
314 【完全RP】永遠からの卒業
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
京極が無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、若林、楽市、戸次(A)、横瀬、戸次(B)、土浦、南雲の7名。
[頬に、幾筋もの雫。
拭いもせず、両手を胸に押し付けて。
浮かぶのは、大輪の笑み。]
(#0) 2013/03/05(Tue) 00時頃
ありがとう……──────
(#1) 2013/03/05(Tue) 00時頃
[アンプが響かせる、最後の一音に重なった、
感極まった涙声とともに。
京極宮子は、 消えた。 ]
(#2) 2013/03/05(Tue) 00時頃
|
[最後に校歌を選んだのは、 やはりそれが卒業式だったからなのだろう]
やっぱり最後の締めくくりは、校歌がお約束だもんな。
[呟きはスピーカーから轟く音にまぎれて、 誰にも届く事なく掻き消えた]
(*0) 2013/03/05(Tue) 00時頃
|
[ぱさり]
[胸に咲いていた桜花が、床に落ちた。
確かに彼女が此処に居た事を、皆に知らせるように。]
(#3) 2013/03/05(Tue) 00時頃
[熱気に包まれた食堂内に、一筋、風が吹く。]
[横瀬[[who]]の心に、
戸次(A)[[who]]の心に、
静かに波を寄せる風が。**]
(#4) 2013/03/05(Tue) 00時頃
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/*だめええええええええええええはやいAはやいいい!!!
(-0) 2013/03/05(Tue) 00時頃
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/* 私かw 卒業するの迷ってるんだよね? どうしますかね……
(-1) 2013/03/05(Tue) 00時頃
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― 食堂 ―
[箒と塵取りを手に戻って、割れた食器類を片付けて。 そんな事をしていたらカレーも順調に出来上がって、運ぶのを手伝う。
皆席にはついただろうか。 楽市の掛け声>>1:174が食堂に響いて、それから大音量が鳴り響いた。]
―――――っ!!
[音が耳に届いた瞬間、世界から彩が消えて。 広がるモノクロームの世界。
かたかたと手が震えて、スプーンがカツン、と音をたてて落ちる。]
(0) 2013/03/05(Tue) 00時頃
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[怖くて、気づきたくなくて。 泣きたい気持ちで顔を上げたらそこに楽市がいて。
彼女が目に入った瞬間、世界に彩が戻った。]
………そう。
[気づいてしまった、彼女が何者なのか。 そして自分の存在にも。]
………私は。
[まだ、気づきたくないの。 だから放っておいて欲しいと、眼を逸した**]
(1) 2013/03/05(Tue) 00時頃
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/* ちょっっっっっ横瀬占い師
ちょっっっっっっっランダムうううううう!!!!
(-2) 2013/03/05(Tue) 00時頃
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美術部 横瀬は、メモを貼った。
2013/03/05(Tue) 00時頃
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[みんなで歌おう>>1:181と言われましても] [少年の音痴っぷりたるやそれはもう] [気にせず調子っぱずれで楽しく歌って――]
……せんせー? あれ? あれれれれ?????
(2) 2013/03/05(Tue) 00時頃
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/* このシステムを作っておきながら、 幹久はあきらより先に行きたいというこの このっっっっ……!!!
よこせもはやいよおおおお占い即っておおおお俺のランダムうあああああああああああああああああああああああああああ
(-3) 2013/03/05(Tue) 00時頃
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[消えるセレストブルー。
残る桜色の余韻。]
[京極の姿が光にとけるように消えた]
(3) 2013/03/05(Tue) 00時頃
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[まるで最初からいなかったように、 消えてしまった――否、旅立って行った宮子ちゃんへ捧げる黙とう。
眸を閉じ、思う。
―――――…幸いあれ。 貴女の次の旅路よ、幸いあれと]
(4) 2013/03/05(Tue) 00時半頃
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[ぱさりと落ちた花を皆はどんな目でみただろう。 映は――花を渡した張本人は、その場所へと一歩歩み出す。 落ちた桜花を手に取って]
………。 渡しそびれちゃったねぇ。
[残念そうに笑みながら、ひとこと呟いた]
(5) 2013/03/05(Tue) 00時半頃
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[校歌ならわかる。 呆けていたのに気づき、慌てて声を揃えて、歌う。
歌う。
あーあ、先生泣いてる。 そんなに喜んでもらえたなら、この場を企画できて、本当によかった────]
(6) 2013/03/05(Tue) 00時半頃
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/* 桜を遺したのは、そこに居た証が残したかったから。 持って行かせたかったけど、確かで一番残せるものがそれしかなくて……っっっっ夜明け無茶苦茶悩みました
ごめんねあきら。 すごく嬉しかったから、のこした。 あの岩沢が、ギターを遺したように。
(-4) 2013/03/05(Tue) 00時半頃
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/* ごめんねじゃないな。 ありがとう。だ。
(-5) 2013/03/05(Tue) 00時半頃
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──────…… え?
[確かにそこに居たのに。 けれどそこに、先生の姿は、なかった。]
……え? 京極先生…… どこ、いった……?
(7) 2013/03/05(Tue) 00時半頃
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[そうして黙とうをささげた後、 顔を上げ、そして気付く。
眸をそらす横瀬の姿に]
(心配ない。心配ないよ―――…)
[死んだまま生きていられるこの世界は、 誰も自分たちを傷つけない。傷つけることもない。 そんな居心地の良い世界を離れることは、恐ろしい事だろう。
だけど―――]
(8) 2013/03/05(Tue) 00時半頃
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陸上部 土浦は、メモを貼った。
2013/03/05(Tue) 00時半頃
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さっきまでせんせーいたよな?
……やっぱゲリだったのか?
(9) 2013/03/05(Tue) 00時半頃
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心配ないよ。
[声は彼女に届いたかどうかは判らない。 ただ、恐れないでいてほしくて。
掠れた声で同じ言葉をもう一度紡いだ]
(10) 2013/03/05(Tue) 00時半頃
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────── っ……
[身体の底から、震えがきた。 思わず両腕で身体を抱く。
先生は消えた。 消える前、なんと言っていた?
この世界は──────]
(11) 2013/03/05(Tue) 00時半頃
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ゲリ?
[>>9嫌な感覚が吹っ飛んだ。]
(12) 2013/03/05(Tue) 00時半頃
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ゲリじゃないよぉ。
[土浦の言葉にくすりと笑んだ。 花を指先で回しながら、土浦と幹久に向けて]
卒業。ぐらじゅえーしょん。 ここからいなくなったんだよぉ。
(13) 2013/03/05(Tue) 00時半頃
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いや。いやいやいや。
いや。待て。 つっちー待て。
[手が突っ込みの形を取る。]
今、だって、そこに、いたろ? そんな、ゲリだからって瞬間移動とかそれこそ待て。 落ち着け。
[そういう幹久は全く落ち着いていなかったが。]
(14) 2013/03/05(Tue) 00時半頃
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[ラストナンバーが校歌のロックアレンジだとわかって、みんなで歌おうと振られた時には、一瞬スプーン咥えたまま固まった。 あれ、校歌ってどんなんでしたっけ。いやだって口パクだったもん覚えてないもん。 幹久が慌てて歌い始めたあたりで、なんとなく思い出したとこだけ歌ってた。]
あ、センセ。 駄目だよ、これはセンセに笑ってもらおうの会なんだから。 泣くのは駄目だ、ってば。笑って笑って。
[そんな風に促せば、泣き笑う表情は見れたろうか。 いつの間にか、ばさりと花の落ちる音がして――]
(15) 2013/03/05(Tue) 00時半頃
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え?トイレじゃねーの?
[音速で駆けていった、くらいの想像しかできない貧弱な頭である] [目の前で 消えた 事実を脳が受け止めきれていない]
(16) 2013/03/05(Tue) 00時半頃
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センセ?
[京極宮子は、いなくなった。]
(17) 2013/03/05(Tue) 00時半頃
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[駄目だ。 それこそ駄目だ。 駄目なんだ。そうして誰も、誰もいなくなってしまうんだから、駄目――]
あ、やっぱり下痢なのかい。 [混ざり合いそうになったいつかの記憶は、下痢に書き換えられた。]
(18) 2013/03/05(Tue) 00時半頃
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いなくなったって……
[一度吹っ飛んだものが、忍び寄るような。 >>13しかし映の様子はいつも通り。]
いまの、だって、消えたぞ……? 卒業? そりゃ、花は、歌はそれっぽかったけど……
[見ていたはずなのだ。今のを。一部始終。 なのに、いつも通り?]
どういう、ことだよ……
(19) 2013/03/05(Tue) 00時半頃
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/* >>18
ゲリ罪深い
(-7) 2013/03/05(Tue) 00時半頃
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/* 真面目にどうやって落ちようか考えないと。 一応卒業迷ってる理由は考えてた。
若林さんが聴かせてくれた音楽が好きだったのは兄。 その兄を慕っていた。 家族は割と厳格で、特に父は厳しくて美術の道を進む事は認められてなかった。 けど、唯一兄だけは認めてくれていて。 いつか、兄の絵を描いて見せると約束していた。 でも、交通事故で死んじゃって、その時兄も一緒でこちらも死亡。 だからもう見せたい相手もいない、兄が死んだ事を認めたくないから卒業拒否。 こんな感じ。
(-8) 2013/03/05(Tue) 00時半頃
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や、卒業式っぽいなーとは思ってたけどさ? どんな手品だよ今の。 あれ、アッキーラララも一枚噛んでたりすんの?
[否定>>13もツッコミ>>14も] [どういう事なのかさっぱりわからない] [下痢でいいじゃないか] [そういう事にしておこうぜ!と叫びだしそうな気持ちになってくる]
(20) 2013/03/05(Tue) 00時半頃
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ごめんねぇ…… ここを卒業した、としか言えないよぉ。
[そう言いながらビデオカメラの電源を切る。 腕を後ろに組んで、幹久に向けて「いつも通り」に笑んだ]
とにかく、みやこせんせは「もういない」。 そういうものなんだよぉ。
(21) 2013/03/05(Tue) 01時頃
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手品……手品、か。 花とか仕掛けがあって、それで……
[だったら。 だったら、とても、平和な話。 けど、今さっき、自分で言った。 消えたのだと。]
卒業……もう、いない……?
………………っ俺、 先生、探してくる!!
[「いつも通り」の笑みが、向けられて。 弾かれたように走りだす。 廊下は走ってはいけないなんて、頭から吹き飛んでしまって。
けれど結局、彼女の姿は、どこにも見つけられなかった。**]
(22) 2013/03/05(Tue) 01時頃
|
|
………。 そうだねぇ……関係ない、とは言わない。
[土浦の問いかけに、今度はそちらを向いた。 言葉を選ぶようにゆっくりと息を吸いて、吐く]
あのね、俺は………
[――――が。]
(23) 2013/03/05(Tue) 01時頃
|
|
どっちなんだい。 下痢じゃ、ないのかい。 [女子として、ゲリゲリ言うことへの恥じらいとかは、特にない。 けれど、下痢じゃないなら。本当に、いなくなってしまったのなら。 そんなの、そんなの、許しがたい。]
あきらくんが、せんせをいなくならせたのかい。 [少し、声が震えた。まだ、噛むまでは行かないけど。]
(24) 2013/03/05(Tue) 01時頃
|
|
[もういないとしか、言えない。 それを聞き入れろなんて。あんなに楽しくやったのに、それでおしまいだなんて。 『仲間』なのに。 カメラの電源が、切られた。]
……映くん。 そのカメラの映像、見られないのかい。 [偶像でもいい。存在を、見つけたくて。]
(25) 2013/03/05(Tue) 01時頃
|
|
[自分とよく似た顔は、自分とは全く違う表情をして駆けていってしまった。 その姿に映はひとつ笑って]
………ごめんねぇ。
[いつも通りの笑顔にはそぐわない声色で、小さく呟いた**]
(26) 2013/03/05(Tue) 01時頃
|
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[憮然とした表情のまま] [いつも通りのひょうひょうとした映を見る] [幹久と同じく探しに行かなかったのは] [――どこかで、 いない 事をわかっていたからなのだろう**]
(27) 2013/03/05(Tue) 01時頃
|
|
[南雲の問いかけにまた小さく笑んだ。 怒りのような、なにか強い感情を抑えているように見える彼女を珍しいと思いながら]
……それは違うよぉ。 でも、いなくなればいいとは思ってた。
(28) 2013/03/05(Tue) 01時頃
|
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……まだだめ。 見せちゃだめって「決まってる」。
[カメラの中身を求める南雲に、首を横に振る。 ビデオカメラの中身はいままてわ誰にも見せたことは無い。 そう「決まっているから」]
でも……… その時が来たら、ユーリにも見せてあげるね?
(29) 2013/03/05(Tue) 01時半頃
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いなくなればいいって? 宮子センセが? どうして。 [いなくなるのは寂しいって、おんなじ顔をしたもうひとりのの"戸次"は言ったのに。 このふたりは、そんな所も違うんだろうか。]
(30) 2013/03/05(Tue) 01時半頃
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見せちゃダメって、決まってる。 [映の言葉を、噛み締めるように繰り返す。]
じゃあ、絶対。約束してよ。 [そんな決まりは知らない。知りたくない。 でも――見せる、と言ってくれたから。癇癪を起こすのはこらえるつもりだ。 もうすぐ、寮へ戻るためのチャイムが鳴る時間**]
(31) 2013/03/05(Tue) 01時半頃
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文芸部 南雲は、メモを貼った。
2013/03/05(Tue) 01時半頃
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― 回想 ―
[いつもの様に咥え煙草でステージに立つ。 流石に、煙草をその場では咎められることも無く。
奏のギターと自分のギターの音を楽しむようにしながら、久しぶりのステージを楽しんでいた。
無論、先生や他の生徒が楽しんでいるのかも時折横目で見つつ。 最後の曲にロックアレンジの校歌なんてセンスは流石奏だと思っていた。]
(32) 2013/03/05(Tue) 07時頃
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[――そして幕は降り。
そこにもう宮子は居なかった。]
……え?
[ステージ上から、皆を見て演奏していたのだ。 見落とすわけはない。
混乱する頭の中に、奏の声>>10が聞こえてきた。 自分に向けられた言葉では無い事は分かっていた。 それでも、何かを知っていそうな言葉だったから。]
(33) 2013/03/05(Tue) 07時半頃
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[ステージを降りてから、部室棟に一度戻る時に奏に小声で聞いた。]
後で、色々教えてもらう事にするわ。 何か知ってるんでしょう?
[彼女のあの言葉。 全てを知っているわけではないのかもしれないが。
宮子が消えた事のヒントぐらいは知ってるのだろう。 とはいえ、自分に向けられた言葉では無いなら先に彼女にはする事があるのだろうと。]
(34) 2013/03/05(Tue) 07時半頃
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……それが俺の仕事だからだよぉ。
[京極に渡しそびれた包み>>1:164は、まだ楽市が持っていてくれているだろうか。 ふと楽市>>8を見た。楽市の視線の先には横瀬がいて>>1、目を逸らすようにしている横瀬の姿に、彼女にもひとつの変化が訪れていることを知る。 ふたたび、とまどう南雲>>30へと向き直り]
俺、卒業アルバム制作委員なんだ。
[胸に秘めていた秘密を明かす。]
(35) 2013/03/05(Tue) 09時半頃
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だから、見せてあげるのは「その時」。 ユーリが卒業するとき。
[南雲の手を取る。 心配ないよ、と伝えるように、絡めあわせる小指の先と先]
約束するよぉ。 最高のアルバム、あげるねぇ。
[南雲の顔を覗き込み、桜色の笑顔で笑った*]
(36) 2013/03/05(Tue) 10時頃
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[結局宮子ちゃんへ渡す事の出来なかった 映のアルバムを手に持って、部室へと戻る。 食堂内ではみんな混乱しているんだろう。 ゲリとかちょっとカレーを食べる時には聞きたくないフレーズも聞こえて。 どうしたものかと頭を抱える]
…………ん?
[ふと横を見れば、何かを言いたげな若林がいて。 ああ、と小さく応える。
もう隠す事は出来ない。 覚悟を決めて、小さく息を吐いた]
(37) 2013/03/05(Tue) 10時頃
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[相棒を壁に立てかけ、まずは喉を潤すために水を一口含む。 それから徐に向き直り]
――――……若林。 驚かないで聞いてくれ。
[一呼吸置き、それから―――― 自分たちが死者である事を、私は語り始めた]
(38) 2013/03/05(Tue) 10時頃
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信じられないと思うけど、 私たちはみんな、とっくの昔に死んでいるんだ。
そして死んでいるのに死にきれないまま、 こうして此処で生きている。 死んだまま、生き続けている。
[ぽつり、ぽつり。 あまり口がうまくない自分の説明は、 要領を得ないものだったかもしれない。
それでも言葉を一つ一つ選んで、 ゆっくりと真実を紡ぐ]
(39) 2013/03/05(Tue) 10時頃
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[テーブルの上に放置されていたカッターを手に取り、 左腕へ押し付ける。
途端、白い腕に赤い線ができ、 見る見る間に赤い線からぽたりぽたりと滴をたらしだすのを見せながら]
私たちは死者だから―――……
[カッターを置き、傷口へと右手をかざす。 そのまま10秒ほどそうしていれば、 まるで傷など最初からなかったかのように、 腕は真白の顔を取り戻しており]
こうして怪我をしても、すぐに元に戻る。
(40) 2013/03/05(Tue) 10時半頃
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[若林はどんな顔をして見ていただろうか。 ただ自分は苦笑いを浮かべて、 もう傷も何もない白い腕を撫でながら]
どうしてこんな世界があるのかは、私にも判らない。 ただ、私に判るのは…… 私たちにはなにかやり残したことが合って、 それを果たすために、死に切れずに此処にいるってことだけなんだ。
(41) 2013/03/05(Tue) 10時半頃
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そしてその望みを果たしたら、 宮子ちゃんみたいに、此処から卒業できる。
[目の前で消えて行った彼女を想い、眸を伏せる。 誰かが言った「卒業式のようだ」との言葉は、 まさに正鵠を得ていたのだ。 皆は知らずとも、 今日のイベントは、宮子ちゃんのための卒業式だったのだから]
(42) 2013/03/05(Tue) 10時半頃
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…………私が知っているのは、此処までさ。
此処を卒業して言った後の事は、 私にも判らない。
だけど―――……恐れる事は何もないと思う。
[再び顔を上げれば、目に浮かぶのは 消えて行く寸前の宮子ちゃんの顔と言葉]
だから、若林。 私はみんなが卒業するために、歌を歌うんだ。
喉が枯れるまで、皆を送るための歌を―――
(43) 2013/03/05(Tue) 10時半頃
|
楽市は、私には歌う事しかできないから……と、口端を上げた**
2013/03/05(Tue) 10時半頃
|
― 戸次映の事情 ―
[「たくさんのものをその目に映すように」
――――そんな名前の由来を語られたけれど、単に父親の映画好きが投影されただけだと映は知っている。
昔ながらの映画館に務めていた父親は、営業が終わったあとの客席で、たくさんの映画を映に観せた。
フィルム。 音。 映画館という空間。
そのすべてで構成される時間が、映にとっては特別だった。]
(44) 2013/03/05(Tue) 10時半頃
|
|
[そんな時間は、映が10歳の時に突然奪われる。
映画館の帰り、巻き込まれた交通事故。
その事故で父親は命を落とし、 映は目に映るすべての光を亡くした。]
(45) 2013/03/05(Tue) 10時半頃
|
|
[目に巻いた包帯が解かれて、それでもなにも見えなかった時、映は子供ながらに「すべてが無くなってしまった」と悟った。
今までできていたことがなんにも出来なくなった。
杖を持ち点字を覚えなければならない、けれどその訓練がいやで、いやで。 現実がいやになったとき、やさしく背中を押してくれる父親はもういない。 心の支えになった映画も、もう観れない]
(46) 2013/03/05(Tue) 10時半頃
|
|
[けれど。 すべてを映から奪った神様は、たったひとつの才能を映に残していたのだ。
そのことに気づいたのは、訓練士に付き添われて杖の訓練に出掛けた時。 通っていた学校の隣を通りがかった折、きらめく光がまぶたの裏に、「観えた」。
―――セレストブルー。 神様が与えた色が、瞼の裏を舞い上がって、はじけて、輝く]
(47) 2013/03/05(Tue) 10時半頃
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[羨ましかった。 叫び出したくなった。 今はもう違う世界に住む人たちに向けて、
きみたちの毎日はこんなに綺麗な色をしているんだと、伝えたくなった―――**]
(48) 2013/03/05(Tue) 10時半頃
|
|
卒業、アルバム。卒業式? センセは、ここを卒業したのかい? みんな、ここを卒業するのかい? [映に向ける言葉には、いくつも疑問符がついた。 だって、それは。]
――嫌だ。 そんなビデオは、見たくない。そんなアルバム、欲しくない。
[楽市の言葉もいくつか漏れ聞こえてきた。 はっきりとはわからないけど、やっぱり、卒業、とか言っていて。]
(49) 2013/03/05(Tue) 14時頃
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いらない! [そう言い残して、がむしゃらに食堂を駆け出ていった。 本当は、見たいけれど。みんなの笑顔の集まったアルバムが欲しいけれど。 それでも卒業式が来るのが嫌で、癇癪を起こして向かった先は、いつもの教室**]
(50) 2013/03/05(Tue) 14時頃
|
南雲は、みんなが寮に戻っても、しばらくはずっと教室にいる**
2013/03/05(Tue) 14時頃
文芸部 南雲は、メモを貼った。
2013/03/05(Tue) 14時頃
|
──???──
[あいつは今日も遅くなるらしい。 余程部活が楽しいんだろう。 なのに、その間塾に通ってる俺より成績がいいのはなんでなんだろう。
塾から出て、帰ろうとしたら、あいつの姿があった。 遊ぼう?なにをふざけた事を。 手を振り払い、帰ろうとした俺の背後で、大きな音がした。
振り返ると、]
(51) 2013/03/05(Tue) 15時半頃
|
|
ー朝・自室ー
[悲鳴を上げていることに、気がついた。]
夢…………?
[寝巻きのTシャツが、じっとりと濡れている。 おぼろげに頭に残った光景のせいで、頭が痛い。]
せんせい……
[もう一度話をしたかった彼女は、探しても見つからなかった。 他に何かを知っていそうなのは。
思い当たった顔に、口に手を当てる。 のろのろと動き、シャワーを浴びて着替えたが、鏡を見ることはできなかった。**]
(52) 2013/03/05(Tue) 16時頃
|
|
――グラウンド――
[ガシャーーン]
あーっ… 今度はイケたと思ったのに!
[背面でバーを越える時、今までは肩や尻が当たっていた] [しかし今回は爪先が軽く触れたくらいで] [揺れたバーが留まるのを、落ちながら願っていたのだが]
…っかしーなー 【両足はちゃんと動いてる】のに…
[口走った言葉の意味を深く考える事はできない] [一人だけの朝練]
(53) 2013/03/05(Tue) 16時半頃
|
|
──グラウンド──
[重い気分を引きずりながら登校しているところに、>>53聞こえた音。]
つっちー……?
[練習しているのだろうか。 最近うまくいかないと聞いたのを思い出し、様子を見ようと近づいていく。]
つっちー。何時から此処に? がんばってんな。
[少し硬いながら、まだ笑いかけられているはずだ。]
(54) 2013/03/05(Tue) 17時頃
|
|
あ、みっきー おはよ?
[疑問系なのは、時間感覚に自信がないから]
いつから…朝から? てんでダメだ、飛べねー
[首を振って]
みっきーは何でここに?
(55) 2013/03/05(Tue) 17時半頃
|
土浦は、戸次(B)の硬い笑顔にも、屈託ない笑顔を向ける
2013/03/05(Tue) 17時半頃
|
おはよう。 なんで疑問形だよ。 まだホームルームも始まってないぞ。
[呆れたように言う。 昨日の事を思い出させない笑顔に、なんだかほっとした。]
すげえ音がしたから、お前が練習してんの見に来たんだよ。 苦戦してんな。
ほら。差し入れ。
[先に購入してきた、スポーツ飲料のペットボトルを投げる。]
(56) 2013/03/05(Tue) 18時頃
|
|
たはー「すげえ音」ときたかー
[放られたペットボトルを受け取り、キャップを捻る] [プシッ]
そか、まだ朝か… みんな朝練サボってんのかなあ…
[喉を潤して立ち上がる]
教室行くか?
(57) 2013/03/05(Tue) 18時頃
|
|
他に誰がいるのか知らないからな。 なんか別に用事があったりするんじゃないのか?
[言って、立ち上がるのを見れば]
……
[言葉につまる。 担任は、昨日。]
……行く、か。 …………そうだよ、実はひょっこりいるのかもしれないし……
着替えとか、いらないのか。
[用意が必要なら待って、一緒に教室へ向かおうと。 教室で何が待っているのか考えると、一人で向かうのはどこか心細かった。]
(58) 2013/03/05(Tue) 18時頃
|
|
差し入れあんがとなー。 着替え?するって。 ちょい待ってて。
[器具は体育倉庫のすぐ横に出しているので割と簡単に仕舞える] [人気もないのでその場でTシャツから制服に着替え]
…俺、汗臭くねーよな?
[シャツを摘まんでくんくんした後腕を幹久の鼻先に] [担任が もういない 事は、考えないようにしている]
(59) 2013/03/05(Tue) 18時半頃
|
|
朝練は陸上部は必須なんだけどなー…用事で休むなんてけしからん!
[ぶつぶつ言いながらスクバを担ぎ] [ミントタブレットをシャカシャカザラザラ] [ん、と幹久にも差し出した]
(60) 2013/03/05(Tue) 18時半頃
|
|
― 少し前・食堂 ―
[京極先生の姿が消えた。 分かってた、彼女が消える事は。
”心配ないよ”
安心させるように紡がれた楽市の言葉は(>>10) しかし安心感を与える事なんてなくて。]
……分かってるの、ここにいても私の望みは。
[叶わないなんて事は分かってる。 それでもこの世界にしがみついているのは。 ずっと迷っているから。]
(61) 2013/03/05(Tue) 18時半頃
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美術部 横瀬は、メモを貼った。
2013/03/05(Tue) 18時半頃
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大丈夫。臭かったら言うから。
[腕を押し返し、笑う。 実際、近づけられた腕は臭うとは思わなかった。]
へ、そうなのか。 なんかあったのかな……
[ありがと、と受け取ったタブレットを口に放り込み、歩き出しながら考える。]
たとえば、
[先生と同じように──]
(62) 2013/03/05(Tue) 18時半頃
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……わかんない、けど。
[わかりたく、ないけれど。]
映とか……なんか、しってんのか、な。
[遠くを見ながら、重い足を動かし、教室へと向かう。]
(63) 2013/03/05(Tue) 18時半頃
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― 何時かの記憶 ―
[厳格な父は美術の道へと進むことを良しとしなかった。 大学へと進み、就職をして、結婚して。 そんな人生を示されて、それはとても正しい道なのだけど。 どうしても息苦しくて叫びたい気持ちで一杯だった。
そんな自分を何時でも救ってくれていたのが。 同じ境遇にいた兄で。]
…この音楽素敵。 でもお父さん、こういうのきっと嫌いだね。
[一緒に聴いた音楽は何時か若林が聴かせてくれたのと同じ。 好きな音楽すら隠れて聴く日常。 息苦しくて、逃げたくて堪らない日常。]
(64) 2013/03/05(Tue) 18時半頃
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何時か家を出たら、好きなだけ絵を描くの。 お兄ちゃんをね、描きたいな。
[少女の語る夢はひどく遠くて朧げだったけど。 兄は微笑んで頭を撫でてくれて。
”楽しみにしてる”
なんて言ってくれた。
でも、それももう叶わない。 描きたい人も、それを見せたい人もここにはいない。
私の望みはここでは叶わない。 それが悲しくて全てを忘れたのは、もう随分と昔の事―――*]
(65) 2013/03/05(Tue) 18時半頃
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へへ、良かったー。
[運動後なのに匂わない意味も考えない]
アキラーンが? まー、あいつ頭いーしな、何でも知ってておかしくねーよな。
[上履きの踵は踏みすぎてぺしゃんこである] [対してきちんと立ったままの幹久の上履きを見つつ]
…みっきー何か元気なくね?
[漸く友人の思案顔に気づく]
(66) 2013/03/05(Tue) 18時半頃
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そうだよぉ。 これまでも何人も卒業したんだよぉ。 ユーリが気付こうとしなかっただけで。
ユーリもいつか、卒業するんだよぉ。
[南雲から向けられる疑問符>>49のひとつひとつに、映は静かに答えを返す。絡めた小指、切ることなくそのままに。
認めたく無い。現実から目を背けたい。その気持ちはよく分かる。 映自身だってそうだったから]
(67) 2013/03/05(Tue) 18時半頃
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― 朝:部室棟・美術室 ―
[変わらない日常を送る、強迫観念地味た妄執はあったが。 京極先生はこの世界から消えて。 すでに”変わらない日常”なんてものは消えてしまったから。]
…好きなだけ絵を描ける、それだけでいいじゃない。
[キャンバスへと向かってぽつりと呟く。 何かが物足りないその絵。 そんなものでも描ける事は幸せ。]
―――…。
[脳裏に浮かぶのは最後に笑顔を見せていた京極先生。 自分が最後にあんな風に笑ったのは何時の事だろう。]
(68) 2013/03/05(Tue) 18時半頃
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踵を踏み潰した靴は確か、履いてる意味が無いんじゃなかったか……
[この注意は前もしているが、もう潰れてしまった靴に対しては何の意味もない。 部活用のシューズは踏まないのだから、同じようにすればいいのに。
土浦の返事から、昨日あれから新しく話を聞いたりはしていないらしい、と知り。]
そ……んなこと、ない、ぞ。 元気、だ。朝だからな。
[指摘に、でたらめな理由をつけてあからさまに目をそらした。]
(69) 2013/03/05(Tue) 19時頃
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― 回想 ―
[その日。 教室に現れた赤茶色の髪の少年に、映はにこりと微笑んだ]
おはよう、ミキトゥイィ。
[するとなぜか顔を盛大に歪められた。>>1:132 映が首を傾げていると、皆がざわりざわりと騒ぎ出す]
へ?……俺たちが似てる? そんなこと、無いよぉ?
[ちっとも似ていない。 こんなしっかりした「お兄さん」に。 そう思うのだが、周囲は二人を似てる似てると言う。]
(70) 2013/03/05(Tue) 19時頃
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[だってほら、と、クラスメイトの誰かが手鏡を差し出した。 けれど――そこにあったのは、映がよく知る少年の顔ではなく、戸次幹久の顔]
………どう、して?
[顔から笑顔が消えて青褪めた。その顔を幹久に向け、また目を逸らす。 ぐるぐると頭の中を駆け巡る疑問。
最後に鏡を見たのは、"いつだった"?]
(71) 2013/03/05(Tue) 19時頃
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俺………俺、ほんとは。
[ほんとは自分の顔なんて、知らない。 ほんとは目なんて見えない。 ほんとの俺は――――]
……ごめんねぇ。 ちょっと気分が悪いから、保健室行って来るよぉ。
[かたかたと震えながら立ち上がった。 明らかにおかしい様子を心配したのだろう、差し出された誰かの手を払い、拒絶する]
ごめんね。ついて来ないで。
[どうか誰も、なにも言わないで―――*]
(72) 2013/03/05(Tue) 19時頃
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― ふたたび、放課後の食堂で ―
[過る思い出を裂くように、響く大きな声。>>50 映を拒絶して南雲は走り去って行く。絡めた指では、引き止めるにはあまりに弱過ぎた]
………。 ユーリとコロッケそば、撮りたかったなぁ。
[彼女はきっともう、映のビデオカメラの前では笑ってくれないだろう。 また一つ積み重なる未練]
………ごめんねぇ。
[小さく呟いて、食堂を後にした*]
(73) 2013/03/05(Tue) 19時頃
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えー? 裸足で歩くよりいいんじゃん?
[けらけら笑いながら足を突っ込む] [相棒(運動靴)は靴というよりは足の一部なのである]
朝だから元気? やっらしー!みっきーやらしー!
[しっしっしっと肩を抱いて笑う] [空気おいしいです]
(74) 2013/03/05(Tue) 19時頃
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──回想──
[とつぎと、へつぎ。 席順を確認しようとしたら、同じ名字のやつがいる、と思って。 けど読み方は違って、面白いこともあるもんだ、なんて。
もっと面白かったのは、>>70そいつに会った時だった。 変な呼ばれ方をして、顔が歪むのがわかって。 振り向いたら。]
う わ。
[言われるまでもない。 見ればわかる。
そこに居たのは、俺だった。]
(75) 2013/03/05(Tue) 19時頃
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[俺が ぬところを、俺は、見たはずなのに。]
(76) 2013/03/05(Tue) 19時頃
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[固まった俺を不審に思ったのか近くの生徒に肩を叩かれた。 はっとして周りを見ると、青い顔をした「そいつ」が背を向けたところだった。]
おい、
[待てという呼び掛けは届かなかったのか、「そいつ」は行ってしまった。]
……変な奴。
[その印象は、その後に重ねた会話で、一度も変わることはなかったけれど、どこか放っておけない奴、とも、心の何処かに引っかかっていた。*]
(77) 2013/03/05(Tue) 19時頃
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──現在・教室へ向かう途上──
へ?
……あ、違う!! 何言ってるんだお前馬鹿か!?
[>>74指摘されて、首を傾げて。 言われたことにようやく気づいて、声が裏返った。]
やらしーとか思うお前がやらしーんだよ!
[まるで小学生レベルだ。 背中へカバンをぶつけてやろうと振った。]
(78) 2013/03/05(Tue) 19時半頃
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でっ
[まともに背中を打つ痛みに顔をしかめる] [やたら硬い] [きっと律儀に辞書とか持ち歩いてるんだろう]
ジョークだって! そんな怒んなよー健全な男子ならよくある話だろー?
[追撃をかわして教室に飛び込む――誰も、いない**]
(79) 2013/03/05(Tue) 19時半頃
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大げさな。
[重いものは教科書と辞書とくらいしか入っていない。 辞書は紙のものが良いらしいから、電子辞書じゃない分ちょっと重いかもしれないが。 いつも背負っているものだから、振り回すとかなり腕にきた。]
ジョークだろうが、学校でんなこというなばーか。 寮で言え!
[ならセーフだ、と。 言って土浦を追いかけ、]
あれ。まだ誰も来てない、のか……?
[見回した。]
(80) 2013/03/05(Tue) 20時頃
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…私もあんな風に、笑えるのかな。
[あまり想像出来ないけど。
筆が滑る。 青を引いて、空を描く。
何かが足りないのは何時もの事。 きっとこの世界にいる限り、その”何か”が足りないまま。]
私自身、か。
[何かは自分自身、そう映に指摘された事を思い出して。 じゃあ自分自身を取り戻したら。]
(81) 2013/03/05(Tue) 20時頃
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[ぐるぐると思いが巡る。 見せたい相手はいない、描きたいものも描けない。
見たくない現実から目を逸らして。 全てを忘れて。 それで幸せだと思っていたけど。
思い出してしまった今。 生温い幸せに浸っている事はもう無理なのかもしれない。
迷いに思考が揺らいで。 描いている絵も揺らぐ。
絵筆を置いて。 ため息と共に空を見た。]
(82) 2013/03/05(Tue) 20時頃
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/* もう一人で勝手に納得して卒業する勢い。
(-9) 2013/03/05(Tue) 20時頃
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誰も…… いない……
[>>16『みんないなくなってしまうじゃないか。』 南雲の声が、リフレインする。
……いや。いや、誰もいなくなったなんてことはない。]
つっちー……みんな、遅いの。 心当たり、あるか……?
[一人じゃない。 きっと、どこかで別の事をしているんだ。 此処に来るまで、誰も見かけなかったなんてこともない。 他のクラスにも誰か居るはずで。]
…… 俺、部室棟に、行ってくる。 サボってるやつがいるなら、そこの可能性、高いし…… 誰か来た時誰もいなかったら、今度はそいつが驚くだろうし、つっちーは此処にいてくれ。
[言うだけ言って、教室を出て、部室棟へ向かった。]
(83) 2013/03/05(Tue) 20時半頃
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──部室棟──
[美術室は、部室棟入ってすぐの位置にある。 横瀬は美術部だったっけか、と思いながら扉を見ると、少しだけ隙間。 不用心にも開けっ放しなのか、それとも、]
……誰かが、いるのか。
[足音を隠さずに近づき、強めにノックし]
開けるぞ。
[焦りから、返事も待たずに扉を開ける。]
此処にいたのか。 授業、始まるぞ。
[見えた黒髪に、ほっと息をついた。]
(84) 2013/03/05(Tue) 20時半頃
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/* おぉ、幹久がきてくれた。 すまんね、自ら動かなくて。
(-10) 2013/03/05(Tue) 20時半頃
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[聞き覚えのある声と扉を叩く音がして(>>84)そちらへと視線を向ける。 こちらの返事も聞かずに扉は空いて。]
…おはよう。 私はずっと絵を描きたくてここにいるから。 授業はいいの。
[ひどく素っ気ない言葉が出た。 考えが纏まらなくて。 気持ちが千々に乱れて落ち着かない。
それを誤魔化すように視線は幹久から、また空へと動いた。]
(85) 2013/03/05(Tue) 20時半頃
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……あ。おはよう。
[挨拶する事も忘れていたと気付き、しまったと顔に浮かべる。 それでも、先までの緊張はだいぶ解れていた。]
絵をったって、学生は勉強が本分だろう。
絵なら、此処を出てからでも、いくらでも描けるだろ?
[冷たい声色に首を傾げながら、現状を理解していない言葉を投げた。]
(86) 2013/03/05(Tue) 21時頃
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[現状を把握していない幹久の言葉。 笑えない。 自分も昨日までは忘れていて、同じだったから。]
…ここを出ても描けるのかな。
[また、美術への道を進む事を拒否されて。 今度は理解者も傷を舐めあう相手もいなくて。 重圧に押しつぶされるんじゃないかとか。]
戸次くんはそんなに授業が大事? それとも変わらない日常が大事なのかな。 そうなら私と一緒だね。
[現実と向き合えない、だから日常を欲するのなら。 それにはとても親近感を覚える。]
(87) 2013/03/05(Tue) 21時頃
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何言ってるんだ。 描けるだろう。 美大に行かなきゃできないってものでも、ないんだから。
[横瀬は、空を見ている。 まるで、目の前から目を背けているようにも見えて。]
え……そりゃ、 そりゃあ、授業が大事に、決まってる。 出なきゃ勉強だって遅れるし、そしたら「また差が開いちまうし」……
[あいつとの。 今走った、この痛みは、なんだ。]
変わらない日常なんて、あるのか……?
(88) 2013/03/05(Tue) 21時頃
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[相変わらず視線は空へと向けたまま。]
…どうなんだろうね、どこでも描けるなんて幻想だと思う。 場所も、画材も、環境も。 全部自分一人じゃ整えられないもの。
[それらを自分で用意出来る頃には情熱もどこかへ消えてしまうかもしれない。 甘えなのかもしれないし、そうじゃないのかもしれない。 それを判断するには自分は子供だった。]
誰かに負けたくないの? その誰かって”ここにいる”の?
[変わらない日常はあった、京極先生が消えるまでは。]
(89) 2013/03/05(Tue) 21時頃
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俺、絵ってあんま詳しくないんだけど。 鉛筆と紙じゃ描けねえもんなの?
ささーってさ、太い鉛筆でやっただけで、すげえリアルな絵とかあるじゃん。 すぐにできるようにはならないだろうけどさ。
[純粋に疑問だった。 美術の絵と、子どもの落書きを一緒にしてはいけないのだろうが。]
誰かって、あいつ……
あいつ……?
[ずき、とこめかみが痛む。]
(90) 2013/03/05(Tue) 21時半頃
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あいつ……違う。 違う、映じゃ、ない……
[首を左右に振り、]
アキ……そうだ、アキだ。 あいつは此処に……………… 此処に、いる、はずがない。
[半開きの記憶の蓋が、揺さぶられる。]
あいつは、死んだんだから。
[今朝の夢は、夢なんかじゃない。 目の前が暗くなり、膝をついた。]
(91) 2013/03/05(Tue) 21時半頃
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/* あんまり前向きだとこいつなんで此処にいるんだよ、になる とはいえ、もうちょっと突っ込んで引き出すべきだったもうしわけねえ
(-11) 2013/03/05(Tue) 21時半頃
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そうね、ただ描くだけなら鉛筆でもいけるけど。 でもね、心から望んで描けないのなら。 それは楽しくないの、本当に描きたいものが描けないなんて…。
[言いながら、そういう事だったのかとすとんと納得した。 描くだけならどこでだって出来る。 鉛筆と紙があれば。 その気になれば棒で地面に描く事だって、出来る。
でも、自分が本当に求めていたのは。 描く事を認めてもらう事。]
(92) 2013/03/05(Tue) 21時半頃
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[幹久の様子が変わり。 驚いて空から彼へと視線を動かして。]
………ごめん、そんな顔させたかったわけじゃないの。 私はただ…私の絵を見せたかった相手はいないから。 いるのなら羨ましいって、そう思ったから。
[膝をついた彼へと近寄って。 躊躇いながら手を伸ばして、そっと肩へと置いた。]
忘れていられるなら、それでいいと思うの。 私もそうしたいって思ってたから。
でも―――もう、そんな時間は終わったのかもね。
(93) 2013/03/05(Tue) 21時半頃
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/* もう卒業できそう。 まだ24hも経ってないのに。 このあと、絵でも描けばいいのか。
(-12) 2013/03/05(Tue) 21時半頃
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― 部室 ―
……何言ってるのよ、奏。 私たちが死んでるなんてそんな。
[つまらない冗談。 何でそう言って笑い飛ばせないんだろう。
そうして、私は見た。 奏が自分の腕をカッターで傷つけるのを。]
……そんなの。 何かの。
[トリックに決まってる。 そう言いたいのに言えなくて、私は同じ様にカッターを手に取ると。 腕は流石に使えなくなったら困るから、太腿に傷を付ける。]
(94) 2013/03/05(Tue) 21時半頃
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……あーあ。
本当だね、すぐに元に戻っちゃった。
[呆れたように笑うと、太腿に手を伸ばす。 そこには切りつけた痕などもう残っていない。 綺麗な肌が残っていたのだった。]
やり残した事……そっか。 それが叶ったから、宮子ちゃんは。
[あんなに綺麗な顔を見せて逝ったと言う事。 それを、不思議と理解していたのだった。]
(95) 2013/03/05(Tue) 21時半頃
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宮子ちゃんの場合は、生徒と一緒に楽しく遊ぶことだったのかな。 ならまあ、もうちょっと一緒に遊んであげればよかったねえ。
[授業を荒らしたわけじゃない。 それでも、制服は着ないうえに煙草を吸うような生徒はそれなりに困らせただろうと。]
(96) 2013/03/05(Tue) 21時半頃
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そっか、ならまあ。 あたしもしばらく一緒に歌うとしましょうか。
[奏はどんな表情を見せたのだろうか。
それでも、もう笑って見せて。]
歌うのも違うか、一緒に演奏するだわね。 だってほら、一人だけで歌うのも味気ないだろうし。
[奏一人だと心配だしね、と囁いて。 奏に背中を預けるようにもたれ掛かる。]
(97) 2013/03/05(Tue) 21時半頃
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[深呼吸しているつもりでも、浅い。 落ち着け、と言い聞かせている肩に、柔らかい手が触れた。]
っ……あり、がと。 大丈夫 だから……。
[衝撃的なことだ。 忘れていた事さえおかしくて、けれどその事実の大きさに反して、そうだったのか、と落ちてくるものもあって。 ゆっくり、顔をあげる。]
(98) 2013/03/05(Tue) 21時半頃
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― 翌日・教室 ―
………ぐぅ。
[セレストブルーに描かれる桜の枝。
そんな表紙をしたアルバムを何冊も積み上げた頂上に突っ伏して、映は爆睡していた。]
(99) 2013/03/05(Tue) 21時半頃
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横瀬、が。 俺や、……京極先生みたいに、なんか、思い出して…… それで、変わらない日常が、どっかに、行ったのか。
[断片をつなぐ。 これで間違えていないか、確かめながら。]
日常が変わったら、描けない絵が、あるのか。
横瀬は、描きたいのか。 それとも…… 見せたい、のか?
[淡々と話しているように見えるけれど、それは見た目だけかもしれない。]
(100) 2013/03/05(Tue) 22時頃
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横瀬の描きたいものって、何なんだ? 俺ができることなら、手伝うよ。
[俺の事なんて、今はいいんだ。 強引に頭痛を押しやり、膝に力を入れる。
やりたいことがあるのに、それをまっすぐ言い出せない奴のことなんて、ずっと見てきたじゃないか────]
(101) 2013/03/05(Tue) 22時頃
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――昨日――
[一人で戻った教室は、とてもがらんとしていて。 忘れ物を取りに帰るのとなんにも変わらないのに、帰って来ない人がいると知ったそこはただ、ただ、広くて、寂しい。 誰か来たのか、誰も来なかったのか。 誰か来たとしても、自席のそばで立ち尽くすだけで、反応はとても鈍かっただろう。]
(102) 2013/03/05(Tue) 22時頃
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[これまで何人も、ここを卒業してきた。 自分もいつかここを卒業する。 映は、そう言っていた。 学校なんだからそれは当然のことなのに、それを考えもしなかった。 考えたくなかった。もしもこの世界が永遠に続くなら、そんなに幸せなことはないと思っていた。 突然につきつけられた卒業。「いつか」ならそれはいつまでも来なければいいのに。]
(103) 2013/03/05(Tue) 22時頃
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[夕陽に光る頬のひとすじを見た人がいなければいい。 日が沈みきって、赤い一点すら見れなくなってから、ぐっと制服の袖で涙を拭って、寮へ駆けて戻った。 廊下を走るのを咎める人も、いないみたいだった。]
(104) 2013/03/05(Tue) 22時頃
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――空隙――
[「わたし」はまた、ここにいる。 どうしようもなくここにいてしまって、そうして戸惑っている。 あの時のわたしは、全てを持っていた。 今は欠けて足りなくなったわたしは、あの時と違う方向に、腕を伸ばした。 求めた指先は――]
(105) 2013/03/05(Tue) 22時頃
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――翌朝――
[半分泣きながら眠って、目覚めた朝。 気分も頭もぼんやりと重くて、休んでしまおうかな、なんて過ぎったけれど。 教室の、みんなに会いに行きたくて。 誰かに、自分がいないことで不安にさせたくなくて。 それと、昨日聞きそこねたことを、もうひとつ聞こうと。 教室につく頃には遅刻確定かという時間に、ふらふらと寮を出た。]
(106) 2013/03/05(Tue) 22時頃
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|
……おはよう、なのだよ。 [覇気なく、赤く腫れた目で、教室の扉を開く。 遅くついたのに、土浦がいるだけだったろうか。昨日と同じがらんとした教室に、けれど誰かいるだけで、少しだけ心が落ち着く。]
つっちーは、今日は飛べたのかい? [いつも練習していて、実はいつも飛べないのを知っているけど。 懸命な姿は好ましかったから、成果がいつも気になっていた。]
(107) 2013/03/05(Tue) 22時頃
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|
[深夜を通り越して明け方の頃、 一通のメールを楽市へと送った]
[ 本文:
卒業して欲しいっていう気持ちは、エゴかな?
]
(*1) 2013/03/05(Tue) 22時頃
|
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……む。 [寝息が聞こえてきて、それではじめて映がいるのに気づいた。 聞きたいことはあるけれど、寝ているのなら起こして聞くまでのことでもないだろうか。 もしくは、他にも事情を知っていそうだった楽市に聞いてもいいかもしれない。 映が起きるのと、楽市が教室に来るの、どちらが早いかはあまり考えたくない。]
(108) 2013/03/05(Tue) 22時頃
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|
[幹久が顔を上げて、視線が繋がった。]
私ね、約束してたの。 何時かお兄ちゃんを描いて、それを見せてあげるねって。
でもここにはいないから。 描きたい人も、見せたい人もいないの。
だからね、思い出したくなくてずっと忘れてた。
[泣きそうな気持ちになって、笑った。]
(109) 2013/03/05(Tue) 22時頃
|
|
…戸次くんに出来る事……? そうね、最後の絵。 描いたらそれを見てくれる?
[兄の変わりというわけではないけど。 優しくしてくれて、話を聞いてくれたから。]
(110) 2013/03/05(Tue) 22時頃
|
|
/* Q:卒業フラグの立て方無理やりじゃない?
A:気のせい
(-13) 2013/03/05(Tue) 22時頃
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文芸部 南雲は、メモを貼った。
2013/03/05(Tue) 22時頃
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[ひらひらと舞うカーテンの裏に隠れてなかなかその姿には気づきづらかっただろう。 それでも、習性とは怖いもので。 いつも始業のチャイムが鳴る時間の直前にはむくりと身体を起こす]
………おはよ、ぉ?
[言いながら目をこすり、周囲に人の姿を探した。]
(111) 2013/03/05(Tue) 22時頃
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|
[>>109此処にはいないを、もう死んでしまった、と受け止めて]
……そっか。
[けれど見せられたのは、泣きそうな、それでも、笑顔。]
無理に、笑うなよ。 そういう時は、泣いていいんだ。…… たぶん。
[黙っていられなくて言ったが、締まらない。]
俺で、いいのか? 横瀬の兄さんに見せたかったんだろ。
それに、最後の絵って…… 描くの、やめちまうのか。
[焦燥感が湧いて、それが表情にも出る。]
(112) 2013/03/05(Tue) 22時頃
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|
! [おはよぉ、の声に、ぴくんと赤い目ごとそちらを向いた。 起きた。起きた、けど、なんだかすぐに質問攻めにするのも気が引ける。]
え、と、おはよう、ござい、ます。 [たどたどしくなってしまった返事だけが、映のほうへ。]
(113) 2013/03/05(Tue) 22時半頃
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戸次(A)は、南雲と土浦の姿を見つければ、にこっと笑う。
2013/03/05(Tue) 22時半頃
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[泣いていい。 そう言われると、堪えていたものが外れて。 涙が一筋、頬を流れる。]
うん、いいの。 お兄ちゃんにはきっとまた……。
[どこかで巡り会って。 そしたらまた褒めて貰えるから。]
(114) 2013/03/05(Tue) 22時半頃
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|
私ね、戸次くんと話してて分かったの。 本当に求めていたのって、絵を描いてもいいんだよって。 言って欲しかったのね…。
[どこでだって描けると、そう言ってくれたから。 胸に燻っていた重りはどこかへと消えて。 だからきっと自分も京極先生のように、ここから消えてしまうのだ。
それはとても淋しいけど、でも。]
…ううん、またどこかで描いてると思う。。
[とても幸せだった。]
(115) 2013/03/05(Tue) 22時半頃
|
|
[枕代わりにしていたアルバムの痕を頬につけたまま、身体起こしぐいーーっと伸びをする。 一度窓の外に視線を送った後、南雲を見て]
おはおはござござますます? グッドなモーニングなんだよぉ、泣き虫ラビットさん。
[泣かせたのは自身だと分かっているから、南雲の腫れた眼を見て少し困ったように笑う。 そういう映自身とて、眼は充血して真っ赤なのだが]
(116) 2013/03/05(Tue) 22時半頃
|
|
[泣いていいと言ったのは此方のはずなのに、実際に涙が見えると、どきりとした。]
そうか……。 そんな、そのくらい、いくらでも言ってやる。
我慢しなくて、いいんだ。 描きたいなら描きたいだけ描けばいい。
誰かが駄目だって言ったら、それより多く、描けよって言ってやるよ。
[無茶苦茶を言っているだろうか。 けど、嘘偽りのない、これが正直な思いだ。]
(117) 2013/03/05(Tue) 22時半頃
|
|
どこかで……?
[おかしなことを言う。]
どうして、此処ではもう、描かないんだ……?
[ポケットを探れば、いつもそこに入れているハンカチがある。 取り出し、涙する彼女へ差し出して。]
泣いてないで、教室へ戻ろう。 みんなどんどん描けよって言ってくれるさ。
[だから。 行こう、と手をのばす。 なんだかわからないけど、駄目だ。 嬉しそうだけど、このままじゃ。]
(118) 2013/03/05(Tue) 22時半頃
|
|
グッド、かな。グッドなモーニングかどうかは、分かりかねる。 アルバム委員さんも、真っ赤。
[泣き虫ラビットに対抗して、こっちもそういう雰囲気で呼びたかったのだけど、適切な言葉が出ずに役職名になってしまった。 そんな困ったような顔を、させたいわけじゃない。]
映くんも、咽び泣くようなことがあったのかい。 それとも、あまり眠れていないから、そんなところでいきなり寝ていたのかい。
(119) 2013/03/05(Tue) 23時頃
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[伸ばされた手には首を振って拒否の意を示す。 涙を拭って立ち上がり。]
ありがとう。 でも私、最後の絵を描かないといけないから。
[教室へは戻らない。 キャンバスの元へと戻って、絵筆を取る。]
皆の話も聞いてあげて。 戸次くんは優しいから、きっと皆救われる。
[最後に何を描こう。 心に残った、あれを―――**]
(120) 2013/03/05(Tue) 23時頃
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美術部 横瀬は、メモを貼った。
2013/03/05(Tue) 23時頃
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じゃあリトルグッドモーニングかなぁ。 「ほとんどよくない朝」。
[直訳である。 「アルバム委員」と呼ぶのは彼女なりの皮肉か、嫌味か。呼ばれた役職名が心に棘となって刺さる。 大げさに胸を押さえるポーズ]
う……うぐぅ。 でも男の子はこんなことじゃぁ泣かないよぉ。
これ作ってたら、朝までかかっちゃった。
[傍らのアルバムをぽんぽん、と叩く。]
(121) 2013/03/05(Tue) 23時頃
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/* 描くのは京極先生の卒業でいいかな。
(-14) 2013/03/05(Tue) 23時頃
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―教室―
[幹久を見送って、自席へ] [前の席の横瀬はいない] [斜め前の映は就寝中で] [南雲の登場とかけられた言葉に、少しだけ眉を歪めた]
…ダメだなー。 もう一生飛べねーのかも…
[独り言のように呟いて] [二人だけの事情のように話す映と南雲をちらりと見遣ってから窓の外に視線を飛ばした]
2013/03/05(Tue) 23時頃
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――教室――
[幹久を見送って、自席へ] [前の席の横瀬はいない] [斜め前の映は就寝中で] [南雲の登場とかけられた言葉に、少しだけ眉を歪めた]
…ダメだなー。 もう一生飛べねーのかも…
[独り言のように呟いて] [二人だけの事情のように話す映と南雲をちらりと見遣ってから窓の外に視線を飛ばした]
(122) 2013/03/05(Tue) 23時頃
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[このままここで抗っていれば] [いつか] [いつか] [足が治って]
…いやいやいや、俺、足ぴんぴんしてんじゃん?
[ひとりで練習する] [飛ぶときはいつもひとり] [一番空に近い高校生、そう称した雑誌の取材はもう1年も前]
(123) 2013/03/05(Tue) 23時頃
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[届かないのか。 焦りで、焦げ付くようだ。]
横瀬……横瀬、早まるなよ。
[自分でも、何を言っているのかわかっていない。 真剣にキャンパスに向かい合う横瀬を見て、舌打ちを堪え。]
っくそ、 いいか! 最後なんて、勝手に決めるなよ!
[叫び、美術室を飛び出した。 教室へ?どこへ。 誰かに、と。]
(124) 2013/03/05(Tue) 23時頃
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[その後、部室で奏ともう少し喋っただろう。
そして寮へと帰ってから眠り。 起きると、いつものように教室ではなく部室棟へと向かうのだった。]
(125) 2013/03/05(Tue) 23時頃
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若林と会える気が全くしない。
(-15) 2013/03/05(Tue) 23時頃
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──部室棟──
若林!楽市!いるか!!
[ノック直後に叩き開ける。 >>125見つけたクラスメイトには、切羽詰まった俺の顔がよく見えたろう。]
横瀬が……横瀬が、変なこと言ってるんだ。 なんつーのか……最後の絵、とか、言ってて……
なんか、嫌な予感がして……!
俺が言っても、意味ないみたいで、 っ なんとか言ってやってくれ!
[何を言えばいいのか、この不安はなんなのか。 わからなくて、じれったかった。]
(126) 2013/03/05(Tue) 23時頃
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[がら空きの教室を見る] [がら空きのグラウンドを見る] [がら空きの心を見る]
(127) 2013/03/05(Tue) 23時頃
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[「執着」はひとつに終着する] [即ち、「他はどうでもいい」]
(128) 2013/03/05(Tue) 23時頃
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― 部室棟 ―
[駆け込んできた幹久君に、この前と同じ様にペットボトルを渡して。 彼の言葉には期待に添えるか分からないけれど、と言いながら。]
絵を見に行く約束をしていたからね。 あたしは会ってくるわ。
奏はどうする?
[ついてくるでも来ないでも、どちらでも構わないと言う様子だった。]
(129) 2013/03/05(Tue) 23時半頃
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[――――と。 もうひとり、教室にいた土浦がなにやら難しい顔をしていることに気づいて、声を投げた]
………ジュンジュン?
どぉしたのぉ。
[のほほんとした中に心配の色を混ぜながら。]
(130) 2013/03/05(Tue) 23時半頃
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― 美術室 ―
志穂ちゃん、入るよー?
[そう言って、中へと入っていく。 奏と幹久は一緒に来たかそれとも自分一人だったかは分からないけれど。]
この前約束したじゃない。 今度はあたしが絵を見に来るってさ。
[普段と変わらない口調。 それはやはり、昨日奏と話していたからだろう。]
(131) 2013/03/05(Tue) 23時半頃
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[ペットボトルを見て、自分がのどが渇いていた事に気づいた。 礼を言って、一気に半分を飲み干す。]
…… っは……。 楽市、は。
[どうするだろう。 昨日、京極先生が見当たらなかったときも、彼女は取り乱した様子も驚いた様子もなかった、ような。]
頼む。 横瀬を、止めてくれ……
[言う幹久は、若林とともに美術室に向かうつもりはない。 不安げに楽市を見て、走って乱れた息を繰り返していた。*]
(132) 2013/03/05(Tue) 23時半頃
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|
ほとんどよくない。うむ、それにしよう。 りとる、ぐっもーにん。 [こくこく、頷いた。 赤目は泣きはらしたままだけど、少しずつ調子が戻ってきた。]
……アルバム、作ってたのかい。 どうしても、作ってるのかい。 [ぽんぽん叩かれたそれは、少し悲しげに見下ろしつつ。]
(133) 2013/03/05(Tue) 23時半頃
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|
つっちーは、あれだ。 イカロスだよ、イカロス。 [なんだか、高くまで飛んだけど失敗しちゃう人の話。 のほほん心配してる様子には、そんな言葉を付け加えながら。]
一生飛べないだとか、そんな弱音言ってると。 もうコロッケうどんを奢ってはやらないんだぞ。 [今までだって一度も奢ったことはないけど。]
(134) 2013/03/05(Tue) 23時半頃
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[入ってきた若林と楽市もいただろうか。 ちらりと視線を向け。 またキャンバスへと戻して。]
いらっしゃい。 今描いてる絵はまだ、誰にも見せたくないから。 そっちにあるのなんでも見ていいよ。
[壁の方には今までに描いた絵が立掛けてあるし。 棚にも沢山収められている。 そのどれもが風景画で、学校の周辺を描いたものだ。]
(135) 2013/03/06(Wed) 00時頃
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[暫く経って漸く自分が呼ばれていると気づき、きょとんとした顔で何度も瞬きをした]
ん? あれ?俺いま何考えてたっけ?
(136) 2013/03/06(Wed) 00時頃
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[南雲の悲しげな眼差しの先を、映は困ったように笑みながら見ている。 そうして少しの沈黙が過ぎた後]
………。 ユーリリリリリンは、アルバム見たくないんだよねぇ。 どうしても。
[ぽつりと小さく呟いた。 山の中からひとつのアルバムを引き抜く。 南雲悠里のために作った一冊。 どうしても、最後の一枚だけが納得いかなくて埋まらないアルバム]
(137) 2013/03/06(Wed) 00時頃
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まだ……って事は。 完成したら見ても構わないの?
[そう聞きながら、珍しそうに絵を見て回る。 ただ、どれも似たような絵だったので。
つい、それを口にして。]
志穂ちゃんはさ、学校が好きなの? 学校の絵とその周りの絵ばっかりこんなに書いてるんのだものね。
(138) 2013/03/06(Wed) 00時頃
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あれだ、みっきーのオカズの傾向?
寮で教えてくれるっ…とは言ってないか。
[南雲の例えには首を傾げて]
怒ったメロス? あと、今日の昼は南雲の奢り? ラッキー!
[両手をオワタの形に広げて掲げた]
(139) 2013/03/06(Wed) 00時頃
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ずっと考えてたんだよぉ。
こんなもの、本当に必要なのかって。 俺はただ、自分がそうしたかっただけで――…… きっと俺のエゴを押し付けようとしていたんだねぇ。
[そう言って、映は微笑み続ける]
いらないもの押し付けても大きなお世話、だもんねぇ。 うん。そうだね。
こんなもの、捨ててしまおうか。
(140) 2013/03/06(Wed) 00時頃
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/* あきらのところに駆けつけたい。 消える前にあいたい。
でも欲張り過ぎであるのでもごもご
(-16) 2013/03/06(Wed) 00時頃
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戸次くんに見せるって約束したから、その後ならいいよ。
[一方的な約束だけど。
キャンバスの上を筆が滑り、色が次々と加えられていく。 楽しかった思い出を絵に。 今までこういったものを描いた事はない。]
…好き、そうだね好きなんだと思う。 でもね、それは学校しか私にはないと思ってたから。 全部忘れようとして、狭い世界に閉じこもっていたから。 だからそればっかり。
[学校の外には色々とあるはずなのに、外へと出た事はない。 ここが全てだったから、絵もそれだけになって。]
(141) 2013/03/06(Wed) 00時頃
|
|
やっとね、違う絵が描けそうなの。 だからこれを最後にして。
[ちらりと若林へと視線を向ける。 彼女がどんな顔で自分の描いたものを見ているのか気になったから。]
ここから出て行くつもり。
[そう言うと、笑った。]
(142) 2013/03/06(Wed) 00時頃
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|
[土浦が両手を上げて楽しそうにしている姿を見れば、その笑顔はさらに悲しげに歪められる。]
ずっと―――…… 気づかないで、ここに、
[そんな幸せは、きっとある。 それが彼らの望みなら、 映には自分のわがままでそれを奪う権利はきっと無いのだ]
(143) 2013/03/06(Wed) 00時頃
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横瀬は、また絵を描く作業に戻った**
2013/03/06(Wed) 00時半頃
美術部 横瀬は、メモを貼った。
2013/03/06(Wed) 00時半頃
|
うう、ん。見たくない、じゃない。 見たい、けど。だけど…… [卒業をしたくない、から、欲しいとはいえない。 それは卒業する人のための、アルバムだ。]
ねえ、映くん。 卒業は――
[聞こうとしていたこと。 ようやく、口に出たところで、映の言動にそれが止まった。]
(144) 2013/03/06(Wed) 00時半頃
|
|
! だめだ、捨ててしまったらだめだ。 それは……必要なんだ。大事だ。私も写っているんだろう、みんなも、写っているんだろう。 それはだめだ。それを捨てるだなんて、とんでもないんだ。
[アルバムを引き抜くまでは、何をしようとしているのだろうとしか思わなかったけれど。 捨てるなんて、だめだ。それは自分が、みんなといた、記録なんだ。 それは、自分にとって何よりも大事な記録。]
(145) 2013/03/06(Wed) 00時半頃
|
|
[広がる両手は、ふるふる首を横に振って否定した。]
誰が今日奢るなんて。 出世祝いのため、なんだから、飛べてから奢るんだ。 [という名目で、奢りを回避しようとしているが。 もし――もし、だけれど。 奢ってくれたら卒業しない、なんて言われたら、コロッケうどんの一杯や二杯、簡単に奢ってしまうかもしれない。]
(146) 2013/03/06(Wed) 00時半頃
|
|
― 翌朝 ―
[未だ開けきれぬ夜と朝の間を別つように、 着信を伝える携帯]
………………。
[死を自覚してから、夜に眠ることはなくなっていたから。 無言でそのまま携帯を手に取り、液晶画面に映る文字を見る]
(147) 2013/03/06(Wed) 01時半頃
|
|
どうなんだろうな。 そうだと言われれば、そうなのかもしれない。
[苦く笑って、 片手で器用に返事を打ちこんでいく。
答えなんてなかった、けれど。 放っておくことはできなかったから―――]
(148) 2013/03/06(Wed) 01時半頃
|
|
[ 本文:エゴだとしても、
望みは、願いは変わらないよ ]
(*2) 2013/03/06(Wed) 01時半頃
|
|
[きっと何の慰めにもならない言葉だ。 判っていてそう書いた自分の意地悪さに、苦笑する]
…………もうすぐ夜が明ける。 次の準備、しないとな。
[白々とし始める窓の外を見ながら呟いて。 朝が来るのを待つ。
誰かがまた、旅立つ朝を―――]
(149) 2013/03/06(Wed) 01時半頃
|
|
― 軽音同好会部室 ―
[血相を変えて飛び込んでくるミッキーにきょとんとした顔で出迎えた]
あ? いるけど、どうしたよ。
[要領を得ないみっきーの言葉に、若林の方をちらりと見る。 なにやら約束があると美術室へ向かう若林を見送りながら、 水を飲むみっきーに再度向き直り]
止めるって、なんで?
[乱れた呼吸を整えようとするみっきーへ紡ぐのは、 冷淡ともいえる言葉だった**]
(150) 2013/03/06(Wed) 01時半頃
|
|
幹久君の後ね、了解。
[学校しかないと思っていたと言う言葉は自分にも響くものだった。 何で、軽音同好会が学内でしか動かないのか。
ライブハウスでも、路上でも。 何でもあったはずなのに。]
……あたしも似たようなもんかな。 此処しかないとそう思ってたから。
(151) 2013/03/06(Wed) 07時頃
|
|
そっか。
……宮子ちゃんみたいに、此処から“卒業”するんだね。
[全部を理解できたわけじゃない。 それでも、昨日奏と話してある程度はわかった気がするのだった。]
描き終わったら、また見せてもらいに来ようかな。
[その表情は普段と変わらない。 ……少しだけ、自分の心残りが見つからない事への寂しさはあったけれど。]
(152) 2013/03/06(Wed) 07時頃
|
|
[>>150楽市に、驚いた表情を向け]
だって、このままじゃ、横瀬が…… 先生みたいに、どこかに……っ
[最後まで言ったら本当になりそうで、言えなかった。 息を吐いて、吸って、壁に身体を預ける。]
変なこと言ってるのは、わかってるよ。 けど、横瀬も変なんだ。 何か、決めたみたいな……
………………な。 楽市は、なんでそんなに……落ち着いてんの。
昨日、見てたろ? なのに……
[卒業した、と映が言っていた。 楽市も何か、知っているのかと、見据える。**]
(153) 2013/03/06(Wed) 08時半頃
|
|
[手に持ったアルバムを窓から投げ捨ててしまおうかと思った。 けれどその行動は南雲の声で止められる]
必要? ………大事?
いらないのに?
[南雲の言うことの意味が、映にはよく分からない。 いつもの笑みも浮かべることできず、何度かぱちぱちと瞬いた後]
………。 ユーリ、さっき何か聞こうとしてたねぇ。 なぁに?
[話を逸らすように目をそらした。 アルバムを持った手は、まだ宙に浮いたまま。]
(154) 2013/03/06(Wed) 08時半頃
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|
― 明け方 ―
[ベッドに寝そべったまま。 間を置かずして震える携帯に苦笑浮かべながら、腕を高く持ち上げて画面を覗いた]
―――……。
[その腕は力なく、はたりと落ちる]
(*3) 2013/03/06(Wed) 09時頃
|
|
[――男の子はこんなことでは泣かない。
ベッドの上堅く眼をつぶって、唇を引き絞る。そのまま暫く動かずにいた。
しんと静かな明け方の寮。 瞼の裏の暗闇に、観える色はなにもない]
(*4) 2013/03/06(Wed) 09時頃
|
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[見据える眸を正面から受け止める。 若林には昨日説明した。 ならば、こいつにも教えるべきだろう。
卒業はもう始まっているのだから]
…………私が落ち着いている様に見えるのなら、 それは違う。 私は知っているだけさ。 本当の事を。
[言いながら、相棒を手に取った。 手慰みのように弦を弾く]
先生はさ、漸く自分の心残りを遂げて、 旅立って行ったんだよ。 横瀬も、きっとそう。 彼女の中の何かを見つけて、それを為そうとしてる。
(155) 2013/03/06(Wed) 09時頃
|
|
[皆の卒業を望むのは自分のエゴだ。 生きている間には伝えられなかったものを、どうしても伝えたくて。 わがままに付き合わせている。
それでも。 それが自分の叶えたい望みで、願いで、皆にもそれぞれ同じように望みがあるのなら―――。]
(*5) 2013/03/06(Wed) 09時頃
|
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[本文:
ありがとう。 カナデちゃんにも卒アル、渡したいから受け取ってね。]
(*6) 2013/03/06(Wed) 09時頃
|
|
それを止めることを、私は許さない。
[音が、止まる]
なあ、みっきー。 きみは、何をそんなに焦っているんだい?
[見透かす、眸。 みっきーの心の中を探る様に見詰めて]
きみは、何をそんなに恐れているんだい?
(156) 2013/03/06(Wed) 09時頃
|
|
飛べたら、か…
[答える声は沈む] [底無し沼にはまってしまった、ような]
…映は。 捨てるために作ったのか?それ… 俺は。 頑張る事に無駄なんてないって思うよ。
[映と南雲の攻防は、見ているだけ**]
(157) 2013/03/06(Wed) 09時半頃
|
|
本当の事って、なんなんだよ…… 旅立ったって、どこに!
[わかった風な物言いが癪に障る。]
恐れてる……? 担任が、クラスメイトがいなくなろうとしてるのに、平然としてる方がおかしいだろ?!
駄目なんだよ、いなくなるのはあっという間なんだ。 もう嫌なんだよ、知らないまま喪って後悔するのは!!
[叫んで、ハッとした。]
(158) 2013/03/06(Wed) 12時半頃
|
|
……ごめん。 俺、何言ってんだろ…… 八つ当たり、だよな……
[少しずつ、思い出している。 後悔の念で息苦しい。
俯き、沈黙した。]
(159) 2013/03/06(Wed) 12時半頃
|
|
いいんだ。 全部吐き出しちまえよ。
ミッキーが怖がってること、 忘れてること、 本当に願うこと、全部、さあ。
[俯く相手へ、追いうちのように言葉をかける]
(160) 2013/03/06(Wed) 13時頃
|
|
いなくなるのは、あっという間だから。 知らなければ、また喪ってしまうから。
[そっと、みっきーの頭を撫でる様に手を伸ばし]
…………後悔しないために。 君は、思い出さなきゃいけない。
君の、最後の望みを。
(161) 2013/03/06(Wed) 13時頃
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戸次(B)は、苦しげに唇を噛んだ。**
2013/03/06(Wed) 13時頃
|
[カーテンが揺れていた。窓が開いていたってことだ、間一髪。 はあ、とため息ついて、無事に安堵した。まだ手が宙にあるけど、とりあえずは無事だ。]
私は、卒業"したくない"から、今はいらないけど。 でも、卒業するときには見せてくれるって言ったろう。 それにはみんなが写ってるんだろう。みんながそこにいるんだろう。 もし万が一"卒業する"ときにそれが渡されなかったら、私は――
(162) 2013/03/06(Wed) 13時頃
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|
[また、ひとりになってしまう。]
(163) 2013/03/06(Wed) 13時半頃
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[また、だなんて、今までひとりになったことがないくせに。 なったことがないから恐怖するのか、それとも少し前から感じている違和感の正体がこれなのか、積極的には考えないようにしているけど。 映に質問の先を問われて、くっと言葉に詰まる。]
……その、センセは、卒業したんだろう。 みんな、少しずつ、卒業するんだろう。 それは、ええと……みんな、望んで卒業したのかい。 嫌々だとか、無理やり宮子センセは卒業させられたんじゃ、ないのかい。
[ずっと、引っかかっていた。 実はこんなにも卒業したくないのは自分だけで、周りはみんな卒業を望んでいたら。 それなら、ほんとは笑って送り返してやるべきなんじゃないかって。]
(164) 2013/03/06(Wed) 13時半頃
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文芸部 南雲は、メモを貼った。
2013/03/06(Wed) 13時半頃
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……なーんてね。
[張り詰めていた空気を解きほぐすように、 冗談めかして笑う]
誰も無理強いはしない。 卒業するもしないも、本人の自由なのさ。
私はそれを、手伝うだけ。
[――――――じゃらん。
相棒をかき鳴らせば、再び、世界に音が戻る]
(165) 2013/03/06(Wed) 14時頃
|
|
怖がることなんて何もないんだよ、みっきー。 あの時、宮子ちゃんは悲しい顔をしていたかい?
[唇をかむ同級生へ、優しく言葉を重ねて]
君も何時か、判る時が来るよ。 だから心配ない。心配ないよ、みっきー。
[最後はまるで小さな子供を相手するように、 優しく*微笑んだ*]
(166) 2013/03/06(Wed) 14時頃
|
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[ 本文:ああ、楽しみにしてる。 やらないと言っても、奪いにいくから。 ]
[ぽちぽちと返事を返せば、 窓の外はいつしか朝焼けから、 真っ青なセレストブルーへと姿を変えていた。
さすがに相棒をこんな時間からかき鳴らすのはハタ迷惑だから、 空の青さを謳う曲を小声で口ずさむ]
(*7) 2013/03/06(Wed) 14時半頃
|
|
―――――……この空が呑み込んだ 全てをいつかは 愛せると 雲の波 青と 青を継いで 行けたら 叶うから
[届くはずもない、けれど。 それが自己満足だと言われようと、私は歌う。 彼のためだけに。
ああ、願わくば。 彼が旅立つ時は、その顔に笑顔があればいい。
そう願いながら―――**]
(*8) 2013/03/06(Wed) 14時半頃
|
|
[筆は休まず動いて。 でも若林の言葉もちゃんと聞こえてる。]
若林さんも同じ? きっと皆同じなのかな。
[ここしかないと思っていた。 とても居心地がよくて、幸せな空間。]
私ね、若林さんの音楽好きだよ。 だからここに来られたのよかったと思ってるの。
[色々と遠回りをしたけど。 ここに来られて、皆と会えた事は無駄ではなかったと微笑んだ。]
(167) 2013/03/06(Wed) 20時頃
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[卒業という言葉(>>152)には筆が止まって。 若林の方へと顔を向ける。]
…卒業、そっか学校だもんね。 消えるんじゃなくて卒業か…。
[卒業は旅立ちの言葉。 別れもあるけど、新たな出会いと再会を予感させる、そんな言葉。]
うん、出来上がったら見てくれると嬉しい。
[作業を再開する。 その後ぽつぽつと若林と会話をしただろうか。 彼女が出て行くのなら引き止めはしない。 自分は部屋から出る事はなく、作業に没頭していた。]
(168) 2013/03/06(Wed) 20時頃
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美術部 横瀬は、メモを貼った。
2013/03/06(Wed) 20時頃
|
ユーリ―――。
[わたしは、 の 続きは?>>162
問いかけようとして、でも問わない。 それに彼女が「気付くべきタイミング」がきっとある。 その代わりとは言わないけれど、問いかけられた質問>>164に微笑み浮かべた]
……違うよぉ。 みゃーこセンセはねぇ、 いままで卒業したみんなもねぇ、
「生きてきた意味」を見つけたから卒業したんだよぉ。
(169) 2013/03/06(Wed) 21時頃
|
|
ユーリにもあるよぉ。 生きてきた意味。 叶えたい望み。……願い。
思い出したら苦しいかもしれない。 でも、思い出したらうれしいこともいっぱいあるんだよぉ。
だって……最後にみゃーこセンセが流してたのは、うれし涙でしょ?
(170) 2013/03/06(Wed) 21時頃
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……ごめんねぇ。 でも、これ、ユーリに渡しておくねぇ。
[手に持ったままのアルバムを南雲に向けて差し出した。 南雲にとっての大きなお世話ではないと、彼女自身が教えてくれたから。 たとえこれが映のエゴであっても、 「望みは、願いは変わらない」]
万が一の確率でいいよぉ。 卒業したいって思ったら開いてね。
卒業するって、言わなくてもいいよぉ。 でも、絶対に卒業しないなんて、言わないで。
(171) 2013/03/06(Wed) 21時頃
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|
[南雲はそれを受け取ったか、否か。 今度は土浦の方を向く>>157]
うん、その通りだよねぇ。 ――きっと、無駄なんて無いんだ。 ありがとう。
………あのね。
たとえ頑張って頑張って頑張っても越えられない壁があったとしても、 それでも頑張っていればあたらしい道が見えてくる。 そういうものだと、俺、思うよぉ。
[死んでしまったという事実は覆せない。 けれどその中で京極は道を見出して卒業して行った。 そんな道を見つけてほしいと、願っている]
(172) 2013/03/06(Wed) 21時頃
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|
[山からアルバムをひとつ引き抜いた]
ジュンにもこれ渡しておくねぇ。 フライハーイ!の写真がいっぱいになったよぉ。
まだ、跳べたところを撮れてはないけれど―――………
[地を蹴って駆ける音。 バーの落ちる音。 それすらも映にはセレストブルーに見えたから、 自信を持ってアルバムを差し出した。]
(173) 2013/03/06(Wed) 21時頃
|
|
ごめんねぇ。
でも、ありがとねぇ。
[南雲と土浦に向けて、少し困ったように笑みかける。 本当はこんなに慌てずに、ひとりひとり卒業するときに渡せばよかったのだ。 けれど、皆の心に桜の芽吹きがあるのだとしたら、 渡すべきタイミングはきっと、いま。]
………俺、みんなのところに行ってくるねぇ!
[それだけ言って、 映はアルバム抱え、教室を飛び出した]
(174) 2013/03/06(Wed) 21時半頃
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──後悔の記憶──
戸次幹久には、弟がいた。 戸次彰久(あきひさ)という彼は、一卵性双生児だった。
顔も身体もそっくりだった二人はしかし、 要領の良さという一点で、明確に違う人間だった。 弟の彰久が何事もそつなくこなす一方で、 兄の幹久の努力は空回りしがちだった。
それが弟のせいではないとわかっていても、感情はどうにもならない。 弟が遊びに夢中になるほど、自分に真面目であるよう課した。 弟からの誘いも断るようになり、二人の間には溝ができていった。
知っていた。 弟は悪くない。 それでも、幹久も子どもだった。
(175) 2013/03/06(Wed) 21時半頃
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彰久が幹久の眼前で死亡したのは、不幸な事故だった。 雪の日のスリップ事故で、運転手も軽傷。 打ちどころの悪かった彰久だけが、亡くなった。
自分の死に顔を目の当たりにしたとまで思った彼が本当に打ちのめされたのは その後、弟の遺品を整理していた時だった。
弟の日記が、見つかった。 申し訳ないと思いながら、弟のことが知りたかった彼は、それを読んだ。
兄の葛藤を知り、対抗意識から目を逸らさせようと、 数々の気遣いや努力をしていたことを、知った。 昔のように仲良くするにはどうしたらいいか、悩んでいたことも。 日記を読むまで、気づくことはできなかった。
(176) 2013/03/06(Wed) 21時半頃
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それから、ずっと心に蟠っていた。
小さく、しかし忘れることのできない願いは──────…*
(177) 2013/03/06(Wed) 21時半頃
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/* 村が立つ前に考えてたものが進行に連れてグルングルン変わってまとまらねえのなんのって
(-17) 2013/03/06(Wed) 21時半頃
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― →部室棟 ―
[一晩中アルバムを作って、いつの間にか迎えていた明け方。 夢とも現ともつかない景色を見た。
辺り一面を咲き誇って埋める、満開の桜。 春の風が花びらを高く高く―――セレストブルーの空、雲の向こうへと舞い上げていく。
高い雲を割って、はるか空の彼方へと]
(178) 2013/03/06(Wed) 21時半頃
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──部室棟──
最後の、望み……
[>>161楽市は、逃げ場を残さないかのように迫ってくる。 もやが晴れていくように思い出すものは、どれも、痛い。 頭に触れる手さえ、振り払ってしまいたいほど。]
──────っ……
[それを口にするには、まだ「願い」は形を成していない。]
(179) 2013/03/06(Wed) 21時半頃
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[>>165空気が霧散する笑顔。]
卒業……映も、そう言ってた……
[先生が消えた時。]
……笑ってた。 泣いてたけど……それでも、笑ってた。
なあ。 卒業って、なんなんだ……?
[顔を上げ、楽市を見て問う。 知らなければいけないと焦る幹久へ、楽市は知ることを話してくれた。]
(180) 2013/03/06(Wed) 22時頃
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― →美術室 ―
[いつもの調子で美術室へと顔を突っ込むと、目的の人物の姿のほかに、姿がもう一つ。 若林にひそひそ声で囁きかける]
ユキザムライ、 今日はシホフィーヌのところにいたんだねぇ。
こんにちは、卒業アルバム制作委員会だよぉ。
[そう言ってにこっと微笑みかけた。]
(181) 2013/03/06(Wed) 22時頃
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[見れば、横瀬は絵に集中している様子。>>168 気づかれないようにそうっとそうっと、腕に抱えた山の中からアルバムを引き抜く。薄青の空に桜の枝が一輪、そんな表紙の二冊を若林に差し出した]
シホフィーヌの近くにこれを置いておいて欲しいんだよぉ。
[横瀬のためにまとめたアルバムには、絵を描く横顔、授業中のどこか遠くを見ている姿、幹久とのあれやこれやまで収められている。 そうしてもう一冊を若林に]
それでねぇ、これはね、 ユキザムライの卒業アルバムだよぉ。 制服姿探すの大変だったんだからねぇ。
[なにせ膨大な量のテープである。 くすくすと楽しそうに笑った]
(182) 2013/03/06(Wed) 22時頃
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生きてきた、意味…… [その概念は、今の私には難しすぎる。 生きてきた意味があったなら、私はこんな所になんていな
……あれ?]
私がここにいるのは、生きてきた意味を見つけるためなのかい。 みんな、探しているのかい。 [学校に、卒業するために通うのか、と言ったら、それはそれで違う気がするけれど。 見つけたら卒業なのだというなら、それが目的なんだろう。]
(183) 2013/03/06(Wed) 22時頃
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センセは見つかって、嬉しかったのかい。 センセの生きてきた意味って、何なんだろうね。 みんなで、どうしてもカレーを食べたかったの、かなあ。
[最後の方は、どんどん独り言になっていった。 ぐるぐる回る思考の渦の中で、上の空のままアルバムを受け取ったけれど、それでもしっかり胸に抱き込んだ。 まだ、開かない。開けない。 卒業しないなんて言わないで、には、ほんのかすかな頷きだけ返した。]
(184) 2013/03/06(Wed) 22時頃
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[映がアルバム持って駆け出していったあとも、ずっと自分のアルバムは抱きかかえたまま。 生きてきた意味、を、探していた。 宮子センセの人とカレーを食べるために生きてきた人生、というのは、語るも辛く非常にスパイシーな話だと思う。 じゃあ、自分は。あんな道に、生きてきた意味なんて、あるの。
ぐずぐず沈んでいく思考の中に、"捨ててきた"人生の欠片がまた拾い戻され始めていた。]
(185) 2013/03/06(Wed) 22時頃
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[絵に没頭する横瀬の後姿を真剣な眼差しで見つめる。
何を描いているのか、この位置からでは分からない。 けれど彼女がこの静かな美術部室で 筆を乗せる度、パレットを傾ける度、制服と髪を揺らす度、 ふわふわ、きらきら。――薄青の光の粒が散っているのが見えて]
………素敵、だねぇ。
[その姿を眼に映し、焼き付けて嬉しそうに笑んだ。]
(186) 2013/03/06(Wed) 22時頃
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俺達が、死者だって……? みんな……俺も、お前も、そうだっていうのか。
[京極先生が言っていた、そのとおりなのか。 やり残したこと、死に切れないほどに願っていること。 そんな、弟がいなければどうにも成らないことでも、望んでいるのだろうか。]
お前も、何かやり残したことが……って?
[楽市を見るが、その表情から察するような繊細な感性なんて持ち合わせていない。]
(187) 2013/03/06(Wed) 22時頃
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戸次(A)は、静かに美術部室を辞す。
2013/03/06(Wed) 22時頃
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横瀬のやりたいことが、……言っていた、通りなら。 俺が、背中を押すことになるんだな。
[最後の絵を、見せたいと。 彼女も、笑顔で。]
……頭、冷やしてくる。
[考え事は得意じゃない。 昨夜から、似合わないのに悩みすぎた、と。
壁から身を起こし、廊下へと。]
(188) 2013/03/06(Wed) 22時頃
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― 部室棟・廊下 ―
[手元に残すアルバムはあと2冊。
楽市の場所は分かる。あそこか、きっとあそこだ。 けれどもう一人、自分と同じ顔をしたクラスメイトは―――
―――と、思いながら、 軽音同好会室へと向かっていれば]
……ミキヒサ。
[見つからないかもしれない、と思った相手が廊下の向こうから歩いてきたから>>188、目を一つ瞬かせて驚いた。]
(189) 2013/03/06(Wed) 22時頃
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越えられない壁、ね…。
[現実に抗う少年にはまだ、「頑張っても越えられない」死という壁の存在が見えていない] [ただ、額面通り、「高校記録」だと思っている]
いいこと言うなーさっすが天才!
[そして、山から1冊が抜き出されるのを、見た]
(190) 2013/03/06(Wed) 22時頃
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/* ミキトゥィィーは必ず教室に戻ってくるってゆってたから教室にいるのが一番確実だと思うんですよ
(-18) 2013/03/06(Wed) 22時頃
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くっそ完成までに飛べてたらなー。
[苦々しく呟いて、それでも礼を言って受け取る] [失敗した姿に直面する勇気はまだない]
[「気づいた」のは、映が出ていくのと、同時]
(191) 2013/03/06(Wed) 22時頃
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[真っ白だったキャンバスは鮮やかに色付いて。 描こうとした光景が姿を現して。
また誰かが来たけど、絵に集中していたし相手も気配を抑えていたから。 気づかなくて、でも静かな部室内は潜めた声でも響く。 今室内にいるのは若林と映らしい。]
…ありがとう。
[映の残した言葉(>>186)にお礼を呟いて。 若林も出て行ったなら、部屋の中には一人。]
(192) 2013/03/06(Wed) 22時頃
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/* しかし地味に呼び名がユーリになってしまっているのが悔しい ユリリーヌとお呼びよ!!(ぷんすかぷん)
ゆーりって打ち込んだら推測変換1位に油淋鶏出てきて急速におなかすいた
(-19) 2013/03/06(Wed) 22時頃
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美術部 横瀬は、メモを貼った。
2013/03/06(Wed) 22時頃
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ちょ、ま、お前、いまっっ…
[ドアは閉じられる] [彼が、どんな顔で自分を始めて「ジュン」と呼んだのか――見る事は叶わない、まま]
2013/03/06(Wed) 22時頃
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ちょ、ま、お前、いまっっ…
[ドアは閉じられる] [彼が、どんな顔で自分を初めて「ジュン」と呼んだのか――見る事は叶わない、まま]
(193) 2013/03/06(Wed) 22時頃
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― 部室棟・廊下 ―
っ「アキ」、 …………違う、 映……
[過去をぐるぐると考えていたから、>>189出会った顔が記憶に重なる。 違う。彼は此処には、いない。 彼はこんな呼び方は、しない。]
どう、したよ。 ちゃんと呼んでくれるなんて、珍しいじゃないか。 手に持ってんのはなんだ?
[変に動揺しそうなのを、こっそり太ももをつねって叱咤する。]
(194) 2013/03/06(Wed) 22時頃
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生きてきた意味? そんなん…
「飛ぶため」に決まってんじゃん…
[単純明快な話] [では何故自分はここにいて] [他の陸上部員とともにいないのか] [気づけば南雲同様に、開けないアルバムを抱き締めていた]
(195) 2013/03/06(Wed) 22時半頃
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飛ぶために、つっちーは生きてきたのかい。 そうしたら……飛べたら、卒業してしまうのか?
[おんなじようにアルバムを抱えていた土浦に、ぼんやりと声をかける。 生きる意味を持っている人は、少しだけ羨ましかった。]
(196) 2013/03/06(Wed) 22時半頃
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[なにか混乱している様子の幹久を、映はまるっきりいつもの笑顔で微笑みながら見た。 ちゃんと呼んでくれるなんて、と言われれば、んー?と首かしげて]
やっぱりミキトゥイィーの方が良かったかなぁ。 それともミキマウス?ミッキーハウス?パリスミキティー?
それとも単純に、 ……… 「ミキ」 とか。
[冗談めかしてくすりと笑った]
(197) 2013/03/06(Wed) 22時半頃
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[どれであっても幹久は幹久だ。と映は思う。 だからこだわるつもりはないけれど、幹久はどんな反応をするだろうか。 二人の間に空いている距離を一歩一歩詰める。 話をするには少し遠い、けれど手を伸ばせば届きそうな場所に立った]
………あのねぇ。 俺、卒業アルバム制作委員なんだぁ。
――― 戸次幹久。 君に卒業アルバムを渡しに来たんだよぉ。
[一切の説明を省き、腕に持つアルバムを差し出した]
(198) 2013/03/06(Wed) 22時半頃
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/* ぞくぞくする
あきらっっっ
(-20) 2013/03/06(Wed) 22時半頃
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/* もう卒業して消えてしまうロール回していいのかな? まだ早いか。
(-21) 2013/03/06(Wed) 22時半頃
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/* 深呼吸がいる。
あきらあああああああああああああああああ!!!!!
あいたかった
(-22) 2013/03/06(Wed) 22時半頃
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…変な事ゆうんだな。 飛べたら? もっとバーを高くするだけだよ。
[手で一段高くする動作をして]
飛ぶのを卒業すんのは…そーだな、走れなくなった時?
(199) 2013/03/06(Wed) 22時半頃
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やめろ!!! それは、呼ぶな……っ!
[>>197笑い顔に返したのは、今まで出したことのない大声だった。 同じ顔に、焼きついた死に顔が重なる気がして、恐ろしくなる。
心臓がうるさい気がして、押さえつけるよう手を押し当て。 鼓動がないことに、気づいた。 本当に、死んでいるらしい。]
(200) 2013/03/06(Wed) 22時半頃
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映……? お前、なに、考えてる……?
[近づく笑顔は、いつも通り。 明確に違うのは、呼び方と。]
……楽市に、聞いた。 卒業のこと。 ……やり残したことの、話。
お前も、そのこと、知ってるんだな。 聞かせてくれよ。
お前が今望んでいることって、「何」だ?
[この違いは、これって言い表せるものじゃない。 ただ同じ顔をもつからわかるんだと、強引な理屈を思う。]
(201) 2013/03/06(Wed) 22時半頃
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[チリ、と胸に痛みが走るのを黙殺する]
…さすがにジジイになってハイジャンは無理ゲーだろうから、あと30年くらい??
[おどけてみせた] [様子が違っていく人々に抗って、ただひとり]
(202) 2013/03/06(Wed) 22時半頃
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……走れなくなった時、か。 そしたら、そうだな。私は、文字が書ける以上何か書いているかもしれないな。
30年か。 こっちは随分な歳になってもやっていられるからなあ。 [ふふ、とそんな先のことを考えて、思わず笑った。]
(203) 2013/03/06(Wed) 23時頃
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[廊下に響く大声に>>200思わず目をつぶった。 まぶたの裏はじける、暗く澱みきった闇の色。 それを受け止めるようにしばらく目を閉じて、そして開く]
……そっかぁ。
それが君の、つらかった記憶なんだねぇ。
[再び幹久に向けて笑いかけた。]
(204) 2013/03/06(Wed) 23時頃
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………あのねぇ「ミキヒサ」、 俺は、知って欲しいんだよぉ。
[問うてくるなら答えよう。 胸の内――映自身の、望みを、願いを]
酷なことかもしれないけれど、 向き合って、気づいてほしいんだ。
それでも 君たちの人生には意味があった。 それはとても美しかった って。
(205) 2013/03/06(Wed) 23時頃
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大きなお世話でごめんねぇ。百パーセント俺のエゴなんだよ。 ……でも。
君は、ほんとは望んでいるはずだよぉ。 探しているはずだよぉ。
生まれてきた意味。
君を 「ミキ」 って 呼んでくれる人のこと。
(206) 2013/03/06(Wed) 23時頃
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じゃ、あれだよ。 南雲はさ、別に卒業しなくてもいいんじゃね? そりゃいつまでもJKじゃいられねーだろーけど、そゆことじゃなくて、書くこと、をって意味な。
(207) 2013/03/06(Wed) 23時頃
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[空いた空間を、手を伸ばして詰める。 差し出したのはセレストブルー。 映がずっと憧れていた――そして、伝えたかった色]
今すぐにとは言わないよぉ。 でも、いつか向き合うそのときのために
――――受け取ってくれる?
[アルバムをぐい。と幹久の胸元に押し付けて、 そして、手を放した。]
(208) 2013/03/06(Wed) 23時頃
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[アルバムは床に落ちただろうか。 それとも―――。
それを映は知らない。 その結果を眼にするより前に、音に聞くよりも前に、 幹久が気付くよりも前に、 映は既に、廊下の向こうへと走り出していたから。
――幹久が出す答えを、映はきっと知ることはない。]
(209) 2013/03/06(Wed) 23時頃
|
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ふむ……そうだな。 卒業しなくてもいい、のか。 [けれど卒業してほしいと、映は言っていた。 でも書くことをやめることが、自分の生きている意味とは思えない。 じゃあ、それ以外に、自分は何を求めて?]
――――……っ
[もう煮詰まってきた!]
(210) 2013/03/06(Wed) 23時頃
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|
……何を、言ってる……?
[>>204それはまるで、幹久の記憶を読み取ったかのような。]
生まれてきた、意味……
[次々と語られる言葉を、繰り返すしかできない。 呆然として、あいつの事を示されて、目をそらしたくなる。
そらさないけれど。]
(211) 2013/03/06(Wed) 23時頃
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つっちー、つっちー。 コロッケうどん食べに行こう。 私はそばだが。
あれだ、考えるのは私には無理だ。 腹が減っては戦は出来ぬよ。 何のために生まれたのかを考えに考えたって、私の頭はパンにはならないんだからな。 [アルバムはしっかり抱えたまま、けれどすっくと席を立った。]
(212) 2013/03/06(Wed) 23時頃
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[>>208差し出されたものを、受けとりたくなかった。 けれど手は離れていって、落ちると思った途端、しっかりそれを抱きしめていた。]
……これが、お前がしたかったことってんなら、受け取ってやるけど……
って、映!!
[瞬間、駆け出していく。 急いでいるのか……時間が、ないのか。]
聞かせろ!!いや、首振るだけでいいから!! 此処に……この中にお前は、うつってんのか!?
[廊下で、背中へ、慌てて叫ぶ。]
(213) 2013/03/06(Wed) 23時頃
|
|
よっしゃ奢り?奢り?
[シリアスが怖いなら、馬鹿騒ぎをして追い出してしまえばいい]
温玉天トッピング追加してもいい?
[食べるには、アルバムは邪魔な筈で] [それでも少年も小脇に抱えたまま立ち上がる] [本来この時間に寮の学食が開いていない事にすら気づかない]
(214) 2013/03/06(Wed) 23時頃
|
|
行くなら挨拶の一つでもしてけばーーーーか!!!
[行き先は知らなくても、見当がついてしまった。]
(215) 2013/03/06(Wed) 23時頃
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|
[ひとり廊下を駆けていく。 後ろで幹久が叫んでいるのは耳に入ったけれど]
…………。
[映は振り返らない。 首を縦に振ることも、横に振ることもしなかった。
「映画の中にカントクは映らない」
そんな当たり前のこと、 わざわざ確認する必要なんて無かったから―――。]
(216) 2013/03/06(Wed) 23時頃
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|
[ただ。
その一瞬はじめて少しだけ、
―――惜しかったな。 と思った。]
(*9) 2013/03/06(Wed) 23時頃
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さようなら。
ごめんねぇ。
そしてまた、 どこかで会おうねぇ。
(217) 2013/03/06(Wed) 23時半頃
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|
[これが彼流の挨拶かもしれないが、そういうものを押しのけて、黙っていられなかった。 叫び、溜息をついて。]
……
[アルバムを抱いたまま、歩き始める。 このまま授業を受ける気にはなれないが、横瀬のこと、映のことを誰かに伝えなくてはいけない気がして、教室の方へ歩く。 絵を描く事にどれほど時間がかかるかわからなかったが、そうすぐではない、だろう。
やがて教室近くへつけば、食堂へ向かおうとする二人に会えるだろうか。]
(218) 2013/03/06(Wed) 23時半頃
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/* ちくしょうやっぱりかばかあああああ
(-23) 2013/03/06(Wed) 23時半頃
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[最後の彩を乗せて、筆を置いた。
そこに描かれていたのは京極先生の”卒業” 皆楽しそうに笑っている姿が鮮やかな色彩で描かれて。 じっとそれを眺めていると楽しい思い出が蘇って。 ふわりと胸が暖かくなるのを感じた。
この絵には自分がいる。 楽しかった思い出がつまっている。
ただ眺めて綺麗な彩を写したいと無感情に描いたものではなくて。 綺麗にとか、構図だとか、そんな余計な事を考えずに。 ただ感情のままに描いたもの。]
(219) 2013/03/06(Wed) 23時半頃
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|
皆が覚えていてくれるといいな。
[楽しかった事、笑いあった事。 時間を共有して過ごしてきた事。
別れは寂しいけど、覚えていればまたきっと出会えると信じて。
描いた絵はイーゼルへと立て掛けられたまま。 それに白い布をかぶせてしまう。 最初に見るのは幹久、そう約束したから。]
―――またね。
[さよならは言わない、だって卒業は別れじゃないから。 映が置いていったアルバムを手に取り。 ぱらりと中身を確認して微笑むと、その場から姿が消えた。]
(220) 2013/03/06(Wed) 23時半頃
|
|
[一陣の風が吹いて白い布が揺れる。 そこには横瀬志穂は確かに存在していたのだと示すように。 一枚の絵がひっそりと*佇んでいた*]
(221) 2013/03/06(Wed) 23時半頃
|
美術部 横瀬は、メモを貼った。
2013/03/06(Wed) 23時半頃
|
つっちー…… 南雲。 映に、会ったんだな。
[彼らの手にしている冊子を見て、己の冊子を抱く力が増した。]
美術室に、さ。 ……横瀬が、いたんだ。
渾身の一枚、描こうとしてるみたいで……
[一度、口をつぐんで]
……見に、いかないか。
[言った。 すぐに踵を返す。 ついてくる来ないは、彼らの自由だ。]
(222) 2013/03/06(Wed) 23時半頃
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|
/* ええっっっっっっっっちょ
(-24) 2013/03/06(Wed) 23時半頃
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― →屋上 ―
[階段を一段飛ばしで駆け上がっていく。 「委員会室」の隣を通り過ぎて、 屋上へと続いていく階段を駆け上がって]
………っ、 カナデちゃんっ!
[空の下へと続く、重い鉄の扉を開け放した]
(223) 2013/03/06(Wed) 23時半頃
|
|
──部室棟・美術室──
[そうっと、扉を開く。 まだ絵を描いているなら、邪魔をしないように足音を殺す。 入り込んで、耳をすませた。]
…………横瀬……?
[物音が、しない。]
(224) 2013/03/06(Wed) 23時半頃
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|
みっきー。 …うん、さっき。 みっきーも、会ったんだな。
[アルバムを、掲げて見せて]
横瀬が?
[どうする?と南雲を見た]
(225) 2013/03/06(Wed) 23時半頃
|
|
………あのね。 俺、先に行くことにしたんだぁ。
[じっと楽市の顔を見つめた。 こうやって真正面で話す機会なんて、これまで数えるほどしかなかったはずだ。 文字よりはいくらかのんびりした口調で、機嫌良さそうににこにこと笑いながら話す]
だから奪われに来たんだよぉ。 カナデちゃんの、アルバム。
(226) 2013/03/06(Wed) 23時半頃
|
|
奢りは飛べた時だって言ったはずなのだが。 まあ、今は私が誘ったから、言い出しっぺってやつで奢ってやらんこともないですよ。 [偉そうに胸を張ったが、あれ、今何時でしたっけ。]
温玉天くらいは自分で払って足せばいいじゃないか! もしくは私も追加するからその温玉天代をつっちーが払え! [だんだんわけがわからなくなってきたけど。でも、だんだんいつもの調子になってきた。]
(227) 2013/03/06(Wed) 23時半頃
|
|
休憩、してるとか? おーい。
[一心不乱に描いているなら、もう少しそういう音があってもいいはずだ。 少し気を抜いて、呼びかけながら中を歩く。
この部屋を出る前、横瀬が座っていた場所に、それが置いてあった。]
……描きかけ……?
[近寄り、覗き込む。 白い布が風に揺れる、その下は、未完成ならまだ触れてはいけない場所だ。
未完成なら。]
(228) 2013/03/06(Wed) 23時半頃
|
|
[突然の宣言を彼女はどう思うだろうか。 受け止めてくれると、信じたい。 楽しみにしていると言ってくれたから。
空に広がるのはセレストブルー。 それと同じ色のアルバムを差し出して]
(229) 2013/03/06(Wed) 23時半頃
|
|
さようなら、なんだよぉ。
カナデちゃんも、どうか綺麗な桜を咲かせてねぇ?
[にこりと笑みかけたまま、 淡い桜色の光に包まれていった――――**]
(230) 2013/03/06(Wed) 23時半頃
|
|
ミキトゥィィー、ミキトゥィィーだ。 [ああ、この人はちゃんと教室に帰ってくるんだなって、改めてまた思う。]
横瀬氏が? 美術室にいるのは、美術部だからおかしくないだろう。 [時間がおかしい、というのはこのさいどうでもよかった。 そこ突っ込むと、コロッケそばが食べられなくなる。]
渾身の、一枚。 [つまりそれは、生きていた意味を見つけちゃった的な、そんな話なんだろうか。 そうだとするなら、あまり、見たくはないけれど。 でも、最後を知らずに友人がいなくなるのも、それも嫌だ。]
つっちーが見に行くって言うなら、ついてく。 [だから、ちょっと逃げた。 判断を、こちらを見る土浦に任せてしまった。]
(231) 2013/03/06(Wed) 23時半頃
|
|
[光が消えうせた後に残るのは、
セレストブルーのアルバム。 その上に咲く、一輪の桜。
そうして桜の花びらの上に一つ落ちる、 うれし涙の*ひとしずく*]
(*10) 2013/03/06(Wed) 23時半頃
|
|
えー俺決めんのー?
[言っている内に幹久は歩き出して] [つられるように歩き出す]
そいや俺、あいつがどんな絵描くか見た事ないんだよな…
よし、コロッケうどんはその後だ、 温玉代くらい奢ってやるよ俺って太っ腹!
[70円]
(232) 2013/03/06(Wed) 23時半頃
|
|
……横瀬。 いないのか、横瀬!
[叫ぶ声に、彼女の返事はない。姿も。]
まさか──────……っ 後でいくらでも謝るから許せ!
[想像はあまりにも容易くて。 振り切るよう、絵を立てかける木枠にかかった布を剥がした。]
(233) 2013/03/07(Thu) 00時頃
|
|
横瀬 …………
[一瞬、息が止まるかと、思った。]
(234) 2013/03/07(Thu) 00時頃
|
|
よーしいったな、温玉奢りって言った!
[言質取った、言質! そのままのノリで、廊下を歩き出す。 美術部は部室棟に美術室を持っている。 教室からは、少し遠い。]
(235) 2013/03/07(Thu) 00時頃
|
|
――美術室―― [幹久の行く先を追いかけていく。美術室の場所くらい人の後をついていかなくてもわかるけれど、行く先が一緒なのだからしょうがない。 呼びかけながら中を歩いても、何の反応もない。]
なんだ、横瀬氏いないじゃないですか。
[代わりにいたのは、布の掛かったキャンバス。 誰にも見られないようにと、小さな拒絶を見せるそれに自分から触れることはない。]
(236) 2013/03/07(Thu) 00時頃
|
|
[取り乱す幹久を前に、室内には入れない] [入口から足が動かなかった] [入ってしまえば、「実感」してしまう、気がして]
(237) 2013/03/07(Thu) 00時頃
|
|
[その布を幹久が引き剥がすまでは、コロッケそばの温玉のことばかり、考えていた。
引き剥がす、までは。]
(238) 2013/03/07(Thu) 00時頃
|
|
[それは、未完成ではなかった。]
なんだよ……
描けるじゃん、人物画……
[一歩、二歩、下がる。 できてないのに見ちゃってごめん、と。 言う必要がないことが、悲しかった。]
つっちー、南雲…… 見て、みろよ。 横瀬、すげえや。
[ついてきていたらしい二人に、顔を向けずに言う。]
(239) 2013/03/07(Thu) 00時頃
|
|
[>>219担任の笑顔。並ぶクラスメイト。 そこにはちゃんと横瀬の姿もあって、映とは大違いだ、なんて思って。]
俺ら、こんなふうに見えてたんだな。
[映は映で、幹久は幹久だった。 はは、と笑う。]
感想くらい、聞いていくんだよ、な……? 見せたいっていってたもんな。
[置き去りの椅子に腰掛けて、室内を見回す。 待っていれば、勝手に見たことを彼女が咎めに来はしないかと。]
(240) 2013/03/07(Thu) 00時頃
|
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[顔を上げる] [視力は2.0の筈なのにぼやけて見えるのは何故だろう]
すげぇな。 俺、絵の良さとかわかんねーけど、すげぇ。 みんな、楽しそうだ。
[悔いのない完成図が、リミットをつきつけているようで] [呼吸が苦しい]
(241) 2013/03/07(Thu) 00時頃
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[見てみろや、だなんて、言われるまでもなし。 布の音にそちらを向いてしまって、はっきり目に焼き付けてしまった。 昨日の、あの、ひとときが。 一瞬にして蘇るくらいに、描かれていた。]
――っ、じゃあ、
[もう、いないのかい。 そう継ぐだけの勇気は、出なかった。 土浦を呼ぼうとは、思わない。 見たくない気持ちは、とてもよくわかるから。]
(242) 2013/03/07(Thu) 00時頃
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