名だけ。
それでも心は、ひどく震える。求められることへの歓喜に]

(79) 2013/05/06(Mon) 10時半頃

【人】 騎士子弟 アレクセイ

[こつり…と冷たい窓に額を重ねる。
体に残る、酩酊したかのようなこの熱を早く取らなければならない]


………は、あ……。


[兄のためにこの城に来たはずなのに、
最近ではその目的を忘れて、
彼らに生を捧げることだけを望みそうになる己が怖かった]


兄上……私は……。


[服の下に隠すように下げた兄から貰った石を服の上から抑える。
今ではこの石だけが、
兄を救うという願いの拠り所になりつつあるのを自覚しながら。
身に灯る熱に浮かされたまま、吐息が白く、窓を濡らしていた**]

(80) 2013/05/06(Mon) 10時半頃

騎士子弟 アレクセイは、メモを貼った。

2013/05/06(Mon) 10時半頃


亡国の君 ベルナルトは、メモを貼った。

2013/05/06(Mon) 11時頃


緑柱石の執事 ダニールは、メモを貼った。

2013/05/06(Mon) 13時頃


細工職人 サーシャが参加しました。


【人】 細工職人 サーシャ

― 自室 ―

…あぁ…。

[呻くように細い声を上げ、握りしめていたハンマーを机の上に置いてこめかみの辺りを押さえる。肩まである黒髪が顔の横で揺れた。
此処に来る前の癖で、机に向かっているとつい無心になってしまう。

闇の眷属が主の城館の中では夜明けは来ない。
それ故にどれだけ時間が経過したのかは分からないが、目や手の疲れから考えると、恐らくまた長時間作業に没頭していたのだろう。
机の抽斗の中には今までに作った細工が幾つも収められていた。此処の主に求められれば献上したが。
商品にする事のないそれらを見ながら、小さく息をつく。]

(81) 2013/05/06(Mon) 14時頃

【人】 細工職人 サーシャ

[此処に住まう吸血鬼が願いを叶えてくれる、という言い伝えを聞いて、深い森を分け入り彷徨った末に辿り着いた。

自分と同じように願いを持ってやって来た何人かの人間は此処の主に食われてしまったが、それに対する恐怖も既になく。

―此処に来てから一体どれくらいの時を過ごしているのか、分からない。
あるいは、此処では自分の時は止まっていて、無限の如き時間もあちらに戻ればまた進みだすのかもしれない。

無事に此処から出られた人間が自分の知る限りではいないので、確かめようもないのだけれど。]

(82) 2013/05/06(Mon) 14時頃

【人】 細工職人 サーシャ

―あぁ、しかし。喉が渇いたな。

[集中していた所為で、今の今まで忘れていたが。
その内に、空腹も感じだすかもしれない。

―気分転換に厨房にでも足を運ぼうか。
そう考えると机の上に広げていた道具を抽斗の中に仕舞い、厨房の方に向かった。**]

(83) 2013/05/06(Mon) 14時半頃

【独】 細工職人 サーシャ

/*
わー遅くなってしまい、どうもすみません…!!
前村がエピ入りしたので…。
他の方はリアルや村でお忙しいのでしょうか。

蒼生です。ひらがなで書いててすみません。

(-21) 2013/05/06(Mon) 14時半頃

細工職人 サーシャは、メモを貼った。

2013/05/06(Mon) 14時半頃


【人】 貴族 プラーミヤ

[梟が主の元に戻った後のこと。
未だうたた寝をしている黒の主を尻目に、
ダニールが持参した蜂蜜の瓶を懸命にこじ開けようと頑張っているようで。
結局爪とくちばしでは詮無いこと、主が起きるまでそこでお預けを食うしかなく。

「きぃ」と小さく鳴く催促の声は広間に響く]

(84) 2013/05/06(Mon) 16時半頃

【人】 貴族 プラーミヤ

……。お前。


[安眠を邪魔された主の目は大人気なく蜜の瓶を転がす梟に向く。
薔薇の香とそれに交じる「あの」匂い。

梟の悲鳴のような鳴き声が広間に、その外に響くのはそのすぐ後。
羽が広間に舞い散った]

(85) 2013/05/06(Mon) 17時頃

貴族 ユーリーは、メモを貼った。

2013/05/06(Mon) 17時頃


貴族 プラーミヤは、メモを貼った。

2013/05/06(Mon) 17時頃


【人】 貴族 ユーリー

―遊戯室―
[>>@22 薄闇は視界を妨げることはない。
執事の出入りにも閉ざしたままであった目蓋を、
薄く開いたのは、柔らかな声音の挨拶でもなく、
テーブルの上の花束に向けられた言葉によってでもなく。

かつりとテーブルにおかれた、白い小箱。
チェステーブルに億劫そうに手を伸ばす。

それはかつて理に背き願いを叶えてやった奏者の奏でた旋律であったか。願いを叶えたその者の末路の甦ればまた目蓋を伏せる]

 瑣末なことをよく覚えていたものだね、
 お前も、花を愛でるのか。
 ……どちらの色が、好ましい?

[問う色は白と黒、戯れを口にして、撫でられた花弁へと指を伸ばす] 

(86) 2013/05/06(Mon) 17時頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[両足を引きちぎられた梟はよたよたとその場を飛び去った。
この城の中での生き物の傷の癒えは早い。然し痛みは痛み。
そのまま誰にも顧みられなければ死ぬだけのこと。
黒の領主はさして気にもしない。

また大きくため息をつき、ちぎった足をテーブルに放ったまま、
不機嫌そうに席を立つ。どうせあの混血はまだここには来ないだろう。
ほんの僅かの時間なのに、整えられていたテーブルの上はまた散々な状況になっていた]

(87) 2013/05/06(Mon) 17時半頃

【人】 貴族 ユーリー

[>>@23 けれどその所作は中空で留まる。
表情が失せれば、纏う空気はわずかに冷えた]

 ……話、というのは珍しいね。
 
 本当に話だというのなら別に構わないけれど、
 彼は身だしなみ程度は整えていてくれるのかな?

[甦る血の匂い、渇望は常に己の中に。
一輪だけを胸にさし、慰めのように香を満たす。
白い小箱はゆるりと手の中に、造りは決して悪くは無いが]

 もう、生きてはいない音楽だ。

[血を通してしか触れることの叶わぬ人の生には、
思い出のような旋律は遠く、執事の去った静寂の中、
寂しい音色に身を浸して後、部屋を出た]

(88) 2013/05/06(Mon) 17時半頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

>>86

 ――……ええ、
 あれは、美しい夢でしたから。

[顛末なこと…にそう言葉を 返し、花束とともに去ろうとした時、
 伸びる指は一厘、白い花のもと。]

 どちらの色が好ましいか。
 もちろん、


 白い花です……マイ・ハイネス……。

[戯れの言葉にそう、迷いもなく、返し、黙礼を一つ。]

(@24) 2013/05/06(Mon) 17時半頃

【独】 貴族 プラーミヤ

雷なってるんですが…すいません退席していいですか…

駄目なの雷だけは本当に。
うわぁああんおかーさーん!!

(-22) 2013/05/06(Mon) 17時半頃

【人】 貴族 ユーリー

[>>87 悲鳴のような鳴き声から、いくらも経たぬ内のこと。

ばさばさと均整の取れぬ羽ばたき、
黒い羽と血で廊下を汚しながら梟は、痛みのせいか、
よろめき飛んであちらこちらにぶつかって、
そして今、己の手の中に落ちた]

 ……ああ、酷いことをされたね。
 可哀想に。

[ばさばさと手の中で暴れるを宥めるように撫でる、
大人しくなどなりはしない、掠れる血が白を汚す]

(89) 2013/05/06(Mon) 17時半頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

>>88
[花に触れようとして、止まった指。
 プラーミヤの名が空気を凍らせる。

 彼は花を一厘引き抜いて、その彼の指へ。
 受け取らなければ、それは床に落ちるだろうが。]

 身だしなみですか。

[黒の主人の様子を思い出す。
 そう、きっとあのままだろう。

 しばし、思案しながら、遊戯室を出る。]

(@25) 2013/05/06(Mon) 18時頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[部屋を出て行こうとして…そう遠くない場所に気配を感じ、
また眉間にシワがよる。梟の血の匂いと交じるものは。

遠くに暴れる羽音が聞こえれば、それは確信になって。
舌打ち1つ。しかし部屋からでることは暫し、憚られ。

掟とは面倒だ。本当に]

(90) 2013/05/06(Mon) 18時頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

― 遊戯室 ―

[薔薇を生けて戻った時、もう、ユーリーの姿はなかった。
 花を飾ったのち、蓄音機の元に向かう。
 フランツのD810のレコードを出して、セットし、流しながら、思案に耽っている。**]

(@26) 2013/05/06(Mon) 18時頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[きぃ、と梟は助けを求めるように彼の腕の中で鳴く。
怪我は塞がっても、ちぎられた足が生えることはない。
テーブルの上に放られたそれを縫い付けられれば別だが。

痛みに暴れ疲れたか、ぐったりその腕の中でおとなしくなったまま]

(91) 2013/05/06(Mon) 18時頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[1つ。同族を見捨ててはならない。
 1つ。求めを拒絶してはならない。
 1つ。規律を乱してはならない。
 1つ。血族を絶やしてはならない。


口の中で反芻するそれらの掟。
最後の独りだというのに。なぜ縛られなければならないのか。

先ほどの席に戻るが、ワインのボトルやグラス、クラッカーの皿、
目玉の小箱や蜜の瓶、飾り刃。
テーブルクロスを乱暴に引き剥がすと同時に、
それらが全てが床にぶちまけられた。
派手な音は、遠くまで響く]

──……。

[あの顔と匂いを思い出すだけで頭に血が上る。
本当に、腸を抉り脳天を叩き割ってやりたい、と]

(92) 2013/05/06(Mon) 18時頃

妖精の呻き(村建て人)は、メモを貼った。

2013/05/06(Mon) 18時頃


緑柱石の執事 ダニールは、メモを貼った。

2013/05/06(Mon) 18時頃


【人】 貴族 ユーリー


 すぐに終わるよ。

[冷えた指は、鳥の羽毛の中にぐいと沈みこむ。
>>91 梟が大人しくなったのは疲労のせいではなかった。
金緑の双眸は、何も揺らぎ無く静寂を湛えたまま、
小さな命をあっけなくその優しげな凍れる指で摘み取った。

もう痛みに暴れることもない、
手の中からずるりと片翼が落ちた]

 ……誰でもいいから、
 片付けてくれないかな。

[躾のよい執事は声に現れるだろうか、
己の指を食んだ嘴をいちど撫でてやり、使用人に梟の亡骸を預ける。
散らばる羽と廊下を汚す血痕の、その先を見やった]

(93) 2013/05/06(Mon) 18時頃

【人】 貴族 ユーリー

[小さなため息が零れる。
己が求めるのは、静寂と安らぎだけだ。

獣の血で汚れた白い衣装のまま、
見やった先へと歩き出せば、また響く。
>>92 静寂とは程遠い物音]

 ――……、

[足音など響かせずとも、
広間の入り口前へと立てば、否応なしに存在は伝わる。
薄闇の中には決して馴染まぬ白の影、
月の色に似た薄い金緑石の双眸はただ静寂を湛え]

 ……残酷なことをする。

[今、命を奪ってきた獣の放られた脚へ一度視線を動かした]

(94) 2013/05/06(Mon) 18時半頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[広間の鏡に映る顔は半分以上が赤黒く染まったまま。
ぐい、とそれを拭うが落ちきるものではなく。
衣服も血で汚れているが、それらはもう気にするものではない

広間の入り口にある気配に、その銀の目を細めて向ける]

残酷?残酷とはお前のようなことだろうよ。
哀れみ向けながら結局はその生命奪うお前が何をいう。

…まぁいい。話があると呼んだ通りだ。

[自分は窓際の椅子ぞんざいに腰掛ける。
彼が椅子にかけようが、それは好きに]

(95) 2013/05/06(Mon) 18時半頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

― 遊戯室から廊下へ ―

[ややあって、聴こえる声>>93
 そして、響き渡る音>>92

 彼は静かに、立ち上がり、廊下に出ると、まずは、散らばる羽を見た。
 黙って目を伏せ、片付けに入っている使用人にごくろう、と小さく告げてから、視線は広間のほうへ。]

 ――……掟は、破られない方です……。

[そう呟きつつも、広間の片付けに向かおうとした使用人に制止を命じた。
 そして、控えておくことを言付け、自身は広間のほうに静かに歩みを進めるが、
 途中客人が添うことを申し出ても、拒絶はしない。]

(@27) 2013/05/06(Mon) 19時頃

【人】 騎士子弟 アレクセイ

[劈く悲鳴に、ゆるりと顔を上げる。
あの声は先ほど広間で見た梟のものだろうか。
大方なにか主の気の沿わぬことでもしたのだろう。

梟の末路を想い、肩を震わせる]


………………ふ、ふ。


[己の末路を梟に見て、込み上げてくるのは低い笑み。
あの気まぐれで気難しい主に両腕をもがれて、
血と云う血全てを吸われて死ねるならばなんと幸せだろう]

(96) 2013/05/06(Mon) 19時頃

【人】 騎士子弟 アレクセイ

[自分は此処にきて、だいぶ歪んでしまった。
純粋に兄への想いだけを胸にこの城の扉を叩いた己はもういない]


兄上……。
きっと今の私を見たら、あなたはきっと悲しまれるのでしょうね。


[媚を売り、春を鬻ぐ女のように身を売る弟の姿を、
清廉な兄は哀れむ瞳で見るだろう。

じくじくと、裂けた首が痛みを訴える。
血は未だ止まらず、赤い染みを襟元に作り続けて、
べっとりと濡らしている]

(97) 2013/05/06(Mon) 19時頃

【人】 騎士子弟 アレクセイ


ああ、執事殿にまた治療をしてもらわねば。


[首の傷が致命傷に至ることはなくとも、
このままでは色々と障りがある。
なにより傷ついたままでは、主たちに己を捧げることもままならない]

(98) 2013/05/06(Mon) 19時頃

【人】 貴族 ユーリー

[>>95 広間には惨状と共にいまだ残る血の匂い、
くらりと酩酊をもたらすそれから目を背けるように、
持ち上げた指が前髪を潰し、片頬を隠した]

 ――やはり、君にはわからないのだろうね。

[何ぞ反論をすることはない、
矛盾は自覚の上であり、言葉を尽くすには、
とうに飽くだけの時間が過ぎた――それはお互い様のようだが]

 話だけで済むのなら、聞こうか。

[黒の主の座す椅子のある窓より、
角をはさんだ隣の窓辺に身を寄りかからせる。
距離は、ひとつの緊張を孕んでのもの] 

(99) 2013/05/06(Mon) 19時頃

【人】 騎士子弟 アレクセイ

[首元にハンカチーフを充てると、
濡れた襟元を正し部屋を出る。

神出鬼没の執事殿のことだ。
闇雲に広い場内を探しに行くよりも
彼の私室で待っていれば、そのうち姿を見せるだろう。
血を失ってふらつく足取りで壁を伝い、ゆっくりと廊下を歩く]


…………。


[その途中見かけた廊下に残る血痕と散らばる羽根には、
ああやはり…と思っただけだった。
まさか白の主が手にかけたとは思わなかったが。

そうしてたどり着いた執事の私室の扉の前に、
男はずるりと座り込んだ]

(100) 2013/05/06(Mon) 19時半頃

【人】 貴族 プラーミヤ

──…いい加減、私はお前と顔を突き合わせるのに飽きた。
どちらにしろ相入れぬのであれば
そろそろどちらかが死んでも良い頃だろうよ。

[そんな顔をしていても組み敷いた時の表情を思えば
喉から嗤いがこみ上げてくる。所詮人間風情よ、と]

だが私にも色々と都合があることでね。
お前をただ殺すことも、人間どもを無条件で放すこともできん

1つ、賭けをと思うのだよ。

[銀の目元に慈悲はない。
人など全て食らってやればよいだけなのだが。

三日月のように歪めて彼を見る]

(101) 2013/05/06(Mon) 19時半頃

ダニールは、アレクセイに気がつくと、首をかしげながら、そちらへ。

2013/05/06(Mon) 20時頃


【人】 騎士子弟 アレクセイ

[首をかしげながらも近づいてくる執事に、
笑みを貼り付けたまま会釈を一つ]


……すまない、執事殿。
止血をしてもらえないだろうか。


[べっとりと赤く濡れた襟元を見せた]

(102) 2013/05/06(Mon) 20時頃

【人】 貴族 ユーリー

[>>101 眉根を寄せたのはその嗤いの音に、
流れた視線、身じろぎに合わせて金緑石のカフスが、
鮮やかに色を変える、血の色へと]

 飽いたという意見には同意だが、
 それもまた君の戯れのひとつかな?

[声音だけは抑制のきいたまま、
笑みのひとつも浮かばぬ唇が薄く歪んだ、
ただひとりの純血でありながら、掟に縛られるとは]

 ……血に殉じる君を尊び耳を傾けようか、
 賭けとは、どのような?

[金の眦に浮かぶは憐憫、
慈悲なき生にもたらされる終焉をこそ慈悲として、

静寂のままに答えを返した]

(103) 2013/05/06(Mon) 20時頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

 ――……アレクセイ……。

[ふらり、酩酊したような足取りで、現れた男の姿に、広間へ向かおうとしていた足が止まる。
 静かに、身を反転させると、扉前に座り込むアレクセイの前に立つ。]

 ――……ああ、主人に、食まれましたか?

[襟が真っ赤に染まっている。
 顔色も悪い。
 抑えてたチーフの元の色はもうわからないほど。
 その様子に、一瞬眉を寄せてから、手を差し伸べた。]

 ――……どうぞ、中へ。

[差し伸べたのとは違う手で、扉のノブに手をかけて、アレクセイの背にある部屋への入口を開ける。]

 この城で、存在を消す時は、
 是非、主人の前で……。

[そう優しく、声をかけて。]

(@28) 2013/05/06(Mon) 20時頃

【人】 騎士子弟 アレクセイ

いえ。食まれる前に打ち捨てられました。


[笑みを貼り付けたまま、前へ立つ執事の手を取り立ち上がる。
ゆらりと足元がふらつくも、
執事の手の支えにより転倒だけはまぬがれたようだった]


私も無駄には消えたくありませんから。
できればそうなることを願っております。


[優しい声にはそう返して、彼の私室へと入る。
血で濡れた襟元を緩めれば深く刻まれた二つの穴と、
そこからじくじくとにじみ出る赤が見えるだろう。
治療をしやすいようにゆるく首をかしげた]

(104) 2013/05/06(Mon) 20時頃

【人】 貴族 プラーミヤ

お前は……

[すいと椅子を立ち、歩は彼の元に。
憐憫を垂れるその目。映り込む自分は酷く醜く見える
だがそれこそが自分の本性であれば疎むものでもない]

いや、お前を戯れに殺すことこそさぞ楽しいだろうよ。
世界中の苦痛と死ねぬ絶望もお前であれば味わえるものだ。
それをせずにいるのはまた私が尊ばねばならぬもの故。

[つ、と手は彼の顎を捉えようと伸びる]

簡単さ。お前はここの人間どもをどうしたい?
願いを叶えてやりたいか。
それとも、逃さず全て、食い殺したいか?

(105) 2013/05/06(Mon) 20時頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

>>104

 ――……そうですか。

[食まれる前に、とこぼすアレクセイにとくに慰めの言葉をかけたりはしない。
 ただ、その言葉から、彼がいつのまにか、食まれることに対し、恐怖ではない何かを抱いていることは読めた。]

 ――……大丈夫ですか?

[よろめく身体は、受け止めて、中に入れば椅子にかけさせる。
 それから、治療道具をいれた戸棚をあけて…。]

 ――……見せてください。

[そのやおら首に、牙の痕を見つければ、目を細めた。
 止血のために布をあてがい、しばし、強く押さえる。]

 もう、止まりかけていますよ。
 ええ

(@29) 2013/05/06(Mon) 20時半頃

【人】 騎士子弟 アレクセイ

大丈夫です。
ただ少し血が流れすぎたようで……。


[己の内にある暗い喜びを見抜かれているとも知らずに、
素直に晒す赤い首。
押し付けられた布地に僅かに眉根が寄るものの、
痛みは男にとって喜びであり、漏れる吐息は艶を帯びた]

(106) 2013/05/06(Mon) 20時半頃

【人】 貴族 ユーリー

[保つ均衡を崩し距離を縮める魔性、
それと対峙する己もまた同じもの、
否応無く知らしめされるのは、彼の纏う血汚れの放つ芳香に]

 不自由なものだね、
 君の他に君と全き同じ者はいないというのに。

[伸びる手を指で払う所作をしながら、首を傾ける。
血の芳香が近い、金緑の瞳は淡い熱をじわりとはらませ、
残酷な銀の三日月を見やる]

 ……僕はもう、
 彼らの持ち込む願いを叶えるつもりは、ないよ。
 君は願いを叶えた者の末路になど、興味はなかっただろうけど。

[あの音楽家はどんな末路を辿ったか、
魔性の叶える願いの先に幸福などあるはずもない]

(107) 2013/05/06(Mon) 20時半頃

【人】 貴族 プラーミヤ

その規律があるからこそ私があるのだよ。
確かに独りであれば…守る理由もない。かといって、破る理由も然り。

[払われた手、それ以上追うことはしない]

あぁ、己の願いこそ己で成就すべきもの、
人に縋り叶った願いの先になぜ幸せまでをも望む。
愚かにも程があろうよ。

身の丈に合わぬ願いの対価はその身への呪いでもまだ足りない。

[金緑の目に滲むものに嘲笑を零し、ゆるりとその額に唇を落とす。
それは酷く冷たい、けれどやわい感触。
この吸血鬼は、時に心ない柔らかさを指に、唇にのせる]

お前は、ここにいる者たちを皆殺したい、ということかな?
では私は願いを叶えてやればよいか。その結末は不幸だが。

(108) 2013/05/06(Mon) 21時頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

>>106
[痛みに艶帯びた声を漏らすアレクセイ。
 その響きはやはり、ここに来た時の彼からは想像つかないものだっただろう。

 そのことに、何か無常感も感じながら、その首にガーゼを乗せる。]

 ――……君の願い。
 確か、

[その願いをそっと口にする。
 アレクセイの表情はどうなったか。]

 きっと、君のこと、お兄さんは待ちわびているでしょう。

[そう、正しくあるようなことを告げた。
 でも、吸血鬼に心酔しようとしている瞳の色、見れば、否定はできない。

 そう、己と何が違うというのか。*]

(@30) 2013/05/06(Mon) 21時頃

ダニールは、アレクセイの治療が終えれば、その頭を撫ぜた。

2013/05/06(Mon) 21時頃


【人】 騎士子弟 アレクセイ

そう、ですね……。


[兄のことを口に出されれば、す…と頭が冷えた。
兄の命を救いたいという使命感と、少しばかりの罪悪感に、
きゅ……と服の胸元を握る。

執事の言葉は正しい。
だけどそれ以外のことを望む自分がいる。
首筋に牙を立てられるたびに、もっと…と望む自分が]


こんな私を、兄はきっと――……。


[続く言葉は口中だけで呟いて、
治療の礼をすれば彼の部屋を辞した。
執事の瞳に、
これ以上心を見透かされそうなのが怖かった**]

(109) 2013/05/06(Mon) 21時頃

騎士子弟 アレクセイは、メモを貼った。

2013/05/06(Mon) 21時頃


【人】 貴族 ユーリー

[恋人を甦らせた音楽家は、その恋人を殺して自殺した。
呪いのような愛情に耐えられなかった恋人は、いとも容易く男を裏切った。死よりも手ひどい、裏切りの絶望]

 望んだことへの対価など、
 ここに辿りついたその事実だけで既に充分だろう。

 これ以上ないと思っていた絶望の先に、
 更なる絶望があることを知らしめることは、ない。

[言葉を吐き終える、こくりと喉の鳴る。
零れる嘲笑を知りながら、常に乾いたこの身は飢えを隠しきれない。
冷えたやわらかな感触のふれるにあたって、
睨みあげた眼差しは魔性の色を帯びていく]

 それが君の言う賭けの内容か?

[静寂は失せ、あるのは冷ややかな熱だけだ]

(110) 2013/05/06(Mon) 21時半頃

【人】 亡国の君 ベルナルト

[梟の悲鳴は厨房にまで届いていた。
男の表情は薄笑いのまま変わらない。予想はしていた。]

 主殿の手を煩わせるくらいなら私が殺せばよかったか。

[脚を折ったのは黒の主、命を奪ったのは白の主。
そこまでの仔細をこの厨房から知る由もなかったが、
仮に事情を知っても男は同じ事を思っただろう。
それどころか、傷ついた梟を見つけたのが男であったなら――。
――やはりその生命を終わらせることに、何の躊躇いも疑問も持たず行ったはずだ。]

 次は城の外で生まれるといい。
 お前の翼は、青い空を舞うためにある。

(111) 2013/05/06(Mon) 21時半頃

【人】 亡国の君 ベルナルト

[そんな独り言を呟いている間にも料理はできあがっていく。
客人の誰かが近くを通れば、美味そうな匂いが鼻を擽ることだろう。

スメタナの香りと、肉の香り。同時に蒸しているのは付け合わせのじゃがいも――所謂、ビーフストロガノフだ。
そして余ったスメタナを流用してキャベツのスープ――シーを作っている。

無論、前者が白の主の為のもので、後者が自分たちの為のものだ。黒の主の晩餐は、誰かの血肉となるだろう。
己でも良いが、先程邪魔をしてしまったアレクセイが務めるのが妥当だろうと、日頃からそれほど顔を合わせるわけでもない彼の存在を思い返す。]

(112) 2013/05/06(Mon) 21時半頃

【人】 亡国の君 ベルナルト

[アレクセイからはなんとなく避けられているとは気づいていた>>79
しかしその理由を男は未だに知らない。
機会があれば聞いてみるかとは少し前の夜から思ってはいるが、それもその時に気が向いたら、だ。]


 …………。

[それはそれとして。
>>92やはり大広間の方角、あまり穏やかでない音を聞き留めれば溜息を吐いた。

作ったものが無駄になる可能性も頭の中に置いておく。
実際無駄になったことだって、何度もある。
しかし全て己が勝手にやっていることだと思えば、食糧が勿体無い、くらいの感想しか浮かんでこなかった。]

(113) 2013/05/06(Mon) 21時半頃

【人】 貴族 プラーミヤ

人が勝手に願いを持ってくるのだよ。
一族の誰が人ごときの願いを叶えるといった。

叶えるまでの対価がこの城での時間であれば、
その先の不幸は身にそぐわぬ願いへの対価。
それならば至極当然。

絶望の先に幸せなどありはしない。
絶たれた筈の望み、その先を求める罪深さこそ
人は知らねばならんだろうよ。

自分が不幸となる願いを叶えたいと思うか
願い以上の何かを見つけここに在るか。
それが賭けだよ、ユーリー。負けた方が死ねばいい。

[手はするりとその首元を撫ぜる。
金緑が写す色、それを見ればまた嗤い、
冷えた熱を見やれば耳元に口元をよせささやいた]

…お前の顔だけは、嫌いではないのだがね。

(114) 2013/05/06(Mon) 21時半頃

亡国の君 ベルナルトは、メモを貼った。

2013/05/06(Mon) 21時半頃


【独】 貴族 プラーミヤ

/*
可愛いのに小憎たらしいからユーリーちゃんをいぢめたいのです。
惚れた弱み。いやん。

どこのいじめっこですかねプーさん。
そして梟が死んじゃったのがちと意外だった。
マスコットにしようと思ってたのにぃ。

(-23) 2013/05/06(Mon) 22時頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

>>109
[アレクセイが退室したあと、自身の衣類に彼の血がついていないかどうか確かめる。
 だが、見た目、なくても、血の匂いも、薔薇の香も、黒の主人から逃げられはしない。
 柳眉がまたそれで寄せられるのは容易に想像できて、
 苦笑いが漏れた。]

 ――……だが……。

[瞼閉じる。
 そう、主人たちの話し声が聴こえてきている。
 今までの均衡が崩れるような内容。

 それを無表情のまま、聞き取り、立ち上がる。

 広間に向かうのは、そうすべきだと思った判断から。]

(@31) 2013/05/06(Mon) 22時頃

ダニールは、静かに歩み、広間へと向かった。

2013/05/06(Mon) 22時頃


【人】 貴族 ユーリー

 絶たれた望みの先を求める罪深さ、か。

 とうに失われた血族を求める君も、
 人たる身に戻ることを求める僕も、
 絶たれた望みの先を求めている、それは同じだろう。

 けれど、そうだな。
 同じであれば、尚――、
 僕は安寧たる死をもたらす者を選ぼうか。

[首元に触れた手、冷ややかな熱の滲む眼差しを細める。]

 賭けなどなくども、僕は構わないよ。
 ……プラーミヤ。

[耳元に寄せられた唇、触れる黒髪を流し見やる。
凍れる指はその月白の首筋へと伸びて、髪をかきやろうとする。
そう、この純血の者の血を吸い尽くしてしまえば、
身も心も魔性と成り果ていらぬ望みを抱く必要もなくなるのだろうから]

(115) 2013/05/06(Mon) 22時頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

― 広間の扉の前 ―

[広間までたどり着けば、緑柱石の懐中時計を出して、一度、その針を確かめたのち、そこに控える。
 針は、まだ動きはしない。それは今までと変わらない。

 だが、彼自身、それまでとは違う緊張を感じている。
 今までも何度かあった主人たちの対立。
 今回が一番穏やかな『話し合い』という出来事だが、だからこそ、
 きっと、これまでとは違うことが訪れる。
 確信して…。]

 ――……。

[おそらくそこに控えていることは、主人たちには通じていることだろう。]

(@32) 2013/05/06(Mon) 22時半頃

【人】 貴族 プラーミヤ

…もう、それは求めない。同じ純血がふえることはない。
混血とて、お前のような者を同族とするには耐えられない。

だが、今お前が掟を乱すことも許さない。
厭いあっても私とお前は未だ血族。
血族を害することは掟に反する。

ただ、お前が勝てば…人に戻る願い、叶えてやれるかもな。
その先が仮に不幸であれ。

[銀目はその嘲笑を消す。彼の指先に視線は向けない。
冷えた唇同士が触れるが早いかどうか]

(116) 2013/05/06(Mon) 22時半頃

【独】 亡国の君 ベルナルト

/*
サーシャ深夜だもんな……
深夜ってのが何時くらいかによるが……


今日は早く寝ておいたほうが無難なんだよな私は
しかしサーシャが来るなら厨房にいたいの心

(-24) 2013/05/06(Mon) 22時半頃

プラーミヤは、部屋の外に感じる気配に僅か意識が向く

2013/05/06(Mon) 22時半頃


【見】 緑柱石の執事 ダニール


 ――……

[主人たちがその牙を煌めかせた時かもしれない。
 執事は、扉をノックした。]

(@33) 2013/05/06(Mon) 22時半頃

【人】 貴族 ユーリー

[掟を守る、その言葉に何を思ってか、
ふと口唇だけが薄く笑みの形になったまま]

 ……僕にはその掟は意味のないものだ。

 ああ、そんな願いはもう打ち棄てたよ。
 今望むことなんて、ひとつだけだ。

[今の望みは口にせぬまま、
嘲笑の消えた銀の眼差を注視する。

そして外の気配を感じた瞬間、
冷えた爪先はその黒髪を掻き分けて、
純粋たる魔性の血を求め、その首筋を白い牙が襲う]

(117) 2013/05/06(Mon) 22時半頃

ユーリーは、ノックの音にも留まることは、なく

2013/05/06(Mon) 23時頃


【人】 貴族 プラーミヤ

[外の気配に気を取られたか。
それは黒の領主には珍しいことだったのか、
その白い牙が思わぬ不意打ちだったのか]

───………、

[歯を立てられることなど何年ぶりか。
黒い髪が、僅か空に乱れた。

緩慢に伸びた手は彼の背に。爪がユーリーの肩に食い込んだ。
声は出ない。それが苦痛かどうかは顔が見えねばわからない

血は、彼の喉を潤したのか]

(118) 2013/05/06(Mon) 23時頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール


 ――……入ります。

[返事を待たずに、広間の扉を開ける。
 そして、飛び込んできた光景に、しばし、茫然と…。]

(@34) 2013/05/06(Mon) 23時頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

 ――……いけません……。

[身体は反射的に動き、二人の主人の元に。
 ユーリーを引き剥がそうと、その腕を掴もうと。]

 規律を乱しては!!

[保たれていた均衡。
 いがみあってたとしても、それが触発しないのであれば、ここは、
 穏やかなる、死の城だったから。]

(@35) 2013/05/06(Mon) 23時頃

【人】 貴族 ユーリー

[噛み裂かれた皮膚より溢れる血は、
人間とは違う、魔性の力帯びたもの。
触れる口唇、滴をこぼすような行儀の悪い真似はしない。
全身にいきわたる脈動と、高揚にいっそう牙を食い込ませ、
肩に食い込む爪の痛みなど何も感じない]

 は、……っ、

[吸血の官能は、さて純血の者も感じるのだろうか。
忌むべき血への嫌悪は、しかし限りなく甘い。
ふいにその酩酊が途切れた。]

 ああ、……、

[己の牙が引き剥がされたを気づいたのは、その後]

(119) 2013/05/06(Mon) 23時頃

【人】 貴族 ユーリー

[血は甘美な毒のように染み渡る。
金緑の双眸は明るい月のように爛とした輝きを抱き、
紅の滲む口唇は、ゆっくりとゆるやかに孤を描く。

色濃くなった魔性の影、
このまま心も魂も染まってしまえば。
絶望の最果てまで届こうか]

 ……君の血もやはり、甘いのだね。

[執事に腕を掴れたまま、
反動のような虚脱に襲われるのは、
己の身に混じる人の血ゆえか]

(120) 2013/05/06(Mon) 23時半頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[引き剥がされたと同時によろり、後ずさる。
それがダニールだとすぐに認識を。
一瞬くらりとした脳裏は吸血の熱。
鼻孔に残るのは薔薇の香りと人の匂い、酷く色を求めさせるような。

けれどそれがわずか浮かぶのは銀の瞳にだけ。
噛まれた肩を抑えながら、蔑んだ目でユーリーを見やり、
ただ浮かべる嫌な嗤い]

綺麗事を吐くだけ…タチが悪い。

(121) 2013/05/06(Mon) 23時半頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

 ――……ああ

[白の君の横顔に、人間にはない、魔の気が立ち昇るのを感じている。
 その眩さに目を見開き、でも、腕は本能的に彼らを引き剥がすために動いた。]

 いけません……。

[もう一度呟いて、そして、案じるように、黒の君のほうもみやった。]

(@36) 2013/05/06(Mon) 23時半頃

【人】 貴族 プラーミヤ

…そのままそれとそこにいろ。
お前の為のものも、出来上がっているようだ。

[ダニールへはそれだけを。彼へは部屋へ来るように命じたが、
もうそんなものはどうでもいい。
そしてまた別の匂いがする。ベルナルトの料理だろう。
それだけで、自分のものではないとは容易に知れる

それらは酷く機嫌を害した。
全ては彼がここに来てから、だ]

賭けは成立だな。…結果を、楽しみにしていよう。

(122) 2013/05/06(Mon) 23時半頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール




[だが、感じている。
 そう、今まであった天秤は、その役目を失った。


 変わる……。]

(@37) 2013/05/06(Mon) 23時半頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

>>122

 プラーミヤ様……。

[黒の君から命が降りる。
 その声は、怒りを隠している。
 その表情は、歪みを隠している。

 吐き捨てる言葉に、黒の君を凝視し、



 その柳眉が微か、寄ったように見えたことに、心の奥深いところが、ざわりと揺れた。]

 ――……賭け?

(@38) 2013/05/06(Mon) 23時半頃

【人】 貴族 ユーリー


 ……プラーミヤ、
 僕は君が思うよりもずっと、
 絶望、しているんだよ。

 この魔性の生にね。

[蔑むような言葉と眼差しに返す微笑みは、
花開くように艶やかで、けれどおだやかなもの。
足掻いたところで魔にも染まりきれぬのであれば――、
滅びは安寧に他ならず]

(123) 2013/05/06(Mon) 23時半頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[乱れたのは襟元だけ。血が滲むそこをもう抑えもせずに。
ダニールの呼び声にもユーリーの笑みにも答えること無く広間を出た。
あからさまに不機嫌な足音は廊下に響く。

賭けを伝えるだけでも酷く疲れた。
部屋までに人間を見つければ、憂さ晴らしにその場で食い殺した。
2~3人、その廊下に首を掻っ切られた状態で転がっているだろう。
黒の領主がそこまで苛立ちを表すは珍しい。

真っ赤に染めたその体とは対照的な白いベッドにぼふりと身を投げ、
暫し逡巡することはあっても…時を得れば瞼は勝手に目を覆う*]

(124) 2013/05/06(Mon) 23時半頃

貴族 プラーミヤは、メモを貼った。

2013/05/06(Mon) 23時半頃


【人】 貴族 ユーリー


 楽しみ?
 そう、……なら、よかった。

[言葉には皮肉の色は何も無い。
もっとも、そんな音を聞く前に、
黒の者は既に己の前から立ち去っていたかもしれないが。

つかまれた腕と共に、そのまま執事へと身を預けた。
胸にさした白い薔薇は押し潰され、無残に花びらを散らす]

 負けた方が死ぬ、
 簡単なルールの、簡単な賭けだよ。

[それから、広間を見回して 酷い有様だな、と小さくつぶやいた]

(125) 2013/05/07(Tue) 00時頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

[ユーリーを抱きとめると、花びらが散った。
 白い花弁は汚れた部屋に落ち、その色を変える。]

 ――・・・・・・賭けられたものは、存在。
 ならば、勝敗は、一体何を?

[眉を寄せたのは部屋の惨状ではなく・・・。]

(@39) 2013/05/07(Tue) 00時頃

庭師 ミハイルが参加しました。


【人】 庭師 ミハイル

―  ―

[俺とシオンとリーシャは幼馴染だ。
 村には同世代のガキは3人しか居なかったから、自然とツルむことが多かった。

 俺とシオンはリーシャを嫁にすると言い、リーシャは俺達2人の奥さんになると言い。
 けれどいつしか、リーシャの視線はシオンだけを見つめる様になっていった。

 あぁ、2人は愛し合っているんだ。

 気付いてしまった俺は居心地の悪さを感じて、村を出た。
 親戚が庭師をやっているというから、弟子入りすることにした。]

(126) 2013/05/07(Tue) 00時頃

【人】 庭師 ミハイル

[俺が居なければ 全て上手くいく。

 単純に そう思っていた。



 だから、   初恋なんて―― 捨てたんだ。


 俺は、笑顔でサヨナラと言えていただろうか。]

(127) 2013/05/07(Tue) 00時頃

庭師 ミハイルは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 00時半頃


【見】 緑柱石の執事 ダニール

 ともかく、ここを出ましょう。

[ユーリーを抱きとめたまま、広間から出るつもりで、移動しはじめた。
 廊下に出ると、食事の匂いに気がつく。
 ただ、今のユーリーが食事を摂るとは思えなかったが…。]

 どちらに参られますか?添わせていただきます。

[黒の君の姿はその場からはどこにも見えず。]

(@40) 2013/05/07(Tue) 00時半頃

緑柱石の執事 ダニールは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 00時半頃


【削除】 亡国の君 ベルナルト

― 厨房 ―

[男はいつでも動けるよう先程から変わらず厨房にいるが、
調理場からは少し離れ、椅子に腰掛けて皿によそったシーに口をつけている。

どれほど時間が経ったかははっきりしないが、未だ何の音沙汰もないのを察するに、鍋の中の肉はそのまま畜生の餌になる運命なのだろうなと思った。
あの梟が此処に来ることはもうない。
次に訪れるのは何の獣だろうか。


あるいは、人だろうか。]

2013/05/07(Tue) 01時頃

【人】 亡国の君 ベルナルト

― 厨房 ―

[男はいつでも動けるよう先程から変わらず厨房にいるが、
火の元からは少し離れ、椅子に腰掛けて皿によそったシーに口をつけている。

どれほど時間が経ったかははっきりしないが、未だ何の音沙汰もないのを察するに、鍋の中の肉はそのまま畜生の餌になる運命なのだろうなと思った。
あの梟が此処に来ることはもうない。
次に訪れるのは何の獣だろうか。


あるいは、人だろうか。]

(128) 2013/05/07(Tue) 01時頃

ユーリーは、広間を出ようとするダニールを制した。

2013/05/07(Tue) 01時頃


【人】 亡国の君 ベルナルト

 …………こんな調子で……。

[私の願い事はいつ叶うのやら。]


[言葉の続きは胸の中に仕舞われる。]

(129) 2013/05/07(Tue) 01時頃

【人】 貴族 ユーリー


 食事の支度が出来ているんだろう?

[プラーミヤの血で喉は潤ってはいる、
昂揚は食欲よりも別の欲をもたらすものだが、
己のために饗されるものであれば、口のひとつもつけようと]

 ……それに、客人の訪れるかもしれないしね。

[変わらぬ黒い景色の望む窓辺を見やり]

(130) 2013/05/07(Tue) 01時頃

【人】 庭師 ミハイル

―現在―

おい、開けてくれ!
此処だろう、此処何だろう!?

吸血鬼の城は!
願いを叶えてくれる場所は!

[森の中をさ迷い歩き、闇に紛れるようなその城を見付けたとき、俺は疲れていることも忘れて走った。根に蹴躓き、転び、外套が更に汚れても。泥で黒ずんだ指を伸ばす。
掴んだノッカーを荒々しく叩き鳴らした。]

(131) 2013/05/07(Tue) 01時頃

細工職人 サーシャは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 01時頃


【人】 細工職人 サーシャ

- 廊下 -

[厨房に向かう道すがら、闇の帳を切り裂くような梟の鳴き声が聞こえた。
そこから感じ取れたのは不穏な気配。]

…誰か、主の機嫌でも損ねたのだろうか。

[機知に富まぬ自分のこと。
うっかりと地雷を踏み抜いてしまわぬように気をつけねば、と。]

(132) 2013/05/07(Tue) 01時頃

【人】 貴族 ユーリー

[広間と続きの食堂までは、
血の匂いはそう濃くは漂わず]

 ああ、そうだな。
 客人たちと食卓を囲むのも、悪くない。
 誰ぞ招いておいで。

[使用人に言付ければ、
執事にはゆるりと視線を向ける。]

 賭けの勝敗?
 ……さあ、彼からお達しがあるんじゃないか?

[白の貴族が薄く笑うその頃に、
城はまた一人新たな客人を招きいれる。
たどり着く者には、城門も玄関もおのずと開かれるだろう。
更なる絶望への、その入り口を]

(133) 2013/05/07(Tue) 01時半頃

【人】 庭師 ミハイル

[門扉から見えるアプローチは途中で闇に飲まれており、先が見えない。
 誰ぞ迎えに来る人の気配すらない。

 なんだ。俺の声が届かないのか。
 それとも、所詮は噂話ということか。]

……くっそ、おい!

[叩くのを一時止めると、ギィィと重厚な音を奏でながら扉が勝手に開いた。]

(134) 2013/05/07(Tue) 01時半頃

【人】 亡国の君 ベルナルト

[男の名は、男の全ては、周囲を三つの強国に囲まれた小国、サヴォイアの為にあった。
いがみ合う三国に対し常に中立を保ち――不可侵の国境線のような役割を自ら買って出ることにより、平和を守ってきた国だった。

一国は経済が悪化した。
一国は水害が発生し、飢饉に陥った。
一国はその二国に手を差し伸べた。

戦争は金になる。勝利すればもっと。
土地があれば農業ができる。もっと土地があれば。
いずれ全てを喰らい尽くすため。まずは最初の一歩を。

全ての思惑が一致した時、均衡は崩れた。
――父王の暗殺。それに伴う国内の混乱。
予定よりもずっと早く冠を戴くことになった男を待っていたのは、あまりにも容赦のない現実だった。]

(135) 2013/05/07(Tue) 01時半頃

【人】 亡国の君 ベルナルト

[周辺国全てから攻めこまれれば、混乱する小国に為す術はなかった。
国境の村を焼いた火が、王宮に届くまでそう時間は掛からず。




――貴方だけでも。


そんな忠義に厚い、何人もの部下に命を救われ。逃がされ。
残ったのは結局、この身ただひとつ。
ハゲタカに貪られる死んだ地にはもう、戻ることさえ叶わなかった。

戻りたい、と思ったのが、最初の願い。
しかしすぐに、それだけでは駄目だと、己が本当に望むものはそうではないのだと気づく。]

(136) 2013/05/07(Tue) 01時半頃

【人】 亡国の君 ベルナルト

[――やり直したい。]


[男が願ったのは、時間の遡及。
父王が暗殺される前に。国が滅びる前に。
そして正しい時期に王位を継承し、果たせなかった己の治世を。]



[――そう、男は願っている。
己の願いはそれなのだと、男は信じている。

しかしこれだけ長く夜を過ごしても、
自らの本心が別にあることにはまだ気付けない。]

(137) 2013/05/07(Tue) 01時半頃

【人】 貴族 ユーリー

[厨房の料理人に身をやつす、
亡国の君のもとへは使用人が食卓の準備するよう伝えに向かう。
白の主の食卓に、客人の同席の許可もあることは伝えられたが
食事くらいは気の置けぬ場所であることを願うが世の常か。]

 仕度の出来る間に、
 ……新たな客人を迎えるが良いのかな。

[己に付き添うダニールと共に、
玄関ホールへと向かう廊下>>132目を留める職人の姿]

(138) 2013/05/07(Tue) 01時半頃

【独】 細工職人 サーシャ

/*
良かった、人増えましたね。でも他の方は…?
初エンカは白の主かな…?

(-25) 2013/05/07(Tue) 01時半頃

【人】 貴族 ユーリー


 お前もおいで。
 客人同士、顔をあわせる意味などないかな?

[視界に入ったその存在をひき捕まえた、
さて、この者の願いはなんであっただろう]

 お前は精緻な細工をつくるね。
 望みはなんであったかな?
 石の花でも、捜し求めていたのかな?

[石細工の職人が、真実の美を求めるおとぎ話になぞらえて軽く水を向けながら、喧騒の先へと足をはこぶ]

(139) 2013/05/07(Tue) 01時半頃

【人】 亡国の君 ベルナルト

[そんな風に暫し手を止め思考に耽っていれば、
>>138使用人から白の主の晩餐の用意をと告げられる。]

 ……客人の分も?
 ああ、問題ない。用意してある。

[己は既に少し食べてしまったが、給仕に徹していればよいだろう。
同席を求められれば応じることもできる。


準備を終え、白の主と客人の為の料理とワインをワゴンに載せて厨房を出たのは、それから少し後。
新たな客人を出迎えた彼らが食堂へと戻る頃合いになるだろう。**]

(140) 2013/05/07(Tue) 01時半頃

【人】 庭師 ミハイル

[招かれている。あぁ、そうとも。アタリだ。
 深く息を吸い込み、吐き出した。
 一歩、二歩と進むと、門扉がゆっくりと閉まった。
 構わない。どうせ願いが叶うまでだ。

 すり減った踵が不規則な音を立てる。
 エクステリアが気になるのは職業病だ。
 風に乗って僅かに届くのは薔薇の香。

 まぁ、明るくなってから観察させて貰えば良い。]

(141) 2013/05/07(Tue) 01時半頃

【人】 細工職人 サーシャ

[厨房に近付けば料理の香りが鼻を擽る。
-今日は食いはぐれる事なさそうだ。

ベルナルトの料理にありつけなかった時には、あるもので簡単に済ませてしまう。
料理も出来なくはないのだが、自分の気の向いた時にしかやらなかった。

-生きる為の欲が薄い自分がこうして生きているのは、願いの為に他ならない。]

(142) 2013/05/07(Tue) 02時頃

亡国の君 ベルナルトは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 02時頃


【人】 庭師 ミハイル

―玄関ホール―

邪魔をする。ミハイル・シェイファーというんだが……
誰か、誰か居ないのか!?

[吹き抜けの玄関ホールは静けさの中にあり、外套を脱ぎ、名前を告げても音が壁に天井にと響くばかり。]

(143) 2013/05/07(Tue) 02時頃

庭師 ミハイルは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 02時頃


【人】 貴族 ユーリー

[薄暗い白の廊下には、
黒く散った羽も、血痕の名残もない。
死んだ梟の存在を残すものはない。

そう、使用人たちは馴れたものだ。
この優しげに見える主は殺すを厭うと口にしながら、
同じだけの静けさで命を奪う、永久凍土の白い闇のように]

 魔性にすがらなければならないほどの、願い。

 そんなものを抱えているのは、
 さぞ、くるしい、だろうね。

[職人を引き寄せた凍れる指はするりと離れ、
玄関の喧騒の先に視線を向けることとなった]

(144) 2013/05/07(Tue) 02時頃

【独】 庭師 ミハイル

/*
こんばんわ。ミハイルです。
時間よ巻き戻れ! ……は、思ったけれど、なしの方向で。
オーソドックスに他者蘇生を願います。

これ、不老不死を願ったらどうなんだろう?
不治の病でも良いな、とは思ったけれど、時間が止まるなら、城に居るだけで願いが叶うよね♪


消極的よりも積極的の方が嬉しい。

(-26) 2013/05/07(Tue) 02時頃

【人】 細工職人 サーシャ

-ご機嫌よう。

[気付けば、前方には城館に住まう白の主の姿。
慌てて廊下の端に身を置こうとしたが、身軽な方ではないのでそのまま相対する形となっただろう。
時間を表すものは意味がないと感じてからはお決まりの挨拶を口にするようにしている。
それで不興を買う事もあっただろうが、それ以上のものを知らなかった。

食事を共にと言われれば僅かに目を瞬かせた後に首肯した。]

-俺で宜しければ。

[影のように白の主の後をついて歩きながら、お伽話になぞらえて願いの話事を振られれば、淡く苦笑を浮かべ]

…そんな綺麗なものではありませんよ。

(145) 2013/05/07(Tue) 02時頃

【人】 貴族 ユーリー

[振り返らぬ背後の、
濃厚な血の匂いに気づいたのはいつだったか。
>>124 腹いせに殺された人間のオブジェは、
いまだ視界に入ることはなかったが。

かすか漂う芳香に目蓋閉ざすのは、
先ほどの魔性の血の酩酊の長くは続かなかったせい]

 ……まだ片付けずとも、よいかな。
 客人の目にふれれば、ここがどのような場所か、
 口にせずとも、わかるだろう。

[執事にそのような言葉を零す]

(146) 2013/05/07(Tue) 02時頃

【人】 貴族 ユーリー


 では、どれほどに醜い願いだ。

[投げた言葉は、答えを求めぬものだ。
職人をその場においてか、伴ってか。
とかく、その指は離れた。

玄関ホールでは、
名乗りをあげる客人に影から湧き出す使用人たちが、
広間への道筋を無言で示す]

(147) 2013/05/07(Tue) 02時頃

【人】 細工職人 サーシャ

…っ…。

[白の主の冷たい指が自分から離れる瞬間、僅かに息を呑む。
彼が持つ残酷さに自分が晒された事はなかったが、畏れはあった。

主がいた先、血の臭いに気付けば、僅かに眉を潜めたかもしれない。]

-強く願うが故にここにいるのです。業が深い事に。

[玄関の方から男の声が聞こえれば、僅かに首を捻った。]

(148) 2013/05/07(Tue) 02時半頃

【人】 貴族 ユーリー

 
 誰もここにある者は業が深い。

 ……ああ、名は聞こえているよ。
 さて、彼はどんな絶望を抱えた人間なのだろうね。

[白纏う貴族は、
薄闇の中に溶け込むことなくある。
新たな客人へと向ける眼差しは月の金緑、
冷ややかな熱を湛えた魔性は、憐憫を滲ませる笑みをひとつ。

一見して人ならざるものだと判別のつく、
その姿だけを客人の目に曝せば、
執事を伴い広間へと身を返した**]

(149) 2013/05/07(Tue) 02時半頃

貴族 ユーリーは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 02時半頃


【独】 貴族 ユーリー

/*
おしらせDM送りましたが、
文章力が残念だったすみません。

しかし、考えすぎてしまって、
フリーダムな動きにならないなむずかしい。
とか思ってる時点で、いれぐいとおい な。

(-27) 2013/05/07(Tue) 03時頃

【人】 庭師 ミハイル

―広間―



[何を言っても言葉を返さない、まるで人形のような使用人達に促されて中に入った広間は―――酷い有様だった。>>92

鼻と口を手で覆ったのは、残る匂いに当てられたから。
これは、血の匂い――]

(150) 2013/05/07(Tue) 03時頃

庭師 ミハイルは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 03時頃


【人】 庭師 ミハイル

[この城の主は癇癪持ちか。

 何があるのかと恐る恐る足を動かし、屈み、拾い上げた。
 ワインのボトル。そして――


 何かの羽根。見上げたテーブルの上には、鳥の足。

 本体は何処に行ったのか、見渡しても行方が知れなかった。]

…… っ

(151) 2013/05/07(Tue) 03時頃

【人】 庭師 ミハイル

[別の扉が開く音がし、首を巡らせる。>>149
 一瞬で目を奪われた。
 玄関ホールに現われた人――いや、金緑の、人ではない者に圧倒された。

 喉が乾きを訴え、足が竦んだ。ボトルから手を離す。
 瞼を落として強引に視線を外し、そのまま両手も床に着けて、頭を深く深く垂れる。]


……あんたが、この城に住むという  吸血鬼……なの か?

(152) 2013/05/07(Tue) 03時頃

【人】 庭師 ミハイル

頼む。なぁ、頼むよ。この通りだ。


俺の血なんざ全部やったっていい。
あの鳥の様に、足をやったっていい。

何でもする。何でもやる。


[だから……]

(153) 2013/05/07(Tue) 03時頃

【人】 庭師 ミハイル

だ  から……俺の 願いを  叶えて くれ……。




[頭は未だ、上げられず仕舞い。**]

(154) 2013/05/07(Tue) 03時頃

庭師 ミハイルは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 03時頃


玩具 ロランが参加しました。


【見】 玩具 ロラン

[鬱蒼と生い茂る森の奥。
深く、深くひかり届かぬ闇の中。庭師たる男が切迫した様子で、門を叩き自ら入って行った古城の庭先。

ゆらり──彼は、亡霊の様に佇んで居る。

緑成す黒髪。長い前髪で隠れた双眸は、森の水面に映る影の如く暗く、暗く。]


血の臭い。
血の匂い。
獣の死骸に、落ちた首が、ひとつ、ふたつ、みっつ。

嗚呼、今度の死骸は何れも、僕が使うには合わない。細切れになり過ぎて居たり、大き過ぎたり、骨張って居たり。

(@41) 2013/05/07(Tue) 03時半頃

【見】 玩具 ロラン


──……けれども、またひとり
 新しい、ニンゲン。

[門の外へ身体を向けたまま、首を傾け、呟く言葉に抑揚は無い。
ただ、くん、とダニールの汗の残り香に鼻を動かし、死んだ様な眸はそのまま、口元にだけ笑みを浮かべた。]

(@42) 2013/05/07(Tue) 03時半頃

【見】 玩具 ロラン

[暗い眼差しは城内では無く、また新たな客人が訪れるかもしれぬ、宵闇の森を見詰めたままだ。]


……ようこそ、我が主達の城へ。
僕も、人が増えるのは大歓迎だよ。


[灯りの無い古城の庭先では、死骸の欠片を無造作に捨て、零れた甘い吐息を隠したロランの指先が、彼の手首から上の肌色と僅かに異なっている事に、ニンゲンが気付く事は出来ない**。]

(@43) 2013/05/07(Tue) 03時半頃

玩具 ロランは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 03時半頃


玩具 ロランは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 03時半頃


【人】 細工職人 サーシャ

- 玄関前 -

[扉が開いて一人の男が入って来た。
白の主の後ろにいたので、向こうから自分の顔は見えなかっただろうか。
執事と共に身を返す白の主と、影に伴われて歩いていく彼を会釈して見送る。

それから彼の入って来た扉を黙って見つめ、小さく息をつく。


また新しく願いを持った人間が現れた。
-彼らの、自分の願いが叶うのはいつだろう。**]

(155) 2013/05/07(Tue) 03時半頃

細工職人 サーシャは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 04時頃


【独】 細工職人 サーシャ

/*
低速が低速過ぎて申し訳ない…。

(-28) 2013/05/07(Tue) 04時頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

>>130>>133

 ――……ええ、もう、そんな頃でしょう。

[廊下から漂う夕餉の香り。
 抱き寄せた白の主人の思いのほか凜とした声に、瞬いて、彼を見た。
 その時、彼の視線は窓辺に向かい、それを追うように窓の闇を凝視する。

 主人たちの無常が壊れたせいか。新たな客人には気づけずにいた。]

 どのような勝負をされるのか。
 事によっては、私はお止めしなければなりませんので。

[主人を守ることが表面的な仕事とされた彼は、確かめるように、そう呟いて。
 白の主人は支えなしでも大丈夫なようだ。

 静かに身を離し、そっと後ろ横に添う。
 廊下にある無残な使用人を片そうとする使用人をまた命令通りに制して。]

(@44) 2013/05/07(Tue) 07時半頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

>>146

 ――……客人が見た後、片付けましょう。

[白の主人の言葉に少し戸惑いの空気を見せたあと、そう答えた。
 整然たる様を好むものだと思い込んでいた。
 だが、その表情には今までにない闇が溶け込んで。

 鴻雁哀鳴の客人にそれまで見せていた愛慕のようなものは偽りであるかのように。]

(@45) 2013/05/07(Tue) 07時半頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

>>149

 ――……

[薄闇を伴った白の主人は、金緑の眸に冷気を湛えて客人を迎えた。
 その横で、飾り物のように彼は佇む。
 翻る影。その場にいたものは一瞬背中に冷水を感じたかもしれない。

 その後も、執事は言葉なく、
 新たな客人に一瞥だけくれると、白の主人に添って広間へと姿を消す。]

(@46) 2013/05/07(Tue) 07時半頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

― 広間 ―

[広間に戻れば、テーブルから落ちた蜂蜜の瓶を拾い上げて、
 金の蜜の中に細かな泡が漂うのを見つめた。
 丈夫な瓶は衝撃に割れることはなかったらしい。今回は。
 まだ蓋は空いてはいない。ラベルは誰かの血、おそらくは自分のものだろうか。汚れてしまっているけれど。

 そこでしばし、思考は止まる。


 が、テーブルに置き直し、白の主人の挙動を見守る。
 何も命がなければ、床に落ちたものを拾い上げはじめるだろう。**]

(@47) 2013/05/07(Tue) 07時半頃

緑柱石の執事 ダニールは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 07時半頃


彷徨う者 ニキータが参加しました。


【人】 彷徨う者 ニキータ

[誰かが一人、扉を叩く音を聞いていた。
灯り一つない部屋の中は、雑然としていて置かれたソファの上に寝そべり、欠伸を一つかみ殺している。

長い前髪に隠れた双眸はただ一点を見つめて]

 また、新しい生贄が来たみたいだね。

[誰かに語りかけるように紡がれる言葉。
それから少しの後。

城の中に細く透き通るような笛の音が響く。
微かな、雑音に紛れてしまうくらいの小さな。

音は短く途絶えて、やがて又静かになった。

ソファの上は既に*空だ*]

(156) 2013/05/07(Tue) 08時頃

庭師 ミハイルは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 08時半頃


庭師 ミハイルは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 08時半頃


庭師 ミハイルは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 08時半頃


庭師 ミハイルは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 09時頃


【独】 庭師 ミハイル

/*
なんだ。俺のせいだった……。
おかしいな。大広間の認識で居たぞ。

だが、玄関ホールには梟の脚もないからなぁ。
それを見ないと「脚をもがれても」なんて発言は出てこないし、血の匂いがしたことやボトルを拾った云々の描写も無くなるという。

大広間に戻ってきたユーリーと遭遇したことにしてくれないかなぁ。
サーシャとの縁故が分からないから、顔見れないし、
(参加者が確定する1日目が開始してから判明するものな)
主人たちが玄関ホールまで現れるはずがないと、ね。

(-29) 2013/05/07(Tue) 09時頃

騎士子弟 アレクセイは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 09時頃


貴族 プラーミヤは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 09時半頃


【人】 騎士子弟 アレクセイ

[逃げるように執事の部屋を飛び出した後、男は一人娯楽室に佇んでいた。
外にいた頃、手習いで習ったピアノを見て、懐かしく思う。
父からは音楽など女々しい男がするものとよく叱責されていた。
其のたびに発せられる辛辣な言葉と、背中に走る鞭の痛み]


……………。


[鍵盤の上に、指を落とす。
ポロン、と単音響いて。白と黒の世界に男の指が踊る。

ピアノの調べは二人の主のようだと思う。
白と黒、二つしかない世界で男が望むのは―――]

(157) 2013/05/07(Tue) 09時半頃

【人】 騎士子弟 アレクセイ

黒衣の、君……っ!


[首に残る痛みが欲する、黒の世界。

最初は兄のためであった行為が、
今では己の欲のためにすり替わっていく。

戯れでもいい。ただの塵芥として見られていてもいい]


黒衣の君……起きていらっしゃいます、か……?


[気が付けば男は娯楽室を飛び出し、彼の人の部屋の扉を叩いていた]

(158) 2013/05/07(Tue) 09時半頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[求められて拒むことは許されない。
だから願う人を受け入れ、糧も与えている。

この城がこう「在る」ことも理由の一つ。

必然性がなくなれば必要性もなくなる。
規律を乱すなら、在る必要がない

また増えた人間の気配。
眉間は顰められたまま、もう固まってしまったかのよう]

(159) 2013/05/07(Tue) 09時半頃

【人】 騎士子弟 アレクセイ

[拒まれることがないと知っていて、戸を叩く。
無碍に扱われ、血が止まったばかりのこの首筋へ、
彼の人の牙の洗礼を受けたいと願う己の欲深さを自覚しながら]


中に、いらっしゃるのでしょう、黒衣の君……。


[人が増えたことは、広間の方から聞こえる声で何となく理解していた。
そしてつまりそれは、彼の人の機嫌は酷く損なわれていることであることも、また理解していた。
理解していてなお、胸が早鐘を打つのは彼の人の苛立ちを此の身に受ける喜びを知ってしまっているから]

(160) 2013/05/07(Tue) 09時半頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[不機嫌な顔のまま扉に目を向ける。
無礼な、と声にこそしなかったが]

…開いている。

[流石に寝台に転がったままにはいかず、
血に汚れた衣服はそのままだが、起き上がり胸元のボタンを締めながら、
入室の許可を]

(161) 2013/05/07(Tue) 10時頃

【人】 騎士子弟 アレクセイ

[返ってくる声に心臓が一つ大きく跳ねた。
自然と顔にはいつものゆるりとした笑みが張り付いていることに、
男は気づかぬまま室内へ]


ご機嫌うるわ……おや。
どうしました、黒衣の君。その血は……。


[血に濡れた衣服が目に留まる。
黒に混じってなお存在を主張する赤が酷く心を震わせた]

(162) 2013/05/07(Tue) 10時頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[血を飲む吸血鬼に血が付着しているとして何を疑問に思うのか。
訝しげに彼を睨むと言葉の一つ一つは吐き捨てるかのよう]

血はお前に関係ない。麗しい機嫌であるものか。
何用で来た。

(163) 2013/05/07(Tue) 10時頃

【人】 騎士子弟 アレクセイ

申し訳ありません。
用……ただ貴方の顔が見たかった、ではいけませんか?


[がり、と襟越しに爪を立てる。
途中で放られたせいで、未だ満たされぬ欲求と痛みがここにある]


大広間での続きを……黒衣の君。


[膝を付き、血が止まったばかりのそこを見せて。
生贄の羊は乞い願う。主の牙の洗礼を]

(164) 2013/05/07(Tue) 10時頃

【人】 貴族 プラーミヤ

私は誰の顔も見たくない。
確かに私はお前達を拒めない。
然しうぬぼれるなよ、人間風情。

[曝け出された首元をさも醜いものを見るようにねめつける。
血を求めるにも何時でも、誰でも良いわけでもなく、
そこには機嫌という大きな要素があるわけだが]

あぁ、確かに私は「食事」がまだだよ。
何を考えている。媚へつらいか?

[その喉に伸びた手は縊り殺すように力が篭る。
空腹は思考を苛立たせるのは吸血鬼とて同じ。
乱暴に掴みあげて寝台に押し付けるように引きずり倒した]

(165) 2013/05/07(Tue) 10時半頃

【人】 騎士子弟 アレクセイ

[見下され、罵倒する言葉を彼の人の唇が紡ぐたびに、
心の裡の海がひどくざわめき波を立てる。
首に伸ばされる手に力が篭り、息が止まる。
だけど男の顔に浮かぶのは笑みのまま、
恍惚の表情で黒の主を見つめて]


ではその食事に私を……。


[媚び諂いかと言われれば、そうだろう。
白の主では駄目なのだ。
こうして罵倒し、手荒く扱い、そして男に一切の興味を持たぬこの方でなければ。

寝台の上に押し倒され、早鐘を打つ胸が上下に揺れる。
さらけ出した首からは先ほど掴まれた事により、また赤い雫が白い肌を汚していた]

(166) 2013/05/07(Tue) 10時半頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[それはアレクセイの言葉が終わるか否か。
銀の目が紅く染まる。不機嫌極まり、怒りにも似たような。

牙は遠慮なくそこに立つ。
押さえつける爪は衣服を破り肌に食い込む。

血だけではなくその喉笛すら食い破らんとする程の力で。

いつも貴族ヅラした黒い領主がたまに見せる本能の一面。
その後、犠牲になる人間は数多かったものだが]

願い…願い、願いばかり…
お前達は…そればかり…

(167) 2013/05/07(Tue) 10時半頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[アレクセイの喉笛を握りつぶそうと喉にやった手に力を込める。
領主の紅い瞳は黒に落ちた血よりも紅い。
アレクセイの血でそまったその口許よりも、なお深い]

…お前の願いはなんだ。
私に食われることか。兄を救うことか。
このまま奴隷におちることか

(168) 2013/05/07(Tue) 11時頃

【人】 騎士子弟 アレクセイ

[黒の主の牙が安々と男の皮膚を突き破り、その下の血潮を食むのを感じ]


あ、あ…………っ。


[まるで嬌声にも声を上げて、その背を強く抱きしめた。

この時だけは兄のことも、それに連なる願いも、
男の中には存在せず。
この方に求められ、与えられる痛みと歓びにただただ身を震わせた。

だけど続く言葉には、驚いたように首筋に顔を埋める相手を見やり]


黒衣の……君……?


[名を呼ぶ以上の言葉が見つからず、
黒の主の頭を撫でるように、長い漆黒の髪を指で梳いた]

(169) 2013/05/07(Tue) 11時頃

【人】 騎士子弟 アレクセイ

[見下ろす紅い目。
血潮よりもなお紅く、美しい紅玉に心囚われる]


私の願い……それは……。


[兄の救命。その言葉が咄嗟にでない。
食らわれたいという思いも少し違うように思えて言葉に詰まる]


わかりま、せん……。


[乾いた声がそれだけを紡いだ]

(170) 2013/05/07(Tue) 11時頃

【人】 貴族 プラーミヤ

わからない…
わからない、か…
ならばお前の望みは兄ではないのだな。

あぁ、願いはかなえてやるよ。
その代わり、その先にあるものは不幸だけだ。
死ねぬ中食われる恐怖と
報われない成就と

今のうちにどちらか選んでおくがいい。

[血を求める吸血鬼は尚彼を放さない。
己の糧は血と肉と精気だ。
なら次に求めるのは精気に他ならず]

(171) 2013/05/07(Tue) 11時頃

【人】 騎士子弟 アレクセイ

[兄ではないとの言葉は断罪の響きを持って、男の胸に突き刺さる。
この城へ訪れたきっかけの願いはそうだったのかもしれない。
だけど今では――――]


不幸、など……。


[貴方が齎してくれるものならば……と。
それすらも歓びに変えてしまうだろう。紅い目に狂ったこの心は。

未だ離されぬこの身を黒の主が次に求めるものは、精気。
さすがに吸血とは違い、己を暴かれる行為には僅かに頬が染まる]

(172) 2013/05/07(Tue) 11時頃

【独】 騎士子弟 アレクセイ

どっちもご褒美じゃないですかヤダー。

心の中でどえすのルカさんがエンドレスリピートしてますわ…。

(-30) 2013/05/07(Tue) 11時頃

【人】 貴族 プラーミヤ

食事に己を、と言ったのはお前だ。

[紅い目の吸血鬼に彼の思うところなど知る由もなく。

彼がどう抵抗しようが暴くことはやめはしない。
喉が渇けば水を飲むように、腹がすけば食事をするように。
吸血鬼には交わりも当たり前のこと。

自分の渇きを癒す為だけに、
したいだけのものをただ彼に押し付ける。

腹が満たされれば眠くなるのは人間と同じ、
彼を満足いくまで食い荒らせば、その寝台でそのまままた眠りに落ちるのだろうけれど*]

(173) 2013/05/07(Tue) 11時半頃

貴族 プラーミヤは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 11時半頃


【人】 彷徨う者 ニキータ

[部屋の中は雑然と物が置かれていたが、暗闇の中器用に避けて男は部屋の隅にいた。窓際、置かれた一枚のカンバス。
それには白の絵の具で描かれた人物像が浮かんでいる。
よく見れば、部屋の中には何枚ものカンバスが置かれていた。

カンバスに指先を置いて表面をなぞる。
油彩の盛った部分を確かめるように]

 ……違う。

[そう呟くと、傍にあったペイントナイフで絵具を傷つける。
描いては消し、布を張り替え、また新しい物を描く。

揺れる赤毛から見えるのは癒えかけた二つの穴。

願うのはただ一つ。

 ――――この眼に、光が欲しい]

(174) 2013/05/07(Tue) 11時半頃

【人】 騎士子弟 アレクセイ

いえ……いえ……。


[嬉しいのです、とは心の裡だけに。
紅い瞳に狂いながら、俎上の鯉のように寝台の上で男の体がいく度も跳ねる。
何度も精を発し、その身に受けてなお。
貪欲に求める主がもたらす快楽に、抗うことはせずに。
ただただ溺れて痴態を晒す]


ぷら……や、……ま……


[泥濘に意識が落ちる寸前つぶやいた声は、きっと彼の人には届かない。
それでも幸せそうな笑みを浮かべて、男もまた食い荒らされた疲労を癒すように。
ずぶずぶと眠りの淵へと落ちていく**]

(175) 2013/05/07(Tue) 11時半頃

騎士子弟 アレクセイは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 11時半頃


【見】 緑柱石の執事 ダニール

― 広間 ―

[ふと、黒の主人の部屋のほう、
 主人曰く、食事の声がする。
 主人は彼を呼んではいない、だから、行ったのは瞬きだけで、広間から動こうとはしない。
 満たされ、休まれるのであればそれでいい。

 執事はただ従順に主を思うのみ。]

(@48) 2013/05/07(Tue) 11時半頃

彷徨う者 ニキータは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 11時半頃


【見】 緑柱石の執事 ダニール

>>@41

[そして、また窓を見る。今度は寄って、古城の庭を見下ろした。
 もう、今宵、客人はないものかと。

 その濃茶の眸に映りこんだのは、庭で揺らめくように存在する玩具の姿。きっと骸を漁っているのだろう。
 その様子に、眉が垂れる。

 ロラン…あの子は、自身と同じ、存在。**]

(@49) 2013/05/07(Tue) 12時頃

緑柱石の執事 ダニールは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 12時頃


【人】 彷徨う者 ニキータ

[受けた傷はここにいれば治る。
けれどこの目の光は戻らない。

それが、自身の願いだからなのか。

ソファの上に投げ出されていた笛を手に取る。
光を失ってもう何年になるだろう。最初は時計の音と肌に受ける日差しの温度で数えていたけれど、とうの昔にやめてしまった。
ここに来てからは尚更だ。

もう何年ここにいるのかも、わからない。
光は戻らないまま、暗闇の中描くのは二人の吸血鬼の姿。
白の絵具で黒の主を、黒の絵具で白の主を。

見えずに描く肖像画は、それでも最初のうちからすれば似てきている。
もっとも、書き上げた絵は一枚もない。

白く染まった手を布で拭い、笛を手にしたまま自室を出た]

(176) 2013/05/07(Tue) 12時半頃

庭師 ミハイルは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 12時半頃


【人】 庭師 ミハイル

―大広間→玄関ホール―

[割れたワインボトルを手にしたまま案内された広間を出てしまったのは、
 誰も居なかった事と、この部屋の異様さに恐ろしさを感じたせいだ。

 覚悟を決めて来たんだろう。

 胸元を強く握り締め。
 ついでに荷物の心配に、玄関ホールに戻ったときに、

 俺は金緑に目を奪われたのだ。>>152

 他の影など視界に入らない。寧ろ入れてはならぬ程の、畏怖を感じていた。>>155>>@46

(177) 2013/05/07(Tue) 13時頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[どれだけそこでまどろんでいたか。そう長い時間ではない筈で。

横に眠るアレクセイに一瞥をくれてから特に興味なさそうに身を起す。

増えた面々は一体誰なのか、と思ったとき、
妙に喉の渇きを覚える。
そして同時に思い出すのは蜜の瓶]

……。

(178) 2013/05/07(Tue) 13時頃

【人】 庭師 ミハイル

―浴室―

[対面の時間はどうであったか、思い出すのは後にしよう。
 仕事道具の入った荷物袋を肩に負い、次に使用人たちに案内されたのは浴室。
 最後に風呂に入ったのはいつだったか。思い出せない程遠い。

 着替えとタオルの他に、伸びた髭を剃れとばかりに剃刀を渡される。
 次いで差し出された香水の瓶には、どちらの主の好むものが入っていたことか。

 二人も居るとは知らされぬまま、俺は数日間分の汚れを落とした。]

(179) 2013/05/07(Tue) 13時頃

【人】 彷徨う者 ニキータ

[目が見えなくなってからは、音や匂いに敏感になった。
自分の立てる音も他人が立てる音も。

等しく存在を示すものだ。
足音が聞こえて首を傾ける。

使用人の一人だと気づき、顔を向けた。
食堂で白の主人が食事に招待してくれると、その口から聞いて]

 了解。この手では怒られてしまいそうだけど、行くよ。

[行くとは言ったが今すぐでなくても、と足は黒の主の居室へと向いた。
誰が部屋の中にいるとしても関係なく扉をノックする。
会うのは何日ぶりか、3回睡眠は取ったがそれが夜を示すものでないことはわかっていて。
もっとも、この城の中で時間など飾りでしかなくそう気にしたことはなかった]

(180) 2013/05/07(Tue) 13時半頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[湯浴みの準備を命じて耳打ちを一つ、される。
新しい願い人が訪れたと。
銀の目はまた不機嫌そうに歪むが、
言葉にはしない。
後程つれて来いとだけ命じ]

ロランは。

[ダニールはあの混血と共にあるだろう。
匂うままこられるのも不愉快だ。
呼びつけるのであればもう一人の人形を]

(181) 2013/05/07(Tue) 13時半頃

プラーミヤは、ノックの音にまた顔を扉に向ける

2013/05/07(Tue) 13時半頃


庭師 ミハイルは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 13時半頃


庭師 ミハイルは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 13時半頃


【独】 庭師 ミハイル

/*
気分は、注文の多い料理店。

さぁ、喰らえ!

(-31) 2013/05/07(Tue) 13時半頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[目で合図し使用人に明治扉を開けさせる。
部屋には体液と血の匂いが満ちていた。

シャツは流石に変えているが、その部屋で何があったかは目が見えなくとも分かるだろう。

盲目の彼に視線を向ける。
何用かと言葉にするが相変わらず不機嫌そうな色をのせ]

(182) 2013/05/07(Tue) 13時半頃

【人】 庭師 ミハイル

もっと明るくしてくれ。

[室内の明かりを強くする様に頼んだ。
 肌に触れる水は温かく、塩の香りもしない。
 知らぬ石鹸、知らぬ薬液、知らぬ……湯当たり。

 縁に頭を乗せ、四肢を投げ出す。
 僅かに浮かぶ身体。天井を見上げて、目を閉じた。]**

(183) 2013/05/07(Tue) 14時頃

【人】 彷徨う者 ニキータ

 プラーミヤ様、在室しておられますか。

[声をかけて扉の前で待つ。手に持っていた笛は上着の下へとしまい込んだ。
訪れた理由は一つだ。顔に触れるため。

見えない顔を描くには、触れる必要がある。
満足に触れられたことなど、そうないのだけれど。

扉が開けば、噎せるような匂いに眉を寄せた。尤も前髪に隠れて表情は変わらなく見える]

 食事はお済みのようですね。
 貴方様の顔を、確かめに来たのですが少し触れさせて頂いても?

[両手の指は触れたものを汚しはせずとも薄く白が残っていた]

(184) 2013/05/07(Tue) 14時頃

【人】 彷徨う者 ニキータ

 そう嫌な声を上げられても。
 タイミングが悪かった、とは思いますが。

[不機嫌な様子に軽く肩を竦めた。
嫌なら早く願いを叶えてくれればいいのだ。

足取りは扉を潜ったところで止まる。

断られたら、描くのが白の主になるだけの話だ]

(185) 2013/05/07(Tue) 14時頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[部屋に迎え入れた者を見れば、
睨みつけようが無駄と知る。
以前より触れられた顔、今更だ。

その手を取って、ぞんざいに己の頬にあてる。
自分から触れられに行くのは好まない。
そして彼の求めを拒否する理由もなければ、触れる事を拒みはせず]

食事は済んだが…疲れている。手短に。

[

(186) 2013/05/07(Tue) 14時頃

【人】 彷徨う者 ニキータ

 ありがとございます。それほど時間は取りません。

[プラーミヤの傍まで歩くと、手の甲で髪に触れて、その指先を額に。
親指の腹で撫でるように頬に触れた]

 そう苛立たれては、美しい肌が台無しです。
 前に触れた時より、粗い。

[両手で包むように触れて、輪郭を確かめる。
前髪の下両の瞼は閉じられていたが、やがて開き、最後指先で唇に触れてから離れた]

(187) 2013/05/07(Tue) 14時半頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[寝たい時に眠り陽にあたることは滅多になければ肌はそれなりだろうが、
荒れただの美しいだのと聞きなれぬことをいわれればまた眉間に皺が寄る。

不愉快そうに唇に触れる指を捕らえることが叶えば、その親指に軽く歯を立てようと]

…お前は変なことばかりをいう。
絵とは私にはわからない。
その目が見えれば、触れる必要はもうないのだろう?

(188) 2013/05/07(Tue) 14時半頃

【人】 貴族 プラーミヤ

見えないままでも描くこと叶うなら
その目に光はいらないのではないのか。

そして何故そうまでして描くのか?

[それは純粋に疑問でもある。
失うよりも奪うものが多い自身故に]

(189) 2013/05/07(Tue) 14時半頃

【人】 彷徨う者 ニキータ

[指を捕らえられると軽い痛みが走るけれどそのままに]

 光が戻っても、触れなければその質感も柔らかさも捉えきれないものです。
 描いた物にどれだけ触れても、そこにある色はわからない。

 過去に描いたあらゆる色を、もう一度この目に映し、残したいと思いますね。
 それに……貴方の目がどんな色を帯びているのか、私は知りたい。

 色を、誰かに聞いて使うことは出来る。けれど、細かな色合いまでは言葉で表現することは難しい。
 私の目に映った色を、感じた色に映し出すことは、私にしかできません。
 
 何故描くか、といえば、……貴方が食事をするのと同意です。
 絵を掛けぬ私など、世界をそのままに映せぬ私など、何の意味があるのか。

 そのまま命を絶っていれば、良かったのでしょうね。
 けれど知ってしまった。
 貴方方の存在を。

[二つの意味を込めて口にする]

(190) 2013/05/07(Tue) 15時頃

【人】 細工職人 サーシャ

― 広間 ―

[辿り着いたのは、ミハイルが退室した後だったか。
近付くにつれて一層濃くなる血の匂いに、予想しないではなかったが。]

……。
これはまた。

[想像以上の光景が眼前に広がっている事に気付けば、思わず目を逸らし。
やがて片付けを始めた執事の姿を見れば、遠慮がちに声を掛けた。]

―手が必要であれば、手伝いますが。

[断られれば、一度退室して窓際で新鮮な空気を求めただろう。
此処に住まう事で多少慣れたとはいえ、自分は只の人間。血に塗れた部屋に長くいるのには向いていない。**]

(191) 2013/05/07(Tue) 15時頃

【独】 細工職人 サーシャ

/*
遅い上に、一撃…。

(-32) 2013/05/07(Tue) 15時頃

細工職人 サーシャは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 15時半頃


【人】 貴族 プラーミヤ

[指にういた血の珠に舌を這わせて舐め取った。
鉄の味は誰のものでも変わらない]

…この城で…光を得ても、夜と白しか見えない。
無駄ではないのか、それは。

[銀の瞳であってもそれは白としか認識しない己だ。
光の下で見える色など、想像もつかない]

意味がないのなら、そのまま死ねばいい。
私はお前達の願いを叶えるために生きているわけじゃない。

身の丈を超えることばかり願うのは傲慢ではないのか

(192) 2013/05/07(Tue) 15時半頃

【人】 彷徨う者 ニキータ

 その白すらもわからないのですから。
 この顔の造形も、この髪の色も、貴方が今どんな表情をしているのかも。

 今の世界は闇でしかない。

[例えば、黒白と並べて愉しむことも出来ない。
そんなことは顔にも出さないけれど]

 願いを叶えるために生きているのではない、と言いながらその実ここに人を招き入れている理由は、何なのでしょうね。
 食事だけなら、彼らだけでも良いのではないですか。
 光を取り戻すことを身の丈を越えるというなら、何故人には光を映す両目があるのでしょう。

[元より見えていないのなら、絵を描くこともなく光を知ることもなかったろうに。
高熱に魘され、気付けば光は失われていた。

プラーミヤが指を離せば、傷ついた指を舐める]

(193) 2013/05/07(Tue) 15時半頃

【人】 彷徨う者 ニキータ

[そうだ。
見えなくても絵そのものはかける。
それでもここを訪れ留まるのは、光を取り戻す以上に求める物がここにあるからではないのか。

口には出さず顔にも出さず]

 それに、もう一つ。
 あの絵は描けているとは、言えません。

[ペイントナイフで盛り
指先で整え、乾くのを待って出来を確かめるだけの。

その時だけは髪が揺れる程眉間に皺を寄せた]

(194) 2013/05/07(Tue) 15時半頃

【人】 貴族 プラーミヤ

失ったものを…再び求めるなと言っている。

ここに人間を受け入れるのはその対価故に。
お前達の願いを未だ叶えないのはその対価が足りないから。

[「願いを叶える」その話は、対価に血族となることを求めていたもの。

それが勝手に一人歩きし、願いを叶えるだけとなって久しい。
血族を求めるからこそ「求めを拒めない」のだ]

(195) 2013/05/07(Tue) 16時頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[描けているとはいえないらしき絵、以前に見たそれに対して何か思うことがあったわけでもない、
黒の領主にはそれを理解する必要がなかったから。

ニキータの顔に手をふれ、かなえばその瞼に口付けを一つ。
感情は篭らない。
このモノクロの世界に、色彩を求める彼の心境など理解できるわけもない
だからその口付けはただの戯れ]

(196) 2013/05/07(Tue) 16時頃

【人】 騎士子弟 アレクセイ

[うっすらと開いた瞳が捉えたのは、今まさに黒の主が盲目の画家に口づけを施そうする姿だった。
主にとってそれはただの戯れなのだろう。
それを理解してなお、昏い炎がじりじりと胸の内で燻るように揺らめく]


――――――……っ。


[見たくない、と双眸を伏せて親指の爪を噛んだ。
この胸に広がる感情がなんであるのかなんて、嫌でも分かっている。
分かっていてそれを止めることのできぬ我が身の浅ましさが恨めしい。

噛みすぎて変形しつつある爪が笑う。
身の程知らずの淫売よ。
異形に魅入られた愚かで強欲な罪人よ、と]

(197) 2013/05/07(Tue) 16時半頃

【人】 彷徨う者 ニキータ

 私は、貴方の顔に触れて、想像することしかできない。
 その眸を見ることも、その肌の色も黒の髪も。

 私の知識にある美しさのままでよいのなら。

[手が肌に触れて、瞼に落ちる唇に、手を伸ばしてしまいそうになる。
戯れだとわかるからこそ、己からは求めずただ小さく吐息を零した]

 対価が足りないというならあとどれほど必要か、教えて貰っても?

[以前に見せたことがあるのはそのままを映したに過ぎない絵。
似ていると言う評価をダニールに貰ったことはあるが、描きたいのはそれではない。
失ったものだからこそ、ここまで辿り着いたのだから]

(198) 2013/05/07(Tue) 16時半頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[目の端に、アレクセイが目覚めたを見る。
だが彼が何を胸に抱えているかなど知るよしもない]

私は美しくなどない。そうある必要もない。

…対価は…そう、焦らなくていいさ。
近いうち、知ることになる。

[光を持たない目に落とした口付けはわずかに熱を持つ。
アレクセイとの交わりのせいだ。

妙に人くさい思考だと、脳裏に嘲笑が浮ぶ]

用が済んだのなら行け。
私はお前達と長くいたくはない

[何事もなかったように彼から手を離し、
興失せたというように背を向けた]

(199) 2013/05/07(Tue) 16時半頃

【独】 貴族 プラーミヤ

/*

プーさまに恋する村ではありませんよ

(-33) 2013/05/07(Tue) 16時半頃

【人】 騎士子弟 アレクセイ

[酷く、体がだるい。
交わりによって精気を吸われたせいだろう。
緩慢な動作で床に落ちる衣服を拾い、それらを身に纏う。

黒の主の言う「お前たち」に自身も含まれていることを知っているから、
餌としての役目を終えた以上はこの部屋に長居は許されない]


…………は、ぁ…。


[首に突き立てられた牙や素肌を切り裂く爪傷が布地に擦れて、
思わず漏らしてしまう吐息。
縺れる足に力を入れて、ふらつく体で立ち上がる]


失礼、します……。


[一言だけを口にするのが、精一杯だった]

(200) 2013/05/07(Tue) 17時頃

【見】 玩具 ロラン

── 庭 ──

[薄笑みを浮かべたまま、何れくらい庭先に佇んで居ただろう。
露出した頬や指先は勿論、ロランのはだけた衿元や鎖骨のあたりの皮膚は、まだらで有るにも関わらず、均一に冷たくなって居たが、案外と短い時間なのかもしれない。]


──……

[自らと同じ成り立ちの執事が、窓から見下ろす気配>>@49を感じて、窓に向けて片手を振った。

それから、咎められた訳では無いのに、思いだした様に紅い舌を出す。
屋敷の中に撒き散らされた死体から舌先で掠めとり、租借していた肉片を、ゆっくりと唾液と共に湿った黒土にあけた穴に吐き出した。大丈夫、食べていない、と言う風に。]

(@50) 2013/05/07(Tue) 17時頃

【見】 玩具 ロラン


貴方は、
誰──の肉片だったかな。

僕は何時も、それが死んで、
パーツが僕の身体に合わない時は
すぐに名前を忘れてしまう。

早く
腐り果てて、
土に戻れば良いよ。

[奈落の様な穴を見下ろし、もはやニンゲンではなくなった肉塊、バラバラに折れた骨が蟲に食われ、排泄され、肥えた土に変わり、それから庭園に咲き誇る白と黒の薔薇園に撒かれる日の事を想う。]

(@51) 2013/05/07(Tue) 17時頃

アレクセイは、ニキータの方をちらりと視線を向けて、ふらつきながらも部屋を辞した**

2013/05/07(Tue) 17時頃


騎士子弟 アレクセイは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 17時頃


【見】 玩具 ロラン

ニンゲンは何時も醜く、
城主様達は永遠に、
この無彩の庭の馨しき薔薇よりも美しく。

[再び窓を見上げ、首を傾けた時、使用人が勝手口からロランを呼んだ。]

──プラーミヤ様が、新しいニンゲンを。
嗚呼、じゃあ、穴掘りと土作りの続きは、君に任せちゃおうかな。
運びこむ其れより先に君が墓穴に入る事になるかもしれないけれど。

お呼びとあれば、僕は、
はやく行かなくちゃ、だもの……。


[くすくすと冷たい囁きを青ざめる使用人の耳に落として、ゆらり、城の中へ*。]

(@52) 2013/05/07(Tue) 17時頃

玩具 ロランは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 17時頃


【人】 彷徨う者 ニキータ

 私の知る知識とは、人と同じでよいのか、と言う意味でもあるのですけどね。

[唇が離れると、もう一人が立てる音に気付く。
出て行けと言われ頭を軽く下げてから背を向けた]

 後で知らせてくれるのを、楽しみにしておきましょう。

[そう言うと、アレクセイより先に扉から出た。
部屋には戻らず、その足で広間へと向かう。
最初のうちは至る所にぶつかっていたが、今はもう慣れたものだ。
変わらない城の中は覚えやすい]

(201) 2013/05/07(Tue) 17時頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[アレクセイが退室する様子にさして興味もなく
自分はニキータから離れ窓辺により、
二人が退室するまでは動かず、口も開かない。

銀の瞳に移りこむ夜の空は薄暗い曇り空のよう。
またここに訪れただろう新しい客人に既に興味は移ってしまっていた*]

(202) 2013/05/07(Tue) 17時頃

貴族 プラーミヤは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 17時頃


ニキータは、広間の扉までくると、ノックを軽くしてから中へと足を踏み*入れた*

2013/05/07(Tue) 17時半頃


彷徨う者 ニキータは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 17時半頃


【見】 緑柱石の執事 ダニール

>>@50
[窓の向こう。
 ロランの仕草に柔く、笑みを浮かべる。
 赤い舌を出して、無邪気な様子に、視線を落とした。


 そう、早く、『完成』すればいい。


 いや、『完成』しないほうがいい。


 矛盾した気持ち。
 だけれども、どちらも偽りではなく。
 ただ、ロランの存在は、今の彼には必要だ。

 誰にも告げていなくても。*]

(@53) 2013/05/07(Tue) 18時頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

>>191
[サーシャの申し出には、少し気遣うような視線を向ける。]

貴方はまだ、慣れていらっしゃらない。
無理せずともいいのですよ。

[使用人が呼べばするのだ。
ただ、今はまだ白の主人の動向を待っているだけ。]

どうぞ、清ら空気でもお吸いなさい。

[そして、テーブルクロスを拾い上げる。]

(@54) 2013/05/07(Tue) 18時頃

庭師 ミハイルは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 18時半頃


貴族 ユーリーは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 18時半頃


【人】 庭師 ミハイル

―  ―

[国全体が水害と飢饉に襲われた時、生まれ故郷のザネワの村は比較的被害が少なかった。>>135
 だからだろう。また大きな水害が起きたとしても、平気だと油断していたのは。

 子供が生まれた、大きくなった、遊びにこい。

 新しい年が巡る度に、二人から手紙が来た。
 そろそろ顔を出してやるか。煩いし。
 何だかんだと言い訳を作り、ずっと避けていたが、父親の葬儀もあり、数年振りに村に戻ってきた矢先に、ソレは起きた。]

(203) 2013/05/07(Tue) 18時半頃

【人】 庭師 ミハイル

[弔問客へ出す食材が足りないと入った山が揺れた。
 咄嗟に木にしがみ着く。巨人が近くを通った様に、断続的に揺れた。

 村は平気だろうか。見下ろすと、信じられないものが目に飛び込んだ。

 ――港内の、湾内の水が、全て引いており、底が見えていたのだ。]

な……!?

に――逃げろっ!

[此処からでは声は届かない。遠すぎる。
 この場に留まれ。そうすれば、俺は助かる。

 結局、摘んだばかりの山菜を放り捨て、俺は山道を急ぎ下った。*]

(204) 2013/05/07(Tue) 19時頃

【人】 貴族 ユーリー

―玄関ホールにて―
[汚れた床に手をつく男を、
魔性は憐れを込めた眼差しで見やる>>154>>177]

 絶えた望みのその先に、
 掴めもしない夢など見るのは、苦しくは無い?

[顔を伏せたままの男の前に歩みを寄せた。
憐憫というには硬質な温度を持たぬ微笑みが浮かぶのは、
人の真似事をしようとも、人ならざる存在であるから]

 かわいそうに、酷い様子だ。
 この城の惨状を見ただろう?
 ここは、お前の目にした現実という悪夢の続きだ。

 さあ、顔をあげて身を清めておいで、それから空腹を満たし、
 温かなベッドで眠り、優しい夢をみるといい。

[甘言をうたにして奏でながら、
誘うように伸ばす指先はけれど触れることなく]

(205) 2013/05/07(Tue) 19時頃

【人】 貴族 ユーリー



 けれど、どうしても……、
 悪夢の続きが見たいというのなら、


 僕を殺しにでも、おいで。


[胸元からはらりと白い薔薇の花弁を散らす、
きっと彼には懐かしい頃の少女の幻が魔性の微笑みに重なるのは、
淡い恋慕にも似た清廉な薔薇の芳香のせいだろう。

言葉はさて戯れか。
使用人が白の小瓶を選べば彼に与えられるのは、
己の部屋と同じ白薔薇の香]

(206) 2013/05/07(Tue) 19時頃

【人】 貴族 ユーリー



 もちろん、
 お前も望むのならそうしていいのだよ、
 サーシャ。

[笑みを滲ませたまま、
白の貴族が存外楽しげであることは、
執事には伝わろうか]

 うさぎのように震えているばかりでは、
 いつ、あの黒いのの八つ当たりに遭うか知れない。

[>>155 唐突に殺せなどと水を向けられることこそ、
よほど厄介ごとかもしれなかったが、その反応を目にすることは無いままに白の貴族は身を返すこととなる*]

(207) 2013/05/07(Tue) 19時頃

【人】 貴族 ユーリー

―広間―
[全ての言葉を耳にしただろう執事は傍らに忙しく、
白の主は窓辺にて、手の中の小箱を遊ぶ。
もの寂しい旋律にゆるりと目蓋を閉ざしたが、
ただ一度>>@47 蜂蜜の小瓶を拾い上げたその時に視線は動いた]

 ……食後の紅茶に、それを淹れてくれるかな?

[ねだるような呟きと]

 いや、やめておこう。

[即座の否定。
風琴の音色に重なる響きは、鍵盤の旋律か。
あるいは透き通る笛の音か。
いまはどちらも、遠くある]

(208) 2013/05/07(Tue) 19時頃

【人】 貴族 ユーリー

[広間は静寂を形として取り戻していく。
その最中ひとつ思い出したように口にした。]

 これを見せるのは、残酷なことかな。

[>>@45 ここは魔の寝床であり、
抱いた願いは決して望むようには叶わない。
現実という絶望を知る――、
そうであればこそ、夢にも価値があるというものだ。

広間が片付けば、食事は開始されるだろう。
正しくはその真似事のようなもの、であったが**]

(209) 2013/05/07(Tue) 19時半頃

貴族 ユーリーは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 19時半頃


【見】 緑柱石の執事 ダニール

>>208

[蜂蜜の瓶を拾い上げた時、
 白薔薇の香が漂う。
 それは、時に、清楚であると同時に、残花な気配も偲ばせる。]

 ――……

[そして、即座に飛んだ否定。
 返事はそのまま返さず礼をした。

 きっとこの主人は知っている。
 この躾のいい執事の人形が、決して『ノー』を言わないことを。

 それは、黒の主人にも同じく、
 その口は『イエス』のみ、紡ぐ。]

(@55) 2013/05/07(Tue) 19時半頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

>>209

 残酷かもしれません。
 ――……ですが、いずれ知ることです。

[白の主人の問いかけに、主人の行動への肯定を返す。]

 人間は時に、
 ひどく勘違いをしているように思えますね。

 草木を割いて、肉を焼く。
 当たり前のことです。

[使用人を読んで、広間を片付けさせる。
 そのあと行われるのは、品のいい、静かな晩餐だろう。
 白の主人のためのワインが運ばれれば、自ら、その栓を抜き…。*]

(@56) 2013/05/07(Tue) 20時頃

【人】 庭師 ミハイル

―記憶:玄関ホール―

[額に背中に浮かぶのは冷えた汗。
 兪かに落ちた雫を、間近でただ見詰めた。>>205
 降ってくる声。近くに聞こえる靴音。]

……

[俺は首を僅かに振った。苦しみよりも希望がある。あるはずなのに。

 言の葉の裏にあるのは『願いは叶わない』という夢の終わり、だろうか。

 鼻の奥にこびり付いた血の臭い。
 よみがえる記憶は――当に悪夢。

 促しに従い、上げた顔の、どんな表情を浮かべていたのかは自分でも分からない。]

(210) 2013/05/07(Tue) 20時頃

【人】 亡国の君 ベルナルト

[廊下には、片付けられぬままの死体がいくつか転がっていた。
事切れてから少し時間が経っているようなそれは、
何故誰も片付けに来ないのだろうという疑問を男に齎した。
庭にいることの多いロランは解らないが、
ダニールがこれを見逃す筈はないだろうと思うのに。

しかし、食事を運ぶ手を止めてまで男が片付けることはない。
疑問は疑問のままに頭の片隅に置かれ、
がらがら、と皿を載せたワゴンの音が廊下に響いた。]

(211) 2013/05/07(Tue) 20時頃

【人】 亡国の君 ベルナルト

 ……失礼致します。
 お食事をお持ち致しました。

[新たな客人は既にそこにいただろうか。
いずれにせよ自己紹介は後回しにし、白の主の為のワインをダニールに渡す>>@56と、主と客人の前に皿を並べていく。]

 ……ニキータ。
 手に絵具が残っている。

[その途中、声量を下げ、ニキータにのみ聞こえるよう声を掛ける。
彼からは見えぬだろうが男の顔に今、常の薄笑いはない。]

(212) 2013/05/07(Tue) 20時頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[その身があるのは宝珠の間。
黒い領主は戯れに水晶に問うこともある。
新しく来たという客人が透明な個体に浮かびあがり]

…また…大して美味くなさそうな。
願いもろくなものではないだろうね。
さて。彼は食うに値するものか。

[その身を食うに。その願いを食うに値するのか。
白薔薇の香を身に着けているのであれば即引き裂かれても文句はいえないだろうが、彼がそれを知るよしもない]

(213) 2013/05/07(Tue) 20時頃

ダニールは、ベルナルトや他使用人に食事のほとんどの支度や片付けを任せている。

2013/05/07(Tue) 20時半頃


【人】 亡国の君 ベルナルト

 ……絵を描くのは結構だが、食事時くらい清潔にしたらどうだ。

[それだけを言い残せば、また別の皿を並べる作業に戻る。
全て並べれば、壁際に控えた。

白の主から要請があれば食事に参加するが、
そうでなければ席には着かずにこのある種異様な晩餐を少し離れて見守るに徹するだろう。**]

(214) 2013/05/07(Tue) 20時半頃

亡国の君 ベルナルトは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 20時半頃


【見】 緑柱石の執事 ダニール

[白の主人にとってはままごとのような食事も、
 時が止まったこの城では、それが規律を守る指針にもなる。
 その夕餉が終わる頃、白の主人の元、ずっと添っていた執事は、その耳に囁きが聴こえるよう頭を垂れ、白の主人にのグラスにワインを注いだ。]

 ――……何か、ご入用なことや、
 私にすべきことはございますか?

[それはいつもの問い。
 湯浴みをするので、あれば湯を沸かすし、遊戯に頭を休めるのであれば、介添えを、もちろん、その他の何かしらも、

 どのような要件でも、断ることはない。]

(@57) 2013/05/07(Tue) 20時半頃

【独】 貴族 プラーミヤ

/*
せんじゅさんのみごとないれぐいっぷりにぼくどうしていいのかわからない(*ノノ)

(-34) 2013/05/07(Tue) 20時半頃

【独】 貴族 プラーミヤ

/*
そして喋り過ぎもいいとこです…

のこのこ入り直します。のこのこ。

(-35) 2013/05/07(Tue) 20時半頃

貴族 プラーミヤがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(貴族 プラーミヤは村を出ました)


貴族 プラーミヤが参加しました。


【人】 貴族 プラーミヤ

[そっと宝珠に口づけを1つ。
ロランがまだ部屋に至らないことはいつものこと、
どうせまた庭で土いじりでもしているのだろうと思えば。

黒い姿は中庭に。ただの気まぐれでもあったけれど]

(215) 2013/05/07(Tue) 20時半頃

【人】 彷徨う者 ニキータ

―広間―
[広間へと入れば、白の主に頭を垂れる]

 ご機嫌麗しゅう? 食事にお誘いいただけると聞いてやって参りました。

[緩く首を傾けて、白の主の香りがする方へ視線を向ける]

 新しい客人がきたとか?
 お会いにはなられましたか。

[既に広間に血臭はなく。残り香が鼻を掠める程度いつものことだ]

(216) 2013/05/07(Tue) 20時半頃

【人】 庭師 ミハイル

此処は――…

[声が震える。
 目前に差し延べられた手を掴んでしまおうと勝手に肩が動く。
 悪夢? 優しい夢?]

……待って、くれ。
悪夢の、続きな――殺…す?


[金緑の主との合間に、白薔薇の花弁が落ちた。
 俺は、何も言えなかった。>>206
 微笑みが――俺を無言にさせる。]

(217) 2013/05/07(Tue) 21時頃

【人】 彷徨う者 ニキータ

[椅子の一つに腰掛ければ食事の準備を待つ。
食器の音が響いて、食事の匂いが漂ってくる。

ベルナルトの声>>212>>214が聞こえると肩を竦めた]

 知っているけど、今は落して感触を忘れたくは無くてね。
 でも、食器には付かない程度に綺麗だよ。

[もっとも湯浴みをしても黒か白か常に指には色が残っている。色を変える時だけ元の色を残さぬよう落すのだ。

指先の匂いを嗅げば白の絵具に乗せた香りが鼻を突く。
料理の匂いと比べてからさてどうしようかと考えた。

指で食べるわけではないとは言え、香りが致命的に合わない]

(218) 2013/05/07(Tue) 21時頃

【人】 庭師 ミハイル

[もうひとつ。俺から言葉を奪うのは、サーシャと呼ばれた人物だ。>>207
 その顔はあいつに、似て。

 現実に居るのか、それとも夢の中に居るのか、境目を曖昧にさせている。]**

(219) 2013/05/07(Tue) 21時頃

庭師 ミハイルは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 21時頃


【独】 貴族 プラーミヤ

/*

眠いでござる。。。。が、更新までは おきておらねば。
げっふぅ。

プラーミヤさん、なんかもう負ける気しかしないんですが。

(-36) 2013/05/07(Tue) 21時頃

緑柱石の執事 ダニールは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 21時頃


貴族 プラーミヤは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 21時頃


【人】 貴族 プラーミヤ

[大きな白い月は何百年も変わらず空に在り。
届きそうで届かないそれは人の願いにも似る。
ただ、人の儚さと月の輝きは比べるべくもないのだが。

夜露浮かべた黒薔薇、1つ手に取れば蜜を吸うように口にする。
ここに朝が来ないのは夢を見るためではない
願いの成就を夢見る城ではないのだ。

望みには対価を。
なら、己の願いとその対価は。
あの白薔薇の願いと対価は。

人は絶たれた望みをそれ以上の不幸と引き換えにできるものか。
花びらを食む口もとは僅か、醜く歪む*]

(220) 2013/05/07(Tue) 21時半頃

【人】 庭師 ミハイル

―  ―

『リーシャを探してくる。子供達の事はお前に任せた。』

待てっ シオン!
リーシャもきっと逃げている。他の場所に居るはずだ。

……シオンッ!

[高台の見晴台でシオンと出会った。
 乳飲み子を受け取り、10を過ぎた男の子の手を引き。
 シオンは村へと戻っていった。

 俺は――更に上へと逃げるしかなかった。]**

(221) 2013/05/07(Tue) 21時半頃

【人】 庭師 ミハイル

―浴室―

[水面に映る顔は自分のもの、少女のもの。シオンのもの。
 ぱぁんと水面を掌で叩き、立ち上がった。

 タオルの生地は肌に優しく、柔らかく。
 手渡された白の小瓶を傾け、薔薇の香を纏った。>>206

……こんなのが、礼儀っていうのかね。

[直接花の香を嗅いだ方が良いと、鼻を擦った。]

(222) 2013/05/07(Tue) 21時半頃

【人】 庭師 ミハイル

―廊下―

『食事を。』

[次の行き先は決められていた。
 嗅覚を刺激され、ぐるぎゅると腹の虫も煩い。

 腹を撫でながら広間に向かう。
 まさか、あの散らかったままではあるまい。
 血の臭いが残ったままではあるまい。

 廊下の窓から見えた中庭の、薔薇園に足が止まった。

 鍵を開けて窓を開く。]

(223) 2013/05/07(Tue) 21時半頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[月下、物思いに耽るように黒薔薇の中に目を閉じて佇んでいたけれど。
不意に窓の音が聞こえる先>>223
銀色の目は紅を滲ませてその人を見る。

水晶が写した「客人」の姿]

あぁ……。

[うっすら笑みを浮かべ彼を見る。
ようこそ、というように]

(224) 2013/05/07(Tue) 22時頃

【人】 庭師 ミハイル

[月明かりに照らされた薔薇の花弁に触れようと、窓枠を掴み身を乗り出した。

 庭全体を見れば良く手入れされているといえよう。
 しかし、気になるのは黒薔薇の、側蕾取りが疎かになっていることだ。

 上から4つ目の蕾を選び、手折る。
 1つ、2つと掌に収め、奥に人影を認めて目を細め、姿を捉えようとした。>>220

(225) 2013/05/07(Tue) 22時頃

貴族 ユーリーは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 22時頃


【独】 緑柱石の執事 ダニール

/*
っていうか、いけません、いうてたな。
ま、あれはノーカンで。

(-37) 2013/05/07(Tue) 22時頃

【人】 貴族 ユーリー

[>>214 形ばかりの食卓に、形ばかりに口をつけ。
亡国の王の振る舞う食事に、味覚の記憶を思い出そうとする。

本当に必要なのはこれではない。
人の世にあれば貴人である青年の手が皿を運ぶ、
その浮いた青い静脈。落ちる視線をゆるりと伏せる。

衝動は押し込めようとして、時折箍が外れる。
零れた声音に滲むのは、冷ややかな熱]

 ……お前は綺麗な手をしているね。

[下働きとなる生まれではないのだから当然のこと。
しかし己の知るその王国は、
彼の生まれるよりもはるか過去の姿だろう。
喰い争い肥える国という歴史の呪箱、翻弄された記憶は遠い]

(226) 2013/05/07(Tue) 22時頃

彷徨う者 ニキータは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 22時頃


【人】 貴族 ユーリー

[>>@57 執事の問いにはグラスの淵に、触れて後]

 ……そう、ならひとつ。

 食事の後、僕の渇きを癒すものを連れておいで。
 お前ではなく、別の誰かを。

[そう遠くは無く先ほど、吸い殺したばかりだ。
あの時は酷く乾いていたのだ。飢えが過ぎれば、加減が出来ずに殺してしまう。
粘つくように甘い、あの黒の者の血が渇きを酷く助長する。

――殺しかけたら、お前が壊れぬ程度に止めて、と。

執事に命じたことは幾度か、あった]

(227) 2013/05/07(Tue) 22時頃

貴族 プラーミヤは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 22時頃


【人】 亡国の君 ベルナルト

 そういう問題か。

[>>218肩を竦めての返答に、離れる間際呟く。
少し低い声色は、言外に『そんなことを咎めているのではない』と、男の不機嫌を滲ませた。

そもそもニキータの指先が黒か白か、どちらかの色に染まっているのは珍しいことでもなんでもない。
そのまま食事に現れることだって、過去にも何度かあった。
その度に――毎回ではないが、それなりの頻度で――こうして口先だけの注意をして、同じような返答を受け取っているのだった。]

 …………。

[いつかフィンガーボウルが必要な料理でも出してやろうかと思うこともあるが、そうなった試しはない。
それを必要とする魚介の類は黒の主が好まない>>56から、買われることがまず無いというのが主な理由だが、
それが全てというわけでもなかった。]

(228) 2013/05/07(Tue) 22時頃

【人】 庭師 ミハイル

[銀の瞳が此方を見ている。>>224
 真っ直ぐに射抜かれた様だ。

 強く握り締めた蕾の、剥がれかけた萼が手の皮膚に食い込む。
 黒薔薇の香りを掌に収めたまま、俺は動けずにいた。]

……ぉ   ぁ


[口を僅かに開け、息だけが漏れる。
 何か、何か言わなければ。
 そうは思っていても、紡ぐ言葉は宵闇に消える。]

(229) 2013/05/07(Tue) 22時半頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[薔薇の蕾を手折る様子をみながら、
こちらに気づいたかのような「客人」に]

薔薇を…勝手に手折らないでくれないか。
お前のものではないだろう?

[姿は遠くでも、声は風に乗る。
白薔薇の香も、今は風に流れるまま。
ふわり、姿は彼の近くに降りて]

お前が、新しい「客」か?人間よ。

[言葉を発しそうで息だけが漏れるその口、
塞ごうと手を延ばす]

(230) 2013/05/07(Tue) 22時半頃

庭師 ミハイルは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 22時半頃


【独】 庭師 ミハイル

/*
薔薇の香の違いを、ミハイルなら嗅ぎ分けられるんじゃないかな。

白と黒と、両方の香りを纏うという冒険をしました。
ヽ(・∀・)ノ

そして、庭師さんの屍体は廊下に転がっていた設定故に、手入れの途中という。

(-38) 2013/05/07(Tue) 22時半頃

【人】 亡国の君 ベルナルト

 ――主殿にそう仰っていただけるとは。
 光栄ですね。

[そんなニキータとのやり取りをまるで忘れたかのように、
白の主に掛けられた声>>226に手を止めた男は、ゆるく微笑んでいる。

時間が止まっているからか、肌も衰えることはない。]

(231) 2013/05/07(Tue) 22時半頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

>>227
[白の主人の命令に静かに頷いた。
 白薔薇は見た目と違い、より濃く、人間を欲する。
 今までも幾度か、この命はあった。]

 ――……はい、承知いたしました。

[静かに礼を返すと、ワインを壁際のベルナルトに渡す。
 そのまま、広間を退室し、何処かへ消えていく。]

(@58) 2013/05/07(Tue) 22時半頃

【人】 庭師 ミハイル

[城内に雇いの庭師が居てもおかしくはない。
 今は夜。朝になってからでも遅くはない仕事だ。

 真っ当な指摘に呻く。

 「人間」などと呼ぶのは、金緑よりも増す銀の妖艶さは、宙に浮かぶ姿は、
 吸血鬼が2人居るのだという証拠でしかない。

 視線を逸らせぬまま、頷いた顎を口を捉えられた。>>230

……っ

(232) 2013/05/07(Tue) 22時半頃

【独】 貴族 プラーミヤ

/*
ぷーさんってすごくいいひとだと思うのよ!
来た人全員に無銭飲食させてやってんだぜ?
大体買い物してる金なんてご先祖さんのだろうし。
白薔薇の人、君は生活費はいれているのかね。

とちょっと思った。
だって自分が食えないものしか買ってこない執事とか…
そりゃー拗ねるよ。拗ねちゃうよ


とかね。

(-39) 2013/05/07(Tue) 22時半頃

彷徨う者 ニキータは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 22時半頃


【見】 緑柱石の執事 ダニール

 ― 廊下 ―

[廊下を通る際は、首と胴が離れた遺体を片すように使用人に命じながら、その一つの首にやっと注目をした。]

 ああ、ここで終わりましたか…。

[酷く長く、薔薇園の世話をしていた老人の首がそこにあった。
 彼が、まだ、質実剛健な若者で、願いを絶えず口にしていた頃。

 己はまだ、ロランのように身体を探していた。
 何のために探すのかもわからないのに、ただ、それが使命と。
 そして、今、作り上げられた人形は、ただ、主人の存在を穢さぬようにそこにある。]

 ――……白も黒も、酷く美しく咲きました。
 ありがとうございました。

[老人の首を抱え、ロランがいた場所へと歩みを進めていく。]

(@59) 2013/05/07(Tue) 22時半頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[顎を掴んだ手は酷く冷たい。それは熱いと思わせるほどに。
白薔薇の指先が冷えた熱であるのなら
黒薔薇の手は焦げ付くような氷雪を与える]

…白薔薇の香…。あれが、お前に下げ渡したか。
お前は何を願ってここに?
私を満足させるような願いか?

[言え、と上向かせた顔は視線を逸らさせない]

(233) 2013/05/07(Tue) 22時半頃

亡国の君 ベルナルトは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 22時半頃


【独】 緑柱石の執事 ダニール

/*
しかし、ミヤちゃんがサービス旺盛で、実に優しいなぁ、と思っているのだった。

(-40) 2013/05/07(Tue) 22時半頃

【人】 貴族 ユーリー

 常よりは少し、麗しいかな。

[>>216亡国の君とは反対にその男の手は綺麗であった試しはない、
しかしその指もかつて美しいものを生み出しただろう、美しい指だ。
今、染まるその色は白、如何なる理由で間逆を見出したのか。
黒の者の痕跡を見出したとて、それを咎めることはない。]

 新しい客人か……そうだね、
 何を失ってもよいほどの、願いがあるそうだよ。

[新しい客人とのやりとりなどさして毎度変わりばえもしない。
人となりとの紹介にもならぬ言葉をはいて]

 新しい客人に興味があるのか、
 ……お前もそろそろここには飽いたか?

(234) 2013/05/07(Tue) 22時半頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

― 庭園 ―

[下に首を持って降りる。
 人間であった欠片を埋める場所へ。静かに歩いていけば、横を使用人が手足、胴を抱えて過ぎ去っていく。
 空は、暗く、星などはない。
 だが、真の闇ではなく、薄曇り。

 そう、いつも澱んだ色が辺りを包み込んでいる。

 庭師だった老人の頭を墓に置き、使用人にのちを託して立ち上がる。]

 ――……あれは?

[見えるのは、先ほど、白の主人と入城を見た客人と、黒の主人であった。]

(@60) 2013/05/07(Tue) 23時頃

【人】 庭師 ミハイル

[到底、「人間」の手とは言えない手。
 触れた部分だけが、吹雪の中の土に指先を突っ込んだような異様さを思い出させる。

 早く、離れる為にも、喉を振り絞って声を発した。]


俺 の   願い、は――「蘇り」だ。

(235) 2013/05/07(Tue) 23時頃

ダニールは、死体の転がっていた廊下は綺麗に片付けられていることだろう。

2013/05/07(Tue) 23時頃


【人】 庭師 ミハイル

村が 1つ   ……沈んだ。

消えた奴ら全員の―― と 言いたい   が


せめて……ひとり で、いいんだ。


……


[無理に上向かされた顎。息苦しそうに眉を寄せる。
 満足させるかどうか、知った事ではない。

 俺はただ、普通では叶わぬ願いを口にするだけ。]


――帰して     やりた   ぃ。

(236) 2013/05/07(Tue) 23時頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

 ――……

[新しい客人と、黒の主人の会話、
 執事に聞こえないわけはなかった。

 その願いに、目を伏せる。]

(@61) 2013/05/07(Tue) 23時頃

【人】 貴族 ユーリー


 時でも止まってしまったのかな。
 おまえ、食事の仕方を忘れてしまった?

[>>218 皿を前に留まる様子、
二人のやりとりなどそ知らぬふりで。

形だけでさして減らぬ己の皿の上、
柔らかな肉のひとかけをすくいあげれば、
冷たい指は粘膜に触れ男の唇をこじ開ける。、
雛鳥でも相手にするかのように、銀ごと口に突っ込んだ]

(237) 2013/05/07(Tue) 23時頃

【人】 貴族 プラーミヤ

「蘇り」……か。

[見下げるように喉から嗤いが漏れる。
人とは本当につまらぬ願いしか持ち込まない]

そうか……また、そんな願いか……。
つまらないこと…この上ない…。

[それ以上は聞く価値もない。
顎を掴んだ手はするりと離れ]

それで。お前はその為の対価を差し出せるのか。

(238) 2013/05/07(Tue) 23時頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[命への対価など払えるものではない。
そう、問いはわざと答えられぬものを。

だが黒い主はその願いを言葉では拒絶しない]

死ぬだけでは足りない対価、身の程も知らず…
人とはどこまで傲慢なのか。

(239) 2013/05/07(Tue) 23時頃

【人】 彷徨う者 ニキータ

 そういう問題だね。

[ベルナルトが離れ間際呟いた言葉に、楽しそうな響きを乗せて返す。
けれど、匂いが合わないのは個人的に大問題だった。
選択肢としては我慢して食べるか手を洗いに行くか。
それとも、別の香りを乗せるか]

 ――何を失っても良い、というのは、つまり他人への願いと言うことですか。志としては美しいですけれどね。

[個人的には、余り好ましいものでもない。飽いたかと言われて首を横に振った]

 飽いてしまうほど満足出来るものを描けておりません。

 ……いえ、この香りをどうしようかと――

[答えようとした次の瞬間には、白の主の指が唇に触れる。さして抵抗はなく口は開かれて舌の上に肉の味が広がった]

(240) 2013/05/07(Tue) 23時頃

【人】 細工職人 サーシャ

― 広間 ―

…っ、すみません。

[>>@54執事の気遣う視線には僅かに視線を落とし、勧められたようにその場を辞する事に。
新鮮な空気を求めて窓際に向かっただろうか。

―吐き気こそ催さなかったとはいえ、やはりあまり気分のいいものではない。*]

(241) 2013/05/07(Tue) 23時頃

細工職人 サーシャは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 23時頃


【人】 貴族 ユーリー


 随分と……、
 似合わぬ言葉を口にするものだね。

 その微笑の下で、お前は何を思っているのかな。

[>>231 光栄、などという言葉には、薄い笑み。
そこに浮かぶは、やはりあえかな憐憫だったか。
どこか出来の悪い御伽噺でも耳にしたかのような]

(242) 2013/05/07(Tue) 23時頃

【人】 庭師 ミハイル

[帰してやりたい。――彼女の元に。]

げほっ ぐっ

ハン。
……詰まらない ありふれた願いで、悪かったな……。

[解放され、噎せた胸を叩く。]

あぁ。対価には何が見合いだ?
血か? なら、全部くれてやる。
今流れているもんも、これから作られるもんでも。全部。

他にも要るなら言ってくれ。
何でもする。何でもやる。

願いが――本当に、叶うのなら――

[夢か、悪夢か。そんな事は……]

(243) 2013/05/07(Tue) 23時頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

[男の願い。
 そのような願いをいくつ聞いただろう。
 主人が思っていることも、今では手に取るようにわかる。

 だが、もちろん、執事は踏み込むことはない。]

 ――……

[対価、見合い、その言葉に、遠くから彼を見、また過ぎ去ろうとしている。
 呼ばれぬ限り、そこに向かうことはない。]

(@62) 2013/05/07(Tue) 23時半頃

【人】 彷徨う者 ニキータ

 お戯れを。

[口に入ったものを咀嚼し飲み込んでようやく口を開く]

 その指ごと舐めても良いというのなら、食べてしまいますが。
 ……失礼、やはり手を洗って参ります。
 匂うだけなら何とでもなりますが、香りが合わないのは食事がまずくなりますから。

[立ち上がり、近くで落とせるだろうと厨房へと向かった。
戻ってくるのはすぐ。手からは白が消えている]

(244) 2013/05/07(Tue) 23時半頃

【独】 彷徨う者 ニキータ

/*
重い

(-41) 2013/05/07(Tue) 23時半頃

【人】 庭師 ミハイル

どこまでも、傲慢になれるもんさ。

[全ての願いが叶う訳ではない。
 そんな事は、銀の主の言葉からも伺えたが、気付かぬ振りをした。
 そうすることで、現実から逃げた。

 伸びた前髪を掻き上げ、頭を下げる。
 主の足元に伏せるには、窓から出る必要があったか。]

(245) 2013/05/07(Tue) 23時半頃

【人】 細工職人 サーシャ

― 玄関ホール ―

…っ、そんな…。

[>>207笑みを浮かべた挑発するような物言いには目を瞠り。
戸惑いに揺れた瞳は踵を返した城の主には気付かれなかっただろうか。]

……。

[―自分は荒事には向かない。流石にうさぎほどか弱くはないつもりだが。
けれど黒の主の不興を買うのも得策ではないように思われる。
主の命を奪うつもりはないが、それくらいの気概がなければ願いは叶わないのだろうか。

暫し思考に沈み、白の主が遠のいていく姿は目に映す事のないまま。*]

(246) 2013/05/07(Tue) 23時半頃

【独】 庭師 ミハイル

[俺では「代わり」になれない。

 子供なんて預からなければ良かった。
 父親は、お前しか居ない。


 だから、俺が「代わり」に、死ねば良かったんだ。
 強引にでも引き止めて。


 なぁ、シオン。]

(-42) 2013/05/07(Tue) 23時半頃

【人】 貴族 プラーミヤ

いいだろう。その願い、拒絶はしない。

[腕をその首に回し、唇に唇を重ねる。拒否は許さない。
それはここに滞在する為の契約でもあり。

黒の領主は全ての人の願いを聞く。
それが同じものであっても、拒絶しないことが掟の1つ。
口元を離し、また冷ややかに笑んだ]

聞き届けることができるかどうかは…また別だがね。

[視界の端にダニールを見る。薄ら笑いだけを彼には向け]

(247) 2013/05/07(Tue) 23時半頃

プラーミヤは、ミハイルが足元に伏しても無理矢理に引き起こす。

2013/05/07(Tue) 23時半頃


【人】 亡国の君 ベルナルト

 おや、本心ですよ?
 主殿に褒められて嬉しくないわけがないでしょう。

[>>242似合わぬと言われても浮かべるのは尚、薄笑いだ。

そしてダニールからワインを受け取り、大人しく壁際に控えていたが。
まるで雛鳥のように食事を与えられるニキータを捉えた濃緑は、やはり笑ってはいなかった。]

 ……初めからそうしておけばよいものを。

[結局席を立ったニキータに、
彼の姿が完全に見えなくなってから独り言を零す。]

(248) 2013/05/07(Tue) 23時半頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

>>247
[黒の主人の声立てぬ笑い顔。
 過ぎ去る時に脳裏に焼き付く悦とした表情に、一瞬、目を見開き、それから、伏せる。

 客人に振舞う口づけ。
 そう、どんなに願いを笑おうが、彼らは、それを拒絶しない。
 その事実だけで、きっとここにそれでも人がくるのだと、思えるほどに。





 人間は願う。
 吸血鬼は、それに耳を傾ける。

 人形は、見ている、のみ。]

(@63) 2013/05/07(Tue) 23時半頃

ダニールは、庭園を過ぎ去っていく。

2013/05/07(Tue) 23時半頃


【人】 庭師 ミハイル

[対価を口にしても、言及はされなかった。
 ただ、「願い」を持つことだけを許される。

 顎を捉えられた時同様に、無理に顔を上げさせられ。>>247

……   ……  ?


[何をされたのか、何が起きたのか。
 分かったのは唇が離れてからのこと。

 喜ぶべきものなのか、悲しむべきものなのか、困惑し。]

(249) 2013/05/07(Tue) 23時半頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

 サーシャ……。

[そして、何処かで、その人間が佇んでいるのを見かけ、声をかける。
 彼は気づくだろうか。]

(@64) 2013/05/07(Tue) 23時半頃

緑柱石の執事 ダニールは、メモを貼った。

2013/05/07(Tue) 23時半頃


【独】 細工職人 サーシャ

/*
追いつくのが大変…!とか思いつつ、がたがたキーボード叩いてます。
と思ったら、ダニールさんにつつかれてた。
今、いきますー。

(-43) 2013/05/07(Tue) 23時半頃

【人】 庭師 ミハイル

聞き届けてくれぬのなら、殺す――と、脅したら?

[冗談のつもりで、笑い返した。
 金緑の主の傍にも居た男の視線に、首の後ろがざわつき。

 誰だと周囲を見渡してもその姿は見えなかった。]

(250) 2013/05/07(Tue) 23時半頃

【人】 貴族 プラーミヤ

行くといい。「客人」よ。
白い男に誘われていないか?

もう薔薇を勝手に折るなよ。
これも世話するものがいるのだからね。

[身を離してからまた喉を鳴らして笑う。
さて彼が見る絶望とはいかほどだろう。

彼が気づくだろう頃、その黒い姿は月の下から溶けるように消えており]

(251) 2013/05/07(Tue) 23時半頃

【人】 貴族 ユーリー

[銀を絵師の口に置いたまま、
あとはもう、渇きをワインで誤魔化すばかり。]

 綺麗な願いは尊いものだよ。
 醜い願いは、憐れで愛しい。

 ぼくはどちらの人間も、……好きだよ。

[声音はわずか甘みを帯びた、喜びにでも触れるように]

 ああ……、
 お前は実に欲深いな、白も黒も、
 お前の世界ではその手の中にある。

[>>244 死んでもよいなら存分に。
戯言にはそんな言葉を返して]

(252) 2013/05/08(Wed) 00時頃

【人】 貴族 プラーミヤ

[消える僅か前のこと>>250

お前が私を?殺す…?

あぁ、お前が望むのであれば、在る限りの苦痛を持って殺してやるよ。
その願いだとて「拒絶しない」

[三日月の目はあざ笑う。
既に答えることすら馬鹿馬鹿しいというように
そして、黒い姿は掻き消えた>>251

(253) 2013/05/08(Wed) 00時頃

【人】 細工職人 サーシャ

― 広間の近くの廊下 ―

…ダニールさん。

[>>@64声を掛けられれば、目を瞬かせ。
振り返ったその時には幾分か気分はましになっていただろう。
何故彼が自分に声を掛けるのかと考えれば、白の主に食事に招待されていた事を思い出す。]

…あぁ、ひょっとしてもう食事が始まっていますか。

(254) 2013/05/08(Wed) 00時頃

村の設定が変更されました。


【人】 庭師 ミハイル

[蝙蝠か霧にでも化けたかと確かめることもせず、
 姿が消えてから、脚が身体が震えよろめく。>>251
 壁に肩をぶつけてそのままずるずると座り込んだ。

 人ではない者の間近くに居た。
 触れられた箇所を左の手で確かめる。]


……ふ はは
ハ……       はは は


[髪を乱し、強く強く、目を瞑った。]

(255) 2013/05/08(Wed) 00時頃

【見】 緑柱石の執事 ダニール

>>254

 ――……はい、食事は始まっております。
 でも、先ほどの気分が優れなかったようですね。

 無理に摂る必要もありません。
 白の君も、その程度で感情を高ぶらせたりはしません。安心を…。

[はっとした感じで、少し怯えたようにも聞こえた返事にそう返す。]

 ――……大丈夫ですか?

[再度、そう訪ねて…。
 その姿と、次に器用なものを作る指を見た。]

(@65) 2013/05/08(Wed) 00時頃

【人】 庭師 ミハイル

―広間へ―

[愚問ですら無かった。>>253
 押しやろうにも、網膜に焼き付いた様に、細まり歪む銀の瞳が離れない。

 願いから遠ざけるばかりだ。

 苦痛の果てに望みが叶うというのなら?

 答えが出る前に、目的地の扉の取手を掴み、開けた。]

(256) 2013/05/08(Wed) 00時頃

【人】 彷徨う者 ニキータ

[白が落ちても、触れた感触を忘れるわけではない。
ただ、色を落す時は色を変える時だと思っていたから]

 欲深くなければ、ここまで来ることなどで来ませんから。
 欲深いついでに、今か後か、顔に触れても?

[戻ってきて椅子へと座る。いつも変わらぬ席の位置。白の主へ白の落ちた手を見せる]

(257) 2013/05/08(Wed) 00時頃

ベルナルトは、やってきた新顔>>256に、濃緑をゆるく瞬く。

2013/05/08(Wed) 00時頃


【人】 貴族 ユーリー


 一国の王が魔物風情に、
 媚びを売るのを喜びとするとでも?

[>>248 その言葉は絵描きが手洗いに外した、
ほんの少しの合間に投げられた。
柔らかな、けれど確かに魔性の声音は]

 誰もそんな言葉を信じはしないよ。

[ある種の親しみと憐憫を持って、
絶望の零れ落ちるのを待ち焦がれるように、
そっと耳朶を掠めていく]

(258) 2013/05/08(Wed) 00時頃

【人】 庭師 ミハイル

……失礼。遅くなった。

[摘み取った黒薔薇の蕾は、窓の外に捨ててある。
 空いた席は何処だと見渡し、使用人以外にも「客人」が在る事に驚きを隠せない。]


あぁ、どうも。

(259) 2013/05/08(Wed) 00時頃

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生存者
(4人 16促)

ベルナルト
47回
ユーリー
22回
ミハイル
52回
ニキータ
42回

犠牲者 (1人)

アナスタシア
0回 (2d)

処刑者 (3人)

アレクセイ
3回 (3d)
サーシャ
42回 (4d)
プラーミヤ
0回 (6d)

突然死 (0人)

舞台に (2人)

ダニール
18回
ロラン
13回
村を出た人達

種別

通常
内緒
仲間
死者
舞台
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一括

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